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  1. 長崎市議会 2017-06-20
    2017-06-20 長崎市:平成29年環境経済委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前9時59分= ◯林 広文委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから環境経済委員会を開会いたします。  なお、板坂博之委員より欠席する旨の届けが出ておりますので、ご了承をお願いいたします。  また、本日の委員会終了後、委員の皆様にはご協議していただきたい事項がございますのでよろしくお願いいたします。 〔審査日程について協議した結果、審査日程(案) のとおりとし、審査の進捗状況によっては、順次 日程を繰り上げて審査することに決定した。〕 〔環境経済委員会担当総務部総務課及び企画財 政部財政課職員が自己紹介を行った。〕 2 ◯林 広文委員長 それでは、議案審査に入ります。  まず、第61号議案「平成29年度長崎市一般会計補正予算(第1号)」のうち、本委員会に付託された部分を議題といたします。 〔審査方法について協議した結果、原則、各項ご とに理事者から説明を受け、質疑を行った後、討 論・採決を行うことに決定し、審査順序について は、別添の歳出審査早見表のとおり進めることに
    決定した。なお、第7款商工費第1項商工費第4 目観光費については、国際観光推進費と景観まち づくり刷新事業費を分けて審査することに決定し た。〕 3 ◯林 広文委員長 それでは、第2款総務費第1項総務管理費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 4 ◯股張文化観光部長 説明に入ります前に、出席いたしております課長級以上の職員について紹介いたします。         〔職員紹介〕 5 ◯股張文化観光部長 それでは、第2款総務費第1項総務管理費のうち、文化観光部所管分についてご説明させていただきます。  平成29年度長崎市一般会計補正予算(第1号)に関する説明書の22ページ、23ページに掲載しております第9目国際化推進費都市間交流推進費御朱印船プロジェクト推進費411万円でございます。これは、日越友好交流の象徴であります御朱印船を官民共同でベトナムへ寄贈、展示することとあわせて、公式訪問団の派遣及び誘客促進活動を行うことで、長崎の認知度向上、文化・民間交流を促進するとともに、ベトナムからの観光客誘客の促進を図ろうとするものでございます。  事業の詳細につきましては、提出しております委員会資料に基づき、担当課長からご説明させていただきますのでよろしくお願いします。 6 ◯前田国際課長 それでは、第9目国際化推進費について、委員会資料に基づきご説明いたします。  文化観光部提出委員会資料1ページをごらんください。御朱印船プロジェクト推進費411万円でございます。1.概要でございます。先ほど部長が申しましたように、日越友好交流の象徴である御朱印船及びアニオー姫の日本へのこし入れの物語を活用し、経済成長が著しいベトナムでのAPEC開催にあわせて御朱印船を官民共同で現地へ寄贈、展示することで、長崎の認知度向上を図り、文化・民間交流を促進するとともに、ベトナムからの誘客を促進しようとするものでございます。寄贈、展示の場所につきましては、位置図の中央あたりにございますベトナム中部のホイアン市及びダナン市でございます。船体につきましては、JR長崎駅構内に展示の三菱重工長崎造船所所有のレプリカを御朱印船プロジェクト実行委員会が無償譲渡を受け寄贈するものでございます。次に、2.事業内容でございます。(1)実施体制でございますが、この事業につきましては、御朱印船プロジェクト実行委員会が事業主体となって行い、構成団体は記載の県、市及び経済団体などでございます。また、文化庁の特別協力を受け、PR・交流事業に踊町である本石灰町自治会が参加いたします。  2ページをごらんください。(2)スケジュール案でございます。長崎での修復後、8月にベトナムへ輸送し、現地での仕上げ後、APEC期間中の10月にホイアン市、11月にダナン市に展示し、その後に寄贈セレモニーを行う予定でございます。(3)実施内容でございます。ア.御朱印船プロジェクト実行委員会負担金として116万2,000円でございます。概要につきましては記載のとおりでございます。(イ)負担金内容でございます。実行委員会、文化庁、長崎ベトナム友好協会の負担金額については記載のとおりでございます。また、米印1に記載しておりますように、実行委員会の官民の負担割合は1対1、県、市の負担割合は2対1となっております。次に、イ.御朱印船寄贈セレモニーへの公式訪問団派遣費として169万6,000円でございます。日程案につきましては、APEC終了後の本年11月13日から18日を予定しております。場所は、ベトナム・ホイアン市、ダナン市、3ページでございますが、訪問団構成として市長、議長、随行職員の計3人でプロジェクト実行委員会と同行することを考えております。内容につきましては記載のとおりでございます。次に、ウ.御朱印船プロジェクトに伴うベトナムからの誘客促進活動費として125万2,000円でございます。本プロジェクト実施の機を捉え、訪日旅行の成長著しいベトナムからの観光客誘致につなげるため、トップセールスと連携して旅行商品の造成を行い、訪日旅行情報誌への記事掲載及びチラシ等を作成するとともに、ホイアン市、ダナン市等プロジェクト関連都市においてPRを行うものでございます。3.財源内訳につきましては、記載のとおりでございます。4.事業実施の必要性とその効果でございますが、御朱印船は長崎港を拠点としていたことから、長崎とベトナムは深い交流の歴史を有しております。また、ベトナムは近年著しい経済成長を遂げており、本年はAPECが開催されるなど注目を集めている中、御朱印船を通じた交流の歴史を顕在化することで長崎の認知度向上を図り、さらなる市民レベルの交流拡大、継続的な相互交流と外国人観光客の増加を図ろうとするものでございます。  説明は以上でございます。よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 7 ◯林 広文委員長 これより質疑に入ります。 8 ◯永尾春文委員 すみません、私ちょっと根本的なところがわからないので教えていただきたいんですけど、この御朱印船はおくんちで使われていたものか何かなんですか。例えば、陸を走るものなのか、海に浮くものなのか。 9 ◯前田国際課長 ご説明差し上げます。御朱印船につきましては、16世紀から17世紀初頭に海外の渡航の許可証、朱印状と呼ばれるものですけれども、これを持って貿易商人が船に乗り込んでベトナムまでの航海をしていたその船でございます。また、その船を模してといいますか、おくんちで今、御朱印船という形で本石灰町が出し物を出しているというものでございます。〔発言する者あり〕三菱重工業が所有されておりましたあの船自体はレプリカでございまして、そのものが海に浮かんでいたということではなくて、以前、長崎祭りをしていた時期に引っ張ってといいますか、パレードに使っていたということで聞いております。 10 ◯永尾春文委員 ありがとうございます。  何点かお尋ねします。現地に持って行ったときに、まずは会合で展示とかされますけれども、その後どのように活用されるのかわかっていれば教えていただきたいということと、もう1つは、3ページになりますけれども、今回、現地旅行社等トップセールスという記載が内容の中にありますけれども、そのトップセールスの具体的な内容、そのあたりを教えていただきたいと思います。 11 ◯前田国際課長 まず、その後の活用についてでございますけれども、展示を終えましたら、ホイアン市もしくはダナン市で最終的な展示場所が決まりまして、その船を使って実際に動かせますので、その後、現地の人たちが事後、自分たちのお祭りなんかで、実際に引いたりといいますか、そういったものにも使うことができますし、本石灰町の方も今回行かれるようになっておりますので、それを使って相互交流というものも図っていきたいと考えております。 12 ◯濱田観光推進課長 トップセールスの内容でございますけれども、今、訪日旅行の成長が著しいベトナムに対して旅行者等々のセールスを行うと考えております。  以上でございます。 13 ◯永尾春文委員 すばらしいことなので、これがどうのっていうことはないんですが、トップセールスをされるに当たって、例えば、ベトナムの方が今現在これぐらい来ていますよと、今後こういう活動でこれぐらい目標を伸ばしたいとか、そういったことがもし決まっていたら教えていただきたいということと、最後ですけれども、3ページの誘客促進活動125万2,000円の中の費用内訳、訪日旅行情報誌への記事掲載とチラシ等の作成委託とありますが、記事掲載は、例えば回数といいますか、A4の1ページで、何回で幾らとか、あとチラシ等の作成の委託が何部作成してどのように配布されるのか教えていただきたいと思います。 14 ◯股張文化観光部長 私のほうから、このベトナム市場の長崎の状況でございます。全国的に言いますと、訪日旅行という中では、このベトナム市場、首都がハノイでございます。それから商業都市ホーチミンからの訪日旅行者、これが全体的にはふえているという状況でございます。そういった中で、長崎市におきましては、ベトナムからの平成27年外国人の延べ宿泊者数につきましては238人泊でございます。これが、1年後でございますけれども平成28年、900人泊というところで、全体の長崎市における数とすれば少ないですけれども、数年前になりますけれども、タイ自体も最近伸びてきておりますけれども、少ないという状況がございました。そういったことから踏まえますと成長市場というところで、今後ここから伸びてくるというところで、今回トップセールスもございますけれども、昨年は夜景サミットでもそういったPRも含めてやりましたんで、それに乗じてやっていきたいという状況でございます。  あと、詳細については課長のほうから。 15 ◯濱田観光推進課長 情報誌への掲載なんですけれども、フリーペーパーを一応考えております。フリーペーパーにつきましては、今のところ約3,750部を考えております。その内容といたしましては、訪日情報誌特集ページを組んでいただくという形になっております。それがA4サイズの2ページぐらいの内容でございます。  以上でございます。 16 ◯永尾春文委員 記事掲載及びチラシ等作成と分けて書いていたんですけど、これはまとめて今のフリーペーパーの3,750部で、A4サイズでそういう特集記事を組みますよということで、まとめて80万円ということで、それがベトナムの現地で配布されるということでよろしいですか。わかりました。ありがとうございます。 17 ◯五輪清隆委員 私は御朱印船の関係ちょっとかかわったもんですから、報告も受けてますけど、従来、長崎市が長崎祭りということで、平成3年、平成4年含めて公会堂を起点としながら、市役所、県庁通ってパレードということで民謡とか企業とか団体の皆さんがしてから、その後、みなとまつりということで7月になった関係で、全然使わないという状況になってから長崎駅に納入をしております。特にこの関係については25年前のそのパレードの足でつくった関係で、結構つくった当初、本石灰町の自治会の方から余りにも似て過ぎるとか、いろんな批判を受けたケースがあるんですよ。私ちょうど担当しとったもんですから、今回修理ということで小江の岡田造船所ということで修理に出しているんでしょうけど、もともとつくったのは造船所じゃなくして、木工所でつくったとさ。本当、神ノ島の木工所でつくったんですけど、そのとき、例えばパレードの中でベトナムに送った後に、当然下が滑車になっていますから、多分行進というか催し物をするんでしょうけど、それの楽器とかそこらあたり含めて、もう寄贈とかそういうとは三菱重工業からはなかったんですか。 18 ◯前田国際課長 今回、楽器等については現時点では私聞いておりませんで、船本体の寄贈ということで聞いております。  また、おっしゃられたように、すごく重い船体になっておりますので、今後、話を聞くとやはり重いところ、鉄の部分とか、そういうのは取り外して、今、4トンぐらいあるということなので、それはやはりもう少し軽くして、実際に、向こうに行くときには今、本石灰町の方も一緒になって入っておられて、例えば船を送るときにその中にどらとかそういうものを一緒に載せて運んだらどうだろうかというお話もあっておりますので、そこは本石灰町の方と一緒になって、事業を進めていきたいと考えております。  以上でございます。 19 ◯五輪清隆委員 ある意味、25年前使った関係で寂しさもあるんですけど、有効活用という意味ではいいんでしょうけど、特にあそこは運搬を考えたときに、その当時、神ノ島でつくってから公会堂まで人力で引っ張ったりとか押したりとかして、トンネル内を行ったりとか夜中行きよったんですよ。というのが高さの関係、帆があるもんですから、下げてもなかなかできないということで、工夫しながら半分に帆を折るような形でしたりとか工夫した思い出があるんですけど、そういう意味で今回有効活用ということでしていただく分はいいんじゃないのかなと思っていますから、今後ベトナムとの友好協会ということで、技術者の受け入れとかそこらあたりの予算をとってあるんですけど、そこと今回のとは技術者っていう意味でどういうかかわりがあるんですか。 20 ◯前田国際課長 委員おっしゃられましたように、実際、持って行ってそのままであると、実際のメンテナンス含めて向こうでできないということになってしまいますので、おっしゃられるように今回、技術者の方にも、ベトナムからの船大工の方にも来てもらって、実際の作業とかも見てもらって、あちらでもずっと長くメンテナンスをしながらそれを活用ができるようにという考え方で船大工であったり、服飾の関係であったり、そういった方たちの相互交流もできるようにということで、この実行委員会の中で考えております。  以上でございます。 21 ◯五輪清隆委員 余り造船ということで私は気にしなくて結構だと思うんですよ。というのが、神ノ島にある木工所でつくったわけですから、当然下の土台については、車輪の関係とかそういう関係で、もう4トンっていうのは重たかですね。そういう意味で、私は物をつくったところに一度見てもらってもよかったんじゃなかとかなって思ったんですけど、いきなりぽって出とったもんやけん、果たしてそこで分かったとかなと思う気持ちがあったもんですから言いました。ぜひとも大事に使っていただきたいと思っています。 22 ◯濱田観光推進課長 先ほど永尾委員のご質問の中で1点抜けておりましたので、フリーペーパーが約30万部、それとチラシが先ほど言いました3,750部っていう形になっておりますので、よろしくお願いいたします。 23 ◯橋本 剛委員 この2ページのスケジュールのところを拝見しますと、修復した後、御朱印船の輸送、長崎からベトナムへというのがあるように思います。実際にどういう形で運ぶのか、大きな輸送船か何かに載せて運ぶのかっていうのはあるかと思うんですが、ぜひできましたら送り出しの何かセレモニーみたいな形で、多くの長崎市民がかかわれるようなところがあるといいなと思います。というのは、この我々よく何度も見ていますし、こういうことやるんだな、いいことだなと思っていますし、新聞で見られた方もおられると思うんですが、せっかくの日越の交流の機会でいいプロジェクトなのに、多くの人たちが必ずしも思えないので、ちょうど出島の表門橋ができてきて、完成するぞということを市民にずっと告知していたように、このタイミングで修理が上がって送り出しますというのが見えて、可能であればどこかコンテナに載せるときに皆さんが来るとかそういうのができればいいなと思います。  以上です。 24 ◯前田国際課長 今、委員おっしゃられましたように、今回、官民一体となって取り組む事業でございますので、おっしゃられるように、その都度その都度やはり皆さんによく見ていただけるように報道関係の周知も含めて、それを実行委員会としてやっていきたいと思っておりますのでよろしくお願いします。 25 ◯中里泰則委員 今回はホイアン市とダナン市のほうにPRをしていくということですけど、先ほどもちょっと話が出ましたけど、首都はハノイ、商業都市はホーチミンということで、このホイアン市とダナン市のほうにPRをしてどれほどの訪日客、長崎に来られる方を見込んでいるのかということです。それだけのそのお金を使うだけの客が来ると見込んでいるのかということと、あとその長崎に来る交通手段です。船便とか航空便とかいろいろあるかと思うんですけど、ベトナムと長崎を直につなぐ航路があるのかと、そういったところからそれだけの効果をどれぐらい見込んでいるのかというのをお聞かせいただきたいと思います。 26 ◯濱田観光推進課長 先ほど部長が申しましたとおり、今が900人で、うちのほうとしてももっとふやしていきたいと考えております。