諫早市議会 2020-03-07
令和2年第1回(3月)定例会(第7日目) 本文
(「異議なし」と言う者あり)
26
◯議長(
田川伸隆君)[ 285頁]
異議ありませんので、議案第11号は、原案どおり可決されました。
次に、議案第12号「
市道路線の認定について」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。
議案第12号に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
27
◯議長(
田川伸隆君)[ 285頁]
異議ありませんので、議案第12号は、原案どおり可決されました。
次に、議案第13号「
工事請負契約の変更について((仮称)
諫早駅東地区再
開発ビルI棟建設工事(2工区))」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。
議案第13号に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
28
◯議長(
田川伸隆君)[ 285頁]
異議ありませんので、議案第13号は原案どおり可決されました。
次に、議案第14号「令和元
年度諫早市一般会計補正予算(第6号)」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。
議案第14号に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
29
◯議長(
田川伸隆君)[ 285頁]
異議ありませんので、議案第14号は、原案どおり可決されました。
次に、議案第15号「令和元
年度諫早市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。
議案第15号に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
30
◯議長(
田川伸隆君)[ 285頁]
異議ありませんので、議案第15号は、原案どおり可決されました。
次に、議案第16号「令和2年度
諫早市一般会計予算」に対する討論に入ります。
まず、
反対討論から。
31 ◯中野太陽君 登壇[ 285頁]
議案第16号「令和2年度
諫早市一般会計予算」について、反対の立場で討論をさせていただきます。
反対の理由について、3点述べさせていただきます。
一つ目は、3款1項1目政策振興費の企画費、新幹線推進費1億6,437万1,000円についてです。これまでに約12億5,200万円を投入し、今後、約5億5,000万円を投入する予定となっております。さらにフル規格での運行に向けて、国は建設費が約6,200億円になる試算も出しております。工事ありきの見切り発車で、トンネル工事による減渇水問題の発生、乗車料金の増加、上下分離方式後の見通しも不透明な中で本事業を進めることは、市民に大きな負担を強いるものだと考えます。
二つ目は、2款4項1目総務費の情報電算費、社会保障・税番号制度システム整備事業の2,726万1,000円と、7款3項2目市民生活環境費の住民登録費、個人番号カード普及事業の9,704万1,000円、いわゆるマイナンバーカード関連事業についてです。国は、令和4年度までに、ほぼ100%の普及率を目指しています。その計算でいくと、ことし
諫早市で4万7,000枚の発行が必要となります。ちなみに、
諫早市の現状は、1万7,138枚の12.5%です。まさに、荒唐無稽の計画であり、市民にとって本当に必要なのか、疑問を持ちます。
三つ目は、5款1項1目健康費の健康福祉管理費の国民健康保険事業特別会計操出金14億573万1,000円です。国保加入者の多くが、国保料が余りにも高いと苦しんでいます。少しでも負担を減らすためにも、国保会計への繰り出しをもっと増やすべきだと考えております。
以上のことを申し上げまして、議案第16号に反対をさせていただきます。(降壇)
32
◯議長(
田川伸隆君)[ 286頁]
次に、
賛成討論。
33 ◯松本正則君 登壇[ 286頁]
議案第16号「令和2年度
諫早市一般会計予算」に、賛成の立場で討論いたします。
本予算は、令和2年度においての事務的経費と投資的経費から構成されているもので、健全な財政運営を図りながら、今後のまちづくりを進めるための本年度の予算編成であります。とは言え、普通交付税合併算定替による特例加算の終了を迎え、さらに厳しい財政運営を迫られる中、当初予算額631億3,000万円で予算編成がされています。
歳入予算では、自主財源が39.4%、依存財源が60.6%であり、依存財源のうちで市の借り入れである市債は44億2,670万円で、歳入総額の7%となっています。そのような中、歳出予算の性質別構成比では義務的経費である人件費、扶助費、公債費が約349億2,300万円、55.3%、消費的経費である物件費、維持補修費、補助費等が約151億8,500万円、約24%、投資的経費である普通建設補助事業、普通建設単独事業、災害復旧事業が約63億9,500万円、それと、その他が積立金・投資及び出資金、貸付金、繰出金で約66億2,600万円の区分となっています。
その内容の主な事業から見ると、子育てによる(仮称)子ども・子育て総合センターの整備を初めとする
子育て支援への予算や活力ある産業づくりのために、農林水産業の振興を図る様々な事業や、
南諫早産業団地整備事業及び工業用水事業など雇用の創出に向けた事業への予算が盛り込まれています。また、魅力あるまちづくりとしては、安全・安心なまちづくりのための急傾斜対策事業や河川道路整備事業のほか、諫早駅周辺整備事業や地域おこし事業などの快適なまちづくりのための予算が編成されています。
先ほど、少し反対の内容がありましたが、まず一つに新幹線事業とあわせて駅周辺整備事業でありますが、令和4年の開業に向け、今、着実に事業が進められております。これを機に、諫早駅周辺整備や
観光等に伴う人の移動を促し、新しいまちづくりを目指すものであります。
続きまして、マイナンバー制度についてでありますが、マイナンバー制度は住民基本台帳ネットワークシステム、いわゆる住基ネットによる自治体事務における個人情報の効率化を目指した点ですが、マイナンバーは行政機関での情報連携を目指し、国の各行政機関の合意形成のもと、制度が設計されたものです。これまで、個人番号カードや住民基本台帳カードが普及しなかったことを鑑み、国民の利便性向上のため、さまざまな機能が今後、付与されていく予定とされています。
もう一つの国保の繰出しでございますが、このことについては、ある程度の繰出しは必要かと思いますが、あくまでも均等性を保つ上では今の現状を保つのがよろしいかというふうに思っております。確かに、課題は多くありますが、一つ一つの事業内容等の見直しも視野に入れながら、事業の進捗等を進めることが大切であります。少子高齢化社会は避けて通れない道であり、人口減少にどのように対処していけばよいかを考えながら、本市のまちづくりを進めなければならないことは言うまでもありません。
