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  1. 長崎市議会 2019-08-26
    2019-08-26 長崎市:令和元年交通対策特別委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前9時58分= ◯西田実伸委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから、交通対策特別委員会を開会いたします。  本委員会が調査を行うに当たりまして、関係部局に出席をいただいておりますので、今回初めて出席する職員について紹介をお願いいたします。         〔職員紹介〕 〔調査順序について協議を行った結果、「交通渋 滞対策について」に決定した。〕 2 ◯西田実伸委員長 資料の確認ですが、皆さんお持ちでしょうか。 3 ◯深堀義昭委員 ファイルするのに非常に難しい大きさなんですね。今後もこれでするとすれば、太いファイルを買わなければいけないんですけれども、今後のことはどうなっているんですか。 4 ◯吉田土木部長 A3の少し変則的な資料となってしまいまして大変申しわけございません。本日はこちらの資料でご説明させていただきたいと思いますが、後ほど、これをA4版に整理をいたしまして、それを保存用として再度配付させていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 5 ◯西田実伸委員長 よろしいですね。補足ですがA3にするのかA4にするのか論議したんですけど、今回はこのような形になりましたのでご了承をよろしくお願いします。  それでは交通渋滞対策について、理事者の説明を求めます。 6 ◯吉田土木部長 それでは具体的な内容の説明に入ります前に、お手元に配付しております資料の概要につきまして、簡単にご説明いたします。  資料はお手元のA3版で、横2カ所ホッチキスどめをしました資料でございます。表紙が交通渋滞対策についてと記載したものでございます。この中でまず、「はじめに」ということで、幹線道路等の考え方。そしてその次に、本市の交通渋滞対策にかかわりますこれまでの取り組み。そして、現在の本市の交通渋滞の状況。そして次に、これを解消すべく今後予定しております取り組みについて、順を追ってご説明させていただきたいと思います。  詳細につきましては、土木企画課長より説明をいたしますので、よろしくお願いいたします。  私からは以上でございます。 7 ◯長瀬土木企画課長 それでは、前方のスライドを用いてご説明させていただきたいと思います。なお、お手元に全く同じものを配付させていただいておりますので、ご参照いただきたいと思います。なお、それぞれのページの右上のほうに赤い番号で振っているのがスライド番号。下には、丁合いの関係のページ数というものを貼りつけさせていただいておりますので、ご参照いただきたいと思います。〔プロジェクターによる説明〕それではご説明させていただきたいと思います。長崎市は開港以来、非常に発展を遂げてきたわけですけれども、皆さんご承知のとおり、町の中心部というのは江戸時代の町並みがそのまま都市構造の骨格となってございます。承知のとおり、平地が少なくて急峻な地形ということで、諸機能な都市機能が過度に集中していたり、交通がふくそうしていたり、都心部における緑地のスペースがなかったりというような構造的な問題を抱えてございました。こういったところから、昭和の中期ごろから、長崎市の都市機能といったものを中心に考えながら、広域的視点から諫早市、大村市、周辺町に分散再配置して、これらを交通ネットワークでつなぎましょうというような取り組みが進んでまいりました。第1次的に中核工業団地が諫早市につくられ、卸売団地が東長崎につくられ、あわせて青果市場といったものが東長崎に、漁港が三重に、それで鉄道の操車場が佐世保市にというようなことで、中心のところにもちろん長崎空港がございまして、これらを長崎バイパスであったり長崎自動車道西九州自動車道、今度できます新幹線の西九州ルート、こういったもので有機的に連携させましょうというような大きな動きの中で、将来的には西彼杵道路であったり島原道路であったりといったものがめぐらされて長崎県全体の発展を担おうということです。そういう都市施設周辺市町に移った中で中心部にやっと土地が生まれて、今、長崎駅前の再開発をしたり市役所であったり、こういったような用地が生み出されて今の大変革といわれるような長崎の町のまちづくりの状態があろうと思います。  それでは、長崎市の交通渋滞対策取り組みについて体系的にご説明してまいりたいと思います。これは、本日の説明の流れでございます。まず第1に、本市のこれまでの取り組みを説明させていただいた後に、本市の今の交通渋滞の状況がどうなっているのか、それを踏まえて、今後の取り組みをどういったものを考えているのかということについて、皆様にご説明させていただきます。この表は、これまで長崎市が実施してまいりました渋滞対策を体系的に整理させていただいたものでございます。大きく分けまして、交通容量を拡大しようというもの、これは主にハード整備、道路の部分でございます。そういったものと、もう1つが交通需要をどう調整していきますか、マネジメントしていきますかというもの。こういうハードの部分とソフトの部分、2つの方向性で今させていただいているところです。もちろん道路ネットワーク整備であったりボトルネックの解消であったり、広域的な部分、局所的な部分、あるいはマネジメントをどうしていきましょうかと、こういったような施策体系の中で、今取り組みをさせていただいているというところでございます。これが、今から約30年前、平成元年ごろの道路の状況を書いております。高速道路西山バイパス、ながさき出島道路女神大橋、浦上川線、こういったものは、まだ30年前にはお目見えをしていなかった。こういったような大きな幹線、今私たち普通に当たり前のように使ってございますけれども、わずか30年前にはありませんでしたということがわかろうかと思います。これが、今30年を経過した令和元年時点幹線道路整備状況でございます。この30年間に整備されました西九州自動車道であったり、長崎バイパス(西山線)とかながさき出島道路女神大橋、こういったところ、今工事中でありますけれども国道499号とか、こういったものが今一生懸命取り組まれていて、長崎の広域的な、あるいは局所的な交通渋滞対策に資しようということでございます。これらについて、詳細に1個ずつ説明していきたいと思います。これが長崎自動車道でございます。これまで長崎多良見インターチェンジから長崎芒塚インターチェンジを経由して長崎インターチェンジまで、暫定2車線で供用されておりましたけれども、本年3月に長崎多良見インターチェンジから長崎芒塚インターチェンジ間が完成いたしまして、6月に完全供用開始ということでございます。長崎芒塚インターチェンジから長崎インターチェンジ間については、今トンネルの掘削が行われておりまして、令和3年度の完成を目指して、今一生懸命取り組まれているというような状況にございます。次が、西山バイパス、それと長崎バイパス川平有料道路についてでございます。これにつきましては、もう皆さんご利用いただいていると思いますが、長崎バイパスが昭和42年に暫定2車線で開業いたしまして、その後、西山のバイパスとあわせて、ここの4車線化というものが進みまして、平成3年に供用開始して今日に至っているというところでございます。次に、川平の有料道路でございます。これは、昭和町の交差点の先のところから時津町の井手園交差点のところまでを結ぶという道路でございます。昭和63年に時津町から女の都インターチェンジ間が暫定的に開業いたしまして、その後、平成2年というところで今の形になってございます。次に、ながさき出島道路でございます。先般のニュースで逆走して交通事故が発生したというようなニュースもありましたけれども、こちらの有料道路、平成16年に供用開始した後、ETCというものが供用開始されまして、今使っていただいているというところでございます。次に、女神大橋、いわゆる都市計画道路長崎女神大橋線です。延長5.1キロメートルのうち、1.9キロメートルが女神大橋有料道路)ですけれども、平成17年に開通いたしまして、戸町インターチェンジから大浜インターチェンジ間が第1期区間として、また、平成20年に新戸町インターチェンジから戸町インターチェンジ間が第2期区間として供用開始しております。次に、長崎外環状線です。田上インターチェンジから新戸町インターチェンジ間です。これも逆に南から覆うような形をして、こっちからこう来て、こういうふうに順番としてはでき上がってきたんですけれども、平成23年に供用開始しているというところでございます。これは矢上大橋有料道路です。実際、これは昭和60年に開通後、有料道路としておりましたけれども、平成24年に議会の皆様のご協力もいただきまして無料化ということで、今、島原市と長崎市を結ぶ地域のメーンの道路として機能しているというところでございます。次に、皆さんこの間、貫通式にも出席していただいたかと思いますけれども、一般国道34号の日見バイパスでございます。もともと馬町の交差点から東長崎の切通というところで、7工区間に分けて取り組みがなされておりました。それがやっと来年、令和2年度、新日見トンネル1.6キロメートルが供用開始というような予定が示されて、残工事が今、一生懸命進められているというところでございます。先ほどちょっと申しましたけど、ここの新大工のところから日見の交差点のところまで7工区に分けて開通がなされております。お手元の資料に、それぞれの工区の延長であったり開通年月日を掲載させていただいておりますので、お手元でご確認していただきたいと思います。昭和から始まる非常に大きな工事ではなかったのかなと考えてございます。次が、都市計画道路浦上川線でございます。慢性的な渋滞がございます国道202号、国道206号と並行していて、松山町から茂里町の工区が最も早く供用開始していて、最近では平成20年とか平成22年に元船町から幸町の区間が供用開始されていて、今の状況となってございます。次に、今度は国道499号、江川工区と竿浦工区でございます。こっちが土井首町のほうで、こっちが平山台のほうになります。土井首町から江川町区間の江川工区については平成5年に、江川町から平山町までの竿浦工区については平成22年に4車線化が完了してございまして、今、もうちょっとで開通をするというところでありますけれども、用地交渉等々で若干時間がかかっているというところでございます。次が、スライドの18でございます。こちらは、都市計画道路小ヶ倉蛍茶屋線でございます。図面左側の、小ヶ倉から田上までを長崎県施工で、田上から矢の平1丁目までの区間を長崎市の施工というところで力を合わせて整備しておりまして、平成22年に全線が供用開始しているというところです。
