• 夜間中学(/)
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  1. 諫早市議会 2006-09-04
    平成18年第3回(9月)定例会(第4日目)  本文


    取得元: 諫早市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    ▼ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時 開議 ◯議長(古川利光君)[ 107頁]  おはようございます。これより議事日程第4号により本日の会議を開きます。  日程第1「市政全般に対する一般質問」に入ります。  これより順次発言を求めます。まず、笠井良三議員。 2 ◯笠井良三君[ 107頁]  おはようございます。12番、新風クラブ笠井です。質問通告書に基づきまして質問をさせていただきます。  第1番目ですが、小長井・高来地域体育館建設についてでございます。  このことにつきましては、昨年12月に市長の方からこの小長井・高来地域に体育館をつくりたいということで表明がなされまして、その後、地域の声を聞くということでずうっと進められてきております。そういったことで、地域の候補地も出されておると思いますし、その建設場所について、現在市当局の方でどのように検討をされておるのか、お伺いをいたします。  2番目でございます。スポーツ競技施設整備について。  このことにつきましては、総合的な整備を行うという方針の中で、具体的に質問をさせていただきます。  1番目に、各種市営スポーツ施設の日曜日等の利用状況はどうなっているか、このことについて御答弁をいただきたいと思います。  2番目に、早急に整備が必要な施設、あるいは不足しているというふうに思われる施設についてどのような計画になっているか、お伺いをいたします。  3番目に、ソフトボール球場、テニスコートなどは今回国体種目の招致として県下ナンバーワンの施設整備を図ってもらいたいというふうに思っておりますけれども、このことについてどのようなお考えがあるかお伺いいたします。  次に、3番目でございます。高来西小学校建設について。  このことにつきましては、18年度の当初予算より設計予算を組んでいただき、その後、来年度には建設着工というふうに私たちも認識を持っているところでございますが、この計画がどのように進んでいるのか、説明をお願いしたいと思います。  以上につきまして、御答弁をお願いしたいと思います。  答弁によりまして、再質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 3 ◯市長(吉次邦夫君)登壇[ 107頁]  おはようございます。笠井議員の御質問にお答え申し上げます。
     ただいま小長井・高来地域の体育館の建設の問題でございます。  現在、いろいろと御論議をいただきまして、最終的にまだ場所は決定していないわけでございます。  私は小長井・高来地域を見て回りまして、この辺はきちっとした体育館がないということで、選挙の公約といたしまして、ぜひ体育館をつくりますよということを申し上げてまいりました。これは必ずつくってまいります。ただ、場所の問題につきまして、いろいろ御論議があっているようでございますので、いずれこの点につきましては、国体の開催協議の問題もいろいろあろうかと思いますけれども、いずれきちっと場所を選定して建設をしていきたいというふうに考えているところでございます。いましばらくお待ちいただきたいと思います。  それから、この各種スポーツの施設の整備の問題でございます。  体育館とか、それからソフトボール場だとか、いろんな施設がございますが、やっぱり土曜日曜は非常によく使われております。特に最近は、体育館に行きますと、お年寄りの方も卓球とかなんとかやっておられるんですね。非常に盛んでございまして、スポーツの中では卓球なんか手軽にできますけれども、本当は一番激しいスポーツですね。そういったものをもう70、80のおばあさんたちがやっているということで、本当に感心をしているわけでございますが、これも健康づくりの一つであろうというふうに思っております。そういったことで、大変利用されているわけでございます。  それから、この建設の問題でございます。  今現在、私の頭の中に想定いたしておりますのは、やっぱり久山の埋立地を利用すべきかなと、もともとこれは計画がございましたので、この辺を新野球場だとか、あるいは体育館だとか、体育館もそこに持ってくるかどうかわかりませんが、いずれにしても、そういったことを考え、そしてまた、ソフトボール場、それからテニス場ですね、そういったものも、さっきおっしゃいました県下ナンバーワンの施設整備ということで、ナンバーワンになるかどうかわかりませんが、そのような気持ちで整備をしていかなければならないと思っているわけでございまして、市内の体育館ももう老朽化しております。市内というのは、今高城公園の中にございます。これも移設して、そういったものはきちっとした体育施設をつくるべきではなかろうかなと思っているわけでございまして、今後とも皆様方の御意見等々も承りながら私は整備をしてまいりたいと考えているところでございます。  それから、高来西小学校の問題は、これは予定どおりつくりますが、具体的な問題、スケジュールにつきましては、教育長の方から答弁させたいと存じます。  以上でございます。(降壇) 4 ◯教育長(峰松終止君)[ 108頁]  それでは、高来西小学校の建設に関する質問にお答えをいたします。  老朽化した学校施設の改築、あるいは耐震化、大規模改修などを計画的に進めるために今後10年間における諫早市立小・中学校整備基本計画を本年6月に策定しました。これに基づきまして、さきの6月議会で真城小学校の増築事業及び喜々津中学校の耐震調査業務とともに高来西小学校の移転改築のための設計業務について予算計上を行ったところであります。  今後の具体的な設計業務につきましては、学校現場やPTAを初め、地域の皆様とともに協議をし、地元木材の使用を検討するなど、潤いのある教育環境の実現を念頭に設計を進めてまいりたいと考えております。本年度から国が一部補助金制度を交付金化する制度改正を行っており、国の新しい制度を精査しながら学校施設の整備充実のための財源確保に努め、本年度中に設計をまとめ、19年度に建設工事に着手、21年度中の移転開校を目指し、目標に事務の推進を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 5 ◯笠井良三君[ 108頁]  一通りの答弁をいただきました。  まず、再質問をさせていただきます。体育館建設についてでございます。  市長の答弁で、高来・小長井地域に体育館をつくりますということでございますので、私たちも本当に喜んでいるところでございます。  実は、この地域でいろんな意見、検討会をしているわけでございます。これは小長井、高来両町で検討会をいたしました。そうしましたときに、高来町においては、過去6回会議を行ったわけでございますけれども、これは地域審議会委員の皆さん方、それからスポーツ団体の方、それに我々議員まで巻き込んでということで会議をいたしました。そのように非常に重要な課題ということで、私たちもとらまえているところでございます。  そういった観点から再質問をさせていただきます。  諫早市の総合計画を発表してある中で、やはり地域のまちづくり方針というものは、これは明確に打ち出されておるわけですけれども、その中でもやはり諫早湾干拓に伴って出現した広大な干陸地、この干陸地を利用した地域の活性化というものを当然まちづくりの推進として方針がなされていると、このように思っているわけでございます。  そういったときに、今回の体育館建設は当然ながらそこを中心として建設も考えるべきではないだろうかというふうに思うわけですけれども、その点行政の基本的な考えというものについて教育長はどのようにお考えなのか、お伺いしたいと思いますけど。 6 ◯教育長(峰松終止君)[ 108頁]  ただいまの笠井議員の体育館建設と干陸地の利用についてという意味でしょうか、そういった面についてお答えを申し上げます。  干拓事業によりまして出現した干陸地の利活用に,つきましては、総合計画の中で観光、レクリエーション拠点づくり、あるいは自然干陸地利活用推進をうたっております。これらは干陸地を資源として位置づけてまちづくりのために利活用しようとするものでありまして、旧高来町時代からコスモスまつりとか、あるいは菜の花クロスカントリーなどが行われてきております。  干陸地の利活用につきましては、いろいろな課題もあると思いますので、体育館建設が可能かどうか調査をしてまいりたいと考えておるところでございます。  以上です。 7 ◯笠井良三君[ 109頁]  干陸地を利用した体育施設ということでお尋ねをいたしましたけれども、この検討委員会の当初から高来町ではここの干陸地を利用して体育館を建設してほしいと強く行政に対して要望を打ち出していたわけですけれども、その検討委員会の開催されるごとに、やはり干陸地には物は建てられない、許可がおりない、このような行政の法律に基づいた答弁といったことで、そのような方向でどうしてもここに集約できないというのがあったわけであります。  確かに、今後どういう形になっていくのかわかりませんが、やはり町民としてはそこにつくっていただきたいということで意見を出しておるわけですけれども、どうしてもそういう受け入れができないと。住民の意向にこたえられないという点が多々あろうかと思います。この件に限らず、いろんなことでやはり市民とのその辺のギャップはあるんじゃなかろうかと思いますけど、その点についてどういうふうに思っておられるかお伺いいたします。 8 ◯教育長(峰松終止君)[ 109頁]  ただいまの件でございますけれども、小長井・高来地域体育館につきましては、この地域に公式競技が開催できる体育館というのが今までございませんでした。そこで、スポーツの均衡ある発展のために建設を急ぎたいとは考えております。  候補地については、先ほど検討委員会というのをおっしゃっておりましたけれども、小長井地域及び高来地域におきまして、長里の農協用地、それから、金崎の干拓資材置き場の絞り込みがなされておりまして、それぞれ報告をいただいているところでございます。  議員おっしゃるとおりに、どうしてできないのかというところは、総合運動公園の隣接地のことと思いますが、高来地域の最終の検討会では、三つの候補地のうち一つとして検討された結果、整備期間の問題や法的な課題で残らなかったと聞いておるところでございます。  できない理由としましては、いろいろ市の方も調査を行っておるわけですが、潮受堤防内の管理については、現在農林水産省と国土交通省が協議をなされておりまして、まだ結論が出ていない段階でございます。  このような状況の段階でそこにつくるということはなかなか適当ではないのかなと考えているところでございます。  農林水産省、国土交通省の協議の進捗状況を見ながら検討してまいりたいと考えております。  以上です。 9 ◯笠井良三君[ 109頁]  いろんな法的なことでいくと非常に難しい面があるということで、私たちの検討委員会といたしましても、それでは許可にならない、時間がかかるということでもう断念せざるを得なかったということがありまして、別のところに決定をいたしたわけでありますが、住民の声といたしまして、どうしてもここにつくってもらいたいということで住民の声が強うございます。とにかく住民の声としては、地域住民は、体育館建設は、高来町ふれあい会館の下の黒崎地区になりますけれども、本当に地盤のいい干陸地があるわけです。目的を持って新たに埋め立てを申請して、早く手続をしていけば可能ではないだろうかなというふうに思っているところでございます。  この件につきましては、これはもう市長を挙げて何とか検討していただけないだろうかというふうに切に思うもんですから、ここの議会の一般質問でお願いをいたすところでございますけれども、この点について市長どのようにお考えか、見通しがどうなのか、その辺をお伺いしたいと思いますけど、よろしいでしょうか。 10 ◯市長(吉次邦夫君)[ 109頁]  この干陸地は、現在海でございます。グラウンドができましたのは、海の埋め立て申請をいたしまして、あるいは県と国との協議の中でこれはできたわけですね。  先ほど教育長が申し上げました農林水産省と国土交通省の協議の段階というのは、この潮受堤防までの調整池だとか干陸地の管理をどこでするかというのが今協議中でございまして、仮に国土交通省になりますと河川敷ということになるわけですね。そうした場合には、埋め立てではなくて河川敷をどのように利用するかということで、そういった場合には、これは私もきちっとした法律を調べてございませんが、例えば、グラウンドなんかはいいんでしょうけれども、構造物ができるかという問題もあろうかと思いますね。  だから、その辺はどういう手続、本当に可能かどうかと、もう少し研究する必要もあろうかとは思っております。  いずれにいたしましても、小長井地域、高来地域の住民の方々がよかったと言えるような場所をきちっとして、やっぱりそこに体育館をつくってまいりたいというふうに考えているわけでございまして、今の件についてはもう少し研究もしてみて、そしてまた、いろいろと所管のところとも協議をしてみる必要はあろうかとは思いますけれども、いずれにしても、そういった状況でございます。 11 ◯笠井良三君[ 110頁]  ただいま市長の方から検討してみたいということでございます。  どうしてもここに東地区の東部総合運動公園としてひとつ考えてもらいたいと、このように思っております。中央の方は久山、あるいは多良見なごみというふうに土地もあるようですけれども、東部の総合運動公園としても整備を図っていただければと重ねて思うもんですから、体育館をこの際隣接をしてやった方が一番活性化につながるというふうに思っているところでございます。  この体育館建設につきましては、やはり我々当議会でも同僚議員からもどうなっているのかということで高く関心がありますし、やはり地元議員としても一定の方向性を議会で打ち出して検討していただかなければ、これは取り残されてしまうということで質問をいたしているところでございます。  干拓事業が19年7月、来年の7月に完了いたしますと、そうしますとこの干陸地は恐らく、どういう扱いになるのか、国土交通省の扱いになれば物は建てられないということで、本当に時期的にタイムリミットだということで今回の議会で私はこのようにしているところでございますので、早急にできるのかできないのかということについては調査をしていただきたいと、このように思います。  それから、費用の問題が非常に取りざたされます。この費用の問題は一々こう考えよりますと、地域の活性化というものは本当におくれてしまうわけです。そして、例えば、山手の方に土地があるから、そこに建てろとかということも出てくるわけですけれども、そういったことではなくて、この体育館建設につきましては、やはり諫早市の今後の発展のために考えていただきたい。  「ひとが輝く創造都市」を目指してこういう計画を立ててもらいたいんですよ。市長その辺を十分考えていただいて検討していただきたいと思います。  これはもう答弁は要りませんので、検討するということでございますので、ひとつよろしくお願いいたします。  次に、スポーツ競技施設についてでございます。  このことにつきましては、私も日曜日よくグラウンドに行くわけですけれども、日曜日はもうほとんど詰まっております。もう借りたいんだけれども、グラウンドがないと。クラブの関係者からそういうふうに言われております。非常に足らないわけですね。そのことで、もうこれは実態は関係者はおわかりと思いますので、ぜひ早急に考えていただきたいというふうに思います。  それから、ソフトボール球場のことで申し上げておきたいと思いますけれども、今あそこの干拓の里と併設であるわけですけれども、非常に環境的にも本当もう悪い環境になっておりますので、早急にソフトボール球場については進めていただきたいなと思っているところでございます。  まず、ソフトボール球場、県下回ってみますと、どこも満足した球場はありません。これは長崎市内でも国体を開催されるような球場はございません。だから、諫早市にゆだねてくることがあると思いますけれども、そういったことで、県下ナンバーワンソフトボール球場ができれば、一番中央部としていいんではないかと。それで、国体選手あたりも非常にそのように要望しております。そういったことで検討をしていただきたいと思います。一応そういうことで要望をいたしておきます。  3番目の高来西小学校の建設についてでございます。これにつきましては、今年度来年度ということで予定をしていただいておりますし、本当地域の親、子供、今安心しているところでございます。学校ができるということで大変喜んでおりますので、早く説明等もしていただいて、早急に予定どおり進めていただきますように要望をいたしまして、質問を終わります。どうもありがとうございました。 12 ◯議長(古川利光君)[ 110頁]  一般質問を保留し、しばらく休憩いたします。                 午前10時27分 休憩                 午前10時41分 再開 13 ◯議長(古川利光君)[ 111頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  次に、宇戸一夫議員。 14 ◯宇戸一夫君[ 111頁]  19番の宇戸、新風クラブでございます。さきに質問されました笠井議員が同じ新風クラブでございますが、非常に回答がよかったもんでスムーズに終われましてから、私はどうなるかわかりませんが、私もそれなりにいいお答えを願いたいと思っております。  4点ほど今回質問をしたいと思っております。  1番目は、現在係争中、市が相手方から提訴されている件数、どういう内容についてされているか。私も2件ほどは知っているんですけど、そのほかにあるかどうか、その件数と内容、中身はいろいろ問題がありますので、言われないと思いますが、どの辺まで進んで、もう終わりの方にあるのか、結審の方向にあるのか、あるいは和解とか、あるいは調定とか、そういうところまであるのかとか、話されたら話してもらって、話されないということだったらそこまでで結構でございます。  2番目、山の手の土地区画整理事業でございますが、これは野村儀平市長の時代の遺産と思いますが、昭和35年ぐらいに土地区画整理事業ができまして、その後目立ったというか、どういうことをされているのかですね。そして、その土地区画整理事業の目的は何だったのか。現在でもどこまでやられているのか。広い面積でございます。約100ヘクタールというふうに聞いておりますが、今後どうするのか、その辺まで含んで計画を立てた時点と現状はどうなっているのか、今後どうするのか、その辺でお願いをしたいというふうに思っております。  3番目は、これは、はり・きゅう施術費支給事業、それと福祉休養費の支給事業でございますが、これは高齢者等の健康福祉づくりの推進事業というふうなことで私は書いております。  というのは、国民健康保険は800円が支給されておりまして、国民健康保険以外の方については500円というふうなことで適用されております。この違いは何なのかということと、その後の支払いの手続の方法、国保と国保以外の分については違うということですね。それと、その支給の中に福祉休養事業費ということで、おふろに入った場合に補助をするというのがあります。17年度は1回最高が500円とかいうことがありまして、18年度になって100円になっております。変わっておるわけでございますが、17年度から18年度変わっておりますが、この周知はなされたものかどうか。  それと、高齢者等の健康福祉づくり推進事業というのは規定があります。この規定の改定はなされているのかどうかですね。ただ、18年度の予算を見ますと、はり・きゅうについて500円と、そしてあとはふろについては100円というふうなことでうたっておりますが、現在私たちがもらっている規定の中には17年度の分でございますので、はり・きゅうが1回500円というふうに書いてあります。だから、その辺の周知の徹底とその規定の関係、その辺はどうなっているのかということでございます。  それと、支払いの支給のことなんですが、国保の分については、要するに行った患者さんが申請書を書いて、そのはり・きゅう院で書類によって差し引いてもらって、2,000円かかったら800円のあと1,200円だけ払って帰っておられるということでございますが、国保以外の分については、500円は各自が市役所なり出張所なりに行って手続をせんとそのお金は本人さんには還元できないというふうな支払いの状況になっているようでございます。この辺はそうですね、これはまた質問しましょう。とりあえずその辺の違いはなぜなのか、お尋ねしたい。  4番目です。文化財等の指定、保護(管理)についてでございますが、長田地区についても御手水観音さんというのがありまして、そこで、その観音像に行きまして見よったら古い額があったもんで、何だろうかと思ったら、御手水観音の石仏が史跡として第1号であったもので、そこで気づいて今回質問をするようになったんですけど、現在、国、県、市、多分指定がされていると思いますが、その指定の状況、それと伝統芸能というのが多分あると思いますが、それはどことどこなのか、件数と場所、名称、そういうことをお尋ねしたいということでございます。  また再質問は後でやりたいというふうに考えております。  以上でございます。 15 ◯市長(吉次邦夫君)登壇[ 112頁]  宇戸議員の御質問にお答え申し上げます。  