平成13年 3月 定例会 3月
定例会議事日程 第2号 平成13年3月8日(木曜)午前10時開議第1 第10号議案 平成12年度佐世保市
土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)第2 第14号議案
工事請負契約締結の件(俵ケ浦地区(2)
浮防波堤設置工事)第3 第15号議案
工事請負契約(変更契約)締結の件(佐世保港
大崎地区改修工事)第4 第16号議案
工事請負契約(変更契約)締結の件(佐世保港
轟地区埋立護岸及び改修工事)第5 第9号議案 平成12年度佐世保市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)第6 第11号議案 平成12年度佐世保市
老人保健医療事業特別会計補正予算(第3号)第7 第12号議案 平成12年度
佐世保市立総合病院事業会計補正予算(第2号)第8 第13号議案
佐世保市有財産取得の件(
公民館用パソコン160台)第9 第8号議案 平成12年度佐世保市
一般会計補正予算(第6号)第10 一般質問(
代表質問)---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ
---------------------------------------出席議員(35名) 1番 松本世生君 2番 田中 稔君 3番 浦 日出男君 4番
草津俊比古君 5番 森岡浩一君 6番 大隈輝子君 7番 速見 篤君 8番 原田 正君 9番 明石 功君 10番 井植ミチヨ君 11番 永山正幸君 12番 野田郁雄君 13番 宮島 泉君 14番 吉福恒夫君 15番 井手吉弘君 16番 溝口芙美雄君 17番 山下隆良君 18番 貞方道明君 19番 山口 健君 20番 橋本純子君 21番 久池井一孝君 22番 宮城憲彰君 23番 長野孝道君 24番 松尾裕幸君 25番 坊上正義君 26番 高村照男君 27番 嬉野憲二君 28番 久田憲靖君 29番 吉田勝利君 31番 市岡博道君 32番 梯 正和君 33番 山口哲治君 34番 片渕雅夫君 35番 山本大寛君 36番 西村暢文君欠席議員(1名) 30番 崎山勝夫君
---------------------------------------説明のため出席した者 市長 光武 顕君 助役 村上啓次郎君 助役 松嶋憲昭君 収入役 田平敏昭君 総務部長 鶴崎耕一君
企画調整部長 大野貞信君 経済部長
児玉紘幸君
都市整備部長 福田和範君 土木部長 黒山雅夫君
農林水産部長 山村 巖君 市民部長 本 浩行君
保健福祉部長 浅沼一成君 港湾部長 草場昭義君 教育次長 野元久弘君 総合病院長 齊藤 泰君
総合病院事務局長 萬屋良三君 環境部長 末竹健志君 水道局長 野口日朗君 交通局長 川野公照君 消防局長 種岡日出明君
教育委員会委員長 家永 学君
農業委員会会長 山本増夫君
代表監査委員 外薗耕一郎君
選挙管理委員長 田中森潮君
---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長 井福 紀君 事務局次長 田中廣人君
議事課長補佐 豊村邦雄君 議事課副主幹 山田信彦君 午前10時02分 開議
○副議長(吉田勝利君) 出席議員は、定足数に達しております。 これより本日の会議を開きます。
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△事務報告
○副議長(吉田勝利君) 諸般の報告は、お手元に印刷配付いたしておりますので、朗読を省略いたします。
--------------------------------------- 事務報告 第2号 平成13年3月8日1.次の議員から欠席届が提出された。
崎山勝夫議員---------------------------------------
△日程第1 第10号議案から
△日程第4 第16号議案まで
○副議長(吉田勝利君) 日程第1第10号議案から日程第4第16号議案までの4件を一括議題といたします。
都市整備委員長の審査報告を求めます。
--------------------------------------- 平成13年3月5日
佐世保市議会議長 崎山勝夫様
都市整備委員長 山下隆良
都市整備委員会審査報告書 本委員会に付託されました事件は審査の結果、下記のとおり決定しましたから
佐世保市議会会議規則第100条の規定により報告します。 記第10号議案 平成12年度佐世保市
