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  1. 長崎市議会 2017-12-12
    2017-12-12 長崎市:平成29年議会運営委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午後0時28分= ◯平野 剛委員長 ただいまから議会運営委員会開会いたします。  本日は、急遽お集まりいただきましてありがとうございます。  まず、1.追加付議事件について説明を願います。 2 ◯橋田総務部長 それでは、お手元に配付しております追加付議件名に基づきましてご説明いたします。  1ページの資料1-1をごらんいただきたいと思います。  左上に記載しておりますとおり、付議事件条例1件でございます。これは、12月7日に「長崎市の小島養生所等遺跡完全保存に関する住民投票条例」に係る条例制定の直接請求が行われたことにより、追加付議するものでございます。なお、議案発送につきましては、本日発送いたしたいと存じますのでよろしくお願いいたします。  それでは、資料に基づきまして、第151号議案長崎市の小島養生所等遺跡完全保存に関する住民投票条例について」、市長からご説明いたします。 3 ◯田上市長 それでは、第151号議案長崎市の小島養生所等遺跡完全保存に関する住民投票条例について」、私からご説明させていただきます。  お手元資料を配付いたしておりますが、第151号議案は、地方自治法第74条第1項の規定に基づき条例制定請求が行われたので、同条第3項の規定により市長意見をつけて議会に付議する必要があるものです。  2ページの資料1-2をごらんください。1.住民投票条例制定の直接請求についてのうち、(1)請求代表者につきましては、記載のとおりでございます。  次に、請求代表者から提出された条例制定請求書要旨についてご説明いたします。資料(2)請求要旨をごらんください。  ア.請求趣旨は、旧長崎市立佐古小学校に従来存在し、また、発見された現存する養生所等遺跡について完全な調査保存を行い、当該遺跡地における開発行為である学校建設工事外周道路拡幅建設工事を行わないことに対する賛否を問う住民投票を実施するための条例制定を求めるものです。  イ.請求理由ですが、(ア)長崎市が旧長崎市立佐古小学校地長崎市立仁田佐古小学校建設する決定をしたことは承知しているが、その過程において、遺跡や新たに明らかになる学校建設にかかわる種々の事象の完全な調査を実施せず、また完了しないまま学校建設ありきで進んできたことは事実であること、(イ)長崎市は、旧佐古小学校地に両校の合併後の校舎を建てることを決定した後に、当地の発掘調査を発動し養生所分析究理所明治期遺構遺物が発見され、一帯が養生所等遺跡であることが長崎市民に認識されたこと、(ウ)前オランダ・ライデン大学教授ハルメン・ボイケルス氏(現長崎大学教授)はこの遺跡は「出島」と同等の価値があると評価していること、(エ)この旧佐古小学校地を全面的に学術調査して遺跡価値を明らかにし、敷地内と外周道路遺跡の基盤である土地の造形において一部でも損壊や損耗のない保存を行い、長崎市と長崎市民の象徴とし学校を旧仁田小建設することとして、住民投票の実施を求める内容となっております。なお、資料2ページ下段から3ページ上段にかけまして、参考として、これまでの主な経過記載しておりますのでご参照ください。  続きまして、資料の4ページをごらんください。  この請求に対します私の意見でございますが、(1)請求に対する考え記載しておりますとおり、長崎市は、旧佐古小学校敷地における全面的な発掘調査の結果及びこれまでの地元住民との協議経過などを総合的に勘案し、遺跡保存学校建設も重要な市の責務として捉えていることから、それぞれ最大限の成果を求めて両立させることを目指す方針であること。学校建設を契機に、地域防災性安全性の向上や地域まちづくりの観点から、旧佐古小学校用地活用し、緊急車両などが通行できる周回道路を整備する必要があるため、外周道路拡幅建設工事を実施すること。  以上のことから、住民投票条例制定については、反対すべきであると判断しています。  次に、(2)請求要旨に対する考えにつきましては、長崎市は十分な歴史認識のもとに実施した埋蔵文化財発掘調査により、旧佐古小学校敷地における遺構の全容を確認し、適切な方法により保存活用を図ることとしていること。発掘調査終了後に仁田佐古小学校PTAが実施した新校舎建設に係るアンケート調査では、保護者全体の9割近い方々からの回答を得ており、そのうちの8割近くが現在の計画どおり建設を望んでいること。長崎市は、地元住民との6年間にも及ぶ協議を経て、子どもたちにとってよりよい教育環境を整備することができると判断した旧佐古小学校跡地を新校舎建設適地決定したことを挙げさせていただきます。  続きまして、(3)本条例に対する考えにつきましては、条例案のうち一部の規定に不備がある点を指摘させていただきます。  