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  1. 長崎市議会 2019-12-09
    2019-12-09 長崎市:令和元年総務委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前9時59分= ◯岩永敏博委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから総務委員会を開会いたします。  初めに、きょうは日程どおり請願に対する審査を行いますけれども、請願人よりボートレースチケットショップ設置のご提案ということで資料が出ておりますので、これも1つ参考資料としてご確認をいただきたいと思っております。  傍聴人の定員超過についてお知らせします。傍聴者が定員である7名を既に超えております。委員長といたしましては、傍聴席をふやして対応することといたしましたので委員の皆様のご了承をまずお願いをしたいと思います。  それでは、議案審査に入ります。  請願第7号「「地域活性化事業として大黒町における場外舟券発売場設置計画に反対しないことを求める」請願について」を議題といたします。  なお、請願人から趣旨説明を求めるため、参考人として出席をいただいております。  参考人の入室のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時0分=           =再開 午前10時1分= 2 ◯岩永敏博委員長 委員会を再開いたします。  まず、委員会を代表いたしまして、一言ご挨拶を申し上げます。参考人の方におかれましては、本委員会にご出席をいただきまして、まことにありがとうございます。本日の審査の進め方を説明いたしますが、まず初めに、参考人の方から趣旨説明を受けまして、次に参考人の方に対しまして委員からの質疑を行います。参考人の方は、説明をする際は委員長の許可を得て、マイクを使って発言をお願いします。また、委員に対しては質問をすることができないことになっておりますので、その点ご了承ください。  それでは、まず、参考人の自己紹介をお願いしたいと思います。 3 ◯片岡参考人 私は、大黒町自治会長の片岡憲一郎と申します。きょうは、お呼びいただきましてありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。 4 ◯宮田参考人 私は、大黒町自治会役員総務補佐で、本発売場誘致ラッキーキャピタル株式会社取締役の宮田です。どうぞよろしくお願いします。 5 ◯脇川参考人 私は、大村市競艇企業局の場外発売場推進課の脇川と申します。よろしくお願いいたします。 6 ◯岩永敏博委員長 よろしくお願いします。  それでは、請願の趣旨説明をお願いいたします。 7 ◯片岡参考人 それでは、私のほうから説明させていただきます。
     皆様もご存じのとおり、長崎駅の再整備に伴いまして、駅舎が200メートル以上移動します。そして、郵便局や県営バスターミナルなども移転の予定です。十八銀行北支店も移転します。これまでの駅前とは全く違い、駅前が駅前ではなくなるんじゃないかと、みんなが危惧しております。また、在来線はしばらく西口のほうがメーンとなり、東口の工事がそれから始まります。その二、三年は、観光のお客さんや通勤通学の方、それからまた地元住民の生活の面でも不便な状態が続くと思っております。従来の駅前商店街の商業環境が一遍に変化し、私たちは本当に、みんな陸の孤島になるんじゃないかと危機感を持っております。  そこで、私たちは昨年、自治会の総会を開きまして、全会一致でボートレースチケットショップの開設に同意をいたしました。そして、連合自治会の皆様にも施設業者のほうから、2回にわたって説明をしております。その中では、同意しないという声は上がっておりませんでした。その後、手順を踏み、市のほうへ地元の意見を数回提出し要望いたしましたけれども、市からは駅前に対して活性化の具体的な案も示すことなく、国際観光都市にふさわしくないということで同意が得られませんでした。その回答は、公共事業の禁止条例の中で、私たちには全く理解に苦しむところでございます。5月と11月に私たちは施設を見学に行きましたけれども、風紀上は、警備員などを配して全く風紀を損ねるというようなことはありませんでしたし、また、清掃もよく行き届いております。そして、雰囲気が乱れているというようなことは全くなく、私たちが思っている昔のイメージとは全く違う感じを受けました。11月の見学には大人が28名、そして子ども3名、計31名で見学をさせていただきましたが、皆さんからは悪いという意見は出ませんでした。発売場には施設内に飲食をするスペースがなく、近くのコンビニや飲食店を利用する機会がふえて地域活性化にとって重要な公共事業であるということを私たちは確信しております。ぜひとも議員の皆さんにおかれましても、この地域の気持ちをわかっていただきたく請願に参りました。よろしくお願いいたします。  あとは、宮田さんのほうから説明をさせていただきます。  以上です。 8 ◯宮田参考人 ここからは宮田がお伝えします。当社は、約40年間、大黒町で営業を続けている地元企業です。長年、おくんちの際には寄附や参加など地域貢献を続け、地域との信頼関係を大切にしております。この空きテナントについてですが、現在までに幾つかの多種多様な業種からお話があっております。その中で、できる限り地元商店街と競合にならないように社内でも検討を進め、今回、地域活性化事業として、また、長崎の歳入増につながる公営事業として誘致に力を入れております。さらに、この事業は、長崎市に売り上げの1%の環境整備費が支払われます。教育、子育て支援、社会福祉、さらには、長崎駅周辺エリアの夜間景観の整備や防犯対策などに充当することも可能です。単にテナントを入れる事業とは違い、あらゆる方向に波及効果を生みます。  それでは、施設の説明に移ります。現在お配りしています添付資料の12ページをごらんください。今後の大黒町地域活性化事業として、長崎近隣ボートレースチケットショップの情報というところで一覧表があります。  それでは、施設の説明に移ります。これは長崎近隣の発売場の比較表です。当社は、場所を提供する立場で、運営自体は行政である大村市が行います。売り上げは14億円を見込み、長崎市への環境整備費は、その1%の1,400万円を見込んでいます。ほかの並んでいる施設を見ましても経済効果はかなり大きいと考えます。営業日数、時間、発売機などは、現在まだ話が進んでおりませんが、記載している予定です。お酒の販売、持ち込みは絶対にできません。施設の概要については、以上になります。詳しいお話は、脇川様のほうが大村からお越しいただいていますので、この後の質疑でお問い合わせいただければと思います。  それでは、次です。平成30年7月30日に諸団体から反対文書の提出があった旨の連絡を相談議員から当時受けまして、担当者である私が、そのお声を伺うために約1週間後の同年8月11日に代表発行者の会長とほか1名様と面会しました。結果、私どもの努力で誘致活動をするのは構わないとのことでしたので、これまで誘致活動を続けてきました。現在、地元大黒町が新幹線新駅に係る開発で、商店街が衰退する不安が大きく、市の代替案もなく、公営施設を誘致したいという思いで同意されたということが一番に優先されるべき要素だと考えています。私どもも、その自治会ではない団体のお声は、しっかり受けとめて、誘致できた際は、懸念される環境面などについても環境委員会を必ず発足しますので対応していきたいと考えております。なお、これまで数年かけ精査し、長崎市へ四度にわたり要望書を提出しております。ほかにも報告書は提出しております。同様の施設の視察も重ねております。この1年、かなりの時間をかけて活動をしてきました。しかし、その団体の反対理由である環境悪化への懸念ですが、この事業は、民間以上に十分な対策が整備されております。本日お越しの脇川様にお尋ねいただければ、おわかりになると思いますが、全く問題はありません。私どもも何度も視察に行きましたけれども、一度も悪いイメージはありませんでした。また、今観光にそぐわないという理由で、市のほうは難色を示しておりますが、明確な基準がないため、合理的な反対の理由にはならないと思います。  それでは、最後になりますが、日本財団の取り組みとして、長崎海洋クラスター形成推進協議会の事業、皆さんもご存じのとおり、今事業が行われております。また、海と日本PROJECTの一環である、さばけるプロジェクト事業など数々事業があります。公営事業により、いろいろな面での支援が形を変えて行われています。どうか一部のデメリットばかりに目を向けるのではなく、違う視点、広い視点、さまざまな見解を持たれた上で検討をしていただきたいと思います。また、長崎市役所の封筒の裏面には時津町の場外舟券発売場の広告が掲載されています。時代の流れとともに、長崎市の見解も変わってきているんだなと私たちは思っています。  議員の皆様には再度、会派内で審査を持たれていただき、委員会でも正確な情報を把握し、精査し、地元同意をぜひ尊重していただき、平和都市と公営企業を共存されている広島などの例に鑑み、ご理解をいただければと思っております。どうかよろしくお願いいたします。  以上です。 9 ◯岩永敏博委員長 ありがとうございました。  それでは、参考人に対する質疑に入ります。 10 ◯吉原 孝委員 誘致条件の大きな1つに地域の同意ということをお願いしたんですが、結果として、大黒町自治会と長崎駅前商店街が中心となって今回されました。昨年7月に、おたくの地区は西坂小学校区ですよね。西坂小学校区での反対請願が出たということで、それに対してずっと交渉した結果、今お話がありましたが誘致活動は構わないというところまでお話が進んだということなんですが、そのあたり、私がまたその後、いろいろお尋ねしますと、そうでもないようなお返事をいただいているんですが、この趣旨の施設ですから1つ私は誘致条件には、やはり限られた地域だけの同意でなくて、やはり広い、せめて小学校区ぐらいの同意が必要じゃないかなという気がするんですが、そうでないというご意見が耳に入ったりしますので、そのあたりについてのご説明をいただきたいと思います。  それから、先ほど設置のメリットをるるお話しいただきました。順調に行けば、市財政に年1,400万円ほどのちゃんとした環境整備費という形でお返しができるということですが、それと地元の活性化、雇用の創出ということです。それから利用しやすい施設ということですが、今お話がありました環境整備の面につきましては、交通とかごみとか、風紀とか青少年対策とかいろいろあると思うんですが、このあたりについて、特に4番目に申し上げた件について、西坂小学校区の方々は大変心配されているんじゃないかなという気がするんですが、その点についてどのようにお考えなのか。  それから、これ資料を拝見しますと、ことしの2月3日、この日は雨だったんですかね。アミュプラザが非常ににぎわって長崎駅前商店街が非常にもう閑散として。これが今後続くんじゃないか、そして、ますます商店街が疲弊していって地域住民は生活が苦しくなるということだったんですが、私、以前は夏祭りなんかで長崎駅前商店街の方が高架広場を使われて、ちょうちんをぶらさげられて、にぎやかにされていたので、ああこれはもうアミュプラザも含めて地域の商店街と駅地区の方々がうまくコラボされて、頑張っておられるなあという印象を持っておったんですが、本来こういうことで人がアミュプラザに集まるのであれば、その流れを長崎駅前商店街とか自治会につくっていただくという、そういう連携も必要じゃなかったかなと思うんですけれども、そのあたりは、最近はどうなのかお尋ねしたいと思います。  何点かありますけれども、今申し上げた点についてお尋ねしたいと思います。 11 ◯片岡参考人 最後の夏祭りの件でございますけれども、ちょうどあれは国鉄がJRに変わるところぐらいまで一生懸命、商店街、町内、それから駅と一緒になってやっていたんですけれども、JRが本格的になってアミュプラザができたころからだんだん遠ざかるではないですけれども、それぞれのところでするようになりましたものですから、本当に私たちが若いころやっていた高架広場を使っての夏祭りは、結構なお客さんとか地元の住民の協力で盛り上がった祭りだったと思っております。なかなかあれを一旦中止したら、再開するのが本当に難しいということをつくづく感じました。  