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  1. 長崎市議会 2016-06-21
    2016-06-21 長崎市:平成28年建設水道委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前9時58分= 向山宗子委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから建設水道委員会を開会いたします。  まず、座席の指定について協議いたします。  5月25日付の常任委員の所属変更に伴いまして、中村俊介委員が本委員会の委員になられております。  座席についてはいかがいたしましょうか。現在お座りの座席でよろしいですか。 〔座席の指定について協議を行った結果、次の とおり決定した。〕 ┌─────────┬──────────┐ │向山 宗子 委員長│中里 泰則 副委員長│ ├────────┬┴┬─────────┤ │山本 信幸 委員│ │中村 照夫 委員 │ ├────────┤ ├─────────┤ │吉原日出雄 委員│ │中村 俊介 委員 │ ├────────┤ ├─────────┤ │大石 史生 委員│ │佐藤 正洋 委員 │ ├────────┤ ├─────────┤ │橋本  剛 委員│ │武次 良治 委員 │
    └────────┘ └─────────┘ 2 向山宗子委員長 お手元に上下水道局提出の追加資料を配付しております。所管事項調査の際に使用いたしますので、ご持参いただきますようお願いします。 〔審査日程について協議した結果、23日の10時 から路面電車の脱線事故について現地調査を行 うことに決定した。〕 3 向山宗子委員長 なお、本日の審査終了後、委員の皆様にはご協議いただきたい事項がございますのでよろしくお願いいたします。 〔建設水道委員会担当総務部総務課及び企画 財政部財政課職員が自己紹介を行った。〕 4 向山宗子委員長 それでは、議案審査に入ります。  まず、第77号議案「平成28年度長崎市一般会計補正予算(第2号)」のうち、本委員会に付託された部分を議題といたします。 〔審査方法について協議した結果、理事者から 説明を受け、質疑を行った後、討論・採決を行 うこととし、審査順序については、別添の「歳 出審査早見表」のとおり進めることに決定し た。〕 5 向山宗子委員長 それでは、第8款土木費第6項住宅費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 6 吉田まちづくり部長 説明に入ります前に、本日出席しておりますまちづくり部の課長級以上の職員を紹介させていただきます。        〔職員紹介〕 7 吉田まちづくり部長 それでは、第77号議案 「平成28年度長崎市一般会計補正予算(第2号)」のうち、まちづくり部所管分についてご説明いたします。  予算説明書の34ページ、35ページをお開きください。  第8款土木費第6項住宅費の補正予算額は、393万2,000円でございます。  補正の内容でございますが、第1目住宅管理費の説明欄の1.定住促進空き家活用費の1.活用可能空き家調査費でございます。  続きまして、予算説明書の46ページ及び47ページをごらんください。  債務負担行為についてでございますが、大園団地公営住宅建設事業におきまして、351万1,000円を限度額といたしまして、平成29年度に債務負担行為の設定をお願いするものでございます。  補正の詳細につきましては、まちづくり部提出委員会資料に基づきまして、住宅課長より説明させていただきます。  私からの説明は以上でございます。 8 神近住宅課長 それでは、まちづくり部提出委員会資料に基づきまして、説明させていただきます。  1ページをごらんください。  第8款土木費第6項住宅費第1目住宅管理費の番号1-1の活用可能空き家調査費393万2,000円でございます。  1.事業目的は、国の地方創生推進交付金を活用して、長崎市の主に一戸建ての民間住宅を対象に空き家の状況やその所有者、利用の意向などを調査し、活用可能な空き家を空き家・空き地情報バンクへ登録するとともに、ホームページなどで公表することにより、本市への移住・定住につなげることを目的としております。  2.事業概要でございますが、まず、(1)空き家の特定作業といたしまして、現地調査を行い、空き家を特定して活用が可能かどうかの判断を行います。次に、(2)所有者の意向確認等ですが、登記簿調査などにより所有者を特定し、貸し出しや売却の意向があるかの確認を行います。(3)空き家・空き地情報バンクの拡充ですが、(2)で貸し出しや売却の意向がある所有者に対し、空き家・空き地情報バンクへの登録を促し、ホームページなどで公開いたします。(4)地図情報システムの活用でございますが、活用可能な空き家を既存の地図情報システムに蓄積するとともに、所有者等の情報把握に利用することとしております。  3.事業費の内訳でございますが、現地調査に係る臨時職員の賃金など、合計で393万2,000円を見込んでおります。  4.財源内訳でございますが、総事業費の2分の1は地方創生推進交付金を活用し、残りの2分の1については財政調整基金を充当することとしております。  2ページをごらんください。  活用可能空き家調査の事務の流れをお示ししておりますので、ご参照ください。  次の3ページには、活用可能空き家調査実施予定区域を表示しております。旧市内区域については長崎の景観を代表し世界遺産もあるなど移住希望者にとっても魅力的であろうと想定でき、交通インフラの整備ができている長崎港を囲む南山手、東山手などの斜面地を中心に、また自然豊かな周辺地区は田舎暮らしなどで一定の需要が見込まれる野母崎地区を最初に、番号の若い順に全域を調査することとしております。  4ページをお開きください。  大園団地公営住宅建設事業費に係る債務負担行為の補正でございます。設定期間を平成29年度とし、351万1,000円を限度として設定させていただくものでございます。  1.債務負担行為の目的でございますが、平成27年度の公共工事設計労務単価を適用して予定価格を積算した建設工事等のうち、平成28年2月以降に契約をしたものについて、平成28年度の労務単価を適用して契約変更が行えるという特例措置が講じられたため、大園団地(3期)公営住宅新築主体工事において、その契約変更を行うために債務負担行為の設定をお願いするものでございます。  2.事業内容でございますが、変更前契約額7億5,600万4,718円を変更後7億6,101万9,840円、差し引き501万5,122円の増額変更を行おうとするものでございます。このうち、今年度の支払い予定額である契約額の増額部分の30%に対応する150万4,537円につきましては、今年度の既定予算で対応することとし、来年度の支払い予定額である契約額の増額部分の70%に対応する351万585円について、新たに債務負担行為を設定しようとするものでございます。  3.債務負担行為限度額の内訳でございますが、平成27年度に設定させていただきました限度額10億8,120万円に351万1,000円を新たに設定するものでございます。  5ページをごらんください。  4.財源内訳ですが、事業費の45%の157万9,000円を国庫支出金社会資本整備総合交付金で、190万円を公営住宅建設事業債で、残りの3万2,000円を一般財源としております。  中段以降に参考といたしまして、全体事業の概要と建て替え前の概要を記載しておりますのでご参照ください。  6ページをお開きください。  大園団地の位置図を記載しております。  7ページには大園団地の計画図を記載しておりますのでご参照ください。  説明は以上でございます。 9 向山宗子委員長 これより質疑に入ります。 10 吉原日出雄委員 活用可能空き家調査の件で、長崎港周辺の斜面地区と、あとは旧7町が対象区域になっていますよね。旧市内の周辺部、俗に言う式見とか福田とか茂木とかの周辺部についての調査というのは検討されていないんですか。 11 神近住宅課長 周辺部につきましては、先ほどの説明でも言いましたが、移住者の方にまず注目をしていただこうということで、まず長崎らしい風景だとか景観だとか、そういったところを紹介して、自然豊かということで周辺地区、合併地区、それと、先ほど委員もおっしゃいましたけれども、茂木とか式見とか、そういったところも同じように似た部分がございますので、最初調査をして、その様子を見ながらそういったところにも広げていけるような形で範囲としてはまず、ここからやって、そこから広げるということでやっていきたいと思っております。  以上でございます。 12 橋本 剛委員 同じく活用可能空き家調査費についてお伺いします。これは空き家バンクへ登録という形になっていますが、この空き家バンクというのは長崎市単独ではなくて、例えば国土交通省とか音頭取りをしたポータルサイトみたいなものがあって、そこに登録する形になるのか。長崎市単独だと広がりはないので大きなポータルがあればいい、みんなが見るようになって、移住の可能性も高まると思うのですが、一方、単独でなかった場合に、ポータルサイトの見せ方がすごく限定的になる可能性があると思うので、もしそうだとしたら360度見れるようにするとか、どういう形で工夫をしていくつもりか教えていただければと思います。 13 神近住宅課長 ホームページでの公開の方法ですが、今は実際ホームページで公開しているのですけれども、やはり内容がわかりにくいというのもございます。そういった中で、県のほうで長崎県内の市町がバンク制度をつくっているところがございます。そういったところでのリンク、こういったものも考えております。  先ほど委員がおっしゃいました全国的な移住・定住を扱っているポータルサイトもございます。そういったところとも今後、どういった形での公開が望ましいのかということは県とか、そういったところと協議をしながら公開に向けては工夫をしていきたいと思っております。  以上でございます。 14 橋本 剛委員 これから先ほどの地域のことと同じように、これは一番最初の取り組みであって、ここから広げていこうというご趣旨だと承りました。 15 大石史生委員 活用可能空き家調査の部分で2点ほどと、それから大園団地の部分で1点お聞きしたいことがあるんですが、まず空き家のほうなんですけれども、1)2)3)4)と番号を振ってあると思うんですが、これが大体全部終わっていくのは何年ぐらいの計画でいくのかなというのと、登録バンクを閲覧している人たちのニーズというか、どれくらいの数の方が閲覧されているのかというのをお聞きしたいと思います。 16 神近住宅課長 まずこの順番、特に合併地区の分のお話だったんですが、世帯数で言うと合併地区は大体18,000世帯ございます。そういった中で今回順番にしていこうかと思っているんですが、やっていく中でいろいろな情報が入ってくると思います。そういった中で、野母崎を調査する中で、ほかのところもこっちにもあるよというお話が多分出てくると思います。そういったものについては、ほかの順番ではないですが、そういったところはちゃんと調査に行くというような形にしていきたいと思います。  それと、全体的にどれくらいかかるのかというのは、ちょっとやってみなければはっきりわからないという部分がありますので、その辺は着手してから今後のスケジュールについては検討していきたいと思っております。  それと閲覧については、件数的にはどれくらい検索されているのかというのは今のところ調べたことはないんですが、今実際に土地を2件載せているんですが、やはりあまり閲覧はされていないというような状況ではないかなと思っております。  以上でございます。 17 大石史生委員 わかりました。定住人口をふやしていくという観点では大事な取り組みだと思うので、ちょっと力を入れていただきたいなということを要望しておきます。  それから大園団地の件なんですけれども、同僚議員が一般質問でも出されましたけれども、この大園公園がどれくらいの大きさになるのかというのが計画の中で明らかになっているのかなと思って、そこら辺をお聞きしたいんですが。7ページのところです。 18 吉田まちづくり部長 資料のほうは7ページをごらんいだだきたいと思います。  大園団地の計画図というのがございます。図面の上のほうに、大園公園ということで公園を表示しております。これが現在1,050平米ほどの面積でございます。網かけしているT字型になっている土地というのが、今回の再整備で生み出される余剰地ということになります。  大園公園の拡大でございますが、私どもが検討しておりますのは、一方で今、立地適正化計画を策定し、それに関連しまして公共施設の適正配置等について検討しているという状況でございます。そういった中で、この公園の取り扱いについては廃止であったり、将来的なものを見据えた面積がどの程度必要なのかというところを再度、今検証しているという状況でございまして、これにつきましてはまだ拡大するかどうかということも含めて今検討中というところでご理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 19 大石史生委員 ここでグラウンドゴルフをされている方が近くの小学校を利用しながらやっているということなんですけれども、小学校だと随時きっちり日程を抑えられない、小学校の行事とかもありますし、そういう事情があって、ぜひここは、答弁でもありましたけども、グラウンドゴルフもできるような多面的な活用でやってほしいということが寄せられていますので、その辺も検討していただきたいというのと、ここに大きいバスケットゴールがあるんですが、そのバスケットゴールの使用時間をめぐって育成協と地域の住民の方々が、例えば17時までに終わってくれろとか、あと育成協は17時はあんまりだとかという問題も発生してきていますので、ここが少し大きくなればそれも少し解消されるのかなと思って、その辺も十分考慮していただきたいなと思います。  以上です。 20 武次良治委員 活用可能空き家調査費についてお尋ねなんですが、2ページに調査の事務の流れということを示されておるわけですけれども、この活用が見込める空き家という定義についてはどうなっているのか。それと調査をされる方、賃金として172万3,000円あるんですが、臨時職員の賃金ということですけれども、活用可能ということになった場合にはある程度専門的知識を有している人でないと、なかなか現地で判断をしていくというのは難しいのではないかなと思うんです。しかも、空き家ということになってくれば持ち主は近くに住んでなくて、ほとんど閉ざされたままというようなことで、近所の人に聞いても中がどうなっているのかわからんというようなことも当然考えられます。そういう中で、どこまでこの作業を進めることができるのかちょっと疑問の節があるんです。そういうことで説明いただければと思いますが。 21 神近住宅課長 活用が見込める空き家ということで、空き家も老朽危険空き家だとかもう崩れそうといいますか、そういったものもございます。我々が活用が見込める空き家というのは、外部から見てまず外壁がしっかりしているだとか、ある程度手が入っているなというもので、調査するときに調査表を事前につくって、それを臨時職員と職員も最初はついて行くと思いますけれども、そういったものを作成してどういったものが活用なものになるかということでの検討材料といいますか、そういったものでの調査表を持って現地に赴くということです。  所有者については、先ほど委員がおっしゃったように、近くにいない方がたくさんいるんじゃないかということで、所有者については登記簿等で調べまして、活用するに当たっては必ず所有者の了解がいるということになりますので、そこで所有者の方と接触をして、例えば賃貸だとか売却だとか、そういった利用の意向も聞きながらバンクへの登録につなげていきたいと思っています。  以上でございます。 22 武次良治委員 この件に関しては、私も大いに早くからやってほしかったなという者の1人なんですが、結局作業なんかがどうしてもどこまでできるのかという疑問がついて回るわけです。以前、二、三年前でしょうか、空き家の調査をやりましょうということで消防局であったりとか、いろいろな部署の中で進めていったと思うんですが、結局その調査した後についても何も知らされていないし、状況も全く私たちはわからんわけです。どこまでどのような調査をしたのか。またその二番煎じになってしまうんじゃないのかなという気もちょっとしとるもんですから、その活用が見込めるということについての定義をお聞きしたわけなんです。  ご存じかと思いますが、私は周辺部に住んでおります。外観から見れば結構いい家があるんです。若い人なんかが、やはり地元に住みたいからということで空き家を探している、そしたらということで紹介してみたところ、中身は全然手が入ってなくて住まれないと、貸したくても貸せる状態じゃないですと、お金までかけては貸せませんという問題であったり、私も古い家を一軒持っているんですが、ここは物置がわりに使っております。ただ外壁だけはかえて、はた目はそこそこ住めるのかなという感じですから、貸してくださいというような、娘がシングルマザーになって帰ってくるもんだから貸してもらえないでしょうかと。外観だけで判断されても中はもう40年間全然手を入れてませんから住めないとか、結構多いですよね。それをどれだけ結びつけていくことができるのか、また、新聞等にも載っていますが、ほとんど使える家なんていうのは仏様を置いているからとか、あるいは盆に墓参りに帰って来たときに使わないといけないからとか、結局旅館がわりですよね。ということで貸せないとか、ほとんどそういったことで利用可能、活用可能というのは建物は立派で活用できる状態であっても結局は住めないと、それを一戸一戸ですよ、所有者の意向調査ということだけでどこまで詰めることができるのかなと、またこれも疑問だなと。ものすごい労力だと思うんですよ。それだけのスタッフがいるのかなと、普通忙しい、忙しいということでやっておられるわけですから。これはものすごく労力は要りますよ。しかも、夜ということになりますから、大体相手方のことを考えれば電話とか遠方にいる方とか、その辺について本気でどの程度までやるつもりなのか、最後にその辺の気持ちといいますか、教えてください。 23 神近住宅課長 先ほど武次委員がおっしゃったように、バンクまで結びつけるのはかなり難しいのかなと私も思っております。移住してきたい方の中には空き家を自分で少し改修をやりながら、その家を自分の形にしたいなという方もいらっしゃいます。移住されたい方の要望といいますか、それとこちらが貸すほうの、お金はちょっと出せないが、改修してまでは貸しきらないと。ただ今の状態だったらいいよというお話があるかなと思います。そういったところのマッチング、そういったものを職員、それと自治会の方、それとかNPOでそういったお世話をされている方もいらっしゃると聞いておりますので、そういった方のご協力を受けながら、まずはやってみて、いろいろな苦労はあると思います。そこで、問題点が出てきたら解決するような策をつくりながら、我々としてもやっていきたいと思っております。  以上でございます。 24 武次良治委員 しっかり取り組んでいくということは確認できましたけれども、投資と時間が無駄にならないように、しっかりと取り組みをお願いしたいと要望いたしておきます。 25 佐藤正洋委員 5ページの大園団地の351万1,000円の財源内訳のところで、国庫支出金が157万9,000円ありますので、これは補正予算ですから確実だと理解しておりますけれども、昨年全体的に国庫支出金、これはかなり長崎市にとっては厳しい状況だったと聞いております。ですから、ここの157万9,000円は大丈夫と思いますけれどもその確認と、平成28年度の全体的な国庫支出金の見込みといいますか、そういうのが立っていれば教えてもらいたいと思います。方向ですよ、金額でどうのこうのではなくて、割合的なものとかわかる範囲で結構ですけど、昨年のように厳しい状況になるのかどうなのか、そこら辺がわかれば、部長は範囲が広くて大変でしょうがよろしくお願いします。 26 吉田まちづくり部長 補助事業の状況でございますけれども、平成27年度につきましては、結果としまして内示減に伴いまして、54.3%という内示率にとどまったという状況がございます。  こういった中で、私どもは議会の力もかりながら国への要望を行った結果、平成28年度においては内示率としましては68.1%まで拡大しているという状況でございます。  このような各補助事業に対します要望につきましては、今年度も継続して行うという予定にしておりますので、こういう要望をしっかりとして、財源確保には努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 27 佐藤正洋委員 大変ご苦労ですけれども、ぜひひとつ頑張ってほしいと思います。よろしくお願いしておきます。 28 山本信幸委員 活用可能空き家調査費についてお聞きします。事業概要の中で、所有者を特定して意向調査を行うということで、一番大変苦慮する話かなと思っております。この分について、今見通しはどのように、どこかを使ったらスムーズにいくようになるとか、そういう見通しがあればお答えください。 29 神近住宅課長 山本委員が言われたように、所有者の方のご意向をどう酌み取っていくのかというのがかなり難しいのかなと我々も思っております。ただ、地元の方とかそういった周辺の方との協力を得ながら、市の職員が行くということで所有者の方にも少し安心感があったりするのかなというのもひとつありますので、そこは周辺の方と協力しながら意向の調査については、十分注意しながら接していきたいと思っております。  以上でございます。 30 山本信幸委員 いつも問題になるのは、老朽危険空き家のときに、その所有者が誰なのか、誰に所有者として意見を言う権利があるのかという部分で、この特定がなかなかできないということがございます。その辺の見通しについてお伺いしたんですが。 31 神近住宅課長 所有者の特定については、登記簿でまず調査をして、そこからの相続だとか、そういった話になると思います。  今回の調査が活用なので、老朽危険空き家とはちょっと広がりがまだ浅いのかなと思いますので、一定の所有者に結びつけることは可能かなと思っております。  以上でございます。