土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)第14号議案
工事請負契約締結の件(俵ヶ浦地区
浮防波堤設置工事)第15号議案
工事請負契約(変更契約)締結の件(佐世保港
大崎地区改修工事)第16号議案
工事請負契約(変更契約)締結の件(佐世保港
轟地区埋立護岸及び改修工事) 以上、いずれも原案を可決した。
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◆
都市整備委員長(山下隆良君) (登壇) 本委員会に付託されました各案件につきまして、審査の概要並びに結果を報告いたします。 まず、第10号議案平成12年度佐世保市
土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)については、
駅前広場実施設計、小佐世保川整備工事及び区画1号線
道路築造工事において、関係者との協議、調整に時間を要するなど、事業着手が遅延したことから、年度内完成が困難となり、
建物等移転補償においても、移転交渉が難航し、年度内の移転及び建物等の解体が困難となったため
繰越明許費が計上されております。 この件に関し委員会では「
鉄道高架化事業における土木工事で発生する排出土砂の残土置場が確保できずに、それらが一つの原因となって事業を延期するというような説明があっているが、これは基本計画などで当初から明確になっているべきものであって、確保できなかったからといって簡単に工期を延ばすということで済まされるものではない。繰り越しの理由としては安易過ぎるのではないか」との指摘がありました。また「戸尾地区の市街地再開発事業、
鉄道高架化事業、それから河川事業などが輻輳して関係者との協議に時間を要したことから、小佐世保川整備工事及び区画1号線
道路築造工事に遅れが生じたという説明だったが、いろんな事業が輻輳することは、当初からわかっていたのではないか。どういう工程の組み方をして、どのように対応する計画だったのか」との質疑があり、当局からは「当該地区内の数事業を進捗しなければならないことから、当初から工事が輻輳することは予測していた。その中で、いかにスムーズに事業を進めていくかということで工程表の作成をして、その体制を整え、毎月、
区画整理事務所が音頭を取って現場の工程会議を開催していたが、
鉄道高架化事業の工事において、基礎の段階で在来護岸が出てきたというような不測の事態が発生し、工事が遅れ、河川工事等にも着工できない状況となり、協議、調整に時間を要したことから繰り越しをお願いするものである」との答弁がありました。 第14号議案については、俵ヶ浦地区2
浮防波堤設置工事に関して、契約金額2億4,675万円で、上滝・
平成建設共同企業体と請負契約の締結が行われるものです。 次に、第15号議案については、家島建設・
堀内組共同企業体と請負契約を締結していた佐世保港
大崎地区改修工事に関して、事業の促進を図るための追加工事として、原契約金額2億2,365万円を2億5,795万5,600円に増額変更し、あわせて工期の変更が行われるものです。 続いて、第16号議案については、上滝・西部工建・
ダイヤ共同企業体と請負契約を締結していた佐世保港
轟地区埋立護岸及び改修工事に関して、事業の促進を図るための追加工事として、原契約金額4億2,000万円を4億5,214万3,650円に増額変更し、あわせて工期の変更が行われるものです。 以上が審査の概要でありますが、採決の結果、いずれも当局の説明を了とし、全員異議なく原案を認めることに決定いたしました。 以上、報告を終わります。
○副議長(吉田勝利君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑をとどめます。 これより討論に入ります。 討論をとどめます。 これより、第10号議案から第16号議案までの4件を一括して採決いたします。以上4件は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。(「異議なし」の声あり)御異議なしと認めます。よって、以上4件は、原案のとおり可決されました。
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△日程第5 第9号議案から
△日程第8 第13号議案まで
○副議長(吉田勝利君) 次に、日程第5第9号議案から日程第8第13号議案までの4件を一括議題といたします。
文教厚生委員長の審査報告を求めます。
--------------------------------------- 平成13年3月5日
