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2016-10-14 長崎市:平成28年長崎駅周辺再整備特別委員会 本文
2016-10-14 長崎市:平成28年観光客受入対策特別委員会 本文

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  1. 長崎市議会 2016-10-14
    2016-10-14 長崎市:平成28年観光客受入対策特別委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前9時58分= 佐藤正洋委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから、観光客受入対策特別委員会を開会いたします。 〔調査順序について協議を行った結果、「夜景 観光の推進について」に決定した。〕 2 佐藤正洋委員長 それでは、夜景観光の推進について、理事者の説明を求めます。 3 外園文化観光部長 説明に入ります前に、本委員会におきまして初めて出席をさせていただいております関係部局の課長級以上の職員をご紹介させていただきたいと思います。        〔職員紹介〕 4 外園文化観光部長 本日の調査事項につきましては、夜景観光の推進についてでございます。  それでは、お手元に配付いたしております委員会資料の1ページをごらんいただきたいと思います。  1.夜景観光の主な取り組み経過についてご説明させていただきます。これは、平成20年度から平成27年度までの夜景観光の主な取り組みをまとめたものでございます。まず、平成20年度に稲佐山魅力向上プランを策定し、情報発信の強化といたしまして、平成21年度に長崎の夜景のホームページを開設いたしました。次に、視点場の整備といたしまして、平成22年度に稲佐山山頂展望台の改修、それから、アクセス向上策といたしまして、平成23年度に長崎ロープウェイのゴンドラのリニューアルの整備と案内人の育成を行ったところでございます。これらの夜景に関するさまざまな取り組みによりまして、平成24年10月に世界新三大夜景の認定を受けております。この認定によりまして長崎の夜景が大きな注目を集めることになりましたが、その後も長崎ロープウェイ稲佐山岳駅舎から山頂展望台に向かう通路にイルミネーションを演出するための光のトンネルを整備したり、稲佐山山頂展望台の館内に体験型の光のモニュメントを設置するなど、世界新三大夜景の認定を一過性のものとすることなく、さらに進化させるためのさまざまな取り組みを進めてまいったところでございます。  そのほか、平成27年度につきましては、昭和34年から運行いたしておりましたけれども、老朽化が進んでおります長崎ロープウェイの淵神社駅待合所の建て替え工事、並びに両駅舎の耐震工事とバリアフリー化を行いまして、ロープウェイ利用者の利便性や快適性を高めたほか、鍋冠山公園展望台の改修、そして稲佐山山頂鉄塔ライトアップの整備などを行ったところでございます。なお、表の内容欄のそれぞれのところに記号を振っておりますが、これは、この後ご説明いたします具体的な観光の主な取り組みについての説明項目と連動しております。  それでは、2.夜景観光の主な取り組みにつきまして以降につきましては、観光政策課長から引き続きご説明させていただきます。  よろしくお願いいたします。 5 股張観光政策課長 それでは、資料の2ページをごらんください。2.夜景観光の主な取り組みについてご説明させていただきます。まず、(1)視点場等の整備のア.稲佐山山頂展望台の改修でございます。(ア)概要といたしましては、稲佐山からの夜景を楽しんでいただくために、展望台の改修を行いまして、利便性・快適性の向上を図ったものでございます。(イ)供用開始は平成23年4月1日、(ウ)事業費は9,463万8,211円、(エ)主な内容につきましては1)から5)のとおりでございますけれども、屋上展望広場ライティング演出、ベンチの設置、それから展望広場の拡張などを実施しております。  続きまして、3ページをごらんください。イ.長崎ロープウェイゴンドラの改修でございます。概要といたしましては、ゴンドラ2基の取りかえ工事を行いまして、これにあわせて、ほかの施設にはない魅力的なデザインを導入し、話題性や誘客等に寄与するような取り組みを行いました。デザインは、日本人で唯一イタリア高級モーターブランドであるフェラーリなどのチーフデザイナーを務めたことがある奥山清行氏が勤める会社が制作しております。供用開始、事業費は、記載のとおりでございます。  続きまして、4ページでございます。ウ.光のトンネルの整備の概要でございます。これはロープウェイ稲佐岳駅舎から稲佐山の山頂展望台に続く連絡通路、これが老朽化していたため改修を行いまして、これに合わせて照射方法などを工夫し、光の空間を演出することで、展望台に向かう人々の夜景に対する期待を高めるようにしたものでございます。供用開始は、平成24年10月5日、事業費、内容といたしましては記載のとおりでございますが、主にLED照明の設置等となっております。  続きまして、5ページでございます。エ.光のモニュメントの設置、(ア)概要でございます。これは、夜景観光の人気の定着、それから利用者のサービスや満足度の向上という観点から、体験型の夜景観光の素材として展望台内に光のモニュメントを設置したものでございます。(イ)供用開始は、平成26年10月5日、事業費等は記載のとおりでございます。内容としましては、この写真にありますとおり、モニュメントハートツリー、それから、体験型のプロミスハートという2つのモニュメントを設置しております。
     続きまして、6ページでございます。オ.グラバー園イルミネーションの拡充の(ア)概要でございます。毎年、11月下旬ごろから12月下旬にかけましてイルミネーションイベントとして、「ながさきクリスマス」が実施されておりますが、平成26年度からグラバー園内イルミネーションを拡充し、グラバー園大浦天主堂周辺で魅力的な演出を行っているものでございます。約30万球のイルミネーションを設置するとともに、葉加瀬太郎氏の「長崎夜曲」に合わせたイルミネーション演出等を行っております。なお、本年度も10月10日からグラバー園でのイルミネーションがスタートということになっております。供用開始、事業費は記載のとおりでございます。  続きまして、7ページでございます。カ.長崎ロープウェイ淵神社待合所改築及び駅舎耐震化の(ア)概要でございます。これは、耐震基準を満たしていない淵神社駅舎、それから稲佐岳駅舎耐震化工事、それから、待合所の改築工事等を行うとともに、バリアフリー化を行ったものでございます。事業費、主な内容につきましては記載のとおりでございまして、事業費は全体で3億4,837万6,640円でございます。  続きまして、8ページをごらんください。視点場の改良としまして、キ.鍋冠山公園展望台の整備がございます。(ア)概要でございますけれども、世界新三大夜景に認定されたという背景から今後も夜景を見られる観光客や市民の方々の増加が見込まれるという中で、老朽化した展望台をリニューアルし利用者の利便性を図ったという内容でございます。(イ)事業内容ですが、平成27年度には展望台の改修を終えておりまして、今年度は駐車場や案内板設置等を行うこととしております。(ウ)展望台の規模・構造・事業費について記載をしております。内容はそのとおりでございます。  続きまして、9ページにこの展望台の特徴等を書いております。特徴としますと、以前の展望台に比べ前面に張り出しており展望できるスペースが広くなったことで、市街地を身近に感じられる眺望を多くの人々が同時に楽しめるようになったということを記載しております。  続きまして、10ページでございます。(2)観光施設等におけますライトアップでございます。これは歴史的建造物観光施設等ライトアップし、夜間の光による演出を行うということで、施設等の顕在化を図り、観光資源として夜景や夜のまちなみの魅力アップを図るものでございます。ア.整備実績、それからライトアップ施設につきましては記載のとおりでございますが、平成7年度から整備を開始しておりまして、平成27年度末で28のライトアップを行っております。  続きまして、11ページに、(3)観光施設等イルミネーションということで内容を記載させていただいております。観光シーズンとして、この閑散期を含む10月から12月にかけてイルミネーションを行うというところで、水辺の森公園や出島、それから大浦天主堂グラバー園にかけて実施を行っているということでございます。  続きまして、12ページでございます。これまでは、ハード面を中心とした内容でございましたけれども、(4)夜景観光のソフト面の取り組みのア.観光メニューの充実でございます。まず、夜景ナビゲーターの育成・活用を推進しておりまして、観光客に対してきめ細やかな案内を行うことで満足度の向上を図っております。なお、夜景ナビゲーターは現在、座学、実施研修等を実施し、認定された夜景ガイドの数で、平成27年5月現在50名を養成しており、平成26年度のガイドツアーの派遣実績は延べ410名となっております。次に、イ.魅力ある夜型イベントの開催といたしましては、イルミネーション事業ランタンフェスティバルなどと連携を図り滞在型観光の推進を図っているところでございます。  続きまして、資料13ページでございます。