ことしは梅雨時期でありました6月下旬から7月上旬にかけまして、平成30年7月豪雨が発生し、特に西日本では河川の氾濫、
土砂災害等によりまして、多くの死傷者や住宅の全壊、道路の損壊など、甚大な被害をもたらしました。この豪雨によりお亡くなりになられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被害に遭われた皆様方に心からお見舞いを申し上げます。
今回の豪雨では、気象庁が平成25年に特別警報の運用を開始して以来、長崎県において初めてとなる
大雨特別警報が、7月6日、本市のほか県内各地に発表され、
土砂災害発生の危険性が高まったため、
諫早市災害対策本部を設置するとともに、市内全域に避難勧告を発表いたしました。
市内13カ所に開設いたしました避難所におきまして、173世帯、308名の方々が避難されたところでございます。
幸いにして、人命にかかわるような事案はございませんでしたが、多いところで2日間の累計雨量が312ミリに達し、農地・
農業用施設及び林道では、約1億500万円に上る被害が発生しており、これらの被害を速やかに復旧するための予算を本議会に提出いたしております。
なお、被災地の支援といたしましては、給水支援のため
本市上下水道局職員12名を愛媛県宇和島市へ派遣するとともに、保健師等3名の職員を岡山県倉敷市に派遣し、避難所での保健業務の支援に当たらせたところでございます。
本年は既に21個の台風が発生し、例年と比較しても多い状況でございますので、今後も
気象情報等に細心の注意を払いながら、気を緩めることなく防災に万全を期してまいりたいと思っております。
6月15日、国におきましては、
経済財政運営と改革の基本方針2018、いわゆる骨太の方針が閣議決定されました。
この中で、
少子高齢化や社会保障の安定財源を確保するとともに、現役世代の不安等に対応するため、来年10月1日からの消費税率10%への引き上げに伴う需要変動に対して、臨時・特別の措置を2019年度、2020年度の当初予算で講じることが明記されました。
本市といたしましても、今後の国の動向を見きわめながら適切に対応してまいりたいと存じます。
九州新幹線西九州ルートにつきましては、先月19日に開催されました
与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム九州新幹線(
西九州ルート)
検討委員会におきまして、フリーゲージトレインについては、
山陽新幹線への乗り入れが困難であることから断念せざるを得ないとの考えが示されました。
今後は、フル規格及び
ミニ新幹線の整備方式の得失を総合的に検討した上で、いずれかを選択するとの
中間取りまとめが発表されました。
これにより、議論に一定の前進が見られたところでございますが、地元負担の軽減策を含めた今後の整備方針を示すに至らなかったことは、大変残念に思っております。
本市といたしましては、今月7日と8日の2日間、平成34年度中の開業の着実な実施や、
対面乗換方式が長期化することなく、
全線フル規格化による整備等について、本県選出の国会議員や
国土交通大臣など、関係者に対し要望活動を行ったところでございます。
今後、
新幹線開業効果が最大限発揮できる
西九州ルートのあり方について、県や
関係自治体等と連携を図りながら、
国等関係機関に対し働きかけてまいる所存でございます。
諫早駅周辺整備事業につきましては、今月4日、JR九州の在来線と島原鉄道の新駅舎の営業開始に合わせ、
諫早駅自由通路の供用を開始したところでございます。
完成いたしましたのは事業全体の一部ではございますが、市民や駅利用者の皆様の利便性が向上したものと思っております。
また、交流広場、バス待合所、店舗、ホテル、
マンション等が計画されている再開発ビル及び
駅前交通広場につきましては、関係機関との連携を図りながら早期の着工に努め、
新幹線開業に合わせた着実な整備を推進してまいりたいと考えております。
国営諫早湾干拓事業をめぐる動きにつきましては、平成22年の
福岡高裁確定判決の執行力の排除を求めて国が提起した
請求異議訴訟について、先月30日、福岡高裁は、国が敗訴した一審の佐賀地裁の判決を取り消し、確定判決に基づく強制執行を許さないとする判決を出され、結果として、開門を命じた平成22年の
福岡高裁確定判決が事実上無効となりました。