     以上が、大きな道路のネットワークについてのご説明でございました。  次に、渋滞対策のうち、ボトルネックの解消というような視点で取り組んだ部分についてご説明させていただきたいと思います。まずは踏切の解消といたしまして、連続立体交差事業について記載させていただいております。これは長崎県において在来線の高架化事業が進められており、竹岩橋と梁川橋、宝町、幸町、これら4つの踏切が解消されることから、これを原因とした渋滞、事故の解消について期待がされているものでございます。スライドの20番をごらんいただきたいと思います。ボトルネックの解消のもう1つ、交差点改良の例を示させていただいております。今、掲載させていただいておりますのは、国道34号新大工町交差点を馬町方面から矢の平方向に向けて撮影させていただいたものですけれども、改良前は、右折待ちの車で後方に渋滞が生じておったものですけれども、現在は右折車線が確保されて、後続車がスムーズに通過できるようになりましたということを示させていただいているところでございます。次に、スライド21をごらんいただきたいと思います。ボトルネック解消策として、また違った視点から、路上駐車対策であったり違法駐車対策についての取り組みでございます。まず、駐車対策でございます。駐車場整備地区を指定していて、駐車場整備を重点的に行おうということで都市計画決定をさせていただいて、今示している赤色の枠の中で取り組みをさせていただいているところでございます。駐車場整備計画については、こういった観点から交通渋滞を解消しようということで、平成6年に計画を策定して今に至っているというところでございます。そして、3)といたしまして、附置義務がございます。これは一定の地区内において、一定の規模以上の建築物を新築される場合に駐車場の附置を義務づける条例で、昭和45年に制定して今に至っているということです。それと、4)といたしまして、市営駐車場を経営させていただいております。一応、右の図の緑色の点で示させていただいておりますけれども、現在7カ所、容量といたしましては普通車として1,014台、バス70台、合計1,100台弱を整備させていただいております。また、松山地区においては、これと合わせて、パークアンドライド、後でご説明させていただきますけれども、こういった取り組みを合わせて交通渋滞対策に資しているところでございます。それと、5)といたしまして、違法駐車等の防止に関する条例の制定ということで、市民の責務を明らかにしながらみんなでやりましょうということで、平成4年に策定して現在運用させていただいており、違法駐車等防止重点区域については縦線でハッチングをさせていただいておりますので、ご参照いただきたいと思います。次に、スライド22でございます。今度は、駐輪対策として、二輪車等というものの取り組みについてご説明させていただきます。1)として、市営駐輪場の整備といたしまして平成元年から取り組みを進めていて、現在21カ所、計942台分を確保させていただいております。場所については黒い点で示してございますので、ご確認をいただきたいと思います。また、先ほど説明いたしました四輪市営駐車場への二輪車の受け入れといったものもスペースを考えながら随時させていただいているところで、桜町駐車場、あるいは市民会館地下駐車場、現在160台分を受け入れさせていただいているところです。それと3)四輪車と同様に建築主への働きかけといたしまして、附置駐輪場については規定はないものの、建築主に対して協力のお願いをさせていただいているというところでございます。次に、さらにソフト的なものになるんでございますけれども、渋滞対策のもう1つとして、交通需要マネジメントというテーマがあるんですけれども、長崎市としてはこのテーマのもとに、パークアンドライド駐車場を実施しているものでございます。都市周辺部に駐車して、それから都心部まで電車やバスなどの公共交通機関を利用して都心部の混雑緩和に協力してくださいというもので、平和公園駐車場、松山町駐車場、それと県営野球場駐車場の3つでパークアンドライド駐車場をさせていただいて、交通渋滞の解消をさせていただいているところでございます。今度は、交通需要マネジメントのうち、公共交通機関の利便性を向上させて、車からの乗りかえを勧めて渋滞の解消を図ろうという観点の取り組みでございます。朝夕の通勤・通学時間帯などの自動車需要公共交通機関に利用転換促進するため、公共交通の利便性の向上を図っています。バスにおいては、バスの専用レーンやノンステップバスの導入などを実施して、本年度におきましては全国相互利用交通系ICカードの導入の予定がなされているところでございます。次に、スライドの25を見ていただきたいと思います。路面電車におきましても、全国相互利用交通系ICカードの導入が予定されておりまして、そのほか、次の電車がどこを出てどのぐらいにここに来ますよといったものの把握の一助となります接近表示板の設置であったり、超低床式車両の導入、また、歩道橋を撤去して平面横断実施による電停アクセス改善、こういったものを総合的に実施して利便性向上を図りながら、公共交通への乗りかえを勧めて渋滞への対策を図ろうというものでございます。それとあと、長崎県、ほかの事業者、長崎県警取り組みといたしましては、ゴールデンウィーク交通対策実行委員会取り組みを掲載させていただいております。特に交通混雑が集中するゴールデンウィーク期間中において、昭和63年から設置して取り組みを進めているものでございます。主なものとしては、駐車場案内マップの配布であったりパークアンドライド駐車場への誘導であったり、あとはマスコミ等を活用した周知であったり、そういったものを取り組みながら、近年においては渋滞が大分解消されてきたんじゃなかろうかなと考えているところでございます。それと、ハード整備については皆様もご承知のとおり、特に長い整備期間と事業費を要するものですから、地域の皆様方と一緒に協議会等をつくって国や長崎県に対して要望活動を行っております。これについては、長崎市が主体として、今掲載をさせていただいている4協議会を初めとして、国道34号、国道499号、長崎外環状線、国道202号、この4つの道路について積極的な働きかけを実施しているところでございます。長崎県議会とか国であったり、11月ごろには毎年上京して要望活動を行っているというところでございます。もう1個が、4協議会とは別に、西彼杵道路南北幹線道路建設促進期成会取り組みでございます。先ほどご説明しましたように、国道202号、国道206号の抜本的な渋滞対策は何ですかといったときに、やはり長崎南北幹線道路あるいはそれに続く西彼杵道路建設促進が急務でございますので、こういったところにも協議会、期成会をつくって要望活動をさせていただいているというところでございます。  以上が、本市のこれまでの取り組みというところでございます。  これらの取り組みの結果、今どういう状況があるのかという点について、本市の交通渋滞状況として説明をさせていただきたいと思います。スライドの30番をごらんいただきたいと思います。実は、平成24年6月に長崎県渋滞対策協議会を立ち上げてございます。これには、国、長崎県、長崎県警NEXCO西日本や、長崎市、佐世保市、諫早市、大村市といった自治体、それにバス、トラック、タクシーなどの交通事業者で構成していて、国と長崎県が事務局をしております。立ち上げた後、パブリックコメントなんかを実施して、平成25年1月に主要渋滞箇所を公表しております。その後、随時フォローアップなんかをさせていただきながら、長崎市内では県内渋滞ポイントの約半分弱に当たる45%、61カ所が現在もなお渋滞ポイントとして示されているところでございます。平成25年に発表いたしました61カ所の渋滞ポイントをどう抽出していったのかというのが、スライドの31でございます。渋滞のピーク時の走行速度が20キロメートル未満、そういったことで渋滞による損失時間が大きい箇所、こういったところを中心に、交通量だけじゃなくて市民の意見、県民の意見、パブリックコメントなどを参考にしながら、肌感覚によるところも加味しながら、平成25年1月時点で全体135カ所、うち61カ所が長崎市ということでございますけれども、渋滞ポイントを抽出しているところでございます。ちょっと小さくて見にくくて恐縮なんですけれども、スライドの32をお手元のほうで見ていただいたほうがいいのかなと思います。長崎市北部周辺における渋滞ポイントの位置が非常に今回の特別委員会でも的になろうかと思いますけれども、長崎県渋滞対策協議会による長崎市北部周辺渋滞ポイントの位置を示したものでございます。図面の赤い丸が交差点でいうところの渋滞箇所、それを水色でつないだものが渋滞区間です。この図を見ますと、長崎市北部周辺渋滞ポイントとしては国道34号、長崎駅付近、中央橋付近などの中心部のほか、中心部から時津町につながる国道202号、国道206号、こういったところの路線上に多くあらわれているということがおわかりになろうかと思います。また、緑色で記載させていただいております数字につきましては、私どもが追記をさせていただいたもので、平成27年、平成2年の12時間交通量、それと平成27年の混雑度を掲載しておりますのでご参照いただきたいと思います。混雑度とは、観察された交通量をその道路の交通容量で割った値で、図の右上の表にありますように交通状況を示す目安として用いておりまして、混雑度が1から1.25でピーク時に混雑しているなという箇所。1.25から1.75の数字は、混雑時に非常に渋滞が伸びるおそれがありますと。1.75以上が慢性的に渋滞していますというところを目安として見ていただければいいのかなと思います。次に、17ページのスライド33をごらんいただきたいと思います。長崎市南部周辺渋滞ポイントを示しております。先ほどの北部周辺の図面とちょっと重複しているところがありますけれども、南部については、これまで割と整備が進んでいたのかなと。三菱等々、まだまだ解決すべきところがありますけれども、北部に比べては少なくなっていて、国道499号に数カ所となってございます。これについては、また拡幅であったり、外環状線南環状線の整備で解消が図られていくのかなと考えてございます。  次に、長崎市の人口、じゃ今後どうなっていくのかを高齢化比率の推移とあわせて示しましたので、ご参照いただきたいと思います。棒グラフが年齢別の人口、赤色の線が65歳以上の割合を示しております。平成27年度を境に、国勢調査の数値と、それ以降が推計値となってございます。ご承知のとおり、少子高齢化が進行していることが見てとれようかと思います。次に、スライド35を見ていただきたいと思います。これも1つポイントになろうかなと思いますけれども、自動車保有台数の推移でございます。人口は減少傾向にあるということは皆さんご承知かと思いますけれども、自動車の保有台数は今後ともほぼ横ばいになっているということが予測されているし、わかっているというところでございます。