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  1. 諫早市議会 2021-06-01
    令和3年第5回(6月)定例会(第1日目)  本文


    取得元: 諫早市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    ▼ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時 開会 ◯議長(林田直記君)[43頁]  皆さん、おはようございます。  今期定例会におきましては、例年どおり夏の省エネ対策の一環といたしまして、議場での服装はクールビズとし、議場の冷房は28度を標準とした空調管理を行うこととしておりますので御了承ください。  ただいまから、令和3年第5回諫早市議会定例会を開会いたします。  今期定例会に説明員の出席を求めましたので、報告いたします。  日程に先立ち、諸般の報告をいたします。  昨年の9月定例会におきまして、採択及び可決を行い、市当局に対し善処方をお願いしておりました令和2年請願第1号「高齢者の交通費助成を求める請願書」並びに令和2年決議案第2号「地元建設企業の健全経営の推進、人材育成、就業者の処遇改善及び働き方改革の推進に関する決議」について、その後の処理の経過及び結果の報告を市当局に対し請求しておりましたところ、本年3月閉会中に回答を得ましたので、その後の直近の定例会であります今6月定例会において配付するものでございます。  議員各位におかれましては、内容を御確認の上、今後の活動に生かしていただきたいと思います。  以上で報告を終わります。  これより、議事日程第1号により議事に入ります。  日程第1「会期決定の件」を議題といたします。  今期定例会の会期は、本日から7月15日までの21日間とし、会期中の日程につきましては、お手元に配付のとおりとすることに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 2 ◯議長(林田直記君)[43頁]  異議ありませんので、会期は本日から7月15日までの21日間と決定いたしました。  次に、日程第2「会議録署名議員の指名について」を議題といたします。  会議規則第87条により、会議録署名議員に川崎剛議員及び森多久男議員を指名いたします。  なお、会議録署名議員が欠席した際の予備署名議員大久保正博議員及び湯田清美議員を指名いたします。  次に、日程第3「令和3年度施政方針について」を議題といたします。
    3 ◯市長(大久保潔重君)登壇[43頁]  おはようございます。  本日ここに、令和3年第5回諫早市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様には御健勝にて御出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。  このたび、私は諫早市の第5代市長として、市民の皆様の御負託を頂戴し、歴代市長が連綿と礎を築いてこられた、「郷土・諫早」の輝かしい未来へ向けた新たな市政のかじ取りを担わせていただくこととなりました。  今期定例会に臨むに当たり、その責任の重大さに改めて身の引き締まる思いであり、全身全霊、市長としての職責を全うする決意を新たにしております。  議員各位におかれましては、今後の市政運営に対し、何とぞ御指導と御協力を頂き、「オール諫早」でお力添えを賜りますようお願い申し上げます。  それでは、今期定例会に提案しております令和3年度補正予算案をはじめ、議案の御審議に先立ちまして、私の市政運営に係る基本的な所信と施策の大綱を述べさせていただきます。  現在、市政におきまして最優先で取り組むべき喫緊の課題は、全国で今なお終息の兆しが見えない新型コロナウイルス感染症感染拡大防止と、近年頻発し激甚化する自然災害への対策でございます。  新型コロナウイルス感染症感染拡大防止につきましては、本市においても高齢者の方々を対象としまして、去る5月17日からトランスコスモススタジアム長崎などを会場としたワクチンの集団接種を、また、同月24日からは、市内の各医療機関において個別接種を開始しております。  また、かかりつけの医療機関が不足する地域におきましては、市のふれあい施設等を利用した巡回での集団接種を引き続き展開してまいります。  今後は、基礎疾患を有する方など国が示す優先順位に基づくものと並行し、保育士や教職員などクラスターの発生が懸念される施設の職員の方々を対象とするなど、感染予防に対し効率的で効果的なワクチンの接種手法を検討してまいります。  今後もワクチン接種を希望される全ての市民の皆様に、安心して、かつ円滑に接種していただけるよう、諫早医師会や長崎県看護協会、長崎県健康事業団など関係機関の御協力を賜りながら接種態勢の整備を進めるとともに、市民の皆様への情報提供につきましても適切に行ってまいります。  また、本市独自の緊急経済対策としまして、新生児を持つ家庭の経済的支援を目的として、本年4月2日から来年4月1日までに生まれた新生児に対し、1人当たり10万円を支給する「赤ちゃん応援給付金事業」並びに県、市及び飲食業関係団体が共同で行う第三者認証制度により認証を受けた感染防止対策を適切に実施している飲食店に対し、1店舗当たり5万円を支給する「飲食店認証制度推進事業」を実施するほか、国の補助事業により「一定の要件を満たす生活困窮世帯を対象とした自立支援金」を支給することとしまして、所要の予算案を今期定例会に提出しております。  自然災害への対策につきましては、5月10日付で発令しました人事異動におきまして、現在防災に関する事務の総括を所掌しております総務部に「危機管理担当理事」を新たに配置するなど、市の危機管理体制の充実強化に向けた第一歩を踏み出したところであります。  また、去る5月20日に施行された災害対策基本法の改正により、市町村が発令する避難情報について、「避難勧告」をなくし「避難指示」に一本化されるなど新たな基準が設けられており、市民の皆様が警戒レベルに合わせた適切な避難行動を取っていただけるよう事前の周知を確実に実施し、自治会などと連携し、感染症対策に配慮した安全な避難所運営など「災害に強いまちづくり」を推進してまいります。  昨年7月25日に市が管理する轟峡の遊歩道で発生しました法面崩壊により、2名の貴い人命が失われ、1名が重傷を負われるという大変痛ましい出来事が発生し、来月で1年を迎えます。  改めまして、お亡くなりになられました方々に心より哀悼の意を表しますとともに、被害に遭われました皆様にお見舞いを申し上げます。  市としましても、この事案を重く受け止め、二度とこのような悲しい出来事が発生しないよう、学識経験者らで構成する第三者機関「令和2年7月豪雨に伴う轟峡法面崩壊等再発防止検討委員会」に諮問させていただき、去る3月30日に御提言を頂いたところでございます。今後この提言内容を踏まえ、法面対策をはじめ施設の安全管理について適切に対策を講じてまいります。  また、将来にわたり持続可能で自立したまちづくりを行うためには、ポストコロナ時代を見据えた施策の展開が必要不可欠でございます。  発展的なスクラップ・アンド・ビルドを念頭に置きつつ、真に市民のため、諫早市のための施策を積極的に提案し、国、県、近隣自治体等の関係機関や自治会の皆様との連携を図りながら、スピード感をもって地方創生に取り組んでまいりたいと考えております。  古くから県内交通の要衝として発展した本市の強みを活かし、交流人口の拡大、産業の活性化と雇用の創出、快適で安全な住環境の整備などを推進し、「来てよし、住んでよし、育ててよし!あなたのまち・諫早!!」の実現を目指してまいります。  特に子育て支援制度の拡充は、本市のまちづくりの大きな柱として考えており、小・中学校給食費の無償化につきましては、財源をはじめとする諸課題を整理し、検討してまいりたいと考えております。  また、地域の実情を踏まえた交通弱者への対応の在り方など、地域交通対策について検討を進めるとともに、本市の定住化促進を図るため、市街化調整区域などの土地利用規制の見直しにも、関係機関と緊密な連携を図りながら果敢にチャレンジしてまいります。  国営諫早湾干拓事業につきましては、令和元年6月の最高裁判決により非開門の司法判断がなされ、今後も開門しないという国の方向性に変わりないものと考えておりますが、本市としましては、現在審理中であります他の訴訟の動向を注視するとともに、引き続き市民の安全、安心を守るため、防災・農業・漁業・環境それぞれの観点から、県や関係団体と連携し適切に対応してまいります。  九州新幹線西九州ルートにつきましては、去る4月28日、現在整備中である「武雄温泉・長崎間」の路線名称を「西九州新幹線」に決定したことがJR九州から発表されました。  この名称には「西九州を広く全国にPRし、地域全体の発展に寄与したい。そして地元の皆様から末永く愛され、親しみを持っていただきたい。」との思いが込められております。本市としましても、来年秋頃に予定されているこの西九州新幹線の開業効果を本市の地域振興に最大限活用できるよう、効果的な施策を展開してまいりたいと考えております。  現在、国土交通省と佐賀県により幅広い協議が行われている、「新鳥栖・武雄温泉間」の整備方式につきましては、この区間の対面乗換方式が長期化することなく、本市としても最善の選択肢と考える全線フル規格での整備に御理解いただけるよう、県や関係自治体と連携し国などに対し働きかけてまいります。  それでは、令和3年度の具体的な施策の大綱につきまして、第2次諫早市総合計画の施策体系に従い、御説明申し上げます。  第1 輝くひとづくり  (1)健やかなひとづくり  全国的に少子化が進行する中、本市におきましては、令和2年度から令和6年度までの第2期諫早市子ども子育て支援事業計画に基づき、家庭と地域、そして行政が一体となって、「幼児期における教育・保育」と「地域の子ども・子育て支援」を総合的に実施し、未来を担う子どもたちが健やかに成長し、保護者が喜びとゆとりを実感しながら安心して子育てができるまちづくりを推進しております。  教育・保育の量的拡充と質の改善につきましては、保育需要が高い西部区域における民間保育所の新設や学童クラブを含む保育施設の老朽化に伴う改修や建替えに要する経費に支援を行うこととしているほか、夏休み期間中においては、必要に応じて各小学校の学校施設を学童クラブに開放するなど保育環境の向上を図りたいと考えております。  また、ひとり親家庭の小・中学生に対する学習環境の充実を図るため、大学生や教員OBなどボランティアの知識と経験を活用した学習指導などの支援を実施することとしております。  妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援の推進につきましては、とりわけ育児への不安を抱える産後初期段階の産婦に対しまして、健康診査費用を助成することにより、医療機関との連携を密にし、産後うつや新生児に対する虐待予防を図るなど産後の心身のケアを充実させてまいります。  このほか、「安心して子育てができるまちづくり」のさらなる推進を図るため、現在、償還払いとしております小・中学生に係る医療費の現物給付化及び保育所等における第2子に係る保育料の負担軽減の拡充に向けた検討を早急に進めてまいりたいと考えております。  (2)こころ豊かなひとづくり  新型コロナウイルス感染症の影響で1年延期されておりました東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が、7月23日に開会式を迎えます。感染症対策にも厳重な対応が求められますが、スポーツの持つ大きな力で世界中の人々の希望となる大会となることを願っております。  本市としましても、この大会を契機とした機運の盛り上がりとともに、本市が持つ充実したスポーツ施設を活用しながら、未来のトップアスリートを育むための競技力向上はもとより、全ての市民が生涯にわたりスポーツを楽しみ、誰もが生き生きと活躍できる共生社会の実現を目指してまいります。  また、今回の大会には、本市出身のアスリートとして、体操競技の種目別鉄棒に4大会連続のメダル獲得を目指す内村航平選手の出場が内定しております。このほか、学生時代を本市で過ごし、アスリートとしての基礎を培うなど、この諫早とゆかりの深い選手が出場する競技もございます。我が国で開催されるこの記念すべき大会に、国を代表して活躍する「郷土・諫早」の選手たちを市民の皆様とともに熱く応援してまいりましょう。  諫早文化会館「(仮称)文芸・音楽ホール」につきましては、その機能や建築方法について幅広い意見を参酌しながら、真に市民が望む施設、長く市民に愛される施設づくりに向けて、発展的な検討をしてまいりたいと考えております。  第2 活力あるしごとづくり  (1)地域特性を活かした農林水産業  農業を取り巻く環境は、農業従事者の高齢化や後継者不足など様々な課題を抱えておりますが、本市では、地域の特性を活かして多様な農畜産物が生産されております。市としましては、認定農業者や新規就農者等の担い手に対する支援を継続していく必要があると考えており、農地の集積による経営規模拡大農業用機械導入による省力化や生産コストの低減、園芸ハウスなどの生産基盤整備による経営安定化に向けた支援を引き続き実施し、生産性と品質の向上を図るとともに、有害鳥獣による農作物への被害防止対策につきましても適切に実施してまいります。  農地の基盤整備事業につきましては、現在県営事業として「有喜南部地区」、「正久寺地区」、「宇良・田井原地区」において整備が実施されているところですが、今年度から新たに小長井地域の「柳新田地区」の整備が進められることとなっております。  林業の振興につきましては、豊かな森づくり基金などを活用し、間伐や植栽など広葉樹林や針葉樹林の整備を進め、森林の持つ公益的機能の発揮と林産業の収益性の向上を図ってまいります。  水産業の振興につきましては、諫早湾、橘湾、大村湾の3つの海が持つそれぞれの海域特性を活かした「つくり育てる漁業」を推進するため、魚介類の育成の場となる藻場や浅場等を保全するための取組を支援し、沿岸水域の生産能力を高め、水産資源の維持・回復を図りたいと考えております。また、経営の安定化や漁村活性化に資するため、水産加工や養殖用資機材等の導入支援や新規漁業就業者の確保・育成事業にも引き続き取り組んでまいります。  (2)活力あふれる商工業の振興と雇用の創出  本市の産業振興と新たな企業進出による雇用創出の受け皿として期待されている南諫早産業団地につきましては、分譲予定面積約20ヘクタールのうち、1工区約11ヘクタールの造成工事が本年3月末に完了し、現在は確定測量を実施しているところであります。残る2工区約9ヘクタールにつきましても、今年度造成工事に着手する予定であり、令和5年度中の完成を目指し整備を進めていきたいと考えております。  良好な交通アクセスなど県内有数の立地環境を活かし、長崎県産業振興財団など関係機関と連携を図りながら、今後の社会経済状況や民間企業の投資意欲の高まりなど機を逃すことなく企業誘致活動を推進してまいります。  去る5月28日、ソニーグループから本市のソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社長崎テクノロジーセンターにおいて、新たな設備投資がなされるとの発表がありました。先日竣工した増設棟に続き、世界的に需要が高まる半導体事業の拠点として本市を選んでいただきましたことに、心より感謝を申し上げる次第であります。本市としましても、同社の事業が順調に進展していきますよう県や関係機関と連携し、引き続き支援してまいります。  なお、同社が立地する中核工業団地は、今後も工業用水の需要の高まりが認められることから、安定的な供給を行うため、水源や送水施設などの拡張整備を推進してまいりたいと考えており、関係条例につきまして今期定例会に議案を提出しております。  中小企業者や創業者に対する支援制度につきましては、経営安定や経営基盤の強化を図り、新たな事業の創出を促進するため、金融機関と連携し、融資のあっせん、保証料や融資に係る利子の一部補給など資金調達の円滑化に取り組んでいるところであります。今後も事業者の皆様のニーズを踏まえ、必要に応じて制度内容の見直しを図りながら、本市商工業の活性化を図ってまいります。  (3)地域資源を活かした観光・物産  観光振興につきましては、新型コロナウイルス感染症の終息を見据えた上で、来年秋頃に予定される西九州新幹線の開業効果を最大限活用し、全国から多くの方々にお越しいただけるよう、昨年6月に日本遺産に認定されました「長崎街道シュガーロード」など魅力的な観光資源となり得るコンテンツを積極的に活用しながら、福岡や大阪など都市圏をターゲットとした観光物産プロモーションや様々な媒体を活用したPRなど本市の魅力を幅広く発信するとともに、スポーツ大会や合宿などスポーツコンベンションの誘致を積極的に展開し、交流人口の拡大と地域経済の活性化を図ってまいります。  なお、合宿等で訪れた競技団体からも非常に高い評価を受けている「本明川下流域ボート練習場」につきましては、県や県ボート協会との連携の下、施設の魅力を広く発信し、ボート競技の合宿の聖地としての認知度を高めるとともに、将来的に大規模大会の開催が可能となる公認コースの認定を目指してまいりたいと考えております。  