長崎市議会 2018-09-21
2018-09-21 長崎市:平成30年第3回定例会(8日目) 本文
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◯議長(
五輪清隆君)
出席議員半数以上であります。これより
議事日程第8号により本日の会議を開きます。
日程1
第80号議案 平成30年度長崎市財産区
特別会計
補正予算(第1号)
から
日程8
第84号議案 長崎市地域における
まちづくりの
推進に関する条例
まで、以上8件を
一括議題といたします。
総務委員長の
審査報告を求めます。7番
山口政嘉議員。
〔
山口総務委員長登壇〕
2 ◯7番(
総務委員長 山口政嘉君) ただいま議題となりました第80
号議案外6件につきまして、
総務委員会における審査の経過並びに結果について、まず、ご報告申し上げた後、第84号議案の審査の経過について
中間報告を申し上げます。
初めに、第80号議案「平成30年度長崎市財産区
特別会計補正予算(第1号)」について申し上げます。
本件は、水の
浦郷財産区が所有する建物収去
土地明渡訴訟に係る
弁護士費用を支出しようとするものであります。
委員会におきましては、財産区の財産の管理に関する
チェック体制について質すなど、
内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、第94号議案「長崎市
証紙条例を廃止する条例」について申し上げます。
本条例は、証紙により徴収する歳入の状況を勘案し、証紙による収入の方法を廃止しようとするものであります。
委員会におきましては、廃止に伴う市民への
周知方法、証紙売りさばき人に指定されている者への
事前説明の有無について質すなど、
内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、第95号議案「工事の
請負契約の締結について」申し上げます。
本件は、長崎市
防災行政無線デジタル化整備工事の
請負契約を締結しようとするものであります。
委員会におきましては、
防災行政無線において放送する内容の
チェック体制について質すなど、
内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、第97号議案「財産の取得について」申し上げます。
本件は、庁内における事務の効率化を図るため、
リース期間が満了する
事務用デスクトップ型パソコンを新たに購入しようとするものであります。
委員会におきましては、
リース契約でなく財産として取得しようとすることによるメリット、
リース期間が満了する
パソコンの
残存データの
処理方法、
パソコン操作に関する
職員研修の
実施状況について質すなど、
内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、第98号議案「財産の取得について」申し上げます。
本件は、現在、
中央消防署飽の浦出張所に配置している
消防ポンプ自動車が、配置後18年を経過し老朽化していることから、その代がえとして
消防ポンプ自動車1台を購入しようとするものであります。
委員会におきましては、取得しようとする
消防ポンプ自動車の詳細な機能や仕様の
決定方法、新しい
運転免許制度に対応する
車両導入の考え方、過去に購入した同型車の入札結果について質すなど、
内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、第85号議案「
長崎市議会議員及び
長崎市長の選挙における
選挙運動用自動車の使用等の公営に関する条例の一部を改正する条例」及び第86号議案「長崎市
附属機関に関する条例の一部を改正する条例」の以上2件につきましては、種々
内容検討の結果、いずれも異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
最後に、第84号議案「長崎市地域における
まちづくりの推進に関する条例」について、
中間報告を申し上げます。
本条例は、長崎市よ
かまちづくり基本条例の趣旨にのっとり、住民等、
地域コミュニティ連絡協議会及び本市の役割を明らかにするとともに、本市の支援及び
地域コミュニティ連絡協議会の認定等に関し必要な事項を定めることにより、安定的かつ持続可能な地域における
まちづくりの推進に寄与しようとするものです。
委員会におきましては、市内各地区の同
協議会設立に向けての
進捗状況、同協議会の設立に向けて先行する地区と検討に至っていない地区との
地域格差が生じた場合の考え方、同協議会の
認定要件を緩和する方針の有無、
市内全域の
地域ごとの課題の
整理状況と各課題に対する対策、本条例に基づく交付金の財源となる
地域振興基金の今後の見通しについて質すなど、慎重に審査を行いました。
その結果、同協議会のしくみや
既存組織との
すみ分けについての疑問などさまざまな課題により設立に向けた検討に至っていない地区に対する対応が必要であること、合併地区の
まちづくり補助金などと本条例に基づく交付金との整合性、先行する地区とそうでない地区との公平性の確保など整理すべき課題が多く、議会としても慎重な審議を尽くす必要があることから、本議案を
継続審査とすべきであるとの意見が出され、全会一致で本議案を閉会中もなお
継続審査を要するものと決定し、議長に対しその申し出を行いました。
以上で、
総務委員会における
審査報告を終わります。=(降壇)=
3 ◯議長(
五輪清隆君) これより質疑、討論を行います。
質疑、討論を終結し、ただいま議題となっております第80号議案、第85号議案、第86号議案、第94号議案、第95号議案、第97号議案及び第98号議案、以上7件について一括して採決いたします。
各案に対する委員長の報告は、いずれも
原案可決であります。委員長の
報告どおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
4 ◯議長(
五輪清隆君) ご異議ないと認めます。
よって、第80号議案、第85号議案、第86号議案、第94号議案、第95号議案、第97号議案及び第98号議案は原案のとおり可決されました。
次に、第84号議案「長崎市地域における
まちづくりの推進に関する条例」については、ただいま
総務委員長から
中間報告がありましたとおり、さらに閉会中継続して審査したい旨の申し出があっておりますので、閉会中の
総務委員会に付託することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
5 ◯議長(
五輪清隆君) ご異議ないと認めます。
よって、第84号議案は閉会中の
総務委員会に付託することに決定いたしました。
次に
日程9
第79号議案 平成30年度長崎市
国民健康保険事
業特別会計補正予算(第1号)
から
日程20
請願第5号
義務教育費国庫負担制度の堅持を
求める、2019年度
政府予算に係る意見書の提出
を求める請願について
まで、以上12件を
一括議題といたします。
教育厚生委員長の
審査報告を求めます。22番
山本信幸議員。
〔
山本教育厚生委員長登壇〕
6 ◯22番(
教育厚生委員長 山本信幸君) ただいま議題となりました第79
号議案外11件につきまして、
教育厚生委員会における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。
初めに、第88号議案「
長崎市立中学校条例の一部を改正する条例」について申し上げます。
今回の改正は、生徒数が減少していること等を勘案し、
