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  1. 長崎市議会 2016-12-12
    2016-12-12 長崎市:平成28年観光客受入対策特別委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前9時59分= 佐藤正洋委員長 出席委員は半数であります。  ただいまから、観光客受入対策特別委員会を開会いたします。 〔座席の指定について協議を行った結果、次の とおり決定した。〕 ┌─────────┬──────────┐ │佐藤 正洋 委員長│梅原 和喜 副委員長│ ├────────┬┴┬─────────┤ │毎熊 政直 委員│ │西田 実伸 委員 │ ├────────┤ ├─────────┤ │浦川 基継 委員│ │岩永 敏博 委員 │ ├────────┤ ├─────────┤ │向山 宗子 委員│ │大石 史生 委員 │ ├────────┤ ├─────────┤ │永尾 春文 委員│ │橋本  剛 委員 │ ├────────┤ ├─────────┤ │        │ │深堀 義昭 委員 │ └────────┴─┴─────────┘
    調査順序について協議を行った結果、「総括 質疑について」に決定した。〕 2 佐藤正洋委員長 それでは、総括質疑に入りたいと思います。総括質疑につきましては、各委員から提出していただいております総括質疑通告書に基づきまして、総括質疑順序(案)を作成しお手元に配付をしております。各質疑項目は、質疑分類に記載しているとおり、6つに分類をしております。理事者の答弁は、一番左の列に記載の順序ごとにそれぞれ答弁を求めたいと思いますのでご了承をお願いいたします。  また、進め方といたしましては、この順序ごとに、まず、質問された委員から補足がある場合は簡潔に補足説明をいただいて、理事者の答弁と、それからそれに対する質問委員の質疑を行いたいと思っております。  なお、質問された委員以外の委員からの関連質問は、最後の順序14が終わってから、一括して時間を設けたいと思いますが、よろしいでしょうか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 3 佐藤正洋委員長 それでは早速順序1について、まず、浦川委員から補足がありますか。  それでは、理事者の答弁を求めます。 4 濱田観光推進課長 それでは、まず初めにクルーズ船入港後のルート対策についてお答えいたします。中国におけるクルーズ市場の拡大に伴い、長崎港への入港数が急増し、ことしは197隻の入港が予定されております。そのうち、約8割が中国発着クルーズとなっております。クルーズ客船のツアーの傾向については、客船のレベルや乗客の国籍によって大きく異なってきます。その中で、中国クルーズについては、乗客の多くが団体ビザを取得しているため、団体ツアーに参加している状況でございます。一方、欧米やオーストラリア、香港、台湾など中国以外の乗客については、個人で路面電車等を利用し散策を楽しむ傾向が強く、団体ツアー参加者は多くはありません。  このような中、クルーズ客船における観光ルート対策につきましては、九州運輸局や長崎県と連携して取り組んでおりますが、中国クルーズ向けといたしましては、出島における長崎検番体験など文化、歴史・文化や食を組み合わせた長崎らしさを感じられる魅力を提案し、ツアー商品の高品質化につながる取り組みを展開しております。また、自然や歴史・文化などを好む欧米クルーズ向けには、明治日本産業革命遺産及び長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産文化体験などテーマ性ストーリー性を重視したツアー提案を行っております。この結果、中国クルーズのツアーでは、浜町や中華街、東山手・南山手を散策する良質なフリープランが少しずつふえてきております。滞在時間の増加と観光消費の拡大につながる動きが出てきております。また、欧米クルーズにおいても、まちなかの散策だけではなく軍艦島を訪れる観光客もふえてまいりました。  観光消費額を増加させる仕組みづくりにつきましては、地元金融機関において、松が枝ターミナルや浜んまち商店街などに外貨自動両替機や海外発行のクレジットカード対応ATMを設置いただいているほか、商店街におけるクレジット決済環境の向上など民間での取り組みが進んでおります。長崎市といたしましても、飲食店における多言語メニュー作成支援のウェブサイト「EAT長崎」の構築や免税店舗の拡充支援など、飲食や買い物による消費需要を取り込むための、受入態勢整備に努めてまいります。  今後とも、長崎県を初め関係団体との連携を密に、長崎の持つ多様な素材を活用し、魅力あるルート提案を行うことにより、市内での滞在時間の延長を促し、消費の拡大促進に努めてまいります。  以上でございます。 5 浦川基継委員 ツアー対策ということで、外貨の獲得ということですね。韓国のほうの銀行の決済とかですね、中国の銀聯とか聞いておりますけど、やはり中国の銀聯でも2億程度しかまだ消費されていないという報告もありましたように、やはり使えるというPRも必要ですけれども、しっかりと長崎のほうにお金を落とすような仕組みをもっと強力にアピールして取り組んでいただきたいと思いますのでよろしくお願いします。 6 佐藤正洋委員長 ほかにないですか。  それでは、順序2に移りたいと思います。同じく、浦川委員から、何か補足がありますか。  それでは順序2に関しまして、答弁をお願いいたします。 7 濱田観光推進課長 (2)の長崎市観光ゴールデンルートについてお答えいたします。外国人観光客の誘致につきましては、国・地域の訪日旅行市場の成熟度やニーズや嗜好に即した取り組みを行っております。市場が成熟するにつれ、旅行形態は団体から個人へ、そして、旅行者の嗜好もいわゆるモノ消費からコト消費へと変化してまいります。そのような中、Wi-Fi環境など外国人観光客が一人でも安心して、まち歩きなど散策が楽しめる環境整備を推進するとともに、長崎ならではの食や住民との触れ合いなどの滞在型コンテンツの充実を図ることは、外国人観光客の満足度の向上と観光消費を高める上で、とても重要であると考えております。Wi-Fi環境につきましては、平成27年度にグラバー園稲佐山展望台など主要な観光施設10カ所及び路面電車の電停全39カ所に公衆無線LANを整備しております。利用実績につきましては、ことし10月時点でのアクセス数は月6万3,000件ほどで利用者数は増加しております。  委員ご指摘の外国人向け観光ルートにつきましては、例えば、自然や歴史・文化を好む欧米向けには、市内中心部だけではなく外海や野母崎、高島など自然や景色を楽しめる魅力的な周遊ルートを、また、花が好きなタイ人向けには、グラバー園など四季折々の花が楽しめるスポットを組み込むなど、外国人観光客のニーズや嗜好に合わせて設定してまいります。また、官民連携して滞在を楽しむ体験型のコンテンツを充実させ、豊かな食文化も楽しめる魅力的なモデルルートを整備することで観光消費額の拡大を図ってまいります。  以上でございます。 8 浦川基継委員 一言だけですけど、まずこのWi-Fiというのは、通信ができるような体制になると思いますけれども、市内の商店街も含めですけど、コンビニとかそういったところはWi-Fiがあるからどうにか大丈夫だと思います。しかし、今から世界遺産とかで、外海のほうとかそういったところに行ったときにはもう通じないというような形になるよりはですね、やはりそういったところを逆に整備してほしいと私は思うんです。だから、中心部、観光主要10カ所って言いましたけれども、そうじゃなくて、つくったルート上には置いてほしいという気持ちですので、そういった整備に逆に力を入れて、中心部よりはそちらのほうじゃないかなと思いますので、よろしくお願いします。 9 佐藤正洋委員長 よろしいですか。  それでは、順序3に移ります。まず、梅原副委員長から何か補足がありますか。  それでは、理事者の答弁を求めます。 10 濱田観光推進課長 外国人観光客マナーアップについてお答えいたします。