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  1. 長崎市議会 2019-12-09
    2019-12-09 長崎市:令和元年建設水道委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前9時59分= ◯中里泰則委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから建設水道委員会を開会いたします。  議案の審査に入ります。  中断しておりました第146号議案「令和元年度長崎市一般会計補正予算(第5号)」のうち本委員会に付託された部分を議題といたします。  まず、第8款土木費第2項道路橋りょう費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 2 ◯吉田土木部長 それでは、第8款土木費第2項道路橋りょう費のうち土木部所管分の内容についてご説明をいたします。予算説明書につきましては、48ページから51ページにかけてでございます。  それでは、予算説明書48ページをごらんいただきたいと思います。上段の第8款土木費第2項道路橋りょう費第3目道路橋りょう新設改良費の事業名が【補助】道路新設改良事業費社会資本整備総合交付金)、江平浜平線から、【補助】道路新設改良事業費地方創生道整備推進交付金)、虹が丘町西町1号線まで、そして次に、50ページをお願いいたします。上段に記載しております【単独】道路新設改良事業費車みち整備事業費につきまして、繰越明許費の補正をお願いするものでございます。理由といたしましては、49ページと51ページの繰越事由の欄に記載をしております。  なお、詳細につきましては、土木部提出の委員会資料に基づき担当課長からご説明させていただきます。  私からは以上でございます。 3 ◯川原土木建設課長 第8款土木費第2項道路橋りょう費第3目道路橋りょう新設改良費のうち土木建設課所管分につきましてご説明させていただきます。  土木部提出の委員会資料1ページをお開きください。1ページは第8款第2項にかかわる各事業の繰越明許費の合計額並びに各事業の位置図を記載しております。第8款第2項に係る分は全部で7路線となります。それぞれの事業につきましては、資料の順に従い説明させていただきます。  2ページをお開きください。上段の表は事業ごとに共通したつくりとしており、事業名から右に向かって金額、財源内訳を、下に向かって繰越事由、繰越箇所の完了予定を記載しております。また、事業名の中には事業期間、延長等の事業計画、総事業費、平成30年度末の事業費ベースの進捗率を記載しております。下段には路線の位置図と繰越箇所を記載しております。それでは、事業名【補助】道路新設改良事業費社会資本整備総合交付金)、江平浜平線でございます。本路線は江平地区と浜平地区とを結ぶ補助幹線道路として事業を進めているもので、今回、繰り越しをお願いいたしますのは、下段の位置図の中、赤丸で囲んだ箇所の工事費でございます。繰越額は上段の表の中ほど、二重線で囲んだ金額の欄に記載の1億3,150万円でございます。理由でございますが、江平中学校南側の江平川で進めております道路改良工事、これは並行して流れている河川部分を2カ所横断する必要がございます。山の地形が急峻で、かつ、道路がカーブしている箇所であることから、施工範囲の検討に日数を要し、道路改良工事が年度内に完了しない見込みであるため、繰り越しをお願いするものでございます。なお、繰越箇所は令和2年9月に完了予定でございます。  次に、3ページをごらんください。事業名【補助】道路新設改良事業費社会資本整備総合交付金)、中川鳴滝3号線でございます。本路線は国道34号と鳴滝高校を経由して片淵中学校とを結ぶ補助幹線道路として事業を進めているもので、今回、繰り越しをお願いいたしますのは、下段の位置図の中、赤丸で囲んだ箇所の用地取得及び建物補償でございます。繰越額は上段の表の中ほど、二重線で囲んだ金額の欄に記載の940万円でございます。理由でございますが、地権者1名との用地交渉に不測の日数を要し、用地取得及び建物補償が年度内に完了しない見込みであるため、繰り越しをお願いするものでございます。なお、繰越箇所は令和2年5月に完了予定でございます。  次に、4ページをお開きください。事業名【補助】道路新設改良事業費社会資本整備総合交付金)、川上町出雲線でございます。本路線は県道小ヶ倉田上線二本松団地付近と大浦地区とを結ぶ道路の交通安全を確保するため、現道拡幅の事業を進めているもので、今回、繰り越しをお願いいたしますのは、下段の位置図の中、赤丸で囲んだ箇所の工事でございます。繰越額は上段の表の中ほど、二重線で囲んだ金額の欄に記載の720万円でございます。理由でございますが、電柱等の支障物件について、民有地から道路用地に移設する必要があったものの、移設箇所が狭く、移設箇所の選定に不測の日数を要し、工事が年度内に完了しない見込みであるため、繰り越しをお願いするものでございます。なお、繰越箇所は令和2年6月に完了予定でございます。  次に、5ページをごらんください。事業名【補助】道路新設改良事業費社会資本整備総合交付金)、籠町稲田町1号線(電線類地中化)でございます。本路線は良好な景観形成と災害時の減災を図るため、電線類の地中化事業を進めているもので、今回、繰り越しをお願いいたしますのは、下段の位置図の中、赤丸で囲んだ箇所の工事、マンホール工でございます。繰越額は上段の表の中ほど、二重線で囲んだ金額欄に記載の800万円でございます。理由でございますが、路線として重複して整備を進めております都市計画道路の新地町稲田町線街路整備事業の用地交渉に不測の日数を要し、道路工事の完了がおくれたことにより、電線類地中化の工事着手がおくれ、年度内に完了しない見込みであるため、繰り越しをお願いするものでございます。なお、繰越箇所は令和2年9月に完了予定でございます。  次に、6ページをお開きください。事業名【補助】道路新設改良事業費地方創生道整備推進交付金)、虹が丘町西町1号線でございます。本路線は虹が丘町の道ノ尾病院付近から西町付近で市道油木町西町線に接続する補助幹線道路として事業を進めているもので、今回、繰り越しをお願いいたしますのは、下段の位置図の中、赤丸で囲んだ箇所の工事でございます。繰越額は上段の表の中ほど、二重線で囲んだ金額の欄に記載の9,000万円でございます。理由でございますが、山体部分の掘削工事を行っているものの、岩盤が想定以上にかたく、掘削作業に不測の日数を要し、工事が年度内に完了しない見込みであるため、繰り越しをお願いするものでございます。なお、繰越箇所は令和2年5月に完了予定でございます。  次に、7ページをごらんください。事業名【単独】道路新設改良事業費車みち整備事業費でございます。本事業は斜面地における居住環境や防災性の向上を図るため、用地の提供を受け、階段道などを車が通れる道に改良する事業として進めているもので、今回、繰り越しをお願いいたしますのは、下段の位置図の中、赤色で示した2路線の工事費などでございます。繰越額は上段の表の中ほど、二重線で囲んだ金額の欄に記載の4,390万円でございます。理由でございますが、工事実施については地域全体で同意を得ているものの、個別の敷地において調整に不測の日数を要し、事業が年度内に完了しない見込みであるため、繰り越しをお願いするものでございます。なお、繰越箇所は令和2年9月に完了予定でございます。  私からの説明は以上でございます。
    4 ◯森尾中央総合事務所理事 第8款土木費第2項道路橋りょう費第3目道路橋りょう新設改良費における総合事務所所管分の補正予算についてご説明いたします。予算説明書は48ページから51ページまででございます。  まず、48ページの事業欄の下から2番目、【補助】景観まちづくり刷新事業費、まちなか地区及びその下の【単独】道路新設改良事業費地方道路等整備事業費(総合事務所)及び次のページ、50ページの事業欄の上から2段目の【単独】道路新設改良事業費合併地区道路等整備事業費(総合事務所)において、繰越明許費の補正をお願いするものでございます。  なお、詳細につきましては、総合事務所提出の委員会資料に基づき、担当課長より説明させていただきます。 5 ◯出口地域整備2課長 それでは、委員会提出資料に基づき説明させていただきます。  総合事務所提出の委員会資料1ページをお開きください。第8款土木費第2項道路橋りょう費第3目道路橋りょう新設改良費について、3路線で6,722万円の繰越明許費の補正をお願いするものでございます。  2ページをお開きください。まず、西小島館内町1号線でございます。この事業は補助事業と単独を組み合わせた事業でございます。【補助】景観まちづくり刷新事業費、まちなか地区と【単独】道路新設改良事業費地方道路等整備事業費(総合事務所)で、繰越明許額はそれぞれ1,000万円と200万円でございます。繰り越しの事由といたしましては、土神堂の外周塀の整備工事等との資材搬入に伴う調整に不測の日数を要したことなどにより、工事が年度内に完了しない見込みでございます。繰越箇所の完了は、令和2年5月の予定でございます。3ページには事業の位置図を添付しておりますので、ご参照ください。  次に、4ページをお開きください。浜町伊勢町線でございます。この事業も補助と単独を組み合わせた事業でございます。【補助】景観まちづくり刷新事業費、まちなか地区と【単独】道路新設改良事業費地方道路等整備事業費(総合事務所)で、繰越明許額はそれぞれ3,812万円と1,000万円でございます。繰り越しの事由といたしましては、雨水渠布設工事との調整に不測の日数を要したことなどにより、工事が年度内に完了しない見込みであるためでございます。繰越箇所の完了は、令和2年7月の予定でございます。5ページには事業の位置図を添付しておりますので、ご参照ください。  次に、6ページをお開きください。【単独】道路新設改良事業費合併地区道路等整備事業費(総合事務所)でございます。繰越明許費額は710万円でございます。繰り越しの事由といたしましては、対象道路として市道江保崎線でありますが、地権者との協議に不測の日数を要したことにより、工作物補償及び用地買収が年度内に完了しない見込みであるためでございます。繰越箇所の完了は、令和2年6月の予定でございます。6ページには事業の位置図を添付しておりますので、ご参照ください。  説明は以上でございます。よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 6 ◯中里泰則委員長 これより質疑に入ります。 7 ◯山崎 猛委員 この事業に関してはあれなんですけれども、5ページの寺町のところだと思うんですけれども、これ上の写真から下の写真の絵になるということですよね。大変これいいと思うんですけれども、今、私、自分の地元の築町のところが、すごいおしゃれなものになっているんですけれども、結局そういうものにすると、やはり何かあったときになかなか今度お金もかかるし、そのものがないとかということで時間がかかって、結局、応急処置をしていると格好悪い状態になっているとか、お話もさせていただいているんですけれども、何かすごく気になっていて、こういうふうに地元とする前に、お話をよくされて、特にこれ多分れんが型だと思うんですけど、ここは歩道ですからいいんですけれども、築町のところなんかはしょっちゅうお願いしているんですけど、あれね、車が通って、1つがぼこっといくと、絶対もうぼこぼこぼこっといくんですよね。ですから、やはりヨーロッパみたいな形だと、あれは聞いたら、石がものすごく深く入っていて、簡単に割れないんだそうです。やはりこっち側のは薄いから割れていくということもあるんで、景観も格好もそっちがいいんでしょうけど、よく地元の人と話して、やはり維持管理が一番かかるんで、やはり何かあったときに大変ですよということで、どこかで折り合いをつけてしていかないと、お金を湯水のごとく使うというのはもったいないと思うんで、これからのやり方として、今回のことはいろいろ批判するわけじゃないんですけれども、だから今回はよくなったなと思って見ていたんですけれども、ぜひこれからもそういうことも念頭に置きながら、道路整備をしていただきたいと思います。 8 ◯出口地域整備2課長 委員おっしゃるように、車道に板石を張ると、やはり車が通って、最初はゆっくり通るからいいだろうと思うんですけれども、やはりスピードを出して通って、板石が割れて、言われたように補修をしなければならないということがありますので、今後は、委員言われるように、地元とお話をしながら、整備を進めていきたいと思っております。  以上です。 9 ◯永尾春文委員 私は土木部の3ページ、中川鳴滝3号線のことでまずお尋ねします。  地権者1名との用地交渉に不測の日数を要しと書いてあるんですけれども、ここはどれぐらいこの交渉が続いているんですか。 10 ◯川原土木建設課長 ここの場所につきましては、土地の所有者の方と建物の所有者の方が異なっておりまして、土地の所有者の方とは売買契約が済んでおります。それから、建物の所有者の方とも契約は実は結んでおりまして、2月末までの引き渡しということでしておりますけれども、あそこはちょっと道が狭くて工事がしにくい場所なものですから、もしかしたら解体が延びたらいけないなということも考えまして、繰り越しにさせていただいておりますけれども、契約は済んで、2月末までに引き渡しということで進んでいるところです。  以上でございます。 11 ◯永尾春文委員 中川鳴滝3号線、大変時間がかかっている。長期にわたって整備を進めているようで、私もここは何となくわかりますが、令和2年度以降のほうがまだたくさん残っております。工事の事業期間は令和7年度ということになっていますが、こういうふうになかなか用地交渉が進まないところがあるんだろうなと思うんですけど、まだこの工事をするに当たって、用地交渉をしなければならない件数はどれぐらいあるんですか。 12 ◯川原土木建設課長 この中川鳴滝3号線につきましては、全体の地権者の数が155名いらっしゃいますけれども、今後、あと83名の方が用地交渉としては残っているという状況でございます。  以上でございます。 13 ◯永尾春文委員 ここはかなり初期のころ、用地交渉で困難をきわめたと、私、聞いている場所なんですが、今お聞きすると、155件中、人数で83名ということになっておりますが、これは件数として理解していいかと思うんですけれども、まだ半分ぐらい残っているわけで、令和7年度の完成が本当に大丈夫なんだろうかと思うんですが、ちょっとそこら辺のことを、83名残っている分で、例えばおよそ大体話はついていると、あとは契約するだけなのか、まだ話をしていないところが何件あるのかとか、状況だけでもお聞かせ願えますか。 14 ◯川原土木建設課長 ご指摘のとおり、この中川鳴滝3号線、非常に時間がかかっておりまして、その中でも、この3ページの図面に書いておりますように、1工区、2工区、3工区ということで、工区を分けて、今、整備を進めております。特に私たち、早く事業効果を出すためにということで、1工区をまず重点的に進めているということがございまして、この1工区では残り1名の方という状況になってきております。それから3工区、これも鳴滝の奥のほうに住んでいらっしゃる方が、早く道路に接続するためには、片淵中学校まで来ている道路のほうにつながるほうがいいんじゃないかということで、この1工区と3工区を重点的に進めているということで、この3工区のところが、地権者の方は、話はほとんどの方にさせていただいておりまして、ことし、建物調査なんかも進めさせていただいているという状況でございます。ただ、残った2工区、ちょうど真ん中の区間ですけれども、こちらにつきましては、ほとんど地権者の方とはまだお話はできていないと、具体的な交渉はできていないという状況でございます。  以上でございます。 15 ◯永尾春文委員 大変進みづらいですね。交渉しながらの道路工事ですので、大変かと思いますが、頑張っていただきたいと思います。  あわせて、次のページの川上町出雲線についても先にお尋ねしておきます。ここの繰越分は、恐らくこのブルーの道路の施工箇所を見る限り、ここだけぽつんと赤になっているので、ここだけとまっているというか、工事が難航しているのかなと感じるんですけれども、ここはもともといつごろ完成する予定になっていた場所なんですか。去年完成する場所がただできなかっただけなのか、例えば繰越明許がずっと続いて、ここだけこういう形で残っているのか、ちょっとお尋ねします。 16 ◯川原土木建設課長 今、点がついているところ、工事が30メートルということで、この路線につきましては、現道の拡幅ということで、用地交渉が済んだところから部分的に工事を進めてきているという状況がございます。この黄色で着色しているところは、まだこの用地が買収できていないというところでございますけれども、この赤のところは用地買収もできまして、工事を実際ことしやっているところではあるんですけれども、電柱の移設箇所のところは、ちょうど民地のあったところを、こちらを里道のところに移しかえる工事もあわせてやっているんですが、そちらのほうが、ちょうど斜面の法面のところに来るということで、移設箇所がNTTとまとまらなかったということで、繰り越しをさせていただいているわけなんですけど、ここは工事としては6月までには終わる予定でございまして、あとはここの青じゃない黄色のところを今後も用地交渉を進めて実施していきたいということで計上させていただいているものでございます。  以上でございます。 17 ◯永尾春文委員 電柱の移設箇所がなかなか決まらなかったと言われていたので、決まるのかなとまず思ったわけですけれども、なかなか電柱の場所が決まらないとなれば、令和2年6月で完了予定になっていますが、そこがこの期間におさまるのかと思ったものですから質問したんですけど、いかがですか。 18 ◯川原土木建設課長 この部分は、もう移設箇所は決まっておりまして、工事も既に着手しております。工事も2月の終わりまでで実際やっているんですけれども、すみません、先ほどの中川鳴滝3号線と同じケースになるんですけれども、これは途中で近辺の方と少しトラブルがあったりとかして、着手が少しおくれたものですから、もしかしたら、完了しないことが起きるかもしれないなということで繰り越しを上げさせていただいておりますけれども、今の工事の予定では2月25日に終わる予定で進めているものでございます。  以上でございます。 19 ◯永尾春文委員 どうかよろしくお願いします。  最後に、全体としてお尋ねしたいんですけれども、これは平成3年ですから、ことしが平成31年として、この工事は事業期間が28年ぐらいになっておるわけです。中川鳴滝3号線もそうですけど、道路のこういう工事というのは他都市でも大体こんな感じになっているんですか。要するに、何でこんな長期間になるのかとやはり思うわけです。まず1つは、そこをお尋ねします。 20 ◯川原土木建設課長 私も他都市の事例をつぶさに聞いてはいないんですけれども、意見を交換する中では、やはりほかの都市でも、こういう道路事業というのは長期化しているということがございます。1つには、用地を交渉していくという中で、我々はどうしても基準に基づいた補償しかできないと。そういった中で、なかなか金額の同意に合致しないというところが、やはり主な原因かなと思っております。地元の皆さんが、一番最初から話をして、同意いただいて、それから路線を決めて着手するということができれば、道路としては一番早く進むかと思うんですが、過去、進めてきている事業につきましては、地元に概略、この辺でこういった道路を整備しますよということで説明をして、総意として同意を得て着手しているわけなんですけれども、やはり個別の協議になってきますと、金額の面であったり、あるいは同じような駐車場が確保できる代がえ地の提供がないと同意しないとか、そういった条件が出てきます。そういった中で、やはり時間がどうしてもかかってきているということで、そういったところは部分的にでも解決できたところから工事を、今させていただいているという状況ではあるんですが、事情的にはそういった事情で、どうしても事業が長くなってきているという現状でございます。  以上でございます。 21 ◯永尾春文委員 私も、今、答えがあるわけではないんですが、こういった状況を改善することができないのかと。例えば事業費だけではなくて、表に出ない人件費だけでもすごいこれお金かかっていると思うんです。用地交渉についても、用地課があると聞いているんですけれども、あり方が、こんなに長期間かかることについて、やはり何かできること、改善できることがないのか、私はやはり考えていくべきではないかと思うんですが、見解をお聞かせください。 22 ◯川原土木建設課長 やはりこういった事業というものにつきましては、地元との信頼関係というのが重要になってくるものだと思っております。たびたび議会のほうからもこういうご指摘を受けております。我々も一番最初に事業の説明をした後、用地交渉というのは、できるところから部分的にやってきているんですけれども、一番最初に来てから全く職員が来ないよという話もよく聞きます。そういう関係を続けていきますと、不信感だけになってしまいますので、例えばことし、清水町白鳥町1号線なんかでは、これまで全然行っていなかった方にも、今こういう状況ですよという話をさせていただいていると。そういった中で、来年度は建物調査していいですよという方も出てきていらっしゃいます。そういうことで、情報をつかんだときとか、タイミングであるとか、あるいは我々のほうがきちんとこういう状況ですよというお知らせをやっていくだけでも、かなり状況というのは改善されてくるものだと実感をしておりますので、これまで我々も情報を余り投げていませんでしたし、地元にも具体的な交渉がないと行っていなかったんですけれども、世間話でもいいんですけれども、そういった地元の地権者の方と常に顔を合わせて、情報交換できるという関係を構築していきたいと、まずは考えております。  以上でございます。 23 ◯梅元建治委員 それに関連してですけれども、やはり改善案を少し考えていく必要があるかなと思います。皆さんのご苦労も随分わかりますし、また長くなっている工事に対しての地元の諦め感というのが、随分、行政全体に対しての不信感というのにつながらないといいんだけどなと本当に思います。これは考え方ですけれども、やはりいろんなダムの反対とか、道路の大きな工事になると、反対運動が起きてしまうと、進捗しないと。これまで途中ずっと部分で工事したものができなくなるというのは本末転倒な話になるので、アプローチを少し変えていく必要があるかなと思います。ここには出席されていませんけれども、地域コミュニティ推進室がありますけれども、私も仕事をしているときには、コミュニティを先に興して話せる環境をつくっていく。やはり地元は自分たちの利権が絡むと総論賛成、各論反対というふうにどうしてもなります。そこはやはり全体の地域の話し合いから示していくというふうなアプローチをとらないと、恐らくこの事業費は大きいから、随分、繰り越しが重なっていく、そこは少し地域コミュニティ協議会、あそこのつくり方というのは、どっちかというと、楽しいまちにしましょうとか、福祉の話になっていますけど、私はやはりハードの整備にはとても有効なやり方だと思うので、一度、内部でそういう話し合い、特にこういう部分的にまだ着工できていないところに関しての地域のコミュニティに関してのやり方というのは、土木部の皆さんとかまちづくり部の皆さんは少し関心を持って、どういう進捗なんだというのを考えていただければいいなと思うのと、もう1つ要望ですけれども、よく議会で地元ときちんと話をしてくれという話をしますけれども、今、地元イコール自治会の皆さんとしか話をしていません。というのは、自治会長としか話をしていなくて、自治会長イコール地元ではないので、総論的な話は自治会長に通さないといけないというのは十分わかりますけど、やはりまちづくりの話し合いの場所というのをどう役所が設定していくかというのはとても大事な視点なので、それについて何か。 24 ◯川原土木建設課長 今、ご指摘のとおり、我々も地元と話すときは自治会長と話をするという機会がございます。こういった道路につきましては、やはり地域の安全性とかにつながるものでもございます。地元の方の協力というのがあれば、やはり例えば反対している方につきましても、地元がこう言うんであれは協力しようかというような考え方にもなってくると思います。我々と地権者だけじゃなく、そこに地元も少し入っていただくというのはとても重要な視点であって、協議会も地域コミュニティ推進室のほうでつくってきておりますので、我々はそういう協議会も生かしながら、事業をいかにうまく進めていくかというのは、常に知恵を絞りながら進めていく必要がありますので、前と同じようなやり方をしていても、これまでと同じような進み方にしかなりませんので、その辺は今のご意見も含めまして、いろんな角度からアプローチをしていきたいと思っております。  以上でございます。 25 ◯梅元建治委員 車みち整備事業、せっかくいい事業ですので、これも同じような状態ですね。推進していくためには地権者だけではなくて、地域全体の話し合いの中に地権者をいい意味で巻き込んでいくと。やはり当事者がどんどん高齢化して、その方々が亡くなっておられなくなってしまったときに、その道がまだ未整備というのが一番不幸なので、やはりせっかく議会を通して予算化されている事業であれば、どうやって推進していくのかという話し合いを、内部でもまた協力していきますので、お願いしたいと思います。  以上です。 26 ◯内田隆英委員 浜町伊勢町線のところでお聞きしますけれども、関連工事との調整に不測の日数を要したということですけれども、この写真を見る限り、例えば上の整備前の写真で、晧台寺の壁の下にあるのが、これはごみステーションなのか、それとも何かコンクリートの擁壁みたいなものを取り払って石垣をきちんとするということなのか、ちょっと教えてもらえる。 27 ◯出口地域整備2課長 この上の現況の写真のコンクリートでございますが、これは側溝から水が出ないようなとめのコンクリートを打っておりまして、これを取り払うと、下のイメージ図のような石垣がそのまま出てきますので、特に石垣をさわるということではございません。  以上でございます。 28 ◯内田隆英委員 わかりました。西小島管内のあれでも一緒なんですけれども、何で繰り越しするのかという説明では、関連工事との調整に不測の日数を要したとかいうことで繰り越しをさせてくださいというけれども、工事内容はこういう内容なんですよということを教えてもらわないと、ただ調整のために繰り越しをと。