御承知のとおり、九月二十七日、台風十九号が発生いたしまして、諫早市を中心としまして、かなりの被害をこうむっております。従来からかわらの不足等につきましては話題になっておりましたが、九月の二十八日午後、市民へのかわらのあっせん等を骨子といたします対策が発表されました。この発表を受けまして、九月二十九日、対策協議をいたしたわけでございますが、結果といたしまして、土木部と都市整備部の両部がかわらのあっせんを担当するということに相なりました。
九月三十日、建設業協会の方へ協力を依頼いたしました。佐世保及び伊万里のかわらの製造元へ、かわらの入荷について交渉をいたしたわけでございます。これは、従来、建築業等でかわうの取り引き等があった業界の方の顔を活用させていただいたということになろうかと思います。
十月一日、二日に合わせまして、六千枚のかわらが、そのうちもう既に入荷をいたしておりました。これは、陶器がわらと粘土がわらでございます。
それから、十月の四日に市民へかわら及び
ビニールシートのあっせんの要領について記者発表を行いまして、受け付け期間十月の十五日から二十五日まで、
ビニールシートにつきましては十月の七日から九日の三日間ということで、
市役所玄関ホールで受け付けを行うという旨発表いたしました。
さらに、十月の五日、臨時の市報を発行いたしまして、各家庭へ配布して、周知を図ったところでございます。
ところが、十日ぐらいまでの間に市民からの問い合わせ等が非常に多うございまして、電話もかなり混雑するような状態に陥っています。混乱を予想されました市長の指示がありまして、急遽、十月十一日に受け付け場所を玄関ホールから上山公園の駐車場へ変更することにいたしました。この変更につきましては、市内の要所へ看板等を三十枚ほど立て、また、消防団等の広報によりまして周知を図ったわけでございますが、十月の十五日の初日は若干の混乱を来しました。また、周囲の皆様に御迷惑をおかけした結果となりました。
会場を移したことにつきましては、結果的には非常によかったというふうに考えております。特に、十五日は時間前から周囲の方々がたくさんお見えになりまして、いろいろお話も聞きながら、かわらのことについて御相談を申し上げたということになります。
特に、かわらにつきましては、種類、材質、形状というのが非常に多岐にわたりまして、現物を見ていただきながら判断していただくのが一番よろしかろうということで、時間をかけていろいろ申し込みを受けられたということでは、上山の駐車場に受付を移したのは正解ではなかったかというふうに考えております。
それから、十月の五日の日でございますが、
セメントがわらが一番引き合いとして多うございましたので、
セメントがわらを入手すべく、各所へ手配をしたわけでございますが、結果的には宮崎県の西都市に渡りがつきまして、そこで製造される
セメントがわらを諫早市に入荷するということになりました。
十月中に四万枚、それから、十一月の初旬に二万枚ということで、計六万枚の約束ができたわけでございまして、そういったことで、十月の十五日から二十五日まで受け付けを行ったわけでございますが、お手元にかわらの申し込み及び配付の状況というのが、一枚の紙でございます。この真ん中の欄でございますが、真ん中の欄に
セメントがわらの申し込みの枚数、それから、下段に粘土がわら、それから、陶器がわらの枚数、それから、一番下の欄に総計として数字が記載してございます。十月二十五日の最終締め切りまでに七百七十五件、八万三千四百八十四枚という申し込みがあってございます。
内訳としましては、ここにごらんになりますとおり、
セメントがわらが七万七千六百七十八枚と、それから陶器、粘土がわらが五千八百六枚ということになっております。
二十五日過ぎましてから、二十八日の日だったと思いますが、さらに製造元と交渉を重ねまして、結果的にはさきに約束しました六万枚を十月中に入荷させると。それから、さらに、若干足りませんので、一万八千枚ほどを十一月の初旬に入荷させていただきたいということでこの約束ができましたので、二十九日に、それまでは申し込み多数の場合は抽選ということで処理しようということで予定したおったわけなんですが、抽選をしなくて、枚数が確保できたということで、PRを始めました。