それから、西坂小学校区との話ですけれども、連合自治会のほうでは大黒町のほかには何町か同意をするというようなことを聞いておりましたものですから、一応連合自治会としては、会長が反対も賛成もしないということで、そういうことを言われました。そして、大黒町が活動するなら、どうぞやってくださいという話でございました。 12 ◯宮田参考人 ご質問ありがとうございました。先ほどアミュプラザの関係の流れもということだったんですけれども、大黒町は、アミュプラザのある尾上町とも隣接しておりますので、もちろんご相談させていただきました。それで、アミュプラザの方も一緒に大村ボート場のほうに視察に行っていただきました。その流れから、自分たちもできる限りのことは、ボート場について地元の方が賛成して活動してくださっているのなら、ぜひ応援しますよということでお話は何回かさせていただいています。また、今地域団体というか、長崎市のほうから、どんな団体から意見書が出ているかというのは全く聞いていません。それで、この団体の文書が何かしら出ているんだと思うんですけど、この文書に関しましては、私がもともと相談をしている議員の方から、こういうことが出ているけれどもどうなんだということでお話がありましたので、当社としましても、団体の1つの貴重なご意見として受けておりましたけれども、そのお声を直接伺うために、昨年8月11日に一度お会いしました。それから昨年の11月22日に長崎市とお会いしましたが、そのときには反対の理由は今までと同じで、平和都市であるということを主張されておりました。ただ最後に、長崎市のほうからこちらも、その平和都市であるという理由では納得がいかないという話の流れで、最後に小さな小さな声でぼそっと反対の声がというようなお声は伺いました。そのときに私は、直接面会しましたよと、お話ししてきましたという話はさせていただきました。それから、長崎市とこの1年間、いろいろお話をさせていただいていたんですけれども、見ていない反対書類というものに対して、話が出たことは一度もなく、記憶にございません。重きを置く文書だとすれば、今まで1年間という長い年月をかけて話し合いをしてきたんですけれども、これを長崎市側が主張されて、こういうことがあっているんだということを自治会長を初め私たち、総務で私も役員をしていますので、役員のいる場でお話をしていただければよかったんですけれども、そういうことは全くありませんでした。  周囲の地域に関しましてということですけれども、西坂地区連合自治会に話をしてくるようには言われていましたので、私は2回、会議に参加させていただきました。そこでいろいろご意見はやはりありますけれども、現在までに反対の書類は、恐らく連合自治会では出ていないはずです。その中で私たちは、地元の条件はクリアしているということを考えていました。誘致の条件である大黒町の同意のもと、ぜひご検討をいただきたいなという思いが強いです。  最後に、これまで大黒町では多くの時間を費やして四度にわたり要望書も出しています。報告書を提出してきています。長崎市側のほうから、この私たちの文書を、皆様に届いているかわからないですけれども、ぜひその文書を見ていただいて、今まで私たちがどれだけの時間を使って、このことに対して地域をどうにか盛り上げていかないといけない、くんちをこれからもやっていかないといけない、そういった思いで何度も何度も話し合いをしてきました。まちづくり協議会でも話し合いをたくさんしてきました。でも、長崎市の見解は平和都市、平和都市、たまに競輪場の流れ、そういったことで言われてきましたので、平和都市に対してのこちらの見解を、広島市に行ったり、京都市に行ったりして。同じ境遇の都市に行って、そういうことはありませんでしたという報告書も上げていますし、長崎市のほうから競輪場についてでもふさわしくないからやめたんですよという言い方だけされたんですね。それで私のほうが実際、長崎市立図書館に行って、過去の資料を全部引っ張り出して、1週間かけて事実が何なのか調べさせていただきました。添付資料にもつけていますけれども、それだけの理由でやめたわけではなかったんです。やはり国体誘致も絡んで、この中で長崎市は、でもやりたいんだ、でも、県はいろいろできないんだといったやりとりがあった中、最終的な判断を下された結果、財政的に移転するお金はない、そういったところがメーンでやめられたという議事録が残っていましたので、それをこちらのほうから提示させて、報告書も出しています。きょう、その報告書が皆さんの手元にあるかわからないんですけれども、私は長崎市が何の資料を出しているか全くわかりませんので、出していないかもしれないですけれども、これまでの経緯があることを全て報告をしていただいて、皆さんに正確な情報をもって判断していただきたいなと思っています。私もやはり地元ということで長年、40年、私、42歳ですけれども、大黒町には皆様に比べたら、少ない数で足を運ばせてもらっていますけれども、くんちにも参加して皆さんの熱い思いは受けていますので、ぜひ検討していただきたいなと思います。  以上です。 13 ◯岩永敏博委員長 今のお話の中で、競輪場の経緯についてでありますけれども、資料の14ページ、15ページ、16ページまで、これ添付資料ついていますので、これも参考としていただければと思います。 14 ◯吉原 孝委員 これでやめますが、今私がやはり一番心配しているのは、その地域の理解、その範囲の問題。やはり地域というのは小学校区単位という形の中での取り組みが必要じゃないかなという印象を最初から持っておりました。  一番問題にされているのが、いわゆる環境対策といいますか、交通の問題とか、ごみの問題とか、風紀の問題とか、いろいろお伺いしますと、特に小学校が近くにあるということですので青少年対策等が、どのように捉えるのか。やはりそのあたりに非常に厳しい条件がつくんじゃないかなと思ったりします。それと、2020年に新幹線が参りますよね。それまで、ここにも書いてございますが、長崎駅が現在の駅舎より約200メートルほど西側といいますか、浦上川側に移転をいたしますが、それまでに、今の高架広場がなくなって、駅の周りの環境が全く変わりますよね。そうなった場合に、この施設が現在の位置にあっているのかどうかということも行政のほうも考えているんじゃないかなと思うんですが、そういう場合に市と地元の皆さんが今後の地域の活性化について、駅も大分さま変わりしてきますから、そして人の流れをどうやって、横断歩道とかいろいろなものを含めて、人の流れが大黒町あるいは商店街のほうに出ていくかというようなことも協議をされる機会があってしかるべきですし、これまで何度かお会いになっているということであるなら、その折も、そういうお話があって、市もこれからの計画の中で人の流れをつくるように努力すると。そのためにはどうするかというようなことも含めて、お話し合いがあってよかったと思うんですが、そのあたりの件について2点お伺いします。いかがなんでしょうかね。 15 ◯脇川参考人 青い冊子のほうをごらんいただきたいと思いますけれども、8ページ、オレンジ色の一番下のところなんですけど、開設後のフォローです。地元の方の調和を図るために施行者、我々大村市、施設会社、地元自治会地元自治体等により構成される環境委員会運営協議会と通称呼んでいるんですけれども、運営協議会を必ず実施いたします。こちら開設前にする例もございます。その中で、市町村によっては各PTAの代表の方であるとか、学校長の方であるとか、そういった要望に応じてメンバーを構成いたしまして、運営のほうの協議を行っていくということでございます。今後の駅前の開発について、対策等につきましても、この運営協議会のほうで議論をさせていただければと思っております。  以上です。 16 ◯宮田参考人 市と地域のことについてという今お話があられましたけれども、長崎市のほうからは、その連合自治会というところでのお話は一度、昔、ありましたので、そこには2回、何度も同じような説明になるんですけれども、説明に行かせていただきまして、いろいろご意見はある中、今に至るまで反対しているという書類は出ていません。団体の意見書が出ているということなんですけれども、その話は長崎市のほうから、こちらにはあっていませんので、対応について、こちらのほうから、どういうことをしたらいいとかというのは言われていません。なので、この団体に対して行動自体を起こすことは何もありませんでした。ただ、私のほうでは、紹介議員のほうからお話は聞いていましたので、お声は聞きに行きました。それから恐らく書類は出ていないんじゃないかなとは思いますけれども、その辺、市のほうから、どういう動きがあっていますよというのは聞いていませんのでわかりません。 17 ◯片岡参考人 本当に著しく環境が悪いとかそういうことにならない限り、私たちはラッキーキャピタル株式会社とは、もう四十数年近く自治会活動、それから商店街の活動に積極的に参加していただいて、本当にいろんな面で協力してやってまいりました。そういう面で、この施設につきましても著しいあれがない限り、私たちが通常、生活できるようなことが損なわれない限り、この施設に対しては、私たちは協力して一緒にやっていくのが当然だと自治会としては考えております。  以上です。 18 ◯筒井正興委員 きょうは参考人として来ていただきまして本当にお疲れさまでございます。  まず、お尋ねいたしますけど、私が一番懸念をしていたのが、昨年要するに舟券売り場を設置したいということで長崎市に陳情をされたということを聞いております。その後、先ほどの質疑の中でもありましたけれども、平成30年7月30日に地元の西坂小学校区子どもを守るネットワークから開設を認めないようにしてくれということで、長崎市のほうにあったと聞いております。先ほどの質疑の中で、その後、皆さんが努力をされて、この1年間で、要するに誘致活動をするのは構わないよと言われたということだっただろうと思います。そういうことで、その後に、この子どもを守るネットワーク、もしくは、地域からは反対の文書なり、陳情なり、請願なり、そういったものが全く出ていないと私たちは認識をしておりますし、また、市のほうからもそういう話も来ておりません。そういう中で皆さんの努力、地域を活性化するために、一生懸命この1年間努力をされてきた。もちろんその前からされてきたんでしょうけど、私は、このことについては非常に地域活性化のために、ぜひ取り組んでもいいんじゃないかなと思っておりますが、ただ、1つ懸念としまして、駅前ですので、通常こういうところ、こういう施設というのは駐車場を整備されたところがありますけど、そういう駐車場、どうせ車で来るんでしょうから、できたときに、もちろん交通の便もいいんですけど、そういった車の対策等には、今取り組んでおられますか。それとも、まだ決まっていないからやられていないか、お答えを願いたいと思います。 19 ◯宮田参考人 ありがとうございます。駐車場の確保なんですけれども、今駅前が開発途中ということで、はっきりしたことは申し上げられないんですけれども、当社のほうとしましては地元にある駐車場を使っていただいて、地元の貢献になるように、そちらのほうを使っていただきたいと思っています。また、今後駅の開発で、さらに駐車場もふえるということで、そちらのほうを利用していただけないかなとは思っています。  以上です。 20 ◯筒井正興委員 私は一番、駐車場を心配しているんですけど、まだ本格的には取り組んでいないということですよね。それともう1つは、先ほどの説明の中にもありましたけど、現状はパチンコ屋の2階が空き店舗になっていると。そういったところを場外舟券売り場に使いたいということで誘致をしているということだったんですけど、そういったときに例えば、交通も含めてガードマンとかそういったものの配置とかいうのはどのように考えられておりますか。 21 ◯脇川参考人 周囲環境に対しては実際に開設できる予定になりましたら、所轄警察署との警察協議を行います。そこでガードマン配置や警備体制などを十分に協議いたしまして、警察との協定書を結びます。それに基づきましてガードマン及び現地スタッフの警察OBの方を数名採用いたしまして、十全に防犯対策を行っていこうと思っております。  以上です。 22 ◯井上重久委員 きょうは大変ご苦労さまです。このボート場の舟券売り場の関係です。この請願を受けて初めてこういう動きがあっているんだなというのを知りました。実は、先ほども質問ありましたが、この舟券売り場の関係については、私は地域の声が、非常に大事になってくるんじゃないかなと思いますし、連合自治会のお話もお聞かせをいただきました。