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  1. 長崎市議会 2018-12-07
    2018-12-07 長崎市:平成30年建設水道委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前9時58分= ◯中村俊介委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから建設水道委員会を開会いたします。  それでは、議案審査に入ります。  まず、第119号議案「平成30年度長崎市一般会計補正予算(第5号)」のうち本委員会に付託された部分を議題といたします。 〔審査の方法について協議した結果、原則、各項 ごとに理事者から説明を受け、質疑を行った後、 討論・採決を行うことに決定し、審査順序につい ては、別添の「歳出審査早見表」のとおり進める ことに決定した。〕 2 ◯中村俊介委員長 それでは、第4款衛生費第3項上水道費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 3 ◯川崎業務部長 それでは、議案書の予算に関する説明書34ページ及び35ページをお開き願いたいと思います。  第119号議案「平成30年度長崎市一般会計補正予算(第5号)」のうち、第4款衛生費第3項上水道費第1目上水道費、説明欄の1.繰出金の1.水道事業会計繰出金について、377万円増額補正しようとするものでございます。本補正予算につきましては、昨日ご審議いただきました水道事業会計の補正で説明をさせていただきました、平成30年7月豪雨の応急給水活動に要した経費に係る他会計補助金の歳入のみの増額補正に係る分の一般会計からの繰出金についての補正予算となります。  恐れ入ります、上下水道局提出委員会資料の1ページをお開き願いたいと思います。1の概要及び2の活動内容につきましては、水道事業会計の補正予算で説明したとおりでございます。次に、3の補正額及び財源内訳でございますが、補正額は377万円で、財源は全て県支出金でございます。  2ページをお開きください。2ページには、参考1として災害救助法に基づく経費の費用負担の流れを、それから3ページには、参考2といたしまして、実際の応急活動の様子を載せておりますので、ご参照いただきたいと思います。  4ページをお開きください。4の水道事業会計繰出金内訳表を掲載いたしております。繰出金のうち、上から5番目の補助金に、新たに平成30年7月豪雨に係る経費として377万円追加しております。  説明は以上でございます。
    4 ◯中村俊介委員長 これより質疑に入ります。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時2分=           =再開 午前10時4分= 5 ◯中村俊介委員長 委員会を再開いたします。  次に、第7款商工費第1項商工費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 6 ◯片江まちづくり部長 それでは、第7款商工費第1項商工費の繰越明許費の補正についてご説明いたします。予算説明書は50ページ及び51ページでございます。  50ページの表の目の欄の一番上、第4目観光費の【補助】景観まちづくり刷新事業費夜間景観整備実施設計及びその下の夜間景観整備でございますが、繰越事由につきましては、その隣、51ページの繰越事由の欄にそれぞれ記載のとおりでございます。  詳細につきましては、まちづくり部提出委員会資料に基づき、担当課長からご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。  私からは以上でございます。 7 ◯中井景観推進室長 第7款商工費第1項商工費第4目観光費のうち、景観推進室所管繰越明許費についてご説明いたします。  まちづくり部提出委員会資料1ページをお開きください。表の事業名の欄に記載の【補助】景観まちづくり刷新事業費夜間景観整備実施設計と、【補助】景観まちづくり刷新事業費夜間景観整備でございます。この2つは関連しておりますので、一括してご説明させていただきます。繰越明許額でございますが、表の金額の欄の上から3行目と6行目の繰越明許額の欄に記載しているとおり、夜間景観整備実施設計については5,370万円、夜間景観整備については3億8,500万円の繰り越しをお願いするものでございます。  なお、支出予定額の欄がゼロとなっておりますが、全て業務委託や工事が年度内に契約の予定でございます。  2ページをお開きください。次に、繰越予定箇所と繰越理由でございます。夜間景観整備は、平成29年5月に策定した環長崎港夜間景観向上基本計画を具現化するため、国の景観まちづくり刷新支援事業を活用して、平成29年度から平成31年度までの3年間で重点的に整備を進めております。基本計画では、観光施設等が集中する10のエリアを、中・近景の夜間景観づくり重点エリアに設定し、歴史的建造物や地域のランドマークとなる施設のライトアップと、それらをつなぐ回遊路の街路灯整備行うこととしております。図の中のオレンジ色が、本計画の重点エリアの範囲となります。繰越予定箇所でございますが、実施設計は、青色で着色した範囲の3エリア、整備工事は、緑色で着色した範囲の3エリアと斜面市街地になります。繰り越しの理由でございますが、図の左下の枠に記載のとおり、実施設計につきましては、ライトアップを予定している民間施設におけるライトアップの方法や管理等の調整に日時を要し、年度内に業務委託が完了しないためでございます。また、夜間景観整備につきましては、文化財や民間施設等における設備の位置の調整に日時を要し、年度内に工事が完了しないためでございます。なお、実施設計の完了は、6月末ごろを、整備工事の完了は、7月末ごろを予定しております。  3ページをごらんください。これは、整備前と整備後のイメージ図でございます。一番上の平和公園祈念像前は、現在暗く、夜に観光客が訪れることはほとんどありません。また、大浦天主堂や祈念坂、土神堂前は、ナトリウム灯の強いオレンジ色の光のまぶしさに邪魔されて周りが見えづらかったり、空間全体がオレンジ色になってしまい、建物や樹木の本来の色がわからなくなっています。これを、色の再現性が高く、やわらかなLEDの光に変えることで、おおらかに彩られた空間に整備するものです。  4ページをお開きください。平和公園エリアの整備内容でございます。ページ上段の赤枠の中には、ライトアップを行うランドマーク施設を記載しております。平和公園祈念像地区爆心地地区や平和会館、原爆資料館山里小学校において、建物や樹木のライトアップ、街路灯の整備などを行います。その下には、整備イメージ図と位置図を記載しております。  5ページ目には、東山手・南山手エリアを、6ページには、館内・新地エリアの整備内容を掲載しております。  私からの説明は以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 8 ◯中村俊介委員長 これより質疑に入ります。 9 ◯幸 大助委員 1つお尋ねしたいんですけれども、先日、ことしのくんちの出島町の打ち上げをされておるところに知り合いがいて、電話がかかってきまして、出島の表門橋ができて以降、夜もっと明るくなるかと思っていたら、意外と暗いということで、出島の皆さんが非常に、観光客が夜なかなか来ないということで、ぜひお願いしてくれと言われたんですけれども、出島の表門橋と、出島自体の夜間照明の計画というのはどうなっていますかね。 10 ◯中井景観推進室長 今回、夜間景観整備の中で、平成29年度に出島のライトアップ整備工事が既に完了しております。その夜間景観整備の中で行った整備の内容といたしましては、対岸の出島表門橋公園から、石塀を照らすライトアップの照明、それと出島の中の照明を、今回の夜間景観整備の中で行っております。  今おっしゃられているのは多分、出島表門橋公園の照明が多少暗いというお話かと思います。これにつきましては、出島表門橋公園の整備の中で、もう既に今の照明の整備が完了しております。ただ、全体的に、今回の夜間景観整備もそうなんですけれども、全体をきらびやかで明るくするということではなくて、落ちついた町並みに合った夜間景観整備というのを目指しております。  ただ当初、出島表門橋の前に今ガソリンスタンドがございます。あの光が特に強く光っておりまして、それに目を、まぶしさの余りに、反対に光が強過ぎると、まぶしさによって周りが暗く感じるという視覚的な部分もあります。そういった意味では、全体的に出島のほうが反対に暗く感じるというのはあるのかなと考えております。 11 ◯幸 大助委員 管理をしているということなんですけれども、ぜひ出島の人たちに話を聞きに行っていただいて、何らかの改良を要望しておきます。  あのガソリンスタンドは、前は午後11時までやっていましたけれども、今たしか午後7時で営業が終わるように変わっているんですよ。だから、午後7時以降は照明が暗いはずなので、そこも含めて、ぜひ地元の皆さんの話を聞いていただきたいと思います。よろしくお願いします。 12 ◯中井景観推進室長 今委員からご指摘を受けまして、一応、出島の地域の方ともお話しして、今後どういったことができるのか、お話をまずさせていただければなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 13 ◯野口達也委員 ちょっとお尋ねします。これは平成29年度から平成31年度までの3カ年の事業ということで、工事の繰り越しの部分は来年の7月末までにできると。この中には、平和公園エリアとかが入っとるとですけれども、当然8月には長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典があるですたいね。このときには十分間に合うごとなるのか、それが1つ。あともう1つは、設計のほうが6月末となっているとですけど、平成31年度末までに工事が完了するとこの分はできるとかどうか、そこのところをちょっとお尋ねします。 14 ◯中井景観推進室長 平和公園地区長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典までに完成するのかというご質問ですけれども、当然、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典までには完成というのを前提に、7月末という完成目標で現在進めております。  それと、設計が6月に完成して、工事が平成31年度に完成するのかというご質問ですけれども、それも平成31年度完成というところで、工事も進めるというところで今現在考えております。 15 ◯野口達也委員 これちょっと聞きたかとですけれども、私が心配しとるとは、今工事の部分がおくれたというとは、その理由は何なんですかね。結局、私が心配しとるのは、まず設計のほうが6月末、それで次の3月末までにできるとかなと。こういう平和公園とかなんとかは市のほうで極端に言えばどがんでもできるところば、おくれとるとやけんさ。その辺の理由とか、その辺ばちょっと教えてくれんですか。 16 ◯中井景観推進室長 平和公園につきましては、資料3ページの整備後、整備前の資料をごらんください。  平和公園と稲佐山をつなぐ軸線の部分の石畳のところに、光のLEDの粒を埋めるような照明の工事を進めるようにしております。ただ、この工事を進めるに当たって、当初、石畳を剥いで工事を進めようという計画で設計をしておりました。ただ、どうしてもそうなりますと、実際の工事中に平和公園に訪れる観光客の方に多大なご迷惑をかけるということもございまして、補助の方法を、なるべく影響のない形で工事を進めるような計画に変更したものですので、そういったところでちょっと日時を要したというところが、まず平和公園についてはございます。  それ以外の部分につきましては、民間施設の照明を設置する際に、実施設計の段階では当然、こういうふうなライトアップをします、こういうところに器具を設置しますというのをご承諾いただいて実施設計を行います。実施設計を行った後に、実際工事に入る前に、再度もう一回図面を示しまして、器具の大きさの形であったりとか、あと配線ルートというところを、実際に工事の前に民間所有者の方にご説明させていただいたところ、世界遺産の関係もあって、観光客の方が多く来ているということから、配線ルートとか照明の位置を若干変更してほしいとかいったご要望もございまして、そういったところでまた再度、設計をやり直しているというところもあって、時間を要したというところでございます。 17 ◯野口達也委員 平和公園の案件なんかもう、それは設計の段階からわかっていることやけんさ。それをこれだけ毎年毎年、昼間、お客さんが多いことはわかっとることだし、それを言えば、今後、今実施設計しよる部分についても、今言われたようなことが出てくるとじゃなかと。そしたらまたおくれるとじゃなかと。それを心配するわけですよね。 18 ◯中井景観推進室長 今の委員ご指摘、まさにそのとおりだと思っております。  今回は、そうした経験も踏まえまして、そういった手戻りということがないように、実施設計の段階から、特に民間、公共も含めて、管理者ときちんと協議を進めながら設計をしていくというところで、実施設計のほうも時間を要しているというところもございます。 19 ◯野口達也委員 最後にしますけれども、とにかく、進める上でいろんな障害というか、想定されると思うんですよね。ただ、その辺については、初めての出来事じゃなかとやけんさ、今工事しよる部分で、いろんなことが考えられた部分を、あと残りの実施設計の分のところではそういうことがなかごとしていかんと。いつもこうやって出して、繰り越しすればよかったいという、私らこの頃そういう感じしか受けんもん。ですから、どうしても上げた以上はその年度、期日内に完成するごと。やはりそれぞれの地区の担当というか、支持者のおる議員なんかは、そこでそれなりのことを言うとるとやけんさ。いつまでにできますよ、こうなりますよって。観光客にもいいですよ、地域もよくなりますよということを言うとるとやけんさ。ぜひそこのところはしっかり守れるように努力してもろうて、今回、繰り越した部分についてはさ、絶対この平成31年の末までに当然終わらんば、この事業が使えんとやけんさ。