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2018-10-11 長崎市:平成30年コンベンション誘致対策特別委員会 本文
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  1. 長崎市議会 2018-10-11
    2018-10-11 長崎市:平成30年コンベンション誘致対策特別委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前10時0分= ◯向山宗子委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから、コンベンション誘致対策特別委員会を開会いたします。 〔調査順序について協議を行った結果、「今後の コンベンション誘致の具体的な取り組みについ て」に決定した。〕 2 ◯向山宗子委員長 それでは、今後のコンベンション誘致の具体的な取り組みについて、理事者の説明を求めます。 3 ◯股張文化観光部長 それでは、文化観光部及び市民生活部よりコンベンション誘致対策特別委員会資料といたしまして、今後のコンベンション誘致の具体的な取り組みについてを提出させていただいております。  表紙の目次になりますけれども、記載しております形で、コンベンション誘致の課題や今後のコンベンション誘致の具体的な取り組み、スケジュールについて具体的にご説明させていただきます。詳細につきましては、委員会資料に基づきまして、それぞれ所管課長よりご説明いたしますので何とぞよろしくお願いいたします。  私からは以上でございます。 4 ◯末安MICE推進室長 お手元の資料1ページをお開きください。1.コンベンション誘致の課題でございます。8月の本委員会におきましてご説明させていただいた内容ですが、大きく4つの課題がございます。まず1点目は、多様なコンベンションに対応できる拠点施設の整備でございます。現在、規模が大きい学会、大会などは既存施設において分散して開催しておりますが、施設の不足を解消し、主催者の利便性を高め、ワンストップで多様なコンベンションが開催できる施設の整備が必要であります。次に2点目として、産学官連携した誘致・受け入れ体制の強化でございます。現在、主体的に誘致・受け入れを行っているコンベンション協会の組織体制などは十分とは言えず、効果的な取り組みができているとは言いがたい状況であることから、コンベンション協会の組織強化とあわせ、官民が連携して効果的に活動できる体制を構築していく必要があります。3点目としまして、戦略的な誘致活動の実施でございます。明確なターゲット設定を行った上で戦略的に誘致活動を行うことが重要ですが、現在はそれが十分には行われていない状況ですので、市全体において、どのような誘致ターゲットをどのように誘致していくか、戦略を策定するとともにセールス情報を一元化し、関係者間で情報共有しながら効率的に誘致に取り組む必要がございます。最後に4点目、経済効果を高める取り組みの強化でございますが、長崎市が持つ独自の資源を最大限に活用して、来訪者の滞在期間を増加させ、市内全域に経済効果を波及させる取り組みを強化していく必要があります。  2ページをお開きください。2.今後のコンベンション誘致の具体的な取り組みでございます。先ほどお示ししました4つの課題ごとに、現在取り組んでいること、またはこれから取り組む内容についてご説明させていただきます。まず1点目、多様なコンベンションに対応できる拠点施設の整備でございますが、(仮称)長崎市交流拠点施設整備・運営事業に係る契約議案が9月議会で可決されましたので、9月21日、市と株式会社ながさきMICEとの間で事業契約を締結いたしました。交流拠点施設は、新しい長崎駅西側に隣接するため、交通アクセス面で利便性が高く、他都市との競争力を兼ね備えております。また、施設の特徴として、ア.ワンストップで開催できる施設でございますが、大規模なコンベンションにおいても、総会、分科会、懇親会などワンストップで開催することができ、イ.展示会、イベントなどを開催できる多機能型の施設でございますが、会議に合わせて、企業等が出展する展示会の同時開催にも対応でき、さらに、ウ.ブランド力の高いホテルや民間収益施設でございますが、高いブランド力サービスレベルを備えたホテルや、民間収益施設を整備することで、にぎわいを創出し、地域経済の活性化に大きく寄与できるものと考えております。  資料3ページをごらんください。エ.交流拠点施設の概要でございます。(ア)に交流拠点施設用地位置図、(イ)に施設全体のイメージ図、(ウ)に施設のブロックパース図のイメージをお示ししておりますので、ご参照ください。  資料4ページをお開きください。(エ)主なMICE施設の諸室構成でございますが、イベント・展示ホールは1階に位置し、2分割が可能な3,840平米の平土間のホールです。コンベンションホールは2階に位置し、2分割、3分割が可能な2,720平米の平土間のホールです。このほか、会議室は、大小25室程度を設置する予定でございます。なお、記載の内容は事業者の提案ベースのものでございます。今後、基本設計、実施設計を行う中で諸室の詳細が確定してまいります。  資料5ページをごらんください。(オ)施設活用イメージですが、左側はイベント・展示ホールにおける展示会の活用イメージ、右側は、コンベンションホールにおける国際会議の活用イメージでございます。オ.想定する年間のMICE需要でございますが、年間775件、利用者数約61万人を見込んでおります。次に課題の2点目、産学官連携した誘致・受け入れ体制の強化につきましては、誘致・受け入れそれぞれの観点から体制強化を図ってまいります。  資料6ページをお開きください。コンベンション誘致体制イメージでございます。図の上段、長崎市におきましては、8月の組織改正により誘致・受け入れを推進するMICE推進室が設置されましたので、主に政府系の会議、国際会議の誘致を進めていくこととしております。長崎市のコンベンション誘致につきましては、図の中央、緑色の部分でございますが、コンベンション協会がDMOとしての機能強化を図りながら、右側の長崎MICE誘致推進協議会と連携し、1団体1コンベンションの誘致の実現に向け、取り組んでまいります。また、オレンジ色の点線部分、施設運営者特別目的会社)でございますが、MICE施設への誘致を進めていくこととしております。  資料7ページをごらんください。この特別目的会社は、ウ.事業実施体制のピンク色の部分でございますが、株式会社ながさきMICEでございます。先ほどご説明しましたとおり、9月21日に長崎市と事業契約を締結しております。右側に出資企業名を記載しておりますが、このうち黄色で着色した企業は市内事業者でございます。MICE誘致につきましては、右下の赤い枠囲み部分ですが、株式会社コングレを中心に進めてまいります。ご説明が前後いたしましたが、7ページ上段にイ.(仮称)長崎市交流拠点施設整備・運営事業に係る契約内容として、契約概要を記載しておりますので、ご参照ください。  8ページをお開きください。課題の3点目、戦略的な誘致活動の実施につきましては、まずア.コンベンション誘致に関する戦略等の策定が必要であると考えております。現在、効果的に誘致を推進していくための戦略を早期に策定すべく、作業を進めております。イ.セールス情報の一元化と誘致ターゲットの絞り込みにつきましては、長崎市、コンベンション協会施設運営者の3者が必要なセールス情報を共有するとともに、特に経済波及効果が大きい全国規模の学会、大会等にしっかりターゲットを定め、取り組んでいく必要がございます。このため、現在、誘致における役割分担の明確化やセールス情報の共有の仕方及びデータベース化などについて、関係者で協議を重ねているところでございます。ウ.経済界と連携したコンベンションの誘致につきましては、長崎MICE誘致推進協議会において、1団体1コンベンションの誘致に取り組んでいただくこととしております。下に、経済界と連携した誘致の取り組みの流れのイメージをお示ししておりますが、現在、平成28年度に実施した経済界へのMICE需要量調査で得られたデータをもとに、左端のターゲットの絞り込みを、先ほどご説明しましたイのターゲットの絞り込みとも連動しますが、長崎市、コンベンション協会施設運営者の3者において進め、商工会議所や経済同友会、青年会議所など関係団体と誘致の進め方について、意見交換を行っております。次のステップとしましては、業界・団体と協議の上、団体ごとのターゲットを選定し、イメージ図の真ん中の誘致、働きかけを行っていただくこととしております。全国大会の誘致には、支部組織から積極的に手を挙げていただく必要があり、経済界のご協力は欠かせません。その後は、諸条件を確認しながら必要に応じ、施設運営者コンベンション協会に引き継ぐなど、交渉を進めてまいります。既に、全国大会の誘致について手を挙げたいという、具体のお話も何件かいただいております。(仮称)長崎市交流拠点施設整備・運営事業に係る契約議案の可決に伴い、地元経済界MICE誘致に対する機運も高まっておりますので、この機を逃さず、取り組みを推進してまいりたいと考えております。