道路利用者の安全確保に寄与するとともに、賑わいの場を創出し、地域情報の発信と地域住民の交流拠点となる道の駅につきましては、本市の豊富な地域資源を活かし、地産地消の拡大や生産者の所得向上のため、令和6年度までに飯盛町の国道251号沿いの圃場整備区域内に整備することとしまして、本年2月に「諫早市『(仮称)道の駅251』基本構想・整備基本計画」を策定いたしました。今後は、本計画に基づき道路管理者である県との一体型での整備に向けた協議を進めるとともに、地元や関係団体等の御意見を賜りながら、地域の魅力を活かした道の駅の整備を目指してまいります。  第3 魅力あるまちづくり  (1)安全なまちづくり  近年、大雨や台風による災害が全国各地で頻発しており、激甚化する傾向にあります。本市を流れる一級河川である本明川は、古くからこのまちに潤いと豊かさをもたらしてくれる一方、集中豪雨が発生するたびにその表情を変え、過去幾度となく大きな被害をもたらしてきました。  この本明川の氾濫による危険から市民の皆様の生命を守るため、平成29年から試行的に共同運用してまいりました本明川水害タイムラインについて、去る5月28日に市と国土交通省長崎河川国道事務所、長崎県県央振興局及び長崎地方気象台の関係4機関により連携内容等を定めた協定を締結し、今年度から本市主導で本格的な運用を行うこととなりました。  これにより、気象状況や災害状況に応じた体制や行動が共有できることとなりますので、関係機関相互に連携の取れた防災対策を講じてまいりたいと考えております。  また、市の防災情報につきましては、現在、防災行政無線をはじめ、緊急防災告知ラジオ、防災メール・ファクスなど様々な媒体を通じ市民の皆様に向け発信しておりますが、迅速かつ確実に防災情報を伝達するため、引き続き防災メール登録の啓発等に努めてまいります。  災害が激甚化する一方で、昨年からは新型コロナウイルス感染症への対応にも配慮した安全・安心な避難所運営が求められております。この課題に対処するため、県と連携し避難所の混雑状況などを市民へ随時お知らせするシステムの早期導入を目指すほか、各自治会の皆様との緊密な連携の下、感染症予防のための資材の充実を図るなど、迅速かつ安全・安心な避難所運営を行ってまいります。  民間事業者との災害時の応援協定につきましては、現在、物資の供給や避難場所の提供などに関する複数の協定を締結しておりますが、今後も引き続き新たな協定の締結に向けた協議を進め、さらなる防災体制の強化を図ってまいります。  本明川ダム建設事業につきましては、諫早大水害相当規模の雨量に対する本明川の洪水調節と、良好な河川環境を図るための維持用水等の確保を目的としております。現在、用地取得が9割以上終了し、新たに造成された集団代替地への家屋移転もほぼ完了するなど、これまで順調に事業の進捗が図られてまいりましたが、今般、国において、工事中の一般交通に係る安全確保や騒音対策などについて最大限配慮する形で本事業の見直しがなされ、令和6年度までとされておりました工期が、令和14年度まで8年間延伸される見通しとなりました。  本市としましては、本事業の実施に伴う地元地域の皆様への影響も配盧しつつ、「安全なまちづくり」のため欠かすことのできない本明川ダムができ得る限り早期に完成できるよう、今後も国に対して強く要望を行うなど整備促進に努めてまいります。また、ダム周辺地域の振興対策については、本年3月に国において決定された水源地域整備計画に基づき、国、県と連携して取り組んでまいります。  また、事前防災の観点からも、県や市の事業の採択要件を満たさない自然がけ地において個人が実施する工事に対し、必要な費用の一部を市が支援する「がけ地崩壊対策工事支援事業」や市が管理する準用河川や普通河川の治水対策として、昨年度から実施している「緊急浚渫推進事業」を進めてまいります。  (2)安心なまちづくり  高齢者の皆様が住み慣れた地域で、これからも安心して日常生活を送ることができるよう、団塊の世代の方々が75歳以上となる2025年、団塊ジュニア世代の方々が65歳以上となる2040年を見据え、今年度から3カ年を計画期間とする高齢者福祉計画・第8期介護保険事業計画を策定いたしました。今後この計画に基づき、在宅医療と介護の連携、認知症対策、介護予防と日常生活支援の充実や介護サービスの基盤整備を行うなど、ソフト・ハードの両面から地域包括ケアシステムの深化・推進を図ってまいります。  また、「自立と共生の障害者支援」の推進を図るため、今年度から3カ年を計画期間とする第6期障害者福祉計画・第2期障害児福祉計画を策定しております。この計画に基づきまして、障害のある人が、あらゆる社会活動に参画することができるまちづくりに努め、障害のある人もない人もそれぞれの役割と責任を共に果たせる社会「共生のまち」を実現してまいります。  (3)快適なまちづくり  市民生活を支える道路や水路、交通安全施設等の迅速な整備・補修を行う生活基盤整備事業及び地域リフレッシュ事業につきましては、より安全で快適な生活環境づくりのため、引き続き施設の維持補修や小規模改良を適切に実施してまいります。  幹線道路網の整備につきましては、昨年12月に閣議決定されました「防災・減災、国土強靭化のための5カ年加速化対策」を踏まえ、去る4月27日に国土交通省九州地方整備局において道路の5カ年対策プログラムが策定されており、今後も災害に強い幹線道路網の整備が、重点的かつ集中的に実施されるものと期待しております。  現在、国においては、国道57号森山拡幅及び国道34号大村・諫早拡幅の整備が順調に進められております。  県においては、地域高規格道路「島原道路」のうち、諫早南バイパス線長野インターチェンジ栗面インターチェンジ区間について、今年度中の完成に向け整備が進んでいるほか、昨年度末に拡幅工事が完成した国道207号多良見町舟津・佐瀬間の約2.5キロメートルに続き、かねてから本市が要望してきた多良見町佐瀬から長与町岡郷までの区間約6キロメートルのうち、多良見町側の約800メートルについても、今年度から新たに事業に着手される予定であると伺っております。  また、長田バイパスを延伸する東長田拡幅、県道久山港線、県道諫早飯盛線、県道有喜本諫早停車場線、県道田結久山線の各路線の整備につきましても、順調に事業の進捗が図られるものと考えております。  本市としましては、今後とも幹線道路の早期完成に向け、引き続き国・県に対し整備促進を強く要望してまいりたいと考えております。  このほか、市が実施する主な道路事業として、南諫早産業団地と県道諫早飯盛線を結ぶ市道栗面小ヶ倉線ほか1路線の拡幅整備につきましては、昨年度から本格的な改良工事に着手しており、引き続き早期整備に向け事業の進捗を図ってまいります。  また、いさはや西部台などへのアクセス道路となります都市計画道路堀の内西栄田線につきましては、国道34号諫早北バイパスまでの残る区間約240メートルについて、現在用地取得や改良工事を進めているところでございます。今後も快適なまちづくりを支える幹線市道の早期整備に向け、着実に事業の進捗を図ってまいります。  諫早駅周辺整備事業につきましては、諫早駅東地区第二種市街地再開発事業により整備を進めておりました再開発ビル「iisa」が、本年3月に全て完成いたしました。去る5月10日には、2階及び3階の商業・業務区画に係る入札を実施し、全12区画中10区画について売買契約を締結したところであり、残る2区画についても再募集により既に買受けの申出があっております。  2階フロアには、飲食と物品販売業の複合店舗が1店舗、飲食業が2店舗出店される予定となっており、3階フロアにつきましては、オフィスやサービス業の店舗として利用される予定となっております。現在、各区画では開業に向けた内装設計等が行われており、順次、開業されていくものと考えております。  また、分譲マンションなどの再開発ビルII棟の前には、一般車両の乗降スペースとなる一般交通広場が完成し、5月14日から供用を開始するなど順次、新しい諫早駅の利便性向上が図られております。今後も西九州新幹線の開業時期を見据え、駅東口の路線バスやタクシーが乗り入れる公共交通広場や駅西口の交通広場の整備を進めてまいります。  現在、新型コロナウイルス感染症の感染予防対策として進められているオンライン学習やテレワークなど、いわゆる新たな日常に対応するために必要となる超高速通信基盤の整備が急務となっております。本市におきましては、光ファイバ通信基盤の未整備地域解消を目的として、国の補助事業を活用し整備を行う民間通信事業者を支援し、今年度中に市内全域の光ファイバ通信環境を整備することとしております。これにより市内全域においてオンライン学習やテレワークがストレスなく実施できるほか、ワーケーションによる移住・定住の促進をはじめ、事業所の誘致や起業にもつながることを期待しております。  また、総務省におきまして、今年1月から令和7年度末までを計画期間とする自治体DX(デジタル・トランスフォーメーション)推進計画が策定され、全ての自治体が足並みをそろえ、行政サービスのデジタル化を推進することとされております。  本市においても、本計画に準じた情報システムの標準化やAI、RPAの利用促進に向け取り組みを始めているところであり、今後も市民サービスの利便性と質の向上を図るため、デジタル技術の積極的な活用を検討してまいります。  本年4月、過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法の施行に伴い、小長井地域が新たに過疎地域としての要件を満たすこととなりました。これによりまして、国が講じる過疎対策の支援措置を活用し、同地域の持続的発展を図るための事業の実施が可能となり、早ければ次の定例会において事業計画の策定に係る議案を提出し、御審議いただく予定としております。  (仮称)小長井交流広場につきましても、この制度を活用し、地域振興のための新たな付加機能などさらなる検討を加えながら、地元の団体が有するノウハウや地域資源を活かして、より充実した賑わい創出の拠点づくりを進めてまいりたいと考えております。  第4 計画実現に向けた基本姿勢  (1)市民目線の行政  市民の皆様に市政の運営状況や生活に必要な情報などを正しく知っていただくためには、本市の情報発信力の強化が必要不可欠であると考えております。  市報については、より見やすく、ホームページにつきましては、知りたい情報に素早く・正確にアクセスできるよう抜本的なリニューアルに取り組むとともに、LINEやインスタグラム等SNSを活用して映像や画像などを駆使した即時性のある情報発信など、それぞれの媒体特性を活かした効果的な運用に努めてまいります。  また、スマートフォンやタブレットなどモバイル機器が幅広く普及し、情報アクセスポイントの充実が望まれている現状を踏まえ、市民の皆様や本市を訪れる方々の利便性向上等を図るため、市庁舎及び諫早駅の交流広場にWi─Fi環境を整えることとしております。  私は、市民の皆様の生の声を聴き、市民目線で今何が求められているかを考え、政策を立案・実行していくことが市政運営に課せられた普遍的な使命であると思います。  これからの地方自治体は、チャレンジと連携の姿勢を持って市民の皆様のために成果を追及する組織であるべきだと考えており、そのために必要な組織の改編などにも積極的に取り組んでまいります。  議員各位並びに市民の皆様におかれましては、一層の御支援と御理解を賜りますようお願い申し上げ、私の市政運営についての所信とさせていただきます。  今期定例会に提出しております各議案につきましては、関係部局長より説明をさせますので御了承を賜りたいと思います。  なお、追加議案として人事案件を予定しております。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。  御清聴ありがとうございました。(降壇) 4 ◯議長(林田直記君)[49頁]  次に、日程第4「報告第3号から報告第13号まで」の報告11件を一括議題とし、報告ごとに市当局の説明を求めます。
     まず、報告第3号。 5 ◯総務部長(中田誠人君)[49頁]  報告第3号「一般財団法人諫早市施設管理公社の経営状況を説明する書類について」、地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき御報告申し上げます。  青色の表紙、令和2年度決算に関する書類の1ページをお開きください。  事業活動の1、公共施設の管理運営事業は、諫早市から指定管理者の指定を受けた市民の館や社会教育施設など全29施設の管理運営事業でございます。  なお、施設の内訳につきましては、2ページの下段に一覧表がございますので御参照ください。  次に、3ページを御覧ください。  2、住民福祉増進事業でございます。  施設管理事業は、指定管理施設以外で市から委託を受けている施設等の管理業務でございます。  駐車場事業では、市有地などを借り受け、西諫早駅前、諫早駅北、原口町及び大草駅前の計4カ所において駐車場を運営しております。  4ページのいいもり月の丘温泉管理運営事業では、諫早市の指定管理者として温浴施設を管理運営しておりますが、令和2年度はコロナ禍にあり、年間の利用者数は前年より3割ほど減少しております。  なお、5ページ及び6ページには、理事会、評議員会の開催状況などを記載しております。  次に、決算書類でございます。  7ページ及び8ページの収支計算書には、予算額と決算額の比較、9ページ及び10ページの正味財産増減計算書総括表には、前年度決算額との比較をそれぞれ記載しております。  決算の状況につきましては、11ページ及び12ページの正味財産増減計算書内訳表で御説明申し上げます。11ページを御覧ください。  施設管理公社の会計区分は、実施事業等会計、その他会計、法人会計の3つに区分されております。  表の左側、科目の欄の1、一般正味財源増減の部の1、経常増減の部におきまして、一番右側の合計の欄を御覧ください。  (1)経常収益は、基本財産運用益が500円、特定資産運用益が1万6,783円、事業収益が5億8,785万8,445円、雑収益が880万1,002円となっており、経常収益計で5億9,667万6,730円となっております。  次に、(2)経常費用のうち事業費は、市から指定管理を受託した29カ所の公の施設や業務委託を受けた公用バスの運行等の管理運営事業の経費5億8,907万4,795円でございます。  12ページをお開きください。  管理費は、事務局職員の人件費や事務費のうち、法人関係に案分された経費で488万1,373円でございます。  事業費と管理費を合わせました経常費用計が5億9,395万6,168円となっております。経常収益から経常費用を差し引いた当期経常増減額は272万562円の増となっております。  2、経常外増減の部は収益、費用ともになく、当期一般正味財産増減額は当期経常増減額と同額となり、一般正味財産期末残高は1億2,297万3,957円となっております。この額に基本財産である指定正味財産期末残高の500万円を加えた1億2,797万3,957円が正味財産期末残高となっております。  なお、13ページから16ページにかけての貸借対照表総括表、貸借対照表内訳表、財務諸表に対する注記につきましては記載のとおりでございますので、説明を割愛させていただきます。  以上で、決算に関する書類の報告を終わらせていただきます。  続きまして、白色の表紙、令和3年度事業の計画に関する書類につきまして、その概略を御説明申し上げます。  まず、1ページから6ページまでは、令和3年度の事業計画書でございます。  1ページから3ページに記載されております公共施設の管理運営事業は、ふれあい施設や体育施設など全29施設について諫早市から指定管理者の指定を受けて管理運営を行うものでございます。  続いて、3ページから4ページに記載されております地域住民が利用する温浴施設の管理運営事業は、いいもり月の丘温泉について令和3年度からは公益目的支出計画の対象事業として管理運営を行うものでございます。  また、4ページから6ページに記載されております住民福祉増進事業は、諫早市から業務の委託を受けて行う公共施設や公用バス等の管理運営業務等や諫早駅北駐車場ほか3カ所での駐車場事業などでございます。  次に、予算書類について御説明申し上げます。  7ページ及び8ページの正味財産増減予算書総括表には、各科目の予算額、前年度予算額、増減を記載しております。  (1)経常収益につきましては、屋内体育施設への空調機設置に伴う電気料金の増に伴います受託収益の増や駐車場使用料収益の増などにより、前年度と比較して912万2,000円の増となっております。  また、(2)経常費用につきましては、臨時雇賃金の増、租税効果の増などに伴い1,017万3,000円の増となっております。  次に、9ページから11ページの正味財産増減予算書内訳表につきまして御説明申し上げます。  9ページの表の左側、科目の欄と一番右側の合計の欄を御覧ください。  (1)経常収益のうち主なものは、事業収益5億9,102万2,000円でございます。  事業収益の主な内容は、公共施設の管理運営事業の受託収益、公用バス事業受託収益、駐車場使用料収益及びいいもり月の丘温泉浴場利用料収益等となっております。  この事業収益に基本財産運用益と特定資産運用益及び雑収益を加えた経常収益の計は6億202万5,000円となっております。  