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  1. 長崎市議会 2019-06-24
    2019-06-24 長崎市:令和元年第3回定例会(1日目) 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前10時0分= ◯議長(佐藤正洋君) 出席議員半数以上であります。これより令和元年第3回長崎市議会定例会を開会いたします。  議事日程の前に、市長から新任紹介がございます。市長。 2 ◯市長(田上富久君) 去る3月22日付で選任いたしました固定資産評価審査委員会委員1名並びに3月15日付及び4月1日付の人事異動で昇任などいたしました職員を紹介させていただきたいと存じます。  固定資産評価審査委員会委員 園田英昭氏でございます。(拍手)  次に、部長級の職員を紹介させていただきたいと思います。  片岡研之 企画財政部長でございます。  大久保一哉 原爆資料館長でございます。  山口伸一 福祉部長でございます。  立木祝成 福祉部政策監でございます。  藤田庄三 こども部長でございます。  田中洋一 商工部長でございます。  野崎清隆 水産農林部長農業委員会事務局長でございます。  馬見塚純治 南総合事務所長でございます。  森 浩安 北総合事務所長でございます。  前田孝志 教育委員会事務局教育総務部長でございます。  以上が部長級の職員でございます。(拍手)  次に、次長級の職員を紹介させていただきます。  西本徳明 秘書課長でございます。  田畑祐子 理財部次長特別滞納整理室長でございます。
     前田一郎 原爆資料館次長被爆継承課長でございます。  山本 勉 環境部次長環境政策課長でございます。  川原直樹 土木部次長土木建設課長でございます。  飯田恭祥 まちづくり部次長まちなか事業推進室長でございます。  古賀陽子 中央総合事務所次長中央地域センター所長でございます。  森川和幸 会計管理者兼出納室長でございます。  荒木尚子 教育委員会事務局教育総務部次長兼生涯学習課長でございます。  山下幸子 教育委員会事務局教育総務部次長北公民館長でございます。  平野浩行 教育委員会事務局教育総務部次長市立図書館長でございます。  濱田貴博 上下水道局業務部次長総務課長でございます。  以上が次長級の職員でございます。(拍手)  次に、課長級の職員でございますが、3班に分けて紹介させていただきます。  江口俊二 環境部廃棄物対策課主幹でございます。  草野祥子 企画財政部都市経営室主幹でございます。  中道大介 企画財政部世界遺産推進室長でございます。  中田昌夫 総務部総務課主幹法務担当)でございます。  大場一寿 総務部人事課長でございます。  後田健太郎 理財部資産経営室長でございます。  坂下義則 もみじ谷葬斎場長でございます。  坂口真一 原爆資料館付平和推進協会派遣)でございます。  川原るみ子 保健環境試験所長でございます。(拍手)  山下明美 こども部幼児課主幹でございます。  松原 聡 東工場長でございます。  柴田恭郎 文化観光部出島復元整備室長でございます。  川添忠弘 土木部用地課長でございます。  田邉 猛 まちづくり部建築課長でございます。  松本慶貴 中央総合事務所生活福祉2課主幹(生活支援担当)でございます。  徳永千洋 小榊地域センター所長でございます。  中野智文 東総合事務所地域整備課長でございます。  木場輝樹 東長崎地域センター所長戸石地区公民館長でございます。(拍手)  関 東士 野母崎地域センター所長野母崎樺島地区公民館長高浜地区公民館長野母地区公民館長脇岬地区公民館長野母崎文化センター所長でございます。  石川善久 中央消防署警防2課長でございます。  松本敏則 教育委員会事務局教育総務部適正配置推進室主幹でございます。  田川雄一 教育委員会事務局学校教育部学校教育課教育管理官でございます。  修行勝則 教育委員会事務局学校教育部学校教育課教育管理官兼学務係長でございます。  川本哲也 教育委員会事務局学校教育部学校教育課教育管理官生徒指導係長でございます。  栗山幸彦 教育委員会事務局学校教育部健康教育課教育管理官保健体育係長でございます。  川口昌文 教育研究所教育管理官教育研究所係長でございます。  佐藤 裕 長崎商業高等学校主幹事務長でございます。(拍手)  以上で新任紹介を終わらせていただきます。 3 ◯議長(佐藤正洋君) 次に、4月1日付で任命いたしました議会事務局の職員の紹介をいたします。  松竹美由紀 議会事務局次長議事調査課長でございます。(拍手)  以上で、新任紹介を終わります。  次に、市長から米国出張について報告したい旨の申し出があっておりますので、この際、報告を求めることにいたします。市長。       〔田上富久君登壇〕 4 ◯市長(田上富久君) 本会議冒頭の貴重なお時間をいただきまして、米国出張について行政報告をさせていただきます。  4月28日から5月5日までの日程で、核不拡散条約(NPT)再検討会議第3回準備委員会などに出席するため、国連本部がある米国・ニューヨーク市を訪問しました。ことしの準備委員会は、来年のNPT再検討会議前に開催される最後の準備委員会として、再検討会議に向けて今後の核軍縮・不拡散の道筋をつける重要な会議と位置づけられます。  準備委員会の冒頭、中満国連事務次長軍縮担当上級代表は、来年はNPT発効から50年を迎えるが、核の価値が強調され、核兵器の使用が現実味を持つ非常に危険な状況である。NPT加盟国は共通目標を持ち、誠意を持って協議を行い、来年の再検討会議への勧告文を全会一致で採択できるよう努めなければならないと発言され、再検討会議を成功へ導くために成果を出そうという強い意志が感じられました。一方で、核保有国は依然として安全保障上の核兵器の必要性を主張しており、NPTに基づく核軍縮義務の履行をめぐって、国同士の信頼の欠如と対立がますます深まり、非常に緊迫した状況であることを肌で感じました。  こうした状況の中、被爆地市長として、また平和首長会議の副会長として、NGOセッションでスピーチを行いました。その中で、NPT第6条に掲げられた核軍縮の約束は一向に守られておらず、むしろ核兵器のリスクが高まっていることへの警鐘を鳴らすとともに、核保有国に対して、とりわけアメリカとロシアには核軍縮への誠実な取り組みを求めました。