また、国が漁業者に支払っている
間接強制金についても、強制執行を停止する旨の判断がなされたところでございます。
これに対しまして、今月10日、開門を求める方々は判決を不服として上告されております。
本市といたしましては、今後の裁判の流れを注視するとともに、地元住民に被害が及ばないよう、引き続き、防災、農業、漁業、環境の視点から、市民の安全安心を守ることを第一に考え、県や関係団体とともに適切に対応してまいりたいと存じます。
それでは、市政の主要な事項につきまして御説明申し上げます。
【こどもの城】
今月11日、こどもの城の来館者が100万人を超えました。
平成21年3月の開館以来、9年ほどでの達成であり、白木峰高原の雄大な自然の中で、人と人とがふれあい、きずなを強めていく場として、また、
子どもたちの生きる力を培う場として、多くの方々に御利用いただいた結果であると思っております。また、
ボランティアや地域の方々には、
子どもたちの成長を共に支えていただいていることに感謝申し上げたいと存じます。
なお、本年10月と来年2月には、こどもの城10周年記念事業といたしまして、スタッフや
ボランティア、市内の教員や保育士等を対象にシンポジウムを開催することとしており、今後も人材育成をさらに充実させ、
子育て環境の向上を図ってまいりたいと考えております。
【教育環境の充実】
学校施設の整備につきまして、
子どもたちの安全性の確保のため最優先に進めてまいりました校舎の
耐震化工事や、屋内運動場の
つり天井撤去工事については今年度で終了する予定でございます。
本年4月、
学校環境衛生基準の改正により、望ましい教室の温度が、10度以上30度以下から、17度以上28度以下へ変更されました。
また、今夏が例年にない酷暑であったことや、政府が全ての
公立小中学校にエアコンを設置するための予算措置を図る方針を固めたこと等を踏まえ、
子どもたちの安全と健康を第一に考え、
市内小中学校の普通教室と利用頻度の高い特別教室への
エアコン設置を進めるべきであると判断した次第でございます。
設置に当たりましては、本市にとりましても、相当な財政負担となりますので、国の予算編成などの状況も踏まえ、予算の計上時期について適切に判断してまいりたいと存じます。
本年6月の大阪府北部を震源とする地震による
ブロック塀倒壊事故を受けまして、本市におきましても、学校施設を含む公共施設の調査を実施した結果、建築基準法に適合しない恐れのある
ブロック塀が36カ所確認されました。このうち、特に緊急を要する学校施設の
ブロック塀は15カ所であり、撤去や改修等の安全対策をほぼ完了させたところでございます。
学校以外の施設につきましても、順次必要な対策を講じてまいりたいと考えております。
また、学校給食につきましては、現在、
東部学校給食センターの
調理業務等について、民間に委託し効率化を図っておりますが、
西部学校給食センターの
調理業務等におきましても、来年度の2学期をめどに、民間委託に移行したいと考えております。今後も、効率的で安全安心な給食を提供できるよう努めてまいりたいと存じます。
【スポーツの分野での活躍】
第100回
全国高等学校野球選手権大会に出場しました創成館高校は、初戦で破れはしましたが、8月9日、長崎県にとって特別な日に、強豪相手に最後まで諦めることなく戦い抜かれました。夢の大舞台で躍動された選手たちの健闘をたたえたいと思います。
7月26日から今月20日までの期間、平成30年度
全国高等学校総合体育大会が東海各地において開催され、
長崎日本大学高等学校3年生の桂嵐斗選手が、
柔道男子個人66キロ級において見事優勝に輝きました。
今月21日から24日まで、島根県松江市で開催されました平成30年度
全国中学校体育大会・
全日本中学校バレーボール選手権大会において、
諫早中学校女子バレーボール部が準優勝されました。
次代を担う若い世代の今後の活躍が楽しみであり、本市のますますのスポーツの振興につながっていくものと期待しております。
また、インドネシア・ジャカルタで開催されております
アジア競技大会におきまして、今月25日、本市出身の
井上大仁選手が
マラソン競技に出場し、2時間18分22秒で見事優勝され、日本勢では32年ぶりとなる金メダルを獲得されました。2020年
東京オリンピックでの活躍が大いに期待されるところであり、郷土出身の若きトップアスリートを市民の皆様とともに応援してまいりたいと思っております。