次に、(2)経常費用につきましては、9ページ、事業費5億9,554万4,000円と、10ページ、管理費694万4,000円を合算した11ページ経常費用計は6億248万8,000円となっております。  経常収益から経常費用を差し引いた当期経常増減額は46万3,000円の減となっております。  この額を一般正味財産期首残高1億2,297万3,957円に加えた1億2,251万957円が一般正味財産期末残高となり、これに基本財産である指定正味財産期末残高500万円を加えた1億2,751万957円が正味財産期末残高として見込まれております。  最後の12ページは、令和3年5月26日現在の評議員、理事及び監事の名簿でございます。  以上で、報告第3号の説明を終わらせていただきます。よろしく御了承賜りますようお願い申し上げます。 6 ◯議長(林田直記君)[51頁]  次に、報告第4号。 7 ◯農林水産部長(松落輝彦君)[51頁]  報告第4号「株式会社県央企画の経営状況を説明する書類について」、地方自治法第243条の3第2項の規定に基づきまして御報告申し上げます。  黄色の表紙でございます。令和2年度決算に関する書類の1ページをお開きください。  1ページから5ページまでは、事業報告でございます。  まず、1の事業報告でございますが、令和2年度におきましても干拓の里の管理運営業務及び関連する業務につきまして、諫早市との基本協定に基づき適正に遂行しております。  指定管理者独自のイベント事業も計画をしておりましたが、4月に国から発令されました緊急事態宣言に伴う本市からの休業要請により、4月22日から5月10日までの19日間を臨時休業とし、その後も収束の兆しが見えず、多くのイベントが中止や延期となったため、入園者数及び事業収入が減少し、円滑な施設運営が非常に厳しい状況となりました。  次に、3の事業概要の(1)干拓の里管理運営業務についてでございます。  入園者数につきましては、計画は12万人でございましたが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、ゴールデンウィーク期間を含む臨時休業や各種イベントの開催が中止となり5万3,588人となりました。  管理運営業務の具体的な取組といたしましては、地域団体や観光団体を誘致するとともに、市内各小・中学校の社会科見学や幼稚園、保育園の遠足等の利用団体に対して入園料減免措置を実施し、そのほかにも体験学習の推進として芋の苗植体験、芋掘り体験などを行ってまいりました。  3ページ、(2)地域特産の農水産物、農水加工品等の開発及び販売業務につきましては、直売所のよかもん市で干拓野菜やイノシシ肉、その肉を使ったコロッケの「いのッケ」の販売を行っております。  また、雑貨やパン、観葉植物なども販売いたしまして営業努力を重ねた結果、売上げを伸ばしております。  3ページ、(3)各種イベントの開催業務につきましては、令和2年度も自主事業として多くのイベント事業を企画し、集客増を図る計画でございましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から中止や延期、または内容を変更しながらの開催となりました。  会社の状況及び従業員の状況につきましては、5ページに記載のとおりでございます。  なお、収支につきましては、本市からの指定管理者緊急支援補助金などの支援もございまして7万5,063円の黒字となっております。  次に、6ページの貸借対照表でございます。  まず、資産の部でございますが、流動資産7,580万9,865円と、固定資産1,781万9,794円の合計は9,362万9,659円となっております。  負債の部につきましては、流動負債1,437万1,073円と固定負債2,460万6,958円の合計は3,897万8,031円となっております。  また、純資産の部では、資本金4,000万円に利益剰余金1,465万1,628円を加えた合計が5,465万1,628円となっており、負債の部と純資産の部の合計は9,362万9,659円となっております。  次に、7ページの損益計算書でございます。  まず、営業損益の部でございます。  純売上高につきましては、入場料等の事業収入や管理委託料収入などを合わせて1億69万6,578円となっております。  これから売上原価183万2,064円と販売費及び一般管理費1億467万901円を差し引いた営業損失は580万6,387円となっております。  この営業損失に雑収入や補助金等の営業外収益678万6,958円と、特別利益2万4,618円を加えた税引き前の当期純利益は100万5,189円となり、これから法人税及び住民税93万126円を差し引いた当期純利益は7万5,063円となりました。  これに前期繰越剰余金1,457万6,565円を合計した当期の繰越利益剰余金は1,465万1,628円となっております。  次に、8ページは営業明細書、9ページは株主資本等変動計算書、10ページは個別注記表、11ページは監査報告書であり、記載のとおりでございます。  なお、附属明細書として、12ページに預貯金の内訳書、13ページに有形固定資産明細書、14ページに無形固定資産明細書、15ページに出資金内訳書、16ページに役員名簿、17ページに経営状況収支決算書を添付しております。  なお、16ページの役員につきましては、従来副市長が代表取締役となっておりましたが、5月21日開催の第32回定時株主総会において、事務局より取締役の選任について提案がなされ、承認をされました。  その後の取締役会において、代表取締役と取締役・相談役の選任について提案がなされ、役員名簿のとおり承認をされたところでございます。  決算報告は以上でございます。  続きまして、令和3年度事業計画に関する書類でございます。  地方自治法上、翌年度の事業の計画に関する書類につきましては、当該事業年度の開始前までに作成する必要がございますので、本事業計画書につきましては、令和3年3月に作成したものでございます。  1ページから3ページに事業方針、事業内容及び事業概要を記載をしております。  入園者計画数につきましては、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響等を考えまして、例年13万人のところを4万人少ない9万人としております。  令和3年度も集客のための誘致活動に取り組みながら、各種事業を企画し実施するとともに、サービス向上に努めることとしております。  4ページには、令和3年度収支予算を載せております。  収入の部では、売上げ総利益を1億311万5,000円と見込み、支出の部では支出合計を1億300万7,000円と見込んでおりまして、事業収支としましては10万8,000円の黒字を計画しております。  5ページには、令和3年度の年間イベント計画を載せております。令和3年度も引き続き、新型コロナウイルス感染症感染防止対策に最大限の注意を払いながら各種イベントを実施し、市民の方のみならず、多くの方が安全、安心に御利用いただけるよう努めてまいります。  以上、簡単ではございますが、報告第4号「株式会社県央企画の経営状況を説明する書類について」の説明を終わらせていただきます。御承認賜りますようよろしくお願いいたします。 8 ◯議長(林田直記君)[52頁]  報告を保留し、しばらく休憩します。                 午前10時59分 休憩                 午前11時15分 再開 9 ◯議長(林田直記君)[52頁]  休憩前に引き続き、会議を開きます。報告を続行します。  次に、報告第5号及び報告第6号につきましては、同一説明者でありますので、一括して説明を求めます。 10 ◯建設部長(早田明生君)[52頁]  報告第5号「諫早市土地開発公社の経営状況を説明する書類について」御報告申し上げます。  本件については、地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき、別紙のとおり報告するものでございます。  それでは、諫早市土地開発公社の経営状況を説明する書類をお開きください。  目次のとおり、I令和2年度諫早市土地開発公社事業報告及び決算、II令和3年度事業計画、予算及び資金計画、III役職員に関する事項について説明してまいります。  1ページ、事業報告と併せて、9ページ、公有用地明細表、開発中土地明細表を御覧ください。  1ページ、事業報告書。1、公有地等取得事業については、諫早市公共事業用地、スポーツレクリエーション用地、諫早駅周辺整備事業用地を合わせた期末残高が面積4万1,516.44平方メートル、金額15億7,524万5,031円でございます。管理については、敷地の一部を民間事業所の駐車場等として貸し付け、賃貸収入はスポーツレクリエーション用地で405万219円、諫早駅周辺整備事業用地で533万5,281円でございました。  2、開発中土地の南諫早産業団地整備事業については、平成30年11月から1工区の造成工事に着手し、令和3年3月に竣工いたしました。令和2年度では配水池関連工事が、令和2年5月に竣工し、2工区のA調整池工事を同年7月、1工区舗装工事を同年11月に着手いたしました。1工区における工事は令和3年5月に全て竣工し、同年12月に確定測量を終え、分譲面積の10ヘクタールの1工区整備事業が完了する予定でございます。  令和2年度における資産といたしましては、工事費等で19億539万1,094円の増加に対し、諫早市からの整備事業費補助金及び利子補給補助金による圧縮処理で、10億480万2,950円を減額し、期末残高は24億3,965万6,698円でございます。
     3、附帯等事業の保有土地賃貸事業については、諫早市公共事業用地を貸し付け、事業収益は475万2,000円でございました。  次に、決算の概要でございますが、4ページ、令和2年度諫早市土地開発公社損益計算書をお開きください。  〔1〕事業収益は、先ほど御説明いたしました附帯等事業収益として、諫早市公共事業用地貸し付けによる収益475万2,000円。3、補助金等収益として、南諫早産業団地整備事業にかかる補助金10億479万8,711円。合計が10億955万711円でございます。この事業収益の明細につきましては、12ページ、事業収益明細表に記載してあります。  令和2年度は土地売却がございませんでしたので、〔1〕事業収益10億955万711円が事業総利益となり、これから〔3〕販売費及び管理費の1,418万1,028円を差し引いた残額9億9,536万9,683円が事業利益でございます。これに〔4〕事業外収益となる預金の1、受取利息と公社所有の土地及び建物を貸し付けたことによる、2、雑収益との合計、2,023万9,409円を加え、〔5〕事業外費用の1、支払利息2万7,604円を差し引いた残額、10億1,558万1,488円が経常利益でございます。〔7〕特別損失として、南諫早産業団地整備事業費補助金及び利子補給補助金、諫早市公共事業用地貸付収入を1、公有用地等圧縮損として10億955万711円を計上しております。この特別損失を差し引いた603万777円が当期純利益となりました。  以上、損益計算書により決算の概要を説明いたしましたが、2ページ、3ページに貸借対照表、5ページにキャッシュフロー計算書、7ページに決算事務監査などの関係資料を添付しております。事業報告及び決算に関する説明は以上でございます。  続きまして、13ページの令和3年度諫早市土地開発公社事業計画、予算及び資金計画について御説明申し上げます。  13ページの事業計画でございますが、1、土地造成事業の(1)取得・造成として、南諫早産業団地整備事業費6億3,962万9,000円を計上しております。  次に、2、附帯等事業として、諫早市公共事業用地の賃貸料475万2,000円を見込んでおります。  次に、14ページをお開きください。令和3年度の予算でございますが、収益的収入は第1款事業収益が、第2項附帯等事業収益及び第3項補助金等収益の合計4億6,910万5,000円でございます。  第2款事業外収益は預金に対する第1項受取利息に公社所有の土地及び建物賃貸料などの第2項雑収益を加え、合計2,019万円となり、収入合計は4億8,929万5,000円でございます。  次に、支出でございますが、第2款販売費および管理費1,712万4,000円、第4款特別損失として公有用地等圧縮損4億6,910万5,000円を計上しております。第5款予備費は100万円を計上し、支出合計は4億8,722万9,000円で、収入と支出の差し引きは206万6,000円を見込んでいます。  次に、15ページをお開きください。資本的収入及び支出の予定額は収入の第1款資本的収入額を4億800万円、支出の第1款資本的支出額を6億5,384万1,000円とし、資本的支出額に対して、資本的収入額が不足する額2億4,584万1,000円は当年度分損益勘定留保資金等で補填するものでございます。  第4条では、借入金の限度額を65億円に定めております。  第5条では、南諫早産業団地整備事業費の債務負担行為を定めております。  なお、16ページ以降につきましては、説明を省略させていただきます。  以上で、報告第5号の説明を終わらせていただきます。  次に、報告第6号「一般財団法人諫早市小長井振興公社の経営状況を説明する書類について」御報告申し上げます。  本件につきましては、地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき、報告するものでございます。  それでは、一般財団法人諫早市小長井振興公社の経営状況を説明する書類、令和2年度決算に関する書類の1ページをお開きください。  振興公社が行う事業の実施概要でございますが、山茶花高原ピクニックパーク及びハーブ園の管理運営事業、観光宣伝事業、イベントの開催が主な事業でございます。令和2年度も前年度と同様、計画的な除草作業、樹木の剪定などで園内の環境整備の充実を図るなど、来園者の皆様が楽しく、気持ちよく過ごしていただけるような施設の運営管理に努めるとともに、年間を通じた各種イベントの開催などにより、集客対策にも努めてまいりました。令和2年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、4月22日から5月10日まで臨時休業を余儀なくされ、ゴールデンウイークと重なったこともあり、4月と5月の入園者数と事業収益については、大幅な減となりました。  しかし、再開後は入園者数も順調に回復し、秋から冬にかけて天候に恵まれ、コロナ禍で3密が避けられる屋外施設ということも相まって、年間の入園者総数は目標であります10万人に迫る9万9,232人となりました。観光宣伝事業ではコロナ禍のため、ゴールデンウイークの臨時休業や大きなイベントを中止せざるを得なかったことから、テレビによるイベント情報などの放送を取りやめ、職員一丸となった自主事業の取組と併せて、新聞はもとより、手作りのチラシ、ポスターなどにより宣伝活動を行いました。  施設の管理面においても、除草作業の一部を職員により計画的に実施するなど、経費削減に取り組んでまいりました。  次に、決算の概要でございますが、令和2年度の収支決算書で御説明申し上げます。3ページをお開きください。  まず、(1)経常収益でございますが、決算額の欄を御覧ください。2)の受託事業収益は、諫早市からの指定管理料3,968万円と施設改修委託料250万円の合計4,218万円でございます。3)の事業収益は各種遊具などの使用料である公園施設使用料が1,915万6,620円、売店レストラン等の売上収入である収益事業収入が2,412万3,655円で事業収益は4,328万275円でございます。  また、4)の雑収益はコロナ禍での臨時休業に伴う、国の持続化給付金200万円や長崎県休業要請協力金30万円、自動販売機手数料などの雑収入を含め、495万9,137円で、当期経常収益の合計は9,041万9,712円となっております。  続きまして、4ページをお開きください。(2)経常費用でございますが、同じく決算額の欄を御覧ください。1)の事業費は職員の給料、臨時雇賃金、法定福利費、光熱水費、修繕費、仕入費、保守委託料などの支出が8,534万7,487円でございます。また、2)の管理費は職員の給料など346万9,106円で、当期経常費用の合計は8,881万6,593円となり、当期経常収益の合計9,041万9,712円から差し引いた当期経常増減額が160万3,119円となります。一般正味財産期首残高3,111万765円に、当期の計上増減額160万3,119円を加えた一般正味財産期末残高3,271万3,884円が翌年度への繰り越し分となります。  以上、収支決算書及び決算の概要を御説明しましたが、6ページに正味財産増減計算書、9ページに正味財産増減計算書内訳表、12ページに貸借対照表、13ページに財産目録、15ページに監査報告書を添付しておりますので、御参照いただきますようお願いいたします。  事業の決算に関する書類の説明については、以上でございます。  次に、白い表紙の令和3年度事業の計画に関する書類について御説明申し上げます。  1ページと2ページに事業実行方針、事業計画を記載しております。令和3年度は各種情報発信による新規顧客の開拓に積極的に取り組むとともに、新型コロナウイルス感染症拡大防止に努めてまいります。  