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  1. 諫早市議会 2020-06-02
    令和2年第3回(6月)定例会(第2日目)  本文


    取得元: 諫早市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    ▼ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時 開議 ◯議長(田川伸隆君)[57頁]  おはようございます。これより議事日程第2号により、本日の会議を開きます。  日程第1「市政全般に対する一般質問」に入ります。  まず、林田保議員。 2 ◯林田 保君[57頁]  おはようございます。本6月議会一般質問トップバッターを務めます、議席番号15番、国民民主党の林田保です。  現在、日本を含め全世界は、新型コロナウイルス感染症対策に追われています。既に国内でも6月16日現在、感染者は1万7,587人、死者数も927人となり、多くの国民が、私もかかるかもしれないという恐怖心を多かれ少なかれ抱いています。亡くなられた方の御冥福と感染者の一日も早い回復を祈念いたします。  また、有名人の死亡により、ますます国民は新型コロナウイルスに対する恐怖心を拡大させています。結果、こうした拡大した国民的恐怖心ゆえに、すさまじい国民的、国家的努力が感染を抑圧するために費やされています。  しかし、感染症対策は、食料問題、経済問題、あらゆる医療問題をトータルに見据え、バランスよく進めなければならないと思います。コロナが収束した時点での在り方も大事ではないでしょうか。  感染状況は地域によって違うのに、全国一律の対応を求めるのはナンセンスではないかと思います。国は財源の手当てに専念し、行動自粛の程度などは自治体が機動的に決めるのが理にかなっているのではないだろうか。リーダーには非常時に的確な判断をすることを求めます。  また、政治は自分に関係ないとつぶやいて選挙に行かなかった有権者にも、今回こそ政治は自分や仲間の命を左右するということを深く肝に銘じてもらいたいと思います。  それでは、通告に従い、一問一答方式にて、3項目質問いたします。非常に素朴な質問でございますので、よろしく対応方お願いをいたします。  1点目、複合災害のリスクについて、新型コロナウイルスの危機管理。  2点目、新しい生活様式について。  3点目、食料の自給率と耕作放棄地について。  それでは、1点目に移ります。複合災害のリスクについて。  新型コロナウイルスの感染拡大を見据えて緊急事態宣言が発令されて以降、外出自粛が続く中、4月以降、今日まで6件の大規模地震が発生し、緊急地震速報が出されました。これだけの短期間に緊急地震速報が出されるのも久しいのではないでしょうか。  自然災害は大きく3分類されます。気象災害、地震災害、生物災害で、新型コロナウイルスによる感染症は、生物災害に含まれるそうです。  日本は、これから梅雨、台風などがもたらす風水害の季節を迎えます。ただでさえ災害時は避難所の衛生環境が悪化する課題があります。
     そこで質問をいたします。  1点目、避難所対策について。現在、市が策定している災害時の対応策で十分間に合うのか。また、6月12日に県と時津町で実施された開設訓練では、単独で非常時に対応できるのかという懸念があったような話を聞いておりますので、よろしくお願いをいたします。 3 ◯市長(宮本明雄君)[57頁]  新型コロナウイルス感染症に関する避難所対策の件でございます。現在の対応策で十分かということでございます。  現在、大雨や台風接近の状況に対しましては、事前に気象庁長崎地方気象台国土交通省長崎河川国道事務所、長崎県などの関係機関と、テレビ電話会議などを活用いたしまして連絡調整を図りながら、避難勧告等発令タイミングの見極めや避難所開設の判断などを行っております。  諫早市も過去に諫早大水害など大きな災害を経験しておりまして、早めの避難に対応できるような避難所の開設を心がけております。  また、大雨が続き土砂災害の危険が予想される場合には、地域を指定した避難勧告の発令や避難所の増設など、気象状況の変化に応じまして、的確かつ柔軟に対応しながら、被害を最小に抑える対策に取り組んでまいったところでございます。  このような中、新型コロナウイルス感染症対策にも万全を期すことが必要となってまいりました。  本市におきましては、4月1日以降、新たな感染者は報告されておりませんが、国内では緊急事態宣言が解除された現在におきましても、散発的に新たな感染者が発生しておりまして、今後とも第2波、第3波の感染拡大には、引き続き警戒を要するものと思っております。  避難所におきます新型コロナウイルス感染症対策といたしましては、今年の4月1日及び4月7日付で、国から発出されております通知や事務連絡により、発生した災害や被災者の状況によりましては、避難所の収容人数を考慮し、あらかじめ指定した指定避難所以外の避難所を開設するなど、通常の災害発生時よりも可能な限り多くの避難所の開設を図るとともに、親戚や友人の家等の避難を検討いただくことを周知することなどが示されております。  さらに、5月21日付で避難所全体のレイアウトの連絡を受けておりまして、レイアウト、それから動線、これは3密を避ける、そしてソーシャルディスタンスを保つという意味でのものでございます。健康な方の滞在スペース、発熱・せき等の症状が出た方をやむを得ずそれぞれ同室にする場合のレイアウトの例等、かなり詳細に示されているという状況でございます。  6月8日付では、これまでの通知等の内容を踏まえまして、避難所の設置運営のための訓練実施に当たって、参考となりますガイドラインについても示されたところでございます。本市といたしましては、これらのガイドラインをはじめとする技術的助言などを参考にしながら、しっかりと対応してまいりたいと思っております。  いろんなことでコロナウイルス感染症に対する避難所の在り方、避難の在り方というものについて連絡、通知等があっておりますけれども、今の対応策で十分なのかどうなのかということについては、まず学校が指定される例が多いのですけれども、通常は体育館とかになるのですが、長期の避難と短期の避難といろいろありますけれども、各教室についても使わせていただくとか、そういうことも教育委員会とも調整をさせていただいておりまして、最大限の努力をするしかないなと思っております。  それで十分かと言われると、どういうことが起こるのかということが不明でございますので、ただ今年は非常に前線型と言われていまして、過去に前線型というのは大きな災害もありますので、緊張感を持って臨んでいきたいなと思っております。 4 ◯林田 保君[58頁]  若干再質問させていただきます。  避難所での感染症対策は、具体的にどんなことを考えておられますか。 5 ◯総務部長(竹市保彦君)[58頁]  今回のコロナに関して、避難所の感染症対策で、新たに始めることということでございますけども、まずは避難所に入られる場合、一旦出入口で手指の消毒を実施するということ。それと、これまでになかった、皆さんに体温を測っていただくと、検温をするということ。それと、避難所の定期的な換気を実施をしなければならない。これ以外にも、例えば避難をされてこられた方については、現在の健康状況を告知していただく、健康カードみたいなものに記入していただいたりとかということも出てくるのではないかと思っております。 6 ◯林田 保君[58頁]  初めてのことで、いろんなことが大変だろうとは思うのですが、これが要るのではないかと思っていることは、前広にいろんな準備をする必要があろうかと思っておりますので、よろしくお願いします。  それから、今まで以上に避難所に対して消毒液とか水とかマスク、それから体温計を含めて、準備品というのですか、その辺の備品はどうするのか。個人で持ってきてもらうのか。それともある程度は用意をするのか。どんなふうな考えですか。 7 ◯総務部長(竹市保彦君)[58頁]  コロナに関連しての避難所で必要となるような物品ということでございまして、まず消毒液につきましては、これまでの概念では量的には余り多くはなかったのですが、今回のコロナの問題を受けまして、現在、年間10回程度、13カ所の避難所を開設したということを想定して、それに対応する、必要となる分の消毒液については、既に確保ができているという状況でございます。  それから、飲料水につきましては、これまでもペットボトルとか何とかお持ちになってくださいということを奨励しておりましたけども、これはコロナということではなくて、旧来から市の場合、飲料水につきましては、大体3日分ぐらいは必要になるだろうということで、その分については過去から備蓄をしているという状況でございます。 8 ◯林田 保君[58頁]  新型コロナ関係になってくれば、今まで想定できなかったような話も出てきておりますので、今までは避難所で頭をくっつけて寝たり、雑魚寝もよかったのでしょうけど、今回はそういうわけにはいかんだろうというふうに思っておりますので、衛生環境の悪化に対する対応というのは、どんなふうに考えておられますか。 9 ◯総務部長(竹市保彦君)[59頁]  避難所の衛生管理対策というお尋ねでございます。コロナ以前、従来につきましては、避難所の衛生管理方法といいますのは、平成25年に内閣府から、避難所における良好な生活環境の確保に向けた取組指針というのが示されておりまして、これに基づいてやってきていたということでございますが、今回のコロナを受けまして、国からは避難所運営ガイドラインというものが示されているところでございます。  当然、このガイドラインに基づいて衛生管理を進めていくということになりまして、内容として追加されたものにつきましては、避難所施設内の消毒作業が必要ということになってまいります。また、ごみ、避難所から出る廃棄物につきましても、普通廃棄物と感染に関連するような廃棄、例えばマスクでございますとか、そういうものについては分別をして出すということが言われているところでございます。  このような対応を行うことになりますので、これまでと比べますと、当然、避難所での業務量が増えるということになりますので、避難所に対応する職員もどのぐらい必要になっていくのか。一般的にはこれまでの3倍ぐらい必要になるのではないかとは言われておりますけども、そういうことも検討しなければいけないと考えております。 10 ◯林田 保君[59頁]  避難の在り方で後で質問しますけど、場所の問題というのはいろんな形で、変わってこようかと思っておりますので、よろしくお願いします。  2点目ですが、避難所での3密の対策はどんなふうに考えておられますか。 11 ◯総務部長(竹市保彦君)[59頁]  今回のコロナで、一般的にこれは日常生活でも3密を避けましょうということを言われておりまして、避難所でも当然3密に対する対応を取るということになってまいります。  今回のコロナにつきましては、まだワクチン等の開発に時間がかかるということも考えられますので、当然、長期にわたっての対応ということも検討しなければいけないと考えているところでございます。  3密の対策ということにつきましては、国から6月8日付で新型コロナウイルス感染症対策に配慮した避難所開設運営訓練ガイドラインというものが示されておりまして、本市の避難所における3密防止対策につきましても、このガイドラインに沿った方法で対応していくということになります。  具体的に申し上げますと、まず健康な方が避難する一般的なスペースについては、養生テープなどでゾーニング、区画割りを行うということになります。それで、個人間の距離をできれば2メートル確保をしていく。通路等のスペースについても同様に確保をすることとされております。  また、スペース確保対策では、これまでコロナ前の考え方では、通常でいいますと1人当たりの面積にしますと2平米ということになりますが、先ほどの2メートル区画ということになりますと、1人当たり4平米ということになります。当然、建物は大きくはなりませんので、これまでの避難所を利用できる人数を考えますと、4分の1程度になるということも考えられます。  そのような状況になりますので、今、広域避難所74カ所、指定はしておりますけども、場合によっては、その近所にほかに避難所となり得るようなところの確保も必要ではないかということも考えているところでございます。  また、先ほど言いましたように、発熱とか体調が不良な方などが避難された場合や、避難された後に体調が少し崩れるということも考えられますので、そういう方々を避難所の中で区分するために、専用の部屋が確保できるような避難施設については、そういう部屋を確保する。また、部屋の確保が困難な施設につきましては、パーテーションでございますとか、テントでございますとか、今いろんな方法がございますけども、そういうものを利用して区分するような対策を講じるということを考えております。 12 ◯林田 保君[59頁]  3密を避けるとなってくれば、今の避難所74カ所では、4平米ぐらい1人頭要るよとなってくれば、場所的にかなり制約をされるのではないかと思いますので、例えばホテルとか神社とかお寺とか、そういうのを含めての対応というのですか。事前にこういうのがあるよと、調査等も全部終わっておるのですか。例えば小さな公民館も使うよとか、そういうのは何か考えておられますか。 13 ◯総務部長(竹市保彦君)[60頁]  先ほどの答弁にもありました、指定避難所74カ所以外のところということだと思います。お寺につきましては、防災計画書にも掲載しておりまして、既に地区別避難場所として御協力をいただくことになっておりまして、大規模な災害等では避難所として開設いただくということにもなっております。  それと一般的にはホテル、それから旅館、この辺の利用ということでございますけども、これにつきましては5月26日に県と、長崎県旅館ホテル生活衛生同業組合というところが、災害時における宿泊施設等の提供に関する協定を締結されたところでございます。これは災害時に、例えば御高齢や障害を理由に避難所での生活に特別の配慮を要する方々、要配慮者という言い方になると思いますけども、この方々の避難所として協力を要請できるということになっているところでございます。  しかしながら、この県が結んでいる協定は、災害救助法の適用を受けるような大規模な災害を前提としているところでございますので、今、議員がおっしゃいましたように、例えば地域には自治会の公民館でございますとか、現在は避難所に指定をしていない小さな公共施設もございますので、その辺りが避難所として利用できないかも検討していかなければならないと考えているところでございます。 14 ◯林田 保君[60頁]  今、部長が言われていたように、地域の公民館辺りも含めて、今までになかったところまで利用しなければならないかも分からないというのがあるものですから、それは前にいるのです。こういう考えもあるのだよというのは、時期が時期ですので、台風も2号までは発生をしております。地震も多発をしております。梅雨もまたこの前みたいに大雨が降ります。重なりますので、ひとつよろしくお願いをいたしたいと思います。  先ほどお話がありましたように、感染症のリスクの高い妊婦さんとか、持病のある高齢者等への配慮は、どんなふうに考えておられますか。 15 ◯総務部長(竹市保彦君)[60頁]  一般的に感染症のリスクが高いと言われております妊婦さん、あるいはそもそも持病のあられる高齢者の方々等への配慮というお尋ねだと思います。  避難所の開設につきましては、空調などの環境が整ったふれあい施設などを優先的に開設することとしておりまして、こういった施設には和室とか会議室とかほかの部屋もあるという状況でございますので、妊婦の方や持病のある高齢者の方にも、避難スペースを分けて対応ができるものと考えているところでございます。そういうところを優先的にまず開設をしていくと。  それと、どうしてもスペース的には一つの空間しかないというところは、先ほど申しましたように、パーテーションやテントなどを使って区分をしていくという対策を取っていくということになります。 16 ◯林田 保君[60頁]  本日は避難所の関係も含めてそういうのがありますので、きめ細やかな対策と、あとは連絡方法です。今まで避難所といえば、そこまで行かないとだめだと先入観があるものですから、それは違うのだよというのは、機会あるごとに話をしていかないといけないのではないかなと思いますので、その辺はひとつよろしくお願いをいたします。  次、3点目ですが、避難の在り方及び避難所の在り方、これは現在の避難の方法と今後、コロナウイルスの関係がでてきて、どう変わっていくのか。その点、どう考えておられますか。 17 ◯総務部長(竹市保彦君)[60頁]  避難の在り方と避難所の在り方というお尋ねでございます。避難の在り方につきましては、内閣府が、知っておくべき5つのポイント・避難行動フローというものを出しておりまして、これに避難の在り方というのが記されているところでございます。  避難とは難を避けるということでございまして、安全な場所にいる人まで無理をして避難所に行く必要はないということが記されている。これはこれまでとちょっと変わったところです。これまでは、先ほど議員がおっしゃいましたように、とにかく避難所に逃げてくださいというアナウンスが多かったのですが、今はそこが安全ならそこにいたほうがいいという考え方に変わってきているということでございます。  これは一つは、避難所では感染のリスクが高くなるということもありますので、そういうことになっている。また、それに合わせまして、安全と思われる親類宅、あるいは知人、友人宅に避難することも避難の一つの方法ということが現在は言われているところでございます。  しかしながら、自宅では被災する危険が大きく、身を寄せる親戚などの方もいらっしゃらない場合には、無理をして自宅にとどまらず、避難所が開設されている場合には、避難を速やかにしていただくということが大事であると考えております。  また、避難所においては、先ほど申しましたように、3密の対策を講じることとしておりますけども、皆さんが避難される場合には、マスクの着用や、例えば体温計も持ってきてくださいとか、そういうようなことも言われているところでございます。この件について、ぜひ御協力をいただければと考えているところでございます。 18 ◯林田 保君[61頁]  今言われましたように、分散避難という形の中で、今までは何かあったら、全部避難所、避難所という形が変わってきますよということになりますので、特に避難情報の告知方法、より地域に密接した情報が必要かと思うのです。前は例えば平山辺りは上山荘に、上山に行ってくださいと。行くまでが大変だなというふうに思っていたのですが、今回は先ほど言われましたように、分散避難という形になってくれば、個人の1階から2階に移る、友達の近くの家に一部屋借りて避難をすると。そういうふうな非常に分散された避難になってくるのかなと思いますので、その辺を含めて、今までと違った、事細やかに、ここはこうなのですよと、既成概念があるものですから、それを含めて、それを取っ払って、新しい避難方法はこうなのですよというのを周知する必要があるのではないかと思うのですが、その辺、どう考えておられますか。 19 ◯総務部長(竹市保彦君)[61頁]  避難の方法の考え方ということかと思います。私どもお願いをこれからしていくことになるのでございますけども、まずは皆様の御自宅の災害のリスクというものを地域で作成されていらっしゃいます防災マップ、あるいは市のハザードマップなんかによりまして、御確認をいただきたいと。自分の今いるところはどのくらい危険なのだということを把握していただきたいと考えております。  その上で御自宅が浸水、あるいは土砂災害、そういったものに遭う危険性が少ないと、おそれが少ないという場合には、先ほど言いましたように、外に避難するよりも御自宅にとどまることで安全が確保できると考えます。それは在宅避難というふうに今言われているようでございますけども、それも一つの方法だと考えております。  あるいは感染症が心配だとおっしゃる方や、先ほど申しましたように、妊娠していらっしゃる方、あるいは持病をお持ちの方などについては避難所に行くことが感染症の関係で不安だということがあられるかと思います。そういう方につきましては、安全と思われる親戚宅、あるいは友人、知人宅への避難、これも有効ということでございますので、こういったことをこれからは周知をしていくという形になろうかと思います。 20 ◯林田 保君[61頁]  今は時期が時期ですので、収束はなかなかしませんので、複合の災害があった場合にどうするのだということを含めて早急な計画、今言われていますように、政府のガイドラインは出ています。それで政府はガイドラインを出すだけで、あとの実行部隊は各自治体なのです。責任取りませんから、政府はただ言うだけで、こう言っただろうがで終わりですから、それも含めて、実行部隊のほうでどうその辺をやっていくのかというのは非常に大事と思います。もう6月半ばです。水害も来るかも分からない。そういう時期で、そういう細かな避難の計画というのはできておりますか。 21 ◯総務部長(竹市保彦君)[61頁]  今どのぐらい進んでいるのかということだと思います。本市は、6月11日に梅雨入りをいたしました。これからいよいよ大雨なんかが降るようなシーズンとなってまいります。  これを受けまして、先日、市の災害対策本部となる総務課では、本部の設置訓練と、それから市職員、全職員に向けての防災面の通信訓練を実施したところでございます。  また、避難所開設につきましては、先ほどの国からの運営マニュアルなどを参考にしながら、避難所となっている公共施設は多々ありますので、避難所の施設管理をしている担当部局、それと感染症対策を所管しております健康福祉部とともに現在運営の具体的な、これは基本的なことはガイドラインにありますけども、個々の避難所で施設の状況が変わってまいりますので、先ほどのレイアウトの在り方ですとか、避難所の出入口の問題ですとか、そういうことを個々の避難所ごとに検討しているという状況でございます。 22 ◯林田 保君[62頁]  そういう小さな計画が各自治体、住民の方に浸透するように、ひとつよろしくお願いをいたします。  また、複合災害が起きてからは手後れになりますので、自治体では専門家の意見を聞きながら避難所運営及び避難所での感染症が出た場合に備えた体制づくりを急ぐべきではないかと思いますが、その辺はどう考えておられますか。 23 ◯総務部長(竹市保彦君)[62頁]  感染症が出た場合に備えた体制づくりというお尋ねでございますけども、感染症が発生した場合には、当然、私どもで言いますと健康福祉部と力を合わせてということになると思いますけども、実際に感染症が発生した場合には、感染症対策というのは基本的には県が行う事務ということになっておりますので、県央保健所の指示に従い、相談しながら行動をしていくという形になろうかと考えております。 24 ◯林田 保君[62頁]  今後、少子高齢化、人口減少が進む中、新型コロナウイルス感染により社会経済に大きな影響を受けたことで、従来から取り組んできた政策と、その考え方がどうだったのかと、また収束後には検証する必要があるのではないか。そこから構築する必要があるのではないかというふうに思っておりますので、大変な時期ではあると思いますが、よろしくお願いをいたしたいと思います。  以上、1項目はこれで終わります。  2項目めになります。新しい生活様式について。  コロナの感染対策、いろんな形が出ておりますが、新しい生活様式の例として7項目ほど出ておりますので、本市の対応についてお伺いをいたします。対応策は十分か、新しい生活様式について、どう考えておられますか。 25 ◯健康福祉部長(石橋直子君)[62頁]  新しい生活様式についてのうち、本市の対応策は十分かという御質問でございます。  新しい生活様式につきましては、政府の諮問機関であります新型コロナウイルス感染症対策専門家会議において、新規感染者数が限定的となり、対策の強度を一定程度緩められるようになった地域であっても、再度感染が拡大する可能性があり、長丁場に備え感染拡大を予防する新しい生活様式に移行していく必要があるという提言でございます。  具体的には、長期間にわたって感染拡大を防ぐために、飛沫感染や接触感染、さらには近距離での会話への対策を、これまで以上に日常生活に定着させ、持続させなければならず、それを新しい生活様式と呼ぶこととされております。  これからは人と人との距離の確保、マスクの着用、手洗いなどの手指衛生をはじめとした基本的な感染対策の継続など、感染拡大を予防する新しい生活様式の定着を目指すことが重要となります。  先ほど総務部長から、感染症対策については県が所管をしているというお話もございましたが、市の役割として大きなものとしては、啓発、広報の活動があると思っております。  市民の皆様に対し広報いさはや、ホームページへの掲載のほか、市役所庁舎内モニター及び諫早駅自由通路での啓発動画の配信、SNSによる発信、民間情報紙の活用など多様な媒体を活用して、新しい生活様式の周知を図ってまいりたいと考えております。 26 ◯林田 保君[62頁]  再質問させていただきますが、新しい生活様式の例ということで7項目ほどあります。基本対策として、人間との間は2メートル、マスクをする、3密を避けて、小まめに手洗いをするとかいろいろあるのですが、この中で確実にこれはされている、特に公園とか公共交通機関は、会話は控えめに、混んだ時間は控えるとか、一応ガイドラインに出ていますけど、本当にこれで守っていけるのかなと思うのですが、具体的にどう考えておられますか。 27 ◯健康福祉部長(石橋直子君)[62頁]  林田議員が今御紹介されましたとおり、7項目というのが骨子として示されているものでございますが、多くは個人の生活様式において実践をしていくという内容となっております。  先ほど御紹介がありました、外出時にマスクをするとか、帰宅したら手洗いをする、3密の状態を避けるといったものから、公共交通機関、あるいは散歩の方法、こういったものについても例として示されております。  厳密に必ず絶対守るというところまで示しているのかなというお尋ねだと思いますけれども、新しい生活様式に対しては、移行期間というものが設定されております。これは現在ステップ1とか2とか言っていますが、結局何のステップなのかと申しますと、感染拡大のリスクをゼロにすることはできないと。だから、新しい生活様式が社会経済全体に定着するまで、その期間が移行期間ということでございます。  現在は6月17日ですので、ステップ1というところでございます。その方法については、国からいろいろな方法で、例えば外出自粛にしろ、あるいはイベント開催にしろ、大まかな目安が示されているところでございます。