その中で今のところうちのほうといたしても、今ベトナムに平成28年度から飛行機にHISとタイアップした商品造成を行ったりとか、夜景サミットを行ったりとか、そういった分を随時PR等々行っておりますので、そこの辺につきましてはもっと頑張っていきたいと考えております。  以上でございます。 27 ◯股張文化観光部長 補足ですけれども、このベトナム市場においては、今のところ平成28年でいきますと、この公表している外国人延べ宿泊者数のまだ20位前後と申しますか、そのくらいのところでございます。現在のところ国別に見ますと、韓国、台湾、中国というのが上位3つでございまして、それから7番目がタイとか8番目がシンガポールとかいうところがございます。できるだけこういったところに近い数字、シンガポールで言いますと6,704人というところでございます。  そういう状況でございますので、ここに近い数字と申しますか、将来的にはそれを目指していきたいという状況が1つと、あと飛行機の便につきましては、九州にはベトナム航空がハノイが週4便というのもありますし、それからホーチミンが週3便というのがあります。基本的にはそちらのほうから入ってきてっていうので、まあ団体旅行が中心でございますけれども、今後それを含めて長崎県の回遊と申しますか、北部を回るというところで、この集客増を目指していきたいという流れになってまいります。  以上でございます。 28 ◯林 広文委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結します。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時25分=           =再開 午前10時29分= 29 ◯林 広文委員長 委員会を再開いたします。  次に、第7款商工費第1項商工費のうち、国際観光推進費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 30 ◯股張文化観光部長 第61号議案「平成29年度長崎市一般会計補正予算(第1号)」、第7款商工費のうち、文化観光部所管分についてご説明いたします。  それでは、予算に関する説明書の28ページ、29ページをごらんください。こちらのほうですけれども、今回の補正額全体といたしましては、ここに記載のとおり、第1項商工費第4目観光費に1億132万5,000円の増額を計上しております。そのうち、今回お話しするのは29ページのほうの1.国際観光推進費232万5,000円、この分の観光立国ショーケース3都市首長サミット開催費についてご説明させていただきます。  詳細につきましては、提出しております委員会資料に基づき、担当課長からご説明させていただきますのでよろしくお願いします。 31 ◯濱田観光推進課長 観光立国ショーケース3都市首長サミット開催費についてご説明いたします。初めに、観光立国ショーケースの概要についてご説明させていただきます。  資料が前後して申しわけございせんが、6ページをお開きください。本年3月31日付の観光庁プレスリリースでございます。四角囲みの部分をごらんください。訪日外国人旅行者を地方に誘客するモデルケースを形成するための実施計画に基づき、関係省庁が一層連携を図り、優先的な支援を行うことが記載されております。  7ページをごらんください。中段でございますが、長崎市及び日本版DMO候補法人の長崎国際観光コンベンション協会が実施する日本版DMOの確立、観光資源の磨き上げ、ストレスフリーの環境整備及び海外への情報発信に対して、下段の関係省庁が連携して強力に支援することとなっております。今月1日、2日に、各関係省庁の支援チームが外海、出島、浜町商店街などを視察し、今後の支援等に関して意見交換を行いました。これは、市から国へ要望を上げていくだけではなく、関係省庁にも実際に現場を見ていただき、長崎市をさまざまなモデル事業のフィールドとして活用いただくような先駆的な取り組みや事業を提案していただきたいとの要望により実現したものでございます。選定から2年目を迎え、さらに取り組みを加速していく必要がありますので、庁内関係部局を初め民間事業者との連携を図りながら、しっかり取り組みを進めてまいります。  8ページをお開きください。長崎市の実施計画の概要版でございます。長崎市観光振興計画2020に基づいた数値目標を掲げております。下段の主な取り組みをごらんください。日本版DMOにつきましては、平成28年度は多様な関係者の合意形成と意識の醸成を行い、ビッグデータを活用したインバウンド戦略の策定を行いました。インバウンド戦略の詳細につきましては、後ほど所管事項調査において説明させていただきます。観光資源の磨き上げにつきましては、長崎独自の歴史、伝統、文化、自然や景観等の豊かな資源を徹底的に磨き上げるとともに、これまで不足していた滞在型コンテンツの充実を図ってまいります。ストレスフリーの環境整備につきましては、クルーズ客船など急増する外国人旅行者の受け入れに伴う課題解決に取り組むとともに、外国人旅行者が1人でも周遊・滞在を楽しめるための環境整備を行ってまいります。海外への情報発信につきましては、最重要市場のアジアだけではなく、オリンピックを見据え、滞在期間の長い欧州やオーストラリアを対象市場に加え、平和都市としての知名度を生かした情報発信を強化するとともに、FIT対策を強化するため、WEBプロモーションなどデジタルマーケティングに取り組んでまいります。  9ページにつきましては、観光立国ショーケースにおいて目指す姿、10ページから14ページまでは、それぞれの取り組みにおいて平成28年度実施した事業及び今後予定している主な取り組みを記載しておりますのでご参照ください。  恐れ入りますが、資料4ページにお戻りください。観光立国ショーケース3都市首長サミット開催費についてご説明させていただきます。1.概要でございますが、平成29年2月19日、金沢市で開催されたサミットにおいて、次回開催地が長崎市に決定したことから当該サミットを開催するものでございます。観光まちづくり及び訪日外国人誘客に関するさまざまな施策や成果について広く全国へ発信するとともに、2020年までに世界から選ばれる観光都市を実現するため、民間事業者等の機運を盛り上げ、交流の産業化の取り組みを加速することを目的としております。2.事業内容についてでございますが、(3)開催日程は平成30年1月13日、(4)会場につきましては、世界新三大夜景と明治日本の産業革命遺産を望め、その魅力を全国に発信できる場所としてガーデンテラス長崎ホテル&リゾートを予定しております。(5)参加者につきましては、3都市市長、市議会議員の皆様方、自治体関係者、民間事業者など約200名を予定しております。(6)サミットの主な内容といたしましては、インバウンドに関する有識者による講演会、パネルディスカッションを予定しております。(7)交流会につきましては、民間による取り組みを促進する目的から、民間事業者の事例発表やPRの場となるような工夫をしてまいりたいと考えております。  5ページをごらんください。3.事業費内訳についてでございますが、主なものといたしましては、(1)サミットに要する費用として、会場借上料、謝礼金など総額115万4,000円、(2)交流会に要する費用として食糧費など96万円でございます。4.財源内訳及び5.事業実施の必要性とその効果につきましては記載のとおりでございます。  私からの説明は以上でございます。よろしくご審議のほどお願いいたします。 32 ◯林 広文委員長 これより質疑に入ります。 33 ◯平野 剛委員 議案そのものは持ち回りで長崎市で開催することになったというような議案ですので、これは別に反対するわけじゃないんですが、そのDMOの中身について、所管事項調査もあるということなんで、いろいろ詳しくは議案審議からそれるかもしれないのでそのときにさせていただければなと思うんですけど、何点かだけ、ずっと資料がいっぱいついていて、委員長が一般質問のときに市役所の仕事はPDCAじゃなくてPPPだみたいな、プラン、プラン、プランと、何かもうビッグデータの集積だ何だといろいろ資料をたくさんつくって、立派な資料だけできるんですけど、何か実行されとるとかっていうところが全然見えないんです。外国人観光客を誘致すると、データを収集しています、マーケティングをしていますと。じゃ、誰がどんがん動いて何ばしよっとかというところが見えてないというところで、そこら辺、詳しく所管事項調査のときに聞こうかなと思っているんですが、その点でほかの釧路市と金沢市というところの進捗状況というのは、そこら辺に対してはどんな具合なんですか。3都市比べた場合に現在の、そこだけちょっとお聞きしたいなと。 34 ◯股張文化観光部長 DMOの進捗状況でございます。金沢市につきましては、長崎市と同じような観光を中心とした、いわゆる協会を中心したものになっております。それから釧路につきましては、実は2つDMOというか連携の組織がございまして、中身を進捗状況につきましては、金沢市についてはやはり長崎と比べるとという比較になってしまいますけど、長崎市のほうはやはりもともとのDMOの基盤と申しますか、コンベンション協会自体も会員数が400以上というベースの中で、もともと国内誘致、それからMICE、それから海外誘致も含めて体制的にはスタート時点はやっておりますので、そういった意味では一番初めのスタート時点というところでは、長崎は2市には引けをとってないという状況だと思います。  ただ、現在やっているのが、ここに記載のとおり、1つはマーケティングだとか、関係者の合意形成だとかここの部分でございますので、ここについては合意形成の数が多いだけではなくて、しっかり地元の観光消費額の増につながるような取り組みということで、そこについて今、一生懸命、そういった意味ではDMOを中心に関係事業者と協議をしながらそういう体制ができるようにやっているという状況でございます。多分、他の2都市も聞いた話では同じ状況でございますけれども、そういった意味ではおくれているということはないんですけれども、まだまだ力を入れなければならないという状況ではあるかと思います。  以上でございます。 35 ◯平野 剛委員 部長がよく理解しているかと思うんですけど、今のところコンベンション協会のほうがやっている話で、資料も10ページとか11ページで見ると、まだ組織体制が不十分であるだとか、専門人材の育成・確保っていうところがまだできていないだとか、要はプランだとかいろいろマーケティングだとかしているものの、実動部隊がいないっていう状況には変わりないんですよね。そのコンベンション協会のままでは動く人がいないというところがずっと欠けたまんま、それは前回も指摘しましたけれども、早く動く人をどうにか確保せんと、データばかり集めて、2020年オリンピックはもう結構目の前に来ているのに全く動いていないと。他都市もまだそんな状況で長崎市がおくれをとっていることではないと言いながらも、ちょっとそこら辺の取り組みが何か鈍いな、遅いなって私感じているところがあって、それの体制は部長がものすごく詳しいかと思うんですけど、その辺に対して、部長の今の見解というか今後の取り組みのスケジューリングだとか、その辺はどのように思われていますか。 36 ◯股張文化観光部長 1つはこの資料にも記載しておりますけれども、現行の体制からすれば昨年の7月にDMO推進本部というのを設置しているという中で、プロパー職員2名、それから地元企業から2名という体制でまずはスタートして、それに中のプロパーの嘱託も含めて今、増強を図っているんですけれども、それだけでは足りません。これにプラスアルファで、いわゆる外部の専門家というところで今当たっておりますのが、DMOをもともとプラットホームとして始めようとした外部専門家の方、大社さんという方ですけれども、そういった方を軸に今さまざまな人材を当たっておりまして、そういった大きなスキーム、先が見えるようなスキームを含めて、そこの指導等を伺いながらやっていくという話と、あと事務的なところにつきましては、まず数が少ないというのがまさにあろうかと思いますんで、そこについてはDMOの支援業務委託というのを、いわゆる作業部分の支援業務委託という予算をとらせていただいております。そういったところで、自分たちにできるところはやると、アウトソーシングできるところはそういったところでやりながら、いわゆる活動が受けるような形にしていくような、現在のスキームはそういうスキームでございます。  最終的には今後これに書いてある多様な主体という中で、長崎の経済団体だとか、大学と今、連携をとっておりますけれども、そことしっかり合意形成を進めて、いわゆる民間のまさに民の部分であると、DMOが接続点となっていく部分、個々の部分の役割をしっかりやっていわゆるプラットホームとして成立するというか、そういった世界一のプラットホームを国として目指すと言っておりますんで、そこに届くような体制でやっていきたいということで、引き続きそこは積極的に頑張っていきたいと思っております。  以上でございます。 37 ◯平野 剛委員 もうとにかくそこを動き始めないと動かないかと思いますので、来年の1月13日ですか、3都市における先駆的取り組みの紹介等あるということですので、開催都市なわけですから、3都市の中でさすが長崎市進んでるなと言われるようなプレゼンテーションができるように、そこら辺もぜひ取り組んでいただいて、そういった発表ができるように頑張っていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。 38 ◯橋本 剛委員 1つ目は、これせっかく232万円を投じるということを考えてみると、内容自身は、開催されること自身はそんなにおかしなことではないと思いますが、効果がしっかり出る形にしていくことが大事だと思います。大きなところでいえば、一番初めのほうの広く全国に発信するということ。効果のところにも書いています。全国に向け発信していくということを書いていて、その結果としてショーケース選定都市としての観光都市長崎の認知度向上ということを目指すと思うんですが、これって実際、金沢市で開催されたときもそうなのかもしれませんが、どういった形で全国へ発信しておられるんでしょうか。多分こういうものって自分たちがやって、サミットやりましたと、それぞれの市のホームページに載せたりとか、あるいは3都市サミットのページがあって、そこに載せただけでは全国発信ってなかなかできないと思うんですけれども、これって一般的に金沢市の場合とか、全国ネットのテレビニュースとか新聞とかいろんなところが来て取材して、本当に全国にこんなふうに出て行ったんですよというのが実際あるんでしょうか。それで長崎市として、もし金沢市ができてなかったとしたら、今回、長崎市としてこんなことをやっていくというのがあるのかというのが1個目です。  もう1つ関係するので申し上げますが、民間事業者の機運とか先駆的取り組み、提案の促進とかこういうのが上がっていますけれども、これは外国人受け入れっていうことへの機運を醸成していくんだということの理解でよろしいでしょうか。  ちょっと2点お伺いしたいと思います。 39 ◯濱田観光推進課長 もちろんPRの部分につきましては、広くメディアの方にもPRをしていきたいと考えておりますし、もちろんテレビの中でとかそういったニュースなんかで取り上げられるような取り組みをしていきたいと考えております。それもなるべく民間事業者の参入が促せるような、そういった取り組みをしていきたいと考えております。 40 ◯股張文化観光部長 資料の4ページのほうに事業内容のところの(2)というところで、観光庁後援となっております。私も金沢市のほうに参りましたけれども、後援というところで、やはり観光庁のほうから来ていただいて、何らかの出番と申しますか、当時は講演でございましたけれども、そういった場をこの長崎の場についても観光庁のそういった講演をいただいて、その場に来ていただいて、発信という話とその後観光庁のほうのホームページにもこういった3都市のこのショーケースのサミットをやったというのが載りましたんで、同じような効果と申しますか、それでやっていくような方向で考えております。  それと金沢市でいきますと、北國新聞という地元新聞がありましたので、そういった共同がありました。同じように先ほど課長が話したように、地元の新聞社、メディアとの共同でそういったところをしっかりやっていくということと、1つ民間企業の方も今回いらっしゃいますので、地元も含めて発信という部分ではさらに力を入れていきたいと思っております。  以上でございます。 41 ◯橋本 剛委員 わかりました。本当に広目に発信をしていただきたいと思います。  私、実はもう1つ聞こうと思っていて、観光庁の方って出番ないのに、つまり講師とかコーディネーターじゃなくて出番ないのに費用を払って来てもらって、出番なくて飯食ってもらって帰るだけでお金を払うのかなっていうのは、ちょっと変じゃないんですかって言おうと思っていたんですけれども、今おっしゃるように、まだ講演をするプロセスの予定で、来られたら何らかの役をしてもらうという理解でよろしいっていうことですね。