また、施設の維持管理に加え、施設を有効活用した事業を展開し、健全な経営に取組むとともに、事業運営におきましては、利用者の安全確保とより一層のサービス向上に努めてまいります。  新型コロナウイルス感染症の収束が見えない中、ゴールデンウイーク期間中は、県外からの来園者に自粛を要請しながらの運営となりましたが、天候が回復した後半は県内から多くのお客様に来園いただいております。  令和3年度はピクニックパークが30周年、ハーブ園が25周年を迎え、ゴールデンウイーク初日の4月29日に記念イベントを計画しておりましたが、雨天中止となり、今後コロナ禍の状況を見ながら開催したいと考えております。  次に、令和3年度収支予算書について説明申し上げます。3ページをお開きください。  まず、(1)の経営収益でございますが、本年度予算額の欄を御覧ください。2)の受託事業収益として、諫早市からの指定管理料3,968万円、施設改修委託料250万円の合計4,218万円を計上しております。3)の事業収益として、各種遊具等使用料の公園施設使用料を1,966万1,000円、売店レストラン等の売り上げの収益事業収入を2,800万円とし、事業収益4,766万1,000円を計上しております。また、4)の雑収益として、自動販売機手数料など223万1,000円を計上し、当期経常収益の合計は9,207万3,000円となります。  次に、4ページの(2)、経常費用をお開きください。1)の事業費は職員の給料、臨時雇賃金、法定福利費、光熱水費、修繕費、仕入費、保守委託料などの合計8,846万9,000円。2)の管理費として、役員報酬、職員の給料など360万4,000円を加え、当期経常費用合計9,207万3,000円を計上しております。  なお、6ページに正味財産予算書内訳表、9ページに役員名簿を添付しておりますので、御参照いただきますようお願いいたします。  諫早市小長井振興公社といたしましては、引き続き新型コロナウイルス感染症の状況を見極めながら、経費の節減や効率的な業務を遂行するなど、健全な管理運営に努めてまいりたいと考えております。  以上で、報告第5号、報告第6号の説明を終わらせていただきます。よろしく御了承賜りますようお願い申し上げます。 11 ◯議長(林田直記君)[55頁]  次に、報告第7号。 12 ◯健康福祉部長(関 栄治君)[55頁]  報告第7号「専決処分の報告について(諫早市国民健康保険条例等の一部を改正する条例)」につきまして、御説明申し上げます。  本件は、市長の専決処分にする軽易な事項の指定について第1号の規定に基づき、諫早市国民健康保険条例等の一部を改正する条例を別紙のとおり専決処分いたしましたので、地方自治法第180条第2項の規定により、報告するものでございます。  次ページの別紙、専決処分書を御覧ください。  この条例は第1条の諫早市国民健康保険条例、第2条の諫早市介護保険条例及び第3条の諫早市地域づくり基金の設置、管理及び処分に関する条例の3本の条例につきまして、同一の内容の改正を行ったものでございます。改正の内容でございますが、各条例の条文中に引用しております新型コロナウイルス感染症の定義をこれまでは新型インフルエンザ等対策特別措置法から引用しておりましたが、同法の一部改正に伴い、引用条項である同法附則第1条の2第1項が削除されたため、新型コロナウイルス感染症の定義をそれぞれ各条例に規定したものでございます。  次に、附則でございますが、この条例は公布の日から施行することといたしております。  以上、簡単ではございますが、報告第7号の説明を終わらせていただきます。よろしく御了承賜りますようお願い申し上げます。 13 ◯議長(林田直記君)[55頁]  次に、報告第8号。 14 ◯市民生活環境部長(田川浩史君)[55頁]  報告第8号「専決処分の報告について(工事請負契約の変更について:多良見クリーンセンター解体工事)」につきまして、御説明申し上げます。  本件は、市長の専決処分にする軽易な事項の指定について、第2号の規定に基づき、多良見クリーンセンター解体工事にかかる工事請負契約の変更契約を締結することについて、別紙のとおり専決処分をいたしましたので、地方自治法第180条第2項の規定により、報告するものでございます。  次のページの別紙、専決処分書を御覧ください。  本件は令和2年第4回諫早市議会定例会において、議案第74号により、議会の議決を得て、締結した工事請負契約の一部を変更したものでございます。変更内容は請負金額につきまして、変更前の2億309万8,500円から変更後の2億1,423万8,200円に増額変更したものでございます。変更理由につきましては、設計時の事前調査では検出されなかったアスベストが管理棟の外壁等に下地調整剤として使用されていることが判明したことにより、アスベスト除去工事を追加する必要が生じたため、増額変更を行ったものでございます。  添付資料といたしまして、資料4分の1に契約変更請書の写しを、資料4分の2に位置図を、資料4分の3に立面図を東西南北の4方向の図面でそれぞれ今回事業箇所の管理棟を四角で囲って表示いたしております。資料4分の4に平面図を添付いたしております。変更内容につきましては、点線で囲っている管理棟の部分でございます。この建物の外装塗装の下地調整剤にアスベストが使われていたため、大気中への飛散を防止するため、その除去工事を行ったものでございます。  以上で、報告第8号の説明を終わらせていただきます。よろしく御承認賜りますようお願い申し上げます。 15 ◯議長(林田直記君)[56頁]  次に、報告第9号。 16 ◯健康福祉部長(関 栄治君)[56頁]  報告第9号「専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて:公用車による事故に係るもの(赤崎町))」につきまして、御説明申し上げます。  本件は、市長の専決処分にする軽易な事項の指定について、第3号の規定に基づき、損害賠償の額を定めることについて、別紙のとおり専決処分をいたしましたので、地方自治法第180条第2項の規定により、報告するものでございます。  別紙、専決処分書及び報告第9号資料を御覧ください。  専決処分の内容についてでございますが、令和3年2月16日火曜日、午前9時40分ごろ、諫早市赤崎町747番地におきまして、本市会計年度任用職員が介護認定調査のため、公用車を駐車する際に、アクセルとブレーキを踏み誤り、右前方の倉庫の壁に衝突し、損傷を与えたもので、これによる損害を賠償するものでございます。損害賠償額は壁等の修理代として、9万6,052円でございます。公用車の運転につきましては、日ごろから安全運転の励行を指導いたしておりますが、今後さらに注意を徹底してまいりたいと考えております。  以上、簡単ではございますが、報告第9号の説明を終わらせていただきます。よろしく御了承賜りますようお願い申し上げます。 17 ◯議長(林田直記君)[56頁]  次に、報告第10号。 18 ◯財務部長(岩本 広君)[56頁]  報告第10号「繰越明許費について(令和2年度諫早市一般会計)」につきまして御説明いたします。  本件は令和2年度諫早市一般会計予算につきまして、地方自治法第213条第1項の規定により、歳出予算の経費を繰り越しましたので、同法施行令第146条第2項の規定により、別紙のとおり報告するものでございます。  1ページをお開きください。1ページと2ページは繰越明許費繰越計算書でございます。内容は歳出の款順に2款総務費、4項情報電算費の超高速通信網基盤整備事業から13款災害復旧費、2項土木災害復旧費の土木施設災害復旧事業まで、合わせまして35件の事業を令和3年度へ繰り越したものでございます。翌年度繰越額の合計は50億9,880万7,233円となり、事業ごとの繰越額と財源の内訳は表に記載のとおりでございます。  次に、3ページと4ページに繰越の理由を記載しておりますが、主な理由といたしましては、国の補正予算に伴う事業の繰り越しや県営事業の繰り越しに伴う市の負担金の繰り越しなどでございます。  以上、簡単ではございますが、報告第10号「繰越明許費について」の説明を終わります。御了承賜りますようよろしくお願いいたします。 19 ◯議長(林田直記君)[56頁]  次に、報告第11号から報告第13号につきましては同一説明者でありますので、一括して説明を求めます。 20 ◯上下水道局長(矢竹秀孝君)[56頁]  報告第11号、報告第12号及び報告第13号につきまして、御説明申し上げます。この3件は令和2年度予算に定めた建設改良費につきまして地方公営企業法第26条第1項の規定に基づき繰り越しましたので、同条第3項の規定により報告するものでございます。  まず、報告第11号「令和2年度諫早市水道事業会計予算繰越額の使用に関する計画について」御説明申し上げます。裏面の別紙、令和2年度諫早市水道事業会計予算繰越計算書を御覧ください。表中に記載の上水道改良事業等につきまして、1億7,496万7,000円を翌年度に繰り越したものでございます。繰越の理由につきましては、記載のとおりでございます。  次に、報告第12号「令和2年度諫早市工業用水道事業会計予算繰越額の使用に関する計画について」御説明申し上げます。裏面の別紙、令和2年度諫早市工業用水道事業会計予算繰越計算書を御覧ください。  表中に記載の工業用水道改良事業につきまして、4,135万3,000円を翌年度に繰り越したものでございます。繰越の理由につきましては、記載のとおりでございます。  次に、報告第13号「令和2年度諫早市下水道事業会計予算繰越額の使用に関する計画について」御説明申し上げます。裏面の別紙令和2年度諫早市下水道事業会計予算繰越計算書を御覧ください。表中に記載の下水道拡張事業等につきまして、6億9,535万4,712円を翌年度に繰り越したものでございます。繰越の理由につきましては、記載のとおりでございます。  以上で、報告第11号、報告第12号及び報告第13号の説明を終わらせていただきます。よろしく御了承賜りますようお願い申し上げます。 21 ◯議長(林田直記君)[57頁]  これより報告ごとに質疑に入ります。  まず、報告第3号「一般財団法人諫早市施設管理公社の経営状況を説明する書類について」に対する質疑に入ります。 22 ◯相浦喜代子君[57頁]  それでは、幾つか質問させていただきます。  まずは、いろんな施設等の管理をしていただいているわけですが、ページでいきますと、2ページです。コスモス花宇宙館についてです。コスモス花宇宙館については毎年同じ質問、隣接するこどもの城との連携ということで質問させていただいておりますが、今年度もそのことについての明記がないようですので、どのような事業を行ったのか、どのような連携が行われたのかお尋ねします。  また、コスモス花宇宙館においては、7ページを見ますと、受託収益分、コスモス花宇宙館分、年々下がっていっております。大体200万円ずつ下がって、令和3年度の予算でもまた減額がなされているようですが、減額になっていく経過というか過程をお尋ねいたします。コスモス花宇宙館については以上です。  次に、コロナ禍で多くの行事等が中止される中ではありますが、公用バスについては先ほどの7ページの受託収益の分を見てもさほど変わっていない金額になっておりますが、コロナ禍の中どのような状況の中で公用バス運行及び運行管理業務がしっかりと行われていたのかをお尋ねいたします。  続きまして、いいもり月の丘温泉管理事業については、こちらもコロナ禍の影響を受けているところでございます。4ページ最下段のところに、利用料金収入の減に対しては、諫早市から指定管理者緊急支援補助金の交付があったということで、先ほど小長井振興でも御説明はあったところですけど、こちらの総金額、それからそれぞれ国、県、市の内訳をお尋ねいたします。  そして、15ページです。この15ページには様々な基本財産について、表で掲載されておりますが、森山スポーツ教室積立資産、現在68万3,620円となっておりますが、これは通常ほかの施設にはない項目、積立資産になっているようですので、どのような内容なのかについてお尋ねいたします。 23 ◯総務部長(中田誠人君)[57頁]  コスモス花宇宙館につきまして、こどもの城との連携に関してでございます。まず、こどもの城の受け付けにコスモス花宇宙館のイベントを表示したりしております。それから、こどもの城の職員によりまして、そのイベントの紹介を行ったり、あるいはコスモス花宇宙館の職員の方がこどもの城に出向いてイベントの御案内をしたりとかいうことを行っております。逆に、こどもの城の運営協議会というのがございまして、地元の自治会長とか大学の先生とか民間の方々に入っていただいている会に花宇宙館からも参画いただいて、いろいろ御助言をいただいたりして連携を図っているところでございます。  それから、花宇宙館の収支ですけど、来年度に向けまして減額になっている部分といたしましては、これまで夜間の受け付けを個人の方にお願いしておりましたけれども、その時間を利用が少ない火水木については、22時を20時に短縮したりして臨時職員等を活用して行うようなことによって費用の削減に努めたところでございます。  それから、公用バスに関してでございますけれども、御指摘のとおり公用バスにつきましては、昨年は2万3,418人の方に御利用いただいていますけれども、令和2年度は1万2,160人ということで、1万1,000人ほど、約半分近い利用者の減となっております。利用につきましては、公用バスに乗っていただくときにアルコール消毒をしていただいたり、体温を測っていただくということで安全に運行できるように努めてきたところでございます。  それと月の丘に関しまして、市からの補助金ということで収支計算書の7ページになりますけれども、ここにいいもり月の丘温泉管理受託収益というのが決算額で5,027万7,000円となっております。このうち1,813万3,000円が市からの補助金となっております。それと別に雑収益に県から30万円の支援をいただいているところでございます。  森山スポーツ交流館の教室の積立資産ですけれども、これにつきましては以前から行っております自主事業、これの余剰金を欠損した場合の備えとして基金に積み立てております。ここ数年しばらくは、支出は行っていませんので、そのままずっと資産として維持しているところでございます。 24 ◯相浦喜代子君[58頁]  施設管理公社に関しましては、4ページに書いてありますように、平成25年に一般社団法人に移行する際に、年平均570万円を市民サービスに使うということで逆に諫早市にいろんなものを御提供いただいているんだと思うのですが、なかなか数字では見えてこない。自主事業をされているところにそれが使われているのかと思うのですが、令和2年度に関しては大体どのようなものにこの570万円が使われたのか。トータルでは1億9,900万円という金額があるわけです。これは35年間にわたって毎年570万円程度を市民サービスに利用するということになっているようなのですが、令和2年度はどのように活用なさったのかというのをお尋ねします。
