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  1. 長崎市議会 2016-03-03
    2016-03-03 長崎市:平成28年建設水道委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前9時59分= 向山宗子委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから建設水道委員会を開会いたします。  それでは、きのうに引き続き第13号議案「平成28年度長崎市一般会計予算」の審査を行います。  まず、第2款総務費第1項総務管理費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 2 本田土木部長 それでは、初めに、追加資料として提出しておりますA3の表がございます。建設局予算一覧(所管別)というA3の追加資料がございます。この分についてご説明いたします。  こちらには、建設局が計上しています予算額について部ごとに取りまとめておりまして、表の縦の欄、中ほどに平成28年度を1)、平成27年度を2)、それから、前年度と比較した増減を、それぞれ所管別に款項目ごとに記載しているものでございます。  各所管の予算額につきましては、予算説明書に記載されておりませんので、この表をご参照いただければと考えています。  なお、表の右端には、記載箇所がわかりやすいよう、行に番号を振った数字を記載いたしております。よろしくお願いいたします。  それでは、第2款総務費第1項総務管理費のうち、土木部所管分についてご説明いたします。  予算説明書は112ページから115ページまででございます。  112ページをごらんください。  112ページ中ほどに、第6目財産管理費、予算額20億2,371万7,000円のうち、土木部所管分につきましては、先ほどのA3の表、追加資料の5行目に記載しております2億440万円で、前年度に対して30万7,000円の増となっております。  内容といたしましては、予算説明書の115ページ、説明欄の中ほどに記載しております3.事務費、1.財産管理費事務費4,524万9,000円のうち440万円及び5.【単独】用地取得費、1.用地取得費2億円でございます。  この用地取得費につきましては、事業用地の買収に伴い、地権者の方から代替地の要望があった場合などに緊急に対応するものでございます。  土木部からの説明は以上でございます。 3 池田建築部長 第2款総務費第1項総務管理費のうち、建築部所管分ついてご説明いたします。  予算に関する説明書は112ページから115ページでございます。  112ページをごらんいただきたいと思います。
     第6目財産管理費でございますが、予算額20億2,371万7,000円のうち、115ページの2.財産管理費の8.旧丹馬住宅解体費、予算額8,350万円が建築部所管でございます。  これは、香焼地区の旧丹馬住宅について、客船建造支援の一環として三菱重工業株式会社長崎造船所に貸し付けることとしておりましたが、平成26年7月に、住宅の老朽化が予想以上に進んでおり、多額の改修経費がかかる見込みであることなどを理由に借り受けない旨の申し出があったため、除却しようとするものでございます。  引き続きまして、建築部提出の資料に基づきまして、住宅課長より説明させていただきます。 4 山口住宅課長 建築部提出の委員会資料に基づきご説明させていただきます。  資料の1ページをお開きください。  財産管理費、旧丹馬住宅解体費、予算額8,350万円ございます。  1の事業概要でございますが、既に用途廃止し、老朽化している住宅の除却を行うものでございます。  2の除却する住宅の概要でございますが、この旧丹馬住宅は香焼地区に昭和46年3月に建築されました市営住宅で、築40年以上を経過し老朽化が進んでいたことから、同じ町内の本村地区に市営住宅を新たに建築し、平成26年5月に住民の皆様の移住が完了しております。  その後、市営住宅として用途廃止を行い、ただいま部長がご説明いたしましたとおりの経過におきまして、三菱重工業株式会社長崎造船所へ貸し付けないこととなったため、平成27年度当初予算において、除却の予算を計上しておりましたが、国庫補助事業の内示減により先送りをいたしまして、平成28年度で除却しようとするものでございます。  2の除却する住宅の概要ですが、2階建ての住宅11棟60戸と集会所1棟及びガスボンベ庫でございます。  3の事業費内訳及び4の財源内訳でございますが、ごらんのとおりでございます。  2ページには、旧丹馬住宅の位置図を掲載しておりますので、ご参照ください。  私からの説明は以上でございます。  次に、都市計画部がご説明いたします。 5 吉田都市計画部長 第2款総務費第1項総務管理費のうち、都市計画部所管のものにつきましてご説明いたします。  都市計画部所管のものは、第7目企画費と第14目街を美しくする運動推進費でございます。  まず、第7目企画費でございます。  予算説明書は114ページから117ページでございます。  A3版の資料、予算一覧は35行目でございます。  予算説明書114ページの予算額5,103万9,000円のうち、都市計画部所管分は、A3縦の表の35行目に記載しておりますとおり453万4,000円で、前年度の当初予算額に対しまして45万9,000円の減となっております。  内容といたしましては、予算説明書117ページの説明欄、4.都市連携費の1.長崎・天草航路運営費補助金355万9,000円と5.土地対策費の1.土地利用規制対策費97万5,000円でございます。  長崎・天草航路運営費補助金は、特に天草と長崎間が文化的、経済的に交流が深く、観光面からも航路の重要性が高いことから、その運営費の一部を支援するものでございます。  また、土地利用規制対策費につきましては、国土利用計画法に基づく土地取引の届出調査等に係る事務費でございます。  次に、第14目街を美しくする運動推進費でございます。  予算説明書は124ページでございます。  予算額1億731万3,000円のうち、都市計画部所管分は、A3縦の表36行目をごらんいただきたいのですが、8,848万6,000円でございます。  予算説明書の125ページをごらんいただきたいと思います。  説明欄でございます。1.緑化推進費8,848万6,000円で、前年度の当初予算額に対しまして109万9,000円の減となっております。  なお、第14目街を美しくする運動推進費の詳細につきましては、みどりの課長から都市計画部提出の委員会資料に基づき、ご説明させていただきます。  私からの説明は以上でございます。 6 岩永みどりの課長 第2款総務費第1項総務管理費の内容について、都市計画部提出の委員会資料に基づきご説明させていただきます。  1ページをお開きください。  第14目街を美しくする運動推進費、花のあるまちづくり事業費、予算額は7,827万8,000円でございます。  1.概要でございますが、四季折々の花を市街地の主要な観光ルートなどの道路花壇に植栽することで、安らぎと潤いのある生活環境の創造と魅力的な観光都市づくりを図り、また、自治会などボランティア団体と協働し、道路花壇や公園などに植栽を行うことで、地域の環境美化を図るものでございます。  2.事業内容でございますが、本事業においては、中心市街地における道路花壇やフラワーポットへの植栽及び維持管理を業務委託により行い、また、そのほか地域における花壇につきましては、植栽及び維持管理を自治会などの団体によるボランティア活動により行っていただいております。  (3)主な実施予定箇所といたしましては、中心市街地における市道の道路花壇は記載のとおりでございます。  2ページをごらんください。  2)のフラワーポットの設置箇所、それと3)には各行政センター管内の主な花壇、4)には5月末から6月中旬に開催する、ながさき紫陽花まつりにおけるアジサイの装飾場所を記載しておりますので、ご参照ください。  次に3ページの(4)花き育成・管理につきましては、道路花壇の植栽業務や地元自治会のボランティア団体が地域の道路花壇・公園花壇などへ植栽する花苗を、農業センター及び障害者施設及び自治会と連携しながら育成・管理し、配布するものでございます。  3.財源内訳につきましては表に記載のとおりでございます。  4ページをごらんください。  4ページは、中心市街地における主な道路花壇やフラワーポットの位置図を、また、5ページから6ページには、各行政センター管内の主な花壇の位置図を記載しておりますので、ご参照ください。  次に、資料の7ページをごらんください。  ばらチャレンジ事業費でございます。予算額は100万円です。  1.概要でございますが、まちぶらプロジェクトの一環としまして、居留地である東山手、南山手エリアに、より多くの人々が訪れ、楽しめるまちとなるよう、洋館の施設内の庭園や通り沿いの公共空間に、バラを植栽するものでございます。  また、地域住民やボランティア団体等に参加を呼びかけ、園芸講習会を開催するなど、民有地においてもバラを育てていただき、地域ぐるみでバラの花で楽しめる空間を創出しようとするものでございます。  2.事業内容でございますが、(1)から(4)に記載のとおり、洋館施設内の庭園や通り沿いの公共空間及び民有地へのバラの植栽、さらには、平成27年9月に、まちぶらプロジエクトとして認定を受けた海星学園への園芸講習会の開催などを予定しております。  (5)全体計画でございますが、事業期間は、平成25年度から平成29年度を予定しており、平成28年度の植栽箇所につきましては、オランダ坂沿線及びオランダ通り沿線などの公共空間または民有地を予定しております。  3.財源内訳につきましては表に記載のとおりでございます。  次の8ページには、植栽の実施予定箇所の位置図を記載しております。  また、9ページには状況写真を掲載しておりますので、ご参照をお願いします。  説明は以上でございます。 7 向山宗子委員長 これより質疑に入ります。 8 大石史生委員 旧丹馬住宅の取り壊しの後に、これはどういう計画になっているのかなと、ひとつ教えていただきたいと思います。 9 山口住宅課長 跡地の活用につきましては、実はこの地域が地すべり防止区域というところになっております。資産経営室と協議を行っているところでございますけれども、跡地の売却の可能性は今のところ極めて低いということで、現在これをどのように扱うかというのを検討しているところでございます。  以上でございます。 10 大石史生委員 わかりました。それと、先ほど出てきた、街を美しくする運動を推進費ですね。ここも、香焼の安保地区の花壇1カ所というのが出ていて、これを見たら予算が減っているんですけれども、この予算が減った理由というのは何なんでしょうか。 11 岩永みどりの課長 安保地区の花壇につきましては、これまでもやっているんですけど、予算が減っているところは、ばらチャレンジ事業費で主に予算が減っておりまして、街を美しくする運動推進費ではおおむね横ばいということでございます。  以上でございます。 12 大石史生委員 香焼のチューリップまつりに関連するものなんですけれども、自治会の皆さんが大体100人から200人ぐらい集まって球根を植えたりとか、あと除草作業をしたりとか毎年やっているんですけれども、去年の時点で私が聞いたときは、予算が削られてチューリップの球根も2列ずつ植えていたのが1列ずつしかできなくなったといった声をお聞きしているんですよ。こういうやっぱり地域の人たちがかかわって一生懸命盛り上げようとしている事業に関しては、予算を減らすというようなことは極力避けていただき、逆にふやすような立場で頑張っていただきたいと思うんですが、その点についていかがでしょうか。 13 岩永みどりの課長 今ご指摘の件につきましては、実行委員会で植栽されている部分をおっしゃっているかと思いますけど、その実行委員会の分はこちらの今ご説明したお話とは違う予算の話でございまして、私どもが今やっていますのは、実行委員会でされている、道路を隔てて対面のところに、市でやっている700平方メートルの箇所がございます。そちらのほうのお話を今ご説明申し上げたところです。  以上です。 14 大石史生委員 ちょっと場所が違うかもしれないんですけど、このばらチャレンジ事業の9ページの写真を見る限りでも、やっぱり自治会の人たちが地域を盛り上げようと頑張っているのがありありと見えるじゃないですか。こういったところに関しては、所管が違うだとかそういう問題はあるかもしれないけれども、やっぱりそこに光を当てていくべきだと思うんですよ。だから、所管が違うからというのはちょっとですね、それは残念な回答ですけれども、これに関しては、もっと力を入れてほしいと強く申しておきたいと思います。 15 山本信幸委員 今の大石委員の関連なんですが、道路附帯の道路花壇の話なんですけど、今、年に2回していただいております。その間、どうしても草が生えるわけですね。その管理をどうするとかと言うたら、いや、今ちょっと年に2回ぐらいしかできんからということでお願いをしているところなんですけど、やはりこういうことは今お話もありましたけど、地元でも抜いたり管理もしておるんですけど、予算をもう少しつけてでも、せっかくやっていって、花のあるまちづくり事業費なんかもつけているわけですから、もっとこういうことには予算をつけてやるべきですよ。管理のほうにしっかり手を回していただきたいと思いますよ。そうしないと、現状として草が生えて見苦しいんですよ。その分について、じゃ、どうするかというと、いつも予算のなかとかそんな話になるわけですから、これはやはり予算をもっとつけていただきたい。そんなかかる話ではないのでですね、この分の予算なんて、いかがですかね。 16 岩永みどりの課長 今ご指摘の件について、道路花壇等で花を植える時期、年2回終わった後に、その間のところに草が生えてきて、みっともないと。地元の人たちも草を抜いてもらったりはしているけれども、もうちょっと適正な管理をというお話でございます。  ご指摘のとおり、我々、管理が行き届かない分はあったということで、今後ご指摘の部分について、管理適正するよう努めてまいりたいと思います。  以上でございます。 17 山本信幸委員 わかりました。一応そういった形で、ぜひこれは予算をふやして進めていただきたいと思います。  また、先ほどの建築部の旧丹馬団地の件なんですが、地すべり地帯で考えていないと、今後、検討していくということ。逆に、そういう現状、地すべり地帯の土地を、市営住宅として今まで放置しておったのかと。逆の問題のほうが重要ではなかったのか。それを今後、またそれをリフォームか何かして貸そうと考えておったとかと。そのこと自体がやはり問題ではなかったのかと思います。どのような状況やったんですか。 18 山口住宅課長 先ほどの説明はちょっと言葉足らずで申しわけございません。地すべり防止区域地すべり危険箇所ということで指定はされておりますけれども、県の防災工事は一応終わってはおります。ただ、指定の廃止というのはないということと防災工事というのはある程度範囲が決められているということがあって、その全体にどういう保護がなされているかというところはちょっと疑問であるというぐらいの話でございます。  以上でございます。 19 山本信幸委員 そうであるならば、もう県の工事が終わっておって、ある程度安定したというのが明確でございます。そうであるならば、やはり跡地の活用というのが今後重大な課題でございますので、早急に検討すべきだと私は思います。そうしていかないと、これは検討課題だけで残って跡地はそのまま更地で置いておくのかという話なので、何か別のものに使えないのかというのを、逆に県の工事が終わっていてそこは安定しているんだということであるならば、その分の検討を早急にすべきではないかと思います。 20 武次良治委員 花のあるまちづくり事業費、先ほどから、もっと予算の増額をという意見が出ていますけれども、7,800万円の予算の内訳、どのような形で使われているのか、人件費に変わっているのか。また、この資料の中で(4)で花き育成・管理ということであるんですが、育成・管理し、配布すると。こういうようなお金の流れはどうなっているのか。その辺教えていただけますか。 21 岩永みどりの課長 花のあるまちづくり事業費の予算の内訳、管理の方法ということです。  1ページをごらんください。  1ページの道路花壇というところで、16路線記載しております。これにつきましては、花の苗の植栽であったり、あるいは水やり、そういう管理を業務委託しまして行っております。この予算が約1,600万円ということでございます。  次に、2ページのフラワーポットにつきましては11カ所でございますけれども、これも花苗の植栽であったり、あるいは水やり、そういうもので委託をしております。これが約1,000万円ということで計上しております。  それと、3)の行政センターのところの花壇でございます。ここにつきましては、香焼地区から琴海地区まで7地区ございます。ここについては、先ほどの香焼地区の安保であったり、あるいは琴海の花園であったり、そういうところは委託させていただいておりまして、そのほかは、地元の管理で、ボランティアで地元の人たちがたくさん花を植えられていると。そういうことで、ここの委託費としては主に360万円ほどを計上しております。ただ、(4)に出てくる花き育成・管理というのがありますけど、ここで使った苗とかを配付しているということでございます。  それと4)の紫陽花まつり、ここは路線の8カ所のところです。アジサイポットを植えまして、その購入費、あるいは紫陽花まつりが終わった後に、公園とか道路とかそこにアジサイを植栽するのにトータルで1,400万円ほど計上しております。  あと、花き育成・管理は花苗をつくるものなんですけれども、下の4カ所で花苗を生産しておりまして、これが約900万円ほどと、おおむねそういう内訳でございます。  以上でございます。 22 武次良治委員 ありがとうございます。今の説明からすれば、7,800万円からもっとおつりがいっぱい来そうな感じがしておるんですが。  それと育成・管理、配付するというここの900万円ということなんですけど、これ買い上げということになるんですか。 23 岩永みどりの課長 花き育成・管理の900万円は買い上げではなくて、委託で生産をしているということでございます。  それと、差額のところでございます。この予算のほかに、公共花壇のデザイン講習会であったり、あるいは今申し上げたもののほかにフラワーポット等の土壌改良材とか、あるいは肥料であるとか、そういうものの購入費、需用費で1,300万円ほどあります。  そのほか、育成・管理の適正なものの燃料費であったり、あるいは公共花壇デザインコンクールというのをやっているんですけど、その印刷製本費、そのほか光熱水費、そういうものがございまして、トータル、予算の7,800万円ほどということでございます。  以上でございます。 24 武次良治委員 大体わかりましたけれども、ちょっと気になっているのが、その育成・管理、配布ですよね。ここの中に、長崎市農業センターということで上がっておるんですが、これは市の施設ですよね。そこにもやっぱり委託費を払うんですか。それと、ほかとの兼ね合い。  また、この三和町というのは土井首の三和町、どのあたりになるのかなと思って、私が知らなかったものですから。 25 岩永みどりの課長 3ページの(4)の花き育成・管理、戸石町(長崎市農業センター)というのがございます。これについては、長崎市の土地で、ハウスも長崎市のものでございます。そこに、地元自治会にお願いしてポットに種を植え込んで、水をやって育てていくと。そこまでの花苗の育成という委託をしております。  それと、三和町のところは、海星グラウンドの手前のところにあって、そこの委託は、福祉施設の出島福祉村というところなんですけど、そこに育成を委託しているところでございます。  以上でございます。 26 武次良治委員 大体わかりました。ただ、この辺を上手に活用することによって、花苗というのをもっともっとつくれないのかなという疑問ですね。  それと、委託費としてほとんど使われておると。結局、植栽と水やりということなんですけれども、これにほとんどが占められておるようじゃ、果たしてその目的といいますか、この概要の中でも、自治会等ボランティア団体と協働し、というようなことが表に出ておるわけですけれども、余りこの辺を感じることがないわけですよね。合併7地区ではボランティアというようなこともあっておるみたいですが、三和地区のほうで余りそれも期待できないのかなとかいろいろあるわけなんですね。その辺を上手に工夫をしながら、予算をより効率的にし、植栽場所を広げていくとか、あるいは今、年のうち2回ぐらいでしょう。結局されていないときが多いんですね。これではやっぱり、逆に道路を通りながらでも花壇だけがあって花は咲いていないということでは、何かそっちのほうばっかりが目につくといいますか、そういうようなところもなきにしもあらずという気がいたしておりますので、努力をしていただきたいなと。予算を大幅に増額というのは厳しいかと思いますけれども、そういった上手なやり方を考えていただければ、より広げていただくことができるんじゃないのかなと思いますので、一応要望をしておきたいと思います。  それと、参考までにですが、今、三和町という町は土井首にあります。だからそこかなと思ったんですよ。説明からいったら旧三和町ですよね。だから、合併7地区の中では三和地区という表現を使いながら、ここでは三和町と、整理していただきたいなと。あそこはちなみに宮崎町といいます。 27 岩永みどりの課長 失礼しました。宮崎町のほうに植栽しています。すみません。  それと1つ、道路花壇等のご指摘が今ありました。確かに、道路花壇等について今委託が主になっていまして、あるいはフラワーポットも委託している箇所がたくさんございます。これにつきましては、やはりご指摘のようなところもあります。ただ、基本的に道路が非常に交通量も多いところで危ないであるとか、あるいは自治会等の活動と結構離れている部分とかもありまして、そういう委託を今やっていると。今後、そういうところも修正できる部分は修正しながら、頑張っていきたいと思っています。  また、このほかに、自治会等にたくさんあちらこちらに、花苗、ポット等を配付して植えていただいております。そういう中で、長崎市、あるいはその自治会が協働して、本当に花のあるまちづくり事業について取り組んでいるところが現状でございます。  説明は以上でございます。 28 向山宗子委員長 ほかにありませんか。
