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  1. 島原市議会 2020-06-01
    令和2年6月定例会(第2号) 本文


    取得元: 島原市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-18
    2020-06-04 : 令和2年6月定例会(第2号) 本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                午前10時開議 議長(生田忠照君)  おはようございます。これより本日の会議を開きます。  日程第1.市政一般質問を行います。  この際、議長から申し上げます。  先般の議会運営委員会の申合せによりまして、新型コロナウイルス感染症拡大を防止し、あわせて理事者が対策業務に専念できるようにするため、今定例会の一般質問を各会派の代表質問とすることに決定をいたしております。  なお、質問の持ち時間は30分間とし、関連質問はございませんので、御了承願います。  なお、質問者はマスクを外して発言されても結構でございます。  それでは、通告の順序により質問を許します。 2 17番(永田光臣君)(登壇)  皆さんおはようございます。新風会の永田光臣です。新庁舎新議場での初めての一般質問で、会派長が一番くじを引いていただき、この質問台に第1号として立たせていただきました。  今議会はコロナの影響で会派代表質問という形式を取るということになりました。私の会派は上田副議長を会派長として、本田順也議員と私の3人会派であります。代表して私が質問をさせていただきます。  まず初めに、今回の感染症によってお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りいたしますとともに、闘病中の方々の一日も早い御回復をお祈りしたいと思います。  我が国での感染が始まって以来、今日まで医療現場の方々はもとより、厚労省、保健所、自衛隊など、感染症の治療や拡大防止に不眠不休で当たられた皆様に心から敬意と感謝を申し上げたいと思います。また、緊急事態宣言下にあっても、行政や保育園やごみ収集、運輸など、様々な社会インフラが滞らないよう、自粛、自粛の中でも働かざるを得なかった皆さんにも感謝を申し上げます。  我が国の国民性としての衛生観念の高さと努力も加わって、現在のところ欧米に比べて感染者も死者の数もかなり少ない状態で推移しているという現状であります。  さて、行政の事務や事業には不要不急のものはないと思いますが、今回は今日の現状を踏まえて、コロナ問題一点に絞って質問をいたします。  まず、今回のコロナウイルスによる本市経済への影響を伺いたいと思います。  現在のところ島原半島3市では感染者は一人も確認をされていないわけですが、にもかかわらず、目に見えないコロナの脅威は私たちの地域社会にも計り知れないほどの大きな影響を与えています。  現状、島原市の観光、宿泊、飲食、運輸、農業、サービス、小売など、全ての産業におけるどのような影響を把握して、または事業者の声を聴いておられるのかお聞かせください。よろしくお願いします。 3 市長(古川隆三郎君)(登壇)
     おはようございます。永田光臣議員の御質問に答弁をさせていただきます。  まず冒頭、今回の新型コロナウイルスによってお亡くなりになられた方、または闘病中の方々にお悔やみとお見舞いを申し上げますとともに、今日まで島原市内において感染が発生していないということは、市民の皆様方をはじめ、関係各位の御協力と御努力のたまものであり、心より感謝を申し上げます。こういう状況を継続していきたいと考えておりますので、皆様方、大変制限的な生活を余儀なくされてはいらっしゃいますが、もう当分の間、どうぞ御協力を改めてよろしくお願いを申し上げます。  そういう中で、本市で特にコロナの影響がどのようなことかという御質問でございます。  今回、緊急事態宣言に伴う外出自粛や県からの休業要請により市内の幅広い業種において売上げの減少の影響が出ていると認識をしています。特に、宿泊や結婚式、会食等のキャンセルによる宿泊業や飲食業などの観光・サービス業への影響をはじめ、スポーツジムやカラオケボックスなどの娯楽業、バス、フェリー、タクシー、運転代行などの旅客運送業、土産品等の製造事業者卸売事業者、さらには百貨店等が営業不振によりまして、アパレル関係等の事業、それにまつわる小売事業者などへの影響が大きいものと認識をしているところであります。  また、本市の大変主要な産業であります農林水産分野におきましては、外食産業の需要低迷による肉用牛の枝肉価格の下落、また、冠婚葬祭等の規模縮小に伴う菊など花卉価格の低迷、水産分野におきましては、魚介類の都市圏への流通が停滞をしております。このために、特に高級魚等の単価が下落するなど、農業・漁業者への影響も生じているところであります。  このように、本市の産業の中で、かなりの分野における影響がこれまで出てきております。このことが今後続いていきますと、さらに深刻な状況が発生するのではないかと心配をしており、今議会におきましても様々な対処方法をお願いしているところであります。市民各位の御理解をいただきながらコロナ問題に立ち向かっていきたいと思っておりますので、議会をはじめ、皆様方の御協力を併せてよろしくお願いいたします。 4 17番(永田光臣君)  ありがとうございました。市の経済、あるいはそれぞれの市民に大変大きな影響を与えているということであります。  そういった中で、それぞれ国、県、市、いろいろな対策を打たれておるわけですけど、まず、国や県の支援策はどのようなものがあるかをお尋ねいたします。 5 市長(古川隆三郎君)  先ほど壇上からは影響を申し上げました。永田議員の質問は、それに対して今日まで国や県が、また、我々市がどのようなことをしてきたかというお尋ねであります。  国においては、雇用の維持と事業継続のため、事業主が支給する休業手当に要した費用を助成する雇用調整助成金の助成率の引上げや要件の緩和、中小企業者等への資金繰り支援、また、売上げが前年同月比で50%以上減少している事業者に対しましては、法人経営で最大200万円、個人事業主で最大100万円を給付する持続化給付金など各種支援を国のほうでしていただいています。  また、県におきましては、地域経済への影響に対処するために、資金繰り対策、雇用対策、消費拡大策など、様々な支援が講じられています。これには一時休業の支援等も含まれています。  また、島原市独自の緊急経済対策事業としては、既に実施しています事業継続支援金給付事業があります。これは経営が悪化した事業者に対して必要な経費を支援するもので、前年同月比20%以上売上げが減少した方を対象に、個人最大15万円、法人最大30万円であります。  なお、この制度には農業者、漁業者、いわゆる1次産業の方々も対象に含めることで、全事業を対象とさせていただきました。  また、お客さんが来ない、休業要請を受けている、こういったことで飲食店等が非常に厳しいということでありましたので、出前・テイクアウト支援事業に取り組み、市内97店舗が参加をしていただきました。その中の過半数以上のお店が既に私たちが予定をしておりました助成金額をクリアしたということで、非常にやってよかったという報告をいただいております。  以上のようなことを国、県、市併せて現在進めさせていただいているところであります。 6 17番(永田光臣君)  ありがとうございました。様々な支援策がそれぞれに考えてあるわけですけど、今、テレビ等の報道で見ておると、支援策、事業はつくられても、それぞれの、被害を受けた方々の、あるいは申請された方々の手元に届いていない、遅いという話ばかりであります。  まず、国の国民1人当たり10万円給付は島原市では今現在どれだけの申請があって、どれだけ配られているのか、手元に届いているのかをお尋ねしたいと思います。 7 福祉保健部長(尾藤正則君)  ただいま議員のほうから質問のあった部分につきましては、特別定額給付金のことと思いますけれども、それにつきましては、この給付金は全世帯1人当たり10万円の給付であります。  6月3日現在、市内の全世帯が1万9,914世帯でございます。そのうち1万9,141世帯が申請済みでございまして、申請率は96.1%になっております。また、給付済みの世帯につきましては1万9,027世帯で、給付率は95.5%でございます。  今回の給付金の支給に当たりましては、金融機関に御協力をいただきまして、市のほうが依頼した翌営業日には振込をしていただいておりまして、いち早い支給ができていると思っております。 8 17番(永田光臣君)  どうもありがとうございます。この件については、私の聞く限り、高い評価を受けているんじゃないかというふうに思って、職員の努力に感謝をしたいと思います。  ただ、100%とはなかなか何でもいかんのかもしれませんけど、申請をしたくてもできていない人がいるんじゃないかなという思いもするわけですけど、例えば、ほかのそれぞれの事業もですけど、申請事務というか、申請を上手にできないでいる人もたくさんいるんじゃないかなと。要するに対象者と思われる方が、多くが申請できるような手助けを役所はしなければならないというふうに思うんですけど、申請事務執行について、例えば、国と県の支援策に対して市はどのように関与をしているのかをお尋ねしたいと思います。 9 市長(古川隆三郎君)  まず、先ほどの10万円が96%ほどの市民の方にもう行き渡っています。昨日のお昼現在で、あと773件の方が申請をされていません。これを分析しますと、施設に入所されているとか、やりたくてもやれないというような様々な状況が見えています。  そこで、市としましては、まず社会福祉協議会、それから市の身障者の方々の協会、あるいは老人クラブ連合会、ここに連絡をしまして、それぞれの組織内でもいま一度声をかけていただくように依頼をしています。そして、データの上で残ってくる方々が分かりますので、個別的にも声をかけるように今進めております。一人も漏れなく申請をしていただくことを目指しております。  また、国、県の制度に我々がどう手伝うことができるのかにつきましては、担当部長のほうに答弁をさせたいと思います。 10 産業部長(西村 栄君)  国の緊急経済対策事業、先ほど市長が申しましたけれども、国の持続化給付金雇用調整助成金等がございます。表立ってこういった持続化給付金につきましては、現在、国がオンラインで受付をいたしております。ただ、やはりオンライン、インターネットの操作とか扱い方とかが分からないという事業者の方もいらっしゃいます。そういった意味では、原則、その辺につきましてはオンラインサポート会場、今、島原商工会議所内におきまして、5月23日よりそういった事業者の方へのオンラインの取扱い、操作について御指導、そして、申請を代わってやっていらっしゃるという状況もございます。  市としても、こういった国、県の事業につきましては、当然のことながら市のホームページ等でもリンクを張って周知をしておりますし、また、市の単独事業でも各種の支援策を行っておりますけれども、私どもがそういった御相談を受けた際にも、こういった国、県の制度については併せて周知に努めているところでございます。 11 17番(永田光臣君)  ありがとうございました。やはり何というんですかね、僕らも年取って、オンラインとかなんとかは何も分からんわけですけど──分からんと言ったら怒られますけどね、大体こういうときに、本来、支援をしなきゃならない、受けなきゃならないような人が意外と申請手続というものに対しておっくうがったりとか、うまく理解できなかったりというふうな人がいろんな分野で、あるいは年齢的にも多いと思うんですよね。そういう人たちに対して市の職員がいろいろと手助けをしていただいて、やはりどうしても支援をしなきゃならん人が受けられるような、そういう制度にしてしまわないと、周知をしているとか、そういうことでは何もならんと私は思うんですよ。  だから、呼びかけて、うちの会派の人がメモしてくれたのにもありますけど、例えば、農業関係は農協にとか、あるいはどこかに、役所の会議室に集まってもらってでも申請手続を加勢してやると。あるいはそういう対象になるような全ての人が申請できるようにいろんな手助けをしてほしいというふうに思っておるんですけど、今回は平時と違って、いろんな、活字で周知をしたって理解できん者が物すごく多いと思うんですよね。そういうことで、いろいろ努力をしていただきたいというふうに思っております。  事業継続支援の事業にしても、国や自治体の事業に該当する全ての市民、事業者が申請し、支援を受けられる、そのパーセントが島原市が一番高くなるように努力をしていただきたいというふうに思っているところであります。  うちの会派の人からもらったのには、そういうふうに農協や漁協、商工会議所等に組合員さんに集まってもらって、そこに市職員が出向いてでも、説明会ではなくて、もう申請会をするような、それぐらいの気持ちで取り組んでくれということであります。  それからもう一つ、事業継続支援の事業の場合に、昨年の今の時期、例えば、経営者が入院して収入がなく、今回の条件に当てはまらないとか、あるいは開業間もなく去年の実績がないというような場合はどうなっているのかお尋ねをしたいと思います──市も国もそれぞれの支援があるでしょう。そういう中で、それぞれにどうなっているのかお尋ねをします。 12 産業部長(西村 栄君)  まず、市の取り組んでおります事業継続支援金につきましては、5月1日現在で3か月事業を継続して営んでいらっしゃる方を対象としてございます。そういったことで、制度的には本年3月から5月、各月が前年の同じ月と比べて20%以上事業収入が減収した場合に、一定の算式に基づきまして、個人事業者の場合は15万円、法人の方につきましては30万円を限度として支援金を支給する制度といたしております。  御質問の、例えば、昨年どうしても病気等で収入がなかったと、今回はあったということであれば、当然、今年が多いわけでございまして、対象外となるところでございます。今回の制度設計につきましては、今回の新型コロナウイルス感染拡大により影響を受けました一定の、大多数の方々を救済するという意味で、そういったことで制度構築をいたしたところでございます。その点につきましては、農業につきましても昨年は安価であったと、今年はある程度平年に戻りつつあり、ある程度高いと。いろんなケースもございますけれども、今回は国の持続化給付金の制度を参考としながら制度を構築したところでございます。  また、開業後間もない昨年の実績がない方ですね、こういった方々につきましては、基本的に本年5月1日現在で3か月ということで申し上げましたけれども、本年2月1日以前に開業された方々につきましては、対象となるような制度設計をいたしております。  そういうことで、開業後間もない、例えば、昨年8月とか10月とかに開業されて前年の実績がない方においても対象事業者となるような制度設計をいたしております。 13 17番(永田光臣君)  ありがとうございます。全てを救うというのはなかなか難しいと思うんですけど、例えば、私の知っている人がハウスを幾棟か増築したわけです。仕事をして建てたと。それの契約は早くしています。しかし、そこでの仕事は今からですから収入は上がらんわけですけど、金はかかっているわけですよ。新規に仕事を始めた人よりもいいかも分からんけど、そういうふうな状況である人とか、様々な救い難い人がいっぱい出てくるわけですよね。そういうところにも、やはり何といいますか、目配りをしながら、できるだけ救っていただきたいというふうに思っているところであります。  それから、ワクチンや治療薬が開発されない限り感染は続き、経済への打撃は続くと思いますけど、そうした場合に、今も北九州市などで第2波だとか、いろいろ感染が拡大して大変なことになっておるわけですけど、これから先、もし感染が発生した場合、島原市の医療資源、医療物資の備蓄、それの対応とか、医療体制の関係は大丈夫なのかというふうに思っているわけですけど、分かる範囲でお答えをしていただきたい。 14 福祉保健部長(尾藤正則君)  第2波に備えてということであろうかと思いますけれども、医療関係につきましては、現在、市のほうでマスクを2万9,000枚、感染防疫のウエア、通常、防護服と言われているものですけれども、これにつきましては1,280枚、緊急時に備えてこれらを備蓄しております。  今後とも医療用のマスクとか感染防疫のウエア及びアルコール消毒液を順次備蓄用に購入をしてまいりたいと考えております。 15 17番(永田光臣君)  ありがとうございます。これからどのようになっていくか、展開は誰も分からんわけですけど、しっかりとした備えをして、やはり市民の安全・安心を守っていただきたいというふうに思うところであります。  それから、教育のことについて少しお尋ねをしておきたいと思います。  学校が再開されて、まず、今の学校での感染防止策はどのようになっておるのかお尋ねをします。 16 教育次長(平山慎一君)  学校におきましての感染防止策でございます。  まず、小・中学校の学校生活においては、基本的な感染症の対策として、いわゆる3密の回避というのがございます。具体的には、密閉を回避するために、例えば、体育館での集会を短時間にしたり、教室での換気を徹底する。それから、密集を回避するために、机と机の間隔をできるだけ開けるなどの身体的距離を確保する。3つ目に、密接の場合への対応としまして、当然マスクを着用する。給食では飛沫を飛ばさないように机を向かい合わせにしないなど、近距離で対面形式となるグループ活動を避けて、3密の回避を徹底しております。  そのほかに、学校行事を短時間で済ませたり、参加者を限定するなどの見直しをしたり、延期、あるいは中止するなど、可能な限りの感染症対策をしているところでございます。 17 17番(永田光臣君)  これまでも大変先生方も本当に御苦労して頑張ってきていただいておると思います。今回、北九州市でも小学生、中学生が感染をして、大変心配をしておられます。そういうことで、この感染症は誰が感染して持ってくるか分からない。よそからの観光とか、あるいは仕事で来られた方が持ってこられるかも分かりませんし、誰が感染するか分からないというところに大きな心配があるわけですけど、そういった意味で、感染防止策も本当に難しいとは思いますが、子供たちが感染しないように努力をしていただきたいと思います。  それから、これまでに長い休業期間がありましたので、授業の遅れを心配するわけですけど、昨日のニュースを見ておりますと、長崎県下でも夏休みの期間というのがそれぞれの市町で大きく違っているように思います。  そういう中で、島原市は授業の遅れを取り戻すためにどのようなことを考えておられるのかをお伺いしたいと思います。 18 教育次長(平山慎一君)  授業の遅れの件につきましてですけれども、2月27日に国による全国全ての学校への臨時休業要請がございました。これに伴いまして、本市では3月4日から3月24日まで臨時休業を行いました。この時期は学年末ということもありまして、まとめや復習の学習が多かったことから、事前に学校のほうで準備しましたプリントなどを活用して家庭で学習ができるような対応をしたところでありまして、大きな学習の遅れはなかったものと把握しております。  また、4月から5月にかけましての臨時休業を行いましたが、これにつきましては、確かに授業時数が不足している状況でございます。このため、不足している授業の補充を行うために、今年度に限って夏季休業日、いわゆる夏休みを短縮しまして、7月21日から7月31日まで週休日、休日を除きまして授業日としておりまして、不足分に対応したいと考えております。 19 17番(永田光臣君)  ありがとうございました。大人は仕事、経済と健康の両立ですけど、子供たちはやはり学習と健康ですから、よろしくお願いしたいと思います。  