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  1. 諫早市議会 2009-03-04
    平成21年第1回(3月)定例会(第4日目)  本文


    取得元: 諫早市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    ▼ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時 開議 ◯議長(中村敏治君)[ 175頁]  おはようございます。これより議事日程第4号により本日の会議を開きます。  日程第1「市政全般に対する一般質問」を行います。  これより順次発言を求めます。  まず、石場照喜議員。 2 ◯石場照喜君[ 175頁]  皆さん、おはようございます。新生クラブ、石場照喜でございます。議席が変わりまして20番になっております。またもとに戻りました。  私は、きょうという日は、自分の地方政治にかかわる人生の中で一番記憶に残る一日になるように思っているところです。  旧多良見町議会議員として4期14年、そして合併による新諫早市議会議員として4年、住民の代弁者として、真に住民の暮らしの安定と向上を目指して、頑張ってきたと自負しているところであります。それはもちろん、同僚議員の皆さんもまた同じ志であったろうと思います。  しかし、また一方では、多くの住民の皆さんから御意見や御批判、御叱責もまた受けてきたこともありました。そのようなとき、反省する部分、励まされた部分を受け入れつつ常に心してきたことは、議会議員として完全に職責を果たしていたか。  みずからを振り返り、大胸を張ってこたえるだけの自信が揺らぐこともあり、みずからの良心と自信を持って、議会議員として行政のチェック機能という職責を全うし得たか、時に腰が引けたりしなかったかとみずからを批判することも多々あります。  私は、議会議員の一番大切な職責は行政のチェック機能であると思うのであります。真の地方分権の方向は、地域住民の意思を最大限に生かす地方行政を構築することにあると思うし、行政が住民の意思を的確に実現しようとしているのか、チェックをする役目が議員の仕事であると思って努めてきたつもりであります。  この4年間を振り返り、昨年9月議会を除いて、すべての定例会で、常に住民の願いを念頭に一般質問をしてきました。また議案の審議に当たっても、その基本線は守ってきたつもりであります。  時にきつい質疑になることもありますが、真っすぐに物事を考え突き進む私の性格もあり、みずから言うのもおかしいのですが、正直過ぎると自己批判するところであります。  諫早市議会議員として私は、一貫して合併して旧5町がともに活性化していくこと、その方向づけを見守ることを基本にしてやってきました。  殊に旧多良見町が合併前より発展していく目安は、何としてもつけなくてはという思いが強くありました。同じような思いは、他の旧4町の関係する議員にもあるでしょう。  そうはいっても、私は諫早市議会の議員として、諫早市全体、その全体の構成地域としての旧1市5町という目線で発言することに努めてきました。このことは過去の一般質問を振り返っても自信を持って言えることであります。  吉次市長は、今期限りで職を辞されるということであり、私もまた今期限りと考えております。今回は、こうして議員と市長という立場で質疑する最後の機会となります。  合併して4年、この4年間は、私にとって、県央地区1市5町合併協議会の中で合議された協議内容が、どのように実行されていくかを見届けようという4年間でもありました。
     合併協議会の当時の会長としての吉次市長、協議会の委員として意見を交わした私、合併したらできることはあっても、できないということは余り言われなかったように記憶にあるのです。  ここにある「ひとが輝く創造都市・諫早」、県央地区1市5町合併協議会でまとめた新市建設計画、これが住民に約束された基本となる計画書であります。吉次市政は、この基本計画に基づいて今日にあるべきものであっただろうと思うのであります。  私は、この4年間の経過実績をきちんと明らかにして説明する責任がありますし、計画変更したものについては、その変更理由を説明する義務があると思うのであります。県央地区1市5町合併協議会でまとめた新市建設計画は重要なものであると考えております。  吉次市長は今期で市長の職を辞されるという。本当は、この県央地区1市5町合併協議会でまとめた新市建設計画をもっと形にしたいという思いも強くお持ちであったと思うところでありますが、吉次市長の御自身の決意でありますから、願ってもならないことでしょう。  私は、この4年間、「ひとが輝く創造都市・諫早」がどのように形づくられてきたか、その実績や、あるいはまた思うようにならなかったという反省点も含めて、率直に伺いたいと思うところであります。これを踏まえた上で、これから次に選ばれる新しい市長に、何をどのように託するのか。具体的なものもあろうと思うので伺いたいと思うのであります。  私もまた、この4年間を振り返るとき、今までに何回か同じことを質問して答弁していただきながら、いまだに納得できない案件が残っております。そのときの答弁が何となくうやむやになり、的確な答えをいただいていないこともあるので、きょうは総括するつもりで質問いたしたいと考えております。  それでは、通告書に従って質問いたします。  初めに1番、周辺旧5町地域の市民の多くに地域格差感があるということをよく聞くが、それはなぜだと考えるかであります。率直なところ、格差感の根拠は何だと思われますか。  次に2番、周辺旧5町の特色あるまちづくりの具体策と周辺地域人口減少に対する具体的対策は。  3番、農業振興についての後継者育成担い手育成など具体的な政策は、多良見地域の具体的な施策。この問題では、具体的なものが見えないのであります。具体的な事例を挙げてお答え願いたい。特に多良見地域において、その具体的な施策を伺いたい。  次に4番、市長の住民との対話重視の姿勢の結果は。具体的な実績内容をであります。私は、言葉は簡単ですが、このことが一番、合併後の新諫早市建設のための姿勢として重要なことだと思っておりました。具体的な実績内容をお示しいただきたい。  次に5番、旧諫早市、旧多良見町の都市計画道路の見直しについて、地域に対する説明について。昨年12月議会においても質問しましたが、見直しにあっては、地域の意向をどのように反映されたのか、見直しの経過をお聞きしたいし、変更の理由など当該地域に説明はできたのか伺いたい。  最後になりますが、6番目、合併協議会で引き継がれた事業の今後の方向性は、実現、変更を含めて説明責任があるのではないか。このことは、地域住民にとって最初の質問にもありますように、合併後も旧町当時の引継事業として実現すると思っていたことが、どうもおかしいぞと思うような案件が幾つかあって、それで格差感や閉塞感になっているのではないかと思うのであります。引き継がれた事業の今後の方向性、実現、変更の説明を明快にお答えいただきたい。  以上、通告書に沿った質問を終わりますが、御答弁の結果、必要であれば再度質問をいたします。  以上です。 3 ◯市長(吉次邦夫君)登壇[ 176頁]  石場議員の御質問にお答え申し上げます。  周辺旧5町地域の市民の多くに地域格差感があると聞くが、それはどうしてかということでございます。  確かに合併のときには合併審議会におきまして、各町7名、諫早市から11名、それから残りは学識経験者の方々を入れて51名で審議をやってきたわけでございます。1市5町が合併するという中で、例えば市役所をどこに置くかとか、議員の数をどうするかとか、あるいはまたいろんな項目につきまして、それぞれ審議をしたわけでございます。  それぞれ市、町、みんないろいろ違いがございました。例えば各町で非常にハードに力を入れている所もありますし、逆にソフトに力を入れているという所もありました。その辺をいかに調整するかというのが、この地域審議会の中でいろいろ討議をしたわけでございまして、その時点ですぐ一発できちんと決まるというのはなかなか難しいわけで、暫定的にずっとなだらかに調整しようというようなこともございました。  例えば保育所の保育料などはそうでございますね。高来とか森山のほうは非常によかったわけで、あとは少し悪い、森山、高来に比べましてですね。そんなのをなだらかに調整しようということで決まったとか、あるいはそのとききちんと決まるものもあります。その場合に若干平均値のところに持っていくかとか、若干高く持っていくか、それぞれによってさまざまなのですね。非常に今、水道料金のほうもずっと調整をやっているわけでございますが、そんなことで合併のときより大きな事業でございまして、まだまだ今ずっと調整していかなければならない問題がたくさんあるわけでございます。  そんな中でございますので、各地域でいろんな課題とか問題点があるわけでございますので、私は地域の均衡ある発展というのをいろいろ考えてやってきたわけでございまして、おっしゃるように合併のときの新市建設計画というのがあります。これは一つの大きな基本的な計画でございますので、それにのっとって、できるだけそれぞれが均衡ある発展を遂げるようにしなければならないということでございます。  そういった中で、これまでに小学校の改築や、あるいは前倒しで、校舎の耐震化施設整備をやってきたわけでございますし、あるいは道路や下水道等の建設促進とか、農林水産業の振興策なども進めてまいったところでございます。ハード的なものでいいますと、多良見地域の場合を例に挙げますと、なごみの里の用地を30億円で買い戻したというようなこととか、あるいはまた起債の繰上償還をしたというようなこととか、また伊木力ダムが完成いたしましたので、それに伴ういろんな事業も、もちろんいろいろ取り交わしているけども、なかなかできないものもあります。  しかし、できるものはできるだけやろうということでやってきたわけでございまして、大草公園の整備だとか、あるいはまた喜々津駅前都市計画道路を進めているとか、また大きな道路でございますと、市布のすいすいプランということで、国のほうにおきまして立体交差をしていただいたとか、そういったものがございます。  今後は、そういったハードの問題を、おっしゃるように合併特例債を使ってずっとやっていくわけでございますので、これは合併のときに人口割でしたらどうかという話もありました。500億円を仮に人口割でいきますと、多良見の場合は事業費で60億円ぐらいでございますので、だからその辺をいろいろ考えますと、なごみの里なども30億円使ったわけでございますから、一応は私はそれぞれの地域に大体うまいぐあいに均等といいますか、きちんと計算どおりいきませんけども、ある程度はいっていると。  例えば庁舎をつくります。50億円かかります。これはそれぞれみんな1市5町全体の諫早市全体の庁舎でございますので、それは何も旧諫早市だけでなくて、全体の新しい市の庁舎です。そんなことをいろいろ相対的な、全体に及ぼすようなものとか、あるいは個々にそれぞれあります。だから、余りきちんとそういったのを計算するわけにいきませんけども、ほぼ大体そういったことで、あとまだ6年ございますから、その間にそれぞれ不足しているものは、それぞれでまた投資をしていくということができるのではなかろうかなというふうに思っております。  今、こういった経済事情、財政状況の中でございますので、なかなか難しいところもございます。そしてまた、今から新幹線に伴う駅周辺の整備だとか、国体関連のスポーツ施設の整備とかというのもございますので、そういったのをいろいろ考えますと、まだまだこれからが大変ではなかろうかなと。私は、そういった意味で合併した後の諫早市の土台づくりといいますか、方向性というのは一応つくり上げてきたのではなかろうかなというように思っております。  ソフトの問題にいたしましても子どもの問題、特に私は子どもの問題を中心としてやってまいりまして、こども準夜診療センターだとか、妊婦健診の拡大とか、あるいはまた学童保育とか、いろんなものを私は進めてまいったところでございますので、その辺はよろしく御理解のほどお願い申し上げたいと存じます。  それから、周辺旧5町の特色あるまちづくり周辺地域人口減少の問題、それから次に4番目の市長の住民との対話重視の姿勢の結果は、具体的な実績内容をということでございますが、私は市長就任以来、「市民主役」、「対話の市政」を基本といたしまして、市政運営に努めてまいったところでございまして、総合計画策定に際しまして、全世帯に配布いたしました市長へのはがきのほかにも、本庁、支所への市民提案箱の設置や、市のホームページからのメールとともに、各種会合に出席した折にも御意見をいただいております。  また、平成18年度からは、市政懇談会におきまして、市民の意見の把握と市政への反映に努めてまいったところでございまして、例えばAEDの設置のように、即決的にお約束したものもございますし、多くの御意見は財源や緊急性、費用対効果などを検討した上で、できるだけ具体化してまいったところでございます。  先ほど申し上げたような子どもたちへの問題、それにインフルエンザ予防接種もございます。そういったものをそれぞれハードばかりではなくてソフトの問題につきましても、それぞれ御意見を賜りながらしてまいったわけでございます。どうかそういったことで、よろしく御理解のほどお願い申し上げたいと存じます。  あとの部分につきましては、担当部長のほうから答弁させたいと存じます。(降壇) 4 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 178頁]  それでは、周辺旧5町の特色あるまちづくりの具体策、それから周辺地域人口減少具体的対策につきましてお答えをいたします。  周辺旧5町の特色あるまちづくりにつきましては、総合計画や地域振興計画を基本といたしまして、地域審議会市政懇談会を初めといたしまして、地域の方々の御意見をお聴きしながら進めております。  人口減少は全国的な傾向でありますので、各市町村とも問題を抱えておるようでございます。幸い諫早市の人口減少率を申しますと、県内各市では最も低い状況にあるというところでございます。  具体的な対策につきましては、企業誘致や地場産業の振興による雇用創出を図るとか、安心して暮らせる環境づくりや、各地域の魅力を活かしたまちづくりを進め、定住促進につなげていきたいと考えております。  また、干拓資源を活用した大規模営農の展開、九州新幹線西九州ルート長崎ルートの整備による波及効果を全市的に広げる施策が重要であると思っておるところでございます。  続きまして、合併協議会で引き継がれた事業の今後の方向性と説明責任に対する質問にお答えいたします。  引き継がれた事業といたしましては135の事業がございます。これまでに大草公園やなごみの里運動公園、森山ふれあい公園の整備、遠竹・田原地区、古場地区の農業集落排水事業や田結処理区などの供用開始、また小栗ふれあい施設や高来西小学校の移転改築などがございます。  これらの事業は、旧市町というような事業のとらえ方ではなく、全市的な観点から地域の均衡ある発展などを総合的に考慮して実施をいたしております。今後とも必要な事業は、緊急性や費用対効果、内容や実施時期を精査し、場合によっては計画内容の見直しを行い、財政計画とも調整しながら実施していく必要があろうかと思っております。 5 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 178頁]  それでは、私のほうからは農業振興多良見地域の具体的な施策はどうであったかということについてお答えをいたしたいと思います。  まず、市内全域の農業政策についてでございますけども、農家の減少とともに従事者の高齢化、あるいは担い手の不足、荒廃農地の増加、あるいは農家所得の減少など、多くの課題を抱える中で、市といたしましては、生産部門では後継者の育成、担い手、認定農業者の育成、それから集落営農の確保等に努め、それから環境面では中山間とか、あるいは農地・水・環境という対策に、国、県の事業を受けながら取り組んできたところでございます。  特に後継者とか担い手につきましては、ソフト事業ハード事業ございまして、ソフトの面では制度の資金、あるいは農地に関する情報提供、新規就農者への必要な指導、それから農地の集積などについての相談、指導に当たってきたと。ハード面につきましては生産施設、あるいは共同利用機械の導入、農地の区画整理、あるいは農道とか、あるいは園内道の整備について推進をしてきたということでございまして、実績といたしましては、平成17年度から平成20年度におきまして、新規就農者が59名、それから認定農業者が183名、集落営農として12の集落営農が誕生しています。多良見地域においては、そのうち新規就農者としては2名、それから認定農業者としては11名がふえているところでございます。  特に多良見地域具体的対策は、どのように取り組んでこられたかということでございますけども、多良見地域はみかん、それからビワを中心とした果樹農家が中心ということでございまして、それのブランド化、あるいは作業の効率化等について、今まで推進してきたところでございます。  特に多良見地域につきましては、関係者、生産者が集まりまして、果樹産地構造改革計画というのをつくっておりまして、それに基づきながら推進を図ってきたところでございます。その中では、ちょうど市と一緒でございまして、担い手の育成とか、それから中核農家の育成、高齢農家小規模農家の育成確保、新規就農者女性農業者の育成というような項目で、課題で進めていこうということになっております。  特に高齢農家とか小規模農家の育成確保につきましては、市と同じでございまして、受託組織を育成する、集落営農の育成をして、高齢農家の人たちが農業に携わり続けられるような取り組みをしていこうと。この問題については、市の推進と一緒でございます。  そういう形の中で今進めておりまして、園内道につきましては、全体で4,400メートル、4.4キロメートルですね。それから、ブランド化の被覆資材については、137.5ヘクタールがそれぞれ整備を図られてきたところでございまして、今後も引き続き地元と協議をしながら進めてまいりたいと思っているところでございます。  以上でございます。 6 ◯都市整備部長(林田敏郎君)[ 179頁]  5番目の都市計画道路の見直しについての御質問にお答えいたします。  都市計画道路の見直しにつきましては、平成18年に長崎県が策定いたしました都市計画道路見直しガイドラインに基づき、現在見直しを行っておりますが、今年度はまず各路線の評価を行うに当たり、市民の皆様の御意見を伺うためのパブリックコメントを平成20年11月に実施いたしました。  また、有識者の意見を取り入れるため、都市計画道路網検討委員会を立ち上げ、去る2月6日に第1回目の検討委員会を開催したところでございます。今後はパブリックコメント検討委員会の御意見を参考にしながら、各路線の評価を行い、見直し案を作成することといたしております。  地域に対する説明についてでございますが、検討委員会と並行しながら意見交換会や説明会などを行うこととしており、市民の皆様の御意見も取り入れた見直し案を作成することで、本市の健全な都市の発展に寄与する都市計画道路網を構築していきたいと考えております。 7 ◯石場照喜君[ 179頁]  まず、1番目で再質問させていただきますけども、なかなか思うようにいかないというか、4年間たっておりますけども、市長はよく市民が主役であるということをおっしゃってもおるし、これは地方自治の民意に基づいてということに、よく沿っておるようなことなのですけども、なぜ格差感なり期待外れな声があるのかということを言うと、住民の皆さんにもっと入り込んで、皆さんの意向を聞くというのが、住民が主役ということになるわけですから、それが少し少なかったのではないかなという気がするのですけど、具体的なそういう努力の事例を、こうしたから住民の格差はないと思うとか、あるいはこういうのがされなかったとか、こういうお答えが欲しかったのですけど、大体そういうことで4年過ぎているので、何かもう少し期待が持たれる4年であったのかなという気がするのですよね。  それから、この事例だったらもう一つ、こういうことをしたと、だからこういうことは非常に好評だから、他の地域もしようというお考えなのか、そこら辺をまたお聞かせいただければと思います。 8 ◯市長(吉次邦夫君)[ 179頁]  市政といいますか、国政だってそうだと思います。各地域の住民の方々の御意見をよく聞きながら、ただ御意見もいろいろありますよね。だから、それを聞きながら、その中から参酌しながらやっていくというのも、いわば合併のときよく大方ということを使いましたけど、大方大体集約されたものでやっていくというのが民意ではなかろうかなと思っているわけでございまして、おっしゃるように、例えば旧諫早市ではずっとやっておりましたが、合併いたしましてからも例のすみよか事業で、これは各地域に2,500万円から3,000万円近く分配しまして、ことしは特に少し地域活性化生活緊急対策、そういったものもありましたので配分を多くしたのですが、これはまさに私は地域の人から大変喜ばれているのではなかろうかなと。  御承知のように議員の皆様方、あるいは町内会長さんたちの御意見を聞きながら、各支所ごとに即決的に仕事を進めていくと。