ウ.誘客・プロモーションの強化といたしまして、(ア)海外における夜景サミットへの参加でございますが、訪日観光誘客の重要市場であります台湾、香港、ベトナムにおいて夜景の魅力をPRし、夜景の認知度の向上と商品造成に結びつけることを目的に取り組んでおります。それから、(イ)ハウステンボス「光の王国」との連携強化ということでございまして、海外とのタイアップ事例といたしましては、タイにおける空港高速鉄道での車内広告掲載等を実施しているという状況でございます。  続きまして、14ページになります。こちらには、(ウ)公式観光サイト「あっ!とながさき」及びSNSの活用、それから、(エ)検索連動型公告によるPRによる取り組みをご紹介させていただいております。  続きまして、15ページでございます。民間を中心とした取り組みということで、(5)長崎夜景プロモーション実行委員会及び民間事業者取り組みの、ア.長崎夜景プロモーション実行委員会といたしましては、長崎商工会議所青年部が事務局となりまして、取り組みとしては、葉加瀬太郎氏の「長崎夜曲」の製作等を行っております。また、平成26年度におきましては、長崎がんばらんば国体・がんばらんば大会に合わせまして、稲佐山電波塔ライトアップ等を実施したという経過がございます。また、平成27年度につきましては、福山雅治氏の楽曲「クスノキ」を、約1,500人の市民で歌いつなぎますリレーソングビデオを制作し、PRを行っております。  続きまして、16ページでございます。今年度の取り組みといたしまして、稲佐山電波塔イルミネーションショー、これをことしの10月11日から年度末、平成29年3月31日まで、音楽と光が連動した歓迎と祈りのイルミネーションを実施していくという状況になっております。それから、ねんりんピックを光でおもてなしということで、ことしの10月14日から10月18日まで、家庭や職場における夜間のカーテンの開放を呼びかけ、長崎の夜景の演出を強化するものでございます。その下のほう、イ.交通事業者によります夜景ツアーの状況というのを記載させていただいております。  続きまして、17ページでございます。3.夜景観光の成果についてご説明させていただきます。まず、(1)世界新三大夜景と日本新三大夜景等の認定うち、まず、ア.世界新三大夜景としまして、(ア)長崎市の評価でございますが、長崎港を囲むすり鉢状の地形を有し多方向からの俯瞰的な夜景景観を可能にしていることや、その他、ランタンフェスティバル等夜間イベントも存在していること、それから、夜景ナビゲーターパンフレット作成等、国際的な夜景観光にも積極的に取り組んでいることなどの評価を受けまして、認定を受けているという状況でございます。続きまして、イ.日本新三大夜景といたしまして、(ア)長崎市の評価でございますが、これにつきましては、世界新三大夜景と同様な趣旨というところで評価を受け、日本新三大夜景の認定を受けております。神戸、札幌とともに受けているところでございます。次に、ウ.日本百名月といたしまして、長崎市を含む14の鑑賞地が認定されているということになっております。今後は全国で100カ所が出そろう予定となっております。評価につきましては、記載のとおりでございます。  続きまして、19ページをごらんいただきたいと思います。(2)宿泊者数の推移を記載しております。下のほうになりますけれども、平成27年には近年では過去最高の約288万人というところで、下のグラフをごらんいただくとおわかりいただけるかと思いますが、長崎ロープウェイゴンドラ改修等を行った平成23年以降、着実に宿泊客数が増加しているという状況になっております。  続きまして、資料20ページでございます。ここは、(3)ロープウェイ利用者数、それから稲佐山山頂展望台の利用者数の推移でございます。こちらも、下のグラフをごらんいただくとおわかりになりますように、宿泊客数と同じく、平成23年以降、着実に利用者が増加となっております。ちなみに、平成27年度が落ちておりますのは、ロープウェイが耐震化等で休止していたための減でございます。  続きまして、21ページと22ページでございますが、こちらには、いずれもご説明いたしましたが、(4)観光消費額及び経済波及効果の推移ということで記載させていただいております。平成27年には、過去最高の観光消費額約1,368億円となっている状況でございます。以上のことで、夜景観光を中心とした観光貢献というものが読み取れると考えております。  続きまして、23ページでございます。計画面でございます。4.夜景観光計画づくりと今後の取り組みについて、ご説明させていただきます。まず、(1)長崎の夜景のあり方に関する検討会の検討概要でございます。ア.検討会の目的といたしまして、長崎市では、ただいまご説明いたしました観光施設等ライトアップ事業や市道・県道等の街路灯の変更を行うなど、魅力向上に取り組んできた中、平成24年10月に世界新三大夜景に認定され、県と市が中心に取り組んで、その方向性について協議を行ってきたという状況でございます。  具体的には、24ページ、25ページに現状と課題、今後の取り組みというものを示しております。まず、24ページでございます。左側の夜景の質という観点から、真ん中のほうになりますけれども、課題といたしまして立体的な夜景の維持だとか、近くで見る夜景の充実などの6項目を挙げております。それを受けて、取り組みの柱としまして、2本柱で、夜景そのもの魅力向上、それから観光施設、公共施設による夜間景観の構築を柱として挙げております。具体的な施策としまして、その右側のほうになりますけれども、まず市街地の明かりの整備、水際線の顕在化などの取り組みを記載しているという状況でございます。続きまして、その下のほうになりますが、視点場につきましては、課題といたしまして、多彩な視点場の維持、環境整備など2項目を挙げております。そのような中、取り組みの柱は視点場の整備ということでございますが、具体的には鍋冠山展望台の整備など視点場の環境整備、それから、稲佐山山頂へのアクセス向上などの施策を挙げているという状況でございます。  続きまして、25ページでございます。こちらは、鑑賞メニューからの課題でございます。夜景を生かした夜型イベントの拡大などを挙げておりまして、それを受けて、鑑賞メニューの充実や魅力あるイベントの開催を取り組みの柱としておりまして、具体的には夜景ツアーの開発、造成、運行、鑑賞スポットの提供等を掲げているところでございます。最後になりますが、広報誘客でございます。課題といたしまして、記載の世界新三大夜景を活用したPRの必要性などを挙げておりまして、誘客、宣伝の強化に取り組んでおり、各種媒体のPR、ハウステンボスとの連動などを掲げているところでございます。  そのような中、26ページになります。現在行っておる計画面の取り組みといたしまして、(2)夜景観光推進基本計画(仮称)といたしまして、まず、ア.計画の目的でございますけれども、長崎の夜景が稲佐山や鍋冠山等から眺める遠景の夜景、これが主要な観光資源となっているという状況がございます。今後は、まちなかの通りなどから眺める中景や近景についても、良好な夜間景観を形成することで、観光客がまちなかを移動しながら体感できるような夜景を目指し、交流人口の拡大、滞在時間の延長につなげてまいりたいと考えております。そのような中、今回の計画では、遠景の夜景の充実に加えまして、このような中近景の夜景についても、これまでの各施設、各事業の単体で整備を行うのではなく、ちょうど真ん中に記載しておりますとおり、点(施設)、線(通り)、面(エリア)といった要素で整理を行い、歴史性や特徴を踏まえた各地区の方針を定め、体系的かつ戦略的に夜景の魅力強化を図っていきたいということで、基本計画の策定を行うものでございます。  27ページをごらんください。策定期間につきましては、今年度末までとなっております。次に、ウ.検討地区でございますが、斜面地はもちろんのこと、中心部を中心とした約10カ所の重点的な夜景景観の形成地区というものをエリアとして考え、それぞれの地区の特徴やランドマークとなる施設を生かした光のあり方を整理していきたいと考えております。本計画の位置づけとしましては、記載のとおりということで、関係の計画とも調整を図ってまいります。  続きまして、28ページでございます。本基本計画の策定体制でございます。体制図をごらんください。中央の策定・運用主体、これが長崎市となっておりますが、観光政策課、それとまちづくり推進室が連携しまして、景観専門監を加えた体制で策定に当たっております。また、右側にございます専門家といたしまして、ながさきデザイン会議の助言を受けるとともに、左側にあります景観審議会、長崎県などとの意見交換を行うとともに、下のほうになりますけれども市民の方々ともシンポジウムの開催などを通じまして、意識啓発等に努めてまいりたいと考えております。次に、キ.請負業者でございますが、株式会社ライティング・プランナーズ・アソシエーツとなっております。この業者の実績といたしましては、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館、それから、JR東京駅丸の内駅舎ライトアップを初め、シンガポール中心市街地照明のマスタープランなど、面出 薫氏という有名な照明の方を中心にプロジェクトに携わっていただいております。  続きまして、29ページでございます。