• 残土(/)
ツイート シェア
  1. 諫早市議会 2008-12-04
    平成20年第5回(12月)定例会(第4日目)  本文


    取得元: 諫早市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    ▼ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時 開議 ◯議長(中村敏治君)[ 169頁]  皆さん、おはようございます。  これより議事日程第4号により本日の会議を開きます。  日程第1「市政全般に対する一般質問」に入ります。  これより順次発言を求めます。  まず、山口一輝議員。 2 ◯山口一輝君[ 169頁]  皆さん、おはようございます。11番、諫栄クラブの山口一輝でございます。  11月でしたか、九州各県から参加される県央地区のコイの品評会がございました。そのとき商工部の方にお願いをいたしまして、諫早市長賞を設けていただきました。ぜひ皆様の前で感謝を申し上げてくれと。報告をいたします。ありがとうございました。  最近、日の出が大変遅くなりました。そして、日の入りが早くなったわけであります。近所に、鶏を飼っておられるわけでございます。私自身、鶏は、夜明けに鳴くばかりと思っておりました。朝の4時ぐらいから鳴くのです、暗いうちから。鳴く声が長かったり短かったり、トーンが高かったり、低かったり、また、そしてうとうとして寝ていますと、私には鶏の声が「早く起きろ」と聞こえます。近所の方はどう思われているか、いないのか。そして1日が始まるわけでございます。  また、夕べの雨で冷え込みが変わってくるのだろうと思います。皆さん方、風邪を召さないように願う一人であります。  通告順に従いまして質問いたします。誠意ある答弁をお願いいたします。  1点目、介護についてでございます。  日本は、世界一の長寿国であることは言うまでもありません。長生きは、喜ばしいことではありますが、老後をどう生きていくか、社会がどう支えていくのか、大変重要で、大変大きな問題だと思うわけであります。後期高齢者医療制度問題がその頂点に現在立っております。2000年から始まった介護保険制度もさまざまな課題を抱えていることは言うまでもありません。  私自身の母親も10年ばかり寝たきりでありました。あのころ、こういう制度があったら、少しでも救われたかなと思うことが常々あります。自分自身も年をとっていく。私は、周りの人にも、あなたも年をとっていくのですよと。そのような状態になったときどうしたらいいのか、何を頼ったらいいのか。現実的に働きながら子どもを見守り、親の介護をする。自分の身を削るような苦労であり、心身ともに疲れ切ってしまう。ショートステイ、デイケアを利用してもうまくいかない。悩むことばかりであります。  今の高齢者は、戦争の時代を生き抜いてこられました。私どもの世代とは大きな違いがあると思います。制度は、年々変わり、現場は翻弄されている状態であります。私自身、担当の方に、よくこういう制度を把握されているのだと、大変だと感心をいたします。  制度そのものを国自体を信頼されていないような現状だと思うわけであります。こんな中、介護報酬の問題、施設を経営していく上では、いろいろな問題、課題があると思います。  そこで、お伺いをいたします。介護職員の方の離職率が高いと聞き及んでいますが、現状をお尋ねいたします。介護職員と訪問介護をされているヘルパーの現状、お金のことには触れたくありませんけど、労働条件についてどう思っているのかなど、介護に携わっておられる方々の声など把握をされておられるのか。今後、高齢化の進展に伴い、人材確保のための対策は重要課題だと考えるわけであります。どのように考えておられるのか。介護職員が今後、希望を持って働けるような労働環境が確保されるのか、お尋ねをいたします。  2点目、学校耐震化について伺います。
     昨日の山口隆一郎議員の質問で、パーセント提示など進みぐあいは説明があり理解をいたしました。私は私なりの質問をさせていただきます。  2年連続で全国最下位となった本県小中学校建物耐震化率を早急に引き上げて、児童生徒に安全な教育環境を確保しようという行政の取り組み方がようやく真剣味を帯び、本市においても次代を担う子どもの育ちの場である学校施設の今後10年間ですが、基本となる整備計画が小学校、中学校を対象とされている現在であります。  学校は、児童生徒が一日の大半を過ごす場であり、安全で安定した環境の中で、確かな学力を身につけ、豊かな情操をはぐくむ場であるとともに、地域社会の中心的な施設であるということは言うまでもありません。  本市には、42の小中学校がありますが、古いものは、昭和34年に建築、新しいものは平成15年と大きな開きがあります。この間、学校施設に求められる機能、役割など大きく変化をしております。義務教育に求められる今日的要請や高度情報化、国際化などへ現状の社会経済状況に対応した学校が求められております。  本県においては、比較的地震が少ないことや、厳しい自治体の財政事情などで取り組み方がおくれたのではないでしょうか。やはり真剣に改善をしている姿勢を見せるべきだと思うわけであります。  児童生徒の命を預かっている自治体の重い責任、すべての方々が早く早くと望んでおられるのではないのでしょうか。  地震で校舎が倒壊すれば、どれほどの悲惨な犠牲が出るのかと、中国四川大地震を見れば明らかであります。  いつ、どこで地震が起きるのか、起きてもおかしくない状態にあるとも言われています。耐震化工事には、技術、事務両面で県の支援を必要とすることが多い。県においては、専門職員による「耐震化促進支援チーム」を発足させ、体制を強化したわけであります。耐震診断未実施地は、その建物が危険であるかどうか調べずに児童生徒を収容しているということになると思うわけであります。せめて耐震診断だけでもと。本市においてのこの問題の取り組み方を伺います。  3点目、河川についてでございます。  本市においては、一級河川、本明川があります。面積、川の長さ、一級水系では、最小河川であります。  本明川の歴史は、水害の歴史とまで言われています。江戸時代の記録によると、洪水が9回とも。最も大きかったのは、元禄12年の大洪水だと言われております。その年の8月12日から降り出し、13日には、本明川があふれ、田畑、人家、橋など流し出され、この洪水でおぼれ死んだ人は487名ともなっています。  そしてまた、不運は続き、翌年13年は、逆に日照りが続き、干ばつとなり、田畑の作物がとれず、相次ぐ天災に人々の生活は苦しくなったと記されています。  そこで、その当時の領主、諫早茂晴公は、天災を静めるため、富川の地に厄払いの祈願と亡くなった方の487名の冥福を祈り、2年にも及ぶ作業で五百羅漢像を完成させたとあります。  そんな中、諫早平野は、ほとんど干拓地であります。干拓地というものは、用水の問題があると聞き及んでおります。特に、小野地区は水不足がひどい土地だと聞き及んでいます。  私自身、河川の問題は何度か取り上げてまいりました。しゅんせつ、改修、何とかならないものかと。部長の答弁においては、国、県の管理であることだと。しかしながら、努力をされておられることは十分存じ上げております。それでは、市の管理の分の河川の管理はと。我が市においての管理河川は幾らなのか。この広い市の中で災害復旧、改修など、少しずつでもやっておられます。  例えばですけど、上流側はよくなり、下流側はそのまま、逆の場合もあります。水というもの、川の流れのようにとあります。水というもの、大切な資源であり、しかしながら、あるときには、大きな被害をこうむるときもあります。  これは、ある例でございますけれども、干拓のおかげで堤防はよくなりましたと。しかしながら、アサリ、カキ打ちには行かれない。まして自分のうちの横の川は、途中がポンポンしている。下流、上流はよくなり、途中はどうなるのかと。せめて腹づけでもと。これは一つの例でございます。市自体を見て多分多くあると思います。その点、いかがなものか、見解を伺います。  以上で主質問を終わります。答弁によっては再質問をさせていただきます。誠意ある答弁をお願いいたします。 3 ◯市長(吉次邦夫君)登壇[ 170頁]  おはようございます。山口一輝議員の御質問にお答え申し上げます。  その前に、市長賞のお礼を承りまして、まことに恐縮に存じます。おめでとうございます。  それでは、私のほうからは、学校の耐震化の問題でございます。  今、現在、きのうも数字を申し上げたと思いますが、全国の平均が62.3%、長崎県平均が39.0%、諫早市は46.3%ということで、県下の市町では8番目、市では3番目というふうなこの耐震化率になっています。これはいいほうから3番目でございます。  平成18年6月、今から2年前の6月に諫早市立小学校中学校整備基本計画を策定いたしまして、今後10年間で100億円程度かけて耐震化をやろうというふうに進めてきたところでございまして、それで、昨年のこの能登半島の地震だとか、あるいは、新潟中越沖地震、それからことしの中国の四川大地震と、そういった大地震が多発をいたしました。  そういうふうなことから、国におきましては大規模な地震により倒壊等の危険が高いというふうなことから、公立小中学校の耐震化の推進を図るために、ことしの3月には文部科学省内に「1万棟耐震化推進プロジェクトチーム」が設置をされまして、そのチームのリーダーでございます施設助成課長が4月には本市に立ち寄られまして、耐震化に対しまして強い要請があったところでございます。  今現在、諫早市におきましては、高来西小学校の移転改築を進めておりますし、今年度中には完成をいたします。それと喜々津中学校小野小学校小長井中学校におきましては、耐震補強工事や耐震の補強設計などに取り組んでいるところでございます。  2年前には、私もつくったのでございますが、この耐震化にかかわって、非常に情勢が大きく変化してまいりましたので、市といたしましては、早速これらを踏まえ耐震化をさらに迅速に進めるために他市に先駆けまして、耐震の診断を前倒しで実施しようということで、その経費をことしの6月の補正に3,000万円計上させていただいたようなことでございます。実は、先般11月20日ごろだったと思いますが、長崎県市長会で知事へ要望に参りまして、知事も非常に心配をしておられまして、県立高校のほうは県のほうでしなければなりませんが、小中学校は、各市町村でございますので、ひとつよろしくお願いしたいということで、各市長会、町村会もこれにはもう全面的に前向きで積極的に取り組んでいくということを申し上げました。  ただ、私は、そのときに知事に申し上げましたのは、その前にこの診断をしなければなりません。それぞれやっぱりこの技術者が少ないようでございまして、県の土木部のほうにおきましても、こういった診断に対しましては、前向きでひとつ協力してくださいということをお願いをいたしました。早くこの診断をしないと対策が講じられないわけでございますので、そういったことで、県、市、町、みんなで力を合わせて早くやっていこうということでございます。  諫早市といたしましては、今後ともできるだけ早い時期に、この前倒しできないかということを検討してまいりたいと。これはもう前向きで取り組んでまいりたい。10年計画はもう、7年でも8年でもいいわけでございますので、これにつきましては積極的に取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。  あとの分につきましては、各担当部長のほうから答弁させたいと存じます。(降壇) 4 ◯健康福祉部長(平野 博君)[ 171頁]  それでは、1点目の介護保険についてお答えいたします。  議員御指摘のとおり、介護を担う介護従事者の確保は、国や地方公共団体が取り組むべき重要課題であると認識しております。  御質問の介護職員の労働実態につきましては、厚生労働省や関係機関が介護労働の実態調査をしておりまして、離職率は全労働者の16%に対しまして介護職員、訪問介護員を合わせまして22%と6ポイントほど高くなっております。  ここで言います介護職員とは、介護保険施設などの事業所において直接介護を行う人のことです。また、訪問介護員とは、利用者宅を訪問して介護を行うホームヘルパーのことでございます。  介護職員は、非正社員が4割ですが、訪問介護員は8割と高く、その9割が女性だという特徴がございます。介護職員は、非正社員の離職率が33%と著しく高くなっておりますが、訪問介護員は17%と全労働者とほぼ同じ水準となっているところでございます。  賃金につきましては、平成19年の統計調査によりますと、支給されたおよその給与月額は全労働者が勤続年数12年、平均年齢41歳で33万円、福祉施設介護員が36歳、訪問介護員が44歳でいずれも勤続年数5年、21万円となっております。全労働者と比較しますと、福祉施設介護員訪問介護員は、勤続年数で7年ほど短く、給与は12万円ほど少なくなっております。  次に、介護労働者の方が労働条件についてどう思われているのかということでございますが、介護労働安定センターアンケート調査結果によりますと、労働条件・仕事の負担についての悩み、不安、不満の質問に対して複数回答で「仕事の割に賃金が低い」が50%、以下「業務に対する社会的評価が低い」「精神的にきつい」の順で多くなっております。  また、仕事を選んだ理由といたしましては、「働きがいのある仕事だと思ったから」が56%と最も多く、以下「資格・技能を生かせるから」「人や社会の役に立ちたいから」の順になっております。  次に、介護職員が希望を持って働けるような労働環境が確保されるのかという御質問でございますが、厚生労働省において、将来にわたって福祉・介護人材が安定的に確保されるように指針の見直しを行っており、国、地方公共団体、経営者、関係団体、国民一人一人が人材確保のための取り組み・支援を行うこととしております。  具体的には、先般取りまとめられました「社会保障の機能強化のための緊急対策~5つ安心プラン~」の中に、介護労働者の人材確保、雇用管理改善の支援などが盛り込まれ、平成21年度予算概算要求の主要事項に、福祉、介護の人材確保対策の推進を掲げており、将来を担う学生のために返還免除要件を緩和した介護福祉士等修学資金貸付事業などがあります。  また、ことし5月に介護従事者等の人材確保のための介護従事者等の処遇改善に関する法律が成立いたしまして、平成21年4月1日までに介護従事者等の賃金を初めとする処遇の改善に資するための施策について検討し、必要な措置を講ずることとしております。  これに伴いまして、政府は、介護従事者処遇改善の措置として、平均約2万円の給与のアップのために3%増の介護報酬改定を発表しておりまして、この保険料負担の軽減のために1,200億円の国費を充てる方針を打ち出しているところでございます。  市といたしましても、県や関係団体と連携をとりながら、福祉・介護サービスの意義や重要性についての啓発に努めるとともに、介護サービス事業の適切な運営確保のための指導を行ってまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 5 ◯土木部長(冨松静夫君)[ 172頁]  3点目の河川について御答弁を申し上げます。  市が管理する河川の維持管理についての御質問でございますが、市が管理する河川は、準用河川で33の河川で、延長が約30.7キロメートル、また、法定外公共物に当たる水路につきましては、約3万4,000カ所と膨大であるため、本庁、支所、出張所でそれぞれ管理を行っているところでございます。  平成19年度の実績としましては、修繕、しゅんせつ排水路整備工事等を約150カ所行っております。地域の要望等も含め緊急性の高い箇所から対応している状況でございます。  維持工事としましては、出水期前に浸水被害の防止のために、主にしゅんせつ及び修繕工事を行い、非出水期において全体的な維持改良工事を行っているところでございます。  また、予算につきましては、本庁、支所、出張所にそれぞれ配分を行い、支所等において不足が生じた場合には、全体的な調整を図った上で維持管理上、必要があると判断された場合について工事を行っているところでございます。  今後も一層、本庁、支所、出張所で緊密に連携を図りながら、安全・安心なまちづくりを目指し河川等の維持管理を行ってまいりたいと考えているところでございます。  以上です。 6 ◯山口一輝君[ 172頁]  誠意ある答弁ありがとうございました。  くどくどとは申しませんけど、部長、介護に従事しておられる方は、先ほどおっしゃいましたように、資格を生かした働きがいのある職場で、人の役に立ちたいと考えて、夢と希望を持って働いておられることだと思います。期待にこたえていただけるような施策をお願いいたしたいと思います。教育長、お願いします。  現在、市長がおっしゃいました高来西小学校が建築中でありますね。市政懇談会のときでしたか、父兄の方かわかりませんけど、現在、小峰ですかね。高来のグラウンドにクラブの練習で通っているということをお聞きしまして、いわゆる交通量も多く、危険であり心配でもあると。跡地をグラウンドとして利用できないものでしょうかとあったわけです。その点、いかがですか。 7 ◯教育長(峰松終止君)[ 173頁]  現在、移転改築を進めております高来西小学校につきましては、旧高来町のときに、耐力度の検査をしまして、危険建物ということで今移転改築が進んでいるわけでございます。  ですから、この建物については、改築工事が完了しますと、速やかに壊さなければいけないということで、校舎自体は、もう完成後に解きたいと。グラウンドにつきましては、現在のところ、まだ、利活用については決まっておりませんので、今後、地元の方の御意見等も十分聞きながら検討していきたいと考えております。  以上です。 8 ◯山口一輝君[ 173頁]  どうもありがとうございました。私、以前PTA会長を恥ずかしながらやっておりましたけど、その当時のPTAの新聞の記事に市長の写真が載っていたわけですけど、記事がありまして、「教育とは、委員会、学校、父兄、子ども、地域が一体となって取り組むべきだ」とおっしゃっておられました。やはりその言葉自体が今も生かされているのではないかと思うわけであります。いつどこで、起こり得るかわからない地震、災害などですが、何事も目標を達成していくためには、予算的な問題もあろうかと思います。機能と環境、設備を備えていただいて、また、災害時の避難場ともなっているわけであります。なお一層の促進をお願いいたしたいと思います。  土木部長、答弁は要りませんので。河川の災害は、自然的災害社会的災害とに分れると思うわけであります。いろんな課題はあるかと思いますが、的確に対応していただいて、今後、投資力が限られている中で、できるだけ早目に被害を最小化していただきたいと思うわけであります。  以上で終わります。 9 ◯議長(中村敏治君)[ 173頁]  一般質問を保留し、しばらく休憩をいたします。                 午前10時33分 休憩                 午前10時45分 再開 10 ◯議長(中村敏治君)[ 173頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  次に、赤崎光善議員。 11 ◯赤崎光善君[ 173頁]  改めまして、皆さん、こんにちは。29番、新風クラブ、赤崎光善でございます。  先ほどは、さわやかな高い声で、すばらしい質問をいたしました、同郷の小長井町の山口一輝議員に負けないように声を張り上げたいと思っておりますけれども、私ののどではああいうきれいな声は出ませんので、しばらく御辛抱をお願いしたいと思います。  私、11月20日、21日に、大分県のほうに生産部会の先進地研修ということで行ってまいりました。そして、帰りに、今有名な日本一の夢のつり橋がある九重町に寄ってまいりまして、初めて橋を渡ってきました。すぐ近くに私の友達がおりまして、まだ、建設中に仲間と一緒に行って、仲間の中に大分県の津久見の友達もおりまして、その津久見の友達が工事中の橋を見て、当時は、片一方の渡ったほうは道路はなかったそうですけれども、今はつくってありますけれども、先のない橋をつくってとみんなから笑われていると言って、その九重町の友達に話をしておりました。しかし、御承知のとおり、2年目を迎え、400万人を超えたということで本当にびっくりしております。  それで、私が行ったときも金曜日でしたけれども、まさに数珠つなぎで、橋は往復いっぱいでございました。駐車場も7割、8割方埋まっておりまして、本当にすごいなと思って渡ってきました。また、すばらしい景色で、滝もあり、深い渓谷でありまして、高さも本当に渡るとちょっと恐怖心といいますか、そういう思いをしながら渡ってまいりました。何か、中には渡って帰れない人がいるそうで、今は、循環バスがあって、帰りに渡れない人はバスに乗ってくださいということでした。  その人出の多さに、私もふと思い出しまして、小長井町の山茶花高原もちょっと調べてみましたら、平成3年に県が整備しまして、その後、町でずっと整備してまいりましたけれども、平成8年に54万1,000人のお客さんが1年間で見えられております。そのときはその周辺の地域の人たちは道路も横切れないというふうな状況で大変な車の混雑でありました。そういうことをふと思って見てまいりました。  また、地域おこしということで、多額の金を投資されておりましたけれども、本当にすばらしい発想であり、今後またどうなるかはわかりませんけれども、すばらしいなと思って渡ってまいりました。  それでは、一般質問を通告どおり進めさせていただきます。  情報通信網の整備と情報格差の是正についてお伺いをいたします。  今日の情報通信網は、固定回線網、あるいは無線による通信網とともに近年目覚ましい向上と発達をしております。  日本国内におきましても、光ケーブル網の拡充により、企業のインターネットの利用、また、一般家庭でのケーブルテレビや、パソコンのインターネット利用も、企業ではほぼ100%、個人でも国民の8割ぐらいが利用していると言われております。  今日、世界全体にいろんな情報通信網が張りめぐらされ、世界じゅうのいろんな情報を家庭にいながらにして手にすることができるようになりました。  また、本市には、光ケーブルを利用した諫早ケーブルテレビがあります。そしてまた、エフエム諫早があり、行政情報や緊急防災情報の放送委託なども行っております。  また、ほとんどの方が持っておられるとは思いますけれども、携帯電話も通話だけではなく、今では気象情報など日常生活に関連した数多くのいろんな情報を携帯電話によって得ることができるようになりました。  本市においては、携帯電話を利用したスクールネットによって、子どもたちの安全を守るため、不審者情報の配信も平成18年4月から行われております。  聞くところによりますと、現在、4,700名の方が登録をされて、利用をされているということでございます。  また、行政防災無線につきましては、旧諫早地域を除いた周辺5地域にそれぞれ防災無線が設置されております。台風や大雨などの災害緊急時の情報伝達はもちろん、日常の行政情報や地域の情報発信に欠かせないものとなっております。  今日の情報化時代の中で、本市においては、諫早ケーブルテレビがあり、地域に密着した情報を発信され、また、小長井ケーブルテレビの指定管理者でもあります。市議会の本会議の中継、あるいは録画放送を初め、数多くの行政情報を発信されております。また、エフエム諫早におかれましては、行政情報や緊急防災情報の委託放送もなされています。現在、本市全体を見たとき、諫早ケーブルテレビ、エフエム諫早のエリアの空白地帯が数多く残っております。  旧5町の各地域の防災行政無線のデジタル化対応について、また、諫早ケーブルテレビ、エフエム諫早の放送エリアの拡充につきましては、これまで平成18年6月及び19年3月議会において、それぞれ一般質問をいたしておりますが、今日、情報通信網、あるいは、それに関連する通信機器は日進月歩の勢いで進歩をしております。今後について、再度、次の5項目について質問をいたします。  1番目、諫早ケーブルテレビのエリア拡充について、2番目、エフエム諫早のエリア拡充について、3番目、防災無線のデジタル化対応について、4番目、災害時緊急通報システムについて、5番目、ケーブル回線や光ケーブル回線の敷設が難しい過疎地域などに向けた次世代の高速無線システムとして今年度から開始された地域ワイマックスについてお尋ねをいたします。  次に、大きな2番目、山茶花高原の風力発電についてお伺いをいたします。  山茶花高原ピクニックパークの各施設の中で、一番にだれもが目につくシンボル的な施設は、風力発電の風車ではないかと思います。また、諫早湾を隔て、対岸の雲仙市からもその姿を見ることができます。しかしながら、最近、風車が3基とも稼動しておりません。  風力発電については、平成19年6月議会において地球温暖化という観点から質問をさせていただきました。再度、次の2項目について質問をいたします。  1、維持管理について、通常の点検、定期点検はどのようになされているのか、2番目、稼動状況について、お尋ねをいたします。  以上で主質問を終わります。答弁次第で再質問をいたしたいと思います。 12 ◯市長(吉次邦夫君)登壇[ 174頁]  赤崎議員の御質問にお答え申し上げます。