佐世保市議会議長 崎山勝夫様
文教厚生委員長 野田郁雄
文教厚生委員会審査報告書 本委員会に付託されました事件は審査の結果、下記のとおり決定しましたから
佐世保市議会会議規則第100条の規定により報告します。 記第9号議案 平成12年度佐世保市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)第11号議案 平成12年度佐世保市
老人保健医療事業特別会計補正予算(第3号)第12号議案 平成12年度
佐世保市立総合病院事業会計補正予算(第2号)第13号議案
佐世保市有財産取得の件(
公民館用パソコン160台) 以上、いずれも原案を可決した。
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◆
文教厚生委員長(野田郁雄君) (登壇) 本委員会に付託されました各案件につきまして、審査の結果を報告いたします。 まず、第12
号議案佐世保市立総合病院事業会計補正予算(第2号)についてでありますが、医業費用において、入院・外来収益の増に伴う医業費用6,000万円を計上し、また、資本的収支において、
エイズ拠点病院設備事業の補助決定に伴い、
医療機器購入財源の組み替えを計上するものであります。 当局の説明によりますと「年間の患者数が入院で2,172人、外来で2,450人増加したことや診療単価が高くなったことに伴い、入院・外来収益及び診療材料費が増加したものであり、これによって、差し引き1億7,509万円の収益増となる。 また、資本的収支においては、県北地区の
エイズ拠点病院に指定されていることから、今年度購入予定の超
音波診断装置など5点の医療機器に国の補助が決定したため、購入財源を組み替えるものである」とのことであります。 委員会といたしましては、当局の説明を了とし、全員異議なく原案を認めることに決定いたしました。 また、第9号議案平成12年度佐世保市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)、第11号議案平成12年度佐世保市
老人保健医療事業特別会計補正予算(第3号)の以上2件につきましては、当局の説明を了とし、いずれも全員異議なく原案を認めることに決定いたしました。 次に、第13
号議案佐世保市有財産取得の件についてでありますが、市内の中央、早岐、日宇、南、中部、大野、相浦、西地区の8
地区公民館に設置するパソコン160台を2,173万9,200円で購入するものであります。また、この件につきましては、前回の1月臨時会において予算計上されておりますが、8
地区公民館に20台ずつパソコンを設置し、そのパソコンを持ち回って市内の18
地区公民館でIT講習会を実施するものであります。 委員会では「この18
地区公民館でIT講習会を行う事業は継続して行うべきだと思うが、今後も継続していく方針はあるのか」との質疑があり、当局からは「
地域情報化基本計画に基づき、市民の
情報通信技術の向上を目指して、平成14年度以降もIT講習会の計画は進めていきたい。13年度に講習会が終わった後は、8
地区公民館にパソコンは保管するが、他の
地区公民館で講習の要望があれば、またそこで講習会を開催することを計画している」との答弁がありました。 委員会といたしましては「各
地区公民館で講習会を行う際には、バランスよく、各地域で
IT基礎技能講習会の本来の趣旨を生かせるような取り組みを行うこと、また、一過性のものではなく、理念を持って継続して行うこと」との要望を付し、全員異議なく原案を認めることに決定いたしました。 以上、報告を終わります。
○副議長(吉田勝利君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑をとどめます。 これより討論に入ります。 討論をとどめます。 これより、第9号議案から第13号議案までの4件を一括して採決いたします。以上4件は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。(「異議なし」の声あり)御異議なしと認めます。よって、以上4件は、原案のとおり可決されました。
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△日程第9第8号議案
○副議長(吉田勝利君) 次に、日程第9第8号議案を議題といたします。 各常任委員長の審査報告を求めます。
--------------------------------------- 平成13年3月5日