やはりこの地域を支えている団体というのは社会福祉協議会なり、子どもを守るネットワークなり、あるいは育英会なり、さまざまな団体があります。そういう意味で地域の活性化を図るためには、特に諸団体と連携をとりながら自分たちのまちは、こういうふうに経済の活性化なり、地域の活性化に努めていこうという努力をしているという認識を持っています。そういう意味で連合自治会の話は、会長さんは進めるなら反対もしないけれども、賛成もしない、進めていいよというようなことやったんですが、特に育英会あるいは子どもを守るネットワークの関係のいわゆる関係団体は、どのようなお話を受けてされているのか、されていないのか、わかりませんけれども、地域を支える団体に対する理解というのはどうなんですかね。 23 ◯宮田参考人 ありがとうございます。まず、この地域は今後、統廃合が予定されている地域にはなります。恐らくこの小学校は、どこかの小学校に統合されるという話はあっているかと思いますが、今言われた団体についてなんですけど、まず長崎市から何も言われていないんですよ。そんなに大事で重きを持つ書類であれば片岡会長にまず長崎市のほうから、そういう団体からも意見書が出ているよということはあるはずなんですけど、実際ないのでこちらからそちらの団体に接触をして話をするということは無理でした。片岡会長に今からマイクはかわりますけれども。なので、私のほうは紹介していただいた議員からお話を聞いていましたので、直接お会いして話をさせていただきました。ただ、地域の団体ということでお声を聞いて、もちろん向こう側の意見も聞きました。それで私たちの意見も言いました。その中で活動できるところは、ご自分たちでされてくださいということでした。その後に何かそこから、報告がないから意見書が出ているのかどうかはわからないですけれども、出ていなければそのまま、こちらとしては長崎市から言われていませんので、今この地元の同意を優先させていただいてお話をさせていただいているところになります。 24 ◯片岡参考人 動きとかそういう団体がしているというようなことは長崎市から直接聞いておりませんし、連合自治会の中でもそういう話はございませんでしたので、そういう面で私たちも、ちょっとうかつだったかなとは思いますけれども、全くそういう話はなかったものですから、一応そのままの状態で私たちだけの活動ということでやってまいりました。 25 ◯岩永敏博委員長 すみません、委員長から。ちょっと議論を整理しますけれども、吉原委員も筒井委員も井上委員も、今、本質的なことを聞きたいのは、地域の全体で今回の請願に対しても、合意をしているのか。それとも、やはり反対のところがあるのかというところを、市から資料が出ているか出ていないにかかわらず、地元としてどうなのかということを聞きたいところがあるんですね。そのあたりの動きというか、感覚的なものでも結構ですけれども、連合自治会、あるいは小学校区のそういう団体とのいろいろかかわりも含めて、もう1回整理してお答えをいただけませんか。 26 ◯片岡参考人 確かにおっしゃるとおり、連合自治会13カ町が全員同意しますということではございませんでした。実際、多分、割合からいったら、同意してもいいよというところが少なめかなというぐらいの私の感覚でございます。そういう状況ですけれども、この条例が地域じゃなくて一自治会、大黒町だけと言ったら何ですけれども、そういうところでの誘致運動でも構わないということをお聞きしましたものですから、私たちはそれにのっとってやってきている次第でございます。  以上です。 27 ◯宮田参考人 誘致条件として地元の同意で、まず大黒町に誘致が必要ということで、大黒町の同意は得ています。西坂地区連合自治会のほうに対しては、話をするようにと市から言われていますので二度話は行ってきました。そこから私たちは長崎市のほうに報告をしましたけれども、それ以上のことは、長崎市のほうは何もおっしゃられませんでしたので、地域の同意は、これでいいということで、認識のもと動いてきました。 28 ◯井上重久委員 一番質問したいとは、地域の理解、要は誘致条件の中に、地元首長の同意、地元賛同及び議会が反対の議決をしていないことを条件として、主務官庁である国土交通大臣への許可手続を行うことができると、4ページのところに書いてあったものですから、ボートレース場の舟券売り場をするときには、感覚的に地元自治会が動いて、そして連合自治会あるいは関係団体にこの説明をしながら、地域の理解を持っていくものというのを私は理解しとるものですから、質問をさせていただきました。  それから次は、ちょうど大村ボート場の関係者もここに出席をされております。現在、大村ボート場、時津町、島原市、鹿島町などあって、今度、長崎市が予定されていますが、大村市として、いわゆる長崎市に対するアクションというんですか動きというか誘致をしたいとか、しないとか、そういうお話は、いつぐらいからされたんですか。 29 ◯脇川参考人 平成28年3月に施設会社のほうから、場所のお話をいただいて、そこから我々検討をいたしまして、できれば進めていきたいというところで活動をともに行ってまいりました。主な活動は施設会社の方がされておりますけれども、そこでいろいろなボートレースについての知識とか運営方法について、いろいろ両者とも協議を重ねてきたところでございます。  以上です。 30 ◯井上重久委員 平成28年3月から地元としてこの件については検討してきたと。一番、何回も言うようですが、地元の理解を得るためのご助言というのか、アドバイスというのはやはり何かなされたんですか。 31 ◯脇川参考人 過去に、最近で申し上げますと、松浦市のほうで推進してきておりまして、そのあたりの地元の方々との協議の仕方等、その辺の経緯を説明して、このように進めたほうがいいんじゃないかというアドバイスを行ってまいりました。  以上です。 32 ◯井上重久委員 わかりました。請願の説明の中で、長崎市に要望書を4回提出したというような発言があったんですが、申しわけないんですが、議会として、そこまで全然十分私も把握してなかったものですけん今回初めて議会に請願が来たと。長崎市に対する要望の関係でいわゆる平和都市・観光都市にふさわしくないというような発言で却下されたというのかな、そこら辺で、長崎市も何もアドバイス的にはなかったんですか。改めて確認しておきたいと思います。 33 ◯宮田参考人 ありませんでした。とにかくこちらは全部報告をしてきました。その地域に話をしに行ったことも含めて、話をしていなくても報告書を必ず出していました。でも、長崎市のほうからは一貫して、平和都市、国際観光都市だからふさわしくないということと、あと競輪場の2点についてだけ主にお話の題材に上がりまして、私たちは合理的でない範囲で理解ができないので何とかできませんですかという話をしたところ何も、そういったところで新たなこういうことがということがありませんでしたので、この請願書を出すことになりました。 34 ◯井上重久委員 もう一遍確認をさせてください。  時津町、島原市、鹿島町など、いわゆる舟券売り場の周辺の環境状況、施設の環境は、私、広島市の状況も報告をいただき、ここら辺の時津町、島原市、鹿島町の状況を教えてください。 35 ◯脇川参考人 場外舟券売り場を開設いたしました後も、特に環境等は変わっていないと運営協議会のほうでご意見をいただいております。また、交通問題とか要望がありましたら、その運営協議会の求めに応じて即座に対応する所存でございます。  以上です。 36 ◯筒井正興委員 すみません、私が持っている資料の中で、先ほども質疑の中で言いましたけれど、平成30年7月30日、西坂小学校区子どもを守るネットワーク代表、菊野寛史さんということで請願書が市長宛てに要するに開設に向けて認めないようにしていただきたいという文書が出ております。恐らく、この前に皆さんが陳情なり、請願なり出されたと思うんですが、それは市に対して出されたんですか。出したとすれば市に対して、皆さんが。〔発言する者あり〕ちょっと待ってくださいね。要するに、これは、開設に向けて認めないようという請願が出されておるわけですね。出されたということは、その前に皆さん方が何らかのアクションを起こしたから、こういうのが出てきたと捉えているんですが、それは長崎市に、もし皆さんが請願なり、陳情なりされたのであれば、それは長崎市に対して文書なり何なり出されたのかどうかお尋ねします。 37 ◯宮田参考人 すみません、意味がわからなくて。7月23日に大黒町のほうから要望書と私のほうから、先ほど言いました、連合自治会にも2回説明に行きましたという旨の報告書は出しております。それから特に何も市から言われることはありませんでした。 38 ◯筒井正興委員 わかりました。これはもうこれとして、後で市のほうで質疑の中で問い質していきたいと思います。 39 ◯山本信幸委員 本当にきょうは大変ご苦労さまでございます。今までの話の中で、この請願についての皆様の思い、そして、それに至った中での市の対応というのはよく理解できました。ただ、この請願に至る前から、結局は地元の活性化対策について、何ら市が対応してこなかったということがそもそもあったから、くんちも続けんばいかんと言うとに、もうそれには何ら対応してこなかったから、そもそも自分たちとして一生懸命考えた中で今回こういう場外舟券売り場というものを考えてきた。それを市に対応をお願いしてきたけど、今のような状態になって請願に至ったということになってきていると思うんですね。そのような中で、いわゆる今までに至る経緯の中で請願前の状態、この活性化策として市の対応について、どのようにお考えになっているのかお答えください。 40 ◯片岡参考人 私たちは、本当に市の対応には不満を持っております。今度の長崎駅周辺の区画整理にしても、あれはJRのためにある区画整理じゃないかと思っております。今度の高さ制限の撤廃の件もそうですし、そういうことにつけても全く大黒町とか周辺には何らいい手はもたらさないような状況になるんじゃないかと私たちは思っております。それに対して1つでも市のほうが、こうしたらこうしたらということを言ってくれたこともないですし、私たちがお願いしている最低限の平面横断で、こっちに渡るようにしてくれろということも、まずいろんな条件からできないということですし、そういう面でも市に対しては、いろんな不満があると思っております。  それともう1つ、これ例えば、世の中がそうだと思いますけど、あんな中村 哲さんみたいな方もおれば、それを撃つ人もおりますし、世の中というのは成功する人もおれば、失敗する人もおるし、また、寄附をする人もおれば、詐欺をする人もおります。そういういろんな面が混在しとる世の中だと思いますから、そういう面で、余りきれいごとばかりで世の中が動いていくというのはないと思います。ただ、そういう面を清濁あわせ飲むといいますか、そういう面も必要じゃないかと私たちは思っております。それがひいては1つでも、これは長崎駅前商店街の活性化の1つの問題として取り上げておりますから、私たちもこれからは、どんどん結構周辺にマンションができて半分住宅地域みたいになるんじゃないかと思っております。そういうものを踏まえた上で、何とか私たちも若い人を中心に大黒町に人が呼べるように、また、住宅も住みよいように、そういうことも考えながら、まちづくりをしていこうと思っておりますし、もう30年以上になりますけれども、町内で毎月決めて清掃もやっておりますし、何とか明るい町にしようという気持ちでもやっております。そういう面も理解していただいてご判断願いたいと思っております。  以上です。 41 ◯山本信幸委員 わかりました。そして、もう1つお聞きしたいんですが、これはハード面、環境整備ということに非常に寄与するということでのお話がございました。その意味で、そうしたら写真等もございますが、その地域で、例えば環境整備を誘導するような少しハード面、いわゆる街灯をふやすんだとか、または路面をきれいにするんだとか、そういう少しハード面においても、環境整備の投資というのを運営協議会などでできるような、そんな処置というのはできないんですか。他の事例を踏まえて教えてください。 42 ◯脇川参考人 例えば松浦市の運営協議会などでは周りの街灯とか。例えば、バスを施設の中に入れてはくれないかとかという地元の方の要望に応じて、松浦市の方が協議をしたりとかは行っております。