     御答弁いただいたコスモス花宇宙館に関しては、そのように連携を取り合っているのであれば、その旨連携を取り合っているという1行だけでも書き足していただければ毎回聞かなくてもいいのかなと思っているところでして。本当の意味での連携、こどもの城にはどれだけの入場者数がある、コスモス花宇宙館はこれだけしかないというのがよく言われるところでございますので、そういったところの真の連携というのが、まだ見えてこないような気がいたしますので、そこのところについては事業の連携があったのかどうかを再度お尋ねいたします。  バスについては、密集する空間としてはまさに注意しなくてはいけないところではあるのです。なので、通常仮に40名乗れるバスは20名までとか、そのようなコロナ対策というのを取られているのではないかなと思ったので、お尋ねしたところでしたけれども。消毒は当然と思うところですが、それ以外のコロナ対策というのはどのようになさっているのかお尋ねします。 25 ◯総務部長(中田誠人君)[58頁]  まず、公益事業でございますけれども、令和2年度につきましては光のフェスティバル2020という教育文化事業としてのぞみ会館で事業をしております。例年しておりましたサマーフェスタにつきましては、コロナの関係で中止としております。そのほかに公共施設の修繕等としまして、昨年度につきましては、今議員がおっしゃった570万円を大幅に超えて960万円ほどの修繕等をしていただいております。主なものといたしましては、諫早市体育館の空手道場の床の補修で121万円、小野体育館のフットサル用のネット設置で125万円などとなっております。  それから、コスモス花宇宙館の事業についてはこどもの城との連携ということで、そのような記載の御要望があったということは公社にお伝えしたいと思っております。  また、具体的に一緒にやった事業にどういうものがあるかというのは、申しわけありません、今把握をできておりません。  それから、公用バスのコロナ対策ですけれども、人数制限をかけたりということはしていると聞きましたが、具体的に何人乗りを何人にというところまでは今聞いておりませんけれども、努めておられたということでお伺いしているところです。 26 ◯議長(林田直記君)[58頁]  ほかになければこれをもって報告第3号に対する質疑を終結いたします。  次に、報告第4号「株式会社県央企画の経営状況を説明する書類について」に対する質疑に入ります。 27 ◯田川伸隆君[58頁]  県央企画、干拓の里でございますけれども、令和2年度は新型コロナウイルスの影響をもろに受けまして、大変運営が厳しかったと理解をしているところでございますが、今後の干拓の里について2点ほど質問いたしたいと思います。  まず1点目は、御存じのとおり、開園から26年目が経過いたしまして、施設の老朽化、また施設内の地盤沈下の進行がありまして、安全面でも非常に心配されるところです。また、来場者の減少によりまして今後もかなり厳しい状況が予想されますが、市として干拓の里の現状をどのように認識されているのか。  2点目は施設の現状を考えますと、大幅なリニューアルに加えまして、集客力の向上に向けた対策が急務だと考えておりますが、その点についてお尋ねいたします。 28 ◯農林水産部長(松落輝彦君)[59頁]  議員の御指摘のとおり、全体的に施設が老朽化しております。それと、安全面等を考慮しますと、現状での施設の管理運営というのは非常に厳しい状況にあるのかなということは認識をしておるところでございます。  また、全体的な老朽化に加えまして、令和元年度だったと思いますけど、安全面から大型遊具を撤去いたしました。それで、コンパクトな遊具を設置しております。それに対しての市民の方々、来場者の方々の不平不満があるということも認識をしているところでございます。このような状況を考えますと、コロナ禍が回復した後の入場者の確保といいますか、その辺についても厳しい状況になるのかなということは考えられますので、その辺を含めて対策を練っていきたいと考えております。  また、2点目でございますけれども、やはり施設の大規模な改修やサービスの見直しなど、ハードソフト両面でいろんな対策を立てていかなければいけないかなと、それが急務と思っております。現状を踏まえて指定管理者である県央企画とも十分に協議をして、対応を考えていきたいと考えております。 29 ◯田川伸隆君[59頁]  答弁いただきましたけれども、干拓の里周辺には諫早干拓の自然干陸地、また調整池の活用、5人ボート競技の話も上がっておりまして、非常に干拓の里を中心とした諫早湾周辺地域のにぎわいの創出を考えるところでございますが、やはり市民の皆様方に利用してもらうためには様々な課題があると思うのですが、例えば入園料の無償化とか、具体的な対策はないのか、お尋ねいたしたいと思います。 30 ◯農林水産部長(松落輝彦君)[59頁]  具体的に例えば入園料の無償化ということでございますけれども、どうしたら多くの市民の方に安全安心な形で御利用いただけるかということを考えたときに、例えば総合運動公園なんかはこのコロナ禍の状況の中でもたくさん入場者がいらっしゃったと。また、先ほどの報告にもありましたけれども、山茶花高原ハーブ園、そこもあまり影響を受けていないと。どう違うのかと考えたときに、その2つの施設につきましては確かに入場料が無料ということでございますので、慎重に考えなければいけないと思うのですけれども、実験的に入場料の無料期間とかを設けて、その辺の状況を確認して、その結果を精査いたしまして今後の対策につなげていきたいと考えております。 31 ◯松永隆志君[59頁]  役員体制について、先ほども御説明いただきましたけれども、代表について、従来ならば諫早市の副市長が社長で、そして役員として市のOBの方が専務なり何なりで入っておられるという体制だったのが、今回は副市長が交代された折に、代表取締役ではなくて、相談役という形を取っておられる、これどうしてなのか。先ほどは経過だけ言われましたけど、なぜこういう形になったのか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。やはり副市長が代表ということは市の関与、責任というのが明確に見えてまいります。しかし、副市長が相談役というのは、市はその辺後退した考えで県央企画に臨んでおられるのか。その辺の経緯を教えていただきたいと思います。 32 ◯農林水産部長(松落輝彦君)[59頁]  今回の役員についてでございます。市の関与が薄れるのではないかとおっしゃいましたが、そういう考えはございません。今後、干拓の里の運営をいかにして盛り上げていくかを考えたときに、こういう人事になったということでございます。  まず、経過でございますけれども、5月27日に株主総会がございまして、そこで取締役の選任ということでここに載っていらっしゃる方々が取締役、それと監査役ということになられて、その後の役員会の中で取締役社長、代表取締役と取締役相談役ということで。従来であれば、副市長が代表取締役、それと専務取締役ということで決めておりました。今回、専務を経験された方が代表取締役となっております。何でこういう形になりましたかというと、平成28年5月に専務になられて、これまで5年間干拓の里の運営にいろいろ携わってこられました。その中で干拓の里の適正な管理運営業務の遂行でありますとか、集客のための誘致活動でありますとか、各種事業の企画、立案、またサービスの向上に努められております。そういう中で、特に細かいことを申しますと、例えば経営努力の中で電気料金とかも事業会社とお話をされて、240万円ぐらいの経費節減をされたりとか、社員教育であったりとかいろんなことで干拓の里を盛り上げてこられておりますので、この方だったら大丈夫だろうということで考えております。決して、市の関与を薄くするということではございませんで、そのために副市長は相談役ということで残っていただいたということでございます。 33 ◯松永隆志君[60頁]  今の御説明、ちょっと納得できない部分がございますけれども。  1つには、副市長が代表でなくなるという体制を取りました。次のときどうなるのです。例えば、今度なられました代表が退任される折、市のOBではなくて誰が代表になる。これももう言ってみれば副市長が代表というのは指定職みたいなもので頭になっていただいた。そして、市のOBの方が専務になり。だから、常に市のOBの方なんかが次に備えてずっとやっていかれるわけですよね。今度の新しい体制では市のOBの方、次代表以外にないわけですよね。そうしたら、代表退任の折には次、市から行かれる方が代表をされるのですか。やっぱり組織体制というのは次も考えての体制づくりだから、その辺も当然考えておられると思いますけど。その辺の考え方について教えてください。 34 ◯農林水産部長(松落輝彦君)[60頁]  次の体制ということでございます。  まず、県央企画というのは、株式会社でございまして、取締役の中には株主の方たちも入っていらっしゃいます。そこの意見も尊重しながら。市は62.5%の出資をしておりますので、当然市の意向というのも働きます。そういうふうな中で、次回どうなるかというときにはそのときの状況を考えて、いい方向にもっていきたいと思っております。 35 ◯議長(林田直記君)[60頁]  いいですか。(発言する者あり) 36 ◯相浦喜代子君[60頁]  私もその質問をするつもりでしたので、先にそちらからいくのですが。5ページ、従業員状況が書いてあります。ここは昨年度からマイナス1名で、平均年齢は昨年度からほぼ1歳、47.8歳から48.6歳に上がっています。平均勤続年数は22.2年から22.7年に上がっています。こうした中で、先ほど来から質疑があっていました代表取締役が変わる。確かにその方は元々諫早市のOBだったかもしれないけれども、現状は5年間そこで働いて、いろんなノウハウを持ち、そして、株式会社ということでその代表取締役になったということだと思うのです。  私が質問したいのは、先のことまで考えたときに、ここのマイナスのままではなくて、要はプロパーを育てていくということも含めて、若い方を採用し、そしてこれから先の干拓の里のあり方を考えていくという1つの好機として諫早市はそういうふうに考えているのかなと私は思ったのですが。今後の採用計画を含めて、新しく代表取締役になった方とのお話もされているのではないかと思うのですが、その辺りはいかがでしょうか。 37 ◯農林水産部長(松落輝彦君)[60頁]  5ページの従業員の状況のところでございますけれども、令和3年3月31日現在で6名ということで、正規職員が1名減になっております。5月に入りまして、1名正規職員を雇用しまして、現状では7名体制で行っているところでございます。ここも当然県央企画と十分協議をしながら、今後について検討していきたいと思いますけれども、まずもっては7名体制を維持しているという状況でございます。 38 ◯相浦喜代子君[60頁]  それであれば、来年見たときに7名で、1名増えて、平均年齢も下がり、勤続年数も下がるということを期待させていただきたいと思っております。  次に、質疑させていただきたいのは4ページ、これも先ほどのいいもりの月の丘と同じようなことになるのですが、最下段、指定管理者に対する助成金を諫早市から受けることになり、マイナス計上分を補填していただきましたとございますので、総額とそれからこれも国、県、市で負担があったのではないかと思いますので、それぞれの金額をお尋ねいたします。 39 ◯農林水産部長(松落輝彦君)[60頁]  4ページの件でございますけれども、まず国から持続化給付金ということで200万円、それと県から休業要請協力金ということで30万円、それと市から指定管理者緊急支援補助金ということで430万円をいただいております。 40 ◯議長(林田直記君)[60頁]  質疑を保留し、しばらく休憩します。                 午後0時9分 休憩                 午後1時10分 再開 41 ◯議長(林田直記君)[61頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行します。 42 ◯松本正則君[61頁]  先ほどの役員の人事ですけども、もともと干拓の里、株式会社県央企画がしたのですが、当初は直営でするのかどうするかという議論から始まりまして、その当時、直営ではなく出資を仰いで、筆頭は市が持つという形でスタートした経緯もあります。  そういうことを考えると、市が3分の2近くの株を保有し、皆さんに資金の協力を仰いだ経緯、そういう形でこの株式会社県央企画は始まりまして、この干拓の里については、干拓の歴史を後世にいろいろ伝えるために資料館を中心に、無償化でもいいぐらいの気持ちで造られてきた経緯がございます。  その流れの中で、だんだんと売上げが上がって、自分たちで独立採算できるような株価が上がるぐらいまで行ったのなら話は別ですが、そうではなくて、今でもほとんど直営状態で行っているのが事実でございますので、そこを考えると、どう考えても取締役のトップは株を一番保有している諫早市の代表がトップとならないと、それは到底受け入れられないことだと思いますので、再検討して元に戻していただきたいと思いますが、御答弁を。 43 ◯農林水産部長(松落輝彦君)[61頁]  過去の経過から元に戻していただきたいという御意見でございます。  干拓の里の現状を考えますと、老朽化であるとか、特にコロナ禍の中で目標の50%を切る入場者であったと、利益も出なかったというところは、確かに現状として非常に厳しいと。ただ、そこは市の施設でございますから、きちんと市が対応していくというところは、今までどおり変わりなくやっていきたいと思います。  ただ、一番最初にそういう経緯があって、副市長が社長であるべきだというところも十分分かるのですけれども、現状をどうにかして打開したいと、このような状況の中で、今までいろいろ改革をしてこられた専務を社長に迎えて、一回チャレンジをさせていただきたいという願いもございまして、このような状況になっております。 44 ◯松本正則君[61頁]  それは、企画部門の人をチャレンジさせればいいことであって、代表は副市長でいいのではないですか。実際に行う人がそういう形を取って持っていけばいいことであって、あくまでもこの株式会社が、独立採算ができるのであれば誰がなろうと構いませんが、そこまで言うのであったら株式会社県央企画を辞めてもらったほうがまだましです。答弁は。 45 ◯副市長(藤山 哲君)[61頁]  御答弁させていただきたいと思います。  以前は、副市長が確かに代表取締役を兼ねておりました。今日の報告で4件、市が100%出資の一般財団法人とか、あるいは特別法人の諫早市土地開発公社等の報告があっておりますけども、もともとの歴史から申しますと、株式会社県央企画でございます。本日はこの経営状況の報告でございまして、株式会社県央企画は、本来は県央地域における都市開発、地域開発計画の企画、調査、設計業務を定款として発足しております。後で追加されておるのが、干拓の里の管理運営業務でございます。  株式会社県央企画第三セクターと干拓の里は、表裏一体でございますので、同一と捉えられがちなのですけど、干拓の里というのは諫早市の公の施設でございますので、市に100%の責任がございます。  ただ、株式会社県央企画は、諫早市の出資が62.5%でございますので、仮に莫大な利益があったとしても、62.5%の配当しか頂けない。逆に、今度は破綻した場合でも、責任は62.5%だということが事実でございます。  私が副市長に就任と同時に代表取締役ではなくなって、少し引いたような印象があるかもしれませんけども、決してそういうことではございません。先ほど申しましたように、本日報告されております類似の団体、小長井振興公社、これも小長井山茶花高原物産販売所を、指定管理を受けている団体でございますけども、市のOBが理事長としてきちんとした経営をされて、このコロナ禍でも赤字ではなく集客も賄えております。そして、諫早市施設管理公社、これも100%市の出資で、市の公の施設を管理されておりますけども、こちらの理事長も市のOBでございます。  今まで副市長が株式会社県央企画の代表取締役でございましたけれども、現場と市役所と往復をして意思決定をしたり協議をしたりという時間もロスがございましたので、今回は現場サイドで迅速に意思決定をしたり、いろんな経営、運営を図ろうということで、前向きな検討をなされた結果、全会一致で株主総会、そして、その後行われました取締役会でもこのような人事になったということでございますので、どうぞ御理解をいただければと思います。よろしくお願いいたします。 46 ◯北島守幸君[62頁]  今、御答弁いただいて、それが答えなのでしょうけども、まず、私も趣旨としては、先ほどこちら側から何人か質問された方と同じ趣旨で聞きますけど、ちょっと角度を変えて、この相談役というのは法的にどういう意味合いのものでございましょうか。 47 ◯副市長(藤山 哲君)[62頁]  相談役といいますのは、取締役の一員でございまして、取締役が全部で9名おります。そのうち、市の関係、私も含めて市の現職の次長、あるいはOBの方を入れて5人が市の関係でございます。4人が民間の方でございますけども、代表取締役というのはもちろん代表権がございますので、決定権がございますけども、私が就任したのは取締役相談役でございますので、ほかの相談役と同等の1票の議決権、それと、代表取締役あるいは株式会社県央企画から何らかの相談事があった場合には、相談をするという立場だと思っております。 48 ◯北島守幸君[62頁]  読んで字のごとく相談役なのでしょうけど、位置づけとしては一般取締役で、専務でも常務でもないということで、ナンバー2ではないわけですか。 49 ◯副市長(藤山 哲君)[62頁]  ナンバー1、ナンバー2というのはよく分かりませんが、ナンバー1は間違いなく代表取締役でございますけども、権限としては正式にナンバー2という位置づけはないかもしれませんけども、公の施設の設置者である市を代表して参加するわけですので、代表取締役が判断される場合には、恐らく重要案件については全て相談があるものと思っているところでございます。 50 ◯北島守幸君[62頁]  3回目ですけど、部長、趣旨は冒頭言いますように、なぜ副市長がトップでないのかという趣旨で一緒なのですけども、その辺の非常に分かりにくい、説明はそれで十分されているのでしょうけど、こちら側に伝わらない説明に終始しているような気もしますし、やはり事実として副市長が代表取締役でなくなったという、トップではないという形をみれば、何となく先ほどからのこちら側の質問どおり、腰が引いた、少し様子を見ようみたいな位置づけに映るのは、これはもうしょうがないですね。そういうムードがあられるのでしょうから。  部長、まとめて、簡単でいいですから、いや、そうじゃないのだと、ねじり鉢巻きでやるのだということで御答弁をお願いします。 51 ◯農林水産部長(松落輝彦君)[62頁]  干拓の里につきましては、責任を持って対応していきたいと思っておりますし、今後もよりよきものにしていきたいというのは、前からも変わりません。今後も、あの施設を市民の皆様が安全で安心に利用できるような、それでまた、干拓の里の条例にもありますとおり、その条例の趣旨に沿ったような形で運営ができるように頑張ってまいりたいと思います。 52 ◯議長(林田直記君)[62頁]  ほかにありませんか。      (「なし」と言う者あり) 53 ◯議長(林田直記君)[62頁]  ほかになければ、これをもって報告第4号に対する質疑を終結いたします。  次に、報告第5号「諫早市土地開発公社の経営状況を説明する書類について」に対する質疑に入ります。      (「なし」と言う者あり) 54 ◯議長(林田直記君)[62頁]  なければ、これをもって報告第5号に対する質疑を終結いたします。  次に、報告第6号「一般財団法人諫早市小長井振興公社の経営状況を説明する書類について」に対する質疑に入ります。      (「なし」と言う者あり) 55 ◯議長(林田直記君)[62頁]  なければ、これをもって報告第6号に対する質疑を終結いたします。  次に、報告第7号「専決処分の報告について(諫早市国民健康保険条例等の一部を改正する条例)」に対する質疑に入ります。      (「なし」と言う者あり) 56 ◯議長(林田直記君)[62頁]  なければ、これをもって報告第7号に対する質疑を終結いたします。  次に、報告第8号「専決処分の報告について(工事請負契約の変更について:多良見クリーンセンター解体工事)」に対する質疑に入ります。