式見中学校を
小江原中学校に統合するのに伴い、
式見中学校を廃止しようとするものであります。
委員会におきましては、
議案審査に先立ち、陳情第11号「
長崎市立式見中学校の統合に反対する陳情について」及び陳情第13号「
式見中学校を
小江原中学校へ統合することに関する陳情について」、それぞれ陳情人に対し参考人としての出席を要請し、種々議論を行ったのであります。
その後の審査におきましては、統廃合について地域と協議しているにもかかわらず、賛成と反対の陳情書や要望書がそれぞれ提出されるなど、地域の意見が分かれていることに対する市の見解、統合に反対する要望書が多数の署名とともに提出されたにもかかわらず、今回
条例改正の議案を提案したことに対する考え方、昨年度の
式見小学校の
卒業生全員が、
式見中学校ではなく、ほかの中学校へ進学したことに対する市の見解、全戸訪問による
意見聴取を行ったことに対する市の考え方、統廃合後の
地域コミュニティを維持するために担当部局と連携して取り組む考え方、施行時期を平成32年4月1日とすることに対する
式見中学校の保護者の意向について質すなど、
内容検討の結果、
式見中学校が廃止となることで、今後の
地域コミュニティの状況が危惧されるため認められないこと、統廃合の前提となる地域や保護者の総意が得られていないため統廃合については認められないことなどを主な論拠とする
反対意見が出されたのであります。
一方、今後、統廃合を進めるに当たっては、
地域活性化につなげるために
学校跡地の活用もあわせて地域に説明し、市としてしっかり
地域コミュニティが維持できるよう取り組んでほしいとの要望を付した
賛成意見が出されましたので、採決の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、第96号議案「工事の
請負契約の締結について」申し上げます。
本件は、
仁田佐古小学校建設主体工事(2)の
請負契約を締結しようとするものであります。
委員会におきましては、種々
内容検討の結果、建設地は
日本近代の黎明期の遺産であり、本市にとって欠かせない要素となっており、また、
小島養生所等の保存を求める陳情が、
定例会ごとに提出されていることを考えても市民の関心が高く、当該地に体育館をつくる
請負契約については認められないこと、
仁田佐古小学校校地の決定のプロセスに大きな問題があるため認められないことを主な論拠とする
反対意見が出されたのであります。
一方、地域の
子どもたちは新しい校舎での
学校生活を楽しみにしており、体育館に併設する展示室については、
小島養生所の遺構等の価値をしっかりと検証できるように大学や関係者としっかり協議して、よりよいものをつくってほしいとの要望を付した
賛成意見が出されましたので、採決の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、請願第4号「
国民健康保険税の
引き下げを求める請願について」申し上げます。
委員会におきましては、
国保財政調整基金の今後の見通し、
医療費負担の軽減のための
ジェネリック医薬品の
周知状況について質すなど
内容検討の結果、過去に保険税を据え置いた結果、
一般会計からの繰り入れを行った経過があること、また、県内市町の
国民健康保険税の統一の見通しが立たない中、国への
要望活動を既に行っていることや、基本的に
国民健康保険税は加入者で負担していくべきものであるとの
反対意見が出されたのであります。
一方、一部委員から、
国民健康保険の加入者の所得に対する保険税の
負担割合は重い状況となっており、一刻も早く改善してほしいという請願の趣旨は理解できるものであり、その立場で取り組みを強化してほしいとの
賛成意見が出されましたので、採決の結果、
賛成少数で本請願を不採択とすることに決定した次第であります。
次に、請願第5号「
義務教育費国庫負担制度の堅持を求める、2019年度
政府予算に係る意見書の提出を求める請願について」申し上げます。
本請願の趣旨は、教育の
機会均等と
教育水準の
維持向上を図るため、
義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書を提出してほしいというものであります。
委員会におきましては、平成18年度に3分の1に
引き下げられた
国庫負担率について、再度2分の1への拡充を求めるための国への
要望活動の
実施状況、
義務教育費国庫負担制度の堅持を求める中で、現在の
教職員定数の考え方について質すなど
内容検討の結果、本請願の趣旨は一定理解できるものの、過去にも同趣旨の意見書を提出している経緯があり、また、既に
義務教育費国庫負担制度は堅持されているため、今回意見書を提出するには及ばないとの
反対意見が出されたのであります。
一方、
義務教育費国庫負担制度は、国における
教育分野の最低保障として必要不可欠な制度であり、今年度から新
学習指導要領の
移行期間に入るなど、今後教育においてはさまざまな問題が生じてくるため、
義務教育費国庫負担制度の堅持は大事であるとの
賛成意見が出されましたので、採決の結果、
賛成少数で本請願を不採択とすることに決定した次第であります。
最後に、第79号議案「平成30年度長崎市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」、第81号議案「平成30年度長崎市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)」、第89号議案「長崎市
指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例」、第90号議案「長崎市
養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」、第91号議案「長崎市
特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例及び長崎市
軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」、第92号議案「長崎市
指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例」、第93号議案「長崎市
介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」及び第104号議案「工事の
請負契約の一部変更について」の以上8件につきましては、種々
内容検討の結果、いずれも異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
以上で、
教育厚生委員会における
審査報告を終わります。=(降壇)=
7 ◯議長(
五輪清隆君) これより質疑、討論を行います。17番
大石史生議員。
8 ◯17番(
大石史生君) ただいま議題となりました第88号議案、第96号議案、請願第4号、請願第5号については、
委員長報告に反対する立場から、
日本共産党を代表し討論を行います。
まず、第88号議案「
長崎市立中学校条例の一部を改正する条例」は、
式見中学校を廃止しようとする条例案ですが、本議会において廃校を求める立場と廃校に反対する立場の両方から陳情が出されるなど、学校をなくすことに対して保護者や地域の総意としての同意が得られていると判断することはできないと言わざるを得ません。この間の
地元協議の状況では、昨年5月に
連合自治会総会で長崎市
教育委員会から
実施計画案が説明され、その後7月の式見小・中