結びに、議案第16号「令和2年度一般会計予算」は、大型事業や国営事業などを進めながらも「第2次総合計画」と
諫早市まち・ひと・しごと創生総合戦略に沿った予算編成がなされていることを申し添え、賛成の討論と致します。識員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。(降壇)
34
◯議長(
田川伸隆君)[ 287頁]
以上をもって討論を終結し、採決いたします。
異議がありますので、起立により採決いたします。議案第16号に対する
委員長報告は
原案可決であります。
委員長の報告どおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
35
◯議長(
田川伸隆君)[ 287頁]
起立多数。よって、議案第16号は、原案どおり可決されました。
次に、議案第17号「令和2年度
諫早市国民健康保険事業特別会計予算」に対する討論に入ります。
まず、
反対討論から。
36 ◯西田京子君 登壇[ 287頁]
議案第17号「令和2年度
諫早市国民健康保険事業特別会計予算」に、反対の立場で討論をいたします。
国民健康保険制度は、2018年度から都道府県化が実施され、都道府県が示す標準保険料率によって、市町村の保険料率が誘導されるようになってきております。この結果、2018年度は3割前後の自治体で国保料が値上げとなりました。2019年度の集計によれば、25%前後の自治体で値上げとなっております。
諫早市の保険料も2017年度から2018年度、また2018年度から2019年度と上がり続け、重い保険料負担に悲鳴を上げ、保険料の引き下げを求める市民の声は広がっております。
国民健康保険は、所得水準が低い無職や非正規雇用の方々が多く加入され、
諫早市の国民健康保険加入者の約80%が所得200万円以下という状況であります。所得水準が低いにもかかわらず、保険料の算定に均等割と平等割があり、世帯の人数を算定基礎とする均等割は多人数世帯、特に子育て世代にとってより負担が重くなっております。また、各世帯に定額でかかる平等割は協会けんぽなどと比べ、国保加入者に重い負担を強いる制度となっております。
所得に応じて保険料の均等割額及び世帯別平等割額の2割、5割、7割軽減がありますが、それでもなおかつ滞納せざるを得ない実態があります。国保の都道府県化のもとでも県が示す標準保険料率は参考値に過ぎず、自治体に従う義務はありません。
国民健康保険加入者の貧困化、高齢化が進む中で、高過ぎる国民健康保険料は住民の命と健康を脅かすことになります。全国知事会は、国保制度を真に持続可能にするには、公費負担増による国保料の抜本的軽減が必要だとして、定率国庫負担割合の引き上げ、子どもの均等割り保険料の軽減などを要求しております。全国市長会も同趣旨の提言を掲げられております。
また、国保の都道府県化が実施された後も、地方自治の原則に基づいて、自治体の判断で公費投入ができることは厚生労働省も答弁をしております。国による国庫負担増を求め続けながらも、
諫早市としては一般会計からの繰り入れで、国民健康保険料を引き下げることを求めます。特に子どもの均等割減免を考えるべきではないかということを申し添えたいと思います。
予算につきましては、4款1項1目健康づくり事業費ですが、人間ドック・ミニ人間ドックなどへの補助事業です。病気の早期発見・早期治療につながり、重要な予算だと考えます。平成28年度、人間ドック個人負担割合を増やし、その結果、受診者は471人から419人、342人、310人と減り続け、保険事業の推進を掲げた基本方針に逆行するものであります。負担割合を見直し、市民が受診しやすい環境づくりが必要であると考えます。
以上を述べまして、議案第17号「令和2年度
諫早市国民健康保険事業特別会計予算」に反対の討論といたします。(降壇)
37
◯議長(
田川伸隆君)[ 288頁]
次に、
賛成討論。
38 ◯坂口慎一君 登壇[ 288頁]
議案第17号「令和2年度
諫早市国民健康保険事業特別会計予算」に、賛成の立場で討論いたします。
まず、令和2年度
諫早市国民健康保険事業特別会計予算の総額は、歳入歳出ともに171億4,300万円であります。歳入の主なものにつきましては、県支出金が125億9,128万6,000円で73.5%、国民健康保険料が30億5,952万8,000円で17.8%、本市一般会計からの繰入金が14億5,573万4,000円の8.5%となっております。
一方、歳出の主なものは、保険給付費が123億6,741万2,000円の72.1%、国民健康保険事業費納付金が44億5,737万3,000円で26.0%となっております。また、財政運営の安定化を図るために設置されている、
諫早市国民健康保険財政調整基金の令和2年度末現在の残高見込みは547万2,000円となっており、年々減少している状況にあります。
国民健康保険事業につきましては、平成30年度より広域化が図られ、県と市による共同運営となり、財政運営の責任は県が担うこととなりました。歳入面では保険給付に必要な費用の財源として、保険給付費等交付金が県から交付されます。これに市が徴収する被保険者からの保険料、保険料負担軽減などのために一般会計から繰り入れられる一般会計繰入金などの収入で、保険給付費用が賄われております。また、歳出面におきましては、歳出の7割強を占める保険給付費に加え、県が算定し、市町に賦課する国民健康保険事業費納付金を負担することとなっております。
国による制度改正は進んでおりますが、少ない自主財源で歳出のうち大きな割合を占める固定費用を賄う構造は従来と変わっておらず、保険者は依然として厳しい財政運営を強いられております。また、本県の国保医療費の見通しとしては、1人当たりの医療費は年々増加している反面、被保険者数は
減少傾向にあり、今後の負担の増加が懸念されているような状況にあります。
このように、年々国保財政が厳しくなる中で、本市における運営状況につきましては、
諫早市第2期データヘルス計画に基づいて特定健診、特定保健指導の実施と推進など、各種の取り組みが実施され、市民の皆様の健康増進と医療費の適正化に努力されている一方で、保険料の収納率の向上に向けた努力などがなされております。また、所得の低い世帯への負担軽減につきましては、今議会にも上程され、先ほど可決されました。議案第5号「
諫早市国民健康保険条例の一部を改正する
条例」のように、年々拡大する傾向にあり、一定の配慮がなされていると見ることができます。