     まず、情報通信網の整備と情報格差の是正について、総括的に私のほうから御答弁申し上げます。  情報通信網には、テレビ、ラジオ、インターネット並びに防災行政無線など多くの種類がございます。民間により整備されたものや市で整備したものがございます。  情報の地域格差の問題につきましては、合併後の市民一体感の醸成のためにも可能な限り是正される必要があるというふうに思っているところでございます。ただし、1つの情報通信網だけで情報の地域格差をなくすというのは、技術的にも非常に困難でございますので、複数の情報通信網を組み合わせることが必要であろうというふうに思っているところでございます。  情報通信網の整備につきましても、民間で整備すべきものは民間にお願いし、市として整備すべきものは市で行うという役割を分担しながら、具体的にどのような方法がよいのか検討を進めてまいりたいというふうに思っております。  詳細な部分につきましては、担当部長のほうから答弁させたいと思います。山茶花高原につきましても、担当部長のほうから答弁させたいと思います。  以上です。(降壇) 13 ◯総務部長(早田 実君)[ 175頁]  私のほうからは、情報通信網の整備と情報格差の是正についての具体的な項目について御答弁申し上げます。  まず、1点目の諫早ケーブルテレビのエリア拡充についてでございますが、現在、加入率は全市域で35.3%、それから、接続可能世帯は90.4%でございます。しかしながら、まだ、サービスエリアに入ってない地区もございまして、一刻も早く整備していただきますよう諫早ケーブルテレビのほうにお願いをしているところでございます。  諫早ケーブルテレビのほうでは、現在、高来地域のエリア拡充と加入促進に努力をされている状況でございます。エリア拡充のためには、採算性の関係もございますので、拡充する地域の方々により多く加入をしていただくことが必要であろうというふうに思っております。  それから、次に2点目のエフエム諫早のエリア拡充についてでございます。  エフエム諫早は、コミュニティFM放送局として、旧市時代の平成11年に放送事業免許を取得したという関係上でございますが、放送エリアは旧諫早市内に限られているところでございまして、実際は他の地域においても一部で受信できるところもございます。  また、エリア内であっても、FMという電波の特性上、山かげなどでは地形的に受信できない場所もございます。しかしながら、FM放送は、防災情報などの伝達手段として大変有効であるというふうに認識しております。そういうことで、新市全域へのエリア拡充、それと、整備後11年が経過し、老朽化が懸念されております設備の更新もあわせまして、その対応につきましてエフエム諫早のほうとも協議をしながら検討を進めてまいりたいというふうに思っております。  次に、3点目の防災無線のデジタル化についてでございます。  防災無線のデジタル化につきましては、平成13年に総務省のほうから方針が示されているところでございますが、設備経費が数十億円という非常に高額になるということから、全国的にもまだ普及が進んでいないというのが現状でございます。ちなみに、平成20年3月末現在での全国での整備率でございますが、これは9.91%ということでございます。  本市におきましてもすぐに整備を進めるというのは困難な面もございますが、防災情報などの伝達手段としては防災行政は基本的なものでございますので、非常に重要であるとは認識をしております。したがいまして、当面は、ケーブルテレビやFMなど他の情報通信網で補完をしながら、既存の防災無線の設備の統合化あるいは拡充などについても検討していく必要があるのではないかと思っているところでございます。  防災無線のデジタル化につきましては、技術革新の動向や国の動向なども見きわめながら検討してまいりたいというふうに思っております。  4点目の災害時緊急通報システムについてでございます。  災害時の情報伝達手段としては、現在、諫早市では防災無線とかFM放送などを利用しておりますけれども、音声による情報提供とあわせまして文字を使った情報提供も必要ではないかと考えております。そういうことで、インターネットによるメールの活用や諫早ケーブルテレビのほうで導入が予定されておりますL字テロップ放送、いわゆる字幕放送でございます。この活用についても現在検討中でございます。  災害時の緊急通報システムにつきましては、先ほど市長が申しましたとおり、多様な情報通信網を組み合わせて行うのがよいというふうに思っておりますので、今後とも具体的な仕組みの検討を進めてまいりたいと思っております。  最後に、5点目の地域ワイマックスについてでございます。  地域ワイマックスとは、山間部など、光ケーブルなどの有線通信回線の整備が困難な地域、ここに無線を使って高速通信網を整備するというものでございます。  現在でも携帯電話でインターネットを利用することが可能ではございますが、より高速での無線通信ができるようにするものでございます。  基本的に、地域ワイマックス事業は、地域のケーブルテレビ局などが市町村の区域ごとに通信事業免許を取得をして事業を行うというのが一般的でございます。本市におきましても、諫早ケーブルテレビのほうにおきまして研究が進められているというふうには聞いております。  地域ワイマックスは、防災情報通信網の一つとして注目すべきものと認識しておりますが、何分まだ始まったばかりの技術でございまして、諸課題もございますので、これも技術革新の動向なども見きわめながら検討していく必要があると考えているところでございます。  以上でございます。 14 ◯都市整備部長(林田敏郎君)[ 176頁]  2点目の、山茶花高原の風力発電についての御質問にお答えいたします。  山茶花高原ピクニックパークには、風力発電機を3基設置されており、1号機は三菱製で、残りの2号機、3号機は、デンマークのヴェスタス社製であり、風力で発電した電力は、園内施設へ供給し、余った電力を電力会社へ売電しております。  定期保守点検の内容についてでございますが、年1回実施しており、ローターヘッド内の油漏れや油圧配管の確認、フィルター洗浄、油面チェック、グリース給脂、ブレーキパッドチェックなどの点検を行うものであります。  次に、稼動状況についての御質問にお答えいたします。  平成17年度から現在までの稼動状況としましては、1号機の稼働率は約2割、2号機の稼働率は約3割、3号機につきましては、稼働率約8割の状況であります。  以上でございます。 15 ◯赤崎光善君[ 176頁]  御答弁どうもありがとうございました。  諫早のケーブルテレビのエリア拡充についてでございますけれども、ちょっと地図をいただいてきまして、この黄色の部分が今エリアに入っているところだそうです。(地図を示す)ちょっと見にくいですけれども、かなりまだ入ってないところがあります。とくに高来町はほとんど中心地の三部壱付近ですかね。支所付近だけのようです。  小長井地域には、公的に敷設をしていただきまして、多額の財源が要ったわけですけれども、小長井町全体に光ケーブル網を敷設してありまして、現在、聞いたところによりますと1,286件接続してあるということで、約70%ぐらいですかね。そしてまた、インターネットの接続も187人ということで、かなりの方が利用されています。  この光ケーブルというのは、御承知のとおり、ケーブルテレビもですけれども、インターネットのほうの使用が非常に便利であるということも御承知かと思いますけれども、そういった意味では、近年特に、市においてもホームページあるいは議会のホームページ等もあります。そして、また議会もインターネットで本会議等が見れるように今後準備をされるということで、そういった意味からすれば、やはり公的にもそれなりの助成をしながらやっていくことが必要ではなかろうかと思っております。その点については、諫早ケーブルテレビとそういった協議をなされておりますでしょうか。 16 ◯総務部長(早田 実君)[ 176頁]  諫早ケーブルテレビのほうには、飯盛地域と高来地域ですかね、これは今イントラネットの光ケーブルを介しているというのはございます。しかしながら、エリアの拡充につきましては、諫早ケーブルテレビのほうで営業を行っていただくという方向で、お願いをしているところでございます。 17 ◯赤崎光善君[ 176頁]  それでは、エフエム諫早についてですけれども、更新の時期が来ているということで、その辺も話し合いといいますか、協議をされているということをお聞きしましたけれども、どういった状況なのでしょうか。いつごろ更新されて、エリアの拡大につながるのでしょうか。 18 ◯総務部長(早田 実君)[ 177頁]  エリアを拡大するには、まず、上山の山頂にございますアンテナ、送信設備ですね。それから、放送設備の機器を取りかえるということが必要でございます。現在、エフエム諫早のほうと協議をしておりますけれども、いつからするというのはまだ決定をしておりません。できるだけ早く結論を出したいというふうに思っております。  以上でございます。 19 ◯赤崎光善君[ 177頁]  この間、2日でしたか、西日本新聞に島原市の例がちょっと載っておりましたけれども、エフエムしまばらを通じまして、島原市が防災ラジオを無料で1,300世帯に配付するという緊急警報自動受信ということでちょっと載っておりましたけれども、エフエムの方に話を聞きましたら、何かこういったラジオだそうですけれども、緊急の場合自動的にスイッチが入って、その放送がされるということです。  先ほど、市長の答弁あるいは部長の答弁にもありましたとおり、防災情報につきましては、いろんなやっぱりシステムがありますので、複合的にやらなければできないということでしたけれども、私もそのように思いまして、今回、ケーブルテレビあるいはこのエフエム、そしてまた、ワイマックスについてお話をさせていただきました。  そういったことで、今エフエムの方へも年間700万円余り放送料を払っているわけですね。そういった意味では、今後のエリア拡大ということも十分考えていただきたいと思います。  小長井地域におきましては、いいところはよく聞こえますけれども、ほとんどがはっきり聞き取れない状態のところがたくさんございます。そういったことで、エフエムの方も何かその辺を一生懸命努力をされているようですので、一緒になってやっていただきたいと思います。  次に、山茶花高原の風車につきましてですけれども、とまっている原因というのは、今1号機の稼働率が約2割、2号機が約3割ぐらいということで、3号機が約8割ということですけれども、そのとまった原因というのは、どういったことが多いのですか。 20 ◯都市整備部長(林田敏郎君)[ 177頁]  現在の状況としましては、3基とも停止の状態であります。原因としましては、1号機が落雷による塔内制御盤などが損傷したものであり、2号機は、風車を風向の位置に回転させる装置の故障、3号機が、風車の出力上昇を制御する装置の故障と今推定をいたしております。  以上でございます。 21 ◯赤崎光善君[ 177頁]  そういった原因究明とか修理とか、どこにされているわけですか。行政のほうでやっているわけですか。 22 ◯都市整備部長(林田敏郎君)[ 177頁]  先ほども申し上げましたように、定期保守点検の中で、今回、その故障原因まで含めて調査をいたしたところでございます。  この調査につきましては、どこに頼んだかというと、デンマーク製の分については、日本の代理店であります大旺建設にお願いしています。市がやっているのかということですが、市は委託をしている状況でございまして、2号機、3号機はデンマーク製ですから、その大旺建設のほうに委託しておりますけれども、1号機につきましては、三菱電機製ですので、今回は九電工にお願いしたという状況でございます。  以上でございます。 23 ◯赤崎光善君[ 177頁]  とまる前は3基ずっと回っておりましたけれども、大分長くとまってるわけですね。その長期間にわたって動かせないというのは、部品が生産注文だからという話も聞きましたけれども、やはりもう少しすぐにやってもらえないのか。どういうふうにしてその業者にお願いをしているのか。その辺について説明をお願いします。 24 ◯都市整備部長(林田敏郎君)[ 177頁]  修繕がおくれた理由としましては、先ほど議員がおっしゃいましたように、1号機につきましては、確かに形式が古いということで交換部品の受注生産などによって製品ができるまでの期間ちょっと時間がかかると。2号機、3号機につきましては、特にデンマーク製でございまして、大旺建設の日本代理店のほうでは、修繕までできないような状況でございまして、外国人の技術者の手配などにやっぱり時間を要するということございます。今回も11月末ぐらいまで点検をしまして、一応故障の予測をして技術者の来諫をお願いするような格好になるかと思います。 25 ◯赤崎光善君[ 178頁]  相手も商売をしておられると思いますけれども、何でそんなに長くかかるのか、私たちも理解できないわけですね。小長井町に限らず多くの市民の人たちはとまっているのを見て、本当に役所は何しているのだろうかと、おまえたちは何しているのかと私たちも言われるわけですよ。もう少し何か対応をしてもらわないと、そしてまた、特に、合併したら、このくらいのものだろうかと。もう市民があきれて、あきらめてしまってるのですよ。  ひとが輝く創造都市・諫早ですけれども、その辺を十分考えていただいて、熱心に努力されていることはわかりますけれども、もう少し熱心にですね、そしてまた、国産の大型風力発電は三菱だけしかないわけです。富士重工がもう少し小さいものをしていますけれども、三菱は、世界の三菱と言われるとおり、風力発電では日本では一番古くから開発をされ、ほとんどがアメリカとか、最近は中国とか、東南アジアあたりに輸出をされておりますけれども、日本では約20%余りのシェアを持っておられます。あとはほとんどが外国製です。  そういったことで、三菱にしても、長くとまっていたわけですけれども、その辺の部品としてはどうなのですか、すぐできないのですか。 26 ◯都市整備部長(林田敏郎君)[ 178頁]  先ほども申しましたように、決して、修繕とかなんとかほったらかしではないのです。あくまでも先ほど申しましたように、定期点検をしまして、故障箇所が何カ所もあるわけですね。1カ所であればすぐ対応できると思うのですけれども、その故障によりましてまだ影響がある箇所もあるわけです。  そういうことで、今回1号機につきましては、9月19日から11月28日までかけて調査をやってるわけでございます。2号機、3号機につきましても、8月25日から11月21日まで一応定期点検をして、どういう状況かを確認したところでございます。  これに対して、今後、そういう推測しています部品等を持ち込むような格好で修理をしていきたいと思っておりますので、その辺、御理解いただきたいと思います。 27 ◯赤崎光善君[ 178頁]  さっき言いますように、風車がとまってたら、やっぱり山茶花高原の公園自体が何かイメージダウンになったような気がしまして、そしてまたどこからでも見えるわけです。そういったことで、今後、十分その辺の対応をしていただきたいと思います。  それと、情報通信網の整備と情報格差の是正についてですけれども、先ほども申しましたけれども、いろんなシステムを複合的に組み合わせて、市内全体の格差の是正に努めていただきたいと思います。特に、現代はもう言うまでもなく情報化時代でございまして、いろんな情報がテレビなりあるいはインターネットなりでできるわけでございます。そういった中で今回、新しいシステムとしてその地域ワイマックスが始められておりますけれども、ことし全国で約40社ぐらいですか、ケーブルテレビの民間会社が免許を取っておられます。そういったことで十分今後のことも研究をしながら、そしてまた民間とあわせながらやっていただきたいと思います。  以上で質問を終わらせていただきます。 28 ◯議長(中村敏治君)[ 178頁]  一般質問を保留し、しばらく休憩をいたします。                 午前11時18分 休憩                 午前11時33分 再開 29 ◯議長(中村敏治君)[ 178頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  次に、室内武議員。 30 ◯室内 武君[ 178頁]  新風クラブの室内武でございます。  私、本日の予定は、午後からというふうに予定をしておったわけですけど、前任者が大変早く終わりましたので、若干、時間を早めて、気持ちを入れかえてやりたいと思います。  それでは、さきの通告に従いまして、大きく5点ほど質問いたしますけど、まず、1点目に、諫早公園周辺行政財産の利活用計画についてでございます。  この公園の周辺には、眼鏡橋前の芝生広場、また、諫早市体育館、それから、この夏に移転をいたしました諫早幼稚園の跡地、また、道路を挟みまして諫早市公園管理詰所、また、隣にありますほたる工房、また、線路を挟みまして、諫早市郷土館並びに弓道場、それから、宇都のほうに行きまして、上山公園の北駐車場、それとまた、これは公園の併設かと思いますけど、島原鉄道上の広場等があるわけでございます。  そういう中で、諫早市におきましては、さきの諫早市総合計画に続き、また、諫早市都市計画マスタープランが出されております。そういうものと関連をしながら、また、この体育館は別のほうに移動するようになっております。そういうことから、この総合的な関連につきまして、今後の移転も踏まえ、計画、検討はあるのかということで一つの質問とします。  次に、大きな2点目でございますけど、藻場再生事業の経過及び結果についてでございます。  この藻場につきましては、以前でありますと、上の農道から見ましても沿岸一帯に砂地のところまで繁茂をしておったわけでございますが、そういうことから、台風後、またしけの後には、この藻場が切れて海岸に打ち上げられる。また、それを農家の人たちは集めて肥料にしていたという時代もございます。  そういうことがいつからかわかりませんけど、全国的な磯焼け後、一変した今の状況で、橘湾外を一望に見ましても川下の一部には若干残っておりますけど、ほかのほうにはなかなか見受けられない。この再生につきましては、やはり漁場の造成改良事業なり、また、広域型栽培漁業、種苗放流と大きく関係をしていかれるのであります。  特に、橘湾におきましては、その藻場の大きな影響を受けますのが、ウニ、また、アラカブ、メバル等が、その藻場によって非常に珍味と言われてきておるわけでございます。魚礁同様、この藻場は魚介類のすみかなり、またえさ場となっていくわけです。  そういうことから、小さな1番目に、過去の事業結果及び成果はどうであるのかということを1つ質問します。  次に、今年度から来年度にかけて継続していく事業でございますけど、この事業の内容、規模等についての質問をいたします。  次に、今後の事業継続への計画はどのようになっていくのかということでございます。  次に、大きな3点目でございますけど、佐田江川の雑草除去についてでございます。  この佐田江川といいますのは、以前の川を開の圃場整備とあわせまして拡幅された市道六丁分線を挟んで上下、下のほうが拡幅をされた川でございますけど、これにつきましては、ことしの春先であったかと思いますけど、1回、境のところに雑草が繁茂しまして、土砂が堆積し、しゅんせつをしたのではなかろうかと思っておりますけど、今回申しますのは、それから約150メートルぐらい下流から江ノ浦川まで、その雑草の種類についてはクログアイとかなんとか言われるそうですけど、これが2メートル以上になるわけですね。そしてまた非常に根が強い。そしてまた、河川の構造上、自然と供用するということから、底張りがないわけでございまして、その根が底に残っていくという。今後とも毎年これは繁茂していくのではなかろうかと思っております。  そういうことで、現在、その雑草がないところよりも、水がたまっておる流れを阻害しておるというのが実際でございますので、この内容についてどのような検討をされているのかお尋ねをいたします。