次に、(4)総括ですが、新校舎建設に伴う埋蔵文化財の全面的な発掘調査は既に終えており、また、遺構残存状況がよくないことは文化庁との協議においても指摘されているが、小島養生所及び分析究理所等が、近代西洋医学発祥の地として歴史上果たした役割は大きいことから、発掘調査で検出された遺構については、適切な方法により保存活用を図ること。体育館側敷地に残る小島養生所遺構については、埋蔵文化財の最適な保存方法とされる埋め戻しによる保存基本としつつ、一部の遺構は露出展示して、その歴史的価値を伝えられるよう、全て現状のまま保存すること。校舎グラウンド側敷地に残る分析究理所等遺構については、埋め戻しにより現状のまま保存することを基本としながら、新校舎建設の支障となる部分は、精度の高い記録をとった上で移設する。移設する部分については、埋め戻した部分の複製とあわせて、もとの姿をほうふつさせるように敷地内で再現し、保存活用を図るよう工夫すること。続きまして、資料5ページをごらんください。旧佐古小学校と旧仁田小学校の統廃合後の学校建設は、現在使用している仁田佐古小学校校舎老朽化が進んでおり、耐震化もしていないため、子どもたちの安全安心な教育環境を早期に整備する必要があり、先延ばしできない重要な課題であること。新校舎建設については、地元住民と長い時間をかけて協議を重ね、子どもたちにとってよりよい教育環境を整備することができるとの判断から、旧佐古小学校跡地適地として決定した経緯があること。遺跡保存学校建設はどちらも重要な課題であるため、長崎市は、旧佐古小学校跡地において、小島養生所等遺跡保存学校建設両立を目指す方針であること。学校建設に当たっては、体育館展示室を併設し、小島養生所等に関する遺構遺物資料などを展示するとともに、これらの貴重な情報を発信し、その歴史価値を伝えながら、遺跡保存・継承を図っていくこと。
     このような経過及び状況を踏まえ、総合的に判断すると、遺跡保存学校建設両立を目指すことが最善の選択であり、また、新校舎建設については、今日までのさまざまな検討の経過を踏まえて決定すべきであることから、条例制定には反対させていただくこととしております。なお、参考資料としまして、別冊資料1-3として、請求代表者から提出されております長崎市の小島養生所等遺跡完全保存に関する住民投票条例制定請求書及び長崎市の小島養生所等遺跡完全保存に関する住民投票条例(案)を提出させていただいております。また、別冊資料1-4として、長崎市の小島養生所等遺跡完全保存に関する住民投票条例に関する意見書を、別冊資料1-5として、今回の議案に関係する図面を提出しておりますので、あわせてご参照ください。なお、この図面につきましては、本会議におきましても配付させていただきたいと存じますのでよろしくお願いいたします。  最後に、この意見書につきましては、本会議において、議案提案理由説明の後に、私からその全文を読み上げさせていただきます。  私からの説明は以上でございます。 4 ◯平野 剛委員長 ただいまの説明に対し、ご質問等はございませんか。 5 ◯中西敦信議員 1点だけ、住民投票の直接請求に対しては反対という判断意見書として出されていますけれども、この意見書をつくるに当たっての判断の中には、日本医師会九州考古学会からも市や教育委員会に対していろんな要望が届いていると思いますが、その全てを踏まえた上で、今回の市長のこの意見書判断になったのかどうか、お尋ねしたいと思います。 6 ◯田上市長 ただいまの中西議員質問にお答えいたします。  そういったさまざまなご意見があることは、当然承知をしております。そういった中で総合的に勘案した結果が今回の意見書で述べている意見ということになります。  以上です。 7 ◯永尾春文委員 4ページの本条例に対する考えの、条例案のうち一部の規定に不備な点があると考えているということを、もう少し具体的に教えていただければと思います。 8 ◯橋田総務部長 恐れ入ります。資料としておつけしております意見書の6ページから7ページに条例に対する市の考えを述べさせていただいておりますが、特に7ページの中段より下のほう、次に、第15条では「市長及び市議会は、住民投票の結果を尊重する」と規定されています。以下、この住民投票を「小島養生所等遺跡完全保存について、住民意思を確認することを目的」として行う以上、一定の投票率得票率を満たさなければ、正確な住民意思が反映されたということはできません。ということで、ここについて、投票率得票率規定を設けるべきだということを指摘させていただいております。  以上でございます。 9 ◯平野 剛委員長 ほかにございませんか。  なければ、ただいまのご説明のとおりご了承をお願いいたします。  ここで市長、両副市長教育長にはご退席いただきます。    〔市長、両副市長教育長退席〕 10 ◯平野 剛委員長 次に、2.追加議案委員会付託分類について説明を願います。 