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  1. 長崎市議会 2016-12-12
    2016-12-12 長崎市:平成28年長崎駅周辺再整備特別委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前9時58分= 中村照夫委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから、長崎駅周辺再整備特別委員会を開会いたします。 〔調査順序について協議を行った結果、「総括 質疑について」に決定した。〕 2 中村照夫委員長 総括質疑につきましては、各委員からご提出いただきました総括質疑通告書に基づき、総括質疑順序(案)を作成し、お手元に配付いたしております。  この案の一番左の列に順序を記載しておりますが、同類の質疑項目は取りまとめて、順序ごとに答弁をしていただきたいと思いますので、ご了承をお願いいたします。  また、進め方といたしましては、この順序ごとに、まずは、質問した委員から補足がある場合は簡潔に説明等をいただいてから理事者の答弁とそれに対する質疑を行う形で、それぞれ進めたいと思います。  なお、質問された委員以外の委員の皆さんからの関連質問は、順序4、7、8及び9が終わった後に、それぞれ関連質問の時間を設けたいと思いますが、いかがでしょうか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 3 中村照夫委員長 それでは、そのように決定いたします。  それでは、順序1について、まず、馬場委員から補足がありますか。 4 馬場尚之委員 この件については、前回、信号の時間とかいろんな部分で検討内容が出たんで、具体的にその検討以降、サイドリザベーションについては不可であると判断をするのかということをお伺いしたいということです。 5 浅田五郎委員 おそらく一番の皆さん方の考え方は、今、馬場委員が言ったようなことだと思うんで、これを今後どうしていくのかと。ある程度はっきりしていく時期に来ていると思いますので、その辺をお聞きしたいと思います。 6 堤 勝彦委員 私は、今、浅田委員馬場委員がおっしゃったのと同様ですが、路面電車の電停を3島にするべきだという考えから、この質問をさせていただきました。というのは、何回か言ったかもしれませんが、築町の電停において、赤迫行きと石橋行きの路面電車の乗降で今でもかなり混雑が見られます。駅前も2島だったら同じような状態になるかと思いますので、3島にできないかということを言いたいということで書きました。  それと、(4)の、こちらも大体それと同じようなことなんですけど、当然、路面電車の電停が3島になるか2島になるかわかりませんが、そうなった場合に多少ずらさないといけないということが出てくると思うんです。これはなぜかと言いますと、今の電停の幅が約2メートルぐらいです。それでは足りないという話を聞いておりまして、そうしましたら3メートルぐらいの幅の電停にしなくてはいけないのかなというイメージがあるんです。そのような中で、やはりサイドリザベーションが無理だという考えからこうなっているんですけど、エレベーターもしくはエスカレーターを設置するに当たり、その分の幅が要ると思うんです。ということは、当然、路面電車の電停もエスカレーターと同じような幅とか、エスカレーターの小さいのをつけるにしても、その辺がふえてきますので、その分どうしても駅寄りに電停をずらさなければいけないのではないかなと思っております。当然その分、ずらすなら今の駅前商店街のほうの歩道も広げて、高架からエスカレーターでおりる、もしくはエレベーターでおりる、その幅をとらないといけないので、一緒のような考えで書きました。  よろしくお願いします。 7 内田隆英委員 私は、ここに書かれているとおり、平面横断が難しいという状況だと思うんですけれども、高架を残して、新しくつくりかえるにしても高架による横断とした場合の電停へのエレベーター設置についての考え方を聞かせてください。
    8 中村照夫委員長 それでは、理事者の答弁をお願いします。 9 芝長崎駅周辺整備室長 まず1点目、長崎駅周辺地区における交通結節機能のあり方のうち、馬場委員から提出されました(1)路面電車長崎駅前におけるサイドリザベーションについてお答えします。必要に応じて背面のスクリーンのほうに図面をあわせてお示ししますので、ごらんいただきたいと思います。ご質問は、サイドリザベーションの採用は不可であるとの考えなのか伺いたいとのことでございます。  長崎駅前電停を長崎駅側へ寄せるサイドリザベーションにつきましては、電停が駅舎に近づくことにより乗りかえ利便性が向上するとともに、電停のバリアフリー化が図れることとなります。しかしながら、路面電車が国道を2回横断する必要があることから、交通に与える影響が大きく、路面電車自体の通行可能時間も減少することとなります。また、電停とバス停を並列して配置せざるを得ないことから、バス利用者は必ず軌道を横断する必要が生じ、路面電車との接触事故が懸念されることや、軌道と車道との交差角が鋭角となることにより二輪車の転倒の可能性が高まること、また、多目的広場の面積が大きく減少することによる代替の確保が必要となることなど、多くの課題がございます。  以上のことから、交通管理者道路管理者交通事業者などの関係者との協議におきましても、実現は厳しいとの意見が出されており、総合的に勘案しますとサイドリザベーションの採用は困難であると考えております。  次に、浅田委員から提出された(2)路面電車の電停及び路線バスのバス停の位置についてお答えいたします。  まず、路面電車の電停につきましては、サイドリザベーションの実現が困難であるとした場合、ほぼ現在の位置のまま道路中央部に残すこととなりますが、現在の電停幅が利用者数に対して十分でないことから拡幅する必要があると考えており、そのためのスペースを確保するため交通の円滑な流れに影響を与えない範囲で北向き車線を駅側へ移動することとしております。  次に、路線バスにつきましては、現在、国道上のバス停が分散してわかりにくいことから、長崎駅側の北部方面向きのバス停を現在の高架広場下付近に集約することや、南部方面向きのバス停を駅前商店街側交通会館側に集約することについて検討を進めております。また、南部方面行きの南口バス停東口バス停につきましては、その利用状況や事業者の意見等からそのまま残す必要があると考えております。さらに、新たに整備される東口駅前交通広場や駅西側につきましては、起終点型や循環型のバス停を整備することとしておりますが、今後バス事業者交通管理者等の意見を伺いながら、バス利用者利便性確保に努めてまいりたいと考えております。  次に、堤委員から提出された(3)路面電車電停についてと(4)駅前における国道202号については、路面電車の3線化に関連する質問でございますので、まとめて回答させていただきます。  ご質問は、駅前電停を3つの島に分けて設置することはできないか、また、3線化の場合の国道の拡幅計画と駅前商店街側の歩道拡幅はできないのかということでございます。  長崎駅前電停につきましては、1日当たりの利用者数が7,000人以上と市内の電停で最も多く、新幹線の開業に伴いさらなる利用者の増加が想定されるため、長崎駅周辺の再整備にあわせて利用者の利便性向上のための環境改善を図る必要があると考えております。そのため、現在、電停のバリアフリー化や乗降客数に対して不足している電停の拡幅、南部方面行きの軌道を2線とし、北部方面行き1線と合わせた3線化とすることなどについて検討を行っております。  委員ご提案の長崎駅前の電停を3つの島に分けて設置することは、大波止方面行きと蛍茶屋方面行きの電車において、前方に停車している電車の影響を受けることなく旅客扱いができることから、利用者の利便性向上に寄与する方策であると考えられます。しかしながら、これら電停の改良に当たりましては、駅側への車線の移動が必要となり、道路線形が著しく屈曲することで円滑な道路交通の確保が難しくなることや、多目的広場の面積減少に伴う代替確保が必要となることなどの課題も生じることから、その実現に当たりましては交通管理者道路管理者等の関係者と協議、調整を行いながら検討を進めてまいりたいと考えております。また、駅前商店街側の歩道を拡幅することにつきましては、さらなる駅側への車線の移動が生じることから困難であると考えられますが、道路管理者等の関係者と協議を行うとともに、横断デッキの接続位置を工夫するなど、歩行環境の改善につきましても検討してまいりたいと考えております。  次に、内田委員から提出された(5)長崎駅前バリアフリー化についてお答えいたします。  ご質問は、高架による国道横断とした場合の電停へのエレベーター設置の考え方についてでございます。  長崎駅前における国道202号の横断方法につきましては、これまで平面横断、高架によるデッキ横断の両面から検討を進めてきたところでございます。そのうち、平面横断につきましては、交通へ与える影響が大きく、信号現示による試算や交通管理者等の意見を踏まえますと、現状の交通量のままではその実現は難しいと考えられますが、高架によるデッキ横断とした場合には、現在の電停へのアクセスが階段のみとなっていることから、エレベーターの設置は必要であると考えております。なお、エレベーターの位置につきましては、電停の北側、南側、いずれに設置するのか、もしくは両方ともに設置するのかなど、今後、歩行者動線などの検討にあわせて具体化してまいりたいと考えております。  説明は以上でございます。 10 中村照夫委員長 それでは、順序1に関して、質問された委員から何かございませんか。 11 堤 勝彦委員 今、内田委員からの質問の中で、平面は難しいよというお話で、高架でいかないといけないみたいなお話がありまして、私もそのようにしていただくほうが一番望ましいと思っています。横断歩道を普通に我々は渡りますけど、車がとまらんときがありますよね。あるいは信号無視があったり運転ミスがあったり。そのようなことを考えますと、あの歩行者の数を見てますと、やはりもう高架しかないのかなと思っております。  その中で、当然エレベーターもつけていただくんでしょうけど、やはり私はエスカレーターがあったほうがいいと思うんです。お年寄り、足の不自由な方とか駅に来たお客さんはスーツケースを持って来られる方がほとんどだと思うんですよ。そうしますと、エレベーターを待つと何回も上下上下で、当然、相当な数になるんじゃないかと思います。元気な方はそれを持って階段もおりるんでしょうけど、歩けないわけではないけどなかなか階段では難しい方もいらっしゃると思うんですよね、高齢者の方とか。そう考えますと、エスカレーターがあればスーツケースを持っていてもスムーズに乗りおりができるじゃないですか。エスカレーターも、一般的によくデパートなんかで見る幅が2メートルぐらいですかね、もう1つ狭い幅のエスカレーターもありますよね、1メートルぐらいですかね。この電停の形を考えますと、やはり1メートルぐらいの幅が望ましいのかなと思っているんですよね。それと、健常者の方が歩く階段と2つ用意したらいいのかなと思っています。電停もしくは駅前商店街のほうに渡る場合です、バスに乗ろうという方のためにも。そう考えますと、エレベーターだけでなくエスカレーターをつけて、なおかつ今、歩道橋の階段がありますが、それと大体並行的な感じでつけたがいいと思うんですよ。そうしましたら、歩道はやはりちょっと広げんといかんと思うんです。歩道を広げますと当然、国道を反対側、駅側のほうを少し広げんといかん。どうせなら、それくらいまでして、駅前をがらっとかえる、100年に1回の工事ですから、そこまで考えていただきたいと私は思っていますので、先ほどちょっと難しいというお話ですけど、そこまで考えてもらえんでしょうかということを芝室長に伝えたいと思うんです。  一緒に下関の駅前にも行きましたが、エスカレーターエレベーターもありましたよね。あのようなイメージであったがいいと思いますので、そこを含めてもう1度ご回答願えればと思います。 12 芝長崎駅周辺整備室長 委員ご指摘のとおり、この駅という性格、それから利用者のことを考えますと、荷物も多いことですしエスカレーターというのは私どもも必要というふうに考えております。  先ほどできないと申しましたのは、大黒町側の歩道の拡幅でございまして、後ほどまたその質問もございますので、そちらでご回答させていただきますが、エスカレーターというのは、私どもも必要であると考えております。  以上でございます。 13 内田隆英委員 今のに関連してですけど、エスカレーターの設置は考えていきたいということだけど、実際に可能なのか。雨風などを考えると相当な事業になるけど、それができればいいんですよ。雨風野ざらしになる中で考えて、検討していきたいという、議会の答弁としては本当に、我々は真に受けますからね、今後検討していくというような考え方だったら。正確にどうなのか。 14 片江まちづくり部政策監 先ほどの室長の答弁に少し補足させていただきたいと思います。  エスカレーターというのは今、新しく整備されたどこの駅前広場でも一般的に使われている交通手段にはなっておりますが、やはり輸送力がかなり大きいということ、本当にそれに投資して十分な効果が発揮できるところに関しましては導入を考えないといけないと思っておりますけれども、電停に関しましては、今、内田委員のご指摘のとおり、まずは必ず階段が横につかないとエスカレーターだけで昇降を担わせるということは、これは難しい。事故があったりとか故障したりとかしたときに機械がとまったときでも利用者の方が行き来できるように階段は併設することが基本的にはなってくるだろうと思っております。  