議案第82号に対する
委員長報告は、
原案可決であります。
委員長の
報告どおり決定することに御
異議ありませんか。
(「
異議なし」と言う者あり)
27
◯議長(
田川伸隆君)[ 231頁]
異議ありませんので、
議案第82号は
原案どおり可決されました。
次に、
請願第3号「
教職員定数改善と
義務教育費国庫負担制度堅持のための2020年度
政府予算に係る
意見書採択の
請願書」に対する
討論に入りますが、
討論の
通告がありませんので、これをもって
討論を終結し、採決いたします。
請願第3号に対する
委員長報告は、採択とするものであります。
委員長の
報告どおり採択することに御
異議ありませんか。
(「
異議なし」と言う者あり)
28
◯議長(
田川伸隆君)[ 231頁]
異議ありませんので、
請願第3号は採択することに決定いたしました。
次に、日程第2「
意見書案第2号及び
意見書案第3号」を
一括議題とし、
提案理由につき、
提出者の
説明を求めます。
まず、
意見書案第2号。
29
◯森多久男君
登壇[ 231頁]
意見書案第2号「
教職員定数改善と
義務教育費国庫負担制度堅持のための2020年度
政府予算に係る
意見書」の提出について、
諫早市議会会議規則第14条の規定により提出をいたします。
提出者は私、
森多久男、
賛同者は
中村太郎議員、
湯田清美議員、
大久保正博議員、
坂口慎一議員、
福田美子議員、
西田京子議員、
田添政継議員、以上いずれも
教育福祉委員でございます。
それでは、
意見書を読み上げて御提案申し上げます。
教職員定数改善と
義務教育費国庫負担制度堅持のための2020年度
政府予算に係る
意見書。
教育現場における課題が複雑化する今日、子どもたちの「ゆたかな学び」を実現するためには、
教職員の安定的な確保が不可欠であり、特に小学校においては、平成30年度より「新学習指導要領」の移行期間に入っており、外国語教育実施等による授業時間数の調整への対応等が必要となってくる。
また、長時間労働の是正など「働き方改革」の推進の観点から、10年以上新たな定数改善計画が策定されていない状況を考えると、
教職員定数改善は喫緊の課題と言える。
現在約6万人いる加配定数については、政策目的や地域の実情に応じた定数措置を可能にするものとして一定評価はするものの、その人数については、毎年度の予算措置によって決まることから、地方自治体にとって、安定的・計画的な
教職員の採用・配置につながりにくいという課題もあり、今後、客観的条件に応じて算定される基礎定数の拡充を目指すべきと考える。
加えて、離島や過疎地域の僻地学校が全体の3割を占める本県においては、特に財源の確保はもとより、市町村の財政力の差によって義務教育における教育水準に格差が生じないようにすることは、憲法の要請するところでもあり、したがって、「義務教育費国庫負担制度」の堅持は不可欠である。
よって、国におかれては、地方教育行政の実情を十分に認識され、計画的な義務教育の実現に向け、下記の措置を講じられるよう強く要望する。
1、計画的な
教職員の配置に向けた、新たな
教職員定数改善計画を策定すること。
2、教育の
機会均等と水準の維持向上を図るため、義務教育費国庫負担制度を堅持すること。
以上、
地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。
令和元年12月18日、
諫早市議会。
提案理由、子どもたちの豊かな学びを実現するため、計画的な
教職員の配置に向けた、新たな
教職員定数改善計画を策定すること。また、教育の
機会均等と水準の維持向上を図るため、義務教育費国庫負担制度を堅持することを要望するもの。
以上でございます。議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。(降壇)
30
◯議長(
田川伸隆君)[ 231頁]
次に、
意見書案第3号。
31 ◯
山口喜久雄君
登壇[ 231頁]
意見書案第3号「有明海沿岸
道路(鹿島~
諫早)の『新たな広域道路交通計画』での幹線道路としての位置付け並びに重要物流
道路・地域高規格
道路としての路線指定を求める
意見書」(案)を別紙のとおり
諫早市議会会議規則第14条の規定により提出をさせていただきます。
提出者は私、
建設委員長、
諫早市議
会議員
山口喜久雄でございます。
賛同者は同じく
