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  1. 長崎市議会 2017-12-14
    2017-12-14 長崎市:平成29年教育厚生委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前9時58分= ◯馬場尚之委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから教育厚生委員会を開会いたします。 〔審査日程について協議した結果、9月議会で継 続審査としていた第92号議案審査を本日行うこ とに決定した。〕 2 ◯馬場尚之委員長 これから審査をいたします第92号議案資料をお手元に配付させていただいておりますのでご確認ください。  議案審査に入ります前に、委員長として一言申し上げます。  本議案は9月議会に上程されましたが、その前提となる遺構調査が終了していなかったことと、長崎大学との調整が必要であることなど問題点が整理されていない中で、くい打ち工事議案を上程され、委員会としても判断できないということから継続審査となったものです。  本来議案提案する前に庁内での調整を図り、条件を調整しておくべき基本的なことがなされていなかったということで、昨日審査した住民投票条例の請求につながったと言っても言い過ぎではないと思います。そういうことから、本議案審査に入る前に、混乱を招いたことへの各担当見解をお願いいたします。 3 ◯股張文化観光部長 第92号議案工事請負契約締結について(仁田佐古小学校建設特殊基礎工事)」につきましては、去る9月市議会定例会におきまして、校舎建設予定地における遺構調査が完了していなかったこと、また、出土した遺構取り扱いに関する長崎大学からの要望への対応が求められたことから継続審査となりました。  分析究理所遺構につきましては、旧佐古小学校校舎が建っていた場所であるということから、遺構は残存していない可能性が高いものと考えておりました。しかしながら、結果的に埋蔵文化財発掘調査が不十分であったため、9月市議会定例会におきまして継続審査となり、校舎建設における遺構あり方についてさまざまな指摘を受けることにつながったものであります。これは文化観光部教育委員会連携不足により生じたものと考えております。大学の件を含めまして委員皆様を初め、多くの皆様方にご迷惑をおかけしました。大変申しわけございませんでした。 4 ◯小田教育総務部長 第92号議案審査に入ります前に、まずおわび申し上げたいと思います。  新校舎建設地である分析究理所文化財発掘調査の結果を十分に把握しないまま、9月市議会定例会仁田佐古小学校校舎建設における工事契約議案提案いたしました。このようなことで、校舎建設地である分析究理所跡発掘調査の結果と新校舎建設工事進行管理を含め、議案提出時期の調整が不十分であったため、今議会まで継続審査とならざるを得ず、長崎大学並びに委員の皆さんを初め、多くの皆様方にご迷惑をおかけいたしました。これは教育委員会文化観光部連携不足により生じたものと考えております。  今後の校舎建設に当たりましては、文化財発掘調査の結果を十分に考慮しながら事業に取り組んでまいりたいと思います。大変申しわけございませんでした。 5 ◯馬場尚之委員長 今後、このような議案提出に関しては、十分調整の上に提出していただくことを強く要請しておきます。  それでは、第92号議案工事請負契約締結について」を議題といたします。  理事者説明を求めます。
    6 ◯三井理財部長 平成29年9月議会におきまして継続審査となっておりました、第92号議案工事請負契約締結について(仁田佐古小学校建設特殊基礎工事)」につきまして、追加で提出させていただきました別添資料に基づきまして、文化観光部担当課長からご説明をさせていただきますのでよろしくお願いいたします。 7 ◯大賀文化財課長 それでは、文化観光部及び教育委員会より提出しております教育厚生委員会資料に基づきご説明させていただきます。  本日提出させていただきました、表紙右上に別添資料記載しております資料でご説明いたします。  資料の1ページをお開きください。ここには、1.第92号議案工事請負契約締結継続審査となった理由といたしまして、これまでの市の取り組みを含めてお示ししております。まず、理由の(1)長崎文化財審議会遺構調査を求めている部分についての調査結果を待つことに対する取り組み状況でありますが、下の丸のところに記載をしておりますように、旧佐古小学校敷地における発掘調査は9月末までに終了し、新たな遺構を検出しており、その結果につきましては、9月28日の長崎文化財審議会において報告しております。まず、1)校舎グラウンド側敷地における調査では、下の表に記載のとおり分析究理所等に関する遺構を検出し、このうち敷地石垣につきましては、北側の2カ所を埋め戻して現状保存し、南側の3カ所は敷地内で移設して保存活用を図ることとしています。また、石段が南側に1カ所出土しておりますが、これについても敷地内で移設し保存活用を図ります。