ですから、ぜひともそういう形の中でしてもらいたいと思います。 20 ◯中井景観推進室長 今回の夜間景観整備につきましては、地元を含めて、皆さん大きな期待をしていただいているというところがございます。そういう意味では、地域の皆様、市民の皆様、観光客の皆様のご期待に添えるように、ちゃんと工期を守ってできるように、今後ちゃんと進めていきたいというふうに考えております。 21 ◯岩永敏博委員 今回は、国の補助金を使った部分での施策ですが、繰越明許費ということで出てきています。まず、この夜間景観というくくりでいくと、当然、夜景という部分が入ってくる。やはり夜景観光となってくると、今回の一般質問でもいろいろと取り上げられたように、皆さん非常に、議員も含めて市民が注視している部分なんですね。聞きたいのは、そもそもまちづくり部が施設のライトアップをやっていて、夜景全体のことにいくと、この文化観光部がやっているのかなという認識なんですが、よくわかりにくいので、そこのすみ分けをきちんと説明してもらえないですか。 22 ◯中井景観推進室長 まちづくり部文化観光部の所管の分け方の部分になりますけれども、まず、平成29年5月に策定いたしました環長崎港夜間景観向上基本計画に基づいて、中・近景の夜間景観づくり、遠景の夜景磨きにつきましては、景観推進室のほうで整備をしていくということになっております。整備が終わった後の夜景観光に結びつけるような夜景のプロモーションであったりとか、イベント的なイルミネーションの明かりであったりとか、そういったものについては、文化観光部で行うという考え方にしております。  ですので、まちづくり部としましては、当然、景観という部分がありますので、人々の生活になじむような明かりの部分を景観推進室で整備していくというふうな形になっております。 23 ◯岩永敏博委員 今の答弁でいくと、ここの景観推進室のほうが夜景のライトアップを全面的にやっていくというようなことですね。  私以前から、夜景のアドバイザーの丸々さんが長崎市と契約をしていたときに、いろいろと提言していただいた。その中で、水際の顕在化というところもあったんですよ。要は、海岸線のライトアップ、これは稲佐山からだったり、視点場がたくさんあります。鍋冠山だったり、いろいろなところから港のほうを見るに当たっての顕在化、特に出島というか、大波止や出島の顕在化を期待しとったんですが、県との絡みはあるんでしょうけれども、なかなかそれが進まないんですね。どこまでその辺を着手していこうとされているのか、今回のこの繰越明許費と直接の関係はないにしても、今後の考え方、対応を含めて教えてください。もう1つ、今、出島の話が幸委員からありましたけれども、私もあそこは完成を期待していた割には、ちょっと物足りないなという認識を持っていますよ。  完成当初にイベントをしたじゃないですか。これ文化観光部のほうの仕掛けなんでしょうけれども、そのあたりも一緒になって、もっとこうイベントだから区別する、整理する、所管が違うというような考え方というよりも、やはり連動してやっていくということも大事なので、その辺を含めて、大きな2点、回答をお願いします。 24 ◯中井景観推進室長 水際線の顕在化につきましては、基本計画の中にもうたっております。  水際線となりますと、どうしても長崎港もしくは浦上川の部分になってまいります。長崎港となれば、当然県の港湾課、浦上川線となると県の道路維持課ということになります。  この水際線の顕在化につきましては、長崎県と、長崎の夜景の在り方に関する検討会というものを設けまして、そこの中で、そういった議論をしていく中で、県の役割、市の役割というものを決めまして、県のほうで水際線の顕在化を進めていくという役割分担になっております。  ただ、なかなか県のほうも港湾課、道路管理者もそうでしょうけれども、実際、施設管理者という立場で、夜景の魅力向上のためのライトアップや照明というのは、国の予算も含めて財源の確保が難しいというところで、なかなか進んでいかないというところがございます。そういった中で、長崎市も、市政問題協議会等で、県に対して、水際線の顕在化をぜひ県のほうで進めてほしいというところを強く要望を行っております。私どもも、県とその部分について協議を進めていっております。今後も県と協議を進めながら、何とか水際線の顕在化というのは、遠景の見え方という部分では非常に大事だと考えておりますので、今後もその辺は引き続き県に対して強く要望など協議を進めていきたいと考えております。  それと、2点目の文化観光部のイベントと、私どもの夜間景観の連携につきましても、当然、私どもと文化観光部も同じ夜景の問題ですので、そこについては、夜景観光を多くの方に来ていただくというためにも、そこは当然、連携をして進めていきたいと考えております。 25 ◯岩永敏博委員 県と市の連携、あるいは部署間の連携ということになってくるんでしょうけれども、ここは市民も期待しているところであって、説明を聞けばそうなんだとなるけれども、実際、行政はどうなっているんだと。市がやっているのか県がやっているのかということは、本当は関係ないところなので、市がリーダーシップを持ってやっていただいて、県がそうやって予算もどうだこうだ、財政の問題だというのであれば、市が本当にリーダーシップをとって、ここは市がもうやりますよと。許認可のことも含めて、認めてくださいみたいな話もやっていっていいんじゃないのかなとも思いますし、また長崎市内部の部分は、当然1つになって、市民に見える化というか、できてよかったねと喜ばれるようなまちづくりの大もとなので、そこはしっかりお願いしますよ。よろしくお願いします。 26 ◯片江まちづくり部長 今、岩永委員おっしゃったとおり、特に出島のところは相当の費用をかけて、表門橋を復元しました。その目的としては、やはり往時のにぎわいを取り戻すというところがあったはずでございます。渡った先のところだけではなくて、入口のところ、特に今、私もたびたび参りますが、昼それから夜、やはり思ったほど人があふれていないという状況は、確かにご指摘のとおりだと思います。せっかくあれだけのまちなかに、あれだけの空間をとったわけですから、有効に活用するというのは、我々が今後しっかりやっていかなきゃいけないことでございますので、昼夜問わず、あそこに人がいるような状況をこれからも努力してつくり上げていきたいと思っています。その辺につきましては、私どもだけではなくて、施設管理の部門、それから文化観光部、そういったところとも連携して、しっかり取り組みを進めてまいりたいと思いますので、いましばらく、これにつきましては時間をいただきたいと思っています。 27 ◯奥村修計委員 私は考え方自体はいいと思うんですが、どうも地域の工事状況が進んでいないところを、無理やりに計画だからとやっていこうとする姿勢がちょっとおかしいんじゃないかと思うんですよ。例を挙げるならば、唐人屋敷の部分ですね。土神堂ですけれども、これは都市計画づくりで、まだ館内市場がそのままになっておりますね。館内市場をどければ、土神堂もきれいに写っていくんですね。こういうことは考えないと、一部だけを点みたいな形でライトアップしても、私は余り意味がないと思うんですよ。これは計画の中で進めてきているから、どうしてもやらざるを得なくてやったんだと私は理解しますけれどもね。本当に写り方を見ても、まだ土神堂の塀もまだ工事をしていないし、手前は館内市場があって、まだ屋台のほうが幾らか残っているということであれば、せっかくのライトアップした価値がなくなると私は思うんですよ。そこまで人を誘導する動線が発揮できていない。大門はできておりますが、これから先をまだ講じていないということを考えれば、お金を使う中で、そこら辺まで計画を立ててしまってやったほうが、来る人は、ああすばらしいと思いますよ。手前はまだごちゃごちゃしとるし、一部だけを見られても意味がない。唐人屋敷は1カ所じゃありませんのでね。これも前々から言っていることは、やはり四堂があって、唐人屋敷の区域を曲がってくる状態で大門があるわけですから、この辺も十分に考えないと、歴史性が全く感じられないというふうに思います。  だけど、このエリアを決めて、ずっとライトアップをしていくということは、夜間景観に非常にいいと思いますけれども、もう少しその辺を考えて、事業のほうも進めていっていただきたい。ただライトアップだけすればよかさということではなくてね。それが非常に気になります。  だけど、その辺については、この流れの中でここまでしかできなかったんでしょうけれども、今後やるときは、そういう1つの歴史的流れを組み込んだ中の工事の進捗とあわせてライトアップをしていけば、もっと観光客がふえると思います。1点だけ見たって、さっと帰りますよ。ですから、そういう意味では、せっかく頑張ってやっていただいておりますけれども、私はそこまで考えて、今後の進め方は、やっていただければなということを要望しておくわけですけれども、これについて、何か答弁はありますか。 28 ◯片江まちづくり部長 今、奥村委員ご指摘のとおり、唐人屋敷のところにつきましては、大門がすぐ手前にありまして、そこから土神堂が見えるというロケーションがございます。私も以前担当しておりましたけれども、せっかくそういった位置関係にある中で、どうしても土神堂の顕在化、それから、昔あそこは居留地時代に龍踊りとかそういったものがなされた歴史的なことを考えて、あそこは往時の姿に戻したほうが一番いいんだということで、土神堂前広場をつくりたいということで、館内地区の方々にも協力いただきながら、用地交渉を今進めているところでございます。  また、中央総合事務所で意欲的に進められておりますが、まだ全ての地権者の方の合意をいただいているわけではございませんけれども、その辺につきましては、今後、精力的に取り組んでいただくこととして、今、委員がおっしゃいましたとおり、そういう状況ができて初めて、この部分というのは、ライトアップであり、整備であり完成するものだと思っております。その先にあるのは、裏の通りを通って天后堂前に行くようなルート、これも非常に印象的な道路でありまして、そこも今後、イメージアップを手がけていかなきゃいけない。  そういうことで、今後、事業を継続していかないといけないということは理解しておりますけれども、一方では、平成31年度までの縛りの中でできることをやっておかなければ、あとあとやるというときになかなか難しくございますものですから、このたびは、今回の夜景景観整備の中で、土神堂の前のところの照明は先行的な形になりますけれども、やらせていただきたいということで、計画の組み込みをさせていただいていると考えております。  ですから、この背後にある土神堂前広場の整備も並行して、足並みそろえてできる限り完成がなりますように努力してまいりたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 29 ◯奥村修計委員 館内市場の件、買収についてはほとんどの地権者は了解していますよね。たな子が1軒あるんですよね。これがもう、去年の予算でも追加の繰越予算で上がっていますよね。今年度もそのままになっているけれども、話の中では、4年いっぱいには伸びるんだと。6月ぐらいまでね。ということだったけど、あれは行政として、また館内市場を持っている地権者の方々もあのままでは困るんじゃないですか。了解しておると言いながら、たな子が1軒残っているのが、これがいろいろ事情があって、又貸しであって、中間貸しの人がいないからということになったらどうもならんと。これは早く、行政手続をとりながら、契約は契約で整理していいじゃないですか。全員が契約ができるわけですから。その中の1軒だけが、たな子がおるということで、これは路上販売をしていますからね。道もちょっとありますけれども。こういうことは早く解決しなければ、ずっとおりますよ。これに対する行政の考え方、まず最初ありましたよ。ただ、それなりの理由はあると思いますけれども、都市計画道路をつくっているあなた方は、年度的にも時間はそんなにかけられんと思いますよ。まあ強制執行できるわけですから。こういうことも考えて、完全に本当、私はおかしいと思うんですよ。方法論はいろいろあると思います。ですから、まず先に、あの地主とやる意義は、売るんですから。もう契約は決まっとるけんね。早く借り上げて、そこでくずしたらどうですか。そういう方法はできるんじゃないですか。  これは、唐人屋敷みたいな、出島を移したとき、中島川のところを買うときは、たな子を入れたままで長崎市が買い上げて、それで長崎市がたな子を出したわけですけれども、やはり地主がかわればある程度の調整業務ができますので、こういう施策もとらなければ、もうずっと何年待ちます。それだけずっと考えたら、3年待ったらあなた方が働いた人件費を考えてみんですか。相当な額になりますよ。3年そこに通いながらできないわけですからね。そこも一つ一つ考えて、効率的な運営の中において、法的措置をとれるものはとっていっていいと私は思いますよ。出るまで待とうということもいいでしょう。しかし、それは余りにも都市計画の進捗に支障を来すと思いますので、これも取り方はいろいろあるでしょうから、皆さん方でよく知恵を絞って、何かいい方法を考えて、早くそこを撤去してしまえば、すぐできるわけですよ。電線地中化もせんばいかんとに、そこばかりできんでしょう。そういう問題がずっとたまれば、年度ずっとおくれますよ。おくれた分は長崎市の損なんですよ、はっきり言うたら。そうでしょう。これはこの、一言、急いでもらいたいという一心から申し上げましたので、ひとつよろしくお願いします。 30 ◯木森俊也委員 先ほどの野口委員の関連になるかと思うんですけれども、平成29年から平成31年度の事業ということで、国からの補助事業でやっていると思うんですが、先ほど、工事は平成31年度に完成しますという言葉があったんですが、万が一、平成31年度に終わらなかった場合というのは、平成32年度に繰り越しというのはできるんですか。それちょっとお伺いします。 31 ◯中井景観推進室長 これは、先ほども申し上げましたとおり、景観まちづくり刷新支援事業という国の支援を受けて整備を進めております。景観まちづくり刷新支援事業は、平成29年度から平成31年度の3カ年ということで、国から支援を受ける前提になっております。  