そこの段階で支所長の権限でもってやっていくということをお任せしているわけでございますので、道路のちょっとした補修だとか、あるいは溝の中の補修とか、あるいはいろんなそういったハードの問題、ちょっとしたものを住民の御意見を賜りながら進めているわけでございますので、これは私はよかったのではなかろうかなというふうに思っております。  ただ経費的にもっとたくさん配分できればいいわけでございますが、その辺、一定の限界があるわけでございますけれども、これは財政が許すならばもっとふやして、地域のためにやっていかなければならないと思っているわけでございます。  確かに私も議員も今期限りでと最初に申し上げられました。本当に長い間、お疲れさまでございました。一緒に合併協議会でもやってきた仲でございますので、その当時は多良見町の議長としておられたわけでございますので、そういった意味では本当に大変だったなというふうに思っているわけでございますが、そういった反省に立てば、まだいろいろございます。何でも100点というわけにいかないわけでございますから、そこでみんな100点で終わって完結すれば、それで終わりでございますので、ただ行政というのはずっと継続していくわけで、次から次に宿題が出てくるわけでございます。それは次の世代にまたお任せするということになってくるのではなかろうかなと、私はそのように思っております。議員のそういった御意見は後々まで残して、きちんとそれに対応していくというのが必要ではなかろうかなと思っていますので、どうぞよろしく御理解のほどお願い申し上げます。 9 ◯石場照喜君[ 180頁]  次に2番目で再質問させていただきますが、周辺旧5町の特色のあるまちづくりというのは、具体的には全くというぐらいにあるのですね。具体的にどういうことが特色のあるまちづくりになったのか、その事例をもう少し教えていただけますか。 10 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 180頁]  各地域の地域づくりにつきましては、地域審議会を中心にしていろいろと審議をいただいております。101の事業ということで、計画書の中に載っておりますけども、一例で申しますと、せんだっての多良見地域の伊木力みかん収穫祭ですか、ああいったような形で、地域の方々が自分たちで金を出し、汗を出して、それに市も少し加勢をしていくということがあろうかと思います。  また昨日は、小長井地域のカキまつりですか、お聞きしますとかなり盛大であったというようなことでございますので、市とそれから各地域、住民の方々と手を携えていくということが、今後さらに必要になり、重要になってくると思っております。 11 ◯石場照喜君[ 180頁]  おっしゃるように、周辺地域の特色あるまちづくりというのは、地域住民の自発的な発想でつくり上げていくということが基本だろうと思います。ですから、行政はそれをサポートしていくという役割ですね。ですけども、それが基本であるということなら、今もおっしゃるように、この4年間、勉強会を何回したのか、どこが具体的にまちづくりに非常に好評だったのか、もう一つ聞かせていただけますか。その4年間の成果を聞かせてください。 12 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 180頁]  まずは地域づくり審議会でございますけども、各地域、年間6回から7回ということで開催をされております。それから、各地域審議会の正副会長さんたちにも集まっていただき、全市的な面から調整会議みたいなものも年2回ほど開催をしていただいております。さらに、まだ地域審議会は続いてまいりますので、そのようなことからさらに充実してまいりたいと思っております。 13 ◯石場照喜君[ 180頁]  地域審議会のことをちょっと言われたので、後で言おうかと思っていたのですが、地域審議会をやっておられて、非常に成果があったのかどうかということを考えますと、疑問点が非常に多いなと。例えば地域審議会でまとめられたのが、本部の審議会に持ってくると、見直しや何やされて、都合よくいかないという声を聞いているのですね。ですから、そういうことがどうなったのか。そこに出席しているのではないので、審議委員会もあって、非常に地域の審議会が吸い上げられたということならいいのですけど、何か調整されて変更になったりという話も聞いております。  それでは、先に進ませていただきますが、人口減少具体的対策はということについて、せんだって貝津町の長崎日大高校の近くなどを使用開始できれば、得ることができれば人口がふえるのも当然でしょうね。だけど、余り多くはなかったですね。ですけど、具体的に特に周辺地域の人口を、どのようにして減少しないように、横ばいでもいいから、こうしようというお考えがあるのかどうか。そのまた成果が一つでもあらわれたのかどうか、そこら辺をお聞かせいただけますか。 14 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 180頁]  人口の減少対策は非常に難しいものでございまして、まず子どもたちが生まれて、それから亡くなられるという自然減の傾向にあるというのは、非常に難しい問題かと思います。出生率が1.3ぐらいという低い状況でございますので、なかなか難しいかなと。全国的な傾向でございますけども、先ほど申しますように、どこの市町村でも対応に苦慮しているというのが実情かと思います。  そうした中でまず1点、定住人口、それから交流人口というのがございますけど、なかなか定住人口の増加というのは難しいということで、あわせて交流人口の増加というのも、今後の対策に必要となってくる面ではないかというように思っております。  それからもう一つ、具体的な定住対策と申しますのは、いろいろな施策が考えられるかと思いますけども、まず諫早市がやってきておりますのは、先ほど市長の答弁にもございましたように、子育てというのに非常に力を入れているということから、ハード面では学童保育の施設の充実とか、ソフト面では妊婦健診の拡大とか、インフルエンザ予防接種の年齢の拡大とか、それからこども準夜診療センターということで、子育てに力を入れているということで、すぐに成果が出るという部分もあれば、また少し長い目で見ていく施策もあろうと思っているところでございます。 15 ◯石場照喜君[ 181頁]  基本的にいうと、子どもがふえたほうが本当に人口増につながるということは当然なことですよね。ですけども、全国的に下がっているわけですから、どうすれば少しでも人口減をとめることができるかということで、ふやさなければいけないわけでしょう。その具体的にふやそうという姿勢が見えませんね。学校経営をどのようにしますか。幼稚園、保育所もどのようにしますか。これから経営できませんよ。  ですから、一つ部長にお尋ねしますけども、人口をふやすというのは、今言うと、他の所から連れてこないとふえないのではないですか。ということは企業の誘致をよく努力するということをおっしゃるけども、その成果が、何件予定があって、見込みがあって、何件まとまったのか。そういうのをこの地域には設置をしないとできないような気がするのですけど、そこら辺の企業誘致のあり方が、どのくらいまとまったのか、どういう働きかけをしたのか教えていただけますか。 16 ◯商工部長(才木雅人君)[ 181頁]  現在動いている部分につきましては、貝津町の諫早流通産業団地でございます。その部分につきましては、今年度中に何とか2件程度ができるのかなと、今、調整を進めているところです。  あと周辺の今まで工場があったとか何とか、いろいろございます。そこら辺につきましても、進出企業がございましたら紹介をして、何とかそちらに立地できないかというふうな活動をやっているところでございます。  以上でございます。 17 ◯石場照喜君[ 181頁]  人口増というのは、いろいろな手当があると思うのですけど、余り人に頼らないで、諫早市でこうするという考えは持っていただきたいですね。そういうことは今度新しい市長が決まったときも、こういうことが足りなかったから、こういうことをあなたはちょっと手がけてくれないかということは、振り返って考えてみるとわかると私は思うのですが、そのまま人が来るのを待っていても、恐らく今の時代では心細いというのか、実行できないのではないかなと思っております。  先に進ませてもらいますが、農業振興について、いろいろおっしゃいました。集まってブランドものをつくるとか、高齢者を使われるように何とかならないかとか、こういう勉強会をされたと思うのですけども、農業問題については真剣に立ち向かうという姿勢がどうもないのではないかということと、農業を本気になって自覚されると、そのためには教育とか、集まっていろいろ検討をしていくとか、こういうことをやられたと思うのですが、多良見地域などは特にかんきつ類ですから、田畑、田と畑というのは内容がちょっと違いますよね。ブランド化ということの手前のほうで、もう少し私ならこうするとか、担い手や後継者と言うけども、育ったのかどうか、聞かれたことがありますか、伊木力のところに。育ちませんよ。4年間たって後継者が育ったということは聞いてないのですけど。4年間の成果を説明してください。 18 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 181頁]  先ほども話しましたけども、諫早市全体で多良見地域では2名の新規就農者と、11名の認定農業者が育成されたということで、他の地区から比べると若干少ないかなと。ただ多良見地域は先ほど言われましたように、果樹が主体ということで、他地域とは違ったような推進の仕方をしていかなければならないと。ただ言われるように、ブランド化の前にする必要があるのではないかということで、今の現在の実施から高品質のものへ改植をしていこうということで進めておると。  これは先ほど言いましたように、多良見地域の独自性の中から、補助事業等についても、各地域についてはそれぞれ合併のときに補助金等も見直しをしたわけなのですが、多良見地域については旧町から実施をされたものを、大方100%近く引き継ぎをしながら、その事業を継続していって、旧町時代の方向性のものを今、市のほうに引き継いで、実施をしていっているところでございます。  特に先ほども見せましたように、地域としてもどうしていくのかということで、こういう果樹産地の計画を生産者、あるいは農協、行政、それから県が入りましてつくっていっているわけですね。だから、それをどう進めていくのかというのは、行政だけではできないわけでございまして、いろんな形で協議会等をしながら進めていっておりますので、今後も引き続き実施をしていきたいと思っております。 19 ◯石場照喜君[ 182頁]  先ほど答弁でお聞きしたわけですが、農業を成り立たせていくには、認定農家がどうとか、それから中山間地の補助とか、どちらかといえばこれは事業の中に入らないと私は思っているのですよ。それは補助金をやれば、農協やそういう係にそういう話をすれば、お金をやるので、補助をするのでといえば、これが事業といえばできるかもしれませんけども、これは事業の中に私は入らないと。  もっと担い手や後継者ができるには、そういう小手先ではできないと。圃場整備をするとか、あるいは今のみかんは10年ぐらいすればさかりになるわけですけど、あれを切って高接ぎばかりしておりますけど、木は弱っていますよね。どうすれば担い手ができるかということを皆さんと一緒になって考えていただかないと、これからも研修を、あなた方に現場をよく知ってもらうために3日なり4日なり、消毒するときと剪定するとき、いろいろありますので、そういう勉強をしていただきたいなと思っております。  先に進みます。時間がないようでありますから、都市計画道路でお尋ねしますけども、これは先ほども言っておられたように、住民の意思に基づいて進めていく、説明不足であると、説明責任がなされてないということですから、そういうことを原点に戻してやってください。  これも継続事業ですから、多良見などは特に継続事業ですから、これをあなた方が財源がないからといって、見直す、見直すと、そういうことを言うからおかしくなるわけで、見直すのも皆さんの声を聞いて、皆さんの声を反映して決めていくということだろうとは思うのですけど、そういうことでお願いとか検討を十分して、いい方向に向けていっていただきたいと、このように思っております。  最後に締めくくりとして申させていただきたいと思いますが、ここに一応したためてきておりますので、申し上げたいと存じます。市長は今期で勇退される。私も今期限りで引退します。同じ引退でも、市長には大きな仕事が残っています。行政の継続性ということで、次の新しい市長に引き継いでいく事業のバトンタッチがあります。きょう私が質問したことを含め、過去4年間でやり残したこと、反省を含めて伝達する大仕事であります。しっかりと果たしていただきたい。  最後になりますが、冒頭述べましたとおり、時にはきつい質問になることもありましたが、真っすぐに正直に質問してきたつもりです。自己批判も含めて、市長及び関係職員の皆さん、並びに同僚議員の皆さん、寛容をお願いして、質問を終わります。4年間、どうもありがとうございました。終わります。
    20 ◯都市整備部長(林田敏郎君)[ 182頁]  先ほど石場議員が言われました都市計画道路の見直しの件でございますけども、現在、見直しを始めたばかりでございまして、住民の意見は今からお聞きしながら見直しをやっていくと。というのは今回、21路線の分については、未着手の分について全体を見直す案で計画しているわけでございます。その中で今後廃止なり変更なり継続なり決めていくわけでございますから、その辺は十分御理解いただいて、現在、今始めたばかりということで御理解いただきたいと思います。 21 ◯議長(中村敏治君)[ 182頁]  石場議員、どうもお疲れさまでした。長い間ありがとうございました。  一般質問を保留し、しばらく休憩いたします。                 午前10時56分 休憩                 午前11時12分 再開 22 ◯議長(中村敏治君)[ 182頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  次に、村川喜信議員。 23 ◯村川喜信君[ 183頁]  こんにちは。明政クラブ、村川喜信と申します。我々今任期最後になるわけですけど、いろんな形でそれぞれの議員が思いを込めて質問されておられます。私も今回一般質問をどうしようかなと思って迷っておりました。しかしながら、我々議員の役目というのは自分の考え、また地域の声、これをいかに述べるか、また反映させるか、これが務めではないかなという思いで一般質問することにいたしました。それではよろしくお願いします。  まず、大きい4点の項目で質問したいと思います。まず1点目、市道古場早見線改良工事の進捗状況と来年度の計画についてであります。  今年度末までの工事の進みぐあいはどのようになっているのか。当初計画時点での工事完了予定時期に対しての期間的経過状況はどのようになっているのか。また、来年度の工事計画の事業費と工事区間はどうなるのかお尋ねします。  2点目、諫早市の景気対策についてであります。  緊急雇用対策を発表されたが、現在の状況はどのようになっているのか、それぞれの事業で具体的に示してください。  3点目、(仮称)歴史文化館の建設についてであります。  建設の構想はどのようになっているか、時期、概要など、現時点で説明できる範囲での答弁を求めます。  4点目、漁業振興策についてであります。  漁獲状況の低迷、流通形態の見直しや、消費者嗜好の変化は漁業振興策の展開に、一つの課題として投げかけられていると考えます。市当局として、今までの施策の継続をどうされるのか、これからどのような取り組みが必要か、その方針をお尋ねします。  細部につきましては、答弁の後、再質問いたしますので、よろしくお願いします。 24 ◯市長(吉次邦夫君)登壇[ 183頁]  村川議員の御質問にお答え申し上げます。  私からは、最後の漁業振興策でございます。  本市の基本計画におきましては、豊かな漁場や資源の再生、もうかる水産業の推進、漁港漁村の環境整備を三つの柱に掲げまして、時代に即した新たな水産業を目指すこととしております。豊かな漁場や資源の再生対策といたしましては、悪化が進行しております漁場環境を再生するための藻場の造成や海底耕うん等の漁場保全や水産生物の生息場所を確保するための漁礁設置や、築いそ等の漁場の造成、さらにこれらと連動して漁協や各海域の栽培漁業推進協議会で実施する種苗の育成、放流等の栽培漁業を推進しているところでございます。  また、今後に向けての重要な課題といたしましては、これらの施策とあわせまして、資源の実態把握と、それに基づく漁獲制限などに努め、資源を管理してとる漁業への転換を進めていく必要があると思っております。  もうかる水産業の推進対策といたしましては、流通改善や漁村加工等をさらに進めて、漁獲物の付加価値向上を図るとともに、漁業の省エネルギー化、省力化等を含めた漁業形態の転換も図っていく必要があると考えております。  漁港、漁村の環境整備対策といたしましては、漁港施設のさらなる改善や安全対策を図るとともに、漁港を地域の交流や憩いの場として利活用することも必要ではないかと考えているところでございます。  あとの部分につきましては、それぞれ担当部長のほうから答弁させたいと存じます。(降壇) 25 ◯土木部長(冨松静夫君)[ 183頁]  それでは、1点目の市道古場早見線改良工事について御答弁を申し上げます。  この事業は、天神町バス停付近交差点から早見町の国道251号との交差点までを、平成13年度から補助事業を取り入れながら実施している路線でございます。延長が約1,700メートル、幅員が10メートルの計画で、平成24年度完成予定でありますが、現在までの進捗率は38.6%となっております。  なお、平成18年度末には、国道251号から約280メートルの区間を供用開始しているところでございます。  また、今年度から大曲部分の盛土工事及び諫早有喜線天神交差点の用地取得に着手しており、平成21年度につきましても、引き続きこの両箇所の早期供用に向けて着実に事業の推進を図ってまいりたいと考えております。  以上です。 26 ◯商工部長(才木雅人君)[ 183頁]  それでは、2点目の諫早市の景気対策につきましてお答えを申し上げたいと思います。  去る1月26日、世界的な金融危機等による経済情勢の急激な悪化に対応し、緊急の経済対策及び雇用対策を講じ、もって市民生活の安定と地域経済の活性化を図るため、諫早市緊急経済雇用対策本部を設置いたしたところでございます。  具体的な対策といたしましては、平成20年度既定予算の活用によりまして、非正規労働者の離職者等に対する臨時的な雇用・就業機会を創出するというのを主に現在やっているところでございますけども、最大25人枠の臨時職員雇用と請負業務等の発注によりまして、事業費換算で約45人の雇用を創出するということで取り組んでいるところでございます。  今日現在、きょう現在でございますけども、台帳整理、草刈り作業などで21人の直接雇用を行っているところでございます。また、請負業務等につきましては、農免農道側溝清掃等で2件、道路維持補修が19件、河川維持補修が3件、下水道取付管改修が5件、公園地支障木伐採が7件、公共施設の補修が2件、計の38件、金額にいたしまして約3,000万円の発注を行っているところでございます。  また、3月補正ということでお願いをいたしました36億円余りの緊急経済対策予算を議決いただいているところでございます。今後とも刻々と変化いたします経済雇用情勢に迅速に対処できるよう、緊急的かつ柔軟に対応してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 27 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 184頁]  (仮称)歴史文化館の建設につきましてお答えをいたします。  この事業につきましては、新市建設計画や総合計画におきまして、市民が郷土にゆかりのある芸術・文化作品を身近に鑑賞できる環境づくり、あわせまして市の自然環境・文化・歴史・風土を体系的に理解する場として整備することへの位置づけがなされております。平成19年3月に国から諫早中心地区都市再生整備計画の認定を受けましたので、まちづくり交付金を活用して整備を進めていくことにいたしております。  施設の概要につきましては、諫早幼稚園跡地と市体育館用地に美術館的な機能、郷土資料館的な機能、郷土の偉人を顕彰する機能、それに芸術文化の創作・練習・発表などの芸術文化支援機能を持った複合施設を考えております。現在、平成23年度の完成を目標に、施設の配置など整備計画を進めております。 28 ◯村川喜信君[ 184頁]  市長から最初に答弁いただいた4点目の漁業振興策から再質問させていただきたいと思います。  橘湾ではとる漁業が主流となっておるように感じているのですが、このままでは漁師の方の生活が安定していないのではないのかなというように思っております。答弁の中で資源を確保し、安定した漁獲を維持するというお話があるのですが、これとあわせてまたさらなる展開が必要ではないかなと思うのですが、いかがでしょうか。 