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  1. 長崎市議会 2019-12-05
    2019-12-05 長崎市:令和元年環境経済委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前9時59分= ◯中村俊介委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから環境経済委員会を開会いたします。 〔審査日程及び陳情の取り扱いについて協議を行 った。その結果は次のとおりであった。 1 審査日程については、審査日程(案)のとお  り審査することに決定した。 2 陳情第13号については、文書により審査を行  うことに決定した。〕 2 ◯中村俊介委員長 それでは、議案審査に入ります。  まず、第208号議案「公の施設の指定管理者の指定について」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 3 ◯股張文化観光部長 それでは、第208号議案「公の施設の指定管理者の指定について」ご説明いたします。  お手元の議案書のほうでございますけれども、257ページをごらんください。稲佐山公園及び長崎ロープウェイにつきましては、それぞれ指定管理者制度を導入しており、現在、稲佐山公園は株式会社大和総業長崎ロープウェイ一般財団法人長崎ロープウェイ・水族館を指定管理者としておりますが、その指定期間が令和2年3月31日までとなっております。今回、稲佐山公園と長崎ロープウェイを一体的に管理することとし、令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間、リージョナルクリエーション長崎長崎ロープウェイ事業共同体を指定管理者として指定しようとするもので、地方自治法第244条の2第6項の規定によりまして議会の議決を経ようとするものでございます。なお、6月議会でもご説明いたしましたとおり、稲佐山全体の活性化を図るために、市内部で責任体制を明確化し、中央総合事務所が一元的に窓口を担うこととしており、指定管理者の選定に係る事務を行ってまいりましたので、詳細につきましては地域整備1課からご説明いたします。  以上でございます。 4 ◯田畑地域整備1課長 中央総合事務所と文化観光部が所管いたします公の施設の指定管理の指定について、稲佐山公園と長崎ロープウェイについてご説明いたします。  委員会提出資料、公の施設の指定管理の指定について、稲佐山公園、長崎ロープウェイの冊子の1ページをお開きいただきたいと思います。1.施設の概要につきましては、(1)全体位置図及び2ページに(2)稲佐山公園の平面図、3ページにスロープカー駅舎、4ページにはスロープカーの写真を掲載いたしております。  4ページをお開きいただきたいと思います。稲佐山公園について、ウ.所在地、エ.設置年月日、オ.設置目的を記載いたしております。カには主な施設内容として、有料施設に野外ステージ展望台駐車場長崎稲佐山スロープカー、無料施設といたしまして、猿舎・鹿放牧場、ドッグラン、野外ステージ前広場、旧音楽堂、草スキー場広場、鉢巻山展望台、遊具広場、許可施設に稲佐山公園売店展望台レストランがございます。
     5ページをごらんいただきたいと思います。キ.開館時間、ク.休館日は資料記載のとおりでございます。なお、長崎稲佐山スロープカーについて、利用時間はロープウェイと同じ9時から22時まで、運休日は高圧電気点検保守のために、年間に1日を想定いたしております。次に(3)長崎ロープウェイでございますが、アに位置図を、次の6ページには、イ.に稲佐岳駅舎、淵神社駅舎の写真を掲載いたしております。  7ページをごらんいただきたいと思います。ウ.所在地、エ.設置年月日、オ.設置目的を掲載いたしております。カには、主な施設内容として各駅舎の構造等を記載しており、キ.運行時間、ク.運休日は資料記載のとおりでございます。2.指定管理者候補者の概要でございます。(1)名称はリージョナルクリエーション長崎長崎ロープウェイ事業共同体でございます。これは、株式会社リージョナルクリエーション長崎と、現在のロープウェイの指定管理者である一般財団法人長崎ロープウェイ・水族館との共同体となります。(2)所在地、(3)代表者、(4)構成団体の内容は記載のとおりでございます。  次に、8ページをお開きいただきたいと思います。3.指定の期間につきましては、令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間でございます。続きまして、4.指定管理者候補者の選定方法及び選定理由でございます。(1)選定の経過といたしまして、ア.選定方法は公募で行っており、イ.応募団体数は1団体から応募がございました。  ここで、資料22ページから162ページまで添付いたしております募集要項……〔「議事進行」と言う者あり〕。 5 ◯毎熊政直委員 スロープカーは、山頂駅舎もまだ全面的に完成しているわけじゃないと思うけど、スロープカーもこの前入ったばっかりで、この委員会の委員のメンバーもそのスロープカーの本体とか山頂駅とか、まだ中腹駅とかを見ていない人が多いと思うんだよ。委員長、これはもう今から現場を見て審査せんことには、まだそのスロープカーたるものを写真で見て判断だけじゃなくて、やはり距離感がどれぐらいあるとかそういうものを委員会としてやはり委員が見て審査せんば、これは本当の内情がわからんと思うけど、皆さんのお考えはどうか、意見を聞かせてください。 6 ◯中村俊介委員長 今、毎熊委員からありましたご意見について、委員の皆さんのご意見をお願いします。 7 ◯野口達也委員 確かに、これまでの状況からイメージとしてわかりはするんですけど、まだこのスロープカーの駅舎の工事等を私たちも見ていないんで、やはりできたらそういった現場を見て、そこからしたほうが、私はよりいろんな質問も出るでしょうし、今後についてやはりわかるんじゃないかなと思います。ですから、毎熊委員の意見に賛成です。 8 ◯奥村修計委員 スロープカーについては、できたばかりで、まだ試運転とか安全性の確認とか、話は1回、前は2月、3月ぐらいは試運転をして、安全性を確認した上でということもありましたけれども、今の話がありましたように、我々もまだ現地を見ていませんし、発表はあったようですけれども、状態はよくわからない。安全性もまだ確認していないということでありますので、できたらやはり我々もその実態を知った上で審査するのが我々議会人としての常識だろうと思いますけれどもね。 9 ◯中村俊介委員長 ほかにありませんか。  それでは、暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時9分=           =再開 午前10時11分= 10 ◯中村俊介委員長 委員会を再開いたします。  ただいま審査中の第208号議案については、現地調査を行いたい旨の毎熊委員からのご意見、そして他の委員の皆さんからもご意見がありました。委員会として、現地調査を行うことにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 11 ◯中村俊介委員長 それでは、ご異議ないようですので、あす以降にて時間調整いたしまして、現地調査を行いたいと思います。それまで、この第208号議案については一旦保留とさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時12分=           =再開 午前10時14分= 12 ◯中村俊介委員長 委員会を再開いたします。  次に、第185号議案「公の施設の指定管理者の指定について」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 13 ◯股張文化観光部長 それでは、第185号議案「公の施設の指定管理者の指定について」ご説明いたします。  お手元の議案書は207ページをごらんください。長崎市軍艦島資料館につきましては、指定管理者制度を導入し、一般財団法人長崎野母崎振興公社を指定管理者としておりますが、現在の指定期間が令和2年3月31日までとなっていることから、令和2年4月1日から令和3年3月31日までの一年間を引き続き同公社を指定管理者として非公募で指定しようとするもので、地方自治法第244条の2第6項の規定によりまして議会の議決を経ようとするものでございます。  詳細につきましては、委員会資料に基づきまして観光政策課長からご説明いたしますので、何とぞよろしくお願いいたします。 14 ◯中島観光政策課長 それでは、資料に基づきご説明させていただきますので、文化観光部提出の委員会資料の1ページをごらんください。まず1.施設の概要の(1)位置図でございます。軍艦島資料館につきましては、野母崎田の子地区の旧野母崎福祉保健センターの1階に設置しておりまして、周辺には野母崎運動公園野母崎文化センターがございます。ページの下段のほうには配置図を記載いたしております。  2ページをごらんください。(3)名称から(5)構造までは記載のとおりでございます。(6)設置年月日及び(7)設置目的に記載のとおり、長崎市軍艦島資料館は、端島に関する資料を市民の観覧に供し、観光の振興及び地域の活性化に資するため、平成28年7月16日に開設したものでございます。(8)開館時間、(9)休館日につきましては記載のとおりでございます。次に、2.指定管理者候補者の概要についてでございます。(1)名称から(4)設立年月日についてでございますが、指定管理者の候補者といたしましては、現在の指定管理者でございます一般財団法人長崎野母崎振興公社で、所在地は長崎市野母町562番地1、軍艦島資料館と同じ建物内に事務所を設置いたしております。代表者は松尾一嗣理事長、公社の設立年月日は昭和45年7月14日でございます。(5)主な事業でございますが、指定管理者として野母崎総合運動公園の管理を行っており、また、物産センターや一般廃棄物収集運搬についても長崎市から業務を受託しております。次に、指定の期間でございますが、令和2年4月1日から令和3年3月31日までの1年間といたしております。1年間としております理由でございますが、長崎市軍艦島資料館の前面に、令和3年10月、恐竜博物館がオープンする予定となっております。これにあわせまして、この博物館を中心とした地域活性化を図るため、野母崎田の子地区周辺の再整備を行うということにしておりますが、利用者の増やサービスの向上、管理運営の効率化を図るため、恐竜博物館の周辺に位置する軍艦島資料館や野母崎総合運動公園などと一体的に管理するように、現在検討しております。そうしたことから、指定期間を1年間といたしております。  続きまして、3ページをごらんください。4.指定管理者候補者の選定方法及び選定理由でございます。(1)選定方法につきましては、今回非公募でございます。(2)指定管理委託料といたしましては、令和2年度1年間で265万5,000円でございまして、別途債務負担行為設定の補正予算を本議会に計上いたしております。次に、(3)選定理由でございますが、一般財団法人長崎野母崎振興公社は、長崎市の観光資源の開発促進等を図り、長崎市政の発展に寄与することを目的として、地元雇用の受け皿としての役割を果たしており、また、地域活性化や観光振興を推進し、地元団体と連携できる体制を構築しております。あわせまして、これまでも指定管理者として同施設の管理運営を問題なく行っており、次期指定管理期間が1年間であることを鑑み、安定的な施設の管理運営ができると見込まれることから、この野母崎振興公社を選定するものでございます。次に、5.提案内容でございますが、事業計画書概要につきましては3ページから6ページにかけて、指定管理者候補団体から提出された事業計画書の概要を記載いたしております。  まず、3ページでございますけれども、(1)としまして経営方針について、また、(2)といたしまして安全安心面からの管理運営の具体策など、特徴的な取り組みについて記載いたしております。  また、3ページの最後から4ページにかけましては、(3)として施設の管理について記載しておりますが、まず、アの職員の配置についてごらんください。3ページの一番下でございます。ここから4ページにかけまして、職員の配置につきましては、平日は受付1名体制、土日祝日は受付2名を配置し、混雑する場合には公社職員も対応に適宜努めるということになっております。次に、(4)施設の運営についてのア.サービス向上のための方策についてでございますが、高齢者や身体障害者が利用しやすい環境づくりや入館者への丁寧な対応に心がけることとしております。イ.入館者促進のための方策についてでございますが、施設間の連携による入館者の増を目指し、また、ホームページを活用した情報発信や旅行雑誌での情報掲載、旅行代理店などへの営業を行うということにしております。  その他、4ページ下段から5ページ中段にかけましては、入館者等の要望の把握及び実現策について、また、入館者のトラブルの未然防止と対処方法についてなど、施設の管理に係る事項について記載いたしています。  5ページの中段から6ページにかけましては、個人情報の保護の措置や緊急時の対応、それから施設の維持管理について記載をいたしておりますので、ご参照いただければと思います。  資料の説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 15 ◯中村俊介委員長 これより質疑に入ります。 16 ◯野口達也委員 この指定管理については理解しますけれども、要は、ただ単に私はこの資料を見て思うのは、次の一体管理までの1年間をとにかくお願いしますよということとしか、それはそうやろうばってん、見えないわけですたいね。そうしたら、この2ページにも書いとるけれども、例えば令和3年10月に恐竜博物館ができますと。これができることによって、サービスも向上されて、利用客も増加が見込まれますと。ですから、1年間で終えて一体管理をしたいんですよという議案でしょう。野母崎振興公社に1年間任せるという議案でもあるけれども、今まで3年、5年しとったとば1年にしますよという審議でもあるわけですたい。そうしたら、私は、これまでの来場者数とか、ここに増加が見込まれるとあるとやけん、そうしたら一体管理したときに、市としてどれぐらいの入場者が見込まれるとか、そがんとがなからんば、ただ単に令和3年から一体管理しますから、もう1年間だけにしますよという乱暴な議案提出じゃなかとかなと私は思いますよ。ですから、その辺をもうちょっと詳しく説明してほしいし、やはり資料としても欲しいと思いますが、よろしくお願いします。 17 ◯毎熊政直委員 皆さんはもう委員会を本当ばかにしとるよ。野母崎振興公社、これはここに主な事業と書いてあるけど、これだって長崎県亜熱帯植物園管理運営事業が令和2年3月31日までとか、そしてAlega軍艦島がことしの12月31日まで、そして、結局一般廃棄物収集運搬事業もあと5年したら競争入札に移行するということで、要するにもうここはとれない可能性が十二分にあるということでしょう。そうすると、今、野口委員からも出たように、これは無理やり1年間、野母崎振興公社に、もう何も言わず1年間だけしとけ、いろいろ言うなと。それはモチベーションだって下がりますよ。恐竜博物館ができるまでの1年間しかない期間、あなたたちはここと運動公園は1年間だけさせてやるけん後は知らんよというようなことで、地域にはどういう説明をしているんですか。存続も含めて、野母崎振興公社全体のことにかかわることでしょう。そこら辺のことを地域にはきちんと説明しとかんと、議会が認めたから指定管理を1年間やりますよ。そしてこの指定管理料に関しても、今までどう違うんだということも含めて説明も何もない。しれっとこれ、ペーパーば出して黙って見ずに判を押せというような説明をしよる。そういうことで本質的なことをきちんと、地元とこの野母崎振興公社に関しての取り扱いについて、今日現在どこまで地元と話をしているのか、どこまでどう説明しているのか、これはそこに絶対触れなければならない議案でしょう。そこをばかのまねをして何も触れずにしれっと出しよるけど、そこら辺はどういう協議をしているのか。それもあわせて、そこら辺からきちんと説明をしてください。 18 ◯深堀義昭委員 今までの経過からいけば、当然、恐竜博物館自体は別途建てざるを得ない。また、Alega軍艦島のほうも売却するということで手が切れる。今、毎熊委員からもいろいろな話が出ていますが、将来にわたってAlega軍艦島とかで今雇用している人たちというのはもうこれで切れますよという議案に賛成しろというのは、ちょっと難しいよ。だから、恐竜博物館は特定の代物として、今後の新しいものとしての見方があるかもしれんけれども、今ある施設については、今している人たちを中心にしてその雇用は続けていくんだと。亜熱帯植物園だって、6人か7人が委託で、まだ公社の関与で県からの委託事業をやっている。これはなるべく人を切らないために、地元からの要望を含めて県も地元に出しているわけでしょう。そういう全体的なものをやることと、それと、何ねこれ、265万5,000円というのに、仕事は1人半ぐらいいっぱい書いてあるよ。こんなにできると。そういう問題も含めて、これは2人から要請があったように、資料の整理をして、もう少し丁寧な審査ができるような資料をつくってほしいと思います。 19 ◯中村俊介委員長 暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時28分=           =再開 午前10時30分= 20 ◯中村俊介委員長 それでは、委員会を再開いたします。  ただいま、野口委員ほか数名の委員の皆様から、追加資料の要求がありました。本委員会として要求することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 21 ◯中村俊介委員長 それでは、そのように進めさせていただきたいと思います。  よって、この第185議案につきましても、中断ということになりますので、ご了承をお願いいたします。  暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時30分=           =再開 午前10時32分= 22 ◯中村俊介委員長 委員会を再開いたします。  次に、第186号議案「公の施設の指定管理者の指定について」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 23 ◯股張文化観光部長 第186号議案「公の施設の指定管理者の指定について(出島メッセ長崎)」についてご説明いたします。  議案書のほうは209ページでございます。これは、公の施設であります出島メッセ長崎の管理を行わせるため、指定管理者に株式会社ながさきMICEを指定しようとするものでございますが、指定につきましては、地方自治法第244条の2第6項の規定によりまして議会の議決を経る必要があるものでございます。長崎市交流拠点施設整備・運営事業につきましては、民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律、いわゆるPFI法に基づく事業といたしまして、特別会社である株式会社ながさきMICEと平成30年9月21日に事業契約を締結し、事業を進めているところでございます。そのような中、施設の管理運営に当たりましては、施設の利用許可などPFI事業だけでは実施できないものがあることから、今回、株式会社ながさきMICEを指定管理者として指定しようとするものでございます。  詳細につきましては、委員会提出資料に基づきまして交流拠点施設整備室長からご説明させていただきますので、何とぞよろしくお願いいたします。 24 ◯黒田交流拠点施設整備室長 それでは、提出しております委員会資料に基づきご説明をいたします。  まず、1ページをお開きください。1.施設の概要でございますが、まず(1)位置図でございます。出島メッセ長崎は図の青色の部分で、新しい長崎駅と浦上川の間にございます。次に、(2)配置図でございますが、指定管理の対象施設は下の図の斜線でお示ししたMICE施設部分、左からイベント・展示ホール、コンベンションホール、会議室、駐車場でございます。(3)名称は出島メッセ長崎、(4)所在地は長崎市尾上町4番、(5)構造は鉄骨造でございます。(6)設置年月日は令和3年11月1日で、(7)設置目的は学会、大会、展示会等の開催の場を提供し、国内外の人々の来訪及び交流を促すことにより交流人口の拡大を図り、もって本市経済の活性化に寄与することでございます。  次に、2ページをお開きください。(8)主な施設内容でございますが、1階が3,800平方メートルのイベント展示・ホール及び20平方メートルから600平方メートルの会議室が最大18室、2階が2,700平方メートルのコンベンションホール及び20平方メートルから130平方メートルの会議室が6室となっており、加えて383台予定の駐車場でございます。次に、(9)開館時間及び休館日でございます。こちらは、前回の9月議会でご承認いただきました出島メッセ長崎条例において、開館時間及び休館日等は、市長の承認を得て指定管理者が定めることとされており、その承認の基準を出島メッセ長崎条例施行規則において規定しております。まず、アの開館時間等でございます。メッセの開館時間は、午前9時から午後10時までの時間帯を基本とし、1日13時間以上でございます。また、駐車場の供用時間及び入出庫時間は、午前0時から午後12時まででございます。イ.休館日等でございますが、メッセの休館日は1月1日から同月の3日まで、12月31日及び市長がメッセの管理上必要があると認める日でございます。また、駐車場の休場日は、工事その他やむを得ない事情があると市長が認める日でございます。続きまして、2.指定管理者候補者の概要でございます。(1)名称は株式会社ながさきMICEでございます。(2)所在地は長崎市平野町22番40号、(3)代表者は代表取締役、岐部孝典、(4)設立年月日は平成30年7月20日でございます。(5)主な事業でございますが、本事業におけるMICE施設の設計業務、建設業務、維持管理業務及び運営・MICE誘致業務を行う会社でございます。次に、(6)構成員としまして、出資事業を受注する企業は、ア.代表企業である株式会社九電工から、4ページのケまでの9社で、各企業の法人の目的としての主な事業などを記載しておりますのでご参照ください。  続きまして、4ページの3.指定の期間でございます。(1)指定の期間は令和2年1月1日から令和23年10月31日までで、施設の維持管理、運営・MICE誘致業務の期間20年に、令和2年1月1日から施設開業までの1年10カ月を合わせました21年10カ月でございます。(2)期間の考え方でございますが、令和3年11月のメッセの開業に向けてMICE誘致を進めるに当たり、利用料金等定め、積極的な誘致活動を行っていくとともに、利用予約を受け付ける必要があり、開業を2年前に控え、施設の条例を制定した現時点で最も早く設定が可能と考えられます令和2年1月1日を指定管理者の指定期間の始期というふうにしております。また、終期につきましては、PFI事業契約の終期と同日の令和23年10月31日でございます。  次に、4.指定管理者候補者の選定方法及び選定理由でございます。まず(1)選定の経過を4ページから5ページにかけて記載しております。本事業は、PFI法に基づき実施するものであり、その契約の相手方は、(仮称)長崎市交流拠点施設整備・運営事業受注者選定審査会において、市の募集要項・要求水準に基づき民間事業者から提出された事業提案書の評価、審査を行い、受注者として適正と判断し選定しております。その中で、MICE施設の管理運営に当たりましては、施設の利用許可などPFI事業だけでは実施できないため、指定管理者制度を導入するとともに、利用料金制を採用することとしております。このことから、指定管理者につきましては本事業に係る契約を締結しておりますMICE事業者、株式会社ながさきMICEを非公募にて選定するものでございます。次に、(2)提案の概要でございます。ア.提案内容でございますが、恐れ入りますが、資料の11ページをお開きください。11ページから15ページにはわたりまして、参考としまして事業提案書の概要版を添付しております。事業者からの当初の提案内容でございますが、ご参照ください。  恐れ入りますが、資料の5ページにお戻りいただきます。イの管理運営体制でございます。事業者提案においては、館長1名、事業推進・総務・企画営業15名、維持管理業務責任者1名のほか、警備や清掃員など、記載のとおり30名を予定しております。次に、ウ.提案金額でございますが、これまで当委員会等でお示ししてきましたとおり、(ア)としまして、維持管理業務及び運営・MICE誘致業務の事業期間20年間は、利用料金制による独立採算での事業実施が可能ということにしております。(イ)固定納付金は、開業6年目以降、年間100万円を市へ納付することとしております。さらに、(ウ)利用料金に係る変動納付金は、年間の純利益が出た場合、その50%を市へ納付することとしております。