こちらのほうに、具体的な今後の作業ということで記載させていただいておりますが、大きく言いますと、調査と基本方針の作成、計画作成市民参加プログラムとなっております。調査につきましては、市場調査や先進都市の事例調査、現況調査、それから、真ん中になりますけれども、基本方針の作成につきましては、基本理念、方針の作成と、先ほど申しました重点地区や重点施設の選定、方針の作成を進めております。また、計画策定としましては、各重点地区の計画作成等を行うという中で、今後市民プログラムとして、ワークショップの開催等を行っていくという状況になっております。  続きまして、30ページでございまして、ケ.現在の進捗状況でございます。現在のところ、2回の現場調査を実施いたしまして、ここに記載の快適な陰影、あるいは適切な色温度対比、演出性の配慮などについて、課題、あるいは取り組みの方向性を整理しているというところでございます。下のコ.出島の実施計画ということで、出島は各地区のモデルとなる事業と考えておりまして、現在策定中の基本計画との整合性を図りながら実施設計を行うということを考えております。平成29年12月の出島表門橋の完成に合わせてリニューアルオープンを行いたいと考えております。  31ページでございます。今後のスケジュールということで、基本計画の策定、実施計画に分けてそれぞれ細分化をいたしております。平成28年度におきましては、この基本計画の策定というところと出島地区の実施設計、それから、平成29年度以降は本計画に基づきます年次計画に基づきまして、随時エリアごとの工事あるいは設計等を行っていきたいと考えているところでございます。  続きまして、32ページでございます。今後の夜景観光取り組みハード面取り組みとして、ア.稲佐山公園山頂展望台アクセス向上整備という観点から、(ア)概要といたしまして、スロープカーの概要を記載させていただいております。現在、観光客が増加する中、さらなる観光客の増加に対応するため、山頂展望台へのアクセス向上団体観光客等の利便性を図りたいと考えております。(イ)事業内容といたしまして、全体計画、総事業費が15億4,000万円を見込んでいるところでございます。事業期間といたしましては、平成28年度から平成30年度というところで、平成31年度の供用開始を行いたいと考えております。  続きまして、33ページでございます。イ.滞在型コンテンツ・夜型イベントの内容充実ということで、ソフト面の対応でございます。(イ)事業内容といたしましては、飲食やショッピングなども楽しめる夜のまち歩きのコンテンツの造成支援とか、夜型イベント魅力向上等を考えております。ウ.誘客・プロモーションの強化といたしましては、国、地域ごとの市場の特性、ニーズ、ターゲットに応じて、国内外に広くPRをしていきたいと考えているところでございます。  最後になりますが、34ページでございます。(4)今後の集客等の見込みでございます。これは既に策定しております長崎市観光振興計画2020の中の計画に基づいて記載させていただいております。平成32年の全体の観光客数の目標を710万人としておりまして、宿泊者数につきましては、そのうち303万人ということを掲げて進めているところでございます。  以上で、私の説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 6 佐藤正洋委員長 夜景観光の推進について、説明が終わりました。  これより質疑に入ります。 7 浦川基継委員 二、三質問したいと思います。  まず、いろいろ取り組みを進めているのは大体わかりました。しかし、視点場から見た夜景というのが年々、斜面地とかの空き家も含めてでしょうけれども、LEDに変わったとかいう中で見せる光がどうなったのかという部分でのいろいろな意見も、議会でも言っております。  言いたいのは、例えばグラバー園とかいろんなイルミネーションとかしてはいるようなんですけれども、それをしてどう視点場からの夜景が変わったのかといった調査、分析なりはやっているんでしょうか。他都市においては、一つの見せるところということで、市民からの意見や観光客の意見や、どう見えていますかという調査も一歩一歩しているんですけれど、長崎市としてはどういう形でやっているか教えてください。 8 股張観光政策課長 例えばグラバー園イルミネーションだとか、さまざまなライトアップを行う中で、遠景から見た検証ということでございました。現在やっておりますのが、長崎夜景観光の推進計画を先ほどご説明いたしましたけれども、改めまして、いわゆる中近景の夜景だけではなくて、稲佐山から見た夜景のあり方というものを専門家も交えた中で見るというのが一つ、それから、これまでは稲佐山展望台のほうから利用者のアンケートという中で夜景の見え方というのをやってきたところでございます。  その中で議員ご指摘の、例えばライトアップを追加したというところでの効果につきましては、そこまではアンケートの結果はございませんけれども、夜景の充実、満足度というのはご存じのとおり高いという状況を把握しているところでございます。今後は、現在進行中の夜景観光推進計画、こういった中でしっかり現状の検証を行うということと、今年度も観光動向調査等を行うことになっておりますので、その中で議員ご指摘の部分も調査できないか、実際検討して進んでまいりたいと思っております。  以上でございます。 9 浦川基継委員 効果は高いと簡単に言っているけれど、例えば電球の色がいいのかとか、白色のほうがいいのか、緑がいいのか、赤のがいいのか、青のがいいのか、いろんなのがあると思うんですよ。単純に効果が高いと言うのなら、例えば函館とか神戸とかそうしているんですか。計画を持ってこういう見せ方をしたいとか、今真剣にやっているんですよ、他都市は。LEDにしました、効果は高いんですって、根拠は何ですか、効果が高いという根拠は。 10 股張観光政策課長 効果の一つの表れといたしましては、観光動向調査を来られた方について行っているという状況でございますけれども、そういった中で、夜景を主目的に見に来るというお客様の数、これ自体は実際ふえている状況でございまして、平成22年の夜景の効果と申しますか、これはお金の面ですれども、年間で158億円という数字的なものは出てきております。  それから、議員ご指摘の色目、色の具合だとか明かりの具合につきましては、実際のところ先ほど申しましたとおり、詳細についてはアンケート等をとっていないところではございますが、今年度の先ほどの計画におきまして、他都市との比較というのも行うようにしておりますので、他都市の明かりの見せ方と、うちの明かりの見せ方、あり方の比較検証とあわせて、先ほど申しました現場の見え方についても、観光客も、我々もしっかり見て、改めて現在の評価を行って、次の計画につなげていきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 11 浦川基継委員 今の意見を聞いておったら、まず効果が高いという旨の根拠が全然わからないです。世界新三大夜景や日本新三大夜景になったから観光客がふえたのであって、あなたたちがLEDとかをしたからふえたとか、この色がいいとか何とかいうとの検証をしていないのに効果が高いというのは、余りにも、今後あなたたちが整備してく上で、そういう感覚で効果が高いと言われたら、他都市のほうがもっと一生懸命しているんですよ。  特に函館は、こういったことに選ばれていなかったことに対してのいろんな取り組みをもう一度見直して、一つ一つやっているんです。例えば、函館と長崎比べれば、ミシュランガイドとかになれば、函館は三つ星なんですよ。長崎は二つ星です。これはどう違うんですか、長崎と。そこはどのように分析しているんですか。 12 股張観光政策課長 ミシュランガイドの星の違いにつきましては、詳細な評価というところは、私たちも把握しておりません。違うということは理解しております。見え方については当然現場も行っておりますので、函館の近くに見える広がるような海の夜景と、私たちの夜景である遠景、囲まれた夜景の違いというのは理解しています。ただ、そこを具体的に今回検証するという立場から、資料の30ページに記載させておりますけれども、これまでも、そういった詳細な分析というものが正直なされてないという状況で、今回計画をやっていくという中で、快適な陰影のあり方だとか、あるいは先ほど言われた色温度、青色がいいのか、白がいいのか、あるいは、あったかいものがいいのかというところ、それから、演出への配慮というところで、水銀灯、ナトリウム灯によって、色あせてしまった場所があるという中で、遠景から見たときにどうかとかいうものも含めて、ここに書いてある主に7項目を中心に検証を行いまして、今後の共通課題、取り組みを分析して、議員が言われる長崎の明かりのあり方の検証と推進ということで、精いっぱい頑張っていきたいという状況でございます。 13 浦川基継委員 わかりました。要するに、ミシュランガイドに載るということは、世界に対するアピール度は長崎より函館のほうが上ということですよ。その一つの夜景観光だけの、例えば観光ビューロー、そういったところで審査すれば、函館より私たちのほうが上だったということはされますし、日本に対するPR、または世界新三大夜景ということでのPRはあると思います。しかし、やはり、世界が認めたガイト本によると函館のほうが高いという三つ星で評価されているということは、アピールはまた違うんです。