外国人観光客の文化の違いを背景としたトラブル防止マナー向上については、2つの側面から解決を図る取り組みを行っております。まず、観光施設商業施設など受入側の取り組みとして、トラブル防止を目的に、外国人観光客に注意を促す多言語文例の配布のほか、特に苦情が寄せられるトイレの使い方については、多言語ピクトグラムを用いた使用方法の掲示文例などを配布しています。また、トラブルが生じた場合には、状況に応じて張り紙を掲示するなどの個別対応も実施をしているところでございます。  次に、特にクルーズ客船を初めとする外国人観光客に対するマナーの向上の取り組みといたしましては、ランドオペレーターとの意見・情報交換等の機会を通じ、文化の違いによるトラブル防止のお願いやガイドによる外国人観光客への日本でのマナーやトイレの使い方など周知徹底を依頼する文書を定期的に配布しております。また、全ての外国人観光客に配布する多言語ガイドマップにつきましては、喫煙・ポイ捨て禁止区域及び条例違反した場合の過料等について記載して周知を図っているところでございます。引き続き、京都を初めとする先進都市の好事例も参考にしながら、外国人観光客が快適に滞在を楽しみ、市民も心からおもてなしできる環境整備に努めてまいります。  以上でございます。 11 佐藤正洋委員長 はい、それでは、この件に関して、梅原副委員長から何かありませんか。 12 梅原和喜副委員長 ご答弁ありがとうございました。  私がこの質問をしたきっかけがですね、二、三あるんですけれども、中華街の広場がありますよね。あそこに車が入ってこないための花壇が5つばかりあったんですね。ちょうど通ったら花も植えてないので、中が吸い殻入れになってたんですね。すぐに課長のほうに電話して、ちょっと花壇が5つとも吸い殻入れになってますよと。次行ったら、ごみが5つの中に。  クルーズ客船のほかに、あそこはちょうど写真スポットなので、結構日本人の方もいらっしゃるんですね。あそこで長崎の、中華街のイメージダウンにつながらないのかなと危惧がありましたもんですから。先ほど課長は周知を図ると、全然図られてないんですね。  2年前に特別委員会で京都と静岡に行ったときに、京都のあきまへんというやつで、絵文字でですね、このあたりを配布してるんですよ。その多言語もいいんだろうけれども、長崎のイメージダウンにつながらないような、本当に周知徹底をしていかないと、来年は300のクルーズ客船が来るということなので、今までの対策はなかなか効果が私は出てないと思いますので、そのあたり再度徹底を図るという意味でもう一回強い決意表明と言うか、こういったことをしますよということで。今までのやり方だったら、周知徹底、私は図れないと思いますが、その点いかがでしょうか。 13 濱田観光推進課長 副委員長のご指摘のとおり、難しい部分がかなりあろうかと思っております。しかしながら、私たちも地道な活動、ピクトグラムを使ったようなマナー啓発の掲示やマップをつくっております。こういったものを活用しながら、もっと周知徹底に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 14 梅原和喜副委員長 提案なんですけれども、長崎市役所周辺長崎女子商業高校の生徒さんたちがよく掃除をして回ってますよね。例えば、道路なんかは地域の人たちが自分たちの道路は自分たちできれいにしますという運動がなされてるんですけれども、できれば、中華街の人たちと一緒になって、例えば、掃除をするとか、やはり中華街の人たちが中心になって、ランタンフェスティバルも中華街の人たちが中心になってやってるんでしょうけれども、日ごろから自分たちの公園なんだと。自分たちの中華街のエリアなんだと。自分たちがきれいにしようかなという運動をですね、盛り上げていただいて、行政と一緒になってですね、日々きれいにしたところは、汚くならないんですよ。ですから、常に中華街、長崎市はきれいなんだよということをぜひ観光客に受け入れられるような、行政からのサポートもぜひお願いしたいと思います。 15 佐藤正洋委員長 よろしいでしょうか。  それでは順序4に移ります。向山委員から補足はありますか。  それでは、理事者の答弁を求めます。 16 濱田観光推進課長 (4)官民連携による観光地域づくりビジョン策定についてお答えいたします。長崎市においては、長崎市観光振興計画2020を策定しておりますので、長崎市版DMO候補法人である一般社団法人長崎国際観光コンンション協会が策定する戦略の素案との整合性に留意する必要があると考えております。観光地域づくりビジョンにつきましては、インバウンド国内観光、そしてMICE誘致について策定する必要がありますが、今年度はまずインバウンド戦略を策定することといたしております。インバウンド戦略の策定に当たっては現在、議論のたたき台となる素案を外部業者に委託し作成中でございますが、大学生と連携した戦略の検討などを経て、素案の中間報告が今後なされますので、この素案をもとに、長崎市だけではなく有識者を含めて意見交換合意形成を行いながら、戦略を完成させていくことといたしています。なお、このほかにも、観光地域づくりに関する合意形成のため、長崎市版DMOでは、まちづくりの視点を踏まえ、セミナーなどを開催し、観光関連事業者のみならず、多様な関係者から幅広くご意見をいただくよう取り組んでいます。  今後とも、これらの取り組みを通じて、多様な関係者を巻き込みながら、観光地域まちづくりビジョンが共有されるよう努めてまいります。  以上でございます。 17 向山宗子委員 この長崎市版DMO事業計画(案)には、レベル1として、1年目の平成28年度に官民連携による観光地域づくりビジョンをつくるということが書いてありましたので、具体的なビジョンをどんなふうにやってつくっていくようにされているのかということをご質問をさせていただいたんですけれども、結局、ことしはインバウンド戦略をやりますよというご回答のように聞こえたのですが、観光地域というものをつくるものの戦略は、ことしは特にないということで理解していいんでしょうか。 18 濱田観光推進課長 DMOの形成に求められるレベルといたしましては、レベル1からレベル3があります。その中でまずは、インバウンドをターゲットといたしております。そういった中で、今回インバウンド戦略をまず策定をするということにしております。  以上でございます。 19 向山宗子委員 今、インバウンドに特化して観光地域づくりをやっていくということだというふうに理解はしましたけれども、観光地域づくりというと、要するにやはり長崎の魅力とかいろんな業種の方たちのご意見を伺ったりとか、そういうことをしながら、いかに長崎の魅力をアップさせて、そして来ていただいたお客様に満足していただく、またこれから行きたいなと思わせるというところ、多分、基礎の基礎の部分がこの観光地域づくりにあるのではないかと思うんですね。そうなると、観光地域づくりって一言なんですけど、多分ものすごく大変で難しいことで、今あるいろんな業種の方々のご意見を伺ったりしていかないといけないことだと思うので、こういう切り口をどこかでやはりきちんと時間をかけて私はやっていく必要があるのではないかなと思います。  今、外部に委託をしてますということでちょっと気になったんですけど、要するに机上の空論で大学とか、もちろん大学の専門家のお話も必要なんでしょうけれども、机上の空論でやるんじゃなくて、やはり現実に今長崎の観光産業、またそれに付随する仕事をしてある方々が本当に納得をしてというか、これだったらお客さんに来てもらえるって、これだったらうちの業界は元気になれるとかそういうことが本当に組み合わさっていかないと、地に足のついたDMOにはなっていかないと思うのでそこの部分もしっかり取り組んでいただきたいと思いますので、要望にしておきます。  よろしくお願いいたします。 20 佐藤正洋委員長 それでは順序5の(5)について、向山委員から補足はありませんか。  永尾委員が(6)、(7)続けてですけど、補足ありませんか。  それでは、順序5について、答弁をお願いいたします。 21 濱田観光推進課長 まず、DMO法人財政的自立についてお答えいたします。長崎市版DMO形成において、財政的自立を目指すに当たり、安定的な財源の確保は大変重要であると認識しております。