(エ)でございますが、開業6年目以降の事業収支につきましては、表の上段に売り上げとしまして、施設利用料収入、駐車場収入、ケータリング等のその他施設運営に係る収入の計が3億8,610万円でございます。下段には費用といたしまして、維持管理・運営費、事業所税等のその他費用、固定納付金に係る費用の計が3億8,610万円であり、収支はゼロで独立採算での運営が可能ということになっております。  6ページをお開きください。5.PFI事業契約相手方の選定の経過として、株式会社ながさきMICEと事業契約を締結するまでの経過を記載しておりますので、ご参照ください。  7ページをお開きください。7ページから10ページには、まず参考の(1)といたしまして、指定管理者が業務を行う施設の平面図をお示ししております。  また、11ページから15ページには、参考(2)といたしまして、事業提案書の概要版を添付しておりますのでご参照ください。  次に、16ページでございます。16ページからは参考の(3)としまして、受注者選定審査会の審査講評を添付しております。こちらは、事業者から提出された事業提案書の評価、審査を行い、受注者として適正と判断した際の審査講評でございます。  なお、28ページからは、構成員のうち鹿島建設株式会社が他の工事における事故により指名停止を受けたことに伴い、構成員を戸田建設株式会社へ変更する提案内容について、改めて受注者選定審査会による審査を行った際の審査講評を添付しております。  34ページからは、参考の(4)としまして本事業の募集要項を、56ページからは、参考の(5)としまして今回の指定議案にかかわる内容である維持管理業務、運営・MICE誘致業務部分等を抜粋しました業務要求水準書を添付しておりますので、ご参照ください。  説明は以上でございます。 25 ◯中村俊介委員長 これより質疑に入ります。 26 ◯深堀義昭委員 1つだけ教えて。この高さは水面から何メートルあるの。 27 ◯黒田交流拠点施設整備室長 1階のフロアの水面からの高さに関するご質問だと思いますけれども、1階のフロアの高さはT.P.プラス3.5メートルということで、地震の最大の津波に対する津波高さを基準に、そこからより高いところにフロア高さを設定しているというところでございます。  以上でございます。 28 ◯深堀義昭委員 3.5メートルだったら、隣にある長崎県庁よりも低いんじゃない。 29 ◯黒田交流拠点施設整備室長 すみません、説明が大変申しわけございませんでしたけれども、T.P.とは東京湾の海上高さということでございますけれども、その津波高さよりも高い位置に地盤高を設定しておるところでございます。 30 ◯深堀義昭委員 違う、質問は県庁の高さより低いんじゃないかと私は聞いているんだから。 31 ◯牧島文化観光部政策監 深堀委員ご指摘のとおり、県庁のほうはT.P.4.5メートルぐらいで1メートル高くなっています。これは、県庁が工事をされたときに、南海トラフ地震の4連動地震の長崎市の詳細な津波の高さが公表されていない時期で、かなり余裕を持って1メートルぐらい余裕があります。その後、長崎駅周辺のそういう4連動地震、同じ地震なんですけれども、そのときの津波高さがT.P.3.3メートルぐらいだと思います。それをクリアできる、実際、県庁は2階レベルで一部のところはつかるんですけれども、スロープがつくられますけど、今回、浦上川線からじかに車を乗り入れるということで、我々のほうはその最低限をクリアできる高さということで、先ほど黒田が申しましたとおりT.P.3.5メートルに設定をして、1階はつからないということでスロープをつくるような計画で、一応県庁も長崎市のほうも、その4連動地震は両方ともクリアしているということですけど、県庁のほうは余裕がそれ以上にあるということで、今低いという形になっております。  以上でございます。 32 ◯深堀義昭委員 申しわけないけど、これ図面で見るところがないんですよ。そしてここの周りには雨水対策をやらないと、県庁とは全然違うんですよ。西坂のほうから流れてくる雨水対策等があって、これは事前にこの地区はつかりますよというのがあって、どこまで雨水対策を市がやるかということによって、この位置が全然違ってくると思うんですが、図面で見るところがないから判断のしようがない。だから、どこに証拠を残すの。これは将来にわたってどういう議論でこういうものを任せたんですよという図面的証拠が何もないじゃないですか。理論だけ言っても一緒さ。 33 ◯股張文化観光部長 深堀委員がご指摘の件、重要な案件でございますので、今から図面のほうを用意させていただいて提出させていただきたい、そしてご説明させていただきたいと思います。 34 ◯中村俊介委員長 暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時49分=           =再開 午前10時52分= 35 ◯中村俊介委員長 委員会を再開いたします。 36 ◯西田実伸委員 内容はわかります、それはいいんです。1点気になるところだけですが、契約期間が21年10カ月、これも当初から言われてきたからわかります。だからそれは、この体制はわかるけど、逆に市役所のほう、今担当はどこがしよるですかね。〔「交流拠点施設整備室」と言う者あり〕交流拠点施設整備室はそのまま21年10カ月あるんですか。要は、21年10カ月という長丁場の契約の中で、市役所はころころ組織体制が変わりますからね。そのときに、このMICE専門での窓口をどう考えているんですか。市役所の問題。 37 ◯股張文化観光部長 このいわゆる出島メッセ長崎の今後建った後の管理でございますけれども、まずハード面については、当然ながらもう建設後については、特段、建設専用の職員というのをつけるのは考えておりませんが、当然ながら、維持管理運営についてはモニタリングもしていかないといけないですし、当然ながら、何かありましたらそこは指摘していかないといけないということで、そこの分の職員が1つ要るということと、あともう1つ、やはりMICE誘致につきましては、当然ながらDMOとか民間とか、あるいはコングレとか、そのあたりで集中してやっていきますけれども、長崎市でやるべきもの、これは政府会議だとか、あるいは大きな国際会議だとか、そういった職員がいるというふうに考えておりますので、そこの職員を合わせたところで、人員体制は今後も組んでいきたいと思いますが、まだ体制の最終的な名称だとか、あるいは人員が何人とかいうところは、まだ正式には決まっておりません。ただ、そういう必要な人員はしっかり今後も残していくと考えております。  以上でございます。 38 ◯西田実伸委員 説明はわかるんだけど、それは担保はとれんでしょう。例えばもう今からDMOにさせますとか、コンベンション協会にさせますとか、いろいろ絡んできているじゃないですか。そこに、逆に丸投げとは言わないけれども、それはそれで20年間の業務でいいけれども、それをまとめる市役所の体制というのは、文化観光部はあるかもしれんけど、部長もいないとよね。市長もかわるとよ。だから、これだけいろんな形で論議してスタートしたときに、やはり市役所は市役所の体制をはっきりと出すべきですよ。20年の計画でも。そこは絶対変えませんと、これを見ますというのを、資料の先延ばしもあるので、よかったらそのときに答弁していただければと思います。 39 ◯股張文化観光部長 交流拠点施設ができた後のいわゆる体制というものはお示ししていきたいと思っております。ただ、これは総務部等ともやはり協議が必要でございますので、それを踏まえた上の考え方というのをお示しさせていただきたいと思います。 40 ◯中村俊介委員長 ほかにございませんか。  それでは、先ほど深堀委員から図面の追加資料について資料要求がございましたので、本委員会として要求することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 41 ◯中村俊介委員長 ご異議ないと認めます。  資料については、本日中には作成が無理だということでありますので、この議案についても中断といたします。  暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時56分=           =再開 午前11時10分= 42 ◯中村俊介委員長 委員会を再開いたします。  次に、第187号議案「公の施設の指定管理者の指定について」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 43 ◯股張文化観光部長 それでは、第187号議案「公の施設の指定管理者の指定について」ご説明いたします。  議案書につきましては、211ページでございます。これは、出島の管理を指定管理者に行わせるため、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を経ようとするものでございます。指定管理者は出島VOF、グループの代表者は長崎自動車株式会社で、指定の期間は令和2年4月1日から令和17年3月31日までの15年間でございます。
     詳細につきましては、提出しております委員会資料に基づき出島復元整備室長から説明させていただきます。よろしくお願いいたします。 44 ◯柴田出島復元整備室長 それでは、お手元に配付しております委員会資料に基づき、ご説明いたします。  第187号議案に係る委員会資料をごらんください。表紙をめくりまして1ページ目に、(1)から(6)まで、出島の位置図と平面図等の施設の概要を掲載しております。  次に、2ページに移りまして、(7)設置目的、(8)に施設の内容としまして、出島の中の建物ごとの名称、主な用途等の概要を掲載しております。  3ページ目の上段の(9)開場時間といたしましては、午前8時から午後9時までの時間帯を基本とし、1日13時間以上、(10)休場日は施設の保守点検、その他やむを得ない理由があると認めるときに限り設けることとしており、いずれも令和2年4月1日施行予定の出島条例施行規則第4条に規定するものでございます。次に、2.指定管理候補者の概要でございます。名称は出島VOFで、これは共同事業体を意味するオランダ語ということでございます。所在地は長崎市新地町3番17号、代表者は長崎自動車株式会社代表取締役、嶋崎真英様となっております。構成といたしましては、5者により構成されておりまして、代表団体として長崎自動車株式会社、構成団体として長崎バス商事株式会社、長崎バスホテルズ株式会社、長崎バス建物総合管理株式会社、次のページに移りまして、長崎綜合警備株式会社となっております。  4ページ目の中段の3.指定期間について、指定管理の公募に際しましては5年以上15年以内で提案をお願いしていたところでございますが、公募の結果、令和2年4月1日から令和17年3月31日までの15年間となっております。次に、4.指定管理者候補者の選定方法及び選定理由についてでございます。(1)選定の経過としまして、ア.応募団体数は1団体でございました。イ.提案の概要といたしましては、(ア)提案の内容は7ページ以降の(1)事業計画書のとおりとなっております。こちらについては、後ほど詳しくご説明したいと思います。(イ)管理運営体制といたしましては、施設長、施設長補佐、英語通訳を各1名ずつ、受付・案内スタッフ14名、清掃整備スタッフ14名、警備スタッフ3名の計34名となっております。(ウ)提案金額ですが、固定納付金は公募に際しては2,700万円以上で提案をお願いしておりましたが、提案額として毎年度2,750万円となっております。次の利用料金に係る変動納付金は、募集要項により設定しておりまして、各年度の利用料金が1億8,940万円を超えた場合は、超えた金額の10%までは全額指定管理者の収入としまして、10%を超えた部分の50%を長崎市へ納付することとなっております。また、レストラン、売店及び自主事業に係る変動納付金は事業ごとに利益の10%までを指定管理者の収入とし、その超えた部分の50%を長崎市へ納付することとなっております。納付金の見込みにつきましては、指定管理者候補者が作成しております収支予算書からの抜粋を掲載しております。15年間の固定納付金と変動納付金の総計は約8億9,000万円となっております。  5ページの中段をごらんください。ウ.出島指定管理者候補者選定審査会による審査についてでございます。(ア)審査会の委員としまして、会長に国立大学法人長崎大学経済学部教授の藤田 渉様、職務代理者に長崎外国語大学副学長の姫野順一様、委員に日本旅行業協会九州支部長崎県地区委員会委員長の古村一也様、株式会社長崎経済研究所常務取締役の湯浅 純様、九州北部税理士会長崎支部の脇坂俊博様の5名の方にお願いいたしました。(イ)審査経過といたしましては、第1回審査会を令和元年8月8日に開催しまして、会長の選出、指定管理者制度、施設の概要の説明、募集要項等の説明及び協議を行いました。また、第2回審査会を令和元年10月22日に開催しまして、審査基準の説明、書類及び面接審査を行いまして、審査報告書提出を行っていただいております。(ウ)審査報告書の概要といたしましては、基本事項、事業計画、管理運営体制、価格については適切であり、提案内容についても長崎を代表する企業として、地元への思いや使命感が伝わるような提案となっている。また、出島の価値をおおむね適切に認識しており、特に代表団体のこれまでのオランダとの交流を生かした集客提案は斬新で、イノベーション計画も含めて今後に期待する。以上のことから、出島VOFは出島の指定管理者として適切であると判断されるという報告内容となっております。  6ページのところですが、(エ)選定理由につきましては、出島指定管理者候補者選定審査会において事業計画書等の内容や面接に基づき審査を行い、第一順位となったためとなっております。  少し飛びまして、資料の43ページ以降に審査報告書の写しを添付しております。その中で48ページに採点結果を掲載しておりますので、そちらをごらんください。  資料の48ページになります。一番左端の区分になりますが、採点は技術点と価格点の合計で行っております。技術点は基本事項、事業計画、管理運営体制の3つの大項目において評価しており、結果はそれぞれ60点満点中53点、220点満点中166点、80点満点中67点であり、失格基準であります大項目全てにおいて配点50%未満となるとき及び技術点の区分の合計点が配点の60%未満となるときという条件をクリアしております。また、価格点は140点満点中105.5点であり、合計500点満点中391.5点という採点の結果となっております。  申しわけありませんが、前に戻りまして7ページをお開きください。指定管理者候補者が作成しました事業計画書について、重立った点についてご説明いたします。基本方針については、指定管理者候補者の代表団体であります長崎自動車株式会社は公共交通事業運営会社であり、これまで代表者が在長崎オランダ王国名誉領事を拝命するとともに、同名誉領事館を本社に設置し、また長崎日蘭協会事務局を設置するなど、オランダとの交流を行ってきております。その団体が保有するインフラノウハウを活用し、出島の利用者増による地域経済活性化を促進し、そして長崎のまちづくりと同期する出島の完全復元という壮大な夢に向かってグループの総力を挙げてチャレンジしていくこととしてあります。  次に事業計画ですが、17ページをお開きください。中段イ.(ア)になりますが、イベントの開催については、いつも何か楽しいことがある出島をコンセプトに、クラシックやジャズのコンサート、長崎検番の踊りの披露などを初め、出島に関連のある多種多様なイベントを1年を通して開催する予定となっております。  次に、18ページをお開きください。中段に令和2年度の計画案としまして、コンサートの丘、歴史研究者による歴史セミナーなどを予定しております。  次に、19ページをごらんください。中段のところですが、(コ)子ども達を対象とした取組みですが、小学生向けに出島の歴史を中心として、長崎の歴史を理解できるテキストを作成する予定です。また、そのテキストを利用して長崎歴史文化博物館や長崎県美術館等とともに小学生向けのスクールプログラムをつくり、実際に出島で学ぶ体験を提供することとしております。  次に、21ページをお開きください。出島の入場者数の推計でございますが、10年後の2029年度には65万人を目指す計画となっております。  次に、24ページをお開きください。提案4の利用者をふやし利用料金を増収する方策について、長崎そのものへの観光客の増加への取り組みとしまして、長崎の観光地の特性から、五島、長崎、雲仙・島原、熊本、阿蘇、別府・大分という九州観光横断軸の充実に、各県の交通事業者と連携して取り組むとともに、長崎における二次交通の充実、出島を経由する路線バス経路の見直し、定期観光バスの運行を検討する予定です。また、2021年度開業予定の出島メッセ長崎が計画している部分と協働し、出島をユニークベニューやアフターコンベンションの場として提供し、MICE都市としての長崎の魅力向上に寄与することとしております。観光キャンペーンに、長崎県観光連盟、長崎国際観光コンベンション協会、MICE事業者とともに連携して取り組み、長崎の魅力を創造、発信してくこととしております。  次に、25ページをごらんください。提案1ですが、在長崎オランダ王国名誉領事館の移転について、こちらは指定管理者制度以外の調整が別途必要になりますが、オランダ大使館の承認と文化庁の許可を受けまして、在長崎オランダ王国名誉領事館を出島に移転したいと考えております。名誉領事館は、オランダ政府や大使館関係者が長崎を訪れた場合、必ず立ち寄られる場所であり、それが出島にあるということは、出島の歴史を振り返ってみても大きな意義のあることと考えております。次に、下に提案3の大学サテライト研究室の開設について、旧出島神学校の一室に大学のサテライト研究室を開設する予定です。長崎大学の多文化社会学部を中心に、学生や研究者がフィールドワークとして観光客のリサーチを行い、旅行代理店や観光関係団体と連携した観光施策の提言や、旅行商品造成などを実現できるよう支援することとしています。なお、この研究室は長崎に留学している学生と市民が交流するサロンとしても活用していただき、環境問題からアニメまで世界の若者が注目している話題、テーマについて語り合う場を提供いたします。  次に、27ページをお開きください。一番下になりますが、マルシェの開設について、長崎の新鮮な食材や雑貨などを販売するマルシェを定期的に開催し、市民にとって出島の存在を日常にかかわる身近な存在とするとともに、観光客が訪れる出島名物に育てる予定です。  次に、29ページをごらんください。一番下ですが、カピタン部屋で晩さん会の企画、開催について、オランダからVIPが来られた際にはカピタン部屋やこのレストランで在長崎オランダ王国名誉領事主催の晩さん会を開催いたします。  最後に、33ページをお開きください。上段の提案1の出島の周知を図り、魅力を伝え、効用を最大化する広告・宣伝について、市内600台の路線バス広告を展開するなど大幅に出島を露出させる戦略として、市民を対象としては代表者が所有する600台近くの路線バスの全車内においてポスターを掲示するとともに、ターミナルのデジタルサイネージを利用して周知を図ります。県外からの観光客に対しましては、長崎空港往復リムジンバスのシートポケットにチラシを置くなどの方法で周知を図ることで、確実に周知回数をふやしていきたいと思っております。  なお、募集要項を49ページ以降に、仕様書の抜粋を69ページ以降に掲載しておりますので、ご参照ください。  長くなりましたが、説明は以上でございます。よろしくご審議のほうお願いいたします。 45 ◯中村俊介委員長 これより質疑に入ります。 46 ◯毎熊政直委員 事業計画その他は立派な内容だと思うけど、ただ、確認したいんだけど、グラバー園は年間固定納付金が2億2,000万円でしょう。それでこれは固定納付金が2,750万円か。市が2,700万円以上固定納付金をやってくださいという、そういう条件をしているたいね。この入場者数を見ると今約50万人、昨年度あたりは50万人からちょっと超えるくらい。そして、この入館料は大人・子どもあるから、平均幾らね。 47 ◯柴田出島復元整備室長 料金については、大人が520円と団体410円というような設定もございますが、高校生が200円、小学生が120円というような設定もございます。その中で、平均していきますと大体350円程度になっております。 48 ◯毎熊政直委員 グラバー園は年間入場者数が85万人くらいたいね。そして平均入館料が大人・子ども合わせて平均が460円くらいかね。そうした場合、80万人と50万人、桁が違うたい。固定納付金は、片一方は年間2億2,000万円固定納付金ください、こっちは2,700万円以上であればいいですよと。何でそれだけ固定納付金の額が、桁が違う金額になったと。 49 ◯中島観光政策課長 固定納付金の計算方法といたしましては、私どものほうでシミュレーションをいたしますけれども、そのシミュレーションの歳入と歳出の差というところが基本的になってまいります。そうした中で、グラバー園のほうにつきましては、いわゆる黒字施設と申しますか、かなりの収益が上がる施設というところになっておりまして、そこが出島と若干、差があるところだと認識をしております。 50 ◯毎熊政直委員 出島の売店はコンベンション協会でしょう。何でグラバー園に利益が上がると。基本的に入館料だけやろう。ほかのちょっとした事業をやっているけど、ここだって売店もそうだしレストランも収益事業として運営をするわけだろうから。平均入館料が350円と言ったかな、それと460円と、100円強くらいしか平均入館料が変わらないのに、桁がさ。そうせんとやはり、何かこっちは優遇してやって、グラバー園は取れるだけ出せというような結果になっているふうに見えはしないかということたい。おまけに15年間でしょう。そこら辺はやはりその2,700万円と、今、課長が説明した根拠が全然理解できない。何で2,700万円と想定したのか。  じゃ、市が直営でやっていたときはこの料金、幾ら財政のほうに入れていたの。 51 ◯柴田出島復元整備室長 先に2,700万円の内訳について、ご説明をさせていただきたいと思います。  出島復元整備室のほうが今回、2,700万円と設定いたしましたのは、先ほど、中島課長からもお話があったように、収入とその支出の差ということで、収入積算が約1億8,940万円、支出の積算が1億6,240万円ということで、その差が2,700万円ということで、この金額の提案をお願いしたところでございます。 52 ◯毎熊政直委員 出島は今6期目かね、新しく全部、長年ものすごいお金をかけてつくってしまった。そして、逆に言えば、グラバー園は今からどんどん老朽化して耐震補強も含めていろいろな工事をしていかなきゃならない。そういう中で、かえって出島はもう今までそれだけ投資をしているんだから、その支出がなぜそんなにあるのかどうか。逆に、市が借金してあれだけ再整備したんだから逆に固定納付金はなるだけ余計に入れてもらう、利益を上げてしてもらうというのが余りにも差が大き過ぎるもんやけん。同じような長崎の観光の目玉、メーンでしょう、グラバー園にしても出島にしても。おまけに85万人と51万人、将来的には65万人まで上げていきますよと。企業努力をなさるんでしょうけど、市のほうは何でそんだけギャップをつけたのか、その理由を知りたいんだけど。収支と言ったって、その収支は、じゃ、入りが1億8,000万円、平均350円掛ける50万人で1億8,000万円くらいしかならんわけ。そこら辺の根拠となる数字がようわからんからさ。 53 ◯中村俊介委員長 暫時休憩します。           =休憩 午前11時32分=           =再開 午前11時38分= 54 ◯中村俊介委員長 委員会を再開いたします。 55 ◯野口達也委員 今の件は今の件でまた後から資料が出てくると思いますけれども、ここの中で、非常に私が期待しとっとは、この長崎バスグループが出している県外の人よりも市内の人たちを幾らか安くしながら、何回も訪れる出島のまちづくりというか、その催しとかいろいろなことが予定されとるですたい。非常に私もそこには期待をしています。ただ、やはりこの出島は、先ほどあったグラバー園とかほかのところよりも全国で私は1番名前が知れているところだと思うんですよ。そういった意味では、やはりバス業者が取ったということは、空港からのバスとかそういったことのPRが非常にできるけんが、私はものすごく期待します。ただそこの中で、20ページかな、この長崎バスグループからの長期継続性のところで、15年を希望していますと。非常にやはり地域の企業として長期にわたって頑張りたいというのがあるわけですけれども、この上から3段目のところかな、やはり企業経営として長年にわたる経営の中では非常に変化があると。そういう中で、管理運営のあり方を見直す場合も想定して3年間を目途にこの長崎市との協議をお願いしたいということがあるですたいね。この辺について、市としての考え方を教えてください。 