         (「なし」と言う者あり) 57 ◯議長(林田直記君)[63頁]  なければ、これをもって報告第8号に対する質疑を終結いたします。  次に、報告第9号「専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて:公用車による事故に係るもの(赤崎町))」に対する質疑に入ります。      (「なし」と言う者あり) 58 ◯議長(林田直記君)[63頁]  なければ、これをもって報告第9号に対する質疑を終結いたします。  次に、報告第10号「繰越明許費について(令和2年度諫早市一般会計)」に対する質疑に入ります。      (「なし」と言う者あり) 59 ◯議長(林田直記君)[63頁]  なければ、これをもって報告第10号に対する質疑を終結いたします。  次に、報告第11号「令和2年度諫早市水道事業会計予算繰越額の使用に関する計画について」に対する質疑に入ります。      (「なし」と言う者あり) 60 ◯議長(林田直記君)[63頁]  なければ、これをもって報告第11号に対する質疑を終結いたします。  次に、報告第12号「令和2年度諫早市工業用水道事業会計予算繰越額の使用に関する計画について」に対する質疑に入ります。      (「なし」と言う者あり) 61 ◯議長(林田直記君)[63頁]  なければ、これをもって報告第12号に対する質疑を終結いたします。  次に、報告第13号「令和2年度諫早市下水道事業会計予算繰越額の使用に関する計画について」に対する質疑に入ります。      (「なし」と言う者あり) 62 ◯議長(林田直記君)[63頁]  なければ、これをもって報告第13号に対する質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております報告第3号から報告第13号までは、以上の報告をもって御了承願います。  次に、日程第5「議案第34号から議案第39号まで」の議案6件を一括議題とし、提案理由につき市当局の説明を求めます。  まず、議案第34号。 63 ◯財務部長(岩本 広君)[63頁]  議案第34号「専決処分の承認を求めることについて(諫早市税条例等の一部を改正する条例)」について、御説明いたします。  本案は、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、諫早市税条例等の一部を改正する条例を専決処分いたしましたので、同条第3項の規定により御報告し、御承認をお願いするものでございます。  本条例は、令和3年3月31日に公布されました地方税法等の一部を改正する法律の規定の一部が、同年4月1日からの施行であったため、市税条例等において必要な改正を行ったものでございます。  改正の主な内容につきまして御説明いたしますので、議案の最後に添付しております議案第34号資料を御覧ください。  まず、土地に係る固定資産税及び都市計画税の負担調整措置の延長等についてでございます。  土地に係る令和3年度の評価替えに伴い、現行の負担調整措置を令和3年度から5年度まで3年間延長するとともに、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、納税者の負担感に配慮するため、令和3年度に限り負担調整措置等により課税標準額が増加する土地につきまして、前年度の課税標準額に据え置くものでございます。  次に、軽自動車税の見直しでございます。  1点目の環境性能割の臨時的軽減の延長でございますが、軽自動車を取得する際の環境性能割の1%軽減につきまして、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う対応として、適用期限を令和3年12月31日まで9か月延長するものでございます。  2点目のグリーン化特例(軽課)の見直しでございますが、軽四輪自動車等を新規取得した翌年度に限り、燃費性能等に応じて税率を軽減する特例につきまして、適用期限を令和5年度まで2年延長するものでございます。なお、50%軽減及び25%軽減の対象につきましては、営業用軽乗用車のみに限定しております。  次に、住宅ローン控除の特例期限の延長でございます。令和16年度までの住宅ローン控除の適用期限につきまして、経済対策としてさらに1年延長するものでございます。  なお、施行期日につきましては、令和3年4月1日といたしました。  以上、簡単ではございますが、議案第34号の説明を終わります。よろしく御審議を賜り、御承認いただきますようお願いいたします。 64 ◯議長(林田直記君)[64頁]  次に、議案第35号。 65 ◯健康福祉部長(関 栄治君)[64頁]  議案第35号「専決処分の承認を求めることについて(諫早市介護保険条例の一部を改正する条例)」につきまして、御説明申し上げます。  本案は、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、諫早市介護保険条例の一部を改正する条例を専決処分いたしましたので、同条第3項の規定により報告し、御承認をお願いするものでございます。  本条例は、介護保険法施行規則等の一部を改正する省令が本年2月17日に公布され、同年4月1日から施行することを受けて、法の施行日に合わせて条例を改正する必要があることから、専決処分をしたものでございます。  改正の内容につきまして御説明申し上げますので、議案第35号資料を御覧ください。  所得段階ごとの保険料率という表題でございます。  表の左側が改正前、令和2年度の保険料、右側が改正後、令和3年度以降3年間の保険料でございます。  表の最上部に記載しております負担割合及び保険料年額につきましては、令和3年度から令和5年度までの各年度においても現行どおりといたしております。  また、所得段階につきましては、第1段階から第6段階までは変更ございませんが、第7段階から第9段階までの対象者の基準につきまして、前年の合計所得金額の200万円の部分を210万円に、300万円の部分を320万円にそれぞれ国が省令にて改正した内容どおりとしたものでございます。  なお、施行期日につきましては、令和3年4月1日としております。  以上、簡単ではございますが、議案第35号の説明を終わらせていただきます。よろしく御承認いただきますようお願い申し上げます。 66 ◯議長(林田直記君)[64頁]  次に、議案第36号。 67 ◯財務部長(岩本 広君)[64頁]  議案第36号「専決処分の承認を求めることについて(令和2年度諫早市一般会計補正予算(第10号))」につきまして、御説明いたします。  本案は、地方自治法第179条第1項の規定に基づきまして、令和2年度諫早市一般会計補正予算(第10号)を別紙のとおり専決処分いたしましたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、御承認をお願いするものでございます。  予算書の1ページをお開きください。  歳入歳出予算の補正は、第1条に記載いたしておりますとおり、歳入歳出それぞれ12億1,100万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ918億5,600万円としたものでございます。  第2条の繰越明許費補正につきましては、7ページをお開きください。  第2表、繰越明許費補正の追加でございます。これは、7款1項環境費、廃棄物処理施設解体事業において、アスベスト除去工事の追加に伴い繰越しの必要が生じたため補正したものでございます。  第3条の地方債の補正につきまして御説明申し上げますので、8ページをお開きください。  第3表、地方債補正の追加でございます。また、次の9ページは、同じく第3表、地方債補正の変更でございます。これらは、令和2年度における事業費の確定に伴いまして、その財源である地方債の額を決定いたしましたので、それぞれの表の下段、限度額の合計欄の上に括弧書きでお示ししております金額を追加または変更したものでございます。  なお、補正後の地方債の合計額は、9ページの右下に記載しております65億9,130万円でございます。  次に、歳入歳出の概要につきまして御説明いたしますので、お手元に別に配付しております資料1、令和2年度3月補正予算専決予算説明資料を御覧いただきたいと存じます。  1ページをお開きください。  補正予算の概要でございます。  補正予算第10号の内容は、1.地方交付税等の確定及び寄付の採納に伴う基金積立、2.起債等の特定財源の確定に伴う財源更正、3.事業費の確定に伴う減額について計上したものでございます。  補正予算の額は、12億1,100万円の追加としており、現計予算と合算いたしますと、予算総額は918億5,600万円となります。これを前年度の同期と比較いたしますと、265億7,800万円、率にして40.7%の増となっております。  なお、新型コロナウイルス感染症による影響を除いた通常ベースで比較いたしますと、60億6,460万9,000円、率にして9.3%の増となります。  また、地方交付税等の確定に伴う一般財源による基金積立につきましては、合計で39億5,000万円としております。  次に、2ページでございますが、これは、今回補正後の歳入歳出予算額を前年度同期の予算額とそれぞれ款別に比較した資料でございます。  次に、4ページをお開きください。  基金積立状況一覧表でございます。補正後の令和2年度末基金現在高見込みは、222億110万6,000円となっております。  次に、5ページは、参考といたしまして、新型コロナウイルス感染症による影響を除いた通常予算ベースで、今回補正後の歳入歳出予算額を前年度同期と比較した資料を掲載しております。  以上で、議案第36号の説明を終わります。よろしく御審議を賜り、御承認いただきますようお願いいたします。 68 ◯議長(林田直記君)[65頁]  次に、議案第37号。 69 ◯健康福祉部長(関 栄治君)[65頁]  議案第37号「専決処分の承認を求めることについて(令和2年度諫早市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号))」につきまして、御説明申し上げます。  本案は、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、令和2年度諫早市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)を別紙のとおり専決処分いたしましたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、御承認をお願いするものでございます。  予算書の1ページをお開きください。  歳入歳出予算の補正は、第1条に記載しておりますとおり、歳入歳出予算の総額にそれぞれ3億5,000万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ175億6,134万4,000円としたものでございます。  次に、補正の概要につきまして御説明申し上げますので、別にお配りしております資料1、令和2年度3月補正専決予算説明資料の3ページを御覧ください。  上段の国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)の概要でございます。  今回の補正は、歳出欄に記載していますとおり、基金積立金でございまして、主に県支出金の増などにより、余剰金の一部を諫早市国民健康保険財政調整基金に積み立てたものでございます。  4ページが、基金積立状況一覧表でございますが、同表の下段に記載しております諫早市国民健康保険財政調整基金の補正後の令和2年度末基金残高見込みは6億6,547万1,000円となっております。  以上で、議案第37号の説明を終わります。よろしく御承認いただきますようお願い申し上げます。 70 ◯議長(林田直記君)[65頁]  次に、議案第38号。 71 ◯市民生活環境部長(田川浩史君)[65頁]  議案第38号「専決処分の承認を求めることについて(令和2年度諫早市駐車場事業特別会計補正予算(第1号))」につきまして、御説明申し上げます。  本案は、地方自治法第179条第1項の規定に基づきまして、令和2年度諫早市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)を別紙のとおり専決処分いたしましたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、御承認をお願いするものでございます。  予算書の1ページをお開き願います。  本案は、第1条で歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ577万7,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3,162万3,000円としたものでございます。  それでは、資料1の令和2年度3月補正専決予算説明資料で御説明いたしますので、3ページの下段の表を御覧いただきたいと思います。  補正予算の内訳でございますが、歳入におきまして、事業収入の駐車場使用料を609万5,000円減額し、一般会計繰入金31万8,000円を追加いたしました。  歳出におきましては、駐車場事業費において繰出金など577万7,000円を減額したものでございます。これは、コロナ禍の影響により、駐車場利用者数が減少したことに伴う使用料収入の減額分を繰出金等で減額補正したものでございます。  以上、簡単ではございますが、議案第38号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議を賜り、御承認いただきますようお願い申し上げます。 72 ◯議長(林田直記君)[66頁]
     次に、議案第39号。 73 ◯財務部長(岩本 広君)[66頁]  議案第39号「専決処分の承認を求めることについて(令和3年度諫早市一般会計補正予算(第1号))」につきまして、御説明いたします。  本案は、地方自治法第179条第1項の規定に基づきまして、令和3年度諫早市一般会計補正予算(第1号)を別紙のとおり専決処分いたしましたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、御承認をお願いするものでございます。  予算書の1ページをお開きください。  歳入歳出予算の補正は、第1条に記載しておりますとおり、歳入歳出それぞれ1億3,900万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ606億3,900万円としたものでございます。  次に、歳入歳出の概要につきまして御説明いたしますので、お手元に別に配付しております資料2、令和3年4月補正専決予算説明資料を御覧いただきたいと存じます。  1ページをお開きください。  補正予算の概要でございます。  補正予算(第1号)の内容は、子育て世帯生活支援特別給付金(ひとり親世帯分)支給事業について計上したものでございます。また、歳入予算の内訳につきましては、国庫支出金及び諸収入でございます。  次の2ページは、補正後の歳入歳出予算額を前年度同期の予算額とそれぞれ款別に比較した資料でございます。  次に、3ページでございますが、子育て世帯生活支援特別給付金(ひとり親世帯分)支給事業の概要を掲載しております。  以上で、議案第39号の説明を終わります。よろしく御審議を賜り、御承認いただきますようお願いいたします。 74 ◯議長(林田直記君)[66頁]  これより議案ごとに質疑に入ります。  まず、議案第34号「専決処分の承認を求めることについて(諫早市税条例等の一部を改正する条例)」に対する質疑に入ります。      (「なし」と言う者あり) 75 ◯議長(林田直記君)[66頁]  なければ、これをもって議案第34号に対する質疑を終結いたします。  次に、議案第35号「専決処分の承認を求めることについて(諫早市介護保険条例の一部を改正する条例)」に対する質疑に入ります。 76 ◯西田京子君[66頁]  議案第35号の説明にちょっと質問をいたします。議案第35号資料にありますように、改正前、改正後の第7段階、第8段階、第9段階、それぞれ9段階の方が8段階になる、また、8段階の方が7段階になるということが発生すると思いますので、何人ぐらいの方が影響を受けられるのかお聞きいたします。 