その辺をよく認識されてもう一度考え直さないと、みんな5年後に何とかという形で整備していますから、5年後に長崎という言葉が言われなくなれば、それが困るから、しっかり今の段階で分析しながらやってもらわないと困ると思いますのでよろしくお願いします。  もう一つ、鍋冠山の件でお伺いしますけれども、今視点場の整備ということで展望台をつくって公園の整備をしていらっしゃいますけれども、接続道路自体が狭いですよね、民家の間を通ってさらに入っていく。既存の駐車場も暗いですし、新たに整備するところで駐車場つくるからいいのかわかりませんけれども。もう一つは樹木の伐採、なるべく視点場の周辺は低木化するとか対策をしないと、1年、2年かけてつくって、その間に木が高くなる可能性もあるんだから、毎回地域の人たちも含めて、切ってくれと要望もあったと思うんです。そういったのを考えれば、視点場の周辺、何メートル周辺かは低木化する形にしておって、手間のかからないようにしておいたほうがいいと私は思うんですけれども、接続部分の道路の対策と、今右側にある既存の駐車場が暗いというのと低木化、その3つについてどのような考えを持っているんでしょうか。 14 川原みどりの課長 1点目の道が狭いということにつきましては、過去からもそういうご指摘を受けております。ただ、非常に道の周りに民家が張りついておりまして、事業費等、現実性ということでは非常に難しいのかなと。できるところは、離合箇所などは整備していきたいと考えているところなんですが、実はことし4月のオープン以降、非常に混雑したかどうかということで考えますと、花火が上がるときに混雑するという状況が出ております。そのときの対策といたしましては、ガードマンの方を配置して整理をさせていただいております。その結果、今のところ周りの方から苦情が出たということは避けることができております。今後も渋滞が予測されるときは、ガードマンを配置して対応していきたいと考えております。  2点目の駐車場が暗いということでございます。現在ございます駐車場は公園灯が1カ所くらいしかなくて暗いところがあるんですけれども、展望台の下に新しくつくっております駐車場、これにつきましては照明灯を3つくらい置く予定で今整備をしているところでございますので、その上の駐車場につきましては現状でも明るさというものは解消できるんではないかと考えております。  3点目の樹木のことでございますけれども、実際整備する前は木が高くてよく見えなかったという現状がございました。この展望台の整備にあわせまして、樹木につきましては剪定して低く抑えさせていただいております。ただこれも、四、五年たちますと高くなってくるということがございますので、私どもも5年スパンくらいでは剪定しながら、展望台からの視点については確保してまいりたいと考えております。  以上でございます。 15 浦川基継委員 大体わかりますけど、ここに1億円か2億円かけて整備するんだから、そういった対策というのは先に、例えば、道路の狭隘な部分にしても、そこにどれくらいの人たちが来るのかというのは、どれくらいの人を来させたいから、そういう展望台に多額の費用をかけてしているんだから、そこら辺も想定というか、きちんとしないと、住民に迷惑がかかると思うから、対策というより、そこら辺の計画まで立てとってほしかったなと思うんです。  それと、5年たったら何とかじゃなくて、何回も手間がかからないようにしていいんじゃないのかなと思うんです。樹木についてはツツジのようなものを植えるとか、今後は検討してもらいたいと思いますので、よろしくお願いしたします。 16 向山宗子委員 2点お伺いします。稲佐山の展望台内にある光のモニュメントハートツリーは、大体一緒に撮影をしてもらうためのもの、プロミスハートは、買っていただいて設置をしていただくものと認識をしておりますけれども、今までの、数的なもので言ったらプロミスハートなんでしょうけど、どれくらい、これが現状、いつの写真かわかりませんが、どれくらいの販売個数があって、どのように推移をしているのかということを詳しく教えていただきたいことと、2点目が、16ページに平成28年度の取り組みとして、稲佐山電波塔イルミネーション、これは、ライトアップスタート時に5分間のウェルカムショーをやると、それに8時9分、これは8月9日ということをイメージしたと思うんですが、「クスノキ」を中心に楽曲メドレーを使用した音と光のショーとありますが、これを読む限りでは、ものすごく私は期待をしてしまうのですが、もう少し詳しくどのようになさるのか、何分間でどれくらいのものをなさるのか、教えていただきたいと思います。 17 股張観光政策課長 まず1点目のプロミスハート、貝殻をかけるような仕組みになっておりますけれども、その個数の推移でございますけれども、オープンした翌月の平成26年11月につきましては、約1,200個出ておりました。それが現状では約600個、半分という状況で推移しております。最近ですと600個前後で推移しているということで、これについては横ばいという状況でございます。  今後もっと売れるような工夫もということでございましたので、貝殻の色の工夫等につきましては現在、財団とお話ししておりまして、例えば2種類にできるような方向で進めているという工夫をやっている状況でございます。  以上でございます。 18 濱田観光推進課長 稲佐山の電波塔のイルミネーションショーの実施につきましては、基本的に長崎夜景プロモーション実行委員会で運営をしております。そちらのほうが、この前10月11日にオープニングイベントがあったんですけれども、そのときと全く一緒の形なんですけれども、ライトアップのスタート時から約5分間のイルミネーションショーがありまして、それと、8時9分からの「クスノキ」というのが約3分間、これが、福山雅治さんが監修をした「クスノキ」を含めた約3曲ぐらいの光と連動した音楽ショーを行っております。  これにつきましては、場所が稲佐山だけではなくて、音楽が水辺の森公園だったりとか、そういったところでも聞けるようになっております。下のほうから見たときに、下のほうは音楽が聴ける、上のほうで目で見て電波塔が動いているという形になっております。  以上でございます。 19 向山宗子委員 まず第1点目から。例えば、毎月600個ということで理解していいんですよね。色のこととか材質のこととか、私が以前申し上げておりましたけれども、全体でハートの中にあったときのイメージというか、それを大事にしてもらいたいと思います。ただ色を変えればいいとか、そういうことではなくて、全体のハートのモニュメントにぶら下がったときにどういうふうに見えるのかということのほうが重要だと思うので、下手に色を変えるのは私もどうかなと思いますので、その外観図というか、そこら辺も含めた上で、多分見てすてきだったら、私たちもここに二人で書いてかけようよという形になると思いますので、見たときに心引かれなければ購買行動にはならないと思うので、こういうのは若い人がされると思いますので、若い人の感覚を重要に考えていただいて、よろしくお願いをいたします。  大体これは、次の発注をかけるときはいつごろになるんでしょうか。お知らせください。 20 股張観光政策課長 プロミスハートにかけるハート型の貝殻の次の在庫枠の交換という時期につきましては、来年の1月ごろというところで交換ができるのではないかと準備を進めているところでございます。  ただ問題なのは、先ほどおっしゃいました、全体で見たときに、例えばピンクに変えるのならばピンクのハートがいいのか、現在の白がいいのかという観点から、今一度、これは検証がまだ間に合いますので、検証して次の色を決めていきたいと考えております。これは、財団と十分に協議してから行う形になるかと思います。  以上でございます。 21 向山宗子委員 わかりました。要するに、多分ピンクと白があってもかわいいとは思うんですけれども、赤が引っかかるんですよ、どうも。だから、それは銀色にするとか、素材を変えるとか、見ていて本当にすてきだなと思うような、来年の1月だったらつくるのはもう間に合わないでしょう。もういよいよですよね。結局、何もできなくて、また一緒ということにならないように、どうぞよろしくお願いいたします。要望にしておきます。  それと、イルミネーションショーがいまいちようわからんかったとですけど、これは見られましたか。〔「はい」という者あり〕そうしたら、5分間のライトアップだけで、これは音楽はないのでしょうか。 22 濱田観光推進課長 ライトアップにつきましては、ライトアップだけになっております。その後に、福山雅治さんが楽曲をしたメドレーの音楽と合わせて、光が音に合わせて変わっていくというのがありまして、そこが今のところ、出島ワーフとグラバー園とJRと福田サンセットマリーナとか、そういったところで音楽が聞こえます。それが、音楽が聞こえたときに、それと合わせて電波塔が光を奏でますので、それと合わせて見てください、という形になっております。  以上でございます。 23 向山宗子委員 稲佐山では音楽は鳴らないんですか。鳴っていますね。できたらライトアップスタート時も音楽があったらいいですよね。ちょっとしたことだと思うんですけれども、これが話題になっていけば、香港にはかなわないとは思いますけれども、あれだって15分ぐらいだったと思いますので、しっかり宣伝をしながら、今回は10月11日から3月31日まで長いスパンで行われると思うので、こういうことがあっていることを市民の方に周知、啓発もしっかり行っていただきたいと思います。 