【文化の振興】
現在、佐賀市を主会場として開催されております肥前さが
幕末維新博覧会の
関連イベントといたしまして、今月11日から、佐賀市歴史民俗館(旧古賀銀行)において、親類同格展が開催されております。
同展は、江戸時代の佐賀藩において、親類同格に位置づけられた多久家、武雄鍋島家、須古鍋島家、諫早家の領地であった多久市、武雄市、白石町、本市の4市町合同で、各家が果たした役割等について紹介したものでございます。
初日には、4市町と地元佐賀市の首長等の出席のもと、オープニングセレモニーが挙行されました。来年1月14日までの展示となっておりますので、この機会にぜひ御鑑賞いただきますようお願いいたします。
【平和行政の推進】
今月9日、長崎市において
平和祈念式典が開催され、安倍首相を初め、現職の
国連事務総長として初めて
グテーレス事務総長が参列されました。
私も式典に出席し、世界の恒久平和、核兵器のない世界の実現に向け、核保有国に対し、
核兵器廃絶へのメッセージを発信し続けることが大切であると感じたところでございます。
本市といたしましても、
平和都市諫早宣言の理念に基づき、平和のつど
いや被爆体験講話会等の開催を通じて、平和の尊さと原爆の恐ろしさ、悲惨さを次世代に継承していきたいと存じます。
なお、核の惨禍を知る被爆国の声を世界に伝える活動を実施する
高校生平和大使に、本市から初めて諫早高校2年生の山西咲和さんが選出され、今月26日から本日まで、スイス・ジュネーブの
国連欧州本部を訪問されております。平和に関する若い世代の活動に大いに期待しているところでございます。
【農業の振興】
先月9日の梅雨明け以降、今月30日までの降水量の合計は79ミリであり、特に8月につきましては、平年値212.5ミリに対し、75ミリと異常な少雨の状況でございます。
また、
農業用ため池の貯水率についても、先月25日の平均86%に対し、今月30日現在で37%と急激に減少しております。このような少雨の状況から、農業用水の不足による農作物への影響が懸念されるため、今月6日、農林水産部内に
渇水対策連絡室を設置いたしました。
農産物の渇水被害を軽減するため、市所有の
揚水ポンプ等の貸し出しのほか、ポンプの購入やリース等に伴う農家負担の軽減を図ってまいりたいと存じます。
【
乗合タクシー運行事業】
乗合タクシー運行事業につきましては、早見地区、本野地区、小江・深海地区に続きまして、実証実験で運行のめどが立った、
上大渡野地区について本格運行を10月2日から予定しております。
先月、事業者や
地元代表者等を委員とする
地域公共交通会議において、
事業計画書が了承され、必要な手続を進めているところでございます。
今後とも、地域の実情に即した
輸送サービスの実現により、
公共交通空白地域における市民の皆様の買い物や通院等の移動手段を確保し、利便性の向上を図ってまいりたいと考えております。
以下、主な提出議案につきまして、概略を御説明申し上げます。
議案第50号は、(仮称)久山港
スポーツ施設の
サッカー広場人工芝コート整備工事について、請負契約を締結しようとするものでございます。
議案第51号「平成30年度
諫早市一般会計補正予算(第2号)」は、2億1,150万円を追加計上するもので、補正後の総額は640億6,250万円となり、前年度同期と比較して3.0%の減となります。
議案第52号及び議案第53号は、
国民健康保険事業及び
介護保険事業の各特別会計に係る平成30年度の補正予算でございます。
なお、追加議案として、人事案件と平成29年度各会計決算の認定に関する議案などを予定しております。
以上、総括的に申し述べましたが、詳細につきましては、担当部局長から説明をいたします。何とぞよろしく御審議を賜りますようお願い申し上げまして、私からの総括説明を終わらせていただきます。ありがとうございました。(降壇)
4 ◯議長(松本正則君)[18頁]
次に、日程第3「報告第12号及び報告第13号」の報告2件を一括議題とし、市当局の説明を求めます。
報告第12号及び報告第13号につきましては、同一説明者でありますので、一括して説明を求めます。
5
◯建設部長(矢竹秀孝君)[18頁]
報告第12号「専決処分の報告について」御説明申し上げます。
本件は、市長の専決処分にする軽易な事項の指定について、第2号の規定に基づき、