     現在のところを申しますと、例えば外出自粛のステップ1のところですけども、観光振興は県内で徐々に、人との関係は確保しなさいという形でございますが、これがだんだん県をまたぐものも含めて徐々に緩和すると。あるいは移行期間後はやってもいいというような形が示されているところでございます。ですから、ここに書いてあります7項目ですけれども、この内容についても、この移行期間の中で徐々に緩和されるものもあると。  ただし、あくまでも新しい生活様式が定着するための移行期間ですので、8月1日以降が移行期間後ということになるわけですが、そうであっても、例えばコンサートなど、あるいは施設の収容率とか、こういったものは50%以内にするとか、この辺りは、それ以上の緩和というのは、今のところは考えられていないという状況でございます。 28 ◯林田 保君[63頁]  6月19日から都道府県の行き来もできるようになりますが、まだ収束していないし、昨日は47人ですか、東京が27人かな、まだ出ておりますので、この辺が19日から解禁ですよということで、どっと来た場合の水際対策とかを含めて、何か考えがありますか。 29 ◯健康福祉部長(石橋直子君)[63頁]  どっと来るかどうかはまだ分からないと思いますけど、確かに県としても、19日以降については、県外からもいいということで表明をされているところでございます。  政府は、先ほど申しましたが、段階的に経済の活動レベルを引き上げていくということでございまして、県では補正予算で全国からの県内宿泊旅行に対する助成を19日から実施することも表明されております。こういうことで結局、これまで控えていたものを、逆に呼び戻そうという活動でございます。  これは緩和に伴って行っていくという考えでございますが、水際対策、よくあるのが、例えば途中で検温させるとかいうことは、過去、ほかの県で行われようとしたこともありましたが、それも結局されなかったということで、そういう具体的な、何か行動を伴う水際対策ということはないのではないかと思います。  しかしながら、もちろん前提条件としては、新しい生活様式に基づく行動を求められているということでございますので、3密を避けるとか手指消毒、マスク着用、こういったものは継続的に取り組む必要があると考えております。 30 ◯林田 保君[63頁]  次、2点目に移ります。ありがとうございました。教育現場での対応は十分か、お願いします。 31 ◯教育長(西村暢彦君)[63頁]  教育現場における、学校における新しい生活様式についての対応でございますが、5月22日に文部科学省から示された衛生管理マニュアルに基づいて対応しているところでございます。  マスクの着用につきましては、学校再開にあたり、児童生徒及び教職員全員が着用するよう、改めて指導しているところです。  しかし、夏場になると熱中症の危険性もあるため、体育の授業ではマスクを外すなど、状況によって対応しているところでございます。  身体的距離の確保につきましては、感染レベル1、2、3と3つのレベルが学校において示されており、幸い、諫早はずっと感染者が出ていないということで、感染レベル1という地域に当たり、児童生徒の間隔は1メートルを目安に、学級内で最大限の間隔を取るようにということになっております。  この間隔というのは、よく学級内では狭いのではないかと言われることがあります。よく机の間隔を見られてしまうのですけど、頭の間隔で見ていただければと思っております。  それから、給食につきましては、手洗いの徹底や、机を向かい合わせにせず、会話を控えて食べるなどの工夫を行っているところでございます。 32 ◯林田 保君[64頁]  再質問いたしますが、学校でのプール、運動会、それらについてはどのように考えておられますか。 33 ◯教育長(西村暢彦君)[64頁]  学校のプールについてでございますけども、世間ではプールが中止になったりというお話も伺っているところでございますが、5月22日に感染症の専門家の見解を踏まえて、スポーツ庁から示されました、今年度における学校の水泳授業の取扱いについてというものがございまして、それに基づいて適切な対応を行いながら水泳学習を行うことにしております。  プールの水の遊離残留塩素濃度、一般的に私たち現場にいるときは0.4から0.7と言っていましたけども、0.4で大腸菌とかほとんどの菌が死滅すると伺っていますが、適切に管理されている場合には水中感染のリスクは低いとされている。  一方、児童生徒の密集、密接な場面が想定されるため、水中での距離を保つ。よく子どもたちの安全確認のため2人組のバディというのを組みます。これはやめましょうということにしております。  それから、更衣室が混むということがありますけど、学校の場合は、例えば教室で男子が着替えて、特別教室とか、ほかの教室で女子が着替えるというように、教室で着替えるという場合も多ございまして、密にならないような形で更衣を行うということにしているということで、3密を避けて実施するようにしているところでございます。  それから、運動会についてですが、中学校は学習進路や他の行事との兼ね合いから延期することが難しく中止といたしました。小学校では時期を秋にずらし、時間を短縮したり、密接になるような種目を避けたりして、家族の応援も密にならないよう配慮したりして実施するように検討しているところでございます。  いずれも、市内で学校ごとに大きな違いが生まれないように、小学校の校長会、中学校の校長会で協議の上、各学校の実情に応じて決定するということになっております。 34 ◯林田 保君[64頁]  今、教室等も1メートルから2メートル開けなさいという話でやっておられますが、教室の広さというのは十分あるのでしょうか。また、窓際の人は直接日光が当たるというようなことはないのだろうかと心配するのですが、どうですか。 35 ◯教育長(西村暢彦君)[64頁]  数字的に言えば、1メートル離して、端っこから端っこまで使ったときに、教室の広さに42名の生徒が入れるということになりますが、そうすると後ろも通れなくなってしまったりすることがありますので、若干それが狭くなります。それは40人いた場合です。ですから、児童生徒数の数によって保てるところと、1メートルはなかなか厳しいなというところもあったりはいたします。  6月5日付で出されました、新しい生活様式を踏まえた学校衛生管理についてという指針がありまして、レベル1の場合に、距離を確保するのが困難な場合、マスクと換気を組み合わせた総合的な対策を取るという形になっております。  できるだけ、1メートルを保つようにしようとしているわけですけども、児童数が多い学級においては、1メートルが90センチしか取れなかったりということも、本当に現実としてあっていますので、換気とマスクの徹底ということで、今、行っているという状況でございます。 36 ◯林田 保君[64頁]  教室の広さや位置とかなんか、やっぱり、小まめに温度とか、位置の関係は調整する必要があるのではないかなというふうに思っていますし、直接日光が当たらないにしても、カーテン引いても、窓開けておりますから、カーテンも逃げていきますので、となった場合は、やっぱり、ちょっと遅いか分からないけど、グリーンカーテンなんかも考えられなかったのかなというようなことも思っておりますので、ひとつ、よろしく、その辺の対応方お願いします。  それから、次に移りますが、マスクもしているのですね。小学生。かゆいと言うのです。あせもができてるわけですよ。外せと言うたら、いや、外しちゃいかんと言われたという形の中で、マスクの脱着、この辺あたり、どういうふうな形で、子どもたちに指導をされているのか。家では外せと言うのですけど、私が言っても、なかなか外してくれません。かゆいと言いながら、こうしよりますので、それを含めて、どういう対策立てておられるのか、お願いします。 37 ◯教育長(西村暢彦君)[65頁]  非常に難しいところでございまして、特に真面目な子ほど、ちゃんとしなきゃいけないと思い込むということがあろうかと思います。  マスクについては、熱中症対策も含めて悩ましいところでございますが、実は、衛生管理マニュアル、学校の新しい生活様式、5月22日付の文章の中に、「基本的には常時マスクを着用することが望ましい。ただし、気候の状況等により、熱中症など健康被害が発生する可能性が高いと判断した場合はマスクを外してください。その際は、換気や児童生徒の間に十分な距離を保つなどの配慮をお願いします。体育の授業におけるマスクの着用は必要ありません」というのが一つ。  それから、6月5日に、新しい生活様式を踏まえた学校衛生管理についてというのが出されていますが、その中では、登下校時など、屋外で一定の距離が確保できれば、マスクを外すなど、指導の工夫をお願いしたいという文書が来ております。  そこで、子どもたちにそれを踏まえた指導をするということで考えているところでございますし、教室においては、エアコン等もございますので、汗をかきにくいような温度管理をしようといったことを踏まえて、時には外して中を拭くとか、そういったことも検討しているところでございました。  ただ、例えば、下校時に、密にならない状態であれば、外してって、その判断が子どもたちにとっては、とっても難しいかと思いますし、もう一つは、地域の方、一般の方たちが、あの子はマスクをしとらんたいねと責められやしないかといったこともございますので、今、よくニュースなんかでもやっていましたね、マスクは暑いとき外したらいいのではないかとか、そういった意味では、世間的なコンセンサスも取りながらやっていかなければいけないのかなと思いますし、真面目にしようとしている子どもたちだからこそ、ちょっと小まめな具体的な指導を今から重ねていかなければいけないのかなと思っております。 38 ◯林田 保君[65頁]  この状況の中、やっぱり、いろんな、ああしなさい、こうしなさいということで、大人以上に子どもたちが、束縛ではないですけど、一応規制がかかっていると思うのです。その辺の子どもたちの心のケアというのが必要ではないかと思うのですが、どういうふうに考えておられますか。 39 ◯教育長(西村暢彦君)[65頁]  3月、4月、5月と警戒地域は3カ月半の休校があっていて、今、始まっても、まだ、分散登校とか、そういった意味での負担は、子どもたちは少なかったろうと思います。  ただ、おっしゃるとおり、マスクをするの、せんの、横見てしゃべるなだの、大変子どもたちにとって負担のあることだと思っておりまして、これまでも、先生方も悩みながら、試行錯誤しながら進めていらっしゃるというのが現実かと思います。  子どもたちの心のケアといったことに対しては、いろんな行事の削減・縮小等も行っているわけでございますけども、運動会、自然体験学習といった子どもたちが楽しみにしている行事は対策を講じて何とか実行しようという形を考えております。行事というと、皆さん、運動会とか、何とか思い浮かべられると思いますけども、儀式的な行事とか、安全的な行事とか、いろんな行事がございまして、削れるところ、縮小できることはしながらも、対策を講じながら、子どもたちが楽しみにしていることについては、ぜひ、実施をしたいという方向で、先生方、学校でも考えているところでございます。  それから、子どもたちについては、いつも以上に丁寧な観察をという指導も国から来ておりますけども、学校現場では、毎学期1回以上の生活アンケートというのを取ります。自分の不安なこととか、友達の様子、心配なこととかを書くことになっていましたので、そういったことで、子どもたちの様子を把握しながら、何かあれば、個人面談をするといった形で対応しようとしているところでございます。  また何かあれば、スクールカウンセラーまでつなげることも考えているという状況でございます。  見た目には、子どもたち、今、元気にやっておりますが、見た目だけで分からないところもありますので、そんなことを観察をしアンケートも取りながら、対応していきたいと考えております。 40 ◯林田 保君[65頁]  3点目に移りますが、新生活様式はこのままずっと続けるのか、いつ頃でどうするのかという、対応の期間はどのくらいを考えておられるのかなと思うのですけど、何か、そういう指針は来ておりますか。(「全体の話で」と言う者あり)誰って言わんばいかんですかね。 41 ◯教育長(西村暢彦君)[66頁]  学校のことで申し上げれば、驚くほど、国から小まめなガイドラインやQAやら参ります。もう10日置きぐらいに来るぐらいです。ですから、状況に応じたものの指示が来るのかなと思いますけども、秋以降、インフルエンザ等の絡みの中で、もっと不安な時期が来るのかなということがありますので、なかなか、これぐらいなら大丈夫だろうということは、ちょっと考えられないかなと思っております。 42 ◯健康福祉部長(石橋直子君)[66頁]  どのくらいの間を考えているのかという御質問でございます。緊急事態宣言は解除されましたけれども、全都道府県において、基本的な感染防止策の徹底等を継続する必要があるということとともに、感染の状況などを継続的にモニタリングし、その変化に応じて、迅速かつ適切に感染拡大防止の取り組みを行う必要があるということでございます。その土台となりますのが、今、御質問いただいたように、新しい生活様式の定着ということでございますので、御理解と御協力をお願いしたいと思います。  今後、再度感染が拡大し、蔓延のおそれがあると認められた際には、緊急事態宣言が再発出されるということもあり得ることから、新しい生活様式の定着や業種ごとに策定された感染予防ガイドラインの実践を通じて、社会経済活動と感染拡大防止の両立に向けた取り組みをしっかり進めるということが求められていると思います。  あらゆる活動について、感染防止策を講じることを前提に、感染リスクがあるから実施しないのではなく、感染リスクをコントロールしながら、どうすれば実施できるかという考え方に転換することが必要となりますので、御理解のほどをよろしくお願いしたいと思います。 43 ◯林田 保君[66頁]  これから熱中症の時期、今から増えてくる時期に入ってきますが、マスクはしなくても、通常夏は熱中症の患者が多いという形の中で、今年から大体常時ですけども、マスクをするという形になってきますので、非常に熱中症が増えるのではないかと。年寄りさんあたりも、家にいてでも、マスクしなくても、熱中症にかかる人が多い。今回は特にマスクもしないといけないと。あれもしないといけない、これもしないといけないということで、非常に高齢者の方はパニックになっておりますので、そういう点を含めての対応はいかがなものかと思うのですけど、何か指針があったらお願いします。 44 ◯健康福祉部長(石橋直子君)[66頁]  すみません。コロナの対策下での熱中症の予防ということかと思います。  熱中症につきましては、この時期多いわけですけども、国から、一定の指針というか、そういうものを出されております。  市としても、こういったことを取りまとめまして、広報をしなければいけないと考えております。  まず1点目、マスクの使用ですけれども、原則はしていただきたいと。しかし、先ほどちょっと教育長からもお話ありましたが、屋外で十分な距離が確保できる場合にはマスクを外すようにしましょうとか、そういうことが書かれてあります。  それから、エアコンの使用が有効であるということでございます。ただ、一般的には、家庭用のエアコンは換気を行っていないと。ですので、短時間、1時間とか、30分とか置きには換気をお願いしたいということでございます。  そういう、もし、体調がおかしいということであれば、速やかに涼しいところに移動をしていただくということでございます。  それから、こういったこともあるわけですけど、日頃から、健康管理には十分注意をしていただきたいというところでございます。  こういったことは、やはり、市民の皆様にも広くお知らせする必要があると思っておりますので、啓発に力を入れていきたいと思っております。 45 ◯林田 保君[66頁]  特に高齢者の方については、世間体というか、周りを非常に気にされますので、いつでもマスクしとかんばいかんとって、人に移しちゃいかんと、これが頭にあるわけですね。  だから、これが、なかなか、1回つけたら、外されないというのがありますので、ここは各自治体を通じて、きちんとした話を口酸っぱくやっていく必要があるのではないかなと思いますので、今まで以上に熱中症対策を含めて、よろしくお願いをいたしたいと思っております。  すみません。一つ、抜けてた、医療現場の対応は十分かという中で、新生活様式について、ひとつ、対応方よろしくお願いします。 46 ◯健康福祉部長(石橋直子君)[67頁]  医療現場の対応ということでございます。  市内の医療機関での対応でございますが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い院内感染を防ぐために、事前の電話相談、検温、発熱や風邪症状の患者の専用入り口の設置、駐車場での問診、入院患者への面会制限など、様々な対応を取られてきたとお聞きしているところでございます。  それから、令和2年4月7日の閣議によって、電話やオンラインによる診療や処方を受けられるということも決定をいたしました。  本市におきましても、19の医療機関でオンライン等での診療が活用できるということでございます。  次に、マスクなどの医療用資材の状況については、本年1月以降、不足が深刻な状況にあったということがございます。  本市におきましても、同じ状況であったと思いますが、その後、本市からも、また、国や県からも提供をしたということもありますし、アルコール消毒薬については、国のあっせんもあったということで、現在は不足する状況は解消されているということで考えております。 47 ◯林田 保君[67頁]  以上、あと1項目あったのですが、時間配分を間違えまして、すみません。  3点目は次回ということで、ひとつ、よろしくお願いします。すみませんでした。  最後になりますが、この時期でございますので、お互い力合わせて、頑張ろう、諫早、変えよう、諫早、変わろう、諫早。  終わります。ありがとうございました。 48 ◯議長(田川伸隆君)[67頁]  質問者交代のため、しばらく休憩いたします。                 午前11時   休憩                 午前11時15分 再開 49 ◯議長(田川伸隆君)[67頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  次に、坂口慎一議員。 50 ◯坂口慎一君[67頁]  皆様、おはようございます。  議席番号10番、爽改いさはやの坂口でございます。  通告に従いまして、一問一答方式で質問をしてまいります。  まず冒頭、今般の新型コロナウイルス感染症の拡大により、私たちの市民生活も含め、市政にも多大な影響が出ております。市民の皆様及び市内の事業者の方々が非常に厳しい状況を迎えているこの時期におきまして、宮本市長におかれましては、二度にわたり果敢な緊急経済対策を打ち出していただきましたことに、敬意を表しますとともに感謝を申し上げたいと思います。  しかしながら、感染症第二波などが懸念され、引き続き景気の回復が見込まれないことから、現にまだまだ厳しい状況にある事業者の皆様のことを考えれば、そしてまた業種によっては農業、漁業、製造業、建設業など、今後じわじわと影響を受けるであろう業種などもあることを考えれば、今後も状況を見極めながら支援の網を大きく広げていただき、持続的で積極、果敢な支援を実施していただきたく、この場をお借りしてお願いを申し上げる次第です。
     さて、今回は、新型コロナウイルス感染症の拡大による市政への影響を大きな質問項目として取り上げております。  経済に関する領域、教育、福祉といった領域から、これまでに私が議会で取り上げてきた項目との関連で質問をしてまいりたいと考えております。おつき合いのほどをよろしくお願いいたします。  まず1項目、新型コロナウイルス感染症による市政への影響と対策につきまして伺ってまいります。  (1)指定管理施設への影響について伺います。  平成15年の地方自治法の改正により、公の施設の管理運営に民間のノウハウを活用して、経費の縮減や市民サービスの向上を図ることを目的として指定管理者制度が導入され、それまでの管理委託制度から移行がなされました。  これにより、それまでは地方公共団体が所管する公の施設の管理を外部に委ねる場合には、市の外郭団体等の公共的な団体に限定されていたものを、民間事業者や地縁団体等を含むその他の団体に委ねることが可能となりました。  本市におきましては、いいもり月の丘温泉や山茶花高原ピクニックパークや各地域の体育施設、ふれあい施設など、現在62の施設を諫早市施設管理公社や諫早市小長井振興公社などの市の外郭団体をはじめ、社会福祉協議会や自治会、諫早観光物産コンベンション協会などの関係団体、それから民間事業者に管理をお願いしている状況でございます。  今回の質問では、まず今般の新型コロナウイルス感染症の拡大により、市の指定管理施設にどのような影響があったのかを伺いたいと思います。  指定管理制度では、市が設置する条例により、利用者から徴収した利用料金を指定管理者の収入とすることができる施設とそうでない施設があるようでございます。  まず、利用料金を指定管理者の収入とすることができる施設の主なもの、山茶花高原ピクニックパーク、干拓の里、諫早文化会館、いいもり月の丘温泉、それから利用料金を指定管理者の収入としないふれあい施設や体育施設など、その他の施設への影響について伺います。 51 ◯建設部長(矢竹秀孝君)[68頁]  まず、山茶花高原ピクニックパークへの影響についてお答えをいたします。  本施設におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、3月からイベントを中止しており、4月22日から5月10日まで臨時休業をしたところでございます。  休業期間がゴールデンウイークと重なったこともあり、4月と5月の入園者数と事業収益の状況を前年度と比較いたしますと、入園者数が前年度の3万7,955人に対しまして、今年度が5,836人で3万2,119人の減、収入が前年度の1,177万4,300円に対しまして、今年度が288万4,526円で、888万9,774円の減収となっているところでございます。  事業費の支出状況につきましては、イベントの中止や休業に伴い、予定しておりましたイベントの景品代や臨時雇用賃金、物産販売所などの仕入費、合計199万2,800円の支出が不要となりましたので、収支の差引きで689万6,974円の減収となっているところでございます。  休業期間中は、遊具などの使用料収入やレストラン及び売店の売上収入はございませんでしたが、再開後の5月11日からは入園者、事業収益とも順調に回復しているところでございます。  次に、指定管理者である諫早市小長井振興公社の経営状況といたしましては、売上げが減収となっていますことから、国の持続化給付金や長崎県の休業等の協力要請に伴う給付金を活用しながら、経費削減や効率的な業務を実施していくと聞いております。  今後も引き続き、新型コロナウイルス感染症の状況を見極めながら、健全な管理運営ができるよう諫早市小長井振興公社と十分に連携を図っていきたいと考えております。 52 ◯農林水産部長(関 栄治君)[68頁]  続きまして、干拓の里への影響につきましてお答えいたします。  干拓の里につきましては、本年3月からイベントを中止し、また大きなイベントを予定しておりましたゴールデンウイーク期間中を含め、4月22日から5月10日までの間、臨時休園としたところでございます。  本年の4月と5月につきまして、昨年の同時期と比較いたしますと、入園者数については昨年の4万3,168人に対し、本年は3,408人で3万9,760人の減。また事業収入につきましては、昨年の2,281万8,000円に対し、本年は415万4,000円と1,866万4,000円の減収となっております。  経費であります支出につきましては、イベントの中止や臨時休園などに伴い、860万4,000円の減少となりましたが、事業収入の大幅な減少もあり、4月、5月の2か月間の収支といたしましては、1,006万円の減収となっているところでございます。  したがいまして、指定管理者である株式会社県央企画の経営状況といたしましては、売上げが大幅に減少していることから、国の持続化給付金や長崎県の休業等の協力要請に伴う給付金を活用する予定と伺っております。  市といたしましても、今後の干拓の里のイベント等の実施につきましては、指定管理者と十分に協議を行いながら、感染症対策を行った上での集客に努めていきたいと考えております。 53 ◯政策振興部長(中田誠人君)[68頁]  政策振興部が所管しております指定管理施設についてお答え申し上げます。  諫早文化会館につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、4月22日から5月10日まで臨時休館としたところでございます。  4月と5月を合わせた利用者数と利用料金を前年度と比較いたしますと、利用者数が前年度の1万7,353人に対しまして、本年度が483人で、1万6,870人の減、利用料金収入が前年度の436万7,732円に対しまして、今年度が6万6,962円で、430万770円の減収となっております。  現在、一定の利用制限を設けながら施設の利用を再開しているところですが、予約数も徐々に回復してきているところであり、指定管理者である諫早青年会議所では、国の雇用調整助成金や県の休業要請協力金の支援制度を活用しながら、効率的な管理運営に努めているとお聞きしております。  経営的には、現在のところ資金繰りが今すぐに切迫するという状況にはないとのことですが、今後の新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえつつ、指定管理者と協議を行っていきたいと考えております。  次に、いいもり月の丘温泉への影響についてお答えいたします。  本施設におきましても、4月22日から5月10日まで臨時休業をしており、4月と5月の利用者数と利用料金収入の状況は、利用者数が前年度の1万9,034人に対しまして、今年度が8,231人で1万803人の減、利用料金収入が前年度890万650円に対しまして、今年度が429万8,047円で、460万2,603円の減収となっているところでございます。  指定管理者であります諫早市施設管理公社の経営状況といたしましては、利用料金が減収となっていることから、県の休業等の協力要請に伴う給付金を活用しながら、経費の削減や効率的な業務を遂行していくとお伺いしております。  今後も引き続き、新型コロナウイルス感染症の状況を見極めながら、健全な管理運営ができるよう指定管理者と協議を行っていきたいと考えております。  このほか、ふれあい施設や体育施設につきましても、同期間を臨時休館といたしましたので、前年の4月、5月と比較して全体的な利用者数は減少しておりますが、利用料金制の施設ではございませんので、指定管理者への経営的な影響はございません。 54 ◯坂口慎一君[69頁]  今、それぞれについて詳しく御答弁をいただきましたけれども、御答弁の中で、文化会館については経営的、資金的には切迫していないという状況でありました。その点、山茶花高原、干拓の里、いいもり月の丘温泉については言及がなかったかのように思いますが、その点についていかがでしょうか。 55 ◯建設部長(矢竹秀孝君)[69頁]  山茶花高原につきましては、4月、5月で入園者、事業収入とも大幅に減っております。ただ、御答弁しましたように、国、県の給付金を活用しながら、今、一生懸命、感染症対策を取りながら、集客に努めているというところでございます。 56 ◯坂口慎一君[69頁]  ちょっと聞き方が悪かったと思いますけど、資金繰りが切迫していないかどうかという言及がなかったもので、その点について伺っております。 57 ◯建設部長(矢竹秀孝君)[69頁]  すみません。山茶花高原につきましては、指定管理料を4期に分けて支払っております。資金繰りの部分について、小長井振興公社から要請がございましたので、2期目、通常7月末にお支払いする部分について、少し前倒しで6月中に払うということで進めております。 58 ◯農林水産部長(関 栄治君)[69頁]  干拓の里につきましては、先ほど山茶花高原がありましたけども、指定管理料は、4、5、6月分を6月に請求頂くというルールになっております。4、5、6の3カ月分につきましては、通常の6月請求で頂いたというところでございます。  資金繰りについては、剰余金等もございますので、4月、5月はそういったところでしのいでいたというところでございます。 59 ◯政策振興部長(中田誠人君)[69頁]  いいもり月の丘温泉につきましては、諫早市施設管理公社に指定管理をお願いしておりまして、ほかにも体育施設とかふれあい会館とか、かなり大きな規模で委託させていただいておりますので、その中で現在は運営をしていただいているということで、今のところ緊急に委託料を前倒しでとか、そういう話はあっておりません。 60 ◯坂口慎一君[69頁]  それぞれ程度の差はあれ、現在の資金的な状況を御説明いただきましたけれども、確かに前年度と比べれば、やはり4月、5月の影響は大きかったのではないかなというふうに思われます。  今後、状況が回復して、例年並みに売上げや来客数が推移していけばいいのでしょうけれども、今後、経営的に厳しくなった場合、財政支援も必要になるのではないかと思われますが、そこでイの項目に移ります。  経営的に大きな影響を受けた施設、指定管理受託事業者に対する財政支援は必要ではないかどうかについて伺います。 61 ◯総務部長(竹市保彦君)[70頁]  経営的に大きな影響を受けた施設に対する財政支援といいましょうか、全てが公の公共施設でございますので、支援というよりも対応ということになろうかと思います。  先ほど、施設ごとに各部長が御答弁を申し上げましたけども、利用料金制を採用している施設につきましては、やっぱり収入に関してかなりの影響があったものという認識をいたしております。  このため市といたしましては、先ほど議員もおっしゃいましたけども、まず資金繰りの対策、キャッシュを確保するということで、年4期に分割している指定管理料の支払区分のうち、第2期以降の支払時期の前倒しの協議に応じるということでしております。実際にもう前倒しをしたという施設もあるようでございます。  