国は当然、平成31年度までにモデル地区の10都市を選んでいるんですけれども、そのモデル都市、3年でこういうふうに変わりましたよというところを見せて、これを全国的なモデルケースとして進めていくということが、今回のモデル地区に選んだ目的でございます。そういう意味でも、平成31年度までに完成をさせるというのが、多分国の考え方の中にあると思います。そういう意味でも、私どもとしましては、平成31年度の完成というのを今のところ大前提として、整備を進めております。ただ、もしできなかった場合、できるのかというご質問ですけれども、それにつきましては、まだ国のほうにお問い合わせをしておりません。ですので、今のこの段階では、できるのかできないのかというのは、当然国の判断になってきますので、この段階ではちょっとお答えすることはできません。申しわけございません。 32 ◯木森俊也委員 そういうことであれば、平成31年度内に工事が完了するように頑張っていただきたいと思います。それと、これは平成31年度までということなんですが、整備はこの内容でもう終わりなのか、それともまたほかに計画か何かあるのか、そこがあればちょっと教えてください。 33 ◯中井景観推進室長 環長崎港夜間景観向上基本計画にうたわれている部分の整備が、この平成31年度までの3カ年で全て完成するということではございません。当然国の補助、景観まちづくり刷新支援事業を使って重点的に今進めているということで、今後、景観まちづくり刷新支援事業が終わった後も、環長崎港夜間景観向上基本計画の具現化に向けて、まだ国の別のメニューを探しまして、引き続き整備を進めていきたいとは考えております。 34 ◯中村俊介委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時40分=           =再開 午前10時43分= 35 ◯中村俊介委員長 委員会を再開いたします。  次に、第8款土木費第2項道路橋りょう費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 36 ◯吉田土木部長 議案の説明に入ります前に、今回土木部より提出しております一般会計補正予算議案につきましては、繰り越しをお願いする案件を多数計上しておりますことについて、全般の説明をさせていただきます。  まず原則としまして、本来、当該年度予算は年度内に執行すべきものであることはもちろんでございますが、予測しがたい事情により、その執行がやむを得ず次年度にまたがる見込みがある場合は、年度内完了を目指しつつも予算上の手続に遺漏がないように、繰越明許の手続をお願いしているところでございます。  今回、繰越明許の件数が多くなった主な理由としましては、江平浜平線における九州新幹線西九州ルート工事との現場のふくそう、そして相川町四杖町1号線における本年10月に発生しました法面災害による先線工事への影響、そして事業進捗を図るため、本年9月議会で増額補正をお願いしました銅座町松ヶ枝町線(銅座工区)において、用地買収契約は進んでおりますが、その後に地権者が行います建物解体等に日数を要すること等によるものなど異例の状況があること、またこれに加えまして地権者との交渉において不測の日数を要していることなどによるものでございます。このような状況に対しまして、早期に各種事業の実施効果を得ることができますよう、できる限り多くの案件について、早い段階で執行完了を目指し、最大限努力しながら事業を進めてまいりたいと考えております。また、今後につきましても事業スケジュールと予算執行を適切に管理しながら、より一層の進捗管理に努めてまいる所存でございますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。  それでは、第8款土木費第2項道路橋りょう費のうち土木部所管分の内容についてご説明をいたします。  予算説明書は50ページから55ページでございます。まず、50ページの中段の第8款土木費第2項道路橋りょう費第3目道路橋りょう新設改良費の事業名が、【補助】道路新設改良事業費(社会資本整備総合交付金)江平浜平線から、次の52ページ【補助】道路新設改良事業費(社会資本整備総合交付金)大橋町赤迫1号線までと、それから一つ下に飛ばしました欄に記載の【補助】道路新設改良事業費(社会資本整備総合交付金)籠町稲田町1号線(電線類地中化)から、次に54ページ一番上の【補助】景観まちづくり刷新事業費稲佐山地区まで、それから、中ほど【単独】道路新設改良事業費車みち整備事業費につきまして、繰越明許費の補正をお願いするものでございます。理由といたしましては、51ページから55ページの繰越事由の欄に記載をしております。  なお、詳細につきましては、土木部提出の委員会資料に基づき、担当課長から説明させていただきます。  私からの説明は以上でございます。 37 ◯桐谷土木建設課長 第8款土木費第2項道路橋りょう費のうち、土木建設課所管分についてご説明いたします。説明内容はお手元の委員会提出資料の1ページから17ページでございます。  まず、委員会資料の1ページをお開きください。1ページには、今回の繰越明許費の補正に係る事業実施箇所の位置図を、それから2ページ、3ページには、繰越明許費一覧を記載しておりますのでご参照ください。それでは、詳細につきましては、資料の順に従いまして、事業ごとに図面を用いながら説明いたします。  4ページをお開きください。江平浜平線でございます。本路線は、江平地区と浜平地区を結ぶ補助幹線道路として事業を進めております。今回、繰り越しをお願いいたしますのは、赤丸でお示ししている箇所のトンネル工事でございます。繰り越しの理由といたしましては、隣接の新幹線工事において、トラック搬出ルートのつけかえが地権者との調整でおくれたため、既存の搬出ルートを作業ヤードとして行う本路線の工事着手もあわせておくれ、本年度分の工事が年度内に完了しない見込みであるため、繰り越しをお願いするものでございます。なお、繰越額は1億8,580万円で、平成31年9月に完了予定でございます。  次に、5ページをごらんください。中川鳴滝3号線でございます。本路線は、国道34号から鳴滝高校を経由し、片淵中学校までの補助幹線道路として事業を進めております。今回繰り越しをお願いいたしますのは、赤丸でお示ししている箇所の建物補償でございます。繰り越しの理由といたしましては、地権者1名との用地交渉に不測の日数を要し、建物移転補償が年度内に完了しない見込みであるため、繰り越しをお願いするものでございます。なお、繰越額は500万円で、平成31年12月に完成予定でございます。  6ページをお開きください。川上町出雲線でございます。本路線は、県道小ヶ倉田上線と大浦地区を結ぶ道路として事業を進めております。今回繰り越しをお願いいたしますのは、赤丸でお示ししている箇所の工事でございます。繰り越しの理由といたしましては、地権者2名との用地交渉に不測の日数を要し、工事が年度内に完了しない見込みであるため、繰り越しをお願いするものでございます。なお、繰越額は2,510万円で、平成31年9月に完成予定でございます。  次に、7ページをごらんください。清水町白鳥町1号線でございます。本路線は、JR長崎本線沿いの市道と長崎拘置支所付近を結ぶ道路として、事業を進めております。今回繰り越しをお願いいたしますのは、赤丸でお示ししている箇所の建物補償でございます。繰り越しの理由といたしましては、地権者1名との用地交渉に不測の日数を要し、建物移転補償が年度内に完了しない見込みであるため、繰り越しをお願いするものでございます。なお、繰越額は6,460万円で、平成31年12月に完成予定でございます。  次に、8ページをお開きください。大橋町赤迫1号線でございます。本路線は、JR長崎本線を下越しし、国道206号と市道三芳町若竹町線を結ぶ道路として事業を進めております。今回、繰り越しをお願いいたしますのは、赤丸でお示ししている箇所のJR九州への工事委託費でございます。繰越理由といたしましては、軟弱な地盤が確認され、工法の検討などに不測の日数を要することにより、鉄道事業者が施工する工事が年度内に完了しない見込みであるため、繰り越しをお願いするものでございます。繰越額は9,000万円で、繰り越しに相当する部分の工事は、平成31年9月に完成予定でございます。  次に、9ページをごらんください。籠町稲田町1号線でございます。本路線は、良好な景観形成と安全安心な交通環境の確保及び災害時の減災を図るため、電線類の地中化工事を行うものでございます。今回、繰り越しをお願いいたしますのは、赤丸でお示ししている箇所の工事でございます。繰り越しの理由といたしましては、重複して行っている街路事業、新地町稲田町線道路改良工事との調整に不測の日数を要し、工事が年度内に完了しない見込みであるため、繰り越しをお願いするものでございます。なお、繰越額は4,550万円で、平成31年9月に完了予定でございます。  10ページをお開きください。相川町四杖町1号線でございます。本路線は、国道202号とあぐりの丘を結ぶ補助幹線道路として事業を進めております。今回、繰り越しをお願いいたしますのは、赤丸でお示ししている箇所の工事でございます。繰り越しの理由といたしましては、掘削箇所からの湧水が多いことや、周辺の法面において、崩落が確認されたことから、その対応に不測の日数を要し、工事が年度内に完了しない見込みであるため、繰り越しをお願いするものでございます。なお、繰越額は1,800万円で、平成31年12月完成予定でございます。また、本路線は、合併地区道路等整備事業費と合わせた予算での工事であるため、合併地区道路等整備事業費分600万円も合わせて繰り越しをお願いするものでございます。  11ページをごらんください。虹が丘町西町1号線でございます。本路線は、虹が丘町の市道油木町西町線に接道する補助幹線道路として事業を進めております。今回、繰り越しをお願いいたしますのは、赤丸の箇所でお示しする箇所の工事でございます。繰り越しの理由といたしましては、岩盤がかたく、その掘削に不測の日数を要し、工事が年度内に完了しない見込みであるため、繰り越しをお願いするものでございます。なお、繰越額は5,000万円で、平成31年12月に完成予定でございます。  12ページをお開きください。【補助】景観まちづくり刷新事業費稲佐山地区でございます。本事業は、夜景のさらなる魅力向上、観光地周辺及び周遊ルートの魅力的な空間づくり等の面的な景観整備として、稲佐山地区において景観に配慮した街路灯の整備を行うものでございます。今回繰り越しをお願いいたしますのは、赤色でお示ししている箇所の街路灯、案内サインの設置工事でございます。繰り越しの理由といたしましては、関係機関との調整に不測の日数を要し、工事が年度内に完了しない見込みであるため、繰り越しをお願いするものでございます。なお、繰越額は4,048万円で、平成31年12月に完成予定でございます。  次に13ページをごらんください。車みち整備事業でございます。今回繰り越しをお願いいたしますのは、赤色で示した4路線の工事費、補償費及び分筆登記費でございます。  14ページ以降に工事の位置図を添付しておりますのでご参照ください。繰り越しの主な理由といたしましては、関係機関との調整に不測の日数を要した事業が年度内に完了しない見込みであるため、繰り越しをお願いするものでございます。なお、繰越額は1億1,290万円で、平成31年12月に完成予定でございます。  私からの説明は以上でございます。 38 ◯森尾中央総合事務所理事 第8款土木費第2項道路橋りょう費第3目道路橋りょう新設改良費における繰越明許費のうち、総合事務所所管分についてご説明いたします。  予算説明書の52ページをお開きください。総合事務所所管分は、上から3段目の【補助】道路新設改良事業費(社会資本整備総合交付金)矢上町現川町線2,260万円、次に54ページの上から2段目の【単独】道路新設改良事業費地方道路等整備事業費(総合事務所)の1,000万円、そこから3段下の【単独】辺地対策事業費西海町64号線の4,730万円の繰り越しをお願いするものでございます。  繰り越しの理由は、53ページと55ページの繰越事由の欄に記載のとおりでございます。詳細につきましては、総合事務所提出の委員会資料に基づき、担当課長から説明させていただきます。 39 ◯河本東総合事務所地域整備課長 第3目道路橋りょう新設改良費の繰越明許費の補正についてご説明いたします。