56 ◯柴田出島復元整備室長 今のご質問は納付金とかの部分についてですけれども、募集要項の時点で記載しておりますが、社会情勢の急激な変化に伴う大幅な経費の変動が生じた場合等について、それから特別な事情がある場合を除き、原則して変更は行わないという形で公募しております。  ただ、入場料とかの基準を見直すとかいうような場合については、固定及び変動納付金の変更を双方協議で行うというような形でさせていただいております。  以上でございます。 57 ◯野口達也委員 わかるとばってん、この指定管理者候補者から3年間を目途に長崎市との協議をお願いしたいと来とるわけたい。それはいろいろなことが想定される中で、今の答弁では、何かがあったときという捉え方を私はしたとけど、そうじゃなくて、ここでは私はこの3年間くらいで常に長崎市といろいろな形で協議をしたいということやろうと思うとさね。これについて長崎市はどがん思っとると。 58 ◯股張文化観光部長 出島に係る指定管理者との協議の件です。確かに20ページのほうで3年を目途としてというところがございます。こちらについては、もともと協定書を結びます。協定書の中でも多分、我々と指定管理者と必要に応じ、やはり協議をするというふうな事項を必ず設けます。そういった意味で、相手とのいわゆる協議については応じて、内容を確かめながら募集要項に書いてあるものは基本的にそれをやってもらわないといけないんですけれども、それ以外の部分もいろいろ出てくるかもしれませんけれども、その部分については十分、協議をしていくということで考えております。これはもう3年だけではなくて毎年、そういったモニタリング等もやりますので、その中でもそういう協議とかいうところはやっていくというところが姿勢でございます。 59 ◯野口達也委員 先ほど言ったごと、この出島というのはもう本当、全国の誰もが知っている名前だし、世界的にもやはり一番知られている長崎の名所であると、私はそのように思うわけですね。ですから、やはりここに来る人間というのは、本当にわかればわかるほど多くなると思う。今この提案者からでは51万人くらいが64万人に、13万人ふえると。だからやはりそういう集客力もあると思うので、ぜひともそういう指定管理者、ややもすれば、今まで市役所は、やかましか、あんたたちは私たちの言うことば聞かんねというような形をとってきとると思われる節もあるけんね。ぜひともやはり指定管理者の話をここに限らずいろいろな形の中で聞きながら、ぜひともうまくやってもらいたいと思いますので、要望しておきたいと思います。 60 ◯奥村修計委員 出島の関係ですけれども、これは、指定管理者のいろいろと提案があります。本当にたくさんの提案があるわけですけれども、1つだけお聞きしたいのは、これだけの事業をやっていくということは客を寄せるためにするんでしょうけれども、出島の本来の目的というのが、出島はやはりこれまでの歴史の中で長崎の通商貿易の拠点であった関係もありまして、これは史跡でありますし文化財でありますので、たくさんの方が入ることによってその文化的価値が落ちる可能性もあるかもしれません。これをいかにして守っていくかということ。この中にある料理のところ、いろいろな方々を呼んで調理の研修をやってなどと書いてありますけど、大体ここに調理研修をする場所があるんですか。今のレストラン、これ文化財ですから、炊き賄いするよね、これ、みんな普通のはないですね。結局は電気のプレートで温めていくわけですから、そう簡単にいろいろなものを炊き賄いする場所がないんですね。そこで、オランダ料理とか新しい長崎の食材をそこでたくさんの方を呼んで研修すると言っても限りがあると思うんですよ。するとしたら、その辺についての管理体制をどうしておられるのか。指定管理の方々にどこまでそれを説明しているのか。この辺お尋ねしたいんですが。 61 ◯柴田出島復元整備室長 今、奥村委員の質問はレストランを今後やっていく中で電磁調理器だけでできないようなメニューも出てくるんじゃないかというようなご質問ではなかったかと思います。我々が公募している中では、あくまでも電磁調理器を使った中での提案をお願いしたいということでお願いしておりました。その中で今回、このような形でオランダのメニューだとかいったようなものも取り込んでいきたいというようなご提案をいただいておるところでございます。さらに、文化庁の許可といたしましては、火を使ったりとかできないということもございますが、それ以外に新たな施設をふやすとかいうときに、壁に穴をあけるとかそういったことも当然できませんので、そういう器材をふやそうかというと、もう事前に文化庁と協議をした上で、できる、できないという判断をしてやっていきたいと思っております。  以上でございます。 62 ◯奥村修計委員 現在、内外倶楽部で調理していますよね。ここ自体が新しい器材の持ち込みというのができませんので、そういう制限がありますから、この辺についてはやはり十分に配慮する。指定管理は34名の方が働くわけですけれども、あれだけの施設をいかにして文化財を守っていくかという場合には、やはりのこの指定管理者だけに任せることじゃなくて、やはり行政がこの文化財を守るための管理をしていかないといかんのじゃないかと思うんですよ。まだまだ出島は復元の途中でありますから、海に浮かんだ出島、あと40年近くかかるわけですね。その間に、指定管理が15年間と長いわけですね。長い期間の指定管理でありますから、ややもすると最初はしっかりと守っていくけれども、徐々にそれが薄れていく可能性もあります。それをやはりきちんと管理するのが行政だと思うんですよね。  だから、行政自体がそれだけ、先ほど、西田 委員からも出ましたけれども、出島メッセ長崎でもそうですけど、21年間の管理を、ただ業者だけに任せておいていいのかということがあります。それをどこが最終的に管理していくかということは、この出島ってそうだと思うんですよ。特に出島は文化財ですから、しっかりした管理体制を行政がしいておかなければ、抜き打ちでも調査に行くというような格好ができるようにしておかないと、これ、文化財ですから文化庁が大変ですね。指定を受けたら大変ですから、この体制はどうなっているんですか。ちゃんと考えて指定管理に出す覚悟があるんですか。 63 ◯股張文化観光部長 この指定管理に当たってのこの施設、内外倶楽部等もありますし、もともと史跡でございます。その体制につきましては、今、出島復元整備室、こちらのほうで当然今後も整備、それから計画、そういったもの、あと文化財に関すること、これをやっていきますので、指定管理者が当然、内外倶楽部等を使うとき、ほかで活用するときについても、やはり彼らがしっかりモニタリングや監視をしながら、やはり市の施設ですから、そういった意味でそういう職員を配置してしっかり見ながらやっていくというふうな体制で考えております。 64 ◯奥村修計委員 答弁は立派でございますけど、行政には人事異動がありますよね。必ずこの3年くらいでかわるわけですから。果たしてそういう意識を持った方々を人事の中でちゃんとした形で異動されるのか。やはりこれは専門的な分野になってきますので、そこはしっかりとやはり抑えていただきたいと思います。これはもう市の責任ですから。それと1つ、やはりこの出島をもっと多くの方に知っていただくということで提案がありますね。だから、オランダ名誉領事館を出島の中に置くということは非常にすばらしい発想だと思うんですけれども、果たしてその施設を、これは文化庁との協議が要るんじゃないかと思うんですよね。これで、できるだけここに、民間であっても領事館を置くということは提案の中ですばらしいことだと私は思います。これは、やはり積極的に行政が働きかけて文化庁と話をして、こういう形で現在名前が出ていますけれども、これまで民間としてこのオランダとのパイプをつないできたということは現実にあるわけですから、ぜひこれはできたら、行政が中に入って、そういう形でここにせっかく指定管理者候補者が決まっていますので、ここに置かれれば、もっともっと価値が高くなるんじゃないかなという気もします。だから、その中で、やはり文化庁とも打ち合わせ、あれこれの指導のもとにおかなければ、後でまた苦情が出たらいけませんので、この辺については行政としてはどう考えておられるんですか。 65 ◯柴田出島復元整備室長 今、奥村委員が言われましたように、まず文化庁のほうが出島の中に置いていいかというようなところは必ず確認が必要ですので、まずはそこを積極的に我々は取り組んでいきたいと思っております。そのほかに、またオランダ大使館のほうにも承認をいただかないといけませんので、あわせてそちらのほうにも積極的にこちらから声をかけて協議をしてまいりたいと思っております。 66 ◯奥村修計委員 指定管理者の提案について、非常にこれは各方面の方向性というような話もありますし、この指定管理者候補者の提案については評価したいと思います。  また、長崎バスだったら長年の経験がありますし、観光との関わりがありますので、私は指定管理については誠実に履行されると思っております。ただ、出島表門橋公園でイベントをやるとありますよね。イベントをされるのはいいんですけれども、ここがちょうどバス停になっていますよね。その辺も公園なんですよね。この辺も一度、表門橋周辺が混雑にならないように指導して、そういうことのないようにやっていただければということを要望しておきます。 67 ◯向山宗子委員 幾つか質問をさせていただきたいと思います。  ほかの委員もおっしゃっているように、これを読ませていただくと、大変よくいろいろなオランダとのかかわりを生かしてすばらしい提案をしてくださっていると思います。私が期待をしたのが、20ページにございます、これは15年という長いスパンですけれども、その後も見据えて、15年後も同様な枠組みで引き続き、出島の管理運営に関わり、30年後、出島復元、そのときには出島の完全復元をされることを目指して取り組みたいというすばらしいご提案なんですけれども、この出島の復元ができたら、普通は50年後と言われています。できたら、私は30年後を目指してということで、提言をさせていただいたこともございましたけれども、ここら辺もどういう形で連携をとって、これを進めていかれようとしてここに書かれてあるのかということが1点と、その前のページの子どもたちを対象にした取り組み、これも長崎市民が来やすくなるような年間パスを安くして、料金体系を変えるというのも評価できますけれども、この子どもたちの取り組み、私はすごくいいなと思ったんですけれども、これ、長崎歴史文化博物館とか長崎県美術館との連携も書いてございますが、どんなふうになっているのか、もう少し詳しく教えていただければと思います。 68 ◯柴田出島復元整備室長 まず1点目の、どういう連携をしていくのかというところでございますけれども、出島としましては、1951年から復元計画が始まりまして、その1つの節目ということで、2050年、100年目というところをまず目指して、四方を海に囲むという完全な復元を目指しているところです。その間、建物の復元という部分も当然、進めてまいりますので、そういった計画があるときには、当然、利用者の影響とかもありますので、そういったところは連携をとるという部分で協議をして、影響がないような形で進めていく形をとっていきたいと思っております。  それから、子ども対象の部分の長崎歴史文化博物館や長崎県美術館との連携についてですけれども、これは今からの取り組みということで、まだ具体的な話し合いはしていないところでございます。 69 ◯奥村修計委員 この問題じゃなくて、6月議会でしたかね。何か出島の問題が出たときにいろいろ説明がありました。説明の中で、私も非常に気になったことがあるんですけれども、この内外倶楽部の運営について質問していた中で、深堀委員からも話がありましたけれども、料理のつくり方について、できれば出島で食べられた料理、あるいは地場の食材を使った料理をつくっていただきたいということを、市長からその話があったということがありますけど、そのときの答弁では、確認したけどそういうことはなかったということを言われたわけですけれども、これについては、私はやはり理事者側はやはりあのときの答弁については、非があるところは非として、やはりちゃんとした形で訂正しておくべきであると思います。ですから、当然、初めはいろいろと許可をもらって内外倶楽部がしとったんですけれども、せっかくするならばということで市長が現場まで行かれてお願いした事実があるわけですから、この辺のことについてはちゃんとしていただかないと、やはりあのときは、もう一刀両断みたいに、そういうことはありませんでしたということで片づけられましたけれども、この辺はちゃんとした形で整理しておいたほうがいいと思いますので、苦言を申し上げておきます。 70 ◯柴田出島復元整備室長 今、奥村委員からお話がありましたように、私のほうが6月議会の委員会におきまして、旧内外倶楽部の場所で活動することについてということで、私のほうが理解をしておりまして、その分について、市長からお願いしたことはないというようなご説明はさせていただいておりました。今、奥村委員からお話があったようなNPO法人のところの部分で出島での食を提供するに当たって、歴史を踏まえたメニューであるとか、長崎の食材を使ってという分については、確かにお願いしたところがございましたので、この場をおかりしておわび申し上げます。申しわけございませんでした。 71 ◯大石史生委員 2点くらいお聞かせいただきたいんですけれども、今回、前回も言いましたけれども、指定管理の期間がやはり15年になっていて、事業者が提案をするような形で一定、5年から15年という枠の中で、15年になったと思うんですけれども、さっきの野口委員の話の中でも、3年に1回、運営等も含めて協議をしたいとかという申し出も事業者側から出されています。本会議でも、10年にしたらどうかとか、他都市ではやっているところもあるよという形の話も出てきていた中で、これから指定管理の期間というのが全庁的に整理されていかんといかんのかなと思っているんですよ。やはり受ける業者からしたら長くしたいんだけどなという提案もあるかもしれないし、何でここだけというのがやはり出てくると思うので、そこの考え方というか、この間もお聞きして、なかなかもやもやとする感じだったので、よかったらお聞かせいただきたいなと思います。 72 ◯柴田出島復元整備室長 今の大石委員からの15年という設定をした経過でございますけれども、これまで施設の効用を高めたり、市民サービスの向上を図るため、指定管理者のアイデアやノウハウを活用して、企画提案を促したいという場合であって、5年というのは短いというようなお話があった中で、指定管理者、仮に投資を行ったときの費用の回収が困難であるとか、それから民間事業者にとってはインセンティブが働きづらい制度になっていた部分があったかと思っています。それで、積極的な提案を受けるには困難な状況であったということで、今回新たな出島の部分についてというところがスタートになっておりますけれども、まず1点目、その効果としては、民間のアイデアやノウハウ、それから投資などの積極的な企画や提案が期待できるようになるということ。それから施設の効用や、サービスの向上がより一層図ることができるというところがあるかと思います。それから2点目としては、指定管理者において一定、スタッフの雇い入れがあると思いますけれども、その管理運営にかかるスタッフの安定的な確保に寄与できるというこの2点から考えているところでございます。利用者のサービス水準の向上、それから、その他サービスの長期的な、安定的な提供が期待できるという部分があるかというところから、今回、5年以上15年以内のところでのご提案をお願いしたというところでございます。  以上でございます。 73 ◯大石史生委員 私たちは一定、全ての指定管理に対して反対しているものじゃないんですが、ただ反対する中の1つの要素として、やはり雇用という部分、これが一番大きい影響が出る部分なのかなと私たちは思っています。それで、さっきも2点目にその雇用の創出というか、安定的に人を雇っていくためと言われましたけれども、やはりそこが重要で、そこを考えるなら、そもそも指定管理というのはどうなんだということを私たちは主張している部分もあるんですけれども、ただ雇用の安定というなら、この期間というのは非常に大事だと思うし、そこに雇われる人たちの給料の問題というのも直結してきますので、安易に行政の経費の削減というのも、要するに人件費の削減になっていくわけで、今いろいろな問題が出だしてきているので、指定管理のあり方というのを再度みんなで議論をしていただきたいなというふうに要望をしておきたいと思います。 74 ◯中村俊介委員長 では、審査の途中ではありますが、正午になりましたので暫時休憩いたします。           =休憩 午後0時2分=           =再開 午後1時4分= 75 ◯中村俊介委員長 委員会を再開いたします。 〔審査日程について協議した結果、第208号議案 の現地調査は6日の午前10時から行うことを決定 した。また、建設水道委員会において、第208号 議案の関連予算の審査が予定されていることから、 同委員会も現地調査を行うことを決定したため、 合同で現地調査を行うことを決定した。〕 76 ◯中村俊介委員長 暫時休憩いたします。           =休憩 午後1時4分=           =再開 午後1時10分= 77 ◯中村俊介委員長 委員会を再開いたします。  午前中に行っておりました第187号議案の審査でありますけれども、追加資料の作成がまだ途中ということでありますので、審査を一時中断し、次の第184号議案「公の施設の指定管理者の指定について」の審査を行いたいと思います。  理事者の説明を求めます。 78 ◯田中商工部長 第184号議案「公の施設の指定管理者の指定について」ご説明させていただきます。議案書は205ページでございます。  これは、メルカつきまち内に設置しております公の施設である長崎市市民生活プラザの管理を行わせるため、指定管理者を有限会社ステージプランニングエルに指定しようとするものでございますが、指定を行うに当たり、地方自治法第244条の2.第6項の規定に基づき議会の議決を得ようとするものでございます。指定の期間は令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間でございます。  私からの説明は以上でございますが、詳細につきましては、委員会提出資料に基づき商工振興課長から説明をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 79 ◯黒田商工振興課長 それでは、お手元の商工部提出の委員会資料に基づきご説明いたします。第184号議案の資料をお開きください。  資料の1ページをお開きください。長崎市市民生活プラザの1.施設の概要でございますが、1ページから2ページにかけまして、(1)位置図と(2)配置図及び平面図を記載しております。  2ページの下段の(3)から(7)をごらんください。市民生活プラザは、長崎市の中心商業地である築町に所在するメルカつきまちの5階、6階に位置し、平成10年に設置したものでございます。(7)設置目的につきましては、市民の交流の場を提供し、もっと豊かな市民生活の向上に資することとしています。  3ページをお願いします。(8)主な施設内容、(9)開館時間、(10)休館日については記載のとおりでございます。(11)にはホールと会議室の利用件数及び利用者の推移を記載しております。続きまして2.指定管理者候補者の概要でございます。(1)名称は有限会社ステージプランニングエルで、所在地、代表者、設立年月日は記載のとおりでございます。(5)主な事業につきましては、テレビ番組の制作、舞台装置、各種イベントの企画並びに実施など、記載の業務を行っております。3.指定の期間につきましては、令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間でございます。次に、4.指定管理者候補者の選定方法及び選定理由についてご説明をいたします。(1)選定の経過のア.応募団体数は1者でございました。  イ.提案の概要の(ア)提案内容につきましては、恐れ入りますが資料の6ページをお願いします。事業計画書概要について、重立った点をご説明いたします。事業計画につきましては、施設の設置目的と計画にございますように、市民が利用しやすい施設を目指し、地元地域と交流の機会を設け、文化芸術の振興から高齢者の生きがいづくりなど、さまざまな活動を支援するとしております。次にサービスの向上といたしましては、Wi-Fi環境を整備し、利用者の利便性を向上させることや、利用料金収入が提案額を超えた場合には、附属設備料金の割引などによる利用者への還元を図るとしております。基本事項についてですが、基本方針にございますように、安全かつ快適な施設づくりを進め、稼働率の増加による交流人口の増加、地域活性化の一助となるように努めるとしております。また、明るく親しみやすい接遇、細やかな心遣い、現場における適切なアドバイス、要望に臨機応変に対応する行動力を心がけ、舞台では高い技術力を提供し、利用者及び来場者の顧客満足度向上に努めるとしております。  恐れ入ります、4ページにお戻りください。一番上の(イ)管理運営体制につきましては、統括適任者1人、舞台職員2人、経理・受付職員1人の計4人を配置するように提案をされております。次に、(ウ)提案金額についてですが、上段の表には、指定管理期間の各年度における指定管理委託料を記載しております。5年間の指定管理委託料として、市の上限額である、1,242万9,000円に対し、候補者からの提案額は910万円となっております。その下の表には、候補者提案額の内訳を、収入と経費に分けて記載しております。市民生活プラザは利用料金制を導入しておりますので、指定管理委託料の算出方法といたしましては、指定管理業務にかかる支出経費の合計(B)から、利用料金収入(A)を差し引いたものとなっております。指定管理委託料につきましては、別途ご審議いただく令和元年度長崎市一般会計補正予算(第5号)において、債務負担行為の設定を計上しております。次に、ウ.指定管理者候補者選定審査会による審査についてでございます。(ア)審査会の人数及び構成は、記載の5人で構成されております。(イ)審査経過といたしましては、7月16日に第1回の審査会を開催し、指定管理者制度及び施設の概要説明、現地視察、さらに募集要項の説明を行い、審査における評価項目と配点等について協議をいたしました。  5ページに続きますが、その後10月23日に開催しました第2回審議会につきまして、書類及び面接による審査のあと、候補者の選定を行いました。(ウ)審査報告書の概要といたしましては、申請者の財務状況については、受託事業の業務遂行上、懸念はないものと判断でき、施設の管理運営についても同様のホールを管理している実績もあり、問題ないものと考えられる。また、自主事業の取り組みへの意欲が見られるという報告内容となっており、指定管理者として適当であるとの評価がなされております。続きまして、エ.選定理由につきましては、指定管理者候補者選定審査会において、事業計画書等の内容や、面接に基づき評価を行い、第1順位となった団体であるため、選定したものでございます。  恐れ入ります、資料の8ページ以降をごらんください。こちらに審査報告書の写しを添付しておりますが、こちらの11ページに採点結果を掲載しておりますので、11ページをお開きください。一番左端の区分になりますが、採点は技術点と価格点の合計で行っております。表の一番下、合計の欄になりますが、委員の持ち点は1人80点で、5人の委員の配点合計が400点満点となっております。技術点は大項目の欄の事業計画、基本事項、管理運営体制の3つの項目において評価をしております。配点の欄の計の欄と、一番右の点数の欄をごらんいただきたいのですが、結果は事業計画が120点満点中76点、基本事項が60点満点中38点、管理運営体制が100点満点中73点であり、資格基準であります大項目全てにおいて配点の50%未満となるとき及び技術点の区分の合計点が配点の60%未満となるときという条件をクリアしております。また、価格点は120点満点中60点であり、合計400点満点中247点という採点結果となっております。  なお、12ページから28ページまでの募集要項を、29ページ以降に仕様書を掲載しておりますので、ご参照ください。  私からの説明は以上でございます。よろしくご審議いただきますようお願いいたします。 80 ◯中村俊介委員長 これより質疑に入ります。 81 ◯西田実伸委員 最後に説明した11ページで、この指定管理者は引き続きですよね。気になるところはこの技術点で、基本事項の個人情報の保護、それと緊急時の対応というのがあるんですよ。これがものすごく低いんですよね。特に人を集約するようなホールを持っている、会議室も持っているというときに、この個人情報というのは人を集める上で大事だと思います。それ以上に、緊急時の対応が13点しかとれないということに対して、ものすごく不安を感じているんですよ。  まず、それに対してこの審査会ではどういう論議があったか教えてください。 82 ◯黒田商工振興課長 ご指摘のように、資料で申しますと10ページになりますけれども、こちらのほうの最後の項目、(2)の委員からの要望のところのアのところにもございますように、緊急時の対応方針をきちんと整備するようにというご指摘もあっております。この点につきましては、指定管理者候補者のほうにもきちんと伝えることとし、今後の体制というものはきちんと整えていくようにと考えております。  また、個人情報の保護の点につきましても、この点については特に審査会の中では特別な指摘というものはございませんでしたが、この点についても、今おっしゃられたように点数の割合が低いというところで、きちんとした対応をとるように指導等をしてまいりたいと思っております。  以上でございます。