29 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 184頁]  漁業振興のために、さらなる振興ということでございますけども、市長のほうからも御答弁がありましたけども、振興のためには漁場の環境の改善とか保全、これを図ると。そうすることによって、水産生物のすみかをつくり上げていこうと。そうすれば地域の水産資源がふえてくるのではないかというようなことをしながら、育てる漁業へ変えていこうというのが第1点でございます。それだけではだめではないかということでございまして、そうすることによって今度はそれをどうだったのかという調査、これも十分に調査を行いながら、その結果、漁獲を制限したり、それから規制をするなどのことを加えながら、ふえた分をとりながらしていくということになれば、将来に向かって持続的可能な水産業が図られているのではないかなということを思っているところでございます。 30 ◯村川喜信君[ 184頁]  ことしよく新聞で見かけたのですけど、小長井地域のほうではカキの養殖が本当物すごい量がとれたということで、先日も長崎のほうで無償配布というのでしょうか、それが何か15分そこそこでさばけてしまったというようなお話なのですけど、その地域や海域に合った養殖というのが大事ではないかなと考えております。  先ほど部長がおっしゃいました、育てるという観点からなのですけど、養殖の可能性として、橘湾に向いた養殖、ここら辺の検討も必要ではないかなと。例えば具体的に申すのですけど、海底耕うんというお話もございました。そういった中で、他の地域のことも考えますと、貝の養殖というようなことも盛んに行われている所もあると。そういった中で、橘湾に適した養殖、育てると、その可能性がまた広がるのかなと思うのですけど、この点についてはいかがでしょうか。 31 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 185頁]  橘湾の養殖の関係でございますけども、今現在、諫早湾ではカキとアサリの養殖を実施されていますし、また大村湾のほうでもカキの養殖がされておりまして、橘湾でも以前、カキの養殖をされましたけど、台風の関係とか、橘湾の条件として、波浪等とか地形的な問題があるということをお聞きしておりまして、今、養殖については現在行われていないというのが現状でございます。展開として議員のほうからも、貝のほうはどうかと、二枚貝はどうかというようなことでございますけども、今、藻場の造成などの事業をやっております。そういう形の中では、貝類等につきましては、経費的にも余りかからない。ちょっと調査した中では経費等はかからないと。養殖についても、養殖の場合はいろんなこと、環境的にも若干影響を及ぼすと。そういうこともないというようなことで、今本市のほうでも十分検討していけば、これも可能ではないかというところまできておりますので、十分そこのあたりは協議をしながら進めたいと思っております。 32 ◯村川喜信君[ 185頁]  取り組む上で、県とのお話とか、水産資源にかかわる機関があったと聞いておるのですけど、そこらあたりとの話もどんどんできれば進めていただきたいなと思っております。  振興策の観点から、例えば楽しむ、漁業を楽しむといえば言葉はおかしいですけど、海を楽しむというのでしょうか。そういった観点から、レジャー的要素を持った、そういったことも考えると、いろんな展開も図れるのかなと。江ノ浦地区のほうでは、遊漁船で魚を釣りに連れていっていただける方がたくさんいらっしゃるというようなお話も聞いております。有喜地区にもいらっしゃるのですけど、そういった海を楽しむというような観点から、現時点のですけど、どういった展開ができるのかなというところでお尋ねします。 33 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 185頁]  海を楽しむということで、レジャー関係が出てくるのかなというようなことも思いますけども、水産業のいろんな振興策を考えますと、今、農業の部門でも林業の部門もそうなのですが、グリーンツーリズムとか、いろんなそういう形の中で交流人口をふやしながら振興を図っていこうというのがございまして、海のレジャーのほうにも、多面的に取り組んでいく必要があろうかなと思っていますけども、ただ漁業者と、それから楽しむ方が、いろんな問題も地区で発生しているということもございますので、そこらあたりは法的規制とか漁業場の調整、このようなものを今後解決することもあろうかなというふうに思います。そういうものを片づけをしながら取り組んでいきたいと思っているところでございます。 34 ◯村川喜信君[ 185頁]  交流というお話もあったのですけど、楽しむ、知ると。知るというふうな見方からちょっとお尋ねしますけど、有喜地区のほうでも小学生、中学生を対象とした漁業体験学習、それも行われております。小学生、中学生だけにかかわらず、体験をするという見方からしていけば、教育的な事例だけではなくて、その後、後継者育成とか、また観光資源の発掘と、そういったことを考えますと、ほかの所でも盛んに取り組んでおられるということも聞いております。  そういったことを参考にすれば、さらなる展開が図られるのかなと。例えば漁業と農業の連携、森山地域と飯盛地域は農業が盛んな所であります。有喜地区のほうも農業をやっておる。そこにも漁業があると。そういった農業、漁業の連携というようなことをすれば、いろんな展開ができるのかなと。他市の事例のほうも若干調べていただいていると思うのですけど、そこら辺を比較してどうなのかなと思うのですけど、いかがでしょうか。 35 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 185頁]  漁業を知るということも、振興の一つではないかなということで、確かに今、橘湾のほうでは体験学習といたしまして漁業など、網で魚をとると、そういうふうな体験をさせたり、子どもたちに刺身の仕方とか、いろんな体験学習をしているところでございまして、先ほど言われました他市の状況はどうかということでございますけども、今、松浦市のほうでは、そういうふうな体験を踏まえ、なおかつNPOでされているわけなのですが、先ほど言われましたように、新規就農者への総合的な情報の場も提供されていると。それと、新規就農者への円滑な漁業促進についてもされていると。  それから、これは本市でもしていますけども、学校と連携した人材育成とか、それから地域の活性化のために女性の能力とか社会環境等を増進させていく取り組みをされているという地域の事例もございますので、こういうのを踏まえながら、地域の皆さんと協議をしながら、これは行政が幾ら頑張っても他から人を民宿させたり、ツーリングさせるには、地域の皆さんのまとまりがないとできないということでございますので、十分協議をしながら進めたいと思います。 36 ◯村川喜信君[ 186頁]  確かに部長がおっしゃるように、行政が一生懸命しても、地域の協力が得られないとなかなか展開が難しい。それは当然だと思っております。しかしながら、地域にどういったものが必要なのか。行政としては、例えば地域に対してのアドバイスをすると。そういったことからも、指導的立場で展開を図ってほしいなと思っております。  定住人口の促進ということを考えれば、そういった1次産業の振興にもつながっていくのかなということを思ったりするものですから、できればその分野からも振興策を図っていただいて、定住人口の増加につながっていけたらなと思っております。よろしくお願いします。  続いて、1点目に上げていました市道古場早見線の件なのですけど、平成13年度から取り組んだというようなお話であります。当時の完成予想時期を考えてみると若干ではあるのでしょうけど、おくれているのかなというように見受けられるところがあるのですけど、原因というのでしょうか。それは予算的な絡みもあろうかなと思うのですけど、そこら辺はどのようになっているのでしょうか。 37 ◯土木部長(冨松静夫君)[ 186頁]  この事業につきましては、先ほども御答弁を申し上げましたけど、平成13年度から国の補助事業を活用して実施しております。しかしながら、着手後の我が国の公共事業費の抑制等により、当初計画をしていた各年度における本路線への補助金の削減等から、事業の進捗がおくれているところでございます。  以上です。 38 ◯村川喜信君[ 186頁]  当時聞いた話なのですけど、旧諫早市内の中で路線の改良計画の中で、一路線でしたかね、計画変更されなければいけないかなというお話を聞いた覚えがあるのですけど、そういった中で国の補助事業、県の補助事業が削減していく中でも、計画を進めていかなければいけないということで、残していただいているという点については、ありがたいなという感じがしておるところであります。  そういった中で、例えば若干おくれてはいるのでしょうけど、これをできれば早くスピードアップさせるというようなところで、どうにか検討ができないのかなと思っているのですけど、いかがでしょうか。 39 ◯土木部長(冨松静夫君)[ 186頁]  この事業の推進につきましては、単独事業で進めるということは、財政状況から厳しい状況でございます。まず補助金の確保というのが一番大事ではないかなと思っております。そこら辺につきましては、私たちも苦慮をしておりますけど、今後とも国、県等に対しまして強く要望をしていきたいと。それで着実に事業の進捗を図っていきたいと考えております。 40 ◯村川喜信君[ 186頁]  景気対策ということで、国も県も一生懸命考えておられる。そういった中で当市としては国、また県に対してアピールしていただいて、できれば補助額の増額あたりも働きかけていただきたいなと思っております。よろしくお願いします。  次に、3点目に上げておりますけど、(仮称)歴史文化館の建設ですけど、市長のお話にもあったのですけど、建設予定地を、諫早市体育館、諫早幼稚園跡というような所を選定されておると。その地点をなぜ選択されたのか、この説明をお願いします。 41 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 186頁]  建設予定地についてのお尋ねでございます。先ほど申しますように、諫早幼稚園跡地、それから市体育館用地の所を含めて現在考えております。この周辺には諫早公園、それから高城公園、それから御書院、それから疎水百選の小野用水というような資源がございまして、諫早市の中では一番歴史、文化の趣がある場所だということで、この地点を考えております。 42 ◯村川喜信君[ 187頁]  この計画をつくっていかれる中にあって、市民の声をどのように生かしていこうか、取り入れていこうか、その手法はどのように考えておられますか。 43 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 187頁]  現在は、まだ具体的な手法というものは考えておりませんけども、名称等は別にして、もし設置するとなれば整備計画の検討委員会も考えられますでしょうし、それから個別の団体、例えて申しますと文化連盟とか史談会とか地元自治会町内会というような団体も考えられるのではないか。そのような団体からヒアリングを行うというようなことも考えていきたいと思っております。 44 ◯村川喜信君[ 187頁]  以前の話なのですけど、最初のほうではこの歴史文化館という所が市民ホール的要素という説明もあったかなと記憶しております。これが途中から市民ホール的という文言が消えたような感じがしておるのですけど、今想定されていらっしゃるその文化館の機能が市民、また諫早のまちづくりにどのような効果をもたらせるか、そこら辺はどのように考えておられますか。 45 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 187頁]  市民ホール的なものが途中で消えているのではないかということでございますけども、これはさきの議会の答弁の中で、私が多分欠落して申し述べているのではないかと思っています。現在、考えておりますのは、市全体の歴史、文化、芸術を理解する学習の場、それから市民の芸術文化に対する関心、創作活動の意欲を高め、市民が多様な芸術文化を楽しみ、親しめる環境づくり、それから市の美術展、それから県展、小中学校の美術展などにも対応できるギャラリーホールということを考えておりますので、先ほど議員がおっしゃった3点の中に加えまして、市民ホールも建設をしていきたいと考えております。 46 ◯村川喜信君[ 187頁]  場所としては、歴史とか文化に親しむということを考えますと適地かなというように私も思っています。しかしながら、諫早市全体の広域的な見方、またどのようにしてまちづくりをしていくかと、そのように考えますと、有効にあるべき施設としてとらえると、ほかの場所の検討がなされないのかなというような感じがしているのですけど、これについてどう思われますか。 47 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 187頁]  先ほど申しましたまちづくり交付金、この都市再生整備計画の中では目標というのがございまして、歴史と文化、水と緑を生かした中心地区の活性化ということで、先ほど申しますように、現在の市体育館、それから諫早幼稚園跡地というようなことで、現在場所を考えているということでございます。 48 ◯村川喜信君[ 187頁]  私もいろいろ考えてみたのですけど、一つの考え方として、市役所の隣には市民センターがございます。そういった中で、例えば中心のアーケード、また市役所、そこら辺に近いほうがいろんな利活用の中でベターな状況が出てくるのかなと考えておるのですけど、先ほどのまちづくり交付金、そこら辺の適用ができるかどうか、私はわからないですけど、そこら辺の構想というのはなかったのでしょうか。 49 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 187頁]
     アーケード寄りにというような御希望、御提案かと思いますけども、私どもが考えておりますのは、先ほど申します諫早公園、高城公園、御書院、それから小野用水という資源を生かして、高城回廊を生かして市役所、図書館、それから中心地のアーケードというようなことで、人が回遊するような点から面への整備を進めていきたいと考えております。 50 ◯村川喜信君[ 187頁]  いろんな状況の中で点から面と、いろんな検討もあろうかと思います。そういった中で場所というのも十分考えていくべきかなと、そういうようなことも思っております。  最後になりますけど、諫早市の景気対策について、細かい点をお尋ねしたいと思います。  緊急対策として、ほかの市では早々に公表、発表された所もあったかなと思っております。そういった中で諫早市としては、この時期まで発表を控えられたというのでしょうか、ちょっと他市と比較したら遅かった。これはいろんなことを想定されてのことかなと思うのですけど、この点についてはいかがですか。 51 ◯商工部長(才木雅人君)[ 187頁]  公表時期等でございますけども、まず本市の取り扱いにつきましては、適切な対応を行うために、昨年12月より関係機関と連絡を密にしながら、非正規労働者等の離職状況、特に雇用保険、失業保険、そういう部分の該当時期などの状況の見きわめとか本市の景気状況の分析、それでいかにしたら効果的な対策が打てるかというようなことを検討いたしました上で、今回の時期になったということでございまして、何も遅くなったというのはないと思っているところでございます。  以上でございます。 52 ◯村川喜信君[ 188頁]  私もいろんな状況が刻々と変化していく中で、いろんな分野の場面から検討されて、綿密に組まれたということは、本当に評価すべきかなと思っております。  先ほど部長の答弁の中であったのですけど、臨時職員の採用というケースで、これは25人の枠ということだったのですけど、早々に埋まるのかなと思っておったのですけど、21人だったと。あと枠は4人ほどあるのですけど、それはどのような取り扱いになりますか。 53 ◯商工部長(才木雅人君)[ 188頁]  一応臨時職員の雇用につきましては、3月いっぱいという意味合いもございまして、先週で募集を中止したところです。それで1名、明日から追加になりまして22名を臨時雇用しようということになっておりますので、そういう観点からいきますと、おおむね達成できているのかなと思っているところでございます。 54 ◯村川喜信君[ 188頁]  先日、この件についていろんな質問があったのですけど、その答弁の中で緊急保証制度の活用、利用ということで497件の認定があったと報告されておられました。こういった中で、私も聞いた話なのですけど、申請したが認めてもらえなかったというようなお話も聞きました。こういった中で今回の緊急保証制度が今までの保証制度と異なる点、これは何なのか。また認定されなかった要因はどこにあるのか、この点をどのように分析というのでしょうか、考えておられるかお尋ねします。 55 ◯商工部長(才木雅人君)[ 188頁]  今回の緊急保証制度でございますけども、これにつきましては中小企業信用保険法第2条第4項、第5号といいますか、これで1から8まであるのでございますけども、そういう部分の特別な場合に採用されるセーフティーネット保証制度と言われる法律で、信用保証しようという制度でございます。  この制度にない、普通一般でいいますと保証付融資といいますか、その関係では信用保証協会が保証をするのですけども、その際は平成19年10月から保証制度の仕組みが変わりまして、これが今まで借入金の100%を保証協会が保証していたのですけれども、責任共有制度というのが採用されまして、保証協会が80%、銀行側が20%というような保証の仕方が変更されたと。そういうことでなかなか貸し渋りといいますか、そういう部分が発生をしていたのだろうと思っているのですけども、今回の緊急保証制度の5号というのは、100%保証協会が保証するという部分でございます。  それで、昨年10月末からこれの指定業種が、従前であったら185業種だったのが、2月27日に760業種まで拡大をされております。これについてはこういうふうな経済状況の悪化に伴いまして、業種がいっぱい指定をされてきたということになっております。そういうことで普通の保証付融資と、このセーフティーネットの融資と若干違っているということを御理解いただければと思います。  それで、市のほうの業種はどれくらい利益が下がっているのかということで、売上率が3%以上下がっている分を、今回特に申し上げますと業種、指定業種であるか、3%以上の減少が見られるかということが認定の要件になっております。  それで、市のほうは認定書の発行をいたします。そして、金融機関を通じて信用保証協会に保証をお願いするというような仕組みになっているのですけども、議員は不認定というお言葉を使われたのですけども、不認定ではなくて、同意をする、しないという、保証協会が融資を受ける方の経営状況とか返済計画とか、そういう部分を加味して、これだったら大丈夫というような部分で同意をして、金融機関が融資をするという流れになっているわけです。  そういうことで、先ほど申し上げましたように、多重債務といいますか、認定は市のほうで受けたけれども、保証協会が審査をした場合に多重債務とか返済計画が余り芳しくないというような部分で不同意になったということで聞いているところでございます。  以上でございます。 56 ◯村川喜信君[ 189頁]  3月議会にも補正予算ということで話があっておるのですけど、教育長、学校施設の耐震化という件に関して、私も前の議会で前倒しで考えられないでしょうかというようなお話もしておったのです。今回の緊急事業なのですけど、これは景気対策という観点から、市内の事業者にどのように、潤うといえばおかしいのですけど、効果があるのかなと思うのですが、これはいかがでしょうか。 57 ◯教育長(峰松終止君)[ 189頁]  平成20年6月の補正予算におきまして、3年間の学校施設の耐震診断を行う計画を立てました。1年目としまして24棟の耐震診断をお願いしておりましたが、さらに今回、国の第2次補正予算を活用しまして、3月補正予算において、残り2カ年分を前倒ししまして、小中学校62棟と幼稚園2棟、耐震診断を行う学校施設耐震調査事業、そして小野小学校屋内運動場と小長井中学校の屋内運動場の耐震補強、大規模改造工事をお願いしているところでございます。  今年度発注しております耐震診断業務につきましては、すべて市内業者が受注しております。耐震化工事につきましても同様でございます。  以上です。 58 ◯村川喜信君[ 189頁]  先日の議案質疑の中で、財務部長の説明の中にあったのですけど、本年度の当初予算の中で約2億4,000万円が使途を限定されたような収入があるというお話があったのですけど、これは学校の耐震化に使えるというようなお話ですけど、どのように活用したらいいかなと思っておられますか。 59 ◯教育次長(平古場豊君)[ 189頁]  御質問の件は、学校施設費のことだと思うのですけど、小野小学校の整備工事の2期工事、それに喜々津中学校の2期工事、飯盛西小学校の下水道接続工事、高来中学校の下水道接続工事、この四つの事業を現在予定しているところでございます。 