    32 山本信幸委員 その辺をしっかりとやっていただきたいと思います。あとは情報を把握して利用するとあるんですが、その空き家自体をどうするのか、どういうふうに活用したらいいのかというふうに、そこまでは決めないということなんでしょうか。確認の上で。 33 神近住宅課長 所有者のご意向がございますので、その空き家をどう活用するかということについては、今のところこちらのほうから決めるということはございません。  以上です。 34 向山宗子委員長 今の件でございますけれども、市役所から行かれるときの身分証明とか多分気を使われるかとは思いますが、世の中には本当に悪い人が多いですので、例えばそのことで詐欺が起こったりとか、そういうことに重々注意を、配慮をしていただくようにお願い申し上げます。 35 中村俊介委員 今の山本委員のご質問に関連するんですが、この所有者が不明だった場合に、例えば身寄りもいらっしゃらない、親類縁者もいないような状態で所有者の方がお亡くなりになった場合に、そういったときになかなか所有権をたどれなくなった場合の何か対応とかは考えられていますか。 36 神近住宅課長 今回は活用空き家ということが主になっておりますので、所有者の意向がわからないということであれば活用できないということですので、活用可能な空き家であってもそこまではできない、使えないと。意向が確認できてから初めて活用できるのであって、そこはちょっとできないのかなと思っております。  以上でございます。 37 山北まちづくり部次長 所有者がわからないというのはもともと、例えば明治とかから所有権がずっとたどれなくてわからないという部分なので、基本的には老朽空き家のほうかなと思っております。  先ほど神近課長も言いましたが、活用可能ですので、基本的にはそんなに所有権が移転しない中で、物がある。ただ、親が亡くなって、子どもさんが相続なさって、それを活用できないという分が多いと思いますので、その辺は所有者がある一定はっきりできるのかなと思います。  ただ、老朽空き家については先ほど言われたような問題がありますので、そういう部分については特措法等の法律の中で、略式だったりいろいろな手段があるみたいなので、その辺は研究させていただきたいと考えております。  以上でございます。 38 向山宗子委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  これより第77号議案「平成28年度長崎市一般会計補正予算(第2号)」のうち、本委員会に付託された部分に対する討論に入ります。何かご意見はありませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第77号議案「平成28年度長崎市一般会計補正予算(第2号)」のうち、本委員会に付託された部分について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 39 向山宗子委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時37分=           =再開 午前10時39分= 40 向山宗子委員長 委員会を再開いたします。 〔審査日程について協議した結果、22日に予定 している第94号議案及びまちづくり部の所管事 項調査の審査を繰り上げて行うことに決定し た。〕 41 向山宗子委員長 次に、第89号議案「長崎市営住宅条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 42 吉田まちづくり部長 それでは、第89号議案「長崎市営住宅条例の一部を改正する条例」についてご説明いたします。  議案書は29ページでございます。  提案理由でございますが、老朽化に伴い長崎市営東端住宅を廃止したいので、この条例案を提出するものでございます。  なお、改正内容の詳細につきましては、まちづくり部提出委員会資料に基づき住宅課長より説明させていただきます。  私からは以上でございます。 43 神近住宅課長 それでは、まちづくり部提出委員会資料に基づきましてご説明いたします。  資料1ページをお開きください。  1.長崎市営東端住宅の廃止についてでございます。  (1)改正の理由でございますが、老朽化した長崎市営東端住宅を廃止するものでございます。(2)施行日でございますが、公布の日からとしております。(3)のアには廃止する市営住宅の概要を記載しております。所在地から延べ面積まで記載のとおりでございますが、当該住宅は、補強コンクリートブロック造2階建ての建物でございまして、建築時から42年を経過し、老朽化しております。イに位置図を、次の2ページのウには当該住宅の写真を添付しておりますので、あわせてご参照ください。  また、2ページの2には今回の改正に係る本条例の新旧対照表をお示ししております。  説明は以上でございます。 44 向山宗子委員長 これより質疑に入ります。 45 中村照夫委員 こういった合併町あたりに公営住宅で空き家になっているようなものはどのくらいあるんですか。 46 神近住宅課長 島嶼部の池島とかがかなりの数で空き家になっている市営住宅はございます。  今回の野母崎については、東端住宅が今回空き家ということになっています。数のほうは少しお待ちください。 47 向山宗子委員長 すぐには出ないですか。  暫時休憩します。           =休憩 午前10時43分=           =再開 午前10時43分= 48 向山宗子委員長 委員会を再開します。 49 中村照夫委員 この施設というのはいつから空き家なんですか。 50 神近住宅課長 3・4号棟と5・6号棟と2棟ございます。3・4号棟につきましては、平成25年5月31日に退去されています。5・6号棟につきましては、平成27年12月9日に退去をしております。  先ほど中村委員がおっしゃった旧町の空き家につきましては、776戸が空き家になっております。  以上でございます。 51 中村照夫委員 公営住宅が776戸も空き家になっているわけ。それはどうすっと、今から。  それと、これは補強コンクリートブロック造で41年といったら、木造じゃなかとやから手を入れればもっと活用できそうなんだけど、そのさっきの第77号議案だったか、民間の調査をし、活用してよそから来て長崎に移住してもらおうなんていう取り組みをする前に、こういうところに住めるようにすればもっと活用できると思うんだけど、そこら辺はどんな考えてると。 52 神近住宅課長 先ほど言いました空き家の数ですが、ほとんど池島、高島が占めているという状況でございます。  それと、この住宅の活用についてですが、これが建設から42年を経過しているということで、公営住宅によれば補強コンクリートブロック造の耐用年数は45年ということで、そろそろ耐用年数にきているという状況で、今回廃止するというようなことでお願いをしているところでございます。  以上でございます。 53 山北まちづくり部次長 まず、高島、池島につきましては、高島などはご存じかと思いますが、古い住宅の8階建てくらいのやつが耐震性もないような建物です。そういうものが多数建っております。私どもが考えているのは耐震性のある、一定新しいものに集約をしながら、残った、要は移転が済んで入居者がゼロになったものについては廃止をし、解体していくという方向性で高島、池島はやっておりますので、先ほど言った空き家の700戸という部分についてはそのような取り扱いをさせていただきたいと思います。  野母崎につきましては、コンクリートブロック造というのは基本的に耐震性能がありませんので、そういうのも含めて、長崎市の長寿命化計画の中でもこの建物については廃止という形で考えております。  コンクリートブロック造も先ほど住宅課長が言われたように、もともと耐用年数というのは大体45年になります。それが42年経過して、耐震性もないという中で用途廃止という方向性で私どもは考えております。  以上でございます。 54 向山宗子委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見はありませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第89号議案「長崎市営住宅条例の一部を改正る条例」について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 55 向山宗子委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時48分=           =再開 午前11時0分= 56 向山宗子委員長 委員会を再開いたします。  次に、第94号議案「都市公園を設置すべき区域の決定について」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 57 吉田まちづくり部長 説明に入ります前に、本日出席しておりますまちづくり部の課長級以上の職員のうち、まだ紹介をしておりません職員を紹介させていただきます。        〔職員紹介〕 58 吉田まちづくり部長 それでは、第94号議案「都市公園を設置すべき区域の決定について」ご説明いたします。  議案書は51ページから54ページでございます。  本議案は、議案書53ページに記載のとおり、都市公園の整備に伴い都市公園を設置すべき区域を決定する際には、議会の議決を経る必要がございますので、提案するものでございます。  今回、長崎市館内町の土神堂に近接する面積約660平方メートルにおきまして、都市公園を設置すべき区域を定めようとするものでございます。  詳細につきましては、委員会資料に基づき、担当課長よりご説明させていただきます。  私からは以上でございます。 59 向井まちづくり推進室長 第94号議案「都市公園を設置すべき区域の決定について」、まちづくり部提出の資料に基づきましてご説明させていただきます。  まず、資料の1ページをお開きください。  1.議案の概要でございます。  (1)提案理由でございますが、区域図の左の上の方に太線で表示をしております区域につきまして、唐人屋敷顕在化事業に伴う公園整備を計画いたしております。  この都市公園を整備するに当たりまして、都市公園を設置すべき区域を決定するために、都市公園法第33条第5項の規定により議会の議決を経る必要がございますので、この議案を提出するものでございます。  具体的な理由といたしましては、今回、公園整備を予定している事業では、都市計画決定された公園は補助対象外となること、都市公園としての整備を平成31年頃に予定しておりますが、用地取得から公園として供用までの時間があるために、この間の管理を適正に行い、良好な整備を確実に実施する上で、区域決定は有用な制度であること、また、区域を決定することで、整備すべき範囲を明確にするとともに、公有地とする際の税制控除の適用が拡大され、用地取得が円滑になることなどが挙げられます。  以上のようなことから、当該地を都市公園を設置すべき区域として決定しようとするものでございます。  次に、(2)都市公園を設置すべき区域につきましては、長崎市館内町3番2ほか、面積は約660平方メートルとなっております。  資料の2ページをお開きください。  今回の公園整備を含みます唐人屋敷顕在化事業の概要について、簡単にご説明いたします。  2.唐人屋敷顕在化事業概要に記載のように、唐人屋敷跡は、日本と中国の交流の歴史的な意義はもとより、長崎市の観光の面からも重要な位置を占める場所であることから、唐人屋敷顕在化事業といたしまして、観光や情報発信の拠点整備と日中交流の歴史が生きづいたまちづくりに取り組んでいるところでございます。(2)主な取り組みにつきましては、記載のとおりでございますが、唐人屋敷象徴門の建設、まちづくり情報センター・蔵の資料館の建設などを行っており、今回区域の決定を行おうとする公園が(仮称)土神堂前公園でございます。次に、(3)公園整備についてでございますが、地区内には回遊拠点、イベント会場となるスペースが少ないため、公園整備が必要であり、また、当該箇所が唐人屋敷地区の入り口に近く、かつシンボル施設である土神堂の前でございまして、唐人屋敷時代におきましても土神堂前は広場とされていたことから、公園の場所としては適当であると考えております。(4)スケジュールでございますが、建物の調査等を平成27年度から今年度にかけて行っておりまして、引き続き、今年度から来年度にかけて用地交渉、平成30年度に建物解体及び埋蔵文化財の調査を行った後に、平成31年度における公園整備を目指して取り組みを進めてまいりたいと考えております。  資料の3ページをごらんください。
     唐人屋敷顕在化事業の事業概要図でございます。赤色の線で囲んだ範囲が唐人屋敷顕在化事業の区域でございまして、図面の上の方にあるオレンジ色の丸2つが誘導門、中ほどにあるオレンジ色の楕円が大門、その下の赤く着色している部分が今回の公園予定区域で約660平方メートルでございます。なお、図面下側に当時の土神堂前広場を描いたものを掲載しております。  説明は以上でございます。 60 向山宗子委員長 これより質疑に入ります。 61 大石史生委員 この公園の場所には昔の館内というような感じの市場があると思うんですが、この計画はその人たちというか、そこは営業されている方も何店かあると思うんですが、その辺には周知されているのかという問題が1つ当然出てくるんじゃないかなと思うんですよね。営業権のこともありますし。その辺のことをちょっと教えていただけますか。 62 向井まちづくり推進室長 今回予定しております区域の中には、前面に都市計画道路の整備を今行っておりますけれども、都市計画道路側に館内市場、その裏側と申しますか後ろのほうに牟田口市場、そのさらに後ろには民有地というような大きく3つのブロックに分かれています。今回ご指摘のように、館内市場、牟田口市場という2つの市場の区域が公園区域として指定するということになりますが、まず、この地区のまちづくりについては、こういった市場の方々とも話をしながら計画をつくり上げてきたという経過がございます。  その中で、現在建物の補償の調査というものも行っておりますので、それぞれの地権者、営業されている方にはこのような計画で長崎市としては取り組みたいと、ついては建物の調査等々をお願いしたいということで、了解をいただきながら進めているといった状況でございます。 63 大石史生委員 市の計画に反対するものではないんですが、やはり地元住民の理解というのは当然必要だと思いますので、そこは重々慎重にやっていただきたいなということを申し添えておきます。 64 中村照夫委員 都市公園とは何ぞやというところで、そういう法的なことを出してもらわないとちょっと進まないのだけど、この都市公園法というのは長いものなんですか。たくさん規定があるんですか。簡単なものだったら資料でそれを出してもらいたいんだけど。 65 川原みどりの課長 都市公園法は昭和31年4月につくられた法律でございます。  目的でございますけれども、都市公園の設置及び管理に関する基準を定めまして、都市公園の健全な発達を図り、もって公共の福祉に増進することを目的としたものということで、条文といたしましては、41条からなる法律になっております。 66 中村照夫委員 A4で何枚ぐらいあっとですか。すぐ印刷できるようなものであれば、提出してほしいんだけど。なぜ聞くかと言えば、それの中に、非常にいろいろな規定があると思うんですよね。そして決められたことは変えられないとか、そういう問題もあると思うので、そういうのを見てみたいと思うのでぜひ出してもらいたい。 67 向山宗子委員長 今、中村委員の方から要請がありましたけれども、印刷するのにどれくらいかかりますか。 68 川原みどりの課長 資料は7ページになりますが、コピーするのにそんな時間はかかりませんので、これをコピーして配付させていただきたいと思います。 69 向山宗子委員長 ではよろしくお願いいたします。  その間、審議を進めても構いませんか。  暫時休憩します。           =休憩 午前11時12分=           =再開 午前11時12分= 70 向山宗子委員長 委員会を再開いたします。  ほかにありませんか。 71 橋本 剛委員 まちづくりの一環に多分なると思うのでこちらで伺いたいのですが、この土神堂の前の館内の市場というのは、例えば長崎のまちづくり、まちについて興味を持っている人たちから見ると、それ自身が観光資源であるとか、あるいは長崎のまちの風景の大事な要素の1つであるといったような声があります。もちろん、市場が維持できるかどうかという問題もあるので、永続的なものではないと思うんですが、その持っていた価値というものと、それから今度つくろうとしているここの公園と、市民に対してこう変えていくと、それが長崎市にとってメリットがあるんだというのを強く出していかないと、進んでいって、先で用地交渉が終わって取り壊しますといったときに、館内市場を守れとかそういう形になってくると、また大きな議論になってくるので、こういうふうに変えていって、こういういいエリアをつくりたいんだというのを早目早目に出していっていただきたいと思うんですが、現状はどのような取り組みをなさっているのか伺いたいと思います。 72 向井まちづくり推進室長 この地区につきましては、赤色で囲んでおりますエリアを1つのエリアといたしまして、図面に記載しておりますような旧唐人屋敷跡の雰囲気を守るためのいろいろなハード整備であったり、建物の外観の修景であったりといったことを実施しておりまして、唐人屋敷のエリアについては和風、中国風というものであったり、広馬場商店街のところについては大正モダン風といった大きな枠組みの計画の中で取り組みを進めているということでございます。  市場につきましては、過去計画された議論の中で、市場の再編というものも含めて議論の俎上にあがったんですが、なかなか引き続きやっていくのは難しいという中でここの場所はどういった活用をしていくのかというものを考えたときに、説明の中でも申し上げましたが、土神堂前であって、遠い昔には広場があってといった歴史的背景もあるということで、広場整備を進めようというようなことで今計画をしているというのが全体の流れでございます。 73 橋本 剛委員 ありがとうございます。ということは逆に館内市場という1つの魅力があったものがなかなか維持できない状況にある中で、先ほどご説明の中にあったように、その地域の人たちとまさに当事者の方々とも相談して計画をつくってきたと言われていたのは、それを新しい形に生まれ変わらせてここの新しい地域支援をしていこうという意図だと理解してよろしいでしょうか。 74 向井まちづくり推進室長 ご指摘のとおりでございます。 