77 ◯健康福祉部長(関 栄治君)[66頁]  第8段階の方が第7段階が377人、第9段階が第8段階が222人、合計で599名と見込んでおります。 78 ◯議長(林田直記君)[66頁]  ほかにありませんか。      (「なし」と言う者あり) 79 ◯議長(林田直記君)[66頁]  ほかになければ、これをもって議案第35号に対する質疑を終結いたします。  次に、議案第36号「専決処分の承認を求めることについて(令和2年度諫早市一般会計補正予算(第10号))」に対する質疑に入ります。      (「なし」と言う者あり) 80 ◯議長(林田直記君)[66頁]  なければ、これをもって議案第36号に対する質疑を終結いたします。  次に、議案第37号「専決処分の承認を求めることについて(令和2年度諫早市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号))」に対する質疑に入ります。      (「なし」と言う者あり) 81 ◯議長(林田直記君)[66頁]  なければ、これをもって議案第37号に対する質疑を終結いたします。  次に、議案第38号「専決処分の承認を求めることについて(令和2年度諫早市駐車場事業特別会計補正予算(第1号))」に対する質疑に入ります。      (「なし」と言う者あり) 82 ◯議長(林田直記君)[67頁]  なければ、これをもって議案第38号に対する質疑を終結いたします。  次に、議案第39号「専決処分の承認を求めることについて(令和3年度諫早市一般会計補正予算(第1号))」に対する質疑に入ります。 83 ◯岩竹洋一君[67頁]  議案第39号の子育て世帯生活支援特別給付金(ひとり親世帯分)支給事業の件なのですけど、私、ちょっとこれに当てはまる人から質問を受けまして、特にこのひとり親世帯の1)、2)、3)とあるのですけど、1)の4月分の児童扶養手当の支給を受けている者に対する給付の日にちとか、具体的な、そういうのがよく分からないということで質問を受けました。その広報というか、いつ支給されますよとか、そういう取組はどうなっているのか、ちょっと教えていただければと思います。 84 ◯健康福祉部長(関 栄治君)[67頁]  今回、ひとり親家庭の中で児童扶養手当を受給されている方につきましては、5月に支給するということでやっております。児童扶養手当と同時にお配りしているものですから、特に申請等も必要なく支給をしたということでございます。  それから、児童扶養手当を受けていない方でも、一定の基準の方にはこの給付があるということでしたので、そういったものはホームページ等でお知らせをして、申請を受付中でございまして、予定では今月と来月ぐらいに支給すると考えています。 85 ◯議長(林田直記君)[67頁]  ほかになければ、これをもって議案第39号に対する質疑を終結いたします。  お諮りいたします。議案第34号から議案第39号までにつきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 86 ◯議長(林田直記君)[67頁]  異議ありませんので、議案第34号から議案第39号までにつきましては、委員会の付託を省略することに決定いたしました。  討論受付のため、しばらくこの場で休憩いたします。                 午後1時47分 休憩                 午後1時48分 再開 87 ◯議長(林田直記君)[67頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  これより、議案ごとに順次、討論、採決いたします。  まず、議案第34号に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。議案第34号は、これを承認することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 88 ◯議長(林田直記君)[67頁]  異議ありませんので、議案第34号は承認することに決定いたしました。  次に、議案第35号に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。議案第35号は、これを承認することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 89 ◯議長(林田直記君)[67頁]  異議ありませんので、議案第35号は承認することに決定いたしました。  次に、議案第36号に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。議案第36号は、これを承認することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 90 ◯議長(林田直記君)[67頁]  異議ありませんので、議案第36号は承認することに決定いたしました。  次に、議案第37号に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。議案第37号は、これを承認することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 91 ◯議長(林田直記君)[67頁]  異議ありませんので、議案第37号は承認することに決定いたしました。  次に、議案第38号に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。議案第38号は、これを承認することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 92 ◯議長(林田直記君)[68頁]  異議ありませんので、議案第38号は承認することに決定いたしました。  次に、議案第39号に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。議案第39号は、これを承認することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 93 ◯議長(林田直記君)[68頁]  異議ありませんので、議案第39号は承認することに決定いたしました。  次に、日程第6「議案第40号から議案第49号まで」の議案10件を一括議題とし、提案理由につき、市当局の説明を求めます。  まず、議案第40号。 94 ◯総務部長(中田誠人君)[68頁]  議案第40号「諫早市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例」につきまして御説明申し上げます。  本案は、国において、書面主義、押印原則、対面主義の見直しが行われており、本市においても業務そのものの見直しや効率化を推進することにより、行政サービスの効率的・効果的な提供に資するため、各種申請書等への押印の見直しを行っており、職務の服務の宣誓につきましても、国家公務員に準じ、所要の改正を行おうとするものでございます。  それでは、改正内容について御説明申し上げます。  1点目は、職員の服務の宣誓につきましては、国家公務員に準じ、署名及び対面を不要とし、宣誓書の提出により実施しようとするものでございます。  2点目は、地方公務員法第22条の2第1項に規定する会計年度任用職員の服務の宣誓につきましては、別段の定めをすることができるとするものでございます。  3点目は、宣誓書の様式について押印を廃止するものでございます。  附則につきましては、この条例は公布の日から施行することとするものでございます。  以上で、議案第40号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 95 ◯議長(林田直記君)[68頁]  次に、議案第41号。 96 ◯政策振興部長(中村秀憲君)[68頁]  議案第41号「諫早市森山郷土資料館条例の一部を改正する条例」につきまして御説明を申し上げます。  本案は、施設の老朽化が進むとともに、広範囲にシロアリの被害が確認された諫早市森山郷土資料館古民家の用途を廃止するため、所要の改正を行おうとするものでございます。  改正の内容は、第2条で古民家に係る施設の名称等の規定を削除するとともに、条例中、古民家の利用に関する規定を削り、第9条を第5条へと繰り上げるものでございます。
     附則につきましては、この条例の施行日を令和3年8月1日とするものでございます。  なお、次のページに、資料として古民家の概要を添付しておりますので、後ほど御覧いただければと存じます。  以上で、議案第41号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 97 ◯議長(林田直記君)[68頁]  次に、議案第42号。 98 ◯財務部長(岩本 広君)[68頁]  議案第42号「諫早市税条例及び諫早市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例」について御説明いたします。  本案は、令和3年度税制改正によりまして、令和3年3月31日に地方税法等の一部を改正する法律が公布されるとともに、税務関係書類における押印義務が見直されたことに伴い、市税条例及び固定資産評価審査委員会条例について所要の改正を行おうとするものでございます。  改正の主な内容につきまして御説明いたしますので、議案の最後に添付しております議案第42号資料を御覧ください。  まず1点目、個人市民税の非課税限度額等における扶養親族の取扱いの見直しについてでございます。  個人市民税均等割と所得割の非課税限度額の算定に用いる扶養親族の範囲につきまして、16歳未満の者と控除対象扶養親族に限定するものでございます。  次に2点目、セルフメディケーション税制の延長についてでございます。  個人市民税における特定一般用医薬品等購入費を支払った場合の医療費控除の特例につきまして、適用期限を令和9年度まで5年延長するものでございます。  3点目の寄附金控除における寄附金の範囲の見直しについてでございます。  特定公益増進法人等への寄附金につきまして、控除の対象から出資に関する業務に充てることが明らかな寄附金を除くものでございます。  4点目の署名押印の見直しについてでございます。  令和3年度の税制改正において、国税の関係書類について原則として押印義務が廃止されるとともに、地方税関係書類についても同様の取扱いとされたことを受けまして、固定資産課税台帳に登録された価格に関する不服審査手続の関係書類について署名押印義務を廃止するものでございます。  施行期日につきましては、1に関するものは令和6年1月1日、2及び3に関するものは令和4年1月1日、4に関するものは公布の日としております。  以上、簡単ではございますが、議案第42号の説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 99 ◯議長(林田直記君)[69頁]  次に、議案第43号。 100 ◯市民生活環境部長(田川浩史君)[69頁]  議案第43号「諫早市手数料条例の一部を改正する条例」について御説明申し上げます。  本案は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆるマイナンバー法の一部が改正されたことにより、令和3年9月1日から地方公共団体情報システム機構が個人番号カードを発行する主体として明確に位置づけられるとともに、個人番号カードの再発行に係る手数料につきまして同機構がこれを徴収することとなりました。これに伴いまして、個人番号カードの再交付に係る手数料を定めた諫早市手数料条例につきまして、所要の改正を行おうとするものでございます。  内容といたしましては、第2条の手数料を徴収する事務の種類と金額を定めた表から、個人番号カードの再交付の項目を削除しようとするものでございます。  附則でございますが、この条例は令和3年9月1日から施行することといたしております。  以上、簡単ではございますが、議案第43号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 101 ◯議長(林田直記君)[69頁]  次に、議案第44号。 102 ◯教育長(石部邦昭君)[69頁]  議案第44号「諫早市立学校県費負担教職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例」について御説明申し上げます。  国の書面主義、押印原則、対面主義の見直しにより、本市においても各種申請書等への押印の見直しを行っているところでございます。  本案は、議案第40号と同趣旨であり、国家公務員に適用される職員の服務の宣誓に関する政令の一部が改正されたことに伴い、諫早市立の学校に勤務する教職員、いわゆる県費負担教職員の服務の宣誓について、国の例に準じて所要の改正を行おうとするものです。  改正の内容につきましては、諫早市立学校の県費負担の教職員の服務の宣誓の実施方法について、国家公務員の例に準じ、上級の公務員の面前で署名を行うことを不要とし、教育委員会に宣誓書を提出することにより実施することを定め、あわせて宣誓書の様式の押印を廃止しようとするものでございます。  次に、附則において、この条例は公布の日から施行することといたしております。  以上で、議案第44号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 103 ◯議長(林田直記君)[69頁]  次に、議案第45号。 104 ◯上下水道局長(矢竹秀孝君)[69頁]  議案第45号「諫早市上下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」について御説明申し上げます。  本案は、現在給水を行っている事業所において、今後工業用水の需要量増加が見込まれるため所要の改正を行おうとするものでございます。  それでは、改正の内容につきまして御説明申し上げます。  別表第2に規定する工業用水道事業の計画1日最大給水量を「1万6,000立方メートル」から「2万1,000立方メートル」に変更するものでございます。  附則でございますが、この条例は令和3年8月1日から施行するものでございます。  次のページの議案第45号資料を御覧ください。  工業用水の水源から給水区域である諫早中核工業団地までの流れを表示いたしております。  丸印が水源で、ここから取水した用水を図面中央の福田送水ポンプ場、図面右の小野島送水ポンプ場を経由し、図面中央下の栗面中継ポンプ場に集めて諫早中核工業団地へ送水する流れとなっております。  今回の整備事業では、既存水源に白丸で表示の6カ所の新規水源を追加し、あわせてポンプ場の送水能力を増強することで、計画1日最大給水量を1万6,000立方メートルから2万1,000立方メートルに増量し、令和7年度を目標に給水する計画としております。  以上、簡単ではございますが、議案第45号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 105 ◯議長(林田直記君)[70頁]  次に、議案第46号及び議案第47号につきましては、同一説明者でありますので、一括して説明を求めます。 106 ◯市民生活環境部長(田川浩史君)[70頁]  議案第46号「町の区域の変更について」御説明申し上げます。  本案は、南諫早産業団地整備事業による土地利用の変更に伴い、地区内の町界の明確化を図るため町の区域を変更したいので、地方自治法第260条第1項の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  議案中の表には、区域を変更する町の名称と編入する区域について記載いたしております。  議案資料3分の1ページは位置図でございます。  議案資料3分の2ページ、平面図をお開きください。  令和3年3月に1工区の造成工事が完了し、団地内に整備された道路などが平山町と栗面町の町界に交錯しているため、道路など恒久的な施設を基準に町界を変更しようとするもので、現在の町の境界を点線で、新たな町の境界を太い実線で表しております。  次に、議案資料3分の3ページは町名町界変更図で、前ページ平面図の区域の変更箇所を拡大したものでございます。  栗面町から平山町へ編入する区域を縦線で、平山町から栗面町へ編入する区域を横線で示したものでございます。  以上簡単ではございますが、議案第46号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。  続きまして、議案第47号「工事請負契約の変更について(多良見クリーンセンター解体工事)」につきまして御説明を申し上げます。  本案は、令和2年9月25日に諫早市議会定例会議案第74号において議決を得て締結し、令和3年3月16日に専決処分により変更した多良見クリーンセンター解体工事の工事請負契約を変更しようとするものでございます。  変更内容は、請負金額につきまして、変更前の「2億1,423万8,200円」から変更後の「2億8,353万8,200円」に増額変更するものでございます。  変更理由につきましては、提案理由に記載のとおり、設計時の事前調査では検出されなかったアスベストが工場棟及び煙突の外壁に下地調整剤として使用されていることが判明したため、アスベスト除去工事を追加するものでございます。  