そういった考え方で限られた電停の幅の中に、果たしてそれが置けるのかどうか、それと、需要ということでエスカレーターを設置しなければいけないところまで需要があるかどうか。といいますのは、エスカレーターは車椅子の方とかは行けませんので、バリアフリーの対策にはならないということでございます。歩行者支援にはなるけれどもバリアフリー対策にならないので、まずはエレベーターは設置が必要だろうと思っておりますけれども、エスカレーターに関しましては先ほど言いましたように、需要であるとか幅員の問題であるとか、そういったところがまずはクリアされるといいますか、条件が整ってからの導入の検討になろうかと思っております。  補足で説明させていただきました。以上でございます。 15 堤 勝彦委員 今、政策監は、エスカレーターは難しいよと、車椅子などの関係で難しいよとおっしゃったんですが、エスカレーターも今、車椅子用とかありますよね、車椅子が乗るエスカレーターとか、その辺を含めて考えてもらえればと思っているんですよね。ですから、そういうところも研究してもらいながらお願いしたいということを言っております。 16 中村照夫委員長 よろしいですか。それでは、順序2に移ります。  それでは、まず、浅田委員から補足がありますか。 17 浅田五郎委員 東口については、さまざま論議をし、図面もできているけれども、じゃ西口の場合は駅舎はどういうふうになるのと、お客さんがおりたり乗ったりする場所の、そういうような建物の説明は全くない。  もう1つは、西口を出た後の道路が、私は非常に狭いんじゃないかなという感じもする。ここが要するにJRの改札を出て一番近い場所はこの西口なんで、これをもっと東口並みの強化というのか、車にしてもバスにしてもお客が乗りおりしやすいような環境をつくって、旭町、浦上川の向こう、それから北部、もちろん南部の方々も車での迎えはこっちのほうが近いわけですから、そういうような利便性を考えると、もっと西口に光を当てて検討する必要があるんじゃないかなと思って、質問をいたしておりますんで、よろしくお願いいたします。 18 山崎 猛副委員長 この(2)においては、前回、タクシー協会の方が来られたときに、台数は何台が適当なのかというのは私もわかりませんけれども、今が30台で整備後は20台を予定していると。よかったら25台か30台にしてくれという意見が出ていましたので、今だったらまだ検討できると思うので、絶対かえてということではないんですけど、検討できると思うんで、せっかく市民の意見をこうやって早く取り入れる場所をつくったんで、1度検討していただきたいと思います。  それから、(3)のほうは駅をおりてから、やはり西口のほうが近いんです。全部東口のほうにすると、やはり団体客と普通の人と混雑すると思うんです。それを整理する意味でも、西口のほうに団体客の観光バスとか、貸し切りバスか、そういうのを置けないのか。また、後ろの交流拠点施設がどうなるかわかりませんけれども、そこができたらますます団体客というのは西口のほうからの乗りおりが多いと思うんです。ですから、やはり一般の人と団体客を分けるというのも観光としては必要じゃないかと思うんで、検討していただきたいと思います。 19 中村照夫委員長 それでは、理事者の答弁を求めます。 20 芝長崎駅周辺整備室長 続きまして、1.長崎駅周辺地区における交通結節機能のあり方のうち、浅田委員から提出された(1)西口駅前広場の整備についてお答えいたします。  ご質問は、西口における交通施設、道路及び駅前広場の整備内容についてでございます。  西口駅前交通広場につきましては、在来線の駅舎や交流拠点施設用地に面しており、多くの利用者が見込まれることから、交通結節機能を十分に確保する必要があると考えております。そのため、駅舎コンコースの出口付近には、高架前広場として約1,000平方メートルの駅利用者のためのたまり空間を確保するとともに、タクシーの乗降場やタクシープール、一般車の乗降場や駐車場を整備し、バスにつきましては西口に面した道路上にバスベイ形式で乗降場を設置する計画としております。  次に、西口に面した道路につきましては、都市計画道路長崎駅西通り線として、交通結節機能の強化や周辺の土地利用の促進、また、連続立体交差事業により生み出される高架下空間有効利用を図るため、平成20年12月に都市計画決定をし、延長610メートル、幅員12メートルから41メートルにて整備する駅西側の主要な幹線道路であります。交通アクセスとしましては、既存の旭大橋線や浦上川線、また、新たに整備する北側の長崎駅中央通り線や東側のトランジットモール線から接続できることから、国道202号の交通を分散させる効果が期待され、駅周辺の渋滞緩和に寄与するものと考えております。  なお、平成30年度末の在来線駅舎の完成から、平成34年度の新幹線開業までの期間におきましては、駅舎の東側が工事中であることから、暫定的に長崎駅西通り線を整備し、駅西側へのアクセスを確保したいと考えております。  次に、山崎副委員長から提出された(2)東口駅前広場タクシープールについてお答えいたします。  ご質問は、東口のタクシープールは現在の計画では20台であるが、25台から30台にふやすことができないのかということでございます。  タクシープールにつきましては、待機している車両から乗り場の状況が確認できる場所に、需要に合った台数を配置するとともに、乗り場までスムーズに移動できる動線を確保する必要があります。東口駅前交通広場タクシープールにつきましては、駅前広場計画に関する指針をもとに、想定される駅利用者数から算出した上で、タクシー事業者からの意見も踏まえ、駅舎に近いエリアに20台を確保する計画としております。  委員ご提案のタクシープールの増設につきましては、東口駅前交通広場内に配置する他の交通施設とのスペースの調整が必要となってまいりますが、タクシー事業者のご意見を伺いながら検討してまいりたいと考えております。  次に、同じく山崎副委員長から提出された(3)西口駅前広場についてお答えいたします。  ご質問は、西口に貸し切りバスの乗り場を整備する計画はないのかということでございます。  西口の駅前交通広場につきましては、東口駅前交通広場と比較して面積が狭く、限られたスペースの中にタクシーの乗降場やタクシープール、一般車の乗降場や駐車場を配置することとしているため、広場内へ貸し切りバスの乗り場を確保することは困難な状況にあります。  しかしながら、委員ご提案のとおり、駅西側に貸し切りバスの乗り場を整備することは、駅舎からの交通結節機能の強化につながり、乗りかえの利便性が向上することや、交流拠点施設との連携も図れることから、西口に面した長崎駅西通り線上にバスベイ形式にて整備することや、隣接地を活用した乗降場の設置について検討してまいりたいと考えております。  説明は以上でございます。 21 中村照夫委員長 それでは、順序2に関して質問された委員から何かございますか。 22 浅田五郎委員 西口の問題は、これから十分審議をしていかんといけんと思うんだけど、やはり姿が見えてこないね、全体的にね。東口みたいな図面を描いてきちっと、道路幅はこれだけだとか、ここに待ち合いスペースがあるとか、いろんな方法があると思うんで、そういうものをぜひ示してほしい。どうぞよろしくお願いしときます。 23 山崎 猛副委員長 まず、タクシープールですけれども、せっかく今回、委員会の途中で関係のある方たちを呼んで意見を聞いたということ、これがまた、いつものように、申しわけないですけれども、ただ聞いただけだという形で終わると、ますます市民から信頼されない役所になってしまうと思うんです。ですから、できるかできないかは別ですけれども、しっかりタクシー協会とお話をして、できないならできないなりの理由をしっかり言って、ちゃんと皆さんとお話をしましたよという形はとっていただきたいと思います。そうしないと意味がないんで。今までみたいに、でき上がってからもうできませんという回答と全然かわらなくなるんで、ぜひそこはよろしくお願いしたいと思います。  それから、西口の貸し切りバスのほうですけど、考えていただけるということですけれども、交流拠点施設のほうがどういうふうになるかということで全然違うと思うんです。交流拠点施設のほうにも今度、そういうバスとかタクシーとかの乗り場ができるかもしれませんよね。ですから、そういうことも考慮しながら、やはりとにかく駅に出入りするお客さんが多いということを考えて、連携をよくとって無駄にならないように考えていただきたいと思います。  よろしくお願いします。 24 中村照夫委員長 それでは、順序3に移ります。  まず、中里委員から補足がありますか。 25 中里泰則委員 国道202号の件ですが、今までずっと説明は聞いてきたんですけど、いろんな形で、できない理由のほうが多かったような気がするんです。やはり先ほども意見が出ましたように100年に1度の大きなまちの見直し、そういった計画ですので、今の国道の形にとらわれずに、もっと長崎駅前の姿を変えていくぐらいの思いでやっていただきたい。バリアフリー化するためにエレベーターエスカレーターをつくる場合、一定の歩道も幅が必要だというふうに思いますので、そうなってくると長崎駅側のほうにもっと道路が移動すると思います。やはり、そういったことに対して本当に大胆に考えていただければということです。  以上です。 26 馬場尚之委員 2点目の平面横断に関してなんですけれども、今回この間、警察とのいろんな調整の結果、かなり横断する時間を要するということで、できないのかどうなのか結論ははっきり言われなかったんですけれども、こうやって特別委員会を開いて、最終的になかなか結論が出てこない中で、一番大事な部分、そこが決まっていかんとなかなか先に進まんという状況の中で、昨年度の特別委員会からずっと言い続けてはきたんですけれども、高齢者とか障害者の皆さんの意見を、基本設計の段階で聞く場を設けてくださいと。そうせんと詳細設計に入ったら、もう変えられませんというふうになるので、そういう中で今回こういうふうに、ある意味結論的な話も出てきたんで、今後、平面横断が困難となったときにどういうふうにするのかということ。  そして、最終的には高架で国道を渡らんばいかんというふうな状況になるんでしょうけど、そうなったときに先ほど来から出よるエレベーターをどう設置するのかとか、エスカレーターをつくるのかとかいうことも、今度本当に検討せんばいかん状況まできている中で、なかなかそこら辺の話が見えてこんやったというのも、昨年度に引き続き特別委員会を開いてもこういう状況だということなので、ここら辺はきちんとそういうところを説明して、意見を求める場をちゃんとつくってほしい。そうせんと、でき上がってしまってから、障害者の皆さんとかが非常に使い勝手が悪い、あるいは使えないという話になれば何もならんので、そういう意味で質問をしておりますので、よろしくお願いします。 27 福澤照充委員 私は次の6番の(3)との重複があるので、ここについてはこれで結構です。 28 中村照夫委員長 それでは、理事者の答弁を求めます。 29 芝長崎駅周辺整備室長 続きまして、1.長崎駅周辺地区における交通結節機能のあり方のうち、中里委員から提出された(1)長崎駅前における国道202号の形状の見直しについてお答えいたします。  ご質問は、新長崎駅から駅前商店街への国道横断デッキバリアフリー化のためのエレベーター設置及び駅前商店街側へバスベイを設置するための国道の形状を見直す考え方についてでございます。  長崎駅周辺地区は、陸の玄関口として再整備されることになりますが、そこで新たに創出される交流やにぎわいを周辺地域や中心市街地へと波及させていくためには、国道202号の安全、快適で円滑な横断の確保や、交通結節点として乗りかえ利便性を向上させることは重要な課題であると認識しております。国道横断につきましては、平面横断、高架によるデッキ横断の両面から検討を進めておりますが、平面横断につきましては、信号時間による試算結果によりますと、交通へ与える影響が大きく、また、交通管理者等の関係者の意見を踏まえますと、現状の交通量のままでは、その実現は困難であると考えられます。そのため、今後、詳細な交通シミュレーションを実施するとともに、関係機関と協議を重ね、平面横断の可否について最終的な判断を行いたいと考えておりますが、高架によるデッキ横断となった場合には、バリアフリー化のためのエレベーター等の設置が必要となってまいります。エレベーターの設置に際しましては、現在の大黒町側の歩道幅員が7メートル程度確保されており、現状の歩道幅員内での対応が可能であることから、国道202号の形状の見直しは必要ないと考えております。また、バスベイにつきましては、南部方面向きのバス停を駅前商店街側交通会館側に集約することについて検討を進めておりますが、駅前商店街側へのバスベイ設置につきましては、長崎駅前交差点に近接するため、大波止方面に直進するバスと桜町方面へ左折する車両とが交錯する可能性が高く、安全で円滑な車線変更が困難であることや、商店街に接道する市道への影響があること、また、交通管理者道路管理者の意見を統合的に勘案すると、必要となるバスベイの規模を確保することは困難であると考えられます。そのため、交通会館側におけるバス停の集約について検討することとしておりますが、その場合、バスベイ設置に伴う道路交通への負荷を避けるため、電車軌道の移設も含めた国道202号の形状見直しが必要となりますので、今後、交通管理者等の関係者と協議、調整を行いながら検討を進めてまいりたいと考えております。  次に、馬場委員から提出された(2)新長崎駅舎整備後の駅前における国道202号の横断方法についての1)高齢者や障害者団体等の意見を聞き、高架による横断の検証を行う必要があると考えるがどうか、についてお答えいたします。  