その下、2)体育館側敷地における発掘調査では、小島養生所に関する遺構を検出し、そのうち石垣につきましては、北側及び東側にそれぞれ1カ所、建物基礎の玉砂利については、北側に4カ所出土しており、これらは全て埋め戻して現状のまま保存することとしております。  次に、下段の(2)長崎大学からの要望に対しての回答を整理することに対する取り組み状況でありますが、まず、長崎大学からの要望は、ア.分析究理所遺構等の全面的な発掘調査を行うとともに、その遺跡価値について十分な検討を行うこと。また、イ.その遺構保存対応協議し、養生所遺構と同様に見える形での現地保存活用可能性も検討してほしいという内容でございました。  この要望に対する長崎市の回答につきましては、2ページをお開きください。まず、ア.旧佐古小学校体育館敷地における小島養生所遺構及び校舎グラウンド側敷地における分析究理所等遺構につきましては、9月末までに全面的な発掘調査を終え、遺構は全て検出したことをお伝えいたしました。また、イ.見える形での保存活用については、後ほど図面でもお示しいたしますが、11月23日の文化庁等による現地調査を行った際に出された遺構を全てセットで移設する案と、残せるものは現地で埋め戻して保存し、その複製と新校舎建設の支障となる部分をあわせて移設する案の2つの案を、12月5日に長崎大学学長に提示いたしました。学長からは、市長に対し、9月30日の長崎大学長名文書で示した考え方は、大学内の各学部でさまざまな動きがあるかも知れないが、大学の基本的な方針として変わりはないとし、分析究理所等遺構取り扱いについては、長崎文化財審議会等意見を聞いて長崎市で判断願いたいとの回答を受けました。その下、米印部分に、9月30日付長崎大学長名文書の抜粋を掲載しておりますのでご参照ください。  続いて、資料の3ページをお開きください。2.小島養生所跡及び関連遺跡遺構検出状況についてご説明いたします。図面上段は、分析究理所跡を含む校舎グラウンド側敷地下段小島養生所跡体育館側敷地でありますが、まず、上段校舎グラウンド側状況からご説明いたします。こちらの敷地におきましては、ことし5月に、西側のアルファベットのA、ピンク色ライン石垣が見つかり……〔「委員長議事進行」と言う者あり〕 8 ◯深堀義昭委員 何か新たにきょうこの図面で、工事にかかわって、きのうの審査のときと変わったことが、けさ報告しなければならないことが、あなたあるの。ないとすれば、議事進行上で委員長において整理をお願いいたします。 9 ◯馬場尚之委員長 昨日と同じ資料もありますので、そこの部分については、こういうことが記載されているということだけにして、変わった部分だけを特に丁寧に説明をお願いしたいと思います。 10 ◯大賀文化財課長 大変申しわけございません。  3ページ、こちらにつきましては、昨日の条例審査の際にご説明した内容と同じ資料になっております。ご参照いただきたいと思います。  それから、4ページ、それから5ページ、こちらにつきましても、遺構検出状況をお示ししておりまして、あと文化財審議会審査内容をお示しするものでございます。これまでのご説明と同一のものでありますのでご参照ください。  それから、6ページ以降、8ページまでは同じ資料になっております。この8ページにつきましては、施設課長のほうから引き続きご説明させていただきたいと思います。 11 ◯岩永施設課長 8ページでございますけれども、これはきのうもご説明いたしました新校舎建設計画遺構状況でございます。ここについては、きのうの説明と同様ですので、ご参照いただきたいと思いますが、9ページをお開きください。こちらにつきましては、8ページに掲載した図面断面を切ったものになります。これは昨日添付しておりませんでしたのでご説明させていただきますが、これ断面を切ったものになります。この敷地は、地盤段差があり、グラウンド側が約4メートル低くなっております。その段差を利用し建物を計画しておりますが、濃い黒線で描いておりますのが現状地盤ラインになります。緑色の部分につきましては、建物構造体より下の位置にあることから、そのまま埋め戻して保存することが可能と考えておりますが、ピンク色石垣部分につきましては、建物上部構造を支える地中ばり位置と干渉しており、残すことができないと判断しております。また、一番下のD-D断面図のピンクの部分につきましては、構造体より下に位置していますが、その下の地中ばりを施工するときに、その回りの部分まで掘る必要があるため、残すことは困難であると考えております。  続きまして、一枚めくっていただきまして10ページをごらんください。この10ページから13ページまでは、昨日もご説明した内容でございます。いわゆる遺構現在地移設案の2案を図示したものでございますのでご参照いただきたいと思います。  資料の14ページをお願いいたします。これも昨日ご説明いたしましたけれども、9月市議会定例会後の長崎大学との協議経過を掲載いたしております。これにつきましても、昨日ご説明いたしましたのでご参照いただきたいと思います。  そして、この一覧表にのっとった長崎大学からの要望書長崎市からの回答につきましても、16ページから23ページまで添付しておりますのでご参照ください。  説明は以上でございます。 12 ◯馬場尚之委員長 それでは、これより質疑に入ります。 