また、以前、全国市長会から国に対し、国民健康保険に関する要望が提出された経緯もございますが、これはあくまで国民健康保険制度の抜本的改革と財政基盤の拡充、強化を図るという目的のためであり、保険料の引き下げを論点としたものではございません。また、もともと少ない自主財源である保険料をさらに引き下げるために、本市一般会計にその財源を求めることは、本市一般会計の財政状況や国保被保険者以外である非受益者の公平性等に鑑みれば、適切でないと考えられます。
以上のことを踏まえた予算編成がなされていると考えますことから、議案第17号「令和2年度
諫早市国民健康保険事業特別会計予算」に、賛成するものであります。議員各位の御賛同をお願い申し上げます。(降壇)
39
◯議長(
田川伸隆君)[ 288頁]
以上をもって討論を終結し、採決いたします。異議がありますので、起立により採決いたします。
議案第17号に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長の報告どおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
40
◯議長(
田川伸隆君)[ 288頁]
起立多数。よって、議案第17号は、原案どおり可決されました。
次に、議案第18号「令和2年度
諫早市後期高齢者医療特別会計予算」に対する討論に入ります。
まず、
反対討論から。
41 ◯西田京子君 登壇[ 289頁]
議案第18号「令和2年度
諫早市後期高齢者医療特別会計予算」に、反対の立場で討論をいたします。
平成20年4月から老人保険制度が廃止され、代わりに始まったのが後期高齢者医療制度です。75歳の誕生日を迎えると、それまで加入していた国民健康保険や被用者保険から後期高齢者医療保険制度に移ります。75歳以上の人を国保や健保から切り離し、高齢者だけの医療保険にして負担増と差別医療を強いる医療制度であります。さらに、窓口負担を原則1割から原則2割に引き上げることが前世代型社会保障検討会議で検討され、また、高齢者医療の現役並所得の対象拡大など、患者負担増の提案が目白押しです。
ほとんどの高齢者の暮らしの糧である年金は減額、その上消費税10%も強行されました。しかも、年金月額1万5,000円以上の高齢者からは、保険料は年金から引き落とす特別徴収です。
諫早市の特別徴収対象者は1万9,805人のうち1万6,065人、年金引き落としができない年金月額1万5,000円未満の高齢者は3,740人、滞納せざるを得ない高齢者もあり、43人の高齢者に短期保険証が発行されている実態があります。
高齢者の暮らしは厳しさを増し、本来、国民の暮らしや命を守るはずの医療保険制度が高齢者を苦しめております。高齢者を取り巻く状況を考えますと、健康で長生きすることを応援する後期高齢者医療保険の制度設計が必要であると思います。年齢で差別し、高齢者に負担増をもたらす本予算には賛同できません。
よって、議案第18号「令和2年度
諫早市後期高齢者医療特別会計予算」の
反対討論といたします。(降壇)
42
◯議長(
田川伸隆君)[ 289頁]
次に、
賛成討論。
43 ◯湯田清美君 登壇[ 289頁]
議案第18号「令和2年度
諫早市後期高齢者医療特別会計予算」について、賛成の立場から討論をいたします。後期高齢者医療制度は、急速に進展する高齢化社会に対応し、高齢者医療を安定的に支えるため、高齢者と若い世代が公平に医療費を負担しつつ、高齢者に対する医療、介護サービスの質を維持、向上させることを目的として、平成20年4月に開始された医療保険制度であります。これは、膨らみ続ける高齢者の医療費について、75歳以上の高齢者にもその一部を応分に負担してもらい、同時に若い世代への過度の負担増加を避け、高齢者の医療、介護サービスを維持する目的で進められている事業です。
また、制度の運営に当たっては、都道府県ごとに運営主体となる後期高齢者医療広域連合が組織され、市町村はその広域連合と連携を図りながら業務に取り組んでおり、高齢者の方々が75歳の誕生日を迎えられ、適用年齢になると、これまで加入していた国民健康保険や被用者保険から独立した後期高齢者医療制度へ移行することになります。
保険料につきましても、高齢者の経済的な負担を緩和するため、所得に応じた軽減制度が実施されるとともに、医療保険制度を持続可能なものとしていくために必要な改善が図られている状況であります。本議案は、本市が長崎県後期高齢者医療広域連合と一体となって、この後期高齢者医療制度を適正に運用していくために必要な予算であり、本市の高齢者の方々が安心して生活していくための予算であると言えます。
予算案につきましては、歳入は保険料と市の繰入金で、歳出の98.3%は広域連合への納付金です。歳出総額が年々増加する中で、
諫早市が行う管理、徴収事務にかかる経費に当たる総務費は歳出予算額の1.5%に抑えられており、妥当であると考えます。少子高齢化により、年齢別人口の割合が大きく変化する中で、医療保険制度を存続させるにはそれぞれの所得による応分の負担をしなければなりません。現行の後期高齢者医療制度は、現役世代と高齢者それぞれの負担を背景に、将来を見据えた制度設計がなされています。
以上の観点により、私は本議案に賛成いたします。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。(降壇)
44
◯議長(
田川伸隆君)[ 290頁]
以上をもって討論を終結し、採決いたします。
異議がありますので、起立により採決いたします。議案第18号に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長の報告どおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
45
◯議長(
田川伸隆君)[ 290頁]
起立多数。よって、議案第18号は、原案どおり可決されました。
次に、議案第19号「令和2年度
諫早市介護保険事業特別会計予算」に対する討論に入ります。
まず、
反対討論から。
46 ◯西田京子君 登壇[ 290頁]
議案第19号「令和2年度
諫早市介護保険事業特別会計予算」に、反対の立場で討論をいたします。
介護保険制度は、介護を必要とする状況になっても安心して生活が送れるよう、介護を社会全体で支えることを目的として、平成12年4月からスタートいたしました。介護保険制度がスタートする以前は、介護の費用は全額公費で賄われておりましたが、介護保険制度では、公費の負担を半分に減らして5割とし、残りの半分を介護保険料として、40歳以上の国民に負担させることになりました。
65歳以上の高齢者第1号被保険者の負担割合は3年ごとに人口比で見直され、3年ごとの見直しのたびに引き上げが続き、高齢者の暮らしの厳しさに追い討ちをかけるものになっております。スタート時の負担割合は17%、第6期は22%、第7期は23%の負担となりました。これは、その市町村の介護に必要な費用の23%を、65歳以上の全員で割って負担させるということであります。