委員ご質問の課題でございますが、現在、日本版DMO候補法人である長崎国際コンベンション協会におきましては、行政からの補助金や委託事業の収入に依存している状況であり、長崎版DMOが自身の財源で事業活動を主体的に行うことは困難だと思われます。安定的な財源の確保の方策といたしましては、行政からの補助金や委託事業の収入のほか、物販や着地型旅行商品の造成、販売などから得る事業収益、民間からの会費収入、指定管理者制度の活用、そして法定外目的税としての宿泊税などが考えられております。長崎国際観光コンンション協会の5カ年の中期経営計画を着実に推進しながら、今後、長崎市も含めさまざまな関係者からなるDMOの推進協議会を設置する予定といたしておりますので、この協議会の中で多様な関係者と広く意見交換を行いながら、あらゆる財源確保の手法について検討してまいります。  続きまして、DMO法人自主財源確保の方法についてお答えいたします。長崎市版DMO自主財源確保は、大変重要な課題であり、委員ご質問の宿泊税も含めた法定外課税につきましては、税収の見込みや、徴収方法、課税対象者などについて研究しておりますが、法定外課税は、税の目的や使途の設定、納税者等の理解が重要であると考えております。特に、宿泊税につきましては、その税収による活動や事業によるメリットや観光客への課税によるデメリットなど、長崎市の観光への影響や、費用対効果など総合的に判断する必要があることから、税務担当部局観光部局が連携し、観光関係事業者へヒアリングなども行いながら研究してまいりたいと考えております。さらに、委員ご指摘のアメリカのカリフォルニア州が行っている観光産業改善地区の仕組みは、DMOの活動費に限定して活用されているもので、その税収額は、DMOの目標達成に向け業務の進捗を検証するに当たっての成果指標とされています。今後も、長崎市版DMOが安定的な自主財源を確保できるよう、DMO先進地の例を十分に研究し、観光地域づくり取り組みを推進するに当たっては、全ての関係者が成果目標や投資効果を共有し、評価・検証できるよう努めてまいります。  続きまして、ご質問の3点目DMO法人自主財源導入時期とそれに係る具体的協議の開始についてお答えいたします。今後、長崎国際観光コンンション協会ほか、さまざまな関係者からなるDMOを推進するための協議会が、今年度3月に設置される予定となっておりますので、この協議会の中で意見交換を行いながら、宿泊税導入の是非やその時期も含め検討してまいります。なお、宿泊税の導入につきましては、既に市役所庁内では数回にわたり課長協議を実施するなど検討を進めているところですが、引き続きDMO推進協議会を巻き込みながら、協議をより深めていきたいと考えております。  以上でございます。 22 向山宗子委員 DMOの財政的自立についてということで質問をさせていただきました。補助金があるから、何とか今からスタートをして5年間ということなんですけど、5年あっという間に多分過ぎてしまうと思いますし、せっかく補助金もらって立ち上げたのに、結局そのままぽしゃってしまったら、元も子もないので、やはり経済的に、財政的に自立をするというのが、一番重要なことだと思いましたので、この質問をさせていただきました。  他都市においては、要するにDMOという名前がないころから、やはり自分たちの観光に携わる方たちから一定出資金といいますか、年会費を取って、きちんとそれに見合った形で投資を売り込んでいくというようなシステムをとってらっしゃるところもございますので、しっかりこれ検討していただいて、そういう会費制も含めた上で、ご検討いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 23 永尾春文委員 (6)の自主財源確保の方法についてそういう調査をされてるということで、伺いました。例えばカリフォルニア州の取り組みとか、長崎市の観光地を何とか世界の標準にしていこうという取り組みではないかと思っております。その意味では、ぜひ現地に職員の皆さんがやはり行って、現場で、本当に何でそれが実現できてるのか直接話を聞いて調査をしていただきたい。当然、宿泊の日本の考え方、業者の皆さんの考え方もあるかと思いますので、丁寧な協議をしていかなければならないと思うんですが、それに当たってですね、皆さんが最新の情報をつかんでいただいて、もしかしたら、こちらから説得をしなければならないこともあるかと思うんですが、常に最高の情報を得るためにも、例えば現地に行って、そういう先進的な取り組みを研究していただきたいと思いますが、見解をお聞かせください。 24 外園文化観光部長 ご提案についてはしっかり調査とかを進めていきたいと思います。ただ、私どもが、まず最初にしっかり検討しなければいけないのが2点あると思うんですね。財源確保については、誰からその財源を確保するかという視点が一つあると思います。そういった中で受益者から負担をいただくというのが、要は、これは旅行者だと思いますけれども、そういった視点の中で宿泊税というのが一つの考え方としてあると思います。もう一つは、DMOとしてやはりステークホルダーといいますか、事業者との連携の中で、事業者、要は宿泊、飲食、お土産屋、そういった方でスクラムを組み、いい商品をつくってサポートしていくと。その中で地元の関係者の方から会費をいただくという、大きくそういう2点があると思います。  そういった中で、先ほど向山委員が言われたように長崎市のDMOの目指すべき方向といいますか、ビジョンですね、そこを今協議中でございます。魅力を高めるために、しっかりやらなきゃいけない。その魅力のための財源確保というようなご質問でございますので、まずは、しっかりとした観光まちづくりビジョンを皆さん方、地元の方とも中心になって協議をさせていただいて、特に宿泊税の導入につきましては、いろんな課題等もあります。そういった課題に向けてしっかり現地も含めて調査をしなさいということでございますので、そのとおりだろうと思います。宿泊税、あるいは一方でステークホルダーとの関係も含めてしっかり議論をさせていただきたいと思っております。  以上でございます。 25 永尾春文委員 ぜひ、お願いしたいと思います。最後に具体的協議の(7)ですけれども、先ほど3月協議会を立ち上げて進めてまいりますということでありましたので、どうかこれもあわせてしっかりと協議を推進していただきたいと思います。  以上です。 26 佐藤正洋委員長 それでは、順序6に移ります。浦川委員、補足がありますか。  それでは、理事者の答弁を求めます。 27 股張観光政策課長 分類3.夜景観光の(8)光の演出の検討についてお答えいたします。長崎市におきましては、平成28年度において、長崎の夜景観光のさらなる進化を図るため、観光や景観、まちづくりの観点から全体としての基本理念、方針、重点地区・施設における夜景づくりのコンセプトなどを整理した夜景づくりに関する基本計画の策定に取り組んでおります。この基本計画におきましては、稲佐山や鍋冠山などの主要な眺望場所からの大景観や中心市街地におきます中近景について、各地区に設置されている照明施設の位置、形状、色温度、照度などについて調査を行い、安全性や演出性、光害等の観点から課題や取り組みの方向性を整理しているところでございます。また、既存のライトアップ施設や夜間景観形成上重要と思われる建築物等の状況についても同様に調査を行っているところでございます。  これらに並行しまして、夜景づくりに関する市民ワークショップも開催いたしまして、地域住民やまちづくりに関心のある方々と実際に夜のまちを歩きながら先述の観点から調査を行うことで、市民の意見も取り入れながら評価を行っております。これらの調査をもとに大景観や中近景の夜景づくりに関するコンセプトを取りまとめ、照明施設の新設、改良によりまして長崎の夜景の魅力向上が期待できる公共施設、あるいは観光施設等の選定を行い、取り組むべき具体的な施策を設定し、実施に向けた行動計画を策定することとしております。  以上でございます。 28 浦川基継委員 今までは、やはり民家からいろんな光が漏れてきたというのも光の演出の一部だったと思います。ただ、斜面地のほうですけれども、やはり空き家とかそういった部分で光がなくなっていく、また、街灯をLED化することで、稲佐山から見えるのか見えないのか解りませんけれども、街灯の性質も変わってきている。