スライド36が、運転免許保有者の推移ということでございます。これも人口と同じように、ほぼ横ばいで推移しているということがわかろうかと思います。次が19ページ、スライドの37でございます。これは、公共交通機関がどれだけ人を輸送しましたかというのを、昭和50年から追ったものでございます。このグラフを見てみますと、本市の公共交通機関別輸送人員は減少傾向が続いているということがわかろうかと思います。近年の公共交通機関別輸送人員の増減率といいますと、全体でマイナス10%となってございます。内訳については、バスがマイナス1%、タクシーがマイナス35%、路面電車がマイナス15%、こういった形になっていて、鉄道は逆に4%ふえているということが見てとれようかなと思います。次に、本市の特徴であります観光客の入り込み客数が、果たして公共交通機関別にどうなっていたのかなというものを掲載したのが、スライドの38でございます。本市への観光客の交通機関別入り込み割合で申しますと、自動車が最も高く55%を超えております。近年については、クルーズ船の入り込みが増加しているということが見てとれようかと思います。交通機関別入り込み客数の増減率については、一昨年から700万人を突破しているというところで、平成7年と比較して全体としては34.1%の増になってございます。内訳としては、やはり自動車が一番ふえておりまして36.7%の増。逆にJRは11.6%の減。航空機がプラス8%。船舶が316%の増で、数字としてはこんな大きな数字になりますけれども、非常に近年ふえているということがわかろうかと思います。これが本市の今の交通の状況ということでございます。  それでは、最後になりますけれども、本市の今後の取り組みについて、スライド39からご説明させていただきたいと思います。スライドの40をごらんいただきたいと思います。こちらは今後の取り組みとして、現在実施中の事業や今後事業が予定されている、または計画が構想されている幹線道路を示したものでございます。赤色の太線が整備中の路線、そして点線が計画や構想の路線でお示しさせていただいているところです。それでは個別について、スライド41からご説明させていただきます。まず第1といたしまして、長崎南北幹線道路でございます。これについては、長崎県渋滞対策協議会が作成したものでございますけれども、図面の上のほうにありますように、南北方向の幹線道路である国道206号沿線には、先ほども申しましたように主要渋滞箇所が非常に集中しております。国道206号沿線の主要渋滞箇所の約9割が、交通容量が不足しているということが原因となっております。長崎南北幹線道路が事業化された場合には、既存の対策済の箇所が約3割から6割へ増加するということに期待がされているところでございます。次に、スライドの42をごらんいただきたいと思います。長崎南北幹線道路に続いて、北部のほうに、西彼杵道路の状況を示したものでございます。この2つの道路は、県都である長崎市、県下第2の都市である佐世保市を約1時間で結ぶことになる道路でございます。長崎南北幹線道路は延長が20キロメートル、西彼杵道路は50キロメートルとなっております。供用率は、長崎南北幹線道路が約40%、西彼杵道路が約28%ということで、早急な整備が望まれる今後の路線になろうと考えているところでございます。スライドの43をごらんいただきたいと思います。これは先ほど説明させていただきましたけれども、長崎自動車道でございまして、現在、長崎インターチェンジ長崎芒塚インターチェンジ間の4車線化が進められておりまして、令和3年度に供用開始が予定されていて、今後とも引き続き取り組んでまいりたいと考えております。次に、国道34号日見バイパスです。これも先ほど説明させていただきましたけれども、新日見トンネル4車線化のほか、切通地区の事故対策事業として、マルキョウのところのバスベイの改良が予定されていること、新大工・馬町交差点の改良工事といった内容を示しております。このうち、新大工・馬町交差点改良については、新大工交差点において横断歩道設置によるバリアフリー化や右折専用信号といった対策が図られています。また、馬町交差点においても右折帯設置や信号表示の変更による交通安全対策が図られているところではありますけれども、相変わらず渋滞の状況は従前のまま、あるいは従前に増してというところもありますので、今後とも取り組みを進めてまいりたいと考えてございます。次に、スライドの45をごらんいただきたいと思います。これは長崎外環状線の新戸町から江川の工区を示したものでございます。皆様ご承知のとおり、香焼工場からの特に朝夕の混雑は生産性にも非常に支障を来しているばかりではなく、周辺住民の環境においても非常にご迷惑をかけているところなんですけれども、これを抜本的に解消しようということで、江川町の交差点から新戸町のインターチェンジまでをつなぐといった取り組みが今進められているところでございます。具体的には、ここ右側がスライドの46でございますけれども、江川町の交差点のところから落矢ダムといったところをトンネルで進みまして、明かり部がきて、全体5.1キロメートルの道路が今建設されていて、今、用地交渉であったり、新戸町のインターチェンジのところの改良に一部着手がなされているというところで、完成が急がれるんですけれども、平成30年度末現在で約7%の進捗率というところでございます。次に、国道499号の栄上工区で、スライド47でございます。ここの部分、今、平山台団地の入り口から南に行った部分の拡幅が急ピッチで進められているところでございます。岳路工区についても、2.1キロメートルというところで今急ピッチで進んでございます。次に、スライドの48をごらんいただきたいと思います。今まで国とか長崎県と協力して、あるいは主体的に国、長崎県がやっておられる道路についてご説明させていただきましたけれども、補助幹線道路の整備として長崎市が施工させていただいておりますうち、重要な路線の説明をさせていただきたいと思います。今ごらんのとおり、主要8路線について取り決めをさせていただいているというところでございます。それでは、スライドの49をごらんいただきたいと思います。市道江平浜平線でございます。図面の左側が北の方向となります。計画路線を黄色で示させていただいているところでございます。延長、幅員等々の詳細につきましては表の左下のほうに掲載させていただいておりますので、ごらんいただきたいと思います。次に、スライドの50番でございます。市道虹が丘町西町1号線でございます。同じく図面の左側が北の方角でございまして、計画路線を黄色で示させていただいております。延長、幅員等についても下のほうに掲載させていただいておりますので、ご参照いただきたいと思います。今度はちょっと中心部に入ってまいりまして、スライドの51には都市計画道路新地町稲田町線を掲載させていただいております。これは北が上のほうになっておりまして、事業区間を赤色、電線地中化も含めて今させていただいていますけれども、完了済区間を青色の線で示させていただいております。延長、幅員等につきましては左下のほうに掲載させていただいておりますので、ご参照いただきたいと思います。次に、スライドの52でございます。市道中川鳴滝3号線でございます。図面の右側が北になります。計画路線を黄色で示しております。延長、幅員等の詳細については表に掲載のとおりでございますので、ごらんいただきたいと思います。次に、スライドの53をごらんいただきたいと思います。これは市道清水町白鳥町1号線でございます。図面上側が北の方角で、路線を赤色で示させていただいております。事業期間はちょっともう少しかかりまして、令和7年度ということにさせていただいております。延長、幅員等の詳細については左下のほうに掲載させていただいておりますので、ごらんいただきたいと思います。スライドの54として、都市計画道路大黒町恵美須町線でございます。これも北が上でございまして、道路の位置を青色の線で示しております。これも延長、幅員等については左下のほうに掲載させていただいておりますので、ご参照いただきたいと思います。次に、スライドの55でございます。都市計画道路銅座町松が枝町線でございます。特に、銅座工区として旗上げをさせていただいております。北が上のほうになりまして、事業区間を青色、完了済区間を黒色で示させていただいております。延長、幅員等の詳細については表に記載のとおりでございます。次に、スライドの56をごらんいただきたいと思います。都市計画道路片淵線でございます。図面の上側が北の方角で、未整備区間を水色、事業区間を青色、完了済区間を黒色の線で示しております。延長、幅員等の詳細につきましては表に掲載のとおりでございます。スライドの57をごらんいただきたいと思います。これはまた新しい取り組みでございまして、先週8月20日に第1回目が開催されたわけでございますけれども、長崎市中心部の交通結節点といったものを検討いたしましょうということで新しい会議体が立ち上がってございます。まず設立趣旨のほうを左側に書いてございますけれども、長崎市、非常にまちづくりが進む中で、市民や観光客など多くの利用者にとって快適で利便性が高い、そして公共交通機関の利用促進につながるような交通結節の機能、こういったものの確立が大事だということで検討会が立ち上がってございます。行政として国が入ってございまして、長崎県、そして長崎市、それと長崎県警本部。交通事業者としてJR九州、長崎県交通局、長崎自動車、長崎電気軌道、長崎市タクシー協会。そして経済界から長崎商工会議所、長崎経済同友会、長崎国際観光コンベンション協会。学識経験者から2名ということで、検討会議が立ち上がったところでございます。スライドの58をごらんいただきたいと思います。まだ会議体1回目で設立趣旨等の説明がなされたばかりで、議論の行く末については今からであろうと思っておりますけれども、今年度中をめどに具体的な対応策を取りまとめたいということが示されてございます。次、スライドの59をごらんいただきたいと思います。これは、交通結節の会議体の設立に至った大きな国の流れを掲載させていただいております。国としましては、経済のさらなる発展であるとか、防災、こういったものの国土強靭化、こういう観点から重要物流道路、こういったものを指定して、この指定を契機として、新たな広域道路交通計画を策定したいということになってございます。現在の道路計画は平成10年につくられたもので、それ以後の改定というものがなかなか進んでいなかった。こういったところを契機にして、こういったような今大きな流れがございます。こういった中で、大きな社会構造の変革として、新たな国土構造の形成であったりグローバル化であったり国土の強靭化であったり、各交通機関との連携強化、そしてICTの活用、自動運転社会への対応、こういったものに対応するために大きく俯瞰的な目で道路交通計画をさらに検討してまいりましょうというのが、今の大きな流れでございます。