60 ◯村川喜信君[ 189頁]  すみよか事業でお尋ねしたいのですけど、この事業についてはいろんな説明がございました。私もいろんな所でお話をする機会があるのですけど、この事業に関しては緊急という形をとっておられるということで、いろんな法律、地方財政法とか、そういった法律の制約があって、工事高も限られておると、そのような話を聞くのですけど、この件を何とか検討できないのかなと。  というのは一つの工事をやるには工事の限度がある。そういった中で例えば何とか検討していただいて、工事額を増額できないのかなと。そうすることで例えば工事を請け負う事業者の経費の削減にもつながるケースもあろうかな。また、例えば利益の確保といえばおかしいのですけど、そこら辺もできるのかな。また、そこは増額することによって、付近住民の方の満足度も上がるケースもあるのかなと。一概にすべてを増額してくださいよということではないのですけど、場面、場面ではそういったことを適用できるように、仕組みを改めることができないのかなと思うのですけど、この件についていかがでしょうか。 61 ◯土木部長(冨松静夫君)[ 189頁]  このすみよか事業につきましては、議員の御質問の中にもありましたように、設計額が130万円以下の工事委託、それと設計額が100万円以下の修繕工事など基準を定めております。これはこの事業が各支所、出張所単位で維持補修とか小規模な改良が必要なものに対する迅速な対応を目的としたものでございます。そういうことから地方自治法施行令や諫早市の契約規則など、随意契約ができる限度額をもとに定めているものでございます。これらの委託料でいいますと130万円以上とか、それと年次的に整備をする箇所等につきましては、本庁の各事業本課によって対応をしております。  確かに限度額を超えてというお考えはわかりますけど、そういう制約もあるということで、本市としましては一事業の工事費の増額につきましては、入札等が必要になる、期間が長くなるということで、迅速な対応ができないという面もございますので、基本的には今の制度の中で進めていきたいというふうに考えております。 62 ◯村川喜信君[ 189頁]  今回の景気悪化という点について考えてみますと、自治体として短期的な景気対策だけでは終わらせてはいけないのかなと。経済的悪化というのは、すべての人にいろんな形で影響を与え、また弱者に対しては相当なダメージを与えるというような御心配をされると思います。そういった中で長期的政策として、この一部分を考えていかなければいけないのかなと思っております。そういった中で市とすれば、弱者にも十分配慮したような政策をとっていただければなと思っております。  以上で私の一般質問終わります。ありがとうございました。 63 ◯議長(中村敏治君)[ 190頁]  お疲れさまでした。  一般質問を保留し、午後1時まで休憩いたします。                 午前11時58分 休憩                 午後1時   再開 64 ◯議長(中村敏治君)[ 190頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  次に、水田寿一議員。 65 ◯水田寿一君[ 190頁]  それでは、もうきょうは手短にやっていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。  私はいつも、市民の声を代表するという職務上、夜にずっと市内を回っております。その中で、どうしても聞こえてくるのが「暇だ、暇だ」と、店もスナック等においても、やっぱり「暇だ、暇だ」と、この責任をどうしたらいいか、毎日非常に返事にも困っておるわけでございます。その暇だということの意味は何を指すかというと、普通の人たちは、議員がたるんでいるからとか、あるいは行政が力がないとか、もっと発案を持てとか、何かそういう欲求不満のあらわれではないだろうかと思ったりしております。  これは、これだけ人間がいるわけですから、人ごとと思えばそれだけでございますが、私自身、また市長もそうでしょうけれども、やっぱり庶民の声、市民の声というのに対しては受け答えをしていくべきではないかと、このように思っております。  それでは、本論に入っていきます。  1番、特別会計等を含めた本市の財政状況についてでございます。  これは6月議会で申し上げましたが、地域懇談会の中で、これは6月の話ですね。市長におかれては、一般の人からの質問に対して、「新庁舎をつくるのに大変な金が要るでしょう」というのに対して、「いや、金は要らないのですよ」と、合併特例債を使うから、あるいは、基金があるからということで言っておられますけども、私が言ったのは、「それで大丈夫ですということではなくて、特別会計でほかにも事業があるでしょう」と、「これがわからなければ、本当の答弁にはならないのではないか」と、「こういう不信を持っております」ということを申し上げました。  そのときに市長の答弁は、「新しく平成19年6月に地方公共団体の財政の健全化に関する法律というのができますので、新しく特別会計、企業会計とも含んだ決算というのが出ますから、今は個別で報告していますけれども、今度はそれを統一するという方法になりますから、しばらくお待ちください」ということで、私はこの1月号の市報を見させていただきました。  この市報によりますと、一般会計も22億円の黒字と、あるいは特別会計においても13億円の黒字と、こんなふうにして黒字がずっと続いているようでございます。これを見たときに、非常に私は安心といいましょうか、なるほどこういうことを説明されたらよく市民もわかるなあということを思って、この質問をしたわけでございます。これについて再度詳しく説明していただければと、このように思うわけでございます。  次に2番目、諫早中央保育所、諫早幼稚園、そして諫早市中央子育て支援センターができましたが、9月の開園でございましたので、まだこの質問をするのは無理かなあと、実績がまだ半年ですから、これはどうしようかなあと思っておりましたが、先ほどから出ておりますように、あすの我が身はどうなるかわかりませんので、この次もまたこの席があればいいのですけれども、ないという心配がありますので、お尋ねします。  これは、当初市長からも何回も説明があっておりましたが、この合築といいましょうか、保育所と、それから幼稚園と、そして子育て支援センターという、それぞれの機能を持たせたものを同じ場所に設置して、そして子育てのために努力するのだというようなことの説明でございました。それは非常にすばらしいことと思いますので、九州でもほかにないような感じがするぐらいすばらしいものと思います。  そういう中で、健康福祉部長のほうから、どういう成果があっているかということを、半年ですから本当にこれはまだ質問ができないのですけども、そういうところを説明していただければと、このように思うわけでございます。  3番目になります。地域振興策は人寄せが第一ですと、このとおりですね。私は、政治は生き物と思っておりますので、これだと思います。長田地区地先に総合ドームの設置を再再々進言しますということでございまして、のんのこさいさいとか言っていますけど、そうではないのですよ、これは。再度再度皆さんに訴えるということです。  これは、後で申しましょうかね。ここにある資料があるのですよ。これを、今もう先に言いますかね。この中に、鹿児島県の阿久根市というところは小さい市です。人口が2万4,000人ですね。そこに大型総合施設、何といいましょうかね、パンフレットをもらっているわけですが、ここに書いてあるのが、全国で初めてでございますが、後で詳しく言いますけれども、週末になると人口よりも1万人多い人たちが買い物に来ると、その内容がこれに書いてあるのですね。  私はこれを見まして、私が言うドームというのは、こういうものを言っているのですよ。これがわからなければやっぱりおかしいのですね。ただ単にドームをつくるとかではなくて、あの長田地区地先に、これは坪数でいえば5万2,000坪です。その広大な5万2,000坪の中に、そういう建物が幾つもあって、商品数が35万品種とあります。そういうものをつくっていけば、あらゆるものの総合的なドーム、10階建てをつくったり、そういう買い物するところをつくったり、しかも24時間となっております。  こういうものをつくることによって、私が再再々訴えているのは、人寄せのものをつくったらどうだと、諫早市はもっと明るく、極端ですけれども、もっと全国からでも九州からでも人が寄ってくるのではないかと、これをあえて訴えていきたいということでおるわけでございます。  以上、3点を申し上げましたので、御答弁のほうをよろしくお願いいたします。 66 ◯市長(吉次邦夫君)登壇[ 191頁]  水田議員の御質問にお答え申し上げます。  まず、特別会計等を含めた本市の財政状況でございますけれども、多くの地方公共団体が地方債の償還や高齢化の進展等によりまして厳しい財政状況にある中で、住民ニーズを踏まえた自立した財政運営を行うことが求められております。また、今後、地方分権を進めていくためにも、本市の財政規律を確立することは極めて重要なことであると認識をいたしております。  さて、平成19年6月に施行されました地方公共団体の財政の健全化に関する法律では、特別会計や市が出資している公社等を含めた財務指標の整備とその開示を徹底し、財政の早期健全化を図ることが規定されております。健全化判断比率等の公表につきましては、平成19年度決算から義務づけられたところでございます。  本市における算定の結果は、実質赤字比率、連結実質赤字比率及び資金不足比率の3指標は、特別会計や企業会計を含めたすべての会計で黒字決算となったことから、赤字団体には該当しておりません。また、実質公債費比率は12.6%、将来負担比率は86.4%となり、いずれも国の基準を下回っていることから、本市の財政状況は健全段階とされまして、その数値は総務省から公表されているところでございます。  なお、平成20年度決算につきましても、国の基準を下回る見通しでございます。  しかしながら、本市の財政状況は、景気後退等に伴う市税収入の減収見込みや扶助費、公債費などの財政負担増によりまして、厳しい運営が続いている状況に変わりはございません。したがいまして、議員から御意見がありましたように、特別会計等の経営状況や資産、負債の実態を正確に把握することは、今後さらにその重要性が増してまいります。  今後の財政運営に当たりましても、市民の皆様方のニーズにできるだけおこたえできるよう、必要かつ十分な財源確保に努めるとともに、新たに設けられた財務指標等の動向には常に注意を払うなど、より柔軟な財政体質を目標に、引き続き財政運営の健全化に努める必要があるものと考えているところでございます。  あとの部分につきましては、担当部長のほうから答弁させたいと存じます。(降壇) 67 ◯健康福祉部長(平野 博君)[ 191頁]  それでは、2点目の諫早中央保育所、諫早幼稚園、そして諫早市中央子育て支援センターの設置目的と成果についての御質問にお答えをいたします。  諫早南部第一地区土地区画整理事業によりまして移転が必要となりました諫早中央保育所、それから、老朽化に伴い改築が必要となりました諫早幼稚園について、合築による移転改築を行いました。この保育所、幼稚園に加えまして、子育て支援センターもあわせて整備を行いまして、昨年の9月1日に開所・開園をいたしたところでございます。  この施設は、保育所、それから幼稚園の独立した機能を持たせながら、園庭、それから遊戯室、駐車場などを共有いたしました複合施設となっておりまして、子育て支援センターともあわせまして効率的な運営を図りながら、この3つの施設の交流とともに、他の関連施設とも連携を行うことによりまして、諫早市の子育て支援の中心的な役割を担う施設としても位置づけをいたしているところでございます。  9月の移転開所後、保育所と幼稚園では、交通教室、それから避難訓練、その他園内行事などを合同で行いながら交流を深めているところでございますが、子どもたちの遊びの輪も、自然と保育所、幼稚園の枠を超えて広がっていっているようでございまして、いい意味での刺激がありまして、お互い学び高め合う効果がありますので、今後とも交流を深める事業を進めてまいりたいと考えております。  また、子育て支援センターにつきましては、9月の開所から1月末までの間に、延べ5,131人、週5日の開設でございますので、1日平均53人の御利用をいただいておるところでございます。その中で、子育てに関する相談や、公民館等に職員が出向いて親子交流や子育てサークルへの援助を行う地域支援活動、それから、絵本の読み聞かせや食育講座、親育ちプログラムなどの子育て講座を実施し、多くの御参加をいただいているところでございます。  また、子育て支援センターの子どもたちが保育所のクリスマス会や節分などの行事、また、幼稚園の子育て支援行事に参加をいたして交流を行っておりまして、入園前に保育所や幼稚園の集団生活を体験できることなどから、子どもたちや保護者の皆様から大変喜んでいただいているところでございます。  あわせまして、市内の子育て支援センターのネットワークの中核ということで、諫早市子育て支援センター連絡協議会の事務局を設置しておりまして、他の子育て支援センターとの連携・交流を行いながら、市全体の子育て支援センター事業の拡充を図っているところでございます。  平成20年度は、開所初年度ということもございまして、手探りで事業を行った感もございましたが、利用者の皆様からはおおむね御好評をいただいておりますので、平成21年度以降もさらなる事業の充実を図っていきたいというふうに考えているところでございます。 68 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 192頁]  水田議員の3点目の質問にお答えを申し上げます。  長田地区地先における多目的総合ドームの整備につきましては、これまでも議員から繰り返し御提案をいただいております。総合ドームの建設構想は、昨今の経済情勢からテーマパークやショッピングモールも厳しい状況にあることや、市の財政的負担も大きいことから、現時点では提案を賜ることにさせていただきたいと思っております。 69 ◯水田寿一君[ 192頁]  それでは、再質問をさせていただきます。  一番初めの市の財政のことについてでございますが、もう私は余り詳しくはわからないのですけども、黒字であるということでございますので、この点は、一般会計で22億円、特別会計で13億円と、こういうように数字がはっきり出ておりますので、私も非常に安心したといいましょうか、よかったなと思っております。  この剰余金について、その後の組み替えといいましょうか、そういうのは将来どうなっていくのでしょうか、それをお尋ねします。 70 ◯財務部長(馬場康明君)[ 192頁]  剰余金につきましては、翌年度に繰り越しをしまして、2分の1以上を繰上償還とか、あるいは基金の積み立てとか、そういったものに使うようになっております。 71 ◯水田寿一君[ 192頁]  わかりました。それでは、次に行きます。  2番目の福祉の問題でございますが、今、御報告を受けたところは、単なる保育の内容でございました。私が申し上げているのは、これをつくるときの趣旨といいましょうか、なぜこういうものをつくるかということについて、その効果をお尋ねしたわけでありまして、今の御報告の中であります子どもの運動会とか、子どもの手遊びとか、そんなのはどこでもやっているのですよ。  私が言っているのは、そういうような日常保育ではなくて、福祉指針によるそういうものとか、片一方は学校教育法によるものとか、そういうものの中で、同じ場所で保育をおのおのがしていくということが非常に喜ばれているとなっておりますけども、私としてはもっと矛盾するものがあるのではないかと思うのですけども、幼稚園の子どもたちと保育所の子どもたちが、遊ぶことはいいのでしょうけども、何かこう違うと思うのですが、こういう日常の保育ではなくて、建設する目的の違いをお尋ねしたわけですから。どうでしょうか。 72 ◯健康福祉部長(平野 博君)[ 193頁]
     保育内容ではなくて、どういう効果があるかということでございますが、それはもう、やっぱり財政的な効率化を図るという意味については、これが一番大きかったのではないかと思います。2つの施設を合築したということでございますので、もともと幼稚園、もともと保育所という形のものが一つになりまして、規模の拡大ができたという部分がございます。園庭を広くとれたとか、駐車場を大きくとれたとか、そういう部分、それから遊戯室も、これも非常に大きい部分です。  だから、これは個々の施設で整備することより、合築ということでの相乗効果といいますか、そういうふうな規模の拡大ができたということで、それぞれの施設で年間行事がございますが、それぞれの行事のときには、占有して使える場合は、非常にこれはもう施設を有効に使えるということで、これらの部分が一番大きい効果ではなかったかなと思っております。 73 ◯水田寿一君[ 193頁]  教育長、保育所のほうは、昔は保母さんでしたけれども、今は保育士と言っておりますよね。幼稚園のほうは、どんなふうに言っているのですか。まだ教諭ですか、お願いします。 74 ◯教育長(峰松終止君)[ 193頁]  幼稚園の場合は、職名は教諭と言っております。 75 ◯水田寿一君[ 193頁]  この理想は非常にいいのですよ。本当に、幼稚園と保育所が同じ敷地の中に、同じところに置くということは非常にいいのですけども、実際これを実施する場合に、幼稚園教育と子育てというのは根本的に違うわけですから、教育の場と子育てというのが合体して今つくってあるわけですね。何かそういうものが日常的に、うるさいとか、何かいっぱいあるのではないかと思いますがね。それがないということになると、それはいいことでしょうけども、幼稚園の園児が運動場に出ているときに保育所の子どもも一緒に出る、何か違うような気がするのですけども。  私は、先ほども言いましたが、まだつくって何カ月もならないので、現地に行くのも遠慮しているのですよ。行ってないのですよ。ただ、想像として、教育と保育というのは違うと思うのです。だから、それが必ず、もうそろそろ先生方の意識の中にも、恐らく出ているのではないかと思うのです。  それで、幼稚園の場合には、入学式というのに、入学というのはすばらしい何か意識を持っていると思います。こっちは、保育の手が足らないので、そこで育った子どもたちとまた意識が違うと思うのですよ。  そういう中で、この6カ月間の中で、もういろいろあろうけども、こうだとか、あるいは職員同士の、こっちは保育士、こっちは教諭、そういう違いがそろそろ出てきていいのではないかと思います。それを我慢しているのではなくて、出すことによって、改めてまた新しい道が開けるわけですから、そういうところはどうでしょうか。ありませんか。 76 ◯健康福祉部長(平野 博君)[ 193頁]  幼稚園も保育、保育所も保育と、両方保育という言葉を使いますけど、保育所の場合についていえば、4月1日から3月31日まで保育をするということでございます。幼稚園につきましては、学期がございまして、当然ながら春休みもありますし、夏休みもある、冬休みもあるということで、これは学校教育に近づいたような保育内容といいますか、そういうことです。  それから、保育園については朝から夕方までということでございますが、幼稚園につきましては朝からお昼過ぎまでということで、保育時間もかなり違いがございます。  ただ、お互い子どもにつきましては、就学前の保育ということで、所管が文部科学省と厚生労働省という違いがございますが、当然ながらこれは遊びを中心とした保育というふうになっていくものでございますので、そういう部分では、ある面共通した部分は多いのではないかと思っております。  それぞれの特色を生かしながら、同じところで保育を受けるという部分につきましては、それぞれ特色はあろうかと思いますが、就学前の子どもでございますので、やっぱり遊びを主体としたような、そういう部分での保育という部分は、共通する部分がかなりあるのではないかと思っておりますので、今半年でございますが、今後時間を重ねていく中で、それぞれの特色はありながらも、一つのところで保育を受けるということで、新たな歴史、展開といいますか、そういうことも出てくるものと思っております。 77 ◯水田寿一君[ 194頁]  お願いがあるのですが、通告をしておりませんけども、大事なところでございますので、教育長にひとつお願いしたいと思いますが、よろしゅうございましょうか。 78 ◯教育長(峰松終止君)[ 194頁]  それぞれの目的で、保育所のほうも、それから幼稚園のほうもやっているのですが、今、半年ほど過ぎまして、今健康福祉部長のほうからも答弁がございましたが、特に保育時間が幼稚園のほうは短うございます。ちょうど保育所のほうが午睡をしている時間に、お迎えとか、あるいは、しばらく遊んで帰る園児がいるわけなのです。園庭で遊んでおりますと、最初のほうは少し騒がしいということで、子どもたちにも言えばわかるわけですので、相手をおもんぱかるというのでしょうか、そういった気持ちも今育ちまして、今は静かに遊んでいると。  