そういった中で、先ほど基本計画を策定してやっていくということですけれども、他都市の例を見れば、スポットライトの当て方にしても、いろんな評価をしながら進んでいってますけれども、それを急いでしないと、魅力がなくなっていけば、やはり他都市に今度は逆に言えば、三大夜景にしてもほかのところに認定されれば、またそちらのほうが盛り上がるということになりますので、負けないようにどんどん頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 29 佐藤正洋委員長 それでは順序7に移ります。まず、岩永委員からの補足説明ないですか。  それでは、順序7の理事者の答弁を求めます。 30 川原みどりの課長 (9)鍋冠山へのアクセス向上策につきまして、お答えいたします。鍋冠山公園展望台へのアクセスは、現在、車が主体となっているところでございますが、車道の拡幅や駐車場の確保などは物理的にも難しい面がございます。このため、車でのアクセスに加え、グラバー園方面から歩いて展望台を訪れるアクセスを充実することも必要だと考えています。歩いて訪れた方からは、手すりがなくまた暗いので歩きたくない、階段が滑りやすい、道がわかりにくいといった意見も受けています。そこで、今回の11月議会におきまして、国の二次補正予算を活用し、展望台とグラバー園方面の歩行改善を図るための予算を計上させていただいております。  具体的には、グラバー園から展望台までは、約460メートルございますが、このうち階段となっている園路部分160メートルを対象に、手すりの設置、すべり止めのスリットを入れた板石舗装の整備を予定しております。また展望台1階と屋上部へのべンチの設置や空きスペースを活用し、駐車場5台の整備も行う予定でございます。なお、駐車場につきましては、補正で整備する5台を加えますと合計で31台となる予定でございます。園路以外の約300メートルは市道部分になりますが、この部分につきましても、来年度以降の薄層カラー舗装や転落防止柵などの整備を検討してまいります。  今後も歩きやすさやわかりやすさ及び安全性を確保し、歩いて訪れることが少しでも楽しくなるような環境改善に努めてまいります。新たなルートや新たな歩行支援策などにつきましては、少し長期的な話になるものと思っておりますが、クルーズ船の寄港の増大、それから2バース化の展開、洋館群など地域資源磨き、そういった松が枝地区一帯の魅力向上に向けたまちづくりを今後進めていく中で、人の流れや需要、課題も見ながら議論を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 31 岩永敏博委員 私がこの質問をするに当たっては、長崎市特有の複数の視点場の整備というところが根底にあります。まずは、稲佐山においては、課題だった駐車場からのアクセス向上策のためのスロープ化の計画は、非常にスピード感を持って今やってこられてるなというところがあります。そこは一定評価をしますけれども、それでいくならば、じゃ次の段階はどこなんだということもはっきり出てきます。  今課長から長期となってくると、今後のという話がありましたけれども、私はこの鍋冠山は、稲佐山と違って昼間から見るこの景色、今まさにクルーズ船が来ている中においては、港の景観ではなく、すり鉢状のこの長崎の本当の地形の美しさを見るにおいては、秀でるものがあると認識しております。そんな中では、やはり今から計画を立てていく中で、今後の中長期の話になってくると思いますので、積み残してはどうしてもやはり後に後になってきますよ。だから、歩道の整備、そういう周辺の整備は非常にいいんですけれども、やはり抜本的なグラバー園からのアクセスであったり、道路の整備であったり、今考えていく必要があると思うのでそこのところ、しっかり要望させていただきたいと思います。 32 佐藤正洋委員長 よろしいですか。それでは順序8について、岩永委員のほうから、補足の質問はないですか。  それでは、順序8について理事者の答弁をお願いいたします。 33 股張観光政策課長 (10)水際の顕在化の実施計画についてお答えいたします。稲佐山山頂展望台から夜景を観賞するときに、大波止や出島ワーフなどといった水際につきましては、水辺の森公園やドラゴンプロムナードといったランドマーク的な施設など夜景を構成する各種素材が多数存在しており、これらの施設の明かりが長崎港などの水際に映し出されます夜景は、他都市にはない独特の雰囲気を醸し出しております。平成25年度及び平成26年度におきまして、長崎市及び長崎県等による長崎の夜景のあり方に関する検討会におきまして、長崎の夜景の質や視点場、観賞メニュー、広報、誘客という観点から現状と課題を抽出し、長崎の夜景の魅力を維持・増進していくために、県市が取り組むべき夜景観光の施策について検討してきました。  この検討結果を踏まえまして平成28年度におきましては、長崎の夜景観光のさらなる進化を図るため、斜面市街地の明かりや、水際の明かりの魅力向上等によります遠景の夜景の充実や、市街地における中近景の夜景づくりに関する基本計画の策定等に取り組んでおります。委員ご指摘の水際の顕在化の実施計画につきましては、長崎の夜景を形成する重要なエリアでございますので、長崎県や関係機関との連携を図りながら、基本計画策定等におきまして十分に検討を行い、その実現に向けて努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 34 岩永敏博委員 この質問においては、先ほどの順序6の浦川委員の内容に関連をするんですけれども、今の夜景だけではやはり満足はしていないというか、今後衰退していくというような流れの中で、何かしら行政としても民間と一体となって手を加えていく必要があると。そんな中において、この水際の顕在化というのは一つのこれはもう一例ですよね。これに限らず、先ほどの浦川委員の話も含めてやっていただきたい。その中において、以前から夜景コーディネーターの丸々もとおさんが、長崎市のそういう計画においてご意見板的な立ち位置にあるということでお聞きしとったんですが、今の関係はどうなってるんですか。 35 股張観光政策課長 まず、丸々もとお氏につきましては、世界新三大夜景の認定に絡んでらっしゃるという中で、夜景に関するプロでございます。そういった意味で本市のライトアップをするときに、そこの部分の監修だとか、あるいはアピール、PRするときの協力をいただいているという状況でございます。  そういった中、今回の夜景観光づくりの計画におきましては、シンガポール等の夜景に関する夜景観賞を味わえる夜景づくりの専門家であります面出 薫氏という方が代表を務める事業者に今回委託して行っております。しかしながら、従来の長崎の夜景の魅力をご存じの丸々もとお氏とも、ソフト面、あるいは助言という形でしっかり連携しながら、この夜景づくりを進めているところです。今年度以降につきましても両氏と良好な関係で進めて行きたいと考えております。  以上でございます。 36 岩永敏博委員 外部のいろいろな有識者の意見を聞くというのはやはり非常に大事なことですので、動きとしてはいいんですけれども、私はこの世界新三大夜景に認定された直後のこの丸々さんのお話を聞く中においては、数年前に特別委員会でありましたね。そこで聞いた話でいくと、もう一つ手を加えることによって今後の長崎のポテンシャルは上がっていくと。もっともっと引き出しが多いんですよと話がありました。ぜひ、私はああいうアイディアはどんどん取り入れていただきたいと思うので、ここで具体的なことは言いませんけれども、皆さんの今後の知恵そして財政の根拠のもとに動いていただきたいと思います。県との連携もしっかりやってください。 37 佐藤正洋委員長 それでは次の順序9ですね。浦川委員から、補足はないですか。  それでは、順序9に対する答弁を求めます。 38 松浦土木企画課長 ご質問の県内周遊ルートの構築と大村湾浮橋架橋の必要性についてお答えいたします。広域連携の強化につきましては、今後とも増加が予想されるインバウンドへの対応を含め、空港、鉄道、道路、港湾等の交通基盤の整備や周遊パス造成の検討など交通結節点における利便性の向上を図ることで、交通アクセスの向上を促すとともに、国や九州内外の他地域、県内地域等との連携を強化した広域連携による観光振興を図っていく必要があると考えています。