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  1. 長崎市議会 2018-03-08
    2018-03-08 長崎市:平成30年総務委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前9時59分= ◯山口政嘉委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから総務委員会を開会いたします。  きのうに引き続き第9号議案「平成30年度長崎市一般会計予算」の審査を続行いたします。  第2款総務費第1項総務管理費のうち、市民生活部所管部分の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 2 ◯山口市民生活部長 第2款総務費第1項総務管理費のうち、市民生活部所管分について、ご説明いたします。予算に関する説明書108ページから115ページまで、128ページから131ページ及び136ページから139ページまででございます。  まず、108ページから109ページについてご説明いたします。第1目一般管理費のうち市民生活部所管分は3億2,125万円でございます。  市民生活部所管事業は、109ページの説明欄2.交際費456万円のうち15万円、4行政管理費のうち7.行政安全対策費387万7,000円、次に111ページの説明欄12市民活動推進費1億580万円から14.パスポート窓口費1億5,910万3,000円までで、次に113ページの説明欄23.【単独】市民活動推進事業費補助金5,000万円でございます。前年度予算と比較しますと、行政サテライト機能再編成に伴う業務の移管分を除き、1,044万7,000円、3.4%の増となっております。増の主な理由でございますが、14.パスポート窓口費のうち1.収入印紙及び県証紙売りさばき費において、前年度と比較しまして1,091万円の増となったことなどによるものでございます。  次に、112ページから113ページの下段に記載の第2目広報広聴費のうち、市民生活部所管分は983万9,000円でございます。市民生活部所管事業は、説明欄1.広報広聴推進費のうち、7.案内所費536万1,000円及び8.市民相談費447万8,000円でございます。前年度予算と比較しますと、66万1,000円、6.3%の減となっております。  次に、128ページから129ページをお開きください。第13目男女共同参画推進費1,372万4,000円は全て市民生活部所管でございます。前年度予算と比較しますと、199万8,000円、17.0%の増となっております。  次に、130ページから131ページをお開きください。第15目交通安全対策費2,993万1,000円は、全て市民生活部所管でございます。前年度予算と比較しますと5万円、0.2%の増となっております。  次に、136ページ、137ページをお開きください。第23目スポーツキャンプ等誘致費662万円は全て市民生活部所管でございます。前年度予算と比較しますと、659万4,000円、49.9%の減となっております。減の主な理由といたしましては、2ラグビーワールドカップキャンプ誘致推進費において、長崎市ラグビーキャンプ誘致委員会負担金等の経費が縮減したことに伴い、675万9,000円の減となったことなどによるものでございます。  私からの説明は以上でございますが、引き続きまして、市民生活部の委員会提出資料に基づき、それぞれの担当課長からご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 3 ◯重富安全安心課長 第9号議案平成30年度長崎市一般会計予算に係る安全安心課所管分について市民生活部提出の委員会資料に基づき、ご説明いたします。  委員会資料の1ページをお開きください。暴力追放いのちを守る長崎市民会議事業費負担金80万円についてご説明いたします。1の概要でございます。長崎市、市民、事業者、関係機関・団体が一体となって暴力追放に取り組むことにより、市民が犯罪被害に遭うことなく、安全で安心して暮らすことができる地域社会の実現を図ることを目的とした、暴力追放いのちを守る長崎市民会議が行う事業に対し、暴力追放いのちの基金から負担金を支出しております。2の事業内容ですが、平成20年度の市民会議設立から平成29年度で節目となる10年を迎え、事業内容の見直しを行い暴力追放いのちを守る長崎市民会議事業費負担金といたしまして80万円、内訳は市民集会・パレード開催費60万円、広報啓発事業費10万円、事務費10万円を計上しております。平成19年の伊藤前長崎市長銃撃事件から10年が経過いたしましたが、全国的に刑法犯認知件数、暴力団構成員数ともに減少しているものの、依然として命を軽視するような事件が後を絶たず、暴行・傷害などの街頭犯罪や女性・子どもへの声かけ事案などが発生している状況であることから、関係団体等と連携して暴力追放運動や防犯のための広報啓発活動に取り組んでまいります。3の財源内訳は、全額暴力追放いのちの基金繰入金となっております。  最後に、参考として各事業の参加者数と決算額を記載しておりますのでご参照ください。  説明は以上でございます。 4 ◯谷内スポーツ振興課長 それでは市民生活部提出資料の2ページをお開きください。第23目スポーツキャンプ等誘致費のうち、東京オリンピック・パラリンピックキャンプ誘致推進費でございますが、21万円を計上しております。1.概要でございますが、東京オリンピック・パラリンピックにおける各国選手団のキャンプを長崎市に誘致することで、世界のトップ選手と市民との触れ合いなどを通じた国際交流を行い地域活性化につなげるとともに、長崎市のスポーツ振興を図るものでございます。2.事業内容でございますが、(1)キャンプ誘致の取り組みといたしまして、長崎県が中心となり連携を図りながら県内の受け入れの調整を行っているところでございます。経費の内訳でございますが、各国大使館等に対する働きかけを行うための旅費等になっております。(2)これまでの取り組み状況につきましては、一昨年4月にベトナム、昨年11月にポルトガルが長崎市民総合プール等を視察しており、キャンプ等に向けた調整を行っているところです。(3)今後のスケジュールでございますが、各国への働きかけ、誘致交渉、視察団の受け入れなど長崎県やスポーツコミッションと連携しながら随時行ってまいりたいと考えております。3.財源内訳は記載のとおりでございます。  次に資料の3ページをお開きください。ラグビーワールドカップキャンプ誘致推進費でございますが、518万3,000円を計上しております。1の概要でございますが、記載のとおりでございます。2の事業内容でございますが、(1)長崎市キャンプ誘致委員会への長崎市負担金が465万4,000円となっております。ア.ラグビーワールドカップ2019事前キャンプ支援業務324万円ですが、これはスコットランドラグビー協会との事前キャンプに係る調整や交流事業のサポート、ラグビーワールドカップ全般に係る情報収集などに係る負担金で、事前キャンプ支援業務として支払うものでございます。この経費につきましては平成28年2月議会において債務負担行為を設定させていただいております。次にイ.スコットランドラグビー協会視察受け入れ業務、141万4,000円ですが、スコットランド代表チームスタッフの視察受け入れに伴う経費となっております。その他(2)大会組織委員会との協議等に係る旅費として52万9,000円を計上しております。(3)今後のスケジュールでございますが、スコットランドラグビー協会との交流事業を実施するとともに、2019年の本大会までの機運を醸成するための取り組みを行いたいと考えております。また、大会組織委員会を通じて選定される公認キャンプにおきましても長崎県とともに共同申請を行っており、早ければ今月以降各チームの公認キャンプ地が順次決定していくことになります。引き続き公認キャンプの誘致についても取り組んで参りたいと考えております。3.財源内訳は記載のとおりでございます。
     次に資料の4ページをごらんください。ラグビーワールドカップキャンプ交流事業費でございますが、122万7,000円を計上いたしております。1.概要は記載のとおりでございます。2.事業内容でございますが、(1)スコットランド代表チームを市全体で歓迎する機運醸成のため国旗やのぼり等の購入費として74万2,000円を計上しております。次に(2)スコットランド派遣受け入れ事業として48万5,000円。これは、平成28年8月に長崎県中学生ラグビー選抜チームをスコットランドに派遣しましたが、今回はスコットランド側から子どもたちの派遣を受け入れるもので、市内の子どもたちとの交流を実施する経費を計上しております。3.財源内訳でございますが、国庫支出金として地方創生推進交付金61万3,000円、一般財源として61万4,000円となっております。  説明は以上でございます。 5 ◯山口政嘉委員長 これより質疑に入ります。 6 ◯内田隆英委員 まず第一点目ですね。暴力追放のいのちを守る長崎市民会議の中で、予算が80万円なんだけれども、委員会資料の中で昨年までの予算からすると減ってきているという、前回140万円なんですよね。昨年は。  ことしは人数の規模はそう余り変わらないんですけれども、予算が80万円に減らされているんですけれどもその理由についてお願いします。 7 ◯重富安全安心課長 今まで暴力追放いのちを守る長崎市民会議については、いのちの基金の繰り入れ金で事業を執行してまいりました。平成28年度が104万7,748円ということで、ここが決算として確定しているところでございますけれども、ここと比べまして、まず見直した点でございますけれども、これまで小中学生を対象に暴力追放や命の尊さに対する認識を深めてもらうことを目的に、啓発事業の一環として暴力追放啓発書写コンクールを実施してきたところですが、今までも学校教育の現場におきまして子どもたちが命の大切さや、いじめの問題を学び考える取り組みが時間をかけて行われております。新年度から教科となる道徳の時間の中でも命の大切さを学ぶ機会が継続してあるということから、啓発書写コンクールにつきまして10回目、平成29年度で見直しを行って行わないことといたしました。ですけれども今後とも市民会議や各地域の防犯団体等の活動状況を周知するための情報誌や防犯に関するチラシ等を活用して子どもたちを含め多くの市民及び関係団体に対する広報啓発事業の充実を図ってまいるようにしておるところでございます。この減った部分と申しますのはこの書写コンクールに係る部分が減っております。以上でございます。 8 ◯内田隆英委員 説明聞いてわかりますけれども、平成28年度の決算からしても8割前後の予算になっているわけですよね。確かに子どもたちの啓発とかいうのは学校等いろいろありましょうけれどもね、それにしても2割ぐらい予算を減らしていると、それで大丈夫なのかなという気がするんですけれどもいかがですか。 9 ◯重富安全安心課長 毎年度4月の暴力追放強調月間に市民を含め事業者、関係団体の皆様が一堂に会して暴力追放を訴える市民参加型の暴力追放運動、それが集会パレード開催ということでそこが根幹をなしておる、それから広報啓発事業費、市民会議の活動状況や、あるいはいろいろな防犯等についての知識を啓発する事業、そういったところを組み込んで考えておりまして80万円ということでしております。  以上でございます。 10 ◯内田隆英委員 わかりました。  そしたら続いて予算説明書113ページの23の市民活動推進事業費補助金で、自治会集会所建設奨励ということで5,000万円組まれているんですけれども、どこの自治会の集会所を建設するのか、それとどういったことで建設すればこういった奨励金というのが出されるのか説明をお願いします。 11 ◯中野自治振興課長 今の自治会集会所の建設補助金でございますが、こちらにつきましては、まずは自治会の集会所を新築または購入する場合でありますとか、それから改築・改修をする場合全体の事業費の半分を補助するという制度になっております。集会所が避難所である場合については4分の3の補助ということになります。これについて5,000万円、前年度と同額の予算を計上いたしております。新築であればやはり2,000万円とか1,000万円から2,000万円ぐらいのそういったところが出てきますので、こちらについても予定が出てくるかということで一応計上させていただいておりますが、これについては各自治会のみなさん方の自治会の集会所というのはコミュニティの場ということで大事ですので、いろいろ活用していただいているところでございます。 12 ◯内田隆英委員 わかりました。  今説明をされた中でその改修等で、そうした改修について最高2分の1を助成するということなんですけれども、その自治会の会館の外装とかそういったものだけなんですよね。窓枠とか。例えば、伊王島の私が住んでいる所属している自治会は、大体60戸ぐらいしかないわけです、会員さんが。そんな中で集会所の総会とかするところの下がじゅうたん張りで、もう大分十、二十年以上になっているからだと思うんですけれども、その改修をするには自治会でせんばいかんわけですよ。市から全然補助が出ないわけですよ。そして小規模の自治会では、改修するにはもう多額のお金がかかって自治会ではもう賄いきれないというのが状況なんですけれども、そういったフローリングの張りかえだとかということについても補助の対象とするように改正できないのか。いかかですか。 13 ◯中野自治振興課長 先ほど私の説明でちょっと漏れておりましたが、この補助制度というのが自治会の方が所有する集会所ということになっておりまして、自治会で所有する集会所の場合、例えば床の張りかえであるとか、外壁の補修であるとか、水洗トイレの改修であるとか、そういったものについては対応が可能でございます。 14 ◯内田隆英委員 自治会所有の集会所だったら対応できるということも、伊王島の場合は、たしか財産活用課の管理になっているわけね自治会の建物が。市民生活部では、その自治会が所有している集会所であれば市が補助、2分の1でもしますよと、しかし財産活用課が所有している自治会の建物についてはサッシだとか、そういったものについては市が責任をもって改修するけれども、中身はフローリングだとかドアだとかそういった補修は全部自治会にと、ちょっとした修理とかいうのはできるんだけれども、フロアにダニがおってかまれるわけです。集会しよってね。だから、それを外してフローリングを板張りにするとかいうことが可能なんですけれども、お金がかかると実際に。そういった点での助成の仕方といいますか、市民生活部と財産活用課と話し合ってできないのかどうか。いかがなんですかね。 15 ◯中野自治振興課長 確かに自治会の皆さんでお使いの集会所ということで、いろいろと大変だと思いますけど、所管が財産活用課でございますのでそういったご要望があったということで協議をしていきたいと思っております。 16 ◯内田隆英委員 ぜひそしたらお願いしたいんですけれども。そこはやはり緊急避難場所なんで、台風時なんかのね。そういった所にお年寄りの皆さんが来るごとね、財産活用課にもそういったことを勘案して、ぜひ改修のほうについても助成していただければということを伝えていただければと思います。よろしくお願いします。 17 ◯深堀義昭委員 ラグビーとかサッカーとかいろいろ誘致をオリンピックに向けてという体面はわかるんですが、松山の競技場でお尋ねいたします。誰がいつどこを通して今のスポーツ団体に一括貸し出しをしたのか、そしてそれはどこの委員会に諮ったのか、教えてください。 18 ◯谷内スポーツ振興課長 松山の陸上競技場につきましては、フィールドを含めたトラック・フィールドにつきましては、貸し出しの規定がもともとありまして、貸し出しの規定に基づいた貸し出しというのを行っているところです。これまでラグビーについては国体の練習場としては使ってはいたんですけど、これまで貸し出しをしていませんでした。そこについて今回、機運醸成の一環というところもありまして、月に1回程度貸し出しということで、スタートをしたところですが、その後、練習利用という形でちょっと頻度がふえて陸上競技利用の人にご迷惑をおかけしたという事情になっております。  貸し出しについてはスポーツ振興課のほうで許可したものです。今後、特に傷んでいる状況で陸上関係者からの相談もあっておりますので、4月以降につきましてはスパイクを履いた練習利用については使わせないということで、競技団体と調整を行っているところでございます。  説明は以上です。 19 ◯深堀義昭委員 あのスポーツ振興課が貸していると、スポーツ振興課は来ているの。それはね指定管理全体の問題、それから松山競技場が二種競技場から今、競技場の規定はそのようになっているはずです。そしてその学生がクラブ活動用に使っている幅跳びであるとか、円盤投げであるとか、全然されてないんですよ。それで入るとね怒られるんですよ。誰がそんな権限を与えたのか、もともと何十年と使ってきた競技団体が使えない、そして特定の団体に使わせる、そしてそれが競技用の靴を履いてないとラグビーできないですよ基本的に。タックルするわけですから。だからその運動靴で、できるような団体ではないはずなんです。それを何でそういうふうに使わせて、なおかつあとはねやりっ放し。田植えの後と一緒。雨降りの後は。しかしね、これは30年近くになりますけれども、ローマ法王が長崎においでになってあの競技場を使わせてもらいました。そしてそのときには超満員の観衆がいたわけです。それで、フィールドとかなんとかでなしにあの中にまで全部、雪の降る日でしたので敷物であるとかゴムの製品であるとかというものを持って全部座って1つの行事を行った。しかし当然、警護であるとか本人が乗ってこられたオープンカーであるとか、そこで全てやり直しをしたんですよ。原形復旧だったんですよ条件が。これで貸し出したらいいですよ。市民生活部がどんな担保を取っているんですか。3月31日まで貸し出していいですよ。許可をしているんだったら。その3月31日が終わったのちの新たな年度にかかる時に貸し出しの条件が違う、今の話ではというような形ですが、現有のものをそのまま引き取るんですか、過去のハンディでは違うじゃないですか。そして一番迷惑しているのは市民ですよ。ラグビー・サッカーのそういうものもね、きちんとあるじゃないですか。ラグビー・サッカー場が、高い金をかけてつくったじゃないですか。そこが今子どもたちのクラブとかなんとかたくさんあってほぼ満員だと思います。防犯組合がサッカーをしようと思っても日曜祝日二日にまたがるんですけれども準備からしてね。されなくて、桜の里に行ったりなんだりしているんですよ。桜の里とかなんとかでもあるじゃないですか、所管の浦上署がする子どものサッカーだって松山競技場が使えないんですよ。一年前から申し込んでおっても。ま、それはそれでおいて、その原形復旧させるんですか、させないんですか。どういう書類を持ってあなた方は許可したんですか、その書類の提出をお願いします。 20 ◯谷内スポーツ振興課長 施設の利用につきましては、施設の利用許可申請が出てそれに対し許可書を出しているところです。  資料を提出したいと思います。 21 ◯深堀義昭委員 波及して申しわけないんだが、原形復旧の件はどうなってる。それも入ってないはずですよ。その許可書には入ってない。 22 ◯谷内スポーツ振興課長 一般的に柿泊の陸上競技場でもそうなんですけど、スポーツ利用というところについての原形復旧というのは約束をしているわけではありませんので、松山の陸上競技場についても使った後の整備については依頼をしておりますが芝がはげた分について補償するようにというところは入れていないところです。  これにつきましては市のほうでの対応で芝生については、その後の整備を考えていきたいと考えているところです。 23 ◯深堀義昭委員 資料は資料でもらいますけどね、全然条件が違うじゃない。原形復旧にして戻すというのを前の人にさせているんだよ。約9,000万円かかったんだよ前の人は。フィールドから全部やり直したんだから。今度の場合だってラグビー・サッカーの練習をするような機能の施設じゃないですよ。ほかの競技をするようなシューズをはめているわけですから。そこを使わせとって市が責任を持ってはげたところだけは芝を入れかえます、そんな馬鹿な話はないでしょ。全体的に全部いかれてますよ。本来砂がなからんばいかん走り幅跳びのところだって全部いかれているじゃないですか。現場を見て話しよっとね。何回もあなたには議員から指摘事項がされているはず。使わせないということにしなさいよ。だってスパイクを履く競技がね運動靴でやったって意味がないんですよ。誰がそんげんごというてきて誰が責任持って貸したの、原形復旧にしなさいよ。一般市民が困っているんですよ、不備じゃなかったら、その前の使用者にも同じような条件で9,000万円返してください。これは責任を持って、私が責任者で借りて私が修繕したんだから、競技場も何も。不公平ですよ。 24 ◯山口政嘉委員長 暫時休憩します。           =休憩 午前10時32分=           =再開 午前10時34分= 25 ◯山口政嘉委員長 委員会を再開いたします。  先ほどの質問の中にサッカー・ラグビー場をなぜ使えないのかという質問があったと思うんですがそこの質問に対するお答えはないですか 26 ◯谷内スポーツ振興課長 松山の市営ラグビー・サッカー場につきましては、人工芝ということもありまして土曜・日曜は主に大会での利用という形でサッカー・ラグビーの大会の予約が入っている状況で一般での利用という枠がもう余っていない状況での運用になっておりますのでそういう部分で一般の利用の場所がないというところで練習利用で使わせてくれというところで、今回、松山陸上競技場の貸し出しをしていたという状況でございます。  説明は以上です。 27 ◯山口市民生活部長 さきほどの松山の陸上競技場のフィールド内の荒れた状態についての今後のことでございますけど、今現在予約が入っておりましたけれども、まず使用者を小学校と、それと週1回でですね、一応回数をまず減らさせております。それと、利用後、今まででこぼこになってた部分で確かに通常ですと土のグラウンドですと使用した後にレーキをかけたりして平らにすると、いう行為もなかなか行われていなかったということでそこを、競技場に砂がちゃんと用意されておりますのでそれを利用者のほうで入れていただいてレーキでしっかりならしながら芝の養生をしっかり図っていくと。なお、新年度以降につきましてはちょっと先ほど説明が違っておりましたけれども、スパイクを使用する競技については原則使用をさせないと。ただ特殊な大会とかあった場合は、その時点で考えるということでございますけれども、その間につきましても、先ほども申しました利用の制限をかけて、表面を土などでしっかりレーキで整備しながら芝の養生を図っていきたいというふうに考えております。以上でございます。 28 ◯深堀義昭委員 その損害賠償については求めないの。その不公平の是正は誰がするの。 29 ◯山口市民生活部長 利用者についての原形復旧の件でございますけれども、私共が利用の際にそういったフィールド内の競技での利用ということで許可書の中にはそういったものは入れておりませんでした。ただ先ほど申しましたとおり通常の競技の利用でございますと土のグラウンドですと利用者がしっかり土を慣らして整備するというのはやっていただかなければならないことですので、そういった点で元の状態に養生するまでの間の協力はお願いしたいと思っております。以上でございます。 30 ◯深堀義昭委員 再確認をいたします。砲丸投げ、それからほかの競技をやってる施設については原形復旧を役所が責任を持ってするということに捉えていいんですか。 31 ◯谷内スポーツ振興課長 スポーツ競技につきましてスポーツ施設の貸し出しについて通常の利用の範囲内での分については当然、グラウンドであれば後を整備するとかいうことはありますけど、芝について剥げたところを復旧するようにということはこれまでもありませんので、スポーツ施設についてはスポーツ利用というところに関してはそれでいきたいと思っているところです。 32 ◯深堀義昭委員 そんな前にも項目はあってるわけだから、私が言ってんのはね、そのサッカー優先をするがゆえに、ほかの競技団体も使えないじゃないですか、その設備をしてたものが全部使えなくなってるじゃないですか。それは原形復旧をさせるんですか、長崎市が責任を持ってするんですかといってるんですよ。  芝を張りかえればいいというところじゃないじゃないですか、円盤投げなんか砂をならしてからサークルをつくっているじゃないですか。だから元の原形に復旧させるんですかとそれとも原形復旧させないんだったら市が責任を持って自分たちが許可認可のときにそういう条件をつけていませんでした。