    83 ◯西田実伸委員 答弁はわかります。もう1つ、前回のこの採点結果で、私が今2つ指摘したところは何点だったんですか。前回の指定管理者の採点ですが、教えてください。 84 ◯中村俊介委員長 暫時休憩いたします。           =休憩 午後1時23分=           =再開 午後1時23分= 85 ◯中村俊介委員長 委員会を再開いたします。 86 ◯黒田商工振興課長 前回、平成26年度に審査した内容ですけれども、個人情報の保護というところが、それだけの評価の配点の方法となっておりませんので、その他の部分の関係法令の遵守体制の構築とかいうものとの同じ枠の中での評価になっておりますが、そこの配点が25点中18点。もう1つの緊急時の対応につきましては、この1項目についての採点基準になっておりますが、こちらが25点のうち19点になっております。  以上でございます。 87 ◯西田実伸委員 わかりました。緊急時だけで言いましょうか、25点、20点ってわかるけれども、私が気になったのは、ここの5ページに最初の選定の評価の中で、要するにいろいろ事業計画の内容や面接に基づいた評価、これは大事じゃないかと。ウのほうのいろんな受託事業の業務遂行上懸念はないものと判断できるという形でなっているわけですよ。そうしたら、いろんな形で運営上の問題はあるかもしれないけど、メルカつきまちは壁を落としたんですよね。私たちが言いたいのは、そういう管理もできていないということなんです。たまたま何もなかったかもしれないけど、5年もする中で、この指定業者が悪いとは言いませんが、一番大事なところが抜けているんじゃないですかと言いたいんですよ。個人情報も一緒ですよ。個人情報もやかましいでしょう。どれだけの人がメルカつきまちに集まってきますか。そういうところを、この審査員が本当に考えて審査したのかというのを指摘したいんですよ。これ、審査員の基準は何ですか。 88 ◯黒田商工振興課長 審査員は記載のとおり5名任命しております。こちらが学識経験のある人ですとか、財務上の運営状況などを判断する経営とか財務に関する専門的な知識を持つ人、また施設の利用者としての意見として、2人ほどと、あともう1人、4ページの5人の中の最後に書いてございます、全国公立文化施設協会の代表といいますか、そこからの委員というのが、こちらが文化施設等の運営等に関してのいろいろな情報提供ですとか、サジェスチョンをくださる立場の方でいらっしゃいますので、この方というのを選んで、審査員として任命をしておるところでございます。  以上でございます。 89 ◯西田実伸委員 お互いに言えば長くなるけんが、ほどほどにしながらまだ言いたいんですけどね、もう2回目ですよ。今の審査員の方は安全という目で見られる方はいらっしゃるんですか。見れば学識とか、いろんな立場の関係かもしれないけれども、そういう何かあったときに、例えばそういう催しがあるときに、非常事態になったときに、そういう意識が少ない。個人情報なんか今、事件が多いのに、そういう形でそれくらいの点数しかとれないというところの認識のある、この審査会に専門家はいたんですか。 90 ◯田中商工部長 今の西田委員のご指摘でございますけれども、今、黒田次長のほうが申し上げました、最後の全国公立文化施設協会、これは全国にございます同様のホールであったり、文化施設、そのような施設を管理運営する、そういうことに長けた方々でございまして、ホールの中で一番安全な舞台の吊り物であったり、そういったもの、その安全面という観点から、私どもはこの公立文化施設協会の方からのご推薦を受けているということで、そういう安全面については配慮をして委員を選定したと、そういう経緯がございます。  以上でございます。 91 ◯西田実伸委員 そういう立派な方がいらっしゃるのに点数が低いですもんね。そこを逆に指摘したいんですよ。こういうふうにだから何のかんのと言うわけじゃないですが、そしたらば、逆に第1順位という審査会の報告でございますが、所管としては特にこの人命にかかわる問題とか、個人情報にかかわる問題がこのような点数になったときに、今後、指定管理者に対してどのような指導をされていくんですか。 92 ◯黒田商工振興課長 今、ご指摘いただきましたことは本当にごもっともなことだと思っておりますので、きちんと緊急時の対応につきましては、ただ連絡体制ですとか、そういう連絡網についてはきちんと整備はされているんですけれども、訓練ですとか、その部分についてもきちんと対応するようにということは申し伝えたいと思っております。また、特に大事な個人情報の点につきましても、認識を新たにするとか、あと、ここのステージプランニングエルの職員の方々についても、個人情報について、法令遵守についての教育をしてもらうようにと指示をしていきたいと思っております。  以上でございます。 93 ◯西田実伸委員 わかりました。ぜひお願いいたします。そういう面ではやはりどういう形の、特に緊急対応というのは、あそこは複合施設で市の施設もお店も入っているし、そういうところは一番上なので、一番逃げにくいところですもんね。きちんとやっていただきたいということをお願いしたいと思います。 94 ◯毎熊政直委員 これは、応募団体が1つと。従来からここの指定管理をしていたところが1団体だけしか応募してこなかったという、こういう結果になっていますけど、ただこの利用件数とか利用者数を見ると、これは平成27年度は5万8,232人、平成30年度は3万3,359人、2万5,000人以上減っているんですよ。そうすれば利用料金ががたんと減るはずだから、人数が減ったということは、利用回数も減っていることだから、利用料金もぼんと減って、そしてそれでも実績がそうであって、候補者の提案額の内訳を見ると、適当にちりばめているなということで、最終的に910万円に委託料を合わせているから、熟知しているけん人間が減ろうとどうしようと関係ない、ちゃんと自分たちは市から910万円もらえさえすればやれるよと。本来なら利用料金収入を高めるために、それが一定収益も、そしてそこの市民生活プラザとしての利用価値も高めていかなければならない責務もあるはずさ。それでこんなに実績が減っているのに、あなたたちはもう少しほかのところも、もっと新しいところがこれに参画してくれないか、検討してくれないかというようなことも考えなければならないことなんだよ。ずっとここだけに任せておいたら、ほかに応募がなかったらずっと利用者数がまだ減りますよ。努力が足りなかったということでしょう。そうしないと、利用料金を上げないとどうにもならんでしょう。今の計算ではそう努力しなくても910万円、市から委託料をもらってさえいれば、もう人が利用しようが利用しまいが、何とかやれますよという具合の答えをこの数字に出してきているとしか見えんわけたい。そういう中で、ほかにはやはりこういうイベント企画とか、ホール運営とか、できるところはたくさんあるでしょう。ただ、どこもほかに手を挙げないということを見ると、もう魅力がないのかも知らんけど、そうすると幾ら審査員の方が一生懸命審査しようとしても、一緒やったら比較がしようがないものだから仕方なしに、400点満点中247点で、その60%以上になっていますから、何とか合格ですよというふうなことにルールを決めているけど、このような状態でいいとは思えないんだけど、この状況、部長はどう判断しとると。 95 ◯田中商工部長 まず、指定管理に応募をしてきた会社が1者ということでございますけれども、説明会のときには複数、3者ほど説明会にはいわゆる同業者といいますか、そういう方々が来られております。ただ、長崎市の指定管理を選定するに当たって、同種の指定管理を複数とるということができないというルールもございますので、結果的にはこの有限会社ステージプランニングエルだけが応募をしてこられて、それ以外に来られた方についてはまた別のホールのほうに応募をされたという経過がございますので、全く有限会社ステージプランニングエルだけが今までやってきたので、いわゆるあぐらをかいてここに手を挙げてきているということではないというふうに考えております。あと、確かにホールにつきましては、平成27年度に比べて若干減少傾向にあると。件数につきましては1割ほど減をしております。また、利用者につきましては2万5,000人くらい減っているということでございますので、そこについては私どもも努力をしていく、今までも努力不足があったのかなと認識をしているところでございます。  ただ、今、文化施設自体が長崎市の中で不足をしているということがございますので、このホールにつきましては小さな音楽会であったり、いろいろな需要というのはあるかと思いますので、そこにつきましては今まで掘り起こせてなかったような需要についても、指定管理者と一緒になって掘り起こしをするということも必要だと思いますし、会議室におきましてはかなり件数的には使っていただいているというのもございますので、そこにつきましても指定管理者の責任だけではなく、長崎市といたしましても設置者としての義務、責任がございますので、そこはしっかりと受けとめて、営業といいますか、使っていただくような努力は今後ともしていきたいと考えております。  以上でございます。 96 ◯毎熊政直委員 部長はそうおっしゃるけど、あべこべじゃないですか。公会堂が使えないから、ここは逆にもっとふえんばいかんですよ。減ってきているじゃないですか。ほかに使えるホールが減ってきているからとか言ったけど、本来そういう理由を挙げるのであれば、ホールは会議室も含めてふえなくちゃいけないでしょう。そこら辺が日ごろあなたたちは指定管理者に投げっ放しで、何ら実態調査とかモニタリングとか、丸バツをつけるくらいで、本当のモニタリングはやってないんじゃないんですか。ここら辺を管理するのが所管の商工部でしょう。これはこんな数字が出てきても黙って、今説明を聞いとってもここの理由についても、ただ数字を読み上げただけで何の説明もない。本来は一番大事なところでしょう。何のためにこういう公共施設をつくったか。利用してもらうためにつくったんでしょう。公会堂が閉館してなくなった後はふえないといかんでしょう。あなたたちはこういう所管もしとったらそういうことに気づかんといかんでしょう。ここもありますから、公会堂が使えないときはぜひここを多く使ってくださいとか、いろいろな団体にも呼びかけをして、ここの利用を促して、少しでも公会堂がまだ使えない時期にはこういうところを利用してくださいということをPRするのがあなたたちの仕事じゃないですか。みんな指定管理者に投げてしまったら、もう知りませんと。悪いのは指定管理者のせいですということで、そういう対応でやっているんですか。それともきちんとそういう対応をやったんですか。例えば公会堂が使えない時期にはなるべくここもありますので、この施設も規模的に使えるいろんな諸団体が使ってくださいと。そういう協議とかはされたんですか。 97 ◯黒田商工振興課長 ご指摘の点につきましては、こちらのホールが200人くらいの小規模なホールでございまして、そこの部分についての周知というのは徹底していなかった点がございますので、その点は反省するべきものでございます。あと、ホール等の利用者数のところになりますけれども、平成27年度が突出して多い形になっております。こちら、結構そのときに選挙の期日前投票で使われている会場でございますので、その点での期日前投票に来られた方の数がカウントされているということもございまして、この年は特に多くなっているという現状もございます。この指定管理者の方におきましては、いろいろと情報発信等も含めて、SNSを使っての潜在的な利用者への情報を送って、また小まめに情報提供をしていきながら利用を促すとか、あと近くの企業の方たちに対してもダイレクトメールを送って、新たな利用を促進するとかいう取り組みも行っておりまして、その点については私どももいろいろと情報共有をさせていただきながら進めているところでございます。  以上でございます。 98 ◯毎熊政直委員 期日前投票もここでやったと言うんだけど、建物はメルカつきまちの建物でしょう。これ、じゃ長崎市が期日前投票に使うときは、料金を長崎市が払うんですか。 99 ◯黒田商工振興課長 長崎市が払っております。  以上でございます。 100 ◯毎熊政直委員 そういうふうにしているのであれば、なおさらもっと利用者数をふやすように、指定管理者に常日ごろ促さんといかん。そうやって先ほど西田委員から指摘があったように、そんな非常時の安全管理なんていうのは、ああいう人が集まるところはイの一番でしょう。そこの点数が低いということを看過する。1団体しかいなかったから仕方ないよじゃなくて、一番大事な部分は市のほうから、審査員からこういう指摘がありました、そのペーパーを1枚ぺらっとやるんじゃなくて、市のほうはこの管理、非常時の管理とか、特に点数が低かったから、これを何月までに改善して、その報告書を市にくださいという手を打たなければ、あなたたちは黙って指くわえて見ているだけじゃないの。そこら辺はちゃんとやっているんですか。 101 ◯黒田商工振興課長 今、ご指摘の点につきましては、今後きちんと対応していきたいと思っております。おっしゃられましたように、緊急時の対応につきましては、特に大事な面でございます。個人情報の点についてもそうと思っております。その点はしっかり今後対応してまいります。  以上でございます。 102 ◯向山宗子委員 審査会の総合評価のところで、自主事業の取り組みへの意欲が見られるということが述べられています。私一応探したんですけれども、仕様書はついていますけど、ここが具体的にどういう自主事業の取り組みをされているのかというのを見つけることができなかったのですが、教えていただけますか。 103 ◯黒田商工振興課長 こちらの自主事業については、計画の中にも記載をしておりませんけれども、今までやってこられていらっしゃるのが、例えばマルシェとか、いろんな小物等を売るお店を数十店舗出していただいて、そこで販売をしていただくとか、あと、文化祭みたいな形で子どもたちとか、普通にいろんなお稽古をされてらっしゃる方たちにステージイベントをしていただくなど、または築町商店街と連携いたしましたイベント等を行ってございます。  やはり地域の中核の施設となっておりますので、今後も子どもからシルバー世代まで含めた形での施設の利用について、自主事業を行っていきたいというご提案をいただいております。  以上でございます。 104 ◯向山宗子委員 やはりここが引き続きというところはわかりますけれども、委員会の資料としてどういう取り組みをされようかということは、資料に載せていただきたいと思います。それと、やはりいろいろとやっていらっしゃいますけれども、やはり先ほど毎熊委員が言われたように、ずっと減っているような状況ですよね。ホールはもう去年と同等くらいですけれども、会議室の利用も減ったりふえたりしながらですが、やはり減少傾向にあるようですので、そこら辺は市のほうからもきちんとした指導をしていただいて、頑張っていただくようによろしくお願いを申し上げます。 105 ◯中村俊介委員長 ほかにございませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見はありませんか。  討論を終結いたします。  これより、採決いたします。  第184号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 106 ◯中村俊介委員長 ご異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。〔「委員長」と言う者あり〕 107 ◯深堀義昭委員 議決のほうは構いませんが、指定管理の全体にわたって資料不足。今、向山委員が言われたけれども、評価されているんであれば評価した内容はきちんと委員会でもわかるように、資料はちゃんとつけるべきですよ。これは全体的に、この案件ばっかりじゃなしに。何かなあなあでいけるんじゃないかというような感じの提案というのは、今後全般的に委員長として総体的にまとめた意見を理事者側に提言していただきたいということを申し添えます。 108 ◯中村俊介委員長 わかりました。理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後1時45分=           =再開 午後1時47分= 109 ◯中村俊介委員長 委員会を再開いたします。 〔審査日程について協議した結果、6日に予定し ている第188号議案から第192号議案を本日の審査 に繰り上げて行うことに決定した。〕 110 ◯中村俊介委員長 それでは、第188号議案「公の施設の指定管理者の指定について」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 111 ◯野崎水産農林部長 第188号議案「公の施設の指定管理者の指定について」ご説明いたします。議案書は213ページでございます。これは、長崎市体験の森の管理を行わせるため、株式会社シンコーを指定管理者として指定したいので、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を経ようとするものでございます。指定の期間は令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間でございます。  詳細につきましては、水産農林部提出の委員会資料に基づき水産農林政策課長から説明いたしますので、よろしくお願いいたします。 112 ◯大田水産農林政策課長 それでは、第188号議案「公の施設の指定管理者の指定について」ご説明いたします。  水産農林部から提出しております委員会資料の1ページをごらんください。1.施設の概要についてですが、(1)に位置図及び平面図を記載しております。  2ページをお開きください。(2)には名称を、(3)には所在地を、(4)には設置年月日を、(5)には設置目的を記載いたしております。(6)の主な施設内容につきましては、木造2階建ての森林体験館や休養宿泊施設5棟などでございます。(7)には開場時間及び休所日の承認の基準を記載いたしております。(8)には利用料金の基準額を記載いたしております。利用料金に関しましては記載の金額を基準として、指定管理者がその金額の範囲内で市長の承認を受けて定めることとなります。  3ページをごらんください。中段の(9)アには利用者の推移、イには指定管理委託料の推移、ウには利用料金収入の推移を記載しております。  4ページをお開きください。次に2.指定管理者候補者の概要でございますが、名称は、株式会社シンコーで、(6)に記載のとおり長崎市内に営業所等を有しております。3.指定の期間については、令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間となっております。続きまして、4.指定管理者候補者の選定についてについてでございます。(1)選定方法につきましては、公募で行っております。(2)のアに記載のとおり3団体から応募があり、外部の委員で組織する長崎市体験の森指定管理者候補者選定審査会を設置し審査いただきました。選定の経過につきましては選定審査会から10月25日に提出されました審査報告書の写しに沿ってご説明いたします。  恐れ入りますが、8ページをお開きください。1.審査結果につきましては、第1順位が株式会社シンコー長崎本社、第2順位が株式会社ファーストスター、第3順位は株式会社長南でございます。2.選定審査会の構成につきましては、学識経験者、経営または財務に関する専門知識を有する有識者、施設の運営に関する知識を有する者など5名から構成されております。3.審査の方法といたしましては、応募者から提出された申請書類に不備がないか、募集要項に記載された応募資格等の要件を満たしているかを確認し、事業計画書等の内容について面接により審査を行い、合計点数が最も高い応募者を第1順位として選定し、指定管理者として適当と思われる団体の順位づけを行いました。  9ページをごらんください。4.審査の経緯につきましては、令和元年7月19日に第1回審査会を開催し、募集要項等の協議を行いました。9月30日の第2回審査会では、現地視察及び面接審査方法についての協議を行いました。10月21日の第3回審査会において面接審査を行った上で、指定管理者候補者団体の選定を行ったところでございます。5.申請団体ですが、今回申請があった3団体を届け出順に記載しております。6.採点結果についてご説明します。第1順位の株式会社シンコー長崎本社については、現行の指定管理業務の実績やノウハウの蓄積があり、施設の設置目的を踏まえて創意工夫された事業の取り組み内容が評価される。現状からの劇的な変化は期待できないものの、安定的な業務実施が可能であると評価がなされております。次に、第2順位の株式会社ファーストスターについては、企業の強みを発揮し、安定した管理運営が可能だと評価される。また、施設の設置目的を理解し、具体的な内容の提案も見受けられたが、森林及び林業についての理解を深める森林学習等の提案が外部講師招聘のみであり、もう一つ工夫がほしかったと評価がなされております。第3順位の株式会社長南については、人員配置や緊急時の対応にすぐれており、管理運営について十分対応が可能であると評価されるが、事業計画において具体性が乏しく、事業内容に関しての独自性、新規性の視点に欠けることは否めないとの評価がなされております。7.審査会総評として、第1順位者については、指定管理者の経験を生かした森林体験学習の実施などの運営体制という点において、安定感が評価された。第2、第3順位者においても、施設の特性を理解し、それぞれの強みを生かした提案がなされていたと報告されています。  10ページには選定審査会における採点結果を掲載しています。表の左側が評価項目、右側部分が項目ごとの配点と、各応募団体の採点結果となります。応募団体の得点につきましては、第1順位者が400点満点の299点、第2順位者が297点、第3順位者が274点でございました。  恐れ入りますが、4ページにお戻りください。中段4.指定管理者候補者の選定について、イ.提案の概要でございます。(ア)提案内容につきましては、11ページから18ページまでに事業計画書概要を記載しておりますので後ほどご参照ください。(イ)管理運営体制につきましては、館長、副館長、パート、臨時職員となっております。(ウ)には候補者が提案した各年度の指定管理料と、その内訳を記載しておりますが、4ページ下段に記載のとおり、市の上限額である1億1,233万7,000円に対し、候補者からの提案額は1億692万円となっております。  5ページ上段の候補者提案額の内訳でございますが、長崎市体験の森は利用料金制を導入しておりますので、指定管理業務に係る支出の合計、表の(A)から利用料金収入等の合計、表の(B)を差し引いた全額が指定管理委託料となります。この指定管理委託料につきましては、第146号議案「令和元年度長崎市一般会計補正予算(第5号)」において審査いただくこととなっております。  19ページからは募集要項、仕様書を掲載しておりますのであわせてご参照いただきたいと思います。  説明は以上でございます。 113 ◯中村俊介委員長 これより質疑に入ります。 114 ◯毎熊政直委員 これも継続して株式会社シンコーというところがとられたんでしょうけど、これは大村市の業者ですよね。第2順位の株式会社ファーストスターは市内業者ですか。第3順位の株式会社長南は市内業者と認識していますけど、そのように判断していいですか。 115 ◯大田水産農林政策課長 第2順位、第3順位の事業者は市内業者でございます。  以上です。 116 ◯毎熊政直委員 それやったら長崎市は市内業者を優先するべきじゃないか。得点を見ても、299点と297点、わずか2点でしょう。事務所を長崎市につくっているからということで今までずっとそこにさせてきたんだろうけど、わずかこれだけの差で、第3順位にしても二十数点しか差がないでしょう。そうすると市内業者をこういうときに育成して、市内の人が働き、また交流の場も市内の人につくってやるようにするのが市の努めじゃないですか。それをなんで、市内業者優先ですよと、1項目でも応募要項の中に入れといたら、それで審査員にもそういうことを1行、市内業者を優先してくださいとしとったらこれは点数が全然違ったんじゃないですか。何でそういう配慮をしないんですか。理由を教えてください。 117 ◯大田水産農林政策課長 毎熊委員ご指摘のとおり、結果は資料の10ページに記載のとおりということで、特に第1順位と第2順位に余り差がないという状況でございました。