介護保険制度の財源の負担割合を公費50%、保険料50%としたため、介護サービス利用が増えれば、高齢者全員の介護保険料が比例して上がるという給付と負担の連動です。今後も高齢化が進み、介護サービス利用者が増えればそれに比例して際限なく介護保険料は上がっていくことになり、高齢者だけでなく現役世代にも影響を与えます。
諫早市の介護保険料も上がり続け、第7期となる平成30年度から3年間、令和2年度までの保険料は、第6期より年額9,600円の引き上げとなっております。保険料は年金から引き落としになる特別徴収と、納付書などで支払う普通徴収があります。年金額が低い普通徴収者には滞納もあり、滞納により介護サービス利用に影響を受けた高齢者もあったということですが、介護を受けようとする高齢者が介護サービスを断念するという間題も発生しかねません。
全ての世代の生活を支え、誰もが安心して老後を迎え、手厚い介護を受けられるよう国庫負担金の増額や抜本的な制度の見直しが必要です。
諫早市としても、一般会計からの繰り入れで介護保険料の引き下げを検討されることを求めて、議案第19号「令和2年度
諫早市介護保険事業特別会計予算」に反対の討論といたします。(降壇)
47
◯議長(
田川伸隆君)[ 290頁]
次に、
賛成討論。
48 ◯大久保正博君 登壇[ 290頁]
議案第19号「令和2年度
諫早市介護保険事業特別会計予算」に対し、賛成の立場で討論をいたします。介護保険制度につきましては、我が国の高齢化率が17.4%となった平成12年にスタートをし、ことしで20年目を迎えております。この介護保険制度は、高齢者等の介護を社会全体で支え合う仕組みであり、要支援者、要介護者など、介護が必要であると認定を受けた対象者に対し、介護費用の一部を給付する制度でございます。
創設から20年が経過した現在、我が国の高齢化率は世界で最も高い28.4%と、世界最高水準で推移をしており、本市におきましてもことしは30%に達し、認知症や高齢者の単身世帯等のさらなる増加が見込まれている状況にございます。2025年には約800万人と言われます団塊の世代が後期高齢者となり、また2040年には団塊のジュニア世代が65歳以上となる、世界的にも前例のない超高齢社会のピークがやってまいります。こういう状況の中、今後、介護予防、そして医療も含めた介護保険利用者の自立等をいかに支援していくか。全ての国民が自分のこととして考え、行動を起こすべき時期が到来しており、世代を超えた、地域で支え合う包括ケアシステムの早期の構築が必要であると思っております。
「令和2年度
諫早市介護保険事業特別会計予算」につきましては、歳入歳出ともに134億8,400万円で、前年度との比較では6億9,200万円の増となっており、基金につきましても今後の高齢化の進展と給付費の伸びを考慮すれば、留保の必要性は当然であると考え、議案第19号に関しましては、
諫早市の現状からして妥当であると判断し、賛成の討論といたします。議員各位の御賛同をよろしくお願いをいたします。(降壇)
49
◯議長(
田川伸隆君)[ 291頁]
以上をもって討論を終結し、採決いたします。
異議がありますので、起立により採決いたします。議案第19号に対する
委員長報告は
原案可決であります。
委員長の報告どおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
50
◯議長(
田川伸隆君)[ 291頁]
起立多数。よって、議案第19号は、原案どおり可決されました。
次に、議案第20号「令和2年度
諫早市駐車場事業特別会計予算」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。
議案第20号に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
51
◯議長(
田川伸隆君)[ 291頁]
異議ありませんので、議案第20号は、原案どおり可決されました。
次に、議案第21号「令和2年度
諫早市墓園事業特別会計予算」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。
議案第21号に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
52
◯議長(
田川伸隆君)[ 291頁]
異議ありませんので、議案第21号は、原案どおり可決されました。
次に、議案第22号「令和2年度
諫早市水道事業会計予算」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。
議案第22号に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
53
◯議長(
田川伸隆君)[ 291頁]
異議ありませんので、議案第22号は、原案どおり可決されました。
次に、議案第23号「令和2年度
諫早市工業用水道事業会計予算」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。
議案第23号に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
54
◯議長(
田川伸隆君)[ 291頁]
異議ありませんので、議案第23号は、原案どおり可決されました。
次に、議案第24号「令和2年度
諫早市下水道事業会計予算」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。
議案第24号に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
55
◯議長(
田川伸隆君)[ 291頁]
異議ありませんので、議案第24号は原案どおり可決されました。
会議を保留し、しばらく休憩いたします。
午後4時7分 休憩
午後4時20分 再開
56
◯議長(
田川伸隆君)[ 291頁]
休憩前に引き続き、会議を開きます。午後5時になりましたら、会議時間を延長いたします。
次に、日程第3「議案第25号から議案第32号」の8議案を
一括議題とし、提案理由につき市当局の説明を求めます。まず、議案第25号。
57 ◯市長(宮本明雄君)[ 292頁]
議案第25号「副市長の選任につき同意を求めることについて」につきまして、提案理由を御説明申し上げます。
本案は、現副市長の大水敏弘氏(49歳)が令和2年3月31日付で退任し、4月1日付で国土交通省に帰任することとなりましたので、その後任の副市長を選任するに当たり、地方自治法第162条の規定により、議会の同意を必要とするため、御提案申し上げるものでございます。
候補者といたしましては、阿部寿志氏(50歳)でございます。同氏の略歴につきましては裏面に記載のとおりでございますが、阿部氏は平成7年に旧建設省に入庁され、国土交通省国土計画局大都市圏計画課課長補佐、茨城県水戸市都市計画部長、国土交通省都市局都市計画課課長補佐、広域財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター、住宅リフォーム本部長兼企画部長などを歴任され、現在は国土交通省都市局都市計画課企画専門官として奉職されており、豊かな行政経験の持ち主でございます。