     次に、4点目でございます。諫早湾干拓調整池の浄化対策についてでございます。  この農地につきましては、完工後1年が経過をしたということでございますけど、実際には、皆さんも御存じのように、今年の4月に本格的な営農が始まっておるわけでございます。そうした中、今年6月、佐賀地方裁判所が下した開門命令、それにつきましては、国のほうも控訴をされまして、開門については、常時開門は予測しがたい被害が出るおそれがあるのでということで控訴をされております。実際、防災面からも、私も開門には非常に問題があると思っております。  そういうことから、農林水産省、環境省各関係での協議もなされることと思っておりますけど、やはり、そういう中でも、どうしても対策を急がなければいけないのが、調整池の水の水質でございます。これにつきましては、平成18年、平成19年、平成20年、今までの答弁の中のデータを見てみましても、一向によくはならずに逆に悪くなっておるのが実際でございます。  COD化学的酸素要求量、全窒素、全リン、すべての形で若干の増減はございますけど、基準よりは大幅なアップをしておると、そういう形でございます。  また、そういう形の中で、水質保全についての第1期の施策が出されておったわけでございますけど、これは平成16年12月ですね。策定の第1期、諫早湾干拓調整池水辺の環境保全と創造のため行動計画に基づき各種の事業が国、県及び関係市、関係団体等で取り組んでおり、今後、県でも第2期行動計画を踏まえ、水質保全対策目標達成に向け今後とも継続をしていくと、そういうふうになっております。  そういう形の中で、もう現在第2期に入ったろうかと思います。そうした中で、次の質問をいたします。  調整池の水質の問題でございますけど、その原因の特定調査はどう進められているのか。また、2点目に、この調整池に流入する河川も多くあろうかと思います。その河川独自の水質の状況はどうであるのか。また、3点目に、調整池の水質浄化の計画はあるのか。また、4点目に、先般の議案質疑でも出てきておりますけど、対策を急がないと周辺活用、問題等に影響はないのかということで質問いたします。  次に、大きな5点目でございます。これは、ことしの3月に質問を取り上げたものでございますけど、江ノ浦湾内土砂しゅんせつの検討はどう進んでいるのかということでございます。  このときの答弁といたしましては、調査の結果、しゅんせつの必要性については認識をしておる。今後、実施手法等を含め検討をしてまいりたいという答弁が出ておりますが、そうした中で、このさきの質問での検討はどう進展しているのかということで主質問を終わり、あとは再質問にて理解を深めたいと思います。 31 ◯市長(吉次邦夫君)登壇[ 180頁]  室内議員の御質問にお答え申し上げます。  諫早公園周辺行政財産の利活用計画についてでございますが、公園内の主な施設といたしまして、眼鏡橋を中心に眼鏡橋前の芝生広場や御書院などがございます。周辺には、高城公園を初め、市体育館、諫早幼稚園跡地、上山公園北駐車場、市郷土館などがございまして、また、疎水百選の小野用水が流れ、本市では最も歴史や文化的雰囲気の残る地区であろうかというふうに思っております。  このうち、諫早幼稚園跡地と市体育館用地を中心といたしまして、現在、土地利用や(仮称)歴史文化館、武道場等の配置、施設規模や機能などの検討を進めております。  現時点では、歴史文化館を諫早幼稚園跡地及び市体育館用地に計画をいたしております。あわせまして、相互利用も考慮いたしまして、武道場を市弓道場に隣接して、郷土館用地に整備できないかも検討いたしております。  計画の作成に当たりましては、諫早公園との関連も考慮の上、景観や風致についても十分な検討を行いながら現在作業を進めているということでございます。  なお、この新庁舎ができますと、この跡地のこともございまして、そういったものをあわせまして、今、まちづくり交付金ということで、国の承認もいただきまして、交付金をいただきながら整備を進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。  あとの部分につきましては、各担当部長のほうから答弁させたいと思います。(降壇) 32 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 180頁]  それでは、2番目の藻場再生事業の経過及び結果について、1番目、事業の結果及び成果はどうなっているのかということについてお答えをしたいと思います。  藻場造成に係る事業につきましては、過去、江ノ浦地区緊急磯焼け対策モデル事業及び有喜地区漁場環境保全創造事業を実施をしておりまして、また、江ノ浦地区の緊急磯焼け対策モデル事業は、試験礁を設置をいたしまして、藻類の生育状況あるいは周辺地域の生物生息の状況を明らかにすることによって、この地域での効果的な藻場回復の方法を検討したものでございまして、平成16年度から平成18年度の3カ年間実施をしてまいったところでございます。  3カ年間の調査の結果といたしましては、藻類の育成基盤となる自然石等の設置を行うことで、藻場の造成が可能であるということが判明をしたところでございます。  また、有喜地区漁場環境保全創造事業は、水産動物、その産卵場、あるいは稚魚の育成場、えさ場等の機能を持つ藻場を造成することで、水産資源の回復を図るとともに、海藻による水質浄化を図るための事業でございまして、平成17年度から平成18年度の2カ年間で約1ヘクタールを造成したところでございます。  これにつきましては、平成19年度に調査をした結果によりますと、海藻では、ホンダワラ類とか、アカモク類が着生をしていたと。有用生物といたしましては、アワビ、サザエ、ナマコ、メバル等が生息が確認をされておるところでございます。  次に、今年度の事業の内容と規模等はどういうものかということでございますけれども、今年度、江ノ浦地区で漁場生産力の回復あるいは生産資源の整復を含め、漁場環境の改善を図るための漁場環境保全創造事業を実施をいたしているところでございまして、海底に海藻が付着しやすいような自然石あるいはコンクリートブロックの、構造物を設置することにしておりまして、平成20年度、平成21年度の事業を予定をしております。  規模といたしましては、6ヘクタールの測量、あるいは海底地形の状況、あるいは海藻の植生、魚類等の生育状況の調査、あるいは設置予定の構造物の安定計算や配置計画、それから、積算などの事業内容になっております。これを受けまして、来年度調査の結果、1ヘクタール程度の藻場を造成しようと計画をしているところでございます。  それから、藻場再生事業の今後の計画でございますけれども、やはり、今後の計画につきましても、漁業者の皆さんや漁協と協議をしながら、効果的な藻場づくりを推進し、漁場の保全と水産資源の保護・育成をさらに図ってまいりたいというふうに考えておるところでございます。  次に、佐田江川の除草についてでございますけれども、議員も言われましたように、これは平成9年度から平成21年度の事業で行っております飯盛開地区農村振興総合整備事業の中で、やはりつけかえということで整備改修をした普通河川でございまして、川幅が以前からすれば相当広くなったということで、その越流の心配は大分少なくなってきたかなというふうに思います。  先ほど、県の事業のほうで川のほうを整備したということでございますけれども、これは事業に伴って一遍整備をされたということでございますので、今回につきましても、また、事業中でございますので、県のほうに協議をしてみたいというふうに思っております。  それから、もう一点の江ノ浦港内しゅんせつの検討はどう進めているのかと、さきの質問では検討をするということであったがどうかということでございますけれども、江ノ浦漁港内は、干潮時には、やっぱり船舶の航行あるいは係船等に支障を来す状況になりつつあるということは確認をしておりまして、今後実施をするということで答弁申し上げておりました。  現在、しゅんせつにつきましては、平成19年の法の改正に伴ってしゅんせつ土等の処理の方法、あるいは漁港内のしゅんせつ事業の国、県等の補助事業等について模索をしているところでございまして、実施、手法等について、今県と相談を行っているところでございます。  また、御存じのように、平成29年度までの予定で今江ノ浦川の河川改修工事が行われておりますこともございまして、県ともしゅんせつの時期等について、協議を行っておるところでございます。  いずれにいたしましても、漁船の安全走行、あるいは事故の防止を図るためにも、関係機関と協議をしながら、整い次第、年次的に取り組んでまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 33 ◯生活環境部長(藤山正昭君)[ 181頁]  それでは、4点目の、諫早湾干拓調整池の浄化対策についてでございますが、県が平成20年3月に定めました第2期諫早湾干拓調整池水辺環境の保全と創造のための行動計画の中で第1期行動計画においての水質保全目標値を超過した要因解析が行われております。  それによりますと、流域、新干拓地・自然干陸地からの負荷量が第1期行動計画策定時の想定より大きかったというふうにしております。これは、水田での代かき、田植え時の落ち水や施肥、畑地でのバレイショ収穫後の裸地、むき出しの赤土の流出など、農地等の面源系の負荷量が想定以上に大きかったことや、自然干陸地が植物などで被覆されることによる流出負荷量の低減が想定より進まなかったことが影響しているということでございます。  また、工場・事業場においても、事業拡大による排水量の増加や下水道などへの接続が進んでいないことの影響もあるとしております。  次に、2点目の流入河川の水質状況でございますが、県が公表しております最新の平成18年度データによりますと、環境基準が指定してある本明川、境川は、すべての項目で環境基準を満足しております。また、環境基準の指定がない河川として測定してある深海川、二反田川についても本明川の鉄道橋付近と同等の良好な水質となっております。  次に、3点目の水質浄化の計画につきましては、平成10年2月に第1期諫早湾干拓調整池水質保全計画を策定し、平成15年3月には第2期水質保全計画をそれぞれ県が定めております。  さらに、平成16年12月には、この第2期水質保全計画を包含しました第1期諫早湾干拓調整池水辺環境保全と創造のための行動計画を県が定め、その中で国、県、関係市の役割をより明確化し、それに基づいてそれぞれが具体的行動をとってまいりました。  第1期行動計画期間は、諫早湾干拓事業完了の平成19年度までの4年間であったため、平成20年3月に第1期行動計画の検証をもとに第2期行動計画が定められ現在に至っており、各種事業や調査研究が行われております。  本市としても、生活排水対策の一環としてハード事業としては下水道などの整備、ソフト事業としてはエコフェスタを初めとする意識啓発活動に取り組んでおるところでございます。  4点目の周辺活用への影響についてでございますが、第2期行動計画に「干拓事業で創出された調整池、自然干陸地、潮受堤防などを地域資源ととらえ、地域住民との連携、協働の上、水環境と生態系の保全に配慮した利活用を図りながら水辺空間づくりを推進する」ということが掲げられており、調整池の水質や周辺自然環境などに負荷を与えないような施設整備や利用形態への配慮をした水辺空間の利活用が求められております。  この行動計画に基づき、国、県、関係2市、これは雲仙市と諫早市でございますが、相互に連携をし、地域住民とも一体となって早期の目標達成に向けた活動を進め、利活用や風評等への支障が生じないようさらに対処していきたいと考えておるところでございます。  以上でございます。 34 ◯議長(中村敏治君)[ 182頁]  一般質問を保留し、午後1時まで休憩いたします。                 午前11時55分 休憩                 午後1時   再開 35 ◯議長(中村敏治君)[ 182頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。 36 ◯室内 武君[ 182頁]  それでは、再質問を行わせていただきます。  先ほどから市長の答弁の中で市体育館、諫早幼稚園跡地は(仮称)歴史文化館を予定をしたいということでございますけど、予定は予定でいいでしょうけど、ここには駐車場も兼ねた中でやるのか。それともまだ計画が進んでないでしょうけど、箱物としてはどれくらいを検討されるのか、わかったらお願いします。 37 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 182頁]  駐車場の計画、それから、施設の規模のお尋ねでございますけれども、まず、駐車場につきましては、最終的には決定をいたしておりません。と申しますのは、現在、どのような施設の整備ができるのかということで検討をしておりますので、その中で少し変わってくる部分もあろうかというように思っております。  それから、施設の規模でございますけれども、現在、私どもが考えておりますのは、2,000平米から3,000平米程度の施設ができるのかなというように考えております。 38 ◯室内 武君[ 182頁]  そしたら、ここの用地としては、大体8,000平米ぐらいあるわけですね。あとは駐車場が大半、100%のスペースでございませんので、駐車場も結構入ると思いますが、同じような形で郷土館、弓道場、あそこが約5,800平米近くあろうかと思うわけですが、現状を下げてやるのか、その辺を幾らか残してやるのか、検討がありますか。 39 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 182頁]  体育館部分を現状の低いままするのかというようなこと、それから、隣の諫早幼稚園の用地というのをどうするのかということでございますけれども、そういうのも含めまして現在検討中ということでございます。  郷土館のところは、現在では土を削るというような考えは持ち合わせておりません。 40 ◯室内 武君[ 182頁]  そしたら、やっぱり有効面積というのが相当全体面積からすると減っていく。そこで駐車場か何かを別に計画するということはありますか。 41 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 183頁]  駐車場につきましては、先ほど申します(仮称)歴史文化館のところで全体的な配置計画を考えていきたいと。それから、もう一つは、道路とそれから島鉄の鉄道敷のところの間に細長い市有地がございますけれども、現在、公園管理詰所、それから、石けんグループの方がほたる工房として廃油による石けんづくりをされております。そこら辺も含め、それから、郷土館の用地も2段か3段になっておりますので、そういったことも含めて考えていきたいということでございます。 42 ◯室内 武君[ 183頁]  私が先に言おうかと思ったことを言われましたけど、その公園管理詰所、ほたる工房を現在でももうちょっと整理した利用の仕方ができないのか。というのは、車もなんも一、二台しか入っていませんけど、あそこはもう専用に使われておる。また、ほたる工房のほうもどのくらいの箱物の利用をされておるのか。昔のもうつぶれそうな小屋が残っておるというような感じですけど、そういう感じがしております。  それから、島鉄鉄道上の広場ですね。この前の現地調査の中では橋が傷んでおるから、ここは交通を今とめておりますというような話もありましたけど、ここは公園の併設地です。ここを何か活用するという考えはないのですか。 43 ◯都市整備部長(林田敏郎君)[ 183頁]  島鉄鉄道上の広場は、上山公園北駐車場から諫早公園眼鏡橋付近の機能強化を図るため芝生広場や桜植樹などの修景施設の整備を予定いたしているところでございます。 44 ◯室内 武君[ 183頁]  それでは、あそこの公園併設地、空き地が約どのくらいですかね。これはもう200平米ぐらいですか。それをそこに全部もう植採を行っていくということですか。 45 ◯都市整備部長(林田敏郎君)[ 183頁]  現段階ではそういう計画でございまして、今後、(仮称)歴史文化会館関連で公園の計画も少しは変わるかと思います。 46 ◯室内 武君[ 183頁]  それでは、次のほうにいきたいと思いますけど、実は、北駐車場から諫早公園におりて行くとした場合に、体育館の横の信号までは歩道があるわけです。これは駐車場から横断歩道を渡ってこなければいけませんけど、信号から公園の上り口までは歩道もないわけです。その辺の計画は何かありますか。 47 ◯都市整備部長(林田敏郎君)[ 183頁]  眼鏡橋前の広場にその辺の計画はないかということでございますけど、ここは高城回廊諫早公園の整備構想の中で、眼鏡橋前広場と芝生広場は一体的な利用の計画も難しいと考えていますので、今後、そういう停車帯等が設けられるかどうかまで含めて検討したいと思います。 48 ◯室内 武君[ 183頁]  私が今尋ねたのは、体育館わきの信号から公園の上り口までの間でございます。 49 ◯土木部長(冨松静夫君)[ 183頁]  確かに体育館前の信号から諫早公園につながる市道につきましては、歩道は現在ございません。西側に多分1メートルぐらいの水路が並行して走っていると思うのですけど、歩道をもしつくるならばそこら辺を生かすことができないかということも含めて、この全体的な計画の中で検討していきたいというふうに考えております。 50 ◯室内 武君[ 183頁]  これは、あくまでも都市計画マスタープランとあわせながら、私はやっていかれるものと考えております。  そして先ほど説明がございましたけど、今の眼鏡橋前広場、あそこは庭のつもりで石が置いてあるのか、車どめで置いてあるのかわかりません。そういう中で、現在でも結構車をとめて写真を撮る方もおられますけど、そしてまた、子どもたちの公園利用、芝生広場の利用ということも言われております。そうした場合に、先ほど言いますように、もし上山から歩いて下った場合にルートには歩道もない、非常に危険な場所である。  そういうことから、あそこの石を、景観がどうなるかわかりませんけど、若干奥にやって、バス等の乗降だけの形にとれないか、その辺の検討は何かありますか。 51 ◯都市整備部長(林田敏郎君)[ 183頁]  先ほどは失礼いたしました。  眼鏡橋前の広場に駐車スペースの設置はできないかということで、今後眼鏡橋広場と芝生公園の一体的利用計画の中で、道路敷とかそういう部分で計画ができないかどうか、関係部課と協議しながら検討はしてみたいと思います。 52 ◯室内 武君[ 184頁]  これは諫早市活性化対策調査特別委員会、また決算審査特別委員会の中でもそういう話が出ておりますので、特によろしくお願いしたいと思います。  次に、先に行きますけど、この藻場再生事業でございますけど、先ほどの話の中で現在やっているのは、新しい船ノ津と島の外側の中間かと思いますけど、大体現在どのくらいの成長をしているのか、その辺がわかったらお願いします。 53 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 184頁]  成長ということですが、調査をした段階、これは平成19年度に調査をされているのですけども、その伸びではなくて、潜水調査をされたときに海藻として平米当たり大体0.6キログラム程度の生育がされていたという報告を受けております。 54 ◯室内 武君[ 184頁]  0.6キログラムというのは成果としてどのような形になるのか、その辺がわかりますか。 55 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 184頁]  ちょっと成果としてどれぐらいになるかというのは、平成18年度までの事業ですので、その次の年に生育調査をしたということになりますので、0.6キログラムがどれぐらいになるかというのはまだ把握はしておりません。