ここの体験の森に関しましては、過去、前々回と前回、現事業者しか応募がなかったという経緯もございまして、今回募集のときに市内なのか準市内なのかという協議はしたのですが、やはり準市内まで広げて公募をするということでさせていただいております。ご指摘のとおり審査の中で、例えば市内業者のほうが点数が高くなるというか、そういう優先するような項目というのは、そういったこれまでの経過がございましたので、そこまでの設定はしておりませんでした。また、今後の話として、今回公募を出すときにいろいろな見直しを行いまして、市内の業者も手を挙げてくれたという状況がございますので、今後またどこまでを範囲にするかということは、中でも話をしていきたいと考えております。  以上です。 118 ◯毎熊政直委員 行政としては、市内業者を育てる、機会をふやしてやるということは、やはりきちんと配慮しなくちゃいけないと思う。逆に言えばもう10年だし、今度は15年目でしょう。あなたたちは、そんな市外業者1者しかなかったからと言って、それを黙って担当部局として見過ごしていたじゃないですか。次は市内業者にたくさん出てもらえるように準備をしてくださいとか、そういう市内業者のこういう体験の森あたりを管理できるようにいろいろ勉強してくださいとか、日ごろそういうことをあなたたちやってきておけばこういう逆転現象は出てこないんでしょう。黙って今まで指くわえて見とったからということにつながってくるんじゃないですか。逆に言えばもう15年ですよ。わざわざ市内業者もこうして今回手を挙げて、わずか2点しか違わないのに、早くから皆さんがそうしておけば、もう今ごろはちゃんと市内業者ができるようになっていたはずですよ。今後、ほかの部局も含めて、こういう時代だから、やはりなるべく市内業者を優先するということは、第一義に考えてもらわないといけないけど、部長、そこはどう考えているの。 119 ◯野崎水産農林部長 毎熊委員おっしゃるように、私も今回この指定管理を出すに当たって、これまで準市内業者が1者しか応募がなかった過去2回の状況を踏まえて、本来入札に当たっても、通常のいろんな契約に当たっても、市内業者優先で発注している中、これを準市内業者まで出すのがどうなのかということもあったんですけれども、これまでそうした1者しかいないということも踏まえて、今回は準市内業者まで広げさせてもらいました。ただ、応募に当たって、それぞれかなりの負担をかけていろんな提案書とかをつくってもらう中で、もし市内業者の応募があればそっちを優先という、そういった条件をつけがたいという判断をさせてもらいました。ただ、今回出すに当たって、何でこれまで市内業者がどこも手を挙げていないのかなと私も疑問に思いまして、幾つかの業者にどこに問題があるのかなとお話を聞いた中で、積算がどうなんでしょうかねというお話をいただいたので、今回、積算もきちんと原点に立ち返って、市のいろんな積算等を参考にしながらやり直した結果、大きく積算を変えさせていただきました。前回、前々回と1者しか応募がなかったことから、業者の提案額もうちの提案上限額とほぼ近い金額でという条件でございました。今回、応募をした中で、第1順位の業者も結構落としてこられています。なので、競争性という部分で、そういった一定の効果が出たのかなと思いますし、今回市内業者が2者応募したという状況を踏まえて、5年後の応募にいたっては、まず市全体が市内業者優先でやっている中でありますので、この体験の森についても、市内業者として出すように、そういう見直しを行いたいと考えております。  以上です。 120 ◯毎熊政直委員 そういう経緯があったのなら最初から説明せろ。そこが1番大事なところやっか。そういう経緯を踏まえて今回の審査がありました。一番最初から、説明のときにそれをせんばいかんことやっか。そういう質問がなかったら何も言わんつもりやったやろうけん。そこら辺はきちっと説明を最初にしてくれんと、質問が出たら答えようというようなことだけ考えとったんだろうけど、やはり市内業者を、今言うように、見直しとかした中で競争性も出てきたんだろうから、だから今後も、特に市内業者優先ということは、ぜひイの一番において、ぜひこういう指定管理者を募集するようにしてください。  以上です。 121 ◯中村俊介委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見ありませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。第188号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 122 ◯中村俊介委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、第189号議案「公の施設の指定管理者の指定について」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 123 ◯野崎水産農林部長 第189号議案「公の施設の指定管理者の指定について」ご説明いたします。  議案書は、215ページをお願いいたします。これは、長崎ペンギン水族館及びたちばな漁港有料駐車場の管理を行わせるため、一般財団法人長崎ロープウェイ・水族館を指定管理者として指定したいので、地方自治法第244条の2、第6項の規定により議会の議決を経ようとするものでございます。指定の期間は令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間でございます。詳細につきましては、水産農林部提出の委員会資料に基づき水産農林政策課長から説明いたしますので、よろしくお願いいたします。 124 ◯大田水産農林政策課長 それでは、第189号議案「公の施設の指定管理者の指定について」ご説明いたします。  水産農林部から提出しております委員会資料の1ページをごらんください。1.施設の概要についてですが、(1)に位置図を、(2)に平面図を記載しております。この施設は、(1)の位置図に記載のとおり、長崎ペンギン水族館、海浜部及び駐車場などを中心とする施設でございます。たちばな漁港有料駐車場につきましては、長崎ペンギン水族館に隣接しており、その利用者の多くが長崎ペンギン水族館の入館者であることから、これらの施設を一体的に管理することで、利用者サービスの向上や業務の効率化が図られるため、一体的に管理を行っているものでございます。  2ページをお開きください。(3)には名称、(4)には所在地、(5)には設置年月日、(6)には設置目的を記載いたしております。(7)には主な施設内容として、アに長崎ペンギン水族館、イにたちばな漁港有料駐車場の施設内容をそれぞれ記載いたしております。また、(8)に関しましては開館時間、入出庫時間及び休館日の承認の基準を、(9)には利用料金の基準額を記載いたしております。利用料金に関しましては記載の金額を基準として、指定管理者がその金額の範囲内で市長の承認を受けて定めることとなります。  3ページをごらんください。中段の(10)、アの(ア)には長崎ペンギン水族館の利用者数及び駐車場の利用台数の推移、(イ)には、たちばな漁港有料駐車場の利用台数を記載しております。  4ページをお開きください。イには指定管理委託料の推移を記載しております。米印に記載しておりますが、たちばな漁港有料駐車場は漁港管理条例に位置づけられておりますが、同条例第17条第4号の規定により長崎ペンギン水族館と一体的な管理を行うことができるものとなっておりますので、過去の指定管理委託料は両施設分を合わせて積算したものでございます。ウには利用料金収入の推移を記載しておりますのでご参照ください。次に、2.指定管理者候補者の概要でございますが、名称は、一般財団法人長崎ロープウェイ・水族館で、現在の指定管理者でございます。  5ページをごらんください。3.指定の期間については、令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間となっております。続きまして、4.指定管理者候補者の選定についてでございます。(1)選定方法につきましては、非公募でございます。(2)選定理由でございますが、一般財団法人長崎ロープウェイ・水族館は、長崎ペンギン水族館の運営を行うために設立した市の外郭団体であり、また同館の運営において最も重要なものは、ペンギン及びその他の水生生物の安定飼育と保護・繁殖であり、それには高度な専門性と知識の蓄積が必要でありますが、同団体は長年の飼育実績によるノウハウを有しているため、また、イ.たちばな漁港有料駐車場につきましては、利用者の多くが長崎ペンギン水族館の入館者であることから、一体的に管理を行おうとするためでございます。(3)業務内容でございますが、ア.施設の運営に係る業務、イ.施設及び設備の維持管理に関する業務、ウ.施設の設置目的を果たすための体験事業等の実施に関する業務、エ.水族館内の売店、飲食店の運営に関する業務となっております。エの売店、飲食店の運営に関する業務に関しましては、令和2年度から新たに加わっているものでございますが、長崎ペンギン水族館内の売店・飲食店については、現在、長崎ペンギン水族館の設置目的外に使用するものとして、指定管理者以外の者からの毎年度の目的外使用許可申請に基づき使用の許可を行っているところですが、令和元年9月議会においてご承認いただきました第118号議案「長崎市旧居留地建造物条例等の一部を改正する条例」により、長崎ペンギン水族館条例を改正し、長崎ペンギン水族館内の売店・飲食店に関しては、条例に定める施設の設置目的に沿い、かつ、施設の効用を増加させるものであることから、設置目的内のものとして整理しましたので、令和2年度からは指定管理者に管理・運営させることとしたものでございます。(4)管理運営体制でございますが、館長ほか、飼育展示係15名、総務係10名となっております。
     6ページをお開きください。6ページから7ページに(5)として候補者が提案した各年度の指定管理委託料とその内訳を記載しておりますが、ア.長崎ペンギン水族館に関しましては、候補者提案額として5年間で4億989万5,000円となっております。候補者提案額の内訳でございますが、長崎ペンギン水族館は利用料金制を導入しておりますので、指定管理業務に係る支出の合計、表の(A)から利用料金収入の合計、表の(B)を差し引いた全額が指定管理委託料となります。この指定管理委託料につきましては、第146号議案「令和元年度長崎市一般会計補正予算(第5号)」において審査いただくこととなっております。イには、たちばな漁港有料駐車場に係る候補者提案額を記載しております。たちばな漁港有料駐車場につきましては、施設の設置目的が異なるため、令和2年度分からペンギン水族館と経費を分けて算出しております。当駐車場に関しましては、これまで利用料金収入が支出に係る経費を上回っている施設でございますので、指定管理委託料は発生せず、納付金を長崎市に納付することとなります。  6ページ下段の(ア)固定納付金については、収支のいかんにかかわらず納付していただくものでございます。  また、7ページ下段の(イ)変動納付金でございますが、7ページ上段の表に記載の利用料金収入の合計、表の(B)が固定納付金を含めた支出の合計、表の(A)を上回った場合は、上回った部分の50%に相当する額を固定納付金に加えて市に納付していただくこととなります。  8ページをお開きください。8ページから13ページまでに候補者からの事業計画書概要を掲載しておりますが、先ほどご説明申し上げました売店・飲食店の取り扱いについて説明させていただきます。8ページの中段になりますけれども、(ウ)をお願いします。(ウ)売店・飲食店についてでございますが、利用者サービスに支障を来すことなく継続的に健全経営が維持できるよう、ハード設備や取扱商品及び飲食などは現店舗を継承するスタイルを基本として展開することとなっています。また、売店・飲食店事業により生じた利益の取り扱いについてはですが、9ページ上段(イ)に記載のとおり、20%までは候補者の収入とし、その超えた部分の50%については長崎市へ納付することとしております。  14ページからは仕様書を掲載しておりますのであわせてご参照ください。  説明は以上でございます。 125 ◯中村俊介委員長 これより質疑に入ります。 126 ◯奥村修計委員 今、説明いただきましたけれども、これは一般財団法人ですね。今この団体、稲佐山のロープウェイの問題で指定管理に入っていますよね。そうしますと、この長崎ペンギン水族館自体は現状では赤字なんですね。今までロープウェイがあったから上がってくるのは幾らでもできよったけど、これはどうなんですか。財団法人がほかの業者と組んで、ロープウェイのほうに入る。その後、その収入もありますから、こっちは長崎ペンギン水族館だけの、水産農林部だけの所管で運営をやっていくんですか。財政上の問題ですか。 127 ◯大田水産農林政策課長 今、財団がロープウェイと水族館を運営している財団でございますので、これまでもロープウェイと水族館につきましては、会計も分けてやってきておりますので、組織として財団が継続するということでございますので、基本的なところでは変わらないのではないかと考えております。  以上です。 128 ◯奥村修計委員 そうしますと、水族館は水族館だけの、今現在ある売り上げの問題で、結局赤字の補填を受けながらやっていくということですかね。そういうふうに考えていいんですか。 129 ◯大田水産農林政策課長 今のところ、水族館は今までのやり方で、市も協力しながらやっていくということで考えております。 130 ◯奥村修計委員 そうすると今、収支のところを見ますと、やはり8,000万円くらい赤字ですね。これはこの財団からは分離していけば、結局ロープウェイロープウェイだという格好で精算をしていると。水族館は水族館だけということになれば、今後も長崎市の補助金をいただいて、不足分をいただいて、埋めていくと。中には書いてありますけど、売り上げが上がれば納付金もあるということでありますけど、過去ずっともう赤字なんですね。はっきり申し上げて、黒字になることはないです。でありますので、この駐車場の問題もそうですけど、ほとんど駐車場があいている状態があります。大体平均して、平日の1日に約90分くらいが駐車場の使用している割合なんですね。なかなか黒字にならないという状態、連休のときはいっぱいになるけど、ほとんど入っているんですけど、そうしたときにこれだけの財源を市はこれからもずっと負担していくという形になるわけですね。私は一般的に、これは一般財団法人であるゆえに、ロープウェイの売り上げもあり、それで補填もできるんじゃないかと思っておりましたけれども、今のお話では全くロープウェイの分の売り上げと、水族館の経営のほうは全く別だというふうに今後も解釈していいんですね。 131 ◯大田水産農林政策課長 今、ご指摘いただきましたとおり、これまでも別々ということですし、今後も別ですね。実は長崎ペンギン水族館は、非常に努力していただいていまして、入館者も非常に好調で、かなり入っていただいている状況と我々も理解していますので、もともと教育的な観点もある施設ということで、観覧料も低目に抑えている施設でございますので、根底にはやはり長崎市のスタンスとしては、これまでどおり水族館のほうは支援をしていくというか、そういう考えに立ちたいと考えています。 132 ◯奥村修計委員 それではお願いしておきますけれども、実は現在の水族館の運営に当たっての人員構成もありますけれども、ほとんどアルバイトですね。アルバイトの方が今4名いるじゃないですか。5名ですかね。 133 ◯大田水産農林政策課長 財団のほうとの話では、パートとお聞きをしているんですが、今は6名ということでお聞きしています。 134 ◯奥村修計委員 実はよく頑張っているんですけど、この6名のアルバイトの方は続いても3年ですね。3年たったらかわりますけれども、飼育係なんか3年くらいしますと、ちょうどペンギンもなじんで、いろいろと役に立つ段階で交代をしていますね。これは今の社員の方々の状況を見ますと、ずっと高齢化しています。飼育係がずっと高齢化しておりますと、アルバイトの方がずっと3年交代でいきますとなれた方がずっと変わっていくわけですから、もういよいよ高齢化になりますと若い人材がいなくなってくるような形になります。でありますと、これ、ぜひお願いしておきたいんですけれども、指定管理者制度でありますのでなかなか難しいと思いますけど、この行政が赤字の部分を見てくれますので、ぜひこの3年のアルバイト期間、飼育できる優秀な人を、やはり雇用してやらないと、ずっとこの状態でいきますと、どんどんもう職員が高齢化していくんですね。この辺は考えていただけたらと思います。ですから、できるだけ次に続く優秀な人材を社員として残していただきたいと。私はずっと地元におりますとわかりますけど、なれた方々がほとんど3年でやめていくという状況の中で、財政的に厳しいかもしれんと思いますけれども、せっかく水族館が残っておりますし、しかも再来年は20周年になります。ここも、あり方検討委員会があって水族館のあり方を、施設関係も入れかえなきゃいけない時代になりますので、なおさらお金がかかるわけですね。  今、売店の話がありましたけれども、ここで食事するところがないんですよ。今現在、たくさんの方が来られても弁当を食べる場所がないんですよ。ですから、今言った駐車場の滞留時間が短いというのはそこなんですよ。みんな弁当を持って行っても自分の車の中で食べんばいかん。そうするともう帰らなければいけないということで、滞留時間が短いということは売り上げが少なくなるわけですね。ですから最高500円でしょう。そこまで至らない程度で帰ってしまうということですから、これも十分行政のほうも考えていただいて、水族館がもっともっと、ぜひこの水族館を残していただきたいわけですから、この辺は肝に銘じていただいて、施設の整備、それでまた売店関係を、今度は解除するということでございますけれども、新しくこの施設に運営を任せたほうがいいと思います。今、私ははっきり数字はわかりませんけれども、大体この売店で年間に7,000万円くらい売っていますね、売り上げがね。これが水族館の方々が売れば入るんじゃないじゃないですか。今はよそに出していますから。仕入れ値が幾らかあると思いますけれども。そういう分野でも幾らか補っていくんじゃないかと思いますので、ぜひこの辺もひとつ考えていただきたいと思います。ぜひ、なかなか自力で運営できるまでは相当かかると思いますけど、今の水族館をリニューアルしないと、そういう状態であればなかなかふえないと思います。努力してぼちぼちふえていますけど、それだけではいけないと思いますので、その辺もひとつ考えていただきたいと思っておりますので、最後に部長の意見をいただきたいと思います。 135 ◯野崎水産農林部長 今、奥村委員言われていましたように、議会のほうからも財団の職員のあり方、あと、ペンギン水族館の施設のあり方というのは、いろいろなご指摘、ご意見をいただいているところなんですけれども、今回5年の指定管理ということでこの議案をお願いしているところなんですけれども、財団のほうは市の外郭団体でありますけれども、正規職員が今5名という状況で、29歳から40歳という中で、今後組織の中でも年数が経過していけば、下の年齢があいてしまって、組織が成り立たないという状況になってきますので、それはそれとして、財団の組織のあり方というところは、財団の所管である文化観光部や、総務部と私どもできっちり考えていかないと先がないのかなと考えております。それはそれとして考えていきたいと思っています。それと、施設のほうもつくってからかなりの年数がたっていますので、大規模な修繕を入れないといけないようなことも出てきますので、それと施設を今後どうしたらいいか、あり方を踏まえて、トータル的に施設の見直しについては検討していきたいと思っております。  以上でございます。 136 ◯野口達也委員 教えてください。利用料金収入についてですけれども、利用料金収入については、通常は提案額の10%、これまではそれぞれの収入として、それを過ぎた分については50%を市へ納付すると、大体普通そうなっていますね。ここもそうなっていますけど、ただ売店飲食店事業においては、今回は20%となっとるですたいね。それはなぜですか。 137 ◯大田水産農林政策課長 今、ご指摘いただきましたとおり、通常は10%で残りは半分というようなルールが一般的な利用料金の収益の考え方でございます。今回、売店飲食店を今までの目的外使用から目的内にということで、当然収益が出る部分になりますので、その取り扱いをどうするかということで考えたときに、根拠としまして、行政財産として貸し付けた場合という部分の使用料を試算いたしております。それが、その額は少なくとも最低限行政として確保する必要があるという考え方で、一旦それを試算して、それと現事業者の売上額から一般的な利益額を試算しまして、実際に試算した行政財産の使用料を納付いただける水準というのが20%だったということで、通常とはちょっと違うんですが、そういう意味合いでというか、そこは一定行政として確保するという意味合いで20%ということで設定をさせていただいております。  以上です。 138 ◯野口達也委員 ようわからんとばってん。今回、出島も同じような形があるわけやね。出島はこの売店、レストランについては10%さ。ここら辺については、市として何かこう、そういった決まりはあるわけ。 139 ◯大田水産農林政策課長 このあたりは当然総務部ともよく内容を詰めながら、今回話をしてきておりますが、明確にこれでいくという一本ルールを決めているというのはないと聞いております。  以上です。 140 ◯野口達也委員 やはりルールというかな、これはやはりある程度根拠として持っておかんと、それぞれの施設でこれは20%にしましょう、これは10%にしましょう、例えばここは30%でいきましょうとか、例えば先ほど言われた市の財産として、その分担保しとかんばいかんということで20%となった、じゃ、30%は30%にすっとかて。だからそこのところはやはり、市としてきちんとしたルールを持っとかんばいかんと思いますよ。ですから、そこのところ、水産農林部だけで話をするわけにいかんけん、ほかのことも含めて、ぜひ総務部のほうと話をしてください。お願いしますけん。 141 ◯毎熊政直委員 昨年、この水族館の件で、議論したことがあるんだけど、今の管理運営体制は15名か、これは過去、前回審議したときは5年間で全部変わってしもうたと。そのときは11人やった。11人全部変わってしまったということは、先ほど奥村委員からも質疑があったけど、要するにアルバイト、パートとか、嘱託員とかっていうことで、これ、市の教育施設でもあるとさっき答弁しよったじゃないの。そしたらこれ、8,000万円ちょっとの委託料でやれる。これは直営でずっとやっていたとすれば、年間の市の持ち出しがこれの倍以上かかるでしょう。それだけ努力をしてもらっているんだから、定着率を上げると。せっかく飼育係が一定能力を蓄積していっても、もう何年かしたら、やはり生活を守っていかんばいかんから、給料のいいところに引き抜き受けますよ。それを市がかたくなにプロパー職員にもしないと。行政改革も必要とは思うけど、しかし一定こういう市の教育施設をきちんと守っていくためには、ここの管理をする特に飼育係という人材は、生き物相手だから、市が育てなければならないという責務があると思うんだよ。世界で一番ペンギンの種類が多い水族館でしょう。それだけうたい文句にして、これはある意味市民にとっても誇りのある場所ですよ。年間26万人も来ていただいているんだから、もう少し自分たちは関係ないという顔をしているんじゃなくて、財団ともよく話をして、人材の確保というのがイの一番に、絶対これは最重要案件ということでやっていかなければならない。あなたたちは片一方では人口流出がうんぬんかんぬんとか言いながら、こういうところでは人が出て行っても仕方ないようなやり方をやって、全然各部局一貫性がない。だからそこら辺はきちんと財団とも話をして、定着率を上げること、技術者を要請することということを1つの大きな柱として考えていかなきゃいけないのに、あなたたちは全部そこを避けていこうとしている。そこら辺はどう考えているの。 142 ◯野崎水産農林部長 すみません、先ほど申し上げた分とかぶる部分はあるんですけれども、私たち市の職員であっても、当然新陳代謝があるので一定ずつ新規採用を入れて、組織として維持するようにやっていっております。同じように、財団も先ほど申し上げましたとおり、飼育員も29歳から40歳で、5人という状況でございます。これは年数がたっていくと、下がいなくなって、組織として成り立たなければ嘱託、パートを雇っても、指導をする人がいないということになりますので、安定した組織にするためには、一定きちんと組織の今後を見据えて正規職員というものも必要なものと考えておりますので、そこら辺は財団と今後、また総務部と話をしながら、組織として維持できるようなところは検討していきたいと考えております。  以上でございます。 143 ◯毎熊政直委員 本当に一緒になってやってくれないと、そこに垣根をつくってしまったら何のための水族館かということになりますよ。ぜひ、あなたたちはさっきも言っていたようだけど、いずれこれも老朽化して、もう20年たつでしょう。