お手元の
委員会資料1ページの下段をお開きください。
工事場所は西小島1丁目、構造は
鉄筋コンクリート造4階建てでございます。配置する諸室を2ページにかけて記載しておりますが、
普通教室12室、
特別支援教室2室、
図書室、プールなど記載のとおりでございます。また、あわせて
放課後児童クラブ室を配置しております。建物の
建築面積は1752.65平方メートル、
延べ面積が4,182平方メートルでございます。その他、
昇降機設備工事を
本体工事に含んでおります。
資料8ページをお開きください。ここから図面によりご説明させていただきます。まず、位置図でございます。
図面上側が北となります。
工事場所は、
市道浜町油屋町1号線から
丸山公園方面に進んだ
大徳寺公園の南側に位置する斜線で示した場所でございます。
資料9ページをごらんください。
配置図でございます。
仁田佐古小学校校舎等建設に係る全体
配置図をお示ししておりますが、今回お諮りする工事は、中央の着色しております
校舎棟部分でございます。破線で記載しております
屋内運動場棟と
渡り廊下につきましては、今後、別途工事として
発注予定でございます。なお、
分析究理所遺構に関しましては、これまでにご説明してまいりましたとおり、建設に支障となる遺構は既に取り外しを完了しているところでございます。
次に、資料10ページから11ページにかけて、
各階平面図を記載しております。
図面上側が北となります。
10ページの1階
平面図をごらんください。
校舎棟は敷地の
高低差を利用して計画していることから、南側の白抜きになっている部分は
地盤面となり、一段下がった北側に
放課後児童クラブを配置するほか、
PTA室、
資料室、
機械室等を配置しております。また、160トンの
雨水貯留槽を設け、便所の洗浄水などに使用することとしております。2階
平面図をごらんください。中央の昇降口と記載している部分が
エントランスとなります。
職員室や
校長室などの管理諸室のほか、
特別支援教室2室、
普通教室2室、
生活科室などを配置しております。また、北側には
グラウンド側に昇降できる
屋外階段を配置しております。3階
平面図をごらんください。
普通教室6室、
多目的室2室、
図書室などを配置しております。
続きまして、資料11ページの4階
平面図をごらんください。
普通教室4室などを配置し、
屋上部分に25メートルプールを配置しております。また、右下部に記載しております別途工事の
渡り廊下により、
屋内運動場棟の2階部分とを屋内でつなぐ計画としています。
屋上平面図をごらんください。屋上には、別途工事で20キロワットの
太陽光発電設備を計画しており、学校で使用する電力の一部として利用する予定としております。なお、
昇降機設備として、11人乗りのエレベーターを計画しております。
資料12ページをお開きください。
立面図でございます。先ほどご説明いたしました
高低差を利用しての計画であることから、一番上の
南側立面図は
南側道路からの
正面玄関側からの立面になりますが、こちらからは3階建て、3つ目の
北側立面図は
グラウンド側からの立面で、4階建てに見えております。
資料13ページには、資料を横にして見ていただきまして、北側の
グラウンド側から見た
完成イメージ図を添付しております。
校舎棟の外観は、旧
佐古小学校及び旧
仁田小学校をモチーフにデザインし、また、1階部分と2階以上で外壁の色にコントラストをつけ、建物の高さや圧迫感を緩和するような計画としております。
最後に、14ページをお開きください。
仁田佐古小学校校舎棟全体の
建設スケジュールを添付しております。本案件につきましては、赤枠で表示しております。工期は平成31年12月13日までで、
校舎棟につきましては、平成32年1月から
供用開始を予定しております。
工事の概要は以上でございます。引き続き、
仁田佐古間の
道路拡幅状況につきまして、
地域整備2課よりご説明いたします。
6
◯田畑地域整備2課長 引き続き、旧
仁田小学校と旧
佐古小学校間の
道路整備についてご説明いたします。
旧
仁田小学校から旧
佐古小学校までの道路は
道路幅員が狭く、歩道が整備されていないことから、児童の通学や
地域住民の皆様の通行に不便を来しているとともに、車両の通行にも支障を来しておりますので、現在の
道路幅員2.5メートルから5メートルを、歩道1.5メートル、車道5メートルの全幅6.5メートルに拡幅するよう計画しております。
拡幅工事の時期につきましては、
提出資料14ページの3段目、
土木関係にも記載しておりますけれども、学校の解体や建設時に多くの
工事車両が通行するということから、歩行者や
通行車両の安全性を考慮し、全区間の整備は、
運動場整備を含めて、新しい
小学校の建設が完了する平成32年度以降に予定いたしております。しかしながら、一部道路が狭隘な部分につきましては、先行して