そういう中でも、もし感染症が再拡大し、本県、あるいは島原半島にそういう事態が発生した場合、どのようなタイミングというか、感染がどのような形になった場合に休業等が行われるのか、その対応、決定の流れについてお伺いをしたいと思います。 20 学校教育課長(平田 賢君)  感染が拡大したときの臨時休業の流れについてでございます。  教育委員会においては対応マニュアルを作成しておりますが、そのマニュアルによりますと、まずは感染状況の把握をいたしまして、県の衛生主管部局、保健所等ですね、あるいは医療機関と連携を取りながら、全小・中学校にするのか、あるいはそれを一部にするのか、そういったところの臨時休業については検討をさせていただきたいというふうに考えているところでございます。 21 17番(永田光臣君)  抜かりのないように、計画というか、していただきたいと思います。  それでは次に、体育祭や修学旅行、遠足など、学校行事についてどのように考えておられるかお伺いします。 22 学校教育課長(平田 賢君)  体育祭、運動会につきましては、現在、本来ならば行われているところでございますが、やはり感染拡大のことを考えまして、秋のほうに全ての小・中学校は延期という形をさせていただいております。修学旅行に関しましては、全てが秋の開催でありましたので、時期等を踏まえて、行き先等も勘案しながら検討を進めているというふうに学校からは報告を受けているところでございます。遠足につきましては、本来であれば各学校では歓迎遠足というのが4月に行われているところなんですが、これにつきましては、やはり感染の拡大もありますので、集会等で行うという形で、遠足については中止をいたしているところでございます。 23 17番(永田光臣君)  もう一つだけ教育長に伺いたいと思います。  大体方向性が決まりつつあるのかなと。いろいろ議論になった9月入学制について教育長の見解を伺いたいと思います。 24 教育長(森本和孝君)  この9月入学につきましては、以前、大学がそれに合わせようとした動きがございます。これは4月入学を取り入れている国が非常に少ないということですね。G20でいきますと、日本とインドだけが4月入学で、あとの主要国はほとんど9月だと、そういった状況から相互の留学がなかなかうまく進まないというようなことで一時期議論がありましたけれども、実現には至っていません。  今回、新型コロナウイルス感染によりまして休業が非常に長期化したということがあります。そういったことで、本年度の学習が終わらないんじゃなかろうかと、そういった心配から、本年度を来年8月まで引っ張って、9月から新しい年度をスタートさせるという、いわゆる9月入学の議論がなされたわけです。  今、一番心配なのは、恐らく高等学校の3年生だろうと思います。やはり全国的に一律なセンター試験という大きな難関がございますので、それが今、休業期間が短かったり長かったりして地域によって違うという状況があります。いわゆる教育格差をなくすためには、やっぱり9月入学が必要だろうということで議論をされたことだと思いますけれども、私は議論をしていただいたことについては十分意義があったというふうに思っております。しかしながら、大きな課題もたくさんございますので、今回は恐らく見送るというようなことが新聞では報道なされておりました。  今回の9月入学につきましては、学校改革だけではなくて、学校の前段階、いわゆる幼稚園、保育園の在り方、それから、出口の問題、いわゆる就職がきちんと受け入れていただけるかどうかという大きな社会改革も含んでおりますので、慎重に時間をかけて議論していただきたいというふうに思っています。 25 17番(永田光臣君)  子供たちが健康で学力がつくように、いろいろ心配はたくさんありますけど、学校現場の先生方には頑張っていただきたいというふうに思っております。  それじゃ、島原市のいろんな各種行事はどうなるのかなと。初盆の家などが心配をされておる精霊船、何か方向性が決定したようなことも聞きましたけど、それとか、花火大会とか、市が主催じゃなくても、それぞれの実行委員会というか、そういうところが主催だとは思いますけど、市長の方針が大きく反映するんじゃないかというふうに思っておりますので、様々なそういう事業についてどのような方向性になるのかお伺いをしたいと思います。 26 市長(古川隆三郎君)  コロナによっていろんな行事がストップしています。これは我々行政が主催するもの、あるいは民間が主導するもの、いろいろありますが、私としては、コロナの感染を確実に予防ということを前提としながらも、少しずつはイベント等も再開しなければ、市内の経済がもっと停滞していって、大きな損失が見込まれますので、少しずつ幅を広げたいと思っています。  個別につきましては、それぞれの実行委員会が開催されたところを2つほど聞いています。また、今月中に意思決定を含める実行委員会が開かれるところが大多数であります。一例を言いますと、島原温泉ガマダス花火大会は中止という報告をいただいています。それから、精霊船については、全体的なことは中止せざるを得ないけれども、個人だとか初盆の家庭を中心に流されるようなケースが想定されるのであれば、私たちは焼却や流し場等の準備はする方向でおります。全体的にはできなくても、一部分でもされるのであれば、それに対応したいというふうに考えているところであります。 27 17番(永田光臣君)  私も経済が大変心配だと思いますし、今、日本だけにとどまらず、外国も含めて、特に、ヨーロッパなんかも、何年か前から経済危機で、財政破綻をするような一歩手前じゃないかなというような幾つもの国が、表現は悪いですけど、やりばなしばらまいておるわけですから、先はどうなっとやろうかいと。日本もそうでありますし、あるいはそれぞれの県同士、あるいは市町村同士も競い合って対策を打つ。その対策というのは、常に後ろには金がついて回るわけですから、財政がこれから先どうなっていくんだろうと。子供たち、次の世代に何を残すかと。本当に大変だなというふうな思いもまたするわけでございます。しかし、感染する、それは予防せにゃいかんし、命が大事なのか、経済が大事なのかと、毎日、テレビで言っておりますが、冒頭にも言いましたように、島原半島なんかは感染者がいないわけですから、本来は何でもというか、かなりやっていいような気もするわけですけど、見えないコロナのせいでなかなか踏ん切りがつかないというのが、誰が立場になってもそういうことじゃないかなというふうに思っているところであります。  そういう中で、いよいよ梅雨を間近に控えて、昨日はいのりの日ということで雲仙普賢岳噴火災害のあれがありましたけど、水害とか台風災害とか、毎日、今テレビでもやっておりますが、島原市の避難所の状況ですね、コロナ対策を含めてどのような検討がなされておるのかをお伺いします。 28 市民部長(吉田信人君)  今後の梅雨シーズン、あるいは台風シーズンを迎えるわけでございますけれども、今、災害が発生した場合の避難所開設の在り方ということで、コロナウイルス感染症対策につきましては、密集、密接、密閉、いわゆる3密の回避、あるいはうがい、手洗い等衛生対策の徹底など、感染症対策には十分な備えが必要であると考えております。このために災害の規模に応じまして、可能な限り多くの避難所を確保することで、密集によるクラスター発生の感染リスクを回避するため、分散避難をしていただく予定であります。  また、避難所開設時には密接を避けるため、段ボール製等のパーティションやベッドなどを用いた区割りを行いまして、飛沫感染防止を図るとともに、密閉を避けるために避難所の2方向の窓、ドアを開けまして空気の流れをつくること、あるいは定期的に窓を全開にするなどの換気対策を行う予定でもあります。  また、避難所での衛生対策につきましては、手洗いやマスクの着用など、基本的な感染対策を徹底させるとともに、入り口やトイレの前など、多くの人が使用する箇所にはアルコール消毒液を設置するなど、感染防止に努めてまいりたいと考えております。 29 17番(永田光臣君)  今現在は一人の感染者も地元にはいないわけですけど、もし感染者が次々発生した場合、そういうときには、やはり避難所も相当心して対策を練らにゃいかんというふうに思いますし、そのために、そういうときになっても、こうするんだという計画はぴしっと立てておいていただきたいなというふうに思います。
     そういうことで、見えない敵との戦いでありますので、それがいつまで続くのか、これはみんな頭の痛いところでありますが、頑張っていただきたいと思います。  マスコミ、情報番組等はすぐ大阪府知事と東京都知事を比較したり、広島だ、北海道だと知事知事同士の比較をしますけど、市民は市民で、やはり市長ですね、どこどこの市は、どこどこの市はということで、いろいろあります。しかし、それぞれの家庭と一緒で、それぞれ環境が違うから、財政も違えば、産業も違えば、よそのことばかり見ずに、やはり自らの力を、自らの島原市を分析しながらぴしっとやっていただきたいなというふうに思っております。  そういうことで、島原半島はできればあらゆることで協力をしながらやっていただきたいというふうに思いますし、今後、突出しても何も得はしないと思うんですよね。だから、できる限り歩調をそろえて多くのことに対応していただきたいというふうに私は常々思っておるところであります。  それから、昨日、災害から29年のいのりの日を迎えたわけですけど、私たちも直接の被災をして、コロナとは全く違うわけですけど、しかしながら、生活、地域は大きなダメージを受けて、そこから立ち上がるために、災害がまだ発生しているというか、起こっている最中に、僕らは被災農業者の会というのをつくって、そこを発展的に土地改良区をつくって──つくってというか、同意を集めて土地改良区を立ち上げたわけですけど、昨日、以前の記録をちょっと見てみたら、平成5年から始めているんですよね。それで、災害は平成8年に終わったわけですから。雲仙普賢岳噴火災害は平成8年に終息したわけですけど、平成8年には被災農地から初出荷セレモニーという、基盤整備地区でできた農産物を神戸に持っていったというふうなことがございました。ああ、これは神戸じゃないですかね──セレモニーをやったということであります。  当時、私たちも直接被災を受けたわけですけど、当時の14人の役員が今もまだ連帯保証で借金が残っているわけです。僕ら14人で、今あと1,600万円ぐらい残っておるかね、1,700万円ぐらい。柴崎副市長も西村産業部長も監事をずっとしてもらっているから、よう分かっとらすと思いますけど、借り入れた金が2億4,000万円余り。今、元利で2億7,000万円余り支払いをしましたけど、あと1,600万円残っております。  何を言いたいかといいますと、コロナが終わった後、アフターコロナ、島原市の観光産業が今大きな打撃を受けています。しかし、島原市にとって観光産業の裾野は大変広いからですね、市長も先ほども言われましたように、宿泊業、飲食業、あるいは運転代行業もタクシー業も、漁業も農業も、裾野の広い産業ですから、観光がダメージを受けるということが将来の島原市にとってどういう影響になっていくのか。あるいは飲食業を大変心配している仲間もたくさんいますけど、飲食業が減ってしまったら観光の復活はできるのかなとか、いろいろ思うわけですけど、そういった意味で、将来の島原市の在り方も片方では考えながら感染対策に一生懸命、今は救わねばならない人の全てを救うという気持ちで取り組んでいただきたいし、そして、そのような決意を持って市長が3選に臨まれるのかどうかを最後にお聞きして、終わりたいと思います。 30 市長(古川隆三郎君)  答弁する前に、ちょっと先ほどの説明に追加で説明をさせていただきます。  いろんな国、県、市の助成金の流れが農協や漁協さんだとか、いろんなところと一緒になってできないかというお尋ねがありました。当然、本当に分からない方に申請していただくためにも、農協や漁協さん、こういったところと話合いをしてみたいと思います。  それから、今回の10万円の一律給付についても、私自身も市の防災行政無線を使って直接市民の方に語りました。声をかけさせていただきました。単純に市役所へ御連絡くださいと。分からない方は連絡していただければ、こちらでお世話をしたいという方向性でおります。  そして、今回、100万円の国の持続化給付金、あるいは雇用調整助成金の申請が非常にややこしい、難しい、ハードルが高いという声が寄せられていますので、これにつきましては、もう一度確認を取りますが、商工会議所や商工会、あるいはハローワークが受付窓口になっています。こういったところと一緒になって、皆さん方が分かりやすく申請ができるように、再度依頼も含めて協議をしますので、ぜひ、今日の議会をお訪ねの皆さん方におかれましては、まず分からないことがあったら市役所へ御一報いただきたいと思います。会議所や商工会も訪ねていただきたいと思います。そこがまず入り口だと思っています。  それから、永田議員のお話で、本当に今困っている人たちを国、県、市で支援をしています。ただ、いつまでも我々も支援といっても限りがあります。その先にあるものは、自ら努力をしていただく方、自らを助けるものを我々は応援したいと思っていますので、長期戦になりますが、どこかで困難を乗り越えて、半歩でも一歩でも、宿泊業の方々でも、飲食業の方々でも、お土産屋さんでも何とかお店を再オープンして頑張っていただけることを支援していきたいというふうに思っています。  それから、私のことに御質問がございましたが、今日までコロナの感染が一件も発生をしておりません。まずは当面、このコロナの発生を防止することに全力を注ぎたいと思っておりますし、経済をどうシフトチェンジして、ピンチをチャンスにするかということに今取り組んでいますので、当分の間、目の前の課題に全力投球したいと思っていますので、私自身のことについてはこの場で申し上げることができないということでございます。よろしくお願いいたします。 31 17番(永田光臣君)  ありがとうございました。見えない敵、コロナとの戦いであります。予測し難い、予測できないことばかりだと思いますけれども、先ほども申しましたように、市長からもありましたが、できる限り救わなければならない人を救って、やはり雲仙普賢岳噴火災害のときも一緒でしたけど、もともとは僕らがおる自民党は立ち上がる人を支援するのが補助事業やったわけですよね。今回は補助じゃなくて救済という面が強いからこのようになってしまいましたけど、やはり次のアフターコロナをみんなで描いて、島原市がより発展していくように、そしてまた、先ほどの市長のお話のように、これからも一人の感染者も出ないことを祈って、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 32 議長(生田忠照君)  しばらく休憩いたします。                              午前10時51分休憩                              午前11時2分再開 33 議長(生田忠照君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 34 16番(北浦守金君)(登壇)  皆さんおはようございます。実践クラブを代表いたしまして一般質問をさせていただきます。  まず最初に、新型コロナウイルス感染症によりまして、国民の900名余りの方がお亡くなりになり、そして、感染者も1万7,000人というふうな数字が毎日のように報道されております。亡くなられた皆さん、そして今療養中の皆様方には心からお悔やみとお見舞いを申し上げて、また、早期の御回復をお祈りいたします。  それでは、通告によりまして一般質問をさせていただきます。  今回は、先ほど議長のほうからお話がありましたように、コロナ対策ということで、議会も会期を短くしたり、一般質問を会派代表というようなことでの取組をしていただきました。これまでに例のないような議会運営というふうなことを感じながら、生田議長、馬渡議会運営委員長、森園教育厚生副委員長、そして私、4名で構成をしております実践クラブを代表いたしまして質問をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。  まず最初に、今回の新型コロナウイルス感染症についてということで、本市に大きな影響というものがあっておるというふうに私は考えた中での質問になるわけですけど、まずは行事、それから経済対策、いろんな面で今回の感染症の影響というのは大きなものがあっておるんじゃないかなというふうに思っております。  そういった中で、先ほども新風会の永田議員さんからの質問の中でも御答弁をいただいておったようでございますけど、重複する分はする分として、そういった点について、少し詳細に御答弁をいただければと思います。  あわせて、今回のコロナによる本市の事業者等の経済についての影響という形でも答弁があっていたようでございますし、また、緊急経済対策についても御答弁があっておりましたけど、もう少し私なりに深掘りしてみたいと思いますので、御答弁のほどよろしくお願いいたします。 35 市長(古川隆三郎君)(登壇)  北浦守金議員の御質問に答弁をさせていただきます。  まず、新型コロナウイルス感染症について、市全体への影響ということでお話をさせていただきます。  まず、市民の皆様方の生活の中には、今回、新型コロナウイルス感染症の影響による人々の移動、消費の抑制ということがありました。このことは、本市の経済活動にも大きな影響を及ぼしています。マスクが不足をしたり、医薬品やトイレットペーパーなど一部の生活必需品が品薄になるというような状況も発生いたしました。  また、小・中学校においては、国からの休業要請や緊急事態臨時休業を行ったところであり、その間、在宅での育児、学習において、児童・生徒及びその御家族には大きな負担が生じたと思っています。このことは、保育園や幼稚園の保護者におかれても同じようであったと思います。  また、島原市の市政についての影響につきましては、予定をしておりました市制施行80周年記念式典や市庁舎落成記念式典といった大規模な式典行事については、全て中止をさせていただいているところです。  また、本年、東京2020オリンピック・パラリンピック事前キャンプ事業や長崎県消防ポンプ操法大会等についても中止、あるいは来年への延期といった影響が生じました。  こういった状況を受けまして、島原市新型コロナウイルス感染症緊急経済対策事業を実施するため、4月30日付で、市民へ10万円を支給する特別定額給付金事業等に係る補正予算を編成し、専決処分を行わせていただいたところであり、さらに追加対策を実施するため、5月22日の臨時会で補正予算を議決していただき、さらなる救援対策、あるいは支援対策に取り組ませていただいております。  また、こういった中で、本市の経済への影響という御質問です。産業に対する影響といたしましては、外出自粛や県からの休業要請による市内の幅広い業種に売上げの減少の影響が出ていると認識をしています。特に宿泊や結婚式、会食等のキャンセルが相次いでおります。宿泊業や飲食業、観光・サービス業への影響、あるいは3密防止という観点から、スポーツジムやカラオケボックスなどの娯楽業、そして、人々が動くために必要なバス、フェリー、タクシー、運転代行等の旅客運送業、そして、島原市の名産品等を製造される土産品等の事業者には売上げの減少が見られています。これは著しいものがあります。さらには、百貨店や高級品、嗜好品が動かないといった影響から、衣料品、アパレル産業が非常に不振な状況が見られます。  さらに、農業、水産業分野においては、外食産業の需要低迷により肉用牛の枝肉価格の下落、それから、冠婚葬祭の規模縮小で生花の切り花、菊等の花卉価格の下落、さらには高級水産物の都市流通への減少からの活魚の単価の下落、こういった1次産業、サービス産業を含め、幅広い産業に影響が生じているところというふうに認識をしております。 36 16番(北浦守金君)  ありがとうございました。