運営協議会においては、もうざっくばらんに皆様からの意見を頂戴して、それを各担当が解決していくという場でございますので、そういった地元の方の要望に応え、大村市と長崎市と共同で働きかけを続けていければなと思っております。 43 ◯山本信幸委員 すみません、私がお聞きしたいのが、そこに何らかの投資がお金として、できるのかというような意味でお話をしたんですが。 44 ◯脇川参考人 環境整備費は、我々大村市としては長崎市に繰り入れをするので、そこの使用・用途については、お答えできないんですけれども、我々が例えば開設するに当たって、例えば周囲に照明が必要であるという国土交通省の方の指導とかそういうのがございましたときには対応してまいります。 45 ◯竹田雄亮委員 きょうはお疲れさまでございます。先ほどから再三話には出ているんですけれども、再確認の意味で連合自治会との協議については大体わかったんですけれども、西坂小学校区の反対の要望とかを出されている団体との接触は図られたということで先ほどお話だったんですけれども、その中でどういう協議をされたのかで、何度ぐらいあって、これ感覚的な話になるとは思うんですけれども、ある程度納得をしていただいた上での反対はしないよという話だったのか。どのぐらいまで納得していただいているのか確認をさせてください。 46 ◯宮田参考人 私が7月30日に出された分に関しまして自治会ではない1つの団体であるということで、お声を聞きに行ったのは8月11日です。その内容に関しましては、やはり団体としてのご意見をいただきました。それは、まず、今、皆様がお持ちの文書を見ていないのでわかりませんけれども、環境にそぐわないんじゃないかというところでお話をいただきました。  そして、私どもも、この誘致は地域活性化事業になるので、どうしても前向きに検討して進めていきたいという話し合いをしました。それで自分たちの立場的なものもあるけれども、私たちに対しては、企業努力として誘致活動についてやっていくことには何も言いませんというお話をさせていただきました。それで、先ほど冒頭に私のほうからも説明をさせてもらったんですけれども、環境悪化というところに関しましては、民間以上に十分な対策が整備をされる。また、環境にそぐわないという理由も明確な基準がないために、合理的な反対の理由にはならないので、そのお声は、皆さんお持ちのお声として、こちらのほうとしてもしっかり受けとめて、今お話に上がった環境委員会、ぜひそこにも参加していただいて、そこで話を進めて、しっかり明るいまちづくりをつくっていくための対応をしていきたいと考えています。  以上です。 47 ◯岩永敏博委員長 私から理解を深めるために1点、質問させてください。  今からなんでしょうけれども設置が決まった後の施設のイメージを少し明確にしてほしい。まず、長崎駅の駅舎は西側にずれていくのは、はっきりしていますけれども、いわゆる長崎の玄関口に当たるんですね。そこの2階にこのような施設ができるに当たって、そのイメージ、看板とか設置、外壁・外面的なイメージはどうなんでしょうか。 48 ◯脇川参考人 まず、外観を損なわないようにシンボルマークのみ掲示をしようと思っております。青い冊子の9ページに、うちの設置事例の店舗の写真がございますけれども、その中で長崎市の景観条例等もあると思いますので、そちらを協議させていただきながら、目立たないというか、射幸心をあおらないような外見のデザインを実施していきたいと思っております。例えば、右上にある佐々のマーク。そのマーク程度を掲出するというような予定でございます。 49 ◯岩永敏博委員長 わかりました。それでは、ほかに質疑がないようですので、以上をもって参考人に対する質疑を終わります。  参考人の方におかれましては、大変お疲れさまでした。  参考人退席のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時7分=           =再開 午前11時12分= 50 ◯岩永敏博委員長 委員会を再開いたします。  それでは、本請願に対する理事者の見解を求めます。 51 ◯片岡企画財政部長 請願第7号「「地域活性化事業として大黒町における場外舟券発売場設置計画に反対しないことを求める」請願について」に対する見解を述べさせていただきます。  長崎市においては、昭和24年に戦災復興事業として競輪事業が開始されましたが配当金等をめぐる騒乱等が頻発したことなどを受け、昭和34年に市議会において競輪事業の廃止に関する要望決議案が可決されたところでございます。その後、市と市議会においては、常に存続の可否が問題となり、また県からも松山地区に恒久的施設をつくることは都市公園法に抵触するとして認めないとの見解が示されるなど県と市の間でも議論が繰り返されてまいりました。そして、昭和42年に道義的な見地からの存廃の検討、さらには県の見解に伴う移転新設に要する経費を事業収益で賄うには相当の期間を要するなどを理由として競輪事業を廃止したという経緯がございます。また、近年の動きといたしましては、平成17年に旧琴海町の住民自治会から琴海地区での競艇設置要望が、また、平成25年には武雄市から長崎駅前での競輪の場外発売所設置などの動きがございました。長崎駅前では、今回とは別に民間事業者からも競艇の場外舟券発売所設置についての要望がありましたが、長崎市といたしましては、いずれの場合においても、過去において競輪場を廃止したという経緯があることや、平和を希求する国際観光文化都市である長崎市にとってふさわしくない施設であるといった理由から一貫して賛成できないという対応をとってきたところでございます。長崎市といたしましては、これまで国際観光文化都市としてのまちづくりに取り組んでまいりました。さらに、歴史や地域特性に合致したイベントを実施し、まちの魅力との相乗効果を発揮させることで、域外から人を呼び込む努力をしてきたところであり、昨年の観光客数は706万人となったところでございます。加えて、地方創生のため、産学官一体となった交流の産業化の取り組みにより、交流人口の新しい流れをつくり、にぎわいを生み出すとともに経済を活性化させ雇用を誘発し人口減少に歯どめをかけようとしているところでございます。特に、陸の玄関口である長崎駅周辺は、令和4年度の新幹線開業に向けた土地区画整理事業や交流拠点施設整備事業などの実施により、大きく変貌していこうとしております。これらの事業は、長崎駅の周辺や近隣地区の活性化にも大きく寄与するものであり、駅前地区の皆様にとっても大きなチャンスとすることができるものと考えてございます。さらに、先日、ローマ教皇が西坂公園の日本二十六聖人殉教地を訪問されました。今後、長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の価値を伝える重要な場所として、これまで以上にクローズアップされ世界からの注目が集まることも想定されているところでございます。駅前地域の活性化に向けましては、今後、長崎駅周辺で増加していく交流人口をどのように取り込んでいくのか、駅周辺の再開発の動きと連動させながら検討していく必要があるものと考えてございます。その際、長崎市といたしましても、地域の取り組みに対しましてしっかりと協力をさせていただきたいと考えております。今回の場外舟券発売施設の設置につきましては、大黒町自治会、長崎駅前商店街組合、長崎駅前まちづくり協議会は賛成ということでございますが、地元小学校の育英会や子どもを守る会、民生委員・児童委員協議会、社会福祉協議会支部を含む西坂小学校区子どもを守るネットワークからは、地域の安全安心、さらには子どもたちを取り巻く環境の面を危惧され長崎市に対し、反対の意見書を提出されているところでございます。また、西坂地区連合自治会13自治会のうち、7自治会が反対のご意向をお持ちと聞いてございます。長崎市といたしましては、駅前の地域活動団体や自治会において反対の動きやご意向があられること、そして、これまでの長崎市の基本スタンスから場外発売施設の設置につきましては、同意できかねるものでございます。  請願書に対する意見は以上でございます。 52 ◯岩永敏博委員長 これより質疑に入ります。 53 ◯筒井正興委員 今説明の中で、要するに地元の西坂小学校区育英会であるとか、子どもを守る会であるとか、民生委員・児童委員協議会、社会福祉協議会、子どもを守るもネットワーク等々から反対の請願書が出されていると。これは先ほどの質疑の中でもそういう話の中で、要するに平成30年の7月30日に出されておるわけでしょう。そうすると、その後、先ほどの質疑の中でわかったことは、その後にこういった方々と協議を重ねた中で、特に誘致行動についてはいいですよというふうな話が出とる。通常こういう話というのは、行政が誘致をしたいということで地元の自治会等が反対をするというのが通常の大体あり方なんですよ。それを地元の人たちは、自分たちの地域の活性化であるとか、いろんな今後の長崎市のあり方、駅前のあり方、そういったことを考えた中で誘致をしたいという結論を長年重ねてきて持ってきているわけですよ。しかも、部長、あなたはこの一年半前の請願書をもって、さもこの議員に対して、反対するようにとは言ってはおりませんけど、反対させるような意向でもって、これを持って回っとる。先ほど私聞きましたけど、要するに賛成の方々は、ちゃんと市に対して陳情なり請願書なり出しとるということを確認しました。回るのであればなぜ両方を持って回らないんですか。片方だけ市の意向を議員に押しつけるような形の中で、なぜしなければいけないんですか。広島市だってありますよ。広島市だって同じ原爆を受けとる。しかも同じ平和都市じゃないですか。先ほど競輪の話が出ましたけど、競輪の話にしたって50年前の話でしょうが。あなた方は、50年前からずっと変わらないんですか。今後も変わることないんですか。そうしたら県がIRを誘致しようとしとる。それにも長崎市は反対するんですか。パチンコ屋のほうがよっぽどギャンブル性が高いですよ。ここは100円からできますよ。そういったことについてどう思われとるんですか。 54 ◯片岡企画財政部長 今回の請願に対しまして、地元のご意向があられるということをお伝えする意味でご説明して回りまして、確かに賛成されている方のご意見というのをご説明していなかったのは私どもの不行き届きであったと思いますので、まことに申しわけありません。おわび申し上げます。これまでの経過で言いますと、実は昨年の12月にもこの団体の皆様からは市長に陳情がなされてございます。市長が直接説明した内容といたしましては、長崎市には競輪場があったんだけれども、それを廃止して、今までまちづくりを続けてきたということ、そして、確かに駅のほうが西側に離れますけれども、新幹線はフル規格を目指していまして、これまで来なかったような方も来られるようになる。そういったことで、行政も手伝うけれども、来訪者をどう引きつけるか、地域に還元していただいて、その点、一緒に考えましょうということでのご説明をしたとなっております。また、私も、ことし8月に地元のほうにご説明に上がりまして、そういった経緯をお伝えしたことと、競輪場も当時いろいろあってやめたのは間違いないけれども、同じように長崎市としては競輪場に頼らないまちづくりをしてきたということと、やはり駅前に大きな交流人口が生まれるということで、これをぜひ取り込んで、一緒にまちづくりを進めましょうというお話をさせてもらった。そういった経過もあって、今回の請願になったということでありますけれども、委員ご指摘のとおり、反対のほうの出ていた書類をお配りしていなかったということに対しましては、まことに申しわけなかったと思っております。  以上でございます。 55 ◯筒井正興委員 この資料4ページを見てみますと、先ほど井上委員のほうから話があったと思うんですが、このところ、地元首長の同意が必要と。施行者は地元長崎市との協議を行い、お互いの同意をもって正式に進出の手続に入ると書かれております。そうであれば、長崎市が最終的に決めるんでしょう。そこのところ確認します。 56 ◯岩永都市経営室長 今のご質問ですけれども、これ国土交通省の海事局のほうにも、私も実際、電話でも確認をいたしております。設置につきましては、その設置場所の自治会等の同意と、あと市町村長の同意が必要だということでこれ通達があっております。その通達の中で、自治会等の同意といった部分については、これも海事局の方に直接お話を伺ったところ、いわゆる存在する単独の自治会のみとは限らないと。