長崎市議会 2019-12-13
2019-12-13 長崎市:令和元年第5回定例会(6日目) 本文
本請願の趣旨は、
地域活性化事業として大黒町が検討している、大村市が運営する
ボートレースの
場外舟券発売場設置計画に反対しないことを求めるものであります。
委員会におきましては、本計画に係る
連合自治会内の賛否の状況、
地域活性化のために
地元住民が努力しているにもかかわらず、市が計画に反対する理由、
施設設置の推進派に対して反対派の意見があることを伝えていないなど、市の対応が不誠実であったことへの見解、これまで市が行った
地域活性化策及び今回の計画の代替案となる
具体的施策の有無について質すなど、
内容検討の結果、
連合自治会内や
西坂小学校育英会、子どもを守るネットワークなど、
地元住民の中でも賛否両論があり、まだ一丸となっているとは言えない状況であること、
長崎駅前という長崎を代表する立地条件や
ギャンブルの是非の意味から考えても全市的な議論が必要であることなどを主な論拠とし、本請願には賛同できないとする
反対意見が出されたのであります。
一方、今回の計画は、
地元住民が
地域活性化のために、早急に何か手だてをするということで活動しているものであり、地元を応援する立場でもあることから本請願に賛同したい。また、地域内の合意形成を図るとともに、環境面や風紀・衛生面などの課題をクリアするためにも市と
地元住民が前向きに協議を重ねてほしいとの
賛成意見が出されましたので、採決の結果、可否同数となり、
委員長裁決により、本請願を不採択とすべきものと決定した次第であります。
最後に、第150号議案「令和元
年度長崎市財産区
特別会計補正予算(第1号)」、第156号議案「
会計年度任用職員制度の導入に伴う
関係条例の整備に関する条例」、第160号議案「長崎市ふれあい
センター条例及び長崎市
公民館条例の一部を改正する条例」、第169号議案「財産の取得について」、第170号議案及び第171号議案の「
市町村建設計画の変更について」、第172号議案「長崎県
市町村総合事務組合からの脱退に関する協議について」、第179号議案から第181号議案まで、第214号議案、第215号議案及び第219号議案の「公の施設の
指定管理者の指定について」、第231号議案「一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例」の以上14件につきましては、種々
内容検討の結果、いずれも異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
以上で、
総務委員会における
審査報告を終わります。=(降壇)=
3 ◯議長(
佐藤正洋君) これより質疑、討論を行います。14番
大石史生議員。
4 ◯14番(
大石史生君) ただいま議題となりました第173号議案、第174号議案、第175号議案、第176号議案、第231号議案は
委員長報告に反対をし、そして請願第7号については
委員長報告に賛成の立場から、
日本共産党を代表し、それぞれ理由を述べたいと思います。
第173号議案から第176号議案ですが、それぞれ新
市庁舎建設に伴う
空調設備工事や
電気工事、
衛生設備工事、
通信工事の
請負契約の締結ですが、それぞれ新
市庁舎建設にとって必要な工事であることは認めます。ただし、
日本共産党は新庁舎の建設については19階建ての豪華な庁舎ではなく、現存する
地域センターなどを活用しコンパクトな
庁舎建設を求めてきました。この立場から、それぞれの議案について認めることができません。
続いて、第231号議案「一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例」ですが、
人事院勧告に基づく職員の給与や
期末手当の支給割合を
引き上げるための
条例改正ですが、
日本共産党は職員の給与等の
引き上げについては賛成ではありますが、この改正には特別職や議員の
期末手当の
引き上げも提案されています。特別職や議員の
期末手当の
引き上げについては、これまでも反対してきたとおり認めるわけにはいきません。
続いて、請願第7号「「
地域活性化として大黒町における
場外舟券発売場設置計画に反対しないことを求める」請願について」です。
長崎のまちを活性化したい。そのために大黒町の皆さんが
活性化策として
ボートレースの
場外舟券発売場を設置するために、設置に反対しない請願として提出をされています。
長崎のまちを活性化したいとの思いはわかりますが、私たちが一番心配しているのは
ギャンブルの可否の問題です。日本は有数の
ギャンブル大国であることは、諸説明らかにされています。さらに日本の
ギャンブル依存症は先進諸外国よりも割合が多く、成人男女合わせてアメリカの約7倍から8倍とも言われています。そういう観点から、かけごとを商売の対象にする施設である
場外船券発売場の建設は、
ギャンブル依存症をつくり出す要因につながる可能性もあり、
平和都市長崎の玄関口に建設するのはそぐわないと考えます。よって、認めるわけにはいきません。
以上、討論といたします。
5 ◯議長(
佐藤正洋君) 質疑、討論を終結し、採決に入ります。
まず、請願第7号「「
地域活性化事業として大黒町における
場外舟券発売場設置計画に反対しないことを求める」請願について」を採決いたします。
本請願に対する委員長の報告は、不採択であります。委員長の
報告どおり本請願を不採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
6 ◯議長(
佐藤正洋君) 起立多数であります。
よって、請願第7号は不採択とすることに決定いたしました。
次に、第173号議案「工事の
請負契約の締結について」から第176号議案「工事の
請負契約の締結について」まで及び第231号議案「一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例」、以上5件について一括して採決いたします。
各案に対する委員長の報告は、いずれも
原案可決であります。委員長の
報告どおり決することに、賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
7 ◯議長(
佐藤正洋君) 起立多数であります。
よって、第173号議案ないし第176号議案及び第231号議案は原案のとおり可決されました。
次に、第150号議案、第156号議案、第160号議案、第167号議案、第169号議案から第172号議案まで、第179号議案から第181号議案まで、第214号議案、第215号議案及び第219号議案、以上14件について一括して採決いたします。
各案に対する委員長の報告は、いずれも
原案可決であります。委員長の
報告どおり決することに、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
8 ◯議長(
佐藤正洋君) ご異議ないと認めます。
よって、第150号議案、第156号議案、第160号議案、第167号議案、第169号議案ないし第172号議案、第179号議案ないし第181号議案、第214号議案、第215号議案及び第219号議案は原案のとおり可決されました。
次に
日程21
第148号議案 令和元
年度長崎市
国民健康保険
事業特別会計補正予算(第1号)
から
日程51
第233号議案 公の施設の
指定管理者の指定に
ついて
まで、以上31件を
一括議題といたします。
教育厚生委員長の
審査報告を求めます。35番久 八
寸志議員。
〔
久教育厚生委員長登壇〕
9 ◯35番(
教育厚生委員長 久 八寸志君) ただいま議題となりました第148
号議案外30件につきまして、
教育厚生委員会における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。
まず、第148号議案「令和元
年度長崎市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」について申し上げます。
今回の補正は、
マイナンバーカードによる
オンライン資格確認等に対応するためのシステムの改修に係る経費を増額しようとするものであります。
委員会におきましては、
オンラインでの
資格確認が導入されることによる被保険者にとっての
メリットについて質すなど
内容検討の結果、一部委員から、
マイナンバー制度そのものに反対であることを主な論拠とする
反対意見が出されましたので、採決の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、第161号議案「
長崎市立老人福祉施設条例の一部を改正する条例」について申し上げます。
今回の改正は、
利用状況等を勘案し、
長崎市立おみず荘を廃止しようとするものであります。
委員会におきましては、おみず荘を廃止しなかった場合に必要となる施設の改修費用、施設の廃止に関して、利用者から出された意見の内容について質すなど
内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、第168号議案「
長崎市立養護老人ホーム条例を廃止する条例」について申し上げます。
本条例は、
利用状況等を勘案し、
長崎市立高砂園を廃止しようとするものであります。
冒頭理事者から、6月定例会において小規模多
機能型居宅介護事業所が高島で整備されれば令和3年3月末をもって高砂園を廃止したいと説明していたが、高砂園の入所者やご家族等と協議をしていく中で、再来年の3月で廃止というのは急であるという意見が多数あったことなどを踏まえ、
廃止決定後に入所者が新たな転居先へ円滑に移行するための期間をより長く確保するために、廃止時期を当初の予定から1年半延長し、令和4年9月末とすることとした。今後は個別に具体的なお話をさせていただき、入所者の方にとって、よりよい移り先を探していきたいとの説明がなされております。
委員会におきましては、
入所者等への
説明状況と意見の内容、入所者の同意が得られないまま廃止を決定することの妥当性、