本当に先ほどからの質問、答弁、それぞれあらゆる業界のほうに影響が出ていると。  そういった中で、雇用ですね、それぞれの事業者が雇用されていた、そこで働いていた方々の雇用の状況、これがそういった影響が出ておるという事業所なんかは、雇用をしていらっしゃった方、働いてもらっていた方々に対して、雇用をやめるとか、そういう状況というのは発生をしておるというふうに理解していいんですかね。現在の状況というのは把握されているのかいないのかお願いします。 37 産業部長(西村 栄君)  市内の雇用の状況、雇用の情勢につきまして、先月、労働局が発表いたしました管内の有効求人倍率につきましては、前年が1.23であったものが0.84ということで、やはり1を割っているという状況でございます。そういった数字からも、今回の新型コロナの影響で求人数が落ち込んでいると。そして、この有効求人倍率が5月以降、今後のコロナの情勢次第では低下する可能性があるのではないかということでハローワークのほうからもお聞きをいたしているところでございます。  そういった状況でございますけれども、本市において、例えば、どこどこの企業が雇い止めであるとか、全国的に言われておりますけれども、派遣切りでございますとか、そういった詳細な数字につきましては公表いただいていないというところでございます。 38 16番(北浦守金君)  ありがとうございます。雇用というのは大変落ち込んでいるような状況に数字的にはあるような答弁をいただきました。1.2幾つやったですかね、そういう数字が出ていたのが0.8ぐらいまで落ち込むと。これからが本当に大変なのかなという気もしております。  そういった中で、今回のコロナ感染者の拡大による緊急経済対策ですね、いろんな支援等が国、県、そして市の単独というふうな形で取組をしていただいておるわけですけど、こういった経済対策に市民の立場から協力という、そういった捉え方というのはいかがなもんですかね、市長。 39 市長(古川隆三郎君)  今回のコロナ感染対策の大きな特徴というのが、例えば、熊本地震のように局地的な、ここのところだけが被害を受けた、集中豪雨でこの地区がやられた、そうなれば、全国あまたのところから、国民性の表れだと思うんですが、支援が来ました。29年前の雲仙普賢岳噴火災害もそうでありました。今回は、北海道から沖縄まで感染があるなしにかかわらず、全ての国民が同じような被害を受けていると言える状況ではないかと思います。  そういった中で、国、県、市と併せていろんな対策をしていますが、一例を言いますと、今回、出前・テイクアウト支援事業なんかでも、飲食業の方、ただ制度がよかっただけじゃなくて、自らが営業に頑張って汗を流して、その売上げの対価としてお客さんが喜んだということを実感したということを強く言っていただいています。まさにこういったことから、市民の方々が自分たちも頑張れば役所も応援するんだなというようなことを実感していただけたんじゃないかと思います。  こういった観点から市民の声を拾い上げていきたいと思いますし、10万円の給付にしても、市民の方は早く一緒になって郵送、あるいはオンライン、窓口に対処していただきました。そのことも96%に近づいている一因だというふうに思っているところであります。 40 16番(北浦守金君)  ありがとうございます。実際、先ほど永田議員さんからも質問があっていたように、緊急経済対策というのは国、県、市、それぞれに対策を取っていただいておりますよね。それで、その支援策というのは、やはり永田議員さんからもありましたように、100%ですね、対象になる方はきちんと申請をして、その支援を受けられると。この環境づくりというのは間違いなく100%していただきたいんですよね。そこに市民が少しでも協力できる部分がある事業なんかが出てくるのかなと。  そして、今回の特別定額給付金、島原でいえば、全ての市民が10万円ずついただいているわけです。それを少しずつでもいろんな業界へ協力できるような状況というのをつくることも一つは、地元の地域の事業所、飲食業にしても、そういう人の支援という形につながるのかなという思いがするんですけど、その点はいかがですか。 41 市長(古川隆三郎君)  議員がおっしゃりたいイメージも分かるんですが、私なりに今回ちょっと感じていることがあります。というのは、実は出前・テイクアウト支援事業もそうだったんですが、今、インターネット、スマホ、LINE、フェイスブックとか、いろんなツールがあります。そこで知った情報を市民の方々が共有して、自分たちも情報として発信することで、あそこのお店がこう頑張っているとか、あそこの状況はこうだというのがすぐ広がっています。10万円の給付もそうです。フェイスブックとかそういう中で、もらったよとか、こうだったよという情報を市民がすぐネット上で動くということが今回よく感じているところであります。  このことは、今回の感染症の教訓の一つとして、市民と情報を共有すれば早いうちに広がっていく、特に子育て中の若いお母さんたちだとか、そういった世帯なんかはそういう傾向が強く見られるところです。様々な形で市民が協働できることを進める必要性を感じています。 42 16番(北浦守金君)  ありがとうございます。確かに、市民の方がこういうところでこういう事業がされていますよとか、サービスがされていますよということを発信するということは大変いいことなのかなという気もしております。  そういった中で、今回のコロナの感染症拡大によって、市長のほうに多くの事業者さんの団体から御要望が出ているんじゃないかなと。その要望をされている団体に関して、どういった対応をされて、現実には要望されている方の要望に対する対応というのはできているというふうに理解していいんですかね。 43 市長(古川隆三郎君)  ありがとうございます。さっきのやっぱり市民がいろいろ協力してくれるという中では、これから私たちが進めようとしています商品券、1万円で1万2,000円分の買物ができる、あるいは500円で1,000円分乗れる交通券、あるいは市外の方になりますが、1万円で1万3,000円分の宿泊・お土産代、こういったのも市民の皆さんと情報共有して大いに活用していただきたいと思います。  そして、今、各種要望があって、その後はということですが、まず島原観光ビューローの宿泊部会からは、観光客、宿泊者減少による融資の支援や雇用状況の改善、収束後の観光振興対策についての要望を。同じくビューローの土産品部会からは、物をストックして消費期限があるので困っていると、この消費拡大についての協力ができないかということ。また、島原半島観光連盟からは、半島まとまっての観光振興を。島原港ターミナルテナント会からは、家賃、共益費の免除の要請。また、JA島原雲仙からは、肉用牛肥育農家の経営強化や花卉の消費拡大。島原漁業協同組合からは、高級魚の地産地消。こういったいろんな要望が相次いでいました。  その中で、前回の臨時会等々をお願いした中で、宿泊部会へは1部屋当たり、その部屋数に応じての協力。あるいは今回の宿泊券。それから、運転代行業等の運輸業に対しましては、車の維持費であったり、また車の感染予防対策への支援。それから、料飲業生活衛生同業組合、社交飲食業生活衛生同業組合からも家賃の減免や補償がありましたので、これに対しましても30万円と15万円の中から応えたところであります。  いろいろありますが、おおむね要望された方々には何らかの形でメニューを整えたという、今現時点ではそういった思いであります。 44 16番(北浦守金君)  本当に市長のほうに出向いて御要望に来られた皆さん方というのは、このコロナ感染症による影響というのが大変大きい事業所さんであったのかなという思いをしておりますし、また、そういった対応ができているということであれば、事業所さんもその面での市の対応というのは感謝をされているのかなというふうに思います。  そういった中で、現在、市が執り行っております出前・テイクアウト支援事業は大変好評なのかなと、私はそういうふうな受け止め方をしているんですけど、市長いかがですか。 45 市長(古川隆三郎君)  産業部がよく頑張ってくれました。出前・テイクアウト支援事業が100件予定したところが97件と、ほぼ私たちの想定どおりの参加をしていただいて、半分以上のところが売れてしまったというか、全部使ったといううれしい声があります。と同時に、今アンケートを取っています。今現在で3割程度のところから声が来ているんですが、ほぼよかったと、またしてほしいと。さらには、売上げが上がらずにお客さんが全然来なかったお店に、あれが契機としてお客さんの足が向いたし、新たな顧客が生まれたというような評価もいただいているところで、私たちも頑張りがいがあるなというふうに感じているところであります。 46 16番(北浦守金君)  私もちょっとあるお店屋さんが、うちもしましたからということでチラシを持ってきていただいたものですから使わせてもらいました。本当に私たち使うほうにとっても、営業されているお店にとっても、大変いい今回の一つの支援策かなというふうに思っておりましたので、ちょっと尋ねてみました。  こういった出前・テイクアウト支援事業なんかは、特にこの特別定額給付金、これを大いに市民の方に使ってもらうというのは効果がさらに上がってくるんじゃないかなと思うとですけど、いかがですか。 47 市長(古川隆三郎君)  先ほど96%と言いましたが、それに伴い10万円を皆様方に幾ら出したかということになれば、約42億円ぐらいになるのかな、今42億円程度の金額が市内の銀行口座や郵便局の預金口座に入ったことになります。この42億円を、いかに地元で消費していただくか。タンス預金等にならんように、そのことはこれからもまだいろんなアイデア次第だと思いますので、産業部、あるいは市長公室政策企画課、こういったところ、併せてこれからの政策的なことをしなければいけない課題だというふうに認識しているところです。 48 16番(北浦守金君)  ありがとうございます。42億円、本当にすごいですよね。これを大いに市民の方が利用して、その42億円を地域経済に反映するような、市のほうからも呼びかけ等々もしていただければと思います。  それと、商品券発行事業ですね。プレミアム付商品券発行事業、これはほかの自治体では引換券を全世帯に送ったと。それで、引換券を持って購入される方はというふうな取組がされているようですけど、本市はいかがですかね。 49 産業部長(西村 栄君)  先ほどの市長の答弁にもございましたけれども、やはり早期の市内経済の消費喚起ということを促す上で、このプレミアム付商品券発行事業を臨時会でも承認いただきました。今現在、7月初旬の開始に向けて、事業主体である商工会議所、商工会のほうとも調整をさせていただいております。  そういう中で、現在、この新型コロナ、3密回避ということで申しますと、前回、平成27年に実施いたしましたけれども、一堂に来ていただいて引換え、購入いただくということは、やはりそこに長時間多くの方が滞留するということになりますと、今後の感染拡大防止上、いろんな問題点もあろうかと思います。  そういった意味では、本市においても今調整しておりますのは、まずは事前予約の申込みの御案内を各世帯主の皆さんにさせていただいて、そして購入希望の返信をいただくということで、1万5,000セットということで今回設定しておりますので、上限のセット枚数をどの程度にするかは今調整してございますけれども、まずは出していただいて、あとはその中から事務局のほうで抽せんさせていただいて、そして引換券を送付させていただくということで、3密回避に向けて考えてございます。 50 16番(北浦守金君)  こういったものはやはりきちんと市民に周知をして、そして市民に協力をいただくというのが大前提じゃないかというふうに私は考えております。せっかくのこういった商品券というのは、やっぱり100%使ってもらう、それには、先ほどから何回も言いますけど、特別定額給付金が一番、市民の皆さんそれぞれに10万円というのをもらっていらっしゃいますから、協力する意思というのは大変あると思います。そして、引換券がそれぞれに届けば、やはり意識が全然違うんですよね。その辺の刺激というものもあるんじゃないかというふうに私は受け止めて、引換券というのも一つのいいアイデアなのかなと思ったものですから、お尋ねをしました。もう一回お願いします。 51 産業部長(西村 栄君)  今、議員のおっしゃった、そういった趣旨等につきましては参考にさせていただいて、今後の制度に生かしていきたいと考えております。 52 16番(北浦守金君)  それぞれよろしくお願いします。  それから、市長、やはりこういったコロナ感染症が拡大したことによって、本当に島原市においても、感染者は出ていないんですけど、経済への影響というのは大変大きいものがあっていると思います。やはり島原市の財政、そういうものから考えたときに、この支援策というのが単発で終わるような状況というのも考えられると思います。  そういう中で、やはり財源をいかに国のほうから支援をいただくか、これは市長、それぞれの理事者の方の肩にかかっているんじゃないかと。これは県、近隣の市、全てが一つになって、今回の場合は国がそういった支援の財源を出す以外にないと私は思っているんですけど、市長いかがですか。 53 市長(古川隆三郎君)  全く私も同感であります。ぜひ議員各位におかれましても、いろんな組織を通じても国の中央のほうへ、やはり地域経済のためには大きな支援を国からいただかなければ、我々も今できたことを半年ぐらい先に続けていくことができるのかというのは大変不安も覚えます。  非常に厳しい財政の中で、困っている方々のため我々も知恵を使って支援をしていますが、先般は1兆円の予算が全国に配分されました。これが6月中には2兆円というお話があります。やっぱりこの配分を期待させていただいています。と同時に、中身のあるものを支援していただきたいという思いが強くありますので、我々もそういう声を上げてまいりますので、議会におかれましても御協力をお願いいたします。 54 16番(北浦守金君)  財源は本当に必要です。お金がないと、なかなかしたくてもできないというのが現実ですから、その辺は国にお願いするしかないわけです。全国こういう状況ですから、これは国以外に手当ができるところはないと思うとですよ。自治体でできるのはほんの僅かなものだと思っておりますので、やはり市長をトップにして、島原市の理事者の皆さん方が一丸となって取り組んでいただければと思います。これは県も近隣の市も一緒だと思いますけど、その辺の努力をお願いしておきたいと思います。  それでは次に、新型コロナウイルス感染症についてということで、学校、それと教育への影響ということで、学校の場合は多分、臨時休業という形からスタートして、今回のコロナの影響というのが出てきたんじゃないかなと思いますので、時系列的に今回の解除まで、その辺をちょっと説明いただければと思います。 55 教育次長(平山慎一君)  これまでの経緯を時系列で答弁させていただきます。  まず、この感染症の学校への影響については、本年2月27日に国のほうで発表されました全国全ての小学校、中学校、高等学校、特別支援学校への臨時休業の要請に伴いまして、本市では3日間の準備期間を確保した上で、3月4日から3月24日まで臨時休業を行いました。
     この時期は、先ほども申しましたが、学年末ということもありまして、まとめ、復習の学習が多かったことや、事前にプリントを活用して家庭での学習ができるよう対応したことによりまして、大きな学習の遅れはなかったものと把握しております。  行事への影響としましては、主なところで卒業式、修了式がございましたが、感染症対策を十分講じた上で、参加人数を減らす、あるいは時間を短くするなどして実施したところです。  また、仕事の関係で家庭で過ごすことが困難な小学1年生から3年生の児童、それから、特別支援学級の児童・生徒に対して、保護者の希望があれば、学校での受入れを行ったところでございます。  続きまして、4月に入りまして緊急事態宣言が行われました。この影響についてでございますが、本市においては、この宣言を受けて4月22日から5月6日まで臨時休業を行いました。  さらに、5月10日まで延長したところでございますが、5月11日以降の延長も想定されましたことから、5月7日、8日を登校日として設定しまして、子供たちの健康状態及び学習課題の確認を行ったところでございます。  また、行事等につきましては、歓迎遠足を中止にしたり、運動会、体育祭を秋へ延期するなど、少なからず影響があったものと認識しております。  なお、今回の4月、5月の臨時休業中も、前回同様、家庭で過ごすことの困難な児童・生徒については、希望があれば、学校で受入れを行ったところでございます。  引き続きまして、緊急事態宣言解除後の状況でございます。小・中学校については、5月11日から通常どおり再開をしておりますが、これまでの臨時休業によりまして授業時数が不足している状況でございます。このため、不足している授業の補充を行うため、今年度に限って夏季休業日を短縮して、7月21日から7月31日まで、週休日、祝日を除いて授業日としております。  また、学校では様々な行事を計画しておりましたが、臨時休業によって実施が困難になっており、1学期にできなかった運動会については、先ほども申しましたが、9月に延期して実施としております。また、修学旅行については、児童・生徒にとって、その年度にしかできない大切な行事であるため、行き先、それから実施時期を含めて、現在協議をしているところでございます。 56 16番(北浦守金君)  ありがとうございます。本当に学校、児童・生徒、父兄、教育委員会、この臨時休業ということで大変心配もされて、特に現場の先生方というのは大変な状況というのが想像できるわけですけど、やはり今、教育次長のほうから御答弁がありましたように、授業時間は大事にしなければいけないのかなと。ここだけはきちんと子供たちが授業を受ける環境というのはつくっていただくということで、7月21日から31日までを削減された授業日数に充てるというふうなことで対策も取っていただいておるようでございます。  そういった中で、やはり休業によって──全国的には保護者の収入が減ったりとか、そういう状況があって、保護者も大変苦労をしていらっしゃるというふうな報道が新聞、テレビなんかであるんですけど、島原市内においてはそういう状況というのは発生していないんですか。 57 教育次長(平山慎一君)  新型コロナウイルス感染症により、保護者への影響が、休業要請などにより家計全体の収入が減ったということで、少なからず影響はあるものと考えております。教育委員会のほうでそういうアンケート等は取っておりませんが、少しそういう相談もあっているようでございます。  また、市としましては、このような世帯に対しまして、産業部のほうでも事業継続支援金の給付事業とか、そういう市独自の支援を行っていますが、教育委員会としましても独自に、就学援助制度の審査基準の一部を緩和しまして、家計負担の軽減を図るための経費を5月臨時会で議決をいただいたところでございます。  現在、この支援制度につきましては、既に保護者宛てに周知を行っておりまして、若干ですが、相談もあっているというような状況でございます。 58 16番(北浦守金君)  今回の感染症の影響というのは、経済もですけど、それぞれ家庭の保護者に関してもそういう状況が発生していると。やはり大変な状況にあるというのはお互い理解できるわけですけど、そういう状況というのはできるだけ、いろんな支援策等々もあるようでございますので、そういった環境の保護者の方には最大限有効に、また的確に使っていただいて、皆さん方からも的確な指導をしていただいて、そういった支援がちゃんと届くようにしていただきたいと思います。  それから、学校が始まったわけですよね。そして、子供たちは多分元気に登校をしていると思うとですけど、子供たちの状況というのは、市内の全校の中で変化というのは見られていますか。