1番、2番、3番につきましては、担当部長の方から答弁させたいと存じます。  文化財の指定、保護についてでございます。  御承知のとおり、文化財には大きく分けますと寺社仏閣などの建造物のように形として残っている有形文化財と伝統芸能などの無形文化財がございます。それぞれに地域の特性や歴史を物語る大切な財産として、過去から現在に受け継がれております。さらに、未来に引き継いでいくことが私たちの責任であると考えております。  各地域や所有者におかれましては、それぞれに工夫を凝らされ、これらの保存、継承に取り組んでおられますことに、関係各位に改めて敬意を表するところでございます。  文化財の保存、継承につきましては、行政主導では一慨には難しく、地域ごとに貴重な財産として認識をいただき、特に伝統芸能などにつきましては人づくり、地域づくりの観点から、今後とも地域ごとの取り組みを通じた継承活動をお願いいたすところでございます。  いずれにいたしましても、現在、新市における文化財の保存、保護と継承につきまして教育委員会で作業が進められておりますので、今後その中でよりよい方針が打ち出されるものと考えているところでございます。  詳細につきましては、教育長の方から答弁させたいと存じます。  残りの部分については、それぞれ担当部長の方から答弁させたいと思います。(降壇) 16 ◯教育長(峰松終止君)[ 112頁]  それでは、宇戸議員の文化財の件についてのお答えをいたします。  現在、本市には国、県、市指定、この文化財が全部で81件ございます。その内訳は、国指定が5件、県指定が17件、市指定が59件となっております。それぞれに地域の所有者及び管理者において適正管理に取り組まれておるところでございます。  次に、無形民俗文化財である伝統芸能につきましては、県指定が飯盛の「田結浮立」、小長井の「井崎まっこみ浮立」、この2件でございます。市指定が森山の「本村浮立と白塔掛け打ち」の1件、合計で3件文化財に指定されております。  以上でございます。 17 ◯総務部長(宮本明雄君)[ 112頁]  係争中(裁判中)の案件についてということで、私の方からお答え申し上げます。  現在、本市が当事者となっております訴訟は4件でございます。年次別に申し上げますけれども、平成14年7月25日、約4年前でございますけれども、提起されておりました旧飯盛町水道管に関する訴訟の概要でございますけれども、本件は宅地造成工事及び水道管の漏水により、原告所有の居宅等にひび割れ等が生じたとして、宅地造成業者及び旧飯盛町を被告として約3,500万円を請求する訴えが提起されたものでございます。  合併に伴いまして本市が訴訟を継承し、係争中でございましたけれども、去る8月31日、つい最近でございますけれども、長崎地方裁判所で本市に対する原告の請求を棄却する旨の判決がございました。なお、控訴期間というのが2週間ございますので、まだ判決が確定をしているというわけではございません。  次に、平成17年3月25日、合併直後でございますけれども、提起されました森山町ため池に関する訴訟の概要でございますが、本件は原告の父が昭和16年に建設されました江湖第二ため池、現在の諫早市森山町上井牟田字江湖に提供した土地の所有権及び水利権の確認と旧森山町が行っておりました国土調査の成果に誤りがあったとして、更正手続を旧森山町に求めたものでございます。旧森山町における対応の遅延等を理由に総額400万円の慰謝料を請求する訴えが提起されたものでございます。現在、9回ほど弁論準備、書面ですけれども、が行われております。  次に、平成17年6月13日、約1年3カ月ほど前でございますけれども、県央開発ゴルフ場に関する訴訟の概要でございますけれども、本件は平成2年ごろ3名の原告が役員を務めている会社のゴルフ場開発資金について、金融機関からの融資の際の保証人となっておりますけれども、社会情勢の変化などを踏まえ、市の見直し方針により損害をこうむったとして総額1億6,000万円の賠償を請求する訴えが提起されたものでございます。現在、9回ほどの弁論準備、書面での準備が行われております。
     最後に、平成18年5月25日、4カ月ほど前になりますけれども、提起されました飯盛町防火水槽に関する訴訟の概要でございますが、本件は平成17年5月16日、本市飯盛町後田の防火水槽に5歳の児童が落ち、同日死亡したことにつきまして、当該防火水槽の設置及び管理上の瑕疵が存在したことにより本件事故が発生したとして、総額6,800万円、慰謝料を含んでおりますけれども、賠償を請求する訴えが提起されたものでございます。この件については現在1回準備書面といいますか、弁論準備が行われていると。  いずれの訴訟におきましても、代理人でございます弁護士をお願いして訴訟手続を継続している状況でございます。  私の方からは以上でございます。 18 ◯都市整備部長(廣田陽一郎君)[ 113頁]  それでは、2番目の山の手土地区画整理事業につきまして御答弁を申し上げます。  この土地区画整理事業についてでございますが、昭和32年に発生しました諫早大水害で甚大な被害を受けました本明川沿いの区域において、県施行によります諫早水害復興土地区画整理事業が実施され、この復興事業の事業効果を増大させることを目的としまして、昭和35年12月に山の手地区として区画面積99.6ヘクタールを計画決定いたしております。  このうち14.8ヘクタールにつきましては、国道207号の早期整備と、それから水害復興事業との一体的整備を図るために、諫早中央地区土地区画整理事業としまして、昭和36年から昭和43年にかけまして総事業費約3億7,000万円を投じまして事業が完了しております。  土地区画整理事業の決定区域における規制内容といたしましては、都市計画法に基づきまして建築制限がかかり、具体的には、建築物の主要構造物が木造鉄骨づくり、コンクリートブロックづくりで階数が2階以下で、かつ地階を有しないものでなければなりません。規制の内容から申し上げますと、木造2階建て程度で一般住宅であれば建築可能となっております。  未施行区域である84.8ヘクタールの今後の対応といたしましては、他の主要事業との優先順位や財政状況を踏まえ、区画整理事業の必要性やまちづくりの整備手法を検討していく必要があると考えております。  以上でございます。 19 ◯健康福祉部長(森  誠君)[ 113頁]  質問3点目のはり・きゅう施術費支給事業と国民健康保険事業の違いということでございますけれども、国民健康保険事業で実施いたしておりますはり・きゅう施術につきましては、国民健康保険の被保険者に対しまして診療報酬以外のはり・きゅう施術に対する助成ということで実施をいたしておるものでございます。  利用は1日に1回で、初日の日から1カ月以内は15回、2カ月目以降は月10回までを限度といたしております。それに対する補助でございますが、1回当たりの助成額は800円でございます。これは国民健康保険の保険者として医療費を抑制する目的で助成をいたしておりまして、県下では対馬市を除く全市で実施をいたしております。  これに対しまして福祉事業として実施をしておりますはり・きゅう施術費支給事業は、合併調整によりまして65歳以上で国保の被保険者でないものに対して助成をする制度として発足したもので、利用は月4回までを限度といたしております。1回当たり500円を限度とする利用料の半額について補助をいたしております。  福祉事業は、国民健康保険を除く医療保険の補てん事業として実施しておりまして、実施市は少なく、諫早市、島原市、雲仙市、壱岐市の4市のみが実施している状況でございます。  それに対する支払いの方法はどうなっているかという御質問でございますが、国保事業につきましては、議員から御紹介ございましたように、施術費から補助の800円を差し引いた金額を利用者本人が鍼灸院で直接支払っていただいております。鍼灸院では一定期間利用分をまとめまして市へ請求し、市が鍼灸院へ支払いをいたしているという状況でございます。通常この支払い方法を委任払い方式というふうに申し上げております。  これに対しまして、福祉のはり・きゅう施術費支給事業は、一たんは個人が施術費の全額を鍼灸院で支払っていただいた後、本人が月分をまとめて市へ請求し、市が個人の通帳へ補助額について振り込みをいたすような制度といたしております。この支払い方法は通常償還払いと申し上げますが、利用者の方の事務処理が少なくて済むように、市役所に来庁の機会があるときに数カ月分をまとめて請求ができるようにしたりとか、家族の代行申請、初回のみの保険証や預金通帳の確認など、できるだけ利用者の御不便を緩和するように配慮はいたしてきているところでございます。  それから、福祉休養費の支給事業についてでございますが、これは平成17年度までは健康づくりのための福祉休養費支給事業として、65歳以上の方を対象に唐比温泉センターに限定をした入浴料の半額補助をいたしておりました。  この事業につきましては、地域限定ということもございまして、17年度末で調整期間ということで一応終了いたしております。  ただし、平成18年度においては介護保険制度の改正により創設をされました地域支援事業、この中で介護予防の促進のための事業として市が行う介護予防事業に参加された方への市の福祉関連施設での入浴補助ということで、10月から実施をいたすよう準備を進めてきているところでございます。対象事業は、運動機能や口腔機能の向上などの市直営の介護予防のための事業を予定いたしておりますので、参加促進を含めて対応してまいりたいというふうに考えておるところでございます。そちらの方での周知を現在、当事者並びに市報等で広報を図ってきているところでございます。  以上でございます。 20 ◯宇戸一夫君[ 114頁]  時間がかからない方から先に行きたいと思いますが、係争中の件につきましてはわかりました。ただ、私がここで質問に立ったのは、やはり市民としてどういうふうなことがされているかということを市民自身も知っておかないといかんし、職員は当然知っておらすかもしれんけど、そしてまた、そのことを糧として今後の行政の取り組みに配慮をしてもらいたいということで今回質問をさせてもらいました。  ただ1点、それに対する専門職というのはおられるんですかね。全部弁護士さん任せなんでしょうか。 21 ◯総務部長(宮本明雄君)[ 114頁]  総務課内に法令担当という者が数名おりまして、その中に事務分掌の中で裁判を担当しているという者がグループの中におりまして、その中でこの裁判等をそれぞれ担当していくということでございまして、その準備書面にいたしましても、常に弁護士と打ち合わせをしながら、どういうふうな書面を提出するかということについて協議をしながらやっているということでございまして、弁護士に丸っきり任せているという状況ではございません。  以上でございます。 22 ◯宇戸一夫君[ 114頁]  はい、わかりました。この件については市長もおっしゃっておりますように、安全で安心、事故、事件のないまちづくりにお互いに努めてまいりたいというふうに思っておりますので、この質問については終わりたいと思います。  次に、文化財の指定の件でございますが、例えば国、県、市とありますが、国の場合は国が全部持つんですかね。それとも、県、市も負担をして、例えば修理か何かする場合はするんですかね。その負担の割合はどういうふうになっておるか、お知らせ願いたいと思います。 23 ◯教育次長(平野 博君)[ 114頁]  例で申しますと、女夫木の杉につきましては国の指定でございます。これの管理、補修等につきましては国が2分の1、県が20%相当、残りを市というような形で管理をいたしております。 24 ◯宇戸一夫君[ 114頁]  県の場合はどうなんですか。 25 ◯教育次長(平野 博君)[ 114頁]  基本的には、管理につきましては地元、所有者が主体になります。ただ、大規模な補修等がございました場合には、県の場合はたしか2分の1ではなかったかと思います。 26 ◯宇戸一夫君[ 114頁]  伝統芸能3カ所をお聞きいたしました。それを見ますと、小長井の浮立やったですかね、飯盛のこれも浮立、森山は、これも浮立ですね。それと掛け打ちになっておりますが、1市5町合併したわけで、あと今、小長井と森山は出てきましたが、例えば、諫早、高来、多良見町はないのかと私は単純に疑問を持ったわけでございまして、今ここに網羅されておる中からはないとでしょうね、実際そういうふうに指定されてないわけだから。ただ、私は頭に浮かんだのが、例えば、小野島に行ったら小野島新地節というこれは昔からのがあるんですよね。あるいは川内町行ったら川内町銭太鼓とか、それが対象になるかどうか知りませんが、地元地域のこういうふうな伝統芸能というのは、せめて旧市町の1カ所ぐらいは設置、指定をしてほしいというふうに思っています。今残っているのが諫早市と高来町、多良見町なんですが、その辺は考えはどうなんでしょうか。 27 ◯教育長(峰松終止君)[ 115頁]  おっしゃるとおり現在、指定数は先ほど申し上げましたとおりですが、議員の地域に一つはどうかというようなことはよくわかります。しかしながら、指定をするには基準がございまして、その基準に基づいての指定でございますので、文化財保護審議会に諮問をいたしまして、そして検討していただき、そういう手続が要るのではないかと。そういうふうに十分審議会の意見を聞きながら、取り組むべきものがあれば前向きに取り組んでいきたいと考えております。  以上です。 28 ◯宇戸一夫君[ 115頁]  それでは、基準をお願いいたします。 29 ◯教育長(峰松終止君)[ 115頁]  基準につきましては、現在、諫早市では国が定めております重要無形民俗文化財指定基準、これを基準にいたしております。少し平たく要約して申し上げますと、一つは芸能の成り立ちなどがはっきりしているもの、それから芸能の変遷のありようがはっきりしているもの、次に、地域の特色を示しているものなどを指定の基準としているところでございます。  以上でございます。 30 ◯宇戸一夫君[ 115頁]  非常に基準があいまいで、具体的にはこれということがないので、聞いても私もぴんとこないわけでございますが、私の気持ちとしてはそういうふうな気持ちを持っておりますので、今後ぜひ御検討をお願いしたいというふうに思っております。  それともう一つ、文化財はできておるけど、一覧表はこの市勢概要なんか見ますとわかりますが、それに対するマップとかそういうのはできているんでしょうか。 31 ◯教育長(峰松終止君)[ 115頁]  文化財マップについてでございますが、新市における文化財マップは、現在、文化財全体の調整作業をいたしておりまして、まだ作成には至っておりません。具体的に申し上げますと、まず第1段階としては市の指定文化財の種別、名称、これが1市5町ばらばらでございましたので、今現在、種別、名称などの統一を図って文化財保護審議会に諮問をしており、近く答申がなされるようでございます。その後、種別、名称変更の後、告示を行うことといたしております。  第2段階としましては、新市において新しく指定すべき案件はないか、同じく審議会に図ることといたしております。これらの一連の作業が進み次第、来年度文化財関係の冊子をつくる計画をいたしておりますので、その中に文化財マップも入れ込もうと計画をしているところでございます。  以上です。 32 ◯宇戸一夫君[ 115頁]  我々も近いところはよく知っていますが、あっちこっち、ああ、こういうものがあったんだなあということはなかなか知ることができません。したがいまして、答弁もありましたように、だれでも行ってみたいなというところがどの辺にあるというのがわかるようなマップをぜひつくってもらいたいというふうに考えています。  それと、祭りも各地区にあるわけでございますが、長田地区でいいますと楠木公神社の畳破り祭り、これは非常に珍しいあれで、それとか破籠井の百手祭りというのが特殊な、奇種な祭りがあります。こういうふうな祭り的なもの、これも伝統芸能の中に入るのかどうか知りませんが、評価の対象となり得るのかどうか、どんな見解をお持ちでしょうか。 33 ◯教育長(峰松終止君)[ 115頁]  今おっしゃった二つの百手祭り等なんか伝統芸能の中の範疇だと思います。ですから、もし指定をするとなれば先ほどの基準に照らし、そして審議会の意見を聞きながら進めてまいりたいと思っております。  以上です。 34 ◯宇戸一夫君[ 115頁]  はい、わかりました。  それでは、山の手の方に行きましょうかね。一通りの御回答はいただいたわけでございますが、この当時、昭和35年、野村儀平さんの時代、どんなことをしようと思ってこれをやったわけですか。はっきりわからなかったわけですけど、どうも話に聞きますと、その当時の人口増で宅地不足を来すということ、その当時農林センターとか、あるいは職業訓練所とかそういうのができておるわけですよね。それと長崎からの関係もあって、そういうことというような話も私は、これ本当かどうか知りませんが、聞いたことがあります。だから、言われた趣旨が、私が考えていたのと違ったので今言っているんですけど、それとその土地区画整理事業の町名、何世帯ぐらい実際対象になるんですか。 35 ◯都市整備部長(廣田陽一郎君)[ 116頁]  この事業区域に含まれます町は天満町、城見町、金谷町、泉町、それから福田町、小豆崎町の一部が含まれます。(「世帯は。世帯数も聞いたけど」と言う者あり) 36 ◯議長(古川利光君)[ 116頁]  世帯数。 37 ◯都市整備部長(廣田陽一郎君)[ 116頁]  失礼しました。  これはあくまで推計でございますけど、世帯数が約2,400程度、それから人口的には6,000人ほどということで推定をしております。 38 ◯宇戸一夫君[ 116頁]  世帯数は約2,000ぐらいと。そのくらいかもしれませんが、現在、私が世帯を調べたら大体4,800ぐらいあるんですよね。それからしますと、約40%以上の皆様が要するに規制を逆に受けておるわけですね。3階以上は建てられんわけでしょう。建てられないとですか、どうなんですかね。 39 ◯土木部長(早田 寛君)[ 116頁]  この件につきましては、都市計画法の第53条に規制がございまして、都市計画道路やその他の都市施設、市街地開発事業の区域が対象となります。これにつきましては2階建てまでですね。それから鉄骨づくり、それから地階はだめだということで、そういう条件になっております。 40 ◯宇戸一夫君[ 116頁]  それは都市計画法の第54条でしょう。 41 ◯土木部長(早田 寛君)[ 116頁]  第53条から第54条になります。 42 ◯宇戸一夫君[ 116頁]  第53条は県の許可を受けたらよかということなんですよね。第54条は、今おっしゃった2階建てがいかんとか、そうなんでしょう、その辺はっきりしてください。 43 ◯土木部長(早田 寛君)[ 116頁]  第53条を受けまして、そして第54条の適用になります。 44 ◯宇戸一夫君[ 116頁]  はい、わかりました。  この土地区画整理事業は都市計画事業、市街地開発事業に伴う土地区画整理事業なんですか。それとも、それに関係ないところの土地区画整理事業なんですか、お尋ねいたします。 45 ◯都市整備部長(廣田陽一郎君)[ 116頁]  御質問の趣旨がわかりませんけど、単純な土地区画整理事業でございます。 46 ◯宇戸一夫君[ 116頁]  単純な土地区画整理事業であったら、土地収用法は適用されるんですね、どうなんですか。 47 ◯都市整備部長(廣田陽一郎君)[ 116頁]  答弁が不手際でございましたけど、いずれにしましても、市街化区域内の土地区画整理でございまして、収用法の適用は受けます。(120ページで収用法の適用はない旨の訂正発言あり) 48 ◯宇戸一夫君[ 116頁]  受けるということですね。市街地開発事業ではなかったということですな。それいいですか。 49 ◯都市整備部長(廣田陽一郎君)[ 116頁]  おっしゃるような話になりますと、市街化開発事業の中の一つである土地区画整理事業ということで我々は理解しております。 50 ◯宇戸一夫君[ 116頁]  私も解明があれなんで、もう一回担当の方と詳しく調べて教えてください。中途半端じゃいけませんので、この点については保留させてもらいたいと思いますけど。私の理解がいきませんので。  それと、今後どうするのかということを言われましたが、これ必要だったら計画だけじゃなくて実施計画的にしてもらわんと、ただ計画だけやって何もしてないというのが現状のようでございますが、その辺はどうなんですか。 51 ◯都市整備部長(廣田陽一郎君)[ 116頁]  なぜしないかという話でございますけど、事業費的に考えますと、現在、未施行区域が84.8ヘクタールございます。このことを考えまして現在の南部区画整理事業を参考にしまして算出した場合、事業費的には約1,000億円ほどの事業費が見込まれます。現在の南部の進捗状況や現在の財政状況などを考慮した場合は、今すぐ着手するということは困難であろうと思っております。 52 ◯宇戸一夫君[ 117頁]