スライドの60をごらんいただきたいと思います。今、その会議体の中で特に注目が集まっているというところで、長崎市の中心部の交通結節の状況が広域的に捉えられた図面がスライドの60でございます。中央に長崎駅、左側に松が枝国際ターミナルといった位置関係になってございます。長崎駅に、右から連続立体交差であったり新幹線が入ってきて、左からクルーズ船等々が入ってくるというような交通の要衝にあって、検討を含めてさらに交通機能の対策を立てていきましょうというようなところを象徴的にあらわした図面かなと思っております。スライドの61をごらんいただきたいと思います。先ほどの図面を拡大したものでございます。長崎駅付近における課題として、新駅舎が150メートル西側に移転すること、路面電車の電停のバリアフリー化が十分じゃありませんということ、国道の交通量が多くてなかなか円滑に渡れません、こういった課題の提議がなされております。また、左側の四角囲みには松が枝埠頭における課題として、クルーズ船と公共交通機関の結節をスムーズにしてアクセス強化を図ることが大事だというようなことが示されているところでございます。  以上が大きな説明でございますけれども、配付資料の32ページには参考といたしまして、数字がたくさん並んでいて非常に恐縮なんですけれども、長崎市内中心主要地点における交通量の推移を、それと33ページから35ページには、これ非常に皆さん興味あろうかと思いますけれども、渋滞ポイントがよく見える図面をおつけしておりますので、ご参照いただきたいと思います。  少々長くなりましたけれども、説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 8 ◯西田実伸委員長 それでは、質疑に入りたいと思います。質疑につきましては、本市のこれまでの取り組み、渋滞状況、今後の取り組みと分けていただこうと思ったんですけれども、このことが3つに関係してくるものですから、一括しての質疑ということで行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 9 ◯野口達也委員 これまでの取り組みとか現状、これはもう幾ら言ったって変わらないので、今後の対応についてちょっとお尋ねをしますが、その前に、例えば今の資料で見て、観光客の入り込みは車が多いという結果が出てますよね。そして、市内における、例えば公共交通ではバスの乗車率がものすごく減っている。それからタクシーも減っている。路面電車はほぼ横ばい。鉄道は増加。これ鉄道は都市間交通だから、通勤の諫早市とかからの入り込みだから当然それを使うのが当たり前で、バスとかなんとかで来ないですから、それはわかるんですけど、やはり車での入り込みが多い。そのために例えば皆さんは公共交通取り組みをしてますよというお話をされましたけれども、結局車の入り込みが多いので公共交通の到着時間がおくれる。だから乗らない、だから車に頼らざるを得ないというのも多いと思うんですよね。ですから、私は基本的にはやはり旧市内の南北の道路、赤迫あたりから駅前を通って松が枝あたりの縦の線ですね。あと横が、長崎駅から市役所を通って、ずっと東長崎に行く道路。私は南のほうは余りよく知らないんですけど、南のほうは大分、この間も通ったけど随分緩和されているのかなと思いますけれども、そういう中でやはりいろんなところで今もう交通渋滞が慢性的です。昔は岩屋橋のところがどうのこうのと北部では言っていたけれども、今はもう、この間私もちょっと友達から聞いたけど、朝から宝町から浜口まで行くのに20分かかったとか、今市内どこでもそういう慢性的な渋滞になっている。  だから、やはりこの旧市内の道路を何とかしないといけないと思っていたところに、この間から、8月20日のその結節点の国土交通省からの会議がありましたよね。この国土交通省からの会議で、どんな案というかどれくらいの案が出るのか。例えば本当に漠然としたものなのか、それとも長崎県と国と一緒になってこうやりましょうという案ができるのか。その辺のところを教えてもらえないですか。 10 ◯長瀬土木企画課長 今ご質問を賜りました交通結節のアイデアについては、幅広くというところで特に今の時点で定めてこうしていきましょうというような状態にはありませんで、今後全国の、バスタ新宿だとかいろいろあります。それが長崎に当てはまるかどうかというのはまた全然別の話であるんですけれども、幅広に検討をして、予断を与えずに議論をしていただこうというところで皆さんに集まっていただいていて、今から議論が始まるというところで、今決定しているところは特にはないというのが今の状況でございます。 11 ◯野口達也委員 今、第1回目がそうでしょう。私が言いたいことは、来年の3月末にある程度の指針というか報告が出るわけですよね。この報告が、こういう交通形態にすればいいですよねという報告になるのか、それとも国、長崎県、長崎市が入って事業者まで入ってする会議ですから、こう持っていこうという報告書になるのか、いやこれはみんなで本当に真剣にやろうぜという報告になるのか。その辺の手応えはどうですか。 12 ◯長瀬土木企画課長 今ご質問のとおり、出口というものが非常に重要になってこようかと思います。そういう中でも国が入ってきて、直接自分たちも検討に入るということを申しております。それでそれを広域的な交通網につなげていくということでございますので、詳細な実施計画とか基本計画といったところまでは行きつかないとは思いますけれども、構想的な部分についてはしっかりと読み取れる部分が出てくるし、私たちも県と事務局に入ってございますので、そういったところまでは追求してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 13 ◯野口達也委員 ぜひ、ここはもう本当、長崎市のほうからどうのこうのって言う分ではないかもしれないけれども、やはり市の意見として、本当にこの慢性的な渋滞ですから、これはもう本当渋滞となれば、もう私一般質問でも言ったけれども、おくんちもそうランタンもそう、インターネットで見れば長崎に行くなと書く人も結構いる。もう行っても身動きとれんって、何も見れんとかさ、やはり交通渋滞が多いとかね。そういうことだから、やはりぜひそこのところはね、私はこの会議に期待をしているんですけれども、長崎市のほうとしてもやはり市内のことだから、ぜひ強めに言ってもらいたいと思います。  あとは今後の対策としては、私はマネジメントという面から、ハード面も大事だろうけれども、マネジメントは幾らかできると思うんですよね。そうしたらやはり入り込んでくる車の誘導部分を考えなければいけないんじゃないのかな。ただ入ってきて駐車場はこれだけありますよと、こうありますよと言っても、やはりいろんなイベントはそれぞれで、そのイベントで場所が違うわけですから。やはりそこに入り込む車の誘導をしていかないと。私はそれある程度できると思う。ですからそこのところね、そういった対策も必要じゃないかなと思うんですけど、いかがでしょうか。 14 ◯長瀬土木企画課長 ご指摘のように、車での入り込みというものはますますふえております。これはまた、今後の道路ネットワークを完成させていって交通容量が上がったりすればさらに呼び込む可能性もあるというところで、ご指摘のとおり、受け入れ体制であったり誘導対策といったものは、ICTとかも活用したような対策を万全に期しながらやっていく必要があろうかと思います。渋滞対策の会議の中でも誘導対策については特に力を入れているところではありますけれども、それ以上に力を入れて誘導については頑張っていきたいと考えております。  以上でございます。 15 ◯野口達也委員 本当今言われたように、道路がよくなってくれば4車線化とかいろんなことができれば、それだけ入ってくるのだから。ただ、私は新幹線がフル規格で来れば大分違うだろうと思っているんですけれどもね、なかなか難しそうだから、やはり誘導という部分ではお願いをしたいと思います。  最後に1つ。東長崎地区も矢上から古賀、長崎運輸支局あたりまでがもう慢性的に混んでいますよね。これ長崎バイパスを無料化できないんですか。 16 ◯長瀬土木企画課長 非常に魅力的な提案であろうかとは思いますけれども、現在のところ無料化の予定は一切聞いてございません。  以上でございます。 17 ◯野口達也委員 一遍、バイパスの無料化の実証実験もしましたよね。あのときは国道34号は随分減ったですよね。その分、こっちの昭和町のほうがふえたけれども。やはりそういったことも含めて検討しないといけないんじゃないのかなと思うんですよね。聞いていませんじゃなくて、やはり長崎市として言わなければ。その辺はどうですか。 18 ◯長瀬土木企画課長 情報としては得ていないところでありますけれども、先ほど言われたように、社会実験のときに大きな効果があったということは私どもも認知をしておりますので、そういった可能性も含めて協議はさせていただきたいと思います。  以上でございます。 19 ◯野口達也委員 あとは違法駐車とかね。やはりもう本当、このごろ二重駐車をして鍵閉めて行く人も多いので、そういったところも取り組みをお願いしながら、とにかく私は先ほど言ったこの国、長崎県、長崎市、事業者の検討会議にものすごく期待をしているんですよ。ぜひとも、何とか一定の方向性を出すことをお願いしたいと思います。  以上です。 20 ◯深堀義昭委員 今の野口委員の取り組み方のところですがね、中身を見てみなさいよ。長崎市が何年もかかってきたものだけが議題になっているじゃない。ここで何を進展させるの。長崎駅前の電車の問題、それから広場の問題、たった100メートル足らずのホテルニュー長崎のところから郵便局の問題。やればできたことをやっていない。話すらついていない。今度の副知事は、恐らくこれ国土交通省ですよ、事務の方が入るわけであるまいし。そうしてくると、長崎市の副市長も国土交通省。それから九州地方整備局が入る。そしてね、九州地方整備局なんてね、事がわかっていない。馬町よくなりましたって、何がよくなってんだ。片一方のほうに交通渋滞を招いているじゃない。伊勢町のほうに流れてるじゃない。だから目安としては、親和銀行のところが企業合併をしたら直ちに工事をするという暗黙の了解があるはずなんですよ。そして地下道を埋めます。この暗黙の了解があるんです。そのために電車の停留所を変えたんです。そういうものを一つ一つ手前でやっていかなければ、ここで野口委員が期待を持たれるような、期待にならない委員会をしても一緒でしょ。長崎駅前の再開発、議論だけで10年以上かかっていますよ。あなた方、物を言い切れなかったじゃないの。隣の角のガソリンスタンドは、長崎市が用地買収済んだの。まずその点、1点教えてよ。マツハヤの用地買収はどうしたの。しなかったの、したの。 