全く関係なく元気に登校しているという状況なのか、よろしくお願いします。 59 学校教育課長(平田 賢君)  議員御指摘のように、児童・生徒の状況等につきまして、一度学校のほうにも確認をしております。それから、昨日、いのりの日集会もございましたので、各指導主事が直接に子供たちの様子を全ての小・中学校で見てまいりました。学校からの報告によりますと、非常に元気に登校していると。中には、学校が始まって楽しいと言っている児童もございます。もちろん、感染のリスクを防ぐために様々な方法を取っておりますので、通常の学校には戻っていないところではありますが、再開については今のところ不安視はないというふうに認識しているところでございます。 60 16番(北浦守金君)  安心しました。やはり子供たちが本当に元気で登校するというのが一番大事なことなのかなというふうにも思っておりますし、現場の先生方は校長先生をはじめ、そういった子供たちが元気に登校できるためには、やはりマスク、この感染症対策ですよね。今現実に学校サイドではマスクの数、それとか消毒液、手洗いなんかはふだんから子供たちにも指導されていると思うとですけど、そういった必需品は足りているんですか。 61 学校教育課長(平田 賢君)  マスク、それから、手指消毒用のアルコール等については、4月当初は非常に心配をいたしました。でも、今現在、各方面からの御支援もいただいておって、その分も直接配布をさせていただいておったり、あるいはマスクに関しては、かなり改善がなされていて、購入も大分できているというところです。  それから、子供たちはマスクがないときには手作りのマスクなどをしながら懸命にその対応をしているというところで、現在のところ、そういった危惧は少しずつなくなってきているかなというところでございます。 62 16番(北浦守金君)  ありがとうございます。子供たちの手作り、大変いいことだと思いますよね。こういうときには子供たちであってもそういうふうな手作りのマスクを作れると。そして、それを利用できると。これも一つの学校教育の観点から見たら、いいことなのかなという気もしているんです。  私ちょっとお話を聞いたのが、これは教育委員会で把握されているかどうかというのはちょっと私もよく分かってはいないんですけど、三会中学校の卒業生がマスクを学校に寄贈したと。このことについては把握されていますか。 63 学校教育課長(平田 賢君)  議員がおっしゃられるように、三会中学校のある卒業生が一同ということで、自分たちの後輩たちに使ってほしいという思いで寄贈したという報告については、三会中学校の校長のほうから聞いているところでございます。 64 16番(北浦守金君)  大変いい話ですよね。いや、本当に、コロナで皆さんが大変な状況にあるときに、実際、卒業生がそういう形で自分たちの後輩たちに、後輩たちがきちんとした環境の中で学習ができるためにマスクを寄贈すると。いいお話だなというふうに私は受け止めました。本当にありがとうございます。  それから、教育ということになりますと、やはり奥が深いわけですけど、せっかく解除されて、これから平時のときの教育環境を何としても維持していく必要があると思うとですよね。そういったところに関しては、教育委員会、そして学校現場、保護者、こういったところでの話合いというのは、これまでいろいろ対策等々も取ってこられたと思うとですけど、その辺の連携というのは十分されているというふうに理解していいんですかね。 65 学校教育課長(平田 賢君)  今後の感染をとにかく防ぐということについては、教育委員会と、それから、校長会を通じて学校側とは何度も話合いをしながら連携を取らせていただいて、保護者については学校を通じて、例えば、毎朝の検温であったり、健康のチェックであったり、そういったものをカードにして持ってくるというようなことについては年度当初からずっと続けているところでございます。  それから、学校においても感染防止のためにドアノブであったり手すりであったりというような消毒についても現在も続けているというところでございます。 66 16番(北浦守金君)  ありがとうございます。本当にこのウイルスというのは目に見えないという形で、特に児童・生徒にとっては、我々も同じなんですけど、目に見えないということがどうしてもあるものですから、対策というのが十分取れないと、またさらに、今までは感染者も出ない状況で島原市、島原半島、長崎県では特に17名という少ない感染者で現状維持しているわけですけど、やはりこれからもそういう意識というのは持ちながら取り組んでいかないと、市内の子供たちにというような状況が発生することになりますと大変なことになると思いますので、その辺の取組というのも十分心して取り組んでいただければと思います。そういった環境をつくっていただくことによって、学校の子供たちの生活というのは落ち着いて、平時の状況に戻せるんじゃないかというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。  それから、全体的に感染症拡大による経済、そして教育、いろんな角度から影響が出ています。やはり何としても、このコロナ対策というのは市民挙げて、市長をトップにして取り組んでいかないと、なかなか押さえ込む、また平時の生活環境を取り戻すというのは大変になるのかなと。  そういうことを考えますと、これから、今度は他県との交流とか、そういったものが出てくるんですけど、市長、そういったものに対してはどの時点で解除とかいうのは、県とも相談しながらという形になろうかと思うとですけど、その辺については市長どういったお考えでしょうか。 67 市長(古川隆三郎君)  議員おっしゃるように、我々は今全く目に見えない敵と戦っていることで、全てが予想や想像、その中で進行しています。  今、47都道府県の緊急事態宣言が解除されました。その上で、長崎県としましても、島原市としましても、6月1日から県を超えた移動は可能ですよと。ただし、1都1道3県、東京都、北海道、千葉県、埼玉県、神奈川県及び現在でも新規の感染者が発生している地域との移動、交流はなるべく控えてくださいというお願いをしている状況です。ここが今我々の置かれた立場でありますが、国のほうからも指針を示されている6月19日が一つの基点となって、全国的な移動が可能になるであろうと予測をしています。ただ、これも感染症がだんだん鎮静化していくのが基本ですので、こういったことを踏まえながら、少しずつ市民としての行動範囲も広げないと、観光地としてお客様は来ていただけないというジレンマがあります。こういったことをきちんと見極めながら、少しずつ市民交流、イベント、行事、そういったものを夏に向けて拡大していきたいと思っているところです。 68 16番(北浦守金君)  ありがとうございます。市長の答弁のように、少しずつでも動き出さないと、経済はなかなか回っていかないというふうに私も理解をします。ただ、やはり大前提はコロナの感染拡大を極力抑える、全くなくなるような状況が維持できれば一番、抑え込めればいいんでしょうけど、その辺と経済との兼ね合いというのは上手に、それぞれ様子を見ながら、トップの判断でそれぞれ解除しながら進めていくというふうなことになっていこうかと思っております。  本当に今回の新型コロナについては、日本の国にしても国民にしても大変な状況が起きているというのは事実なんですよね。そういった中で、島原市としては感染者を出していない、これをこれからも維持できる体制づくり。そして、今回の議会においても会派代表の質問という形で会期を短縮した。そして、私たち実践クラブは、議長を下にして4名が、いろいろと議員それぞれの立場から御意見をいただいて今回の実践クラブとしての質問をさせていただいたわけです。本当にこういった機会をつくれたのも、議員としても初めてであるし、こういうのも議員としての一つの勉強にもなるのかなと思いながら質問をさせていただきました。以上で私の質問を終わらせていただきます。  感染者を出さないように極力努力をしていただいて、そして、市民にもとにかく協力をしていただくという市長の市民への協力要請等々も今後考えてもらえれば、大変いい形でのコロナ感染症拡大対策になるんじゃないかなというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたしまして、実践クラブの代表としての私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 69 議長(生田忠照君)  午後1時まで休憩いたします。                              午前11時53分休憩                              午後1時  再開 70 議長(生田忠照君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 71 11番(種村繁徳君)(登壇)  皆さんこんにちは。まず初めに、庁舎建設に当たり、一言お祝いとお礼を申し上げたいと思います。  このたびの庁舎建設に当たりましては、古川市長をはじめ、関係皆様方、また国会議員の加藤先生、秋野先生の両先生方には大変なお世話になり、また、耐震性の高い庁舎ができましたこと、心から感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。  それでは、通告により一般質問をさせていただきます。  今回は新型コロナウイルス感染症の関係で各会派から1名による一般質問となりましたので、庶民の会の所属議員、本多松弘議員、林田勉議員を代表して、私から質問をさせていただきます。  今回の新型コロナウイルス感染症は、世界中において急速な勢いで感染が拡大し、国内においても1月中旬に初の感染者が確認をされました。  政府は、4月7日に新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき7都府県に緊急事態宣言を発令し、16日には対象地域を全国に広げられました。しかし、感染者は急増し、終息の見通しが立たない状況になり、国民の感染拡大への不安や経済にも大きく影響が及びました。  長崎県においては17名の感染者が出たものの、感染拡大になっていないこと、また、本市においても感染者が出ることなく現在に至っていることは、非常によかったと思っているところでございます。しかし、新型コロナウイルスは目に見えない闘いであり、今後も十分な注意が必要であると思います。  万が一のことを考えての対策を、本市はどのように考えておられるのかお尋ねをしたいと思います。また、本市の経済の建て直しをどのように考えておられるのかを、お尋ねしたいと思います。 72 市長(古川隆三郎君)(登壇)  種村繁徳議員の御質問に答弁をさせていただきます。  新型コロナウイルス感染症が全国的に蔓延をしています。島原市において、いまだ、現在、感染が発症していないことは、本当に市民の皆様の御協力のたまものであり、重ねて、厚く御礼を申し上げます。  その上で、島原市で万が一発症したときにどのような方策を取るのかという御質問でございますが、島原市では、島原半島で新型コロナウイルス感染症対策として、県南保健所、島原市医師会、南高医師会、感染症指定医療機関、半島3市及び消防署等で構成されています県南地域感染症対策協議会が2月から4月まで3回開催されています。  会議の内容につきましては、県南地域での感染症医療体制の整備や島原半島で感染者が出た場合の対応などについて協議されています。  また、私ども市といたしましては、新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、本部会議を重ねてまいりました。その際も、医師会の医師会長より、様々なアドバイスをいただいています。  5月14日、国において長崎県の緊急事態宣言が解除され、感染予防策の励行に向けた市長メッセージを発表しました際にも、医師会長からのコメントも一緒にお伝えをさせていただいたところであります。  今、市民の皆様方に御説明しているのは、今後、万が一、発熱をしたケースなどでは、まず電話で、かかりつけ医、あるいは医療機関へ連絡をしてほしいということをお願いしています。その上で、行政と医師会、そして県南保健所、中核医療機関であります島原病院、このあたりがきちんと連携を取った上で患者さんの対応をしていくということになります。もちろん、県におかれましても、万が一患者が発生したときに、受入れとして、宿泊ホテル、旅館等を、希望するところを募集したりされています。こういったことで、県とも調整を図りながら、万全の対策を取ってまいりたいと考えております。  それから、経済対策はどのようなことをしているかということであります。  これまで、国におかれては持続化給付金、県におかれては休業要請を受けていただいた飲食店や娯楽施設等に30万円の休業に対する支援金。そして島原市といたしましては、前年対比1か月、あるいは1次産業では3か月間の累計になりますが、20%以上減少した事業者に対しまして、法人30万円、個人で15万円の支援金をお渡しするようにしておるところであります。  また、全国民一律に特別定額給付金10万円が支給されましたので、島原市では、このことで96%の世帯に今、申請をいただいておるところであります。  議会におかれましても、臨時会、あるいは専決において認めていただきました範囲内で、今我々も各種施策を展開しております。  今後また必要なことにおきまして、議会とも相談しながら、適宜対応を図っていきたいと考えているところであります。 73 11番(種村繁徳君)  どうもありがとうございました。本市の対策本部が設置されているという話がございましたが、本市の対策本部の構成、組織というのはどのような組織であるかお尋ねをしたいと思います。 74 市長(古川隆三郎君)  新型コロナウイルス感染症対策本部は、私を本部長とし、副市長と教育長が副本部長であります。さらに、島原消防署長も入りました、各部長等の15名で構成をしております。  その根拠につきましては、新型インフルエンザ等対策特別措置法、いわゆる新型コロナウイルス対策特別措置法であります。その第35条及び島原市新型インフルエンザ等対策本部条例第2条に規定されているところを用いまして対策本部を設置し、これまで数回の本部会議を重ねてきているところであります。 75 11番(種村繁徳君)  どうもありがとうございます。新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づいてコロナ対策をやっているという話でございますが、前も申し上げましたとおり、万が一のことを考えての対策が本市にとりましては非常に大事なことであると思います。コロナウイルスの感染者が出ないことを常々願っているところでございますが、万が一のことを考えて、対策本部は対策については仕事をしていただきたいと思っているところでございます。  それから、市長自らが防災行政無線を通じて市民に呼びかけられたことは非常によかったという評価を私も聞いておりますが、市長の感想はどうですか。 76 市長(古川隆三郎君)  今回、コロナ感染そのものが全く予想がつかないものであり、刻一刻と感染の状況が変化していきました。それに伴い、県、あるいは国においても、いろんな、緊急事態宣言が発令をされたり解除をされたりという変化が見られました。その変化のたびに、市民の皆様方に、現況とこれからの行動の方向性を直接話をさせていただきました。多くの市民の方々から、安心したとか直接言われると、分かりやすいとかいうこともありました。重ねて、その中で、特別定額給付金10万円の早い手続をお願いしたり、直近では国の100万円、200万円の事業継続給付金、あるいは、県、市の制度をぜひ活用していただくよう呼びかけをさせていただいたところであり、一定の防災行政無線のありよう等を含めて、よかったのではないかと私は思っています。 77 11番(種村繁徳君)  市民の皆さん方の声も、そういう声が大いに聞こえてきましたので、非常によかったなと思っているところでございます。  それから、医師会との連携については、いろいろアドバイスをもらいながら、島原半島の連絡協議会で情報交換をされているところでございますが、医師会と、それから本市の対策本部との関わり合いというか、そこら辺の関係についてはいかがですか。 78 市長(古川隆三郎君)  私どもの対策本部に、医師会の関係者の方は所属されておりません。しかしながら、私どもの福祉保健部が窓口となり、医師会とはいろんな聞き取りもできる関係にございます。その中で、マスクが非常に不足をしている、こういった声を受けましたので、何回かに分けて備蓄のマスクをお渡ししたり、または、いろんな企業や関係団体からマスクの提供が相次いでいます。そういったことで、現場の声を聞きながら、医師会、あるいは歯科医師会、薬剤師会等々へ、マスク、あるいは業務中に使われるフェースシールドを、悠久会さんが今回、原価で作っていただきました、フェースシールドについては1,270枚と私は記憶しておりますが、そういったものを配らせていただいたりしたところであります。 79 11番(種村繁徳君)  私も、この医師会との連携が非常に大事じゃなかろうかと思っているんですね。というのは、万が一熱が出た場合、どうしても病院にという話にすぐ市民はなると思うので、そこら辺で、市長の答弁の中では、病院に行くよりも電話で連絡してくれろという話がありましたが、一般の人は、どうしても自分のかかりつけの病院があればそこの先生にという、そういう気分になると思うんですね。やっぱりそこら辺をきちっと、そういう発熱の状況とか疑いがあれば、ちゃんと保健所に連絡してくれろというところは、まだ多分、徹底されていないと思うんですね。病院の先生方と、医師会との連携の中で、そこら辺を徹底する必要があるかと思いますが、いかがですか。 80 市長(古川隆三郎君)  今回、医師会からアドバイスを受けた中で、本日までのコロナ感染症の流れの中で、島原半島でコロナの感染者が発生したんではないかなどのうわさや風評被害を、医師会としても耳にされたことがあると、私自身も、そういった風評を聞いたことがあります。これは全く根拠のない話であり、医師会とされましても、発熱があったら、まず、かかりつけ医、あるいは医療機関に電話をしていただく。その上で、きちんとしたさらなる医療機関や保健所等を御紹介すると。そして、仮に感染があったり、島原病院との連携の中で、いろんな人の動きがあったりしたら、医師会としても、情報を市民の皆様方へきちんとお伝えをしたいと。そのことで風評被害を起こさないで済むし、医療機関もいろんな風評被害があれば非常にやりにくいということですので、事実はきちんと御報告をしたいという声を医師会からも聞いたところでありますので、そういったことも含めて、市民の皆様方が混乱しないような連携プレーを取りたいと考えています。 81 11番(種村繁徳君)  ぜひ、そのようにお願いしたいと思います。  それから、今から梅雨がやって来ます。雨季の時期になるわけですけれども、自然災害はどういうふうな規模の災害が起こるか分かりませんが、自然災害と避難所との関わり合いは──昨日かおとといか、公民館でダンボールのベッドの配置の仕方とかいろいろ特集であっておりましたが、その避難所の数字、件数は前任者の質問の中でもありましたが、その対策について、もう一度答弁をお願いしたい。 82 市民部長(吉田信人君)  避難所における新型コロナウイルス感染症対策につきましては、3密の回避、あるいはうがい、手洗いなどの衛生対策に十分な備えが必要であると考えております。