     だから、そんなに金がかかるようだったら、これを見直すか廃止にするかしかないわけでしょう、極端に考えたらですよ。そして、この山の手というのは、例えば道具屋さんの方からあの通り、川を沿って本明川の左岸から、あそこの長さに言うたら裏山橋から福田橋、あの付近まで、小豆崎が一部入っておりますが、結構広い土地でもあるし、そして、泉町の川原医院さんから上がったところの左側は狭くて、どうもこうも消防車も通らない。あるいは金谷町の井手歯医者さんから行ったところの右側に上る高台、消防車も入らない、本当に町の真ん中の山手の一番一等地なんです、実際言うたら高台のですね。それが車の軽も入らないというようなところがまだ諫早の方にもあったんかというふうな私は感を受けておるわけでございまして、当然南部の方のあれもしなくちゃいけない事業でしょうが、もしもこういうことで金がたくさん要るということは、これはもうしないということだったら、変更なりあるいは廃止なりの方向で検討してもらえませんか。そうしないと、規制だけ受けて、何も住民としてはよくもならないし、そのままの形で規制を受けるということになるんですよ。どうなんですか。 53 ◯都市整備部長(廣田陽一郎君)[ 117頁]  廃止の件につきましては、過去にも検討をなされております。  現在この廃止の問題でございますけど、県内にも同様な未着手区域がございます。他の都市においても同様の問題を抱えているところでございます。都市計画を決定しまして区画整理を廃止した事業は、現在のところ全く聞いておりません。したがいまして、今後は全国的な長期未着手事業に対する動向や県内の動向を見ながら、事業の見直しや廃止の必要性について検討を行い、将来における事業の方向性を見出していきたいと考えているところでございます。  また、これは区画整理の問題じゃございませんけど、道路の方は今年度全国的に見直し機運が高まりまして、県の方でも本年度都市計画道路の見直しガイドラインを策定したところでございます。  したがいまして、今後、面的な事業につきましても同様の動きがあることを期待しているところでございます。 54 ◯宇戸一夫君[ 117頁]  要するに土地区画整理事業というのは、そしたらあれですよ、土地区画整理事業の目的というのは何ですか。 55 ◯都市整備部長(廣田陽一郎君)[ 117頁]  先ほどの御質問の件を先に答弁したいと思います。  市街地開発事業の一つであります区画整理事業ということでございまして、ほかには新住宅事業や市街地再開発事業、こういうのが含まれます。  区画整理の事業でございますけど、要するに土地の有効利用というか、土地の利用形態を有効に活用しようということが主目的ということで思っております。 56 ◯宇戸一夫君[ 117頁]  大体わかりましたが、さっき補助した分は、要するにそれであったら土地収用の適用は受けないということですよね。  それと、その目的というのは、これは土地区画整理法に載っているんですよね。健全な市街地の造成を図り、もって公共の福祉増進のためにやるということが目的だと私は思っております。そこに書いてあるとおりですな。だからこれをこんな目的でつくったのに、黙ってほうっておいてするのはいかんじゃなかろうかと思いましたので、あえて言っているわけですが、今後見直し、あるいは廃止を含めて検討されるということですので、いつまで大体、長期計画でしょうが、いつまでにどういうふうにやりたいということなんでしょうかね。 57 ◯都市整備部長(廣田陽一郎君)[ 117頁]  期間的には即答は申しかねますけど、とにかく県とか国とかそういう動きということが重要になってきますので、その辺を見きわめながら検討をしたいと思っております。 58 ◯宇戸一夫君[ 117頁]  鋭意努力をお願いしたいというふうに思っております。  次に、3番目のはり・きゅうと福祉休養費支給の状況でございますが、市長が指定された国民健康保険のはり・きゅうの施術者といいますか、何名現在おられますかね。 59 ◯健康福祉部長(森  誠君)[ 118頁]  今、手元にその資料を持ち合わせておりませんので、後ほど答弁させていただきます。 60 ◯宇戸一夫君[ 118頁]  わかりました。  それと、これは健康づくりの方の一環の福祉休養費の件ですが、この規定を見ますと、今部長は唐比センターだけというふうなことをおっしゃいましたが、まず1発目は唐比センターですよね。2番目に、その他市長が心の健康づくりのために資すると認める施設というふうに書いてあります。これはどこですか。 61 ◯健康福祉部長(森  誠君)[ 118頁]  介護保険制度が大きく変わったという部分につきましては、今までずっと説明をさせていただいておりますが、その中で地域支援事業、その中で介護予防事業という部分が大きく転換をするような状況になっております。そういう意味からいたしますと、介護予防の部分で10月から対応いたしてまいりますが、それぞれの施設での元気づくり事業、それから若返り体操サークル事業とか、若返り体操教室とか、おたっしゃクラブとか、いろんな部分を今回10月から実施をいたすようにいたしております。その施設利用につきまして、入浴施設がある部分についてはそれらを併用していきたいということで、現在検討をいたしているところでございます。 62 ◯宇戸一夫君[ 118頁]  いや、それは今後10月からやられるということでしょう。この規定に載っておるわけだから、私がさっき質問した市長が認める施設はどこなのか具体的に教えてくださいよ。 63 ◯健康福祉部長(森  誠君)[ 118頁]  ただいま御答弁申し上げましたように、この規則に基づく新たな施設という分については指定をいたしておりません。 64 ◯宇戸一夫君[ 118頁]  そしたら、この(2)の市長が認めるというのは名目だけだったということですかね。 65 ◯健康福祉部長(森  誠君)[ 118頁]  合併後の調整に基づきます事業でございます。従前このふろにつきましては先ほどから申し上げておりますように、唐比温泉センターのみが事業として展開をされておりました。そして、この鍼灸につきましては高来町と、それから多良見町が実施をいたしておりました。それらの部分をできるだけ新市に引き継ごうということで検討をし、それに基づく規則を改正してきたという状況でございまして、この部分を新市においてどんどんどんどん広げていくかという部分からいたしますと、先ほど申し上げますように介護予防との関係が新たに出てくるという視点もございまして、その辺の調整を図ろうという期間に置いたということでございます。 66 ◯宇戸一夫君[ 118頁]  まだはっきりしないんですけど、この規定をつくるときは、市長はどんな施設を認めようということで、このその他市長が新市の健康づくりのために資すると認める施設と具体的に書いてあるわけだから、どこの施設がこれに該当するのかというのをわからんで規定をつくることはないでしょう。具体的に制定。 67 ◯健康福祉部長(森  誠君)[ 118頁]  先ほどから申し上げますように、介護予防事業をどういうふうに展開していくかという大きな流れがございまして、その実施場所にそのおふろ等々があるかという部分が関連をいたしてくるわけでございます。今回の10月から実施をしていこうという部分につきましては、まずもって市の福祉関連施設と、そこに入浴施設がある部分ということで想定をいたしているところでございます。 68 ◯宇戸一夫君[ 118頁]  過去のことはもうしようないですから、今後はどこで唐比温泉センター以外にやろうとお考えなんですか。 69 ◯健康福祉部長(森  誠君)[ 118頁]  ただいま想定をいたしておりますのは上山荘の南館、それから多良見老人福祉センター、それから森山老人福祉センター、飯盛コミュニティー会館、高来ふれあい会館、小長井さざんか会館、小長井健康センターというふうな部分を想定いたしております。 70 ◯宇戸一夫君[ 118頁]  わかりました。  今度は支払いの方法なんですが、国保の方とその他の方と、要するに委任払いと償還払いがあるということで、国保の方は委任払い、国保じゃない方は償還払いと、福祉休養費まで含めてなっておりますが、市民、あるいは、はり・きゅうに行く人から考えますと、やはり国保並みに委任払いにしてもらいたいというふうな人が多数なんですよね。一回一回書類を書いて市役所、あるいは出張所に持っていって、そして自分の口座に金を振り込んでもらうということが現状なので、この委任払いにできない理由は何なんですかね。 71 ◯健康福祉部長(森  誠君)[ 119頁]  この事業について御説明を申し上げました際に、高齢者福祉事業ということで位置づけておるというふうに申し上げをいたしました。高齢者福祉事業にはいろいろございまして、そのいろんな事業は原則償還払い方式をとるということにいたしておりまして、その辺との関係もございまして、この事業については償還払いをお願いするというシステムにしておるところでございます。  いずれにしましても、高齢者福祉施策と、それから先ほどから申し上げております介護予防事業との関係が大きく変わりつつございますので、全体の関連性を見きわめながら少し、さらに研究をしていく課題ではあろうというふうには思っているところでございます。 72 ◯宇戸一夫君[ 119頁]  償還払いと決めておるから償還払いでしょうが、何で委任払いにならんかというその理由が、まだはっきり部長の答弁で私理解をすることができないわけなんですけど、委任払いにしたら何か不都合かなんかあるんですかね、そんなことはないとでしょう。要するに住民とか市民がそっちの方がいいというのが多いわけだから、その辺は大意をとってそういうふうにぜひ私はしてもらいたいと。いや、法的にそれはできませんよという話だったら、法で決まっておるから、それはぴしゃっとそのとおりに従います。そうでなくて、やはり市民、あるいはじいさん、ばあさんが書いて申請をしなくちゃいけないと。申請はどっちもせんばいかんからあれですけど、やはり委任払いの便利な方に今後検討をしてもらいたいと思いますが、再度もう一回、できない理由をもう少し具体的にしてもらいたい。いや、我々は健康福祉のために金を補助しているとよというのを言いたいのかどうかね。言わんがためにそれをするのであったら、私は何か、それはする人は全部知ってますよ。福祉を諫早市はようやってもらっているなと。さっきおっしゃいましたように、ほかの市でしておるのはあと三、四市しかないわけですから、諫早市がいいことをやっているということはわかるわけですから、その辺どうにかなりませんか。 73 ◯健康福祉部長(森  誠君)[ 119頁]  議員の御意見は十分に参酌をしたいと思っておりますが、福祉制度は原則論を申し上げますと、申請主義でございます。あくまでも申請があって、住民の市民の皆様方の税をもってその方に必要なサービスを提供していくということが原則でございます。先ほどから申し上げますように、福祉の根底が申請主義という部分を原則にしながら、もう少し申請者にとって御負担がかからないような方法、手続も含めて、どういう部分があるか研究をさせていただきたいというふうに思っております。 74 ◯宇戸一夫君[ 119頁]  これ以上いろいろお願いしても、お互い並行線でいくわけでしょうから、今後十分に御検討をお願いしたいというふうに思っております。  それと、おふろの方が前400円やったですかね、500円やったですかね、その付近から今度100円になっておりますよね、18年度から予算が。その辺何でそうなったのか、おわかりだったら教えてください。 75 ◯健康福祉部長(森  誠君)[ 119頁]  先ほどから森山の例示を申し上げておりましたが、唐比温泉センターには1回につき400円補助、月5回までということで、約250万円ぐらいの予算執行がされてきておるようでございます。そういう部分もございまして、全市にこれを広げるということになりますと大きな税の負担も出てまいりますから、その辺の効果をさらに高めていくために介護予防という視点に置きかえながら、この休養費に対する補助を財源としながら新たな事業展開を図っていきたいということで、介護予防の事業に参加していただく方につきまして、おふろの使用補助をいたしていこうという考えでございまして、大体100円から150円の施設で展開をしていくようなことにいたしておりますので、そういう考え方で整理をしたところでございます。 76 ◯宇戸一夫君[ 119頁]  はい、わかりました。  それと、先ほどこの17年度と18年度が変わりましたが、その周知の方法はどんなにされましたか。 77 ◯健康福祉部長(森  誠君)[ 120頁]  森山の唐比センターにつきましては利用者の方々並びに施設につきまして、森山支所を通じまして今後の考え方という分については御説明をさせていただいておるところでございます。  それから、今後10月から実施をいたしてまいります介護予防につきましては、基本健診等々の事業を既に受けていただいてきております。その結果に基づいて特定高齢者、一般高齢者と区分が分かれてまいります。それらの方々に対して個別通知も差し上げていくようにいたしているところでございます。  以上でございます。 78 ◯宇戸一夫君[ 120頁]  これは、はり・きゅうの方の500円は変わりませんが、ふろの方が100円になったということで、前は回数の制限がありましたが、今回は回数の制限はないというふうに聞いておりますが、その辺はどうなんですか。 79 ◯健康福祉部長(森  誠君)[ 120頁]  介護予防制度の方を少し御説明しなければ、なかなか御理解いただけない部分があるのかなと思っておりますけれども、今後事業を展開することによって、その方が介護度が増さないように、できるだけ元気づくりという方向でこの介護予防事業というのを展開してまいります。  そうしたときにはある程度期間を定めまして、専門職の指導をそれぞれの場で提供をしながら展開をしていくということになっておりまして、おおむね3カ月から6カ月程度のプランをつくりまして、その成果を上げていくと。ただ単なる事業展開のみじゃなくて、その事業展開をしたことによっての成果を問うという格好になってきております。その辺との絡みでこの事業も取り組んでいきたいと思っておりますので、おおむね3カ月から6カ月間のワンクールというとらえ方で取り組んでいくために、そういう考え方でおるわけでございます。 80 ◯宇戸一夫君[ 120頁]  はり・きゅうをするところに行きますと、まだこの古いお知らせのあれがあるんですよね。そして、新しいのは全然、18年度にやる予定のことについては書いてないというのがどうも現状のようでございまして、やはり変わったら変わったなりの、これは初めからなかったらいいわけですが、お知らせが前の分が変わったら新しいお知らせ、PRですね、をするのが筋と思いますので、今後はこの変わった時点で患者さんに迷惑がかからないように、どっちがどうやろうかというようなことがないように、ぜひ御配慮をお願いしたいというふうに思っております。  何せお年寄りは字を書いたり、あるいは印鑑を押したりというのがなかなか不得手でございますので、やはり特に高齢者時代になりまして、諫早市も65歳以上の人が20%というふうに聞いております。75歳以上が9.9%ですから、約1割というふうなことを聞いておりますので、やはりお年寄りに優しい市の事務的な処理の仕方とか、そういうふうなところもぜひ今後は鋭意努力をお願いしたいということで、最後はお願いになりましたが、ベルも鳴りましたので、終わりたいと思います。 81 ◯議長(古川利光君)[ 120頁]  宇戸議員、しばらくお待ちください。都市整備部長から答弁の修正を行いますので。 82 ◯都市整備部長(廣田陽一郎君)[ 120頁]  先ほど私の方で土地区画整理事業の中の答弁で、この事業に対する土地収用法の適用があると申し上げましたけど、減歩方式のため収用法の適用はございませんので、おわびして訂正いたします。 83 ◯議長(古川利光君)[ 120頁]  いいですか。(「了解」と言う者あり)  一般質問を保留し、午後1時まで休憩いたします。                 午前11時42分 休憩                 午後1時   再開 84 ◯副議長(川浪昭博君)[ 120頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  次に、山口初實議員。 85 ◯山口初實君[ 120頁]  皆さんこんにちは。11番議員の山口初實でございます。  平成18年9月定例議会に当たりまして、一般質問を行います。  ことしの夏は本当に暑い日が続きましたが、きょうは9月8日です。24節気の一つ、白露となっております。大気が冷えて露ができ始めるころとなりまして、秋が深まってまいります。読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋、実りの秋、収穫の秋、皆さんどのような秋をお望みでしょうか。  さて、市長を初め、当局の皆様におかれましては御健勝にて今次9月議会への対応、大変御苦労さまでございます。  私は今回、大きくは5項目の質問を通告いたしました。1項目めと2項目めは、6月議会に引き続き伊木力ダムにかかわる協定書の推進状況について、3項目めは学校教育について、4項目めは農免農道伊木力第2地区と連結する市道木場線の改修について、5項目めがシンドラー社製のエレベーターの設置状況と安全対策についてであります。  まず、1項目めの伊木力ダム建設に伴う基本協定書の推進状況についてであります。  伊木力ダムに関しましては、6月議会の一般質問に対する市長答弁においてダムの概要及び推進状況について述べられているところでございますが、現在、工事は順調に進められておりまして、来年の1月から試験湛水が始められ、平成19年度に治水、利水、環境の観点から計画をされたダムが完成することになっております。  具体的に質問させていただきますが、この基本協定書は地元の山川内区長、長崎県知事、多良見町長の三者によって平成7年1月26日に締結されたものでございます。  この協定書の中に地域振興がうたわれており、その具体的内容については、地元要望事項に対する回答書及び覚書に示されているところでございます。  協定書にかかわる要望事項は、地元浮揚対策について、農業振興対策についてなど34項目にわたり具体的に取り決めがなされているところでございます。  この34項目については、年次計画に基づき着々と実施されているところでありますが、その中の5項目の未実施事項につきましては、先日地元のダム対策委員長であります自治会長さんを初め、対策委員の皆様より吉次市長へ直接御要望を申し上げさせていただいたところでございます。その節は、市長初め関係各部の皆様には貴重な時間を割いていただき、御対応賜り大変ありがとうございました。  そこで、御要望を申し上げました5項目を含め34項目の現在の進捗状況及び今後の対処計画についてお尋ねをいたします。  まず、実施済み項目についてどのようになっているのか。次に、実施中の項目はどのようになっているのか。次に、未実施の項目についてはどのように対処されようとしているのか。次に、できない項目、いわゆる実施困難なものと判断をされているものはどのようなものが何項目あるのか。
     以上、大きな1項目めの質問といたします。  次の2項目めの、伊木力ダム建設に伴う地元漁協との協定書の推進状況について質問いたします。  この協定書は、平成15年11月6日に多良見町漁業協同組合代表理事組合長と多良見町長の間に結ばれた協定書で、伊木力ダム建設に伴う漁協からの要望事項に対する回答書に基づき誠実に対応することが記述をされております。  要望事項は、一つ、直接被害対策、二つ、喜々津・大草地区漁業振興対策、三つ、伊木力地区漁業振興対策からなり、合わせて45項目の要望事項となっています。  個々の要望事項は、市で実施する項目、県工事として実施する項目など多岐にわたっていますが、新市合併に伴い具体的に新市に引き継がれ、それぞれ具体的に対処していただいている項目も多くあるところでございますが、伊木力ダムは間もなく完成をしようとする今日、本協定書の履行について明確にいたしたいとの漁協関係者の強い要望がありまして、今回一般質問に取り上げさせていただき、当局のお考えをお聞きすることになった次第でございます。  それでは具体的にお尋ねをいたします。  まず、協定書の取り扱いに関する基本的な考え方はどのようになっているのかお尋ねをいたします。  次に、町より新市へ引き継いでいますが、本庁該当部課の認識状況はどのようになっているのかお伺いをいたします。  次に、協定書の中で直接被害、河川水取水などで被害が生じた場合の調査研究を推進することとありますが、調査研究体制はどのようになっており、だれがいつどのように実施するのかお伺いをいたします。  次に、要望事項の1.直接被害対策、2.喜々津・大草地区漁業振興対策、3.伊木力地区漁業振興対策の各項目において、実施済み、実施中、未実施、できない項目は現状どうなっているのかお尋ねをいたします。  次に、大きな3項目め、学校教育についての質問に入ります。  まず、学校教育についてとのタイトルで質問を起こした動機といいますか背景について話をさせてもらいますが、近年、青少年をめぐる事件、トラブルが多発している状況にあります。中学生による幼児殺害事件、女子児童による同級生殺害事件、母親による児童殺害、逆に子どもが母親を殺害する、中学生男子が自宅に放火して家族を殺害する、いじめによる自殺などがほとんど毎日発生していると言っても過言ではない状況になってしまっています。  事件のたびに教育関係者の皆さん、あるいはマスコミは命の教育の重要性を指摘しておりますが、青少年をめぐる事件は後を絶たない状況です。こういう状況を目の当たりにして、何とかしなければ将来の日本はだめになるのではと思っているのは私一人ではないと思います。  もう一つの動機は、皆さん多くの方が読まれているのではないかと思いますが、藤原正彦先生の著書「国家の品格」による影響もございます。  アメリカにおいて30代で3年間の大学での教鞭生活、そして40代でイギリス・ケンブリッジ大での1年間の生活、このことを通じて日本人としての品格ある日本の国家論が述べられているところでございます。この中で、論理と合理ではない、日本人としての情緒と形を大事にしなければならないということに特別共感を覚えたところであります。  そういう中、私自身が学校教育についていろいろと論ずる資格はないかもしれませんが、このように議員としての発言の機会を与えていただいていますので、一市民の立場から、また58年間生きてきた団塊の世代の一人としての憂いとして当局のお考えをお聞きし、皆さんとともに考えてみたいと思います。  