そういうのもございますし、それから幼稚園教育では、3歳児が一番下の子どもたちですので、それ以下の子どもたちと接する機会というのは、今まではなかったわけです。今度は一緒に園庭で遊ぶことによって、自分よりも小さい子どもたちに愛情たっぷりというのでしょうか、かわいがるとか、そういった情的な心の教育なんかも徐々にできていると聞いております。そういった面では、非常にいいのかなと思っております。  以上です。 79 ◯水田寿一君[ 194頁]  もう少し質問します。  実際、6カ月の間に私が施設に何回か行ったときにですけども、松岡議員も言っておられましたが、私たちの感覚と違う施設があるのですね。例えば、トイレを指摘しておられましたけれども、トイレにどうして仕切りがないかということですね。ずっとフロアと一緒なのですね。だから、やっぱりトイレというのは、汚いというと、言葉はおかしいですけども、ここはトイレですよということを教えるためには、いきなり便器があるとですね。家庭教育と違うなというそういうところは、保育士さんから何か出ていませんか。その他にもありますけども。 80 ◯健康福祉部長(平野 博君)[ 194頁]  施設の利用面では、そういう指摘事項とか、そういう部分については出ていないという状況です。 81 ◯水田寿一君[ 194頁]  それから、もう一つは、私たちがこの保育所ができる前に委員会で視察に行って、いろいろ要望を出しておりました。各委員がいろいろ要望を出して、冊子になって、藤田議員が委員長でしたかね、そういうことでやっているのですが、そういうものについての検証というのはしておられますか。 82 ◯健康福祉部長(平野 博君)[ 194頁]  これは、佐賀県のほうの施設を視察に行かれまして、その報告書もいただいているところでございまして、当然ながら水田議員からも御指摘をいただいておりました。その分については十分検証をいたしまして、それに対応する措置はいたしております。 83 ◯水田寿一君[ 194頁]  最後になりますけども、駐車場のところを私は非常に気にしておりました。現在、あのつくり方で、朝から混乱が起きていないかと。私は現地を見ていないので想像で言うのですけども、車1台がこう右か左にターンをするときには、もう次の車が並んでいるという想像をしたものですから、現地に行かれたことがあるのか、あるいは、そういう報告があるのか、それをお答え願います。 84 ◯健康福祉部長(平野 博君)[ 194頁]  私も、登園時間にはその現地に行ったことはないのです。ただ、一番最初の開所の日については、1日目だけは若干混乱があったということでございますが、2日目以降はその状態をとらえて即にルールを決められて、一切その後はトラブル的なものはあっていないということで聞いています。 85 ◯水田寿一君[ 194頁]  御検討頑張ってください。このごろは御検討が非常に口癖になりまして、どうも済みません。  それでは、3番目に参ります。  先日、友好都市の出雲市と津山市の方がおいでになったときでございますが、諫早の名所といいましょうか、そういう所を御案内するということで、市職員の方がついてきて、そして白木峰高原でいろいろ干拓の方を見ながら説明をされました。非常によかったと思っております。  ただ、私が申し上げたいのは、あれは根室市だったか、北海道に行ったとき、市の中に観光課というのがありまして、そして、その人たちがもう本当に説明を立派にされるのですよ。この前説明された方がどうこうと言っているのではないのですよ。私が申し上げたいのは、観光課を設けたらどうかということの提案でございます。  そうしますと、バスに乗っていくのですが、その人たちは、もうあらゆることをお話するのですよ。この辺で言えば、眼鏡橋の話とか本野の話とかもういろいろ飽かさないのですね。諫早市にもそういう観光課があって勉強させるならば、もう白木峰から諫早湾干拓まで行く間でもカキの話から何からたくさんあると思います。  そういう人を飽かせないような観光、こんなすばらしい諫早市でございますので、そういうのをですね、恐らく私の知っている範囲ではほとんどの市に観光課というのがあって、それで行政がPRをしていると思います。諫早市でもそういう考えはいかがなものかと思うわけですが、どなたか答弁してくださいませんか。 86 ◯総務部長(早田 実君)[ 195頁]  組織の件でございますが、現在、諫早市では、商政観光課で観光を扱っているわけですけども、そこのほうで観光計画とかも立ててやっております。そういうことで、今後はいろんな面で観光振興に取り組んでいきたいと考えております。 87 ◯水田寿一君[ 195頁]  何かわかりませんでした、今のは。最後のところをもう一回言ってみてください。今後は何と言われたのですか。 88 ◯総務部長(早田 実君)[ 195頁]  今後は、いろんな観光振興に取り組んでいきたいということでございます。 89 ◯水田寿一君[ 195頁]  観光振興は言っていないのですよ。そんな話は、もうあなたが専門だからいいのですよ。私が言っているのは、遠来からおいでになった方に、この諫早市の美しさ、歴史、そういうものをゆっくり説明してほしいということを、PRしてほしいということを言っているのですよ。こういう書類をつくって、パンフレット配られても何もならないのですよ、それは。やっぱり言葉というのが大事ですよ。人間を愛する言葉、そうですね、人を育てる、人づくり、言葉ですよ。この言葉というのを、この観光課を設置して、そこで勉強してやったらね。  例えば、ここから多良岳まで行きまして、おりてきて、そして干拓の全体を見るために、高来町下なんかずうっとハウスなんかがいっぱいあるのですね。そういうところなんかも、何がとれるかということも語ればいいのだけれども、語れないのですね。ただしゃべるぐらいはだれでもできるでしょうけども、そうではなくて、右手をごらんください、左を見てくださいと、あれが多良岳ですよとか、あれが普賢岳ですよとか、そういう話をすれば、ああ、行ってよかったと。皆さんだれでも、他市に行ったときにそういうのに出会えば、行ってよかったと思うでしょう。それを言っているのですよ。 90 ◯商工部長(才木雅人君)[ 195頁]  先ほど総務部長が申し上げましたように、今、諫早市には、商政観光課ということで観光を扱っている部署もございます。ただ、私が思うには、それは職員一人一人が市のPRマンだというふうに思っております。  私ごとで恐縮なのですけども、議会事務局に前に4年ほど在籍したことがあるのですけども、そのときに視察の担当をしておりました。そういうときには、案内する際には、あらゆる面を勉強して案内させていただいたという記憶がございます。  そういうふうに、どなたがではなくて、市の職員の方は、自分たちがどこを案内しなければいけないという部分があれば、それは十二分に勉強していただいて、それで、一人一人が諫早市のPRマンだという意識を持って対応していくことが大事かなというふうに思っているところでございます。  以上でございます。 91 ◯水田寿一君[ 195頁]  もう一回言いますよ、今の説明では、そういうことではだめだと言っているのですよ。市職員みんながPRマンと、そんなのではないでしょう、私が言っているのは。遠来からおいでになった方に、古跡名所、そういうものを優しくおもしろく話して、そして納得してお帰りいただいて、また来てもらうというような方法をとったらどうかと言っているのですよ。  だから、他市に行ったらそれがあるのですよ。だから、一市職員ではなくて、そういう専門的に、1時間でも2時間でも、さっきガイドといった、ああいうふうなものですよ。そういうのをつくってみたらどうですかと提案しているのですよ。 92 ◯商工部長(才木雅人君)[ 196頁]  市の観光案内といいますか、観光ボランティアガイドの会というのが組織されておりまして、活動もされておりますので、そこら辺につなげていきたいというふうに思っております。 93 ◯水田寿一君[ 196頁]  もう話にならないではないですか。現地に行って、その人たちが、遠来の客が来て私が実感しているのですよ。そういう実感をしているから、それを強く設置したらどうだと市長にも求めるのですよ。やっています、やっていますって、何をやっているのかということです。それはだめです、そういうことでは。  それは、さっき言いました北海道とか、どこでもあるのですよ、これは。1カ所だけではなくて、インターネットで出したらばあっと出てくるから、そういうのを言っているのですが、わからないでしょうか。  次行きます、3番目。  このドームについて、また申し上げて申しわけございませんが、そうした人寄せをするということが行政の仕事ではないかと思います。例えば、箱物も大事ですね。確かに大事です。町をきれいにするのも大事だけれども、人が集まらなければ町は潤わないのですよ。潤う方法というのは、人寄せです。  そこで申し上げたいのが、先ほど見せましたそのパンフレットも送ってもらいました。ファクスでももらいましたが、株式会社マキオという全国のチェーンでございます。  一番初めの会社案内には「出会いに感謝」と、こういうふうに見出しがついております。そして、その中をめくってまいりますと、「日本で初めて小さな町で1年365日24時間営業に挑戦した大型店舗であります」と、「ワンストップショッピング」という見出しですね。一つのものを探していると必ずそこで売っていますよと、35万品種がありますと。35万種があるわけですが、その中に、ここに来れば何でも買えるということです。  それから、そこに、これはもう野菜類はそうなのですが、衣料品ですね、書籍類、一般食品、靴、それからインテリアですね、こういうのもたくさん品種があるのですよ、びっくりするぐらい。ベッドから何から、もうとにかく学用品から車まで売って、それで車の油まで入れるというやり方です。  この中で珍しいのは、お買い物された方で、60歳以上、身障者の方には、お買い上げの5%の現金を返しますということで、これは年間約1億円返していくというやり方ですね。それから、バスを回して、自宅までバスでお送りしますよというような形です。こういう形で、たくさんいろいろなものがございます。  そして、先ほど言いました5万2,000坪という大きな敷地の中に、この売り場面積が8,500坪、こういう大きなものは、それは駐車場ですね。駐車場も大きいですね。1,500台ということで。  こういう形のものを、阿久根市という小さいところが地図に出ておりますが、こういうような着想というのが、私は、今やっぱり諫早市も、県央県央と言いながらも、もう少し何かそういう人寄せのものができないものかと、これを見たときに痛切に思いました。  そして、私が申し上げるドームというのは、長田方面の人たちはほとんどが愚痴を言います。それは立派なものがありますよ。しかし、山の上では立派だが、土地のそこらあたりに、買い物なんて毎日山の上に行くわけではないですから。それは、すばらしい人寄せがございます。今度はこどもの城が立派にできますから、みんな期待はしておりますけども、もっと地元に何かないかということで、これは高来町あたりもそうだろうと思います。小長井町もそうです。  もっとそうした人寄せの場というのを行政としてつくっていくべきだろうと、私はこれを再々提案するということでございます。この件について、どなたか答弁をお願いします。 94 ◯市長(吉次邦夫君)[ 197頁]  ドームとおっしゃっておられましたので、野球ドームとか、そんなものかと思っていましたら、大型店舗のことですね。  そのことにつきましては、御承知のように一昨年11月に都市計画法の3法が改正されまして、ある程度規制がかかっているわけです。この町のコンパクトシティというものの考え方から、ある程度の規制がかかりまして、一時期、長崎日本大学高校のそば、あるいは、そのほかにもいろいろございました。それは、そういったことで、法の改正に基づきまして規制がかかるわけでございますので、断念をいたしているわけでございます。  ただ、そうした中で、法律の枠内で、それはいろいろと店舗ができないこともないわけでございますので、その辺は、今現在、民間のほうでもそのようなことを考えて、今私どもとも協議をしております。ですから、そんな大型のもの、そこまではちょっと規制がかかりますのでできませんけれども、その範囲内でできるような形の店舗を今現在協議いたしております。  ですから、おっしゃるように、地域の住民の方々が日常茶飯事生活するためには必需品をいろいろ買わなければいけないと、それはおっしゃるとおり、いろいろな方々が不自由しておられるということもわかっております。ただ、いろいろ店舗もありますけれども。そんなことでございますので、その辺は十分、今後とも検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 95 ◯水田寿一君[ 197頁]  ぜひひとつ、箱物も大事でしょうけども、できるだけ市民が1カ所で買えるような場所というのを考えていただきたいと、このように思っております。  私、いろいろ申し上げましたが、以上をもちまして質問を終わりたいと思います。 96 ◯議長(中村敏治君)[ 197頁]  大変どうも御苦労さまでした。  一般質問を保留し、しばらく休憩いたします。                 午後1時44分 休憩                 午後2時2分 再開 97 ◯議長(中村敏治君)[ 197頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  次に、赤崎光善議員。 98 ◯赤崎光善君[ 197頁]  皆さん、こんにちは。28番、赤崎光善です。新風クラブに所属しております。今回の議会は、4年1期の最後となりました。一般質問も、私も毎回いたしておりまして、今回どうしようかなと迷っておりましたけども、一応質問をさせていただくことになりました。先ほどの水田議員は、再々質問ということでお話をされましたけども、私も、1項目めを除けば、全部再々質問になります。ひとつよろしく御答弁のほどお願いをいたします。  それでは、通告に従い質問をいたします。  子育て支援について、保育料の低所得世帯に対する対応についてお尋ねをいたします。  アメリカの金融危機に端を発した経済危機が世界全体を襲っている今日、日本においても、自動車、電気関連など順調な成長を続けていた産業もかつてない経済危機にさらされ、国民生活に大きな影響を与えております。  また、近年、雇用労働関係の規制緩和や自由化が進められ、派遣労働やパート、契約社員など、労働者から見ると多様な就労形態が可能となり、非正規雇用として働く人たちが増加しておりましたが、給与所得の面から見ると、200万円以下の低所得者が増加していることが国税庁の民間給与所得実態調査でわかっております。いわゆる働く貧困層(ワーキングプア)ということで、社会問題にもなっております。  また、最近の経済不況により、派遣切りなどで失業者が増加したり、特に若い人たちの子育て世代においては、厳しい経済状況にさらされ、子育てに奮闘されている方々の話も聞いておりますが、現在、本市において保育料の階層別の状況はどのようになっているのか、お尋ねをいたします。  次に、諫早湾干拓についてお尋ねをいたします。
     諫早湾干拓を利用した観光について。諫早湾干拓は、昨年度完成し、造成された農地においては農作物が生産、販売されており、また、潮受け堤防の完成により、台風などによる高潮の防止など防災機能を十分に発揮しております。また、堤防道路の開通により交通の利便性がよくなり、島原半島地域と本市東部地区との交流が多面的に効果を発揮しております。その経済効果も今後発揮されるものと思います。  諫早湾干拓は、本市の大きな資産であります。新たに造成された農地での農産物の生産、潮受け堤防による後背地の防災効果はもちろんでございますが、干陸地、調整池の活用など、今後干拓を総合的に観光面に活用することが大事ではなかろうかと考えます。  先般、新聞発表もなされましたが、県の計画、本市の計画はどのようになっているのか、お伺いをいたします。  次に、3項目めに入ります。JR長崎本線の老朽化した跨線橋、水路橋の整備計画についてであります。この問題については、新幹線の並行在来線問題として過去2回ほど質問をいたしておりますが、再度質問をいたします。  JR長崎本線上に設置してある跨線橋、水路橋については、沿線住民にとっては大変重要な役割を持ったものです。現在、老朽化し、傷みがひどく危険なため、通行どめとなっていますが、大変不便を強いられているところであります。  昨年は、長里小学校下にある城崎跨線橋について、12月に歩道橋として完成がなされ、既に利用されておりますが、残された跨線橋、水路橋の今後の整備計画についてお伺いをいたします。  4項目め、道路整備について、小長井、高来町境の旧竹崎街道の整備についてお尋ねをいたします。  この問題については、過去に野副議員も質問をされております。私も1回一般質問を行っておりますが、その後の市の対応はどのようになっているか、お伺いをいたします。  以上を1次質問といたします。答弁により再質問をいたします。 99 ◯市長(吉次邦夫君)登壇[ 198頁]  赤崎議員の御質問にお答え申し上げます。  私からは、諫早湾干拓を活用した観光についてでございます。  1月10日に新聞報道がありました諫早湾干拓を活用した交流人口拡大プロジェクトは、長崎県観光振興基本計画に基づき、各市町が取り組む観光地づくり実施計画として本市が策定し、県の認定を受けたものでございます。  市といたしましては、この認定により県の支援を受け、干拓学習の充実、干拓の概要について説明できるガイド等の育成、堤防道路を活用した観光ルートの創出及び情報の発信など、主にソフト面の事業に取り組み、交流人口の拡大を図ろうとするものでございます。県の事業につきましては、堤防道路や中央干拓地の駐車場やトイレ、干拓地内の遊歩道の整備など、主にハード面での整備が実施されております。  堤防道路を利用した観光バスの現在のルートにつきましては、直接のデータはございませんが、干拓の里によりますと、堤防道路の開通後は、入場した団体数で約5割、100団体の伸びが見られております。中でも福岡県を初めとする県外からの訪問が大幅に増加していることから、堤防道路の利用もあっているものと推察されますので、今後は市内への回遊ルートの紹介を行い、観光振興を図りたいというふうに考えているところでございます。  あとの部分につきましては、それぞれ担当部長のほうから答弁させたいと存じます。(降壇) 100 ◯健康福祉部長(平野 博君)[ 198頁]  それでは、1点目の子育て支援について、保育料についての御質問でございました。  お尋ねの階層ごとの人員でございますが、保育料と一緒に説明したほうがわかりやすいと思いますので、3歳児の保育料の例で申し上げます。ことしの1月1日現在でございます。  階層につきましては7階層、それから9段階に分かれております。第1階層につきましては、生活保護世帯でございまして、人員は23名、保育料は無料でございます。  第2階層は、市民税非課税世帯で、人員は589人、保育料は5,800円です。そのうち、母子家庭などや障害者がおられる世帯につきましては、保育料は無料となっております。  それから、第3階層でございますが、市民税課税世帯で、人員は673人、保育料は1万3,600円でございます。また、この中でも母子家庭や障害者がおられる世帯の保育料は1万2,600円でございまして、対象は82人おられます。  第4階層につきましては、所得税が4万円未満の世帯でございまして、人員は1,038人、保育料につきましては2万400円となっております。  第5階層は、所得税4万円以上から10万3,000円未満の世帯でございまして、人員は734人、保育料は3万2,700円でございます。  第6階層につきましては、所得税が10万3,000円以上から41万3,000円未満の世帯でございまして、人員は521人、保育料は3万9,700円です。  第7階層につきましては、所得税41万3,000円以上の世帯で、人員は103人、保育料は3万9,700円です。合計で3,681人となっております。  それから、保育料の額でございますが、諫早市の場合、国が示す基準額より軽減を図ってきておりまして、年齢によって違いますが、先ほど申しました3歳児で第3階層の市民税課税世帯は、国が1万6,500円に対しまして、諫早市では1万3,600円、最高額の第7階層の所得税41万3,000円以上の世帯につきましては、国が7万7,000円に対しまして、諫早市は3万9,700円となっております。  また、入所児童の第2子目につきましては、国が2分の1に対しまして、諫早市は4分の1、これの対象が895人おられます。それから、入所児童の第3子目につきましては、国が10分の1という部分に対しまして、諫早市は無料というように軽減を行ってきているところでございます。この第3子目の無料の方は116人でございます。  これを合わせますと1,000人を超えておりまして、全体3,861人のうちの27.5%と、もう4分の1以上の方が、4分の1もしくはもう無料という形になっております。  