なお、契約工期につきましては、令和3年12月28日までとしておりましたが、工期を延長し、令和4年3月31日までとするものでございます。  資料といたしまして、資料4分の1に契約変更請書の写し、資料4分の2に位置図を、資料4分の3に立面図を、資料4分の4に平面図を添付いたしております。  変更内容の主なものにつきましては、資料4分の4平面図を御覧ください。  変更場所は、斜線で示した建物の工場棟及び煙突の部分でございます。今回この建物の外壁塗装の一番下の部分に使用されていた下地調整材にアスベストが使用されていることが判明したため、大気中への飛散を防止するため、その除去工事を追加するものでございます。  なお、点線で示した管理棟部分につきましては、先ほど御報告いたしましたとおり、アスベスト除去工事を行い、解体工事が完了いたしております。  以上簡単ではございますが、議案第47号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。 107 ◯議長(林田直記君)[71頁]  次に、議案第48号。 108 ◯建設部長(早田明生君)[71頁]  議案第48号「工事請負契約の変更について」説明申し上げます。  本案は、令和2年6月30日に諫早市議会定例会議案第47号において議決を得て締結し、令和2年12月18日に専決処分により変更した市道上宇戸橋公園線道路改良工事(切土法面工事)の工事請負契約を変更しようとするものでございます。  変更内容は、請負金額につきまして、変更前の「3億2,910万200円」から変更後の「3億8,909万3,100円」に増額変更するものでございます。  変更理由につきましては、提案理由に記載のとおり、法面掘削の結果、転石及び土砂が想定以上に混在する極めて不均質な地山であることが確認されたことにより、安全対策を追加するものでございます。  資料といたしまして、議案の次ページから順に、資料5分の1に契約変更請書の写し、資料5分の2に工事箇所の位置図、資料5分の3の市道上宇戸橋公園線道路改良事業全体計画図には、全体計画における対象工事の位置関係をお示ししております。  次に、資料5分の4を御覧ください。  工事の変更内容につきましては、転石破砕工を200立法メートル、モルタル吹付工を1,900平方メートル追加するとともに、815カ所に設置する受圧板の大きさを変更するものでございます。  次に、資料の中央付近にございますアルファベットの文字で「A─A」と表記がございますが、太線の矢印で示した方向へ見た断面図を資料5分の5にお示ししておりますので、次ページをお開きください。  資料右側のA─A断面図を御覧ください。この断面図は、先ほど御説明いたしました変更の内容を図で示したものでございます。  また、資料の左側にはそれぞれの変更内容につきまして、ほかの現場での施工例の写真をお示ししておりますので、あわせて御覧ください。  変更1の内容は、土砂と混在する転石を安全に破砕するために、静的破砕剤を用いるものでございます。  次に、変更2の内容は、法面の切取り後に土砂の流出を防止するためのモルタル吹付工を追加するものでございます。  また、変更3の内容は、工事完了後に転石の崩落を防ぐための受圧板の大きさを、当初計画しておりました一辺の長さが50センチメートルの正方形のものから1メートルに変更するものでございます。  以上簡単ではございますが、議案第48号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 109 ◯議長(林田直記君)[71頁]  次に、議案第49号。 110 ◯財務部長(岩本 広君)[71頁]  議案第49号「令和3年度諫早市一般会計補正予算(第3号)」につきまして御説明いたします。  本案による歳入歳出予算の補正は、第1条に記載いたしておりますとおり、歳入歳出それぞれ34億6,700万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ642億5,200万円にしようとするものでございます。  第2条の繰越明許費につきましては、5ページをお開きください。  第2表、繰越明許費でございます。令和4年度への繰越しが見込まれます13款1項農林水産災害復旧費農地農業用施設災害復旧事業1,950万円を計上するものでございます。  次に、第3条の債務負担行為の補正につきましては、6ページをお開きください。  第3表、債務負担行為補正の追加でございますが、赤ちゃん応援給付金事業につきまして、期間と限度額を定めようとするものでございます。  次に、第4条の地方債補正につきまして御説明いたしますので、7ページを御覧ください。  第4表、地方債補正の追加でございます。起債の目的欄に表記しております交通安全施設整備事業費などの起債の限度額につきまして、表の下段、合計欄の上に括弧書きでお示ししております2億5,240万円を追加しようとするものでございます。  次に、8ページをお開きください。
     第4表、地方債補正の変更でございますが、起債の目的欄に表記いたしております道路橋りょう整備事業費などの起債の限度額につきまして、表の下段、補正後の合計欄の上に括弧書きでお示ししております7億8,250万円を増額しようとするものでございます。  なお、補正後の地方債の合計額は47億9,100万円でございます。  次に、歳入歳出の概要につきまして御説明いたしますので、お手元に別に配付いたしております資料3、令和3年度6月補正予算説明資料を御覧いただきたいと存じます。  1ページをお開きください。補正予算の概要でございます。  補正予算(第3号)の内容は、1.新型コロナウイルス感染症に伴う事業、2.国・県補助の内定に伴う事業、3.市単独で実施が必要な事業、4.県営事業負担金、5.災害復旧事業について計上したものでございます。  なお、今回の補正予算は、新規事業や政策的経費を盛り込んでおりまして、経常的・継続的経費が中心の当初予算に加えて、本格予算となるよう編成いたしております。  補正予算の額は34億6,700万円としており、今回の補正予算額を現計予算と合算いたしますと、予算総額は642億5,200万円となります。これを前年度同期の6月現計と比較いたしますと199億4,100万円、率にいたしまして23.7%の減となっております。これを新型コロナウイルス感染症による影響を除いた通常予算ベースで比較いたしますと38億5,675万5,000円、率にして5.8%の減となります。  また、歳入予算の内訳につきましては、市税以下、記載のとおりでございます。  次に、歳出予算の概要につきまして御説明いたしますので、2ページを御覧ください。  表の右側に「種別」とした項目がありますが、これは新規事業か継続事業か、また国・県支出金を取り込んだ補助事業か、それ以外の単独事業かの区分について表示しております。また、「主事」としている項目は、別に配付しております資料4、令和3年度6月補正予算の主な事業説明書のページを表示しております。  それでは、まず2款総務費でございますが、庁舎管理費に新規事業として庁舎Wi─Fi環境整備事業1,000万円、3款政策振興費では、企画費に新規事業として本明川ボート練習場活用促進事業493万円、5款健康費では、予防費に新規事業として新型コロナウイルス感染症抗原検査キット配付事業500万円を計上しております。  次に、3ページをお開きください。  8款農林水産費では、有害鳥獣対策費に有害鳥獣被害防止緊急対策事業1億5,285万9,000円を計上しております。  次に、1つ飛ばして5ページをお開き願います。  水産振興費に新規事業として水産物冷凍保管施設整備事業3,163万2,000円、9款商工振興費では、商業振興費に新規事業として飲食店認証制度推進事業3,710万円、特別定額給付金給付費に赤ちゃん応援給付金事業9,550万円を計上しております。  次に、6ページを御覧ください。  10款建設費では、道路橋りょう建設費に南諫早産業団地関連道路整備事業5,524万4,000円などを計上しております。  次に、7ページをお開きください。  11款消防防災費では、防災対策費に自然災害対策事務(避難所対策強化)1,200万円、12款教育費では、図書館費に新規事業として感染対策機器購入事業760万円を計上しております。  次に、県営事業について御説明いたしますので、別に配付しております資料4の17ページをお開きください。  資料4の17ページから18ページは、県営事業市負担金の一覧表でございます。15の事業につきまして、所管部順に事業の名称、今年度の県が行う事業費、うち市の負担金、事業期間及び施行内容を記載しております。  また、18ページの下段には合計欄を記載しておりますが、県の事業費が9億7,268万2,000円で計画されており、そのうち市の負担は1億2,080万5,000円となっておりまして、市負担金の約8倍の事業費で県営事業が施行される予定ということになります。  次に、19ページは、新型コロナウイルス感染症対策事業一覧表でございます。  下段の表の合計欄に記載しておりますとおり、今回の補正予算におきまして総額4億2,469万円の関連事業費を計上いたしております。  以上で、歳出関係の説明を終わります。  続きまして、恐れ入りますが先ほどの資料3にお戻りください。資料3の8ページをお開き願います。  8ページから10ページにかけては、歳入予算の款別明細を表した資料でございます。  次に、11ページをお開きください。  これは、補正後の歳入歳出予算額を前年度同期の予算額とそれぞれ款別に比較した資料でございます。  次に、12ページは、第3表、債務負担行為補正の説明でございます。これは、赤ちゃん応援給付金事業につきまして、翌年度の申請に対応するため、令和4年度の債務負担行為を計上するものでございます。  次に、13ページをお開きください。  これは、基金積立状況一覧表でございます。基金の令和3年度末現在高見込みは187億9,025万2,000円となっております。  14ページは、参考資料として、新型コロナウイルス感染症による影響を除いた通常予算ベースでの補正後の歳入歳出予算額を前年度同期の予算額とそれぞれ款別に比較したものでございます。  以上で、議案第49号の説明を終わります。よろしく御審議を賜りますようお願いいたします。 111 ◯議長(林田直記君)[73頁]  次に、日程第7、議案第50号「副市長の選任につき同意を求めることについて」を議題とし、提案理由につき、市当局の説明を求めます。 112 ◯市長(大久保潔重君)[73頁]  議案第50号「副市長の選任につき同意を求めることについて」につきまして提案理由を御説明申し上げます。  本案は、現副市長の阿部寿志氏が令和3年6月30日付で退任し、7月1日付で国土交通省に帰任することとなりましたので、その後任の副市長を選任するに当たり、地方自治法第162条の規定により、議会の同意を必要とするため御提案申し上げるものでございます。  候補者といたしましては、石橋直子氏でございます。同氏の略歴につきましては裏面に記載のとおりでございますが、石橋氏は本市の職員として、議会事務局次長、福祉総務課長、教育委員会教育次長、健康福祉部長を歴任するなど豊かな行政経験の持ち主でございます。  人格識見ともに優れ、諸課題に的確に対応していただけるものと考えており、副市長として適任と存じ、御提案申し上げるものでございます。何とぞ御同意賜りますようよろしくお願い申し上げます。 113 ◯議長(林田直記君)[73頁]  これより質疑に入ります。      (「なし」と言う者あり) 114 ◯議長(林田直記君)[73頁]  なければ、これをもって議案第50号に対する質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第50号につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 115 ◯議長(林田直記君)[73頁]  異議ありませんので、委員会の付託を省略することに決定いたしました。  討論受付のため、しばらくこの場で休憩いたします。                 午後2時23分 休憩                 午後2時23分 再開 116 ◯議長(林田直記君)[73頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  これより、討論、採決いたしますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。議案第50号は、石橋直子君の選任に同意することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) 117 ◯議長(林田直記君)[73頁]  異議ありませんので、議案第50号は石橋直子君の選任に同意することに決定いたしました。  以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  ここで、阿部副市長から発言の申出があっておりますので、発言を求めます。 118 ◯副市長(阿部寿志君)[73頁]  貴重なお時間いただきましてありがとうございます。諫早を離れるに当たりまして一言御挨拶を申し上げたいと思います。  まず、もうすぐ1年になろうとしておりますけれども、昨年7月の豪雨による轟峡法面の崩壊により亡くなられた2名の方の御冥福を改めてお祈り申し上げたいと思います。有識者による第三者委員会で、二度とこのようなことが起こらないような対策を立てていこうということで、原因究明とその復旧方策、さらには再発防止策といったようなことを御議論いただきまして、この3月に提言書としてまとめていただきました。この提言書を基に、これから様々な対策について検討を行いまして、様々な手法を講じていくということになると思います。二度とこのようなことが起こらないようにということでの取組がいよいよ始まってくると思っております。  さて、私は昨年4月に着任いたしました。着任したその日に、本市で初めての新型コロナウイルスの感染者が確認されたということもございまして、まさに私がいる間というのは新型コロナウイルスに振り回されたといいますか、それ一色だった1年3カ月だったかなと思っております。  コロナウイルスのおかげで様々なお祭りですとか催物がなくて、せっかく歴史、伝統、文化、そういうものが豊かな諫早の面というものに触れることができなかったというのは大変心残りではございますけれども、豊かな自然、川、山、海、そういったようなもの、さらには広い農地、干拓地もそうですけれどもジャガイモ畑、ああいったものにも圧倒されましたし、長年をかけて諫早の先人の方々が一生懸命水害対策ということで取り組んできたその結果、最近大きな水害もないですけれども、そういった恵まれた自然であるとか、諫早に関係する皆様方のこれまでのたゆまぬ努力によりまして、現在の諫早市の姿があるんだなと痛感しているところでございます。  今、諫早市は非常に変わろうとしております。新幹線、島原道路をはじめとした道路の整備・拡幅、さらには本明川ダムの整備、そのほかにも諫早流通産業団地の整備とか多くのプロジェクトが進められております。こういったプロジェクトというのは引き続き着実に進められていくと確信しております。また、この4月には、大久保市長の下、新たな市政がスタートしたということで、本当に大きな変革のタイミングだと思っております。  私が改めて申すまでもないのですけれども、諫早市役所職員は市民の皆様方に寄り添い、諫早の未来を一生懸命考え、真面目に業務に取り組む職員ばかりでございました。ぜひ市議会の皆様方、この職員方の取り組む行政にしっかり御理解、御協力をいただき、また、時には叱咤激励ということもあるかと思いますけれども、しっかりと車の両輪ということで一体となって諫早の躍進を進めていっていただければと思っております。  最後になりますけれども、諫早が今後も長崎の中心として輝き続けること、諫早の皆様が幸せに笑顔で暮らせること、そして市議会の皆様方のますますの御活躍を御祈念しまして、挨拶とさせていただきます。大変お世話になりました。ありがとうございました。 119 ◯議長(林田直記君)[74頁]  市議会を代表して一言お礼の言葉を申し上げます。  このたび退任されます阿部副市長におかれましては、令和2年4月から1年3カ月の間、専門の都市計画及び建設分野において豊富な知識と経験に基づき、諫早駅周辺再開発、本明川ダム建設事業、諫早流通産業団地関連の道路整備など、本市が抱える数多くの大型公共事業の進展に多大なる御貢献をいただきました。さらに、国土交通省をはじめ、国の機関との調整、また昨年7月に轟峡で発生した法面崩壊の原因究明においては、再発防止検討委員会との調整にも御尽力をいただいたとのことであります。ここに改めて、心からの感謝と敬意を表する次第でございます。  新たな任務地におかれましても、健康に十分に御留意いただきながら、一層の御活躍をいただきますことを御祈念申し上げ、お礼とさせていただきます。誠にありがとうございました。  次の本会議は、6月30日定刻から開きます。  本日は、これをもって散会いたします。                 午後2時30分 散会 Copyright © ISAHAYA City Assembly All rights reserved. ページの先頭へ...