人格、識見ともにすぐれ、諸課題に的確に対応していただけるものと考えており、副市長として適任と存じ、御提案申し上げるものでございます。何とぞ御同意賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
58
◯議長(
田川伸隆君)[ 292頁]
次に、議案第26号から議案第32号につきましては、同一説明者でありますので、一括して説明を求めます。
59 ◯総務部長(竹市保彦君)[ 292頁]
議案第26号「公平
委員会委員の選任につき同意を求めることについて」につきまして、提案理由を御説明申し上げます。
候補者は上川秀男氏でございます。上川氏は、平成28年5月から公平
委員会委員を務められ、現在1期目でありますが、令和2年5月22日をもって任期満了となりますので、同氏の再任について、地方公務員法第9条の2第2項の規定により、議会の同意を求めようとするものでございます。上川氏の略歴などにつきましては、裏面に記載のとおりでございます。
つづきまして、議案第27号、議案第28号及び議案第29号「固定資産評価審査
委員会委員の選任につき同意を求めることについて」につきまして、提案理由を御説明申し上げます。この3議案は、固定資産評価審査
委員会委員の選任につきまして、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意を求めようとするものでございます。
まず、議案第27号について、御説明申し上げます。
候補者は久保泰正氏でございます。久保氏は、平成17年3月から固定資産評価審査
委員会委員を務められ、現在5期目ですが、令和2年4月27日をもって任期満了となりますので、同氏の再任について御提案申し上げるものでございます。久保氏の略歴などにつきましては、裏面に記載のとおりでございます。
次に、議案第28号について、御説明申し上げます。
候補者は森永泰仁氏でございます。森永氏は、現委員の林田敏郎氏の任期が、同じく令和2年4月27日をもって満了となりますので、その後任をお願いしようとするものでございます。森永氏は、本市職員として土木部建築住宅課長を務められ、定年退職後、本市監査委員事務局建設技術調査員を務められておりました。人格、識見とも高く、固定資産評価審査
委員会委員として適任であると存じ、御提案申し上げるものでございます。
次に、議案第29号について、御説明申し上げます。
候補者は江頭忠廣氏でございます。江頭氏は、現委員の池田英行氏の任期が、同じく令和2年4月27日をもって満了となりますので、その後任をお願いしようとするものでございます。江頭氏は農業を営んでおられ、これまで本市の農業
委員会委員、小長井地域審議会委員を務められておりました。人格、識見とも高く、固定資産評価審査
委員会委員として適任であると存じ、御提案申し上げるものでございます。
続きまして、議案第30号及び議案第31号「人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて」につきまして、提案理由を御説明申し上げます。この2議案は、人権擁護委員の推薦につきまして、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めようとするものでございます。
まず、議案第30号について、御説明申し上げます。
候補者は泉野晃子氏でございます。泉野氏は、平成23年4月から人権擁護委員を務められ、現在3期目でございますが、令和2年6月30日をもって任期満了となりますので、再度、推薦をしようとするものでございます。泉野氏の略歴などにつきましては、裏面に記載のとおりでございます。
次に、議案第31号について、御説明申し上げます。
候補者は吉岡一穂氏でございます。吉岡氏は、現委員の野中秀文氏の任期が、同じく令和2年6月30日をもって満了となりますので、その後任にお願いしようとするものでございます。吉岡氏は寺院の住職として地域住民の信頼も厚く、学校関係や地域の役員を歴任され、人格、識見とも高く、人権擁護委員として適任と存じ、御提案申し上げるものでございます。
続きまして、議案第32号「教育
委員会委員の任命につき同意を求めることについて」につきまして、提案理由を御説明申し上げます。
本案は、教育
委員会委員の任命につきまして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により議会の同意を求めようとするものでございます。
現委員であります緒方正親氏の任期が令和2年4月27日をもって満了となりますので、その後任をお願いしようとするものでございます。
候補者は山口秀雄氏でございます。山口氏は、寺院の住職や保育園園長として人望も厚く、また小学校、中学校のPTA会長なども歴任されており、教育に関し識見が高く、教育
委員会委員として適任であると存じ、御提案申し上げるものでございます。
以上、7議案につきまして、説明を終わらせていただきます。よろしく御同意、御賛同賜りますよう、お願い申し上げます。
60
◯議長(
田川伸隆君)[ 293頁]
これより、
議案ごとに質疑に入ります。
まず、議案第25号「副市長の選任につき同意を求めることについて」に対する質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
61
◯議長(
田川伸隆君)[ 293頁]
なければ、これをもって議案第25号に対する質疑を終結いたします。
次に、議案第26号「公平
委員会委員の選任につき同意を求めることについて」に対する質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
62
◯議長(
田川伸隆君)[ 293頁]
なければ、これをもって議案第26号に対する質疑を終結いたします。
次に、議案第27号「固定資産評価審査
委員会委員の選任につき同意を求めることについて」に対する質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
63
◯議長(
田川伸隆君)[ 293頁]
なければ、これをもって議案第27号に対する質疑を終結いたします。
次に、議案第28号「固定資産評価審査
委員会委員の選任につき同意を求めることについて」に対する質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
64
◯議長(
田川伸隆君)[ 293頁]
なければ、これをもって議案第28号に対する質疑を終結いたします。
次に、議案第29号「固定資産評価審査