つまり周辺の自治会が含まれているということも含めて、ここは、その自治体の判断であるというところで伺っておりまして、私たちとしましては、単独の自治会だけでなくやはり連合自治会単位の同意というのは必要ではないかと考えております。  以上でございます。 57 ◯筒井正興委員 私が言うのは、そういう周辺地域のことは聞いていないんですよ。最終的に市長が決断するんでしょうということを聞いているんですよ。どっちですか。 58 ◯岩永都市経営室長 最終的には長崎市長が同意するか、しないかというのは判断したいと考えております。 59 ◯筒井正興委員 そうしたら、要するに長崎市と議会は別物なんですよ。要するに市のチェック機関であって、その議員に対して、さも反対してくれというようなことで回るということはあなた方はどういうことですか。先ほどの部長の説明によると、要するにこれから長崎市の駅前の再開発に関して地元とも協議をしながら、ずっと進めていきたいという話だったですけど、地元は何年も待っていられないんですよ。潰れる店が出てくるかもしれないから、だから、今こういうことを早急に設置をした中で活性化を図っていきたいと。長崎市は潰れることはないでしょう。だったら話があったときに早急にいろんなことを地元と協議をしながら、活性化に向けて話を進めていくべきじゃないですか。それをこれから進めていきたいと。そんな悠長なことを言っていられないから、活性化のためにこういう施設をつくりたいと。なぜ長崎市は、これがだめだからこういうふうにやって、じゃやっていきましょうという話に乗ってこないんですか。長年やっていく中で、そういうことができていないから要するに、こういう施設を持ってくることになろうとしているわけじゃないですか。例えば、今時津町であるとか、大村市は当然ですけど、こういうボートの舟券売り場がありますよね。長崎市の人たちがここに行っていないわけじゃないんですよ。ほとんど長崎市の人たち行きますよ。ギャンブラーというのは、どこにあっても行くんですよ。その分、長崎市に税金が落ちるじゃないですか。  あなた方は、じゃ平和都市だ、国際観光都市だ、じゃ地元にどういう貢献をしているんですか。どういう貢献をするつもりなんですか。 60 ◯片岡企画財政部長 先ほどの請願の方々のお話を聞いとっても、私どもが反省したのは確かに今まで陳情、要望を受ける中でなかなか難しいですよという回答をしながら、具体的な提案ができていなかったという点は、これはもうしっかりと反省するべきと考えております。そういった中、私が8月に地元の方とお話をした中で申し上げたのは、いろいろ例えば地元の商店街の活性化に向けた具体的な提案は幾つかさせてもらいました。その後、商工部も入って話し合いをさせていただきたいということまで伝えておったんですけれども、なかなか具体的にまだプランができているわけではございません。  例えば、提案した1つの事例として、駅前商店街、どちらかというと飲食系の商店街でございます。そういった意味では今回ふえてくる交流人口の中で、地元に来ていただく。特に、例えば、よそから来られた方は、やはり駅ビルに入っている全国的な店よりも、地元の人が食べている地元のお店で食べたいと思っていらっしゃると思いますよと。であるならば駅と連携することによって、そういうすみ分けをして駅に流れて来られるような、そういう組み立てをしてみましょうかというお話もさせていただいたんですが、まだまだそこから先に進んでいる状況ではございません。そういった意味で今後、駅が動く、そのタイミングに合わせて、そのタイミングがどこまでできていなきゃいけないのか、どういう計画ができて、どういうことが実行できていかなくてはならないのかというのは、これ地元の皆様としっかり協議をした中で、具体的に活性化になるような方策というのを考えたいと考えております。  以上でございます。
    61 ◯筒井正興委員 要するに、言葉は何とでも言えるんですよね。だけど、地元の人たちというのは生活がかかっているんですよ。だから早急にこういう話を何年か煮詰めてきた中での話を持ってきとるわけじゃないですか。なぜそれに長崎市は誠実に対応しようとしなかったのか、私はそれが一番のネックになっとると思うんですよ。だって、駅ができる、新幹線が来る、もう何十年前から話があっとるわけじゃないですか。そうしたら、それに向けて地域がどういうふうに変わっていくか。しかも、人口減少、だって、もう15年後には10万人減るという話が出ているわけでしょう。どういうふうにやって生き残っていくかということを地元は考えながらやっていっとるわけですよ。それはなぜかというと生活がかかっとるから、もしここが潰れていったら、長崎市はもっと人口流出していきますよ。  先ほども言いましたように、要するにギャンブラーというのは、このギャンブラーと言うたら、言葉が悪いかもしれませんけど、やはりこういう遊びをする人たちというのは、どこ行ったってするんですよ。自分のことで大変申しわけないですけど、私の嫁の実家から歩いて3分、錦糸町の場外馬券場がありますよ。競馬というのは土曜、日曜しかしないですからふだんはそうでもないんですけど、土曜、日曜はいっぱいしていますよ。そして、地元の飲食店はこれで潤っていますよ。こういうところがあることによってお客さんというのは、この舟券売り場のところでは酒も販売しないとなっておりますので、当然地元に飲食を求めて来ることはもう確実じゃないですか。そうすれば地元が潤ってくる。そこに人が寄ってくる。何の反対をすることがあるんですか。何が国際平和都市なんですか。国際観光都市なんですか。広島市は、長崎市よりももっと財政規模は大きいですよ。大きくてもやっとるじゃないですか。競馬場、ボートの舟券売り場、何で長崎市だけがそういうふうにやって、いつまでもいつまでも50年前の話をしながら、だめですよと、こういった経緯がありますよと。もうちょっとあなた方は、先を見ながら考えを進めていかないと、本当に長崎市をあなた方が背負っているんですよ。それと同時に地元の人たちは、長崎市のためにいろんなことを考えて、活性化のためにやろうとしとるんですよ。何でもっとちゃんとして、もっと話に乗ってやらないんですか。今のままじゃ、本当長崎市どうなるかわかりませんよ。50年前のことを持ち出すような長崎市じゃ住む人おりませんよ。もうちょっとしっかり考えてくださいよ。 62 ◯片岡企画財政部長 先ほども答弁いたしましたとおり、もうこれは本当に私どもが、地元とのお話がうまくできていなかった、いわゆるできないということだけを回答することによって、次の展開を説明していなかったということについては反省すべきところであったと考えております。確かに50年前に廃止をしたところで、それに頼らないまちづくりを進めたということでございますけれども、やはり今、地方創生の中で、次を見据えたまちづくりをしたいと考えていますので、その点に関しましてはしっかり地元とお話をして、次の展開を具体化するような考え、それから計画づくり、そういったものを進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 63 ◯山本信幸委員 今、その話がございましたが、先ほどから話があっているんですが、要は地元の方は、そもそもこういう話になってきたときは、地元に人を誘導する施策がないからこういう話になっているんですよ。今までの部長の話の中では、大きな交流人口がそこに生まれて、それを一緒に取り入れたいって言われたんですけど、じゃ今まで何をしてきたんですか。そういう施策を今まで話し合い、何回もやってきたじゃないですか。まちづくり協議会も一生懸命やってきたじゃないですか。何を提案してきたんですか。何かあったら言ってくださいよ。 64 ◯片岡企画財政部長 まことに申しわけありません。私はまちづくり協議会の内容を把握しておりませんで、具体に何を提案したのか、あるいは提案できなかったかというのが回答できかねる状況でございます。申しわけありません。 65 ◯山本信幸委員 後ろに長崎駅周辺整備室長含めて、まちづくり協議会の会議に参加された方はいっぱいいますよ。その中で現実に今まで何かあったというのが来ていないのに、今部長は大きな交流人口が生まれるように一緒に取り入れていきたいとか、そんな話はないでしょう。今そういう話が理解もされていないのに、何でそんな話が言えるんですか。そういうところの対応策ができていないって。今までの話の把握もできていないのに、何で対応策を今からできるなんて簡単なことが言えるんですか。まずは、そこからその体制の把握をすべきやし、今参加もされているじゃないですか。何を提案されたか言ってください。 66 ◯芝長崎駅周辺整備室長 私ども長崎駅周辺で今、再整備を行っている中で、土地区画整理事業を進めておりますけれども、先ほどからお話が出ております国道の横断方法。国道202号の前に平面横断ができないかということで、これにつきましては地元の方からも強い要望がありましたので、私ども何とか実現できないかということで、これまで道路管理者である県でありますとか、交通管理者である県警と協議を長期間にわたって重ねてまいりました。その結果といたしまして、やはり駅前の交通量が非常に多いということで、ここに横断歩道を敷くことは、非常に渋滞に対する影響が大きいということで、まず交通の円滑化という観点から困難であるということ。それから、今後、高齢化がますます進展していく中にあって、国道の幅員が広いということで、そういった方が安全に渡れる横断距離、横断時間、これが確保できないということで、交通の円滑化、それから歩行者の安全性といった観点から平面横断は断念いたしまして、このことにつきましても、こういったまちづくり協議会を通じ、私どもしっかりこれまでご説明を重ねてまいりました。  今後の横断のあり方につきましては、駅が新しくなって生まれ変わるわけですから、県管理の施設ではありますけれども、長崎市としましては、そういった駅側の施設と一体となって、利便性の高い、そして快適な横断施設とできないかということで、今管理者の県のほうには要望しているところでございます。  以上でございます。 67 ◯山本信幸委員 聞いてのとおり何ら進んでいないんですよ。環境整備も地元のおっしゃる環境整備すら何にもできていない。それとに地域交流をこれ一体的にやるんだって、当たり前の話が全然進んでいないから、地元の人たちは一生懸命やって、誘導施策として新たな施策を提案をされ、そして何回も市のほうに話をされている。そのことを踏まえて、しっかりと今後やっていくのであれば、もっと具体的にしていかないとできませんよ。それこそ活性化策なんて全然進まない。そのこと踏まえて対応をもっと具体的に今の状況をしっかりと把握をまずされて、それからしてもらいたい。その意味で、この請願が出てきたということを考えていただきたいと思います。 68 ◯平野 剛委員 私も何点か質問したいと思うんですが、質問に入る前に今の話の流れの中でも、駅前商店街にとってみれば駅が遠く離れていくということが起こる中、その部分を見れば今までよりもマイナスの要素にはなってくるわけですから、非常に危機感を持っていることかと思うんですよね。そういった危機感を持っている中で1つの活性化策、有効策として、このような案が地元の商店街組合から出てきたというところにおいては非常に理解をしますし、一定の効果というのは見込めるのであろうということなんだろうと思います。そこに対して、今回、市のほうはこの請願に対しては反対という立場であるんですが、反対は今置いておいて、じゃ今度何をしてきたんだというのは非常に疑問に思います。そこに対しては真摯にちゃんと受けとめていただいて、JRの駅を含めたいろんな開発というのは、これはJRが民間でやっていることが大きなことなんだろうと思うんですが、その開発に沿って駅前商店街のあり方というのはこれはもう長崎の玄関口であるので、非常に市の対応というのは、もうかなりの時間を要している中、一体何をしているのかというところに対しては、これは疑問を呈したいなと思います。  このことの議論をしていると本筋からずれていくので、この件については、この程度にとどめますけれども、そこは真摯に受けとめてきちっと対応していただきたいというのは意見として申し上げておきたいと思います。  ここから質問に入りますけれども、先ほどから何点か質問がされておるんですが、私の中で整理ができていない部分があって、もうちょっとわかりやすく説明していただければと思うんですが、平成30年7月30日に地元の西坂小学校区子どもを守るネットワークというところを代表として、西坂小学校育英会、西坂小学校区子どもを守る会、西坂地区民生委員・児童委員協議会、社会福祉協議会西坂支部、西坂小学校区子どもを守るネットワークから去年の7月30日にこのボート場の開設に向けては、認めないようにという請願が出されて、今述べた5団体では反対の決議をしていますということが市のほうに提出されています。