また今後、年間を通じた収支というのを当然確認する必要が出てくるわけではございますけども、先ほどからの減収による影響を考慮した指定管理料の変更、当然、赤字になるようでしたら指定管理料を増額しなければならないというような措置につきましても、協議を行うことにいたしております。  指定管理施設につきましては、市と指定管理者との間で施設の管理・運営に関する協定を締結しておりますが、この中で指定管理料の変更が必要となった場合には、甲乙協議のうえ、これを変更することができるという規定を設けております。この定めに従いまして、各施設の指定管理者と今後十分に協議を行いながら、必要な措置を講じてまいりたいと考えているところでございます。 62 ◯坂口慎一君[70頁]  それぞれ規模、業種等あるでしょうから、必要な時期に必要に応じた柔軟な対応をお願いできればと思います。  それでは、次の(2)教育行政についての質問に移ります。  教育の現場においては、国から突然の休校要請があったりとかで、大変な御苦労をなされたのではないかなというふうに推察する次第でありますけれども、年度末からゴールデンウイーク明けまでの休校を経て現在に至っている状況ですが、教育委員会におかれましては、先般、夏季休業中(夏休み)の授業の実施というものを決定をされ、スクールネット等を通じて保護者、関係者の方に通知をなされております。本当に、例年とは異なる対応を迫られているという状況ではありますけれども、併せて学校行事などにも影響が出ているようでございます。  例えば、5月に予定されていた運動会が延期されたりとか、また今後日程を短縮して行われる予定ではないかとか、例えば持久走大会、これも中止されるのではないかとか、いろんな話を耳にすることが多いです。恐らく、年度初めから1学期中にかけて予定されていた行事などが、2学期以降にずれ込んでくるものと予想できるわけですが、それに併せてPTA活動等にも影響が及び、市民、特に子育て世代の若い世代の関心も高い分野ではないかなと思います。  新型コロナウイルス感染症の拡大が学校教育や学校生活に与えた影響、またそれを受けて、今後学校教育、学校行事等がどのように実施をされていくのか、学校運営における今後の基本的な考え方について、市及び教育委員会の見解を伺いたいと思います。 63 ◯教育長(西村暢彦君)[70頁]  新型コロナウイルス感染症にかかる、授業実数確保のため、もう一つは感染症対策のため、行事が縮小されたり中止されたりということはまさしく事実でございまして、大変悩ましい問題ではございます。  学校行事について、削減することで授業実数を生み出そうとしているということの懸念もおありかと思いますが、それが実数確保だけではなくて、感染症対策といったことも含まれているということで御理解いただければと思います。  学校行事につきましては5つの分野がございます。入学式や始業式のような儀式的行事、学習発表会や音楽鑑賞会のような文化的行事、健康診断や避難訓練、運動会、持久走大会のような健康安全・体育的行事、そして遠足・集団宿泊的行事、最後に飼育栽培や地域清掃などの勤労生産・奉仕的行事と、こういう5つの内容が示されているところでございます。  1学期は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止せざるを得ない学校行事もありました。中学校の体育大会なんかもその一つの代表的な例でございまして、これは実数確保でなくて感染症の問題でございました。  各学校は、この5分野の行事の中でも子どもたちが楽しみにしている行事につきましては、ぜひとも実施したいと願っておりますので、行事の見直しは感染症対策のためにやむを得ない措置と分かっているものの、そのはざまで常に何とかできないかと苦悩しているというところが現実でございます。  そのような中、学校では内容を縮小してでも何とか実施したいという思いから、自然体験の宿泊の日程を日帰りに変更して実施したり、中学校においては中止した体育大会で実施予定だったダンスを2学期の学習発表会の中に盛り込んだ計画を立てたりするなど、学校ごとに方法を工夫して実施しているところでございます。  市教育委員会といたしましては、何を優先して何を削減するのかという、ゼロか100というような考え方ではなく、授業実数確保と感染症のリスクを可能な限り低減するためにどのような工夫ができるのかという考えのもとに、学校行事を含めて魅力ある教育活動を今後も実施していくことが大切であると考えているところでございます。 64 ◯坂口慎一君[71頁]  まさに感染症拡大の防止という視点とまた学業を優先させるということを考えれば、いろんな行事を楽しみにしていた児童生徒たち、それからそれを見守る保護者たちの気持ちのはざまで、現場としては本当に大変な苦労があるのではないかなと思いますけれども、ゼロか100かではなく可能な限りということで基本的な考え方をいただきました。  では、イの質問に移りたいと思いますが、今後も感染症拡大の第二波などが懸念をされており、またその対応策として国から新しい生活様式が示されるなど、今後の学校生活にも引き続き影響が及ぶものと想像するところであります。  しかしながら、子どもたちのことを考えれば、特にこのコロナ禍という誰が悪いでもない状況におきまして、運悪く節目の年を迎える児童生徒、これが小学6年生と中学3年生のことを考えるとき、何か特別な支援といいますか計らいができないかなというふうに考える次第でございます。  例えば高校野球の場合ですと春の選抜の中止を受けまして、8月に全国から出場予定だった32校で交流試合がなされるとか、また、阪神と甲子園球場の計らいで、日本高校野球連盟に加盟する野球部員3年生全員に甲子園の土キーホルダーというものをプレゼントするという発表もなされております。  今回の御提案というのは、そういったこのような計らいを、今年度卒業を迎える本市の児童生徒にできないかという趣旨でございます。本当に誰が悪いわけではない。しかしながら、現に影響を受けることの大きい子どもたちに何か記念となることをしてあげられないか。  私も特にこれという案を持ち合わせているわけではないのですが、市全体で行うもよし、学校単位に任せて行うもよし、ひとまずそういった本来の思い出づくりの代わりとなるような、メモリアルな授業というか計らいが検討できないかどうか伺いたいと思います。 65 ◯教育長(西村暢彦君)[71頁]  卒業生の思い出に残るような記念事業を実施してはどうかということでございますが、各学校においては児童生徒の学びを保障するとともに、友達や先生とのかけがえのない大切な時間を充実させるため、先ほども申し上げましたように内容や方法を工夫して教育活動を実施しているところでございます。  しかしながら、学期の途中に臨時休業になったり、様々な学校行事が延期や縮減になったりしていることで、児童生徒は不安や寂しさを感じているということだと思います。特に卒業学年の小学校6年生、中学校3年生にとっては学校生活の集大成の1年であり、その思いはさらに強いことと思います。  そのような寂しさを感じているのは、子どもたちの笑顔を何よりの喜びとしている現場の教職員も同じでございます。教職員は皆、子どもたちのために何とかしてやりたいという思いを持っております。例えば、県中学校総合体育大会が中止になりましたので、市の中学校総合体育大会を実施するために校長先生方や教員たちが全体に関することと競技ごとの感染症対策マニュアルを作成するなどして、幾度も教育委員会に開催の要望を訴え、その誠実な努力により市の中学校総合体育大会を実施する運びとなりました。  また、中学校では体育大会の代替措置としてクラスマッチを開催したりとか、合唱コンクールはできなくてもせめて中学3年生には合唱をさせたいなどの教職員の熱い思いが私のもとにも届いております。  卒業生に対しても、きっと各学校が知恵を絞り心に残るような教育活動を今後も実施していくものと期待しているところでございます。市として、卒業生の思い出に残るような事業をということにつきましては、そのお気持ちはありがたく頂戴して参考にさせていただきたいと思います。ここで具体的なものが浮かびませんので、参考にさせていただきたいと思います。 66 ◯坂口慎一君[72頁]  参考にしていただくということで、ありがとうございます。  子どもたちが大人になったときに、当時を思い出してコロナの影響で何もできんかったもんねとそこで終わるのか、でも当時の市や教育委員会が代わりにこんなことをしてくれたよねと当時を思い出すのか、私はぜひ後者のようになっていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。  では、(3)諫早市地域包括支援ケアシステム推進における影響について伺っていきます。  健康福祉部におかれましても、新型コロナウイルス感染症対策室の設置とその対応等で多大な御苦労をなされたことと拝察する次第です。  今回の質問は、これまで取り上げてきた諫早市地域包括ケアシステムの関連で質問してまいります。  まず、地域包括ケアシステムとの関連では、市議会、教育福祉委員会及び分科会でも、審査や報告書における附帯決議等でその重要性と継続を求めてきた語らん場につきまして、今後も開催が可能なのか、そして開催が可能であればどのような形で開催が可能なのかについて伺いたいと思います。 67 ◯健康福祉部長(石橋直子君)[72頁]  新型コロナウイルス感染症による影響下における語らん場の開催についてお答えいたします。  介護予防と生活支援の語らん場は、団塊の世代が75歳以上になる2025年に向け、高齢者が住み慣れた地域で安全・安心な日常生活を送ることができるよう、地域課題の共有や地域住民の自主的な活動を支援するために開催しているものでございます。集いの場づくりや見守り活動、住民同士の生活支援などについての話し合いがなされているところでございます。  語らん場につきましては、関係者が一堂に会し意見交換を行っていることから、本年3月以降、新型コロナウイルス感染予防の観点から開催を見合わせており、現在は人との間隔は2メートル空ける、マスクの着用などの新しい生活様式に対応するため、時間短縮のための内容の見直しや少人数での会議方法、開催場所の検討などを行っているところでございます。また、語らん場の再開に向け、語らん場から生まれた地域活動の進捗状況や自治会、老人会、サロンなどの現状について、各団体に聞き取りを行っているところでございます。  今後、関係者の皆様と新しい生活様式に対応した開催方法を協議しながら、順次、語らん場を再開してまいりたいと考えております。 68 ◯坂口慎一君[72頁]  語らん場につきましては、市の地域包括ケアシステムを構築していく上で大変重要な取組であると思いますし、また語らん場自体も地域の課題抽出の場から生活支援への実践的な取組を議論する場へと、そういう過渡的な段階へ推移してきたのではないかと思っております。語らん場の開催に大きな支障がないように、市としても対応いただければと考えますので、よろしくお願いいたします。
     次に、イの質問です。  高齢者の介護予防・生活支援を促進し、地域住民同士で支え合う社会の実現を目指すという地域包括ケアシステム推進の観点から考えれば、今回、厚生労働省が示した新しい生活様式というものは、この地域包括ケアシステム推進の上での一つの分岐点になるのではないかと思います。  地域包括ケアシステムにおいては、これまで、自助・互助・共助の理念に基づき、介護予防・生活支援を促進するという観点から、サロンや集いの場などを設けることを推進してきたわけでございますけれども、これらは基本的に住民同士が触れ合うということを前提として議論がなされてきたと思います。  先ほど御答弁の中でもありましたけれども、新しい生活様式というのは、一人ひとりの基本的感染対策、日常生活を営む上での基本的生活様式、日常生活の各場面別の生活様式、働き方の新しいスタイルという4項目にわたって、具体的な実践例として示されているものでございます。  その実践例としては、身体的距離の確保であったり外出の控え、それから食事、特に会食に対する注意点、そして高齢者自身の体調管理などが挙げられているわけでありますけれども、それらを踏まえて地域包括ケアシステムの推進を考えた場合、これまでとは異なる対応が求められるのではないかというふうに思います。  今回、国が示した新しい生活様式、新しいという言葉にこれまでとは異なるということが含意としてあることを考えると、当然ですけれども、これまでの制度構築の前提となっていたこと自体に対して、多大な影響を与えると言っても過言ではないというふうに考えます。  今後、諫早市地域包括ケアシステムを推進していく上で、行政が果たすべきコーディネーターとしての市の役割を踏まえまして、そしてこれまでも本会議の場で行政が担うべき重要な役割として、私が繰り返しその重要性を示してきた規範的統合という観点からも、市として基本的な方針を早急に示す必要があるのではないかと考えますが見解を伺います。 69 ◯健康福祉部長(石橋直子君)[73頁]  新しい生活様式に対応した介護予防教室などの開催方法の提示ということについてお答えいたします。  介護予防教室等につきましては、本年3月以降、開催できなかったことから、自宅で運動ができるよう市独自の介護予防プログラムを広報いさはやや市のホームページに掲載するとともに、希望者への介護予防DVD配付を行ったほか、地元ケーブルテレビの御協力のもと介護予防プログラムの放映などを行ってまいりました。  来月からは、新型コロナウイルス感染症予防対策を講じた上で、介護予防教室を再開するための準備をしているところであり、現在、教室に従事する専門職を訪問し、再開に向けた留意点について個別に説明を行っているところでございます。  また、自主グループである若返り体操サークルに対しましては、全てのサークルの代表者宛てにこのサークルを再開する場合の留意点を記載した文書を送付したところでございます。  また、ふれあいいきいきサロンにつきましては、諫早市社会福祉協議会から各地区・校区社会福祉協議会宛てにサロン再開の留意事項についての通知を送付した旨の御連絡をいただいております。  今後とも高齢者の皆様が安心して参加できるよう、新型コロナウイルス感染予防対策に十分留意しながら取り組んでまいりたいと考えております。 70 ◯坂口慎一君[73頁]  現在、個別で各団体等に対して対応がなされているということでありますけれども、先ほど御答弁にもありましたように、そう遠くない時期にいろんな催しが再開されるということでありますので、ぜひ早急な対応をお願いしたいと思います。  では、新型コロナウイルス関連の質問は以上となります。  次に、ふるさと納税について質問してまいります。  まず、(1)令和元年度における寄附金額、件数等の実績から伺います。 71 ◯財務部長(中村秀憲君)[73頁]  令和元年度における本市のふるさと納税の実績についてお答え申し上げます。  令和元年度でございますけれども、寄附件数が約1万5,000件、寄附金額は約2億811万円でございました。前年度と比較いたしますと、件数で約2,500件、金額で約2,400万円、13.2%の増となったところでございます。 72 ◯坂口慎一君[73頁]  令和元年度の実績をお答えいただきましたけれども、再質問をしたいと思います。  今、令和元年度の実績をお答えいただきましたが、その実績を市としてどのように評価をなされているのか伺いたいと思います。 73 ◯財務部長(中村秀憲君)[73頁]  これは、平成30年度が今までで最低で、1億8,300万円程度でございましたけれども、それからしますとやや回復傾向にはあるのかなと、ただし、他の都市の状況等を鑑みますとまだまだ伸びる余地はあるのかなと、我々が汗をかく必要もあるのかなということを考えております。 74 ◯坂口慎一君[73頁]  ありがとうございます。  まだまだ伸びる余地があるという回答をいただきましたので、これでもう十分だということであれば、次の質問にちょっとつながらなかったので少し安心したところですが、まだまだ伸びる余地があるというところをちょっと数字を追って補足したいと思いますが、まず全体的なふるさと納税の受入額というものを見ますと、全国合計が平成27年度で1,652億円、平成28年度で2,844億円、対前年度比で172.1%、平成29年度が3,653億円で、同じく対前年度比で128.4%、平成30年度が5,127億円、これも対前年度比で140.3%、平成30年度の対平成27年度の比率というものが310.2%、全国的にはこの3年間で約3倍になっております。  対して本市の場合ですと、平成28年度の対前年度比率が107.8%、平成29年度が77.5%、平成30年度が67.0%と、そして平成30年度の対平成27年度比率が56.0%というふうな結果となっております。  県下における状況ですが、平成30年度の寄附金額で比べてみますと、県下21市町中14位、町を除く13市中11位という状況でありまして、本市の地域資源等を鑑みた場合、もっと頑張る余地があるのではないかというのが私の見解でございます。先ほど、部長の答弁をいただきましたように同様の見解でございます。  それを受けて、(2)の質問に移りたいと思いますが、寄附金の増額に向けた抜本的な取組が必要ではないかと考えますが、その点についてはいかがでしょうか。 75 ◯市長(宮本明雄君)[74頁]  ふるさと納税で寄附金の増額に向けた抜本的な取組ということでございます。  ふるさと納税の業務は、返礼品の発注や配送の手配、在庫管理、事業者や配送業者への支払業務、寄附者や事業者からの問い合わせの対応など、多岐にわたっております。  まず、ふるさと納税の制度でございますけれども、今は泉佐野市の最高裁の判決が今月中にも行われるということになるんではないかと思いますけれども、そういういろんな事象を経験しながら、全国的に今の制度の中で経費率が返礼品も含めて寄附額の5割以下にしなさいというようなことが言われておりまして、これが全国的に新しい何というか基準といいますかできてきたということで、その中でどういったことでこのふるさと納税制度を利用していくかということが、肝要になるんだと思っております。  ポイントは2つだけしかないかなと私は思っておりまして、一つはやっぱり魅力ある返礼品の発掘でございまして、諫早市も返礼品の数というのは随分と増えておりますけれども、長崎県内の他市と比べますと、特徴ある返礼品というのが肉類とか何とかはあるんですけれども、観光都市といわれるところからするとちょっとなかなか難しい部分もあるなということで、長崎刑務所で作っています鉄製品、焼き肉ができるものとかがあるんですけれどもそういうものを加えてみたりとか、いろんな学習をしながらやっているというような状況でございます。ですから、魅力ある返礼品を発掘するということ。  それからポイントのもう一つは、経費を減らしていくと。それで経費を減らして、その実質上、返礼率が50%ですからそれを減額できるようにしていい品物をお手元に届けられるようにするということ。もう一つは、今、長崎県の市長会でよく話題になっていますのが、長崎県は日本列島の西の果てで、しかも離島が多いということで郵送料が高いんですね。この郵送料が返礼品の5割の中に入りますので、非常に不利で、九州全体でもそうなんですけど、長崎県市長会や九州市長会でもそれを国のほうに要望しています。この郵送料を別扱いにしてくださいというようなことで、そうでないと同じレベルでの競争といいますか、競い合いになっていないと。ですから、今は商品券を差し上げたりとか、そういうことはできないようになってきておりますので、一定のルールのもとで知恵を絞りながらやっていくということが必要なのではないかなと思っております。  そういうこともありまして、今後もこのふるさと納税制度というのは一定認知されたものになりつつあり、制度としても確立されたものになりつつありますので、力を入れていくことが必要なのではないかなと。少なくとも諫早の方もよそのふるさと納税制度を利用されて、それで諫早市に落ちるべき税が少なくなっていくということ。それ以上に、やっぱりふるさと納税の効果がなくちゃいけないということになりますので、そういう意味ではやっぱりこう知恵の出し合いというか、そういうものが必要なのではないかなと思っております。 76 ◯坂口慎一君[74頁]  ありがとうございます。  制度自体の是非、いい悪いを論じる時期はもう過ぎたのかなと、市長がおっしゃいますように徐々に定着してきつつある制度ですので、これをやはり活用しない手はないというふうに私も考えております。  その中で、先ほど御答弁の中で総務省の規制であったりとか、それに伴う配送費等の制度的な弊害といいますか、遠隔地が不利になるような現状の制度についても説明をいただきましたが、この配送料を費用から外すということについては、市長会を通じて要望を出されているようでありますので、例年ですと6月に規制等々、制度の変更等をなされることが多いですが、今のところはまだ出ていないようですので、引き続き要望をお願いしたいと思います。  もう一つ、まず総務省が寄附額の50%以内に費用を納めてくださいという規制につきましてですが、先ほど御説明がありましたように配送料が結構大きな部分を占めると、それにポータルサイトの手数料、これが確か本市の場合12%だったと思いますが、これに決済手数料等含めると50%のうち20%をとうに超えてしまう。結局そのしわ寄せがどこに来ているかというと、返礼品を提供する事業者に来ていると。本市の場合で、確か二十数パーセントだったと思いますが、このふるさと納税というのが本来は愛着のあるとか、自分のふるさとに寄附をするという制度だったんですが、返礼品を目的にする人が現状多くなっております。  そのようなことを考えますと、本市の還元率ではなかなかよその返礼品にもちろん市長がおっしゃいますように特徴ある返礼品とか、そういう質で勝負するという考え方もあるかなと思いますけれども、量とか質も含めてですが、返礼品の魅力ということでは状況的に厳しいのかなというふうに思います。  配送料が費用から外れない限りは、事業所の取り分を減らすか、ポータルサイトの手数料を減らすかという選択肢しかないわけですけれども、後者のポータルサイトの手数料、これは結果として市役所で自前で事務作業を行うということになるかとは思いますが、そういった選択肢はないのかどうか伺います。 77 ◯市長(宮本明雄君)[75頁]  ただいまおっしゃいましたように、2つしか方法はないと。返礼品を魅力あるものにするか、その経費率を少なくしてその分を返礼品に50%以下になるようにするというようなことが考えられるということでございます。  それからもう一つ、1回ふるさと納税を実施していただいた方に、その方々は何かの諫早という言葉といいますか、文字を調べて市を知っておられるということですから、その方にダイレクトメールやパンフレットみたいなものをお送りするとか、そういう手法が取れるんではないかなということと、ポータルサイトを今、2つですかね、今度これを3つに増やすようにということで、ポータルサイトはある意味入り口ですから多いほうがいいとは思うんですけれども、主要な3つにすることが必要なのかなということで、今年度から計画をしているということではないかなと思っております。  それから、今、ポータルサイトで全面委託みたいな形になっていて、非常に手数料が高いんですね。何とかそのほかのところに部分委託をして、そういうサービスは同じような状況でできないかなと検討する必要があるんではないかなと言っておりまして、要するにいい品物、魅力ある品物をお届けして、そして諫早という地を知ってもらい、その風土を知ってもらうということが大切なことではないかなと思っております。  工夫できるものを工夫していきながら、それから去年は台風の影響で確か総会も開けないというようなこともあったんですけれども、東京諫早会とか応援団もおりますので、そういうものとのいろんな意味でつながりもありますので、それを利用しながら一つ一つ上を目指して頑張っていきたいなと思っています。 78 ◯坂口慎一君[75頁]  昨年の11月からの返礼品の還元率の改定によって、本来、受入れが多くなるべき11月、12月に、大幅に申込みが減ったという事業者さんの声も実際に私の耳に入ってきております。そういったことを踏まえて、抜本的な改善とそういった取組をぜひよろしくお願いしたいと思います。  以上で、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 79 ◯議長(田川伸隆君)[75頁]  質問者交代のため、しばらく休憩いたします。                 午後0時7分 休憩                 午後1時10分 再開 80 ◯副議長(島田和憲君)[75頁]  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  次に、南条博議員。 81 ◯南条 博君[76頁]  皆さん、こんにちは。自民党新生クラブ、南条博でございます。一般質問をさせていただきますけども、早速議題に行きたいと思います。  コロナ感染症対策についてですけど、1番の緊急事態宣言について。緊急事態宣言は解除されましたが、三つの密を避ける生活を継続し、ある程度の自粛もしなければ感染拡大の終息は見えないと思います。今朝の新聞では、世界の新型コロナ感染が南米諸国、ロシア、インドなどで拡大が加速していると。また、中国北京ではこの5日間で100名を越える感染者が出ていると。大規模な再流行への警戒を呼びかけています。国内においても、感染者は昨日の時点で44名と報道されていますし、市民の皆さんも第2波の感染が心配なのです。  ネット情報では、集団免疫を獲得する以外には方法はないとうたっております。個人的に私もそう思いますけど、ワクチンの開発や治療法で広い範囲に薬剤を投与可能にするには、年を超えるかもしれません。しかも、開発には安全性の問題に懸念があります。富山のある化学研究所ではアビガンが治療薬候補と聞いておりますが、ある地元の開業医の先生に聞いたところ、処方されるにはしばらくかかり、実用化の期待は、はっきり見えていないと言われました。  こういう中に、急速な第2波で予期せぬ感染が再発をした場合、諫早市は今回の経験を踏まえ、危機管理は十分に発揮できると言えますか。考えと対応をお聞きいたします。 82 ◯市長(宮本明雄君)[76頁]  第2波の感染で再指定された場合の市の動きと対策ということでございます。4月16日、当初の7都府県と同程度にまで蔓延が進んでいます6道府県を加えた13都道府県を特定警戒都道府県とした上で、緊急事態措置を実施すべき区域を全都道府県に拡大したところでございます。その後、改めまして感染状況の変化等について分析・評価を行いまして、5月14日に本県を含みます39県において、21日には3府県において、25日には全都道府県でこの緊急事態措置が解除になったところでございます。  緊急事態宣言の解除によりまして、今後は新しい生活様式や業種ごとに策定をされました感染拡大予防ガイドラインの実践を通じまして、社会経済活動と感染拡大防止の両立に向けた取組をしっかりと進めることが必要になります。これまでは、6月18日までをステップ1、関東1都3県及び北海道との間の不要不急の移動は慎重な判断が求められておりましたけれども、ステップ2になります19日以降は外出の自粛要請は行われないこととなっております。  ただ、往来はできるのですけれども、慎重にという言葉も入っておりますので、全面解除で気が緩まないようにということが必要なのではないかなと思っております。このことから、今後予想されます次の感染拡大の波に備えるため、国は都道府県に対しまして検査体制の拡充や医療提供体制の整備、保健所機能の強化などを求めております。市民の皆様に対しましては、マスクの着用や手洗いを初めとする基本的な感染症対策の継続とともに、3密を避ける行動をお願いしたいと思います。  御質問の緊急事態宣言が再発出された場合の市の対策でございますけれども、発生初期段階での情報発信といたしまして、市報やホームページのほか、SNSや防災行政無線など、時機に応じた感染拡大防止のための啓発を行ってまいります。国内で感染者が確認されて以降、徐々に店頭でのマスクの調達が困難になったことから、市で備蓄しておりましたマスクを医師会等に対しまして配布した経緯もありましたので、不測の事態に備え、各種マスクや消毒液、防護服などの感染症対策用品を備蓄することによりまして、再度の感染拡大に備えてまいりたいと考えております。  また、市の公共施設の利用制限や学校の臨時休業につきましても、これまでの経験を踏まえまして適切に判断していきたいと存じます。