ここの工事については、事前に提案したときにしとったかもしれんけど、もう我々は忘れとるわけですたい。出されたときはこういう工事だったけれども、関連工事との関係で繰り越しをしなくちゃいけないということを1つは要望しておきますけれども、もう1つ、電信柱が晧台寺の側にあるのが、道路の方に逆方向に移しかえられているみたいなんですけれども、逆に言えば、景観的に晧台寺の壁をきれいに見せようという考えから、こういうふうにしているんだろうと思うんだけれども、見通しという点からすれば、電信柱が1本立ったために、先々の見通しが悪くなるような気がするんですけれども、そこはどうでしょうか。 29 ◯出口地域整備2課長 この電柱を歩道側に移設したというのは、車道をなるべく狭くして、スピードを落とさせようかということで、電柱を歩道側に移しまして、歩道で歩きやすいような道をつくりたいということで、電柱を移設しております。  以上でございます。 30 ◯内田隆英委員 わかりました。そういった説明をしていただければ、こんなばかな質問しないんですけれども、了解しました。 31 ◯山崎 猛委員 すみません、1つだけ。7ページの西山のところの車みちなんですけれども、先ほど質問が出ていましたけれども、ほかのところは用地交渉に時間がかかっているというのは納得できるんですけれども、車みち整備事業を、今、やっていると、全体的には同意を得ているものの、個別の敷地との調整に時間を要してとあるんですけど、私も何カ所かお願いしてつくっていただいたんですけど、これをする前に、調整ができないと、多分できない事業だと思うんですけど、ちょっとここの説明をお願いしたいと思います。 32 ◯川原土木建設課長 この車みち整備事業につきましては、まず地元の要望があって、我々地元に話に行きまして、こういった事業ですよという説明をさせていただいた上で、土地の提供につきまして同意をいただくと。同意をいただいた後に、我々のほうで概略の設計をいたしまして、地元の方にまたそれを提示しまして、それに同意いただいて、加えまして、寄附の同意書も出していただくといった流れで進めております。ここの西山につきましても、同意を得て、我々も設計をしまして、地元に提示させていただいた上で、本年度からやる予定であったんですが、具体的にブロック塀をフェンスにしてほしいであるとか、それから花壇のところに水が入ってくるのをどうするのかとか、我々が設計したよりももっと深いところでお話が出てまいりまして、そこで調整にまた時間もかかったりとか、あとはやはり階段が欲しいんだとか、追加の要望が出てきたりとかしまして、今年度、繰り越しをお願いさせていただいているという状況でございます。基本的にはそういう同意をいただいて着手したんですが、細かいところでそういったお話が出てきている状況であるということでございます。  以上でございます。 33 ◯山崎 猛委員 今の流れはよくわかっていて、できたところもできなかったところもあるんですけれども、やはりオーケーをとって、この図面を書いてもらうと、いや、うちこげんとられるんならだめとか、とられる割にはうちは何も利益なかけんだめとか、もうその1軒で終わりになっている状態もあるんで、ちょっと不思議だなと思って質問したんですけれども、土地はいいけれども、ブロックがフェンスであってほしいとか、そういうちょっと微妙なところなんですね。わかりました。 34 ◯山谷好弘委員 すみません、1点だけ。道路建設課の分で5ページなんですが、籠町稲田町1号線なんですけど、用地交渉に不測の日数を要しという理由があるんですが、用地の契約の状況はどうなっているのかお尋ねします。 35 ◯川原土木建設課長 この籠町稲田町1号線につきましては、ちょうど都市計画道路の新地町稲田町線と路線が重複しているところでございまして、我々の土木部提出委員会資料の9ページをちょっとごらんいただきたいと思うんですけれども、ここに繰り越しの建物補償2棟ということがございまして、この部分の用地が進まなかった関係で、このマンホール工も繰り越しをお願いしているという状況でございます。この繰り越しの建物補償の2棟につきましては、家と道路に段差がつくということで、交渉が今まだ、まとまっていないということで、ちょうど今、交渉をさせていただいておりまして、今年度中には契約まではいく予定でございますけれども、もう少し早く契約を終わらせる予定だったんですけれども、その2軒の方とは、今、ちょうど交渉させていただいているという状況でございます。  以上でございます。 36 ◯山谷好弘委員 そうすれば、今、9月までの工期になっているんですけど、9月までで繰り越しの金額が800万円、これは工事費が800万円だと思うんですけど、3月までに契約できるということであれば、もう少し早く終わることができないかお尋ねします。 37 ◯川原土木建設課長 当然、用地交渉が進んで、建物が解体できれば、工事には入る予定でございますので、4月から入れば7月ぐらいとか、そういったスケジュールではちゃんと進めていきたいと考えておりますけれども、一応これはマックスでこれぐらいになるかなということで、9月という完成目標をお示しさせていただいております。  以上でございます。 38 ◯山谷好弘委員 用地課と協力しながら、何とか頑張って早く終わらせてください。 39 ◯中里泰則委員長 ほかはございませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時42分=           =再開 午前10時43分= 40 ◯中里泰則委員長 委員会を再開いたします。  次に、第11款災害復旧費第2項公共土木施設災害復旧費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 41 ◯森尾中央総合事務所理事 第11款災害復旧費第2項公共土木施設災害復旧費における総合事務所所管分の補正予算についてご説明いたします。  予算説明書は42ページから43ページでございます。42ページの第2目都市計画施設災害復旧費の【単独】公園災害復旧費、現年度災害分において、800万円の増額補正をお願いするものでございます。これは、令和元年、ことし7月の台風5号により被災した公園の災害復旧に要する経費が不足するため、増額補正をお願いするものでございます。  次に、繰越明許費についてご説明いたします。予算説明書の60ページ、61ページをお開きください。60ページの事業名の欄、下から2番目の【補助】道路災害復旧費、現年度災害分の700万円と、その下の【単独】公園災害復旧費、現年度災害分において、増額補正分の800万円の繰越明許費の補正をお願いするものでございます。繰越理由につきましては、61ページ右端の繰越事由の欄に記載しております。  なお、詳細につきましては、総合事務所提出の委員会資料に基づき担当課長より説明させていただきます。 42 ◯田畑地域整備1課長 総合事務所提出の委員会資料40ページをお願いいたしたいと思います。第2目都市計画施設災害復旧費、【単独】公園災害復旧費、現年度災害分として800万円の増額補正をお願いするものでございます。1.概要につきましては、ことし7月の台風5号により被災した公園施設の災害復旧工事に要する費用が不足するため、災害復旧費を補正するものでございます。2.事業内容といたしまして、中央総合事務所管内の小瀬戸町にございます鼠島公園で、園路上の法面が高さ6.5メートル、長さが13メートルにわたり崩壊をしたため、法枠工にて復旧工事を行うものでございます。3.財源内訳は表に記載のとおりでございます。41ページには被災箇所の位置図と被災状況写真を掲載いたしております。被災箇所につきましては赤丸の箇所で、園路の法面が崩落したもので、被災後すぐに養生シートで仮応急処理を実施し、園路は2次災害のおそれがあったことから、通行どめとしております。他の箇所にも崩落による影響が生じていないか定期的に観測を行ってきましたが、ひび割れ等の変異は特に認められないため、本復旧を行うものでございます。なお、鼠島公園につきましては、現在も安全確保の観点から園路は通行どめとさせていただいておりますが、迂回路がございますので、公園利用はできるといった状況になってございます。  続きまして、42ページをごらんいただきたいと思います。公共土木施設災害復旧費の繰越明許費でございます。表の下には今回繰り越しをお願いします災害復旧工事箇所2カ所の位置図を掲載いたしております。  43ページをごらんいただきたいと思います。第1目道路橋りょう河川等災害復旧費の繰越明許費でございます。【補助】道路災害復旧費、現年度災害分として700万円の繰り越しをお願いするものでございます。被災箇所は北総合事務所管内の琴海尾戸町にあります市道琴海尾戸町10号線で、ことし8月の豪雨災害で道路法面が高さ5メートル、長さが8.3メートルにわたり崩壊したものでございます。繰越理由につきましては、年度内に工事が完了しない見込みであるため、繰り越しをお願いするものでございます。表の下には被災箇所の位置図と被災状況写真を掲載しておりますので、ご参照いただきたいと思います。なお、工事の完成は令和2年6月を予定しております。  次に、44ページをお開きいただきたいと思います。第2目都市計画施設災害復旧費の繰越明許費でございます。【単独】公園災害復旧費、現年度災害分として、先ほど増額補正をお願いいたしました800万円の繰り越しをお願いするものでございます。繰越理由につきましては、年度内に工事が完了しない見込みであるため、繰り越しをお願いするもので、工事の完成は令和2年6月を予定いたしております。  説明は以上でございます。よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 43 ◯中里泰則委員長 これより質疑に入ります。  それでは、質疑を終結いたします。 〔審査日程について協議した結果、現在審査を行 っている第146議案の残りの審査については、出 席予定の理事者が他の委員会に出席していること から、第146号議案の審査を一時中断し、第193号 議案以降の審査を繰り上げて行うことに決定し た。〕 44 ◯中里泰則委員長 理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時49分=           =再開 午前10時59分= 45 ◯中里泰則委員長 委員会を再開いたします。  次に、第193号議案「公の施設の指定管理者の指定について」から第197号議案「公の施設の指定管理者の指定について」までの以上5件を一括議題といたします。  理事者の説明を求めます。 46 ◯吉田土木部長 第193号議案から第197号議案までの「公の施設の指定管理者の指定について」、一括してご説明をいたします。議案書のほうは223ページから231ページでございます。市営駐車場につきましては、指定管理者による管理運営を行い、現在3期目となりますが、この指定期間が令和元年度末をもって完了することから、令和2年度以降の各駐車場の指定管理者を指定するに当たり、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を得ようとするものでございます。  それでは、議案書の223ページをお開きいただきたいと思います。第193号議案は、長崎市桜町駐車場の指定管理者に株式会社ビバホームを指定しようとするものでございます。  同じく次に、225ページでございます。第194号議案は、長崎市民会館地下駐車場の指定管理者に株式会社トラスティ建物管理を指定しようとするものでございます。  次に、227ページをお願いいたします。第195号議案は、長崎市松が枝町駐車場及び長崎市松が枝町第2駐車場の指定管理者にデンケングループを指定しようとするものでございます。  次に、229ページをお願いいたします。第196号議案は、長崎市平和公園駐車場の指定管理者に株式会社司コーポレーションを指定しようとするものでございます。  次に、231ページをお願いいたします。第197号議案は、長崎市松山町駐車場の指定管理者に株式会社城保安警備を指定しようとするものでございます。  指定期間につきましては、いずれも令和4年4月1日から令和7年3月31日までの5年間とするものでございます。なお、指定管理者の候補者につきましては、公正かつ適正に選定するために、外部委員からなる長崎市土木部指定管理者候補者選定審査会を設置し、指定管理者の候補者の選定をお願いいたしました。そして、去る10月28日に同審査会からの審査結果の報告を受け、各議案記載のとおり、それぞれの指定管理者候補団体を指定管理者に指定しようとするものでございます。
     議案の詳細につきましては、お手元にお配りしております委員会資料に基づきまして土木企画課長がご説明いたします。よろしくご審査のほどお願いいたします。  私からの説明は、以上でございます。 47 ◯長瀬土木企画課長 それでは、第193号議案から第197号議案、5議案につきまして、お手元に配付させていただいておる資料に基づき、一括して説明をさせていただきたいと思います。5議案とも資料の構成については同一でございますので、第193号議案の桜町駐車場、これの資料の目次をごらんいただきながら、各資料の構成がどういった感じになっているかというのをまずご説明したいと思います。それぞれ1つ目といたしまして施設の概要を掲載しております。2つ目といたしまして指定管理者候補者の概要を掲載しております。3点目といたしまして指定の期間、4点目として指定管理者候補者の選定経過、こういったものをつづってございます。また、あわせて参考資料といたしまして、応募があった全団体の事業計画書概要というものをつけさせていただいております。それと、先ほど部長からご説明しましたけれども、長崎市土木部指定管理者候補者選定審査会からの審査報告書をつけてございます。そして、公募したときの募集要項とか仕様書をそれぞれに添付してございます。こういった資料の構成で第193号議案から第197号議案までの各駐車場共通になってございますので、まずご説明をさせていただきました。また、資料の枚数、公募要領から非常に多くなっており、説明時間が多少長くなるかもしれませんけれども、ご了承賜りたいと思います。  それでは第193号議案、桜町駐車場でございますけれども、これからご説明をさせていただきたいと思います。  1ページをお開きください。1ページから4ページにかけましては桜町駐車場の施設の概要を掲載してございます。  5ページをお開きいただきたいと思います。今回の指定管理者候補者の概要ということで掲載いたしております。名称は株式会社ビバホームでございます。所在地、代表者名、設立年月日、主な事業は記載のとおりでございますので、ご参照いただきたいと思います。現在、桜町駐車場の指定管理を行っている団体でございます。次に、指定の期間でございますけれども、令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間ということになってございます。次に、指定管理者候補者の選定経過でございます。まず、1つ目として応募団体数でございますけれども、3者からの応募をいただきました。次に、指定管理者候補者の提案の概要でございます。今回から、議決をいただきまして、利用料金制に移行するため、これまでの維持管理の代行的なものと比べまして、さまざまな提案が出されてございます。まず、アといたしまして主な提案でございますけれども、精算機に交通系ICカードによるキャッシュレス決済の導入、休日料金の値下げ、介護車両への減免の追加、各種自主事業の提案が出されてございます。  6ページをお開きいただきたいと思います。管理運営体制でございます。統括責任者を筆頭に総員5名を配置し、1日2名から3名のローテーションで勤務を行う、そういったような運営体制が提案されてございます。固定納付金の提案金額でございますけれども、これは毎年確実に市に納めていただくこととなる納付金でございます。桜町駐車場の場合、募集の条件としております納付金下限額の合計9,490万円に対して1億1,300万円の額が提案されてございます。エといたしまして目標料金収入につきましては記載のとおりでございます。また、各応募団体から提案をいただきました事業計画につきましては、9ページから14ページに全応募者分を掲載しておりますので、ご参照を賜りたいと思います。  7ページをごらんいただきたいと思います。これは松山駐車場まで5駐車場全部一緒なんですけれども、指定管理者候補者選定審査会による審査の経過でございます。審査会より提出された報告書にてご説明したいと思います。  お手数ですけれども、桜町駐車場に係る部分の審査報告書、16ページをお開きいただきたいと思います。審査結果でございます。応募された3団体の団体の名称と選定順位を掲載しております。次に、選定審査会の構成でございますけれども、事務の室内環境などを専門にされている大学の先生、それと経営や財務状況を専門にされている中小企業診断士の先生、労務や安全衛生管理を専門にされている社会保険労務士の先生、また、バス及び観光に関係します団体の方の計5名の委員で構成させていただいております。審査の方法でございますけれども、応募団体から提出をいただきました申請書類及び応募資格の要件等を満たしているか市のほうであらかじめ確認させていただきまして、その後、選定審査会において事業計画書等の内容や面接、ヒアリング、こういったもので評価をしていただきました。評価の結果、合計点数が最も高い団体を第1順位として選定し、以下、点数の高い順番で順位づけを行ってございます。なお、審査に当たりましては、公平性、公正性の観点から、全てにおいて応募団体名を伏せて実施しております。  17ページをごらんいただきたいと思います。審査の経緯でございますけれども、審査会は計5回開催してございます。各回の内容は記載のとおりでございますけれども、第1回、第2回の審査会におきましては、評価項目、配点、審査や面接の方法などをご議論いただき、決定をいたしました。その後、応募された団体の書類審査、面接審査を行っていただきまして、第5回、最終回に審査報告書を作成、決定していただいてございます。そういった手続を経まして、6といたしまして審査結果でございますけれども、第1順位の株式会社ビバホームにつきましては、利用者の増加や利便性を高めるための実現可能性の高い具体策が検討され、危機管理体制の提案がすぐれるなどの点が高く評価されまして、応募団体中一番高い得点となってございます。なお、第2順位以下の団体の審査結果につきましては、報告書に記載のとおりでございますので、ご参照いただきたいと思います。  18ページをお開きいただきたいと思います。審査会総評という欄がございますけれども、第1順位となった団体は、特に事業計画及び管理運営体制においてすぐれた提案がなされており、総合的に最も高い評価を受けてございます。また、審査会からの要望といたしまして、職場環境の整備における提案についてぜひ実現してもらいたいというような意見をいただいてございます。  19ページをごらんいただきたいと思います。採点の結果を掲載してございます。これは、審査会の5名の委員の方がそれぞれ100点の持ち点で評価項目ごとに評価をいただいた結果を集計したもので、500点満点となってございます。この評価の考え方につきましては、審査会の中で種々議論いただきまして、配点等内容を決定したものでございます。評価内容といたしましては、技術点といたしまして、基本的事項についてどうなのか、事業計画についてどうなのか、管理運営体制についてどうなのか、事業評価についてどうなのか、4つの評価項目、それに加えて、価格点として納付金の評価項目に分けて、さらにその詳細について10項目に分けて評価をしてございます。この評価項目について、申請書類や面接時のヒアリングをもとに審査会の委員が採点を実施したものでございます。その結果が表の一番下に各団体の合計点数として掲載をいたしております。1位が369.15点、2位が313.1点となっております。3番目の団体は技術点の合計が60%未満ということでございましたので、募集時の失格要件に該当するため、残念ながら失格とさせていただいてございます。  21ページ以降につきましても、9月上旬に建設水道委員会の委員の皆様にも配付しておりますけれども、募集要項、仕様書を改めて掲載してございますので、ご参照していただきたいと思います。  第193号議案、桜町駐車場については以上でございます。  引き続き、第194号議案、長崎市民会館地下駐車場についてご説明させていただきたいと思います。桜町駐車場と説明が重複する部分につきましては割愛をさせていただきたいと思いますので、あらかじめご了承をいただきたいと思います。  5ページをお開きください。指定管理者候補者の名称は株式会社トラスティ建物管理でございます。現在の指定管理者とは異なる団体でございます。指定管理者候補者の選定経過でございます。応募団体数でございますけど、これも3者から応募をいただいてございます。指定管理者候補者の提案の概要でございます。まず、主な提案といたしましては、ユニバーサルデザイン事前精算機の導入、回数券のプリペイドカード化、精算機へのコールセンター機能の付加や各種自主事業、こういったものが提案されております。  管理運営体制でございます。6ページをお開きください。施設長を初めとした総員4名を配置し、1日3名のローテーション勤務ということが提案されております。固定納付金の提案金額といたしましては、募集の下限値1億2,000万円に対して1億4,750万円が提案されてございます。  指定管理者候補者選定審査会による審査の結果でございます。16ページをお開きいただきたいと思います。1.審査結果といたしまして、応募があった3団体の団体の名称と選定の順位を掲載してございます。  17ページをお開きいただきたいと思います。審査結果でございます。第1順位の株式会社トラスティ建物管理につきましては、利用者の利便性を向上するためのさまざまな提案があることに加え、人員配置と環境整備に細かい配慮が見られる点などが高く評価され、応募団体中一番高い得点となったものでございます。  18ページをお開きいただきたいと思います。総評でございます。第1順位となった団体は、事業計画等、総合的に最も高い評価を受けたものとなってございます。また、審査会からの要望として、労働環境を保った駐車場運営を目指してもらいたいとの意見をいただいております。  19ページをごらんいただきたいと思います。採点結果でございます。1位が355.9点、2位が340.95点、3位の団体は技術点の合計が60%未満ということで、規定に基づき失格ということになってございます。  第194号議案、長崎市民会館地下駐車場については以上でございます。  続きまして、第195号議案、松が枝町駐車場及び松が枝町第2駐車場についてご説明をさせていただきたいと思います。8ページをお開きいただきたいと思います。指定管理者候補者の概要でございます。名称はデンケングループでございます。こちらは2者でグループを構成した団体となってございまして、グループの代表は株式会社ガードサービス長崎、構成員が(6)に記載してございますけれども、長崎電建工業株式会社でございます。このグループは現在の指定管理者とは異なる団体となってございます。次に、指定管理者候補者の選定経過でございます。応募団体数でございますけれども、こちらについては2者からの応募をいただいてございます。提案の概要でございます。主なものといたしましては、フリーWi-Fiの設置、電動アシスト付車椅子の貸し出しなどのサービス向上、災害ボランティア車両の減免などが提案されたものでございます。  9ページをごらんいただきたいと思います。自主事業といたしまして、現在閉鎖をいたしております松が枝町第2駐車場の屋上を活用する取り組み、また、提携店舗による駐車料金の割引など各種自主事業が提案されてございます。次に、管理運営体制でございますけれども、松が枝町駐車場は責任者を初め総員5名を配置し、1日4名から5名でローテーション勤務、また、松が枝町第2駐車場におきましては、主任を初め総員6名を配置し、1日当たり4名から5名でローテーションをする、そういったような運営が提案されてございます。  10ページをお開きいただきたいと思います。固定納付金の提案金額でございますけれども、下限値2億160万円に対しまして2億1,169万円が提案されてございます。  11ページをごらんいただきたいと思います。指定管理者候補者選定審査会による審査でございます。  お手数ですけれども、20ページをお開きいただきたいと思います。審査結果でございます。応募いただきました2団体の団体の名称と選定順位を掲載してございます。  21ページをお開きいただきたいと思います。審査結果でございます。第1位のデンケングループにつきましては、グラバー園の近傍に位置するという立地特性を踏まえまして、国内外の観光客の利便性向上に資する提案など、現状を把握して具体的な改善策を示し、随所に創意工夫が見られる点などが高く評価されたものでございます。審査会総評でございますけれども、第1順位となった団体は、利用者目線に立った新たな取り組みが多く提案されるなど、総合的に最も高い評価を受けたものでございます。  22ページをお開きいただきたいと思います。審査会からの要望でございます。グループ化によるスケールメリットの発揮に期待するとともに、緻密な連携、連絡による円滑な駐車場運営を行うこと。提案された取り組みについてはぜひ実現してほしいという意見をいただいてございます。  23ページをごらんいただきたいと思います。採点結果でございます。1位が379.35点、2位が345.25点となってございます。  第195号議案、松が枝町駐車場及び松が枝町第2駐車場については以上でございます。  引き続き、第196号議案、平和公園駐車場についてご説明に入らせていただきたいと思います。  資料5ページをお開きいただきたいと思います。指定管理者候補者の概要でございますが、名称は株式会社司コーポレーションでございます。現在の指定管理者とは異なる団体でございます。選定経過でございます。まず、応募団体数でございますけれども、2者からの応募をいただきました。指定管理者候補者の提案概要でございます。まず、主な提案でございますけれども、フリーWi-Fi、電動アシスト付車椅子の貸し出し、タブレット末端による通訳サービス、各種自主事業などが提案されてございます。  6ページをお開きいただきたいと思います。管理運営体制でございますけれども、統括管理者を筆頭に総員8名を配置し、1日5名でローテーションを行う、そういったような運営が提案されてございます。