さらに、被爆75周年に当たる2020年に向けて被爆者と市民社会の声を真摯に受けとめ、NPTの遵守と核兵器禁止条約の早期発効に向けた取り組みを推進するよう訴えました。また会議の合間には、中満国連事務次長に、平和首長会議で集めた核兵器禁止条約の早期締結を求める署名12万9筆を手渡し、協力を要請しました。そのほか、サイエドNPT準備委員会議長には来年の再検討会議を成功に導く勧告の採択を要請し、高見澤將林軍縮会議日本政府代表部大使とは現在の会議の状況に関する意見交換をし、核保有国である英国のリドル大使には、NPT第6条の履行を要請しました。オーストリアのハイノツィ大使及びニュージーランドのヒギー大使とは、今後、核兵器禁止条約の批准国をふやすために市民社会にできることなどについて意見交換しました。また、会議にあわせて開催された平和首長会議ユースフォーラムや、ナガサキ・ユース代表団主催サイドイベントでは、世界各国から集まった若者による活発な意見交換がなされており、今後訪れる被爆者のいない時代に変わらず被爆の実相を伝え続けるためには、若者の力が大きな希望の光であると感じました。そして大人にはその活動を応援する責任があり、平和首長会議では今後も若者の活動を支援していこうと考えています。また、平和首長会議の米国でのリーダー都市を務めているデモイン市のカウニー市長や、開催地であるニューヨーク市のデブラシオ市長と面談し、さらに平和首長会議役員都市による会議では、各都市の取り組みや2020年以降の平和首長会議の行動計画について意見を交わしました。  私は今回の出張で、国連での議論が原子雲の上からのみの視点にならないように、人間の視点を伝えるという毎年のミッションのほかに、厳しい国際状況の中で開催される2020年NPT再検討会議に向けて何ができるかを探りたいと考えておりました。実際に会議に出席し、改めて核兵器をめぐる国際状況の厳しさを感じると同時に、2020年NPT再検討会議に向け、課題解決に前向きに取り組まれている中満国連事務次長NPT議長を支援し、被爆地として、平和首長会議として、また市民社会の一員として、核兵器廃絶に向けてNPT再検討会議を成功に導きたいと考える人々と連帯して声を上げていくことの大切さを改めて感じました。  そこで準備委員会の最終日に、平和首長会議として、NPTに係る共通基盤の形成を求める平和首長会議共同アピールを発出し、準備委員会の議場で各国政府代表に配付するとともに、サイエド議長にも手渡しました。  今後は、広島市や長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)などと今後の取り組みについて協議し、2020年に向けて市民社会が核の危機感をいかに表現していくか、またNPT再検討会議を成功させるために最優先すべき取り組みは何かなど、具体的に検討していきたいと思います。  以上をもちまして、私の報告とさせていただきます。=(降壇)= 5 ◯議長(佐藤正洋君) 次に、去る6月11日に開催されました全国市議会議長会定期総会におきまして、深堀義昭議員並びに毎熊政直議員が永年勤続表彰を受けられました。  これより表彰状の伝達を行います。  表彰を受けられました議員は、演壇の前にお進みください。 6 ◯議長(佐藤正洋君)         表 彰 状  長崎市 深堀義昭殿  あなたは、市議会議員として40年の長きにわたって市政の発展に尽くされ、その功績は特に著しいものがありますので、第95回定期総会に当たり、本会表彰規程によって特別表彰いたします。  令和元年6月11日        全国市議会議長会会長 野尻哲雄  〔表彰状を朗読の上、記念品と一緒に贈呈〕  (拍手) 7 ◯議長(佐藤正洋君)         表 彰 状  長崎市 毎熊政直殿  あなたは、市議会議員として20年の長きにわたって市政の発展に尽くされ、その功績は特に著しいものがありますので、第95回定期総会に当たり、本会表彰規程によって特別表彰いたします。  令和元年6月11日        全国市議会議長会会長 野尻哲雄  〔表彰状を朗読の上、記念品と一緒に贈呈〕  (拍手) 8 ◯議長(佐藤正洋君) 以上で伝達を終わります。  これより、議事日程第1号により本日の会議を開きます。 日程1  会期決定について を議題といたします。  お諮りいたします。  今定例会の会期は、本日から7月11日までの18日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 9 ◯議長(佐藤正洋君) ご異議ないと認めます。  よって、今定例会の会期は18日間と決定いたしました。  なお、会期中の日程につきましては、お手元に配付いたしております日程案のとおりご了承をお願いいたします。  次に 日程2  市長の施政方針説明について  選挙後、最初の定例会でございますので、この際、施政方針について、市長の説明を求めます。市長。       〔田上富久君登壇〕 10 ◯市長(田上富久君) 令和元年度施政方針について述べさせていただきます。  本日、令和元年第3回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様にはご出席を賜り、厚くお礼を申し上げます。  また先ほど、全国市議会議長会から永年勤続議員として表彰を受けられました深堀義昭議員、毎熊政直議員に対しまして、市民を代表してお喜び申し上げ、長年にわたり市政発展のためご尽力いただきましたご功績に対し心から感謝の意を表すとともに、今後ともますますのご活躍を祈念申し上げます。  さて、このたび改めて4年間の市政のかじ取りを担わせていただくことになりました。市民の皆様、議員の皆様に対し、日ごろからのご支援とご協力に深く感謝申し上げますとともに、これまで信念としてきた次の時代に向けたまちづくりを後戻りなく進め、しっかりと仕上げなければならない。また多くの皆様の期待に応えなければならないという強い使命感で身の引き締まる思いです。  それでは、開会に当たり市長就任4期目における私の所信の一端を述べさせていただきます。  1.はじめに  私はこれまでの3期12年の間、時代の変化に対応しながら、次の時代におけるまちの基盤をつくることに一貫して取り組んできました。  