21 ◯芝長崎駅周辺整備室長 長崎駅前の角のところのマツハヤのガソリンスタンドでございますけれども、長崎駅周辺の土地区画整理事業によって今移転をしていただいておりまして、補償は終わっております。〔「買収したのかと聞いている」と言う者あり〕移転交渉が完了しております。区画整理によって、移転をしていただいております。 22 ◯深堀義昭委員 今後、日本語もう少し正しく使えよ。工事ができるようになっていれば、それでいいんだよ。買収済みなの。それが交換的に条件があるのかどうかは私は知らないけれども、あれ基本的に売らないって言っていたから。で、もう更地になっているでしょ。だからそういうところを部分的にすれば、立体交差事業で、今おりてた踏切は解消のめどは立っているわけですよ。何で新幹線の長崎駅前がいまだにこういう会議の重点目標になるのよ。そして、この中には全部今まで長崎市が取り組んできたことが成就されていないから、こういう委員会をつくらざるを得ないんじゃないんですか、あなた方は。ここだけを言うならば。 23 ◯西田実伸委員長 この委員会の趣旨が伝わっていないのでは。説明の中で、これがなぜでき上がったという意味が今のところ伝わっていないから、そういう質問に広がっていくから、まずこの委員会が何をしたいのかというのをもう1回説明して、それから、深堀委員の答弁にかえて。 24 ◯吉田土木部長 ただいまのご質疑、確かにごもっともかと思います。ただ、今国も含めて新たな動きになっておりますので、そのあたりを少しご説明をさしあげたいと思います。  きょう国の道路計画の動きをまずご説明さしあげましたけれども、今国としては、広域道路交通計画を全国的に各県が策定するという形で進めているところでございます。これは国の大きな方針の中で、重要物流道路というのをしっかりと位置づけて物流関係の機能を充実させようという動きがございます。それとリンクした動きの中で、国としては広域の道路ネットワークの見直しとあわせて交通結節点の機能についても一定検討していくというような動きになっております。そのような動きの中で、こちらを長崎市に落としますと長崎駅前の再開発、あるいは松が枝の2バース化に関連する対策ということになってまいります。こちらについては、特に長崎駅周辺についてはこれまで長崎市のほうで主体的に進めてきたわけですが、ご承知のとおり国道206号の交通量が非常に多いという中で、やはり課題をクリアできなかったというところは事実でございます。こちらについては、長崎県あるいは国とも協議をしてくる中で、なかなか実現できなかったという部分はございます。しかしながら、新幹線というのは令和4年開業という形で向かっております。そして一定私ども、令和4年の開業の姿というのは描いているわけですから、こちらについては、まず令和4年の開業に向けて現在の検討の中で進めます。その次のステップとして交通結節点の中で協議しようとしているわけですけれども、これまでクリアできなかった課題、長崎駅前の交通量をいかに少なくするか。そして公共交通を長崎駅の中にどう入れ込みやすくするか。利便性を向上させることができるか。平面横断ができるか。こういったことを検討していこうということで、これについては次のステップ、少し長期的な視点に立った中で基本計画を策定して、それに向かって国、長崎県、長崎市、協力しながら進めていきましょうと。恐らくではございますが、このような考え方の枠組みになっているところでございます。とは言いながら長期目標を抱えながら何もしないということにはならないと思いますので、やはりそこの中では短期的、中期的、長期的にどのように段階的に対応していくのかというところも示されるような内容になってくるのではないかと考えておりますが、詳細な議論については今後、国、長崎県、長崎市で進めていくということになります。年度末に基本計画案ということで、一定の道筋、方向性というのがお示しできるのではないかと考えているところでございます。  大枠の話としては以上でございます。 25 ◯深堀義昭委員 委員長の配慮でね、私のために再度ご説明をいただきました。わかっている。今まであなた方がしてこなかったというのを指摘しているだけだ。そしてまるみつのところだって、さっさともう都市計画決定しているじゃないですか。何で事業に移さない。一つ一つの事業がとまっているから、通過点がなくなってきちゃってるんだよ。長崎駅前の広場の問題だって、これをどうするかは長崎県の事業。かもめ広場の上の交差のあれは、長崎県の事業ですよね。それを含めて、反対側の東側の商店街との話、一向に見えないですよ。それを今から、ことしの秋ぐらいにどういう計画が出てきて、こういう日本全体的な構想の中にのせます。そうじゃないでしょう、一つ一つの事業があるわけだから。長崎駅前再開発にしても新幹線の問題にしても、ここをホテルにしたらどうするの。JRとの問題はどうするの。JRはメンバーに入っていないじゃないの。やはりもう少しね、今までやってきたものの積み重ねで、これは積み残してあるんですよというものをきちんと整理してこの委員会に出さなければ、ゼロからの出発点のように見えたらね、この長崎駅前の再開発を含めて長崎市は10年以上議論しているんじゃないんですか。電車を中に入れる問題、エレベーターの問題、交差点の改良の問題、やってきたんでしょう。長崎市が悪くって県警とも話をつけ切れなかったでしょう。県庁とも、県庁の意見をとおしたら今のような状態のままでしょう。これが今までの周辺の計画。これ全部書いてあるんですよ。だから私聞いているんですよ。偉い人がいっぱい、それも国土交通省の人間が中心に今回の会議に入る。副知事にしてもしかり、長崎市にしてもしかり、九州地方整備局にしても国土交通省。これが新たなモデル的な事業ですよというんだったら、予算が幾らぐらいくるんだと。今乗りおくれたらどうしようもないんだと。そのリーダーシップをとってくれるのが長崎県ですよと。だから、今までのここに書いてあるものを成就させるためには、早くなるんですよというぐらいの会議でないと。時間ないんですよ、今までのようには。もうこの議論は、期待しますという野口委員の話ですから、私も期待してやめます。  ところで、お尋ねをいたします。野母町の国道499号の一番てっぺん、高浜のほうの用地買収が残っていたところについては、長崎市が陳情したと聞いております。長崎市長は、恐竜博物館ができるまでの間にこの工期を長崎県が進めてほしいということのようですが、どの辺まで話がいっているの。これも時間がないから聞きます。 26 ◯長瀬土木企画課長 お尋ねの路線、岳路工区なんですけれども、用地交渉というところで今、長崎県ともども頑張っているところでございまして、その解決を待つ必要があるというところで今のところお伺いをしているところでございます。  以上でございます。 27 ◯深堀義昭委員 長崎県が用地交渉をするんですよね。あなた方はそこまでしか情報を持っていないのね。陳情要望しても、きょうの時点ではそこまでしか情報をもらっていないのね。近々また要望に行くんでしょう。この問題も含めて取りまとめて、要望に行くんでしょう。あのね、状況把握ぐらいきちんとしときなさいよ。だってそれも後追いすれば時間ないんですよ。予算も、既存の予算では無理なんですよ。長崎市の事業に差し支えがありますよ。前倒しで去年やってきたんじゃないですか。去年の年度末から前倒しでやって、今工事をやっているじゃない。それは、地元には用地買収がもう可能だという前提でやっているわけですよ。市長が要望をするときに恥かかないような情報をきちんと取っておかないと。 28 ◯長瀬土木企画課長 地元の動きは注視しながら、事業に取り組んでまいりたいと思います。  以上でございます。 29 ◯中村俊介委員 私も先ほどから出ている交通結節等検討会議の内容について、ちょっと心配というか危惧している点をお伺いしたいんですが、この検討会議の中で、先ほども言ってましたけれども、例えば松が枝埠頭付近への路面電車の延伸の構想とかいろんなご意見が出たと聞いています。その意見が出た理由としては、2バース化によってクルーズ船、観光客の大幅な増加が予想されると。そういう話があったと聞いているんですけれども、私が気になっているのは、今、県内であるとか例えば長崎市のように港を有する九州の他都市でも、クルーズ客船等の寄港数を増加させようという計画がなされたり整備が進められたりという中で、本当に長崎市に寄港するクルーズ客船の数が増加していくのかというところがちょっと私は心配なんですけれども、この辺は正確にある程度予測を立てていかないと、結局路面電車の延伸にしたら長崎電気軌道がかかわってくるわけですけれども、先ほど深堀委員も言われてましたけれども、以前も長崎駅の再整備に当たってトランジットモール線の整備が一度は出て消えたりとかしていますから、その辺はどう考えていらっしゃいますか。 30 ◯片江まちづくり部長 松が枝2バース化の関係でございます。ちょっと私のほうからまずご説明さしあげますと、寄港数につきましては、確かに昨年度と今年度比べますと減っております。大型船が着いていない日が結構あるのも、岸壁のところを通られるとわかると思います。あれは、1つは船が大型化していて1隻で運べる客がふえたものだから、総数が変わらないだけで寄港数が減っているという事実があります。もう1つはクルーズの内容が、やはり中国系のお客様が多いのは相変わらずなんですけれども、今のお仕着せのあそことあそことあそこを周って船に戻って終わりということを商品として好まないお客さんが非常にふえてきたということで、船会社としても今までのような商売の仕方では頭打ちだろうということで見直しの時期に入っているというのを聞いております。そういうことがあって、一旦棚の状態を迎えているということでございます。ただ、長崎県のほうが船会社にヒアリングしましたところ、長崎が持つ寄港地の優位性は変わらないんだと。一番先に日本に来て通関をして、そこから船を国内に回すんだということの利便性は変わらないので、これからも相当数の客船が入ることは間違いない。ただ、新たな商売のやり方に向けて今船会社が試行錯誤している中で、一旦船の便が少なくなっている状況なのであるというようなことを聞いておりますので、今後とも外国船クルーズの寄港については一定数長崎港に入ってくるものと考えられております。その中で、やはり今おっしゃっていましたように、路面電車を松が枝のほうに入れる入れないということでございますけれども、当然ながら我々以上に交通事業者のほうは収支が合うかどうかというのをきちっと見定めた上で、路線を延ばすのか現状なのかという判断をされると思います。そのために、なかなかぎりぎりのところまで明確に経営判断をなすことはなさいません。我々としては、これこれこういったお客さんの需要があるはずだからぜひ将来に向けて検討してほしいという状況に今なっているわけですけれども、基本的には前向きに考えていただいている状況なんですけれども、やはり最終的にはどれぐらいのお客さんが見込めるかというところをもって経営判断がなされると思います。