     9ページをごらんください。エ.大学と連携した学会等の誘致でございますが、長崎大学と長崎市は、大学の研究資源などの活用を図り学会等の誘致に取り組むため、覚書を締結しております。長崎大学の研究の強みや特性を生かし、キーパーソンとなる教授と緊密な関係を築き、学会誘致の働きかけを行ってまいります。大学と連携した取り組みの流れのイメージ図をお示ししておりますが、現在は、左端のキーパーソンとの協議を医歯薬学部を中心に開始したところでございます。長崎大学は、医療や健康分野など国連が進めるさまざまな取り組みへもかかわりが深く、国際学会などの誘致の機会も多いことから、密に情報共有しながら進めてまいりたいと考えております。次に、オ.マスコミと連携したイベント、展示会等の開催でございますが、地域のにぎわいを創出するイベントにつきましては、放送局、新聞社など地元メディアと連携し、企画・創出してまいります。現在は、2021年11月のMICE施設の供用開始に向けて、地元メディア各社にお集まりいただき、情報共有と意見交換を行いながらオープニングを飾るイベントについて協議・検討を始めたところでございます。マスコミにおきましても、既に具体的なイベントの企画など幾つかお話をいただいているところです。県外からの集客も見込めるような、経済効果の高い魅力的なイベント・展示を誘致してまいりたいと考えております。  10ページをお開きください。最後に、課題の4点目、経済効果を高める取り組みの強化でございます。まず、ア.長崎MICE事業者ネットワークによる受け入れ態勢の充実、地場企業の受注拡大につきましては、MICE開催に伴って発生するさまざまな業務の受注拡大を図るため、現在106の地元企業・団体が会員となり、4つの部会ごとにスキルアップにつながる取り組みを進めております。長崎市も役員会にオブザーバーとして参加し、定期的に情報・意見交換を行っておりますが、今後は次のステップとしまして広報や飲食、物販、アトラクションなど、ワンストップで主催者のニーズに即したサービスの提案ができる体制を目指して活動を展開していきます。次にイ.ユニークベニューの活用促進でございます。ユニークベニューとは、歴史的建造物や文化施設、公的空間などで、会議やレセプションを開催することで特別感や地域特性を演出できる会場のことですが、グラバー園や出島の活用が現在は多い状況です。現在、今月グラバー園で開催される学会のレセプションの取り組みにもかかわっておりますが、参加者の満足度を高める取り組み、受け入れ機能強化についても検討を進めております。今後は、長崎市が所管する施設を中心に、孔子廟などの民間施設も含め、活用促進に努めてまいります。  11ページをごらんください。ウ.大会参加者の周遊促進・消費拡大に結びつくサービスの提供でございますが、来訪者の滞在満足度を高め、飲食による消費を促進し、市内全域に経済効果を波及させるためには、商店街や飲食店等と連携し、コンベンション参加者をまちなかに呼び込む仕組みを検討する必要があります。今後、関係者と連携し、例えば、会議参加証ワンドリンクサービスを受けられるなど、コンベンション参加者が会議終了後に、銅座や思案橋などのエリアに足を運びたくなるような仕掛けを検討してまいります。  12ページをお開きください。エ.体験型コンテンツの充実でございます。一般的な観光と異なり、地域の自然や歴史、文化に触れ、学び考え、理解を深める体験型の見学会などのことをエクスカーションといいますが、満足度の高いプログラムにつきましては、今後、DMOや長崎MICE事業者ネットワークなど民間事業者と連携して、充実させてまいります。続きまして、3.コンベンション誘致に係る今後のスケジュールをごらんください。先ほどご説明しました4つの課題に関する取り組みのうち、主なものを抜粋し記載しております。戦略策定は、11月の策定を目指しております。ターゲットの絞り込みや関係者の役割分担につきましては、今月中をめどに調整を進めております。パンフレットなどセールスツールの見直しや新たなパンフレット作成については、コンベンション協会を中心に施設運営者と連携しながら、これも、今月中をめどに準備を進めております。経済界、大学、マスコミと連携した大会、学会、イベント等の誘致につきましては、3年後の施設開業に向けて、来月には、関係団体がそれぞれ具体的に動き出せるよう、準備と調整を進めているところでございます。  私からの説明は以上でございます。  引き続き、スポーツ振興課長よりご説明いたします。 5 ◯谷内スポーツ振興課長 それでは、提出資料13ページをごらんください。4.スポーツコンベンション誘致の具体的な取り組みについて、(1)スポーツコンベンション誘致の基本方針についてご説明いたします。スポーツコンベンションは、スポーツの振興のみならず、交流人口の拡大及び地域の活性化が図られ、経済効果をもたらすものであることから、既存のスポーツ施設の有効活用を図るためにも、各種スポーツ大会及び合宿誘致を進めてまいりたいと考えており、誘致に当たっては、長崎県スポーツコミッション及び各競技団体と連携し、誘致に取り組んでいきたいと考えております。あわせて、来年・再来年には、ラグビーワールドカップ2019及び東京オリンピックパラリンピックが開催されますので、そのキャンプ誘致についても取り組んでおります。  次に14ページをお開きください。(2)スポーツコンベンション誘致の取り組みについてご説明いたします。まず、大会につきましては、競技団体等と日程を調整することで、できるだけ多くの全国及び九州規模の大会を小学生から社会人まで幅広く受け入れたいと考えております。また、競技団体を通じて、中央競技団体等への働きかけも行ってまいりたいと考えております。合宿につきましては、現時点でもスポーツ合宿の一定の実績があることから、今後は、ハイレベルで知名度の高いプロチーム等ターゲットとし、誘客効果やスポーツ教室の開催等を通じたスポーツ振興並びに合宿拠点としての認知度向上を図ってまいりたいと考えております。  次に15ページをお開きください。(3)施設ごとの合宿受け入れ方針についてご説明いたします。施設ごとの受け入れに係る課題等につきましては、8月に開催された本委員会でご説明しておりましたが、課題等を踏まえた受け入れ方針についてご説明いたします。市総合運動公園でございますが、陸上競技場は、実業団や大学の陸上部をターゲットとしたトラック競技の誘致活動を行うこととしております。野球場及び庭球場は、現在の合宿利用者の定着を目指すとともに、施設の空き状況を見ながら、誘致活動を実施することとし、野球場の備品については、年次ごとに可能な限り整備していきたいと考えております。県営野球場も同様に、現利用者の定着を目指すとともに、施設の空き状況を見ながら、誘致活動を実施することとし、雨天練習設備設置については、県と協議していきたいと考えております。県立総合体育館につきましても、施設の空き状況を見ながら誘致することとし、合宿の規模によっては、市民体育館諏訪体育館などほかの既存施設を利用することで調整してまいりたいと考えております。小江原射撃場につきましては、現時点でも一定の実績はありますが、引き続き誘致活動を実施してまいりたいと考えております。最後に、市民総合プールでございますが、日ごろから市民の一般利用が多い施設であることから、市民利用を優先するため、誘致ターゲットオリンピック等に出場する代表チーム等に絞り誘致活動を実施してまいりたいと考えております。  次に16ページをお開きください。(4)ラグビーワールドカップ2019についてご説明いたします。大会は、来年の9月20日から11月2日にかけて開催されます。試合会場は、開幕戦が開催される東京スタジアムを初め、全12会場となっております。参加チームは、開催国の日本を含め、全20チームが参加します。試合日程ですが、9月20日の開会式後、日本とロシアによる開幕戦が開催され、予選プールは、4つのプールに各5チームが分かれ、各プール総当たりで全40試合が開催されます。各プールから上位2チームが勝ち上がり、8チームによる決勝トーナメントが行われ、決勝戦は11月2日に実施されます。  次に17ページをお開きください。ア.キャンプ誘致の経緯とスコットランドラグビー協会との交流事業についてご説明いたします。平成27年12月のスコットランドラグビー協会キャンプ地視察を受けて、同年12月に長崎市ラグビーキャンプ誘致委員会を設立いたしております。その後、スコットランドから長崎市でのキャンプ実施の報告を受け、その後さまざまな交流事業が行われており、平成28年8月にスコットランドラグビー協会事前キャンプに係る調印を行っております。また、ことしの4月には、スコットランド代表チーム公認キャンプについても内定を受けております。その他の交流事業については、記載のとおりでございます。ご参照ください。イ.スコットランド代表チームキャンプ日程でございますが、かきどまり陸上競技場キャンプ会場とし、来年の9月9日から9月17日まで事前キャンプ及び公認キャンプを実施する予定となっております。ウ.スコットランド代表チーム試合スケジュールについては、記載のとおりでございます。  次に18ページをお開きください。(5)2020年東京オリンピックパラリンピックについてご説明いたします。大会は、平成32年7月24日から8月9日まで、オリンピック競技大会として、33の競技が開催されます。また、平成32年8月25日から9月6日までは、パラリンピック競技大会として、22の競技が開催されます。なお、聖火リレーについては、長崎県では、平成32年5月8日から5月9日にかけて開催される予定となっております。  