13 ◯吉原 孝委員 これは昨日もお尋ねしたんですが、昨日、住民投票条例提案をされた方が、まだ遺跡があるような、そういう表現をされて、そのために仁田小学校に建てるべきだというような内容ではなかったかと思うんですが、さきに継続審議にしたのは、文化財発掘調査と、それから保存と、それから先ほど学校建設の関係の中で連携がとれていなかったというお話で、やや教育委員会のほうが先行したというような報告じゃなかったかと思うんですが、どうなんですかね。この辺ははっきりしとかんと、あなた方の先ほどの報告では、もう完全に発掘については整理できたんだという報告ではなかったかと思うんですが、そのあたりの見解を質しておきたいと思います。 14 ◯大賀文化財課長 昨日もご答弁申し上げましたけれども、遺構につきましては、今度大変申しわけございませんでした、9月の契約議案審査の際に十分な発掘調査ができておりませんでした。  これは9月8日に実は審議会をやりまして、文化財審議会委員の立ち会いをしていただきまして、そのときにここを掘ったらどうかというふうな場所がございまして、それに基づきまして調査をやってまいりました。そしたら新たな遺構も出てきたということで、昨日申しましたように、9月28日に文化財審議会をまた改めて開きまして、ここで出席委員現状を確認していただいて、これでもう遺構は出そろったということで、きちんと確認をしていただきましたので、私どももこれ以上のものは出てこないと考えております。  以上です。 15 ◯大石史生委員 きのうは散々いろいろ議論したんで、もう疑義はたくさん出てきます。耐震化工事がされていない仁田小学校にわざわざ仮校舎にして移す点だとか、あとはさまざまな団体から陳情が出されている点だとか、そういった残すべき価値があるとした文化財審議会に対する考え方だとか、そういう部分でまだ疑義がずっとあっているままなんですが、きのう議論した中でも、繰り返しの答弁になって市の姿勢は変わらないということはよくわかりましたので、ただ1点、今、遺構が出てこないという判断が出されたと思うんですけれども、もし万が一出てきた場合は、また工事がとまっちゃうんじゃないかなと思うんですよね。そこはいかがですか。 16 ◯大賀文化財課長 今回の発掘調査でございますけど、これは要は試掘のまま終わっていると、そういうふうに工事のときに、万が一遺構が出てきたときに工事が、おっしゃるようにとまってしまうということでございますので、そういう自体にならないように全面的に発掘調査をしたということでございますので、そのようなことは今後生じないと考えております。  以上です。 17 ◯大石史生委員 工事が行われてしまえば、遺跡価値というのが移設されたりすれば、やはりなくなってくるというふうな見解もいろいろ出ていると思いますので、今回のことに関しては、私は納得できないというふうに意見として表明しておきたいと思います。 18 ◯馬場尚之委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見ございませんか。 19 ◯大石史生委員 ただいま議題となりました第92号議案工事請負契約締結について」は、日本共産党を代表し、反対の立場から意見を申し上げます。  この契約議案は、佐古小跡地に統合によって新しい仁田佐古小学校校舎をつくるための基礎部分のくい打ちのための議案です。第151号議案で指摘したように、教育委員会が進めてきた合意形成あり方完全保存に関する数々の要望陳情が出されている点、耐震工事がされていない仁田小学校を仮校舎として使用している点、文化財に対する長崎市の考え方等々、疑問は深まるばかりです。  また、残すべき価値があるとした文化財審議会意見等々を踏まえても市の判断が正しいとは思えません。この工事が行われてしまえば、遺跡価値が取り除かれたり、移設することで損なわれ、もう二度と国指定を目指すことができないと考えます。これらを踏まえると、本議案を認めることはできません。  以上、討論とします。 20 ◯吉原 孝委員 今回、前回の継続審査になったのは学校建設と、それから遺跡調査関連の中で、まだ十分に遺跡調査が行われないまま、学校建設をすることについて、きちんと発掘調査を行った結果で判断をするということでなっていたと思うんですが、先ほどの報告によりますと、全面的に発掘調査を行い、そして発掘調査は一応終了したと。そして、学校建設遺跡保存について、特に遺跡保存については、長崎大学等要望を受けながらいろいろ協議をしてきて、結果として長崎大学遺跡保存の方法について報告した結果、長崎大学のほうも、学校建設遺跡保存については、市の専権事項であるということを踏まえながら、今回の市の学校建設遺跡保存について了解をした。そしてその後、遺跡の展示その他については協議を行いながら、また必要な資料については大学としても資料提供を行って協力をしていくというような、そういう報告もいただいているということで、私は一番、もともと大学がこれまで養生所保存については強く要望されてきたということも踏まえ、しかも養生所を発展したのが長崎大学だというようなことで、その大学のほうも一定の了解を示された。しかも、協力をするという文言もいただいているということで、私はこの案件については承諾ということで進めていきたいと思っています。 