施設廃止後も高島での居住を希望する入所者の住環境を確保するための
検討状況、廃止までの期間を3年間とすることの妥当性、長崎市の
高齢者福祉の考え方について質すなど内容を検討した次第であります。
その結果、本条例については、全ての入所者への個別の面談が終わっていないこと及び住宅の確保についての検討が深まっていないことから、
継続審査を求めたいとの意見が出されたのであります。一方、廃止までの期間が1年半延長され、
入所者等への配慮が一定なされていることや、廃止の決定を速やかにしなければ入所者と具体的な話ができないことから
継続審査には反対であるとの意見が出され、まず、本件について採決した結果、
賛成少数でありましたので、引き続き討論を行い、その結果、入所者の同意や理解を抜きにした廃止は到底認めることができないこと、どこに住み続けるかは他人が決めるのではなく、個人が最期の生き方を決めるということが
福祉行政であると考えるため認められないことを主な論拠とする
反対意見が出されたのであります。一方、廃止までの約3年間のうちに
入所者等への十分な説明を行い、入所者第一の
取り組みや、施設が変わってもよかったと言ってもらえるよう、全市的に長期的なフォローを実施してほしい、今後の議会で本件の
経過説明等を十分にしてほしい、高砂園の
非常勤職員が失業した場合の相談等に対しては親切・丁寧な対応をしてほしいとの要望を付した
賛成意見が出されましたので、採決の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、第177号議案「工事の
請負契約の一部変更について」申し上げます。
本件は、
伊良林小学校改築主体工事(2)の
請負契約について、
基礎コンクリートの施工に係る
湧水対策等を行うため、
作業工程の延長等を行う必要が生じたことにより工事の設計を変更したことに伴い、契約の金額及び工期を変更しようとするものであります。
委員会におきましては、湧水があることを事前に把握できなかった理由、工期を延長しないで済む別の手法の
検討状況について質すなど
内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、第183号議案「公の施設の
指定管理者の指定について」申し上げます。
本件は、白菊寮の管理を行わせるため、
指定管理者を指定しようとするものであります。
委員会におきましては、
指定管理者の役員、人員体制、有資格者及び
実務経験者の有無、過去の実績について質すなど
内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、第202号議案から第206号議案まで、第212号議案、第232号議案及び第233号議案の以上8件の「公の施設の
指定管理者の指定について」は、本市の
老人福祉施設のうち、
老人福祉センター3施設、老人憩の家5施設の管理を行わせるため、
指定管理者を公募の方法により選定し、指定しようとするものであり、一括して審査を行いましたので、まとめてご報告申し上げます。
委員会におきましては、
選定方法を公募にしている妥当性、設置から50年近くたつ
老人福祉施設の今後のあり方について質すなど
内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、第220号議案「公の施設の
指定管理者の指定について」申し上げます。
本件は、科学館の管理を行わせるため、
指定管理者を指定しようとするものであります。
委員会におきましては、
指定管理者候補者選定審査会において出された意見の詳細、
教育施設としての役割を強化していく考えの有無について質すなど
内容検討の結果、一部委員から、
教育委員会が担うべき部分については直営で管理してほしいことを主な論拠とする
反対意見が出されましたので、採決の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定した次第であります。
最後に、第151号議案「令和元
年度長崎市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)」、第152号議案「令和元
年度長崎市
診療所事業特別会計補正予算(第1号)」、第154号議案「長崎市
無料低額宿泊所の設備及び運営に関する基準を定める条例」、第155号議案「長崎市
指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例」、第157号議案「長崎市
図書館条例の一部を改正する条例」、第158号議案「長崎市
幼保連携型認定こども園の学級の編制、職員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」、第159号議案「長崎市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」、第165号議案「長崎市
夜間急患センター条例の一部を改正する条例」、第182号議案、第207号議案、第213号議案、第217号議案、第218号議案及び第221号議案の「公の施設の
指定管理者の指定について」、第222号議案「
地方独立行政法人長崎市立病院機構第3期中期目標について」、第226号議案「令和元
年度長崎市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)」及び第228号議案「令和元
年度長崎市
診療所事業特別会計補正予算(第2号)」の以上17件につきましては、
内容検討の結果、いずれも異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
以上で、
教育厚生委員会における
審査報告を終わります。=(降壇)=
10 ◯議長(
佐藤正洋君) これより質疑、討論を行います。15番
内田隆英議員。
11 ◯15番(
内田隆英君) ただいま議題となりました第148号議案、第168号議案、第220号議案について、
日本共産党を代表し、
委員長報告に反対の立場から意見を申し上げます。
まず第148号議案「令和元
年度長崎市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」は、
オンライン資格確認の導入に伴う
補正予算ですが、
マイナンバーカードの
利用拡大を図ろうとする側面もあり、認めることはできません。
次に、第168号議案「
長崎市立養護老人ホーム条例を廃止する条例」は、高島町の
養護老人ホームである高砂園を廃止しようとするものです。高砂園には、現在、14名が入所され、うち8名が高島町でもともと暮らしていた方々です。90代の入所者は5名を数えます。長崎市は、廃止する理由として市内の他の
養護老人ホームで必要な措置数を満たせること、廃止により年間約3,000万円の財源をより多くの市民へのサービスに回せることなどを挙げていますが、そのどれも旧高島町から運営を引き継いだ本施設を廃止させるに足る理由とみなすことは到底できません。高砂園の廃止は、市営住宅の改善や
介護サービスの充実など、島で住み続けられる施策を推進してきた長崎市の姿勢に反するものと言わざるを得ず、認めることはできません。
最後に、第220号議案「公の施設の
指定管理者の指定について」は、長崎市科学館の
指定管理者を指定するものです。この5年間、科学館の運営に関し、
指定管理に当たっている企業においてさまざまな工夫がなされていることは理解しますが、本来的には、科学館は
社会教育施設として直営でその発展・向上が図られるべきものであり、認めることはできません。
以上、討論とします。
12 ◯議長(
佐藤正洋君) 質疑、討論を終結し、採決に入ります。
まず、第168号議案「
長崎市立養護老人ホーム条例を廃止する条例」について採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。委員長の
報告どおり決することに、賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
13 ◯議長(
佐藤正洋君) 起立多数であります。
よって、第168号議案は、原案のとおり可決されました。
次に、第148号議案「令和元
年度長崎市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」及び第220号議案「公の施設の
指定管理者の指定について」、以上2件について一括して採決いたします。
各案に対する委員長の報告は、いずれも
原案可決であります。委員長の
報告どおり決することに、賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
14 ◯議長(
佐藤正洋君) 起立多数であります。
よって、第148号議案及び第220号議案は原案のとおり可決されました。
次に、第151号議案、第152号議案、第154号議案、第155号議案、第157号議案から第159号議案まで、第161号議案、第165号議案、第177号議案、第182号議案、第183号議案、第202号議案から第207号議案まで、第212号議案、第213号議案、第217号議案、第218号議案、第221号議案、第222号議案、第226号議案、第228号議案、第232号議案及び第233号議案、以上28件について一括して採決いたします。
各案に対する委員長の報告は、いずれも
原案可決であります。委員長の
報告どおり決することに、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
15 ◯議長(
佐藤正洋君) ご異議ないと認めます。
よって、第151号議案、第152号議案、第154号議案、第155号議案、第157号議案ないし第159号議案、第161号議案、第165号議案、第177号議案、第182号議案、第183号議案、第202号議案ないし第207号議案、第212号議案、第213号議案、第217号議案、第218号議案、第221号議案、第222号議案、第226号議案、第228号議案、第232号議案及び第233号議案は原案のとおり可決されました。