19ページをお開きください。ア.視察受け入れ状況等についてご説明いたします。(ア)ポルトガルについては、平成29年11月に視察を受け入れており、競泳の会場として、市民総合プールを視察しております。またことしの9月には市民総合プールトレーニングキャンプを実施しており、同じく9月16日に、事前キャンプの実施について、基本合意書の調印を行っております。(イ)ベトナムについては、平成28年4月に視察を受け入れており、競泳の会場として市民総合プールを、空手及び柔道の会場として県立総合体育館武道場を視察しております。ことし7月に空手のトレーニングキャンプ諏訪体育館で実施しているほか、今月には、柔道のトレーニングキャンプを実施する予定となっております。(ウ)ラオスについては、平成30年8月に視察を受け入れており、競泳の会場として、市民総合プールを視察しております。(エ)その他といたしまして、オランダの射撃については、現在交渉中となっております。イ.県内の状況につきましては、いずれも現在交渉中でございますが、記載のとおりとなっております。スポーツコンベンション誘致の具体的な取り組みについて、説明は以上でございます。 6 ◯向山宗子委員長 これより質疑に入ります。ただいまの説明に対し、何かご質問等はありませんか。 7 ◯中西敦信委員 コンベンション誘致の課題というところで、1番目に新しい拠点施設の整備と大型会議施設をつくるという、この間の経過も9月議会で契約議案が可決され云々ということでありますけれども、確かに今回の委員会資料でも会議の数、そして参加人数が頭打ちになっている状況にあって、そういう新しい会議施設をつくるということが、さらにコンベンション誘致を進めていくことになっていくのは確かだとは思うんですけれども、そういうものをつくるということになれば、大きなお金が必要であり、そのことが予算の配分として地方自治体が取り組むべき一番の課題なのかということに照らせば、私たちとしてはそうではないということで、この大型会議施設の整備については反対してきましたし、建物をつくる予算はこれからだろうと思うのですけれども、事業者との契約に至った今においてもやはり撤回すべきだということをこの委員会でも最初にちょっと申し上げておきたいと思います。その上で、今委員会の資料で説明を受けて、幾つか疑問があるんですけれども、先日の委員会で福岡の方が見えて、大事だと言われていたのが、誘致と開催支援というところで、本当に待っているんじゃなくて、主催者のところに出かけていってそこで課題を解決していくと、言われる前に行動するということが大事なんだということで強調されていたかと思うんですけれど、先ほどの説明では、MICE事業者ネットワークというところで開催支援のワンストップサービスを行うということが言われていたと思うんですけれども、事業者ネットワークってそういう企業の皆さんの集まりだと思うんですけれども、そういうところにワンストップサービスが果たしてできるのかというのが素朴な疑問なんですが、コンベンション協会の中で誘致も支援もきちんとそういう部門を設けてしないと事業者ネットワークのほうでするというのはなかなかイメージがもてないんですけれども、その点いかがお考えなのかお尋ねしたいと思います。 8 ◯末安MICE推進室長 ご質問の10ページに記載しております、ながさきMICE事業者ネットワークの取り組みの件でございますが、この取り組みにつきましては、現在、長崎国際観光コンベンション協会が事務局になっております。私ども長崎市もオブザーバーとして参加させていただいているところです。ご指摘のとおり、この取り組みにつきましては、現在は各企業がスキルアップを図ってビジネスをしっかり取り込むための活動をされているところでございますが、今後につきましては、DMOである長崎国際観光コンベンション協会が中心になりましてワンストップで受注を受けてそれを各事業者、企業にも情報発信する中で、ワンストップの役割を行うような仕組みというのが必要になってくると思いますので、現在はこの仕組みづくりを行っているところでございます。  以上でございます。 9 ◯中西敦信委員 わかりました。10ページのところでこのMICE事業者ネットワークワンストップでサービスを提供できる態勢ということですが、事務局にそういうコンベンション協会、長崎市版DMOの組織も入っているというところで、実際の実務はそういうところで行っていくんだというところで理解いたします。もう一つ、5ページのところで、開催件数とか、利用者数ということで、それぞれ775件、61万人とあるんですが、展示・イベント等というところで利用者数が40万4,000人と非常に大きい数が書いてありますが、それを除いても21万人は、これから整備しようという大型会議施設で集めるんだと。この20万人というのも今の市内のMICE統計の数からいえば、スポーツ部門を除けば、約1.5倍ぐらいの大きい数なんですけれども、これだけのものを果たして本当に集客できるのかというところと、これを実現すればどれぐらいの経済波及効果があるのか、そういう試算をされているのか、この需要が果たして達成できるのかということについてちょっとお尋ねしたいと思います。 10 ◯末安MICE推進室長 まずご質問の1点目の5ページにあります、オ.想定する年間のMICE需要の実現可能性でございますが、これはこの事業を提案してまいりました九電工グループにおいて、他都市の複数の施設の実績を踏まえて、独立採算による事業を行っていく上のものとしてかたい数字ということで現実的な計画が策定されたものでございます。  以上でございます。 11 ◯中西敦信委員 経済波及効果なんかは計算されてないということで、実現可能性については、1業者からの提案ということでかたい数字というか、今の長崎市内のMICE統計の実績からすると、本当に実現できれば大きな効果はそれなりにあるのかなとは思うんですけれども、一方で展示・イベントで40万人というのが、非常に何と言うか、例えば、アイドルグループなんかの握手会なんかすればたくさん人が来るのかな、そういうイベントも含んだ形での需要なのかなとか、学会が24件というのもちょっと少ない気もしますし、1件当たり2,000人規模の学会が数えられている感じなので、一般会議等という中の698件の中にそういう小さな学会なんかも含んでいるのかなという気はするんですが、そのあたりの資料が、この間も委員会でもるるやっていると思うんですけれども、やはりこの提案されている数字というものがなかなか信じがたいものがあるという点はここでも申し上げておきたいなと思います。  以上です。 12 ◯黒田交流拠点施設整備室長 先ほど中西委員のほうからご質問がありました経済波及効果という部分をお答え差し上げたいと思います。開催件数は今事業者のほうから提案されてます775件、利用者数61万人ということでございますけれども、この分、宿泊のお客さんが消費していく、また主催者側がいろんな形で消費していく経費、こういったものを経済波及効果として試算しておりますけれども、これは年間約114億円という試算をしているところでございます。  以上でございます。 13 ◯中村照夫委員 まず最初に基本的なことですけれども、コンベンション誘致の課題、一番何が課題かというと、交通問題なんですよね。何事においても長崎の場合にはネックになるのは交通問題。日本の西の果てだということで、なかなかそこまで足を運んでくれないというのが、何事につけても大きな課題なんです。しかしそのことについてはここでは全く触れないし、市長もそのことについては全く触れませんね。あえてそこは言いたくない、言うときには大陸に近いとか、長崎は大陸のすぐそこにある、地図上はすぐそこにありますけど、航路は全然ないんですよ。福岡を経由とか、東京・大阪経由とか、そうじゃないと長崎に入れないということ、そのことをどういうふうに基本的に考えるのか。ここの2ページに交通アクセス面で利便性が高い、駅の近くだから利便性が高いと。文化観光部だからわかっているでしょ。JRを使って来る人は何割ですか。2割でしょ。7割は自動車でしょ。2割だけなんですよ。他の7割についてどうするかということについてどこにも触れてないし、どこにも説明がなく、言うなれば避けて通っている、これは言えないという感じですね。私はだから反対なんですけれども、そこら辺についてまず考え方を出してください。 14 ◯牧島文化観光部政策監 今委員ご指摘の交通問題というのは非常に我々も懸念しているとこでございますが、まず一つとして、長崎の位置だと思います。その点については確かにおっしゃられるように長崎というのは西の一番端にあると、やはり我々もここをターゲットとしていくときに、例えば、東京と同じような位置関係にはございませんので、そういう位置関係の中でやっていけるものというのをターゲットとしては選んでいくという必要があると思います。例えば、九州の中でもやはりいろんな会議が回ってくる中でどう誘致を考えていくかとか、東京など利便性がよく、中心部に近いところとは、位置だけでいくと距離的な差がございますので、そこを同じように誘致するのはなかなか難しいとは考えております。そういった中で先ほど言われたようにアジアに近いとか、そういうこともありますし、九州の中でも、こういう施設が駅の横にできてくると。実際に学会にしましてもブロック単位で回っているとかいろんなお話があります。