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2018-05-23 長崎市:平成30年各派代表者会 本文

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  1. 長崎市議会 2018-05-23
    2018-05-23 長崎市:平成30年各派代表者会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    最初ヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午後2時59分= ◯五輪清隆議長 ただいまから、各派代表者会議を開会いたします。本日は、お集まりいただきありがとうございます。  それでは、1.吉原日出雄議員に係る政務活動費についてを議題といたします。まず、私のほうから経過についてご説明させていただきます。  資料の1ページをお願いいたします。昨年6月28日には、政務活動費を不正に取得したとして、本会議において吉原日出雄議員に対する議員辞職勧告決議全会一致で可決しております。なお、決議文資料の3ページに掲載しております。8月25日には、資料記載内容について、市長が同議員虚偽有印公文書作成・同行使及び詐欺の疑い告訴しております。9月20日と26日には、それぞれ告訴内容について返還がなされておりますが、本年4月20日には、書類送検されたという状況となっております。そして、その後の新たな動きといたしまして、5月14日には吉原日出雄議員から議会事務局に対して、平成28年度の政務活動費の一部を返還できるのかという質問があり、翌15日には、そのことについて私が吉原日出雄議員本人から説明を受けております。  その際に、返還申し出のあった内容につきましては、資料の2ページをごらんください。下のほうに参考として記載しておりますのが吉原日出雄議員本人から提出されたメモで、上のほうに記載しておりますのが議会事務局が整理した表になっております。吉原日出雄議員説明によりますと、警察調べの中で、実際には利用していない鉄道賃等旅費として受け取っていたことや、政務活動費として支出を認めていないオイル交換代等ガソリン代として支出していたことを指摘されたため、返還したいとのことでありました。資料の1ページにお戻りください。これを受け、18日には各会派代表にお集まりいただき、私から説明させていただくとともに、今後の対応について相談させていただきました。その結果、会派に持ち帰り、検討していただくことになっております。そして先ほどですが、吉原日出雄議員から、平成29年度の政務活動費についても、平成28年度と同様に鉄道賃等旅費として受け取ったにもかかわらず、自家用車で行った視察があったことの報告がありました。そこで、急遽資料を作成しましたので、配付させます。        〔資料配付〕    〔「これは何だ」と言う者あり〕 2 ◯五輪清隆議長 今お配りしたものが本人から提出された内容であります。資料の下段がご本人がつくった資料で、上段が事務局で作成したものであります。本日は、各会派の意見をお聞きするためにお集まりいただいておりますが、協議に入ります前に、先ほどの新たに判明した内容も含め、改めて吉原日出雄議員本人から説明をお願いしたいと考えております。そのようなことでよろしいでしょうか。 3 ◯深堀義昭議員 本人が信用できる立場にないわけですが、議会事務局にお尋ねしたいのですが、これは視察地の5カ所については確認がとれているんですか。旅費規程では出している。これを自家用車で行ったということですが、カラ出張じゃないかと疑ってかかる要素もありますのでこれは裏付けが取れているんですか。 4 ◯松竹議事調査課長 この件につきましては、今しがた議長の方に議員から報告があったものでございます。政務活動費視察調査されたものは必ずその報告書類として出さないといけないとなっておりまして、その書類としては、例えば行った先の資料でありますとか対応していただいた方の名刺でありますとか、そこら辺の確認はできております。 5 ◯毎熊政直議員 これは要するに平成29年ということは議員辞職勧告決議をした後もこういうことをやっていたと、同じことをやっていたというふうに、そういうことで本人から申し入れがあったわけ。 6 ◯五輪清隆議長 吉原日出雄議員から説明を受けまして平成29年度ということでこういうものをいただきました。