11 ◯松竹議事調査課長 それでは、ただいま説明がありました第151号議案委員会付託分類についてご説明いたします。  6ページの資料2-1をごらんください。  第151号議案につきましては、小島養生所等遺跡完全保存に関する賛否を問う内容のもので、旧佐古小学校敷地に係る内容でありますことから、教育委員会を所管する教育厚生委員会に付託してはいかがかと考えております。また、次の7ページには、資料2-2として、今回、追加されました議案委員会議案審査付託表を掲載しておりますが、これは本日、議場配付させていただきたいと考えております。議案委員会付託分類につきまして、以上のとおりとしてよろしいか、ご協議いただきますようお願いいたします。  説明は以上でございます。 12 ◯平野 剛委員長 ただいまの説明のとおり、委員会付託分類してよろしいでしょうか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 13 ◯平野 剛委員長 そのように決定いたします。引き続き事務局より説明願います。 14 ◯松竹議事調査課長 8ページ資料の2-3をごらんください。  ただいま、第151号議案につきましては、教育厚生委員会に付託することをご決定いただきましたが、今回の議案審査に当たりましては、地方自治法第74条第4項の規定によりまして、条例制定請求代表者に対しまして、意見を述べる機会を与えなければならないこととされております。  次に、資料下段のほうでございます。地方自治法施行令第98条の2の規定により、意見陳述機会を与えるときは、請求代表者に対して、その日時場所等その他必要な事項を通知するとともに、これらの事項を告示し、かつ、公衆の見やすいその他の方法により公表しなければならないとされております。したがいまして、後ほど協議事項3の会期及び会期日程案についてでもご説明いたしますが、実質的な議案審査が行われる教育厚生委員会においても、請求代表者意見陳述機会を付与することについて、日時場所も含めまして、ご決定いただいた後、請求人への通知や告示の手続を経まして、請求代表者による意見陳述を行っていただきたいと考えております。また、意見陳述に対する質疑につきましては、法の趣旨では想定されてございませんので、委員会として、請求代表者に対して質疑を行う際は、参考人として出席要請を行う必要がございます。説明は以上でございます。 15 ◯平野 剛委員長 ただいまの説明に対して、何かご質問等はございませんか。  なければ、ただいまの説明のとおり取り扱うこととしてよろしいでしょうか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 16 ◯平野 剛委員長 そのように決定いたします。  次に、3.会期及び会期日程案について、説明願います。 17 ◯松竹議事調査課長 9ページの資料の3-1をごらんください。  下ほどの12月12日、本日の日程でございますが、特別委員会審査の次の行でございます。まず、この議運が終わりましてから、午後1時から本会議を開いていただきたいと存じます。  次の10ページの資料3-2をごらんください。本会議での流れをご説明いたします。午後1時に開会後、議案上程市長提案理由説明の後、委員会付託、散会という流れでございます。  前の9ページにお戻りください。12日でございます。本会議が終わりましたら、直ちに第2会議室において教育厚生委員会を開いていただきまして、先ほどご説明いたしましたとおり、請求代表者意見陳述機会を付与することについて、日時場所等決定を行っていただき、あわせて今後の委員会における議案審査日程についても、ご協議いただきたいと考えております。なお、教育厚生委員会終了後には、今、休憩に入っております長崎駅周辺再整備特別委員会を再開していただければと思います。  日程案説明は以上でございます。 18 ◯平野 剛委員長 ただいまの説明のとおり、決定してよろしいでしょうか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 19 ◯平野 剛委員長 そのように決定いたします。  それでは次に、記名投票取り扱いについて議長から説明を願います。 20 ◯野口達也議長 第151号議案長崎市の小島養生所等遺跡完全保存に関する住民投票条例について」の議決方法ですけれども、この件につきましては、住民からの直接請求による重要な議案であります。最終的な本会議での議決につきましては、これまでも記名投票による採決を行っていることから、本議案についても同様に記名投票採決を行いたいと考えていますのでよろしくお願いいたします。  以上です。 21 ◯平野 剛委員長 第151号議案につきましては、ただいま議長から説明がありましたとおり、本会議では記名投票採決を行うことといたしますのでご了承をお願いいたします。  引き続き、事務局から説明願います。 22 ◯松竹議事調査課長 11ページの資料3-3をごらんください。