加えまして、感染拡大防止策に必要な情報については、県に対し市長会を通じて迅速かつ的確な情報提供を求めたところでございまして、一定の理解を得ており、これまで以上に県との連携を図りまして、情報の収集に努めてまいりたいと思っております。  いずれにいたしましても、感染拡大の傾向が見られた場合には市民の皆様の不安を少しでも取り除き、あらゆる事態に備えられるよう準備を進めてまいりたいと思っております。3月2日から学校が全国で一斉に休業ということになりました。それから、4月に入りまして緊急事態宣言が東京都等で出まして、それが全国に波及し、そしてそれがやっと解除ができたという段階でございます。  まだまだ先ほどおっしゃいましたように感染者は出ておりますし、新しい生活様式ということになりますけれども、そこはそれぞれが今までと違った生活を営むことで感染防止に努めていきたいということであろうと思っております。私ども諫早市では保健所を所有というか設置しておりませんので、県央保健所がここの担当ということになっております。この県央保健所等から、県から情報提供される、これが佐世保とか長崎については市で設置している保健所がありますから情報が早いのです。県央保健所はどうしても遅くなります。  ということで、5月18日だったと思うのですけれども、市長会で要望した際に、県に対して情報提供を早くしてくださいと、そうではないと対応ができませんということを申し入れまして、翌日返答が、電話ですけれどもありまして、そのように取り扱いますと。これから新しい生活様式、そして学校も一斉休校とかではなくて、その感染の程度とか蔓延の度合い等によりまして、休校する場所が、諫早市全部が一斉に休校するということにはならないんではないかなと思っておりまして、そのためには的確な情報、早い情報が必要でございますので、そういうことでお願いをしました。  クラスター等が発生したときも同じでございまして、やはりある意味情報が命ですので、そういう意味でのお願いをし、一定の理解を得たということでございますので、今後、そのようなことが起こりますと、これまでの経験を生かしながら対応を進めていきたいと思っております。 83 ◯南条 博君[77頁]  やはり、自然災害も含めてですけど、今回のコロナ感染も日頃、新しい生活様式、先ほど今日午前中あっていましたけど、日頃の危機管理をしっかりと当局はしていただきたいと思っております。  2番目の質問に行きます。こういった災害が起こりまして、非常に財政も逼迫していると思いますけど、プレミアム付商品券で消費喚起策をということなのですけど、各自治体が市内の経済を活性化するために、追加経済対策を打ち出そうとしております。大村市は第3弾として独自のプレミアム、1万円券当りに3,000円を上乗せして、商品券を7月に発売する予定と聞いています。佐世保市が7月11日に発行予定のプレミアム付商品券は総額20億2,200万円、補正予算が可決したと新聞に出ていましたが、諫早市の取組はどうですかということです。  それとまた、昨年の秋に発行された市のプレミアム付商品券は、昨年10月から今年2月29日までの使用期間でございましたが、この要件に該当する人からちょっと聞いた話ですけど、期限や取扱店、大型店に偏っていたとか、広く利用されてなかったとか、これは商店街の人でしたけど。それと知らないうちに済んでしまっていたなどの不満も聞いております。この商品券の利用状況の結果をお聞きしたいと思います。  それと、市内の商工業、農業、漁業、飲食業界の皆さん方が追加経済対策に早目の消費喚起策を取り組んでいただきたい。市内に本社のある事業で使える商品券にしていただきたいとか、緊急要望を市に提出しておられます。早期に取組があっていると思いますが、早期発行に至るまでの進渉と取組をする段階と、そして課題、これをお尋ねします。 84 ◯商工振興部長(古谷正樹君)[77頁]  プレミアム付商品券についての御質問にお答えいたします。まず、昨年実施をいたしましたプレミアム付商品券事業は、国の実施要領に基づきまして消費税及び地方消費税が引き上げられたことによる低所得者及び子育て世帯に与える影響を緩和するとともに、地域における消費を喚起し、下支えすることを目的に全国で実施されたものでございます。  この事業におきましては、住民税非課税者及び小さな乳幼児のいる子育て世帯の世帯主に対しまして、1冊5,000円分の商品券を4,000円で販売したところでございます。本市におきましては、対象者全体の約3割に当たる7,873人の方の購入にとどまり、販売冊数は約4万冊、発行総額は約2億円でございました。  次に、新型コロナウイルス感染症対策によるプレミアム付商品券につきましては、市独自の経済対策として、大きな影響を受けた市内事業者及び消費者を支援するため商品券を発行することにより、市民の消費を喚起し、地域経済の活性化を目的とするものでございます。また、商品券発行に当たっての課題といたしましては、新型コロナウイルス感染症防止策を講じた上で、いかに多くの市民の皆様に購入していただくかであり、現在、制度設計を行っているところでございます。 85 ◯南条 博君[78頁]  結局、昨年度のプレミアム付商品券は余ったということで理解してよかったですか。 86 ◯商工振興部長(古谷正樹君)[78頁]  先ほど申しましたとおり、対象者全体の3割の方の購入にとどまったということで、余ったということでございます。 87 ◯南条 博君[78頁]  せっかくの地方創生の一環でありますので、やはりそこら辺をよく研究して、しっかりと当局にやっていいただきたいと思いますけど、この財源についても相当な財源を使うと思います。  国が追加緊急経済対策に地方創生臨時交付金に、プレミアム付商品券の上乗せを算出しておりますが、市も一般財源の調整基金も活用していただき、市内の全業種の経済対策になるように、対策を早期に計画しておられると思いますけれども、この発行総額の予定とか予算額の当たりはどうでしょうか。計画されていますか。 88 ◯商工振興部長(古谷正樹君)[78頁]  南条議員の御質問ですけど、その辺りの詳細につきましてもただいま制度の設計中でございます。 89 ◯南条 博君[78頁]  まだそこら辺は調整中ということですが、発行日、いつ出しますというぐらいは先にお示しをしていただきたい。例えば7月の末には発行しますというふうなことを言ってからでも計画していくのは、多分急げば何とか、今、力を込めてやっていらっしゃいますから、早期に。発表をいつ、時期をいつですかということですけど、お答えできますか。 90 ◯商工振興部長(古谷正樹君)[78頁]  その発行時期も含めまして、制度の設計中ということでございますので、もうちょっとしたら発表できるのではないかと考えております。
    91 ◯市長(宮本明雄君)[78頁]  これからお中元のシーズンになります。それから年末になりますと歳末のシーズンになるということで、できれば、そういう需要が増える時期に間に合うように発行をしたいということで、まだ発行の日時等については調整中でございます。いずれにいたしましても、これは商工会議所とか商工会とかいろんな関係団体と実行委員会をつくって、そしてまた金融機関との調整もありますので、現在、それを成案に向けて進めているということでございます。  総括説明の中でも申し上げましたように、プレミアム付商品券を発行するということについては、もう既に私から表明をさせていただきましたので、できればそういうことで中元の時期に間に合うように、そしてまた歳末の商戦ぐらいまでやれればなということで思っております。それが一番消費が喚起される時期ではなかろうかと。  商品券にもいろいろ課題があります。気持ちは市内の業者だけの、本社がある人にというお話をよく聞きますけれども、そうしますと同じ業務形態の中でもここでは使えて、ここでは使えないとかいうこともありまして、そういうことでこれまでも制限をかけた商品券は発行しておりませんので、今度もそういうことにならざるを得んのかなと思っているというところです。 92 ◯南条 博君[78頁]  通告はしていませんでしたけど、やはり佐世保市も大村市も日にちを決めて出すということを、ちょうど報道で聞きますと、せめて諫早も7月いっぱいには出しますとか。市長が今言われましたように、中元商戦の前には使えるようにしたいと、そういう旨をおっしゃりましたので、その頃に調整をしていただければ商店の人たちも何らかの喜びもあるのではないかなと思っております。  次に、教育長のほうにですけど、臨時休業に伴う教育課程についてですが、学校休業で体育祭の延期や授業不足による学力の遅れや体力低下、そういうような指摘はなかったのか。対策は行いましたか。そしてまた外出自粛による子どもたちのストレスに親のDVなど、実態はどうでしたか。オンライン授業を検討している自治体もありますが、学校のパソコンは現在、古くて対応できないものもありますので、そこら辺の見解はどうなのか、以上の3点をお伺いします。 93 ◯教育長(西村暢彦君)[78頁]  授業の遅れについてのお尋ねでございます。授業の遅れと申しますのは、今年度は4月、5月で授業日がなかったのは8日間だけでございます。ただ、御存じのように3月に一斉休校がございました。その期間13日分があるのですけども、年度末ということで大きな学習が残ったわけではございませんけど、その積み残しがあったということ。ですから、4月に入ったら、その分をしなければいけなくなったということで、遅れが出てきたということでございます。  遅れへの対応でございますけども、各学校は学校行事の見直しや日々の時間割編成の工夫、時間編成の工夫というのは小学校においては午前中5時間組むことができます。どの学校もその方法をとっているわけでありませんけど、そうすると午後1時間するともう6時間の授業ができるようになるといったような意味でございます。それから家庭学習の工夫等を行っています。家庭学習の工夫というのは、復習に限らず、先に勉強が進められるような予習ができるような家庭学習の工夫をすると。それによって、同じ学習内容も10時間かかるところが9時間で終わるという方法がとれるという意味でございます。  そのような方法をとっておりまして、ほぼ全ての学校が1学期中に遅れを十分に取り戻すことができると見込んでおります。また、夏季休業中において授業日を設定しましたが、万が一、1学期中に学習内容が終わらなかった場合はそこで取り戻すこととし、遅れがない場合はその期間、少しでも先に学習を進めてくよう、各学校に指導しているところでございます。  次に、子どものストレスの実態についてですが、先ほど申し上げましたように、今回の臨時休業期間は4月22日の午後から5月10日までの実質8日間の休みでございましたので、臨時休業が長期化していた警戒地域は3月、4月、5月、3か月間ほど休みですよね。だからよくテレビなんかでいろいろ騒いでいるわけですけれども、そういうところと比べると、子どもへの負担は少なかったものと思います。  ただ、子どものストレスの軽減と状況把握は重要でございますので、臨時休業期間中は家庭訪問や電話連絡を行い、子どもたちの生活面や心の変化を小まめに把握するよう努めてまいりました。休業明けは特に注意深く観察を行うということにしておりまして、ほとんどの学校では毎学期、1回以上のアンケートをとっています。生活アンケートと申しまして、そこには悩みや不安を書くことになっておりまして、友達の様子で気になることも書いてもらうということになっております。その結果を踏まえた個人面談を通して、一人一人の課題に対応していくという形になっております。  最後に、本市のオンライン授業の今後の見通しについてでございますが、4月の文部科学省の調査によりますと、同時双方向型のオンライン授業を実施した自治体は全国で5%程度でございまして、多くの自治体が現在整備されていないという状況にございます。本市もこれから、まずは子ども1人1台の端末を今年度中に配置するよう進めているところでございます。 94 ◯南条 博君[79頁]  そうすると、パソコンはリース式になるのか、もちろん買って与える。平等に与えるとか、そういうことになりますけど、まだそこまでどうするかは決めていないわけですか。 95 ◯教育長(西村暢彦君)[79頁]  最終的な検討を今している状態でございまして、本議会の追加議案で計上させていただこうと考えております。 96 ◯南条 博君[79頁]  もう一つ、再質問ですけど、その授業の遅れで夏休みとか冬休みの期間も食い込むのではないかなと思うのですけど、どれくらいの日数を考えているのか。また、先ほどの議員さんの質問にもありましたけど、運動会や修学旅行、これは中止なのか、延期なのか、市としてはどちらの方針になるのですか。 97 ◯教育長(西村暢彦君)[79頁]  まず、夏休み中の授業についてですけども、諫早市では8月下旬に授業日を設定しております。8月24日から28日、月曜日から金曜日の5日間を授業日としておりまして、小学校の1年生、2年生は履修内容が少なくて授業に余裕がございますので、2日間短い3日間、8月26日から28日という日を設定しております。ただ、小学校6年生及び中学生については必要に応じて、もうちょっとしたいということがあれば、7月21日、22日の二日間は学校で判断して、授業日としてもよいというようなことにしているところでございます。  それから、行事についてですが、今現在、市内の小学校の運動会をどういうふうに検討しているかということをちょっと調べています。その中で検討中とか、こうしますという回答が出てきておりますが、何とかして開催したいということはどの学校も共通のようでございます。私どもも子どもの楽しみにしている行事はできるだけ、感染症対策をとりながら実施してほしいというような方向で、学校にも言っているところです。  学校も校長会等で相談しながら、よその学校と連携しながら、うんと違いがないような形で、内容としては、例えば運動会は準備の段階から時間がかかりますので、うんと時間がかかるような種目はちょっとやめようかとか、PTAの種目は抑えようかなとか、いろんなことを考えているようでございますけど、そういった手段をとおして何とかしたいと思っておいでです。それから修学旅行、これは宿泊を伴いますので、非常に難しゅうございます。とても楽しみにしていることですけども、結論は出ていないようでございますが、各学校、旅行会社と相談しながら、あの手この手で何とかできないかということで検討していると伺っております。 98 ◯南条 博君[80頁]  パソコンの件は言われましたか。(発言する者あり)聞き取りにくかったのですが、了解です。  以上をコロナ感染ですけども、次に地元と言ったらおかしいですけど、西諫早地区の状況をちょっとお尋ねしたいのですけど、この西諫早地区の地域の道路の交通量について、お尋ねいたします。まず、国道34号貝津久山間、国道207号多良見化屋、県道田結久山線、県道大村貝津線、市道久山化屋線、市道赤島線、市道赤島海岸線、この交通量をお聞きしたいと思います。 99 ◯建設部長(矢竹秀孝君)[80頁]  西諫早地区周辺の交通量についての御質問にお答えいたします。平成27年度に国が行った全国道路・街路交通情勢調査での1日当たり交通量は、国道34号の貝津町から久山町間で5万8,205台、国道207号の多良見支所付近で1万1,739台、県道田結久山線の旧茶屋付近で9,015台、県道大村貝津線の日大高校付近で2万5,051台となっております。  市道赤島線については調査を実施しておりませんが、市道赤島海岸線と市道久山化屋線につきましては、平成24年度において名切集会所付近で、多良見町から諫早市外方向を朝7時から9時まで2時間の簡易的な調査を行っております。結果といたしましては、市道赤島海岸線が29台、市道久山化屋線は307台でございました。しかしながら、この調査データでは、現在の交通量と乖離していることが考えられますので、改めて調査を実施してまいりたいと考えております。  なお、当該市道におきましては、交通規制を伴う埋設管工事が今年8月末まで実施されておりますので、正確な交通量を把握するため、コロナ禍の影響を踏まえながら9月以降に実施したいと考えております。 100 ◯南条 博君[80頁]  貝津久山間が5万8,000台という、非常に多い台数で、以前よりここ何年間かは全然変わってないわけです。この久山のですけども、多良見に左折するのに、今拡幅していますけど、国道207号から国道34号の合流地点、国道34号に入るところですけど、今、佐瀬のほうの拡幅事業が進んでおりますけども、完成をいたしますと長与方面から増えることはもう目に見えています。さらに喜々津駅の北側のマンション開発が進んでおります。アクセス道は、抜け道に久山名切地区を通ります。  前回、同僚議員が一般質問で発表された名切地区の朝の1時間だけの調査結果ですが、それぞれ久山化屋線が250台、赤島海岸線も240台ぐらいの交通量はあると聞いております。この名切地区は、大体市街化調整区域です。この緩和策に40戸連たん制度開発で、急速に若い世代の住宅が増加しております。真津山小学校まで児童の通学や多良見方面からの通勤車で、もうこの地域は大変困窮されているのが現状です。本年に、地元の自治会長から交通規制に関する要望書も提出されております。以上のような状況の赤島名切地区の安全対策はどう考えておられますか、検討されておりますか。解決策をお願いいたします。 101 ◯建設部長(矢竹秀孝君)[80頁]  名切地区周辺の交通対策について、お答えをいたします。名切地区周辺には、市道久山化屋線、市道赤島海岸線、市道赤島線の3路線がございますが、いずれの路線も地域の生活に密着した路線でありますが、幅員が狭小な区間も多く、特に朝の通勤時間帯には多くの車両が通過するため、混雑している状況でございます。このような中、市といたしましては、これまでも幅員が狭小な区間につきましては側溝整備等を実施し、通行車両が円滑に離合できるよう対策を行ってきたところでございますが、名切地区の根本的な交通混雑の解消には至っていない状況でございます。  市といたしましては、引き続き県道久山港線の早期整備を強く県にお願いをしていくとともに、今後も名切地区の危険と思われる箇所の市道整備は必要であると考えておりますので、地元の御理解が得られる箇所から整備を検討してまいりたいと考えております。また、車両の円滑な通行を確保するためには、市道整備のほかに市道の交通規制を行うことも考えられますが、規制による利便性の低下も危惧されますので、今後行います予定の交通量調査の結果も踏まえて、公安委員会などと協議を行ってまいりたいと考えています。 102 ◯南条 博君[81頁]  期待をいたします。整備のほう、よろしくお願いします。先ほどもちょっと申されましたガス管工事で久山化屋線が6月から8月の下旬まで約3か月間近く通行止めなのです。地域の人たちはさらに非常に困窮されますけども、できたらせっかくの通行止め期間にそういった市のインフラ整備、側溝整備なんかもその中に入りますので、一緒にされたらどうかなと、これは要望になりますけど、思います。  関連ではありますけど、この近くの(仮称)久山港スポーツ施設なのですけど、このたびは施設の正式名称を募集しておりまして、6月30日締め切りで、これは1人何点でも可能だと聞いております。いい名前を、皆さん応募してください。質問ですが、この久山港スポーツ施設へのアクセス道路としては、県道久山線の開通予定が大体3年ぐらいかかるのではないかと聞いておりますけど、そこら辺の確認をしたいと思います。  次に、このスポーツ施設で外周道路があります。ちょっと見てきたところ、2車線の外周道路が既に開通して、一つの始点は、県道久山臨港道路と接続しております。そしてもう一つの始点が、市道赤島線と直結しています。要するにもう直結して道はつながっております。この外周道路の件は、以前に松尾議員が市道に認定できないかと質問された経緯がありますが、これは検討されていましたか。結果のほうを併せてお答えいただきたいと思います。 103 ◯建設部長(矢竹秀孝君)[81頁]  まず、県道久山港線の開通予定について、お答えいたします。県道久山港線は、(仮称)久山港スポーツ施設付近を起点とし、国道34号久山交差点に至る延長1,300メートル、幅員10.25メートルの計画で、県が整備を行っている路線でございます。現在、県におかれましても、用地補償や起点側の改良工事など、本事業に鋭意取り組んでおられるところでございますが、明確な完成時期につきましては明らかにはされておりません。市といたしましては、早期完成に向け、順調に事業が進捗するよう、引き続き要望してまいりたいと考えております。  次に、(仮称)久山港スポーツ施設の外周道路を市道に認定できないかについてでございます。諫早市におけます市道路線の認定基準は、道路幅員や縦断勾配等を定めた構造上の基準と路線の性質上の基準を満たし、常時一般公衆の通行の用に供され、かつ当該市道敷が公有地であることなどを条件といたしております。お尋ねの外周道路でございますが、構造上の基準は満たしておりますが、現在は(仮称)久山港スポーツ施設の管理用道路として夜間の通行が制限されているなど、利用も限られていることから、現状では市道の認定はできないものと考えております。 104 ◯南条 博君[81頁]  この市道が認定されるように取り計らっていただけると、この名切方面から市道久山海岸線というのがありますけど、結局そこの路線とその外周道路を、そこにざっと何十メートルかで行けることになっているのです。その外周道路に、西側の奥に盛り土とちょっとした芝生の緑地帯がそのそばにわざわざあるのです。それは何の目的でそこにしてあるのかなと思っているのですけど、それをちょっとお答えいただけますか。 105 ◯政策振興部長(中田誠人君)[81頁]  (仮称)久山港スポーツ施設の外周道路奥盛り土部分と緑地帯についてのお尋ねでございます。当該場所は、当初、来場された方が休息できる芝生広場にするよう計画しておりましたので、安全面を考慮して道路面よりも高く盛り土をするため、一定の土量を確保しておりました。その後、検討を進める中で、大きな大会が重なった場合などに駐車場が不足することも想定されたため、当面は臨時駐車場として使用することで様子を見ることといたしました。  したがいまして、将来、この場所を当初計画どおり芝生広場にすることも考慮し、確保していた土を生かす形で造成したものでございます。緑地帯につきましては、ウオーミングアップなどもできるように芝生を張っておりますが、駐車場が不足した場合にはここにも車を入れることができるようにしておるところでございます。 106 ◯南条 博君[82頁]  平成15年ぐらいには、その都市計画の中の一部と思いますけども、久山港埋立地計画の中で、その道が、大体路線があっていたわけです。その路線が途中で自然環境とか、ハマボウ群生林とかいろいろありまして、変更といったらおかしいですけど、それが中止になったという。そこを再度、その計画を呼び起こせないかなと思うのですけど、そうすると久山化屋線、赤島海岸線、そこら辺の渋滞は解消できるのです。だからそこら辺も含めて、もう一度外周道路の夜間のどうのと先ほど言われましたけど、そういうなのは何らかの形で、方法でとれるようにされるのではないかなと思うのですけども、その外周道路の件と久山赤島海岸線との盛り土の駐車場に予定しているというところを、ちょっと四、五十メートル通ればそこにつながるのです。その狭いところを通らなくていいのです。そこら辺をもう一度お答えいただきますか。 107 ◯建設部長(矢竹秀孝君)[82頁]  市道赤島海岸線から(仮称)久山港スポーツ施設の外周道路の整備はできないかということでございます。市道赤島海岸線沿いに、近年、住宅地が開発された付近から(仮称)久山港スポーツ施設の南西の護岸のほうに接続する道路の御提案でございます。以前、当該付近におきましては、久山港内公有水面埋立事業の一環で、名切川右岸側の整備と埋立てを行う計画がございました。しかしながら、この付近には県の準絶滅危惧植物指定のハマボウが自生していることや、埋め立て後の土地利用、さらには費用対効果等を再検討した結果、平成19年に埋立て区域を縮小し、護岸整備などを廃止した経過がございます。  また、仮に当該区間の道路整備を実施したといたしましても、市道赤島海岸線も含め、周辺の生活道路は幅員が狭小でございますので、交通安全の確保などの課題が残ると考えられます。市といたしましては、県道久山港線の進捗や周辺の土地利用状況を注視いたしまして、地域の皆様の御意見をお聞きしながら、当該道路につきましては引き続き研究してまいりたいと考えております。 108 ◯南条 博君[82頁]  その地域の声が、そこの交通渋滞緩和を、安全対策をしてほしいという状況になってきたのが今です。過去はそうだったかもしれませんけど、そういうような状況になってきておりますので、再度検討をしていっていただきたいということでございます。  次に、人口増加による真津山小学校等の対策についてです。諫早市内で唯一人口増加傾向の真津山地区の小学校です。二、三年後には教室の不足が懸念されます。現在の学年別クラス状況等の問題を尋ねます。 109 ◯教育長(西村暢彦君)[82頁]  学級数が学年ごとに変わりますので、そのことの説明から少しさせていただきます。本来、国の決まりは40人学級であります。1年生は35人、2年生から中学3年生まで40人学級という規定がございます。40人学級というのは、41人になってはいけないわけです。だから41人になったらクラスを分けるという意味でございます。全国的に県によって違うのですけども、長崎県の学級編制の基準は、幼稚園から小学校、小学校から中学校への円滑な接続を図るという願いから、小学校の1年生は30人、1学級。第2学年は35人。三、四、五年生が40人学級。6年生は中学に向けてということで35人、中学1年生も35人、そして、中学校の2年、3年生は40人という学級編制基準となっておりまして、それに従って、諫早市の学級編制もそのように行っているということでございます。  真津山小学校の編制で言いますと、5年前の平成27年度の児童数は592人、普通学級数は20学級でございました。令和2年度では、723人となり、普通学級数は21学級。だから、普通学級数は1学級増えたということになります。特別支援学級が4学級となっております。  このような児童数の増加に対応するため、平成26年度から平成27年度にかけて、南校舎の増築を行い、さらに平成28年度から平成29年度にかけて、渡り廊下校舎の増築工事を行った経緯がございます。  また、児童の安全確保や利便性を考慮し、職員室や保健室の配置替えを行うとともに、図書室スペースを広げるなどの対応も併せて実施してきたところでございます。  今後何年かたったら、クラスが足りないのではないかというお話のことですけど、そのことについても、申し上げてよろしいですか。  先ほど申し上げましたとおり、小学校1年生は30人。ところが、第2学年は35人でございます。そうすると、昨年の1年生が5クラスだったものが、今年度は4クラスに減ることになります。1学級の児童数が増えるからです。そうすると、3年から5年までは40人学級ですので、もっと余裕が出てきますから、学級が増えることはありません。減ることがあっても、増えることはない。6年生は35人という学級編制で2年生と同じですから、このままでいけば、学級数は増えないということになります。  したがいまして、昨年度の第1学年は5クラスでしたけども、今みたいに4クラス、今後も4クラスということになりますので、現段階では、児童数の増加にも対応できると考えているところです。 110 ◯南条 博君[83頁]  昨年、一昨年5クラスの1年生が2年生で4クラスになったって言われたもんですから、私も、一瞬、あれって思ったのですけど、やっぱり、そういうような人数の制限がいろいろ変わっているわけですね。  それで、教室はちょうどいいのではないかというような見解でございますけども、この久山港線が、はっきりあと何年って言われなかったですけど、開通いたしますと、大体その周辺は住宅用地だったのですね、昔は。いっぱいの小刻みの地権者がおられます。これは開通をいたしますと、さらなる人口増加もしくは住宅が増えます。  現在の名切町が40戸連たんで、すぐ世帯が増えたように、これはもう間違いないです。  現場として言っているのですけど、そういった中に、現在の真津山小学校は、もう運動場も敷地も目いっぱいです。上のほうに校舎を継ぎ足すならいいですけど、やはり、継ぎ足したら、エレベーターの問題とか、小学生に3階以上はどうのってありますと思いますけど、無理ではないかなと。そういうような、まず、現状でいいのかなと思っております。  そういうことでいいますと、この真津山地区の出張所が、2万8,000から2万9,000名ぐらいの人口増加なのですよ。3万人近く、この真津山出張所地区がなっていくわけです。3万の人口ですよ。