三十一日から、さらに十一月一日、それから二日と、三日間にわたりまして配付を行っております。現在のところ六万七千枚が配付済みでございまして、十一月七日、つまり本日でございますが、本日約一万六千枚を配付すれば、今回のかわらのあっせんは終わるということになろうかと思います。現在、三カ所におきまして、五百枚以上の申し込みの方々に対しまして、または期間中所定の日に取りに来れなかった方に対して、現在、配付を行っているところでございます。
なお、このかわらに関しましての職員の動員でございますが、延べ六百四十四人がこの作業に従事したということになります。
以上でございます。
6 ◯議長(指方盛夫君)[ 9頁]
次に、上程議案等の提案理由につきまして、総括的に市長の説明を求めます。
7 ◯市長(野田 あきら君)登壇[ 9頁]
このたび臨時市議会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては御多忙の中を御出席賜り、厚くお礼を申し上げます。
提出の平成二年度各会計決算について、私から概要を御説明申し上げます。
平成二年度の我が国経済は、湾岸危機も小さな影響にとどまり、外需が縮小の一方では、堅調な個人消費や増勢を続ける民間設備投資を中心として、内需指導型の「いざなぎ景気」を超す息の長い景況が続いてきました。
変転事態の内外社会情勢の中で、日本では「ふるさと創生一律一億円配分」が起爆剤となり、自主自立に基づく個性豊かなまちづくりが全国一斉に起き、加えて、自治省が創設した
地域づくり推進事業により、みずからが考え自分たちが実践する
ふるさとづくりと、地域連帯の
広域化づくりが加速した年と考えます。
一方、地方財政構造は依然として借入残高等により厳しく、行財政の見直し、生活関連施設や高齢者福祉の充実と
ふるさとづくりを推進する適債事業を重点とした地方財政計画が実行されました。
本市は、周辺の経済情勢を見守りつつ、市民の行政需要に対処し、国及び県等に各種要望も重ね、事業消化上、有利な補助事業、適債事業の吸収に努め、健全な市政運営に努めたところであります。
市執行機関及び市議会を初め、関係各位の御理解と御協力によって、御提出の「主要施策の成果説明書」のとおり、市制五十周年の大きな節目に、「まちづくりに飛躍する記念の年」と考えた基本構想の改定等を次代に向け能動的に走らせることができたと考えます。
以下、主な執行点について、施政方針を振り返りながら、現況も加味して御説明と所見を申し上げます。
(1) 市制五十周年記念事業の推進
五十一年目へのスタートにする願いも込めて、「来んしゃい・見んしゃい・上がんしゃい・彩あるいさはや」を合い言葉に、市民皆様とともに市制五十周年を喜び、祝い、楽しみ、自覚・自立・自助を呼び起こす多くの意義ある事業を開催しました。日本の
子供ふるさと継承事業は、本市から子供とふるさとの温かいぬくもりの大切さを全国に発信できたと考え、市のイメージアップと市民の学習意識を促すため、継続したいと考えています。
(2) 諸計画の改定調査と
地域基盤づくり
「花とみずからをささえつつ歩む
田園文化交流都市」を都市像とする新しい基本構想が定められ、橘湾岸開発も企図する二十一健康長寿の
まちづくり計画、継続の生涯
学習活動重点地域整備計画、策定中の西部開発計画を主軸とする
地域開発促進住宅供給計画、都市計画の見地から市中心地区を再開発し、文芸施設の建設を決める
諫早中南部都市整備調査、新斎場建設計画、
農業集落排水調査など、基本計画も見据えた各種の計画調査を進展させ、構想が意図する自然と市民が潤いを持って生き続けるまちづくりの方向を大きく示したと考えています。
その中で、すべての人間が社会生活を健康で文化的に営むため、公益的な発想で物事づくりをみんなのものと考えつくる「
パブリックデザインフォーラム」は、公共機関がこれから着目すべき視点と考え、他の計画事業とともに、本市からさらに提唱実践を促したいと考えています。
基盤づくりとなる
各種計画事業の進展は、根気よく、タイミングよく、正念場をわきまえ、思い切った融合化の決断による誘導、誘発が必要と考えています。
(3) 治水と防災の安全なまちづくりへの推進
治水対策は、小河川暗渠、下水路の整備、急
傾斜地対策等、国・県の事業にあわせた市単独事業も投入し、整備を進展させたところであります。
小野地区湛水防除事業は排水施設すべてが予定より早く完了し、長田地区も着工させて、
小野地区排水路整備計画と
小豆崎地区編入の採択を運動して、全体設計も行いました。
単独治水対策事業としては、旭町に第八番目の
内水排除ポンプを設置し、排水路の整備としゅんせつも予算を増額して推進しました。
また、防火水槽の増設と市域建築物の高層化に伴う三十メートル