はい、わかりました。ありがとうございます。 42 ◯林 広文委員長 ほかにありませんか。  それでは質疑を終結します。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時49分=           =再開 午前10時56分= 43 ◯林 広文委員長 委員会を再開いたします。  次に、第7款商工費第1項商工費のうち、景観まちづくり刷新事業費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 44 ◯股張文化観光部長 説明に入ります前に、出席いたしております課長級以上の職員についてご紹介いたします。         〔職員紹介〕 45 ◯股張文化観光部長 それでは、お手元の予算に関する説明書の28ページ、29ページをお開きください。第1項商工費第4目観光費のうち、29ページのほう、右側の説明にございます2.【補助】景観まちづくり刷新事業費9,900万円の増額計上をしております。  詳細につきましては、環長崎港夜間景観向上基本計画の概要等含めまして、担当課長からご説明させていただきますのでよろしくお願いします。 46 ◯藤田観光政策課長 初めに、ことし5月に策定しました環長崎港夜間景観向上基本計画の概要につきましてご説明させていただきます。この分につきましては、まだ委員の皆様にご説明しておりませんでしたので、この後ご説明します観光政策課所管分の補正予算に関連がございますので、ご説明させていただきたいと存じます。資料は、別添として環長崎港夜間景観向上基本計画概要版を提出しておりますが、プロジェクターにより行わせていただきますのでごらんいただければと思います。なお、説明の都合上、本計画の全体版のみ掲載しております図を一部使用させて説明させていただきますので、ご了承お願いします。  〔プロジェクターによる説明〕まず、本計画の目的でございますが、世界一の夜景都市となることを目指し、遠景及び中・近景の観点から必要な取り組みについて体系的にまとめ、戦略的に夜間景観の向上を図るための基本的な考え方を示すことを目的としております。また、本計画の対象区域は、主要な視点場である稲佐山、鍋冠山展望台からの視認される環長崎港一帯の市街地とし、特長ある地区については、中・近景における夜間景観向上を重点的に行うため、観光施設等が集中する10エリアを、こういうふうにエリアを定めておりますが、10エリアを夜間景観向上重点エリアとして設定しております。
     次に、本計画における長崎市の夜間景観づくりを進めるための基本となる考え方につきましては、都市照明が求められる要素である安全性、美しさ、快適性、環境への配慮、その4点を踏まえ、今回の夜間景観づくりにおける基本的な配慮事項としての7つの視点、加えて、都市の個性の表現としてその観点を踏まえ、長崎の個性を光で表現するための3つのコンセプトを設定しております。  次に、長崎市の夜間景観づくりを進めていく考え方を体系的に整理した図でございますが、まず、図の下段から、先ほどご説明いたしました、安全性、美しさ、快適性、環境への配慮、都市の個性の表現を夜間景観に求められる基本的な要素としております。この要素を踏まえまして、1つ上の段の右側でございますが、長崎における都市照明のための7つの視点として、1.快適な陰影、2.適正な色温度対比、3.グレアフリー、4.鉛直面の明るさ、5.演色性への配慮、6.高効率照明器具、7.オペレーションを基本的な配慮事項として設定しております。また、同じ段の左側になりますが、都市の個性の表現として長崎の個性を表現する3つのコンセプトについて、「港へ流れ込む輝き」、「おおらかに彩られたまち」、「祈りを誘う灯り」を設定しております。その上の段になりますが、この7つの視点と3つのコンセプトをもとに、まちの個性を面で魅せる遠景の夜景磨き、それとまちの個性を点と線で歩いて楽しむ中・近景の夜間景観づくりを行うことで夜間の景観を相互に高め、さらに季節や時間帯などでのオペレーションを行う光の歳時記を絡めることで、世界一の夜景都市を目指すこととしております。  続きまして、長崎の夜景のコンセプトなどにつきまして、それぞれ具体的にご説明させていただきます。  初めに、都市の個性の表現として設定しております長崎の個性を表現する3つのコンセプトについてご説明いたします。まず、「港へ流れ込む輝き」ですが、斜面市街地の地形を生かした光、水面に映り込むきらめき、港町と坂道の情緒という観点から、海を囲む地形を最大限に生かした美しさを表現することとしております。次に、「おおらかに彩られたまち」ですが、まちの個性を表現する光、和華蘭の文化を感じとれる景色、観光と暮らしが両立した町並みという観点から、まちの豊かな表情を一まとめにするのではなく、それぞれのエリアの個性を演出しながら、訪れた人が感じる魅力と、そこに住む人が抱く歴史と文化に対する誇りとが自然に溶け合っているように感じられるように表現することとしております。最後に、「祈りを誘う灯り」ですが、長崎の歴史を感じさせる光、心を揺さぶる美しさ、非日常に出会う体験の観点から、長崎の深い歴史を感じさせ、祈りの感情を思い起させるように表現することとしております。  続きまして、3つのコンセプトを実現するための快適な陰影など、基本的な配慮事項として設定しております長崎における都市照明のための7つの視点についてご説明させていただきます。  まず、1つ目の快適な陰影でございますが、適光適所の心地よさを追求することとしており、具体的には、適切にデザインされた光と影のバランス、こういう感じでございますが、バランスにより、場所ごとにさまざまな表情を見せるようにすることとしております。2つ目の適正な色温度対比でございますが、まちの個性に寄り添うとしており、照明には、赤からオレンジ、黄色、白、青白色と移行するにつれ、色温度が高くなりますが、この照明の色温度を整理することで、エリアごとの色温度をこういうふうに統一することで、エリアごとの個性を表現することで魅力的な夜景とすることとしております。3つ目のグレアフリーでございますが、目に優しく美しい景観をつくることとしており、具体的には、グレアとは不要かつ不快なまぶしさのことで、このまぶしい光があれば周囲の美しい夜景を邪魔することから、このグレアをなくすような対策をすることとしております。例えば、こういう照明がまぶしく光っていれば、周りの景色が見えなくなるというのがグレアということでございますので、この照明をまぶしくないようにすることで、周りの景色に溶け込むような形の明かりを整備することをグレアフリーといいます。4つ目の鉛直面の明るさでございますが、町並みを印象づけるとしており、具体的には、鉛直面とは、水平面と直角になっている面のことで、例えば、建物の壁面などをライトアップすることで、空間に安心と奥行きを感じさせる印象的な夜間景観をつくり出すこととしております。こういうふうに光を立てることで奥行きを感じさせるような形というのが鉛直面の明るさの整備となっております。次に、5つ目の演色性への配慮でございますが、まちの表情を豊かに見せるとしており、具体的には、演色性とは、光源による色の見え方で、建物や樹木などが光を受けて本来の色合いによる美しさを見せるようにしております。例えば、これを白にすれば緑の色が見えなくなる、こういうのを色合いを合わせることで緑の色がわかるような形で夜景をつくるというのが演色性への配慮でございます。6つ目の高効率照明器具でございますが、エコロジカルで経済的に照らすとしており、場所ごとの照明効果やメンテナンス性に見合う高効率な光源・器具により、少ないエネルギーで最大の効果を出すこととしております。LED灯を初め、メタルハライドランプ、蛍光ランプなどがその象徴的なものでございます。最後の7つ目のオペレーションでございますが、季節や時間を感じさせるとしており、具体的には、自然の光が季節や時間によって変化するように、夜間照明においても季節や時間などに応じた照明のオペレーションも加えていくこととしております。  今後は、先ほどご説明した3つのコンセプトとこの7つの視点を基本的な原則としながら、遠景及び中・近景の夜間景観の整備を行うこととしております。  続きまして、夜間景観向上のための全体の考え方ですが、3つのコンセプトに基づき、遠景の夜景の魅力をさらに高めるために遠景の夜景磨きとして、ちょっと見にくいですが、斜面市街地の明かりの整備、水際線の顕在化を行うとともに、まち歩きの魅力を夜間においても高めるという視点から、中・近景の夜景づくりとして、夜間景観向上重点エリアとして設定している平和公園エリア、中島川・寺町エリアなど10エリアについて、各エリアの持つコンセプトにふさわしい夜間景観の整備を行うことで、遠景と中・近景の夜景が相互に補完し合い高めることで、長崎の夜間景観の向上につなげることとしております。  次に、具体的な取り組みの考え方ですが、まず、遠景の夜景磨きでございますが、まず、視点場の設定と現状分析として、稲佐山展望台は、特徴として市街地の明かりを真正面から広がるパノラマで眺めることができ、市街地の明かりの前に、長崎港や浦上川といった水面が横に広がっており、港町らしい水際線を感じやすいものの、課題として、近年空き家や空き地が増加したことによる生活の光が減少していること、こういうちょっと上のとこら辺になるんですが、また、水際線においては水面に映り込む光が少なくぼやけてしまっております。ちょっと光が見にくいんですが、こういうところの水際が明確になっていないというところが課題となっております。また、鍋冠山展望台につきましては、ちょっと写真がございませんが、特徴としては、まちに近い視点場であることから、眼下にまちの明かりが連続し、迫力と遠近感を感じることができること、稲佐山鉄塔や女神大橋などのライトアップされたランドマークがよく見えるものの、対岸の斜面市街地が暗く感じられること、対岸の水面に映り込む光が少ないこと、市街地に近いため、先ほどご説明したグレアを感じやすいことがあります。そこで、遠景の夜景磨きのための方針として、まず1つに、斜面市街地の明かりの整備として、今後、生活の光が減少していく中、斜面市街地の防犯灯は長崎の夜景の主要な構成要素となるため、先ほど申しました7つの視点をもとに、遠景の夜景をより魅力的にする長崎らしい街路照明の整備を行うことや、道路照明については照明の色温度を統一し、線として浮かび上がらせるようアクセントとなる道路照明の整備を行うこと、また、ランドマークのライトアップを行うこととしております。次に、水際線の顕在化につきましては、取り組み例として、水際に近い建物のファサードや植栽のライトアップ、また、護岸を活用した手すり照明、橋梁などのランドマークのライトアップを行うことで水面に美しい光の映り込みをつくり出すこととしております。このように照らし合わせることで、水辺に跳ね返らせることで水際の顕在化を図ろうとするものでございます。これは、先ほどご説明した遠景の夜景磨きに加えて、この後ご説明いたします中・近景の夜間景観づくりを行った後のイメージですが、3つのコンセプト、7つの視点をもとに、斜面地の明かりの整備や水際線の顕在化による遠景の夜景に加え、中・近景のエリアでの、美しいだけでなくエリアの個性が感じられる魅力的な夜景づくりにより、色温度などの表情が遠景においても感じられるような長崎らしい夜景を表現することとしております。ちょっと上のほうの部分の遠景につきまして、斜面地などに光がなかった部分に、先ほど言った道路照明などの整備を行うことで遠景をふやすこと、また、中・近景の色合いをその地域に合わせた形で、ここは少し低くして、今度ここのまちなかは少し明るめ、そして、平和公園のところはもっと高くってすれば、こういうふうに色合いを変えることによって、まちの中の中・近景の整備とあわせて、遠景からの眺めも変えていくというようなことにつなげていきたいと考えております。  続きまして、中・近景の夜景づくりについてご説明いたします。取り組みの考え方としましては、歩いて楽しいまちを夜間においても実施するため、3つのコンセプトに基づき、各エリアの景観的な特徴を踏まえた上で各エリアのコンセプトを設定し、点と線による魅力的な夜間景観づくりに取り組むこととしております。そのための方針としましては、まず1つ目としては、7つの配慮すべき視点について各エリアの実情に応じた基本原則を設定し、景観づくりの際に取り組むべき方向性を示すこととしております。2番目に、点づくりとして、エリア内の文化財や景観重要建造物などのランドマークとなる施設等について照明設備の整備を推進することとしております。3つ目としましては、線づくりとして、エリア内のランドマークや観光施設をつなぐ主な動線を設定し、夜間景観に配慮した照明設備などの整備を行うこととしております。対象となります夜間景観向上重点エリア、10エリアでございますが、中心市街地の西坂・諏訪の森エリア、それと長崎駅周辺エリア、市役所通りエリア、中島川・寺町エリア、それと春雨通り周辺エリア、丸山エリア、館内・新地エリア、東山手・南山手エリア、それとこちらが出島エリアです。それと浦上エリアの平和公園エリアでございます。続きまして、中・近景の夜間景観づくりの具体的な内容について、10エリアのうち平和公園エリアを例にご説明させていただきます。まず、エリアの具体的な特徴を踏まえたコンセプトは、平和公園エリアにつきましては、訪れた全ての人が平和への祈りを思い起こさずにはいられないような、敬けんな感覚を呼び起こすことができる夜間景観として平和を願う光としております。また、整備の方針としましては、平和祈念像などのランドマークは、繊細な陰影のあるライトアップを行うこと、そして平和記念像や浦上天主堂までの視軸線を光によって顕在化を行うことや平和公園は聖域にふさわしい光環境とするための照明とすること、また、主要動線上の照明を見直し、夜間の回遊性を高めることとしております。そして、先ほどもご説明しましたが、この平和公園エリアにおける7つの配慮すべき視点におけるということで、この平和公園エリアに合うような形での7つの視点をこういうふうに定めております。これをもとにしたコンセプト、方針、基本原則に基づき、図のエリアの夜間景観の整備をすることとしております。こちらのこういうエリアの中のこういうランドマークとなるところ、また、主要な導線などについて整備を行っていくこととしております。今、ご説明した内容を踏まえた整備イメージでございますが、まず、平和公園のイメージでございます。祈念像を浮かび上がらせるようなライトアップをすること、また、人が慰霊や追悼の感覚を持てるような形の照明にすることによって、明かりを醸し出しながら、夜の中、平和公園を訪れることができるような照明を整備することとしております。次に、平和公園の爆心地のほうのイメージでございますが、先ほども言いましたように、樹木などのライトアップやグレアの低いボール灯などを立てることによって公園全体の空間をつくり上げ、また、さらにフットライトなどで光を確保すること。また、その中でランドマークとなる爆心地のライトアップをすることによって、そのイメージをつくっていきたいと考えております。最後に、平和町商店街がある松山町大橋町1号線のイメージでございます。こちらは交差点につきましては、ライトによってちゃんと浮かび上がらせて安全性を確保するとともに、まぶしさが感じられず、人が安全に通れるような確保もしながら、そしてランドマークである浦上天主堂も浮かび上がらせることによって、1つの空間をつくることで中・近距離夜景づくりを進めていこうというイメージでございます。このように、残りの中・近景の9エリアにつきましても、エリアごとの特徴を踏まえたコンセプトをもとに夜間景観向上のための整備方針や基本原則を定め、それに基づき整備を行うこととしておりますので、配付しております計画の概要版にてご参照いただければと思います。よろしくお願いいたします。  次に、遠景の夜景磨きと中・近景の夜間景観づくりに加え、先ほどご説明しました光の歳時記として、季節や時間帯などでのオペレーションによる仕掛けを行うことも今後検討することしております。例えば、これは中島川からの中にこういう光を照らすことで、オペレーションをかけることで、ちょっとイベント的な要素を加えるという演出も今後検討することとしております。  最後になりますが、夜間景観整備の今後の取り組みとしましては、ことしの出島表門橋の架橋や平成30年には長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の世界遺産への登録に向けた審査、平成32年には被爆75周年を迎えることなど、これからの長崎市における事業などの動きを見据えながら進めていくこととしております。  長くなりましたが、環長崎港夜間景観向上基本計画の概要に係る説明は以上でございます。  引き続きまして、観光政策課所管分の補正予算案につきましてご説明させていただきたいと存じます。  