西海市とか、周辺の市町自治体が結構たくさんあるのです。  そんな地域の真津山地区、貝津含めて、そこら辺の税収、都市区画で、そんなのを含めますと、このインフラ整備も、やはり、この地域には、もっともっと必要ではないかと思っているわけです。  そういった中に、この地域にたくさんの休耕地があります。遊んでいる土地が。  例えば、この頃、久山の城山ってありますけど、この中腹に城址の、要するに久山城址、元お城の形で、平たんな部分が何千坪かあるのですよ。そこの展望も、景観も、そりゃ、もう、環境に物すごく、癒しにもいい場所なのです。  市長、ちょっとお尋ねしますけど、実は、平成8年頃、この久山城山に消防学校を持ってこようという動きがあったのです。それは当時の中山英雄土木部長から、私、聞いたのですけど、1,000万円かけて、あそこ、測量済ませたばいって、地権者の皆さんも承諾はしたとばいというような感じで、消防学校が大村に行きましたけど、ここに、そういった学校教育施設ですか、そういうような防災避難施設ではないですけど、高齢施設でもないですけど、上諫早小学校がバリアフリーをした小学校から養老施設になるような造りをしたような、そういうふうな建設も、一応は予定に入れてもいいのではないかなと。なぜかと申しますと、真津山小学校区の人口が今後増えた場合に、真津山小学校だけで、どう児童を配分と言えばおかしいですけど、するか。以前は、多良見、喜々津東小学校の問題もありましたけど、真津山、真崎小学校も、ちょっと今減少していますけど、そんな広範囲になりますので、久山城山に小学校ができるか、見てもらったらいいなと思うのですけど、そういうようなことも考えていかないと、今のところ、増えていくのは間違いないです。  その辺、市長、見解をちょっとお伺いします。 111 ◯市長(宮本明雄君)[83頁]  2年ぐらい前に1回久山城址の麓に神社がありますけど、神社のほうから登らせていただきました。どうなっているかなと思って、二、三十年ぶりで登ったのですけれども、昔と違いまして、随分と整備が進んだなという印象を受けたところでございます。  消防学校の話は存じ上げませんで、どういう経過だったのかは分かりませんけれども、真津山小学校が非常に狭隘で、もう増築の余地が余りないというのも、事実だと思いますけれども、教育長が先ほど申し上げましたように、今のところは、学級数が増えて、どうにもならなくなるということはないのではないかなということで言われております。  そうしますと、以前に隣接校ということで、喜々津東小学校の問題とか、出ましたけれども、そういう話も含めまして、喜々津東小学校は教室が空いているのですね。随分と、一時よりも、多分3分の1ぐらいに生徒数がなっているのではないかと思うのですけれども、そういう状況であるということもあって、地元からの話もありまして、そういうことができないだろうかというようなことで、前の教育長の時ですから、もう随分前になりますけれども、そういう話もあったということで承っております。  真津山小学校の将来につきましては、そういうことを含めて検討すべき時期が近いうちに来るのかなと、推移を見ないと分からないのですけれども、企業の進出等はあっておりますけれども、企業の方がそこの場所に家屋等を求められるかということも含めて調査をする必要があるのではないかなと思います。  いずれにしても、久山城の話、その消防学校の話は初めて聞きましたので、そういうことができるのかな、随分と切らんといかんだろうな、あそこは、由緒ある土地柄だと思いますので、地元の方の思いというのもあるでしょうし、そういうことを勘案しながら、今後の課題だと思っております。 112 ◯南条 博君[84頁]  その当時の中山部長は亡くなりまして、死人に口なしと言えば、そうなるかもしれませんが、資料はありますので、1回調べてみてください。測量した資料が当局にあるそうだと聞いておりますから。  つい、この頃ですけど、野球場のほうから、道を、参道を国の補助で南部森林組合が造っていただいて、地元の森林組合の方が舗装をしました。それで、約1キロ以上の舗装の道が頂上までつながりまして、そのそばに、城で言えば、二の丸というですか、平たいところが名切方面にあるのですよ。昔、みかん畑やったそうです。  そこを、今、ずっと、ある業者が木を切って、平たんにしていっております。  私案内しますので、1回、市長、そこをちょっと見てください。木も切ってしまうと非常に、大村湾の景観がすばらしいところです。  ここでなのですが、やはり、諫早インターチェンジがあって、そのそばに、海があり、山があり、それで、また、中核団地があり、そういったインターから降りて5分ぐらいの所に、そういった非常に有効土地があるということは、何らかの形で、諫早のウォーターフロントとして、まちづくりを計画していかれないかなと、そういうような計画を行政のですね、ぜひ、見ていただきたいなと思っております。  その次の長崎本線の列車ですけど、これ、西諫早地区を通るもんですから、ちょっと聞いたのですけど、現在の長崎諫早間のJRの列車の本数、ダイヤです。  また、2問目のほうも関連していますので、まとめますけども、長崎新幹線開通後の、この間の本数ダイヤ、どのように、減少っておかしいですけど、新幹線が開通しますと、恐らく特急は通らないのではないかなと思うのですけど、そこ辺のお答えをいただきたいと思います。 113 ◯市民生活環境部長(田川浩史君)[84頁]  JR長崎本線の長崎~諫早間の列車の本数、ダイヤ等についての御質問にお答えいたします。  本年3月14日のダイヤ改正時の長崎~諫早間の列車の本数は、長崎発の上りで特急が26本、快速が15本、普通列車が35本の合計76本となっておりまして、諫早発の下りで特急が26本、快速が13本、普通列車が36本の合計75本となっております。上下合わせますと、151本の列車がこの区間で運行されております。  特急列車につきましては、上下それぞれおおむね30分から1時間ごとに走っておりまして、快速、普通列車につきましては、上下それぞれ多いときで、1時間に6本、少ないときでも1時間に2本程度運行されている状況でございます。  次に、九州新幹線西九州ルート開業後に予想される列車の本数についてでございますが、現段階で、JR九州から、快速列車や普通列車の運行内容については発表されておりませんが、長崎~肥前鹿島間における特急列車につきましては、九州新幹線西九州ルート開業時に廃止されることが決定されておりますので、上下合わせまして、52本が減便されることになろうかと思われます。 114 ◯南条 博君[84頁]  新幹線が開通いたしますと、その後には、特急50本ぐらいが通らないと、普通列車等が100本近くと、幾分静かになり、またJRもすいた形になります。  昔、ここに海水浴場の横島海水浴場というのありまして、その国道には横島バス停もありまして、国道30号を渡る横島陸橋というのもあります。  昔、横島駅には、夏休みに電車が止まっておりましたけど、やはり、こうやって、工業団地、流通センター、学校、日大、創成館、また、スポーツ施設、また県道久山線が通ると住宅も増えます。  そういうような中に、駅がもう1つ必要ではないだろうかと思っております。横島駅でも、久山駅でも構いませんが、やはり、普通列車が通りますと、今日はその問題ではないですけど、そういった組み立てを、将来設計をしながら、諫早をよくしていくっておかしいですけど、何せ、ウォーターフロントと言いまして、大村湾ですね、インターチェンジ、そういった条件がそろっておりますので、そこら辺の開発というですか、まちづくりをぜひしていただきたいと思っております。
     最後に、久山交差点及び赤島踏切の交通渋滞緩和策ですけど、この市道赤島線、久山橋交差点34号に抜ける道として、1番近いところです。要するに、野球場のそばに1番近いのが久山橋交差点なんです。県道久山港線が……。(発言する者あり) 115 ◯副議長(島田和憲君)[85頁]  終わりですね。 116 ◯南条 博君[85頁]  終わり。すみません。 117 ◯副議長(島田和憲君)[85頁]  質問者交代のため、しばらく休憩いたします。                 午後2時11分 休憩                 午後2時25分 再開 118 ◯議長(田川伸隆君)[85頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  次に、木下政儀議員。 119 ◯木下政儀君[85頁]  皆さん、こんにちは。本日、4番目の登壇になります議席番号18番、市民ネット諫早、木下政儀でございます。  福岡管区気象台は11日、本県を含む九州北部地方が平年より6日遅く、昨年より15日早く梅雨入りしたと思われると発表しました。  農家では、田植え前の代かきや、田植えが済んだ人もおられますが、田植えが終わった地域では、秋の豊作を祈願する田祈祷祭が執り行われ、有意義な日を過ごされました。  また、研究会や集会が開催され、貴重な意見や御要望を賜りました。  皆さんの声を市政へ、議員として、最後まで初心を忘れず、代弁者として質問をいたします。  今回は大きく、いさはや生活実現事業について、西川内虚空蔵山公園の環境整備について、大村湾の環境保全と活動支援について、3点について一問一答で質問いたします。よろしくお願い申し上げます。  それでは、大きい1点目、いさはや生活実現事業についてお伺いをいたします。  小さい1点目、いさはや生活実現事業の新生活支援補助金は、複式学級のある小学校区を対象とされていますが、複式学級の小学校区で、保育園や住宅など新生活に必要な施設は整備されているのかお伺いをいたします。  人口減少を抑制するために、国、県と連携して、本市への移住を促すとともに、人口減少が特に進む地域に対する支援策を講じることで、地域コミュニティの維持・活性化を図るとしております。  市内の複式学級の小学校は、令和2年5月1日現在、4校でありますが、大草小学校は全生徒24名で、複式学級は、1・2年生、3・4年生、5・6年生の3クラス。飯盛西小学校は全生徒63名で、複式学級は、2・3年の1クラス。長里小学校は全生徒数26名で、複式学級は、1・2年生、3・4年生、5・6年生の3クラス。遠竹小学校は全生徒数23名で、複式学級は、1・2年生、3・4年生、5・6年生の3クラスであります。  そこで、1点目、複式学級の小学校区で保育園や住宅など、新生活に必要な施設は整備されているのかお伺いをいたします。 120 ◯政策振興部長(中田誠人君)[85頁]  いさはや生活実現事業として実施しております、新生活支援補助金について、初めに御説明させていただきます。  本補助金は、夫婦の合計年齢が80歳以下の若い世帯と小学生以下の子どもがいる子育て世帯が、複式学級のある多良見地域の大草小学校区、飯盛地域の飯盛西小学校区、小長井地域の長里小学校区、遠竹小学校区に移り住み、新たに生活を始める際にかかる引っ越し費用や住宅購入費、賃貸住宅の家賃等を支援する制度でございます。  御質問にありました複式学級の小学校区における新生活に必要な施設の整備状況についてでございますが、新たに生活を始める上で必要となる施設としましては、居住する住まい、働いている方が子どもを預けるための保育園や学童クラブなどが想定されます。  まず、住まいとしての市営住宅につきましては、大草小学校区には2住宅26戸、飯盛西小学校区には3住宅64戸、長里小学校区には2住宅16戸、遠竹小学校区には1住宅18戸がございます。  保育園につきましては、各小学校区に1園ずつ、学童クラブにつきましては、長里小学校区及び遠竹小学校区には各1カ所ずつ、大草小学校区及び飯盛西小学校区域においては、単独の設置はなく、隣接する小学校区にある学童クラブへ送迎を行っているところでございます。 121 ◯木下政儀君[86頁]  分かりました。  それでは次に、小さい2点目、大草小学校区内で事業を活用し、新生活を始める世帯の今年度の申請状況をお伺いをいたします。  先ほど説明がありましたが、いさはや生活実現事業の新生活支援補助金対象は、校区外から転入する夫婦の合計年齢が80歳以下の世帯、または、小学生以下の子がいる子育て世帯となっております。  そこで、大草小学校区内で事業を活用し、新生活を始める世帯の今年度の申請状況をお伺いをいたします。 122 ◯政策振興部長(中田誠人君)[86頁]  今年度の大草小学校区内における新生活支援補助金の申請状況でございます。  本補助金の申請に当たりましては、対象経費を支払った際に受け取る領収書の写し等を必要とすることから、大草小学校区をはじめ、他の小学校区においても、今年度の現時点での申請はあっておりません。  ただ、昨年度から引き続いて、該当される方もいらっしゃいますし、ほかにも、今年から市営住宅に入居される方などの中から、数件のお問い合わせをいただいているところでございます。 123 ◯木下政儀君[86頁]  ありがとうございます。  今回、大草小学校では74回目の入学式が行われる予定でしたけれども、新1年生がいなく、今年、初めて中止になったとお聞きをしております。  今後、この事業を活用して、校区内で新生活を始められる世帯の中で、1年生の申請世帯を期待いたしまして、次の質問に入りたいと思います。  小さい3点目、年度途中に事業を活用し、新生活を始める世帯への保育園の入園支援を伺う。  現在、4月1日からの入園手続は入園前年の11月から入園希望者の申込みが始まり、市が調整した定員の名簿が2月中旬頃に内定し、3月に入園者や園に通知されていると思います。そこで、年度途中に事業を活用し、新生活を始める世帯への保育園の入園支援をお伺いをいたします。 124 ◯健康福祉部長(石橋直子君)[86頁]  年度途中の保育園の入園支援についてということでございます。  保育園や認定こども園を利用する場合には、お子様の年齢や就労など、保育の必要性に応じ、市の認定を受けることが必要となります。  また、各保育園の子どもの受入れ体制につきましては、子どもの定員に応じた保育士の配置基準あるいは面積基準がございます。  保育園への入園希望があった場合には、年度途中であっても、申請に基づき入所調整を随時行っているところでございますが、各保育園の子どもの入所状況や施設の規模、職員体制などの状況により、御希望の保育園に必ずしも入所出来ないといったこともございます。御理解をいただきたいと思います。 125 ◯木下政儀君[86頁]  先ほど質問しましたように、今後、この事業をする上においては、やはり年度当初ということではなくて、転入者の希望によって、年度内になるということもありますので、そういうふうなものの手配、対応をよろしくお願いしたいと思います。  次に、小さい4点目、市営西園住宅への入居状況はどうなっているのかお伺いをいたします。  平成8年度建築の市営西園住宅があります。  昨年11月に開催された大草地区でのまちづくり懇談会の際は、野副住宅は全6戸とも入っていて、西園住宅の方は、全20戸のうち9戸が空いている状態とお聞きをしておりました。  そこで、市営西園住宅への入居状況はどうなっているのかお伺いをいたします。 126 ◯建設部長(矢竹秀孝君)[87頁]  市営西園住宅への入居状況についての御質問にお答えいたします。  令和元年11月に多良見地域の大草地区で開かれた、まちづくり懇談会時点の西園住宅の入居状況につきましては、20戸に対し11世帯が入居をされておりました。  その後、地元の方々の御意見を踏まえ、募集区分の見直しを行ったことにより、3世帯が増え、現在では14世帯が入居をされている状況でございます。  このため、残っております6戸につきましては、内装工事などの入居準備が整った部屋から、今後も順次、定期募集を行う予定でございます。 127 ◯木下政儀君[87頁]  ありがとうございます。  当時、報告を受けた段階でそういうような空き室があるということで、非常に心配をしておったわけですけども、やはりこの制度、事業によっての入居かなというふうに思っております。  今、報告がありましたように、西園団地だけではないと思いますけども、市営住宅も長期間、空き室になっているところもあると思いますが、入居時の部屋の再確認をお願いして、対応していただきたいというふうに思います。  そういうことで、希望というか、要望をさせてもらいたいと思いますが、第2期諫早市子ども・子育て支援事業計画、第6章計画の推進体制の庁内の体制において、「施策を効果的かつ確実に進めるために、福祉、教育、保健をはじめとする関係各部署や関係機関との横断的な推進体制の強化を図ります。職員は、子どもやその家庭の状況に配慮し職務を遂行するよう、知識と意識を高めるよう努めます」とあります。  いさはや生活実現事業は、特に子育て支援と日常生活に関わる事業で、関係部署の横断的な協力体制が必要であり、今後も人口減少を抑制するため、事業推進をすることを要望いたしまして、この件は終わりたいと思います。  それでは、大きい2点目、西川内虚空蔵山公園の環境整備についてお伺いをいたします。  小さい1点目、市内の市民公園の展望台の整備状況をお伺いします。  市内の市民公園は現在96カ所で、展望台は5カ所と伺っております。  そこで、現在の市内の市民公園の展望台の整備状況についてお伺いをいたします。 128 ◯建設部長(矢竹秀孝君)[87頁]  市民公園における展望台の整備状況についてお答えをいたします。  公園の展望台につきましては、小高い山の山頂や見晴らしのよい場所など、来園される皆様に眺望を楽しんでいただくため、必要に応じて設置をしているものでございます。  現在、展望台がございます市民公園は5カ所でございます。  地域の内訳といたしましては、諫早地域に1カ所、多良見地域に2カ所、森山地域に1カ所、飯盛地域に1カ所を設置している状況でございます。 129 ◯木下政儀君[87頁]  次に、西川内虚空蔵山公園の展望台周辺の環境整備の状況をお伺いをいたします。  西川内虚空蔵山のホームページには、「西川内虚空蔵山公園は、木製の展望台から大村湾や普賢岳などを一望することが出来ます。また、グラウンドやアスレチック遊具が整備されており、スポーツを楽しむことも出来ます。中里虚空蔵山公園は、西川内虚空蔵山公園から約1キロメートルの距離にあり、こちらも展望台を設置しています」とあります。  そこで、西川内虚空蔵山公園の展望台周辺の環境整備の状況についてお伺いをいたします。 130 ◯建設部長(矢竹秀孝君)[87頁]  西川内虚空蔵山公園の展望台周辺の環境整備の状況についてお答えをいたします。  西川内虚空蔵山公園は、昭和62年度から平成4年度にかけて、総事業費約1億6,600万円で整備し、平成5年度に開園した市民公園でございます。  公園の山頂付近には、木造4階建て、高さ約14メートルの展望台を設置しており、大村湾、諫早湾、橘湾が望め、遠くは雲仙岳など、360度の眺望が楽しめ、登山者などを中心に御利用いただいている状況でございます。 131 ◯木下政儀君[87頁]  分かりました。私も西川内虚空蔵山展望台については、今回も行きましたけど、非常にいい展望台だなあというふうに思います。  そこで、いろいろあともって質問したいと思いますが、初めに、西川内虚空蔵山公園内の草刈りなどの維持管理や、先ほどホームページにありました遊具施設等の状況をお伺いをいたします。 132 ◯建設部長(矢竹秀孝君)[88頁]  公園内の維持管理状況についてお答えをいたします。  維持管理業務につきましては、公益社団法人諫早市シルバー人材センターに委託をし、週1回の清掃と年3回の除草を行っている状況でございます。また、展望台の施設管理といたしましては、平成29年度に塗装修繕を実施しているところでございます。  遊具施設の状況といたしましては、公園建設当時に木製のアスレチック遊具を整備しておりましたが、経年劣化などにより、修繕出来なくなったものにつきましては、安全面も考慮し、随時撤去している状況でございます。 133 ◯木下政儀君[88頁]  そうですね。今、答弁がありましたアスレチック、さっき言いましたように、質問を目的に登山させてもらいました。  前回も行ったのですけど、そのときは、この施設はあったのですけど、今回は目につきませんでしたので質問しましたが、やはり室内にないという遊具ですので、施設の管理について十分注意して、それらの対応をしていただきたいと思います。  それから、展望台周辺の山林の中には、市有地はあるかということをお尋ねします。 134 ◯建設部長(矢竹秀孝君)[88頁]  展望台周辺における市有地の山林についてお答えをいたします。  展望台から北東の方向に大村湾や大草方面を望むことが出来ますが、その方向は全て民有林となっている状況でございます。  市が所有をしております山林は、展望台の北西の方向に位置しており、そのほかにも公園の東側や南側にも、市が所有する山林が隣接をいたしている状況でございます。
    135 ◯木下政儀君[88頁]  分かりました。  それでは、次の質問に入ります。  小さい3点目、展望台からの景観を一層魅力的にするため、展望台の高さを上げる考えについてお伺いをいたします。  ここで、質問の前に議長の許可をいただきましたので、西川内虚蔵山公園等から写した多良見地区の写真やメッセージを送っていただきました高橋さんという方なのですけど、最初にその方を紹介します。  高橋さんという方は、新上五島町役場の嘱託職員でありますが、一級建築士で、その能力を買われ、世界遺産登録された五島の教会群のそれぞれの建物の研究・修復・管理などなど、重要な役目を担われています。  もちろん、建築設計、管理が専門ですが、長崎県の風土、自然、そして県民性にほれ込まれ、東京出身ですが、ふるさとは長崎県とおっしゃっておられます。  県内各所で写真を撮ったり、地域の方々との語らいなど、コミュニケーションづくりにも熱心であります。  五島に渡られる前は縁があって、我が多良見町に10年以上居住を構えられ、当時から現在まで同僚北島議員との交流があっておられ、みかん畑からの大村湾には深く感嘆しておられます。  今回、令和2年3月30日発行された、これです。(本を示す)「新上五島町の歴史書海と生きた島びと」という本も、こういう方の努力の結晶だと思います。  ここで紹介を終わり、議長の許可をいただきましたメッセージや西川内虚空蔵山公園などから写された写真を紹介をいたします。  初めに、メッセージを読み上げます。  「木下政儀様、先日は思わぬ再会にも関わらず、快く御対応いただき誠にありがとうございました。当日にお話をさせていただきました写真ですが、先日の場所で撮影したものなどを同封させていただきました。みかん山の段々畑の写真も少しありましたので、データで同封させていただきました。多良見町のみかん山の景観は本当に美しいと思います。ブランドのみかんと共にもっと前に出したほうがいいと思いました。美しい景観ですので、ぜひとも全国に知ってほしいものです。おいしいみかんにぜひとも美しい景観と物語を一緒にして売り出してほしいと思いました。同封した写真がお役に立てるなら、どうぞ御活用いただければと思います。それでは、今後ともどうかよろしくお願いいたします。また、現在コロナウイルスがはやっているので、お体くれぐれも御自愛ください」との手紙でありました。  それでは、写真の紹介をいたします。(写真を示す)  この写真は、長与線の大草駅から東園駅間にある大村湾の梅崎の手前から写されたJR線路とななつ星でございます。  次は、私が高橋さんと再会した野副のみかん山から写された第16号トンネル、これは喜々津駅と東園駅の中間にありますが、一番東園駅に近いほうのトンネルのところから、東園駅及び後から申し上げますが、弓形の鉄道と電車でございます。  次が、高橋さんの手紙の中にありましたが、伊木力の山川内地区みかん山から長与線大草駅から本川内駅間のみかん畑を含む野川内地域の一部を写した写真でございます。  次が、西川内虚空蔵山公園の展望台から、平成29年頃に望遠で写したと言われおります写真で、これが、この真ん中にある鉄道が、シンガーソングライター福山雅治さんが歌う「道標」の中の弓形に続く線路という、弓形の線路と電車であります。  そういうことで、写真の紹介は終わり、質問に戻ります。  西川内虚空蔵山公園の展望台は、平成4年頃に建設された後、数回の塗装が行われ、最近では平成29年度に塗装されたとお聞きをしております。  5月には、長崎市から来園された御夫婦も、展望台から大村湾、諫早湾、橘湾など、3つの海などの方位盤を確認しながら一望されていました。  先ほど提示しました西川内虚空蔵山公園の展望台からの弓形の路線と電車は、平成29年頃に望遠で写されたと言われておりますので、当然、二、三年経過しており、展望台からは写真のような風景を今は眼下に確認することは出来ません。  そこで、展望台からの景観を一層魅力的にするため、展望台の高さを上げる考えはないかということでお伺いをいたします。 136 ◯建設部長(矢竹秀孝君)[89頁]  展望台の高さを上げる考えについてお答えいたします。  この展望台は、高さが地上から約14メートルございます。  展望出来る最上階が4階でございますが、地上から約9メートルの高さとなっております。  現在よりも展望位置を高くするためには、まず、新たに建て替える方法がございますが、多くの費用を要することから、建て替えは難しいと考えております。  また、現在、4階の屋根裏となっている部分を眺望出来るように改修する方法もございますが、展望台最頂部に設置をされている避雷針に近接をすることになり、常に安全を確保することが困難となるため、4階の屋根裏部分を改修することも難しいと考えております。 137 ◯木下政儀君[89頁]  今、避雷針ということでございましたけども、この避雷針の移設ということは考えられませんか。 138 ◯建設部長(矢竹秀孝君)[89頁]  避雷針の移設についてでございます。  現在は、展望台への直撃雷を受けた場合でも、被害を防ぐために、展望台最頂部に直接避雷針を設置しているものでございます。  避雷針を展望台近隣に移設した場合でも、展望台が高いところにございますので、直撃雷を完全に防ぐことは出来ないと考えており、常に展望台の安全を確保出来ないために、避雷針の移設による展望台、屋根裏部分の改修も難しいと考えております。 139 ◯木下政儀君[89頁]  分かりましたと言っていいかどうか分かりませんけど、これについても、また後もって次回を考えて質問したいと思いますが……。  次に、4点目、計画的に周囲を整備していく考えはないかということで、質問をいたします。  皆さん方にも見られた方がおられると思いますが、5月17日正午から、前川清による「笑顔まんてんタビ好き」が、JR長与線の東園駅から大草駅にある、先ほど報告しました路線が放映され、今も地域では話題になっております。  シンガーソングライター福山雅治が歌う、虚空蔵山公園の周辺を整備することで、展望台から弓形に続く線路をポイントに、眼下に確認出来ることや望遠で時期的に変わる大村湾周辺や電車を写すことで、市内外から登山され、交流人口が多くなり、地域の活性化につながると思います。  先ほど報告しました田祈祷祭のときにも、周辺の整備についての要望を受けたところです。  そこで、小さい4点目、展望台周辺の林は木の習性で年数を経て高くなる森林であります。  「次世代に送る風景」にするため、森林の伐採を含めて、計画的に周囲を整備していく考えがないかお伺いをいたします。 140 ◯建設部長(矢竹秀孝君)[90頁]  計画的に周囲を整備していく考えについてお答えをいたします。  この公園の眺望をよくする周辺整備といたしましては、展望台周辺の樹木の伐採などが考えられます。  公園周辺の山林につきましては、民有地に杉やヒノキが植林された民有林であることから、市による伐採は難しいものと考えております。  しかしながら、すばらしい眺望を有した公園でございますので、山林の所有者の方と協議を行い、可能な対応について検討していきたいと考えております。 141 ◯木下政儀君[90頁]  先ほど紹介した「道標」は、全国的に有名な歌でもあります。  我がふるさとのすばらしい風景を次世代に送るためにも、計画的な整備を要望いたしまして、この件は終わりたいと思います。  次に、大きい3点目、大村湾の環境保全と活動支援についてお伺いをいたします。  それでは、小さい1点目、合併後の大村湾漁業協同組合への具体的な支援策をお伺いをいたします。  大村湾漁業協同組合の平成30年度の業務報告書の一般的概況では、「平成31年4月1日をもって合併が成就し、今後は、この合併を契機として、地域組合員の漁業活動と安定的な生活を確保出来るよう県をはじめとする2市4町の行政のお力を頂戴いたしまして、役職員並びに組合員皆様と共に邁進してまいりたい」とあります。  