2ページをお開きください。(3)には
恐竜パークの
完成イメージ図、(4)には
恐竜パークの現況写真を添付しております。続きまして、(5)施設名称は長崎のも
ざき恐竜パークになります。(6)所在地及び(7)
設置年月日につきましては、記載のとおりでございます。
3ページをご覧ください。(8)設置目的でございますが、
野母崎地区において学習、文化、スポーツ及び地域交流の
場を一体的に提供することにより、市内外の人々の来訪及び市民の活動を促し、もって地域の活性化及び観光の振興に資することでございます。(9)
恐竜パークの構成施設につきましては、記載のとおりでございます。(10)に
恐竜パークの主な構成施設の現況写真を4ページにかけて添付しておりますので、ご参照ください。
4ページをご覧ください。(11)
恐竜パーク関連事業費は記載のとおりでございます。(12)
恐竜パークの施設概要につきまして、5ページにかけて各構成施設の概要を一覧表にまとめております。それぞれ設置年月、所在地、所管部局、現在の運営手法、現在の
指定管理者、
年間来館者数、施設概要、構造、延べ床面積を記載しておりますので、ご参照ください。なお、アの
恐竜博物館の来館者数は見込みでございます。
続きまして、6ページをご覧ください。(13)開場時間及び休館日は表に記載のとおりでございまして、これらは各条例の施行規則に定める
指定管理者への承認の基準となります。
指定管理者はこの基準の範囲内で市の承認を受けて、開館時間や休館日を決定することとなります。なお、今回の候補者は、この基準と同じ時間帯での提案がなされており、
恐竜博物館の開館時間につきましては、午前9時から午後5時まで。休館日につきましては、毎週月曜日と、12月31日から1月1日までを提案されております。
7ページをご覧ください。(14)各施設の利用
料金についてですが、7ページ、アの
恐竜博物館から、9ページ、カの恐竜広場の利用に係る行為の制限に係る利用
料金まで、各施設の個別条例に定めている利用
料金の基準額は表に記載のとおりでございます。なお、今回、候補者の提案では、この基準と同じ利用
料金の額での提案がなされております。
ここで、
指定管理者候補者の概要に入ります前に、主に
恐竜博物館の内部をメインとした
恐竜パークの施設紹介の映像をご覧いただきたいと思います。
6
◯岡本恐竜博物館準備室長 それでは、これから
恐竜博物館をメインに、長崎のも
ざき恐竜パークをご紹介する資料映像をご覧いただきます。
〔プロジェクターによる説明〕
恐竜パークは
恐竜博物館、恐竜広場、軍艦島資料館、
インフォメーションセンター、
野母崎文化センター、
恐竜パーク体育館、
恐竜パーク庭球場などで構成します。現在、恐竜広場の整備が進められております。
ここからは
恐竜博物館をご紹介いたします。博物館の北側には大きな窓があります。室内から軍艦島など素晴らしい景色を望むことができます。建物左側は
常設展示室と
企画展示室の有料エリアです。右側は市の学芸員が調査・研究を行う
オープンラボ、
ミュージアムショップなど無料のエリアとなります。
それでは正面玄関から中の方をご案内いたします。
エントランスです。ここでは施設の案内受付や
チケット販売などを行います。また、長崎の
恐竜研究史の展示や観光情報などの発信も行います。
常設展示室には5つのテーマに沿った展示を行います。恐竜を中核に長崎の地質や生物の進化などについてご紹介します。テーマ1、長崎の大地のエリアです。ここでは地球の成り立ちや長崎の自然史について紹介いたします。テーマ2、生命の記録のエリアです。ここでは生命の起源や
地球史上最大の大量絶滅についてご紹介します。テーマ3、恐竜の時代のエリアです。初めに恐竜について、ほかの生き物とどう違うか、なぜ繁栄できたかなど、そういうことについてご紹介します。メインとなる展示室です。ここでは長崎市で発見された化石を中心に恐竜の全身骨格を数多く展示いたします。さらに、ほかの博物館では珍しい大光景の幕と、さまざまな恐竜たちが同時に見られる大空間で驚きを演出します。
恐竜博物館の目玉となるオランダで製作されたティラノサウルスの
全身骨格標本、トリックスです。これはオランダで組み立てられたときの写真です。2階部分はテーマ4、現代の恐竜たちのエリアと、
体験エリアです。テーマ4のエリアでは恐竜の子孫とされる鳥類についてご紹介します。
体験エリアには
恐竜ロボットがあります。最新の研究に基づいて再現した羽毛やうろこ、鳴き声などが楽しめます。
常設展示室、最後のテーマ5、燃える石の時代のエリアです。ここでは恐竜時代の後の長崎の石炭や哺乳類の進化についてご紹介します。
企画展示室です。ここでは
指定管理者が企画展などを開催する予定となっております。
調査研究を行う
オープンラボとして公開しているエリアです。ここでは市の学芸員が恐竜化石などのクリーニングや分析などを行う予定です。ここでの研究成果は博物館の魅力向上となる展示及び情報発信にも活用することとなっております。また来館者が恐竜化石の研究を学び、体験することもできることとなっております。
最後に
ミュージアムショップです。ここでは
指定管理者による
恐竜グッズの販売などが行われます。
資料映像は以上でございます。ありがとうございました。
7
◯大塚南総合事務所地域福祉課長 それでは、
委員会資料の9ページにお戻りください。2.
指定管理者候補者の概要についてご説明します。
指定管理者候補の概要は(1)から(6)に記載のとおりでございます。候補者名といたしましては、
大成NOMONグループ、代表団体といたしましては、(3)に記載の
大成不動産システム株式会社、その他の構成団体としましては、(6)の表に記載の
長崎ダイヤモンドスタッフ株式会社と
富士ビル綜合株式会社になります。
10ページをご覧ください。3.指定の期間でございますが、令和3年7月1日から令和9年3月31日までの5年9か月間でございます。なお、
恐竜博物館の利用に関する業務、宣伝及び利用促進に関する
指定管理業務につきましては、令和3年7月1日から実施し、その他の
指定管理業務につきましては、令和3年10月29日から実施することとなります。続きまして、4.
指定管理者候補者の選定方法及び選定理由についてです。(1)選定の経過につきましては、今年の2月15日から4月19日にかけて、再公募を行いましたところ、アに記載のとおり、1団体から応募がありました。続きまして、イ.
指定管理者候補者による提案の概要についてでございます。10ページから11ページの表に記載しておりますが、ここからは別冊の
委員会提出資料に基づきまして、ご説明をさしあげます。
別冊の資料をご用意ください。黄色のファイルでございます。インデックスを貼っております1の
事業計画書をご覧ください。ページをめくっていただきまして、目次の次の1ページをご覧ください。
指定管理者候補者の基本方針についてでございます。(1)基本理念を、「
オール野母崎。みんなの想いを、未来へ。」としております。
3ページ、4ページをご覧ください。
指定管理者候補者が実現したいこと、目指す姿と到達点について記載しております。3ページの左端から価値の再認識と発信として、
恐竜博物館を契機とした野母崎の地球規模での価値や魅力の再認識と発信を行うこと。次に、
地域ブランディングとして住民や事業者、
野母崎ファンがつながり、野母崎に訪れ、楽しみ、暮らしたくなるような
地域ブランドづくり。
次に、4ページでございますが、経済の発展として住民や事業者が本件を契機に、まちづくりに関心と関わりを持ち、地域の経済が循環する仕組みをつくること。次に、持続可能な地域として子どもやお年寄りまで全ての人の笑顔と元気を生み出すまち。子どもが育ち、ずっと暮らしていきたくなる持続可能な地域をつくること。これら4つが
指定管理者候補者が目指す姿になります。
続きまして、5ページをご覧ください。(2)重点事業についてでございます。1つ目はオンリーワンの価値を提供する
恐竜パークとしまして、単なる博物館ではなく、ロケーション・学び・本物の体感の3つの意味を持つオンリーワンの博物館・
恐竜パークとしての価値の提供を追求していきます。
6ページをご覧ください。2つ目は野母崎全体が壮大な
ナチュラル・パークであるという
地域ブランディング。エリア全体で価値を創造し、周遊・活性化の仕組みをつくりますとしまして、恐竜の化石や恐竜時代の温泉の成分が発見されたことは、野母崎全体が地球規模での価値を持つ自然公園、
ナチュラル・パークであると考え、野母崎が恐竜のまちではなく、国内外の人が共感する地球レベルでの重要な価値を持つ
ナチュラル・パークとしての
ブランディングを行い、野母崎に人を呼び込み、周遊させ、経済が活性化する仕組みを構築します。
続きまして、7ページをご覧ください。3つ目は1990年代以降に生まれた若者、いわゆるZ世代の心に響く情報発信。若者世代への情報発信として、テレビなど従来型の情報発信ではなく、ネット世代の若者の心に響く
ブランディングと情報発信を行います。その中核として、
恐竜パークの中に野母崎の地域資源を発掘し、磨き上げ、発信する拠点として、(仮称)
NOMONクリエート・ラボを設置し、魅力の発信を行います。
続きまして、8ページをご覧ください。4つ目は野母崎の元気と笑顔をつくる。(仮称)のもざき大学としまして、
恐竜パークが子どもからお年寄りまで全ての人の元気と笑顔を創造する拠点として、多様な生涯学習や生涯スポーツを提供する、(仮称)のもざき大学の立ち上げといった重点事業の提案がなされました。
9ページをご覧ください。運営体制の考え方についてでございます。下の図をご覧ください。オレンジ色の代表企業、
大成不動産システム、黄色は左が構成団体の
長崎ダイヤモンドスタッフ株式会社、右が
富士ビル綜合株式会社となります。これらのグループ以外の協力企業といたしましては、青色で記載しております
指定管理業務や
文化財保存活用に精通した
トータルメディア研究所や
南部地域一体としての
地域活性化を目指し、
株式会社KPGホテル&リゾート、アイランドナガサキが参画し、また、長崎新聞社などを初めとする
市内メディア各社の
バックアップ体制を取るとともに、地域との密接な関係を構築した運営体制を取るという提案がなされております。
続きまして、10ページをご覧ください。
新型コロナウイルス感染症対策としましても、博物館における
新型コロナウイルス感染症拡大予防ガイドラインを基本としながら、
恐竜博物館に設置予定の
体表温度測定サーモカメラの導入など、代表団体が
ホテル経営で培ってきた、きめ細やかな
感染防止対策を行います。
続きまして、少しページは飛びますが、22ページをお開きください。
恐竜パークの各構成施設における達成目標の設定についてでございます。表をご覧ください。上段はKGI、最終目標を定量的に表した指標になります。最終年度の達成目標としましては、
利用者満足度及び
野母崎地域住民満足度をともに80%とし、
恐竜博物館が12万人、軍艦島資料館が2万2,000人、
野母崎文化センターが1万1,000人、恐竜広場の
恐竜パーク体育館が3万1,000人、恐竜広場の
恐竜パーク体育館以外の利用者が8万5,000人として目標に掲げております。また、地元の雇用者数としましては、22人としております。消費拡大による
経済波及効果として、3億6,000万円を見込んでいるところでございます。下段には、KPI、
重要業績評価指標といたしまして、目標達成につながるかどうかを図るための中間的な指標を記載しておりますので、ご参照ください。
続きまして、23ページをご覧ください。
恐竜博物館の集客目標の達成に向けたロードマップイメージを記載しておりますので、ご参照ください。
24ページをご覧ください。パークの運営と
地域活性化に関する基本的な考え方についてですが、
野母崎地区全体が主役である
ナチュラル・パーク、その玄関口、まちの駅としての機能を持つ
恐竜パークとすることを掲げております。以上が提案内容のうち、基本となる項目の説明となります。
続きまして、
施設別計画についてでございます。25ページをお開きください。
恐竜博物館につきましては、企画展示、ワークショップ、