まちの基盤をつくる仕事は成果が目に見えにくく、時間がかかる難しい仕事ですが、地域の皆さんや市議会・経済界など、多くの分野の人たちがかかわって、一歩一歩着実に歩みを進めてきた結果、家に例えるならば柱や骨組みに当たる部分はできてきたと考えています。これからは、未来の長崎がもっと明るく活気あるまちになるために、しっかりとした仕上げを施しながら、快適に楽しく充実した生活を送れるようにするための仕事にも、さらに力を入れて取り組んでいきたいと思います。  さて、ことしは令和元年。新しい時代が始まりました。これからの数年間は、長崎ではさまざまな出来事が起こります。例えば、ことしはラグビーワールドカップ2019が開催され、スコットランド代表チームが長崎を訪れます。ローマ法王の長崎訪問への期待も高まっています。市制施行130周年の節目の年でもあり、マダム・バタフライフェスティバルの拡大実施など、記念事業で盛り上げます。  来年は被爆から75周年の節目を迎えます。被爆地長崎から世界に向けて平和を発信する長崎平和マラソンの開催に向け、着実に準備を進めています。また令和3年には、長崎開港450周年を記念する多くのイベントを検討しているほか、交流拠点施設恐竜博物館も完成して、長崎に新しい学びや楽しみが加わります。令和4年には新幹線が開業し、新しい市役所での業務も始まります。その後も長崎スタジアムシティの開業や新たな文化施設の開館などが続いていきます。  これらの出来事にしっかりと向き合い、長崎にとってよりよい成果を上げていくことはもちろんですが、これらの全てはゴールではなく、次の時代に向けたステップであり、スタートであると考えています。  これからも常に未来を見据えて、長崎のまちが元気なまちであり続けられるように、着実に取り組んでいきます。
     2.4期目に力を入れて取り組むこと  (1)取り組みの方向性  4期目のスタートに当たり、これから特に力を入れて取り組むこと、その大きな2つの方向性について述べさせていただきます。  その1つは未来に向けた基盤をつくり上げる仕事です。  私は8年前、2期目のスタートに当たり、3つの分野の進化を目指すと申し上げました。この3つの分野とは、経済、まちの形、まちを支える仕組みです。  経済では、長崎サミットを通じて設定したテーマに産学官で連携して取り組んできました。特に観光に関しては、MICE施設の建設や、長崎市版DMOの体制構築など、昭和の観光都市から21世紀の交流都市への動きがようやく具体化してきました。  まちの形としては、陸の玄関である長崎駅周辺の整備、母屋に当たるまちなかでは、まちぶらプロジェクトがそれぞれ前進しており、海の玄関、松が枝国際観光船埠頭の2バース化にも進展が見られました。  まちを支える仕組みとしては、住みなれた地域でこれからも長く住み続けられるようにするために、総合事務所など行政サテライト機能の再編成を行うとともに、地域コミュニティの新しいしくみづくりや、地域包括ケアシステムの構築などが進んでいます。  これら3つの分野の進化は、未来の長崎の基盤となるものです。これからの4年間は、いよいよこれまでの取り組みが形になる時期を迎えます。確実に、いい形で定着させなければなりません。  もう1つは、市民の皆さんの暮らしに直結する仕事の中で、特に重点的に取り組む3つの分野についてです。  その1つ目は子育て支援です。子どもはみんなで育てるを実践する取り組みに力を入れます。具体的には妊娠・出産から学齢期までの時間の切れ目のない支援と、地域や商店街、職場など、どこにいても子育てを応援してもらえるような、場所の切れ目のない支援を充実させることで、子育てしやすいまちを目指します。  2つ目は文化・スポーツの振興です。  若い皆さんの楽しみをふやすことを含めて、長崎で暮らす楽しさや、心の豊かさを感じていただけるような政策を充実させます。  3つ目は新しい産業の育成です。  造船・水産・観光という長崎の基幹産業が時代の変化の中で苦戦する中、これまでの蓄積を生かした新分野への進出や、AIなどの新技術を生かした新製品の開発、新産業の育成などに取り組む必要があります。  そして、この3つの分野の施策は、全て人口減少対策につながっています。人口減少対策は、言うまでもなく、これから4年間の最重点政策となります。人口減少の克服と長崎創生の実現に向けた、長崎市まち・ひと・しごと創生総合戦略が、本年度末に最初の区切りを迎えます。これまでの成果を十分に検証しながら、長期的な視点を持って第2期総合戦略を策定し、実行していく必要があります。  人口減少に歯どめをかけるためには、若い世代に選ばれるまちでなければなりません。そのために、働く、住む、楽しむ、挑戦し成長するという4つの観点からの取り組みに力を入れ、若い世代から長崎に残りたい、帰りたい、住んでみたいと思われるようなまちを目指し、まちづくりを進めていきます。  (2)重点プロジェクト  これからの4年間においては、特に若者を意識した中で、選ばれるまちになることをテーマに掲げ、新たな重点プロジェクトに取り組んでいきます。  こども元気プロジェクトでは、長年懸案になっている子育てを支援するためのこどもセンターの機能や設置場所について、具体的な検討を進めます。また、次代を担う子どもたちが豊かな自然環境の中で五感を駆使し、多様な体験や交流を行いながら遊べる場所として、あぐりの丘に全天候型の子ども遊戯施設をつくります。  長崎×若者プロジェクトでは、若者のニーズを把握し、若者が楽しむことができる場、若者がチャレンジできる場をつくるとともに、やりたいことやアイデアのある若者が考えた企画などを提言できる仕組みをつくります。  住みよかプロジェクトでは、既存の市営住宅の利活用や公営住宅のあり方を検討するとともに、民間との連携により、特に若者や子育て世帯などへの住宅供給や居住支援取り組みます。  新産業の種を育てるプロジェクトでは、商工業、水産農林業などにおける企業等の新分野への進出や、進歩が著しいAIなど、最新技術への挑戦を支援するとともに、大学や企業との連携による長崎の強みを生かした新産業の創出の可能性を探ることで、経済の活性化と働く場としての長崎の魅力向上を図ります。  まちをつなげるプロジェクトでは、市内のどこに住んでいても生活に必要なサービスを受けられるよう、公共交通の維持に係る具体的な支援策を検討します。