国道横断につきましては、平面横断、高架によるデッキ横断の両面から検討を進めておりますが、交通へ与える影響等から平面横断が困難となった場合には、高架によるデッキ横断となり、バリアフリー化のためのエレベーター等の設置が必要であると考えております。その検討に当たりましては、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律による各種基準を遵守することはもとより、委員ご指摘のとおり、高齢者や障害者団体等からのご意見を伺いながら検証することは重要なことであると認識しておりますので、現在進めている駅前広場等の設計業務の進捗にあわせ、そのような場を設けることについて検討してまいりたいと考えております。  次に、馬場委員から提出された(2)新長崎駅舎整備後の駅前における国道202号の横断方法についての2)2階の乗降場からそのまま高架橋を利用して国道を横断することの検討や昇降設備などの具体的な検討及び福澤委員から提出された(3)駅前における国道202号の横断方法についてのデッキ横断バリアフリー化について、エレベーターだけではなくエスカレーターも含めた検討もすべきについてお答えいたします。  新しい長崎駅は、新幹線、在来線ともにホームが2階で改札口が1階となり、東西方向にそれぞれ出入口が設置される計画となっております。そのため、駅舎の東口から国道までは、地上レベルでの歩行者動線を基本と考えておりますが、国道の平面横断が困難で高架によるデッキ横断となった場合には、地上レベルの東口駅前広場等との連続性を確保することが重要となってまいります。また、デッキ横断につきましては、周辺の民間施設と接続することで、快適な歩行者空間の確保や回遊性の向上に寄与することとなるため、民間施設の計画の具体化にあわせて協議、調整を行ってまいりたいと考えております。  デッキ横断バリアフリー化につきましては、昇降設備が必要となりますが、必要なスペースや輸送人数、維持管理等を勘案しながら、エレベーター及びエスカレーターの設置につきまして具体的に検討してまいりたいと考えております。  説明は以上でございます。 30 中村照夫委員長 それでは、順序3について委員のほうから、質問はございませんか。 31 中里泰則委員 答弁ありがとうございます。  私がこの特別委員会の中で聞き漏らしとったのかどうかわからないんですけど、今、大黒町商店街側の歩道の幅が7メートルあって、エレベーターの設置は今の状態ででも可能だというような答弁だったんですけど、今の歩道の幅でエレベーターが設置できれば、それはそれで私はいいかなと思うんですよね。ただ、今までのお話の中でいろんな理由があって困難だみたいな答弁があっていたように私は思ったんです。ですから、それが今のままでもできるんであれば、ぜひこのエレベーターバリアフリーという観点から必要だと思いますので、ぜひ設置をしていただきたいと思います。ただ、今、ほかの委員からも出てるように、路面電車の3線化とか、そういったものを実現していくとなると、やはりもっと長崎駅側のほうに道路を移動させるというようなことも出てくるかと思うんですよ。いろんな理由があってできないって言うんじゃなくて、やはりできる可能性も、ぜひそこは検討をしていただきたいなという思いが強くあります。一応そこは要望ということにしておきます。 32 馬場尚之委員 事前の聞き取りの中で話は聞いたんですけれども、改札が1階にしかできないということで、これはJRが決めとるからもうどうしようもないんだというふうな話だったんですけれども、長崎駅は終着駅で、一番前方のほうは衝突防止の問題もあるということだったんですが、そういう中でもスペースとしては海の眺望が見える場所をつくるという説明もあったんで、要は、わざわざ1階におろして、また2階にデッキで上げて、そしてまた大黒町まで渡る、あるいは電車に乗り継ぐというふうなことが、機械的にできれば人は何の苦労もせんでよかとですけど、結局、人が下ってまた上がらんばいかんという中で、一般の方はそれでも階段を上りおりせんばいかん、障害者の方はもっと厳しいんで、昇降設備をつけんばいかんというふうなことであれば、2階からそのまま改札を出て、そのまま行きたい方向に進むというのが理想的だろうと思うんですよね。前回JRがそういうふうに決めとるからという回答であったんですけれども、やはりJRともそこら辺はもうちょっと話をしていただいて、そして使う側の利便性も、もうちょっと考慮するということが必要ではないかなと思うんです。今から言うても無理なのかもしれませんけど、そこら辺はやはり、無駄な昇降をつくらないというとも、本来一番大事にすべきところじゃないかなと思うんですけど、その点について検討の余地があるのかないのかについて、もう1回教えてもらえますか。 33 芝長崎駅周辺整備室長 1階の改札の位置についての再検討ができるかどうかという質問でございますけれども、まず、駅舎の構造としまして、長崎駅の場合は新幹線と在来線が2階レベルで軌道が平行に並んでいるというような構造でございまして、例えば新幹線から在来線、または逆を横断する場合、2階レベルで水平方向の移動ができませんので、軌道をまたぎますので、どうしても上の階に上がるか1階におりるか、そういった動線になってまいります。そういったことから、今回の場合は1階に改札を集約しているということでございます。  以上でございます。 34 馬場尚之委員 手前のほうはわかってるんですけれども、一番先のほう、今、県庁舎が建ってる側のことを言ってるんです。そこは結局終着駅だから、あくわけですよね、何メートルかのスペースはできるというふうに思うんですよ。そこも眺望が見えるような検討もされてたんで、要は、もうできないと言うてしまえばそれで終わりなんで、JRのほうも、例えばJRビルをつくると言ってるんで、JRビルの中を通すようなことは自分たちの利益になると思えば考えるはずなんですよ。わざわざ1階までおろさんでも、2階に客の足を向けて、そこから下におりていくようなことも、考えようによってはできると思うんで。市側がもうできませんというふうな見解じゃなくて、もう1回やはりそういうことも検討の余地に入れてもらって、そこら辺も、もしできれば2階からそのまま、1回おりてまた上るなんてことをせんでよかようになるんで、そこら辺は話す余地はまだ残しとってほしい。もう決まっていてできないんですよというんではなくて、やはり市としては市民の意見を取り入れて、こういう意見もありましたということで、ぜひ伝えていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。 35 片江まちづくり部政策監 室長の答弁に少し補足をさせていただきますけれども、在来線と新幹線に関しましては、確かにそれぞれホームは2階なんですけれども、ホームの高さ自体が食い違っておりまして、横に移動できないという物理的な状況がございます。  具体的に申しますと、在来線のほうが新幹線よりも若干低くて、2階ホームでありながらホームの位置そのものに高さのずれがあるということですから、ホーム全般にわたってずれておりますので、どこかで渡りがつくれるかどうかというのは難しいと。ですから、在来線から新幹線のホームを越えて東側のほうに向かうという動線が、どうしてもできないということで、1階のほうでまとめて改札をつくるしか対応のしようがないというのがJR側の説明でございました。  私どもも、委員がおっしゃられましたとおり、2階でまとめて改札ができればというお話もし、また、構造として変えられないかという検討をお願いしたんですけれども、やはり在来線をその分だけ上げると、ホームだけじゃなくて全線にわたってかなり大きな構造物になってしまうということで、費用の面であるとか工事の面から、それはなかなかもう難しいということがありましたもんですから、これに関しましては、1階改札でやむを得ないというふうな現状になっているということをご理解いただければと思います。 36 中村照夫委員長 それでは、順序4に移ります。  中里委員から補足がありますか。 37 中里泰則委員 駅の西側のことです。これは先ほど、浅田委員のほうからもお話があったように、今どちらかというと東口のほうに光が当たっていて、西側のほうはなかなか光が当たっていないというような現状があります。長崎駅前の北に向かう交通量、これを少し軽減するためには、西側のほうに車を誘導していく、車の流れを誘導していく、そういったことが必要じゃないかという思いで。そうなってくると、やはりそこに車が行って、その行った先が、もっと便利に次の道路まで移動できるというとであれば、将来的には旭大橋の低床化というのも実現させる必要があるのかなと思いますし、今現在、通勤時間帯中は稲佐橋がひどく渋滞をしているという現状がありますことから、そこの渋滞を解消する車の流れを、今の状態から少し変えるということも、考えていく必要があるのかなというふうに思っておりますのでそういった意味で質問させていただきました。 38 中村照夫委員長 それでは、理事者の答弁を求めます。 39 芝長崎駅周辺整備室長 それでは、中里委員から提出された(1)長崎駅前及び駅周辺地域の交通渋滞対策についてお答えいたします。  まず、国道202号の長崎駅前から北部方面行きの交通量縮減についてでございますが、長崎市の中心部におきましては、地形的な制約により一極集中型の交通体系となっており、特に長崎駅前の国道202号につきましては、市中心部の交通の要所であり、1日当たりの交通量が6万台を超えることから、慢性的な交通渋滞を引き起こしております。そのため、現在、放射環状型幹線道路網の整備を進めているところでありますが、浦上川線などの整備に伴い、長崎駅前の交通量につきましても徐々に減少しているところでございます。また、桜町方面から北部方面に向かう交通を浦上川線に分散させるため、現在、郵便局横の都市計画道路、大黒町恵美須町線の整備を鋭意進めているところでございます。さらに、長崎駅周辺の再整備におきましては、新たな街路の整備による交通の分散化やバスベイ等の整備による交通の円滑化を図ることとしておりますが、今後、交通シミュレーション等による検証や交通管理者等の関係者との協議を十分に行い、交通渋滞の緩和に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、新長崎駅の西口の利用促進のための交通誘導策と、そのための旭大橋の低床化及び稲佐橋の渋滞緩和策についてでございます。  新長崎駅の西口につきましては、在来線の駅舎や交流拠点施設用地に面しており、多くの利用者が見込まれることから、タクシーの乗降場やタクシープール、一般車の乗降場や駐車場、バスベイ等を整備するとともに、アクセス道路として都市計画道路、長崎駅西通り線が整備されることとなっており、東口西口双方に交通広場を設けることやアクセスの向上により、国道202号に集中している交通の分散効果が期待されるところであります。  駅西口の利用促進のための交通誘導策につきましては、郵便局横の都市計画道路、大黒町恵美須町線を整備することや、国道202号等の既存の道路や新たに整備される街路から円滑にアクセスできるよう、付加車線を整備すること、また、わかりやすい道路標識の設置等について、交通管理者道路管理者等と協議、調整を行ってまいりたいと考えております。また、浦上川右岸地区からのアクセスにつきましては、委員ご指摘のとおり、旭大橋を低床化し、両地区の距離感を縮めるとともに利便性、快適性の向上を図ることが重要であり、さらにそのことで浦上川の東西間を行き来する交通の分散化が図られ、稲佐橋の渋滞緩和にも効果があるものと考えられます。  旭大橋の低床化につきましては、県市共同で進めている都市再生総合整備事業の中に、整備を図るべき都市基盤施設として位置づけられているところでありますが、管理者である長崎県からは、インフラ施設の長寿命化が求められる中、補助金上の耐用年数に達しない中での解体撤去は厳しいとの意見が出されております。しかしながら、駅西口の利用促進や稲佐橋の渋滞緩和、さらに浦上川右岸地区の活性化を図る上で、旭大橋の低床化は必要不可欠であると考えており、今後とも早期実現を目指して、県に対して強く働きかけを行ってまいりたいと考えております。  説明は以上でございます。 40 中里泰則委員 ありがとうございます。  やはり、ドライバー心理をどう見るかということだと思うんですよね。北に向かって進んでいるときに、ここで旭大橋のほうに行ったほうがより短い時間で目的地に着ける、そういうドライバー心理というのを考えて、車の流れというのは想定していくものだろうというふうに思うんですよね。  今、県との調整というのが大変厳しい状況であると思いますけれども、やはりそこは長崎市内の特に交通量が多い長崎駅前の交通の分散を図るということから、ぜひ旭大橋の低床化を実現していただいて、浦上川沿いの道路の利用をふやしていただきたいということで、これは要望にしておきます。 41 中村照夫委員長 よろしいですか。  それでは、今までのところで皆さん方から何かありませんか。 42 奥村修計委員 各項目において、各委員のほうからいろいろと要望がありましたけれども、1点、この要望の中でも感じたことは、これからやるわけでございますけど、これまで調査した中において、はっきりした形が浮かばないというのが現状です。その中において1つお尋ねしたいんですけど、まず1点目、駅前の電停の3線化は可能だということで、軌道事業者さんのほうとしては安全対策のために3線化をぜひやりたいという意見が出ております。果たしてこの3線化をやる場合に、大体どのくらいの道路幅、軌道幅を必要とするのかという問題が全然検討されてないというところが、私は不思議でたまらないです。そうなりますと、当然ながら国道202号は、駅前のバス停があるほうを広げていかなければいけないようになると思います。この中でも、平面横断ができないという警察の見解も出ていますので、そうしますと高架橋をつくらなければいけないということになれば、現在の高架橋は古いから取り壊して新しくつくるということであるなら、国道の拡幅だってできると思うんです、はっきり申し上げて。ということは、エレベーターの位置についても、今バス停があるところの裏が駐車場になってますね、あそこを少しずらしてやるだけでも、この電車の3線化の問題と車道の拡幅もできるんじゃないかということで、この辺もやはりはっきりと結論を出すような形でしていかないと、いつまでもこの問題で3線化のため、道路幅を広げるとかいろいろ話をしても、これまで何回となくこれをやってきてるんです。横断歩道ができない理由も1つ考えられますね、先ほど駅に入る20メートル歩道のほう、タクシープールのほうをスクリーンで出してみてください。そこにタクシープールがありますね、この20メートルの紫色で描いてあるとは、これは歩道ですよね、真っすぐ通ってるのは。その横にタクシープールに入る道路がありますね。それと、今、2線引いてる間の動線をまず教えてください。 43 芝長崎駅周辺整備室長 今、こちらのスクリーンにお示ししている図面で申しますと、東西軸、これがこの駅舎から国道方向を結ぶ骨格となる歩道でございますが、この幅員を今20メートル程度で整備しようと考えておりまして、現在この横に委員ご指摘の交通広場がございますけれども、こことの間というものは、この図面では広めにとられておりますけれども、バスの待ち合いのためのシェルター、屋根、そういったものをつけますと、ほとんどスペースはないものと考えておりますし、この東西軸と一体となって整備するかどうかということにつきましても、具体的に検討を進めているところでございます。  以上でございます。