長崎本線諫早駅構内都市計画通路諫早駅自由通路外整備事業に係る
諫早駅自由通路外建設工事委託に関する委託契約の変更契約を締結することにつきまして、別紙のとおり専決処分をいたしましたので、
地方自治法第180条第2項の規定により報告するものでございます。
次のページ、別紙、
専決処分書をごらんください。
本件は、平成30年第2回
諫早市議会定例会において、議案第45号により、議会の議決を得て変更契約を締結した基本協定の一部を変更したものでございます。
変更内容は、契約金額16億1,406万642円を732万3,296円減額し、16億673万7,346円としたものでございます。
変更理由につきましては、本工事を受託した
九州旅客鉄道株式会社の平成30年度発注の入札による精算のため減額変更となったものでございます。
添付資料といたしまして、資料3分の1に
基本協定書変更第3回の写しを、資料3分の2に全体配置図を、資料3分の3に3階平面図を添付いたしております。
以上、簡単ではございますが、報告第12号の説明を終わらせていただきます。
次に、報告第13号「専決処分の報告について」御説明申し上げます。
本件は、市長の専決処分にする軽易な事項の指定について、第2号の規定に基づき、(仮称)
諫早駅東地区再
開発ビルI棟建設工事(1工区)に係る
工事請負契約の変更契約を締結することについて、別紙のとおり専決処分をいたしましたので、
地方自治法第180条第2項の規定により報告するものでございます。
次のページ、別紙、
専決処分書をごらんください。
本件は、平成29年第2回
諫早市議会定例会において、議案第37号により、議会の議決を得て締結した
工事請負契約の一部を変更したものでございます。
変更内容は、契約金額、10億6,920万円を1,494万720円増額し、10億8,414万720円としたものでございます。
変更理由の主なものにつきましては、再
開発ビルI棟の1工区と2工区との接続部分において、当初2工区で施工を予定していた
シャッターの設置を追加したものでございます。
添付資料といたしまして、資料3分の1に
契約変更請書の写しを、資料3分の2に全体配置図を、資料3分の3に
各階平面図を添付をいたしております。
資料3分の3をごらんください。
平面図の右端が今後施工予定の2工区との境となっております。図面下のほうですが、2階と1階の平面図において、右端に「
シャッター」と記載をしておりますが、当初の設計では、この2工区との境の仕上げについて、既存の地下道に支障とならない範囲で仮設の壁を設置する予定としておりましたが、現場での施工調整により、2工区で施工を予定していた
シャッターを本設することが可能となり、設計変更を行ったものでございます。
以上で、報告第12号、報告第13号の説明を終わらせていただきます。よろしく御了承賜りますようお願い申し上げます。
6 ◯議長(松本正則君)[19頁]
これより報告ごとに質疑に入ります。
まず、報告第12号「専決処分の報告について(委託契約の変更について:
長崎本線諫早駅構内都市計画通路諫早駅自由通路外整備事業に係る
諫早駅自由通路外建設工事委託)」に対する質疑に入ります。質疑のある方はどうぞ。
(「なし」と言う者あり)
7 ◯議長(松本正則君)[19頁]
なければ、これをもって報告第12号に対する質疑を終結いたします。
次に、報告第13号「専決処分の報告について(
工事請負契約の変更について:(仮称)
諫早駅東地区再
開発ビルI棟建設工事(1工区))」に対する質疑に入ります。質疑のある方はどうぞ。
8
◯中野太陽君[19頁]
お尋ねします。
本来は壁の予定だったが
シャッターを設置することが可能となったためということで、今回
シャッターにするという御説明だったと思うのですけど、その違いというのは、どういう理由で
シャッターのほうがいいというふうに判断をされたのかというのをお伺いします。
9
◯建設部長(矢竹秀孝君)[19頁]
資料3分の3の図面をごらんください。
御説明いたしましたとおり、「
シャッター」と記載をしているところに、今回、本設で
シャッターを設置したものでございます。
当初は、この右側のほうに地下道がございまして、その地下道を今後解体をすることになります。その解体するに当たりまして、重機等で影響する恐れがあることから、当初の設計では仮の壁をここに設置をすることといたしておりました。
