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2021-03-09 長崎市:令和3年第1回定例会(3日目) 本文

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  1. 長崎市議会 2021-03-09
    2021-03-09 長崎市:令和3年第1回定例会(3日目) 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前10時0分= ◯議長(井上重久君) 出席議員半数以上であります。これより議事日程第3号により本日の会議を開きます。 日程1  第17号議案 令和3年度長崎市財産区特別会計  予算 から 日程13  第52号議案 包括外部監査契約の締結について まで、以上13件を一括議題といたします。  総務委員長審査報告を求めます。28番山口政嘉議員。      〔山口総務委員長登壇〕 2 ◯28番(総務委員長 山口政嘉君) ただいま議題となりました第17号議案外12件につきまして、総務委員会における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。  まず、第26号議案「長崎市犯罪被害者等支援条例」について申し上げます。  本条例は、本市における犯罪被害者等の支援に関し、基本理念等を定め並びに犯罪被害者等が必要とする施策を総合的かつ計画的に推進することにより、被害からの回復及び被害の軽減並びに犯罪被害者等を支える地域社会の形成を図ろうとするものです。  委員会におきましては、相談窓口の周知方法、被害者等に寄り添った施策をさらに充実させる考えについて質すなど、内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  次に、第28号議案「長崎市附属機関に関する条例の一部を改正する条例」について申し上げます。  今回の改正は、都市全体のデジタル化の推進に関する必要な事項を調査審議するため、長崎市DX推進委員会を設置したいのと、県が事業化の検討を進めている長崎南北幹線道路が平和公園内の複数のスポーツ施設の上空を通過することが想定されることなどから、平和公園の再整備に係る基本計画の策定に関する重要事項を調査審議するため、長崎市平和公園再整備基本計画検討委員会を設置しようとするものです。  委員会におきましては、長崎市DX推進委員会については、今後、都市全体のデジタル化が推進され、利便性が向上する一方で、高齢者などのデジタル弱者との格差がさらに広がることへの懸念に対する見解とデジタル弱者にも視点を置いた委員構成にする考えの有無、平和公園再整備基本計画検討委員会については長崎南北幹線道路検討状況と公園再整備の今後の方向性について質すなど、内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  次に、第29号議案「教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例」について申し上げます。  今回の改正は、市立の学校におけるプログラムの不正使用に関して、管理監督者としての責任により、教育長の給料を減額しようとするものです。
     委員会におきましては、これまでの経緯と責任の所在、教育委員会から各学校に対しプログラムの不正使用を防ぐための通知が複数回なされていたにもかかわらず、今回の事態に至ったことへの見解と再発防止のための仕組みづくりについて質すなど、内容検討の結果、学校からの報告の方法などを十分検討し、しっかり連携を取りながら信頼される教育委員会になるよう取り組んでほしい、システム管理については教育委員会だけではなく総務部とも協力しながら適正に行ってほしいとの要望を付した賛成意見が出され、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  次に、第41号議案「基本構想について」申し上げます。  本件は、本市行政の総合的かつ計画的な運営を図るため、第五次総合計画の基本構想を定めようとするものです。  委員会におきましては、基本構想において、多くの財源と時間を要する高い目標が設定されていることへの見解と、特に重点的に行う方針を選出する考えについて質すなど、内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  次に、第42号議案「辺地に係る公共的施設総合整備計画の変更について」申し上げます。  本件は、池島港浴場施設整備事業の追加及び池島炭鉱体験施設整備事業の事業費の増額に伴い、池島辺地に係る公共的施設総合整備計画を変更しようとするものです。  委員会におきましては、人口減少及び少子高齢化が著しい池島の今後の在り方の検討状況について質すなど、内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  次に、第48号議案「公の施設の指定管理者の指定について」申し上げます。  本件は、長崎市古賀地区市民センターの管理を行わせるため、指定管理者を指定しようとするものであります。  委員会におきましては、本施設の指定管理は非公募で前回と同じ団体に同じ人員体制で委託するにもかかわらず、委託料の算定額が大幅に増加している要因と、令和3年4月から変更される算定基準の概要について質すなど、内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  最後に、第17号議案「令和3年度長崎市財産区特別会計予算」、第27号議案「長崎市固定資産評価審査委員会条例及び職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例」、第31号議案「長崎市基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部を改正する条例」、第32号議案「長崎市手数料条例の一部を改正する条例」、第34号議案「長崎市公衆浴場条例の一部を改正する条例」、第43号議案「財産の取得について」及び第52号議案「包括外部監査契約の締結について」、以上7件につきましては、種々内容検討の結果、いずれも異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  以上で、総務委員会における審査報告を終わります。=(降壇)= 3 ◯議長(井上重久君) これより質疑、討論を行います。  質疑、討論を終結し、ただいま議題となっております、第17号議案、第26号議案から第29号議案まで、第31号議案、第32号議案、第34号議案、第41号議案から第43号議案まで、第48号議案及び第52号議案、以上13件について一括して採決いたします。  各案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 4 ◯議長(井上重久君) ご異議ないと認めます。  よって、第17号議案、第26号議案ないし第29号議案、第31号議案、第32号議案、第34号議案、第41号議案ないし第43号議案、第48号議案及び第52号議案は、原案のとおり可決されました。  次に 日程14  第7号議案 令和2年度長崎市診療所事業特別  会計補正予算(第1号) から 日程30  第56号議案 長崎市指定居宅サービス等の事業  の人員、設備及び運営に関する基準等を定める  条例等の一部を改正する条例 まで、以上17件を一括議題といたします。  教育厚生委員長審査報告を求めます。6番木森俊也議員。     〔木森教育厚生委員長登壇〕 5 ◯6番(教育厚生委員長 木森俊也君) ただいま議題となりました第7号議案ほか16件につきまして、教育厚生委員会における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。  まず、第33号議案「長崎市介護保険条例の一部を改正する条例」について申し上げます。  今回の改正は、新たな介護保険事業計画に基づく第1号被保険者に係る介護保険料の段階の判定に係る基準所得金額の見直し等を行おうとするものであります。  委員会におきましては、所得段階の要件設定に当たっての考え方、基準所得金額が見直されることにより負担増が生じる部分について、介護保険財政調整基金で補う考えの有無、新たな計画策定に当たって必要となる基金の残高についての考え方、中核市の中でも高い設定となっている介護保険料を引き下げるための方策について質すなど、内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  次に、第40号議案「長崎市子ども広場条例を廃止する条例」について申し上げます。  本条例は、利用状況等を総合的に勘案し、長崎市子ども広場を廃止しようとするものであります。  委員会におきましては、子ども広場が旧松山児童センターの代替施設として設置された経過があることから子ども広場が廃止されることに伴う児童センター機能の確保に関する考え方、代替措置として予定されているお遊び教室や保育園等の園庭解放などの開催状況や様々な代替措置に関する市民への周知方法について質すなど、内容検討の結果、代替措置を充実してほしい、小中学生の居場所づくりに取り組んでほしいとの要望を付した賛成意見が出され、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  次に、第51号議案「調停について」につきまして申し上げます。  本件は、長崎市に対し、違法に複製したプログラムにつき申立人が有する権利を侵害したとして、その侵害に対する損害賠償について請求するため、民事調停法第2条に基づき申し立てられた損害賠償等請求調停申立事件について合意しようとするものであります。  委員会におきましては、ライセンス期限切れの製品が使われていたことについての教育委員会の把握状況、教育委員会から各小中学校に対しライセンス期限が到来する製品の削除を依頼した際に作業完了に関する報告を求めなかった理由と同様の事案について今後報告を求めていく考え、教育委員会と学校現場との連携状況や現場の声を聞く仕組みづくりを行う考えについて質すなど、内容を検討した次第であります。  さらに、委員会におきましては、本事案に対しての最高責任者としての考えと今後の再発防止策についての説明を求めるため、教育長の出席を要請した次第であります。この点、教育長から、特定の学校ではなく、多くの学校で事案が発生しているということに関して教育委員会を含め組織全体の問題と考えている。1人1台のコンピュータの整備など学校における教育のICT化を進めているこの時期に情報モラルなどを適切に指導することを求められる学校現場で発生したことも非常に重く受け止めている。再発防止策としては情報モラルを徹底するとともに、ソフトウエアについては教育委員会で一括管理することは物理的に難しく、学校現場の柔軟性を損なうことにもつながりかねないため、校長権限でしっかり管理するよう進めたいと考えており、教育委員会も適宜関与しながら適正な管理に努めたいとの説明があっております。  委員会におきましては、さらに教育長に対し、教師への専門的な研修等を充実させる考えについて質すなど、種々内容検討の結果、今回の事案を反省し課題をそのままにせずきちんとそのそので解決してほしい、教育委員会と現場の学校とが連携し、二度とこのような事案が発生しない対策を取ってほしいとの要望を付した賛成意見が出され、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  最後に、第7号議案「令和2年度長崎市診療所事業特別会計補正予算(第1号)」、第8号議案「令和2年度長崎市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)」、第13号議案「令和3年度長崎市国民健康保険事業特別会計予算」、第18号議案「令和3年度長崎市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算」、第19号議案「令和3年度長崎市介護保険事業特別会計予算」、第21号議案「令和3年度長崎市診療所事業特別会計予算」、第22号議案「令和3年度長崎市後期高齢者医療事業特別会計予算」、第23号議案「令和3年度長崎市立病院機構病院事業債管理特別会計予算」、第30号議案「長崎市立学校職員の給与、勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例」、第36号議案「長崎市公衆浴場法施行条例の一部を改正する条例」、第44号議案「財産の取得について」、第46号議案「地方独立行政法人長崎市立病院機構第3期中期計画の変更の認可について」、第55号議案「長崎市指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例」及び第56号議案「長崎市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例」の以上14件につきましては、種々内容検討の結果、いずれも異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  以上で、教育厚生委員会における審査報告を終わります。=(降壇)= 6 ◯議長(井上重久君) これより質疑、討論を行います。14番大石史生議員。       〔大石史生君登壇〕 7 ◯14番(大石史生君) ただいま議題となりました第13号、第19号、第22号、第23号、第30号、第33号、第55号、第56号議案については、委員長報告に反対の立場から日本共産党を代表し意見を申し上げます。  