保護者合同説明会を経て、小学校と中学校のPTAの
臨時総会がそれぞれ9月と11月に開かれ、
式見中学校の統廃合に賛成する旨の決議が賛成多数で上げられています。創立70年を超え、地元に非常に密着した関係のあった中学校の廃止という重要な判断を半年という短期間で行っていては、地域からいつ決まったのかという声が上がるのも当然です。最初の
連合自治会総会においても慎重に協議を進めてほしいという意見が出されており、統廃合の協議が拙速に進められたと言わざるを得ず、認めることはできません。
次に、第96号議案「工事の
請負契約の締結について」は、
仁田佐古小学校の
特別教室や
屋内運動場、
小島養生所などに関する
文化財展示室の
建設工事を行うための契約を結ぼうとするものです。
仁田佐古小学校の新
校舎建設については、旧佐古小跡に出土した
小島養生所の石垣や
分析究理所の石段など貴重な文化財の保存を求める立場から、
建設場所を見直す声が
医療関係者や考古学会、市民団体などから上がり、現在においても耐震化を行っていた
佐古小学校をわずか数年で解体したことに疑義が出される事態となっています。長崎市
教育委員会は、
学校建設と文化財の保存活用の両立を図るとしていますが、出島に匹敵する
文化財的価値があると言われる
小島養生所遺跡群の上に
屋内運動場を建設することは、
開発行為により文化財の保存と活用が十分に行えなくなるものと言わざるを得ず、本議案を認めることはできません。
次に、請願第4号「
国民健康保険税の
引き下げを求める請願について」ですが、本年4月から
県単位化がなされましたが、本市の国保税は据え置かれたままとなり、広域化の目的であった国保が抱える構造的な問題の解決には至っておりません。誰もが安心して納められる国保税にしてほしいという請願の趣旨には賛同するものであり、
委員長報告に反対し、本請願は採択すべきものであると考えます。
最後に、請願第5号「
義務教育費国庫負担制度の堅持を求める、2019年度
政府予算に係る意見書の提出を求める請願について」ですが、
義務教育費国庫負担制度は、
地方財政によって教育に格差が出ることなく、全国どこにいても同じ水準の教育を保障することを目的につくられたものです。この間、
国庫負担の見直しで、旅費や教材費が一般財源化され、現在の制度では、
国庫負担の対象は教職員の給与本体を残すのみとなっています。
小泉構造改革、いわゆる三位一体の改革の中で、
国庫負担の割合が2分の1から3分の1に削減され、一部が一般財源化されました。その際の議論の中では、全額削減し、制度を廃止する案も示されておりました。教育の
機会均等と
教育水準の
維持向上を図るために
義務教育費国庫負担制度の堅持は必須であり、本請願は採択すべきであると意見を申し上げ、討論を終わります。
9 ◯議長(
五輪清隆君) 質疑、討論を終結し、採決に入ります。
まず、請願第5号「
義務教育費国庫負担制度の堅持を求める、2019年度
政府予算に係る意見書の提出を求める請願について」採決いたします。
本請願に対する委員長の報告は、不採択であります。委員長の
報告どおり本請願を不採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
10 ◯議長(
五輪清隆君) 起立多数であります。
よって、請願第5号は不採択とすることに決定いたしました。
次に、第88号議案「
長崎市立中学校条例の一部を改正する条例」について採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。
なお、本案は
長崎市立式見中学校を廃止しようとするものであり、これは、議会の議決に付すべき特に重要な公の施設の廃止に関する条例の規定により、
出席議員の3分の2以上の者の同意を必要といたします。
ただいまの
出席議員は39名であります。その3分の2は26名であります。
お諮りいたします。
長崎市立式見中学校を廃止しようとする本案を、委員長の
報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
11 ◯議長(
五輪清隆君) ただいまの起立者は33名であり、所定数以上であります。
よって、第88号議案は原案のとおり可決されました。
次に、第96号議案「工事の
請負契約の締結について」採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。委員長の
報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
12 ◯議長(
五輪清隆君) 起立多数であります。
よって、第96号議案は原案のとおり可決されました。
次に、請願第4号「
国民健康保険税の
引き下げを求める請願について」採決いたします。
本請願に対する委員長の報告は、不採択であります。委員長の
報告どおり本請願を不採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
13 ◯議長(
五輪清隆君) 起立多数であります。
よって、請願第4号は不採択とすることに決定いたしました。
次に、第79号議案、第81号議案、第89号議案から第93号議案まで及び104号議案、以上8件について一括して採決いたします。
各案に対する委員長の報告は、いずれも
原案可決であります。委員長の
報告どおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
14 ◯議長(
五輪清隆君) ご異議ないと認めます。
よって、第79号議案、第81号議案、第89号議案ないし第93号議案及び第104号議案は原案のとおり可決されました。
次に
日程21
第78号議案 平成30年度長崎市
観光施設事業特
別
会計補正予算(第1号)
及び
日程22
第99号議案 (仮称)長崎市
交流拠点施設整
備・
運営事業に係る契約の締結について
以上2件を
一括議題といたします。
環境経済委員長の
審査報告を求めます。33番
馬場尚之議員。
〔
馬場環境経済委員長登壇〕
15 ◯33番(
環境経済委員長 馬場尚之君) ただいま議題となりました第78
号議案外1件につきまして、
環境経済委員会における審査の経過並びに結果についてご報告いたします。
まず、第78号議案「平成30年度長崎市
観光施設事業特別会計補正予算(第1号)」について申し上げます。
本件は、平成30年2月定例会において、
ロープウェイ設備の
予備原動機更新工事に係る
債務負担行為を設定していたものの、予定していた
予備原動機のメーカーが事業から撤退したことから、他社の
予備原動機を導入するに当たり
整備費用が不足するため
債務負担行為の
増額補正を行おうとするものです。
委員会におきましては、新たに導入する
予備原動機の選定根拠について質しました。
この点理事者から、
長崎ロープウェイは、運転室と
予備原動機の
設置場所が離れていることから、新しい
予備原動機は
遠隔操作できることが前提となるものの、
長崎ロープウェイの機器に対応できる
予備原動機の中で、今回の
予備原動機が唯一、
遠隔操作できる機器であったことなどから選定したとの答弁があっております。
さらに、委員会におきましては、
予備原動機の国内の生産状況、他都市の設置実績などの調査状況、費用の妥当性に関する協議経過、資料や説明が不足していたことへの見解、指定管理者及び
長崎ロープウェイ製造業者との連携不足により
補正予算を計上することとなっていることから、今後、3者間の連携体制を強化する考えについて質すなど、