佐世保市議会議長 崎山勝夫様
都市整備委員長 山下隆良
都市整備委員会審査報告書 本委員会に付託されました事件は審査の結果、下記のとおり決定しましたから
佐世保市議会会議規則第100条の規定により報告します。 記第8号議案 平成12年度佐世保市
一般会計補正予算(第6号)中 第1条 第1表
歳入歳出予算補正のうち 歳出 第4款 衛生費、第8款 土木費 第2条 第2表
繰越明許費補正のうち (追加)第4款 衛生費(追加・ 変更)第8款 土木費 以上、原案を可決した。
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◆
都市整備委員長(山下隆良君) (登壇) 第8号議案平成12年度佐世保市
一般会計補正予算(第6号)中、本委員会に付託されました案件につきまして、審査の概要並びに結果を報告いたします。 まず、第4款衛生費中、清掃費においては、
資源集団回収を行った子供会等の団体に対する報奨金や回収業者へ助成金を交付し、ごみの排出抑制、減量化、再資源化を図るための
資源集団回収促進事業において、資源回収量の増により予算に不足を生じたため420万円の補正が計上されております。また、大塔町大塔住宅の側溝の整備を行い、雨水排水等の改善を図る
施設周辺環境整備事業において、工法の検討や地元協議に時間を要したことから工事着手が遅れ、年度内完成が困難となったため、
繰越明許費が計上されております。 委員会では、
集団資源回収促進事業に対する市の
取り組み姿勢についての質疑があり、当局からは「これまでも積極的に町内会などでの立ち上げにも取り組んできたし、今後も、実施団体の増や資源の回収量の増量を図るべく取り組んでいきたい」との答弁がありました。 これを受け委員からは「この事業を推進するという立場でありながら、9年度、10年度、11年度の実績額を下回った12年度の当初予算額となっている。減額的な予算の計上を行った結果として補正を余儀なくされたもので、当初予算の組み方に問題があったと考えざるを得ない。次年度においては、このようなことがないよう、十分に留意して取り組んでいただきたい」との意見がありました。 次に、第8款土木費中、
道路橋りょう費においては、
柚木三川内線などの県営事業費1億6,000万円に対する本市負担金2,500万円が計上され、河川費においては、早岐地区などの急
傾斜地崩壊対策の県営事業費1,710万円に対する本市負担金342万円が計上されております。また、
県営事業負担金、
橋梁新設改良事業、
都市下水路事業等において、
繰越明許費の補正が計上されております。 さらに、都市計画費においては、
土地区画整理事業特別会計における事業費の繰り越しに伴う一般会計からの繰出金並びに市街地再開発事業、
街路事業県営事業負担金、
鉄道高架化事業県営事業負担金において、事業の調整に時間を要したことなどにより年度内完了が困難となったことから、
繰越明許費が計上されております。
道路新設改良事業の
繰越明許費補正に関して、委員会では「大塔黒髪町線の
特定道路整備事業において、法務局への分筆登記が完了しないまま工事に着工しているが、そういう工事着工のための条件が整わないままに事業を進めるというのはいかがなものか」との質疑があり、当局からは「地権者との協議の中で、法務局への分筆登記の完了が4月になることが予想され繰り越しをお願いしているが、地権者が1人であり、本人もこの道路の開通を強く希望されていること、地域住民の念願の道路ということで、早く開通させたいという思いから、今回は、地権者からの道路着工に関する同意書をもって工事に着工した」との答弁がありました。 これを受け委員会では「急がれる道路であることは理解するが、そういう法的手続を満たしたとは言いがたい状態において、公の機関が工事に着工するなどということはあってはならないことだ」との意見があり、当局からは「今回の場合は、地権者が1人であり、かつ、工事承諾書も取れたということでのあまえがあった。こういう点は十分に反省し、今後はこのようなことがないよう、注意してまいりたい」との答弁がありました。 また、
橋梁新設改良事業の
繰越明許費補正に関しては「
松川橋側道橋の