まず、第13号議案「令和3年度長崎市国民健康保険事業特別会計予算」についてですが、一般会計から約3億円借り入れ、保険税を据え置いたという点、昨年は新型コロナウイルス感染症対策での減免対象拡大等が行われたことについては評価したいと思います。しかしながら、基金は今年度で2億3,000万円となり危機的状況です。令和4年度からは、不十分ではありますが、子育て世帯負担軽減策として就学前の子どもの均等割保険料の軽減が行われる予定です。しかしながら、国民健康保険加入者の8割は年収800万円以下世帯であり、協会けんぽ等よりも負担が大きいのは指摘してきたとおりです。県単位化となり、県が示す標準保険料率は長崎市より高いことや、国による保険者努力支援制度により赤字解消の競争が激化し、負担が増える不安が深刻さを増しています。これ以上負担を増やさないためにも、市としても一般会計からの繰り入れを復活させること、国に国庫負担割合を元に戻すよう要望を継続していくことがますます重要さを増しています。払える国保税へ抜本的対策を強く求める立場から認めることができません。  続いて、第19号議案「令和3年度長崎市介護保険事業特別会計予算」についてですが、今年は介護保険料の見直しの時期ですが、令和3年度からは3年間で約9億3,000万円を基金から繰り入れることで介護保険料が据え置かれたことは評価いたします。消費税の増税で低所得者層への保険料の軽減措置が続いているものの全体として重い負担になっているということは否定できません。本来の介護の目的という原点に立ち返った保険制度に改善、さらなるサービスの充実を求める立場から認めることはできません。また、介護報酬が低いことについても、深刻な人手不足や過酷な労働環境の改善と介護事業所が抱える賃金水準の底上げを抜本的に見直すよう、国への要望を強めるよう求めます。  次に、第22号議案「令和3年度長崎市後期高齢者医療事業特別会計予算」についてですが、後期高齢者医療保険の制度は、この創設時から年齢で区切ることで差別的な医療を持ち込むものだということで反対してきました。創設以来、保険料はほぼ据え置かれていますが、一昨年から続く減額特例の見直しにより、保険料負担が今年度は4,300万円増えるということになり、負担増となります。また、令和4年10月から3月を目途に、年収200万円以上の後期高齢者医療費負担を1割から2割に増やそうという方針も出ています。差別的な医療制度さながら、負担が膨らんでいくこの制度を認めることができません。  次に、第23号議案「令和3年度長崎市立病院機構病院事業債管理特別会計予算」についてですが、地域医療構想が出てきて、国による公立病院の統合や廃止の方針が示されています。この方針は現在のコロナ禍でも見直しは行われていません。こういう状況を見ても、地域医療の拠点病院として、市立病院は独立行政法人ではなく、直営にて運営するべきだという立場から認められません。  次に、第30号議案「長崎市立学校職員の給与、勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例」については、職員の給与に対し人事評価制度を導入し、勤勉手当の取扱いの見直しを行うものですが、人事評価の結果を手当てに反映させ、5段階評価でできた、できないとランクづけされる制度については、上司の顔ばかりうかがうことになり、全体の奉仕者としての地方公務員の仕事になじまないと考えます。よって、認めることができません。  続いて、第33号議案「長崎市介護保険条例の一部を改正する条例」についてですが、この条例の施行により、3年間の整備方針として事業所、施設の増設や整備等が行われます。待機者への一定の対策となり得るため評価するものです。しかしながら、所得段階を見直すことで、全体として8,600万円程度の負担減となっていますが、保険料負担が下がる方、また一方では増える方が混在しています。長崎県内で一番高い、ましては九州、ひいては中核市で2番目に高い介護保険料を抜本的に見直す立場から言えば、この条例を認めることはできません。  最後に、第55号議案「長崎市指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例」、また第56号議案「長崎市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例」については、国による改定に沿って行われた改正ですが、国による障害福祉の報酬改定は0.56%、そして介護報酬の改定は0.7%増となっていますが、事業者の人員配置の緩和や設備の基準を定めることで、費用負担が増し、国による改定額では足りないと言わざるを得ません。障害福祉居宅サービスで働く方々の処遇を抜本的に改善すること、施設の充実を求める立場から実質マイナス改定と言わざるを得ないこの条例改正を認めることができません。  以上、討論とします。=(降壇)= 8 ◯議長(井上重久君) 質疑、討論を終結し、採決に入ります。  まず、第13号議案「令和3年度長崎市国民健康保険事業特別会計予算」、第19号議案「令和3年度長崎市介護保険事業特別会計予算」、第22号議案「令和3年度長崎市後期高齢者医療事業特別会計予算」、第23号議案「令和3年度長崎市立病院機構病院事業債管理特別会計予算」、第30号議案「長崎市立学校職員の給与、勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例」、第33号議案「長崎市介護保険条例の一部を改正する条例」、第55号議案「長崎市指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例」及び第56号議案「長崎市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例」、以上8件について一括して採決いたします。  各案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔賛成者起立〕 9 ◯議長(井上重久君) 起立多数であります。  よって、第13号議案、第19号議案、第22号議案、第23号議案、第30号議案、第33号議案、第55号議案及び第56号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第7号議案、第8号議案、第18号議案、第21号議案、第36号議案、第40号議案、第44号議案、第46号議案及び第51号議案、以上9件について一括して採決いたします。  各案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 10 ◯議長(井上重久君) ご異議ないと認めます。  よって、第7号議案、第8号議案、第18号議案、第21号議案、第36号議案、第40号議案、第44号議案、第46号議案及び第51号議案は原案のとおり可決されました。  次に 日程31  第5号議案 令和2年度長崎市観光施設事業特  別会計補正予算(第3号) から 日程36  第47号議案 公の施設の指定管理者の指定につ  いて まで、以上6件を一括議題といたします。  環境経済委員長審査報告を求めます。18番相川和彦議員。     〔相川環境経済委員長登壇〕 11 ◯18番(環境経済委員長 相川和彦君) ただいま議題となりました第5号議案外5件につきまして、環境経済委員会における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。  まず、第5号議案「令和2年度長崎市観光施設事業特別会計補正予算(第3号)」について申し上げます。  今回の補正は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の影響により、グラバー園及び長崎ロープウェイの利用料金が減少し、固定納付金が皆減するため、一般会計繰出金等を減額し、会計の収支均衡を図ろうとするものであります。  委員会におきましては、ロープウェイ長崎稲佐山スロープカーの利用傾向を把握し、連携して利用者を伸ばす施策の検討状況について質すなど、内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  次に、第12号議案「令和3年度長崎市観光施設事業特別会計予算」について申し上げます。  委員会におきましては、グラバー園について、今後の施設整備の見通し、園内の長崎伝統芸能館の活用の在り方、ロープウェイについては、老朽化した鉄塔の今後の設備改修の考え方について質すなど、内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  最後に、第15号議案「令和3年度長崎市中央卸売市場事業特別会計予算」、第35号議案「長崎市漁港管理条例の一部を改正する条例」、第45号議案「土地の取得について」及び第47号議案「公の施設の指定管理者の指定について」の以上4件につきましては、種々内容検討の結果、いずれも異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  以上で、環境経済委員会における審査報告を終わります。=(降壇)= 12 ◯議長(井上重久君) これより質疑、討論を行います。  質疑、討論を終結し、ただいま議題となっております第5号議案、第12号議案、第15号議案、第35号議案、第45号議案及び第47号議案、以上6件について一括して採決いたします。  各案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 13 ◯議長(井上重久君) ご異議ないと認めます。  よって、第5号議案、第12号議案、第15号議案、第35号議案、第45号議案及び第47号議案は、原案のとおり可決されました。  次に 日程37  第6号議案 令和2年度長崎市土地取得特別会  計補正予算(第1号) から 日程48  第49号議案 市道路線の認定について まで、以上12件を一括議題といたします。  建設水道委員長の審査報告を求めます。35番永尾春文議員。
        〔永尾建設水道委員長登壇〕 14 ◯35番(建設水道委員長 永尾春文君) ただいま議題となりました第6号議案外11件につきまして、建設水道委員会における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。  まず、第6号議案「令和2年度長崎市土地取得特別会計補正予算(第1号)」について申し上げます。  今回の補正は、地権者との用地交渉に不測の日数を要し、用地取得が年度内に完了しない見込みであるため、用地取得に係る繰越明許費を計上しようとするものであります。  委員会におきましては、新市庁舎の完成を来年に迎える中、新市庁舎の地下駐車場の出入口部分となる諏訪町、桜町1号線の用地取得の見通し、繰越事業の進捗状況と支障となっている要因、用地交渉の戦略的な手法の検討状況、代替地の情報収集などに不動産業者など民間事業者のノウハウを活用する考えの有無、用地取得担当と工事担当の連携の在り方について質すなど、内容を検討した次第であります。  以上、審査経過の概要を申し上げましたが、その結果、用地交渉を進めなければ長崎のまちづくりができず、それが人口減少につながっていくという大きな問題意識や、工事担当職員が主体的に用地交渉に関わって成立させるくらいの意識改革をして、新年度の用地交渉に取り組んでほしいとの要望を付した賛成意見が出され、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  次に、第16号議案「令和3年度長崎市駐車場事業特別会計予算」について申し上げます。  委員会におきましては、内容検討の結果、一部委員から、駐車場事業については、市が直接運営すべきと考える立場から認められないことを主な論拠とする反対意見が出されましたので、採決の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定した次第であります。  次に、第24号議案「令和3年度長崎市水道事業会計予算」について申し上げます。  委員会におきましては、老朽化した配水管の整備方針、技術職員のスキルアップや資格取得のための人材育成の取組、収入増対策の取組状況や財源確保の考え方について質すなど、内容検討の結果、一部委員から、水道施設統合整備事業については一極集中のデメリットから認められないことを主な論拠とする反対意見が出されましたので、採決の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定した次第であります。  次に、第25号議案「令和3年度長崎市下水道事業会計予算」について申し上げます。  委員会におきましては、一定の累積資金残高を確保していることから、下水道使用料を値下げする考えの有無、長崎半島及び琴海クリーンセンターのし尿処理について、将来的に公共下水道に受け入れる考えの有無について質すなど、内容検討の結果、一部委員から、下水道使用料については施設の維持管理費程度とするのが妥当と考えること、また、下水道受益者負担金は都市計画税との二重課税であると考えることから認められないことを主な論拠とする反対意見が出されましたので、採決の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定した次第であります。  次に、第39号議案「長崎市営住宅条例の一部を改正する条例」について申し上げます。  今回の改正は、新規就労者及び移住者の居住の安定を図るため、公営住宅の入居者の資格等の見直しなどをしようとするものです。  委員会におきましては、政策空き家住宅などの空き住戸に新規就労者や移住者が入居できるよう要件を緩和することについての市民への周知方法、政策空き家住宅に一定の費用をかけて改修し、活用することの妥当性について質すなど、内容を検討した次第であります。  