    44 奥村修計委員 わかりました。であれば、今でも狭い状態であるなら、この歩道が20メートルと今おっしゃいましたけれども、果たして20メートルも要るんだろうかと。今、言うごと、バスベイとかタクシープールが非常に狭いということであれば、私はこの前、タクシー協会の方に聞いたんですけれども、全くタクシー協会のほうも何台かわからないという状況でありましたけれども、これはどういう関係なのか説明してないのか知れませんけど、やはり先ほど山崎副委員長が言ったように、せめてタクシー協会では25台から30台は必要だということです。そうしますと、バスとか入ってきますと、この20メートルが必ず要るのか、15メートルにするとか17メートルにするとか、この辺は検討する余地はないんですか。もう絶対20メートルから譲れないということですか。 45 芝長崎駅周辺整備室長 この東西軸の幅でございますけれども、必ずしもなければならないというわけではございません。ご指摘のとおり、交通広場の機能を優先させるというのも重要な視点でございますので、あわせて検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 46 片江まちづくり部政策監 補足させていただきますが、この東西軸ということで図面は紫で着色しておりますところ、これは確かに幅員は一応20メートルで考えておるんですけれども、特に色をつけているところとつけてないところで、何か高低差があるというわけではなく、周辺の地形と一体となって歩行者の方が縦にも横にも行けるような構造になっております。ただ、動線を印象づけるためにこの部分に関しては舗装とか、そういったところで少し特徴を持たせるべきではないかというような話をしておりますので、その交通広場と東西軸の間が特に限定された空間というわけではなくて、今描いてある東西軸と交通広場の間の広場も、東西軸と一緒になって歩行者の空間として、大きく東西方向の流れの中で使っていけるんじゃないか、ただ、そこにどうしてもバス停の乗りおり機能を持たせる関係でシェルターとかを置くことが今後出てくるといった意味ですので、特に20メートル幅が15メートル、17メートルになったからといって、双方の使い勝手がどうこうかわるということはありませんので、これは20メートルというふうな、要は、いわゆる駅前広場のシンボル的な空間として表面的な舗装はさせていただきたいというふうに思っております。  以上でございます。 47 奥村修計委員 この20メートルの両サイドには植木が植えてありましたね。今おっしゃるように自由に行き来できるとやろうけど、やはり歩道区間と車道区間が完全に分かれていますね。でありますので、私は20メートルも必要なのかと言ってるのが、さっき言いましたね、バスベイやタクシーベイができたりするので、もう少し歩道を狭くしてやれば、国道202号から入る道路、これが非常に狭いですよね、この図面から見ますとね。20メートルの歩道がありまして、その脇に各関係機関の駐車場とかタクシープールがあったりして、その中にバスが入ってきて停留所をつくるということですからね、であれば、もう少しそこを狭められてもいいんじゃないですか。その動線は西側まで通っていいと思うんですよ。駅に入り込むところはもうここしかないんですから。みんな、今まではホテルニュー長崎の横から入っていましたけど、今度はこうなってきますと、その歩道の脇に、ちょうどそこです、紫色の東西軸と片側のバスが入ってくるところまでは非常に狭いから、あと3メートルでも5メートルでも歩道を狭めてやることによって、駅舎に入る車が楽に入るんじゃないかと思います。でありますから、そこをやはり、私はもっと、これはJRとの協議で決まったんでしょうけど、長崎市としては駅舎まで、せめて西口まで全部せろじゃなくて、駅舎まで行く間のこの植木が描いてありますけど、その幅だけはあと少し削減してもいいんじゃないかと、幅を狭くしてもいいんじゃないかという気がしますので、これはぜひ協議していただくということで、そこの駅に入る車の交通が非常に、潤沢になるんじゃないかと私は思います。そうすることによって、このタクシープールも25台ぐらいは置けるんじゃないかと思いますし、出入りも今までよりも簡単にしやすくなるんじゃないかと思いますので、この辺をJRとよく協議をされて、できましたら20メートルというものは、私は逆に言ったら必要ないんじゃないかと思うんですよ。広かればいいんですけれども、車が入るところが狭いということは、非常に交通的に安全ではないというふうに考えますので、ここは私が強く要請しておきますので協議してください。これをお願いしたいと思います。  それから、さっき言いましたように、軌道を3車線にした場合、軌道敷の幅がどのぐらい要るんですか、計算されてるんですか。そこにエレベーターも入りますよね。さっきはエスカレーターもつくるような話でしたけど、相当な幅が要るんじゃないかと思いますので、限られた範囲の中でこれだけ要望が出ておれば、事前に仮にでも、3車線にした場合にはここまで軌道敷なんかが要るんですよと、あとは通行する車道が4車線なら4車線、5車線なら5車線要るんですよということを計画的に、これまでの要望の中でも出てましたからね、そのくらいはもう大体できとってもいいんじゃないかと思いますけれども、残念ながらできてないということは、私は本当に進まないんじゃないかなというふうに思いますので、ぜひこれに描いてあるように、現状ではそこからしか車両は入りません、平面交通もできません、そこで全部とまってみんですか。もう、とてもじゃないけど、北部方面に行く車はとても渋滞しますよ。そこに平面交通の歩道をつくればね。ですから、ここだけは横断方法は特別に高架にして、歩行者の安全を守るように、もう決定されてもいいんじゃないですか、後々考えましょうじゃなくてね、そうしなともう事業はどんどん進んでるわけですから、早く決めていただかないと、この問題はずっと続きますよ、論議していけば。  でありますから、タクシープールについても25台以上は置けるようにするためには、さっき言いましたような20メートルの歩道をもう少し考えていただて、車が入りやすくしていただきたいということを、ぜひお願いをしておきたいと思います。あわせて、さっき言いました3車線にした場合の計画も早目に立ててください。お願いしたいと思います。答弁を。 48 片江まちづくり部政策監 まず、委員ご指摘のとおり、この委員会でも交通事業者の方にご意見をいただきましたけれども、今一番、現状の交通広場で問題になっているのは、バスとマイカーと、それからタクシーが非常にふくそうして流れており、相互に行きにくいといいますか、安全管理が難しい状態になっている。これを何とか正常化してほしいというのが、これは全ての事業者のほうから出された同じ意見でございました。  その点を含めまして、今この前方に出している図面、特に交通広場内のレイアウトにつきましては、例えば、団体バスの駐車場など、ご指摘をいただいてもまだ見直しができていない部分もございます。これが完成形というわけではございません。特に、環境空間としてタクシープールの上と下にとっている空間、こういったところも、もう少し見直しができる余地が私はあると思っておりますので、それともう1つ言われました国道202号からの進入路のとり方の問題、こういったところも、歩行者動線歩行者動線として必要な空間はあると思っておりますけど、しかし一方、交通広場は交通広場として、やはり安全なものでないといけないと思っております。交通事業者の方の要望、それから、今おっしゃられました必要な台数がどれほどのものかといったところはきちっと突き詰めて、改めて早期にレイアウトをまとめていきたいと思っております。  また、軌道の3線化、これは市民にとって非常に利便性のあるアイデアだと思っておりますし、我々もできればこの中で実現したいと思っておりますけれども、軌道の幅につきましては、先ほど言いましたようにバリアフリーの対応のためと、3線化にした場合の滞留スペースとか、そういったものでどれぐらいの幅員になるのかというのは、交通事業者のほうと協議をしながら、なかなかきちっとした面積までは詰められませんけれども、駅前商店街のほうに道路を振るというのが厳しい中で、もし道路の線形を見直すのであれば、それは駅のほうに広げるという話になると思います。そのときに、車道がうまくスムーズな流れが確保できるような線形になるかどうかも、こういった計画を進めるときには頭に置かなければならない点でございます。車線数はとれておっても、非常に走行するに当たり不自然な屈曲が出たりすると、それはそれでまた渋滞の原因になったり交通安全の支障になりますので、その辺のところがうまく整合できるような計画づくりというのを目指して、今後検討を早急に進めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 49 浅田五郎委員 駅前再整備という中で、全く基本的なものが変わってないような気がするのね。交通体系を見ても、自動車、バス、電車、それぞれね。3線化が必要であれば、まず警察だとか事業者だとか、そういった関係機関のご意見を聞くことも大切だけれども、まず絵を描いてみるというのがあなたたちの仕事で、どうも全く変わらないんじゃないのかなという感じがしているわけです。例えば、西口の問題だって、ここに、何に使うかわからないけどJR貨物の土地を買っているわけだね。こういったものを、必ずしも、まだ交流拠点施設というのは議会も承認しているわけでないわけであって、まちづくりに対して、この真ん中に道路を通して、そして向こうに橋をかけるならば、県が反対してあと10年以上はかかりますよ、旭大橋の対応を待っていたらね。そういうことで、まちづくりが進まない状況であれば、やはり思い切った施策というものを考えていかないと。私は2年間この特別委員会の委員をしておりますが、ある意味では全く変わっていないんですよ、ほんとに。長崎駅前は九州一の交通量があるのに、これだけ動かすならば、これだけ広げるならば、やはり少しは変わるよというようなことが全く見えてこないわけですよ。既存の路面電車、既存のバス、そういうものをきちっと守りながら、それは市民の足だから守るのは結構だけど、やはり、いい意味での変化のもとで守っていかなければ、私は変わらないと思うんです。JRさんというのは民間で上場した会社ですから、やはり利益優先で来るということは社長の談話でもはっきりしてるわけですから、そういった諸々のことを考えてみると、駅をよくしたために逆に中心部の商店街と目の前の商店街がどうなるのかというところまで踏み込んだ政策的なものも全く見えてこないんで、ここだけをみんながいじくり回してるけど、開けてみたら何にも変わってないというようになるような気が私はするんです。ですから、西口の問題だって目の前に川があれば、それを真っすぐ突っ切るような、そういった思い切ったものが皆さん方から提案されないといけないわけで。旭大橋をどけたいんですよと、どけんでいいじゃないと、あれだけ金をかけてやってるわけだから、あれはあれで。ただ、問題は雪の日にすぐ通行どめになるから問題であって、平面になってもすぐとまるんじゃないかと私は危惧するぐらいですよ。たった400メートルぐらいの橋をね。  だから、もう少し、やはり行政のあなたたちは、市民に対してこういう政策で変えていきたいんだということを言わんと、警察と話したり、関係事業者と話したら、余り変わらないと私は思うんです。やはり、ここにおる議員の皆さん方だって、やはりそういった問題に思い切った提案をしてもらわないといけないけど、何か、ある土地を小さくちまちまちまちまやっとるような気がしてね、本当に変わるのかな、大丈夫かなという気がするんでね、意見として述べておきますけど、もう少し思い切った施策を打ち出さない限りは、駅前の再開発はあり得ないということだけは申しておきたいと思います。 