そこで、1点目、大村湾漁業協同組合への具体的な支援策をお伺いします。 142 ◯市長(宮本明雄君)[90頁]  大村湾漁業協同組合への具体的な支援策でございます。  大村湾漁業協同組合は、経営基盤の強化と地域水産業の振興を図ることを目的といたしまして、昨年4月に多良見町漁協、川棚漁協、大村湾漁協の3漁協で合併し、長崎市、諫早市、時津町、長与町、東彼杵町、川棚町の2市4町にまたがる広域団体として、新たな漁協としての活動を行っているところでございます。  令和2年度におきましては、広域合併した強みを総合的に発揮していくための事業として、漁獲物の共同販売体制を強化するために、活魚運搬車と製氷機施設の整備を計画されておりまして、諫早市を含めた2市4町で協力支援を行うことといたしております。  また、旧多良見町漁協でございます大村湾漁協多良見支所に対しましては、合併前から実施しておりますカサゴの種苗放流やナマコの資源回復事業につきましても、単独ですけれども、引き続き同樣の支援を行っております。  このほか、大村湾漁協への直接な支援ではございませんけれども、湾内の漁協と市町で構成をいたします大村湾栽培漁業推進協議会により、広域にわたりますヒラメの種苗放流も実施しているところでございます。  市といたしましては、今後も引き続き、大村湾の水産振興を図るために、国や県、他の市町とも協力をしながら、出来得る限りの支援を行ってまいりたいと考えております。 143 ◯木下政儀君[90頁]  ありがとうございます。  漁業組合の魚類についても、鮮度が価格に影響するという出荷物でございます。  今後とも、今の答弁がありましたような関係で、御協力、御支援をお願い申し上げます。  それから、2番目に入りますが、ナマコ資源回復事業の支援策ということで上げておりますが、今、市長の答弁の中に、ナマコ資源回復事業についても、今後、支援ということについては答弁がありましたので分かりました。ただ、要望として、この件についてお願いしたいというのは、ナマコについてもですけども、組合員も高齢化して、ナマコ漁に参加するという人もだんだん減ってきているというふうな状況でございます。  ただ、昨年度のナマコの状況といいますか、漁獲量については部分的には収獲出来た部分はあるというように聞いております。  ただ、あそこについては3回程度ナマコ漁を底引きのほうをしておりますが、やはり地域によって、場所によってナマコ漁に差があるというような話を聞いておりますので、今後とも、このナマコ資源回復事業については続けていただきたいなというふうに思っておりますので、この2番目のナマコ資源回復については、ちょっと質問をやめたいと考えております。  それでは、次に、小さい3点目、環境・生態系保全活動支援事業の支援策の具体的な内容ということでお伺いをいたします。  長崎県第3期大村湾環境保全・活性化行動計画の実績、賑わいのある里海づくりの中で、「重点施策であった水産業の振興については、ヒラメ、カサゴ、タイワンガザミなどの種苗放流やナマコの資源管理など、漁獲量の減少に歯止めをかける取組を行いました。さらに、水産資源の維持回復に向けた漁場造りのため、水産多面的機能発揮対策事業により、藻場や干潟などの保全活動に取り組む事業者の組織数が増加しました」と報告しております。  また、大村湾漁業協同組合の令和元年度事業計画では、「漁場環境保全関係で、県・市町の支援及び大村湾内全体で実施される事業は積極的に取り入れて実施する」とあります。  そこで、漁業組合等が実施する環境・生態系保全活動支援事業の支援策の具体的な内容をお伺いをいたします。 144 ◯農林水産部長(関 栄治君)[91頁]  環境・生態系保全活動支援事業の支援策の具体的な内容につきましてお答えいたします。  近年、水産業を取り巻く環境は、異常気象による海水温の上昇や漂流・漂着物など、外的な要因による漁場環境の変化から、漁場の生産力が低下しておりまして、本市におきましては、第2次総合計画に基づき、豊かな漁場の回復などに取り組んでいるところでございます。  豊かな漁場の回復を図るためには、魚介類の産卵、育成の場となる藻場や浅場等の保全が重要であり、現在、市内の漁協等を事業主体といたしまして、環境・生態系保全活動支援事業により、大村湾、諫早湾、橘湾の各海域の特性に応じた取組を行っております。  大村湾における具体的な取組といたしましては、藻場の保全活動として、アマモの移植及び播種、ホンダワラ母藻の設置、浮遊堆積物や食害生物の除去などを行っており、その結果、近年はホンダワラが芽吹き始め、アマモの生育も良好で、順調に活動の成果が出てきていると聞いております。  また、浅場の保全活動として、客土、耕うん、機能低下を招く生物の除去、稚貝等の沈着促進のために、竹笹の設置を実施しており、ハマグリやサルボウ貝など、水質を浄化する二枚貝類の増殖に向けて取組がなされております。  また、昨年はNPO法人、地元住民、地元小学校の子どもたちも参加して、干潟の保全に努めているようでございます。  さらに、大村湾中央部におきまして、大村湾漁協をはじめ、湾内7漁協を中心といたしまして、海底耕うんを実施しており、貧酸素水塊の発生を抑制する取組も行っております。  市といたしましては、今後とも豊かな漁場の回復を図るために、各地区の状況に応じた効果的で効率的な取組を支援してまいりたいと考えております。 145 ◯木下政儀君[91頁]  ありがとうございます。  今後とも、今報告がありましたような支援をお願いして、最後、要望をして終わりたいというふうに思います。  大村湾漁業協同組合の平成30年度業務報告では、正組合員は前期末現在178人で、当期末現在154人、準組合員は前期末現在259人で、当期末現在では268人、全体では15人が減少しているようです。  大村湾漁業協同組合の令和元年度事業計画では、大村湾産水産物の差別化、ブランド化を進めていく一方、流通困難な雑魚も荷受け販売の対象としていくなど、漁業者の所得向上が図られるよう販売方法の改革に取り組むとしております。  そういうことで、漁業組合も努力をするということになっておりますので、今後も、先ほどからありましたナマコ資源回復事業やほかの魚類の種苗放流事業について、今後も継続的な支援を要望いたしまして、私の質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。 146 ◯議長(田川伸隆君)[91頁]  質問者交代のため、しばらく休憩いたします。                 午後3時10分 休憩                 午後3時25分 再開 147 ◯議長(田川伸隆君)[92頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  次に、福田美子議員。 148 ◯福田美子君[92頁]  皆さん、こんにちは。議席番号13番、市民ネット諫早、福田美子でございます。よろしくお願いします。  今回は、新型コロナウイルス感染症について2つ大きな質問をさせていただきます。
     新型コロナウイルス関係の質問がやはりこの議会でも多いかなと思います。その中で、複合災害については私を含め6名の方が質問をされる予定であります。  いかにこの質問内容が大切であるか、重要であるかということではないかと思います。自然災害はとにかく待ってはくれません。地震でもいつの間にか地震速報が出てますし、この前も雨の警報ですかね、洪水警報かな。レベル3まで上がったような警報も出たような状況があってました。  いつ何時、どのような形で災害が起こるか、それを待ってるんじゃなくて、それに備えて対応すべきではないかなというふうに思います。  それでは、質問に入らせていただきます。  複合災害について。  去年12月の中国湖北省武漢市での41名の原因不明の肺炎から始まり、いまや世界に新型コロナウイルスが蔓延しています。  4月1日には諫早でも感染者の方が出ました。このとき分かったことが、私も確認するために役所のほうに電話しましたけれども、「分かりません」という一言でした。ですが、ちまたの親御さんたちの情報は本当に早かったです。詳細もしっかり分かっていた状況で、「えっ、ここまで分かっているの」というくらいの早さでした。  個人情報があってないようなものかなとちょっと疑問視したところはありましたけれども、とにかくいろんなコロナ関係の情報というのは、その親御さんたちのネットワークというのは早いというのを痛感させられた状況です。  4月7日には緊急事態宣言が発令され、自粛生活になりました。3密の回避、マスク着用、手指消毒、そして、咳エチケット、人との距離確保、換気、仕事でいえばテレワーク、その他もろもろといろんなことが始まりまして、新しい生活様式が始まったということです。  この時期、では、議員もいろんな活動が自粛された状況の中で何をするか、電話はできるんですけど、やはり人と目を見て会話をするような形で対応したかったんですけど、結局、自粛ということは出ていかれないような状況で、家で何をしたか。  断捨離をしてました。私だけかなと思ったら、ほかの人たちも断捨離をしたりとか、いろんなことをされてたんじゃないかなと思います。  そして、毎日の新聞、テレビ報道で新型コロナウイルスの感染者数と死者数が大きく取り上げられたように思います。  80歳以上の高齢者がかかりやすく亡くなる確率も高いなど、高齢者の方々はとても不安だったと思います。現に私たちの近所の高齢者の方たちは、「自分には持病があるけども大丈夫だろうか」「諫早に出たげなよ、ここには来んやろか」、そういうことで大分心配をされてました。  「買い物に行きたいけど、買い物に行けば人のいっぱいおるとよ」って。「人のいっぱいおったら感染せんやろか」、そういう皆さんからの声を聴いてました。  それで、私たちは私たちなりによろず屋、何でも対応しますよと。自粛をしながらもちょっとよろず屋みたいな感じで、必要な物だけはちょっと買ってきてあげるとか、そういう感じの対応をしたような状況で、本当にそれぞれが助け合って自粛をしていたんじゃないかなと思います。  そんな、新型コロナウイルス感染の話題で持ち切りの中で、ひっそりと再三にわたって地震速報が入ったことをよく覚えています。  6月13日には市内に洪水警報、レベル3が出たということでちょっと心配をしましたけれども、すぐに収まったのでほっとしましたが、これからどうなるのかなというふうにやっぱり心配もしました。  先月1日に防災学術連携体において、感染症と自然災害の複合災害への備えを市民に呼び掛ける緊急メッセージが発表されました。公的避難所での感染リスクが高く、従来とは避難の方法を変えなければいけないと強調されています。  新型コロナウイルスは収束しないまま、県内では6月11日、平年より6日遅い梅雨入りをして、大雨や台風で災害が起きやすくなる出水期を迎えましたが、その対策を問います。  ア、昨年の避難所を開設した日数と避難した人数は何人か、伺います。 149 ◯市長(宮本明雄君)[93頁]  昨年の避難所開設の実績と避難者数等でございます。  市は発表された気象情報等を勘案しまして、避難勧告等を発令した際に避難所を開設しております。また、避難勧告までは至らないという場合でも、必要に応じて自主避難に合わせ避難所を開設しているところでございます。  昨年の実績でございますけれども、大雨や台風に伴う避難所として計5回開設をしておりまして、開設日数は8日間、開設箇所数は延べ35カ所、避難者数は延べで218人となっております。ほとんどが自主避難でございますけれども、そういう実績でございます。 150 ◯福田美子君[93頁]  次に、イ、世界水準で感染症に対し、1人4平米を取っての間隔が必要だと言われていますけれども、各避難所のこれまでの状況を伺います。 151 ◯市長(宮本明雄君)[93頁]  避難所について1人のスペースですけれども、これまでは2平米。諫早市地域防災計画書におきましても1人当たり2平米と設定しておりました。 152 ◯福田美子君[93頁]  この2平米で十分なのかというところ、ちょっとどうなのかなというところはあります。今、とにかく新聞等の報道でも、とにかく間隔を取りなさい、間隔を空けなさい、密にならないように注意しましょうと。そういうところが伺えていると思うんですけれども、その中で。  状況は分かりました。申し訳ないんですけれども、後でまとめて質問させていただきたいと思います。  ウ、公衆衛生の範囲から備蓄は何をどれくらい用意が必要だと考えているか、伺います。 153 ◯総務部長(竹市保彦君)[93頁]  感染症に係る備蓄品についてのお尋ねだと思います。  今回の新型コロナウイルス感染症対策として必要となります備蓄品と致しましては、大人用の普通サイズのマスクが8,000枚、女性用の少し小さめのマスクが2,000枚、子ども用のマスクを500枚、消毒液を43リットル、塩素系の洗剤を84.5キログラム、ポリエチレン手袋2,600枚と、これがコロナ感染症関連ということで、今回、備蓄を増やした分ということでございます。 154 ◯福田美子君[93頁]  ありがとうございます。確かにマスク、手袋、そして、消毒液というのを用意して対応していただくのはありがたいことなんですけども、ちょっと子ども用マスクが500枚というのが、500枚ですよね。500万枚ではなくて500枚ですよね。500枚というのはちょっと少な過ぎるのではないかなと心配してるんですけども、その辺はもっと検討していただきたいなと思います。いかがですかね。 155 ◯総務部長(竹市保彦君)[93頁]  先ほど私が申し上げました数字、これはあくまでも災害用の備蓄ということで、総務部で所管して備蓄管理をしている分でございます。感染症用ということで、健康福祉部はまた別に備蓄をしておりますので、これで不足する場合には、その健康福祉部から一時的に融通をしてもらう体制ということになっております。 156 ◯福田美子君[93頁]  分かりました。公衆衛生の面では、ちょっとあれなんですけど、段ボールベッドの備蓄をされているんじゃないかなと思うんです。数的には少ないとの話を聞いたんですけども、備蓄は、一応、10個か20個ぐらいはされてるんですか。各避難所で足りるのかなという心配なんですけど、いかがですか。 157 ◯総務部長(竹市保彦君)[93頁]  段ボールベッドについてのお尋ねでございます。  段ボールベッドにつきましては、今回のコロナとは関係なく、もう以前から備蓄はやっておりまして、現在、備蓄数は44という数を保有しております。これで足りるのかということだと思いますけども、段ボールベッドのように、発注から製造までに時間がかかる物品につきましては、今年度から国のほうが発注をして備蓄をすると。基本的には、市町村、あるいは、県なんかに送り出すという考え方を持たれておりますので、市町村としては、それが来るまでの間、つなぐぐらいの数量があればいいという考え方に変わっております。  ですから、そのようなものについては、大量に備蓄をする必要がないということになろうかと思います。  また、現在、県議会中でございますけれども、県のほうにおかれましても、今回の補正予算に段ボールベッドの県の備蓄品としての予算が含まれていると伺っております。 158 ◯福田美子君[94頁]  県のほうもこの前、6月12日に時津町の指定避難所のコミュニティセンターで、県と時津町が主催した、コロナ禍での災害を想定した初の避難所設置の訓練に県内の18市町の職員や自主防災組織などの80人の方が参加されたと聞いています。その中には諫早市ももちろん参加されたということでした。  県は、新型コロナウイルスに対した避難所の設置、運営ができるようにということで、さっき言われたように、段ボールベッド、環境の空調、機材、避難所50カ所の備蓄品として4,000万円を5月の補正予算に計上し、早急に取りかかるという話を聞いています。  その間、待ってる間にもやっぱり自然災害というのはいつ来るか分かりません。そういうところも考慮して、諫早市も対応をしていただきたいと思います。  次に、各地域でハザードマップを見ながら、地震等の災害の避難訓練を行っていますけども、複合災害についての周知をどのように行うか。教えていただきたい。 159 ◯総務部長(竹市保彦君)[94頁]  各自治会で行われている避難訓練なんかがございますけれども、その自治会に対する周知ということでのお尋ねかと思います。  各自治会におかれましては、自助、共助の取組として災害時における迅速な対応や被害を予防することを目的とした避難訓練を実施していただいているところでございます。  今回の新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けた避難の在り方ということにつきましては、内閣府が出しております、知っておくべき5つのポイント・避難行動フローというものがございまして、これにコロナに対応した避難の在り方というのが記載されているところでございます。  先ほど、林田保議員のときにも答弁いたしましたが、まず、避難所では感染のリスクはどうしても高くなると。3密の状態に近いものがあるものですからリスクが高くなるということもありまして、それが気になられる方は、安全な親戚、あるいは、友人、知人宅に避難することも避難の一つの方法ということが記載されているところでございます。  また、避難所へ避難される場合には、感染防止のためにマスクや衛生用品についてはできるだけ自ら携行していただくような助言がなされているということでございます。  これまではこのようなことを意識せずに、各自治会で避難訓練を実施していただいていたという状況がございますけれども、これからはこういうことを意識して実施していただく必要があると思っておりますので、特に自治会のほうに対しましては、先ほど言いました、知っておくべき5つのポイントなどのチラシを配布したいと考えておりますし、また、当然、避難訓練を実施されるときには、これまでも私どもの職員が一緒に参加しておりますけども、そのような折に職員が直接説明を行うなどということで、特に自治会のほうにはこの件の説明をやっていきたいと考えているところでございます。 160 ◯福田美子君[94頁]  5つの大切な内容、ネットで調べれば出てはくるんですけれども、実際的にチラシを配布したりして、各自治体に知らせていきたいと話をされていますけれども、それは、6月の市報なり何なりで配るものなのか、それとも、何かほかの手段を経て対応されるものなのか、その辺はいかがですか。 161 ◯総務部長(竹市保彦君)[94頁]  市民の皆様全体への周知ということでは、先ほど言いました5つのポイントなどといった今回のコロナに関連する避難の方法、あるいは、避難の在り方などというのは、もう既にホームページのほうにもアップしているところでございます。  また、今月の20日発行号の市報に「防災特集」ということで、これまでの避難の、対応といいましょうか、行っていただく避難行動に加えて、今回のコロナによって注意しなければいけないことなども掲載している特集を組んでおりますので、市民の皆様には広くそれで広報を図りたいと考えておるところでございます。  ただ、特に自治体の役員の方々、実際の避難のときに中心となって動いていただく方々と各自治会ではこれまでも防災マップというのを自治会ごとに作成していただいているという経過がございまして、当然、コロナはことし出てきたことでございますので、その防災マップにはコロナの対策というのが反映されていないと考えております。  したがいまして、防災マップにコロナ対策を反映する必要がある防災マップとそうじゃない防災マップとあるんだろうと思うんですけども、そういうところも自治会に再度御検討いただくためにも、特に自治会には丁寧な御説明をしていきたいと考えているところでございます。 162 ◯福田美子君[95頁]  ありがとうございます。丁寧な説明をしていただいて、皆さんが安心して避難できるような形というところをお願いしたいと思います。  そして、避難所がこういう感染症に関してになるとそこに避難するというのは考え物で、何というか、分散避難という考え方を今からやっていかなければいけない状況になってくるのかなというふうに、ネット関係とか、そういう内容が記載されていた状況です。  やっぱり分散避難をするということは、家に閉じこもってしまっている状況で、安否はどうなのかというところもちょっと心配したりとかします。そこでやっぱり地域の自治会長たちとかが活躍して、いろんな役職を持った人たちがフォローしていかなければいけないんじゃないかなと思いますので、その辺も考慮して、私たちも協力していかなければいけないかなと思います。  マンパワーの不足にもちろんなってくると思うんです。職員だけではこれは本当に対応できないと思います。連絡体制もしっかりと対応していっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  何でここをこうやって強調して言うかといいますと、熊本県で5月中旬ごろ大雨を受けて、約1万人に避難情報が出されたそうです。これまでは避難所に何人か来るようだったそうですけど、実際的にはゼロだったそうです。  だから、やっぱりコロナ関係で、うつったら困るという不安があられて避難できなかった。避難は避難でやっぱりしてほしいというところがあるんですけど、やはり感染が怖い。そういう不安を取り除くためにも避難所で感染に考慮した対応をしていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  次に、2番目の新型コロナウイルス感染症について、自粛期間中のごみについて。  市内でも、私たちの地域のほうでもだったんですけど、マスクのポイ捨てがかなりありました。そして、家庭ごみがちょっと多かったように思います。ごみ収集時にもごみが散らかったりしていますけれども、業者さんがきれいに処理をして収集して、気持ちよく整えてくださったという経緯があっています。  私たちも最低限のマナーを守ってごみを出したい。それで、マスクに関しても、捨て方があります。そういうのもネットとか何とかに書いてありますけれども、ちゃんとティッシュとかマスクは一回ナイロン袋に入れて捨てるというエチケットです。それで自分たちも守れるし、特に収集の方たちも守れるんじゃないかなと思いますので、その辺を踏まえた上での質問をさせていただきます。  (1)自粛期間中のごみの量を伺います。 163 ◯市民生活環境部長(田川浩史君)[95頁]  新型コロナウイルス感染症に伴う自粛期間中のごみの量についてお答えいたします。  本年5月までの直近3カ月間のごみの量につきまして、昨年同時期と比較いたしますと、まず、燃えないごみ、いわゆる不燃物でございますが、これはいずれの月も増加しております。これは、市民の皆様が自粛期間中に御自宅の片づけをなされ、ごみとして出されたものだと分析いたしております。  次に、燃えるごみ。いわゆる可燃物でございますが、3月は増加しておりましたけども、4月、5月とごみ量は前年度同期より減少いたしております。これは、店舗等から排出される事業系のごみが減ったものでございまして、感染症予防の観点から市民の皆様が外出の自粛をなされたり、また、店舗等が休業要請に応じられたためだと考えております。  また、この自粛期間中に御自宅の片づけをなされて、県央県南クリーンセンターや不燃物再生センターへ御家庭から直接施設へ搬入された台数及びごみ量は増加しておりますが、市が収集、委託しております業者の車両出動回数につきましては、燃えないごみは、若干、増加しておりますけれども、燃えるごみにつきましては、大きな変動はなかったという結果になっております。 164 ◯福田美子君[96頁]  ありがとうございます。もう既に次の収集車の出動回数の増加の答えになるんですよね、これは。分かりました。  確かに燃えないごみは増えていたということで、実際に燃やしてくださいということで持って行かれてたみたいですけど、それが多くて規制をかけたという話も聞かれました。  一般ごみの感じでは、確かに家庭ごみは増えたけれども、業者のごみや学校給食のそういうごみは減ったんですよという話をされていました。  その中でも家庭ごみが増えたということの中で、やはりその家庭ごみに関しての、何というんですか、モラルというか、そういう変なものというか、不燃物が入ってみたりとか、ちゃんと袋を閉めなかったりとか、いろんなことで大変だったみたいであります。  次のイ、収集に当たる職員の感染予防はどうしているのか、伺います。 165 ◯市民生活環境部長(田川浩史君)[96頁]  収集に当たられます作業員の感染予防につきましてお答えいたします。  令和2年3月27日付で環境省より御家庭でのマスク等の捨て方及び医療関係機関等における新型コロナウイルス感染症に係る廃棄物の取り扱いに関しまして周知依頼がございまして、市のホームページに掲載したところでございます。  その後、収集運搬作業に従事される方に対しまして注意喚起の通知につきましても市の収集業者へチラシを配布いたしました。また、収集作業に必要なマスクの配布も行っております。  この注意喚起の具体的な内容でございますけれども、作業前・作業中・作業後に分けてあり、健康管理や体調把握、手袋やマスク等の防護具の適切な着用、小まめな消毒、車内の換気、車両の消毒・洗浄など、分かりやすい内容となっております。  また、作業中にごみが散乱して感染することがないよう、家庭からのごみの出し方につきまして市のホームページに掲載するとともに、6月発行の市報7月号に合わせまして自治会での回覧を行うよう準備を今しているところでございます。 166 ◯福田美子君[96頁]  ありがとうございます。職員さんも本当に注意をされて、感染のリスクが高い状況の中でコロナに関しなくてもやはり相当な注意を払って対応されている状況です。日ごろも自己管理や収集時の基本的な対処方法、自分たちの身を守るということで大分それぞれの会社等で努力をされている状況でした。  そうやってそれぞれの会社の方たちは自分を守るため、そして社員を守るための努力をされていました。それでは、ほかにどういうふうなことをやっていかなければいけないのか。やはり市民の方々にモラルを少しでも守っていただくような啓発が必要じゃないかなと思うんです。  さっき部長が言われたように、3月27日に確かに家庭でのごみ捨ての内容というのを出していただいたと思うんですけれども、6月に市報のほうに出すという話がありましたが、欲を言えば、5月に出してほしかったなというところなんです。  とにかく早く皆さんに伝えたい。そして、内容を、どこでしたか、三河ですかね。よそのホームページをずっと見ていたら、ごみ出しのやり方とか、何でこういうことをしなければいけないか。収集の方々が感染して仕事がストップしたらどうなるのか、そういうところまでちょっと詳しく書いたような内容もあったんです。だから、できればそういうふうに分かりやすくしていただければいいのかなとちょっと思いましたので、参考のためにお伝えします。  今回、私も委託を受けている15社の方々に会ったり、電話をしたりとかして、「コロナで困ったことはないですか」ということで話をしました。  やはりマスクです。ちゃんと自分たちも用意はしてるんだけれども、マスクがやっぱりなかったと。それで、5月でしたかね。2箱ぐらい各会社に配られたという話でしたけれども、もうないときは、やっぱり日本人ですよね。布で対応したと。そこはやっぱりすごいなと感心したんですけれども、職員に配って、この布マスクで対応しなさいという感じで対応をされていたそうです。