内容検討の結果、議案を説明する際は、根拠をしっかり持って説明し、疑義が生じないようにしてほしいとの要望を付した
賛成意見が出され、異議なく原案を可決すべきものと決定をいたしました。
次に、第99号議案「(仮称)長崎市
交流拠点施設整備・
運営事業に係る契約の締結について」申し上げます。
本件は、(仮称)長崎市
交流拠点施設整備・
運営事業に係る契約を締結しようとするものであります。
委員会におきましては、MICE事業の契約期間が終了する20年後以降に事業を引き受ける
運営事業者の見込みについて質しました。
この点理事者から、長崎市の経済活性化を目指す本事業は、年間の施設利用者数61万人達成のため、オール長崎で取り組むこととしており、20年間、ニーズの変化を的確に捉えながら実績を積み上げていき、信頼やブランドを高めていくことで、20年後も魅力ある施設として事業者から選んでいただけるよう事業を推進していきたいとの答弁があっております。
さらに、委員会におきましては、(仮称)長崎市交流拠点施設建設の凍結に関する住民投票条例制定を求める直接請求の動きがある中での本議案への影響について質しました。
この点理事者から、本年6月定例会において、(仮称)長崎市
交流拠点施設整備・
運営事業の関連予算を議会において可決いただいたことをもとに仮契約を締結していることから、直接請求の動きにかかわらず、今回の契約議案を初め、事業は粛々と進めていきたいとの答弁があっております。
そのほか、建設の際の地元企業の活用に係る契約内容と確実に履行されるための体制、現在採択を受けている国庫支出金が今後増額となる可能性の有無、多額の税金を投入することに鑑み、市民の意思を確認するため、一旦事業を停止させる考えの有無、仮に債務不履行により事業者との契約を解除した場合のその後の運営の考え方、契約締結後に市が本事業から撤退する場合の補償の考え方について質すなど、
内容検討の結果、(仮称)長崎市
交流拠点施設整備・
運営事業については、集客や経済効果などの試算が、希望的観測に基づいて行われているため、同事業に反対する立場であることから今回の契約については認められないことを主な論拠とする
反対意見が出されました。
一方、事業者が(仮称)長崎市交流拠点施設の建設に当たり、建設費の30億円分を地元企業に発注するとした契約が確実に履行されるようモニタリングを厳しく行うなど市が責任を持って進行管理をしてほしい、年間61万人の誘客を実現するためにも、市としても新たに設置したMICE担当政策監を中心に、DMOやトップセールスなどを絡めながら誘致活動に取り組んでほしいとの要望を付した
賛成意見が出されましたので、採決の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定いたしました。
以上で、
環境経済委員会における
審査報告を終わります。=(降壇)=
16 ◯議長(
五輪清隆君) これより質疑、討論を行います。15番中西敦信議員。
17 ◯15番(中西敦信君) ただいま議題となりました第99号議案「(仮称)長崎市
交流拠点施設整備・
運営事業に係る契約の締結について」には反対の立場から、
日本共産党を代表し意見を申し上げます。
この議案は、6月議会において議決された交流拠点施設の契約案件であり、私たちはこの施設の建設に集客数や経済波及効果の根拠、高額な利用料金の設定、ジャパネットホールディングスグループによるサッカースタジアム構想や見通しのない新幹線西九州ルートなどの周辺環境の変化、市民へつくることを前提に説明されている点、また巨額の税金投入などさまざまな問題点を指摘し、反対してきました。今回、新たにSPCグループが撤退した時の対応、さらにインフレスライド条項による財政負担の増加の可能性など新たな問題も明らかになりました。また、今般、住民投票の直接請求を行う市民の動きも出てきている中で、このように粛々と強引に建設ありきで進めることは、市民感情にそぐわないと指摘せざるを得ません。市長選、市議選を来年控えている中でこのような長崎市を大きく左右する問題は、そこで市民に問うべきだと考えます。
私たちは、地方自治法に掲げてある住民の福祉の増進を図ることを基本として、行政運営を行うよう求めるものです。この観点からも、このような不確定要素が多い、希望的観測に基づく本施設を、総額216億円余りを費やし建設しようとするこの契約議案を認めることはできません。
以上、討論といたします。
18 ◯議長(
五輪清隆君) 質疑、討論を終結し、採決に入ります。
まず、第99号議案「(仮称)長崎市
交流拠点施設整備・
運営事業に係る契約の締結について」採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。委員長の
報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
19 ◯議長(
五輪清隆君) 起立多数であります。
よって、第99号議案は原案のとおり可決されました。
次に、第78号議案について採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決であります。委員長の
報告どおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
20 ◯議長(
五輪清隆君) ご異議ないと認めます。
よって、第78号議案は原案のとおり可決されました。
次に
日程23
第87号議案 長崎市手数料条例の一部を改正す
る条例
から
日程26
第103号議案 長崎市手数料条例の一部を改正
する条例
まで、以上4件を
一括議題といたします。
建設水道委員長の
審査報告を求めます。12番中村俊介議員。
〔中村(俊)建設水道委員長登壇〕
21 ◯12番(建設水道委員長 中村俊介君) ただいま議題となりました第87
号議案外3件につきまして、建設水道委員会における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。
初めに、第87号議案「長崎市手数料条例の一部を改正する条例」について申し上げます。
今回の改正は、住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律施行規則の一部が改正され、住宅確保要配慮者円滑入居賃貸住宅の登録申請等の手続が簡素化されたことに伴い、当該登録申請等の手数料の額を改定しようとするものであります。
委員会におきましては、住宅確保要配慮者円滑入居賃貸住宅の登録を進めていくために市が行っている取り組みについて質すなど
内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
次に、第100号議案「市道路線の認定及び廃止について」申し上げます。
本件は、長崎市北部と長与町南部の交通の円滑化を図るために整備を行っている岩屋町葉山1号線について、国への補助申請のために道路法に基づく市道の認定を行うとともに、岩屋町葉山1号線と区域が重なる葉山43号線を廃止しようとするものであります。
委員会におきましては、岩屋町葉山1号線の整備に伴う周辺交通への影響について質すなど
内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
最後に、第101号議案「公有水面埋立てに関する意見について」及び第103号議案「長崎市手数料条例の一部を改正する条例」につきましては、
内容検討の結果、いずれも異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