先ほどからのやりとりを聞いていると、大方、地元のほうでは賛成も反対もしないですとか、大黒町の誘致の活動については容認しますとか、黙認しますというか、そこらは言葉のニュアンスというのがあるかと思うんですが、特に反対はしないというようなことも申し述べられておりましたが、この団体は今現在、どのような見解をお持ちなんですかというところをまず聞かせていただければなと思います。1回こういった反対を出したけれども、今現在は特にもうそういった運動されることには容認している、反対ではないということになってしまっているのか。これはそのまま有効な請願として、現在も生きているのかというところをまず教えてください。 69 ◯片岡企画財政部長 これを取り下げるとかいう話を聞いておりませんので、現時点において私どもが、この考えが変わっていらっしゃるとは聞いておりません。直近で連合自治会長にお話を聞いたところでは、先ほどご説明しましたとおり、13自治会のうち7つは反対しているということも明確に言っておられるという状況でございます。  以上でございます。 70 ◯平野 剛委員 もう1点、市のほうに確認しておきたい点があります。この設置においては、先ほど資料の4ページにあるように、地元首長の同意、地元賛同及び議会が反対の議決をしていないということを条件ということにしていますが、この地元の賛同というところおいて、先ほどから地元というのを小学校区なり、連合自治会なり、一定そこら辺のところで話がされておりますけれども、これ利用される方という面で見ると、これは範囲がもう全市民になってくる。もう近隣自治体というところも含めて、多くの方が利用されるんでしょうから、その地元という設置される場所ということで一定ある角度から見ると、その小学校区なり連合自治会というのが地元と捉えられるんでしょうけれども、利用者という立場からすると、その地元というのは広い範囲での地元になるんじゃなかろうかというところも思ったりするんですね。一定ある角度から見ると、もうちょっと全市民的な議論だとかいうところも必要じゃなかろうかと。一部の自治会から、このようなことを設置してくれという要望が上がってきたときに、一部の部分だけでこれを賛成にするか、反対にするのかというのを決めていいのかと。もうちょっと広く市民の議論というのをそこに入れていかなきゃいけないんじゃないかなというところもあったりすると私は思うんですが、その辺についてはご見解いかがですか。一部の地域だけのこういった声を反対の請願が上がっている、設置してくれという声が上がっているというところだけで判断をしていくのか。そこら辺の部分について見解を示してもらえればと思います。 71 ◯片岡企画財政部長 今回の設置場所が駅前であるという点に鑑みたときに、平野委員おっしゃるとおり、非常に多くの市民が出入りする場所であるということは認識しております。ただ、国のほうの説明で言いますと市町村の自治会とは影響を受ける範囲と考えており、個々具体的事例により判断されるものと回答をいただいておりまして、そういった意味では、まず第一義的に地域の連合自治会の中に反対意見があるということが、まずそこの部分で影響を受ける範囲としての考え方があり、考慮すべき部分ではなかろうかと。その上で市全体がどうなのかということあろうかと思いますが、まず近隣がなかなか難しいと言ってらっしゃることが一番重要な部分ではなかろうかと思っております。  以上でございます。 72 ◯平野 剛委員 もう1個突っ込んで、今回長崎市が反対する理由の中に、平和都市だとかいうことが上げられているというのが、その主な理由で上がってきているんですが、利用者のギャンブル依存症だとか、結局負けた方のお金で成り立っている部分ってあると思うんですよね。私は、この県民所得が低い長崎において、ますます市民、県民からお金を巻き上げる、巻き上げるという言葉を使ったらあれかもしれませんけど。仕組み的に25%はなくなるわけですから、そういったものを設置すべきなのかどうかというようなギャンブル依存症の対策とか、そういったところに対してどう考えているのかというのが、全く話が出てこないというところも非常に不思議に思うんですよ。単純に平和都市というのをもってして物事を言っている。片方で、そういったギャンブルで苦しんでいらっしゃる方もいらっしゃったり、勝つ人ばっかりじゃないでしょうから、確率的には、やはり25%というのがなくなるわけで、そういった方々がどういう状況になっていくのかというところにおいては、やはり考えなきゃいけないことなんだろうと思うんですが、そこら辺が全然出てこない。そこら辺をどう考えていらっしゃるのかというのはここでまたお聞かせていただければと思います。 73 ◯片岡企画財政部長 競輪にしろ、競馬にしろ、これ公営ギャンブルということで、法に認められているものでございますから、この部分についての判断というのはなかなかできかねる状況にはございます。ただ、長崎市は過去、競輪場をやっていたのは、戦災復興のための財源として競輪場を運営してきたという状況がある中で一旦廃止をしたということで、そして、その後、競輪場に頼らずに、まちづくりを進めてきた。そういう面において新たにもう1回戻るというのはいかがなものかという考え方のもとにおいて、なかなか賛成ができかねますということを地元にお伝えしているということもあるということでございます。  以上でございます。 74 ◯平野 剛委員 何かそこら辺をもってしてという話じゃなくて、いろんなギャンブルで苦しんでいらっしゃる方だとか、その依存症になって苦しみながらでもまだ行ってしまっている。なけなしの生活費がそこに吸い込まれていらっしゃる方だとか、見えないところでいらっしゃるはずなんです。そういったところなんかというのも考えた上で、こういったものを設置するかどうかという考え方というのをいろんな角度で見る中で一定やはり考えてあげなきゃいけないんじゃないかと思うんですよ。そういったものが出てこないところが不思議だと思いますというのをちょっと投げかけて、いや実は、そういったところもいろいろ考えた上で総合的に判断していますという回答だったらわかるんですが、何となく過去の話に戻ったりだとか、何か曖昧だなと思うんですよね。根本的にそこら辺はもっと真剣に考えるところなんじゃないかなと、平和都市だという一点で、何かそこら辺が足りていないんじゃないかなと。こういうものを設置するときというのはそういうところをきちんと考えた上で物事を考えてほしいなと思うんですね。そこら辺をもうちょっと突っ込んだ見解を示してほしいなと思うんですがいかがでしょう。 75 ◯片岡企画財政部長 いわゆるギャンブル依存症とかそういったものについての考え方というのは、今回私どもこれは考えておりません。例えば、先ほどの事例がありました広島市でありますとか、京都市でありますとか、そういったところにはあるじゃないかという考えがある。広島市は確かに競輪場ありますし、それからJRAの場外馬券の発売所もあります。ただ、長崎市としては一貫して、そういった公営ギャンブルに頼らないまちづくりを進めてきたという歴史的経過、いわゆるまちの性格が違うというところでこれまでも私どもとしては賛成できかねますということをお伝えしてきたというような状況でございます。そういった意味で、いわゆる都市の歴史、そういったものを踏まえた上での考え方を常々お示しをさせていただいたということでございます。  以上でございます。 76 ◯平野 剛委員 私的には不満足な回答。確率的に喜ばれる方と苦しむところまで行くかどうかわからないですけど、喜ばれない方で言うと、吸い取られるんですから喜ばない方のほうが必ず多いはずなんです。というときに、長崎市民をそのようなところから守るんだというような考え方というのは、行政として持っていただきたいなということを思ったりしています。その点については全く触れないものですから、そういったところを考えるのが行政なんじゃないかなと。弱きに心を寄せて、そういったことは長崎市民にはさせないんだと、極力そういったものには触れさせないんだというような心は持ってほしいなと思うんですが、その辺に対しては、もうこの場では触れない。 77 ◯片岡企画財政部長 先ほどから申しますように、これ別に法に違反している事業でもございませんし、法のもとで運営されている事業でございます。そういった意味で、勝つときは確かに喜びも大きいと思いますけれども、いわゆるかけていらっしゃって、それで勝つか負けるかというところも楽しまれている方もおられると思いますしね。負けるから、イコール悪いということでもないのではなかろうかと思いますので、そういった意味で、公営ギャンブルであるがゆえに、いわゆるギャンブル依存症になるかということで明確に反対は、私は、そこでもってだめだということは申していないという状況でございます。  以上でございます。 78 ◯山本信幸委員 先ほど、平野委員から他の団体からの反対意見が出ている部分での話がございました。全体を大きくというような話がございましたが、また、参考人からも、他の団体からの反対の請願書が出ているというような話を一切聞いていないというような話がありました。これは、そのような団体から反対も出ているんですよというような話とかそういう回答とかはその当時できなかったんですか。それについて教えてください。 79 ◯片岡企画財政部長 昨年度来から、地元の方から何回か協議の場を持っていったように記憶しております。そういった中で7月に、そういう協議の中での1つに、反対派のほうから長崎市に対して設置は反対であると、そういう団体からの要望が出されたと。それを踏まえて昨年の12月の市長との面談であったと。市長としては、競輪場を廃止し、それに頼らないまちづくりをしてきたんだからということでのご回答をさせていただいたと。それも踏まえての動きであったと認識しております。実際に地元の大黒町のほうに私どもから反対が出ていますよということをお伝えしたわけではございませんが、そういった意味で市長が、それを踏まえての答弁をしたものと考えております。  以上でございます。 80 ◯山本信幸委員 だから、はっきりしてほしいのは、踏まえての動きで、反対が出ているとか出ていないとかは言っていないということで理解してよろしいんですね。 81 ◯片岡企画財政部長 市として反対の書類をご提示させていただいて、地域の団体の動きをご説明した状況ではございません。  以上でございます。 82 ◯井上重久委員 このボートレース場の舟券売り場の設置の関係、平成28年3月から動きが出てきたというようなところで、まず大村市がアクションを起こして、いわゆる長崎市と大村市との協議はされているのかされていないのか、そこをまず1点。 83 ◯岩永都市経営室長 平成28年の6月に、駅前の競艇場外舟券発売所の設置について相談が大村市からあっておりまして、その当時、大村市と市長も面談をしております。このときには連合自治会レベルの同意がないと検討にも入れない旨のご説明をさせていただいております。  以上です。 84 ◯井上重久委員 大村市と長崎市と話し合いをしたということがまず1点。それから、請願人から出とった長崎市に将来、仮に導入したときに、交付される環境整備費の使途の関係については、請願人の考え方、紹介された中身と基本的には同じですかね。使い方。 85 ◯片岡企画財政部長 確かに、これを受け入れた場合に交付金が来るということはお聞きしておりますけれども、その使途については今のところ、まだ具体的に検討はしておりません。  以上でございます。 86 ◯井上重久委員 最後です。両サイド、賛成、反対の立場でいろいろ請願が出てきた背景を考えたときに、やはり私も情報キャッチが遅くて、今回の議会で非常に苦慮しとる段階です。特に行政としてのアドバイス、最終的にはやはり行政の連携、協定の中で最終的な判断をしなければいけない。こういうアドバイスができなかったのは非常に残念であるというのをまず指摘をして、そして仮にこのボートレース舟券売り場の手順の関係がここに載っていますが、これ今から進めるとしたら、地元の同意の関係、真ん中辺なんですけど、行政の判断でこれでオーケーという決定というのは大体どのくらいかかるんですか。教えてください。 