50 吉原 孝委員 公共交通機関を利用するのに、平面横断は非常に厳しいということで、デッキ横断の話が出ていますが、であるなら、やはりエスカレーターエレベーターは、これは当然設置すべきじゃないかと思うんですよね。しかも、エレベーターエスカレーターということではなくて、エレベーターエスカレーターも設置すべきだと私は思いますね。せっかく列車で来られて、そして路面電車に乗ろう、バスに乗ろうとしている人が現在も高架広場に上るのに階段を上って、そして階段をおりるというような、そういう不便さがありますよね。やはり、それはなくすべきだと思いますね。だからもう、デッキ横断がスムーズにいくようにするためには、どうしても私は、エスカレーターではバリアフリー化、車椅子対応ができないんだったらエレベーターも必要でしょうし、エスカレーターのほうがエレベーターよりもはるかに輸送量といったらおかしいですけれども、対応が可能だということで、これはもう設置義務という形の中で、今後は進めていかなければいけないと思ってるんですよね。それについての見解をお尋ねしたい。 51 片江まちづくり部政策監 バリアフリーということの中に、私が思っておりますのは、単に階段昇降があるとか段差があるとか、そこの解消だけじゃなくて、目的地に行くときの心理的な障壁もバリアになってるところがあるんだろうと思っています。今、吉原委員がご指摘されました、階段を上らないと向こうに行けない、あるいはエレベーターを待たないと向こうに行けないというのは1つの障壁だろうと思っています。特に今回、駅前の開発につきましては、周辺地域へそのにぎわいを及ぼすということを1つの目的としております以上は、周りのほうに人が行きやすくなるような、何といいますか、心持ちにさせるような、そういった仕組みというのはあわせてやらないと、やはり効果というのは十分に発揮できないのではないかと思っております。そういった意味では、上下の昇降はどうしても不可欠なわけですけれども、エスカレーターエレベーターが、非常に効果的に機能するというところにつきましては、設置を検討していかなければならないというふうに思っております。  以上でございます。 52 山崎 猛副委員長 2点あるんですけれども、もし私の認識が違っていれば申しわけないんですけど、私は中央部に住んでいるので余りバスとか路面電車とか使わないんですけど、最近路面電車に乗ることがあるんです。この委員会の委員になって、いろいろな発見をするんですけれども、今、皆さんいろいろバリアフリー化についてのお話をしているんですけれども、肝心のバス、路面電車バリアフリー化してないというのをすごく感じるんです、長崎の場合。東京へ行くと、鉄道なんかも結構車椅子の人が乗っていたりするんですけど、余りバス、路面電車に乗ってる人は見たこともないし、みんなやはり駅から行く人たちはタクシーを使っている人が多いと思うんです。  せっかくこれだけお金をかけてみんなで時間を使って知恵を絞って、そういう場所を提供しても、この間の長崎電気軌道の方じゃないですけど、今の電車の形態を変えれば電停の島式化ができるけど、それには協力はできないようなお話がありましたけれども、協力できないと言ったらちょっと言葉が違うかもしれませんけど、やはり、せっかくそういうふうな体制を市がとって、観光都市長崎を目指しているんですから、長崎電気軌道の方にもぜひ車両というんですか、そういうのをバリアフリー化するように。この間、久議員が別の委員会で障害者に関する法律のお話をされて、私も初めて聞いたんですけれども、また、この3車線化することも今、せっかく検討されてるんだから、もう何も営業協力ばかりするんじゃなくて、やはり長崎のイメージの協力もしていただくように、これは要望ですけど、強くそういうことは要望していただかないと、せっかく電停を整備しても結局、電車に乗れなかったていうんであれば、何のためにお金使ったのかわからなくなりますんで、よろしくお願いしたいと思います。  それから、もう1つは、私も商売人ですから、さっき馬場委員の話を聞いていて思ったんですけど、その段差というのが、多分片江政策監が言われたのは2メートル32センチあるんです。これがどのくらい高いのか低いのかというのはわかりませんけど、幅の距離からいうと、私は全然解消できない距離ではないと思うんです。今まで私たちだけのほうの感覚でいうと、多分JRは無理だと言うと思うんですけれども、さっき馬場委員が言ったように、JRが駅舎をつくって、その横にまたJRが商業施設をつくり隣接してると。自分たちに有利なことだったらやはり考えると思うんですよね、ですから、もうだめだ、だめだじゃなくて、商売人は絶対自分たちに有利なことだったら、これ幸いに、今まではできなかったと言ったけれども、それだったらやりましょうと言うかもしれないから、やはり一応、やれるということで頑張ってやっていただいた結果ができないというのと、もう最初から無理ですよ、無理ですよと言ってやらないのとは全然違うんで、私は商売人としてそう思うんで、ぜひ努力をしていただきたいと、両方とも要望にしときますけど、よろしくお願いします。 53 中村照夫委員長 ほかにありませんか。暫時休憩します。           =休憩 午前11時16分=           =再開 午前11時24分= 54 中村照夫委員長 委員会を再開します。  それでは、順序5に移ります。  まず、堤委員から補足がありますか。 55 堤 勝彦委員 高架についてということで、質問させていただいておりますが、前回の委員会でJR九州が出されたこのパースを見て、現在、アミュプラザから歩道橋が高架でありますけど、そういう絵ではなかったもんですから、今後どうなるのかなと思って質問させていただきました。また、この高架橋は、将来、また整備されると思うんですけど、屋根つきであるもんかどうかというのもつけ加えさせていただきたいと思います。また、西坂公園ですが、噂ではNHKももしかしたら移転して取り壊されるとか、県の交通会館とかも取り壊されるという話も聞いたことがありますので、その辺を含めて、そうなった場合、NHKのビルがなくなりました、西坂公園がもう目の前に見えますよね。だから、その公園も一体化した駅前ということで再開発してはどうかなと思って、この歩道橋ですかね、高架橋を西坂公園まで結ぶ、そうしますと高さ的には日本二十六聖人殉教地の高さまではいかなくても、途中までいければ歩行者もスムーズに行けるのかなと質問しました。  以上です。 56 福澤照充委員 これは、JR九州が今回、施設をつくるということで、率直な感想なんですけど、駅の入口がどこであると皆さんが感じるかなというと、駅ビルの入り口が相当電停の近くまで出てくるので、やはりかなりここからの出入りというのが多いんじゃないかなというふうに思っています。JR九州さんも、その中を通すことでの飽きさせない仕組みづくりも考えたいとの話もあっていましたので、1つはこの中を終電まで通れるような、そういう仕組みができないかということと、やはり雨の日の屋根の話が出ていましたけど、思い切ってこのJR九州さんのビルの1階を何メートルか引いてもらって、その下を言ってみれば動線として雨のときも通れるような。例えばその壁面にデジタルサイネージとか、いろいろ飾りをつけることで、結果としてビルが閉まっている間も飽きないで駅まで行けるんじゃないかなというふうに思いまして、そういう歩行空間の確保についても、しっかりJR九州さんと協議をしていただきたいと思って質問をしております。  以上です。 57 山崎 猛副委員長 先ほども出ましたけれども、東西軸との間はそんなに図面ほどあいてはいないと思うんですけれども、とにかくバスとかタクシーとか自家用車とか、そういう乗り場まで屋根を一体化して整備し、雨にぬれないでみんなが行ける動線づくりをしていただきたいということのお願いです。 58 中村照夫委員長 それでは、理事者の答弁を求めます。 59 芝長崎駅周辺整備室長 それでは、2.長崎駅周辺再整備地区と周辺地域との連携のうち、堤委員から提出された(1)高架橋についてと、福澤委員から提出された(2)長崎駅から電停までの距離感を感じさせない仕組みづくりについては関連する質問ですので、まとめてお答えいたします。  ご質問は、駅舎から駅前商店街へ、さらにJRの商業施設へと高架橋でつなげる考えについて、また、その高架橋を西坂公園まで延伸する考えについてと、JR九州の施設を活用した歩行空間の確保についてでございます。新しい長崎駅は改札口が1階となるため、そこから国道までは地上レベルでの歩行者動線を基本に考えておりますが、一定の距離があることから、距離感を感じさせない快適な移動方法について検討する必要があると考えております。また、駅前商店街方面への国道横断につきましては、平面横断が交通へ与える影響などから困難となった場合には、高架によるデッキ横断とする考えでございます。  委員ご提案のJR九州の施設を活用して歩行者動線とすることや、国道横断の高架部と接続することは、歩行者の移動選択性を高めるとともに、雨にぬれない快適な歩行者空間の確保による回遊性の向上にも資すること、また、JRの開発施設のにぎわいを駅前商店街へ波及させる上でも非常に有効であると考えられることから、今後、JR九州の開発計画の具体化にあわせて協議、調整を図ってまいりたいと考えております。また、長崎駅周辺で新たに創出される交流やにぎわいを、西坂公園などの周辺地域に波及させるためには、駅周辺地区駅前商店街とを隔てている国道202号をいかに円滑に横断させるかが重要な課題であります。  委員ご提案の、高架橋を西坂公園まで延伸して整備することにつきましては、駅と西坂公園のアクセスを向上させ、密接な連携を図る上で効果的であると考えられますが、国道沿いの建築物が支障となることから、将来の土地利用の動向を見ながら検討していく必要がございます。また、西坂公園までの歩行者動線を検討するに当たりましては、駅前商店街とも連携した動線として整備していく必要があると考えており、平成25年3月に県市共同で策定した、長崎駅周辺エリア整備計画におきましても、回遊性の充実という目標の中で、駅前商店街を経由した、駅から西坂・諏訪の森方面への回遊ルートの整備を掲げておりますので、今後、地元の意見を伺いながら検討してまいりたいと考えております。  次に、山崎副委員長から提出された(3)雨にぬれない動線についてお答えいたします。  長崎駅は交通の拠点であり、交通結節点として乗りかえ利便性を向上させることは重要な課題であると認識しております。そのため、各交通施設がわかりやすく利用しやすいよう配置され、駅におり立った人々が次の交通手段や目的地まで、安全かつ快適で円滑に移動できるような環境を整える必要があるものと考えております。  委員ご提案の、雨にぬれないための上屋の設置につきましては、駅舎から交通広場の乗り場まで、また、駅舎から駅前商店街方面まで連続して配置することが重要であると考えており、現在、進めている駅前広場等設計業務やデザイン検討会議、交通事業者等の関係者との協議を踏まえながら検討してまいりたいと考えております。  説明は以上でございます。 60 中村照夫委員長 それでは、順序5に関して、質問された委員から何かございませんか。 61 堤 勝彦委員 私は、まずは西坂公園の件で言いますと、駅再開発と言いましたら、タクシープールとかバスプールですかね、こっちは緑色の広場から、こっち側のタクシープールのほうまでが駅前というんですかね、そこからこっちまでです。そのバスプール、タクシープールからも歩道橋があってもいいのではないかと思うんですよね。何もこっちばっかりじゃなくて。  先ほどの話では、県交通会館付近から横に歩道橋を伸ばすのは難しいよというお話もあったんですが、そこが難しいなら、バスプールのほうから、もしNHKのビルがなくなったとしたら、そのまま行ける道もあっていいんじゃないかなという考えから質問をさせていただきました。それと、高架の場合は、屋根があるものかどうか質問したつもりだったんですけど、それは後ほどお答えいただければと思います。  また、その東西軸があります。そこは平面だと言ったんですけど、その横にビルができますよね、JRのビルができる予定と聞いてますから、先ほど福澤委員がおっしゃったように、そこの中を通してもらうとか、姫路駅がちょうどそんな感じになってますよね。何道路でしたかね。ビルの1階が通りになっとりまして。あんなイメージ、もしくはその2階を歩かせるとか、高架と同じ高さで歩いてもらうとか、そういうことをしてもらいたいということも言っておきます。  それと、交流拠点施設ができるというか、計画をされてるようで、そちらの担当者も来ておられますので、そちらに建物が建つ場合、2階レベルでは高架を通せませんよというのか、駅舎ができるからできないんでしょうけど、例えば中2階で通すとか。下関もたしかそんな感じでやってたんです。中2階で結ぶとか、そのような方策もあろうかと思いますので、ぜひそっちにできる建物とも何か連絡橋みたいな感じでやるとか、先ほど馬場委員がおっしゃった一番左側の終着駅、そこから先へ線路は行きませんので、そこを回してやるとか、そうやって2階レベルの回遊性も確保してあげるということを、ぜひ考えていただければということを質問したつもりでしたので、その辺についてもよろしくお願いいたします。 62 芝長崎駅周辺整備室長 先ほどご説明で漏れておりました、雨にぬれない動線ということでございますが、まず、JR九州が計画される施設を使ってということであれば、十分雨にぬれない動線も確保できますし、現在、駅舎を出て右側にJRホテルに向かうエスカレーターが設置されておりまして、そこからアミュプラザの北側のデッキ動線を使って雨にぬれず移動できるというような現状がございますので、そういった形でJR九州と連携しながら施設を利用して、雨にぬれない動線といったものは確保していきたいというふうに考えておりますし、国道横断については現在、歩道橋ということで、屋根がないような状況でございますが、そこについても連続性という意味で、今後できるかどうかについては検討してまいりたいというふうに考えております。  