    56 ◯室内 武君[ 184頁]  この地区には年を離れて2カ所にあろうかと思うわけですね。それで1カ所のほうの沖合にあるほうは何か砂等が入り組んで成長が若干悪いのではなかろうかという判断ですけど、その辺の形はどうですか。 57 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 184頁]  今2カ所ということで、向島関係の沖合のことをお話をされているのかなと思うのですけども、実際の調査として先ほども御説明をしたように、今年度から正式な調査に入っていくということになりますので、2カ所のかげんがどうなのかというところまではまだ把握はいたしておりません。 58 ◯室内 武君[ 184頁]  そしたら市担当部署としては実際潜っておられないということですね。それではその次に行きます。  先ほど今年度の測量が6ヘクタールで事業は1ヘクタールということでございますけど、その6ヘクタールは1カ所か何カ所に分かれておるのか。 59 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 184頁]  現地6ヘクタール一帯を調査をするということでございますので、1カ所ということになります。 60 ◯室内 武君[ 184頁]  これは、漁礁等については前議会のときにも山口議員も申されておりましたけど、漁礁については昭和40年ぐらいから、特に石油備蓄が始まりましてからは石油備蓄の対策費で相当な漁礁等もあるわけでございます。これをいっときも早く各全地区に行くように計画をお願いしたいわけですけど、これは予算も伴いますので簡単に行きませんでしょうけど、そういう中で、今後ともということを先ほど答弁をされておりますけど、今後継続的に毎年やっていけるような形があるのでしょうか。 61 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 184頁]  事業の進捗については、それは漁協とも協議をしながら進めてまいりたいというふうに思いますので、年次的に出てくるのか、それとも単年ずっと出てくるのかというのは、そこは協議をしながら進めたいというふうに思っております。 62 ◯室内 武君[ 184頁]  9月の補正予算で1億2,750万円あるわけですけど、平成20年度のこの藻場に対しての充当率はどのくらいなるのでしょうか。 63 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 184頁]  ちょっと資料を持ち合わせておりませんので、後もってお答えします。 64 ◯室内 武君[ 184頁]  それでは、佐田江川の問題に行きますけど、私も若干勘違いしていたところがございまして、まだ圃場整備が終わっておりませんので、農村整備事務所が主体かと思いますけど、ただ1つ、この雑草の状況を見てきますと、相当根が強いわけですね。そして、あそこの河川については高低差がないものですから、掘り下げていくことができない。  そうした段階で、どういう対策をとって、根をたやすのか。掘削はできないでしょうし、それと、今後そういう形でありますので、事業が済んだ中で非常に問題もあるのでしょうが、これは底張りをして上部をかすり取る以外に今後ないのではなかろうかという、そういう気もしているわけですね。  この点につきましては、ここで結論は出ないでしょうから、いろいろ踏まえながら農村整備事務所との協議をお願いしたいと思います。  次、行きます。諫早湾干拓調整池の問題でございますけど、要因については生活系、工場・事業所からの点源負荷やら山林農地というようなことを言われております。これはどこも一緒でしょうけど、昨日も市長の答弁の中で、開門した場合にはヘドロ等が漁場に被害を与えるおそれがあるというようなことを言われておりますけど、どこの堤にしましても、何年に1回かはヘドロのしゅんせつをするわけです。  そういうことで、あそこを締め切る前と、締めた後すぐの状態とのしゅんせつ度合いというのをどこかで検査をされたことはあるのですか。 65 ◯生活環境部長(藤山正昭君)[ 185頁]  締め切り前と締め切り後のしゅんせつの状況ということでございますけども、今のところ私どもではちょっとその辺の確認をいたしておりません。 66 ◯室内 武君[ 185頁]  ここにもらった資料によりますと、この一帯の管理が3つの方向に分かれているわけです、河川区域の管理、また堤防の管理、水質保全に関することというようなことで。実際これは、そこを言う段階で、水質保全から見ると農林水産省になっているようですけど、先ほどからも申しておりますように、浄化をしなければあとの水辺なり、それも公園なりと、公園も今回の議会に提案されているようでございますけど、そういうものが影響を及ぼすのではないかという心配もするわけですけど、まだ今の段階では測量といいますか、測定結果はわからない。その辺の3者なら3者の中で浄化についての協議会は先ほど答弁があっておるようです、周辺も含めるというような形で。  今後の早急な対策というのはどこが実際、県が持っていくのか、県の管理地が一番広いわけですので、その点と県、国との、また市との協議状況をその辺わかりましたらお願いいたします。 67 ◯生活環境部長(藤山正昭君)[ 185頁]  ここの水質の改善等につきましては、議員もおっしゃったように国土交通省、農林水産省、県、そして市が連携をとっていくということで、今後この行動計画に基づいてそういう協議が現在もなされておりますけども、随時協議をしていくということになろうかというふうに思っております。 68 ◯室内 武君[ 185頁]  先ほど申しましたように、今議会に議案第120号が提出をされております。それと諫早市には直接、国、県でやるということで、潮受け堤防のまた整備の問題も出ておりますけど、今の状況で、これはもう事業がのっていることですから、ここで中止ということも言えませんでしょうけど、逆に水質悪化をそこに寄ってこられる方にアピールするような形になるおそれがあるのではないかという、私はそういう心配をしているわけです。  先ほどちょっと部長の答弁の中にも風評という言葉も出てきたようですけど、その点についての考えはどうでしょうか。 69 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 185頁]  事業の絡みで御質問をされておりますので、私のほうからお答えをいたしますけども、今度補正のほうでお願いをいたしました事業につきましては、県の諫早湾地区活性化計画というのがございまして、これは諫早市とか、それから雲仙市等々の基本計画、諫早市の計画の中にも干拓資源を有効に活用をしていこうという基本的考えがございまして、そういうようなのを参考にしながら計画をされているということで、やはり干拓資源を有効に活用をして地域の活性化につなげ、交流人口を持っていこうという形の中でされている事業でございまして、それの部分と活性化に対する事業、それから水質については第2期行動計画、これに基づいて粛々と進められるということになりますので、両方並行して現在進められているというふうに思っているところでございます。 70 ◯室内 武君[ 185頁]  ことし6月の同僚議員の質問に対して、第2期行動計画に基づき目標達成のため諸事業を行い、改善に努めているというふうな答弁が出ております。その中で一つの例としますと、排水路にリン等を吸収する資材を投入とありますけど、諸事業ということであるが、これだけであったものか、まだほかにもあるものか、対策があったら教えてください。 71 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 185頁]  農林事業としての水質浄化の事業につきましては、さきの議会でも出てきましたけども、干拓地の農地から直接調整池のほうに出ていくのを負荷を低減をするという形の中で、排水路の中に水道発生源の発生残土を投入をしながらリンを吸収をするという事業、それから水耕栽培をしながらリンを吸収をし、水質浄化を図るというような事業とか、そういうものを含めて諸事業ということで記載をしているところでございます。 72 ◯室内 武君[ 186頁]  それともう一つ、5カ年における調整池の水質状況の予測並びに新たな対策の検討が示されたところであるということで、これは下水道関係が一部出ているわけですけど、そのほかには何かありますか。 73 ◯都市整備部長(林田敏郎君)[ 186頁]  都市整備部のほうは下水道のほうでございまして、諫早湾干拓調整池水質保全計画の第1期の分につきましては、諫早市の目標値が65.2%に対して、実績が70.4%に達している状況でございます。  下水道につきましては、特に目標値に達している状況です。水洗化につきましても、第1期の目標値が53.7%に対して、実績が55%という状況でございます。第2期行動計画につきましては、まだ今後平成20年度から平成24年度までの計画でございますので、そこについてはまだ今後の実績に基づくものでございます。 74 ◯室内 武君[ 186頁]  いろいろ申しました中で、これは当初に出ておるわけですけど、調整池の農地への水使用については県の試験結果から問題はないと言われております。ただ、現在、食の問題がいろいろ言われている中で、やっぱり調整池の水質が悪化をしていくと、どうしてもマスコミがいいますように、よいイメージではなくて悪いイメージのほうにつながっていこうかと思うわけです。  そういう形の中で、農地でいいますと、圃場へのかん水、また、市長も総括説明の中で周辺の内部堤防の水辺環境や自然環境も含め、ウオーキングやジョギングもいろいろとされておるわけです。こういうのを踏まえまして、再度早期解決策というふうな取り組みをひとつお願いします。 75 ◯生活環境部長(藤山正昭君)[ 186頁]  早期ということでございますけども、確かにここ目標値が決められております。CODについては5ミリグラムパーリットル、そして全窒素が1ミリグラムパーリットル、それと全リンが0.1ミリグラムパーリットルと決めてあります。  ただ、議員もおっしゃるようにここの目標値は現在でもまだ達成をできていないという状況の中で、これについても、県の環境保健研究センターというのが一つのまた生物とか物理的に用いた水質改善の研究を実践するということで、今年度については試験的に中央の遊水地、ここで水質浄化の研究を行うということで、そういう経過を、研究の結果を見ながらだんだん調整池等にも広げていくものというふうに思っているところでございます。 76 ◯室内 武君[ 186頁]  これは私の私案でございますけど、調整池というのは、私は景観並びに諫早の湖というような私の考えがあるわけですね。湖というのには今のところ余りにもほど遠いという形でございますので、いろいろ起きる前に先の解決をお願いしておきたいと思います。  それから次の5番目に行きますけど、江ノ浦港内の土砂のしゅんせつでございますけど、これは、平成29年度までに江ノ浦川の河川改修にかかるということで、それにあわせてというふうな形でもあるわけでございます。これは、平成12年以降その後1回もしゅんせつがされていない。その前は三、四年に1回ずつされておった中で、さきの地域ごとの市政懇談会の中で市長が議員からの質問に対して、これは時期は明確にされておりませんけど、やりますというような答弁をされております。その点とあわせて早期の解決策はないのでしょうか。 77 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 186頁]  しゅんせつの早期解決策ということでございますけども、先ほども御説明をしたように、旧飯盛町時代に5回程度しゅんせつがされたと、その場合平成19年度の法律改正の前は、海上に投棄ができたということで、しゅんせつ土については海中のほうに運ばれていたということになるわけですけども、平成19年度の法改正に基づいて海中投棄はもうまかりならぬと、陸上のほうの処理ということで、現在そういうふうな捨て土のところの検討をするというようなことです。  それから、前の議会の中で道路の関係もいろいろと課題もありましたので、あそこが埋立地の道路ということで、大型トラック等々も入ると支障が出るというようなことも議会の中で出ておりましたので、そういうようなものも検討をしなければならないというようなことで、課題がたくさん残っておりますので、早期の解決というような、そういうのがもう協議をしながら整い次第という形で御理解をお願いしたいというふうに思います。 78 ◯室内 武君[ 187頁]  当局の言われることもわかります。ただ、実際に現在船が係留をされない場所があるわけです。それと、これは干潮満潮で違いますけど、水深が浅くなるとどうしても大雨時点では流れ等も速くなる。そしたらば係留船の事故等もそれだけふえてくるということ。そして一番大事である漁協の荷揚げ場、江ノ浦漁協の荷揚げ場近くには大きい船は干潮時は入れないというふうな、そういう状況まで来ているわけですね。  急がれないということもわかります、いろいろ金がかかることでございますので。でも急ぐところは急がなければ、前回申していますように、事故の後ではこれは遅過ぎるということでございますので、そういうのを再度十分県のほうとも検討されまして、早急な対策をお願いしておきたいと思います。  以上で質問を終わります。 79 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 187頁]  先ほどの1億2,000万円の充当率ということでございましたけども、これは補助率でよろしいでしょうか。(「はい」と言う者あり)国が50%、県が45%、それから残り5%を関係市町で負担をするということになっております。  以上でございます。 80 ◯議長(中村敏治君)[ 187頁]  一般質問を保留し、しばらく休憩いたします。                 午後1時31分 休憩                 午後1時45分 再開 81 ◯副議長(水田寿一君)[ 187頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  次に、相浦喜代子議員。 82 ◯相浦喜代子君[ 187頁]  新諫早・市民クラブ、相浦喜代子でございます。9月議会で市議会議員として与えられた時間を悔いの残らないよう進んでまいりますと申し上げました。12月議会もこの場に立てることを感謝申し上げます。  ことしの新語・流行語大賞は「アラフォー」と「グ~!」でした。  アラフォーは、アラウンドフォーティーの略で、40歳前後の女性を主人公としたドラマから出た言葉です。自主性が強く、おしゃれで派手好みなのが特徴とされ、自分の生き方に不安がないわけではない。未婚で出産年齢としても厳しい、けれど仕事も私生活も自分の考え方を突き進む。  また「グ~!」は、お笑い芸人エド・はるみさんのギャグです。エド・はるみさんもまた40代です。  特別賞は、北京オリンピック女子ソフトボールで金メダルを獲得した上野由岐子投手をたたえた「上野の413球」でした。ちなみに「あなたとは違うんです」と言った福田元首相は受賞を辞退されたそうです。  アメリカでは、ヒラリー・クリントン氏との激戦を勝ち抜いた民主党候補のバラク・オバマ氏が共和党候補ジョン・マケイン氏を破り、ネクスト・プレジデント・オブ・ユナイテッド・ステート・アメリカとなりました。オバマ氏も47歳、私は44歳、ぎりぎりアラフォー世代です。私も大きな目標と信念を持ち、歩いていきたいと思っております。  それでは、通告に従い質問いたします。  1、合併から4年一期を終わろうとする今、諫早市の課題と将来展望。  (1)諫早市総合計画折り返し点を前に市長の所感を伺います。  合併から間もなく4年を迎え、年が明け3月29日には二期目に向け、市長選・市議選が告示されます。平成17年、他の候補者の方々同様、御自分の政治理念や公約を市民の皆様に訴え当選され、公約は総合計画案の中に盛り込まれ、審議会の審議を経て議会で承認され、現在進行中です。残り3カ月となるわけですが、計画の進捗状況から実行成果と持ち越し事業に対する吉次市長の所感をお伺いいたします。  また、諫早市総合計画は10年をかけ計画を実行していくわけですが、諫早市総合計画の二期目における位置づけと平成21年度予算編成についての考え方を伺います。  (2)国体及び高文祭開催への強化対策と文化会館自主事業の今後について。9月議会の続きです。時間が足りませんでしたので、再度取り上げました。  国体開催に向け、ハード事業もさることながら、選手育成や運営にかかわる人材育成などソフト事業も重要になってくると思います。また、その1年前にある全国高等学校総合文化祭においても同様であります。  そこで、開催時選手となる現在の小中学生と文化系クラブへの支援について、現在どのように県と協議しながら行っているか、伺います。  文化会館自主事業は20年を超える歴史ある事業であります。しかし、この2年は不明経理の発覚により、存在意義さえおとしめることとなっています。事業初期の委託事業から現在の補助事業に至るまでをお伺いいたします。  (3)諫早市の水道事業運営について。  常日ごろから水道局長は、胸を張って「安心・安全・安定・安価な水道事業に日々取り組む」と言われています。その言葉に市民の皆様は蛇口から出る水を「命をつなぐ水」として飲んでいます。  この数年、大きな渇水もなく過ごしてきましたが、現在の供給状況、人口増減や企業進出等において供給体制について万全の体制がとられていくか、お伺いいたします。  (4)都市計画マスタープランに沿った都市計画道路と一般道路の整備計画のあり方について。  先般、諫早市都市計画マスタープランが策定されました。諫早市は50年、100年先を見据えた都市計画に沿って事業を行ってきました。このことは、多くのまちづくり研究者から賛辞をいただきます。  その基本的考え方は、変えることなく進めていただきたいのですが、計画にあわせ都市計画道路の見直しや整備が進められ、同時に一般市道も関連して整備計画がなされるものと思います。そこで、今後の見通しについてお伺いいたします。  2、公的支援に対する諫早市の対応について。  (1)あすは麻生総理大臣が諫早市にもお見えになるということですが、この定額給付金に対する諫早市の対応ですが、2次補正予算へは盛り込みは先送りされましたが、佐賀県では早速対応への委員会をつくったそうです。  麻生総理大臣は「権限移譲」と、給付金についての決め事は多くを市町村に任せると御発言、諫早市として今後給付に向けてどのような対応を進めていくのか、伺います。  (2)諫早市の景気動向とセーフティーネット貸付制度について。  世界的な金融危機は、1929年の世界大恐慌以来の大型金融危機とも言われています。多くは富裕層の資産減少ですが、しかし、それは1カ月ほどで私たちの生活へ大きく影響を及ぼします。トヨタ自動車では福岡県・愛知県の工場を2日間休業、管理職賞与を1割カット、大分県のキャノン工場では派遣社員1,100名の更新打ち切りが決定され、全国の派遣労働者3万人近くが職をなくします。  また、全国で企業内定を受けていた大学生が内定取り消しを受けています。県内では、高卒者の内定取り消しも出ていると報道されていました。諫早市においての状況と経済動向をお伺いいたします。  また、政府系金融機関の制度であるセーフティーネット貸付制度で、低迷期を乗り越える中小企業の皆さんもいらっしゃるところですが、「緊急保証制度」が改正され、問い合わせもふえているのではないかと思いますが、制度のあらましと認定申請の手順と状況をお伺いいたします。
     3、地域消防と諫早消防署新築問題について。  10月31日第3回自衛消防隊初期消火操法競技大会が行われました。県央地域広域市町村圏組合管内の32の老人福祉施設や病院・ホテル・旅館などが出場され、参加者の半数近くは女性で屋内消火栓操法でも機敏な動きを見せていただきました。利用者やお客様を守るという使命感が感じられました。  特に男性で機敏な行動をとられる出場者が数名目につきました。それぞれ地域の消防団にも所属されているとのことで、地域でも職場でも活かされていることがわかりました。  事業所と一般住宅が隣接するところも多くある中、まさに地域全体で火災や自然災害から自分たちの身を守ることが必要と思います。現在、事業所と住民の皆様が会議等でかかわりを持つようなことがあるか、お伺いいたします。  (2)諫早消防署の新築問題に動きはあっているのか。  多くの議員が何度も質問をいたしました。私もその一人です。12月定例会に小野島町にある市営ソフトボール場用地を国から1億6,000万円で購入する議案が提出されました。確かにソフトボール人口は多く、諫早市議会にも多くのソフトボール愛好者が御家族も含めていらっしゃいます。年間600万円の賃料を払い続けるよりいいのでしょう。  しかし、ソフトボールをする場所を守ることと、諫早消防署の早期建てかえはどちらが先だろうと思いました。毎回、建設に最適な土地を諫早市が提供しなければならず、適当な土地がないとの御答弁をいただいております。昨日の山口隆一郎議員の御答弁の中、長崎刑務所跡地問題の中で、市長が「前向きに考えていきたい」というような御答弁もあったかと思います。  私は、今回の小野島グラウンドをまず考えてみましたが、数年前に水につかったこともあり、建設上は可能でも出動できなければ意味がないということも思いました。どちらにしても、現在の消防署を見れば、だれもが早急に考えなければいけないと思うのではないでしょうか。いま一度建設問題をどのように考え、計画されているのか、お伺いいたします。  (3)防災ネットワークの活用状況及び各団体の連携について。  防災ネットワークについても何度かさまざまな視点から質問いたしました。特に災害弱者と言われる方への支援は、福祉・消防・自治組織のさまざまなかかわりが必要となります。そこで、防災ネットワークの構築と各種団体との連携について現状をお聞きします。  (4)消防法改正による住宅用火災警報器の取りつけ状況及び周知について。  改正内容と周知方法と諫早市営住宅の設置状況及び視覚・聴覚障害の方への対応についてお伺いいたします。  4、市民の健康管理意識向上に向けて。  (1)特定健診への周知対策と効果について。  特定健診については、本年3月議会で仕組み、目標値、後期高齢者医療制度とのかかわりについて伺いました。昨日の質問で9月までの受診状況も御答弁いただいているところですが、いま一度周知対策と効果について伺いいたします。  (2)長崎県がん対策推進条例可決による諫早市の取り組みは。  これまでも諫早市は健康いさはや21に基づきさまざまな事業を行っていますが、今回の長崎県がん対策推進条例にかかわる部分での取り組みをお伺いいたします。  (3)インフルエンザ対策について。  毎年全国で多くの方がインフルエンザにかかり、ことしも、昨年以上の流行と新型インフルエンザへの恐怖が言われています。  「あわてない」「集まらない」「がんばらない」、これはお隣佐賀県の新型インフルエンザ対策の合い言葉だそうです。また、隣接する福岡・長崎両県のいずれかで発生したときも、県内一斉休校にする方針だそうです。  