75 中村俊介委員 先ほどからお話に上がっています赤色のエリアなんですが、補償交渉が平成28年度からということでありますが、さまざまな情報が錯綜しておりまして、私が去年、同エリアの住民の方から聞いたときに、立ち退きに対して何も補償がないらしいよとか、そういった情報が一時期流れていたものですから、私もこの件に関しては危惧していたんですが、その周知といいますか、先ほどから言われているようなこの当該エリアの鮮魚店であるとか精肉店であるとかの皆さんにはいつごろからお話はされていたんですか。 76 向井まちづくり推進室長 詳細な議論のスタートというのは今手元にはないんですが、昨年につきましては、建物の調査をさせていただいております。本年も引き続き調査を行っているんですが、当然、調査に入る前にはこういった目的で調査をさせてくださいと、場合によっては立ち入りをいたしますということでお話をしながら行っておりますし、営業されているたな子の方にも一度昨年はお集まりいただいて、市としてはこういう取り組みをこういうスケジュール感で進めたいというようなことをお話をさせていただいておりまして、順次皆様には私どもとしては必要な情報は提供していると思っていたんですが、委員のご指摘のようなお話があるということですので、もう一度しっかり皆さんにお話をして申し合わせをしていきたいと考えております。  以上です。 77 中村俊介委員 私がいただいた情報も去年の話なもんですから新しいものではないのですが、今後補償交渉するに当たっては、なるべくスムーズにいくようによろしくお願いします。これは要望にかえさせていただきます。  以上です。 78 武次良治委員 資料3ページの左下にいい図面があるんですが、こういったことを想定してといいましょうか、イメージして公園整備を進めるということで理解していいんでしょうか。と言いますのが、例えば神戸に行ったりとか、横浜に行ったりとかして中華街を見たときにどうしても長崎の新地というのは見劣りがするような気がしてならないんですよ。そのときにやはりこの唐人屋敷顕在化事業をこういったことと一体化しながら長崎での中国の雰囲気を醸し出すようなところがないと、なかなか県外の観光客に対してアピールが少ないんじゃないのかなと思うもんですから、こういうことをイメージしながら、また当然完成していけばパンフレットとかそういったことも含めながら、結構発信力というのが出てくると思うんですよね。そういうことを頭に置きながら、やはりこういうふうな取り組みは進めていただきたいなというように思います。イメージとしてはこのようなことを大体考えておけばよろしいということでいいんでしょうか。 79 向井まちづくり推進室長 ご説明の中でも少しお話させていただきましたが、中国との交流の歴史を発信していくというようなことがテーマとして1つございます。  ここの場所が土神堂の前にあって、公園の横には旧唐人屋敷の堀と申しますか水路があると、そういったこの地区でもいろいろな要素がある、歴史を感じさせる要素がある場所でございますので、そういったものを活用してさまざまなイベントでも活用できるといったようなものをイメージしております。  以上です。 80 中村照夫委員 流れ、スケジュールですけど、今、ここは民有地なんですか。そういうのを勝手にという言い方はなんだけど、順番が違うような気がするんだけど、そういうのを市の方で都市公園に規定するということは法律上それが正しいんですか。 81 向井まちづくり推進室長 今回は公園を設置すべき区域を明確にするということで、将来的にこの区域を都市公園としていくということを長崎市の考えとして明確にするというものでございますので、現状としては民有地でございますけれども、将来公有化をしていくということをこの区域で行うことを明確にするというものでございます。 82 中村照夫委員 ということは、ここの所有者なり補償対象になっている方々の同意が取りつけられているということになるわけですよね。 83 向井まちづくり推進室長 今建物の調査を実施いたしまして、補償の内容なんかをその調査の中で決めていくというものです。その後、地権者の皆さんのそれぞれとは交渉いたしまして、同意をいただいたところから賠償していくということになりますので、現時点で土地の売却、建物の売却についてご同意をいただいているというものではございません。  以上です。 84 中村照夫委員 そうすると反対になって、できなかったらこの公園を都市公園という規定を法令に基づいてつくってしまったということになれば、後でどうなるのですか。 85 向井まちづくり推進室長 今後交渉を進めていって、ご理解をいただくように私どもとしては努めてまいりますというところがひとつあるのですが、例えば道路であったりとかほかのものであっても計画区域というものをさまざまな形で、例えば都市計画決定であったり、いろいろなやり方で区域を定めることになるのですが、そのときにその土地の所有者の方のご同意を全部いただいているかというとそういうものではございませんので、今後しっかり土地、建物の所有者、営業されている方との交渉に当たってまいりたいと考えております。  以上です。 86 片江まちづくり部政策監 補足をさせていただきますけれども、当然委員がおっしゃるとおり、これまで何のお話もなく、一方的に長崎市のほうがここを公園予定地にするということについては当然支障があるものと考えておりますが、ここに関しましてはもう5年以上前といいますか、もともとは市場の再編というところから話が始まりまして、オーナーの方々と話をする中ではもう再編するにも費用負担ができないし、たな子も後継者がいないという中で、やはりこれについては市の方で公有化をしてほしいというところが協議のスタートとしてありまして、その中で公有化していくに当たってもどういった手法がよいのかというのもたな子の方も含めながら時間をかけて協議していったところ、やはりロケーション的にかつてここに公園があったということと、それから十善会病院の前の交差点あたりから大門を見て、上を望んだときに非常によい公園として整備ができれば、地域としても非常に大きな財産になるということがありまして、双方の議論の中で公園にしようと、公有地化しようという議論が煮詰まってきたという経過でございます。  従いまして、公園予定地として公有地化するということにつきましては、地元の方々もこれまで時間をかけて協議して合意形成してきたという経緯がございますし、金額の提示ができておりませんので、最終的な合意には至っていないという事実があるわけですが、公有地化をするということについてご協力をいただけるという基本的なお考えをいただいている中で今回公園予定地と、当初の説明の中で申し上げましたけれども、租税特別措置法の控除の適用という問題もございます。そういったことを含めて、今後、地域の皆様と円滑に用地交渉を進めていくに当たりましても、今回公園予定地にするという手当てをぜひ進めさせていただきたいという思いで今回議案として提出させていただいているということでございます。  以上でございます。 87 中村照夫委員 公園にするということを否定はしていないんですよ。ただ先ほども法の規定を出してくれと言ったのは、都市公園に規定をすると、それは変えられないわけでしょ、確かね。  そうした場合にこのうちの誰かがどこかが欠けたりした場合、都市公園になってしまっていたら面積を減らせないわけでしょう。そういう関係が出てくると思うので、手順が逆じゃないかなという感じがしたんですが、そこら辺はどうなのですか。 88 川原みどりの課長 法律的に申し上げますと、区域を変更することは法律上できるようになっておりまして、その場合にも地方公共団体の議会の議決を経る必要があるということで、一度区域を定めてしまったら二度と変更できないという手続にはなっておりません。これは法律上のそういう手続の規定がございます。  以上でございます。 89 山本信幸委員 今メリット面をおっしゃられているんで、例えば先ほどお話がございました税控除の話、それを決めることによって明確にすることで、今から用地交渉が始まるわけです。用地交渉が始まるのに、都市計画決定しとかんと結局先に進められんわけでしょ。単なる土地になると租税で交渉した後、多額の税金がかかるわけでしょ。その部分の話を明確にして、そのためにこれは都市計画決定してここを進めるんだということを言う必要があると思うんですが、その辺はどうなんですか。 90 片江まちづくり部政策監 改めてご説明いたします。  3ページの図面をもう一度見ていただければと思いますけれども、街路事業、新地町稲田町線という街路事業が地区内の道路沿いに太い点鎖線で書いてあるところですが、これに館内市場が一部かかっております。館内市場というものは、複数名の方の共有名義になっております。一部は既に街路事業にかかっているという中で、もしこのままこのような公園予定地とかという手当てがないまま街路事業のほうでいきますと、街路事業にかかっているところについては租税特別措置法の控除が受けられますよ。  しかし、そうでないところに関しては通常の用地取得の税金がかかりますということになってしまって、非常に地権者の方に不利益が生じるということは考えました。そういったことで、先ほど言いましたように、この地域のこの市場なる特殊性、場所性、それから現在の老朽度、オーナーの方の思惑、そういったものを全て加味して、全ての地権者の方に等しく税の控除とか、そういったものが適用できるように、一方では街路、一方では公園用地とすることでそれが果たせるという思惑があって、今回はこういった形での公園予定地としての決定というものをお願いしたいということは、当然それはちょっと言葉足らずのご説明で申しわけございませんでしたけれども、私どもの考えとしてはございます。  そういったところにもご理解いただきまして、今回の議案につきましては、何とかご承知をいただければと考えております。  以上でございます。 91 向山宗子委員長 ほかにありませんか。  一旦、資料が届きましたので暫時休憩します。           =休憩 午前11時30分=           =再開 午前11時32分= 92 向山宗子委員長 委員会を再開します。 93 中村照夫委員 先ほど面積は変えられるという話だったんだけれども、それは法の中のどこにあるんですか。 94 川原みどりの課長 現在、この資料の中でいきますと、第33条が公園予定区域と書かれています。公共団体が必要であると認めるときには、都市公園を設置すべき区域を定めることができると書いておりますけれども、先ほどの公園の変更ができるかどうかというのは実はこの法の中には書いておりません。私が申し上げましたのは、この解釈、解釈本がまた別にあるのですが、その中に区域を変更するためにも地方公共団体の議会の議決を経なければならないものと解すべきは当然であるという解釈が載っておりますので、区域を変更する場合にもこういう議決を経て変更ができるという解釈をしているということでございます。  説明は以上でございます。 95 中村照夫委員 私はそこのところが問題だったからこの法律を出してもらったんですよね。というのは、長崎公園も都市公園でしょ。長崎公園をもう少しにぎわいのあるような施設に変えられないかということで、みどりの課と話をしたことがあるんですよ。そしたら、公園は規定されていて減らせないんだと。ほかの物を建てて、公園が減るということは国で認められていないということだったんですよ。それで、このことを聞いたわけなんですよね。それは可能なんですか。 96 川原みどりの課長 今私が申し上げました当該区域を変更するためにも議会の議決を経るというのは、予定区域としての区域を変更する場合の考え方です。ですから、都市公園の予定区域として予定をしますけれども、その後、公園を整備された後は、都市公園法に基づく公告というものをして初めて、都市公園区域が確定することになります。  今の長崎公園は都市公園として公告した段階でございまして、都市公園につきましては今お配りした資料の都市公園法第16条にございますけれども、都市公園の保存という規定がございまして、公園管理者は、次に掲げる場合のほか、みだりに都市公園の区域の全部または一部について都市公園を廃止してはならないという規定がございまして、この中に条件は3つございます。  1つ目には、いわゆる都市計画事業等が施行される、もしくはそのほか公益上特別の必要がある場合、2つ目には、廃止される都市公園にかわるべき新たな都市公園が設置される場合、3つ目はいろいろ書いてありますが、借りた場所が借りられなくなった場合、この3つのケースにおいて廃止ができるということになっていますので、これまで長崎公園で申し上げてきましたのは、このみだりに廃止できないということでお話をさせていただいたということでございます。 97 中村照夫委員 ということは、法的に市のものを違うものに変えることはできるということですか。みだりにというところは、長崎市の都合上、変えることはできるということで解釈していいということですか。 98 川原みどりの課長 この法の趣旨自体は、やはり都市公園というのはなるべく廃止してはならないという規定になっております。ただ、みだりにと書いていまして、こういう場合にはできるということで、いわゆる特別な場合はそういうこともできるということで我々は考えております。 99 中村照夫委員 そうすると区域を減らすということじゃなくて、例えばそこに何か違う公共の施設を建設するとかということは可能だということで理解していいわけですか。 100 川原みどりの課長 それは完全にできないということはありません。可能だと考えております。 101 向山宗子委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見はございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第94号議案「都市公園を設置すべき区域の決定について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 102 向山宗子委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時38分=           =再開 午前11時41分= 103 向山宗子委員長 委員会を再開いたします。  次に、まちづくり部所管事項調査を行います。  調査の進め方についてお諮りいたします。  まちづくり部所管事項調査資料をごらんください。  まちづくり部所管事項調査は、項目が多岐にわたるため、初めに赤のインデックスでまちづくり部と表記しております、資料の1.機構表及び職員数から3.所管事務の現況等及び9.訴訟の現況についてまで、それから、青のインデックスで指定管理者と表記しております平成27年度指定管理者制度の状況についてまで説明及び質問を行い、理事者交代を挟んだ後、赤のインデックスでまちづくり部と表記しております資料の4.都市計画マスタープランの改訂についてから8.空き家等対策計画の策定についてまで説明及び質問を行いたいと考えておりますが、そのように進めさせていただいてよろしいでしょうか。  それでは、そのように進めさせていただきます。  理事者の説明を求めます。 104 吉田まちづくり部長 説明に入ります前に、本日出席しておりますまちづくり部の課長級以上の職員のうち、まだ紹介をしておりません職員を紹介させていただきます。        〔職員紹介〕 105 吉田まちづくり部長 まちづくり部所管事項調査につきましては、お手元にお配りしております委員会資料に基づきまして、担当課長からご説明させていただきますので、よろしくお願いします。  私からは以上でございます。 106 谷口都市計画課長 それでは、まちづくり部が所管しております事務の概要につきまして、委員会提出資料に基づき、ご説明させていただきます。  1ページをお開きください。  1.機構表及び職員数でございます。  本年4月1日の機構改革により、まちづくり部が新設され、旧都市計画部及び旧建築部の全ての所属並びに旧建設局直下のまちなか事業推進室がまちづくり部に移管されております。  2ページにかけて記載しておりますが、まちづくり部は6課、3室、1事務所、29係の体制となっております。  3ページをごらんください。
     2.分掌事務でございます。  所属ごとの分掌事務を3ページから6ページにかけて記載しておりますので、ご参照ください。  7ページをごらんください。  3.所管事務の現況等でございます。  各所属が所管する主な事務の現況等について、所属ごとに説明させていただきます。まず、都市計画課でございますが、総務係は、部内の予算の経理事務や部内事務の連絡調整などを担当しております。管理係は、都市計画に係る総合調整や制限等に係る事務、住居表示の実施や町界町名の変更に係る事務などを担当しております。  8ページをごらんください。  8ページ中ほどの計画係は、都市計画の基礎調査、市街化区域及び市街化調整区域などの都市計画の決定及び変更に関することなどを担当しております。なお、都市計画マスタープランの改訂と立地適正化計画の策定につきましては、後ほど委員会提出資料に基づき、ご説明させていただきます。  9ページをごらんください。  公共交通係は、鉄道やバス、路面電車などの公共交通機関に関する計画や調査、コミュニティバスや乗り合いタクシーなどの運行に対する支援などを担当しております。地籍調査係は、地籍調査の計画及び実施を担当しております。  10ページをお開きください。  長崎市中心部における地籍調査の実施地区等の概略図でございます。ご参照ください。  11ページをごらんください。  次に、みどりの課でございます。  管理係は、公園施設の設置及び管理の許可、公園の利用及び占用の許可など、公園の管理全般に関することを担当しております。緑化推進係は、花のあるまちづくり事業を初め、緑化の推進や普及などに関することを担当しております。  12ページをお開きください。  維持係は、公園や緑地、公衆便所などの修理や剪定除草などを担当しております。建設係は、公園の設計、整備、バリアフリー化などを担当しております。  13ページをごらんください。  13ページから14ページにかけまして、参考としまして、長崎市の公園及びトイレの状況、市民1人当たりの都市公園面積、都市公園の種別説明について記載しておりますので、ご参照ください。  15ページをごらんください。  次に、長崎駅周辺整備室でございます。  長崎市の事業である土地区画整理事業や街路事業の施行とともに、県の事業であるJR長崎本線連続立体交差事業や、国の事業である九州新幹線西九州ルートとの事業相互間の調整や事業促進などを担当しております。  15ページには土地区画整理事業と街路事業の概要を、次の16ページのほうには計画平面図を、次の17ページには連続立体交差事業の概要を、次の18ページには連続立体交差事業の位置図を、次の19ページから20ページにかけては西九州ルートの概要と新幹線建設残土の状況を、次の21ページにはルート概要・残土処分場候補地の位置図をそれぞれ添付しておりますので、ご参照ください。  22ページをお開きください。  次に、まちづくり推進室でございます。  総務計画班は、市街地再開発事業や都市再生総合整備事業などの市街地整備に関することなどを担当しております。景観広告班は、次の23ページにかけて記載のとおり、本市の景観に係る総合的な施策の推進や屋外広告物の許可などを担当しております。24ページをお開きください。事業推進班は、次の25ページにかけて記載のとおり、斜面市街地再生事業や唐人屋敷顕在化事業、老朽危険空き家対策事業などを担当しております。  26ページをお開きください。  次に、まちなか事業推進室でございます。  まちなかのにぎわい再生を図るまちぶらプロジェクトを着実に進めるため、関係機関並びに団体などとの総合調整及び財政的・法的支援などに関することなどを担当しております。  なお、お手元の委員会提出資料に、まちづくり部別冊3)、別冊4)とそれぞれインデックスが張ってございますまちぶらプロジェクト、長崎市中心市街地活性化基本計画概要版の冊子をお配りしておりますので、ご参照ください。  29ページをお開きください。  次に、住宅課でございます。  市営住宅の管理、建て替え、改善などに関することを担当しております。  29ページには市営住宅の管理戸数や管理状況などを、次の30ページには市営住宅の位置図を、31ページには市営住宅の建て替え事業の概要や、市営住宅の改善及びながさき住みよ家リフォーム補助金の実績をそれぞれ記載しております。  31ページの下段をごらんください。  次に、建築課及び設備課でございます。  各所管部局から依頼を受けまして、建築、電気・機械設備などに係る工事の設計、施工に関することなどを担当しております。  