そうするといろいろな施設だって、特に塩水あたりを扱うところは老朽化が進むから、あと5年後、10年後で、そういうリニューアルをしなくちゃならない時期が必ずある。だからその財源をどうするんだということから含めて、そしてそのときここまでこういう大型リニューアルをしようという計画はこの指定管理者にも意見を聞きながら、そうしないとあなたたちもローテーション人事でもう何年かしたらここは変わってしまうでしょう。5年後には皆さんこのメンバーは水産農林部の中には多分おらんですよ。5年後はまた、全然水族館の実態を知らない、そこで働いたこともない、中身を知らない人がそこで議論をしなくちゃならないし、我々に説明するんですよ。だから、そういうことをなくすというか、継続していくためにもきちんと現場の実態というものは常にやはり把握をしながら、現場の苦労ということもきちんとやはり理解しながら協議をしてもらわないと、今後出てくる大型事業もなかなかうまい具合にいかないと思うから、そういうのもちゃんと準備をしながら、現場把握をきちんとやりながらやってもらえるように、ぜひ要望しとくけど、部長、そうやってくれるね。 144 ◯野崎水産農林部長 先ほども触れさせていただきましたけれども、施設ができて年数が経過して、大規模に手を入れなくてはいけない部分も来る時期にきております。日本一の9種のペンギンという中で、今後どうしたらもっと長崎が誇れる水族館になるかという視点の中ではいろんな施設の見直しとか拡充とかが必要と考えておりますけれども、そういった大規模な修繕と合わせてしないと、また余計な費用負担となりますので、一体となった見直しをしたいと思っています。そのためには、今の指定管理の期間が今年度で終わりますので、来年度から5年間また新しい指定管理が決まることになるわけなんですが、そういった中できちんと今のうちに今後の道筋をきちんとしたいと考えております。  以上です。 145 ◯野口達也委員 本当に考えんばいかんとって。やはり人的財産さ。部長、本当に若い職員と話をせんば。とにかくこの中で聞くだけ、またほかのどこから聞くだけじゃなくて、直接聞かんね。ペンギンが好きやけんって学校を卒業して長崎ペンギン水族館に入ってくるとよ。そして、おりきらんごとなってほかのところに行くとばい。それが今までの実態さ。それをわからんばって。そういうことをぜひ実行してもらいたかよ。私らから言われたとかほかの職員から言われたとかじゃなくて、直接聞かんね。それをぜひお願いしますけん。どがんですか。部長、頼むばい。 146 ◯野崎水産農林部長 野口委員言われますように、よりよい長崎ペンギン水族館にしていくためには、一番大事な部分だというふうに認識しておりますので、きちんと先を臆することなく、きちんと現状を把握した上で、どうあるべきか早目に見出していきたいと思っています。  以上です。 147 ◯向山宗子委員 すみません、関連で同じことの繰り返しになるかもしれませんけど、実質私もそういう方にお話をるる伺ったことがあります。ペンギンが好きで入って、もう体が続きません、先の見通しも立ちませんと。生活ができないから、もう泣く泣くほかの仕事をしなければいけないという方が、もうやはり現実、皆さん言われているとおりだと思います。特にこういう特殊業務ですよね。飼育員というのは、要するに身分が不安定だと、なかなかきちんとした業務ができないと思うんですね。ですから正規職員にするべきだと思いますので、そこら辺もよろしくお願いをします。 148 ◯西田実伸委員 今回の議案の中でふえているのが、先ほどの論議にもなっている売店ですよね。売店はいつも報告が当初予算のときに実績が出てくるんですけど、あそこはずっと黒字だと思っています。それは赤字じゃなくていいんですが、要は今回、指定管理者が取り込んだときに、今まで全然別個だったんですよね。自動販売機も別個くらいだったから。そういう関係がないところに、今回の指定管理者が今までのようなノウハウでできるのかというのが私は心配なんですよ。20%や10%の話も何かあったけれども、そしたらば、直営でそこを指定管理者がするのか、それとも、いや、また違うんだよ、別に指定管理者の中で頼むんだよと。そうしなければすぐ切りかえできないと思うんですが、そういうところはどうなっているんでしょうか。 149 ◯野崎水産農林部長 売店のお話なんですけれども、先ほどの奥村委員からの7,000万円ぐらいじゃないかということですが、それは今の目的外使用許可で場所を借りてやっている業者の売り上げの話なんですね。売り上げの約1割が市に入るというルールだけですので、利益じゃないので売り上げの部分でございます。利益になると会社とすると収支決算の部分の中身までわからないので、それで幾ら利益があっているかということは承知しておりません。ただ、売り上げとしてはそれだけ上がっていて、約1割程度が市に入っているという状況でございます。一般的に経済産業省等とかで、今の業者は製造業なので自分たちでつくって自分たちで売るという流れの中でやっているんですけれども、一般的にこういったものを売ったときに大体利益率がどれくらいかというのをする中で、今と同じぐらい売れたら市に入ってくる部分は、さっき言った20%としたときに、目的外使用で貸した場所代を想定しているという状況でございます。今考えているのは、財団と今の業者と私どもの3者で、どうやったら円滑にいくかということでお話をさせていただいている中では、まだそれで決定しているわけではないんですけれども、今の業者からいろんなものを引き継いで、同じスタイルでやっていくという方向で現在調整をやっているところでございます。ですので、財団みずからで売店を経営していくという方向で今は進んでいるというところでございます。来年4月から、そのまま引き継いで財団のほうで経営をするという方向です。 150 ◯西田実伸委員 財団がするということは今回の提案どおりになるんでしょうけれども、ただ、今言うようなことだったら、店の中身は変わらないということで捉えたんですよね。要は、人間は変わらないんだと。そこのところですよ。 151 ◯野崎水産農林部長 今のスタッフがどうかという部分は、今後、財団が人を雇う話になっていくんですけれども、例えば今おられる売店は、売店ででありながら製造メーカーでもありますので、そういったところから仕入れて売るとか、そういった流れになるんじゃないかなと思っていますけれども、今の人を雇うとか、誰を新しく雇うとか、そこまでは今のところ、明確に決まっているものはないという状況でございます。 152 ◯西田実伸委員 そういう答弁じゃないよ。そうしたらどうなるんですか。今までお土産屋があったり、売店があるでしょう。いろいろなグッズが売っていると。そしてもう1つ、広場のほうには食べるのもあるじゃないですか。私が心配しているのは、今回の指定管理者の業務範囲の中でそれを取り込んだときに、来年の4月1日から中身が変わってしまうんですかと。あそこががらあきにならないでしょうねということですよ。私は20%とか10%とか言っていないとよ。要は、今までのサービスができるのかということですよ。 153 ◯大田水産農林政策課長 申しわけございません。先ほど西田委員が言われた、そのまま今のような形で継続できるのかということだと思いますので、そこは今の設備ですとか、商品の取り扱いの関係も含めまして、そのままの形でスムーズに継承できるような形で今調整をしておりますので、基本的には同じ形で続けられると考えております。  以上です。 154 ◯西田実伸委員 いや、そう言えば安心をしますけれども、はっきり言って畑違いでしょう。片方はペンキン、生き物を扱う飼育業。片方は営業、飲食業になってくるわけですよ。それが今、検討しているというかもしれないけれども、本当にバトンをきれいに渡せるのかというのが今心配なんですね。でも、検討していると言うから、絶対に来館者の方々には迷惑かけないんですよね。100%言えるんですよね。これは継続ですから100%と言ってもらわなきゃ困るわけですよ。いかがですか。 155 ◯大田水産農林政策課長 継続という話で、人的な部分も含めて大丈夫なのかということだと思いますので、そこは私たちそこに穴があくようなことがないように、きちんと一緒になって人の部分も含めて始められるような形で話をしていきたいと考えております。ただ、先ほど部長も言いましたが、やはりスタッフがどうなるかというのは、財団の雇用の部分もございますので、そのあたりは私どもも情報を共有しながら進めていきたいと考えていますので、きちんと令和2年4月1日からも運営できるようにやっていきたいと考えています。  以上です。 156 ◯野崎水産農林部長 今回、売店を目的内使用にするに当たって、今のサービスレベルを低下させないという大前提で進めてきておりますので、財団ともそういう共通認識でございますので、今から落ちることない同じレベルを維持できるように、一緒になって移行できるようにやっていきたいと考えております。  以上です。 157 ◯西田実伸委員 わかりました。ぜひやってください。ただ、午前中飛んでしまったんだけど、稲佐山公園、長崎ロープウェイの指定管理者が今回入っているわけですよね。そういう中で要は、リージョナルクリエーション長崎と連携をとるのかなと思ったんですよ。これ本当は朝したかったんですけれどもできなかったので、だからそういう同じ指定管理者が今回、稲佐山にもおるわけですよね。だから、そういう面でレストランに影響するのかなと思ったものですから、まださっきの指定管理の議案審査ができてないので、これはもういいです。ただ、言ったように継続できるよう100%してくださいよ。よろしくお願いします。 158 ◯中村俊介委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見はありませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第189号議案「公の施設の指定管理者の指定について」は、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 159 ◯中村俊介委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  暫時休憩します。           =休憩 午後2時45分=           =再会 午後2時55分= 160 ◯中村俊介委員長 委員会を再開いたします。  次に、第190号議案「公の施設の指定管理者の指定について」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 161 ◯野崎水産農林部長 第190議案「公の施設の指定管理者の指定について」ご説明いたします。  議案書は217ページをお願いいたします。これは、長崎市高島ふれあい海岸高島海水浴場及び高島ふれあいキャンプ場の管理を行わせるため、高島振興協同組合を指定管理者として指定したいので、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を経ようとするものでございます。指定の期間は令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間でございます。  詳細につきましては、水産農林部提出の委員会資料に基づき水産農林政策課長から説明いたしますので、よろしくお願いいたします。 162 ◯大田水産農林政策課長 それでは、第190号議案「公の施設の指定管理者の指定について」ご説明いたします。  水産農林部から提出しております委員会資料の1ページをごらんください。1.施設の概要についてですが、(1)に位置図を、(2)に配置図を記載しております。  2ページをお開きください。(3)には名称、(4)には所在地、(5)には設置年月日、(6)には設置目的を記載いたしております。(7)には主な施設内容を記載しております。アの高島海水浴場には管理棟、シャワー棟などを、イのふれあいキャンプ場には常設テントや炊飯棟などを設けております。(8)には利用時間及び休所日の承認の基準を、3ページの(9)には利用料金の基準額を記載いたしております。利用料金に関しましては記載の金額を基準として、指定管理者がその金額の範囲内で市長の承認を受けて定めることとなります。(10)アには利用者の推移を、イには指定管理委託料の推移を、ウには使用料収入の推移を記載しております。  次に、4ページの2.指定管理者候補者の概要でございます。名称は高島振興協同組合で、現在の指定管理者でございます。3.指定の期間については、令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間となっております。続きまして、4.指定管理者候補者の選定についてでございます。(1)選定方法につきましては、非公募でございます。(2)選定理由でございますが、当該施設は同地区の地域活性化を担う主要なレジャー施設で、地域との連携が特に求められる施設であり、また、高島地区は離島及び過疎地域であることから、地域振興などに対する配慮が必要であり、地域団体である高島振興協同組合に管理を行わせることが適当であることから選定したものでございます。(3)利用料金制につきましては令和2年度から新たに導入いたします。次に、(4)業務内容につきましては、アに記載のとおり施設の運営に関する業務、イに記載のとおり施設及び設備の維持管理に関する業務などでございます。(5)管理運営体制につきましては、施設長、主任、職員及び臨時職員で構成されており、海水浴場開設期間は監視員として平日3人、土日祝4人の臨時職員を配置することとしております。  5ページをごらんください。(6)には候補者が提案した各年度の指定管理委託料を、(7)にはその内訳を記載しておりますが、指定管理委託料は5年間で5,114万7,000円となっております。なお、令和2年度から施設の使用料を直接指定管理者の収入として収受させることができる利用料金制を導入するため、指定管理者は、長崎市が支払う指定管理委託料と、利用者が支払う利用料金収入により管理運営を行うこととなりますので、(7)候補者提案額の内訳の表に記載のとおり、指定管理業務に係る支出の合計、表の(A)から利用料金収入の合計、表の(B)を差し引いた全額が指定管理委託料となります。この指定管理委託料につきましては、第146号議案「令和元年度長崎市一般会計補正予算(第5号)」において審査いただくこととなっております。  6ページには候補者からの事業計画書の概要を、7ページからは仕様書を掲載しておりますのであわせてご参照ください。  説明は以上でございます。 163 ◯中村俊介委員長 これより質疑に入ります。 164 ◯野口達也委員 3ページのこれまでの平成27年から平成30年までの海水浴場、キャンプ場、それから指定管理委託料の推移とかありますけれども、これについては、委託料の推移については、ずっとやはり年々上がってきとるわけですたいね。そして、5ページの候補者からの提案額が令和2年度から令和6年度までずっと上がっていくわけですたいね。そういう中で、これは上がっていくのはいたし方ないとしても、非公募でここしかおらんけんということで、当然この高島振興協同組合にお願いをするわけですけど、やはりやる以上は、利用客の増加というか活性化というか、そういうところもしっかり出していかんばいかんと思うとさね。ありよるけんただやっとります、これだけ金が要りますじゃなくて、やはりお願いする。また向こうもやる以上はもっともっと集客について、こういったことをやりますとかがなからんと、私はこれは意味がなかとじゃなかとかなと思いますが、その辺についてはどがんですかね。 165 ◯大田水産農林政策課長 今ご指摘の利用促進といいますか、利用客をふやすための方策ということだと思いますけれども、基本的には海水浴場ですとかキャンプ場の管理の部分になるんですけれども、当然、夏場は皆さんなるべく多く来ていただくというような施設になりますので、今、指定管理者のほうから、次年度これまでの取り組みとしましても、長崎バスのラッピング広告ですとか海水浴シーズン中にUMIBOUZ in 高島とか、イベントの開催とかもやっておりますが、いずれにしても、今後も利用者獲得のために新たな広告宣伝というか、そういったところは続けていく必要があると思っておりますし、海水浴場の閉鎖期間につきましてもイベントの企画ですとか、高島はサンゴの部分もシュノーケリングなどでにぎわいを見せているところもございますので、そういったところも含めて、集客のほうに取り組んでいけるように、市としても支援していきたいと考えております。  以上です。 166 ◯野口達也委員 やはり高島海水浴場と高島ふれあいキャンプ場やけんさ、夏の期間がメーンになっていくと思うとですたいね。私らが小さいころは、海水浴やったばってん、今の子どもたちは海水浴に行かんさ。  でもそういう中で、じゃどうやって高島海水浴場にもってくるかと。砂浜できれいかとこやし、船に乗って来る、やはりそういったところを生かしながらもうちょっとしていかんと、今のままやったら、UMIBOUZ in 高島と言ったって、ああいう催しではふえはせんとやけん。ですから基本的な海水浴の部分に特化してもうちょっとしていかんと、私はふえていかんと思いますよ。ですから、どうかそこのところはぜひ高島振興協同組合にもお願いして、やはりこのままにしとけば、いつの間にかお荷物になってしまうという状態になってしまうとやけんが、やはり、過疎化とかいろんなことがある中で、夏の間だけは来ますよとか、そういうことをもっとできるような手を打ってもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。 167 ◯向山宗子委員 今のことなんですけど、具体策というか、子どもたちに海に来てもらうためには、やはり宣伝せんといかんですよね。でも、この高島振興協同組合にこれだけの金額の中で宣伝料、広告料というのが含まれていないわけですよね。含まれているんですか。 168 ◯大田水産農林政策課長 広告の費用ですけれども、一応この中に含まれております。  以上です。 169 ◯向山宗子委員 含まれているんだったら、幾ら見込まれていますか。 170 ◯大田水産農林政策課長 5ページの(7)の候補者提案額の内訳に役務費が各年度33万円計上されておりますが、その中に含まれているという状況でございます。 171 ◯向山宗子委員 役務費ですね。33万円ですよね。33万円でどれくらい宣伝ができるんでしょうかと私は思います。1回、UMIBOUZ in 高島の宣伝をテレビで流してもらって、以上終了ぐらいの、それでも足りないかもしれないけど、広告を打つのか、何かそれこそ週刊あじさいとかそういうところで流してあげるとか、夏が来る前にずっとコマーシャルフィルムを自分たちでつくってでもよかけん、例えばもう一歩進むとつくってもらって流してあげるとか、そういうのを市庁舎のテレビで流すとか、いろんな工夫をして、やはり市がやってあげないと、広告宣伝費で33万円つけていますというのは、ちょっと詭弁かなと私は思います。そういうところで、先ほど野口委員が言われましたけれども、本当にやる気があるんだったら、きちんとそういう具体策をもって臨んでもらいたいなと思いますので、よろしくお願いします。 172 ◯大田水産農林政策課長 今、向山委員からのご指摘の、市のほうも広告をしていくべきじゃないかということでございます。これまでも市の媒体を使ってご協力というか、一緒にやっている部分がございますので、そういったところからもっとできるものがないかという視点で協力できるようにやっていきたいと考えております。  以上です。 173 ◯大石史生委員 これも少し基準になることなのかなと思うので、どこで言おうかなという部分があるんですけれども、5ページの候補者提案額の内訳の部分で、支出の部分の人件費が令和2年度から令和6年度まで毎年上がっていっていますよね。ここの部分に関して言えばわかるんですよ。ただ、この前の議案だとか、次に出てくるやつとか、ずっと人件費が一緒なんですよ。同じ金額で推移しているんですよ。これは、とにかく長く働けば働くほど給料が上がっていく仕組みというのは、多分市役所でも一定とってあるんじゃないのかなと思うんですけれども、そういうのは選定の基準としていけば最低賃金を上回ればいいのかなとなるんでしょうけれども、その辺は重視されないのかなと思ってですね。 174 ◯野崎水産農林部長 我々がこの指定管理にしてもいろんな通常実施した入札にしても、入札にするときは大体、長期継続契約とか、3年間や5年間の業務になるんですけれども、我々の積算のルール、基準にのっとって積算を5年間して、私たちがするのならこれだけかかりますというのが予定価格といいますか、こっちが持った金額があります。いろんな入札にしても契約にしても指定管理にしても、その相手方から、自分たちが3年間とか5年間とかやるときには、自分たちだったら毎年これだけかかりますということで積み上げた金額での提案になります。こちらの今回の議案になっている部分は、相手方は年度ごとにこういうふうに変化をもってと気にされています。ただ、業者によっては、一定される部分はありますので、それはうちが全体の金額があって、相手方の金額の範囲内であればあれなので、それは業者の考え方とか雇い方によるものなので、提案するときには、毎年の改定を見据えて上げなさいとかそういったルールはありません。ですので、我々がトータルした5年間の金額と相手方が5年間積み上げた金額であって、ここで載っているのは、相手方から出た各年度の内訳ですので、こういった案件ごとでそれを提案する業者の考え方が違いますので、変わってくるものと考えております。  以上です。 175 ◯大石史生委員 部長に言ってもこれがどうなるかという問題はありますけれども、やはり基本的にこれが例えば、若い人が入ったりして、今まで長い人がやめたとかなって給料がまた下がったとか、そういう部分であれば問題ないんですけれども、一定長く働いてくれる人をずっと雇っていくのであれば、やはり給料は上がっていくと思うんですよね。それを審査の基準というか、そういう部分の中にも一定働く人たちの雇用を保障するという上でも入れておかないといけなんじゃないかなと思うんですよ。ここで言うあれじゃないかもしれないけれども、この指定管理の部分に関して言えば、これはもう要望にしますけれども、さっきの指定管理の期間の部分だとか、売店の20%の部分だとか、そういう全体的なルールが統一されていないので、各部署部署で出てきてもらって指定管理のあれを議論するんですけれども、そこが一定統一されていないから、いろんなところで問題が今出てきているんじゃないかなというのを実感しているので、これは本当にぜひ、一回多分指定管理のあれが出てくるんなら、その総務部が出てきて質問するなりという部分も委員会としても考えていただきたいというのと、理事者も中で協議していただきたいというのは、ぜひ要望しておきたいなと思います。 176 ◯西田実伸委員 大石委員の関連なんだけれども、実は、次の第191号議案を見ているんだけれども、それと比べながらなんのかんの言うつもりはないんだけど、高島でいろいろとこういう指定管理をされている方々には、昔から苦労をかけているという話はありますので、重々理解をしながらなんですけれども、今、審議している190号議案の中で、人件費はわかります。需用費と委託料が異常に高いんですよ。特に委託料がね。需用費というのは、夏場にかけて若い人たちを呼んで、その交通費なのか食事代なのかなと思うんだけど、特に先ほどから意見もあるように、委託料が非常に高い。需用と委託料の積算根拠を説明してもらえんですか。 177 ◯植田水産農林政策課総務係長 需用費ですけれども、印刷製本費、消耗品費、光熱水費、ガス使用料、修繕料が見込まれております。役務費につきましては、通信運搬費、手数料、広告料となっております。委託料の内訳でございますけれども、消防設備の保守点検委託、プールとか浮き島の設置・撤去の委託、ごみ処理回収の委託、除草剪定委託費用などが含まれております。  以上でございます。 178 ◯西田実伸委員 そう説明していただければわかります。あそこはプールをつけられますもんね。そうですか、わかりました。次の議案と異常に格差があるもんやけんが質問しました。ただ、もう1つ質問なんだけど、同じ管理体制について、これは愚問かもしれんけど、同じ人じゃなかですよね。第191号議案でも同じようなパターンで出ているんですが、その方々と違う人ですよね。 179 ◯大田水産農林政策課長 別の人になります。  以上です。 180 ◯毎熊政直委員 これは水産農林部にここで言っても答えはないと思うんだけど、我々の考え方を整理しとかんといかんと思うのは、確かに地域、特に島だから地域の振興という意味で、こういう高島振興協同組合をつくって、こういうキャンプ場とか海水浴場、飛島磯釣り公園とかを地域の方にやっていただくということ、それに何も異議があるわけじゃないんだけど、我々は今度は片一方で、同じような趣旨を持つ野母崎振興公社を今後5年間でなくしてしまうような議論もさせられよるわけよ。片一方だけは、やはり島だから今後地域の振興のため、こういう地域の協同組合を残していって、今からこれをやってもらう。海水浴場にしたってキャンプ場にしたって、7月21日から8月31日までのわずか41日間の間でこれだけのお金を委託料として支払って、これは地域の方々にとっても一定の大きな収入源になると思う。それがだめだとは言っていないんだけど、片一方で我々はまた違う文化観光部という部署の中で、全く真逆のことを今、議論させられているんだけど、だからそういうのも意見が出たということだけは頭に置いとってくれんね。そうじゃないと、今度、野母崎振興公社の協議をするときに、こちらとの比較も一定頭に入れているということを、ちゃんとこの場で言っておかなければ、委員会としても捉え方が変になるもんだから、今ここで言わせていただいたんだけどね。だからこれはこれで、4名体制で、監視員というのは島内の人がやっているわけ。それとも学生か何かを雇ってその監視員をやっているわけ。