そういったところで、飛行機で長崎空港に来ると、今度MICEの横の高架下には県営バスのターミナルができると。そういうところから歩く距離が、学会等々で会場を選ぶ中では非常に重要視されているということになります。だから交通機関をおりてからの距離というところで、駅の立地というのは非常に重要ということで考えております。確かに、おっしゃられるように位置だけでいくと、そこはやはり中心部と西の端では利便性に大きな差があるということでございますので、我々のこういう施設の規模感というところも含めて、そういったところにターゲットを絞って誘致活動をやっていくというのがまず一点ございます。一応交通問題としてはそういったことで、やはり長崎市の位置は変えられませんので、この位置をしっかり見詰めながらどうやっていくかということで、いろんなターゲットを絞って働きかけをしていきたいということでございます。  以上でございます。 15 ◯中村照夫委員 全然答弁になってないんですけどね。位置的には駅に近くなったから、JRを使う2割の人たちは、駅のすぐそこだから便利になりますよ。それが回答ですかね。他のはどうします。7割はどうするんですか。自動車、航空路、そこはどうするんですか。 16 ◯牧島文化観光部政策監 今の移動手段の話ですけれども、来られる方というのは基本的にはJR、バス、公共交通機関、飛行機でいくと長崎空港から長崎駅前まで、逆に言うと福岡空港でおりられる方は、そのままJRで入ってこられるというふうな形になると思います。今実際、長崎駅周辺というのは長崎市内でも公共交通機関が集中しているところでございます。だからJRだけではなくて電車もありますし、乗り継ぎの中の高速バス関係のルートについてもここに入ってくるということで、基本的には長崎市内では、公共交通機関を利用する上で一番利便性が高いところでございます。我々としましては、ここの利用者の方について、自家用車での来場の割合はできるだけ低くしたいと。公共交通機関を利用しながらここにやってくるということで、そういったものが長崎の中では集中しているところで利便性が高いということで、先ほどお話をしたようにそれをおりてからの距離がまず短いという点と公共交通機関が集中しているというところで、ここがほかの施設から比べると非常に利便性が高いということであります。我々が調査した中でもやはり5分でも地下鉄の駅から歩くということになると、荷物を持っている方もいらっしゃいますので、基本的には非常に使いづらい施設になるということですので、やはり利便性が高い公共交通機関からおりた距離が短いというのがこの施設の売りだと考えております。  以上でございます。 17 ◯中村照夫委員 話にならん。ちょっと考えてみてください。長崎空港というのは、地域の空港というか、基幹の空港じゃないんですよね。だから料金も高い、便も少ない。そうするとやはり九州で考えたら福岡からどう長崎に人を持ってくるかということ。まず福岡に来て云々、よそに行くということで、ここが起点になると。考えてみてください。東京だったら羽田から大体2時間の範囲で行けるようなところには、直行バスを幾つも出してますよね。それから駅でいうと新宿駅、ここもものすごいのを国がつくりましたね。ここも2時間で行けるバスの範囲というのもいっぱいあるんですよ、路線が。そういう定期路線をこの基幹、基本になるところからつながないと人をもってくることは私はできないと思う。もう少しそこに対する研究というのを真剣にやってみてください。それから61万人の問題ですけれども、これ見て私びっくりした。市長は何て言ったかと言えば、学会が金を落とすんですよと、それを呼び込まんといかんのですよと一生懸命言った。長崎大学の学会を呼んできますからつくってくださいと。わずか5万人しかこない。私は学会は金落としませんよと。あの人たちはホテルにこもってまちには出ませんよ。これは観光関係者がそう言うから私はそういうふうに指摘してたけれども、学会関係では5万人しか来ない。展示イベントで40万人、展示イベントで金落としませんよ。展示を見にくるのは県内の人です。ほとんど市内の人でしょ。イベントもそうでしょ。そのために来るだけで終わったらさっと帰るでしょ。どこで金を落としていきますか。私は、イベントといえば、長崎みなと薪能といって何回かやったことありますけど、2,000名ぐらい集めてました。イベントは野外でどこででもできるんですよ。こんな施設なくてもいいんですよ。松が枝の国際埠頭でもやった。それから水辺の森公園のほうでもやりました。県立総合体育館もある、野球場もある、松山もある、イベントなんて大きなのであれば、どんな大きくても何万人でもそんなところでやれるんですよ。こんなところをつくらなくてもいいんです。私たちもこの前から各施設を見て回りましたけど、博多は頑張ってます。しかもやはり多いのは博多のイベント展示が多いんです。学会とか金を落とすのはあんまりない。それでかなりの部分展示イベントに占拠されているという課題を持っています。だからもう博多港を再開発して、今まで大きなとこが三つぐらいあったけど、もうそうじゃなくて大きいのから小さいのまで何でも博多だけでやれるようなそういうまちにしようといって、今じゃんじゃん博多港の再開発やっているじゃないですか。田上市長は、博多は大きかとをするけんが、中ぐらいから小さいとを長崎におすそ分けしてもらおうと言いよるけど、もうおすそ分けするものがなくなるぐらい博多は今から頑張ってやっていこうという周りの状況です。新潟も見てきましたね。埼玉も見てきました。しかしやはりものすごく苦労してます。頑張っているのは博多ぐらいですよ。久留米も苦労しているみたいだけど、久留米もあります。熊本もあります。とてもじゃないけどもうこういう甘い考え方では絶対私は成功しないと思いますけども、展示イベントでそれだけ金が落ちるという根拠をちょっと出してみてください。 18 ◯末安MICE推進室長 展示イベントにつきましては、どこでもやれるイベントというのももちろんあるんですけれども、そうではなくて九州の中でも長崎で初めて開催するものですとか、できるだけ県外、あるいは九州内から多くのお客様にきていただけるようなイベントをやっていきたいと考えております。特に例えば、夏休み期間中で家族連れで訪れていただけるようなイベントですとか、あるいは長期間で開催するもの、こういったものが今までは屋外しかなかなかできない状況でございました。こういったものが例えば、物産などを一緒にからめることでより経済効果を高めていくものと思っておりますのでこういったできるだけ経済効果の高いイベントというのを誘致してまいりたいと考えております。  以上でございます。 19 ◯野口達也委員 いろんな課題があって、この取り組みについては当然できていくとやろうと思っているんですよね。ただその中で私がもやもやとして頭の中に浮かべきらんとが、この交流拠点施設を中心になって運営すっとはどこかということですよ。私らがこの間視察に行かせてもらった大阪と名古屋、大阪は株式会社大阪国際会議場というのを別個に立ち上げてそこだけでやっとる。で、名古屋もコンベンションと切り離した形の中でそういう交流拠点施設のみの運用をやっとるわけですけど、私は今までスタートからずっと聞いとった中では、この九電工グループを中心としたながさきMICEが当然中心になるもんと思っとったけど、この左側の6ページ見れば、長崎市版DMO、コンベンション協会が中心になった感じだし、その辺のところは私の頭の中にこう、どういった形の中で運営していくのかわからないのでそこをちょっと教えてください。 20 ◯牧島文化観光部政策監 6ページと7ページの話だと思います。まず、この交流拠点施設、先ほどの61万人も含めて、学会も全てですけれども、まずはここのピンク色のながさきMICE、九電工グループの提案に基づいて運営時から20年やるということで、ここが責任をもってそこを呼んでくるということです。こちら側の6ページにDMOがありますけれども、この施設に限らず全市的なものをやっていくという役割分担になっていくということです。施設はあくまでもピンクのところが責任もってやると。ただ、やはり働きかけとか、最初の紹介とかきっかけづくり、例えば、長崎市でいくと、政府系とかになるといきなりこのながさきMICEが最初に行ってできるというわけではございませんので、長崎市が最初の働きかけをするとか。我々が先ほど経済界のお話をしましたが、やはり経済界は経済団体の方が働きかけをしてこのながさきMICEにつないでもらうとか、コンベンション協会につないでもらうということをしていただかないといきなりは難しいので、基本的に前段としてのそういう役割分担の働きかけが我々とかコンベンション協会であったり、DMOの仕事だと考えています。その後、このながさきMICEというのは施設の運営維持管理の会社ですので、そこで開催されます。そこで開催されたものについて、今度は印刷であったり、いろんな企画運営というのが出てきます。ここは維持管理・運営・誘致のところですから、そこから次どうするかというところが、先ほどご説明した長崎MICE事業者ネットワーク、ここに長崎の企業が100社ぐらい入っています。我々長崎市もDMOもどちらかといえばコーディネーター的なタイプですので、逆にここで施設に誘致してきてここに決まると、ここから事業者さんにどう流していくのかというのを長崎MICE事業者ネットワークと組んで、長崎の事業者に取っていただいて、今114億円というお話がありますけれども、これは消費の波及効果ですので、これ以外にも長崎にそういうものを地場のところが受けていただければもっと波及効果が広がると思っていますので、そういう役割分担の中でやっていくと。