だから市のほうでほかの競技団体に迷惑をかけないような形にきちんとやりますと、そしてその間はこうこうして条件をつけますと、今後についてはこういうふうな条件をつけますということを今口頭で言ってるからきちんと答弁にしてくれろと私は言っているんですよ。 33 ◯山口政嘉委員長 暫時休憩します。           =休憩 午前10時40分=           =再開 午前10時42分= 34 ◯山口政嘉委員長 委員会を再開いたします。 35 ◯谷内スポーツ振興課長 フィールドの中にあった走り高跳び、円盤投げの部分かわからないんですけれども中にれんがで張ったラインが2カ所ありました。そこにつきましては、実際フィールドを使う部分で現在も使っているかというところを陸上競技協会の方と話をしたんですけれど、実際にもうそこは使っていないというところでありましたので、承諾をいただいて撤去をしたという状況です。それで、あとフィールドの中にある走り幅跳びにつきましては今後も使いたいというところがありましたので、現状も今残している状況でございます。  説明は以上です。 36 ◯深堀義昭委員 あそこはね、二級認定競技場なんですよ。勝手にね競技団体がいらなくなったからほかの団体がそれを潰して使うというものにすればね二級認定の許可は取れないんですよ。〔発言する者あり〕二級取れとっさ。廃止はしてないよ。松山。 37 ◯山口政嘉委員長 暫時休憩します。           =休憩 午前10時43分=           =再開 午前10時45分= 38 ◯山口政嘉委員長 委員会を再開します。 39 ◯梅原和喜委員 2ページの東京オリンピック・パラリンピックキャンプ誘致推進費これ21万円上がってます。事業内容を見ますと県が中心となって長崎県内の市町村から参加をして長崎県チームとして長崎市も派遣をされて各国大使館にキャンプ誘致を含めて陳情とか要請をするんでしょうけれども、例えば課長クラスの方が行くのかそのあたりを教えていただけますか。 40 ◯谷内スポーツ振興課長 平成29年度につきましてはポルトガル大使館のほうに行った際、キャンプの要請をお願いしたところなんですが、そのときは私が行きまして一人分の旅費は平成29年度に使ったというところになります。 41 ◯梅原和喜委員 概要のところで、世界のトップ選手と市民との触れ合いなどを通じた国際交流を行い地域活性化につなげるということの目的があるんですけれども、これ21万円で、2020年あと2年後には東京オリンピックが開催するんですけれども、この予算の21万円でこの概要のところの目的が、達成できるのか予算を少し多めに取ったほうがいいかなと思うんですけれども、やはり県とのかかわりがあるからこういった予算で十分だということで判断されたんですか。 42 ◯谷内スポーツ振興課長 キャンプ誘致に係る経費につきまして現在県の方が負担をしまして、スポーツコミッションのほうの立ち上げをし、スポーツコミッションに係る職員等の費用についても県のほうで負担しているところですが、実際にキャンプを誘致する交渉につきましては県であるとかスポーツコミッションが窓口となって現在交渉を行っているところです。  今後2020年の段階になりましたら実際に滞在をするというところで滞在費の補助なりを今後予算を計上していくことになるかと考えているところです。 43 ◯梅原和喜委員 さきほど申し上げましたように世界のトップ選手、日本国内のトップ選手と触れ合うことが子どもたちのスポーツ振興・レベルアップにつながると思いますので、この所期の目的が達成するように頑張っていただきたいと思います。  あと1点、ラグビーワールドカップキャンプ誘致推進費ラグビーワールドカップ交流事業費、これスコットランドの誘致とか交流の予算なんでしょうけれども、予算の事業の財源の内訳がラグビーワールドカップキャンプ誘致推進費は一般財源からと、ラグビーワールドカップ交流事業費は地方創生推進交付金を使うと分かれていると思うんですけど、同じ相手先からスコットランドだったら、プロジェクトチームをつくって同じ事業でされなかったのか、分けた理由をちょっと教えていただけますか。 44 ◯谷内スポーツ振興課長 もともとスポーツキャンプ等誘致推進費につきましてはスコットランドを対象としたわけではなくて、これまでどこか呼ぶというところで各国対象に事前キャンプの交渉であるとか、公認キャンプに手を挙げて、今後もそこについてを進めている状況でございます。  それで、交流事業費につきましてはスコットランドが決定したというのを受けましてスコットランドとの交流がすぐにも始まっておりますので、そこに係る交流事業という部分を交流事業費のほうでみてるという状況でございます。 45 ◯梅原和喜委員 先ほど課長の答弁ではこのラグビーワールドカップキャンプ誘致推進費はスコットランドだけには限ってないよと、ほかの国の選手たちともアプローチをするんだと、ということなんでしょうけれども、これは平成30年度当初予算の予算事業なんで、これからもしスコットランド以外の国との交流推進も進めていくということでよろしいんですか。 46 ◯谷内スポーツ振興課長 事前キャンプにつきましては、もうなかなかスコットランド以外が来るということはないんですが、公認キャンプについては手を挙げているという状況で組織委員会の名簿に長崎のほうも登録している状況になっておりますので、そこについては視察が来るというようなこともあるかと考えておりますのでそこについて対応していきたいというふうに思っております。 47 ◯山口政嘉委員長 暫時休憩します。           =休憩 午前10時51分=           =再開 午前10時53分= 48 ◯山口政嘉委員長 委員会を再開いたします。 49 ◯谷内スポーツ振興課長 先ほど深堀委員の松山の陸上競技場の公認の件につきましては、現在施設の管理人の土木総務課のほうに確認をしたんですけど、二種の公認の申請については平成10年4月をもって公認の申請はしていないということを確認いたしました。  それから、貸した後の整備につきましては、うちのほうが芝の部分の後ということもあって整備が難しかったというところもあるのかもしれないんですけど、一応土の部分に穴が開いているところについてはトンボ等をかけてきれいに平らにするようにということで指導を行っておりまして、12月以降にはそういう形できれいに使った後は、ならして終わるようにということで指導は行っていたところでございます。  今後も引き続き、使った後の整備については指導していきたいと思います。申しわけありませんでした。 50 ◯山口政嘉委員長 ほかにありませんか。  委員長から。原形復旧というのは借りる人のそれはもう何ていうんですかね、スポーツマンだったら絶対分かっていることですので、そこら辺は徹底するように今後、後の人がやはりよく使えるようにするような連携をとって指導していただきたいと思います。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時55分=           =再開 午前10時59分= 51 ◯山口政嘉委員長 委員会を再開いたします。  次に第2款総務費第1項総務管理費第2目広報広聴費のうち広報広聴課所管部分、第5目会計管理費、第6目財産管理費及び第24目諸費のうち理財部所管部分の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 52 ◯水田広報広聴課長 それでは、第2款総務費第1項総務管理費第2目広報広聴費のうち、広報広聴課所管分について、予算の概要をご説明させていただきます。  予算に関する説明書の112ページ及び113ページの下段をごらんください。第2目広報広聴費のうち、広報広聴課所管分は、説明欄1.広報広聴推進費のうち、1-1.広報紙等発行費から1-6.コールセンター運営費までの1億5,482万5,000円及び2.事務費、次ページになりますけれども、115ページの説明欄、2-1.広報広聴費事務費636万3,000円の合計1億6,118万8,000円でございます。前年度当初予算額と比較しまして、1万4,000円の減となっております。  それでは、お手元に配付しております、広報広聴課提出資料の1ページをお開きください。広報広聴課所管の予算の概要を一覧表として掲載させていただいております。このうち、表の中ほどの1-2.テレビ・新聞等広報費につきまして、提出資料に基づきご説明させていただきます。  2ページをお開きください。テレビ・新聞等広報費3,965万8,000円でございます。1.概要でございますが、テレビ、ラジオ、新聞を通して、市政のお知らせを市民の皆さまに広くお知らせするとともに、本市の重要施策をより多くの市民へ理解してもらうことで、市民協働のまちづくりにつなげていくための事業でございます。次に2.事業内容の(1)テレビによる広報でございます。ア.週刊あじさいにつきましては、アナウンサーが情報を読み上げるお知らせ番組と、カメラ取材を通して映像で紹介する企画番組を、地元民放4局で毎週末に放送しております。イ.データ放送につきましては、NBCテレビのデータ放送自治体情報のメニューで、お知らせ情報や防災情報などを文字情報により放送しております。ウ.ケーブルテレビにつきましては、毎週金曜日の夕方に長崎ケーブルメディアの情報番組「なんでんカフェ」に担当職員や市長が出演し、アナウンサーとの対話形式で市政情報を放送しております。(2)ラジオによる広報につきましては、NBCラジオとFM長崎で毎週1回、市政のお知らせ情報をアナウンサーの読み上げ形式により放送しております。(3)新聞による広報でございますが、ア.長崎市役所だよりにつきましては、広報紙に掲載できなかったお知らせや、緊急に周知したい情報などを、地元紙長崎新聞に掲載し広報するものでございます。イ.長崎新聞への新聞広告につきましては、新たに平成30年度から実施を予定している事業でございます。これは、長崎新聞が毎週日曜日に折り込み紙として発行している「とっとって」の見開き一面を使い、カラーのページで写真やイラスト、マンガなどを用いて、重要施策をわかりやすく掲載し、市民のみなさまの理解度を高めていただくことを目的として実施するものでございます。掲載事業につきましては、あくまでも現時点での予定でございますけれども、記載の5事業を予定しております。さらに、掲載した記事を2,000部、チラシとして増刷し、市民向けの説明会や各種会合などで配布したり、窓口へ設置するなど活用を図ってまいります。  次に3ページをごらんください。3.財源内訳につきましては、全て一般財源でございます。4.参考でございますが、これは今ご説明しました長崎新聞への新聞広告のイメージを掲載させていただいておりますのでご参照ください。私からの説明は以上でございます。 53 ◯三井理財部長 第6目財産管理費についてご説明いたします。  予算に関する説明書は116ページから119ページまででございます。理財部所管分につきましては、説明欄に記載のとおり119ページの2の7旧ながさき式見ハイツ維持補修費、5の1用地取得費を除いた全ての事業と、2の2建物等維持補修費4,533万円のうち4,044万2,000円、2の9市有財産解体費1億2,695万2,000円のうち9,280万円、3の1財産管理費事務費3,993万9,000円のうち3,560万2,000円、4の1施設改修ほか1億3,540万円のうち7,210万円でございます。これら理財部所管分の合計は9億1,528万4,000円となり、前年度当初予算額と比較しますと3,036万円、3.4%の増となっております。増の主な要因といたしましては、119ページの説明欄の4の1施設改修ほかにおいて5,980万円の増となったことなどによるものでございます。  次に、第24目諸費のうち、理財部所管分についてご説明いたします。予算に関する説明書は、138、139ページでございます。理財部所管分は、説明欄1の1市税等過誤納還付金3億7,974万円のうち、3億7,664万円でございまして、前年度と比べまして1億64万円、36.5%の増となっております。これは、法人市民税の確定申告に伴う還付額の増が見込まれることによるものでございます。  私からの説明は以上でございます。引き続き第6目財産管理費の主な内容について、所管課長からご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 54 ◯都々木資産経営室長 理財部提出の委員会資料6ページをお開き願います。6ページでございます。公共施設マネジメント推進費319万7,000円です。まず、1.概要です。公共施設マネジメントにつきましては、現在、実施計画となる地区ごとの施設の将来のあり方を示します地区別計画の策定を進めております。平成30年度は、市内を17地区に分けたうちの4地区において策定を進めることとしております。策定に当たっては、地域の皆様と市民対話を実施しまして、公共施設について地域の実情を踏まえたご意見・アイデアを伺うとともに対話の様子や内容につきましては地域内の住民の皆様を対象にかわら版を作成して随時周知を図るということとしております。次に2事業内容ですが、(1)地区別計画策定費につきましては、地域住民の皆様との対話の開催を行うにあたりまして、公共施設マネジメントに関する専門的な立場からかかわっていただきますアドバイザーに対する謝礼など対話の開催にかかります経費、それから対話の内容ですとか経過などを住民の皆様にお知らせをする、かわら版の作成や配付に係る費用で、このほか公共施設マネジメントの職員向け研修費などごらんのとおりとなっております。3番目の財源内訳につきましては、全額が一般財源です。  次に、資料7ページをお願いいたします。4番目地区別計画策定までの流れを記載しております。地区住民の皆様との対話におきましては、人口減少ですとか、少子高齢化が進むという中で、これからも暮らしやすいまちであり続けるために、時代の変化に対応ができる公共施設となるよう、そのあり方・使い方につきまして住民の皆様と行政がともに考える場として実施をするものです。この場でいただいたご意見などを参考にして地区別計画の(案)を作成しまして、庁内協議を経た後、住民の皆様や、議会の皆様へも適宜ご報告を申し上げながら順次、地区別計画の策定を進めていくこととしております。  それから、資料8ページをごらん願います。地区別計画の概要を添付しております。主な点についてご説明いたします。3の地区分けの考え方でございますが、地区には、それぞれに特徴がありまして、そうした地域の実情ですとか暮らしの視点で見直しを進めていく必要があると考えております。そこで、住民が身近に利用されます日常生活圏域の範囲と同程度である現在の中学校区を基本としながら、地域・交通網等から範囲を検討して、さらに地区の人口規模の状況などを考慮して、今の中学校区を単数あるいは複数を組み合せる形で、ごらんの17地区に設定をしているところです。右のページの4番目の対象施設でございます。公共施設マネジメントの対象となる施設ですが、行政財産を中心に、主な普通財産を含めて検討を行うこととしておりますが、まず、対象施設を利用されます対象者に応じまして、全市施設・広域施設・地区施設という3つに大きく分けまして、このうち地域との対話におきましては、地域に必要な行政サービスを確保しながら将来の施設のあり方を検討するという観点から特に身近な地区施設を中心に考えることとしております。それから5番目市民対話の実施でございますが、この対話には3つの目的がございます。1つ目ですが、公共施設の老朽化ですとか、人口減少・少子高齢化といった将来に向けまして長崎市が抱える課題を住民の皆様と共有するということ、それから2つ目として、将来に向けて最も適した行政サービスのあり方について住民の皆様と行政がともに一緒に考えていくということ、3つ目として、いただいたご意見、ご提案についてを参考として計画へ反映していくこと、こちらを目的としておるところでございます。  説明は以上です。 55 ◯勝本財産活用課長 それでは、理財部提出資料の9ページをごらんいただきたいと思います。市有財産解体費でございます。1.概要でございますが、旧地区公民館、旧職員住宅及び旧教員住宅について、建物の老朽化のため解体撤去するものでございます。2.事業内容でございますが、解体の対象は、旧野母地区公民館、旧野母崎樺島地区公民館、旧田ノ浦職員住宅、旧神浦向町職員住宅、旧三和教員住宅で、各工事費は記載のとおりでございまして、総額で9,280万円を計上いたしております。なお、従来の野母地区公民館は旧野母小学校に公民館機能を移転しており、また、従来の野母崎樺島地区公民館は旧樺島保育所に公民館機能を移転しております。解体後でございますが、いずれの市有財産におきましても、全庁照会を行い、活用の予定がない場合は一般競争入札で売却を行う予定となっております。3.財源内訳につきましては、記載のとおりでございます。  4.施設の概要につきましては、9ページ及び10ページに記載のとおりでございまして、11ページから15ページにそれぞれの位置図と写真を掲載しております。ご参照いただきたいというふうに思います。  続きまして、理財部提出資料の16ページをごらんいただきたいと思います。庁舎等施設整備事業費でございます。1.概要でございますが、庁舎等のうち、老朽化の進んでいる施設について、機能の保全と利用者の安全確保のため改修を行うものでございます。また、尾崎地区集会所につきましては、東工場の操業延長に伴う地域環境整備の一環として改修を行うものでございます。2.事業内容でございますが、改修の対象は、南総合事務所の3階及び4階の空調機、式見合同庁舎屋上の防水、伊王島地域センターの経年劣化したキュービクル式高圧受変電設備など電気設備、旧南幼稚園の外壁及び屋上の防水、尾崎地区集会所トイレでございます。各工事費は記載のとおりでございまして、総額で7,210万円を計上いたしております。なお、旧南幼稚園につきましては、現在、財産活用課以外でも、こどもみらい課が放課後児童クラブとして、また、子育て支援課が子育て支援センターとして民間に貸し付けているため所管しており、管理面積によって全体事業費を案分し、1,170万円を計上いたしております。3.財源内訳につきましては、記載のとおりでございます。  施設の概要、位置図及び写真につきましては、17ページから21ページに記載のとおりでございますのでご参照いただきたいと思います。  私からの説明は以上でございます。 56 ◯大賀文化財課長 それでは、理財部及び文化観光部より連名で提出しております総務委員会資料により、ご説明させていただきます。  資料の1ページをお開きください。事業名は基金積立金の歴史文化資料取得基金で、予算額は1,000万円でございます。まず、1.概要でございます、昨日第27号議案でご審議いただきましたが、長崎市の財産として後世に継承すべき資料の円滑な取得に資するため、今年4月1日に設置を予定しております歴史文化資料取得基金に積み立てを行おうとするものであります。2.積立額は1,000万円で、3.基金の内容は、(1)基金充当予定事業及び(2)基金の目標額にそれぞれ記載のとおりであります。4.財源内訳でございますが、平成30年度の事業費1,000万円につきましては、全て一般財源を予定しております。説明は以上でございます。
    57 ◯山口政嘉委員長 これより質疑に入ります。 58 ◯内田隆英委員 1つは公共施設マネジメント計画ですけれども、昨年から15年間に渡って公共施設を集約していくという考えのもと進めているんですけれども、例えば17地区に分けて片淵・桜馬場・長崎ということで、そこの地域にある公共施設をまとめると。いま例えば桜馬場にある公共施設については今後使わないとか、そういう形で集約化していくという考えなんですか。 59 ◯都々木資産経営室長 それぞれ地域によっていろんな公共が施設ございます。基本的には今使われている施設はそれぞれ目的があってそこで果たしている機能があるわけですけれども、ものによっては老朽化をしているとかいう形で建て替えみたいなことを心配しないといけないような状況になっているものもありますし、それからものによっては今使われていない、例えば空きスペースみたいなものが出ているとかという建物もございます。そういった中で例えば、老朽化しているものなんかを空きスペースの中に機能としては引き続き持ちつつも、建て替えみたいな形で片一方で空いている建物があるのに片一方で建て替えるというようなそういう考え方はなかなか資産の活用の仕方としてもったいないのでそういった場合は、例えばそういったことを住民の皆様と一緒に考えて、機能をその場に残しながらいかにその施設を上手にやりくりして使っていくかということをご相談していこうというふうな事を考えているわけでその施設を全部たたんでしまって、この片淵と、今の例でいいますと長崎中学校と桜馬場にあるものは全部1つにまとめますよとかっていうそういうお話を申し上げているわけではございません。そういう機能を地域の中で必要なものについてはきちんと残しながら、施設を上手に使っていくか、これを考えていこうというものでございます。 60 ◯内田隆英委員 説明に書かれてあるように地域地域の市民の声を生かしてね、やっていくということですから、例えば同じ施設であっても、それを1つにまとめるんじゃなく、やはりここに使っているね、地域住民が使っている施設については交通の便が悪くても、そこを使っている、重宝されているんであったらそういう市民の声を聞いてそこは残していくと、いう考え方でよろしいんですかね。 61 ◯都々木資産経営室長 今、委員がおっしゃったとおりで、地域地域でそういう交通の事情とかも違いますので、地区ごとに分けてお話を考えていくという中でそういう機能については住民の皆様が必要な機能が使えるような形で整理をするという考え方に立ってお話し合いを、それから地区別計画の整理もしていくということでございます。 62 ◯内田隆英委員 わかりました。続いて市有財産解体費の中でね、野母崎と樺島の公民館の解体ですけれども、解体した後はどうするんですか。その公民館は新たにつくるという計画なんですか。〔「もうつくっとると」という声あり〕 63 ◯武次良治委員 コールセンターの件でちょっと伺います。これ始めてから何年か経過していると思うんですが、最初のころはできるだけお客様、市民の皆様からのたらい回しをしないとかですよ、あるいはある程度個々の電話対応で簡単なことについては対応できると、そういうことが鳴り物として取り組んできたのかなというふうに理解しているんですが、そういうのは以前と比べてある程度最初の防波堤といいますか、コールセンター個々で受けた分で対応できている分、これはどのように変わってきているのか、ふえてきているのか、そういう部分についての成果といいますかね、結局5,000万円も幾らも投じるわけですから、やっているわけですから、これを単純に取り次いで各階に回すぐらいならばいらないんですよね。そういう意味でやはり何らかの成果が必要だと思うんです。それについて何かデータ的なことがあったりとかしとれば教えてください。 64 ◯水芦広報広聴課主幹 コールセンターの成果についてご説明いたします。平成22年にコールセンターを導入いたしまして今までの成果でございますけれども、例えば、平成28年度の実績で申し上げますと年間22万件ほどのお電話に対応させていただきまして、その内10万件が代表交換と申しまして、課の指定だったりあるいは職員、内線番号の指定を受けてお回しした分です。それからお問い合わせ、コールセンターでお答えできるのも含めたお問い合わせに関しましては約11万件ございまして、その内の約6割はコールセンターでの完結、お答えをして終話しております。で、どうしても個人情報にかかわる分とか、あるいは詳しい内容になりますとコールセンターでお答えができませんので担当課のほうに引き継ぎをしてお願いをしているような状況です。この今申し上げましたお問い合わせのうちの約6割を完結しているということにつきましては、導入当初は約半分だったものが少しずつではございますけれども、確実にその割合がふえてきているというふうな状況でございますので、これからも完結率を少しでも上げていく、所管のほうと連携をとりながらお答えをするときに使っております、よくある質問と回答というFAQというのがございますので、そういったものを充実させながらコールセンターのほうでの完結率を上げていきたいというふうに考えております。以上です。 65 ◯武次良治委員 あの今のお答え聞いて安心しました。結局最初の段階で簡単なお尋ね等については対応できますよということが売りだったはずですから、これが結果としてあらわれているということでこれでよかったのかなというふうに思います。