級はしご消防車を諫早消防署に配置することにいたしました。
防災と治水の懸案解決は市民の宿願であり、特に「平和都市諫早」を宣言した本市は、安全の追求こそ市民平和の基盤と考え、今後、まちづくりの基本に置く事業であります。
なお、ことしは島原方面の大変事もあり、梅雨時の長雨、豪雨、冷夏に加え、台風十七号、十九号が本市を直撃し、市各界に大きな被災を与え、市民生活と経済活動に停滞を与えた試練の年になりました。今後、各搬にわたる発展計画をこの天の試練を乗り切り、今明年に消化できるかが市政の正念場となり、特に凶作、不作による生計不安の農林業部門の希望ある再建転換策が先決事項と見ています。
(4) 快適な環境づくりの整備
自然景観と明るい生活環境をより整備し、潤いの
田園文化交流都市基盤を進展させる緑花推進運動と、まちかど
文化整備事業(辻づくり)の継続実施、市中心地の市道改修等の年次的施行、自治省の「
地域づくり推進事業」の指定を受けた
白木峰高原地域整備事業の本格的着手、川まつりを行う本明川を国・県とも協議しながら、公園橋と高城橋等の整備など環境の健康化を意識して進展させ、小ぎれいになった諫早と評価を得ることができました。
高齢化社会の到来を予期して、地方公共団体がその対策を積極的に考えねばならぬとの思いもあり、
パブリックデザインの考えから、地域に適合する
モデル住宅設計の緑ケ丘団地の第一期建設、利用の高い道路等の改良補修や、交通安全施設の整備も補助をできる限り取り込み実施し、出張所管内の生活環境等で緊急を要するものを直ちに措置する
出張所即決事業の採用など、市単独事業も五十周年を意識して増額し、住みよいまちづくりを始め得たと考え、今後も進捗を図ります。
なお、今大きな社会問題となっているごみ対策につきましては、廃棄物対策室の新設とあわせ「ごみ対策本部」も設置し、
各種ごみ減量化実験事業を開始して、今後、市民皆様の御協力を得た新しい方途を全市に定着させたいと考えています。
(5) 高齢者と弱者への思いやり
行政とまちづくりの理念は究極的に市民の福祉と文化の向上にあり、「市民の心と体と環境の健康都市」を就任当初から提唱していますが、福祉は市民の思いやりと助け合いの地域ケアが基調であり、高齢者及び障害者等、弱者にある立場の人の生活状況等を分析、検討し、
地域システム化を開発育成させる
地域老人福祉システムモデル事業の着手、保健婦の
出張所勤務体制とともに、
家事援助サービスに
身体介護サービスも加えた家庭奉仕員十四名による巡回派遣制度の採用開始、
心身障害者小規模通所作業所の効果的な運営法及び地域社会との有機的な連携を
社会福祉協議会とともに実践、調査研究するモデル事業などを記念の年として踏み切り、着手しました。
健康づくりについては、成人病予防と運動習慣を日常生活に取り入れることを促すための
運動普及推進員の養成、検診や健康診査、人間ドック等、補助制度の充実に努め、今後は子供を健やかに産み育て、地元で生活させる総合施策も必要と考えているところであります。
(6) あらゆる産業おこし
農産物の自由化と消費動向、高齢化の進行と若年層の減少等は、営農と麗しい集落形成にとって重大かつ火急な解決課題であります。特に、
小規模兼業農家の多い本市としては、農道、農地等、生産・生活・環境基盤の整備拡大と、農産園芸的な特産物の一、一、一、運動展開が現在の中核農家の選抜と育成によって達成できると信じます。
このため、思い切った施策が大切と考え、高
品質米生産拡大対策、生産組織の育成強化、ミカン、イチゴ、大根等のハウス施設の拡大、菜園からの朝市出品、新農産品の開発助成、
農業集約化実践モデル事業の継続、ミカンの優良更新事業など
市単独補助制度も加え、従来から農協と協調して進めましたが、これからは生産消費を一体とした現況脱出の諸施策を推進せねば、離農が加速すると存じます。
完成した
長田地区構造改善センター園芸伝習所等の活用と設置、農産、畜産、林産、工芸等の
複合営農学習実習活動、経営グループの育成を企図して、地域活性化にも資する総合朝市や青ごしょう店、及び干拓の
里づくり事業などの新しい経営施設の展開をさらに試み、多角営農手法の拡大、技術技能の取得、新規市場開拓、土壌の保全改良等について
産業活性化基金も投じ、関係者と懸命の努力を傾け、魅力ある方策を開拓したいと存じています。
漁業についても、
増養殖場改良事業、クルマエビ、ヨシエビ、ヒラメ、アワビ等、