その時期はもう少し先になろうかと考えています。  以上でございます。 31 ◯中村俊介委員 わかりました。  じゃ、もう1点だけ。この会議の中で、幸町のジャパネットスタジアムも長崎駅の開業と同じ年度である2023年に開業を迎えられるということなんですけれども、結局国道202号も国道206号も、変な話ですよ、私たちが地元のほうの原爆公園に上がって行く坂道の手前ですよ、ここに来る大型のバスが相当数渋滞したときに影響が宝町付近まで出たりとかしているんですよね。結局この検討会議の中では、余りスタジアム、幸町、茂里町周辺の話は出ていなかったように感じるんですけれども、その辺というのはどうなるんですかね。 32 ◯長瀬土木企画課長 この結節の会議をするに当たって、今大きな話題として長崎駅前、それと松が枝というものがありますけれども、これ全体の交通計画網をどうするかという話の出発点でございますので、もちろん幸町の交通量といったものについてもきちんと考察をさせていただきながら反映をさせていくということになろうかと思います。  以上でございます。 33 ◯永尾春文委員 資料の30ページのスライドの59に、まず広域道路交通計画ということで、国の大きな今後の方針を載せていらっしゃるので、この点について確認をしたいんですけれども、グローバル化とか国土強靭化、特に災害リスクの増大、代替機能の強化の必要性ということで、長崎が今大きな、長崎市でいうとMICEを今つくろうとしておりますしスタジアムができようとしております。一方で、佐世保のほうにも長崎のIRということで大きな計画を立てて、佐世保と長崎間の大きな交通の流れの中で、この西彼杵道路、並びに一番最初のページになりますけれども、長崎南北幹線道路という考え方があると思うんですが、じゃ、その中に南海トラフで唯一トラフに載っていない空港として長崎空港というのが位置づけられております。IRがもしできるのであれば大変な交流人口が予想されるということで、ここには載っていなかったのでお尋ねしたいのは、長崎空港と西彼杵、もしくは長崎南北幹線道路を海でつなぐような、同僚議員がずっと調査研究をされていらっしゃいますけれども、そういった考えというのはないのでしょうか、まずお尋ねします。 34 ◯長瀬土木企画課長 今のご質問の中で、広域道路ネットワークという非常に重要な観点でございまして、国においても平常時にどうなのか災害時にどうなのか、こういったあらゆる観点から検討されております。もちろんIRであったりMICEであったり、観光交流、人的ネットワーク、こういったもののアクセス強化はもちろんなんですけれども、特にご質問にありました災害時については、広域的なネットワークの多重性と代替性と申しまして、1本だけではだめなので2本用意しましょうというところで、高規格幹線道路を結んでいきましょうというようなところ。特に、地方管理によるものについてはしっかりしていきましょうというような取り組みがなされて、その延長線上に長崎南北幹線道路とか西彼杵道路があろうかと思います。そういった中でも、ご質問にありました長崎空港と西彼杵半島をどう結ぶのかというのは、市のレベルで今検討はさせていただいておりますけれども、そういったような広域ネットワークの俎上というものには実現性の観点から実際にはまだ乗っかっていないというのが現状でございます。  以上でございます。 35 ◯永尾春文委員 今後の進展はあるかと思いますが、長崎IRについても大きな候補地の1つとして捉えている中で、ぜひこのことについては長崎県とよく協議をしていただきたいなと。長崎空港は今から、自動運転とICTといった未来志向型の空港に考えていくという考え方も聞いておりますので、ぜひこのことは同時進行で考えていただきたいと思います。  別の質問をさせていただきます。最後のページの31ページ、61番のスライドをもとにちょっとお尋ねします。先ほど同僚委員からも少し質問がありましたが、路面電車の延伸構想ということで、確かに先ほどお話があったように長崎駅のトランジットモールに関しては結果的には実現ができなかったということがあるんですけれども、この絵を見てもわかるようにやはり路面電車が松が枝、長崎駅の直通運転が不可ということで、新地の中華街のあたりは今でも常に少し観光客が集まりますと危ない状況が続いているわけです。その中で、路面電車で長崎駅と松が枝の2バースをつなぐという延伸構想、そのような考え方はないのかお尋ねします。 36 ◯谷口都市計画課長 松が枝の2バース化はまだ事業化となってございませんけれども、当然その2バース化を見据えた中で交通結節機能をどのように強化していこうかということで、現在長崎県、長崎市、軌道事業者のほうと協議を進めているところでございます。そういった中で、今委員からありましたように長崎駅と松が枝方面をつなぐとなった場合には、こちら31ページの図面で申しますとちょうど図面の中ほどになろうかと思いますが、出島の電停から、今、築町のほうに行っている路線を長崎みなとメディカルセンター方面へ伸ばさなければいけないということもございますので、そういった部分も含めてどういった実現になるのか課題があるのか。そういったところを今詰めているといったところでございます。  以上でございます。 37 ◯永尾春文委員 この点について、2点あります。1つは、もともと石橋電停がありまして、長崎電気軌道としてはこの複線化が宿願といいますか何としても実現したいという考え方があります。このことについては長崎市のほうはどのようにお考えでしょうか。 38 ◯谷口都市計画課長 委員おっしゃったように、私どもも長崎電気軌道と協議といいますか意見交換をする中で、石橋方面が今、おおむね8分間隔あたりで走っているかと思うんですけれども、長崎電気軌道としてはそれを少しでも短縮をしたいと。それは単線であるがゆえに運行間隔をこれ以上短くできないということも聞いておりますので、何とか複線化することによって運行間隔がもっと縮まるということもありますので、そこら辺は今の軌道が複線化というのが空間的になかなか難しい状況もありますので、それにかわる方策もないのか等々も含めて考えていかなければいけないと思っております。  以上です。 39 ◯永尾春文委員 石橋の電停に南大浦と北大浦がございまして、尾根を越えてといいますか南大浦小学校があった地区がありまして、世帯数が浪の平の連合と比べると恐らく5倍ぐらい違うのかなと。これは長崎電気軌道が前から言っているように、うちは観光客ではなくて市民を相手にするという考え方のもとで、石橋電停の周りに町が形成されていったという意味で石橋電停の意味が大きいと思うんですが、逆に言うと、今回のこの路面電車の延伸構想にはただ2バースにつなげるというそれだけではなくて、南山手の後背地の居住環境の整備といいますか要するにそこに住むことで電停があって便利になるといいますか、ちょっとしたまちづくりの考え方の視点も必要になるのではないかと。そうなってくると長崎電気軌道としても、市民の利用ということで可能性も出てくるのではないかと思うんですけれども、ここまで話をしますとちょっと話が飛ぶかもしれませんが、例えば垂直エレベーターを整備して人々が住みやすいモデル地区をつくってみるとか、そういったいろんな考え方もあるかと思うんですが、その点について考え方がありましたらお聞かせください。 40 ◯片江まちづくり部長 路面電車の南部への延伸につきましては、私ども、この会議といいますか長崎県、国と入ったときに主張しておりますのは、石橋と松が枝、どちらがじゃありませんよと。石橋は絶対必要ですと。入れるならば両方ですという話をしております。そこはまず大前提ということで今主張しております。その中で松が枝に延伸すれば、当然ながら船のお客さんは水ものなんですね。入るときもあれば入らないときもある。やはり背後地の住民を視野に入れた路線であり駅の配置にしないと、これはもたないでしょうという話をしておりますので、当然ながら、今議員がおっしゃったようにそこも視野に入れた中で、これを伸ばすのか伸ばさないのかで、伸ばすのであればどこの路線に入れるのかというような経営判断をされてくると思いますけれども、私どもとしましては、そういった観点の中で判断をしてくださいということをこれまでもずっとお願いしております。松が枝の延伸複線化につきましては、私どももこの複線化につきましては、今築町のところでのお客様があふれて歩道上に出てしまう、これはやはり石橋方面に行く路線数とそれから北部方面から来た便数がかみ合っていなくて、北部から来る便数が多くて石橋の方面に引き継いで行く便数が少ない。このギャップに一因があってあふれていると思いますので、かねてから複線化をやりたいという話をしています。これは県市でつくりました都市再生整備総合計画というところの中にもきちんとそれを盛り込んでおりまして、いずれ大浦川の上にかかっている駐車場、これは長崎旅博覧会のときにつくったものです。相当老朽化をしている。いずれは壊さないといけない。それを壊した後には、河川の上、今でも縦断で路面電車が張り出している状況にありますので、対面側に行くのか同じところに拡幅するのかは別としまして、あの駐車場がなくなれば複線化の可能性は大きくなってくるだろうと。その暁にはぜひ複線化をやりましょうねということで長崎電気軌道とも話をして、それに関しては長崎電気軌道側もぜひやりたいということを言っておりますので、私どもとしましても、今あそこで賄われているバスの駐車場とかそういったものが2バース化事業の中でうまく置きかわることができれば、もう駐車場を解体する環境はでき上がるんだろうなと思っておりますので、その中で複線化もあわせて実現していきたいと考えております。  以上でございます。 41 ◯永尾春文委員 ありがとうございます。ぜひ、さまざまな角度から推進をお願いしたいと思います。  最後に、今の駐車場の話が出ましたので、その点について質問があります。まず19ページに、同僚委員の質問もありましたが、自動車の何といいますか本市の交通状況、入り込み数というのが平成16年までずっと横ばいだったものが、このグラフだけ見ると一気に人数で100万人増しているという状況の中で、11ページに今度は渋滞対策ということで駐車対策の資料がございます。ここには路上駐車等の対策をするということで、ここに駐車場整備計画というのがありまして、平成6年からやっていますということなんですけれども、ここでお尋ねしたいのは、入り込み数はこういう形で増加したけれども、駐車場の整備計画がどのように機能して現在駐車場の対策がなされているのか。もし数字でわかることがあれば、例えば平成6年のあたりはこれぐらいの駐車場数だったけれども今これぐらいにふやしているとか、そういう数字でわかるものがあれば教えてください。 42 ◯長瀬土木企画課長 今お尋ねがありました、車両の入り込みと駐車場対策がどうなのかというところでございます。