教育養成プログラム、講演会等の開催、学習活動の支援や、恐竜くんをPR大使としたプロモーション、
ファンクラブ、会員制度の導入など記載のとおりの提案がなされております。
次の26ページの
恐竜パーク体育館はプロ講師による
健康増進プログラム、スポーツコーチングプログラムの開催などの提案がなされております。
27ページをご覧ください。
恐竜パーク庭球場はホテルと連携した
アクティビティ商品としての活用促進、時間
貸しシステムなど利用しやすい貸出し方策などの提案がなされております。
28ページをご覧ください。
インフォメーションセンターは
ガイダンス機能の強化、ワンストップコールセンターとしての機能配置、地域団体が行う予定の物販の
販売促進支援などの提案がなされております。
続きまして、29ページをご覧ください。水仙の丘は花や野鳥、眺望が楽しめる散策ルート、
バードウオッチングプログラムなど新たな楽しみ方、
定点カメラによる
ライブ配信などの提案がなされております。
続きまして、30ページでございます。
野母崎文化センターは
恐竜博物館と連携した各種講座の開催、リアルとオンラインの
ハイブリッド開催による生涯学習講座の開催、
野母崎文化祭の開催、
自主学習グループの育成、支援などの提案がなされております。
31ページをお開きください。軍艦島資料館は
恐竜博物館との
共通チケット販売による誘客、
近隣ホテルと連携した
宿泊パック商品の造成、
専用ホームページの開設による情報発信の強化などの提案がなされております。以上が
施設別計画の提案になります。
続きまして、主な
自主事業等の計画をご紹介いたします。ページは少し飛びますが、39ページをご覧ください。
ライブカメラによる軍艦島・水仙公園の
ライブ配信を行うため、
恐竜博物館屋上に軍艦島
定点カメラを設置し、高速回線を活用した軍艦島の映像配信を行います。水仙まつりの時期には水仙の開花状況を
ライブ配信するなど、
恐竜パークの魅力発信を行う予定としております。
続きまして、また資料は飛びますが、57ページをお開きください。その他の
利用者サービスとしまして、(ア)
会員制度導入を提案しております。来訪者に何度でも施設に足を運んでいただくためのインセンティブを設けた3段階の会員制度を導入します。図に記載のとおり、
フリーパスポート会員、
ファンクラブ会員、
サポーター会員のランクを設け、
ミュージアムショップの割引などそれぞれのメリットを提供します。
続きまして、資料はもう少し飛びます。64ページをご覧ください。(3)
地域活性化事業でございます。
野母崎周遊システムの構築といたしまして、
野母崎地域の提携店舗で常設展や企画展の半券、
フリーパスポート、
ファンクラブ会員証を見せるだけで特典をもらえる
野母崎周遊システムを構築します。このシステムは
野母崎地域の店舗等に協力いただき、博物館等の来訪者が半券や会員証を提示することで、ちょっとしたサービスを受けることができる仕組みになります。来訪者に対する店舗の情報発信を無料で行い、
サービス内容は店舗独自に決めていただくことで、無理なく持続可能なシステムとして
地域活性化に寄与する事業が実施される予定でございます。
続きまして、資料がまた飛んで申し訳ございませんが、84ページをご覧ください。
恐竜パークの人員配置についてでございます。表に記載のとおり、
恐竜パーク全体のセクションには
恐竜パーク所長、事務局長、
経理等マネジャー3名の計5名を配置します。次に、
恐竜博物館についてでございますが、館長1名、学芸員1名、
学習指導員1名、グラフィックデザイナー1名、
サービスグループ長1名、
ショップ主任1名、インストラクター2名を配置します。軍艦島資料館、
野母崎文化センターにつきましては、それぞれ2名を配置します。最後に、恐竜広場は
インフォメーションセンターや庭球
場の受付案内や電話対応を行う
受付コンシェルジュを2名、
公園管理グループ長を1名、
恐竜パークの維持管理を行う作業員として3名、その他芝の管理や除草においては臨時職員を配置する予定でございます。合計23名のスタッフで
恐竜パーク全体を運営していくこととなります。
85ページをご覧ください。組織体制としまして、先ほどの人員配置と関連する組織体制の図を掲載しておりますので、ご参照ください。
最後でございますが、88ページをご覧ください。地域雇用の考え方についてでございます。緑の枠で囲んでいる部分ですが、
基本スタッフとして地元から13名及び臨時職員として8名程度を採用する計画となっております。以上が別冊を用いた提案内容の説明となります。
委員会資料にお戻りください。
委員会資料の12ページをご覧ください。(イ)
管理運営体制でございますが、先ほど
事業計画書でご説明しました内容をそのまま転載しておりますのでご参照ください。
続きまして、13ページをご覧ください。(ウ)事業者からの提案金額についてでございます。総額でございますが、これは
恐竜パーク全体になりますが、5年9か月間の
指定管理委託料としまして6億5,792万4,000円の提案がなされました。これは米印で記載しておりますとおり、市が積算しました
指定管理委託料の上限額6億6,794万4,000円に対し、候補者からの提案額は1,000万円程度削減したものとなってございます。また、施設ごとの内訳につきましては、1から4に記載のとおりでございます。なお、施設の利用料や観覧料を直接
指定管理者の収入として収受させることができる利用
料金制を導入することから、
指定管理者は長崎市が支払う
指定管理委託料と、利用者が支払う利用
料金収入によって管理運営を行うこととなります。そのため、
指定管理委託料の算出方法は
指定管理業務に係る支出経費から利用
料金収入を差し引いて算出することとなります。なお、提案金額の表の2番目の米印にありますが、
指定管理委託料につきましては令和3年度の補正予算及び令和4年度から令和8年度までの
債務負担行為補正は、この後ご審議いただきます、第58号議案「令和3年度長崎市
一般会計補正予算(第6号)」において提案させていただいております。下段には、参考といたしまして、(参考1)
恐竜博物館の
企画展開催に係る収支を記載しております。
恐竜博物館の常設展示や企画展示の観覧料、利用
料金収入につきましては、軍艦島資料館や体育館などの利用
料金収入とは異なり、
恐竜博物館の企画展示の開催経費に充てることになります。そのため、利用
料金収入などの合計(A)といたしまして、指定期間の合計で1億6,876万4,000円、
企画展開催に伴う人件費や需用費などの歳出(B)につきましては、1億4,052万4,000円を見込んでいるところでございます。
14ページをご覧ください。(参考2)
恐竜博物館の
ミュージアムショップの運営に係る収支でございます。ショップは独立採算制で運営されます。ショップの売上金の収入につきましては、指定期間の合計で1億2,440万円、人件費や商品開発費などの歳出につきましては1億1,853万4,000円を見込んでおります。これらの(参考1・2)の事業の運営に関しましては、ともに市からの
指定管理委託料の支出はございません。続きまして、ウ.
指定管理者候補者選定審査会による審査についてご説明いたします。(ア)の審査会の人数は8名、審査会の構成ですが、本審査会は記載のとおり学識経験者や経理、財務の専門家、地域住民を代表する者、施設を利用する者などの8人の委員で構成しております。審査経過につきましては、表の記載のとおりでございます。3回目の審査会は令和3年4月27日に開催し、審査方法の説明及び協議、書類審査を行っております。
続きまして、15ページをご覧ください。4回目の審査会は、面接審査、採点、候補者の決定、審査報告書の協議を行いました。なお、書類審査と面接審査につきましては、リモートでの参加の委員もいらっしゃいましたが、全ての委員出席のもとで行っているところでございます。続きまして、(エ)審査の方法につきましては、申請書類に不備がないか、応募資格の要件を満たしているかを確認し、
事業計画書等の内容や面接に基づき審査を行いました。また、施設を管理運営する安定した経営能力を有するかについては、応募団体の財務諸表などにより審査を行っております。なお、審査に当たりましては、公平性・公正性を確保するため、団体名を伏せて実施しているところでございます。(オ)審査報告書の概要につきましては、先ほどの別冊の中に、2のインデックスでとじておりますので、後ほどご参照ください。(カ)総合評価でございますが、基本事項、事業計画、
管理運営体制、価格については適切であり、提案内容についても地元への思いや使命感が伝わるような提案となっている。また、
恐竜パークの価値をおおむね適切に認識しており、特に地域の活性化に資する提案もなされ、自主事業への取組への意欲が見られた。しかしながら、あまりにも多くの企画や事業を実施する提案内容となっていることから、実際に実施できるのか不安が残るため、数よりも質の成果を追求する姿勢も持ちながら運営してほしい。以上のことから、
大成NOMONグループは、長崎のも
ざき恐竜パークの
指定管理者候補者として適切であると判断したところでございます。
最後でございますが、選定審査会における採点結果をご説明します。先ほどの黄色の別冊のファイルの2のインデックスが貼ってある審査報告書写しをご覧ください。審査報告書の写しの最終ページ、A3の表でございます。5ページになります。審査会における採点結果を掲載しております。表の左側が評価項目、右側部分が項目ごとの配点と、各応募団体の採点結果となります。審査委員の持ち点は1人100点で、8人の委員の配点合計が800点満点となっております。その配点内訳は事業計画などの技術点が70%、価格点が30%の配点比率としております。技術点の項目のうち、安定した経営能力は安定的な財政基盤・経営状況を見るものでございますが、ここについては財務諸表等を基に応募団体の経営状況等を、税理士の委員を中心に審査会の中で協議していただき、応募団体は受任できる体力を有していると判断したところでございます。配点合計800点満点中592点という結果になっております。なお、失格基準につきましては、技術点の合計点が配点の60%未満の場合となっており、技術点560点満点中、下から3段目でございますが、408点を獲得しており、73%の比率でございますので、失格基準は全てクリアしているところでございます。
私からの説明は以上となりますが、最後に
教育委員会のほうから
恐竜博物館の概要につきましてご説明させていただきます。
8
◯岡本恐竜博物館準備室長 先ほど資料映像で博物館内をご案内いたしましたが、
恐竜パーク構成施設の中で
恐竜博物館は新設の施設となりますので、改めて別冊の資料に基づき、博物館の概要についてご説明させていただきます。
それでは、別冊3、長崎市
恐竜博物館の概要のほうをご覧ください。まず、1ページでございますが、(1)の設置の目的ですが、白亜紀後期約8,100万年前の三ツ瀬層からティラノサウルス科の歯の化石をはじめ、恐竜や翼竜など多種多様な化石が長崎半島で発見されたことから、恐竜を中心とする古生物学及び地学に関する資料を収集し、保管し、及び展示して市民の利用に供し、併せて博物館資料に関する調査研究を行い、もって学術及び文化の発展に寄与するため
恐竜博物館を建設するものでございます。(2)(3)(4)は記載のとおり、(5)博物館の事業内容につきましては、ア.博物館資料の収集、保管及び展示に関すること、イ.博物館資料に関する専門的及び技術的な調査研究に関すること、ウ.教育活動その他の活動の機会の提供に関すること、エ.他の博物館等との緊密な連絡及び協力並びに情報の交換、博物館資料の相互貸借等に関すること、オ.その他
教育委員会が必要と認める事業となります。(6)(7)(8)(9)は記載のとおりですが、資料映像でご覧いただきましたように、
オープンラボとして専門性の高い博物館資料の収集及び調査研究などを行う部分は、長崎市の直営業務として管理運営し、それ以外の施設の管理運営を
指定管理者制度により行うこととしております。
2ページをご覧ください。(10)総事業費は20億9,704万円となり、事業費の内訳は記載のとおりとなります。次に、2.