以上で、建設水道委員会における審査の報告を終わります。=(降壇)=
22 ◯議長(
五輪清隆君) これより質疑、討論を行います。
質疑、討論を終結し、ただいま議題となっております第87号議案、第100号議案、第101号議案及び第103号議案、以上4件について一括して採決いたします。
各案に対する委員長の報告は、いずれも
原案可決であります。委員長の
報告どおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
23 ◯議長(
五輪清隆君) ご異議ないと認めます。
よって、第87号議案、第100号議案、第101号議案及び第103号議案は原案のとおり可決されました。
次に
日程27
第77号議案 平成30年度長崎市
一般会計補正予
算(第2号)
を議題といたします。
まず、
総務委員長の
審査報告を求めます。7番
山口政嘉議員。
〔
山口総務委員長登壇〕
24 ◯7番(
総務委員長 山口政嘉君) ただいま議題となりました第77号議案「平成30年度長崎市一般
会計補正予算(第2号)」のうち、
総務委員会所管部分における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。
総務費におきまして、市有施設のブロック塀について、倒壊防止のための安全対策を行う建物等維持補修費及びながさき暮らし推進費が計上されております。
委員会におきましては、ブロック塀の構造調査後の対応について質すなど、
内容検討の結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
以上で、
総務委員会における
審査報告を終わります。=(降壇)=
25 ◯議長(
五輪清隆君) 次に、
教育厚生委員長の
審査報告を求めます。22番
山本信幸議員。
〔
山本教育厚生委員長登壇〕
26 ◯22番(
教育厚生委員長 山本信幸君) ただいま議題となっております第77号議案「平成30年度長崎市一般
会計補正予算(第2号)」のうち、
教育厚生委員会所管部分における審査の経過並びに結果について、以下、特に質疑・意見が集中した点についてご報告申し上げます。
まず、総務費において、三和地域センター敷地内の新保育所の基礎の建設に当たり発生した出水対策として、地下水位の低下を図るため、排水管を敷設するための庁舎等施設整備事業費が計上されております。
委員会におきましては、地下部分の出水の原因とされる遮水層が形成された理由、保育所の基礎を建設する際に地下部分に暗渠が埋設していることについての保育所建設地の借り主である移譲先法人との協議状況、責任の所在が今後特定されるめど、出水対策に係る追加費用が今後発生する可能性の有無について質すなど、内容を検討した次第であります。
次に、民生費において、障害者の地域生活への移行促進に伴う共同生活援助事業所の創設に係る施設整備に対して助成するための障害者福祉施設整備事業費補助金が計上されております。
委員会におきましては、国への今年度の補助の申請件数及び内示の状況、同補助金を活用した今後の施設整備の見通し、長崎市障害福祉計画に基づく施設整備の
進捗状況について質すなど、内容を検討した次第であります。
次に、教育費において、学校ごとに収納・管理を行っている学校給食費について平成31年4月から公会計化し、一括して収納・管理するため、システム導入経費を増額するための学校給食費公会計準備費が計上されております。
委員会におきましては、公会計条例の制定に向けた現在の
進捗状況、公会計方式への移行後の給食費の未納者対策について質すなど、内容を検討した次第であります。
以上、審査経過の概要を申し上げましたが、その結果、三和地域センター敷地出水対策については、地下水を排水するための施工内容を当初の計画から変更したにもかかわらず、変更に対応した資料の作成及び説明がなされず、本委員会での指摘がなければ訂正をしない理事者の対応は議会軽視と言わざるを得ず、反省を求めるものである。今後、工事内容については正確に把握し、丁寧な説明に努め、二度とこのようなことが発生しないようにしてほしい、動物捕獲業務の民間委託に関連し長崎市としても他都市と同様に殺処分数ゼロを目指してほしい、市立小中学校に設置されているブロック塀等のうち建築基準法に不適合なものについては速やかに補修を行ってほしい、教職員の働き方を改善するための統合型校務支援システムについては、導入を契機に教職員の長時間労働を少しでもなくすように努めてほしい、学校給食費の公会計化については事前の準備が不十分で条例制定に係る議案の提案が予定よりもおくれていることに対して反省を促すとともに、導入に当たっては先進都市の事例等を参考にしシステムの設置については不具合が生じないように努め、必ず来年の4月から公会計方式に移行できるよう努力してほしい、学校給食費の公会計化にあわせ納入通知書がコンビニでも対応できるようにしてほしい、今回の予算説明に当たっては、資料不足が多く見受けられ追加資料が多かったことから、今後は最初から資料として提出してほしいとの要望を付した
賛成意見が出され、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
以上で、
教育厚生委員会における
審査報告を終わります。=(降壇)=
27 ◯議長(
五輪清隆君) 次に、
環境経済委員長の
審査報告を求めます。33番
馬場尚之議員。
〔
馬場環境経済委員長登壇〕
28 ◯33番(
環境経済委員長 馬場尚之君) ただいま議題となっております第77号議案「平成30年度長崎市一般
会計補正予算(第2号)」につきまして、
環境経済委員会所管部分における審査の経過並びに結果について、以下、特に、質疑・意見が集中した点をご報告いたします。
まず、総務費において、新たな文化施設の整備に向けて基本コンセプトや諸室の配置等の考え方を整理し、基本構想を策定するための新文化施設整備推進費が計上されております。
委員会におきましては、新たな文化施設の
建設場所については、市役所跡地と県庁舎跡地の2つの選択肢のうち、どちらに建設するのか結論が出ておらず、仮に県庁舎跡地での建設となったとしても石垣により隔てられた上段部分の土地なのか下段部分の土地なのかも決定していない状況の中で、施設規模及び諸室の配置を含む基本構想を策定することの妥当性について質しました。
この点理事者から、今回の予算は、新文化施設について市民から早く次の段階に進んでほしいという要望がある中で、質が高く誰もが使いやすい文化施設の建設を前進させるため、これまで個別に市民文化団体などに行ったヒアリング結果を含めて、市民文化団体やホール整備の専門家などに一堂に会してもらい、基本コンセプトや必要な施設機能など基本的な考え方を整理して、基本構想として取りまとめるための予算であることから
建設場所に影響されるものではないこと、また、県との協議の中で基本構想を策定した折には、仮に県庁舎跡地で新文化施設を整備することになった場合でも、その基本構想をもとに検討したいとの県の考えが示されているとの答弁があっております。
さらに、委員会におきましては、県庁舎跡地活用に係る県との今後の協議の見通しについて質しました。
この点理事者から、
建設場所については基本的に市庁舎跡地で検討を進める方針としているが、県庁舎跡地のほうが早い時期に建設できる可能性があること、また、県庁舎跡地でにぎわいを創出していく必要があることの2点から県庁舎跡地の活用方法について県と協議を進めており、早い時期に答えを出したいとの答弁があっております。