このように市といたしましても保育料の軽減に努めておりまして、国の徴収基準額では10億4,700万円になりますが、市の徴収額は7億7,300万円ということで、約2億7,300万円を超える額の軽減を行っているところでございまして、これを通常軽減率という言い方をしておりますが、諫早市の場合は約26%でございまして、これは県内の市の中では、20%を超えているところはほとんどございませんが、恐らく諫早市が県内の市の中では一番の軽減率をしているというような状況でございます。  以上でございます。 101 ◯土木部長(冨松静夫君)[ 199頁]  それでは、まず初めに3点目のJR長崎本線にかかる跨線橋について御答弁を申し上げます。  この跨線橋につきましては、平成18年5月に、JR九州長崎支社及び諫早市の関係各課と高来・小長井地域において現地確認を行い、かけかえ等が必要な跨線橋としては4カ所を把握しております。  そのうち市道船津線城崎橋につきましては、昨年度末にかけかえが完了し、現在供用開始を行っているところでございます。あとの3橋につきましては、現在、コンクリート床版の剥離等の落下物防止のための仮設ネットを設置し、列車運行の安全確保を図っているところでございます。  今後も、緊急性の高いところから整備を行う予定ではございますが、現在の線路状況としましては、電化区間であることから、今かけかえを行いますと、建築限界6.15メートルを確保するために、現状の高さから約1メートルから1.5メートルほど高い位置に設置する必要があり、左右の取りつけ等が非常に困難な状況になります。  さらに、水路橋と供架している市道橋もあり、安易にかさ上げの計画を行うことができない箇所もございます。  新幹線の開業後は、並行在来線の運行方式が非電化になることも予想されておりますので、関係機関とともに現状の把握調査等を行いながら、今後慎重に整備計画を行っていきたいと考えております。  次に、4点目の道路整備についてお答えをいたします。  小長井町長里地区から小長井・高来地域体育館建設予定地及び高来支所等の公共施設へのアクセス道路としましては、国道207号や広域農道から先日完成をしました市道水ノ浦線や県道多良岳公園線等を利用するのが安全な交通経路ではないかと考えております。  竹崎街道を利用する新設道路につきましては、現状の地形が起伏に富んでおりまして、縦断勾配や費用対効果等から考慮しましても、新設改良につきましては非常に難しいと考えております。  以上です。 102 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 199頁]  JR長崎本線にかかっております水路橋についてでございます。  高来・小長井地域には水路橋が6カ所ございます。そのうち、かんがい用水としては5カ所、排水路として使っているのが1カ所ございまして、これは平成18年5月31日に新市に引き継ぎましてから、JR九州長崎支社と現地を立ち会ったところでございますけれども、現在、水路橋の水漏れ等については確認をしておりません。  ただ、橋りょう全体が老朽化しているということ、それから、田んぼのかんがい排水に使われておりますので、これを全体的に高さを変えたりするのは困難性も伴うということと、それから並行在来線の非電化の計画があるということで、これは土木部の跨線橋と同じでございますので、関係機関と協議をし、ある程度把握をしながら、今後維持補修に努めていきたいというふうに思っております。 103 ◯赤崎光善君[ 200頁]  1項目めの子育て支援について、保育料の件で再質問をいたします。  県下でも一番安いといいますか、軽減率が26%ということでございますけれども、最近の経済状況、労働状況から見まして、若い人たちの家計というのが非常に苦しい状況にあるといった話も聞いております。  そういった中で、いわゆる低所得者層についての階層の細分化といいますか、そういったことは考えられないのか。国の制度としてはあると思いますけれども、その辺の見直しといいますか、全体的ではなくても、低所得者に対しての階層の見直しというのはできないものか、お尋ねをいたします。 104 ◯健康福祉部長(平野 博君)[ 200頁]  低所得者層の階層の細分化をということでの御質問でございます。  これは、議員がおっしゃいますとおり、国が示す階層区分に合わせて、諫早市も同じ階層区分で定めておるところでございますが、実はこれも経過がございまして、合併のとき、平成17年3月以前の部分ですね。それまで各市町で定めておりました階層区分を、合併協議会の中で今回のこの階層区分ということで決定をしたという経過がございます。  合併後、今度5年目で初めて、合併協議会で決定した部分が最終的に統一されるのが今度の平成21年度というようなことでございまして、今までが経過期間ということで、実は、その地域は合併前の部分の経過措置で今まで来ていたということでございます。  今回、平成21年度になりまして、初めて統一した保育料階層区分で負担をいただくという形になりますので、さらなる階層の区分という部分については、やっぱり合併の経過がございますので、現実的には、まずは平成21年度統一区分でいくということでお願いしたいというふうに思います。 105 ◯赤崎光善君[ 200頁]  来年度ということですけれども、その辺の計画というのは、どういうふうになっているのですか。 106 ◯健康福祉部長(平野 博君)[ 200頁]  計画といいますか、これが合併協議で初めて統一した、全市一体となった保育料が平成21年度になって初めて実現するということでございます。細分化という部分については、現在、その部分については合併協議のままいくということで、検討はいたしておりません。 107 ◯赤崎光善君[ 200頁]  今日のこういった厳しい経済状況の中で、緊急的な措置といいますか、そういったことも考えられないわけですか。 108 ◯健康福祉部長(平野 博君)[ 200頁]  一番最初の御質問のときにもお答えをいたしましたが、軽減率につきましては県下でもトップと思っています。それから4分の1、無料になるという部分の方々が、この第2子、第3子の方がもう4分の1を超えているという状況でございますので、ある程度軽減はできているのではないかというふうに思っております。 109 ◯赤崎光善君[ 200頁]  諫早市においては、県下的にもそういう状況ということでございますけれども、ほかにも子育て支援については、準夜診療の実施とか、他市に先駆けて実施され、それなりに総合的に子育ての環境はいい状況ではなかろうかなと思っておりますけども、先ほどから言いますとおり、御承知のとおり、最近の経済状況がこういう厳しい中になって、いろんな国も施策もやっておりますし、そういった中で支援ができないものかなということでございますけども、できないということでございますが、今後そういったことも加味しながら対応していただければと思います。  次に、諫早湾干拓の観光についてでございますけれども、この件に関しても、一般質問で以前、私、市内全体の観光ということで質問をいたしておりましたけれども、先ほどの市長の答弁の中で、観光ルートの作成とかいろいろ話がある中で、5割ほど今ふえているという話も聞きましたけれども、そういったふえている原因というのは、干拓関係の要因によるものでしょうか。ほかに何かあるのでしょうか。 110 ◯商工部長(才木雅人君)[ 201頁]  干拓が完成をしましてから、それから九州各県の旅行客といいますか、団体客数が伸びているということでございますので、やはり原因的には堤防道路が供用開始になったと、それと干拓地が完成したという部分での動員かなというふうに思っているところでございます。 111 ◯赤崎光善君[ 201頁]  5割という数字は非常に大きいと思うわけですね。そういった中で、本市の観光施設といいましょうか、いろいろ施設もありますけども、あるいは土産品店といいますか、そういったところの客の増加率というのはどのようになっているのでしょうか。 112 ◯商工部長(才木雅人君)[ 201頁]  一応、カステラセンターとかいろいろ途中途中でございますけども、そこまでの把握はしておりません。 113 ◯赤崎光善君[ 201頁]  私も人から聞いた話でございますけれども、太良町の道の駅たらふく館が何か非常に団体客、観光バスがふえたという話も聞いております。そういった中で本市の干拓の里も団体客がふえたという話も聞いておりますけども、干拓の里においてはどういった方法でふえたのか、その辺について、何か要因がありますか。 114 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 201頁]  干拓の里で入場者がふえたということですが、事業が完了いたしまして、各地域から事業に対する視察が結構ふえてきているということで、今、干拓の中で干拓地の事業のことを説明する部分も新たに設置をしましたので、そこら辺を含めて、そういう部分がふえてきているのかなというふうに思っております。 115 ◯赤崎光善君[ 201頁]  ふえてきているということで、その対応として、今後、干拓関係の観光について、市としての計画はどのように立てられているのでしょうか。 116 ◯商工部長(才木雅人君)[ 201頁]  先ほど市長から答弁がありましたように、県から認定を受けております。それによりまして補助金が4割程度いただけることになりますので、先ほどの観光誘導案内板の設備等とか、前に藤田議員にも申し上げましたけれども、いろいろなガイドの育成とか、そういうものに取り組んで、交流人口の増加を図っていきたいというふうに考えております。 117 ◯赤崎光善君[ 201頁]  干陸地に管理用道路が設置されるということを聞いておりますけれども、管理用道路の利用というのは、どういった方向でできるのか、その辺についてお尋ねします。 118 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 201頁]  干陸地内にできます管理用道路は、主に干陸地の中の管理道路ということになりますけども、これは協議の中で、例えば干陸地の中にプロジェクトのほうでいろいろな検討をしていますけれども、市民が利用するということになれば、その干陸地も利用していいということはお伺いをしているところでございます。 119 ◯赤崎光善君[ 201頁]  それから、今議会にも議案として上がっております北部施工基地の跡地のあらたに生じた土地ですけれども、そこの利活用については、いろいろと議論もされていると聞いておりますけども、それを含めた干陸地の総合的な計画というのは、どういうふうに進んでいるのでしょうか。 120 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 201頁]  今度土地の確認でお願いしました北部施工基地跡地ですね、これを含めて、以前もお話をしましたけれども、4月25日に調整池が河川指定をされたと。それを受けまして、5月26日に市では諫早市干拓資源の総合的活用推進プロジェクトというのを立ち上げまして、干陸地をどうするかという検討に入っております。  その後、1カ月おくれて昨年の6月26日に、河川管理者であります国土交通省が中心となりまして、九州農政局、長崎県、それから諫早市、それから雲仙市で組織をされます本明川水系施設管理等協議会というのが、また新たに設置されております。  ここは、干陸地のことだけ重複するということになるわけでございますけれども、その中で、先ほどもありましたが、干陸地を周回する管理道路の整備とか、あるいは高来町の市政懇談会の中に出ておりましたけれども、干陸地の中で牧草地として管理ができないかという部分は、その本明川水系施設管理等協議会の中で協議をしております。  今、ちょうど協議をしながら進めて、連携をとっているわけですけども、牧草地で管理をする部分、それから市民に開放する部分、それから国が管理をする部分というような形の3つのゾーンに分けて検討をしていこうというふうにしております。今、本市では、その北部排水門に直売所を含めて検討できないかというのを先駆けて検討に入っているところでございます。 121 ◯赤崎光善君[ 202頁]  直売所の件が出ましたけども、高来地域においては、深海地区ですか、あの辺の意見も出ているようですけれども、そういったところの協議というのは、どういうふうになされているのか。 122 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 202頁]  その北部で検討しております直売所を含めた検討協議会の中に、諫早市の商工会、それから農協、漁協、直売所、それから平成諫早湾干拓土地改良区ですか、これは諫早の中にある土地改良区です。それから、NPO法人、それに自治会連合会というのが入っていただきまして、高来町の方もNPO法人の中で入っていただいているということで、今協議をしているところでございます。 123 ◯赤崎光善君[ 202頁]  直売所については、全国的に大型化し、多くの種類をそろえた施設が非常に今人気があって、売り上げも伸ばしているという状況を聞いておりますけども、本市においても、生産者あたりから直売所をという声があちこちから上がっておりますけども、全市を総合したような大型化した直売所というのはないみたいですけど、そういった観点からの検討というのはなされているのですか。 124 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 202頁]  直売所も、それぞれ農家の方が主体となって開かれているのが、今市内に結構ございまして、また、大きなものになりますと、きん彩、あるいは、これはもう民間ですけれども、有喜のほうに旬家ですか、あちらのほうとかですね。また、森山でも20何カ所だったかなと思いますけども、小さなものがございます。  ただ、直売所を大きくすればいいかということになると、小さな所にまたいろいろ影響もあるということがございますので、そこら辺も含めながら検討をしてまいりたいというふうに思っております。
    125 ◯赤崎光善君[ 202頁]  直売所については、そういったことで十分検討をされて、先進地の視察なりされながら、場所あるいは規模など十分検討をしていただきたいと思います。  それと、干拓の資料館について、私、合併当初に資料館の建設をということで質問をした経緯がございますけれども、現在の干拓の里の資料館の状況を見ましたら、非常にみすぼらしく、また、手狭なような感じがしますけども、そういった資料館についての検討はなされているのでしょうか。 126 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 202頁]  事業が終わりまして、干拓関係をどうするかということでございますけども、今のところは新たな干拓資料館をつくるというところまでいっておりません。今回の補正の中でもお願いしましたように、今の資料館の資料を充実させて、事業の完了したのを含めながら充実をさせてと、議会の中でも、中の配置の方法とか、いろんな方法も提案されていますので、そこも含めて充実していきたいというふうに思っております。 127 ◯赤崎光善君[ 202頁]  産業経済委員会で現地に行かせてもらいましたけれども、いろんな展示物の資料の合間にプラスチックのボールがいっぱい並んでいたわけですけども、ああいった雨漏り対策ですか、ああいったものも、ちょっと見た目には非常に、残念ながらこう、ああいうところの雨漏りの修理というのは、どういうふうになっているのですか。 128 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 202頁]  確かに、雨が降っていて、雨漏りをしていたということですけども、今、干拓の里につきましては、年次的計画書をつくり上げまして、予算化をしながら順次進めてまいりたいと思っております。 129 ◯赤崎光善君[ 202頁]  今回、展示資料についても予算化がなされているようでございますけども、新干拓の資料なども十分検討をされて、陳列あるいは内部の改装とか、その辺も十分検討していただきたいと思います。  それから、堤防道路の中央部ですね、駐車場とかトイレとかを今改装をされていると思いますけども、今回、まだ私は行ってないのですけど、先般から1週間ですか、結構5日間ぐらい通行どめがあっていたわけですね。あそこに観光案内板といいますか、位置とか、あるいは諫早市内の観光地といいますか、そういった案内板というのが全然なかったわけですけども、私が行ったとき観光バスが来ておりまして、ちょうどそのときは曇っておりましたけども、「どっちが海やろか、どっちが調整池やろか」ということで話をされておりまして、「諫早市はどっちですか」と聞かれまして、ちょうど雲ってよく見えなかったわけですけども、そういった状況にあるわけですね。  既に開通しておりますので、そういった案内板というのも必要ではないかと思っております。今回、設置されるか、その辺は聞いておりませんけども、そしてまた、中央干拓地の内部にも、そういった案内板といいますか、せっかくお客さんがいっぱい来られるわけですので、なるだけ早いうちに設置をしていただきたいと思います。 130 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 203頁]  堤防道路の工事が済んでいるけども、案内板はどうかということでございますけども、県営事業で行われています事業でございまして、案内板は、堤防道路に3カ所、それから内部堤防道路には1カ所を設置しながら、観光客の利便性向上を果たしていきたいということで県からお聞きしております。 131 ◯赤崎光善君[ 203頁]  観光については、そういったことで5割もふえているということでございますので、あとの対応をどういうふうにやっていくのか、市としても計画を立てられ、進めていただきたいと思います。  次に、JR長崎本線の老朽化した跨線橋、水路橋についてでございますけれども、3カ所について整備の計画がなされているようですけれども、地元の方々に対しての説明ですね。中には、いつ改修されるのだろうかという話をされる方もおられますけれども、新幹線の開通に伴って、ディーゼル化されて架線がなくなるというお話も伺いましたけれども、その辺の地元への説明ですね。まだ新幹線が開通するまでには10年ぐらいかかると思いますけども、そういった地元説明については、その辺はどういうふうに進められておるのでしょうか。 132 ◯土木部長(冨松静夫君)[ 203頁]  先ほども答弁の中で申し上げましたけど、新幹線の関係が出てくるわけですね。今の現状でかけかえるということになれば、当然、1メートルから1メートル50センチメートル高くしないとJRのほうの許可がおりませんので、確かに非電化になれば、今の現況の高さぐらいか、もうちょっと少し上がるぐらいの高さで施工は可能かなと思っておりますけど、今の時点でJRと協議をするにしても、新幹線開通後を予測しての協議には、JRとしては乗ることは難しいということも聞いております。  地元への説明はどうなっているのかということでございますけど、具体的な設計といいますか、詳細にわたってのそれもまだ出ていない段階で、説明するにしても、今の現状ぐらいしかできないわけですけど、心配されているということであれば、地元のほうにもその現状といいますか、そういうのを説明してみたいというふうには思っております。 133 ◯赤崎光善君[ 203頁]  新幹線の着工決定前に私も何回か当局と話をいたしましたけれども、順位をつけて順次整備計画を立てるという話を聞いておりましたので、その後結局新幹線が着工されたわけですので、その辺が今状況が変わったわけです。変わったといいましょうか、そういう状況ですね。その辺の説明もしていただければと思います。  新幹線が通って、ディーゼル化になるにしろ、ならないにしろ、住民の方々は、そこには全然関係なく、その橋の利用というのはあるわけですので、その辺の説明もしていただければと思います。できるような状況かはわかりませんけども、そういったことで、住民に対する説明というのも考えていただきたいと思います。  次に、道路整備についてでございますけれども、小長井、高来の町境の旧竹崎街道でございますけども、前回質問したときにも同じ答弁でございました。今また、今度新しく建てられる体育館あるいは高来支所とか、あるいは周辺住民の生活道路としての整備をということでお話をしているわけですけども、答弁の中には、既存の道路の説明をされたのですが、私も地元におりますし、地元の方も十分わかっておられるわけですよ。  そういう中で、ぜひ整備を、改良をという話ですので、地形は確かに急でございます。それはわかっております。しかし、できないことはないのですよ。ルートを変えたりすればできるわけですので、そういった検討もしていただきたいと思います。  以前は、あの道路が本線でございました。そういったことで、縦線は確かに何本かございます。そしてまた、横も広域農道と国道207号がございますけれども、今、小長井側が町境の水ノ浦線まで改良がなされてきました。その先が、高来側がないということで、今回改良ができれば非常に便利になるわけです。  縦線はあっても、役割は、また横線は全然違うわけですよ。それはもう御承知かと思いますけれども、ぜひ計画を立てて、実行に向けて進めていただきたいと思いますけども、その辺の心意気をお願いします。 