恐竜博物館の管理・運営ですが、(1)管理・運営の業務分担としまして、長崎市が行う業務と
指定管理者が行う業務を示しております。長崎市が行う業務としまして、黒い枠にあります博物館資料の管理や
常設展示室などの展示物の企画、製作、更新に係る博物館資料の収集、保管及び展示に関する業務をはじめ、専門的及び技術的な調査研究に関する業務、他の博物館との連携及び協力などに関する業務、その他にも
指定管理者が行う教育活動や広報活動、企画展などへの支援業務も行うこととしております。また、
指定管理者が行う業務としましては、受付、案内、観覧料の徴収など施設の利用に関する業務をはじめ、企画展の企画や広報、誘致活動、
ミュージアムショップの運営など運営、宣伝及び利用促進に関する業務、施設の維持管理に関する業務、ワークショップ、
教育養成プログラム、講演会等の開催や学習活動の支援など教育活動の提供に関する業務のほかに、自主事業の企画、運営や地域との連携に関する業務なども行うこととしております。なお、これらの業務を円滑に行うため、市職員と
指定管理者職員による連絡調整会議を毎週開催することとしており、情報の共有や業務の連携及び調整をしっかりと密に行い、教育活動はもちろん地域振興にもつなげていく
恐竜博物館運営に取り組みたいと考えております。
3ページには、運営費の構成としまして、令和3年度における博物館運営費の内訳を、4ページから10ページには常設展示の概要を、11ページから12ページには博物館内の現況写真を記載しておりますのでご参照ください。
私からの説明は以上でございます。それでは、ご審議のほうよろしくお願いいたします。
9
◯山口政嘉委員長 これより質疑に入ります。
10 ◯深堀義昭委員 主に説明があったのは、
恐竜博物館だけです。全体的にほかに構成する指定管理。地元との協議内容。地元の提案理由。というのは避難所になったり、町から市に合併するときから執行された経過に基づく確認事項、どのように行われたのか。前のときにもホテルの話を
指定管理者がしました。
料金が上がっているじゃない。報告はない。温泉の問題。地元と共有したものの報告が全然ない。今度の
恐竜博物館のものについては、あまり私は教養がないからいろいろなことを言うつもりはない。5年後に責任を取ればいいんだから。しかし、今までの施設を同じように共有させて指定管理に出す。緊急時の避難所であったり、地元住民が常に使っていた運動施設その他が全く区分されていない。報告としては、
恐竜博物館に特化した形の説明だけなんですよ。資料等を要求します。暫時休憩を求めます。
11
◯山口政嘉委員長 暫時休憩します。
=休憩 午前11時14分=
=再開 午前11時14分=
12
◯山口政嘉委員長 委員会を再開します。
13
◯馬見塚南総合事務所長 恐竜博物館につきましては、新しい施設ということで説明させていただきましたが、基本的には従来の施設につきましては、地元のサービス、市民向けのサービスは従来の条例をそのまま引き継ぎまして、様々な地元への配慮、こういった部分も従来どおりの形で募集要項にも記載させていただいて、募集をかけさせていただいております。募集要項の説明をしませんでしたので要項のほうに若干そのあたりの説明を入れておりますので、そのあたりをまずはご説明させていただければと思います。
14 ◯深堀義昭委員 あのね、今朝電話が入ってきたんですよ。野母崎の住民から。自分たちは何も知らされていない。だからどうなるのか分からない。三和の
料金よりも野母の使用
料金は高いんだと。それが全て指定管理に回ったときにどのようになるのか分かりませんと。書いてある、書いていないじゃないんですよ。新たに地元住民に対する周知徹底の資料その他を含めた形。ここのところは説明していなかったんですよということよりも、最初に言ったように温泉宿泊施設の温泉
料金が上がっているじゃないですか。それでも通ってしまえば何も報告をしないから私は言っているんですよ。上げる前にちゃんと言うたじゃない。それで時間も延ばしたじゃないの。だから温泉はオープンが延びたんですよ。それに伴って何億円の金を出していますか。そこのところは前からの引継ぎで、地元住民の福祉向上があったんでしょう。今度の三和と野母の運動施設なり、避難所の問題なり心配しているところからしたら、この指定管理をするために、明快に地元住民の代表は1人。代表が地元住民にどこまで説明をしたんですか。その時間がありますか。ないでしょう。あなた方が決めたのは4月27日でしょう。それで今日でしょう。1か月足らずで。こうして指定管理になるばってんが、議員さん、どげんなっとるとですかということを地元住民から聞かれても、今日、私らは初めて資料に基づいて説明を受けるんですよ。何でかける前に概略の説明、変わりませんとかね、いろんな説明会をあなた方はなさらないんですか。野母には、広報紙でも何でもあるじゃないですか。
15
◯馬見塚南総合事務所長 今のご指摘の部分は確かに温泉の状況でございますとか、
指定管理者候補者が決まった後、時間がない中で、どこまで地元のほうにご説明できるかというところで、私どもちょっと連携不足、力不足のところもございましたが、これまでの経過につきましては、基本的には4つの連合自治会がございまして、実は連合自治会長が途中で変わられたということもあったんですが、それぞれの連合自治会長及び、その4つの連合自治会長の代表の会長にも経過をご説明しながら来たところです。ところが住民の皆様にご説明することも何度かお話をしたんですけれども、このコロナ禍の中でなかなか人を集めて説明することはできないので、我々のほうに説明をしていただいたところでよろしいですということで、今までそのような経過で来たという経過がございます。そういった中でも、例えば今回の指定管理と直接関係ありませんが、温泉のオープンが延期になったことであるとか、そういった情報につきましては、やはり住民の皆様も興味を持たれておりますので、刷り物を作って、コロナ禍の中でお会いできないので、各一戸一戸に情報をお配りしたりとか、できるだけの情報提供はさせていただいたんですが、なかなか細かい
料金の考え方でありますとか、時間のこととかそういったところまでは浸透していないというところは事実かと思います。そういった意味では、ご不満、ご心配をかけていると思いますので、そこはご審議をいただいた後に早急に地域の皆様には細かい情報をお伝えしたいと考えております。
以上でございます。
16
◯山口政嘉委員長 暫時休憩します。
=休憩 午前11時20分=
=再開 午前11時29分=
17
◯山口政嘉委員長 委員会を再開いたします。
18 ◯深堀義昭委員 今言われたことを議事録に残すために、もう1回言うてください。今までのとおりにやりますと。いいですね。説明してなかったと言っても構いません、今までどおりやるんだったらね。
19
◯馬見塚南総合事務所長 先ほど新しい施設、
恐竜博物館についてご説明ありましたが、その他の従来の施設につきましては、基本的に従来の条例、要綱等に従って、従来のサービスはしっかりと維持をするというのが基本になっております。そのほか、地元の避難所としても利用されておりますので、そのような利用につきましても、従来どおり市が責任を持って行い、そういった中で
指定管理者との必要な連携を行っていくという形になっております。そのような基本的な部分のご説明を冒頭でご説明しておりませんでしたので、改めてここでご説明させていただきます。申し訳ございませんでした。
20 ◯五輪清隆委員 指定管理の前にお伺いしたいんですけれども、私はこの
恐竜パークについては、特に本会議でも言いましたように、
南総合事務所、そして
教育委員会、そして
文化観光部ということで、それぞれの作業場所が
南総合事務所は三和の旧行政センター内、
教育委員会は市民会館、
文化観光部は商工会館で、ばらばらになっているんですけれども、私は
南総合事務所が上になるということも全然認識がなかったわけですけれども、そういう関係者の業務の場所というのは、今後どういう形の中で、どのようになっていくのか。それについて、まずお伺いします。
21
◯大塚南総合事務所地域福祉課長 基本的に五輪委員がご指摘されている内容は、パーク全体としては、まず
南総合事務所がしっかり対応するということでございます。例えば
恐竜博物館の中の研究成果等につきましては、学芸員がおりますので、そういったものと協力していくと思いますが、パークの運営の小さな問題点、大きなものから含めて、まずは
南総合事務所のほうにいろんなご報告をいただいて、必要に応じて、
文化観光部が一緒に
南総合事務所のほうに来てというようなところでの対応になると思いますが、一元的には、まず総合事務所のほうでしっかり対応したいと考えております。
以上でございます。
22 ◯五輪清隆委員 私はやはり1つにまとめたほうがよかと思いますよ。というのが1回目の公募のときに、応募がなかったわけですね。いろんな説明会を通じて、いろんな質問が出たけど、その回答をまとめきれんやったでしょうが。というのは、どこが頭になって、例えば一緒に1つの会議室、部屋であれば、いろんな緊急的な会議をして、どういうことになっているかと。そういうこともできたと思うんですよ。私は今後についても、先ほど避難所の関係もあったように、例えば三和の旧行政センターに
文化観光部の担当者の方をとか、そういうことを含めてやはり検討するべきだと思いますよ。そうしなければ、先ほど岡本室長からは、
恐竜パークについては、連携会議ということで、週に1回やっていきますということですけれども、今回については全体的な指定管理ですから、恐竜だけでよかもんじゃないんですよ。ですから、多分採用についても地元の人を中心としてするんでしょうけれども、そういう意味ではパーク全体の職員の一体化を含めて、ぜひとも検討してください。
それと審査会のやつを見ました。今回、
恐竜博物館については、12万人の集客を目標としているんですけれども、科学館でさえ15万人。科学館の状況を見たときに、できたときは15万人以上の方が来たとお聞きしているんですけれども、やはりこういうものは一度来ていただくだけじゃなくて、リピーターも含めて、しなければ駄目だと思っています。それで今科学館というのは小学校とか、そういうところが見学に行ってから、平和会館とか、そういう連動した形の中で学習をやっているんですよ。そうなったときに、
教育委員会に聞きますけれども、今後どういう形で小中学生を教育学習として使うのか。それと、審査会の中ででていなかったのが、私は審査会はそこまで言ってほしいなと思ったのが、例えば野母崎については、今、国道の拡幅工事とかやっています。それだけでもまだまだ渋滞対策となったときに、陸路だけでは駄目だと思うんですよ。ですから、私は大波止から、例えば軍艦島を生かした形で人を集める手法として、観光として、そういうものをやるべきだと思っていますけれども、そういう集客体制について、海の活用についてどのように思っているのか、これについて、まずお伺いいたします。
23
◯岡本恐竜博物館準備室長 まず1点目のご質問、学校教育との活用、連携をどう考えているかということでございますけれども、
恐竜博物館は、総合博物館ではなくて、恐竜を中核に石炭ができた時代から現在までの長崎独自の特異のストーリーを活用した特色ある博物館を目指しております。もちろん基本構想の中にも、知的関心や学校教育のニーズ、地域を育む学習を支援する施設というものを掲げております。また、基本計画の中でも地域振興に寄与する博物館を掲げておりまして、運営につきましては、先ほど委員おっしゃいましたように教育活動の重要な目的としてきちんと取り組んでいく必要があると考えております。そういう中で博物館で、どういうことが学べるかということになりますが、先ほどご説明しましたテーマ1では…〔「そがんことはよかけんさ…」と言う者あり〕申し訳ございません。具体的には長崎市内の小学5年生、6年生、中学1年生で化石や地層を学ぶ理科の時間等がありますので、その部分に
恐竜博物館を活用した学習などを推進したいと考えております。
また今、小学5年生で実施している宿泊学習プログラムなどを
恐竜博物館のほうに呼ぶことができないかということを
教育委員会としてもモデル事業等の検討を進めていきたいと考えております。いずれにしましても、
恐竜博物館が新しくできたことによって、子どもたちに新しい施設に来ていただいて、地域のほうにも利益をもたらすような形で進められていったらいいかなと考えております。