そこで、現在の対策と新型インフルエンザへの対応についてどのようにお考えになっているかと、予防接種補助の内容及び接種状況と効果について伺います。  以上を通告質問とし、答弁によって再質問させていただきます。 83 ◯市長(吉次邦夫君)登壇[ 189頁]  相浦議員の質問にお答えいたします。  まず、合併から4年一期を終わろうとする今、諫早市の課題と将来展望ということでございますが、諫早市の総合計画は、「ひとが輝く創造都市・諫早」を将来都市像として、「輝くひとづくり」「活力ある産業づくり」「暮らしの充実」「市民主役のまちづくり」を基本目標に掲げ、重点的に取り組むべき16事業を「土台づくりプロジェクト」と位置づけ、平成18年3月に市議会の議決を経て策定いたしました。  計画期間は平成18年度からの10年間としておりまして、新諫早市建設のため、土台づくりを進める重要な期間であるというふうに考え、各種施策を進めてまいりました。  主な事業の状況につきましては、(仮称)こどもの城の拠点施設が年内に完成の見込みとなり、来年3月20日の開館に向け準備を進めておりますし、新庁舎建設は来年11月末には工事が完了する予定でございます。  次に、森と海の再生プロジェクトにつきましては、新広葉樹植栽事業、豊かな森づくり事業、生活排水対策事業やつくり育てる漁業の推進などを計画的に進めております。  また、住民主体の地域づくりにつきましては、昨年3月に策定した地域振興計画に基づき、地域の特色あるまちづくりを各地域審議会の御意見もお聞きしながら進めております。今年度は去る11月23日開催の伊木力みかん収穫祭が大成功をおさめ、今後も小長井とれたて市の計画など、地域の住民が主体となった事業が始動しておりまして、地域の行動力が活性化につながるものと大いに期待をいたしております。  私は、これからのまちづくりにおきまして、特に「ひと」がすべての根幹との考えのもと、本市の将来都市像「ひとが輝く創造都市・諫早」の実現のため、総合計画に掲げる事業を着実に実施していくことが肝要であると考えております。  今後とも「市民主役」「対話の市政」を基本に行政の簡素化、効率化を図りながら、国体の成功、あるいは新幹線開通効果の最大化、中心市街地の活性化、緊急を要する市立小中学校の耐震化など、総合計画に掲げる施策を推進し、将来の道州制も見据えた長期的な視点から、さらに市政が各地域均衡ある発展ができるようなことで、今後とも進めてまいらなければならないというふうに思っているところでございます。  あとの部分につきましては、教育長、各担当部長のほうから答弁させたいと存じます。(降壇) 84 ◯教育長(峰松終止君)[ 190頁]  それでは、(2)国体及び高文祭開催への強化対策と、文化会館自主事業の今後についてお答えをいたします。  まず、平成26年開催の2巡目国体に向けた選手強化対策についてお答えをいたします。  長崎県教育委員会が定める第2次長崎県競技力向上総合計画では、平成26年に開催される国民体育大会において、開催県にふさわしい成績をおさめるため、県、市町、県・市町の体育協会、競技団体、関係団体等が連携をとりながら、中長期的展望に立った一貫性のある競技力向上対策を推進することとされております。  県では、平成19年度から平成26年長崎国体時の少年種別での有望選手の育成強化を図るため、主に小学5年生、6年生を対象として、心身の発育発達が著しい時期であることをとらえ、指導内容に十分配慮しながら各競技団体に小・中・高一貫指導体制を整備することを目的とした長崎県トップアスリート発掘・育成事業を開始しております。  特に競技の特性に応じ、選手の育成、発達段階に応じた基礎体力づくりや身体能力の向上を目指し、効果的な強化事業が推進され、競技団体関係者等による小・中・高等学校における一貫した指導体制の強化が取り組まれております。  今後諫早市といたしましても、選手育成について県と連携を密にしながら取り組んでまいりたいと考えております。  次に、高文祭開催の強化対策についてお答えいたします。  まず、平成25年に長崎県開催が予定されております全国高等学校総合文化祭への強化対策についてでございます。  5年後に予定されている長崎県大会のときには、現在の小学5、6年生及び中学1年生が高校生になっているわけでございます。このような状況の中、県では子どもたちの発達段階で芸術文化を鑑賞する機会を設け、興味、関心を高めることが大切であるとして、学校への芸術家等派遣事業や本物の舞台芸術体験事業などを県下の各学校で展開されているところでございます。  また一昨年、長崎県下の中学校が連携し、長崎県中学校文化連盟、体育で申しますと、いわゆる中体連に相当するわけですが、この中文連が立ち上げられております。現在は中学生の文化活動を発表する機会として、県大会が開催され、また県事業を受け入れた文化活動推進指定校として毎年県内8校を指定して、それぞれ一定の助成制度が設けられております。  諫早市でも、昨年は諫早中学校合唱部、そして本年は明峰中学校琴部、西諫早中学校美術部が推進校として指定されているところでございます。  県においては、本年度、全国高等学校総合文化祭に向けて企画会議及び準備委員会が設置されており、今後諫早市といたしましても、若者の豊かな感性をはぐくむ事業といたしまして、鋭意取り組んでまいりたいと考えております。  次に、文化会館自主事業についてお答えをいたします。  自主事業につきましては、種々対策に時間を要しておりますが、現在運営委員会の事業再開に向け調整が行われております。御指摘のとおり、発足時から平成4年度までは市の委託事業で運営し、平成5年度から補助事業として事業が実施されているところでございます。  補助事業へ変更した目的としましては、すぐれた演劇や音楽演奏など芸術性の高い質の高いものを市民に鑑賞してもらう機会を提供するということで、委託事業として推進をお願いしてまいりましたが、10数年を経過した平成5年度からは、これまで運営委員の皆様が培ってこられました経験を活かして、さらに市民みずからの自主的な活動として展開していただくことをお願いし、補助事業として改めたものでございます。  以上でございます。 85 ◯水道局長(早田征史君)[ 191頁]  それでは、諫早市の水道事業運営について御答弁申し上げます。  水道の使用量は、節水意識の向上、トイレなどへの節水器具の普及、また景気の動向あるいは生活水準の向上などさまざまな要因の影響を受けながら推移しているところでございます。  水道事業の運営におきましては、おっしゃいましたように安全・安心・安定・さらに安価ということを確保しつつ、将来の水需要の増や企業進出などにも対応し、今後も安定した水道水の供給を行っていくためには、水源の多様化と安定水源の確保が最も必要不可欠と考えているところでございます。  議員も御存じのように、諫早市の水道水源は地下水が約8割、残りの約2割が表流水などとなっておりますが、地下水源につきましては、何分にも地下のことでございますので、将来にわたって地下水源に大幅に依存することは、諫早市の市勢発展において不安要素を抱えることになります。したがいまして、安定水源の確保を目的として、長崎県南部広域水道企業団から受水も予定しているところでございます。  また、水源から蛇口に至るまでには、例えば取水場や浄水場がございます。そういう多くの水道施設がございまして、これらの施設を将来にわたって適切に維持管理していくことが最も必要なことでございます。  したがいまして、年次的に老朽化した設備や水道管の更新を行っております。さらに、今年度からは災害により強い施設を目指して、耐震診断を実施しているところでございます。  以上でございます。 86 ◯財務部長(馬場康明君)[ 191頁]  平成21年度の予算編成についての御質問がございましたので、御答弁申し上げます。  平成21年度の当初予算は、来年3月に告示されます市長選挙、それと市議会議員選挙を控えております。したがいまして、平成21年度の予算編成方針は、基本的には骨格予算と位置づけまして、新規の政策的事業等は予算計上を避ける編成となることとしております。 87 ◯土木部長(冨松静夫君)[ 191頁]  それでは、1点目の(4)都市計画マスタープランに沿った市道の整備計画について御答弁を申し上げます。  まず初めに、国県道や都市計画道路等の骨格となる交通網と連絡する幹線市道の整備につきましては、道路の安全性、快適性の確保、また交通渋滞の解消のため、今後も計画的に取り組む必要があると考えております。  次に、平成17年3月の1市5町の合併に伴いまして、地域間や集落間のネットワークづくりに必要な市道の整備につきましても、地元の要望等を踏まえながら、その緊急性や必要性等を考慮し、年次的に整備を進めている状況でございます。  また、今後は少子高齢化に対応した歩道空間の確保、老朽化した舗装や橋りょうの補修等のメンテナンス事業に対する住民のニーズも高まることが予想をされております。したがいまして、今後の市道整備につきましては、来年度からの道路特定財源の一般財源化の動向も見きわめながら市民生活に直結し、安心で安全なまちづくりに資する道路整備を行っていきたいと考えているところでございます。  次に、3点目の(4)住宅用火災警報器の取付状況及び周知についてのうち、市営住宅の住宅用火災警報器の取付状況について御答弁を申し上げます。  まず、市営住宅の管理戸数につきましては、4月1日現在、51団地1,350戸を管理をしております。消防法の改正により設置が義務づけられたことに伴い、市営住宅の火災警報器の設置につきましては、平成18年度から3カ年の年次計画によりすべての市営住宅に設置するよう取り組んでいるところでございます。  これまでに船越町東住宅ほか35団地932戸に設置を終えております。残りの住宅につきましても、本年度中にすべての設置が完了する予定でございます。  また、耳の御不自由な方がいらっしゃる世帯につきましては、住宅火災警報器と連動して音とフラッシュランプで火災を伝える機器をすべて取りつける予定でございます。  以上でございます。 88 ◯都市整備部長(林田敏郎君)[ 192頁]  私のほうからは、都市計画道路についての御質問にお答えいたします。  本年度策定いたしました諫早市都市計画マスタープランにおきまして、事業の実施予定が明らかでない都市計画道路については見直しを行うこととしており、今年度より3カ年かけまして計画どおり整備すべきか、それとも計画を変更または廃止すべきかを検討することといたしております。  見直しの対象としては、市内の計画路線43路線のうち21路線33区間を対象としており、路線評価の参考とするため、去る11月4日から28日にかけてパブリックコメントを実施したところでございます。  今後は、都市計画道路網検討委員会を立ち上げ、各路線の評価を行い、見直し案を策定していく予定としております。この都市計画道路の見直しによりまして、公共事業投資の効率化や整備計画の策定などにつながるものと考えているところでございます。  以上でございます。 89 ◯総務部長(早田 実君)[ 192頁]  まず、定額給付金に対する市の対応について御答弁申し上げます。  11月12日の定額給付金に関する与党合意内容によりますと、給付金は1人1万2,000円、18歳以下の子どもと65歳以上の高齢者には8,000円を加算し、総額2兆円とされております。  諫早市の10月1日付の人口で概数を計算いたしますと、総給付額は22億円近い数字となるようでございます。所得制限でございますけれども、当初市町村の判断とされていましたけれども、11月28日に開催されました総務省の説明会におきましては、所得を基準とする給付の差異を設けないことを基本とするとされておりますので、本市といたしましても、設定しないことになると考えております。  今後、制度の詳細が示された段階で、他市の動向も確認しながら万全な給付体制を整えたいというふうに考えております。  次に、御質問の3の地域消防と消防署新築問題について。  まず、地域消防において事業所と住民とのかかわりについて御答弁を申し上げます。  自衛消防隊初期消火操法競技大会は、平成18年1月に大村市で発生いたしましたグループホーム火災をきっかけに毎年開催をされているものでございます。この大会には、特別養護老人ホームやグループホーム、病院、ホテル等の自衛消防隊が参加をされまして、消火器操法の部と屋内消火栓の部に分かれて競技が行われておりまして、女性の方も多く参加されているところでございます。  こうした事業所と地域住民とのかかわりでございますが、大会が始まってからまだ2年ということもございまして、福祉施設などにおける避難訓練、初期消火訓練などに住民が参加しているという事例は数例にとどまっておりますが、この大会に参加される事業所におきましては、防災意識の向上とともに、自治会など地域住民との話し合いの場も生まれ、事業所と地域住民の共助の関係が築かれていくものと期待しているところでございます。  次に、諫早消防署の件について御答弁申し上げます。  諫早消防署の建てかえにつきましては、市の関係部局と県央地域広域市町村圏組合事務局、消防本部、諫早消防署と合同で建設場所あるいは敷地面積などの条件を検討する会議を開催し、協議を進めてまいりました。  建設の候補地といたしましては、交通アクセスにすぐれ、緊急出動にも支障がなく、分署との位置関係も良好なところで必要な面積が確保できるところが適地であるというふうに判断をいたしております。県央地域広域市町村圏組合とも協議をしながら、できるだけ早く絞り込みを行いたいと考えているところでございます。  次に、防災ネットワークの活用状況及び各団体の連携についてでございます。  災害時における要介護者、高齢者等の災害弱者の方々の避難に関しましては、早い段階での情報伝達、そして避難するために支援をしていただく自治会、民生委員、消防団の方々などとの情報の共有が必要であると思っております。  そのために、諫早市では災害時要援護者台帳を整備、データベース化いたしまして、迅速できめの細かい支援を行うためのシステムを導入し、12月から運用を開始しているところでございます。  また、ことし9月でございますが、諫早市高齢者等見守りネットワーク活動支援事業推進協議会が発足をいたしまして、高齢者の社会的な孤立を防ぐ活動を支援する事業も開始されているところでございます。  次に、住宅用火災警報器の件でございます。住宅用火災警報器につきましては、火災の早期発見と逃げおくれ防止を目的といたしまして、寝室、階段などに警報器の設置が義務づけられております。新築の住宅につきましては、平成18年6月1日以降に建築のものはすべて、既存の住宅につきましては、平成21年5月31日までに取りつけなければなりません。  その周知についてでございますが、各消防署が主体となりまして、防火座談会とか訓練等の機会をとらえまして制度の周知が図られております。また市でも、消防団等を通じ設置のお願いをいたしております。  それから、警報の通報方式には音が出る方式と光が出る方式の2種類がございますので、適切な機種の設置をお願いしたいというふうに考えております。聴覚障害者の方には光が出る方式をお願いしたいというふうに思っております。  以上でございます。 90 ◯商工部長(才木雅人君)[ 193頁]  それでは、大きな2番目の公的支援に対する諫早市の対応の中の諫早市の景気動向とセーフティーネット貸付制度について御答弁申し上げます。  まず、諫早市の景気動向でございますが、日銀長崎支店の月例報告や長崎県中小企業団体中央会等の報告から見ますと、諫早市においても、全国的な動向と同様に円高の影響及び金融不安等による景気の停滞感が一段と強まっているということでございます。  なお、製造業、小売販売業などの業況が低調に推移し、商店街におきましても、売り上げが減少するなど厳しい状況でございます。また、消費者物価も引き続き上昇しているということから、個人消費が引き続き低調にあるものと推測しているところでございます。
     なお、高校就職内定取り消し等の件でございますけども、詳細にはまだわかっておりませんが、ハローワーク内に特別相談窓口が設置されておりますので、内定を取り消されたという場合でございますれば、早目にそちらに相談をしていただきたいというふうに思っているところでございます。  次に、今回、改正されましたセーフティーネット、緊急保証制度でございますけれども、中小企業者の皆様の資金繰りを支援するために従前の制度を抜本的な拡充・見直しが行われたところでございます。  本制度は、原油・原材料価格や仕入れ価格の高騰から、業況が悪化している中小企業者を対象に、円滑な資金供給を行うことが目的とされているところでございます。  今回の施行に伴いまして、対象業種が従来185業種であったのですけれども、追加で618業種が対象となり、ほぼすべての業種をカバーするような変更になされております。  また、認定要件も売上高が前年度比5%以上の減少であったものが、3%以上の減を対象とするなど各種要件が緩和をされているところでございます。この制度を利用される場合には、まず市の認定が必要でございますので、認定を受けていただき、認定後に金融機関、保証協会の審査を経て融資と保証が実行されるということになっております。  本年10月31日に施行されているわけでございますけども、施行後は保証認定申請に増加傾向がみられ、昨日までの状況でございますけれども、12月はまだきょうで5日でございますから11月と12月4日までの状況で申しますと、66件の認定を行ったところでございます。今後とも各制度の周知に努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 91 ◯健康福祉部長(平野 博君)[ 193頁]  それでは、御質問の大きな4番目のまず1項目め、特定健診への周知対策と効果についてお答えいたします。  まず、特定健診の受診状況についてでございますが、平成20年度当初における特定健診の対象者2万6,948人のうち、9月末までに3,272人が受診されており、受診率は12.1%となっております。  次に、周知活動につきましては、市報の3月号、10月号と12月号に記事を掲載しており、5月には各自治会にお願いをいたしまして受診広報のチラシの班回覧を行いました。  また、10月から11月にかけて健康福祉まつり等を初め、各地域で行われましたイベントにおきまして、地域関係団体であります健康づくり推進協議会や食生活改善推進協議会、運動普及推進員協議会等の協力をいただき、周知活動を実施しております。  さらに未受診者への受診勧奨のお知らせを11月に各家庭に郵送するとともに、11月から12月にかけて、この2年間健診を受診されていない方には、訪問や電話にて受診の呼びかけを行っておるところでございます。  次に、2項目め、長崎県がん対策推進条例可決による諫早市の取り組みはという質問でございます。  長崎県においては、本年7月、長崎県がん対策推進条例が成立し、8月より施行されていますが、この条例の中で、県は、国及び市町と連携を図りつつ、本県の特性に応じた施策を実施するとしております。  諫早市におきましては、既に諫早市の健康増進計画であります健康いさはや21の中で、成人期における行動指標として、がん検診等を受診する人の割合をふやすことを掲げ、市民一体となった運動として取り組んでいるところでございます。  これは今年度から始まった特定健診も含め、がん検診の必要性について市民の皆さんに知っていただき、受診していただくため、地域関係団体である健康づくり推進協議会や食生活改善推進協議会、運動普及推進員協議会等と協力をし、周知活動を行っているところでございます。  また、健康福祉まつりを初めとして高来地域のコスモスまつりや飯盛地域のいいもりよかとこまつり、また干拓の里で実施されましたふるさと自慢市などの各地域におけるイベント等においてコーナーを設け、市民の皆さんと検診受診のPR活動を実施いたしております。  また、県の条例の中には県民の責務として「飲酒、喫煙、食生活、運動その他の生活習慣が健康に及ぼす影響等がんに関する正しい知識を持ち、がんの予防に細心の注意を払うとともに、必要に応じてがん検診を受けるよう努めなければならない」とされておりまして、市といたしましては、市民一人一人が自分自身の健康に対して責任を持ち、自覚していただきますよう、今後も健康いさはや21を推進してまいりたいと考えています。  次に、3項目め、インフルエンザ対策についてでございます。  現在のインフルエンザ予防の基本は、流行前にワクチン接種を受けることが一般的な方法とされておりまして、インフルエンザワクチンの接種により発病を阻止し、重篤な合併症や死亡を予防し、健康被害を最小限にとどめることが期待できると考えております。  しかしながら、ワクチンを接種すれば決して感染しないというものではありませんので、予防接種とともに日常生活の中での対策が重要であると考えております。具体的には、うがいや手洗いの励行、かかっている人との接触を避ける、十分な休養と睡眠をとる、かかってしまった場合には早目に受診し、休養や栄養補給が必要とされております。また、せきやくしゃみが出たらマスクを着用するなどして、ほかの人にうつさない対策もお願いしたいと考えております。  次に、新型インフルエンザについてでございます。新型インフルエンザにつきましては、予防に効果があるワクチンがないため、一度流行すれば全世界へ感染が拡大し、多数の死者が出ることが予想されております。  厚生労働省におきましては、この新型インフルエンザに対応するために、具体的な国の行動計画を策定し、予防・治療などその流行状況に応じた対応の強化が図られているところで、本年11月20日には専門家会議が開催され、感染者が一人でも確認された時点で都道府県単位で学校などを休校とするなど、感染拡大を抑制する方法が検討されているところでございます。  長崎県におきましても、国の行動計画に基づきまして長崎県新型インフルエンザ対策行動計画を策定し、各種ガイドラインに従って医療機関向けの講習や県内各保健所で具体的な対策が検討されているところでございます。  