ただいま、本会議における第151号議案採決は、記名投票により行うことをご承認いただきましたが、会議規則第68条第2項に記載のとおり、記名投票を行う場合は、問題を可とする者は所定の白票を、問題を否とする者は所定の青票を投票箱に投入しなければならないと規定されております。以下、11ページから12ページにかけまして、本市議会における運用や採決順序等について掲載しておりますので、後ほどご参照いただければと存じます。  説明は以上でございます。 23 ◯平野 剛委員長 ただいまの説明に対して、ご質問等はございませんか。  なければ、説明のとおりご了承をお願いいたします。  次に、4.傍聴取り扱いについてを説明願います。 24 ◯松尾議会事務局総務課長 本日の本会議における傍聴取り扱いについてでございますが、多くの傍聴者が来られることも想定されますことから、長崎市議会傍聴規則により、先着順傍聴人受付簿記載後、傍聴券を交付したいと考えております。なお、定員120人を超えて傍聴席へ入場できない方がおられる場合は、中会議室において、本会議の模様をスクリーンで放映することにいたしますので、そちらのほうへご案内をいたしたいと考えております。また、12月14日の最終日の本会議においても、同様の取り扱いをしたいと考えております。  このような取り扱いでよろしいか、ご協議をお願いいたします。  説明は以上でございます。 25 ◯平野 剛委員長 引き続き、議事調査課長から説明願います。 26 ◯松竹議事調査課長 13ページの資料4をごらんください。本日の教育厚生委員会は、第2会議室で開催していただきますが、その後の請求者意見陳述住民投票条例議案審査に当たっては、傍聴人定員の7名を超えることや委員外議員の入室ということが想定されますことから、第1、第2会議室をつなげて広い状態で使用してはいかがかと考えております。なお、傍聴席は30席を準備する予定ですが、傍聴席に入ることができない方につきましては、隣の第3会議室で音声をお聞きいただくような形で対応をしたいと考えております。このような取り扱いでよろしいか、ご協議をお願いいたします。  説明は以上でございます。 27 ◯平野 剛委員長 ただいまの説明のとおりの対応としてよろしいでしょうか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 28 ◯平野 剛委員長 では、そのように決定いたします。  一通りの説明がありましたので、ここで私のほうから委員外議員発言に関する申し合わせについて確認をさせていただきたいと思います。  皆様ご承知のとおり、委員外議員発言については、会議規則第97条で認められているところでございますが、過去の住民投票があった際の議会運営委員会におきまして、委員外議員発言は同一議員につき同一議題について2回を超えることができないとの申し合わせがなされておりますので、改めて会派内でもご周知いただければと思います。  次に、5.議長宛て要望書について説明を願います 29 ◯松竹議事調査課長 14ページから18ページまでの資料5-1から資料5-3までをごらんください。これは議長宛てに送付または持参された要望書でございます。資料に添付させていただいた要望書は、今回、上程予定議案に関係するものであり、九州考古学会からの要望書ほか2件、計3件の要望書が提出されておりますのでご参照いただければと考えております。  説明は以上でございます。 30 ◯平野 剛委員長 ただいまの説明のとおり、ご了承をお願いします。  その他の件で何かございませんか。 31 ◯橋田総務部長 先ほど、永尾委員のご質問の中で、意見書の6ページから7ページについて、15条について私ご説明いたしましたが、もう1点、第1条の点についても不備があると考えております。6ページ、7ページをごらんいただきたいと思いますが、簡単に申し上げますと、請求趣旨請求理由、それから住民投票の選択肢が一致していない部分があるということと、先ほど市長が申し述べましたように、7ページの中段にありますが、長崎市は遺跡保存学校建設両立に取り組む方針であるということから、その選択肢は単に遺跡完全保存についての賛否を問うものではなく、学校建設についても考慮し、養生所等遺跡完全保存学校建設の中止に賛成と、それからもう一つの選択肢として養生所等遺跡保存学校建設両立に賛成、こういう選択肢にすべきであるという考えからこの点について不備があるということでございます。失礼いたしました。 32 ◯平野 剛委員長 ほか、ございませんね。  では、これをもちまして議会運営委員会を閉会いたします。           =閉会 午後0時52分=  上記のとおり委員会会議録を調製し署名する。  平成30年2月20日          議会運営委員長 平野 剛 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...