その中で私が言ったのが、6月28日に議員辞職を勧告しているわけですから、ある意味、8月23日以降、3回については議員辞職勧告を受けた後に行っているというものであります。なお、刑事告訴につきましては8月25日ですから11月21日から22日、12月18日から19日、この2回が刑事告訴をされた後で行っています。以上です。 7 ◯毎熊政直議員 これを今見てみればね、8月25日告訴されたって、8月25日に萩市とか竹田市に行っているじゃないか、その日にまた。でたらめやな。ということは再度確認しますけど、平成28年度分は警察の捜査で確認ができたわけたいね。それでこれは自分がきょう報告に来たということで理解してよかわけやね。 8 ◯五輪清隆議長 先ほど明政クラブの毎熊団長からありましたけど、当初はこの各派代表者会議においては平成28年度の関係で審査する予定でありました。先ほど言いましたように、急遽先ほどご本人から平成29年度もこういうことがあったということで聞いております。ですから、この中身については詳しく聞いておりませんけれども、ご本人から直接聞きたいということで皆様方に提案をさせていただいております。 9 ◯野口達也議員 例えば議長のほうからですよ、代表者が集まって話をした時に、それ以降でも、本人に今年度分についての不正な支出による視察とかそういうものがなかったかどうか確認をされたわけですか。 10 ◯五輪清隆議長 先ほど言いましたように、5月14日に事務局のほうに返還したいということで、そういう話がありましたから、先週火曜日5月15日にご本人とお会いしました。さっきのとおりです。その中で平成28年度についてもこういうことで明らかになったわけですから、平成29年度についても九州内含めてあったものですから、平成29年度は本当にないんですかということで確認しました。その時ご本人が言われたのは、ありませんということで明言をされたわけですから、それ以上私のほうから追及することはできませんから、そのことを信じておりました。 11 ◯野口達也議員 ということはですよ、平成28年度の新たに警察のほうから出された分の返還のときに、議長はほかにもないのかということで確認したところ、ないということだったけれども、今しがた平成29年度もありましたということで、返還したいという旨の申し入れがあったということですね。わかりました。 12 ◯内田隆英議員 平成29年度の分について、本人申告でこういうことがあったと。今議長が言われたように、議長から聞かれたときに、平成29年度分はないと明言しておきながらやはり出てきたと。本来この吉原日出雄議員の問題については、ガソリン代不正受給が端を発してこの問題は広がっているんですけど、平成29年度本人申告による視察の分についてですけれども、ガソリン代不正受給については、そういった疑いが急に申し出がされたから調べる余地がなかったかもしれないけれども、平成29年度分の疑わしいガソリン代受給っていうのはなかったのか事務局のほうはどうなんですか。 13 ◯松竹議事調査課長 資料の2ページにございます2のオイル交換代等というところがございまして、この分が6回あったと本人が言われております。これはガソリンスタンドが手書きで発行した領収書ということでございます。これは警察がお調べになって、本人ガソリン代ではなかったということで認めたという内容のものが6件。平成29年度についてはこういった手書きの分はございませんでした。 14 ◯五輪清隆議長 それでは、吉原日出雄議員をお呼びするということでよろしいでしょうか。
        〔「異議なし」と言う者あり〕 15 ◯五輪清隆議長 吉原日出雄議員をお呼びしますので暫時休憩します。           =休憩 午後3時11分=           =再開 午後3時13分= 16 ◯五輪清隆議長 それでは、会議を再開します。吉原日出雄議員説明を求めます。 17 ◯吉原日出雄議員 このたびは、私の政務活動費のことで皆様に大変ご迷惑をかけていることを深く反省しおわび申し上げます。昨年告訴された件について、1月末日より3月末日までの2カ月、議会もあり雪の日もありましたので、正味2週間くらい警察調査を受けました。それから、その書類が先月、検察庁に送検されまして、実は5月15日に検察庁取り調べを終えました。結果はまだ出ておりませんので詳細について100%お話しできません。その中で新たに視察4件、宮崎・鹿児島市、指宿・霧島市、下関市、宗像観光協会の4つの都市の視察について、私はJRを使わず自家用車で行きました。警察と話した際、なぜそうしたのかという話になりました。