また、光回線を利用した超高速インターネットサービスが、市内の一部地域で利用できないことによる地域間の情報格差を解消するため、その環境整備に向けた取り組みを進めます。  まちMICEプロジェクトでは、民間と連携したMICE誘致取り組みをさらに推進するとともに、市民や企業などがMICEに触れ、学び、楽しむことができる機会を創出します。また、長崎らしさが感じられる海や港、歴史的建造物等レセプション会場として活用するなど、国内外からの来訪者が周遊や滞在を楽しめる環境を整えることで、広くまち全体でMICEを受け入れ、経済効果を高めるための取り組みを進めます。  これら新たな6つのプロジェクトのほか、次の時代の長崎の基盤づくりをさらに進め仕上げていくため、次の3つのプロジェクトについては今後も引き続き取り組んでいきます。  まちぶらプロジェクトは、平成25年度から新幹線開業予定の令和4年度までの10年間を事業期間として、まちなかを快適・元気にする取り組みを進めており、今後も地域とともにさらに力強い推進を図ります。これからの4年間については民間との連携を強化しながら、特に銅座エリア、館内・新地エリア、東山手・南山手エリアでの取り組みに力を入れていきます。  市庁舎建設プロジェクトの発展形として取り組む市役所新化プロジェクトでは、新市庁舎のハード面の整備を着実に進めるとともに、身近な手続がワンストップでできる総合窓口の設置や、ICTを活用した業務の効率化など、ソフト面での充実を図ります。業務の効率化により生み出した時間は、市民の皆さんからの相談対応など、職員にしかできない業務に充て、さらなる市民サービスの向上を図ります。  公共施設マネジメント推進プロジェクトでは、引き続き地域の未来を見据え、地域の人が利用しやすい機能を維持しながら、持続可能な公共施設のあり方について考える場として、地域住民との市民対話を実施します。それに基づき、各地域の事情を考慮した施設の配置などの考え方を示す地区別計画を策定します。  以上、9つの重点プロジェクトは、これからの4年間で目に見える成果を出すことを意識して設定しています。次の時代の長崎の基盤をしっかりとつくり、その基盤を舞台に、住む人も訪れる人も、長崎にかかわる全ての人が輝けるまちを目指す。そのようなまちが、選ばれるまちであると考えており、地に足をつけて着実に取り組んでいきたいと思います。  3.夢のある長崎へ  私は4期目に臨む政治姿勢として、夢のある長崎を市民の皆さんと一緒になってつくるということを掲げ、そのために必要な施策を子ども、くらしやすさ、楽しさ、経済・産業、魅力の発信、市民主体という6つの柱に整理しました。  これから本議会に提出させていただいた補正予算の内容を中心に、令和元年度における主な取り組みについて、6つの柱に沿ってご説明いたします。  (1)子ども  まち全体で子育てを支援し、長崎で子育てをしたいと思う人をふやすとともに、長崎らしいキャリア教育にも力を入れ、未来を担う子どもたちをまち全体で育てるための取り組みを進めます。まず、子どもを望みながらも、不妊に悩む夫婦に対する特定不妊治療費について、男性不妊の初回治療に係る助成金を増額し、夫婦ともに治療が必要な家庭の経済的負担を軽減します。  次に、子どもが健やかに成長できるよう、3歳児健康診査において、弱視の原因となる目の異常を検知する眼科検査機器を導入し、早期の治療へとつなぎます。また、子どもたちを車の事故から守るため、園児のお散歩ルートや小学校の通学路などの点検と、危険箇所の緊急対策工事を行います。  学校教育については、新たに国際的視野に立つリーダーを育成するため、各中学校の代表を対象に、観光地でのおもてなし英会話の実践や、国際的に活躍している方の講演を通して行う、あじさいグローバル・リーダー研修を実施します。また、これからのまちづくりを担っていく子どもたちの、自分もまちづくりの主役であるという意識や、積極的に社会に参画しようとする気持ちを育てるために、市内全ての小学5年生、6年生を対象として、自分たちができるまちづくりを考え発表する、まちづくりアイデアコンテストを実施します。野母崎田の子地区では、野母崎総合運動公園プールを解体し、恐竜博物館建設予定地の整備を行います。先日、オランダのナチュラリス生物多様性センターと協力提携に関する覚書を交わしました。令和3年に完成する恐竜博物館には、ナチュラリスが所蔵するティラノサウルスの化石のレプリカを常設展示する予定です。訪れた子どもたちが自然について学んだり、実際に体験したりできるような、ワクワクする施設を目指します。  (2)くらしやすさ  全ての世代が暮らしやすい長崎をつくるためには、交通インフラの整備や防災対策など、安全な都市基盤づくりに加えて、暮らしを支えるソフト面の整備も必要です。  防災対策については、近年頻発している集中豪雨などが大きな被害をもたらしている状況に鑑み、急傾斜地崩壊対策の推進を図るとともに、決壊した場合に人的被害を与えるおそれのある、農業用ため池のハザードマップを作成します。また、中長期的な避難生活に対応できるよう、ふれあいセンターなどのコミュニティ施設等にシャワーや多目的トイレなど、一定の設備・環境を備え、拠点避難所としての整備を進めます。  市民の防災力の向上については、これまでに1,000名を超える市民防災リーダーが誕生しましたが、さらに多くの方に防災への関心を持っていただき、裾野を広げることを目的として、新たにながさき防災サポーターの養成に取り組みます。  医療環境については、長崎みなとメディカルセンターに救命救急センターを開設し、救急医療体制の充実を図ります。  次に、超高齢社会への対応として、誰もが住みなれた地域で安心して暮らし続けられるよう、地域の実情に合った医療、介護、介護予防、住まい及び生活支援を包括的に提供する、長崎版地域包括ケアシステムの構築を進め、長崎市の高齢者数がピークを迎える2025年に向けて、その充実に取り組んでいきます。また、高齢者が地域を基盤として自主的な活動を行うことで、長く元気で生き生きとした生活を送ることができるよう、老人クラブの新規結成要件となる会員数を現行の30人から15人へと緩和し、新規老人クラブの立ち上げを支援します。さらに、高齢者や障害者、妊産婦などを初め、市民も来訪者も、全ての人が安全・快適に移動や施設利用ができるまちとなるように、関係者との協議・連携体制を強化するとともに、第2期長崎市バリアフリー基本構想の策定作業に着手します。  