     それでは、質疑を終結いたします。  次に、第2款総務費第3項戸籍住民基本台帳費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 29 吉田都市計画部長 第2款総務費第3項戸籍住民基本台帳費第2目住居表示費につきましてご説明をいたします。  予算説明書は140ページ、141ページでございます。A3版の資料、予算一覧は38行目でございます。  予算説明書141ページ、説明欄の1.住居表示費でございますが、これは、住居表示の実施に要する経費で、予算総額は234万2,000円、前年度当初予算額に対しまして4万4,000円の減となっております。  主な内容といたしましては、つつじが丘地区など、設置後20年を経過し、古くなった街区表示板396枚の取り替え業務委託等を実施するものです。  説明は以上でございます。 30 向山宗子委員長 これより質疑に入ります。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時36分=           =再開 午前10時38分= 31 向山宗子委員長 委員会を再開いたします。  次に、第4款衛生費第3項上水道費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 32 金子業務部長 ご説明の前に資料の確認をお願いします。  一般会計の議案書、上下水道局作成の委員会資料の2部でございます。よろしくお願いいたします。  まず最初に、議案書の予算に関する説明書の206ページ及び207ページをお開きください。  第4款衛生費第3項上水道費第1目上水道費のうち、207ページ説明欄の1.繰出金、1.水道事業会計繰出金11億4,247万3,000円についてご説明いたします。  説明は上下水道局作成の委員会資料でさせていただきますので、委員会資料の1ページをお開きください。  まず、1.概要でございます。  この繰出金は、地方公営企業の経営の健全化を促進し、その経営基盤を強化することなどを目的としたものでございます。具体的に、水道事業会計が支出する経費のうち、水道料金収入を充てることが適当でない経費、例えば水源開発や耐震化事業などについて、国が定めた繰出基準などにより一般会計から水道事業に対し繰り出しを行うものでございまして、繰出基準による繰出金については、一般会計の歳入である地方交付税等において一定考慮されることとされております。  次に、2の財源内訳についてでございますが、事業費11億4,247万3,000円に対し、繰出金の財源は地方債9億6,620万円、一般財源が1億7,627万3,000円となっております。  次に、資料の2ページをお開きください。  ここには、繰出金の内訳について、項目ごとに前年度当初予算と比較した表を掲載いたしております。  まず、上段の補助金でございますが、1番目の企業債利息は、内容として、国庫補助の対象となった水源開発に係る事業、簡易水道再編推進事業として実施している水道施設統合整備事業、旧町地区の簡易水道事業に係る企業債の償還利息に対し、繰り出すものでございます。  次に、2番目の児童手当につきましては、水道事業会計職員の児童手当に要する経費の一部に対し、繰り出すものでございます。  この結果、補助金の合計は、計1)に記載いたしておりますとおり、4,900万6,000円となり、前年度に比べ387万1,000円の減となっております。  次に、下段の出資金でございますが、1番目の未給水地区無水源簡易水道事業は、平成27年度から着手しております琴海・桜谷地区の飛地区域簡易水道事業につきまして、国庫補助対象事業費の3分の1を繰り出すものでございます。  次に、2番目の基幹水道構造物の耐震化事業及び3番目の水道管路の耐震化事業につきましては、耐震化事業のうち、該当する事業費の4分の1を繰り出すものでございます。  4番目の企業債償還金は、先ほど補助金の企業債利息の欄でご説明いたしました事業に係る企業債償還元金に対し、繰り出すものでございます。  最後に、市町村建設計画に伴う事業は、市町村建設計画に伴う事業である水道施設統合整備事業の財源となる合併特例事業債部分を一般会計で借り入れ、水道事業会計に繰り出すものでございます。  この結果、出資金の合計は、計2)に記載のとおり10億9,346万7,000円で、前年度に比べ4億190万1,000円の増となっております。その主な理由といたしましては、水道管路の耐震化事業の5,170万円の増や市町村建設計画に伴う合併特例事業に要する経費の3億1,550万円の増によるものでございます。  以上により、補助金及び出資金を合わせた水道事業会計への繰出金の合計は、一番下の段に記載いたしておりますとおり、11億4,247万3,000円となっており、前年度に比べ、3億9,803万円の増となっております。  説明は以上でございます。よろしくご審議のほどお願いします。 33 向山宗子委員長 これより質疑に入ります。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時43分=           =再開 午前10時44分= 34 向山宗子委員長 委員会を再開いたします。  次に、第6款農林水産業費第1項農業費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 35 金子業務部長 一般会計予算のうち、集落排水事業に係る分についてご説明いたします。  議案書の予算に関する説明書は212ページ、213ページをお開きください。  第6款農林水産業費第1項農業費のうち、上下水道局所管分についてご説明いたします。  第3目農業振興費のうち、213ページ説明欄の4.農業金融対策費の4.農業集落排水事業水洗化資金利子補給補助金7万7,000円、5.農業振興費負担金・補助金の7.農業集落排水事業水洗化促進費補助金104万円。  214ページをお開きください。  第4目土地改良費のうち、215ページ説明欄の3.繰出金の1.生活排水事業特別会計繰出金(農業集落排水)2億9,432万8,000円でございます。  内容につきましては、上下水道局作成の委員会資料で説明させていただきます。  委員会資料の3ページをお開きください。  農業集落排水事業水洗化資金利子補給補助金でございます。  1.概要でございますが、これは水洗化するための資金を金融機関から借り入れた方の利息負担分を軽減し、農業集落における生活環境の改善、公衆衛生の向上及び農業用水の水質保全を図るものでございます。  2.事業内容、3.財源内訳は記載しておりますので、ご参照ください。  次に、資料4ページをお開きください。  農業集落排水事業水洗化促進費補助金でございます。  1.概要でございますが、これは、経済的な理由から水洗化が困難な世帯に対しまして、排水設備工事費の一部を助成することで、農業集落排水区域内の水洗化率の向上を図るものでございます。  2.事業内容、3.財源内訳を記載しておりますので、あわせてご参照ください。  次に、5ページをごらんください。  生活排水事業特別会計繰出金(農業集落排水)でございます。  これは、生活排水事業特別会計の農業集落排水事業分における維持管理費等を賄うため、一般会計から繰り出しを行うもので、歳出4億2,197万6,000円に対しまして、使用料等の歳入1億2,764万8,000円で賄うことができない分を補填するものでございます。  農業集落排水事業に係る繰出金につきましては、水洗化の促進などにより歳入の増加を図るとともに、効率的な運営により歳出を抑制するなど、極力その縮減に努めてまいりたいと考えております。  次に、債務負担行為についてご説明いたします。  恐れ入りますが、予算説明書にお戻りください。338ページ及び339ページをお開きください。  下から2番目の農業集落排水事業水洗化資金利子補給は、平成28年度に新規に借り入れを行った方に対する利子補給補助を、以後5年間にわたって行うための限度額、期間等を設定しております。  説明は以上でございます。よろしくご審議のほどお願いいたします。 36 向山宗子委員長 これより質疑に入ります。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、第6款農林水産業費第3項水産業費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 37 金子業務部長 第6款農林水産業費第3項水産業費第2目水産業振興費のうち、上下水道局所管分についてご説明いたします。  まず、議案書の予算に関する説明書の224ページ及び225ページをお開きください。  225ページ説明欄の2.漁業金融対策費の6.漁業集落排水事業水洗化資金利子補給補助金6万8,000円、3の水産業振興費負担金・補助金は227ページをお開きください。説明欄の5.漁業集落排水事業水洗化促進費補助金78万円及び4.繰出金の1.生活排水事業特別会計繰出金(漁業集落排水)1億887万円でございます。  内容につきましては、上下水道局作成の委員会資料でご説明させていただきます。  委員会資料の6ページをお開きください。  漁業集落排水事業水洗化資金利子補給補助金でございます。  こちらも、先にご説明した農業集落排水事業水洗化資金利子補給補助金と同様に、漁業集落排水区域内の方を対象に補助を行うものです。  次に、7ページをごらんください。  漁業集落排水事業水洗化促進費補助金でございます。  こちらも、先にご説明した農業集落排水事業水洗化促進費補助金と同様、漁業集落排水区域内の方を対象に補助を行うものです。  次に、資料8ページをお開きください。  生活排水事業特別会計繰出金(漁業集落排水)でございます。  こちらも、生活排水事業特別会計の漁業集落排水事業分において、歳出1億6,379万1,000円に対しまして、使用料等の歳入5,492万1,000円で賄うことができない分を補填するものでございます。  漁業集落排水事業に係る繰出金につきましては、水洗化の促進などにより歳入の増加を図るとともに、効率的な運営により歳出を抑制するなど、極力その縮減に努めてまいりたいと考えております。  次に、債務負担行為についてご説明いたします。  予算説明書にお戻りいただき、340ページ及び341ページをお開きください。  上から4段目の漁業集落排水事業水洗化資金利子補給は、農業集落排水事業水洗化資金利子補給と同様、それぞれ限度額、期間等を設定しております。  説明は以上でございます。よろしくご審議のほどお願いいたします。 38 向山宗子委員長 これより質疑に入ります。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、第8款土木費第5項都市計画費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 39 金子業務部長 一般会計予算のうち、下水道事業会計繰出金についてご説明します。  議案書の予算に関する説明書264ページ及び265ページをお開きください。  第8款土木費第5項都市計画費第4目公共下水道費、説明欄の1.下水道事業会計繰出金49億2,096万3,000円についてご説明いたします。  上下水道局作成の委員会資料は9ページをお開きください。  まず、1.概要でございますが、これは、水道事業と同じく、国が定めた繰出基準などにより、地方公営企業の経営の健全化を促進し、その経営基盤を強化することなどを目的として、一般会計から下水道事業会計へ繰り出しを行うものでございまして、繰出基準による繰出金については、地方交付税等において考慮されています。  次に、2の財源内訳でございますが、事業費49億2,096万3,000円に対し、繰出金の財源は全て一般財源でございます。  次に、資料の10ページをお開きください。
     これは、水道事業と同様に、繰出金の内訳を項目ごとに前年度当初予算と比較した表でございます。  まず、表の上段、負担金でございますが、維持管理費などに係る負担金である、1番目の雨水処理負担金から5番目の児童手当負担金までにつきましては、内容欄に記載している理由に基づき、それぞれ繰り出すものでございます。  なお、1番目の雨水処理負担金には、中部出島雨水幹線復旧工事負担金に対し、一般会計で負担する6,000万円が含まれております。  次に、企業債の元利償還に係る負担金である6番目の企業債利子負担金は、雨水及び汚水に係る利子の一部を、7番目の汚水公費負担金は、汚水分に係る元利償還金の一部を、8番目の高資本費対策負担金は、特定環境保全公共下水道事業に係る元利償還金の一部を、それぞれ繰り出すものでございます。  この結果、負担金の合計は、小計1)に記載いたしておりますとおり27億4,438万6,000円となり、前年度に比べ6,305万4,000円の増となっております。  主な理由といたしましては、中部出島雨水幹線復旧工事負担金に対する負担金6,OOO万円の増などによるものでございます。  次に、表の中段、補助金でございますが、1番目の普及促進補助金は、未水洗家屋解消のための補助金等や水洗便所改築資金貸付金に係る業務に要する経費を繰り出すものでございます。  2番目の雨水貯留タンク設置助成に係る補助金は、助成金交付に要する経費の3分の1を繰り出すものでございます。  3番目の水洗便所改築資金貸付金償還利子補助金は、貸付金の原資であります企業債の利子償還分を繰り出すものでございます。  この結果、補助金の合計は、小計2)に記載いたしておりますとおり5,141万円となり、前年度に比べ249万8,000円の減となっております。  次に、下段の出資金でございますが、1番目の企業債元金等は、雨水及び汚水に係る企業債元金の一部等に相当するものでございます。  この結果、出資金の合計は、計4)に記載いたしておりますとおり21億2,516万7,000円で、前年度に比べ7,961万1,000円の増となっております。  主な理由といたしましては、企業債元金償還金の増に伴う、企業債元金等1億4,021万1,000円の増によるものでございます。  以上により、下水道事業会計への繰出金の合計は、最下段に記載のとおり49億2,096万3,000円で、前年度に比べ1億4,016万7,000円の増となっております。  説明は以上でございます。よろしくご審議のほどお願いいたします。 40 向山宗子委員長 これより質疑に入ります。 41 梅原和喜委員 ちょっと教えてください。  10ページの負担金のところの4番目の、不明水処理負担金6,592万7,000円、前年度よりも約3,200万円ほど増加しているんです。この不明水の処理の経費て、どういったものなんでしょうか、教えてください。 42 岩永経理課長 不明水の処理でございますけれども、下水道をつくるときには計画水量というのを定めます。その中には、一定20%程度不明水を考慮した計画を立てておりまして、それにつきましては下水道使用料で賄うような計画になっておりますが、それを超える分につきましては下水道使用料に入っておりませんので、その不明水分を処理する経費につきまして、量を計測いたしまして、例えば、その処理をする薬剤費とかそういった費用を算定いたしまして、その分については繰り出しをいただけるような国の基準になっておりますので、計算して出していくというような経費でございます。 43 梅原和喜委員 前年度の当初予算から3,200万円ほど上がっているんです。その上がった理由は何か教えていただけますか。A引くBが3,251万9,000円なんですね。だからその倍ぐらいになっているので、何かそういった理由があるのかなと思いましたので、質問いたします。 44 岩永経理課長 この不明水の経費につきましては、2カ年前の実績値で出すようにしておりますけれども、平成25年度不明水量が145万1,655立方メートルだったところが、平成26年度が284万4,332立方メートルだったということで、そこの量が増加していることに伴いまして、費用がふえているということでございます。 45 梅原和喜委員 はい、わかりました。下水道の関係で専門的にお聞きしたいんですが、上下水道局を含めて2,500キロメートル水道管が埋設されていますということで、昨年水道管の破裂事故が起きたときに相当な水が流出したと思うんですね。あの流れた水道量というのはたくさんございますでしょうし、そのあたりの金額というのはどのくらいだったんですかね、わかりますか。11月20日の件、あのとき、相当な水が流出したと思うんですけれども、あれを金に換算すると相当なお金だと思うんですけれども、そのあたり幾らか教えていただけますか。 46 向山宗子委員長 お答えできますか。  暫時休憩します。           =休憩 午前11時2分=           =再開 午前11時4分= 47 向山宗子委員長 委員会を再開します。 48 野田上下水道局長 ご質問は漏水の件だと思います。1トン当たり230円ぐらいで計算をいたしますので、仮に1,000トン漏れたら23万円の計算上の損失ということになります。  ご指摘の分の事故での漏水というのは、メーターを通さないのでなかなか推定が難しいんですが、大体1回の事故でそういう1,000トンとか2,000トンとか、そういうケースも実際にはあります。深堀町の事故で何トン漏れたかというのは、現時点ではちょっと数字を把握しておりませんので、目安としては1,000トンで23万円ぐらいの影響があるとご理解いただければと思います。 49 山本信幸委員 お聞きします。企業債の元金等について、雨水及び汚水に係る企業債元金償還額等でございますけど、これが今年度、1億4,000万円多く払うということになっております。要は借金を多めに払うという意味だとは思っているんですが、その辺がちょっと理由がどういったものなのか、教えていただければと思います。 50 岩永経理課長 企業債元金等につきましては、過去に借り入れをした企業債の償還が始まることによって私ども払いますが、それに対して繰り出しをいただきます。  今回ふえている分につきましては、平成25年に特別措置分というのを借り入れておるんですけれども、その分も、通常今までは償還する場合には据え置き期間を3年とかとってやっていたんですけれども、これはもう据え置き期間をとらずに返済をしていく借り入れをしているものですから、通常だったら3年おくれで来るんですが、3年前の分と据え置きをしなくなった分が同時に返済が始まったということで、その分償還額が上がったと、それに伴って繰り出しがふえたというような状況でございます。ですから、据え置きをしておりませんので、早く償還がその分については終わるというような形になっております。  以上でございます。 51 山本信幸委員 今後はそういう据え置きをしないものがふえてくるものなのか、それとも、据え置きしないで早く払ったほうが、当然一般的に考えると、早く返したほうが、そのほかに利子とかいろんな部分がかからないわけですから、早く借金を払ったほうがいいと思うのですが、今後はもうずっと据え置きがなくこのくらいの金額になってくるということでしょうか。 52 岩永経理課長 据え置きをなくすというのは、資金的に返済が可能な状況になってきているところもございますので、今後につきましては極力据え置き期間がないような形での借り入れを選択しながら、早目の返済に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 53 山本信幸委員 そしたら、据え置きしたものと3年置いたものと、どのくらいの利子といいますか、そういうものに何か差があるんでしょうか。