私は浪人の4年間の中で、いかに地元に貢献できるかを考え、マルシェつまり道の駅や市場を式見でできないものか考えておりました。警察と話す中で、行政視察JRの代金をもらっているにもかかわらず車で現地に行ったのはルール違反であると。実際にかかる費用はJRも車も変わらないかもしれないが、返したほうがいいでしょうねと。そういう中で合計4カ所で10万200円をお返ししたい旨、先般議長申し入れしたところです。それと合わせまして、ガソリン代として計上した6件、4万2,200円も本来ガソリン代の領収証を、ガソリンを入れずにオイルを入れたのにガソリン代として計上しました。これは本当に申しわけないことをしたと思っています。先般15日に検察取り調べが終わり、議長報告させていただき、そのときは平成29年度について確認をされました。私そのときは一瞬、別にありませんと申しましたけど、その後、金曜日に議長と面談し、正直に答えるよう言われましたので、平成29年度に関しても福岡県岡垣町、福岡市、萩市、竹田市、延岡市、小値賀町、この5つの視察についても、JRを使わず車で行きました。私は平成11年に初当選し、その当時は先輩議員一緒に九州内の視察は車で行くことが多々ありました。私が記憶しているところでは、交通費に関しては鉄道運賃で計算されると理解しておりました。警察取り調べの中で強く言ったのは、視察にはきちんと行っていると。それは理解してもらえました。私は道中、道の駅であるとか、マルシェだとか、高速道路出口近くにあり、1時間以内であれば再びそこから高速に乗れると、いろんなシステムがあります。もちろん現地ではしっかり視察をするわけですが、その道中でもいろんな視察ができるということで、私は車で行くことについてはルール違反という認識はしておりますが、視察に関して、プラス道中での視察ということで、恥ずかしい話ですが、先日議会事務局確認して、マニュアルに車で行ってはいけないという規則があるか確認しました。事務局からは一般的には公共交通機関を使うようになっていますと言われまして、私も平成11年当時は先輩議員がきちんとした手続をしており、私は全く知らずただ一緒に行っていただけだったので、不徳のいたすところというか、私のうっかりしたミスで、軽率であったと深く反省しております。検察の結果も近々出ると思います。私はまだ被疑者立場ということのようですので、まだ結果を待っている現状です。今回新たに合計23万円近くになりますが、それについては、きちんとした形で返したいときょうもまた再度お願いしたいという経過です。以上です。 18 ◯五輪清隆議長 ただいま吉原日出雄議員から説明がありましたけれども、何か質問ありませんか。 19 ◯野口達也議員 私が議長のとき、平成29年6月にオンブズマンが入りました。その時に私はあなたを呼んで13件の10分以内のガソリン給油、これはおかしいんじゃないかとあなたに確認しました。そのときあなたは、2回とも給油しましたと答えました。私は同じ議員としてあなたを信じた。きちんとオンブズマン等にも説明してくださいよと言ったら、あなたはやりますと言って私と別れた。その後、いろんな調査をされて、各派代表者会議では、2枚続けて来たレシートを間違って使って計上したと弁明されました。そして、辞職勧告決議等いろんなことがあって、今回議長確認したところ、警察のなかから平成28年度については新たに4件とオイル交換代、14万幾らかが新たに出てきたと。これは警察から言われて出したわけでしょう。その後、議長からほかにないのか確認があったとき、あなたはありませんと言った。きょう、先ほど平成29年度やはりありましたと。  あなたは議員辞職勧告を受けたとき、マスコミの前で自分議員責任を全うしたいと言い、今も続けておられます。しかし、私たちからすれば、議会権威を失墜させた責任をあなたはどう考えているのかと言いたい。私たち市民からどうなっているのかと言われるんですよ。あなたはこのことについてどう責任をとるのかお尋ねしたい。 20 ◯吉原日出雄議員 実は警察でも強く調べられ、最初、2枚チケットを出した分については故意ではなかったと認めていただきました。私が1時間以内に2回入れたこともありましたので。だからその時には野口議長にはそう話し、申しわけないと思っております。議会権威を失墜させたということについては、言葉がございません。本当に申しわけなく思っています。申しわけありません。 21 ◯野口達也議員 恐らくこの後、議長からいろんな話があると思うんですけど、当然議長にも議会にも市民からいろんな投書があったり電話がかかってきたりするわけですよ。