個人的にも私でも各課に電話するときに知らん時はやはりここに電話を入れるんですよ、以前の職員さんといいますか、されているころに比べたら大分対応が親切になっているなというような気がいたしていますので、今後ともしっかりそのへんはやっていただきたいなというふうに思います。  それともう1点ですが、さっきの資料の16ページ、ここの中で財源内訳についての説明がありました。これが財源のほうには合併特例事業債と一般単独事業債を充てるということですが、これの全体事業費におけるその合併特例債の充当割合といいますか、全事業費7,210万円に対してどんだけの事業について合併特例債を適用させますよということをちょっと教えてもらえますか。 66 ◯山口政嘉委員長 暫時休憩します。           =休憩 午前11時26分=           =再開 午前11時27分= 67 ◯山口政嘉委員長 委員会を再開いたします。 68 ◯勝本財産活用課長 合併特例債事業費を充てている事業につきましては、南総合事務所3階等空調機改修工事、式見合同庁舎屋上防水改修工事及び伊王島地域センター電気設備改修工事でございまして、これらへの充当合計が5,580万円でございます。また、旧南幼稚園外壁・屋上防水改修工事につきましては、一般単独事業債を充てており、充当額は、870万円となっております。なお、尾崎地区集会所トイレ改修工事につきましては、工事が小規模であるため、今回地方債は充てておりません。  以上でございます。 69 ◯武次良治委員 南幼稚園といったら土井首ですかね。ですよね。なるほどわかりました。何でこんなことを聞いたかと言えば、結局、合併特例債をですよ普通ならこういった事業はほとんどが一般単独事業債をこういったことに充当していくことになるかと思うんですが、やはり特別交付金での問題であるとか、そんなことで合併特例債をなんでもかんでも使っているというようなほかの事業でも結構傾向があるかなという気がしているもんですから、こういうふうな維持補修的なことでなくって地域振興であったりとか、旧市内と合併町とのいろんな地域振興につながるようなものであったりとか、そういうことがそもそもの目的であったはずですからその辺でこれを何もかんも充当しよったら、これ大変なことだなと、市にとってはいいんですよ財政運営上は、ただそれはそれとしながら、いわゆるもうちょっとほかにやるべきことがあるのじゃないかなと、充当すべきところがあるんじゃないのかなという思いがあったもので尋ねたんです。今の答弁で分かりました。 70 ◯梅原和喜委員 2ページのテレビ・新聞等広報費の中で、事業内容のウ.ケーブルテレビ84万3,000円という項目があります。これはケーブルテレビは自分でケーブルテレビに加入しないと多分視聴することができないと思うんですけど、長崎市全体でどのくらいの加入率なんでしょうかね。 71 ◯水田広報広聴課長 今ご質問のケーブルテレビの加入率についてでございますけれども、長崎市内でのケーブルテレビの加入率でございますけれども、平成29年3月31日現在でございますが、7万2,821世帯でございます。加入率は国勢調査の推計世帯数ではじいた数字でございますけれども、市内の約38%の加入率でございます。 72 ◯梅原和喜委員 ケーブルテレビに38%が加入しているということですね。それから週刊あじさいの毎週各局1回これ3,000万円ですよね。3,062万2,000円。これあの各民放がそれぞれ週に1回放送するんでしょうけれども、このあたりの、例えばモニター制度とかとって、例えばどういった市民の声が上がっているというのが外受けとかよかったよとか、そういったその統計とか取っていらっしゃいますか。 73 ◯水田広報広聴課長 ご質問のどういった声があるのかという形のモニターということでは、直接的なお声は聴取させていただいていないんですけれども、視聴率という形ではテレビ局のほうが毎年取っておりますので各局の視聴率につきましては取らせていただいてまして、平成28年度の4局平均につきましては5.6%というふうな形での数字が出ているところでございます。 74 ◯梅原和喜委員 放送する時間帯が、夕方とかなかなか皆さんが見る時間帯がなくて、これはゴールデンタイムにするとまた予算がかかると思うんですけれども、やはりその広報するということにとっては市民が例えば広報ながさきが毎月それぞれ自宅に自治会を通じて送られてきますよね。それでもう少しPRしたほうが、いまさっき視聴率が5.6%という話だったでしょうけれども、やはり継続的にテレビを見てくださいというのを知っとってくれればこの3,000万円というお金の効果が上がると思いますので検討していただければと思います。 75 ◯水田広報広聴課長 今週刊あじさいにつきましては、実は放送局についても、どの時間がお幾らぐらいというふうなランクごとに料金が違うんですけれども、ランクごとについては一番高い特Aの時間帯というふうな中での放送をしていただいているところなんですけれども、今ライフスタイルの変化とかで、土曜日の午前中とか、そういった部分についてはその特A時間帯に入ってないですが、逆に土曜日の午前中とかがよく見られているんではないかとかそういったことを我々も生活の状況から判断してもおりますもんですから、平成30年度からは、その特Aというふうな時間帯にこだわらずに、もうちょっと土曜、日曜について幅広い範囲で放送をしていただきたいということで放送局のほうに申し入れをしたいと考えているところでございます。 76 ◯向山宗子委員 庁舎等施設整備事業費で20ページの旧南幼稚園外壁・屋上防水改修工事が予定をされているようですけれども、ここは子育て支援等それから学童が行われていると思います。こういう外壁の工事やら、屋上の工事やらするときに子どもたちがいないときになさるのか、するとしたら当然のことながら安全対策は行っていらっしゃると思いますけれども、そこら辺はいかがですか。 77 ◯勝本財産活用課長 今、向山委員からご指摘がありましたとおり、こちらは子育て支援センター、児童クラブということで使っているところでございます。今お話があったとおり、子どもの安全というのが第一ですので、それに配慮して工事を行うことになると思います。すみません。詳細なことは確認をしていないんですが、そういうことであると思います。  以上でございます。 78 ◯向山宗子委員 お答えわかりました。どちらにしても小さなお子さんが使用される、お母さんが本当に小っちゃい子どもさんを連れて来られるような施設でございます。それとあと学童だから子どもが遊んで放課後を過ごすところでございますので、よくよく学校の授業中というのとまた少し管理・監督が行き届いた学校というよりも、危険性は少し上がるのかなという気がいたしますので、そこらへん注意方どうぞよろしくお願いします。 79 ◯山口政嘉委員長 ほかにありませんか。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午前11時36分=           =再開 午前11時36分= 80 ◯山口政嘉委員長 委員会を再開いたします。  午後1時から企画財政部に入っていきますので、よろしくお願いいたします。  暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時36分=           =再開 午後1時0分= 81 ◯山口政嘉委員長 委員会を再開いたします。  次に、第2款総務費第1項総務管理費第4目財政管理費、第6目財産管理費、第7目企画費及び第16目地域振興費のうち企画財政部所管部分の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 82 ◯野瀬企画財政部長 第2款総務費第1項総務管理費第4目財政管理費、第6目財産管理費、第7目企画費及び第16目地域振興費について予算の概要をご説明申し上げます。  予算に関する説明書は114ページから121ページまで及び130ページから133ページでございます。  まず、114ページをお願いいたします。第4目財政管理費でございますが、本年度当初予算額は906万7,000円でございます。前年度当初予算額に比べまして、155万7,000円の増となっております。  次に、116ページをお願いいたします。第6目財産管理費でございますが、本年度当初予算額16億1,662万2,000円のうち、企画財政部所管分は、119ページにございます説明欄2.財産管理費9市有財産解体費のうち3,415万2,000円、説明欄5.【単独】用地取得費1用地取得費のうち3億8,421万4,000円。合計4億1,836万6,000円でございます。前年度当初予算額に比べまして、皆増となっております。次に、第7目企画費でございます。本年度当初予算額5億2,813万円のうち、企画財政部所管分は、説明欄1政策推進費2,536万3,000円。  次に、121ページをお願いいたします。説明欄2.企画推進費2,983万7,000円。説明欄3.定住促進費のうち3.ながさき移住サポートセンター負担金556万7,000円、説明欄6.事務費1,349万2,000円、説明欄7.【補助】新市庁舎建設事業費4億4,712万円。合計5億2,137万9,000円でございます。前年度当初予算額に比べまして、1億4,422万円の増となっております。主な増の要因といたしましては、説明欄7.【補助】新市庁舎建設事業費の増及び説明欄1.政策推進費のうち、1.基本計画策定費の皆増でございます。  なお、予算書9ページ第2表に掲載しておりますが、新市庁舎建設事業につきましては、平成30年度から平成34年度までの5カ年にわたり総額245億780万円の継続費を設定させていただいております。継続費について補足説明させていただきますが、これは地方自治法第212条に定められたもので、地方公共団体の経費をもって支弁する事件で、その履行に数年度を要するものについて、予算の定めるところによりその経費の総額及び年割額を定め、数年度にわたって支出することができる経費でございまして、会計年度独立の原則の例外として位置づけられているものでございます。なお、実行予算につきましては、各年度の当初予算に計上し、ご審議いただくことになります。次に、130ページをお開きいただきますようにお願いいたします。第16目地域振興費でございますが、本年度当初予算額1億191万6,000円のうち、企画財政部所管分は、説明欄2.地域コミュニティ推進費3,016万6,000円でございます。これは昨年度までの第2款総務費第1項総務管理費第1目一般管理費から移管したものでございます。前年度当初予算額に比べまして、1,975万8,000円の増となっております。主な増の要因でございますが、説明欄2.地域コミュニティ推進費のうち2.地域コミュニティ推進交付金の皆増でございます。事業等の詳細につきましては、企画財政部提出の総務委員会資料に基づき、担当課長からそれぞれ説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。  説明は以上でございます。 83 ◯松尾都市経営室主幹 企画財政部提出の委員会資料の3ページをごらんください。まず、市有財産解体費3,415万2,000円でございます。1の概要でございますが、松が枝町公共用地建物につきましては、平成7年6月に土地については有償、建物については寄附により取得し、当初は、長崎伝習所館として活用の検討を重ねてまいりましたが、建物の保存に要する費用の問題などにより、現在まで活用に至っておりません。  恐れ入りますが、資料の5ページをごらんください。建物の位置図を資料右上につけさせていただいております。物件概要につきまして、外観は1)の写真にありますように、れんがづくりの3階建ての建物で、建築面積は114.7平方メートル、延べ床面積は約318.88平方メートルとなっております。建物の内部は、2)から4)の写真にありますように老朽化が激しく、危険な状態にありますことから、建物を解体するものでございます。  恐れ入りますが、資料3ページにお戻りください。1.概要の5行目でございますが、平成28年度には、3D計測により建物の記録保存を行っており、解体後のれんがにつきましては、状態のよいものを保存し、まちの景観に資するような活用を検討することとしております。2の事業内容でございますが、(1)建物解体工事につきましては、松が枝町公共用地建物の解体工事を行うもので、3,383万3,000円を、(2)建物内部産業廃棄物搬出処理委託につきましては、建物の解体に伴い、内部に残存している机などの廃棄物の搬出、処分業務の委託を行うもので、31万9,000円をそれぞれ計上しております。3の財源内訳につきましては、記載のとおりでございます。  資料4ページをお開きください。4の経過につきましては、まず平成5年、国土利用計画法による届け出があった際、長崎市が建物を保存したい旨の意見書を県へ提出しており、平成7年に前所有者から土地は有償で、建物は寄附により取得し、長崎伝習所館に活用することを予定としておりました。その後、建物の保存費用の調査や活用の検討を重ねてまいりましたが保存費用の問題などから、活用に至っておりません。平成13年には、地元連合自治会会長に、活用についてご意見を伺ったところ特にない旨のご意見をいただき、また、平成15年には文化財審議会委員に対し解体の方針を報告する中で、採算性のとれる活用とれんがの再利用を検討すべきなどのご意見をいただきました。その後、平成24年、平成25年及び平成27年にも地元連合自治会の方や有識者にご意見を伺いましたが、解体はやむを得ない、保存が困難であることは一定理解できるなどのご意見をいただいたところです。また、先週の3月1日木曜日にも地元の連合自治会長に対し平成30年度中に解体するという方針につきましてご報告をさせていただいたところでございますが、解体については特に意見はないということでございました。5の解体工事日程案につきましては、記載のとおりでございます。  続きまして、資料6ページをお開きください。用地取得費3億8,421万4,000円でございます。1の概要でございますが、松が枝町公共用地建物の土地は、平成7年6月に旧長崎市土地開発公社が取得し、平成24年度の公社解散に伴い、長崎市が土地取得特別会計により公社から買い戻しております。建物を解体することに伴い、土地については、土地取得特別会計から一般会計に有償所管がえを行うものでございます。2の事業内容につきましては、(1)所管がえ予定額として、3億8,421万3,774円でございます。(2)所管がえ面積及び筆数につきましては、面積613.92平方メートルの1筆となっております。3の財源内訳につきましては、土地開発基金から一般会計に繰り入れることとしております。  7ページをごらんください。松が枝町公共用地の位置図をお示ししております。この朱書き部分の一部右側半分ほどは現在、駐車場として貸し出ししております。  私からの説明は以上です。 84 ◯篠崎都市経営室主幹 それでは、企画財政部から提出しております委員会資料の8ページをごらんください。基本計画策定費820万6,000円についてご説明させていただきます。1.概要でございますが、本事業は、長崎市第四次総合計画が平成32年度をもって10カ年の計画期間を終了することを受け、平成33年度を開始期間とする(仮)長崎市第五次総合計画を策定することとし、平成30年度は基礎調査及び計画策定の基本方針の検討を行うものです。次に、2.事業内容でございますが、まず、(1)基本指標人口・産業等推計及び分析160万円につきましては、次期総合計画の検討に必要な中長期的な基本指標人口・経済フレームの設定を行うための調査・分析を行うもので、計画策定に必要となる基礎的な指標は人口や労働力・所得に関するものなどを予定しております。次に(2)市政に関する意識調査614万9,000円でございますが、現計画の振り返りとして市民・有識者など5,000人程度を対象に、施策の満足度・重要度の意向を把握・分析し、次期計画への市民意見の施策反映を図るもので、質問項目は住みやすさや都市のイメージなど、記載の項目を予定しております。次に(3)総合計画審議会の開催でございますが、学識経験者などで構成する長崎市総合計画審議会を開催し、中立的・専門的視点から計画策定の基本方針(案)についてご意見をお聞きすることとしております。  資料9ページをごらんください。3.策定スケジュールでございますが、年度前半に基礎調査を行い、その調査結果を踏まえ、総合計画審議会や議会の皆様からのご意見をお聞きしながら、策定基本方針の作成を進めたいと考えております。次に、4.地方自治法改正に伴う総合計画の取り扱いについてでございますが、(1)経緯につきましては、これまで総合計画については、地方自治法第2条第4項において、市町村に対し、総合計画の基本部分である基本構想について議会の議決を経て定めることが義務づけられていましたが、国の地域主権改革のもと、平成23年5月2日に地方自治法の一部を改正する法律が公布され、基本構想の法的な策定義務がなくなり、策定及び議会の議決を経るかどうかは市の独自の判断に委ねられることとなりました。下の枠には改正前の地方自治法を記載しておりますので、ご参照ください。現在の第四次総合計画は、この地方自治法の改正前に基本構想の議決を経て策定しておりますが、平成32年度の計画期間終了後も、目指す将来の都市像を示し、これを達成するための市民、企業、行政の共通の指針として総合計画が必要であることから、今回その準備を進めるための予算を計上しております。また、議会の議決につきましては、(2)基本構想策定義務廃止後の中核市の状況に記載のとおり、地方自治法改正後に基本構想を策定した都市24市のうち21市が議会の議決を経ております。長崎市におきましても、平成30年度に検討する策定基本方針の中で、議会とのかかわりについても定めることとしておりますので、議会の皆様のご意見もお聞きしながら検討してまいりたいと考えております。策定基本方針の決定後は、関係条例の整備や策定関連予算を計上し、平成31年度から平成32年度にかけて、基本構想・基本計画の策定を進めてまいります。最後に、5.財源内訳につきましては、820万6,000円の全てが一般財源となっております。  私からの説明は以上でございます。 85 ◯山田長崎創生推進室長 それでは、委員会資料の10ページをお開きください。交流の産業化リーディング事業費1,019万2,000円についてご説明させていただきます。1の概要でございます。長崎市まち・ひと・しごと創生総合戦略の特定戦略として掲げる交流の産業化による長崎創生については、これまで企業等のさまざまなチャレンジが行われ芽は着実に生まれてきております。この芽を成功事例につなげるよう、新たな消費拡大に向けた取り組みに対する支援を行い、その取り組みを顕在化させ波及効果を広げて交流の産業化を加速化させるため、公募により補助を行おうとするものでございます。2.交流の産業化リーディング事業でございます。(1)対象事業については、企業等の民間事業者が交流の産業化を進めることを目的に実施する事業としております。ただし、営利法人等にありましては、他の法人等との連携を条件としております。(2)募集テーマについては、消費拡大に向けた戦略性を持った補助としたいことから、資料記載のとおり、5つのテーマを設けたいと考えております。  恐れ入りますが、資料13ページをごらんください。参考として募集テーマごとのイメージを記載しております。1点目のまちなかでのインバウンド消費拡大の拠点づくりについては、空き店舗等を活用して外国人が好むお土産品をセレクトした店舗を開設するなどの取り組みをイメージとして記載しております。続きまして2点目の宿泊滞在型観光につながる新たな朝と夜の過ごし方の仕組みづくりについては、企業が地域と連携し、座禅・茶道・精進料理などの日本文化を体験するような仕組みづくりをイメージとして記載しております。3点目の周辺地域での消費拡大につながる広域観光ルートづくりについては、地域団体が企業等との連携により、市内に宿泊した観光客を翌朝の茂木、戸石などでの体験型観光につなげる仕組みづくりをイメージとして記載しております。4点目のユニバーサルツーリズムに対応した観光地づくりの取り組みについては、高齢者や障害者の旅をサポートする仕組みづくりをイメージとして記載しております。以上の4テーマに加え、民間事業者の自由な発想を生かすという観点から、交流の産業化に向けた消費拡大の取り組みで戦略性が高いと認められる事業についても対象としたいと考えております。  恐れ入ります、資料10ページにお戻りください。(3)補助対象経費、(4)対象者については、資料記載のとおりです。  資料11ページをごらんください。(5)補助額でございますが、補助対象事業に要する経費の4分の3を超えない範囲で1件につき、単年度200万円、継続事業として2カ年400万円を上限としております。なお、2年目の平成31年度分については、債務負担行為を設定しております。3.交流の産業化リーディング事業選定審査会をごらんください。補助事業の審査については、産業関係団体を代表する者、金融機関を代表する者、学識経験者を委員とする審査会で審査を行います。4.事業公募から事業実施までのスケジュールにつきましては、6月下旬にかけて事業の募集を行い、7月に審査会を経て事業の選定等を行い、7月以降に所定の手続を経て、事業を実施していただくことと予定しております。5.事業経費内訳は記載のとおりです。  恐れ入ります次のページになります12ページをごらんください。6.財源内訳、7.債務負担行為についても、記載のとおりです。  なお、14ページから16ページには、平成28年度、平成29年度の交流の産業化応援補助金の実績を記載しておりますので、ご参照いただきますようお願いします。交流の産業化リーディング事業費の説明は以上でございます。  続きまして、委員会資料の17ページをごらんください。「人」のまち「ながさき」プロモーション事業費2,550万円についてご説明させていただきます。1の事業目的でございます。本事業は、平成29年10月に開始した長崎LOVERSの取り組みを推進し、市民が日常の中で感じている長崎の魅力を再認識し、長崎に対する誇りや愛着、いわゆるシビックプライドを高めるとともに、新しい長崎ファンをつくって長崎市への新たな来訪者をふやし、ひいては、滞在期間の延長などによる消費拡大につなげることを目的としております。次に、2の主な事業内容でございます。平成29年度の前半に長崎LOVERSの企画コンセプトを創出し、10月から具体的な取り組みを進めているところです。  恐れ入りますが18ページをごらんください。平成29年10月から約4か月の取り組みについて記載しております。一番上に表にしておりますが、ウェブサイト、フェイスブック、インスタグラムなどのSNSについて多くの市民の方にご参加いただいているところでございます。例えば、インスタグラムにつきましては、本日現在で6,000件を超える情報発信が行われております。単純に1人当たり100人のフォロワーがごらんになるとすると、60万人を超える方に長崎の魅力が届いていることとなります。また、このような市民参加を初め、長崎LOVERSの企画趣旨に賛同して、地域貢献、店舗などの企画、商品化、教育現場などに活用した企業・団体の取り組みが生まれてきております。具体的には、左上の地域貢献及び右の店舗などの企画に記載のとおりでございますが、銀行、郵便局、商店、宿泊施設など、約80店舗等でこのプロジェクトに自発的に参加いただいておりまして、店内を長崎LOVERSの横断幕やポスターなどで装飾するなどのキャンペーンが行われております。その中では、店舗などの企画で、従業員の方が長崎のここがスキというところを書いた長崎LOVERSのバッジをつけて接客することで、お客様とのコミュニケーションのきっかけになったとの声もいただいているところでございます。さらには、左下の商品化販促活動に記載のとおり、ロゴマークを活用したトートバッグやバッジ、マグネットなどの商品開発・販売も展開されております。また、中央に記載しております教育現場というところでございますが、市内の小学校で長崎のよさを10万人に伝えようというテーマの公開授業が行われ、長崎LOVERSを活用して児童一人ひとりが長崎のスキなところを考えて発表され、メディアを通じて発信するなど、長崎を愛する心の醸成にもつながっております。右下の著名人の欄に記載しておりますが、3月9日には、都内において小山薫堂氏と長崎出身の著名人によるイベントを実施することとしております。また、資料に記載はしておりませんが、4月から広報ながさきに長崎LOVERSのコーナーを連載開始することとしております。先日、観光大使になっていただいた人気アイドルグループ欅坂46のメンバーで、長崎市出身の長濱ねるさんにトップバッターとしてご登場いただく予定となっております。  恐れ入りますが、委員会資料17ページにお戻りください。