用地買収に向けて地権者との協議等を行っておりますので、
用地買収ができ次第、順次拡幅することといたしております。
いずれにいたしても、児童や
地域住民の皆様あるいは車両が
安全安心に通行できるよう、
当該道路の整備に努めていきたいと考えております。
説明は以上でございます。よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
7
◯山本信幸委員長 これより質疑に入ります。
8
◯中西敦信委員 まずはこの入札のことでお伺いしますけれども、入札が毎年のように見直されて、今回は
ランダム係数でされているのかなと思うんですけれども、1回目と2回目でそれぞれ数値をはじき出してやったのか、その決め方についてちょっとお尋ねしたいのが1つと、それと最後に説明のあった
仁田佐古間の
通学路の整備というところで、これまでは一応校舎や
体育館整備工事が終わってからそういう
通学路の拡幅に取りかかるということでしたけれども、やはり
運動場の側溝の整備ということがまたあって、そこから
通学路ということになれば、やはり
幾ら通学路の安全をといっても
子供たちへの負担は一定あるかと思うんですけれども、こういう
スケジュールは地域に説明して、理解というか、得られているのか、その2点についてちょっとお尋ねしたいと思います。
9
◯野崎契約検査課長 1点目の
最低制限価格の件でご説明いたします。昨年の11月議会で
補正予算をご承認いただき、
電子調達システムの改修を行い、4月から新しい
やり方で入札を行っております。委員おっしゃるとおり
ランダム係数を用いて
最低制限価格を出したものでございますが、第1回の入札において90.86%が出ております。で、一番目の業者から順に言うと90.18%、90.34%、90.31%、90.30%、皆さんこの90.86%を下回っております。ただこの1回目の開札においては、この90.86%というものは我々も業者も見ることができない形になっております。それで皆さんが
最低制限価格を下回ったので、そういう旨の通知を各業者に送って再度札を入れてもらっておりますので、この90.86%というのは最初から動いておりません。最終的に2回目の開札が終わった時点で90.86%というのが表に出てくるという仕組みになっております。
以上です。
10
◯田畑地域整備2課長 2点目の今回の道路の関係で、
通学児童の
安全確保といった形の中の
スケジュール、これが地元へのご説明がされているかといったご質問でございます。今回の部分につきましては、地元のほうとも全体の
スケジュールを調整する中で、
建設本体の、建物の建設をやはり優先をしたいという意向の中で、どうしてもその道路が、
通学路が後になってしまうといったことでのご説明をさせていただいて、地域の方もやむを得ないといったことでご理解をいただいているところでございます。
しかしながら、委員ご指摘の部分は十分に理解しておりますので、もう用地の取得ができ次第、できるところから整備を行っていきたいという考えでございます。
以上でございます。
11
◯中西敦信委員 入札のところで、幾らそういう
ランダム係数ではじき出した数字が90.86%と言っても、恐らくこの入札、応札している企業からすれば、何で
自分たちのほうが低い価格なのに落札できないんだろうかという不満がやはり上がってくるんじゃないかなと思いますし、市の公金を使って工事をするという点でも、幾らそういう
ランダム係数というのが
一定やり方として主流になっているといっても、少しでも安く工事発注して、効率的に税金を使うという点ではどうなのかなと思うんですけれども、その点についての見解と、あとはここ、この
通学路の問題では、
通学路というか
工事車両の出入りもこの道を通るしかないということだと思うので、
両方学校をつくりながらこの道路の拡幅と両方するというのは、最初から無理だっていうのは多分地域の方もわかっている中で、それでもこの旧
佐古小に新校舎をという点で同意をしたのは、あくまでもこの
通学路の整備が
前提条件だったわけで、それができますということで
市教育委員会は、長崎市は、わかりました、やりますということでここに決めた経過があると思います。実際工事にかかっていったら、やはりその
通学路の拡幅は後々にならざるを得ないというようなことで説明をするというのは、やはりちょっと地域の合意を形成するという点で問題があったのではないかと言わざるを得ないと、その点はちょっと指摘をしておきたいと思います。
入札の考え、
電子入札というか
競争入札の考えだけもう1回お聞かせいただければと思います。
12
◯野崎契約検査課長 最低制限価格を設定した場合は、
電子入札でしようが
会場入札でしようが郵便入札しようが同じことになるんですけれども、当然
最低制限価格を下回ったら無効になるというのは同じことであります。
システムを改修する前も同じように、皆さん入れた