それとも全くないんでしょうか。 54 岩永経理課長 当然お金を借りれば利息というのが発生します。当然据え置きをしても、その分借り入れの期間が長くなりますので、利息を払う期間が伸びるということになりますので、逆にいいますと、据え置きをしなければ、その分の期間の借入期間が短くなるということで、利息もその分減少すると考えております。  以上でございます。 55 山本信幸委員 そしたら、ここで今回非常に残念なことに、一般会計の繰出金で雨水処理負担金の中に6,000万円上がっております。これは私はここの繰出金から出されることついては非常に残念だと思っております。個人的には自己負担でやるべきだったと思っております。  ただ、そういうことであるならば、6,000万円を穴埋めするために、こういうことも含めて利息がないような部分を少し回せるとか、いろんな意味を兼ねて、6,000万円の穴埋めができるような形を、少しでも税金の穴埋めができるような形をとっていただきたいと思いますが、どうですか。 56 野田上下水道局長 下水道事業は十数年ぐらい前にかなりピークを迎えて、一般会計から多額の出資を行いながら整備をしてまいりました。今93%ぐらい下水道も普及がされてきて、長崎市に下水道の普及をということでした結果、一時期大きく起債が膨らんだ時代がございました。現在、1,000億円を切るという中で、かなり下水道事業も健全化をされてきて、一般会計の負担も今、徐々に軽くなっているという中で、今後ともやっぱり上下水道局が効率的な経営をして、一般会計と十分協議をしながら、できるだけ一般会計の負担を軽くするような方向で今後とも事業の推進に努力してまいりたいと考えております。  以上でございます。 57 佐藤正洋委員 6,000万円の話が出ておりますからね。今、局長から話があったように、一般会計からの繰り入れですたいね、要するに一般会計からの繰り出しをできるだけ少なくやるということのお話がありましたけれども、全く私もそのとおりだと思いますよ。ここで6,000万円というのは、要するに下水道の料金では払えないこういった不祥事というかな、こういう事故については、料金では払えないものだと私は思っております。そして、やむを得ずに下水道事業会計と一般会計での負担割合を決めたと。しかも、この6,000万円というのは一般会計から下水道事業会計への繰り出しですから、一般会計から言えば、純然たる税金、これを6,000万円充当するわけですね。  さっきも土木部のほうで話があっておりましたけど、花のあるまちづくりなんかで、地域の自治会や団体は、1本何十円の花から一生懸命やりよるんですよ。そういう中に、税金を6,000万円もここに突っ込むということは、本当に許せないと私は思っておるんです。ただ、もうあったことで、議会の中でも負担割合まで決まったから、もうこれ以上は言いませんけど、こんなことが二度とあってはならないし、これは一般会計は6,000万円ですよね。そのほかにも、当然下水道事業会計がある、病院機構もある、合計で4億4,000万円近くあるんですよ。考えて見てくださいよ、4億4,000万円、これはあなたたちの不注意、あなたたちの不祥事ですよ、それから発生をしている問題で、一生懸命やって失敗したというのなら話はわかる。なっとらんと私は思うんですよ。税金から6,000万円、そのほかの病院機構からも出す。それで、下水道事業会計からも出せないところを出すわけですよ、下水道使用料を使って。出したらいかんことを処理ができんからせざるを得んと。こういう重大なことに直面しておるということをしっかり考えていただきたいと思いますけど、どのような見解をお持ちですか。 58 野田上下水道局長 今、山本委員と佐藤委員から重い指摘をいただいています。こういうあってはならない業務上のミスのために大きな税、あるいは料金を使うことになったことについては、深く反省して、今後再発しないように努力していくとともに、今後に向けては、やはりこういう損失をどのように取り返すかということを企業経営の中でも十分意識をしながら効率的な事業経営に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 59 佐藤正洋委員 こうして議会に出され、皆さん方はこれは原案どおり可決していただくものと思っておられると思いますけど、ここは、この繰出金を否決すれば、どういう処理ができますか。一般市民のことを思ったら、簡単に可決できるような問題じゃないと、内容が違うと私は思うんですよ。  ぜひこういったことは二度とあってはならないことですけれども、本当に4億円の金を使うということをしっかり肝に銘じて頑張って、市民の負託に応えてもらいたいと思いますよ。決して下水道使用料も安いわけじゃないですから、高いわけですからね。ぜひそこら辺は今後しっかり対応をしていただきたいと思います。 60 向山宗子委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時15分=           =再開 午前11時16分= 61 向山宗子委員長 委員会を再開いたします。  次に、第8款土木費第1項土木管理費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 62 本田土木部長 それでは、第8款土木費第1項土木管理費のうち、土木部所管分についてご説明いたします。  予算説明書は244ページ、245ページでございます。  244ページの第1目土木総務費、予算額9億3,084万8,000円のうち、土木部所管分につきましては、A3の表8行目に記載しております263万3,000円で、前年度に対して322万5,000円の減となっております。これは建設技術に係る指導、調査、研修等に関する事務が理財部に移管されたためでございます。  内容といたしましては、予算説明書の245ページの説明欄に記載しています2.交際費、1.土木総務費公債費8万円、3.土木総務費のうち、2の九州自然歩道管理受託費151万2,000円、3の長崎県道路協会負担金12万9,000円、4.事務費、1.土木総務費事務費897万5,000円のうち、91万2,000円でございます。  土木部からの説明は以上でございます。 63 吉田都市計画部長 第8款土木費第1項土木管理費のうち、都市計画部所管分につきましてご説明いたします。  予算説明書は244ページ、245ページでございます。A3版の資料、予算一覧は41行目でございます。  予算説明書の244ページの第1目土木総務費9億3,084万8,000円のうち、都市計画部所管のものといたしましては、245ページの説明欄3.土木総務費の1.地籍調査費2億240万円で、前年度の当初予算額に対しまして260万円の減となっております。  詳細につきましては、都市計画部提出の委員会資料に基づき、都市計画課長からご説明いたしますので、よろしくお願いいたします。  私からの説明は以上でございます。 64 中村都市計画課長 都市計画部提出の委員会資料10ページをごらんください。  地籍調査費、予算額2億240万円でございます。  まず1.概要ですが、地籍調査は1筆ごとの土地について、その所有者、地番及び地目の調査並びに筆界及び地積に関する測量を行い、地籍図及び地籍簿を作成するものでございます。  なお、その成果は法務局へ送付され登記されることになります。  次に、2.事業内容ですが、長崎市における地籍調査実施状況につきましては、(1)調査計画面積395.6平方キロメートル、(2)調査済面積157.78平方キロメートルでございます。  その内訳ですが、外海、琴海、香焼、三和、野母崎地区の調査完了面積が150.77平方キロメートル、平成22年度から着手しました旧長崎市内の現在までの調査完了面積が7.01平方キロメートルでございます。下段の表は、平成28年度事業内容で、記載のとおり17地区を予定しており、13)から17)までの5地区が新規着手地区でございます。  11ページをごらんください。  地籍調査により実施される各工程の内容について記載しております。  3.財源内訳につきましては記載のとおりでございます。  続きまして、12ページをごらんください。  地籍調査実施地区の概略図でございます。  図面右下の凡例をごらんください。緑が地籍調査実施済地区、ピンクが地籍調査実施中の地区、赤が平成28年度新規着手地区、青が東長崎土地区画整理事業の中で、国土調査法第19条第5項により、地籍調査の成果と同一の効果があるものとして指定された箇所、黄色は法務局みずから不動産登記法第14条の地図を作成した箇所、水色が法務局による今後の予定地区でございます。  私からの説明は以上でございます。 65 池田建築部長 第8款土木費第1項土木管理費のうち、建築部所管分についてご説明いたします。  予算に関する説明書は244ページから247ページで、追加資料、建設局予算一覧の62行目と63行目でございます。  建築部所管の主なものといたしましては、予算に関する説明書の244ページの第2目建築指導費でございます。  予算総額は10億7,264万9,000円で、前年度当初予算に対しまして、8億8,848万1,000円の増となっております。  これは247ページの説明欄2.民間建築物耐震化推進費補助金の増が主なものでございます。  引き続きまして、建築部提出の委員会資料に基づきまして、建築指導課長より説明させていただきます。  私からは以上でございます。 66 原田建築指導課長 それでは、建築指導課所管分について、建築部提出の委員会資料3ページをお開きください。  まず、事業名、老朽危険空き家除却費補助金1,000万円でございます。これは、平成23年度からの継続事業であります。  1.目的につきましては記載のとおりです。  2.事業概要の(1)除却工事費に係る助成については、市内にある老朽化し危険な空き家住宅で、構造の腐朽または破損の程度が著しい建築物の除却工事に対し、その費用の5分の2、上限50万円を補助するものです。平成28年度は20件を予定しております。  3.事業費内訳、4.財源内訳につきましては記載のとおりです。  続きまして、4ページをお開きください。  事業名、アスベスト対策費補助金725万円でございます。これは、平成19年度からの継続事業であります。  1.目的については記載のとおりです。  2.事業概要の(1)分析調査費に係る助成につきましては、国の基準で行うアスベスト分析調査に対し、その費用の上限25万円まで全額を補助するものであります。平成28年度は5件を予定おります。  (2)除去等工事費に係る助成につきましては、アスベストを含む吹きつけ材の除去等工事に対し、その費用の3分の2で上限1,000万円を補助するものであります。平成28年度は1件を予定しています。  3.事業費内訳と5ページの4.財源内訳につきましては記載のとおりです。  続きまして、6ページをお開きください。  事業名、宅地のがけ災害対策費補助金1,500万円でございます。これは、平成27年度から始めた事業であります。
     1.概要につきましては記載のとおりです。  2.事業内容の(1)災害対策工事費に係る助成につきましては、個人が所有する宅地等の崖が崩れ、第三者に被害が及んでいるまたはそのおそれがあるものに対し、その崖崩れの復旧工事に対し、その費用の3分の1で上限200万円までを補助するものであります。  なお、第三者へ影響を及ぼす崖といたしましては、現に第三者が居住している建築物や、道路、公園などの公的空間に面した崖となっております。  平成28年度は今年度の実績より1件当たり75万円の20件を予定しております。  3.事業費内訳につきましては記載のとおりです。  4.財源内訳ですが、全て一般財源で行います。  続きまして、7ページをごらんください。  事業名、安全・安心住まいづくり支援費4,584万8,000円でございます。この事業は、平成18年度からの継続事業であります。  1.目的につきましては記載のとおりです。  2.事業概要について説明いたします。  (1)耐震診断費に係る助成は、旧耐震基準の木造戸建て住宅の耐震診断費4万6,200円のうち、4万800円を助成するものです。平成28年度は60件を予定しております。  8ページをごらんください。  (2)耐震改修設計費に係る助成は、耐震診断の結果、危険と判断されたものに対し、その設計費の3分の2で上限額7万円までを補助するものであります。平成28年度は20件を予定しております。次に、(3)耐震改修工事費に係る助成は、耐震診断の結果、危険と判断されたものに対し、次の工事費の一部を補助するものであります。  まず、ア.耐震改修のみの場合に、その工事費の2分の1で上限額60万円に、さらに工事費の4分の1で上限額30万円の県の助成を上乗せして補助するものであります。  次に、平成28年度からの拡大事業となりますが、イといたしまして、耐震改修にあわせて一定の防火改修を行う場合に補助の上乗せを行うものであります。この場合、対象区域を設定しておりますが、地震時等に著しく危険な密集市街地または斜面市街地で、耐震改修とあわせて以下の(ア)から(ウ)に示す防火改修を1つ以上行う場合に、アの耐震改修工事費の補助金に防火改修工事費の2分の1かつ上限30万円の補助金を上乗せするもので、耐震改修工事の補助金と合わせますと最大で120万円の補助となります。これは昨年の3月から4月にかけて、天神町、高尾町などの斜面市街地で火災が相次いだことから、密集市街地や斜面市街地においては、耐震改修だけではなく、防火改修の必要性も高いと考え、今回、事業を拡大しようとするものであります。  続きまして、9ページをごらんください。  上乗せ補助のスキーム図になります。  続きまして、中段のウ.建替えの場合でございますが、この場合、アの耐震改修工事を行う場合に仮定をいたしまして、その費用の2分の1で上限額30万円に、同様に改修工事を行うと仮定した場合の4分の1で上限額30万円の県の助成を上乗せして補助を行うものであります。  以上が耐震改修工事費に係る助成で、平成28年度は耐震改修のみの場合が35件、耐震改修にあわせて防火改修工事を行う場合が5件、建替えの場合が5件の合計45件を予定しております。  次に、10ページをお開きください。  (4)除却工事費に係る助成も、今回平成28年度から事業の拡大となります。対象区域といたしましては、地震時等に著しく危険な密集市街地とこれまで限定しておりましたが、今回さらに斜面市街地を加えることで補助対象区域を拡大しようとするものです。耐震診断の結果、危険と判断されたもので除却を行うものに対し、その費用の5分の2で、上限額30万円までを補助するものであります。  なお、補助額の変更はございません。平成28年度は5件を予定しております。  3.事業費内訳、4.財源内訳につきましては10ページから13ページに掲載しておりますので、ご参照ください。  次に、14ページをごらんください。  具体的に地震時等に著しく危険な密集市街地または斜面市街地の町名一覧、214町、面積といたしまして2,815ヘクタールでございます。  なお、グレーで示した部分が地震時等に著しく危険な密集市街地となります。  次に、15ページをごらんください。  図中の緑色の着色部分が地震時等に著しく危険な密集市街地で、オレンジ色の着色部分が斜面市街地になります。  本事業についての説明は以上です。  16ページをお開きください。  事業名、民間建築物耐震化推進費補助金9億8,042万2,000円でございます。これは、平成21年度から継続事業であります。  1.目的については記載のとおりです。  2.事業概要につきまして説明いたします。  (1)耐震診断費に係る助成のア.特定既存耐震不適格建築物につきましては、昭和56年の建築基準法の改正前の旧耐震基準により建築され、原則として3階建て以上かつ1,000平米以上の民間の特定既存耐震不適格建築物で、その耐震診断費の3分の2、上限160万円を補助するものです。平成28年度は1件を予定しております。  次に、イ.緊急輸送道路沿道の建築物につきましては、特定既存耐震不適格建築物のうち、緊急輸送道路沿道の建築物で、その耐震診断費の3分の2、上限で240万円を補助するものであります。平成28年度は1件を予定しております。  17ページをごらんください。  (2)耐震改修設計費に係る助成といたしまして、ア.緊急輸送道路沿道の建築物につきましては、対象は耐震診断の結果、危険と判断された建築物で、その設計費の3分の2、上限400万円を補助するものであります。平成28年度は1件を予定しております。  次に、イ.要緊急安全確認大規模建築物につきましては、耐震診断が耐震改修促進法で義務づけられた大規模建築物で、診断の結果、危険と判断されたものに対し、その設計費の3分の2を補助するものです。平成28年度は9件を予定しております。  次に、18ページをお開きください。  (3)耐震改修工事費に係る助成といたしまして、要緊急安全確認大規模建築物の耐震改修工事につきまして、平成28年度から具体的に予算化をしたものであります。  こちらにつきましては、一般型と避難所等の2種類となっております。一般型では改修工事費の23%、避難所等になりますと改修工事費の3分の2の補助を行います。平成28年度は一般型で1件、避難所等で4件の合計5件を予定しております。  3.事業費内訳と4.財源内訳につきましては、19ページから21ページにかけて掲載しておりますので、ご参照ください。  私からの説明は以上でございます。 67 向山宗子委員長 これより質疑に入ります。 68 中村照夫委員 地籍調査ですけど、莫大な金を費やしてやるわけですから、でき上がったものが正確にできているかどうかということについてもう少しきちっと確認等をやってもらわないと、実際に調査をする人は専門家の業者ですからね。それと、行政とのやった仕事の後の点検チェックというのをうまくできていないという事例があると思います。  去年の梅雨で、具体的に秋月町で地すべりが起きているわけですね。それで、今ブルーシートをかけて放っている。何で放っているかというと、それの土地が地籍調査は済んでいるんだけれども、誰のものかがわからないと。それで、それは赤道と地元の人は言いよるけれども、土木維持課は赤道じゃないと。法務局に行ってもわからないと。市の所有の墓地もあると。国の土地じゃないかと言って、今、財産活用課と国のほうでやりとりやっているけれども、まだわからなくて放置した。そういうことが、秋月町も地籍調査が済んだばっかりなんですよね。にもかかわらず、それがわからなくて放っていると。土木維持課は、自分の所管じゃなかけんができんですもんねという感じなんですけどね。そういった事例が、こんな莫大な金を使ってやったばっかりなのに、法務局にもきちっと、済んだところの図面というのか、そういうものが整理されないでわからないというのは、何ばしよっとかなという感じなんですけれども、どういうことなんですかね。こういう責任はどこにあるんですかね。 69 中村都市計画課長 秋月町につきましては、現地での調査は今年度終わっているところなんですけれども、その成果を来年度閲覧ということで、地元の方々に間違いないか、地権者の方々に閲覧を通して確認していただくという作業が残っております。その作業をもとに、その結果を受けて法務局に登記するということになりますので、地籍調査の成果というものがまだ法務局に登記されている状況ではございません。ただし、一定測量も終わっているということから、参考になるような成果は得られていると思いますので、その点につきましては、関係する所属、あるいは地元と改めて協議させていただきたいと思います。  以上です。 70 中村照夫委員 そうすると、今どういう段階なのかということなんだけど、調査は終わりますよね。そうすると、その調査結果というのが都市計画課に来るわけですね。そして、それを都市計画課で図面なりそういうものをこういう形になりますというのをつくり上げて、そして地元にそれを提供すると、確認をいただくと、そういう作業になるんですかね。その今どういう段階であるということになるんですかね。 71 中村都市計画課長 今年度の作業で、都市計画課で図面を作成するところまでを行います。来年度、地元の公民館などで地元の方々に閲覧を行うと。二十日間行う予定にしております。そのときは事前に地権者の方々にはご案内を送付いたします。その結果をもとに、過去の事例で言いましても、やはり納得できないであるとか、現地で精査、調査したときと状況が違うんでないかという疑義も申し込まれた事例もございます。  そのあたりを踏まえまして、登記をその後行うと。それは長崎市で行います。そういう作業になっていきます。  以上です。 72 中村照夫委員 そうすると、具体的に調査にかかってからでき上がるまでに何年かかるんですか。例えば、私のところなんか、つつじが丘なんか、もうおととしぐらいに調査は済んだと思うんだけれども、住民説明会というのも全然そういうものはまだされていないし、そういう年数的にはどういうふうに、どのくらいの年数ででき上がるということになるんですか。 73 中村都市計画課長 通常、3年から4年をかけて1地区を行っていく状況です。