生涯学習については、公民館を中心に生涯学習講座の内容の充実を図るとともに、より使いやすい学習の場を提供します。香焼図書館については、施設・設備の老朽化が著しいことから、近隣の香焼地域センター内にその機能を移して整備します。  (3)楽しさ  長崎で暮らす楽しさをふやすため、音楽やスポーツなどを気軽に楽しめる場や、世界的な芸術に触れられる機会をつくるなど、文化・スポーツの充実に取り組みます。  芸術文化の振興については、新たな文化施設の整備に向け、ビジョンや求められる機能、規模など、基本的な考え方を取りまとめた基本構想を策定しました。新たな文化施設は、芸術文化と平和を世界と共有することを目指し、すぐれた芸術文化に触れ、楽しむ場として、芸術性や専門性の高い公演に対応できる機能を備えるとともに、市民の芸術文化活動が活性化するよう、発表・鑑賞の場としてだけでなく、創造・交流の場としても市民が利用しやすい施設として整備することとしています。  今後も市民文化団体を初め、市民の皆さんや専門家などのご意見をいただきながら、引き続き検討を進めていきます。また、現在くんちの山車などの一部をグラバー園内の伝統芸能館に展示・保管していますが、くんちに関係の深い場所への移転を検討するために、各踊町が保有している山車などの状況について調査を行います。  スポーツの振興については、ことし9月のラグビースコットランド代表のキャンプにあわせて実施する、世界のトップ選手と市民との交流事業や、早期のJ1復帰を目指す、V・ファーレン長崎の応援事業などを通じ、市民がスポーツの楽しさに触れる機会をふやしていきます。  また、昨年、三菱重工業幸町工場跡地活用事業として、長崎スタジアムシティプロジェクトの提案がなされました。「長崎を生きる楽しさを!」をコンセプトとする、スタジアムを核としたまちづくりは、これまで長崎になかった楽しみや、暮らしの豊かさを提供してくれるものと期待しています。プロジェクトの実現に向け、ジャパネットホールディングスグループと連携して準備を進めており、ことし2月に設置した長崎サッカースタジアム検討推進チームを中心に、スピード感を持ってプロジェクトの成功を後押ししていきます。  (4)経済・産業  長崎の地域経済を活性化させ、雇用の拡大と所得の向上につなげていくため、地場産業の振興と企業誘致、創業支援に取り組むとともに、新製品・新技術・新産業の創造を後押しします。また、地球温暖化対策に取り組み、環境に優しいまちを目指します。  地域経済の活性化については、まず雇用の場が少なく人口流出が続く、半島・過疎地域などの雇用の維持・拡大を図るため、これらの地域における事業拡充の取り組みを支援します。あわせて経営者の高齢化が進む中で、後継者の不在が大きな課題となっており、地域の雇用が失われる懸念があることから、事業の承継などを支援します。  企業誘致については、民間事業者によるオフィスビルの整備や、AI技術の活用等に取り組む研究開発型企業の立地が相次ぐなど、新たな流れが生まれています。今後も不動産会社や建設会社、オフィスビル建設事業者などの民間企業と連携して、企業の動向を積極的に把握しながら、情報通信関連産業や製造業などの誘致に取り組みます。  創業支援については、金融機関、大学、長崎県などとの協力による支援体制の確立を目指します。また、料亭「春海」の建物を活用した民間による新たな教育コミュニティが発足し、国内外の企業や研究機関、行政などが、現実に抱える課題を新しいアイデアで解決に導くための実践的な教育が展開される予定です。かつて多くの遊学者が集った長崎の地から、社会に貢献できる多くの人材を輩出することができるよう、しっかり連携していきます。  次に、地元産品の消費や販路を拡大するため、水産練り製品については長崎商工会議所と連携し、専門家の知見を得ながら効果的な販売方法などについての実証実験を行い、販売戦略を再構築します。また、養殖トラフグについては、長崎県が生産量日本一を誇っています。その中でも屈指の生産地である戸石のトラフグについて、生産者と飲食店のマッチングにより、長崎市内でトラフグを食べられる店舗をふやすとともに、産地としてのイメージ強化を図り、市民や来訪者による地元消費の拡大を推進します。  環境に優しいまちに向けては、省エネルギーを促進するため、既にLED化が終わった街路灯に続き、全ての道路照明灯約3,300灯を令和3年度までにLED化します。温室効果ガスの排出削減に向けては、木質バイオマスの熱エネルギーを利用するに当たり、燃料として利用できる量に関する調査結果を踏まえて、地域内で循環利用するための課題の解決に向けた検討を行います。令和8年度の稼働開始を予定している新東工場については、環境アセスメントに取りかかるとともに、ごみ焼却施設で生み出されたエネルギーを活用して、地域振興に貢献する取り組みを行うなど、地域のエネルギーセンターとしての新たな価値を創出できる施設となるよう検討していきます。三京クリーンランド埋立処分場に搬入された粗大ごみなどについては、回収・解体・分別し、リサイクルすることなどにより埋め立てごみの総量を減らし、処分場の延命化につなげます。  (5)魅力の発信  長崎の歴史や文化、地域資源などの魅力を発掘し発信すること、平和のメッセージを世界に発信することなど、長崎にしかできない取り組みに、さらに力を入れていきます。  長崎のまちは開港以来、交流により栄えてきたまちです。令和3年に長崎開港450周年を迎えるに当たり、港とともに歩んできた歴史と魅力を発信するため、記念事業の実施に向けた準備に着手します。港と海洋に関する新たな産業の育成・創出に向け、産学官が連携して、一歩を踏み出す契機にもなるよう着実に準備を進めます。また、長崎には独特の歴史と文化を伝える数々の歴史的建造物があり、その魅力は後世に伝えていく必要があります。現在、保存修理や耐震対策を進めている国指定重要文化財、旧長崎英国領事館においては、その適切な保存と活用を図るため、保存活用計画の策定に取り組みます。  夜景観光の魅力の1つとなっている長崎ロープウェイについては、駅舎の場所がわかりにくいといった声もあることから、ロープウェイの延伸や移設に係る費用、想定される課題などを把握するため、移転可能性調査を行います。