次に
日程52
第201号議案 公の施設の
指定管理者の指定に
ついて
を議題といたします。
本件については、地方自治法第117条の規定により除斥の必要がありますので、22番議員の退場を求めます。
〔深堀義昭君退場〕
16 ◯議長(
佐藤正洋君)
教育厚生委員長の
審査報告を求めます。35番久 八
寸志議員。
〔
久教育厚生委員長登壇〕
17 ◯35番(
教育厚生委員長 久 八寸志君) ただいま議題となりました第201号議案「公の施設の
指定管理者の指定について」につきまして、
教育厚生委員会における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。
本件は、あじさい荘の管理を行わせるため、
指定管理者を指定しようとするものであります。
委員会におきましては、
内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
以上で、
教育厚生委員会における
審査報告を終わります。=(降壇)=
18 ◯議長(
佐藤正洋君) これより質疑、討論を行います。
質疑、討論を終結し、ただいま議題となっております第201号議案について採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。委員長の
報告どおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
19 ◯議長(
佐藤正洋君) ご異議ないと認めます。
よって、第201号議案は原案のとおり可決されました。
22番議員の入場を求めます。
〔深堀義昭君入場〕
20 ◯議長(
佐藤正洋君) 次に
日程53
第147号議案 令和元
年度長崎市観光施設事業
特別会計補正予算(第2号)
から
日程68
第227号議案 令和元
年度長崎市中央卸売市場
事業特別会計補正予算(第1号)
まで、以上16件を
一括議題といたします。
環境経済委員長の
審査報告を求めます。29番中村俊介議員。
〔中村環境経済委員長登壇〕
21 ◯29番(環境経済委員長 中村俊介君) ただいま議題となりました第147
号議案外15件につきまして、環境経済委員会における審査の経過並びに結果についてご報告いたします。
初めに、第164号議案「長崎市中央卸売市場業務条例及び長崎市附属機関に関する条例の一部を改正する等の条例」について申し上げます。
今回の改正は、卸売市場法の一部改正に伴い、長崎市中央卸売市場における取引参加者が遵守すべき事項等を定めるとともに、長崎市中央卸売市場開設運営協議会及び長崎市中央卸売市場取引委員会を廃止し、長崎市中央卸売市場取引運営委員会を設置したいのと、その他所要の整備をしようとするものであります。
委員会におきましては、法改正による規制緩和等の新たな取引ルール制定に向けた市場関係者との協議状況、取引ルールを変更しなかった他都市の対応に対する見解について質すなど、
内容検討の結果、一部委員から、今後、改正法に基づき、民間が市場を運営することが否定できず、公益性が損なわれる可能性があること、自由な取引となることで業者間のルールが曖昧になってしまうことを主な論拠とする
反対意見が出されましたので、採決の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、第184号議案「公の施設の
指定管理者の指定について」申し上げます。
本件は、市民生活プラザの管理を行わせるため、
指定管理者を指定しようとするものであります。
委員会におきましては、審査における評価項目において、施設の運営上重要と思われる個人情報の保護や緊急時の対応に関する評価が低い理由、申請団体が1者のみであったことに対する見解、新たな文化施設の建設までの間、市民生活プラザの利用を促進するための
取り組みの有無、申請者の自主事業の
取り組みの内容について質すなど、
内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、第185号議案「公の施設の
指定管理者の指定について」申し上げます。
本件は、軍艦島資料館の管理を行わせるため、
指定管理者を指定しようとするものであります。
委員会におきましては、軍艦島資料館の入場者数の推移、恐竜博物館建設に伴う周辺整備と今後予定している周辺施設との一体的な
指定管理の
検討状況、
指定管理者である野母崎振興公社の今後の方針、
指定管理期間が1年間であることに対する
指定管理者の理解、市が積算した入館者数と実績が乖離したことに対する見解について質すなど、
内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、第186号議案「公の施設の
指定管理者の指定について」申し上げます。
本件は、出島メッセ長崎の管理を行わせるため、
指定管理者を指定しようとするものであります。
委員会におきましては、出島メッセ長崎の津波対策、長崎駅周辺の浸水対策、今後の長期的な管理運営に係る市の考え方について質すなど、
内容検討の結果、一部委員から、年間来訪者数や会議の開催回数から見込まれる経済波及効果、MICE誘致が計画どおりに進められるのかが不確定であること、過去、当施設の建設の是非をめぐる住民投票を求める声が起こったことなどを主な論拠とする
反対意見が出されたのであります。一方、出島メッセ長崎は人口減少が続く本市において、外部からの交流の窓口となる施設となるため、21年10カ月という長期にわたる指定期間の間、市としてしっかり管理監督できる担当部局を設けて将来の長崎市の活性化につなげてほしいとの要望を付した
賛成意見が出されましたので、採決の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、第187号議案「公の施設の
指定管理者の指定について」申し上げます。
本件は、出島の管理を行わせるため、
指定管理者を指定しようとするものであります。
委員会におきましては、出島の固定納付金がグラバー園の固定納付金に比べて安価である理由、15年の
指定管理期間を設定するに当たり、
指定管理者が基本的な運営方針を見直すための定期的な協議の場を求めていることに対する市の見解、今後の出島の復元に向けて、市が
指定管理者と連携していく考えの有無について質すなど、
内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、第189号議案「公の施設の
指定管理者の指定について」申し上げます。
本件は、長崎ペンギン水族館及びたちばな漁港有料駐車場の管理を行わせるため、
指定管理者を指定しようとするものであります。
委員会におきましては、長崎ペンギン水族館の飼育員の人材育成や定着化に向けて
指定管理者となる財団と協議を行っていく考えの有無について質したのであります。
この点、理事者から、財団が安定した水族館の運営を行っていく観点で必要な体制については、財団及び関係部局と協議をしていきたいとの答弁があっております。
そのほか、委員会におきましては、施設の老朽化が進んでいることを踏まえた今後の長期的な施設整備の考え方について質すなど、
内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、第208号議案「公の施設の
指定管理者の指定について」申し上げます。
本件は、稲佐山公園及び長崎ロープウェイの管理を行わせるため、
指定管理者を指定しようとするものであります。
委員会におきましては、審査に先立ち、稲佐山公園のスロープカーの整備状況を確認するために現地調査を行ったのであります。
その後の審査におきましては、スロープカーを含む稲佐山公園とロープウェイを一体的に管理することによる効果について質したのであります。
この点、理事者から、イベントの開催時等にロープウェイとスロープカーという2つの輸送手段を連携させたセット券の販売を企画することや、現在個別に運用しているロープウェイと稲佐山公園のウェブサイトを一元化し、情報発信力を強化することにより、今後、ロープウェイと稲佐山公園の利用者数の増加を図ることができると見込んでいる。今後、
指定管理者から提案されている企画をしっかり監督しながら、利用者数の目標が達成できるよう取り組んでいきたいとの答弁があっております。
さらに、委員会におきましては、理事者に対し、稲佐山公園とスロープカー、ロープウェイの一体的な管理監督の責任を負う組織の体制に対する考え方について質したのであります。
この点、理事者から、稲佐山公園とスロープカー、ロープウェイの一体的な管理を行うに当たり、各施設の管理権限自体を一本化したわけではないため、今後は中央総合事務所、土木部及び文化観光部が連携をとった上でしっかりと管理監督体制を構築する。
指定管理者と協議を行う際は、中央総合事務所は地域整備1課、土木部は土木総務課、文化観光部は観光政策課の各課長が責任を持ってしっかりと臨むようにしたいとの答弁があっております。
そのほか、委員会におきましては、
指定管理者からさまざまな魅力向上事業が提案されている中で、今後、必要に応じて施設利用料の変動納付金を見直す考えの有無、スロープカーのオープン時期が令和2年1月末となることを踏まえ、長崎ランタンフェスティバル期間中に見込まれる稲佐山の渋滞対策について、警察等と連携した
検討状況、
指定管理者が提案している管理許可施設と市の連携に対する見解について質すなど、
内容検討の結果、スロープカーは非常に集客力があると思われるので、
指定管理者と協議した事業計画の内容を議会に報告してほしいとの要望を付した
賛成意見が出され、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
なお、本議案の審査においては、委員から、稲佐山公園とスロープカー、ロープウェイの一体的な管理に向け、具体的な事業実施計画の議会への報告、市としての管理監督体制の構築などについて理事者に申し入れてほしいという提案がありましたので、委員会で協議した結果、正副委員長名で両副市長への申し入れを行うこととなりましたのでご報告をいたします。
