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  1. 長崎市議会 2017-09-19
    2017-09-19 長崎市:平成29年長崎駅周辺再整備特別委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前9時59分= ◯中村照夫委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから長崎駅周辺再整備特別委員会を開会いたします。  なお、相川委員と毎熊委員がちょっとおくれるということでご報告をいただいておりますので、時間前ですけれども進めたいと思います。 〔調査順序について協議を行った結果、「長崎駅 周辺地区における交通結節機能のあり方につい て」に決定した。〕 2 ◯中村照夫委員長 それでは、長崎駅周辺地区における交通結節機能のあり方について、理事者の説明を求めます。 3 ◯片江まちづくり部長 それでは、具体的な説明に入ります前に、本日お配りしております資料の内容について簡単にご説明したいと思います。  今回の調査項目は、長崎駅周辺地区における交通結節機能のあり方についてでございます。  まず、大項目の1点目、交通結節機能のあり方につきましては、前回の委員会に引き続き、国道横断方法の検討や、国道の平面横断が不可能と判断された場合の電停バリアフリーの考え方及びバス停の配置計画及び運行ルートに係るバス事業者の意見を記載させていただいております。また、今後、駅周辺での工事が進んでいく中では、完成形となる前に、工事ヤードや車、歩行者の動線などが工事の各段階で移り変わってまいりますけれども、そうした各段階での状況をお知らせする必要もあると思い、整備段階ごとの状況を記載しております。  次に、大きな項目の2点目、駅舎のバリアフリーについてでございます。先日、障害者団体の皆様と、新幹線の整備主体である鉄道運輸機構、それと市と県の関係機関による新幹線駅舎バリアフリーに係る意見交換会が開催されましたので、その内容を記載させていただいております。詳細につきましては、長崎駅周辺整備室長よりご説明いたしますので、よろしくお願いいたします。  私からは以上でございます。 4 ◯芝長崎周辺整備室長 それでは、長崎駅周辺地区における交通結節機能のあり方について、提出資料に基づき、ご説明いたします。  資料の1ページをお開きください。大項目の1点目、交通結節機能のあり方についての(1)国道横断方法の検討について、ご説明いたします。左上の四角囲み「前回までの検討」に記載のとおり、前回の委員会におきまして、パターン2として、赤色で示したBの位置に横断歩道を設置した場合、停止線の位置が現在より約25メートル南側に移動し、車の滞留スペースが減少することにより交通渋滞が発生する結果となったことから、Bの位置での横断歩道の設置は難しいとのご説明をさせていただいたところでございます。そのため、現在、横断歩道をさらに北側、交通会館前に設置し、車の滞留スペースを現状と同等程度確保することで、渋滞が緩和し平面横断が実現できないか、道路管理者交通管理者と協議を行っているところでございます。左下の検討平面図をごらんください。B’として交通会館前の位置に、幅10メートル、延長38メートルの横断歩道を設置しようとするもので、この検討におきましては、前提条件として、都市計画道路大黒町恵美須町線が拡幅整備され国道202号の交通が一部転換すること。バスターミナル機能が移転し、現在の県交通会館へのバスの出入りがなくなることが必要となってまいります。右上には信号の設定(案)としまして、左側に現況、右側に今回の検討における信号の設定案を記載しております。表の左端には、1から7まで番号が振ってありますが、これは信号の各段階であり、その右側の青い矢印が一般車の流れをあらわしております。また、その右側の秒数が、確保されている信号時間でございます。右側の今回検討におきまして、緑色の矢印及び緑色の枠で示した部分が、今回、横断歩道の設置により確保することとしている歩行者の青信号時間でございます。今回の案では、横断歩道の青時間を55秒とすることで、国道の車両の青時間は、現状の114秒から102秒へ、12秒減少することになります。また、横断歩道位置が北側に移動することに伴い、大黒町の一部に交通規制が必要となります。なお、右下の四角囲いには、歩行者青時間を55秒とした根拠について記載しておりますが、横断歩道の形状や横断待ち歩行者数横断歩行速度などをもとに、記載の計算式に基づき算出しております。  資料の2ページをお開きください。ただいま、ご説明した検討案につきまして、交通管理者である県警と協議を行っておりますが、そこで出された意見や課題を取りまとめたものでございます。交通管理者からは、車の青時間が今よりも確実に短くなり、渋滞の発生が懸念される。バスベイを発車したバスと後続車の接触防止のため、20秒以上のバス専用信号が必要であるが、現在の交通量では困難ではないか。高齢者、身障者などに配慮して、別途デッキからのエレベーターによるアクセスも必要ではないか。駅側から国道へ右折した車両が国道上にたまり、右折進入ができないのではないか。横断歩行者数、高齢者や障害者の歩行速度等を考慮した場合、横断歩道の延長・幅が現実的な値かどうか十分な検討が必要。交通規制については、地元の同意が必要といった意見をいただいております。国道の横断方法につきましては、早期に方向性を出したいとのご説明をさせていただいているところではございますが、現在、このような道路管理者交通管理者からの課題を解決すべく、検討を重ねているところでございます。そのような中で、国道の平面横断につきましては、地元の商店街や大黒町自治会で組織する長崎駅前地区まちづくり協議会や、一般市民の方からも平面横断をぜひ実現してほしいとの声が多く出されていることや、交通管理者である県警からは、よい知恵がないか、もう少し検討してみたいとの意見もあったことから、結論を出すまでにもうしばらくお時間をいただきたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。  資料の3ページをごらんください。こちらは、前回の委員会におきまして、平面横断が不可となった場合の対応についても同時に検討を進めるべきであるとのご意見をいただいていたことから、その内容をまとめたものでございます。現在、長崎駅前では、電停へのアクセスが階段のみとなっていることから、検討を進めている平面横断が不可能となった場合には、エレベーターによるバリアフリー化が必要となります。資料の左側中ほどにはエレベーター・階段・通路・電停の規格を記載しておりますが、バリアフリーに関する基準は、道路の移動円滑化整備ガイドラインにより、エレベーターについては、内法幅・奥行きを1.5メートル以上、階段については、有効幅員を1.5メートル以上、二段式の手摺りを両側に設置。階段横の通路については、車椅子が通行する幅員を1メートル以上。電停幅については、幅員1.5メートル以上を満たす必要がございます。参考としまして、エレベーターの寸法、電停階段部のイメージ図を載せておりますが、以上を踏まえますと、現況2メートル程度の電停幅を約4メートル程度に拡幅する必要がございます。  資料の左下には、現在の状況と、電停を約4メートル拡幅した場合の国道の横断図を載せておりますが、電停の拡幅とあわせ、現在やや狭くなっている車線の幅を十分に確保しますと、約5.5メートル国道を長崎駅側に移動する必要が生じてまいります。
     資料右上の検討平面図をごらんください。緑色で着色した箇所が拡幅された電停で、オレンジ色の丸印の位置にエレベーターを設置するイメージとなります。この場合の課題としまして、電停拡幅には、軌道及び車道の駅側への移動が必要となりますが、交差点に近く、特に大波止側から北に向かう車線について、円滑な交通を確保できる道路線形とする必要があること。平面横断と比べ、建設費や維持管理費などのコストが大きく、また工期も長期化すること。また、工事に際しましては、円滑な道路交通の確保、路面電車の運行維持、歩行者の国道横断機能の維持などの施工条件をクリアする必要がございます。そのため、今後の対応としましては、デッキやエレベーターの規格、電停の幅員について道路管理者軌道事業者障害者団体などと協議、調整を進めることや、円滑な交通が確保できる道路線形について道路管理者交通管理者と協議を行うこと、また、歩行者の安全性や円滑な交通を確保しながらの施工計画などについて、並行して検討を進めることとしております。  資料の4ページをお開きください。続きまして、長崎駅周辺におけるバス停の配置計画及び運行ルートに係るバス事業者の意見について、ご説明いたします。図面の紫色で着色した箇所が、現時点で計画しているバス停の位置となります。まず、図面左上、西口駅前交通広場には、駅舎側、交流拠点施設側にそれぞれ2台分を確保することとしております。次に、図面中央の東口駅前交通広場には、路線バスを4台分、定期観光バスを2台分、路線バス待機用として2台分を確保することとしております。国道202号周辺部におきましては、現在のホテルニュー長崎前の南口バス停高架広場下にあるバス停を統合しまして、広場に面する位置に5台から6台分を設置する計画としております。大黒町側につきましては、交通会館付近に3台分、市役所方面行きの東口バス停に2台分、大波止方面行きの南口に2台分を確保する計画としております。以上につきまして、バス事業者にご説明し、ご意見をいただいたところでございますが、バス事業者からは、西口駅前交通広場経由の路線は周辺環境を見ながら引き続き検討したい。東口駅前交通広場については、通過型バスの乗り入れは、時間的ロスによる市民の利便性の低下が大きく、基本的に考えていない。長崎駅を起点、終点とする起終点型のバスについては、需要を見きわめながら乗り入れを検討したい。起終点型の待機バスバースは2台では不十分である。団体バスや送迎バスの待機場が必要である。市内循環バスの導入については十分な検討が必要となる。タクシーや一般車との交錯は避けたいといった意見が。また、国道202号周辺部については、駅前商店街前に南向きの乗降可能なバス停を整備することが望ましい。市役所方面東口バス停大波止方面南口バス停はそのまま残したいとの意見をいただいております。今後の対応といたしましては、駅起終点型の検討も含め、バスの運行ルートについて引き続きバス事業者と協議、調整を図っていくこととしております。  資料の5ページをごらんください。次に、整備段階ごとの状況についてご説明いたします。まず、長崎駅周辺再整備事業スケジュールとしまして、九州新幹線西九州ルートJR長崎本線連続立体交差事業、長崎駅周辺土地区画整理事業という主要な3事業の全体スケジュールを記載しております。このスケジュール表の緑色で表示した現状、平成29年度から平成35年度までの期間におきまして、右下の矢印に記載のとおり、現在、在来線駅舎開業時、交流拠点施設完成時、新幹線開業時、土地区画整理事業整備完了時という順番で、それぞれの時点で駅周辺がどのような整備状況となっているのか、また、歩行者や車両がどのようにして駅へとアクセスするのかなどについて、段階的な変化を次ページ以降に整理しております。  