以上でございます。
24
◯馬見塚南総合事務所長 海を活用した集客の点でご回答させていただきます。まだ確たるものではございませんが、1つは
文化観光部のほうで、従来あった浮桟橋、ポンツーンのほうを新たに造っていただく準備をしていただいています。ただし、これにつきましては、着岸できる船が大きなものは難しいということで、人数が10名、20名程度の船となります。そうなりますと、大波止からの集客で採算が取れるというのは非常に難しいのではなかろうかと判断しているところです。むしろそこからの軍艦島クルーズでありますとか、そういった楽しみ方に活用していただく形になると思います。そういった中で、バス2台分程度、2台のバスですから80名ですが、50名から100名程度の船が着岸できないかということで検討したんですけれども、先ほどのポンツーンが難しい中で、今、漁協の皆様にもご相談しながら着岸できるところを協力できないかということでお話をさせていただいています。そういった中で現在、軍艦島クルーズをされている4社の船会社があるんですけれども、その中では、もし着岸ができるようであれば、自分たちでリスクを取って運営をしてやることも検討ができるというふうなお返事をいただいていますので、まずは漁協、それから場所によっては県の管理の護岸もありますので県との協議、それから最終的に安全な着岸をするためには、運輸局等の了解が必要ということですので、そこについて早急に調整をしようという段階に今至っている状況でございます。
以上でございます。
25 ◯五輪清隆委員 私はこういうのは専門じゃないんですけれども、いろんな提案された中で、目標12万人ということで掲げているんでしょうけれども、皆さんが見て、今の状況で12万人の集客、来てくれると思いますか。恐竜ということで珍しさはありますけれども、1回行ってしまえばもう来ないんじゃないですか。私が一番思うのは、野母崎にせっかく行ったけど、渋滞で困ってしもうてと、そういうことばっかり流れてから野母崎には行きたくないと。私はそういうのがあるんじゃないのかなと。科学館は交通の便のいいところなんですよね。それでも15万人。いろんなイベントをやっています。確かに集客という意味での年齢層は違うかと思いますけれども、やはり今子どもたちが恐竜、恐竜ということで今はやっていますから、福井県なんか相当な人が来ているとお伺いしていますけれども、そういう意味で例えば企画をどういう形の中で行政と連携するのか。そして集客に向けて、どういう交通手段を充実させていけるのか。やはり私はそういうのが必要だと思いますよ。そういう意味で、先ほどあったように、ぜひともお願いしたいと思っていますけれども、
教育委員会にお伺いしますけれども、もう既に学校のほうにも言うとるとじゃなかですか。こういう
恐竜博物館ができたら、年間行事の中に入れてくださいとか。私はそういうふうに聞きましたけれども、どこまでの範囲の中でやろうとしているのか。それか私が言っているのが間違いであれば、訂正してください。
26 ◯西本教育総務部長 現在、
恐竜博物館が10月29日にオープンすることにつきましては、当然ながら学校のほうにも周知はさせていただいているところでございます。ただ、そこをどういう学習利用をさせていただくかという部分につきましては、先ほど岡本室長のほうがお伝えしましたとおり、宿泊学習で日吉のほうに行く帰りに寄るのか、行きに行くのかという形でできれば調整をしたいと思っているところなんですが、実はコロナ禍の影響で現在、これまで2泊3日の宿泊学習というのを感染拡大防止のために1泊2日という形で短縮しておりますので、その行程からいきますと、今度11月になりますので、宿泊学習は寒い時期になるとちょっとできないので、11月のあたりで一体何校ぐらいできるのか。あるいはちょっと遠くても、ぜひ長崎の
恐竜博物館に行きたいという学校があれば、そこについてもできれば調整をさせていただきたいと思っております。また、やはり
恐竜パークの中核となるのは、
恐竜博物館の魅力向上であろうかと思っております。常設展示につきましては、学芸員を2人配置しまして、常に小さなリニューアルをさせていただきたいと思いますし、福井の博物館と連携しながら共同で発掘調査もしておりますので、そこで新しいものができたら、またそれをきちんと展示をして集客につなげると。あともう1点は、
指定管理者の方々としっかりと毎週1回の協議を通じながら、どういうリニューアルがいいのかと。五輪委員がおっしゃるとおり、最初は多分効果で12万人ぐらい来るとは思うんですが、そこからやはり反動で落ち込みますので、そこをどう集客につなげるかということで、小規模あるいは中規模のリニューアル、そういったものをさせていただきながら、今後集客に結びつけていきたいと考えております。
以上でございます。
27
◯馬見塚南総合事務所長 若干、陸路の補足をさせていただきたいと思います。お手元の別冊資料、
事業計画書の53ページ、54ページでございます。この渋滞対策につきましては、陸路のほうを非常に我々も危惧しているところでございますが、ご提案の中では、長崎バス、長崎遊覧バス、長崎バスグループとも連携をされているということで、例えば53ページにございますオープントップバスの周遊ツアーでありましたり、下は福祉にも対応したバス、あとは路線バスも移動自体を楽しんでいただくような仕組みを54ページにも記載しておりますが、陸路についてもこのようないろんな具体的なご提案をいただいておりまして、これにつきましては、確認をさせていただいたところ、長崎バスグループとも協議をしているということです。このようなバスを充実することで陸路でも少しまとまった送客ができるのかなと。さらにマイカーの渋滞は、やはりここは気になるところでございまして、そこにつきましては、高浜地区でございますとか、高浜古里地区とか、そのあたりに長崎市と長崎県の土地がございますので、そのあたりを臨時の
駐車場に使った場合は、550台ぐらいキャパシティーがあると私どもはデータとして取っておりまして、そういったところも
指定管理者と連携しながら渋滞にならないように、例えば事前に止めていただいて、バスで送客をするとか、そういった部分も含めて対応をしっかりすることで、満足度を上げていくことでリピーターにつなげていきたいと考えております。
以上でございます。
28 ◯五輪清隆委員 私、先週金曜日に資料をもらって、これ見たんですよ。それで陸路に対しては、確かにそういう面白いバスがあるなと思いました。右側54ページで言っているのが、航路の事業者なんですよ。幾ら航路の事業者に対して、海を活用してと言っても停める場所がなければどうしようもないんですよ。ですから幾ら民間企業が頑張ってもできないわけですから、そういう意味でも渋滞対策も含めて海を活用していただきたい。それが趣旨です。もう1点あるのが学芸員の関係です。
指定管理者のほうも1名以上配置しなければいけないということになっているわけですけれども、今度長崎市は2人と言いましたけれども、そのすみ分けというのはどういう形になるんですか。
29
◯岡本恐竜博物館準備室長 まず市の学芸員につきましては、博物館資料の研究の成果、その発表といった専門的、技術的な分野の部分を行うこととしております。また
指定管理者側の学芸員につきましては、主にワークショップとか、学習活動の支援など教育活動の分野を行うこととしておりまして、ただし、専門性の高い分野につきましては、市の学芸員とも両者で協議をしながら、協力しながら進めていこうということになっております。
以上でございます。
30 ◯内田隆英委員 今の来客12万人の関連なんですけれども、計画そのものはいろいろ書かれてあるんだけれども、例えば54ページのローカルバスツアーとか、交通事業者タイアップ商品ということで、ここに書かれているように長崎から60分以上かかるわけです。そしてここには、長旅となるからゆっくりのんびりとその時間を楽しむって、そんな悠長なあれはないんですよ。みんな
恐竜博物館に行きたいと。しかし、ローカルバスを使った場合、これをつくったときはどうか知らんけれども、今、野母崎に直通バスはないのよ。栄上かどっかで乗り換えんばいかん。新幹線と一緒で乗り換えて行かんばいかんということで、これはネックになりますよ。やはりそういう集客、本当に12万人集めるんだというのが私たちは本当にできるのかと。科学館でさえ15万人。確かに
恐竜パークができたからと、市内の小中学生を1回、学習のために連れていったにしても、これは1回こっきりで、当然年間を通して12万人というのは相当の集客を行わないと無理だと思います。結局
指定管理者の金額についても12万人が基礎でしょう。ベースとして12万人で大体こういうふうに回りますよという感じで、はじき出していると思うんですよ。ですから、
恐竜パークというのは最初はなかなか
指定管理者が決まらなかったという経緯があるじゃないですか。そういう集客について、もっと現実を見たやり方、そして例えば海路を使って、軍艦島まで今、大波止から出ているけれども、大人3,000円か3,500円するわけよ。ジュピターを借りるにしても、軍艦島より遠いわけですよ。たとえ3,000円にしても、4,000円も幾らも使って、さらに
恐竜パークを見に行くと、入館料が要ると。そういう何千円も使って、本当にもう1回行こうかというようになるのかなと。そこが心配なんですけれども、そこら辺の民間の船とかバスの関係で、市として
文化観光部を含めて
南総合事務所、
教育委員会を含めて例えばバス事業者にもこういう
恐竜パークができるから、住民の活性化とかいろいろいいことを言うてるけれども、野母崎の住民はバスを乗り換えんばいかんということで非常に今困っているわけよ。長崎新聞にも投稿されとって、何とかしてほしいと。そういうことを踏まえて、
恐竜パーク関連の所管で長崎バスに乗継ぎをやめて直通にしてくれというような申入れをやるとか、そういった集客のための努力ということは考えられないのか、まず1点いかがですか。
31
◯馬見塚南総合事務所長 バスにつきましては、本年4月からご指摘のとおり、路線バスにつきましては直通便がなくなったというところでございますが、ただ、朝の時間帯、10時ぐらいまでは直通があると思います。それから一旦乗換えになるんですが、夕方3時以降はまだ直通が残っております。ですので、朝早く長崎を、ホテルを出られる方々については、従来どおり直通がご利用できるのかなと思っておりますが、ご指摘のバスの運営も含めて直通を継続してほしいということにつきましては、まちづくり部と市民目線で私どもも一緒に今まで長崎バスと協議をしてきた経過がございます。当然私どもも直通がなくなることについては、かなり抵抗して頑張ったところですが、昨今の人口の減少、それにコロナ禍での外出が減ったという、こういった部分が追い打ちをかけまして、バス事業の運営そのものがやはり厳しいという中で、苦渋の決断をして、このような結果に至った経過がございます。当然ながら、今後も機会を見ながら観光客だけではなくて、市民目線でも直通バスの再開につきましては、機会を捉えてまちづくり部を中心に協議はなされていきますけれども、現時点ではそのような経過ということのご報告ということでございます。
以上でございます。
32 ◯股張
文化観光部長 12万人達成のために
指定管理者が提案されている内容というのは当然ございますけれども、長崎市としていかに何ができるかというふうなことがあったと思います。1つは、アクセスについてでございますが、先ほどから話題になっております航路事業者との連携については、事業者も提案しているとおり、1つは長崎港の航路運営事業者、これは我々
文化観光部も数社当たって協議をしております。協議した中では、先ほど内田委員がおっしゃったとおり、
料金の問題がどうしても出てくるという話がございます。それは常態的に運営するならば金額は相当なものになると。ただ、ニーズとすれば、やはり団体とか旅行商品とかそういったときに限ってならば、この
料金は調整されるし、ペイもできるようになるからという話がございましたので、そういった商品化についてしっかり事業者、それからエージェント等とも協議しながらやっていきたいと思いますし、停まる場所についても
南総合事務所と一緒に漁協と関連事業者と話をしながらやっていきたいと思っております。
それからやはりここに集めるとなりますと、
恐竜博物館だけではなくて、パークあるいは周辺の魅力というのをやはり一体として、