委員会委員の選任につき同意を求めることについて」に対する質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
65
◯議長(
田川伸隆君)[ 293頁]
なければ、これをもって議案第29号に対する質疑を終結いたします。
次に、議案第30号「人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて」に対する質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
66
◯議長(
田川伸隆君)[ 294頁]
なければ、これをもって議案第30号に対する質疑を終結いたします。
次に、議案第31号「人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて」に対する質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
67
◯議長(
田川伸隆君)[ 294頁]
なければ、これをもって議案第31号に対する質疑を終結いたします。
次に、議案第32号「教育
委員会委員の任命につき同意を求めることについて」に対する質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
68
◯議長(
田川伸隆君)[ 294頁]
なければ、これをもって議案第32号に対する質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第25号から議案第32号までの8議案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、
委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
69
◯議長(
田川伸隆君)[ 294頁]
異議ありませんので、議案第25号から議案第32号までの8議案につきましては、
委員会の付託を省略することに決定いたしました。
討論受付のため、しばらく、この場で休憩いたします。
午後4時31分 休憩
午後4時32分 再開
70
◯議長(
田川伸隆君)[ 294頁]
休憩前に引き続き、会議を開きます。
これより、
議案ごとに、順次、討論、採決いたします。
まず、議案第25号に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。
議案第25号は、阿部寿志君の選任に同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
71
◯議長(
田川伸隆君)[ 294頁]
異議ありませんので、議案第25号は、阿部寿志君の選任に同意することに決定いたしました。
次に、議案第26号に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。
議案第26号は、上川秀男さんの選任に同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
72
◯議長(
田川伸隆君)[ 294頁]
異議ありませんので、議案第26号は、上川秀男さんの選任に同意することに決定いたしました。
次に、議案第27号に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。
議案第27号は、久保泰正さんの選任に同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
73
◯議長(
田川伸隆君)[ 294頁]
異議ありませんので、議案27号は、久保泰正さんの選任に同意することに決定いたしました。
次に、議案第28号に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。
議案第28号は、森永泰仁さんの選任に同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
74
◯議長(
田川伸隆君)[ 294頁]
異議ありませんので、議案第28号は、森永泰仁さんの選任に同意することに決定いたしました。
次に、議案第29号に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。
議案第29号は、江頭忠廣さんの選任に同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
75
◯議長(
田川伸隆君)[ 294頁]
異議ありませんので、議案第29号は、江頭忠廣さんの選任に同意することに決定いたしました。
次に、議案第30号に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。
議案第30号は、泉野晃子さんの推薦に御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
76
◯議長(
田川伸隆君)[ 295頁]
異議ありませんので、議案第30号は、泉野晃子さんの推薦に異議なしと決定いたしました。
次に、議案第31号に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。
議案第31号は、吉岡一穂さんの推薦に御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
77
◯議長(
田川伸隆君)[ 295頁]
異議ありませんので、議案第31号は、吉岡一穂さんの推薦に異議なしと決定いたしました。
次に、議案第32号に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。
議案第32号は、山口秀雄さんの任命に同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
78
◯議長(
田川伸隆君)[ 295頁]
異議ありませんので、議案第32号は、山口秀雄さんの任命に同意することに決定いたしました。
次に、日程第4「
建設委員長中間報告(所管事務調査)」を議題とし、
委員長の報告を求めます。
建設委員長。
79
◯建設委員長(
山口喜久雄君)登壇[ 295頁]
建設委員会として所管事務調査をさせていただきましたので、その
中間報告をさせていただきます。
建設委員会の所管事務調査として、「都市公園及び市民公園のトイレ・遊具等について」調査をいたしましたので、その経過と調査内容を報告させていただきます。
まず、令和元年9月に、馬渡町の西諫早団地第2公園、津水町の津水河川広場、多良見町の中里河畔公園、喜々津中央公園、飯盛町の田結運動公園、白塚公園、早見町の未の公園・南風の海浜広場、宗方町の巳の公園・宗方公園、森山町の唐比展望公園、森山ふれあい公園、高来町の深海地区広場、三部壱公園について、主にトイレの状況を中心に