1年目にこういう作業に入りますというご案内の後に地元説明会、その後、その基準となる点の測量なり、あと地元との立ち会い、境界を確認する。3年目にその点について測量をして図面を起こす。その後、閲覧という形になりますので、三、四年かかっているという状況でございます。  以上です。 74 中村照夫委員 そしたら、つつじが丘の場合は今どういう段階ですか、でき上がったものの説明会なんてやられていないけれども。 75 中村都市計画課長 地籍調査の後、地権者に対して閲覧ということのご案内はございます。終りましたという地元の皆さんを集めての説明会は実施していない状況で、閲覧をもって確認というふうに行っております。  以上です。 76 中村照夫委員 地元説明会はせんということ。地元説明会をするとさっきは言いよったごたったとけど。閲覧、こういうふうになりましたから適当に見ておいてくださいと、何日以内になからんと、もうそれでいきますよと、そういうやり方ということ。 77 中村都市計画課長 事前にこういう作業に入ります、地籍調査とはこういうものでございますという説明会は一番初めに行います。最後は立ち会っていただいた地権者の方々に直接はがきを送付いたしまして、閲覧場所、閲覧期間をご案内いたして、閲覧を地元の公民館などでやっているという状況でございます。  以上です。 78 中村照夫委員 どっちにしても、今、秋月町の場合には、まだ進行形の形だという答弁だったけれども、ということは、調査は終わっているんだから、その調査の結果がどうなのかというのは都市計画部ではわかっているわけだよね。まだ一般には確定はしていないけれども、一応終わっている。しかしながら、土木維持課はわからない。そして、財産活用課もわからん。法務局もわからんと。何でそう部内でそういう連携をとってやらないんですかね。 79 中村都市計画課長 確定していない状況なので、登記はできていない状況ですけれども、立ち会ったということで参考の図面ということでは活用できると思いますので、今後その秋月町の箇所について、土木維持課と協議させていただきたいと思います。  以上です。 80 中村照夫委員 そういう実態ですから、せっかく金をかけてやっても、市と国とでキャッチボールしてボールの投げ合いしている状況なんだから、そういうことがないように、部局間の担当の連携をとって、きちっと住民に迷惑がかからんように対応してください。要望です。 81 橋本 剛委員 この予算を見ておりますと、耐震改修に関しては、国庫支出金というか、国庫助成があるせいか、非常に充実した仕組みになっているなと思います。ただ、実際は長崎という土地柄を考えてみますと、ご承知のとおり地震が非常に少ないのでいろんな企業が進出してきているということを考えてみますと、やっぱり一番緊急性が高いものというのは地震対策というよりも、水害等が原因となったような先ほどあった地すべりとか土砂崩れとかが一番大きなリスクとしてあるんだと思うんですが、こちらの委員会資料の6ページに崖崩れとか災害対策工事というものがあるんですけれども、こちらのほうは、恐らくここの書きぶりからすれば、個人所有の崖が崩れて被害が及んでいるか、あるいはまさに及ばんとする可能性があるものと限定してなさっていると思います。  実際、この後ろのほうに地図があるように、長崎は非常に幅広く斜面市街地が広がっているので、あらゆるところでこういう手厚い措置をするということは無理なんだと思うんですけれども、民間所有の宅地の崖といったものが崩れて、実際に被害が広がってくるというリスクが常にあるので、崖が崩れる前の状態でどういうふうにして押しとどめるのかというのも大きな課題なんだと思います。それについては、こういうふうな工事費という形での助成にはなりにくいのかもしれませんが、何らかのそれを防止する手だてというのが必要なんだと思うんですが、そこはどういうふうに考えていらっしゃるのか、教えていただければと思います。 82 原田建築指導課長 その崖崩れが起きたものに対して現在、補助制度も平成27年度からスタートさせているわけなんですけれども、実は当然、その事業をスタートさせる段階で、危険性があるものについての検討も行いました。しかしながら、じゃ、実態数としてどれだけのものが危険性として捉えられるのかと、そういった実態数の把握というのがまだ追いついていなかった状況がございます。  しかしながら、既に今年度に入りましても、その相談件数だけでも50件を、崩れたものも含めまして入っておりますので、そういった状況を踏まえますと、委員ご指摘のとおり、今後防災という部分で、本来の予防の部分で何らかの支援措置ができないかということを引き続き検討していきたいと考えております。  以上でございます。 83 山本信幸委員 まず、10ページの先ほどの地籍調査費ですね、少し関連であります。  これは、先ほどお話が中村委員からあったように、非常に予算、2億円かけてやっております。それで、要は災害の事例、まさにそのとおりだと思います。こういう災害があったときに、地籍が確定していないがために今のような状況になった。特に長崎市の財産がいまだに赤道とか、市の名義だけのところが確定されていないと。学校の施設なども図面等はあるものの、図上で確認されているだけで、地籍として確定されていないとか、長崎市自体がまだ確定されていないような状況が多々あります。そういう意味を考えると、斜面地云々だけじゃなくて、市の財産がどこにあるのかと、こういう事業で、95%の国からの補助があった。長崎市の持ち出しはほとんどないような事業ですからね。これは本当に拡大して進めるべきだと私は思います。そしてしっかり市の財産がまずどうあるべきなのか、確認すべきだと思いますけど、部長どうですか。 84 吉田都市計画部長 おっしゃるように、非常に補助の率も高くて効率が高い事業ではございます。ただ、現状の問題点といたしましては、基本的な進め方としては、住宅が密集しておりますDID地区、人口集中地区を中心にして進めているという現状がございます。  そういう中で、各段階ごとに工程があるわけですけれども、対応する業者というのが、やはり基本的に市内業者にお願いしているところなんですが、なかなか業者の数も限られているというところであったり、発注する歩掛かりあたりも、全国の他都市の事例と比較して、長崎市というのは斜面市街地が多いということで、測量するにしても、非常に測点を多くとらないといけないとか、そういった全国平均と比べてかなり困難な部分もございます。  そういった部分で、受注環境として見合っていないというところもございます。こういったところについては、それを是正していくということで、今、国県と協議を進めているということでございます。  まだ、長崎市として本格的に取り組んでから日も浅いということもあって、そういう今、模索をしながら拡大に向けての準備といいましょうか、いろいろな問題点を抽出して、基本形をつくっていこうという時期でございますので、これをもう少し深めていきまして体制を確立して徐々に区域としては年度ごとに拡大できるように対応してまいりたいと考えています。  以上でございます。 85 山本信幸委員 今、拡大の話も少し出たようですから、基本的に例えば、業者が少ないとか、そういう理由というのは、結局安定的にあるかどうかわからないというようなことで業者が少ないわけですよ。だから、そういうところは安定的に予算が計上されていって今後続くならば、そういうことはしっかり続くわけです。そして質の問題についても、長期的展望が見えると、そういうレベルというのは安定するんですよ。だから、そもそもそういう問題は長期的な展望に立って、これを計画していくかどうかの視点なんですよ。  今後、長崎市がここに重きを置いてこの事業を進めていって、この災害が土砂崩れだってそうですよ。今から老朽化した石積みというものは全て、これは土砂崩れの可能性も多いし、空き家になったところは管理がされていないがために、この古い水路が土砂で水が流れなくなって、それが擁壁に入って、その老朽化して石垣が崩れるなど、相当今後については民間石垣等については災害は考えられますよ。  そういうときにこういう地籍調査があると非常に大きな成果を出しますし、土地の税金の問題にしても、山林地の確定していない土地が、これを確定することによって税収だってふえるはずですよ。その分は十分、他都市の状況を考えると、そういう結果がもう出ているんですよ。そのことを考えれば、長期的展望に立って、これは拡大していって、そういう配置時も含めた上で、人員体制もしっかり整えてやっていかないと、市のレベルが落ちたら業者のレベルだって落ちるわけですよ。だから、そういう問題点ももう十分出てきているわけですから、もう何年やっていますか、これだって。そういう問題点を考えると、拡大して市の体制もしっかり整えて、これやるべきですよ。そして早く長崎市の財産がどこなのか、そういうものも検討して進めていかないと、これ、せっかくの持ち出しが少ない事業が進まないですよ、どう思われますか。 86 中村都市計画課長 ただいま委員から意見がありましたように、この地籍調査というのは災害復旧の迅速化であるとか、公共工事の効率化、費用の削減、また税の公平性、土地の有効活用などさまざまなメリットがございます。  長崎市も、旧長崎市で始めまして、まだ6年目ということで、他都市からいろいろご教授いただきながらやっているところでございますけれども、そういう有用性、また業者の体制、また市内部の体制、それらを協議していきながら、この有用な事業について今後も継続的に進めていきたいと考えております。  以上です。 87 山本信幸委員 ぜひこれをして、先ほどの問題の中で1点あった、庁内の中で状況が把握できないというのを、GISで管理して、各課、しっかり早く入れるべきですよ。そしたら、各課の持ち分がどこにあるかなんて明確に全部出てきますし、さっきの税金の問題だって、一回一回法務局から持ってくるらしいですけど、それがGISデータとしてしっかり入っていれば、みんなが認識できるわけですから、その分についてこれ行っていくべきですよ。そういう全庁的な統一感もしっかり進めていく必要があると思います。  じゃ、次に建築部の話をさせていただきます。6ページでございます。  宅地の崖災害の補助金なんですが、平均75万円ぐらいで済んでいるということでありますけど、この分について1件当たり75万円で、20件で大体予算を計上されています。平成27年度に13件あって、これはまだ上がってきている状況なんですけど、平均的に持ち出しがそのくらいなんですかね。平均金額を教えてください。 88 原田建築指導課長 平均額といたしましては、現段階で180万円から200万円の復旧工事に対しての3分の1という状況ではございます。  以上でございます。 89 山本信幸委員 そこが、ざっと斜面地等の土砂崩れが多いということで考えると、どうも200万円できかないのではないかと考えております。大体、ざっと考えても300万円以上ではないかなと思っております。500万円かかるところも平気でよくご相談があります。そのことを考えると、こんなものでいいのかなと。もっと精査して予算組みをしないと十分ではないのではないかと思いますが、その辺どうなんですか。500万円とかそういう大きなのはないんですか。 90 原田建築指導課長 確かに、ご指摘のとおり、一旦崖が崩れて、この事業を始める上で、限度額を見ていただきたいんですけれども、200万円と設定をしております。ですから、想定といたしましては、600万円から1,000万円とか、そういった事例もやはり我々のほうに上がってくる件数としては、少数ではございますが、やはり一旦崖が崩れますと、山本委員もご指摘のとおり、1,000万円クラスの復旧工事というものも発生することも想定されます。  ですので、その考え方というのは、上限額の部分で一応反映をさせております。あと一方やはり、これは補助でありまして、あくまで3分の1の補助になっておりますので、残りの3分の2というのは自己負担になります。どうしてもその部分で、相談段階で結果的に自己資金、経済的な問題で立ちどまって応急措置のままで終わってしまうという事例も実際のところございます。そういったところにつきましては、当然経過観察等は行っておりますけれども、その部分についての今後の問題というのは認識をして、資料という形になってしまいますが、対応をしている状況でございます。  以上でございます。 91 山本信幸委員 それについては、確か貸付制度があったと、以前は貸付制度をご紹介されたと思いますが、そういうのを含めてしっかりご紹介されて、周知を図るとか、そういった手段をやられる必要があるのかなと思いますし、対応をとにかく丁寧にやっていただいて、以前、この制度が始まる前に災害が起きて放置されているところもかなりありますので、そこについても、おっしゃるとおり自己資金がないということで、済んでいない箇所もたくさんございますので、そういうところは丁寧にやはり再度ご説明を申し上げて、この災害が拡大していって周りがどんどん影響を受けていきますので、そのことを丁寧にして進めていただければと考えます。  それと、7ページの安全・安心住まいづくり支援費で、平成27年度は35件やったと、今回60件ということで上げていますが、これはかなりふえていくんでしょうか。 92 原田建築指導課長 この平成27年度が2月12日現在の実績で上げておりますけれども、予算自体は実は50件上げておりました。ですから、逆に我々の周知が不足しておる部分がございますので、そういったものは逆の状況でございますので、それらの周知、広報活動を徹底しながら、来年度は60件進めていきたいと考えております。  以上でございます。 93 山本信幸委員 わかりました。あと、とにかくほかの耐震事業については拡大もしていただいて頑張っていただきたいと思います。  最後に、老朽危険空き家でございますが、3ページでございます。今20件で上げていらっしゃいますが、まちづくり事業の関連がございます。  まちづくり事業は、市が土地等についてはいただいて除却を行う事業、それとの関係はしっかりすみ分けを行っていただきたいと。そして、それを政策的に老朽危険空き家を除去するために両方の分をしっかり政策的に使っていただきたいと考えております。  老朽危険空き家も見て回ると、これはやはりふえているところがございますので、政策的にこれを減らすためにはどうしたら、手段の一つ一つとして統一的にやはり考えていただきたい、向こうから言うてくる分をどうするかの論議じゃなくて、減らすためにどうするかというのを逆にこっちから仕掛けるというような形で取り組んでいただきたいと思いますけど、部長どうですか。
    94 池田建築部長 ご指摘のとおりに、2つの制度がございますので、それについては市からも、今度は一緒の部になりますので、連携を図りながらやっていきたいと思っていますし、ご指摘のとおり積極的にやる分も出てくる可能性が出てきますので、その分についても対応してまいりたいと考えております。  以上です。 95 中里泰則副委員長 資料の18ページの避難所の耐震改修のところなんですけど、4件となっておりますが、具体的にどういうところなんですかということと、ほかにもまだ耐震改修が必要な避難所があるのかということと、あと3点目が、今後避難所の耐震改修についてどういうふうに考えていくのかと。3点だけちょっとお願いをしたいと思いますけど。 96 原田建築指導課長 まず、資料の18ページの下段に米印として、その避難所の位置づけというものを記載しておりますが、このように長崎市の地域防災計画の中で、例えば、帰宅困難者、あるいは災害を受けて一時仮住まいをしていただく場所であったりとか、あるいは災害時の物資の供給拠点であったりとか、そういった部分で、具体的に協定等を結びまして、指定された施設がございます。その中で、こちらの旧耐震のままの施設につきまして、具体的に事業者の方と調整をして、用途といたしましては、この4件のうち3件がホテル、1件が店舗ということで、個別具体的に調整し、速やかに工事までいっていただくような対応をしております。それが1点。  次に、避難所として機能する施設について、まだ診断に至っていない部分につきましては3件残されております。これも速やかに年度内に診断結果が出るような形になりまして、今ご用意しています設計及び工事の事業を活用していただくように個別具体的に事業者の方と協議をさせていただいております。  そういったところで、避難所というものは、市の防災計画であったりとか、県の耐震化計画の中で位置づけられた施設として該当する施設について、個別具体的に今行っているということになります。  それと、ちょっと質問にはなかったんですけれども、減額補正のときに同様にこちらの制度についてご説明をする中で、梅原委員からご質問があった、施設の違いについて私からお答えをさせていただいたことがあったと思うんですけれども、そこで若干ちょっと修正させていただきたい点が実は1点ございまして、要緊急安全確認大規模建築物につきましては、前回も説明をしたとおりなんですが、その前の特定既存耐震不適格建築物のときに用途は特にございませんとご説明したと思うんですけれども、これは誤りでございます。やはりこちらにつきましても特定と名称もございますように、不特定多数の方が利用されるホテル・旅館を初めとして、老人福祉施設であったりとか教育施設であったりとか、そういったものを対象としたもので、規模につきましては、こちらに記載しているような主に3階建て以上かつ1,000平米以上であったりとか、福祉施設、教育施設におきましては、2階建て以上であったりとか、そういった部分でやはり用途を特定した施設になりますので、この場をかりて訂正をさせていただきたいと思います。申しわけございませんでした。 97 大石史生委員 細かいことかもしれないんですけれども、建築部提出資料の14ページを、町名の一覧がずらっと出ていますよね。ここに、見事にというか、つらつらっと見ていくと、合併町が全くないというようなことなんですけれども、これは密集ということで外されているということでよろしいんですね。  それじゃ、こういうふうに指定されていないから、基本的に安全だということでもないんですか、そこをちょっと説明していただけますか。 98 原田建築指導課長 この地区を限定しておる制度につきましては、先ほどの説明の中で述べさせていただきましたけれども、昨年も連続した高尾町、天神町の火災であったりとか、あと国のほうで平成24年に公表されました密集市街地の部分を取り込んだ形で、その防火と、あと従来からある除却につきまして地区を限定したものであって、資料で申し上げますと、8ページの本来の耐震改修に対する助成につきましてはアで示す耐震改修のみの場合と記載しておりますが、これにつきましては市内全域を対象としておりますので、合併町も当然この補強工事を行う場合はその対象地区になっているとご理解いただければと思います。  以上でございます。 99 向山宗子委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  午前の審査はここまでとし、午後1時10分から再開いたします。  暫時休憩します。           =休憩 午後0時10分=           =再開 午後1時10分= 100 向山宗子委員長 委員会を再開いたします。  第8款土木費第2項道路橋りょう費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 101 本田土木部長 それでは、第8款土木費第2項道路橋りょう費のうち、土木部所管分についてご説明いたします。  予算説明書は246ページから253ページまででございます。246ページの下の表の上段の計をごらんください。  第8款土木費第2項道路橋りょう費の予算総額51億9,713万8,000円のうち、土木部所管分につきましては、追加資料のA3の表の15行目に記載しております45億3,221万円で、前年度に対して4,312万4,000円の減となっております。  各目における予算の内容につきましては、予算説明書に基づき、土木総務課長から、また、主な事業の内容につきましては、土木部提出の委員会資料に基づき、担当課長からそれぞれご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。  私からは以上でございます。 102 赤崎土木総務課長 それでは、予算説明書246ページ、247ページをごらんください。  246ページ、第1目道路橋りょう総務費でございますが、予算額7億4,245万3,000円のうち、土木部所管分につきましては、A3の一覧表の10行目に記載しております8,352万5,000円で、前年度に対し52万円の減となっております。  内容といたしましては、247ページの説明欄に記載しております2.道路橋りょう総務費から4.【単独】私道整備事業費補助金まででございます。  このうち、2.道路橋りょう総務費の1.道路管理費は、市道清掃の業務委託や道路台帳を更新するための測量業務委託などを行うものでございます。  また、4.【単独】私道整備事業費補助金は、私道を市道に認定する前に、基準に合った道路整備や測量登記などを行う地元の方に対し、費用の90%を補助するというものでございます。  