また、長崎市を訪れる人々に、長崎での滞在時間を楽しく快適に過ごしていただくための、環境整備などに係る財源確保を目的として、有識者などのご意見を伺いながら、宿泊税の導入に向けた検討を進めます。観光まちづくりのかじ取り役である長崎市版DMOについては、ことし4月に最高マーケティング責任者であるCMOが就任されており、その統括のもとに実施される、地域の魅力を引き出す取り組みなどについて支援していきます。  また、長崎が持つ個性の1つに平和が挙げられます。  今、核兵器を取り巻く国際情勢は危機的状況にあります。先般出席した核不拡散条約(NPT)再検討会議第3回準備委員会では、核抑止力を主張する国と、そうでない国との対立を目の当たりにし、核廃絶どころか核使用のリスクが一層高まっていることを感じました。この危機を乗り越えるには、市民社会が力を合わせて、核不拡散と核軍縮を各国政府に強く訴えていかなければなりません。世界に向けて平和を発信していくことは、長崎のまちの使命です。やがて訪れる被爆者のいない時代に向けて、これまで以上に被爆の実相の継承と平和の発信に力を入れていきます。被爆の実相を伝える建造物である旧城山国民学校校舎については、国指定史跡、長崎原爆遺跡を構成する貴重な遺構であり、内部を一般公開しています。国内外の多くの人々が、被爆した校舎を肌で感じながら平和の尊さへの思いをより深めてもらえるよう、展示資料の解説について多言語対応の充実を図ります。  (6)市民主体  誰もがありのままに自分らしく生きられる社会では、一人ひとりが主役になれることから、多様性を尊重するための取り組みを進めていく必要があります。  人権課題の1つに、性的少数者の方々が抱える生きづらさがあります。性的少数者のカップルは互いを人生のパートナーとし、日常生活において経済的または物理的かつ精神的に相互に協力し合う関係であっても、その協力関係が認められずに支障を抱えている現状があることから、パートナーシップ制度を創設し、社会生活上の支障の軽減に努めます。  また、犯罪被害者が抱える苦しみや悲しみも深刻です。犯罪は、被害者の生命や身体、財産に直接被害を与えますが、被害者のみならず、その家族までもが精神的な苦痛や経済的な損失などの二次被害に苦しみます。そのような苦しみを抱える方々を社会全体で支え、誰もが安全で安心して暮らせる社会の実現を目指すため、犯罪被害者支援条例の速やかな制定に向け検討を進めます。あわせて、犯罪や非行をした人が、再び同じ過ちに手を染めることのないよう、その改善更生のために一定期間保護をし、円滑な社会復帰を支援する更生保護施設の建て替えに対し、必要な経費の補助を行います。  次に、長崎のまちづくりのルールを定めた、長崎市よかまちづくり基本条例に掲げる、自分たちのまちは自分たちでよくする、長崎のまちをみんなでつくるを合い言葉に、全員プレイヤー型のまちづくりを進めます。まず、さまざまな地域の課題を市民と市役所が協働して解決していくために、本年度から3カ年にわたり、(仮称)市民と市長の地域みらい懇談会を開催し、全中学校区で市民の皆さんとの対話の場を設けていきたいと考えています。また、地域におけるまちづくり人材を育成するため、市民の皆さんがさまざまな分野のまちづくりについて学ぶことができる機会をふやしていきます。さらに、市政運営上の重要事項について、市民の皆さんの意思を確認し、市政に反映するため、常設型住民投票条例を制定します。  4.おわりに  今後の市政運営において、大切にしたいことが3つあります。  1つ目は、現場の大切さです。  長崎市は広く、それぞれの地域は歴史や自然、産業など、それぞれに個性を持っています。また、市民一人ひとりにそれぞれの暮らしがあり、市役所の仕事は、その一人ひとりのためにあります。  一昨年の10月にスタートさせた、総合事務所と地域センターを置く長崎市の新しい体制は、まさにその現場を大切にするためのものです。この新体制を常に改善し、成長させる努力を続けるとともに、私を初め全ての職員が、あらゆる場面で現場を大切にする意識を強く持って取り組んでいきたいと思います。  2つ目は、伝えることの大切さです。  これまでの市政運営においては、現在の長崎市の状況や、長崎市が取り組んでいるさまざまな政策や計画について、市民の皆さんに正確な情報が伝わっていないと感じることがありました。これは必ずしも市政の重要課題だけに限ったことではありません。今後、市政運営のあらゆる場面にしっかり広報の考え方を組み込んでいかなければならないと考えています。  広報の本質は、市民の皆さんとのコミュニケーションの中で、信頼関係を築くことだと思っています。そのためには、広報媒体を通じて一方的に情報を発信するだけではなく、折に触れて市民の皆さんにじかに接し、市民の皆さんの声に耳を傾けながら、情報を伝えていくことが大事だと思います。  信頼は、市政運営を円滑に進めるための基盤です。市役所全体の信頼感を増すために、専門家の力をかりながら広報戦略を明確に打ち出し、シティプロモーションの強化を図っていきたいと考えています。  3つ目は、市民の期待です。  これまでの市政運営に対しては、それぞれ支持する多くの声をいただく一方で、批判の声も多くあることは事実であり、このことは真摯に受けとめなければならないと思っています。  応援も批判も、市政への期待であることには違いありません。私自身、多くの市民の皆さんと接する中で、最も身近な行政である長崎市役所への期待が切実なものであると感じています。市民の役に立つ所と書く、市役所という言葉の意味を改めてかみしめ、市民の期待に応え、市民に信頼される市役所を目指したいと思います。  以上の点を肝に銘じ、夢のある長崎の実現に向けて全力で取り組んでいく所存でありますので、引き続き市民の皆様並びに議員各位の大いなるご支援とご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げまして、私の施政方針といたします。=(降壇)= 11 ◯議長(佐藤正洋君) 次に 日程3  第70号議案 令和元年度長崎市一般会計補正予  算(第2号) から 日程33  第100号議案 工事の請負契約の締結について まで、以上31件を一括議題といたします。  市長の説明を求めます。市長。       〔田上富久君登壇〕 12 ◯市長(田上富久君) ただいま上程されました議案31件について提案理由をご説明いたします。  