諫早市といたしましても、国や県の動向を踏まえ、市民の皆さんの安全・安心の確保のため、今後行動計画の策定や体制の整備など、市として実施すべき新型インフルエンザ対策についての準備を進めてまいります。  それから、予防接種の補助の内容と接種状況、効果についてでございますが、諫早市では、予防接種法に基づく65歳以上の方などを対象とした高齢者インフルエンザ予防接種と、市の単独事業として、乳幼児・児童を対象としたインフルエンザ予防接種の2つの事業を行っております。  まず、予防接種に要する費用に対する助成についてでございますが、本年度の接種単価は1回につき3,500円で、65歳以上の高齢者インフルエンザ予防接種につきましては、2,500円を公費助成をいたしまして、1,000円の個人負担をお願いしているところでございます。  また、乳幼児・児童インフルエンザ予防接種は、原則2回接種としていますが、接種費用の半分の1回につき1,750円を公費助成し、残り半分を個人負担としているところでございます。ことしから児童に対して小学校6年生まで拡大をいたしております。  平成19年度におけるそれぞれの接種状況につきましては、高齢者の場合が2万132件、68.6%で、乳幼児の場合は1回接種、2回接種合わせまして1万26件、54.8%でございました。  次に、インフルエンザ予防接種の効果についてでございますが、インフルエンザウイルスは、咽頭粘膜で増殖すると血中に入ることなく発病する性質がございます。ワクチンの接種によりまして、血中抗体は確実に産出されますが、その抗体が咽頭粘膜でのインフルエンザウイルスの増殖を阻止し、発病を阻止できる効果は60%程度と考えられており、発病阻止効果はほかのワクチンに比べまして十分ではございませんが、血中抗体があればウイルス性肺炎等の重症化を予防し、健康被害を最小限にとどめる効果が期待できるとされております。  インフルエンザの流行は1月上旬から3月上旬が中心であること、ワクチン接種による効果が出現するまで2週間程度を要すること、これらのことから、早目の接種をお勧めするところでございます。  以上でございます。 92 ◯相浦喜代子君[ 195頁]  それでは、再質問させていただきますが、4項目めのほうから行きます。  今回は大見出しとして、市民の健康管理意識向上に向けてということで3つの項目を上げさせていただきました。インフルエンザについては、この後9日に会派長の牟田議員が質問いたしますので、今回は再質問はいたしません。  12月3日は諫早市老人福祉大会で、議会と重なりましたが、終了後アトラクションを見に行きました。2階まで埋まる参加者、舞台上であでやかな衣装に身を包んだ各地域代表の皆さんが練習の成果を披露されていました。  多良見音頭は、客席からも歌声が響き、舞台いっぱいに大きな踊りの輪ができていました。自分で自分の体を管理することができる、それが活力ある高齢者を生み出しているのではないかというふうに舞台を見て思った次第でございます。  地域ごとにおける特定健診状況というのは、データごとに今後出されていくようなお考えはありますか。 93 ◯健康福祉部長(平野 博君)[ 195頁]  これは、今9月末現在の状況ですね、これは11月の段階で大体2カ月おくれで国民健康保険団体連合会から来ますので、今の段階では9月末の状況でございますが、データとしては地域別の部分についても、今後整備していきたいというふうに思っております。 94 ◯相浦喜代子君[ 195頁]  地域包括支援センターもあり、介護予防も含めて、今後高齢者の方でもまだ特定健診にかかわる年齢の方もいらっしゃいますし、そういった意味では地域性、地域の中で盛り上げていくということも大事ではないかというふうに思っております。  特定健診といえば「メタボ」と呼ばれまして、私もこの体型なので「どうせ私はメタボですよ」と、しばらく本当ノイローゼぎみになるほどメタボという言葉に強く反応することもございました。  食事改善、それから運動、個人の考え方、やり方は千差万別ですが、特定健診を受ける前に10キログラム減量しようと思いまして、この1年で8キログラム減量いたしました。あと5キログラムほど落ちたから健診を受けようかなと思って、まだ健診率には私も協力できておりませんので、あと5キログラムやせたら健診を受けたいと思っております。  このがん対策推進についてなのですが、水道局長がきのう早期発見早期治療というお話をされたのですが、まさにこのがん検診においてはそうですね。これは一人一人の自己管理の意識を高めることが大事だというふうに私も思っております。前立腺がん検診の話がきのう出ておりましたが、前立腺がんは血液検査でわかるということなのですが、乳がん検診は直接診断をされます。上半身裸になって両腕を持ち上げます。そこをお医者様が乳房を手で触診されるわけなのですが、また子宮がん検診も診察台に乗り、これもまた直接診られるわけですね。命にかえられませんが、やはり精神的には苦痛を伴います。私も大体婦人科は女性のお医者さんがいらっしゃるところに行くものですから、たまに検診で男性のお医者様がいらっしゃると、嫌だなってやっぱり思います。経験がないものですから、特にそのように思うわけですが、(「ないほうがいい」と言う者あり)いや本当にこれは実際受けないと、その精神的な苦痛というのは皆さんにはおわかりにならないと思います。  昨年、私PET─CTで検診を受けました。そうすると精神的な苦痛というのは全くございません。自己負担はあってもがん検診の中にPET─CTをぜひ入れていただきたいというのは、常日ごろ私は申し上げていることですので、今後それも入れていただきたい。  きょう私はピンクリボンをつけております。これはマンモグラフィーを受けましょうという啓発活動をなさっているグループから買ったものなのですが、これもまた乳房を器械で挟むわけですよね、圧迫するわけです。本当に女性というのは検診だけでも厳しい、精神的にはやっぱりつらい思いをすることもありますので、そういったところも含めて今後の検診に対する啓発活動も行っていただきたいと思います。  それから、がんに実際今度は侵されたとします。そうすると病気と向き合うということが大事になってきます。終末期をどう過ごすか、またターミナルケアや緩和ケアという整備も必要かと思いますが、現在健康福祉部の中で勉強会などなさっているようなことはございましょうか。 95 ◯健康福祉部長(平野 博君)[ 196頁]  医療関係につきましては、これはもう県の所管ということでございまして、ターミナルケアも含めた部分では、市内にそういうふうな対策をできる病院が数カ所ございます。そういう部分と連携をとりながら、今後市としても研究を進めていきたいと思っております。 96 ◯相浦喜代子君[ 196頁]  次に、地域消防と消防署建設の問題の中の住宅用火災警報器なのですが、これはインターネットで私が今回の質問に当たって拾い出したものなのですけど、住宅用火災警報器というのを出しました。これはどこのホームページかというと、県央地域広域市町村圏組合から出されているものでして、本当にわかりやすく出されております。  このことについてで言いますと、今度はこの設置に向けての詐欺のような事件は現在諫早市で起きていないかどうか、お尋ねいたします。 97 ◯総務部長(早田 実君)[ 196頁]  諫早市の事例は今のところ聞いておりません。 98 ◯相浦喜代子君[ 196頁]  消火器などは地元の消防団の方が回収も含めて新しいものの買い取りとか、それから販売とかも取り組まれているようなのですよね。そういった意味では、地域の中でもこれが必要なのですよというようなことも取り組まれるといいのではないかなというふうに思っております。  地域消防において、女性消防隊の話を私も一般質問でさせていただきました。今回の大会で本当に多くの女性参加者がいらっしゃいまして、これは地域での女性消防隊というのを各地域に置くことが、今後可能になってくるのではないかなというふうに思っております。  次に、定額給付金についてなのですが、私が心配するのは、大体今言われているのが銀行振込というふうな形をとるような話が一番多いのですが、仮に給付を受ける方が滞納者だったとします。指定口座に振り込んだと同時に、自動的に滞納している分を引き落とされたりするということになると、これはもう景気対策でもなんでもなくなるのではないかと思いますが、それならいっそ地域振興券のほうがいいのではないかなという思いもあるわけですが、今の部長の御答弁ですと、またこれから考えていくということなのでしょうが、そういった対策もあるのではないかと思います、私の考え過ぎでしょうか。 99 ◯総務部長(早田 実君)[ 196頁]  確かに地域振興券の場合は、地元で使用するということですべてが地元で利用されたわけですけれども、今回の場合はまだどういうふうになるかわかりませんので、何ともお答えしがたいわけでございます。  以上でございます。 100 ◯相浦喜代子君[ 196頁]  ぜひ今後の対応の中にそういったところも含めて頭の中に入れておいていただければなというふうに思っております。  次に、一般道路に関してですが、先ほど部長から御答弁あったように、自治会などを通じて危険箇所や、それから渋滞緩和の要望があって整備するということは数多くあるわけです。都市計画マスタープランの78ページを大体例にとってみますと、これはI-3で、小栗・小野地域の概況ということで、都市施設のところは「道路整備が立ち遅れており、また地区内の幹線道路として期待される都市計画道路も未整備です」というふうな記載がされているわけです。  小野・小栗地区は私も住んでいるところでして、例えば寺峰の農高実習地前の市道があるわけですが、ここは私が子どものときから今の幅であるわけです。もう車1台通るのがやっというところなのです。そこですと、昼間はいいのですけど、もう夜は全く左側進行方向、寺峰の奥のほうに農高実習地を右手に見て奥に入っていきますと、左側はもう3メートル近くの畑が下にありますので、何のさくもないわけです。そういった危険なところもあります。また先日、長野町では日没後、直進車がそのまま田んぼに落ちてしまっている市道にも遭遇をいたしました。  このように地元の方は危険だから用心する。でも地元でない人たちがたまに通ると、事故を起こすというような場所もあるわけです。そういった意味で、一般市道、それから都市計画道路についても新整備・再整備等は計画的に迅速に行っていただきたいというふうに思っております。  水道事業につきましては、今後とも局長を中心に職員の皆さんが一丸となって取り組んでいただくことを切にお願い申し上げます。  前回、諫早交響楽団による市内小中学校における指導料の支出をお伺いいたしました。そのとき文化クラブへの外部指導者への支出は現在なされていないという御答弁をいただきました。交響楽団だけに指導料が出るというのは、ほかの方は支出に値しないということなのか、同じように支出ができないのか、お尋ねいたします。 101 ◯教育長(峰松終止君)[ 197頁]  現在、小中学校に設置されております文化系クラブというのは音楽関係がほとんどでございます。それぞれに指導者の皆様方は年間を通して子どもたちの指導にかかわっていただいて、大変感謝をいたしているところでございます。  放課後の文化系課外クラブの指導につきましては、教育委員会としては現在は支援をしておりません。お話にありました交響楽団の派遣というのは、要するに年間通してではなく、臨時的に校長がお願いをしますと申請された分ついてだけ交響楽団の方に来ていただいて、支援をしているところでございます。  ですから、今後そのほかの支援につきましては検討をしてみたいと思っています。  以上です。 102 ◯相浦喜代子君[ 197頁]  前向きな御答弁をいただいたというふうに私は思っておりますが、仮に学校長さんがブラスバンドですとか、吹奏楽とかに指導をぜひお願いしたいからと要望があったと。その学校でほかの文化系で学校外から外部指導者が来られているとすれば、当然そこにもあってしかりなのでしょうけど、意識の問題なのか、あとは予算の問題なのか。予算の問題だとすれば、それは予算が仮に年間50万円と決まっていれば、その50万円を交響楽団だけではなくて、ほかの文化系でもいいですよというふうに教育委員会のほうからもお声かけをなさるとか、そういったことも今後御検討いただきたいというふうに思っております。  自主事業についてです。舞台芸術祭が11月3日に毎年行われているのですが、ここにがくがく会という仕舞・お謡の会が初舞台を踏まれました。これは自主事業が行った狂言のワークショップで集まられた市民の皆様が、その後自分たちで会をつくられて文化協会に入会されて、そして初舞台を踏まれたわけですね。まさに自主事業のすばらしい副産物ではなかったかと私は思っております。  今回の不明問題というのは間もなくもう2年を経過しようとしています。実際にこの自主事業が本来の事業を行えるように、できれば私は12月中には解決をして、残された年度内1月、2月、3月のうちに1事業でも自主事業として事業が行われるのがいいのではないかというふうに、ぜひそうあってほしいと思うのですが、いかがでしょうか。 103 ◯教育次長(平古場豊君)[ 197頁]  平成18年度末におきまして、運営委員会の資金運用の面で負債が発生したことは今までの議会でも御答弁を申したとおりでございます。自主事業運営委員会につきましては、現在、平成18年度に問題が起きたことから任期を延長して事業を継続されておりましたが、一応10月でリスタートをするということで、現在委員会のメンバーを人選中でございます。今月中には委員会を何とか立ち上げるように努力をしているところでございまして、今まで市民の文化振興事業として市民に支持された事業でございますので、私たち事務局としてもリスタートがすぐかけられるように支援を継続していきたいと思っているところでございます。 104 ◯相浦喜代子君[ 198頁]  問題をこのまま消せとは私も全然思っていないわけです。ただし、このまま足踏みの状態では、せっかくの諫早に根差した文化の根というものが、本当に長い年月かけたものが台なしになってしまう。そうであれば、この問題について民事的な部分も含めて別に解決をし、そして自主事業の事業については何とか運営が続行されるということを私も願っておりますので、ぜひ頑張っていただきたいというふうに思います。  また、今回の問題というのはもともと諫早文化会館というものが建設されて、そして運営事業としてもともとこの自主事業はあったわけですね。そして、この会館運営というのは、諫早市の直接運営と今はなっているわけですが、大村市のシーハットおおむら、それから島原文化会館のように指定管理者制度を導入してもいい時期に来ているのではないかというふうに私は思っていますが、いかがでしょうか。 105 ◯教育次長(平古場豊君)[ 198頁]  市内には各種文化ホールがございます。今文化会館に限っての御質問でございますが、県内では佐世保市のアルカスSASEBOとか、そういうところが指定管理者制度を導入し、その指定管理者のもとですばらしい事業が展開されているということも聞いておりますので、今後それら他市の動向を調査しながら検討してみたいというふうに思っております。 106 ◯相浦喜代子君[ 198頁]  それぞれのところが民間にできることは民間にということで、本当は遅いくらいなのかもしれません。私としましては、諫早市芸術文化連盟というのができました。これは合併前に先行してできたわけですが、こういった芸術・文化に精通したような団体が指定管理を受けるのがいいのか、それともイベント会社のように音響設備ですとか、そういった専門知識を持ったようなところが指定管理をなさるのがいいのか、それは私自身もわからないのですが、ただし、もうそういう時期に入るべきだと思っておりますので、これに関しましても諫早文化会館運営事業の合理化、またもしくはさらなる利用価値を高めるという点でも、指定管理という形もいいのではないかというふうに思っております。  それでは、合併から一期ということで1番目の項目についての再質問をさせていただきます。  地域振興における地域振興計画の中で、多良見地域で計画された伊木力みかん収穫祭、先ほど来からも御答弁がありましたが、本当に大盛況でした。その中で私がこれは地域に密着したイベントでいいなと思ったのは、場内放送です。どういう場内放送かといいますと、みかん狩りが本当に大盛況で人手が足りなくて、これは松尾議員の奥様がきれいな声で場内放送されたのですが、「自治会長の皆さん、みかん狩り会場の手伝いに行ってください」という場内放送でした。そこで初めて、ああ自治会の会長さんたちもこのまつりにみずから働いていらっしゃるのだなあというのがわかったわけです。  多良見地域を自分たちの手でまさに盛り上げていこうという思いが伝わったおまつりで、だからこそ地域外から来た方たちも本当に楽しんで、そのおまつりを過ごされたのではないかと思っております。  また、11月6日から9日まで行われた森山町あすなろ会の宿泊体験に初日参加いたしました。このときは黒田議員もいらっしゃったのですが、古民家に小学生が寝泊まりをし、かまどで御飯を炊き、食事の用意、おふろも自分たちでたき、そして入ります。おふろは五右衛門ぶろです。学校へもそこから通います。電気は懐かしい裸電球です。森山のいろんな地域の方たちが食事の指導に来られたり、そして一緒に宿泊をしたりというふうにかかわられていました。森山に生まれ育つことの喜びを感じる体験だったと思います。  このように諫早市総合計画によって各地域のよさが再認識され、誇れる地域づくりが地域住民によって進められていると思っております。  副市長制になりまして、これまでも助役として市長代理で御出席になった副島副市長と、それから総務部長から副市長になられた宮本副市長にお聞きしますが、吉次邦夫市長として紹介され、代理でごあいさつされることも数多くあると思います。そのときに市民の皆様の合併後のまちづくりへの思いをどのようにお感じになられるか、お二人にそれぞれお伺いしたいと思います。 107 ◯副市長(副島宏行君)[ 199頁]  伊木力みかん収穫祭に私も出席させていただきました。まさに先ほどから御紹介がありましたように自分たちがやるのだよと、地域を元気づけるのだよというような気持ちで取り組んでおられました。きのうも補助金の問題のときにお答えいたしましたけども、私もそういうことについてはしっかり支援をしていかなければならないというようにお答えいたしましたけども、市長を合併後も支えてまいりましたけれども、皆さん方いろんな議論ございましたけども、この4年間を振り返ってみますと、やはりそういうふうに市政の方向が向いて発展してきているのではないかと思います。引き続き私どもとしても努力をしてまいりますけども、市民の皆さんと一緒にやっていきたいと思います。  また、相浦議員におかれましては、本当に各地域のいろんなイベントにどこに行っても顔を出しておられます。まさに地域の元気を引き出し、また明るくやってこられたのではないかなと思いますが、本当にそういう面でも感謝をしたいと思います。また、活動の場が変わられましても、ふるさとのことをしっかり思って国民のために働いていただきたいと思います。  以上でございます。 108 ◯副市長(宮本明雄君)[ 199頁]  4年間で今の課題といいますか、それからいろんな代理出席というのが非常に多うございますけれども、昨日もありましたか、日程が重複するような行事が非常に多うございまして、時節柄といいますか、秋は特にそういう行事が多うございまして、代理で出席することも多うございます。