そのほか、県との協議が整わない場合は市役所跡地で建設するという決断を行う考えの有無、県庁舎跡地または市役所跡地に建設する場合のそれぞれの完成時期、基本構想についての審議を行う長崎市文化振興審議会に市民や障害者、現場の声を取り入れる考えの有無、基本構想策定支援費委託に高額な予算をかける妥当性、ブリックホール建設に至るまでの検討経過と新たな文化施設建設に係る検討方法の相違点について質すなど、内容を検討いたしました。
次に、農林水産業費において、イノシシ・シカの被害防止用ワイヤメッシュ柵等について、貸与申請が増加する見込みであることから当初の予定を上回るものについて増額するための有害鳥獣対策費が計上されております。
委員会におきましては、公園や道路における有害鳥獣対策、年々増加している生活環境被害を減らすための取り組み状況、従来の取り組みを見直し新たな方法を研究する考えの有無について質すなど、内容を検討いたしました。
次に、災害復旧費において、平成30年7月豪雨により被災した農道及び林道の復旧工事を行うとともに、今後、災害が発生したときに緊急に対応するための農業用施設災害復旧費及び林業施設災害復旧費が計上されております。また、あわせて農道の災害復旧工事に係る繰越明許費が計上されております。
委員会におきましては、一刻も早い復旧が求められている中で、被害が大きかった農道三重線及び農道大石線の災害復旧費を全額繰越明許費とする理由、国による災害査定が終わっていない中で予算計上した理由と積算金額の妥当性、被災後の交通規制に伴う周辺交通への影響、今後、大規模災害が発生した場合の復旧体制のあり方について質すなど、内容を検討いたしました。
以上、審査経過の概要を申し上げましたが、新文化施設整備推進費については、基本構想策定後のスケジュールについては先が見通せない状況ではあるものの、公会堂がなくなったことによって不便を強いられている市民文化団体のことを考えれば一刻も早い施設整備が必要であることから、市民文化団体へのヒアリング等で出た要望を絞り込んで真に市民にとって使いやすい文化施設をつくれるよう取り組んでほしい、現場で実際に従事している方々の意見をよく聞きながら基本構想に反映させてほしい、事業費の執行に当たっては慎重に検討した上で行ってほしい、農林水産施設災害復旧費については、1日でも早く復旧させるということが重要であることから早急に取り組んでほしい、今回の予算説明について不親切な部分があったことから今後は丁寧な説明をしてほしいとの要望を付した
賛成意見が出され、異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
以上で、
環境経済委員会における
審査報告を終わります。=(降壇)=
29 ◯議長(
五輪清隆君) 次に、建設水道委員長の
審査報告を求めます。12番中村俊介議員。
〔中村(俊)建設水道委員長登壇〕
30 ◯12番(建設水道委員長 中村俊介君) ただいま議題となっております第77号議案「平成30年度長崎市一般
会計補正予算(第2号)」のうち、建設水道委員会所管部分における審査の経過並びに結果について、以下、特に、質疑・意見が集中した点をご報告申し上げます。
初めに、土木費において、車みち整備事業の整備候補として
地元協議を行っていた各路線において、整備区間の延長等により、当初計画していた事業費を上回ることから、増額するための予算が計上されております。
委員会におきましては、平成30年度までを事業の目標設定年度として区切っていることから、平成31年度以降も同事業を継続することについての考え方、当初予算の積算根拠と整備区間の延長等に至った経緯について質すなど、内容を検討した次第であります。
次に、同じく土木費において、香焼町において、市道側へ倒壊するおそれが非常に高い老朽危険空き家があることから、法に基づく行政代執行による除却を行うための必要経費が計上されております。
委員会におきましては、行政代執行した場合の所有者からの費用の回収方法、今後の行政代執行に向けたスケジュール、所有者の死亡後、親族が相続放棄した老朽危険空き家に対する措置と老朽危険空き家の未然防止策、行政代執行の実施基準について質すなど、内容を検討した次第であります。
次に、同じく土木費において、水防法の改正を受け長崎県により中島川における洪水浸水想定区域の指定がなされたことに伴い、洪水ハザードマップを改定し、住民に周知するための費用が計上されております。
委員会におきましては、今後新たに洪水浸水想定区域として指定される予定の地区及び洪水浸水想定区域に新たに建物を建築する場合の条件及び制約の有無、
市内全域の洪水ハザードマップを作成する考え方について質すなど、内容を検討した次第であります。
次に、災害復旧費において、平成30年7月豪雨により被災した道路の災害復旧工事を行うための増額予算が計上されております。
委員会におきましては、被災した道路の復旧に当たり国庫補助の適用となる基準、通行どめとなっている区域の復旧状況について質すなど、内容を検討した次第であります。
以上、審査経過の概要を申し上げましたが、その結果、道路災害復旧費について、災害発生時に地域住民の安全安心を守るために、日ごろから所属の垣根を越えた迅速な対応ができる体制づくりを意識してほしいとの要望を付した
賛成意見が出され、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
以上で、建設水道委員会における
審査報告を終わります。=(降壇)=
31 ◯議長(
五輪清隆君) これより質疑、討論を行います。
質疑、討論を終結し、ただいま議題となっております第77号議案「平成30年度長崎市一般
会計補正予算(第2号)」について採決いたします。
本案に対する各委員長の報告は、いずれも
原案可決であります。委員長の
報告どおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
32 ◯議長(
五輪清隆君) ご異議ないと認めます。
よって、第77号議案は原案のとおり可決されました。
この際、お諮りいたします。
日程28第75号議案から日程33第23号報告までの6件につきましては、委員会付託を省略することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
33 ◯議長(
五輪清隆君) ご異議ないと認めます。
よって、以上6件につきましては、委員会付託を省略することに決定しました。
日程28
第75号議案
教育委員会の委員の任命について
を議題といたします。
市長の説明を求めます。市長。
〔田上富久君登壇〕
34 ◯市長(田上富久君) ただいま上程されました第75号議案「
教育委員会の委員の任命について」、提案理由をご説明いたします。
教育委員会の委員、小原達朗氏の任期が本年11月20日をもって満了するため、その後任の委員を任命する必要がございますが、同氏を適任者と認め、再び任命いたしたいと存じますので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定によりまして、議会の皆様のご同意をお願いしようとするものでございます。
なお、同氏の略歴につきましては、お手元の議案に添付させていただいておりますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。=(降壇)=
35 ◯議長(
五輪清隆君) お諮りいたします。
本件は、これに同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
36 ◯議長(