建設委員会のメンバーで、林田保議員、田中哲三郎議員、北坂秋男議員、北島守幸議員、松尾義光議員、村川喜信議員、以上のメンバーでございます。
意見書案を読み上げて提案にかえさせていただきたいと思います。
意見書案第3号「有明海沿岸
道路(鹿島~
諫早)の『新たな広域道路交通計画』での幹線道路としての位置付け並びに重要物流
道路・地域高規格
道路としての路線指定を求める
意見書」。
佐賀県鹿島市から太良町、長崎県
諫早市に至る地域は、幹線
道路が一般国道207号のみであるため、平成28年4月の「熊本地震」や平成29年7月の「九州北部豪雨」、昨年の平成30年7月の「西日本での豪雨」、加えて、本年8月には大雨によるのり面崩壊により、九州横断自動車道(長崎自動車道)の一部が通行止めになり、高速交通ネットワークが長期間分断されたことも踏まえ、災害時などに人々の移動や物流を確保し、救急医療にも対応できる「命の道」としての代替
道路や避難ルートの
整備が求められております。
有明海沿岸地域の福岡県、熊本県、佐賀県、長崎県の各地域においては、現在、沿岸地域を環状に結ぶ高速交通ネットワークを形成する5本の地域高規格
道路整備が着実に進められておりますが、鹿島市から
諫早市までの延長約50キロメートル区間(以下「当該区間」という。)は、広域
道路整備基本計画では検討区間となっており、明確な計画の位置づけがないために、いまだ高速交通ネットワークの空白区間となっております。
このように環状交通網が途切れた、いわゆるミッシングリンクの状況では、本来の機能が発揮されず、「人・物・情報」の動きが鈍く、災害に強い
道路ネットワーク、広域的な交流・物流ネットワークの確保など、平常時・災害時を問わない安定的な輸送が厳しい状況にあるほか、当該区間は、九州横断自動車道、長崎空港、九州佐賀国際空港や
令和4年度開業予定の九州新幹線西九州ルートなどの高速交通
施設へのアクセスが不十分であることからも、地域の一体的発展の障害になっているものであります。
これらの諸問題を解消し、災害に強い
道路の
整備と有明海沿岸地域の一体的な発展を図るためには、鹿島市から太良町、
諫早市間において、地域間の相互交流及び連携機能を有する有明海沿岸
道路や島原
道路と一体となった高速交通ネットワークの早期
整備が必要であることから、現在、検討が進められている「新たな広域道路交通計画」での幹線道路としての位置づけを行うように要望するとともに、本年度内に予定されている「重要物流
道路の二次指定」及び「地域高規格
道路の再編・指定」においても、当該区間の路線指定を行うよう強く要望します。
以上、
地方自治法第99条の規定に基づき
意見書を提出します。
令和元年12月18日、
諫早市議会。
提案理由、有明海沿岸
道路(鹿島~
諫早)の「新たな広域道路交通計画」での幹線道路としての位置付け並びに重要物流
道路・地域高規格
道路としての路線指定を求めるものでございます。どうか、皆様の賛同をよろしくお願い申し上げます。(降壇)
32
◯議長(
田川伸隆君)[ 232頁]
これより、
意見書案ごとに
質疑に入ります。
まず、
意見書案第2号「
教職員定数改善と
義務教育費国庫負担制度堅持のための2020年度
政府予算に係る
意見書」に対する
質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
33
◯議長(
田川伸隆君)[ 232頁]
なければ、これをもって
意見書案第2号に対する
質疑を終結いたします。
次に、
意見書案第3号「有明海沿岸
道路(鹿島~
諫早)の『新たな広域道路交通計画』での幹線道路としての位置付け並びに重要物流
道路・地域高規格
道路としての路線指定を求める
意見書」に対する
質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
34
◯議長(
田川伸隆君)[ 232頁]
なければ、これをもって
意見書案第3号に対する
質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております
意見書案第2号及び
意見書案第3号につきましては、
会議規則第37条第3項の規定により、
委員会の付託を省略したいと思います。これに御
異議ありませんか。
(「
異議なし」と言う者あり)
35
◯議長(
田川伸隆君)[ 232頁]