ほかの議員がそう言われているわけですよ。先ほどもちょっとありましたけど、刑事告訴されたその日も視察に行っていた。その後も2回だったかな、出てきていると。それがありながら、先ほど言うたように5月の時点で議長が言ったときに、ほかにはありませんと答えたと。私はこれはおかしいと思う。その辺は頭に入れて、決断してほしいと思います。 22 ◯毎熊政直議員 吉原日出雄議員、あなたは今の説明で車で行ってはいけないということを知らなかったような説明もしていたと思うんだけれども、平成29年に議員辞職勧告市長からの刑事告訴を受けた後も同じようなことをやっているとよ。刑事告訴の中には大分に車で行ったことも入っているんだから、知らなかったという話にはならないと思う。今出たように、これは市議会全体が市民から信用と信頼を失う大事態さ。まだ警察取り調べも終わっていない最中にこういう同じようなことをなぜしたのか。辞職勧告決議刑事告訴の重みをまったく感じなかったのか、そこも教えて。 23 ◯吉原日出雄議員 私は刑事告訴されたことや辞職勧告決議を受けたことについては、決して軽々しく考えておりません。視察については道中いろいろと勉強できるということで、本来ルールを守って事前にこういうことをしたいという手続をすればよかったんでしょうけど、私がそこを怠っていたということは深く反省すべき点だと思っています。 24 ◯毎熊政直議員 そうならばね、議会事務局とよく話して、どうしても車で行かないといけないと相談したのかどうか。警察調べ平成28年に4件出てきているたい。そのことも本来なら自己申告しなければならなかったはずさ。車で行ってはいけないというルールは知っていたわけだから。そしておまけに平成29年度にいろいろ出てきた後も同じようなことをやっていたことが、そこの反省の色が全く見えないから今こうやって尋ねているんだけど。そこはどう感じとるとね。 25 ◯吉原日出雄議員 車で行ってはいけないことがルール違反ということを私がきちんと自覚しておりませんでした。 26 ◯毎熊政直議員 平成29年は告訴された後よ。大分に行った視察告訴された中に入ってたろう。平成27年、平成28年の告訴を受けた分には大分に行った分も入っていたはずさ。告訴の中に入っていたのにそれは認識はなかったという答えはおかしか。 27 ◯吉原日出雄議員 大分視察に関しては、JR運賃ガソリン代を二重に請求したということで告訴されたという認識でした。 28 ◯向山宗子議員 今、まさしくそのことを聞こうと思っていたのですが、平成29年度の5回の視察鉄道運賃を計上してお受け取りになっているのですが、実際は車で行かれたガソリン代も請求なさっているわけですよね。 29 ◯吉原日出雄議員 市外、県外で入れた分については一切請求しておりません。ただ、大分で1回だけ2,000円ぐらいのチケットが紛れ込んでいたことはありました。 30 ◯向山宗子議員 行く前に満タンにして行かれたんじゃないんですか。 31 ◯吉原日出雄議員 全てがそういう状況であったとは記憶していません。 32 ◯向山宗子議員 水掛け論になりますけれども、先ほど市民クラブもおっしゃいましたけれども、最後の分、これだけ市議会議員全員信頼を失墜させるようなことをやられて、平成28年度分が上がってこなかったら、今回平成29年度もおっしゃらなかった。議長たち確認をして、ありませんと言って、結果が出てきて、実はありました、返しますというのは背信行為です。虚偽をおっしゃっているわけですから、市民に対する背信行為だと思います。そのことに対して、どう責任を取られようと思っていらっしゃるのですか。先ほど、すいませんの後にその点が抜けていましたのでお聞きしたいと思います。 33 ◯吉原日出雄議員 確かに、議長に5月15日にお会いした時は、ありませんと一度言いました。しかし、金曜日にまたお願いに行ったときに、何しろ正直に話さんばとよと念押しをされましたので、本日このような形で提出をさせていただきました。その件につきましては、本当に深く申しわけなく、すみませんとしか現時点では言えません。本当に申しわけございません。現在熟慮中であります。 34 ◯内田隆英議員 説明というか、言いわけというか、釈明を聞いて、車で行ったら便利だからということで行ったと言うけれども、本来議員たるもの政務活動費の使用基準はきちんと見て、守っていくべきなんですよ。しかしあなたは、さもその先輩議員責任を転嫁して、先輩議員が行っていたから自分も行っていいということは言いわけになりませんよ。