     総合事務所提出の委員会資料1ページをお開きください。東総合事務所、北総合事務所所管で繰り越しをお願いいたします事業の一覧でございます。表の上段、東総合事務所の所管で【補助】道路新設改良事業費(社会資本整備総合交付金)矢上町現川町線が2,260万円、次の【単独】道路新設改良事業費地方道路等整備事業費(総合事務所)が1,000万円、その下が、北総合事務所の所管で【単独】辺地対策事業費西海町64号線が4,730万円の繰り越しをお願いするものでございます。  2ページをお開きください。【補助】道路新設改良事業費(社会資本整備総合交付金)矢上町現川町線の位置図でございます。本事業は、国の社会資本整備総合交付金を活用し、車両通行の安全性や快適性の向上を図ることを目的に、損傷の著しい車道の整備を行うものです。事業期間は、平成30年度から平成34年度で、延長が2,280メートルでございます。今回繰り越しをお願いいたしますのは図面上の赤色の丸でお示しした箇所でございます。繰り越しの理由でございますが、国の補助の採択要件の見直しに伴い、関係機関との調整に不測の日数を要し、工事が年度内に完了しない見込みであることから、繰り越しをお願いするものです。なお、工事の完成は平成31年5月を予定しております。  次に、3ページをごらんください。【単独】道路新設改良事業費地方道路等整備事業費(総合事務所)中里町船石町1号線(角橋)歩道整備の位置図でございます。今回繰り越しをお願いいたしますのは、図面上の赤色の箇所でございます。  繰り越しの理由でございますが、西日本高速道路株式会社が市道中里町船石町1号線の角橋の横に設置している仮設の歩道橋を、ことし9月に撤去する予定でしたが、この仮橋を新幹線建設の独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構が、地元と協議した結果、来年9月まで利用することとなったため、歩道橋の新設工事が年度内に完了しないため、繰り越しをお願いするものです。なお、工事の完成は、平成32年1月を予定しております。  次に、4ページをお開きください。【単独】辺地対策事業費西海町64号線の位置図でございます。本事業は、既存道路の幅員が狭く見通しも悪く危険なため、道路の拡幅・改良を行い、安全性と利便性の向上を行う辺地対策事業でございます。事業期間は平成27年度から平成30年度で、延長が約800メートルでございます。今回繰り越しをお願いいたしますのは、図面上で赤色に着色した延長400メートルの区間でございます。繰り越しの理由といたしましては、道路の拡幅・改良工事に伴い、市道隣接地の地権者と、進入路の位置等に係る協議に不測の日数を要し、工事が年度内に完了しない見込みであることから、繰り越しをお願いするものであります。なお、工事の完成は平成31年8月を予定しております。また、この工事完成をもって、西海町64号線の事業は完了となります。  説明は以上でございます。よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 40 ◯中村俊介委員長 これより質疑に入ります。 41 ◯後藤昭彦副委員長 先ほどから、まちづくり部からこの繰り越しの問題がずっと出ております。ずっと話を聞いていたら、みんな事務的に片づけとるなという感じがしてなりません。というのも、関係機関との調整に不測の日数を要し、何度不測の日数を要するのかなと。そこがまずわからない。関連工事との調整に不測の日数を要し、どういうことで不測の日数が出たのかというのが全くわからないと。もう同じようなことばかり書いているんですね。  それと、資料の2ページ3ページには、事業名と繰り越し金額を書いているけど、説明ではいつ完成ということは言っていますけど、これにはそれも書いていない。予算書に書いているのかなと思ったら、予算書にも書いてない。予算書には先ほど言った理由だけ、それも事務的な理由だけ書いています。予算書に書くとはそれでよかとかもしれんけど、やはり私らが審議するのは、何で繰り越しになるかというのを審議しなければなりませんので、そこら辺を私はしっかり説明する必要があるんじゃないかと思うんですけど、土木部長、どうですか。 42 ◯吉田土木部長 私が冒頭申し上げましたとおり、予算執行に当たりましては、その年度内に執行するというのが原則でありまして、やむを得ない理由がある場合について、繰越明許の手続をさせていただいているという、こういう現状がございます。したがいまして、ただいまご指摘がございましたように、なぜ繰り越しをする必要があるのかということについて、この資料の中ではなかなか読み取れない部分があるのではないかというふうに考えます。これにつきましては、改めてポイントごとに説明させていただくとともに、今後の資料の作成等については、ご指摘にありましたように繰り越した後に、では何月ごろに完成予定なのかということも見通しも含めて、わかりやすい資料作成に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 43 ◯後藤昭彦副委員長 先ほども野口委員から、前の分のときに話があったんですけど、やはり議員というのは、ことしはこうできますよと地元に説明しているわけなんですよ。できんかったやっかとなったら、もうちょっとこういうことでできんかったけん、来年のいつぐらいまでにはできますよと説明する義務があるんですよね。だから、これだけの説明じゃ全くわからない。何で繰り越したとかというのがまずわからない。当然、繰り越しするというのは、ああこれはもう仕方なかばいねというところはいっぱいあると思いますよ。ただ、いやこれはもうちょっと頑張ればできたとじゃなかとかというとも多分あると思うんですよ。だからそこら辺をね、私らは審議して、質すところは質していかんといかんと思うんですけど、このままの、今の状況の説明ではそこら辺が全くわからない状況で、これはもう事業をしてもらわんば、もう私らも困りますので、事業はしてもらわんばいかんとですけど、いやいやそれは年度内でもできたやろうとか、ああこれはこういう理由やったら仕方なかもんねというところはあると思いますよ。ただ、それが今のこの資料の出し方じゃ全くわからない。私はもう打ち合わせのときから、これはずっと言ってきていますけど、あくまでも基本は単年度でせんばいかんやろうということをずっと言ってきていますよね。部長もそうおっしゃっていますので、それはもう皆さんわかっていると思うんですけど、やはり余りにも繰り越しが事務的にも、さっきのまちづくり部もそうだったですけれども、もう簡単に何でもかんでも繰り越し繰り越しって、そういうわけじゃないとは思うんですけど、余りにもそういうことを感じますので、そこら辺を十分、また内部で協議をして、その資料の出し方とかいうのは検討してほしいというふうに要望します。 44 ◯奥村修計委員 今の関連ですが、どうしても繰り越さざるを得ないという問題であると思うんですけど、やはりただ単なる繰り越しですよということでは、それでいつできるのかもわからないような状態の繰り越しではよくないと思うよ。やはり、理由があれば理由を言って、こういうことですからこの問題はここで決着して工事に入りますよというような、先が見える繰り越ししてもらわんとさ。何でもかんでも仕事できずに残った残ったでさ、だけどその繰り越さんばいかんやった理由というのがあれば理由もね。ここはこういう理由で繰り越さざるを得なかったんですよということを言ってもらえば、皆さんもわかりやすいと思うんです。そうしないと、全く今の答えでは理由はなかったですよね。やむを得ずいろいろな問題があってできんというような、何がやむを得ん問題だったのかがわからないと思うとさ。さっき聞きました館内市場の問題もそうですたいね。もうはっきりわかっとるけど、それを解決しようという問題点が出てこないんですよね。ここはここに書いてありますけれども、極端に言いますと東部地区の関係で、公園の工事ができなかったというのがありますね。これも理由があったと思うんですよ。ただ単に工事ができなかったという問題じゃないんですけれども、代表としてこれだけでもね、どういう理由があってこういうふうにおくれたんだ、その問題の解決はこういう形でできるんだ、だから次年度に繰り越しをさせてくれというようなことがあるでしょう。このぐらいは言ってもいいんじゃないですか。そしたら各自みんなわかってくると思いますのでね。ちょっとその辺をわかる範囲で。 45 ◯吉田土木部長 資料については、ご指摘のとおり十分理解していただくには少し情報が不足しているというように思いますので、一通りご説明差し上げましたけれども、個別具体の理由がございますので、改めて路線ごとに詳しい理由を今から説明させていただきます。 46 ◯桐谷土木建設課長 一般的な主な理由を言わせていただきたいと思います。これは多分、土木建設課だけじゃなくて、ほかのところもそうだと思いますけど、まず用地交渉においては、道路事業と街路事業の差がございます。街路事業につきましては、用地も補償も土地取得特別会計で買うことができます。そして次の年に補助金をもらって買い戻すことができます。  一般道路事業につきましては、用地は買い戻すことはできないけど、補償について買い戻すことができないものですから、当年度に買わなくてはいけないという原則があるんですよね。だからやはり、街路事業の進捗が銅座工区で図れるのは、土地取得特別会計でできるものですから、前の年から話をできるわけですよ。そうして前の年に話がまとまった時点ですぐ買えるんですけど、どうしてもやはり交渉した中で2通りパターンがあって、相談をしたときに早急に対応してくれる人たちもいらっしゃるし、やはり少しのお金もこう上げたいという分がございまして、交渉が続いていきます。そうなってくると、当年度は5月ぐらいに補助申請があって交付決定があってから、それからようやく道路事業でいきますと、一般の道路事業ではそれにお金を提示していくと9月までにしかその提示したお金の有効期限がないものですから、9月までに交渉が成立しないともう一回調査をかけて金をはじいてからする関係上、どうしても12月、そして解体がおくれて繰り越し、それが一般的に地権者との日数を要したというのがそういう条件になっております。だから、道路事業ではやはりそういうのが多いという部分と、もう1つ先ほど言われた管理者との交渉は前もってわかっとるたいと。私たちも事前にこの工事をやりますからと前年に伝えております。そして移設に大体どのくらいかかりますかって。大体一般的に事前協議するときは二、三カ月でよかよという形で言ってもらえるんですけど、いざ現場に入ると人間がいないとか言って、やはり5カ月程度かかるとうちの工事に影響が出てくるとかいう形が関係者の調整という形の主な理由になっている。そういう形で用地を買ってから工事を発注して、私たちもやはり予算は年度内に執行するのが原則と思っていますから、どうにかそこをやりたいとは思っているんですけど、どうしても工事を進めたり議会の皆様に言っているのは何十何年に完成しますって言っていますから、どうしても年間に1億円とか2億円程度の工事を進めていかないと、目標年次に達成しないというのがございますけど、どうにかしてその目標年次を守ろうという形の中で、予算の消化をしていく中で、安全策で予算を計上していくと、どうしてもその工期が間に合わないという部分がございますので、どうにか先に進める、制度上繰り越しというのはありますけど、それが多過ぎるという指摘を受けているのも十分わかっているんですけど、そういう形の中で工事がおくれているというのも1つありますので、そういうのはやはり説明のときにちゃんとどういう理由か明確な形を、例えばいつぐらいかとかいうのも、先ほど部長が言われたそういう形も含めてですね、そういった事前にできる事前交渉という相談をずっと前の年からいくようにしてくれるという話を今しています、用地交渉で。感触をつかんでも9月ぐらいまでに交渉を成立させてから、早目の工事が着手できるような努力もあわせて今、部内の中でもするように努力していますので、どうにかこの繰り越しが余りに起こらないような形は、三役からも指導があっていますから、そういう形の中で私たちも努力していきたいとは考えていますから、それぞれの中で今後また努力していきながら進んでいきたいと思っています。  多分、一般的なお話としては、そういうことがあって繰り越しているという形で、無意味にたらたらして繰り越しているという状況じゃないということだけはちょっと理解していただければと思います。すみませんけどよろしくお願いします。 47 ◯奥村修計委員 わかりました。用地買収でおくれているのが非常に多いですね。用地買収をですよ、行政だけがやっていますけれども、これは民間を活用して、用地買収していけばもっと早くできるんじゃないかなということもあるんですけれども、これについてはどうなんですか。ただ民間で言いますと、不動産業界も含めてありますかね。そういう団体の中で、その辺をよく知っている人もおるだろうし、そうしたら意外とスムーズに行きやせんかなと、素人考えですけれども思います。その辺はどうなんですか。 48 ◯桐谷土木建設課長 今委員が言われたように、それも1つの考えだろうと思って、今、用地補償コンサルタントとまた今月も意見交換するんですけど、どういう形にしたら用地交渉が進んだりとかできるのかと。やはりこの中で一番難しく手間がかかるのが、相続がふくそうしてから履歴を追うのが難しくなってきて、市役所の職員がずっと履歴を追うときに、よその市町村も含めて連絡をとって、履歴が確認できないと相続がどれくらいいるかという手間がかかっています。広域工事あたりは逆に市役所がするんじゃなくて、コンサルでできないかとか、その履歴までの部分を調査させる。いろんな中で、何をコンサルに頼んだほうが早くできるかと。やはり最終的には用地交渉というのはお金の交渉になりますので、民間の人たちに幾らの金という形の頭を決めてしまうと、なかなか民間で交渉しても同じようなことが出てくるかと思いますけど、やはりノウハウを持たれていますので、どういうノウハウを使ったほうが一番いいかというのは、今意見交換してするように、12月に考えておりますので、ぜひ民間の活力を利用して早く進められる方法がないかというのを模索して、そういうのが決まればまたそれはできることは実行していきたいと思っています。  以上でございます。 49 ◯岩永敏博委員 委員からいろいろと意見も出ていますし、今課長から聞いて、当然その手続、土地取得特別会計の関係であったり、事業者とのやりとりであったり、関係機関との調整はわかります。今の説明を聞いて大体のことは理解はするんですけれども、1つ私が気になっているのは、これは回答いただきたいんですが、繰越明許費を出す時期、タイミング。今11月議会、要は来年度はもう当初予算の時期なので、この11月のタイミングでのやはり補正予算なんですね。この工事計画というのは、もう年度内に終わらないなという時期というのは、私はわかっているんじゃないのかなと。だから、言いたいのは11月の議会にどどっと補正予算で出してきていると。本当を言えば、9月議会でも出せるタイミングはあったんじゃないのかなというところを思うんですね。というのが、11月の補正予算で出すということは、もう今のタイミングでそのぐらい、これはもう年度内で間に合わないから繰り越しせざるを得ないというような時期だと思うんですね。であるならば、完成時期との整合性ですよ。ずれて、6月、7月、8月ぐらいまでの完成を見込みますというならば、この11月のタイミングでもいいかもわからん。でも、一つ一つの口頭での説明でいくと、平成31年12月に完成予定ですという案件も結構ありましたよね。やはり1年をかけて繰り越しをするというのを、11月に出すというのを私はちょっと理解ができない。そうであるならば、6月だったり9月だったりの議会で提出するタイミングもひょっとしたらあったのではないのかと思うし、わかっていたこともあるんじゃないかなと思うので、そこについてのちょっと考え方をお願いします。 50 ◯吉田土木部長 繰り越しの時期、もう少し早目にすべきではないかというご指摘と思います。