以上、審査経過の概要を申し上げましたが、その結果、政策空き家住宅を改修して一時的に活用することについては、今後、建て替えをしないと誤解を与えないよう、地域の住民に十分に説明をしてほしいとの要望を付した賛成意見が出され、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  最後に、第9号議案「令和2年度長崎市水道事業会計補正予算(第3号)」、第10号議案「令和2年度長崎市下水道事業会計補正予算(第2号)」、第14号議案「令和3年度長崎市土地取得特別会計予算」、第20号議案「令和3年度長崎市生活排水事業特別会計予算」、第37号議案「長崎市道路占用料条例の一部を改正する条例」、第38号議案「長崎市都市公園条例の一部を改正する条例」及び第49号議案「市道路線の認定について」の以上7件につきましては、種々内容検討の結果、いずれも異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  以上で、建設水道委員会における審査報告を終わります。=(降壇)= 15 ◯議長(井上重久君) これより質疑、討論を行います。15番内田隆英議員。       〔内田隆英君登壇〕 16 ◯15番(内田隆英君) ただいま議題となりました第16号議案、第24号議案、第25号議案について、委員長報告に反対の立場から日本共産党を代表して意見を申し上げます。  まず、第16号議案「令和3年度長崎市駐車場事業特別会計予算」についてですが、市営駐車場指定管理者制度で管理運営することについては、市有施設は直営で運営すべきであり、指定管理者制度によって民間が手にする利益の分、従業員の処遇悪化につながることなどを理由に反対してまいります。その立場から認めることはできません。  次に、第24号議案「令和3年度長崎市水道事業会計予算」について、水道事業における水道施設統合整備事業は水源の一極集中につながります。大きな事故が発生したとき即座に対応できるよう、中小水源の活用に転換するよう求めます。この間、水道料金を引き上げず努力してきたことは評価しますが、市民の暮らしを圧迫していることには変わりありません。水道料金の引下げを求める立場から認めることはできません。  最後に、第25号議案「令和3年度長崎市下水道事業会計予算」についてですが、累積資金残高は今後5年間で113億円に達する見込みです。下水道使用料は一般的に、水道施設の維持管理費程度にするべきだとの立場から認めることはできません。  以上、討論といたします。=(降壇)= 17 ◯議長(井上重久君) 質疑、討論を終結し、採決に入ります。  まず、第16号議案「令和3年度長崎市駐車場事業特別会計予算」、第24号議案「令和3年度長崎市水道事業会計予算」及び第25号議案「令和3年度長崎市下水道事業会計予算」、以上3件について一括して採決いたします。  各案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔賛成者起立〕 18 ◯議長(井上重久君) 起立多数であります。  よって、第16号議案、第24号議案及び第25号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第6号議案、第9号議案、第10号議案、第14号議案、第20号議案、第37号議案から第39号議案まで及び第49号議案、以上9件について一括して採決いたします。  各案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 19 ◯議長(井上重久君) ご異議ないと認めます。  よって、第6号議案、第9号議案、第10号議案、第14号議案、第20号議案、第37号議案ないし第39号議案及び第49号議案は、原案のとおり可決されました。  次に 日程49  第4号議案 令和2年度長崎市一般会計補正予  算(第19号) 及び 日程50  第53号議案 令和2年度長崎市一般会計補正予  算(第20号) 以上2件を一括議題といたします。  まず、総務委員長審査報告を求めます。28番山口政嘉議員。      〔山口総務委員長登壇〕 20 ◯28番(総務委員長 山口政嘉君) ただいま議題となりました第4号議案外1件につきまして、総務委員会所管部分における審査の経過並びに結果について、以下、特に質疑・意見が集中した点をご報告申し上げます。  初めに、第4号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第19号)」について申し上げます。  まず、歳出についてであります。  総務費において、プロモーション用広報ツールの制作及びツールを活用した情報発信を行うための広報戦略推進費などに係る繰越明許費が計上されております。委員会におきましては、今回繰り越す事業の完了時期の見込みと次年度の事業スケジュールに与える影響について質すなど、内容を検討した次第であります。  次に、歳入につきましては、内容を検討した次第であります。  以上、審査経過の概要を申し上げましたが、その結果、一部委員から、新幹線建設事業は中止、凍結の立場であるため、建設水道委員会で審査された長崎駅周辺地区の土地区画整理事業費に係る歳入部分は認められないことを主な論拠とする反対意見が出されましたので、採決の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定した次第であります。  次に、第53号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第20号)」について申し上げます。  委員会におきましては、内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  以上で、総務委員会における審査報告を終わります。=(降壇)= 21 ◯議長(井上重久君) 次に、教育厚生委員長審査報告を求めます。6番木森俊也議員。     〔木森教育厚生委員長登壇〕 22 ◯6番(教育厚生委員長 木森俊也君) ただいま議題となっております第4号議案外1件につきまして、教育厚生委員会所管部分における審査の経過並びに結果について、以下、特に質疑・意見が集中した点をご報告申し上げます。  初めに、第4号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第19号)」について申し上げます。  教育費において、成人式開催費に係る繰越明許費が計上されております。委員会におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により延期していた成人式を5月1日に長崎港松が枝国際ターミナルで開催することについて、新成人や関係業界に対する周知方法と開催場所の変更による予算への影響について質すなど、内容を検討した次第であります。  以上、審査経過の概要を申し上げましたが、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  次に、第53号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第20号)」について申し上げます。  委員会におきましては、種々内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  以上で、教育厚生委員会における審査報告を終わります。=(降壇)= 23 ◯議長(井上重久君) 次に、環境経済委員長審査報告を求めます。18番相川和彦議員。     〔相川環境経済委員長登壇〕 24 ◯18番(環境経済委員長 相川和彦君) ただいま議題となっております第4号議案外1件につきまして、環境経済委員会所管部分における審査の経過並びに結果について、以下、特に質疑・意見が集中した点をご報告申し上げます。  初めに、第4号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第19号)」について申し上げます。  まず、総務費において、端島炭坑で実施していた瓦礫飛散防止工事が台風第9号の影響により完成直前で被災し、当該工事の続行が困難となったことから工法等を見直し、再度、災害軽減対策工事を行うための世界遺産保存整備事業費が計上されております。委員会におきましては、保存工事を行う前に施設の崩落が進んだ場合の対応方針について質すなど、内容を検討した次第であります。  次に、農林水産業費において、漁港建設費などに係る繰越明許費が計上されております。委員会におきましては、水産農林部から総合事務所に移管している漁港施設の維持管理や小規模改良業務について、その業務分担の妥当性と見直しを行う考えの有無、予算を繰り越すこととなった詳細な理由や妥当性について質すなど、内容を検討した次第であります。  以上、審査経過の概要を申し上げましたが、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  次に、第53号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第20号)」について申し上げます。  委員会におきましては、内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  以上で、環境経済委員会における審査報告を終わります。=(降壇)= 25 ◯議長(井上重久君) 次に、建設水道委員長の審査報告を求めます。35番永尾春文議員。     〔永尾建設水道委員長登壇〕 26 ◯35番(建設水道委員長 永尾春文君) ただいま議題となっております第4号議案外1件につきまして、建設水道委員会所管部分における審査の経過並びに結果について、以下、特に質疑・意見が集中した点をご報告申し上げます。  初めに、第4号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第19号)」について申し上げます。  まず、土木費において、国庫補助の内示減などに伴う道路新設改良事業費の減額補正が計上されております。委員会におきましては、進捗が遅いことから、地権者との交渉が迅速に進む体制や手法の検討状況、地域の活性化を図るため、中川鳴滝3号線のうち国道側である1工区を優先して完成させる考えの有無について質すなど、内容を検討した次第であります。  次に、同じく土木費において、生活道路の環境改善を図るための道路橋りょう維持費及び新市庁舎周辺道路の電線類地中化を図るための道路新設改良事業費に係る繰越明許費が計上されております。委員会におきましては、生活道路環境改善に係る自治会要望の実施率が総合事務所ごとに大きく差がある理由と実施率を上げるための取組、道路橋りょう新設改良費について、新市庁舎周辺道路の全体計画や完成時期の見通し、事前に埋設状況を把握していながら、電線管理者等との協議に不測の日数を要し、繰越しとなった詳細な理由について質すなど、内容を検討した次第であります。  次に、同じく土木費において、長崎県が指定する浦上川の洪水浸水想定区域を基に、浦上川と支川が一体となった洪水ハザードマップを作成するための河川総務費が計上されております。委員会におきましては、地域住民が不安になることがないよう地域の実態に即したハザードマップを作成する考えの有無、地域の自治会防災マップへ反映させる考えの有無や、周辺住民、自治会へ周知する方法について質すなど、内容を検討した次第であります。  次に、同じく土木費において、国の3次補正に伴い、県が施行する急傾斜地崩壊対策事業に係る県施行事業費負担金が計上されております。委員会におきましては、進捗管理に係る県との協議状況、事業を迅速に行うため専門性を有する人材育成への取組について質すなど、内容を検討した次第であります。  次に、同じく土木費において、国庫補助の内示減などに伴う都市計画街路整備事業費の減額補正が計上されております。委員会におきましては、国からの内示減と3次補正による増額分を市の各事業に振り分ける際の考え方、銅座町松が枝町線において、コロナ禍の中、商店街を明るくするため銅座川プロムナードを早急に完成させる考えの有無について質すなど、内容を検討した次第であります。  次に、災害復旧費において、公共土木施設災害復旧費に係る繰越明許費が計上されております。委員会におきましては、特に急ぐ災害復旧工事において入札不調となっていることから、現場の実情に即した予定価格の積算や落札制限の緩和を行う考えの有無、地域の業者と協力体制を取り、災害の初期対応を行う仕組みの検討状況について質すなど、内容を検討した次第であります。  以上、審査経過の概要を申し上げましたが、一部委員から、長崎駅周辺地区の土地区画整理事業に係る繰越明許費については、新幹線建設に反対の立場から認められないことを主な論拠とする反対意見が出されたのであります。一方、道路新設に係る事業は、都市の機能を向上させ、生活しやすいまちにつながることから、安易に繰り越すのではなく、計画期間内に事業を完成させるよう取り組んでしてほしいとの要望を付した賛成意見が出され、採決の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定した次第であります。  次に、第53号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第20号)」について申し上げます。  委員会におきましては、種々内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  以上で、建設水道委員会における審査報告を終わります。=(降壇)= 27 ◯議長(井上重久君) これより質疑、討論を行います。16番中西敦信議員。       〔中西敦信君登壇〕 28 ◯16番(中西敦信君) ただいま議題となっております第4号議案につきまして、委員長報告に反対の立場から日本共産党を代表して意見を申し上げます。  第4号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第19号)」は、宿泊型自立訓練事業所の整備に係る補助や、土木事業において国の第3次補正に伴う予算増額など、評価できる事業も含まれています。一方で、新幹線整備推進事業費、九州新幹線西九州ルート建設事業費負担金の繰越明許費1億9,658万5,000円が計上されております。長崎新幹線の総事業費は約6,200億円、進捗率は今月末で84%となっております。来年秋の開業が迫る中においても、博多まで行くのに乗換えでは不便になる、廃止されることになる在来線特急かもめをそのまま利用したいなどの声が上がっています。未開発の技術であったフリーゲージトレインを前提とすることそのものに対して見切り発車は許されないと、当初より疑問、反対の声は強く出されていた事業であり、長崎新幹線の再検討を求める立場から認めることはできません。  以上、討論といたします。=(降壇)= 29 ◯議長(井上重久君) 質疑、討論を終結し、採決に入ります。  まず、第4号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第19号)」について採決いたします。  本案に対する各委員長の報告は、いずれも原案可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔賛成者起立〕 30 ◯議長(井上重久君) 起立多数であります。  よって、第4号議案は原案のとおり可決されました。