そこで、教育こそが国の礎であることは否定できないところであろうと思います。日本が経済的にも社会的にも発展した背景には、学校教育の充実に国家として取り組んできた課程があったことは忘れるべきではないと思います。しかし、その内容実態は、論理と合理を優先する余り、日本人としての情緒と形を大事にされてきたのか、疑問なしとしないところでございます。  今、教育基本法の見直しが国会でも議論がなされている状況にありますが、その議論をするととても30分の持ち時間では結論が得られることではありませんので、日ごろ身近に感じていることに対して4点の質問をさせていただきます。  まず、教育の根幹をなすものは日常の学校生活で活用する教科書であろうと思います。  一つ、教科書採択のやり方、権限についてということで通告をいたしましたが、まず、諫早市としての基本的な考え方をお示しいただきたいと思います。  次に、何年ごとに教科書は見直し、採択されているのか。そして、教科書採択の権限者は教育委員会にあると思いますが、具体的な採択の実態についてお伺いをいたします。選定審議委員会や調査委員会が設定されているのではないかと思いますが、どのようになっているのでしょうか。  次に、ジェンダーフリー教育の問題点についての項目に入ります。  ジェンダーフリー教育が学校教育の中で盛んに取り上げられているように感じます。不公平な男女差別は根絶しなければなりませんが、ジェンダーフリー教育は男女にある性差までも否定しようとしているのではないかと心配をするところでございます。  そこで質問します。ジェンダーフリー教育に対する諫早市としての基本的な考え方についてお尋ねをいたします。  次に、男女混合名簿の活用状況についてお伺いいたします。  次に、愛国心についてお尋ねをいたします。  憲法や教育基本法の見直しの中で、愛国心について議論がなされているようですが、そのことに対しては結論が出ていることでもありませんので、私自身もしっかりと認識していることでもありませんので具体的には触れませんが、私たちは日本人としての誇りと自信は忘れないようにしなければならないと常々思っています。まず、愛国心について諫早市として学校教育においての基本的な考え方、基本認識についてお伺いいたします。  次に、倫理、道徳教育について質問いたします。  日本の学校教育において命の大切さは熱心に教えられているのではないかと思っていますが、誇りや名誉とかの精神的な教育がなされているのか疑問に思っているところです。その結果、日本人はみずからの国に対する誇りの気持ちを喪失している。世界でも71番目と、最下位に位置するほど日本国民としての誇りを失っているとのことであります。そこで、倫理、道徳教育について、諫早市としては基本的にどのように対処されているのかお伺いをいたします。  次に、大きな4項目めの農免農道伊木力第2地区と連結する市道木場線の改修工事について質問いたします。  農免農道伊木力第2地区は、ことしの3月議会で、建設中の完成見通しと今後の整備計画について質問をさせていただきましたが、伊木力第2、2期地区として残りの560メートルを平成22年の完成予定で工事が進められているとの答弁をいただいているところでございます。平成22年完成の現工区以降の延長路線の工区については早急に決定いただくようお願いをいたしますが、今回は連結する市道改修についてお尋ねをいたします。  3月議会の農林部長の御答弁の中にもございますように、農免農道伊木力第2地区の終点は市道木場線と接続することになるが、市道木場線は幅員3メートルの非常に狭い隘路ということで、幹線道路である国道207号線に接続するには不便であるという認識をしているとの御見解をいただいているところでございます。  この地域は、伊木力みかんの主要産品であります佐瀬みかんの主要産地になっておりますが、地元の皆さんも日常の生活道路として、みかん生産のための産業道路として欠くことのできない道路として利用されておりますが、3メートルしかない道路幅と急カーブには危険性も多く、何とか改善、改修がならないものかとずっと待ち望んでこられたところでございます。  特に農免農道が完成いたしますと、国道207号線との接続もあり、車の通行量もふえ、また大型車両の通行も予測されます。当然、農免農道の工事用車両の通行もままならない状況でございます。早期の改修を望むところでございますが、御見解をお伺いいたします。  次に、シンドラー社製エレベーターの設置状況と安全対策について質問いたします。  6月3日に東京港区のマンションで、高校生がエレベーターに挟まれて死亡するという痛ましい事故が発生いたしました。扉が開いた状態でいきなり上昇し、おりようとした高校生が出入り口の上部に体を押しつけられた、まさに悲惨というよりほかないと思います。  それまでは、エレベーターに乗るとき安全性を一々疑う人はそういなかったのではないでしょうか。しかし、最近では、エレベーターに乗るとき一抹の不安とともに、どこが製作したエレベーターなのか、メーカー名の入った仕様プレートをチェックすることが多くなりました。皆さんはいかがでしょうか。  さて、そういう中、国土交通省が緊急点検を指示した結果、7月7日時点では1,418基で不具合があったと報告されているようですが、その後も多くの具体的な事故が頻発している状態にあります。マスコミ報道をざっと拾ってみますと、7月9日沖縄で60分間の閉じ込め、7月11日千葉で小学校2年生男児が10分間閉じ込められる、7月12日事故の隣接機で30分間閉じ込められて2人を救出する、最近では8月18日名古屋の住宅で中学2年生が閉じ込められる、8月20日都営住宅で78歳女性が閉じ込められたと、これは他社製のエレベーターをシンドラー社が管理を担当しているものであります。  このような状況下において、エレベーターのリコール制度を創設することになったと伝えられています。  そこで、お尋ねをいたします。長崎県、諫早市における調査結果はどのようになっているのか、何台設置されていてどのような点検のやり方をされており、安全対策はどのようになっているのかをお伺いいたします。  以上、通告をした質問でございます。あと再質問の中で理解を深めてまいりたいと思いますので、御答弁よろしくお願いいたします。 86 ◯市長(吉次邦夫君)登壇[ 123頁]  山口初實議員の御質問にお答え申し上げます。  まず、伊木力ダム建設に伴う基本協定書の推進状況でございます。  伊木力ダムは県営事業として、治水、利水、環境の観点から計画された多目的ダムでございます。協定書の締結につきましては、平成7年度に山川内地区、長崎県、それから多良見町との間で伊木力ダム建設に伴う基本協定書が締結されております。また、平成12年度には、伊木力、元釜地区水対策浮揚対策委員会と多良見町との間で、伊木力ダム建設に伴う協定書が締結されております。さらに、平成15年度には、多良見町漁業協同組合と多良見町との間で伊木力ダム建設に伴う協定書が締結をされております。  現在の工事の進捗状況でございますが、6月には本体工事のコンクリート打設も終わり、ダム本体への工事並びに管理施設棟の建設が行われておりまして、平成19年度完成を目指し、順調に建設工事が進められております。  また、協定書の進捗状況等につきましては、それぞれございます。これにつきましては、担当部長の方から答弁をさせたいというふうに思っているところでございます。  あとの部分の項目につきましても、教育長並びに担当部長の方から答弁させたいと存じます。どうかよろしくお願いします。(降壇) 87 ◯教育長(峰松終止君)[ 124頁]  それでは、大きな3番目の項目、学校教育にかかわっての御質問にお答えをいたします。  まず初めに、教科書採択についての御質問でございますが、教科書採択につきましては、義務教育、小学校の教科用図書の無償措置に関する法律に基づき、県からの指導助言、援助等を受けながら調査研究などを行い、どの教科においても学習指導要領の内容をよりよく反映していると思われる教科書を公正に採択しなければならないと考えております。  原則として、小・中学校は4年ごとに教科書の採択を行っております。小学校は、平成16年度に採択を行い、17年度から新しい教科書を使用しております。また中学校におきましては、昨年度採択を行い、今年度から新しい教科書を使用しております。  教科書採択のための機構について御説明をいたします。  県教育委員会は、採択権者である市町村教育委員会に対し選定資料を提供したり、適切な指導助言を行ったりいたします。それを受けまして、諫早市教育委員会は教科書展示会を実施するとともに、各学校においては教科書を巡回して閲覧できる場を設けます。そして、校内教科研究会において調査研究を行います。ここで話し合われたことは市内の教頭、教諭で構成される調査研究会に上げられ、検討が重ねられていきます。さらに校長、教頭などで構成された選定委員会へ報告書を提出し、検討を経て、諫早市採択協議会で検討されます。  この採択協議会は、教職員だけではなく、学識経験者、学校代表、保護者代表を加え、さまざまな立場の委員で構成されている協議会でございます。この会では、教育委員会へ推薦する教科書を決定いたします。そして、最終的に諫早市教育委員会で採択決定を行います。採択に当たっては、教職員の意向を参考にしながらも、機械的に教職員の投票によって採択教科書が決定することがないよう、公正中立な立場で決定できるよう配慮いたしております。  諫早市教育委員会といたしましては、今後も学習指導要領の内容を踏まえ、教科書を公正に採択していくことを第一に考えております。  次に、学校教育におけるジェンダーフリーについて、その基本的な考え方についてお答えをいたします。  学校教育にあっては、男女が性別にかかわりなくその個性と能力を十分に発揮できる男女平等教育を行っております。  活用状況につきましては、出席簿についてみますと、市内の小学校28校中24校、中学校14校中12校が男女混合名簿を使用しております。全体の85.7%に当たる小・中学校が使用しているところでございます。  ただいま男女混合名簿を例にとりながら、次にジェンダーフリーの現状について少し申し述べてみたいと思います。  現在、市内の多くの小・中学校ではその趣旨を生かした出席簿や補助簿の使用において、男女混合名簿を使用しております。この名簿は、幼児教育、学校教育、社会教育などですべての教育の場面において子どもたちを性別でことさらに区別することなく、一人一人の個性を持った人間として尊重するとともに、男女平等意識をはぐくむ取り組みでございます。  しかし、男女別に行う保健調査などでは男女混合名簿は使用しにくいという一面もありまして、目的に応じた適切な使い分けが重要であると考えています。  また、中学校では技術家庭、保健体育におきましても男女別ではなく男女一緒に学習しているところでございます。社会科や家庭科の授業等におきましては、差別のない社会の実現、あるいは男女の性別による差別をなくす社会の実現など、男女平等についての学習も行っております。道徳の時間においては差別を許さない心であるとか、あるいは男女の敬愛などの主題での学習等も進めている状況でございます。今後も、学校教育活動の中で人権尊重を基盤といたしました男女平等感をはぐくむためにはどのようなことが必要か、形式だけの指導、行き過ぎた指導にならないよう留意しながら進めてまいるつもりでございます。  次に、愛国心についてお答えをいたします。  愛国心をめぐる表現につきましては、国会におきましても教育基本法改正案に関する質疑の中で、教育現場への影響を中心に論議が行われました。小学校学習指導要領の社会科第6学年の目標には、国家、社会の発展に大きな働きをした先人の業績やすぐれた文化遺産について興味関心と理解を深めるようにするとともに、我が国の歴史や伝統を大切に国を愛する心情を育てるようにすると述べてあります。  具体的な指導の場面では、こういった目標を受けまして、ふるさとの歴史や昔から伝わる行事を調べたり、国家社会の発展に大きな働きをしました先人、偉人や国際社会で活躍した日本人の業績などを調べ、理解を深めることによりまして、我が国の歴史などに対する理解と愛情をはぐくみ、国家社会の進展に努力していこうとする態度を育てる指導が行われております。  こういった態度は国家社会の形成者として必要な資質でございます。また、これからの国際社会を生きていく上でも大切なものと考えております。子どもたちに自分が生まれ育った郷土、日本という国に誇りを持ち、人や自然や文化を愛する心をはぐくむことが私の願いでもあります。  次に、倫理、道徳教育についてお答えをいたします。  倫理、道徳教育は、一言でいえば児童・生徒によりよく生きていくための力を身につけさせ、思いやりや優しさ等の豊かな心を育てることにあると思います。  倫理、道徳教育の充実は、モラルの低下や規範意識の低下が叫ばれている現在の我が国の大きな課題であり、学校教育の中核でもあります。そのため、小・中学校では学校教育活動全体を通して倫理、道徳教育を行っているところでございます。  倫理、道徳教育は、みずからを律しつつ、他人と協調し、他人を思いやる心、美しいものや自然に感動する心など、生きる力の核となる豊かな人間性をはぐくむ教育ととらえております。  各学校におきましては、そのかなめとなる道徳教育や生徒指導、教育相談を家庭、地域社会と連携し、充実させていく必要があるというふうに考えております。  教育委員会といたしましても、教職員研修、心の教育充実運動、ココロねっこ運動の推進、また子どもたちの心の安定を図る為に、中学校にスクールカウンセラー、あるいは心の教室相談員の配置をしているところでございます。  しかしながら、今の子どもたちを取り巻く社会環境の激しい変化の中で、道徳の指導がどこまで子どもたちの心に届き、望ましい方向へ導くことができているか、謙虚に検証してみる必要もあると思っております。  以上でございます。 88 ◯土木部長(早田 寛君)[ 125頁]  それでは、1番目の伊木力ダム建設に伴う基本協定書の推進状況についてでございますが、山川内地区との協定書は当時の山川内地区長、長崎県知事、多良見町長の三者により締結されております。内容につきましては、地元浮揚策、環境整備、農業振興策等の34項目の要望事項でございます。  まず、現在までの実施済み項目につきましては、山川内コミュニティーセンターの建設を初め、JRののり面へのツツジの植栽事業、かんがい設備の整備等の16項目が完了しております。  次に、実施中の項目につきましては、現在伊木力ダム建設対策費補助事業を平成6年より継続し実施しております。  次に、未実施の項目につきましては、県への要望事項も含め13項目が今後対応すべき事項として認識しております。  次に、できない項目といたしましては、JRの駅を山川内地区に設置する等、4項目につきましては不採択となっております。  次に2番目でございます。  伊木力ダム建設に伴う地元漁協との協定書についてでございますが、当時の多良見町漁業協同組合と多良見町との間で締結されており、合併に伴い新諫早市に引き継いでおります。したがいまして、個々の事業における担当部局におきまして対応していくべきものと認識しております。また、協定書にうたわれております直接被害、河川水、取水等で被害が生じた場合の調査研究につきましては、発生した問題の調査結果により対応部局が変わってくるものと思われます。  要望項目の現在の進捗状況についてでございますが、まず、直接被害対策4項目につきましては、現在まで実施済みの項目といたしまして、人工コンブ養殖施設の設置等の2項目が完了しております。また実施中の項目といたしましては、海底耕うんの予算確保をいたしております。また、カキ養殖への被害が生じた場合の補償項目の項目については、問題が発生しておりませんので未実施でございます。  次に、喜々津・大草地区の漁業振興対策20項目につきましては、現在まで実施済みの項目としまして東西地区船着き場の舗装等の4項目が完了し、実施中の項目としましては、広葉樹植栽を実施しております。また、係船設備つき浮き桟橋2基の早期設置等の県への要望項目も含み12項目が未実施となっており、密猟監視船の建造等の3項目が不採択となっております。  次に、伊木力地区の漁業振興対策21項目につきましては、現在まで実施済みの項目としまして、漁協伊木力地区事務所横空き地の駐車場建設等の6項目が完了しており、実施中の項目としては、海、川の水質検査が県により実施されております。また、防波堤の建設等の県への要望項目も含み12項目が未実施となっており、漁協伊木力地区事務所の建てかえ等の2項目が不採択となっております。  次に4番目でございます。農免農道伊木力第2地区と連結する市道木場線の改修についてでございますが、農免農道伊木力第2地区は平成22年度完成予定と県から聞いております。市道百石中通線につきましては、平成16年度に百石地区で延長30メートル、平成17年度に中通地区で延長67メートルの離合所設置を実施しております。また、中通地区では道路改良工事を実施いたしておりまして、平成17年度は延長58メートル、幅員5.5メートルを整備しております。平成18年度については現在77.5メートルを工事中でございます。  市道木場線については、地形的な要因もありまして全面改良については非常に困難なことが予想されますので、急カーブや見通しの悪い箇所等の局部的な改良で今後検討をしていきたいと考えております。  次に5番目でございます。シンドラー社製エレベーターの設置状況と安全対策についてでございますが、今回の事故を受け、国、県においてエレベーターの設置状況に関する調査が実施をされております。  この調査により、エレベーターの設置数は県全体で約5,000基されており、そのうちシンドラー社製エレベーターは58基設置されています。また、諫早市管内においては約300基設置され、シンドラー社製エレベーターは民間施設に1基設置されております。なお、市の施設においては32施設で、34基のエレベーターが設置をされておりますが、シンドラー社製エレベーターは設置されておらず、トラブル等も発生いたしておりません。  エレベーターの定期検査につきましては、建築基準法第12条第3項の規定により、特定行政庁、いわゆる県に対し検査結果の報告が義務づけられております。また、日常的な保守点検につきましては、財団法人日本建築設備昇降機センターが策定する昇降機の維持及び運行の管理に関する指針で、使用頻度に応じておおむね1カ月以内ごとに点検その他必要な整備、または補修を行わせるとなっていることから、所有者と保守会社との任意契約に基づき月1回の頻度で点検を行い、安全の確保に努めているところでございます。  以上でございます。 89 ◯山口初實君[ 126頁]  御答弁を丁寧にいただきましたが、それぞれの項目につきまして再質問をさせていただきます。  まず、伊木力ダム建設に伴う基本協定書の関係です。  本件につきましては、先日市長に御要望をさせていただきましたので、一部繰り返しになるかとは思いますが、再質問をさせていただきまして理解を深めさせていただきます。  協定書第18項目の、適当な場所に運動場の建設をの項目でありますが、地元の皆さんは、ダムの廃土を活用して埋め立てを行い、児童公園を建設してほしいと願っておられます。土地の提供、いわゆる土捨て場を提供してくれるならば、時津町まで今運んでおる廃土運搬の費用で県が公園を建設するとの約束があるようでございます。諫早市としての公園建設の順序などもありますが、市としては費用削減になることでもございますし、積極的な対処をお願いしたいところでございますが、その後の検討状況も含めまして御見解をお伺いいたします。 90 ◯都市整備部長(廣田陽一郎君)[ 126頁]  それでは、運動広場の建設につきまして御答弁を申し上げます。  今おっしゃいました県の事業によりますダムの廃土の問題もあるようでございますので、県の方で事業を行っていただければという思いもございます。