橘湾種苗放流事業などを実施していますが、つくる水産業と活魚及び加工の市場開拓、親海施設経営等の転進方策をさらに検討、実施させたいと考えています。
中小企業の育成は、地場商工業の振興支援事業を行ってきましたが、市所在企業の人材不足が各業種とも深刻化しており、求人対策本部を設置して、求人開拓を関係者と協議し、ある程度の効果もありました。今後は、要員の育成、就職の総合対策が教育問題としても必要と存じます。新しい情報文化技術の導入と
商店街活性化も企図したハイビジョンの設置、
長崎ソフトウェアセンターを核とした技術企業群を集積する
ナガサキBVL(小鳥のさえずる丘)計画を実行する土地取得も行い、
ソフト生産部門の誘導は終期に入ると考えています。
中核工業団地の分譲率がほぼ完売となった現在、本市工業の中核的な集積は、新技術技能の
機械類製造部門の導入と形成用地及び要員の確保が必要となって、そのための現地予備調査や物流計画調査を実施し、今後、計画を進展させる諸種の動きを黙行中であります。
また、
地元中小企業活性化融資預託金の増額融資なども措置し、
商店街等関係筋の自発的な近代化発想を求めているところでございます。
(7) 市民憲章と生涯学習の定着化
あなたが主役の活性化を期待して、五十周年記念事業を主催する実施委員会、
市民憲章推進協議会などの各界各層の団体等が地域と組織ぐるみで催事等に参加をいただきましたが、やればできるとの実感と、新しい姿と動きの芽が出始めたと考え、私もうれしく、市民皆様の自覚・自立・自助の心が大きく立志できればと思っています。今のところ、子孫に残しておきたいもの、個や地域の問題、市全体の物事を分別して、三位一体の動きが集約されたときに、魅力ある諫早が輝き続けられると感じています。
教育の充実については、かねてから地域に根差した人間性豊かな人間形成を目標に各施設を進展していますが、今後の市教育方針に照らした学校づくりを意図する御
館山小学校移転改築事業の着工、既設校施設等の改修、改良とともに、教具教材等の施設用品費の増額、充実も年次的に図っているところであります。
学校教育は、生涯学習の一環であり、その一課程であると考え、能力と学習に応じた学科偏重でない、個性ある豊かな人間形成に役立つよう、
幼稚園マーチングバンド事業、
小学校金管楽器事業、六十二年度から年次的に整備を図った
中学校ブラスバンド事業は、市管弦楽団を段階的に組成させる導入手法であり、情報化社会に適応する能力育成のための
中学校パソコン導入促進等も同じ考えであります。今後とも諫早市の将来を担う児童、生徒、若人等に個性ある能力開発と文化分野への育成向上策については、管理教育を廃して、積極的に取り組んでまいりたいと存じます。
生涯学習は、欲求が多種多様化し、高齢化社会の進行とともに世代的に志向が変化をしています。長田いこいの広場の建設など施設整備を行っていますが、地域における生活特色を生かした活性化事業の創設も必要であり、婦人、青年層の積極的な
各種まちづくりへの参加も大切な起爆要因と言われています。
また、知識を吸収する
図書館活動等文芸部門の充実も着実に推進を促しており、日本の
子どもふるさと大賞や伊東静雄賞の全国募集などは、市内外から高く評価を得て、今後を期待したいと存じています。
体力と体質を高めるスポーツは、市民に心の健康と活力を与え、楽しむスポーツと強い
スポーツづくりは諫早の自信と誇りを持たせるため、かねてからその推進を強化しています。
長田地区小・中学校と共用する五十メートル公認の「
大地記念プール」は、
九州ジュニア水泳大会の開催により、市民の関心を呼び起こしたと考え、競技施設は諫早スポーツの活性化を求めながら、
県立総合運動公園の施設再配計画と、今次被災の市体育館の再建方針を固めて、恒久的敷地と施設内容及び順位を定め、計画化を図る考えであります。
以下は各会計の決算状況を申し上げます。
一般会計におきましては、予想以上の税収の伸びと特別交付税の交付等もあり、歳入総額二百五十五億一千九百八十三万一千円、歳出総額二百四十八億九千三百六十四万五千円となり、各種積立金十二億五千七百一万四千円のうち、財政調整基金から他基金への積みかえ額二億円と、交付税で措置された減債基金に積み立てた三億五千百万円等を除き、実質四億円を積み立てた後、
歳入歳出差し引き額六億二千六百十八万六千円の黒字決算を行い、執行及び資金状況ともおおむね良好と思っています。
特別会計では、まず、
国民健康保険事業特別会計でありますが、