指定管理者だけではなくて、市としても重要な野母崎の観光資源でございますので、アピールする必要があると思っております。個人向けについては、体験というところで、今DMOのほうで、長崎新発見の旅ということで、例えば樺島のクルージングと絡めたりだとか、あるいは軍艦島を眺めながらフィッシングということで、地元のいわゆる軍艦島の周遊の航路者と連携しながら、そういう体験ものもセットにしながら、Nomon長崎とも連携しながら、我々としても打っていきたいと思っております。
以上でございます。
33
◯山口政嘉委員長 暫時休憩いたします。
=休憩 午前11時56分=
=再開 午前11時56分=
34
◯山口政嘉委員長 委員会を再開いたします。
質疑の途中でありますけれども、午前中の質疑につきましては、ここまででとどめ、13時から再開をし、引き続き質疑を行っていきます。
暫時休憩いたします。
=休憩 午前11時56分=
=再開 午後0時58分=
35
◯山口政嘉委員長 委員会を再開いたします。
午前中に引き続き、第61号議案「公の施設の
指定管理者の指定について」の質疑から入ります。
36 ◯内田隆英委員 午前中に引き続き、12万人をどう集めるかということの、一工夫が必要だと思うんです。現行で書いている計画では、私は難しいと率直に思うんです。そしてこれは
指定管理者がすることだろうと思うんだけれども、例えば今、ポケットモンスターという、子どもさんたちがやっているゲームの、これがポケモン化石博物館ということで全国の博物館とタイアップをやって、お知らせして、今現在は北海道の三笠市立博物館だとか、島根県立三瓶自然館というのと、それから東京の国立科学博物館、愛知県は豊橋市自然史博物館というところで、こういう化石博物館の開催をいついつ行いますということをインターネットで流しているわけですよ。そして長崎はまだ入っていないけれども、決まったところでは次にこれを公表するということで、博物館を全国に知っていただいて来てもらうということもされているわけですよね。こういったところとコラボするとかそういうことを市として
指定管理者のほうに提案して、こういったこともしたらどうですかというようなことはされるんですか。
37
◯岡本恐竜博物館準備室長 ただいまのご質問なんですけれども、基本的には企画展等に関しましては、
指定管理者のほうの裁量で行うことになっております。しかしながら、先ほど言われたポケットモンスターであるとか、例えば福井県の
恐竜博物館との共同での展示であるとか、国立科学博物館の展示なんかは結構国内を幾つも回ったりとかしております。実は、市の学芸員がそことの連携を密にしておりまして、先ほど申し上げました毎週開催する連絡会議の中で、次の企画展の企画等を考える、一緒に検討する場所で、こういうのがありますよとかいう形のものを提案しながら、最終的には
指定管理者のほうで決定していただくことになりますけれども、あくまでもいろんな情報は市の学芸員もたくさん持っていますので、その辺は提供しながら進めたいと考えております。
以上でございます。
38 ◯内田隆英委員 ぜひそういった点で連携しながら、いかにお客を呼び込むか。約21億円かけて建設する博物館で、私たちも初めての
恐竜博物館ということで、非常に注目をしているんですよ。そして成功してほしいという思いから言っているんですけれども、あと2点ほどですけれども、
指定管理者のことなんですけれども、資料の一番最後のページに、総合評価の中で、あまりにも多くの企画や事業を実施する提案内容となっていることから、実際実施できるのかと不安が残ると書かれているわけです。こういう不安の中で、指定管理のお金がそれぞれ
恐竜パーク全体で令和4年度は約1億2,000万円という大きなお金。
恐竜博物館そのものは7,000万円弱ですけれども、12万人の来客を基礎に積み上げた金額じゃないのかなと思うんです。これがもし来なかったら、指定管理としては最初はこうだということで決めているから、これは変動することはできないんですけれども、やはり来客が予定よりうんと下がって、収入等もうんと下がったと。次の令和9年からは、指定管理、この金額ではもう運営できませんと。私たちグループはこれから撤退しますとなった場合は困るわけよね。そういう点では十分に指定管理がつながるような来客をいかにつくっていくかということを目標にしていただきたいということを要望だけしておきます。
あと最後に1点。立地的な場所の面で、常設展示
場が端島、軍艦島のほうに向いているわけで。しかも海岸沿い。軍艦島で皆さん、経験していると思うんですけれども、台風の自然的な風圧というのは相当なことが予想されると。常設展示
場で天井につるすかは知らんけれども、恐竜の模型を展示して、さっき見たら海岸沿いのほう全部ガラス張りでしょう。万が一壊れると常設展示
場の中は本当にむちゃくちゃになる。そういう点では、台風対策というのは、どういうふうに考えているか。
39
◯岡本恐竜博物館準備室長 委員ご指摘のように、昨年の台風のときに、野母崎では瞬間最大風速が59.4メートルを記録したということで、ご存じかと思います。そういう中で
恐竜博物館の周りは、特に台風が当たる南面、東面、西面についてはコンクリートで、北側はあそこの場所はあまり当たらないということで、以前からの周辺の地域の皆さんにもいろいろお聞きをしております。そういう中でも一番窓が広いというところで、そこにつきましては、構造上、すごく安全を考慮したカーテンウォールというのをつけております。それをつけておりましたけれども、昨年先ほど申し上げました台風の影響がありましたので、さらにランクアップして、当初S4という形で、風速57メートルに耐えるようにしていたんですけれども、風速62メートルに耐えるような設計に変更して施工しておりまして、言われるように台風対策を万全にしたいということで、工事は行われておりました。
以上でございます。
40 ◯内田隆英委員 対策を立てているということやけど、その前の冒頭の答弁で気になるのが北側のほうはあまり当たらないということを言うけれども、本当、台風というのは、自然災害というのは分からない。我々の想像を絶するような風、そして方向も一瞬北から吹く可能性もあるわけですよ。だからそういう点で甘く見ないで万全の対策でレプリカ等が粉々になるとか、そういったことが起こらないような対策を立てていただきたいということだけ要望しておきます。
41 ◯福澤照充委員 1点だけ教えてください。
事業計画書の中の28ページの
インフォメーションセンターのところなんですけれども、
インフォメーションセンターの中で、これ野母崎産業活性化協議会と書いていますが、この中で地域の物産施設の販売促進を行いますと。物販をされるんだと思うんですが、10月29日にオープンということですから、どういった内容かとかこの辺の協議の状況とか、分かる範囲で結構ですので教えていただけないでしょうか。
42
◯馬見塚南総合事務所長 ご指摘の部分につきましては、お手元の資料をご参照いただければと思います。別冊のラベルで言いますと、4.募集要項というのがございます。5ページをご覧いただければと思います。上から3分の1のところに下線を記載しておりますが、
恐竜パークの中で
インフォメーションセンター内の休憩所の一部のスペースで、地域の農水産物やお土産の販売などを地元の団体がやりますということで、これは従来から
物産センターと、じげもん市を運営しておりましたので、この機能を地元が一体的に引き継いで、地元で主体的にやりたいという声がありましたので、まずはこれを優先させてほしいということで募集をさせていただいたという経過がございます。そういった意味では、
指定管理者もここをバックアップをすると、しっかり取り組んでいただくということで、基本的にはここに記載のとおり、従来の
物産センターとじげもん市、地元の物産と地元の農水産物、こういったものを中心に、さらには新たに恐竜をモチーフにした新しい商品であるとか、地元の食材を生かしたファストフード、こういったものを提供することで
恐竜博物館だけではなくて、パーク内の子どもたちが軽食を楽しみながら長時間滞在できるということを目指しております。
以上でございます。
43 ◯福澤照充委員 分かりました。あとは、公の施設だと思いますので、いわゆる許認可の問題とか、そういったこともございますが、そういった話というのも細かく大体進んでいると理解してよろしいですか。
44
◯馬見塚南総合事務所長 基本的に地元の皆様がまず組織を立ち上げて、どういう運営をしていくかということを主体的に協議されているところです。そういった中で、ご指摘のとおり一部の部分を地元にお貸しする形になりますので、使用許可を出して、一定のルールに基づいた場所代というものを提示して、実施していただくという方向でお話を進めさせていただいています。
以上でございます。
45 ◯福澤照充委員 分かりました。この
インフォメーションセンター自体は、この
恐竜パークだけではなくて、
野母崎地域の様々な情報を発信するといった目的もあると伺っておりますし、そういった意味ではこの物販というのは、地元の方々も力を入れてされることと思いますので、まずはしっかり10月29日に間に合うように具体的な協議なども進めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
46 ◯中村俊介委員 私からは質問というよりも、ご意見を1つだけ述べさせていただきます。先ほど来出ていましたけれども、まず総合評価の中に、あまりにも多くの企画や事業を実施する提案内容となっていたと。ただ、数よりも質の成果を追及する姿勢を持ちながらとありますけれども、思い出してみますと、以前の指定管理を募集するに当たっての説明会では10者ぐらい民間の企業の方々が来られた。しかし、結果としてどこの企業も手を挙げなかった。この中で1つの企業の社長とも私もお話をさせていただきましたけれども、なぜ手を挙げなかったのかというところをお伺いしたところ、やはりこのコロナ禍にあって、説明会でいろんな説明を受けたけれども、非常にリスクが高いということが一番の原因だったとおっしゃっておられました。そんな中で今回手を挙げていただいた
指定管理者の方には非常に感謝をしたいなと思っているんですけれども、やはりこういった企業の方々は恐らく先々をある程度予測をされて手を挙げられている。つまりはいい意味で、手を替え品を替えじゃないですけれども、やはり1つでも多くのいろんな魅力的な企画立案をすることによって、何とかこの年間12万人の集客の目標を立てられているんだなと思っていますので、その点については、一定理解をした上で私は長崎市としてはそういったところのバックアップといいますか、支援をやっていただきたいと考えておりますし、それからこれも先ほどお話が出ていました、航路事業者と連携するということですけれども、これも結局は先ほどの説明では、瀬渡し船レベルの浮桟橋ぐらいしかできないんじゃないかというお話でした。ただ、ここの資料の中にはジュピター、船舶が載っていますけれども、やはりもし長崎市が手出しでなかなか予算を組めないのであれば、やはりこういった航路事業者の人たちが投資しても自分たちも何とか生計を立てられるんじゃないかというような環境づくり、これは先ほど
文化観光部長も言われていましたけれども、いろんな手法の中で協力をされるんでしょうけれども、やはり長崎の独特の地形、長崎は四方を海で囲まれているということを考えると、やはり航路による集客というのは、必ず私は将来的には必要じゃないかなと思っていますので、とにかくこの面では諦めるんじゃなくて、航路事業者の方々が自分たちが手出しをしても、大型じゃないけれどもジュピター級の船がせめて入れ替わり立ち替わり、何とか船を施設の周辺につけられるというような環境づくりをぜひとも協力しながらやっていただきたいなと思っていますので、よろしくお願いします。
それからこれ1つだけ、私がちょっと懸念しているのは、会員制度の導入というのがあるんですけれども、やはり
恐竜パークというのは、先ほども皆様言われているとおり、一度、二度ぐらい行ったらもうその後はという感じの施設じゃないかなと正直なところ思っています。そんな中で、この会員制というのはやはり有償なんでしょうから、例えばディズニーランドであるとか、近くであればハウステンボスとか、そういうアミューズメントパークではないので、なかなか会員制というのは難しいんじゃないかなと考えています。これも転ばぬ先のつえじゃないですけれども、そういった面も含めてやはりコロナ禍、先が見えない中でどうしたら