資料の6ページをお開きください。まず、現在平成29年度の状況でございます。図面は、先ほどまでと上下が逆になりますが、上が国道202号、下が浦上川の方向となります。左上に凡例を記載しておりますが、紫色の新幹線及び朱色のJR長崎本線連続立体交差事業の工事が、現在、進められております。また、長崎市の工事としまして、緑色の道路改良工事、水色の上水道工事オレンジ色下水道工事が進められております。今年度は、埋設管の工事を中心に実施し、平成30年度にかけまして、道路工事を実施する予定となっております。また、ことしの秋ごろには、西側に計画されております長崎警察署の建築工事が始まる予定となっております。  資料の7ページをごらんください。在来線駅舎の開業を予定している平成31年度の状況でございます。濃いグレーで着色している部分は、工事が完了している区域で、在来線駅舎の開業にあわせて、駅西側部分の長崎駅中央通り線長崎駅西通り線の一部、また、西口駅前交通広場を完成させることとしております。駅への交通動線としましては、赤の実線で表示したルートにより、西側の浦上川線や南側の旭大橋線からアクセスすることとしております。また、歩行者動線につきましては、赤の点線で表示しておりますが、現在の駅前交通広場付近から新しい駅舎の改札口まで、仮設の歩行者通路を使ってアクセスすることとなります。建築工事としましては、ピンク色で着色した長崎警察署、青色で着色した交流拠点施設の工事を想定しております。駅舎の東側につきましては、現在の在来線が高架化されることに伴い、赤の斜線で表示した鉄道施設の撤去に着手することとなります。また、高架広場の撤去工事に向け、現在、高架下にある長崎駅前バス停を、北側へ仮移転することとしております。  資料の8ページをお開きください。平成32年度の状況でございますが、駅西側では長崎警察署が開庁する予定となっております。また、交流拠点施設の建設にあわせて、西口歩行者専用道路につきましても、道路工事に着手することとしております。東側につきましては、東口駅前交通広場などにおいて、貯留管や上下水道といった埋設管工事を予定しており、また、その北側の宅地部分につきましても、造成工事を進めていくこととしております。現在の駅前広場におきましては、国道を横断する歩道橋を残しつつ、高架広場の撤去工事を予定しておりますが、可能な限り交通広場の機能を確保したいと考えております。なお、朱色で着色しているJR九州の新駅ビルにつきましては、この時期には、建築に着手しているものと想定しております。  資料の9ページをごらんください。平成33年度の状況でございますが、交流拠点施設が開業し、駅西側につきましては全ての工事が完了している状況でございます。東側につきましては、上下水道などの埋設管工事宅地造成工事に加え、国道部分のバス停や歩道橋に関連した工事、東口駅前交通広場の整備などを進めていく予定としております。また、中央部分に黄色で着色しております県交通局のバスターミナルにつきましても、このころには着手しているものと想定しております。  資料の10ページをお開きください。平成34年度の新幹線開業時の状況でございます。緑色で表示しておりますとおり、国道や多目的広場は整備中でございますが、交通機能につきましては、新幹線の開業にあわせ、東口の駅前交通広場などが利用可能となるよう、整備を進めてまいりたいと考えております。  資料の11ページをごらんください。平成35年度末の整備完了時の状況でございます。凡例にありますとおり、道路部分がオレンジ色交通広場や駐車場が水色、多目的広場が緑色などとして表示しております。  次に、資料の12ページをお開きください。大項目の2点目、駅舎のバリアフリーについてとしまして、九州新幹線駅舎に係るバリアフリー意見交換会を行っておりますので、その内容について、ご説明いたします。まず、開催概要でございますが、今回の意見交換会は、新幹線の事業主体である鉄道・運輸機構が主催し、新駅舎ができる長崎駅、諫早駅、(仮称)新大村駅のレイアウトや、駅構内の設備の設計案について、県障害者団体関係自治体意見交換が行われたものでございます。資料左下は、長崎駅1階のレイアウト案で、図面上が国道側、下が浦上川方向となり、左側の黄色で着色した部分が、改札を出た柵外コンコース部分になります。駅舎内の床には点字ブロックが設置され、改札口を通過した方はオレンジ色柵内コンコースに入っていくこととなりますが、コンコース内には、音声並びに点字対応の構内案内図トイレ案内図が設置されるほか、音声による行先案内がなされる計画となっております。  続きまして、図面右上の長崎駅ホームレイアウト案をごらんください。エレベーター内はもちろんのこと、エスカレーター、階段におきましても音声による案内がなされる計画となっております。その下には、駅構内1階設備案としまして、音声付触知案内図板や二段手すり、段差明示タイルコンコース階待合室、多目的室についての写真を載せております。  13ページをごらんください。資料左上は、駅構内便所設備案で、多機能便所が設置されることや、非常時を伝えるフラッシュランプ警報ランプが設置される計画となっております。次にその下、駅構内ホーム設備案でございますが、エレベーターは、内部が見えるようにシースルーとすること、車椅子での移動が円滑になるよう、貫通型とすることが示されております。また、エスカレーターにつきましては、乗降時の不安を解消するために3枚水平ステップとすること、ホームの柵や床などに、文字のほか点字にて、号車番号や車両の進行方向、出口案内を行うことが示されております。資料の右側には、駅舎のバリアフリー対応案につきまして、各団体から出された主な意見を記載しておりますが、長崎県身体障害者福祉協会連合会からは、多目的室について、自由に使えるように施錠しないほうがよいのではないか。駅のホームや待合室等に案内図・号車図が欲しいといった意見が。長崎県視覚障害者協会からは、ホームの号車案内やトイレの各種ボタンについて、色のほかコントラストの区別や点字等、文字で識別できるようにしてほしい。電光掲示板は、視覚に障害がある方にとって見えやすい位置に配置してほしいといった意見が。長崎県ろうあ協会からは、エレベーター内で事故が起きたときに、聴覚障害者に対してはモニターなどで状況がわかるような対応をしてほしい。事故による遅延があったときなどの案内を、電光掲示板に表示してほしいといった意見が。長崎県手をつなぐ育成会からは、既に開業しているほかの駅の課題を反映させてほしい。手すりの形状(断面)はどこも円形だが、支えにするとき力を入れられないなどの意見があっております。これらのご意見につきましては、事業主体である鉄道・運輸機構により再検討されることとなっておりますが、今後は、駅舎に加え、駅前広場の設計につきましても、同様に障害者団体などとの意見交換を行ってまいりたいと考えております。  私からの説明は、以上でございます。 5 ◯中村照夫委員長 それでは、これより質疑に入ります。  ただいまの説明に対し、何かご質問等ありませんか。 6 ◯浅田五郎委員 横断道路の問題は、今まで警察からいろんな状況があるということでしたけど、結局、長崎市としては地元の意見とか、あるいは市民の意見を聞いたら平面の横断歩道をつくりたいということだろうけど、それならやはり交通関係者にも、あるいは警察に対しても一歩も譲らないと、これでやってもらわんと困るというぐらいの姿勢がないと、警察の意見を聞くのか、あなたたちの意見を聞くのかで、いつまでたっても同じような平行線ですよ。だから、あなたたちが市民の声を聞き、地域の駅前のご意見等聞くことであれば、これは一歩も譲れないと、交通渋滞は少々あってもやってもらわんと困ると言えるのかどうか。それとも、いやいや、もう警察が言うことについて、交通の専門家だからその人たちの意見を聞くんだということであれば、逆に言うと駅前の皆さんとか一般市民に対する意見を提供した人に対してはっきり言うことだね。そういうことを中途半端にしてるから何年かかっても一寸とも進まないということなんで、その辺についてきちっとした、あなたたちの姿勢を見せるべきだと思っております。意見があれば聞きたい。 7 ◯芝長崎周辺整備室長 この平面横断の検討につきましては、これまで急ぎなさいというようなご指摘があってる中、時間がかかっていることについては非常に申しわけなく思っております。私どもといたしましては将来、今後ますます高齢化が進展していく。また交通量も減少傾向にあること。そして、先ほどご説明しましたとおり市民、それから周辺の大黒町等からの平面横断を要望する意見が非常に多いこと、こういったことを踏まえまして、何とか今回の駅周辺の再整備にあわせて平面横断ができないかということで、現在、検討を継続しているところでございます。  一方で警察、県警のほうからは、交通の専門家という視点から交通安全といったところを主眼としまして、さまざまなご指摘、ご意見をいただいているという状況でございますので、私どもといたしましても最終的に判断されるのは交通管理者であるということは念頭に置きながらも、ぜひ今回のタイミングで平面横断にできないのかということで強く思っておりますので、まだ警察のほうが100%不可能であるというようなことを言っている段階ではない現在としましては、まだ可能性は残されているというふうに思っておりますので、継続して協議を進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 8 ◯浅田五郎委員 少なくとも最終的には警察のご意向が通るということなんだろうけれども、だけれども市民の声、障害者の声、あらゆる声をもってこれは譲れないと、これでやってもらわんと困るということは言えるはずですよね。それは言えるはずだ。だから、私が言ってんのは、きちっとした行政側の姿勢というもの、それを仮に、例えば我々特別委員会が応援するとか、こういうことで我々はいきたいからぜひ議会としても応援してもらいたいというような言葉は、まずないわけだね、1回もね。だから、そういったことをやらないと、こういった行政とかその所管との話し合いというのはちっとも進まないですよ。何年たっても一緒だと思う。警察は自分たちが悪く思われたくないから、危ないですよと、これをやっても責任持てない状態ですよとか、交通安全については人の命を我々は責任持てませんよと言ってくる可能性だってあるわけだから。だから、そういったことをあなたたちがきちっと審査して、我々の市はどれでいくんだということをきちっといく。そして、議会人としても私たちに協力してもらいたいというんであれば、それはそれなりに現場を見るとかいろいろして、検討に値すると思うんだけど。どうしてもあなたたちが中途半端である限りは進まないよ。その辺だけでも申しておきたいと思います。 9 ◯芝長崎周辺整備室長 交通管理者との協議におきましては、昨年の末から具体的に行ってるわけでございますけれども、協議当初はもう非常に平面横断自体厳しいという、厳しいご指摘があってたわけでございますけれども、協議を重ねまして直近の協議におかれましては、少し県警の内部でも実現について検討したいというようなご意見もいただいておりますので、現在、県警内部でも検討していただいているというふうに考えております。