異議ありませんので、
意見書案第2号及び
意見書案第3号は、
委員会の付託を省略することに決定いたしました。
討論受付のため、しばらくこの場で休憩いたします。
午前11時35分 休憩
午前11時36分 再開
36
◯議長(
田川伸隆君)[ 233頁]
休憩前に引き続き
会議を開きます。
これより、順次、
討論、採決いたします。
まず、
意見書案第2号に対する
討論に入りますが、
討論の
通告がありませんので、これをもって
討論を終結し、採決いたします。
意見書案第2号は
原案どおり可決することに御
異議ありませんか。
(「
異議なし」と言う者あり)
37
◯議長(
田川伸隆君)[ 233頁]
異議ありませんので、
意見書案第2号は
原案どおり可決されました。
次に、
意見書案第3号に対する
討論に入りますが、
討論の
通告がありませんので、これをもって
討論を終結し、採決いたします。
意見書案第3号は
原案どおり可決することに御
異議ありませんか。
(「
異議なし」と言う者あり)
38
◯議長(
田川伸隆君)[ 233頁]
異議ありませんので、
意見書案第3号は
原案どおり可決されました。
お諮りいたします。今期定例会において議決されました案件につきましては、その条項、字句、数字、その他整理を要するものがありました場合、その整理を
議長に委任されたいと思います。これに
異議ありませんか。
(「
異議なし」と言う者あり)
39
◯議長(
田川伸隆君)[ 233頁]
異議ありませんので、これら整理を要するものにつきましては、
議長に委任することに決定いたしました。
ここで、市長から発言の申し出があっておりますので、発言を求めます。
40 ◯市長(宮本明雄君)
登壇[ 233頁]
閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
今期定例会は、11月29日から本日までの20日間にわたり開催されましたが、議員の皆様におかれましては、提出いたしました各案件につきまして、本
会議並びに各
委員会を通じ、慎重かつ熱心な御審議を賜り、それぞれ御承認、御決定をいただきましたことに厚く御礼を申し上げます。今期定例会における一般質問並びに
議案審議で頂戴いたしました御
意見等につきましては、今後の市政運営に生かしてまいりたいと存じます。
今期定例会に提案しておりました
諫早市西諫早スポーツ広場条例(案)につきましては、
議案審議での御
意見などを謙虚に受けとめ、適切に処理してまいる所存でございます。
長崎県県央振興局の庁舎の新築移転につきましては、交通の利便性も高く、現庁舎からの移転にも適した立地条件を備えており、本市がかねてから移転先として提案をしておりました、
永昌東町JR
諫早駅北側の先行取得用地に新庁舎を
整備するという方針が長崎県から示されました。県央振興局を含む地方機関の再編などについても、来年度末ごろをめどに、実施案を策定する予定であると伺っており、本市といたしましては、今後とも新庁舎の早期
整備に向けて協力をしてまいりたいと存じます。
去る12月7日から8日にかけまして、干拓の里におきまして、
諫早地方農業まつりが市内外から多くの来場者を集め、開催されました。本市のすぐれた農畜産物を紹介するイベントを通じまして、消費者と生産者の交流促進や地場産品のさらなる消費拡大が図られることを期待しているところでございます。
12月10日、本市としては27年ぶりとなる大相撲の地方巡業「
諫早場所」が
諫早市中央体育館(内村記念アリーナ)において開催されました。横綱白鳳関、鶴竜関を筆頭に、本場所さながらの白熱した取組のほか、巡業でしか見ることができない相撲甚句や初切も披露され、観戦に訪れた多くの方々が、国技のすばらしさを体感するよい
機会になったものと考えております。
12月10日から韓国で開催されておりますEAFFE─1サッカー選手権大会において、本市高来町出身でJリーグのFC東京に所属する田川亨介選手が、同じく本県出身で本市にもゆかりのある森保一監督率いるサッカー日本代表に選出され、14日に行われた試合では、自身の代表初ゴールを決めるなど、活躍を見せてくれております。来年に控えた東京2020オリンピックへの出場も大いに期待される田川選手の活躍を、今後も
市民の皆様とともに応援してまいりたいと存じます。