最後に、第147号議案「令和元
年度長崎市観光施設
事業特別会計補正予算(第2号)」、第162号議案「長崎市銭座地区コミュニティ
センター条例の一部を改正する条例」、第163号議案「長崎市企業立地奨励条例の一部を改正する条例」、第188号議案、第190号議案から第192号議案までの「公の施設の
指定管理者の指定について」、第225号議案「令和元
年度長崎市観光施設
事業特別会計補正予算(第3号)」及び第227号議案「令和元
年度長崎市中央卸売市場
事業特別会計補正予算(第1号)」の以上9件につきましては、
内容検討の結果、いずれも異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
以上で、環境経済委員会における
審査報告を終わります。=(降壇)=
22 ◯議長(
佐藤正洋君) これより質疑、討論を行います。16番中西敦信議員。
23 ◯16番(中西敦信君) ただいま議題となっています第164号議案、第186号議案について、
日本共産党を代表し、反対の立場から意見を申し上げます。
まず、第164号議案「長崎市中央卸売市場業務条例及び長崎市附属機関に関する条例の一部を改正する等の条例」についてですが、これは卸売市場法及び流通構造改善促進法の一部を改正する法律に基づき、地方自治体が対応を迫られているものですが、以下、反対の理由を述べます。1つ目に、今回は長崎市が設置自治体として関与していくことが継続されますが、民間がこの事業主になることは否定できません。民間に市場を任せると公益性が大きく損なわれ、公正な価格取引ができなくなるおそれがあること、また採算が合わない場合、撤退という可能性もあります。2つ目に、生産者、卸、仲卸の方が自由に取引できるようになることで、業者間のルールが曖昧になり、より利益追求型の構図になってくる可能性を否定できません。現に各自治体で取引ルールが異なっているということはそこに問題があるからだと思います。最後に、この議論は現場の方々からの意見ではないということです。さまざまなルールの変更によって審議会の中からも附帯決議がついていますし、取引ルールの中身によっては、現状維持がいい、反対であるという意見も散見されます。こういう状況を加味すると、この議案を認めることはできません。
次に、第186号議案「公の施設の
指定管理者の指定について」です。
本議案は2022年11月のMICE施設の開業を目指し
指定管理をしようとするものですが、従来から意見を申し上げているとおり、年間の来訪者数やイベント会議の開催数、経済効果、所得の向上、さらに全国各地でMICE誘致計画が進められている中、計画どおりの誘致が果たして本当に行えるのか不確定要素が多いこと、この間の住民投票を求める運動が起きた経緯、高過ぎる利用料金、周辺地区の環境の変化などを考慮いたしますと、いまだに不安は払拭されておらず、賛同することはできません。
以上、討論といたします。
24 ◯議長(
佐藤正洋君) 質疑、討論を終結し、採決に入ります。
まず、第164号議案「長崎市中央卸売市場業務条例及び長崎市附属機関に関する条例の一部を改正する等の条例」及び第186号議案「公の施設の
指定管理者の指定について」、以上2件について一括して採決いたします。
各案に対する委員長の報告は、いずれも
原案可決であります。委員長の
報告どおり決することに、賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
25 ◯議長(
佐藤正洋君) 起立多数であります。
よって、第164号議案及び第186号議案は原案のとおり可決されました。
次に、第147号議案、第162号議案、第163号議案、第184号議案、第185号議案、第187号議案から第192号議案まで、第208号議案、第225号議案及び第227号議案、以上14件について、一括して採決いたします。
各案に対する委員長の報告は、いずれも
原案可決であります。委員長の
報告どおり決することに、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
26 ◯議長(
佐藤正洋君) ご異議ないと認めます。
よって、第147号議案、第162号議案、第163号議案、第184号議案、第185号議案、第187号議案ないし第192号議案、第208号議案、第225号議案及び第227号議案は原案のとおり可決されました。
次に
日程69
第149号議案 令和元
年度長崎市駐車場事業特
別会計
補正予算(第1号)
から
日程87
第230号議案 令和元
年度長崎市下水道事業会
計
補正予算(第2号)
まで、以上19件を
一括議題といたします。
建設水道委員長の
審査報告を求めます。6番中里泰則議員。
〔中里建設水道委員長登壇〕
27 ◯6番(建設水道委員長 中里泰則君) ただいま議題となりました第149
号議案外18件につきまして、建設水道委員会における審査の経過並びに結果について申し上げます。
初めに、第149号議案「令和元
年度長崎市駐車場
事業特別会計補正予算(第1号)」について申し上げます。
今回の補正は、茂里町地下駐車場を地下機械式駐車場から平面自走式駐車場へ再整備するに当たり、茂里町地下駐車場を解体し、また、茂里町仮設駐車場及び再整備後の(仮称)茂里町駐車場の管理運営を委託しようとするものであります。
委員会におきましては、解体工事の入札時期について質すなど
内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、第166号議案「長崎市公園条例の一部を改正する条例」について申し上げます。
今回の改正は、(仮称)長崎恐竜博物館の建設にあわせて野母崎総合運動公園を再整備することに伴い、野母崎総合運動公園運動場を廃止しようとするものであります。
委員会におきましては、地域住民などの運動場利用者からの代替施設の要望とその対応状況について質すなど
内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、第193号議案から第197号議案までの以上5件の「公の施設の
指定管理者の指定について」は、本市の駐車場の管理を行わせるため、
指定管理者を指定しようとするものであり、一括して審査を行いましたので、まとめてご報告申し上げます。
委員会におきましては、
指定管理者が提案した事業計画の妥当性の検証と計画の進捗管理の方法、
指定管理者からの提案により一部の駐車場でのみ実施される利用料金の減免について、施設間の公平性に関しての市の見解、利用料金のキャッシュレス決済についての今後の市の対応方針について質すなど
内容検討の結果、一部委員から、市営駐車場の料金が民間施設より割高であること、市民サービス向上のため市営駐車場については直営で運営すべきことを主な論拠とする
反対意見が出されましたので、採決の結果、いずれも賛成多数で原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、第199号議案及び第200号議案の以上2件の「公の施設の
指定管理者の指定について」は、市営住宅の管理を行わせるため、市内をA地区とB地区に2分割して
指定管理者を指定しようとするものであり、一括して審査を行いましたので、まとめてご報告申し上げます。
委員会におきましては、合併地区に
指定管理者制度を拡大することに伴う
指定管理者の人員配置等の
管理体制と入居者への周知の
取り組み、
指定管理者制度の対象を広げたことに伴う市及び入居者にとっての
メリット、
指定管理者の業務履行状況についての市のチェック体制、入居時及び退去時における入居者の費用負担を軽減するための方策、市営住宅における自治会活動に対する支援など地域コミュニティの推進策について質すなど
内容検討の結果、一部委員から、市営住宅は公共性が高い施設であるため、市が責任をもって管理すべきとの
反対意見が出されましたので、採決の結果、いずれも賛成多数で原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、第209号議案から第211号議案までの以上3件の「公の施設の
指定管理者の指定について」は、本市の都市公園の管理を行わせるため、
指定管理者を指定しようとするものであり、一括して審査を行いましたので、まとめてご報告申し上げます。
委員会におきましては、長崎東公園において
指定管理者が変更になることに対する地元からの意見等の状況や現行の
指定管理者が自主事業により設置しているボルダリングウォールの更新後の取り扱い、
指定管理者が自主事業により利益を生むことができるよう今後指定期間を見直す考えの有無について質すなど
内容検討の結果、長崎東公園の候補者選定においては、地域への還元施設であることを考慮し、審査委員に地域の代表者を加えるなどメンバー構成を検討してほしい、
指定管理者が変更になる長崎東公園については、地域との連携をとり、使いやすい公園となるよう新しい
指定管理者にも要請してほしい、
指定管理者が提案する自主事業においては、安全管理や費用面なども市において把握するようにしてほしいとの要望を付した
賛成意見が出され、いずれも異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、第216号議案「公の施設の
指定管理者の指定について」申し上げます。
本件は、野母崎総合運動公園の管理を行わせるため、
指定管理者を指定しようとするものであります。
委員会におきましては、公園内の園路や手すり等の老朽化の状況について質すなど
内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、第223号議案「市道路線の認定について」申し上げます。
本件は、宅地開発により整備された道路について、市道路線を認定しようとするものであります。
委員会におきましては、行きどまりとなっている道路の終点部分に転回場所を設ける必要性の有無について質すなど