そして、本来公共交通機関を利用して、そこからマルシェとか道の駅とか行くのであれば、どういう所にあるのかを調査することができるわけですよ。あなたがやっているのは、調査ではなく政務活動費を使った遊びではないですか。そして、議長からありませんかと言われて、ありませんと言っておきながら、追い詰められたら吐露している。そんな議員の品位を失墜させるようなことを平気でやって、そして身の振り方について問われてもまともに答えようとしない。辞職勧告決議を受けたということを重く受けとめて、本来ならばやってはいけないことをやったわけだから、しかもあなたは無免許で1回やめたじゃないですか。無免許でやめた後にまたこういうことをやって、議員辞職勧告決議案まで出されて、そして職務を全うすると、その後にまたこんなことをやって、告発をされているのにやっている。本来、議員たる資格がないと思いますよ。お聞きしますけれども、このまま任期を全うするつもりなんですか。いかがですか。 35 ◯吉原日出雄議員 現時点ではそのように考えています。 36 ◯内田隆英議員 議員辞職勧告を受けてもやめないと、こんな不正をやっても、警察で何て言っているのか知りませんけれども、辞職をしないと言うのであれば、それはそれであなたの辞職勧告決議がそこまで拘束されないから、仕方がないのだけれども、一般的にこんなことは、あなたを応援してくださった方々にも失礼であるし、そういった方々に対するおわびとして、まず議員辞職をするべきだと思う。 37 ◯幸 大助議員 私が今一番びっくりしたのは、平成29年度がきょう出たのがびっくりしています。先日、平成28年度分をお聞きして、もうほかにはないかということで、本人がないということを信じてきょうここに来たわけですけれども、さらにあったということは、何を信用していいか全くわからない状態です。内田議員も言われましたけれども、やはりここは政治家として男として潔く議員を辞職して、来年の選挙は出るなら出るというふうにするべきだと思いますが、その点はどうでしょう。 38 ◯吉原日出雄議員 まず、本当に申しわけございませんでした。進退につきましては、後援会の幹部の方々とも熟慮させていただきたいと考えております。 39 ◯五輪清隆議長 ほかにありませんか。なければ私から吉原日出雄議員に申し上げます。  今回2度にわたる政務活動費不正受給に関して誠に遺憾であります。昨年6月28日政務活動費不正受給が発覚したことにより、長崎市議会議員辞職勧告決議全会一致で可決しました。吉原日出雄議員も選挙で選ばれた議員であり、議員辞職勧告に賛同した議員のみなさんも苦渋の選択だったと思います。当時の野口議長より議員辞職勧告が決定する前に、不正受給された内容確認した際に、あなたはほかにないと言われています。その後、長崎市は昨年8月25日に政務活動費不正受給について、悪質だとして警察刑事告訴され、警察調査平成28年の新たな不正受給の指摘を受け不正を認めています。なぜ1年前に不正受給の事実を言わなかったのか。今回明らかになった不正受給は見つからないだろうという気持ちだったと思います。議員として、人間として許されない行為であります。1年前のあなたの行為により、当時議会議員に対して、市民の皆さんから信用、信頼できないという苦情、苦言も多くあっています。そして今回の新たな不正受給が先週からマスコミで報道されて以降、議会事務局や私に対し、市民の方から電話や投稿葉書でこのような意見があっています。1点目が、テレビの報道を見たが、不正に使っていてもやめない議員をやめさせる方法はないのか。2点目は、不正使用したお金を返せば済むと思っている人間が市民代表である議員をする資格はない。3つ目は、私は悲しい気持ちです。非常識を通り越し悪意に満ちています。お金を返して済む問題ではありません。このような開き直りをされている市議会に対し不信感を持つのは私だけではないはずです。うやむやにするような町には住みたくないなどが寄せられています。さらに、まだほかにあるのではないのか、もっと徹底的に調べろ、すぐやめさせろという意見を持っている市民の方も多くいらっしゃいます。私はあなたと5月15日、直接面談したときに、平成29年度、不正受給はないかと聞きましたが、あなたはほかは一切ないと言い切ったのです。昨年の議員辞職勧告、さらには刑事告訴以降も不正受給をしたことは、反省のかけらもありません。あなたは、どのような神経をしているのか理解ができません。あなたは自分が行った行為の重大さもわかっていません。