料金据え置き措置から依然として厳しい運営状況ではありました。しかし、平成二年度は市民の御協力等もあって、幸いにも黒字決算とすることができましたが、次年度は基金取り崩しが絶対必要と見ています。
と畜場事業特別会計は、処理頭数の増加(前年比一・九%の増)と、経費等の節減にも努め、
歳入歳出差し引き額一千四百三十五万三千円の黒字決算となりました。
その他の特別会計につきましては、おおむね所期の目的を達成できた決算と考え、省略させていただきます。
ここに議員各位の御理解ある御協力と、市民皆様の御支援に対し、深甚な感謝の意を重ねて申し上げる次第でございます。ありがとうございました。
今後の地方財政は、昨今の社会経済に伴って税の減収も予測され、加えて
全国的災害復旧と
地方交付税改革論争もあり、厳しい環境下に置かれると存じます。市政執行の重さをより大きく受けとめ、国・県及び民間活力と広域圏の協力も得て、自立・自助の地力の道を市民皆様とともに歩むほかはないと存じています。
変化と競争の新時代であり、先送りせず、責任を持ち、今後とも職員とともに明るく汗を出して、まちづくりは人づくりを基本に、各課題を体系的に進行させる対話と改革と創造を臆することなく所信も述べ、淡々として励んでいきたいと考えます。
議案第八十八号で提案いたしております財産の取得は、九月議会で議決いただきました台風対策費の備品購入にかかわるものでございます。
以上をもちまして私からの説明を終わり、詳細につきましては関係部局長等から説明をいたさせますので、よろしく御審議を賜りますようお願いを申し上げます。(降壇)
8 ◯議長(指方盛夫君)[13頁]
次に、日程第三「報告第十号」から日程第六「報告第十三号」までの報告四件を一括議題といたします。
これより順次報告を求めます。
まず、報告第十号。
9 ◯副収入役(東 常弘君)[14頁]
報告第十号「平成二年度
諫早市用品調達基金の運用状況について」御報告申し上げます。
本件は、地方自治法第二百四十一条第五項の規定に基づきまして、基金の運用状況を報告するものでございます。
御承知のとおり、この基金は事務用消耗品、消耗器材の一括購入、
各種共用印刷物の一括発注を行いまして、用品調達の円滑かつ効率化を図っているものでございます。
それでは、別紙で御説明を申し上げます。
総括表をごらんいただきたいと思います。
前年度末現在高の現金が百三十六万三千九百三円、用品現物が三百万九千六百三十三円、合計が四百三十七万三千五百三十六円。
決算年度中増減高では、現金が六十四万一千四百二十二円の増、用品現物はマイナス二十五万四千六百二十一円の減で、合計では三十八万六千八百一円の増加となっております。
決算年度末現在高でございますが、現金が二百万五千三百二十五円、用品現物が二百七十五万五千十二円、合わせて四百七十六万三百三十七円となっております。
現金出納状況、裏面の三、用品現物出納状況は記載のとおりで、省略させていただきたいと思います。
原資でございますが、前年度末現在高で三百八十一万四千八百九十四円、決算年度中増減高、いわゆる平成元年度運用益金が五十五万八千六百四十二円を加えますと、決算年度末現在高が四百三十七万三千五百三十六円となります。
運用益金の処分でございますが、運用益金三十八万六千八百一円を一般会計基金運用収入へ繰り出しまして、改めて十二月の補正で用品調達基金に繰り入れをお願いしたいと思っております。
以上で報告を終わります。
10 ◯議長(指方盛夫君)[14頁]
次に、報告第十一号。
11 ◯副収入役(東 常弘君)[14頁]
報告第十一号「平成二年度諫早市土地開発基金の運用状況について」、御報告を申し上げます。
本件も、地方自治法第二百四十一条第五項の規定に基づきまして、基金の運用状況を報告するものでございます。
この基金は、公共用地の先行取得を行うことによりまして、各種事業の円滑な推進を図っているものでございます。
それでは、別紙で御説明を申し上げます。
総括表をごらんいただきたいと思います。
前年度末現在高の現金が四億二千五百九十三万四千三百十二円、土地が一億四千二百四十万八千四百二十四円、合計で五億六千八百三十四万二千七百三十六円となっております。
次に、決算年度中増減高では、現金が三千六百七十九万二千四百三円の増、土地が二千四十一万三千二百五十三円の増で、合計で五千七百二十万五千六百五十六円の増加となっております。
次に、決算年度末現在高でございますが、現金が四億六千二百七十二万六千七百十五円、土地が一億六千二百八十二万一千六百七十七円、合わせまして六億二千五百五十四万八千三百九十二円となっております。