内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
最後に、第153号議案「令和元
年度長崎市水道事業会計
補正予算(第2号)」、第178号議案「工事の施行協定の一部変更について」、第198号議案「公の施設の
指定管理者の指定について」、第229号議案「令和元
年度長崎市水道事業会計
補正予算(第3号)」、第230号議案「令和元
年度長崎市下水道事業会計
補正予算(第2号)」の以上5件につきましては、いずれも異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
以上で、建設水道委員会における
審査報告を終わります。=(降壇)=
28 ◯議長(
佐藤正洋君) これより質疑、討論を行います。16番中西敦信議員。
29 ◯16番(中西敦信君) ただいま議題となっております第193号議案、第194号議案、第195議案、第196号議案、第197号議案、第199号議案、第200号議案については、
日本共産党を代表して
委員長報告に反対の立場から意見を申し上げます。
いずれの議案も、「公の施設の
指定管理者の指定について」です。第193号議案から第197号議案までは長崎市営駐車場の
指定管理者の指定です。
日本共産党はこれまで、市営駐車場は市民サービスを向上させる上からも市が直営で運営すべきことを主張してまいりました。さらに、近隣の民間の駐車場料金より高い市営駐車場料金は、引き下げることを求めて反対してまいりました。この立場から認めることはできません。
第199号議案、第200号議案は、合併町の市営住宅を来年4月から市内2つの地域に分け、直営から
指定管理に移そうというものであります。
市営住宅は市民のライフラインにとって重要な施設であり、市が責任を持って直営で運営すべきです。この立場から認めるわけにはいきません。
以上、討論といたします。
30 ◯議長(
佐藤正洋君) 質疑、討論を終結し、採決に入ります。
まず、第193号議案「公の施設の
指定管理者の指定について」から第197号議案「公の施設の
指定管理者の指定について」まで、第199号議案「公の施設の
指定管理者の指定について」及び第200号議案「公の施設の
指定管理者の指定について」、以上7件について、一括して採決いたします。
各案に対する委員長の報告は、いずれも
原案可決であります。委員長の
報告どおり決することに、賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
31 ◯議長(
佐藤正洋君) 起立多数であります。
よって、第193号議案ないし第197号議案、第199号議案及び第200号議案は原案のとおり可決されました。
次に、第149号議案、第153号議案、第166号議案、第178号議案、第198号議案、第209号議案から第211号議案まで、第216号議案、第223号議案、第229号議案及び第230号議案、以上12件について、一括して採決いたします。
各案に対する委員長の報告は、いずれも
原案可決であります。委員長の
報告どおり決することに、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
32 ◯議長(
佐藤正洋君) ご異議ないと認めます。
よって、第149号議案、第153号議案、第166号議案、第178号議案、第198号議案、第209号議案ないし第211号議案、第216号議案、第223号議案、第229号議案及び第230号議案は原案のとおり可決されました。
次に
日程88
第146号議案 令和元
年度長崎市一般会計補正
予算(第5号)
及び
日程89
第224号議案 令和元
年度長崎市一般会計補正
予算(第6号)
以上2件を
一括議題といたします。
まず、
総務委員長の
審査報告を求めます。19番
岩永敏博議員。
〔岩永(敏)
総務委員長登壇〕
33 ◯19番(
総務委員長 岩永敏博君) ただいま議題となりました第146
号議案外1件につきまして、
総務委員会所管部分における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。
初めに、第146号議案「令和元
年度長崎市一般会計
補正予算(第5号)」について、以下、特に質疑・意見が集中した点をご報告申し上げます。
まず、歳出についてであります。
総務費において、一般会計の平成30年度決算剰余金の一部を財政調整基金に積み立てるための基金積立金が計上されております。
委員会におきましては、決算剰余金を市債の繰り上げ返済ではなく、基金へ積み立てることの妥当性について質すなど、内容を検討した次第であります。
次に、同じく総務費において、旧成人病センター隣接地のブロック塀の撤去改修に係る経費を増額するための建物等維持補修費及び繰越明許費が計上されております。
委員会におきましては、旧成人病センターの売却の際、市が管理すべきブロック塀部分の土地まで売却した経緯と今後の再発防止策、今回のブロック塀については、道路敷地の構造物として改修するにもかかわらず、土木部ではなく理財部が予算計上した理由、安全管理上、土地の買い戻し手続より先にブロック塀の改修に着手できなかったことへの見解について質すなど、内容を検討した次第であります。
次に、同じく総務費において、国において、消費税率
引き上げに伴う
マイナンバーカードを活用した消費
活性化策を実施するに当たり、ポイント利用に必要となるマイキーID設定の支援を行うための政策推進費が計上されております。
委員会におきましては、マイキーID設定支援員の配置人数算出の考え方、令和2年度以降の支援体制、本消費
活性化策の周知方法について質すなど、内容を検討した次第であります。
次に、同じく総務費において、さらなる市民サービス向上や職員の勤務環境の改善を図るため、パソコン操作の中で、定型的で繰り返し作業が多い業務について、RPAにより自動化を行い、業務を効率化するためのICT活用業務効率化推進費が計上されております。
委員会におきましては、他都市におけるRPAの導入状況、RPAを取り扱う業者数、今回RPA導入を見送った業務への今後の導入方針、事務処理ミスをなくすため、ICTの活用による業務の効率化にあわせて、職員の意識改革を行う考えについて質すなど、内容を検討した次第であります。
さらに、総括的な問題として、今回、公の施設の
指定管理者の指定に係る予算が多数計上されているが、応募が1者のみの施設や応募がなかったことに伴い再公募に至った施設があったことに対する見解と今後の方針について質すなど、内容を検討した次第であります。
次に、歳入につきましては、内容を検討した次第であります。
以上、審査経過の概要を申し上げましたが、その結果、議会棟における喫煙専用室の設置に係る予算については慎むという選択肢もあったのではないかという意見を付した
賛成意見が出されました。また、高島いやしの湯及び健康づくりセンターの2施設については、5年間で合計約5億円の
指定管理料を支出することから、今後の指定期間中に施設のあり方を十分検討してほしい、旧成人病センター隣接地のブロック塀の撤去改修については、旧成人病センターの売却の際、市が管理すべきブロック塀部分の土地まで売却してしまったことは問題であり、今後、公共施設マネジメントを進める上で、同様の事案が発生しないよう十分注意してほしいなどの要望を付した
賛成意見が出され、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、第224号議案「令和元
年度長崎市一般会計
補正予算(第6号)」についてご報告申し上げます。
委員会におきましては、
内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
以上で、
総務委員会における
審査報告を終わります。=(降壇)=
34 ◯議長(
佐藤正洋君) 次に、
教育厚生委員長の
審査報告を求めます。35番久 八
寸志議員。
〔
久教育厚生委員長登壇〕
35 ◯35番(
教育厚生委員長 久 八寸志君) ただいま議題となっております第146
号議案外1件につきまして、
教育厚生委員会所管部分における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。
初めに、第146号議案「令和元
年度長崎市一般会計
補正予算(第5号)」について、以下、特に質疑・意見が集中した点をご報告申し上げます。
まず、民生費において、
老人福祉センター及び老人憩の家の
指定管理に係る債務負担行為が計上されております。
委員会におきましては、利用者数の今後の見通し、すみれ荘及び舞岳荘の人件費、光熱水費及び管理費の積算が年々増額していることの妥当性について質すなど、内容を検討した次第であります。
次に、衛生費において、長崎みなとメディカルセンターにおける救命救急センターの開設に向け、新たに見込まれる法人の収入のみをもって充てることが適当でない経費に対する負担金を増額するための運営費負担金が計上されております。
委員会におきましては、救命救急に関して、長崎みなとメディカルセンターと長崎大学病院との役割分担の考え方や長崎大学病院からの人的支援に対して行う経費負担の詳細、救命救急センターを安定的な人員体制で維持していく見通しについて質すなど、内容を検討した次第であります。
次に、教育費において、仁田佐古小学校建設地の小島養生所跡関連遺跡である分析究理所遺構を保存・活用するため、整備に係る設計を実施するための小学校整備事業費が計上されております。
委員会におきましては、移設する遺構の展示方法について質すなど、内容を検討した次第であります。
次に、同じく教育費において、現在建設中の恐竜博物館において、土質調査の結果に基づきくい工事費を追加するとともに、一部2階設置や1階通路の拡幅による増床等に係る工事費を増額するための恐竜博物館整備事業費が計上されております。
委員会におきましては、くい工事の詳細な内容、2階を設置するに至った経緯について質すなど、内容を検討した次第であります。