そういったことから今後、県警からのご意見も踏まえながら継続して協議を進めてまいりたいと思いますし、その協議の行方によりましては、市議会の皆様のご協力もいただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 10 ◯池田章子委員 ちょっと細かくお尋ねしますけれども、1ページに平面横断を考える際に、25メートル北のほうにずらしてていうのはこの前も出たわけですよね。で、この図を見てたら、1ページの左下の図を見れば、電停をびゅっと延ばして平面横断と接続するというような形になってるんですが、これ間違いないですか。電停を延ばすということで、全ての事業者とか、例えば電気軌道とか、それから大黒町のほうの、要するに交通が大黒町のほうから出てくるところは左折しかできなくなるわけですよね。で、そういうふうに検討と書いてあるけど、どの辺まで検討されてるの。 11 ◯芝長崎周辺整備室長 今回、電停の北側からさらに北側への横断歩道の設置、県交通会館前の設置の案につきましては、当然まずは交通管理者である県警、それから道路管理者である長崎県、こういった方の意見が一番重要であるということから協議を進めてるわけでございますが、並行しながら、やはりこういう交通規制をかけることになりますと地元の方への影響も大きいということで、私どもこの大黒町、それから長崎駅前地区まちづくり協議会といった組織が地元にございますので、こういった協議会に出向いてまいりまして、このあたりの意見というのもご説明さしあげた上でお伺いしてるところでございますけれども、現在のところ、その協議会の中においては大きな反対というのは起こっておりません。しかしながら、ある程度土地の利用にも制限がかかることになりますので、今後はもう少し広くご意見等を伺う必要があるというふうに考えております。  以上でございます。 12 ◯池田章子委員 そもそも、この25メートルずらすというのは、もう本当、交通渋滞が起きないという考え方だけですよね。で、人の動線、駅からの動線を考えたら、東西軸から出てきて、そのまんま平面横断しないと本当は意味ないんですよね。もしくは、人の流れから考えたときに、東西軸のほうに出てこないで、駅ビル、アミュ側を中を通路通れるようになってたりとかよくしてるじゃないですかね。で、通ってくると最初言ってたA案の平面横断でないと本当は意味ないんですよ、人の流れからいうと。で、その、恐らく人の流れどっちになるかわからないけど、A案のところに出てくる流れが多い、もしくは今のBの、少なくとも東西軸から出てきたところで横断しなければいけないのを、さらに北側にずらしてっていう、全く人の流れを考えてないところに平面横断をやりますよと。で、しかも、その電停についてはどうなんですかってそういうふうに言ったけど、その後新聞では接続できないって報道もあってたので、今、確認としてこの電停はちゃんと接続できるんですかということをお尋ねして、かつ、これが本当に実現可能な案なんですかということをまずはお尋ねしたいんですよ。ちょっとそこをはっきり答えてください。 13 ◯芝長崎周辺整備室長 まず1点目の、横断歩道が電停に接続できるかということでございますけれども、この左下の1ページの図面にございますとおり、現在の電停の北の端部からは少し距離がございますので、電停はこの位置までとしましても、そこからこの横断歩道まではスロープという形で、歩道のようなイメージで考えていただいたらよろしいかと思いますが、しっかりと柵をつけて安全な施設とした上で、そこまで接続をさせたいというふうに考えております。  それからもう1点の、歩行者の動線についてでございますけれども、ご指摘のとおり当初から計画をしておりました電停の南側、それからもしくは北側に直結する案、こういったものが動線としては現在も歩道橋がかかっておりますし、そのような形でまちもできておりますので、一番利便性が上がるものであるということは認識しております。一方で、平面横断をすることとなりますと、交通に対する問題との両立をしなければならない。渋滞をさせてまで横断歩道は引けないという前提がございますので、そういったところからの両立を図るといたしますと、交通渋滞に影響が最小限にとどまる、この今回出したB’案が最善ではないかというふうに考えております。  以上でございます。 14 ◯池田章子委員 そしたら確認ですけど、その平面横断から電停に行くには、要するにこの25メートルのスロープ通路を歩けということ、そういうことになるんですよね。で、皆さん本当に長崎に来た人たちに、これおもてなし考えてるんですかね。もちろん、いろんな県警とのかかわりというのはわかるんですが、まず長い東西軸を歩くんですよね。150メートルの東西軸を歩いて、さらに北側に25メートルばかり歩いて、平面横断をして、信号を待って平面横断をして、またそこから25メートルぐらいの通路を歩いてようやく電停に着くっていう、こういう案ですよね。間違いないですか。 15 ◯芝長崎周辺整備室長 歩行者が駅舎からこの電停にアクセスするに当たっての歩行のルートとしては、ただいまご説明されたとおりでございます。 16 ◯池田章子委員 要するに、駅をおりた人たちが電車を利用しようとすると、何百メートル、250メートルから300メートルぐらい歩かないと乗れないという平面横断なんですよね。で、それも県警の考え次第、それから大黒町で大きな反対は起こってないというのは本当ですかね。私、ずっと今まで市議会で皆さん方の答弁が、もう2転3転するのを、この駅周辺については2転3転するのをずっと経験してきてるんですよ。最初はトランジットモールって言いました。で、それはできないんじゃないんですかて、本当大丈夫ですかって言ったら、できますって言いました。事業者も了解してるって言いました。でも、実は事業者は理解してなくて、じゃ次、動く歩道って、それも動く歩道って言い出したのはもう市の方なんですが、市の部長が言ったわけですけど、それもやはりできませんと。で、今回こういうふうな話が出てきてるんですが、大黒町の人も左折しかできなくなりますよって、反対はしてませんって、本当に了解とってあるのかどうか、甚だ疑問なんですよ。で、結局この大黒町の人たちの反対もあって、結局これは実現しませんでしたと。大黒町商店街の人たちにとっても、この平面横断の場所って余りうまみがないじゃないですか、大黒町の外れのほうにしか行かないって。本当にこれで了解がとれてるのかどうか、本当ですか、とれてるのは。 17 ◯芝長崎周辺整備室長 この交通規制についての地元の了解につきましては、先ほどご説明しましたが、長崎駅前地区まちづくり協議会に出席された方からは意見は出ていなかったと。しかしながら、おっしゃるとおり全員の了解をとったわけではございませんので、今後そういった規制がかかるということになりました折には、やはり一定広く説明をしていく必要があるというふうに考えております。  以上でございます。 18 ◯池田章子委員 そういうところを、一定詰めて、こういうふうなことになるんだけれども、こうこうこうでていう、そういう一定詰めた案で持ってきてもらわないと、ここでじゃ、こういうふうなのがいいですねって言っても、またまちづくり協議会とかこの大黒町の商店街の人たちがうんて言いませんでしたっていうことでひっくり返るわけじゃないですか。そういうふうなことで審議をさせられるてのも、ものすごく時間がもったいないなというふうに思うので、これちゃんと、この可能性があるのかどうなのかというのをちゃんと出してもらわないと、私たちも審議ができないと思います。  で、利便性が、人の利便性が余り十分に考えられてない案ばかりだと思うんですが、3ページについてちょっとお尋ねします。仮に平面横断ができない場合ということで出てるんですが、このエレベーターはデッキB側につけるというふうにしてるんですが、これもう平面横断一切できないというときですよね。このエレベーターはデッキAのほうにも両方につけるとかいうことは考えられないんですかね。 19 ◯芝長崎周辺整備室長 この電停に接続するエレベーターの位置でございますが、今回お出ししている図面につきましては、あくまでまだイメージということで、具体的にどこに設置するということを決めた図面ではございません。おっしゃるとおり、電停の両側にエレベーターがあることが理想ではありますけれども、やはりそこは経済性との関係もありますので、今後、具体的に詰めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 20 ◯池田章子委員 この片側に、Bのほうにエレベーターをつけるというふうな計画のために道路拡張を考えてるわけですよね。で、道路拡張を考えて当然ホームも広げてっていうふうになって、道路の拡張分も含めて5.5メートルの拡張があるとするならば、物理的にはデッキAにもつけられるはずなんですよね。で、人の利便性って、長崎に来る人が利用する利便性を考えたときに、先ほども言ったけれども長崎駅に着いた人はアミュプラザのほうからも出てくる、それから東西軸からも出てくる。で、そうなったときに、東西軸のBのほうにだけにしかエレベーターがついてないということになると、間違えてアミュのほうから出てきた人でエレベーターを使おうと思う人は、もう1回ぐるっと戻らないといけないということになるんですよね。だから当然、観光客とか長崎に不案内の人たちが駅から出てきたときの利便性を考えたら、物理的には可能であればAにもBにもエレベーターていうのが設置できてないといけないんじゃないかと思うんですけど。経済的にとおっしゃるけど、皆さん方動く歩道をって言ってたんですよ。その経済的なことを考えれば、エレベーターを両方側につける、利便性を高めるというのは当然の考え方じゃないんですか。 21 ◯芝長崎周辺整備室長 ご指摘のとおり、エレベーター両側にあったほうが利便性が高いというのはおっしゃるとおりでございます。経済性と申しましたけれども、この駅周辺の事業の全体事業費というのが決まっておりますし、今後さまざまなとこでまた経済的にコストが上がっていくということも考えておりますので、現在、片方で決定したということではございませんけれども、今後、道路管理者の県とも協議する必要がありますので、そういった視点も持ちながら協議を進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 22 ◯中村照夫委員長 今のやつは動く歩道との比較はしとっとかな。経済性言ったけど。 23 ◯芝長崎周辺整備室長 動く歩道とは、これは機能が違うと思っておりまして、動く歩道は駅舎から国道までの距離、負担を短縮するもの。この電停のエレベーターというのは電停のバリアフリーを果たすものでございますので、そこは分けて検討しなければいけないと考えております。  以上でございます。 24 ◯池田章子委員 総事業予算は一緒でしょう。で、利便性を高める、動く歩道のその150メートルを楽にするのと、そのエレベーターバリアフリー対策だって、それは目的は違うけれども総事業費は一緒じゃないですか。要するに、利用する人たちの利便性という意味で考えればどっちも一緒なんですよ。