134 ◯土木部長(冨松静夫君)[ 204頁]  現場といいますか、地元の実情というのは、議員も確かによくご存じだろうと思っております。私も、その現地も歩いてみましたし、先ほども答弁しましたように、確かに費用対効果等を無視すれば正直言ってできないことはございません。  ただ、ほかにも道路整備というのは、いっぱい急ぐところもございますし、そこら辺については、今後の財政状況等も見きわめながら、緊急的なものから順次整備をしていきたいと思っております。この線をすぐどうにかならないだろうかということでございますけど、全市的なこともございますので、そこら辺を考慮しながら、今後検討していきたいというふうに考えております。 135 ◯赤崎光善君[ 204頁]  現地は、見られたとおり、住居もなく、周囲は畑の状態ですよね。そういったこともありますし、そしてまた、先ほど言いましたとおり、町境までは小長井側が改良をされてまいりました。  その意味合いからも、そしてまた、体育館も建設されますし、そういったことで、経済効果といいますが、計算してどのようになるか私もわかりませんけども、できたら利便性は非常にいいわけですよ。体育館のためにもいいわけです。道路がなかったら何のための体育館かとなってしまいますよ。そしてまた、今まで小長井側を改良してきたのも、その価値も半減すると思います。  それは、確かに道路が必要なところはいっぱいあると思いますけれども、是非検討をしていただきたいと思います。 136 ◯土木部長(冨松静夫君)[ 204頁]  確かに、この竹崎街道を新しくつくれば便利になるということは、私も十分承知をしておりますけど、全市的なバランスとか財政状況等も考慮していく必要がございますので、まだまだ緊急的に整備するところもございますので、そこら辺を全体的に考慮しながら、今後検討させていただきたいと考えております。 137 ◯赤崎光善君[ 204頁]  せっかく合併したわけでございますので、旧高来町ですね、合併前は町境でとまっていたわけでございますので、合併効果としても、ぜひ検討をしていただき、計画に乗せていただきたいと思います。  これをもちまして、期待を込めながら、一般質問を終わらせていただきます。  そしてまた、吉次市長には、13年間、本当に大変お疲れさまでございました。御苦労さまでございました。 138 ◯議長(中村敏治君)[ 204頁]  どうもお疲れさまでした。  一般質問を保留し、しばらく休憩いたします。                 午後2時49分 休憩                 午後3時7分 再開 139 ◯議長(中村敏治君)[ 204頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  次に、野副秀幸議員。 140 ◯野副秀幸君[ 204頁]  11番、公明党の野副でございます。本日、最後の一般質問でございますけど、しっかり頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  質問通告書に基づき質問いたします。3点です。  1点目、諫早消防署高来分署の移転についてお尋ねいたします。  広域消防の整備も年次的に時代に即応した整備が行われていることは大変理解できます。近年ドクターヘリの活躍も身近に感じ、また本市の消防本部の建設計画も議会で何度か取り上げられた経緯がありますが、広域的な近代化を必要とされる本部建設は移転も踏まえて時間も必要と思われます。  このたびは、高来分署の建設移転についてお尋ねいたします。  高来分署は、昭和47年に建設されて37年が経過しております。このたび市道水ノ浦線が全面開通となり地域の方々に大変喜ばれております。高額な予算を投入していただいて、地域の方々の喜びというのは本当に日増しに高まっております。  水ノ浦線は、地域的に小長井町との町境に位置しています。対面に防災干拓の作業基地として、旧高来町時代に県が埋め立てて、旧高来町が購入しました一部は公民館用地としてなっていますが、残地としては、約6,000平米の面積の市有地が現在あります。この市有地の利活用として高来分署の移転建てかえ計画はできないかということをお尋ねいたします。  2つ目、教育環境の整備についてお尋ねいたします。  校舎の老朽化施設と耐震化整備計画についてであります。村川議員の質問にもありましたけれども、重ねて私も質問いたします。  学校校舎の施設整備は、子どもの安全はもとより、災害時には地域の緊急避難場所として使われるのは周知の事実であります。近年の世界的な地震災害に対して、国は学校耐震化の促進を促し、補助率の見直しを初め、地域活性化を求めて、一昨年の第一次補正予算で2,600棟、1,139億円、昨年の第二次補正予算で約1,000棟、約500億円、また、このたびの当初予算で1,500棟、1,150億円の予算化をされております。また、各自治体の取り組みの促しもされておりますけれども、現在までの進捗状況、本市の取り組みをお尋ねします。先ほど村川議員への答弁もありましたけれども、私のことに関しても、もう1回答弁をお願いいたします。  3点目です。高来総合運動公園の周辺整備についてであります。  排水機能の高いグラウンドとして各種スポーツ団体の方々が利用され、本市の数多いグラウンドの中でも利用頻度の高いグラウンドと思われます。交通の利便性と干陸地を利用した広い駐車場の確保が市民の皆様にも喜ばれているようです。現在使用している干陸地は県からの借り受け、新年度からは国土交通省からの借り受けとなるようでございます。  干陸地全体の利活用は、排水門開門の裁判中でもあり厳しいと思われますが、現在使用している駐車場を含め、地域を限定した干陸地の活用は国土交通省にお願いすれば実現できるものと思い質問をいたします。  試合に来られた皆様が、目の前に広大な土地があると、試合観戦も大事だがサブグラウンドとして何で使用できないのかと、また、整備ができないのかという声は多くあります。  利用頻度が高いために、また地域のスポーツ団体の方が予約が取りにくいと、特に、グラウンドゴルフとかゲートボールとか、大会などの会場の使用が制限されているようにも聞こえております。利便性に優れた広大な干陸地でありますが、各種団体の試合、町民体育祭となれば、必ず駐車場の確保が必要となってきます。地域の皆様の要望にこたえるために、借り受け面積の拡大、駐車場機能の充実、多目的利用ができるサブグラウンドとしての整備計画はできないかお尋ねいたします。  以上でございます。あとは再質問いたします。 141 ◯市長(吉次邦夫君)登壇[ 205頁]  野副議員の御質問にお答え申し上げます。  私からは、一番最後の干陸地のこの利活用の問題でございます。高来総合運動公園に隣接する当該干陸地は、年間を通しまして四、五回程度臨時駐車場として利用をされております。諫早湾干拓事業に伴い、本明川の延長が延伸されたことを受けまして、当該干陸地も平成20年12月8日付で河川区域に指定されたところでございます。これによりまして、今後、当該干陸地を利用する場合は、河川法に基づき、国へ河川の占用許可申請が必要となってまいります。  そして、多目的グラウンドとしての整備計画はできないかとのことでございます。昨年5月26日に、諫早市干拓資源の総合的活用推進プロジェクトということで国と県と市が一緒になって、現在討議をしているわけでございまして、そういった中で、この前も、クリーン作戦のときに私が申し上げまして、国の所長もそういったことで何かできないかと、この中で前向きで検討しようということでございました。今後調査研究してまいって、できるだけそういった方向で、せっかくあいた敷地でございますので、活用するようにしたいというふうに私は考えております。  以上でございます。あと、残りの部分につきましては、教育長、担当部長のほうから答弁させたいと思います。(降壇) 142 ◯教育長(峰松終止君)[ 206頁]  それでは、教育環境の整備についてお答えをいたします。  本市には42の小中学校がございますが、昭和34年建築のものから平成15年度建築のものまでありまして、大きな開きがあり、この間、学校施設に求められる機能なども大きく変化をいたしております。このようなことから、平成18年度に諫早市立小中学校整備基本計画を策定し、年次的に進めているところでございます。  その後の中国四川省大地震、岩手・宮城内陸地震の発生、また国からの要請もあるなど、策定当時と比べまして大きな変化があってございます。  これらのことを踏まえまして、耐震化をさらに迅速に進める必要があることから、耐震診断を前倒しして、実施することとし、市内小中学校のうち耐震診断が必要な施設86棟のうち24棟について、昨年6月補正をお願いをいたしました。引き続き、残る62棟と幼稚園の2棟についても国の第二次補正予算を活用し、今回の3月補正にお願いをして、さらに耐震化の前倒しを進めているところでございます。  また、平成20年度には高来西小学校の移転改築を初め、小野小学校、喜々津中学校、小長井中学校において、耐震補強工事や耐震補強設計などに取り組み、小野小学校、喜々津中学校、小長井中学校については、平成21年度も引き続き耐震補強工事や大規模改造工事などを行う予算をお願いしているところでございます。今後は、耐震診断の結果を踏まえ、緊急性の高いものから耐震補強工事を行い、施設の状況によっては大規模改修工事をあわせて行っていきたいと考えております。  以上でございます。 143 ◯総務部長(早田 実君)[ 206頁]  諫早消防署、高来分署の移転について御答弁申し上げます。  現在の高来分署でございますが、高来町溝口の旧国道沿いにございますけれども、昭和47年4月1日の県央地域広域市町村圏組合消防本部の発足にあわせまして、同年3月末に建築されたものでございます。鉄筋コンクリートづくりで平屋建て、建築後37年を経過しております。  御質問は、築後37年ということで老朽化が進んでいるので水ノ浦の城ノ下港荒廃地にある市有地に移転してはどうかということだというふうに思います。  この場所でございますが、諫早地域から国道207号を高来、小長井方向に進み、諫早湾干拓の堤防道路入り口をそのまま通過いたしまして、さらに小長井町方向に少し進んだ右側のところの城ノ下港の埋立地でございますが、議員がおっしゃいますように、市道水ノ浦線の安全な通行のためということで、JRとの平面交差、踏切部分でございますけど、これをつけかえるということで、平成18年度から事業に着手いたしまして、鉄道の下を市道が通るという形に改良がなされております。事業費は、約2億4,000万円でございましたけれども、つい最近、全面開通したところでございます。そういうことで、当該地の交通アクセスはよくなったと思っております。  なお、市有地の面積でございますが、全体面積は6,100平方メートルでございまして、うち500平方メートルが水ノ浦公民館の敷地になっております。残りが約5,600平方メートルということでございます。  県央組合のほうには、諫早消防署、大村消防署、小浜消防署の3消防署がございまして、それに西諫早分署、多良見分署、飯盛分署、高来分署、宮小路分署、愛野分署の6分署と雲仙分駐所がございます。このうち大村消防署は平成12年に改築がされまして、西諫早分署は平成6年、それから飯盛分署は平成14年、愛野分署は平成17年に建てかえがなされております。  分署の建てかえにつきましては、老朽化の状況や財政状況等も考慮の上、県央組合のほうで検討がなされるものと思っているところでございます。  以上でございます。 144 ◯野副秀幸君[ 206頁]  詳しく御答弁いただきまして、ありがとうございました。  では、消防署の移転のほうからもう少しお聞きしたいと思います。3市で3消防6分署、1分駐所あるわけでございますけれども、この中で、30年を経過したような建物は何カ所あるのかということをまずお聞きいたします。 145 ◯総務部長(早田 実君)[ 206頁]  建築後30年以上の分署と分駐所でございますが、諫早消防署管内の高来分署が建築後37年になります。それから、多良見分署が建築後36年、それから、小浜消防署間内の雲仙分駐所が築後35年となっております。これが30年以上経過しているものでございます。  諫早消防署が築後42年でございまして、小浜消防署が築後37年ということでございます。  以上でございます。 146 ◯野副秀幸君[ 207頁]  その中で、本当に本署が一番古いということで、何回か増築もされてきたのでしょうけれども大変なことと思いますけれども、これは、本部機能としては高くに収めるということでございますけれども、それはそれとして位置の問題もあります。  今回は、私は本当に2億4,000万円も投資していただいて、すばらしい道ができて、利便性の確保ができたということと、また、これは緊急時の安全性にしても小長井地域一帯を、かなりのスピードで緊急の対応ができるということもありますので、ここでどう云々ということではないのですけれども、できれば、県央広域市町村圏組合の消防のほうにこういう計画で道ができて、こうなったのだということも説明をしながら、移転というのを近々考えてもらえないのかという思いで質問をしているわけでございます。  御存じのように、部長からもお話しがあったように、諫早本署と小浜も本署です。あと分署でいけば、多良見と高来が古いということで、いつかは、いずれかはしていかなければいけない、これもやっぱり今までも年次計画をされてきたでしょうけれども、今後の年次計画に対して、どうか市長も、本当すばらしい道路が開通したものですから、非常に利便性もいいし、土地もしっかり確保して面積もあるようでございますけど、この辺は今後の引き継ぎ事項の一つとして、大事にとらえていかれることはできないのか、市長にお伺いします。 147 ◯市長(吉次邦夫君)[ 207頁]
     今総務部長のほうから答弁いたしましたように、今最大の懸案は、諫早消防署でございます。これが昭和40年にできておりますので、築後43年たっていると思いますが、それをどこにするかというので、大体用地等についてはずっと県央消防署のほうと市のほうと話し合いをしまして、ほぼ検討が続いているのですが、まだ公表するまでに至っておりませんが、そういったことがございます。これを、まずどうしても片づけなければいけないと。全体的な、この署の配置の状況を見ておりますと、大村、諫早、小浜というのがございます。諫早の次は小浜のほうも築後37年ぐらいたっているわけでございまして、その三つの間に、ずっとこの分署がございます。  御承知のように、諫早管内では、飯盛が新しいわけでございますけれども、それから、西諫早分署、これは平成6年にできております。あと多良見分署が昭和48年でございますから、これも古くなっております。ですから、多良見と、この高来分署、高来のほうが昭和47年ですから1年早いのでしょうか。だから、そんなことを考えますと、諫早消防署をどこにつくるかと、その場所によって、その辺の各分署の配置の問題もあるのですね、余り遠くないところを網の目のように、それぞれ行けるような形にしなければなりません。  また、最近大村のほうで、平成18年1月に老人ホームが焼失しましたので、それの関係で、諫早と大村の近くの、大村で言えば南のほうです、諫早で言えば北のほうでございますが、もともと鈴田の付近ですか、国立病院に行く下のほうの辺にでもしてもらえればという要望もあるようでございまして、これは大村市議会でも、一応質問等もあっているようでございます。確かに、諫早のほうも今度は、本署の場所によっては北のほうが手薄になるのかなという感じもありますから、それも将来的には必要になるのではなかろうかなということでございまして、いずれにいたしましても、3消防署と、それとあと分署、この辺はよく検討しながらきちんと優先順位をつくってやっていかなければならないと。  ですから、まず本署は諫早が一番最優先です。分署としては、今の建築年数からいきますと、高来かなという感じではございますので、その辺をよく県央組合ともよく話しをしながら、次のほうに引き継いでいきたいと考えているところでございます。  以上です。 148 ◯野副秀幸君[ 207頁]  市長の考えもわかります。本当、本署をしなければいけないということは必要的な、義務的なことでしょうけれども、こうやってみれば、愛野は3年ほど前にできたものだから、小浜には配慮がしてある。しかし、残ったところは、諫早管内だけだとなったときに、多額の予算が本署にも要るだろうし、分署も2つ、多良見もつくっていかなければいけないということで、もう常に諫早、諫早と整備計画がなっていくものだから、できればこういう国の活性化ということで、予算もあるようでございますので、そういうところは捻出していただいて、分署の土地は地元の自治体で提供しなければいけないということで土地もあるわけでございますので、今の市長のお考えも理解できますけれども、そういう国の予算の措置があるときに、こういうことも対応できればと思っております。私は、本署よりも先に分署をしてくれという気持ちなのですけれど、その辺も兼ねて検討してもらいたいと思うのですけど、どうでしょうか。 149 ◯市長(吉次邦夫君)[ 208頁]  本署は諫早の次に小浜も非常に古いわけで、もう37年たっております。そんなことで、これは小浜のほうでもちろん手当してもらわなければいけませんけれども、それと、今言った分署の配置もきちんと考えてつくっていかなければなりません。その辺は、本署は本署、分署は分署として、その機能がいろいろありますので、それはそれとして、今後の検討課題ということで、引き継いでまいりたいと思っております。 150 ◯野副秀幸君[ 208頁]  今建設の順位を質問しているわけでございますけど、場所に関しては、市長もこの場所というのは申し分ないと、私は思っているのですけど、市長のお考えはどうでしょうか。 151 ◯市長(吉次邦夫君)[ 208頁]  それは申し分ないです、ちょっと余りよ過ぎるような感じがします。 152 ◯野副秀幸君[ 208頁]  それを聞いて安心しました。そういうことで鋭意検討をお願いいたします。  最後に、これは大項目の中に載せていなかったのですけど、通告の中には出しておりましたけれども、これは総務部長で結構です。  干拓の堤防敷きに、県も道路公園、歩道あたりもつくって、干拓のアピールを大変されておりますけれども、この間、オーストラリアで大きな火災事故が起きました。230名という方が亡くなった。また、その後に韓国では、野焼きをしていて、人が火災に巻き込まれて火だるまになるような映像も見えたわけでございますけれども、この干陸地を、背丈も超えるような雑草がかなりの面積で茂っていると、こういうのも防災に関しても、本当にそういう周辺の整備をすればするほど緊急時のことを備えていかなければならないと思うのですけど、もういよいよこういうことの対策会議も市から申し上げて、立ち上げられてそういう対策をとっていけないのか、このことで再度御質問いたします。 153 ◯総務部長(早田 実君)[ 208頁]  諫早市消防団の高来支団のほうでございまして、干陸地の防災対策ということで、昨年の11月に高来総合グラウンド地先、小江干陸地におきまして草村からの火災発生を想定した消防署と消防団が連携した火災想定訓練を実施されております。このときは、私も参加させていただきましたけれども、冬場の朝7時から寒い中でございましたけれども、延焼の拡大を想定して第2次出動までかけての実践の訓練でございまして、大変心強く思ったところでございます。  確かに干陸地の草が燃えた場合には広がるということも想定されますので、この干陸地の防災対策につきましては、関係機関と十分協議をしていきたいと考えております。  以上でございます。 154 ◯野副秀幸君[ 208頁]  現地を見てください。高来でされているのは私もよく存じておるのですけど、やっぱり雑草がものすごく高くて生い茂っているのは中央干拓の地先なのです。その辺を踏まえて、今の答弁で結構でございますので、十分検討していって備えていただければと思います。  次に、学校のことに対してお伺いいたします。  この今トータルで64施設残っているわけで、鋭意進めていくということでございますけども、国がこれだけの予算措置をして、とにかく自治体に早くしなさいと催促はされているようですけれども、やっぱり自治体も多くの負担があると、この状況で改正前の補助率と今の補助率、それで、また大規模改修というのは、どのくらいから大規模改修というのか、大規模改修についての補助率と大規模改修に届かない耐震だけの補助率というのはどうなっているのか、ちょっと教えてください。 155 ◯教育次長(平古場豊君)[ 208頁]  まず、補助率の改正について説明をいたします。  昨年の6月に国庫補助率のかさ上げがあっております。これは、耐震診断の結果、建物の構造的な耐震性を評価する構造耐震表、つまりIS値が0.3未満の学校施設に耐震補強を行う場合、今までの補助率2分の1が3分の2、改築の場合には3分の1が2分の1にかさ上げをされております。これは平成22年度までの補助のかさ上げの時限措置でございます。  それと、大規模改修の定義でございますが、文部科学省で定められた補助金交付要綱によれば、施設の経過年数が20年以上経過しているもので、施設の改善及び設備の改善を目的とした事業費ベースで7,000万円を超える改修工事を大型改修工事と位置づけられ、補助の対象となっております。  