以上、審査経過の概要を申し上げましたが、その結果、一部委員から、
指定管理に係る債務負担行為について、科学館は長崎市が直営で市民のニーズに応え、充実・発展を目指すことが本来のあり方であることから認められないことを主な論拠とする
反対意見が出されたのであります。
一方、救命救急センターの開設に向けて長崎大学病院との連携を強め救急医療体制の充実に努めてほしい、
指定管理に係る債務負担行為についてはしっかりと積算の内訳を精査して進めてほしい、恐竜博物館整備事業費について、議会への説明を十分行うよう努めてほしいとの要望を付した
賛成意見が出されましたので、採決の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、第224号議案「令和元
年度長崎市一般会計
補正予算(第6号)」についてご報告申し上げます。
委員会におきましては、
内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
以上で、
教育厚生委員会における
審査報告を終わります。=(降壇)=
36 ◯議長(
佐藤正洋君) 次に、環境経済委員長の
審査報告を求めます。29番中村俊介議員。
〔中村環境経済委員長登壇〕
37 ◯29番(環境経済委員長 中村俊介君) ただいま議題となっております第146
号議案外1件につきまして、環境経済委員会所管部分における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。
初めに、第146号議案「令和元
年度長崎市一般会計
補正予算(第5号)」について、以下、特に質疑・意見が集中した点をご報告申し上げます。
まず、総務費におきまして、世界遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産及び関連資産である重要文化的景観、長崎市外海の石積集落景観の重要な構成要素を適切に保存するための調査や整備を行うための世界遺産推進費に係る繰越明許費が計上されております。
委員会におきましては、2度にわたり入札不調が生じた理由について質すなど、内容を検討した次第であります。
次に、衛生費におきまして、再生可能エネルギーの地産地消によるCO2削減と、新たな脱炭素事業の創出を図るため自治体が関与する地域エネルギー事業体を設立するための地域エネルギー事業体出資金が計上されております。
委員会におきましては、地域エネルギー事業体の小売電気事業者登録完了までの見込期間、将来、地域エネルギー事業体から長崎市へ配当があった際の使途、三京メガソーラーの出力制御が地域エネルギー事業体の事業に及ぼす影響について質すなど、内容を検討した次第であります。
以上、審査経過の概要を申し上げましたが、
内容検討の結果、入札不調による繰り越しや、事前の調査不足等により事業のおくれが生じた案件があったことから、各所属が日ごろから庁内で綿密に連携し、円滑な事業の進捗を心がけてほしいとの要望を付した
賛成意見が出され、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、第224号議案「令和元
年度長崎市一般会計
補正予算(第6号)」についてご報告申し上げます。
委員会におきましては、
内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
以上で、環境経済委員会における
審査報告を終わります。=(降壇)=
38 ◯議長(
佐藤正洋君) 次に、建設水道委員長の
審査報告を求めます。6番中里泰則議員。
〔中里建設水道委員長登壇〕
39 ◯6番(建設水道委員長 中里泰則君) ただいま議題となっております第146号議案「令和元
年度長崎市一般会計
補正予算(第5号)」のうち、建設水道委員会所管部分における審査の経過並びに結果について、以下、特に質疑・意見が集中した点をご報告申し上げます。
まず、商工費において、夜間景観整備のための景観まちづくり刷新事業に係る繰越明許費が計上されております。
委員会におきましては、中島川・寺町エリアの実施設計の着手がおくれた理由や事業スケジュールの管理状況、関係する他の工事との調整状況、施工箇所を追加したことに伴う議会への報告の有無について質すなど、内容を検討した次第であります。
次に、土木費において、道路新設改良事業や土地区画整理事業などに係る繰越明許費が計上されております。
委員会におきましては、各事業における地権者との交渉の状況や完了予定時期、道路整備に際し、地域コミュニティ連絡協議会を通じて地元との協議を行う考えの有無について質すなど、内容を検討した次第であります。
次に、同じく土木費において、都市公園の
指定管理に係る債務負担行為が計上されております。
委員会におきましては、長崎稲佐山スロープカーの整備状況を確認するため、現地調査を行ったのであります。
その後の審査におきましては、稲佐山公園及び長崎公園の委託費の内訳において、人件費が年度ごとに変動する理由、公園ごとの委託費の内訳において、同種の費用がそれぞれ異なる科目に計上されていることから、今後、費用の計上科目を統一する考えの有無について質すなど、内容を検討した次第であります。
次に、同じく土木費において、市営住宅の
指定管理に係る債務負担行為が計上されております。
委員会におきましては、管理経費の積算と入居率の関連について質すなど、内容を検討した次第であります。
以上、審査経過の概要を申し上げましたが、一部委員から、合併地区を含む全ての市営住宅に
指定管理者制度を導入することについては反対であることを主な論拠とする
反対意見が出されたので、採決の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定した次第であります。
以上で、建設水道委員会における
審査報告を終わります。=(降壇)=
40 ◯議長(
佐藤正洋君) これより質疑、討論を行います。15番
内田隆英議員。
41 ◯15番(
内田隆英君) ただいま議題となっています第146号議案「令和元
年度長崎市一般会計
補正予算(第5号)」、第224号議案「令和元
年度長崎市一般会計
補正予算(第6号)」については、
委員長報告に反対の立場から、
日本共産党を代表して意見を申し上げます。
第146号議案「令和元
年度長崎市一般会計
補正予算(第5号)」には、環境対策費において、地域エネルギー事業体出資金として九州電力に売電していた電力を、地域エネルギー事業体を立ち上げて、この事業体に売電し公共施設に安い値段で提供し、コストカットを図り、なおかつCO2削減にも貢献する仕組みをつくる予算が組まれています。
次に、財産管理費において危険箇所のブロック塀の改修予算など、市民の安全安心にかかわる予算が組まれていることは評価できます。
一方、マイキーID設定支援費など、
マイナンバーカードを取得しなくてはできないシステムをつくろうとしています。
マイナンバーカードは個人のプライバシーを侵害する制度であり、これまで反対をしてきました。この立場から認められません。
さらに、土木費の住宅管理費において、来年4月から市営住宅の
指定管理エリアを合併地区の市営アパートを含めて、A・B地区に分けて
指定管理者に委ねる予算が組まれています。
日本共産党は、市営住宅は市民のライフラインにとって重要な分野であり、市が責任を持って管理運営すべきことをこれまで主張してきました。この立場から認めるわけにはいきません。
また、長崎市科学館の
指定管理についてですが、科学館は子どもの
教育施設であり、市民の科学に対する関心に応える施設です。よって、直営で施設の発展を図るべきであり民間への
指定管理は認めることはできません。
続いて第224号議案「令和元
年度長崎市一般会計
補正予算(第6号)」ですが、この
補正予算は第231号議案「一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例」に伴う
補正予算です。
条例改正の議案で述べた趣旨の意見で認めるわけにはいきません。
以上、討論といたします。
42 ◯37番(平 剛志君) ただいま議題となっております第146号議案「令和元
年度長崎市一般会計
補正予算(第5号)」におきまして、令和長崎を代表して賛成の立場から意見を申し上げます。
第2款第1項第6目の財産管理費において、議会棟における喫煙専用室の設置の予算74万7,000円が計上されております。これは健康増進法の一部を改正する法律が令和2年4月1日に施行されることに伴い、喫煙専用室内でのみ喫煙可となる第2種施設に議会棟がなることから、喫煙専用室の設置及び改修を行うものであります。現在、民間レベルでは敷地内禁煙の第1種施設ではなくとも、世の中の流れ、世の中の価値観、健康志向の流れから、人が集まる施設では自主的に喫煙スペースを排除していく方向にあります。そのような折、喫煙室を設けるだけでも市民の理解を得られるのか疑問がある中、さらにお金をかけて分煙器等を購入しようとすることは市民の理解を得られないのではないかと懸念いたします。しかも今回、喫煙専用室設置予定の部屋は第2種施設の基準、喫煙室の出入り口において喫煙室の外側から内側に流入する空気の流れが0.2メートル毎秒であること、たばこの煙が喫煙室の中から施設の屋内に流入しないよう壁・天井によって区間されていること、たばこの煙が屋外に排気されていることという第2種施設の基準を既に満たしているにもかかわらず、あえて市民の税金で分煙器等を購入しようとするものであります。果たして市民の理解を得られるのか、これこそ市税の無駄遣いではないのか、議会はみずからのチェックはできないのかと問われないのか、議会みずからが慎むところではなかったのかと疑問を呈し、討論といたします。
43 ◯議長(
佐藤正洋君) 質疑、討論を終結し、ただいま議題となっております第146号議案及び第224号議案、以上2件について、一括して採決いたします。
各案に対する各委員長の報告は、いずれも
原案可決であります。委員長の
報告どおり決することに、賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