あなたが幾ら弁明しても、2度、3度とうそをつかれると何もかもが信用できません。あなたの行為により長崎市議会の信用を失墜させているのです。そしてほかの議員は迷惑しているのです。このことを再度受けとめていただきたいと思っています。そして不正受給されたお金を返しても、不正の事実は払拭されないことを申し上げておきます。  そこで1点だけお伺いします。今現在、市民の方から、吉原日出雄議員に対しての、いろんな批判が出ています。そして議会に対しても、批判が出ています。このことに対し、今現在どのように思っているのか、この1点だけお聞かせください。 40 ◯吉原日出雄議員 大変深く申しわけないと思っております。 41 ◯五輪清隆議長 それだけですか。  以上で本人説明を終わりたいと思いますが、よろしいでしょうか。退席のため暫時休憩いたします。           =休憩 午後3時39分=           =再開 午後3時40分= 42 ◯五輪清隆議長 それでは会議を再開します。持ち帰りでありました会派のご意見をお願いします。 43 ◯野口達也議員 市民クラブはこの間、会派会議をやりました。今回の新たな発覚についてですね、やはりまだ刑事告訴された後の結果は出ておりませんけれども、6月議会において再度、議員辞職勧告するべきである。これはうちの会派全員の意見であります。 44 ◯毎熊政直議員 当然うちも議員辞職勧告は絶対ありきなんですけど、ただきょう新たなこういうことが出れば臨時議会を開いてでも辞職勧告をするべきであるという話もね、できるかできないか日程の問題もあるけどやはりそれぐらいの議会としての動きをしないといけないだろうという意見も。まだ皆さんには当然今聞いたばかりだから、うちの会派のメンバーには全部まだ話すいとまはなかったけれども、ただそういう意見も出てくることを想定しておます。 45 ◯向山宗子議員 うちも全会一致議員辞職勧告決議を出すことには賛成でございます。それしかできないということでありますからしようがない。本当だったら公民権停止が求められるのであれば、こういう人は議員になってほしくない。また手を挙げられるそういうシステムがあるっていうのは本当に納得はいかないですけれども、今できることは辞職勧告決議しかないということであるのでそれは賛成です。 46 ◯吉原 孝議員 新たな同じような事案が発生するんではないかというのが会派でのもっぱらの考えでした。この会に臨んで全くその通りだったのであります。そういうことで会派としても再度、議員辞職勧告決議をすべきだと。そして本人の猛省を求めるべきだと結論を得ました。以上です。 47 ◯内田隆英議員 うちの会派議員辞職勧告決議は当然出すべきだと。平成28年度が出てきたということで明政クラブが言われたように臨時議会を開けるのかということで、議会として早急に議会の意思を示す必要があると。ただ簡単にこの決議だけでは議会が招集できないので、もし行政のほうでできるんであれば、行政としてもみずからの市民の税金を詐取したわけだから、一日でも早くやはりそういった姿勢を示すという点ではできないものかと考えております。 48 ◯深堀義昭議員 本当にもうないのかなという感じがするわけで、下手すると平成30年度分もないのかなと。議会事務局にお尋ねをもう一度しますが平成30年度分で出張旅費をしたというものがあれば。 49 ◯松竹議事調査課長 今のところ出張には行っておられません。 50 ◯深堀義昭議員 それならそれでいいんですが、あることないこと言われても。自民党時代から自分たち政務活動費を使って行動したということは、私の記憶にはありません。おまけに、鉄道料金をもとにして、車で視察に行くなんてことは、多いので乗れないんです。あり得ないですよ。そういううそをつくこと自体、初めから質問する気が起こらなかったということと、平成28年度分が告訴された後の話であり、全く反省の色がないと。これを議会のほうから理事者にお尋ねをしますけれども、理事者はこれ以上の法的な議員に対する権限は有しないという法律的な判断ですか。 51 ◯橋田総務部長 法的にということですけど、告訴したのは平成27年度、平成28年度分にかかる分です。本日出た話ですと平成29年度もということですので、そのあたりが法的にどうかということは整理をしたいと思いますし、平成29年度分全体の政務活動費がどうなのかということもまずしっかり調査する必要があると考えております。その上で、判断をする必要があるのかなと考えております。以上です。 