    181 ◯大田水産農林政策課長 基本は島内でしているんですけど、学生なんかが集まらなくて、島外から来ていただくこともあるということで聞いております。  以上です。 182 ◯平 剛志副委員長 関連して、監視の件なんですけれども、4ページの管理運営体制の中に、その監視員が平日が3人で、土日が4人と。監視員の方は島内の方で全然構わないと思うんですけど、安全面の監視をするのであれば、例えば救命方法とかAEDの使い方であったりとか、その辺の指導は現状どのようになっているのか教えてください。 183 ◯大田水産農林政策課長 監視に当たるスタッフについては、救急救命士の資格を持っている方を充てるという形の対応ということで確認をしております。  以上です。 184 ◯平 剛志副委員長 現状されているということであれば、わかりました。ありがとうございます。  以上です。 185 ◯中村俊介委員長 ほかにございませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見ありませんか。  討論を終結します。  これより採決いたします。  第190号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 186 ◯中村俊介委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第191号議案「公の施設の指定管理者の指定について」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 187 ◯野崎水産農林部長 第191号議案「公の施設の指定管理者の指定について」ご説明いたします。  議案書は、219ページをお願いいたします。これは、長崎市高島ふれあい海岸飛島磯釣り公園の管理を行わせるため、西彼南部漁業協同組合を指定管理者として指定したいので、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を経ようとするものでございます。指定の期間は令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間でございます。  詳細につきましては、水産農林部提出の委員会資料に基づき水産農林政策課長から説明いたしますので、よろしくお願いいたします。 188 ◯大田水産農林政策課長 それでは、第191号議案「公の施設の指定管理者の指定について」ご説明いたします。  水産農林部から提出しております委員会資料の1ページをごらんください。1.施設の概要についてですが、(1)に位置図を、(2)に配置図を記載しておりますが、写真のとおり、高島本土と飛島を南側釣り場で結び、その先に北側及び東側の釣り場がございます。  2ページをお開きください。(3)には名称、(4)には所在地、(5)には設置年月日、(6)には設置目的を記載いたしております。(7)には主な施設内容を記載しております。(8)ですが、利用時間及び休所日の承認の基準を、(9)には利用料金の基準額を記載いたしております。利用料金に関しましては、記載の金額を基準として、指定管理者がその金額の範囲内で市長の承認を受けて定めることとなります。(10)アには利用者の推移を、3ページに移りまして、イには指定管理委託料の推移を、ウには使用料収入の推移を記載しております。2.指定管理者候補者の概要でございます。名称は西彼南部漁業協同組合で、現在の指定管理者でございます。3.指定の期間につきましては、令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間となっております。続きまして、4.指定管理者候補者の選定についてでございます。(1)選定方法につきましては、非公募でございます。(2)選定理由でございますが、当該施設は同地区の地域活性化を担う主要なレジャー施設で、地域との連携が特に求められる施設であり、また、西彼南部漁業協同組合が有する共同漁業権内に設置されていることから、周辺水域に精通している同組合が管理することにより、最新の釣り情報などの情報発信及び集客と緊急時の迅速な対応が期待できるため、同組合に管理を行わせることが適当であることから選定したものでございます。(3)利用料金制につきましては、令和2年度から新たに導入いたします。次に、(4)業務内容につきましては、アに記載のとおり、施設の運営に関する業務、イに記載のとおり、施設及び設備の維持管理に関する業務などでございます。(5)管理運営体制につきましては、施設長、主任、職員及び臨時職員となっておりますが、監視員につきましては、主任、職員、臨時職員でローテーションを組み、常時2人体制で行うこととしております。(6)には候補者が提案した各年度の指定管理委託料を、(7)にはその内訳を記載しておりますが、指定管理委託料は5年間で5,997万5,000円となっております。なお、令和2年度から施設の使用料を直接指定管理者の収入として収受させることができる利用料金制を導入するため、指定管理者は、長崎市が支払う指定管理委託料と、利用者が支払う利用料金収入により管理運営を行うこととなりますので、(7)候補者提案額の内訳の表に記載のとおり、指定管理業務に係る支出の合計、表の(A)から利用料金収入の合計、表の(B)を差し引いた全額が指定管理委託料となります。この指定管理委託料につきましては、第146号議案「令和元年度長崎市一般会計補正予算(第5号)」において審査いただくこととなっております。  5ページには候補者からの事業計画書の概要を、6ページからは仕様書を掲載しておりますので、あわせてご参照ください。  説明は以上でございます。 189 ◯植田水産農林政策課総務係長 4ページの(7)候補者提案額の内訳、支出の内訳についてご説明させていただきます。需用費なんですけれども、需用費の項目といたしましては、印刷製本費、消耗品費、電気使用料、光熱水費、修繕料などが含まれております。続きまして、役務費につきましては、通信運搬費、し尿処理などの手数料、広告費、ごみ処理手数料などが含まれております。続きまして、委託料につきましては、消防設備の保守点検委託、海底清掃委託、浄化槽の保守点検委託などが含まれております。  説明は以上でございます。 190 ◯中村俊介委員長 これより質疑に入ります。 191 ◯毎熊政直委員 これは令和2年度から利用料金制度を導入としているけど、トータルは変わらないのかもしれんけど、今現在どうなっていたかという説明をして、今度、令和2年度からこう変わりますよという説明をしてくれんと、比較も何もできんやかね。そしてもう1件、これは海釣り公園は1年中開催される。さっきの海水浴場と違って、監視員というのは、ここには5ページの参考の欄に、事故発生時は警察署、消防署に連絡するとともに、水産農林政策課、高島地域センターに連絡すると書いてあるけど、せめて浮き輪を投げるとかそういうあれは、もし釣り人が海に落ちたときの現場態勢とかいうのは想定してしとかんと。黙って見て、警察に連絡しに行けというわけ。まず人命救助という見地を持ってもらわんといかんやろう。海が荒れているということもあるとやけんさ。そこら辺は今までもきちんと委託するには、最初に協議をせんばいかんところやろう。そこら辺は全部見過ごしていたとね。答えてください。 192 ◯大田水産農林政策課長 毎熊委員からのご指摘で1点目は、利用料金を今度から導入ということで、現在の取り扱いということなんですが、資料の3ページになりますけれども、経費の部分を上段の指定管理委託料ということで支出しており、次のウの使用料というのが、市の歳入ということで受け入れているという状況でございます。それが今回、4ページの先ほどご説明しました利用料金制の導入により、差し引きで指定管理委託料を支出するという形になったということでございます。2点目の事故発生時の人命救助態勢の部分になります。これが実際の西彼南部漁業協同組合からの事業報告の中にもあるんですけれども、実際、監視に当たって小型船舶の操縦士、普通救命講習修了者の資格を有する技術員を雇用して安全対策をとっているということで、説明が前後して申しわけございません。仕様書が資料の中で6ページ以降掲載しておりますが、9ページの下段のほうになるんですけれども、(オ)の施設の安全管理のbのところなんですが、事故発生時には救護措置をとり、長崎市及び警察等関係機関へ連絡報告等を行ってくださいということで仕様書のほうで定めております。実際の今の状況ですけど、今年度もそういった形で有資格者を雇用して対策をしたということで報告を受けております。  以上です。 193 ◯毎熊政直委員 こうなれば地域に指定管理をしていただくということは、何の異論もなかとばってん、ただ、向こうもマンネリ、委託を頼むほうもマンネリになってしまって、こういう1丁目1番地を忘れてしまうようなことになってしまったらいかんから、まずはやはりこういう切りかえ期間のときは、きちんと今、救命胴衣を貸し出して、それはチェックせんばいかんとよ。ここに書いてあるだけじゃいかんとやけん。だからそういうのは常々、市は公の施設として安全管理は最初に入れていますというようにちゃんとチェックもしとかんと。ここに書いてあるからそうですって、自分たちは目で確認しとかんことには何かあったときは自信持って言えんやろう。今度は発注者として市の責任を問われるとやけん。だから、そこら辺はこういう切りかえのときに、特に先ほどの海水浴場も一緒、ここも一緒、キャンプ場も一緒だけど、安全管理だけは指定管理者ときちんともう一回初心に返って、最初話をしたときの緊急救助態勢をとるようなことはどういうことで考えているかということをきちんと共有をしとってください。いざというとき何も役に立たんよ。それは部長、やってくれるね。 194 ◯野崎水産農林部長 今ご指摘いただいているんですけれども、仕様書だとか実際、協定書だとかを長年でやっている中で、本来やっていても書いていないとかいうことがあると思いますので、協定を結ぶまでには再度全部点検して、本来あるべき姿をきちんと指示しているように見直した上で協定を結びたいと考えております。  以上です。 195 ◯福澤照充委員 委託料のことで1点だけ教えてください。今回利用料金制になったということで、それは一定理解したんですけど、3ページの推移を見たときに、実際、平成30年度は1,392万4,000円ということで、収入を引くと1,060万円ぐらいになるので、私の理解がおかしかったら言ってください。103万円ぐらい上がっているのかなと思ったもので、どこが上がったのかなということを教えていただければ。よろしいですかね。 196 ◯大田水産農林政策課長 若干上がっている部分というのは、人件費の単価の部分でございますとか、消費税の増分とかがございますので、そういったところで上がっていると認識しております。  以上です。 197 ◯福澤照充委員 わかりました。若干ということではあったんですけど、やはり1割ぐらい上がっているので、説明の中でできれば地元ということで大事なところではあるんですけど、今のような説明をしていただければ構いませんので、しっかりと説明していただければと思います。これは要望です。 198 ◯西田実伸委員 第一義は先ほどの質問もあったけれども、救急態勢。ライフジャケットだけ配ればいいというもんじゃないと私は思っとっとですよ。浮き輪の意味はわかります。浮き輪というのは、その人が持って浮くだけじゃなかとさね。浮き輪というのは、その人を寄せつけるために、要は流されないように投げるとやもんね。あそこの流れ方ってわかっているでしょう。大変でしょう。どんどん流されるけん、ボートを持ってくる間に遠くに行ってしまう。潮流の関係というのはわかるじゃないですか。だからいい魚が釣れるんですよ。  だから、前書いていたからそのままという話は余りよくないんじゃないかなと思います。だから8ページ、9ページには事故の態勢の備品も入れたほうがいいんじゃないのかなと思いますよ。ライフジャケットでもそう、浮き輪もそうでしょう。浮き輪を結んでいるロープ、あれも大事ですよ。1年に1回じゃロープは腐ってしまいますもんね。だから浮き輪の考え方というのは、そういう方向でも理解していただければと思います。それからもう1つは需用費の関係ですね。一般質問でも高島の釣り桟橋の修繕の話が出てきたでしょう。写真を見れば下の床を板でしたり、手すりのところはロープでしたりという、私から見れば情けない修繕をしていたんだけど、それは需用費が少なかったのかなと今思えば思うんですけれども、今回、先ほど内訳の説明がありましたけれども、需用費にそういう修繕費というのは入れているんですか。さっき修繕費と言ったけど、私からいえば少ないんじゃないかなと思っているわけです。 199 ◯大田水産農林政策課長 今、西田委員からのご指摘の釣り場の修繕の関係なんですけれども、市の修繕の予算のほうで組んでおりまして対応をしておりますので、こちらでは中に入っておりません。  以上です。 200 ◯西田実伸委員 大田課長の答弁はわかるけど、結果的に市がしなかったから、あんな修繕したんでしょう。あの修繕というのは、応急処置ならわかるけれども、海に落ちたら、さっき言ったように、流されるわけですよ。あの写真見たときにぞっとしましたけれどもね。だから、逆に軽微な修繕というのは、ある程度需用費で面倒見てもいいんじゃないんですか。例えば2年に1回とか3年に1回とかと私は思うんだけど、どうですかね、見解を聞かせてください。 201 ◯大田水産農林政策課長 西田委員が言われた分、こちらもあれなんですけれども、需用費の中に軽微な修繕をする分は含まれております。どうしてもあれだけの施設になりますので、大規模な金額が高い修繕につきましても対応していく必要がございますので、そこの部分は市の直の予算で、今まで不十分だったところはあるかと思うんですが、今年度は南側の手すりを今やりかえているところでございますので、今後も大規模で安全確保が必要な部分については、市の予算計上で対応していきたいと考えております。なので、現地でできる軽微な修繕は、需用費として持っていただいているということでございます。  以上です。 202 ◯西田実伸委員 この費用の中でできるということでしょうけれども、私が言うのは、しつこいけど、結果的にああいう結果になったんですよ。需用費の中でできなかったということ、そして市にもお願いできなかったということですから、そういう面はどっちが出すとかなんとかではなくて、修繕をしやすいような体制をとってほしいということなんですよ。だから需用費なんかも少しアップして修繕頼むけんと。離島だから専門家がいますよね、来てくれるからね。高島専門の会社がおるはずですから。そこと連携をとって、事故がないようにしていただきたいということで、何か見解ありますか。 203 ◯野崎水産農林部長 今、西田委員が言われるように、修繕料を組んでいても、その修繕料で賄える以上に劣化とかしている中で、実際に修繕できない金額でしか組ませていなかったので、ああいった結果になったと思っています。  先ほど課長が言いましたように、今年度、車が行くところの手すりとか大きな部分の工事をしていて、今施工中です。今年度あわせてあそこの部分が、あとどれくらいこのままだったら使えるのかとか、どれくらい補修が必要なのかという部分をあわせて今年度調査を出したところですので、それを踏まえて、今から5年間の指定管理をお願いする上で、5年間は責任持ってきちんと安全対策とらないといけませんので、それに見合った必要な経費があれば、それはきちんと市のほうで対応していきたいと考えております。  以上です。 204 ◯大石史生委員 先ほどの利用料金制の導入の件なんですけれども、大体5年間、平成27年度から平成30年度までの平均をとって設定をしているんだなというのは一定わかるんです。これは多分、市からの提案だと思うんですけど、そこら辺はどっちからの提案ですか。 205 ◯大田水産農林政策課長 資料に掲載の4ページの(7)の部分は、書いてありますとおり、候補者からの提案額になっております。もちろん市のほうで積算ということもするわけなんですが、それは市のルールにのっとって人件費、物件費等を積算しますが、候補者提案は候補者の雇うルールとかもございますので、そういった形で積算をした提案の部分というのが今、資料に出てきている部分になりますので、これは候補者の提案額ということになります。 206 ◯大石史生委員 候補者側の提案なんですね。これが市側の提案だったら、何でこういう利用料金制を市から提案したんだろうなという疑問が出てきたので質問をしました。わかりました。 207 ◯中村俊介委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見はありませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第191号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 208 ◯中村俊介委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  ここで暫時休憩いたします。           =休憩 午後3時44分=           =再会 午後3時54分= 209 ◯中村俊介委員長 委員会を再開いたします。  次に、第192号議案「公の施設の指定管理者の指定について」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 210 ◯野崎水産農林部長 第192号議案「公の施設の指定管理者の指定について」ご説明いたします。  議案書は、221ページをお願いいたします。これは、長崎市道の駅夕陽が丘そとめの管理を行わせるため、そとめ「食」と「農」の架け橋を指定管理者として指定したいので、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を経ようとするものでございます。指定の期間は令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間でございます。  詳細につきましては、水産農林部提出の委員会資料に基づき水産農林政策課長から説明いたしますので、よろしくお願いいたします。 211 ◯大田水産農林政策課長 それでは、第192号議案「公の施設の指定管理者の指定について」ご説明いたします。  水産農林部から提出しております委員会資料の1ページをごらんください。1.施設の概要についてですが、(1)に位置図及び平面図を記載いたしております。道の駅夕陽が丘そとめは、国道202号線を管理している長崎県と一緒に整備をし、平成18年に設置した施設です。指定管理の対象となる施設は、長崎市が整備した部分である物産販売所・レストラン棟、第1駐車場から第5駐車場までとなっております。長崎県が整備した部分であるトイレ、休憩所、駐車場は水色の網かけで記載しておりますが、指定管理者は、指定管理とは別に道の駅夕陽が丘そとめ県整備範囲等管理業務委託契約を締結し、この施設の清掃等の維持管理を行うことになります。  2ページをお開きください。(2)には名称を、(3)には所在地を、(4)には構造を、(5)には設置年月日を、(6)には設置目的を、(7)には主な施設内容を記載いたしております。(8)には開館時間及び休館日の承認の基準を記載しております。(9)アには利用者の推移を、イには指定管理委託料の推移を記載いたしております。  3ページをごらんください。次に、2.指定管理者候補者の概要でございます。名称は、そとめ「食」と「農」の架け橋で、現在の指定管理者でございます。グループ応募になりますので、(4)に構成を記載しておりますが、ア.代表団体は長崎西彼農業協同組合、イ.構成団体は株式会社外海久栄でございます。3.指定の期間については、令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間となっております。続きまして、4.指定管理者候補者の選定についてでございます。(1)選定方法につきましては、公募で行っております。(2)のアに記載のとおり、2団体から応募があり、外部の委員で組織する長崎市道の駅夕陽が丘そとめ指定管理者候補者選定審査会を設置し、審査いただきました。選定の経過につきまして、選定審査会から10月30日に提出されました審査報告書の写しに沿って、説明をいたします。  恐れ入りますが、6ページをお開きください。1.審査結果につきましては、第1順位は、そとめ「食」と「農」の架け橋でございます。2.選定審査会の構成ですが、学識経験者、経営または財務に関する専門知識を有する有識者、施設の運営に関する知識を有する者など5名から構成されております。3.申請団体は、今回申請があった2団体を届け出順に記載しております。4.審査の方法といたしましては、(1)資格審査において応募者から提出された申請書類に不備がないか、募集要項に記載された応募資格等の要件を満たしているかを確認したところ、NPO夕陽が丘そとめは応募に必要な資格等を満たしておりませんでした。(2)書類・面接審査において、応募資格を満たしている団体の事業計画書等の内容について、面接審査により審査を行いました。なお、応募資格等を満たしていない団体につきましては、面接審査を行わず失格とする旨を長崎市から選定審査会にご報告し、了承をいただいております。5.審査の経緯につきましては、令和元年7月31日に第1回審査会を開催し、募集要項等の協議を行いました。10月9日の第2回審査会では、現地視察及び面接審査方法についての協議を行いました。10月30日の第3回審査会において、面接審査を行った上で指定管理者候補者団体の選定を行ったところでございます。6.採点結果について、説明いたします。第1順位のそとめ「食」と「農」の架け橋については、外海地区の特産物や世界遺産を有効に活用できる事業計画となっている、また、消費者ニーズだけでなく、生産者である農家の経営安定や生活基盤にも目を向けるなど、地域活性化のために複合的な視点で取り組む姿勢については高く評価できるとの評価がなされております。  8ページには、選定審査会における採点結果を掲載しています。表の左側が評価項目、右側部分が項目ごとの配点と各応募団体の採点結果となります。応募団体の得点につきましては274点でございました。  恐れ入りますが、3ページにお戻りください。下段のウ.提案の概要でございます。(ア)提案内容につきましては、9ページから11ページまでに事業計画書概要を記載しておりますので、後ほどご参照ください。(イ)管理運営体制につきましては、駅長、直売部門7名、事務管理部門1名、レストラン部門9名、清掃部門1名となっております。  4ページの(ウ)として、候補者が提案した各年度の指定管理料とその内訳を記載いたしております。市の上限額である2,934万300円に対し、候補者からの提案額は2,750万円となっております。長崎市道の駅夕陽が丘そとめは、施設の利用料金がございませんので、独立採算制としております物産販売所及びレストラン等に係る収益業務の経費以外の施設の維持管理経費を指定管理委託料として算出しております。この指定管理委託料につきましては、別途ご審議いただく第146号議案「令和元年度長崎市一般会計補正予算(第5号)」において審査いただくことになっております。  12ページからは募集要項、仕様書を掲載しておりますので、あわせてご参照ください。  説明は以上でございます。 212 ◯中村俊介委員長 これより質疑に入ります。 213 ◯毎熊政直委員 この長崎市道の駅夕陽が丘そとめがオープンしたころはオープン効果もあって、非常にお客さんがたくさん寄っていただいて、売り上げもかなりあったということをお聞きしたんだけれども、それが落ちてきたというような話も聞いているのだけれども、この今の利用者数を見るとそうでもないようなんだけど、今日現在、またこうして今の方が応募してこられたということは、きちんとそれだけの収益も上げておられると理解するんだけど、そういう面で収益だけでなくて、やはり入館者、外海地区にたくさん来てもらうためにここを1つの拠点として、そういう誘客というものはどういう活動をしておられるんですか。 214 ◯大田水産農林政策課長 ご指摘のとおり、道の駅になりまして、物産販売所とレストランということでございますので、直売所のほうで季節のとれたて農産品の直売所のところでのイベントであるとか、そういった部分を開催したり、そういった活動で誘客を図っているという状況でございます。  以上です。 215 ◯毎熊政直委員 4ページの収益業務の収支の中で、支出の需用費が令和2年度で1億8,000万円。これは物産の仕入れ価格、例えばレストランの材料とかそういうものも全部含めた1億8,000万円なのか、その内訳を教えてください。 216 ◯中村俊介委員長 暫時休憩いたします。           =休憩 午後4時6分=           =再会 午後4時7分= 217 ◯中村俊介委員長 委員会を再開いたします。 218 ◯大田水産農林政策課長 答弁が遅くなり申しわけございません。毎熊委員からの需用費の中身なんですけれども、この中身の項目だけを申し上げますと、雑費ですとか、直売所の経費、燃料費、それから水道光熱費、営業費、物産館販売の原価、レストラン等の諸材料というようなところをもろもろ含めまして1億8,000万円という状況でございます。  以上です。 219 ◯毎熊政直委員 これは、ある程度の信頼関係がないと、この数字、そして指定管理委託料をはじく上でも、相手方のやはり収益というものは、当然それに見合ったものがあって初めて委託料を算定できると思うんだけど、そこら辺の通常の指定管理者とのやりとりは今までやっていたところだろうから、そこら辺の信頼関係というのはきちんと構築してあるわけやね。 220 ◯大田水産農林政策課長 もちろん、そのあたりの信頼関係の中で、一定こういった収益を出していただいて、市として維持管理費として幾らが必要なのかというところで、指定管理料、維持管理費用を持たせているというところがございますので、そのあたりは話ができていると認識しています。  以上です。 221 ◯毎熊政直委員 それともう1つ、応募団体が2団体あって、1つは資格要件に不備があったということで、必要な資格等を満たしていないとかいうことだけれども、これは期間中に応募する前にみんな当然聞きに来るたいね。そのときに説明とかは十分ちゃんとやっていたわけ。それでもなおかつ不備があったわけ。 222 ◯大田水産農林政策課長 今の失格となった部分の説明なんですけれども、まず公募の募集要項の中に、21ページになるんですけれども、(3)必要な資格等ということで、イの部分で受付日の1年以上前から継続して飲食店営業の実績があることということで、公募の部分の募集要項で明示をしているというところがございますので、一定ここで説明ができていると考えております。 223 ◯毎熊政直委員 それならこういう事項が明記してあれば、普通わざわざ失格になる前に応募をしようと考えんとじゃなかと。やはり労力もかかるんだから、失格になる前にまず資格がないということになるんだから。1年以上の飲食店営業の実績があることと、これはちゃんと書いてあったのでしょう。 224 ◯大田水産農林政策課長 募集要項を出した後に説明会も予定をしたんですが、現地の説明会に来られなかったということと、直接説明会での説明というのはできていないんですが、結局申請を出すときに書類を出していただいて、そこで中身をチェックいたしますので、その段階で気づいて、そこで直接お話をしたというのが経過でございます。  以上です。