87 ◯片岡企画財政部長 現時点において、実際に進めるとしたときのスケジュールというのは私ども考えてございませんで、ただ、今、地元の連合自治会のうちの半数ちょっとが反対されているという状況で、まだそういった段階に入れている状況ではございません。  以上でございます。 88 ◯吉原 孝委員 私、最初に地域の理解の地域の範囲のことをお尋ねしたんですが、先ほどのご答弁によりますと地元賛同の意味といいますか、その範囲を市長は、どうも連合自治会の同意を重視するというご答弁でしたよね。ですから、この設置要件の1つの地元賛同の地元というのがその範囲なのかなという認識を今持ったんですが、であるならやはり西坂小学校区の考え方について、やはり市のほうからきちっとこういうことで反対のお話が出ていますよということを伝えるべきだったんじゃないですか。それが最初の請願人の方の話では一応お聞きはしましたけれども、その後の西坂小学校区の考え方については、市から聞いていないということをはっきりおっしゃったんですよね。だから、そういう意味で、その辺からボタンのかけ違いがあって、現在に至っているんじゃないかなという気がするんですよね。そういう意味では市がもっとはっきりと地元というか、その小学校区の連合自治会はこうですよと。しかも、その中で子どもを守る会とか、育英会とか、社会福祉協議会とか、子どもを守るネットワークのほうも共通認識を持って、そういう活動をされていますよということが伝えられていなかったんじゃないかと。だから、この辺についても、やはり何度も申し上げますが、ボタンのかけ違いがあったのかなという気がしています。そのあたりでの先ほど部長は、意向は伝えたような話もされたんですが、その辺をもう少し具体的にお話をいただきたい。それから、部長の話の中で、今後検討協力してまいるということで私も最初に申し上げましたが、2022年に新幹線が長崎に参ります。そのときに、私は、この駅前地区は大きく変貌する可能性があると思うんですよね。そういう場合、やはり長崎駅前商店街の皆さんは大きく期待を持っておられると思うんですよね。であるなら、やはり詳しく行政の立場で、これまでの行政としての取り組みとか、今後の方針について、先ほどお話があったように飲食中心のまちだから、そういう意味での活性化については、こういうことを考えていますよというようなことをもって、そして、駅前地区、大黒町地区のご意見を聞く中で、今後についての具体性を地元の人にも期待を持っていただくということが必要じゃなかったかと思うんですが、これも請願人のお話の中では、これまでの動きに信頼関係が成立していないというお話があった。これも行政として、やはりこの地域の方々のことについての関心といいますか、もっと親身になって相談に乗るべきじゃなかったかなと思うんですけど、そのあたりについてお尋ねしておきたい。 89 ◯片岡企画財政部長 今回大黒町の皆様との関係で申しますと、やはりただ単にできませんということを答えていて、次のプランをお示しもしていないというような状況、あるいは周りで反対が起きている状況もお伝えしていなかったということにつきましては、これは市としてやはりコミュニケーション不足であったと認識をしているところでございます。今後につきましては、例えば商業活性化の場合は、よく中心となる商業核は何なのかというところは議論してまいります。それが大型店であったり、例えばイベントを行う広場であったりとか、いろんなものが核になっていくわけなんですけれども、現時点において駅前商店街の皆様はこの駅前での場外舟券売り場を中心に据えて考えておられるとは思うんですが、そういったほかの部分、いわゆる交流が産業化で生まれる、人が流れていく。駅そのものが核なんだということを考えたとき、これ市として、いわゆる商工部だけではなく、まちづくり部も含めてあるいは私ども企画財政部も入った中で、このまちのいわゆる玄関口をどうするのかというのは当然考えなきゃいけない話でありますし、しっかりプランをつくって実行に移すべき段階であると認識しております。  今まで確かにコミュニケーション不足だったということはもう十分承知の上で、また改めて次の展開について、地元としっかり協議をさせていただきたいと考えております。  以上でございます。 90 ◯岩永敏博委員長 まだ質疑が続くような状況でもあります。一旦ここで質疑を中断し、午後1時から委員会を再開したいと思います。ご協力よろしくお願いいたします。  暫時休憩いたします。           =休憩 午後0時3分=           =再開 午後0時58分= 91 ◯岩永敏博委員長 委員会を再開いたします。  質疑の途中で中断をしました。理事者のほうから、午前中の答弁の中で説明ができなかった部分があったということで、片江まちづくり部長の出席の要望がありましたので、委員長としまして許可をいたしました。ご了承願います。  それでは、理事者の説明を求めます。 92 ◯片江まちづくり部長 貴重な時間を拝借いたしまして申しわけございません。午前中、長崎駅周辺整備室長のほうから、これまでの地元と駅前のまちづくりに関する協議の経過ということの質問に対しまして、いささか足りていないところがございましたものですから、私のほうから補足の説明をさせていただきたいと思っております。  まず、今回お話の中に出てきております駅前の商店街を含む大黒町のほうとの連携といいますか、活性化に関する駅側の取り組みということでございますけれども、何回も議会のほうへのお話を初め、駅周辺のところで生まれるにぎわい、こういったものを周辺のところまで及ぼすのが1つの使命であるということは重ねて申し上げてまいりました。その中で確かに、これまでいろいろと地元のほうから具体的なご要望をいただいた中でもできていないことが多くて、その辺のところに非常にご不満をお持ちのことは我々もわかっております。それは私ども十分反省しなければいけないということでございますけれども、駅周辺の波及を大黒町方面に及ぼすことにつきましては、実は私どもも、せんだってといいますか、もう数年前に策定しました長崎の都市再生総合整備事業という基本的な計画がございます。これは県と市でつくり上げたものですけれども、この中に長崎駅周辺地区という1つのテーマを入れておりまして、その中で、駅前から二十六聖人に向かっての動線は、駅前の商店街の真ん中の通りを通したいということで一応、動線のプランを図面の中に入れておりまして、それにつきましては私ども今後、手がけていく案内板の整備であるとかそういったものが、ぜひその方向に誘導できていけばということで取り組みをしていきたいと思っております。  そのほかにもいろいろとご提案ございましたけれども、私どもとしましては、いろいろこれまでご提案いただいている地元のほうからの要望の中で、できないことはもうできないとはっきり申し上げておりますけれども、しかし、できそうなことにつきましては、常に頭の中に置きながら、駅の周辺の整備が進捗していく中で、何とかそれを手がけていきたいという思いを持っております。特に二十六聖人に関しましては、もとからカトリックの正式な巡礼地という位置づけのほかに、せんだってローマ教皇が来ていただいたということで、その価値というものは非常に上がったものと考えております。その背後に中町教会であるとかそういったストックもございます。そういったものをうまく使う、そこを目がけて行く人に駅前商店街の中を通っていただくというような、そういったことというのは1つの支援のやり方であろうかと思っています。これはぜひなし遂げていきたいと思っております。  そのほかにも西坂公園にエレベーターの設置であるとか、いろいろ具体的なご要望があっております。そういったことにつきましても、今すぐできるものではございませんけれども、私どもが今後、駅周辺全体の整備に取り組んでいく中で、そういった機会があれば、あるいは機会を生み出して、そういったことの実現を何とか図っていって、駅周辺でのにぎわいを大黒町を中心とした周辺に及ぼすということについては、常に心がけながら取り組みをしてまいりたいと考えております。今でも駅周辺のまちづくり協議会につきましては、直近では11月25日に開催させていただきましたけれども、定期的に会合を持たせていただいております。その中でも常にお話し合いを欠かさずに、できることについては何とか実現に向けて、道筋が立つように努力してまいりたいと思っております。  説明は以上でございます。 93 ◯筒井正興委員 まちづくり部長から、今いろいろ話がありましたけど、要するに何もやっていないということなんですよね。要は、そこなんですよ。確かにいろんなプランはあるかもしれない。プランがあって、地元との協議をしていると言いながらも、できることはできる、できないことはできない。できないから地元は危機感を持って、この舟券売り場を設置しようとしているわけですから、だから、午前中も私は言いましたけど、要するに、あなた方はプランをつくるのは、それはいいかもしれないけど、じゃそれが直ちに地元に直結するのかと。問題はそこなんですよ。要するに、今言うて、今できるのであれば、それは地元の人たちも安心しますよ。だけど、それができないから、何らかの形の中でまちの活性化をしようというところ、市と考え方の違いはそこのギャップなんだよ。だって、今せっかく出席をされて話をされましたけど、具体的なことは何もないじゃないですか。商店街を通って二十六聖人に動線をつなげていきたい、誰があそこを通っていきますか。食べもしない、飲みもしない、みんな表通りを通って行きますよ。そう思いませんか。皆さんが、わざわざあそこの商店街を通って二十六聖人まで行きますか。だから、そういったところの具体性というのをもうちょっとしっかり地元と話していかない限りは、最終的にはこれは市がどうするか決定することになるんでしょうけれども、だけど、そういうところをちゃんとしていかんことには地元も納得もしませんよ。  それと、私はもう1点、午前中、参考人の質疑の中において、例えば長崎市の封筒、ここにボートの広告料が入っとるという話だったんですけど、そっちでは、一方ではそういうふうにやって、おいしいところを市は取り上げて片方ではだめですよと。おかしいと思いませんか。この協定の収益金というのは、例えば子どもたちのライフジャケットであるとかペーロンであるとか長崎市に限らず、いろんなところにボートの還元をしているんですよ。しかも、ギャンブル依存症の話がありましたけど、ギャンブル依存症は、長崎市でできんでも時津町まで行きますよ。大村市まで行きますよ。行く人は日本全国ずっと回るんですよ。それは楽しみでやっとるわけですから。誰だってギャンブルで身を持ち崩そうと思ってやっていませんよ。楽しみでやっているんです。よく聞く話が、自分がギャンブルをせんやったら、酒を飲まんやったら家の一軒や二軒建っとるなという話はよく聞きますよ。それでもやめる人おらんじゃないですか。それを長崎市にお金が落ちるのに、わざわざ時津町に落とすんですかと。あなた方はそういう片棒を担ぐんですかということを言っとるんですよ。それにかわるプランがあるのであれば、早急に示しなさいということです。どう思いますか。 94 ◯片江まちづくり部長 ご指摘のように、今こういったお話で、地元の方々がご提案をされているというのは、やはり本当に地元としてはせっぱ詰まった状況であるからこその話だと思っております。私どもも、そこのスピード感に追いついていけていないというのは反省すべき点であると思っております。とにかく駅周辺に生まれる新たな人を駅前商店街、大黒町に送り出すということについては、我々としても今後とも力を提供してまいりますし、そこで生まれた新しいお客様の中から、地元への収益に結びつける方法につきましても、地域とご相談をしながら、庁内横の連携とって何とかその辺のところも含めてトータルで地域の振興を図るようなことにつきましては、今後とも力を注いでまいりたいと思っております。  以上でございます。 95 ◯筒井正興委員 要するにプランはどういうふうにつくろうと、例えば人口減少にしたって、もう10年以上前から長崎市はこういうふうになりますよと人口減少対策をずっと打ってきとるわけですよ。それにもかかわらず15年後には、あと10万人減ると。あなた方は、そういうふうにいろんなプランをつくりながら、どんどん悪くなっていっているじゃないですか。地元と協議をしながらと言うたって、地元は独自に本当に苦労しながら、こういうふうな施設を持ってこようとしているにもかかわらず、あなた方は協議も全くせん。しかも、反対のあった文書も地元には示しとらん。