先ほど説明した今年度の取り組みを踏まえまして、平成30年度はさらなる市内の参加者の増加と域外からの新たな来訪者の増加を目指した取り組みを進めるところでございます。2の(1)参加者増加に向けた取り組みとして、長崎の新たな魅力をテーマとしたイベントを実施します。また、長崎LOVERSのデザインで装飾した路面電車を走らせ、情報発信のコンテンツとして活用します。さらに、インスタグラムの写真投稿キャンペーンを実施します。続きまして(2)域外への新たな魅力発信でございますが、情報誌やSNS広告などを利用した域外へ向けた積極的な情報発信を行うことで新しい長崎ファンの獲得に向けた取り組みを行います。3.財源内訳につきましては記載のとおりとなっております。「人」のまち「ながさき」プロモーション事業費の説明は以上でございます。  恐れ入ります、19ページをお開き下さい。「ながさきで婚活」応援事業費120万円についてご説明させていただきます。1の概要をごらんください。本事業は、結婚の意志を持つ独身男女に楽しみの要素をプラスした出会いの機会を提供するため、地域の魅力を体験するメニューを組み入れた交流会を開催するものでございます。2の事業内容でございます。(1)地域資源を活用した体験型婚活交流会開催120万円についてでございます。  恐れ入りますが、20ページをごらんください。全体を記載した資料になりますが、下部にイメージを添付しております。長崎市のグリーンツーリズム団体や農協、漁協等の地域の中でご活躍されておられる団体と連携しまして、各地域において、地域の魅力と婚活を連動させた体験型交流の機会を創出するものでございます。実施回数としましては年4回、参加者数は1回につき男女各20名程度、合計40名を予定しております。対象者は長崎市が実施しております婚活応援事業ながさきde愛事業のグループ登録者を初め、結婚を希望する長崎市在住の20歳以上の男女です。  19ページにお戻りいただけますでしょうか。3の財源内訳については記載のとおりでございます。「ながさきで婚活」応援事業費の説明は以上となっております。 86 ◯赤倉大型事業推進室長 続きまして、資料の21ページをごらんください。【補助】新市庁舎建設事業費新市庁舎建設設計等、予算額1億2,912万円についてご説明いたします。1.概要ですが、新市庁舎建設事業につきましては、設計業務と並行しながら各種関連調査を進めておりますが、平成30年度においては、建設予定地における埋蔵文化財調査等を行うものでございます。2.事業内容ですが、(1)埋蔵文化財調査については、埋蔵文化財の記録保存を目的として、敷地内の発掘調査を行うもので、ア.公会堂前公園敷地で421万7,000円、イ.旧公会堂敷地で1億1,944万5,000円を計上するものでございます。また、(2)その他、事務費として、評価認証手数料などで545万8,000円を計上するものでございます。3.財源内訳については、表に記載のとおりでございます。  続きまして、資料の22ページをお開きください。【補助】新市庁舎建設事業費、新市庁舎建設工事等予算額3億1,800万円についてご説明いたします。1.概要ですが、平成29年度に策定する基本設計をもとに、建設工事の発注に向けた実施設計等を行うものでございます。2.事業内容ですが、(1)実施設計の委託として2億9,800万円を計上しております。これは、今年度策定する基本設計に基づき、詳細な設計を行うものでございます。次に、(2)執務空間等整備計画の策定ですが、これは、新庁舎の実施設計と並行して、現状の備品等の調査を行うとともに、新庁舎内の執務空間等に関する整備計画を策定するもので、事業費は2,000万円でございます。3.財源内訳については、表に記載のとおりでございます。  次に、資料の23ページをごらんください。新市庁舎建設事業新市庁舎建設工事等として、平成30年度から平成34年度までの5カ年で、245億780万円の継続費の設定をお願いしようとするものでございます。1.継続費の目的ですが、新市庁舎建設事業において、今後の予算の執行管理を含め、事業を計画的・段階的に進めていくため、実施設計に着手する平成30年度から建設工事・移転に係る平成34年度までの事業費について、継続費を設定するものでございます。(1)年度別事業費の内訳は記載のとおりでございますが、設計下段の合計欄に記載のとおり設計関連費で4億6,500万円、工事費で236億2,500万円、関連調査費で3,085万9,000円、その他で3億8,694万1,000円でございます。(2)主な事業内容ですが、ア.設計関連費として、基本設計に基づき詳細な設計を行う実施設計に要する費用として2億9,800万円、現状の備品等の調査や新庁舎における執務空間等の整備計画の策定などを行う執務空間等整備計画に要する費用として5,200万円、設計者が施工者に対して設計意図を正確に伝えるための設計意図伝達に要する費用として2,600万円、工事が設計図書のとおりに実施されているかを確認するための工事監理に要する費用として8,900万円を計上するものです。次に、イ.工事費ですが新庁舎の建設工事費として236億2,500万円を計上するものでございます。  資料の24ページをお開きください。ウ.関連調査費といたしまして、工事着手前に周辺建物の状況を調査するための建物事前調査に要する費用として2,200万円、埋蔵文化財調査の報告書作成等に要する費用として885万9,000円を計上するものでございます。最後に、エ.その他でございますが、現庁舎から新庁舎への移転費として3億8,500万円、事務費として194万1,000円を計上するものです。(3)財源内訳につきましては記載のとおりでございます。  資料の25ページには、平成28年度に設定をいたしました継続費の状況を記載してございます。また、その裏の資料26ページには、新市庁舎建設事業に係る2つの継続費の概要を記載しておりますので、ご参照ください。  続きまして、資料の27ページをお開きください。長崎市新庁舎基本設計素案を掲載してございます。この素案については、現在、パブリック・コメント制度により意見を募集しておりまして、いただいたご意見も踏まえ、基本設計を策定する予定としてございます。  恐れ入ります、資料飛びますけれども、29ページをお開きください。ページ左側に、これまでの経緯を記載してございますが、新市庁舎の建設につきましては、平成3年度に基金を設置し、以後20年余りの歳月をかけて検討を行ってまいりました。そのような中、平成21年度に実施をいたしました耐震診断の結果、現在の庁舎は、大規模な地震に耐える充分な強度がないことが判明したことに加え、建物の老朽化や窓口の分散化などの課題を解決するため、平成23年2月に、市庁舎を建て替えることを耐震化の方針とすること、建て替えを検討するエリアとして現在の市庁舎がある場所から公会堂を含む一帯とすることを方針決定いたしました。その後、市民懇話会を設置をし、市民の皆さんからご意見をいただくとともに、市議会においても特別委員会を設置していただき、議論を積み重ねてまいりました。その結果、市民の皆さんの利便性と職務効率の向上、事業期間、コストなど多面的な評価・検討を行った結果、平成25年1月に建て替え場所を公会堂及び公会堂前公園敷地とすることを決定いたしました。平成25年度には、市民会議を設置し、市民の皆さんからご意見をいただくとともに、市議会におけるご議論も踏まえながら、平成26年2月に基本計画を策定いたしました。その後、平成28年11月市議会において、長崎市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例及び関連予算が可決され、事業に着手をいたしております。平成29年度からは基本設計に着手し、市民や学生の皆さんによるワークショップ等でいただいた意見や、市議会における新市庁舎建設に係る議会機能整備検討会などでのご議論を踏まえ、このたび基本設計の素案を作成したところでございます。ページ右側の上段には、長崎駅周辺エリア、水辺のエリア、まちなかエリアの3つの拠点と新庁舎の位置関係を記載してございます。また、下段には新庁舎の目指すべき姿と基本方針等として、8つの項目をそれぞれ記載いたしてございます。  資料の30ページをごらんください。1.計画概要の1-1敷地概要でございますが、建物位置は魚の町4番、敷地面積は約6,600平方メートルでございます。1-2建築概要ですが構造は鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造、階数は地上19階、地下1階、PH1階、建物の高さは約90メートル、延べ面積は、駐車場を除き、約46,200平方メートルを想定してございます。1-3事業費ですが、設計、建設費等で約245億円、既存庁舎解体費とその他移転費を合わせて、合計で約258億円を見込んでいるところでございます。ページ右側、1-4事業スケジュールについてですが、平成29年度中に基本設計、平成30年度に実施設計を行ったのち、平成31年度に建設工事に着手し、平成34年度の完成予定となってございます。右下には、新庁舎の外観イメージを掲載しておりますのでご参照ください。  次に、資料の31ページをお開きください。2.建築計画概要の2-1配置計画でございますが、まず、1.建物配置計画といたしまして、幹線道路でございます北側の道路に面して高層部を、南側の道路に面して低層部を配置し、低層部と高層部の組み合わせにより、周辺環境との調和を図りつつ、シンボル性のある市庁舎を目指していきたいと考えております。左下には、風頭公園からの眺望イメージを掲載しておりますのでご参照ください。ページ右側の2.動線計画についてでございますが、右下の1階平面図において一般車両の動線を赤の実線、歩行者動線をオレンジの破線で記載をしてございます。建物の玄関は各面に、合計5カ所を設け、各方面から段差なくアプローチしやすい計画といたします。バスや路面電車の利用者は主に東側及び北側玄関から入る計画といたします。来庁者用駐車場は地下に配置し、駐車場の出入り口は南側に設けます。  資料の32ページをお開きください。2-2建築計画についてですが、全体計画の設計方針といたしまして、太字で記載しておりますとおり、利用しやすい窓口とプライバシーへの配慮、快適な待合スペース、ゆとりのあるエントランスホールとエスカレーターの設置、市民と行政との協働の促進や市民間の交流の拡大につながる市民利用スペース、全ての人に配慮したユニバーサルデザイン、分かりやすいサイン計画、公共交通の利便性の確保と快適かつ安全な歩行空間をそれぞれ目指していきたいと考えております。ページ右側には、各階層の構成イメージを示しておりますが大きな考え方といたしまして、1階から4階に身近な手続や相談窓口を配置し、5階に議会を、6階から18階に執務室や機械室を、19階に展望ホールや機械室をそれぞれ配置したいと考えております。  資料の33ページをお開きください。各階の配置構成でございますが、まず、1階部分につきましては身近な手続や相談の総合窓口を配置することとし市民の皆さんを出迎えるような分かりやすい窓口の配置といたします。  また、手続の間、快適に待ち時間を過ごすことができるような待合スペースやキッズスペースを配置いたします。エントランスホールにつきましては、来庁者の待合や情報スペースとしての活用、パブリックビューイングなどのイベントにも対応できるような、ゆとりある空間といたします。右下には1階フロアのイメージ図を掲載しておりますのでご参照ください。  次に、資料の34ページをお開きください。ページの左側、2階部分につきましては、子育てのワンストップ窓口とし、子育てに関連する手続や相談の窓口、健診機能等を集約して配置いたします。ページ右側の3階については、税や保険関係などの専門的な手続・相談窓口を配置するとともに、市民と行政の協働や市民間の交流の拡大を図れるよう多目的スペースや市民利用会議室を配置いたします。  資料の35ページをお開きください。ページ左側、4階部分につきましては生活保護や税関係などの専門的な手続・相談窓口を配置いたします。ページ右側、5階部分につきましては、市議会機能を集約して配置し、各種設備機器の設置により議論を深められるような環境を整備するとともに車いす利用者のスペースを設けるなど誰もが傍聴しやすい環境を整備いたします。  資料の36ページをお開きください。6階から18階の部分には執務室を配置いたします。また、ページ右側の19階部分には、展望フロアの配置を計画してございます。右下には、展望スペースからの想定高さからの眺望イメージを掲載しておりますのでご参照ください。  資料の37ページをお開きください。2-3立面計画についてですが、シンボル性と周辺の親和性の両立といたしまして、北側の幹線道路側へ高層部を配置し、建物が隣接している南側には低層部を配置することで周辺との調和を図ってまいります。また、ページ右側2.先端の技術と長崎らしさを感じさせるデザインといたしまして、低層部については、長崎をイメージさせるれんがなどの素材を用いたデザイン、高層部については木質耐震パネルを用いた構造とし、木の表情が外観としてあらわれるようなデザインといたします。  資料の38ページをお開きください。2-4構造・防災計画についてですが、中ほどの2.耐震安全性の分類と目標については、構造体、建築非構造部材、建築設備のいずれも最高レベルの安全性を確保する計画といたします。またページ右側の4.構造形式の選定についてですが、大地震後の建物の機能の維持・建物の更新性に優れる免震構造を採用することといたしております。  資料の39ページをお開きください。5.災害対策についてですが、高層部は災害時対応の司令塔としての災害時応急対策活動エリア、低層部は一時避難受け入れや災害情報発信等の市民支援エリアとするなど、区分を明確にいたします。ページ右側2-5環境配慮計画についてですが、太陽光パネルの設置、雨水利用、自然採光、自然換気が可能な計画とするなど、自然エネルギーを活用した施設計画といたします。  最後に、資料の40ページをお開きください。2-6ユニバーサルデザイン計画についてですが、年齢、性別、障害の有無、国籍によらず、誰にとっても分かりやすく、安全で使いやすい庁舎を目指してまいりたいと考えております。私からの説明は以上でございます。 87 ◯前田地域コミュニティ推進室長 追加で配付させていただいております資料の地域コミュニティの仕組みづくりについての1ページをごらんください。追加資料の1ページでございます。予算に関するご説明の前に、まず、重点プロジェクトでもご説明をさせていただいておりますが、地域コミュニティのしくみづくりについての概略をご説明させていただきたいと思います。長崎市では、人口減少や少子化・高齢化が急速に進展している中、将来にわたり、地域の困りごとを解決しながら、安全安心に暮らすことができるまちにしようという動きを作っていくためには、地域コミュニティが重要な役割を果たすものと考えておりまして地域の力を集める地域コミュニティの新しいしくみをご提案しております。(1)長崎市が目指す姿の(案)でございますが、自治会を初め、社会福祉協議会地区支部、青少年育成協議会、PTAなどの地域の各種団体が1つのチームとなって活動していただく(仮称)地域コミュニティ連絡協議会という組織を設立して、地域に必要なことを地域全体で決めて実行していただくこと、また、長崎市といたしましても、人、拠点、資金の3つの面で応援をしながら、地域と協働・連携し、まちづくりを進めていくことを目指してまいりたいと考えております。(仮称)地域コミュニティ連絡協議会の組織体制のイメージでございますが、部会型または2ページに記載のネットワーク型の2つを想定しておりまして、組織体制につきましては、地域の実情に合わせていただきたいと考えております。次に(2)(仮称)地域コミュニティ連絡協議会の認定要件の(案)でございます。アとしましておおむね現行の小学校区またはおおむね連合自治会の区域を活動範囲とすること、イ.当該地区を代表する組織で、さまざまな地域課題に対応できること(ア)として活動範囲内の自治会の8割以上が加入していること(イ)としまして連合自治会、青少年育成協議会など相当数の地域の団体等が加入していること、そして下の段になりますがカとしましてまちづくりの目標、活動内容等を定めたまちづくり計画を策定していることなどを要件としたいと考えております。なお、まちづくり計画の策定に当たっては、地域の団体等の多様な主体が参加する話し合いの過程を経ることとしております。  3ページをごらんください。(3)(仮称)地域コミュニティ連絡協議会の設立とまちづくり計画策定までの流れでございます。ア.地域の機運づくり、イ.準備委員会の立ち上げ、ウ.協議会設立、そして、エ.まちづくり計画に基づく事業の実施というステップを踏んでいただきたいというふうに考えております。  4ページをごらんください。地域を支える3つの視点のうち、まず、(4)人に関する支援の(案)でございます。(仮称)地域コミュニティ連絡協議会の設立に向けた支援及び設立後の運営支援等を行ってまいりたいと考えております。次に(5)拠点に関する支援の(案)でございますが、地区公民館のふれあいセンターへの移行を進めるとともに、必要に応じて公共施設の活用についてもご相談をお受けしたいというふうに考えております。  5ページをごらんください。(6)資金に関する支援の(案)でございますが、交付金制度の創設を考えております。ア.目的は、地域の各種団体が連携した地域課題の解決に向けた取り組みなど、一体的な地域運営を財政的に支援することとしております。イ.交付対象については、まちづくり計画を策定している(仮称)地域コミュニティ連絡協議会を交付対象としており、ウ.対象となる活動については、まちづくり計画に基づく自主的・自立的な地域課題の解決に向けた活動と考えております。そしてエの開始予定時期は、平成30年度そしてオの既存の補助金等の取り扱いですが各種団体に交付しております補助金等につきましては、現行のとおりと考えております。カの交付金の基本的な考え方と上限額の算出方法でございますが、交付金は、まちづくり計画に基づいて、毎年度、事業計画を作成いただき、その事業計画に位置づけられた活動に対して上限額内において交付したいと考えております。その上限額の算出方法につきましては、一律50万円の基礎割、各協議会の活動範囲の人口1人当たり400円とする人口加算割の合計額としたいと考えております。これは、あくまで上限額の算出方法でございますので、この上限額内で、まちづくり計画に基づく事業計画に位置づけられた事業に対して交付するものでございます。キ.財源につきましては、地域振興基金を充当したいと考えております。  6ページをごらんください。(7)(仮称)長崎市地域コミュニティ連絡協議会の設立及び支援に関する条例の骨子(素案)でございますが地域コミュニティを支える仕組みを継続的なものとするため、現在、条例化を検討しております。項目といたしましては、ア.目的、イ.協議会の活動範囲、ウ.協議会と市の協働、エ.住民等の役割、オ.協議会の役割、カ.市の役割、キ.協議会の認定についてを想定しております。条例制定に向けたスケジュールにつきましては、今後、議会や地域コミュニティ推進審議会等でご意見をいただきながら、内容についてしっかりと検討を行い、平成30年9月議会でご審議いただき、11月からの施行を予定しております。以上が地域コミュニティのしくみづくりについての概略でございます。  それでは地域コミュニティ推進室の主な事業についてご説明いたしたいと思います。企画財政部提出資料の41ページにお戻りいただいてよろしいでしょうか。新規事業として、計上しております地域コミュニティ推進交付金2,260万円についてご説明いたします。1.概要でございますが、地域の各種団体が連携して行う一体的な地域運営を財政的に支援するものでございます。2.事業内容の(1)モデル地区における(仮称)地域コミュニティ連絡協議会の運営及び活動への支援1,960万円でございます。地域コミュニティを支える仕組みをモデル事業として6地区において実施し、仕組みの有効性や市の支援のあり方について、具体的に検証し、下半期からの市内全地区での本格実施を目指します。ア.モデル地区の6地区でございますが、茂木、式見、土井首、深堀、横尾、南長崎としております。イこの6地区の選定理由でございますが、平成29年度中に、(仮称)地域コミュニティ連絡協議会の組織体制、まちづくり計画の策定が見込まれ、平成30年度当初からの事業実施が可能な地区であることから、この6地区を選定したものでございます。ウ.モデル事業の交付金の考え方及びエ.モデル事業の交付金上限額の算出方法につきましては、先ほど、追加資料でご説明させていただいたとおりでございます。オ.モデル事業の検証事項でございますが、地域コミュニティを支える仕組みの有効性及び市の支援のあり方について検証してまいりたいと考えております。  42ページの交付金制度施行に係るスケジュール(案)をごらんください。モデル事業における検証期間を、平成30年4月から10月までの半年間とし、6月議会及び9月議会でその検証結果について、ご報告させていただき、あわせまして9月議会で11月からの本格実施に向けた条例案及び補正予算案をご審議いただく予定としております。  41ページにすみませんお戻りください。(2)(仮称)地域コミュニティ連絡協議会の設立準備への資金300万円でございますが、(仮称)地域コミュニティ連絡協議会設立準備委員会に対して、まちづくり計画の策定等に係る会議費について支援を行うものでございます。ア.上限額は1地区当たり10万円、イ対象地区は、準備委員会が設立されている地区としております。3.財源内訳でございますが、全額地域振興基金を充当したいと考えております。  説明は以上です。 88 ◯山口政嘉委員長 これより質疑に入ります。 89 ◯内田隆英委員 まず、委員会資料17ページ長崎LOVERSの件でお伺いいたしますけれども、一般質問で取り上げられておりましたけれども、宣伝といいますか、本当にやる気があるのかなというのが議員から指摘されていたけど、皆さんそれぞれさLOVERSのバッジもしとらんじゃないですか。〔「してます。」という声あり〕どこにしとっと。全部しているわけね。だからそれでさ、それしとってさ、わかると市民にそれくらいで。何かね長崎LOVERSのデザインを装飾した路面電車を走らせるとかさ、本当に路面電車だけでいいとかなというのがね、こういったことも含めてこれはやらんばという姿勢というのが伝わってこないわけよね。そこら辺について2,550万円の予算をつけているけれども、実際にきょう説明したぐらいで「人」のまち「ながさき」プロモーションというのを、長崎LOVERSと定着してみんなに来てもらうというあれが、本当にみなさんが思うようなあれと予算とで比例しているのかなと思うんだけれども、まずそこはどうですか。 90 ◯野瀬企画財政部長 この「人」のまち「ながさき」プロモーション長崎LOVERSでございますが、これは当然移住・定住でありますとか、あるいは新しい長崎ファンをつくると、こういったことも大切ですが、長崎市民の皆さんにですね、私たちの町の誇りをより強く感じていただくと、そこの中から市民の皆様が自分の誇りであるとか好きだとか、そういった部分をさまざまなSNSを通じて発信をしていただこうという事業でございます。  今ご指摘のとおり企画財政部の職員誰もいろんなことをしいてないんじゃないかということでございますが、この企画財政部の職員、例えば自分たちの私費で、色とりどりの長崎LOVERSのウインドブレーカーつけて日ごろ、きょうは委員会ですので通常の格好で出ておりますが、そういったことでこのシビックプライドをしっかりやっていくということで取り組んでいるところでございます。それをいかに市民の皆さんに広げていくかということは、まず口コミでこの長崎LOVERSということを皆さんに知っていただくと、昨日の長崎新聞の市民の投稿の中にもランタンフェスティバルの部分を捉えてランタンフェスティバルが非常に有効だと、私はランタンLOVERSですよというふうなことが皆さんの会話の中にも出てきているということで非常に徐々にではありますが、この長崎LOVERSという仕組みが市民の皆さんにも少しずつ認知をしていただいております。一番いいのはやはり市民の皆さんが日ごろの生活の中で長崎LOVERSという部分を実感して自分も長崎の町を愛する1人であって、長崎の町で生きている、支えていこうという気持ちになっていただくということで今後とも取り組みたいと思っておりますので、委員がご指摘のとおり市民の皆さんにより強くこの仕組みを知っていただく、取り組んでいただく一人になっていただくということで今後とも取り組んでまいりたいと考えております。