固定納付金の額といたしましては、下限値9,440万円に対しまして1億868万4,000円が提案されてございます。  次に、審査会による審査でございます。16ページをお開きいただきたいと思います。審査結果でございますけれども、応募された2団体の団体名称と選定順位を掲載しております。  17ページをごらんいただきたいと思います。審査結果でございます。第1順位の株式会社司コーポレーションにつきましては、施設の立地を生かした原爆資料館との連携や利便性の向上などがよく計画されており、職場環境の整備、教育研修も良好な点などが高く評価され、応募団体中一番高い得点を得たものでございます。審査会総評でございますけれども、両団体とも本駐車場の現状、基本的な考え方、対応等について非常によく理解されており、多彩な提案がなされている点が評価されております。また、技術点におきましては、第2順位の団体が優位であったけれども、価格点で第1順位の団体が上回ったことから、総合評価において第1順位の団体がわずかに上回る結果となってございます。  19ページをごらんいただきたいと思います。採点結果でございます。下から3行目、技術点の小計においては第1順位が307.5点、第2順位が308.75点と、わずかに第2順位の団体のほうが高くなってございますけれども、下から2行目を見ていただくとわかりますけど、価格点において、第1順位が61.15点、第2順位が59.45点と、第1順位の団体のほうが高くなってございます。総合評価であり、合計点で順位を決定いたしますので、結果、第1位の団体が僅差で候補者となったものでございます。  第196号議案、平和公園駐車場については以上でございます。  それでは、最後になりますけれども、第197号議案といたしまして、松山町駐車場についてご説明いたしたいと思います。  5ページをお開きいただきたいと思います。指定管理者候補者の概要でございますけれども、名称は株式会社城保安警備でございます。現在の指定管理者とは異なる団体でございます。選定経過でございます。まず、(1)の応募団体数でございますけれども、この駐車場については3者から応募をいただきました。次に、指定管理者候補者の提案概要でございますけれども、まず、主な提案といたしまして、フリーWi-Fiの設置、電動アシスト付車椅子の貸し出しなどのサービス向上、災害ボランティア車両の減免、自主事業としてレンタサイクルなどが提案されてございます。  6ページをお開きいただきたいと思います。管理運営体制でございます。責任者を初めとして総員9名を配置し、1日4名のローテーションとなってございます。固定納付金の額といたしましては、募集の下限値2億1,400万円に対しまして2億1,700万円の提案をいただいてございます。  7ページをごらんいただきたいと思います。審査会による審査でございます。お手数ですけれども、ページ飛びまして、16ページをごらんいただきたいと思います。審査結果でございますけれども、応募された3団体の団体名称と選定順位を掲載してございます。  17ページをごらんいただきたいと思います。審査結果でございますけれども、第1順位の株式会社城保安警備につきましては、全ての評価項目について実現可能な具体策が検討され、多種多様な施設利用者の利便性向上に資する提案などが高く評価されたものでございます。なお、第2順位以下の団体の審査結果につきましては、報告書に記載のとおりでございます。  18ページをお開きいただきたいと思います。総評でございます。第1順位となった団体におかれましては、技術点全ての項目において実現が期待できる具体策が示され、総合的に見て最も高い評価となったものでございます。  19ページをごらんいただきたいと思います。採点結果でございます。1位が387.25点、2位が338.25点となってございまして、3番目の団体は技術点の合計が60%未満ということで、規定に基づき失格となってございます。  長時間の説明となりましたけれども、私からの説明は以上でございます。審査のほどよろしくお願いいたします。 48 ◯中里泰則委員長 これより質疑に入ります。 49 ◯武次良治委員 1点だけ教えてください。提案概要についてなんですが、大体、今の議案はほとんど似たような形の提案が多いかなと見たんですけれども、その中で桜町駐車場、ここの中に主な提案内容の中の(ウ)として介護保険被保険者証を所持する者が乗車する自動車を減免車両に追加提案ということになっておるんですが、この内容についてちょっと詳しく教えてください。 50 ◯長瀬土木企画課長 今、お尋ねの介護する方の車両、こういったものについては、今まで減免の対象になっていなかったわけですけれども、これを新たにご提案者の提案により減免の対象に含めようということでございます。減免の内容としては5割減免ということで伺っております。  以上でございます。 51 ◯武次良治委員 詳しく答えてといったのは、介護保険被保険者証を所持する者、私も65歳を過ぎているから持っているんですよ。65歳以上の人は全てです。65歳になったら自動的に被保険者証は送ってくるんです。だから私たちも全て対象になるのか、あるいは被保険者証を持っているんだけれども、要介護者ということで限定しておるのか、要介護者の場合、要介護3以上なのかとか、その点をどういうふうにしとるのかなと思っての質問なんです。ただ単純にこの表記だけでは、65歳以上全てが5割減免ということになってしまいますから、その点を詳しく教えていただきたいなと思っての質問です。 52 ◯長瀬土木企画課長 すみません、少し説明が足りませんでした。介護保険法が定めるところの要介護状態区分、これがきちんと明記された保険者証、これに限るということで承っております。  以上でございます。 53 ◯武次良治委員 今のでも曖昧なんです。私、あえて要介護3以上なのかとか言ったでしょ。区分は全部1、2、3、4あるわけですから、5までですね。要支援というのもありますよ。認定申請すれば、非該当以外はどこかに必ず記載されるんです。ですから、要介護1とか軽い人も全て該当するんですか。ある程度、重度ということは、大体一般的に要介護3以上から判断されるんですよね。特養なんかは今、要介護3以上ですから。だからそういうような人たちが持っている車に限ってはとかしておるのか、要介護1といったら、ほとんどその辺、元気に歩いていますよ。そういう人たちも全て該当するのか、あるいは要支援、こういう人たちでも該当するのか、その辺のある程度線引きというのをちゃんとしとかんと、単純にこれだけを見て、被保険者証を持っているから、あるいは要介護区分の記載があるから5割減免ですよと。逆に行き過ぎかなという気もするんですよね。やはりある程度、その辺、線引きというのが必要かと思うんですが、いかがでしょう。 54 ◯長瀬土木企画課長 現在、提案をいただいている状況については、全てということで承っております。  以上でございます。 55 ◯武次良治委員 今、高齢化はどんどん進んでいます。65歳以上、元気でばんばんやっています。ただ申請を出せば、ちょっとした項目にひっかかれば、すぐ要支援、要介護1とかなるんですよ。普通にその辺を歩いとっても、要介護1とかすぐなりますよ。これだけどんどんふえていく中で、今度は逆に採算面を考えたときに、5割減免とかやっていていいんですか。それで大丈夫というなら、それで結構です。 56 ◯長瀬土木企画課長 ただいまお答えをさせていただいたとおり、その該当する方については全てということで、利用料金の5割を減免するという提案のもとに固定納付額というものをあわせて提案をしていただいてございますので、そういったものについてはしっかり運営をしていただきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 57 ◯武次良治委員 考え方は非常にわかるし、利用する側としては非常にいいことだと思うんですよ。ただ、今度、市営駐車場がいっぱいある中で、ここだけこういうような取り扱いをやっとって、公平性というか、それについてはどうなんでしょう。 58 ◯長瀬土木企画課長 今のご心配の部分は、ほかの駐車場経営についても影響を及ぼすということは十分に考えられます。提案はいただいたものではございますけれども、協議の余地というところはあるのかなというような課題も持ってございますので、提案は提案として受け入れながら、そういったところをどう実施していくのかというところについては、検討していきたいと思います。  以上でございます。 59 ◯武次良治委員 今の段階ではあくまでも提案だよということなんでしょうけれども、結局、提案はこういう提案がされていますよということは、評価項目でやはりプラス点に作用しとると思うですよね。ですから、私、こんなに食い下がっているんですよ。こういうようなこともされますよ、実施しますよということだから、そういうことならば、審査の段階で確認をしていきながら、また、市としての考え方とか、ある程度、波及させるようなことで審査をやっていかんと、不公平が生じてくるんじゃないのかな。また、これをそのまま提案を受けて、こういうふうに資料として出すということは、ほかのところとの公平性はどうなっていくのとかいうことも総体的に考えた上で判断をしていただきたいなと思いますので、これについては、あくまでも提案の段階ということでしょうけれども、しっかりした考え方をもって、方向性を示していただきたいなと、これは要望としておきます。 60 ◯五輪清隆委員 先ほど武次委員からあった介護保険のその上に書いている休日料金の値下げ提案ということでビバホームがしているわけですけど、皆さん方がよく言っているのは、私自身は、市営駐車場ですから、近隣より下げたらどうかということを言っているわけですけど、近隣との公平性ということでよく言われているんですけど、この関係は、公募された方が提案されたから、こういう形でやっていこうということで理解していいんですか。 61 ◯長瀬土木企画課長 今のご指摘にあった料金体系の部分については、休日の部分、140円なり130円なり30分刻みであったところを100円にしようというようなありがたい提案でございますけれども、今回、提案に当たって、今の設定料金を上限として、下限値については制限を設けていない形で公募をさせていただきましたけれども、ほぼ現行の料金体系のままということのご提案がございまして、それに伴う利用料金というものがあって、固定納付金というものがあってございまして、この料金体系、それぞれ提案のあった内容で実施をしていきたいと考えてございます。  以上でございます。 62 ◯五輪清隆委員 今回、桜町だけこういうことになっているんですけど、例えば市民会館とかそういうところについてでも、こういう提案をすることによって、例えばそういう評価点というか、そこらあたり自身が変わってくるんじゃないかなと、私、思っているんですけど、例えば利用料金制ということを言われていますけど、そうなったとき、どんどん値下げというか、当然、経営の関係はあると思いますけど、これについては、例えばよく言われるのが、皆さん方は、そうしたら私自身は平日もしてくれればよかとにと思うわけですけど、休日だけ認めるような形になっているんですけど、やはりそこらあたりというとは、今現在市営駐車場は、平日、休日、それぞれ場所で違うかどうかわかりませんけど、均等なんですか。 63 ◯長瀬土木企画課長 駐車場ごとに場所によって料金体系というのは変わってございます。 64 ◯五輪清隆委員 ちなみに、そうしたら桜町と市民会館の駐車場はどうですかね。 65 ◯長瀬土木企画課長 桜町と市民会館については、基本的に現行は一緒でございます。 66 ◯五輪清隆委員 結構、休日なんかは市民会館を利用する人が、市民会館の駐車場がとめにくいとか、そういう関係で結構ここにとめているんですけど、そこらあたりというのは、私自身は同一金額にしたらどうかなと思っているんですけど、当然、公募ですから、結果的にこうなったんでしょうけど、今後については、例えば公募についても、余り皆さん方が近隣駐車場との公平性と言うもんですから、今回、あえて何か改革みたいなのをやってくれたなということで思っているんですけど、それはもう結構ですけど、今回、その駐車場のうち、新しい団体になったところ、途中で言いよったですけど、ちょっとわからんようになったもんですから、教えてください。新しくなったところ。 67 ◯長瀬土木企画課長 今回、5つの駐車場を公募させていただいたんですけれども、これまでと同じ団体に決まったのは1者だけです。あとは全部入れかわりになってございます。桜町駐車場のみが継続で、あとは全部新規でございます。 68 ◯五輪清隆委員 そうしたら、桜町以外は新しい団体がされているんですね。今までやっていたところというとは、応募はあったんですか。例えば市民会館、松が枝、平和公園、松山、私はどこがやっとったかちょっとわからんもんですから。 69 ◯長瀬土木企画課長 今までずっと指定管理ごとに公募をさせていただいて、複数名からの応募をいただいてきて、その中から最良のものを選定してきてございます。  以上でございます。 70 ◯五輪清隆委員 例えば市民会館であれば、トラスティ建物管理がなっているわけでしょ。今まではどこがやっていたんですか。そして松が枝はどこなんですか。そして平和公園、松山はどこなんですかということを教えてください。 71 ◯長瀬土木企画課長 桜町につきましてはビバホームです。市民会館については長崎ガードシステム、それと松が枝町と松が枝町第2についてはエヌ・ティファシリティーズで、平和公園についてはクリーン・マット、松山につきましてはMHIファシリティーサービスがお受けになっていたという状況でございます。 72 ◯五輪清隆委員 市民会館、松が枝、平和公園については、そのまま長崎ガードシステムとか、そこらあたりが出したんでしょうけど、結果的にはだめだったということでしょうけど、例えば、当然、審査会では会社名は隠した形の中で審査するんでしょうけど、皆さんたちが見て、例えば感想でも結構ですけど、やはり審査会の評価を見たときに、それが今まで結構経験としてあるわけですけど、何か特徴的なやつを出さんと、なかなか難しいんじゃないのかなということで私は感じているんですけど、そこらあたりは感想としてどうですか。 73 ◯長瀬土木企画課長 感想になってしまいますけど、やはり従前管理をしてこられたものの提案としては、非常にローテーションがかたい提案になっていたり、新しい提案、事業を起こしますよとか、そういったような提案が非常に少なかったような気がしています。新しくチャレンジしてこられて、第1順位になった方については、やはり挑戦的な内容が含まれていたり、ローテーションに工夫が見られたり、そういったような差異は若干あったのかなと印象を持ってございます。  以上でございます。 74 ◯五輪清隆委員 確かに今までやっているところは、なかなか現状維持して、新しくなったところというのは、新しいやつを取り込んでやっていこうということでしているんでしょうけど、いろんなことを含めて、応募してから、こういうことをやっていこうということでしているんでしょうけど、例えば、私一番思うのが、指定管理者というのは、いろんなことをやっていこうということで、それは文書的に書けばできますけど、具体的に、例えばこのことについてどういう形で具体化していこうとしているのか、そこらあたりというのは、審査会の中で、例えばそこの方に来ていただいての話とか、そういうことはするんですか。それとも、その項目に対して具体策はこういうことをやっていこうという、そういうペーパーを含めてやっているんですか。 75 ◯長瀬土木企画課長 市営駐車場はどこも実はやるべき内容というのは結構明確でございまして、特に提案が多かったのは、Wi-Fi施設を整備しますよとか、キャッシュレスにしますよとか、あと200ボルトの充電器、こういったものをやりますということで、非常に実現性が高い部分が第1順位の方についてはやっていただけるということで、あんまり協議もなくやれるような実現性というものが特に駐車場の場合は特徴としてあったのかなと感じております。  以上でございます。 76 ◯永尾春文委員 まず1つ目に、第194号議案ですかね、5ページの市民会館でユニバーサルデザイン事前精算機という名前の精算機を導入するとありますが、これを少し具体的に教えていただきたいということと、もう1つは、確認ですが、この導入というのが、指定管理者がみずから支払って導入することになっているのか、2つお聞かせください。 77 ◯長瀬土木企画課長 1点目のユニバーサルデザインというのは、事前精算機の部分、これが車椅子対応の事前精算機を導入するということが評価をされてございます。また、それぞれの経費については、利用料金制の中で提案者のほうでご負担をいただくということになってございます。  以上でございます。 78 ◯永尾春文委員 わかりました。ありがとうございます。  もう1点は、考え方をちょっとお尋ねしたいんですが、キャッシュレス決済ということで、桜町のほうでは精算機がキャッシュレスになると明確にはっきり書いて、交通系ICカード、プリペイドカードというのは多分これまでもあったかと思うんですが、今、キャッシュレスというと、こういった交通系とか、あとはさまざまなアプリというんでしょうか、そういったものがあるかと思うんですが、市の駐車場として、こういった精算をすると、そういう方向性が私は重要かと思います。特に松山はああいう施設の性質上、一気に入って一気に帰るというパターンになって、出るのにかなり時間がかかっている状況もありまして、この第193号議案としてすばらしいなと思って見させていただいたんですが、今後の考え方をちょっとお聞かせください。 79 ◯長瀬土木企画課長 今後の考え方としましては、ご指摘があったようにキャッシュレス化、バリアフリー化を進める方向にあると考えております。ただ、松山が、今そういう提案になっていないというのが、今の精算機器のリース期間があと5年間残ってございまして、これは現状のまま引き続き使わなければならないというところで、提案の対象にならなかったものですから、次期の提案のときに承って、その対応になるというふうに、ちょっと施工時期については差異が出てきますけれども、考え方としてはバリアフリー化、キャッシュレス化は進めていくという体制でございます。  以上でございます。 80 ◯永尾春文委員 どうかよろしくお願いいたします。ちょっと言い忘れておりましたが、利用料金制にして、収入がある仕組みをしっかりとつくられていることは本当に自主財源の確保という観点からすばらしいことじゃないかと私も思った次第であります。  最後に確認をしたいのが、先日もある公園の指定管理者が、もともとつけていた施設を撤去しなければならないということがあって、それがどうなのかということが議論になったわけですけれども、今回、こういったさまざま自主提案で急速充電器とか、いろいろある一定指定管理者が投資をするということが見受けられますが、こういったのは、5年たつと全て事業者のほうで撤去するということが、事業者のほうも理解していると考えてよろしいでしょうか。 81 ◯長瀬土木企画課長 ご指摘のとおり、撤去前提の提案をいただいているというところでございます。  以上でございます。 82 ◯梅元建治委員 1つだけ。今回、随分具体的な提案とか、踏み込んだ自主事業とか提案されているので期待しているんですけれども、行政としても、どこかの時点でチェックするというか、自主的に評価をしていく、外部の会社の監査を入れるとか、自分たちでもアンケートをとるとか、そのあたりも任せきりじゃなくて、やはり定期的に、1年に1回とか、2年に1回とか、そういう定期的にこの事業計画書をできているのか、できていないのか。できていないとすれば、どういう原因があるのか、また次の指定管理にもつながっていくと思うので、そういうふうに確認していく必要があると思うんですけど、そのあたりいかがでしょうか。 83 ◯長瀬土木企画課長 指定管理者制度のもとにおいて行政権限を与えて代行していくわけですけれども、これに当たっては、今、ご指摘のように、どういったふうに確実になされているのか、こういったチェックが非常に大事になってございますので、現在においては、年に1回、モニタリングということで各調査項目を設けまして、評価をさせていただいて、その評価結果については議会にもお知らせするというようなローテーションでさせていただいておりますけれども、こういったものを、今度、利用料金制に変わってまいりますので、さらにしっかり把握しながら、適切な運営に資してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 84 ◯中里泰則委員長 ほかはございませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。
     まず、第193号議案「公の施設の指定管理者の指定について(桜町駐車場)」の討論に入ります。  何かご意見ございませんか。 85 ◯内田隆英委員 ただいま提案されております第193号議案「公の施設の指定管理者の指定について(桜町駐車場)」については、反対の立場から意見を申し上げます。  日本共産党はこれまでこれらの長崎市営の駐車場につきましては、近隣の民間駐車場よりも駐車場料金が高いということで引き下げを求めてまいりました。それと、市営駐車場については、市民サービス向上の点から直接運用すべきだという点で反対をしてまいりました。  以上の点から、今回の提案についても認めるわけにはいきません。  以上です。 86 ◯中里泰則委員長 ほかにございませんか。  それでは、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  ご異議がありますので、挙手により採決いたします。  第193号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を求めます。        〔賛成者挙手〕 87 ◯中里泰則委員長 賛成多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第194号議案「公の施設の指定管理者の指定について(長崎市民会館地下駐車場)」の討論に入ります。  何かご意見ございませんか。 88 ◯内田隆英委員 第194号議案「公の施設の指定管理者の指定について(長崎市民会館地下駐車場)」については、第193号議案で述べた同趣旨の意見で反対をいたします。 89 ◯中里泰則委員長 ほかはございませんか。  それでは、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  ご異議がありますので、挙手により採決いたします。  第194号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を求めます。        〔賛成者挙手〕 90 ◯中里泰則委員長 賛成多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第195号議案「公の施設の指定管理者の指定について(松が枝町駐車場及び松が枝町第2駐車場)」の討論に入ります。  何かご意見ございませんか。 91 ◯内田隆英委員 第195号議案「公の施設の指定管理者の指定について(松が枝町駐車場及び松が枝町第2駐車場)」につきましては、第193号議案で述べた同趣旨の意見で認めることはできません。 92 ◯中里泰則委員長 ほかはございませんか。  それでは、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  ご異議がありますので、挙手により採決いたします。  第195号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を求めます。        〔賛成者挙手〕 93 ◯中里泰則委員長 賛成多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第196号議案「公の施設の指定管理者の指定について(平和公園駐車場)」の討論に入ります。  何かご意見ございませんか。 94 ◯内田隆英委員 第196号議案「公の施設の指定管理者の指定について(平和公園駐車場)」につきましては、第193号議案で述べた同趣旨の意見で認めるわけにはまいりません。  以上です。 95 ◯中里泰則委員長 ほかはございませんか。  それでは、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  ご異議がありますので、挙手により採決いたします。  第196号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を求めます。        〔賛成者挙手〕 96 ◯中里泰則委員長 賛成多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第197号議案「公の施設の指定管理者の指定について(松山町駐車場)」の討論に入ります。  何かご意見ございませんか。 97 ◯内田隆英委員 第197号議案「公の施設の指定管理者の指定について(松山町駐車場)」につきましては、第193号議案で述べた同趣旨の意見で反対をいたします。  以上です。 98 ◯中里泰則委員長 ほかはございませんか。  それでは、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  ご異議がありますので、挙手により採決いたします。  第197号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を求めます。        〔賛成者挙手〕 99 ◯中里泰則委員長 賛成多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時57分=           =再開 午後0時58分= 100 ◯中里泰則委員長 委員会を再開します。  次に、第149号議案「令和元年度長崎市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 101 ◯吉田土木部長 第149号議案「令和元年度長崎市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)」についてご説明いたします。  議案書につきましては、1ページから7ページでございます。  それでは、議案書の3ページをお開きください。これは、茂里町地下駐車場の再整備に当たり、茂里町仮設駐車場等の管理運営委託費及び茂里町地下駐車場の解体工事費について、令和2年度までの債務負担行為の限度額の設定をお願いしようとするものでございます。  