お手数ですが、文化観光部提出資料の15ページをごらんいただきますようお願いいたします。【補助】景観まちづくり刷新事業費、夜間景観整備実施設計4,900万円でございます。まず、1.概要ですが、国の景観まちづくり刷新支援事業を活用し、先ほどご説明させていただきました環長崎港夜間景観向上基本計画に基づき、夜景のさらなる魅力向上を図るため、中・近景及び遠景からの視点による公共施設や街路等の夜間景観整備に向けた調査及び実施設計を行うものでございます。2.事業内容でございますが、夜間景観整備実施設計業務委託で、予算額4,900万円でございます。業務内容としましては、今回、実施設計を行う対象エリア内における整備箇所の選定や照明器具の選定及び配置などの調査業務と、この調査結果に基づき、照明器具の設置設計、図面作成、施工費積算などの設計業務を委託することとしております。次に、(1)対象エリアでございますが、まず、ア.中・近景における今回の対象エリアにつきましては、基本計画で設定しております夜間景観向上重点エリアの10エリアのうち、東山手・南山手エリア、館内・新地エリア及び平和公園エリアの3つのエリアでございます。なお、各エリアの対象となるランドマークや主な動線等につきましては、16ページまでに図面を載せておりますのでご参照いただければと思います。  資料の17ページをお願いいたします。次に、イ.遠景における対象エリアでございますが、遠景の視点場である稲佐山山頂展望台及び鍋冠山展望台から視認可能な斜面市街地において、遠景の夜景の向上につながるような道路などの場所を調査選定し、対象とすることとしております。続きまして、(2)中・近景の整備イメージですが、足元照明、手すり照明の整備、公共施設や公園などの施設や樹木のライトアップなどの整備を行うこととしております。整備のイメージにつきましては、3つのエリアそれぞれについて、18ページまでに現状と整備後として各エリアの一例を挙げておりますのでご参照ください。次に、(3)遠景の整備イメージですが、街路灯や防犯灯の照明の色温度の統一や増設による整備、公共施設や公園等の施設のライトアップなどの整備を行うこととしています。なお、整備のイメージとして、現状と整備後もこちらも掲載しておりますのでご参照願います。  資料の19ページをごらんください。3.財源内訳につきましては2分の1が国庫支出金で、残りは地方債の公共事業等債と、一般財源につきましては財政調整基金を充当することとしております。4.事業実施の必要性とその効果でございますが、宿泊滞在型観光の推進に向けて夜景の質の向上が課題であることから、遠景の夜景磨き及び中・近景の夜景づくりに取り組み、世界・日本新三大夜景都市としての魅力を向上させることで、国内外からの宿泊滞在観光客の誘致及び観光消費額の増加が見込まれるものでございます。なお、5.夜間景観整備全体スケジュール案として、中・近景における10のエリアと遠景の斜面市街地及び水際線の今後の整備予定を記載しておりますのでご参照ください。  私からの説明は以上でございます。 47 ◯馬見塚出島復元整備室長 引き続き、お手元の資料の20ページ以降を使いましてご説明いたします。補助事業の景観まちづくり刷新事業費の夜間景観整備5,000万円についてご説明いたします。この事業は、環長崎港夜間景観向上基本計画及び実施設計に基づき、重点地区の1つである出島地区につきまして、出島表門橋の完成に合わせライトアップ整備を行い、歴史の記憶をたどる光をコンセプトに鎖国期から明治期に至るまで、それぞれの時代の建物の表情を生かしながら、かつての町並みを歩く楽しさとにぎわいを創出するものでございます。内容につきましては、2.の事業内容の(1)夜景観光ライトアップ施設整備としまして5,000万円を計上しておりますが、箇所としまして、ア.中島川公園側、これは中島川公園といいますのは出島の対岸の部分ですが、こちらから白壁の照明器具を整備いたしまして、これが1,280万円、現在、水銀灯でございますが、LEDに変えるとともに、白壁の存在感を強調させるように整備いたします。イ.出島史跡内の照明器具、2,520万円でございます。これは、出島の中央通りのあんどんを再整備することにより、夜の散策エリアとしての演出をするとともに、既設のカピタン部屋の外灯や部屋の明かりを点灯することなどにより漏れ光を演出し、生活感があふれるような通りを演出しようと考えております。ウ.照明の制御装置としまして900万円でございます。これは、照明の点灯時間を制御するための中央制御装置でございます。出島の中、復元建物だけでも16棟ございますので、これを自動的に中央で制御できるような設備でございます。最後に、エ.出島史跡内の散策路整備、300万円でございます。これは、夜間照明整備にあわせまして、散策路の安全性や美観を高めるために整備を行うものでございます。(2)施工の期間でございますが、出島表門橋の完成に合わせまして、平成29年7月から平成29年11月の上旬に工事を行いたいと考えております。財源の内訳ですが、国庫支出金としまして補助率が2分の1、2,500万円、地方債としまして2,250万円、一般財源としましては財政調整基金を充当することとしております。  21ページ以降でございますが、こちらのほうにはこのたびの整備内容をアからエまで地図上に掲載しておりますので、ご参照いただければと思います。  22ページから24ページにつきましては、先ほどご説明しました基本計画の抜粋の出島の部分となっており、22ページには出島地区の概要とコンセプトを、23ページと24ページには現状と整備後のイメージを掲載しておりますのでご参照ください。  説明は以上でございます。 48 ◯林 広文委員長 これより質疑に入ります。 49 ◯永尾春文委員 まず、委員会資料の15ページ、4,900万円の夜間景観整備実施設計なんですけど、実際にこれが実現するとして、どれぐらいの事業規模を想定されているのか、あと、それに対する維持管理費はどれぐらいになると予想されているのか教えてください。 50 ◯藤田観光政策課長 この全体事業費、今のところ夜間景観の分につきましては6億8,000万円程度の事業規模を考えております。この分につきましては、この3カ年計画での事業費規模でございますので、その中でできるだけ速やかに取り組んでいきたいと考えております。  維持管理につきましては、先ほど説明しましたLEDなど高効率な照明器具を使うことによりまして、維持管理費とかエコに合うような形の器具を使うことしておりまして、今のところ電気代のほうの試算をしておりますが、800万円程度かかるんではないかと。これ、今も施設によっては照明をしておりますので、その差額分っていうわけではないんですが、かえることによって800万円ぐらいになるだろうという試算はしております。  以上でございます。 51 ◯永尾春文委員 文化観光部の別冊の2)に基本計画が載っていまして、すみません、私これ配付していただいて初めて見て、こういうのをされていたんだということを知ったんですけれども、ページが2ページ、3ページ、これまでの取り組みという内容がありまして、夜間整備の取り組みって表が2ページにあって、平成5年、ライトスケープ基本計画策定、4行目に平成15年、平成17年でナトリウム灯活用夜景魅力アップ整備。 52 ◯林 広文委員長 永尾委員、それはどの資料ですか。 53 ◯永尾春文委員 文化観光部の別冊の2)に環長崎港夜間景観向上基本計画というのがありまして、要は今の説明の大もとです。これ、所管事項調査ではないって聞いたので、全てここに含まれるかと思うんですけど。 54 ◯林 広文委員長 じゃ、続けてください。 55 ◯永尾春文委員 さらに3ページに本計画の位置づけということで、図があります。お尋ねしたかったのは、これってこれまでの長崎のまちづくりに今回、観光の方がご説明していますけれども、まちづくりと密接な関係があるとかなって私は個人的に思うわけです。今回、環長崎港夜景観光向上基本計画というのを策定して、その実施計画の予算を検討するということなんですけど、これまでのまちづくりのこういった取り組みのことがわからないと、いきなりこれだけ取り出してご説明を受けても、整合性が本当にあるのかと。私が聞いたところによれば、歴史探訪路事業っていうのが、先輩議員とかご存じなんでしょうか、あると聞いています。そういったものとこれがどう整合しているのか、きょうのご説明が観光のご説明なので、まちづくりとか都市計画はちょっと所管がわからないんですけれども、そういった方々も交えてこのことは話さないと、失敗はできないので。大きな事業ですので、そうするべきではないかなと私はちょっと思っているんですけれども。これは委員長のほうに言うことになるんでしょうか。 56 ◯藤田観光政策課長 永尾委員がおっしゃられたとおり、今までのこういうまちづくりの経緯も踏まえて、実を言うとこの基本計画を策定するに当たりましては、まちづくり推進室と連携を深めながら協議を進めています。その中に景観専門監である高尾専門監も踏まえ、そういう中で庁内の各関係課、今後、道路とか公園とかもありますので土木維持課とかみどりの課、設備課、そういう関係課が集まって、この計画づくりのところのご意見を賜りながら、横の連携をつくってやっております。今後の整備につきましても、この補助自体がやはり景観刷新なので、あくまでも夜景を使ったまちの景観をまず刷新することが第一義的なものでありますので、この分については文化観光部所管でリードするのではなく、夜景の切り口ということで今回、私ども文化観光部が計上しておりますが、事業を進めるに当たっては各所管課と連携しながら、ものによっては依頼工事などもかけながら連携して取り組むことで今後進めていくことで話をしておりますので、よろしくお願いします。  以上です。 57 ◯永尾春文委員 ありがとうございます。それだったらなおさらといいますか、そういった今のご説明がわかる資料をまずいただきたいです。その上でしっかりそのことをご説明していただいて、簡単に言うとナトリウムっていうのは私も浪の平、南山手を毎日歩いているので、ああいった色温度が低いのがナトリウムかなと、ああいったものが全部場所によってかわっていくのかなと聞きながら思ったんですけど、これまでの事業は一体何だったのかといいますか、どうしていくのかっていうそういったこともかかわるんじゃないかと思うんですけど、委員長、まず資料をいただきたいんですけれども。 58 ◯林 広文委員長 ただいま、永尾委員から過去の経過、過去の政策との整合性というか、そういったものを含めて少し資料請求がありましたけれども、出せますか。 59 ◯股張文化観光部長 まず、整合性の大きなこの見え方と申しますか、説明の内容にすれば、先ほどの環長崎港夜間景観向上基本計画の3ページのほうの本計画の位置づけ、大きな考え方はこういった形の中で、整合性自体はライトスケープ計画だとか、あるいは都市計画マスタープランだとか、こういった中で仕組みができ上がっている。連携、見直しも含めてでき上がっております。ただ、今、永尾委員がおっしゃった歴史探訪路の件とか、そのあたりになりますと、ちょっと担当所管のほうと詰めさせていただいて、適切な資料というのを出させていただければと思っております。  以上でございます。 60 ◯林 広文委員長 それではその資料については後ほど。〔「暫時休憩を」と言う者あり〕  暫時休憩します。           =休憩 午前11時34分=           =再開 午前11時43分= 61 ◯林 広文委員長 委員会を再開いたします。 62 ◯藤田観光政策課長 今までの経緯ということで補足資料に基づき説明させていただきたいと思います。  基本計画全体のうちの104ページになります。まず、ライトスケープ基本計画でございます。こちらは平成6年3月に策定し、こちらもゾーニング、また、ライトスケープをどうつくり出すかというところを計画の主に置きながら計画しております。この分に基づきまして実施したのが観光施設等のライトアップ、今現在28カ所をライトアップしています。この部分につきまして、このライトスケープ基本計画に基づいて実施していたところでございます。  次に、この観光振興計画は一応この基本計画のもとになる大きな長崎市の文化観光部が示している観光振興計画2020、この中で夜景の観光の進化という中で、この事業部分に取り組んでこの基本計画を当たっているということの説明でございます。  次は、長崎市景観基本計画、これは先ほど言いましたまちづくりに基づく景観計画のもとになります。基本計画の中にも港と都市の眺望、景観という形の中で、今後、夜景の景観づくりを行うということでうたっておりまして、この基本計画のコンセプトに基づいてこの夜間景観の基本計画を策定しているところでございます。  そして、一番の基本計画をつくる大もとになりましたのが、この次のページの長崎夜景のあり方に関する検討会議についてでございます。これは長崎市が世界新三大夜景に平成24年10月に認定されましたのを受けまして、県と市において合同に立ち上げた会議でございます。この中で長崎の夜景の魅力を維持し、増進していくためにどういうことをすればいいかということを具体的に施策として取り組んだものでございます。〔「どこば言いよると」と言う者あり〕申しわけございません、ライトスケープ基本計画から4番目になります。ページを振っておりませんで、申しわけございません。  もう一度ご説明をし直します。この分が夜間基本計画のはしりになった部分でございます。今まで、先ほど説明しましたライトスケープ基本計画やナトリウム灯の活用の夜景魅力アップ事業とかいうのを取り組んでまいりましたが、平成24年10月に世界新三大夜景に長崎市が認定されましたことを受けまして、長崎県、長崎市が双方で取り込むべき具体的な施策を現状、課題、そういうのを洗い出してまとめた部分でございます。これは平成25年度から平成26年度にかけて会議を行ったもので、この中に夜間市街地の明かりの整備、公共施設の夜景の整備とかというのをうたいながら、要するに夜景の質の向上、これを図るということになっております。この夜景の質の向上を図るということで、この基本計画の定めることにつながったところでございます。  申しわけございませんが、次のページが前後します。ナトリウム灯活用夜景魅力アップ事業ということで、これは先ほどと前後しますが、平成15年度から平成17年度に水銀灯からナトリウム灯にかえた計画でございます。この中の1つの中には一部、歴史探訪路なんかも入っておりますが、歴史探訪路につきましては、あくまでも道路の景観を歴史的な要素にかえるための景観整備であったために、道路の舗装面とか先ほど言った街路灯も含めて整備しているもので、ライトアップに特化した事業ではなかったんですが、こういう形でナトリウム灯活用夜景魅力アップ事業において、一部そういうところも踏まえてナトリウム灯にかえているところでございます。  そして、この基本計画に当たりましては、次のページになりますが、東山手・南山手エリアから中島川・寺町エリアまでの3回、市民参加プログラムをやって、ワークショップをやっております。この中で市民の方々からのご意見等をいただきながら、長崎の夜景、そういう問題点、課題などを抽出した上で、この計画に反映させているところでございます。  そして、補足資料のその後のアンケートの次のページになります。表題が長崎夜景シンポジウム、世界の夜景・長崎の夜景ということで、平成29年1月22日に約170名の方を集め、市長、商工会議所の青年部の直前会長、また、長崎市の景観専門官の方、それと先ほどご説明しました照明デザイナーの面出 薫さんなどをパネリストとして招いてシンポジウムを開いて、この計画のほうを肉づけしたところでございます。  先ほど申しましたように、今までこういう計画に基づきさまざまな事業に取り組んでまいりましたが、今回、新たに夜景の基本計画ということを定めて長崎市の夜景の質の向上を図るということで、今回、新たに整備をしたというところでございます。今までの経過は以上でございます。 63 ◯永尾春文委員 歴史探訪路事業についてもお願いします。要するに町並みをつくっていた事業があるんですよ。 64 ◯林 広文委員長 永尾委員、質問はその歴史探訪路事業を今後どういうふうにするのかということですか。 65 ◯永尾春文委員 ナトリウム灯活用景観魅力アップ事業、とりあえず今、経過を教えていただいたことなんですけれども、その歴史探訪路というのは、例えばここでいうと駅周辺エリアとか、あの辺りを長崎市がやってきたと聞いているんですけれども、それがこの計画とどのように関係がしているのかと、関連する事業としてご説明をお願いしたいということなんですが。 66 ◯藤田観光政策課長 今回の夜景の整備につきましては、歴史探訪路事業というのと直接かかわりはないんですが、そのエリアの中に、歴史探訪路事業として整備されてきた部分の道路の街路灯などにつきましては、先ほどご説明したエリアごとのコンセプト、また、基本原則などに基づいてその街路灯などの見せ方、そういうところをしていきたいと考えておりますので、歴史探訪路事業だからということでさわるのではなく、エリアの中で歴史探訪路もあればそれは主要路線でありますので、その部分についても街路灯の増設とか、そういうところとかいろいろかえられたりとかいうところを検討していくということに進めていくこととしております。  