これにつきましては、私ども国庫補助事業で整備をしている路線が多いということもあって、補助事業の内示後に、ことしは9月議会の中で内示後の路線の整備の考え方についてお示しをさせていただいておりますが、仮に9月議会の時点である程度整理ができて、どういう路線に予算配分をしながらやるのかということで確定するんですが、9月議会でお示しをするということは、もう7月の段階ぐらいに内容がおおむね固まっていないといけないというところになります。したがいまして、当初予算の段階からすると、そう期間を置かずして判断をしなければならないということになって、まだその段階については不確定要素が多いというところもございまして、11月議会ということで計上させていただいております。11月議会に計上するに当たりましても、やはり9月、10月ぐらいの段階では内容についてはもう決定しておかないといけない状況にございますので、やはり判断時期としてはどうしてもそのあたりに来るというところがございます。全般的なお話でございますが。  それと、例えばもう明らかに工期が設定できないと。例えば6月補正をして甲決裁、それから発注して工期設定がどうしても年度をはみ出す、そういうものがもう明確にわかるものについては、その都度その案件について繰越明許の手続をお願いしているという状況でございます。いずれにしましても、早期に事業を進めていくということには変わりございませんので、適切に予算を活用しながら、おくれることなく事業ができますように努力してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 51 ◯岩永敏博委員 わかりました。議会に議案を提出する時期ですね、そこも一定の猶予期間はあるかと思うので、そこは理解できます。しかしながら、やはり全体的に非常に繰越明許費が多いということは、冒頭から話もありますような、市民に対して非常に不安要素もありますので、わかった時点での対応というのは、やはり早目早目の動きをとっていただきたいということをお願いします。 52 ◯中村俊介委員長 ほかにございませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時21分=           =再開 午前11時31分= 53 ◯中村俊介委員長 委員会を再開いたします。  次に、第8款土木費第3項河川海岸費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 54 ◯吉田土木部長 第8款土木費第3項河川海岸費にかかる繰越明許費の補正についてご説明いたします。予算説明書は54ページ、55ページでございます。  54ページの一番下、第8款土木費第3項河川海岸費第2目河川改良費の【補助】河川等整備事業費(社会資本整備総合交付金)大井手川につきまして、繰越明許費の補正をお願いするものでございます。繰越理由は、55ページの繰越事由の欄に記載のとおりでございます。詳細につきましては、土木部提出の委員会資料に基づき、担当課長から説明させていただきます。  私からは以上でございます。 55 ◯桐谷土木建設課長 第8款土木費第3項河川海岸費第2目河川改良費についてご説明いたします。  委員会資料18ページをお開きください。【補助】河川等整備事業費大井手川でございます。本河川は、洪水などに対する治水の向上に加え、川に親しむ水辺空間を創出することを目的に、長崎県が施行する都市計画道路滑石町線と合わせ、河川改修工事を行っているものです。今回の繰り越しをお願いしますのは、表の二重線で囲んでいる7,688万円でございます。  19ページをごらんください。大井手川の位置図でございます。今回繰り越しをお願いいたしますのは、赤丸でお示ししている箇所の工事費及び負担金でございます。繰り越しの理由といたしましては、これは県事業で大神宮交差点のところ、今橋梁のかけかえをやっておりますけど、これの負担金が生じるのですけど、このときの工事に埋設ガス、その他の部分の埋設管の管理者との調整に県のほうが不測の日数を要したことにより、負担金が年度内に支出できないということとあわせまして、一部それに伴う工事の支出が年度内に完了しない見込みであるため、繰り越しをお願いするものでございます。完成予定は平成31年9月でございます。  説明は以上でございます。 56 ◯中村俊介委員長 これより質疑に入ります。 57 ◯野口達也委員 ちょっとよくわからんとですけど、その交差点のところの部分になるんですよね、川のね。そこの交差点のところが県の工事。県の工事が結局済んどらんけんが、その負担金が繰り越すということになるわけですか。 58 ◯桐谷土木建設課長 今のご質問は、多分県の工事で負担金の分が延びるのかということでございますけど、そのとおりで、今回は交差点について、県の都市計画道路の工事に伴い、河川にかかっている橋梁の工事を行うんですけど、今仮設が行われております。仮設を行った後に、本設工事を行うんですけど、それが河川工事と都市計画道路を並行して行うということで、負担金をお互いに払うような形になっていて、この工事が終わらないと私たち市のほうの負担金を出せないということで、やむを得ず繰り越しさせていただくものでございます。  以上でございます。 59 ◯中村俊介委員長 ほかにございませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時35分=           =再開 午前11時37分= 60 ◯中村俊介委員長 委員会を再開いたします。  次に、第8款土木費第5項都市計画費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 61 ◯片江まちづくり部長 第8款土木費第5項都市計画費のうち、第2目都市開発費及び第3目街路事業費のまちづくり部所管分の繰越明許費の補正についてご説明いたします。  予算説明書は56ページ、57ページをお開きください。56ページの表の第2目都市開発費のうち、事業名の欄の一番上にあります土地区画整理事業費長崎駅周辺エリアデザイン検討費、次にその下の【補助】市街地再開発事業費新大工町地区、1つ飛ばしまして【補助】土地区画整理事業費長崎駅周辺地区(予算補助)、さらにその下の【補助】都市基盤施設整備事業費東長崎地区、さらにその下の【単独】土地区画整理事業費東長崎平間・東地区でございますが、繰り越し事由につきましては、57ページの繰り越し事由の欄にそれぞれ記載のとおりでございます。  次に、58ページ、59ページをお開きください。同じく都市開発費のうち、58ページの事業名の欄の一番上、【単独】土地区画整理事業費長崎駅周辺地区及びその下の【単独】都市基盤施設整備事業費東長崎地区でございますが、繰り越し事由につきましては、59ページの繰り越し事由の欄にそれぞれ記載のとおりでございます。  次に、62ページ、63ページをお開きください。62ページの事業名の欄の一番上、第3目街路事業費の【補助】都市計画街路整備事業費(社会資本整備総合交付金)長崎駅中央通り線でございますが、繰り越し事由につきましては、63ページの繰り越し事由の欄に記載のとおりでございます。詳細につきましては、まちづくり部提出委員会資料に基づき、担当課長からご説明させていただきますので、よろしくお願いします。  私からは以上でございます。 62 ◯芝長崎駅周辺整備室長 第8款土木費第5項都市計画費第2目都市開発費のうち、長崎駅周辺整備室所管の繰越明許費についてご説明いたします。  まちづくり部提出委員会資料の7ページをお開きください。一番表の上から1段目の土地区画整理事業費長崎駅周辺エリアデザイン検討費繰越明許費3,635万8,000円、3段目の【補助】土地区画整理事業費長崎駅周辺地区(予算補助)繰越明許費2億円、4段目の【単独】土地区画整理事業費長崎駅周辺地区繰越明許費3億5,000万円の繰り越しをお願いするものでございます。  資料の8ページをお開きください。長崎駅周辺エリアデザイン検討費の繰り越し予定箇所と繰り越し理由でございます。図面左側が北の方向を示しており、上側が国道202号、下側が浦上川、図面中央付近が新しい長崎駅となっております。対象となる箇所を赤で囲っておりますが、長崎駅周辺土地区画整理事業区域内の設計におけるデザイン検討や市民説明を目的として三次元CG画像を作成する長崎駅周辺VR作成業務、駅舎と駅前広場の接続部における歩行者通路屋根の設計業務、駅舎のデザイン検討に係る県の業務委託について、関連する施設の関係者が多岐にわたり協議や調整に時間を要しており、年度内に業務を完了することができないことから、繰り越しをお願いするものでございます。  次に、資料の10ページをお開きください。長崎駅周辺土地区画整理事業費についてご説明いたします。補助と単独がございますが、関連しておりますので、一括してご説明いたします。対象となる箇所のうち補助事業を赤色で、単独事業を緑色でお示ししております。左上の四角囲みに記載のとおり、地権者や関係機関との交渉、協議に不測の日数を要し、建物移転補償や業務委託が年度内に完了しないため、またふくそうする駅西側の限られた工事エリアにおいて、連続立体交差事業や埋設管工事との施工ヤード調整に不測の日数を要し、道路改良工事、電線共同溝設置工事が年度内に完了しないため、それぞれ繰り越しをお願いするものでございます。  引き続き、第8款土木費第5項都市計画費第3目街路事業費についてご説明いたします。17ページをお開きください。【補助】都市計画街路整備事業費(社会資本整備総合交付金)長崎駅中央通り線でございます。表に記載のとおり、1億6,000万円の繰り越しをお願いするものでございます。  資料の18ページをお開きください。繰越予定箇所と繰越理由でございます。右下の位置図のとおり、土地区画整理事業区域外の部分を街路事業により整備するもので、図面左側が北の方向、上側が国道202号となります。繰越予定箇所を赤で着色しておりますが、国道202号に面した土地において地権者との用地交渉に不測の日数を要し、用地取得及び工作物補償が年度内に完了しない見込みであるため繰り越しをお願いするものでございます。  私からの説明は以上でございます。 63 ◯谷口都市計画課長 それでは、まちづくり部提出委員会資料の7ページのほうをごらんください。引き続き、私からは第2目都市開発費の繰越明許費のうち、都市計画課所管分についてご説明いたします。表の上から2番目、【補助】市街地再開発事業費(新大工町地区)でございます。表の左から3つ目に記載のとおり、今回6億6,885万5,000円の繰り越しをお願いするものでございます。  資料の9ページをごらんください。繰越理由でございますが、本事業は、新大工町地区におきまして、玉屋百貨店及び周辺地権者によりまして取り組みが進められております市街地再開発事業に対しまして、新大工町地区の商業活性化及び中心市街地全体のにぎわいの再生等を図るために、国・県・市が一体となって支援を行っております。平成30年度は北街区、南街区それぞれの移転補償、既存建物の解体を予定しておりましたが、建物の詳細設計に関する調整であったり、権利変換に向けた合意形成などに日時を要し、権利変換計画認可後に行います事業の年度内完成が見込めないということから、今回繰り越しをお願いするものでございます。  私からの説明は以上でございます。 64 ◯林田東長崎土地区画整理事務所次長 引き続き、東長崎土地区画整理事務所所管の繰越明許額についてご説明いたします。  まちづくり部提出委員会資料7ページをごらんください。表の上から5段目の【補助】都市基盤施設整備事業費、東長崎地区、繰越明許額1億3,683万円、6段目の【単独】都市基盤施設整備事業費、東長崎地区、繰越明許額500万円、7段目の【単独】土地区画整理事業費、東長崎平間・東地区、繰越明許額1億6,400万円の繰り越しをお願いするものでございます。  資料の11ページをお開きください。まず表上段の事業名【補助】都市基盤施設整備事業費、東長崎地区の繰越理由でございますが、都市計画道路東長崎縦貫線において、地権者7名との補償交渉に不測の日数を要すること、並びに(仮称)中里中央公園の整備計画について地元との調整に不測の日数を要し、事業が年度内に完了しない見込みであることから、東長崎縦貫線の物件移転補償費8,483万円、(仮称)中里中央公園整備工事費5,200万円の繰り越しをお願いするものでございます。次に、表中段の事業名、【単独】都市基盤施設整備事業費、東長崎地区の繰越理由でございますが、【補助】都市基盤施設整備事業費と同様の理由で、(仮称)中里中央公園整備工事費500万円の繰り越しをお願いするものでございます。次に、表下段の事業名【単独】土地区画整理事業費、東長崎平間・東地区の繰越理由でございますが、地権者3名との補償交渉に不測の日数を要し、事業が年度内に完了しない見込みであることから建物移転補償費6,150万円、平間・東地区換地計画図書ほか作成業務委託料5,100万円などの事業費の繰り越しをお願いするものでございます。  資料の12ページをごらんください。東長崎縦貫線の位置図でございます。横向きの図面ですけれども、図の右側が諫早市方面、左側が長崎市街地方面でございます。図の左側の赤色の太い実線約700メートルが現在事業実施中の箇所でございます。  13ページをごらんください。赤色で示した部分が平成30年度繰越予定の建物補償箇所でございます。  14ページをごらんください。(仮称)中里中央公園の位置図でございます。図の中央の赤色の部分が公園の整備箇所でございます。  15ページをごらんください。薄い赤色の部分が平成30年度繰越予定の(仮称)中里中央公園の整備箇所で、左下の写真は平成30年10月31日に撮影した公園整備の現況でございます。なお、公園の繰越工事につきましては、年度内に契約を行い、平成31年8月ごろ完了予定であります。  16ページをごらんください。東長崎平間・東地区土地区画整理事業の図面でございます。青色の部分が平成30年度の施工箇所、赤色の部分が平成30年度の繰越予定箇所、緑色の部分が平成31年度の施工予定箇所でございます。  私からの説明は以上でございます。 65 ◯森尾中央総合事務所理事 第8款土木費第5項都市計画費第2目都市開発費における繰越明許費のうち、総合事務所所管分についてご説明いたします。  