また、長崎市の2つの世界遺産及び世界遺産候補は、国際的にも価値の高い地域資源であるとともに、長崎市内だけではなく、県内、九州・山口でストーリーをなすことから、広域的に地域活性化を図る貴重な資源であり、そのための周遊ルートの構築は交流人口の拡大に有効な手段であると考えております。  ご質問の、(仮称)大村湾横断浮橋の架橋につきましては、大村湾を横断し長崎空港と西彼杵半島を結ぶことで、大幅な時間短縮効果をもたらし、大村湾沿線都市間の連携強化や西彼杵半島にある世界遺産候補の関連資産を初めとした観光施設へのアクセス向上などにより、交流人口の拡大につながる構想だと考えており、その必要性は認識しているところであります。しかしながら、西彼杵半島と対岸の大村市は、約15キロメートル離れており、多額の費用がかかることから、十分検討する必要があると考えております。このようなことから、長崎市では今年度、浮橋の概算事業費や経済波及効果などの調査研究を行っているところであり、今年中には一定の成果が出せるように作業を進めているところでございます。  以上でございます。 39 佐藤正洋委員長 何かありますか。  それでは次の順序10について、永尾委員から何か補足ありませんか。  それでは、順序10についての答弁を求めます。 40 谷口都市計画課長 それでは、(12)富岡─茂木航路離島航路とする取り組みについてお答えいたします。  富岡─茂木航路につきましては、文化的、経済的に交流の歴史が深い天草と長崎を結ぶ航路としまして、生活、産業、観光、地域間交流など、双方の住民にとって重要な航路であると認識をしております。そこでことし8月、熊本県の苓北町が中心となり、運航事業者、天草市、長崎市などで天草・長崎航路対策協議会を組織し、国の補助航路としての認定を目指し、今年度中の航路改善計画の策定に向けまして、現在、利用者へのアンケート調査や現状分析などを行っております。  いずれにいたしましても、長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産世界遺産登録を目指している中、生活面だけでなく観光面でも、ますます重要な航路となってまいりますので、今後も引き続き、苓北町など関係機関と連携しながら安定的な航路の維持、確保に向け、取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。
    41 永尾春文委員 ぜひとも実現するために頑張っていただきたいと思います。その意味で今回、広域連携というのが、やはり念頭にあるわけです。そういう意味では、観光の側から、この天草、苓北町との広域連携の取り組みについて何かありましたら教えていただければと思います。 42 濱田観光推進課長 委員ご指摘のとおり、広域連携につきましては、今後長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産等々が認定になったりしますので、私たちももちろん苓北町の連携だったりとか、旅行商品の造成も今現在コンベンション協会のほうでつくっておりますので、そういった部分をもっと充実させるというような取り組みを行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 43 佐藤正洋委員長 それでは、順序11に移ります。まず、岩永委員から何かございませんか。 44 岩永敏博委員 (14)長崎ブランドの市民認知度向上策については、私の質問項目、趣旨説明が悪かったのか、この文章が少しニュアンスが違うんですね。というのが、本場は認識しているけれども付加価値を高めるに当たっての施策ができていないというような質問でございますので、回答を聞いてからまたこちらのほうも意見を述べさせていただきます。お願いします。 45 佐藤正洋委員長 それでは、順序11についての答弁を求めます。 46 森川水産農林政策課長 順序11の(13)朝型観光の定着についてお答えをいたします。  まず、朝型観光の定着に向けた取り組みにつきましては、長崎市には独自の歴史や文化に由来する観光資源が豊富であり、この豊富な資源をまずは、観光メニューとして具体的な形にし、宿泊滞在型観光を促進する必要があると考えております。したがいまして現在は、宿泊滞在型観光メニューの造成を促進するため、旅行代理店等に対する助成制度の整備を行っているところでございます。  また、長崎は漁獲量、魚種ともに豊富でございまして、水産物に恵まれたまちでありますことから、朝型観光も含めまして、まちなかにおける食と観光を融合させた拠点施設が必要であると考えております。そこで民間活力を生かした水産物等拠点施設の設置可能性の検討を現在行っているところでございます。この拠点施設の検討におきましては、現在、持つべき機能や施設規模、立地候補となるエリア等に係る予備的な調査・分析を実施しているところでございますが、整備・運営主体となり得る魚市場や漁協その他の関係団体等とも連携を密にし、設置に向けて進めてまいりたいと考えております。  (13)につきましては以上でございます。 47 高橋商業振興課長 次に(14)長崎ブランドの市民認知度向上策についてお答えいたします。長崎市には、歴史や文化に裏づけされた和華蘭食文化や、良質な素材、こだわりの製法などによる長崎らしい商品が数多くあります。これらの商品は、県内外の各種イベントや広報媒体を通じ認知度向上を図っているところですが、その商品の価値や魅力が十分に浸透していない状況です。  そのような中、かまぼこの製造事業者が一堂に会し、長崎かまぼこの素材やこだわりの製法などその魅力を発信する長崎かんぼこ祭りの開催や、商品価値を高め、その商品の歴史や文化もあわせて発信しながら、購買力のある顧客をターゲットに販売を行う長崎こだわり逸品育成支援事業を平成28年度から開始しているところです。  今後とも、長崎市の商品の特性に磨きをかけ、商品価値を高めるとともに、効果的な情報発信を推進することにより、市民はもとより、観光客の皆様へ長崎ならではの商品の需要喚起を図ってまいりたいと考えています。  また、長崎は漁獲量、魚種ともに豊富な魚のおいしいまちでありますが、全国的には長崎の魚の認知度は低い状況です。さらには、多品種であるがゆえに、代表的な魚や有名料理店を市外の方などに紹介するのが難しいといった声を聞くこともございます。このため、観光客はもとより、地元の方々にも魚のおいしいまち長崎をPRするため、春夏秋冬それぞれの旬の魚、例えば春はマダイやアラカブなど、夏はアジやハモなどを設定し、ある程度、魚種を絞り込んだ上で、それぞれの旬の魚が食べられる四季のおいしい魚提供店などの情報をさまざまな媒体を活用し発信してきたところです。また、ことし10月からは、今月の旬の魚、例えば10月はレンコダイ、11月はミズイカ、12月はトラフグとして、各月の旬の魚を1種類選定し、PRを行っているところです。  このような取り組みを進めることで、市民の認知度向上を図り、消費拡大や交流人口の拡大などにつなげ、ひいては地元の産業の活性化や事業者等の所得向上を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 48 岩永敏博委員 (13)については、一般質問でもさせていただきましたのでくどくは言いませんが、前向きな答弁もいただいております。しかしながら何年も、特にこの水産市場等については、前向きな答えはいただいているんですが、なかなか動きも見えない中にあっては、本当に具体的に漁協、魚市の皆さんと本当に話をしていく検討会の設置だとか、そういうことを踏まえて動いていただきたいと思います。連携はとれてるんでしょうけれども、今具体的にはここまで話がいってますよという話ができるところまでは、もうそろそろ進んでいただきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。  (14)については、今答弁まとめられてきています。