     あるまつりに参りまして、もうかなりお酒が入っていられた方だったのですけど、ちょっと副市長と呼びとめられまして、こうおっしゃられました。「おいは合併前は非常に合併を心配しておった」と、この3年間といいますか、もう4年余りでございますけども、「この4年余りを見て非常に安心した」とおっしゃられました。もう中央地域だけが活気が出て、田舎のことはといいますか、その他の地域のことは考えてくれないのではなかろうかと、そういう心配をしていたけれども、いろんな見方はあるのでしょうけども、その方の見方では非常に安心したとおっしゃいました。私は非常にうれしゅうございました。  いろんなとらえ方はあるでしょうけれども、これが4年間の成果かなということに思っておりまして、私は合併というのは集中と分散だと思っています。集中したほうがいい事業もございます。それは行政の効率化とかなんとかはそうだと思います。議員定数が114から34になったのもそうだと思います。ただ、分散すべきものも多いと思います。それは、一つはすみよか事業とかそういうものについては、地域に根差したものは分散すべきであろうというふうに思っておりまして、その成果が今この4年間として問われているのかなというふうに思っているところでございます。  以上です。 109 ◯相浦喜代子君[ 199頁]  もう一つ、私は宮本副市長に質問したいことがあったのですが、宮本副市長は財務部長も4年ほど務められておりまして、財政の健全計画というのと地域づくりというものについて質問しようかと思ったのですが、そのことも含めて御答弁いただいて、何か以心伝心でありがたく思っております。  諫早市総合計画は、これは諫早市の上位計画でありまして、10年計画という一つの大きな筋道を立てた計画であります。それのまだ3年、3分の1しか終わっておりません。首長がかわったからといって、これをほごにはできない計画でございます。  そういうふうに私は思いながら、この10年間の計画というものを常に進めていくことが必要かと思っております。仮に首長がかわったとしても、これは(発言する者あり)いや、かわったことを前提のように思われてもいけませんので、あえて言っておきますが、とにかくこの総合計画というのは大事にこれからあと残り7年やっていただきたいと思っております。  9月議会で市長5期目への決意の質問に対し、「今進めている事業を完成させていくだけだ」と言われました。昨日は、「熟慮中であり、もうしばらく時間をいただきたい」との御答弁でした。  私は、大きな決断をするのに5年かかりました。子どものときは迷うことなく自分の考えを言えることも多くありましたが、生きてきた時間が長ければ長いだけ、多くの方とのかかわり合いがあります。また、自分の家族も1人2人とふえていきます。私はずっと一人でしたから、悩む時間も少なくて済みました。それでも、親からは「相浦の名前を捨てて出ろ」と言われたこともありました。  相田みつをさんの詩があります。「アノネ がんばんなくてもいいからさ 具体的に動くことだね」という詩があります。これはもともと「M君へ」という詩があって、「ともかく具体的に動くことだね。いま、ここ、を具体的に動くそれしかないね。具体的に動けば具体的な答が出るから。自分の期待通りの答が出るかどうかそれは別として具体的に動けば必ず具体的な答が出るよ。そして動くのは自分。」だという、これは詩なのですが、どうぞゆっくりとお考えいただいて、進んでいただきたいと思っております。  木製の手づくりだるをつくる職人さんは長崎県に一人しかいないそうです。その方は諫早市八天町在住で、その道32年だそうです。年々注文も減り、今は別の仕事をしながら、休みの日にたるをつくっているそうです。「体力との勝負、後継者もなく、体が続く限りやっていきたい」と言われています。  日曜日は六段の調べまつりがあります。六段の調べ、これは慶願寺に来られた八橋検校さんがつくられた有名な琴曲でございます。消してはいけない「日本の生活文化のわざ」が諫早にはたくさんあります。  年が明けて1月18日は女・男フォーラムinいさはや「共に築こう 未来いさはや」が開催されます。基調講演は元NHKアナウンサー広瀬久美子さんです。「女と男のステキな関係」です。この演目なら吉次市長もきっと、講師に負けない講演をされることと思います。市民の皆様も大切な家族、そしておうちを守られている奥様も大切な家族。御夫婦の時間を大切にしてください。そして、どうぞ年末年始をゆっくりと過ごし、新しい年に新しい気持ちで、御自分の思いをお話しください。  厳しい年の瀬を迎える方も多いと思いますが、平成21年、新しい年がすべての方にとってすばらしい一年になりますことをお祈りして、4番、新諫早・市民クラブ、相浦喜代子、一般質問を終わらせていただきます。 110 ◯副議長(水田寿一君)[ 200頁]  一般質問を保留し、しばらく休憩いたします。                 午後2時56分 休憩                 午後3時13分 再開 111 ◯副議長(水田寿一君)[ 200頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  次に、土井信幸議員。 112 ◯土井信幸君[ 200頁]  皆さん、こんにちは。先ほど衆議院選挙への立候補を表明している相浦議員から、すばらしい質問をしていただきました。その中で、伊木力みかん収穫祭のPRをしっかりしていただきましたけども、(「あれはカキまつりです」と言う者あり)そうです、カキまつりがその日にあって、伊木力みかん収穫祭は1,700人の人手ということでございますけども、カキまつりには4,500人来ていただきました。本当来ていただいた方にはお礼を申し上げます。そしてまた来年もいたしますので、ぜひ来年も来ていただくようによろしくお願いいたします。  私きょうはトリでございますけれども、とりの刻といいますと、大体6時ごろですね、そのとりとこのトリと関係あるのかどうかわりませんけども、最後ということで頑張ります。ちなみにとり年ではなくて、私はねずみ年です。もうあとしばらくでねずみ年は終わりますけども、よろしくお願いいたします。  諫栄クラブ、土井信幸です。それでは、通告に従って質問をいたしたいと思います。  まず1点目は、AEDの学校配置についてです。  AEDの学校への配置については、以前から同僚議員の中から提案があっておりました。当局としては余り前向きではなかったように記憶しております。  先般、市内の学校で生徒が急に心肺停止になった事例が発生したことは、教育委員会としても御承知のことと思います。この生徒は、ふだんから心臓が余り強くなかったということですが、先生たちの懸命の心臓マッサージや駆けつけた救急車のAED、そして救急隊員のおかげで、何とか一命は取りとめたということです。このことがきっかけで保護者の間からは設置の要望が高まっています。  AEDは設置されても頻繁に使うものでもなく、場合によっては全く使用されないということも多いとは思いますが、過去にもこの器具のおかげで一命を取りとめたという事例もありますし、転ばぬ先のつえと申しますか、学校のように毎日たくさんの人が集まるところは、設置に向けて前向きに検討してもいいのではないかと思いますが、当局のお考えをお聞きいたします。  次に、2点目から6点目までは活性化という観点から質問をいたします。  議会開会当日、諫早市活性化対策調査特別委員会の委員長から報告がなされました。内容については、委員長の報告のとおりですが、他県の自治体を視察し、諫早市内の各地域と意見交換を実施し、ほうふつする意見の中で今まで気づかなかった課題にも直面をいたしました。特にまつりやイベントの補助金については、そこでしかわからない苦悩が感じられました。これらの多くの意見には誠意を持って対応しながら活性化に努めなければならないと実感をしております。  今回の質問は、諫早市活性化対策調査特別委員会の中で話題に出なかった部分で、市民から提案された案件について質問をいたします。  まず、大きな2点目、道路網の整備に伴うまちづくりについて。  諫早は疲弊しているという人がいましたが、私はそうは思いません。財政は財政力指数が0.58で悪くありませんし、公債費比率も12.6%でさほど高くありません。工業団地が控えており、製造品出荷額は県内トップという数字も出ております。干拓地では大規模な営農が始まり、平成18年度の農産物の出荷額は県内4位の位置にありますが、干拓地の農産物が出荷されると、今後はさらに上位にランクされるはずです。道路網にしても国道207号のバイパス、国道34号の立体交差、国道57号の拡幅など着々と整備がなされています。  交通の要衝としての発展が見込まれると言えば聞こえはいいのですが、道路がよくなった分、諫早を素通りする人も多くなったのではないかと懸念をしております。県央都市、国道も4本通っており、交通の要衝、製品出荷額県内1位、諫早湾干拓の完成など発展する資源には事欠きません。そういう恵まれた資源が今後のまちづくりにどう生かされるのか、答弁をお願いいたします。  新幹線が整備され、駅が改装になる予定です。平成26年度には2巡目の国体の主会場もめどが立ちました。そういう中で人口は減少傾向に歯どめがかかりません。人口については、長崎市も含めほとんどの市で減少傾向にありますが、県央地域ではお隣の大村市はふえております。理由は地価が安いとか都市計画が未整備で住居が建てやすいなどいろいろ考えられますが、諫早市都市計画マスタープランでは、将来の目標人口を行政区域15万人、都市計画区域10万7,000人と設定しています。  都市計画の目指す将来像「ひとと自然がきらめく県央交流都市」諫早に向けて、何が必要なのか、どういう政策が考えられるのか、お尋ねいたします。  次に、大きく3点目、こどもの城の完成・オープン後の周辺テーマパークの整備について。  来年3月20日にはこどもの城が完成しオープンいたします。この城は未来を担う子どもたちが恵まれた自然環境を生かしながら、主体的にさまざまな活動を体験することにより、生きる力を培い、子ども相互の交流や、家族を初め子どもを見守る人々との交流などを通じて、ともに育っていく場と機会を提供していくことを目的として設置され、子どもたちの幼児期から小中学校期を中心に、幼い子を持つ親も安心して子育てができるように支援する役割も持っています。  この施設は規模が大きく話題性もあることから、相当な集客が見込まれます。利用者が多いということは大変結構なことですが、子どもの数に限りがあることから、干拓の里や山茶花高原など周辺の施設への影響が心配されます。その対応策として、地域の既存の施設をこどもの城の出城として位置づけ、利活用することが当初の方針として打ち出されています。その後の議論の中でもそのような説明があったことは御案内のとおりです。周辺の施設を出城として位置づけたときに、現状でその役割が果たせるのか、リニューアルの予定があるのか、また出城としての利用はどのような形態が考えられるのか、お示しください。  次に、大きな4点目ですけども、これは小さく2つお尋ねいたします。  まず、県立総合運動公園が平成26年度の長崎国体に向けて改修になります。長年なれ親しんだ競技場でいろいろな思い出があります。藤永選手や男性の藤原選手などがここから大きく羽ばたいた選手もたくさんいるはずです。諫早高校の駅伝選手もここをホームグラウンドとして全国大会に臨んでいることと思います。その他の高校生、そして中学生が放課後の練習場として、また小学生から一般の選手も競技の大会に参加して利用がなされていました。改修をして今までより立派な施設に生まれ変わるのはうれしいことですが、一抹の寂しさを感じるのは人の情けかもしれません。  この愛着と歴史を刻んだ競技場の最後のイベントとして、市民が一堂に会しての催し物ができないか、お尋ねいたします。一つの案として、平成7年ごろまで行われた市民運動会が考えられますが、それにこだわらず大勢の人たちが1カ所に集うということは、活性化の面からも一案と思いますが、いかがでしょうか。  このスポーツによるまちづくりについては、あと1点お尋ねいたします。諫早市民駅伝と諫早市駅伝競走大会の統合についてですが、この2つの駅伝の歩みと統合の理由をお示しください。  2つの駅伝にはそれぞれの位置づけがあったと思います。諫早は諫早高校の男子が9年連続11回の全国高校駅伝出場を果たし、女子チームは15年連続出場を果たしました。特に女子チームにおいては、全国制覇までなし遂げました。そういう面では高校生に至っては、県内はおろか全国でも有数の駅伝王国と私は自負しています。  中学駅伝大会でも真城中学校が県大会で優勝し、九州大会では3位という活躍をいたしました。しかし、それを一般に振りかえてみますと、県下一周駅伝競走大会はこのところ下位に低迷し、高校生や中学生に顔向けできない状態です。そのあたりを教育長はいかがお考えでしょうか。  次、大きな5点目でございますけども、市のPRについて。これも2点お尋ねいたします。  まず、イメージキャラクターについてですが、これは9月議会で提案だけ申し上げておりました。ムツゴロウが皿踊りをする姿などを勝手にイメージしながら提案をしておりましたが、偶然にもその絵が皿踊り用の皿に印刷をしてあり、びっくりしたわけです。  諫早はPRが足りないということは各方面から指摘があります。イメージキャラクターは県内や県外の自治体には余り例がないようですが、例が少ないから諫早も必要ないということではありません。他の自治体に先駆けて採用し、国体や新幹線の開通に向けて、諫早を大きくPRすべきと思いますが、いかがでしょうか。  この件については、あと1点お尋ねいたします。地域検定についてでございますけども、これは6月議会に提案をしておりました。このことについては、商工会議所などが主管として取り組む事柄だろうと思われますし、他の自治体においてもそのように取り組んでおられるのがほとんどのようです。  しかし市としても、いろいろな面でお手伝いをしていかなければ、事は順調に進まないのではないかと思います。クイズ形式の気楽なものから始めてもいいでしょうが、それなりに統計資料をひもといての準備に時間がかかるのかもしれません。6月議会では「商工会議所に投げかけたい」という答弁でしたが、その成り行きはどうなのか、お尋ねいたします。  また、PRには話題性がなければ成り立ちませんが、諫早の日本一というのはどういうものがあるのか、お示しください。  最後に、市表彰の記念品の商品券についてお尋ねいたします。  去る10月1日、市の表彰が行われました。記念品は商品券でありましたが、何かの品物と比べて使い道が自由で当局の工夫の跡がうかがえました。  しかし、その利用範囲が市中心部の商店街に限られていたことが甚だ残念でした。合併後周辺部の商店は大変疲弊をしております。この商品券の一部でも周辺の商工会に回せなかったのか、お尋ねいたします。  被表彰者の中には旧郡部の方もおられますし、そういう方にとっては足元の商店街で買い物できますし、周辺部の活性化にもつながると思います。そういう面からの今後の市の対応をお尋ねします。  以上、6点お尋ねいたします。答弁によっては再質問いたします。 113 ◯市長(吉次邦夫君)登壇[ 202頁]  土井議員の御質問にお答えいたします。  私のほうからは、諫早を取りまく道路網の整備に伴うまちづくりについてでございます。  本市は、交通の要衝といたしまして、幹線道路網が整備されるに従いまして発展してきた都市でございます。今後も、この特性をさらに伸ばしていくことが市勢発展にとって不可欠であるというふうに確信をいたしております。  市政策、要望におきましても、粘り強くその整備促進をお願いしておりまして、成果の一環として国道34号市布交差点や小船越交差点の完成、それから国道57号拡幅や長田バイパス、これにつなぐ都市計画道路破籠井鷲崎線の整備、また国道34号の本野入口交差点のところの今調査をやっておりまして、近々着工されると思います。  それとまた、島原道路、地域高規格道路でございますが、普賢岳の災害に伴う島原市内で今整備が進んでおりますけれども、そういった中で私は、諫早市がどうしても首根っこであると、愛野から小浜、あるいは島原と分岐点になりますので、愛野まではやっぱり早く整備したほうがいいということで、今もう調査も大体終わって着工寸前でございまして、尾崎交差点から愛野まで国と県でやってまいります。そしてまた、高速のインターから栗面町までの4キロメートルにつきましても、今県のほうで調査をしようということになっているわけでございます。  そういったことで、諫早市は道路の問題は非常に重要でございまして、順調に進んでいるというふうに思っているわけでございまして、また、それぞれの市道その他につきましても、すみよか事業等々を各地域のそれぞれいろんな課題がございますので、それは地域の町内会長さんたち、地元の方々と話をしながら進めているところでございます。  道路網の整備効果を最大限に活かすためには、交流人口をふやし、製造業や事業所等の企業立地を進め、雇用の創出や地域経済の拡大に資するような取り組みが大切でございます。そういう意味で、現在整備を進めております流通産業団地の分譲にも期待をいたしたいというふうに思っているわけでございます。また、観光や買い物など交流人口をふやすためには、都市の魅力づくりも重要でございまして、中心市街地の再生や観光資源の活用などにも力を入れていかなければならないというふうに思っているところでございます。  先ほども御質問の中に出ました、工業出荷額も県下1位になりましたし、あるいは商品の売り上げにつきましても、大村市と諫早市を比べてみますと、諫早市が倍ぐらいございます。人口は、大村市は9万人程度、諫早市約14万2000、3000人でございますけども、売り上げは倍あるわけでございます。そういったことで、買い物なども結構諫早市でもあっているわけでございます。  また、市総合計画あるいは今回の都市計画マスタープランで定める目標人口を目指す政策はということでございますが、やはり企業立地や産業振興につながる道路網や新幹線の整備などの交通利便性を向上させることが第一でございます。  これらを定住拡大に結びつけるためには、都市魅力をさらに高め、受け皿となる計画的な市街地整備が重要でございます。中心地区や諫早駅周辺の再整備による都心居住人口の増加や土地区画整理事業等による計画的な市街地整備を検討するとともに、今後は諫早西部団地区域や久山港埋立地の利活用などを促進させる必要がございます。  また、平成26年度の長崎国体開催に伴い、約100億円をかけまして県立総合運動公園が再整備されるわけでございますが、これらとあわせまして、市の体育館の整備、それから小長井・高来体育館の建設などによるスポーツ・レクリエーション施設が格段に充実するわけでございます。  また、久山港埋立地につきましても、今後レクリエーション基地として計画を立ててまいりたいというふうに考えているところでございまして、定住人口の拡大に貢献するものと考えております。  また、各地域のそれぞれの振興策につきましても、いろんな施設の整備だとか、あるいはふれあい施設とか、あるいはまた先ほど申し上げたすみよか事業と、そういったものを活用しながら暮らしやすい生活、まさに人を中心としたいろんな整備もしていかなければならないというふうに思っているわけでございます。下水道などの生活環境の整備も、これまで以上に力を入れて諫早市の活力や魅力を全国に発信し、総合計画及び都市計画マスタープランにおける将来都市像の実現を目指してまいりたいというふうに考えておりますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。  あとの分につきましては、教育長、各担当部長のほうから答弁させたいと存じます。(降壇) 114 ◯教育長(峰松終止君)[ 203頁]  それでは、御質問の1番、AEDの学校への配置についてということについてお答えをいたします。  先般の市内中学校の生徒の件につきましては、現在快方に向かっていると連絡を受けておりまして、大変安堵をいたしているところでございます。  さて、平成20年3月から、健康福祉センターにより一般貸し出しがなされているAEDにつきましては、市内全小中学校が短時間で対応できる距離にある公民館や体育施設などの公共施設に設置したものでございます。  AEDの設置場所につきましては、早い段階から全小中学校に周知をいたしておりましたが、今回間近の施設に設置してあるAEDを利用しておりますと、救急車到着より早く対応できたことが考えられるため、市教委といたしましても今回の事故をとらえ、翌日にも養護教諭研修会を開催し、改めて貸出用AED設置場所について周知をいたしました。  市内全小中学校へのAEDの設置につきましては、教職員や保護者のAED講習会等の受講を推奨しながら、設置については今後検討してまいりたいと考えております。  次に、御質問の4番、スポーツによるまちづくりについての(1)県立総合運動公園の改修に伴うイベントの開催はどうかということでございますが、平成26年度に本県で開催されます国民体育大会に向け、長崎県の施行により県立総合運動公園陸上競技場の改修工事が予定されております。  このため、主競技場は平成22年7月から、補助競技場は平成21年12月から使用できなくなることとなっております。工事着工前にイベントを開催してはどうかとの御質問ですが、現在のところ本市主催による運動会等のイベント開催は予定をしておりません。  なお、県立の施設でありますので、県においてイベント等を実施する考えはないか相談してみたいと考えています。  次に、(2)諫早市民駅伝と諫早市駅伝競走大会の統合についてでございますが、諫早市駅伝競走大会は、昭和26年から県下一周駅伝競走大会の諫早・北高地区の予選会として毎年1月に開催してまいりました。  一方、諫早市民駅伝大会は、平成4年から諫早市駅伝競走大会の予選会として毎年12月に県立総合運動公園で開催をいたしております。諫早市駅伝競走大会の予選会として開催しておりました諫早市民駅伝大会につきましては、これまで参加できなかった旧5町の方々も、市町合併により参加できるようになり、このため、合併以降は諫早市駅伝競走大会と諫早市民駅伝大会に参加するチームのほとんどが同じチームとなっております。  また、諫早市駅伝競走大会につきましては、橘湾沿いの国道251号で開催しておりましたが、近年の交通状況の変化もあり、警察当局からコースを見直すよう指導を受けております。  このようなことを踏まえ、数年前から諫早市陸上競技協会と協議を続けてきましたが、今回市民のだれもが参加できる大会として、さらに発展できるよう2つの大会を統合して、県立総合運動公園で開催することとしたものでございます。  なお、長崎国体開催に伴う県立総合運動公園陸上競技場の改修工事により、今後コースを使用できない場合も想定されますので、引き続き諫早市陸上競技協会と十分協議をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 115 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 204頁]  (仮称)こどもの城につきましてお答えいたします。  まず、その前に広報諫早12月号をもう既にお読みいただいたかと思います。この中で、特集「生きる力」として、遠竹小学校の「あい愛塾」の記事が載っております。あわせまして、長田小学校、それから上山小学校の例も載っております。関係者の皆さんに敬意を表しつつ、いま一度同じ項目でこどもの城も記事が載っておりますので、御一読をお願いしたいというように思っております。  それでは、お答えをいたします。施設の運営に当たりましては、隣接するコスモス花宇宙館、国立諫早青少年自然の家、それから干拓の里や山茶花高原など、これまで申しておりますとおり、出城としての役割を図るために市内のさまざまな施設と連携をしてまいりたいというように考えております。  このため、各施設の相乗効果が図られますよう、現在、これらの施設と協議を行っております。今後もあわせまして、引き続き研究をしてまいりたいというように思っております。 116 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 204頁]  こどもの城のオープン後の干拓の里の整備計画について御質問でございますけども、干拓の里は平成6年11月に開園をいたしておりまして、平成21年度で15周年を迎えようとしております。また、入園者も200万人にも達成する見込みでございます。  開園から15年を経過いたしまして、施設等も老朽化をしているということでございますので、一番の課題でございます雨天の集客をどうするかということについての整備計画等含めて中期長期の整備計画を今策定中でございますので、市民を初め県内外から来られる来園者に安心して楽しんでいただける施設に順次整備をするよう考えているところでございます。 117 ◯都市整備部長(林田敏郎君)[ 205頁]  私のほうから3点目の山茶花高原ピクニックパークの今後の整備計画についての御質問にお答えいたします。  山茶花高原ピクニックパークは、子どもから大人まで楽しめる自然対応型ファミリーパークとして、平成2年度から平成7年度の期間で主な施設が整備されております。  園内にはサザンカ、コスモス、菜の花など四季折々の花を植栽し、またハーブ園ではハーブの植栽やハーブ関連商品の販売などを行っております。指定管理者であります諫早市小長井振興公社は、山茶花高原独自の新たな魅力の創出を図るため、開発した商品や地元産特産品を直売所で販売したり、各種イベントの開催を行うなど、集客増に努めているところでございます。