繰り越し理由としては、工事に着工した段階で上水道の配水管があることがわかり、橋台の設計変更を余儀なくされたことに伴って工期に変更を生じたということだが、なぜ、当初設計を行う段階で配水管に影響があることがわからなかったのか」との質疑があり、当局からは「埋設管等の協議をして、支障がないように十分な連絡を取ったつもりでいたのだが、今回、このようなことになって大変申し訳なく思っている」との答弁がありました。 委員からは「何が原因で、どこに問題があったのか。関係者で協議をした結果として、こういうことになったわけで、きちんと整理した見解をいただきたい。こういうのは繰り越しの理由にはならない。これは当局のミスによる繰り越しだと言われても仕方がないのではないか」との指摘があり、当局からは「水道局と図面による協議や
現地立ち会いを行ってきたのだが、結果として地下に埋設してある配水管を見落としていた。調査が不十分で大変申し訳なかったと思っている」との答弁がありました。 以上が審査の概要でありますが、採決の結果、当局の説明を了とし、全員異議なく原案を認めることに決定いたしました。 なお、採決に際し、委員会では、各部における
繰越明許費のあり方について「繰り越しをしなければならない理由についての説明がまずもってなされる必要があるが、議案に対する意識に安易さが感じられ、当局の説明ではその必要性が見えてこない。予算を計上して進捗している事業であり、否決されることはないという安易な感覚で臨んでいるのではないか」などの意見がありました。 これを受け全委員から「今後の
繰越明許費の計上に当たっては、正確かつ明瞭に議案の趣旨を示すこと」また「当局の判断ミスによる繰り越しについては、本来であれば繰り越す必要がなかったものであり、今後の取り組みについては慎重を期すこと」との指摘があっております。 以上、報告を終わります。
--------------------------------------- 平成13年3月5日
佐世保市議会議長 崎山勝夫様
文教厚生委員長 野田郁雄
文教厚生委員会審査報告書 本委員会に付託されました事件は審査の結果、下記のとおり決定しましたから
佐世保市議会会議規則第100条の規定により報告します。 記第8号議案 平成12年度佐世保市
一般会計補正予算(第6号)中 第1条 第1表
歳入歳出予算補正のうち 歳出 第3款 民生費、第11款 教育費 第2条 第2表
繰越明許費補正のうち (追加)第3款 民生費、第4款 衛生費、第11款 教育費 (変更)第4款 衛生費 以上、原案を可決した。
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◆
文教厚生委員長(野田郁雄君) (登壇) 第8号議案 平成12年度佐世保市
一般会計補正予算(第6号)中、本委員会に付託されました案件につきまして、審査報告をいたします。 まず、第3款民生費の児童福祉費におきまして、
児童扶養手当システム開発事業費として、2,150万円が計上されております。 当局の説明によりますと「平成14年度から
児童扶養手当に関する事務等が、県から市へ権限委譲されることに伴い、いままでは、市で申請に対する審査を行い、県で認定後、支給という事務処理であったものが、認定及び支給も市が行うことになる。そのため市で行うことになる
児童扶養手当事務の円滑な処理を目的として、事務処理等に関する電算システムを新たに開発するものである」とのことであります。 また、
私立保育所運営費3,199万4,000円が計上されております。 当局の説明によりますと「当初予算において年間延べ3万7,200人の入所児童数で予算化していたが、入所児童数の増加に伴い、年間延べ3万8,501人になると見込まれるほか、
入所児童処遇特別加算の認定増等に伴い不足が生じるため、不足分について予算化するものである」とのことであります。 次に、第11款教育費中、教育総務費におきまして、
小中学校インターネット推進事業費1,724万5,000円が計上されております。 当局の説明によりますと「社会の高度情報化・
マルチメディア化の進展に伴い、
市立小中学校を
インターネットに接続し、
マルチメディア環境の整備を進め、教育の場において、より効果的なコンピューターの活用を図るものである。しかし、平成11年度から3カ年の整備計画により事業を行ってきたが、国から市に対しての事業決定が平成12年度末であり、事業完了が困難なことから、次年度へ繰り越すものである。これによって平成13年度に小学校については、
三川内小学校ほか26校、中学校については、広田中学校ほか10校に整備する予定である」とのことであります。 また、社会教育費における
図書館資料費336万円でありますが、
佐世保中央ロータリークラブ、劇団「カッパ座」、
佐世保落語寄席亭、
佐世保ロータリークラブの各種団体から寄附を受け、530冊の図書を購入するものであります。 以上が付託されました案件の概要でありますが、委員会といたしましては、当局の説明を了とし、全員異議なく原案を認めることに決定いたしました。 以上、報告を終わります。