しかしながら、その業態、業種の事業者の育成は十分理解はしておりますけれども、市民認知において、本場という認識はあるんですけれども、なかなかそれが本当に観光というか、県外に向けてのPRにつながっているのかなというのは、私はちょっとどうなのかなというところがあるんですね。例えば、例を示しますとちゃんぽん。これは本当に本場中の本場。自他ともに認めるものでありながらも、リンガーハットの成長によって、市民は、ちゃんぽんはどこがおいしいんですかと聞かれると、リンガーハットですというような傾向があるようです。それが、先日の全国の放送のケンミンSHOWという番組があるんですが、まさしくそれで出てしまったんですね。やはり長崎市民はどこに食べに行くのだろうかという中で、リンガーハットだったら全国にあるから一緒だよというような空気も出てきます。それはやはり中華街であるとか、近くにある本当のおいしい食堂とかいう傾向に持っていきたいし、そのような市民でありたいというふうにも思うんですけれども。  先日、橋本委員が特別委員会で、ブランド力向上という形での質問をされました。全く同じで、要は長崎に来れば、本場のおいしい総菜、物産が付加価値を持って、全国にはないものが長崎にはあるんだよと。値段は少し高いけれども、これをわざわざ長崎で買って帰るというところに付加価値が見出せるし、地場産業の向上にも役立つんじゃないかなというふうに思っておりますので、まず、そこのところの理解をお互いにしていきながら、今後何ができるかをもうちょっと考えていければなと思いますので、きょうはちょっときっかけづくりの質問になっておりますけれども、よろしくお願いいたします。 49 高橋商業振興課長 まさに長崎の事業者の強みというのは、そういった歴史であるとか、文化に裏づけられた長崎ならでは、長崎にしかないものだと思っております。私たち地場の農業会の皆様、関係の団体の皆様としっかりとそのことはお話をさせていただき、商品の価値を高めることと、効果的なその長崎唯一の文化、そういったものの発信に今後とも努めていきたいと思っております。  以上でございます。 50 佐藤正洋委員長 それでは順序12に移ります。永尾委員から、補足がありませんか。  それでは、順序12につきまして、理事者の答弁を求めます。 51 股張観光政策課長 (15)バリアフリー観光についてお答えいたします。バリアフリー観光の取り組みにつきましては、平成23年度に障害者団体などとの関係団体や長崎市で構成します長崎バリアフリー推進協議会を設立しまして、長崎県の支援を受けて、市内の観光施設や宿泊施設などのバリアフリーの実態調査やアンケート調査を実施しまして、その結果をもとに、その後、ガイドブックやホームページを作成するなど、バリアフリー観光に関する案内や情報発信等を図ってまいりました。現在、長崎バリアフリー推進協議会におきましては、バリアフリーに関する観光情報の収集や発信、案内等に加えまして、観光関連事業者等とのネットワークの構築も進められておりますので、この団体等との連携を十分に図っていきたいと考えております。  また、委員ご提案のバリアフリー観光案内所の設置につきましては、今後、障害者の方や高齢者の方々がストレスなく観光を楽しむため、バリアフリーに関する観光案内や受け入れ等に対応する窓口としまして、その必要性は十分に認識しているところでございます。しかし、現在、長崎駅にある総合観光案内所ではスペースが乏しいという状況で、ワンストップの対応が難しい状況でございます。今後、長崎駅舎の建て替えに合わせまして、バリアフリー観光案内所の機能等を有する総合観光案内所の設置について、JR等との協議を行うということになりますが、当面のバリアフリー観光のスペースにつきましては、活用できる市の施設等の有無につきまして調査を行い、バリアフリー推進協議会に情報提供等を行ってまいりたいと考えております。  また、バリアフリー観光案内ガイドの取り組みにつきましては、平成23年度、24年度におきまして、NPO法人長崎県難病連絡協議会ほか3団体と長崎市が連携した長崎バリアフリー推進協議会が長崎県の新しい公共支援事業を活用しまして、バリアフリー観光に関連する観光施設あるいは、宿泊施設、飲食店等の情報やマップ等を掲載いたしましたバリアフリー長崎観光ガイドの作成等を行い情報発信の充実を図ってきました。特に平成26年度におきましては、長崎がんばらんば大会において、このガイドブックを競技会場や主要な観光施設、宿泊施設などに配布し、選手を初め多くの皆様にご利用いただきました。  今後のバリアフリー観光案内ガイドの作成につきましては、平成27年6月にNPO法人化いたしましたNPO法人長崎バリアフリー推進協議会において、国の補助制度を活用し、今年度ガイドブックを改訂されるとお聞きしておりますので、長崎市といたしましても、その改訂に際しては、観光施設の最新の情報の提供など、同協議会へのサポートを行うとともに、改訂後のガイドブックにつきましては、バリアフリー観光の情報発信ツールとして積極的に活用し、観光客の誘致等に努めていきたいと考えております。  以上でございます。 52 永尾春文委員 新幹線の新駅舎の開通に向けて整備されることと思いが、それまでにソフトの部分の整備という意味でも、長崎市でも、当面どこか公の施設を使って、そういった観光案内所をぜひ設置をしていただいて、PR、お客様に対する周知をぜひしていただきたい思います。先進の場所であります沖縄市に行って、今現在は障害者の方がスポーツツーリズムにつながっておりまして、年々観光客の増加がありました。ですから、私たち長崎市の観光地はやはり世界一を今、私たちは目指しているんだと思っております。ぜひバリアフリー観光については、積極的に取り組みを今後もお願いしたいと思います。  先ほどの観光案内ガイドでご質問なんですけれども、国の補助金が入ると、紙面のレイアウトとといいますか、条件、制約があるかもしれないとちょっとお聞きしました。バリアフリー観光を進める宿泊、飲食の業者の皆さんは、その意味では、長崎市のそういった取り組みに一生懸命お手伝いといいますか、同じ思いで賛同して取り組んでいただいている。何か一つ整備するにしても、お金をかけて整備をしてるわけですので、簡単に言うと、名前や電話番号だけのガイドではなくて、やはり店舗とか、宿泊の場所とかイメージがわかるような写真もしっかり載せていただくような、できる限りの配慮をお願いいたしたいと思うんですけれども、そのことについて見解をお聞かせください。 53 股張観光政策課長 ただいまご質問があった件でございますけれども、一つは利用される方、障害者の皆さんあるいは高齢者の皆さんがやはり見て、手に取ってよくわかるような情報が網羅されているガイドブックが私も必要だと考えおりますので、今回、国の補助制度ということがございますけれども、十分そのあたりも協議をしながら、具体的に対応できるような方策を、これは協議しながら進めていきたいと考えております。  以上でございます。 54 佐藤正洋委員長 それでは次に移ります。  順序13ですけど永尾委員から補足がありませんか。  それでは、順序13につきまして理事者の答弁を求めます。 55 股張観光政策課長 (13)軍艦島上陸野母崎航路の上陸船の大型化についてお答えいたします。現在、野母崎からは20人乗りの船舶を運航している事業者があるのみで、大型バスで同地区に来る四、五十人程度の規模の団体観光客の一括送客については、対応ができていないという状況でございます。軍艦島の世界遺産登録を機に観光客が増加していることや、野母崎地区の観光振興という意味でも大型バスに対応したクルーズも必要だと考えておりますけれども、団体客を一度に受け入れる大型船舶の導入につきましては、運航事業者の投資というものが一方で必要となってまいります。  長崎市といたしましても、今後も軍艦島上陸観光の利用促進を図るための宣伝やPRに努めるとともに、民間事業者の積極的な投資を推進するための、長崎県が行います、例えば地方創生推進資金といった有利な融資制度の情報提供等に努めていきたいと考えております。  以上でございます。 56 永尾春文委員 一般質問では、燃料電池船という角度でしたので、商工部のお答えだったんですけれども、今回は、観光地域づくり、また先ほど申し上げました地域振興という観点で質問させていただきました。