詳細につきましては、お手元にお配りしております委員会資料に基づき土木企画課長からご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。  私からの説明は以上でございます。 102 ◯長瀬土木企画課長 配付資料に基づきご説明をさせていただきたいと思います。債務負担行為の説明に入る前に、茂里町地下駐車場再整備の概要について改めてご説明させていただければと思います。  5ページをまずお開きいただきたいと思います。実はこれ、さきの9月議会でご審議いただきました茂里町仮設駐車場設置に伴う条例改正の際にご説明させていただいております。ちょっとそのご復習にもなるんですけれども、簡単に説明したいと思います。  6ページをお開きください。ステップ1)というのが図の左上のほうにあろうかと思います。図が4つあるうちの左の上でございます。まず、現在の地下駐車場、ブリックの横にございますけれども、これを使っている間に、南側の旧クリーンセンター多目的広場の赤くハッチ、網かけをさせていただいている部分、こちらに仮設駐車場の整備をするわけでございます。その後、右側の図面ステップ2)に行っていただきまして、整備を終えた仮設駐車場に駐車場機能を切りかえて、地下駐車場の解体に着手をするわけでございます。そして、左下のほうの図面に移っていただきまして、現在の地下駐車場、上屋の解体後の地下駐車場跡地に平面自走式の、青空でございますけれども、駐車場を整備いたします。なお、地下駐車場の解体については、ブリックホールへの影響を考慮して、地下躯体は存置させるということにしてございます。それと右下、今度、ステップ4)の図面になりますけれども、整備を終えた本設駐車場に駐車場機能を仮設駐車場から切りかえて、仮設駐車場に使用していた部分については、多目的広場の復旧を行うということで一連の再整備が完了するわけでございます。  次に、再整備のスケジュール(案)、7ページにございますので、ごらんいただきたいと思います。先ほどのスケジュールを図面ではなくて、横バーの形式で表示した場合のやつが7ページの再整備後のスケジュールということでございます。仮設駐車場の整備につきましては、今般、受注者が決定しており、今年度内の完成を予定しております。そして、令和2年4月1からに駐車場機能を仮設駐車場に切りかえて、先ほどご説明をいたしましたステップ2)の地下駐車場の解体に着手をするということになります。解体終了後、ステップ3)の本設駐車場の整備をして、これが終わり次第、駐車場機能を本設に切りかえて、ステップ4)の多目的広場の復旧を令和2年度末までに行うというような全体のスケジュールを掲載しております。また、スケジュールの上側には条例改正等のタイミング、議会でのご審議を予定している事項、こういったものを掲載しております。令和2年2月議会におきまして、最終の形となる本設駐車場の設置に関する事項とか、指定管理による管理に係る条例改正議案等をお諮りしたいと考えております。そして、令和2年6月には本設駐車場の指定管理者の選定方針、11月議会には指定管理者の指定議案をお諮りした上で、令和3年度より、予定どおり本設駐車場での指定管理者による管理運営に移行してまいりたいと考えてございます。なお、9月議会でもご説明をいたしましたとおり、仮設と本設の切りかえなど管理条件が大きく変動する令和2年度中に限りましては、業務委託による管理を行うということでご承認をいただいているところでございます。  続きまして、8ページをごらんいただきたいと思います。上側に仮設駐車場の平面図の案を、下側に旧クリーンセンターの現況写真を掲載してございます。あずまやであったり、現在のテニスコートの状況、北側、南側、それぞれ掲載をしてございます。  続きまして、9ページをごらんいただきたいと思います。上側に予定をしております本設駐車場の平面図の案、下側に現在の駐車場の地上部の写真を掲載いたしておりますので、ご参照いただきたいと思います。  以上が、今現在の茂里町地下駐車場の状況で、今後予定をしております再整備の概要ということを説明をさせていただきました。  それでは、本題でございます債務負担行為についてご説明させていただきたいと思います。  お手数ですけれども、委員会資料は1ページお開きいただきたいと思います。これは、茂里町地下駐車場再整備に伴いまして、茂里町仮設駐車場等管理運営委託費810万円を債務負担行為でお願いしようというものでございます。事業目的でございますけれども、令和2年度から運営を開始する茂里町仮設駐車場と茂里町地下駐車場跡地で再整備を行う(仮称)茂里町駐車場の供用のため、管理運営委託を行おうとするものでございます。債務負担行為の理由でございますけれども、令和2年4月1日から管理運営委託を開始するに当たり、受注者が管理運営に必要となる駐車機器の調達、これの機器の設置のため、準備行為として準備期間を確保する必要があることから、債務負担行為をお願いしようとするものでございます。茂里町仮設駐車場等管理運営委託の内容についてでございますけれども、平面自走式の茂里町仮設駐車場及び将来的な(仮称)茂里町駐車場については、24時間無人による運営を行う予定としておりますので、コールセンターによる利用者対応や遠隔操作による機器のトラブル対応などの駐車場管理運営、駐車機器の設置、機器の保守メンテナンス、こういったものでございます。(2)といたしまして、駐車場管理のスケジュール、これを掲載しておりますけれども、令和2年4月1日から茂里町仮設駐車場にて運営開始ができるように、令和元年度中に駐車機器の調達と機器の設置を行いたいと考えております。その後、(仮称)茂里町駐車場の整備が完了次第、仮設駐車場に設置している駐車機器、これらを移設し、引き続き、(仮称)茂里町駐車場にて駐車場運営を行う予定とさせていただいております。債務負担行為限度額の内訳でございますけれども、令和2年度限度額は810万円ということでございます。  次に、2ページをお開きください。財源の内訳を掲載させていただいております。表の一番左側の事業費が810万円、財源内訳は全額駐車場使用料を充てるものでございます。  次に、3ページをお開きください。これは、茂里町地下駐車場再整備に伴いまして、茂里町地下駐車場の解体費1億2,230万円の債務負担行為をお願いしようとするものでございます。事業目的でございますけれども、茂里町地下駐車場の再整備に当たり、茂里町地下駐車場の解体を行おうとするものでございます。債務負担行為の理由でございますけれども、先ほど再整備の概要でも申し上げましたとおり、多目的広場の復旧を令和2年度末までに行う予定としておりますけれども、解体の設計を進めさせていただく中で詳細な施工方法等を検討いたしましたところ、地下部に補強を施した上で解体を進める必要があることが判明したことから、令和2年度末までに広場復旧を終えるためには、茂里町地下駐車場の供用停止後、早期に解体工事に着手する必要があるということが判明したからでございます。事業内容の再整備の全体計画でございますけれども、事業期間は令和元年度から令和2年度まで、総事業費は3億446万3,000円でございます。(2)といたしまして、茂里町地下駐車場解体の内訳でございますけれども、茂里町地下駐車場地上部及び地下内部の機械設備等の解体、現在、車両を地下から出し入れしているリフト部へのスラブの設置工事などでございます。(3)として再整備のスケジュールでございますけれども、先ほど説明したとおりの同様のスケジュールとなっており、解体工事の早期着手のため、令和元年度末に受注者と契約締結をし、年度早々に解体工事に着手したいと考えてございます。  次に、4ページをお開きください。債務負担行為限度額の内訳でございますけれども、令和元年度はゼロ円、令和2年度限度額は1億2,230万円ということでございます。財源の内訳でございますけれども、全額駐車場整備事業債となってございます。  私からの説明は以上でございます。よろしくご審議のほどお願いいたします。 103 ◯中里泰則委員長 これより質疑に入ります。 104 ◯五輪清隆委員 平成10年に施工されて、画期的な駐車場ということで注目も受けたんでしょうけど、あそこは総工費として幾らかかったんですか。  それと3ページ、今回解体ということで、債務負担行為ということで、来年4月から解体するようになっているんですけど、そこの入札はいつごろやるのか、それについてお伺いします。 105 ◯長瀬土木企画課長 現在の地下駐車場の総工事費は約17億円だったと記憶してございます。  それと、質問の2番目については、補正いただいた後、準備をさせていただいて、3月中には契約をさせていただきたい。4月1日からすぐ着手をさせていただきたいと考えております。 106 ◯中里泰則委員長 ほかにございませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第149号議案「令和元年度長崎市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)」について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 107 ◯中里泰則委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後1時12分=
              =再開 午後1時13分= 108 ◯中里泰則委員長 委員会を再開します。  次に、第178号議案「工事の施行協定の一部変更について」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 109 ◯吉田土木部長 それでは、第178号議案「工事の施行協定の一部変更について」をご説明いたします。  議案書につきましては、193ページでございます。これは、市道大橋町赤迫1号線道路改良事業に係る立体交差新設工事(II期工事)の施行協定の一部を変更しようとするものでございます。  協定の内容等につきましては、土木建設課長からご説明させていただきます。  私からの説明は以上でございます。 110 ◯川原土木建設課長 市道大橋町赤迫1号線道路改良事業に際し、九州旅客鉄道株式会社、JR九州でございますけれども、こちらと締結しております工事の施行協定の一部変更についてご説明させていただきます。  土木部提出の委員会資料の1ページをお開きください。1.工事の施行協定の一部変更についてでございます。件名が市道大橋町赤迫1号線道路改良事業に係る立体交差新設工事(II期工事)、これは本年9月議会の当委員会におきまして、擁壁構造の見直しに伴う設計期間と、それから擁壁施工箇所での転石によるくい打ち工事に日数を要したことにより、JR九州へ委託しております工事の完成時期が令和元年度末から令和2年度にずれ込むため、繰り越しの承認をいただいた案件でございます。令和元年度末から令和2年度中に工事期間が延長となるため、JR九州と締結しております工事の施行協定の施工期間を、そこに記載のとおり、令和2年3月31日から令和3年3月31日へと変更しようとするものでございます。協定変更の理由、現在の協定金額、相手方、工事概要は表記載のとおりでございます。  2ページをお開きください。大橋町赤迫1号線の位置図でございます。大橋町赤迫1号線は、大橋町から岩屋都市下水路の左岸側、図面では青色で着色しております川の右側になりますけれども、川沿いに赤迫電停付近で国道206号に接続する道路でございます。図面中黄色着色の区間、この部分の幅員が狭く、車両の離合が困難であったことから、拡幅するとともに、あわせてJR長崎本線の線路下を道路がくぐるような形で立体交差化を図り、交通量の分散化により、中園商店街付近にございます中園踏切での危険性の解消を図ろうとするものでございます。  3ページをごらんください。平面図になりますけれども、横にしてごらんいただきたいと思います。上側が柳谷町、下側が国道206号の赤迫側になります。写真1)と写真2)は現在の施工状況でございます。9月議会でご説明させていただきました擁壁構造の見直し区間、図面では上側の市道三芳町若竹町線の左側になりますけれども、擁壁施工箇所(親杭直立)と記載している区間になりますけれども、写真ではこれが2)になります。この区間は既に工事は完了いたしまして、現在は緑色で着色をしておりますボックスカルバートの右の上側、赤色で着色した部分、こちらでL型擁壁の工事を実施しているところでございます。このL型擁壁の工事が終わってから、緑色の今度は下側部分になります。写真では1)の手前側に写っております仮設の作業ヤード、鉄板などを敷き詰めた箇所になりますけれども、この部分を撤去いたしまして、その後、橋梁の工事と線路の盛り土部分を固定いたしますU型構造の擁壁工事を実施する工程となっております。ここまでが、現在、JR九州と施行協定を結んで委託しております工事の施工範囲となります。黄土色で着色した部分は、JR九州への委託工事が完了してから道路の供用開始に向け、長崎市のほうで実施する側溝や舗装工事の範囲となります。なお、緑色着色部分のボックスカルバートでございますけれども、これは線路の下に道路を確保する工事となりますけれども、この部分は既にI期工事で完了している状況でございます。  4ページをお開きください。今後の施行協定金額の変更についてご説明をさせていただきます。左側が現在のJR九州への工事委託の協定額、下のほうに黄色で囲んでおります合計、これが3億4,000万円となっております。真ん中の変更1)は工事期間の延長に伴いまして、仮桟橋に使用しております鉄板などの鋼材リース料の増額、工事着手後に警察や地元の要望によりまして、交通整理員の配置をふやしたことによる増額、そのほか材料とか人件費の単価増額に伴います工事費の増額でございまして、これも真ん中の一番下の黄色で着色しておりますけれども、合計で4億873万2,000円となります。次に、右側の変更2)は、JR九州との協議により、JR九州へ委託しております工事範囲を見直す予定としております。その場合の協定金額となってまいります。一番下の断面図をごらんください。JRへ委託する工事につきましては、線路内並びに鉄道運行に支障を及ぼす可能性が高い線路の中心から一定距離の区間が鉄道の近接工事に該当いたします。図面中に鉄道近接工事範囲と記載しておりますが、この現場の場合、通常は岩屋都市下水路の右岸側、橋台1基までの工事範囲がそれに該当いたします。当初の工程の予定では、岩屋都市下水路の両端に設置いたします橋台の2基を工事をしてから仮桟橋の設置と作業ヤードを確保し、ボックスカルバートの工事、橋梁の上部工を行う手順であったため、長崎市からお願いし、国道側の橋台の1基と、それから上部工を協定の工事範囲に例外的に含めていただいたという経緯がございます。しかしながら、実際の工程では、交通規制に伴います地元調整から工事着手時期が変更になりまして、6月ごろの出水期に橋台を着手するというスケジュールになったことから、橋台の工事は実施せず、仮桟橋の設置から始め、今後、橋台の工事を行う工程と変更しております。このため、JR九州のほうから通常の鉄道近接工事範囲に戻したいとの協議がございました。長崎市におきましても、国道側の橋台1基、それから上部工を長崎市が実施することで、令和2年度中に工事全体を完成させるためのスケジュールコントロールが行いやすくなること、また、国道側の橋台1基と上部工をJR九州が実施する場合にかかる管理費等の経費が削減できることから、協議を受け入れ、協定の工事範囲を通常に戻す予定としております。上段のグラフにお戻りください。協定の工事範囲を通常に戻すことで、JR九州への工事委託の協定額は、これも変更2)の一番下の黄色で囲んでおりますけれども、3億3,191万6,000円を予定しております。この場合、現在の協定額3億4,000万円から約800万円の減額となりますので、今議会終了後に協定金額の変更協定をJR九州と締結し、来年2月議会で専決報告をさせていただきたいと考えております。なお、先ほど経費が削減できると申し上げましたが、グラフの一番右側にJR九州の施工分と、新たに長崎市が施工する部分になった額の合計を記載しております。合計で4億535万6,000円となり、真ん中の変更1)の合計額4億873万2,000円と比較し、約300万円の経費節減となります。これは先ほど申し上げましたが、JR九州の管理費等の経費削減分となる部分でございます。変更2)の赤で着色いたしました長崎市が施工することとなる7,344万円の事業費は、当初から予定しておりました側溝や舗装工事を合わせまして、来年度の当初予算で計上させていただきたいと考えております。  5ページをお開きください。スケジュール予定でございます。赤色が協定の工事範囲を見直した場合のJR九州の工事スケジュール、青色が長崎市の側溝や舗装まで含めました工事スケジュールでございます。令和2年度中に工事を完成させるスケジュールで進めてまいります。  説明は以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 111 ◯中里泰則委員長 これより質疑に入ります。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見はございませんか。  それでは、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第178号議案「工事の施行協定の一部変更について」、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 112 ◯中里泰則委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後1時25分=           =再開 午後1時27分= 113 ◯中里泰則委員長 委員会を再開します。  次に、第223号議案「市道路線の認定について」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 114 ◯吉田土木部長 それでは、第223号議案「市道路線の認定について」、ご説明させていただきます。議案書につきましては、295ページから297ページでございます。  議案書の295ページをごらんいただきたいと思います。市道路線として田上8号線を認定しようとするものでございます。  詳細につきましては、土木部提出の委員会資料をもとに土木総務課長より説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。  私からは以上でございます。 115 ◯竹内土木総務課長 それでは、お手元の委員会資料に基づきましてご説明をさせていただきます。  資料の1ページをお開きください。表の左側より、図面番号、路線名、道路延長、道路幅員等を記載しております。今回、認定を予定しております路線は田上8号線、道路延長33.5メートルで、宅地開発により整備された道路でございますが、都市計画法第39条及び第40条の規定に基づき、今回、市道として帰属されるものでございます。  資料の2ページをごらんください。今回、認定を予定しております田上8号線の位置図でございます。左上から右下まで黄色の線で示しております道路が国道324号でございます。上側が長崎市街地方面、下側が茂木方面になっております。真ん中あたりに国立病院機構長崎病院がございますが、その左下に赤色で示しております丸の部分が、今回、認定予定の路線でございます。  資料の3ページをごらんください。資料2ページの位置図において赤色の点線で囲っている部分を拡大したものでございます。水色で塗っております範囲が宅地開発の区域となっております。  資料の4ページをごらんください。4ページには田上8号線の写真を載せております。一番下の写真が起点、一番上の写真が終点となっております。本路線は宅地開発により整備された道路でございますが、宅地開発に当たり、都市計画法に基づく開発協議を行い、幅員、勾配等について市道認定基準に合うような整備を行っており、問題なく整備されていることを確認いたしております。  資料の5ページをごらんください。5ページには、今回の議案に関連する道路法及び都市計画法の抜粋を掲載しております。  説明は以上でございます。よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 116 ◯中里泰則委員長 これより質疑に入ります。 117 ◯武次良治委員 参考に教えてください。この資料を見る限りでは、行きどまり道路になっとるんですが、転回地というのは、こういうような場合は設けなくてもよろしいのか、ちょっと教えてください。 118 ◯竹内土木総務課長 転回場につきましては、こういった行きどまり道路の場合、幅員がまずここは6メートルございます。6メートルあるような道路につきましては、転回場につきまして、つくるような指導、開発協議は行っておりません。また、今回、延長も33.5メートルということでございますが、例えば4メートル道路で35メートル以上あるような道路につきましては、転回場を別途整備していただくように開発協議の中でお願いをさせていただいているような状況でございます。 119 ◯五輪清隆委員 4ページで終点と書いとって、先はまだ工事ばしよっとでしょう。そこはいずれ市道認定をするような土地なんでしょう。 120 ◯竹内土木総務課長 この終点と書いてある部分の一番先の白く線みたいに見えているところが道路側溝でございまして、ここまでが市道として認定させていただくところでございます。その先につきましては、民地といいますか、宅地になっておりまして、行きどまりになっているような状況でございます。  説明は以上でございます。 121 ◯五輪清隆委員 終点と書いて、左側に柵があったいね。それからまだ道があっとじゃなかと、ここは。そこで行きどまり、終点で。 122 ◯竹内土木総務課長 すみません、ちょっと写真ではわかりにくいんですけれども、この終点と書いてあるところの白く見える側溝から先につきましては、宅地の敷地でございまして、将来的に多分そこの駐車場とかにされる予定になっているかと思いますけれども、民間の宅地でございます。  以上でございます。 123 ◯中里泰則委員長 ほかはございませんか。  質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第223号議案「市道路線の認定について」、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 124 ◯中里泰則委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後1時34分=           =再開 午後1時34分= 125 ◯中里泰則委員長 委員会を再開いたします。 〔審査日程について協議した結果、あすに予定し ているまちづくり部及び文化観光部の所管事項調 査以降の審査を、本日に繰り上げることに決定し た。〕 126 ◯中里泰則委員長 暫時休憩します。           =休憩 午後1時35分=           =再開 午後1時42分= 127 ◯中里泰則委員長 委員会を再開します。  次に、まちづくり部及び文化観光部の所管事項調査を行います。  理事者の説明を求めます。 128 ◯片江まちづくり部長 それでは、所管事項調査項目のうち、長崎市歴史的風致維持向上計画(原案)についてご説明いたします。これは、歴史的な町並みを生かしたまちづくりを進めるに当たり、国の支援を受けるため、本計画を策定するものでございます。前回の9月議会におきまして、本計画における歴史的風致や重点地区の設定などの概要をご説明させていただいたところでございます。今回は、そのご説明の後、国との協議や法定協議会である歴史的風致維持向上協議会並びに文化財審議会におけるご意見を踏まえ、原案を作成いたしましたので、その内容をご報告するものでございます。  内容の詳細につきましては、まちづくり部及び文化観光部連名で提出させていただいております委員会資料に基づき、担当室長からご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。  私からは以上でございます。 129 ◯中井景観推進室長 今年度の策定及び国の認定を目指して作業を進めております長崎市歴史的風致維持向上計画(原案)につきましてご説明させていただきます。  まちづくり部、文化観光部提出の委員会資料の1ページをお開きください。歴史的風致維持向上計画は、歴史まちづくり法に基づき策定するものでございます。(1)法の目的ですが、歴史的風致を維持・向上させるための市町村の取り組みを国が支援するというものでございます。(2)国の役割と(3)市の役割ですが、ページ中ほどの図に示しますように、市が計画を策定し、国がそれを認定した後、市が重点区域内で行う事業に対して国が支援するものでございます。支援は面的なハード整備が中心となっております。次に、(4)歴史的風致及び重点区域の要件は法で定められており、これらの要件を満たす必要がございます。  2ページをお開きください。次に、本計画の概要についてご説明いたします。まず、(1)計画の位置づけですが、長崎市では文化財行政のマスタープランとなる歴史文化基本構想を策定しており、本計画はこれを踏まえながら、文化財行政とまちづくり行政の連携による歴史的資産を生かしたまちづくりを推進するための基本計画となるものでございます。(2)計画期間は来年度から10年間を予定しております。(3)長崎市の歴史的風致は国の支援の対象となります歴史的風致と重点区域の両方の要件を満たす5つの歴史的風致としております。(4)長崎市の重点区域は、5つの歴史的風致の中から、まずは山手区域としております。(5)計画の構成でございますが、構想は法の運用指針に基づき序章から第7章までで構成されております。  3ページをごらんください。それでは、ここから本計画の原案についてご説明いたします。本文は別冊にてご提出させていただいておりますが、221ページにも及びますことから、要点をまとめたこちらの委員会資料に基づきましてご説明させていただきます。まず、序章でございますが、(1)計画策定の背景と目的ですが、長崎市における歴史的風致の維持・向上の取り組みは、これまでも景観行政、文化財行政、観光行政のそれぞれで取り組みを進めてまいりました。しかし、今後、急速な人口減少や少子高齢化が進むことで、歴史文化の継承に影響を及ぼすことが危惧されております。本計画ではまちづくり行政と文化財行政、観光行政、そして市民が連携、協働して歴史的風致を守り育て、次世代へと継承していくことを目的に策定するものでございます。