それから、西側の交流拠点施設でございますが、まだ計画が定まっておりませんので、どういった動線が最適であるのか、そういったものは、計画が見えてから最適な歩行者動線を検討した上で、動線について考えていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 63 片江まちづくり部政策監 西坂公園への動線について、ご説明いたしますが、先ほど、周りへの経済の波及ということで、これは駅の周辺整備の効用の1つということも申し上げました。私どもが考えておりましたのは、都市再生でも商店街の真ん中を西坂への動線と位置づけているのは、駅前から来たお客様をそこの中に誘引して、その途中に商店街を置くことができれば、結構お客様が商店街に行くという話になるんじゃないかと。どうしても、西坂公園へのアクセスが今よくないということは十分わかっております。何らか今後は、その改善をしないといけないと思っておりますけれども、駅からダイレクトに西坂公園への動線を引いてしまうと、そこに行って、そのまま帰ってしまわれるということを非常に懸念しておりますので、やはりここは一旦、商店街なりその周辺を歩いていただいて西坂公園に至るルート、要は商店街の奥に行ったところから西坂公園までの高低差が結構ありますので、それをいかに改善していくのかといったところは、当然検討が必要なんですけれども、まずは、駅周辺にきちんと足を運んでいただいた上で西坂に至るという動線の中で、いかに歩行者利便施設を配置していけるのか、そういったところで今後検討をしていかなければいけないと考えております。  以上でございます。 64 山崎 猛副委員長 片江政策監と視察で大宮に行きましたよね。大宮駅で雨が降り、しかも駅が工事中だったんで、どこでタクシーに乗ればいいのか、タクシー乗り場は見えてるんですけど、どうやってそこへ行けばいいのかわからず、みんなで右往左往したんですけれども。結局乗り場まで雨にぬれて行ったんですけれども、やはり荷物を持って雨にぬれるというのが一番嫌なんです。何でこんな大都会でこんなと思ったんですけど、それから動線の案内が意外と地元の人たちは見なくても行けるんですけれども、地元じゃない人たちがわかりやすいように、もうそれは誰でも知っとるさじゃなくて、誰でも知らないさという感覚でそういう経験を片江政策監もしたと思いますんで、ぜひそこは屋根と案内をしっかりしていただきたいと思います。 65 中村照夫委員長 ほかにありませんか。  それでは、順序6に移ります。  まず、馬場委員から補足がありますか。 66 馬場尚之委員 JRと地元各種商店との競合ということですけれども、この間JRの方が来られたときに具体的にそういう話も聞いてみたんですけれど、担当部署が違うのでという話で濁された感もあったんですが、要は直接JRの方と地元の商店街との接点が持てれば一番よかとでしょうけれど、なかなかそうならん場合に、行政としてそこに仲介役というか、代弁者としてJR側にいろんな地元の意向とかを伝える、あるいは地元の商店街との話し合いの場を持って、どういう考えをお持ちなのかということも含めて、ここに書いとります仲介役というか、それが100%それぞれの意向は通らないまでも、そこで調整をすることは必要かと思うんですけれども、その点について考えを聞きたいということです。 67 浅田五郎委員 とにかく、私はこの前から皆さんにも話をしたと思うんだけど、まず、長崎駅前の再開発、これはもうJRのひとり勝ちでね、まさにここは商店街というか、全てここでひっくるめるわけですから、私は駅前商店街だけではなくて長崎の中心部の商店街も、たくさんの商店街も大打撃を受けるだろうというふうに思うんです。ですから、それに対抗して、地域の、特に駅前なら駅前商店街が、小さな資本力でやっておる商店街ですから、行政として何ができるか、何をしてあげられるかという視点に立って、JRとも交渉するとか、あるいは行政でできるなら、地元が動線をどうしてほしいとか、せめて屋根ぐらいつくってほしいとか、そういった要望があればそれを聞くぐらいの行政の協力があってしかるべきではないのかなと思うんで、特に地元との、商店街との話し合いなど頻繁にやっていただいて、理解させる努力もしてほしいなということだけをお願いしておきたいと思います。 68 福澤照充委員 一定答弁をいただいているかと思いますが、中身の確認という意味で一応言わせていただきますが、これは武雄温泉駅まで来た観光客というよりも、私が思ってるのは、この武雄温泉駅までの人口を調べると大体30万人ぐらいが長崎より北にいらっしゃるんです。つまり、武雄温泉駅まで新幹線がフル規格で来るということで、その路線、そこの30万人という商圏で、プラス長崎の人口40万人の合計70万人で勝負してくるんだろうなと思ったときに、あと駅の周辺の駐車場を、交流拠点施設も300台ぐらいは確保したい、また、当然JRビルだって今以上にとなれば、県庁までも含めると1,000台ぐらいはこの辺に駐車場ができるという状況になると、本当にここにいろんなたくさんの方が新幹線も使って来る、車も使って来るということになると、やはりここに集まった人をどうやって、この駅前の商店街、また、先ほど中心部という話もありましたが、それを波及させていくかというのは本当に、改めて数を拾っていくと本当にかなりここに集積するんだなということがありましたので、そういった意味でこの質問を挙げてるということだけご理解いただければと思います。  以上です。 69 中村照夫委員長 それでは、理事者の答弁を求めます。 70 芝長崎駅周辺整備室長 それでは、2.長崎駅周辺再整備地区と周辺地域との連携のうち、馬場委員から提出された(1)JRと地元各種商店との競合についてと、内田委員から提出された(4)駅周辺商店街の活性化については、ともにJR九州の開発と地元商店街との調整に係る質問でございますので、まとめて回答させていただきます。  ご質問は、JRが新駅ビルを建設した場合、周辺の商店と競合しないよう行政が仲介役となる考えや、商店街の損失を防ぐための協議のあり方についてでございます。駅前商店街が位置するエリアは、土地区画整理事業の施行地区外ではありますが、長崎駅周辺と連携しながら一体となったまちづくりを進めていく必要がございます。このような中、地元の自治会や商店街が中心となり、平成26年7月に長崎駅前地区まちづくり協議会が組織され、新幹線の開業を見据え、地域のまちづくりに取り組んでいこうという機運が高まっております。現在、長崎市におきましても、この協議会の定例会等にも定期的に出向き、意見交換を行っておりますが、今後ともまちづくり協議会と連携しながら、地域からのご意見やご要望をくみ上げ、それが少しでも実現できるように努めてまいりたいと考えております。また、新駅舎の東側地区に位置するJR九州の開発予定地におきましては、現時点で具体的な計画はないとのことでございますが、8月末の長崎県とJR九州の包括的連携協定の締結の際、ホテル、商業施設、オフィスといった機能が考えられるという説明があっております。  JR九州の土地利用につきましては、地区計画に定められている用途や高さ等の制限以外について、例えば商業的な内容については行政として制限できないことから、周辺地域に配慮していただくよう申し入れを行うことのみにとどまるのではないかと考えておりますが、それぞれが強みや期待される役割等を踏まえ、個々に魅力を高め、相互に連携していくことで、ひいては全体としての活性化につながるような一体となったまちづくりに取り組んでいくことが重要であると考えております。これまで、JR九州には、新しい長崎駅舎や駅前広場歩行者動線等の計画を行う長崎駅舎・駅前広場等デザイン基本計画の策定や、長崎駅周辺エリアにおける施設間のデザイン調整を行う長崎駅周辺エリアデザイン調整会議等にも参加していただくなど、長崎駅周辺のまちづくりについて積極的にかかわっていただいているところでございます。今後、各計画が進むにつれて、JR九州は長崎駅周辺の開発に大きな役割を果たすこととなり、連携の重要性も増すことから、引き続き、JR九州と協議、調整を図ってまいりたいと考えております。  次に、浅田委員から提出された(2)駅周辺の地元商店街の振興についてと、福澤委員から提出された(3)駅前商店街との周遊性の確保につきましては、ともに駅のにぎわいの波及、周遊性に関する質問でございますので、まとめて回答させていただきます。  ご質問は、商店街とどのような連携を図り、にぎわいを波及させる予定か、また、駅前商店街との周遊性確保のあり方についてでございます。長崎駅周辺地区内で新たに創出される交流やにぎわいを、駅前商店街方面へ波及させていく必要がありますが、両地区は国道202号で隔てられていることに加え、新しい駅舎の改札が現在の位置から150メートルほど西側に移動することから、長崎駅周辺地区駅前商店街との連携を図る上で、国道横断をいかに確保するか、また、快適で円滑な歩行者動線をいかに確保していくかが重要な課題であると認識しております。  新しい長崎駅は、改札口が1階となるため、そこから国道までは地上レベルでの歩行者動線を基本に考えておりますが、距離感を感じさせない快適に移動ができるような方策や、来訪者へ長崎の魅力を発信する場所として整備するとともに、駅前商店街を初めとする周辺地区へ足を運びたくなるような仕掛けづくりを行ってまいりたいと考えております。  国道横断につきましては、平面横断デッキ横断の両面から検討を進めておりますが、交通へ与える影響等から平面横断が困難となった場合には高架によるデッキ横断となり、バリアフリー化のためのエレベーターエスカレーター等の設置が必要であると考えておりますが、横断デッキとJR九州の施設を接続するなど、周遊性の確保についても検討してまいりたいと考えております。また、駅前商店街を経由し、駅から西坂・諏訪の森方面へと回遊するルートの整備や、案内板や誘導サイン等の適切な位置への設置等につきましても、地元の皆様を初め、道路管理者等の関係者と調整を図りながら検討を進めてまいりたいと考えております。  説明は以上でございます。 71 中村照夫委員長 それでは、順序6に関して、質問された委員から何かございませんか。 72 福澤照充委員 これは意見・要望にしますけど、駅がつくり出すにぎわいというよりか、JRの施設に来た人をどれだけ駅前の商店街まで連れていくかということが、私は大事だと思っていますので、そこも含めて先ほどのバリアフリー化の件も含めて、しっかり検討をお願いします。これは、意見・要望です。 73 馬場尚之委員 この委員会で、地元の商店街の皆さんの意見を聞く場があったんですけど、そういう中で、行政からの地域の方へのいろんな説明をよく聞いてないよみたいな発言もあっとりました。そういう中で、先ほどの説明であれば、定期的にそういうふうなまちづくり協議会等の中に入って、意見交換を今後していきたいという話ではありましたけれども、要は具体的に、例えばJRのビルが具体的にどういうところが入るとかいうふうな話が出てきた中で、そのやりとりも出てくると思うんですけど、そこら辺を、何でああいう声が出てきたのか、行政は実際説明をされているという話ではありますんで、そうであればいろんなところには話が波及しているはずなんですけれども、そういうとこがまだ十分ではないんじゃないかなという気もするもんですから、そこら辺について今後、やはり具体的にJRの駅ビルにどういうことが入ってきますよとかいう話が出てきたときに、そこら辺のやりとりの中で本当に仲介役をされるのか、もう1回教えていただけますか。 74 片江まちづくり部政策監 商店街の方とは、私も、前の所属の時代からかなり長く話をさせていただいておりますけれども、私が考えますに、今でも目の前にお客さんがたくさんいて、周辺に業務施設とか観光地もありますので、特に駅前商店街に関しては、お客様の状況というのは、かなり恵まれているという言い方は語弊がありますけれども、普通の商店街に比べれば、かなり行き来する方は多いんじゃないかというふうに思っております。よくお話をするのは、やはり皆様方も、我々ができることはいろいろ言いましても例えば案内、誘導するハード面での動線の整備とか、そういったところまでできるんですけれども、そこから先のお客様の関心を引きつけるということについては、やはり商店街の方に汗をかいていただかないと、行きたいという気にならなければ、どこにどんなふうな動線を引いたとしても、そこに人は行かないということは、これはもう明らかでございますので、我々が頑張れることは頑張りますと、しかし、皆さん方も今後一致して、何かこう人目を引くような、具体的に言いますと例えばマスコミに取り上げられて、あそこに行けば何か面白いものがあるというふうな仕掛けは、商店街は商店街でやっていただかないと相乗効果が出ませんよという話は差し上げてございます。そういったことで、我々はできる限りの協力をいたしますけれども、やはり地元の商店街ならではの強みがあると思います。JRのビルというのは、大手のテナントが入るとかそういったことで、お客様から見ればどこの駅にもあるものが、またそこにできるだけだけれども、しかし、駅前商店街というのはそうではなくて、地元の強みを打ち出せると思うんです。そういったところも今後、私どものほうから働きかけて、私どもがやるハード面の整備とあわせて、地域がよくなるような方向で一致していきたい、協力していきたいというふうに、今後とも協議をしていきたいと思っております。  以上でございます。 75 馬場尚之委員 確かに言われるとおりだと思うんですけれども、自助努力といいますか、自分たちでやはりそういうふうなともしていかなければいけない部分もあろうかと思います。