32ページをお開きください。  次に、建築指導課でございます。  まず、建築基準法等に基づく関係業務としまして、32ページから34ページにかけて記載のとおり、建築物や工作物等の建築確認や検査、違反建築物・老朽危険建築物の指導、建築関連の条例等に基づく事務、特殊建築物の定期報告などに関することを担当しております。  35ページをごらんください。  このほか、都市計画法に基づく宅地等の開発に係る指導、許可や宅地造成等規制法に基づく許可に関すること、さらには、耐震等の支援事業としまして、35ページ下段から36ページにかけて記載のとおり、木造戸建て住宅や民間建築物の耐震化、アスベスト対策、老朽危険空き家除却などへの助成に関することを担当しております。  37ページをごらんください。  最後に、東長崎土地区画整理事務所でございます。  平間・東地区土地区画整理事業の施行を初め、東長崎地区における土地区画整理事業の施行区域や都市計画道路の見直し、さらには土地区画整理事業の廃止予定区域における道路や公園などの基盤施設の整備に関することなどを担当しております。  37ページには平間・東地区土地区画整理事業の概要を記載しておりますが、同事業につきましては、今年度末の概成を目指しております。次の38ページには東長崎平間・東地区の平面図を、次の39ページには土地区画整理事業の施行区域の見直しに係る現状等を、次の40ページには東長崎地区土地区画整理事業の都市計画見直し計画図を、次の41ページには都市計画道路の見直しに係る概要等を、次の42ページには東長崎地区都市計画道路計画図を、次の43ページには東長崎地区都市基盤施設整備事業の概要等をそれぞれ記載しておりますので、ご参照ください。  私からの説明は以上でございます。 107 川原みどりの課長 提出資料の9.訴訟の現況について、ご説明させていただきます。  資料70ページをお開きください。  訴訟の現況調査表でございます。  本件につきましては、本年3月8日の本委員会所管事項調査におきまして、訴訟提起についての現況をご報告させていただきましたが、その後、正式に訴状が届いたものでございます。  一審の進行状況でございますが、平成28年4月18日に第1回口頭弁論、6月7日に第2回弁論準備が行われております。なお、資料に記載はございませんが、7月20日に第3回弁論準備が予定されております。請求の趣旨でございますが、治療費や慰謝料など約900万円と事故日である平成26年11月30日から支払い済みまで年5分の割合による金員を支払うこと、それと訴訟費用は被告の負担というものでございます。事件の概要でございますが、タイヤ幅が狭いタイプの自転車に乗車中の相手方が、長崎市野母崎文化センターと野母崎総合運動公園の間にあります側溝にかぶせているグレーチング、側溝のふたになりますが、その上を通過中、幅2.3センチメートルのタイヤが幅3.0センチメートルのグレーチング網目にはまって転倒し、顔面に重傷を負ったものでございます。訴訟提起の理由でございますが、相手方が瑕疵割合について納得していないことによるものでございます。  訴訟の現況の説明は以上でございます。  続きまして、指定管理者制度の状況についてご説明させていただきます。  資料の平成27年度指定管理者制度の状況についてをごらんください。  指定管理者制度につきましては、導入した施設の管理が適正に行われているか、各所管所属において現地調査を含め定期的にモニタリングを行うとともに、毎年度、指定管理者から提出される事業報告書などにより収支の状況、人員の配置、施設の管理運営の状況等の確認を行っているところです。  資料の構成は、まず、1.指定管理者の状況についてに総括的な状況を取りまとめたものを掲載し、次に、2.モニタリング状況についてに各施設の状況を掲載しています。なお、2.モニタリング状況については建設水道委員会所管の66施設について作成しています。  資料1ページをお開きください。  (1)指定管理者の状況ですが、平成27年度における指定管理者制度の導入施設は、1番の長崎市三重地区市民センターから資料3ページの136番、市営住宅B地区までの136施設で、施設数は平成26年度と比較しますと2施設増加しており、これは平成27年4月1日から、3ページに記載の82番、稲佐山公園及び83番の長崎公園に同制度を導入したことによるものです。  資料3ページの表の下に米印で記載していますが、平成28年4月1日から長崎市古賀地区市民センター、長崎市池島炭鉱体験施設、長崎市永井隆記念館、長崎市民会館に同制度を導入したため、平成28年6月1日現在、制度導入施設は140施設となっています。また、米印の2つ目に記載しておりますが、52番の長崎市銭座地区コミュニティセンターは、平成28年度よりクリーンセンターから環境整備課に所管がえを行っております。  建設水道委員会所管は、71番の長崎市桜町駐車場から136番、市営住宅B地区までとなっています。  次に、資料4ページからは、(2)指定管理者の職員状況としまして、施設ごとに職員の居住の状況と雇用形態別の職員数、人件費総額及び最低賃金について記載しております。4ページから5ページは公募施設、6ページから8ページは非公募施設となっています。なお、賃金については、全ての施設で長崎県の最低賃金以上となっています。  次に、資料9ページをお開きください。  (3)指定管理者の再委託状況ですが、ここには、平成27年度における指定管理者の業務の再委託状況について、委託、修繕の別に、市内、準市内、市外の業者別に件数、金額及びその割合について記載しており、下段には参考として平成26年度の状況を記載します。  次に、資料10ページから12ページをごらんください。  (4)市外(準市内)業者への再委託状況ですが、建設水道委員会所管の13施設の指定管理者の再委託について委託と修繕に分けて、その業務内容、金額等について記載しております。  資料13ページをお開きください。  1つ目の様式3-1は、指定管理者のモニタリングチェックリストでございます。施設管理、人員配置、会計の3つの面からそれぞれ所管課において確認を行っています。  次の14ページをお開きください。  様式4は、モニタリング状況報告書でございます。利用者の意見に対する対応状況、現地調査等の実施状況、サービスの向上や利用者増加への取り組み状況などを記載し、最後に指定管理者に対する総括コメントを記載しています。  以下同様に40ページまで、各施設のモニタリング状況を記載しています。各施設のモニタリング状況につきましては、各所管部局から説明させていただきますのでよろしくお願いします。  それでは、まちづくり部所管の施設のうち、みどりの課所管の施設について、モニタリング状況をご説明いたします。  資料27ページをお開きください。  野母崎総合運動公園のモニタリングチェックリストです。施設の管理運営等につきましては、おおむね良好な状況です。  次の28ページをお開きください。  モニタリング状況報告書を掲載しています。  2.現地調査等の実施状況ですが、7月、9月、1月、3月に計4回のモニタリングを実施しています。モニタリングの実施方法ですが、職員二、三名で現地に赴き、業務仕様書の内容に基づきまして、日報等の関係書類をチェックするとともに、現場での実施状況を確認しております。次に、下から2段目の表に記載しています施設利用者の状況ですが、平成26年度と比較し、平成27年度は利用者が増加しています。これは、平成27年7月の世界遺産登録を受け、軍艦島資料館の観光バスツアーによる来館者が増加したことなどによるものです。  次に、29ページをお開きください。  長崎市総合運動公園でございます。施設の管理運営等は、おおむね良好な状況です。  30ページをお開きください。  2.現地調査等の実施状況ですが、6月、10月、12月、3月の計4回モニタリングを行っています。施設利用者は、前年度と比較して増加していますが、主な要因は、長崎がんばらんば国体の開催に伴いまして利用制限をしておりましたが、これにより減少していた利用者数が国体終了後に回復したことなどによるものです。  31ページをお開きください。  長崎東公園です。施設の管理運営等につきましては、おおむね良好な状況です。  32ページをお開きください。  2.現地調査等の実施状況ですが、この施設も年4回のモニタリングを実施しています。施設利用者は、前年度と比較して微増となっています。  33ページをお開きください。  稲佐山公園です。施設の管理状況は、全体として円滑に運営されています。  34ページをお開きください。  2.現地調査等の実施状況ですが、この施設も年4回のモニタリングを実施しています。施設の利用者数は、平成27年度からの制度導入であることから、平成27年度の数字を記載しています。年間約56万人となっており、これはロープウェイの利用者も含めた数字を記載しています。  次に、35ページをお開きください。  長崎公園です。施設の管理状況は、全体として円滑に運営されています。  次の36ページをお開きください。  この施設につきましてもほかの施設同様、年4回のモニタリングを実施しています。施設の利用者数は、長崎公園も平成27年度からの制度導入であることから、平成27年度の数字を記載しています。年間約3,900人となっており、これは遠足などで園内の広場を利用された方と動物広場への来園者について統計を取ったものです。  私からの説明は以上でございます。 108 神近住宅課長 引き続きまして、住宅課所管の施設について、モニタリング状況をご説明いたします。  委員会資料37ページをお開きください。  市営住宅A地区のモニタリングチェックリストでございます。施設の管理運営等につきましては、良好な運営状況であると判断しております。  38ページをお開きください。  2.現地調査等の実施状況ですが、指定管理者と毎月定例会議を行い、意見交換を実施しているところでございます。3.その他のモニタリング状況ですが、年に2回の窓口利用者アンケートを実施し、年に1回の入居者申し込みの対象者アンケートを実施しているところでございます。  続きまして、39ページをごらんください。  市営住宅B地区でございます。A地区と同様に良好な運営状況であると判断しております。
     40ページをお開きください。  こちらも、A地区と同様に現地調査等を行い、その他のモニタリング状況につきましても、同様のアンケートを実施しているところでございます。  説明は以上でございます。 109 向山宗子委員長 午前の審査はここまでとし、午後1時より再開いたします。  暫時休憩します。           =休憩 午後0時4分=           =再開 午後0時59分= 110 向山宗子委員長 委員会を再開いたします。  午前中の説明に対し、ご質問等はございませんか。 111 大石史生委員 所管事項の中の19ページ、駅周辺整備室のところです。九州新幹線の西九州ルートの問題で、幾つか質問をしたいと思います。  まず、鹿児島ルートの総事業費は幾らだったのかというのと、最短の時間短縮はどれくらいかということと、リレー方式にするということが決まっておりますけれども、その中でどの駅にとまっていくのかという部分、そこのところをちょっとお聞きしたいのですが。 112 芝長崎駅周辺整備室長 鹿児島ルートの総事業費ということでございますが、申しわけございません、私どもの方ではまだ今のところ把握しておりません。  それから時間短縮ということでございますけれども、現在、鹿児島-博多間が最速で1時間17分程度で結ばれておりまして、従前在来線の場合は3時間50分程度ということだったので、かなりの時間短縮効果があっているものと思われます。さらに、新大阪までは3時間40分程度で現在結ばれているということでございます。  以上でございます。 113 大石史生委員 長崎ルートのとまる場所は一応どこを想定されているのかという部分をお聞きしたいのですが。 114 芝長崎駅周辺整備室長 九州新幹線西九州ルートの停車駅でございますが、現在国土交通省の発表によりますと、停車駅等は具体的に発表されておりません。これは開業に当たりまして、JR九州のほうが決定することになろうかと思います。  以上でございます。 115 大石史生委員 わかりました。  次に、住宅の関係で、31ページ、住宅課に関して質問をしていきますけれども、1つ、伊王島の塩町団地の7棟なんですが、引越しした方がお風呂とかトイレの電気の配線は自分たちでやらないといけなかったというんですが、ここの4番にいろいろ改修工事だとかそういうのを書いていますけれども、基準がよくわからないんで、例えば、何年前につくられて、浴室は今までどおり従前やってきたものだから、そうするだとか。後は新しくできたものはそうするだとか、そういう基準がちょっとわからなくて、そこのところを明確にしていただけないかなと。 116 神近住宅課長 浴室の改修の件ですけれども、31ページに高島光町アパートB号棟というのが平成27年度にやっておりますけれども、最近お風呂は全部つけているのですが、以前は入居者の方で風呂と風呂釜をつけていただいておりました。そういうことで、設備として余りよくないんじゃないかというそういったお声もあって、お風呂がついていない市営住宅について、平成24年度から順次取りつけるようにしております。  今残りの設置があとまだ3,400戸くらい入居者の方が取りつけられたというのがありますので、そういったものを順次、市の方で取りつけていきたいと思っております。  以上でございます。 117 大石史生委員 順次取りつけていきたいということなんですけれども、今浴槽がないところに入居しようと思ったら自分で取りつけなければならないということになるのですか。 118 神近住宅課長 今大石委員がおっしゃったとおり、取りついてない住宅については入居者の方でご負担していただくというような形になります。 119 大石史生委員 同じ市営住宅なので、例えばそこに自己負担がかかってくるのかというところに入る人たちというのは相当気を使うと思うんで、その辺は順次改善していただきたいと思うのと、あともう1つ、先ほどの新幹線の総事業費、後でもいいので鹿児島ルートの分を教えていただきたいと思います  以上です。 120 中村照夫委員 みどりの課にお尋ねしますけれども、公園の指定管理者の管理費を教えてもらえますか。野母崎総合運動公園からこのモニタリングに書いてあるここ全部。 121 川原みどりの課長 順番は長崎東公園からよろしいでしょうか。長崎東公園から申し上げますと、管理委託料は年額8,138万6,581円になっています。長崎市総合運動公園でございますが、こちらは8,196万2,447円です。それから、野母崎総合運動公園でございますが、こちらは2,197万4,552円になっています。続きまして、稲佐山公園ですが、6,506万3,213円です。最後になりますが、長崎公園は2,420万2,800円になっています  以上でございます。 122 中村照夫委員 長崎公園ですけれども、2,420万円かけて一日平均10人、これどうするんですか。イベントをやったときでも大した人数いないでしょ。それから、立山公園は直営ですよね。これはどうするのですか。ずっと直営でいくんですか。今何人そこに職員はいるんですか。 123 川原みどりの課長 立山公園につきましては、職員は配置しておりません。維持管理等につきましては、シルバー人材センターの方に委託しております。指定管理にこれまでなった公園につきましては、以前職員、現業職を配置していた場所を指定管理としてお願いしているということで、要は以前、現業職が維持管理をしていたところを指定管理にしているということでございます。 124 中村照夫委員 シルバー人材センターへの委託費は幾らですか。 125 松永みどりの課管理係長 立山公園のシルバー人材センターへの委託料は、年間552万3,000円でございます。  以上でございます。 126 中村照夫委員 まず、長崎公園ですけれども、ここに便所が3つあるんですよ。要するに2,420万円というのは、人の来ないところの便所の掃除の費用じゃないですか。この前も取り上げた1メートルを超すような巨木が倒れましたよね。あんなふうに木が折れたり、その片づけとかそんなことが仕事でしょ。動物園も管理をしながら一日に10人しか来ない、便所は3つもある、こんなのに金をかけて立ち入り禁止の縄はあっちもこっちも張ってあるでしょ。入るな、入るなと。これはもっと何とかしないと。  立山公園は桜のときだけでしょ。来るのは3月から4月のそのときだけでしょ。立山公園の展望台があるけれども、港も視点場と言うけれども、港は全然見えないんですよ、木が茂りすぎて。こんなのはどうするんですか。もう、一括して、立山公園もここも一緒くたにしないと遊んでいるんじゃないんですか、指定管理。もう一体じゃないですか、立山公園と長崎公園は。これはどう考えているのですか。 127 吉田まちづくり部長 まず、長崎公園でございますが、今、入場者数ということで、指定管理の報告でお示ししておりますけれども、これにつきましては定量的にカウントできる人数ということで記載をさせていただいております。これは前年度との比較等がきちんとできるようにということでこういう数字を出させていただいているのですが、通常、一般的に日々公園に来られてご利用になられる方の全ての数までカウントしているわけではございませんので、数は少し少ないような感じはいたしますけれども、実数的にはこれよりも多いものと認識しております。  立山公園につきましては、実際、今まで現業のほうで公園の管理をしていたわけですが、人員が減ったということもありまして、今シルバー人材センターのほうに委託をしているといった状況でございます。これについてはなかなか手が届かない部分がございますが、少なくとも安全に、安心してご利用できるものとしては、最低限の管理はしているというところでございます。さらなる管理の部分については、先ほどご提案がありました展望台からの眺望等が実際、木で見えないんじゃないかとご指摘もございましたので、そこは改めて現地のほうを検証して、必要に応じて対応をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 128 中村照夫委員 シルバー人材センターに頼んでいるんだから、管理する者がおるんだから、視点場が見えないということがわからないということ自体がおかしいと思うんだけども。立山公園でも長崎公園と同じように、縄が張っているんですよ。遊具がさびついて、立ち入り禁止の立て札が張ってあるんですよ。長崎公園もそうだし、要するに、人が立ち寄れない状況なんですよ。だから、施設利用者3,900人はカウントが少なすぎると言うけれども、そうじゃなくて、入れないような状況なんですから、これこそまちなかの公園なんですから、もう少し何とかしてほしい。  それから、西坂公園、みどりの課で整備をしてもらったのだけれども、ゆっくり座るところがないんですよね。巡礼で外国人がよく来るんですよ。しかし、ベンチは2つぐらいあるけれども、ゆっくり座るところがない、資料館に行くのもわからないから、なかなか資料館にもお客さんが来ないという状況なんですよ。世界遺産の関係もあるから、整備をしたので、もっとここに人が入れるようにやらんといかん。そのためには、やはりNHKですよ。NHKは移転は決まっているという話じゃないですか。そしたら、早く話をしないと。駐車場もないんだから。あそこは駐車場にばっちりですよ。あそこのNHKの下には、駐車場をつくって、その上には観光センターみたいなのをつくって、レストランとかそういうものをすれば、もう少しあそこは人が集まれるようなところになるので、ぜひ部長にお願いしたいのだけど。NHKの跡地、問題はそういう動きがあっているわけだから、早く話し合いを進めてほしいと思いますけれども、この点についてどうでしょうか。 129 吉田まちづくり部長 NHKの移転の話でございますが、過去にそういう話があったということは私も承知しております。現時点における情報として、私の元に具体的なものとしてまだ届いていない部分もございますので、今後も状況を見守りながら、その分については適切に対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 130 中村照夫委員 私の情報はそういうことで、そんな古い話じゃないと思うけれども、ぜひ、そこら辺については調査をして、対応が遅れないようにお願いします。  以上です。 