24 岩永敏博委員 私はきょうの資料を見て、説明を聞いて、全体的には三大夜景の後押しを受けて、ハード面、ソフト面ともに充実してきたなと認識はしています。  私も一貫してストーリー性のある観光の施策をということで言ってきましたけれども、それについても、民間の方々も一生懸命やっていただいているなと喜んでいるところではあるんですけれども、そんな中で特にハード面、これだけの整備を今までしてきた、そして今後も予定がある、そんな中でやはり、まずは市民がよくなってきたハード面の整備について自慢できる、認識をする、そこがまず一番大事なところかなと思います。行政がこれだけの整備をしました。にもかかわらず、市民がついてきていない、意識がまだ高ぶっていないということになってくると、まだまだ観光の発信には弱いんじゃないかなと思います。  その観点で質問させてもらいたいんですが、全体的には当然市民は夜景の自慢をしているんです。しかし、今言っているのは、一つ一つの整備に対してなんです。浦川委員もさっき言われましたけれども、整備ができ上がりました。それについての評価はどうなんでしょうか。市民からの目線、そこは大事だと思うんです。  具体的に言いますと、鍋冠山の話もあったんですが、ここも整備できました。駐車場も整備をします。特に昼間も含めて、介護施設の車、デイサービスなんかも入ってくるんです。高齢者の方々もきれいになったねということで多くなっているんですよ。今後も駐車場が整備されるとますます多くなる。そんな中で、これはいろんなところから声を聞いているのが、ベンチがない、座るところがないと聞いておりますので、そこも一つ大事なところかなと思います。  これは全体的な夜景のことでの認識を改めて確認をしたいんですが、今、斜面地から空き家が多くなっています。特に市街地のマンションに移り住んでいるという中で、あるさるくガイドさんから説明を聞いていたら、以前に比べたら夜景の質が落ちているんですよという話を耳にしたんです。要らんこと言わんちゃよかとにと思って聞いておったんですが、いわゆる斜面地の空き家がふえることによって、夜景の質が落ちているということは認識されているんですか。私は、街灯がいっぱいついているから、それによって長崎の夜景は十分保たれているんだということをよく聞いているんですが、そのあたりのはっきりとした見解を教えていただきたいのですが。 25 股張観光政策課長 斜面地の住宅あるいは街灯がございますけれども、そこが見せる遠景への影響ということだと思いますけれども、今から約20年前のころの写真と同じ時間帯で、近年比較した写真というのがございました。見ておりましたら、やはり、斜面地の部分の光り方、これは特に後の時間になればなるほど落ちているように見えるというのはございます。  これは、やはり、一番斜面地で光が出てくるのは街路灯というのは間違いないことだと思いますけれども、家々の明かりというのが落ちてきています。そういった意味で、そこの部分が弱くなってきているという現状はございます。現状認識はそういうことでございます。 26 岩永敏博委員 ということは、全体的には落ちてきているという認識はあるんですね。わかりました。ただそれをマイナス的なイメージであえて言うことでもないし、発信することもないし、市民向けのさるくでしたけれど、市民に対しても夢を与えるという部分は非常に大事かと思うので、そのあたり、またご指導方よろしくお願いいたします。  あと、鍋冠山のことはどうですか。 27 川原みどりの課長 ご指摘のとおり、ベンチがないというのは、私どもも課題だろうと考えておりますので、ぜひその対応をしてまいりたいと思っております。  ただ、考えておりますのが、2階、展望台のところにフラットなベンチを置いてしまいますと、そこに乗ってまた転落というのが考えられますので、2階の部分は違った工夫をしなければいけないかなということで、デザイン性も含めまして、検討をしている段階でございます。  以上でございます。 28 岩永敏博委員 ベンチの置き方もいろんなパターンがあると思うんですけれども、視点場で見せるためのベンチという位置づけもあるでしょうけれども、憩いの場としての公園としての整備もしないといけないでしょうから、当然設計の段階で組み込むべきで、後からこういう意見が出るというのは非常に基本設計のときからの、私はお粗末と思いますよ。いいものができたら市民にも満足してもらうのが一番でございますので、苦情が出ないような早目の対応をしていただきたいと思います。  もう1点は、県市の連携というところでいくと、24ページに今後の課題、取り組みということで表が出ています。特に、右側にあります具体的な施策、これについては優先順位が当然必要かと思います。そういう意味でいくと、県庁が整備をされていく中にあって、稲佐山から見る海岸線の顕在化、これは私は非常に大事だと思うんです。県庁自体の明るさの話もあるんでしょうけれども、それよりも元船地区、出島地区の海岸線の顕在化、これは優先順位としては上げていただきたいと思いますし、民間施設による夜間景観という中においても、まちなかのプロジェクションマッピングだとか、これは本当に民間レベルでできるんじゃないかなと思いますので、ぜひ、積極的にこのあたりをやっていただきたいと思っています。  それと、稲佐山、鍋冠山から見る視点の他に、向山委員も言われましたけれども、まちなかから見る稲佐山だったりするところでの動きも十分あります。後は、例えば出島ワーフからだとか、水辺の森公園からだとか、ライトアップの遊び心で発信装置を使った稲佐山の見せ方だとか、いろんなことも出てこようかと思いますので、そのあたりも、私は、具体的なことはどうだというより、ある程度、具体的な施策の中にも入れていってもらえればと思うのです。塔のライトアップだけではなくて、まちなかから見せるライトアップのあり方だとか、そのあたりの見解はいかがですか。 29 股張観光政策課長 議員ご指摘のまちなかから見る遠景、稲佐山あるいは鍋冠山等の見え方だとか、先ほど特に水辺のほうの顕在化についてでございますけれども、夜景観光推進基本計画を現在策定しておりますけれども、そういった観点の中から、遠景の夜景はもちろん大事なんですけれども、まちなかから見上げる、そういった中景の夜景だとか照明の仕方につきましても、現在検討しているというのが一つと、水辺につきましては、先ほど議員ご指摘の長崎県が港湾を中心に所管しております。我々計画をつくる段階で、事前に十分県と協議した上で、それが実行できるようなもので進める形でやっていっているという状況でございます。  いずれにしましても、先ほどの斜面地のこともございましたけれども、明かりが弱いというのがありましたので、今回のこの計画の中で、今議員ご指摘の中景の夜景、それから水辺の夜景、それから斜面地自体の夜景につきましては、街路灯の工夫等について検討を行って、全体が世界に誇れる世界新三大夜景のまちとしての魅力向上を図っていきたいと考えております。  以上でございます。 30 深堀義昭委員 27ページ、北側に平和公園だけが重点地区に指定をされて、長崎駅から全てこの地区は重点地区に指定をされていない理由を教えてください。 31 向井まちづくり推進室長 今回の計画につきましては、全体としては中心市街地一円を対象とすると、そういった中で、例えば平和公園については祈りという特徴的な点を持つところという部分で、そういった過去の景観に関する重点地区であったりとか、過去のライトアップの重点地区といったものを、現在、27ページの図ではピックアップをして、そこを重点的に検討をしていこうということで選定をしているものでございます。 32 深堀義昭委員 こんなにも坪数がある、ヘクタールがあるものを、過去の景観条例であったり、協力してやってきているんです。高田政権がやっているんです。平和公園指定地区も含めて。  しかし、片一方では先ほどから明かりの調整が言われています。その街路灯自体を、市が規制をしているんです。光が広がらないように規制をしている。そして、45メートルの間隔でしかつけてくれない。だから、道路行政、安全行政と、その観光的な光の問題とは、相互に連携していない。そして、先ほどから山の上に、危ないんですよ、足元だけ照る光を出されても。前のとは大きな街路灯がついていましたから周辺が明るい。黄色い防犯的な問題からいう街灯は、広くて30メートル照ればいいほうです。そうすれば当然、点々として光はあるけれども、今までのように周辺を照らす街路灯ではない。これはやはり、道路行政なり安全対策上、これは防犯もそうしているんです。防犯も心に優しい光ということで、まちなかについては光を制限しています。だから、山の上のほうくらいまでは前の街路灯あたりの広範囲に光るようなものをやらないと、人の住んでいる斜面地は特に、住家も張りつけが少なくなっていく、しかし公的な光も少なくなっていく。誰のせいかということよりも、行政が節約の一つの提言のもとに行われていることもあります。  例えば、先ほど言われた浦上地区のこれだけのスポットを、平和公園のところは既に済んでいるんです、重点地区というのは。これはイルミネーションの関係は何もないんです。あるのは浦上天主堂だけなんです。しかし、中国領事館もあれば、長崎大学もあれば、ココウォークもあれば、いろいろ土地があるじゃないですか。なぜこの地区がすぽっと抜けるのか。