入札金額に基づいて
最低制限価格率を出しておりましたので、
最低制限価格を下回れば受注できないということは、もうこの
制度そのものの本質になるんですけれども、工事の品質を確保する上で一定の品質を確保しないといけませんので、そういった、もとから自治法で
最低制限価格率を設けることができるようになっておりますので、これが
工事品質の確保をするためにはこの
最低制限価格制度というのは必要なものだと考えております。
以上です。
13
◯中西敦信委員 ランダム係数を使ってぱっとはじいて、そういうことで
一定透明性というか、そういういろんな介入を防ぐということも考えられるから、この方式をいろんな自治体で選択しているのかなと思うんですけれども、4月から始まったばかりですし、実際に運用というかいろんな工事の落札の状況を見ながら、また必要な見直しというか検討もしていただければなと思いますし、この今の
やり方も今言われたように、行政としてもいいというところも私もあるのかなと思いますので、そういう両方の面で考えていただければなと思います。
以上です。
14 ◯橋本
剛委員 本件は、この場所のことについて、
小島養生所、特に
分析究理所があったところですが、今回の定例会にも陳情を出されておりますし、8回目ということで繰り返し出されている案件でもあります。
若干視点が違いますが、裁判まで起きている
小島養生所について、今回のものは、特に
分析究理所については不可逆的にその上に建物を建てるものということで、これにかかわってきた人たちからすると、大きな節目になるものであります。
公式にということではないのかもしれませんが、そういった方々にとってみると、今回また不意打ちで工事に入るように見えかねないと思うんですが、何らかのこんなことをやるんだというのを非公式にでも接触とかされたりするんでしょうか、今後のことで。その点だけお伺いしたいと思います。
15
◯西原施設課長 委員おっしゃるとおり、今まで何回もやはりその陳情であるとか、私たちに対して要望書とか訴訟のほうも確かに起こっておるところでございます。
いろいろまたその
情報公開等もなされておりまして、反対されてる方たちとは適宜お話をさせていただきながら、ずっと今までもこういった考えでということはお伝えをしながら、ただなかなかそこがちょっと折り合わないという部分で、今の状態でございます。そこについては、もうまたこういうこともありますので、折を見て話をしていければと思っております。
以上でございます。
16
◯浦川基継委員 1点だけ確認をしたいんですけれども、空調についてなんですけど、各クラス、教室に、これまで
一般質問とかがあったときに
扇風機を設置するという中で、
クーラーという要望もあったりはしているんですけど、この新しい建物の建設に当たっては、
扇風機をつけるようにしているんでしょうか。それともこの中に
クーラーも入っているんでしょうか。
17
◯西原施設課長 エアコンについては、今議会でも
一般質問等ございました。その中で、今年度から
熱中症計を設置いたしております。なので、この夏場から、まだその温度の基準というのが10度から30度が、下も17度から上が28度ということで変更になりましたので、冬場も含めて
熱中症計を活用しながら、この1年間見て、そこの状況を確認しながら
エアコンについては検討していきたいと思っております。
以上でございます。
18
◯浦川基継委員 わかりますけど、じゃ、あなたたちの
執務室とか知らないですけど、そういったところも
熱中症計で判断していると。違うでしょう。そういう答弁出ていたけどさ、今後整備していく中でそういった電源というか、そういったものもやはり確保していかんばいけんと思ったものですけんが、それと
クーラーはそがんすると言ったけど、その前に
扇風機については設置していきますよという答弁あったじゃないですか。だから、ここはまだその前の段階で
扇風機の部分かなと思ったものやけん、その
扇風機の設置もあるのかということを聞きよるとですたいね。電源も含めて。
19
◯西原施設課長 申しわけございません。委員おっしゃるとおりで、これについては
扇風機はつけていきたいと思っています。その上で、繰り返しになりますけど
熱中症計で1年間見た上で、どういった形がいいのかというのは検討していきたいと思いますし、
職員室等、
特別教室には
エアコンは従来どおり設置していく予定でございます。
以上でございます。
20
◯中里泰則副
委員長 今
みなと坂に新しい小
榊小学校が建設されてから、
子どもたちが勉強しているんですけど、小
榊小学校ができたときに、あのときは
給食室からの
排気口の騒音がひどいということと、あとあそこは西日がよく当たるところですから、建物の中がものすごく高温になるということがあって、いろいろとトラブルというか不具合がたくさん出たんですけど、この新しい
仁田佐古小学校には
給食室はないみたいですから、