     諫早市としましては、現在多良見町地域には3カ所の公園整備計画がございます。そのうち、船津公園、それから大草公園の2カ所は平成17年度から着手をしております。なごみの里運動公園におきましても市内の公園整備と調整を図りまして整備を検討している状況でございます。  こういうことで、多良見町地区に公園整備が集中している状況でございますので、今後、市全体の公園整備計画の中で検討していきたいと思っていますので、御理解を賜りたいと思います。 91 ◯山口初實君[ 127頁]  多良見地域に対します公園整備の積極的な御対応には感謝をするところでありますが、この山川内地域の関係、ダムの見返りとしての関係もございますし、ただ、県のいわゆる廃土の関係からいくと諫早市が単独で土地を求めて埋めて公園をつくるとなると数倍の費用がかかるところでございますから、この辺は県と十分に御検討をいただいて、順序の関係ございますが、いわゆる諫早市としても費用を削減するという意味からいきますと、このことは民間ではもうすぐやるような状況にあると思いますが、いろいろ公的な関係で御都合もあると思いますが、その辺は十分に検討いただける範囲だと思いますので、よろしくお願いをしておきます。  次に、第25項のダムの左側より墓の上を通る取りつけ道路の建設及び第26項の長野よりクボを結ぶ農道の建設についてのその後の検討状況についてお伺いをいたします。 92 ◯土木部長(早田 寛君)[ 127頁]  ダム左岸側からの取りつけ道路の建設要望につきましては、当初畑地帯総合整備事業として検討された経緯がありますが、地元の理解が得られずに実施できなかったと聞いております。  その後、他の農林関係の補助事業も含め見直しを行い、関係機関と協議を進めてまいりましたが、該当する事業がなく現在に至っております。  農道ではなく市道として建設した場合、費用対効果、財源等を考えますと、現時点では非常に厳しいものと考えております。 93 ◯農林水産部長(田鶴俊明君)[ 127頁]  長野よりクボを結ぶ農道につきましては、費用対効果が望めないため、補助事業での実施は厳しい、難しい状況にあります。  平成7年の協定書締結後に、園内道の縦道が整備されてきておりますので、その道路と横に結ぶ園内道の整備ができないか、地元の皆様と協議していきたいと思います。  以上です。 94 ◯山口初實君[ 127頁]  25ないし26項につきましてのいわゆる協定書の回答としては、それぞれダム周辺のつけかえ農道と同じく施工するということで、25、26も設置する旨の回答をいただいておりますので、費用面も含めて適切な御判断をいただいて早期に着手をお願いいたしておきます。  このことは、市長御要望にも申し上げておりますので、今回はこれ以上繰り返さないことにいたしますが、御検討よろしくお願いをいたしておきます。  次に、伊木力ダム建設に伴う地元漁協との協定書の関係について入ります。  まず、直接被害対策の1の1項、海底耕うんの毎年の予算確保の関係でありますが、平成18年度の県事業で、大村湾10漁協に対して3年間で5,000万円の予算が計上されているとのことを漁協の関係者よりお聞きをしておるところでありますが、それが事実とした場合には、県予算に市の補助金を加算していただきまして、毎年一定額の予算を確保して、ナマコなどの収穫増量を図りたいと考えております。御見解をお伺いいたします。 95 ◯農林水産部長(田鶴俊明君)[ 127頁]  海底耕うんにつきましては、本年度より県営事業により3カ年で実施されることとなっておりますので、市といたしましても積極的に推進をしてまいりたいと思っておるところでございます。 96 ◯山口初實君[ 127頁]  積極的な対応をお願いします。  次に、喜々津・大草地区の漁業振興策の関係について入りますけれども、2の2項、元釜寺畑波止場上架施設の設置についてお尋ねをいたします。  ここは今、国道207号線の堀切の改修工事が行われておりますが、そういうことで一部波止場施設の改修が余儀なくされるのではないかと思っておりますが、どのように対処されるのかお尋ねをいたします。回答書では年次計画で実施するということになっておるわけであります。 97 ◯土木部長(早田 寛君)[ 128頁]  元釜寺畑波止場上架施設の設置につきましては、現在進められております国道207号道路改良工事の補償工事として県において対応していただけるということを聞いております。  また、大草元釜港左岸大草駅付近及び元釜先の谷河口付近の海岸保全工事の実施につきましては、平成16年度に長崎土木事務所に要望を行った経緯があり、今後も県へ要望していきたいと考えております。  以上でございます。 98 ◯山口初實君[ 128頁]  そのようにお願いをいたしておきます。  2の14項、多良見漁協建設費の助成の関係なんですが、本件は事務所を建設するというのみの助成は困難であるということでありまして、漁業振興策として荷さばき所を建設したいとのことでありますけれども、この荷さばき所に対する助成制度はどのようになっているのかお尋ねをいたします。 99 ◯農林水産部長(田鶴俊明君)[ 128頁]  漁協の事務所自体は補助事業の対象とはなりません。しかし、荷さばき施設などの漁業用共同利用施設との併設であれば、共同利用施設に関して国、県及び市の支援が可能となります。  以上です。 100 ◯山口初實君[ 128頁]  次に、伊木力地区の関係に入ります。  まず4項目め、個人名で記載が協定書にありますが、ペーロン艇庫と読みかえをさせていただきまして、ペーロン艇庫の先に防波堤の設置、それからペーロン艇庫の先にある上架施設の近代化、この項目についての検討状況をお伺いいたします。 101 ◯土木部長(早田 寛君)[ 128頁]  船津ペーロン艇庫先の防波堤建設につきましては、今後県へ要望していきたいと考えております。  以上です。 102 ◯山口初實君[ 128頁]  次に21項、佐瀬、大浦波止場、護岸前面消波工整備の関係でありますけれども、関係機関と協議の上、県事業として整備を働きかけるということでもございますが、具体的な進捗状況をお伺いいたします。  この離岸テトラによりまして、あそこにありますミカン畑及び水田の塩害対策、さらに稚魚の養殖などに効果が期待されているところでもございますので、御答弁をお願いをいたします。 103 ◯農林水産部長(田鶴俊明君)[ 128頁]  農地海岸大浦地区及び崎辺田地区につきましては、県営事業の自然災害防止事業で取り組むよう協議中であります。  事業採択に向けて今年度設計調査を実施し、工法及び事業範囲の検討を行う予定であります。 104 ◯山口初實君[ 128頁]  今いろいろと具体的には7項目の再質問をさせていただきましたが、いずれも今から具体的にやっていただく項目になるわけでありますけれども、漁協と行政窓口との定期協議的な協議調整会議を持ちながら具体化を進められた方がよいと判断をいたします。  きょうも時間があればいま一度ずつ再質問もしたいところでありますけれども、時間が許しませんのできょうは控えさせていただきますが、そういうことで、関係者の方も定期的な話し合いの場を持ちたいと強く望まれているところでございます。窓口をどこにするかも含めまして、このことについての御見解をお伺いいたします。 105 ◯土木部長(早田 寛君)[ 128頁]  行政の窓口といたしましては、ダム推進室を窓口といたしまして、協議内容の担当部局とともに、必要に応じまして協議会を開催していきたいと考えております。 106 ◯山口初實君[ 128頁]  このことが極めて重要だと思います。必要に応じてやるということですが、いわゆる定期的にやるということと、どちらから呼びかけるかというような具体的な手順等もあるんですが、そのことについてはどのようにお考えでしょうか。 107 ◯土木部長(早田 寛君)[ 128頁]  やはり、ダム推進室が窓口になりますので、やっぱりそこに一応電話をいただいて、それから各部局に連絡をとりながら対処する方法を考えていきたいということで考えております。  以上です。 108 ◯山口初實君[ 128頁]  ということは、今の理解では、どちらかに事案が発生したときに双方とり合ってやると、そして定期的に、2カ月ごとなのか3カ月ごとなのか、1カ月になるかというのは、都度やっていくということで理解しとってよろしいんですか。 109 ◯土木部長(早田 寛君)[ 129頁]  必要に応じてというのが、やっぱり2カ月、3カ月といいますともう時間がかなり狭まってきます。そういう中で、本当に必要な時期にそういうところをやっていかなければいけないということで判断しているところでございます。 110 ◯山口初實君[ 129頁]  お互いに紳士的に具体的な話を進めていっていただいて、より効果が上がる方法をとっていただくことをお願いいたしておきます。  以上、ダム関係を一通り終了いたしまして、学校教育についてお尋ねをします。  まず、教科書採択の関係で1市5町合併前の各市町の実態と合併後の実態がどのように変わったのかお尋ねをいたします。 111 ◯教育長(峰松終止君)[ 129頁]  合併前後の教科書にかかわってでございますが、合併前には諫早・北高が一つの採択ブロックというんでしょうか、そういったものと多良見地域、西彼地域になるんですけれども、二つの採択地区に分かれておりました。平成17年3月に合併したことによって、新市が一つの教科書採択地区、もう今度は同じ地区になったわけです。基本的には市内すべての小・中学校が同じ教科書を使用することになりました。しかし、合併時には国の指示により、教科によっては児童・生徒の学習効果が低下しないように移行期間を設けまして、合併前の教科書を使用することになっております。そのため、諫早・北高地域と多良見地域が移行期間中、一部の異なる教科書を使用しておりました。しかし、小学校では1年間の移行期間が終わり、現在はすべて同じ教科書を使用しております。  中学校は小学校の1年後に採択が行われましたので、それに伴い、多良見地域の3年生の英語と音楽器楽、異なっておりましたが、今年度で移行期間が終わります。したがいまして、19年度からは小・中学校すべて同じ教科書を使うことになっております。  以上です。 112 ◯山口初實君[ 129頁]  はい、わかりました。  ちょっと具体例といいますか、近々の状況で、太陽系の惑星から冥王星が外れたと報道されていますね。九つの惑星が12になるか八つになるかということですが、結局八つで落ちついたようですが、早速、何年生のときに習ったか忘れましたけれども、理科の教科書は当然改正されなければならないと思いますが、こういうケースはどう取り扱われるんでしょうか。  きのう、「大人の教科書」という夜12時45分ぐらいからのテレビでは、鎌倉幕府は「いい国つくる」1192年が、1185年の地頭制を持ったことによって鎌倉幕府が成立するんだというような話もあっとったんですが、それは抜きにして、具体的な冥王星の関係についてはどうなるんでしょう。 113 ◯教育長(峰松終止君)[ 129頁]  冥王星にかかわる教科書の扱い方というんでしょうか、まだ正式に通知等はまだあっておりません。ただ、新聞から得た情報をもとに御説明をいたしますと、今回の国際天文学連合が冥王星を太陽系惑星から格下げするように決議したことは大変話題になりました。  このことを受けまして、国内の教科書会社は来年度に配付される理科の教科書の内容を訂正する方針を決めております。社会的な反響の中、教育現場に混乱が生じないようにするために訂正するのが適切だと、私どもも判断をいたしております。  訂正される教科書は中学3年生時に使用する第2分野下巻でございます。このような教科書の訂正は頻繁にあることではありませんが、児童・生徒に対してわかりやすく説明するなど、学習上の配慮も必要であると考えております。  以上でございます。 114 ◯山口初實君[ 129頁]  ジェンダーフリーに入ります。  教育の場におきまして、やっぱり男は男らしく、女は女らしくやっぱり教育をしてほしいと私は思っているんです。特に最近の子どもたちの話す言葉を聞いておりますと、女の子の言葉の乱れというのはびっくりするところがございます。行動様式とか好み、嗜好とか、もういっちょの思いめぐらす思考とか、そういう方法論とか、あるいは物事に対する認識とか、やっぱり男性と女性では異なるものだと思うんです。当然父親と母親の役割も違ってよいと思いますし、要するに正当な理由がなくて単純な性差だけで社会的な地位や待遇に差があってはならないわけですけれども、男と女は違いがあるのだということを認め合った上で互いに尊重し合う社会をつくらなければならないと思いますが、なぜそれが男女混合名簿につながっているのか。なぜ男女混合名簿を使うのか、いま一度お伺いをいたします。よろしくお願いします。 115 ◯教育長(峰松終止君)[ 130頁]  議員御指摘のとおり、私も大方のところはそのように考えております。学校における男女平等教育、いわゆるジェンダーフリーを推進するためには、今まで当たり前と考えられてきたかかわりの見直し作業が不可欠だろうと思っております。そういう観点で考えますと、男女混合名簿の導入は学校のジェンダーフリーに取り組むきっかけとしての意義が大変大きいのではないかなと思います。  今まで当たり前であった男女別名簿を見直して変えていくことで、その他の変革の方向が見えてくるのではなかろうかと考えております。  以上です。 116 ◯山口初實君[ 130頁]  この男女混合名簿につきましては、校長先生あたりの会合あたりではどのような議論がなされているのかなと思っているところなんですが、いかがでしょう。 117 ◯教育長(峰松終止君)[ 130頁]  詳しくは存じておりませんけれども、男女平等というのと区別というのと、やっぱり分けて考えなければいけないというようなことが論じられておりますし、ある雑誌、新聞では高校教育の中ででしたか、更衣室を男女一緒にしている学校もあると、そういうことが書かれておりました。要するに平等と区別の間違いではないだろうかなと私も考えております。  以上です。 118 ◯山口初實君[ 130頁]  間違いのないジェンダーフリー教育を、特に教育委員会としてはしっかり目を見張っておっていただきたいと思います。  次に、国と国家についての概念、どのようにとらえているのかお伺いをいたします。 119 ◯教育長(峰松終止君)[ 130頁]  今の御質問にお答えしますが、国という言葉は国土という意味から地方、郷土、ふるさとなどに至るまで幅広くとらえられております。国家につきましては、統治組織を持つ政治的な共同体という意味もありまして、組織やその制度を示す言葉でもあります。  国、国家、これら二つの言葉は概念が広いものであり、重なり合う面があると考えております。いずれにいたしましても、基本は家族の愛、地域、いわゆるふるさとに対する愛、大きくは自国に対する愛、そして日本人として国際社会で自国の伝統文化を誇れる人間をはぐくんでいく努力が必要だと考えております。  以上です。 120 ◯山口初實君[ 130頁]  ちょっと中間はしょりますが、いわゆる祖国愛といいますかね、愛国心といいますか、そのことについて、藤原正彦の「国家の品格」から引用をさせていただきますと、四つの愛があると。まず、家族愛、それから郷土愛、それから祖国愛ですと、この三つがしっかり固まった後で、最後に人類愛ですと、この順番を間違わないようにしないといけないと述べております。  学校ではここのところをきちっと教えてほしいと思います。家族、郷土を愛し、祖国を愛するということをいま一度御見解を賜ります。 121 ◯教育長(峰松終止君)[ 130頁]
     ありがとうございました。学校教育全般にわたって子どもたちの発達段階に応じて御意見をちょうだいしたいと思っております。  以上です。 122 ◯山口初實君[ 130頁]  次に、誇りと名誉の教育の関係なんですが、倫理道徳の関係で、誇りと名誉の教育がどのようになされているのか、あるいはどのようになければならないと思われているのかお尋ねをいたします。 123 ◯教育長(峰松終止君)[ 130頁]  誇りと名誉と、大変抽象的な言葉でございますけれども、まず名誉とはある人が特定の時代の特定の社会の中で他人や世間や社会から受けている評価のことであると考えております。それに対して、ある人が、自分の内的な規範に照らして恥じることのない生き方をしているとき、自然に生じてくる自尊の感情が誇りであるととらえております。しかし、誇りや名誉というのは非常に抽象的で、かつ人生観、価値観にかかわるもので、とらえ方は個々人さまざまだと考えております。  学習指導要領の中では特に誇りとか名誉ということで学習内容として位置づけられてはおりません。ただ、学校教育活動におきましては、いろいろな場面をとらえ間接的に指導をしているところでございます。  例えば、中学校の学校教育目標の中に〇〇中学校の生徒として誇りと責任を自覚し云々と明記している学校もございます。また、個人が誹謗中傷を受け傷ついた場合に名誉毀損という言葉で表現しますが、名誉を人権の一つと考えると、人権教育はすべての学校教育の一つの柱ですので、これもまた間接的に指導につながるものと考えております。  以上です。 124 ◯山口初實君[ 131頁]  命にかえてでもみずからの誇りと名誉を守る気概をなくしてしまっては、命を持ち続ける意味もなくなってしまうということもあるわけでありますが、命と誇りと名誉とは、ともに人間が人間としてこの世に生存する上で必要不可欠なものであると言われております。誇りと名誉の教育が最近欠けているのではないかとも言われています。きちんとした人格形成のためにも、誇りと名誉を持てるように教育をしていただくようにお願いをいたします。  ちょっと参考に、この誇りと名誉という意味で、ひきょうを憎む心ということで、藤原正彦のおやじは新田次郎です。母親は藤原てい、彼が、藤原正彦が新田次郎に教わった父の教えという部分をちょっと読んでみます。  「父は弱いものがいじめられているのを見て見ぬふりをするのはひきょうだという。私にとってひきょうだと言われることは、お前は生きている価値がないというのと同じです。だから、弱いものいじめを見つけたら当然身を躍らせて助けに行った。父は弱いものを救うときには力を用いてもよいとはっきり言いました。ただし、五つの禁じ手がある。一つ、大きい者が小さい者をぶん殴っちゃいかん。二つ、大勢で1人をやっつけちゃいかん。三つ、男が女をぶん殴っちゃいかん。四つ、武器を手にしてはいかん。五つ、相手が泣いたり謝ったりしたらすぐにやめなくてはいかん。この五つは絶対に守れと言われました。しかし、父の教えが非常によかったと思うのは、それには何の理由もないと認めていたことであります。ひきょうだからでおしまいです」ということで、このひきょうを憎む心というのを学校でもきちっと教えてやることが、いろんないじめ、その他についての今の非行の芽を摘む一つの、何といいますかね、方法論ではないかと思うんですが、そのこと、いかがでありましょうか。 125 ◯教育長(峰松終止君)[ 131頁]  ありがとうございました。本当に大事なことだと思っております。学校教育の中で生かせるものはぜひ生かしていきたいと思っております。 126 ◯山口初實君[ 131頁]  教育ばっかり言いよったら時間のなかごとなった。ありませんので行きます。ちょっと急いで早口です。  まず、市道木場線、50年ほど前にボランティアでつくられた総延長3.5キロメートルの道路です。207号線と農免道路の現工区の終点出口との間は約1.7キロメートル、その中の1キロメートルが木場線でありまして、残り0.7キロメートルは百石中通線です。ぜひ全面改良を図りまして、地域振興を図ってほしいと念願するところでありますが、再度お考えをお伺いいたします。 127 ◯土木部長(早田 寛君)[ 131頁]  今言われた延長について、ちょっと覆すわけではございませんけれども、市道木場線は、延長が2,921メートル、そのうちで幅員4メートル未満が2,685メートルございます。それと、農免の交差点部分まで、これが900メートル、そして幅員が4メートル未満が約830メートルございます。  そういう中で、先ほども申しましたけれども、全面的な改良というのは非常に急峻な地域でございまして、急カーブもございます。そういう中で、局部的な改良、それから離合所等の設置を考えていきながら、最終的に改良できればなと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。 128 ◯山口初實君[ 131頁]  それでは、後で小さい話はすることにして、農免農道伊木力第2地区の平成22年以降の延長路線の整備計画について、どのようになるかお伺いをいたしておきます。 129 ◯農林水産部長(田鶴俊明君)[ 132頁]  延長路線につきましては、地元の農家の皆様の意向や営農計画をお聞きしながら費用対効果の問題もあると思います。関係機関団体とともに研究してまいりたいと考えておるところでございます。 130 ◯山口初實君[ 132頁]  この件につきましては、別途地元から御要望申し上げさせていただきます。  次に、シンドラー社製エレベーターの設置状況と安全対策ですが、諫早市内で事故が発生していないのは幸いなことでございます。  しかし、事故はいつ起きるか分かりません。1対29対300のハインリッヒの法則が示すように1件の重大災害(死亡、重傷事故)が発生する背景に、29件の軽傷事故と300件のヒヤリハットがあると言われております。プール、遊具、車、大きくは河川、がけ崩れ、危険箇所などエレベーターにかかわらず市当局としても職員の皆さんがそれぞれの持ち場、立場の中でヒヤリハットの状態を見逃さずに、先手先手で適正な対処をされまして、市民の安心と安全を確保していただくようにお願いをいたしまして、一般質問を終わります。ありがとうございました。 131 ◯副議長(川浪昭博君)[ 132頁]  一般質問を保留し、しばらく休憩いたします。                 午後2時3分 休憩                 午後2時16分 再開 132 ◯副議長(川浪昭博君)[ 132頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  次に、山口一輝議員。 133 ◯山口一輝君[ 132頁]  15番、新諫早・市民クラブ、山口一輝でございます。いつものように、けさ田回りをしてきました。見渡す限り穂が出そろい、実りの秋、収穫の秋だなと実感をいたしました。私自身、実りのある質問をいたしたいと思います。  それでは、通告に従いまして質問に入らせていただきます。  大きな1番目、県央県南クリーンセンター、ごみ問題についてでございます。  クリーンセンターは平成17年4月1日から稼働を開始しております。その以前、4カ月間の無料受け入れで試運転を開始し、予想外の搬入ということで焼却ができず、いろんな諸問題を抱え、議会でも取り上げられ、議論され今日に至っているわけであります。ごみの一部は平成17年6月から8月まででしたか、JFEエンジニアリングが長崎市に委託するという事態という異常な状態が続いたわけであります。運転に関しましては、1年のごみ量を8万665トンと想定し、処理能力3炉で300トンであるが、点検補修、故障などを考え、1年間を通じ1日平均221トンの処理量とあるが、現在の現状は、そして見通しは。  そして、新市になってからごみ問題に関して諸問題が上がっております。