以上でございます。 67 ◯永尾春文委員 やはり私は個人的に今お聞きしてよくわからないんだけれども、例えばこのナトリウム灯活用夜景魅力アップ事業が平成15年から平成17年にかけて、まだ10年ちょっとしかたっていないですよね。そういう事業があったと、そういうふうに夜景をずっとつくっていったと。今度は、これをまた大きな基本計画、上位計画でしょう、計画を見直すんだという中で、簡単に言ったらどうするんですか。今まで使っていたこの街路灯がなくなるのと。整合性の説明ですよ。要するに、たった10年前にした事業があった上で、それと今、説明を受けているのは最新のあり方になっていると。それはわかりますけれども、もう10年でこれはもうかわるのかと。整合性ってそういうことじゃないですか。変わりますと、これはもう時代が変わったのでそういう照明をやめると、新しいのにするんだと、それが整合性じゃないですか。そこをお聞きしたいわけです。 68 ◯亀石まちづくり推進室係長 今、ナトリウム灯のお話がございましたけれども、今年度も稲佐山の登山道のところに今、ナトリウム灯があるんですけれども、そこのほう土木維持課でLED、あとは照明のポール関係のほう、フラグというかそういうような登山で来られる方とか、あと稲佐山のはいり口がわかりにくいものですから、その辺もアピールするために、その辺の整備のほうの工事を土木維持課で予定をしております。  以上でございます。 69 ◯林 広文委員長 ほかの委員の質問もありますので、ちょっと答弁を、一旦整理をしていただいて。  暫時休憩します。           =休憩 午前11時53分=           =再開 午前11時56分= 70 ◯林 広文委員長 委員会を再開いたします。  暫時休憩します。  午後1時から再開いたします。           =休憩 午前11時56分=           =再開 午後0時59分= 71 ◯林 広文委員長 委員会を再開いたします。  午前中の永尾委員の質疑に対する答弁を求めます。 72 ◯股張文化観光部長 説明に入ります前に、新たに出席しております課長級以上の職員についてまずはご紹介させていただきます。         〔職員紹介〕 73 ◯股張文化観光部長 先ほどの永尾委員のほうからお話がありました、本計画と歴史探訪路との整合性についてでございます。長崎歴史探訪路につきましては、委員ご指摘のとおり、ナトリウム灯、これが中心となって整備されているという状況でございます。今回の調査、本計画をつくるに当たっての調査策定の中で、現場を先ほど確認しましたと言いましたけれども、そういった中で、例えば下を照らす灯りとしては、ぼんやりしているだとか、あるいは演色性、こういったものが悪いというところがやはりございまして、そういう課題が挙げられております。  そういった中で、そういう問題解決、それも含めまして、もともと土木維持課において、今後ナトリウム灯自体のLED化、これを進めていくという計画がございました。これとの本計画との整合性というところで話をしながら、今後、ナトリウム灯をLED化していくという中で、今回提案しております地域ごとの色合いだとか、色温度だとか、その辺をしっかり調整させていただきながら、連携して事業を進めていくということで考えております。  それと、ナトリウム灯につきましては、単体でかえるとなりますとなかなか国の補助というのは難しいですけれども、本計画、刷新事業という中で取り込むことによって、国から2分の1の補助というメリットもありますし、もともと観光客のためというのもありますけれども、もう1つは市民の皆さんの生活にとって快適な明かりというところもしっかり目指していきたいと思っております。  なお、実際本計画をもとに、今回ご審議いただいている実施設計等を始めるときには、具体的にこの照明器具だとか、あるいは内容等を決めていくことになります。そういったことに当たりましては、地元の皆様の了解と申しますか、いわゆる意見等も十分踏まえながら、整備を行いたいということで考えております。  以上でございます。 74 ◯永尾春文委員 まさしく整合性という言葉を使いましたけど、具体的に言うと、十何年前にして、まちになじんでいるという経緯もあるんですよ。その上でまたこういう新しい、最新のといいますか、より夜景の魅力をアップさせるための計画というのは理解できるんですけれども、やはり市民の方の営みといいますか、思いもありますので、そういったことも踏まえた上で、決定の説明にならないようにしっかりご理解をいただくことが重要ではないか、それが私にとっての整合性という言葉になるかと思いますので、ぜひそこは十分に今までのを検証しながら、よりよい照明をしていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 75 ◯平野 剛委員 平和公園についてと鍋冠山について意見を申し上げたいんですが、実は、五、六年ぐらい前から平和公園を明るくしてくださいってずっとみどりの課のほうと協議をしていたんですが、なかなか進まなくて、今回、文化観光部のほうからこのような形で出たってことはすごくうれしく思っています。というのは、みどりの課はみどりの課の考え方っていうのがやはりあるんでしょう。平和公園は夜に観光する場所じゃないだとかいうようなことで、明るくしてくれっていうことで一蹴されたんですが、まず訴えていたのが、爆心地公園だとか平和公園っていうのは本当に暗くて、地域からすると、特に子どもたちは夜はもう通られんと、暗くて怖いというので、夜、塾の帰りだとか、あの辺一帯は地域からしたら壁なんですよ。そこに行きたいのにぐるっと回って来んばいかんっていうような、防犯上のことでも余り公式の場で言うのもあれなんですけど、いかがわしい行為とかが多数目撃されておったり、本当に夜、子どもたちだとか自分たちも歩くのは怖いというぐらいの場所だったんで、一定程度明るくなるっていうところから、夜景観光というのをプラスアルファしていただいて、今回このような打ち出し方をしていただいたということに関してはすごくうれしく地元としても思っているところです。ぜひ稲佐山から見たときもはっきり見えるような形でやっていただければ非常にいいんじゃないかなと思いますし、実際、2年前の大みそかに紅白歌合戦でMISIAが来られたときに、すばらしくライトアップされていいなあというような景色があったもんですから、稲佐山からもばっちり見える、眺望というのはそれでとっている話でしょうから、ぜひ稲佐山からも見たときに、あそこが平和と祈りと、当時あそこは光が1つもなかった場所でしょうから、今の光っていう部分が復興っていう光にもなるでしょうし、いろんな形で浮き出せるようにしていただければなと思います。  1点だけ、そこの部分に注文で、祈念像の裏の木の部分も明るくなっているかと思います。ここも実はこの裏の道暗くて、ここもちょっと明るくしてくださいってみどりの課に言っていたんですけど、裏のライトが木の枝に隠れてしまって、ただ、ここの明るい手法っていうか、明るさかげんをするときにおいて、私この真裏のマンションに住んでいるんですけど、一晩中明る過ぎると今度はマンションの人たちが一晩中明るいということになるので、その辺の照らし方、やり方っていうのは個別で相談っていうか協議をさせていただければなと。せっかくするのに、もう一晩中明るくて寝れんだとか、また別の角度の声が上がってもかなわないもんですから、これは後日実施する前に個別で協議させていただければ助かるなと思っています。  もう1点が、鍋冠山のほうでずっと木が邪魔で剪定してくれっていう話がなかなか進まずに、1回してもらっているらしいんですが、わかりますかね、実は切ればもっと中心部のほうは見えるんですよね。ただ、風致地区だとかいろいろあってなかなかできなかったということがあるんでしょうけれども、あの辺もほかの課はほかの課で、ほかの角度からなかなか厳しいというような観点で言っていた部分があるかと思うんです。やはり、観光は観光で夜景観光っていう部分で、その辺に関しても別の角度から、あそこなくなればもっときれいな場所がたくさん見えるもんですから、ぜひその辺も関係部局で協議していただきながら、もっと夜景が映えて見えるようなつくり方っていうのを検討していただけたらなと思います。これ意見として2点言っときますんで、今後よろしくお願いします。 76 ◯藤田観光政策課長 今いただいた2点の分につきましては、進めていく上ではちゃんと市役所全体で連携を図るとともに、あと計画につきましては地元の方ともご相談しながら進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 77 ◯相川和彦委員 非常に壮大で、立派な計画と思います。しかしながら、施工期間が7月から11月となっておりますが、これにはどうしても町内会等へのご協力あたりもいただかんばでしょうから、間に合うんですか。端的なことをお聞きします。 78 ◯馬見塚出島復元整備室長 設計全体は来年の3月までですが、7月から11月の部分は出島の施工の部分でございます。出島につきましては、実は昨年度、基本設計と一緒に実施設計まで済ませていただきましたので、もう設計は一応終わって、入札にすぐ入れるという状況です。  それから、出島の場合は国指定の史跡でございますので、そこを配慮して、例えば配管もほぼ地上に近いところをはって施工するような形ですので、大がかりな工事がないという状況で、極力大きな基礎をつくらずに置き型でまちの中とは違いますので、支障がないところに置くような形の工事が中心になってきますので、7月から11月の工期で十分間に合うんではなかろうかと考えております。  説明は以上でございます。 79 ◯橋本 剛委員 相川委員と同じく出島のことについてお伺いしたいです。20ページのほうの事業内容のところを拝見しておりまして、全体で5,000万円の予算を見ていたんですけれども、最初のところにある白塀っていうんですか、照明器具に関しては1台75万円ぐらいで、ちょっと特殊な長距離を照らすビームみたいな物でこれぐらいするんだろうなと思うんですが、この次の出島史跡内の照明器具整備、97個で2,500万円となっていると、大体100個でいうと1個25万円ぐらいの感じなんですけれども、これいつも出島に行ったときに置いてある、24ページの図でもあるような、下に置く箱形のあんどんだと思うんですけれども、これって本当に25万円もするんですかというのをお伺いしたくて。あるいは何か特殊な加工を施すのでちょっと特注で高いとか、出島のマークが入っているとかそういうので値段がこの形になっているのか、あるいは積算としてこれぐらいなのでここをベースに入札をして、低くするんですというようなことなのかをお伺いしたいのが1点。  2つ目が、またお金の話ばかりで恐縮ですが、20ページのウの照明の制御装置整備というのが900万円ってなっているんですけれども、照明の点灯時間を制御するものっていうのは結構シンプルなシステムだと思うので、これがどうして900万円になっているのか、もしかしたら想像たくましくすると季節に応じてとか出島の様子に合わせて少しずつ変わるとか、ちょっと特殊なプログラムがあるのかなという点でお伺いをしたいと思います。 80 ◯馬見塚出島復元整備室長 1点目のイの97個の部分でございますが、これは延べ97個という形で、いろんな形態の物がございますので、平均でいいますと先ほどのご指摘の金額になりますが、まず器具自体は恐らくそのさらに半額ぐらいだと思います。この1基当たりの金額の中には、器具と配線がございますし、それと施工費等がございますので、単純に器具がそれだけの費用がかかるかというと、そういう状況じゃないというのが1点でございます。  それから、2点目のウの制御装置なんですが、これは実は照明のスイッチというのはそれぞれの建物ごとについていますので、そこでももちろん管理はできるんですけれども、朝の開館とか閉館のときに全てを手作業で消していくわけではなくて、集中管理ができるような機能を持ったものです。これは、実は2000年に最初の5棟ができたときに制御装置を入れております。それから2006年までは同じ部分で余力があった部分を使いながらやってきたんですけれども、そのときの機器もやはり1,000万円近くかかる大がかりの中央の制御装置ですが、それが1つ経年劣化、もう2000年ですので17年経過したということと、今回のIII期で6棟ふえまして、16棟分を制御するという形で能力的にもそこが、劣化と能力、そこの部分で新しい物に入れかえる必要があるということです。それにつきましては、特段プログラムとかがあるわけではないんですが、16カ所のオンオフを1カ所でコントロールすることができるということで、そういう機能を持たせた物がこの程度の費用がかかってしまうということでございます。  説明は以上でございます。 81 ◯橋本 剛委員 初めのほうは、ほかの形のもっと大きいとか特殊な形態の照明もあるからということと、あと配線というのは先ほどの話からすると、史跡なので余り大がかりなことはできないというお話でしたけれども、例えば電源がなかったところに電源を引いてくるというようなことを、例えば既存の建物についてやったりとか、溝の中を通したりとか、何かそういうことをされるということでよろしいのかどうかっていうのと、もう1つは、2000年に入れたときに1,000万円近い装置でしたということだったんですけれども、今の話を聞くと、新しくそこは整備工事みたいなものがあるっていうわけじゃなくて、その中央制御装置を取りかえるっていうことだと思うんですけど、2000年に入れている機械っていうのが今の2017年時点でもほとんど変わらないぐらいの物なのかっていうのが個人的には不思議な感じがしまして、特に制御装置そのものっていうのが全体でオンオフができるっていうのが、それぞれのところでオンオフをする以外に、全体でもある時間がきたらオフにするっていう結構シンプルな仕組みのような感じがして、それこそドン・キホーテとかに行くと何かそれのシンプルな形が300円ぐらいで売っていたりするようなものが、ここの出島で行うときにはこれぐらいのタイマーも、例えば細かく季節ごとにずっと日の出、日の入り、細かくこう対応してかえていくとか、そういう特殊なものなのでしょうか。そうじゃない、単純にその時間が来たらなりますっていうのが本当に1,000万円近くするのかなってちょっとわからないもので、そこについてもう1回お願いします。 82 ◯熊崎設備課長 今、委員のご質問の中で、まず新しく棟を造成するときに配線をどうするかというご質問ですけれども、それにつきましては、出島の中央通路の中に、両サイドに溝とかがありますもんですから、もともと史跡的な要素があるもんですから、そういう中を俗に言う転がすというふうな配線というか、そういう施工を計画しております。  次の2点目の制御装置の件ですけれども、今、説明したように2000年ごろに改修して既に設置している分があるんですけれども、それは部分、部分に制御盤がありまして、全体の一括についてはこの中の1カ所にそれぞれの盤を制御する盤を設置するというような格好で、委員ご指摘のように設備課の設計の計画ではタイマーを入れるということを今、考えております。そのタイマー、例えば季節によって調整するとか、その辺はできるかと思っています。  以上でございます。 83 ◯橋本 剛委員 最初のほうはよくわかりました。  2つ目は、細かい特殊な制御ができるようなタイマーシステムなんだということで高くなるということだと思うんですけれども、それでも高いなと正直思います。  もう1点だけ関連して、もう間もなく入札、発注できるんじゃないかという話がありましたけれども、これっていうのはそれぞれごとに入札して発注する形になるのか、それともこの施設整備全体で1本なのかっていうことをお伺いしたいです。個々でやるんであれば、それぞれごとにその入札で下がるような、特にウとか下がるんじゃないかなと思うんですけど、全体だとちょっとそこが溶け込んでしまうのかなと思いまして、どっちの予定なのか教えていただければと思います。