排気口からの騒音というのはないだろうとは思うんですけど、ああいった小
榊小学校で出てきたいろんな不都合、不具合の反省のもとにどのような設計をしたのか、そういった配慮がどれだけできているのか、ちょっとそのあたりの考え方をお示しください。
21
◯山口建築課長 小
榊小学校ではかなりご意見いただきましたところから、もうそれ1点1点につきましてチェックを入れて、特に窓の配置及び窓の面積、そこら辺両方考えたような形で、今までの学校の形態に似たような形にはなりますけれども、多少面積小さくやっております。
あと、おっしゃった向きにつきまして、これは西向きで、光による影響は大きくはないだろうというようなところで考えているところでございます。
以上です。
22
◯中里泰則副
委員長 やはり今までいろんな新しい学校を建ててきたと。今も伊良林
小学校を建設していますけど、そういったいろんな過去の経験とかそういったいろんな指摘とか、そういったものを本当に十分しっかり受けとめてから、またこの新しい
仁田佐古小学校では、新しい学校ができた後いろんな不都合が出たとか、こういうことがないようにぜひしていただきたいと思います。
もう1つお聞きしたいのが、太陽光発電パネルを取りつけるとなっていますけど、これも以前から言っておったんですけど、これにはコンディショナーというのが必ずつきますよね。結構低周波みたいな低いうなり声がするような音がする機械が、これどこにつけるんでしょうか。
23
◯山口建築課長 申しわけございません、きょう設備課のほうがちょっと出席してない関係上、ちょっとつけている場所まではちょっと今現在お答えできかねますので、申しわけございません。
24
◯中里泰則副
委員長 これは太陽光パネルのコンディショナーが、人が出入りするところ、人が常にいるところの近くにつけるとか、その部屋につけるとかすると大変不愉快な、人にとっては健康上余りよくないものだというふうに私は思ってまして、これは以前からずっと指摘しておりますので、その辺ぜひ確認していただいて、ぜひこのコンディショナーについては倉庫みたいな、人が出入りしないところに取りつけるように、ぜひしていただきたいと思います。
以上です。
25
◯山本信幸委員長 ほかにございませんか。
それでは質疑を終結します。
次に、討論に入ります。ご意見ございませんか。
26
◯中西敦信委員 ただいま議題となりました第74
号議案「工事の
請負契約の締結について」、
仁田佐古小学校建設主体工事(1)の請負について、反対の立場から意見を申し上げます。
仁田佐古小学校の統廃合で、旧
佐古小があったここに新校舎を建てるということで、今回基礎工事に次いでこの校舎の建設の本体の工事の契約というところの議案ですが、ここに旧
佐古小を解体する中で、
小島養生所等遺跡群が出土したということで、その保存を求める市民の世論もありました。旧仁田小に
小学校の校舎を建てることも可能性としてはあったわけで、そういう文化財保存を求める声に応えずに、この一旦決めた建設予定地を見直さずにここまで来たというそういう経過から、本議案、工事の締結について反対したいと思います。
以上です。
27 ◯西田実伸委員 第74
号議案「工事の
請負契約の締結について」、
仁田佐古小学校建設体工事(1)について、賛成の立場で討論を申し上げます。
この新しい
小学校が建つということは、さきの
仁田小学校並びに
佐古小学校が廃校になった時点で、
子どもたちが新しい学校を常に待っていた状況でした。今回このような議案が上りまして、平成31年度の1月には新校舎が建つということで、1つの
子どもたちにとって大きな希望ができたのではないかと思います。
また、まだできておりませんけど、後の屋内
運動場ですか、その躯体工事も今後出てきますけれども、
子どもたちに特に教育委員会が約束いたしました平成31年度の卒業式には間に合うように、工事進捗に当たっては、安全でそして的確に工程を守りながらやっていかれますように要望いたしまして、賛成討論といたします。
28
◯山本信幸委員長 ほかにありませんか。
討論を終結します。
これより採決いたします。
ご異議がありますので、挙手により採決いたします。
第74
号議案「工事の
請負契約の締結について」原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
29
◯山本信幸委員長 賛成多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上をもちまして、本委員会の審査は全て終了いたしました。
これをもちまして
教育厚生委員会を散会いたします。
=散会 午後1時43分=
上記のとおり委員会会議録を調製し署名する。
平成30年8月9日
教育厚生
委員長 山本 信幸
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