     次に、第53号議案について採決いたします。  本案に対する各委員長の報告は、いずれも原案可決であります。委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 31 ◯議長(井上重久君) ご異議ないと認めます。  よって、第53号議案は原案のとおり可決されました。  次に 日程51  第11号議案 令和3年度長崎市一般会計予算 を議題といたします。  まず、総務委員長審査報告を求めます。28番山口政嘉議員。      〔山口総務委員長登壇〕 32 ◯28番(総務委員長 山口政嘉君) ただいま議題となりました第11号議案「令和3年度長崎市一般会計予算」のうち、総務委員会所管部分における審査の経過並びに結果について、以下、特に質疑・意見が集中した点をご報告申し上げます。  まず、歳出についてであります。  各款にわたる給与費においては、市長の給与や議員の報酬に係る特別職報酬等審議会での審議状況、若手職員が中途退職する事例が増えていることに鑑み、採用試験の在り方を検討する考えについて質すなど、内容を検討した次第であります。  次に、総務費において、総合事務所ごとに地域の活性化や一体感の醸成につながる事業に取り組むための地域活性化事業費が計上されております。委員会におきましては、地域の活性化のために4つの総合事務所それぞれに年500万円の予算が計上されているが、本予算はこれまで議会においても議論を重ねた上で始まった経緯があることから、事業成果の検証状況と今後の方針、スポーツ団体との協働事業を地域活性化事業の対象とすることの妥当性について質すなど、内容を検討した次第であります。  そのほか、総務費においては、広報戦略推進費について、これまでの市の広報に関する検証状況とウェブサイトなどのプロモーション用広報ツールを活用した情報発信の対象を市民としている理由、広報戦略のコンセプトワードである長崎MIRAISMについて、これまで推進してきた長崎LOVERSとの違いとそれぞれの活用方針、公用車として電気自動車を購入する次世代自動車購入費について、今回購入予定の6台の予算額に違いがある理由と新市庁舎への充電スポットの整備方針、旧桜ヶ丘幼稚園などの未利用資産の解体などを行う市有財産解体費について、建物解体後の活用方針と地域からの理解を得ながら活用策を決定するための取組状況、新文化施設整備推進費について、今後、基本計画を策定していく中で、議会からの意見を取り入れる考え、国においてデジタル化が推進されている中で、デジタル化に向けた本市の基本方針と事業に係る財源の考え方について質すなど、内容を検討した次第であります。  次に、歳入につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により大幅な税収減が想定されていることから、今後、自主財源の確保に向けて全庁を挙げて取り組む考えについて質すなど、内容を検討した次第であります。  以上、審査経過の概要を申し上げましたが、その結果、一部委員から、マイナンバー制度及び同和対策に係る費用については認められないこと、新幹線西九州ルートや出島メッセ長崎の予算に係る歳入部分については認められないことなどを主な論拠とする反対意見が出されたのであります。一方、コロナ禍において市民への周知は非常に重要であることから、情報発信の成果を検証しながら、市民の隅々にまで行き届く広報を推進してほしい、あわせて、市外の方へのより高いレベルの情報発信にも努めてほしい、令和3年4月1日から市民の法律相談において電話による事前予約制が導入されることは一定評価するものの、他の専門相談についても導入を検討するとともに、オンラインによる相談体制についても検討してほしい、ワーケーション受入れによる関係人口の創出、拡大などを図るながさきウェルカム推進費については、全市内に1日も早く高速インターネットを整備できるよう部局間で連携しながら取り組むとともに、周辺地域の公共施設などをワーケーションの拠点として整備し、働くの創出を目指して事業を推進してほしい、新市庁舎建設事業において、現市庁舎別館跡地に整備予定の都市公園について、長崎くんちでの活用など先を見据えた計画となるよう取り組んでほしい、「ながさきで婚活」応援事業費については、婚活に加えて妊娠、出産、子育てに至るまで、切れ目のない、より成果が得られる施策となるよう全庁を挙げて取り組んでほしい、新文化施設の基本計画策定費については、市の厳しい財政状況に鑑み、市民の理解が得られるような基本計画の策定に努めてほしい、自治会等による防犯カメラの設置費用に対する補助金については、自治会同士の境界に設置する場合に生じる課題に適切に対応してほしい、スポーツを活用した地域活性化事業は、特定の団体だけではなく幅広いスポーツ団体が対象となるよう検討してほしい、令和3年1月に設立された長崎市消費者安全確保地域協議会については、高齢者の特殊詐欺等のトラブルをなくすため、構成機関と密な連携を取りながら運営を行ってほしい、委員会において説明が分かりづらいことや資料の記載に不足があったことから、今後は分かりやすく正確な説明と資料作成に努めてほしい、長崎市は自主財源が乏しく、令和3年度は臨時財政対策債に頼った赤字予算となっていることから、今後の施策を検討するに当たっては、市民生活に密着した事業や市の活性化の下支えとなるような施策を優先して実行してほしい、人口減少対策については、庁内の横の連携を取りながら取り組んでほしいとの要望を付した賛成意見が出されましたので、採決の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定した次第であります。  以上で、総務委員会における審査報告を終わります。=(降壇)= 33 ◯議長(井上重久君) 次に、教育厚生委員長審査報告を求めます。6番木森俊也議員。     〔木森教育厚生委員長登壇〕 34 ◯6番(教育厚生委員長 木森俊也君) ただいま議題となっております第11号議案「令和3年度長崎市一般会計予算」のうち、教育厚生委員会所管部分における審査の経過並びに結果について、以下、特に質疑・意見が集中した点をご報告申し上げます。  まず、総務費において、県外の人々に原爆の悲惨さ、平和の尊さを伝えるため、被爆の実相や次世代への継承の取組、核兵器廃絶に向けた市民社会の動きなどを紹介するパネル展示等を行う県外原爆・平和展開催費が計上されております。委員会におきましては、令和3年度で未開催県がなくなることから事業継続についての方針や、今後広島市との連携した取組が計画されていることから広島市との協議状況、他都市に対する平和教育のための被爆資料の貸出実績や平和に対する意識が高い自治体を通じてPRを行う考えについて質すなど、内容を検討した次第であります。  そのほか、総務費においては、核兵器禁止条約発効に関する原爆資料館での展示の計画、東京オリンピック・パラリンピックに合わせて東京都内等で開催するヒロシマ・ナガサキ原爆・平和展についての周知方法や展示内容、オリンピック等が開催されない場合における対応の検討状況、被爆建造物等の情報発信にVR技術等を活用していく考えや被爆建造物等に限らず、戦争遺構を保存の対象としていく考えの有無について質すなど、内容を検討した次第であります。  次に、民生費において、児童虐待の発生防止、早期発見を図るため、児童虐待対応等における相談、支援、関係機関との連携等を行うための児童虐待防止対策費が計上されております。委員会におきましては、児童虐待防止対策を推進する上での個人情報の取扱い、虐待防止に関する広報啓発を子育て世代だけでなく、自治会や広い世代を対象に実施する考えについて質すなど、内容を検討した次第であります。  次に、同じく民生費において、あぐりの丘に子どもが遊びながら成長できる全天候型子ども遊戯施設を整備するための児童福祉等施設整備事業費が計上されております。委員会におきましては、子どもたちの安全に配慮した室内レイアウト等の検討状況、ユニバーサルデザイン遊具の選定経過、障害者等の利用を想定した施設内外のトイレの整備計画、施設の管理運営方法の検討状況、既存施設の解体工事に係る市民活動団体や店舗への影響について質すなど、内容を検討した次第であります。  そのほか、民生費においては、自らの障害や疾病の経験を生かしながら障害者のための支援を行うピアサポーターの養成計画、障害福祉センターの診療待ちの期間を短縮するための方策や医師確保に当たっての課題、子どもの貧困対策推進計画策定に当たって、支援の対象とする子どもや保護者の基準についての考え方や庁内での連携状況、放課後子ども教室の設置状況と今後の取組方針、生活保護受給者就労支援事業の実績とコロナ禍における就職のあっせん状況について質すなど、内容を検討した次第であります。  次に、衛生費においては、産前産後支援を含め子どもに関する相談対応の一元化と支援の在り方、学校においてフッ化物洗口を実施する妥当性、まちねこの不妊化のための活動を行う団体の費用負担の状況、動物管理センターの移転場所を旧クリーンセンターとした理由について質すなど、内容を検討した次第であります。  次に、教育費において、長崎半島から発見されている多種多様な化石を有効に活用して、調査研究、展示、教育活動等に資する恐竜博物館を建設するための恐竜博物館整備事業費及び化石の発掘場所として民有地を取得するための恐竜化石発掘用地取得費などが計上されております。委員会におきましては、開館に向けた施設のPR計画、博物館までの道中に設置する恐竜のオブジェについて魅力的な演出を行う考え、用地取得に関する地権者との協議状況や予定単価の根拠、用地取得後の管理方法や発掘体験の場所として活用していく考えについて質すなど、内容を検討した次第であります。  そのほか、教育費においては、学校、保護者、地域住民が協働し、地域や学校の実態に応じた学校づくりを行う学校運営協議会の取組を市内全域へ広げていく考えの有無、校舎等の改築を行う小学校についての年次的な整備スケジュール、教師の学習指導に必要な指導書の購入冊数の考え方、学校給食センターの整備計画について、リスク分散のため規模を縮小し整備する考えの有無について質すなど、内容を検討した次第であります。  以上、審査経過の概要を申し上げましたが、その結果、県外原爆・平和展については、展示内容は次世代への継承を考えたものとし、今後県庁所在地の大学を中心とした開催をお願いしたい、多機関型地域包括支援センターについては、増設を検討してほしい、廃止される高砂園については、入所者としっかりと話し合い、福祉や住宅などの様々な視点を組み合わせた対応を行うとともに跡地の活用についても地元の意見を取り入れてほしい、平和町に新設予定の子育て支援センターの実施設計については、他の利活用も考えた構造としてほしい、全天候型子ども遊戯施設については、全ての子どもを対象にしたユニバーサルデザインを目指すとともに、車椅子利用者等の駐車場から施設への動線などについての配慮を行ってほしい、あぐりの丘全体の課題解決及び魅力ある施設づくりに部局横断的に取り組むとともに、園内の移動においては、自動運転などの新技術に対応できる整備についても検討してほしい、旧クリーンセンターへ移転する動物管理センターについては、動物愛護の精神にのっとって市民や獣医師会、ボランティア団体からの意見などを基に候補地を選び、将来的に移転することをお願いしたい、学校の民間プール等の活用については、モデル事業を通じて、あらゆる観点から課題を検証してほしい、長崎みなとメディカルセンター前に設置する恐竜オブジェについては、観光客が恐竜博物館に行ってみたいと思えるようなものを設置してほしい、子ども会等育成推進費については、今後に向けてその在り方を検討してほしい、市立図書館については、休館日である火曜日が祝日となる場合の開館について検討してほしいとの要望を付した賛成意見が出され、採決の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定した次第であります。  以上で、教育厚生委員会における審査報告を終わります。=(降壇)= 35 ◯議長(井上重久君) 次に、環境経済委員長審査報告を求めます。18番相川和彦議員。     〔相川環境経済委員長登壇〕 36 ◯18番(環境経済委員長 相川和彦君) ただいま議題となっております第11号議案「令和3年度長崎市一般会計予算」のうち、環境経済委員会所管部分における審査の経過並びに結果について、以下、特に質疑・意見が集中した点をご報告申し上げます。  