それに対する取り組み方、例を挙げて申すれば、処理場のにおい、衛生消毒の件、ごみ袋の問題、ごみステーションの設置、ストックハウスなどのいろんな要望などの問題が当局として検討をされていると思います。それぞれの解決策はどうなっているのか、お伺いをいたします。  大きな2番目、教育と体罰についてでございます。  最近、テレビや新聞で先生と生徒の問題や先生と保護者の問題、親と子の問題、学校や家庭に関するいろんな問題が取りざたされております。それらの問題が本当に目につくようになっております。また、本来社会が守るべき子どもを今は守れないといった状況にもなっています。最も子どもを保護すべき親でさえも我が子に対して虐待を加え、時には死なせてしまうといったことも起きております。このような問題が起きるのはなぜでしょうかね。人々の結びつきのひ弱さが原因なのでしょうか。これまで余り耳にしなかったような事件に対する危機感は世の中の多くの人が感じていることではないでしょうか。このような事件が起こるのは学校のせい、家庭のせいだとか言う人がいますが、一部の人の責任ではないと思います。次代を背負う子どもを守り育てるためには社会全体が危機感を持って連携していく必要があると思うわけでございます。  さて、最近新聞紙上で教師による体罰を見ました。どの親も自分の子どもがかわいいはずです。先生も子の親であり、学校での子の親だと思うわけでございます。そう簡単に殴る、けるなどの体罰を行うことはないと思っておるわけでございます。  体罰に関して幾らか調べてみますと、学校現場において体罰か、懲戒かという点で問題になることが多くあるようでございます。  そこでお尋ねをいたします。  児童・生徒に対して教員は懲戒を加えてもよいとなっていますが、懲戒にはどのような意義があるのか。懲戒として法令上は退学、停学、訓告と三つの処分が明示されています。そもそも懲戒にはどのような種類があるのでしょうか。  さらに、体罰とはどのようなものか、どのような行いがあった場合に法律で禁止されている体罰と判定されるのか。体罰についてはさまざまなケースがあると思いますが、委員会としては学校へどのような指導をしているのか、また、体罰の申し出があった場合、学校や保護者に対してどのような対応をするのか、お尋ねをいたします。  自治会についてでございます。  自治会組織の役割、強化について、質問いたします。  任意団体で市民の親睦と友好、交流などを目的とする自治会は227と聞き及んでおります。多くの市及び各団体などの委員選出らの母体になり、活動を開始しているわけでございます。近年、組織力の低下、若者の減少、担い手不足、役員の高齢化と活動に対して御苦労されている感じがするわけでございます。子どもの安全、高齢化社会での福祉、防犯、防災、環境、親睦、イベント、要望、陳情、会議、広報など、行政に関連するあらゆる組織が果たしている役割は非常に大きいと思います。その中でボランティアとか趣味の集いなど、グループの多様化といいましょうか、より自治会の結集力、組織力の低下など考えられるわけであります。お考えをお尋ねいたします。  自治会の負担、活動、支援についてでございます。  市または各種団体の資料、ポスターの配布、調査、回覧、募金の依頼など数多くあり、自治会が地域で行うイベント行事らに対して援助など行われています。助成、補助などありますが、助成制度については自治会などの意見は伺っていないとありましたけど、現在はいかがでしょうか。  そしてまた、県警では本年度から交番の統廃合がなされたため、自動車警ら隊が組織され、この組織は24時間体制によるパトロール強化、犯罪の未然防止などがねらいと言われていますが、交番が廃止された住民にとっては各家庭の巡回、空き家の見回り大丈夫なのかと不安があると思います。自治会も地域の安全を守るためにいろいろな取り組みがされていると思います。このような取り組みに対して行政側としてどのようなお考えか、伺います。  自治会加入率について伺います。  市としてはホームページもつくり、自治会にもお願いして、さまざまな取り組み方に努力されていると聞き及んでいるわけでございます。私自身、加入率が本当に向上しているのか理解できません。自主的ばかりでは自治会組織は維持できないと思うわけでございます。自治会転出は自動的に転出をする、加入者はない、頭の痛い問題と思います。集合住宅は大家さんと住居者の問題もあり、どんどん低下するのは遠くないと思うわけであります。市としてはいろんな取り組み方をされていると聞きますが、向上の効果を伺います。 134 ◯市長(吉次邦夫君)登壇[ 133頁]  山口一輝議員の御質問にお答え申し上げます。  私からは最後の自治会の問題でございます。  まず初めに、自治会の皆様方には日ごろから市政の推進に大変御協力をいただいておりまして、感謝とお礼を申し上げたいと存じます。  自治会組織の役割についてでございますが、一つは地域の人々が生活環境をよくするため、ごみの問題、交通安全、防犯、防災、美化など、地域の課題につきましてみんなで考え、協力し合える役割があるわけでございます。二つ目には住民相互が理解を深め合い、助け合う精神を涵養し、それを実行する役割。それから、三つ目には豊かな住みよい生活を実現するため、体育祭やレクリエーション大会、盆踊り、お祭りなどを通じて住民同士の連帯、コミュニケーションを高める役割などがあるというふうに思っているところでございます。  いずれにいたしましても、私たちの住んでいるまちを住みやすいまちにしようという目的のために地域社会における大切な役割を担っていただいているというふうに考えているところでございます。参加者の健康維持や文化教養の向上など、共通の趣味を通じて集まった少数のグループによる活動が盛んになれば自治会活動への参加の機会が減り、自治会活動の弱体化につながるものではないかという御心配をされているようなところもございますが、市といたしましては、地域の防犯、防災、安全、環境美化などの観点から、自治会活動の低下につながることがないように自治会とさらに連携をしながら地域のコミュニティーづくりに積極的に取り組んでまいりたいというふうに考えております。  その他の質問につきましては、教育長、担当部長の方から答弁させたいと存じます。  以上でございます。(降壇) 135 ◯教育長(峰松終止君)[ 134頁]  それでは、山口議員の大きな二つ目の項目、教育と体罰についてお答えをいたします。  まず、児童・生徒に対する懲戒についてでございますが、学校における懲戒とは児童・生徒の不正な行為に対して叱責したり、罰を加えたりすることを意味しますが、大きく二つの性格がございます。  一つは、教員が行う叱責などの教育的指導のことでございます。小・中学校の児童・生徒は心身の発達段階にあり、まだ判断力や批判力が十分であるとは言えません。そこで、児童・生徒が犯した過ちや不正を戒め直して、集団生活のルールや社会規範を身につけさせ、健全に成長できるようにするという目的のために教育的指導の一環としての懲戒が必要になります。  もう一つは、学校の秩序を維持するために加える法的な制裁で、議員おっしゃる退学や停学、訓告といった処分がございます。この退学や停学、訓告といった処分は法律、これは学校教育法施行規則13条でございますが、法律の規定に従って校長が行うことができますが、公立の小・中学校で行うことができるのは訓告だけでございます。  いずれの懲戒を加えるにしても児童・生徒の心身の発達に応ずるなど、教育的な配慮を必要といたします。  次に、体罰についてお答えをいたします。  体罰については、学校教育法11条において体罰を加えることができないと明確に規定してあります。体罰とは児童・生徒に対する戒めの内容が肉体的苦痛を与えるようなものである場合を意味します。つまり、殴る、けるや長時間正座させる等がそれに当たります。いかなる理由におきましても、児童・生徒に対して肉体的苦痛を与えるような行為は体罰に当たります。  続きまして、体罰に関して学校に対する指導と体罰ではないかとの申し出があった場合の学校や保護者への対応について、お答えをいたします。  教育委員会といたしましては、いかなる理由があろうとも児童・生徒に肉体的苦痛を与える体罰を禁止しております。また、児童・生徒が学校の秩序を乱す等の行為を行った場合も暴力的行為によって解決を図るのではなく、諭し、導く等、教育的行為によって解決を図るよう指導をいたしております。  次に、保護者から体罰ではないかとの申し出があった場合、保護者や学校に対しどのような対応をするかについて、お答えをいたします。  先ほど述べましたが、懲戒と体罰について、どこまでが懲戒でどこからが体罰なのか不明確な場合もあり、学校と保護者との間で意見が食い違うことがございます。委員会といたしましては、学校に対し事実の確認をするとともに保護者に誠意を持って説明するよう指導いたしております。  また、常に保護者と協力して児童・生徒の教育に当たることができるよう、日ごろから信頼関係を築くための努力をするように指導いたしております。  以上でございます。 136 ◯生活環境部長(藤山正昭君)[ 134頁]  大きい1点目の県央県南クリーンセンターについての1点目、現状と見通しについてでございます。  本年4月から8月までのごみの受け入れ量は3万6,530トンで、処理量は3万7,741トン、1日平均では受け入れ量が239トンに対しまして処理量が247トンというふうになっております。また、炉もダイオキシン類の排出量削減等の環境基準を遵守し、順調に稼働をいたしております。今年度も昨年度と同程度の約8万6,000トンの処理が見込まれておるところでございます。  2点目のごみ問題についての解決策についてのお尋ねでございます。  まず、施設周辺の臭気の問題につきましては、本年4月、新たな悪臭対策装置が設置をされ、その後苦情はあっておりません。  ごみ袋の件の御質問でございましたけれども、これにつきましては、諫早市でアンケートをとりまして、利用頻度の高い40リットルの燃やすごみ用袋に新たに平袋式を追加しております。既に市報の8月号でお知らせのとおり、11月ごろには御利用いただける予定でございます。  次に、ごみステーションについての御質問ですが、ステーションの数は2,751カ所ございまして、中には移設や分割等の要望もございますので、その際は地元に出向き調整を図っております。また、猫等の食い荒らし、食い散らかしの問題は飛散防止ネットを貸し出しております。  資源物のストックハウスについての御質問でございますけれども、集団回収がない地区や回収までに家庭での保管が困難な場合のために、今回市内7カ所に追加設置をし、本年7月1日から御利用をいただいておりますが、昨日までの集計で17.8トンを回収いたしております。それで、支所につきましては、従来から設置をされておりましたので、4月から本庁と合わせて支所の集計の合計が162トンというふうになっております。  ごみの減量化、再資源化をさらに促進するため、集団回収団体の育成とともに、各地域へのストックハウスの増設も検討をしてまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 137 ◯企画振興部長(山口輝美君)[ 135頁]  自治会の問題でございます。  市長から自治会組織の役割等については総括して答弁いたしましたので、その他の自治会の負担、活動、支援について、自治会加入率についての御質問にお答えをいたしたいと思います。  まず、自治会への助成制度につきましてでございますが、自治会の運営費を一部助成する事務助成金、自治会の所有する集会所等の整備に対する助成、防犯灯の設置補助及び防犯灯の電気料補助がございますが、これらの補助につきましては、今後も引き続き支援をしてまいりたいと思っております。  次に、地域の安全等の問題でございますけれども、安全、防犯活動につきましても、現在多くの自治会において、小学校の下校時や夜間パトロールなどの取り組みが行われているようでございますけれども、市といたしましても、自治会と連携を図りながら積極的に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、自治会への加入率についてでございます。  平成17年度で加入率が84.7%ございました。平成18年度で84.3%となっておりますので、わずかではございますけれども、減少している状況でございます。原因の一つといたしまして、アパート暮らしの単身世帯や核家族化の影響が考えられるところでございます。市といたしましても、市報及びホームページによる自治会加入の呼びかけと市外からの転入者や市内での住民票の異動の際に、本庁、支所等の窓口において自治会長の連絡先が掲載されている自治会会長名簿をお渡しいたしまして、自治会加入のお願いをいたしているところでございますけれども、その効果につきましては、なかなか思うようにいかない難しい状況でございます。そういう状況ではございますけれども、今後も根気よく自治会と連携をしながら加入促進について努力していきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 138 ◯山口一輝君[ 135頁]  生活環境部長にお伺いいたします。
     先月1日から3日まで高岡市、金沢市と研修に行ったわけでございます。大変実のある意義深い研修であったと私自身は思っているわけでございます。  ここに捨てればごみ・生かせば資源、そして金沢さんちのめざせエコシティ、実は保育園に行って、そしたら大変喜ばれたわけでございます。子どもには見せるだけでいいそうですよ、理解はなくてもですね。本当そうおっしゃったんですよ。  で、我々が学んだことを部長のお考えで、今、ごみ問題でいろいろあっているでしょう。どのようにして、今後こういうのを参考にして取り組み方をされるのか、少しばかり聞かせてください。 139 ◯生活環境部長(藤山正昭君)[ 135頁]  今、山口議員がおっしゃるように、8月1日から3日、厚生委員会の視察に私も同行させていただきました。その中で、今議員がおっしゃるように、こういう「金沢さんちのめざせエコシティ」というパンフレット、それとDVD、同じ内容のをつくって、これを今言われたような子どもたちのためにということでされていることの紹介だったというふうに思います。  諫早市においても、合併前なんですけれども、こういう「私たちの暮らしと環境」ということで作成を、これは町内会連合会の協力をいただいて、それで長崎県小学校教育研究会諫早支部社会科部会という方たちの編集になっております。これを一応配布していたという経過がございます。これにつきましては、学校の方では4年生の社会科の中で「私たちの諫早市」と併用して使っているということと、総合的な学習の時間の中で本明川の環境ということで活用されている。それと、有喜の小・中学校で年に一度、何かクリーン作戦ということで生徒の皆さんがずうっと空き缶拾い等をされている。そういうのに有効活用をされているという状況がございます。中身につきましては、この「金沢さんちのめざせエコシティ」と内容的にはほとんど変わらない状況になっておるところでございます。  そういう中で、今後どうするのかという御質問でございますけれども、特に高岡市だったですかね、リサイクルプラザということで研修をさせていただきまして、人口的には18万3,000人ぐらいだったと思います。それと、諫早市が雲仙市と共同でごみ処理いたしております。合わせて人口約18万人ぐらいになります。ほとんど変わらないと思っていますけれども、施設からいきますと、かなり最新式の施設を使っていたなという気がいたします。といいますのは、諫早市の場合には瓶の分別というのは手選別というか、手で選別をされております。向こうは色を見て自動で振り分けをする、あと袋を自動的に機械で破る、そういう装置もあったかというふうに思っています。そういう中で規模的にはかなり大きいのかなというふうに思っています。  それと、瓶を出すときに県央不燃物再生センターで一番苦労をされているというのが瓶のふた、あれを必ずとっていただきたいということでございます。議員も焼き肉を食べられると思いますけれども、特に焼き肉のたれのふた、あれが金具になっています。ああいうのを必ずとっていただいて、中を洗っていただいて出していただきたい。その手選別でかなり時間を食うということですので、これについては市民の皆さんも徹底をしていただきたいというふうに思っておるところでございます。  それと、金沢市では環境保全全般についてということで研修をさせていただきましたけれども、特に金沢市はかなり大きい、人口が44万人ということでございました。ここは平成10年に環境都市宣言というのをされていまして、環境都市金沢の実現ということで地球温暖化防止のきめ細かい施策が展開をされていたというふうに思います。特に地球温暖化の関係とか、地球環境保全の問題というのは市民一人一人といいますか、人類一人一人にとって避けて通れない共通の課題だというふうに思っております。そういう中で、市民、事業者、行政、各主体がそれぞれの役割を認識して環境負荷の低減をする必要があろうかというふうに思います。  そういう中で、旧諫早市でございますけれども、事業者みずからということで環境保全に向けた取り組み率先実行ということで、環境への負荷の低減と温室効果ガスの排出削減を目的に諫早市環境保全率先実行計画というのをつくっておりました。これにつきましては、合併により現在つくっておりませんけれども、今各5町のデータを集めて、また実行計画を作成し、推進をしてまいりたいというふうに思っておるところでございます。  以上でございます。 140 ◯山口一輝君[ 136頁]  日ごろより部長の環境に対する姿勢に感服いたしておるわけでございます。皆様方の御意見、要望にこたえるように努力されているということがうかがわれます。  なぜこういうことを言うのかといいますと、いつも責めるだけでしょう。実はこういうことがあって、温厚なある庶民的な首長さんがある議論の中で「あなたは何をやっているのか」と、だったと思います。この質問に対して「何をおっしゃっているんですか、私は常に辞表を片手に日夜取り組んでいるのだ」と。私、その姿勢に大変感動をいたしまして、どうぞ市民の期待にこたえるように、ともに努力をしていきたいと思います。  それで、教育長に伺います。  懲戒と体罰でございますが、どこまで懲戒か、どこからが体罰か、ちょっと不明確な場合があり、学校と保護者と食い違うこともあるということでありますが、懲戒は校長、教員の自由裁量に任されるのか、任されるとすれば一定の限界はないのか、伺います。 141 ◯教育長(峰松終止君)[ 136頁]  大変難しいところでございますけれども、懲戒の限界についてはどうなのかというふうに受けとめております。実は児童・生徒に対する懲戒がどこまで認められているかという件につきましては、明確に示したものはございません。ですから、判例をもとに説明をしてみたいと思っております。  昭和56年の東京高裁で出された判例では、スキンシップよりもやや強い刺激がもたらす教育効果があることから判断して、そうした行為を行う際は教師が個人的感情を入れず、かつその行為が口頭によるのと同じ程度の軽い身体的侵害にとどまる場合に限り、その行為を許可してよいといった内容の判決が出ております。昭和56年でございます。この例によりますと、いわば軽くたたくといったことは懲戒として許されるようにも思われますけれども、だからといってそのような行為を推奨しているわけではございません。  さきの答弁でも申し上げましたが、私たち教育に携わる者は児童・生徒を導くに当たり、暴力的行為によってではなく、児童・生徒、保護者との信頼関係の上に立って諭すなどの教育的行為によって導くことができるように努力していかなければならないと考えております。  ちょっと抽象的であったかもしれませんが、はっきり明示したものはございませんので、判例をもとに御説明をいたしました。  以上でございます。 142 ◯山口一輝君[ 137頁]  いずれにしても、体罰は禁止ということでうたわれていますね。懲戒などは教育的配慮の下で行わなければならないのであり、あくまでも教員の冷静な判断と対応が必要じゃないかと私は思うわけであります。  自治会について。  自治会に加入していない人がおられるわけですけど、地区によって、いろいろおのおのの考え方が違うと思うわけですよね。いろいろ缶拾いとか草払いとか、各地区によって異なりますよね。その奉仕活動といいましょうか、参加の実態など把握できているのでしょうか。また、自治会に加入している人の考えがまた別にあると思うんですよね。その辺の把握というものはいかがなものでしょうか。わかる範囲でいいです。 143 ◯企画振興部長(山口輝美君)[ 137頁]  今わかっている範囲でお答えをしたいと思いますが、大きなそういう清掃活動といいますかね、これは一つに諫早市衛生組織連合会が行っております市民大清掃というものがございます。今年は8月6日に実施をされております。それから、空き缶回収です。これは市が音頭をとりまして、これは生活環境部の方なんですけれども、空き缶回収キャンペーンということで御協力をお願いしますということで、これも自治会等を通じてお願いをいたしております。これは6月4日に実施をいたしております。  それから、そのほかに本明川をきれいにする集いということで、7月16日に本明川の河川敷の沿線といいますか、そういうところでいたしております。ここの場合は参加団体が29団体、これはいろいろなライオンズクラブとか、あるいはまちづくり団体とか事業所とか、そういうものを含めて29団体御参加いただいて、参加者数が約1,000人ぐらい集まっていただいて御協力をいただいております。もちろん市の職員も参加をさせていただいております。  