131 中村俊介委員 今の中村照夫委員からの展望台からの見晴らしの関係なんですが、以前の常任委員会だったか特別委員会だったかは失念しましたけれども、鍋冠山からも港が樹木でなかなかきれいに見えないと、当時そういう話が出まして、風致地区なのでむやみに伐採したり剪定したりできないのですよというご回答だったのですが、立山公園の展望台のエリアはどうなるのですか。あの辺も風致地区なのでしょうか。  1点だけお伺いします。 132 川原みどりの課長 おっしゃるとおり鍋冠山につきましては、風致であったり、あるいは保安林であったりとかの規制がございますけれども、立山の方はそういった規制はございません。私どももそういう意味では、維持管理が悪いということのご指摘だと思いますので、その辺は見えるように対応してまいりたいと考えております。 133 吉原日出雄委員 1点だけ、所管事項の17ページ、JR長崎本線連続立体交差事業の進捗状況です。これは完成が平成32年度となっていますが、平成32年の何月ぐらいを目途としているのか。それと進捗状況は平成27年度ベースで38%ということですが、現状の進捗状況はどうかということをお尋ねいたします。 134 芝長崎駅周辺整備室長 連続立体交差事業の完成時期ということでございますけれども、現在平成31年度の在来線の高架化を目指して、県のほうで事業を主体的に進められているところでございまして、若干おくれるということはお聞きしておりますが、そのまま平成31年度ということの発表は変わりこざいません。その後、連立の側道、取りつけ道路等を1年程度かけて工事をいたしますので、合わせまして平成32年度末ということになっております。  それから進捗でございますが、平成27年度末で38%ということで県のほうからお聞きしております。  以上でございます。 135 吉原日出雄委員 宝町から稲佐橋に行くあの道は何て言うんですかね、立体交差の逆。実は、昨日の夜、あの道が通行どめになりましたもんね。そしたら茂里町がめちゃくちゃ混むんですよ。要するに、茂里町の長崎新聞社、ブリックホールのほうにみんな行くわけですたいね。だから、これは一刻も早く完成を目指して努力していただきたいということで要望にとどめておきます。 136 山本信幸委員 駅周辺のほうでちょっとお伺いします。先ほどの連続立体交差の件なんですけれども、連続立体交差をした後の下の用地については、どういった使い方をするように今話があっているのでしょうか。 137 芝長崎駅周辺整備室長 連続立体交差の高架の下の使い方ということでございますけれども、基本的に駅舎部分につきましては、JRの執務室であるとか、設備、お土産屋さんみたいな商業施設、そういったものに使われるとお聞きしております。それに加えまして、国の要綱等によりましては、行政側が15%までは無償で借りられるということの協定がございますので、今後私どもといたしましても、その活用について検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 138 山本信幸委員 まだ検討をされるということで、1つ提案というか、長崎は非常に駐車場がないんですね。他都市に行ったときに、連続立体の下、駐車場で使われている事例が多々ございました。また、タクシーを駅の中に入れるのではなく外で待たせておいて後から入れる、呼ばれて入れるというパターンも待合所、待機所というような使い道をしている都市がございます。  そういう意味で、そのことも含めて、とにかく中央部に今駐車場がないということでの検討はしっかりしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 139 向山宗子委員長 ほかにありませんか。  それでは理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後1時22分=           =再開 午後1時24分= 140 向山宗子委員長 委員会を再開いたします。  次に、4.都市計画マスタープランの改訂についてから、8.空家等対策計画の策定についてまで、理事者の説明を求めます。 141 谷口都市計画課長 それでは、まちづくり部提出資料の44ページをお開きください。  続きまして、所管事項調査のうち、4.都市計画マスタープランの改訂につきまして、ご説明いたします。  なお、お手元の委員会提出資料に、まちづくり部別冊1)のインデックスが張ってございます長崎市都市計画マスタープラン概要版の冊子をお配りしておりますので、あわせてご参照ください。  また、この都市計画マスタープランの改訂のほか、今年度まちづくり部におきまして策定予定の計画などにつきましては、同じくお手元の委員会提出資料に基本構想・基本計画のインデックスが張ってございます基本構想・基本計画等作成調の3ページ及び4ページに、その概要等を記載しておりますので、あわせてご参照いただければと思います。  それでは、説明に入らせていただきます。  まず、1.人口減少・高齢化等を踏まえた「コンパクト+ネットワーク」の都市づくりの流れとしまして、国及び長崎市における動きを整理しております。  (1)最近の国の動向でございますが、記載のとおり、人口減少・超高齢社会に突入し、都市が抱える課題を乗り切るために、「コンパクト+ネットワーク」の都市づくりを進めることが必要であるとの考え方が示されております。このような背景から、平成26年5月に、都市再生特別措置法などが改正され、新たに立地適正化計画制度などが創設されております。次に、(2)長崎市における「コンパクト+ネットワーク」の都市づくりでございますが、先ほどご説明しました国の動きを踏まえまして、長崎市の都市計画の基本的な方針を示す1)都市計画マスタープランを改訂することとしております。また、この方針に基づいた計画となります2)立地適正化計画は、都市計画マスタープランの改訂に引き続き、今年度策定する予定であり、詳細につきましては、後ほどご説明させていただきます。なお、その右側の3)地域公共交通網形成計画につきましては、2)立地適正化計画の中で、将来を見据えた公共交通のあり方などを検証し、必要に応じて策定を検討してまいりたいと考えております。  45ページをごらんください。  次に、2.都市計画マスタープラン改訂の流れでございますが、かいつまんで申しますと、平成26年度から改訂作業に着手し、市民アンケートや庁内協議などを経て、素案を作成した後、中ほどになりますが、昨年12月には当委員会におきまして、素案の概要を説明させていただきました。その後、今年1月から2月にかけまして開催した地区別懇話会で出された意見などを踏まえ、今回の原案を作成し、本日、当委員会でご説明させていただいております。  46ページをお開きください。  次に、3.改訂の概要でございますが、まず、(1)都市計画マスタープランとは、市の都市計画に関する基本的な方針で、おおむね20年後、平成47年度における将来のまちの姿を見据えたまちづくりの方針を示すものでございます。この計画は、長崎市全域を対象とし、全市的なまちづくりの方針を示す全体構想、日常生活圏を考慮して長崎市を大きく4つに分けた地域における連携の方針を示します地域別構想、それとより身近な地区の将来像や目標を示す地区別構想から構成されております。  47ページをごらんください。  長崎市を取り巻く状況の変化について整理したものがございます。  まず、長崎市の人口でございますが、国の機関の推計では、現在の長崎市の人口の約42万9,000人が、20年後の平成47年には、約8割の約35万3,000人になることが予測されています。また、高齢化率については、現在が約3割で、既に超高齢社会になっておりますが、20年後には約4割となることが見込まれております。このような人口減少・少子高齢化が進む中、市街地は拡大してきており、また、厳しい財政状況が続くことが予想されております。  お手数ですが、再度46ページにお戻りください。  中ほどの(2)都市づくりの基本的な考え方でございますが、人口減少や少子化・高齢化の進行は、地域経済や市民生活に影響することが予想されることから、今後は経済活動の効率性の向上や地域活性化、生活サービスの維持向上、健全な行財政の運営等に対応する都市構造を構築していく必要がございます。このような課題を踏まえまして、都市計画の面から暮らしやすさを確保するために、都市づくりの基本的な考え方として、1つ目が都市機能の集約化、2つ目が地域をつなぐ公共交通のネットワーク化、3つ目が交流人口の受け皿となる都市環境の整備の3点を掲げております。  48ページをお開きください。  次に、(3)長崎市が目指す将来都市構造でございますが、先ほど説明した都市づくりの基本的な考え方を踏まえ、長崎らしい集約と連携の都市づくりを目指すために、(仮称)ネットワーク型コンパクトシティ長崎を将来都市構造として掲げており、この考え方につきまして、将来都市構造図を用いてご説明いたします。  図の中央に赤い丸印で示した部分が、浜町、市役所、長崎駅など含む市の中心部に当たり、高いレベルの都市機能が集積し長崎市全体を牽引する役割を担う地域として、都心部に位置づけております。  次に、都心部の周辺をピンクの帯状に着色した部分を、都市機能が集積し都心部と路面電車などの利便性の高い公共交通で結ばれた都心部のにぎわいと活力を支える地域として、都心周辺部に位置づけております。  さらに、地図の東部、南部、北部にそれぞれオレンジ色の丸で示した部分を、将来的にも都心部、都心周辺部を補完する商業、業務、行政、福祉などのサービスを担うべき地域として、地域拠点に位置づけております。  最後に、青丸で表示した部分が、各地区におけるコミュニティの中心に当たり、将来的にも公共交通により、都心部、都心周辺部、地域拠点との連携を図る生活地区に位置づけております。  49ページをごらんください。  先ほど説明しました将来都市構造図のイメージ図でございます。  現在の広域に広がった市街地、図で申しますと薄い黄色で着色した区域から、将来的には都市機能が集積した都心部や都心周辺部、地域拠点の周辺など、生活利便性が高い場所、図で申しますとオレンジ色で着色した区域へと、徐々に居住を集束していくイメージとなります。  以上が今回、改訂しようとする概要となります。  50ページをお開きください。  次に、4.都計審、市議会、地区別懇談会等のご意見により変更した主な内容について、ご説明いたします。  素案につきましては、昨年11月の都市計画審議会や12月の当委員会、またことし1月から2月に開催した地区別懇談会などで説明し、さまざまなご意見をいただきましたが、その中からご意見を反映させた主な内容を表形式で整理しておりますので、ご参照ください。なお、表の一番右端の概要版ページは、まちづくり部別冊1)のインデックスが張ってございます都市計画マスタープラン概要版のページとなってございます。  最後に、今後のスケジュールでございますが、恐れ入りますが、再度45ページにお戻りください。  フロー図の下段になりますが、本日ご説明しました原案につきましては、現在、県や隣接市町への意見照会や広く市民の皆様からご意見をいただくため、6月10日から7月11日までの期間でパブリックコメントを実施しております。8月ごろには、いただいたご意見等を踏まえまして、最終的な案を作成し、都市計画審議会に諮問し、ご承認いただけましたら9月の当委員会で成案について、ご報告させていただく予定としております。  以上が都市計画マスタープランについての説明でございます。  続きまして、資料の51ページをお開きください。  引き続き、5.立地適正化計画の策定につきまして、ご説明させていただきます。  まず、1.立地適正化計画とはでございますが、平成26年に改正されました都市再生特別措置法に基づきまして、積極的にコンパクトシティの形成を推進するために市町村が策定することができる計画で、居住機能や医療、福祉、商業等の都市機能の立地、公共交通機関の充実などに関して、都市全体の包括的な観点から策定することになります。  次に、2.策定の目的でございますが、長崎市では、今後さらなる人口減少や高齢化の進展に対応した持続可能な都市づくりを具体的に推進していくことが喫緊の課題となってございます。この課題解決に向けまして、都市計画マスタープランに示す20年後の将来都市構造の都市へと効率よく再構築していくために、あらかじめ居住及び都市機能を誘導すべき区域を示し、区域内への機能の誘導策を策定することが計画策定の目的でございます。
     次に、3.策定内容でございますが、この計画では記載のとおり、計画区域、計画期間、基本的な方針、居住誘導区域、都市機能誘導区域、誘導施設や誘導施策などを定めることになります。  53ページをお開きください。  立地適正化計画区域図でございます。  長崎市内におきましては、諫早市、時津町、長与町との2市2町で構成された長崎都市計画区域のほか、伊王島、高島、三和、琴海の5つの都市計画区域がございます。  今回、立地適正化計画を定める区域としましては、計画策定による誘導効果が高いと考えられる区域として、いわゆるDIDと称される人口集中地区が存在し、市街地拡大の可能性が高いとして、区域区分、いわゆる線引きがなされている図の赤枠で示した長崎都市計画区域を対象としています。また、計画期間は、都市計画マスタープランの計画期間に合わせて、平成28年から20年後の平成47年までとし、おおむね20年後の都市づくりを想定しております。  54ページをお開きください。  居住誘導区域と都市機能誘導区域のイメージ図でございます。  この図は、都市計画マスタープランで示す将来都市構造のイメージ図に、立地適正化計画で定める区域のイメージを重ねて表現したものでございます。図の青色の実線で囲んだ区域が居住誘導区域で、生活サービスやコミュニティが持続的に確保されるように、現在の市街地から徐々に居住を誘導すべき区域となります。なお、居住誘導区域は、図の灰色の実線で囲んだ市街化区域の内側に定めることとされております。区域設定の基本的な考え方としましては、1)のコンパクトな都市づくりの視点では、20年後に適正な人口密度となるよう市街地の範囲を設定するということ。2)のネットワークの都市づくりの観点では、公共交通機関が利用しやすい駅やバス停の近隣に居住を誘導していくということ。このほか、3)の災害防止や4)の環境保全、5)の産業基盤維持の観点から、居住誘導が適当でないと判断される範囲については、この区域から除くことを考えております。  次に、この居住誘導区域内において、医療、福祉、商業等の各種サービスの提供拠点となる、図でいきますと赤色の実線で囲んだ都市機能誘導区域を設けることになります。この都市機能誘導区域には、例えば、医療施設、商業施設などの誘導施設を位置づける必要がございます。  区域設定の基本的な考え方としましては、公共交通によるアクセス性や都市機能施設の集積状況等から、都市全体において各種サービスを効率的に提供できる場所と考えております。  今後、これらの基本的な考え方を踏まえまして、居住誘導区域と都市機能誘導区域の設定、既存施設の立地状況等を把握した上で、これらの誘導区域内への誘導が必要な施設、さらには国の誘導施策のうち、長崎市に必要な誘導施策の活用などにつきまして検討していくこととしております。  恐れ入りますが、再度52ページにお戻りください。  最後に、下段に記載の4.策定スケジュール案でございますが、現在、庁内関係部局との協議、調整や、関係する民間事業者へのヒアリング等を行っておりまして、夏ごろにはたたき台となる素案を作成し、市民説明会などを経て、秋ごろには原案の作成を予定しています。その後、原案に対するパブリックコメントを実施した上で、最終案を作成し、都市計画審議会へ諮問し、今年度中の策定、公表を予定しています。  なお、策定の段階においては、逐次、当委員会へもご報告させていただきたいと考えております。  私からの説明は以上でございます。 142 芝長崎駅周辺整備室長 続きまして、6.長崎駅舎・駅前広場等デザイン基本計画につきまして、ご説明いたします。  資料はまちづくり部別冊2)でございます。  1ページをお開きください。  まず、全体の概要についてご説明いたします。  1.目的でございますが、本基本計画は、長崎駅舎・駅前広場等のデザインの基本的な考え方をまとめたものでございます。  2ページをお開きください。  2.長崎駅周辺エリアデザインの検討体制でございます。この図は、長崎駅周辺エリアにおける都市デザインの検討・調整スキームですが、本デザイン基本計画は、3つの大きな四角囲みのうち、中段の長崎駅舎・駅前広場等デザイン検討会議にて策定しております。  3ページをお開きください。  3.長崎駅周辺エリアデザインのスケジュールでございます。上段の表をごらんください。平成25年度から平成26年度にかけて、青色の矢印で示すとおりデザイン指針を策定しており、これに基づき、平成26年度から平成27年度にかけて、赤色の矢印と赤囲いのとおり本デザイン基本計画を作成しております。下段の表をごらんください。今後は、本デザイン基本計画に基づき、鉄道事業者が在来線と新幹線駅舎の設計を行っていきますが、長崎市は、表の下段の太い赤線で囲んでおりますとおり、今年度から3カ年の予定で、駅前広場、多目的広場及び街路等の具体的な設計を進めていくこととしております。  4ページをお開きください。  長崎駅周辺のまちづくりにおきましては、実際に利用する市民の意見を計画に反映し、多くの市民が参画できる機会を設けることが重要でありますので、駅前広場などの設計や整備を進めるに当たり、市民参加の考え方をまとめております。具体的には今後、設計、工事、運用とステージが進む中、市民の意見を設計へ反映させる取り組みとして、黄色で示しております設計デザイン検討ワークショップを、施設の利活用の方向性と運用体制のルールを明確化する取り組みとして、オレンジ色で示しております利活用検討ワークショップを、市民と一緒に駅前をつくり、新しい駅前に対する愛着を育む取り組みとして、茶色で示しておりますモノづくりワークショップを行うこととしております。  続きまして、デザイン基本計画の内容についてご説明いたします。  6ページ、7ページをお開きください。  デザイン基本計画の構成でございます。  左側の6ページは、平成27年3月に策定した長崎駅周辺の都市景観の形成に係るデザイン指針であり、右側7ページには、この指針を踏まえ、駅舎、駅前広場、全体といった区分により、基本計画を策定しております。  (1)駅舎につきましては、来訪者を迎える大きなホーム空間の創出など5項目、(2)駅前広場等につきましては、駅周辺の大骨格となる象徴的な東西軸の創出など6項目、(3)全体に係るデザインにつきましては、駅周辺としてまとまりを感じることのできる風景の創出など2項目を整理しております。  8ページをお開きください。  まず、1)駅舎平面図でございます。図面左が駅の南側、長崎港方面であり、図面下が駅の東側、国道202号方面でございます。駅舎の屋根範囲につきまして、在来線を青色、新幹線を赤色で着色しております。中ほどに南東側から駅舎を見たイメージパースを掲載しておりますが、在来線、新幹線ともにホーム上から高架橋端部までを大きな一体的な屋根で覆う構造となっております。  次に、下側の2)駅舎断面図をごらんください。長崎港方面から駅舎を見た断面図となります。図面右が新幹線の駅舎、図面左が在来線の駅舎でございますが、通常の新幹線駅舎の屋根は、4本の柱で屋根を支える構造であるところ、今回の計画は2本の柱で支え、図面でお示ししているとおり在来線と一体となった広い内部空間をつくり出す構造となっております。  9ページをごらんください。  3)駅舎縦断図でございます。図面左が南側、長崎港方面であり、上の図が新幹線側の縦断図、下の図が在来線側の縦断図となります。2階レベルのホームからは、図面中央のエレベーターやエスカレーターで1階へおり、改札を通り、オレンジ色の四角で示しております駅舎コンコースを抜けて、駅舎の外へ出ることとなります。下のパースは、駅舎コンコースのイメージでございます。  次に、10ページをお開きください。  5)照明計画でございます。駅舎につきましては、魅力的な夜景の一助となるような照明計画を考えており、上段には照明の位置図を、下段には夜景のイメージパースを示しております。  11ページをお開きください。  駅舎デザインの基本方針としましては、右上の四角囲みにありますとおり、(1)大きなホーム空間の創出、(2)海への方向性を感じさせる空間、(3)海へ面した頭端駅の特徴を生かす、(4)港・街・山に向かう顔の創出、(5)長崎らしい素材・技術の活用としております。それらをどのような形でデザインに取り込んだか、駅前広場から見た駅舎の姿、ホームに立ったときの内部空間の様子、主な視点場からの駅内外の眺めなどについて、模型写真やイメージパースとしたものを載せております。  