     このため、災害の規模に応じて可能な限り多くの避難所を確保することで、密集によるクラスター発生の感染リスクを回避するため、分散避難をしていただく予定であります。  また、避難所開設においては、密接を避けるためにダンボール製等のパーティション、あるいはベッドなどを活用して、社会的距離、いわゆるソーシャルディスタンスを十分考慮しまして飛沫感染防止に努めるとともに、密閉を避けるための避難所の2方向の窓、ドアを開けて、空気の流れをつくること、あるいは定期的に窓を全開にするなどの換気対策を行う予定であります。  また、避難所での衛生対策につきましては、手荒い、マスクの着用など基本的な感染対策を徹底させるとともに、入り口やトイレの前など、多くの人が使用する箇所にアルコール消毒液を設置するなどの感染防止に努めてまいります。 83 11番(種村繁徳君)  この3密の根拠から申し上げれば、常々言われているところが、距離を2メートル空けなさいという話がよくありますが、2メートル、2メートルをやったら4平米、1人4平米要るわけですね。そしたら、公民館で4平米、あるいは避難所で4平米といえば、かなりのスペースを確保しなければいけない数字になりますね。そしたら、例えば公民館や体育館やそういう避難所の数が、実際、本来ならば1公民館に例えば200人入るところが4分の1しか入らないと。そうなれば、いろいろなことを考えれば、例えば仕切りをしたりいろんな対策をしてでもかなりのスペースが要る計算になるわけですけれども、そこら辺の考えはいかがですか。 84 市民部長(吉田信人君)  議員さんの今御指摘のとおり、今回のコロナウイルス感染症対策については、通常よりも広い避難所が必要になります。通常は、数字的なものを言いますと、通常の避難所の面積については3.3平米、約畳2枚必要ということで計算をしております。  今回のコロナ対策で計算しますと、畳2枚に対して畳8枚が必要になるという計算で考えております。ちなみに、杉谷公民館の収容人数で言いますと、感染症対策を考慮しない場合は、約300名が収容人数と考えておりますけれども、今回の感染症対策を考慮しますと80名ぐらいの人数になるということで考えております。  この分は、通常の状況を言いますと、雨等に対しては公民館、それと新湊の避難施設、7か所を開けているんですが、コロナの関係で言いますと、234世帯の約570名がこの7か所で収容できるということで考えております。 85 11番(種村繁徳君)  小さくいろいろは言いませんが、やはり杉谷公民館の場合を言いますと、普通であれば300名が、80名しか避難できないと。そしたら、当然どこの地区もそういう、公民館もそういうふうになると思いますので、そこら辺、防災対策としては混乱を招かないように、きちんと把握して対策をしていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  それから、このコロナ対策で本市の経済の状況ですけれども、私も畜産をやっている関係上、いろいろ被害を被っている立場でもございます。全ての事業者が、今回かなりの犠牲になっていると思います。そういう意味からいけば、この経済の建て直しは本当に腰を据えて、一過性じゃなくて長期的に対策を組む必要があると思います。  これは、あるホテルのデータを数字的にもらいました。2月は3,000名の宿泊があったと。そして、5月は330名しかなかったと。そして、毎日の宿泊人数のデータももらいましたが、5月14日はただ1名だったと、宿泊が。2月が89%、3月が39%、4月が25%、5月が22%、キャンセルで宿泊者がどんどん落ち込んでいる。この状況を数字的に見ても、かなりの損失ですね。これをいかにして前の状態に持っていくかというのは、並大抵なことじゃないと思っております。  しかしこれは、それなりの国の事業、あるいはそういうプレミアムとか、あるいはいろんな事業を使ってやらなければいけません。そこら辺の対策の中で、国の事業であるこの持続化給付金の申請が非常に難しいという問題がございます。今も、前任者の北浦議員の質問のときにもございました。市長が答弁されましたが、この持続化給付金の申請の仕方、これは、やっぱり普通の人ではなかなか──商工会議所に今、指導者が来ているという話も聞きましたが、申請をする人が多かったり、あるいは申請をしようとしていろんなデータを集めてやっても、なかなかそれに該当せんという問題があったり、いろいろ手間取りがあるようですけれども、この持続化給付金の申請の仕方、法人であれば200万円、個人であれば100万円の給付金ですけれども、これをもうちょっと簡単──簡単にというか、そういう手続が簡素化できないのかお尋ねいたします。 86 産業部長(西村 栄君)  この国の持続化給付金につきましては、個人事業主が100万円、法人が200万円という限度額の中で国が支援するものでございます。  今回の国のこの申請につきましては、直接事業者の皆様が、50%以上の減少というものが必要でございますけれども、一定の算式に基づいて国のほうにオンライン、インターネットで直接、給付の申請をされるような手続が必要となってございます。  また、先ほども言われましたように、オンライン申請、事業者の方もパソコンに不慣れな方がやっぱりいらっしゃるということで、国においては、このオンラインでの給付申請についてのサポート会場として、島原半島内では、島原商工会議所のほうにそのサポート会場を設置しております。5月23日からサポート会場を設置しておりますけれども、毎日の平均としては7件ほどがその会場に訪れていらっしゃるということでございます。ただ、事前予約が必要となってございますので、その点につきましては、市のホームページを通じましてサポート会場の周知には努めておりますけれども、窓口にいらしていない方につきましても、そういった周知については努めているところでございます。 87 11番(種村繁徳君)  企業も、本当に経営的に経費の負担のかかる事業なんかは、特にこういう給付金は相当な足しになるわけでありますので、もうちょっと行政が、指導するなり、あるいはそういう商工会議所での窓口が開いていることを丁寧に指導していく必要があるんじゃなかろうかと思っております。ぜひ、そこら辺の指導をお願いしたいと思います。  それから、島原市が独自の支援、給付金の事業をされたことは非常に評価をしたいと思います。前も説明がございましたが、国民1人当たり10万円の給付金も、96%の人が今受け取っているという話でございますので、あと4%の方々がいろいろ施設に入っていたり、あるいは事情で受けておられませんが、そこら辺についても丁寧に、小まめに対応していただきたいと思っております。  それから、農業、漁業──観光業は今いろいろ出しましたが──農業でも畜産、それから花卉、菊農家。それから漁業で言えば、本市のブランドである魚が、非常に安値で今推移をしていると聞いております。そこら辺のことについてはどのように思っているかお尋ねをしたいと思います。 88 市長(古川隆三郎君)  今回、島原市としての事業継続支援金30万円と15万円、職員から、全分野でどうですかと、農業、水産業も入れた形でという提案があったときに、私も本当にそうだなという思いがしましたし、本市を代表する1次産業であります。農業分野でも厳しいところがある。あわせて、漁業におかれては、日頃から本当に魚価が安くて、低迷をしている中にあって今回のコロナ。しかも、漁業者はほとんど全てが個人事業主です。そういったことを勘案すると、1次産業にもやっぱり支援をしたいという思いでありましたので、今ぽつぽつと漁業者の方からも申請が上がり始めました。漁業者の方は3か月間ということで、農業も3か月間の昨年との対比をお願いしていますので、これから増えてくるものと思っています。  そういった意味で、全ての方々に申請をしていただきたいと思っておりますので、さっき議員がおっしゃいました国の持続化給付金の制度も、我々が決めることはできないんです、中身についてはですね、国の制度ですから。しかし、どこに行けば分かりやすいのか、どういった方法が取りかかりやすいのか、そういったことについては、我々も一緒になって事業者の方へ説明を重ねていきたいと思います。 89 11番(種村繁徳君)  今回、このコロナ対策でいろいろ農業の関係から言いますと、畜産の場合は、今、餌は外国からの供給が非常に多いわけですね。自給自足の時代は自分の家で自分が作ったと。しかし、餌である穀類は、米国、あるいはオーストラリア、中国あたりの輸入経路を通じて入ってきよったところが、コロナの感染者の拡大で船会社の船が出ない。そしたら、船が入らないと、品物の単価が高くても買うからと言っても品物が来ないと、そういう問題に今遭遇しておるわけですね、現場は。そういうことを考えれば、やはり自給率を上げることが最終的に出てくるわけです。例えば、牛の餌でも、豚の餌でも、鶏の餌でも、やはり穀類が中心ですので、そこら辺の考え方でいきますと、今言うように、どうしても船会社の船が出ないと──1本大体20トンから25トンぐらいのコンテナで何千本という積み方で外国から船が入ってくるわけですけれども、1そう入らんと相当な、言えば九州全体の農家が困るぐらいの数量の、10日分とか20日分とかの餌の供給量が途絶えることになる。そういうことを今回、本当に実感したわけですね。それで、国内の自給率を上げなつまらんということを、農水省も今相当言っておられる。  そういうことから考えれば、今後もいろいろ事業は進めていかなければいけないかなと思っておりますので、ぜひ、それに関係する事業は進めていただきたいと思っております。  それから、前任者の商店街で商売をされている方々の話を聴いておって、出前・テイクアウト支援の事業、市長が説明されましたが、私も、この出前・テイクアウト支援の事業を申し込まれて、評価はどがんやったという話を聞きました。そしたら、商売人の方からはかなり評価は高いですね。出前・テイクアウト支援という発想が私は全然なかったわけですけど、これはどういうところで発想ができたわけですかね。 90 市長(古川隆三郎君)  今回、出前・テイクアウト支援事業に参加された事業者の方々から聞こえてくるのは、客足が遠のいていたのに、これが契機となってお客さんがまた戻ってきてくれた、非常によかった。自分たちが汗を流した分の喜びを感じますという声がありました。  これについては実は、うちの若手の職員から、市長さん、こんなことをやっている自治体もありますよという情報をいただきました。じゃ、やってみようかというようなことで協議をしておったところでありました。一言で言いますと、やっぱり若い職員たちは今、インターネットやいろんなことで情報を毎日見たり聞いたり、発信したりしています。そういった中から、僕らの思いつきよりもちょっと先のことを描いているようであります。こんなことをやったらいいと思いますというような、そういう若い職員の気づきから、今回の出前・テイクアウト支援事業に結びついたというふうに認識をしています。 91 11番(種村繁徳君)  この出前・テイクアウト支援事業を参考にして考えたことが、プレミアム付商品券、これは今20%をプレミアムで出しますよという話ですね。この出前・テイクアウト支援事業は500円までを上限にされているようでございますが、仮にプレミアムの20%を25%、30%に上げた場合には、相当な経済効果が商売に出てきはせんかと私は思うたとですよ。それは予算の関係もありますので、はい、そうですかというわけにいきませんが、そういったところも、市内のそういう商売人の方々、あるいは飲食店の方々が元気づくようなやり方を行政として見せていかないと、今からの経済対策としてはなかなか胸張っておられないのではないかと思いますが、いかがですか。 92 市長(古川隆三郎君)  プレミアム付商品券に続いていろんな計画があるわけですが、今回、1万円で1万2,000円分のお買物、いわゆる20%のプレミアムがついています。うちよりもプレミアム率がいい自治体もあります。中には、うちよりもプレミアム率が低い自治体もあります。予算があれば大きいほうがいいと思うんですが、旅行券も1万円で1万3,000円分の旅行券を出します。これは、宿泊のみならずお土産も可能です。これには、外貨を島原に持ってきて落としてほしいという思いがあります。県が5,000円の県民に対しての宿泊制度をつくっていますので、合わせ技で使いたいと思っています。さらには市民へ、500円で1,000円分のタクシー、バス、列車等の乗車券が買える制度も今回やります。  そういった総合的なことを勘案して、市民の元気を応援していきたいと思っていますし、願わくば事業者や営業される方々は、今度は自分たちの組合や、自分たちの組織や、また個店でも、いろんな自助努力をしていただけないかなと。もう少しお客様が喜ぶようなことを、今度は民間からもどんどん提案して仕掛けてほしい。そうであれば、市役所としてもそういったことを応援していきたいという思いもありますので、行政プラス民間の力の出しどころじゃないかなというふうに期待もしているところです。 93 11番(種村繁徳君)  それからちょっと前後しますが、前に、ホテル、旅館の売上げの対策のことを申し上げました。市内のホテルには温泉が引いてあります。島原の観光のメインである島原温泉ですね。今のこの非常に厳しい状況の中で、温泉給湯事業も特別会計で独立採算ですので、これは当然赤字を出しちゃいけませんが、特別なこの時期に、やはり官民が一体となって頑張らなければいけませんので、そこら辺を勘案して、例えばそういう給湯事業の供給を少しでも減免するというふうなことはできないのかお尋ねしたいと思います。 94 副市長(柴崎博文君)  気持ちは、私もその気持ちを持っておりますが、いかんせん、温泉給湯事業そのものが特別会計としてその事業での運営をしていくと。その財源となるのは、基本的には温泉使用料でありますので、やっぱりその辺は、減免というのはなかなか難しいと。ただ、利用される日、あるいはしない日というのが出てくるホテルもありますので、その辺は、日々での支払いということも考えております。また一方では、温泉給湯事業については観光振興施策もやっておりますし、そして今回も、いろんな観光関係、落ち込んだ部分もありますけれども、そういう施策を多々やっておりますから、そういうのを活用しながら、先ほど来、市長も言っていますように、行政と民間が一体となって、何とかこの不況を乗り切っていこうというような気持ちで取り組んでいければというふうには思っております。 95 11番(種村繁徳君)  前に、宿泊の人員、それから件数を言いましたが、やはり8割、9割落ち込んでいる。そしたら、売上げも8割、9割落ちているわけですから、経営的には相当やっぱり厳しい経営を強いられていることは事実なんです。そして、これをコロナウイルス発生前に戻すためには相当な時間がかかるし、また、これは到底、はい、そうですかとぱっと行くわけにはいきませんが、やはり何らかの形をとって、行政としても一生懸命やっていますよという姿勢を見せてほしいと思いますが、いかがですか。 96 市長(古川隆三郎君)  特に、ホテル、旅館の声を聴きますと、いわゆる固定経費、建物の維持費、それから従業員さんたちの人件費、こういったものが1か月間で相当かさばるという声を聴いています。だから、長期間になればなるほど、だんだんと大きなダメージが蓄積していくということだそうです。そして、それにまつわる食材関係、あるいは運輸関係、衛生・リネン関係、さらにお土産品屋さん、裾野が広いのが観光産業でありますので、なるべく早いうちに営業開始、あるいはイベント、そういったものを復活させなければ、感染予防だけでは経済が動かないというのが今、問題だと思っています。  今日まで、国においては雇用調整助成金の適用、あるいは持続化給付金として200万円、あるいは100万円、市が30万円、15万円、様々な施策を展開しています。私たちは、宿泊プレミアムの1万3,000円券を発行します。こういったことをするためには、ホテル、旅館が登録をしていただかねばいけないことが幾つかあり、今それをお願いしていますので、早く元のスタイルに戻れるようにまず営業を再開していただく、その中で応援をし続けていく、このことが肝要だと思いますので、民間と……(発言する者あり)──市も、県も、国も、いろんな持続可能なための支援を展開しています。また、今、国におかれては、6月の会期末までに2次補正を組むということで、その詳細よりも、金額のスケールが非常に大きいものが見えています。こういったものが見えれば、また私たちとしても支援の仕方があると思いますが、いかんせん、地方経済の中で一単独自治体だけで支援するものには、予算という限度が見えてきています。しっかりと国、県にもお願いしながら、地域経済を活気づけたいと思いますので、どうぞ皆様方におかれましてもよろしくお願いいたします。 97 11番(種村繁徳君)  それから、観光客の足が途絶えていることで、公共交通関係、これも相当な犠牲になっているというふうに思います。観光バスとか、あるいはそういう観光に使う足であるバス、あるいは鉄道、そこら辺の状況についてはどのように把握をされているかお願いしたい。 98 市長(古川隆三郎君)  今回、私も市内のホテル経営者の方にいろいろお尋ねをしてみたところ、ホテルにおいては、個人客を中心に復活の流れが見えてきたと。そういう個人客は自家用車なんです。家族単位で移動される。ところが、ちょっとやっぱり先まで不安を覚えるのがバス旅行。特に、高齢者の方々なんかが団体でバス──例えば老人クラブなんかでどこかへ行こうというときに、バスに乗ること自体が今、3密だとかいうことで、特に運輸業の中でも、バス観光事業は非常に苦戦をされています。逆に、トラック輸送便は、家庭内消費なんかで意外と荷物が増えているという話も聞いています。様々なところに影響が出ています。  それから、島原鉄道や、やまさ海運におかれましては、島原-大牟田線、あるいは島原-福岡の定期バス、島原鉄道の列車、全て減便にされています。それは、乗るお客さんが少ないし、経費がかさむからであります。このことがずっと続いていけば、もっともっと大きな経済的損失ですので、やはりこういった観点からも、一定のいろんな行事やイベントを再開しつつ応援をしていくという、私たち行政側から見ても、その端境といいますか、きっかけといいますか、この辺を今一番、コロナ感染をにらみつつ検討すべき課題として捉えているところであります。 99 11番(種村繁徳君)  どうもありがとうございました。今回は会派の代表質問という形で質問をさせていただきましたが、今回コロナ対策に全て時間を費やすわけですけれども、やはり本市から絶対にコロナの感染者が出ないように、対策本部としても一生懸命頑張っていただきたいと思っております。  それから、我々議会といたしましても、関係するいろいろな事業についても、理事者とともに頑張っていきたいと思っております。  それから、国の給付金の受給については、職員の皆さん方が繰り上げて、早い支給ができたということは非常に市民も喜んでおりますので、評価をしておきたいと思います。  それから最後に、出前・テイクアウト支援のこの事業、これはできれば、あと第2弾、第3弾──これは予算の絡むことでありますので、なかなかそういう事業の根拠がきちっと把握できなければできませんが、評価はかなり高いというふうに考えておりますので、ぜひ取り組んでいただきたいと思っております。  それから最後に、この出前・テイクアウト支援事業の発想を、市長は若手の職員がという話でございました。部署は違っても、いろいろな発想を持った人がやっぱりおると思うんですよね、職員の中でも。例えば、産業政策課じゃなくても産業政策の発想を持った人もおるだろうし。私は、今回のようなこういう発想を出していくためには、部署、課を超えて、そういった関連の若手のプロジェクトチームを、希望を募ってそういうふうなやり方もいいんじゃなかろうかなと感じておりますので、最後に、市長の考えを聞きたいと思います。 100 市長(古川隆三郎君)  ありがとうございます。今、職員のことについて、今回10万円の給付を頑張ってくれたということを言っていただきました。これは、福祉保健部を含め、足りない、忙しいときには、全ての部からも動員をかけて、職員が一丸となって、市民の気持ちに寄り添って頑張ってくれたというふうに私も評価をしております。  それから、出前・テイクアウト支援事業につきましても、スピーディに見解してくれた職員たちの存在もあります。