まず、重点プロジェクトにつきましては、新産業の種を育てるプロジェクトについて、生産者を支援するプロジェクトを行う考えの有無、プロジェクトの具体的な推進体制について質した次第であります。  次に、各款の審査につきましては、まず、総務費において、長崎ペンギン水族館が令和3年度に開館20周年を迎えることから記念イベント及び将来的なリニューアルに向けた検討等を行うための長崎ペンギン水族館運営費が計上されております。委員会におきましては、リニューアルに向けて先進地の視察を行うなど様々な視点で検討する考えの有無、来館者数を増やすため、より効果的なPRを検討する考えの有無について質すなど、内容を検討した次第であります。  そのほか、総務費においては、重要文化的景観の構成要素である外海の石積み建物の復旧に係る所有者の負担割合の根拠について質すなど、内容を検討した次第であります。  次に、衛生費において、再生可能エネルギーを常時活用するため、東公園に急速充電設備を整備し、電気自動車による避難所への電力供給も可能とする環境対策施設整備事業費が計上されております。委員会におきましては、急速充電設備がない空白地域等の公共施設への整備を検討していることから、具体的な方針について質すなど、内容を検討した次第であります。  そのほか、衛生費においては、市民の環境活動の拠点であるサステナプラザながさきを分かりやすい場所へ移転する考えの有無や周知方法について質すなど、内容を検討した次第であります。  次に、農林水産業費において、いつでも新鮮な旬の魚が味わえる長崎の強みを生かすため、長崎の魚の食べ方をイメージできるよう、さしみシティを新たなキャッチコピーとしてPRなどを行うとともに民間への補助制度などを創設し、民間が主体となって誘客に取り組む持続可能な仕組みづくりにつなげるためのさしみシティ推進事業費が計上されております。委員会におきましては、本事業のPRを市外に向けてではなく、主に市内に対して行うことの妥当性について質したのであります。この点、理事者から、まずは受入れ側である市民の機運を醸成して基盤強化を図りたい、そして、DMOと連携しながら市外に向けたPRを行っていきたいとの答弁があっております。そのほか、委員会におきましては、キャッチコピーの選定方法、料理や盛付け等に関する講習会を店舗向けに開催することの妥当性、魚食普及の取組として効果が出ていた魚の美味しいまち長崎の今後の活用方針、今後の事業展開と具体的な数値目標を立てる考えの有無、既に令和2年度から本事業に取り組んでいたにもかかわらず、議会に対して事前に説明を行わなかった理由について質すなど、内容を検討した次第であります。  次に、同じく農林水産業費において、有害鳥獣による農業及び生活環境への被害防止策等を行うための有害鳥獣対策費が計上されております。委員会におきましては、有害鳥獣対策相談等委託業務に係る委託料の積算根拠、有害鳥獣対策の3つの柱である防護、すみ分け、捕獲の中で特に捕獲に注力する考えの有無について質すなど、内容を検討した次第であります。  そのほか、農林水産業費においては、今年度末に水産センター高島事業所を廃止することによって種苗が不足する可能性の有無や、同センターへ民間事業者が参入する場合に地元雇用を促進する考えの有無、施設の老朽化が進んでいる飛島磯釣り公園の今後の在り方に関する検討状況について質すなど、内容を検討した次第であります。  次に、商工費において、長崎市出身の漫画家の人気漫画弱虫ペダルとコラボし、デザインマンホールを使った周遊コースの設定など、長崎市の新たな魅力的なコンテンツの造成を図り、観光客の誘客及び周遊の促進を図るためのアニメツーリズム推進費が計上されております。委員会におきましては、サイクルツーリズムに取り組む県内他都市と連携する考えや、令和4年度以降の展開、企画展やコラボ記念ライド事業への来場者数の見込みについて質すなど、内容を検討した次第であります。  そのほか、商工費においては、新産業・起業チャレンジ促進費の最終的な目標と他部局と連携して推進する考えの有無、長崎のもざき恐竜パークが整備されることから、長崎港から軍艦島を経て野母漁港に至る周遊航路の検討状況について質すなど、内容を検討した次第であります。  以上、審査経過の概要を申し上げましたが、その結果、一部委員から、コロナ禍において出島メッセ長崎に莫大な予算を投じることについては認められないことなどを主な論拠とする反対意見が出されたのであります。一方、重点プロジェクトである新産業の種を育てるプロジェクトについて、長崎大学、長崎大学病院、熱帯医学研究所、BSL-4施設との連携によって、長崎を関連産業が集積するとして育ててほしい、長崎ペンギン水族館のリニューアル検討事業については、魅力ある展示や施設の改修など、今後も持続可能な取組を行ってほしい、端島の保存整備については、財源確保に向けてさらなる国や県への働きかけを行ってほしい、長崎市外海の石積集落景観の構成要素である大平作業跡や石積み建物の整備に係る所有者の負担軽減を図ってほしい、温室効果ガスの排出量削減について、2030年の目標達成に向けて取組を加速させてほしい、ごみ及びし尿等の収集運搬業務については、令和元年6月定例会で採択されたそれぞれの請願の趣旨を踏まえて適切に対応してほしい、有害鳥獣対策費において、ワイヤメッシュ柵の貸与申請を本庁だけでなくあぐりの丘や農業センターでも行えるようにしてほしい、また、捕獲対策をはじめとする各種対策の拡充・強化を図ってほしい、斜面の農地の活用を図るため基盤整備を積極的に進めてほしい、さしみシティ推進事業費については、外向けの発信に力点を置いてDMOや経済3部局が連携して事業を推進するとともに、内容をしっかりと検討しながら魚食普及につなげてほしい、長崎の魚を国外へ販売する際の強みとなるよう国際的な食品衛生基準であるHACCP認証事業者の増に向けた後押しを行ってほしい、為石漁港海岸保全施設整備について、早期に竣工できるように注力してほしい、水産物供給基盤機能保全事業費については、水産農林部と総合事務所との間で情報共有が不足していることから、事業の一元化についてしっかりと協議してほしい、水産センター管理運営費について、漁業者の経営がトラフグの病気等で非常に厳しい状況であることから、漁業者に寄り添った施策を行ってほしい、また、廃止となった水産センター高島事業所の民間活用に向けて、民間事業者が根づいていけるようなサポートを行ってほしい、牧島にある水産センターの施設の利用に関する要望に対して早急に対応してほしい、新産業・起業チャレンジ促進費において、長崎発の新しいビジネスモデルをつくってほしい、職場環境改善推進事業において、働き方改革の推進のための啓発セミナー等の内容を十分に検討しながら、若い人に選ばれるまちの実現に向けて取り組んでほしい、DMOの自律に向けて育てていく観点を持ちながら、DMOの独自性が発揮できるような体制をつくってほしい、令和3年度は世界新三大夜景の再認定が行われる年であり、引き続き認定されるよう取り組んでほしい、出島メッセ長崎について、長崎の経済活性化につながる仕組みづくりを行い、多くの市民に認めてもらえるようにしっかりと取り組んでほしい、施策の推進に当たっては、市民の安全安心のため新型コロナウイルス感染症対策を行うとともに、デジタル化の推進など新たな社会の構築についても果敢にチャレンジする精神を忘れずに取り組んでほしいとの要望を付した賛成意見が出されましたので、採決の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定した次第であります。  以上で、環境経済委員会における審査報告を終わります。=(降壇)= 37 ◯議長(井上重久君) 次に、建設水道委員長の審査報告を求めます。35番永尾春文議員。     〔永尾建設水道委員長登壇〕 38 ◯35番(建設水道委員長 永尾春文君) ただいま議題となっております第11号議案「令和3年度長崎市一般会計予算」のうち、建設水道委員会所管部分における審査の経過並びに結果について、以下、特に質疑・意見が集中した点をご報告申し上げます。  まず、重点プロジェクトにつきましては、ポストコロナに向けてまちなかに人を呼び込む、より具体的な目標を設定して、全庁的に取り組んでいく考えの有無などについて質した次第であります。  次に、各款の審査につきましては、まず、総務費及び土木費において、平和公園周辺とまちなか周辺の2つの地区における街路樹剪定や道路除草などの委託を一括業務として3年間で発注するための債務負担行為が計上されております。委員会におきましては、より多くの業者の知恵を生かせるよう、グループで応募できるような仕組みの検討、委託地区を拡大していく考えの有無について質すなど、内容を検討した次第であります。  そのほか、総務費においては、街を美しくする運動推進費において、各総合事務所で予算額に大きく差がある理由や総合事務所間での連携の状況、ながさきグリーンキャンペーンの開催場所や内容を見直す考えの有無について質すなど、内容を検討した次第であります。  次に、土木費において、長崎駅周辺エリアを対象として、新しい長崎の玄関口にふさわしい魅力ある町並み景観と機能的な都市空間の創出を図ることを目的に、長崎駅周辺エリア内の施設相互間のデザイン調整や長崎駅舎・駅前広場等のデザイン検討などを行う長崎駅周辺エリアデザイン検討費が計上されております。委員会におきましては、新幹線の開業が迫る中、多額の費用を投じることの妥当性、駅周辺デザインの検討に当たって、ワークショップや市民アンケートの活用状況、駅前広場などの将来の姿を分かりやすく説明するために作成したVR画像の追加・修正などに係る委託料の積算額の妥当性について質すなど、内容を検討した次第であります。  そのほか、土木費においては、生活道路環境改善費の予算が総合事務所ごとに大きく差がある理由、進捗率の高い路線から集中的に実施して完成させる考えの有無、用地取得に時間がかかり、事業が遅れていることから、民間事業者のノウハウを活用し、官民一体で実施する考えの有無、自然災害防止事業について、緊急性があるにもかかわらず、複数年度に分けて工事を実施する理由、長崎駅舎のグレードアップ分の内容と県市の負担割合の妥当性、新幹線のフル規格の実現に向けて、官民一体となった佐賀県への働きかけ、長崎駅周辺土地区画整理事業において、電車軌道移設の事業費が当初想定を大きく上回ったことによる全体事業への影響、原爆遺跡や周辺施設とのつながりを踏まえた平和公園再整備基本計画の在り方、市営住宅における住戸改善の進め方や、長寿命化計画のグループ分けの考え方について質すなど、内容を検討した次第であります。  以上、審査経過の概要を申し上げましたが、一部委員から、九州新幹線西九州ルート建設事業費負担金については、フリーゲージトレインが断念された中、新幹線に対する市民の否定的な意見があり、建設に関して再検討を求める立場から認められないことを主な論拠とする反対意見が出されたのであります。一方、総合事務所が所管する道路新設改良工事について、繰越しが多過ぎることから令和3年度は繰越しがないよう工事の進捗を図ってほしい、各総合事務所の当初予算の審査の在り方については、見直しを検討してほしい、駅周辺再整備事業について、新幹線の開業を来年に迎えながら、駅舎や駅周辺の形がどうなるのか、はっきりしたものが見えないことから、今後、市民へ説明できるよう事業を進めてほしい、街路事業などにおいて、用地取得担当と事業担当の連携が取れておらず、成果が出ていないことから、今後は改善してほしい、花と緑の安らぎあるまちづくり促進事業費について、地域の諸団体にも幅広く呼びかけていただき、他部局と連携を取りながら緑豊かなまちづくりを進めてほしい、夜間景観がこれまで以上に存在感のある新たな長崎の顔として魅力向上が図られ、本市の観光産業の浮揚につながるよう推進してほしい、台風によって市民の財産、生命が脅かされることがないように、香焼西地区の護岸の越波対策工事に取り組んでほしい、街路樹剪定などの道路除草等委託について、同一事業者が継続して複数年間管理するメリットを生かし、市民ニーズに合った適切な伐採や剪定をしてほしい、コロナ禍の中、社会資本整備総合交付金の内示率が下がる可能性があることから、特に国への要望活動に力を入れてほしい、浜町地区の再開発について、地権者の立場をよく理解し、協力して再開発計画を進めてほしい、私道を市道にする際の新たな支援策として、地籍調査を強く推進してほしい、車みち整備事業とくらしの道整備事業については、事業の決定までの進め方が異なっているため、統一するよう検討してほしい、公共交通空白地域の対策費について、70%以上も市の補助金が入っていることから、今後は見直しを検討してほしい、道路事業をはじめ用地交渉を行う事業については、民間の力を入れて早期に事業進捗を図ってほしい、道路橋りょう新設改良費について、事業開始から30年以上経過する事業もあり、近隣住民や通勤で使用する多くの市民の方々が完成を待ち望んでいることから、計画どおりの完成に取り組んでほしいとの要望を付した賛成意見が出され、採決の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定した次第であります。  なお、本議案の審査の際、委員から、道路建設の早期完成に係る用地買収を推進するため、専門的知識を有する職員の人材育成や民間活力を活用するよう、議長を通じて市長に申入れを行ってほしいという提案があり、委員間討議を行い、採決後に申入れについて委員会で諮った結果、全会一致で議長に提案することとなり、3月4日に議長へ申し入れましたのでご報告いたします。  以上で、建設水道委員会における審査報告を終わります。=(降壇)= 39 ◯議長(井上重久君) 休憩いたします。  午後は1時から再開いたします。           =休憩 午後0時2分=           ~~~~~~~~~~~           =再開 午後1時0分= 40 ◯議長(井上重久君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより、第11号議案について質疑、討論を行います。15番内田隆英議員。       〔内田隆英君登壇〕 41 ◯15番(内田隆英君) ただいま議題となりました第11号議案「令和3年度長崎市一般会計予算」について、日本共産党を代表し委員長報告に反対の立場から意見を申し上げます。  新年度一般会計予算の中には、就学援助制度の所得基準の見直しや全天候型子ども遊戯施設整備事業、全市的に被害が広がっているイノシシ対策として自治会のワイヤメッシュ設置工事に対する助成、脱炭素社会に向けたゼロカーボンシティ宣言、新型コロナウイルス対策としてのPCR検査体制の拡充など、市民の要望や新型コロナウイルスから市民の暮らしを守る施策の充実など評価できるものであります。また、人口減少対策の一環として移住者であれば単身者であっても市営住宅に入居できる制度の改正など、人口増加対策を見据えた改正については賛同できるものであります。  一方、開発を断念したフリーゲージトレイン導入を前提にしていた新幹線事業に固執し、佐賀県も否定しているフル規格を求めたり、新市庁舎建設や出島メッセ長崎など、大型事業推進のまちづくりが進められています。一昨年10月からの消費税増税に加え、新型コロナウイルスにより日本経済は深刻な不況に突入し、市民生活を脅かしています。今、求められているのは、市民の命と暮らし最優先の市政運営です。第1に、本市の行政改革の問題であります。様々な施設の指定管理者制度や民間移譲を行ってきましたが、その結果、労働者の不安定な雇用期間や低賃金につながっていることは見過ごすことができません。改めて、指定管理者制度や市の基幹業務の窓口業務の民間委託を見直し、原則的に直営で実施するよう求めるものです。第2に、新市庁舎建設事業についてです。市庁舎の建て替えの必要性について異論はありませんが、改めて厳しい財政状況の中、総事業費258億円もかけた立派な庁舎については市民の理解は得られておらず、現在ある総合事務所を活用するなどコンパクトな庁舎建設を求める立場から現行計画については認められません。第3に、まちづくりの問題です。公共施設マネジメント計画は市内の公共施設などを統廃合し、市中心部に施設や業務を集中しようとしているとしか受け取れません。公共施設削減ありきの進め方を見直し、地域のよき伝統を生かしたまちづくりを進めるべきです。  次に、三方山環境対策費については、いまだ環境基準を超える総水銀の検出が続く現状でありながら、神浦ダムの上に位置する三方山に大量の廃棄物が不法に投棄され、埋められ、それを放置されている現状を認めるわけにはいきません。国や県とも協議し、早急に抜本的な改善策を講じることを求めます。  次に、交流拠点施設整備事業ですが、新型コロナウイルス感染症により全国的に会議の開催そのものが控えられている中で、年間61万人の利用者をほぼ半世紀も見込み、利用者を呼び込もうとしていますが、全国的な誘致合戦が繰り広げられているときに、長崎市の目標どおりに達成できるとは疑問であります。交流人口を拡大することを名目にした施設建設に多額の税金をつぎ込むのではなく、地場企業の商品開発や販路拡大の支援を抜本的に強化し、子ども医療費の完全無料化など子育て世代の経済的負担を軽減する施策、さらに長崎市の発展に寄与してきた高齢者交通費助成事業の支給額を倍にすること、廃止された77歳、88歳の長寿祝い金を復活させるなど、子どもから高齢者までの福祉の充実を図るよう求めます。  続いて、新幹線整備推進事業ですが、長崎県や市は、佐賀県にフル規格を求めていますが、佐賀県知事はフル規格をこれまでもこれからも求めていないとの立場です。その背景には、わずかな時間短縮効果しかない武雄温泉駅から新鳥栖駅までの佐賀県間のフル規格に多額の税金を佐賀県だけが負担しなくてはいけない現実があります。当初予定していたフリーゲージトレインの導入が断念された以上、新幹線整備推進事業費は認めるわけにはいきません。  続いて、市民生活についてです。国民健康保険事業については、新型コロナウイルスによる市民の負担を軽くするために、国民健康保険税を据え置く措置を取ることは評価できますが、事業が都道府県化されただけで、一般会計から特別会計への繰入れを増やし、国民健康保険税の引下げを求める立場から認めることができません。  続いて、生活保護費についてですが、2018年から3年間、生活保護関連予算が削減されています。先日、大阪地裁は生活保護費削減は憲法違反との判決を下しました。保護費の削減は高齢単身世帯や子どもが多い受給世帯に特別に大きな影響を与えています。憲法25条に定められた、全て国民は等しく最低限度の生活を営む権利を有するという立場から、生活保護基準の引下げを許さず、削減した支給水準の回復と増額を求めるとともに、扶養照会は義務ではなくやめるべきであり、この立場から認めるわけにはいきません。  最後に、学校給食施設整備事業ですが、市内の3つの大型給食センターを建設する計画ですが、いまだ異物混入が報告されています。献立、配送、立地、アレルギー対応、食育などの点で疑問が残され、市民の合意を得ているものとは言い難く、安全安心な学校給食を求める立場から大型給食センターの建設推進ではなく、現在行っている自校方式や親子方式をより充実すべきとの立場から認めるわけにはいきません。  以上、討論といたします。=(降壇)=       〔梅原和喜君登壇〕 42 ◯24番(梅原和喜君) ただいま議題となっております第11号議案「令和3年度長崎市一般会計予算」につきまして、委員長報告に対し賛成の立場から以下、意見・要望を申し上げます。  初めに、第2款総務費第1項総務管理費第16目、地域活性化事業費について、委員会の審議の中で提案内容を説明する際には、事業の目的、過去の事業、今年度からの新たな事業及び前年度から予算額が変わった事業については丁寧に説明をされたい。また、中央総合事務所の事業でスポーツを活用した地域活性化をするのであれば特定の団体だけではなく幅広いスポーツ団体がその対象となるよう検討されたい。  次に、第3款民生費第1項社会福祉費第6目民生委員費について、民生委員の高齢化が進む一方、民生委員に求められる地域住民見守りの役割はこれまで以上に増大しているのが現状であります。民生委員の欠員が生じている地域については、行政による民生委員の欠員解消に努力をしていただき、地域福祉の維持とさらなる向上を求めます。  第3款民生費第2項児童福祉費第1目児童福祉総務費について、ユニバーサルデザインによる新たな子ども遊戯施設の整備が進められておりますが、全ての子どもや保護者が利用できるよう、周辺整備においてもバリアフリーを実現させることを要望いたします。また、指定管理者制度導入後もこれまで活動していた市民団体等の活動が継続できるよう取り計らうことを併せて要望いたします。  第10款教育費第2項小学校費第4目学校建設費について、小学校の建て替えが進められておりますが、工事期間中の学習環境の整備に工夫をし、子どもたちの成長が保障されることを強く要望いたします。また、新しい校舎の設計に当たっては、これまでの新設校舎建設における反省を十分生かしていただき、子どもたちが学習しやすい安全な学校となるよう、各方面との調整を行うことを求めます。  次に、第6款農林水産業費第1項農業費第3目農業振興費において、有害鳥獣対策費9,500万円が計上されております。ワイヤメッシュの柵の受付においては、現状では全て本庁での受付になっています。今後は農業被害や捕獲頭数が拡大されている東部、南部を対象とした農業センター、北部、西部を対象としたあぐりの丘での受付がそれぞれにできるように検討していただきたい。  第6款農業水産業費第3項水産業費第5目水産センター費について、水産種苗生産費、水産センター管理運営費、水産センター施設整備費が計上されていますが、これらの事業の目的は漁獲量の安定による漁業生産者の経営安定を目指すものです。現在、ブランド魚種である戸石トラフグは魚価の低迷に加え、痩せ病の蔓延により15業者が8業者になるなど危機的状況にあります。このようなときに、稚魚生産の今年度中止が決定されています。今こそ、漁業者と一緒になって病気を克服するのが水産センターの役目ではないかと思います。ブランド魚種である戸石トラフグの生産安定のためにも、漁業者に寄り添った政策を強く要望いたします。  次に、第8款土木費第2項道路橋りょう費第3目道路橋りょう新設改良費について、市内主要路線の新設、道路拡幅事業は市民の安全性、利便性が大きく向上するばかりでなく、社会経済の発展に寄与するものであります。完成に相当の時間を要している事業は土地の取得を民間に移譲するなど事業の推進方法を改善することを強く要望いたします。  第8款土木費第4項港湾費第2目県施行事業負担金について、香焼西地区海岸の地域では地元自治会より海岸の越波対策工事の要望書を平成30年に市に提出して以来、海岸保全工事はいまだ進んでいない状態です。今回計上されております香焼西地区海岸の測量設計においては、長崎県において十分に検討していただき、台風による市民の財産、生命が脅かされることがないような効果ある整備となるよう、本市においても県と連携をし、測量設計の結果やスケジュール等については地域が納得いくような丁寧な説明をしていただくことを要望いたします。  最後に、本予算は長崎の安全安心なまちづくり、経済のさらなる活性化に大きく寄与する事業内容です。市長を先頭にこれまで以上に力強く、適正に、そして的確に予算の執行に努めていただくことを強く要望し、令和3年度長崎市一般会計予算の賛成討論といたします。=(降壇)=       〔福澤照充君登壇〕 43 ◯13番(福澤照充君) ただいま議題となっております第11号議案「令和3年度長崎市一般会計予算」について、公明党を代表して各委員長の報告に賛成し原案に賛成の立場から意見を申し上げます。  初めに、第2款総務費第1項総務管理費第15目地域・交通安全推進費、犯罪被害者等支援推進費について申し上げます。これは先ほど可決されました第26号議案「長崎市犯罪被害者等支援条例」に係る予算ですが、これまで我が公明党会派では同条例の設置を要望しており、九州で初めて転居費用の助成を盛り込むなど、その内容は評価できるものです。予期せぬ犯罪に巻き込まれ、被害者となった方には直接的な被害だけではなく、精神的被害など2次被害に苦しんでいる方も多く、寄り添って支援していただきますようよろしくお願い申し上げます。  次に、第3款民生費第2項児童福祉費第1目児童福祉総務費、【補助】児童福祉等施設整備事業費、全天候型子ども遊戯施設について申し上げます。以前より要望しておりました障害の有無にかかわらず全ての子どもたちが個性を発揮して一緒に遊べる施設としてユニバーサルデザイン遊具の設置、空間における安全性を確保する動線、多目的トイレにおけるオストメイト化やユニバーサルシートの設置など、多岐にわたって当事者のご意見の聞き取りをしっかりと行いながら取り組んでいただいたことは了と評価をさせていただきますが、ユニバーサルデザイン遊具などは設置後も必要に応じた改善や工夫が必要と考えます。施設外においては多目的トイレの標準化として前広便座の設置などバリアフリー環境をより強化することを求めます。また、今回整備する全天候型子ども遊戯施設は文字どおり雨天時でも安心して遊べる環境をつくることを第一義にしたものであることを考えると、駐車場の動線も重要な視点だと考えます。車を降りてから施設に入るまで雨に濡れずに移動できる工夫が必要であり、弱者専用の駐車場カーポートの設置も含め検討を求めます。  次に、第7款商工費第1項商工費第4目観光費、観光地域づくり推進費について申し上げます。いよいよ今年の11月に出島メッセ長崎が開業し、本市における本格的なMICEの事業がスタートします。予算においては多様な訪問客誘致の強化、ワンストップによる情報の一元化、域内消費拡大の取組に係る経費が計上されております。コロナ禍もあって、当初計画とはいろんな変更を強いられた中でのスタートになりますが、DMOを中心とした観光まちづくりはこれからの本市経済の浮揚に係る肝であり、長崎の将来が決定づけられる大事な事業となります。推進に当たっては関係する様々なステークホルダーの協力が不可欠となりますので、連携体制を強化するとともにDMOの独自性が発揮できるような体制の構築も併せてお願いいたします。  次に、建設水道委員会で議論となりました用地買収の推進について申し上げます。本予算において道路建設に係る事業が計上されておりますが、道路建設は地域住民の利便性や住環境を高めるだけではなく、経済振興や人口減少対策にも大きく貢献するものと考えられます。しかしながら、事業開始から長期間が経過しても用地買収が進まず、完成まで程遠い状況であり、事業の完成には用地買収の進捗が最優先の課題となっています。そこで、多様な経験と法令等の専門知識を取得した職員の人材育成と民間活力を活用することなどにより、計画期間内の完成に向けた取組をお願いします。  最後に、予算に係る新型コロナウイルス感染症対策について申し上げます。今回はコロナ禍での経験のない非常に難しい予算編成であったかと思います。新型コロナウイルス感染症対策に占める部分も多岐にわたりますが、どうか市民の安全安心につながるよう万全の体制で施策の推進に当たっていただきたいと思います。また、コロナ禍を経たことで地方回帰の動きやICTを活用したデジタル化の取組など、新たな社会の在り方が議論となっており、この動きを的確に捉えどのように構築できるか、自治体の力量が問われていると思います。どうか、そのような観点で果敢にチャレンジする精神を忘れずに施策の推進に取り組まれるよう強く要望いたします。  以上、るる申し上げましたが、各議員の皆様の賢明なるご判断をもってご賛同賜りますようお願い申し上げまして我が会派の本議案各委員長報告に対する賛成の意見といたします。