あくまでもこの施設の責任者はこのながさきMICEということになります。  以上でございます。 21 ◯野口達也委員 よくわかりました。要するに施設については、ながさきMICEが中心になって運用をやっていくと。先ほど言った左側の6ページ目は長崎市全体のコンベンション誘致にかかるということですたいね。じゃその中でこのながさきMICEに関して、これからになっとやろうばってんが、いろんな反対意見が先ほど出よったばってん、今契約議案も通って、徐々に進んでいくわけですたいね。進んでいく中でもこういう委員会も立ち上げてやっていると思っているんですけど、そういう中で、そこのながさきMICEの中の体制というか、例えば、この間来られたところは、旅行会社から四、五人入っておったり、市からも入っとったり、そういったことがあったですが、その辺のところはまだ明確に出とらんわけですか。 22 ◯牧島文化観光部政策監 7ページでいきますと、ながさきMICEにおいて、運営業務というところを基本的にはコングレという会社が委託を受けるということになってます。実際もう契約しましたのでコングレの本体の部隊が実際この案件について、福岡の支社のほうが長崎にずっと来てまして、動き出しをして、基本的にはテレビ局、我々もテレビ局とは会議をしましたけれども、個別案件で動いていたり、学会で動いていたり、既に始めているところです。今その体制につきましても11月に向けてそういうメンバーを固定化しながら、イベントの担当、あと学会の担当、大会の担当という本体のほうから割り当てをしながらそこを回っていくというお話を聞いておりますので、基本的には我々も今いろいろなところで挨拶回りをしたり、もう3年前ですので、幾つか手を挙げていきたいというお話も聞いてますが、そういうところも我々も入ってますので、そこを情報共有しながら速やかに体制を整えて、次のオープンに向けて進めていきたいと考えております。  以上でございます。 23 ◯野口達也委員 はい、わかりました。あとハード面ですけれども、長崎の場合は駅が1階までおりてこんばいかんですたいね。ホームから改札が1階、だから長崎の交流拠点施設の入り口は1階から行かんばやろうと思っているんですけど、近いというのはよくわかっとばってん、やはり僕は雨対策というか、近くても雨対策をしとかんばいかんと思うんですよね。その辺はどう考えていますか。これはまだ提案されただけの話なので、これからの話だと思うんですけど、私はそこが一番大事かと思うとですけれども。 24 ◯牧島文化観光部政策監 今、野口委員おっしゃられるとおり、幾ら近くてもそういう施設というのは、そういったことが大事だと思っています。これは我々、駅周辺の区画整理事業でも整備するところがございますので、そういったところが過不足ないような調整の協議を今やっているところでございますので、これは民間業者も含めた中でJR九州、長崎駅周辺整備室、長崎市の我々と駅周辺のそういう設計をやっているところと協議を今進めているところでございます。そういったことでやはりいかに利便性が高い施設でやっていくかということを検討していきたいと思っています。  以上でございます。 25 ◯平野 剛委員 資料を見て気になった点がありますので、ここで質問させていただきたいと思います。9ページ、マスコミと連携したイベントということで、水辺の森公園など屋外で開催していた大型イベントについても天候に左右されることなく実施できることから安定した来場者数と経済効果が見込まれると書いているんですね。これは今まで一貫してずっとプラスのイベントを引っ張ってくるんだと。まさかその辺の会議とかその辺のイベントをここに持ってきてこっちは何万人来ているんだと、長崎市で見たらプラスマイナスゼロの話じゃないですかという話をずっと私は懸念して質問したところ、ずっと否定して、いやそうじゃないんですって言ってたのに、もう決まった途端にこんなことがぽっと出てくるんですよ。これは主催者側がこういった施設ができたら屋根つきがいいということで、申し込まれてくる分については仕方ない部分だと思うんですが、あなた方の答弁では、ずっとプラスで持ってくる、プラスで持ってくると言ってきてたんですよ。これで気になるのが、施設ができたら、結局この稼働率というのが皆さんは気になるわけですよ。どうにか絶対埋めていかんといかん。結局こんなふうに周辺のホテル等で行われている会議をMICEのほうに全部吸いこんでいって、結局長崎市全体で見たらプラスマイナスゼロなんだと、むしろ周りのホテルからしたら民業圧迫、こんな施設ができたおかげで、というようなことにならないかなという懸念も数年ずっと私はしてきたんです。本会議場でも皆様方の回答は、プラスで持ってくるんだ。新規で、プラスオンの数字でこれは書いているんですと。今までその辺であっているような会議を持ってくるというのは想定してませんと言っていたのにこんなことを書かれると実際そういうことが起こってくるのではなかろうかと懸念するところで、もう一回確認で質問しますけれども、5ページで書いているような、この数字というのは、今まで一貫して答弁してきたようにあくまでも新規で取ってくるんだと、周辺で行われている会議をここに移すようなことは想定しないんだというところをちょっと確認したいと思うのですが、そこに対して答弁お願いいたします。 26 ◯牧島文化観光部政策監 この水辺の森公園などで開催しているというのが、室内でできると安定的にできるという話は聞いています。ただそこのものをここの中に入れてくるという考えは、我々のほうでは持っておりません。今テレビ局さんと話をする中でも、今外でやっているのは、外の景色であったり、そういったものがあるのでそこがいいと。そこにプラスアルファで変えたものをそこには持ってくるとか、そういったお話はきています。ただ、展示場も約4,000平米ぐらいしかございませんので、今の水辺の森公園でやっているものをそのまま中でやるというのはなかなか難しいとは考えています。ただ、テレビ局さんとのお話の中もやはりそういうコンパクトにした次の新たなイベントの創出という中で天候に左右されないこの空間としてはいいんじゃないかということがご提案されてますので、そこを新規じゃなくて持ってくるという考えは今ございません。それとあとホテルのお話ですけれども、我々もホテルはすぐ近くにあるので、今後ケータリングとかいろいろな形で宿泊も含めて連携していくという形の施設になっていくと思います。そういった中で我々の料金の決め方になりますが、施設としては市の施設でありますが、運営は市が一切出さない独立採算ということで、会議室についても周りの施設との均衡とか、そういったことも踏まえながら料金も決めていくと、民間のやっている部分は圧迫することがないように公共施設でありながら独立採算を前提として、市場ベースの中で料金も決めながらやっていく。やはり我々だけが全部取るという考えは全くございませんし、ホテルと連携しながらMICEを誘致して宿泊等もやっていかないとこの施設自体も成り立たないということでございますので、そういうところは協調しながらやっていきたいと思ってます。  以上でございます。 27 ◯平野 剛委員 今の答弁で一定安心するところがありましたので、それは忘れず、民業を圧迫しないんだというところはぜひきちんとやっていただきたいなと思います。  2点目いきます。1ページ目にいろんな受け入れ態勢に関してちょっと書いてあるところがあります。これもずっと私質問しているところで、現在のコンベンション協会では組織体制及び人員体制が十分といえず効果的な取り組みができているとは言いがたい状況であるということで、こういったことを踏まえてトップ人材の人事ということで今年度取り組まれているかと思います。ことしの2月の新年度予算では部長のほうからも今年度中にトップ人材の人事というところに心強い言葉もいただいたところなんですが、10月になってもどうなっているか全然見えてないような状況なんです。現在トップ人材の人事というのはどのようになっているのか。またちょっと最近不幸があって、一番の旗振り役だった方がいらっしゃらなくなっているという事態もありますし、その方はコンベンション協会のトップでもありましたし、長崎MICE誘致推進協議会の会長でもあったかと思います。ぽっかり大きな旗振り役というのがいらっしゃらなくなった状態でトップ人材の人事というのも含めて、現状どのように内部の中で協議されているのかちょっとそこら辺をお示しいただければと思います。 28 ◯花川DMO推進室長 平野委員よりご質問のDMOのマーケティング責任者につきましては、現在コンベンション協会、DMOと一緒にCMO、いわゆるマーケティング責任者の専門家と、あとそういう内閣府のプロフェッショナル人材戦略拠点のほうからも情報を収集しておりまして、来年度配置に向けてコンベンション協会と一緒に協議を進めているところでございます。  以上でございます。 29 ◯平野 剛委員 今年度も半分終わって、今年度中にというのですけれども、そんなぎりぎりまでにどうのこうのするような話なのか、要は、新しい方が決まりました、来年度その方がどういう動きをするのか、どういうことに取り組まれるのか、というのでコンベンション協会ないし、市の内部でも来年度その予算をどうするのかという話になるわけですよ。