市役所一丸となって、市民のためにという思いが、今回非常に、顕著に見れてよかったなという思いがあります。  その上で、若い職員たち、ふだんからいろんなアイデアを持っていますので、部署を超えてそういった声が私まで届くような形でいろんなことにチャレンジする、そういったことがコロナのピンチをチャンスに変える、そういったことにもつながるというふうに思いますので、ぜひそういう思いで、職員にプロジェクトなり、いろんな団体で垣根を越えて動くようなことを指導したいと思います。 101 11番(種村繁徳君)  ぜひお願いをいたしまして、一般質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。 102 議長(生田忠照君)  しばらく休憩いたします。                              午後1時51分休憩                              午後2時1分再開 103 議長(生田忠照君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 104 2番(松坂昌應君)(登壇)  楠晋典、本田みえ、松坂昌應の3人から成るバラの会からの代表質問になります。代表の松坂です。  このたび、新型コロナ対策として、代表がまとめて質問する形になったことは、私の本意ではありません。百歩譲って3密を避けるための時間短縮を言うなら、その配分は自由にさせていただきたかったと思っております。  なぜなら、一人一人の議員に得意分野があり、思いがあるからです。(発言する者あり)いつも情報交換をし、理解を深め合っていますが、私が楠晋典議員の願いや本田みえ議員の思いを100%代弁することは不可能だからです。この機会に、代表質問という形があるという勉強にはなりましたけれども、そういう思いがあります。  我々の会派は党議拘束をかけないことを約束しています。意見の統一はしないし、賛否は各自の判断です。なぜなら、一人一人が違うからです。市民一人一人が違っていて、同じではないからです。  弱い立場の人、政治の助けを求めている人たちは、往々にして少数派で孤立しがちです。そんな少数の弱い立場に寄り添うことを願う3人ですから、多数決や意思統一には慎重になるわけです。  非常事態で多くの人たちを救済しなくてはいけない大切な時期だからこそ、全体に気を取られて、少数の弱い立場にいる人たちの存在を見落としてはなりません。傍聴の皆様、テレビ、ラジオでお聞きの皆様、その辺を御理解の上、お聞きいただければと思います。  それでは、質問に入ります。一問一答で参ります。  前任の3人からも、コロナ対策について様々な質問がありましたので、一部重複もあるかと思いますが、よろしくお願いします。  まず、質問事項の1、コロナ影響で中止した事業などの予算はコロナ対策にということでお尋ねします。  昨年度、コロナの影響で中止になった事業、同じく今年度、中止やその予定になっている事業はあるか、その辺についてお尋ねしたいと思います。 105 市長(古川隆三郎君)(登壇)  松坂昌應議員の御質問に答弁をさせていただきます。  新型コロナウイルス感染症の影響で、昨年度から今年度にかけて中止または延期となった事業につきましては、昨年度の平成31年度の事業では、今年に入りまして、九州オルレ島原コースのオープニングセレモニーを、これは一旦延期とさせていただいています。さらに、各種健康診断も延期したものがございます。  新年度、令和2年度に入りまして、現在、長崎県消防ポンプ操法大会への出場が中止となりました。また、中学生の海外訪問交流事業、ジュニアスポーツ振興事業等が中止であります。  また、東京2020オリンピック・パラリンピック事前キャンプ事業は、オリンピック・パラリンピックが来年へ1年間延長したことに伴い、これは来年度に向けての事業になると思っています。  また、市内のいろんな実行委員会が主催されるようなイベント等では、島原温泉ガマダス花火大会が中止という報告をいただいています。  また、精霊流し行事は全体ではなくても、いろんな初盆の家だとか個人的に出されることは可能だというふうに伺っていますし、現在、しまばら温泉不知火まつり、島原水まつり等につきましては、それぞれの実行委員会で6月内ぐらいに実施の有無について判断されるというふうにお聞きしているところであります。 106 2番(松坂昌應君)  ありがとうございます。この事業の中止等によって浮いてくる予算といいますか、使われなくなる予算はどれくらいありましょうか。 107 総務部長(高原昌秀君)  新型コロナウイルス感染症の影響を受け中止や延期等に係る主な予算としましては、長崎県消防ポンプ操法大会への出場経費816万8,000円、中学生海外訪問交流事業404万2,000円、姉妹都市等交流事業161万7,000円、ジュニアスポーツ振興事業140万5,000円、東京2020オリンピック・パラリンピック事前キャンプ事業1,337万5,000円などであります。 108 2番(松坂昌應君)  教育委員会からのも入っていますよね。ありがとうございます。そういう予算、延期になった分はまた使うことになりましょうから使うわけにはいかないと思うんですけれども、明らかに中止になったものについては、この際と言うのも変ですけど、多くの市民も望んでいるように、コロナの対策に回すことはできないでしょうか。 109 総務部長(高原昌秀君)  新型コロナウイルス感染症の影響により中止となったイベント等の予算の組替えという御提案でございましたけれども、本市の新型コロナウイルス感染症に関する緊急経済対策の対応といたしまして、4月30日付で1人当たり10万円の給付を行う特別定額給付金や事業者継続支援金事業、出前・テイクアウト支援事業など、8つの事業の約49億7,000万円の専決処分をし、5月22日の臨時会では、プレミアム乗車券発行や宿泊事業者事業継続支援金事業、ふるさと応援旅行券発行事業など、14の事業で約4億8,900万円の補正予算の議決をいただいているところでありまして、新型コロナウイルス感染症関連の予算総額としましては、約54億5,900万円となっているところであります。  また、国において追加の経済対策として、第2次補正予算案が5月27日付で閣議決定されておりますので、今後の新型コロナウイルス感染症対策につきましては、国、県の施策を活用してまいりたいと考えております。 110 2番(松坂昌應君)  ありがとうございます。前任3人の御意見からも出てきたと思うんですけれども、どうしても網の目を漏れた人たちがいらっしゃる。そして、先ほどもあったけど、例えば、プレミアムの率を20%から30%上げたらどうかみたいなお話もありました。そういったいろんな活用が考えられると思いますので、慌てませんけどね、慌てませんけど、急いでそういう対策を打っていただいて、議会にも提案していただければと思います。  10万円の特別定額給付金ですけれども、これは出前・テイクアウト支援事業もそうですけれども、本当に県下で最も早い対応をしたということで、そういう対応をしてくれた職員皆様の働きには本当に感謝したいと思っております。  あわせて私、これだけ素早い動きができた要素の中の一つに、今回出来上がった庁舎のゆったりしたスペースが貢献したのではないかなというふうに思っている部分があるんですね。
     市長は6月1日のこの議会の開会に当たっても、新庁舎のことに触れておられましたけれども、改めて新市役所及び周辺は今後どうなるのかということでお尋ねをしたいと思いますけれども、この新庁舎になって何が変わったのかをお話ししてください。よろしくお願いします。 111 総務部長(高原昌秀君)  新庁舎になって何が変わったのかということについてでございますが、大きなポイントといたしましては、新庁舎は防災拠点施設としての役割を十分に果たすため、通常長崎県に求められている地震地域係数を引き上げており、震度6強の大地震でも補修可能な軽微な被害に抑えることができる耐震性の高い庁舎となっております。あわせて、市民に開かれ、市民が気軽に利用できる庁舎となっております。  市民の皆様に開かれた庁舎の具体例といたしまして、1つが、駐車場のスペースについては、特に旧庁舎での駐車場不足を改善するため、庁舎敷地内に80台を計画しており、そのうち、2台分を車椅子使用者用駐車枠として計画しております。  2つ目として、各課の案内表示については、諸手続に来られた市民の方が目的の窓口を見つけやすいように配慮するとともに、部署の表示についても、部署名に加えて業務内容の分かりやすい表現に努めております。  3つ目として、窓口部門につきまして、大きく移動せずに諸手続を行うことができるように、可能な限り1階に集約してワンストップ窓口の対応が可能であります。特に市民窓口サービス課におきましては、新たに窓口番号案内表示システムを導入し、待ち時間の少ない窓口対応となっております。  4つ目として、多目的トイレについては、長崎県の福祉のまちづくり条例に基づく多目的トイレを、1階に2カ所、2階から4階に各1カ所、合計5カ所に設置しております。  5つ目として、エントランスホールや大手広場、川床デッキの活用につきましては、市民の皆様の憩いの広場、あるいは市民交流のスペースとして活用していただきたいと考えております。  新型コロナウイルス感染症拡大防止のために控えておりましたが、状況が落ち着いてくれば、たくさんの市民の皆様に庁舎を見学していただきたいと考えております。 112 2番(松坂昌應君)  ありがとうございます。魅力たっぷりの市役所なんだなと思います。  オープンしてすぐでなんですけれども、開けてみたところ、ちょっと想定外のことがあって、ここは不便だなとか、そういう修正したほうがいいかなという部分がありましたら、それもお願いします。 113 総務部長(高原昌秀君)  5月3日に最終の税務課の引っ越しが済みまして、全庁、新庁舎で業務を始めております。大きな不自由な点とか、そういったものはございませんけれども、より市民サービスが向上するような観点で、職員にもこうしたらどうだろうかというような提案を今募集して、それを内部で検討いたしまして、市民サービス向上のために改善できるものは改善していきたいと考えているところでございます。 114 2番(松坂昌應君)  先ほども魅力たっぷりの中で、特に市民に開かれた市役所、2番目、4番目、5番目とかおっしゃいましたけど、市民の交流の場にもなるようにというようなことで、大変期待をしているところでございます。  ただ、駐車場が80台を予定しておるという話ですけれども、現在はまだ20台しか止められない状態で、途中ですよね。この移行措置の期間中の扱いというのかな、この辺をお尋ねしたいんです。最終的にこうなるけど、この旧庁舎、国道側の庁舎を取り壊して駐車場になるまでの移行期間中の注意点というか、どんなふうに活用するかとかについてお話をお願いします。 115 総務部長(高原昌秀君)  現在、新庁舎で業務を開始したところでありますけれども、今後、既存の大手庁舎の解体工事を行いまして、最後に国道側の駐車場整備を含む外構工事を行いまして、新庁舎建設事業が完了することとなります。それまでの間につきましては、新庁舎の運用と、駐車場も含めてですけれども、暫定的な取扱いということでさせていただいているところでございます。 116 2番(松坂昌應君)  先ほどちょっと申し上げましたけど、私はあんまり庁舎が立派なもんで、中をきょろきょろ見よったら、1階のホールを歩きながら、上り階段にぶつかりそうになったんですね。これは設計ミスとまでは言いませんけれども、こっちから歩いていくと、階段の上り口のところにぶつかりそうになるんですね。その辺は改良が必要かなとか思ったりしたところです。  いろんな意見が出てくると思いますけど、意見を聞いて、来年出来上がるまで待っておけじゃなくて、改良が加えられる部分はすぐにでも手をつけていただきたいなと思っております。  この駐車場なんですけれども、どこから入っていいのかが今のところ、表に何も表示がないんですね。駐車場はこちらと、どこにも書いていないんです。  それで、写真をお願いします。(写真を示す)有名なマークですね、車椅子のマークですけど、これはネットから拾ったやつですけど、どこにも駐車場にはこういう車椅子のマークが描かれた身障者優先の駐車スペースがあると思うんですけれども、先ほどの高原部長の説明でも、今度の庁舎には2台分用意されているという話ですけど、現在はこの障害者が止めやすいためのスペースはどこに取ってあるんでしょうか。 117 総務課長(園田泰也君)  現在の新庁舎におけます駐車場については、障害者の方、高齢者の方を優先する駐車場ということで、「広報しまばら」、市のホームページも掲載をいたしているところであります。  確かに議員おっしゃいますように、新庁舎の駐車場のところにそういう優先マークというのが、今のところはつけておりませんが、障害者、高齢者の方を優先するということで考えております。  なお、今現在、約20台の駐車場枠を設けているんですが、国道側のほう、今、旧庁舎が建っているところなんですが、そちらのほうを解体いたしまして、障害者枠を2台、今後準備する予定であります。 118 2番(松坂昌應君)  前、こっちが開放される前、旧庁舎をまだ利用していたときには、本当に五、六台しか車は止まらなかったけど、その場所には入り口に大きく書いてあったんですね。高齢者、障害者が優先ですと。だから、そこに止めやすかった。今度は何も表示がされていない。入っていって、良識に任せて、そこは障害者が止められるかもしれんから止めちゃいかんよみたいな。そこにこのマークが一つぽんとあるだけで、みんな気づきがあると思うんですね。  確かに庁舎が出来上がってしまえば、今、旧庁舎辺りが一番入りやすい場所で、一番いい場所に持ってくるというのは分かるんですけど、現時点でまだ1年間ちょっとありますから、その間、やはりこういった場所を確保してあげるべきではないかと思うんですけど、いかがでしょうか。 119 市長(古川隆三郎君)  おっしゃるとおりだと思います。たとえ暫定的な1年間の期間であっても、庁舎に来られる障害をお持ちの方が不自由な思いをしないように、それが住民サービスだと思いますので、何らかの形で分かりやすい、視覚的に見えて分かりやすいものを検討させていただきたいと思います。  なお、先ほど障害者の駐車スペースのことをスライドで見せていただきましたが、新庁舎で障害者のスペースをつくるときに、先般、障害者協会の方から、ぜひ屋根を設置してほしいという声がありました。今、高速道路のサービスエリアやいろんなところに行っても、それも当然あるべき形だと思いますので、そういった声をいただいた以上は、今の2期工事の中で何かできないかと、検討したいと思っています。  それから、庁舎ができて、私たちも引っ越してきてちょっとたったんですが、先般、総務部と一緒に庁舎をいろんなところを一巡してみました。議員がおっしゃった階段下スペース、あそこには観葉植物か何かを置いて、物理的にぶつからないようにしようということを現場で確認いたしました。  それから、駐輪場が分かりにくいという住民の方の声もありました。  それから、一旦、大手折橋線から庁舎の玄関を行って、中をロータリーのように回らなければいけないんですが、これもちょっと分かりにくいという声がありますので看板を設置しましたが、それでも不十分であれば対応したいと思います。  さらに、従前ありました郵便ポストが、今設置しているんですが、一部外構工事の検査終了まで使えない状況が続いています。何とかならないかということで県のほうにも相談しているんですが、どうしても外構工事の検査が済むまでは、ポストそのものの稼働ができないということですので、今、一番近くは大手郵便局になります。もうちょっとの時間がかかりますが、近隣の皆様方には御理解と御協力を賜りたいと思います。  今言ったようなことを、できてから気づきはたくさんありますので、その都度、住民のための市役所ですので、改良すべきはさせていただこうと思います。 120 2番(松坂昌應君)  駐車場の扱いですけど、今20台、行く行く80台というお話ですけど、今後この駐車場はどんなふうに考えているのかをお尋ねしたいと思います。  前から私、駐車場をゲート式のやり方で有料にしてはどうかというお話をしておったんですけど、参考までに写真です。(写真を示す)後ろにあるのは大手門番、これは駐車場にこういう看板があって、あそこの三角地帯ですけれども、そこは観光のお客様、図書館に用事のお客様など、それで市庁舎に用事のある方が使ってくださいというような表示をされておるんですね。これはもともとは商店街等がお願いして、かなり昔らしいですけど、開発公社が管理をして、有料の駐車場で扱っていた場所なんです。庁舎の建て替えを機に、もう採算も取れないからというようなことで一旦廃止になったんですけれども、今はこういうような使い方をされておりました。  それがつい最近、こういうふうな看板が変わったんですね。(写真を示す)変わったというよりも、先ほどの看板を残したまま、先ほどの同じ看板が2枚立っていたんですけど、今回、入り口のほうだけはこういうふうに、庁舎専用というふうに変わってしまったんですね。それで、近所の方が気軽に止めていたのに、夕方、ジョギングするときに止めてお城に行きよったとに止められなくなったとか話を聞いております。それで、今まで利用されていた方もあるのに、突然こんなやり方はあるのかなということですね。  それから、あと1つは夜間の問題ですね。今まで夜間は開放されておったんですね。よく飲みに行く人なんかが夜間止めて飲んで、そのまま帰られないから、朝から取りに来るとか、そんな使われ方もされていました。いいか悪いかは別として、そういうふうな利用があっていたのが、突如こんなふうになったと。こういうふうになった経緯が分かれば教えてください。 121 総務部長(高原昌秀君)  大手広場駐車場の看板を、今、写真を見せていただきました。これにつきましては、同じ駐車場の敷地内に2つの異なる看板が、確かに私も確認しました。  それで、状況としましては、図書館の駐車場が不足しているという状況のときにあの看板が──最初の看板ですね──立ったんだろうと思います。そして、図書館の駐車場が整備されて、今度新しく市役所の本庁舎建設事業となって、大手浜にはございますけれども、国道の上の駐車場が不足しているという状況の中で、大手広場の駐車場を市役所専用というような表示をさせていただいたところでございます。  同じ敷地内に違う表示の看板が2つあったということで、これは議員から事前にお聞きしておりましたので、すぐ看板のやり替えをいたしまして、今朝、新しい看板に付け替えたところでございます。  そして、夜間は施錠をするというような表示についてでございますが、これにつきましては、市役所の建設前、地元の商店街の方とか、いろいろ話合いといいますか、説明会等で御意見をお伺いしたときに、民間の駐車場等もございます。そういった駐車場経営を、市役所がずっと夜間も開放されているのであれば、そういった経営が苦しくなるというような意見も伺ったところでございます。  それと、もう一点は、元市道が現在は市役所敷地ということになりまして、市役所の敷地内通路ということになっているところでございますが、これにつきましても警察の方々とのいろんな協議の中で、夜間も不特定多数の方が通り抜けできるような通路というのは、これにつきましては24時間通行できるような、通り抜けできるような道路となるため、施錠をするなり、そういった管理の仕方が望ましいというような御意見を伺っているところでございます。 122 2番(松坂昌應君)  今、部長は新庁舎のことも一緒に言われたみたいですけど、どちらかに統一せろという話ですけれども、それは本当に地元に事情をちゃんと確認した上でされているんですかという話ですね。  それから、夜間の施錠の問題ですけど、これは部長が総務部に来る前から、前の部長たちもずっと苦労していた。