まず、令和元年度6月補正予算に係る議案をご説明いたします。  第70号議案「令和元年度長崎市一般会計補正予算(第2号)」につきましては、1点目に、幼児教育・保育の無償化に伴う関連経費、2点目に、あぐりの丘に全天候型の子ども遊戯施設を整備するための基本計画を策定する経費、3点目に、老朽化した西浦上小学校及び小島小学校を建て替える経費、4点目に、大規模災害時の長期避難所生活に対応できる環境・設備を備えた拠点避難所を整備する経費などを計上しております。  次に、第71号議案「令和元年度長崎市観光施設事業特別会計補正予算(第1号)」につきましては、ロープウェイ施設移転可能性調査費などを計上しております。  次に、第72号議案「令和元年度長崎市水道事業会計補正予算(第1号)」につきましては、手熊浄水場改修・耐震化事業に係る追加補修について補正予算を計上しております。  以上が、令和元年度6月補正予算に係る議案でございます。  次に、条例議案のうち第73号議案から第93号議案までをご説明いたします。  第73号議案「長崎市事務分掌条例の一部を改正する条例」は、1点目に、業務の効率性及び戦略的な広報展開による情報発信機能の向上を図るため、秘書広報部を新設したいのと、2点目に、文化観光部の事務を見直し、市民生活に密接に関係する芸術文化に関する事務を市民生活部に移管したいのと、3点目に、今後の大型事業及び住宅施策の重要性を勘案し、より専門的かつ迅速に対応できる組織体制とするため、建築部を新設するものでございます。  第74号議案「長崎市附属機関に関する条例の一部を改正する条例」は、長崎市常設型住民投票制度検討審議会、長崎市住宅政策協議会及び長崎市宿泊税検討委員会を設置するものでございます。
     第75号議案「長崎市基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部を改正する条例」は、森林の整備及びその促進に要する経費の財源に充てるための基金を設置するものでございます。  第76号議案「長崎市税条例及び長崎市都市計画税条例の一部を改正する条例」は、1点目に、地方税法の一部が改正され、車体課税が見直されたこと等に伴い、本市においても同様の措置を講じるなどとしたいのと、2点目に、市民緑地に係る固定資産税・都市計画税の課税標準の特例措置を廃止するものでございます。  第77号議案「長崎市手数料条例の一部を改正する条例」は、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部改正に伴い、浮き屋根式特定屋外タンク貯蔵所等の設置の許可の事務に係る手数料の額を改定するものでございます。  第78号議案「長崎市立認定こども園長崎幼稚園条例の一部を改正する条例」は、子ども・子育て支援法等の一部が改正され、認定こども園に係る一部の保育料が無償とされたことなどに伴い、長崎市立認定こども園長崎幼稚園の一部の保育料を無料としたいのと、食事の提供に要する費用を定めるものでございます。  第79号議案「長崎市立高島幼稚園条例の一部を改正する条例」は、子ども・子育て支援法等の一部が改正され、幼稚園に係る保育料が無償とされたことに伴い、長崎市立高島幼稚園の一部の保育料を無料とするものでございます。  第80号議案「長崎市立小学校条例の一部を改正する条例」は、児童数が減少していることなどを勘案し、川平小学校を西浦上小学校に統合するのに伴い、川平小学校を廃止するものでございます。  第81号議案「長崎市公民館条例の一部を改正する条例」は、長崎市北公民館の管理について、利用料金制による指定管理者制度を導入するものでございます。  第82号議案「長崎市立保育所条例の一部を改正する条例」は、子ども・子育て支援法等の一部が改正され、保育所に係る一部の保育料が無償とされたことなどに伴い、市立の保育所の一部の保育料を無料としたいのと、食事の提供に要する費用を定めるものでございます。  第83号議案「長崎市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」は、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準等の一部改正に伴い、特定教育・保育施設における利用者負担額等の受領に係る基準等を見直すものなどでございます。  第84号議案「長崎市印鑑条例の一部を改正する条例」は、住民基本台帳法施行令の一部が改正され、住民票に旧氏の記載ができることとされたことに伴い、当該記載がある場合における印鑑の登録及び証明に係る事務において旧氏を使用できることとするものでございます。  第85号議案「長崎市高島ふれあい海岸条例の一部を改正する条例」は、長崎市高島ふれあい海岸に係る指定管理者による管理について利用料金制を導入するものでございます。  第86号議案「長崎市索道施設条例の一部を改正する条例」は、索道施設の管理に係る指定管理者について公募の方法により指定を行うものでございます。  第87号議案「出島条例の一部を改正する条例」は、出島の管理について利用料金制による指定管理者制度を導入するものでございます。  第88号議案「長崎市都市公園条例の一部を改正する条例」は、稲佐山公園内に近く完成する長崎稲佐山スロープカーを有料公園施設とすることに伴い、その管理及び利用料金等について定めたいのと、稲佐山公園展望台の多目的ホールとしての用途を廃止するものでございます。  第89号議案「長崎市営住宅条例の一部を改正する条例」は、市営住宅等に係る指定管理者による管理を行わせる対象を拡大し、全ての市営住宅等を指定管理者が管理することとするものでございます。  第90号議案「長崎市駐車場条例の一部を改正する条例」は、長崎市茂里町地下駐車場を除く駐車場に係る指定管理者による管理について利用料金制を導入するものでございます。  第91号議案「長崎市二輪車等駐車場条例の一部を改正する条例」は、長崎市新庁舎周辺の道路を整備することに伴い、長崎市魚の町二輪車等駐車場を廃止したいのと、長崎市築町二輪車等駐車場に係る指定管理者による管理について利用料金制を導入するものでございます。  第92号議案「長崎市水道事業給水条例の一部を改正する条例」は、水道法の一部が改正され、指定給水装置工事事業者の更新に係る制度が新たに設けられたことに伴い、当該更新に係る手数料の額を定めたいのと、受益者負担の適正化を図るため、給水装置工事事業者の指定の申請に係る手数料の改定などを行うものでございます。  