予算説明書の56ページをお開きください。総合事務所所管分は、上から3段目の【補助】歴史的地区環境整備事業費唐人屋敷顕在化の625万4,000円の繰り越しをお願いするものでございます。繰越理由は、57ページの繰越事由欄に記載のとおりでございます。  続きまして、第6目公園費における繰越明許費のうち総合事務所所管分についてご説明いたします。予算説明書の62ページをお開きください。総合事務所所管分は、上から4段目の【補助】景観まちづくり刷新事業費平和公園地区2,900万円、5段目の【単独】公園施設整備事業費の(仮称)芒塚公園3,960万円の繰り越しをお願いするものでございます。繰越理由は、63ページの繰越事由欄に記載のとおりでございます。詳細につきましては、総合事務所提出の委員会資料に基づき、担当課長から説明をさせていただきます。 66 ◯田畑中央総合事務所地域整備2課長 初めに、第2目都市開発費の繰越明許費の補正についてご説明いたします。  総合事務所提出の委員会資料5ページをごらんいただきたいと思います。【補助】歴史的地区環境整備事業費唐人屋敷顕在化の繰越明許費でございますが、625万4,000円の繰り越しをお願いするものでございます。唐人屋敷顕在化事業は、唐人屋敷跡において日中交流の歴史が息づいたまちづくりを行うもので、現在、土神堂前広場の整備に向けて館内市場ほかの用地買収を行っているところでございます。繰越理由でございますが、赤色でお示しをしている館内市場の地権者1名と営業者1名につきまして、それぞれ土地売買契約及び建物営業補償契約を締結しておりますが、営業者の移転先選定に一定期間が必要なことから年度内の引き渡しができないため、繰り越しをお願いするものでございます。  続きまして、第6目公園費についてご説明いたします。委員会資料6ページをごらんいただきたいと思います。【補助】景観まちづくり刷新事業費平和公園地区繰越明許費でございますが、これは国の景観まちづくり刷新事業を活用し、被爆75周年を前に平和公園において公園利用者の利便性向上と観光都市長崎の魅力向上を図ろうとするものでございます。  今回繰り越しをお願いいたしますのは、7ページ図面の赤色でお示しをしている箇所の平和の泉のタイル舗装等の工事でございます。繰越理由でございますが、平和の泉において、まちづくり部が繰り越しをお願いいたしております夜間景観整備としてのライトアップで必要な地下配線などが終了した後に、タイル舗装等を行うこととしておりますが、この関連工事との工程調整の結果、年度内に完了しない見込みのため、繰り越しをお願いするものでございます。繰越額は2,900万円で、平成31年5月に完成予定でございます。  次に、【単独】公園施設整備事業費(仮称)芒塚公園の繰越明許費でございますが、これは九州横断自動車道の4車線化事業を推進するため地元から要望があった公園の整備を行うものでございます。今回繰り越しをお願いいたしますのは、8ページ図面の赤い色でお示しをしている箇所の公園整備でございます。繰越理由でございますが、公園整備は高速道路の高架下のスペースを利用して行うことから所有者である独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構から占用許可を受ける必要がありますが、この占用に当たり、高速道路からの落下物対策等についての協議に時間を要したことから、年度内の完成が見込めないため繰り越しをお願いするものでございます。繰越額は3,960万円で平成31年6月に完成予定でございます。  私からの説明は以上でございます。 67 ◯吉田土木部長 第8款土木費第5項都市計画費における土木部所管分の繰越明許費の補正についてご説明をいたします。予算書説明書は58ページから63ページでございます。  それでは、58ページをお願いいたします。中ほどの第8款土木費第5項都市計画費第3目街路事業費の【補助】都市計画街路整備事業費(社会資本整備総合交付金)新地町稲田町線から60ページにございます【補助】都市計画街路整備事業費(社会資本整備総合交付金)片淵線(新大工工区)までと、62ページの上から2つ目、【補助】都市計画街路整備事業費、地方道路等整備事業費から、その1つ下の【補助】公園等施設整備事業費金比羅公園までにつきまして繰越明許費の補正をお願いするものでございます。繰越理由は59ページから63ページの繰越事由の欄に記載のとおりでございます。  なお、詳細につきましては土木部提出の委員会資料に基づき、担当課長から説明をさせていただきます。私からは以上でございます。 68 ◯桐谷土木建設課長 第8款土木費第5項都市計画費第3目街路事業費についてご説明いたします。  土木部提出の委員会資料を20ページをお開きください。20ページには、繰越明許費の補正に係る事業実施箇所の位置図を、それから21ページには、繰越明許費一覧を記載しておりますのでご参照ください。それでは、詳細につきましては資料の順に従いまして、事業ごとに図面を用いながら説明いたします。  22ページをお開きください。新地町稲田町線でございます。本路線は、十善寺地区の交通環境及び居住環境の向上を図り、唐人屋敷顕在化事業とあわせて商店街などの地区の活性化を図ることを目的としており、今回繰り越しをお願いいたしますのは、赤丸でお示ししている箇所の用地取得、建物補償及び道路改良工事でございます。繰越理由といたしましては、地権者1名との用地交渉に不測の日数を要し、事業が年度内に完了しない見込みであるため繰り越しをお願いするものでございます。なお、繰越額は3,965万円で、平成31年12月に完成予定でございます。  次に、23ページをごらんください。道の駅前線でございます。本路線は、道路沿線地区の生活道路としての整備を図るとともに、駅と幹線道路を接続することにより、駅施設の交通結節点としての機能強化を図り、あわせて慢性的な交通混雑の解消や交通の円滑化、歩行者の安全、良好な都市機能の確保を図るため事業を進めております。今回繰り越しをお願いいたしますのは、赤丸でお示ししている箇所の道路改良工事でございます。繰越理由といたしましては、埋設物管理者などの関係機関との調整に不測の日数を要し、工事が年度内に完了しない見込みであるため、繰り越しをお願いするものでございます。なお、繰越額は1,000万円で、平成31年6月に完了予定でございます。  次に、24ページをお開きください。銅座町松が枝線(銅座工区)でございます。本路線は、交通環境の改善、防災機能の向上を図るとともに、銅座川改修と一体的な整備を行うため事業を進めております。今回繰り越しをお願いいたしますのは、赤丸でお示ししている箇所の用地取得費及び建物補償でございます。繰越理由といたしましては、地権者14名の用地交渉に不測の日数を要し、事業が年度内に完了しない見込みであるため、繰り越しをお願いするものでございます。なお、繰越額は5億4,980万円で、平成31年12月に完成予定でございます。  次に、25ページをごらんください。片淵線(新大工工区)でございます。本路線は、交通環境の改善を図り、都市機能の強化に資する補助幹線道路として事業を進めております。今回繰り越しをお願いいたしますのは、赤丸でお示ししている箇所の建物補償でございます。繰越理由といたしましては、地権者5名との用地交渉に不測の日数を要し、事業が年度内に完了しない見込みであるため、繰り越しをお願いするものでございます。なお、繰越額は6,000万円で、平成31年12月に完了予定でございます。  次に、26ページをお開きください。地方道路等整備事業費の常盤町大浦元町線(椎の木工区)でございます。本路線は、交通環境改善、緊急時における避難通路防災道路としての機能向上を図るため事業を進めております。今回、繰り越しをお願いいたしますのは、赤丸でお示ししている箇所の道路改良工事でございます。繰越理由といたしましては、地権者2名との用地交渉に不測の日数を要し、工事が年度内に完了しない見込みであるため、繰り越しをお願いするものでございます。なお、繰越額は5,470万円で、平成31年9月には完成予定でございます。  次に、第8款土木費第5項都市計画費第6目公園費についてご説明いたします。27ページをお開きください。27ページには繰越明許費一覧を記載しているのでご参照ください。  28ページをお開きください。金比羅公園でございます。本事業は、展望台、広場及び園路等を整備することにより公園利用者の利便性及び快適性の向上を図るために事業を進めております。今回、繰り越しをお願いしますのは赤でお示ししている箇所の園路整備工事でございます。繰越理由といたしましては、施工箇所の隣接者との調整に不測の日数を要し、工事及び用地取得が年度内に完了しない見込みであるため、繰り越しをお願いするものでございます。なお、繰越額は2,520万円で、平成31年9月に完成予定でございます。  説明は以上でございます。 69 ◯中村俊介委員長 これより質疑に入ります。 70 ◯林 広文委員 土木部の委員会資料の22ページの新地町稲田町線なんですけれども、最終の完成予定年度は平成34年度に一応全線ができるということではなかったかなと思うんですけれども、その点の確認と、あとここが一応、新地町稲田町線が最終的に完成したときに、この先のほう、この図面でいうと下のほうには、仁田佐古小学校の交差点があると思うんですけれども、ここに信号のない交差点があります。ここの交通量がふえたとき、そこは何か開通後の対策というのはどういう連携を考えていらっしゃるのか、ちょっとそこの確認です。
    71 ◯桐谷土木建設課長 新地町稲田町線の完成につきましては、平成34年で予定をしております。これについては、今法案の関係がおくれましたので、地中化がちょっとおくれた関係で少しおくれていますけれども、工事についてはおおむね平成34年度をめどにこれを完成するのではないかと思っております。  以上でございます。 72 ◯田畑中央総合事務所地域整備2課長 新地町稲田町線からつながる道路が現在おおむね完了しております。稲田町8号線という路線がございます。それは新地町のほうから行きますと上っていく道路になりまして、それが現在の仁田佐古小学校付近の交差点につながるといった形になっております。その道路、仁田佐古小学校の建設に伴いまして、上のふれあいセンター前の道路の拡幅も予定しております。そういった中で道路工事がそのあたりふくそうはしておるんですけれども、そちらとの開通、拡幅整備がございますし、先ほどご指摘ございました交差点が変則的な交差点になっておりまして、通学路にもなる学校の近く、児童たちの安全確保を図らないといけないということでございまして、そういったことも含めて安全対策をきちんとした上で開通を目指していきたいと思っております。特に交差点改良につきましては、一部現在の仁田佐古小学校の敷地あたりも活用をしながら警察とも協議をして、その稲田町6号線につきましては、歩道を整備するということになっておりますので、児童の動線、そういったものを含めて安全対策をとっていきたいと思っております。  以上でございます。 73 ◯野口達也委員 今の説明では、この繰り越しする部分の完成年度というか、そこの説明もあったところとなかったところがあると思っているんですよね。やはりそこのところはきちんと説明をしてもらわんと不親切だろうと思います。  それともう1つは、今、林委員からありましたけれども、全てのいろんな事業に関しては、完成年度というのが大体決められとるですたいね。それについて変更はないのか。例えばこれまでいろんな道路で議会から質問をされて、平成30年度にできる予定が例えばいや実は平成35年度なんですよとか、そういうことがあってきとるわけですたい。ですからその辺の関係とかはやはり説明をしてもらわんと。特に今回、平成30年度を繰り越した部分については、どこもできるわけですかね。まずそこの確認と、それから全ての事業に関しての延びる部分はないのか。その辺をお尋ねをしたいと思います。 74 ◯桐谷土木建設課長 この間、議会からのご指摘もあって、完成年度は、議員の皆様も地元に説明しているけれども、おくれるときは早くお知らせくださいと言われる、そういう意見がございまして、例年所管事項調査のときに大体そこのスケジュール、完成年度等をお示しするようなことは説明していますけれども、今出ているのは今回のこの繰り越しがあった分については、少し3月がちょっと延びるという形の中で最終年度まで影響することはないのではないかと私たちは今判断しているところです。  以上でございます。 75 ◯谷口都市計画課長 まちづくり部のうち、都市計画課が所管しております新大工町の再開発事業でございます。これは平成30年2月に組合が設立されて、そこから具体的に動いているんですけれども、今回の繰り越しによりまして、建物の解体であったりとか、補償、これは半年程度ちょっと工程的にはおくれております。今の目標としましては、あくまでも事業主体は組合側でございますけれども、平成33年度末の完成ということで今事業が動いておりますが、今回の繰り越しで半年程度ちょっとずれておりますので、完成時期としては、半年程度ずれて平成34年度にずれ込むというふうに組合側のほうから聞いているところでございます。 76 ◯芝長崎駅周辺整備室長 土地区画整理事業についてでございますけれども、長崎駅周辺におきましては、まず駅の西側、こちらにつきまして県が行っておりますJR長崎本線の連続立体交差事業の高架切りかえに伴いまして、平成31年度末に在来線の高架切りかえが完了し、新しい在来線の駅舎が開業することになっておりますので、まずは西側を平成31年度末までに完成させるということ、そして東側につきましては、その後、工事に着手いたしますので、新幹線の開業を平成34年度に合わせまして一定の交通機能を確保し、区画整理事業としては、平成35年度までの当初予定どおりの工期で実施できるというふうに考えております。  以上でございます。 77 ◯野口達也委員 所管事項調査で年に1回説明しているのかもしれんですけど、やはりこういうふうに今もこの補正によって、新大工町の再開発事業やったかな。ちょっとおくれるとか、わかった時点でやはり報告をしてもらわんと、私らは前の情報の中でずっといろんな人と接して話をしていくですけんが、できればやはり早い情報が欲しいし、そこのところはぜひともそういう中でお願いをしたいと思います。 