21 ◯武次良治委員 ただいま議題となっております、第92号議案工事請負契約締結について(仁田佐古小学校建設特殊基礎工事)」について、賛成立場意見を申し上げます。  本議案につきましては、その建設場所などにおいて、分析究理所遺構などが存置しているということで、種々議論もあったわけでございますが、これに関してはきのう完全保存を求める住民投票条例の制定というようなことで、そのことについて議論もいたしました。  きょうの議案については、ほとんどその内容についても重複いたしますので、あえてまたここで触れることはいたしませんけれども、ただ、きのうの段階で1つ気になったことが、新たに日本医師会、また長崎医師会、こういったところから要望が出されております。その内容等見てみますと、残されるのが分析究理所跡の問題で、4項目めにあったかと思いますが、今ちょうど手元資料を持ち合わせておりませんけれども、そういったことが課題として残っております。そういうことで、まだそれについて長崎市のほうも回答をしていないというような状況にありますが、これらの要望についてはやはり重く受けとめる必要があると思っております。  工事そのものについては、私一応賛成ということで申し上げるわけでございますけれども、ただそういう新たな要望等に対しての回答というのが、ちょっと積み残された状況にありますので、こういった工事を進めるに当たっては、より慎重に進める必要があると思っております。  そういうところで、賛成ということを申し上げながら、附帯決議提案させていただきたいと思っておりますので、このことについては委員長のほうで取り計らっていただければと思います。よろしくお願いいたします。 22 ◯馬場尚之委員長 ほかにありませんか。  ただいま武次委員から提案がありました附帯決議につきましては、あくまでも可決された議案に対するものでありますので、本議案の結審後、その取り扱いはお諮りしたいと思います。 23 ◯中村照夫委員 今の提案附帯決議内容が何かわからんのに、そこら辺はどうですか。何の附帯決議附帯決議というのは、質疑の中で論議して、それが吹き抜けなかった場合に議会附帯決議をつけるというのが筋であって、そういう何も今まで論議されてないのに。附帯決議内容もわからないのに。 24 ◯馬場尚之委員長 暫時休憩します。           =休憩 午前10時24分=           =再開 午前10時38分= 25 ◯馬場尚之委員長 それでは、委員会を再開します。  討論をまだ終結をしていませんので、討論はございませんか。  それでは、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  ご異議がありますので、挙手により採決いたします。  第92号議案工事請負契約締結について」、原案のとおり可決することに賛成委員挙手を求めます。        〔賛成者挙手〕 26 ◯馬場尚之委員長 賛成多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時39分=           =再開 午後1時9分= 27 ◯馬場尚之委員長 委員会を再開いたします。  第92号議案工事請負契約締結について(仁田佐古小学校建設特殊基礎工事)」について、武次委員ほか6名から、附帯決議案が提出されております。案文はお手元に配付しております。  それでは、提出者の武次委員から附帯決議案の説明を求めます。 ──────────────────────────                   平成29年12月14日 教育厚生委員長  馬場 尚之 様            提出者             教育厚生委員 武次 良治            賛成者             教育厚生委員 梅原 和喜               同    筒井 正興               同    向山 宗子               同    吉原  孝               同    大石 史生               同    深堀 義昭  第92号議案工事請負契約締結について(仁田佐古小学校 建設特殊基礎工事)」に対する附帯決議について  上記の附帯決議案を、別紙のとおり提出します。 …………………………………………………………………… 「別 紙」    第92号議案工事請負契約締結について(仁田佐古小    学校建設特殊基礎工事)」に対する附帯決議(案)   本議案は、仁田佐古小学校建設特殊工事の契約を締結しよう  とするものであり、慎重な審査を行うため、継続して審査を行  ったところである。   仁田佐古小学校の建設については、長年、地域住民との協議  を重ね、平成26年11月に校地を旧佐古小学校跡とする方針を決  定しているものの、旧佐古小学校解体後、小島養生所や分析究  理所の遺構の出土があったことから、これまで遺構価値につ  いて長崎文化財審議会へ諮問してきている。   このような中、平成29年9月28日の同審議会において、分析  究理所の埋蔵されている残存遺構は、ほぼ完全に検出したとの  審議結果を出されていることからも、平成29年9月に継続審査  とした理由の1つである同審議会長崎大学が求めていた調  査については完了したものと考える。   また、継続審査としたもう1つの理由である長崎大学との調