その参加の把握についてでございますけれども、市民大清掃にしても、空き缶の回収キャンペーンについても、市としては把握しておりませんが、各自治体でそれぞれ把握いただいているものと思っております。  それから、参加されている皆さんで自治会に加入されているか、あるいは加入されていないかということについても、そのあたりの把握はできておりません。  それから、今の話は大きい、全域的なものだったんですけれども、いろいろ調べてみますと、各自治会でそれぞれ、例えば班ごとに順番を決めて草刈りをしたり、それから空き缶拾いをしたり、そういうことをやっている自治体は多うございます。  以上でございます。 144 ◯山口一輝君[ 137頁]  私自身、自治会は各世代の人間関係の形成から地域社会の勉強の場としてなくてはならない大変重要な組織だと思っております。  最近、子どもに関するいろいろな出来事が多い中、子どもが伸び伸び育っていくにも地域社会、自治会のコミュニケーションが大事だと思うわけでございます。今の人たちに昔のことを語りかけてみると、昔は昔、今は今とよく言われます。私は近所の人に育てられました。育てられた思いが、今の自治会には住民一人一人が必要かと思うわけであります。  終わります。 145 ◯副議長(川浪昭博君)[ 137頁]  一般質問を保留し、しばらく休憩いたします。                 午後2時56分 休憩                 午後3時11分 再開 146 ◯議長(古川利光君)[ 137頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  次に、北島守幸議員。 147 ◯北島守幸君[ 138頁]  どうもこんにちは。北島でございます。3時十一、二分というところで始めさせていただきます。週末の何かと土日はお忙しい中で、きょう、私で一般質問今週の部最後でございますので、よろしく御拝聴いただいて、懇切丁寧な答弁をいただければ幸いに存じます。  9月ということで、今申し上げましたように、土日、土日でいろんな催し物もあろうかと思います。私はその前に、この夏を振り返ってみまして、過ぎし7、8月を振り返ってみますと、多くの子どもを抱えながら、いろんなところに、ハウステンボスに連れていくとか、三井グリーンランドに連れていくとか、もうちょっと調子のいいときは東京ディズニーランドにでも行こうかというような公約をいろいろそれぞれの子どもに言ったんですけれども、何一つ実現できないまま、公約達成率0%で夏休みを終わってしまったのを反省しております。  ただ、息子は自分で地元の夏祭りに行きました。親が当てにならないなと思ったんだろうと思います。  あともう一つついでに言えば、地元藤山議員に何の断りもなく、富川渓谷ですか、家族でこそっと行かせていただいて、唯一ある土曜の昼下がりでしたけれども、天気がよくなくて、ほとんどほかのお客さんもいらっしゃらなくて、川を独占してきたのが唯一家族サービスだったかなということで、また、先ほどに戻りますけれども、夏休みの反省のもとに9月、10月のイベントを楽しくこなしていきたいと思います。  そういう中で、本日、通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。よろしくどうぞ。  合併をいたしまして1年半を過ぎたこの時期、市にまつわるいろいろな使途、システムが新諫早市としてスムーズに回り出したように感じております。私自身も住所を書くときに、冒頭に西彼杵郡ではなく、諫早市とすらすら出てくるようになりました。本日、第1問としてお伺いする地域審議会について、これからの地域、ひいてはオール諫早のテーマとしてとらえたところで考えてみました。  まず、地域審議会の一番の役割。地域審議会は当初の目的を達するべく進んでいるのか。地域の声、民の声をうまく反映できているのか。地域の生の声がストレートに表現される組織としてあるべきと思いますが、現実はどのように推移しているのか。広報、広聴の実態はどうであるのか。審議会の委員の方々は地元の期待を背負い、意気に感じてその職務に励まれていることと思いますが、現状をお聞かせ願いたいと思います。  次に、遊休市有地の管理、運用、処分等、適時的確に行われているか。最新の情報をお聞かせ願いたいと思います。  行財政委員会においても論議されているところですが、出と入りのチェックをこれほど行政が言われることは過去になかったことかと思います。一般の市民の関心も常に高く、タイム・イズ・マネーの感覚が強く求められているところかと思います。  三つ目、去る7月5日、そぼ降る雨の中、有喜中学校において開催された少年の主張大会について、14歳、15歳ぐらいの少年、少女の熱弁とレベルの高さに圧倒され、強く感動した一人として、この催しが決して一過性のものでなく、1校1名の代表を文字どおりリーダーとして各中学校の生徒一人一人がすべて真摯に物を考える雰囲気づくりができたらいいなと思っております。  真摯な言葉で大勢の人に語りかける、人にわかりやすい言葉を使う、目線をそらさない等々、現代っ子に弱いのではないかという懸念もある中で、この催しが中学生生活の中でどのように位置づけられているのか、お尋ねをいたします。  四つ目、最近よく目にし、耳にする食育、そして、私には目新しい、耳新しい栄養教諭なるものについてお伺いいたします。  まず、栄養教諭とはいかがなポジションであるのか。  当市においての配置の予定があるのか。これは去る8月末にございましたPTAの全国大会においてでございますが、文部科学省の方が都道府県、市町村、PTAと、下の組織から国へ要望が欲しいという表現を壇上でなされておりましたが、自治体によっていたり、いなかったりという実態になっておられるのかどうか、その辺についてお伺いします。  4番、食育の定義は何か。  5番、「早寝、早起き、朝ごはん」運動は、今日現在展開されているか。  6番、先ほども言いましたけれども、朝食の効用が特に強調されておりましたが、夜型改善策はあるのか。朝食を必ず食べる、食べさせる努力とはいかなるものか。  いわゆる田舎ではできて、都会ではできないこと、そのときにパネラーの方が宮崎ですから、どの程度の人口規模の町の方かわかりませんけれども、鶏をつぶして食卓に乗せる、そういう料理をきょう現在家でしている。現実こういうところまではなかなか踏み込めないと思いますが、現実どのあたりまで食材の素材を見せることができるのか、体験させることができるのか。  同じく魚料理について、調理をさせる、魚をさばく等々が体験し得るのか。  以上、4番の項目です。  5番、小児救急医療体制の充実について。  当たり前ですが、子どもは宝物であり、家庭の宝、国の宝、この宝物が有事の際は速やかに対処するのが親として、社会として当然であろうかと思います。けれども、急な病気、けがともなれば、いかに気は急いても特段の知識もなく、うろうろするばかりでございます。ここはやはり小児科の先生の専門的所見と処置にゆだねなければなりません。今、この小児科医師の不足による救急医療体制への影響が顕著な状況となってきておるようでございます。  お医者様の確保に医師会、医療機関、市当局、その他関係機関が奮闘努力されておると思いますが、24時間安心して診療を受けられる医療体制は子育て支援のまさに重要課題であろうかと思います。今日的取り組み、現状についてお知らせをお願いいたします。  6番、旧高来町山林会の補助金についての定期監査結果報告による監査委員の検証において、その後の当局の対応と今後市民の皆さんにお知らせすべきことについて御質問いたします。  言葉をきれいに言わないといけないと思いますので、選んでいきたいと思いますので、この検査意見書をそのまま朗読して6番の質問にしたいと思います。  監査の結果、財務に関する事務の執行は、適正に処理されていると認められるが、一部において不適正な処理が見受けられたので、その状況を記載し、適正な措置を講じるよう望むものである。  支出事務関係について。平成17年2月に旧高来町が支出した湯江山林会、宇良地区山林保護組合、財団法人小江地区山林会及び深海地区山林財産管理組合への助成金について、1、助成金の交付申請時における運用管理計画(事業計画)の内容及び当該助成金の算出根拠に合理性が認められないなど、助成金の交付決定手続が適正に行われていない。  2、支出負担行為、支出命令もしくは支出負担行為に関する確認等の行為及び支出が、法令等の規定に抵触しており不適切である。  したがって、当該助成金対象事業の未執行分に相当する助成金額については、適正な措置を講じられたい。  以上が監査結果報告でございます。当局の今後の取り組みと市民への説明はいかがになっておりますか。  以上、冒頭の質問とさせていただきます。誠意ある御答弁をよろしくお願いするものであります。 148 ◯市長(吉次邦夫君)登壇[ 139頁]  北島議員の御質問にお答え申し上げます。  まず、地域審議会の件でございます。  地域審議会は、新市建設計画に関することなど地域に係る重要な事項について、市長の諮問に応じて審議し、答申する諮問機関として旧市町の区域ごとに設置をいたしているものでございます。  地域審議会は、地域住民の声を市政に届ける重要な役割を担っており、昨年度は特色あるまちづくりにつきまして、熱心な御審議をいただき、貴重な答申をいただいております。今年度はことし3月策定の総合計画をもとに、地域の特色あるまちづくりに向けての具体的な取り組みについて現在御審議をいただいておりまして、10月までに答申をいただく予定でございます。  地域振興計画は地域の特色あるまちづくりの行動指針でございまして、現在策定を進めております実施計画との整合性を図りながら、実践的な地域振興計画となるよう策定をいたしたいというふうに考えているところでございます。  それから、小児救急医療体制の充実についてでございます。  少子化が進行する中でございますが、北島議員にはたくさんの宝物がおられるようでございまして、特に小児救急については御関心が深いんではなかろうかというふうに思っているところでございます。  夏休みサービスができなかったということでございますが、今から秋に入ります。どうぞ秋の中でそういった家族のサービスをよろしくお願い申し上げたいと、私からもお願いいたしたいと思っております。  今後の地域社会を担う若い生命を守り育てるため、保護者の育児面における安心の確保と子育ての支援を図る観点から、小児救急医療体制の整備が急務になっております。特に本市では保護者の大病院志向によりまして、多数の軽症患者を含む小児患者が夜間に諫早総合病院に集中し、これに伴い病院勤務の3名の小児科医師の負担が激務化いたしております。危機的体制にある状況が起きているわけでございます。  市といたしましては、事態の重要性に対応するため、健康保険諫早総合病院への支援体制を組むことによって、小児救急医療体制を継続できる方策を関係機関と鋭意協議をいたしてまいっております。  去る7月には、知事に対する政策要望におきましても、同病院が院内に開設する初期救急診療所に市内の小児専門の開業医に交代で参加いただき、8時から11時まででございますが、準夜帯における救急診療機能を整備しようとする計画案を説明し、県の理解と支援につきまして古川市議会議長とともに要望を行ったところでございます。  要望の中では、県の協力により子ども医療福祉センターの医師を救急診療所に派遣することが可能となれば、交代で執務する開業医の負担軽減が図られることから、より安定した診療体制の確保と保護者の不安解消につながるものと期待をいたしているところでございます。  初期救急診療所の開設に向けましては、運営を行う諫早総合病院、交代で勤務する開業医師等を確保し、派遣を調整する諫早医師会、及び医療機関を支援する立場の人の間で実務的な調整を図ってきておりますが、着実に協議が進んでいるとの報告があっております。今期冬場を迎える前に対策が講じられるよう、関係機関の合意形成に引き続き取り組んでまいりたいと思っております。  なお、小児救急医療の充実のためには、このような体制づくりのほかに小児医療の不採算性を補う手だてについて、地域全体で協議することも必要とされております。市といたしましては、民間医療機関の経営努力を前提としながらも、安心で質の高い地域医療を確保する立場から、今回の初期救急診療所の運営に対する一定の財政支援も必要であるというふうに判断しておりますので、今後の対応につきましては、市議会とも協議しながら具体化に努めてまいりますので、御理解を賜りたいと思います。  以上で、残りの部分につきましては、教育長、担当部長の方から答弁させたいと存じます。(降壇) 149 ◯教育長(峰松終止君)[ 140頁]  それでは、北島議員の大きな三つ目の御質問、少年の主張大会についてお答えをいたします。  まず初めに、少年の主張大会の目的でございますが、中学生が日常生活の中で何を感じ、何を考えているのか、家庭や社会の中で自分の果たすべき役割は何か、未来や社会への提言や希望などを広く募ることで、みずからも社会の一員であることを少年に自覚させるとともに、少年に対する大人の理解を促し、青少年の健全育成意識の高揚を図ることを目的といたしております。  教育委員会では、少年の主張大会までに生徒が取り組みます自分の考えや意見を作文にまとめること、友達の前で自分の考えを発表すること、友達の考えや意見を聞くことといった一連の学習の一つ一つが大切であると考えております。そのためほとんどの中学校では、生徒に作文を書かせ、学級代表者による学校予選会を実施して、学校代表者を選出いたしております。  少年の主張大会は学校代表者による大会でございますが、代表者だけでなく、一般の生徒もそれぞれの学校で作文を書いたり、友達の意見発表を聞いたりする学習をすることで、大会に参加していることになります。  次に、ふだんの授業での指導でございますが、現代は話したり、聞いたりする能力が重視されておりますので、国語科を中心にコミュニケーション能力を高める学習に力を入れております。大人も子どもも人の前で自分の意見を発表することは大変難しいことであり、大切なことではありますが、それと同時に人の話を真剣に最後まで聞くことも大切であります。そのため、ふだんの授業でも話すことだけでなく、聞くことにも力を入れて指導をいたしております。  本年度は有喜中学校で少年の主張諫早大会を開催いたしましたが、北島議員も会場でごらんになっておられたとおり、有喜中学校の全生徒が1時間半にわたって一言もしゃべらずにメモをとりながら真剣に話を聞く姿は、まさに全生徒に対する聞くことの指導がなされている成果と言えます。
     このように少年の主張大会は、中学生にとって大切な学習の機会であると同時に、諫早市内の中学生の交流の場になるなど、大変意義深い大会でありますので、今後も会場の中学校を変えながら、大会を実施してまいりたいと考えております。  次に、質問項目の四つ目、栄養教諭の配置と食育についてお答えをいたします。  子どもの食生活の乱れが問題となっている中、子どもが将来にわたって健康に生活していけるよう、食の自己管理能力や望ましい食習慣を子どもに身につけさせるため、小・中学校が行う食に関する指導の中核的な役割を担うのが栄養教諭でございます。  現在、栄養教諭を任用している県は全国で26府県でございますが、長崎県においては国立長崎大学附属小学校を除いては栄養教諭の配置はあっておりません。県教育委員会によりますと、平成19年度から若干名任用予定ということですが、諫早市内の学校に配置されるかどうかはまだわかっておりません。  次に、食育についてお答えをいたします。  食育基本法が平成17年6月に成立いたしましたが、その前文の中で、「食育を、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付ける」と基本理念が掲げられ、特に子どもの食育についてはさまざまな経験を通じて食に関する知識と食を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てることが求められております。  さらに食育は、あらゆる世代の国民に必要なものであるが、子どもたちに対する食育は心身の成長及び人格の形成に大きな影響を及ぼし、生涯にわたって健全な心と体を培い、豊かな人間性をはぐくんでいく基礎となるものであると定義づけられております。  続いて、「早寝、早起き、朝ごはん」運動についてでございますが、諫早市PTA連合会の18年度運営方針にも明記され、各小・中学校のPTA活動の中で取り組まれておりますし、本市が進めております学校を中心とした食育推進事業の中でも、学校栄養職員が中心となって進めております。  関連しまして、早寝の習慣づけや栄養バランスのとれた朝食についても、養護教諭や学級担任と連携して指導を進めております。  次に、食材の現物を直接見たり、体験させることをしているのか、そういう趣旨の御質問にお答えをいたします。  学校では、食材についてより身近に触れ、理解するために、学校園での野菜の栽培、それを家庭科室で調理をして試食をするといった一連の体験学習が数多く取り入れられております。魚についても長崎魚市場協会の協力を得て、魚のさばき方教室を開き、中学生に魚を体験させる取り組みをしている学校もございます。また、給食の食材についても高来町のアスパラガスや冬瓜、多良見町のブドウやサトイモなど、地域をアピールできる食材を、しゅんの野菜などについては学校栄養職員が実物を児童・生徒に見せながら給食指導を行い、地域や生産物についての理解を深める努力をしているところでございます。  以上でございます。 150 ◯財務部長(塚原一成君)[ 141頁]  2番目の遊休市有地の管理等についてということでございます。  出と入りのお話をされまして、結局、財源の確保についての御質問だろうというふうに思います。  そういう中で、18年8月現在までの5カ月間で処分をいたしました普通財産の実績につきましては、3カ所で合計が900平米、価格が約2,900万円の処分を行っております。また、国から権限移譲をされました法定外公共物、里道、水路のうち土木部の方で用途廃止をしたものにつきましては、普通財産として引き継ぎをして、それから処分をしているところでございます。これが4カ所で合計で面積が180平米、価格が約340万円でございます。  また、18年8月現在で公売可能な市有地の箇所などにつきまして、100平米以上で申し上げますと、箇所的には27カ所、面積では約9,800平米。なお、価格につきましては、市の固定資産の評価額で仮に評価をいたしますと、約3億1,000万円程度になろうかと思います。  財政上も大変処分を急ぐべきであるという御指摘もいただいておりますし、今後も売却可能なものにつきましては、できるだけ速やかに処分をいたしたいというふうに思っております。  以上です。 151 ◯農林水産部長(田鶴俊明君)[ 142頁]  6番目の旧高来町による山林会への補助金において、監査委員の指摘事項への対応についての御質問にお答えいたします。  本件は、旧高来町が高来地域4山林会に対しまして、平成17年2月に平成16年度から平成20年度までの5カ年分の山林保育や地域振興等の事業への助成金として総額7,000万円を一括支出したものであります。  監査報告の内容は、先ほど北島議員御発言のとおりでございますけれども、1番目に、助成金の交付申請時における事業計画の内容及び当該助成金の算出根拠に合理性が認められないなど、助成金の交付手続が適正に行われていない。  2番目でございますが、支出負担行為、支出命令もしくは支出負担行為に関する確認等の行為及び支出が、法令等の規定に抵触しており不適正である。したがって、当該助成金対象事業の未執行分に相当する助成金額については、適正な措置を講じられたいとの指摘を受けております。  具体的には実際に積み上げた事業費ではなく、均等割、面積割、世帯割で計算された助成金の算出方法や、5カ年間の事業計画に対し、初年度に一括して5カ年分の助成金を実績確認せずに支出した点など問題点として指摘されております。  今後の対応につきましては、指摘されました事項や地域の実情等を十分に踏まえながら、返還を含め、適正かつ適切な措置を講じる必要があると考えております。  以上です。 152 ◯企画振興部長(山口輝美君)[ 142頁]  1番目の地域審議会についてでございます。今の審議状況と、それから今後についてお答えをいたしたいと思います。  先ほど市長から答弁がありましたように、今年度は地域振興計画について昨年答申をいただきました地域の特色あるまちづくりを実行できる地域計画として策定するため、各審議会に諮問をいたしまして意見を求めているものでございまして、10月末までに答申をいただくようにお願いをいたしております。  審議に当たっては、市の方からは審議の進め方、審議会の回数、計画事業等などについては特に提示をいたしませずに、審議会の自主性に任せておりますので、それぞれの特色あるまちづくりについて、地域みずからが考えるまちづくり計画となるよう、地域住民の声も聞きながら御熱心な論議がなされているようでございます。  ただ、審議会にお願いしていることがございまして、これは審議に当たりまして行政に対する要望事項の論議に偏ることなく、地域の特色をとらまえ、どのような方法、手段で地域活性化を図るかを考えていただき、市が行うもの、市民が行うもの、市と市民が共同して行うものなど明らかにしながら、実効につながる具体的な取り組みの御検討をお願いしているところでございます。  審議過程では総合計画を念頭に置く市の計画、施策との整合性を図るため、関係部局との調整も予定をされております。  このような手順を踏まえ、実効あるそれぞれの地域ならではの特色ある事業計画についての答申があるものと期待をいたしております。  