(2)計画期間は、来年度から令和11年度までとしております。(3)計画の策定体制及び経緯ですが、外部の有識者や関係団体等による歴史的風致維持向上協議会において協議・検討を重ねてまいりました。国の文部科学省、農林水産省、国土交通省の助言も受けてまいりました。このような取り組みで現在の策定に至っております。  4ページをお開きください。次に、第1章の長崎市の歴史的風致形成の背景でございます。(1)自然的環境は、山裾が海まで迫る急峻な地形が特徴で、細長い入り江が天然の良港となっていること。(2)社会的環境は、斜面地を含め高密な土地利用がなされ、人口は昭和60年をピークに減少し、今後、急速な人口減少や少子高齢化が進むことが予測されていること。(3)歴史的環境は、ポルトガル船の来航を契機に海外貿易港として発展し、江戸時代には中国、オランダに開かれた窓口として独自の文化が形成され、全国に影響を与えました。幕末から明治初期には、我が国の近代化に大きく貢献しました。  5ページをごらんください。大正期には九州第1位の人口を誇る都市にまで発展いたしますが、昭和20年8月9日の原子爆弾により壊滅的な被害を受けました。しかし、奇跡的な復興を遂げ、平和都市としての発信を続けております。(4)長崎市の文化財は、海外交流の歴史の中で培われた多種多様な文化財が分布しており、国指定等の文化財54件を初め、国登録、県・市の指定文化財などが計285件ございます。また、2つの世界文化遺産がある都市として多くの構成資産がございます。  6ページをお開きください。第2章の長崎市の維持及び向上すべき歴史的風致でございます。歴史的風致は、歴史的風致の要件と重点区域の要件の両方を満たす以下の5つの地区としております。  7ページから11ページには、それぞれの歴史的風致の範囲をそれぞれお示ししております。ご参照ください。  続きまして、12ページをお開きください。次は、第3章の歴史的風致の維持及び向上に関する方針でございます。国の運用指針に基づき、ア、イ、ウ、エの4つの視点で方針を定める必要がございます。そのため、(1)では各視点における課題を整理し、その課題を踏まえた取り組み方針を(2)に定めています。本計画は歴史的資産を生かしたまちづくりを推進する上で、単に文化財の保存・活用だけでなく、景観、観光、商工、居住、教育などのさまざまなまちづくりに関する取り組みが必要なため、長崎市第四次総合計画を踏まえて取り組みの方針を定めております。まず、全体のまちづくりの方針ですが、「歴史・伝統を守り、磨き、活かすことで、営みと賑わいが共生できるまち」といたしております。アの歴史的建造物の保存・活用に関する方針は、10年後に目指す姿を、「歴史的建造物が適切に評価・保存継承され、まちづくりと一体となった魅力的な活用が図られている」とし、それを実現するための取り組み方針は、「歴史的建造物の指定・登録の推進、歴史的建造物の保存整備と技術者育成の推進、歴史的建造物の価値・魅力を高めるための官民一体となった活用の推進、歴史的建造物の価値・魅力の国内外への発信」といたしております。  13ページをごらんください。イの歴史的建造物の周辺環境保全・形成に関する方針でございます。10年後に目指す姿を、「地域の歴史や自然、まちなみ等の個性を活かした魅力的なまちになっている」とし、それを実現するための取り組み方針は、「地域の歴史や個性を活かした良好なまちなみ形成の推進と魅力の発信、市民のまちづくりへの意識醸成を図り市民主体のまちづくりの推進」といたしております。次に、ウの歴史的な営みや活動の継承に関する方針は、10年後に目指す姿を、「住みたくなる、住み続けられるまち、営みや活動を次世代に継承できる協働のまちになっている」とし、それを実現するための取り組み方針は、「安心して住み続けられる住環境整備の推進、長崎暮らしの魅力発信と移住者のサポートの推進、歴史文化に親しむ・学ぶ機会と環境の充実、地域と連携した次世代の担い手の発掘・育成の推進」といたしております。  14ページをお開きください。最後に4つ目の「エ.賑わいの創出に関する方針」は、10年後に目指す姿を、「長崎独自の歴史的風致が磨かれ、活かされることで、国内外の来訪者で賑わうまちになっている」とし、それを実現するための取り組み方針は、「歴史的風致を活かした観光メニューの強化と新たなサービスの創造」といたしております。次に、(5)これらを実現するための推進体制ですが、地域住民、市民団体、事業者等の関係者で構成する重点区域歴史まちづくり協議会とアドバイザー、そして行政の3者が一体となって、将来のまちの姿を示したグランドデザインや具体的な取り組みをまとめた実施計画を策定し、それらをもとに3者が連携・協働しながら取り組みを進めることといたしております。  15ページをごらんください。第4章の重点区域の位置及び範囲でございます。重点区域は山手区域とし、範囲は景観形成重点地区を基本に赤い太線で囲まれた範囲といたしております。  16ページをお開きください。次に、第5章、文化財の保存・活用に関する事項でございます。これらは、先ほどご説明いたしました第3章の歴史的風致の維持及び向上に関する方針に基づきまして、文化財に関する事項を定めております。  次に、18ページをお開きください。次に、第6章の歴史的風致維持向上施設の整備又は管理に関する事項でございます。重点区域におけるハード・ソフト両面からさまざまな事業に取り組みを進めることといたしております。ただし、現時点では既定事業のみを記載しております。これは、今後、歴史まちづくり協議会と長崎市で策定する実施計画に位置づけられた事業を随時こちらのほうに追加していくという予定でございます。  19ページをごらんください。第7章の歴史的風致形成建造物に関する事項でございます。重点区域内における国の重要文化財及び伝統的建造物を除いた歴史的建造物のうち、歴史的風致の維持・向上のため保護が必要なものを歴史的風致形成建造物に指定するものでございます。指定候補は下の表のとおりでございます。  20ページをお開きください。今後のスケジュールでございます。(1)認定までのスケジュールですが、図の中ほど、今後、パブリックコメントの後、2月上旬に国へ認定申請を行い、3月に認定の取得の予定でございます。(2)認定後のスケジュールでございますが、来年度はまず歴史まちづくり協議会を設立し、その後、まちのグランドデザインとなる歴史まちづくり計画の策定を進めます。令和3年度は歴史まちづくり計画を実現するために必要な建物用途などの規制緩和や具体的な取り組みをまとめた実施計画の策定を進めます。そして、令和4年度から国の支援を受けながら事業を進めることとしております。  以上の内容につきましては、別冊の計画(原案)に詳しく記載しておりますので、後ほどご参照ください。  私からの説明は以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 130 ◯中里泰則委員長 ただいまの説明に対し、ご質問ございませんか。 131 ◯梅元建治委員 ようやく認定の申請書の原案ができたかなと思っています。1つ教えていただきたいところがあります。さっきのスケジュールのところなんですが、地元の歴史まちづくり協議会を、来年度、設置して推進していこうということなんですけれども、庁内の体制というのは今までどおりの感じでしょうか。 132 ◯中井景観推進室長 これまでは文化財課、それと景観推進室の2課で計画の策定を進めてまいりました。今後、具体的なまちづくりを進めていく中では、当然、用途の緩和とかを行う上では、都市計画の所属も入ってまいりますし、観光の部局であったりとか、そういったところの部局もそれぞれのどういった取り組みを今後していくかに応じて、さまざまな横の連携を図っていくと考えておりますので、それにつきましては、そのパターンに応じて、さまざまな関係課がふえていくようなイメージを持っております。  以上でございます。
    133 ◯梅元建治委員 それから国が求めている骨格も事業横断的なセクションでやってほしいという思惑でこの計画をつくりなさいということだと思うんですけれども、金沢市とかは歴史遺産保存部とか、横断的なまちづくり部と今の景観部局と、商業とか観光とかがやはり横断的な部局をつくって、これに対応してきて、今回の歴史風致も以前からやっているところというのはあるんですけれども、今、技術職の皆さんが中心にこれをまとめてきているところがあるんですけれども、今、市長が出されている重点プロジェクトとかを考えても、選ばれる長崎にしていくためには、歴史をまちづくりにどうやって生かしていくか、また、今ご説明があった人材育成、技術者の育成とかまで踏み込んでいくと、これはどうしても今までの連携体制だけでは、これを実現するのはなかなか難しいなと思っています。そのあたり、今からの検討事項だとは思うんですけれども、きょうは片江部長が来られていますので、少しご意見というか、聞かせていただきたいと思うんですけれども、やはり今までは、どっちかというと、まちづくり部というのは開発のお仕事をずっと、今、駅前もそうですけれども、大型プロジェクトを中心にやってこられているんですけれども、今までの歴史的な背景とか、長崎が持っている固有の財産とか価値というのをブラッシュアップしていくためには、少し大局的に見ながら、横断的なことを考えると、組織も少しこの法律の運用に関して柔軟に対応していく必要があるんじゃないかなと思うんですけど、その辺、いかがでしょうか。 134 ◯片江まちづくり部長 この歴史的風致維持向上計画は、もともと文化観光部で所管をしてやっておりましたけれども、やはり文化財保護という観点だけではなくて、まちづくりということになりますと、先ほど申し上げましたように、規制の緩和であったりとか、あるいはハードの整備であったりとか、そういったものがどうしても欠かせないと。それが一体とならないとまちづくりにつながらないということで、そういったことを手がける部署も束ねているまちづくり部のほうで、景観を持っている関係もあって、総括しなさいということで、今、組織が動いてきた状況があります。まちづくり部がこの歴史的風致維持向上計画について、特に重点地区に関して、私もそこら辺を持つべきだと思うのは、やはり全体的な俯瞰といいますか、松が枝の話であったりとか、それから都心とのつながりであったりとか、そういったところとの情報であったりとか、関連部局とのつながりはまちづくり部が一番あるということで、我々がハブになるということは理にかなっているかなと思っております。ただ、これが一旦できて、その先、今、梅元委員がおっしゃられましたように、じゃ実際にまちをつくり上げていくときに、とんかちだけの話ではないというところは十分わかっております。そのときにおきましては、やはり観光であったりとか、あるいは商業であったりとか、その地域においてどういったものが必要で、それを実現するためにどんなツールを持っているかというのは、我々に情報が行き渡らないところですので、それについては、それをきちっと持っているところがチームとして入って取り組むという体制が必要でございます。そのための新しい部局をつくるかどうかというのは今後の話と思いますけれども、少なくとも、私としては、まちづくり部が主管となって、文化観光部であれば歴史的風致維持向上計画の認定を受けるところまで、そこから先は、まちづくりについては商工部、それから文化観光部といったところと、もちろん地元も含めてでございますけれども、チームをつくって取り組んでいかなければ、いいまちにはならないと思っておりますので、その辺はきちっとステップを踏みながら取り組みを進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 135 ◯梅元建治委員 ありがとうございます。もう1つだけ。これ、今からいろんな整備の項目も随時追加していきますよということだったんですけれども、やはり今まではどっちかというと景観法で規制をかけていくという国の仕組みの中で、唯一、この法律であめの部分ですね、今から整備していく部分が歴史に特化したものであれば、認定して社会資本整備総合交付金もその対象にしていくという枠組みなので、やはりどうしても戦略的に活用していく視点が必要だと思うんですね。ですから、今までのまちづくりよりは少しマーケティングに近いというか、そういう戦略が必要だと思っていますので、これはぜひ今までの部局を横断するだけではなくて、少し先を見越して、いろいろ長崎の中心部は掘れば歴史的なものが必ず出てくる、そういう場所ですから、それを例えば予定されているホールだとか、いろんな施設も絡めて戦略的にやっていくという方針が要るので、そこの部局、または戦略をつくっていくところを少し今から準備していただければいいなと思います。  特に、もう1つ、最後の質問は、この歴史的風致維持向上施設整備というのが余りにも今までの事業になっているので、重点プロジェクトを少し配慮して選ばれるとか、今から計画されているようなバッファゾーンの整備とか、少しハードの事業も織り込んでいたほうがいいんじゃないかなと思いますけど、いかがでしょうか。 136 ◯片江まちづくり部長 資料18ページに事業の一覧を載せております。これは一応現時点で実在しているといいますか、実動している事業に限ってくださいという内閣府の指導がございますもんですから、その辺に配慮した上での記載になっておりますけれども、当然、これから生まれてくる事業があります。というよりも、南山手のまちづくりを進めていくに当たっては、やはり生かすと、活用するということがないと、どうしても今のものを保存することすらもおぼつかないという認識は持っております。そういった意味では、これに加えて、そういったものを生かすためのいろんな仕掛け、ハード面であり、ソフト面であり、そういったものも今後出てくる。それが生まれてきた場合には、これに追加するような形で事業化に向けて進んでいきたいと考えております。  以上でございます。 137 ◯永尾春文委員 14ページ、「賑わいの創出に関する方針」というあたりでちょっとお尋ねします。  やっとここまでたどり着いてきたのかなと思うんですが、私個人的にはやはりもともとここは伝統的建造物群保存地区であって、歴史的な整備をなされておった場所で、今回のこの歴史的風致維持向上計画では、にぎわいの創出を私は特に期待をしているわけですけれども、取り組み方針では幾つか書いてありますが、どうしても言葉にするとこういう形になるかとは思うんですが、もう少し市民の方が聞いたときに、例えばどういうふうに今後変わっていく可能性があるとか、そういった少しわかりやすいご説明をしていただけないかと思いますが、いかがでしょうか。 138 ◯中井景観推進室長 これに記載しております取り組み方針とは、5つの歴史的風致を統括したような全体的な取り組み方針として、どうしても書かざるを得ないというところでございます。今、永尾委員おっしゃられているような山手区域に特化した、もう少し具体的な取り組み方針とかそういったものを書いたほうが市民はわかりやすいというのは当然あると思います。そこにつきましては、今後、山手区域の、先ほど申し上げました歴史まちづくり協議会をつくりまして、歴史まちづくり計画というのを、ある程度、山手区域に特化した計画をまたつくっていきたいと考えております。その中で、実際にどういったところを要は活用していくのか、どういったところににぎわいを生ませるのか、いや、そうじゃなくて、こういったところはちゃんと守っていかなきゃいけないよというところを、ちゃんと明確に地域の方と一緒に考えながら、その中でどういった具体的な取り組みができるのかというところの方針を、そこの中でまた具体的に定めていきたいと思っておりますので、ここにつきましては、少しぼわっとした書き方にならざるを得ないというところは、ちょっとご理解いただければなと思っております。  以上でございます。 139 ◯永尾春文委員 わかりました。ご丁寧な説明ありがとうございます。また、ご存じのように、2バース化の計画もここにあるわけで、2バース化の計画と、この歴史的風致維持向上計画の関係性といいますか、そういったことについて、市の見解をお聞かせください。 140 ◯片江まちづくり部長 特にこの南山手につきましては、基本的には住宅地、長崎市内でいけば特別な住宅地という、価値のある住宅地というふうな位置づけがまずあると思います。ただ、今後、2バース化が実現したというときには、どうしてもそこからのにぎわいをこの地区の中に呼び込むというところも必然的に出てまいります。そういった中で、もともとこの南山手が持っている特別な住宅地と、住むところということの雰囲気は崩さずに、しかしながら、そこの雰囲気を楽しみながら地域を周遊できるような仕掛けづくり、回遊路であったりとか、スポットスポットにおける洋館を活用した何か人がここに集うようなところというところをうまくやっていけないだろうかと。具体的には海のほうから山手に向かうにつれて、徐々にグラデーションをつけながら、にぎわいを優先するところから、住宅地として優先すべきところの土地利用というところにうまくつながっていくような、今後、まちづくり計画を考えていきたいなと思っているところでございます。  以上でございます。 141 ◯永尾春文委員 まさしく、今、部長がおっしゃっていただいたように、最初の2ページの位置づけでも、今回のこの計画は文化財の行政とまちづくり行政の連携による、これまでもそれは行ってきた経緯はあると思うんですけれども、新しい時代のまちづくりになっていくのではないかと期待しておりますので、どうか今後もしっかりと各関係所管も連携をとって、この計画を推進していっていただきたいと思います。  以上です。 142 ◯山谷好弘委員 歴史的風致の区域の中で生活されている方がいらっしゃると思うんですが、例えば石垣が崩れたりしたときに、やはり勝手に石垣を自分で簡単な擁壁にするとか、そういうことはできないんですよね、もちろん。 143 ◯中井景観推進室長 今回の歴史風致の範囲に設定したことによって、今、住まわれている方に直接的な制限を加えるというところはございません。 144 ◯山谷好弘委員 そうしたら簡易な擁壁で自分で施工するということでも、別に問題ないということですかね。 145 ◯中井景観推進室長 歴史的風致に設定したからというところには規制はございません。ただ、これまでのとおりさまざまな法の規制の中にあるものに関しては、それに従ってやっていただくということになりまして、今回、新たな規制というものがかかるということではございません。  以上でございます。 146 ◯山崎 猛委員 ちょっとお聞きしたいんですけれども、長崎は歴史と文化のまちで、今ごろというのは遅いと思うんですけれども、これは以前もお話ししたと思うんですけれども。今、ここの南山手とか、それから孔子廟のところが、この間、通ってびっくりしたんですけど、れんがの壁が、今、全部排除されているみたいになっていて、近所の人に、これどげんなっているんですかと言ったら、賛否両論あったんですけど、危なかったもんねという人ももちろんいらっしゃったんですけど。あそこどうなったのか知りませんよ、知らないで言うんで申しわけないんですけど、南山手においては、その当事者から言われたんですね、そのブロックのれんがのところは、これを新しか壁にしたら価値の下がるやろもんと言われたんですけれども、当然、生活している人たちの安全もあると思うんですけれども、やはりれんがを含めた建物の魅力とかあると思うんですよね、その歴史的なものが。当然そういうふうになると、京都なんかは古いもんばっかやけん、みんな新しくせんばいかんごとなっと。ああやってやっていると思うんですけど、その辺に関してはどういうお考えがあるのか、お聞きしたいんですけど。 147 ◯中井景観推進室長 まずは孔子廟の今のれんが塀が壊されているという。今、あそこはこちらにもご相談あっております。基本的には今のれんが塀をそのまま残すような改修、残すというか、今、危険な状況になっておりますので、新たにやりかえて、外観的には今のれんが塀と同じような外観にするとお聞きしております。  2点目の、当然、山手区域というのは、れんが塀であったりとか、そういったれんがを使った昔からの景観というものがございます。そういう意味では、今、れんが塀のないようなところにも、新たに、今、ブロック塀になっているようなところ、そこを意匠的には、見た目的にはれんが調にするとか、そういった形で町並みを整えていくということが、全体的なまちの魅力にもつながっていくと思いますので、そういった取り組みもやっていきたいと考えております。  以上でございます。 148 ◯大賀文化財課長 南山手地区と東山手地区、この2地区は伝統的建造物群保存地区ということで、こちらについては市のほうで条例を設置しまして、こちらの中で景観も含めた保全を図っていくということにしております。そういう中で、建造物ですね、ブロック等、石垣等も樹木も含めてなんですけど、これを改変するときには届け出が必要になっておりまして、環境物件ということで指定をされている部分には、許可行為というのも伴ってきますので、そういった中で今までも規制をかけるべきところはかけてきておりますし、今後もそうしたところで、伝統的建造物群保存地区としての規制自体はしっかり適用していくということになります。  以上です。 149 ◯山崎 猛委員 当然、危険が伴うといけないとは思うんですけれども、やはり歴史というものは、例えば壊して同じようなものにすればいいというものではないと思うんですよね。れんがをれんがにすればいいというものではないと思います。そのれんがに意味があるわけですから。というのは、今、東京湾に入るところに島があって、そこが砲台になっているんですけど、そこがすごい話題になっていて、軍艦島みたいな感じなんですけど、行くのに1万円ぐらいとっているんですね。しかし、すごい人なんですね。そこが何が話題かというと、そこが収容所でつくられていたれんがに収容所の印が押してあるんです。その歴史の印をみんな見に行くんですね。たったそれだけなんですよ。だから、そういうのが私は歴史の意味だと思うんで、もちろん安全にはものすごく配慮しないといけないと思いますし、そこの、今、皆さんがされているまちなかと一緒のように、日本家屋みたいにするのに補助を出してというのがすごい成功していると思うんですね。数がやはり60軒ぐらいになると雰囲気が変わるんで、ですからぜひ向こうのほうは、れんがのほうにしてもらいたいとは思うんですけれども、新しいところは別として、古いところをどうやっていくかというのは、やはりできるだけ維持しながらの安全策を考えていただきたいと思います。また、部長のほうからもお話がありましたんで、以前もずっとお話していましたけれども、一緒に行った弘前市もそうでしたけれども、市役所の横にある古い建物なんかを、長崎は大体見るだけにしているんですけれども、やはりよそに行くと、結構、このごろはどこでもそうですけれども、お茶を飲んだりとか、食べ物を食べたりとか、読書をしたりとか、何かに貸して、その収益でそこを維持管理してもらうという。そしてまた使っていたほうが建物は古くならないんで、やはりそういうふうなことも今から長崎は考えていくべきときが来ているんではないかなと思いますんで、ぜひよろしくお願いします。 150 ◯中里泰則委員長 ほかはございませんか。  それでは、まちづくり部及び文化観光部の所管事項調査を終了いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時14分=           =再開 午後2時17分= 151 ◯中里泰則委員長 委員会を再開します。  中断しておりました第146号議案「令和元年度長崎市一般会計補正予算(第5号)」のうち、本委員会に付託された部分を議題といたします。  第8款土木費第5項都市計画費のうち第6目公園費以外の部分の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 152 ◯片江まちづくり部長 それでは、第8款土木費第5項都市計画費のうち第2目都市開発費の繰越明許費の補正についてご説明いたします。  予算説明書は50ページ、51ページでございます。50ページの表の中段よりやや下のところでございますが、第2目都市開発費の【補助】土地区画整理事業費、長崎駅周辺地区(予算補助)、さらにその下の【補助】都市基盤施設整備事業費、東長崎地区でございますが、繰越事由につきましては、51ページの繰越事由の欄にそれぞれ記載のとおりでございます。  次に、1枚めくっていただきまして、52ページ、53ページをお願いいたします。同じく都市開発費でございますけれども、52ページの一番上段、【単独】土地区画整理事業費、東長崎平間・東地区、その下の【単独】土地区画整理事業費、長崎駅周辺地区及びその下の【単独】都市基盤施設整備事業費、東長崎地区でございますが、繰越事由につきましては、その隣、53ページの繰越事由の欄にそれぞれ記載のとおりでございます。  詳細につきまして、まちづくり部提出の委員会資料に基づき、担当所属長からご説明させていただきますので、よろしくお願いします。  私からの説明は以上でございます。 153 ◯芝長崎駅周辺整備室長 第8款土木費第5項都市計画費第2目都市開発費のうち長崎駅周辺整備室所管の繰越明許費についてご説明いたします。  まちづくり部提出の委員会資料6ページをお開きください。表の左側、事業名の欄の1つ目【補助】土地区画整理事業費、長崎駅周辺地区(予算補助)につきまして、金額の欄の3段目、太線で囲った部分に記載の繰越明許額9億6,350万円と、事業名の欄の2つ目、【単独】土地区画整理事業費、長崎駅周辺地区につきまして、金額の欄の5段目、太線で囲った部分に記載の繰越明許額2億3,740万円の繰り越しをお願いするものでございます。なお、単独につきましては、金額の欄の3段目に6月にご承認いただきました4億1,000万円を、その下の4段目には9月にご承認いただきました3,000万円を、そして一番下の段に繰り越しの合計額として6億7,740万円を記載しております。  資料の7ページをごらんください。繰越予定箇所の位置図でございます。恐れ入りますが、資料を横にしてごらんください。図面左側が北の方向で、上側が国道202号、下側が浦上川、黒い太線で囲んだ部分が土地区画整理事業区域でございます。対象となる箇所のうち、補助事業を緑色で、単独事業を青色でお示ししております。左側の表に内容と事業費を記載しておりますが、オレンジ色で着色した部分について、今回、繰り越しをお願いするものでございます。なお、灰色で着色し、オレンジ色の枠線で囲った部分は6月及び9月に繰り越しのご承認をいただいたものでございます。