     (仮称)こどもの城オープンに向けた取り組みとしましては、山茶花高原ピクニックパークを出城とし、その考え方としましては、山茶花高原でのたこ揚げなどのイベントへの参加誘導、また屋外キャンプ場などこどもの城にない施設の共同参画などの連携を図りながら、共同でプログラム展開を行い、相乗効果が生まれる公園整備について検討を行っていきたいと考えております。  以上です。 118 ◯商工部長(才木雅人君)[ 205頁]  それでは、大きな5番目の市のPRについてお答えをしたいと思います。  まず、イメージキャラクターでございますけれども、国体などイベントやごみ減量化などそれぞれの目的に合わせたものはキャラクターとしていろいろ数多く見受けられるのでございますけれども、自治体をイメージしたというのは、県内では1件あるということで、余り見受けられないという状況でございます。  諫早市におきましても、ごみ減量キャラクターの「エコ太」君やのんのこ諫早まつりのイメージキャラクターとして議員がおっしゃいましたけども、「のんのこのんちゃん」などがございますが、諫早市自体をイメージしたキャラクターは現在ないという状況でございます。  これは私の私見でございますけども、諫早市の市章、これが私は一番諫早市をあらわしているものではないかというふうに思っているところでございます。  次に、地域検定のその後についてでございますけれども、諫早商工会議所を初めまして関係者の方々と話を現在やっているところでございますけども、まだ具体的なところまでは至っていないという状況でございます。  いずれにいたしましても、さまざまな情報媒体を活用いたしまして、諫早市のPRを図っていきたいというように考えております。  それと、諫早に日本一というのはないのかという御質問でございましたけども、急遽調べてみましたけれども、これが平成20年3月に長崎県の広報広聴課発行の「長崎県の日本一・世界一」という冊子が発行されておりますが、その中で諫早市に該当するものがございました。  事例を紹介いたしますけれども、小長井町川内、ここにオガタマノキがあるということで、これ樹齢1,000年以上というようなことで、この種では日本一と言われているという解説がついております。もう一つ、諫早公園のミサオノキということでございまして、この木は普通低木で2メートルから3メートルぐらいしか高さがないということでございますけども、諫早公園のミサオノキは幹周りが1.1メートル、高さが11メートルということで、この種としては日本一の巨樹と言われているということでございます。  それともう一つは、多良見町にある伊木力遺跡で出土された桃の実というのがございます。これは約6,000年前に縄文時代前期ということでございますけども、出土されておりまして、日本最古と言われているということでございます。  最後に、諫早市東小路町に諫早家の上級家臣団の方のところの家に保存されているということでございますけども、電信機、これはエーセルテレカラフというものがついておりますけども、これが元治元年(1864年)、日本で作製されたものでございますけども、現存する中では日本最古と言われているということで、こういうことが出てきております。  以上でございます。 119 ◯総務部長(早田 実君)[ 206頁]  市表彰の記念品の商品券の御質問について御答弁申し上げます。  市表彰の記念品につきましては、栄町商店街、本町商店街、永昌東町商店街などの6商店街の店舗で利用できる6商店街共通商品交換券を贈っているところでございます。なぜこの商品券にしているのかといいますと、多くの商品の中から自分の好きな記念品を選んでいただくという意味合いと、少しでも本市商店街の振興につながるようにという趣旨でございまして、市内の約150店舗での利用が可能なこの商品券を贈っているものでございます。  この商品券でございますが、これは旧諫早市内の商店街しか利用できませんけれども、ほかの地域で利用できる商品券がないかといいますと、多良見町商工会が発行されている商品券はあると聞いております。市内全域の共通の商品券が発行されることが望ましいことでございますけれども、ほかにもよい方法がないか、十分研究してみたいというふうに思います。  以上でございます。 120 ◯副議長(水田寿一君)[ 206頁]  午後4時になりましたら、会議時間を延長いたします。 121 ◯土井信幸君[ 206頁]  それでは、順を追って再質問をいたします。  まず、AEDの件でございますけれども、近くにあったということでございますけど、同じ建物の中にあるとすぐわかるのですけどもこういうとっさな場面になるとなかなか気が届かないということが現状ですね。  12月1日に開会されました佐世保市議会では、国の緊急安心安全実現総合対策に沿った事業ということで、市立の全小学校46校を含む60カ所にAEDを設置する議案が提出されたと報道されました。  また長崎市でも、現在、市立学校に24校設置しておりますけども、これも同じく国の緊急安心安全実現総合対策交付金を活用して、本年度中に未設置の小中学校89校に設置するということです。長崎市の馬場教育長の話では、「子どもや地域の方々の命を守ることから設置をする」と述べておられます。人の命にかかわることでもありますし、関係保護者の要望も強いものがありますが、設置については今後検討するということでございますけども、今後の予定をお尋ねいたします。 122 ◯教育長(峰松終止君)[ 206頁]  佐世保市、それから長崎市のほうもそのような形で言われております。心肺蘇生につきましては、いっときも早い救急救命処置が必要であるということは私も重々理解しております。  現在、貸出用として設置しております公共施設から距離が遠い場所にある小中学校には、早い段階で設置を考えてまいりたいと思っております。例えば、一例を挙げますと、小長井地域の遠竹小学校に一番近いAED設置は小長井文化ホールに置かれております。この間の所要距離等を計測しましたら、まず距離が大体4キロメートルぐらいで、車での所要時間が約7分少々でございます。したがいまして、このような環境にある学校から優先的に設置していくことは考えております。  以上でございます。 123 ◯土井信幸君[ 206頁]  貸出用として設置したところの遠くからまた設置をしていくということでございますけども、長崎市では20校ずつ設置する予定だったのが、前倒しをして89校に設置をすると、今年度中に。そして佐世保市では、60カ所に設置をすると。諫早市では、全小中学校で設置をするのは42校でございますけども、両市とも緊急安心安全実現総合対策事業というのを活用しておりますけども、これはどういう事業ですか。諫早市では活用できなかったのかどうか、お尋ねいたします。 124 ◯企画振興部長(堀口 忠君)[ 206頁]  今お尋ねの地域活性化・緊急安全実現総合対策事業ということの概要を説明をしたいと思います。これは国の安心実現のための緊急総合対策ということで、各地方に交付金を配分をするということでございます。  なお、それぞれ計画、項目がございますけども、本市諫早市では既に予算計上しておりました出産・子育て支援、それから民間保育所施設整備助成事業、それと乳幼児・児童インフルエンザ接種事業、それから省石油型加温施設導入緊急対策事業という、この3つの事業をもって内閣府に先月提出をしております。  なお、この交付限度額は3,000万円でございますけども、諫早市も3,000万円を交付いただくように計画をしておるということでございます。  それから、今後のスケジュールでございますけども、今の時点で示されておりますのは、今月中旬ごろに計画の採否、いいか悪いかということでございますけども、内示予定ということで現在進められております。 125 ◯土井信幸君[ 207頁]  教育長、もう少しお尋ねいたします。  これは順次設置していただくと思いますけども、大体めどとしていつごろという予定はありませんか。 126 ◯教育長(峰松終止君)[ 207頁]  現時点ではいつごろまでにということは考えておりません、早い段階でということです。 127 ◯土井信幸君[ 207頁]  予算の都合もありますので、なるだけ早く保護者が安心して子どもを学校にやれるように設置をお願いしたいと思っております。  続いて、道路網の整備に伴うことでございますけども、確かに整備が進んでいきますと、どこにでも行きやすいということで素通りがまた心配されるわけなのですよね。周りからいつも言われるのが、県庁を諫早に持ってくればよかたいという話がよくありますけども、それは県議会が決めることで私たちにはどうもできませんという話をするのですよ。  それで、以前、県立農業大学校の移転の話がありましたけども、あの後あの話はどうなったのか、市長、わかりませんか。 128 ◯市長(吉次邦夫君)[ 207頁]  そういう話は全然聞いておりません。 129 ◯土井信幸君[ 207頁]  聞いていないということでございますので、多分新聞ざただけだったのかと思いますけども、しかし、そういう予定がもし先々話があれば、あそこはもう非常に高速道路も近いし、一番行きやすいところと思いますので、何とか大きく飛躍するような施設を持ってきてもらいたいと思っております。  そして、市体育館も今度新しくなりますけども、せっかくつくるからにはいろんな競技を持ってくるような規模の大きな体育館をつくっていただきたいと。例えばハンドボールなんかはなかなかどこでもできないということがありまして、そういう大会もできるような施設をつくってもらいたいと。そしてまた、市営野球場も、最近もう諫早で野球の大きな大会があるのは本当少ないと、ぜひ改修ではなくて新築をどこかにしてもらいたいと思いますけど、その辺の見通しというのはいかがでしょうか。 130 ◯市長(吉次邦夫君)[ 207頁]  体育館につきましては、ハンドボールとか、それからフェンシングもできるようにその辺はきちんとしていきたいと思います。  それから、野球場につきましては、久山港埋立地に今のところ計画を立てようかということで、そこに野球場とかテニス場を、テニス場も長崎県で一番大きく、多くつくろうかというふうな、そういった計画もございます。30かもっとたくさんつくれと言っていますけども、そのくらいでいいのですかね。とにかく何でもできるようにしたいと思います。 131 ◯土井信幸君[ 207頁]  (仮称)こどもの城の関連施設について少しお尋ねいたします。  以前から心配をしていたように、こどもの城にお客をとられて周辺の関連施設は閑古鳥が鳴くでは甚だ困るわけです。こどもの城は市の直営で運営がされるわけでございますけども、他の施設は指定管理者での運営で、収益を上げなければなりません。当然遊具を利用していただいたり、自動販売機やサテライトでの買い物もしていただかなければ収益は上がらないわけでございますけども、そのあたりは干拓の里の担当部長、そして山茶花高原の担当部長はいかがお考えですか。 132 ◯農林水産部長(森永隆彰君)[ 207頁]  こどもの城ができて干拓の里の入園等が減るのではないかなというようなことでございますけど、今、干拓の里を管理をしていただいております県央企画株式会社の職員の方が、入園者については常日ごろからどのような形でふやしていこうかというようなことを一人一人考えながら職務に専念をしていただいているということと、先ほどからも御説明があっておりますけども、各施設をネットワーク化するという形の中で連携し、あるいは補完し合いながら活性化が図られるということで、ふえこそすれ、そう大きく減らないのではないかなというふうに考えているところでございます。 133 ◯都市整備部長(林田敏郎君)[ 208頁]  山茶花高原ピクニックパークにつきましても、諫早市小長井振興公社のほうで独自の開発商品とか地場特産材を使いながら、直売所などで販売しております。特にそういう製品の開発とか、そしてまた地域の皆さん方が、地域おこしをしながら各種イベントにも地域の方が率先して開催されるなど、集客に非常に努めておられます。当然こどもの城とも連携を図りながら集客には努めていきたいと考えております。 134 ◯土井信幸君[ 208頁]  周辺の施設はどういう形で客を寄せるのかというのは、これは大きなテーマなのです。それで、干拓の里は15年目で大きなリニューアルがあるということで、それはそれで効果はあると思います。期待をしております。  山茶花高原は昨年、お客さんがいっぱいふえるようにということで、自治会長会で彼岸花を植えました、彼岸花です。それで、二、三年、四、五年先には赤じゅうたんを敷いたようなきれいな高原になるということを期待をしております。  それで、今、もう大分年数を経過をいたしまして、風の丘といいますけども、一番上ですね、あそこから下の光の丘を見たときに、もう紅葉が今物すごくきれいなのですよ。それで、その中にヒノキが植わっております。ヒノキが大分高くなって、ちょっとやっぱり下のほうが見えないということがありまして、職員の方のお話を聞きましたところ、レーザーガンの通路にもいろいろ支障があるのだということを伺っております。それで、あそこを切って、もみじを植えたらちょうど今の時期は赤く染まって見晴らしもいいだろうなと、そしてまたレーザーガンの通路にも邪魔にならないし、何とか客もふえるのではないかという気がいたしますけども、その辺は部長、いかがですか。 135 ◯都市整備部長(林田敏郎君)[ 208頁]  議員御指摘のとおり、レーザーガンコースも開設後10数年経過して、樹木も大きくなり過ぎているようでございます。指定管理者であります諫早市小長井振興公社と施設利用の影響について協議しながら、支障木の剪定や樹木の伐採等について検討していきたいと思っております。  また、もみじ等の植栽についてでございますけども、現在森山ふれあい公園とか、宗方公園とか、白木峰高原などは民間ボランティアの方で、桜とかもみじとかの植栽も行われていたようでありますので、今後指定管理者と地元団体とも協議しながら、検討してみたいと考えております。  以上です。 136 ◯土井信幸君[ 208頁]  樹木を切っていただければ確かに私も地元の団体、例えば自治会なんかにも働きかけながら、植栽には応援をしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  続いて、スポーツによるまちづくりでございますけども、競技場のイベントは県に予定がないか相談するということでございますけども、市として何もしなければ面倒くさくないと、何もしなければですね。一番いいと思いますけども、そういう活性化という点では全く何の刺激もないと。長い目で見ればずっと衰退していくのではないかという気がするのです。それで、市が計画をして競技団体が実行すると。どこが主体性を持つかというのが一番肝心なことではないかと思うのですけども、もっと踏み込んで積極的な考えと行動をお願いしたいと思います。  オープニングでするのか、フィナーレでするのか、両方するのか何かお願いしたいと思いますけども、いかがお考えですか。 137 ◯教育次長(平古場豊君)[ 208頁]  先ほど平成7年まで旧諫早市で運動会があっていたということをおっしゃいましたけど、僕の記憶では多分平成4年まで市民憲章推進協議会による運動会を実施していたというふうに思っております。その当時の市民運動会が中止になった経過をお話しすれば、どうしても地域の運動会で毎年開催をしているのは、その当時から小野地区だけが運動会を開催して、ほとんどが隔年開催をしていると。そういう中で、選手集めに非常に苦労しているという中で、中止になったというふうに記憶をしているところです。  議員御提案の市民運動会も一つのアイデアとしてはすばらしいものがあろうかと思いますが、実施に向けては各町での運動会も隔年開催とかありますので、難しい部分があろうかと思いますが、何らかの形で関係するイベントができないかは研究してみたいというふうに思っております。 138 ◯土井信幸君[ 209頁]  駅伝のことについてもう少しお尋ねいたします。  これは2つの駅伝が統合になりましたけども、有喜であった駅伝は結構アップダウンが激しくて、コースも長いということで、市民駅伝は短い距離で平たんなコースということで、全く違う特色があったのですけども、それが1つになったということは、当然予選をしてのことですから、チーム数は一緒と思いますけども、もしチーム数が少ないということであれば、統合するよりも、何とか残しながら他に働きかけてチームを勧誘をするということが大事ではないかと思うのです。もう先ほど言ったように、高校生、中学生が張り切っても大人は全く張り切っていないではちょっとみっともないと。そういうことで今駅伝とか長距離は非常に日の目が当たっておりますので、それで三菱とか、あるいはいろいろチームがありますので、そういうチームを勧誘をして諫早をPRすると、この大会をPRするというのが私は筋ではないかと思うのです。ただ両方統合して、これでいいよということではちょっとやっぱり筋が違うのではないかと思うのです。  それと、今度多分もう変えられないでしょうから、競技場になると思いますけども、改修になれば当然またできないのですね。そのときにはぜひ市内のこのあたりを周回コースでしていただければ、また駅伝の周知も、PRもできるのではないかと思うのですけども、その辺はどうでしょうか。 139 ◯教育次長(平古場豊君)[ 209頁]  1市5町合併する前まではこの駅伝大会は諫早・北高駅伝競走大会ということで開催をしておりました。一番最初に、今パルファンがありますけど、そこに諫栄映画劇場がありまして、小長井町までの往復で諫早・北高駅伝競走大会があっていたということを聞いております。私の記憶に諫栄映画劇場の前でスタートを応援した記憶があります。いつから国道251号に変わったのかはちょっとわかりませんが、それについても交通事情により、今のコースに変更になったということでございます。  そのコースにつきましても、最初は愛野展望台の折り返しでございました。それも警察からの指導によりまして、国道を交差することについては警察としてはなるべく許可をしたくないということで、あの唐比のガソリンスタンドのところを1回左へ入りまして折り返すみたいなコースですね。警察の指導が厳しくなりまして、ロードでの競走は難しい部分があっております。今1市5町ですけど、旧町の中からは出場できない地区も出てきておる状況でございまして、議員のようにかなりハーフを走れる方は満足できないかもしれませんけど、そういう実情の中で、より多くの市民で駅伝競走大会をしたほうがいいのではないかという思いで今回変更したので、その辺は御理解をいただきたいと思います。 140 ◯土井信幸君[ 209頁]  確かに国道は非常に危ない面があります。それはもう私も承知をしております。ただ他でもそういう大会がいっぱいあっておりますし、県下一周駅伝競走大会も国道を走りますから、諫早の大会も縮小するのではなくて、もっと他に働きかけて、大きな大会になるように努力をしてもらいたいと、そういう努力が私は足らないと思うのです。そういう点でぜひ、今ここで結論を出すわけではありませんけども、御一考をお願いしたいと思っております。  続いて、イメージキャラクターの話ですけども、国体になると多分、県でもイメージキャラクターをつくると思います。  ちなみに、昨年の新潟国体は鳥のトキにちなんで「トキめき国体」ということでした。ことしは大分の県の鳥にちなんで「めじろん国体」ということでございますけども、それはそれとして、市は市として末永く使えるようなイメージキャラクターを公募すれば、また興味もわきながらPRになると思うのです。  先ほど言いましたように、何もしなければ無難で何もないということでございますので、何かアクションを起こして初めて活性化になると思いますけども、その辺はいかがでしょうか。 141 ◯商工部長(才木雅人君)[ 209頁]  いろんなものでどうPRをしていくかということを十二分に研究をしてみたいと思います。 142 ◯土井信幸君[ 210頁]  それでは、最後になりますけども、日本一が何カ所かあるということです、オガタマノキとかミサオノキとか、私、ミサオノキというのは初めて聞きましたけど、行ってみたいと思っております。  そういうことで、日本一となると話題性があるわけなのですよね、マスコミも飛びつくといいますか、PRしてくれると。私、以前旧町時代に、何かギネスに挑戦ということで、世界一、日本一に挑戦してはどうかと。例えば山茶花高原のたこ揚げ大会で連だこ世界一に挑戦とか、あるいはあそこの傾斜を利用してそうめん流しの日本一をどうかと、そういうことを提案した覚えがありますけども、常々何かそういうことができれば話題性があってPRになるのかなという気がいたしております。  何もしなければ何もないということでございますので、ぜひいろいろな観点からPRについて、あるいは活性化について努力していただきたいと思っております。  以上で質問を終わります。 143 ◯副議長(水田寿一君)[ 210頁]  以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。  次の本会議は12月8日定刻から開きます。  本日はこれをもって散会いたします。御苦労さまでした。                 午後4時6分 散会
    Copyright © ISAHAYA City Assembly All rights reserved. ページの先頭へ...