ご指摘のとおり、駐車場整備計画を平成6年につくって、そのときはやはり非常に人口も多くて車が多くて駐車場が足りてなくて混雑も多かったというような形がございました。そのときに調査をしまして、平成6年のときですけれども、10年後、平成17年に駐車場が約8,600台足りないので、こういったものを公共であったり民間であったりが協力してつくりましょうねということを決定して、その中に大きなものとして附置駐車場とかいうものがございました。そういった中で経年を経て、今、令和元年度というところになっているんですけれども、今まさにちょうど駐車場整備計画、平成6年につくったものが今に適正なのかどうか、そういったものをきちんと精査しようということで今年度から駐車場整備計画、その前提になる駐車台数の筆界調査とかいったものを全数調査をさせていただいておいて、来年度ぐらいにもしよかったら結論を出したいなということで今進めているところでございます。平成17年までに目標としたときの数字がどうだったのかというモニタリングを平成24年にさせていただいたんですけれども、そういったときには整備計画を超えて駐車場自体は充足していますよというような結論は1回出ておりますので、そういったものをもう1回焼き直して取り組みたいと考えてございます。  以上でございます。 43 ◯永尾春文委員 そうですね。私もそう思います。ぜひ、状況がやはり刻々と変わってきている中で今調査をされているということでしたので、まさしく先ほど申し上げたように、MICEとか3,000人クラスが一挙に来るという状況の中で、例えばスタジアムもそうですけれども、市内の駐車場の数が今後どのように必要になってくるのか、ぜひその調査をしていただいて新しい計画をつくっていただきたいと思います。  あと先ほどご説明のあった資料を、よければ後でいただきたいんですけれども。よろしいでしょうか。 44 ◯西田実伸委員長 資料のほうは手配します。 45 ◯林 広文委員 簡潔に2点お尋ねしたいと思います。交通渋滞について、長崎市でもさまざまこれまでやってきていると思います。特別委員会でも、さまざまなことについては検討してきたと思います。その中で、やはり交通渋滞によっていろんな損失というのが生じていると思うんですよね。前もお聞きしたことがあるかと思うんですけれども、いろんな機会の損失であるとか経済的な損失を、長崎市においてどのように把握されているのか。数値的なものがもしあれば教えていただきたいというのが1点です。  それと、これも議論になっております交通結節等の検討会議ですね。これも本来であれば、もっと早くこういうのができれば、長崎市がやはりしっかり長崎県、国なりに食い込んでいってこういうものが必要なんですという訴えが私はもっと早く必要だったんじゃないかなと思うんですけれども、何しろ検討会議ができたわけですから、この中でしっかりと長崎市としての意見は推し進めていただきたいと思っております。その中で、レジュメにも書いてありますけれども、長崎駅前の国道の交通量を減らすというのがやはり一番の問題ではないかなと思っております。これをどのようにしていくのかというのが私は非常に気になっておりまして、もちろん長崎市でできることもありますよね。この補助幹線道路の問題とか、長崎市でできること長崎県でできること国でできること、それぞれ立場は違いますけれども、やはりこの長崎駅前の交通量を減らさないと、全ての何て言うんですかね渋滞対策の鍵というか、なかなか解きほぐすことはできないんじゃないかなと思っております。今の段階で、今あるこの交通量というのを、今決まっている交通計画ですね。長崎南北幹線道路とかこういうところまで、もちろんかなり時間かかりますので難しいんですけれども、いろんなシミュレーションをされていると思いますが、今できる、今この計画にのっているところですると、長崎駅前の交通量はどのくらい減るのかですね。そういうシミュレーションの数値というか、どのように考えていらっしゃるのか。この2点をちょっと教えてください。 46 ◯長瀬土木企画課長 まず1点目の、渋滞においてどれぐらいの損失時間であったり損失金額といったものがあるのかというお尋ねについては、すみません、今数字持ち合わせていないんですけれども、長崎南北幹線道路を要望するときの付図にこれぐらいの時間を損失していますという資料があったのを記憶しておりますので、後ほどお知らせをさせていただきたいと思います。  それと長崎駅前の交通量については、もうご指摘のとおり、あそこの交通量をいかに減らすことができるのかがやはり私たちずっとまちづくり部とともに悩んできていたところで、長崎市でできることについてはご推察のとおりなかなかないところなんですけれども、今考えられるところについては、浦上川線が供用を開始しておりますので、国道206号の該当区間の交通量をいかに浦上川線に乗せかけられるか。信号の制御であったり誘導案内であったりといったところが今考えられているところでございますので、そういったところを実施可能かどうか。その結果長崎駅前の交通量がどう減ってどういった対策ができるのかというのが、今まさに交通結節等検討会議の中で論点になっていこうかと思いますので、そっちの行く末、しっかり私たちも取り組んでいきたいと思います。  以上でございます。 47 ◯林 広文委員 いずれにしても、このレジュメにも書いてあるとおり、今後いろんな技術、AIであるとか自動運転とかいろんなことも考えられますし、常にシミュレーションをぜひしてほしいと思います。ここがつながればこうだろうというのは大体わかりはするんですけれどもやはり丼勘定じゃなくて、あくまでもこれができたときにはこのぐらいの量になるという数値をきちんと示しながら、ぜひ、この数値についてももちろんシミュレーションにはなりますけれども、やはり一定の数値を出しながらやらないと難しいのではないかなと思いますし、最初に言いましたけれども、検討会議についてはしっかり、これまで長崎市として長崎県に言ったり国に言ったりしてもなかなか通らなかったことがあると思うんですよね。その中で、やはりしっかりとした主張をするには、裏づけの数値というのが私は必要だと思いますのでそこを含めて進めていただくようにお願いしたいと思います。  終わります。 48 ◯西田実伸委員長 今、林委員の話の中の交通渋滞に対する損失、それとシミュレーションは、次の観光地への二次交通にも触れる可能性もあるので、次までに回答できますか。 49 ◯長瀬土木企画課長 その数字については、長崎南北幹線道路の検討を長崎県が、私たちも負担金出させていただいているんですけれども、そのシミュレーションの中に時間がちょっと掲載されている部分があったのでその部分を提供させていただきたいと思います。 50 ◯岩永敏博委員 まず、この資料について大きい小さいという話もあったんですけど、過去、現在、将来について非常にわかりやすく見やすい資料をつくってもらっているなという、資料についてはよ、見やすいなと思っています。  その中で、理解を深めるために聞きたいのが今後の取り組み幹線道路の整備のところで何カ所かありますがね、事業期間が定められておりますけれども、これはもう完成時期という理解をしていいのかどうかというのが1点。  あと、今渋滞対策でいろいろと議論が出てましたけれども、私からは特にバスの駐車場。今後も入り込みがふえていくであろうその受け入れ対策として、長崎市の分は大体こう見えてきているんですがね、当然県有地もあるわけですね。今、県の駐車場として持っているところはもう別として、県有地として今使っている例えば水辺の森公園のあのバスの駐車場。これは暫定的にあそこ使っているというようなイメージを持っている。あるいは、長崎駅周辺においても今後入り込む数がふえる中において、県庁の前のいわゆる旭大橋の下のところね、今、県営バスが使っているんですけど、そのあたりの長崎県の考えも含めてわかっている部分があれば教えてください。 51 ◯長瀬土木企画課長 まずご質問の1点目で、完成年というものを掲載させていただいている部分があるんですけれども、一応これは長崎市の部分については今考え得る完成予定年度を掲載させていただいておりますけれども、国とか、あるいは長崎県の部分については、今、事業評価の中で事業区間として適正な部分というような観点からの掲載も混在しておりますので、長崎県と国の分についてはそういった観点で見ていただきたいと思います。  それと2点目のバスの駐車場については、長崎県の用地がどのように使われているのかという点について、実は昨年9月から常盤南のバスの駐車場、長崎県の用地でございますけれども、ここがきちんとアスファルトも整備をされまして1回当たり1日2,000円ですよということでかなりの台数の収容が実施をされましたところ、現在ではそこの部分で非常に需要が賄われているというところでお伺いをしていて、現時点ではクルーズ客船に対するバスの駐車場対策については整理がされてきたのかなと思っています。ただ、2バース化以後のクルーズ客船の入り込み数については、きちんと精査をして必要な対策というものは講じていく必要があろうかと思いますので、検討を進めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 52 ◯芝長崎駅周辺整備室長 県庁前の旭大橋下の現在県営バスの駐車場として使われている部分でございますけれども、今現在は八千代町にございます県の交通局に、新幹線の工事に伴いまして橋脚の工事等が実施されているということで、一時的に今使われているという状況でございます。  今後につきましては、数台バスの台数というのは減りますが、その移転先でありますとか最終的な旭大橋下の土地利用については今長崎県のほうで検討されているので、具体的な用途については情報としては入ってきておりません。  以上でございます。 53 ◯岩永敏博委員 まず完成時期については、国の部分と長崎市の部分と分けてということですね。であるならば、長崎市の部分でいうとこれはほぼほぼ国の社会資本整備総合交付金をこっちに割り当てているんでしょうけどね、100%に満たない、要望額に満たない中での部分なのでね、非常に見込みが厳しいと思うんですけどね。そういう認識でいればいいんですよね、これね。要は大黒町恵美須町線については、これはもう国の絡みもあるのでという意味でとっていいですか。そういうことですよね。事業期間が令和2年となっているので。  それと県有地のことは、あそこの水辺の森公園は短期的にはそのまま使いますよということで、今後周辺の大きな流れの中でまた見直しを図っていくということです。当然今の状態じゃ非常に、あれが全てではないと思うのでそれを見越して、今、電車の利用等々もありましたけれども、やはり長崎市としてクルーズ船からの動線も含めて、あのままで決していいとは思いませんしね。