駅を利用する人はね。それで、その動く歩道にかかるお金、皆さん動く歩道って言ったんです。で、その前はトランジットモールって言ったわけですよ。で、トランジットモールにかかるとしても恐らく電気軌道のほうは自分たちで線を引く気はなかったはずですよ。軌道を引くお金は長崎市か県かどっかが負担するはずだったと私は思うんですよね。でなきゃうんと言うはずないと思うから。で、それを考え、そのときの経済性、それから、それにかわって動く歩道にどれだけかかったかの経済性、で、エレベーターをつける経済性ってね、比較してるんですかって委員長が聞いてくれたわけですけど、それも私も聞きたいですよ。比較してるの。 25 ◯芝長崎周辺整備室長 動く歩道の経済性については、この電停のエレベーター機能と比較するべきものではなくて、その機能を動く歩道で確保するのか、もしくはほかの代がえ機能で確保するのかといったところで今、検討をしているところでございますので、このエレベーターと経済性をあわせて比較するということではございません。機能として駅舎からこの国道までの距離の負担を縮めるための案について、動く歩道にするのか、前回の委員会ではその代がえ機能をバスのルートを回すこと、もしくは東口の駅前交通広場に入っていただくことによって代がえ機能としていきたいというようなご説明をさしあげましたが、そういった機能として検討をしているというところでございます。  以上でございます。 26 ◯向井まちづくり部政策監 補足をさせていただきます。  動く歩道とかトランジットモールといった部分とエレベーターというものを金額的に比較しますと、それはもうかなり大きな差がございます。当然、動く歩道とかトランジットモールのほうがかなり高価になると思います。ちょっと室長も申しましたが、1つはコストというのは重要な要素だと思っておりますが、ただし、バリアフリーとか利便性という部分では、そういったバリアフリーがどこまで必要なのかと、何が必要なのかというところを、機能としてきっちり考える必要があると思っております。現時点で、きょうお出ししております資料につきましては、エレベーターの設置箇所について、例えば道路管理者であったりとか利用者と協議を終わって、この位置でいきたいというところまで全然至っておりません。そういう資料でございます。そういうご認識はいただきたいと思います。仮に、エレベーターを設置して、こういう場所に設置するとすれば、電停のホームの幅がこの程度必要で、国道としても5.5メートルぐらいの拡幅が必要になるといった、そういったレベルの検討資料でございますので、その辺をどうか了解いただければと思います。  以上です。 27 ◯池田章子委員 架空図を出されても議論できないですよね。このエレベーターの乗り口のほうの駅側の乗り口だってえらい遠いなと思ってたのに、もうこれ架空図なのね。で、もう架空図だから議論できないじゃないですか、そしたら。  じゃ、次ちょっと伺いますけど、例えば平面横断はまだわかりません、検討過程で、しかも当然、皆さん方が私たちに見せたこれ6月の図ですか、6月の資料には、見事なA地域に平面横断ができて、B地域に丸い円の描かれたデッキが出てっていうのが6月ですよ。ことしになって、これが始まってまだこんなのを見せられている一方で、平面横断はAもBもできません。で、利便性の悪いところにならできるかもしれないけれども、これもわかりません。じゃ、それにかわるバリアフリーとか来る人たちの負担を軽めにするためのエレベーターを、例えば両方につけるということはできるんですかと。そしたらそれも、まだ架空図ですという。じゃ、駅に来る人たちが、皆さん方は駅に来た人たちをまちの中に回遊させるって、そのために努力をしてるって言うわけじゃないですか。じゃ、回遊するためにはこのアクセス、きょうまさにやってるそのアクセスをよくするって言うんですが、じゃ、東口にバスは乗り入れられますかって。そしたらそれもできませんと。西口もまだ全然わかってませんと。それもわずか2台ですよね。で、東口のほうにバスが入るようになってるけれども、これはあくまでバス事業者の言い分によると、起終点型、そこの発着するバスのみですと。そしたら、これもだめ、あれもだめ、これもだめで、全然長崎駅とまちの中とか、長崎駅を利用する人たちの市民の利便性って図られてないということじゃないですか。これはやりますと、これはできますというのを言ってもらわないと。で、できない分の機能をここで補うことができますというのを出してもらわなければ、どれも中途半端で、できるかどうかわかりませんで、私たちは、あ、それでいいですねとはとても言えないと思うんですけど、皆さんどう考えてらっしゃるの、その辺。 28 ◯向井まちづくり部政策監 池田委員からご指摘をいただいたものの根本が、計画としてよく整理ができていないと、決まっていない部分が多々あるというところが1つあったのかなと思います。先ほどの国道横断の部分でございましたが、正直今、平面横断か否かというところで議論をしてる最中でございます。その議論の過程についても議会、委員会の皆様にお示しする中で、種々委員会としてのご議論をいただいて、それを次の管理者協議に反映していくといったようなことも考えて、資料としては出させていただいておりまして、いろいろな整理が終わってないというところはもう本当にご指摘のとおりでございますが、委員会でいろんな意見をいただきながら、きちんと整理をしていきたいというふうに思っております。  あと、まちなかの回遊性ですけれども、ご指摘のように今、平面横断か立体横断かいうところでまだ決定し切れていないという部分がございます。で、そういった中で具体の立体横断の施設について、事細かに検討するというところにまだ踏み込んでないというところが正直なところでございます。そういった中で、平面か立体かという部分については、私どもとしても早期に整理をしたいというふうに思っておりますので、現状といたしましてはまだまだちょっと、特に立体横断についてはプランとしては練れていないという状況が現状でございます。  以上です。 29 ◯池田章子委員 いつまでにそれがはっきりするものなのかね。だから、ずっとこういうはっきりしないまま委員会を続けて、もう半年ぐらいになるような気がするんですけどね。いつごろはっきりして形が見えてきてちゃんと議論ができるんですか。 30 ◯芝長崎周辺整備室長 現在、進めている設計につきましては、3年間ということで、昨年度から今年度、来年度にわたって進めているところでございます。そういった中でも詳細設計というところまでの業務でございますので、今年度中には基本的な方向性、基本設計というものを固めなければならないと。そういったスケジュールに沿って今やっているところでございますので、現在まだそういった基本設計を固める段階というところでございまして、はっきりした案ということで当委員会にお示しできていないのは、非常に申しわけないと思っておりますが、そういったスケジュールで進んでおりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。 31 ◯奥村修計委員 今の池田委員の関連でございますけれども、高架も1本しかつくらないという話になってるようですけど、大体1本にして大丈夫なのかということをまず。この前から私のほうからも、2本あって私はしかるべきだと思いますけれども、A案とB案がありまして1本だけで果たして電車だけ通るだけでも、これまでの中でも1日に7,000名ぐらいが電車だけでも乗降してるという。おまけにバスだって、大体便数で400便以上の便がバス停にも来ると。もちろん、これは東側におる方々は横断歩道が仮にないとした場合には、どうしてもこの高架橋を通らなければいけないとなります。駅に行くにしても、このデッキBを1本だけつくって果たしてね、そこまで計算をされておるんだろうかということですよ。前の委員会でも全部回答されておりますけれども、この回答によりますと大体高速バスとかいろいろ書いてありますよね。長崎駅に到着する客数だけで2万1,000名おる。この2万1,000名の方がバスなり電車なり、あるいは歩行で入ったこの方々が分散していくけれども、電車線路とバスの場合は大黒町からどうしても平面横断がなかったら、この高架橋を通らなければならない。これ流れを考えた上で1本に絞ろうとか、お金がかかるからとかなんとか、そんなこと言ってる場合じゃないと思うんですけど。長崎将来100年の計画として建てたならば、100年後にも皆さんが十分に安心して渡るようなこの高架橋をつくり、高架広場を取り壊すということでございますけれども、私はこの辺ももっと、この乗客数、電車に乗る方は特に高架橋を渡らなければいけないということになりますよね。で、バス停に東から行くという場合も必ずそこを渡らなきゃいけない。この辺を考えてね。長崎、現在で2万1,000名の方が駅でおりてるんですよ。その方々、多くの方々はこれ高架橋渡っていく。そして、あるいは市役所の場合は歩いておりていくけどね。そういうことを考えて、ここに観光客がどんどんふえますよという中において、果たしてこの計画は現実的に合ってるのかと。その場しのぎで書いたようにしか見えないんですよ。だから、過去のあなた方の答弁を振り返ってみながらいきますと、全く合わないと。それは考慮してないということで、私どもは高架橋は必要だということで主張しておりましたけれども、なくなるようでございますけれども、この辺について今回出されたデッキB案1本でいくという見解を、その真意を聞かしていただきたいなと思います。 32 ◯芝長崎周辺整備室長 3ページの右上の検討平面図でございますが、これあくまで案の段階でイメージでございますけれども、ご指摘のとおり北側だけにかけるのではなくて、これは電停の南側、北側両側にデッキがかかっているという図面でございます。イメージとしましては南側の現在のエレベーター、大黒町側にエレベーター、それからアミュプラザの直近にエレベーターが今あるような状況でございますけれども、アミュプラザ側につきましては、少し移動させているような図面になっておりますが、電停北側、南側については現在、双方からアクセスがされていると。そういった需要があることを考えますと、やはり両方からのアクセスは必要であるというふうに考えておりますので、電停の両側にデッキをかけるというようなイメージの案でございます。  以上でございます。 33 ◯奥村修計委員 そうしますと、Aデッキのほうにもエレベーター現在ありますよね。現在使ってますよ。それでBデッキのほうも結局ここにエレベーターをつけるということですけど、この高架橋のほうは両方ともつくるということは間違いないんですか、そしたら。先ほど何かBのほうに移して1本だけというような答弁に私聞こえましたけどね。この辺をちょっと。 34 ◯芝長崎周辺整備室長 現在、私どもが検討しているこの電停のバリアフリー、それから国道横断につきましては、まず平面横断、それから立体横断、そして電停の北側、南側、2カ所に4パターンございまして、まずは平面横断を1カ所できるのか、できないかということが、1つの判断材料として今、検討しているとこでございまして、その北側に平面横断ができれば、北側は平面横断。