--------------------------------------- 平成13年3月5日
佐世保市議会議長 崎山勝夫様
企業経済委員長 橋本純子 企業経済委員会審査報告書 本委員会に付託されました事件は審査の結果、下記のとおり決定しましたから
佐世保市議会会議規則第100条の規定により報告します。 記第8号議案 平成12年度佐世保市
一般会計補正予算(第6号)中 第1条 第1表
歳入歳出予算補正のうち 歳出 第7款 商工費 第2条 第2表
繰越明許費補正のうち (追加)第6款 農林水産業費 第3条 第3表 債務負担行為補正(追加) 以上、原案を可決した。
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◆
企業経済委員長(橋本純子君) (登壇) 第8号議案 平成12年度佐世保市
一般会計補正予算(第6号)中、本委員会に付託された案件につきまして、審査の概要並びに結果を報告いたします。 まず、
繰越明許費補正につきましては、第6款農林水産業費において、事業の用地交渉に期間を要したことなどにより、追加計上されているものでありますが、委員からは「用地の買収などが済まなければ動けないという理由があると思うが、地域経済振興の観点からも、当該年度内での執行について鋭意努力されたい」という意見があっております。 次に、第7款商工費において、ハウステンボス株式会社への出資金4,000万円が計上されております。 当局の説明によりますと「現在ハウステンボスは、2000年から2004年までの5年間の経営計画の中で、経営改善の一環として、集客力強化のためのリニューアル投資と財務体質強化のため、資本金を14億5,000万円から、最低30億円以上とすることを目標に、第三者割当として、既に、昨年9月から2回に分けて増資を実施され、民間48社から14億5,000万円が集められ、今回、自治体からは、長崎県5,000万円、佐世保市4,000万円、西彼町1,000万円の、合計1億円が予定され、民間4社からの出資金2,500万円と合わせて、最終的に資本金は、30億2,500万円となる見込みである。 そのうち、昨年からの3回にわたる増資により調達される、15億7,500万円の使途は、展望バルーンやリゾートウエディングのチャペル整備などの設備投資として約6億3,000万円、中期的な営業運転資金として約9億4,000万円が予定されている。 今回、ハウステンボスに出資する理由としては、今年3月に開業10年目を迎え、本市及び長崎県の観光の大きな柱としてすっかり定着し、また、アジアの国際的観光拠点としてその地位を固めており、その集客力と知名度は、本市及び長崎県の観光振興に必要不可欠なものであること、現在、着実に経営計画を推進中であり、その将来性が見込まれること、県ともどもハウステンボスの開業を推進してきたこと、西彼町では、昨年12月に1,000万円の出資を決定され、長崎県においても出資を検討されていることから、今回の第三者割当増資計画に対し、長崎県と同一歩調をとり出資を行うものである」との説明がありました。 なお、今回の4,000万円の出資によって、佐世保市の出資比率は0.61%から1.91%となり、自治体の出資比率も1.23%から4.48%になるものであります。 また、ハウステンボスの2000年度から2004年度までの5年間の経営計画について、「経営計画の基本方針は、不採算事業から撤退し、中核収益事業に経営資源を集中することによる収益改善を図るとともに、グループ会社の再構築を行い、環境変化に対応した効率的な経営を実施し、さらに、グループの債務超過及び含み損を解消するための諸施策を実施することである。 その計画目標は、ハウステンボス株式会社及びグループ企業の、連結ベースでの経常損益を2002年度以降黒字化すること、及び確実に収益を上げる企業基盤の構築である。 経営戦略の基本コンセプトは、景観を含めた環境演出に重点を移すということで、アトラクションによる「興奮」型から「やすらぎ」重視型へ移行するとともに、来場者の価格指向に合わせた各種価格体系を確立し、すべて最高級路線を目指すことを弾力的に放棄していくものである。 経営改善策については、人件費の大幅削減等により経費削減を図り、また、計画を着実に遂行するための組織改編及び人事制度改革を実施するものである。 財政基盤の強化として、債務超過および含み損の解消、計画実行下支えのための金融支援取り付け、及び、自己資本充実のための増資を実施する。 