44 ◯議長(
佐藤正洋君) 起立多数であります。
よって、第146号議案及び第224号議案は、原案のとおり可決されました。
この際、お諮りいたします。
日程90第145号議案から日程95議第7号議案までの6件につきましては、委員会付託を省略することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
45 ◯議長(
佐藤正洋君) ご異議ないと認めます。
よって、以上6件につきましては、委員会付託を省略することに決定いたしました。
日程90
第145号議案 公平委員会の委員の選任につい
て
を議題といたします。
市長の説明を求めます。市長。
〔田上富久君登壇〕
46 ◯市長(田上富久君) ただいま上程されました第145号議案「公平委員会の委員の選任について」、提案理由をご説明いたします。
公平委員会の委員、柴田浩一氏の任期が本年12月31日をもって満了するため、その後任の委員を選任する必要がございますが、同氏を適任者と認め、選任いたしたいと存じますので、地方公務員法第9条の2第2項の規定により、議会の皆様のご同意をお願いしようとするものでございます。
なお、同氏の略歴につきましては、お手元の議案に添付させていただいておりますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。=(降壇)=
47 ◯議長(
佐藤正洋君) お諮りいたします。
本件は、これに同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
48 ◯議長(
佐藤正洋君) ご異議ないと認めます。
よって、第145号議案はこれに同意することに決定いたしました。
次に
日程91
第33号報告 専決処分の報告について
から
日程93
第35号報告 専決処分の報告について
まで、以上3件を
一括議題といたします。
理事者の報告を求めます。中央総合事務所長。
49 ◯中央総合事務所長(大串昌之君) 第33号報告「専決処分の報告について」ご説明いたします。
これは、法律上市の義務に属する損害賠償の額の決定及び和解について、市長の専決処分事項の指定に基づき専決処分したもので、地方自治法第180条第2項の規定により報告するものでございます。
その内容は、市道の管理瑕疵に係るもの3件について、別紙記載のとおり賠償し、和解したものでございます。
以上でございます。
50 ◯建築部長(山北 守君) 第34号報告「専決処分の報告について」ご説明いたします。
これは、市営住宅の家賃及び駐車場の使用料の支払いに係る和解につきまして、市長の専決処分事項の指定に基づき専決処分したもので、地方自治法第180条第2項の規定により報告するものでございます。
その内容は、市営住宅の家賃等の滞納者2名について、その滞納家賃等の支払いに係る和解を管轄の裁判所に申し立てるため、専決処分をしたものでございます。
以上でございます。
51 ◯理財部長(小田 徹君) 第35号報告「専決処分の報告について」ご説明いたします。
これは、工事の
請負契約の契約金額の変更につきまして、市長の専決処分事項の指定に基づき専決処分したもので、地方自治法第180条第2項の規定により報告するものでございます。
その内容は、まず、
伊良林小学校改築主体工事(2)の
請負契約につきまして、歩道に面する部分の掘削の結果、転石が複数確認されたため、歩道の崩落防止のための腹づけコンクリートを追加したことなどにより、別紙記載のとおり契約金額を変更したものでございます。
次に、市道江平浜平線トンネル新設工事の
請負契約につきまして、トンネル掘削の結果、当初の想定より岩質が軟弱であったため、支保工の増加を行ったことなどに伴い、別紙記載のとおり契約金額を変更したものでございます。
次に、稲佐山公園斜面輸送施設整備工事(3)の
請負契約につきまして、基礎周りの掘削の結果、発生土を埋め戻し材として再利用することに変更したことなどにより、別紙記載のとおり契約金額を変更したものでございます。
次に、仁田佐古小学校建設主体工事(1)の
請負契約につきまして、労務単価等が上昇したことなどにより、別紙記載のとおり契約金額を変更したものでございます。
最後に、重要文化財旧グラバー住宅保存修理工事の
請負契約につきまして、当初の想定以上に壁や柱などが劣化していることが判明したため、解体復旧などの数量増加を行ったことなどに伴い、別紙記載のとおり契約金額を変更したものでございます。
以上でございます。
52 ◯議長(
佐藤正洋君) ただいまの報告について質疑はありませんか。
質疑を終結いたします。
以上3件は、地方自治法の規定により報告されたものでありますので、ただいまの報告によってご了承をお願いいたします。
次に
日程94
議第6号議案 児童虐待防止対策のさらなる強
化を求める意見書について
及び
日程95
議第7号議案 ライドシェア推進に対する慎重
な検討を求める意見書について
以上2件を
一括議題といたします。
提案者の説明を求めます。9番武次良治議員。
〔武次良治君登壇〕
53 ◯9番(武次良治君) ただいま議題となりました議第6
号議案外1件について、提案理由を申し上げます。
まず、議第6号議案「児童虐待防止対策のさらなる強化を求める意見書について」申し上げます。
本年6月19日、児童のしつけに際し体罰を加えることを禁止するとともに、児童相談所の体制強化などを図る児童福祉法等改正案が成立しております。しかしながら、同法が成立した6月にも児童虐待による衰弱死が発生しており、痛ましい事件が後を絶たないことから、引き続き、児童虐待防止対策のさらなる強化を図るため、学校における虐待防止体制の構築や警察との連携強化、スクールソーシャルワーカー等の配置のための財政支援、全国の自治体で情報共有を行うことができる仕組みづくり、児童虐待の早期発見・支援のための関係機関相互の連携強化の3点を強く要望する本意見書を提出しようとするものであります。
次に、議第7号議案「ライドシェア推進に対する慎重な検討を求める意見書について」申し上げます。
地域の面的な交通ネットワークを支えるタクシーは、利用者の個々のニーズに柔軟に対応できる公共交通機関として、大きな役割を担っています。しかしながら、昨今、運送事業の許可を受けていない者が自家用自動車を用いた旅客運送を行うライドシェアを可能にしようとする動きがあります。ライドシェアは、国民に安全安心な輸送サービスを提供するタクシー事業の根幹を揺るがしかねないものであります。利用者の安全安心を確保し、地域住民の足を守る地域公共交通の安定的維持のため、白タク行為の容認につながるライドシェアについては慎重な対応を強く要望する本意見書を提出しようとするものであります。
以上、2件の案文につきましてはお手元に配付いたしておりますので、ご確認ください。
よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。=(降壇)=
54 ◯議長(
佐藤正洋君) これより質疑、討論を行います。
質疑、討論を終結し、ただいま議題となっております議第6号議案及び議第7号議案、以上2件について、一括して採決いたします。
各案を可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
55 ◯議長(
佐藤正洋君) ご異議ないと認めます。
よって、議第6号議案及び議第7号議案は、全会一致をもって可決されました。
なお、ただいま可決されました意見書につきましては、議長において、関係行政庁及び国会に対し提出したいと思いますので、ご了承をお願いいたします。
次に
日程96
選挙管理委員会の委員及び補充員の選挙につい
て
本件は、本市選挙管理委員会の委員及び補充員の任期が、本年12月24日をもって満了いたしますので、地方自治法第182条の規定により選挙を行うものであります。
お諮りいたします。
選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、議長の指名推選により行いたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
56 ◯議長(
佐藤正洋君) ご異議ないと認めます。
よって、選挙の方法は、議長の指名推選によることに決定いたしました。
これより、まず、選挙管理委員会の委員について議長より指名いたします。
國弘達夫氏、馬場尚之氏、富川忠孝氏、堤 勝彦氏、以上4人を指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま指名いたしました4人を選挙管理委員会の委員の当選人に定めることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
57 ◯議長(
佐藤正洋君) ご異議ないと認めます。
よって、ただいま指名いたしました國弘達夫氏、馬場尚之氏、富川忠孝氏、堤 勝彦氏が選挙管理委員会の委員に当選されました。
次に、選挙管理委員会の補充員について議長より指名いたします。
なお、補充の順序につきましては、指名の順序によって定めたいと思います。
梅本國和氏、岩田純一氏、西崎武博氏、山本誠一氏、以上4人を指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま指名いたしました4人を選挙管理委員会の補充員の当選人に定め、補充の順序は指名の順序のとおりと定めることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
58 ◯議長(
佐藤正洋君) ご異議ないと認めます。
よって、ただいま指名いたしました梅本國和氏、岩田純一氏、西崎武博氏、山本誠一氏が選挙管理委員会の補充員に当選され、補充の順序は指名の順序のとおりと決定されました。
ここで暫時休憩いたします。
=休憩 午前11時39分=
~~~~~~~~~~~
=再開 午後2時30分=
59 ◯議長(
佐藤正洋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