そして南側はデッキによる横断という併用するような形になろうかと思います。そして北側に横断歩道が引けない場合、交通量等から平面横断とならない場合は北側、南側、両側とも2階部分デッキによる横断施設の設置になろうかと思います。  以上でございます。 35 ◯奥村修計委員 そうしますと、横断歩道はできない場合は両方ともAデッキもBデッキも、それからもう1本ありましたよね、アミュに行くところ、これも残すということですね。残すということで確実ですね。  それで、もう1つ質問ですけど、これちょっと最近は、この前も大分県で大雨が降りまして、1時間当たりの雨量が110ミリというぐらいの雨が降るわけですね。そうしますと、この前に上下水道局が説明しましたこの駅の排水については、60ミリ程度を計算してこの雨水渠をつけるということでございましたけれども、今の時代これから先どのような雨が降るかわからない、もう津久見のほうでも1時間に110ミリ程度降ってるというわけですから、完全にここはそれが降ったってもう排水できないですね。だから、高潮のときも、もう恐らく無理でしょうから、この辺を私考えた場合に、どうしても、さっき言いました、高架広場は必要でないかと思うんですよ、大雨のときの対策としてね。これは1時間に大体60ミリ程度の計算でしてありますけれども、さっき言いましたように、ここ最近の気象状況では100ミリというのはざらにあるんですね。きのうも降ってましたよね。結局こういう状況の中で、果たしてこの設定が現実に100年後の設定として本当に合うのかどうか、この辺も再検討すべきじゃないかと私は思いますけれども、きょう上下水道局がおりませんけれども、ただ意見だけ述べますけど、この辺も参考にして、やはり避難場所として高架広場は、いざというときに避難場所になりますので必要ではないかなと私は申し上げ、この辺については再検討する考えあるのか、ないのか、お尋ねをします。 36 ◯芝長崎周辺整備室長 まず1点目の大雨に対する、浸水に対するご質問でございますけれども、現在、長崎市の上下水道局で計算しておりますのは、まず過去の最大潮位、これが長崎港が2.26メートルということで、満潮時に大雨が降った場合、そういった場合に貯留管という管を、埋設管を設置しまして、そこにその時間帯ためておくような、そういった機能、そして、川からの逆流を防ぐような逆流防止のフラップゲートという機能、そういったものを整備することによって、過去の最大潮位のときに大雨が降っても耐えられるような、そういった計算になっておりますし、確率でいいますと30年に一度の大雨、これはもう時間当たりでいいますと100ミリ超えておりますので、こういった雨にも耐えられるように、さらにポンプ機能も追加して設置するということでございますので、雨に対応することは十分にできているというふうに考えております。  それから、高架広場の撤去についてでございますけれども、この高架広場は昭和44年につくられているということで、もう50年程度たっているということでございまして、老朽化もしておりますし、今回ここのバスベイを少し駅側に切り込んで設置するということで、現在の高架広場の足の部分が少し支障になるというところがございますので、そういった意味からも撤去しなくてはいけないと。また、この高架広場は駅から大黒町、駅前商店街側の視界を阻害しているということで、周辺との連携といった意味からも少し景観的に問題があっているということでございますので、この高架広場については撤去したいというふうに考えております。  以上でございます。 37 ◯奥村修計委員 今の答弁では、高架広場は解体するけれども、一部バスベイの上に広場的なものはできるということなんですか。 38 ◯芝長崎周辺整備室長 高架広場の撤去後のこの広場機能につきましては、現在、多目的広場ということで、ただいまの高架広場の面積の3、4倍ぐらいの広さになろうかと思いますけれども、地上レベル、1階レベルに周辺の動線と一体となって、市民の方などに利用していただけるような広い広場ができることとなっております。  以上でございます。 39 ◯奥村修計委員 ということは全くつくらないということですか。多目的広場を使えということですね。でありますから、さっき言ったように大雨が降ったときにどうするのかということを、最近の海水温度が5度上がれば、通常の積乱雲が3倍から5倍にふえて大雨が降る現象が現在起きてると。どこでもそうなんですね。想定外の雨が降るんですよ。だから、110ミリの雨が常に降るということを考えた場合、全部この駅前広場がそのままの高さだった場合は、恐らく駅の中はそれより高くなると思うんですよね。駅舎の中は、現状の広場のよりも高く恐らく床はなるんじゃないかと思います。そしてまた、長崎市が考える複合施設については、大体2メートルぐらい上げるわけですね、現状からですね。そうしますと、浦上川に面しては高くなるけれども駅前については現状のままなんですね。そうしますと、この貯留タンクの太さについては2メートルの4メートル、高さが1.2メートルですか、このくらいのとを2基ぐらい据えて果たしてここでこの大雨をはかすだけの力があるのかと考えた場合、何もなかったらそうですけど、ごみが詰まった云々したら、完全にここが水浸しになると思いますよ。そういうときにどこにそしたら避難するんですかといったときに、高架広場があればそこに逃げられるわけですね。つくらないとなったら、この水浸しになった中を駅かどっかに逃げないかんということだから、その辺については大丈夫なのかと、考え直す気持ちはないのかと。今これは、お宅の上下水道局1時間に60ミリ程度の雨が2時間続いた場合の想定なんですよ。10年に一度と、書いてあっとは。全く違うじゃないですか。だからこれは、やはりもう雨の降り方が違うということを認識した上でしないと、恐らく大黒町は水浸しになりますよ。このような貯留管を据えただけじゃ足らないと思います。ですから、この辺については上下水道局が専門ですから、もう一度このことについては考え直していただけませんかと先ほど言ったんですけれども、協議をぜひもう一度してほしいと。もう100年後も大丈夫だと。110ミリ、120ミリ、150ミリ降っても大丈夫だというぐらいのことをはっきり言ってもらわないと。あら、これ想定外の雨だったんですよで済まされる問題じゃないと思いますので、ぜひこの辺は検討をしていただきたいということは、上下水道局と話をしていただきたいと思ってる。後ほど回答をいただきたいと思います。 40 ◯中村照夫委員長 今のところは、質問の趣旨を十分理解して、ちゃんと答弁できる内容のものを、避難のことを言われてるわけだからね。 41 ◯芝長崎周辺整備室長 ただいま、奥村委員のほうからご指摘がありました60ミリ、それから10年確率というものは、補助で採択ができる対策ということで、先ほどの貯留管、それからフラップゲートといったものを整備することとしておりますが、おっしゃるとおりそこは不十分であるということで、単独費を入れて、それに加えまして排水ポンプという機能をさらに設置することにしております。その対策によりまして、10年確率を30年確率まで引き上げるような、そういった対策を今、上下水道局のほうで考えているということでございます。  以上でございます。 42 ◯中村照夫委員長 それで足りるということね。 43 ◯向井まちづくり部政策監 補足をさせていただきます。降雨時に浸水したときの避難という部分につきましては、今、高架広場がそこそこ広い面積がありますが、高架広場を撤去した後は地上レベルの広場に変わっていきますので、そういった意味では万が一の想定外の降雨という話になりますと、浸水する場合もあるものかというふうに思います。ただし、今書いておりますように、周辺の駅であるとかそういった施設については一定かさ上げをしながら整備をしていくというところで、そういったところに日中であれば避難、もしくは浸水をよけてということは可能でしょうし、あとデッキにつきましても高架広場ほどの面積はございませんが、一時的にぬれずにそこに避難をしていただく、AもしくはB、もしくはその両方というのが残りましたら、そういったスペースにはなろうかと思います。いずれにしろ、周辺の、例えば施設の方々と防災上の協定を結ぶとか、そういった取り組みも区画整理の区域内については有効なものかと思いますので、今後、開発地帯の方とそういったことについても少し意見交換をさせていただければなというふうに思います。  以上です。 44 ◯中村照夫委員長 わかったごと、わからんごと。しかし、浸かるていうことは今までの議事録でも認めとるたいね。 45 ◯奥村修計委員 であれば、ちょっと資料の要望をしたいと思います。現在の広場の高さ、今後、駅舎のかさ上げの高さ、それと交流施設のできる高さとを、これを平面でいいから図面で描いていただいて、現状の駅舎の広場からどのくらい下がってるのか。道路ですよ。国道202号も一緒ですから、この高さ同じですけど、この高さに対して資料をつくっていただきたいということと、やはり今ちょっと話が、ちょっと避難できるような広場は考えたいということをおっしゃいましたけど、全くそれがどうなるかわからない。ただ、いつも聞いてますと、住民の生命が大事なのか、予算が大事なのかということを考えてくださいよ。国の補助金がこれだけしか出ませんので、これでしかできないような言い方じゃなくて、国が出せなかったら長崎市が出せばいいじゃないですか。長崎市はそのくらい長崎市民と観光客を守る、人を守る気持ちがあったら、安全なものをつくってくださいよ。10年じゃないんだよ、100年後、駅は100年ぐらい扱わないわけですからね。そのことを考えて、これからどんどん温暖化が進んでいけばもっともっと雨の降り方はひどくなると思いますよ。でありますから、そこまで考えて、足りない分は高架橋の問題もそうですよ。予算がないからどうのじゃなくて、市民そしてまた観光客の方々が安全で長崎に来れるような、安全安心の対策を全くなされずに予算だけが先走りしてるということに、大変私は憤りを感じるわけでございますので、この辺も十分精査をしていただいて、やれる部分は市の持ち出しでもやるという気持ちがないと、いいまちづくりはできませんよ。全て国の補助金に頼ったような政策であれば、おのずから制限を受けますので、この辺は強く市民を守る立場から行政は働いていただきたいと思っておりますので、先ほどの資料の要求を委員長、よろしくお願いいたします。 46 ◯中村照夫委員長 はい、わかりました。ほかにありませんか。 47 ◯中西敦信委員 私も、この平面横断の歩道橋の場所は苦肉の策というか、何とかして平面横断を実現したいということでだんだん北側に寄ってきたのかなというふうに思うんですけれども、この2ページのところでバス専用信号が必要ということで、真ん中のあたりにはバスベイ方式とするならば20秒以上の専用信号が要るというふうに書かれてますけれども、ここに横断歩道をつくれば、そういうバス専用信号が要るというふうに警察のほうで言われているのか。しかも、ここ4車線の道路ですけれども、バスの専用車線、専用車線というか、一番左側の通りを通すためだけのそういう信号を20秒以上も、果たして要るのかなという気がしたんですけれども、その点はどんなふうにお考えでしょうか。 