指定管理者の人たちが何とか施設自体を成功に導いていけるのかというところは、これからも引き続きしっかりと協議をしていただいて、必ずこの
恐竜パークを成功させていただきたいなという意見を1つだけ言っておきます。
以上です。
47
◯大塚南総合事務所地域福祉課長 審査報告書でございますが、やはり提案者向けに編集してつくっておりますので、同じような内容を我々長崎市に対しても委員の皆様からご指摘をいただきました。多くのいい提案をなされているので、1つでも現実にできるようにきちんと協議をしてほしいというご意見をされております。我々もその
場で
指定管理者に決まりましたら、1つでも多くきちんと実施できるようにということで、協力しますということを申し添えて、審査会が終わったということをご報告させていただきたいと思います。
それと会員制でございますけれども、そもそも
恐竜博物館には年間パスポートというのを設定しております。事業者はそのパスポートを利用してこういった会員制ができないかというご提案でございますので、やはりパスポートを買われた方にいろんなプラスのサービスをすることによって何度も来ていただきたいということでのご提案なので、これもなるべく実現ができるように我々としてもしっかりサポートしたいと考えております。
以上でございます。
48
◯山口政嘉委員長 ほかにありませんか。
それでは、質疑を終結いたします。
次に、討論に入ります。何かご意見ありませんか。
49 ◯五輪清隆委員 第61号議案「公の施設の指定管理の指定について」、賛成の立場で意見を申し上げます。特に、このパークにつきましては、今年初めに公募を行いまして、応募がなかったという反省点を踏まえて、2回目ということで再公募されました。当初本当に応募があるのかなという状況を私は感じていたんですけれども、今回この資料を見ただけでも、
事業計画書を見ても相当の費用をかけてつくっているんじゃないのかなと思っています。特に1ページ、2ページを見たときに、地域の皆さんのいろんな声を聞きながら、そしてまた放送関係とかホテルを含めて、いろんな連携を取りながらつくった資料です。当然審査委員の方には、いろんな意見があって、数多くとかそういう意見があったということで書いていますけれども、今後、行政として
野母崎地区、長崎半島、本当に活性化という意味では、よく長崎市であるのが指定管理をしてしまえば、そこの業者に任せてしまうという風潮がありますから、
指定管理者と行政、そして特に地域の関係については、地元の人を多く雇用するようになっているみたいですから、いろんな形の中で今回このパークを
指定管理者にしたことによって、市民の皆さんから本当に大丈夫な施設だったのかと後ろ指を指されないような形の中で、ぜひとも成功させていただきたいと思っております。特に今回こういう全国でも珍しい関係で、福井であれば県のほうがやっている状況、長崎市独自の事業ではそうありませんから、そういう意味で長崎市も合併町も含めて人口が減っていることも含めて、ぜひとも万全な体制で協力してやっていただきたいということを申し上げ、賛成の立場の意見といたします。
50 ◯内田隆英委員 ただいま議題となっております第61号議案「公の施設の
指定管理者の指定について」、長崎のも
ざき恐竜パークについてですが、現行の計画で年間12万人の来客を予定しておりますけれども、何度資料を見ても、考えても現行の状況では難しいんじゃないかという懸念がぬぐえません。野母崎の元気と笑顔をつくるという計画の中で、そういう考えであるならば、12万人の来客を目指すためにも、現行のバス路線、時間帯ではなくて1日を通じて乗換えじゃなく直通のバスへの変更に行政として取り組むと。そのことがのも
ざき恐竜パークの来客にもつながることになるのではないかと。そして野母崎の元気と笑顔をつくるというのであれば、利便性を高める。合併町もずっと疲弊している中で、ますます疲弊させているような状況を変えるためにも直通バスを市としてバス会社に訴えて、変更させていただきたいということを強く要望して賛成いたします。
51
◯山口政嘉委員長 ほかにありませんか。
討論を終結します。
これより採決いたします。
第61号議案「公の施設の
指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
52
◯山口政嘉委員長 ご異議ないと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
理事者交代のため、暫時休憩いたします。
=休憩 午後1時21分=
=再開 午後1時22分=
53
◯山口政嘉委員長 委員会を再開いたします。
次に、第58号議案「令和3年度長崎市
一般会計補正予算(第6号)」のうち、本委員会に付託された部分を議題といたします。
〔審査の方法について協議した結果、まず、総括説
明を受けた後、歳出、歳入の順に審査を行い、その
後、総括質疑、討論・採決を行うことに決定した。
ただし、第2款総務費、第7款商工費及び第10款
教育費については、一括審査とすることに決定した。
なお、審査順序については、別添の「審査早見表」
のとおり進めることに決定した。〕
54
◯山口政嘉委員長 それでは、総括説明に入ります。
理事者の総括説明を求めます。
55 ◯日向企画財政部長 それでは、第58号議案「令和3年度長崎市
一般会計補正予算(第6号)」につきまして、企画財政部より提出しております補正予算総括説明資料により、ご説明いたします。
資料1ページをお開きください。まず、令和3年度各会計別予算額調によりまして、総括的にご説明いたします。表の中ほどの列にございます補正額の欄に記載しておりますとおり、一般会計が5億9,111万1,000円の増額、特別会計が歳入のみの補正で、全会計の合計が5億9,111万1,000円の増額補正となっております。また、その右の列の合計の欄に記載しておりますとおり、補正後の一般会計の予算額は2,279億1,489万2,000円、全会計の予算総額は3,806億3,903万9,000円となり、表の一番右端に参考として記載しておりますが、前年度同期、令和2年度5月5号補正後と比較いたしますと、一般会計で15.8%の減、全会計では10.1%の減となっております。
なお、資料2ページには一般会計歳入予算額調を、資料3ページには一般会計性質別予算額調を掲載しておりますので、ご参照いただきたいと思います。
次に、補正予算の内容につきまして、資料4ページの令和3年度5月補正予算(第6号)についてをお開きください。上段に今回の補正予算を、その内容ごとに分類した一覧表を掲載しております。まず、1.長崎のも
ざき恐竜パーク指定管理に係るものとして、長崎のも
ざき恐竜パーク運営費(
恐竜博物館)など6,829万1,000円を計上しております。次に、2.感染症拡大防止に係るものとして、新型コロナウイルス感染症病床確保推進費など6,281万5,000円を計上しております。また、3.社会経済対策に係るものとして、子育て世帯生活支援特別給付金給付事業費(その他世帯分)及びひとり親家庭自立支援助成費など4億6,000万5,000円を計上しており、
新型コロナウイルス感染症対策として、2と3の項目を合わせて5億2,282万円を計上しております。また、表の下には
一般会計補正予算の内容として、区分ごとの事業名を掲載しておりますので、ご参照ください。
次に、資料5ページをご覧ください。債務負担行為につきましては、長崎のも
ざき恐竜パーク指定管理(
恐竜博物館)など4件を計上しております。最後に、特別会計補正予算につきましては、国民健康保険事業特別会計(事業勘定)において、一般被保険者国民健康保険税などを計上しております。
資料の6ページから7ページには補正予算の主な内容につきまして記載しておりますので、ご参照いただきたいと思います。
次に、資料の9ページには
一般会計補正予算の歳入の項目ごとの充当事業一覧表を掲載しておりますが、こちらにつきましては歳入の審査の際にご説明させていただきたいと思います。
資料の10ページ、11ページをお開きください。ここには令和3年度各基金別現在高の状況といたしまして、基金の積立て・取崩し・現在高等について、それぞれの基金ごとに記載しております。11ページの中ほどに、小さい四角囲みで記載しておりますが、これは一般会計における今回補正の基金の取崩しを記載しており、財政調整基金について、1,765万8,000円を今回補正の一般財源として取り崩すものでございます。こちらにつきましても、歳入及び歳出の審査の際に、ご説明させていただきたいと思います。
最後に、資料12ページをお開きください。ここには5月11日現在における予備費充用額の実績を掲載いたしておりますので、ご参照いただきたいと思います。
総括説明は以上でございます。
56
◯山口政嘉委員長 質疑につきましては、総括質疑の中で行いたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
理事者交代のため、暫時休憩いたします。
=休憩 午後1時29分=
=再開 午後1時30分=
57
◯山口政嘉委員長 委員会を再開いたします。
次に、歳出の審査に入ります。第2款総務費第1項総務管理費、第7款商工費第1項商工費及び第10款教育費第6項社会教育費の一括審査に入ります。
理事者の説明を求めます。
58
◯馬見塚南総合事務所長 それでは、第58号議案「令和3年度長崎市
一般会計補正予算(第6号)」のうち、
南総合事務所、
文化観光部及び
教育委員会に係るものについてご説明いたします。
お手元の第58号議案書の18ページから19ページまでと22ページから25ページまででございます。初めに、18ページから19ページをお開きください。第2款総務費第1項総務管理費第16目地域振興費、長崎のも
ざき恐竜パーク運営費(恐竜広場)としまして、補正予算額1,608万円を計上いたしております。
続きまして、22ページ、23ページをお開きください。第7款商工費第1項商工費第4目観光費、長崎のも
ざき恐竜パーク運営費(軍艦島資料館)としまして、113万9,000円を計上いたしております。
続きまして、24ページ、25ページをお開きください。第10款教育費第6項社会教育費第2目公民館費、長崎のも
ざき恐竜パーク運営費(
野母崎文化センター)としまして、430万2,000円を計上いたしております。また、同じく第10目
恐竜博物館費、長崎のも
ざき恐竜パーク運営費(
恐竜博物館)といたしまして、4,677万円を計上いたしております。これは先ほど第61号議案「公の施設の
指定管理者の指定について」でご審議をいただきました長崎のも
ざき恐竜パークにつきまして、令和3年7月1日から令和9年3月31日までの5年9か月において
指定管理者を指定することに伴い、
恐竜パークを構成する4つの施設に係る令和3年7月1日から令和4年3月31日までの経費について増額補正を行うものでございます。
続きまして、議案書の5ページをお開きください。第2表
債務負担行為補正のうち、長崎のも
ざき恐竜パークを構成する4つの施設の指定管理でございます。これは先ほどご説明いたしました令和3年7月1日から令和9年3月31日までの5年9か月間の期間において
指定管理者を指定することに伴い、令和4年度から令和8年度までの5年間の指定管理料について債務負担行為を設定するものでございます。限度額は議案書に記載のとおり、恐竜広場が1億7,480万5,000円、軍艦島資料館が1,366万5,000円、
野母崎文化センターが5,162万円、
恐竜博物館が3億5,013万5,000円でございます。
詳細につきましては、提出資料に基づきまして、担当課長からご説明いたしますので、よろしくお願いいたします。
59
◯大塚南総合事務所地域福祉課長 それでは、お手元に配付しております
南総合事務所、
文化観光部、
教育委員会提出の
委員会資料に基づき、ご説明させていただきます。
初めに、資料の順番が前後して申し訳ございませんが、最終17ページをご覧ください。A3の航空写真でございます。(参考)長崎のも
ざき恐竜パーク構成施設配置図になります。赤い点線で囲んだ範囲が
恐竜パークの区域となりますが、今回の補正予算につきましては、黄色で着色しております1.恐竜広場、青色で着色しております2.軍艦島資料館、白色で着色しております3.