この際お諮りいたします。
お手元に配付いたしておりますとおり、本日の日程に議事日程第6号の1を追加いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
60 ◯議長(
佐藤正洋君) ご異議ないと認めます。
よって、議事日程第6号の1を本日の日程に追加することに決定いたしました。
なお、本日、日程を追加いたしましたが、これからの議事はお手元に配付の日程番号により行い、後刻、各号の整理をいたしますのでご了承をお願いいたします。
次に
日程97
第234号議案
長崎市立小学校条例の一部を改
正する条例の一部を改正する条例
及び
日程98
第235号議案 工事の
請負契約の一部変更につ
いて
以上2件を
一括議題といたします。
市長の説明を求めます。市長。
〔田上富久君登壇〕
61 ◯市長(田上富久君) 提案理由の説明の前に、会期末の本会議での提案という前代未聞の事態となりましたことに対し、まず深くおわびを申し上げます。
それでは、ただいま上程されました議案2件について提案理由をご説明いたします。
第234号議案「
長崎市立小学校条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例」は、仁田佐古小学校建設主体工事(1)の
請負契約等に係る工期を延長することに伴い、仁田佐古小学校の移転をする日を変更するものでございます。
第235号議案「工事の
請負契約の一部変更について」は、仁田佐古小学校建設主体工事(1)の
請負契約について、別途施工中の周辺の関連工事との調整に時間を要したため、当該契約における外構工事等に要する期間を延長する必要が生じたことに伴い、工期を変更するものでございます。
今回の事案は、仁田佐古小学校の移転時期にも影響を及ぼすものであり、何より新しい校舎を楽しみにしていた子どもたちや地域の方々に対しましてもこの場をおかりして重ねて深くおわび申し上げます。
以上で提案理由の説明を終わります。よろしくご審議のほどお願いいたします。=(降壇)=
62 ◯議長(
佐藤正洋君) これより質疑を行います。
質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております2件につきましては、お手元に配付しております議案審査付託表に記載のとおり
教育厚生委員会に付託いたします。
教育厚生委員会審査のため暫時休憩いたします。
教育厚生委員会は直ちに開会をお願いいたします。
=休憩 午後2時33分=
~~~~~~~~~~~
=再開 午後4時50分=
63 ◯議長(
佐藤正洋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
会議時間を延長いたします。
暫時休憩します。
=休憩 午後4時50分=
~~~~~~~~~~~
=再開 午後6時10分=
64 ◯議長(
佐藤正洋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
この際お諮りいたします。
お手元に配付いたしておりますとおり、本日の日程に議事日程第6号の2を追加いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
65 ◯議長(
佐藤正洋君) ご異議ないと認めます。
よって、議事日程第6号の2を本日の日程に追加することに決定いたしました。
なお、再度日程を追加いたしましたが、これからの議事はお手元に配付の日程番号により行い、後刻、各号の整理をいたしますのでご了承をお願いいたします。
次に
日程99
第234号議案
長崎市立小学校条例の一部を改
正する条例の一部を改正する条例
及び
日程100
第235号議案 工事の
請負契約の一部変更につ
いて
以上2件を
一括議題といたします。
教育厚生委員長の
審査報告を求めます。35番久 八
寸志議員。
〔
久教育厚生委員長登壇〕
66 ◯35番(
教育厚生委員長 久 八寸志君) ただいま議題となりました第234
号議案外1件につきまして、
教育厚生委員会における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。
第234号議案「
長崎市立小学校条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例」及び第235号議案「工事の
請負契約の一部変更について」の以上2件につきましては、仁田佐古小学校建設主体工事(1)の
請負契約において、別途施工中の周辺の関連工事との調整に時間を要したため、外構工事等に要する期間を延長する必要が生じたことに伴い、工期を変更しようとするものであり、あわせて、工期の延長に伴い仁田佐古小学校の移転をする日を変更しようとするものであり、関連があることから一括して審査を行いましたので、まとめてご報告申し上げます。
委員会におきましては、議案審査に先立ち、建設工事の現状を十分に把握するため、現地調査を行ったのであります。
その後の審査におきましては、
冒頭理事者から、今回の工期延長については不適切な事務処理により工期を変更することとなり、議会を初め地域の皆様や、何よりも子どもたちに大変なご迷惑をかけたことに対し深くおわび申し上げたい。今回の件を重く受けとめ、今後、このようなことが二度と起こらないよう関係部局としっかり連携をとるとともに、部内での情報共有の徹底、職員の意識改革、組織的なチェック体制の構築など、再発防止に取り組んでまいりたいとの説明がなされております。
委員会におきましては、並行して施工している体育館などのほかの工事の完成予定時期の変更の有無、仁田佐古小学校は、過去、地域や議会において多くの時間をかけて議論を行ってきており、子どもたちのために関係機関が努力してきた非常に重要な工事であるにもかかわらず、今回の事態に至ったことへの見解、2カ月前から一度も建築担当の部長が現場に足を運んでいないことなど、適正な進捗管理を行うための市の現場
管理体制の妥当性、今回の契約変更に係る業者の責任の有無と業者に費用負担を求める考え、新校舎の完成を楽しみにしていた子どもたちへの説明、受注者や関係部局との進捗管理に係る責任の所在と協議状況、これまで複数の工事で工期延長を適切に行ってきたにもかかわらず、今回の工期延長の判断が直前となった理由、来年1月の小学校移転が決まっていたにもかかわらず工事の遅延が続いていたことについて判断の時期の妥当性、今回の事態を踏まえた今後の再発防止策について質すなど、内容を検討した次第であります。
さらに、委員会におきましては、今回の工期延長を受けて、教育長の見解を求めるため、教育長の出席を要請した次第であります。この点、教育長から、仁田佐古小学校の建設に当たっては、子どもたちの教育環境を整えることが第一ということで進めてきた中で、子どもたちの期待を裏切ることになったことについて申しわけないと思っている。これまで地域や議会での議論をいただくなど、さまざまな経過がある中で、調整を要する工事であったが、自分自身、工事の進捗確認が欠けていた。今後は、関係部局との調整等には
教育委員会が主体となって
取り組み、学校、関係業者と調整を十分図り、一日も早く開校できるように取り組むとともに、保護者や地域の方にも丁寧に説明したい。何よりも委員会での指摘を踏まえ、
教育委員会が深くかかわりながら6年生が少しでも授業ができるよう、新しい体育館で卒業式ができるよう、必ず実現させていきたいとの答弁があっております。
そのほか、委員会におきましては、種々
内容検討の結果、進捗管理のための工程会議のあり方をしっかりと見直すとともに、周辺道路の工事を所管する部局も出席するようにしてほしい、技術職員の力量を上げる
取り組みを講じてほしい、建築部に限らず、関係部局も今回の事態を重く受けとめ、今後二度とこのようなことが起こらないようにしてほしいとの要望を付した
賛成意見が出され、いずれも異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
以上で、
教育厚生委員会における
審査報告を終わります。=(降壇)=
67 ◯議長(
佐藤正洋君) これより質疑、討論を行います。
質疑、討論を終結し、ただいま議題となっております第234号議案及び第235号議案、以上2件について一括して採決いたします。
各案に対する委員長の報告は、いずれも
原案可決であります。委員長の
報告どおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
68 ◯議長(
佐藤正洋君) ご異議ないと認めます。
よって、第234号議案及び第235号議案は原案のとおり可決されました。
次に
日程101
定期監査、行政監査及び現金出納検査(8、9、
10月分)結果報告について
は、既に配付されております報告書のとおりであります。
本件は、地方自治法の規定により報告されたものでありますので、同報告書によってご了承をお願いいたします。
この際、お諮りいたします。
今定例会における議決事件について、その条項、字句、数字その他の整理を要するものにつきましては、会議規則第41条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。
これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
69 ◯議長(
佐藤正洋君) ご異議ないと認めます。
よって、これらの整理を要するものにつきましては、議長に委任することに決定いたしました。
これをもって、会議に付された事件は全て議了いたしましたので、令和元年第5回長崎市議会定例会を閉会いたします。
=閉会 午後6時18分=
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
議 長 佐藤 正洋
署名議員 山谷 好弘
署名議員 山崎 猛
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