駅前の周辺、西坂の上のほうも含めて、ホテルもあれば、そういうところとどのような民間計画の要請をするのかという形で、やはり今ある網の中でやっていて、これは電気とは関係ないけれども他のものを指定したからしませんよという聞こえ方をするような話が余りにもポッとあきすぎている。そして、済んでしまっているところを書いていると。  それからもう一つ、昼間の観光で言うならば、地下埋設をやって道路が傷んで、はるか7年になるんです。やっと年度内に何とかしますよということでしょうけれども、歩く観光の発祥の地なんですよ、浦上は。原爆資料館を中心にして、祈りの場、学びの場、そういう昼間の観光の、特に歩く修学旅行の小学校、中学校の皆さん方のために、一定のものをそこで協力をしてもらって、その当時は、あいていた側溝も全部道路改良してふたもかけたんです。だから、あいていないんです。これは、修学旅行の引率者からの注文がついて、危ないからふたをかけてくださいという形でそのようなことをした。だから、案外安心して道路幅も広いんです。  しかし、浦上天主堂から松山の車道、歩道、7年かかっているけれども工事をやったまま。地元との話し合いもつかない、街灯の話もつかない。混ぜくる議員がいっぱいおって、一人ひとりいろんなことを言うと、これは成り立たない。行政指導というのをあなた方はきちんとしなければ。昔の議員たちは何もしきらんから、私が一生懸命しよりますという議員もおるけれど、やはり行政がきちんとやらないと。誰がどうして何をしてきたのか、結果論としては行政がきちんと指導をしてないんです。事故が起これば道路化して、全部補償しているじゃないですか、あなた方は。だからやはり、大きな目で見て、こういうものをつくる計画を練るのもいいけれども、市民生活の目線から見て、なおかつ観光に役立つような行政というものは急いでするべきところは急いでしないと、結局さっきの光りの問題だって、まともな光は全部出てこないですよ。人がいなくなってきたら、光らないんですから。そこはどう考えますか。 33 外園文化観光部長 今回の夜景観光の推進計画につきましては、基本的には長崎のまち全てを対象にしております。しかしながら、その中での重点地区といいますのは、やはり市民の方もさることながら、たくさんのお客さん方が夕方から夜間にかけまして訪れる場所、その代表的な場所を抽出して、市内の全域の中で特に重点的に、現在その10カ所とさせていただいているところでございます。  したがいまして、当然指定に向けましては来訪者の視点、市民生活に支障がないような視点で選定させておりますけれども、この計画を推進するに当たって、言われるとおり市全体の調整というのも当然必要になってまいります。そういった視点の中で、道路の問題、街路灯の問題、特に、市民生活に直接支障がない場合についての街路灯については、斜面地の空き家対策の場合について少し光の量をふやすとか、地元の方々の合意とかそういったものができますれば、全体調整をさせていただきたいと思います。  いずれにいたしましても、ご指摘があった市民生活への視点も踏まえて、夜景観光推進に努めていきたいと思っております。  以上でございます。 34 深堀義昭委員 ではそれで頑張ってください。先ほどから鍋冠山公園の話題になっていますが、これは長崎市が一番悪いんです。30年前から計画をやりました。これは、殺人事件が起こったために、あそこを今のような状態にしておっていいのか、ある職員が自分の土地が大半だからどうぞお使いくださいと言ったけれども工事をしなかった。そしたら、そこの横のほうの入口に市営住宅ができた関係で周辺が個人の土地を買って道路沿いに家を建てて、にっちもさっちもいかなくなった。30年前はよかったんです。鉢巻道路的に道路は回っているんです。そのかわり、公園のほうに下る入口のところだけが喉仏的に詰まってしまっている。やらなかったのは長崎市なんです。当初は上の土地からではなしに、下の国道のほうから上げる計画もあった。それが狭かった。そこも地主さんたちが公園のためにはという形のものにはならなかったという形で事業そのものがとまってしまった時代がある。  だから、先ほどの防犯的に言えば、殺人事件があった場所ですから、安全第一に夜の明るさ、道路の整備のあり方というのは、やはり公の不特定多数の皆さんがお出でになる以上は、きちんと整備をしておかないといけないんじゃないかと思うんですが、最低限、議員の目線、または住民の目線で指摘をされたものは、直ちに何らかの方策を打つ努力をしなければ、幾らたっても、何か起こらなければ事が進まないというようなことはやめたほうがいいと。  お金は、いっぱい仕事をしていないから長崎市は持っています。長崎県よりもはるかに金を持っている長崎市の行政が今の状態です。それならば、ここにこれだけの部分的投資をするんだったら、その事業が欠陥の事業でない努力というものをするべきだと思います。
     その辺について、財政当局ときちんとした話し合いをする考え方があるのかないのか。 35 川原みどりの課長 ご指摘のとおり、こういう展望台だけ整備してあとは何も知らないということには、当然なってこないと思っております。つくったからには十分それを利用してもらう、その利用環境も整えていくというのが大切なことだと私たち思っておりますので、必要なところの予算につきましては、ぜひ財政のほうにも協議させていただいて、できるところから手をつけていくということで進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 36 永尾春文委員 まず1点、私も鍋冠山公園のベンチについては、地元住民からも本当に愛されているので、行っているけれども、ないということで指摘を前々から受けておりますので、私も重ねて要望をさせていただきます。  それで私からは、25ページの計画に、魅力あるイベントの開催ということで、新たな夜景イベントの開催ということで、冬季イルミネーションの充実とか、いろいろある。このことについて一つ提案をしたいと思うんですけれども、私は南部に住んでおりまして、長崎港のそばにおります。豪華客船が毎日のように行っては帰るんですが、冬場になると夕暮れが早くて、豪華客船そのものの夜景が大変魅力的です。  実はご存じのように、200メートルから300メートルの巨大な船が、帰るときに最後回転をするんです。回転をして出港していくんですけれども、私も香港の映像で見せていただいたんですけれども、あれそのものを活用して、例えば光を当てるとか音楽を鳴らすとか、豪華客船そのものの出港を活用した光と音のイルミネーションができないものかなと。たまには本船そのものが、すごい音楽を鳴らしながら帰っていくんです。私は最初どこのカラオケかなと思ったら豪華客船が本当に楽しそうに帰っていく、その様子がいいなと感じておりまして、そういったことが検討ができないかなと思うんですけれども、見解をお聞かせください。 37 濱田観光推進課長 まず、あそこが県の港湾の施設だということもありまして、県のほうともよくよく十分調整をしながら検討をしたいと考えております。  以上でございます。 38 永尾春文委員 よろしくお願いいたします。  もう1点、中景、近景、新しい取り組みの中で、これも私が生活の中で感じていることなんですが、南部のほうに帰るときに、必ず出島道路のトンネルの前で車が信号でとまることが多いんですけれども、目の前に市民病院があるですが、その奥に活水の校舎が実は2つあるんです、大きいのが。片側だけスポットライトが当たって、森の中にある洋風の建物としてあるんです。もう一つの建物がライトアップされてなくて、いつもなぜかなと思っていたんですけれども、今回こういうまちなかから見る夜景のあり方も見直されるということでしたので、小さいことなんですが、そういったことも検討していただきたいと思うんですけれども、見解をお聞かせください。 39 股張観光政策課長 今ご指摘がありました活水学院のライトアップは、本校を照らしているということで、もう1つは確かにつけていない状況でございます。  今回の計画の中では、まさに中近景の夜景ということでございまして、象徴的な夜景の1つとして活水は挙げられております。全体的な計画、あるいは地域的な光の見せ方という中で、どうあるべきかという中で、今、永尾委員がおっしゃった件につきましてもあわせて検討していきたいと思います。  以上でございます。 40 橋本 剛委員 質問を幾つかさせてください。1つは13ページの夜景サミットでトップセールスと書いてあるんですが、これはどういう方が行かれたんですか。確かベトナムは市長も行かれていたように思うんですが、教えてください。  それから、これも事実関係なんですが、32ページにスロープカーを導入するとなっていますけれども、現時点でのスロープカーで一回に運べる人の規模、団体観光客の利便性を図ると書いてありますが、どれくらいの規模で運ばれて、どれくらいの時間で行けるのかというのを教えていただければと思います。  もう1点質問ですが、さっきのウェルカムショーなんですけれども、16ページ、稲佐山電波塔イルミネーションのところで、これは来年の3月31日までとなっていますが、これはもちろん、夜景プロモーション実行委員会が行っているということなんでしょうけれども、これは市の予算との関係で一応区切りとして平成29年3月31日になっているというだけで、ここで終わりという意味ではないということでよかったのかという3点をご教授ください。 41 濱田観光推進課長 夜景サミットのトップセールスにつきましては、市長のほうが行ってプレゼンテーションをしたりとか、夜景の魅力の向上を図っているところでございます。  