48 ◯芝長崎周辺整備室長 このバスベイを設置した場合の専用信号20秒という県警からのご指摘については、私どももちょっと過大な指摘ではないかというふうに考えておりまして、このバス専用信号といいますのは、やはり赤でこの全てのレーンがとまってるとき、バスが他の一般車等に塞がれて発進ができない場合に、優先して出すための信号であるという側面がかなり大きいと思います。警察が指摘してるとおり、後続車との接触ということであれば、現在も5台、6台並んだ場合、途中から第一通行帯から第二通行帯に出ていくというようなところは、後続車を確認しながら実際に運用がされてるということでございますので、これであればある程度交通量の多いところは全てバス専用信号をつけなくてはいけないということになってしまいますので、これにつきましてはもう少し私どももしっかり協議をしていきたいと思っておりますし、バス信号をつけないまでも、現在はバスベイなしで第一通行帯をバスベイみたいな感じで使っているというような現状もございますので、最悪はそういった形で運用が可能ではないかというふうに考えております。  以上でございます。 49 ◯中西敦信委員 確かに、県警のこの指摘というのは、ちょっと安全を最優先にされた指摘なのかなというふうに私も思うんですけれども、今、浜口町の電停がバス専用信号ありますけれども、あそこも渋滞でして、渋滞になったときに路面電車のところまで車が入って、バス専用信号が役割を果たしていないということがあるんですけれども、ここの駅前は多分そんなふうな詰まったりはしないと思うので、20秒じゃなくても、要るとしてももうちょっと短い時間であったり、今でも第一車線、左車線にバスがとまって、発着されてますので、この部分の課題を協議の上されていくのかなとは思うんですけれども、この北寄りに横断歩道をつけるよりは、むしろ南寄りの、駅をおりたときの歩く人の流れに沿って、やはり横断歩道は設置できればなということが望ましいかなと思うんですけれども、今の協議の結果、北寄りになってきたというときに、南に行くバス停、今、おりることしかできないバス停になってますけれども、これを乗るようなバス停にもして、南側のバス停と統合というか、今、おりることしかできないバス停が乗降が両方可能であれば南を廃止するみたいなことは考えられてないのか。せっかく横断歩道で行くわけですから、そこを渡ってそういう商店街に行くだけじゃなくて、南のほうに行くバスにも乗れるようにするっていうのが自然なのかなという気がしたんですけれども、その点はいかがでしょうか。 50 ◯芝長崎周辺整備室長 現在のバス停で、交通会館北寄りに降車専用のバス停がございますが、ここを乗降できるようにしてはどうかというようなご意見でございます。おっしゃるとおり、私どももそのように考えておりまして、バス事業者も一部そういった意見がございます。そういったことから今後、そういった乗降ができるようなバス停とできないか。そういったときにはやはりある程度バスがここで何台もとまるというような、交通への影響といったことも考えられますので、道路管理者交通管理者との協議が必要となってまいります。しかしながら、おっしゃるとおり利便性は非常に利用者の方にとっては高くなることであると考えておりますので、今後ともそういった方向で協議を進めていきたいと考えております。  一方で、ホテルニュー長崎の道路を挟んだ反対側、南口のバス停につきましては、バス事業者のほうからも、ここはこの周辺の利用者の方にとって非常に重要なバス停で、一定の利用があっているということで、可能な限り残したいというようなご意見でございますので、これにつきましては、現時点では残す方向で進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 51 ◯中西敦信委員 そうすると、今のそのおりることしかできないバス停が乗降、乗るほうも可能となれば、今、駅前再開発というか土地区画整理でつくろうとしているこの交通広場ですか、そこに乗降可能なバス停もあるわけで、非常にもったいないようなつくりになっていくのかなというふうな気がするんですよね。本来だったら全部、今の電停のある長崎駅のバス停を全部交通広場に引き込んで、それでもっと南側に横断歩道ができないかとか、あるいは今の段階になれば、交通広場そのものをもっと小さくして、より市民が利用できるような広場の場を広げるとか、もったいない交通広場になるんじゃないかなと。離発着しかできないバスしかつくれないような。ま、いろいろ観光バスとか遊覧バスとか利用はあるんでしょうけれども、それにしてもちょっと広い広場にならざるを得ないのかなという気がするんですけど、その点は乗降が、長崎駅の今のおりることしかできないところが乗ることもできるようになれば、交通広場の役割なんかも変わってくるんじゃないかなと思うんですけど、その点はいかがでしょうか。 52 ◯芝長崎周辺整備室長 ただいまのご指摘のとおり、この駅東側につきましては国道上にバス停が分散しておりまして、さらに東口の交通広場ができるということで、バス停が幾つもできて非常にわかりにくいといったことはもうご指摘のとおりだと思っております。しかしながら、今の長崎駅のバス停を利用する利用者の実態といたしましては、まずこの駅がバスの路線でいいますと終点ではなくて、あくまで通過地点であるということがありまして、バス事業者意見交換する中では9割の方がここを通過しているということで、そういった特に通勤、通学の方の時間的なロスは最小限にしたいということで、現状のとおり通過型バスといわれる一般の路線バスにつきましては、国道上で乗降させたいというような強いご意向がございます。そういった中でも、東口の駅前広場というのは、やはり何とか少しでもバスに入っていただけないかということで、その中で通過型は非常に厳しいが起終点型については今後、少しずつでも充実できるよう検討していただきたいというふうに考えておりますので、私どもといたしましてもまずはこういった、いつバス事業者が判断されて中に乗り入れられてもいいようにしっかりとそういうハード整備は行っていきたいというふうに考えておりますし、継続してバス事業者との乗り入れに対する協議は進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 53 ◯中西敦信委員 変わらない、変えないということでしたけど、西口にもバスターミナルができますし、こんな分散していったときに、東口のこの交通広場というものは、今の計画はちょっとキャパを使いこなせない広場になるのかなというのが目に見えてるような気がしますので、やはりその辺はもう一度議論し直すというか、平面横断のあり方も含めて考え直さないといけないんじゃないかなと思います。何よりもそのプロポーザルで提案されたときに4つ応募されたときの3つの業者は平面横断は無理だということで提案がされていて、結局、いろいろ検討していけば、なかなか平面横断は難しいということになっていますので、無理に平面横断、こだわる理由はよくわかるんですけれども、プロポーザルでそういう事業者を選んだことそのものも問われるような事態になりかねないと思いますので、もう一度この駅前の都市計画の地区計画からやり直して、市民が本当に駅が変わって使いやすくなったっていうような再検討をしてほしいなと要望をしておきたいと思います。 54 ◯林 広文委員 私も、4ページのバスのことなんですけれども、これはバス事業者の意見ということで、今バス事業者、長崎にも主要なバスが2社ありますけれども、まずは意見ということなんですけれども、どうしてもバス事業者の場合は営業的なものとか実際に使われている市民の方の利便性というところにどうしても重きがいくので、以前私が言いました西口のことについても検討したいということで、まだ積極的ではないんですけれども、やはりこの渋滞のロスというのを本当に真剣に考えないといけないのかなと思ってます。で、今回の駅周辺の再開発をしたとしても、根本的な解決には絶対ならないと思うんです、基本的には。こうやって駅を中心に車が集中する、バスが集中するという基本的な構造は変わらないわけですから、そういったことを言いますと全てのいろんな交通事業者、いろんなものを全てが満足する解決方法というのはもう実際ないと思ってます。そういった意味では、しっかりいろんな事業者の方のご意見というのをやはり行政がコントロールをして意見調整をしていく、で、言うべきことは言っていく、そういった姿勢が私は必要になってくるというふうに思います。  で、お聞きしたいのは渋滞のことなんですけれども、例えば今起きている長崎の渋滞のことについて、経済的なロスというか、どのくらいの損失があるのか、こういった計算というのはされたことはあるんでしょうか。  そしてもう1点ですけれども、渋滞の予測に関してはさまざまな大学の教授とか専門家の方もいらっしゃると思うんですけれども、現在の今の長崎での渋滞予測、いろんな計算されてますけれども、これは具体的にはどのような専門家の方がアドバイスをされて、今、検討されてるんですか。その2点を教えてください。 55 ◯芝長崎周辺整備室長 この駅周辺に渋滞を起こしたことに伴う経済損失につきましては、具体的に金額としては計算がなされておりません。  それから、そういったことを解析するような専門家についてでございますけれども、私ども今、駅周辺の再整備をするに当たっての交通計画を立てるに当たりましては、交通量推計、それから交通シミュレーションといったものを行って渋滞を解析しているわけでございまして、それにつきましてはコンサルタントの交通の専門の人間がやってるということでございまして、さらにこの結果につきましては、有識者等で組織されております長崎駅舎・駅前広場等のデザイン検討会議という組織がございまして、最終的にはその中で有識者の方も入った上で議論がなされ、決定されていくことになります。  以上でございます。 56 ◯林 広文委員 一度、渋滞がどのくらいの損失になってるのかは、私は計算をするべきだと思います。というのは、これ恐らく、してもまだ渋滞、そんな解決しないんじゃないかなと思ってます、正直言ってですね。その中で、やはりもう少し、今少し見方が、もちろんここ駅周辺ですから、この検討特別委員会なんで、ここを中心にやりますけど、もう少し全体を俯瞰的に見る、余り局所的にここだけのことにこだわってて、最終的に長崎全体の経済的な損失であるとか、全体的にはマイナスだったねということになってはだめだと思うんですよ。そういうところでいうと、もう少し引いて見るというかですね。で、いろんな専門家の方のご意見も伺いながら、科学的にしていく、きちんと数字を出していくという作業も、ぜひやっていただきたいと思いますので、きょうは交通結節点ということなので、私はバスのことを言いましたけれども、そういった視点も持っていただきたいというのを要望としておきたいと思います。  以上です。 57 ◯毎熊政直委員 今の質疑のやりとりをお聞きしてて、全く何も決まってないなと。この5ページのスケジュールを見たら、まずもう来年度中ですよ、在来線駅舎の開業は。そうした場合に、まず長崎駅西通り線とかこういうところをバスがどういう形で出入りするのか、要するに今度、新幹線側は工事とか錯綜してなかなか現在の202号のほうには行きにくい状況ができる。