=(降壇)=       〔中村俊介議員登壇〕 44 ◯29番(中村俊介君) ただいま議題となっております第11号議案「令和3年度長崎市一般会計予算」について、明政クラブを代表し原案に賛成の立場から意見を申し上げます。  昨年から世界的大流行を引き起こしている新型コロナウイルス感染症は、本市においても非常に大きな影響を与えております。首都圏の1都3県を除く緊急事態宣言は解除され、新型コロナウイルス収束の切り札としてワクチン接種が始まったものの、変異ウイルスの感染拡大が懸念されるなど、依然として予断を許さない状況が続いております。本市においては、これまでも保健衛生上の課題にとどまらず飲食業や観光関連産業など幅広い産業が直面している課題に目を向け、適宜国の財政支援措置や財政調整基金による新型コロナウイルス感染症対策に取り組んできた点については評価をするものでありますが、市民等への影響は長期化、深刻化していることから、市民や事業者等の声にしっかりと耳を傾けニーズに合った支援を全庁一丸となって展開していただきたいと考えます。  それでは、各施策ごとに要望、意見を申し上げます。まず第1に、ポストコロナの長崎市においてはいかに交流人口を増やすかが重要になってくることから、長崎開港450周年や出島メッセ長崎、恐竜博物館の開館といった好機を逃さず、市内はもとより市外の方へのより高いレベルの情報発信に努めていただくとともに、現市庁舎別館跡地に整備予定の都市公園について、長崎くんちでの活用など将来を見据えた計画となるよう取り組んでいただきたい。第2に、人口減少対策については、婚活に加えて妊娠、出産、子育てに至るまで切れ目のない、より効果が得られる施策となり、若者に選ばれるまちとなるよう全庁挙げて推進していただきたい。第3に、子どもの貧困対策については、関係機関や他都市とも連携を図り、成果が上がるよう検証しながら取り組んでいただきたい。第4に、道路新設改良工事や街路事業について、用地交渉がなかなか進まず繰り越したり、長期間経ても完成しないことから、令和3年度は安易に繰り越すことがないよう工事の進捗を図っていただくとともに、道路建設推進の要である用地買収の取組については職員の人材育成をはじめとした改善に努めていただきたい。第5に、新幹線の開業を来年に迎える中で、駅舎や駅周辺の形についてはっきりしたものが見えないことから、今後市民へ説明できるよう事業を進めていただきたい。第6に、恐竜博物館については、開館に向けて広く周知に取り組むとともに、民間のノウハウを活用するため指定管理者を早急に指定できるよう取り組んでいただきたい。  以上、意見・要望を申し上げましたが、総務省の報告では、本市の日本人転出超過数は2年連続のワースト1位から、昨年はワースト2位となりましたが、大変厳しい現状にあることには変わりはありません。先ほど、第五次総合計画の基本構想を議決しましたが、策定することが目的ではありません。今後は、市民が暮らしやすく未来を担う子どもたちの元気な声があふれるまちを実現するための基本計画を策定していただきたい。また、出島メッセ長崎や長崎のもざき恐竜パーク開業など、コロナ禍という非常に厳しい状況ではありますが、決して失敗が許されない事業が本格稼働する年にもなることから、予算の執行のみならず事業の推進に当たっては全庁一丸となり部局横断的に取り組むとともに柔軟な発想をもって臨機応変に対応していただくよう強く要望し、賛成の討論といたします。=(降壇)=
    45 ◯議長(井上重久君) 質疑、討論を終結し、ただいま議題となっております第11号議案「令和3年度長崎市一般会計予算」について採決いたします。  本案に対する各委員長の報告は、いずれも原案可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔賛成者起立〕 46 ◯議長(井上重久君) 起立多数であります。  よって、第11号議案は原案のとおり可決されました。  次に 日程52  第54号議案 令和3年度長崎市一般会計補正予  算(第1号) を議題といたします。  まず、総務委員長審査報告を求めます。28番山口政嘉議員。      〔山口総務委員長登壇〕 47 ◯28番(総務委員長 山口政嘉君) ただいま議題となりました第54号議案「令和3年度長崎市一般会計補正予算(第1号)」のうち、総務委員会所管部分における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。  委員会におきましては、内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  以上で、総務委員会における審査報告を終わります。=(降壇)= 48 ◯議長(井上重久君) 次に、教育厚生委員長審査報告を求めます。6番木森俊也議員。     〔木森教育厚生委員長登壇〕 49 ◯6番(教育厚生委員長 木森俊也君) ただいま議題となっております第54号議案「令和3年度長崎市一般会計補正予算(第1号)」のうち、教育厚生委員会所管部分における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。  委員会におきましては、内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  以上で、教育厚生委員会における審査報告を終わります。=(降壇)= 50 ◯議長(井上重久君) 次に、環境経済委員長審査報告を求めます。18番相川和彦議員。     〔相川環境経済委員長登壇〕 51 ◯18番(環境経済委員長 相川和彦君) ただいま議題となっております第54号議案「令和3年度長崎市一般会計補正予算(第1号)」のうち、環境経済委員会所管部分における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。  委員会におきましては、内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  以上で、環境経済委員会における審査報告を終わります。=(降壇)= 52 ◯議長(井上重久君) 次に、建設水道委員長の審査報告を求めます。35番永尾春文議員。     〔永尾建設水道委員長登壇〕 53 ◯35番(建設水道委員長 永尾春文君) ただいま議題となっております第54号議案「令和3年度長崎市一般会計補正予算(第1号)」のうち、建設水道委員会所管部分における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。  委員会におきましては、種々内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  以上で、建設水道委員会における審査報告を終わります。=(降壇)= 54 ◯議長(井上重久君) これより質疑、討論を行います。  質疑、討論を終結し、ただいま議題となっております第54号議案について採決いたします。  本案に対する各委員長の報告は、いずれも原案可決であります。委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 55 ◯議長(井上重久君) ご異議ないと認めます。  よって、第54号議案は原案のとおり可決されました。  この際、お諮りいたします。  日程53第1号議案から日程65議第2号議案までの13件につきましては、委員会付託を省略することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 56 ◯議長(井上重久君) ご異議ないと認めます。  よって、以上13件につきましては、委員会付託を省略することに決定いたしました。 日程53  第1号議案 監査委員の選任について を議題といたします。  市長の説明を求めます。市長。       〔田上富久君登壇〕 57 ◯市長(田上富久君) ただいま上程されました第1号議案「監査委員の選任について」、提案理由をご説明いたします。  監査委員、三谷利博氏の任期が本年3月31日をもって満了するため、その後任の監査委員を選任する必要がございますが、同氏を適任者と認め、再び選任いたしたいと存じますので、地方自治法第196条第1項の規定により、議会の皆様のご同意をお願いしようとするものでございます。なお、同氏の略歴につきましては、お手元の議案に添付させていただいておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。=(降壇)= 58 ◯議長(井上重久君) お諮りいたします。  本件は、これに同意することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 59 ◯議長(井上重久君) ご異議ないと認めます。  よって、第1号議案は、これに同意することに決定いたしました。  次に 日程54  第2号議案 人権擁護委員の候補者の推薦につ  いて を議題といたします。  市長の説明を求めます。市長。       〔田上富久君登壇〕 60 ◯市長(田上富久君) ただいま上程されました第2号議案「人権擁護委員の候補者の推薦について」、提案理由をご説明いたします。  人権擁護委員の候補者として合澤憲一郎氏、鮎川泰輔氏、椎木紀子氏、杉本良和氏、田中法斉氏、永間逸男氏、納富重信氏を適任者と認め、推薦いたしたいと存じますので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の皆様のご意見をお聞きしようとするものでございます。なお、7人の略歴につきましては、お手元の議案に添付させていただいておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。=(降壇)= 61 ◯議長(井上重久君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております第2号議案について、まず、合澤憲一郎氏を推薦することについて、これに同意することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 62 ◯議長(井上重久君) ご異議ないと認めます。  よって、合澤憲一郎氏を推薦することについては同意することに決定いたしました。  次に、鮎川泰輔氏を推薦することについて、これに同意することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 63 ◯議長(井上重久君) ご異議ないと認めます。  よって、鮎川泰輔氏を推薦することについては同意することに決定いたしました。  次に、椎木紀子氏を推薦することについて、これに同意することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 64 ◯議長(井上重久君) ご異議ないと認めます。  よって、椎木紀子氏を推薦することについては同意することに決定いたしました。  次に、杉本良和氏を推薦することについて、これに同意することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 65 ◯議長(井上重久君) ご異議ないと認めます。  よって、杉本良和氏を推薦することについては同意することに決定いたしました。  次に、田中法斉氏を推薦することについて、これに同意することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 66 ◯議長(井上重久君) ご異議ないと認めます。  よって、田中法斉氏を推薦することについては同意することに決定いたしました。  次に、永間逸男氏を推薦することについて、これに同意することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 67 ◯議長(井上重久君) ご異議ないと認めます。  よって、永間逸男氏を推薦することについては同意することに決定いたしました。  次に、納富重信氏を推薦することについて、これに同意することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 68 ◯議長(井上重久君) ご異議ないと認めます。  よって、納富重信氏を推薦することについては同意することに決定いたしました。  次に 日程55  第50号議案 あらたに生じた土地の確認及び字  の区域の変更について を議題といたします。  市長の説明を求めます。市長。       〔田上富久君登壇〕