     以上でございます。 91 ◯内田隆英委員 今言われたように、きょうは委員会だからね、皆さん正式というか、あれですけれども。庁舎を見てもね、確かにウインドブレーカー着ている方もいらっしゃいますし、なんかまばらでね、本当にね、やるなら徹底してさ、通常業務のときはこれを着て長崎LOVERSのウインドブレーカーを着てね、そして市民の皆さんが「なんですかそんなの着て。長崎LOVERSて何ですか」とかそういった疑問を持たして、そこで初めて理解してもらってね、これを広げようというふうにしないとね、ぽつぽつしていい色のジャンパーを着ているなとか、それじゃね、やはり本当に皆さんが望んでいるような実績が上げられるのかなと思って意見だけにしときます。  あともう1つ、庁舎建設の件で聞きますけれども、19階建てね、中央含めて東南北に総合事務所をつくったわけですよね、そこで職員を分散してしようとしている中で、19階に全てこのフロアに埋まるだけの行政があるのかね、もっとコンパクトになるんじゃないかと思うんですけれども、ここはどうなんですか、設計で19階と決まった以上、それに皆さん合わせて割り振って何とか階を埋めようという考えなのか、それともどうしてもこれだけ必要だということなのか、説明を求めます。 92 ◯赤倉大型事業推進室長 新庁舎に配置する職員数につきましては基本計画を策定する際にしっかりと精査をさせていただきまして、もともと本庁外の本庁機関に勤務しております職員数が2,220人、その内行政サテライト機能再編成により昨年10月で動くであろうと見込んでおった60名を差し引いて2,160人というのが新庁舎に配置する職員数ということで想定してございます。2,160人に必要な執務室の面積ですとか、会議室、あとは市民の皆さんも共有して使われる廊下とか、待合スぺースとか、そういった物を積み上げてきた結果、現在の4万6,200平方メートルというのは、この職員数ならびに来庁者の状況と見比べながら、必要な規模であるというふうに考えてございます。  以上でございます。 93 ◯内田隆英委員 推移を述べて、これだけの面積が必要なんですということですけれども、写真を見る限りでも身近な相談窓口というのは、例えば1階で、市民生活関係の受付とかいろいろな業務の肝心かなめのところが入ってくるわけだけれども、例えば、部長室とかなんとかというのは1階に置かずに上の階に置くとか、そういったことでスペースを埋めていくという考えなのかね、私は行政センターが地域センターに変わったけれども、そういった所もある中で本当に19階、258億円をかけてこうせんばいかんのかな、人口減少が言われる中でだんだん人口が減っていくと市の職員もどんどん減らされていきよる中で本当に将来を見越してこれだけの高層な市庁舎がいるのかどうか、まちの景観等も考えてもっとコンパクトにすべきじゃないかという考えですけれどもいかがですか。 94 ◯酒井企画財政部政策監 先ほど室長も答えましたように、職員数についてはその行政サテライト機能再編成で若干減るんですけれども、面積増につきましては、バリアフリー化とかいわゆる今の不足している機能を満たすためにそこは約1.5倍ほどになっております。それが大部分を占めて面積増となっております。敷地の関係で不足する機能を足していくと、やはり19階くらいの建物が要るということでございます。  以上でございます。 95 ◯内田隆英委員 意見かみ合いませんから、もう結構です。 96 ◯浅田五郎委員 追加資料の中で地域コミュニティの仕組みづくりの説明をいただきましたし、いろいろ資料を見たんだけどこれ田上市長の4選、出馬の後援会づくりかなと思いながら話を正直聞いとったんですよ。  日程を見ると9月議会で条例を決めて、選挙の年の2月議会で、これだけの事業を上げて予算を組もうとしているからね、私はね4選前にこういうことやって後援会づくりかと正直言って思った。もっとやる仕事はたくさん長崎市の中でいっぱいあるんじゃないかなと。こういったコミュニティづくりなんかする時間があったらね。私も地元のPTA会長と育成協の会長をしとったけれども、それなりに地元では今ちゃんとやっていますよ。ただね問題はそれぞれの団体の会長さんだとか活動費だとか通信費だとかあるいは会議に出て行くたびにね、補助金があればいいなと各団体の代表者の方に10万円、20万円でもあればもっと動けるのかとか、あるいは団体に補助金があればいいかなというけれど、こういった束ねて市の下請をつくるような形の中での税金の使い方というのは、私が言いよる選挙前にこういうことをやったら、まさに田上市長の長期政権だというふうなことで大変厳しい批判がある中でね、こういうことをやることが果たして田上市長のためになるのかなという感じがします。私は、もう少しやる仕事はたくさんほかにあるだろうと、こういった時間をかけて1年間かかって、こういう準備をしていく前にもっともっとやる仕事はあるということだけは申し上げておきたいと思います。とにかく田上市長の4選の前の後援会づくりなんて税金を使ってやる、そういうことを思われないようなことをやるべきだということだけ意見を申しておきます。 97 ◯梅原和喜委員 1点要望をさせていただきたいと思います。地域コミュニティの関係では地域の方たちがワークショップの数を重ねていろんな意見をやはり千差万別に意見を出されて組織が立ち上がっているところもありまして、モデル地区に制定した6地区、今から立ち上げようとする地区もあると思います。よかった点でいいますと深堀地区では寒い中に体育館は冷暖房がないんですよね。それで意見を聞いていただいて2回目のときには高齢者の方も来ますので、職員の方にストーブを持ち寄っていただいて。今後ほかの地域でするときに暑いとき寒いとき、環境の悪いところ、特に夜するもんですから、やはり夕食後そして仕事帰りの方がやはり地域のために集まっていろんな意見を申し述べるという環境を整えた上で、ぜひモデル地区以外の会についてもそういった反省を生かしていただければと思います。よろしくお願いいたします。 98 ◯武次良治委員 私も地域コミュニティに関してですが、同じ会派の中でそれぞれ意見がばらばらというようなことになってしまうのかなと思っとるんですが、先ほどの浅田委員の話は話として受けとめていただきながら、私はこれはもう時代の流れとしてこういうふうな方向にならざるを得ないのかなと言うふうに理解しているつもりです。ただ皆さん地域コミュニティづくりというふうなことでどうしても今までの既存の各種団体であったりだとか、それと別にこんなものをつくるんだよというイメージがついて回るわけですよね、そうでなくて、あくまでも今までは自治会を中心にやっとった、それも当然この中に統合はされていくとしながらも、新たな住民自治組織としての仕組みをつくっていくんですよというようなところへの訴えというのがどうしても足らなかったんじゃないのかなという気がするんですよ。結局、方向性としても皆さんが常に言っているのが地域のつながりでしょう。地域のつながりというのは、人とひとのつながりですから、というのが各グループを構成しているのが人ですから。そういうふうなつながりの延長上にこれがあるんですということで地域を運営するシステムとしてつくっていきたいんだと、これからもう少子化が進んでいっている、いろんな団体等の活動資金等も困窮している、その中で市としても少なくとも最低限の財政援助をしますと、ただそこにはマンパワーというのは絶対必要ですから、その仕組みとしてこういうのをつくりたいんだというようなストーリーというのがどうしてもいまいち伝わってこないんですよ。だから新たな住民の自治組織なんだと、住民のですよという訴え方が足らんやったんじゃないのかなという気がして私はなりません。ですから方向性としてはこういうことでいい、ただ問題はまだいろいろ含んどるのは間違いないと思うんです。特にきょう示された条例の骨子に要項的なものですね。これを見ても認定要件に会員にはその地区に住む人なら誰でもいいんですよとしたときに今自治会離れが非常に進んでいる、ただそういった人たちも当然その会員になってくる、そしたら自治会に言わんけれどもこっちにいろいろ要求やら課題やらについていろいろ提案してくる、これじゃ地域はどうもこうもならん訳ですよ、逆に壊れてしまいます。だからその辺の整合をどうやって図っていくのかとか、そういうふうな部分についてもうちょっと整理して、そして各地域にそれを助言していただくというような努力は必要かなと私自身もその辺が一番不安なんです。私もちっちゃな自治会ですけど、一応任されています。だからそういうふうな中で市のほうがこんな方向ですよということも機会があれば話していますよ。ただ確信的にこれは絶対いいんだとしなきゃいけないんだというところまで言えないんですよ。だからその辺についてこう、皆さんはこっちでそれが仕事だからいいです。地域の人はみんな勤務をしている中でやっているわけですから、地域活動を地域の中にどんだけ自分たちが入っていけるかという、立ち上げだけ応援しますよ、あとはぶっち切ってしまいますよという訳にはこれはいかん訳ですから、この間、総務部のほうには地域支援室なんていらんじゃないかという言い方をしましたけれども、その辺の動きというのは皆さんまだ見えないんです。だからそういったこともトータル的に含めて市としての姿勢、新たな市の運営だけではなくて、一時民主党政権のときに言葉が流行りましたよね、新たな公共という言葉も、それと同じような考え方だと思うんですよ。行政だけがみんな一人で担うんじゃなくて、地域は地域としてやっていく、しかしそれだけでは無理だと、財政的なこともやっていきます、そうした中で地域のつながりを保ってくださいと、それで地域を運営されていくんですよ。そういうふうなことじゃないかと思うんです、皆さんが思っているのは。ただそれが伝わらない。その辺が理解されないから市長の後援団体みたいなことを言われてしまうんですよ。もう周辺部に行ったら自治会はどんどん会員は減っていくということは会費収入は全部100%それですから、ということは地域の行事そのものが運営できないようになりつつあるんですよ、既に。いつまでやりきれるかなっていうような状況の中ではこういうこと実際ありがたいと思っている人は多いと思いますよ。そんなこんなを1つの部分のいい部分だけ、ニンジンだけぶら下げるんじゃなくて、本当に一緒になってこれからの地域を支えていく仕組みをつくるんだというような高い理想ですけれども理念的なことだけではなくて、実態に触れ合った中で、これもまた中央部であったり、周辺部であったり、農村部であったり、漁村部であったり違いますよ、それぞれ。自治会の仕組みも違いますよそれぞれ。という中にどうやってこれをかみ込ませていくかという部分でしっかりと視点を置きながら今後とも取り組んでいただきたいな。ただそれを考えたときのスケジュールちょっとは厳しいんじゃないのかなと、ちょっとタイトなスケジュールになっているんじゃないのかなという気はいたします。それについては余りあせがらんように取り組んでいただければと、これは要望しときます。 99 ◯向山宗子委員 4点ほどお伺いいたします。  まず6ページの用地取得費。これ松が枝の平成7年に譲り受けたところが結局どうもこうもならんで、そう言う訳ではないんですね。〔発言する者あり〕だとしたらここの土地、とってもいい土地でたぶん売却するなり、いろんな長崎市にとって重要な取り扱いになると思うんですけれども今後の取り組みをどうなさるのかまずそこから。 100 ◯松尾都市経営室主幹 こちらの土地につきましては使い道ということで全庁照会を実は一昨年の12月に1回いたしまして、そのときには土木部のほうから道路事業の代がえ地として使いたいということがございまして、それから日にちもたっておりますので、今現在も庁内で照会をしております。もし活用したいというところがなければ売却も含めて検討したいというふうに考えております。以上です。 101 ◯向山宗子委員 了解しました。有効に活用をお願いいたします。なかなかこんないい土地を長崎市が持つということは珍しいのではないかと思いますのでよろしくお願いいたします。それと19ページのながさきで婚活応援事業。これ頑張ってやっていただきたい、いい事業だと思いますが、これグリーンツーリズム団体とか農協さん漁協さん、やってくださるところ、4回ということは4事業所と考えていらっしゃるのか、1事業所で4回と考えているのか、もう少し詳しいところを教えていただければ。 102 ◯山田長崎創生推進室長 地域の団体ということで想定しております。この事業の実施について最終的に訪ねていくところはですね。この120万円につきましては、全体として委託でしたいと思っております。その委託先のほうで一応コーディネートをしていただく方を配置していただいて、その上で例えばバスの経費とかそういったのが必要になったりすると思いますので、その辺を地域の団体であるとか地域でいろんなグリーンツーリズムをされていたり農協・漁協等を含めまして検討して、あとそういった団体での事業に参加していただいてその際に婚活をしていただくというようことで考えております。  すみません。エリアについてはそれぞれ違うところで検討しております。市内の周辺地区も含めて検討していきたいと考えております。すみません以上です。 103 ◯向山宗子委員 ではこれは直接やるんじゃなくてコンサルかどこかに投げるということですか。 104 ◯山田長崎創生推進室長 こういった事業の実施をされている会社とかがございますのでそちらのほうを募集しまして選定してその中で委託という形でしていきたいと考えております。以上です。 105 ◯向山宗子委員 了解しました。もう少しねお金をつけてもいいんじゃないかと思うぐらいなので、お嫁さんが来なくて困っているという周辺部も多いでしょうし、まずは出会って結婚していただかないと少子化対策・定住対策といってもこれは難しい問題だと思いますので、もうちょっと頑張っていただければと思います。若い人という言い方はおかしいですけど、私たちの世代とは本当に出会い方ってものすごく変わってきているよというのを最近ですね、私も目からうろこのような思いをしました。  なので意外とこんなんで、自分で探して来いよとか思っていましたけど、意外と違うんですよね。こういう出会いの場が意外とつながっているというのを何例か身近で私も聞きまして、本当にもう重要ですよ。これがなからんば先に進みませんので、これはもうちょっと頑張って、まずながさきで婚活応援事業費をまずやってみられるということはいいことですし、もっともっとこういうことは進めてもらいたいと思いますのでよろしくお願いします。  それと、21ページの新市庁舎建設設計等。これちょっと教えていただきたいんですけれども、この事業費で発掘調査委託を平成29年度と平成30年度と金額がかなり、倍ぐらい3倍弱ぐらい違うんですけれども、これはどういう当初の割り振りといいますか、調査金額の違いはどういうことでしょうか。 106 ◯赤倉大型事業推進室長 ご指摘の部分は21ページの(1)のアの公会堂前公園敷地の400万円ちょっとと旧公会堂敷地の1億1,900万円は大分違うということと思いますけれども、公会堂前公園敷地については平成28年度から今年度にかけて発掘調査の委託が終わっておりまして、この平成30年度実施する部分については掘りあがった遺物を洗浄したりとか、あと組み合わせたりとか、そういう作業をするための作業員の賃金になります。  この旧公会堂敷地の部分には解体を待ってその後にする必要があったものですから、今年度から来年度にかけて実施をする部分でございまして来年度の委託分とそれに伴う遺物の整理作業の分ということになりますので、やっている内容が違うということでございます。 107 ◯向山宗子委員 分かりました。それと最後に長崎LOVERSですね。17ページ長崎LOVERSですが、これはフェイスブックとかそういうSNSで発信をしてもらう、だからいかに発信をしてもらうかということが重要なわけですよね。そういうものだというふうに理解するんですけど、市役所の職員だけでも3,000人弱いらっしゃるわけです。個別フェイスブックが24種類1,300人、これもちょっと仕組みがよくわからないんですけど、本当にみんながよくわかっているのかなと、この事業がどういう仕組みでどういうことを目指しているのかというのを市役所の職員さん自体ももっともっと全員がしたらたぶんこんな数字じゃないと思うんですけど、そこら辺どのようにお考えでしょうか。 108 ◯山田長崎創生推進室長 この長崎LOVERSへの参加の仕方の1つとしてフェイスブック等とかインスタグラム等のSNSを活用させていただいております。プラットホームというような形になるかと思いますけれども、そこへの参加は今のところ、市の職員も当然参加されている方もいらっしゃいますけれども、今委員がおっしゃいましたフェイスブックで申し上げますと、1つの例えば今回追加でテーマとして設定しました居留地LOVERSであるとか、出島ばらいろLOVERSとか、そういったテーマを設定しておりますが、例えば出島ばらいろLOVERSであれば、それについていろんな情報をグループの中で投稿していただくとか、そういった取り組みになっております。その中には市の職員も当然入っておりますし、市民の方も自由にご参加いただける場として一応設定いたしておりまして、今後もそういうテーマについてはきちっと私共のほうで広報を継続していきながら、参加者がふえるように取り組んでいきたいと思っております。以上でございます。 109 ◯原田企画財政部政策監 補足させていただきます。  長崎LOVERSは、今こうやって自分のスキというのを発信しておりますが、フェイスブック等々でいうと3層目からは個別の店を出せることになっています。うちが公式で見ているのは2つ目、まず私が例えば肉が好きと、肉だったら出島ばらいろが好きと、だったらこのお店だよねという個別のお店っていうのは個々にもう全部紹介ができるようになっておりまして、このLOVERSは1つは長崎ファンをふやすっということと、長崎が大好きだと、例えば長崎に行こうといって長崎を検索する人はいるけれども、お魚がおいしいといって検索して長崎が引っかかるとお魚を食べに来る人がふえる、そうやって今まで長崎と思っていなかった人も長崎について検索する項目がふえるということで、新たな長崎を訪れる理由ができるということも1つです。  それと長崎にはたくさんのカテゴリーがあって、それが1つになかなか定まらない、それを逆手にとってこんなところがありますよと市民みんなが運動にしていくと魅力が集まるんじゃないか、先ほど言われた24種類というところですね、1つのLOVERSが発信している人に集まっているわけですよ、居留地LOVERSが1種類それにみんなが個別にフェイスブックをつくっているという意味です。ですから24種類のLOVERSのカテゴリーがもう立ち上がっていて、リーダーになっているものがあると、着物LOVERSだったり。そういうふうに考えてもらって今はこのフェイスブック等々のカウントが成果になっておりますが、最終的にはやはり稼ぐ力につなげていく、長崎創生推進室がしているので、それを長崎に来てくれる人もふやすしお店も個々に紹介されて稼いでいくというところも狙いです。今は発信している状況になります。  以上です。 110 ◯向山宗子委員 なるほど今日、大分理解が進みました。というとやはり商工会議所さんとかもっともっとご協力をいただいて、出かけて行ってこういうことだから長崎を宣伝して下さいとお願いしますともっともっと広げていかんといかんのじゃないかと私は思いました。  先ほどの話だと、じゃ何が好き、例えば何もない普通の市民の人が何かを発信しようと、私はお魚好きという発信の仕方も含めて広報する必要があると思いますよ。漠然とお話を聞いていたら、何を好きってどう発信すればいいんだろう。ここがおいしかったよっていう紹介でもいいんですよとか、そういう具体的にやらんと私はいけないと思います。それがうまいこと乗っかったら本当にお魚好き、こういうお魚の食べ方をさせるところはないよね、みたいなのがそれこそ東京で引っかかって長崎にって、今政策監の言われたようなことにつながるとすごいなと思いますので、もっともっと頑張ってください。 111 ◯深堀義昭委員 議論が多分しづらくて余り議題になってないんですが、総額258億円の継続費までついておるこの新市庁舎の問題。皆さん説明をされる人はわかっておられるだろうと思いますから、質問をいたします。  社会資本整備総合交付金、公共事業等債充当率90%。この庁舎建設の繰入金はわかります。その下の上下水道局の負担金もわかります。わからないのは社会資本整備交付金が総額の中の上下水道局その他が負担する部分を除いて、それから恐らく駐車場もこ部分には該当しないんじゃないかというふうに思いますが、これが総額に該当するのか、その公共事業等債が幾ら今回のものに充てられる金額なのか、まずそれだけ教えてください。 112 ◯赤倉大型事業推進室長 新市庁舎の国庫補助につきましては社会資本整備交付金の中の国土交通省の住宅のメニューを活用させていただくことにしております。具体的には優良建築物等整備事業という事業メニューでございまして、この対象は市庁舎、庁舎そのものを対象とするものではございませんで、そういった優良な建物に対しての補助ということで、補助対象の範囲が限られてございます。内容としましては敷地内を使った公共用の通路ですとか、あるいは市民の方々が使われるような多目的スペース、市民利用会議室、あるいは緑化をする部分そういった部分の対象面積ということで必要事業費をはじかせていただいて国庫補助を受けるという形になります。総額258億円の内、国庫支出金の見込みといたしましては4億7,000万円を見込んでございます。次に公共事業等債についてきましては、総額258億円の内補助の裏の部分の負担になりますので補助金と同じく約5億円ということになります。以上でございます。 113 ◯深堀義昭委員 こういう書き方をしても、相当数の金額が来るんじゃないかと勘違いをするような名称で合わせて10億円なんですよ。あとは積立金と借入金になるだろうと思いますが、約250億円の内100億円近くは借りなきゃいけないんでしょ。積立金幾ら貯まっているの。 114 ◯赤倉大型事業推進室長 総事業費258億円の内、基金として積み立てをさせていただいた分が160億円ございます。  したがって残り100億円の部分の確保が必要になってまいりますが、先ほどおっしゃられたとおり、まず国庫支出金が約5億円。それから起債の部分の内公共事業等債が5億円。それから上下水道局の負担金が26億円程度、それから残りの部分についてはもう1つ公共事業等債以外の起債といたしまして、新たな起債として公共施設等適正管理推進事業債という庁舎の昭和56年以前の耐震基準で建てられた建物についての起債がかけられるメニューがございます。  このメニューについて充てていきたいと考えてございます。以上でございます。 115 ◯深堀義昭委員 それ総務省所管の財源措置になるんですか。 116 ◯赤倉大型事業推進室長 ご指摘のとおりでございます。 117 ◯深堀義昭委員 その求めようとする額は。 118 ◯赤倉大型事業推進室長 公共施設等適正管理推進事業債として見込んでおります金額といたしましては56億円程度を見込んでございます。  以上でございます。 119 ◯深堀義昭委員 これの起債をする枠の56億円に対する補助があるんですか。 120 ◯赤倉大型事業推進室長 公共施設等適正管理推進事業債につきましては、まず起債の充当率が90%。その内、交付税措置対象分75%。交付税算入率が30%ということで一般の公共事業等債よりも若干有利なメニューとなってございます。  以上でございます。 121 ◯深堀義昭委員 それからするとね、国土交通省、総務省でしょうけれども、この中で私はいらない、もう1回やはり検討せざるを得ないんじゃないかなと思うのは、展望ホール。果たして要るの。よその展望ホールもほとんど使ってないんですよ、これが果たして私は要るのかなという感じがして前の住友生命ビルの12階建てだったんですか、回転レストランがありました。しかしあれも一時的に待合をしなければ利用不可能という時代がありました。しかし間もなく閉鎖をしたと、それから長崎県も展望ホールをつくろうとしたんです、関係ないと、行政が夜間に開店をするわけじゃないんだから夜景観光とかなんとかの役割にはならないと、これをさせると警備上大変だと維持管理料、一番上まで運ぶエスカレーターなりエレベーターなりという物が、高速エレベーターを持ってこざるを得ないと、それから管理者がいると、防災上の問題がいるということからいけば、市役所の税金、特に国からの税金を含めた形の起債を含めて補助金を貰ってするのに果たして19階が要るのかと、展望ホールが要るのかと、これ1つだけ私はもうごめんなさい消してほしいという強い思いを持って、将来に負を残す施設だという形のほうから再検討されるべきだと思います。それから執務室とかを書いてありますけどね説明が下手よ。そしたら内田委員が言うように商工会館に入っている施設は後は、何に使うんだと売却をするんですよと、それで財源に充てるんですよ。