そしたら、西口をなるだけそっちのほうに、観光客とか通勤客の方々は誘導せんといかん実情が生まれてくる。そこら辺のことを一つ一つきちんと積み上げていかんと、今、聞いとったらまだ決まってません、決まってませんて、これは平成34年までには絶対完成させなくちゃいけないというもう時期的なものは決まってるし、特別委員会ももう3年目というけど、今までも全然決まってません、決まってませんで、きょうに至っても検討中です、一応仮定ですというようなことばっかりで、いたらんことにこの平成33年の交流拠点施設の完成なんて、これ環境経済の委員が聞けば頭に来るよこれ。委員会では議論なっとっとやけん、何も説明もできないということで。それでも完成年月日だけ、ここだけ完成と。そして、この肝心かなめのこの駅周辺の交通形態についても、まだ事業者と協議中ですから何1つ決まってませんとしか今日現在では言えない。これじゃもう、ここに迫ってる在来線の開業ということは、そこの大黒町恵美須町線もいつ広げることができるか、これ、新庁舎の交通体系にも関係しますよ。そして、この鉄道を高架にした場合、現在の路線の側道を一方通行にして国道202号の交通渋滞の減少を図るか、緩和を図るか、そういうことも皆さんが、それがまちづくりの仕事でしょ。全然進んでないじゃない。一つ一つ決めていかないと、これは何一つですね、もうあそこら辺で、駅周辺で工事だけが錯綜して、将来的にどうなるんだろうかと、絵だけは将来はこうなる予定ですということだけで、その間、皆さん駅を利用される方はどのような形で使ってくださいと、安全性を確保してくださいとか、利便性を確保してくださいって、その対策はもう今現在立っとかんといかんわけですよ。まだ駅前を渡る、平面にするか高架にするか、それ1つも決め切れない。これじゃ行政の能力というのを問われるよ。このままじゃ我々も、あ、そうですかと聞いておくわけにはいかん。いつこれ決めるんですか。もう決めなくちゃならない時期でしょ。そこら辺は部長、どう考えると。
    58 ◯片江まちづくり部長 今、毎熊委員初め、委員の皆様から、とにかくやってる内容が遅いということ、平成34年開業というはっきりしためどが立ってる中では、やるべきこと、済ませておくべきことができていないという非常に厳しいご指摘をいただきました。私どももそれに応えきれてないということにつきましては、大変申しわけないと思っております。  この駅前の交差点につきましては、いろいろご説明しておりますけれども、やはり長崎の中で一番重要な交差点であると、これはご理解いただきたいと思います。そこに、経営なり交通渋滞なり生活なりが、いろんなものが寄りかかっているという交差点であるゆえに、長崎市の判断だけで決められるものがなかなかないということも、これは間違いないということでございます。しかしながら、今ご指摘いただきましたように、ゴールはもう見えているわけで、そこに向けてきちっとしたステップを踏んでいくというところが我々の責務だと思っております。  答弁の中で、一応3カ年計画の今2年目になっていて、それも半ばを過ぎてるとございました。最終的には、実施設計を仕上げるというのが3年間の作業でございます。その中におきましては、今年度内に横断歩道でいくのかデッキでいくのかも含めまして、そういう基本的な設計の根本になることは決めないといけないと思っております。その上で、そこから出ていく人の流れ、車の流れもほぼほぼ方向性が見えてくる中では、多目的広場とか交通広場というところにつきましても、概略の使い方というのはその中でできてくるものだと思ってます。まずは、その平面横断につきまして何回もこの委員会の中でご提示させていただいては、いろいろ関係先とのお話の中で条件が変わってくることもありまして、非常にふくそうした答弁になっておりまして大変ご迷惑おかけしておりますけれども、まずはその点を急ぎ結論を出しまして、基本計画の骨格を固めた上で、周辺の附帯するものにつきましても検討を深めて結論を出していきたいと思っております。何とか今年度中に、その辺のところにつきましては最終的な案というものに練り上げをしたいと思っております。  以上でございます。 59 ◯毎熊政直委員 いつか聞いたような答弁と思ったんだけど、今、部長の回答の中で、ちょっと気になったんだけど、市だけで決めれないと。これだけの大きな長崎市の交通拠点だから市だけではなかなか決めれないというのは、じゃ、決めるところはどこなんですか。決められるところは。どっかが決めんと、何1つ今いうように進まない。市だけじゃなかなか決められないんですよというなら、じゃどこが、県が持ってるんですか、警察が持ってるんですか。決める能力のあるところで決めてもらわないと、決められないところで幾ら協議しても、何年協議してもこれ結論出ないじゃないですか。そうしないと、これ本当に、あなたたち絵を何回描きかえても全く具現性のあるものはないから、どこが決められるんですか、部長。 60 ◯片江まちづくり部長 決めるということにつきましては、それぞれ管理者がおります。そこの意見は、それは一方的に無視することはできないと思っておりますが、しかしこの計画を進めるに当たって、やはり主導権、イニシアチブは長崎市が持たなければいけないと思っております。みんながみんな言いたいことを、実際のところ協議の中で言いたいことを言っております。これはもう正直に、私も実務でずっとかかわっておりましたので、それはもう実感しておりますけれども、しかしそれを十全聞いておっては何も進まない。どこかで譲るところは譲る、押すところは押すということで、それをそれぞれの主体に働きかけをして調整していく役割を持つのが長崎市だと思っております。そういった意味で、長崎市がもう独断で決められるところは確かに少ないのですけれども、一方で、長崎市がきちっと提案をして、これがベストなんだということについては主導権を持って調整を図る。それで、スピード感を持って計画の練り上げを図るということで、今後役割を果たしていきたいと思っております。  以上でございます。 61 ◯毎熊政直委員 よくわからなかったんですけれども、ただし、もうここにスケジュールで示されているとおり、来年度末には在来線駅舎開業ですよ。ということは、もう在来線高架化がなって駅も高架に対応した新駅ができとかないと開業できないわけ。そうすると今、きょう言うようなことを、悠長なことを言ってたって、何1つ決まってない段階で、これ長崎市の玄関口でしょう。そしてまた、何年かかかってそこで工事もあるし、観光客にも市民の人にも大変なご迷惑をかけるわけだから、その期間。こういう計画でずっとやりますよということをもう示していかないと、一遍に一、二の三とテープカットしたように新駅ができるわけじゃないんだから。そこら辺のこともちゃんと説明をして、そしてあなたたちはこれを早く決めんと、この長崎駅のシンボルも決めきらんよ。本当に今しかないんだから。観光客、そして全国に、それで全世界に誇れるようなシンボルでも考えて、あの通りの途中でも、そういうのも、長崎市がまた新しい魅力、話題性を持たせるためでも、そういうと考えてくれんば。ずっと警察と交通管理者と事業所と話をしてるという話は、もう何年も前から聞いてる。もうその時期じゃないと思う。だから、早く結論を出すように。そうしないと、この事業は非常なおくれを来すということで、次回はもう、こうして決めましたということを、こういうふうに決まりましたということをぜひ報告できるように、協議を整えてください。 62 ◯片江まちづくり部長 協議の進捗につきましては、最大限努力をいたします。今おっしゃられましたように、駅はつくるだけではなくて、その手前から市民の皆様に、いよいよこんな姿に駅がなるんだということを事前の段階で周知して、いよいよできるんだということを期待を持って待っていただくということも開業効果、そういったものにつながるものと思っておりますので、その辺、事前にそういったことをお知らせできるように、今後も作業を一層加速させまして何とか平成34年開業、来年度の在来線開業に向けて、駅の姿がこうなるんだということをお示しできるように努力したいと思っております。  以上でございます。 63 ◯久 八寸志委員 私のほうから12、13ページで駅舎のバリアフリーについてということで出てまいりまして、これJRが基本的には中心になってされてるのかなと理解してるんですけど、これは1回目の話し合い、それとも何回も今までにこれは実は話し合いがなされてきている内容になっているんでしょうか。 64 ◯芝長崎周辺整備室長 今回のこのバリアフリー駅舎についての意見交換会でございますけれども、これは第1回目ということでお聞きしております。  以上でございます。 65 ◯久 八寸志委員 そうしますと、これ今から何回も重ねていくということと理解してよろしいんでしょうか。 66 ◯芝長崎周辺整備室長 今回、資料でもご説明いたしましたが、幾つかいろんな団体からご意見、ご指摘が出ておりますので、現在、事業主体である鉄道・運輸機構のほうでこれを再検討しているというような状況でございまして、それをもって何らかの形でご説明をさしあげることになろうかと思います。それがどういった形でされるのかということは、ちょっとまだお聞きしておりませんけれども、再度そういったご説明はなされるものと考えております。  以上でございます。 67 ◯久 八寸志委員 ということであれば、これはもうJR主体でやっていく内容でもあるとは思うんですけれども、せっかくこうやって話をしていただくということであるんですけど、長崎駅、諫早駅、新大村駅と3つの駅を一遍に、当然されてるんで、これこのときも10時半から12時までということで1時間半の中で3つの駅のことをやるというのは、かなり時間的に切迫した内容というか、説明したらほとんどもう時間が終わってしまってるんじゃないかなというような感じを受けます。ですから、もうちょっとこれ丁寧に内容を精査していただくようなことについて、ぜひとも支援というかそういう場をつくって、もしくは、長崎市独自でこういった聞き取りであったりとか、やっていくような方向を考えてもらえるといいかなと。実際この出ていただいているメンバーを見ると、JRが中心なので、どうしてもその内容に終始して終わってしまうと。例えば、この中にバスであったり電車であったりさまざまなところが本来ならば結節点としてかかわってくるので、それ以外にも商店街であったりとか、いろんな意味で皆さんがお声を聞いて感じるところもあるでしょうし、意見の交換としても深みが全然違ってくると思います。また、そういった顔ぶれがあると多分団体のほうからも違った意味でのご提案であったりとかも出てくるんじゃないかということも考えられます。ですから、このあり方自体もせっかくやっていただけるんであれば、もうちょっと中身のしっかりした、どこに向かっていってるかというか、内容をしっかりつくっていくのに当たっては一緒になって。そこら辺、もし市が別に独自にやろうというお考えがあるんであれば、それはそれでいいと思う。そこら辺をお聞かせください。 