さらに、グループ会社における施策として、グループ会社の再構築を行い、効率的な経営の実施を図るものである」との説明があっております。 委員から「自治体のハウステンボスへの出資比率は3%という説明があっていたが、今回これが増えているのはなぜか」という質疑がありました。 これに対し、当局から「リゾート法の適用を受け、政府系の資金を活用するためには、地元地方公共団体の出資比率が最低3%維持されていなければならないという理由があったため、これまで3%の出資を行ってきた。しかし、今回の増資は、ハウステンボスが経営再建を図るために、昨年4月からスタートされた経営計画の中でのものである。今後の集客増に結びつけるためには、新規、あるいは、施設のリニューアル投資も必要となり、今回の増資資金のうち、最低でも6億円以上はこれらの投資に必要である。また、ハウステンボスは繁閑の差が大きく、時期によって売り上げが大きく変動するため、季節変動を吸収して経営を安定させるための手元資金として、最低9億円は必要である。これらの理由から、今年度中に合わせて15億円強の増資が必要となり、増資前の資本金14億5,000万円と合わせて、30億円以上の資本金とすることを目標とされたものである。 しかし、金融機関からのさらなる支援は困難であるため、2回目までの増資において、民間ベースで資本金29億円まで達成されており、3回目の増資として、佐世保市を含む地方公共団体に対し、増資引受依頼があり、結果として、出資比率が4.48%となった」との答弁があっております。 また、委員から「出資を行うことによる佐世保市にとってのメリットは何か」という質疑がありました。 これに対し当局から「メリットについては、固定資産税など、約20億円に及ぶ本市への税収入による貢献があること。平成12年4月1日現在での、ハウステンボスの従業員数は約2,200人で、その市内在住者比率が66%であるなど、雇用面で貢献があること。本市観光消費額に占める、ハウステンボスの割合が、平成11年度において67.9%であるなど、観光振興に貢献があるとことが挙げられる」という答弁があっております。 また、委員から「佐世保市民に今回のハウステンボスへの増資について御理解をいただくためには、これまで、会社と市民との間にあまりにも隔たりがあったのではないのか」といった趣旨の意見があり、当局からも「佐世保市民24万人をお客様にする努力が足りなかったのではないのかということも、ハウステンボスの関係者と議論した。今回の増資に当たっては、そういったことを、社長以下、非常に強く感じておられ、地域に根ざした経営をいかにやっていくかということを考えていきたいということを言われていた。我々としても、そういったことを申し上げていきたい」という答弁があっております。 さらに、委員から「今回の増資については、このように議会に対して詳細な報告がなされているが、さきのオランダ村との合併の際には、議会に対して具体的な報告がされていない。ハウステンボスには多くのグループ会社があり、今後も合併に伴い、同じような事態が発生することも懸念されるため、出資後の会社の動向についても、議会に対し報告すべきではないのか」といった質疑がありました。 それに対して、当局からは「そういったことがないように、今後、何らかの方法で報告ができるようにしたい」との答弁があっております。 また、今回の質疑の大半が「将来的に、再度の増資が必要となるといった事態に陥ることはないのか」という観点に基づくものであり、それに対し、当局から「現時点においては、そういう事態がないとは断定できないが、少なくとも今回の5年間の経営計画を見る限り、そういったことはないであろうと判断している」との答弁があっております。 以上が審査の主な内容でありますが、委員会といたしましては「ハウステンボスが佐世保市の地域経済に及ぼす影響は非常に大きく、今回の出資はやむなしとしつつも、今回提示された今後5年間の経営計画の達成については、大変厳しい面があるため、これ以上の出資は今後行われないという気持ちで、経営改善に努めていただきたいということを、ハウステンボス株式会社に対し、当局側から働きかけていただきたい」という観点から、次の事項を強く要望して、全会一致で原案を認めることに決定いたしました。一 今後のハウステンボスの経営努力の中で、佐世保市民に愛され、支持されるような会社となるために、地域との密着性を高める努力を払われるよう、ハウステンボスに対して当局から要請すること。一 グループ会社との関連において、見直しが必要と考えられる点もあり、今回提示された経営計画についても、さらなる見直しを行うよう、ハウステンボスに対して当局から要請すること。一 今回提示された経営計画の達成度合いについて、当局は、ハウステンボスの決算期ごとに、議会及び委員会に報告すること。一 地方自治法上の形式的な報告のみでなく、今回見られるような持株保有数の減少など、本市への影響が大きいと思われるような重大な状況変化が生じたときには、当局は議会に対し、経過を含めた具体的報告を行うこと。 以上、報告を終わります。