現地調査しました。市民にとって使いやすい公園になっているか、不具合はないかという視点で、項目ごとに担当する委員を決めて
現地調査を実施したところです。
調査項目としては、設備や汚水処理方法など現地と管理台帳が合致しているか、トイレ内外の清掃状況やクラックの有無、塗装の状況、水道管に凍結防止の保温材が巻かれているか、照明器具が正常に点灯するか、また、異常はないか、電灯の引き込み線が樹木に接触していないか、遊具がある公園については適切に管理されているか、その他、
現地調査した都市公園・市民公園全体に関して不具合等が生じている箇所がないかといった内容です。
次に、令和元年12月に、開設年度が古い都市公園及び市民公園の一部を対象に、同様の調査をいたしました。調査した公園は、川内町の川内町公園、高来町の宇良地区広場、小長井町の吉之丞公園、堂崎町の西諫早団地第9児童公園、久山町の久山公園、多良見町ののぞみ公園、飯盛町の船津児童遊園です。
なお、調査時期が台風の直後ということもあり、破損箇所が何箇所か見られました。主なものを上げますと、くみ取り式のトイレにおいては臭突の突端部分の破損や、外れて雨水が便槽に入り込む状況が見られました。また、多目的トイレの非常用回転灯の押しボタンの破損や自動点滅器の故障、外壁の塗装剥げ、電灯引き込み線の樹木との接触、管球の球切れ及び遊具のさびなどが散見されました。
また、一部の公園においては、「国土交通省の都市公園における遊具の安全確保に関する指針」に抵触したため、使用を禁止している遊具もありましたが、少し手を加えれば指針をクリアできるものもあると思われます。
以上のことから、これまでの
現地調査等を踏まえ、
委員会として市当局に以下の項目を提案いたします。1、公園清掃等管理委託について、清掃時に施設の破損状況等を目視し、異常が確認された場合は報告するよう委託内容等を見直すこと。2、施設の異常について、LINEなどの
アプリ及びホームページ等による市民からの通報体制を整備すること。3、通報する際の担当部署や電話番号について、蛍光塗料を使用した、目立つような通報案内板を設置すること。4、現地で確認した破損箇所の早期復旧と、今後、公園施設管理計画を策定し、計画に沿った修繕や整備を行い、安全な公園管理に努めること。
「都市公園及び市民公園のトイレ・遊具等について」は、今回、最終的な報告といたしますが、引き続き所管事務について調査してまいりますので、よろしくお願いいたします。これで、
建設委員長中間報告を終わります。(降壇)
80
◯議長(
田川伸隆君)[ 296頁]
質疑受付のため、しばらく休憩いたします。
午後4時40分 休憩
午後4時40分 再開
81
◯議長(
田川伸隆君)[ 296頁]
休憩前に引き続き、会議を開きます。
これより
委員長の報告に対する質疑に入りますが、質疑の通告がありませんので、これをもって
建設委員長中間報告(所管事務調査)に対する質疑を終結いたします。
以上をもって、
建設委員長中間報告(所管事務調査)を終わります。
以上をもちまして、
今期定例会に付議されました案件は全て終了いたしました。
お諮りいたします。
今期定例会において議決されました案件につきましては、その条項、字句、数字、その他整理を要するものがありましたら、その整理を議長に委任されたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
82
◯議長(
田川伸隆君)[ 296頁]
異議ありませんので、これら整理を要するものにつきましては、議長に委任することに決定いたしました。
ここで、大水副市長に発言を求めます。
83 ◯副市長(大水敏弘君)[ 296頁]
議長から御指名をいただきましたので、恐縮ですが退任に当たっての御挨拶をさせていただきます。
発言の機会を設けていただき、感謝を申し上げます。私は、平成29年7月に着任以来、2年9カ月、副市長として主に建設部及び施設関係につきまして、市長を補佐する任務を務めてまいりました。この間、市議会の皆様初め、市役所の皆様、市民の皆様、関係機関の皆様には、大変お世話になりました。皆様のおかげで様々な方々とふれあう機会もございました。各地域で活動されている方々、諫早の魅力発信に努めている方々、農業や飲食を初めとして地場の産業で活躍されている方々、あるいは大学、高校、中学の生徒たち、こうした方々とのつながりは私にとっても貴重な財産となりました。
諫早をめぐる状況、あるいは地方都市をめぐる状況は、これまでも、そしてこれからも変化していくと思います。そうした中においても、やはり地場の産業や将来を担う若い人たちの声を大事にしていく必要があるなと感じた次第でございます。そして、諫早には大変豊かな自然がございます。三つの海あり、山あり、地下水あり、世界に誇れる環境ではないかと思っております。特にスポーツやグルメのまちとして大いなる
可能性を秘めた都市ではないかと感じました。私自身といたしましても、今後とも諫早をしっかり見つめてまいりたいと考えております。
最後になりますが、ここにおられる皆様、そして市民の皆様の御健勝、御活躍を祈念いたしまして、私の挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。
84
◯議長(
田川伸隆君)[ 296頁]
次に、市長から発言の申し出があっておりますので、発言を求めます。
85 ◯市長(宮本明雄君)登壇[ 296頁]
閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
今期定例会は、2月28日から本日まで予定されていた会期を短縮し、21日間の開催となりましたが、議員の皆様におかれましては、提出いたしました各案件につきまして、本会議並びに各
委員会を通じ、慎重かつ熱心な御審議を賜り、それぞれ御承認、御決定をいただきましたことに、厚く御礼を申し上げます。
今期定例会における代表質問、一般質問、並びに議案質議で頂戴いたしました御意見等につきましては、今後の市政運営に生かしてまいりたいと存じます。追加上程をいたしました人事案件につきましても、特段の御配慮を賜り、特に副市長の選任につきましては、議員各位の御同意をいただき、誠にありがとうございました。阿部新副市長には、これまでの国政等での豊富な経験を生かして、本市の発展に大いに御貢献いただけるものと期待をしているところでございます。
また、先ほど御挨拶がございましたけれども、3月31日をもちまして退任される大水副市長におかれましては、平成29年7月の御就任以来、2年9カ月にわたり市政発展のため御尽力をいただきましたことに深く感謝を申し上げる次第でございます。大水副市長の今後ますますの御活躍をお祈りいたしますとともに、引き続き御指導、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