大黒町の選挙管理委員会等は返してしまうからこれは入れるんですよと、そしたらほかのところは、今出先で思いつくのは大きいのは私は2つなんですが、基本的にまだあるだろうと、あります。そういう物もね、跡地のことの処分についてまで波及した形で、これは財源ができます、これは財源ができません。その場合にこれだけの最終的な借金等含めて起債を借りなきゃいけません。その財政的には年々、毎年市民の皆さん方に庁舎を建てたときの借金は別個に、今の起債と別個にこれだけのものが負担になりますと、これを財源の内訳は書いてあるとおりでございます。なめるともたいがいぶりにしなさいよ。それでおまけにあなた方自体もわかっとらんやろうが、よこよこで聞き合せんば財源率も何もわかっとらん、少なくともねそういう財源があってあとの収入、その他についても、それから今よそに借りて入っているビルがありますね、その賃貸料が不要になるとかね、そういうものね、やはりこれだけの建物を建てて並べ立てたように説明をして建てなきゃいけないということは議会は承知をします。しかし無駄は省いていろいろなことをやらないと借金は次の子ども、孫その人たちに乗っかかっていくんだよ。そこのにきは全然見えないよ。と私は思います。その売却の予定・財源それからそれに入ってくるであろう予測される金額等が大まかでいいですからわかるような、手元の資料があるんですか。なければ調べた上で後からこの審査の途中で結構ですから議論をしたいと思います。 122 ◯野瀬企画財政部長 確かに委員ご指摘のとおりその財源、あるいは現在、7つの庁舎に分散してそこで使用料等かかっている部分、こういった部分との比較の説明が不十分であったということのご指摘でございます。今現在、庁舎7つに分かれておりましてここの管理経費として年間約6,000万円ほどその使用料等を含めてかかっております。一方、委員からご指摘されたように国庫支出金あるいはその有利な起債それからこれまでに積み立ててきた基金これを活用して庁舎を賄うということで一般財源については、庁舎については0ということで、さまざまな国の有利な制度等も活用しながら対応するということになっております。今後分散している庁舎、大きなところで今ご指摘をされた選挙管理委員会が入っているビルあるいはその商工会館、それと水産農林部が入っているビル、それから旧建築部が入っているビル等々がございます。こういった所については今後庁舎としての利用はいらなくなるわけでございますので有効活用をしてまいりたいというように考えております。現時点でのそれぞれの来客等の見込みというのは現時点では持っておりませんが、今後有効活用ということで大きな財源的な価値があるビルであろうかというふうに考えております。またあの19階につきましては後ほど、まちづくり部の技術担当の理事がおりますので、具体的な説明は補足してもらいたいと思いますが、19階の部分について、委員ご指摘のとおり市庁舎については経費的な部分もしっかり考えてつくる必要があるということは我々も十分承知しております。そういった中で19階のこの展望のスペースにつきましては単なる展望スペースということではなくて、会議室、片方は展望スペース兼会議室、片方は展望スペースということにいたしております。これはなぜこういうふうなことにしているのかということでございますが、周りをしっかり囲んでフリーに動けるということになると委員ご指摘のとおり安全性等々にかなりそこの人を張りつける必要があるのかどうかといったことから論議をする必要が出てまいりますが屋内にするということで管理を非常にしやすくするということで19階全てをそういった物に使うということではなくて、なるべくお金がかからないような形での緑化をするということと、それぞれ展望と通常の利用、この展望スペース会議室なんかは、例えば長崎にお見えになられた他都市からの議会の議員をここの会議室にご案内して説明をする。あるいは片方の展望スペースについては小学生等が市の庁舎の見学に来た時にここにご案内して、長崎のまち、江戸時代からの町建がどうやって長崎というまちが広がっていったのかとそういったことも含めながら説明する場所としての活用が考えられる部分について展望スペースといことで最小必要限度を確保するということで考えているところでございます。  あとの19階の機械室等スペースについては、まちづくり部の担当理事のほうから説明させたいと思います。 123 ◯山北まちづくり部理事 すみませんが資料の32ページをごらんいただいてよろしいでしょうか。右側に断面図がついていると思います。一応今考えているのが19階に機械室で半分が展望スペースみたいな形で考えておりまして、その上に屋外機置場というのがありますがこれは空調関係の屋外機の設置場所なんですけど、結局これだけのビルですので19階と今この図面では7階、中間地点と一番最上階に機械室がどうしても必要になってまいります。特に下の部分は大きなフロアを空調するのに置ける機械室であったりとか、あと電気とかの受電機、要は電気を受けたりする受電室とか、そういうような大きな部屋が必要になりますので7階か6階程度に置きたいと、それから19階につきましてはその10階以上のオープンフロアというか執務室区の空調関係の機械室等が入ってまいりますので、2カ所に分けることによって効率的になりますので、そういう機械室を置かしていただきたいというふうに思っています。それで上が屋外機の置場と。それからすみません、平面図のほうなんですが36ページをごらんください。36ページの右側が19階の展望フロアという形になっておりますが、上側が部屋になりますが、ちょっと字が書いていないんですけど、この着色した部分が機械室でございます。それを囲うような形で通路が必要になりますのでその部分を展望ホールという形で整備をさせていただきたいと考えておりまして、そのホールの前側、港側に屋上庭園と書いてありますが、当然この公共的な建物につきましては環境配慮というのも当然必要になってまいります。  環境配慮の1つの方法としては屋上の緑化というのも1つの有効な手段になりますので、その意味でもこの緑化をできるだけお金をかけないような形で整備をいたしたいと思いますが、環境に配慮するという側面からも、このような平面で整備をさせていただきたいと思っております。  なお、市民のワークショップ等でもいろんな意見が出ておりますが、その中でも展望スペースのお話も出ておりますので、そういう意見も受けた上でつくっていきたいと考えております。  以上でございます。 124 ◯深堀義昭委員 書いてしもうてるものについては理屈づけするのは役所は名人です。使用するしないは、後の結果において後世の市民が負担しなきゃいけない。この論議があったことだけは肝に銘じとってください。その上にヘリコプターの絵がついているんですけどね、機械室の上にヘリポートがつくのか、そうした場合にエレベーターも一番上まで行くんですかそれとも詰めてこれはらせん状の階段か何かを設置するようになっているんですか。 125 ◯野瀬企画財政部長 このホバリングスペースへのヘリコプターはとまるための、ヘリコプターが着地できるスペースはこのビルについては取っておりません。ヘリコプターがとまるのは新県庁舎のほうにそういったとまることができるスペースがあることから、新庁舎ではホバリング、上空でとまってそれからつり上げるということはできるようにしておりますが、そこに着地できるようなスペースは取っていないということでございます。いわゆるヘリポートは取っていないということでございます。 126 ◯深堀義昭委員 あのね今の公共的な建物には全部ヘリポートはついていますよ。長崎県は2つあの狭いところに。これ要請があってつけたんですよ。警察は警察、行政は行政、2個ついてます。警察もついております。県警本部の屋上についております。これ行政とあれが全然違うんで、ヘリコプターも1機ずつ持っているんですよ、それで大村の医療ヘリと県は、県の行政ヘリはないんですね。これは西日本ヘリを運用するという形で大村ないし博多からという形になっているはずです。  それはどうでもいいんですけどね、少なくとも防災上の会議をする施設までつくる本庁につり上げたりつり下げたりと、庁舎に残った人なりなんなりをいざというときの避難所としての役割の中での話だろうと思うんですけどね、本当にこがんとつくらんわけ。面白かねあんたたちはね。 127 ◯野瀬企画財政部長 委員ご指摘のとおりですね、一定の区域の中に行政的な役割として、そのヘリポートを確保すると、万が一の危機管理のために、そういったものが必要だということは我々も十分認識をしております。  そういった中で、県庁舎のほうに、委員ご指摘のとおり行政とそれから警察とそれぞれヘリポートを有しているということの中から、我々もその辺の役割分担というものを協議して新庁舎にこのヘリポートをつくるためには相当の建築費の増加の要素もございますのでそういったことも考えた中で役割分担として県の庁舎にあるヘリポートを活用させていただくということで新市庁舎の中にはヘリポートは設けていないということでございます。 128 ◯深堀義昭委員 長い長い時間を経過してやっと図面が出てきた、そして市民の皆さん方も同意をされた上での5カ年の継続費を含めた形の審査、それはもう今回で卒業される最後の職員がおられる中で喜びに満ちて退職されるであろうということを置き土産にこういう予算が計上されたということについては一緒に苦労してきた仲間として感無量ではあります。  しかし、問題は大きい箱物ものである。これで私は将来のためにすみません、先ほど社会資本整備総合交付金、公共事業等債、市庁舎繰入金、これは当年度分だけのを全て事業総額に当てはめたパーセントなり負担金なりを一定、表にして資料として私がいただきたいというふうに思います。以上。 129 ◯向山宗子委員 新市庁舎の件でちょっと1点だけお聞きしたいことを思い出しましたので、受動喫煙防止法が国によってしていると思います。県庁にこの間、視察に行きました折にも建物内禁煙ということで外にきちんと喫煙所をつくっておられました。長崎市はどのように考えていらっしゃいますか。 130 ◯酒井企画財政部政策監 国のほうで法の改正が評議なされている途中です。  ですから途中なので確定的なことは言えないんですけど、改正法案によりますと建物内禁煙、敷地内原則禁煙、原則でただ一定の措置をすると敷地内では喫煙可ということの情報は来ております。  ですから、どのような対策をするのか今後検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 131 ◯野口達也委員 この市役所、新庁舎の件で。この今回の委員会の中でも総務部所管やったかな、保育所の件があったわけですたいね。  そういう部分というのは例えばワークショップなんかでいろんな要望が出たと思うとけれども、そこんとこいっぺん整理して当然基本計画をつくったと思うんですけどね、そういうふうな中で今総務部長は今回そういうスペースがありませんということで検討しているんですということやったとけどそのことを踏まえて考えとっとですかね。  例えばそこの中には入れんとしてもどっか別のところにということで検討しているのか、それだけ教えてくさい。 132 ◯野瀬企画財政部長 事業所内保育所の必要性については非常に時代の要請の中でこれは非常に必要性が高まっているということは我々も十分認識をいたしております。新市庁舎の中でということは現時点で総務部のほうが事業所内保育所をどうするかということを検討している段階でございますが、先ほども深堀委員のほうからご指摘があったように、一棟集約をする中で今庁舎として使っているいろんなビルもございます。そういった所も含めて今後総務部がその実現に向けてさらに前向きに検討を進めているというところでございますので、我々も十分その情報は連携をして今後取り組んでまいりたいと考えております。 133 ◯野口達也委員 ぜひそこは連携を取っていただきたいと、あともう1つLOVERSですけど、若者がね今パソコンですると、例えばホームページいろんなものを見るとも、もうパソコンから見ないって、みんなスマホから見ると、もう70%位がそう、そいけんそういうのはすばらしいことだろうと思うんですよ発信という面ではね。ただこの長崎市庁舎の中にLOVERSに関して、何かものすごく宣伝とか何かこうこうしますよとかはどこでしてあっとかな。 134 ◯山田長崎創生推進室長 LOVERSのデザインの掲示の例えば庁内でございましたら正面玄関のどちらか、今左側に全面をお借りして掲示させていただいております。  そういった形でたまに移ったりしているんですけれども空いているスペースで表示ができるように玄関で確保しております。  以上です。 135 ◯野口達也委員 先ほど内田委員から言うたね、例えばジャンパーなんかもさ、きょうなんか着てきてよかっさみんな。やはりね、これ全職員持っているとですかね。〔「企画財政部は」と言う者あり〕企画財政部は。全職員にやらんばさ。買わんちゃよかさ。3,000円としてさ、3,000円になって900万円ばい。そしたら内田委員の言うたごとね、きょう来たお客さんみんなそこで質問して、何ねこいはってそこの中でLOVERSば理解していくとやっけん。それはね企画財政部が金出して買うてさ、ほかんところは金の要るけん買わんて、そしたらこいば見ればさ、まちなかの人たちにはいろんなことばさせているわけよ。地域貢献とかさ何やかんやいいながらこうさしてさ、市役所はそりゃ長崎LOVERSもこう張っていますよって、そんだけであとは市民の皆さんでどうのこうのじゃのうして、やはり私はねこれをこんだけかけて、やはり皆さんも長崎LOVERSを広げようと言ってそういうふうにいくか、活性化のためですけんね市のね。そしたら私は900万円くらい出してもさ、1,500万円になるかもわからんばってん5,000円でしたら。全職員にねやはりジャンバーを着らして、例えば3か月間ばっと着るとかさ、みんなせんば誰がわかるですか。若いもんはわかるかもしれん、スマホでピッピッてやってね、私らわからんもん。スマホがなかなか使いきらんとやっけんさ、そういった意味ではね、私はどういった全庁的な取り組みというかな、そこは必要かと思うと。どがんですか。 136 ◯野瀬企画財政部長 委員ご指摘のとおり若者たちへの広がり、やはりその幅広い年齢層に対する広がりをつくっていくためには、今一歩私たちの相当な努力をする必要があるということを我々も十分認識しております。  今委員がご指摘されたように、職員全体で何らか取り組むというのは市民に対して訴えかけの大きな効果があるやり方だということは我々も認識しておりますのでそういったことがどういったら実現できるのかということで我々一生懸命取り組んでまいりたいというふうに思います。 137 ◯野口達也委員 長崎LOVERSをした時も私らはもらったんですよバッチといろいろね。ほかの議員には行ったとと聞いたら行っとらんとやもんね。やはりそういったところさ、やはり私は自己満足的な流れじゃいかんと思うと。  やはりみんな全庁的にみんながやはり職員が理解する。1年目の職員も定年前の職員も理解するという意味でも同じ行動を取らんばやろうと思いますんで、ぜひね、そんげんお願いしたいと思います。 138 ◯浅田五郎委員 野口大先輩の議長が保育所の話をなさったんだけどね、市役所の中に。これは深堀委員もおっしゃってね大先輩たちはこんなこと言うんだけど、私は例えば今度新しく市役所の道のもう1つ向こうには長崎幼稚園が保育所からこども園になったんで、そしてあるいは市民会館の前にほほえみ保育園があるわけですよね、それから歴史博物館の前に裁判所の官舎のところに今度新しく保育所ができるんですね。これ認可指定。そういう関係の中で児童がたくさん減っている中で公の市役所が保育所をつくることよりもそういった民間のところにやはり少し施設を充実させるなどし、私はそういった所でね補完すべきだろうと思っているわけですよ。  やはり現在保育園を経営している皆さん方はね大変ご苦労なさっていますよ。そういうことも念頭に置きながらそういった方々の意見も聞きながら、ぜひ検討していただきたいというふうに短絡的に市役所ができたから1つつくればいいというものではないんじゃないかなというふうに思いますのでよろしくお願いしときたいと思います。これはもう答弁要りませんから。 139 ◯山口政嘉委員長 ほかありませんか。  理事者交代のため暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時58分=           =再開 午後3時9分= 140 ◯山口政嘉委員長 委員会を再開いたします。  次に、第2款総務費第1項総務管理費第22目世界遺産推進費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 141 ◯野瀬企画財政部長 第2款総務費第1項総務管理費第22目世界遺産推進費について企画財政部及び文化観光部が所管する当初予算についてご説明いたします。  議案書は、予算に関する説明書の136ページから137ページ及び334ページから335ページでございます。  まずは、継続費についてご説明いたしますので議案書の9ページをお開きいただきますようにお願いたします。第2表継続費、事業名、世界遺産保存整備事業、端島炭坑でございますが、平成30年度から平成39年度までの10年間にわたり、総額25億740万円の継続費を設定させていただくものでございます。  続きまして、334ページ及び335ページには、継続費に係る調書として、年度ごとの年割額及び財源内訳などを掲載していますのでご参照いただきますようにお願いいたします。  続きまして、136ページをお願いいたします。第2款総務費第1項総務管理費第22目世界遺産推進費につきましてご説明いたします。  137ページの説明欄をごらんください。1.世界遺産推進費でございます。これは、平成27年7月に世界遺産登録された明治日本の産業革命遺産の構成資産の保存管理並びに世界遺産価値の理解促進などを実施するとともに、長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産を含めた観光客受入態勢の充実を図る事業などの予算でございます。2.世界遺産登録推進費でございます。これは、今年の世界遺産登録を目指す長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の構成資産や関連資産の調査及び世界遺産登録記念事業などの予算でございます。3.【補助】世界遺産保存整備事業費でございますが、これは、明治日本の産業革命遺産の構成資産である端島炭坑の国庫を伴う整備の予算でございます。なお、2.端島炭坑740万円につきましては、先ほどご説明申し上げました継続費の平成30年度分の事業費でございます。4.【単独】世界遺産保存整備事業費でございますが、これは、明治日本の産業革命遺産の高島炭鉱北渓井坑跡の周辺地域につきまして、有利な起債である辺地対策事業債を活用して実施する整備の予算を計上しております。本年度当初予算額は、3億6,237万3,000円でございますが、これは端島炭坑の施設の緊急的な整備の事業費の増や高島北渓井坑跡の周辺地域整備の事業費の増などにより、前年度当初予算に比べまして1億6,932万9,000円の増額となっております。  私からの説明は以上でございますが、事業等の詳細につきまして、提出の総務委員会資料に基づき、世界遺産推進室長から説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 142 ◯渡辺世界遺産推進室長 企画財政部及び文化観光部提出資料に基づきご説明いたします。  資料の1ページをごらんください。まず、「明治日本の産業革命遺産」推進費3,318万5,000円についてご説明いたします。1の概要ですが、構成資産を適切に保存管理するため、端島炭坑等の調査を実施するとともに、関係自治体と連携して周知啓発等を行い世界遺産価値の理解促進を進めるものです。2の事業内容ですが、(1)調査等として1,384万1,000円を計上しています。主な業務内容は、ア.端島炭坑護岸整備工法案作成委託につきましては、端島炭坑の護岸の整備スキームを決定するため、平成30年から内閣官房、国土交通省、文化庁、長崎県、長崎市により護岸整備の検討会を開催することとしており、その検討材料としての護岸の整備工法案の作成を委託するものです。イ.高島炭鉱跡総括調査報告書作成及びウ.高島炭鉱跡総括調査報告書編集・作成支援委託は、平成25年から平成29年に実施した高島炭鉱に関する各種調査を体系的に取りまとめ総括調査報告書として提出するよう文化庁から求められていることから、そのための印刷製本や編集作業を委託するものです。(2)周知啓発等として、664万9,000円を計上しています。この内容は、ア.世界遺産周知用リーフレット増刷として、世界遺産の周知や理解促進に必要な一般用・子ども用のリーフレットを増刷するものです。イ.広報ながさき折込印刷は、潜伏キリシタン関連遺産の世界遺産登録後に、2つの世界遺産があるまちの実現と2つの世界遺産の価値の周知を目的として行うものです。ウ.道路標識等設置は、来訪者を構成資産まで誘導する道路標識等を設置するものです。