そこら辺も含めて、JR側とも話をしていただく、あるいは地元とも話をしながら、よく連携をとって、このJRができたばっかりに前の商店街がもうなくなってしまったというふうにならないように、そこら辺は行政が力を貸していただければというふうに思います。よろしくお願いします。 76 内田隆英委員 今、話を聞いて大体そのとおりだと思うんですよね。それで、わかるんですけれども、まちづくり協議会の方に来ていただいて、話をして、受けとめ方が、市の言ってることと商店街が言っていることの受けとめ方が違ってね、そういうふうに聞いてないとか行き違いがあったもんだから、そこら辺は十分にまちづくり協議会の中に入っていって、商店街の思いというのをしっかりと受けとめて、お互いに栄えていくというふうにしないと、150メートル浦上川のほうに行くわけだから、遠くなるわけですよね。そういう点では、駅舎だけではなく、駅前商店街のほうにもどう足を向けさせるかということも、まちづくり協議会と行政とがしっかり意志の疎通を図って進めていただきたいと要望しときます。 77 中村照夫委員長 ほかにありませんか。  それでは、休憩します。  午後は1時から再開します。           =休憩 午前11時54分=           =再開 午後0時59分= 78 中村照夫委員長 委員会を再開します。  引き続き、総括質疑を行います。  それでは、順序7に移ります。  浅田委員から補足ありますか。 79 浅田五郎委員 交通会館が、駅前地区で占めてきた影響は大きいわけでしてね、あそこにはいろんな青少年センターも入っていた、医療施設も入っているしね、いろんな事務所も入っとるんで、あるいは売店等。そういったものがなくなってしまうという心配がたくさんあります。  そういうことでぜひ、この跡地をどうするかということは、ひとつ皆さん方に考えていただいて、にぎわいということで。とにかく、この跡地を全部、公園くらいにしてしまうと、特に公営的な施設というのはそうじゃなくて、本当に地域のためになるようなものを考えてほしいというのを強く要望しておきたい。お願いいたします。 80 中村照夫委員長 それでは、理事者の答弁を求めます。 81 芝長崎駅周辺整備室長 それでは、2.長崎駅周辺再整備地区と周辺地域との連携について、浅田委員から提出された(1)交通会館跡地の活用について、お答えいたします。  長崎駅周辺につきましては、平成23年2月に策定した長崎駅周辺まちづくり基本計画において、既存市街地との連携を図るまちを形成するとの基本方針を掲げており、大黒町、長崎駅前商店街を含む周辺地区と一体となったまちづくりを進めていく必要があると考えております。  交通会館のバスターミナル機能につきましては、現在、長崎県交通局において、土地区画整理事業施行地区内への移転が検討されておりますが、建物の老朽化が進んでいることから、いずれは解体されるものと考えております。解体後の土地利用につきましては、長崎県が主体となって検討するものでありますが、長崎市としましては、立地にふさわしい高度利用がなされること、また、その用途については、駅前商店街など周辺地域の皆様と意見交換をする中では、地域ににぎわいをもたらす人の出入りの多い施設を期待する声が多いことから、今後、県と協議する場においては、そのような意見を述べていきたいと考えております。なお、当該地は、平成26年度に策定した長崎駅周辺エリアデザイン指針の対象範囲に含まれておりますので、具体的な建築計画が作成される際には、指針に基づく景観協議を行ってまいります。  説明は以上でございます。 82 中村照夫委員長 それでは、順序7に関して、浅田委員から何かありますか。  ないようでしたら、順序5から順序7までの項目、長崎駅周辺再整備地区と周辺地域との連携について関連質問はございませんか。 83 山崎 猛副委員長 いろいろ出ていますけど、私も結局、駅は余り変わらないと思うんですけれども、変えることがいいかどうかは別にして、変えたくても変えられない一番の原因は、やはり主な幹線の南北線ですよね。あれを、いち早くもっと整備していただかないと、駅周辺を、裏を通そうが、表を通そうが、結局、先のほうで1つになって渋滞を起こすと全部渋滞になるというのが、長崎市の今の現状ですから。そこを一番最初にやはり頑張ってやっていただきたいと思います。それからの話だと思うんです。  よろしくお願いします。 84 片江まちづくり部政策監 南北線と申しますのは、浦上川線をさらに北に伸ばして、地域高規格道路としてネットワークをつくるということで、今議会のほうにも要望している、その道路ということで、広域的な道路計画として、浦上川線北伸と言ったり南北線と言ったりして、従来から道路計画があるんですけれども、構想にとどまっている状況でございますが、やっと、ご尽力の甲斐もありまして、県のほうもあの道路については、今後、重点的に取り組みを進めていかなければいけないという、いろいろなところでの意見を聞くことができるようになりました。  やはり、あの道路があって、現在、浦上川線も本当の効果が発揮できると私も思っておりますので、それにつきましてはおっしゃるとおり、今の国道202号が、生活道路も地方を取り巻く道路も全て受け持ってしまっているような状況です。これを改善するのが大事だと思っておりますので、今後とも、できる限り早く着手できるように国、県に要望してまいりたいと思っておりますので、ご協力をよろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 85 中村照夫委員長 それでは、順序8に移ります。  浅田委員から補足がありますか。 86 浅田五郎委員 高架広場、これは、昭和44年の国体のときにつくったわけでして、私は、ちょうどそのときは市議会議員をしておりました。当時は長崎市議会においても、国体誘致について全力投球でやって、こういったもろもろの施設をつくっていった経過がありますね。
     駅前というのは、ご承知のとおり駅前広場というのはないわけで、この高架広場で駅前商店街は夏祭りだとかのいろんな催しをやってきました。そういうことを考えると、高架広場を駅の景観上なくしたほうがいいかどうかということよりも、利便性を考えてみるならば、これが果たしてきた役割が大きいのか小さいのか。これは、やはり地元の皆さん方とのご意見などを十分踏まえながら、ぜひ検討していただければありがたい。  地元が、これはいいよと言うのなら、それはいいとしても、私が聞くところによると、こういった高架があるというのは、決してマイナスではないわけですので。皆さん方も高架で動線として道路をつくっているわけですので、それを高架にするか、動線としての道路だけにするかというのは、これからの課題だと思いますから、ひとつ前向きに検討してもらいたい。  とにかく、これも地元の皆さん方のご意見等を踏まえながら考えていただきたいということで、お願いしておきたいと思います。 87 中村照夫委員長 理事者の答弁を求めます。 88 芝長崎駅周辺整備室長 それでは、3.長崎駅周辺地区における広場計画について、浅田委員から提出された(1)高架広場について、お答えいたします。  ご質問は、高架広場をどうするのか、現在の高架広場を延伸しデッキ動線の役割を持たせる考えはないかということでございます。高架広場につきましては、昭和44年の長崎国体で多くの選手団等と迎えるため、同年に設置された施設でありますが、駅前交通広場の敷地が狭いこともあり、これまで、団体旅行等の集合場所や人々の休憩場所としての機能を担ってきております。しかしながら、現状の高架広場は基本的にイベントが開催できないことや、備品の搬入が階段によること、また、主要な歩行者動線との連続性に欠けるため、たまり空間としての活用が見受けられないなど、有効に活用されていないという実態がございます。また、供用開始後40年以上が経過し、今後、ますます老朽化が進むことや、柱部分が今後整備される北部方面行きのバス乗降場の支障となること、さらに、駅側から見ると、国道を挟んだ駅前商店街側が視覚的に遮断されており、周辺地域との連携が阻害されていることといった多くの課題がございます。  このようなことから、高架広場は撤去し、ほぼ同じ位置に人々の日常的な憩いの場として、また、イベントなどにも活用できる場として、多目的広場を配置する計画でございます。なお、現在の高架広場を生かし、その施設を延長し、国道横断の動線の役割を持たせるとの考えにつきましては、今後、国道横断の検討の中で、既存の横断歩道橋等の活用やその接続も含め、広場の延長としてではなく、最適な歩行者動線として検討してまいりたいと考えております。  説明は以上でございます。 89 浅田五郎委員 よく分かります。  ところで、今説明があった多目的広場について図面で教えてほしい。 90 芝長崎駅周辺整備室長 今、後ろにお示ししておりますスクリーンの中で、緑色の部分が、多目的広場としまして1階部分で整備することになります。広さとしましては、約6,900平方メートルでございまして、現在の高架広場の面積と比較しますと、約4倍ぐらいの広さで整備されることになります。  以上でございます。 91 浅田五郎委員 駅前商店街との連携というのが、うまくいくのかどうかというのは別にしましても、こういったせっかくいいものをつくるというのであれば、とにかく、近隣の商店街とか自治会とか、そういう人たちとよくお話合いをして、単に駅前のためにとは思わないけれども、ひとつ効果のある広場として考えていただきたいということをお願いしておきます。 92 中村照夫委員長 それでは、順序8.長崎駅周辺地区における広場計画について、関連質問はございませんか。 93 内田隆英委員 高架については、築40年を過ぎて、非常に老朽化して、将来にわたって使用するのではなく新たにつくりかえるということなんですけれども、それについてちょっと疑問なんですけれども、高架をつくりかえるときに、高架を通らないと電停に行けないのかなと。電停に行く手段、そして、駅に行く手段。高架を取り払って、向こう側に行く手段をいうのは、どのように考えていらっしゃるんですか。 94 芝長崎駅周辺整備室長 現在の高架広場の機能といたしましては、広場の機能と、もう1つ、今ご指摘のありました電停、もしくは商店街側へ横断する横断施設としての2つの機能があると思っております。  広場機能につきましては、先ほど申しましたとおり、代がえとしまして、駅側に広い多目的広場を整備するということでございますが、横断機能といたしましては、この広場をそのまま横断として使うのではなく、歩道橋、もしくは、そういった横断施設、デッキ施設として、しっかりと横断機能を果たせるような施設を整備してまいりたいと考えております。  以上でございます。 95 内田隆英委員 取り払う前に、そういう横断施設としての機能を備えてから、撤去して、新たな施設をつくるということですね。 96 中村照夫委員長 ほかにありませんか。  それでは、順序9に移ります。  まず、浅田委員から補足がありますか。 97 浅田五郎委員 九州新幹線フリーゲージトレインの話は、きのうかおとといの長崎新聞にもありましたように、要するに社長との対談というのがありましたけれども、この新聞をごらんになったと思いますけれど。  私が今、一番危惧するのはフリーゲージトレインの工事が順調に進んだら、フリーゲージトレインでいくのかということに対して、非常に疑問を持っているわけですよ。どんなに工事がうまくいこうとも、フリーゲージトレインだけは、新幹線ではなくて、まがいものの新幹線だから、こんなのは要らないと、この時期にきちんと行政が、議会は議会事務レベルでいろいろやっているようですから、いいとしても、行政側として、本当に長崎市民がフリーゲージトレインでいいのかどうかというのを問い直してね、JRなり政府なり、あるいは国会の人たちの意向を黙って待って聞いてるだけだけど。私、フリーゲージトレインになったら、大変なことになるし、お客さんはバスのほうに移行するであろうと考えておるわけですけど。  ですから、この前からクルーズ船がどんどん来ておりますけれども、長崎の観光バスは、長崎バスや長崎県営バスでは足りなくて、西肥、島鉄、いろんなところから全部総動員しても足らないぐらい来てる。そういった現実の中でみると、やはりフリーゲージトレインだと高速バスに取られてしまうだろうと考えると、行政が、市長会の会長である長崎市が、本当にそういったことについて、全く発言というのがないけどね、それについてどういった考えをもっているのか、あなたたちが市長と話をしたりして、本当にフリーゲージトレインでいいのかどうか。そのことを私どもは、疑問に感じてるわけですよ。私は、フリーゲージトレインのような新幹線ではお客さんは来ないだろうと思いますので、その辺まで真剣に考えていいと思っています。  その辺の意見だけでも聞かせてもらえたら、ありがたい。なければ、いいですよ。 98 内田隆英委員 新たな展開といいますか、長崎新聞にJR九州の社長の対談でフリーゲージトレインの実用化が厳しいと載っていたんですけれど。  しかし、社長は、たとえフリーゲージトレインが完成しても、費用が2.5倍か3倍になるということで、これは採用するほうからは難しいと、今武雄温泉駅までの66キロメートル、それでも費用対効果が得られていないということで、社長の要望、考えとしては、本当ならば全線フル規格が、自分たちも技術的にも安定しているからいいと言われております。それはそれでおいといて、フリーゲージトレイン、ここまで言われて、非常に難しいという中で、市はそうせざるを得んとかもしれんけど、やはり、国に対してフリーゲージトレインの開発を諦めるということの審議はできないのかと。  市は、国が開発してますから、それを見守っていきたいと。