また、今月28日には、トランスコスモススタジアム長崎において、サッカーのキリンチャレンジカップ2019U(アンダー)22日本代表対U(アンダー)22ジャマイカ代表の開催が予定されております。本市でサッカーの国際試合が開催される数少ない
機会でもございますので、観戦される
市民の皆様には、ぜひ国際試合が持つ独特の緊張感や興奮を体感していただければと考えております。
また、昨日、オリンピック組織
委員会から、121日間に及ぶ聖火リレーのルートが公表され、本市では、来年5月8日に
諫早駅前から中央交流
広場までの区間で聖火リレーが実施されることとなりました。
市民の皆様におかれましては、ぜひ
沿道にて御声援をいただきまして、この記念すべき日を盛り上げていただければと存じます。
10月18日から20日まで、広島市で開催されておりましたU20・U18日本陸上競技選手権大会において、U18女子やり投げに出場した
諫早高等学校の寺田奈津美選手と、同じくU18女子三段跳に出場した本市在住で純心女子高等学校の佐伯舞子選手が、見事に優勝されるなど、郷土の若きアスリートが全国の舞台で大きな活躍を見せてくれました。
また、今月22日、京都で開催される全国高等学校駅伝大会に
諫早高等学校陸上部女子が2年ぶり25回目の出場をいたします。郷土の代表としての誇りを胸に、師走の都大路を力走する選手たちに、
市民の皆様とともに、熱い声援を送りたいと考えております。
年が明けまして、1月4日から2月2日まで、
諫早市美術・歴史館におきまして、中村馨コレクション「書・日本画」を開催いたします。今回の企画展示は、故中村馨氏が郷土を代表する作家による芸術作品を地元に残し伝えることを願い、収集されていた作品の数々でございまして、氏の御遺志に基づきまして、御遺族から本市に御寄贈いただいたものでございます。本市が輩出した画家、八十島叉橋の日本画を初め、幕末における長崎屈指の豪商であった小曽根乾堂の書など50点を展示いたします。この
機会に郷土の作家が生み出した芸術作品の数々をぜひ御鑑賞いただきたいと存じます。
1月10日には、新春を飾る
消防出初め式を、また1月12日には成人式を開催いたします。御多忙のこととは存じますが、議員の皆様を初め、多くの
市民の皆様の御来場をお待ちいたしております。
さて、
令和元年も残すところあと10日余りとなりました。これから一段と寒さが厳しくなってまいります。議員の皆様におかれましては、体調には十分御留意をされ、御健勝にて輝かしい新年をお迎えいただきますよう祈念申し上げまして、閉会の御挨拶とさせていただきます。この1年間、まことにありがとうございました。(降壇)
41
◯議長(
田川伸隆君)[ 234頁]
閉会に当たりまして、私からも一言御挨拶を申し上げます。
11月29日に開会いたしました
令和元年第5回定例会は、各案件につきまして慎重な審議の上、いずれも適切なる御決定をいただき、ここに全ての日程を終了し、本日閉会の運びとなりました。
会期中における議員各位の議事運営への御協力に対しまして、心から感謝を申し上げる次第であります。
また、市長を初め、執行機関の各位におかれましては、常に真摯な態度をもって審議に協力されましたことに深く敬意を表します。
議員各位から述べられました
意見等につきましては、今後の市政運営に際しまして十分反映されますよう要望する次第であります。
次に、本日
全会一致で可決されました「有明海沿岸
道路(鹿島~
諫早)の『新たな広域道路交通計画』での幹線道路としての位置付け並びに重要物流
道路・地域高規格
道路としての路線指定を求める
意見書」及び「
教職員定数改善と
義務教育費国庫負担制度堅持のための2020年度
政府予算に係る
意見書」につきましては、速やかに国の関係機関に送付し、必要な措置を講ずるよう要請いたします。
さて、
諫早市議会では、去る11月19日から21日までの3日間、
議会基本
条例に基づき第7回
議会報告会「わがまちトーク」を市内3会場で開催いたしました。人口減少時代の流れの中で、今後の
諫早市に必要な取り組みをメーンテーマとして、少子化対策と子育て支援、高齢化対策、地域の活性化策について、
市民の皆様と
意見交換を行ったところです。
今後も
議会報告会の開催などを通じて、
市民の御
意見を伺いながら、本市の課題は何か、解決すべきことは何か、
議会として政策や制度を見ていく、いわゆる
議会としての自覚、視点を持って市政や
まちづくりに反映していく必要があると考えております。