繰越事由でございますが、工事請負費及び負担金につきましては、駅西側において連続立体交差事業等の多くの工事が近接して施工しており、他工事の大型クレーンや足場の設置、資材置き場などとの作業ヤード調整や施工時期等の調整を行いながら工事を進めておりますが、その調整が難航したことから、道路工事等が年度内に完成しない見込みであることによるものでございます。なお、今年度末に在来線の新駅舎の完成が予定されていますが、駅利用者に支障のないよう仮設の通路や屋根等により駅利用者の利便性と安全性確保に努めてまいります。次に、設計委託につきましては、国道202号から東口駅前広場にアクセスすることとなる新しい交差点の設計において、北部方面からの右折帯を設けるためには、現道の線形や幅員構成の見直し及び軌道の移設などが必要となりますが、国道管理者や軌道事業者などとの協議に不測の日数を要したことから、設計委託が年度内に完了しない見込みであることによるものでございます。建物等撤去及び補償金につきましては、関係権利者との補償交渉に不測の日数を要したことから、支障となる建物等の撤去及び移転補償が年度内に完了しない見込みであるため、繰り越しをお願いするものでございます。  資料の8ページをお開きください。土地区画整理事業の全体工程表でございます。黒色の線が当初の工程で、青色の線が今回の繰り越しにより変更となる工程でございます。表の左から4列目に今回の繰越対象を記載しておりますが、これは7ページの図面や表に記載している補助や単独の番号でございます。そのうち表の上から6段目、5)国道202号の設計の補助の5、並びに7)東口駅前広場の建物撤去の補助の6につきましては、数カ月程度のおくれが生じる可能性がありますが、今回の繰り越しによる全体工程への影響はないものと考えております。  私からの説明は以上でございます。 154 ◯林田東長崎土地区画整理事務所次長 東長崎土地区画整理事務所所管の繰越明許額についてご説明いたします。  委員会資料の9ページをごらんください。まず、表上段の事業名【補助】都市基盤施設整備事業費、東長崎地区、繰越明許額2億1,900万円でございます。繰越事由でございますが、都市計画道路東長崎縦貫線において、地権者7名との補償交渉に不測の日数を要したことなどにより事業が年度内に完了しない見込みであることから、繰り越しをお願いするものでございます。次に、表中段の事業名【単独】都市基盤施設整備事業費、東長崎地区、繰越明許額2,350万円でございます。繰越事由でございますが、(仮称)中里中央公園整備において、整備計画に係る地元との調整に不測の日数を要したことなどにより事業が年度内に完了しない見込みであることから、繰り越しをお願いするものでございます。次に、表下段の事業名【単独】土地区画整理事業費、東長崎平間・東地区、繰越明許額1億212万5,000円です。繰越事由でございますが、地権者3名との補償交渉に不測の日数を要し、事業が年度内に完了しない見込みであることから繰り越しをお願いするものでございます。  10ページをお開きください。繰越明許費補正の概要でございますが、まず、表上段の【補助】都市基盤施設整備事業費、東長崎地区につきましては、表右側の太枠内に記載のとおり、東長崎縦貫線(清藤地区)の建物等移転補償費1億2,300万円のほか、(仮称)清藤公園の工作物調査委託費など、合計2億1,900万円の事業費の繰り越しをお願いするものでございます。次に、表中段の【単独】都市基盤施設整備事業費、東長崎地区につきましては、表右側の太枠内に記載のとおり、(仮称)中里中央公園整備工事2,300万円及び(仮称)清藤公園の工作物調査委託費50万円、合計2,350万円の事業費の繰り越しをお願いするものでございます。次に、表下段の【単独】土地区画整理事業費、東長崎平間・東地区につきましては、表右側の太枠内に記載のとおり、建物等移転補償に係る費用2,634万円及び82街区ほか整地工事費など、合計1億212万5,000円の事業費の繰り越しをお願いするものでございます。  11ページをごらんください。都市基盤施設整備事業費、東長崎地区の位置図でございます。横向きでごらんください。図面右側が諫早市方面、左側が長崎市中心部方面でございます。左側の赤色の太い実線0.7キロメートルが現在事業を実施中の東長崎縦貫線の箇所で、その上にある赤丸が(仮称)清藤公園の箇所です。右下の赤丸が(仮称)中里中央公園の箇所でございます。  12ページをごらんください。東長崎縦貫線の繰越予定個所の図面でございます。水色で示した部分が用地取得の箇所、赤色で示した部分が建物等移転補償の箇所、黄色で示した部分が道路工事の箇所でございます。  13ページをごらんください。(仮称)清藤公園の位置図でございます。図中央の赤色の部分が公園の整備予定箇所でございます。  14ページをごらんください。(仮称)中里中央公園の位置図でございます。図中央の赤色の部分が公園の整備箇所でございます。  15ページをごらんください。(仮称)中里中央公園の繰越予定箇所の図面でございます。薄い青色の部分が今年度の公園整備箇所で、広場、駐車場などの整備を行っております。赤色の部分が繰越予定の公園整備箇所で、遊具、植栽などの整備を行い、令和2年7月に完成予定でございます。  16ページは、都市基盤施設整備事業費の東長崎地区の全体スケジュールでございます。  17ページをごらんください。【単独】土地区画整理事業費、東長崎平間・東地区の図面でございます。青色の部分が令和元年度の施工箇所、水色の部分が令和2年度の施工予定箇所で、赤色の部分が建物等移転補償の繰越予定箇所、黄色の部分が工事の繰越予定箇所でございます。  最後になりますが、18ページは、【単独】土地区画整理事業費、東長崎平間・東地区の全体スケジュールでございます。令和3年度の換地処分に向けて事業をしっかりと進めてまいりたいと考えております。  私からの説明は以上でございます。 155 ◯吉田土木部長 それでは、第8款土木費、第5項都市計画費のうち土木部所管分の繰越明許の補正についてご説明をいたします。  予算説明書は、52ページから55ページでございます。  それでは52ページをごらんいただきたいと思います。中ほどに記載しております第8款土木費第5項都市計画費第3目街路事業費の【補助】都市計画街路整備事業費(社会資本整備総合交付金)、新地町稲田町線から、54ページ、こちらの上段の【補助】都市計画街路整備事業費(社会資本整備総合交付金)、銅座町松が枝町線(銅座工区)までにつきましては、繰越明許費の補正をお願いするものでございます。繰越理由は、53ページと55ページの右側、繰越事由の欄に記載のとおりでございます。  次に、第8款土木費第5項都市計画費のうち、土木部所管分の債務負担行為の補正についてご説明をいたします。予算説明書の66ページから67ページでございます。  それでは66ページをごらんいただきたいと思います。事項の上から4つ目の築町二輪車等駐車場指定管理と、その下の都市計画街路整備事業(銅座町松が枝町線)につきまして、債務負担行為の補正をお願いするものでございます。  なお、詳細につきましては、土木部提出の委員会資料に基づき担当課長から説明をさせていただきます。  私からの説明は以上でございます。 156 ◯川原土木建設課長 第8款土木費第5項都市計画費第3目街路事業費のうち土木建設課所管分についてご説明させていただきます。  土木部提出の委員会資料8ページをお開きください。8ページは、第8款第5項に係る各事業の繰越明許費の合計額並びに各事業の位置図を記載しております。第8款第5項に係る分は、3路線と1公園になります。それぞれの事業につきましては、資料の順に従い、説明させていただきます。  9ページをごらんください。事業名【補助】都市計画街路整備事業費(社会資本整備総合交付金)、新地町稲田町線でございます。本路線は、十善寺区の交通環境と居住環境の向上を図るため事業を進めているもので、今回繰り越しをお願いいたしますのは、下段の位置図の中、赤丸で囲んだ箇所の建物補償でございます。繰越額は上段の表の中ほど、二重線で囲んだ金額の欄に記載の930万円でございます。理由でございますが、地権者2名との用地交渉に不測の日数を要し、建物補償が年度内に完了しない見込みであるため、繰り越しをお願いするものでございます。なお、繰越箇所は令和2年9月に完了予定でございます。  次に、10ページをお開きください。事業名【補助】都市計画街路整備事業費(社会資本整備総合交付金)、道の尾駅前線でございます。本路線は、道の駅と国道206号とを結ぶ道路として事業を進めているもので、今回繰り越しをお願いいたしますのは、下段の位置図の中、赤丸で囲んだ箇所の交通解析委託でございます。繰越額は上段の表の中ほど、二重線で囲んだ金額の欄に記載の1,160万円でございます。理由でございますが、交差点の交通解析に際し、道路管理者や交通管理者などの関係機関との交差点協議に不測の日数を要し、交通解析委託が年度内に完了できない見込みであるため繰り越しをお願いするものでございます。なお、繰越箇所は令和2年6月に完了予定でございます。  次に、11ページをごらんください。事業名【補助】都市計画街路整備事業費(社会資本整備総合交付金)、銅座町松が枝町線(銅座工区)でございます。本路線は、銅座地区の交通環境の改善と地区の活性化を図るため事業を進めているもので、今回繰り越しをお願いいたしますのは、下段の位置図の中、赤丸で囲んだ箇所の用地取得と建物補償でございます。繰越額は、上段の表の中ほど、二重線で囲んだ金額の欄に記載の2億600万円でございます。理由でございますが、地権者1名との用地交渉に不測の日数を要し、用地取得及び建物補償が年度内に完了しない見込みであるため、繰り越しをお願いするものでございます。なお、繰越箇所は令和2年9月に完了予定でございます。  次に、15ページをお開きください。都市計画街路整備事業(銅座町松が枝町線)の債務負担行為の補正でございます。期間は令和2年度、限度額は1億4,400万円の債務負担行為を設定しようとするものでございます。1.概要の(1)事業目的でございますが、国庫補助である社会資本整備総合交付金を活用し、湊公園から春雨通りにかけて、銅座地区の交通混雑の緩和と防災性の向上に加え、地区のにぎわいの再生を目的に銅座川沿いのプロムナードとして整備を行うものでございます。次に、(2)債務負担行為の理由でございますが、令和2年度に予定していた建物の補償交渉が進み、今年度中に契約できる見込みとなったことから、補償契約を行いたいと考えておりますが、年度末の契約を予定しているため、建物解体の完了が令和2年度になり、契約期間が2カ年にまたがること、また、本年度の予算では事業費が不足することから、債務負担行為を設定するものでございます。2.事業内容のうち、全体計画は記載のとおりです。下の表の事業内容でございますが、地権者1名の方と表に記載のとおり、用地取得及び建物補償に係る契約を締結し、令和元年度に前払金として3億3,600万円を支出する予定でございます。また、令和2年度には、建物の解体を確認した後、完成払い金として、今回債務負担行為を設定させていただく1億4,400万円を支出する予定でございます。3の財源内訳につきましては記載のとおりでございます。  16ページをお開きください。赤色で囲んでいる箇所が令和2年度の債務負担行為設定箇所でございます。  私からの説明は以上でございます。 157 ◯長瀬土木企画課長 最後の説明になります。よろしくお願いします。今回は、指定管理に係る債務負担行為についてでございます。  資料は13ページ、これは木曜日にご審議をいただきました長崎市築町二輪車等駐車場の指定管理の指定に係る委託料の債務負担行為でございます。一つ目、債務負担行為の目的でございますが、長崎つきまち株式会社を指定管理者として指定するに当たり、その期間である令和2年度から令和6年度までに係る経費について債務負担行為の設定を行おうとするものでございます。債務負担行為限度額の内訳でございますけれども、毎年93万3,000円、これを5年間合計いたしまして466万5,000円となってございます。経費等の内訳につきましては、利用料金制度を導入いたしますので、年間運営費から利用料金収入を差し引いた金額、これが指定管理委託料となってございます。財源の内訳は二輪車等駐車場の使用料で賄いたいと考えてございます。  なお、14ページには、これまでの施設概要等々を掲載をいたしておりますので、ご参照いただきたいと思います。  よろしくご審議のほどお願いいたします。 158 ◯中里泰則委員長 これより質疑に入ります。 159 ◯内田隆英委員 まちづくり部の資料で9ページ、東長崎平間・東地区の部分で、地権者3名との補償交渉に不測の日数を要したということで、17ページには、建物等移転で2件ということで、これが繰り越しと書いているけれども、この東長崎平間・東地区の地権者3名との関係は、ずっと数年前まで、この部分において私たちは認めてこなかったわけですよね。しかし、地権者と市と私も入って交渉を進めて、地権者の方も大体了解を得て、それから工事が進むようになったわけです。まだいまだに交渉が難航しているということは何かあるわけ。 160 ◯林田東長崎土地区画整理事務所次長 今、委員が言われた箇所については一応解決したんですけど、また、2件ほど今交渉中のところがございまして、なかなか契約にいかないところが、ようやく契約の方向に向いて、今進めているところでございます。今後一応解決する方向で今進めております。 161 ◯内田隆英委員 そうすると、地権者が立ち退きで、新しく家を建ててということで、そのときに、いろいろ交渉が難航しとったという経緯があるけれども、今現在は、建物はもう移転されているわけ。それとも、まだ建物移転で、そこに行くまで、まだ解決がされていないという理解なんですか。 162 ◯林田東長崎土地区画整理事務所次長 現在交渉して、契約は一部しているんですけれども、まだ、建物が移転できていない状況なので繰り越しをちょっとお願いしたいということで、今回繰り越しを上げております。 163 ◯内田隆英委員 長年、移転交渉で合意が得られていない部分ですので、地権者の話もよく聞いて、無理に強引にこの事業のためにということで、長年住んでいた家屋を移転しなくてはいけないわけですから、そこら辺は十分に地権者の意見をよく聞いて、円滑にできるように強く要望しておきます。 164 ◯中里泰則委員長 ほかにございませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時41分=           =再開 午後2時50分= 165 ◯中里泰則委員長 委員会を再開いたします。  次に、第8款土木費第5項都市計画費第6目公園費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 166 ◯吉田土木部長 第8款土木費第5項都市計画費第6目公園費における土木部所管分の繰越明許費の補正についてご説明をいたします。予算説明書は54ページから55ページでございます。  54ページをごらんいただきたいと思います。上から2つ目の第6目公園費、【補助】公園等施設整備事業費、金比羅公園につきまして繰越明許費の補正をお願いするものでございます。繰越理由は、55ページの繰越事由の欄に記載のとおりでございます。  なお、詳細につきましては、土木部提出の委員会資料に基づき担当課長から説明をさせていただきます。  私からは以上でございます。 167 ◯川原土木建設課長 第8款土木費第5項都市計画費第6目公園費のうち土木建設課所管分についてご説明させていただきます。  土木部提出の委員会資料12ページをお開きください。  事業名【補助】公園等施設整備事業費、金比羅公園でございます。本事業は、長崎東高北側の金比羅公園において、公園利用者の利便性、快適性の向上を図るため、公園につながる道路や駐車場、展望台広場などの整備を進めているもので、今回繰り越しをお願いいたしますのは、下段の位置図の中、赤丸で囲んだ箇所の工事と測量試験でございます。繰越額は、上段の表の中ほど、二重線で囲んだ金額の欄に記載の3,830万円でございます。理由でございますが、施工箇所、隣接者の敷地との調整や保安林解除のための関係機関、これは長崎県の県央振興局になりますけれども、こちらとの調整に不測の日数を要し、事業が年度内に完了しない見込みであるため、繰り越しをお願いするものでございます。  なお、繰越箇所は、令和2年6月に完了予定でございます。
     私からの説明は以上でございます。 168 ◯大串中央総合事務所長 第8款土木費第5項都市計画費第6目公園費における総合事務所所管分の繰越明許費及び債務負担行為の補正についてご説明いたします。  まず、繰越明許費の補正についてご説明いたします。  予算説明書の54ページをお開きください。54ページの事業名において、下から2番目の【補助】公園等施設整備事業費、大園公園、それと一番下の【補助】公園等施設整備事業費、都市公園、1枚おめくりいただきまして56ページ、事業名の一番上、【補助】景観まちづくり刷新事業費、平和公園地区、2番目の【単独】公園施設整備事業費、既設公園におきまして、繰越明許費の補正をお願いするものでございます。  次に、66ページをお開きください。債務負担行為の補正でございます。中ほどになりますが、稲佐山公園指定管理、長崎東公園指定管理、長崎市総合運動公園指定管理、長崎公園指定管理、野母崎総合運動公園指定管理における令和2年度から令和6年度までの債務負担行為の補正をお願いするものでございます。  なお、詳細につきましては、総合事務所提出の委員会資料に基づき、担当課長のほうから説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 169 ◯田畑地域整備1課長 総合事務所提出の委員会資料によりご説明をさせていただきます。  9ページをごらんいただきたいと思います。  まず、繰越明許費の補正について、ご説明いたします。第8款土木費第5項都市計画費第6目公園費について2億1,120万円の繰越明許費の補正をお願いするものでございます。  10ページをお開きいただきたいと思います。【補助】公園等施設整備事業費、大園公園でございます。繰越明許費額は6,900万円となります。繰越事由といたしましては、公園整備に支障となる既設便所のアスベスト含有調査の結果、飛散防止対策検討のため期間を要し、国の交付金申請が不定期となったことで、交付決定までに不測の日数を要し、事業が年度内に完了しない見込みであるためでございます。繰越箇所の完了は令和2年10月の予定でございます。次に、【単独】公園施設整備事業費、既設公園について。補助の大園公園整備とあわせて実施する補助対象外の法面工事が年度内に完了しない見込みであることから、500万円の繰越をお願いするものでございます。工事の完成は、同じく令和2年10月を予定しております。  11ページをごらんいただきたいと思います。事業の位置図でございまして、赤色で着色をした部分が大園公園でございます。  次に、12ページをお開きいただきたいと思います。【補助】公園施設整備事業費、都市公園でございます。繰越明許額は1,500万円でございます。繰越事由といたしましては、国からの内示が減額されているが、12月に追加内示が予定されていることにより、工事が年度内に完了しない見込みであるためでございます。繰越箇所の完了は令和2年6月の予定でございます。事業の位置図を添付しておりますので、ご参照いただきたいと思います。  13ページをごらんいただきたいと思います。【補助】景観まちづくり刷新事業費、平和公園地区で、浦上天主堂前の天主公園の整備を行うものでございます。繰越明許額は1億2,220万円となります。繰越事由といたしましては、地元との協議及び施工方法の検討に不測の日数を要し、工事が年度内に完了しない見込みであるためでございます。繰越箇所の完了は令和2年8月の予定でございます。事業の位置図を添付しておりますので、ご参照いただきたいと思います。  続きまして、14ページをお開きいただきたいと思います。債務負担行為の補正についてご説明をいたします。まず、稲佐山公園指定管理において、3億2,230万円の債務負担行為を設定するものでございます。1.債務負担の目的でございますが、稲佐山公園の管理において、リージョナルクリエーション長崎・長崎ロープウェイ事業共同体を指定管理者として指定するに当たり、指定期間である令和2年度から令和6年度までの経費について債務負担行為の設定を行うものでございます。次に、2.債務負担行為限度額の内訳でございますが、(1)限度額の年度内内訳として、各年度6,446万円の合計3億2,230万円でございます。限度額につきましては、次期指定管理者からの提案金額を設定いたしております。(2)限度額の積算内訳、年間運営経費を記載いたしております。人件費が5年間で3億843万9,000円、事務費が265万円、事業費が1億1,130万9,000円、管理費が2億5,030万6,000円、その他として2,233万2,000円、施設修繕費が1,746万円で、支出合計が7億1,249万6,000円、利用料金収入が3億9,019万6,000円となります。(3)財源内訳は、資料記載のとおり、全て一般財源でございます。  次に、資料15ページから35ページまでは、参考といたしまして、環境経済委員会でご審議をいただきました第208号議案「公の施設の指定管理者の指定について(稲佐山公園及び長崎ロープウェイ)」の委員会資料を添付いたしております。このうち、15ページから20ページまでは、施設概要を掲載させていただいております。  21ページをごらんいただきたいと思います。指定管理者候補者の概要を掲載いたしております。名称は、リージョナルクリエーション長崎・長崎ロープウェイ事業共同体で、構成団体として、現在、スタジアムのプロジェクトを進めている株式会社リージョナルクリエーション長崎と現在のロープウェイの指定管理者である一般財団法人長崎ロープウェイ・水族館となります。  22ページをお開きいただきたいと思います。選定方法は、公募によるもので、応募団体は1団体でございました。  次に、23ページをごらんいただきたいと思います。管理運営体制でございますが、事業共同体全体の責任及び稲佐山公園を株式会社リージョナルクリエーション長崎が担い、長崎ロープウェイを一般財団法人長崎ロープウェイ・水族館が担う、そういった体制となってございます。26ページから29ページまでは、事業計画書の概要を掲載いたしております。  27ページをごらんいただきたいと思います。これは指定管理者みずからの費用で実施いたします魅力向上事業の内容を記載しておりますが、本年6月市議会におきまして、展望台1階多目的ホールの有料施設としての廃止について議決をいただいたところでございますが、その展望台でイベント数の増加等による活用策を展開することで、魅力向上を図る提案がなされております。  続きまして、資料36ページをお開きいただきたいと思います。長崎東公園指定管理において、4億8,258万円の債務負担行為を設定するものでございます。1.債務負担行為の目的でございますが、長崎東公園の管理において、株式会社NBCソシアを指定管理者として指定するに当たり、指定期間である令和2年度から令和6年度までの経費について、債務負担行為の設定を行うものでございます。次に、2.債務負担行為限度額の内訳でございますが、(1)限度額の年度内内訳として、各年度9,651万6,000円の合計4億8,258万円でございます。限度額につきましては、次期指定管理者からの提案金額を設定いたしております。(2)限度額の積算内訳、年間運営経費を記載しております。人件費が5年間で2億8,800万円、事務費が3,450万円、事業費が2,280万円、管理費が1億8,500万円、その他が6,711万5,000円、修繕費が1,116万5,000円で、支出合計が6億858万円、利用料金収入が1億2,600万円となります。(3)財源内訳は、資料記載のとおり、全て一般財源となります。  次に、37ページをごらんいただきたいと思います。長崎市総合運動公園指定管理において5億1,400万円の債務負担行為を設定するものでございます。1.債務負担行為の目的でございますが、長崎市総合運動公園の管理において、株式会社長崎消毒社を指定管理者として指定するに当たり、指定期間である令和2年度から令和6年度までの経費について債務負担行為の設定を行うものでございます。次に、2.債務負担行為限度額の内訳でございますが、(1)限度額の年度内内訳といたしまして、各年度1億280万円の合計5億1,400万円でございます。限度額につきましては、次期指定管理者からの提案金額を設定いたしております。(2)限度額の積算内訳、年間運営経費を記載いたしております。人件費が5年間で1億7,310万円、事務費が815万円、事業費が7,450万円、管理費が3億7,661万5,000円、修繕料2,063万5,000円で、支出合計が6億5,300万円、利用料金収入が1億3,900万円となります。(3)財源内訳は、資料記載のとおり、全て一般財源でございます。  38ページをお開きいただきたいと思います。長崎公園指定管理において9,425万5,000円の債務負担行為を設定するものでございます。1.債務負担行為の目的でございますが、長崎公園の管理におきまして、株式会社松田久花園を指定管理者として指定するに当たり、指定期間である令和2年度から令和6年度までの経費について債務負担行為の設定を行うものでございます。次に、2.債務負担行為限度額の内訳でございますが、(1)限度額の年度内内訳として、各年度1,885万1,000円の合計9,425万5,000円でございます。限度額につきましては、次期指定管理者からの提案金額を設定いたしております。(2)限度額の積算内訳、年間運営経費を記載いたしております。人件費が5年間で5,760万2,000円、事務費が319万5,000円、事業費が328万円、管理費が2,473万円、その他が243万3,000円、修繕費が301万5,000円で、支出合計が9,425万5,000円となります。(3)財源内訳は、資料記載のとおり、全て一般財源となります。  次に、39ページをごらんいただきたいと思います。野母崎総合運動公園指定管理において、1,975万5,000円の債務負担行為を設定するものでございます。1.債務負担行為の目的でございますが、野母崎総合運動公園指定管理の管理において、一般財団法人長崎市野母崎振興公社を指定管理者として指定するに当たり、指定期間である令和2年度の経費について債務負担行為の設定を行うものでございます。次に、2.債務負担行為限度額の内訳でございますが、(1)限度額として、令和2年度1,975万5,000円でございます。