     ただ、ちょっと残念だったことは、消毒液がなくて困ったそうです。「消毒液まで配ってくれればひどくうれしかったとばってんね」と言われたところは、正直な話です。よその自治体、市は、消毒液まで配ってくださったところもあったみたいです。そういうところの話がありましたので、良ければというか、次は第2波に備えて備蓄をして対応していっていただきたいなと思います。  もう一つ言われたことが、私たちはいろんな感染症を踏まえた上での対応をしていますけれども、やっぱりコロナというのは怖いと思いましたと。それが正直な話じゃないかなと思います。  それで、少しでも情報を頂けないかというのはもうどの施設も言われていました。どういうことかといったら、例えば、森山地域に出ましたよとか、多良見地域に出ましたよと。そういうのでもいいからちょっとした情報を頂ければ、自分たちの気持ちと、そして、対応することも考えていきたいということを言われていましたので、そういうところも考慮してお願いしたいと思います。  連絡関係ではしっかり対応してくださってるとは思うんですけども、今後、第2波、第3波という形で来たときに、この収集の方たちが感染し、ごみの収集がストップした場合、本当に大変なことになると思うんです。そういうところで、協力をしていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。  その辺、どうでしょうか。部長。 167 ◯市民生活環境部長(田川浩史君)[97頁]  議員おっしゃるとおり、今回のコロナに対しての対応につきまして、市からの情報とか、物資も当然不足していた部分もございましたので、それで確かに遅かったかなという面は反省いたしております。今後、想定される第2波、第3波に関しましては、事前に準備いたしまして早めの情報の伝達であったり、必要な物資の配布に専念したいと思っております。 168 ◯福田美子君[97頁]  今回は皆さん快くいろんなことを話をしていただいたので、私もちょっと勉強になりました。  その中で、余談ですけども、「マスクが小さくて困った」と言われたんです、最初。どういうことかなと思って、「箱に入ったマスクじゃないんですか」と言ったら、「違う。2つ小さいのが来た。大人用じゃなか、あれは」と。  どうもアベノマスクのことだったんです。そういうことを言われまして、「それじゃないんですけどね」という話をして、話をちょっと切り換えたんですけど、そういうことも話をしていただいたり、今回は貴重な話を頂けたかなと思います。  次に、教育のほうですが、教育のほうも同僚議員が質問をされて、多々、答弁を頂いた状況なんですけれども、改めて質問をさせていただきたいと思います。  教育現場でのコロナ対策に関しての質問です。  ア、感染防止対策をどのように講じていくか。  メディア関係では学校の机の上に、何かガードをしてみたりとか、いろんなことをされてるんです。だから、そこまでしないとだめなのかなというふうにちょっと思ったりとかしています。やっぱりそこそこの考え方があってのことだろうというふうに思いますけども、諫早市としてどのように対策を考えているか、そういうところを教えていただきたいと思います。 169 ◯教育長(西村暢彦君)[97頁]  現在、諫早市立小・中学校におきましては、文部科学省から示された学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルを基に感染症対策を講じておりまして、本マニュアルには、登下校時や授業、給食、部活動、清掃活動など、あらゆる学校場面を想定した感染症対策が掲載されております。  幸い、諫早地区はレベル1ということで、最も軽い状況にありますので、このマニュアルに示された以上の枠をつけたり、そういうことまでは考えておりません。  具体的な対策例といたしましては、児童生徒は登校後、すぐに健康観察記録表を提出する。この観察記録表には、けさの体温と咳が出てないかとか、だるくないかとかいうチェック項目がございます。  検温していない児童生徒については、保健室等で検温後、手洗いをしてから教室へ入る。手洗いをしてから入るというのは、全員がしていることでございます。  また、手洗い、うがい、マスクの着用、毎日の消毒に加え、教室内の換気についても文部科学省の指針を基に30分に1回以上、数分間程度の開放、2方向の窓を同時に開けて実施するよう指導しているところでございます。 170 ◯福田美子君[97頁]  今回、クーラーをつけたりとか、そういうふうなことをされて、また、換気もということで考えていらっしゃると思うんですけども、それはやはり時間帯を決めたりとか、そういうところまで考えていらっしゃるということですかね。 171 ◯教育長(西村暢彦君)[98頁]  先ほど申しました「30分に1回以上」というのが基本でございますが、エアコンを使った場合の換気においては、5月15日に私ども市教委から学校のほうへ国の方針に基づいたものを通知しておりまして、扉や窓、2方向を開放し、換気を行いながらエアコンを稼働するなどといったことを示しているところでございます。  感染症対策と熱中症対策を同時に考慮するというところで、非常に難しい面がございます。  それから、学校の校舎や教室の構造によっても違います。例えば、廊下側の向こう側が壁の教室もあれば、向こうにまた窓がある教室もある。それによって全然変わってくるんです。  幾つかの学校を見て回りましたけれども、やはり試行錯誤といいましょうかね、どうした方が一番いいんだろうというのを、その教室ごとの工夫をしながら、よりよい適切な方法を探しながらやっている状況でありますし、これからまた気温が上がれば、その対策も変わってくるのかもしれません。  いずれにしても熱中症と換気といったことについて両立させていくということで心がけているという状況でございます。  今後も学校の現場の状況に応じて、一緒に考えていきたいと思っています。 172 ◯福田美子君[98頁]  先月でしたか、学校で感染が、クラスターが発生したということがありましたよね。そこの校長先生の話の中で「密にしてないのに、ちゃんと手も洗ってたのに、何でだろう」というふうに話をされてたというところで、私も真剣にちょっと考えてみました。  クーラーがついてた状況でどうだったんだろうかとか、いろいろちょっと考えたりとかしました。自分の家でも、クーラーをつけて窓を開けて風はどういうふうに行くんだろうかと、蚊取り線香の煙で実験をしてみたり、いろいろしました。  それで、学校もさっき言われたように、いろんな学校の特徴がありますので、そこの先生方が工夫しながらやっていかないと換気というのはなかなかうまくいかないものなのかなというふうに思います。  そうやって、検証していただいて、子どもたちの安全を見守っていただくということはありがたいことですので、いろいろと問題がありましたらまた対応していっていただきたいと思います。  その中で、子どもたちというのはマスクをしながらやっぱり勉強してるわけですよね。そのマスクがやっぱり暑いんです。額には汗びっしょりになって、一生懸命してるんですけども、クーラーは本当に利いてるのかなってちょっと心配もあったりとかしたんです。  次のイ、マスク着用で熱中症対策というところで質問をお願いします。 173 ◯教育長(西村暢彦君)[98頁]  今、私もマスクをしていて息苦しうございまして、子どもたちも、一日中立って授業をする先生たちも大変だなと思っているところです。  マスク着用について、5月22日付、新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル、学校の新しい生活様式というものに基づき、基本的に常時着用することが望ましいとしながらも、気候の状況等により熱中症などの健康被害が発生する可能性が高い場合は換気や児童生徒等の間に十分な距離を保つなどの配慮をした上でマスクを外してもいいという指導をしているところでございます。  学校現場における具体的な熱中症対策としては、マスクを着用していることに配慮し、普段以上に児童生徒の健康状態を把握し、配慮するとともに定期的な水分補給、体育の授業などの運動時には、マスクをつけさせないなど、状況に応じて対応しておるというところでございます。  また、特に配慮しなければならないのが、児童生徒の下校時間帯であるというふうに思っておりまして、下校前の水分補給を徹底させるなど、下校中の熱中症予防につなげたいと思っております。  実は、これまで3密の状態を回避し、感染リスクが低いと判断できれば、下校時にマスクを外してもよいということについて検討しておりました。  が、先日、文部科学省からの通知で3密を避けていれば、登下校時、マスクを外してもよいと示されましたので、それに基づき指導しようとしているところでございます。  しかし、これは全国民の共通の問題でありまして、子どもたちが一般市民から非難されないためにも、専門的知見に基づく、国民に分かりやすい、国からの何らかの指針が出ないかなと期待しているところです。  といいますのは、子どもたちは外している、大人たちはしなきゃいけないと思っている。私のところには、3密を避ければ子どもはマスクを外していいよというのが来たけれど、普通の人にはそれが来てないとすれば、何でしてないのかということになるんだろうと思うんです。  ですから、そういった意味では、国民みんなに分かりやすく示してほしいなと思っております。  もちろん私どもも地域にも子どもたちはこういうことを許されてるんですよということを出そうと思うんですが、子どもだけですかということを言われたときに、私はどうしようもないなというところがあって、国から何らかのそういったものが出ないかなと期待しているところです。 174 ◯福田美子君[99頁]  マスクの熱中症対策というのは、本当に大変じゃないかなというふうに思います。  それで、マスクの中に保冷剤とかを入れるというのがあるんですけども、その辺は学校としては認めてくださるんですか。 175 ◯教育長(西村暢彦君)[99頁]  済みません。念頭にございませんでした。勉強させていただきます。 176 ◯福田美子君[99頁]  これは話をしてませんでした。申し訳ございません。  実際的にマスクもいろいろ変わってきてます。涼しい、息をするたびに冷たくなるマスクとか、いろんなマスクが出てきているみたいです。紙マスクはやっぱりきついですけれども、子どもたちには涼しくさせたいという親御さんの願いもあると思います。そういうところも考慮して、ちょっと検討していただけないかなというふうに思いますので、よろしくお願いします。  次に、ウ、夏季休業中の授業実施は。コロナウイルスがまたはやったとか、大雨ですよとか、そういう何らかの原因で休校した場合の代替は考えていらっしゃるか、お答えいただけますか。 177 ◯教育長(西村暢彦君)[99頁]  現在、夏休みに授業をすることにしておりますけども、これも実は本来の趣旨は学習の前倒しでございます。そして、9月以降もこれまで続けてきたように、行事等の見直しや時間割の工夫、予習を含めた学習の在り方を含めて、少しずつ前倒しの学習をさせることを学校にお願いしておりまして、特に小学校6年生と中学校3年生に関しては、11月中に12月分まで進められるようなことができないかということを学校に投げかけていますし、学校でこういう計画を立てます、教務主任の研修会でもこのようなことを指示しているところです。  つまり、そうして全部前倒ししたらどうなるのかと言われると、積み上げていく学習、積み上げていかないと次が分からない学習を優先するといった考え方もありますし、季節に応じて、後回しにしていいものとかもありますので、そういったことの入れ替えをしながら対応していくということです。  特に、小6、中3は、次に進んだときに身についていないと困りますので、ただ、文部科学省からは、そういう努力をしてもなお終わらなかった場合は、1年生から5年生まで、中学校の1年から2年生は、次年度にカリキュラムを回してもいいよということが示されております。  ただ、それに甘えようという気はございませんので、できるだけ前倒しでできる部分はしていく。普通の速度でやっていて、例えば、2週間3週間休校になったとしたら冬になったらもう取り戻せません。だから、今のうちに取り戻す力作業をしておこうと考えております。 178 ◯福田美子君[99頁]  授業の内容というのは分かりました。それで、学校自体が休み、例えば、大雨で休みますと、その代替というのは別にするということはないんですよね。どこかでそれを補填するとか、そういうのは考えていらっしゃらないということですかね。 179 ◯教育長(西村暢彦君)[99頁]  それは代替を、例えば、休みの日に学校をという意味でしょうかね。時期によると思うんです。11月、12月ごろであれば、冬休みのどこかを出すようにするということが考えられ得ると思います。ところが、春休みは無理です。教職員の異動もございますし、とても無理なことだと思います。  とすると、取り返しがつかなくなりますよね、ですから、前倒しにしたいと思っているわけです。あと、できるのは、子どもが楽しみにしているような行事までカットしなきゃいけなくなるだろうし、午前中5時間してでも学習をちゃんとやらなきゃいけないことを最優先にするためにはそういったことも起こり得るとは思います。 180 ◯福田美子君[ 100頁]  学習の内容とかそういう状況は分かりました。  何でここまで言うかというのはやっぱり学校が始まる、学校が休む、それ一つで、親御さんであったら仕事を休まなければいけないとか、弁当を作らなきゃいけないとかでいろいろとあるわけですよね。ネットか何かで知らせてくださるとは思うんですけれども、そういう内容を知っているのと知らないのでは全然違ってくると思いますので。  今回で分かりました。  子どもたちが、とにかく本当にコロナは関係なく元気に遊んでるという姿を見るだけで私たちも元気になるかなと思うんです。でも、この子たちというのは本当に貴重な体験を今してるんじゃないかなというふうに思います。  何ていうんですかね、コロナと闘うことばっかりメディアとか何とか出ている感じがあるんです。闘いじゃなくて共生も必要なんだよというところも子どもたちにその大切さを教えていっていただきたいと思います。  今回のことで、本当にいろんな自粛など、いろんなことを経験させていただきましたし、地域とのつながりがいかに大事か、語らん場で言われていた皆さんとの協力体制がここで本当に見えたのを私は実感しました。ほかのところがどうかというのはちょっとよく分かりませんけども、こうやって地域との連携とか助け合いというのが、少し出てきているというのをうれしく思ったところでございます。  その中でやっぱり心配なのが、きのう、6月16日火曜日に厚生労働省の10万人当たりの感染者数が最も多い東京とか大阪、最も少ない宮城ですかね。3都府県で無作為に抽出した20歳以上の男女合わせて7,950人対象で抗体検査を実施されたんです。その中で、厚生労働省は大半の人が抗体を保有していないと。ですから、第2波が来たときには、本当に十分注意していかなければいけない。自分の生活面もちゃんと整えていかなければいけないし、自分を守るためのこともしていかなければいけない。それが大切ではないかなと思います。  ですので、第2波、第3波が本当に来るかもしれません。来ると思って対応しなければいけないと思いますので、皆様、気をつけて、私ももちろん気をつけますけども、その中で、助け合いながらやっていかなければいけないと思います。  もう一つ、質問ではないんですけれども、今回のコロナ関係で、農業も漁業もいろんなところでしわ寄せが来ました。花きもそうです。そういうところで助け合いを。市役所の方も花を買ってあげたりとか、玉ねぎを買ってあげたり、いろんなことをされてました。テイクアウトもされたり、買ってやったりとか、いろんなところで協力をされてたと思います。そういう困ったところを集約して、何が困ってるか、どこで助け合えるかというところを誰か手を挙げて対応していただけないかなと思います。  私もできる限りのことは自分たちの小さなサロンで助け合いをしました。花きもしました、卵もしました。今は小長井のカキを助けたいで頑張っていこうというふうに思います。  これからもいろんなところで助け合いながらやっていかなければいけないかなというふうに思いますので、皆さんの御協力をお願いしたいと思います。  今回は、これで質問を終わらせていただきます。  以上です。 181 ◯議長(田川伸隆君)[ 100頁]  質問者交代のためしばらく休憩いたします。                 午後4時16分 休憩                 午後4時30分 再開 182 ◯議長(田川伸隆君)[ 100頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  午後5時になりましたら、会議時間を延長いたします。  次に、湯田清美議員。 183 ◯湯田清美君[ 100頁]  皆さん、こんにちは。議席番号5番、公明党の湯田です。今日最後の質問をさせていただきます。通常5人で最後となるわけなのですけれども、今日は特別に6番目まで質問があるということで、もうしばらく、お疲れでしょうけど、お付き合いいただきたいと思っております。  ゴールデンウイークを挟んで、市の職員の方々には10万円の特別定額給付金の振込に関して、休日返上で対応していただきました。市長の報告でも、申請に対する支給率は98%になったとありました。市民の方からは、「届いたよ」とか「振り込まれていたよ」とのうれしい報告をいただいています。他市に先んじて対応し、御苦労していただいていることに対して感謝したいと思います。  今年は、新型コロナウイルス感染症という目に見えない敵に世界中が脅かされ、世界の累計感染者数は約700万人に上り、死者数も40万人を超えました。日本でも累計感染者数は1万8,000人弱、死者数も約900人に上っています。  新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになられた方々に、心から哀悼の意を表しますとともに、療養中の方々に心よりお見舞い申し上げ、早期の回復を御祈念いたしたいと思います。  また、いまだワクチンや治療薬が定まらない不安な中を、身の危険を顧みず、ウイルスと闘いながら日々献身的に医療に従事してくださっている方々に心から感謝いたします。  5月25日に緊急事態宣言が解除になるまでは、社会活動・経済活動が制限され、不自由な生活を強いられましたが、今は徐々に3密を避け、マスク着用やソーシャルディスタンスなど新しい生活様式を守りながら、回復に向かっておのおの活動を始めました。  季節も移り、6月11日には長崎県も梅雨に入り、初日から大雨となり、13日には大雨警報も出され心配しました。報道では、日本を囲む海水温が高く、今年の梅雨は災害的な雨量が予測されるとのことで非常に心配されます。  これから気になることは、新型コロナウイルス感染症禍での災害発生です。  ここ数年、毎年のように各地で大きな災害が起き、長期化する避難生活を余儀なくされる事態が起きています。諫早でも昨年9月、台風17号による暴風雨に加え、長時間にわたる大規模停電が起き、61世帯、73名の方が避難所で肩を寄せ合い避難していた事実があります。
     しかし、今年は通常の避難が新型コロナウイルス感染症の感染拡大につながるとして、気をつけなければならなくなりました。国も避難対策について具体的に検討されているようで、梅雨に入り、テレビでも再三避難時の件に関して取り上げています。  そこで、新型コロナ感染症禍での災害発生時の避難対策についてお伺いいたします。  まず初めに、5月19日の長崎新聞に「避難所のスペースを十分確保した上で避難所は足りるか」との県内21市町アンケート結果が掲載されていましたが、国からの通知どおりに避難所対策を行った場合、避難所は十分確保できるのでしょうか。新聞のアンケートに諫早市としてはどのように返答したのか、お尋ねいたします。 184 ◯総務部長(竹市保彦君)[ 101頁]  長崎新聞に掲載されました、県が実施いたしましたアンケートについてのお尋ねでございます。  4月に県が県内21の市町を対象として、感染症対策に関する避難所の状況のアンケートということが行われたところでございます。  この設問の中で、コロナ対策をとった場合でも避難想定人員に対し避難所の収容人員は充足するかという設問がございました。これは設問をそのまま受け取って答えておりますので、本市の避難想定人数、これは防災計画書上7,000人ということになっております。それと、避難所の収容人員数ということになりますと、市内広域避難場所7カ所指定しておりますので、この収容人員数ということになります。ですから、これと7,000人の比較ということになりますので、当然確保できるということでの回答をしているところでございます。 185 ◯湯田清美君[ 101頁]  確保できるということで回答があったということで伺いました。  新型コロナ感染症禍での災害発生時の避難対策について、国からどのような通知があっているか伺いたかったのですが、午前中の部長の答弁で様々御回答がありました。マスクの着用だったりとか入り口での消毒、また体温測定、受付時の問診だったりとか、スペースの確保をするだとか、間仕切りだとか分散避難だとか、詳しい説明がありました。  そこで、この国が提示した避難所開所に関して、備品等の不足するものがあると思うのですが、これらに対して地方創生交付金等での購入の予定はないのか。  また、避難所によっては改修の必要があったり、狭かったりするところがあります。国は2021年度予算概算要求で避難所に対して経費を盛り込んだのですが、今年度中に精査して厳選して要求する考えはないのか、お尋ねいたします。 186 ◯総務部長(竹市保彦君)[ 102頁]  1点目は、今回の地方創生臨時交付金を使っての物品購入というお尋ねかと思いますけども、市の場合は今のところその交付金を使っての購入は予定しておりません。といいますか、コロナに関して必要なものについては、もう市の単独の予算で措置をした中で対応していくということになると思います。  それと、新年度の国の予算でございますけども、この件につきましては、まだ国のほうからそういった用語の通知とかは多分参っておりませんので、今の段階でちょっとお答えすることができないという状況でございます。 187 ◯湯田清美君[ 102頁]  では、避難所も広かったり狭かったり、そしてまた補修が必要なところがあったりとか様々だと思いますので、今年度中に精査して、もしそういう国からの要求があれば、提示して支援を受けたらどうかと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。  あと、国の通知を受けて具体的にはどのように避難所を開設するかお尋ねしたかったのですが、これも午前中に御回答がありました。環境のよい避難所から開設をして水際対策をしっかりして、あとトリアージというか、健康な方とか要注意の方を振り分けて、要注意の方のための専用の部屋を用意するだとか、あとパーテーションとかテントを準備するだとかいう御回答がありました。  避難所の収容人数のことも部長が触れられていたのですけれども、避難所の収容人数は4分の1にするということで言われていました。先ほど一応避難所は足りているということだったのですけれども、市内の避難所74カ所、4分の1の収容人数で、7,000人の避難する人を受け入れることができるということで理解してもよろしいのでしょうか。 188 ◯総務部長(竹市保彦君)[ 102頁]  先ほど御説明しましたけども、74カ所を4分の1の面積になったというように考えましても、大体収容人員8,000人ぐらいになりますので、想定の7,000人と比較すると上回っているということになります。ただ、74カ所全部使うということは現実的には考えられませんので、個々の避難所単位で見たときにはやはり定員が減る傾向になると思うので、厳しいところがあると思います。  ただ、4分の1程度になるという説明を午前中も申しましたけど、これまだ今は2メートル・2メートルで通路を2メートルという言い方を国のほうがいたしておりますけども、ここがまた最近変わっておりまして、この2メートルを1メートル~2メートルでいいというふうな表現に変わってきている部分もございますので、このあたりはまた実際の避難所の状況によっても変わってくる部分があるのかなとは思っているところでございます。 189 ◯湯田清美君[ 102頁]  それと、今、県が避難所に関して宿泊施設も開設するということで契約をされているようなのですけれども、この県が指定した宿泊施設は、さっき午前中の答弁では特別な配慮が必要な方で大規模災害時に適用されるということで答弁いただきました。しかし、県が諫早市のどこの宿泊所と契約を結んでいるのかというところは諫早市としては把握はできていらっしゃるのでしょうか。 190 ◯総務部長(竹市保彦君)[ 102頁]  県が契約を行われていますのは、県旅館ホテル生活衛生同業組合というところとまとめて契約をされておりまして、その中に、諫早の組合も加入をされております。諫早の組合に加入されております施設が20施設ございまして、そこが全てこの協定の中に入っているということを把握ができているところでございます。 191 ◯湯田清美君[ 102頁]  では、次に車中泊することもあると思うのですけれども、避難所に避難した方々がコロナに感染しないために車中泊をしたときに、この施設等に併設されている駐車場はもちろん使えると思うのですけれども、それ以外のところを確保するというお考えとかあるのでしょうか。 192 ◯総務部長(竹市保彦君)[ 102頁]  車中泊の件でございます。  私も最近テレビの報道なんか見ますと、車の中に避難をするというのが、感染症という立場から見るといいということは言われているというのは承知をしておりますが、私どもが今のところ、入手をしております国からの資料では、まだ車中泊専用の例えば場所を確保しなさいとかというふうなことまでは言われていないという状況でございます。  避難所が密になる可能性があるときには避難所の駐車場を利用して車の中で避難をするということもいいということまでは出ております。ただ、そのときも、これまで言われておりましたように、例えばエコノミー症候群に注意をしなさいとか、ちゃんとその避難所の担当者の方が状況を確認しなさいとかというところの指導までしかあっていないということでございます。議員がおっしゃる、最近そういう言われ方をしておりますので、そのうちそういうことも考えなさいというふうな形で出てくるのかなとは思っておりますけども、現時点ではまだそこまでのことは言われていないという状況でございます。 193 ◯湯田清美君[ 103頁]  分かりました。車中泊、やっぱり一番心配なのが、先ほど部長が言われたエコノミー症候群であります。もし、避難施設とまた別に車中泊の場所を確保するということになれば、その方々をまた見ていく方も必要となると思いますので、そういう場合はその辺まで含めて検討をしていただきたいなと思っております。  3番目の質問に移ります。  今、新型コロナウイルス感染症の解明が少しずつなされ、特徴も分かってきました。  まず、感染の原因は、飛沫感染、接触感染であること。  発症直前から発症直後に一番感染力が強く、発症から7日から10日経過すれば感染力が衰えること。  アメリカの科学雑誌サイエンスによると、無症候感染者、症状がないまま治癒するといわれる方々が発症しないまま抗体を作り治癒する事例が全体の45%いること。L型とH型が存在して、H型は肺水腫を起こし重症化することなどが挙げられます。特に厄介と思うのが発生する前から感染力が強いことで、無症状のまま感染させることです。  また、コロナの特徴として高齢者は重症化しやすいのですが、症状を自覚しないまま高齢者の方は行動されたり、反対に目立った症状がなく肺炎を起こしたりしていたりと判断が難しい場合があります。  このような特徴を捉えて、避難所開設を考えておかなければならないと思うのですが、何か方法を考えていらっしゃいますでしょうか。 194 ◯市長(宮本明雄君)[ 103頁]  今回のコロナ禍で一番難しいのがそこだろうと思うのです。自分が感染しているかどうか分かっていないのに他人に感染をさせてしまうリスクがあるというのが、通常のインフルエンザ等と少し異なることかなと思います。  だからそういった意味で、非常に難しい課題だろうと思っておりますけれども、感染をする特徴につきましては、先ほどおっしゃいましたけどもくしゃみとかせきとか、ウイルスが放出をされます、飛沫感染。そういうものがあると思いますし、せきエチケットと最近よく市でもお願いをしていますけれども、手で押さえた後にドアノブを触ってしまうとか、無意識にこれまでの私たちの行動が感染のリスクを高めてしまうということになっているということもあって、新しい生活様式ということが言われているんだと思っております。  これらに対する感染症対策といたしましては、避難所ではまずマスク、市でも用意をいたしますけれども、ぜひ避難するまでの道といいますか、そういうところでも必ずマスクをしてほしいということ。それから、手指の消毒も出るときにされると思うのですけれども、避難所に着いてからもぜひお願いしたいと思っております。  この避難所対策で仕分というわけではないのですけれども、感染の疑いがある方、熱が高いとかせきが出るとか苦しいとかいうのはある程度把握はできるんだと思うのですけれども、無症状の方を把握するというのはまず非常にきつい話だろうと思っておりまして、避難所では検温とかそういう体調の管理とか通常は行っていない聞き取りをさせていただいて健康状態をチェックしていくということになろうかと思っております。  いずれにいたしましても、どういう災害が起こるかで全く違うと思いますし、避難所にこれまでは来られていた方々、自分で自主避難という形で来られていた方々が、今回はこのコロナの関係もあって来られなくなるおそれもあるなあと思っておりまして、こういう多重災害というか、複合災害というか、そういうことになると非常に対応が難しい。