次に、248ページ、249ページをお開きください。  第2目道路橋りょう維持費でございますが、予算額9億7,392万4,000円のうち、土木部所管分につきましては、A3の表の一覧表の11行目に記載をしております9億6,792万4,000円で、前年度に対し9,619万円の減となっております。  これは街路灯整備事業費が減となったことなどによるものでございますが、街路灯の蛍光灯からLED灯への転換については、平成28年度をもって完了いたします。  内容といたしましては、249ページの説明欄に記載しております1.道路橋りょう維持費と2.【単独】街路灯整備事業費でございますが、1.道路橋りょう維持費の6.生活道路環境改善費につきましては、都市計画部所管の600万円を含んだものとなっております。  なお、1.道路橋りょう維持費の1.道路施設維持管理情報システム構築費につきましては、市内全域の車道の舗装の劣化状況を測定するシステムや、道路の異常箇所に係る情報提供について、速やかに対応するためのシステムを構築するもので、平成27年度から取り組んでいるものでございます。  次に、第3目道路橋りょう新設改良費でございますが、予算額32億7,580万円で、前年度に対し7,380万円の増となっております。これは江平浜平線、虹が丘町西町1号線の事業費が増となったことなどによるものでございます。  内容といたしましては、249ページの説明欄に記載している1.【補助】道路新設改良事業費(社会資本整備総合交付金)と、251ページの中ほど2.【補助】道路新設改良事業費(道整備交付金)につきまして、国庫補助を活用し、主要路線の新設及び現道の拡幅改良などを行うものでございます。  次に、3.【単独】道路新設改良事業費につきましては、単独事業で生活関連道路の整備や車みちの整備を行うものでございます。  次の4.【単独】辺地対策事業費につきましては、辺地対策事業債を充当し、現道の拡幅改良などを行うものでございます。  次の5.【単独】過疎対策事業費につきましては、過疎対策事業債を充当し、現道の拡幅改良などを行うものでございます。  次の6.【単独】道路リフレッシュ事業費につきましては、辺地対策事業債、過疎対策事業債、合併特例事業債の充当や、地域振興基金の繰り入れを行い、合併地域の市道を年次的に改良するものでございます。  次に、7.【単独】歩行者移動支援システム整備事業費につきましては、斜面地における高齢者等の交通弱者の移動支援を行うモデル事業として、電動手すりを設置するもので、平成28年度からの新規事業でございます。  次に、252ページ、253ページをお開きください。  253ページの説明欄に記載しております8.【単独】自然災害防止事業費につきましては、長崎市地域防災計画に位置づけられた道路危険予想箇所について年次的に改良するものでございます。  次に、第4目交通安全施設費でございますが、予算額6,500万円で、前年度に対し、1,000万円の減となっております。  内容といたしましては、1.【単独】交通安全施設整備事業費、1.交通安全施設として、歩道の新設、改良や区画線、防護柵設置など交通安全施設の整備を行うものでございます。  次に、第5目県施行事業費負担金でございますが、予算額1億3,996万1,000円で、前年度に対し、1,021万4,000円の減となっております。  内容といたしましては、1.道路橋りょう費負担金の1.道路事業費と2.地域活性化事業費で、長崎県が長崎市内で施行する道路事業等について、応分の負担を行うものでございます。  次に、予算説明書の340ページ、341ページをお開きください。  平成28年度設定の債務負担行為に関する調書でございます。  中ほどの道路新設改良事業(虹が丘町西町1号線)につきましては、平成28年度に施行を予定している橋梁上部工事が2カ年の工事期間を要するため、限度額1億5,900万円、期間、平成29年度の債務負担行為を設定しようとするものでございます。  また、その下の道路新設改良事業につきましては、工事の平準化を図ることを目的に、限度額3億円、期間、平成29年度の債務負担行為を設定しようとするものでございます。  次に、主な事業の内容につきましては、土木部提出の委員会資料に基づき、担当課長からご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 103 桐谷道路建設課長 委員会資料をごらんください。  1ページには市道及び法定外公共物の現況について、2ページには道路事業の種類について記載しておりますので、ご参照ください。  次に、3ページから50ページに道路建設課所管分の平成28年度予算について記載しておりますので、ご説明させていただきます。  3ページをごらんください。  第8款土木費第2項道路橋りょう費第3目道路橋りょう新設改良費の道路建設課所管分についてご説明いたします。  道路新設改良事業費のうち、国庫補助である社会資本整備総合交付金等を活用し、整備を行っている路線についてご説明いたします。  江平浜平線ほか7路線で、予算額8億4,810万円で、全路線継続事業でございます。  1の概要でございますが、国庫補助事業を活用し、主要路線の新設及び拡幅改良を行い、交通の円滑化等を図るものでございます。  4ページから6ページに、平成28年度の事業内容、全体計画、事業期間及び財源内訳を記載しておりますので、ご参照ください。  なお、詳細につきましては、各路線の位置図で説明させていただきますので、7ページをお開きください。  江平浜平線は、江平地区と浜平地区を結ぶ補助幹線道路として事業を進めております。  平成28年度の事業といたしましては、赤色の箇所で用地取得、工事、用地測量を予定しており、予算額は1億3,300万円でございます。  なお、本路線は、単独事業である地方道路等整備事業費2,570万円と合わせまして、1億5,870万円の事業費でございます。  8ページをお開きください。  中川鳴滝3号線は、国道34号から鳴滝高校の横を通り、片淵中学校までの補助幹線道路として事業を進めております。  平成28年度の事業といたしましては、赤色の箇所で建物等補償、工事、測量設計を予定しており、予算額は6,300万円でございます。  なお、本路線は単独事業である地方道路等整備事業費300万円と合わせまして、6,600万円の事業費でございます。  9ページをごらんください。  川上町出雲線は、県道小ヶ倉田上線と大浦地区を結ぶ道路として事業を進めております。  平成28年度の事業といたしましては、赤色の箇所で建物補償、工事を予定しており、予算額は2,900万円でございます。  なお、本路線は単独事業である地方道路等整備事業費500万円と合わせまして、3,400万円の事業費でございます。  10ページをお開きください。  清水町白鳥町1号線は、長崎拘置支所付近とJR長崎本線沿いの北部現場事務所跡地付近を結ぶ道路として事業を進めております。  平成28年度の事業といたしましては、赤色の箇所で用地取得、建物等補償、用地測量、建物調査を予定しており、予算額は2億3,300万円でございます。  なお、本路線は単独事業である地方道路等整備事業費1,000万円と合わせまして、2億4,300万円の事業費でございます。  11ページをごらんください。  大橋町赤迫1号線は、JR長崎本線を下越しし、国道206号と市道三芳町若竹町線を結ぶ道路として事業を進めております。  平成28年度の事業といたしましては、赤色の箇所でJR九州への工事委託を予定しており、予算額は1億7,500万円でございます。  12ページをお開きください。  滑石横尾線は、大神宮交差点部分の拡幅、右折帯やバスベイの整備を行い、交通混雑の緩和を図るものとして、事業を進めております。  平成28年度の事業といたしましては、赤色の箇所で用地取得、工事を予定しており、予算額は5,860万円でございます。  なお、平成28年度で事業完了の予定でございます。  13ページをごらんください。  神浦向町3号線は、国道202号より分岐する神浦地区のバス通りで、通学路の安全確保を図るものとして事業を進めております。  平成28年度の事業といたしましては、赤色の箇所で用地取得、工事を予定しており、予算額は1億450万円でございます。  なお、本路線は過疎対策事業費860万円と合わせまして、1億1,310万円の事業費でございます。  なお、平成28年度で事業完了の予定でございます。  14ページをお開きください。  籠町稲田町1号線(電線類地中化)は、都市計画道路新地町稲田町線のうち、館内市場付近から稲田町までの電線共同溝整備(電線類地中化)を行うものでございます。  平成28年度の事業といたしましては、赤色の箇所で設計と工事、測量試験を予定しており、予算類は5,200万円でございます。  次に、15ページをごらんください。  【補助】道路新設改良事業費の道整備交付金でございます。  路線といたしましては、相川町四杖町1号線、虹が丘町西町1号線の2路線で、予算額は2億1,300万円でございます。  1の概要でございますが、国庫補助事業を活用し、道路の新設及び拡幅改良を行い、交通の円滑化等を図るものでございます。  2の事業内容につきましては、各路線の事業内容、全体計画について、また、16ページには財源内訳を記載しておりますので、ご参照ください。  詳細につきましては、各路線の位置図で説明させていただきますので、17ページをお開きください。  相川町四杖町1号線は、国道202号と式見ハイツを結ぶ補助幹線道路として事業を進めております。
     平成28年度の事業といたしましては、赤色の箇所で工事を予定しており、予算額は5,000万円でございます。  なお、本路線は合併地区道路等整備事業費5,200万円と合わせまして、1億200万円の事業費でございます。  18ページをお開きください。  虹が丘町西町1号線は、虹が丘町より市道油木町西町線に接続する補助幹線道路として事業を進めております。  平成28年度の事業といたしましては、赤色の箇所で工事を予定しており、予算額は1億6,300万円でございます。  なお、虹が丘町西町1号線につきましては、債務負担行為の設定が必要となりますので、あわせてご説明いたします。  提出資料の19ページをごらんください。  平成29年度に1億5,900万円の債務負担行為の設定をお願いするものでございます。  (2)債務負担行為の理由といたしましては、平成28年度に施行を予定している橋梁上部工事が2カ年の工事期間を要するため、債務負担行為の設定を行うものでございます。  2の事業内容には、全体計画と年度ごとの工事内容を記載しております。  3の債務負担行為に係る橋桁製作、設置工事に係る工事費の内訳を記載しております。  債務負担行為の設定額は、工事費2億6,500万円のうち、平成28年度に支払う前払金1億600万円を差し引いた1億5,900万円でございます。  また、4の工事契約スケジュールに記載しておりますとおり、11月議会に工事契約の締結に係る議案を提出させていただく予定にしております。  20ページをお開きください。  【単独】道路新設改良事業費の地方道路等整備事業費でございます。予算額は4億円でございます。  1の概要は記載のとおりでございます。  2の事業内容は、路線ごとに一覧表で整理しておりますが、予定ということでご理解ください。  21ページをごらんください。  20の土井首町磯道町線から、23のあたご新道の事業内容、全体計画を記載しております。  路線ごとに位置図で説明させていただきます。  22ページをお開きください。  土井首町磯道町線は、県の海岸保全事業との合併施行で実施しているものでございます。  平成28年度の事業といたしましては、赤色の箇所で工事及び県が施行する工事の工事費負担金を予定しており、予算額は3,840万円でございます。  また、土井首町磯道町線の先線につきましては、これまで国道499号までの取りつけルートを検討しておりましたが、赤丸の点線部分で示している案が最良と判断されたため、平成28年度において、この赤丸の点線箇所において測量設計を行うもので、予算額は1,650万円でございます。  なお、土井首町磯道町線及び先線においては、南部地区の主要な幹線道路である国道499号の鹿尾橋付近が、災害等で通行不能になった場合の代替輸送路として期待されるものでございます。  23ページをごらんください。  仁田佐古小学校外周道路は、新校舎建設にあわせて、学校周りの車が入ることができない既存の市道を拡幅し、車が入る道路として整備するものでございます。  平成28年度の事業といたしましては、赤色の箇所で測量設計と工事を予定しており、予算額は6,000万円でございます。  24ページをお開きください。  あたご新道は、本委員会の市道認定において説明させていただいた星取川上町1号線の道路改良とあたご自動車学校前の歩道整備を行っていくものでございます。  平成28年度の事業といたしましては、赤色の箇所で測量設計を予定しており、予算額は700万円でございます。  25ページをごらんください。  【単独】道路新設改良事業費の車みち整備事業費でございます。予算額は3億210万円でございます。  1の概要は、斜面市街地において、住民の居住環境の改善と防災性の向上を図るため、車が入ることのできない既存の市道を車が入る車みちとして整備するものでございます。  2の事業内容は、予定箇所の一覧を記載しております。  3の財源内訳は記載のとおりでございます。  26ページには車みち整備事業の全体位置図を、27ページの位置図の左上には入船町8号線の前年度工事箇所の着工前と完成の写真を添付しております。  28ページから36ページにはそれぞれの路線の位置図を添付しておりますので、ご参照ください。  37ページをお開きください。  【単独】道路新設改良事業費の合併地区道路等整備事業費でございます。予算額は2億2,200万円でございます。  1の概要は記載のとおりで、2の事業内容といたしましては、表に記載しております4路線と琴海江保崎線(琴海大橋)を予定しております。  38ページをお開きください。  琴海江保崎線(琴海大橋)の位置図と3の財源内訳を記載しております。  39ページをごらんください。  合併地区道路等整備事業の全体位置図を記載しておりますので、ご参照ください。  続きまして、40ページをお開きください。  【単独】辺地対策事業費でございます。  西海町64号線と形上岳線の継続事業の2路線で、予算額は1,700万円でございます。  1の概要、2の事業内容、3の財源内訳については記載のとおりでございます。  41ページと42ページに位置図を添付しておりますので、ご参照ください。  43ページをお開きください。  【単独】過疎対策事業費でございます。  伊王島循環線ほか3路線で、予算額は1,660万円でございます。  44ページにかけて、1の概要、2の事業内容、3の財源内訳について記載しております。  45ページから48ページに位置図を添付しておりますので、ご参照ください。  また、49ページと50ページに道路建設課所管の主要事業の進捗状況を記載しておりますので、ご参照ください。  私からの説明は以上でございます。 104 森尾土木維持課長 引き続き、土木維持課所管分についてご説明いたします。  提出資料の51ページをお開きください。  平成22年度から平成27年度までの市道及び里道等の維持補修状況でございます。  左の欄には市道、中央の欄には里道など、右の欄には全体の要望件数と実施件数、実施割合をそれぞれ記載しております。  平成28年1月末現在の実施状況でございますが、右下の欄に記載のとおり、全体で要望件数7,156件、実施件数6,661件、実施割合は93%となっております。  なお、表内の括弧書きにつきましては、合併7地区の件数と実施割合でございます。  続きまして、52ページをお開きください。  【単独】街路灯整備事業費、LED街路灯、予算額2億1,000万円でございます。  これは既存の街路灯をLED街路灯へ転換するとともに、生活道路や通学路などにLED街路灯を新設するものでございます。  平成28年度の事業の内容ですが、転換が7,600灯、新設が300灯を予定しており、4カ年計画で行っている転換工事は、平成28年度で完了いたします。  事業が完了いたしますと、年間1,017トン、約7万2,500本の杉の木が吸収するCO2量を削減するようになります。  3.財源内訳は記載のとおりでございます。  53ページをごらんください。  施行予定箇所の位置図でございます。赤色の区域、特に中央部が平成28年度にLED灯への転換を予定している区域でございます。  続きまして、54ページをお開きください。  【補助】道路新設改良事業費、浜町伊良林1号線、予算額3,100万円でございます。  これは、まちぶらプロジェクトの一環として、歩道の段差をなくし、歩きやすい道路空間を確保するために、歩車道の整備を行うものでございます。  2.事業内容、3.財源内訳は記載のとおりでございます。  55ページに位置図を掲載しております。赤色の箇所で工事を予定しております。  続きまして、56ページをお開きください。  【補助】道路新設改良事業費、古町麹屋町1号線、予算額1,000万円でございます。  これは、まちぶらプロジェクトの一環として、回遊路として位置づけられている道路のカラー化を行うものでございます。  2.事業内容、3.財源内訳は記載のとおりでございます。  57ページに位置図を掲載しております。赤色の箇所で工事を予定しております。  続きまして、58ページをお開きください。  【補助】道路新設改良事業費、銅座界わい路地魅力向上、予算額2,000万円でございます。  これは、まちぶらプロジェクトの一環として、銅座界わいの路地の整備を行うものでございます。  2.事業内容、3.財源内訳は記載のとおりでございます。  59ページに位置図を掲載しております。赤色の箇所で工事を予定しております。  続きまして、60ページをお開きください。  【補助】道路新設改良事業費、岩原川周辺環境整備、予算額5,300万円でございます。  これは、岩原川沿いの道路の環境整備を平成25年度から平成29年度の5カ年で行う継続事業でございます。  2.事業内容、3.財源内訳は記載のとおりでございます。  61ページに位置図を掲載しております。赤色の箇所で工事を予定しております。  続きまして、62ページをお開きください。  【補助】道路新設改良事業費、平和公園周辺環境整備、予算額8,300万円でございます。  これは、電線類地中化工事が完了した後の松山町大橋町線において、平成30年度までの3カ年で歩車道の整備を行うものでございます。  2.事業内容、3.財源内訳は記載のとおりでございます。  63ページに位置図を掲載しております。赤色の箇所で工事を予定しています。  続きまして、64ページをお開きください。  【補助】道路新設改良事業費、曙町稲佐町線、予算額4,200万円でございます。  これは、稲佐登山道の中腹駐車場付近において、舗装の整備を行うものでございます。  2.事業内容、3.財源内訳は記載のとおりでございます。