そういう中でいろんなことを信用して、自分たちと協議をしてくださいと言われたって協議はしたって信用しませんよ。  要するに、きのう、きょうに始まったことじゃないわけですから、そうしたらもっと具体的なことをもってこういうふうにしますと。それは、いつまでにしますということを言わん限りは地元は納得しませんよ。そこのところをどう思いますか。 96 ◯片江まちづくり部長 今筒井委員ご指摘のことが、地域の皆様がまさに考えていらっしゃることだろうと思っております。私どもも何かできることはないかということで心がけておりますけれども、申しわけございませんが、今具体的にいつまで何をということにつきましては回答ございません。ただし、地域の状況、それから我々ができることをきちっと踏まえて、改めてこれにつきましては、いつの段階でどういったものをということにつきましては、きちっと真摯に考えて地元と膝を交えて、協議する中でご理解いただけるように努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 97 ◯山本信幸委員 先ほど、長崎駅周辺整備室長に私、質問したところがございますので関連でさせていただきます。  私、まず部長にお伺いしたい。話は単純に、今地元から街灯の件と電柱の件の話があったのはご存じですか。 98 ◯片江まちづくり部長 街灯が今切れて、裏のほうが暗いということ、それと電線地中化等の話、こういったものが地域のほうからお話があっているのは存じ上げております。  以上でございます。 99 ◯山本信幸委員 内容が違うんですよ。街灯が切れて暗いんじゃなくて、そもそも今の数じゃ暗いと。商店街から街灯を撤去したいきさつがあるからそもそも、それで街灯数が足らない上で暗い。もう1つは、電柱は地中化の話もあったけれども、今、電柱自体が先ほどおっしゃられたセンターの道路に対して出ているから、その電柱自体を側道側のほうに移設できたらいいなと、その設置についてご協議を申し上げると。  私が言いたいのは、こういうふうにお話をしとっても、なかなかそれが上までしっかり把握されずにいかれとる中で、先ほどから交流の人口をふやすとか、そんな話を片岡部長がおっしゃられたから、その件については、もっとしっかり現状を把握されてそれで話をしていかないと、地元の方たちが一生懸命、ここまでの話になるというのは、何でかというのが見えてこないでしょうということを言ったんですよ。そのことに対して部長は答えられたんだから、もうそれでよかったけれども、またそういう話になってくると、再度これはもっと把握し直してやってください。そうしないと、これ進まない。よろしくお願いします。 100 ◯片江まちづくり部長 確かに詳細なところまでは、大変申しわけありませんけれども、私のほうにも把握できていないところがございます。それは反省すべきなんだと考えております。  先ほど申し上げましたように、地元とのお話し合いというのは定期的にやらせていただいておりますし、しばらく前でございますけれども、地域としての要望というものを具体的にいただいているところもございます。改めてそういったところの、できるところにつきましては、何か早急な手当ができないか私どもが中心になりまして、関係のところとも協議して、また実現に向けて取り組みを進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 101 ◯岩永敏博委員長 ほかにありませんか。  ないようですので、これで質疑を終結いたします。  討論に入る前に、暫時休憩いたします。           =休憩 午後1時13分=           =再開 午後2時5分= 102 ◯岩永敏博委員長 委員会を再開いたします。  それでは、討論に入ります。何かございませんか。 103 ◯吉原 孝委員 請願第7号「「地域活性化事業として大黒町における場外舟券発売場設置計画に反対しないことを求める」請願について」、討論いたします。  これまでの請願人の方々の、きょういろいろご説明をいただきました、これまでのご努力に敬意を表したいと思います。まず、我が会派としましては、この請願の趣旨を十分に会派内では理解されたと思っております。その上で、この施設の設立要件といたしまして、地元首長の同意及び議会の議決、地元賛同が必須条件として示されております。諸条件を十分に考慮した上で私どもは、最重要な課題は地元合意だと判断いたしました。地元合意に向けた連合自治会あるいは育英会、子どもを守るネットワークなど、合意形成の取りつけが今回は欠けていたのではないかという判断をいたしました。会派として総意をもちまして、そういう理由をもって請願第7号に、今回反対をするということを決定いたした次第です。  以上、自民創生の討論といたします。 104 ◯筒井正興委員 請願第7号「「地域活性化事業として大黒町における場外舟券発売場設置計画に反対しないことを求める」請願について」、討論いたします。  地元の活性化のためにいろいろ検討した結果、この舟券売り場を設置するという結論に至っているわけでございますが、それに対し市としては、賛成の立場の人たちに重要な情報も提供せず、机上の空論の中で地元活性化をただうたっているだけでございます。そういう中で地元としては早急に何かの手だてを立てるということで、こういう舟券売り場の設置を求めてきているところでございます。  議会として私たちは地元を応援する立場の中で、この設置に反対しないことを求める請願に賛成したいと思います。議員の皆様方の賛同をお願いし、賛成といたします。 105 ◯平野 剛委員 ただいま議題となっております請願第7号につきまして、令和長崎会派を代表して、反対の立場から討論、意見を申し上げます。  この請願につきましては、今現在、西坂地区を中心に議論がなされておるところでありますが、地元の中におきましても、まだ賛成反対、賛否両論あるようで、地元としてもまだ一丸になっているというようなことが言えない状況にあるかと思われます。また、長崎駅前という長崎を代表する立地条件、またはギャンブルの是非というところの意味を考えましても、小さく1つの小学校区というだけではなく、もっと全市民的な議論も必要じゃなかろうかというところも感じておる次第です。というようなところに鑑みますと、まだこの請願を賛成とする状況には至っていないという判断におきまして、反対といたします。  なお、請願に来られた皆様方の駅周辺、特に駅前商店街に対する危機感というのは、これは真摯に議会として受けとめるべきだと思いますし、長崎市におきましても、駅周辺の整備において、商店街の活性化や環境整備においては、おくれている部分や足りていない部分、これもあろうかと思います。ここについては、いろんな開発というのはもういよいよ最終局面になっているわけですから、今後の新しい長崎の玄関口としてふさわしい駅前商店街のあり方というところに対しては真摯に受けとめて、いろんな活性化策というのをぜひとも寄り添っていただいて、解決していっていただくよう重ねて要望を申し上げまして、私ども会派の意見とさせていただきます。 106 ◯井上重久委員 請願第7号「「地域活性化事業として大黒町における場外舟券発売場設置計画に反対しないことを求める」請願について」は、一定理解するものでございます。賛成の立場から一言、ご意見申し上げておきたいと思います。  この関係につきましては、最終決定が総合的な判断により、行政として決定されるものと思います。今回の請願につきましては、会派内におきまして賛否両論ある中で今回議論をさせていただきました。請願人からの趣旨説明における地域活性化事業の思いについては一定理解できる部分もあります。しかしながら、この事業の推進につきましては、まず議論の中でも申し上げておりますが、地元関係団体への説明、理解が得られていない。この要因の1つに、請願を受けての長崎市の対応について親切さが足りない、あるいは適正なアドバイスがされていない。このことが非常に残念な結果であります。賛否両論の議論がある中で、議会に対する情報の提供、あるいは説明もなく、議員として、この請願に迷ったのも事実であります。  請願人、そして、行政側の今後の対応策として、誘致条件をクリアするための地元の同意を得るための努力、長崎市と大村市の協議等が不足していることも感じました。あるいは、環境面、風紀、衛生面など、運営協議会で協議することでありますが、それぞれの課題を踏まえて今回、議会として反対しないことを求める請願であります。今後は両者ができるのかできないのか協議をして前に進めることを要望し、賛成討論といたします。  以上です。 107 ◯岩永敏博委員長 ほかにありませんか。  ご異議がありますので、挙手により採決いたします。  請願第7号「「地域活性化事業として大黒町における場外舟券発売場設置計画に反対しないことを求める」請願について」、採択することに賛成の委員の挙手を求めます。        〔賛成者挙手〕
    108 ◯岩永敏博委員長 可否同数であります。  よって、委員会条例第15条第1項の規定により委員長により裁決いたします。  委員長としましては、本請願を不採択とすべきと考えます。よって、本請願は不採択とすべきものと決定をいたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時14分=           =再開 午後2時22分= 109 ◯岩永敏博委員長 委員会を再開いたします。 〔審査日程について協議した結果、10日に予定し ている中央総合事務所の所管事項調査を繰り上げ て審査することに決定した。〕 110 ◯岩永敏博委員長 それでは、中央総合事務所の所管事項調査を行います。  理事者の説明を求めます。 111 ◯田畑地域整備1課長 中央総合事務所の所管事項調査、訴訟の現況についてご説明いたします。  中央総合事務所提出資料の1ページをごらんいただきたいと思います。平成28年(ワ)第301号損害賠償請求事件、控訴におきましては、令和元年(ネ)第389号損害賠償請求控訴事件でございます。まず、事件の概要でございますが、女の都地区において、平成28年3月に所有地の一部が土砂災害特別警戒区域に指定され、区域内における開発行為や土地利用、家屋の建て替え等について規制を受けることとなったことで所有地が崖崩れ等の危険にさらされることとになり、また、不動産価値がなくなったことで精神的苦痛をこうむったとして、土砂災害特別警戒区域内の土地の所有者から慰謝料を請求されたものでございます。請求の趣旨でございますが、各原告に対し110万円及び本訴状の送達の日の翌日から支払い済みまで年5分の割合による金員を支払うこと、訴訟費用は被告の負担とするものでございます。提訴は、平成28年10月14日で平成28年12月から13回の口頭弁論を経て、平成31年4月22日に原告らの請求を棄却するという判決が言い渡されました。しかしながら、原告らはこれを不服とし、令和元年5月7日に控訴したことから、その後、福岡高等裁判所において審理され、令和元年11月26日、一審と同様に、控訴人らの請求をいずれも棄却する。訴訟費用は、控訴人らの負担とするとの判決が言い渡されました。判決の内容といたしましては、市の管理瑕疵によって、急傾斜地が崩壊するなどして、控訴人らの生命、財産に損害が生じたことを立証するものがないなどの理由により、原告の請求が棄却されております。  2ページには、女の都地区の土砂災害特別警戒区域の位置図を添付しており、図面中央右側、赤丸で着色した2カ所が今回の訴訟の対象となった箇所でございます。あと、今回の控訴人らの上告につきましては、まだ情報が入っておりませんので、今現在の状況ではわかりません。  説明は以上でございます。 112 ◯岩永敏博委員長 ただいまの説明に対して何か質問等ありませんか。  それでは、以上で、中央総合事務所の所管事項調査を終了いたします。  暫時休憩します。           =休憩 午後2時26分=           =再開 午後2時26分= 113 ◯岩永敏博委員長 委員会を再開いたします。  それでは、本日の委員会はこれまでとし、散会いたします。次回の委員会は、あす午前10時より再開いたします。           =散会 午後2時27分=  長崎市議会委員会条例第28条第1項の規定により署名する。           総務委員長 岩永 敏博 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...