その場その場での対応が必要になると思っております。 195 ◯湯田清美君[ 104頁]  市長が言われるとおり、このコロナは誰に感染させるか、誰が感染しているのかよく分からない病気ということで、本当に災害時は困ったものかなと思います。  症状がない時期にも強い感染力を発揮しそのまま治癒する方もいるということで、避難者の中にこのような方がいらっしゃるかもと思うと、感染すると重症化しやすい高齢者をこのような方と一緒にすることに不安を覚えます。高齢者は高齢者だけ別に避難させ、特に高齢者は症状がないまま肺炎を起こしていたりとかしますから、それに有効な血中酸素濃度を測ったりとか、そういうことが必要なのかなと思うのですけれども、看護師にパルスオキシメーターなどを持たせて避難所の高齢者を巡回するなどして、そういう測定をして感染予防に努めていけばどうかなという思いもするのですけれども、そのことに対してはどうお考えでしょうか。 196 ◯総務部長(竹市保彦君)[ 104頁]  実際に大規模な災害が起きて長期に避難所を開設しなければならなくなるということを想定した場合に、今、私ども職員の体制で申しますと、マンパワーの不足が一番出てくるところが保健師、あるいは看護師、そういう資格をお持ちの、今、議員がおっしゃったような活動ができる方が一番不足しているとは感じております。  ただ、避難所の運営マニュアル、ガイドラインなんかによりましても、やはり長期に避難所を開所するときには、定期的にそういう巡回をする。あるいは避難所の中に保健師や看護師が常駐をして相談を受けられるようなコーナーを作るとか、そういったことは当然推奨されておりますので、実施も考えていかなければならないと思っております。 197 ◯湯田清美君[ 104頁]  そうですね。最悪のことを常に考えながら避難所対策をしていただきたいなと思っております。災害に関しては看護協会とも協定を結んでいらっしゃると思うので、協会のほうとも相談しながらそういう手続等踏まれていけばいいかなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  あと、どこが避難所になるのか。今、避難所を環境のいいところから開設するということで伺いましたけれども、どういう手順でどういうところを開所するのかというところをしっかりと市民の方々に早いうちからお伝えすることが大事かなと思うのですけれども、そういう伝えることとかは考えていらっしゃいますでしょうか。 198 ◯総務部長(竹市保彦君)[ 104頁]  緊急事態になりますので、実際に避難所を開設するとき、昨年の例でいいましても、近年はほぼ自主避難という形での自主避難所の開設というお知らせをしております。まず、防災行政無線を使ってお知らせをする。それと、防災メールに登録をしていらっしゃる方にはメールでも届く。あるいはほかのSNSの手段を使ってということもございます。  ただ、防災行政無線は雨なんかの状況によりましては聞き取りにくいということもございますので、ぜひ防災アプリあるいは防災メールの登録をしていただければと思っております。  今度の6月20日号にもQRコードを載せておりますので、まだ登録していらっしゃらない市民の方につきましてはぜひ登録をしていただければ、文字での情報が飛んでまいりますので、早い段階で的確な行動を取っていただくことができるようになると考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 199 ◯湯田清美君[ 104頁]  防災メール等の登録、皆さんにもしっかりお伝えしていかないといけないと思います。  自主避難ということで、私たちがどこに避難すればいいか、避難所を探すという意味では広報などを使ってどこに避難所があるのか、どこが避難所なのかというところをお伝えするのが必要なのかなと思います。今月号の市報にも避難の特集を組まれるということですので、もしよければどこが避難所になっているのかというところまでしっかりと広報していただければ、避難対策を考えるきっかけになってくるかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  あと、新型コロナ感染症禍では、基礎疾患をお持ちの方を避難所に避難させることは危険かと思います。しかし、先ほどの部長の答弁では、まずはふれあい施設などの環境の整ったところへ避難していただくということでありましたけれども、それでも少しやっぱり不安は残ります。基礎疾患をお持ちの方は必ずかかりつけ医を持っていらっしゃいます。  そこで、医師会に協力をしていただいて、基礎疾患のある方々に日頃から避難所のことで相談していただいて、縁故避難とか在宅避難ができないようであれば、医師の指示の下、直接、福祉避難所に避難していただくという方法を取ってはどうかと思うのですが、その辺に関してお考えを伺いたいと思います。 200 ◯総務部長(竹市保彦君)[ 105頁]  基礎疾患をお持ちの方の避難について、やっぱり避難所に行くのはということでのお尋ねでございます。  福祉避難所に多分直接避難できないかというお尋ねかと思いますが、まずこれまでも説明をいたしましたけども、避難に対する考え方が変わってきていると。分散避難という言葉が出てきておりますように、特に避難所に行くということが危惧される方につきましては、まず安全な避難場所、自宅が危険だと思われる方については安全な避難場所をぜひ確保していただきたい。御親戚の家あるいは御友人の家とか、そういうところをまず確保していただきたいと考えております。  それでも、議員がおっしゃるようにそういうところがないというときには、現在、私どもが協定を締結しております福祉避難所に直接というお話でございますけども、福祉避難所の状況というのは協定は締結しておりますけれども、災害が起きた時点で開設ができるかどうか、あるいは収容人員がどのくらい可能なのかどうかというのは、そのときにならないと分からないという部分もございますので、そういう部分は本部のほうで情報集約して必要な方を措置をするという考え方でおりますので、直接避難所のほうにというのはちょっと無理があるのかなと考えているところでございます。  それと、私どもの今の福祉避難所といいますのは、どちらかといいますと施設系の10カ所でございます。今、議員がおっしゃったように、基礎疾患をお持ちのような方が医療機関から直接ということになりますと、まだ言葉的には一般的ではないですけども医療避難所とかという言葉、最近やはりこのコロナの後に出てきているような言葉もございますので、そういう考え方も将来的には出てくるのかなと。福祉避難所と同じように、医療機関をそういう場所にという考え方も出てくるのかなとは考えております。 201 ◯湯田清美君[ 105頁]  ぜひそういう方々が安心して避難できるように、医療避難所等も先々検討していっていただきたいなあと思いますし、もし福祉避難所に入られるような方がいらっしゃったら本部のほうから直接指示を出されるということで、ちょっと安心いたしました。何かの際はよろしくお願いいたしたいと思います。  これからは、不安があれば避難所へ行くという考え方を変えていく必要があり、非常用持ち出し荷物も体温計とかマスクとか消毒薬とか手袋など、新しい準備が必要です。テレビでも報道され、市民の皆さんも大体理解はできているとは思いますけれども、ハザードマップを見て自宅のリスクを確認し、避難所を確認し、分散避難をするという、今までの避難の考えを修正し定着させるためには、やっぱり時間がかかると思われます。しっかりと周知していかないと定着しないと思いますが、何か周知方法は考えていらっしゃるのか、お尋ねいたします。 202 ◯総務部長(竹市保彦君)[ 105頁]  議員がおっしゃいますように、考え方がかなり大きく変わっておりますので、これをいかに御理解いただくかというのは大切なことだと思っております。  しかしながら、今のところ私どもが取れます市民の皆様への周知の手段といいますのが、ホームページでありましたり市報でありましたりといった一般的なものしかないと考えております。  先ほど福田議員の御質問のときにも御答弁いたしましたけども、ただ自治会の関係者の方々にはやはりよく御理解していただいたほうがいいと判断をしておりますので、直接御説明をしたり、分かりやすいチラシを配布したりということを今のところは考えているところでございます。 203 ◯湯田清美君[ 105頁]  分かりました。自治会のほうともしっかりと連携をとっていただいて、あとチラシとかも、保存版のチラシなんかを作っていただいて、各家庭に保存していただくように配慮していただければありがたいかなと思っておりますので、その辺も御検討いただきたいと思います。  現在、非常時に備え避難の方法を考えたり、災害対策本部を立ち上げる訓練をされたりとかしていらっしゃるようですが、国は6月8日に避難所開設運営訓練ガイドラインを提示しました。先ほどまでの私の質問もこのガイドラインの中にあるようですが、今回の事柄を今後に生かすためにも、国から提示されたものに準じて諫早市のガイドラインやマニュアルをまとめたほうがいいと思っています。  が、この件に関しては先ほどの部長の答弁で、現在個々の避難所で検討しているとありました。  そこで、検討する作成するメンバーなのですけれども、その作成メンバーに女性や臨床経験のある専門家を加えたほうがいいと思いますが、これに関してはどのようにお考えでしょうか。 204 ◯総務部長(竹市保彦君)[ 106頁]  ガイドラインといいましょうか、避難所の運営マニュアルみたいなものは当然作らなければいけないと思っておりまして、先ほど御答弁申し上げましたように、基本的な考え方はどこの避難所も一緒だと思うのですが、やはり建物の構造やレイアウトによって違う部分がありますので、そこは各々の建物の状況に応じてというマニュアルになるのかなと考えております。  マニュアルにつきましては、その建物を所管している部局と私ども総務、防災担当の部局と、それから感染症を担当しております健康福祉部にも入っていただいて一緒に作るということになっておりますので、議員がおっしゃいますように女性の意見、あるいは専門家の意見というのは、私どもとしてはどちらかというとその部分を健康福祉部に担っていただくというふうなイメージで捉えております。  また、先ほど議員がおっしゃったガイドラインにつきましても、特に県が作りましたチェックリストですかね、これについては多分県が参考にした大本を作られているのが女性の方だったと思いますので、女性の見方というのが随所に出てくるような形になっているのかなという感じはいたしております。 205 ◯湯田清美君[ 106頁]  健康福祉部としっかりと連携を取っていただいてガイドラインを作っていただけるということなので、しっかりと作っていただきたいと思っております。  一応、災害の避難対策について、以上で終わりたいと思います。  2番目、新型コロナウイルス感染症発生時の行動計画、コロナタイムラインの作成についてお尋ねをいたします。  長崎県では、3月14日に壱岐市で1例目の新型コロナウイルス感染者が確認され、その後、4月17日までに17人の感染者が確認されました。4月16日からは全国的な緊急事態宣言の発令もあり、皆さんの自粛協力により、コスタリカクルーズ船を除いては感染者の発生は見られていません。諫早市では、4月17日に1例目の感染者が確認されましたが、その後は確認されておらず現在に至り、安心しているところです。  しかし、3月から4月にかけて県内での感染者の報告があるたびに、市民の方から、「諫早市はどのような動きをしているのか」「私たちはどのような行動を取ればよいのか」など不安な声が聞かれ、確かな情報が得られない中で混乱している地域もありました。  5月25日には全国的な緊急事態宣言が解除となり、感染拡大の第1波も収まってきています。報道では毎日のようにコロナに関する情報が流されほかの自治体の動きもよくつかめました。  現在は、第2波も必ず来ると言われる中で、新型コロナウイルス感染症対策本部はこの第2波に備えて準備をしているところだと思います。  そこで、第1波の経験や事象を振り返り、第2波が来たときには行政側も市民も次の行動の予測が立てられるように「コロナタイムライン」を作成してはどうかと思っています。  そこで、参考になりそうなのが諫早市の水害タイムラインなのですが、これはどのような目的でどのように作られたのか、お尋ねいたします。 206 ◯健康福祉部長(石橋直子君)[ 106頁]  本明川水害タイムラインの作成の目的と経緯に関する御質問でございます。  タイムラインとは事前防災行動計画のことで、災害が発生することを前提に、気象、河川管理、警察、消防、交通、ライフライン等防災関係機関が連携して、災害時の状況をあらかじめ想定し共有した上で、いつ誰が何をするのかに着目して防災行動とその実施主体を時系列に整理した計画のことであり、現在本市においては、本明川の氾濫を想定した本明川水害タイムラインを策定しているところでございます。  本明川水害タイムラインの対象とする災害は、昭和32年7月25日の諫早大水害の降雨状況を参考に、現在、本明川流域で想定し得る最大規模の降雨、24時間雨量で1,047ミリリットルによる洪水を設定しており、洪水被害から市民の生命を守る「逃げ遅れゼロ」を実現するために作成したものでございます。
     本明川水害タイムラインは、本市をはじめ、河川管理者である国土交通省、長崎県、長崎地方気象台、自治会連合会など23の団体・機関で構成する本明川タイムライン検討会による協議を経て、平成29年6月に洪水試行用完成版を作成したところであり、現在も試行、検証を行いながら改善を図っているところでございます。 207 ◯湯田清美君[ 107頁]  水害タイムラインは、災害の状況を予測して、その予測したものを市民の方々と共有して、次にどういうことをするべきかというところで作成をされたということが答弁で分かりました。  このコロナタイムラインは、福岡県飯塚市、大阪府河南町、三重県紀宝町で作られています。この中で6月7日の長崎新聞にも掲載されましたが、飯塚市は人口12万7,000人と諫早市に近い規模の市です。飯塚市では、感染拡大期5期、収束期2期と7段階に分け感染者数を基準に対応の目安などを示しています。  先日、飯塚市に公明党の議員を通じてこのコロナタイムラインについて詳細をお聞きいたしました。飯塚市は、これまで行ったことがない本格的な感染症対策に苦慮している時期に、飯塚市が行うべき行動の一定の目安の必要性を検討する中で、行動計画タイムラインが作成されたとのことでした。  また、目的としては、段階に応じて飯塚市が実施する主な内容のうち、市民の方々の関心の高いイベントや公共施設等の対応について分かりやすくお知らせすることで市民の方々との情報共有を図ったり、市の職員にも段階ごとの対応を示すことで状況の変化が生じても混乱なく迅速かつ円滑に進められることを期待するものでした。  このライムラインについて東京大学大学院の松尾一郎客員教授は、「内外の感染状況で対応のフェーズを引き上げたり引き下げたりすることができる。対応の目安が分かっていれば、自治体も動きやすく、住民の安心に寄与するし、先を見越した対応が適切にできるはず」と期待を寄せています。  諫早市でも、水害タイムラインは水位と雨量を基に7段階に分けて作成されており、市民の方々と情報を共有して先を見越した変化に対応していくためのものです。これは、このコロナタイムラインにも共通する考え方です。  そこで、市民向けに指針が与えられるようなコロナ感染に対応するタイムラインを、この水害タイムラインを応用して作成してはどうかと思うのですが、いかがでしょうか。 208 ◯健康福祉部長(石橋直子君)[ 107頁]  諫早市では、新型インフルエンザ等対策特別措置法の規定に基づき、平成27年3月に、諫早市新型インフルエンザ等対策行動計画を作成し、市内において新型インフルエンザ等患者が発生及び流行した場合に備え、国や長崎県と連携の下、市の実施すべき事項を明らかにするほか、医療機関や事業者、市民の役割についても規定し、今後の対応行動を適切に実施するよう定めております。  本年3月施行の改正新型インフルエンザ等対策特別措置法により、既に作成されていた政府行動計画、都道府県行動計画及び市町村行動計画は、新型コロナウイルス感染症を含むものとみなされることとなりました。  議員御提案の水害のタイムラインにつきましては、特定の河川の水害に特化した詳細な行動計画となっており、この方策が県境を越えるような広域的な対応が必要とされる感染症の事例にどの程度適用できるか、慎重に検討すべきと考えております。  また、今般の新型コロナウイルス感染症の蔓延を踏まえ、現在の諫早市新型インフルエンザ等対策行動計画が市民の皆様にとってより分かりやすいものとなるように研究をしてまいります。 209 ◯湯田清美君[ 107頁]  ぜひ市民の方々が不安を覚えないような形での研究をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。市民の方々は正確な情報がないとやっぱり不安で、詮索に走り、そしてまた誹謗中傷という形で事態が大きく発展していくことになりますので、正確な情報と先を見越した行動計画というのがいかに大事かと思いますので、その辺のことを考えながら検討していただきたいと思います。  2番の質問に対しては終わりたいと思います。  3番です。産後ケアについてお尋ねいたします。  この件に関しては12月と3月と続けて質問させていただきました。今回は、4月から産後ケアが開始され、利用状況含め実際をお尋ねいたします。  まず初めに、開始から3か月目を迎えますが、4月からの出産数、産後ケア申込件数、実際の利用者数をお尋ねいたします。 210 ◯健康福祉部長(石橋直子君)[ 108頁]  諫早市の産後ケア事業の利用状況についてお答えいたします。  産後ケア事業は、令和元年12月6日に公布された母子保健法の一部を改正する法律により、市町村に実施の努力義務が規定されたものでございます。  本市では、令和2年度から市内の産婦人科医院や助産院へ業務を委託する方法により、宿泊型、通所型による産後ケア事業を実施し、産後も安心して子育てができる支援体制の確保を行っております。  諫早市の出生数につきましては、5月31日現在の集計となりますが、4、5月に150名のお子様がお生まれになっております。4月から現在まで産後ケア事業について7組の方からお問合せがあり、宿泊型の利用はありませんでしたが、そのうち5組の方が日中に医療機関や助産院などに通いながら、育児方法に関する指導や相談等を受ける通所型の御利用をされているところでございます。 211 ◯湯田清美君[ 108頁]  3月議会では、部長より、産後ケアの利用について、まず利用したい方が健康福祉センターへ申請していただき、受付時に利用希望者の状況を聞いた後、利用希望者に合ったサービスを紹介し利用していただくとの答弁をいただいていますが、開始された後、実際にはどのような形で利用されているのか、お尋ねいたします。 212 ◯健康福祉部長(石橋直子君)[ 108頁]  産後ケア事業の利用の流れについてお答えいたします。  産後ケアにつきましては、分娩施設退院後の母子に対して、母親の身体的回復と心理的な安定を促進するとともに、母親自身がセルフケア能力を育み、健やかな育児ができるよう支援することが目的となっており、市内の産婦人科医療機関へは周知用チラシをお持ちし、その協力について御依頼しているところでございます。  利用対象者につきましては、諫早市に住所を有する方で、産後に心身の不調または育児に不安等があり、家族等のサポートが十分に受けられない状況にある方などが対象となります。  利用方法でございますが、まず利用される方から健康福祉センターへ申請をしていただき、保健師や助産師等が母や子の心身状況や育児の支援状況などを把握し、アセスメントに反映しております。対象者によっては、エジンバラ産後うつ病質問票を使って把握することもございます。その後、必要に応じて家庭訪問や他のサービスを紹介するなどの相談にも対応し、日程を調整し、母の都合がよい日に産後ケアを御利用いただくことになります。 213 ◯湯田清美君[ 108頁]  そうですね。3月の御答弁とほぼ変わらないような利用方法で、産後ケアが実施されているというふうに理解いたしました。  4月からの産後ケア開始に当たって、まだ約2か月の経過なのですけれども、状況がどうなのか助産院等に聞き取りをさせていただきました。  聞き取りをしたところ、産後ケア事業のことを知らないまま対象の方が来られたりとか、あと諫早からは雲仙市にある助産院にも行かれる方がおられるようなのですけれども、そこでも聞き取りをさせていただいたのですが、やはり知らずに来られているとのことで、ある方は赤ちゃん訪問を受けていたそうなのですけれども、その赤ちゃん訪問のときも産後ケア事業の宣伝はされなかったということでした。  まだ始まったばかりで広く周知はできていないと思いますが、この周知に関してはどのような工夫をされているのか、お尋ねいたします。 214 ◯健康福祉部長(石橋直子君)[ 108頁]  周知についてでございますが、子育て支援ガイドに掲載するとともに、妊娠届、出産届など、機会を捉えてチラシの配布をしているところでございます。産後の方の相談へ対応する機関でもあり、産後ケアを委託している市内産婦人科や助産院に対して、母親などへの周知や対象者把握への御協力もお願いしております。  このほかにも、乳児家庭全戸訪問を実施する保健師、助産師、母子保健推進員による周知をしております。  ただ、まずこの母子保健推進員ですけれども、3月の時点では予算がまだ確定していないので、事業を実施するということでの周知はできませんでした。なおかつ、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、4月には母子保健推進員の総会なども行わなかったということもあり、その後、地域会議を5月下旬から順次実施をしているところでございます。その地域会議の中で母子保健推進員のほうには周知をしているというところでございます。新型コロナウイルス感染症の状況下ということで、通常の状況とは違う中での4月、5月であったということも影響していると思いますので、いましばらく、どういう効果とかそういったものについては判断をするにはちょっとまだ早いのかなとは思っております。 215 ◯湯田清美君[ 109頁]  この新型コロナ感染症禍での周知ということで、なかなか徹底ができなかったということで残念だったなあという感じを受けました。  あとほかに助産院の聞き取りの中で、利用者の方が「保健センターへの申請のときに、エジンバラ産後うつ病質問をされた」と言われ、何か不快な思いをされたそうです。産後ケア開始前、部長答弁で「産後ケアはエジンバラにこだわらない」との答弁をいただいたときがありましたが、そのお考えは変わったのでしょうか。  また、利用申請時に取られるエジンバラの問診結果は、後日電話追跡などに活用されたりとか、あと今後の統計等とかに活用するなど、何か目的があるのでしょうか。お尋ねいたします。 216 ◯健康福祉部長(石橋直子君)[ 109頁]  産後ケア申請時のエジンバラ産後うつ病質問票の活用についてお答えいたします。  産後ケアの申請に当たりましては、国のガイドラインに基づいて、市の担当者が母と子の状況を把握した上でアセスメントし、利用者を決定をするということとしております。その際の心理的側面を把握する際の指標の一つとして、必要に応じてエジンバラ産後うつ病質問票を用いることがあります。  私が使わないと答弁したということなのですけど、絶対使わないとか、全く使わないという趣旨ではございません。必須ではないということですけれども、有効な手段であることには変わりないと考えております。  このエジンバラ産後うつ病質問票は、申請者の心身の状況を把握する上で、有効な手段だということでございます。 217 ◯湯田清美君[ 109頁]  3月議会の部長答弁で、産後ケアの宿泊型は1年間で7日、通所型は3回利用できるとありました。利用時は毎回健康福祉センターに申請するという形を現在取られていますが、利用される方から、「申請のたびに申請書を提出するのが面倒」だとか、「申請時の聞き取りが嫌」だとか、そういうような意見が出ているようです。確かに子育て中というのは赤ちゃんが寝ているときに電話したりだったりとか、いつ泣くのか、恐る恐る電話したりだったりとか、長いこと電話口で対応するのが少し嫌になるような場合もあります。  そういうお母さん方の心身面を考えて対応していただきたいなと思うのですけれども、他市では、利用された施設側が産後ケア利用後に申請書と報告書をつけて市側に提出し、利用者には一切負担をかけていないようです。また、エジンバラの問診票も施設側が必要時に取り、報告しているとのことでした。  諫早市でも同じような方法で申請受付していただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。  また、今回の産後ケアは、諫早市に住民票のある方が対象ですが、里帰りの方もおられますので、申請のときには対象者か否かを判断する必要があると思います。諫早市内には分娩を扱う助産院はなく、皆さん産婦人科で出産をされます。産婦人科では、現住所や里帰り先等の情報を把握されていると思いますので、退院されるときに諫早市在住の方に産後ケアの申請書も一緒に渡していただければ、産後ケアの広報もできますし、産後ケアを受けたいときに受けたい施設に申請書を持参し、ケアを受け、報告書とともに申請書も施設側から提出していただければよいのではないかと考えますが、いかがでしょうか。 218 ◯健康福祉部長(石橋直子君)[ 109頁]  今年度、4月から開始するに当たりましては、産後ケア事業について、国のガイドライン、それから県内の他市の状況を参考に進めているところでございます。  国のガイドラインでは、母親の出産後の不調といった身体的な側面、心理的な不調や身近に相談する人がいないなどといった心理的な側面、育児について保健指導の必要があるといった社会的な側面を踏まえて、市の担当者がアセスメントした上で対象者を決定することとしております。そこで、申請に当たっては、母親の育児に寄り添う形で市の担当者が状況を把握しているということでございます。その上で決定をして、産後ケアを提供するという形でございます。  これにつきましては、先ほどまだ利用者の方5名しかいらっしゃらないということもございました。それから、サービスを提供している側、委託している産婦人科院、それから助産院など、こちらのほうの御意見などもあると思います。  いずれにしても、まだ2か月しかたっていない、しかもコロナの影響下ということで、これを長期的な方法を決める上での対象とするにはちょっとあまりにも少ないかなと思っております。  もちろん御意見もお聞きした上で、産科連携会議など開催しておりますので、申請方法などにつきましては検討してまいりたいと考えております。 219 ◯湯田清美君[ 110頁]  分かりました。産婦の方々がこのような申請するときに少し面倒だとか、そういうお声があるのは事実です。また、無条件に行きたいときに、受けたいときに受けれるようなシステムにぜひしていっていただきたいなあと思っておりますので、今後さらに研究していただいて、検討していただいて、そういう産婦さんが受けやすいような方法で産後ケアしていただきたいなと思っておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。  以上で、質問終わりますが、新型コロナウイルス感染症に関しては、これからは新しい生活様式を身に付け、感染しないように自衛しながら日々の生活を送っていただきたいと思います。  また、これから蒸し暑い日が到来します。マスク着用も熱中症を誘発する原因となります。これからは3密を避け、マスクの装着も必要最低限とし、小まめな水分補給で熱中症にならないよう注意していただきたいと思います。  以上で、私の質問を終わります。ありがとうございました。お疲れさまでした。 220 ◯議長(田川伸隆君)[ 110頁]  以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  次の本会議は、6月18日定刻から開きます。  本日は、これをもって散会いたします。                 午後5時22分 散会 Copyright © ISAHAYA City Assembly All rights reserved. ページの先頭へ...