来年の予算というのは、大方年内までに詰められる話で、その方が2月、3月ぎりぎりに決まってもその方が来年度4月から自分がこういう活動をしたいんだとかなんかいろいろ意気込まれても予算がないという状態になるんですよね。逆算すると一定ちょっともう直近の中で決めていかないと、来年度の予算というのもつけなければいけない話で、どういう活動をその方がするのかという計画も練らないといけない話で、そんなにもう日程的にないんじゃなかろうかと思うんですが、そこら辺のスケジューリングはどのようにお考えなんですか。 30 ◯花川DMO推進室長 来年度の予算につきましては、DMOの現体制、推進本部長がいらっしゃいますけれども、そういった方を中心に来年度予算は検討していく形になりますけれども、来年度新しく専門のマーケティング責任者の方が配置されて、そういう事業をやっていく中で、スクラップであったりとか、新しい事業というのを来年度検討する形になるかと思いますけれども、今、来年度事業を検討する中で、まず来年度に何をやるかと現体制で決めて、その後新しく責任者の方が来られたときに、そういう事業につきましては、来年度進めながらその後の活動につなげていく必要があるかなと思っております。  以上でございます。 31 ◯平野 剛委員 そしたら結局、新しく来られたCMO、トップ人材の方は自分が思ったような活動はできないということですよね。もう予算が決まってしまっているんだから。今の本部長なりが考えたことでもう来年度は行くんだということになるじゃないですか。そこら辺の考え方が本気度があるのかなと思うんですよ。この人材だって何名か体制つくるんでしょ。トップが決まらんからほかの下も決まらないんだと、鶏が先か、卵が先かの話で、トップをまず決めないと下が決まらないんだと。トップが決まらないと人も決まらないし、予算もないという話じゃないですか。ことし中に決めて、その方に早く計画等を出してもらって、来年その方がどういう活動をしたいかに沿った形で来年度の予算もつけてスタートをするんだというぐらいのことを何でここ半年間でやっとらんとかなと。本年度中にとにかく人材だけ決めて、来年度はそこら辺は空白、何か中途半端な動きに来年度はなるなと思うんです、その方も。何かこう動きにスピード感だとか、覚悟がないなみたいな。何でそんなに時間がかかるのかなと、あと半年待ったらもっといい人材が選べるわけなんですか。じゃ、この半年は何をしていたんだろうなと思うわけなんですよ。そこら辺もうちょっと何かこうスケジューリングをちゃんと持っとらんかなと思うんですけど、その辺は部長どうなんですか。 32 ◯股張文化観光部長 今年度においては、前に答弁しましたようにDMOにおける、まず組織体制というのを考えております。どういった部門の組織が新たにいるのかと、例えば、マーケティングとか、プロモーションとか、そういったものもございますし、今回このMICEというところも力を入れてますので、その組織のあり方、それからそこに必要な人員体制というものもこれは、大体業務量が一定わかっておりますので、その想定の中で何人というものを詰めているところでございます。それとそれに伴う事業というところも一定想定されておりますので、先ほど申しましたマーケティングで言うとデータ収集だとか、分析だとか、それから戦略の策定、あるいはプロモーションをやっていくという話では宣伝誘致というのがありますので、そこに必要な事業の内容と方向性を出して今年度以降、平成31年度からのいわゆる組織・人員・収支・財源、この体制をずっと今のところ検討しているという状況でございます。今まで答弁で申し上げましたとおり、来年度以降のDMOの新体制というものは今年度中に固めていくと。それは年次計画でございますので、来年度、再来年度、それから例えば、平成33年度以降どんな形でやっていくのかというところを明らかにしていきたいと思っております。なお、CMOにつきましては、一定先ほど室長から話がありましたとおり、人材も同時進行で当たっておりますけれども、やはり重要な人材というところでございまして、ここは今、時間かかっておりますけども、平野委員からお話があったとおり、できる限り前倒しと考えておりますけれども、同時進行でそこはしっかり組み立ててやっていきたいと思っております。  以上でございます。 33 ◯深堀義昭委員 規約はないのか。    〔「ない」と発言する者あり〕 34 ◯深堀義昭委員 ないの、初めから、わかった。 35 ◯平野 剛委員 もともと国のほうからもDMOの考え方だとか、3つ選ばれた釧路と金沢と、2020年のオリンピックに向けて、そこでインバウンドで来られたお客さんを地方にどうやるかということもあって、数年前に打ち出されたことだと思うんですよね。皆様方の今のスピード感を見てたら2020年からスタートするぐらいの話なのかぐらいに思ってしまうスピード感なんですよ。2020年に刈り取るような状況になっとかないといけないのに、2019年度、来年度もまだそんなような状況でおっしゃるもんですから、私はもっとスピード感をもってやられたほうがいいですよという話をしているんですよ。ちょっと何かすごく不満足なんですよね、ここんとこの動きが。もうちょっと何か部長、年次計画というのもあるんでしょうけども前倒ししながらでもどんどん進めていくんだというようなことでぜひやっていただきたいと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。 36 ◯吉原 孝委員 これまでのコンベンション誘致の課題については今回MICEが整備されることでかなり整理されてくるという報告があったと思います。それと具体的な取り組みの中で、これでもワンストップでできるとか、展示会イベントの多機能型の施設だとか、今回のMICEが果たす役割が非常に大きいという報告でありました。その後のところの中で、やはり一番は開催件数が775件、61万人の利用者数をどのようにカウントするかということが課題ではないかなと思っておりますが、今回のMICE施設ができることによって、先ほど申し上げました、いろんな施設面の課題の解消ができるという、その大きな要素は、3,000人規模のコンベンション誘致が非常にやりやすくなったというのが大きな利点ではないかなと思うんですが、これをどのような形で誘致するかというのが大きな課題になると思うんですが、方法として市がトップセールスで政府系会議等の誘致を行うと、それから施設運営者が先ほどからいろいろ出ていますが、株式会社ながさきMICEが中心になってやっていく方法とそれから市のDMO、国際コンベンション協会を中心とした会がやると。これは市全体のコンベンション誘致でしょうが、政府系の関係とか、施設の誘致というのはやはり今後新しくされた、特に株式会社ながさきMICEの運営MICE誘致担当が果たす役割が非常に大きいんじゃないかなという気がいたしますが、先ほどありましたが、一つはトップセールスのあり方についてどのようにお考えなのかということと、それから先ほどからるる出ていますがDMOの人事の問題ですね。これはやはりトップが、これまでのいろんな議論の中でDMOの中で果たす役割の中で強い権限をもって、結果責任を負うというだけの責任感のある方がなっていただいて、そして組織運営あるいは財政面も含めて強い権力を持った中でやっていく、しかし結果責任はどうしても負うということは非常に重要な役割なんですね。この人事が先ほどるる行われておりますが、おくれているというのは非常に遺憾だと思いますので、この件早く人事の選定をしていただきたいという気持ちがございます。お尋ねしたいのは、今言いましたトップセールスのあり方はどうなのかということと、それからやはりこのMICEがそれだけの施設としての受け入れができるということになっておりますが、MICE運営誘致の中で、コングレが果たす役割は非常に大きいんじゃないかと思うんですが、しかしそのほかに4社ほど一緒になって運営誘致に当たるということの説明があっておりますが、このあたりの果たす役割がどうなのか、この内部での連携がどうなのかということをお尋ねしたいと思います。 37 ◯末安MICE推進室長 ご質問の1点目のトップセールスのあり方についてでございますが、まず誘致におきましては市とコンベンション協会、それから施設運営者が一緒になって連携しながら誘致を図っていくとしております。その中でも特に政府系の会議、また国際会議、あるいは国際学会などにつきましては長崎市がかかわっていくことも多々あろうかと思います。その中でトップセールスにつきましては、まず手を挙げて、それから交渉が進んでいく中でやはり地元開催の熱意というのは十分に伝える必要はあるかと思いますのでそういった中で市長からレターをお出ししていただいたり、あるいは直接訪問してトップセールス、地元開催の熱意を伝えるというようなことが必要になってこようと思います。  以上でございます。 38 ◯牧島文化観光部政策監 この7ページの赤のところで運営誘致をやっていくということでございますが、基本的にはこの総括責任者というのは、誘致はコングレがなると思います。基本的にはMICEの誘致についてはコングレがやっていくと。ここに日本管財とありますけれども、ここはビルのメンテナンスで日本でも最大手のところですので、基本的には運営誘致となりますとやはり設計からなんですけど、ライフサイクルコスト、維持管理も含めていかに最小に抑えるかということを考えていくのに非常にこの日本管財というのは適した会社で、それをもとにいかに省エネに配慮しながら今後20年間の運営コストを抑えていくかと、そういったところの維持管理をやるという役割分担になると思います。