52 ◯深堀義昭議員 責任者としては、これが新たに出てきたわけですから、一定の共産党なり毎熊議員からも話が出たように時を置かずに、議会を招集するのはできるんじゃないかというふうに思いますので、検討していく議題としてお願いしたいと思います。 53 ◯幸 大助議員 チーム2020としても、2回目の議員辞職勧告を出すことには賛成です。 54 ◯五輪清隆議長 ただいま各会派のみなさんからは、議員辞職するべきだということで、全会派から意見をいただきました。その中で、臨時議会を開いて早目にしてはどうかという意見がありましたから、このことについては私のほうで改めて調整をさせてください。よろしいですか。     〔「異議なし」と言う者あり。〕 55 ◯五輪清隆議長 本件につきましては、議会運営委員会にお諮りしたいと思っています。ここに梅原議会運営委員長もいらっしゃいますけれども、当初次の議会運営委員会を5月31日としておりましたが、この件に関しましてはもし臨時議会を開くようなことがあれば、また前倒しを含めて検討させていただきたいと思います。なお、吉原日出雄議員から不正取得した平成28年度分についての政務活動費14万2,440円については、返してもらうことにご異議はありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり。〕 56 ◯五輪清隆議長 それではそのようにさせていただきます。 57 ◯毎熊政直議員 臨時議会の話を私もしたとばってん、少なくとも明日ぐらいはもう1回、本人に辞職する考えがないのか確認をして、5月28日か29日に臨時議会をする段取りをしても、本人がその前に辞職すれば辞職勧告をわざわざする必要もなかけん、最終的に明日ぐらいにもう1回やめるつもりはないのか確認をしてくれんね。 58 ◯五輪清隆議長 確認はしますけど、本会議につきましてはこの議案だけではできないということになっていますので、この関係で事務局からお願いします。 59 ◯北嶋議会事務局長 この議員辞職勧告決議をもって臨時会は開催できませんので、そこは議長からありましたように、理事者側で議案がどうなっているかという協議があるかと思いますけれども、この案件をもってということはできませんので、ご理解いただきたいと思います。 60 ◯浦川基継副議長 先ほど毎熊団長からありましたように、できれば1日、2日かけて本人から辞表をもらうように言ったほうがいいと思います。その中で、議員辞職勧告決議をするしないということでしょうけれども、そのような時間を欲しいと思っています。 61 ◯深堀義昭議員 意見が出るのもわからんでもないのですが、恐らく今の受け答え、またきょうの会議を見る限りは、弁護士と相談してこれだけのことを言って、警察との聴取のいきさつの中の考え方からある意味で刑の確定までを予定されている。だからできれば早くやらないと、違う判断が出てくる可能性がある。この平成29年度分まで含めた形で認定をしなければ、金額が足りないといううわさもあります。ですから恐らく何回も本人に聞かれても先ほどの最後に言っていた、後援会の関係者と話をしてということは、初めて出てきた話なんです。あれは本当は初めから出てこないといけないんです。ですから、ご苦労願っても無理ではないのかなという感じがいたします。ただ、議長が何か方法があってこれだという形のものがあれば、それは別の問題ですが、職権的にその方法が考えられないと思いますので、よくご相談されたほうがいいと思います。 62 ◯野口達也議員 今、浦川副議長とか深堀団長が言われたように、いろいろなパターンがあると思いますけれども、それはそれで議会議会として粛々と進めてよかとじゃなかですかね。その中で、もし本人議長から言ってもらったりしながらやめるということであれば、そこでまたこっちがとめればいいというだけで、議会議会として動いていっていいと思います。 63 ◯五輪清隆議長 私から、きょう議員辞職勧告ということで、各派代表者会議で決まったということで報告をし、それを受けてご本人さんに対して辞職の意思を確認するということにさせていただいてよろしいでしょうか。後ほど臨時議会の関係も含めて、別途可能であればもう1度集まっていただいて協議をしたいと思っていますから、その時連絡させてください。  この件について、何かありませんか。  その他について、何かありませんか。  以上で各会派代表者会議を閉会いたします。           =閉会 午後3時54分= 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...