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佐世保市議会議長 崎山勝夫様 総務委員長 溝口芙美雄 総務委員会審査報告書 本委員会に付託されました事件は審査の結果、下記のとおり決定しましたから
佐世保市議会会議規則第100条の規定により報告します。 記第8号議案 平成12年度佐世保市
一般会計補正予算(第6号)中 第1条 第1表
歳入歳出予算補正のうち 歳入 全部 歳出 第2款 総務費 第2条 第2表
繰越明許費補正のうち (追加)第2款 総務費 第4条 第4表 地方債補正(追加・変更) 以上、原案を可決した。
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◆総務委員長(溝口芙美雄君) (登壇) 本委員会に付託されました、第8号議案平成12年度佐世保市
一般会計補正予算(第6号)につきまして、審査の概要並びに結果の報告をいたします。 まず、歳入についてでありますが、今回の補正予算総額12億2,195万円を賄う財源として、地方交付税3億円、繰越金8億2,510万円などが計上されております。 そのうち地方交付税につきまして、当局によりますと、「普通交付税と特別交付税の見込み分を合わせ、現在198億2,163万円を見込んでいるが、今回の補正後の額193億4,054万円を差し引くと、4億8,100万円程度は次年度の繰り越し財源となる」との説明であります。 次に、歳出について申し上げます。 第2款総務費第1項総務管理費において、後年度の財政負担の増大に対処するための基金積立金10億円、及び市民コミュニティ情報システム整備事業費5,143万円が計上されております。 そのうち、市民コミュニティ情報システム整備事業については、総務省の地域
インターネット導入促進事業に基づくものであり、平成12年度の国の景気対策となる補正予算を財源とした事業であります。 事業の概要並びに提案理由について、当局の説明を申し述べますと「この事業は、
インターネットを活用して、市民にとって利便性の高い行政情報の提供環境を整備することを目的としているものであり、中身としては、大きく三つある。 一つは、市役所の庁内LANを
インターネットに接続し、双方向の情報提供を行うこと、及び既存の市のホームページをリニューアルすること。 二つ目に、市役所ロビー、アルカスSASEBO、図書館に市民情報端末を設置し、市民がタッチパネル式のパソコンを操作することにより、容易に市政の情報を入手できる環境を整備すること。 三つ目に、各家庭のパソコンから図書館の蔵書検索を可能とするシステムを構築することである。 なお、本事業を追加補正とする理由であるが、昨年12月20日に九州総合通信局から事業採択の内示が口頭で行われたものの、採択の条件として『小中学校とのネットワーク構築となる事業を付加すること』との条件が付いていたことから、この条件をクリアするために、市内部及び国との調整において時間を要し、補助決定が本年2月になったためである。 このことにより、年度内の完了が不可能であることから、全額を
繰越明許費として、併せてお願いするものである」とのことであります。 これを受け委員会では「今後、市民から
インターネットを使用した質問メールが寄せられた場合、その数の膨大さによって、適切に回答ができるか心配であるが、対応の方法及び窓口等の体制は万全なのか」との質疑がありました。 これに対し当局からは「現在、広報させぼにおいて、市民から質問等が寄せられ、それに対して担当課が紙面上で回答するという形式をとっているが、これと同様なことを
インターネット上で行いたい。 また、今後の体制づくりとしては、当初の段階での窓口は企画調整部と考えている。ただ、今後は、現在の紙媒体の文書から電子文書へ主流が移行することも想定されるので、現在、文書の収受を担当している総務部を初め、関係部集まって協議をし、体制を確立していく必要がある」との答弁があっております。 委員会といたしましては、当局の説明を了とし、全会一致で原案を認めることに決定いたしました。 以上、報告を終わります。