野母崎文化センター、桃色で着色しております4.
恐竜博物館の、
恐竜パークを構成する4つの施設に係る
指定管理委託料をそれぞれ第2款、第7款、第10款で計上させていただいております。
続きまして、資料中ほど10ページをお開きください。下段にあります2.債務負担行為限度額の内訳の表をご覧ください。これは
恐竜パークの指定期間であります令和3年7月1日から令和9年3月31日までの5年9か月間の指定管理に係る運営費全体になります。総額(
恐竜パーク全体)の欄をご覧ください。令和3年度は6,769万9,000円、令和4年度から令和8年度までは毎年度1億1,804万5,000円となりまして、5年9か月間で6億5,792万4,000円の
指定管理委託料となります。これは
指定管理者候補者からの提案額であり、その内訳を表でお示ししております。今回の
指定管理者制度の導入に当たりましては、利用
料金制を採用しておりますので、軍艦島資料館や体育館、庭球
場等の利用
料金の収入と、支出経費の差額を
指定管理委託料として市が支出するものでございます。
初めに、左側の灰色で着色しています令和3年度の
恐竜パークを構成する4つの施設の補正予算につきましてご説明させていただきまして、後ほど令和4年度から令和8年度までの
指定管理委託料の債務負担行為の設定につきましてご説明させていただきます。
それでは、資料の1ページにお戻りください。第2款総務費第1項総務管理費第16目地域振興費、長崎のも
ざき恐竜パーク運営費(恐竜広場)として、1,608万円を計上しております。1.概要でございます。長崎のも
ざき恐竜パークの構成施設のうち、恐竜広場の利用促進を図るため、恐竜広場の管理運営を行うためのものでございます。2.事業内容は
指定管理者による管理運営になりますが、(1)施設名称は恐竜広場、(2)
指定管理者は
大成NOMONグループ、(3)指定期間は記載のとおりになりますが、米印にありますように
恐竜博物館の利用に関する業務、宣伝及び利用促進に関する
指定管理業務は令和3年7月1日から実施し、その他の
指定管理業務につきましては令和3年10月29日から実施することとなります。(4)
指定管理者が行う恐竜広場に関する業務については、記載のとおりでございます。
2ページをご覧ください。指定管理に係る経費についての(1)
指定管理委託料についてですが、恐竜広場の利用
料金収入は庭球
場と体育館、それからパーク内におけるキッチンカーなどによる販売を許可する際の行為の許可による収入になります。支出につきましては恐竜広場を管理運営するための費用になります。令和3年度の
指定管理委託料としましては、1)にありますように1,548万8,000円になります。続きまして(2)指定管理に係る経費(公共予約システム分)の利用
料金についてです。表にあります長崎市公共施設案内・予約システムを利用して体育館と庭球
場を利用した方の利用
料金収入につきましては、他のスポーツ施設と同様に利用者が事前に届けた口座から口座振替により、一旦、長崎市へお支払いいただき、その後、長崎市から
指定管理者へ支払うこととなります。そのための予算としましては、表にあります59万2,000円を計上させていただいております。したがいまして補正額としましては1)の1,548万8,000円と、2)の59万2,000円を加えた1,608万円となります。次に、財源内訳につきましては、事業費1,608万円のうち、先ほどご説明いたしました指定管理施設特定収入としまして59万2,000円、残りの1,548万8,000円は一般財源でございます。
3ページをご覧ください。過去の実績につきましては過去3か年の恐竜広場に係る施設の利用者数及び使用料実績を記載しておりますので、ご参照ください。
続きまして、4ページをご覧ください。第7款商工費第1項商工費第4目観光費、長崎のも
ざき恐竜パーク運営費(軍艦島資料館)といたしまして113万9,000円を計上しております。1.概要でございます。長崎のも
ざき恐竜パークの構成施設のうち、軍艦島資料館の管理運営を行うためのものでございます。2の事業内容は記載のとおりでございます。
続きまして、5ページをご覧ください。指定管理に係る経費についての(1)
指定管理委託料についてでございますが、利用
料金の収入と支出経費の差額の
指定管理委託料は113万9,000円になります。財源内訳につきましては記載のとおりでございます。次に、5.過去の実績につきましても記載のとおりでございます。
6ページをご覧ください。第10款教育費第6項社会教育費第2目公民館費、長崎のも
ざき恐竜パーク運営費(
野母崎文化センター)、430万2,000円でございます。1.概要でございます。長崎のも
ざき恐竜パークの構成施設のうち、
野母崎文化センターの管理運営を行うためのものです。事業内容については記載のとおりでございます。
7ページをご覧ください。指定管理に係る経費についての(1)
指定管理委託料についてでございますが、利用
料金の収入と支出経費の差額の
指定管理委託料は430万2,000円になります。4.財源内訳、5.過去の実績については記載のとおりでございます。
続きまして、8ページをご覧ください。第10款教育費第6項社会教育費第10目
恐竜博物館費、長崎のも
ざき恐竜パーク運営費4,677万円でございます。1.概要でございます。長崎のも
ざき恐竜パークの構成施設のうち、
恐竜博物館の管理運営を行うものでございます。2の事業内容につきましては記載のとおりでございます。
続きまして、9ページをご覧ください。3.指定管理に係る経費についての(1)
指定管理委託料でございますが、
恐竜博物館の観覧料である利用
料金収入につきましては、軍艦島資料館などと異なり、利用
料金の収入と支出経費の差額を
指定管理委託料としておらず、観覧料である利用
料金収入は全て企画展示の運営経費に充当することとなるため、
恐竜博物館の管理運営費のうち、企画展示に係る運営経費を除いた経費が
指定管理委託料となりますので、支出の合計であります4,677万円が
指定管理委託料となります。4.財源内訳につきましては記載のとおりでございます。
続きまして、10ページをご覧ください。
恐竜パークの指定管理に係る
債務負担行為補正でございます。1.債務負担行為の目的ですが、
恐竜パークの管理について
指定管理者制度を導入するに当たり、令和3年7月1日から令和9年3月31日までの5年9か月間の指定期間のうち、令和4年度から令和8年度までの5年間の指定管理に係る経費について、4つの施設の債務負担行為の設定を行うものでございます。2.債務負担行為限度額の内訳の(1)限度額の年度内訳及び11ページにあります(2)限度額の積算内訳(年間運営経費)につきましては記載のとおりで、5年間の合計が5億9,022万5,000円でございます。
12ページをご覧ください。参考1としまして恐竜広場の詳細な内訳を記載しております。5年間の合計は1億7,480万5,000円でございます。
続きまして、13ページをご覧ください。参考2といたしまして軍艦島資料館の内訳を記載しております。5年間の合計は1,366万5,000円でございます。
14ページをご覧ください。参考3といたしまして
野母崎文化センターの内訳を記載しております。5年間の合計は5,162万円でございます。
15ページをご覧ください。参考4としまして
恐竜博物館の内訳を記載しております。5年間の合計は3億5,013万5,000円でございます。
最後に、16ページをご覧ください。3の財源内訳でございますが、財源は全て一般財源でございます。
私からの説明は以上でございます。
60
◯山口政嘉委員長 これより一括質疑に入ります。
61 ◯平 剛志委員 1点だけ。今回、1回目の公募がうまくいかずに、2回目の公募となったわけですけれども、運営の方法であったりとか、ヒアリングしていろいろ改善はされたと思うんですけれども、金額のほうも上げていると思うんですけれども、前回の金額から今回上げた差額があると思うんですけれども、どういう基準で上げたのか。例えば公募が不調になったときに、何か上げる基準とかがあるのかちょっとお尋ねしたいんですけれども。
62
◯馬見塚南総合事務所長 ご指摘のとおり、一度目の募集で応募がなかったという中で、事前の現地説明会のほうに来ていただいた事業者にアンケートというか、ヒアリングをさせていただいた経過がございます。そういった中でいろんな皆様からいろんなご意見をいただいたんですが、その中で考慮できると私どもが判断したのが、こういったコロナ禍の中でということで、新しい施設、そして市の中心から少し離れたところに送客するにはPRの費用が足らないと感じたというご意見が多かったところでございます。それを踏まえまして、市内の集客施設、例えばグラバー園であるとか、長崎ペンギン水族館であるとか、そういったところの広報の費用を調査させていただきまして、特にペンギン水族館が距離は違いますが中心から少し離れたというところで、そこに一定のPR経費を計上させていただいておりますので、その辺を再度考慮して、さらに野母崎という距離を考慮して、やはり各事業者のご指摘のPR経費が不足しているという考え方には合理性があるということで、その部分を評価させていただいて、その部分を若干、上乗せさせていただいたということです。業務そのものについては、見直しは基本的にありませんので、その他の部分については、従来の費用をベースに金額を検討させていただいたという経過でございます。
以上でございます。
63 ◯平 剛志委員 説明ありがとうございます。広報の部分で力を入れるための経費をちょっと上乗せしたということなので、この予算が議会を通った後は、あと4か月ぐらいしかないので、ぜひその辺は、業者にも言って私たちにも見える形で広報しているなという感じが伝わるように努力していただければと思います。
以上です。
64
◯山口政嘉委員長 ほかにありませんか。
理事者交代のため、暫時休憩いたします。
=休憩 午後1時48分=
=再開 午後1時50分=
65
◯山口政嘉委員長 委員会を再開いたします。
次に、第9款消防費第1項消防費の審査に入ります。
理事者の説明を求めます。
66 ◯北村消防局長 議案説明の前に、本日出席しております課長級以上の職員を紹介させていただきます。
〔職員紹介〕
67 ◯北村消防局長 それでは、第58号議案「令和3年度長崎市
一般会計補正予算(第6号)」における消防局所管分についてご説明いたします。
予算説明書の22ページ及び23ページをお開きください。第9款消防費第1項消防費第3目消防施設費におきまして、右側説明欄に記載の【単独】消防施設整備事業費、消防庁舎改修として補正額480万円を計上しております。これは新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して、職場内の感染拡大を防止し、消防体制を維持するため、新型コロナウイルス感染症等の患者搬送を行った救急隊員が、来庁者や他の職員と接触することなく除染等の処置が行えるシャワーブースつきの執務室を現在の庁舎内に整備しようとするものでございます。
詳細につきましては、提出しております
委員会資料に基づきまして、消防局総務課長からご説明させていただきます。