その判断後に新たに市も判断をするという考えなのか、どうでしょうか。 99 中村照夫委員長 それでは、理事者の答弁を求めます。 100 芝長崎駅周辺整備室長 4.九州新幹線西九州ルートのうち、浅田委員から提出された(1)九州新幹線ルートについてと、内田委員から提出された(2)長崎新幹線についてお答えいたします。  九州新幹線西九州ルートにつきましては、フリーゲージトレインを導入する計画となっておりますが、平成26年11月の耐久走行試験中に生じた不具合によりその開発が遅延し、政府・与党の申し合わせである平成34年度の開業時には必要な車両数がそろわないことが確実となりました。そこで、ことし3月に武雄温泉駅で在来線と新幹線を乗りかえるいわゆるリレー方式により暫定開業をするということで、国、長崎、佐賀両県、JR九州を初めとする関係6者による合意がなされたところでございます。その後、フリーゲージトレインは不具合を起こした部品を改良し、室内走行試験を実施しておりましたが、再び同じ部品に不具合が生じたことから、ことし11月に開催の軌間可変技術評価委員会において、現時点においては、耐久走行試験に移行する条件は満たされていない、検証走行試験等を実施し、来年初夏をめどに耐久走行試験の再開について評価をするとの見解が示されました。今後、リレー方式という暫定的な運行方式が長期化することは、長崎市を初め、沿線都市に重大な影響を与えるもので、決して容認できないものと考えております。  当面は6者合意の実現を国に求めつつ、長崎県や沿線市などと連携し、乗りかえなしで関西圏へ直接乗り入れるという最終的な西九州ルートのあり方とそこに至る道筋を早急に示していただくよう引き続き、国に働きかけてまいりたいと考えております。  説明は以上でございます。 101 浅田五郎委員 フリーゲージトレインが国策として、私が県議時代にアメリカの新幹線の視察に、市の代表の方も来られておりましたけれども、行きましたときに、フリーゲージトレインというのは、やはり後進国へ日本の技術力を輸出するためにこれを開発しなければいけない、研究していかなければいけないという話は聞いておった。よもや、長崎ルートは、長崎がモルモットになっている新幹線ではないかと、私は思っておったんだけれども、どうも長崎市の人たちもこれについて何にも言わないから、長崎でいいんだなと。私は、政府が東南アジア、いわゆる後進国に送るというのか、そういう言い方は失礼だけれど、そういったところに輸出する分の研究なら構わない。それには反対する必要はないと思っています。しかし、長崎ルートにこれを持ってこられたのでは、我々長崎市民として議会としても、私はそこまで理解する必要はないのではと、反対するのは反対だと言っていいと思う。それは、それだけの28分しか短縮にならないなら、それは諫早から鹿島を通って、肥前山口を通って、途中で特急を待ったりしておる状況の中で、遅いんで、これが長崎から武雄まで新幹線が走る、ならば、そこに在来線のレールを引いて、乗りかえなしなら博多までなら20分ぐらいの短縮ができるんですよ。  だから、長崎新幹線の名前にこだわるなら、白いかもめ新幹線でもいいし、何でもいいと思うんですよね。だから私は、このフリーゲージトレインそのものが長崎のルートを走ることが果たしていいのかということを、これは政治の場が何ら、市民の声でも聞いて、やはりこのJRの社長たちの考え方、これじゃどうも経済効果は薄いとか、あるいは、今、長崎選出の国会議員さんたちご苦労なさっているのはね、市民が、あるいは県民が反対だから、ぜひ何とかしてこのフリーゲージトレインは困るからフル規格でやってくれというような後押しの声明を発表する時期に来てるんじゃないかと思うんです。ただ、6者が決めたから、どこが決めたからじゃなくて、長崎県民、市民が、いやもうフリーゲージトレインは困るんだというようなことで後押しする立場に今、時期的には来てるんじゃないかなと、そのように思っていますので、これはあなたたちが市長に言って、こういう意見が出たということだけは渡していただかなければ。我々までがフリーゲージトレインを容認しとっても対応が困るんでね、あえて私がこういった意見を述べてるわけです。  以上です。 102 中村照夫委員長 ほかにありませんか。  それじゃ、まとめてほかの方から関連質問ございませんか。よろしいですか。ほかにありませんね。  それでは、総括質疑を終結いたしまます。  ここで、皆さんにお諮りをしたいんですけれども、一応、総括質疑を終えましたので、取りまとめに入ります。それで、調査報告書の中でも、委員会からの提言ということも整理しなければなりません。それから、これまでの論議の中でも、あれもできない、これもできないじゃないかという意見も多々出ました。2年間やってきたけれども何も変わってないという意見も出ました。  そうしますと、やはりもう県はじゃんじゃん進んでるんです。長崎署の計画書ももう出ました、バスセンターの青写真ももう出たんですけれども、どうも長崎の駅周辺の肝心なところが見えないというのが各委員の共通した気持ちだろうと思いますね。それから、この交通会館の跡地をどうするかという問題があります。世界遺産になるということになると、このNHKの跡地利用というのをどうするかという問題があります。それから、中央郵便局付近の道路の拡幅というのもありますけど、これもなかなか進まない。大きな施設ですから、そう簡単にはいかんと。それから、旭大橋をどうするかと。いわゆる周辺部分が見えないということで、なかなかこの計画自体も前に進まない。JRとの話し合いもなかなか表に出てこないということだと思うんで。  そういうことも含めて、少し委員間討議を、どういうふうにこれをまとめるかについての皆さんからの意見を出していただいた上で、報告書の作成に入らんと、私のところでまとめてこれでいいですかというには、余りにも課題が多すぎるという感じがするんですけれども、まだ時間がありますから、できたら今、討議をするか、それとも、もう1月に入ってからして、それまでに皆さん方がご意見を持ち寄るという形にするか、そこら辺のところをお諮りしたいと思うんですけれども。 103 浅田五郎委員 私は、長崎新聞に長崎署をJRの西側に移転新築する概要を県議会で報告したと載っていたのを見たんです。あのとき私は少なくとも駅前再整備の中で、長崎市の移転の問題とか移転場所いろいろあったじゃないですか。このことについて、全く長崎市議会に、あるいはこういった特別委員会の冒頭に、実はこのことで県のほうから発表がありましたが、実はこうなりますよとかいう報告があるかなと思ってたわけ。なかったから、そのままもう終わりになろうとしてるから言うんだけどね、少なくとも、その政治の舞台は警察や行政が握ってるかもわからんけれどもね、やはり市民の命の安心とか安全というのは市議会議員だって発言できるわけだから、長崎がどのような警察署をつくろうとするのか、あるいはどこに位置するのか、いろんな問題について、やはり少なくともこういうことで県のほうから報告がありましたとか、あっておりますとか、そんなことがなかったのかどうか、その1点を聞きたいと思うんですけどね、どうですかね。 104 芝長崎駅周辺整備室長 長崎警察署の位置でございますが、駅舎西側の交流拠点施設用地がある北側、現在、図で示しておりますこの三角用地、こちらのほうに立地する計画となっております。この長崎署の立地の報告といいますか、これにつきましては、私どもがこのエリアの土地区画整理事業を行っておりますので、当然その土地を売却しております。そのため、それまでには県警との協議がなされた上で、こちらを売却して長崎署として建設するということが決定しているところでございます。  以上でございます。 105 浅田五郎委員 室長がいいとか悪いとか言ってるわけじゃないんですよ。少なくとも、都市再整備の中で、あの長崎署があそこに来るというのは、やはり大事なことだと私は思うのね。そのことについて、まとめに入ってるこの議会の中に、きのうあれだけの新聞が出たわけですよ。そしたら、少なくとも、実は長崎県議会においては、我々が今審議したこの場所、ここにこういった長崎署ができようとしてるんですよとか、報告がありましたのをお知らせしますとか、何かあってしかるべきじゃないのかなて私は思ってるわけです。  だから、市民の、なぜ私がこんなことを言うかといったら、要するに警察署が統廃合されたときに、私は当時、長崎の県議をしとりましたが、当時、長崎市議会議員の方に聞いたら、いや、県議会が決めるんで、私たちは関係ないんですよという言い方やけん、君はその長崎市民の命とか暮らしは関係ないのかて、行政がそうだと、市議会だって県警本部長だって反対とか賛成とか言えるじゃないのかとか、意見書を議会だって出せるじゃないのかと私はその人に言ったことがあるんです。その人は現在、県議会議員をしとるけど、だから、そういうことを私は言った経過があるんで、こんなことなんかを、やはり行政として、あなたたちも駅周辺再整備をやるなら、少なくとも我々じゃなくても委員長と副委員長に、実はこうやっとりますから、資料はこうですとか、そのくらいのことを言える市の行政であってほしいということを私は言ってるわけ。  だから、2年間聞いとっても何なんだろうなということがたくさんあるわけですよ。あれは県ですから、あれはJRですからとか。少なくとも、やはり市民の代表としてここに座っている我々にそういった問題が話ができるような行政であってほしいということだけを、本当に私はそう思うんです。委員長がどういうふうに考えているかは別として、私はそういうことで、やはり大事なことだと思うから、あえてこのことだけは言わせていただきました。  以上です。 106 吉田まちづくり部長 長崎警察署の移転でございますけれども、数年前にこの移転が表明をされました。その際には、所管の委員会のほうにはご説明をさせていただいた上で、長崎署が駅周辺の土地区画整理事業区域内に移転することにつきましては、当特別委員会の中で、それは移転するということを前提にして、ご説明を差し上げてきたと思っております。ただし、詳しい内容等について、当委員会のほうで触れなかった分については、大変申しわけないというふうに思っております。  今後、そういう機会がございましたら、私どものほうでは、全体像の中でいろんな動きがございますので、それはきちんとご説明を差し上げたいと思います。  以上でございます。 107 中村照夫委員長 委員間討議はどうしましょうか。 108 内田隆英委員 これまでずっと開いてきて、さまざまな意見等やりとりがあったので、それを踏まえて今、委員長が言われるように、ここの部分はできてない、こう求めとるけれどもなかなかそうなってないとかいうことを含めて、今後委員会として、ここの部分についてはこういうふうに進んでほしいとかいう提言という感じで、それぞれの項目別でなるかどうかはわかりませんけれども、出したらどうですかね。持ち帰ってというのもまた大変かなと思うんですけれどもね。一つ一つが明確になってないというのが全体として感想なんですよね。駅周辺の再整備は。そこを一つ一つ持ち帰って課題を整理しても、全体として整備がまだはっきりしていない中で、市議会が求める質問には答え切れてないと私は感じとるんですよ。そこをどう表現するかということは、ちょっと難しいかなと思うんですけれども、今ここで皆さんが思っている意見を出して、それをまとめたほうがいいかなと思うんですけど。 109 中村照夫委員長 そう思うんですけどね。  もう、お任せするというのであれば、私のほうでつくりますけれども、こういう点について触れるべきだというようなところを出してもらえますか。 110 内田隆英委員 去年もこの駅周辺特別委員会で、新幹線問題をどうするかということを委員会で決めて出されると、私が賛成できないという部分が出てきますので、こう進めてほしいとかというような文言の調整というか、そこを考えていただければと思うんですよ、新幹線問題について。 111 中村照夫委員長 ほかにありませんか。  もう大体、今まで各人が意見として述べられたことをまとめるということでよろしいですか。 112 浅田五郎委員 例えば、現場に行って、やはり1回現場に立ってみて、地図を見ながら、これがバスで行ったらこうですよとか、駅西口はこの辺ですよとか、そのくらいのことはわかるでしょうからね、1回ぐらい現場に立たんばどうかと私は思っているんですよ。皆さんどう思うかね。去年の特別委員会としては行っていないと思います。  その辺もひとつ検討していただいて、私はそうしたほうがいいのかなと。せっかく最後のまとめをするなら、全然どの辺にというような場所も知らんではと思うんでね。 113 中村照夫委員長 最後に行ってみようかという話ですけど、どうでしょうか。  暫時休憩します。           =休憩 午後1時33分=           =再開 午後1時33分= 114 中村照夫委員長 委員会を再開します。  行っても説明が難しいようですので、行かないことといたします。  ほかにありませんか。  それでは、皆さん方が今まで出された意見を整理しながら、正副委員長案をまとめます。 〔次回開催日及び調査項目について協議を行っ た。その結果は、次のとおりである。 1 次回開催日については、1月23日に決定し  た。 2 調査項目については、「報告書のまとめにつ  いて」に決定した。〕 115 中村照夫委員長 ほかにありませんか。  それでは、委員会を散会いたします。           =散会 午後1時36分=  上記のとおり委員会会議録を調製し署名する。  平成29年1月25日 長崎駅周辺再整備特別委員長                 中村 照夫 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...