施工に当たりまして、現場の調整の結果、本設の
シャッターをできるということで、もともと2工区側で施工を予定していた
シャッターを今回実施したということでございます。
10
◯中野太陽君[19頁]
それは先ほどの説明でわかったのですけど、なぜ
シャッターを、選んだという言い方がおかしいのかはわかりませんけれども、そしたら壁でなくて
シャッターにしなければならない理由と聞いたらいいのですかね。
要は、壁よりも
シャッターがいいのですよというところの理由がわからなかったので、そこをお伺いしたいのですけども。
11
◯建設部長(矢竹秀孝君)[19頁]
資料3分の2のほうをごらんください。
今後、2工区を建設をして、1工区、2工区とも完成をいたしますと、この1工区と2工区はつながります。ですから、
シャッターは、通常の場合はオープンの状態です。
この
シャッターというのは、
煙感知連動シャッターといいまして、例えば、火災のときには自動でおりてくるということでございますので、1工区、2工区が完成をいたしますと、通常は開けておりまして、
オープンスペースとして使っていただくと。
ただし、どうしても2工区の工事のときに危ないので、そこを閉める必要があるということで当初は仮壁を設置をするようにしていたということでございます。
12 ◯議長(松本正則君)[20頁]
ほかにございませんか。
(「なし」と言う者あり)
13 ◯議長(松本正則君)[20頁]
なければ、これをもって報告第13号に対する質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております報告第12号及び報告第13号は、以上の報告をもって御了承願います。
次に、日程第4「議案第49号から議案第53号」までの5議案を一括議題とし、提案理由につき、市当局の説明を求めます。
まず、議案第49号。
14
◯総務部長(高橋英敏君)[20頁]
議案第49号「損害賠償の額を定めることについて」につきまして御説明申し上げます。
本件は、
本市消防団員の公務中における交通事故に係る損害賠償の額を定めたいので、
地方自治法第96条第1項第13号の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。
本件事故は、平成29年9月15日、午後8時30分ごろ、
諫早市飯盛町中山1101番2地先において、
諫早市消防団飯盛支団第5分団の消防車両が、
小型ポンプの点検を行うために移動していた際に起きたものでございます。
次のページの議案第49号資料をごらんください。
飯盛支団第5分団の団員が運転する消防車両が、
夜間警戒活動終了後、
県道諫早飯盛線を諫早方面に進行し、一旦停止した後、山口川の水利で
小型ポンプの稼働点検を行うため、山口川の側道にバックで進入しようとしたところ、諫早方面から走行してきた車両と衝突し、当該車両を運転中の相手方に頸部捻挫などの負傷をさせるとともに、当該車両の右前方部分に損害を与えたものでございます。
損害賠償額は、市の責任割合が95%で、総額159万1,792円。内訳といたしましては、相手方の治療費などが142万4,697円、
車両修理代が16万7,095円でございます。
なお、消防車両の運転につきましては、日ごろから安全運転の励行を指導しているところでございますが、今後さらに注意を徹底し、事故防止に努める所存でございます。
以上で、議案第49号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
15 ◯議長(松本正則君)[20頁]
次に、議案第50号。
16
◯政策振興部長(竹市保彦君)[20頁]
議案第50号「
工事請負契約の締結について((仮称)久山港
スポーツ施設整備工事(
サッカー広場人工芝コート整備工事))」について御説明申し上げます。
本案は、(仮称)久山港
スポーツ施設整備工事(
サッカー広場人工芝コート整備工事)の
工事請負契約につきまして、
諫早市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。
契約の目的は、(仮称)久山港
スポーツ施設整備工事(
サッカー広場人工芝コート整備工事)。
契約の方法は、
一般競争入札。
契約金額は、1億6,944万3,360円。
契約の相手方は、