限度額につきましては、次期指定管理者からの提案金額を設定いたしております。(2)限度額の積算内訳、年間運営経費を記載いたしております。人件費が1,392万円、一般管理費29万円、管理費が268万8,000円、修繕費が40万4,000円、消耗品費86万8,000円、その他181万7,000円、支出合計で1,998万7,000円、利用料金収入が23万2,000円となります。(3)財源内訳は、資料記載のとおり全て一般財源となります。  説明は以上でございます。よろしくご審議賜わりますよう、お願いをいたします。 170 ◯中里泰則委員長 これより質疑に入ります。 171 ◯内田隆英委員 公園費の香焼の遊具のことで、委員会資料12ページ、国の交付金の追加内示に伴う事業が年度内に完了しないということなんですけれども、この既存施設からイメージ写真で、こういう遊具に変更するということなんですけれども、既存の遊具は、設置してから年数がたって危険な状況にあるから、遊具をかえるというような方向性じゃないかなと思うんですけれども、大丈夫なんですか、現在の遊具は。 172 ◯宮崎南総合事務所地域整備課長 現在、香焼のグラウンドの奥のほうに木製の遊具があります。当然、木製でありますので老朽化をしております。現在も使用して問題ないんですけれども、老朽化しておりますので、基本的に国の補助を利用しまして、今回新しい遊具に切りかえる予定にしております。  以上です。 173 ◯内田隆英委員 木材でしている遊具で、老朽化しているということで変えるというのは、それはわかるんだけれども、現時点で、老朽化した中で、子どもが遊ぶときに危険な状況というか、ささくれがあったり、そういう遊具になっていないのか、もしそうであるならば、使用を禁止するとかいう措置なんかも必要なんじゃないかなという思いから質問しているんですが、いかがですか。 174 ◯宮崎南総合事務所地域整備課長 木製遊具で、老朽化はしているんですけれども、まだ、ささくれだって、手が傷ついたりという状況ではありませんので、現在、使用はとめておりません。  以上です。 175 ◯内田隆英委員 わかりました。続いて、債務負担行為の中で、例えば指定管理者の問題で、14ページ、稲佐山公園、どういう経過でそうなっているのか教えてもらいたいんですけれども、例えば人件費、稲佐山公園の場合、令和2年から毎年ずっと人件費が下がってくるわけですよね。それで、何で同じ体制でするのに人件費がずっと年々下がっていくのかということと、あわせて、38ページの長崎公園に至っては、令和2年度に1,130万4,000円から、令和3年度には1,149万1,000円に上がって、次は令和4年度に下がるわけですね。4年度に下がって、今度は令和5年度は上がって、令和6年度もまた上がると。こうした人件費が変動するのは、どういう関係でこういう変動になっているのか、説明を求めます。 176 ◯田畑地域整備1課長 資料14ページの稲佐山公園指定管理にかかわります人件費についてのご質問でございます。指定管理の運営費につきましては、この公募者のほうから、初年度は、やはりスロープカー自体が、オープニング効果ということでふえるだろうけれども、その後、少し減少してくるのではないかと。そういったことを含めて、実はスロープカーの利用人数に合わせて、人件費を設定しているということで確認をいたしております。これは、スロープカー自体が2月から供用開始をするということで現在製作中、調整中でございますが、スロープカーの詳細業務、実際はやっていないので、どの程度どう変化してくるかというのがちょっと実際つかめていないというのも実態としてはございます。そういった中で、一応市のほうも、初年度オープニング効果、そして、その後緩やかに少し下がるだろうという予測をしておりますので、そういったことも含めて人件費を少し控え目に設定をしているということでお聞きをしております。なお実際、全体金額としまして調整ができる、来園者がふえたり、予想以上の人件費がかかるという可能性につきましては、全体で調整できる余裕も持っているということで確認をいたしております。  以上でございます。 177 ◯出口地域整備2課長 長崎公園につきましては、38ページになりますけれども、人件費がだんだんと上がっていって、途中、令和4年度で下がるということでございますけれども、これは特に人が減ったとかというわけではないんですけれども、正規ではなくて、アルバイトとかを入れて少し人件費が減ったというようなことを聞いております。  以上でございます。 178 ◯内田隆英委員 そうしたら、令和2年度からは、人件費これだけで、そして2年間ぐらい人件費上がって、やってみて、正規の職員じゃなくても、非正規の職員でもやれるかなという感じで令和4年度は人件費を下げて、次、やはりできなかったということで、令和5年度上げるという認識になる、そういうやり方ってあるのかな。実際人件費だからね。やはり本来なら、毎年毎年、皆さんもそうですけれども、人事院勧告なんかで、ずっと経験年数積んで、人件費については、若干上がっていくというような方向性を示してもらえればいいけれども、働く人たちの給与が下がっていくとか、我々はそこを心配するわけ。だからそういったことになるから、やめなさいよと私たちは言っているんですよ。そこら辺はもっと明確に、相手側が提起した場合、こっちが提起する場合も明確に答えられるようにしとかないと、正規だから非正規だからということでは、これは説明がつかないんじゃないかなと思うんですけど、いかがですか。 179 ◯出口地域整備2課長 確かに委員おっしゃるように、人件費が減るということは、働く人に対しては大変厳しいところがありますので、これは限度額ということで債務負担行為を組ませていただいていますので、指定管理者とは、その人件費については十分話し合っていきたいと思っております。  以上でございます。 180 ◯五輪清隆委員 中央総合事務所から出ています37ページの関係です。先ほど内田委員もありましたように、中段の限度額を見れば、令和4年度の人件費が50万円上がっとって、利用料金収入も50万円上がって、トータルは、所要額はAからBを引けば、帳尻が合うんですけど、これが何なのか。そして、36ページの東公園は、支出の関係で、その他という関係があるわけですけど、このその他というのは、どういうものが含まれているんですか。 181 ◯田畑地域整備1課長 37ページ、長崎市総合運動公園指定管理に係る人件費及び利用料金についてのご質問でございます。実際、今回の候補者というのが現在の指定管理者、長崎消毒社でそのままということですので、実際、利用実態であるとか、運営についての十分なノウハウは持っているというところでございます。そういった中で、やはり利用料金収入を少しでもふやしていきたいといったような気持ちがございます。それから人件費につきましても、一定ふやしていきたいという意向を持っておられます。ただ、そういった中で、年々というのではなくて、全体として、これだけをちょっと振り分けたような形で、本来であれば、毎年少しずつ上がっていくような形で計上していただくのが正しいかと思いますが、私どももそういった中で、人件費あたり、きちっと働かれる方に対しての人件費をしっかりちゃんと払っていただくような、そういった形で指導を進めていきたいと考えております。  以上でございます。 182 ◯中野東総合事務所地域整備課長 東公園のその他の経費のご説明をいたします。その他の経費は、消費税、会議研修費、事務管理費などでございます。  以上でございます。 183 ◯五輪清隆委員 消費税とかそういう関係、体育館かなんかの管理費というか、電気代とか、そういうやつですか、これは。その他が1,378万円ぐらいあるわけですけど、その中身がどういうものかということを教えてもらえますか。というのが、長崎市総合運動公園では、その他という項目がなかもんですから、建屋の関係とか、そういう関係が多分あるんじゃないかなと思っているんですけど、そういう意味での比較をしたときに、東公園だけ、その他の関係が千何百万円、その中身を教えてください。 184 ◯中野東総合事務所地域整備課長 今、指定管理者からの提案の内容を見ているんですけど、まず、内訳といたしまして、消費税及び地方消費税が450万円、あとは会議費研修費で10万円、事務管理費で675万円、あと予備費40万円、残りその他ということで計上されております。  以上でございます。 185 ◯五輪清隆委員 今回、NBCソシアが候補者になったわけですけど、その前の指定管理者も、そういう形のその他ということで支出の項目あったんですか。 186 ◯中野東総合事務所地域整備課長 同じように消費税、地方消費税及び一般管理費ということで計上がされております。  以上でございます。 187 ◯五輪清隆委員 そうしたら、37ページの総合運動公園というのは、消費税はどこから出ているんですか。支出は。 188 ◯田畑地域整備1課長 それぞれの公園ごとの項目が統一されていないといいますか、総合運動公園の指定管理だけ、その他という項目がございません。これは、実は指定管理者のほうから、管理費の中に含まれているということで、その他の項目を本来分けて、ほかの候補者と同じような分類で提出をしていただくべきだったと思っております。  以上でございます。 189 ◯五輪清隆委員 そうしたら、東公園と総合運動公園は、所管が違うとか。ただ、ある程度やはり統一しとかんと、こういう疑問って出てくるんじゃないですか。その他は何が入っているといったときに、そうしたら中身について教えてくださいとなるわけですから、そういう意味で、やはり同じ公園であれば、同じような表に出していただいて、その他についてはこういうものが入っていますよとか、やはりすべきだと思いますよ。例えば、体育館とか、プールの関係で何か使うのかなと思う気持ちがあったもんだから、聞きましたけど。どうですか、同じ公園であれば来年から整理したらどうなんですか。来年も言われますよ。 190 ◯田畑地域整備1課長 今、委員ご指摘のとおり、やはり市が管理する公園、それぞれの地域で担当しておりますが、やはりそれぞれの内訳等については明確にして、それぞれの公園の特色はあるんでしょうけれども、費用について、限度額の積算内訳等につきましては、もっと内容も明確に整理をして、そして項目もあわせて比較検討ができるように次回からやりたいと思っております。申しわけございませんでした。失礼いたしました。 191 ◯内田隆英委員 関連して、教えてもらいたいんだけれども、東公園と総合運動公園の限度額の積算内容なんだけれども、総合運動公園の場合に、その他というのがないわけよね。そして、東公園の場合はその他がある。そして、先ほど私が指摘した長崎公園の部分では、その他で金額の調整をされているみたいやけれども、このその他というのは大体何。そして何で、総合運動公園にはその他がないのかな。 192 ◯五輪清隆委員 一回、その他のやつはこういうものというのを出してくれないですか。もうさっき説明されましたけど、私もよく理解できんとですけど。こういうものが入っていますということを出してくれんですか。東公園も長崎公園もその他とあるですたいね。逆に総合運動公園については、この中に入っていますというやつを。 193 ◯中里泰則委員長 ただいま、五輪委員より資料請求がありましたが、委員の皆様に配付するということでよろしくお願いします。  暫時休憩します。           =休憩 午後3時26分=           =再開 午後3時27分= 194 ◯中里泰則委員長 委員会を再開します。 195 ◯永尾春文委員 委員長にお聞きしたいことがあるんですけど、今回、最後に債務負担行為の補正が全部公園が出てくるんですね。これ、私たち指定管理の議案としてしたんですけど、一番最初の稲佐山公園は結局やれていないんですね、建設水道委員会として。そして参考資料がペランとついているんですけれども、やはり公園の指定管理の審議と、それに伴う債務負担行為の補正というのは、もう連動しているほうが審議ってスムーズじゃないかなと私は個人的に思って。今回、稲佐山公園の債務負担行為は結局建設水道委員会でと。これは環境経済委員会ですれば、私はそれでいいかと思うんですけど、ここにやはり来るんだと思ったときに、これは個人的な意見なんですけど、公園というのが今新しく変わろうと、各都市で取り組みがされている中で、公園は公園で審議をするほうがいいんではないかなと思いまして、ご意見があれば、お聞かせ願えればと思います。 196 ◯中里泰則委員長 お答えいたします。この件については、この2月議会が始まる前段に常任委員会の委員長、副委員長の会議を開きまして、そこで、この指定管理にかかわってのいろんな打ち合わせをやったんですけど、そのときのこの稲佐山公園にかかわっては、環境経済委員会と建設水道委員会の2つに分かれると。指定のほうについては環境経済委員会と。予算のほうについては建設水道委員会と。私もそこは1つの委員会で議論したほうがいいんじゃないのかということは申し上げたんですけど、これは2つに分けるということで事務局のほうからもお話があって、そうしたとき、今、永尾委員が言われたような意見が出るだろうと思いましたので、そのことについても取り扱いは、質問したら、それぞれ各委員会にそれぞれの会派の委員が分かれてから審議をしていますから、もし建設水道委員会の委員が別の委員会の件について意見を言いたいということがあれば、環境経済委員会に参加している同じ会派の人にその意見を伝えて、そこで言っていただく、そういった方法にしてもらいたいというふうな答弁がありましたので、そうしたら、そういうふうにいきましょうという、委員長、副委員長の打ち合わせの中で、皆さんの了解がありましたので、そういう取り扱いにということになりました。 197 ◯永尾春文委員 わかりました。今回、最後に参考資料ということでありまして、どういう審議がされたかわからないものですから、進行的なこともあるので、同じ会派で情報が共有できるかというと、なかなかできないときもありまして、特に公園に関しては、私も思いがあったものですから、レストランとか、こういう提案がなされているわけで、どういうことになっているのか、例えばこれ資料出ていますけど、私が思うのは、質問ができるんだろうかと思うわけです。もう審議をしているから。そこら辺はどうなんですか。 198 ◯中里泰則委員長 質問はできる。それがいいか悪いかの判断はできないと思うんですけど、どういう取り扱いになっていますかという質問はできるだろうと思いますけど。  暫時休憩します。           =休憩 午後3時31分=           =再開 午後3時34分= 199 ◯中里泰則委員長 委員会を再開します。  再開につきましては、資料の準備ができ次第、事務局のほうが呼び込みに行きますので、それまでの間、暫時休憩いたします。           =休憩 午後3時34分=           =再開 午後4時14分= 200 ◯中里泰則委員長 委員会を再開いたします。  資料につきましては、お手元に配付しておりますので、ご確認ください。  理事者からの説明を求めます。 201 ◯大串中央総合事務所長 追加資料の提出に時間がかかりまして、申しわけございませんでした。  資料のまず1ページをごらんください。今回、公園の指定管理を公募するに当たりまして、収支予算書を提出していただいておりますが、その収支予算書の記入例ということで、公募に当たって、大体人件費、事務費、事業費、管理費、その他という区分でそれぞれ出していただくということでしておりました。  2ページ以下をごらんください。実際にそれぞれの今回指定管理者の候補者のほうから出された令和2年度の収支予算書でございます。まず2ページは一番下、その他の欄にそれぞれ一般管理費、租税公課等の記載ございます。3ページが東公園の分でございます。そして4ページが総合運動公園ということでございますが、1ページに示したとおり、記入例ということではお示しをしておりますが、4ページ、総合運動公園の分については、もうその他ではなくて、その上の管理費などで全て包含するような形での収支予算書を作成されているという状況でございます。  6ページにつきましては、野母崎総合運動公園ということで、ここは非公募ということで、1ページにある様式と別に提出いただいておりますので、今回はこの6ページにつきましては、その他が、消費税のみということで確認は取れておりますので、そのご説明だけ手書きでさせていただいているものでございます。  説明は以上でございます。 202 ◯五輪清隆委員 資料ありがとうございました。この関係で、それぞれ4つの公園のやつが出されているんですけど、総合運動公園のその他の関係はその他のやつに包含しているとか言っているんですけど、例えば長崎公園のその他とか、そして稲佐山公園のその他とか、これはそれぞれ統一というのは余りされとらんですか。ていうのが、もう1つあるのが、指定管理で公募されたときに、複数応募された公園がありますよね。これは同じようなフォームでされているんですか。例えば、東公園であれば、その他の関係で事務管理費っていうか、これどういう意味かわかりませんけど、675万円で、例えばどこかほかの団体が出したものついてもその他に入っているとか、これ統一しなくていいんですか。初めてする指定管理じゃないわけですね。もう3回目ぐらいでしょ。こういうところ、今までずっとこういう形の中でマニュアルはあるけど、マニュアルどおりに出していないという現状ですか。 203 ◯大串中央総合事務所長 公園に限らず指定管理者を募集するに当たりまして、追加で配付させていただきました1ページ、この様式4の1としてありますが、この様式で提出してくださいということでお願いしているものでございます。  ただ、特にこの管理費とかその他の部分で、各項目のこの経費についてはこの項目に入れてくださいという細かいところまでは指示を出していないということで、それぞれの事業者の考え方で経費の割り振りはなされているというものでございます。ただ、ご指摘のとおり、ここはある程度統一すべきではないかという部分につきましては、やはり複数の事業者から提出された際に、どうやってそれぞれの経費を見ているかという比較検討する必要が出てくることは当然ながらあると思いますので、この辺は項目ごと、どういった経費を割り振るべきかという分につきましては、指定管理者制度を統括しております総務部とも少し協議してみたいと思っております。  以上でございます。 204 ◯五輪清隆委員 当然人件費というのはある程度どこも同じような感じでしているんでしょうけど、同じ公園を公募するときに、例えばA社というところが、いろんな事務管理費が幾らですよと比較が難しいんじゃなかですか。技術点とかそういう点については、逆に提案型ですから、この点数についてはこうですよって。しかし例えば管理費についてもどういう内容で幾らになっているのかという、その比較て私はできないんじゃないかなと思っていますけど、ただ単純て言うたら失礼ですけど、審査員の方も逆にどういうことに力点というか、それは技術点の関係とか、提案型ですからわかりますけど、ある程度やはり統一したほうが、より比較のしやすさというか、そういう関係があるんじゃないかと私は思いますけど。 205 ◯大串中央総合事務所長 ご指摘のとおり、私ども当然、収支予算書と一緒に出される事業計画書、これに見合う収支予算書になっているかというのも当然ながらしっかりチェックする必要があろうかと思います。それとやはり複数から提出された場合の、そこの比較検討というのは十分する必要があると思いますので、ご指摘の点を含めて改善に向け、総務部とも至急協議をする方向で調整したいと思っております。  以上でございます。 206 ◯五輪清隆委員 それで1点だけお伺いしますけど、東公園の事務管理費というのは、例えばよその公園と比較したとき、どこに入るんですか。よその公園では事務管理費て見つけ切れないんですけど。事務管理費については、こういうことに使っていますよとわかればよかですよ。そういった意味で統一すべきだと思っています。わからんて言うたらおかしかよ。指定管理は今議会で決めないといかんけんさ。 207 ◯田畑地域整備1課長 今回の指定管理に関しまして、技術点と価格点というのが、採点の中で総合評価になっております。価格点につきましては、トータル金額での判断ということで、内容につきましては、提案者の会社のスタイルというものを尊重させていただいておるといった形で内訳がわからないような状況になっております。ただ、今ご指摘ございましたように、やはり審査会のほうにもそれぞれ中身の審査していただくということもございますので、所管する総務部とも話をしたいと思っております。  以上でございます。 208 ◯五輪清隆委員 確かに総額で決めるてわかるさ。しかし、中身についてわかっとかんと、私が思うのは事務管理費というのが、例えば清掃費とか、そういうものが入っとると思うよ。長崎市総合運動公園を見れば、清掃業務とかそういうやつも項目に入っとるんですよね。例えば東公園であれば、清掃費ってどこもなかやろう。その中に、清掃費とかいろんなやつが多分入っとるとさ。私が言いよるだけやけど。やはりそこらあたりいうのは管理費が685万円という、余りにもその他の関係が1,400万円ぐらいあるから言っていたんですよ。それで中身は何ですかって聞いたわけですよ。そうしたら管理費の関係とか、そういうのが入っとるけんが、そうしたら管理費は何ですかって聞きよるわけよ。 209 ◯中野東総合事務所地域整備課長 先ほど、追加で提出した記入例の中の一般管理費、東公園は事務管理費と書いておりますが、内容につきましては、例えば人件費に対して、どれぐらいの割合で、その管理費がかかるかということで入れられた費用になります。  以上でございます。 210 ◯五輪清隆委員 そうしたら長崎市総合運動公園の管理費はなかとけど、それは人件費とかそん中に入っているということで理解していいんですか。 211 ◯田畑地域整備1課長 長崎市総合運動公園に関しましては、例えばここに書いてございます清掃業務というのがいろんな施設がございますので、実は人件費に計上される従事者でする分もあれば、それを別の協力会社に業務委託として出す分もあるということでここは2つに分かれているといったような組み立てで書かれているものと考えております。  以上でございます。 212 ◯五輪清隆委員 この中の全部出せって言うたら大変ですけど、やはり今回特に思ったのが、そういう意味で指定管理がされたわけですね、確かに点数がいいところが取ったわけですけど、そこの中身について当然審査会に上げるようになって、私は審査会の中で、質疑が出んやったのかなと思うのが、当然こういうやつが出ているわけでしょう。そうしたら中身は何ですかって聞かんとですかね。審査会のメンバーは一緒でしょ。メンバーが一緒で同じようなフォームであれば、審査しやすかったでしょうけど、フォームはフォームで一緒でしょうけど、中身があっち行きこっち行きなっているのに対して。何かそういう意味でも統一というものをぜひともしてもらわないと、なかなか皆さん方も聞かれたときに、何が何かわからんような感じになってしまうと思いますよ。そこはもう総務部のほうが取りまとめでしょうから、そこら辺は公園だけじゃなくして、同じような施設があったら、統一も含めてお願いいたします。 213 ◯内田隆英委員 出された資料を見て、総合運動公園だとか、東公園だとかっていうのは、ここに出されている資料とほぼ符合するんだけれども、長崎公園の場合は令和2年度で人件費、事務費、事業費、管理費というこの数字が、ほかの公園では合うんですけれども、長崎公園の場合は数字が違うわけさね。例えばその他で、追加で出した資料は、約228万8,000円やけれども、委員会資料では70万3,000円しかないわけです。3倍違う。総合運動公園の人件費3,432万円全く一緒、事務費163万円一緒、事業費1,490万円一緒、管理費7,532万3,000円全く一緒。しかし長崎公園では数字が違うわけさね。消費税をこれに加えているんですよっていう説明であるとすれば、またおかしくなるわけね。一番下、その他消費税ということで、165万円で計上しているわけだけれども、この委員会資料の積算ではその他では70万3,000円しかないわけ。しかし、ここで出された資料では228万8,000円、上の数字も全然違う、合わないよ。これはなぜ、説明できる。 214 ◯出口地域整備2課長 今回提出しました資料の収支計算書の中で合計金額の欄に税込みと書いていますけれども、これ税を抜いた金額が人件費につきましては、1,027万6,159円に1.1を掛ければ、この私どもが提出しております人件費の1,130万4,000円になります。その他の欄に消費税と書いておりますが、これはアからエの全部の消費税を足したものを書いてしまったものですからこの金額になっております。