九電工については、基本的にはここは設備関係が強いですね。そういったところを日本管財と連携しながらやっていくと。エムエスケイはホテルも建てますので、ホテルと連携したやり方、そういったもので役割分担をやっているというところでございます。あとJTBコミュニケーションデザインは協力会社でございますが、ここはJTBの持ったノウハウ、そういったところをMICEの誘致、宿泊、観光、こういった面も含めながらやっていくと。大きなくくりでいくとこういうふうな役割分担ということになると思います。これはまた今後、具体的なものについては向こうからきちんとした計画が出てくるということでございます。  以上でございます。 39 ◯吉原 孝委員 今の説明で了としたいと思いますが、先ほどから言っているワンストップの開催、それから展示会イベントが開催できる多機能型の施設、ブランド力の高いホテルや民間収益施設は、どの都市にもあるんですよね。同じような施設はね。今回のMICEに限ったことではないんですよね。その中で突出してやっていくということになれば、やはり長崎らしいものを売りにしなければいけないということで、一番最初のページに書いてあるようなことでやっていかなければいけないと思っているんですが、今回MICEが建設されることによって、先ほど申し上げましたように3,000人規模のコンベンションがこれまで以上に誘致しやすい体制ができたんで、これを中心に今後運営も誘致もやっていくということになると思うんですが、どうなんですかね、これはまだこれからのことでしょうが、3,000人規模のコンベンションの誘致を大体年間何件ぐらい目標としてやろうとしているのか。特に今回この施設ができあがったときにやはり一定のテイクオフといいますか、さあ、できた、行くぞということで、これだけのものができましたよというような力が最初は出ないと沈んでしまいますよね。だからそれが非常に大事だと思うんですが、そういう中で3,000人以上の規模のコンベンションについてどのような件数を想定されるのか、無理な面もあると思いますがもしご答弁があれば。 40 ◯黒田交流拠点施設整備室長 今提案の中で775件、61万人という数字がございまして、件数はちょっと定かではないですけど、3,000人規模のものについては、61万人に対しまして25万6,000人ということで約4割になっているというところでございます。775件に対しては、10件ちょっとという割合になっているかと思います。  以上でございます。 41 ◯吉原 孝委員 頂上目指して7合目とか8合目とかありますよね。ここで示されている775件、61万人はマックスなんですか。何年かの平均的な数字なんですか。ちょっとそのあたりも教えていただきたい。 42 ◯黒田交流拠点施設整備室長 この61万人、775件につきましては、提案のほうでは安定的な稼働期に入ってからの人数ということでお伺いしております。それと先ほど私ご答弁しましたけども61万人に対して25万6,000人というのはちょっとイベント関係の人数も入っての数字ということでお示ししたところでございます。  以上補足してご説明差し上げます。 43 ◯吉原 孝委員 こういう事業をするときに何年計画というのがありますよね。今おっしゃった安定的な平均数字がこれだということなんですが、これは何年かの平均数値として、この775件、61万人という数字は出されたのか。 44 ◯牧島文化観光部政策監 これは今回のPFIの提案の中で、61万人、安定期になるとこれくらいはいけるという提案がなされてますので、我々としては、あくまでもこれは最低の数字だと考えております。ここをクリアして当然もっと波及効果を高める形でやっていただかないと、一応相手方から示された数字がこれですので、これで満足するということはございませんので、これをいかに市もコンベンション協会も一緒になって上積みしていくかということを考えていきたいと思います。  以上でございます。 45 ◯吉原 孝委員 ご答弁の中で775件、61万人というのが最低の数字だということを確認しときたいと思います。と同時にこれまでるるお話があった経済効果114億円、これも同じような考え方でいいですか。 46 ◯牧島文化観光部政策監 この波及効果も今の基本的な消費の部分で114億円ということでございます。長崎で今まで数が少なかったですけれども、開催件数がふえると基本的にその業務というのが発生します。ここを福岡は福岡の事業者さんがやられていますので、我々はこの事業者ネットワークのオブザーバーで四、五年前から参加しており、そこは100社ありますので、全てをここで印刷であったり、基本的に実際に学会が行われても福岡で印刷しているとかそういった例もございます。それを今事業者の方々が一生懸命になられて勉強されて、やはり自分たちが受けていくということを少しでも上積みすると、入ってない部分もいろんなことで長崎で開催したものは長崎で消費できて、長崎で受けていくということで、この波及効果も上積みしていきたいと考えています。  以上でございます。 47 ◯山本信幸委員 お尋ねします。コンベンション誘致の課題ということで1ページの4番に経済効果を高める取り組みということでユニークベニュー、エクスカーションということで書いてございます。特に長崎市は今回日本新三大夜景になった中で、この地域は広大な水辺の場所にありですね、非常に稲佐山からちょうどよく見える箇所にある。こうした場合にこの地域の視点のポイントと夜景のポイントとしての効果は非常に高い。ここで皆さんがユニークベニューの中にこういう夜景を取り組むとお書きになっていますが、施設自体が寄与する、場所を提供するというだけではなくて、この地域自体が寄与する、こういうかかわりについてどのようにお考えですか。 48 ◯牧島文化観光部政策監 ユニークベニューで当然夜景もいろんな形でやっていきたいと思っていますけれども、この施設自体も基本的に2万平米プラス3,500平米という形で広い屋根の部分がございます。側面からは確かに明かりがあったりいろんな形があると思いますが、上の天井も含めて稲佐山から見た夜景としては長崎駅とあわせて、この駅周辺一体としては非常にポイント的なものだと考えています。そういったことでやはりデザイン調整会議とかで外部の先生のご意見とかいろいろ聞きながら、この施設の夜景に対する貢献と言いますか、そういったことも考えていきたいと思っております。  以上でございます。 49 ◯山本信幸委員 わかりました。ぜひそこは大きな場所でございます。駅前も含めて今言われているユニークベニューに貢献する、夜景に貢献する施設として詰めていただきたい。あとエクスカーションで私これ、食という部分で体験は非常に大きいと思っております。特にカステラなども入ってましたが、こういうのを体験型で入れているというのであれば、これ自体の拡大、次のつながりという部分も大きいと思いますけど、この辺はちょっと今さらっと読んだだけでよくわからなかったんですが、どのようにお考えですか。 50 ◯末安MICE推進室長 現在12ページに例示させていただいておりますけれども、現在はカステラづくりですとか、あるいはちゃんぽん、皿うどんといったような、主に修学旅行生でも行っているようなメニューを記載しております。それだけではやはりビジネスで来られている方、あるいは同伴で来られている大人の方というのは、なかなか満足いただけない部分もあるかもしれません。そういった方にも長崎の食というのをもっと知っていただきたいと考えておりまして、現在は漁協などとも連携しながら新たなコンテンツの創出に努めているところでございます。  以上でございます。 51 ◯山本信幸委員 私もまさにそうだと思うんですよ。ここでいうエクスカーション、体験型というところで、長崎の食と言ったらそこで魚の部分も出てきます。そうすると近隣の施設なんかを有意義に利用して、連携してそういう施設へ誘致を図るというのは非常に進めていただきたいと思います。これ意見でお話させていただきます。あと、先ほど交通網の話もございましたが、一つ交通網計画と駐車場との関係もございます。また渋滞の問題もございますので、イベントインフラの整備も充実させないかんと思っております。当然高速で来たところから施設の中心までが渋滞するようじゃどうもならんと、その辺をどのようにお考えなのか。 52 ◯牧島文化観光部政策監 基本的には、駅周辺の部分については駅周辺土地区画整理事業の室がありますけれども、これもJR九州であったり警察含めて、今西側については西側の広場であったり、我々のほうの車寄せであったり駐車場であったりそういったところも実際長崎駅周辺整備室と一緒になって協議を進めております。基本的には、警察であったり、そういった形の中で我々としてはそこに一体的にならないような形として進めていきたいと考えております。  以上でございます。 53 ◯山本信幸委員 正直まだそこが見えないんです。もっと早く具体策をそこに出す必要がある。あと高速までの出入り口、これまでの渋滞対策をどこか、例えば国道なら県にこういうふうな計画を申し入れているとか、例えば出島とか川平まで、これをどのようにつないでいくのか、また、よく長崎に来られて駐車場がなかったからそのままUターンして帰ったというのも昔は聞いたことがございましたけれども、駐車場自体の整備計画、今300台と出ておりますが、その300台の部分について、全体の部分で利用者に対する必要量、近隣も含めてどのように計画されているかお答えください。 