国営諫早湾干拓事業につきましては、漁業被害を訴える漁業者らが原告となり、国に対して潮受堤防排水門の開門を求めて、平成22年3月と翌年3月に相次いで提訴されておりました、いわゆる長崎2次、3次開門請求訴訟について、今月10日、原告らの請求を棄却するとの判決が、長崎地裁から出されました。これは、開門を認めないとの
方向性が示された昨年6月26日の最高裁判決に沿ったものであり、本市の考え方にも合うものと考えております。
新型コロナウイルス感染症につきましては、去る13日に新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正法が成立し、その対策が法的にも位置づけられたところでございます。現在、欧米諸国など、少なくとも20の国と地域において非常事態や緊急事態が宣言されており、WHO世界保健機構におきましても世界的な大流行、パンデミックが発生しているとの認識が示され、世界経済への影響も危惧されております。
今月17日現在の国内の感染者数は、症状のない方を含め829例が報告されており、本県におきましては、去る14日に1例目となる感染者が壱岐市で確認され、現在所管の保健所において本人及び濃厚接触したと見られる方々の健康観察を行っているとの情報を得ているところでございます。本市におきましては、政府の
新型コロナウイルス感染症対策の基本方針を踏まえ、感染の拡大を防止する観点から、今月2日から小・中学校を臨時休校としたほか、多数の人が集まるイベント等の中止や各種施設の休館などの措置を講じたところでございます。
今回の一連の措置により、市民の皆様には大変な御迷惑をおかけしておりますが、何とぞ御理解と御協力をお願いいたします。また、今月16日には
諫早市新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、即応体制を整備するとともに引き続き情報の収集や共有等を行ってまいりたいと存じます。今後の状況によっては、特別の措置が必要となる
可能性もございますので、国、県及び関係団体等と十分に連携を図りながら、財政支援策などを含め、適切に対応してまいる所存でございます。
新型コロナウイルスによる影響は、スポーツ界にも及んでおります。選抜高等学校野球大会中止の決定により、あこがれの舞台での活躍を期して準備をしてきた創成館高等学校野球部の選手たちを初め、中止や延期が決定した各種の競技大会等に出場予定であった選手、関係者の皆様には誠に残念な状況ではございますが、この経験を糧に、一層の御活躍を期待したいと存じます。
桜前線の北上とともに、日一日と暖かさを増し、待ちわびた春の訪れが感じられるようになりました。春は別れの季節であると同時に、新たな旅立ちの季節でもございます。去る17日には中学校で、また昨日は小学校で卒業式が行われました。
新型コロナウイルス感染症対策のため、式典の規模や時間を縮小して実施するなど、例年とは異なる卒業式となりましたが、子どもたちはそれぞれに大きな夢と希望を胸に、たくさんの思い出が詰まった学び舎を巣立っていきました。
また、市職員におきましては、この3月末をもちまして、ここに出席しております毎熊農林水産部長を初め、26名の職員が退職をいたします。長年にわたり市政の発展に御貢献をいただきました御労苦に対しまして、議員の皆様方とともに感謝の意を表したいと存じます。誠にありがとうございました。
最後になりましたが、季節の分かれ目と共に体調を崩しやすい時期でございます。議員各位におかれましては、体調管理には十分御留意をされ、御活躍いただきますようお願い申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。(降壇)
86
◯議長(
田川伸隆君)[ 298頁]
閉会に当たりまして、私からも一言御挨拶を申し上げます。
2月28日に開会いたしました令和2年第1回定例会は、新年度の一般会計予算など各案件につきまして慎重な審議の上、いずれも適切なる御決定をいただき、ここに全ての日程を終了し、本日閉会の運びとなりました。
新型コロナウイルス感染症に関する対策の一環といたしまして、今定例会の会期を繰り上げて閉会する御決定をいただくなど、会期中における議員各位の議事運営への御協力に対しまして、心から感謝を申し上げる次第であります。また、
新型コロナウイルス感染症拡大防止の対応に日々追われる中、市長を初め、執行機関の各位におかれましては、常に真摯な態度を持って審議に協力されましたことに、深く敬意を表します。議員各位から述べられました意見等につきましては、今後の市政運営に際しまして、十分反映されますよう要望する次第であります。
国内はもとより、世界を震撼させております
新型コロナウイルス感染症に関しましては、今定例会中にもさまざまな動きがあり、今後も予断を許さない状況になってきております。既に、市民生活に多大な影響を及ぼし、経済的にも大きな打撃となっています現況を打破する決定的な対策を見いだせない中、それぞれの立場で何ができるかを私たち一人一人が考え、実行に移すことが今は当面の対策だと思っております。
さて、
諫早市議会基本
条例が施行され、7年が経過いたしました。これまで、
条例に基づきさまざまな取り組みが行われてまいりましたが、引き続き市民に信頼される議会を目指し、二元代表制の趣旨を踏まえ、市政運営の監視とともに政策提案や提言など、積極的に行っていくことができる体制づくりの構築をさらに図ってまいりたいと考えております。
最後になりますが、大水副市長におかれましては、本市の将来の礎を築く大切な時期に、副市長として本市の行政を牽引していただき、心からお礼申し上げます。今後とも御指導、御助言を賜りますよう、お願い申し上げます。また、今月末をもちまして退職されます職員の皆様におかれましては、これまで長年にわたり市政運営に卓越した手腕を発揮していただきました。その御労苦に対しまして、心から敬意と感謝を申し上げる次第でございます。退職後におかれましても、引き続き本市のまちづくりに御尽力、御協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
結びに、桜の開花便りも届き始めることとなり、春の暖かさを一段と感じられる季節となりましたが、まだまだ気温の変化が激しい時期でもあります。皆様方におかれましては、くれぐれも体調管理に御留意いただき、今後ともさらなる市政の発展のため、一層の御尽力を賜りますようお願い申し上げ、閉会の挨拶といたします。誠にありがとうございました。
これをもって、令和2年第1回
諫早市議会定例会を閉会いたします。お疲れさまでした。
午後4時55分 閉会
上記、会議録を調製し署名する。
諫早市議会議長 田 川 伸 隆
会議録署名議員 松 永 隆 志
会議録署名議員 坂 口 慎 一
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