続きまして、駅前広場等のデザイン基本計画についてご説明いたします。  13ページ、14ページをお開きください。  まず、1)東西軸についてでございます。新しい長崎駅と国道202号とを結ぶ大きな歩行者動線を東西軸と位置づけております。東西軸は、駅とまちをつなぐ主動線であることから、歩行者動線をスムーズにつなぐこと、広い幅員や植栽などによる象徴的な軸性を演出することなど、記載の内容をデザインの方策としております。  14ページは、東西軸のイメージパースでございます。  次に、15ページをお開きください。  2)歩行者動線についてでございます。デザインの狙いは記載のとおりであり、歩行者動線を考慮した交通広場のレイアウトなど、記載の内容をデザインの方策としております。  16ページをお開きください。  駅周辺の歩行者動線のイメージでございます。赤色の矢印が地上動線、青の矢印が2階レベルのデッキ動線を示しております。民間の開発事業など未確定な部分がありますが、今後、この基本的な考え方をもとに、具体的な設計を進めることとしております。  次に、17ページをお開きください。  3)広場についてでございます。デザインの狙いは記載のとおりであり、互いに連携し、にぎわいを生む街の広場、駅の広場をつくりますなど、記載の内容をデザインの方策としております。  18ページをごらんください。  オレンジの太い破線で示した東西軸を中心に、図面下側の国道寄りには街の広場、その上の駅舎の前付近には、驛の広場があり、街の広場と連携しながら、にぎわいのある空間を形成します。そのほか、にぎわいや待合広場として、紫色でお示しした東西2カ所の東西高架前広場がございます。  次に19ページと20ページをお開きください。  ただいまご説明しました街の広場、驛の広場、東口高架前広場のイメージパース及び他都市における広場の写真でございます。  次に21ページをお開きください。  4)交通広場についてでございます。  デザインの狙いは記載のとおりであり、駅発着のバス、タクシーは駅の近くに集約配置するなど、記載の内容をデザインの方策としております。  22ページをごらんください。  改札を出た人々が、雨にぬれずに移動できる動線の案を水色で示しておりますが、今後、開発予定地の状況も踏まえ、詳細な検討を進めることとしております。  次に、23ページをお開きください。  交通施設の配置のレイアウト案を示したものでございます。まず、西口につきましては、在来線開通時と新幹線開通時、それぞれのレイアウトを考えております。上の図は在来線開通時で、東口交通広場は未整備となるため、西口には一般車の駐車場を設置しております。新幹線開業時には、下の図のとおり、東口交通広場が整備されるため、駐車場は東口に振りかえ、かわりに人のたまりの空間を設けることとしております。次に、東口交通広場につきましては、駅舎に近い方からタクシー、駅起終点型の路線バス、定期観光バス、一般車、団体バスと配置し、駅通過型の路線バスと路面電車は、現状どおり国道上での乗降としております。  24ページには、案2としまして、東口に駐車場を設けずに、一般車の乗降場のみを設けた案を載せております。駅前広場への導入機能及びレイアウトにつきましては、このデザイン基本計画をもとに、今後、具体的な設計を進めることとしております。  次に、25ページをお開きください。  街路についてでございます。  デザインの狙いは、記載のとおりでございます。25ページの下の図には、通りの性格や広場、たまりの空間を、また、26ページには、一例として、国道202号と都市計画道路浦上川線を結ぶ中央通り線の断面図及びイメージパースを掲載しております。  次に、27ページをお開きください。  6)ストリートファニチャー、具体的には照明、ベンチ、案内サイン等についてでございます。デザインの狙いは記載のとおりであり、長崎の歴史風土に根差し、時間の経過とともに魅力を増すような素材を用いますなど、記載の内容をデザインの方策としております。  次に、29ページをお開きください。  (3)全体に係るデザイン基本計画についてでございます。  駅舎や駅前広場等のデザインに当たっては、一体感のある風景の創出を狙いとする考えでございます。  30ページをお開きください。  世界新三大夜景にふさわしい印象的な光の演出をデザインの狙いとする考えでございます。  私からの説明は以上でございます。 143 向井まちづくり推進室長 続きまして、新大工町地区第一種市街地再開発事業に係る都市計画決定及び変更についてご説明いたします。  資料55ページをお開きください。  7.新大工町地区第一種市街地再開発事業に係る都市計画決定及び変更についてでございます。(1)事業の概要ですが、新大工町地区におきましては、現在、市街地再開発事業の取り組みが進められており、施工区域といたしましては、玉屋百貨店がある新大工町側の北街区と、国道34号を挟んだ菱興パーキングがある伊勢町側の南街区とを合わせました約0.7ヘクタールの範囲となっております。(2)これまでの主な経緯でございますが、平成26年1月に新大工町地区市街地再開発準備組合が設立され、その後も、計画の検討、合意形成に向け取り組まれ、平成27年7月に市街地再開発事業の決定と高度利用地区の変更に関しまして都市計画決定を行っております。  次のページにお進みください。  (3)都市計画の決定及び変更についてでございます。先ほど申し上げましたように、平成27年7月に都市計画決定を行っておりますが、その後、さらなる地域の活性化に貢献する計画へと検討が続けられた結果、新大工町周辺を含む中心市街地に不足する業務施設床を新たに伊勢町側に創出することなど、計画の見直しが行われました。  58ページをお開きください。  今回の計画変更に関する現段階のイメージ図でございます。  左側の北街区におきましては、地下1階に駐車場、1階から4階に店舗や事務所を、5階以上に共同住宅が予定されております。  南街区につきましては、これまで駐車場機能のみであったものを、計画の見直しの中で、駐車場の上層に新たに業務施設を設ける予定となっております。  56ページにお戻りください。  このような計画の見直しに伴いまして、今回3つの都市計画について変更と決定を行おうとするものでございます。1つ目が、ア.市街地再開発事業の変更でございます。  これは、先ほどご説明しましたように、中心市街地に不足する業務施設床を創出するため、南街区の主要用途に業務施設を追加するものです。それに伴いまして、2つ目が、イ.高度利用地区の変更でございます。これは、健全な高度利用を図るために、北街区と南街区のそれぞれの容積率を割り増すものでございます。また、3つ目のウ.地区計画の決定でございますが、高度利用地区の変更により割り増した容積率を地区内で配分するとともに、壁面線の後退や建築物の用途制限を行うことで、良好な都市空間の形成を図ろうとするものでございます。  このア、イ、ウの3つの決定と変更の具体的な内容につきましては、57ページをごらんください。  説明の順序が前後いたしますが、まず、ページの中ほど、イ.高度利用地区の欄をごらんください。高度利用地区の主な変更内容としましては、表の一番下、容積率の最高限度という欄がございますが、ここにおきまして北街区の700%を750%に、南街区の600%を650%及び400%を450%にそれぞれ50%ずつ緩和するものでございます。  次に、ページ下のウ.地区計画の表をごらんください。  今回の地区計画におきましては、表の下から2番目、容積率の最高限度の欄に記載しておりますように、北街区で利用可能な容積率を南街区に移転することで、全体としまして容積率の最高限度を700%に変更しようとするものでございます。また、あわせて表の一番下段に記載しておりますように、建築物等の用途の制限を定めるものでございます。  これらの高度利用地区、地区計画により定めた内容と整合を図りながら、ページの一番上段に記載しておりますア.市街地再開発事業の主な変更内容といたしましては、南街区におきまして、主要用途へ業務施設を追加すること、それに伴い駐車場台数の減、延べ床面積の増加、容積率を500%から700%に変更という内容となっております。  56ページをごらんください。  (4)今後の主な予定でございます。  ご説明いたしました都市計画決定及び変更につきまして、8月に都市計画審議会に付議いたしまして、9月に都市計画決定の告示を行い、その後、12月議会にて地区計画に伴う建築条例の改正案のご審議をいただく予定としております。また、準備組合におきましては、今年度中に市街地再開発組合、いわゆる本組合の設立を行い、平成31年度中の施設整備完了を目指して取り組まれております。  なお、59ページですが、今回の容積率の変更に関する概念図を添付いたしております。また、60ページから63ページにかけまして、今回ご説明いたしました地区計画の案を添付しておりますので、ご参照いただければと思います。  説明は以上でございます。 144 神近住宅課長 引き続き、資料64ページをごらんください。  8.空家等対策計画の策定についてご説明いたします。  (1)計画の背景と目的でございますが、適切な管理が行われていない空き家等が地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼしており、その対策として、空家等対策の推進に関する特別措置法が制定され、同法の第6条で空き家等に関する対策を総合的かつ計画的に実施するため空家等対策計画を定めることができると規定されました。これを受けまして、長崎市におきましても、空家等対策計画を策定することといたしました。(2)には、空家等対策計画を策定する際に定めるべき基本的な方針等の事項を記載しておりますのでご参照ください。(3)今後のスケジュールでございますが、8月下旬にパブリックコメントを実施した上で、9月議会で計画案を説明させていただき、長崎市住宅審議会へ諮り、10月の策定を目標に準備を進めているところでございます。  65ページをごらんください。  左側上段から記載しております空き家が発生する背景、本市の空き家の現状、空き家が引き起こす問題から導き出しました空家等対策計画の基本理念を、市民が安全で安心に住み続けられるまちをつくるため、防災、衛生、環境等の面で、地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼす空き家、特定空き家等にしないとともに、特定空き家等をなくすと定め、特定空き家等にしない、特定空き家等をなくすという2つの基本方針に基づき、個別の対策を検討してまいります。なお、本計画は関連計画と整合を図ることとし、計画期間は平成28年度から平成32年度までとしております。
     66ページをごらんください。  ページ左側に基本方針に基づき、現在検討しております個別対策の例を、また、ページの右側にこれまでの個別対策の実績を示しておりますのでご参照ください。  67ページには資料といたしまして、長崎市における住宅及び人口などの現状、68ページには特別措置法の概要、69ページには空き家等に関する施策を実施するための基本的な指針の概要を載せておりますので、あわせてご参照ください。  説明は以上でございます。 145 向山宗子委員長 ただいまの説明に対し、ご質問等はございませんか。 146 佐藤正洋委員 よく理解ができとらんものですから、駅前デザインのほうからちょっとお尋ねしたいと思いますが、これはパースなんかの具体的なものがあればわかりやすいんですけど、図で見てもよくわからんとですけど、そういうものはないんですか。写真とか図はありますから、大体こういうものかなという感じですけど、そういうものはないわけですね。  前のときもちょっと話をしたと思うんですけれども、電停への国道の横断、これが今は上からですが、今度は横断もするという話だったと思っていますが、この案ではどういうことになっているんですか。 147 芝長崎駅周辺整備室長 電車が国道を横断して長崎駅側に入るかどうかということだと思いますけれども、これにつきましては、平成20年に都市計画決定をいたしまして、トランジットモール線ということで、電車を長崎駅側に引き込むこととしておりましたけれども、その後、電気軌道との協議の中で、なかなか経営上引き込むことによる時間のロス等がございまして、電車の駅周辺への引き込みにつきましては、長崎駅を通過する利用者の方が大半であるということから、そういった方々の利便性が低下するということで、経営上の判断から断念したところでございます。  そして、国道202号を横断する歩行者の動線でございますけれども、現在、ご存じのとおり、国道202号は非常に交通量が多いところでございまして、デッキ、歩道橋レベルで反対側と接続しているところでございます。今後につきまして、現在、電停がバリアフリー化されていないということでございまして、先ほど申しましたとおり電停が現状のまま残るということに対しまして、その電停へのアクセス、バリアフリー化を図ることを非常に重要なこととして認識しておりますので、電停の北側について平面横断ができないかどうか、そしてそれができなくても、現在、南側につきましては、国道をエレベーター等で横断しておりますので、この横断歩道橋、それからデッキレベル、こういったものを活用しながら、平面、立体の両方から検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 148 佐藤正洋委員 それは23ページと24ページの図ということですか。そういうことですか。青が横断ということですか。そこら辺がよくわからんものですから、そう理解していればいいんですか。 149 芝長崎駅周辺整備室長 15ページをお開きください。  15ページの下のほうに2つ図面をおつけしております。左側が横断歩道を設置した場合の図面でございます。赤囲いをしておりますところが、電停の北側、横断歩道の設置の案でございます。  右側の図面は交通量の問題により、この横断歩道が設置できなかった場合、交通量が減るまでの暫定的な考え方といたしまして、現在の歩道橋を残した案ということで、2つの案をつけさせていただいております。  電停の南側には赤の引き出し線をつけておりますが、エレベーター、階段の設置によるバリアフリー化と考えております。  以上でございます。 150 佐藤正洋委員 左側が道路を横断歩道で歩いて渡ろうというような計画だと思うのですが、やはりこれだけの交通量があるところを歩いて、かなりの長さがありますよね、もっと恐らく広げなければならないんじゃないかなと私は思っていますが、これはやはり私は無理だと思いますよ。今でさえないのに、そこを歩いて渡れって。そして、それを渡れば、誰か言いよったけれども、信号が赤のときは車がとまらないといかんとだから一緒ですよと言う人もおったけど、それは私は違うと思うんですよ。こうしていけば、ここを歩行者が歩くときには右折、左折が絶対できないんですよ。そしたら詰まってしまうと、こういうこともあるし、最近は信号が赤で車がとまると思ったら大間違いで、アクセルとブレーキを間違ってどんどん行きよるんですよ。どこの交差点でもあっとるでしょ。それを今は渡っていない。少なくとも安全ですよ、安全面では。それをわざわざ危険が加味されるような、そういうことが想定されるような計画を私はすべきじゃないと思うんです。  全体がわかりやすいから23ページ、24ページを言ったんですけれど、安全面はやはり第一だと思うんで、まず、そこら辺について意見をお願いします。 151 片江まちづくり部政策監 委員ご指摘のとおり、1回で渡ればよいというものではないと思っております。やはり、渡る方の、使いやすいような動線でないとつくっても意味がないという考えを持っております。  ただ、この駅に関しまして、1階が駅の改札の出口となっている以上、そこから出てくるお客さんも1階でずっと広場を歩いて来られる。そこで到達したところから階段を登らずに向こう側に渡れれば一番よいという思いもあって、基本的には1階レベルでいければと思っておりますけれども、今委員がご指摘のようにいろいろな安全面に関することを初め、問題はあると考えております。  今回、私どもが考えなきゃいけないのは、一つは電停がバリアフリーになっていないということ、階段道でしか行けないということは解消しなければいけない。その中で、歩行者に関しても、安全に、特に高齢者の方、肉体的に弱者の方は早く渡るというよりは、自分のペースに合わせて安全に渡れるというのを好まれる方もいらっしゃるということを考えれば、全てを一つの施設で果たそうというのではなく、向こう側に渡る人で2階デッキレベルの動線があっていいと思います。平面的に電停のほうに渡れる方策があればそれはそれでよしなのですが、それがなかなか果たせないのであれば、少し施設面で窮屈なものになっても、それは電停の方へのアクセス、それはそれで考えていかないといけない形で、視点をただ単純に1階動線で渡せばよい、速やかに渡せばよいということじゃなくて、使う人が使いやすい動線を整備するという観点に立って、今後の設計の方にそういったご意見を反映させていきたいと思っております。  以上でございます。 152 佐藤正洋委員 ぜひ、使いやすいような、そして安全面に配慮して、それと、おりて下に来るわけでしょうけど、今もあるような広場も欲しいと思いますよ。今ある広場、2階の高架広場ですよ。そういったものもして、特によそと比べたら全体の敷地がないわけですから、もちろん緑とか何とかも必要でしょう。よそのように、芝生広場をとか何とかも、デザインを描く人は描かれるかもしれません。しかし、現実問題として、面積が全然よそと比較にならないように狭いわけですから、ぜひ、そこら辺は金をかけて、エレベーターとかエスカレーターとかつけて、電車利用者もそれを使って、健常者は階段を行ったりするでしょうから、そのためには電車の軌道を広げないといかんということが出てくると思います。電車を待つスペースを広げないとエレベーターがつけられんというものが出てくると思いますけど、そういったことはちゃんとして、金はかけてでもそれをすべきだと思います。  それから、書いてありますけれども、通路のところはこの前視察に行って、政策監もおわかりでしょうけれど、やはり屋根をつけて、金はかかりますけど雨をよける、強い日差しをよける、そのためにも屋根をしっかり確保して影もつくる、雨も遮ぎられるということで、ここは一番のところですから、駅前全体をそういったことで投資をしっかりして、顔ですから、ぜひそういう計画を持ってほしいと思いますけど、そういうわけにはいかんのでしょうか。金をかけられんということになるんでしょうか。 153 片江まちづくり部政策監 まず、ご意見の1点目、広場に関してですが、今の高架広場が大変いいところと悪いところがございまして、上に上がらないと使えないということと、駅前から駅前の商店街を見たとき、あるいは逆方向を見たときにどうしても視界の阻害になりまして、空間的にちょっと敷居のような形になるというのは以前からデメリットの面として言われてきたことでございます。  今回、私どもが駅前広場の整備の中で考えておりますのは、18ページの図面をご参照いただきたいと思うのですが、広場のゾーニング図ということで書いておりますけれども、そこの街の広場ということで、薄いピンクで丸で囲っているところがございます。これを今の高架広場の代替として整備をするということで考えております。ここは面積が大体6,000平方メートルぐらいございまして、それなりに空間のゆとりがあるもので、今の高架広場が果たしております、例えば修学旅行の方の集合場所であるとか、あるいはそういったところに使わないときにはイベントをやったりだとか、これから使い方を含めてこの広さの中で検討していけるものと考えております。  それともう1点目の通路、これはご指摘のとおり雨がかからず日も差さない中で目的地に行く、2次交通手段まで到達できるルート、これは必ずつくらなければならない、しかるべきところはお金をかけてと我々は考えておりますので、これにつきましては十分、今回の設計の中で反映できるようにきちんと私どもも指導してまいりたいと考えております。  以上でございます。 154 佐藤正洋委員 じゃ、高架広場はなかなかできんような話ですけれども、この18ページの赤の丸のところ、広場ということでしょうから、そこには屋根がかかるんですか。すっぽんぽんということですか。 155 片江まちづくり部政策監 そこに関しまして、実は先ほどワークショップ、市民の意見の取り込みということで少しご紹介させていただきました。整備する段階から使う方がそこにどういった機能を求めるのか。