78 ◯中村俊介委員長 ほかにございませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後0時10分=           =再開 午後1時14分= 79 ◯中村俊介委員長 委員会を再開いたします。  次に、第8款土木費第6項住宅費の審査に入ります。  それでは、理事者の説明を求めます。 80 ◯片江まちづくり部長 それでは、第8款土木費第6項住宅費についてご説明いたします。  予算説明書の36ページ及び37ページをお願いいたします。まず、補正予算についてご説明いたします。第1目住宅管理費でございますが、37ページ上段の説明欄の1.市営住宅管理費のうち、1.維持補修費につきまして136万6,000円を増額しようとするものでございます。  次に、繰越明許費の補正についてご説明いたします。予算説明書は62ページ及び63ページをお開きください。62ページの表の目の欄の下から2番目、第1目住宅管理費の【補助】及び【単独】の既設公営住宅改善事業費及び、その下にあります第2目住宅建設費の【補助】公営住宅建設事業費大園団地でございますが、繰越事由につきましては、隣の63ページの繰越事由の欄にそれぞれ記載のとおりでございます。詳細につきましては、まちづくり部提出委員会資料に基づき、担当課長から説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。  私からは以上でございます。 81 ◯神近住宅課長 それでは、まちづくり部提出委員会資料に基づきまして説明させていただきます。  委員会資料19ページお開きください。第8款土木費第6項住宅費第1目住宅管理費の番号1-1維持補修費136万6,000円でございます。1.概要でございますが、平成29年5月30日付の環境省通知及び平成30年3月14日付の長崎県土木部建築課通知により、建築物の改修・解体時の石綿含有仕上塗材の除去等作業に係る手順や取り扱いが示され、建築物の内外装仕上げに使用される建築用仕上塗材の石綿含有調査を実施する必要がございます。これにより、公営住宅の外壁改修及び解体工事においても石綿を含有する仕上塗材が使用されている場合、同様の措置が必要となるため、平成31年度予定の外壁改修及び解体工事に先立ち、該当する建物の石綿の含有調査を先行して行おうとするものでございます。2.補正の理由といたしましては、来年度工事予定の外壁改修工事及び解体工事の石綿含有調査を今年度中に行うため、補正をお願いしようとするものでございます。3.財源の内訳は表に記載のとおりでございます。4.石綿調査対象建物は、記載の5団地でございます。  次に、20ページから24ページにつきましては、対象の5団地、小ケ倉団地、深浦団地、樺島団地、高浜第3団地、多尾団地、この5団地の位置図を記載しておりますのでご参照ください。  次に、25ページをお開きください。【補助】既設公営住宅改善事業費、矢上第2団地ほか、及び【単独】既設公営住宅改善事業費、女の都団地ほかの繰越明許額の財源内訳で、金額はそれぞれ3,773万円、1,617万円、合計の5,390万円でございます。  次に、26ページをお開きください。表の金額の欄に記載しておりますけれども、予算現額2億7,050万円のうち、工事名、千歳アパート北棟排水管改修工事(2)に係る、表の二重線で囲った部分でございますけれども、補助と単独合わせて、繰越明許額、先ほど25ページでご説明しました合計の5,390万円でございます。表の中に繰越理由と概要を記載しておりますが、入居者とのスケジュールの調整に不測の日数を要し、工事が年度内に完了しない見込みであることから、繰越明許をお願いするものでございます。  次に、27ページに千歳アパートの位置図、28ページに排水管の改修工事の改修イメージ図を記載しておりますのでご参照ください。なお、この工事の完成は、平成31年4月を予定しております。  次に、29ページをお開きください。【補助】公営住宅建設事業費、大園団地の繰越明許額の財源内訳で、金額は4,800万円でございます。  次に、30ページをお開きください。【補助】公営住宅建設事業費、大園団地で表の金額の欄に記載のとおり、予算現額1億4,500万円のうち、大園団地きく1棟の解体工事に係る、これも表の一番下の二重線の部分で囲った部分、繰越明許額4,800万円でございます。表の中に繰り越しの事由と概要を記載しておりますが、国からの交付金を事業間で調整し、事業計画を見直したことにより工事が年度内に完了しない見込みであることから、繰越明許をお願いするものでございます。  次に31ページをごらんください。上段に大園団地の位置図、下段に計画図を記載しておりますのでご参照ください。なお、解体工事の完了予定は平成31年6月を予定しております。  説明は以上でございます。 82 ◯中村俊介委員長 これより質疑に入ります。 83 ◯野口達也委員 すみません、ちょっと教えてください。これ、維持補修費の修繕調査費の部分ですけれども、これはこの同じ団地の中の1つ棟をすれば、大体そこのところは全部網羅されるとですか。それとも、やはり1棟1棟しないといかんとですかね。 84 ◯神近住宅課長 例えば、20ページをごらんください。小ケ倉団地、ここは10棟ございます。建設年度も違いますし、施工業者も違います。材料も要するに違ってくるわけですね。だから、必ず1棟ずつ調査をするようにしております。  以上でございます。 85 ◯野口達也委員 ということは、この20ページ、21ページには、それぞれ10棟とか6棟ぐらいあるわけですけれども、これはもう全て1つずつ見らんばいかんということですか。 86 ◯神近住宅課長 外壁を改修するとか、解体するとか、そういう工事をするときに限って、前もってするということでございます。  以上でございます。 87 ◯林 広文委員 今の件ですけれども、アスベストの含有調査ということで。大体この仕上塗材にアスベストが含まれている可能性というか、どの年代ぐらいの部分にしているのか、一定、今見る限りは年代的には昭和の時代に建てられた団地ではないかなというふうに思うのですけれども、今は当然もうアスベスト自体は、あらゆる建築の材料にもう使わないというふうになっていますから、今の段階では大丈夫だと思うのですけど、どの年代のどういう建物に多いのかというのと、それと、これは含有調査をした後に、一定量のアスベストが含まれていますよというときには、その後の解体工事とか外壁改修工事にも影響があると思うんですよね。その調査後のいわゆる取り扱いがどのようになっていくのかをちょっと教えてください。 88 ◯神近住宅課長 環境省のほうからの通知では、平成18年8月以前ということで調査をしなさいというふうになっております。委員がおっしゃった、どの年代が多いのかということについて、それはちょっと我々のほうで把握はできていない状況です。だから、平成18年8月以前の分についてはもう全て調査対象ということで調査をするようにしております。  それと、調査後の対応ですけれども、労働基準監督署のほうと改修のやり方のほうは打ち合わせをしながらやるように指導が来ておりますので、これをしなさいという確立された改修方法というのはないんですけれども、その辺で必ず吹きつけ剤を剥離、取る際には飛散をしないように剥離、そういったことでの工事といいますか。例えば、グラインダーで削るとか、あとは剥離するための材料とかがございますので、そういった材料を使ったりとかあると思いますけれども、必ずそういったことで飛散しないようなことでの作業が改修工事、あるいは解体工事の中で発生してくるというような形になります。  以上でございます。 89 ◯林 広文委員 わかりました。一定の年代の古いものについては、恐らく石綿が入っている可能性が高いのかなと思うのですけど、そうなると繰越明許でありましたけれども、大園団地もかなり古い団地でありますけれども、繰り越しをされて、解体については次年度以降になるんですが、こういう団地を解体するときというのは石綿のことはもう調査されているんでしょうか。 90 ◯神近住宅課長 大園団地につきましては、もう調査が済んでおります。それで、石綿は含まれておりません。  以上でございます。 91 ◯奥村修計委員 この小ケ倉団地とか各団地がありますね。これは大体どのくらいの年数がたっているのですかね。 92 ◯神近住宅課長 小ケ倉団地が昭和62年建設です。  以上でございます。 93 ◯奥村修計委員 ほかも同じぐらい。ほかの4つも。 94 ◯神近住宅課長 深浦団地は昭和48年、樺島団地が昭和58年、高浜団地が昭和62年、多尾団地は昭和40年。多尾団地は今度解体の予定ですので、ちょっと年代は古うございます。  以上でございます。 95 ◯奥村修計委員 それでは、ちょっと質問いたします。この団地の改修ですけれども、この今、団地も長寿命化の対象になるのではないかと思うのですけど、そういう意味ではこの対象とした場合に、ここの団地に対する年次計画といいますか、各計画書を立てなければいけませんけれども、この計画は立っているんですか。 96 ◯神近住宅課長 中期で5年間の具体的な、外壁だとか防水だとか、改修のそういう計画は立てておりますけれども、長期的な計画は今後立てる予定であります。  以上でございます。 97 ◯奥村修計委員 平成22年度に、この住宅の長寿命化対策を立ててくださいということが出ていましたね。その中において、やはり外壁もそうですけれども、内部もそうなんですね。  いかにして、これを10年20年先まで延ばすかという対策ではありますけれども、今のお話を聞きますと、今は全然その対策は立てていないと。現状に合わせて、ここを改修していっているということでございますけれども、私はやはり、これからの建て替え、いろいろあると思いますけれども、このどうしようもならないのはしょうがないのですけれども、こういうふうに改修するところ、その長寿命化のための対策をつくって、やはり年度年度に大体この改修とか、あるいは点検をするとかということでしていかないと、コンクリートの建物ですから、恐らくこの当時は水道管だって鉄だったと思いますけれども、今はちょっと変わっていますけれども、やはり水回りが一番弱るんですね。水回りで一番住宅が崩れていくわけですから、この水回りの対策というのは大体、私も本職ではありませんけれども、ざっと計算しても大体器具類は20年で消耗していくわけです。昔の水道管も大体20年から25年ぐらいでさびがついて赤水が出ると言われておりました。それに伴う器材、器具ですね。器具等々も私は取りかえていかんばいかんと思うんですよ。そうしていかないと、この水回りが漏水すれば、ずっとその漏水した水がずっとコンクリートにしみながら退化していくというふうにマニュアルにも書いてあります。だから、これは早急に、住宅課は忙しいでしょうけれども、今管理している市営住宅の中で、建て替えする面ですけど、これから長寿命化を図っていく団地については、最近でいったら何でもそうですけど、この基準を、一定基準を全部、私は決めるべきだと思います。そして、その辺で合わせて、いろいろな住宅の中には器材、また、畳とかふすまとかあるでしょうから、これもぜひ点検をしていただきたい。  長崎市のあるところで今は大体、家が建って25年たっても、最初から入居した方は全く変わってないんですね。変わってないということは畳もそのままなんですね。最初からずっとおるわけですから。だから、こういうことは非常に衛生的によくないんです。畳も20年もし、畳に泥がついたままで、それを補うためには何らかのカーペットか何かで補足しながら住んでいるということは非常にダニが多くなるし、衛生的によくない。そういったように、20年、25年過ぎますと、みんな年金生活者なんですね。何年間でかえるということができないということも頭に置いてください。そうしないと、そういう方々の対策というのも必要だと思います。そうしないと、やはり本当に長崎市の市営住宅の入居規程の中にある、快適な生活ができる公営住宅というのは名ばかりで全く違う方向に行きますので、この辺は十分皆さん方が配慮されて、幸いにも今は指定管理やけん、どんどん調べさせればいいじゃないですか。そういうことをぜひやっていただきたいということを私はこれは要望としておきますので、大体これが建てられるということで、長寿命化対策に対しては取り組んでいくということですので、それを了として要望としておきます。 98 ◯中村俊介委員長 ほかにございませんか。  それでは質疑を終結いたします。  討論に入ります前に理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後1時33分=           =再開 午後1時34分= 99 ◯中村俊介委員長 委員会を再開いたします。  これより第119号議案「平成30年度長崎市一般会計補正予算(第5号)」のうち、本委員会に付託された部分に対する討論に入ります。  何かご意見はありませんか。 100 ◯木森俊也委員 ただいま議案となっております第119号議案「平成30年度長崎市一般会計補正予算(第5号)」につきまして、市民クラブを代表して賛成の立場から意見を申し上げます。  まず、第7款商工費第1項商工費第4目の観光費についてですが、これは国からの補助を受けまして、平成29年から平成31年の3カ年の事業となっていることから、事業については平成31年度内に工事を完了していただくよう、まずは要望させていただきたいと思います。  それから、第8款土木費第5項都市計画費の全般についてでございますが、繰り越しの詳細な説明と、あと予算説明書または提出資料に完成完了の日程も掲載していただくとともに、事業の完了年度においておくれがある場合はきちんと説明をしていただくことを最後要望いたしまして賛成の討論といたします。 101 ◯中村俊介委員長 ほかにございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第119号議案「平成30年度長崎市一般会計補正予算(第5号)」のうち、本委員会に付託された部分について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 102 ◯中村俊介委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 〔審査日程について協議した結果、6日に中断し ていた第142号議案、10日に予定していた第122号 議案の審査を行うことに決定した。