五輪清隆君) ご異議ないと認めます。
よって、第75号議案はこれに同意することに決定いたしました。
次に
日程29
第76号議案 人権擁護委員の候補者の推薦につ
いて
を議題といたします。
市長の説明を求めます。市長。
〔田上富久君登壇〕
37 ◯市長(田上富久君) ただいま上程されました第76号議案「人権擁護委員の候補者の推薦について」、提案理由をご説明いたします。
人権擁護委員の候補者として、寺井徳子氏、中島昭次氏を適任者と認め、推薦いたしたいと存じますので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の皆様のご意見をお聞きしようとするものでございます。
なお、お二人の略歴につきましては、お手元の議案に添付させていただいておりますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。=(降壇)=
38 ◯議長(
五輪清隆君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております第76号議案について、まず、寺井徳子氏を推薦することについて、これに同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
39 ◯議長(
五輪清隆君) ご異議ないと認めます。
よって、寺井徳子氏を推薦することについては、同意することに決定いたしました。
次に、中島昭次氏を推薦することについて、これに同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
40 ◯議長(
五輪清隆君) ご異議ないと認めます。
よって、中島昭次氏を推薦することについては、同意することに決定いたしました。
次に
日程30
第20号報告 専決処分の報告について
から
日程33
第23号報告 専決処分の報告について
まで、以上4件を
一括議題といたします。
理事者の説明を求めます。中央総合事務所長。
41 ◯中央総合事務所長(大串昌之君) 第20号報告「専決処分の報告について」、ご説明いたします。
これは、法律上、市の義務に属する損害賠償の額の決定及び和解につきまして、市長の専決処分事項の指定に基づき専決処分したもので、地方自治法第180条第2項の規定により報告するものでございます。
その内容は、市道の管理瑕疵に係るもの2件について、別紙記載のとおり賠償し和解したものでございます。
以上でございます。
42 ◯理財部長(小田 徹君) 第21号報告及び第23号報告の「専決処分の報告について」を一括してご説明いたします。
これらの報告は、いずれも工事の
請負契約の契約金額の変更につきまして、市長の専決処分事項の指定に基づき専決処分したもので、地方自治法第180条第2項の規定により報告するものでございます。
まず、第21号報告ですが、その内容は、伊良林小学校改築主体工事(1)及び外海地区中学校校舎棟建設主体工事の
請負契約につきまして、労務単価等が著しく上昇したことなどにより、別紙記載のとおり契約金額を変更したものでございます。
次に、第23号報告ですが、
仁田佐古小学校建設特殊基礎工事の
請負契約につきまして、地盤掘削の結果、支持層の位置が想定より浅い部分にあることが判明したため、くい工事の掘削長に変更が生じたことなどにより、別紙記載のとおり契約金額を変更したものでございます。
以上でございます。
43 ◯教育長(橋田慶信君) 第22号報告「専決処分の報告について」ご説明いたします。
これは、製造の
請負契約の契約金額の変更につきまして、市長の専決処分事項の指定に基づき専決処分したもので、地方自治法第180条第2項の規定により報告するものでございます。
その内容は、長崎市科学館展示室リニューアルに伴う展示物製造の
請負契約につきまして、展示手法の変更などにより、別紙記載のとおり契約金額を変更したものでございます。
以上でございます。
44 ◯議長(
五輪清隆君) ただいまの報告について質疑はありませんか。
質疑を終結いたします。
以上4件は、地方自治法の規定により報告されたものでありますので、ただいまの報告によってご了承をお願いいたします。
次に
日程34
議員派遣について
を議題といたします。
本件は、地方自治法第100条第13項及び長崎市議会会議規則第128条の規定に基づき、議員派遣について議決しようとするものであります。
派遣の目的、期間、場所及び派遣しようとする議員は、お手元に配付いたしております資料に記載のとおりであります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議員派遣第14号を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
45 ◯議長(
五輪清隆君) 起立多数であります。
よって、議員派遣第14号は可決することに決定いたしました。
次に
日程35
教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行
の状況に係る点検及び評価に関する報告につい
て
は、お手元に配付されております報告書のとおりであります。
本件は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の規定により報告されたものでありますので、同報告書によってご了承をお願いいたします。
次に
日程36
平成29年度地方独立行政法人長崎市立病院機構
経営状況説明書(決算書)について
は、既に配付されております説明書のとおりであります。
本件は、地方自治法の規定により提出されたものでありますので、同説明書によってご了承をお願いいたします。
次に
日程37
定期監査及び現金出納検査(5、6、7月分)
結果報告について
は、既に配付されております報告書のとおりであります。
本件は、地方自治法の規定により報告されたものでありますので、同報告書によってご了承をお願いいたします。
次に
日程38
第82号議案 平成29年度長崎市水道事業会計決
算
から
日程52
第117号議案 平成29年度長崎市立病院機構病
院事業債管理
特別会計歳入歳出決算
まで、以上15件を
一括議題といたします。
市長の説明を求めます。市長。
〔田上富久君登壇〕
46 ◯市長(田上富久君) ただいま上程されました第82号議案「平成29年度長崎市水道事業会計決算」及び第83号議案「平成29年度長崎市下水道事業会計決算」の企業会計の決算に係る議案2件と第105号議案「平成29年度長崎市
一般会計歳入歳出決算」から第117号議案「平成29年度長崎市立病院機構病院事業債管理
特別会計歳入歳出決算」までの
一般会計及び
特別会計の決算に係る議案13件につきまして、提案理由をご説明いたします。
本議案は、地方自治法第233条第3項及び地方公営企業法第30条第4項の規定に基づき、それぞれ議会の認定に付するため提出するものでございます。
決算額といたしましては、
一般会計が歳入総額2,130億4,137万7,568円、歳出総額2,092億6,053万7,456円、
特別会計12会計の合計が歳入総額1,205億1,491万8,348円、歳出総額1,175億7,091万7,495円、企業会計2会計の合計が収入総額377億538万8,439円、支出総額433億8,940万9,177円となっております。
以上で提案理由のご説明を終わります。よろしくご審議のほどお願いいたします。=(降壇)=
47 ◯議長(
五輪清隆君) これより質疑を行います。