諫早市久山町1442番地1、
吉川建設株式会社でございます。
なお、工期につきましては、契約の日から平成31年2月28日までとしております。
次に、資料といたしまして、議案の次から順に、資料4分の1、工事請負仮契約書の表題部の写し。資料4分の2、入札結果。資料4分の3、位置図。資料4分の4、平面図等を添付いたしておりますので、御参照いただきますようお願いいたします。
工事概要を御説明いたしますので、資料4分の4の整備概要の部分をごらんください。
サッカー広場人工芝コートの施工面積につきましては、縦78メートル、横115メートルの8,967.1平方メートルとしております。コートの表面を
ロングパイルの人工芝というもので施工することとしております。
競技コートは、11人
制サッカーコートが1面、8人
制サッカーコートが2面、フットサルコートが4面、
ラグビーフットボールコートが1面の
コートラインをマーキングすることといたしております。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第50号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
17 ◯議長(松本正則君)[20頁]
次に、議案第51号。
18
◯財務部長(中村秀憲君)[21頁]
議案第51号「平成30年度
諫早市一般会計補正予算(第2号)」につきまして御説明を申し上げます。
本案による
歳入歳出予算の補正は、第1条に記載いたしておりますとおり、歳入歳出それぞれ2億1,150万円を追加し、
歳入歳出予算の総額をそれぞれ640億6,250万円にしようとするものでございます。
第2条の地方債の補正につきまして、4ページをお開き願います。
第2
表地方債補正の変更でございます。起債の目的欄に表記しております現
年災害復旧事業費の起債の限度額につきまして、表中、合計欄の上に括弧書きでお示ししております1,300万円を増額しようとするものでございます。
なお、補正後の地方債の合計額は52億5,550万円でございます。
次に、歳入歳出の概要につきまして御説明申し上げますので、お手元に別に配付いたしております資料1、平成30年度9月
補正予算説明資料をごらんいただきたいと存じます。
1ページをお開き願います。
補正予算の概要でございます。
補正予算第2号の内容は、
災害復旧事業、国・
県支出金精算返納金といたしております。
補正予算の額は2億1,150万円としており、今回の補正予算を現計予算と合算いたしますと予算総額は640億6,250万円となります。これを前年度同期の9月現計予算と比較いたしますと、19億6,530万円、率にいたしますと3.0%の減額となっております。
また、歳入予算の内訳につきましては、県支出金以下、表に記載の内容でございます。
次に、2ページで、歳出予算の概要について御説明申し上げます。
5款健康費及び6款福祉費につきましては、全て国・県支出金の
精算返納金でございます。
13
款災害復旧費では、
農地農業用施設災害復旧事業1億700万円及び
林道災害復旧事業630万円を予定いたしております。
以上で、歳出関係の説明を終わらせていただきます。
なお、同じ2ページの下段に、歳入予算の款別明細を記載いたしております。
次の3ページは、補正後の
歳入歳出予算額を前年度同期の予算額とそれぞれ款別に比較した資料でございます。
また、5ページは、
基金積立状況一覧表でございます。平成30年度末の
一般会計基金現在高見込みは197億9,935万1,000円となっております。
以上で、議案第51号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。
19 ◯議長(松本正則君)[21頁]
次に、議案第52号及び議案第53号につきましては、同一説明者でありますので、一括して説明を求めます。
20
◯健康福祉部長(石橋直子君)[21頁]
議案第52号「平成30年度
諫早市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」について御説明いたします。
予算書の1ページをごらんください。
本案は、第1条で、
歳入歳出予算の総額に、それぞれ3億951万8,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額をそれぞれ173億5,951万8,000円とするものでございます。