例えば当然屋根というのはないといかんのか、プラスアルファで電源が要るとか、水設備が要るとかそういったところを含めて、有効に使うのであればこういった設備こしらえがいるということを踏まえながら設計を進めていきたいと思っておりますので、そういった中でご意見を拝聴しながら、きちんと有効に使える広場としてつくり上げていきたいと考えております。  以上でございます。 156 佐藤正洋委員 私は要ると思うんですよ。今のかもめ広場だって使われてるじゃないですか。だからあれは使っているので、あれがすっぽんぽんだったら恐らく使えないですよ。計画が立たんですよ、イベントなんかをやろうって思ってもできんので。だから今のかもめ広場はよく使われておりますから、あのような使い方になればいいんじゃないかなと思います。  それから私が理解できないのが、観光バス、団体バスの駐車、送ってきたり待ったりするところなのでしょうけど、24ページの茶色のところ、これが一番交通量の多いところにこういったものを持ってこないといかんのか、西口の方にできんのかということが1つ。それから、普通の駐車場というのはどこにどれくらい確保してあるのか、そこら辺を教えてほしいと思います。 157 芝長崎駅周辺整備室長 まず、団体バス、図面で言いますと茶色の部分でございますけれども、この配置についてでございます。  この東口の交通広場につきましては、非常にスペースも限られているところ、どういった優先順位でこういった交通施設を配置するかと考えた場合に、まず第一には時間を優先されるためにタクシーであろうと、その次にやはり多数の方が利用される路線バス、起終点型のバス、そして次に定期的な観光バスといった優先順位で配置しているところでございます。さらに駐車場が必要だということで、この団体バスにつきましては他の交通手段と比べますとどうしても利用頻度といいますか、使われる時間帯が少なくなるのではないかという考え方をもとに、今ここに配置しているところでございます。これはしかしながら決定ではございませんので、今後そういったご意見を伺いながら、今年度から始まります設計の中で検討してまいりたいと思っております。もう1つ、駐車場の台数についてでございますが、すみません、駐車場の台数については書いておりませんが、現在の長崎駅の駅前広場、こちらには高架下も含めて約80台程度の駐車場が確保されております。  その利用実態としましては、その半分ぐらいが商業施設の利用になっておりまして、駅に利用のあるお客様は多いときで休日は4分の1程度という調査結果になっておりますので、そのあたりを踏まえますと、今後JRの開発予定地などにさらに駐車場が立地することも考えた上で、最小限30台程度ということで数字を出しているところでございます。  以上でございます。 158 佐藤正洋委員 台数の件はいろいろ専門家の方で計算してあっとでしょうけど、いずれにしても、長く駐車というか、それは別のところにあるわけでしょうから、取りあえず、一般の方の来る車、送り迎えとかいっぱいあるわけですね、普通の自家用車。これの駅前のところでの短時間の駐車、それから乗りおりの場所はかなりスペースが必要だと思うんですよ。もちろんタクシーと自家用車ですね。だからそういうことをしていきよれば、この団体の貸し切りバスをここに待たせておくといったらおかしいけど、あまりにももったいないなと思ってですね。それを西口の方にできないのかなと、振り分けができればもっといいし、ここら辺の路線バスの絡みもあるし、できれば1車線くらいふやしていくことが交通の渋滞緩和、そういったものにつながってきて、ひいては安全につながってくるんじゃないかなと思っておりますので、そこら辺もぜひ検討していただきたいなと思います。  以上です。 159 中村俊介委員 私も長崎駅舎のデザインについて、1点お尋ねをします。  今、ご説明を伺いながら資料を見ておりますと、この新たな駅舎というのは、周辺の環境との関係に配慮してあるとか、また新幹線もしくは在来線からおり立った方々が駅周辺の眺望を楽しむことができるといったようなコンセプトが主になっているような印象を受けて、それはそれでいいのですが、駅舎単体を見たときに、私の主観かもしれませんけど、これが長崎らしいと思うようなデザインになっているかどうかというところでちょっと疑問が残ります。  資料の中で長崎らしさとはどこだろうなと思って見ていると、大体長崎らしい素材、技術の活用というような言葉があるんですけれども、具体的に長崎らしい素材、技術というのはどういったお考えをお持ちか、それから以前の長崎駅周辺再整備特別委員会の中でも委員の皆さんから駅舎についても長崎らしさを出してほしいといって、種々アイデアが出ていたような気がするんですけれども、そういったところはまた今後盛り込めるような可能性はあるのでしょうか。 160 芝長崎駅周辺整備室長 この駅舎が長崎らしくないのではないかというご指摘でございますけれども、まずこの長崎駅が置かれた強み、それから特徴といたしましては、新幹線と在来線が双方に並んで両端が揃っている、南側に面した終着駅となる非常に大きな特徴がございます。そのため、南側には大きく開けた長崎港が見えることになります。  それから東西には稲佐山を初めとした山々、こういったものに囲まれたすり鉢状の焦点に位置することとなります。こういった立地的な長崎らしい風景、これを最大限に取り込むような、長崎らしさの取り込み方ということで、今回特に、新幹線部分につきましては、南側の風景を取り込めるような大屋根形式ということで現在設計を進めているところでございます。  長崎らしい素材ということでございますけれども、現在大屋根の素材としましては、膜を利用することとしておりまして、この膜といいますのは、非常にぼんやりとした明かりを取り込めるということで、室内は暑くなりにくく、しかも明るいという特徴がございます。この素材につきましては、県産品ということで今お聞きしているところでございます。  以上でございます。 161 中村俊介委員 今ご説明いただいて半分理解したような理解していないような感じなのですが、県産品というのは具体的にどういうことですか。 162 片江まちづくり部政策監 補足という形になりますが、長崎駅といいますのは、基本的に標準的なつくり方というのが決まっております。よく、いろいろなところで新幹線をごらんになりますけれども、鉄道・運輸機構といったところが国の予算を使ってやるという流れはどうしても標準設計というのがありまして、そこから大きくはみ出すことができないというそもそもの制約があります。  その中で、この長崎駅において、どう長崎駅らしさを出していくかってところは、素材で果たして出せるのか、これまで長崎らしさという言葉を使ったいろいろな施設ができましたけれども、結局のところ決定版として、これが長崎らしさだといったものをきちんと示しきれたものはなかったように、私は物としてはあったかなという感じがします。そういう中で、この長崎駅を長崎らしいものにするために、やはり先ほど室長が言いましたように、立地の条件をいかに強く来訪者の方に印象づけることができるのかといったところを設計すべきだと考えました。  そこで南側に県庁と県警がありますけれども、そこも間をあけて県は建てております。やはり、駅から南を眺めた風景が、女神大橋の方まで遮らずに見れる風景を観光で提供しようと、それと稲佐山を見たとき、町なかを見たとき、斜面地を見たときにも長崎に訪れたことを体感できるようなつくりにしようということで、この基本的な設計の考え方を置いたところでございます。膜につきましては、確かに県内に業者はございますけれども、膜を使った方策としては、広がりのある空間をより明るい空間にするためには鉄板で巻き立てるよりは、膜のほうがよかろうと、膜を使うことによって、稲佐山から見たときも黒々とした視界となるんじゃなくて、いろんな明かりがある中で、今全く明かりがないところに少し印象的な明かりを加えることができるのじゃないかということで、膜という素材を選定したという経緯がございます。駅についてのデザインの基本的な考えはそういったことでございます。  長崎らしい素材をどこに使うかといったことにつきましては、これから駅前広場、いわゆる市民の方が集う場所、こういったところに使う余地があるんじゃないか。こういったところに関してはいろんな方のご意見を聞きながら、この図面の中ではれんが的なことが強調されておりますけれども、これが決定したというわけではございません。ただ、確かにれんがというのは長崎らしい素材の1つでございます。こういったところをより広く、考慮に入れながら、よいものをうまく使って長崎らしい、人が集う空間に仕上げていこうというのが今回のデザインの考えでございます。  以上でございます。 163 中村俊介委員 ご説明ありがとうございました。ある程度理解いたしました。  恐らく、膜というと松山のテニスコートのようなものになるのかなというイメージも湧いたわけですが、いずれにしても資料の中にイメージ写真を添付されています。日向市駅とか東京ソラマチであるとかありますけれども、できれば全国画一的な、これはどっかで見たことあるなというようなものにならないように、今後いろいろとアイデア等々も考えながらよりよい長崎駅、新駅舎の建設を進めていただきたいと思います。  以上でございます。 164 吉原日出雄委員 長崎らしさ、例えば長崎だと異国情緒というイメージがありますよね。やはり何をアピールしたいのかというのがちょっと線が細いように感じます。だから、駅舎のガラスは全てステンドグラスを使うとか、先ほど中村委員が言われましたように、やはりよその駅にはない長崎らしさというのはコンセプトをきちんと決めて、長崎はこれをPRする、景観とか何とかじゃない、駅から出ないと見えないですたいね、ある程度場所を動かないと。それは次の問題として、まずは駅に着いたときのインパクトですよ。異国情緒をアピールするというのが私はそこが一番大事だと思いますよ。それについてどうでしょう。 165 芝長崎駅周辺整備室長 長崎駅におりたときの長崎のインパクトということでございますけれども、先ほども申しましたけれども、どうしてもインパクトと言いますと、長崎港の方向、女神大橋を望む海、ここに面した長崎の立地ということを大きなデザインのコンセプトに考えておりますけれども、委員ご指摘のとおり、ステンドグラスとかそういったものも異国情緒ある長崎の材質だと思っておりますので、今後ファサードでありますとか内部空間、こういったものを検討するに当たりまして、ひとつの材料にしていきたいと考えております。  以上でございます。 166 吉原日出雄委員 前向きに検討していただくことを希望します。 167 橋本 剛委員 何点かお伺いします。  ちょっとデザインの話がいろいろあって、本当にいいデザインになってほしいなと思っております。私も本当に長崎らしい、あっというものができたらいいなと思っていますが、一方で、どんなにいいデザインのものをつくっても、使いにくい駅舎であったら、何なんだ、あれと思われるんじゃないかと思います。  この駅のデザインをいつも見るたびに、常に思うのが、ものすごく、長距離を歩くということです。それは、楽しみながら歩いてもらうという話が仮にあったとしても、一方で、超高齢化社会と言われている中で、250から300メートルぐらい歩いてもらうということを前提に、全部組み立ててあるというのが、どういう超高齢化社会との整理でやられているのか。もともとは電車の引き込みというのがあって、直結するんだというところでそこを乗り越えておられたのかなと思うんですが、それが今、案になくなっている中で、どう考えておられるのか。あるいは、本当に電車の引き込みはないのか、ないんであれば、今の超高齢化社会において、これだけ歩いてもらうということはどう対応するのか。もしかしたら、今はやりの自動運転のカートみたいなのに乗せますとかいうのかもしれませんが、何らかのものが必要になると思います。どんなことを考えておられるのか、コメントをお願いします。 168 片江まちづくり部政策監 トランジットモール線、電車の引き込みに関しましては、駅舎が離れることに対する歩行者への支援という側面が確かにございましたけれども、もう一つは、駅の西側、浦上川のほうですが、これを駅裏にしないという目的が大きくございました。やはり、公共交通機関が行き渡っているところと行き渡っていないところでは、開発のスピードも違う、要は、土地の価値も差が出て、どうしても駅裏のほうは手当てが遅れるということになると、せっかく駅部の再開発したとしても非常に投資効果が上がらないとなりますので、駅裏を駅裏にしないという目的でまず電車があったと。ただ、やはり現実的にできるかできないかということを交通事業者と話す中では運行の頻度であるとか、実際のコストであるとか、いわゆる現状のサービスレベルが維持できるかといった問題の中で、経営上難しいという判断になって断念をしたという経緯がございます。ただし、今橋本委員がおっしゃいましたように、じゃ離れてしまった駅をそのままにしておくのか、長崎駅に来られる方はビジネス客もたくさんいらっしゃいますけれども、今後、ターゲットとなっていくのは観光客の方です。というと、やはり来られたときの第一印象がリピートにつながるかどうかが大事なところなので、この長い距離を、ガタガタした道を荷物を引いて歩いていただいて、2回目来ていただける好感触を持っていただければ、決してそうでなかろうと思っております。  首都圏で、通勤でいろいろなところを歩きまわる方は、それほどやむを得ないことと最初からわかっているので抵抗ないかもしれませんけれど、観光客の方は、やはりその辺は印象を悪くすることにつながるのではないかなと思っていますので、私どももこの200メートルちょっとの離隔については、歩行者支援施設とか、そういったものを、まずは歩きやすさ、先ほど佐藤委員から言われましたように、雨が降らない、日が差さないような歩行環境づくりにあわせて、何とか肉体的負担も軽減できるように手当てをしていかないと、やはりサービスとしては不十分なものになるんじゃないかなと考えております。  ただ、具体的にそれが何がベストかと言うと、まだ検討の途上でございます。例えば動く歩道とありますが、一概にそれを宛てがえばよいのかということになると、例えば健常者の方は問題なく乗れますけれども、体が不自由な方は急にスピードが変わりますので、逆につんのめるような形になってしまうかもしれないし、杖をついてらっしゃる方は先に杖のほうが取られてしまって、足元が怪しくなるということもあるかもしれません。そこは最初から決め込まずに、それこそいろいろな方のご意見聞きながら、また技術開発もありますので、今後本当にベストなものを選択して導入していきたいと考えております。  以上でございます。 169 橋本 剛委員 今のお話は二百数十メートルのところをどうするのかということはこれからの課題であると捉えてらっしゃるということで理解をします。そうであるとすれば、さっき言ったような新技術を使ったものというのも可能性はあるかもしれませんが、今の案で進んでいくと、例えばやはり電車の引き込みをやればよかったという話になるときに、絶対に対応できないような案になっているように思えます。  例えば、都市計画というのはもっと未来まで考えてつくるということであると考えてみれば、将来、ここに引き込みたいという場合に対応できるような余地を残した計画というのはそもそもできないものなのでしょうか。 170 片江まちづくり部政策監 本当に長い、超長期的な将来にわたってまで全ての可能性を閉ざすというようなことはすべきではないと思っております。それは時代が変わり、交通観が変わってくれば、今はできないことでもできるようになるという時代は来るかもしれません。やはり、そこにものがあっては何をどうしようとしても入れることができないとか、そういう致命的な工作物であるとか、構造物、こういったものをまずはつくらないということはやらないといけないと。そういった中で、現状でやはりできることの中でベストな選択肢をその都度考えて入れていく、ただ、それが可能となるような基本的なもののつくり方をしとかないといけないんじゃないのかなと考えております。  以上でございます。 171 橋本 剛委員 ありがとうございます。これに関連して、あと2つ。  1つは、電車の引き込みを最初は西口を駅裏にしないという発想でつくっていたんだけれども、調整がうまくいかなかったからやっていないということになると、ちょっと心配するのが、西口が駅裏側になってしまうということであれば、ここは市の方針では交流拠点にしようと進めておられるのだけれども、そこからの交通アクセスというのが当初予定していたよりもうまくいかなくなる、行きにくくなるということであれば、例えばここにいろいろやって来られた方がよそに行くのが非常に行きにくくなるんじゃないかというのが懸念の点として1つ。  もう1つはあわせて伺いますが、市民に対して、確かに何度も電車の引き込みに関しては断念、難しいという話が出ているんですが、一方で、25ページにあるように、トランジットモール線というような表現も見ているわけですよね。そうなると、多くの人たちが電車は難航しているんだけれども、最後は通るさと思ってらっしゃる方が非常に多いと思います。  本当にもしそうでないということであれば、電車は来なくて、そこまでは歩いて行かないといけないんだと、歩きかどうかはわかりませんけれど、別の手法でやらなければならないんだというのをもっとはっきり打ち出さないと、ちょっと先の時点で、実はトランジットモール線は随分前からもうできなくなっていたんですと言ったときにまた爆発して、そんなはずじゃなかったんじゃないかとなることを懸念しているんですが、その点はどう対応される予定なのか、お聞かせください。 172 芝長崎駅周辺整備室長 まず、西側の交流拠点施設の用地に対するアクセスということでございますが、やはり電車が入らなくなりますと、こちら、先ほど申しました200メートル程度の距離、それ以上になりますので、アクセスは非常に悪くなります。  そういった中で、今後といたしましては、例えば23ページの図面の中で、西口のほうの赤で示した路線バスというような今バスベイの切り込み案、図面でお示ししていますが、これはまだ決定したものではございません。しかしながら、これまでもバス事業者とは協議を進めてきておりまして、今後、バス事業者がこの立地などを見ながら、こちらのほうに路線として参入していただければ、電車は無理になろうともバスによるアクセスが可能となるのではないかと考えておりますので、今後とも、バス事業者とは協議をしていきたいと考えております。  それから、トランジットモール線が非常にまだ宙ぶらりんになって、わかりにくいのではないかというご指摘でございますが、今年度の早い時期にもおっしゃるとおり、ここを一般街路化しまして、電車が入る特殊街路ではないという都市計画の変更をかけてまいりたいと思いますし、そのことについて一般に周知を図ってまいりたいと思っております。  以上でございます。 173 橋本 剛委員 いずれも早い時期に、それも幅広くやっていただかないといけないと思います。  それともう1つ、今バスの話がありましたが、バスの件についてもう1点だけ。これは、観光客じゃなくて市民が長崎駅を使う場合というのを考えてみますと、北部の方々というのは、長崎駅を使う機会がふえると思います。それは、今、特急かもめは浦上駅にとまって、長崎駅にもとまっていますが、これが全部浦上駅にはとまらずにまっすぐ長崎駅に入ってくるので、浦上駅を使って博多に行くという人たちが、長崎駅まで行って乗らなければいけないということになると思います。そう考えたときに、今まで浦上駅で乗りおりしていた方は長崎駅まで行って乗るという長い距離を行く上に、この絵で見ますと、南向き通過型バスというのはどちらの案でも今の交通会館前あたりでとまって、そこからこれで見ると、どういうルートかわかりませんが、平面なのか高架なのかわかりませんが、ちょうど交通会館を渡った辺りから道路を渡って、そして東口の方にずっと移動していくということで、今まで特急を使っていた方々というのはものすごく長い距離を、多分足し上げたら300メートルは超えると思うのですが、行かなければいかなくなって、市民の利便性というのはものすごく落ちると感じます。  恐らく、バス事業者と交渉して、駅発着の便をつくって、括弧東口と書いてあるようなところに着くんですということなのかもしれませんが、ただ、その便がものすごくふえるということはなかなかないということを考えてみると、北部から行くとき、駅に行くためにずっとバスを待って乗るか、あるいはいつも使っている路線バスでおりると今度はものすごく長い距離を歩くかのどちらかを選ばないといけなくなって、浦上駅以北の人からすると、非常に使いにくいなという感じがする駅になりかねないと思いますが、その点、どうクリアしていこうと思われているのか、ご見解をお願いします。 