質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております15件につきましては、お手元に配付いたしております
議案審査付託表に記載のとおり、日程40第105号議案「平成29年度長崎市
一般会計歳入歳出決算」は、それぞれ閉会中の所管の各常任委員会に分割付託し、残る14件はそれぞれ閉会中の所管の各常任委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
48 ◯議長(
五輪清隆君) ご異議ないと認めます。
よって、
議案審査付託表に記載のとおり、第105号議案はそれぞれ閉会中の所管の各常任委員会に分割付託し、残る14件はそれぞれ閉会中の所管の各常任委員会に付託することに決定いたしました。
暫時休憩いたします。
=休憩 午前11時17分=
~~~~~~~~~~~
=再開 午後0時25分=
49 ◯議長(
五輪清隆君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
この際、お諮りいたします。
議第3号議案「吉原日出雄議員に対する辞職勧告決議について」は、緊急を要しますので、急施事件と認め、この際、日程に追加し審議したいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
50 ◯議長(
五輪清隆君) ご異議ないと認めます。
よって、議第3号議案は急施事件と認め、この際、日程に追加し審議することに決定いたしました。
本件につきましては、地方自治法第117条の規定により、除斥の必要がありますので、18番議員の退場を求めます。
〔吉原日出雄君退場〕
51 ◯議長(
五輪清隆君) この際、お諮りいたします。
ただいま日程に追加いたしました議第3号議案につきましては、委員会付託を省略することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
52 ◯議長(
五輪清隆君) ご異議ないと認めます。
よって、議第3号議案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
提出者の説明を求めます。31番梅原和喜議員。
〔梅原和喜君登壇〕
53 ◯31番(梅原和喜君) ただいま議題となりました議第3号議案「吉原日出雄議員に対する辞職勧告決議について」、提案理由を申し上げます。
私たち長崎市議会は、政務活動費の不正を行った吉原日出雄議員に対して平成29年6月28日及び平成30年6月7日の2回にわたり辞職勧告を行っております。また、
長崎市長においても、平成29年8月25日及び平成30年6月25日の2回にわたり、虚偽有印公文書作成及び行使並びに詐欺の疑いで長崎警察署に告訴されております。
この問題において、同議員は1回目の告訴における同署の取り調べの際に平成28年度の政務活動費において、告訴された事実のほかにも、実際には利用していない鉄道・バスの運賃を旅費として受け取っていたもの4件や政務活動費としての支出を認めていないオイル交換代等をガソリン代の名目で支出していたもの6件について指摘され、その事実を認めております。また、正副議長との面談において、ほかに不正に取得したものは間違いなくないと断言していたにもかかわらず、その直後には、それまでの主張から一転し、平成29年度の政務活動費について平成28年度と同様に不正に旅費を取得していたものが5件あることを申し出ております。さらに、今回、本人からの説明によれば、告訴されている平成29年度の政務活動費については、みずから不正を認めたにもかかわらず、警察の調べにおいて告訴事実のほかにも不正に取得した旅費1件について指摘され、その事実を認めております。本件については、平成30年5月23日に開催した各派代表者会議の中で不正は5件ということをみずから説明していたにもかかわらず、新たに1件の不正が発覚したことは市民や議会を欺いているとしか言いようがありません。このように次々と新たな不正の事実が発覚していることは、同議員は反省の弁を述べ、ほかに不正の事実はないと弁明しているものの、実際には不正の事実を隠蔽しようと、その場しのぎの虚偽の発言を繰り返しているとしか言いようがありません。また、6月7日の2回目の辞職勧告後には、報道機関に対し不正とは思っていないなどの発言を行うなど、自己弁護や責任転嫁に終始し、この問題に真摯に向き合っておらず全くもって反省の色はうかがえないと断言せざるを得ません。
同議員の一連の不誠実な行為は、長崎市議会に対する市民の信用を大きく失墜させたものであり、断じて許されるべきものではありません。また、法令、条例を遵守し、良識を持って市民の模範となるよう行動することが求められている市議会議員としての資格に欠けるものと判断せざるを得ません。
よって、吉原日出雄議員においては、長崎市議会では3回にわたり辞職勧告を受けることは前代未聞であること、また、この辞職勧告決議が私たち長崎市議会の総意であることを重く受けとめ、直ちに市議会議員の職を辞することを強く勧告するものであります。
以上、案文につきましては、お手元に配付いたしておりますとおりでございます。よろしくご審議の上、ご賛同を賜りますようお願い申し上げます。
以上で提案理由の説明を終わります。=(降壇)=
54 ◯議長(
五輪清隆君) これより質疑、討論を行います。
質疑、討論を終結し、ただいま議題となっております議第3号議案について採決いたします。
本案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
55 ◯議長(
五輪清隆君) 起立全員であります。
よって、議第3号議案は全会一致をもって可決されました。
吉原日出雄議員の入場を求めます。
〔吉原日出雄君入場〕
56 ◯議長(
五輪清隆君) ただいま可決されました決議につきましては、これより吉原日出雄議員に対し、議員辞職の勧告を行います。
吉原日出雄議員におかれましては、演壇の前にお進みください。
57 ◯議長(
五輪清隆君) ただいま、全会一致で吉原日出雄議員に対する辞職勧告決議を可決いたしました。あなたの一連の不誠実な行為は、長崎市民や長崎市議会に対する背信行為であり、断じて許すことはできません。長崎市議会全議員の総意のもと、ここに前代未聞となる三度目の辞職勧告を決議しましたので、直ちに市議会議員の職を辞することをここに強く要請いたします。
平成30年9月21日
長崎市議会議長 五輪 清隆
58 ◯議長(
五輪清隆君) この際、お諮りいたします。
今定例会における議決事件について、その条項、字句、数字その他の整理を要するものにつきましては、会議規則第41条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。
これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
59 ◯議長(
五輪清隆君) ご異議ないと認めます。
よって、これらの整理を要するものにつきましては、議長に委任することに決定いたしました。
これをもって、会議に付託された事件は全て議了いたしましたので、平成30年第3回長崎市議会定例会を閉会いたします。
=閉会 午後0時35分=
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上記のとおり会議録を調製し署名する。
平成30年10月31日
議 長 五輪 清隆
署名議員 福澤 照充
署名議員 岩永 敏博
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