    69 ◯市長(田上富久君) ただいま上程されました第50号議案「あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について」、提案理由をご説明いたします。  これは、池島町の公有水面埋立地を確認し、この確認に伴い、字の区域を変更しようとするものでございます。  以上で提案理由の説明を終わります。よろしくご審議のほどお願いいたします。=(降壇)= 70 ◯議長(井上重久君) これより質疑、討論を行います。  質疑、討論を終結し、ただいま議題となっております第50号議案について採決いたします。  本件を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 71 ◯議長(井上重久君) ご異議ないと認めます。  よって、第50号議案は原案のとおり可決されました。  次に 日程56  第1号報告 専決処分について から 日程59  第8号報告 専決処分について まで、以上4件を一括議題といたします。  理事者の説明を求めます。企画財政部長。 72 ◯企画財政部長(片岡研之君) 第1号報告及び第2号報告「専決処分について」ご説明いたします。  この報告は、一般会計補正予算に係る専決処分の報告でございまして、第1号報告につきましては令和2年12月14日、第2号報告につきましては令和3年1月20日をもって予算を補正する必要が生じましたが、特に緊急を要したため、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分いたしましたので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めようとするものでございます。  令和2年度長崎市一般会計補正予算(第16号)の内容につきましては、報告書の理由欄に記載のとおり、新型コロナウイルス感染症に係る国の予備費使用に伴うひとり親世帯臨時特別給付金給付事業費などについての予算の補正でございまして、歳入歳出それぞれ1億1,700万4,000円の増額補正を、令和2年度長崎市一般会計補正予算(第17号)の内容につきましては、同じく理由欄に記載のとおり、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための新型コロナウイルス予防接種費及び飲食店等への営業時間短縮要請協力金などについての予算の補正でございまして、歳入歳出それぞれ55億5,962万4,000円の増額補正を行ったものでございます。  以上でございます。 73 ◯市民健康部長(田邊 洋君) 第3号報告「専決処分について」ご説明いたします。  これは、新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部を改正する法律が本年2月3日に公布されたことに伴い、長崎市国民健康保険税条例等の一部を改正する必要が生じましたが、特に緊急を要したため、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分いたしましたので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めようとするものでございます。  改正内容といたしましては、条例で引用している同法の条文が変更されたことに伴いまして、関係条文の整備を行ったものでございます。  以上でございます。 74 ◯総務部長(柴原慎一君) 第8号報告「専決処分について」ご説明いたします。  これは、新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備及び経過措置に関する政令が本年2月3日に公布されたことに伴い、一般職の職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する必要が生じましたが、特に緊急を要したため、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分いたしましたので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めようとするものでございます。  改正内容といたしましては、条例で引用している新型コロナウイルス感染症を指定感染症として定める等の政令が廃止されたことに伴い、関係条文を整理したものでございます。  以上でございます。 75 ◯議長(井上重久君) これより質疑、討論を行います。  質疑、討論を終結し、ただいま議題となっております第1号報告から第3号報告まで及び第8号報告、以上4件について一括して採決いたします。  以上4件を承認することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 76 ◯議長(井上重久君) ご異議ないと認めます。  よって、第1号報告ないし第3号報告及び第8号報告は承認することに決定されました。  次に 日程60  第4号報告 専決処分の報告について から 日程63  第7号報告 専決処分の報告について まで、以上4件を一括議題といたします。  理事者の報告を求めます。理財部長。 77 ◯理財部長(小田 徹君) 第4号報告「専決処分の報告について」ご説明いたします。  これは、法律上市の義務に属する損害賠償の額の決定及び和解につきまして、市長の専決処分事項の指定に基づき専決処分したもので、地方自治法第180条第2項の規定により報告するものでございます。  その内容は、市有地の管理瑕疵に係るもの1件について、別紙記載のとおり損害賠償の額を決定し、和解をするため専決処分をしたものでございます。  次に、第5号報告「専決処分の報告について」ご説明いたします。  これは、工事の請負契約の契約金額の変更につきまして、市長の専決処分事項の指定に基づき専決処分したもので、地方自治法第180条第2項の規定により報告するものでございます。  その内容は、まず、長崎市新庁舎建設空調設備工事、長崎市新庁舎建設電気工事、長崎市新庁舎建設衛生設備工事及び長崎市新庁舎建設通信工事の請負契約につきまして、工期の変更に伴い共通費が増加したこと、また、このことに加え、長崎市新庁舎建設衛生設備工事につきましては、井戸の掘削において当初の見込みより地下水の水脈が深かったため掘削する深さを変更する必要が生じたことなどにより、別紙記載のとおり契約金額を変更したものでございます。  次に、重要文化財旧長崎英国領事館本館ほか保存修理第2期工事の請負契約につきまして、職員住宅北側仕切石塀等の補強において、試験施工を行った結果、当初予定していた薬剤では一定の強度を確保できないことが判明したことから、薬剤を変更する必要が生じたことなどにより、別紙記載のとおり契約金額を変更したものでございます。  以上でございます。 78 ◯土木部長(松浦文昭君) 第6号報告「専決処分の報告について」ご説明いたします。  これは、工事の施行協定の協定の金額の変更につきまして、市長の専決処分事項の指定に基づき専決処分したもので、地方自治法第180条第2項の規定により報告するものでございます。  その内容は、市道大橋町赤迫1号線道路改良事業に係る立体交差新設工事(II期工事)の施行協定につきまして、九州旅客鉄道株式会社が実施する軌道周辺の工事に係る入札において、差金が発生したことなどにより、別紙記載のとおり協定の金額を変更したものでございます。  以上でございます。 79 ◯教育長(橋田慶信君) 第7号報告「専決処分の報告について」ご説明いたします。  これは、市立学校情報通信ネットワーク環境整備業務に係る契約の契約の金額の変更につきまして、市長の専決処分事項の指定に基づき専決処分したもので、地方自治法第180条第2項の規定により報告するものでございます。  その内容は、市立学校情報通信ネットワーク環境整備業務委託につきまして、現地調査の結果、一部の学校の体育館等に新たに電源を整備する必要が生じたことなどにより、別紙記載のとおり契約金額を変更したものでございます。  以上でございます。 80 ◯議長(井上重久君) ただいまの報告について質疑はありませんか。  質疑を終結いたします。  以上4件は、地方自治法の規定により報告されたものでありますので、ただいまの報告によって、ご了承をお願いいたします。  次に 日程64  議第1号議案 長崎市議会会議規則の一部を改  正する規則 及び 日程65  議第2号議案 長崎市議会委員会条例の一部を  改正する条例 以上2件を一括議題といたします。  提案者の説明を求めます。4番山崎 猛議員。       〔山崎 猛君登壇〕 81 ◯4番(山崎 猛君) ただいま議題となりました議第1号議案外1件について提案理由を申し上げます。  まず、議第1号議案「長崎市議会会議規則の一部を改正する規則」について申し上げます。  本案は、女性をはじめとする多様な人材の市議会への参画を促進する環境整備を図る観点から、議員として活動するに当たっての制約要因の解消に資するため、本会議や委員会への欠席事由を明文化することなどのほか、行政手続等において原則として押印を廃止する政府の政策動向を踏まえ、請願に係る署名押印の見直しのため、会議規則中、欠席の届出及び請願書の記載事項等に関する規定の一部を改正しようとするものであります。  次に、議第2号議案「長崎市議会委員会条例の一部を改正する条例」について申し上げます。  本案は、令和3年4月1日の組織改正において、デジタル技術の活用による施策を推進するため、市長直下の組織として情報政策推進室が新設されることに伴い、常任委員会の所管について改正しようとするものであります。  なお、案文につきましては、お手元に配付しておりますのでご確認ください。  よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。  以上で提案理由の説明を終わります。=(降壇)= 82 ◯議長(井上重久君) これより質疑、討論を行います。  質疑、討論を終結し、ただいま議題となっております議第1号議案及び議第2号議案、以上2件について一括して採決いたします。  各案を可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 83 ◯議長(井上重久君) ご異議ないと認めます。  よって、議第1号議案及び議第2号議案は可決されました。  次に 日程66  長崎駅周辺整備・交通結節対策について から 日程68  ポストコロナ交流人口拡大対策について まで、以上3件を一括議題といたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております3件につきましては、それぞれ10人の委員で構成する長崎駅周辺整備・交通結節対策特別委員会、ポストコロナ経済対策特別委員会及びポストコロナ交流人口拡大対策特別委員会を設置して、これに付託の上、調査することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 84 ◯議長(井上重久君) ご異議ないと認めます。  よって、以上3件につきましては、10人の委員で構成する各特別委員会を設置し、これに付託の上、調査することに決定いたしました。  ただいま設置されました各特別委員会の委員の選任につきましては、長崎市議会委員会条例第6条第1項の規定により議長において指名いたします。
     特別委員の氏名を書記に朗読させます。議事調査課長。  〔松竹書記朗読〕  長崎駅周辺整備・交通結節対策特別委員   梅原 和喜議員   木森 俊也議員   岩永 敏博議員   柿田  正議員   吉原  孝議員   浅田 五郎議員   佐藤 正洋議員   久 八寸志議員   平  剛志議員   大石 史生議員  ポストコロナ経済対策特別委員   池田 章子議員   西田 実伸議員   奥村 修計議員   深堀 義昭議員   土屋 美紀議員   筒井 正興議員   永尾 春文議員   林  広文議員   平野  剛議員   中西 敦信議員  ポストコロナ交流人口拡大対策特別委員   野口 達也議員   山谷 好弘議員   相川 和彦議員   梅元 建治議員   岩永 福子議員   毎熊 政直議員   山口 政嘉議員   福澤 照充議員   東  竜也議員   内田 隆英議員  以上でございます。 85 ◯議長(井上重久君) 以上のとおり指名いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 86 ◯議長(井上重久君) ご異議ないと認めます。  よって、ただいま指名いたしました議員をそれぞれの特別委員会の委員に選任することに決定いたしました。  この際、各特別委員会において委員長及び副委員長の互選を行うため、暫時休憩いたします。  各特別委員会は直ちに開会をお願いいたします。           =休憩 午後1時57分=           ~~~~~~~~~~~           =再開 午後2時10分= 87 ◯議長(井上重久君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ただいまの休憩中に、各特別委員会におきまして、委員長及び副委員長の互選が行われましたので、その結果をご報告申し上げます。  長崎駅周辺整備・交通結節対策特別委員会         委員長   梅原 和喜議員         副委員長  柿田  正議員  ポストコロナ経済対策特別委員会         委員長   深堀 義昭議員         副委員長  林  広文議員  ポストコロナ交流人口拡大対策特別委員会         委員長   岩永 福子議員         副委員長  山谷 好弘議員  以上であります。  この際、お諮りいたします。  本日、議決されました事件について、その条項、字句、数字その他の整理を要するものにつきましては、会議規則第41条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 88 ◯議長(井上重久君) ご異議ないと認めます。  よって、これらの整理を要するものにつきましては、議長に委任することに決定いたしました。  以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。  次回の本会議は11日午前10時から開き、市政一般質問を行います。  本日はこれをもって散会いたします。           =散会 午後2時12分= ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                                 議  長 井上 重久                                 署名議員 平  剛志                                 署名議員 山谷 好弘 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...