     65ページに位置図を掲載しております。赤色の箇所で工事を予定しています。  続きまして、66ページをお開きください。  【補助】道路新設改良事業費、かき道32号線、予算額1,000万円でございます。  これは、矢上団地内のバス通りの舗装の整備を行うものです。  2.事業内容、3.財源内訳は記載のとおりでございます。  67ページに位置図を掲載しております。赤色の箇所で工事を予定しています。  続きまして、68ページをお開きください。  【補助】道路新設改良事業費、道路構造物等補強、予算額1億6,900万円でございます。  これは、災害防止の観点から、橋梁などの法定点検や補修を実施することにより、災害に強い道路の整備を行うものです  2.事業内容、3.財源内訳は記載のとおりでございます。  69ページから76ページに予定箇所の位置図を掲載しております。赤色の箇所で橋梁や暗渠スラブの補修工事を予定しております。  続きまして、77ページをごらんください。  【単独】道路新設改良事業費、地方道路等整備事業費、予算額5億7,590万円でございます。  これは、損傷が激しい路面や排水機能が低下した側溝などの道路改良を行うものでございます。  2の事業内容、3の財源内訳は記載のとおりでございます。  なお、78ページから79ページにかけまして、予定箇所の一覧表を掲載しております。  続きまして、80ページをお開きください。  【単独】道路リフレッシュ事業費、1億円でございます。  これは、合併7地区の道路の側溝改良や路面の舗装工事などを行うものです。  2の事業内容、3の財源内訳は記載のとおりでございます。  81ページから85ページには予定箇所の位置図を掲載しております。  続きまして、86ページをお開きください。  【単独】自然災害防止事業費、道路、1億円でございます。  これは、地域防災計画に位置づけられた道路の危険予想箇所の法面工事を年次的に行っているものです。  2の事業内容、3.財源内訳は記載のとおりでございます。  87ページには全体の位置図を、88ページから92ページには路線ごとの位置図を掲載しております。  説明は以上でございます。 105 松浦土木企画課長 提出資料93ページをお開きください。  【単独】歩行者移動支援システム整備事業費、十善寺地区につきましてご説明いたします。予算は600万円でございます。  これは、1の概要にありますように、斜面市街地における居住環境の改善を図るため、高齢者等の交通弱者の移動支援を行うモデル事業として、企業と大学、地域と連携して、歩行者移動支援機器、電動手すりを設置するものです。  2の事業内容でございますが、今年度、十人町において、企業と大学が主体となり、社会実験が行われておりますが、この地区をモデル地区として、現在実験中の箇所に加えて、2カ所、約18メートルを整備しようとするものであります。事業費は600万円でございます。  3の財源内訳は記載のとおりでございます。  次の94ページには位置図を記載しております。整備箇所は、湊公園奥の山手側に向かって、コンビニや梅香崎郵便局横の階段道を上ったみのり園の横付近でございます。黒色で示した部分が現在社会実験を行っている部分であり、今回整備するのは赤色で示した部分の2カ所でございます。  次に、95ページをごらんください。  整備における産官学民の連携イメージを掲載しております。歩行者移動支援システムは、文部科学省の地域イノベーション戦略において、長崎大学と地元企業の共同研究で開発され、県の委託を受けましたシンクながさきがコーディネーターとなり、現在、社会実験を行っているところでございます。  長崎市としましては、市道である階段道の占用許可、まちぶらプロジェクトの認定、機器の販路拡大のための優れモノへの認証や、トライアルオーダー認定品としての活用を図るための手続を現在進めております。  なお、資料では、2月末に予定と書いておりますけれども、この認定については、もうしばらく時間がかかるとお聞きしております。  また、地元の十人町一の組自治会におきましても、機器の日常管理、アンケート等に協力しており、産学官民の連携により事業を進めていくこととしています。  次に、96ページをお開きください。  整備スケジュールでございます。平成28年度は、十人町地区の整備を行うとともに、次年度以降に向けて斜面市街地再生事業の8地区を中心に、他の候補地を選定するための調査を行っていきたいと考えております。  続きまして、97ページをお開きください。  県施行事業費負担金につきましてご説明いたします。  道路橋りょう費の県施行事業につきましては、県が行う道路事業のうち、国庫補助事業については市の負担がなく、県単独事業については事業区分に応じ、事業費の15%または10%を市が負担するものでございます。  市の負担額は、道路事業費としまして、1億2,533万6,000円、地域活性化事業費としまして1,462万5,000円を計上しており、合計は1億3,996万1,000円でございます。  97ページから98ページにかけての表でございますが、路線ごとの財源内訳を記載しており、左端から図面番号、路線名、全体事業費、負担割合に応じた国費、県費、市費及び市費の内訳となっております。  97ページには道路事業を記載しております。  98ページをお開きください。  ここには地域活性化事業を記載しております。  次に、99ページをごらんください。  事業箇所の箇所図でございます。この箇所図につきましては、今からご説明いたします道路橋りょう費と、後ほどご説明いたします都市計画費を一緒に表示しております。  道路橋りょう費は、事業名、路線名を赤色のラベルで表した1番から14番まで、黄色のラベルは都市計画費となっております。  それでは、路線名についた番号順にその概要を説明いたします。  まず、道路事業でございます。  100ページをお開きください。  上段の1番、国道324号は、田上1丁目の滑川バス停付近から茂木町の河平バス停付近までのうち、約600メートルの区間におきまして、用地補償及び道路改良工事が予定されております。なお、当該区間の完成予定は、資料には記載しておりませんが、平成30年度を予定しております。  下段の2番、野母崎宿線は、大崎町の約300メートルの区間におきまして、用地補償及び道路改良工事が予定されております。なお、当該区間の完成予定は、平成32年度でございます。  次に、101ページをごらんください。  上段の3番、同じく野母崎宿線の千々町の南小中学校下の約450メートルの区間におきまして、用地補償及び道路改良工事が予定されております。完成予定は平成28年度でございます。  下段の4番、同じく野母崎宿線の為石町の市営為石アパート付近の約450メートルの区間におきまして、用地補償が予定されております。なお、当該区間の完成予定は、平成30年度でございます。  102ページをお開きください。  上段5番、同じく野母崎宿線の脇岬町の130メートルの区間におきまして、測量設計が予定されております。こちらは平成28年度からの新規事業でございます。なお、完成予定は平成30年度でございます。  下段6番、深堀三和線は、大籠町付近から深堀町6丁目の間の約450メートルの区間におきまして、用地補償が予定されております。当該区間の完成予定は、平成30年度でございます。  次に、103ページをごらんください。  上段7番、奥ノ平時津線は、国道206号の西海交差点から県民の森方面に3キロメートルほど向かった西海町の桂山地区の約180メートルの区間におきまして、道路改良工事が予定されております。当該区間の完成予定は、平成28年度でございます。  下段8番、神ノ浦港長浦線は、琴海行政センターから県民の森方面に2.2キロメートルほど向かった長浦町の約80メートルの区間におきまして、道路改良工事が予定されております。完成予定は、平成28年度でございます。  104ページをお開きください。  上段の9番、同じく神ノ浦港長浦線の神浦小学校前付近におきまして、現在、長崎市が整備しております市道神浦向町3号線に続く約300メートルの区間におきまして、用地補償が予定されております。なお、当該区間の完成予定は、平成30年度でございます。  下段10番、長崎漁港村松線は、林道西彼杵半島線の分岐である樫の久保バス停付近の西海町樫の久保地区の約200メートル区間におきまして、道路改良工事が予定されております。当該区間の完成予定は、平成29年度でございます。  105ページをごらんください。  上段の11番、同じく長崎漁港村松線の松崎町におきまして、測量設計が予定されております。こちらは平成28年度からの新規事業でございます。当該区間の完成予定は、平成33年度でございます。  次に、地域活性化事業でございます。  下段12番、国道499号は、出島和蘭商館跡前の約250メートルの区間におきまして、センターポール化に伴う信号照明柱の工事が予定されております。当該区間の完成予定は、平成28年度でございます。  次に、106ページをお開きください。  上段13番、昭和馬町線は、石神町の約400メートルの区間におきまして、無電柱化に伴う歩道修景の工事が予定されております。完成予定は、平成29年度でございます。  下段14番、長与大橋町線は、文教町の長崎大学前の約500メートルの区間におきまして、無電柱化に伴う歩道修景の工事が予定されております。当該区間の完成予定は、平成29年度でございます。  説明は以上でございます。 106 吉田都市計画部長 第8款土木費第2項道路橋りょう費のうち、都市計画部所管のものにつきましてご説明をいたします。  予算説明書は248ページ、249ページでございます。資料、予算一覧は43行目でございます。  予算説明書の248ページ、上から2段目の第2目道路橋りょう維持費の予算額9億7,392万4,000円のうち、都市計画部所管は600万円で、前年度と同額でございます。  内容といたしましては、予算説明書249ページの説明欄の1.道路橋りょう維持費の6.生活道路環境改善費5億3,145万3,000円の一部で、斜面市街地再生事業を実施しております地区におきまして、地元要望等により緊急に対応する必要がある道路補修や手すりの設置等を行おうとするものでございます。  説明は以上でございます。 107 向山宗子委員長 これより質疑に入ります。 108 梅原和喜委員 最初にちょっと聞きたいんですが、松浦土木企画課長から説明していただいた中で、平成28年度完成予定の説明をしていただいたんですよね。それで、森尾土木維持課長と桐谷道路建設課長のところは完成予定とは聞いていなかったので、これは予算等との関連があるから完成予定はなかなか言えないんですよということなんですかね。 109 桐谷道路建設課長 完成予定につきましては、資料の中に事業期間という形で何年から何年までと記載していたものですから、この土木企画課の資料につきましては完成期間の記載がなかったものですから、口頭の説明で言わせていただいております。  以上でございます。 110 梅原和喜委員 わかりました。それぞれ説明をしていただいて、個別にこの図面と、それから位置図も含めて、赤色、それから青色、凡例ということで書いているんですが、せっかくここにきれいなカラーでしていらっしゃるので、我々聞くほうも、ああ、そうなんだということで理解が一層深まるので、今後、資料をつくるときはぜひお願いしたいと思います。  個別にちょっと伺いますが、22ページの土井首町磯道町線ということで、この先線のほうが国道499号の鹿尾橋につながらずに、レッドキャベツのほうに、この丸のポツポツと行くんで、私も聞いたことあるんですが、国道499号の鹿尾橋に直結するのか、それとも、レッドキャベツのほうに橋を使っていくのかというのは検討中なんですよということをずっと耳にしておったんですが、いつごろにこの説明とか決定をされたんでしょうか。 111 桐谷道路建設課長 この路線については、いろいろな案を検討しておりました。その中で、この点線で示しておるあたりが現実的じゃなかろうかという形の中で、まず測量設計をしてみて、それを受けた形の中で、どれだけのものが、どのような形でかかるかということがはっきりすれば、地元説明をやりたいと思います。そういう予定にしております。 112 梅原和喜委員 地元からは国道499号の鹿尾橋に連結するのは、やっぱりまだ民間とか保育所があるので、先ほど桐谷課長から提案があったこの先線のほうですね、レッドキャベツに行くほうがいい路線だと思います。  そして、県と一緒に埋め立てをしたりとか、道路をしているんですが、住民の方がですね、埋め立てたおかげで家屋が少し倒壊しているよということを私から桐谷道路建設課長に相談をしたことがあるんですけれども、その後の、家の傾きがとまったということで説明はされたということでよかったんでしょうかね。 113 桐谷道路建設課長 道路工事等を行った場合に、市民の皆様からそういう傾き等があるという話があれば、工事が終了した後に建物検査を再度して、チェックしている状況です。そうしないと、事業期間中に1回やってしまうと、その後のことができなくなりますから、工事完了を見た後で相談を受けて、それでどうですかというお話をさせていただきながら、いろんな対応をしているところでございます。  以上です。 114 梅原和喜委員 わかりました。この地域の方は、いろんな市の事業、県の事業には前向きに検討されている地域なので、新しい情報とか相談があったら、ぜひ迅速に対応していただきたいと思います。  この道路につきましては、課長のほうから説明がありましたように、国道499号につながる鹿尾橋が何らかの形で損害をこうむったときに、やっぱりライフラインを含めて、バイパスとなる貴重な道路でございます。平成32年度の完成ということで聞いておりますけれども、しっかり目標に向かって地元と連携をとりながら進めていただきたいと思います。  要望にかえさせていただきます。 115 山本信幸委員 まず、土木部の資料の3ページでございます。  籠町稲田町1号線(電線類地中化)、これは一度減額されたものが上がってきたというものだと思うんですね。それで、これでいくと設計と工事ということで、今回上がっておりますけれども、この程度しか、要は設計をして工事すると、このくらいしか工事ができないので、この延長で示していると。その後、来年度は計画が済んだらば、その分は大きく予算を全線やるぐらいの思いでつけるんだということで理解してよろしいんですか。 116 桐谷道路建設課長 この都市計画道路とのセット事業でございます。現在、用地交渉はスムーズに進んでおるんですけど、一部用地が残っている箇所が境界確定ができないという形がございます。その境界確定ができれば協力をすると言っていただいていますが、その用地を協力すると、工事は一気に歩道等を設置することは可能になってきておりますけど、まずはその用地の境界を確定できるような努力をしていきながら、事業の様子を見ながら進めていきたいと思っております。  以上でございます。 117 山本信幸委員 これはやはりまたそこに戻ってきたかなと思いますので、そうであるならば、境界確定はぜひ急いでやっていただきたいと思います。
     あと7ページの図面、江平浜平線の事業で色分けを見ると、入り口付近が、接道部分が平成27年度までの施行分と平成29年度以降の施行分と、入り口部分の施行がなぜかおくれている状況であります。  確かに道路、車は通るような状況、バスも暫定的に通ったというのはございますが、非常に今、危険な状態でもあることは事実でありますので、そこの工事を行うめどといいますか、今の交渉状況、工事を着手するに当たっての用地買収が当然必要でしょうから、その状況はどういうところですか。 118 桐谷道路建設課長 あの入り口にあと1カ所の用地交渉がございます。今、用地交渉はさせていただいているんですけれども、やっぱり条件等が多少かみ合わないところがございますので、その歩み寄るような形の中で交渉を進めてきておりますので、それが完了すれば工事はできるんじゃなかろうかと思っていますけれども、まずは住民の皆様が恩恵を受ける道路をある程度先まで伸ばして、一定の車が通るような整備ができればと思っていますので、先線のほうを一番奥の河川を、カルバートを今入れていますので、そこができれば一定、今まで供用できていなかった人たちが車を通すことはできますので、その事業を進めていますので、その完成を見た中で先に進んでいきたいと思っています。  以上です。 119 山本信幸委員 今、現場を私はよく通ることがあるので見るんですが、非常にすりつけが難しいのではないか、また、道路側溝が露出した形で今おいてあるので、非常に危険かなと思っております。ああいうところは早目に条件緩和なり、現在、できる部分、工事箇所もできる箇所はあると思うのですが、そういうところについてはやるべきところは先に工事を行って、安全を確保されて、補償箇所とできないところ、補償箇所以外のところも放置してありますので、そこをちょっと考えていただければと思いますが、いかがですか。 120 桐谷道路建設課長 おっしゃるとおり、危険であると判断しておりましたので、去年、バスを通すとき、一部改良をさせていただいたんですけど、まだおっしゃるとおり、多少危険な部分がございますので、できる範囲の中で努力していきたいと思います。  以上です。 121 山本信幸委員 ぜひ努力をお願いいたします。  あと、次ですね、25ページの車みち整備事業は鋭意進捗を図られていると思っております。ただ、ちょっと確認の上でお聞きしたいだけなんですが、入船町とか、他にも工事、補償というのがございます。車みち整備事業の補償があるのは入り口部付近という認識でおったのですが、それ以外にも、例えば、カーブ上でちょっと補償工事があると、消防車が入るんだとか、回転場が整備できるんだとか、補償工事ですよ。工事が、途中は寄附するものについて、補償工事があるとできるんだという部分があれば、建物を切り崩して、建物を切ってですね、切り取り改造を行って、そのようなものをする考えはないのか。また、ここで言うところの補償というのはどういうものなのか。 122 桐谷道路建設課長 この補償というのは、埋設管とか九州電力とかの工事に支障になるものの補償工事でございます。  建物の補償等につきましては、現在、建物補償等がかからない部分を優先的に行っております。その辺についての今後条件を緩和するときに、いろんな形を検討していきたいと思っています。  以上です。 123 山本信幸委員 ぜひ暫定的に通すと効果がありますので、例えば消防車が入らないから事業をしないとか、そういうものではなくて、暫定的に通して、その後、今言われた道が開ければ切り取り改造など一部行って消防車が入るような形も考えていただければと思いますので、一つの事業の展開として先に進むというような形で考えていただければと思います。  あと1点が、これは予算書でちょっと気になったので確認なんですが、予算書の249ページの道路橋りょう維持費の真ん中付近の街路灯維持管理費とLED街路灯ですかね。この分で、要は平成28年度内にこれが終わってくるということになります。そうすると、今の道路街路灯の蛍光灯を全部把握されていて、それをこの事業費の中で全部行うと、平成28年度内に。その認識の予算になっていると理解してよろしいんでしょうか。 124 森尾土木維持課長 まず、土木部提出の52ページを見ていただければ。  予算書に出ています2億1,000万円の中にはLED灯に転換する工事と新設する工事が含まれています。ですから、先ほどお話しした平成28年度で終わるというのは、もう全て転換の工事ということです。それ以外の新設工事はそのまま残ってきます。  それと、先ほどちょっとお話があったのは、蛍光灯が幾らか残っているというのは、例えば、自治会の所有物とか、そういうものが一部残っていまして、これについてわかる範囲は市で引き取るような形で今整備を進めていますけれども、やっぱり幾らか残っているという状況でございます。  以上です。 125 山本信幸委員 現地に行きますと、非常にLED灯と蛍光灯のこの明かりの差というのはてきめんでですね、本当に蛍光灯のところは暗いけれども、LEDのところはものすごく明るくて、非常に効果があると感じました。非常にいい事業だなと思っております。  やはりそういった中で、現在の蛍光灯の位置がですね、本当に管理できるかなというのが心配なところがございますので、ぜひ蛍光灯のところは全部切りかえということでありますから、しっかりとその辺を進めていただきたいと思います。これはもう逆に足らんならもっと予算をつけて、早くやってほしいぐらいで、平成28年度で終わるということでございますけれども、もっと進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 126 中里泰則副委員長 先ほどの街灯のLED化について、ちょっと関連でお伺いなんですけど、確かに今おっしゃられたように、LED、本当に明るくなったということでかなり評判はいいみたいなんですけど、ただ、LEDの光の特性として、一方の方向に強く進んでいって広がりがないと。明るくなったのはいいんだけど、街灯の下は明るくなったが、その次の街灯までの間に光の広がりがないから暗いところが出てきたという話をちょっと一部の人から聞いたんですよね。それで、結構まちなかのところはLEDを2灯つけてVの字に配置してから、なるだけ横に広がりがあるようにしているみたいなんですけど、少し周辺のほうに行くと、1灯だけで、街灯の下のほうだけが明るいというような状況があるんですけど、何かそういうご意見は耳に入っていらっしゃいますでしょうか。 127 森尾土木維持課長 このLED灯というのは、言われるとおり直進性があって横に広がらないという話はよくありました。私たちもまず入る前は、何カ所か試験的に調査しながら、実際のLEDと蛍光灯がどのように違うかというのを検証しながらやってきました。当初は、言われるとおり下のほうばっかり照らすということで、なかなか導入は難しいなという話だったんですが、やはり機器の改善が進んできて、横に大分広がるようになってきました。あと下に来るのはどうしても強いものですか、何か横が暗くなったように見えるんですけれども、光的に見たら蛍光灯よりも十分明るくなっているということで、市民の方からは大分生活しやすいということで話があっています。  以上です。 128 武次良治委員 街灯じゃないんですが、車みちのほうに戻ります。  きのうからまたきょう、先ほども山本委員からこの車みちに関していろいろ話あっておりますけれども、私もほとんど同じ気持ちだなということで伺っておりました。  その中で、私自身もこの車みち整備事業費についてあんまり詳しく知っていなかったわけですけれども、きのうこの会議が終わった後にちょっと知識といいますか、情報をいただきました。そうした中で思ったのが、今のところ、住宅密集の斜面市街地、あるいは市道、こういうことで一つの線引きがなされておると思うんですが、これは斜面は必ずしもそこだけでもないわけですね。