174 芝長崎駅周辺整備室長 路線バスの利便性についてでございますけれども、現在、この図面の案として考えておりますのは、現状で駅前広場に入っております起終点型の長崎駅で乗降されるバスについて、この場所を一番直近で確保するということで、現状の利便性を確保することからこういった配置にしておりますし、現在長崎駅を通過型のバスと言いまして、長崎駅構内に入らないバスにつきましては、国道202号沿いで乗降をするという現状をベースにした案でございます。  委員ご指摘のとおり、今後バスの再編等もある可能性もございますけれども、まず、どういった形で市民の方の利便性、バスの目的地へ行くための利便性が向上するかといったことにつきましては、今後ともバス事業者と合わせまして、一体となって協議をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 175 橋本 剛委員 最後になりますが、電車の引き込みはなくなる、200メートルくらい距離が遠くなる、そして、浦上駅がなくなって北部の人はアクセスしにくくなる、こういったことが、この駅がもし担うということになると、いいデザインをせっかくつくっても、それは使いにくい駅になりかねないと思います。  ここをどうクリアしていくのかというのをぜひとも早急にやるとともに、市民に対してこうなっているよとのいうのをもっと幅広くアピールしてほしいと思います。  以上です。 176 山本信幸委員 都市計画マスタープランについてお伺いします。  都市計画マスタープランで今回、ご紹介が入ってきているんですが、なかなか具体的なやつがまだまだ見えてこない状況で、マスタープランの中で用途地域、これを具体的にマスタープランの中で入れて変更する意思があるかどうかその辺だけちょっと聞かせてもらえますか。 177 谷口都市計画課長 都市計画マスタープランにつきましては、将来20年後の長崎の都市づくりの基本的な考えを示すというところで策定をしておりまして、今委員がおっしゃったように、その基本的な方針を示した具体的な方策として用途を見直していくというそういった具体的な方策もあろうかと思いますけれども、今のところマスタープランの中にはそこまで書き込んではいないところであります。ただ、別冊でお配りしました概要版の16ページに本編の資料でもお配りしておりますけれども、魅力ある商業・業務地を形成していくということで、大きく1)の都心部から4)の生活地区まで掲げている中で、都心部・都心周辺部、この地域拠点の中に高度な都市機能を誘導していく中では、一つの処方としてそういった用途の見直しとか考えられますけれども、この都市計画マスタープランで示した考え方に基づいて、そういった具体の方策は進めてまいりたいと考えているところです。 178 山本信幸委員 今、おっしゃられたとおりだと私も思うんですよ。全体観があって、それを示していく、ただ、その全体観があってそこを示していくときに、実は今おっしゃられたように20年後を考えてらっしゃるということでございました。20年後の長崎を考えたときに、どうしてもそこに誘導していくのは、民間をどうやってそこに誘導していくのか、今現在、変わっていっているまちを20年後どういうまちにしようと思っているのかというのは、そこに出ていくので、都市計画マスタープランの中にそれは書かないと言いつつも、ある程度どこかには具体的に示さないと、どうしても今現在そこがネックになって、ひっぱりきれないところがあるのも事実なんですよ。そういう意味で、余りにも具体的なやり方を私は言っているので、非常にそこに違和感を感じるかもしれませんけど、そういう意味で、20年後このまちをどうするのかと考えたら、どうしてもそこの1つの具体的な民間をそこにどうやって誘導していくのか、民間のどういう部分をこのまちに誘導していくかというのは、どうしても切っても切り離せないという部分がございます。それと、立地適正化計画がそこに重なって、立地適正化計画で何をどこに誘導していくかという部分とも重なってくるという部分がございますので、今言った用途地域については立地適正化計画なのか、都市計画マスタープランなのか。実は、富山に行ったときに、富山は都市計画マスタープランの中で、いわゆるまちの中に集めて、そこに対して50万円までの補助を出すとか、そういうイニシアチブまで都市計画マスタープランの中である程度出して、それを変えない形で立地適正化計画に今のせようとしているとお伺いしております。  そういう都市もございますので、ある程度明確にする分も含めて、どうやって誘導するか、これについては考えながらいかないと、立地適正化計画にじゃ、どうやってのせるか、あまりにも具体性がなくて、誘導するとは書いてありますが、どうやって誘導するのですかと、どうまちを考えているのですかと、余りにも見えないところがあって、今までと変わらない。20年後は余り変わらんよということになってくるので、その辺ももう少し明確にしていただければと思います。  また、交通体系にも立地適正化の部分でございますけれども、立地適正化計画の交通体系の中に、実は51ページの立地適正化計画の策定についてということで、公共交通の利用の促進ということで書いてございました。ここには、自家用車の利用が困難な高齢者等の移動を確保と書いてございます。そしたら確保するのはいいですが、じゃ20年後はこういった形で確保できるのですか、今までも何十年もかかって斜面地の交通機関は確保できてませんよね。それをどう確保するのか、全然具体性がないので見えないんですよね。そういうところも含めて、今後詰めていくんでしょうから、そういうところをもう少し具体的にしていかないと、今までのようにバスを回す、タクシーを回すと言うだけで本当にいいんですかと。斜行エレベーター、垂直エレベーターといろいろなものが昔ありましたけれども、そういうものも含めてするんですかとか、そういうものももう少し具体的に入れていかないと、20年後と言われても見えないと思います。そういう意味で今後の計画の中にぜひ入れていただければと思います。 179 片江まちづくり部政策監 委員がおっしゃるのは、やはり漠然とした総括的なことを書いてても、時はすぐたちますので、具体的な目標がないと人はなかなか動いていくことができないんじゃないか、それがあってこそのまず総括的なプランであり、それが個別に動くということじゃないだろうかというご指摘だったと思います。  確かに今言われますように、言葉だけで書くのは簡単なんですが、やはりこの具体的なプランということになりますと、例えば今、富山のことが参考として出されましたけれども、私も見させていただきました。やはり富山というのが、そもそも中心市街地活性化を推進して、ああいった形に今政策をしてきているのは、余りにも広くなりすぎて、しかも自動車依存度が長崎よりもはるかに高くて、どうしても広がりすぎてしまった都市を何とかしないといけないと本当に喫緊の課題があると。しかし、振り返って長崎を見ると、路面電車が中心軸を通って、バスも走っている。それなりに人が使う施設というのは沿線状に配置されているということで、いわば富山が目指そうとしているところが、ある程度は出来上がっている状況もあるのかなと思っております。ですから、当然、具体的なものに対するアプローチについても、富山とはほかの方法があってしかるべきで、実際に動かせる土地がどこかといったところをまず見定めて、そこに何を持ってくれば10年後、20年後の市民にとっていい役割を果たすような土地になるのか、施設になるのかという考え方で、今それを考えて、それを踏まえた上で、こういった言い方はちょっと語弊があるかもしれませんけれども、全体計画の中で、そこに筋道を描くような形でプランを練りあげるというのが1つの方策ではなかろうかなと思っております。  ですから、まず、全体があって、それから考えるということじゃなくて、やれることは並行して考えながら、ゴールを見定めて、そこに集約化していけるような形の総合計画なり、個別のプランなりを今、双方に関連させてつくり上げていくという状況になっているんじゃないかなと私は思っておりますので、まちづくりという観点で、そういったことが果たせるというところがあれば、そこはやはり計画づくりを待つことはなく、それはそれとして、プランニングとかそういったものは並行して考えていくということは大事な視点じゃないかなと考えております。  以上でございます。 180 山本信幸委員 ぜひ、よろしくお願いします。  今、ココウォーク周辺、また城栄町の商店街周辺、例えばココウォーク周辺は、人が住んでいなかったところがマンション化して、そこに人が住むようになりました。まちの形は変わっております。  また、城栄町商店街付近については、近隣商業であったものが、ほとんど住宅地と化しております。そういった現状はずっと変わってまいります。そういう変わったところを、まちはどう進めていくのか、誘導するのかをやってくださいとお願いしているところでございます。
     次に、駅周辺のデザインの件で1点だけ。例えばデザインの資料の15ページでございますが、今、計画はどうしても駅の中だけでございます。駅の対面側の商店街との問題がございます。これはまちづくりで今後詰められると思いますが、そういうところは街灯も含めて、駅の中のデザインとあわせて、商店街と一体化していただきたい。16ページにたくさんの動線網を、正面の商店街側にも動線を点線で、地上動線とか入れてらっしゃいます。こういう動線がある以上は、そういう動線網が形状としてあった路線をそこにしっかりと書いていただければと。  それと、中心軸として、今センターに地上で先ほどから横断歩道に落として結ぶということでございました。ちょうど、16ページに姫路市のデッキの写真がございます。私は姫路駅を見に行きました。姫路駅はデッキで前面側の商店街と一体となっている。また既存の地下道とも合わせて一体となっていると、前面はトランジットモールという形になっております。  長崎駅の場合は、そこ自体が二、三百メートルもあるので、姫路でいうトランジットモール自体が実は前面の広場ぐらいの規模がございます。そうなってくると、それも含めて下で地上で結ぶというのも1つの案だし、やはり従前のデッキをどう改良していくかというのも1つの案なのかなというのは姫路を見て思いました。エスカレーターで結んでありました。屋外型のエスカレーターを常時動かして、それで乗れるように、またはエレベーターも設置してありました。そういう意味で、それも1つのバリアフリー化なのかなと思いますけれどもいかがですか。 181 片江まちづくり部政策監 駅周辺の土地利用をうまく使っていくためには、やはり2階動線というのは必要だと思っております。確かに、改札から出たところが1階なのですが、しかしながら、現状、国道から渡ってそのまま広場に降りずにいろいろな建物にアクセスできる動線はこれまでいろいろな駅を見ましたが、非常に建物そのものも有効に使えますし、利用者の方も利便性が高いと感じました。そういったことで、今後16ページでデッキ動線と書いてありますけれども、基本的に2階動線もこの駅の中で整備していくべきだと思っておりますので、そういった考え方で、動線、1階レベル、2階レベルといったところをうまく相互に関連して、便利な歩行者動線になるように検討を進めていきたいと考えております。  以上でございます。 182 山本信幸委員 ぜひ、よろしくお願いします。  あと、空家等対策計画の64ページでございます。空き家対策でいろいろな条例も変更してやられるということで、非常に全般的な空き家対策ができるのかなと思っております。  この中で一番気になっているのが、空き家になったときに、敷地の適正管理、これが一番問題に私はなっていると思っております。空き家になった時点で、その敷地自体が管理できずに、水路が葉っぱや雑草で埋まると、それであふれた水がその石垣を崩し、その石垣が災害を受けやすい状態になって、それで災害が起きて、民地災害が起きる、民民災害が起きるという可能性が今非常に空き家になることで高くなっていると思います。そういう意味で、計画の中に、敷地の適正管理という部分もしっかり考えていただきたいと思いますがいかがでしょうか。 183 神近住宅課長 先ほどの、危険空き家を解体した後の敷地の処理と言いますか、管理と言いますか、それもありますし、既存の老朽危険空き家の管理、そういった敷地全体としての管理、こういったあり方のことについても、計画の中にどういった管理のやり方だとか、周知の方法だとかそういったものを含めて、この対策の中に盛り込んでいきたいと思います。  以上です。 184 山本信幸委員 ぜひ、その部分については盛り込んでいただきたいと思います。  部長にちょっとお聞きしたいのですが、これだけ空き家の事業が、また危険老朽空き家も含めてございます。これ実は、まちづくり推進室とか、住宅課、建築指導課とか、同じ部内なのにばらばらなんです。これ、ワンストップ化して、どこかにまとめるといったことをしていかないと、事業的にこういう計画ができ上がってくると進みにくいのじゃないかと思うのですが、将来的な話、これが今回出てきたので、どう思ってらっしゃるのかなと思ってお聞きしたいのですが。 185 吉田まちづくり部長 空き家につきましては非常に幅が広くて、現在、対応している部分については、本当に危険な空き家の除却から空き家の活用の部分まで、非常に幅広い側面がございます。例えば、空き家の解体等についても、まちづくり推進室で行っている部分、建築指導課で行っている部分、それぞれございますけれども、それぞれについて微妙に意味合いが違っていたり、あるいは取り扱えるエリアが違っていたりというところがございます。本来は、目的があってやっているわけですけれども、市民の皆様から見たら同じ空き家ということでございますので、当然ながらそこの一元化というのは重要な課題だと思っております。  現状としては、同じ部になりましたので、それぞれの課が同じ情報を持っておりますので、自分のところじゃなかったら次の紹介ということで、同じフロアにあるということもございますが、直接的に今大きく影響しているのかといったらそこまでの状況はないのですが、今まさに空家等対策計画を策定しようかとしている中で、やはり一元化というのは1つの大きな課題だと思っておりますので、今後に向けては集約関係等はしていきたいと考えております。  以上でございます。 186 山本信幸委員 こういう事例がございました。建築指導課に行ってお話を聞いて、まちづく推進室は同じフロアでよかったのですが、それ以外の話になったときに、住宅課に行かないといけないと。別の棟でございまして、その場所がわからんという話もございました。部が一緒なのですが、長崎市の場合はある課の場所が、どうしても庁舎の問題で、離れてあちこちにあります。そのような意味で、一元化ということを意見として話をさせていただきました。  以上でございます。 187 中里泰則副委員長 長崎駅のことに関してです。電車の引き込みとか、屋根がついた通路のこととかは私もそこは同じような思いでありますので、そこは皆さんが言われましたので、ちょっと細かいこと1点だけですが、長崎駅の所管事項調査に関する資料の18ページで、長崎らしさというところで、海の眺望広場というところを載せていますけれども、振り返れば長崎は終着駅ですから、線路が見えるわけですよね。今の長崎駅のホームというか待合室から線路が見えるわけです。正面から新幹線や在来線を見るというのは終着駅でしかない眺望ですよね。そこはもう少し売りにしたらよいのではと思うんですよ。特に、鉄道ファンというのは、特別な景観というのはかなり引かれるところがあって、そういった人たちも呼び込めばたくさん来るのではないのかなと思うんですよ。ですから、駅から海が見えるという発想もよいのですが、線路が見える、正面から新幹線が見えるというか、そういったところをもっと強く押したらいいんじゃないかなと思うんですけれども、どうでしょうか。 188 片江まちづくり部政策監 貴重なご意見ありがとうございます。確かに、おっしゃいますとおり、私ども、一般市民の目線から見れば、外が見えるというのはどうしても頭に思い描くところなのですが、これだけ、かなりの額でもって、鉄道愛好家の方々の市場があるということを考えれば、頭端駅でしか味わえない空間の魅力というのは、実はホームを見返ったときの風景にあるということも言えると思います。  もう1つは、都市部に、例えば、天神町のところでトンネルの坑口が出ますけれども、ああいった市街地の中の中段で、トンネルが急に口を開いて、そこから線路が出入りするという風景もなかなかこれはほかのところでは見ることができない風景だと思っております。  ですから、今後設計が煮詰まって、あるいは設計の中でそういったこともきちんと反映させた上で、いろいろな売り方と言いますか、アピールの仕方というのは出てくると思いますので、そういったところはとにかく、何とか駅をアピールして、いろいろなことに波及効果を及ぼしたいと思っておりますので、大変貴重なご意見だと思っていますので、十分設計の中で検討させていただきたいと思っております。 189 向山宗子委員長 ほかにありませんか。  それでは、まちづくり部所管事項調査を終了いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後3時7分=           =再開 午後3時10分= 190 向山宗子委員長 委員会を再開します。 〔陳情活動について協議を行った。その結果は 次のとおりであった。 1 国土交通省九州地方整備局、九州旅客鉄道 株式会社、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整 備支援機構及び西日本高速道路株式会社九州支 社 (1) 陳情項目  ア 道路事業に関する要望  (ア)道路事業の予算確保について  (イ)道路事業の整備促進について  イ 街路事業に関する要望  (ア)街路事業の予算確保について  (イ)街路事業の整備促進について  ウ 港湾整備事業に関する要望  (ア)松が枝国際観光船埠頭の整備促進につ     いて  エ 社会資本整備総合交付金に関する要望  (ア)都市再生整備計画事業の予算確保につ     いて  (イ)都市計画道路事業等の予算確保につい     て  (ウ)長崎駅周辺土地区画整理事業の予算確     保について  (エ)都市公園事業の予算確保について  (オ)市街地再開発事業の予算確保について  (カ)公営住宅建替事業の予算確保について  (キ)下水道事業の予算確保について  オ 九州新幹線西九州ルートの整備促進に関    する要望  カ 九州新幹線西九州ルートの整備促進と事    業実施時の地元業者活用等に関する要望  キ 九州横断自動車道(長崎IC~長崎多良    見IC)の整備促進と事業施工時の地元    業者活用等に関する要望 (2) 実施時期 平成28年8月3日 (3) 要望者 向山宗子委員長、中里泰則副委員        長及び関係理事者 (4) 要望書の案文については、正副委員長に一    任する。 2 上京陳情 (1) 陳情項目  ア 道路事業に関する要望  (ア)道路事業の予算確保について  (イ)道路事業の整備促進について  イ 街路事業に関する要望  (ア)街路事業の予算確保について  (イ)街路事業の整備促進について  ウ 港湾整備事業に関する要望  (ア)松が枝国際観光船埠頭の整備促進につ     いて  エ 社会資本整備総合交付金に関する要望  (ア)都市再生整備計画事業の予算確保につ     いて  (イ)都市計画道路事業等の予算確保につい     て  (ウ)長崎駅周辺土地区画整理事業の予算確     保について  (エ)都市公園事業の予算確保について  (オ)市街地再開発事業の予算確保について  (カ)公営住宅建替事業の予算確保について  (キ)下水道事業の予算確保について  オ  九州新幹線西九州ルートの整備促進に     関する要望 (2) 実施時期 平成28年8月4日 (3) 要望者 向山宗子委員長、中里泰則副委員        長及び関係理事者 (4) 要望の案文及び要望先については、正副委   員長に一任する。〕 191 向山宗子委員長 これをもちまして、本日の委員会を散会いたします。           =散会 午後3時22分=
     上記のとおり委員会会議録を調製し署名する。  平成28年8月10日         建設水道委員長 向山 宗子 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...