    225 ◯毎熊政直委員 じゃ、その申請の受付窓口で、ここを満たしていないから失格ですよということで、そこでもう伝えたということになるわけ。 226 ◯大田水産農林政策課長 今の経過の部分なのですけれども、その場でお伝えしたけれども、最終的にそれでも申請をされるということで申請をされたというのが経過でございます。  以上です。 227 ◯毎熊政直委員 しかし、そこで受付のときに資格要件を満たしていませんからだめですよと言って、あえて申請をしたということは、結局この要件が相手方にとってはおかしいという判断。 228 ◯大田水産農林政策課長 相手方がおかしいかどうか、どういう判断をされたかというのはあるのですけれども、こちらが資格を満たしていないという説明についてはご理解をいただいたと私たちは認識しております。  以上です。 229 ◯野口達也委員 この長崎市道の駅夕陽が丘そとめのスタートは、この中にあるJAが最初管理していたんではないかなと思うのですけれど、そこからずっと引き継いできているんじゃないかなと思う。やはりこの道の駅の一番いいところは、地域の農家の視点というか、こういったもの、それからお年寄りなんかが出荷できない部分を、ここで1つでも2つでも持ってこれる部分でも、やはり地域の活性化に寄与している部分と思うとですよね。そういった意味では、この計画概要の中で1日当たりの出荷者数50人以上を目指すということがありますけれども、これは当然、生産者組合じゃなかばってん、そういう出荷者の組合のごたるとがあると思うんですけれども、当初から比べたら減ったりはしとらんとですか。その辺をお伺いします。 230 ◯大田水産農林政策課長 当初に比べると、やはり減ってきているという状況で確認しております。  以上です。 231 ◯野口達也委員 この道の駅のスタートとしては、全国的に大山町農協なんかがお年寄りが本当に1袋でもよかけん持っていって、それがお金になると。だから、大山町農協なんかは、桃や栗を植えてハワイへ行こうと。95%の人たちは、みんなハワイへ行ったことがあるというのがスタートなんですよね。ですから、これはやはり地域の活性化につながることだから、ぜひ水産農林部として、もっともっとそういった部分を指定管理者が農協やけんどうのこうのじゃなくて、この道の駅としての生命というか、そういう部分をきちんと押さえたところで、これからもお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 232 ◯大石史生委員 選定審査会のところで、最後の点数をつけるところで、7ページの資料の審査の経緯というところがあって、そこで一瀬委員と書いていますけれども1人欠席となっています。この方というのは外海地区の連合自治会からの推薦ということでなっていると思うんですが、地元の人は、こういうところではものすごく採点に影響したりとかというのはあるんじゃないのかなと思うのですけれども、欠席した理由とかは多分本人にしかわからないかもしれないですけれども、何かあったのかなと思って。これをそのままいない中で続けるのが果たしてよかったのかなというのも疑問があって、そこをお答えできますか。 233 ◯大田水産農林政策課長 審査に先立ちましてご本人にも了解は得ておりますので、理由のほうを言わせていただきたいと思うのですけれども、これは30日の審査の前日にご連絡がありまして、親戚のほうにご不幸があったということで、それが欠席の理由ということで聞いております。  以上です。 234 ◯大石史生委員 じゃ、10月30日に一定審査をしないと、やはり間に合わなかったということでよろしいですか。 235 ◯大田水産農林政策課長 そういう状況であったと認識しております。  以上です。 236 ◯大石史生委員 そうしたら、急に不幸が入ったということで理解していますけれども、前、審査会のときに、そこの応募してきた法人の役員をしていたとか、そういう方が審査に入っていたとかという経緯があったので、そうなっていたらまずいなと思いながら質問したので、それであれば別に構わないと思うので、よろしくお願いします。 237 ◯平 剛志副委員長 1点だけ。資料の1ページの下の図の青い部分は、県のほうの管理かと思うのですけれども、この中に休憩所があると思うのですけれども、そこで、やはりせっかく認定された世界遺産の情報発信なんかをできないかなと思うんですけれども、そういう県との連携とか、今回の事業計画書の中でも世界遺産の文字が1回ぐらいしか出てきていないのですけれども、そういう情報発信をすると書かれていますので、そういうところの連携とかはどうなっているのですか。 238 ◯大田水産農林政策課長 すみません、先ほど農産品のイベントの話をしたのですが、今回の指定管理に当たって、ただ直売だけのイベントだけではなくて、情報発信を含めたイベントを2回以上はするようにということでご提案もいただいていますので、私も現地に行って、確かに休憩所の活用がいま一つな状況というのは、委員ご指摘のとおりかと思いますので、そういったスペースも県とお話ししながら、使えるかはあれですけれども、お話をさせていただきたいなと考えています。  以上です。 239 ◯中村俊介委員長 ほかにございませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見はありませんか。  討論を終結します。  これより採決いたします。  第192号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 240 ◯中村俊介委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後4時20分=           =再会 午後4時24分= 241 ◯中村俊介委員長 それでは、委員会を再開いたします。  ここで、午前中に審査を中断しておりました第187号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、追加資料の準備が整ったとのことですので、審査を再開したいと思います。  理事者の説明を求めます。 242 ◯股張文化観光部長 今回、出島とグラバー園、この固定納付金のもともとの考え方、これについてご指摘を受けまして、資料提出がおくれまして、まことに申しわけございません。早速ですけれども、観光政策課長と出島復元整備室長、この両者から説明させていただきます。よろしくお願いします。 243 ◯柴田出島復元整備室長 きょう追加資料としてお配りしました資料の中で、出島(A)、グラバー園(B)としておりますので、出島(A)について私のほうから説明させていただきたいと思います。  有料入場者数ですけれども49万1,977人、そのときの入場料として積算しておりますのが1億8,943万1,000円となっております。それで割りました入場料平均単価が385円となります。午前中に申し上げましたのが無料の入場数も含めた53万2,013人を平成30年の決算で割った数字ということで350円と申し上げておりますけれども、ここでは有料入場数に限ってということで説明させていただきます。385円という形になります。それで、収入のほうが1億8,943万1,000円ということで、そのままになっております。支出のほうですけれども、人件費それから委託料、そういったものを改めて積算しまして算出しまして1億6,244万9,000円となっております。その収支の差としまして、1)マイナス2)ということで2,698万2,000円となっております。これをもとにしまして、固定納付金額を2,700万円と算出しております。  私のほうからは以上でございます。 244 ◯中島観光政策課長 私のほうからは、グラバー園のほうについてご説明いたします。  まず、グラバー園でございますけれども、現在の指定管理につきましては平成29年度からということでございまして、ここの数値については平成28年度に試算しているものですけれども、その当時、まず有料入場者数の試算ですけれども、平成24年度から平成27年度までの4年間を実績として参考にして試算すると、その当時のルールではそうなってございましたけれども、実は平成27年度が世界遺産の明治日本の産業革命遺産の効果がありまして、グラバー園の入場数が100万人を超えたという年でございましたので、ここの部分の実績はもう例外的なものとして扱うというところで、平成24年度から平成26年度の3カ年平均で、まず有料入場者数を今回試算しております。それが94万4,000人というところになっております。入場料につきましては4億5,354万4,000円ということで、入場料の平均単価といたしましては480円となってございます。それから、その他の収入ということで、グラバー園には150万円ほど入っておりますけれども、こちらが目的外使用で自動販売機を設置した、そういった部分の売り上げですとか、あと、夜間を占用しての利用をしておりますので、その部分の利用料収入というところでございます。そういったところを合わせますと、収入としましては、この1)の欄ですけれども4億5,499万2,000円となっております。一方、それに対して支出額2)のほうでございますが、こちらも人件費ですとか、需用費、委託料、そういったものを合わせまして2億3,092万7,000円となっております。収入支出の差し引きが2億2,406万5,000円ということでございますので、固定納付の額としては2億2,400万円というところで、グラバー園のほうは積算いたしております。今回、グラバー園と出島のほうとで固定納付金の差があるというところでお話をいただいたところですが、主には入場料の大きな違い、単価自体は100円程度しか変わらないものの、有料入場者数というところで積算している部分にかなり差が出てきておりますので、こちらの部分がそのまま金額にあらわれたのではないかと考えているところでございます。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 245 ◯中村俊介委員長 これより質疑に入ります。 246 ◯毎熊政直委員 数字の根拠というのは一定理解しました。ただ、今回の新しい指定管理者、出島のほう、これは変動納付金が2020年、令和2年には382万円が2030年には3,657万円、10倍に変動納付金がふえるんですよ。ということは、今まさに出島は表門橋もかかりました、復元工事もおおむね進んで、グラバー園に100万人近く来てもらうんだったら、出島のほうにも限りなくそれに近いような観光客に寄っていただく努力をしなければならない。今までは復元作業が半端な部分があったから、なかなか呼び込めなかった。そして、おまけに本来であれば海の上から入場していたわけたい。それが表門橋がああいうふうにかかったからさ。この変動納付金だって、午前中の説明を聞けば、利益が出たら10%はもう向こうの取り分、そして、それ以上超えた部分の半分を市のほうに納付してもらうということは、それでも黙って15%利益が出るわけたい。それで、もうグラバー園はきゅうきゅうで、変動納付金を納めるので一生懸命ということを聞いたけど、過去5年間、グラバー園は変動納付金をどれくらい納めとると。 247 ◯股張文化観光部長 今の指定管理者が第3期の指定管理者でございまして、そこからの実績としますと、まず平成29年度からになります。固定納付金が先ほど示しております2億2,400万円です。変動納付金は最終的にはゼロです。ちなみに平成30年度、翌年度ですけれども、同じく固定納付金はしっかりもらっております。変動納付金は、今のところゼロという状況でございます。なお、第2期、その前の指定管理者の場合ですけれども、当然固定納付金があって、変動納付金というのがございました。当時、先ほど毎熊委員がおっしゃったように世界遺産の登録とか、また違った要因がございましたけれども、そのときには多いときには6,300万円ぐらい変動納付金を納めているという状況もありますし、少ないときには840万円という数字が過去ございます。  以上でございます。 248 ◯毎熊政直委員 まさに数字的に長崎の観光のそれぞれの第1拠点、第2拠点だから、変動納付金がこれだけ余りにもけたが違う差があれば、行政がひどく優位にしているのではないかという思われ方をするから、そこら辺はきちんとした説明をしていかんといかんと思うし、そして、ましてグラバー園のほうを管理している指定管理者のほうにも、その内訳あたりはきちんとやはり説明をせんといかんと思う。出島は固定納付金が少ないねというように、みんなそう思うだろうが。今からどんどんどんどんと、出島はふやしていかなければならない。限りなく、グラバー園と同じぐらいの入館者数を目指してもらわんといかんわけたい。そのために民間ノウハウをいろいろと取り入れてもらって、民間に指定管理をしていただくわけだから、そういう中でどんどん入館者数がすごく上がってきたら変動納付金はふえるけど、あとはやはり15年だから、例えば5年後ぐらいにはそういう固定納付金も一定見直すようなこともやはり協議をしておかないと、施設間でアンバランスになってしまうから、そこら辺のことは指定管理者ともよく話をして、実情に合わせた指定管理のあり方と、そしておまけに15年だから、もう1つは、あなたたちも午前中にも出たけど、もう誰もいないし、もう本当に15年とか長いところは指定管理を総合的に監督する総務部か企画財政部あたりに、そういう専門の班体制をつくってしておかないと、誰も何も長崎市の中で知った人間がいなくなるよ。文化観光部もそうだし、ローテーションがあるから、ローテンションがないようなところ、そこで変わっていくというのならいいけど、外に出ていくのではなくて、そこの中でかわるというようなことで、こういう大事な施設は、1カ所きちんとやはり管理監督、そして指定管理者と知恵を出し合うようなところをやらんばいかん。出島メッセ長崎も含めて何カ所かあるやろうから、そういうところをきちんとつくっておかんと市が縦割り行政であやふやになるよ。そこら辺は三役とも話をして、それぞれ完成するまでの間につくるようなことで協議をしてみてくれんね。そこら辺をどう考えますか。 249 ◯股張文化観光部長 こちらの出島の指定管理も15年と、これは初めての制度でございます。出島メッセ長崎も20年以上に及ぶ指定管理というところでございます。それから従来のグラバー園、これも重要な施設でございます。今、毎熊委員がおっしゃった内容につきましては、体制の問題、それから変動納付金等の考え方の問題、これについては当然ながら総務部を中心に話をしますけれども、三役にも十分情報共有しながら協議を行っていきたいと思っております。  以上でございます。 250 ◯中村俊介委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見ありませんか。  討論を終結します。  これより採決いたします。  第187号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 251 ◯中村俊介委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後4時36分=           =再会 午後4時37分= 252 ◯中村俊介委員長 委員会を再開いたします。  次に、第147号議案「令和元年度長崎市観光施設事業特別会計補正予算(第2号)」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 253 ◯股張文化観光部長 それでは、第147号議案「令和元年度長崎市観光施設事業特別会計補正予算(第2号)」について、ご説明いたします。  それでは、補正予算(第2号)の予算書のほうにつきましては、2ページと3ページのほうをごらんください。今回の補正額といたしまして、ここに記載のとおり平成30年度決算の剰余金1,203万6,000円を令和元年度の繰越金として受け入れ、それと同額をロープウェイ費に計上いたしております。  次に、予算に関する説明書のほうでございますが、12ページと13ページのほうをごらんください。第2款ロープウェイ費第1項ロープウェイ事業費第1目ロープウェイ事業管理費におきまして、平成30年度決算の剰余金を観光施設整備基金に積み立てるものでございます。詳細につきましては、引き続き観光政策課長からご説明いたします。よろしくお願いいたします。 254 ◯中島観光政策課長 それでは、ご説明させていただきます。  文化観光部提出資料、第147号議案「令和元年度長崎市観光施設事業特別会計補正予算(第2号)」の1ページでございます。基金積立金、観光施設整備基金1,203万6,000円でございます。1の概要でございますが、先般ご審議いただきました決算委員会におきまして、観光施設事業特別会計の平成30年度の実績収支額につきまして、今回、令和元年度予算に繰越金として編入し、観光施設整備基金へ積み立てるために補正しようとするものでございます。  資料の2ページをごらんください。ここには、令和元年度観光施設事業特別会計補正予算に係ります事項別総括表を記載いたしております。左側の歳入の欄でございますが、真ん中ほどに繰越金として1,203万6,000円を記載いたしております。一方、右側の歳出の欄ですが、真ん中ほどのロープウェイ費の中で2.基金積立金として、歳入同額の1,203万6,000円を記載いたしております。したがいまして、この補正予算における観光施設事業特別会計の収支はプラスマイナスゼロということでございます。  資料の3ページをごらんください。5.観光施設整備基金の推移についてでございますが、今回積み立てることにより、令和元年度末の残高は8億3,053万円の見込みとなっております。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 255 ◯中村俊介委員長 これより質疑に入ります。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見はありませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第147号議案「令和元年度長崎市観光施設事業特別会計補正予算(第2号)」について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 256 ◯中村俊介委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  それでは、次に第225号議案「令和元年度長崎市観光施設事業特別会計補正予算(第3号)」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 257 ◯股張文化観光部長 それでは、第225号議案「令和元年度長崎市観光施設事業特別会計補正予算(第3号)」について、ご説明いたします。  まず、予算書のほうでございます。予算書のほうは、3ページのほうをごらんください。グラバー園費にゼロ円を計上しておりますが、内訳としまして、予算に関する説明書の9ページをごらんください。第1款グラバー園費第1項グラバー園事業費第1目グラバー園管理費におきまして、国の人事院勧告に基づく給与改定に伴う職員給与費の増としまして8万1,000円の増額を計上いたしております。収支を合わせるため、基金積立金で同額を減額しております。職員給与費の増額につきまして、総務委員会におきましてご審議いただきました第231号議案「一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例」による一般職の職員の給与の増額支給措置に伴うものでございます。  詳細につきましては、引き続き観光政策課長からご説明させていただきます。よろしくお願いいたします。 258 ◯中島観光政策課長 今回の給与改定に伴う職員給与費に係る補正予算につきまして、ご説明させていただきます。  ただいまごらんになられている予算に関する説明書の10ページのほうをごらんください。給与費明細書が掲載されていると思います。まず、1.一般職の(1)総括の表に記載のとおり、今回の給与改定に伴い、給料において3万6,000円、職員手当3万7,000円、共済費8,000円の合計8万1,000円の増額となっております。職員手当の内訳につきましては、表のとおり、地域手当が2,000円、期末手当9,000円、勤勉手当2万6,000円の増となってございます。また、今回の内容といたしましては、(2)給料及び職員手当の増減額の明細の増減事由別内訳欄に記載のとおり、給与改定に伴う増減分でございまして、給与改定の状況につきましては、備考欄に記載のとおり、給料の改定率は0.1%、実施時期は平成31年4月となっております。  最後に、次の11ページには、給料及び職員手当の状況を掲載いたしておりますので、ご参照ください。  説明は以上でございます。 259 ◯中村俊介委員長 これより質疑に入ります。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見はありませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第225号議案「令和元年度長崎市観光施設事業特別会計補正予算(第3号)」について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 260 ◯中村俊介委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  それでは、以上で本日の委員会を散会いたします。
     次回の委員会は、あす午前10時から現地調査を行いますので、9時55分までに議会事務局横の議会バスにご集合ください。防寒対策をよろしくお願いいたします。           =散会 午後4時45分=  長崎市議会委員会条例第28条第1項の規定により署名する。         環境経済委員長 中村 俊介 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...