第93号議案「長崎市いこいの里条例の一部を改正する条例を廃止する条例」は、施設に係る状況を総合的に勘案し、長崎市いこいの里の管理について、指定管理者制度を導入しないこととするものでございます。  次に、その他の議案のうち、第94号議案から第98号議案までをご説明いたします。  第94号議案「公の施設の指定管理者の指定について」は、長崎原爆資料館、長崎市平和会館及び長崎市歴史民俗資料館の指定管理者を指定するものでございます。  第95号議案「地方独立行政法人長崎市立病院機構第2期中期計画の変更の認可について」は、歯科診療を開始すること等に伴う中期計画の変更を認可しようとするものでございます。  第96号議案「市道路線の認定について」は、道路の帰属に伴い、市道路線を認定するものでございます。  第97号議案「工事の請負契約の締結について」は、高島光町アパートC棟、昇降路増築工事の請負契約を締結するものでございます。  第98号議案「財産の取得について」は、ノート型パソコン、デスクトップ型パソコン及び周辺機器を購入するものでございます。  次に、条例議案のうち、第99号議案をご説明いたします。  第99号議案「長崎市手数料条例の一部を改正する条例」は、建築基準法の一部が改正され、用途規制の適用除外に係る手続が合理化されたことなどに伴い、当該手続に係る許可申請等の手数料の額を定めるものなどでございます。  次に、その他の議案のうち、第100号議案についてご説明いたします。  第100号議案「工事の請負契約の締結について」は、長崎市新庁舎建設建築工事の請負契約を締結するものでございます。  以上で提案理由の説明を終わります。よろしくご審議のほどお願いいたします。=(降壇)= 13 ◯議長(佐藤正洋君) これより質疑を行います。  質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております31件につきましては、お手元に配付いたしております議案審査付託表に記載のとおり、日程3第70号議案「令和元年度長崎市一般会計補正予算(第2号)」は、所管の各常任委員会に分割付託し、残る30件につきましては、同付託表に記載のとおり、それぞれ所管の各常任委員会に付託いたします。  建設水道委員会審査のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時8分=           ~~~~~~~~~~~           =再開 午後1時0分= 14 ◯議長(佐藤正洋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、お諮りいたします。  お手元に配付いたしましたとおり、本日の日程に議事日程第1号の1を追加したいと思います。これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 15 ◯議長(佐藤正洋君) ご異議ないと認めます。  よって、議事日程第1号の1を本日の日程に追加することに決定いたしました。  次に 日程34  第99号議案 長崎市手数料条例の一部を改正す  る条例 を議題といたします。  建設水道委員長の審査報告を求めます。6番中里泰則議員。     〔中里建設水道委員長登壇〕 16 ◯6番(建設水道委員長 中里泰則君) ただいま議題となりました第99号議案「長崎市手数料条例の一部を改正する条例」につきまして、建設水道委員会における審査の経過並びに結果について、ご報告申し上げます。  本件は、昨年6月27日に公布された建築基準法の一部を改正する法律の施行期日を本年6月25日と定める政令が本年6月19日に公布されたことから、改正に伴い手続が簡素化される業務に係る手数料を改め、また新たに生じる許認可の審査業務に係る手数料を定めようとするものです。  委員会におきましては、建築基準法の改正に至った経緯、今回の改正が店舗等に与える影響、改正・新設される手数料の他都市との比較状況と金額の妥当性、適用が想定されるそれぞれの具体例について質すなど内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。  なお、委員会資料について、新旧対照表をつけるなど、わかりやすい資料の作成と説明に努めてほしいとの要望がありました。  以上で、建設水道委員会における審査報告を終わります。=(降壇)= 17 ◯議長(佐藤正洋君) これより質疑、討論を行います。  質疑、討論を終結し、ただいま議題となっております第99号議案「長崎市手数料条例の一部を改正する条例」について採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 18 ◯議長(佐藤正洋君) ご異議ないと認めます。  よって、第99号議案は原案のとおり可決されました。  この際、お諮りいたします。  本日、議決されました事件について、その条項、字句、数字その他の整理を要するものにつきましては、会議規則第41条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 19 ◯議長(佐藤正洋君) ご異議ないと認めます。  よって、これらの整理を要するものにつきましては、議長に委任することに決定いたしました。  以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。  次回の本会議は、6月27日午前10時から開き、市政一般質問を行います。  本日は、これをもって散会いたします。           =散会 午後1時5分= ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                                 議  長 佐藤 正洋                                 署名議員 山谷 好弘                                 署名議員 山崎  猛 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...