本案は、提案理由に記載をしておりますように、非常用として自家発電装置を取得したいので、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第三条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
取得する動産は、自家発電装置四十一台分。
取得の目的、非常用自家発電装置でございます。
取得金額、九千三百七十三万円。
相手方、諫早市真崎町一九〇三番地、協和機電工業株式会社、諫早営業所所長、竹市浩氏でございます。
裏面に四十一台分の購入の内訳一覧表を記載しておりますので、よろしく御審議賜りますようにお願い申し上げます。
45 ◯議長(指方盛夫君)[25頁]
これより質疑に入ります。質疑はこの際、簡明にお願いします。
まず、議案第七十九号に対する質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
46 ◯議長(指方盛夫君)[25頁]
なければ、次に、議案第八十号に対する質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
47 ◯議長(指方盛夫君)[26頁]
なければ、次に、議案第八十一号に対する質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
48 ◯議長(指方盛夫君)[26頁]
なければ、次に、議案第八十二号に対する質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
49 ◯議長(指方盛夫君)[26頁]
なければ、次に、議案第八十三号に対する質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
50 ◯議長(指方盛夫君)[26頁]
なければ、次に、議案第八十四号に対する質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
51 ◯議長(指方盛夫君)[26頁]
なければ、次に、議案第八十五号に対する質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
52 ◯議長(指方盛夫君)[26頁]
なければ、次に、議案第八十六号に対する質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
53 ◯議長(指方盛夫君)[26頁]
なければ、次に、議案第八十七号に対する質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
54 ◯議長(指方盛夫君)[26頁]
なければ、次に、議案第八十八号に対する質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
55 ◯議長(指方盛夫君)[26頁]
なければ、これにて上程議案に対する質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第七十九号から議案第八十七号までの九議案につきましては、決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
56 ◯議長(指方盛夫君)[26頁]
御異議なしと認めます。よって議案第七十九号から議案第八十七号までの九議案につきましては、決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。
なお、議案第八十八号「財産の取得について(非常用自家発電装置)」は、総務文教委員会に審査を付託いたします。
総務文教委員会開催のため、暫時休憩をいたします。
休憩=午前十一時四十六分
再開=午後二時十五分
57 ◯議長(指方盛夫君)[26頁]
休憩前に引き続き会議を開きます。
お諮りいたします。休憩前に設置されました決算審査特別委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第五条第一項の規定により、
一番吉井研介君、 四番宮崎博通君、
六番岩谷隆義君、 七番野中瀧雄君、
八番北浦定昭君、十一番嘉藤 昇君、
十四番大塚 梓君、十九番前田隆志君、
二十七番江頭 学君、三十番田中 巽君、
以上十人を指名したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