市においては地域審議会の答申に基づき、地域振興計画を策定することにしていますが、策定に当たりましては財政的な面も踏まえながら、今年度中には実践的な地域振興計画の策定を考えているところでございます。  以上でございます。 153 ◯北島守幸君[ 142頁]  どうもありがとうございました。  まず最初に、私の質問では一番最後の山林会の件について、農林水産部長の御答弁の中に、返還を含め適正にという言葉があったかと思いますが、そういうことで適正に、返還という形をもって当局が臨まれていると解釈してよろしゅうございますでしょうか。 154 ◯農林水産部長(田鶴俊明君)[ 142頁]  先ほど御答弁申し上げたとおりでございまして、返還を含め、適正かつ適切な措置を講じる必要があると考えておるところでございます。 155 ◯北島守幸君[ 142頁]  そういう方向でぜひこれから、既に1年半、市が運営されておりますので、正は正、非は非として前向きに円滑に市が回る方向で、指摘されたことについてはそれぞれの立場でそれぞれ善処されていただきたいと思います。  そういう観点に立って、私、1番に地域審議会を持ってきたわけですが、市長及び企画振興部長から答弁ありましたけれども、私自身議員が言うのもおかしな話なんですけれども、地域審議会というのは、昨日、石場議員の方からも違う観点から、趣旨は同じことなんですけれども、非常に期待をしているというか、地域が合併においていろんな組織が、合併協議会の下に地域懇話会、正式な名前忘れましたけど、そういう各団体の中でいろんな、これはどうするんだ、あれはどうするんだという中で、議員もいるけれども、地域審議会があるというような声が多く出て、私たちも推進の立場で今日に至っておるわけですので、部長おっしゃるところの要望事項に偏ることなくというのはよくわかります。よくわかりますが、一つの美辞麗句で飾ることなく、やはり地域地域、5町はそれぞれ事業等が足踏みするんじゃないかと、そういう懸念もありますので、地域審議会において、それを全部ぶっ混むわけじゃないですけれども、地域審議会の中で当局が、あくまでも市長の諮問機関というとらえ方をされておりますので、諮問に関して答える機関かとも思いますが、要望の中で審議委員、どこの審議委員さんも同じでしょうけど、各界各層、それなりに15名の方が専門知識を持ち、地域の実情がわかった方々がなっておられますので、極力そういう声を吸い上げて諮問機関との整合性をもって、あわせてお願いしたいと思います。一言お願いします。 156 ◯企画振興部長(山口輝美君)[ 143頁]  議員御存じのとおり、合併する前に新市建設計画というものをつくっております。それを踏まえながら今の総合計画もできておるわけですけれども、その中で例えば具体的に事業名が出たり、あるいは抽象的であったり、いろいろあると思うわけですけれども、これはいろいろ市の事務事業を全部出してしまえば何千もあるわけですね。だから、それを出すということは非常に難しいことで、ある程度まとめて抽象的になったりしているものがございます。  今、審議会にお願いしているのは、いろいろそういう御意見、個々の事業についてもいいですから、御議論いただきたいということでお話ししております。ただ、それがすぐお約束できるものと、ある程度の年限をかけるものとは出てくるであろうと。これは市全域の問題でございますので、そういう形で具体的に表現でき、あるいは具体的に例えば、何年から何年ぐらいまでは計画しなければいかんというようなものも出てくるであろうし、あるいは抽象的な形で表現せざるを得ないものも出てくると思いますが、おっしゃいますように、率直に御意見はお伺いするように考えております。  以上でございます。 157 ◯北島守幸君[ 143頁]  よろしくお願いします。  あわせて一つ、地域審議会についてお聞きいたしますが、先般、多良見町の分を傍聴した折に、その前の前の回ぐらいからだそうですが、分科会という、ちょうど議会みたいに文教厚生ですか、そういう15人を3班に分けたようなのがあっていましたけれども、そのことを一つお聞きすることと。  我々その場合は傍聴人、一般傍聴人、だれでも聞けるわけですけれども、資料が何一つ、一枚もないということ。それと、呼びかけるんですかね。何月何日、この間は8月30日だったですけど、本当は8月18日が台風のためにということでしたけれども、とにかく何度も地域審議会がありますよと、傍聴してくださいと呼びかけて、実際傍聴に来るのはそんなに何十人もいないんですけど、関心のある人は毎回来ておられるようです。私も極力行っておりますが、その中でさっき言いましたように、何をきょうあれするのかという文書がまず何一つないというのと、分科会に分かれて各部屋に分かれるんじゃなくて、大部屋を3班に分けられるから、聞く側としては全く聞けんわけですよ。それぞれの声を聞けば、耳が四つも五つもあればよかでしょうけれども、聞けないわけですね。そういうこと。呼びかけた割には傍聴人のあれになっていないなということで思いましたので、その点お伺いします。 158 ◯企画振興部長(山口輝美君)[ 143頁]  先ほど答弁いたしましたように、審議の進め方等については自主性に任せているということがまず大原則でございます。  ただ、諫早地域審議会の場合は地域振興課が事務局をあずかって、それから、それぞれの多良見、高来、旧5町の審議会につきましては、支所にその事務局ということで総務が担当していると思いますけれども、任せております。  今おっしゃいましたことについて、少し配慮が足りなかった部分もあるかもしれんなという感じがして今聞いておりました。今までそういう話を聞いていなかったもんですから、まだ具体的にどういう形でやっているかということも、それぞれお任せした経過もあって把握しておりませんけれども、確かに文書とか、あるいは資料とか、聞いている人もわかるような形で進めていかなければ、本当の地域の皆さんの住民の声というのも届きにくいことも考えられますので、そのあたりについては十分また部内で協議をいたしまして、そういうことがないように対応してまいりたいと思っております。  以上でございます。 159 ◯議長(古川利光君)[ 144頁]  午後4時になりましたら、会議時間を延長いたします。 160 ◯北島守幸君[ 144頁]  よろしくお願いいたします。  上から今度参りますんで、2番ですね。  先ほど財務部長から御答弁いただきましたけれども、その中で里道その他はまだ国の役所なり何なりの一つの不動産の評価というのはあろうかと思いますが、一般的な普通財産を処分する中で、鑑定評価というものが土地なり、土地が主かと思いますが、幾らするんだと、客観的な評価の根拠について、どういう機関でどういう形で評価をなされているのか、まず1点お聞かせください。 161 ◯財務部長(塚原一成君)[ 144頁]  その払い下げる場合の価格の決定、それはどういう機関で、どういうふうな内容でやっているのかという御質問だろうと思います。  まず、市有財産規則の中に市有財産評価委員会を設置すると、そこで財産等の処分についての処分の価格、それから、貸し付ける場合の貸し付け料の決定については、その委員会の中で決定をしております。これは庁内の組織でやっているところでございます。  それから、その金額につきましては、一応いろいろ不動産鑑定をとる場合もありますけれども、まず、近隣の売買実例、これは市が売買をしたときの実例、それから地価公示価格、地価調査価格、それから、過去に鑑定結果をしたものがあれば、それも活用をいたします。そして、なお規模が大きな土地、評価が難しいという土地については、その当該土地については場合によっては不動産鑑定をとっているというようなことでございます。  なお、法定外公共物、里道、水路につきましては、非常にこれは評価が難しいところでございますけれども、実際この法定外公共物がもう必要ないという部分につきましては、現状は既に宅地になっていたりしている部分があるわけです。ですから、そういうものについてはもう廃止をして売買をするわけですけれども、そういう場合には現状の地目、実際は水路であっても、実情はもう宅地に使用されておれば、その宅地並みの評価で売買をしているということでございます。  なお、その場合の評価につきましては、これは税務署の方で相続税の評価を算定する場合に諫早市の固定資産の評価額、これに一定の率を掛けた額、これを相続税の課税標準額としておりますので、これを用いて評価をし、売買価格を決定していると。しかし、評価委員会はあくまでも売る場合にはこの金額以上で売ってください、買う場合には上限ですよということで、この金額で買いなさいとかいう評価委員会の決定事項ではありませんので、この金額以内で買ってください、この金額以上で売るようにしてくださいという形での評価の決定をやっているところでございます。  以上です。 162 ◯北島守幸君[ 144頁]  どうもありがとうございました。  具体的に1カ所というか、何カ所もあるんでしょうけれども、1カ所だけ。いろんな要望がある中で多良見町囲に基本的には目的に沿うことがなくなったと思いますけれども、給食センター用の用地が、当初はいろいろ多目的に確保していたと思いますけれども、いろんな当時の意味がありましたので確保していたんですが、あの分について割と用途が準工業地域でもございますし、非常に需要というか、駐車場に貸してくれとか、その他いろいろあると私ども耳に入っておりますが、あそこについての当局のお考えが定まっているか、検討中であるか、その辺についてお聞かせを願えればと思います。 163 ◯財務部長(塚原一成君)[ 144頁]  今御質問にありました、これは多良見町の囲名、いろいろこの目的については給食センターの用地だとか、図書館の用地だとか、代替地の用地だとか、これは平成13年度に旧多良見町の6月議会で予算化された、議事録を見てみたんですけれども、余りはっきりした目的は表示されていなかったんですけれども、これはその当時平成14年度に多良見町の土地開発基金で、金額にいたしますと2億4,000万円、面積で3,500平米。この金額で多良見町の土地開発基金の方で購入をされております。その土地をその後、多良見町では図書館もできましたし、給食センターにつきましては御存じのような計画になりましたので、この土地についてはまずは一応新市に引き継ぎましたので、この土地については教育財産ということで一応教育委員会の方に所管で、行政財産として移しをいたしました。そういう中で教育委員会の方で再度検討をされましたけれども、使用目的がもうないということで、今度さらにまた普通財産の方に所管がえになってきておりまして、現在は普通財産として財務部で所管をしているところでございます。  まだ現在この土地の利用については今のところありませんので、先ほども基本的な考えを申し上げましたけれども、処分も含めた活用の方策を考えていきたいというふうに思っております。  まず処分できなければ、いろいろ貸し付けの方法もございますので、そういったことも踏まえて検討をしたいというふうに思っております。 164 ◯北島守幸君[ 145頁]  よろしくどうぞ。  教育長の方に再質問させていただきます。  まず最初に、少年の主張の方からですけれども、市民少年の主張諫早大会の優勝というか、上位優秀者の方は県大会なり、九州大会とか、全国大会とか、そういう上の大会というか、そういう大会への、県大会ぐらいまではあるんですか、その辺をちょっと。 165 ◯教育長(峰松終止君)[ 145頁]  その件につきましては、諫早市大会をまずやりまして、最優秀、それから優秀というふうにランクがありますけれども、県の大会を考えての大会をやっております。  けさの新聞でしたかね、県の大会で優秀でしたかね、そこはさっと見ましたので、よく覚えていませんが、入選をしておりました。そういう状況でございまして、県の大会まで。県の大会で最優秀者は全国大会に行くと。(「全国大会まで」と言う者あり)そういう状況の一連の活動でございます。 166 ◯北島守幸君[ 145頁]  私、優勝その方は、間違いであったら御指摘いただきたいと思いますが、飯盛中学校の牧野あかりさんであったかと思います。そうですよね。この方は実に明快な「命を見つめて生きる」というテーマで、もう我々市会議員のクラスをレベルが上回っとったですね。話のレベル、内容がですね。中にはごっすんの議員もおられるかもしれませんけど、私なんかとてもじゃないけどというふうに、論旨もすてきであったし、非常に明快な口調であったなと思います。  その中で、名前はもう申し上げませんが、私非常に感心して、新聞によりますと、たしか賞はいただいていなかったのかなと思いますけれども、私の評価が高うございましたのは、男の子でしたけれども、その中で幼い子どもがなぜ人をあやめる、傷つけたりできるのかと。要するに、同じ世代としてそういうことのあった人を注目するようになったというような論旨のもとに、中学生あたりであれくらいの客観性を持って同級生を眺めて評価、自分のことに当てはめて評価できる人もいるんだなということで、非常に感心した次第なんですけれども、だから、冒頭申し上げたけど、一人一人中学校、小規模校と大規模校で大分人数は違うでしょうけれども、そういう発言力がある、頭がいい、優秀な子というのはおろうかと思いますけれども、さっき言った全体の底上げというかな、国語の授業なり何なりでなさるということですけれども、ああいう子どもさんをあっちこっち引っ張り回すというわけにもいかんでしょうけれども、優秀な、私、3SUNテレビでこの優秀作の人また拝見する機会が偶然あったんですけれども、やはりすばらしいなと思いました。  それは全員の生徒、参加者のコーナーでしたけれども、何かの機会にはほかの場面でこういう大会じゃなくて、中学生も授業等が忙しいんで、そういうこともできないでしょうけれども、何かの機会には別の場でまたお話しいただくという機会があればなというふうに思ってきたんですけれども、その点についてどうでしょうか。 167 ◯教育長(峰松終止君)[ 145頁]  議員の中でもたくさんの方が有喜中学校に見えていただきまして、実際見ていただいたと思うんです。大変すばらしい提言を起こしておりまして、大変感心をしたところでございます。  ああいう大会でのまず発表と、それから、毎年社明運動が市民センターの講堂であっているんですけれども、毎年優秀者についてはそこで発表していただいております。機会はですね。そういう状況でございます。  以上です。 168 ◯北島守幸君[ 146頁]  それは私が知りませんで、大変失礼しました。  次に、4番の食についてでございます。  なかなか先ほどの説明の中で、十分ここの場では理解、私の頭の中で100%理解するに足りないところもありますが、また、それをもってゆっくり勉強させていただきたいと思いますけれども、先般、答弁の中に出てきた部分もありますが、魚料理でそのPTAの大会のときに一般席から手を挙げられて発表、発表者じゃないというか、パネラーじゃない人の中で発表されていましたけど、沖縄の方でしたけれども、大きな魚を、魚料理というんじゃなくて、もう魚そのものをマンビカという魚ということでしたけど、これくらいの魚だそうですね。それをただ焼いただけでみんなでつついて食うそうですよ。そうすると、魚をよく食べるそうですね。姿そのまんまで。だから、現実的にそういうことができるものか、できないものかは別として、そういう事例発表みたいなコーナーがありまして、おもしろいなと思っておったわけです。  先ほど質問の中に入れましたけど、鶏をさばいて云々とかというのは、現実的に普通の中学校や小学校でできるようなことではないだろうなと思って、宮崎のパネラーの方はよっぽどそういう地区でしょうから、PTAの会長か、副会長か、そういう役職でパネラーをされていましたけれども、そういうことは現実的にいかにそういう体験であっても、鶏を全体。私も子どものころそういうのを祖父がやっていたのを見て、私はデリケートなもんだから、10年以上鶏を食べられなくなったんですよ。本当に小学校低学年ぐらいから二十歳ぐらいまで鶏料理がだめになったんですけれども、それはそれとして、非常に今思えば、あれがまさに体験学習であったなということ。それは私毎回申し上げているけど、今の子にぴしゃっと当てはめることはできないと思いますけれども、そういう魚料理が沖縄ではたまに出るそうです。それを繰り返しですけど、みんなでつついている姿を、切って食べるんじゃなくて、もうつついて食べるそうです。そういうことで、私が事例発表しても仕方ありませんけれども、そういうので質問になりませんのであれですが。  けさ出てくるときに、わき道にそれるなということを極力言われて来たんですけれども、もうそれ出したなと思っております。  牛乳、これはもう全く違いますけど、また違ったパネラーの方、宮崎では非常に有名な方だそうですけれども、名前はいいでしょうけれども、牛乳について非常に否定的な見解を持って発表されていたんですよ。牛乳はあんまり云々というのは。それはしかし、文部科学省のお役人さんも、現場の栄養士さんも、それは否定されていましたけれども、何であんなに牛乳を否定するのかな、もう個人のレベルとして牛乳が嫌いなのかなと思いましたけれども、宮崎においては著名な方だそうですね。長崎にそれは当てはまらんでしょうけれども、そういう牛乳、最近、何か本も出ているそうですね。牛乳はあんまりというふうな。だけども、それはしかし、経済的な意味からもカルシウムですかね、そういう要素はわかりませんけれども、そういう栄養分をとるにおいても、非常に的確な飲み物でもありますし、そういう観点で私はとらえているんだけども、教育界においてそういうあれがあるんでしょうか。 169 ◯教育長(峰松終止君)[ 146頁]
     御質問にお答えいたします。  多分牛乳の効用というんでしょうかね、そういう面でのお尋ねであろうと思っております。  牛乳というのは子どもの成長に必要なタンパク源とか、カルシウム、こういったものをバランスよく含んでおりまして、栄養的に大変すぐれた食品として、日本の食生活に定着をしておりまして、学校給食にも必ず提供いたしております。  終戦直後、学校給食が開始されたときに生乳としてではなく、スキムミルクとして導入され、昭和40年代に今のような牛乳に移行していきましたが、その牛乳飲用の習慣化が現在に至る日本人の体位向上に大きく貢献したものととらえております。  また、タンパク質の供給源としては、安価で安定した食品であり、現在、学校給食では1本200ミリリットルですけれども、これが41円70銭で提供いたしております。  栄養的で安定供給が可能な牛乳につきましては、これからも成長期の子どもの食事には欠かせないものとして導入を続けていこうと考えております。  以上です。 170 ◯北島守幸君[ 147頁]  朝御飯の冒頭質問に入れておりますけれども、朝御飯の効用というのは、もうそれは別にだれそれが言うまでもないでしょうけれども、「早寝、早起き、朝ごはん国民運動」というので、それはそのときもらったチラシですけれども、統計として毎朝朝食をとる子はペーパーテストの得点が高い、お手伝いをする子どもほど道徳観、正義感が身についている傾向。言わずともわかっていることかと思いますが、数字としてそういうのがあるということでもらってまいりました。  地元の喜々津中学校でも、このアンケートをとっておられますが、その中で「毎日食べる」は9割ぐらいですけれども、「毎日食べない、全く食べない」という子が1.2%。喜々津中学校の人数でいいますと5人ですね。5人は全く朝食をとらないという統計、これは6月ぐらいの時点のあれかと思いますが。  やはり朝食を食べるというのは腹をもたせるとか、そういうことじゃなくて、こういう学業、もちろん仕事している人で朝飯食べんやったら昼までもたんということもあるでしょうし、もう絶対の効用の中で今全国運動がなされているものと思いますんで、これも質問にならないようですけれども、一応こういう報告というか、そういう統計があるというお知らせということにいたしたいと思います。  教育のことはこの辺でお開きにさせていただきたいと思いますが、あと小児救急医療の件については、もちろんもう御当局が県、国等に働きかけておられますし、医師会その他でいろいろ御尽力なされておるようでございます。私も、もう本当に近場の事例で御披露しますけれども、1歳児が、7月の最後の日曜日やったですかね、夜中、本当にぐあいが悪くなって、諫早病院にお世話になって、本当実体験でつい最近の話なんですよ。3泊4日入院させていただいて、お医者さんが懇切丁寧に、真夜中ですからね、2時半ぐらいやったですかね、もうどうしようもないというか、結果オーライだったんですけれども、症状があれだということでお世話になったばっかりなもんですから、こういうことを御質問させていただいて、ぜひどうぞお医者様の確保、その他医療機関の充実を願って終わりとさせていただきます。どうもありがとうございました。  よろしくどうぞ。 171 ◯議長(古川利光君)[ 147頁]  北島議員、そのまま済みません、おってもらっていいですかね。別の話ですが、宇戸議員に対する答弁が保留をされておりましたので、答弁をいたします。 172 ◯健康福祉部長(森  誠君)[ 147頁]  諫早市内のはり、きゅう施術所の箇所数について答弁を留保いたしておりましたので、御答弁申し上げます。  諫早市国民健康保険条例に基づく指定施術所は34カ所でございます。  以上でございます。 173 ◯議長(古川利光君)[ 147頁]  以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。  次の本会議は9月11日定刻から開きます。  本日はこれをもって散会いたします。お疲れでした。                 午後4時11分 散会 Copyright © ISAHAYA City Assembly All rights reserved. ページの先頭へ...