     以上です。 84 ◯熊崎設備課長 高いんじゃないかなっていうような件でございますけれども、先ほど系統ごとに今、既存の盤がありますということで、例えば系統ごとに時間を設定できるとか、その辺ができるような格好になります。  先ほどの一括か分割かっていうことなんですけれども、私どもとしては全体のシステムがあるもんですから、現時点では要するに電気関係の部分、ここでいいますア、イ、ウ、これを一括で、あるいはちょっと部分的に、ある部分については系列が違うものですから、その辺が分割でできるかとか、その辺は検討したいと思っています。  以上でございます。 85 ◯中里泰則委員 夜間景観の整備実施計画のほうで2点ほどあります。  まず、1点は平和公園エリアのライトアップの件で、爆心地公園をライトアップするという計画みたいなんですが、過去に中心碑を女神像にかえるということで、いろんな関係団体の方たちから反対運動が起こったと。このライトアップについては地域の方たちにはきちんと説明していくというのは答弁を先ほどいただいたんですけど、場所によっては地域の方以外にもいろんなそこの思いが強い団体がありますから、そういった人たちに対しての説明っていうのは考えられてるんでしょうか。 86 ◯藤田観光政策課長 今のご質問につきましては、ここにつきましては被爆5団体などが関係しておりまして、実を言うともう一応ご挨拶をさせていただきまして、この設計に関しまして、一応設計の図案ができたときには一度ご意見を賜りたいということで、ご説明に参るということで申し添えております。  以上でございます。 87 ◯中里泰則委員 ぜひそういった、本当、特に被爆地っていうところでは思いが強い方たちがいらっしゃいますから、被爆5団体のほかにもまだ被爆二世の会とかあります。やはり、そういったところにきちんと前もって話をして了解をもらわないと、また余分なトラブルになる可能性がありますので、ぜひその辺は丁寧にやっていただきたいなと思います。  あともう1つが、ライトアップ全体のことなんですけど、照明デザイナーの面出さんからいろんなアドバイスをいただいて、色をいろいろ変えていくというようなご説明をいただいたんですけど、正直私が色覚異常っていうんですか、色弱っていうんですか、微妙な色の違いがわからない人、特に男性はそういった人が多いということなんですよ。いろんな照明を見に行っても、多分ほかの色の違いがわかる人たちと比べると私はそこまで感動をしないんですよ。微妙な、何となく似たような色が少しあるぐらいのもんで、その微妙な違いがわからないんですよね。その照明デザイナーの方がそこまでの配慮をして、そういった色の選定をするものなのかどうなのか。そこら辺を、そこまで考慮しているのかどうかを教えていただければと思います。 88 ◯藤田観光政策課長 この基本計画の策定に当たっては、すみません、そこまでのところを配慮した形っていうことではありません。ただ、やはり訪れていただく方たちにとってこの色明かりが最適に感じられるようなところでの配慮をしていきたいと思っております。どこまで反映できるかわかりませんが、実施設計の中でその辺も考慮できるかどうかは、よく検討していきたいと思います。  以上でございます。 89 ◯中里泰則委員 ありがとうございます。全員が色の見分けがつかないわけじゃないですから、私が言っているのはそこまで厳しくしてくださいというものじゃないです。やはり世の中にはそういった人たちがいるんですっていうことも頭の中に入れていただいて、こういったライトアップとかしていただければ、来た人が本当に感動して帰れるようなものになるかと思いますし、これにそれだけの投資をしたかいがあるっていうか、そう思いますんで、やはり世の中いろんな方がいるっていうようなことを想定していただければなと思います。  以上です。 90 ◯永尾春文委員 先ほどの補足でご質問をしたいんですが、別冊の8ページの西坂・諏訪の森エリアのところなんですけれども、この方針のところに3段目ですけれども、長崎歴史探訪路を主要な動線として公共照明を見直し、夜の回遊性を高めますというくだりがあります。そのことについてちょっと具体的に教えていただければと思います。 91 ◯藤田観光政策課長 ここの部分につきましても、先ほど部長が答弁しましたとおり、こちらのところでの整備の部分の路線としては、ここにあります歴史探訪路がございます。この分につきましては、ここのエリアの主要な路線になっておりますので、先ほどの照明に対する配慮をしながら、照明の見直しをするということをうたっているところでございます。  以上でございます。 92 ◯永尾春文委員 私もどこまで聞いていいのかわからないので、まず聞いてみます。おかしければ言ってください。要するに、歴史探訪路で使っていた外灯がもう取り外して新しいのにかえていくということなのか、見直しっていうのが、それは実施計画の中でそれが検討されるのか、そこを少し具体的にというのはそういう意味です。 93 ◯藤田観光政策課長 ここ基本計画の中では今のところ方向性を示しておりまして、今後、今、委員おっしゃられたとおり、実施設計の中でどういうところがこのエリアに最適かどうか、それを踏まえながら検討してまいるところでございます。  以上でございます。 94 ◯永尾春文委員 本当申しわけないんですが、この予算が通るとその見直しを進めるということになるわけで、皆さんにとってはよくわかりませんが、例えば10年とか15年ぐらいのスパンでそういった街路灯がかわっていいもんかと私は個人的に思うわけです。そういった施設の寿命性っていうんですか、そういったのはどう考慮されるのかなって思いがありまして、ですから具体的に聞けるとこまでお聞きしたいということなんですが。 95 ◯森尾土木維持課長 委員言われているナトリウム灯の話だと思うんですね。ナトリウム灯っていうのはオレンジ色で、長崎の夜景の中ではどうしてもなくてはならないような色になっています。特に歩き方も同じですね。今回、私たちも街路灯のLED化っていうのに取り組むようにしています。このLED化によってまず光熱費を安価にするということと、長もちさせるというのが大きな目的です。これを進めていく中で、ナトリウム灯が、じゃ、どういう色が出せるかっていうのを今、研究していて、昨日も福岡に行って、いろんな色が出るような電球を室内実験で見させてもらって、どの程度まで出るかっていうのを今、試しているところです。あと、メーカーと話しながら、例えばもう少しオレンジ色に近づけて、つくり込んでみて、それを実際、現地に行って色の感じが変わらないかとか、そういうところをやはり現場で見ないとわからない。特にそれも地域の方にも見てもらわないと違いがわからないというのがありますから、実際、現場につけてみて確認するというのがまず1つです。  あと、ナトリウム灯以外のところも水銀灯っていうのがあるんですけれども、水銀灯については平成31年にもう製造が中止するということが決められていますんで、その行程に合わせながらLED化に取り組んでいくということで今、考えています。  以上です。 96 ◯永尾春文委員 わかりました。ぜひ既存の物で使えるものがありましたら活用しながら、その上で新しい景観づくりを進めていただければと思います。  ちょっと別で、20ページになりますが、出島のほうでお尋ねします。1つは、私もこれわからないんで、出島が今回きれいにしますけれども、今、営業は何時までされているのか、また、今後それが変更があるのかお尋ねしたい。 97 ◯馬見塚出島復元整備室長 出島の有料での営業時間っていうのは、朝の8時から夜の18時になっておりまして、夏場、7月の夏休みのちょっと前からおくんち、10月9日まではそれを1時間延長しまして、19時の閉場になっております。ただし、ここ数年は夜間、今現在もあんどんが若干と内外倶楽部は以前のライトアップ事業で建物をライトアップしておりますので、試験的に閉場後21時まで出島の中を通り抜けをやっていただいて、安全上の確認等をやってきたところです。結果的に年間にまだ少ないんですけれども、1万人ほどの方が今、通り抜けという形で利用していただいています。今後はこの整備が行われますと、特に、今現在はミニ出島があります庭園のところ、今回21ページで整備をしておりますが、このあたりにも新たに明かりを入れまして、庭園部分にも人が入れるような形にして、試行ではなくて正式に21時までは無料で場内を散策していただく、そういうことを考えているところです。  以上でございます。 98 ◯永尾春文委員 私も、こういう整備をする以上はそういう活用がなされたらすばらしいのではないかなと思いますので、ぜひ進めていただきたいと思います。  もう1点が、表門橋の強調の件なんですけど、私も目が余りよくないのか、表門橋は余り昼間もそう、夜に至ってはそうですけれども、よくわからないといいますか。今回の白塀の存在感を強調させるという整備がありますけれども、これは確認ですけれども、表門橋もあわせて強調できるような仕組みであるのか。そうでなければ、ぜひ表門橋も夜かかっているよというのが強調できるような、眼鏡橋のようなライトアップをすべきではないかと思うんですが、意見をお聞かせください。 99 ◯馬見塚出島復元整備室長 表門橋、まず昼間ちょっと存在感が薄いというご意見も確かに多いんですが、実は近代的な橋をかけざるをえなかったので、出島をやはり引き立たせるために、余り目立たないようにということで、かなり透けて見えるような構造になっているので、実はそこが1つの狙いであったというところでもございます。一方、白壁を強調することで、出島の存在感を夜間は出すことと、ご質問の橋につきましては、橋全体を外から照らすことはしませんが、歩行者の方のフットライトといいますか、歩行者の足元にライトを入れることで、透けているところから逆に外に光が漏れていきますので、結果的にフットライトイコール出島の橋のデザインが浮き出てくるような形になりますので、夜間については昼は目立たないんですけど、夜はその暗い中に橋が浮き上がる形で見えてくるような形になると思います。  ちなみに、実は今夜、一晩中電気をつけてみて、実際に不具合がないかという試験をする予定ですので、そういった今、そういう段階にきているというところでございます。  説明は以上でございます。 100 ◯奥村修計委員 確認をさせていただきたいと思います。今年度の夜間景観整備実施計画は4,900万円ありますよね。このスケジュールを見ますと、今年度はこの実施設計を行って、平成30年度に工事にかかるということで書いてありますけれども、3エリアについては平成30年度までにはこの夜間景観の工事まで終わると理解していいんですか。そのほかの西坂・諏訪の森エリア等については、平成31年度までって書いてありますけれども、その金額全てで約6億8,000万円かかるという理解でいいんですね。 101 ◯藤田観光政策課長 この景観まちづくり刷新事業自体が3カ年の限定事業ですので、まず、できるところから実施設計含めて翌年度工事という形の流れでしっかり取り組んでまいっていこうと思っています。  ただ、事業費につきましては、今のところ6億8,700万円を想定していますが、今後、実施設計等の絡みで事業費等もまた変わってくるかと思いますが、しっかりと年度内にやらせていただきたいと思っております。  以上でございます。 102 ◯奥村修計委員 先ほどからずっと説明聞いておりまして、非常に長崎の夜景が変わるんだなと実感をしております。このように3カ年で変わってくれば、まさに夜景観光については本当に日本の三大夜景であり、世界の三大夜景としてもっとすばらしくなりますけれども、これほどきれいになりますと、私やはり上から見る夜景も大切ですけれども、海から見る夜景も考えていけばよりよい夜景の見方が変わってくるんじゃないかと私は思いますので、ぜひこの期間内に仕上げていただいて、多くの観光客を招いていただきたいと要望しておきます。 103 ◯林 広文委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結します。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後1時35分=           =再開 午後1時39分= 104 ◯林 広文委員長 委員会を再開いたします。  次に、第10款教育費第6項社会教育費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 105 ◯股張文化観光部長 説明に入ります前に、出席いたしております課長級以上の新たな職員についてご紹介いたします。         〔職員紹介〕 106 ◯股張文化観光部長 それでは、第61号議案「平成29年度長崎市一般会計補正予算(第1号)」、第10款教育費のうち、文化観光部所管分についてご説明いたします。  それでは、予算に関する説明書の34ページ、それから35ページをお開きください。この下のほうになりますけれども、今回の補正額といたしましては、こちらに記載のとおり、第6項社会教育費第3目文化財保護費に700万円の増額を計上しております。この増額の内訳につきましては、35ページのほうの右側のところの1.文化財保護推進費、こちらのほうに500万円、それから、2.【補助】景観まちづくり刷新事業費200万円となっております。  詳細につきましては、委員会資料に基づきまして担当課長から説明させていただきます。よろしくお願いします。 107 ◯大賀文化財課長 それでは、委員会資料に基づきましてご説明させていただきます。  資料の25ページをお開きください。伝統芸能保存活動費補助金、補正額は500万円でございます。まず、1.概要に記載のとおり、本事業は、一般社団法人自治総合センターが行う宝くじの社会貢献事業の一環として交付されますコミュニティ助成事業助成金を活用し、長崎くんち、その他郷土芸能活動を実施する団体に備品の整備や改修等に要する費用の一部を助成するものであります。2.事業内容にお示ししておりますとおり、今回の助成事業における実施団体は2団体で、まず、(1)が築町自治会でございます。総事業費はイに記載の311万9,000円で、ウ.実施内容は、御座船や大太鼓の修理、また、奉納踊り時の衣装など備品の購入となっており、エに記載の補助金額250万円は、本助成事業における上限額でございます。次の(2)は住吉まつり実行委員会で、総事業費はイの265万5,000円、ウの実施内容は、住吉コッコデショの修理及び衣装の購入、また、練習用サーチライトなど備品の購入となっており、エに記載の補助金額250万円は助成の上限額であります。その下、3の財源内訳でございますが、2)予算計上額の列に記載のとおり、補助金額は2団体で計500万円、財源は全てコミュニティ助成事業助成金となります。  26ページをお開きください。一番上の4.事業実施の必要性と効果に記載のとおり、本事業を実施し、各団体が取り組む保存・継承活動を支援することによりまして、地域における連帯感の高揚や活性化等につながるものと考えております。5.その他には、各団体の活動風景の写真を、また、6に参考といたしまして、コミュニティ助成事業における過去5年間の助成実績を掲載しておりますのでご参照ください。  続きまして、資料の27ページをごらんください。【補助】景観まちづくり刷新事業費、唐人屋敷地区で、補正額は200万円でございます。1.概要に記載のとおり、本事業は国の景観まちづくり刷新支援事業を活用し、唐人屋敷地区にある土神堂、観音堂及び天后堂の景観整備に取り組むものであります。2の事業内容でございますが、今年度は、土神堂塀の修景整備に係る測量及び実施設計を行うこととし、委託料200万円を計上しております。3の財源内訳でございますが、事業費200万円のうち国庫支出金が100万円、地方債が90万円で、補助率、充当率については、それぞれ欄外に記載のとおりであります。また、一般財源につきましては財政調整基金を充当することとしております。4.事業実施の必要性とその効果でございますが、旧唐人屋敷内の3つのお堂につきましては、史跡内建造物・工作物の外観修景及び史跡内の環境整備が課題となっており、本事業に取り組むことで快適で質の高い公共空間が整備され、観光都市、文化都市としての魅力アップにつながるものと考えております。5.参考の(1)にはこれら3つのお堂の概要を、また、資料28ページの上段、(2)でございますけど、こちらに事業の実施箇所をお示ししておりますのでご参照ください。また、ページ一番下の(3)スケジュールでございますが、本補助事業は今年度から平成31年度まで3カ年で実施することとされており、表に記載したスケジュールによりまして取り組む予定としております。  29ページには(4)といたしまして、それぞれのお堂の現況写真を掲載しておりますのでご参照ください。  説明は以上でございます。 108 ◯林 広文委員長 これより質疑に入ります。  それでは質疑を終結します。  討論に入ります前に、理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後1時46分=           =再開 午後1時47分= 109 ◯林 広文委員長 委員会を再開いたします。  これより第61号議案「平成29年度長崎市一般会計補正予算(第1号)」のうち、本委員会へ付託された部分に対する討論に入ります。何かご意見はありませんか。  討論を終結します。  これより採決いたします。  第61号議案「平成29年度長崎市一般会計補正予算(第1号)」のうち、本委員会へ付託された部分について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 110 ◯林 広文委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午後1時48分=           =再開 午後1時54分= 111 ◯林 広文委員長 委員会を再開いたします。  