また、戸数にしても数十戸関係しておるようなところは周辺部含めて相当あると思うんです。きのうの話なんか聞いておれば、現実的な形で平成30年度までですか、あと3年。そんな話みたいな気がしておるんですけれども、やはりこういういいことは、初めて市が積極的に、建設的に、前向きにという意味で、いい取り組みを始めたなというように私思っております。従来の感覚からすれば、4メートルないようなところは手つけんよとか、いろんなことを聞いておったんですが、そういう中で、市道といっても認定をしただけで、本当に狭い市道もありますよね。そういったところをもっともっと、もう4メートルにこだわらんでやっていこうというようなところもあろうかと思います。そういう意味で、逆に言えば今度は、2メートルぐらいの里道もあるわけなんですね。そういうところとか、結構半分が階段、半分が道とかいうのは結構市内を探せばあると思うんです。そういうところなんかチェックをしながら、自治会にもそういった該当するようなところはありませんかとか投げかけをしていきながら、現実的なものでなくて、これは逆にどんどんどんどん発展的に取り組んでいただきたいなというように思います。その辺について考え方があれば、ちょっとお聞かせいただけますか。 129 桐谷道路建設課長 おっしゃられるように、区域をどこまでしたほうがいいかということは当初に考えました。まず、やっぱり道路事業は長期間にわたっている関係で、まずは区域を決めるときにどこがいいかと、まずその範囲の中では一応現在の区域は昭和48年に市街化区域に編入された部分で、標高が20メートル以上で5度以上の角度がある区域をまず設定させて範囲を決めさせていただいております。その関係で、まずこの4年間で一定のめどをつけた形で方向性が見えてくれば、周辺部は合併地区も含めての話を言われているんだろうと思っていますので、その辺については、現在やっているのが一定のめどが立った時点で次なる形も考えていく必要があるかと思っていますけど、現状の分ではまずこの4年間でどこまでできるかわかりませんけど、頑張って今計画した部分でいきたいと思っています。  そしてもう1つ、この調査をするときに、これは3つの方法で調査をしております。市役所がまず市道点検のときに調査した部分、地元から要望があった部分、また、議会等からの要望があった部分、この3点の方向性の中から、この路線を選定してから整備をしているのが現状でございますので、おっしゃられた部分については検討する余地があると思っていますので、今後いろいろ意見を伺いながらまた先に進んでいきたいと思っています。  以上でございます。 130 武次良治委員 前向きな姿勢ということで受け取らせていただきたいと思います。  やはりこの車みちですね、これはもう2メートルあれば軽車両も通るわけであります。これまで救急とか、あるいは消防活動ですね、そういったものとか、ごみの収集であるとか、いろんなことを理由としてあったんですが、今また介護の問題ですね。介護、車椅子で行きたくても結局行けないとかいうようなところなんか結構あると思うんです。そういった意味でやはり福祉の面からもこの事業というのはどんどん進めていただきたいなというように思います。ごみ出しの問題にしても、やっぱり一輪車で積んでいくにしても階段ではどうしようもないとか、いろんなケースがあろうかと思うんです。また、若い人は特に周辺部においては車が入らないところには住まないんです。だから、どんどんどんどん市の中心部に流れてきておるわけですね。東京だけじゃないんですよ。周辺部から見れば、一極集中ですよ、周辺部から中心部に来ると。ましてやマンション買って、こっちに移り住んでくるというようなこと。せっかく親の土地がありながら、家もありながら住まないというようなケース、こういった現状に対する対応策としても非常に有効な手だてだと思いますので、これもぜひとも前向きに取り組んでいただきたいなということを強く要望いたしまして、終わります。 131 山本信幸委員 今の武次委員に関連で1つだけ。  今おっしゃられたとおり、これは今、市道だけであります。これはずっと言われているんですが、市道部分をいろんな改良の中で、一部赤道に接道している箇所、確かに市道を拡張する、延ばすことで赤道に接道することで地域は一部助かっているんですね。だけれども、今まで車が入っていないところはそういう拡張はできたけれども、その先が赤道ならば、何ら進まない。そして、その集落はずっと、おっしゃられているとおり、ずっと車が入らない状況。ところが、だんだんとまちの形は変わってきて、全面的に、例えば、春木町の話なんですけど、春木町は今度道路が整備されると聞いています。その先は赤道なんですね。そうすると、そこは今、マンション等はできて非常に歩行者もふえてきている、子どもたちもふえて通学路になっているにもかかわらず、赤道であるがために全然整備は進まない。そういったことになると、そこに同じ道路を整備するなら周りを一部ふやすと、バリアフリーが進むわけですね。高齢者の部分が進む。何ら道路を突っ込んでも、周りは階段がそのまま残っているから、赤道に接道するだけで赤道の階段がそのまま残っていて、何ら進まないんですよ。そういうのをやはり考慮して計画を考えるべきじゃないかと思うんです。だから、市道があったら、そういうふうにできるところはまちの形を整えるためには進めていくと。そのようなことを考えながら進めるべきだと思いますけど、どがんですか。 132 桐谷道路建設課長 今言われた春木町あたりでもそうですけど、私たちも道路計画するときに、次の赤道等があるときに、構造的にどうかというチェックをさせています。道路としてつながるかどうかも含めて今検討はさせて、要望があった箇所については、赤道はできませんとかいう回答をするんじゃなくて、とりあえず現場に行って一通り見てもらえんかという話を職員に伝えています。それを見て、構造的にどうなのかという確認をしていますけど、この事業は始まったばっかりでございますので、まず、今、確実にできるところから頑張っておるところですので、その辺も視野に入れながら考えていきたいと思っています。  以上です。 133 大石史生委員 提出資料の58ページの銅座界わい路地魅力向上ということで、路地をきれいに整備しますよというのが上がってきているんですけれども、これは、銅座の飲食店の経営されている方たちの声をずっと、私が前の仕事で聞いてきた部分で、やっぱり観光でお客さんを呼んでいるという、長崎市の姿勢はわかるんだけど、ここだけ何か取り残された感じがしているという声を、本当にたくさん聞いてきたんですよね。  今、道路整備をちょこちょこやっているのを私も周りながら見てはいるんですけれども、この写真のところだとか、本当に整備になればいいなと思っていて、本当にこれはいい事業だなと思っているんです。  ちょっと所管が違うかもしれないんですけれども、銅座界わいの路地魅力向上という点で、ランタンフェスティバルのときに、ここは電気がないんですよね。そういう意味じゃ、お客さんも観光客いっぱい来るのに銅座には来ないという声、本当にいっぱい聞いて、2月は私、売り上げとかもいろいろ見せてもらったりしたんですけれども、もう本当に落ちるんですよ。そういった意味で、ちょっと相乗的にここら辺を盛り上げていくという観点から、その辺をどう考えているかというのをちょっとお聞きしたいなと思っています。 134 池田建築部長 後ほどまちぶらプロジェクトが出てまいりますけれども、今ご指摘のとおりだと私も考えておりまして、要は5つのエリアに分けて、その個性に応じてまちづくりをやっておりますが、この銅座地区については、浜町にこれだけの資金繰りをやりながら、割と老朽化した建物が並んで防災上も危ないという地区でございますので、私たちもまちぶらプロジェクトとしても、いろんな形でこの整備を図りたいということで、一つは後でまた出てくるんですが、銅座川プロムナードということで、銅座川にかかっている市場等を撤去して、横に街路をつくって親水性のある道路空間にしたいと。  1つは今、土木維持課でやっておりますけれども、路地の魅力を向上させるために、少し路地を板石にするという形で整備したいと。行く行くは、やはりここはちょっと道路がないものですから、建て替えがきかないという形で、飲み屋街の旧態依然とした格好になっておりますので、もう少し建物が立てやすく更新できるような形でこのまちが発展しないかということを少し検討しておるところでございますので、ご指摘のことは十分理解して、私たちもそういうことでやっているところでございますので、もう少しお時間をいただきたいと考えております。  以上です。 135 大石史生委員 この件に関しては、本当にもう銅座の方たちというのは所得が200万円以下の人たちがものすごくふえてきているんですよ。そういった面からも、ぜひ長崎市もてこを入れてやっていただきたいということを要望しておきます。  それと、あともう1つ、少し新しい事業でということで、電動手すりの設置がありましたよね。私、現場に行っていないので、少し認識不足かもしれないんですが、これは例えば、この18メートルぐらいの区間を2カ所設置するということですけれども、行って帰ってくるのに何分かかるのかなというのが一つと、あと、下ってくるときに、例えば、上りたい人が待っているとか、そういうのは現実的に起こってくる問題なのかなと思うんですけれども、その辺の見解というか、そこをちょっとお聞かせいただきたいなと。 136 松浦土木企画課長 まず、移動速度ということなんですけれども、分速でいいますと、毎分6メートルということで、かなり遅い速度です。14メートル区間を大体2分ちょっとで移動するという形になっています。  ただ、これはですね、今、社会実験を民間でされているんですが、やはり利用者から少し遅いという要望がございまして、その辺今から改良するということになっています。  それと、例えば、使った後、上に行ったときは下からまた使いたいときは、下でボタンを押すと戻ってくるという形で、使うときはそのボタンを押すとそこに戻ってきて、そこからまた使えるという形にしています。  遅いというのと、もう1つ、買い物したときに荷物をかけられるようにしていますが、今、高齢者だけが使っているので、ちょっと利用者が余り多くないという現状がありまして、これは荷物だけかけて、ボタンを押したら荷物だけでも上れるというふうにすると、一般の方も使えるようになるんじゃないかなということで、その辺の改良も一応メーカーのほうにお願いをしておりまして、いろんな方が使えるような形でできないかということで、今、メーカーといいますか、事業者と協議をしているというところでございます。  以上でございます。 137 大石史生委員 これはですね、この辺私も歩いたことはあるんですけれども、大分歩いたんですけれども、本当に坂が急なところ、結構いっぱいあって、ちっちゃい路地もいっぱいあって、こういうのがもっと低予算でできてくれば、少しずつ、そういう坂に住む人たちの歩くことの軽減だとか、そういった負担の軽減になるんじゃないかなと見ています。ぜひ地域の皆さんの要望を聞いて、改善できるところは改善して進めていただきたいなと、このように思います。  以上です。 138 向山宗子委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時26分=           =再開 午後2時34分= 139 向山宗子委員長 委員会を再開いたします。  次に、第8款土木費第3項河川海岸費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 140 本田土木部長 第8款土木費第3項河川海岸費のうち、土木部所管分についてご説明いたします。  予算説明書は252ページから257ページまででございます。  252ページの下の表の上段の計をごらんください。  第8款土木費第3項河川海岸費の予算総額8億6,350万7,000円のうち、土木部所管分につきましては、追加資料のA3の表の20行目に記載しております8億518万8,000円で、前年度に対して2億5,967万6,000円の増となっております。  次に、各目における予算でございますが、予算説明書は252ページ、253ページをごらんください。  第1目河川総務費でございますが、予算額9,400万7,000円のうち、土木部所管分はA3の表の16行目に記載しております3,568万8,000円で、前年度に対し232万4,000円の減となっております。  これは、災害ハザードマップ作成費が減となったことなどによるものでございますが、土砂災害警戒区域等の指定済み箇所における土砂災害ハザードマップと中島川及び浦上川の支流5河川における浸水想定ハザードマップについては作成が完了し、現在、住民の方々への周知を行っているところでございます。  内容といたしましては、253ページの説明欄に記載しております2.河川総務費と3.事務費でございます。  次に、254ページ、255ページをお開きください。  第2目河川改良費でございますが、予算額6億3,600万円で、前年度に対し2億8,200万円の増となっております。  これは、大井手川の事業費が増となったことなどによるものでございます。  内容といたしましては、255ページの説明欄に記載しております1.【補助】河川等整備事業費につきましては、国庫補助を活用し、江川川や大井手川の整備を行うものでございます。  次に、2.【単独】河川等整備事業費につきましては、単独事業として銅座川や小江川ほかの整備を行うものでございます。  次に、3.【単独】自然災害防止事業費につきましては、災害の拡大を防止することを目的に河川の改良工事や崖崩れ等による災害を防止することを目的に、急傾斜地崩壊対策工事を行うものでございます。  次に、第3目海岸保全費でございますが、予算額8,350万円で、前年度に対し2,000万円の減となっております。  内容といたしましては、255ページの説明欄に記載しております1.【補助】海岸保全事業費、社会資本整備総合交付金、1.東望地区で、国庫補助を活用し東望海岸の越波対策を行うものでございます。  次に、256ページ、257ページをお開きください。  第4目県施行事業費負担金でございますが、予算額5,000万円で、前年度と同額となっております。  内容といたしましては、1.河川海岸費負担金、1.急傾斜地崩壊対策事業費で、長崎県が施行する急傾斜地崩壊対策事業に応分の負担を行うものでございます。  次に、予算説明書340ページ、341ページをお開きください。  平成28年度設定の債務負担行為に関する調書でございます。  中ほどの河川等整備事業につきましては、工事の平準化を図ることを目的に、限度額1,000万円、期間、平成29年度の債務負担行為を設定しようとするものでございます。  それでは、主な事業の内容につきまして、委員会提出資料に基づき、担当課長からご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。  私からは以上でございます。 141 森尾土木維持課長 提出資料の107ページをお開きください。  こちらには河川事業の種類を掲載しております。表には充当率、あるいは概要等が記載されております。  続きまして、108ページをお開きください。  【補助】河川等整備事業費、江川川、予算額3,100万円でございます。  これは、国道499号に沿って流れる江川川の断面が小さく、洪水の危険性があることから、河川整備を行い、安全に流下できる河道を確保し、洪水被害を防ぐものでございます。  2の事業内容といたしましては、工事、用地取得を予定しております。  3の財源内訳は表に記載のとおりでございます。  109ページに位置図を掲載しております。赤の線の工事を予定しております。  続きまして、110ページをお開きください。  【補助】河川等整備事業費、大井手川、予算額4億3,400万円でございます。  これは、流下能力が不足している滑石地区の大井手川を県営住宅などの建て替えや都市計画道路滑石町線の整備などと合わせ、親水性を持たせた河川整備を行うものでございます。  2の事業内容といたしましては、工事、測量設計、用地取得、建物補償を予定しております。  3の財源内訳は表に記載のとおりでございます。  111ページに位置図を掲載しております。  続きまして、112ページをお開きください。  【単独】河川等整備事業費、銅座川、予算額500万円でございます。  銅座地区を流れる銅座川は2級河川中島川の支流で、流域には繁華街である銅座町、浜町が含まれており、昭和57年の長崎大水害では中島川や銅座川の氾濫により多大な被害が生じました。  中島川については、県により、平成25年度までに整備がなされており、銅座川についても浸水対策が必要なため、事業化に向けた調査、設計を行うものでございます。
     2.事業内容、3.財源内訳は記載のとおりでございます。  113ページに位置図を掲載しております。  続きまして、114ページをお開きください。  【単独】河川等整備事業費、小江川ほか、予算額3,800万円でございます。  これは、災害の発生を予防し、また、拡大を防止することを目的に河川の改良工事を行うものです。  2.事業内容、3.財源内訳は表に記載のとおりでございます。  115ページから118ページに予定箇所の位置図と写真を掲載しております。  続きまして、119ページをごらんください。  【単独】自然災害防止事業費、河川、予算額5,700万円でございます。  これは、地域防災計画に位置づけられている河川において、災害発生を予防し、または拡大を防止することを目的に河川の改良工事を行うものです。  2.事業内容、3.財源内訳は表に記載のとおりでございます。  120ページから123ページに予定箇所の位置図と写真を掲載しております。  続きまして、124ページをお開きください。  【単独】自然災害防止事業費、急傾斜地崩壊対策、予算額7,100万円でございます。  これは、崖崩れ等による災害を防止するため、急傾斜地崩壊対策工事を実施するものでございます。  2の事業内容でございます。今年度は表に記載の6地区を行うものでございますが、表の番号1番の網場(3)地区から5番の古賀(1)地区は継続事業で、6番の三川(8)地区につきましては新規地区で調査、設計を予定しております。  また、(2)といたしまして、市が管理する急傾斜地崩壊対策施設の点検業務を予定しております。  3.財源内訳は表に記載のとおりでございます。  125ページには全体の位置図を、126ページから128ページには箇所ごとの位置図と写真を掲載しております。  続きまして、129ページをごらんください。  【補助】海岸保全事業費、東望地区、予算額8,350万円でございます。  これは、田中町の東部下水処理場付近の東望海岸の越波対策を行うものでございます。  2の事業内容といたしましては、工事を予定しております。  3の財源内訳は表に記載のとおりでございます。  130ページに位置図を掲載しております。  続きまして、131ページをごらんください。  河川海岸費負担金、急傾斜地崩壊対策事業費、予算額5,000万円でございます。  これは、県が施行する急傾斜地崩壊対策事業に対して、地元負担金を支出するものでございます。  2.事業内容及び財源内訳でございます。県が施行する急傾斜地崩壊対策事業は、表に記載のとおり、継続事業15地区を予定しております。  表には、左から順に、事業区分、箇所名、平成28年度の事業費、国、県、市それぞれの負担率、内訳の欄に各負担率に応じた負担額を記載しております。  表の一番下の計の欄に記載のとおり、平成28年度の県施行事業費5億5,500万円に対する市の負担額は、一番右にありますとおり5,000万円となっております。  132ページをお開きください。  上の表には、県施行、市施行それぞれの採択基準を、下の図に予定箇所を掲載しております。  また、133ページから140ページにかけて、位置図と写真を掲載しております。  次に、資料の141ページ及び142ページをごらんください。  河川等整備事業及び急傾斜地崩壊対策事業の進捗率等を掲載しておりますので、ご参照ください。  説明は以上でございます。 142 向山宗子委員長 これより質疑に入ります。 143 山本信幸委員 130ページの海岸保全事業費の東望地区であります。  これは一度予算減額されたものが今回また上がってきたと考えております。今、本体工、消波ブロック設置工で行っていますが、この工法でいって、要は越波の修正ということで消波ブロックということであると思っているんですから、ちょっと断面が載っていないのでよくわからない部分もあるんですけど、前面のえぐりといいますか、消波ブロックを置くと、よくその前面側が根元側がえぐられていくと、消波ブロックがずれたりなどして、また砕波の原因になるというようなことがあるので、その根固めをしっかりやって、いわゆる護岸の吹き出しですね、根から吸い込んで、また、護岸の裏側のほうで潮水が吹き上げるというのが懸念されるんですけど、そういった処置はどのようにとられているんでしょうか。 144 森尾土木維持課長 この既存の護岸というのが縦型の昔の既製品の消波ブロックがちょうど壁に盛ったようなものでした。