     整については、協議が難航し、最終的に文書による回答に至っ  ていないままの状態で議案審査に臨まざるを得ない状態とな  ったことは、大変遺憾であると言わざるを得ない。   さらに、継続審査の決定後に、日本医師会を初めとするさま  ざまな団体から、養生所遺跡保存についての要望が出され  ていることについては、市は重く受け止める必要がある。   しかしながら、長年の地域住民との議論を行ってきたことに  よる年月の経過に加え、既に現時点においても当初計画より1  年近くの遅れを生じていることからも、子ども達をこれ以上待  たせることはできないため、仁田佐古小学校建設特殊基礎工事  については速やかに着手すべきと考える。   なお、寄せられている要望の趣旨を十分くみ取り、今後、同  工事に着手するに当たっては、次の点について強く要望する。   1 養生所・医学所遺跡は近代的な医学・医療の、分析究    理所遺跡は近代的な薬学・化学・物理学の発祥の地であ    り、それらの遺跡保存活用に当たっては、長崎大学    を初め、日本医師会長崎医師会などの医療関係者の    意見を聴取するとともに、これまで出された意見などを    尊重し、進めること。 ────────────────────────── 28 ◯武次良治委員 先ほどから提案させていただいておりました第92号議案工事請負契約締結について(仁田佐古小学校建設特殊基礎工事)」に対する附帯決議案につきましては、お手元に配付させていただいておるところでございますので、全てを読み上げることは割愛させていただきまして、その骨子につきまして説明させていただきます。  先ほど、本委員会で可決されました、仁田佐古小学校建設特殊基礎工事契約議案につきましては、旧校舎解体後の調査発掘された遺構の全体調査を待って審議することとしていたものでございますが、継続審議の決定後に日本医師会を初めとするさまざまな団体から、養生所遺構保存についての要望が出されております。このことについては、重く受けとめなければならないと思っております。  そこで、これらについての回答がなされていない中にありまして、工事契約議案が先ほど本委員会で可決されたわけでありますけれども、本委員会における決議として、やはり日本医師会等からの要望趣旨を酌み取り、遺跡保存活用に当たっては、長崎大学を初め、日本医師会長崎医師会など、医療関係団体の意見をよく聞きながら工事を進めていくことを要望しようとするものでございます。よろしくご審議をお願いいたします。 29 ◯馬場尚之委員長 それでは、これより附帯決議案に対する質疑を行います。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第92号議案工事請負契約締結について(仁田佐古小学校建設特殊基礎工事)」に附帯決議を付することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 30 ◯馬場尚之委員長 ご異議ないと認めます。  よって、第92号議案工事請負契約締結について」に、附帯決議を付することに決定をいたしました。  ただいま、附帯決議を付することに決定をいたしましたが、その取り扱いについては、1つには本会議での議決の対象とせず、委員会審査報告書に附帯決議を添付し、委員会報告の中で附帯決議が付された旨及び概要を報告する取り扱い。2つ目は、議会の機関意思として決定するために、議員3人以上が新たに附帯決議案を発議して、本会議で議決する取り扱いの2つがございますがいかがいたしましょうか。ご意見をお願いいたします。1か2のいずれかですね。本会議で議決の対象としない、あるいは3人で本会議で提案し議決する取り扱いするという。  暫時休憩します。           =休憩 午後1時13分=           =再開 午後1時14分= 31 ◯馬場尚之委員長 それでは、お諮りします。  附帯決議取り扱いについては、提案者を委員長賛成者を各委員として、附帯決議案を提出し、本会議で議決する取り扱いとすることにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 32 ◯馬場尚之委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本附帯決議はそのように取り扱うことといたします。  それでは、今回この委員会が最後になりますので、正副委員長より一言ずつご挨拶をさせていただきます。      〔馬場尚之委員長挨拶〕      〔後藤昭彦副委員長挨拶〕 33 ◯馬場尚之委員長 それでは、以上で本委員会審査は全て終了いたしました。  これをもちまして、教育厚生委員会を散会いたします。           =散会 午後1時16分=  上記のとおり委員会会議録を調製し署名する。  平成30年2月1日         教育厚生委員長 馬場 尚之 長崎議会 ↑ ページの先頭へ...