次に、第71号議案「財産の取得について」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 112 ◯草野環境部長 議案の説明の前に、本日出席しております環境部の課長級以上の職員をご紹介いたします。         〔職員紹介〕 113 ◯草野環境部長 それでは、第71号議案「財産の取得について」、ご説明いたします。  議案書につきましては33ページでございます。本議案は、長崎市の一般廃棄物最終処分場でございます三京クリーンランド埋立処分場におきまして、埋立処分場の有効利用を促進するため、トラクターショベルを1台購入しようとするものでございます。この財産の購入につきましては、予定価格が2,000万円以上であるため、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により議会の議決を要するため、審査をお願いするものでございます。  詳細につきましては、環境部提出の委員会資料に基づき、環境整備課長からご説明いたします。 114 ◯朝長環境整備課長 第71号議案「財産の取得について」、環境部提出の委員会資料に基づきご説明いたします。  委員会資料の1ページをお開きください。1の取得目的ですが、三京クリーンランド埋立処分場では複数の大型重機を使用しておりますが、このうち、トラクターショベルが購入後11年を経過し、老朽化が著しく進んだことから、新たに買いかえるものでございます。2の購入するトラクターショベルですが、2、(1)概要として機種名、運転質量等や(2)に外観を記載しております。  それでは、2ページのほうをお開きください。3、(1)契約の状況でございますが、制限付一般競争入札により行っており、現在、落札業者でございます株式会社森谷商会と仮契約を締結しております。入札は平成29年4月6日に実施しております。入札金額は表に記載のとおりで2,538万円、そして、表の下のほうに記載しておりますが、仮契約金額は税込みで2,741万400円でございます。なお、当初の予算額といたしましては3,060万円で計上しておりました。3、(2)入札参加資格要件でございますがアからケまでの全ての要件を満たすことを条件としており、特に、ウの長崎市内に本店を有する者であること、そしてエの建設重機の業種に登録がある者としております。  財産の取得についての説明は以上でございます。よろしくお願いします。 115 ◯林 広文委員長 これより質疑に入ります。 116 ◯五輪清隆委員 今回購入する、外観含めて写真に載っているわけですけど、今使っているこういう機械っていうかショベルカーとどういう機能が違うのか、11年前購入したときの費用、修理の頻度とか修理費用が上がっているという状況でしょうけど、この11年間で大体修理代とか点検代含めてどれくらい使っているんですか。 117 ◯朝長環境整備課長 まず、今回トラクターショベル、11年前に購入したということですが、11年間の修繕の費用でございますが、まず、修繕のほうが平成29年6月1日現在まで、11年間でトータル約4,600万円、年度平均で450万円程度かかっております。 118 ◯林 広文委員長 11年前の購入金額は。 119 ◯松瀬三京クリーンランド埋立処分場長 ショベル2号の購入価格は、平成18年3月に購入しておりまして、1,974万円となっております。〔「11年前と今購入したときの機能は同じものですか」と言う者あり〕機能的にはショベルにつきましては投下されたごみを敷きならしたり、それを遠くまで運んだり、それと廃棄物が飛ばないように覆土をする必要がございますので、その覆土を運んだりごみの上にかけたりという機能がそのショベル2号でやっております。従前とは機能的には変わるものではございません。 120 ◯五輪清隆委員 11年前に購入したときは1,974万円でちょっと聞き間違えてたら悪いんですけど、11年間で修繕だけで4,600万円もかかったということですけど、11年間の中で、例えば購入して1年度は幾らだった、2年度が幾らだった、そこらあたり含めて何かわかるものがあれば出していただいて、購入したときから約11年で倍以上の修理代がかかるということは、通常考えられるんですか。それを1回出してくれんですか。 121 ◯草野環境部長 11年間の修理費用については今からお出しいたします。  それから1つ、通常の車とか何かであれば、例えば新車のときは故障しないとかいうことでありますけど、この部分はもうごみの中を走りますので、大体2年目ぐらいからもう常に故障が起きると。エンジン自体は動くんですけど、足回りの腐食とか何かで、毎年修理費がかかっておりますので、多分この新しい機種も、例えば1年ぐらいは瑕疵担保もございますのでいいんでしょうけど、2年目以降はどうしてもそういった腐食等々の非常に、現場見てもらえればわかりますけど、長崎市の場合の埋立方式が事前選別じゃございません。全てのごみをステージから処分場に投入いたしまして敷きならすというような方式ですので、その分重機にとって負担がかかってくるということですけど、ただ、11年前に購入したときと比べますとごみ量も大幅に減少しております。それで昨年も燃やせないごみを燃やせるごみに移したということで、重機の負担は年々減っておりますので、今回の重機が同じ10年間で4,000万円超えるかっていえば、恐らくそれ以下でおさまるだろうということで考えております。  以上です。 122 ◯五輪清隆委員 通常、考えられんような感じするとけど、確かに動く頻度とか、いろんな環境の中で備品交換とかそういうのをかえなければいけないんでしょうけど、普通の乗用車とかそういう関係からいくと、例えば保証期間とか、消耗品であれば仕方ないんでしょうけど、そういうのっていうのは購入するときについていないのか。それと、例えば長崎市の場合こういう状況ですけど、ほかのところの当然同じような施設があるわけですから、そこらあたりと比較したときどうなんですか。 123 ◯草野環境部長 ちょっと詳しく言いますと、現在三京クリーンランドの中で重機というのが、まずこのトラクターショベルが2台ございます。それから昨年購入いたしましたバックホーンは通常工事現場でもよく見られるやつです。それからもう1つ、ランドフィルコンパクターという機種がございまして、これが一番高価な機種でございまして、基本的にはこの4台で、まず、コンパクターのほうで、鉄の車輪がついておりますので、それでごみを破砕していくと。それを今度はトラクターショベルのほうで敷きならして最終的なごみの運搬、ステージの中のここに入れるというような運搬をすると。バックホーンについては、ステージを新たにつくったりという作業に使って、4台体制でございます。  それで、ほかの都市でいきますと、例えば破砕施設を持って、事前に破砕をかけて小さくして埋めるという市も結構多うございます。ただ、長崎市の場合、三京クリーンランドができた当初から重機埋め立てという方式を採用しておりますので、ただその欠点は、やはり大きなごみになればなるほど重機だけでは破砕できないと、そういう欠点がございましたが、近年は長崎市の最悪の年というのがたしか平成10年か平成11年ごろ、この三京クリーンランドの埋立量が燃やせないごみで約9万トンございました。その後、いろいろ我々も努力いたしまして、いろんな取り組みをいたしまして、近年は約1万5,000トンと激減しております。そういった部分でいきますと、重機の負担っていうのはいわゆる稼働時間というのがあるんですけど、重機の場合は走行距離じゃございませんで、毎年の稼働時間も激減しておりますので、そういった意味でいきますと重機の負担というのは、過去の10年よりも今後10年については相当減るんじゃないかという予測をしております。  もう1つは、9万トン時代の重機の台数も今と同じなんです。コンパクター1台とトラクターショベル2台とバックホーン1台、4台体制でやっておりました。当時は毎日8時間フル稼働でございました。もう重機がガタガタ走って。今は大分減っておりますので、今後この重機の台数もやはり見直していく必要があるんじゃないかということで考えておりますので、もうすぐトラクターショベルのもう1台が購入の期限が来るんですけど、そのときは改めて今の三京クリーンランドに必要な重機のあり方というのをよく部内で検討して、また、どういう重機を購入するべきかというのは決定していきたいと思っております。 124 ◯五輪清隆委員 トラクターショベルが、私は1台しかなかって思ったんですけど、もう1台あるんですか。そのもう1台のやつはどういう状況なのか。例えば購入して何年たって、修理代を含めてどのような状況になっているのか。 125 ◯草野環境部長 2台目のトラクターショベルが平成21年度に購入しておりまして、累積の修理代はちょっとお待ちください。
    126 ◯松瀬三京クリーンランド埋立処分場長 ショベルのもう1台のほうでございますが、今、部長が話しましたように、平成22年の2月に購入しております。購入費が1,984万5,000円となっております。それと修理費が平成27年度末までに2,835万1,000円となっております。年間が540万円程度になっております。  以上でございます。 127 ◯林 広文委員長 資料は後で出ますか。  じゃ、資料が出るまでほかの委員からの質問はありませんか。 128 ◯相川和彦委員 今の五輪委員のに関連してですけど、私詳しくはわかりませんけど、土木機械としますと、処分場っていうことで恐らくはアンモニア関係がひどく関連してくるとじゃなかろうかねっていうことをさっきからお聞きして思うとるとですが、私どもも農作業場ばしとるもんですから、アンモニアにはものすごく鉄分は弱いんです。そうした場合、先ほど1台目、また平成21年度の変わらんような費用っていうようなことですが、機械に対する整備、または清掃等の管理あたりはどうなっていますか。お聞きします。 129 ◯松瀬三京クリーンランド埋立処分場長 ショベルの運転につきましては、おっしゃるように雨が降った日には埋立地は田んぼ以上にぬかるみになりまして、そういうことで不安定な地盤になりますので、履帯というキャタピラー式の機械が必要になります。その鉄でできているキャタピラーなんですが、それが今おっしゃられたような水分とか、ほかにもどうしても焼却灰の中には塩分がございます。そういった物がぬかるみの中で車輪にまとわりつくと。ごみと一緒に相まって、それが車輪に絡みついたりとかそういったこともございまして、どうしてもさびやすくなったり、そういう故障の原因になっているというところがございます。  それと、日ごろのメンテナンスにつきましては、排水処理のほうで処理水があるんですが、それを再利用しまして、その処理水で重機を洗って、なるべく長くもたせようということで、重機自体も延命化をするように心がけております。  以上でございます。 130 ◯相川和彦委員 どうもありがとうございます。今、場長の答弁である程度わかりましたが、先ほども言いましたように、非常にアンモニアとか塩分には鉄っていうのは弱かっていうことは私も十分わかるわけですが、より管理をするようにして、高額な機械ですからしていただければと思っております。これはもう強い要望にかえときますけど。  以上です。 131 ◯五輪清隆委員 今回2社が公募されて、同じキャタピラージャパン製ということでなっているわけですけど、こういうショベルカーっていうのはここだけしかないんですか。 132 ◯朝長環境整備課長 こういったキャタピラー式で、それとリフトつきのバケット、上がる機能なんですが、これがもう現行の分ではキャタピラージャパン社しか製品ございません。  以上でございます。 133 ◯五輪清隆委員 今、使っているやつも、このキャタピラージャパン製ですね。 134 ◯朝長環境整備課長 もう1つの1号機も、同じくキャタピラージャパン社のメーカーでございます。  以上でございます。 135 ◯永尾春文委員 その上で関連でお尋ねしたいんですが、平成18年が1,974万円、平成22年購入が約1,980万円ですかね。今回が2,530万円ということで、500万円以上値が上がっておりますけれども、そこはどういった理由なのか教えてください。 136 ◯草野環境部長 このショベルにつきましては、従前は三菱との合弁会社がありまして、新キャタピラー三菱という会社がございまして、そこがこれを製造していたんですけど、その後、三菱が撤退いたしましてキャタピラージャパン社になって、そうなりますと実はこの車両が日本国内ではつくっておりませんで、海外で生産して我々が購入契約をした後に生産に入ると、そして日本に持ってきて若干の架装をするということで当然、為替の問題も発生いたしますし、海外に完全に移したということと、若干改良されていまして、値段が上がったということですけど、我々も大分ほかに競合がないのかと。やはり競合したほうがどうしても落ちるということで、日本で一番の重機メーカーであるコマツのほうに確認しましたら、以前はこの式をコマツもつくっていたんですけど、もう最近はこの機種はつくらず、通常言うブルドーザー、押すやつしかございませんで、今回どうしてもここしかなかったということでございまして、正確には何百万円か上がったというのを我々の分析でも何とも言えないんですけど、どうしても1社しかないという部分で、そういうことになったのかなということは推測されます。ただし、先ほど言いましたように、重機の走行時間というのもごみ量の減少に応じて近年大分減少しております。そういった部分でいきますと、先ほども申しましたように、次に買いかえるキャタピラーの車台については、改めて何が今の三京クリーンランドに適した重機かというのは十分検討して、どういう機種を購入するかというのも、やはり費用の面からも検討すべきということで考えております。  以上です。 137 ◯永尾春文委員 事情は何かわかりました。海外でつくっているということは、メンテナンス、さっき言った修理なんかも部品は海外で調達して、どうなんですか。要するに、修理費用がかなり高額なイメージを持っているんですけれども、そういうことも、例えば普通だったら修理は国内にあればそのメーカーが来て修理をするんだけれども、そういった海外ですから、どういった形なのかわかりませんけど、同じ修理をするのに当たっても、お金もかかるし時間もかかるようになっているのか、そこら辺を教えてください。 138 ◯松瀬三京クリーンランド埋立処分場長 おっしゃるように、どうしても海外製品になりますので、納期にも時間がかかります。物によっては3カ月かかるような物もございます。やはり修繕の中には一番ウエイトが高いのが、先ほどもありましたように、ぬかるみを回りますので、足周りが一番高額になります。そういうことで時間も費用もかかっております。  以上でございます。 139 ◯奥村修計委員 説明聞いておりましたけど、考えてみたら大体、その平成21年度に購入したのが1,980万円ぐらいで買って、大体8年ぐらい使って同じぐらいの金額の修繕費がかかると。これ11年が使って4,600万円になれば、これが3年間ぐらいでどんどんかえんばいかんわけですね。そしたらこれもう11年ももたせんでも、逆に言ったら早く買いかえたほうが得じゃないですかね。そのほうが修繕費が今、平成21年度に買っていたのを今まで大体購入価格と同じぐらい、これ3年ぐらいでもっとかえていかんとなれば、やはり4,600万円ぐらいになると思えば、もうこの辺の年度を必ずしも10年とか11年に決めなくて、8年ぐらいになったら買いかえをする。そうしたほうが、私はこの効果は非常にいいんじゃないかなと思いますけどね。今、事情は聞きましたけど、いろいろ問題があると思いますけど、やはりどうしても2台は必要なんでしょう。そしたら今後の対策として買いかえ時期を早くすれば、それだけの分だけ費用がかからないと思うんです。だから、この今の説明の中でいけばそうなんですよね。だから11年間使って4,600万円の修繕費がかかったと。すると平成21年度に買ったのは今8年で、大体同じ購入価格と一緒っていうのは、あと3年間で大きく本体をかえんばいかんってなれば、その辺が限度という見切りもつけてさ、新しく購入したほうがかえって経済的にはいいんじゃないかと思いますけれども、専門家じゃありませんけれども、素人の浅はかな考え方かもしれませんけど、私はそのほうがよっぽどよかと思う。それと、ちょっと早目にかえれば下取りか何かないんですかね。下取りが幾らかでももってもらえればまだ安くなるんじゃないかと思いますけど、いかがでしょうか。 140 ◯草野環境部長 奥村委員のご指摘でございます。確かに今回もう費用が四千数百万円かかっておりますので、今後、今の指摘も受けまして、やはり費用対効果というのが当然問われますので、いつの時点が一番費用対効果の面でいいのかというのは環境部として十分検討すべきと思っております。