     3ページをごらんください。設置予定箇所と標識のイメージを掲載しています。これまで車による来訪者は出島バイパスを利用して市内に入ることを想定し道路標識は構成資産の近くに設置していましたが、長崎バイパスでの来訪者へも対応するため、既存の道路標識に統一ロゴマークを追加するものです。あわせて来訪者に対して明治日本の産業革命遺産の構成資産あるいは関連施設であることがはっきりわかるよう、統一ロゴマークをつけたプレートを設置いたします。  1ページにお戻りください。エ.高島炭鉱ガイド用説明パネル製作は、北渓井坑跡や端島炭坑の歴史や採炭システムを分かりやすく説明するため、ガイド用の説明パネル及びデータを製作するものです。  2ページをごらんください。オ.来訪者調査は、世界遺産委員会からの勧告に基づき、小菅修船場跡と高島炭鉱北渓井坑跡の来訪者の現況や推移を把握し、秩序ある公開を実施するための調査を行うものです。カ.端島(軍艦島)基金リーフレット増刷は、平成27年度に設置した端島基金の寄附額をふやすため、インターネットでのクレジット決済などを国内及び海外からの来訪者に対して案内するリーフレットを増刷するものです。(3)「明治日本の産業革命遺産」世界遺産協議会負担金として、255万2,000円を計上しています。これは、関係自治体、8県11市で構成する協議会が実施する各種事業に対し応分の負担を行うもので、ア.主な事業は、ガイド及び管理保全に係る人材育成、インタープリテーション、つまり理解増進・情報発信及び調査研究のための海外専門家の招聘などです。イ.総事業費は5,614万4,000円で、負担割合は、四角囲みのとおり、県市が2分の1ずつ負担し、市負担分については11市の均等割りとなっております。(4)事務費等として、高島炭鉱整備活用委員会の開催費、その他として旅費、役務費など1,014万3,000円を計上しています。3の財源内訳につきましては、国庫支出金415万円、県支出金166万円、過疎対策事業債2,070万円、一般財源667万5,000円です。  続きまして4ページをごらんください。世界遺産観光客受入費8,174万6,000円でございます。1の概要でございますが、潜伏キリシタン関連遺産及び明治日本の産業革命遺産に係る観光客受入態勢整備を進めようとするものです。2の事業内容ですが、(1)世界遺産案内所運営1,008万3,000円については、平成27年度から、長崎駅かもめ広場に設置しております世界遺産案内所運営を行うものです。次に、(2)交通対策4,472万2,000円ですが、ア.誘導員配置は、大浦天主堂周辺に加えて、新たに外海地区の出津エリア、大野エリアにおける安全確保や交通渋滞の防止のため、誘導員を配置しようとするものです。続いてイ.誘導板整備は、外海地区に整備した駐車場周辺への円滑な誘導のため、道路看板のリニューアルや、臨時誘導板の設置を行うものです。5ページをごらんください。5ページには、各地区の予定箇所図をつけておりますので、ご参照ください。  次に6ページをごらんください。ウ.外海地区シャトルバス・ジャンボタクシー運行ですが、外海の出津エリア、大野エリアにおいて、来訪者の回遊性と利便性の向上のためにシャトルバス及びジャンボタクシーの運行を行うものです。  6ページから7ページにかけて、出津エリア、大野エリアの運行ルートを掲載しております。  8ページをごらんください。エ.旧木型場の受入態勢整備ですが、現在三菱長崎造船所史料館として活用されております旧木型場につきまして、企業活動の保護と観光客の利便性向上を目的として、平日に加え、土・日・祝日を開館し、長崎駅からのシャトルバス運行等を実施するものです。補助概要といたしましては、シャトルバスの運行経費等に対し、徴収する施設維持管理費を充当したのち、不足が生じた場合に、その不足額を事業主体である三菱重工業長崎造船所に対して、補助金として交付するものです。次に、ページの下段の、(3)世界遺産周知1,209万円ですが、潜伏キリシタン関連遺産の世界遺産登録が決定した際に、さきの産業革命遺産の登録時と同様に、看板やのぼり等の設置、ウェブ雑誌の活用等による情報発信を行い、観光客へのPRや市民への周知を行うものです。  次に9ページ、(4)世界遺産ポスター、パンフレット等印刷325万2,000円ですが、産業革命遺産版、潜伏キリシタン関連遺産版ガイドブック等の修正、増刷や、潜伏キリシタン関連遺産の世界遺産登録決定時の周知ポスターの作成などを行うものです。(5)教会守の配置578万円ですが、出津教会堂及び大野教会堂において、教会守を配置し、教会堂内の見学マナー周知や案内等を行うものです。続いて(6)ボランティアガイドの配置155万4,000円ですが、小菅修船場跡及び高島炭坑北渓井坑跡において、土・日・祝日を中心に地元自治会等による構成資産の説明や観光案内を行おうとするものです。次に(7)その他事業426万5,000円ですが、構成資産の来訪者数等の調査費用のほか、出津地区・大野地区の駐車場及び場内のトイレの維持管理などを行おうとするものです。  10ページをごらんください。3の財源内訳につきましては、国庫支出金1,861万円、県支出金809万3,000円、過疎対策事業債1,290万円、一般財源4,214万3,000円です。4の事業実施の必要性とその効果につきましては記載のとおりでございます。  また、11ページから13ページにかけましては、参考資料として、潜伏キリシタン関連遺産と明治日本の産業革命遺産の観光客受入態勢について構成資産ごとに一覧にして掲載しておりますのでご参照ください。  続きまして14ページをお開きください。「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」登録推進費4,404万2,000円でございます。1の概要ですが、「潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産及び重要文化的景観「長崎市外海の石積集落景観」の重要な構成要素を適切に保存管理するため、調査や整備を行うものです。また、説明板等の設置による来訪者受入態勢の充実や記念事業等の実施により市民への周知啓発を図ります。2の事業内容ですが、(1)構成資産等の調査・整備として1,732万4,000円を計上しています。ア.構成資産の記録保存調査は、モニタリングのためのカルテ作成等を行います。イ.大平作業場跡整備事業は、ド・ロ神父ゆかりの遺構である大平作業場跡が雨水により石積みの劣化が著しい状態にあり、所有者が実施する保存活用のため屋根の設置、石壁の補修、トイレの設置等を行うための実施設計、地盤や周辺環境の調査などに対し補助を行うものです。ウ.石積み(ネリベイ)建物修理は、所有者が実施する重要文化的景観の重要な構成要素である石積み建物の屋根ふきかえ、石積み積み直しや、雨水対策処理などに対し補助を行うもので、イとウいずれも事業費に対して82.5%の補助を行うものです。  16ページの資料をごらんください。整備や修理を実施する事業箇所を位置図と写真で示しております。  次の17ページには大平作業場跡整備事業のイメージ図を記載しています。所有者が、遺構の保存とともに農作業や来訪者が訪れる場所としての活用を計画しております。  前の14ページにお戻りください。(2)来訪者受入態勢の充実として、1,117万6,000円を計上しています。ア・イ・ウは、世界遺産登録後に登録記念銘板、説明板、誘導サインを各構成資産に設置するものです。エは外海地区のインフォメーション施設である外海歴史民俗資料館に構成資産である外海の出津・大野集落のパネルや施設案内板を追加するものです。  18ページの資料をごらんください。記念銘板等の設置イメージとして、既に世界遺産登録された資産の設置例の写真を記載しています。中段の表には、構成資産である大浦天主堂、外海の出津集落及び大野集落での登録記念銘板、登録説明板などの設置場所の案を記載しています。下段の写真は歩行者及び自動車用の誘導サインの設置イメージで既存のサインに潜伏キリシタンの統一マークを追加することにより構成資産であることを明らかにするものです。  前の14ページにお戻りください。(3)世界遺産登録記念事業の実施として、622万7,000円を計上しています。ア.ユネスコ世界遺産委員会出席として、市長、議長などが出席するための経費や15ページのイの世界遺産委員会のパブリックビューイング及びウの世界遺産登録記念シンポジウムを開催する経費です。長崎市主催のパブリックビューイングは、外海の遠藤周作文学館で実施を予定しており、バーレーンで開催される世界遺産委員会の様子をリアルタイムで放映します。会場までの交通手段につきましては、送迎バスを準備する予定です。なお、長崎市中心部でのパブリックビューイングは長崎県が新庁舎1階のエントランスで開催する予定とお聞きしております。(4)周知啓発として、220万円を計上しています。アの登録記念グッズとしてパブリックビューイングの参加者や関係者などへ配付するための手拭い、登録後にシンポジウム参加者などへ配付するピンバッジを作成するとともに、登録後にはイの広報ながさきの折り込みなどにより2つの世界遺産があるまちの実現と2つの世界遺産の価値を周知します。また、ウは文化的景観のパンフレット及び回遊マップを増刷し、周知啓発を図るものです。(5)世界遺産登録推進事業費負担金として、510万6,000円を計上しています。これは、関係自治体2県6市2町との連携した取り組みとして、潜伏キリシタン関連遺産共通のパンフレット作成などの広報啓発事業やイコモス勧告への対応事業などを共同して行うため応分の負担を行おうとするもので、構成資産の数に応じて各自治体の負担割合を定めています。(6)事務費として、外海の石積集落景観整備活用委員会の開催経費など200万9,000円を計上しています。3の財源内訳につきましては、国庫支出金706万円、県支出金447万4,000円、過疎対策事業債1,800万円、一般財源1,450万8,000円です。  続きまして、19ページをお開きください。【補助】世界遺産保存整備事業費「明治日本の産業革命遺産」1億4,000万円でございます。1の概要ですが、産業革命遺産の構成資産の1つである端島炭坑において、緊急的に整備が必要な居住施設の保存整備を行うものでございます。2の事業内容ですが、平成3年の台風の影響で70号棟前の護岸が決壊したことにより、土砂が吸い出され空洞化している70号棟端島小中学校下部の埋め戻しを国庫事業の内示に伴い平成29年度に引き続き行うものです。工事方法については、建物の下に入っての作業は安全性の確保が困難であるため、建物の下へ立ち入る必要がないよう流動性のあるモルタルに気泡を混入したエアモルタルという材料を圧送して流し込むという工法を考えております。3の財源内訳については、国庫支出金7,000万円、県支出金2,800万円、過疎対策事業債4,200万円でございます。  20ページの資料1をごらんください。位置図の右側の青い点線で囲っている部分が工事箇所で、平成29年度には下の2)の写真のとおり、建物がない箇所の埋め戻しを実施しましたが、平成30年度には3)及び4)の写真のとおり、建物下部のコンクリートの基礎がむき出しの部分を埋め戻すこととしています。  21ページをごらんください。左は平面図でございまして、その左側が平成29年度施工部分、右側の赤色の箇所が平成30年度施工部分です。平面図右側は断面図でございまして、下の部分に海水の流出を防止するため水中分離しないエアモルタルを充填する予定です。続きまして、22ページをごらんください。継続費として平成30年度から平成39年度までの10年間を期間とした世界遺産保存整備事業、端島炭坑25億740万円を計上しております。1の継続費設定の目的ですが、産業革命遺産の構成資産の1つである端島炭坑は、世界遺産及び国指定史跡として将来にわたり適切に保存管理していく必要があり、整備の方針を定めた史跡 高島炭鉱跡整備基本計画及び高島炭坑 端島炭坑 修復・公開活用計画に従い、国の補助事業として整備を行うこととしています。基本計画では、端島炭坑の構成要素である護岸遺構、擁壁遺構、生産施設遺構、居住施設遺構を対象として、平成30年度から10年ごとの3段階の30年間にわたって優先順位をつけて整備を行うこととしております。  26ページ資料3をごらんください。これは、平成30年度から30年間の整備計画でございまして、総額約108億円と試算しております。そのうち、今回の継続費は表の左側に記載の第I段階にあたる部分を継続費として設定の上、整備を進めていこうとするものでございます。第I段階では、特に世界遺産価値に貢献しており必ず整備を行う必要がある部分及び石炭の採炭システムの理解に貢献する部分を中心に整備を行いたいと考えておりまして、第I段階の生産施設、石積擁壁、通路等の整備、居住施設の整備費で25億740万円でございます。なお、第I段階以降の整備につきましては今後の財政状況や研究成果等を踏まえ、どのように進めていくべきか再検討の上、計画を見直すこととしています。また護岸遺構の整備については、島の存続維持に不可欠でございますが、現在、整備スキームを国や県と協議中であり協議が整い次第、追加計上したいと考えています。  22ページにお戻りください。2の事業内容ですが、第I段階にあたる(1)10年間の事業について下の表に事業の対象と事業内容を整理しております。擁壁遺構については、現時点で損傷が余り見られないことから、劣化状況のモニタリングを行うこととしています。生産施設遺構については、世界遺産価値を示す明治期の遺構を最優先し、次に劣化が進んでいる遺構を補修することとしています。  23ページをごらんください。居住施設遺構については、軍艦島のシルエットに貢献している島の最上部にある3号棟の補修・補強を行うこととしています。また、その他として経年劣化等による建物の変化を計測するための3D計測や定点カメラ観測などを行うこととしています。(2)平成30年度の予算額740万円につきましては、島内にある明治期の石積擁壁遺構を調査・計測し、カルテを作成することで定期的にモニタリングを行い、管理保全を図るものです。また、その他として定点カメラ観測機器の維持管理、史跡に悪影響を及ぼす樹木等の伐採を実施します。  24ページをごらんください。3の継続費の内訳ですが、平成30年度から10年間で総事業費25億740万円に対して、擁壁遺構800万円、生産施設遺構18億4,847万5,000円、居住施設遺構4億2,226万1,000円、その他として2億2,866万4,000円です。4の財源の内訳ですが、国庫支出金12億4,001万6,000円、県支出金4億9,600万5,000円、地方債5億8,700万円、一般財源1億8,437万9,000円です。なお、地方債につきましては、平成32年度までが過疎対策事業債を、それ以降を一般単独事業債で予定しています。  25ページの資料2をごらんください。平成30年度から10年間で整備する遺構箇所を位置図で示しています。位置図の左下の囲みの中で、赤で色づけしている施設が、平成31年度から平成35年度に整備を行う予定のもので、明治期の遺構で世界遺産の価値を示す第3竪坑捲座跡と、鉱員の入坑・出抗の人の動きがイメージできる入坑桟橋です。位置図下側中央のオレンジ色で示している施設が平成33年度から整備を行う予定のもので、地下から掘り出してきた原炭を石炭とボタなどに選別するドルシックナー、選別された石炭を運び貯炭するための貯炭ベルトコンベア、これは、現在ベルトコンベアの基礎部分のみが残っております。そして、石炭を運搬船に積み込む積込コンベア、これらは石炭の選炭、貯炭、積み込みといった一連の流れが理解できる遺構です。次に、位置図において下側右の黄色に着色した施設が平成35年度から整備を行う予定としている遺構です。地上部において石炭の採炭システムが理解できる遺構です。次に、居住施設遺構として、位置図の中央、青色で示している3号棟については平成36年度から整備することとしておりますが、この3号棟は軍艦島といわれる島の景観形成に貢献しており建設年が昭和34年と比較的新しいことから居住施設遺構の中では劣化の度合いが軽く、補修の延命効果が高く見込まれる遺構です。右上緑色で示している1号棟端島神社は、労使協調で作業の安全を祈願した施設であり島の産業景観形成にも貢献している遺構で平成37年度から整備を行う予定です。次に、平成30年度の事業ですが、端島炭坑石積カルテ作成として、位置図の左上の写真のような石積み擁壁遺構のカルテを作成します。定点カメラによる資産のモニタリング調査は、位置図の中央部の端島で最も高い場所にある3号棟に設置したモニタリングカメラで実施します。  続きまして、27ページをごらんください。【単独】世界遺産保存整備事業費「明治日本の産業革命遺産」5,600万円でございます。第45号議案「辺地に係る公共的施設の総合整備計画について」でも説明させていただきましたが、概要は産業革命遺産の構成資産の1つである高島炭鉱北渓井坑跡の周辺環境を改善するための整備を実施するものでございます。2の事業内容ですが、高島炭鉱北渓井坑跡周辺環境を改善するため、緩衝地帯内にある旧高島町営プール解体後の跡地を公園として整備するとともに周辺にバスの回転場や駐車場等を整備することにより来訪者の利便性の向上を図ることとしています。3の財源内訳については、5,600万円の全額を辺地対策事業債で予定しています。  28ページをごらんください。上段の位置図で、工事箇所を赤の点線で囲っています。中段に1)現況写真を、最下段には2)跡地整備を行った際のイメージ図を載せています。  説明は以上でございます。 143 ◯山口政嘉委員長 これより質疑に入ります。 144 ◯中村照夫委員 3ページに小菅倉庫と書いてあるけどこれは何。大体行政がつくる道路標識というのは必ず間違いがあってね、市民から苦情が来るんですけれども、これ小菅修船場跡のことでしょう。違うの。大体ねこんなのは観光客にわかるように物を書かないとこれじゃわからん。 145 ◯田中企画財政部政策監 この看板でございますけれども、2段になっておりまして、実は小菅修船場の奥に三菱重工さんが使われております小菅倉庫という倉庫がございまして、その案内板とその下に小菅修船場跡という本来の修船場の看板がございますので、この下の小菅修船場跡を示している看板のほうにこのマークを設置しようとするものでございます。  以上でございます。 146 ◯中村照夫委員 観光客のために道しるべをつくっとっとやったら何を見に来るかというとソロバンドックを見に来るんですよ。そういうものがわかるような標識じゃないと小菅倉庫と書いて、ここに行かんでしょう。あるかないか知らんけれども倉庫が世界遺産になったわけではないやろ。 147 ◯田中企画財政部政策監 小菅地区がこの小菅倉庫もございますし、それ以外にもボートを格納している会社もございまして、ここには駐車場も含めてたくさんの看板が今まで混在をしておりました。その中でできる限り、私共のほうで整理をさせていただいておりますけれども、まだ小菅の倉庫、三菱さんが使われている倉庫の看板についてはまだ使われているということで現役のままで残しておりますけれども、これは時間をかけましてこの辺のあたりは整理をしたいというふうに考えております。以上でございます。 148 ◯野瀬企画財政部長 委員ご指摘のとおり、本来私どもが周知を図るべき看板よりも三菱さんとしての社用の看板のほうが目立っているという状況でございます。私共、本来の目的は世界遺産としてのソロバンドックを見に来られた方にしっかりご案内をするということが本来の目的でございますので、ただ今のご指摘を踏まえて私どもとして今後どのような改善をすべきかということを検討してまいりたいと思います。 149 ◯野口達也委員 看板の件ですけれども、3ページのロゴマーク、私すみません勉強不足でね、この三角のあってこの右側にジャパンズ、見えんとやもんね、何と書いとっと、これは世界遺産のロゴマークになる。これは全国共通のロゴマークになるわけですか。 150 ◯田中企画財政部政策監 このロゴマークでございますけれども、これは野口委員がおっしゃられましたとおり明治日本の産業革命遺産が世界遺産登録されたときに全体協議の中でこれを共通のロゴマークとして設定しまして各8県11市23の資産にそれぞれこのマークを添付して世界遺産の構成資産であることがわかるように表示をするという目的でつくったものでございます。  以上でございます。 151 ◯野口達也委員 それなら、教会群のあったですよね。資料のところの写真で見ればさこの下の部分、構成資産誘導の設置。ここにも左側グラバー園と書いて何もなかし、右側はこの上のグラバー園と書いとっとは、たぶん昔のグラバー園の図じゃなかとかなと思うとですよね。こういった所がさ、やはり合わせんばいかんとじゃなかと、これから。同じグラバー園やけんさ。 152 ◯田中企画財政部政策監 野口委員おっしゃるとおりここは統一をしてやる予定でございまして、写真でグラバー園のほうにこのマークをつけてない状態のやつを写真をつけさせていただいておりますけれども、ここはきちっと統一を図ることとしております。  以上でございます。 153 ◯野口達也委員 あわせて、長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産については今このマークのバッチをつけて、このマ-クを今しようとしよるわけですけれども、このマークについてもですよ、世界遺産が決まったら天草とかあるじゃないですか、そこと話をしながらマークはまた別にできるわけですか。 154 ◯田中企画財政部政策監 今回、潜伏キリシタン関連遺産が世界遺産になりましたら新たなマークを決定する予定でございます。教会群のときから潜伏キリシタン関連遺産に中身が変わりましたが、このマークを時間がございませんでしたので下に長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産という名称だけを今変えて使っておりますけれども、あくまでも教会でございませんで、集落等が中心になりますのでそういうものをイメージしたものに変更する予定でございます。  以上でございます。 155 ◯野口達也委員 なった場合につくっとですかね。このマークについては、さっき言うたとはその世界遺産になったらこのマークが変わる可能性のあっとでしょう。それが今年の6月か7月たい。決まっとが、そいばあえて今変えんばいかんとですかね。つけんばいかんとやろうか。 156 ◯田中企画財政部政策監 説明がおかしくて申しわけありません。実は今つけているマークはあくまでも現在のものでございまして、ここにつけようとしますのは新しくなったものを設置する予定でございます。  以上でございます。 157 ◯梅原和喜委員 4ページの世界遺産観光客受入費の中の事業内容の(1)の四角のところなんですけど、かもめ広場に世界遺産案内所だと思うんですけどね、平成29年度に5万5,000人の方が利用しているということで、これまでいろんなところ、かもめ広場の中であちこち移動されていると思うんですよ、今回3回目くらいの移動なのかなと思うんですけど、最初、待合室の中にあったと思うんですよね、最初。それから外に出て、またアミュプラザの入り口にいるんですけれども、借り上げも含めて今回の金額なんでしょうけれども、特に冬場はあのかもめ広場って結構、風が吹くんですよ。これ委託で外部団体の方には女性が多いです。2人ペアでいらっしゃいますけど、寒い中でずっと観光客の相手をせんばいかん。観光客も寒い中でいろんなことを聞かんばいかん。アミュプラザの中は相当借り上げ料は高いと思うんですけれども。5万5,000人の方がしっかり聞く環境を、寒い中で頑張っておられるこの案内の方も含めて利便性のいいような場所ってほかにないのかなという気がするんですけど、そのあたり検討されたことありますか。 158 ◯藤田観光政策課長 今ご質問がございました世界遺産案内所、かもめ広場に設置している場所ですがこれは平成27年度当初から場所的にあそこを貸していただいているところでございます。今委員が言われましたとおり、あそこは広場の中の外でございまして冬場は寒いということで私も聞いております。ただあそこはJRとか、JR九州エージェンシーさんとかが管理を委託されているんですが、そういうところも含めてお話をしたんですが適切な場所がなくて、やはりどうしても改札口を抜けて一番真正面に見えるあの場所が一番最適ではないかというところであの場所を選定させてもらっているところでございます。また、冬場の対策としましては簡易ではございますが足元に暖房機とか毛布などで暖を取っていただくような対策は取らせていただいているところでございます。  以上でございます。 159 ◯梅原和喜委員 暖房対策もしっかりされているということで、わかりました。私もよく通るときは、声をかけます、寒い中大変ですね。JRを利用して市役所に通勤されている職員の方も多くいらっしゃると思います。通勤の行き帰りは、ぜひ声をかけていただいてしっかり長崎のために一番最初の窓口の方なんですから、職員の方もねぎらいの言葉とかをかけていただいて、やはりやる気が出せるようなそういった後押しをやっていただきたいと思います。  それから19ページの70号棟を今回、大きなお金を使って復旧するんですけれども、今回工事の内容でエアモルタルとか空洞部に充填して今回そのすき間を埋めるんでしょうけれども、こういった建築技術、こういった埋め戻しというかそこを、このエアモルタルで塞ぐとかいう技術というのは日本で確立されていると思うんですけれども、日本国内で同じような工事をされたところってあるんでしょうか。 160 ◯大町世界遺産推進室主幹 こういった建物の下が空洞になったという事例は私の知る限りではございませんで、ただ福岡の駅前で陥没したとかいう事例がありましたけれども、その場合は流動性のある土とセメントを合わせて投入したということをお聞きしとりまして、今回ここ70号棟につきましては土砂とセメントをまぜた方法も福岡の事例を見ればありますけれども、そうなると海上からミキサー船、プラントを積んだ大きなものを持ってきてそこから投入するというと結構な工事費になるということから、今回は工事費等をそれから工法を勘案した格好で現地にプラントを設置してモルタルに気泡をまぜたものでやるというふうに選定をしております。 161 ◯梅原和喜委員 今回対象となる70号棟というのは小中学校だと思うんですね。我々も議員で視察のときに実際行きました。相当えぐられていましたよね。その後どういった工事をされたかわかりませんけれども、海水の流入もあるということもありましたよね。台風のとき、きょうからまた暴風が吹くということで長崎も気象条件が厳しい中で建物の下のほうが海水とかでえぐられてて大丈夫なのかなと心配な思いがあったもんですから技術的に建築的に大丈夫ですかという質問させていただきました。  最後に1点、先日の条例の中でも今回高島の北渓井坑跡のバッファーゾーンを整備するということで予算が上がっていますけれども、トータル的に高島に来るお客さんが、高島北渓井坑跡メーンに、先にはグラバー別邸跡もありますし、世界遺産があるまちということを、ぜひ高島を端島以上においでになる方のお客様にPRするような政策を今後も検討していただきたいと思います。  以上です。 162 ◯深堀義昭委員 なるかならないかわからない世界遺産の教会群に何でこれだけの市長・議長がパーティー会場まで行って、そのするこの裏づけを教えてください。 163 ◯野瀬企画財政部長 今年の夏に世界遺産の選定のための最後の会議でございます世界遺産の登録に向けた会議が開かれます。その中では前回も同様でございましたが日本の中にあるこの世界遺産としての価値をこの会議の中の選定をされるメンバーの方々に地域の代表がどういった世界遺産の価値があるのかということを実際に説明させていただくということが非常にロビー活動として重要であると考えております。当然、日本の政府から世界遺産の価値の説明については政府の代表が出席をいたしますが、あわせてそれぞれの地域の代表として市長及び議長が長崎のまちの代表としてこの世界遺産の価値について十分な説明をするということのために出席させていただくということで考えているところでございます。 164 ◯深堀義昭委員 その要するになるであろうことを前提として当初予算が組まれているんです。