68 ◯芝長崎周辺整備室長 今回のこの意見交換会につきましては、駅舎、特に新幹線駅舎ということで、事業主体である鉄道・運輸機構が主体となって、しかも県単位で長崎、諫早、大村というようなところをまとめてやってるわけでございますけれども、ご指摘のとおり今後、長崎市のほうでは駅前広場、それから先ほどからご説明しております国道の話もございますので、そういったことについてのバリアフリー意見交換というのは別途、改めてする必要があると考えておりますので、そのときはご指摘のとおり丁寧にご説明、ご意見を伺っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 69 ◯久 八寸志委員 そういった考えであるんであれば、ぜひとも市で早目にやっていただく。で、今回出てきております平面横断にしても、エレベーターの件、デッキの件も、これも実際意見を聞いていただいているのかなと。ま、あれから一月たってて、で、こんだけの内容を検討されて、その中に入ってるかどうかをまずは確認をしたいと思います。 70 ◯芝長崎周辺整備室長 前回の委員会のときに、早目にやっておくべきだというようなご指摘があっておりました。そういったことで、私ども9月の初旬に長崎市の障害福祉センターにお伺いしまして、事務局長レベルではございますけれども、お話、ご説明をさしあげているところでございます。もう少し広くそういった関係者の方を集めて実施したいと考えておりますが、まだちょっと資料をご提示するに当たって、点字の作業でありますとか手話の通訳の方の手配といいますか、準備する必要がございますので、まだちょっと全体での説明会というのには至っておりませんけれども、早急に行いたいと思っております。  以上でございます。 71 ◯中村照夫委員長 芝室長、もう少しきちっと答弁してもらわんと困るけどね。3駅一緒にしとるわけでしょう。そして、長崎駅の関係は今から詰めますって。2つの駅はもう決まったんですよ。長崎は決まってないでしょう。いつ出てくるわけ。大村、諫早はもう写真が出てきてるじゃないですか。今から長崎は議論を詰めるんだっていったら、いつそしたら青写真というのか、こうなりますというのがいつの段階で出てくるわけ。そんなの考えながら答弁せんと、何か余りにもいいかげんな答弁だと思うけどね。 72 ◯芝長崎周辺整備室長 長崎駅の駅舎につきましては、現在、基本設計を鉄道・運輸機構のほうで行っているところでございまして、もうじきそのあたりが完了するということでお聞きしておりますので、近い時期にお示しすることができると思っております。今回の駅舎の意見交換につきましては、もう並行して内部については設計が進められてるということで、この資料12ページ、13ページにもお示ししておりますけれども、長崎駅の駅舎のレイアウトということで、内部についてはこのような形で現在進んでいるということでございます。  以上でございます。 73 ◯久 八寸志委員 そういったことも含めて、おくれ気味ということも言われていましたけれども、今回、実はエレベーターの関係もデッキの関係も横断歩道についても、障害者の方の目線から見たとき、どう思ってらっしゃるかというのが全然入ってないというのは、すごく不思議でたまりません。一番問わないといけない人たちに対してどういう考えをお持ちかというところが、今から高齢化社会ではもう当たり前になってしまうので、そこら辺の視点がもう抜け落ちてる時点で、やはりちょっと違うのかなというのはすごく感じてるところでございます。こういった意見があったので、こういったことについてなるべく沿っていこうとかいうところが聞こえてこないと、それは誰のためにというところがついてくるかと思いますので、そういった丁寧な取り組みというか、いろんな環境は当然あるとは思うんですけれども、それ以前に準備もありますけど、そこら辺のところが進めていくに当たっては抜けているのかなと思いますので、意見があればお願いします。 74 ◯芝長崎周辺整備室長 ただいまご指摘あったとおり、計画がある程度進む前の早い段階でさまざまな意見をお伺いして、それを反映させていく必要があると思っておりますので、早急に準備を進めたいと思っております。  以上でございます。 75 ◯浅田五郎委員 要するに、平成31年度在来線開業、これ高架で来るわけね。改札口か入り口、要するに1階か2階かという問題があるわけ。それによってまちづくり、まさに部長がおるけれども、変わってくるわけ、西口の入り口の使い方。JRと長崎市としては2階でやってもらわんと困るんだぐらいの話はもうしてるの、改札を。JRとは。 76 ◯芝長崎周辺整備室長 駅舎の改札口の計画につきましては、私どもこれまでJR、それから鉄道・運輸機構とずっと協議をしてるわけでございますけれども、今回、高架の形でホームができまして、その2階レベルでは横にホームが4本、それから線路がそれぞれ9線並ぶような形になっておりますが、そういったことから横移動ができないということがございまして、構造的に2階部分にホームを集約できないということが設計者のほうから、事業主体のほうから言われておりますので、そこについては私どもは1階でもう改札口は決定されているという認識でございます。  以上でございます。 77 ◯浅田五郎委員 ということは、もう在来線にしても新幹線にしても、改札口が2階ということはあり得ないということなの。1階であって、もう2階じゃないということね。それによっては、この図面でここに、要するに動線の大きい道路があるじゃない、で、これを高架にして、そこを歩道にするとだとか、あるいは今の在来線の駅舎とか電車とか、あの辺まで持っていくとか、そういうことはもう全く無理だということは、JRと話した結果あなたたちの頭の中にあるわけ。要するにもう、在来線も新幹線も全部改札は1階にしてもらいますと、2階じゃありませんということによっては、この駅舎のつくり方も変わってくるわけでね。その辺についてはどうなのか。もうJRの言うとおりあなたたちは、はいって言ってるの。 78 ◯片江まちづくり部長 在来線と新幹線が並列に来るという関係で、我々も計画の最初の段階で、これは1階改札なのか2階改札なのかで議論いたしましたが、どうしてもそれぞれがホームの高さが違うということ、これがどうしても覆せないということと、新幹線のほうはホームから本当駅の端っこ、高架の端っこに至るまで、今度はオーバーラン防止のための避難線路というものを引かないといけない。そうなってくると、今の長崎駅のような形で駅の端っこのほうに横断できるような通路をつくる部分がないということがありまして、どうしても在来線と新幹線を横の方向で移動することができないという物理的な問題があったもんですから、これはもう改札口としては1階にならざるを得ないということで整理をした経過がございます。  以上でございます。 79 ◯中村俊介委員 ちょっと大きな議論をされてる中で恐縮なんですけれども、ちょっと細かい話を教えてください。13ページの各団体からの主な意見という中で、多目的室について自由に使えるように施錠しないほうがいいのではないかというご意見があります。この前のページの12ページを見たときに、この多目的スペースに関しては、機能がベビーシートであったりベビーチェアがあったりと、電気温水器、ソファーということは、これ当然、障害者の方も利用されるんだろうとは思うんですが、どちらかといえば小さいお子さんを二、三人お持ちのお母さんたちが、例えばおむつをかえたりとか、ちょっとミルクをつくったりとかいうような私はイメージを持つんですね。で、これ確かに施錠すると、例えば一組入ったら使えないっていう、こんだけの多目的なスペースであるんですけど、これ何かもうちょっと具体的に想定というか、どういうふうに使用する、何組ぐらい使えるとか。あと、地図を見たら、この多目的スペースはこれ駅の1階の中のレイアウトにはないような気がするんですけど、どういうふうにその辺は考えてらっしゃいますか。 80 ◯芝長崎周辺整備室長 この多目的室につきましては、現在の設計者の説明によりますと、やはり具合が悪くなった方とか、ここにも書いておりますように授乳される方も含めてですけれども、特定の方が使いたくなったときに、万が一開けておりますとほかの方がここに座られたり、そういったことで使えなくなることを避けたいということで、そういった非常時とは限りませんが、ある程度そういった利用が適切な方が利用したいときに使えるように、普段ほかの一般の方が入らないように施錠をしておきながら、そういった利用される方が必要となったときに駅員が鍵を開けてそういった方に専用として使えるような、そういった施設として位置づけているということでございますが、こういった意見が出ておりますので、事業主体のほうも少し検討したいということで言われております。  以上でございます。 81 ◯中村照夫委員長 よろしいですか。ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  暫時休憩します。           =休憩 午前11時49分=           =再開 午前11時57分= 82 ◯中村照夫委員長 それでは、委員会を再開いたします。 83 ◯片江まちづくり部長 こちら側からの説明に関しまして、いろいろ今回の委員会でもご指摘いただきました。特に在来線の高架化が間近に迫っている中では、まず西側の交通のさばきがどうなるか、これが第一義に考えなきゃいけないことだと思っております。そのために、まず公共交通に関しましては、バス事業者のほうがどこまでの結論をもって協議をするかどうかはまだわかりませんけれども、とにかくもう急を要しているということはきちっとお伝えした上で、ダイヤ云々というよりも乗り入れる、乗り入れないという基本的な考えについては質して、その経過はきちんとご説明したいと思っております。  また、私どもこれまで考えてきましたのは、何かができていないから乗り入れられませんというふうなことになっては、これはもうあり得ないという話で思っておりますので、施設の整備、例えばバスの待機所であるとか車線のつくり方とか、そういったものに関しましてはこれまでもきちっと議論してまいりましたので、その辺で在来線が開業時にどういった形になるのか、歩行者動線も含めてどういったふうなことで人の動きを確保していこうとしてるのか、その辺のところにつきましてはきちっとご説明できるように準備を整えたいと思っております。  以上でございます。 84 ◯中村照夫委員長 今の部長の答弁でよろしゅうございますか。  じゃ、確認をいたします。 〔次回の開催日及び調査項目について協議を行っ た。その結果は、次のとおりである。 1 次回開催日については、10月30日に決定した。 2 調査項目については、「長崎駅周辺地区にお  ける広場計画について」及び「在来線開業に向  けた整備計画について」に決定した。〕 85 ◯中村照夫委員長 ほかに何かございませんか。  ないようでしたら、これをもちまして、長崎駅周辺再整備特別委員会を散会いたします。           =散会 午後0時1分=  上記のとおり委員会会議録を調製し署名する。  平成29年11月27日 長崎駅周辺再整備特別委員長                 中村 照夫 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...