そこはやはり長崎市としても今後もずっと協議をしていかなければならないのかなと思いますのでお願いしたいと思いますし、長崎駅の県庁の前のところについても、旭大橋のつけかえというかそこの構想があるのかないのかも含めてのところなんでしょうけれども、早くね、やはり非常に今から一等地になり得る場所なのであのまま県営バスとして使っていくのは考えられないと思うので、そこもやはり長崎市としての意見を今後言っていくべきではないのかなと思いますが、そこだけちょっと考え方を教えてください。 54 ◯長瀬土木企画課長 旭大橋のご提案ありましたけれども、これについては橋梁等の長寿命化対策もあって長崎県としてはもうしばらく使いたいということで近々のかけかえという話はないんですけれども、バスのあり方、駐車場の確保の仕方については需要を見ながら積極的に意見を申し述べていきたいと考えてございます。  以上でございます。 55 ◯深堀義昭委員 2バース化の問題で長崎市の考え方をお尋ねしたいんですが、国土交通省からあなた方、2バース化にする前に宿題を3点ぐらい今言われているんじゃないの。それ、国土交通大臣、要望等を含めたときも一緒ですがね、既存にあるものを大いに活用してなおかつそれを実効性があるものにしなさい。それから今ある埠頭に関するところの整備、将来計画をきちんと出しなさい。そういうものについて、あなた方は新たに2バース化だ2バース化だと思っておられるようですが、そうじゃないんです。手前の整理を国土交通省から言われている部分をやらなきゃ話にならないですよ。長崎選出の国会議員がその話をしに行って、箸にも棒にもかからないことを言われていますよ。まず、やはり地方が国会議員を通してまた政党を通して国から言われたものを、きちんと吟味してそれをどう政策的にこなしていくのかというようなことを裏づけをきちんとしないと、誰も加勢してやろうという気にならんよ。これも時間がない話でしょう。これきちんと把握してるの。まちづくり部長なり、これ港湾も土木部長が答弁するとかな。  それともう1つは、水辺の森公園の問題いろいろ議論があるけれども、このことも含めて水辺の森公園の考え方自体を長崎県と共有しなければ、何々はさせないと過去言ってきたわけでしょう。そして自分たちの都合のいいものは長崎市に相談をしなくてもつくる。これ長崎県の考え方はそうでしょ、採算に合わないからつくりませんと。あなた方の提案は採算に合わないからつくりませんでしたと。過去も2代にわたって知事はそう言いましたよ。MICEの問題だってそう。市民病院の建て替えの用地提供もそう。自分たちの好き勝手にやっているじゃない。そういうつもりであそこ埋めさせたんじゃないんでしょう、長崎市も含めて。だからやはり2バース化の問題も含めて、県有地である問題。県の管理港である長崎港の問題。その使用について、三菱は一定の今の不振の状況からこれ以上はとやかくと言うことはないと思いますよ。しかし長崎港の、やろうとしているならば、潟入れもしなきゃいけないんですよ。私はこれを30年前から言いよるけれども、長崎市は一切しない、命令もしない。ヘドロがいっぱい、浅くなっている。こういうことも含めてね、長崎港がもともと長崎市の管理港であったにもかかわらず三菱の関係で国の管理、長崎県の管理港になってしまって、それで使い勝手が悪いんですよ。これ戦争という悪い歴史がありますからそれ以上は言いませんけれどね。まず国土交通省から指摘をされている、長崎港の2バース化の問題に対しての手前の条件について、大体どのような形で時間的に解決をしようとしているのか。1点だけ教えてください。 56 ◯片江まちづくり部長 国土交通省のほうから2バース化に先立っての話として求められておりましたのは、1つは航路の安全運行の話の中で、大型船が入ってくるときにはきっちりした港湾内の運行のルートを定めるということを、港湾管理者それから航路を利用する者の間で整理をしなさいという話がありましたので、これにつきましては一定バースの拡張であるとかそういったものをやるということの前提の中で、ルールづくりというものは現状できていると聞いております。  2点目としましては、2バース化をすることによって移転となる造船会社がございます。こういったところの内諾といいますか、きちっと理解を得てくださいと。いざ事業が始まったときにそこで滞りがでないように事前からきちっと説明して、移転先の候補地であるとかそういったものを提示する中で、合意とは言いませんけれどもきちっと事業に協力していただけるような理解を求めておくようにということがもう1点。  もう1つが、国が直下でつくりました出島岸壁がございます。これを十全に使うようにということ。要は、既にあるバースにまで余力がある状態で新たなバースをつくるというのは、それは国としてはちょっと難しいですよという話を伺っている。ですから、そこの出島岸壁をとにかくフル稼働のような状態にしてほしいということがございます。  まず造船会社につきましては、かねてから2バース化の話がまだ3バースとかそういったときから既にお話をさしあげておりまして、一定事業に対する協力というものはしていただけるような意向を伺っております。  3つ目の出島岸壁につきましては、実は巡視艇が今あそこに契約しているということがございます。そこの移転先をまず用意しないと、バースをあけることはできない。それを3年ほど前から、琴平の沖、ちょっと具体名を申し上げて申しわけありませんけれども、長崎船舶装備という会社がございますけれども、そこの近傍地に埋め立てをしてそこに新たな係留場所をつくってそこに巡視艇を移転させて、その後には客船専用バースに使えるというような準備を今進めておりまして、それが年内ぐらいには完成する見込みでございますので、それができた暁には、今でも何とか間を縫ってポートセールスをしている状況でございますけれども、これが本当に全面的にクルーズ船用ということでのポートセールスができるということで長崎県は話しておりますので、その点も一定見通しは立っているという理解を持っております。  以上でございます。 57 ◯深堀義昭委員 部長の答弁は非常に優等生で、実績的には既に私も確認をしていますが、長崎船舶装備のところは既に立ち退きをし、岸壁の工事が今進行中であります。それから前の岸壁の再利用についても、これはどういう形で利用していくのか。スペースがあるのに金出せんよと、言われたとおりの答弁をしているから認識しているんだろうと思いますけれどもね、やはりそこはきちんと整理をしなきゃいけないだろうと思います。
     3点については根気よく早い時期にやらないと、2バース化うたい上げてはおるけれども地方行政は何も言ったとおりしないじゃないかと言われてくると、今度はお願いをした立場の公明党の皆さん方、地元の国会議員の皆さん方も甚だ迷惑になるということをよく理解した上で推進をお願いしたいと思います。 58 ◯野口達也委員 最後に1つだけ、もう一遍確認。この交通結節等検討会議ですけれども、さっき吉田土木部長のお話の中で、国の何とかかんとかというメニューの中での会議ということで、国土交通省からの呼びかけというか、そういうことで理解してよいですかね。 59 ◯吉田土木部長 私、先ほどご説明した内容については、ここに至る大きな国の動きといいますか背景というものをご説明させていただきました。そして実際この検討に当たりましては、長崎県のほうが国に対して検討について要請をするという形の中で国のほうが動いていただいて、国、長崎県、長崎市という形でこのような検討会を持とうという形になったという次第でございます。 60 ◯野口達也委員 そうしたら、例えば短期、中期、長期、いろんな検討があると思っているんですけれども、その中で例えば中期とか短期の中でできる部分、先ほどから言っている浦上川線、これがもっともっと利用されるためには長崎南北幹線道路の延伸が当然必要ですたいね。今、長崎県は何かもうほぼ大体青写真も決まってどうのこうのという話をちらちら聞いておりますけれども、例えばこれを急ぐとかさ。そういうことは当然そこの会議の中で進んでいくと思うんですが、私が議員になった当時、先ほど片江部長が電車の延伸のときに電気軌道の事業者の判断を迫られますということやったけど、これについても当然補助メニューはあるわけですか。あるわけですよね。例えば延伸をさせるときに軌道を引いたりせんばいかんわけやろう。例えばバスとかタクシーとか自家用車は、県や市や国がきれいにした道路をただで通りよるとやけんさ。電車は、例えばそういう交通渋滞とかいろんな意味でここまで延伸がいいですよと言うたときにさ、全てが事業者負担になるわけ。それともやはり当然補助メニューはあるんだろうと思うけど、その辺の確認だけ。 61 ◯片江まちづくり部長 まず、すみません、この交通結節等検討会議ですけれども、改めてご説明しますけれども、これはあくまでも今の長崎駅前交通渋滞が劇的に減少されてからじゃないとできないということを話をする場です。ですから今の交通量のままでは、国が入ろうが長崎県が入ろうが、今の我々がやってきている計画をまず令和4年度の開業時にはやるしかないということは共通認識の中でこの会議が始まっておりますので、いわば中期から長期に向けての方策を検討する場だとご理解いただきたい。その上で路面電車に関しましては、先ほどから長崎駅のところから松が枝のほうに行く、長崎みなとメディカルセンターのほうへ直通するとか、そういったものもいろいろ将来的にはメニューとして出てくるわけですけれども、当然ながら100%全面的に交通事業者の負担でやってくださいということは申し上げません。国のほうも公共交通機関利便性向上に関しましては、走行空間の改善事業であるとかそれなりにいろんなメニューを持っております。我々もそれを有効に活用した上でできる限り交通事業者の方の負担を少なくするような形で、もしこの新規事業を取り組むならそれをなし遂げたいと思っておりますので、その点我々は十分配慮してまいりたいと考えております。  以上でございます。 62 ◯西田実伸委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。 〔次回開催日、調査項目及び行政視察について協 議を行った。その結果は、次のとおりである。 1 次回開催日については、9月定例会会期中に  決定した。 2 調査項目については、「観光地への二次交通  について」に決定した。 3 行政視察について、委員長班、副委員長班と  もに10月15日から10月17日でそれぞれ調査を行  うよう調整中のため、決まり次第報告すること  に決定した。〕 63 ◯西田実伸委員長 ほかにございませんか。  ないようでしたら、これをもちまして、交通対策特別委員会を散会いたします。           =散会 午後0時4分=  長崎市議会委員会条例第28条第1項の規定により署名する。       交通対策特別委員長 西田 実伸 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...