これについてある程度の文部科学省の文化庁かまたは長崎県そして今までの経過を含めた形でそのいろいろな情報があろうと思うんですが、まだねそこまでは来ていないんで長崎市が予算をとって祝賀的な問題まで含めてこれだけのものをしますよということの裏があっての、もしものときはこれ使いませんよということなんでしょうけど、どこのにきぐらいまで信頼情報を持った上で予算計上をしたのかですね。これだけしてあるから予算計上して間違いないと思いましたからしましたというぐらいの確信度というのがあれば教えてほしいんですがね。 165 ◯田中企画財政部政策監 現在、推薦書を提出して遺構も調査までが終わった段階でございます。  多くの議員ご存じのとおりイコモス調査を受ける前のもう一度、再推薦を受けたという段階で一旦教会群としての推薦を取り下げてイコモスの助言をいただきながら再推薦をしたという経緯がございます。そういう意味では全くさらの状態ではなくてイコモスからのきちっとした助言を受けた中でこの推薦がなされていると、それをもってイコモスがもう一度調査に来たということでイコモスからの調査の細かい情報については申し上げることができませんけれども、私共の知る範囲では世界遺産登録が非常に難しいような状況であるというような状態ではないというふうな理解をしております。最終的には4月末から5月にかけましてイコモスの勧告というのがございましてそこで確信的なものが持てるのかなと思っておりますけれども、世界遺産委員会自体が6月の末から7月の頭にかけて6月24日から7月4日にかけて実施されるという予定でございますので、当初予算の中で計上させていただいたというわけでございます。  以上でございます。 166 ◯深堀義昭委員 一定の情報に基づいて予算計上をしたということは理解しますが、願わくばあなた方の思惑どおりになればいいなという希望的観測だけを思ったので申し上げておきますが、1つだけ予算が、これだけやろうやろうとして世界遺産に上がっているのに私はこの委員会じゃなしに集落のバスの運行、今度あれはミニバスとかなんとかの運行は来ているんですが、駐車場の問題を長崎県振興局と話をして通常、国道の横の酒屋さんの前の切り込みのところの下段の用地をと言うたらそこしかないですよねというのが世界遺産推進室の答弁だったんですが、今回その県のほうでしてくれるんですか、それとも長崎市が相談をして結果はどうなっているんですか。 167 ◯藤田観光政策課長 深堀委員のおっしゃるとおり大野における大型バスの停車地のところの件ですが、先ほど委員がご指摘しました道路残地、緑地帯におきましても県の振興局におきまして実施するということで、これは現場の立ち会いも行っております。ここはあくまでも国道ということで県が管理しておりますので県のほうでしていただくということで今話がついているところでございます。ただ実施時期につきましてはまだ県のほうと調整をしているところでございます。  以上でございます。 168 ◯深堀義昭委員 立ち会いをしてするということであれば、2軒の家については了解をしたようでございますので事業実施に向けてこの関連的な事業の流れというのがあります。ミニバスも入れるわけですから一定の大型バスが、これ日本人の悪い癖でね、なったら瞬間的には大型バスも何をしても寄るんですがね、その対策だけはやはりしておく必要があろうというふうに思いますので県のほうにしっかり申し出をしてほしいというふうに思います。  あとは世界遺産の関係の高島の問題等については今までるる説明をされて債務負担行為その他がきております。  ただ問題は、観光に特化した形でこういう事業をやりながら、今度はイセエビの関係等について漁協組合が絡むことなんですよね、これね、その事前にこの高島の10年間の計画等の設定をするに当たって野母崎三和漁業協同組合との話というのはされたんですか。 169 ◯大町世界遺産推進室主幹 端島につきましては工事の材料等を運ぶために海上運搬ということになりまして端島の周辺が漁場ということになっておりまして、我々も漁協それから漁業者たちと協議を今現在しているところで、全体の工事につきましても事前に漁協それから漁業者に説明しているところです。  今回70号棟の埋め直しをいたしますけれども周辺でイセエビ漁をされているということで、今回はイセエビの禁漁期の期間において工事をするということで説明しております。  今後の工事につきましても引き続き漁協と協議しながら理解を得ながら工事を進めたいというふうに考えております。 170 ◯深堀義昭委員 これね一定これだけの年数をかけてこれだけのお金をかけてやるのに相手にも生活がかかった漁業者それにまた跡継ぎの漁民も少ない、そして漁場としては近い、そういう流れの中で定住的な漁民の行く末という意味からは非常に相手側の了解をきちんと取った上でやらないと途中で仕事がされないということになると過疎債がついてみたり国の補助事業がついてみたりしているわけで、特に海岸べたの工事に関しては護岸工事を、堅陣化するために護岸工事を先にやる。その建物等とほかのところとは事情が違うんですよね。そして一定時期にコンクリートの汁が出てくることがプラスなのかマイナスなのかということも含めてね、果たして理解が得られるのかということは、逆に言うと島のほうの生活圏を守るために強制的にやらざるを得ない部分というのもあるんです。しかし中身については長崎市が財産の保全のためにやる事業なんです。このにきは、やはりきちんと組合とよく相談をしてそして先に許可を取らないと、今あそこね非常に条件としていろんなこと、行政のいうことを聞いてくれる条件下にあるんです。ですから特に将来の野母崎三和漁業協同組合の継続的な事業の行く末も、県も市もやろうとしているわけですから、そこのにきを含めてここんところは長崎市のまたは長崎県の事業に協力をしてくださいと、金は添えましたよ、後で問題は発生するかもわかりませんよというような答弁にならないような努力をして予算計上はしていただきたいと、これは強く要請をいたしておきます。 171 ◯武次良治委員 2点ほどお尋ねします。資料のページでいえば4ページ。  ここの中で交通対策費としてそれぞれ大浦・出津・大野それぞれに人を配置するということで、土日ですね。それでもう一方の11ページのほうの資料を見れば平成30年度ということになっているんですが、これ平成30年度に限ってやってみますよというようなことなのか、まずそれが1つ。それと11ページの資料、やはり現地案内人として大浦のほうが自由観覧、それから出津と大野のほうは教会守を配置しますということなんですが、こっちについては年度も記されていないということで、ずっと継続してやっていくものなのかどうか。この辺が入場者数を見てみれば大野のほうが5,600人と一時的にふえることはあったとしてもその後はそんなにまた驚くほどの数は、恐らく来ないんじゃないのかなと私は思っているんですが、そうした時にでも、やはりずっと継続的にこの配置をしていくものなのか、そういったことについてまずお尋ねしたいと。それともう1点、6ページですが、やはり同じようなことでジャンボタクシーの運行。863万2,000円ということでこれ土日となって無料ということでの運行なんですが、これをずっと継続的に考えておられるのか、当面その世界遺産になったということで当初は来るだろうということでの対応なのか、そういったことについて教えてください。 172 ◯藤田観光政策課長 1点目の誘導員の配置でございます。この分につきましては、こちらにも書いていますが、平成30年度としております。大浦天主堂周辺につきましては、平成27年度の産業革命遺産の登録の際から配置しております。それに合わせて、今回外海の出津集落・大野集落、潜伏キリシタン関連遺産の登録に合わせた形で誘導員を配置する予定にしています。これにつきましては、今委員のご指摘がありましたとおり集落への代表者の車での同行などを見据えながら、年度ごとに見きわめながら配置を行うところとしているところでございます。またもう1つ、教会守の配置に関しましては、あくまでも教会につきましては、信者のための祈りの場であるということから、そこでのマナーの周知やそういう徹底をするために教会守という形で配置しております。この分につきましては一応大司教との話の中で平成30年度までは市の行政のほうで負担するというような形になっております。今後の配置につきましては大司教のほうでさらに引き継いでおくというような話もありますのでそこらへんはしっかりと見きわめていきたいと思っています。  6ページのシャトルバスとジャンボタクシーにつきましては、これは7月の中旬から3月末まで、一応本来、外海地区におきましては西出津駐車場と上大野駐車場をつくってそこからの遊歩道をしっかり整備してそちらから散策していただくということを考えているのがまず原則でございます。ただやはり、どうしても駐車台数が多くなることによって駐車場を各地に分散しないといけないということもありますので、世界遺産登録した際に集中する場合の対策として平成30年度実施をまずやってみようというふうに考えております。その中で動向を見きわめながらこれも年度ごとに検証していきながら事業については考えていきたいと考えているところです。  以上でございます。 173 ◯武次良治委員 今の説明で動向を見ながらということでしたのでそれで了としたいと思いますけれども、似たような件で明治日本の産業革命遺産の関係のときに駅の裏側にバスの駐車場として確保しましたよね、ところが閑古鳥が鳴いておるという状況で、すく廃止をしたということで余りにも過大に見積もり過ぎたというようなこともあったんじゃないのかなというようなこともありますので、やはりそこは先ほどの説明にありましたように、動向というのをしっかりと見きわめながら臨機応変に対応していくということでお願いしときたいなと。もう1回ずっとやっていきますとなっていけば特にシャトルバスなんかそうですよね、空バスでずっと回らんばいかんとか、これじゃ今度、逆に地元の方々もですよ、なんば無駄なことばしよっとということに逆になりかねないと思うんですよ。そういったところにも、何でもすればよかろうということばかりでなくて、やはり効率的なやりかた、中尊寺あたりに行ってもトコトコ下から登っていきますよね。無料のバスが行っとるわけでないし、ジャンボタクシーが行っているわけでもないし、そこの目的地に向かって皆さんそれぞれトコトコ登って行っとるわけですから、やはりその辺というのは勘案しながらやっていただきたいなと、これ一応意見として言っときます。 174 ◯向山宗子委員 19ページの明治日本の産業革命遺産、70号棟の先ほど、ご意見が出ていましたけれども、この施工時期が5月中旬から9月末というふうにありますけれども、これ長期間かかってやるものなんですか。 175 ◯大町世界遺産推進室主幹 この70号棟の埋め戻しについては埋め戻す土量が2,440立方メートルぐらいを想定しておりまして、現地にエアモルタルをつくるプラントを設置して現場で練って圧送して埋め戻すという作業になりまして、この土量を勘案して、大体、島ということで海上が荒れたりして材料等が搬入できない、そういった安全率も見まして大体2カ月ちょっとで終わるというような試算をしておりましてこの期間を設定しております。それから先ほど説明いたしましたイセエビの漁、禁漁期に合わせるということも踏まえましてこの時期にしております。ちなみにイセエビの禁漁期が8月20日までということになっておりますが、一応現場の作業としてはそこまでに終わると。禁漁期前に終わると、ただ工事の契約期間としては、その間の工事書類のまとめとかそういったことも含めてこういった工期に設定しているということでございます。 176 ◯向山宗子委員 やはり海上ですし、ここら辺はものすごく荒れるところとうかがっております。ちょうど8月から9月といったら台風がやってくる時期なので、これは例えば、もう早目に安全な時期に気候のいいときにやってしまわなければ、これ大変なことになると思いますので、本当に前倒ししてスムーズにいくようにご配慮いただければと思います。こういう軍艦島、世界遺産の関係は半分が国庫支出金ですけれども、こういうお金っていうのはなかなか国が出してくれないみたいなこともうかがいましたけれどもそこら辺、来年10年間かけてやっていこうとされていますけれども、国への要請とかきちんと大丈夫なんでしょうか。 177 ◯田中企画財政部政策監 今、向山委員がおっしゃられたとおりこの端島の整備事業というのは国庫を伴う事業でございますので、ことあるごとに文化庁にはお願いしておりますし、通常の陳情そういったものも、そういう機会も捉えまして今後ともしっかり要請していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 178 ◯浅田五郎委員 前に世界遺産の問題で外海地区から陳情がありましたよね。あの地区も決定された後は、そういったところの関係もうまく連絡を取り合うようにしていただいて、せっかくの財産でしょうからそういった物についても大事にしながらね、広げていってほしいなと、あと将来、加えるものがあればそれもできるかもわからないしね。よろしくお願いしておきたいと思います。 179 ◯山口政嘉委員長 ほかありませんか。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午後4時18分=           =再開 午後4時20分= 180 ◯山口政嘉委員長 委員会を再開いたします。  次に、第2款総務費第1項総務管理費第3目文書費以降の目のうち、東京事務所及び総務部所管部分の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 181 ◯橋田総務部長 第2款第1項第3目文書費から第21目恩給及び退職年金費までのうち、総務部所管分についてご説明いたします。  予算に関する説明書114ページ、115ページの第3目文書費、5,257万3,000円、それからとびまして124ページ、125ページの第10目研修費、2,175万円、126ページから129ページまでの第12目情報システム推進費、5億9,175万円、134ページ、135ページの第19目公平委員会費、260万4,000円、次の136ページ、137ページの第21目恩給及び退職年金費、751万2,000円の合計6億7,618万9,000円でございます。前年度当初予算に比べまして、4,998万4,000円、8.0%の増となっております。予算に関する説明書126ページから129ページをごらんいただきたいと思います。第12目情報システム推進費についてでございますが、当初予算額は5億9,175万円で、前年度当初予算額に比べまして5,436万2,000円の増となっております。この主な理由としましては、127ページの説明欄3.財務会計システム運営費において、サーバー機器の更新完了に伴う3,207万7,000円の減、説明欄4.庁内ネットワーク運営費において、パソコン調達台数の減による1億999万1,000円の減があるものの、127ページでございますが、説明欄2.基幹業務系システム移行に伴うものや改元対応に伴う1億9,642万6,000円の増によるものでございます。  事業の詳細につきましては、総務部提出の総務委員会資料に基づき、担当課長から説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 182 ◯樋口情報システム課長 委員会資料5ページをお開きください。それでは、情報システム推進費、基幹業務系システム運営費4億3,224万6,000円のうち、共通基盤、住民記録系、税系システムの機器更新に係る経費2億1,217万円についてご説明させていただきます。1.概要でございますが、市民サービスを提供する基幹業務系システムとして運用しております共通基盤、住民記録系、税系システムのサーバー機器が更新時期を迎えたことによるサーバー機器の入れかえ及び新しい機器へのシステム移行を行います。2.事業内容でございますが、現行の共通基盤、住民記録系システムのサーバー機器は平成23年度に賃貸借を開始してシステムを構築し、平成24年度から稼働しております。これらのサーバー機器につきましては使用開始から約7年が経過し、更新時期を迎えておりますので、新たな機器に入れかえるとともに業務を継続できるようシステムの移行作業も行うものでございます。また税系システムにつきましては、住民記録系システムとサーバー機器を共用することにより経費削減等のメリットがございましたので平成25年度にその他必要となる機器のみ追加調達し、平成26年度から稼働しておりますが、引き続きサーバー機器を共有するため共用機器の更新に伴い税系システムをあわせてシステム移行を行います。システム機器更新に係る2億1,217万円の内訳といたしましては、(1)委託料として、税系システム移行業務委託1億422万円、共通基盤システム移行業務委託7,095万6,000円となっております。なお、住民記録系システム移行業務につきましては、中央地域センターにおいて委託料として3,240万円を計上しております。また、共通基盤システムの入れかえに伴い、共通基盤システムが各業務システムへ提供するデータ連携やユーザー認証等の機能について各業務システム側で動作確認を行う必要がございますので、共通基盤システム入れかえに伴う福祉系システムテスト業務委託583万2,000円、住民記録系、税系システムテスト業務委託378万円を計上しております。(2)賃借料につきましては、共通基盤用サーバー等賃貸借1,600万4,000円、住民記録系、税系システム用サーバー等賃貸借1,137万8,000円を計上しております。3.スケジュールでございますが、サーバー等機器の調達、設置を7月までに行い、住民記録系、税系システムにつきましては、市民サービスに影響のない年末年始に入れかえを行い、1月からシステムを稼働する予定としております。また、共通基盤システムにつきましては、平成31年3月に稼働する予定としております。4.財源内訳でございますが、全て一般財源でございます。  次に6ページをお開きください。情報システム推進費、基幹業務系システム運営費4億3,224万6,000円のうち、改元対応に係る経費2,169万7,000円についてご説明させていただきます。1.概要でございますが、天皇陛下が2019年4月30日に退位されることが閣議決定され、陛下の退位に伴い翌5月1日に皇太子さまが天皇に即位し元号も変わります。新たな元号が平成30年度に発表されることから、基幹業務系システムの改修を行います。2.事業内容でございますが、基幹業務系システムから出力される帳票の文言修正やシステムの内部で和暦から西暦、西暦から和暦へ変換する仕組み等を改修し、新たな元号への対応を行うものでございます。改元対応に係る経費2,169万7,000円の内訳ですが、(1)委託料として福祉系システム改元対応業務委託1,263万6,000円、税系システム改元対応業務委託718万2,000円、業務システム連携機能改元対応業務委託187万9,000円でございます。3.スケジュールでございますが、新しい元号が秋ごろ発表になるとの情報に基づき、作業開始時期を設定しており、平成30年度末までに完了する予定でございます。なお、新元号の発表時期につきましては、流動的で平成30年度末ごろとなる可能性もありますが、仮の元号で作業を進めることもできるため、予定どおり平成30年度末までに完了できるものと考えております。4.財源内訳でございますが、全て一般財源でございます。  次のページをごらんください。ただいまご説明いたしましたシステム以外に、改元対応を行う主なシステムを記載しております。この内、情報システム課の予算計上分として公共施設案内・予約システム10万8,000円、財務会計システム401万8,000円がございます。また、個人住民税課税システム以下各所属において予算計上しております主な基幹業務系システムにつきましても下段に記載しておりますのでご参照願います。なお、システムにより改修内容や作業量が異なりますのでここにありますシステム以外にも保守契約の範囲内で対応するものや平成31年度に対応するものがございます。  説明は以上でございます。 183 ◯山口政嘉委員長 これより質疑に入ります。 184 ◯野口達也委員 東京事務所にお尋ねいたします。東京事務所の職員の数を教えてください。 185 ◯光武東京事務所長 職員は私、所長が1名と係長1名、係員が2名あと嘱託員の2名の計6人体制になっております。
    186 ◯野口達也委員 ナンバー2は係長になるとですよね。私も東京事務所に行ったときに名刺交換したら、係長の名刺をいただきました。ところが議長職で全国市議会議長会に行ったときなんかに、ほかの東京事務所の方の名刺をもらった時は副所長という名刺もあったんですよね、それとか所長代理とかね。やはり東京事務所のナンバー2、所長は当然動かれるとやろうばってん、ナンバー2の係長も当然、衆議院・参議院中心になって動くと思うとですよね。そういうときに係長という名刺はさ、やはりね、なめられると思うとさね。だから、長崎市の東京事務所というイメージを上げるためにもですよ、係長は係長でそのままにしといて、それで総務部長にお尋ねですけど、そういうふうに、例えば東京事務所においてはナンバー2やけん副所長とかにもっていけんとですか。 187 ◯橋田総務部長 まず職名といいますか、基本的な考え方は、長崎市の場合は課長級は課長であったりあるいは室長であったり、所長であったりという名称を使っております。それから係長については、基本的にどこの所属も基本的には係長。一部、保育所長は係長ですが、これについては所長が係長という級の所長がいるという形で、そういうある意味、全庁的な統一を図っている面もございます。ただご指摘のように東京事務所の場合は少し対外的な折衝でありますとか、少しこちらの本庁の業務とは違う部分もあろうかと思います。東京事務所にお話を聞きましても、わかりづらい面もあるというふうなお話もうかがっておりますので今、野口委員のご指摘の部分を参考にさせていただきながら今後、東京事務所の係長の名称として長崎市の職員で係長の名称としてどういったものがいいのかというのは検討させていただきたいと思います。  以上でございます。 188 ◯野口達也委員 やはり東京で活動するとやけん、いろんな意味で、例えば資料ばとりに行ったり、それから国会議員と会ったり秘書と会ったり各省庁を通ったりするわけですから、長崎市を背負って所長と2番目やけん係長、これはぜひ、そういう名称はねそんなに悩む必要はなかと思うとばってんね。係長て変わらんとやっけんさ、ぜひお願いしたいと思います。 189 ◯橋田総務部長 野口委員から前向きな、建設的なご意見だというふうに思っておりますのでそういうふうに捉えて我々も積極的に検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 190 ◯深堀義昭委員 システムの予算の一般財源というのでね。通常時期が来たから更新しなきゃいけないのはわからんわけでもないし、陛下の即位のために2,100万円。ここのところ一般財源じゃなしにこれは全国的な問題で事務の国庫補助的なものというのは、これ事務システム上のその時代に沿った形でのコンピューターシステムなんですよね。  恐らくこれは人件費が減っているんですよと、昔からすればねという形になるのが通常のやつ。しかし天皇陛下の即位に関しては何らかの全国的な補助の対象があってしかるべきじゃないかなと、これ全国の問題だろうと思うんですよ。そこのにきはどうなんだろうな。 191 ◯橋田総務部長 ご指摘のとおりこれは全国的な、全国どの団体も同じような対応をしないといけないということであろうかと思います。逆にそうなると財源的にも非常に多額になるということも国の事情としてあろうかと思いますが、我々は公共団体としてしっかり言うべきことはしっかり国に対しても要望はすべきだろうと思いますので、他都市の状況等も少しお聞きしながら、必要であれば要請していくことにしたいと思いますが、ただ、現実の話としてはもう国のほうでは恐らく予算組みが新年度に関してはなされていると思いますので、現実的には非常に厳しいのかなという感じを持っております。  以上でございます。 192 ◯山口政嘉委員長 ほかにありませんか。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午後4時35分=           =再開 午後4時35分= 193 ◯山口政嘉委員長 委員会を再開いたします。  これをもちまして本日の委員会を散会いたします。  次回の委員会はあす午前10時から当委員会室で開会いたします。           =散会 午後4時36分=  上記のとおり委員会会議録を調製し署名する。  平成30年5月17日           総務委員長 山口 政嘉 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...