私もこれは自分自身が勉強してもっと研究しなければならないと思ってる課題ですけれども、ぜひ、長崎市の観光の角度からも、どういったことができるのか、ぜひ研究していただいて、地元業者、地域と話し合い、協議をしていただきたいと思っております。  以上です。 57 佐藤正洋委員長 それでは、順序14番について、永尾委員から補足がありませんか。  それでは、14につきまして理事者の答弁を求めます。 58 相川農業振興課長 (17)民泊の推進の取り組みにつきましてお答えいたします。農山漁村地域において、自然、文化、人との交流を楽しむ滞在型の余暇活動であるグリーンツーリズムにつきましては、外海や琴海、野母崎、高島、伊王島、東長崎、茂木地区において、9つのグリーンツーリズム団体が組織され、田植え、稲刈り体験など約70の体験プログラムを通じて、それぞれの地域の魅力を発信しており、平成27年度の参加者は約1万人となり、年々増加傾向となっております。このうち農林漁業の体験民宿の取り組みにつきましては、長崎市としましては、グリーンツーリズム推進事業施設整備補助金による開設のための支援や、ホームページ等によるPR、バスツアーの実施などを進めており、これまでの実績としましては、体験民宿数は、外海、琴海、高島地区の12件となり、平成27年度の宿泊者数は延べ127名となっております。  さらに、グリーンツーリズム団体間の連携強化や実践者の人材育成を目的とした長崎市グリーンツーリズム連絡会議において、団体の会員を対象とした長崎市内の体験民宿実践者との意見交換や、安全管理や保険制度などの取り組みに必要なスキルアップのための研修を実施しており体験民宿の普及に努めております。今後におきましても、体験型・滞在型観光の取り組みは重要でありますことから、体験民宿を推進しながら、農山漁村の活性化に努めていきたいと考えております。  以上でございます。 59 永尾春文委員 この民泊を、必ず地域振興、観光の一つにつながっていくと思いますので、実現に向けて地元の方と丁寧に協議を進めていっていただきたいと思います。  この点で、今、水産農林部のご回答になるんですけれども、結局グリーンツーリズム、所管で分けますとそのようなことになるかと思うんですが、やはりDMOの観光地域づくりで特に観光の資源がない場所は、グリーンツーリズムを観光の一つとしている意味では、長崎市の場合はさまざまな資源があるので、本当に整理も大変かと思いますが、やはりこれは地域振興で、地域づくりにつながるという意味では、これもやはりDMOの重要な施策の一つだと私は考えております。その意味で、ぜひ文化観光部と水産農林部、しっかり連携をとっていただいて、このことはDMOのあり方としてもしっかり推進をしていただきたいと思いますが、見解があればお聞かせください。 60 外園文化観光部長 永尾委員言われるとおりだと思います。DMOにつきましても、今までの観光事業者のみならず、さまざまな事業者の協力、巻き込みというのをしっかり進めるというような視点も言われております。今までの通常の、メインの観光事業者とあわせまして、さまざまな体験メニューとかいった農業、漁業あるいは福祉も含めたさまざまな事業者との連携というのが今後必要になってくるかと思います。そういった中で、今までの観光事業者プラスこういった体験民泊それから医療との連携とかさまざまな分野の連携も今後課題となってまいりますので、DMOの形成の中で合意形成を進めていきたいと思っております。  以上でございます。 61 佐藤正洋委員長 それでは、順序14まで終了いたしましたので、委員の皆さんから関連質問を受けたいと思います。  関連質問の質疑に入ります。 62 深堀義昭委員 世界遺産との関係でお尋ねをいたしますが、「沈黙」が間もなく封切られます。そして、これはイエズス会という修道士の集まりが世界にあるんですが、監督であられる制作者の方が、その本山で先般ローマ法王を交えて試写会をいたしております。非常に高い評価をいただいているとヨーロッパのマスコミは報じております。また、イタリアのバチカンのアカデミー、日本で言う文化庁については、昔の伝道師の生活というものを、布教というものをよく伝える作品だと評価をしているというような報道もされておりますが、既にNHKが先般のゴールデンタイムの時間内に、隠れキリシタンを取材して「沈黙」の舞台になったところについての放送を約30分いたしております。また、民放も既に制作に入って、その映画のストーリーの舞台になった場所を中心にして、今後世界遺産の推薦が決まると同時にそこの底上げをしたいというようにNHKも民放もそのような形でやっておりますが、当然これはもう既に、地元に波及効果が来てるんです。民泊がない外海、永尾委員は外海地区にはと書いてありますが、外海にはほとんど民泊がない。黒崎に2カ所あります。それからこの前、私が質問をしましたけれども、外海インそのものはよその会社の寮みたいな感じで、民泊をほぼとれない状況になっている。やはりこういうものをきちんとやらないと、遠藤周作文学館で今部長も含めて、2時間半もというのはちょっと無理があろうと思いますので、ミニ版的な映画を制作編集できないか計画をお願いしている。それを大型テレビで見せるというような形を含めた一つの遠藤周作文学館の運営のあり方等を含めてですね。  ものすごく県は道路の問題にしても、道の駅周辺にしても整備を急いでやってるんですが、そういう時期に合わせた政策というのが何かおくれてるんじゃないかなという感じがいたしております。特に今、大分のほうに外国のお客さんが非常に多いと。特に吊り橋で一時日本人のブームがあったんですが、今、大分にそれを見に来る外国人がブームで、周辺はまた渋滞をしているという状況もございます。マスコミを使ったことといういろいろな議論があっておりますけれども、よそのマスコミ等が目をつけている施設について、やはり長崎市としてもきちんとした準備をする必要があろうと思います。特に、県は道の駅を中心にした観光というのを非常に力を入れていて、その道の駅から出津のほうに歩道がありますが、そのルートの名前を募集するというようなところまでいっている。ただ、バスの駐車場が道の駅にないと。これは何回も私言うんだけれども、市有地でありながら決定的な対策を打とうとしない。そういうものを含めてね、決まってしまってからでは、遅すぎると思うんですよ。そこの基本的な計画を練る考えがあるのかどうか。 63 外園文化観光部長 今、時期を得たしっかりとした対応をすべきじゃないかというようなことでございます。そのとおりかなと思っております。特に前段でお話がありましたマーティン・スコセッシ監督の「沈黙」、サイレンスというのが間もなく世界で上映されて、日本では来年上映される。NHK、民放もそういった話題で取り上げている中で、長崎市の取り組みとしましても、今からしっかり準備をさせていただきたいと思います。また、その準備についても実際映画を観て来られた方が、道の駅でおりて、周遊ルートも含め、しっかり満足するような対応をすべきと思っております。  あわせまして、上映が終わった後のお話も承っております。例えば、少し長編なので、少しそれをコンパクトにした形で上映できないかとかさまざまな考え方もあろうかと思いますので、今しっかり準備し、それから実際来られたお客様に道路、アクセスそういったものを含めた対応をしっかりしていきたい。それが将来にわたって持続可能になるようなそういった整備の視点を持って進めていきたいと思っております。  以上でございます。 64 深堀義昭委員 よくご存じですから、それ以上言いませんが、世界遺産になる前にアカデミー賞の候補に既に挙がっているということで、やはり舞台を想定した場所について、今隠れキリシタンの枯松神社であるとかその信徒であるとか、そして、山の中の洞窟であるとか、そういう新たなところを、ルートとして考えてNHKは取材をしたようですね。それも、多分日曜日の7時半か土曜日の7時半で、ゴールデン番組という時間帯にNHKが放送しているということからすれば、非常に興味がある報道のやり方ではないかと思います。うまくそういうものを使いながら、準備しなければいけないものについては、早急に基本的な計画を練ってほしいと要望をいたしておきます。 65 西田実伸委員 順序7の岩永委員の質問の中で、鍋冠山とグラバー園の第2ゲートからのルートの答弁がありました。