それと、最後の3点目のイルミネーションショーなんですけれども、一応うちのほうとしては今のところ、ことしについては補助金とか出してはいないんですけれども、その中で一応3月31日で区切りですけれども、来年についても継続して行うような協議をしていくこととしております。 42 川原みどりの課長 2点目のスロープカーの人数と時間でございますけれども、今予定をしておりますのが、80人を1回で運ぼうという計画でございまして、乗ってからおりるまで、乗りおりの時間も含めまして片道10分ということで考えております。分速のスピードでいきますと、分速70メートルの性能で考えております。  以上でございます。 43 橋本 剛委員 スロープカーはバス1台分ぐらいが乗れるというイメージで捉えさせてもらいます。ウェルカムショーは承知いたしました。ぜひ盛り上げていただければと思います。  最初のトップセールスのところなんですが、トップセールスに限らず、いろんな海外でプロモーションを行っている形なんですけれども、これはプレゼンをしているだけということですか。それとも先方の、例えば観光関係のところを回って行っているのかどうか。それから、実際、ベトナムなんかはこの前行ったばっかりなので効果とかないんでしょうけれども、香港は平成25年という3年前から、あるいは台湾もおととしですけれども、いろんなトップセールスを行ってきた効果というのはどう捉えているのかという点を教えていただきたいと思います。 44 濱田観光推進課長 基本的には、プロモーションのためにうちのほうからプレゼンテーションをしたりとか、旅行会社等々に営業に回ったりとか、大手旅行会社もしくは各国の旅行商品造成をしているところの重要な人たちにトップセールスに行ったりとか、そういったことをしております。  効果でございますけれども、もちろん今回についてはまだなんですけれども、香港につきましては、平成25年度には4,525人だったんですけれども、それが平成26年、平成27年と7,000人、8,000人とかなりふえてきているという状況でございます。  以上でございます。 45 橋本 剛委員 今ふえてきているとおっしゃっていましたけれども、基本、外国人観光客は全体にふえていると思うんですが、実際トップセールスも含めて重点的にどこかにやっていくということであれば、それぞれのところの伸びが顕著で、それを重点的にこことこことやっていかないといけないなとやると思うんですが、香港はやはり、香港に絞り込んでセールスをした結果、ほかよりも大きく伸びているというご認識でおられるというのでよろしいんでしょうか。 46 濱田観光推進課長 大体前年比で20%以上の伸びがあったと感じております。全体の構成比につきましても、約3%程度になっておりますので、ある程度の効果は出てきているのかなと考えております。  以上でございます。 47 橋本 剛委員 伸びてきているということで、多分中国とかほかのところも伸びているんでしょうけれども、一応狙いを定めたところで伸びがしっかりしてきているというご認識だと理解します。  これで、今、夜景サミットの開催地でやると、ずっとされていると思うんですが、それ以外では、例えば世界中で見てみて夜景観光に興味を持っているというようなところは、サミット開催地だけではないと思うんですが、そういったところにアプローチをされているのか、あるいは今後される予定があるのか、お聞かせいただきたいと思います。 48 濱田観光推進課長 今のところ、夜景サミットにつきましては、次年度がどことか、2年後、3年後がどこというのが決まっておりませんので、そのときに合わせて、私たちも開催地に合わせてセールスをかけていこうと考えております。今後につきましては、私たちも夜景については日本だけではなく海外についても、宿泊にもつながりますし、夜景の魅力を存分にアピールをしていきたいと考えております。  以上でございます。 49 橋本 剛委員 夜景のことばかりで申しわけないんですが、例えばアジアに集中して開催されておりますけれども、アジアの各国というのが夜景に関しては興味を持つ可能性が高いということで絞り込みをやっているんでしょうか。それとも、やはり長崎という地を考えてみると、もっと遠いところよりもこういったアジア近隣諸国から攻めていったほうがいいという戦略なのか、どちらかだと思うんですけれども、教えていただければ。 50 外園文化観光部長 海外につきまして、私どもの基本的な戦略は、やはり今現在アジアの方がたくさん伸びているということで、軸足につきましてはアジアの方、特に中国の方の増が大きいので、それについて日本に注目されていますので、その中で動いたほうが長崎市としてもメリットがあるという考えをもっております。  それと、アジアに力点を置くというのと合わせまして、飛行機、アクセスの部分も重要だと認識をしております。したがいまして、長崎の直行便があるところ、例えば、上海とかソウルとか、間もなくエアソウル、韓国もできますけれども、そういった直接アクセスがいいところ、それから、それ以外の都市につきましては、福岡に発着があるエリアということで、ここは欧米の方も来られます。そういったものをターゲットにするのが基本的な考え方だと思います。そういった中で、今後伸びるだろうというものとアクセスの部分をしっかり把握しながらターゲットを絞っていくと。  夜景につきましては、夜景を嫌いという方は余りいらっしゃらないですけれども、どちらかというと夜景につきましては、基本的に好きというのは欧米の方が多くございます。しかしながら、欧米の方を限定的に夜景単独でアプローチするというのはアクセスも含めてなかなか難しい状況の中で、今後はそういった欧米の方にも広くアプローチする必要があると思いますが、まずやはり、大きなマーケットでありますアジアの方について、夜景、それから日本文化とか温泉というのが好まれますので、よりよい効果的なアピール、PRをしていきたいと思っております。  以上でございます。 51 橋本 剛委員 丁寧なご説明ありがとうございました。  1点だけ要望をさせてください。見るだけではなくて、夜のいろんな観光の体験型の充実といった項目が幾つかのところに出てきていたと思います。ちょうど今、まち明かりのイベントをまちなか事業推進室が中心になってやっていただいていて、近くの自治会でも近くの広場を使って、ミニ屋台村みたいなものをやらせていただいているんですが、実際観光客の方々が夜いろんなところで楽しみを見出していけるようなまちになっていくのがいいんじゃないかなと思うので、ぜひ、夜の公園とか広場といったところの活用をもっと円滑にできるようにご尽力いただければと思って、そこは要望したいと思います。 52 野口達也委員 見てみるといろいろと努力されていると思うんですけれども、ただやはり、夜景観光に力を入れるということは宿泊者数をふやすということがメインになると思うんです。それからいくと、この振興計画2020において、宿泊者数と日帰り客数、この宿泊者の割合は43%、今年度とそう変わらない同じ%で移行しているわけですよね。そこら辺は宿泊に対して夜景観光をやって宿泊者数をふやそうという割には、同じ%での割合の伸びにしかなっとらんとけど、そこのところは何ですか。 53 股張観光政策課長 全体の観光客の伸びのうち、宿泊者数の伸びと日帰りの伸びでございますけれども、これにつきましては、現在のところ、割合でいくと確かに50%切るような形で宿泊しております。かつては、50%超えるような時代があったという背景の中で、実際右肩下がりで落ちてきた時代、それがちょうど夜景の取り組みを始めたころに、今徐々に上がってきているというところで、本来ならば議員ご指摘のとおり、例えば半分を目指すとかいうところは中期的に持っていきたいと思っているんですけれども、これはわずか数%なんですけれども、割合を伸ばすような形で今やっているというところです。全体とすれば、やはりまだ日帰りの方が多いという計画づくりになって、現状を見た中で無理がないようにというところで目標設定をしているという状況でございます。 54 野口達也委員 私が思ったのは、例えばこれまでの実績を見れば、平成24年度から平成27年度、この4年間で日帰り客は50万人弱、宿泊客は20万人ふえているわけですね。ところが、今度の計画では、この5年間で宿泊客数も日帰り客数も同じ20万人、数字を並べたとしか思えんとやもんね。ですから当然、日帰り客20万人の中にはクルーズ船も入っているわけでしょう。そこの原因というのも考えとっとかなという気もするけど、そうであれば余計、私はこっちの宿泊客数をもうちょっと頑張るような数値目標にせんばいかんとじゃなかとかなと思うんですが、どうですか。 55 股張観光政策課長 今野口委員からご指摘のとおり、宿泊と日帰りの伸び、今のところクルーズの影響が確かに多いので、数十万人単位で伸びております。平成30年につきましては、日帰りが当初に比べると14%くらい伸びており、宿泊は実際のところ10.5%の伸びになっております。いずれにしましても宿泊滞在型、金をしっかり落としてもらって満足してもらうということでございますので、それを踏まえて、上方修正できるような意気込みで施策を打っていって計画も立てていくようなことを検討していきたいと思っております。  以上でございます。 56 野口達也委員 お願いしたいと思います。