以上でございます。 156 ◯野副秀幸君[ 209頁]  大規模改修に満たない改修というのは、どういうふうに位置づけられているのですか。 157 ◯教育次長(平古場豊君)[ 209頁]  大規模改修工事に該当しない工事についての補助制度はございませんので、必要により市の単独予算で実施することになります。 158 ◯野副秀幸君[ 209頁]  それでお尋ねしたいのですれども、少子化の中で非常に私たちも2年ほど前は総務文教委員会にお世話になって学校を見て回って、ふえている学校、急激に減っている学校いろいろあるわけですね。そういう少子化と移動人口も踏まえて施設管理というのは対応していかないといけないと、そういう大規模に満たないところは、単独でやらなければいけないと、簡単に言えば、先々見えているわけです、少子化になって、学校生徒が少ないと、そういうところは思い切って校舎をつぶして、その学校の生徒の人数に合ったところに協力的な環境整備を踏まえた整備をしていくと、そこまでの計画も踏まえて今検討されているのかお尋ねいたします。 159 ◯教育長(峰松終止君)[ 209頁]  今御指摘のお尋ねでございますけれども、児童生徒数は少子化の進行によりまして、全体としては減少傾向にあるものの、宅地開発が進んでいる地域では、児童生徒が増加している学校もございます。  したがいまして、学校ごとの将来推計を的確に行いながら整備を進めてまいりたいと考えております。 160 ◯野副秀幸君[ 209頁]  とにかく、そこを重点的にしていきながら、地域の意見も聞きながら、学校をもうつぶしたと、やっぱり空間ができたとなれば、またいろいろな利活用もあるわけです。そうなったときは大規模改修という位置づけになっていくのですか、いかないのですか、解体を踏まえてです。 161 ◯教育次長(平古場豊君)[ 209頁]  あくまでも、20年以上の経過で7,000万円の改修工事が補助対象ということでございますので、例えば、3階建ての校舎で、そのうちの3階部分が全然要らない教室だとした場合に、耐震補強を1階、2階をして、3階は壊すと、今さっき議員から提案がありましたけど、そういう場合、その工事自体が7,000万円を超えないと、やっぱり補助の対象にはなっていかない。 162 ◯野副秀幸君[ 209頁]  せっかく国の補助率がいい、増額をされているわけですから、本市としても、あらゆる面から考えて、なるべく単独で予算を使わなくてよいという、そういう努力はされているということはよくわかります。その辺を踏まえて、今度年次的に前倒しで、先ほど村川議員にも答弁されていましたけれども、こういうことを踏まえて前倒しになれば、かなりのスピードが要求されると。そういう面で、今度は人員は足りるのかという問題もありますけれども、前倒しの要求を国がやれというような期間で持っていけば、今の人員で対応できるのですか。 163 ◯教育次長(平古場豊君)[ 209頁]  今、小野小学校とか、喜々津小学校で、そういう工事をやっておりますけど、前倒しで補助をどんどんかさ上げをして延長もするという中で、できる範囲の努力はしていきたいと思いますけど、それには限度もあると思っております。 164 ◯野副秀幸君[ 209頁]  こういう不況でもあるから、そういうこともお願いしたいけれども、人手も要るということでありますし、努力はわかります。では64棟を全面的に今後やっていくという中で、今後概算の予算でも、今までお聞きしたのは、10年間で100億円に上るだろうというようなお話を私たちも議会で聞いております。その中で、もう合併特例債といえば、あと6年しかないわけですよね。せめて合併特例債の充当できる期間内に終わりたいという考えを持っておられるのか、おられないのか。 165 ◯教育次長(平古場豊君)[ 210頁]  私たちが計画をしたのは、平成18年に10年間のうちに整備をしていこうという考えで整備計画をつくっております。昨年6月に診断を出し、今度は補正で出し、その中で、あくまでも文部科学省の言う耐震診断の基準に満たない学校がどれくらい出てくるのかが、要するに、診断結果を見ないとわからないものですから、その診断結果によって、特例債の期間以内でできるのかどうかは、その辺での判断になろうと思いますので、はっきりとした合併特例債だけでやれるのかどうかの判断は、現在はちょっとついていない状況でございます。 166 ◯野副秀幸君[ 210頁]  それはわかりますよ。しかし、合併特例債がある期間であれば、やっぱり思い切ってということは必要ですけれども、ほかの事業は市税で賄って特例債を充当できるというふうなことも、市民の理解も得やすいと思うのですよね。そういう中で、大規模改修としたときの3分の2の中の特例債の位置づけというのは比率はどのくらいで考えていらっしゃるのですか。3分の2補助として、あと3分の1でしょう、オール特例債ですか。 167 ◯教育次長(平古場豊君)[ 210頁]  その財源がどのくらいかかるかは、ちょっと今試算ができておりません。 168 ◯野副秀幸君[ 210頁]  私が言っているのは、この国の補助金がありますよね、その中で、あと自主財源が要るわけですよね。その自主財源の中は、全部特例債なのかということを聞いているのです。それで対応されるのかということです。 169 ◯財務部長(馬場康明君)[ 210頁]  例えば、今回当初でもお願いをしておりますが、小野小学校と喜々津小学校の分でございます。これは国の補助が6,600万円近くあります。その残りの1億4,590万円、これは、今回ほとんどが特例債でございます。一部都市整備事業基金が500万円ございますが、基本的には補助の残りは特例債で扱うということで当面の間は理解をしていただいてよろしいと思います。  無条件にすべてが特例債というふうにとらえられるとちょっとまずうございますので、その合併に要することによって、新市の建設事業全体に、もちろん合併特例債の趣旨にのっとった場合にということでございます。 170 ◯野副秀幸君[ 210頁]  それでいいと思うのですよ、子どもの安全とか、こういう緊急避難先と指定されるような場所、公共物に関しては、特例債を使っていくというのは当然のことでありますので、特例債の期間がある間に、鋭意努力をしてもらいたいということで私は申し上げているのですけれども、では、その中で地域的に見て学校の耐震問題、老朽化の校舎というのは、どのくらいの割合であるのかというのをちょっと教えてください。 171 ◯議長(中村敏治君)[ 210頁]  旧1市5町でしょうか。野副議員、手持ち資料で説明してください。 172 ◯野副秀幸君[ 210頁]  昭和30年から昭和40年代で全体の約30%、諫早市が17%、多良見町が2%、森山町が1%、飯盛町が4%、高来町3%、小長井町3%、昭和57年以降の建物、全体の63%、その中で諫早市が36%、多良見町が3%、森山町が3%、飯盛町が6%、高来町が8%、小長井町が6%とこうなっています。こうなったとき大半が市内なのですよ、半分以上が、市内がやっぱり老朽化が厳しいということでしょうね。私たちもこうやって、新たに見てみれば、本当に市内の状況が厳しいなということがよくわかるのですけれども、こういうことを踏まえながら耐震が、今次長が言われたように、数値が厳しいところからしていきますということですけれども、地域間のことを踏まえていくならば、諫早市内の中心部が非常に弱いということでありますけど、この辺はどう思われますか。 173 ◯教育長(峰松終止君)[ 210頁]  昨年の6月補正で24棟の耐震診断を行いまして、今回また3月補正で62棟と幼稚園の2棟を、今お願いしているところですけれども、その結果を踏まえながら、また改修工事等についてはしていかなければいけませんけれども、今議員がおっしゃったように、確かに旧諫早市のほうが率的には昭和57年以前の建物のことも60何%ということで、大変多ございますので、その辺は、やっぱり危ないなというところから中心にしていかなければいけないのかなと、今考えております。 174 ◯野副秀幸君[ 211頁]  本当にそうしてください。もう危ないところから着手するのは当然なのですけれども、同じ比率に緊急性の度合いがあるならば、市内のほうを重点的に先に進めてもらいたいという思いで、私たちもやっぱり地域に帰れば地域、地域と言われますけれども、やっぱりこうやってデータを見てみれば、そうは言えない。やっぱり中心部の、非常に老朽化の厳しさというのは、耐震問題も踏まえてそうでしたけれども、出てくるのではなかろうかと思いますので、こういうデータも一つのとらえ方として進めていただきたいと思いますので、教育次長から答弁をしてください。 175 ◯教育次長(平古場豊君)[ 211頁]  昨年の総務文教委員会で小野小学校の耐震工事の現場に行かれたときの議員の感想が、諫早市の人はよく我慢していたなという、そういう意見が出まして、私たちも本当にもっと早く補強にかかれればよかったのではないかなというのが正直な、そのときの感想でございます。 176 ◯野副秀幸君[ 211頁]  そういうことで、ひとつしっかり取り組んでください。  次に、学校の芝生化、環境とエコというとらえ方を踏まえながら、文部科学省からも芝生化の検討推進というのが出ていると思うのですけど、その辺はどういうふうにとらえていらっしゃるのか、ちょっとお聞きいたします。 177 ◯教育長(峰松終止君)[ 211頁]  学校の芝生化ということでございますけれども、校庭の芝生化につきましては、教育上の効果としましては、子どもたちの屋外でのさまざまな体験活動の場として活用できますし、たくましい心豊かな子どもたちを育成するための教育環境として期待されております。文部科学省におきましても、平成7年から屋外教育環境整備の補助事業としてその推進を図っているところでございます。  議員御指摘の効果としまして、芝生の弾力性がその中で過ごす子どもたちの活動の安全性、こういったものをもたらすこともできますし、教育環境の生きた教材として活用されることでも一定の効果も十分認識をいたしております。  以上でございます。 178 ◯議長(中村敏治君)[ 211頁]  午後4時になりましたら、会議時間を延長いたします。 179 ◯野副秀幸君[ 211頁]  教育長、今鳥取方式という芝が全国的にとらえ方、取り組みが紹介されていますね。これはどういうことかと、先般、インターネットのホームページでみんな紹介してあったのですけど、ここにありますけど、5月2日に種をまいて、6月5日に植えつけをして、2月3日には全面的に芝が生えたと、こうして全部載っているのです。これは45センチメートル画の中に芝を、種子をまいて、ポットで植えていって、約半年足らずで芝生が全面になると、これは鳥取方式です。芝はどういう芝かというと、ティフトンという芝なのです。(芝を示す)ここに、このティフトンという芝を見本にもらってきたのですけれど、送ってもらいました。これがほとんど雑草が生えないと、学校で雑草もほとんど刈らないと言っているのです。ほとんど水だけやればいいということで、1年間でほぼ張ってしまうというティフトンですが、これが今宮崎県の芝業者の方に電話を入れて確認したら、もう3月、4月は全部予約でないというわけです。全部、教育委員会とか、体育施設とか、公園とかに使われて、もう今予約を受けても6月しか間に合わないということで、かなり文部科学省の力も入って、芝生化というのが進んできているのです。その中でぜひ全面的にグラウンドにしろということではないのですけれども、やっぱりこういう環境をとらえていく一面からは、こういう対応も必要ではなかろうかと、今教育長も気持ちはわかりますと、文部科学省からも言われていますと言われていますけれども、諫早市で過去に取り組んだ例はあるのかないのか、また今後取り組む方向性はどういう気持ちを持っておられるのかお伺いします。 180 ◯教育長(峰松終止君)[ 211頁]  確かに、鳥取方式とティフトンの芝というのは、少し私のほうでも調べてみまして成長がすごく早いのだそうですね。その成長が早いために、今度は管理をする面も大変ということも書いてありました。そういったことで、大変強い芝だということも承知しております。  過去に校庭全部ではありませんけれど、一部、御館山小学校は最初芝を運動場の真ん中、フィールドのところに植えていたと思っております。そういった状況です。学校の体育の時間、あるいは社会体育等でしょっちゅう踏みつけていきますと大変傷むわけです。そういったもので、傷んだら修理をするのに、今度は長い期間養生をしなくてはいけない、そういった面も加わって、今のティフトン芝ではありませんけれども、下火になっているのではないかなと、それが現状と思っております。 181 ◯野副秀幸君[ 212頁]  このティフトン芝というのは、上には伸びないと、横に張る習性があると、温暖地に適しているということで、非常に今多いそうです。頻繁にというのは、どこまでが頻繁かわかりませんけども、今鳥取のほうに聞いてみても、もう植え直しをしなければいけないということはほぼありませんということを、ここに植えられたところに直接聞いてみたら言われました。少々な使用ではならないと、それでなったときには実生でまけばいいのですよと、実生でまけばすぐ出てきますからということで、確かに、これは横に成長が早いから、やっぱり成長が早い分刈り入れは大変ですけれども、刈ることも環境の教材でもあるし、エコの取り組み方の実証の教育の一つとなってくると思うのです。  そういうことで、やっぱり今から先は取り組んでいくべき時代ではなかろうかと思うのですけど、その辺の考えをぜひ検討してみてもらいたいと、全面的ではないのですけども、部分的にでもやっぱり子どもと一緒に、こういうペットボトルに植えていくわけですから、水さえあればいいわけですよね、はっきり言って。水の施設は要りますけれども、だから、本当、ぜひ前向きに取り組んでもらいたいと思うのですけど、どうですか。 182 ◯教育長(峰松終止君)[ 212頁]  いろいろたくさんのメリット、それからデメリットも、まだ調べておりませんけれども、たくさんあろうかと思っておりますので、そういった面で研究をしてみたいと思っております。 183 ◯野副秀幸君[ 212頁]  後ろから金がかかって大変だろうということを言うのですが、金はほとんどかからない、これは平米、真砂土にするよりも、この芝のほうがはるかに安いのですよね。調べてから言ってもらいたいのですけれども、そういうことも兼ねてお金の問題を、そうかからないということを一つ添えておきますので、検討だけはしっかりして、試験的にもしてもらいたいと思います。  次に、運動公園の利活用をお願いいたします。これは、正式に、今度国土交通省と借り受けた場合、河川法の適用を受けるのですよね。河川法と施行令がどうなっているのか、土木部長にお伺いします。 184 ◯土木部長(冨松静夫君)[ 212頁]  河川法の中で土地と占用の許可についてでございますけれども、これは河川法の第24条で河川区域内の土地を占用するものは、国土交通省令で定めにより、河川管理者の許可を受けなければならないというふうになっております。  それと、国からの通達の中で、河川敷地占用許可準則というものがございますけれども、この中の第7で占用施設は、次の各号に規定する施設とするということで、この項目の中に公園、緑地または広場、運動場等のスポーツ施設ということが記載をされております。  また、同じく第8で治水上または利水上の基準ということで、工作物の設置、樹木の植栽等を伴う河川敷地の占用は、治水上または利水上の支障を生じないものでなければならないということが記載されております。いずれにしましても、この占用許可につきましては、最終的には管理者である国土交通省のほうで判断されるというふうに考えております。 185 ◯野副秀幸君[ 212頁]  これに関しては、市長から前向きな答弁をいただいたのですけれども、それは本当にありがたいのですけれども、現在、運動公園の利用者が本当に多いのですね。今年間どのくらい利用されているのかデータがありますか。
    186 ◯教育長(峰松終止君)[ 212頁]  運動公園の利用者数でございますけれども、平成19年度における年間利用者数は3万1,184人、平成20年度につきましては、本年1月末の時点でございますけれども、2万8,499人となっております。 187 ◯野副秀幸君[ 212頁]  では、今駐車場として県から借りているのは、面積はどのくらい借りていらっしゃいますか。 188 ◯教育次長(平古場豊君)[ 212頁]  現在の駐車場の借り受け面積は、約1万8,000平米というふうに思っております。 189 ◯野副秀幸君[ 213頁]  約1万8,000平米ですよね、それで約500台近く駐車ができるのですよ。このグラウンドの正面に小江干拓地の水路があるのですけど、干拓堤防と干陸地の境のところに、そこを外して、この運動公園の前の面積というのは、約5万平米あるのです。約5万平米あって、今大体マックスで約1万8,000平米使って500台ぐらいの駐車場がとれるのですけれども、残り約3万2,000平米ぐらいあるわけですね。ここを今地元のサブグラウンドとか、グラウンドゴルフとか、ゲートボールとかに利用するにしても、十分な敷地面積があるわけです。それで、もう土砂を入れたりすることはできないわけですので、今の面を整地するだけなのですよね。その辺を踏まえながら、約1万8,000平米で500台ぐらいの駐車場を確保して、なおかつグラウンドゴルフとか、ゲートボールとかを地元の人たちと図面の中に入れてみたら十分とれるのですよね。そういう過程を踏まえて、ぜひ駐車場は500台を確保しながら、この全面的な前の利活用を今市長の答弁でも検討していただくということでいただきましたけれども、そこは可能な面積があるということで認識できますか。 190 ◯教育次長(平古場豊君)[ 213頁]  議員のお示しされた図面で、十分確保ができると考えております。 191 ◯野副秀幸君[ 213頁]  ありがとうございます。  それで、教育長、年間に3万人も利用できるグラウンドというのは、やっぱり諫早市内でも利用頻度が高いグラウンドと思うのですよね。どうですか。 192 ◯教育長(峰松終止君)[ 213頁]  それぞれの競技によって違うかもしれませんけれども、多いと思います。 193 ◯野副秀幸君[ 213頁]  本当、多いのですよ、よく利用されているのです。そうすると3万人も超える利用があって、トイレは仮設トイレなのですよね。もうこの辺をすぐやれということではないのですけれども、こういうこともやっぱり検討して整備の一環としてしっかりとらえていただきたいと思うのですけど、その辺の計画性はどうでしょうか。 194 ◯教育長(峰松終止君)[ 213頁]  前回もトイレにつきましては御質問がありましたけれども、幾つかの課題がありますが、設置に向けて検討してまいりたいと思っております。  以上です。 195 ◯野副秀幸君[ 213頁]  最後に市長、芝を張れば水が要りますよね。水はここはもう隣に田島川があり年中水があるわけです。それで、ぜひ駐車場のこの500台分は、今の整地をするだけでいいと思うのですけれども、その先を整備する、サブグラウンドなり、グラウンドゴルフなり、ゲートボールとか、諫早にも芝生を張ったゲートボール場等はそうないわけですよね、グラウンドゴルフ場もありません。そういうことも踏まえて、十分面積はとれるものですから、ティフトンという芝を、まずここに試験的にされてみてはどうだろうかなと思うのですけれど、どうでしょうか。 196 ◯市長(吉次邦夫君)[ 213頁]  芝を張ればロンボールになりますね、その辺がゲートボールの場合に芝を張らないといけないのかどうか、私はよくわかりませんけれども、いずれにしても、その辺はどういうことなのか、例えば、グラウンドゴルフというのは芝を張ったほうがいいのか、私ちょっとその辺が全然わかりません。だから、その辺をよく競技団体なんかとも相談して、どうしたらいいかというのは、今後の検討課題だというふうに思っております。  以上です。 197 ◯野副秀幸君[ 213頁]  ぜひ検討してください。この干陸地には、前回埋め立てをするときに、真砂土であっても持ち込むことはできないと、調整池の関係で、水位の関係でできないとなれば、今の現在地を広げるだけなのです。広げるだけで今のようなグラウンドができるかと、それはできないわけですよね、干陸地ですから。その中で芝を張れば芝を張ったなりのサブグラウンドとしての活用方法というのはいっぱいあると思いますので、どうか、今の市長のお気持ちを私たちもしっかり市民にも伝えていきますので、鋭意検討していただいて、いい方向にしていただきたいということを強くお願いいたしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 198 ◯議長(中村敏治君)[ 213頁]  どうも御苦労さまでした。  以上をもちまして本日の日程を全部終了いたしました。  次の本会議は3月3日、定刻から開きます。  本日はこれをもって散会いたします。御苦労さまでした。                 午後4時2分 散会 Copyright © ISAHAYA City Assembly All rights reserved. ページの先頭へ...