十数年前の話になるんですが、女神大橋にドライブインをつくるかつくらんかという問題も含めて、この鍋冠山ルートの中で第2ゲートから鍋冠山まで移送設備をつくるという計画があったと記憶しています。それがどうなったのかというのが一つと、それから、手すりをつくるという答弁がありましたが、あそこの手すりがちぐはぐなんですよね。要は、通常の手すりがあったり、ものすごくお金をかけた手すりがあったりあるわけですよ。確かに階段は整備されていますけど、先ほど手すりを整備すると言いましたけれども、そういう面であのちぐはぐの手すりをですよ、観光地にするのか。あそこの慰霊塔がありますよね、あそこを含めながらそこをどうしていくのかという考えがもう10年以上前の話だから、それなりの考えがあるのかなというのをお聞きしたいのが1点と、それから、永尾委員の野母崎から軍艦島までの質問がありましたが、離島振興債でしたか、答弁の中で船主の費用が云々かんぬんてありましたのがちょっとひっかかったんですが、ある船は税金で9割方出して船つくってあげたですよね。離島振興債じゃないかな。私が間違えたら訂正してくださいよ。赤い船があるでしょ。そういう考え方で、合併特例債でもし船主がその費用の関係でできるなら、例えば野母崎のALEGA軍艦島の人たちが考えてくれるならば、今、永尾委員が言ったような船ができるんじゃないかなと思って。そこのとこの考えも教えてください。過去に実績がありますから、だめだという話ではなくてね。  もう1つこれは質問ではないんですが、苓北「ちょう」と言ったでしょう。苓北町の人たちは誰も苓北「ちょう」って言わんとですよ。もう田嶋町長が、これだけは厳しく言われてですね。だから、そういう面では、職員に会ってないのじゃないかなと思ったんですね。今から補助をつけるという段階になったときに、そういう真剣な話をしたのかなというのはちょっと疑問ですが、今後、苓北「ちょう」ではなく、苓北「まち」の方と話していただきたい。これは別に答弁要りませんけどね。ご指摘をしておきたいと思います。  以上です。2点お願いします。 66 外園文化観光部長 軍艦島の船の件なんですけれども、私が正式な補助メニューをちょっと忘れましたけれども、私の記憶では、その船につきましては、高島まで行く離島関係の補助メニューだったというふうに記憶しております。それは、高島の振興、ですから、長崎港から高島経由の軍艦島というような活用も含めて、補助メニューをいただいたということでございます。今回の野母崎につきましては、その補助メニューが使えないということだったものですから、例えば県の地方創生といった有利なメニューを、今後事業者のほうに提案していきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 67 川原みどりの課長 一番最初にありましたグラバー園から鍋冠山の移送ルートの検討が十何年前にあったということで、もう私もそういう計画があったことは承知しております。グラバー園の入り口といいますか、上のほうのところから鍋冠山のほうまで機械を使って人を乗せていこうという計画だったんですが、最終的には費用対効果の分でちょっと薄いんではないかということで、計画がとまっているという現状にございます。  私が先ほど、少し長期的な話になるかもしれないということを申し上げましたけれども、今回鍋冠山が、ことしの4月にきれいになってから、お客さんが従前に比べますと、1.5倍くらいにふえている状況なんですが、それが今回歩道も整備させていただきますし、駐車場もふえますけれども、それでどういうふうにまたお客さんがふえて行くのかということと、もう一つにはお客さんが行くためには展望台だけではなくて、もう少し付加価値が出てくる必要があるのかなと。例えばそこで何か販売して、買ってもらうとかですね。そういったことも必要になってくるかと思うんですけれども、十何年前の話が、そういうことでとまっておりますので、どれくらいの需要が出てくるのかということも、少し今後様子を見ていく必要があるのかなと考えております。  それから先ほどの手すりがちょっとちぐはぐというお話もございましたけれども、今私どもが考えているのは鍋冠山公園の園路の手すりなんかも景観に合わせて、少し統一した形にしようと。今右にあったり、左にあったりとか、ばらばらなもんですから、例えば右のほうに通してちゃんと手すりが付くとか、あと景観も合わせていくということで今考えております。それから舗装の形につきましても、歩きやすいように滑りにくいような形にしていこうということで、これ景観専門監の意見等も踏まえながら、わかりやすくて見た目も今よりもいいものをという観点で、改善をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 68 西田実伸委員 船の関係は、やはりそういうメニューというのはあるので、だめだという話ではなくてね、やはりアイディアを出したんだから、そういう面での努力はするべきだと思ったので発言させていただきました。  それと、手すりのちぐはぐは、前、あそこを観光地にするんだという答弁があったんですよ。階段もきれいにして手すりもつけた。中途半端に終わってるから、そこを通る地元の人から、何この手すりは、贅沢ばっかりしてって言われるわけですよ。付加価値と言ったけど、卵が先か鶏が先かという話のような答弁でしたね。要するにきれいにして人をふやすのが先じゃないですか。そこで付加価値が出てくるわけですよ。そういう面で何かそれをしなければ、人が通らない。そしたら整備しないというふうに聞こえましたんで、そういう考え方はちょっとどうかなと思います。またその面では、みどりの課だけではなくて、観光も絡んでこなきゃいけないんじゃないですか。展望台をあんなにきれいにして、よおし、いい格好で観光客に見せましょうということをしたじゃないですか。そういう面ではあそこの手すりというのは、中途半端じゃなくて、最後までやるような計画にしていただきたいと思うんですが、どうでしょうか。  観光でもみどりの課でも答弁お願いします。 69 外園文化観光部長 お客様にとって本当に利便性の高い、魅力ある、あるいは本当に歩きやすい環境というのはすごく重要でございますので、庁内一体となって、しっかりとした計画づくりに向けて進めさせていただきたいと思います。 70 橋本 剛委員 順序14の永尾委員のほうからコメントがあった民泊のところで、先ほど延べ宿泊者数が127人だというご答弁があったと思います。先ほどの話では、外海、琴海、高島と3カ所でということは、単純計算すると1カ所平均で言えば、40名くらい。年間だとすると非常に少ないなという印象を持っています。  「九州のムラ」という民泊とかを取り上げるような雑誌があって、結構全国的に売ってあるんですけれども、こういうので見ると安心院とか、民泊で生きていってるような地域というのもあります。  そう考えてみると、長崎の場合、今永尾委員がおっしゃった野母崎は、それこそ民泊であれば非常に可能性が大きいと思いますけれども、そのほかの形での観光推進、例えば宿泊施設がそんな多くないわけですから、なかなか難しい部分もあると思います。そう考えれば、今、推進いるけれども、127名ですという形ではなくて、他の民泊をやってる地域の事例を見るとか、あるいはアドバイザーとかを入れながら、本当にこう長崎半島の振興という観点では、民泊といういうのは大きなインパクトがあると思いますので、そこをしっかりやっていただきたいと思います。 71 佐藤正洋委員長 ほかにございませんか。  それでは、以上で総括質疑を終結いたします。 〔次回の開催日及び調査項目について協議を行 った。その結果は、次のとおりである。 1 次回開催日については、1月20日に決定し  た。 2 調査項目については、「調査報告書のまと  めについて」に決定した。〕 72 佐藤正洋委員長 何かほかにございませんか。  それではないようですので、これをもちまして観光客受入対策特別委員会を散会いたします。           =散会 午前11時32分=  平成29年1月18日 観光客受入対策特別委員長                 佐藤 正洋 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...