68 ◯松尾消防局総務課長 お手元の
総務委員会資料、第58号議案「令和3年度長崎市
一般会計補正予算(第6号)」に基づきまして、ご説明させていただきます。
資料の1ページをお開きください。1の概要につきましては、ただいまの消防局長説明のとおりでございます。2の事業内容についてですが、中央消防署及び北消防署の庁舎改修工事を行い、内容欄に記載のとおりシャワーブースや事務机、オゾン除菌装置などを備えた執務室を整備しようとするものでございます。次に、3の財源内訳でございますが、国庫支出金として地方創生臨時交付金を120万円、地方債として有利な起債である防災対策事業債を360万円充当することとしております。なお、事業費全額に臨時交付金を充当することもできますが、長崎市に配分される臨時交付金の額も限られておりますことから、より多くのコロナ対策事業が行えるよう、ほかに有利な財源を充当できる事業にあっては、併用することしたため、このような財源内訳となっております。
2ページをお開きください。4に消防局における新型コロナウイルス陽性患者の搬送人員をグラフでお示ししております。陽性患者の搬送人員は青色の棒グラフのとおり令和3年1月をピークに一旦減少したものの、令和3年4月から市内の感染拡大に伴い急増しており、赤色の折れ線グラフでお示ししておりますとおり令和3年5月10日時点で、累計333人を搬送しております。なお、5月14日時点でのデータによりますと、5月の搬送人員が98人、累計で363人の搬送人員と、さらに増加している状況でございます。5に今回整備するシャワーブースつき執務室の運用イメージを記載しております。救急隊が医療機関から消防署へ戻ってきた際には、まず車庫内でマスク等の感染装備品の廃棄や手指消毒などを行った後、現状におきましては青色の矢印で示しておりますとおり、共有スペースとなっている更衣室で、必要に応じ救急服の交換などを行い、執務室へ戻っております。一方、改修後におきましては、赤色の矢印で示しておりますとおり、他の職員と接触することなく、専用スペースとなっているシャワーブースつき執務室に入り、シャワーによる除染や救急服の交換、洗濯を行うことができるようになります。また、救急隊員が急遽、濃厚接触者となった場合や、発熱などの症状により抗原検査やPCR検査を行う必要性が生じた際には、その検査結果が判明するまでの間、隊員の一時的な隔離室としての使用も想定しております。
3ページをご覧ください。6に庁舎改修のイメージをお示ししております。(1)に改修前の写真を掲載しておりますが、左側の中央消防署においては仮眠室の一部を、右側の北消防署においては現在空室となっております旧公害測定室をそれぞれ改修し、(2)改修後のイメージ図にあるような執務室を整備する予定としております。下段にベッドとシャワーブースの写真を掲載しておりますので、ご参照ください。
4ページをお開きください。7に令和3年2月市議会
総務委員会で一度ご説明いたしました新型コロナウイルス陽性患者への対応状況として、搬送の様子及び感染防止装備を着装した救急隊員の写真を掲載しておりますので、ご参照ください。
説明は以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
69
◯山口政嘉委員長 これより質疑に入ります。
70 ◯内田隆英委員 改修そのものについては何もありませんけれども、3ページの中央消防署は35平米、北消防署は17平米ということで、下の改修後のイメージで、中央消防署だったらこれでいけるだろうと思うんですけれども、北消防署はベッド3台、シャワーブースとか、このスペースで、17平米でいけるのか。
71 ◯松尾消防局総務課長 先ほどの委員のご指摘のとおり、中央消防署に比べまして、北消防署のほうが約半分の面積となっているところでございます。その際には、今、(2)の改修後のイメージでベッドを並列で並べておりますけれども、一部二段ベッドを採用したりとか、そういった形で、このスペースに収まるような形で検討しておりますので、ご了承いただければと思います。
以上でございます。
72
◯山口政嘉委員長 ほかにありませんか。
理事者交代のため、暫時休憩いたします。
=休憩 午後1時57分=
=再開 午後1時58分=
73
◯山口政嘉委員長 委員会を再開いたします。
次に、歳入の審査に入ります。なお、歳入につきましては、各款ごとに審査したいと思います。
まず、第12款地方交付税について、理事者の説明を求めます。
74 ◯羽佐古財政課長 それでは、第12款地方交付税についてご説明いたします。
予算説明書は14ページから15ページの1段目をお願いいたします。第12款地方交付税第1項地方交付税第1目地方交付税の第1節地方交付税、説明欄1.普通交付税6,769万9,000円は、今回補正の所要一般財源として計上するものでございます。なお、普通交付税につきましては、年間の交付額を320億1,500万円と見込んでおりますが、今回補正予算計上額を含め、315億8,269万9,000円が計上済みとなりますので、今後の補正予算の財源としての留保額は4億3,230万1,000円となるものでございます。
説明は以上でございます。
75
◯山口政嘉委員長 これより質疑に入ります。
次に、第16款国庫支出金について、理事者の説明を求めます。
76 ◯羽佐古財政課長 それでは、続きまして、第16款国庫支出金についてご説明いたします。
予算説明書は14ページから15ページの2段目、併せまして、補正予算総括説明資料は9ページをお願いいたします。第16款国庫支出金4億9,013万2,000円につきましては、いずれも今回補正予算の特定財源でございます。第16款国庫支出金第2項国庫補助金第1目総務費国庫補助金第1節総務管理費補助金、説明欄1.新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金4,690万9,000円につきましては、令和2年度に示された長崎市への交付限度額81億8,589万2,000円のうち、令和2年度で執行見込みがない9億円につきまして、令和3年度で活用するために国の本省繰越という手続をしておりますので、その一部を充当するものでございます。充当する事業につきましては、総括説明資料9ページの上段、説明欄1.国民健康保険事業特別会計繰出金(事業勘定)から説明欄3.消防庁舎改修に係る消防施設整備事業費までとなっております。次に、第2目民生費国庫補助金第2節児童福祉費補助金、説明欄1.ひとり親家庭福祉費補助金3,485万6,000円につきましては、ひとり親家庭自立支援助成費に係るもの、また、説明欄2.子育て世帯生活支援特別給付金費補助金3億9,290万7,000円につきましては、子育て世帯生活支援特別給付金給付事業費(その他世帯分)の給付金及び事務費に係るものでございます。次に、第4節原爆被爆者対策費補助金、説明欄1.原爆被爆者保健福祉施設費補助金1,546万円につきましては、原爆被爆者養護ホームサービス継続等支援事業費に係るものでございます。
説明は以上でございます。
77
◯山口政嘉委員長 これより質疑に入ります。
次に、第17款県支出金について、理事者の説明を求めます。
78 ◯羽佐古財政課長 続きまして、第17款県支出金についてご説明いたします。
予算説明書は14ページから15ページの下段、併せまして、総括説明資料は9ページの中段をお願いいたします。第17款県支出金651万6,000円につきましては、いずれも今回補正予算の特定財源でございます。第17款県支出金第2項県補助金第2目民生費県補助金第3節生活保護費補助金、説明欄1.生活保護費補助金651万6,000円につきましては、保護施設等
新型コロナウイルス感染症対策費に係るものでございます。
説明は以上でございます。
79
◯山口政嘉委員長 これより質疑に入ります。
次に、第20款繰入金について、理事者の説明を求めます。
80 ◯羽佐古財政課長 続きまして、第20款繰入金についてご説明いたします。
予算説明書は16ページ、17ページの上段をお願いいたします。第20款繰入金第2項基金繰入金第1目財政調整基金繰入金第1節財政調整基金繰入金1,765万8,000円につきましては、今回補正の所要一般財源として繰り入れるものでございます。
説明は以上でございます。
81
◯山口政嘉委員長 これより質疑に入ります。
次に、第22款諸収入について、理事者の説明を求めます。
82 ◯羽佐古財政課長 次に、第22款諸収入についてご説明いたします。
予算説明書は16ページから17ページの中段、併せまして、総括説明資料は9ページの下から2段目をご覧ください。第22款諸収入550万6,000円につきましては、いずれも今回補正予算の特定財源でございます。第22款諸収入第5項雑入第3目雑入第8節指定管理施設特定収入59万2,000円につきましては、長崎のも
ざき恐竜パーク運営費(恐竜広場)に係るもの、また、第62節その他491万4,000円につきましては、新型コロナウイルス感染症病床確保推進費に係る長崎医療圏内の西海市、長与町及び時津町からの人口割合に応じた負担金でございます。
説明は以上でございます。
83
◯山口政嘉委員長 これより質疑に入ります。
次に、第23款市債について、理事者の説明を求めます。
84 ◯羽佐古財政課長 それでは、次に第23款市債についてご説明いたします。
予算説明書は16ページから17ページの下段、併せまして、総括説明資料9ページの下段をご覧ください。第23款市債360万円につきましては、今回補正予算の特定財源であり、事業費に起債メニューの充当率を掛けて計上しております。第23款市債第7目消防債第1節消防債、説明欄1.消防施設債360万円につきましては、消防庁舎改修に係る消防施設整備事業費に係るものでございます。
説明は以上でございます。
85
◯山口政嘉委員長 これより質疑に入ります。
理事者交代のため、暫時休憩いたします。
=休憩 午後2時6分=
=再開 午後2時7分=
86
◯山口政嘉委員長 委員会を再開いたします。
次に、第58号議案「令和3年度長崎市
一般会計補正予算(第6号)」のうち、本委員会へ付託された部分に対する総括質疑を行います。何かございませんか。
それでは、総括質疑を終結いたします。
次に、第58号議案「令和3年度長崎市
一般会計補正予算(第6号)」のうち、本委員会へ付託された部分に対する討論に入ります。何かご意見ございませんか。
討論を終結します。
これより採決いたします。
第58号議案「令和3年度長崎市
一般会計補正予算(第6号)」のうち、本委員会へ付託された部分について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
87
◯山口政嘉委員長 ご異議ないと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で本委員会の審査は全て終了いたしました。これをもちまして、
総務委員会を散会いたします。
本会議の再開時間は後ほど事務局からお知らせいたします。
=散会 午後2時7分=
長崎市議会委員会条例第28条第1項の規定により署名する。
総務委員長 山口 政嘉
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