〕 103 ◯中村俊介委員長 理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後1時37分=           =再開 午後1時38分= 104 ◯中村俊介委員長 委員会を再開いたします。  第142号議案「長崎市道路占用料条例等の一部を改正する条例」を議題といたします。  なお、お手元に理事者からの追加資料を配付しましたのでご確認をお願いします。  理事者の説明を求めます。 105 ◯吉田土木部長 資料の説明に入ります前に、第142号議案「長崎市道路占用料条例等の一部を改正する条例」について、きのうの審査において説明不足、配慮不足による中断と、議会には大変ご迷惑をおかけいたしましたことをおわび申し上げます。今回のご指摘も踏まえ、今後の議案審査に当たりましては、適切な資料作成と説明に努めてまいる所存でございます。まことに申しわけございませんでした。  それでは、他都市の状況等の追加資料を提出させていただいておりますので、土木総務課長より説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 106 ◯竹内土木総務課長 昨日はまことに申しわけございませんでした。それでは、ただいま配付させていただきました追加資料に基づきまして説明させていただきます。  資料の1ページをごらんください。政令市、中核市の改正状況でございます。道路占用料は、道路法第39条の規定により、各道路管理者が条例で定めることとされており、全国一律ではございません。この表でございますが、左側が政令市、右側に中核市を記載しております。左側の政令市につきましては、全て独自と記載しておりますが、長崎市と同様にそれぞれの市の固定資産税評価額を用いて占用料の算定を行っております。右側の中核市につきましては、黄色で着色している独自が中核市54市中13市、オレンジの協議会方式が5市、なお、協議会方式とは近隣の市で統一単価を定めているものでございます。緑色は県、または都、この都は東京都でございますが、それと同額の設定をされている市で8市、白抜きは国の単価を採用されている市で28市となっております。なお、国と同一の単価のうち、現在の国の単価と同額を設定されている市は28市中15市でございまして、残りの13市は過去の国の単価のまま改正を行っていないものであり、その中の一部では現在の国の単価より高い状況となっているところもございます。  資料の2ページをお開きください。中核市の道路占用料単価比較でございます。左側が第1種電柱の単価、右側が足場の単価になりますが、今回、改正を予定させていただいております改正後の長崎市の電柱の単価は網かけで示しておりますとおり、中核市54市中39番目、右側の足場では24番目となっております。  資料の3ページをごらんください。昨日ご説明いたしました長崎市と同様に、国の第三級地に区分されている九州の県庁所在地及び県内の各市における地価調査価格の比較でございます。一番上の赤色の線が長崎市の地価調査価格になりますが、黒色で示しております国の第三級地の市、293市の平均と比較いたしますと、長崎市が上昇傾向であるのに対して、国の第三級地の平均は下降傾向にあり、年々乖離が広がっている状況にございます。  資料の4ページをお開きください。資料の4ページから10ページまでは過年度からの単価の推移でございます。これは一番左から占用物件の種類、単位、占用料の推移を記載したものでございます。長崎市では、一番上の占用料額のところに記載のとおり、平成8年、平成21年、平成24年、平成26年に単価の改正をさせていただいておりますが、これまでは全て国の単価と同一額としておりました。一番上の第1種電柱の欄でございますが、平成8年からの単価の推移を比較しますと、平成8年が1,000円、平成21年からが630円、平成24年以降が560円、平成26年以降が430円と年々単価においては下降している状況でございまして、これにつきましては、全ての単価において同様に下降している状況でございます。これは、全国の土地の価格が下落傾向にあったことによるものでございます。  次に、資料の11ページをお開きください。足場、看板の平成29年度における金額の分布でございます。上段の表が足場、下段が看板の金額分布で、それぞれの金額区分ごとに改正前と改正後の件数及び割合を比較した表でございます。上段の足場の改正前につきましては、表の上の丸印、改正前のところに記載のとおり、1回当たりの占用料について、5,000円以下が全体の75%、1万円以下が83%となっております。その右の改正後は、金額は上がりますけれども、それでも5,000円以下が60%、1万円以下が75%となる見込みでございます。なお、表の右側に件数が多い業者と金額を記載しておりますが、一番多いA社におきまして、平成29年度、1年間の占用件数26件に対しまして、現在の占用料額は3万5,720円となっております。下段の看板につきましては、1年当たりの占用料について、1万円以下が63%、2万円以下が85%となっております。改正後は金額は上がりますが、それでも1年当たりの占用料について、1万円以下が全体の40%、2万円以下が68%となる見込みでございます。なお、看板の占用申請件数は238件となってございますが、表の下に米印で記載しておりますとおり、看板実数は494基であり、占用料が高額なものは主に複数の看板を1つの申請で行っていることによるものでございます。また、資料にはございませんが、電力、ガス、電信電話につきましても、それぞれ300万円から400万円程度占用料が増額となります。先日、事業者のほうにヒアリングを行っておりますけれども、この中で今回独自の方式により占用料を算定する理由、あるいは道路占用料以外についても同様の改正を行うのか、あるいは今後の改定時期などのご質問を受け、丁寧にご説明をさせていただき、一定の理解をしていただいたところでございます。なお、きのう、ご質問をいただいておりました商工会が設置する防犯灯、あるいは未給水地区の給水施設等につきましては、占用料免除となっている状況でございます。  また、ただいま議題となっております道路占用料以外にも、別の議案で公園、漁港、行政財産使用料条例等、長崎市全体の今回の改正に係る影響額でございますが、全体で平成29年度の決算額が約8,900万円、改正後が約1億1,000万円、その差が約2,100万円となっておりますが、その9割につきましては、道路占用料に係るものでございます。  答弁がおくれまして申しわけございません。私からの説明は以上でございます。よろしくご審議いただきますようお願いいたします。
    107 ◯中村俊介委員長 これより質疑に入ります。 108 ◯岩永敏博委員 資料と追加の説明ありがとうございました。説明がちょっと抜けていたので、もう少し聞きたいところがあるんですけど、この4ページの、電柱についての説明がありました。このずっと縦のほうに行くと、公衆電話とか郵便ポスト、広告等まではわかるんですが、その足場とかの分はどこに載っているのかな。ちょっとそこの説明もお願いします。 109 ◯竹内土木総務課長 足場につきましては、資料の8ページの中ほど、道路法施行令第7条第4号に掲げる工事用施設及び同条第5号に掲げる工事用材料という欄でございますが、占用面積1平方メートルにつき、一番右の今回の改正をさせていただきたい額につきましては392円、これまではその左側の190円という状況でございました。 110 ◯中村俊介委員長 ほかにございませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見はございませんか。 111 ◯岩永敏博委員 第142号議案「長崎市道路占用料条例等の一部を改正する条例」につきまして、賛成の立場ではありますが、少し意見を申し上げます。  今回のこの占用料の算定については、国の基準額から乖離があるため、長崎市独自の基準を定めようとするものでありますが、やはりこれに関しましては、長崎市のその基準を定めるに当たっては、他都市の状況、あるいは今回の県との比較、その他の所要の説明をしていただき、あるいは資料も具体的な資料を出していただいて説明をしていただかないと、委員に対して非常に理解を得られないという状況がありますので、これについてはしっかり今後対応していただきますよう要望しまして賛成といたします。 112 ◯中村俊介委員長 ほかにありませんか。  それでは、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第142号議案「長崎市道路占用料条例等の一部を改正する条例」について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 113 ◯中村俊介委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後1時52分=           =再開 午後1時53分= 114 ◯中村俊介委員長 委員会を再開いたします。  次に、第122号議案「平成30年度長崎市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 115 ◯吉田土木部長 第122号議案「平成30年度長崎市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)」についてご説明いたします。  予算説明書の2ページ、3ページをお開きください。今回の補正額といたしまして、ここに記載のとおり、歳入歳出において393万5,000円の増額補正をお願いしようとするものでございます。これは長崎駐車場事業特別会計における平成29年度決算剰余金を平成30年度歳入予算の繰越金として受け入れ、歳出予算については196万8,000円を駐車場施設整備基金に積み立て、196万7,000円を一般会計に繰り出すための補正をするものでございます。詳細につきましては、土木部提出の委員会資料に基づき、土木企画課長からご説明をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。  私からの説明は以上でございます 116 ◯長瀬土木企画課長 それでは、お手元に配付をさせていただいております委員会提出資料に基づき、ご説明をさせていただきたいと思います。  委員会資料は1ページをごらんください。駐車場事業は特定の歳入をもって特定の歳出に充て、一般の歳入歳出と区分するために本市においては駐車場事業特別会計を設け、その運営を行っているところでございます。これまで本特別会計は、既存の駐車場施設の建設時に要した費用に充てるための公債費、この額が大きかったことから、収支面において赤字でございましたけれども、近年、これらの償還が進んだことから、単年度収支は黒字に転じている、このような状況にございます。しかしながら、既存施設の将来の更新を考慮いたしますと、一定の財源が必要となりますので、1として記載をしておりますように、将来必要となる駐車場施設の整備に要する経費の財源を積み立てるため、駐車場施設整備基金を設置するということで、午前中総務委員会のほうでご審議をいただいたところでございます。本特別会計の平成29年度決算剰余金につきましては、平成30年度歳入予算の繰越金として受け入れをいたしまして、歳出予算については駐車場施設整備基金へ積み立てて、さらに一般会計へ繰り出すための補正を今回お願いするものでございます。  次に、2として、事項別総括表でございます。2ページをごらんいただきたいと思います。4の左側の欄に歳入を、そして、右側の欄に歳出を記載いたしております。左側の歳入の欄の中ほどに、4といたしまして、繰越金という欄がございますけれどもここの補正額は393万5,000円。右側の歳出の欄の上の段、1.駐車場費の補正額は196万8,000円で、駐車場施設整備基金への積立金となります。  駐車場費の合計額はその右の欄、2億2,689万2,000円となります。また、その下の段の3、繰越金の補正額、これが196万7,000円ということで繰出金の合計額は、その右の欄、1億4,839万2,000円となります。補正後の歳入歳出全体の予算といたしましては、一番下、右下の合計欄に記載をさせていただいております4億3,121万3,000円となってございます。  次にまた、1ページをごらんいただきたいというふうに思いますけれども、3として、財源の内訳を掲載してございますので、ご参照をいただきたいと思います。  次に、3ページをごらんいただきたいと思います。参考といたしまして、駐車場施設整備基金設置に係る資料及び決算でご審議をいただきました平成29年度駐車場事業特別会計収支決算書を添付してございますのでご参照をいただきたいと思います。  私からの説明は以上でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 117 ◯中村俊介委員長 これより質疑に入ります。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見はございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第122号議案「平成30年度長崎市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)」について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 118 ◯中村俊介委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  これをもちまして、本日の委員会を散会いたします。  次回の委員会は12月10日、午前10時から当委員会室で開会いたします。           =散会 午後1時59分=  上記のとおり委員会会議録を調製し署名する。  平成31年1月28日         建設水道委員長 中村 俊介 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...