     その他の一般管理費は63万円と一番下の収支の9,774円を足して1.1を掛ければ70万3,000円になるという数字で、ちょっと候補者が出した資料で消費税が抜いてあったということで確認不足だったというところでございますが、資料についてはそういうことでございます。申しわけございませんでした。 215 ◯内田隆英委員 わかりました。その人件費、事務費、事業費、管理費の中に税込みとあるけど税が入っていないと。その消費税を掛けた分が消費税対象額ということで出されとると、それで違うということですね、はい、わかりました。 216 ◯中里泰則委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後4時32分=           =再開 午後4時35分= 217 ◯中里泰則委員長 委員会を再開いたします。  これより第146号議案「令和元年度長崎市一般会計補正予算(第5号)」のうち、本委員会に付託された部分に対する討論に入ります。  何かご意見ございませんか。 218 ◯内田隆英委員 ただいま議案となっております第146号議案「令和元年度長崎市一般会計補正予算(第5号)」については、反対の立場から意見を申し上げます。  この補正予算については、市民の要望に応えた事業の中で繰越明許費、さらには債務負担行為が含まれていますけれどもその多くの部分については、賛成できる分でありますが、建築部の住宅管理費について、第199号議案、第200号議案で主張しました、合併地区の市営住宅を全て長崎市の指定管理者制度に組み入れるという点では、私たちは市営住宅を指定管理者に移行することについては、反対の立場ですので、そうした理由でこの第146号議案については反対いたします。 219 ◯中里泰則委員長 ほかにございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  ご異議がありますので、挙手により採決いたします。  第146号議案「令和元年度長崎市一般会計補正予算(第5号)」のうち、本委員会に付託された部分について、原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を求めます。        〔賛成者挙手〕 220 ◯中里泰則委員長 賛成多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後4時37分=           =再開 午後4時39分= 221 ◯中里泰則委員長 委員会を再開いたします。  次に、中央総合事務所、福祉部、こども部及び教育委員会の所管事項調査を行います。  理事者の説明を求めます。 222 ◯出口地域整備2課長 調査項目は通学路及び未就学児の移動経路の安全対策についてでございます。中央総合事務所、教育委員会、こども部、福祉部連名で提出しております委員会資料に基づき、ご説明いたします。  令和元年5月に発生しました滋賀県大津市の園児を巻き込んだ交通事故を受けまして、6月議会において園児のお散歩ルートや小学校通学路のための点検、危険箇所の工事等の予算を承認いただいたところでございます。小学校の通学路につきましてはこれまでの状況を、未就学児の移動経路につきましては6月議会以降の状況についてご説明いたします。  資料1ページをお開きください。1.通学路点検の現状の(1)長崎市通学路交通安全プログラムの策定につきましては、教育委員会、学校、警察署、道路管理者の関係機関が連携し、平成28年度から年次計画を立てまして、合同点検を行っております。実施状況は記載のとおりでございます。  資料2ページをお開きください。実施状況ですが、表記載のとおり、平成28年度から令和元年度まで通常点検68校、臨時点検9校を実施しております。(4)令和元年度の新たな取り組みにつきましては、長崎市の交通安全プログラムの協議会メンバーに幼児課を加えて、合同点検を行うこととしました。  次に、2.未就学児の移動経路点検の現状の(1)市の安全対策の拡充につきましては、資料の3ページをごらんください。園児の移動経路を含めた交通安全の確保対策として、フロー図の左上の赤文字及び点線で囲んでおります、園児等移動経路緊急安全対策事業に沿って事業を進めております。  資料4ページをお開きください。(2)危険箇所の把握ですが、移動経路の把握と危険箇所を抽出するため、幼児課におきまして保育所等に移動経路にかかる危険箇所の有無のアンケート調査を実施いたしました。アの調査期間は記載のとおりでございます。イの調査対象施設は、保育所、認定こども園、幼稚園等が187施設、児童発達支援事業所が41施設、計228カ所となっております。ウの危険箇所は、抽出した危険箇所504カ所のうち、道路管理者や県警等との合同点検を必要とする箇所が397カ所ございました。  資料の5ページをごらんください。(3)合同点検の実施状況は、8月から9月にかけて関係団体とともに合同点検を実施しました。アの実施機関、イの点検者、ウ.点検箇所数は記載のとおりでございます。エ.点検結果は、表の左から、参加施設数は140施設、対策不要と判断した箇所が105カ所、検討中として未定が44カ所、実施予定または対応中の予定が223カ所、対策済みが14カ所でございました。  6ページをお開きください。(4)合同点検結果及び対策についてですが、この地図は、市役所周辺の合同点検を行った結果及び対策箇所の図面でございます。図面の上が北で中央下側に中町公園と市役所となっています。黄色三角が保育所等、赤丸が要望がありましたがハード対策をしない箇所、赤塗りされた丸が要望があり対策を予定している箇所です。また、ピンクの四角が小学校、緑の点線が小学校通学路、また紫色の四角は歩行者の事故が発生した箇所でございます。中央左側の番号10-1お告げの聖母保育園付近の交差点と中央下側の番号10-3中町公園付近の2カ所の対策箇所の事例をご紹介いたします。  7ページをごらんください。上の写真、番号10-1では、交差点が広く、歩道のたまりが少なく危険であるため、写真の赤色で着色しているように歩道の巻き込み部の拡幅を行い、柵などを設置して園児の待機場所を確保する安全対策を計画しております。次に、下の写真、番号10-3では下段の横断図のように、右側の歩道幅65センチメートルの中に電柱が立っている状況でした。計画では車道幅員を3メートルから2.75メートルに狭め、歩道を2.2メートルに拡幅して歩行者の安全を確保する対策を計画しております。  8ページをお開きください。恐れ入りますが、資料を横向きにお願いいたします。これは市役所周辺部の点検結果一覧表です。左から、番号、施設名、施設から出された危険箇所、状況、対応者、対応、対策内容、対策時期を記載しておりますのでご参照ください。  次に、小江原地区と滑石地区で実施しました点検の事例をご紹介いたします。  9ページをごらんください。図面は小江原地区で、小江原保育園のお散歩コースの合同点検の結果です。通学路に指定されている箇所で下段の写真のように歩道を拡幅し、横断歩道を移設することで横断歩道を渡る距離をできるだけ短くするという安全対策を計画しております。  10ページをお開きください。上の図は滑石地区ですが、保育園からは図面上側の横尾方面から来た車が図面中央の大神宮交差点を避け、赤丸の対策箇所の道路を抜け道として利用している状況で、車がスピードを出すため危険であるとの指摘でございました。下の写真のように赤色で着色しています、路面上にハンプという凹凸をつけたものを設け、速度抑制を図る対策を実施したいと考えております。以上の4カ所の事例を紹介しましたが、交差点の改良やハンプ設置など道路を大幅に改良する場合は、警察との協議が必要となるため協議が整い次第、工事発注を行いたいと考えております。路面標示や防護柵設置など簡易にできる対策につきましては、現在、工事を発注しており、早急に対応したいと考えております。なお、修繕などで対応できる箇所につきましては、既に対応済の箇所もございます。  11ページをごらんください。点検結果での危険箇所の内訳でございますので、ご参照ください。  私からの説明は以上でございます。 223 ◯中里泰則委員長 ただいまの説明に対し、ご質問等ございませんか。  それでは、中央総合事務所、福祉部、こども部及び教育委員会の所管事項調査を終了いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後4時47分=           =再開 午後4時50分= 224 ◯中里泰則委員長 委員会を再開いたします。  次に、土木部の所管事項調査を行います。  理事者の説明を求めます。 225 ◯吉田土木部長 土木部の所管事項調査といたしましては、西彼杵道路・長崎南北幹線道路の現状についてご説明させていただきたいと思います。  西彼杵道路につきましては、先月15日に第1回道路計画検討委員会が開催されております。そして長崎南北幹線道路につきましては、先月18日に第2回のルート選定委員会が開催され、その後先週より地域住民との意見交換の場が設けられております。そういう中でこれまでの状況などにつきまして、ご報告させていただきたいと思います。  詳細につきましては、委員会資料に基づきまして、土木企画課長よりご説明させていただきます。  私からの説明は以上でございます。 226 ◯長瀬土木企画課長 それでは委員会提出資料に基づきましてご説明させていただきたいと思います。  まず配付資料のA3版の1ページ、西彼杵道路・長崎南北幹線道路の現状についてというページをごらんいただきたいと思います。西彼杵道路と長崎南北幹線道路の位置関係について記載しております。右ページのように下が長崎市南部、上のほうが佐世保というほうになりますけれども、上半分50キロメートルが西彼杵道路ということ、下の20キロメートルが長崎南北幹線道路という位置関係にありまして、この2つの道路が合わさって長崎から佐世保まで約54分でつながるというようなことになろうかと思います。それで1ページの左側のほうに今まで整備している区間であったり、今後着手するべき区間、こういったものを右の図面の対象番号の中で1)、2)、3)、4)、5)、6)、7)、8)ということで掲載してございますので、ごらんいただきたいと思います。青で書いてございます路線については、今まで供用を開始している部分、それで赤で書いている部分がこれから検討が開始される部分ということになってございます。西彼杵道路につきましては、先ほど部長からご説明がありましたように11月15日に道路計画検討会という会議が立ち上がって、今後議論がなされていくということでございます。  次に、資料の2ページを開いていただきたいと思います。今度は西彼杵道路の現状ということでございます。先ほど説明いたしました11月15日に立ち上がった検討委員会の構成というところで、各界階層のほうからこれだけの方が委員として参集していただいておりますということでございます。右下のほうに書いてございますけれども、今後のスケジュールということで、令和2年度中に今後の道路整備の進め方の提言をこの委員会からいただくということで、途中地域との意見聴取、こういったものを挟みながら、都度5回程度の委員会を開催して西彼杵道路、今、時津工区ということで令和4年度までの予定で工事が進んでおりますけれども、それが終わった後に引き続き速やかに着手できるようにということで今年度から準備が始まっているということでございます。  次に、ちょっと早足でございますけれども長崎南北幹線道路の現状についてご説明させていただきたいと思います。資料3ページを見ていただきたいと思います。9月27日に長崎南北幹線道路ルート選定委員会が設置されまして、その後2回目までの委員会が開催してございます。委員会の構成といたしましては、先ほどの西彼杵道路に似てはおるんですけれども、各界階層からごらんのとおりの委員の方に就任いただいて、これは事務局、長崎県・長崎市・時津町の3自治体が一緒になって取り組んでいますよということでございます。これまで9月27日に第1回の委員会が開催されて、国道206号から西側を通るルートがいいよねということで、ご提言をいただいた後、11月18日に第2回目の委員会がありまして、さらにその内容について詳細な部分というものが検討されたところと、今後まだ検討すべきところがありますよねという方向性が示されたところでございまして、これについては前方のスクリーンでご説明させていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。  〔プロジェクターによる説明〕これ先ほど説明いたしましたとおり、南北幹線道路というのが、今の茂里町から時津町野田郷のところまで、ここは茂里町ですね、原爆病院のところ、それから北の方ずっと国道206号の西側を通りまして、時津町の野田郷、ここが井手園交差点になるんですけれども、ここから少し臨港道路に入って、ジョイフルというファミリーレストランがあろうかと思いますけれども、それから少し行ったところ、ジョイフルのところに顔を出してくる。これが令和4年度に完成する時津工区ということになっております。次お願いいたします。  これ先ほど言いましたように今年度中にルートの確定をしますよと。12月から来年の2月にかけて地域との意見交換会が今開催されていますというところでございます。次お願いします。  これが今までダブルネットワークの構築をなされていないと長崎は非常に言われていたんですけど、それは何かといいますと、高速道路1本でしかつながっていないわけですね。今度ここに地域高規格道路ということで規格の高い道路を長崎に2本こしらえて盤石の体制、防災のためにもやりましょうということです。次お願いします。  もう1つの効果として、今76分と2,480円の料金で、長崎から佐世保までかかるんですけれども、こっちが完成いたしますと54分で西海橋の料金200円のみでつながりますよというようなところを示した図面でございます。地域高規格道路というのは高速道路の1ランク落ちるやつで、設計スピードおおむね60キロメートルというところで、自動車専用道路というところでつくらせていただくという計画になってございます。次お願いいたします。  これ現状がこれだけ朝夕混んでいますよねという状況でございます。これが大橋の交差点付近、ここが井手園交差点のところ、これが昭和町電停のところのあたりの渋滞状況になっていようかと思います。交通量というのは4万台から5万台、今通っている状況にあります。これは何を言いたいかといったら、長崎県内に主要渋滞箇所というのが、佐世保も含めて130カ所ぐらいあるんですね。そのうち18カ所、13%がこの国道206号の現在の道路の沿線上に認定されていますよと。これからもこの国道206号が非常に混んでいますよというのがわかろうかと思います。次お願いいたします。  これは交通事故の件数でどうなっているか、長崎県内の交通事故多発箇所ワースト20というのがあるんですけれども、このうち7カ所が先ほど申しました国道206号北部の沿線上にございますというところでございます。次お願いいたします。  もう1個、救急搬送時間の所要時間が短縮されますよということです。やはり今まで2次・3次救急医療施設への搬送というものがドクターヘリはあるんですけれども、やはり琴海地区と長崎の主要病院がつながる部分について国道206号では巻き込まれて大変やったのが、これができることによって所要時間が短縮されますよというような効果をご説明させていただいております。  そしてこれが災害時ですね、先ほど申しましたように、緊急支援物資とか救急体制、救援体制、ボランティアを受け入れるときには、高速道路1本ではやはり脆弱ですよねということで地域高規格道路ということで佐世保と長崎をつないで盤石をしましょうということでございます。次お願いいたします。  これは渋滞のピークで、これちょっと数字は出ているんですけれども、非常に経済的な損失も大きいですよねというところ、これの中で出してございます。平均で旅行速度が本当なら設定速度50キロメートルぐらい出ればいいんですけど、実態としては20キロメートル以下、マラソン選手が走ったくらいのスピードしか出ていませんていうことです。  今よそがどうなっているかって言ったら、今私たち南北幹線道路と西彼杵道路を頑張っておりますけれども、県内の道路事業としては島原道路であったり、東彼杵から佐世保を結ぶ東彼杵道路、こういった部分というものもあって、これはまた所管事項とは別の話なんですけれども、こういったところの予算の取り合いというのもありますので、陳情活動っていうのはこれからもしっかりやっていきたいと思っています。次お願いいたします。  これが茂里町付近の状況で、ここが下の川橋のジャンプ台って言ったほうが皆さんわかるかもしれませんけれども、ここが原爆病院、県の福祉会館ということになります。ちょっと先に説明しますけれども、この辺からずっと左にこう行ったような形、この下の川橋の陸橋の手前から左側にこう入っていくような感じをイメージしていただければいいのかなと思います。これがルート選定の条件として、こんないろんな施設があるのでという前提条件をこれはお示しさせていただいた部分でございます。平和公園であったり、陸上競技場であったり、こういったものがありますよねということで。  これは先ほど言った井手園交差点の終点はここなんですけど、井手園交差点から左に行って、ジョイフルがこの辺ですね。それからもう少し行ったところ、ここに今西彼杵道路の橋脚がもうできておりますけれども、ここに時津インターチェンジというものが設けられることになってございます。  第1回目のルート選定委員会の中では、この西側のほうを通った方がいいだろうと、こっちはちょっと市街地が多くて事業費も高い、さらに今の国道206号をさらに拡幅するについては、さらに事業費も工期もかかるということで西側ルート、山の中を行くルートを通りましょうという結果になってございます。次お願いいたします。  これは大まかなルートですね。これはもう新聞等々で皆さんご承知だろうと思いますので、西側になりましたよというところをこれは理解していただければいいのかなと思います。ルート選定の評価項目としては、時間短縮効果、道路ができてどっちのほうがいいですか、あと既成市街地への影響、取り壊しとか移転が少なくて地域コミュニティへの影響が少ない、そういったところ、あと施工性と経済性も優先だよねということで、こういうような観点からルート選定が現在行われているというところです。  インターチェンジの場所の話になるんですけれども、実際国道206号を通っておられる方の沿線の方はいいんですけれども、ここを通過するだけの長距離のお客さん、こういった形の人たちの通行を大体南北幹線道路のほうに乗せて、国道206号の渋滞解消を図っていきましょうというのが地域高規格道路の考え方でございますので、なるべく大きい道路でインターチェンジをつくってたくさん通過交通を南北幹線道路に移しながら既存の道路の減少を図るということで、滑石地区につくることで、7,000台ぐらいの実際の今の交通量をこっちに乗せることができるということなので、現在のところにおいては、滑石のところにインターチェンジをつくりたいという考え方が示されております。  これが非常に大事なポイントなんですけれども、じゃ何車線でつくるかといったところのご説明になります。今、岩屋町のところで、4車線の道路がありますけれども、ここの交通の容量というのが物理的に2万2,000台強ぐらいの流す道路でしかないんですけれども、今ここに4万台ぐらいが通っています。ということになれば1万8,000台ぐらいがオーバーしていて、このオーバーをさばかないといけないので信号待ちが非常に長くなっていて、2回以上の信号待ちになっています。その2回以上の信号がずっと連担しているもんですから、全体を平均したときに20キロメートル以下の旅行速度になっているというところです。赤迫の部分についてもそうです。3万4,000台ぐらいの容量しかないところに4万5,000台ぐらい入っているので、1万台以上があふれていますよね、そうしたときに南北幹線道路、2車線にしたときには1万台から1万9,000台ぐらいの処理能力というものが自動車専用道路でありますというところで、緩和値を使ったときに1万9,000台まではいけるということで今交通量の不足になっている部分の1万8,000台とか1万1,000台、こういったものが上下2車線で吸収できるよねということで現在2車線でやろうということになってございます。次お願いいたします。  道路構造としては、明かり部は対策とかして、高架の部分を2車線と、トンネル部分も2車線ということでございます。じゃどの路線を通っていくかということを考えようとしたときに、お手元36ページにもあるかと思いますけれども、いろんな大型公共施設であったり、墓地であったり、学校であったり、ビッグNスタジアムであったり、こういったものを上手にかわしながらルートの選定を行いました。その条件としてこういったものはかわしたいよねというものを図面にあらわしたものがこの36ページなので、ちょっと確認しとってほしいと思います。次お願いします。  これは図面の白いところが平地の部分で、茶色いところが山の部分、こういうところが断崖絶壁まではないですけど、崖の部分というところでございます。次お願いします。  2次選定のルートといたしましては、ここが起点で、時津が終点になるわけですけれども、山の奥をぐっと回っていくのか、それとも手前の市街地側をずっと行くのか、それとも真ん中のルートを通っていくのかというような検討の前提の図面です。検討の条件としては、茂里町から大橋のところをA区間として、それから滑石の部分までをB区間として、滑石から野田郷のところC区間として今検討しています。次お願いします。  新聞等々でも皆さんご承知かと思いますけど、A区間の部分については、茂里町からこう出て、弓道場、テニスコート、陸上競技場、市民プールを経て城栄側に渡ってトンネルに入るか、もしくは陸上競技場を過ぎたあたりで城栄のほうに行ってトンネルに入るかというような2つの案が示されたんですけれども、どっちもやはり影響が大きいし、公共施設も大きいのがあるので、なかなか結論には至りませんよねということで、ここの部分についてはまだどちらがいいというような方向性は出ておりません。次お願いいたします。  これは手元の資料にはないんですけれども、その状況を上空から見たらどうなっとるかというところですね。ここに陸上競技場があってプールがあって、この辺が城栄のほうになるんですけれども、こういうふうに行くのか、こういうふうに行くのか、こういったところのルートがこれから検討されていくいうところです。次お願いします。  例えばプールの部分については、こういったような形で切り取りとか移転とかいうような部分が生じるかもしれないというところです。こっち側に行くと、今ここバスが通っておる道路になるんですけれども、そういったところに橋脚を建てて、高架道路をしつらえた上、南北幹線道路をつくって、橋脚が建っていた部分については、現道の復元がいるので、こういった民間建物を必要な部分だけ買収してやるのかっていうような方法になりますけど、非常にこっちのほうについては民間建物にご迷惑かけるし、工事費もかかるのかな、こっちの場合についてはやはり大型の施設、こういった方針も考えられるので慎重に検討しましょうということになってございます。もう1つ、景観の問題で、ここ景観重点地区になっていて、20メートルの高さ制限がかかっているので、市民プールの屋根を越えて高架道路を上げて逃がすという部分については、ちょっと不可能ですよというような参考の図面になってございます。次お願いいたします。  では大橋から滑石のところまではどういったルートがいいのかなというところでございます。次お願いいたします。  これはさっきの支障物件を重ねたところです。次お願いします。  こういうふうに谷があったり山があったりというところであります。一番市街地に近いルートを通ったときには、西町小学校から高架道路が出現して、清水町、白鳥町の裏側のほうのあたりまでは町の中、地域コミュニティの中を通っていくという形になっていて非常に市街地に与える影響が多いという条件から、ここについては事業費もかかるし、ご迷惑もかけるし、真ん中がこういった道路が通ることになれば、地域コミュニティも分断するであろうということで、この部分については検討したけれども、選ばれていないというところです。次お願いします。  これさっき言ったところの部分ですね。西町小学校からそれに連担する斜面市街地を通って、またトンネルに行くという部分がございまして、この部分については非常に市街地にご迷惑かけるし、走行するときの音とか、そういったところも将来的にご迷惑かけるであろうということでこれは採択されていません。次お願いいたします。  これは、一番岩屋山に近いルートをトンネルで通ったときにどうなりますかという検討の結果です。全てトンネル構造になってございまして、トンネルの長さとしては3.7キロメートルになります。次お願いします。  しかしながら、3.7キロメートルになったときには、計画交通量の関係から本線トンネルだけではなくて、避難通路をもう1本つくってください、そして300メートルから400メートルに1カ所連絡通路をとってくださいというようなところが必須要件になってきますので、トンネル事業費というのが随分高いものになってきて総事業費を押し上げるというようなところがわかってございます。次お願いします。  こういったところから、もう少し越えたところに谷が2つあるんですけれども、こういったところで明かり部をつくってそれぞれのトンネルを短くして、そういったような避難通路、そういったこさえがいらないようなルートを選定したのが、最終的には選ばれることになる中間ルートになります。次お願いいたします。  ここの今虹が丘町西町1号線のところがあるんですけど、ここにちょうどいい具合に谷がありまして、これが断面図になるんですけれども、ちょっと勾配はきつくなるんですけれども、ここの部分に明かり部を出して、それからまた滑石のほうに行って、さっき3.7キロメートルのトンネルっていうものを1.3キロメートルと2.2キロメートルのトンネルにわけることで構造上、避難通路というものがいらなくなりますので、工事費も安くなるということ、ほとんどがトンネル区間なので市街地への影響もないし、工期的にも円滑にいくだろうということで今このルートが選ばれているというところです。こういったことをすることによって緑が丘中学校であったり、ここに虹が丘病院のちょっと上のところ、社会福祉施設とかあるんですけれども、これの四、五十メートル地下を通っていくということになりますので、非常に支障物件もなくて安定した工期が生み出されるんじゃなかろうかというようなことが選定理由となって、今のところはこの中間地のルートというものが選ばれています。次お願いします。  これは滑石のインターチェンジから時津の野田郷までをどう結びましょうかと。ここはもう距離が短いのでほかに選ぶルートもなくて大きな支障物件としては、滑石小学校、長崎外国語大学、社会福祉施設のプライエム横尾、こういったものがあるんですけれども、これについては全てトンネルというところで回避できますのでということでこの区間については、トンネルルート案というものが採択されてございます。次お願いします。  こういったところが今のルート選定委員会の結論でございまして、プール区間の部分だけ結論は出ておりませんけれども、その他の部分については2つのトンネルともう1個、3つのトンネルというところで今の検討が進んでいるという状況にございます。またプールにするのか、市街地側にするのかというのは、また皆さんの意見をお伺いしながら今後検討がなされていくと聞いておりますので、ちょっと長くなりましたけど説明は以上とさせていただきたいと思います。ありがとうございました。 227 ◯中里泰則委員長 ただ今の説明に対し、ご質問ございませんか。  それでは土木部の所管事項調査を終了いたします。  最後に、現在の委員での定例会における委員会は本日が最後になりますので、正副委員長より一言ご挨拶をいたしたいと思います。      〔中里泰則委員長挨拶〕     〔岩永福子副委員長挨拶〕 228 ◯中里泰則委員長 以上で本委員会の審査は全て終了いたしました。  これをもちまして、建設水道委員会を散会いたします。           =散会 午後5時18分=
     長崎市議会委員会条例第28条第1項の規定により署名する。         建設水道委員長 中里 泰則 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...