58 ◯議長(指方盛夫君)[27頁]
御異議なしと認めます。よってただいま指名いたしました十人の諸君を決算審査特別委員会委員に選任することに決しました。
なお、ただいま選任されました決算審査特別委員会の正・副委員長互選と、議案第七十九号から議案第八十七号までの議案審査のため、しばらく休憩いたします。
休憩=午後二時十七分
再開=午後二時三十四分
59 ◯議長(指方盛夫君)[27頁]
休憩前に引き続き会議を開きます。
休憩中に開かれました決算審査特別委員会において
委員長前田隆志君
副委員長江頭学君
が当選されましたので、御報告いたします。
次に、本委員会に付託されました議案第七十九号から議案第八十七号までの九議案に対する審査結果については、決算審査特別委員長から慎重審査の必要があるため、閉会中の継続審査に付されたい、審査に当たっては、地方自治法第九十八条第一項及び第百条第一項の権限を委任されたい旨の申し出がありました。
よってこの際、お諮りいたします。議案第七十九号から議案第八十七号までの九議案につきましては、決算審査特別委員長の申し出どおり、閉会中の継続審査にすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
60 ◯議長(指方盛夫君)[27頁]
御異議なしと認めます。よって議案第七十九号から議案第八十七号までの九議案は、閉会中の継続審査とすることに決しました。
次に、お諮りいたします。議案第七十九号から議案第八十七号までの審査に当たっては、決算審査特別委員長の申し出どおり、地方自治法第九十八条第一項、検閲・検査及び同法第百条第一項、調査・出頭証言及び記録の提出請求の権限を決算審査特別委員会に委任したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
61 ◯議長(指方盛夫君)[27頁]
御異議なしと認めます。よって議案第七十九号から議案第八十七号までの審査に当たっては、地方自治法第九十八条第一項、及び同法第百条第一項の権限を決算審査特別委員会に委任することに決しました。
次に、総務文教委員会に審査を付託いたしました議案第八十八号を議題とし、これより総務文教委員長の報告を求めます。
62 ◯総務文教委員長(田代菊次君)登壇[27頁]
先ほど総務文教委員会に付託されました議案第八十八号「財産の取得について(非常用自家発電装置)」四十一台につきまして、審査の経過と結果について御報告いたします。
この財産の取得の財源については、九月の定例市議会において補正予算に計上されたものであります。
これは、災害時の非常用自家発電装置として四十一台を指名競争入札の結果、諫早市真崎町一九〇三番地、協和機電工業株式会社諫早営業所長、竹市浩から九千三百七十三万円で取得しようとするものであります。
慎重審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、維持管理については十分配慮されるよう、要望いたしたところであります。
以上で総務文教委員会の審査報告を終わります。(降壇)
63 ◯議長(指方盛夫君)[28頁]
これより委員長報告に対する質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
64 ◯議長(指方盛夫君)[28頁]
なければ、これにて委員長報告に対する質疑を終結し、討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
65 ◯議長(指方盛夫君)[28頁]
なければ、これにて討論を終結し、採決いたします。
議案第八十八号に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決するに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
66 ◯議長(指方盛夫君)[28頁]
御異議なしと認めます。よって議案第八十八号は原案どおり可決されました。
以上をもちまして、今期臨時会に付議されました案件の審議はすべて終了いたしました。
お諮りいたします。今期臨時会において議決されました案件について、その条項、字句、数字、その他整理を要するものがありました場合、会議規則第四十三条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)