あそこに番人がいないと、不届きな止め方をする方がいらっしゃるんですね。昼間に自分の月ぎめ駐車場みたいに使う人がどうしても出てくる。注意しても注意してもいたちごっこになるというようなことがあって、前のようにきちんとした有料にしていれば何も問題なかったのになという話だったんです。  それで、新庁舎のほうもそういう有料のやり方はできないのかなということでお尋ねなんです。  長崎県庁のやり方について御存じありますか。──この辺、細かく通告していませんでしたので、私から紹介しますけど、長崎県庁が浜町とか近いところにありましたために、そういう観光や商店街のお客様が入って困っていたわけですね。そういう意味でいうと、今、長崎県庁は最初の1時間は全て無料、ゲートをくぐるんですけど。そして、その後30分置きに150円が加算されるということで、観光客の方だって誰だって利用できますよと。県庁に用事がある方も大体1時間で用が済むでしょうから、無料でできます。さらに長い時間会議に入った人なんかは、役所のほうで処理をして無料化してということで、県庁の利用者は結果的に無料になる、ほかの方たちは有料で利用できるというやり方をしているんですね。これは悪くないんじゃないかなと思うんですけど、どうでしょうか。 123 総務部長(高原昌秀君)  自動ゲート機といいますか、駐車場のですね。そういったものを設置した有料化についてでありますけれども、そういった管理はどうかという御提案でございますけれども、新庁舎の敷地内の駐車場につきましては、そういった有料のコインパーキング方式の駐車場とするとした場合、初期投資がかなりの額がかかるということがございます。  それと、ほかにも新しい仕方で初期投資を少なくするものもございますけれども、先ほど申し上げました地元、近隣の民間駐車場経営の方との関係、それから、警察との通り抜けの通路として使われるんじゃないかというような御指摘、それから、庁舎敷地内の管理の問題、夜中じゅう止めてあって、朝も止めてあるという事態も間々あります。そういったことを総合的に内部で検討させていただいて、今後の方式というものを決定させていただきたいと思っております。 124 2番(松坂昌應君)  ちなみに、長崎県庁の場合は夜10時まで入ることができると、出るのはいつでも出られるというふうになっているみたいです。あのゲートでですね。だから、結局長く止めるとお金がかかっちゃうというんで、それが一つの抑止力になって、長く止めたりする人もいないということのようです。  ついでに言えば、霊丘公民館が実を言うとそういう方式を取っているんですね。霊丘公民館というのは年間2万1,000台ほど利用者があって、そのうち5,700台が有料の使用です。残りの4分の3は公民館を利用した方が中で無料化していますから、5,700台の利用があっていて、年間の売上げが97万円だそうです。毎年100万円ぐらいあって、あそこの警備とか保守点検料とかを差し引いても、毎年20万円ほどの黒字が出ているということです。  実は大手広場の三角地帯のことも一回提案したときに、どうせ庁舎の建設が待っているから、二、三年では元が取り返せないから様子を見ようと。だから、長期に及ぶんであれば機械化のほうがいいよという話だったんですね。もう一度検討できないのかなと思って──ここで止めておきたいと思います。  今言った数字、公民館の利用者の数が何台という数字が、機械を入れると簡単に分かるんですね。これは人を配置しておるだけじゃ、一体何人の利用があっているのかという統計も取れないんです。そういう意味でも、私は機械を入れることのメリットもあるんではないかと。どうでしょうか、市長。 125 市長(古川隆三郎君)  霊丘公民館の例は非常に分かりやすいなと思って聞いていました。ただ、県庁にしても、以前の江戸町にあったときと、今の松が枝の埠頭にあったところでは、近隣の商店街との連動だとか、同じ長崎市内でも全く環境が違うなという思いがあります。  この島原市役所の大手という地区は、商店街、あるいは飲食店街と連動していますので、それぞれの駐車場で経営されている方の立場もある。あるいは夜間の飲食店に来られる方の一定の需用とのバランス、そういったことを総合的に考える必要があるかなと、三角の駐車場も含めてですね。そういった長期的な視野で考える必要があるんじゃないかと思います。 126 2番(松坂昌應君)  また写真をお願いします。(写真を示す)これは今の20台の駐車スペースの1台分を使って、喫煙所があるんですね。この喫煙所なんですけれども、これは今移行措置期間中で、ここに持ってきてあるんだろうと思いますけれども、最終的に喫煙所の扱いはどうなる予定なんでしょうか。 127 総務部長(高原昌秀君)  現在の喫煙場所につきましては、まだ全体的な工事の途中ということで、暫定的に考えているところでございます。完成が、外構工事の2工区が完成して全体的な完了ということになりますので、そこでまた改めて一番ふさわしい場所というのを検討してまいりたいと考えております。 128 2番(松坂昌應君)  また写真をお願いします。(写真を示す)これも見て分かるように、ただ置いてあるだけなんですね。いつでも移動可能ということで、仮に置いてあるんだろうと思いますけど、私はそれこそ、ここは一番入り口のそばなんですよね。だから、ここにこそ、むしろ先ほどの車椅子マークを2枚ぺたぺたと壁にでも、床にでも貼ってやるべき場所であって、ここに喫煙所はいかがなものかと本当に思うんですよ。  (写真を示す)私、これができたときにすぐ写真を撮っておったんですけど、一月ほど前かな、こんな状態だったんですね。これが今、ちょっと変わっているんですね。(写真を示す)もともと隙間があったところをこうやってカバーしてあるんですね。この意図は何でしょうか。 129 総務課長(園田泰也君)  当初、煙が拡散しやすいということで、そういった隙間の部分があったんですけれども、より煙が上のほうに上りやすいように、パーテーションを取り囲んだように実施したところでございます。 130 2番(松坂昌應君)  私もここを通っていて、本当に煙が煙たくて、あら、困ったなと思いました。特にそういう障害者の方がすぐ隣に車を止めたとしたときに、一番受動喫煙の被害に遭わせてはいけない人たちにかかってくるなということで思っておりました。  ただ、話をしたら、こがんすかすかやったら中が見ゆっじゃっかというような意見もあって、これがつけられたという話も聞いておりますけど、真偽のほどはどうなんでしょうね。  ただ、いずれにしても、この場所はいかがなものかと。あくまで仮設と思っておりますけれども、そもそもこれは健康増進法が基になっているんですね。受動喫煙を防止するというそもそもの目的があって、あくまで役所の中に特定屋外喫煙場所をつくっていいとはどこにも書いていないんですよ。それは全て受動喫煙を防止した上での話で、そういうことをつくってもいいよという話なんですけど、本当にこれはJTの意見も聞いたわけですか。 131 総務課長(園田泰也君)  この喫煙場所につきましては、JTの意見も参考にしているんですけれども、吸われる方と吸われない方、双方に配慮した場所ということで、この喫煙所につきましては、おおむねそれを達しているということになっております。  また、先ほど言われました特定屋外喫煙場所については、健康増進法のほうでうたわれてはいるんですけれども、受動喫煙を防止するために必要な措置が3点掲げられております。区画をすること、それから、喫煙場所という表示をすること、さらに、喫煙のために立ち入る者以外は、通常の利用者はそこには立ち入らないというような場所というのが定められておりまして、その3点については網羅していると思っております。 132 2番(松坂昌應君)  今の注意点は網羅されていないと思っております。煙が漏れてきますからね。そして、これは本当は福祉保健部の意見をきちんと聞いているのかなと、健康増進法の管轄は福祉保健部なんですよね。ところが、今の課長たちは大変ですけど、庁舎の担当に全て丸投げされていて判断をされているというんで、本当にかわいそうですよ。  これは、福祉保健部のほうから健康増進法の立場でここは駄目ですと一言言ってくれればやり方があるはずなんですけど、どうでしょう。福祉保健部のほうはどう考えていますか。受動喫煙防止を進める立場から。 133 市長(古川隆三郎君)  庁舎の建設に当たっての喫煙場所については、議員とも、また、ほかの議員さんとも何回も論議をしてまいりました。今回、あそこに設置したときに、実は庁舎の近隣の大手地区の方から私のところへ来られて、市長、ありがとうございますと、よくぞ庁舎の中側につくっていただいてよかったと。仮にもし庁舎の外で、街の中で職員さんたちがたばこを吸われるよりも、あの場所のほうが一番いいですよとおっしゃった方もいらっしゃいました。  ただ、今、議員が御指摘のように、あの場所がベスト、ベターなのかということにつきましては、まだ2期工事が今から進行してまいります。駐車場が80台、スペースが全て完備した上で、もう一度、一番健康増進にもマッチする場所があれば、そういった観点で再度検討する予定でございますので、現時点ではあの場所で、そして、実は私自身が、あのスリットから煙が、臭いが出てくることを危惧して、総務部のほうに言いまして、少しでも煙が拡散しないようにということで、スリットを覆うようなものを提案しましたので、私自身が、それで仕方ない、いきましょうということを言いましたので、決して見え隠れが前提ではなかったことは私自身が確認をしております。 134 2番(松坂昌應君)  かといって、80台できるまで今のままで固定するのではなく、本当に動かせば済むんですから、その辺で特に障害者のための案内とか、前あったように、狭い駐車場ですので、なるべく健常の方は道下の駐車場を使ってくださいとか、山側の駐車場を使ってくださいみたいな案内もあっていいのではないかと。  担当とお話ししたときは、この20台の分は全てそういう高齢者、障害者のための駐車場というふうに位置づけているんですよというすばらしい意見を言ってくれているんですね。でも、それが表示されていないという状況なので、よろしくお願いしたいと思います。  それから、災害対策機能としての庁舎、まさに今回の庁舎の目的の一番最初におっしゃいましたけれども、今回、有明庁舎から、市民安全課が本庁舎に戻ってきました。それで災害対策本部も市役所に持ってこられたということになっていると思います。  そこで、1つ提案ですけれども、会議室等の利用ということもお聞きしたいんですけれども、例えば、この会議室なんかも、今回、3密を避けた避難所に、新たに必要になれば開放することも可能ではないかと思っているんですね。それも含めて会議室等の今後の利用についてお尋ねしたいと思います。 135 市長(古川隆三郎君)  まず、今回の庁舎建設そのものが、ちょうど実施設計に入った2週間後、4月14日の熊本における震度7の熊本大地震と遭遇しました。それ以来、議会にもお願いしながら、予算増額しながら、ボーリングの見直し、基礎くいの大型化、あるいは鉄骨のボリュームアップ、まさに災害に強い庁舎を目指してまいりました。  当然、この大手周辺の方を含む近隣の方々が、万が一のときに避難をしてこられるということを想定しておりますので、1階のエントランスを含め、2階の会議室であったり、避難してこられる方々の数によっては、当然そういった会議室等も避難場所になり得るものと考えています。  それから、庁舎を早く見たいという声も随分寄せていただいていますので、コロナ感染の具合を見ながら、なるべく早期に市民へ見学会をしたいと思っています。  併せて、建設中から申し上げておりました公民館のような活用も早期に始めたいと思い、条件整備はほとんどつくっておったんですが、感染との関連といいますか、タイミングを見計らっている状況であります。 136 2番(松坂昌應君)  防災に関しては、私たち議会であちこちの議会を見て回って、特に去年は関東がひどい災害のさなかだったんですけれども、議会のフロアも避難所に活用したんですよというお話を聞きました。ああ、なるほどなと。今回の庁舎の建設においては、議会棟も今まで狭かった会議室が増えていますので、こういったのも利用できるのではないかと。これは議会に相談すれば、議長のことですから、どうぞどうぞと言ってくれると思いますので、ぜひお願いしたいと思っております。
     それから、会議室を一般開放、公民館みたいに開放するということですけど、これは概要だけでも分かりませんか。例えば、土日オーケーよとか、夜は何時までオーケーですよとか。 137 市長(古川隆三郎君)  ぜひ、市民が見学会に来られるときに、当然、私は市長室も、いいケースであれば市長室も見ていただきたいと思っていますし、ぜひ議会の皆様方にも御相談しながら、特に小学生とか中学生あたりが見学に来たときには、この議場なんかの様子とか、模擬の議会体験なんかもされたらどうかなと、これは教育委員会あたりとも相談したいと思っているんですが、そういったことも含めて庁舎の見学を市民の方々がしていただきたいというふうに思っていますので、議会に関しましては、また議会に御相談をさせていただきたいと思います。  そして、休日、夜間は基本的に、日曜、祝日、土曜日の午前中から午後、夕方まで。それと、平日の午後6時から9時までを平日も開放したいと考えています。 138 2番(松坂昌應君)  公民館に準じたような形があれば理想かなと私も思います。例えばそのときに、先ほどの駐車場も絡んでくるんです。今のような表示で、夕方6時に閉めますというふうにしておくと、じゃ、公民館みたいに会議室を使いたいという市民の方が、あれ、入れないじゃないかとなるわけですね。だから、それもこれも含めて、機械化でやる方法もあるんじゃないか。  先ほども御紹介しましたけれども、あの霊丘公民館でさえ、毎年20万円の黒字を出しているわけですから、この際、外貨を稼いでもいいんじゃないでしょうか。この庁舎を造ったことによって、維持管理の費用は当初の電気代の3倍かかるというようなことが出て、みんなあっと驚いたわけですね。そういう部分を観光客の方に払ってもらってもいいんじゃないでしょうか。恐らく観光客の方、商店街を利用するお客さんは喜んで払うんですよ。高い駐車場代を払ったと思わないんです。この島原市役所を見て、川床デッキで時間を過ごして、ああ、楽しんだねと、駐車場代を払うねという話になるわけですから、どうでしょうね。  今、2階、川床デッキの脇のところの通路、うまくシャッターが閉まって、執務室には行けないけどトイレには行けるみたいな構造になっているじゃないですか。これは本当に島原市役所の新しい売りだと思うんですけど、どうでしょうか。もう一回、駐車場の件は検討していいんじゃないかと。 139 市長(古川隆三郎君)  当然、何度も申し上げていますが、市民の利便性を担保しつつも、周辺の声も十分把握する必要がありますので、また2期工事等も進捗してまいります。そういった中で、市民の利便性がどういう声が出てくるのか、いろいろ考える点がございますので、参考にさせていただければと思います。 140 2番(松坂昌應君)  本当にこの駐車場の問題というのは、例えば今、部長のお話の中にあるのは、アーケードの中にある有料駐車場のことをおっしゃっているかもしれないけれども、例えば、万町のほうに用事がある方はそこが利用できるんだけど、じゃ、駅のほう、上の町のほうに行きたい人がどうかといったときに、ないんですね。そういう意味で、やっぱり公共である程度提供する必要があるんじゃないか。現に親和銀行と十八銀行でも違うんですよ。十八銀行はゲートがついています。親和銀行のほうはオープンなんです。だから今、親和銀行の駐車場は穴場になっているんですけれども、そういう話とか、たったあれだけの距離で人の動きが変わるんです。  そういう意味でいえば、本当にこの駐車場の問題はじっくり調査して、周りの意見を聞いてから考えていただきたいと思います。  次に行きますね。それから、周辺施設の扱いということで、市民皆さんが、クスノキがなくなって、緑がなっなっちゃって寂しいねというお話をされているんです。あと、温泉施設はどうなったんだろうとか、水はどうなるんだろう。先ほど市長がおっしゃったポストの問題、キャッシュカードの問題とか聞いていますけど、その辺がどうなるのか、移行措置の間がどうなるか、そして、その後どうなるか、もう一回説明していただければありがたいんですけど。 141 総務部長(高原昌秀君)  以前、市役所近くにありましたクスノキでございますが、これにつきましては、平成30年7月に市役所の近くから総合運動公園のほうに移植をしております。  今のクスノキの状況でございますが、先週土曜日に見てまいりました。その状況によりますと、幹の勢いといいますか、健康状態といいますか、樹勢が芳しくなく、ただ、新しい芽が出ている部分もございますが、現状では移植は厳しいんじゃないかと思っているところでございます。  それから、温泉の飲泉所につきましては、外構1期工事の中で設置をいたしている、ほぼ完了しているところでございます。  それと、遊水施設につきましても、デザインが決まって、同じ工事の中で発注をしているところでございます。 142 2番(松坂昌應君)  緑の問題なんですけど、本当に緑がなくなっちゃった。これは本当に多くの市民が、あれと、えらい無機質だねという感想を言っているんですね。私はクスノキが無理なら、ケヤキでもなんでも、適当なのを持ってくるのもありかなと思うんです。  担当に聞きますと、今の庁舎を取り壊した後の駐車場の周辺には灌木とかも置くという話は聞いてはおるんですけれども、もう少し緑をよみがえらせてもいいんではないかなと思っておるんです。  三角地帯のところにあった木も全部、松くい虫とかなんとかあって、今、切り倒されてしまって、一本も残っていないんですね。その辺は行政だからこそできる、民間ではなかなかそういう緑を置くなんていうのは、銭を生まないからなかなか造りにくいんですけど、役所だからこそできるということで考えていただきたいと思います。  次に参ります。イオンの周辺整備ということでお尋ねしたいと思います。  3月の予算でも通過して、今、順調に進んでいるかと思うんですけれども、先日、イオンが5月31日現在で閉店いたしまして、やっぱり市民の皆さんがどうなるんだろうというような心配もあるようですので、ここで現在の進捗状況をお話ししていただければと思います。よろしくお願いします。 143 市長(古川隆三郎君)  5月31日をもちまして、長年営業されてきたユニード、それからダイエー、イオンと続いてきた営業を一旦終了されました。報道機関、新聞紙上などで報道がありましたように、2年後の再オープンへ向けての閉店であったということで、これはイオン九州からもそういったお話が出てまいりました。  そういったことで、当分の間、あそこが工事中となりますが、先が見えた閉店であったということを、安堵とともに、これまで関わっていただいた方々に感謝をしているところであります。  そして、島原市では、議員の皆さんに議決をいただきました予算において道路の取付けを、今、地元にも、コロナで集まっていただくことができませんでしたので、回覧板等で周知をしたところであり、我々としては予定の日程の中で道路のほうも進捗させております。2年後の再オープンに向けて、道路がネックで遅れたというようなことがないようにということで、建設部のほうで今進めているところであります。  いずれにしましても、市中心部の商店街としての衰退をさせないため、商工会議所や島原市商店街連盟をはじめ、多くの方々からの要望が強かったイオンの再開発に向けて順調に進んでいるというふうに認識しています。 144 2番(松坂昌應君)  ありがとうございます。今回の出前・テイクアウト支援事業にしても、若い人の意見を聞いてというお話でしたけれども、いつかここで国のほうから来てくださった塩野さんていらっしゃったけど、今、ブラジルで大変ですけど、そちらからわざわざメッセージを送っていただきましたよね。さすが商売人出身の市長だねみたいな話でした。