54 ◯牧島文化観光部政策監 規模的に、全体の数字としては把握していないですが、MICE施設については、国のマニュアルの大規模な開発の部分で約300台弱必要だということで、長崎市としては最低300台以上つくることになります。当然ホテルとか民間の部分は含まれておりませんので、それに上乗せして民間がつくるという形で今考えております。  以上でございます。 55 ◯山本信幸委員 そこをちゃんと誘導した駐車場の配置計画を全体に決めていかないと実際来られても、駐車場がないということがございます。施設自体はそれでいいと思います。先ほどの300台、それはあくまで施設自体で、その施設にかかわる利用者の方がまた来られます。そうしたときにじゃどこにとめるか、だから民間のところも考えてとか、パークアンドライドも考えてとかそういうところも含めて駐車場計画をもっと充実させないと進まないと思いますがいかがですか。 56 ◯牧島文化観光部政策監 今山本委員おっしゃられるとおり、長崎に入ってこられる方がどういった形で、例えば、車であったらどういう形でとめていくかと。需要量の問題もありますし、これは長崎駅周辺整備室、JR九州さんも含めてですけれども、基本的にはJR九州さんの今の開発計画がまだ明らかになっていないところもありますが、全体的な需要がどれぐらいあって、基本的には、今まで長崎市としては官民で需要を満たすような駐車場施策を打ってきておりますので、民間と調整しながら全体的なものとしては進めていくということで関係部局と協議しながら進めていきたいと考えております。  以上でございます。 57 ◯山本信幸委員 最後ですが、スポーツコンベンションのほうで、今の施設、県立総合体育館などで足らない場合は、諏訪体育館やほかの武道場等に回すということでございますが、私当然そういうこともあり得ると思っております。ただ、回したはいいが、そういう既存施設の整備状況でございますけれども、そういう施設が駐車場とか、または空調設備とか、既存の施設自体の整備がどのようになっていらっしゃるのか、そういうところをもっと詰める必要があると思いますがいかがでしょうか。 58 ◯谷内スポーツ振興課長 諏訪体育館については、言われているとおり駐車場も台数が少なくて、実際に建物自体も昭和40年に立った建物ですから、今後も建て替えなどどうしていくかというのを考えていかないといけないと考えております。ですから、既存のところでなのか、別のところに移すのか、そこも含めて今後検討していくことにはなるかと思います。ただ、あと体育館の空調につきましてはことしの夏、特に暑いというところで問題になっておりますが、体育館自体は空調を整備しているところというのはどうしても限られておりますので、市民体育館とか、県立総合体育館というのは空調設備を備えていますけど、それ以外の体育館は現在空調までは入っておりませんので、そこについては今後学校等が空調を入れた部分もありますが、そこも踏まえて空調の必要性というのは考えていく必要があるかなと考えております。 59 ◯山本信幸委員 まさに今おっしゃられたとおり、体育館について全部空調とか、そういう話じゃないと。私が言ったのは空調だけじゃなくて老朽化があるところを代替施設として、スポーツコンベンションのいわゆる鍵となる中心施設がいっぱいであればそっちに回すんだというように計画をお立てになっているのであれば、そういう代替施設、その他の部分の施設についてもしっかりと計画を出してどうなのかと、老朽化しているのであれば、古い建物であれば整備をどうするのかというのは早急に詰めていく必要があるのではないかと。ここに明確に課題として回すんだということを出していらっしゃるから私は質問したところです。いかがでしょうか。 60 ◯谷内スポーツ振興課長 諏訪体育館については、実質武道場という位置づけでの利用ということで、県立の武道場がどうしても使えないという部分を踏まえて、柔道のできる代替施設として、今回ベトナムのオリンピック選手が来たときの施設として利用しております。そういうふうに平日の昼間については諏訪体育館も空きがありますし、あと柔道場としては常時常設した設備も畳も変えたばっかりのいい設備になっておりますので、そこをうまく活用した利用を行ったというところで記載させていただいております。  以上です。 61 ◯山本信幸委員 ちょっと部長すみません、今記載させていただいたということがございましたが、私はそういうことじゃなくて、今後ベトナムの方も国際的にお使いになるんであれば今後どうするのかというようなことをお尋ねしたのでお答えいただけますか。 62 ◯日向市民生活部長 先ほどから施設の整備について質問がございますけれども、課長がお答えした内容で現在取り組んでおりますけども、今ありましたように諏訪体育館につきましては、ここに載せてます施設を中心として我々としてはスポーツコンベンションを誘致していこうということで、今ありますこういった施設を補完していくための施設だと我々は考えております。そういった中で施設の全体的な老朽化もありますけれども、これは全体の施設計画の中でやはり施設整備をどういうふうにしていくのか、今後市民会館等の建て替えもまたありますので、そういった全体計画の中で施設整備をどうしていくのか、現状でもいいのかどうかということも踏まえた上で検討していく必要があると思います。先ほど言いましたようにことしもベトナムが柔道を空いた時間に活用しておりますけれども、我々はそういった形で今できるものは可能な限り活用していくと。不備があればすぐできるものについては対応する、そして時間をかけてやらなければいけないものについては、しっかりと十分検討を踏まえた上で進めていくとそういう方針の中でやりたいと思いますので、このスポーツコンベンションについてはできる限り、積極的に取り組んでまいりたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。  以上でございます。 63 ◯深堀義昭委員 (仮称)長崎市交流拠点施設整備・運営事業に関しては、これは別会社をつくって契約をするわけです。これは整備としてはこれでいい。会長が亡くなられたコンベンション協会に会則がない。今までで。
      〔「会則はある」と発言する者あり〕 64 ◯深堀義昭委員 会則は人事に関してはどうなっているんだよ。その中に会長事故ある場合は、代理者をたてるんでしょ。そしたら何も長崎市はあとの後任はある程度時間がきたら決まるんですという答弁をせんばやろ。私が質問したのは会則というつもりで質問したんだけれども、私が足らんやったとは間違いです。会則はあるんでしょ。だから人事権の執行については停止することはないんですね。今も会長代行がおってやっている、なおかつ来年度に向けての予算措置その他の運営については支障は今のところないと、それ確認でいいですか。 65 ◯股張文化観光部長 長崎国際観光コンベンション協会、今回会長がご逝去されましたけれども、それに伴い、まずは会則と申しますか、定款というものがございます。それに基づく細則がございます。その中で人事権、役員というのがありまして、当然ながら理事というものが30名から40名ありまして、そこの中から実は会長を選ばれます。現状でいいますと今月15日に人事の理事会がある予定でございます。その中で現在も代行でやっておりますけれども、速やかに次の期間までの会長が決まっていくということで事務には支障がないように進めているという状況でございます。  以上でございます。 66 ◯深堀義昭委員 そういう日程が決まっておればそれでいいと思いますけれども、先ほどからの議論の中に会長は不在でわかりませんというような答弁だったんですよね、基本的には。しかし私も受けた話では、今月中には後任の会長が、もしくは公の行事があるときにはかわった会長が執行をやる、弔辞も読むというような形の考え方が示されているわけです。ただやはり市の派遣の職員もおりますし、要するに予算化された財源を使った運営もやっている、国との関係もあるんですから、極端なことを言うと速やかに人事権は発効するというのが市役所が絡んでいる団体での当たり前の取り組みだろうと思いますので、今発言された15日の理事会、またその後に行われるであろういろんな諸問題、それから新年度予算等に係る執行については支障がないように十分な配慮をされるようにお願いいたします。 67 ◯向山宗子委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。 〔次回開催日、調査項目について協議を行った。 その結果は次のとおりである。 1 次回開催日については、11月8日に決定した。 2 調査項目については、「今後のコンベンショ  ン誘致の推進体制について」に決定した。〕 68 ◯向山宗子委員長 ほかに何かございませんか。  ないようでしたら、これをもちまして、コンベンション誘致対策特別委員会を散会いたします。           =散会 午前11時43分=  上記のとおり委員会会議録を調製し署名する。  平成30年11月30日 コンベンション誘致対策特別委員長                 向山 宗子 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...