補正予算の概要につきまして、資料1、平成30年度9月
補正予算説明資料、4ページをごらんください。
上段の
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)の概要でございます。
今回の補正は、歳出欄に記載しておりますとおり、
国庫支出金等精算返納金でございます。この内容といたしましては、平成29年度事業費の確定に伴う、国・県支出金及び
支払基金交付金の返納金でございます。
財源につきましては、
財政調整基金繰入金、
療養給付費等交付金繰越金及び前年度繰越金を充てようとするものでございます。
以上で、議案第52号の説明を終わります。
次に、議案第53号「平成30年度
諫早市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)」について御説明いたします。
予算書の1ページをごらんください。
本案は、第1条で
歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ8,356万2,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額をそれぞれ123億4,256万2,000円とするものでございます。
補正予算の概要につきましては、資料1の4ページをごらんください。
下段の
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)の概要でございます。
今回の補正は、歳出欄に記載しておりますとおり、国・
県支出金精算返納事務でございます。
介護保険事業に係る平成29年度事業費の確定に伴う、国・県支出金の
精算返納金についてお願いするものでございます。
財源といたしましては、前年度からの繰越金を充てようとするものでございます。
以上で、議案第52号及び議案第53号の説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
21 ◯議長(松本正則君)[22頁]
次に、日程第5「請願第3号及び請願第4号」の2議案を一括議題とし、請願の趣旨について紹介議員の説明を求めます。
まず、請願第3号。
22
◯西田京子君 登壇[22頁]
請願第3号「日本政府に
核兵器禁止条約への調印・批准を求める意見書を提出することを求める請願書」について、請願趣旨を読み上げて説明とさせていただきます。
昨年の7月7日、国連で
核兵器禁止条約が国連加盟192カ国中122カ国が賛成して採択されました。
この条約は、核兵器の使用を含む核兵器の開発、製造、威嚇など核兵器に関するあらゆる活動を禁止するものです。日本政府は、唯一の
戦争被爆国でありながら条約の会議には参加しませんでした。
核兵器の存在は人類の生存とは相入れないものです。1945年8月の広島、長崎の原爆投下では、21万人の命が奪われました。辛うじて生き残った被爆者は、その後今日に至るまでさまざまな後遺症に苦しみ、
経済的社会的苦難を強いられてきました。
核兵器禁止条約は、核兵器のない平和で公正な世界を目指してきた被爆者の皆さんを初め、多くの日本国民が望んできたものです。さらに、核兵器も戦争もない平和な社会を望んできた世界中の人々の期待にも応えるものです。日本政府に対して、
核兵器禁止条約への調印・批准を求めることは、被爆地として特別に重要だと考えます。
ことしの8月9日の長崎市平和式典の平和宣言では、「日本政府には、唯一の
戦争被爆国として、
核兵器禁止条約に賛同し、世界を非核化に導く道義的責任を果たすことを求めます」と述べています。
諫早市議会におかれまして、日本政府に対して、
核兵器禁止条約への調印・批准を求める意見書を提出していただくよう請願します。
請願事項。日本政府に
核兵器禁止条約への調印・批准を求める意見書を提出すること。
請願者は、
原水爆禁止諫早協議会、
代表是枝良勝氏です。
紹介議員は、私、西田京子です。(降壇)
23 ◯議長(松本正則君)[22頁]
次に、請願第4号。
24
◯中野太陽君 登壇[22頁]
請願第4号「学校施設(教室、体育館)への
エアコン設置を求める請願書」。
請願者の住所、氏名は、
諫早市白岩町55─12、新日本婦人の
会諫早支部、
代表黒田洋子氏。