だから、今回のイオンの問題もそうですけれども、あそこはあくまで中心市街地の問題であり、交通の安全の問題であることは承知ですけれども、実際にそういう商業施設が絡んできます。  そういうことで、立ち退き等をお願いすることにもなるんでしょうけど、そこで営業されている方もいらっしゃるんで、そういった方に対する配慮は当然、市長のことですから大丈夫だと思いますけれども、市民の期待もありますので、その辺大変でしょうけれども、よろしくお願いしたいと思います。  それから、買い物難民のことなんですけれども、イオンが閉店したことによって、あの辺で買い物をしている方の行き場がなくなるという話なんですけれども、その辺について何か手だてはございますでしょうか。 145 市長(古川隆三郎君)  約2年間、イオンがあの場でないということになれば、そこで買い物をされている方々にとっては、どこに行けばいいのかなということになると思います。  周辺にそれなりに似たような店舗があるわけですが、あそこだけを限定して考えれば、ぜひ市としては地元の商店街の方々が、まず自分たちで、そういうお客さんたちをどのように吸収するのか、また、自分たちのアイデアや努力によってお客さんたちに喜んでいただくのか、そういったことを発案していただければ、産業部を中心にいろんな応援はしたいと思っているところであります。 146 2番(松坂昌應君)  ありがとうございます。私もそう思っているし、実際、商店街の皆さんも、自分たちがそこを何とかカバーしようと頑張っているようです。ただ、どうしても今までワンストップに慣れている市民からすれば、今までだと魚も買いに行かにゃん、野菜も買いに行かにゃんというようなのがワンストップじゃなくなってきますので、大変かと思います。  1つ、思いつきで申し訳ないんですけど、今、めぐりんバスというのが回っているんですね。めぐりんバスは、銀水を通った後はすぐ島原駅に行くんですけれども、あの界隈の方が銀水とかちょうど霊丘公園体育館駅のところに出てきますから、その辺で1カ所止めることができるんですね。そして、さらに回ったのが、今度は白土湖の次は島原港なんです。だから、白土湖から島原港に行く途中に、栄町にショッピングセンターがあります。島原病院のすぐ前にもショッピングセンターがございます。そこの2カ所をぽんぽんと止めるとかすると、小一時間でぐるっと回れるんですね。新たにたしろ号を回すんじゃなくて、使えるんです。(発言する者あり)  今おっしゃっているけど、セットでという話をされていますけど、これはセット価格以外に、島鉄に確認していますけれども、その区間だけ乗ることができるんです。だから、普通のバス料金で乗れるということも確認は取れています。  だから、新たにたしろ号をもう一回持ってくるとかじゃなくて、今あるものをうまく利用して、2分か3分停車時間は長くなりますけど、可能かなと思っているんですけど、これもよかったら検討していただければと思いますけど、どうでしょうか。 147 市長(古川隆三郎君)  たしろ号──コミュニティバスは、周辺で、中心市街地とかけ離れたところで、日常バスが通っていても1日2便ぐらいで、非常に不便なところが中心ですので、コミュニティバスと中心市街地は分けて話したほうがいいと思います。  その上で、めぐりんバスが通っているところ、今、議員がおっしゃったように、区間だけでも乗れるのであれば、島鉄がそう考えがあるとのことであれば、島原観光ビューローあたりとも相談してみて、可能かどうか尋ねることはやぶさかじゃないというふうに考えます。 148 2番(松坂昌應君)  よろしくお願いします。コロナの対応については、もう前任3人がかなり聞いてくれているので、ほとんど言うことがないんですけれども、もう一回確認で、各種支援の手は届いているのかということでお尋ねしたいと思います。  写真をよろしいですか。(写真を示す)これは市長がテレビに出て話をしていた場面なんですけど、国、県、市というふうに書いてあります。私、これを期待していて、本当に今日の答弁もそうだったんですけれども、よく役所というのは縦割りで、これは国のこと、これは県のこと、うちは市のことだけという話が多い中で、今回の島原市は本当に国の制度も紹介し、県の制度も紹介するという形をやってくれているので助かっております。  1つ確認したいのは、県の休業要請に絡むことですけれども、これは、県は休業要請をしたとは言っているんですけれども、一つ一つのお店に対して、おたくは休業してくださいという要請は一切していないんです。あれはただマスコミで言っているだけなんですね。  だから、休んだお店が、自分は休業要請に従ってやっているというふうに意識していないことがあって、その間休んでいたんだったら請求できるんですよ、協力金がもらえるんですよみたいなこともぜひ案内してほしいと。  取れるか取れんかは県の判断になりますけれども、私が確認したところでは、県のほうは要請期間を全部じゃなくても、例えば、4月25日からやったかな。それが29日からやったとしても、それも対象になるように考えたいみたいなことをおっしゃっていたんですね。その辺についてどうでしょうか。 149 産業部長(西村 栄君)  県の休業要請の協力につきましては、県のほうで4月25日から5月6日ですか、休業を要請している施設として遊興施設、カラオケボックスとかバーとか、あるいは劇場、集会・展示施設等について休業要請いたしております。  議員がおっしゃったように、休業要請しているこの施設については、県のほうが一律30万円の協力金を支給するということで、現在、県のほうでもその受付を行ってございます。受付期間については、5月17日から始まっておりまして、今月の19日までということになっております。  そういった給付の要件等については、ホームページ等でも、私どもの市のほうでも、県のほうとリンクを貼ってございまして、内容については途中の期間、そういった場合も対象になる可能性もあるというふうなことで明記してございますので、詳しくは県のほうとですね、事業者のほうからその状況についてお尋ねをいただきたいと思ってございますし、もし何か御不明な点があれば、私ども市のほうにも御照会いただいても結構だと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。 150 2番(松坂昌應君)  昨日は普賢岳噴火のいのりの日でしたけれども、あのときと今回、ちょっと似ているなと思うのは、いつ終わるか分からないという、島原市はこのいつ終わるか分からないという災害に耐えてきた経験があるんですね。  だから、くれぐれも職員の皆さんは、今、我慢すれば済むとか、今、とにかく無理してやっちょこじゃなくて、長期に及ぶと覚悟して、ストレスをためずにじっくり付き合っていくんだというような構えで、くれぐれも心を病まないようにして頑張っていただきたいと思っております。よろしくお願いします。  バラの会でした。ありがとうございました。 151 議長(生田忠照君)  これにて市政一般質問を終結いたします。  しばらく休憩いたします。                              午後3時4分休憩                              午後3時14分再開 152 議長(生田忠照君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  これより日程第2.第34号議案から日程第9.第41号議案までを一括議題とし、順次議案の質疑に入ります。  まず、第34号議案 島原市交通災害共済基金条例の全部を改正する条例に対する質疑を行います。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 153 議長(生田忠照君)  第34号議案に対する質疑をとどめ、第35号議案 島原市税条例等の一部を改正する条例に対する質疑を行います。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 154 議長(生田忠照君)  第35号議案に対する質疑をとどめ、第36号議案 島原市手数料条例の一部を改正する条例に対する質疑を行います。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 155 議長(生田忠照君)  第36号議案に対する質疑をとどめ、第37号議案 島原市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例に対する質疑を行います。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 156 議長(生田忠照君)  第37号議案に対する質疑をとどめ、第38号議案 島原市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例に対する質疑を行います。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 157 議長(生田忠照君)  第38号議案に対する質疑をとどめ、第39号議案 島原市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例に対する質疑を行います。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 158 議長(生田忠照君)  第39号議案に対する質疑をとどめ、第40号議案 長崎県病院企業団の共同処理する事務の変更及び規約の変更について質疑を行います。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 159 議長(生田忠照君)  第40号議案に対する質疑をとどめ、第41号議案 令和2年度島原市一般会計補正予算(第4号)に対する質疑を行います。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 160 議長(生田忠照君)  第41号議案に対する質疑をとどめ、各議案に対する質疑を終結いたします。  日程第10.第42号議案を議題とし、提出者の説明を求めます。 161 総務部長(高原昌秀君)  第42号議案 島原市国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきまして御説明いたします。  今般、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策において、感染症の影響により一定程度収入が下がった方々に対して、国民健康保険、国民年金等の保険料の減免等を行うとされたことを踏まえ、一定要件の下に国民健康保険税の減免を行った場合は、市町村に対する財政支援が行われることとなりました。  本市においても、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が著しく減少した被保険者等に係る国民健康保険税の減免を行うため、この条例を改正しようとするものであります。  具体的な改正内容につきましては、新旧対照表及び参考資料により御説明いたします。  新旧対照表は1ページをお願いいたします。  新たに追加する改正附則第16項は、新型コロナウイルス感染症の影響により主たる生計維持者が死亡し、または重篤な傷病を負った世帯や主たる生計維持者の事業収入等の減少が見込まれる世帯に対する保険税の減免について規定するものであります。
     減免の概要につきましては、参考資料により御説明いたします。  参考資料の1ページをお願いいたします。  まず、今回、新型コロナウイルス感染症の影響による減免の対象となる世帯ですが、新型コロナウイルス感染症により主たる生計維持者が死亡し、または重篤な傷病を負った世帯、新型コロナウイルス感染症の影響により主たる生計維持者の事業収入、不動産収入、山林収入、給与収入のいずれかの収入の減少が見込まれ、(ア)から(ウ)までの全てに該当する世帯、(ア)が世帯の主たる生計維持者の事業収入等のいずれかの減少額が前年の事業収入等の額の10分の3以上であること、(イ)が世帯の主たる生計維持者の前年の合計所得額が1,000万円以下であること、(ウ)が世帯の主たる生計維持者の減少が見込まれる事業収入等に係る所得以外の前年の所得の合計額が400万円以下であること、以上の要件を満たす世帯が対象となります。  次に、減免の対象となる保険税ですが、平成31年度及び令和2年度分の保険税であって、令和2年2月1日から令和3年3月31日までの間に納期限が設定されているものが対象となります。  次に、減免額ですが、新型コロナウイルス感染症により主たる生計維持者が死亡、または重篤な傷病を負った場合は全額免除、収入が減少した場合は一部減額となっております。  次に、財政負担ですが、減免による保険税等の減収分については国が全額支援することとなっております。  新旧対照表の2ページをお願いいたします。  改正附則第17項は、新型コロナウイルス感染症の影響により減免を受ける場合の申請手続について規定するものであります。  議案集の2ページをお願いいたします。  附則でありますが、この条例は、公布の日から施行し、附則第16項の規定については、令和2年2月1日から適用するものであります。  以上で第42号議案の説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 162 議長(生田忠照君)  これより第42号議案 島原市国民健康保険税条例の一部を改正する条例に対する質疑を行います。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 163 議長(生田忠照君)  第42号議案に対する質疑を終結いたします。  日程第11.第43号議案及び日程第12.第44号議案、以上2件を一括議題とし、提出者の説明を求めます。 164 総務部長(高原昌秀君)  第43号議案 令和2年度島原市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。  別冊の令和2年度島原市各会計補正予算書の1ページをお願いいたします。  第1条のとおり、歳入歳出予算の総額にそれぞれ5,000万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ69億5,161万8,000円とするものであります。  事項別明細につきましては、10ページの歳出から説明いたします。  7款.諸支出金、1項1目.一般被保険者保険税還付金は、国の新型コロナウイルス感染症緊急経済対策に基づき、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した世帯に対して国民健康保険税の減免により還付するもので、5,000万円の計上であります。  今回の補正予算に計上しました保険税の減免対象としましては、令和元年度分の保険税であって、令和2年2月1日から令和2年3月31日までに納期限が設定されたものであります。  以上の歳出に対応します歳入は、8ページであります。  4款.県支出金、1項1目.保険給付費等交付金は5,000万円の追加計上で、先ほど説明しました歳出予算と同額の計上であります。  以上、歳入歳出それぞれ5,000万円の増額補正であります。  以上で国民健康保険事業特別会計補正予算の説明を終わります。  続きまして、13ページをお願いいたします。  第44号議案 令和2年度島原市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。  第1条のとおり、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1,400万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ6億5,004万4,000円とするものであります。  事項別明細につきましては、22ページの歳出から説明いたします。  3款.諸支出金、1項1目.保険料還付金は、国の新型コロナウイルス感染症緊急経済対策に基づき、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した世帯に対して後期高齢者医療保険料の減免により還付するもので、1,400万円の計上であります。  今回の補正予算に計上しました保険料の減免対象としましては、令和元年度分の保険料であって、令和2年2月1日から令和2年3月31日までに納期限が設定されたものであります。  以上の歳出に対応します歳入は、20ページであります。  5款.諸収入、2項1目.保険料還付金は1,400万円の追加計上で、先ほど説明しました歳出予算と同額の計上であります。  以上、歳入歳出それぞれ1,400万円の増額補正であります。  以上で後期高齢者医療特別会計補正予算の説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 165 議長(生田忠照君)  これより順次議案の質疑に入ります。  まず、第43号議案 令和2年度島原市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)に対する質疑を行います。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 166 議長(生田忠照君)  第43号議案に対する質疑をとどめ、第44号議案 令和2年度島原市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)に対する質疑を行います。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 167 議長(生田忠照君)  第44号議案に対する質疑をとどめ、各議案に対する質疑を終結いたします。  これより各議案の委員会付託を行います。  第34号議案から第36号議案及び第42号議案を総務委員会に、第37号議案から第40号議案、第43号議案及び第44号議案を教育厚生委員会にそれぞれ付託いたします。  お諮りいたします。第41号議案については、17人の委員をもって構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 168 議長(生田忠照君)  御異議なしと認めます。よって、本件については、17人の委員をもって構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。  お諮りいたします。ただいま設置されました予算審査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、議長において、議長及び議会選出の監査委員を除くお手元に配付の名簿のとおり指名いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 169 議長(生田忠照君)  御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました17人の議案を予算審査特別委員会委員に選任することに決定いたしました。  次に、今期定例会において本日までに受理した請願は、お手元に配付の請願文書表のとおり、所管の委員会に付託しましたので、御報告をいたします。  以上で本日の日程は終了いたしました。  次の本会議は16日定刻より開きます。  本日はこれにて散会いたします。  引き続き予算審査特別委員会を開きますので、第1会議室に御参集をお願いいたします。                              午後3時26分散会 Copyright © Shimabara City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...