やはり、クルーズ船がおらんごとなったから、宿泊者数の割合がふえたと、そうならないように、宿泊者数もふえて%もふえるという形の取り組みをお願いしたい。  それと、いろいろ話を聞いておったけれども、あれだけ民間もあわせていろんな取り組みをしているのに、私は市民に対するPR不足と思うとさ、本当に。あなた方は当然、文化観光部だから、メディアとの意見交換会とか懇親会とかするんでしょう。しないんですか。 57 濱田観光推進課長 もちろん情報交換等はしております。しかしながら、意見交換会というのは今のところはしてはいないんですけれども、もちろんうちのほうとしましても、随時話し合いをしておりますので、そういった部分で市民向けのPRがもうちょっと確立できるように話をしていきたいと考えております。 58 野口達也委員 やはり役所は、メディアから謝るときばかりやかね、使われるのは。たまに役所も使わないと。企画物があっとやけんさ、メディアは。企画物の中に入れてもらえれば、一つがやればほかのところが4局全部追従してくるとばい。やはり、市が積極的にこういうのを載せてくれ、こういうのをすっとやけんって、例えば今の福山の音楽は水辺の森でも聞こえるとばいって、こことここで聞こえるとよって、そうなれば女の子たちはみんな福山、福山だから。電車が来たときもさ。そういうのは上手に使って、私はそれぞれの企画物にもっともっと打って出てほしいなと思うんですけれども、どうでしょうか。 59 外園文化観光部長 野口委員言われるとおりだと思います。私どももマスコミにつきましては、事業部門で水辺の森でいろんなイベントをするときに長崎市もタイアップしておりますし、そういった部分や、それからイベントに限らず、先ほどの市民向けにいろんなローカルの番組等もございます。そういった中でしっかり市民の皆様に情報発信、あるいはそのことで市民の皆さんが長崎を誇りに思うようなそういったものを積極的に、地元のマスコミも使命が当然あると思いますので、企画物につきましては、特に地元テレビ局としっかりチームを組んでタイアップしていきたいと思っております。  以上でございます。 60 野口達也委員 よろしくお願いします。ただ、昼の番組も大事だけど、夜のニュースの後に企画物がある、長崎の。やはりあそこに載せるようにしないと、帰って来た人たちは見らんとやけん。飯食いながら見るんだから。  昼間は家にいるお母さんたちとかがテレビ見てるか知らんけれど、やはり夜の7時前の番組かな、あのニュースの後の企画物に、市のほうから、当然メディアも長崎市にお客さんが来てほしいと思うことは同じことだから、目標は。ぜひ言って、そこにこういった企画があるから取材に来てくれんねと、ぜひ積極的にやってもらいたいということをお願いしておきます。 61 筒井正興委員 いろいろと取り組みをやられているということはよくわかりました。  そういう中で、近景であるとか遠景であるとかいう言葉を使っておりますけど、この近景というのは、比較的にやろうと思えば簡単にできる取り組みなんです。問題は、夜景ということは何かということを考えたら、やはり視点場があって視点場からどういう見せ方をするかというのが一番の取り組みだろうと思っております。  その点で、今回の世界新三大夜景の1つとしては、視点場が多いということが長崎の一番の魅力だということで、三大夜景に選ばれたというのが大きなことだと思うんですが、この遠景、先ほどから話が出ておりますように、高齢化して、斜面地の明かりが消えてきたというのが一番の長崎の夜景にとっての欠点というか、これからの取り組みをしていかなければいけないというところなんだろうと思うし、またこれは、一般質問でも、私もしましたけれどもかなりの人がそれを心配をしているという状況だろうと思うんです。こういうところは、短期ではできませんので長期的な観点から考えて取り組んでいかないといけないだろうと思うんですが、それが、恐らく23ページから30ページに書かれている部分の中での取り組みだろうと思うんです。  それともう1点、私はさっきびっくりしたんですけれども、岩永委員の質問の中で、案内をする人たちが長崎の魅力が以前からしたら落ちとると、こんな発言を案内をする人たちにさせたらだめですよ。観光客というのはその場、その場の観点でものごとを見るわけですから。例えば何回も来た人だったら比較はできますけれども、そのときに来た人は長崎はすばらしかったなとかそういう観点で見るわけですよね。我々でもそうでしょう、行って、何十年前に来たときからすれば大したことないなと思うかもしれませんし、前よりはよかばいと思うような、それぞれの観点ですから、それをマイナスのことを言うような案内人を養成するような形というのは、観光行政としてはよくないと思います。そこのところは、もうちょっと、そういう人たちの養成も含めて考えていかんばいかんと思います。これについては答弁要りません。  それともう一つ、機会があったときに部長にも話をしていたんですが、先日、関西方面に私用で旅行をする機会があったんですけれども、そのときに南海電鉄の電車に延べ五、六時間乗る機会があったんです。文化観光部としても、よそに観光宣伝をする意欲というのが私は大分進んできたなと感じたんですが、ただ、その見せ方が、電車内の広告物なんですが、絵としては確かにきれいなんです。ただ、長崎をアピールするにしては弱いなと感じました。というのは、紳士のおじさんがいて、その後ろに島がある。その島が、我々だったら軍艦島だとわかりますけれど、よその人が見たときに何の島かと。私はむしろ、あの絵を見たときに、神戸かな、横浜かなという観点で見たんです。最初、何の絵やろうか、きれいではあるけれども何かなとずっと感じなかったんですけど、たまたま長崎と書いてあるんで、じゃあれは軍艦島かと。その程度のインパクトしかない。  やはり、つくるんであれば長崎と、特に軍艦島は今、世界遺産ということであれば、軍艦島は軍艦の形をして初めて意味があるんですけれども、ただ島を横から見ただけの話では何にも効果がないと私は思うんです。そういうところを、あなた方は努力をされているのはわかるけど、先ほどからいろんな方が意見を出されているように、した部分を検証するということが大事じゃないかと思うんです。そういう意味においては、実際自分たちがそういう広告を打っておると、もちろんこれは金が必要なことです。そしたら、それだけ金かけたんだったら、自分たちが責任を持って見に行って、本当にこの広告でいいんだろうかという観点を持ってほしい。  長崎は本当に漁業、三菱、非常に大変だろうと思いますんで、私はこれから観光しかないと思っているんです。そういう意味ではどんどん金をかけて、そういうところに出て行って、自分たちの目でしっかり確認をして、これからの観光行政に、今はいいかも知れんけれど、10年後、20年後にどうなっていくかということまで含めて観光行政に取り組んでいただきたいと思いますので、部長何かあったらお願いします。 62 外園文化観光部長 おっしゃるとおりで、応援という意味で、本当にありがたいと思っております。私どもしっかり宣伝には効果のあるものをやらなければいけない、そのために、今までも、例えば福山さんのご提案とかさまざまなご提案をいただいております。そういった宣伝のあり方、そして今お話がありましたしっかりとした効果の検証をするということはそうだと思います。  ただ、少し弁解になるかもしれませんが、あの写真につきましては、デスティネーションキャンペーンということで、JRがつくられたポスターでございます。その中で私どもができ上がった後に、その点に気づいたということがありました。そこの部分をすごく反省をしております。本来なら民間がつくる部分でありますけれども、私どももしっかり意見を言わないと、本当に軍艦島というのがわからないということでございました。したがいまして、反省もしておりますので、長崎にふさわしいインパクトのあるもの、あるいはビジュアル的にも質の高いもの、そういった効果をしっかり検証する中で、今後しっかり来年再来年に向けて、長期ビジョンに立って質の向上に努めていきたいと思っております。  以上でございます。 63 筒井正興委員 私は、せっかく文化観光部が一生懸命取り組んでそういうものをつくったのかなと、努力したことに対して応援をしたつもりだったんですけれども、JRがつくったということになるとあなた方は何もしておらんということじゃないですか。もうちょっと文化観光部としても、かなり厳しいかもしれませんけど、しっかりそういったところに取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 64 佐藤正洋委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結します。 〔次回開催日、調査項目及び行政視察について 協議を行った。その結果は、次のとおりである。 1 次回開催日については、11月17日に決定し  た。 2 調査項目については、「観光立国ショーケ  ースの選定に伴う取り組み状況について」に  決定した。〕 65 佐藤正洋委員長 ほかに何かございませんか。  なければ、これをもちまして、観光客受入対策特別委員会を散会いたします。           =散会 午前11時49分=  平成29年1月18日 観光客受入対策特別委員長                 佐藤 正洋 長崎市議会 ↑ 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