ただ、今回はもう使いに使いまくったといいますか、そういう状況でございまして、下取りというよりも鉄くずで売却するということで、もうその分の売却については数十万円で売却せざるを得ないという状況ですので、それが手前でもう少し動くときであれば、もう少し下取りができる可能性もございますので、十分検討してみたいと思います。  以上でございます。 141 ◯奥村修計委員 環境部長から答弁聞きましたけど、やはりぎりぎりまで使えばそれはもう鉄くずですよ。ですからさっき言ったように、早めて交換すれば本体自体がキャタピラーは無理でも、下取り価格が幾らか出てくるという可能性はあると思うんですよ。だから、この辺を今後研究していただきたいと要望しておきますので。そのほうが費用対効果も上がると思いますので。 142 ◯林 広文委員長 先ほど五輪委員から請求のありました資料が準備できましたので、委員のほうに配付いたします。         〔資料配付〕 143 ◯林 広文委員長 それでは、提出されました追加資料について説明をお願いします。 144 ◯朝長環境整備課長 今、追加資料で2種類用意しております。1つは1枚ものの修繕費の各年度の一覧と、あともう1つがとじておりますのが、ショベル2号の年度ごとの修理の内訳、台帳ということでしております。一覧表のとおり、11年間で約4,600万円、年平均にしますと約450万円と書いております。  あと、とじているほうでございますが、年度ごとに平成19年度から平成29年度までの修理の状況というのを記載しております。なお、瑕疵担保につきましては、こちらは最初の2年間が瑕疵担保がございまして、一覧表でごらんのとおり、平成18年はそういった状況で、修理としてはゼロ円、平成19年は138万7,575円と担保等がきいている関係で、特に最初の2年間は安いという分析をしております。  説明は以上でございます。 145 ◯五輪清隆委員 先ほど奥村委員も言いましたように、特に5年過ぎてしまえばもう購入価格が完全に終わってしまうような感じありますから、当然中身含めてまだ見てわかりませんけど、ある意味自主点検の中で防げる分もあるんじゃないかなと思っていますから、例えば、三京クリーンランドが整備の資格を持っている人が多分いるかどうかはわかりませんけど、そこの日々点検とかそういうとはその方によってできるのかなって思っています。  それとあわせて、必要であれば買わんばいかんわけですから、例えば先ほど言ったように、毎年こういう状況であれば、長く使うのが一番いいんでしょうけど、余りにも修理代が高くかかるようであれば、ある意味短期間の中で交換してしまうとか、そういうことも含めてぜひ検討していただきたいと思っております。  以上です。 146 ◯永尾春文委員 管理のあり方で、さっきの相川委員の質問に関連するんですけれども、どういう清掃をされているのか、具体的に教えていただけませんか。 147 ◯松瀬三京クリーンランド埋立処分場長 重機につきましては、点検時もそうですが、点検時はその点検する箇所についてはごみを落として、中の泥とかごみとかが詰まるところもございますので、そういった物を取り除いて、修理なり点検をやりますし、今現在やっておりますのは、その洗車場をつくりまして、そこに大容量の水をかけて、ちょうど消防ホースみたいなああいうもので水をかけて取れるものを取ると。ただ、そのギア関係に挟み込んだ物については、かなり力が要りますので、取れない物もございますけれども、なるべく泥とごみを落とすような点検のやり方をやっております。それもなるべく乾かす必要がございますので、週末に洗って、うちは日曜日が閉場ですので、日曜日には少しでも乾くようにということでやっております。  以上でございます。 148 ◯永尾春文委員 ちょっと私たちその点検がどういう期間かわからないので、毎日点検されているのか、1週間に1回なのか、1カ月に1回なのか、その清掃っていうのは毎日しているのか、それともさっき言った1週間に1回しているのか、そこら辺どういうことになりますか。 149 ◯松瀬三京クリーンランド埋立処分場長 基本的には毎日ごみが入ってきますし、時間ぎりぎりまで入ってきますので、毎日っていうのはなかなか難しいところもございますので、週末、1週間に1回程度ということで行っております。  以上でございます。 150 ◯永尾春文委員 できる、できないはあるかと思うんですけれども、今、相川委員もおっしゃったように、アンモニアとか塩害とか、そういう腐食の問題があるのであれば、お仕事で使うという業務用なので、ミキサー車なんかもそうですけど、たびたび洗っていますもんね。そういったのは業務の改革も必要かと思うんですけれども、それほど損傷、損耗が激しい機械であるのであれば、逆にそういったところを見直すことで、そういったことが少なくなるということであれば、先ほどの洗車場までつくっていると聞いたので、しっかり作業が終わった後、泥等は毎日落とすことで寿命が延ばせないのかとか、ぜひそういった研究をしていただければと思うんですが、見解をお聞かせください。 151 ◯草野環境部長 今回も、特に修理費も毎年多いときで600万円とかかかっておりますので、今ご指摘あった部分は、当然何度も言いますけど、ごみ量もある程度だんだん減少傾向にありまして、作業も若干ではございますが、何とかそういった時間的な余裕を見まして、日々の点検というのは現場とも話をしまして、どういう洗車とか、そういった手入れができるかというのは今後十分詰めていきたいと思っております。  以上でございます。 152 ◯林 広文委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見はございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第71号議案「財産の取得について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 153 ◯林 広文委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時29分=           =再開 午後2時33分= 154 ◯林 広文委員長 委員会を再開いたします。 〔審査日程について協議した結果、あす予定して いる第78号議案の審査を本日に繰り上げて行うこ とに決定した。〕 155 ◯林 広文委員長 第78号議案「平成29年度長崎市一般会計補正予算(第2号)」のうち、本委員会に付託された部分を議題といたします。 〔審査方法について協議した結果、理事者から説 明を受け、質疑を行った後、討論・採決を行うこ とに決定し、審査順序については、別添の歳出審 査早見表のとおり進めることに決定した。〕 156 ◯林 広文委員長 それでは、第4款衛生費第1項保健衛生費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 157 ◯草野環境部長 それでは、第78号議案「平成29年度長崎市一般会計補正予算(第2号)」のうち、第4款衛生費第1項保健衛生費のうち、環境部所管部分に係る補正予算についてご説明いたします。  議案書につきましては18ページ、19ページでございます。第4款衛生費第1項保健衛生費第9目環境対策費における説明欄記載の1.地球温暖化対策推進費の1.地球温暖化対策市民運動推進費681万9,000円でございます。これは、国の間接補助事業者である一般財団法人環境イノベーション情報機構からの補助金を活用し、地球温暖化対策のための国民運動「クール・チョイス」の普及啓発とあわせまして、ながさきエコライフの取り組みの浸透と拡大を図るものでございます。本事業につきましては、ことしの4月13日に対象事業の公募が開始され、5月2日付で長崎市は応募申請を行いました。その後、同機構による審査を経て、6月に入り事業採択の内示があったことから、今回の第2号補正予算を追加議案として提出させていただいております。  詳細につきましては、委員会資料に基づき、環境政策課長からご説明いたしますので、よろしくお願いします。 158 ◯山本環境政策課長 それでは、環境部から提出しております資料に基づき、ご説明させていただきます。  資料の1ページをお開きください。地球温暖化対策市民運動推進費681万9,000円でございます。まず、1.概要でございますが、平成27年に採択されましたパリ協定を受け、国においては平成28年5月に地球温暖化対策計画を閣議決定しております。その中で、2030年度に向けて温室効果ガス排出量を2013年度比26%削減するという目標を掲げております。この目標達成に向けた国民運動として、地球温暖化対策に資するあらゆる賢い選択を促すクール・チョイスを旗印に取り組みを推進することが示されております。この国民運動「クール・チョイス」の取り組みについては、地方公共団体と連携し、地域特性に応じたきめ細かな事業展開を支援するため、昨年度から地方公共団体と連携した二酸化炭素排出削減促進事業が創設されております。今年度も、先ほど部長が申し上げましたとおり、6月に入り事業採択の内示があったことから、今回、補正予算として計上したものでございます。  本事業は、この補助制度を活用しまして、平成22年度から取り組んできました、長崎市の市民運動ながさきエコライフのさらなる浸透と拡大につなげるため、昨年度はさまざまな主体と連携し、普及啓発を中心とした幅広い取り組みを実施しましたけれども、今年度については、市民の具体的な環境行動を促進するため、市民生活に身近な自動車、住宅、家電について関係団体と連携した事業を展開するものでございます。なお、本事業の実施に当たりましては、昨年1月に地域の地球温暖化防止活動の推進を担うものとして長崎市が指定、設置しております長崎市地球温暖化防止活動センターに委託することで、既存の取り組みと連携した普及活動を展開したいと考えております。  続きまして、2.事業内容でございます。まず、(1)委託名はクール・チョイス運動推進業務委託、(2)委託期間は、契約日から平成30年2月28日まで、(3)受託者は、先ほどご説明いたしました長崎市地球温暖化防止活動推進センター、指定法人の公益財団法人ながさき地域政策研究所を予定しております。それから、(4)予算額は681万9,000円でございます。委託する内容につきましては、下段の表にあります、まず1つ目、エコカー・エコ住宅・省エネ家電普及促進事業としまして、関係業界団体と連携し、10月に開催をいたしますながさきエコライフ・フェスタにあわせて、自動車、住宅、家電に関する合同展示会を開催することで相乗効果を図り、より多くの市民の方に身近な省エネ行動や低炭素製品について効果的に周知していくこととしております。それから、展示会以降につきましても、所属する各メーカーや店舗におきまして、クール・チョイス研修を修了した販売員の方が市民への普及啓発を継続して進めてもらうこととしております。予算につきましては、7月から通年で実施する経費として249万2,000円となっております。次に、2つ目でございます。スマートムーブ推進事業、98万9,000円ですが、これは、環境に配慮した移動方法として、バス、路面電車、タクシーなど公共交通機関事業者の協力による車内広告、それから市民ネットワークながさきエコネットの市民団体と連携したエコドライブ等の省エネ行動の普及を進めるものであります。また、3つ目、メディア等啓発事業、333万8,000円につきましては、テレビ・ラジオ等の広報媒体の活用及び公共交通機関や商店街等での広告掲示などにより、市民への普及啓発を図ることとしております。  恐れ入りますが、資料の2ページをごらんいただきたいと思います。3.財源内訳でございますが、事業費681万9,000円全て国の間接補助事業者であります一般財団法人環境イノベーション情報機構からの補助金となっております。なお、最後に、国民運動「クール・チョイス」の取り組みと市民運動の取り組みについて記載をしておりますが、本事業につきましては、次年度以降も、昨年度、それから今年度の経験を踏まえまして、関係団体と構築したネットワーク、それからノウハウを生かしながら、継続して市民の省エネ行動の浸透と拡大を図り、CO2削減目標の達成に向けて取り組んでまいりたいと考えております。  説明は以上でございます。 159 ◯林 広文委員長 これより質疑に入ります。 160 ◯永尾春文委員 地球温暖化対策市民運動推進費ということで、民生部門からCO2の削減をつなげていきたいということなんですけれども、率直に言って、具体的にどのような効果があるのかなと。例えば、私が勉強不足だと思うんですけど、クール・チョイスっていうのが市民の人にどう伝わっているのか。今の話ではもう2年か3年目になっているんですかね。国の補助ということでやっていこうということで、まずはどのような効果を、市民の方がこれを受けることで変わっていくのか、そこはどう考えていらっしゃるのかお聞かせください。 161 ◯山本環境政策課長 今の永尾委員のご質問なんですけれども、先ほど申し上げたとおり、昨年度はあらゆる機会を通して市民の皆さんにそういうクール・チョイスっていう、クール・チョイスも2ページ目の中段に国の旗印というところの下のところに、例えばエコカーを買うとか、高効率な照明にかえるとか、クールビズを実践するとか、こういうところを広めていったと、周知をしていったというのが昨年の取り組みだと考えています。  ただ、当然、周知は引き続きやっていくんですけれども、やはり委員がおっしゃられた民生部門、家庭からのCO2の削減をしていくと。具体的にやはり行動していただきたいという思いがあります。そういった中で、具体的な例で申し上げますと、今つくられた冷蔵庫は2007年の冷蔵庫と比べますともう8年経過しておりますので、例えばCO2の排出量が56%削減になるとか、あるいは家庭の断熱をやることで、二重サッシにするとかそういったことで消費エネルギーが19%削減できるとか、そういったことを具体的に市民の方にこのエコフェスタのときに来ていただいて、そういうブースに寄っていただくことで、そういうことをまず知っていただいて、それがそういう行動といいますか、そういったことを具体的につなげていっていただきたいと。そういったことから、去年の取り組みの中で、ことしはこの住宅とか自動車とか家電に特化した取り組みをやりたいと、そういう趣旨でございます。 162 ◯永尾春文委員 地道な取り組みなので、なかなか浸透しないのかなと思うんですけど、経済的なこともあるでしょうし。今、私が言えるのは、ぜひこの取り組みがされていることを市民の方にどれだけ伝えられるかということもあると思うんです。だからこれをするんだという話なんでしょうけど、このことそのものが伝わるような市民周知をぜひ図っていただいて、少しでも市民の方に理解できるような取り組みにつながればと思います。  以上です。 163 ◯山本環境政策課長 今おっしゃられたとおり、市民の皆さんにまず知っていただくと、その後にできることを行動していただくと。そういった意味で今回はイベントにあわせて周知をすると。その後、引き続き各店舗でも周知をやっていただくと。あと、やはり不特定多数の市民の皆さんへの周知という意味で、メディアでもテレビ・ラジオ等でも啓発を集中的に行っていくと、そういう予算を計上しているということでございます。 164 ◯林 広文委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結します。  次に、第78号議案「平成29年度長崎市一般会計補正予算(第2号)」のうち、本委員会へ付託された部分に対する討論に入ります。何かご意見ありませんか。  討論を終結します。  これより採決いたします。  第78号議案「平成29年度長崎市一般会計補正予算(第2号)」のうち、本委員会へ付託された部分について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 165 ◯林 広文委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者退席のため、暫時休憩します。           =休憩 午後2時47分=           =再開 午後2時48分= 166 ◯林 広文委員長 委員会を再開いたします。
    〔上京陳情について協議を行った。その結果は次 のとおりであった。 1 陳情項目 (1) 一般廃棄物処理施設解体事業に対する支援   に関する要望 (2) 史跡「出島和蘭商館跡」の史跡拡大に関す   る要望 2 実施時期 平成29年7月18日及び19日 3 要望者 林 広文委員長、山口政嘉副委員長  及び関係理事者 4 要望書の案文及び要望先については、正副  委員長に一任する。〕 167 ◯林 広文委員長 以上で本日の委員会を散会いたします。  次回の委員会は、あすの午前10時から、当委員会室で開会いたします。           =散会 午後3時7分=  上記のとおり委員会会議録を調製し署名する。  平成29年8月7日          環境経済委員長 林 広文 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...