これについては今までも30年、40年たっていますので、劣化が進んで中に海水が入って、それからまた水が流れ出して、裏の道路が下がるという状況がありました。  ですから、今回の工事の中で、まず、一番下の基礎を固める仕事と、あとその護岸の横に新たな護岸を1メートル程度つくって、そこの横に消波ブロックを並べるという工法をしております。  ですから、先ほど懸念がありましたとおり、越波した水がまた中に入って外に出るとかということの対策をとるような前面にコンクリートの擁壁を再度打っているということでございます。  以上です。 145 山本信幸委員 今の説明だと、例えば、護岸が多分滑りということになってくると思うので、それを押さえるために、例えば、当然、前面側に護岸をつくるとなれば、掘らないといけないので、前面側に矢板かなんか打つと思うんですけど、そういった処置をするときに、その施工中に、例えば、滑りがあって、現在でも護岸は沈下しとるわけですから、矢板等が天端のぶれとか、そういう影響というようなことは現在起きていないんでしょうか。 146 森尾土木維持課長 この護岸は、どうしても沈下というのは生じてくるので、今回もう建設されて30年、40年たてば、何十センチメートルかやっぱり沈下は出てきていました。ただし、今回、中を掘ってみたら、ちゃんとした捨て石が施工されていまして、その捨て石の上に乗せておけば、基礎的には問題ないということで、その上に護岸を乗せているということです。  今後、沈下については若干はどうしても護岸構造物ですから、あると思いますけれども、その都度、改修しながらやるようになるんじゃないかなと思っています。  以上です。 147 大石史生委員 124ページの急傾斜地崩壊対策の下の財源内訳の上のところに、工事の完成箇所数っていうのが94カ所と載っているんですけれども、これは急傾斜地崩壊対策として指定されているうちの、94カ所っていうのは大体、指定されているところが何カ所あるのかっていうのをちょっとお聞きしたいんですけれども。 148 森尾土木維持課長 急傾斜地の対策事業をやる場合に、区域を指定するのは施行するところを、今、区域指定をしています。ですから、この94カ所って書いていますが、これについては長崎市が施行した分の急傾斜地崩壊対策事業の場所ですね。それからいったら、区域指定された分はもう100%工事はしているんですけれども、それ以外に危険箇所っていうのがございます。それはもう1,000カ所を超える箇所がありますから、それからいくと、県施行まで含めてまだ25%とか、26%とか、そういう進捗率になっています。  以上です。 149 大石史生委員 これは本当に大災害があったときに、やっぱり命にかかわってくる問題になってくると思います。きのうも繰り返しちょっといろいろそういった形で要請してきましたけれども、25%、これ全部、1,000カ所以上のうちの大体25%っていうことなんですけれども、このペースでいくと、大体何年後に工事が終わるのかなっていうのがちょっと本当に不安だなと思います。ここはぜひそのパーセンテージを上げていくっていう努力をしていただきたいと、ここは要請しておきたいと思います。  もう1つ、131ページの部分の県が施行する急傾斜地崩壊対策事業で長崎市は地元負担しましたとあるんですけれども、ちょっとこれは私の認識不足だったら申しわけないんですが、この間、私が受けた相談の中で、森尾土木維持課長はご存じだと思いますけれども、そこの場所が急傾斜地で県の危険地域に指定されていて、そこに建物が建っていて、そこを土地と建物を買って、じゃ、家を建てたいんだけれども、法面が危ないから法面の工事をしてくださいっていうことに対して、それがそこに人が住んでいるっていうのが条件なんだということで、なかなかかなわなかったっていう部分があったんですけれども、それとの関連性っていうか、これはちょっと違う事業なのかなと一瞬思ったりもしたんですが、どうでしょうか。 150 森尾土木維持課長 まず、先ほど25%というお話がありました。なかなか進捗が進まないっていう中には、どうしてもこの事業自体が土地の寄附であったり、さまざまな申請に対して地元の方がやっぱりいろんな手続が必要ということがあって、そこはそれで進まないということもございます。  ですから、国としても、なかなかハード整備が進まないっていうことで、ソフト事業としてハザードマップをある程度つくりながら、危ないところは逃げましょうというようなことで、私たちも今、ハード事業もそうなんですけれども、ソフト事業もあわせながらやっているというところでございます。  先ほどお話があった急傾斜地崩壊対策事業の要件なんですが、これはどうしても人の生命を守るっていうのが大きな目的です。ですから、そこの家にどなたかおって、危ない、一定の要件を満たすっていう、例えば、5軒であったり、高さが5メートル以上とか、そういうものが一つの要件になってきますので、例えば、売買が生じて土地を買うとなった場合は、通常の開発との違いっていうところが明確になかなかできないこともあって、人が住まわれているところがまず対象と、それが大前提という制度ということで理解していただければと思います。  以上です。 151 大石史生委員 その制度の中身は理解をしました。  ただ、定住を促すとか、そういった意味でも、長崎は坂が多いんで、その要件緩和っていうか、そういった施策もひとつ必要じゃないのかなと思います。多分そんな件数的には多くはないんじゃないのかなという感じはいたしますけれども、ただ、そういった人たちの声もあるということをぜひ市政に反映させていただきたいなと思います。 152 森尾土木維持課長 この急傾斜地の対策事業というのは、地元の方からの要望がやっぱり大きいです。私たちとしても、例えば、市施行事業であれば、負担金が発生してきますので、負担金の算定の仕方をわかりやすくする、あるいは少し軽減するような対策を平成25年に行いました。それを受けて、現在、平成27年だけでも7カ所ぐらい上がってきているということもあって、着実に我々の思惑からいけば多くの方が申請までこぎつけているんじゃないかなと思っています。  こういうことを続けていきながら、できるだけ皆さん、住民の方々の不安を取り除いていくような、そういうことを進めていきたいと思っています。  以上です。 153 山本信幸委員 今の分のお話で、市の考え方がちょっとわからなくなったんですが、1つの考えとして今おっしゃられたのは、確かに人がいるところ、住宅が張りついているところは、当然、対象だと思います。ただ、基本的にはハードが追いつかないから、ソフト面でそこを土砂災害特別警戒区域とか、いろいろ指定をして逃がしましょうという手段ですから、基本はハードをすべきだと私は考えます。  それで、今、25%しか進んでいないのも、本当に市の努力の中でいろんな寄り添う市政の中で、今、ある程度進んでいるし、予算もこれだけついてきているのかな、ふえていると思っておりますので、その分はやはり基本はハードを進めていって土砂災害が起きないような地形を国土保全をしていかにゃいかんという分が重要ではないかと。そうしないと、また、土砂崩れていったら、その分また補助してくれろ、どうしてくれろと負担がふえてくるわけですからですね。その辺はひとつ考え方を統一させていただきたいと思います。意見ありますか。 154 森尾土木維持課長 この急傾斜地の対策は、国土の保全もそうなんですけれども、生命を守るのが大きな理由です。ですから、急傾斜地崩壊対策事業のハード事業は進めていかなきゃいけないと私たちも思っています。そのためにさまざまな支援策もとるように、この数年来頑張っておりますし、それとあわせて、ソフト事業でどうしてもハードが進まないところについては、それを補完するためのソフトとしてやっていくということで、今、方向性はやっております。  以上です。 155 向山宗子委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午後3時0分=           =再開 午後3時4分= 156 向山宗子委員長 委員会を再開いたします。  次に、第8款土木費第4項港湾費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 157 吉田都市計画部長 第8款土木費第4項港湾費についてご説明いたします。  予算説明書は256ページから259ページでございます。  それでは、予算説明書の256ページをごらんください。A3判の資料、予算一覧は45行目でございます。  第8款土木費第4項港湾費第1目港湾管理費の予算額2,916万5,000円のうち、都市計画部所管分の合計額は2,009万3,000円で、前年度の当初予算額に対しまして6万6,000円の増となっております。  次に、同じく256ページ、一番下の段でございますが、第2目県施行事業費負担金でございます。A3判の資料、予算一覧は46行目でございます。  予算額2億3,335万2,000円で、前年度の当初予算額に対しまして3,915万6,000円の増でございます。  内容につきましては、予算説明書257ページの説明欄、1.港湾費負担金の1.港湾事業費で、国及び県が施行する港湾事業に対する負担金でございます。  主な事業の内容につきましては、都市計画部提出の委員会資料に基づき、ご説明させていただきます。  私からの説明は以上でございます。 158 中村都市計画課長 都市計画部提出の委員会資料13ページをお開きください。  港湾費負担金、港湾事業費、予算額2億3,335万2,000円でございます。  これは、国、県が施行する港湾事業に対して、地元負担金を支出するものです。  13ページ下段の表は、事業種別ごとに地区名、平成28年度の事業費、内訳として国、県、市それぞれの負担額、負担割合を記載しております。  表の一番下の合計欄に記載のとおり、平成28年度の事業費17億9,097万9,000円に対する市の負担額は、内訳の市費欄にありますとおり、2億3,335万2,000円でございます。  14ページから19ページには、港湾事業の主な予定箇所の位置図を掲載しております。  まず、14ページでございますけれども、小ヶ倉柳地区の岸壁改良及び埠頭内の道路改良、茂木港の物揚げ場改良及び道路拡幅。  15ページは、毛井首地区の物揚げ場の上部工及び浮き桟橋の製作、脇岬地区の道路改良及び消波ブロックの移設。  16ページは、元船、常盤・出島地区の浮き桟橋の補修と道路補修、神ノ浦地区の案内標識板の設置、道路改良及び船揚げ場の改良。  17ページは、小ヶ倉・毛井首地区の護岸の上部工、形上・大平地区の護岸工。  18ページは、神ノ島地区の照明灯の設置、香焼地区の護岸改修及び階段手すり設置。  19ページは、高島地区の護岸改修。  私からの説明は以上でございます。 159 向山宗子委員長 これより質疑に入ります。  それでは、質疑を終結します。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後3時9分=
              =再開 午後3時9分= 160 向山宗子委員長 委員会を再開いたします。  次に、第8款土木費第5項都市計画費のうち、まちなか事業推進室所管部分の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 161 池田建設局長 第8款土木費第5項都市計画費第1目都市計画総務費のうち、まちなか事業推進室所管のものにつきまして、議案書によりご説明いたします。  議案書は258ページから259ページでございます。  258ページの第1目都市計画総務費、予算額17億5,959万8,000円のうち、まちなか事業推進室所管につきましては、A3の表の建設局予算一覧の1行目に記載しております2,432万4,000円で、前年度に対しまして176万3,000円の減となっております。  内容といたしましては、259ページの説明欄中段の3.都市計画推進費のうち、4.まちなか再生推進費と10.長崎文化再生事業費補助金でございます。  なお、詳細につきましては、委員会提出資料に基づきまして、まちなか事業推進室長よりご説明させていただきます。  私からは以上でございます。 162 飯田まちなか事業推進室長 それでは、まず、予算の説明に入ります前に、別冊でお配りをいたしております、まちぶらプロジェクトという冊子に基づきまして、まちぶらプロジェクト全体の内容についてご説明した後に、予算の内容についてご説明したいと思います。  それでは、別冊のまちぶらプロジェクトの1ページをお開きください。  事業の概要でございますけれども、1の目的といたしまして、長崎のまちの形が大きく変わろうとしています中で、まちなかにおいても長崎駅周辺や松が枝周辺と上手に連携させながら、賑わいの再生を図ろうとするものでございます。  2.対象区域といたしましては、新大工町から浜町を経て大浦に至るルートをまちなかの軸と設定し、軸を中心とした5つのエリアといたしております。  3.計画の期間でございます。長崎駅周辺の整備の完了を予定しております10年後を目指しまして、平成25年度から平成34年度までの10年間といたしております。  4.計画の構成でございます。1つ目が各エリアが持つ個性を生かしながら、エリアの魅力を向上させるエリアの魅力づくり、2つ目が5つのエリアの回遊性を高めるとともに、長崎駅周辺や松が枝周辺との連携を図る軸づくり、3つ目が地域等と多様な組織と連携を図りながら、まちづくりに取り組む地域力によるまちづくり、この3つの視点で整理をさせていただいております。  5.計画の進め方、6.計画の見直しにつきましては記載のとおりでございます。  それでは、3つの視点に基づきまして、平成28年度の各取り組みについてご説明いたします。  3ページをお開きください。  新大工エリアでございます。まちづくりの方針を、商店街・市場を中心としたふだん着のまちといたしております。  これまで新大工まちゼミナールなど市場や商店街の魅力を高める取り組み、商店街の中核を形成する再開発に係る支援、二輪車駐車場等の整備を実施してまいりました。  平成28年度は、引き続き、再開発事業への支援を行うほか、都市計画道路片淵線の整備に向けた調査や商店街全体のマネジメントに係る支援などに取り組んでまいります。  5ページをお開きください。  中島川・寺町エリアでございます。まちづくりの方針を、和のたたずまいと賑わいの粋なまちといたしております。  これまでししとき川通りの石畳舗装、諏訪小学校の塀の修景、町家の保存や町家風の修景など、和のたたずまいを生かした整備を進めております。また、地域やお寺など地域の方々と連携した和の歳時の顕在化にもあわせて取り組んでおります。  このような取り組みに連動いたしまして、昨年は民間の企業の方々によりまちぶら案内所の設置や、地域や企業の方々が自主的に組織されましたまちづくり研究会も発足いたしているところでございます。  平成28年度におきましては、こうした研究会の皆様など多くの関係者の方々とさらに連携を深めながら、賑わいづくりと和の魅力の顕在化にさらに取り組んでまいりたいと考えております。  7ページをお願いいたします。  浜町・銅座エリアでございます。まちづくりの方針を、長崎文化を体感し、発信する賑わいのまちといたしております。  これまで浜町の再開発を視野に入れた長崎浜市まちづくり構想の策定や銅座・思案橋エリアにおきましては、銅座川プロムナードの計画の推進、路地裏の魅力を生かした路地の魅力向上などに取り組んでおります。  平成28年度におきましては、浜町地区市街地再開発事業の具現化や外国人観光客へのおもてなし、銅座川プロムナードや路地を中心とした銅座周辺の魅力づくりに取り組んでまいりますとともに、丸山の魅力向上につきましても、これまでのまちづくりを生かしながら取り組んでまいりたいと考えてございます。  9ページをお願いいたします。  館内・新地エリアでございます。まちづくりの方針を、中国文化に触れ、食を楽しむまちといたしております。  これまで唐人屋敷象徴門の整備や蔵の資料館の設置、湊公園公衆便所の整備などを実施してまいりました。  平成28年度は、土神堂前広場の整備に向けた建物調査や唐人屋敷顕在化事業を進めてまいります。また、都市計画道路新地町稲田町線の整備にあわせた電線類地中化事業など回遊性を高めてまいりたいと考えております。  11ページをお願いいたします。  東山手・南山手エリアでございます。まちづくりの方針を、異国情緒あふれる国際交流のまちといたしております。  これまで文化財や伝統的建造物の保存・整備、洋館の魅力を広く伝えるためのフォトコンテストや、洋館を活用いたしました喫茶や物販の社会実験などに取り組んでおります。  平成28年度は、文化財や伝統的建造物の保存・整備を行いますとともに、松が枝町駐車場のバリアフリー化とクルーズ客船増による観光客への対応もあわせて取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。  次に、13ページをお願いいたします。  ここからは5つのエリアの連携及び駅と港との連携に取り組みます軸づくりになります。  軸づくりにつきましては、各エリアにおける公衆便所やエリアを結ぶ誘導サインの整備に取り組みますとともに、まちなかと駅を連携する連携軸といたしまして、岩原川周辺の環境整備などに取り組んでまいります。  次に、15ページをお願いいたします。  地域力によるまちづくりでございます。これまでまちなかにおける賑わい活動の支援やまちぶらプロジェクト認定制度を活用いたしまして、市民や企業の方々と連携した取り組みを実施してきております。  平成28年度は、こうした動きをさらに加速させながら、まちぶらプロジェクトを推進してまいりたいと考えてございます。  なお、まちぶらプロジェクト認定事業につきましては、19ページから20ページに記載しておりますので、ご参照いただければと思います。  今、ご説明いたしました、以上平成28年度のまちぶらプロジェクト全体の取り組みといたしまして、46事業、予算額20億163万9,000円を計上させていただいているところでございます。  まちぶらプロジェクトの概要の説明は以上でございます。  個別の事業内容につきましては、各所管の予算審査の中でご説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  では、続きまして、このまちぶらプロジェクトの中でまちなか事業推進室が計上いたしております平成28年度の予算につきましてご説明いたします。  今度は、まちなか事業推進室が提出しております委員会資料をお願いいたします。  1ページをお開きください。  まちなか再生推進費、予算額2,332万4,000円でございます。  概要といたしましては、まちぶらプロジェクトのうち、まちなか事業推進室が直接実施をするもので、まちなみの整備や市民等の活動に対する支援、情報発信等に取り組むものでございます。  2.事業の内容でございます。  (1)まちなみ整備助成金、予算額1,000万円でございます。中島川・寺町エリアにおける町家の保全や町家と調和したまちなみ形成を推進するための補助金を4件分計上させていただいているところでございます。  対象区域、助成内容につきましては記載のとおりでございます。  なお、3ページに助成区域図を記載しておりますので、ご参照いただきたいと思います。  4ページをお願いいたします。  (2)まちなか賑わいづくり活動支援事業、予算額200万円でございます。市民や地域の団体の皆様のアイデアを実現する活動に支援をしていくもので、上限50万円の4件相当分を計上させていただいております。  対象の区域、補助の内容につきましては記載のとおりでございます。  5ページをお願いいたします。  (3)長崎おもてなしトイレ支援事業、予算額100万円でございます。市民や観光客の皆様に民間のトイレを開放し、快適なまち歩きの環境を整えるため、施設利用者以外の一般の市民や観光客の皆様に施設のトイレを開放していただくことを条件に、民間施設のトイレの改修費用の一部を助成するものでございます。  対象区域、助成要件、内容等につきましては記載のとおりでございます。  なお、6ページに対象区域の図面と、平成27年度に助成を行いました実施箇所を記載しておりますので、ご参照ください。  次に、(4)地域まちづくり活動事業、予算額200万円でございます。これまで中島川・寺町周辺で取り組んできました長崎の和の歳時の顕在化などの取り組みに対しまして連携して実施するものでございます。  続きまして、(5)まちなみ修景計画策定、100万円でございます。平成27年10月から実施しております袋橋の車両通行どめに伴い、交差点部分などの公共空間の修景計画を策定するものでございます。  次に、7ページをごらんください。  (6)まちぶらプロジェクト推進事業、予算額350万円でございます。  ア.浜町・銅座エリア情報発信、予算額100万円でございますが、浜町・銅座エリアの名所の情報を発信する情報発信板や路地を顕在化するための案内板等を設置する費用でございます。  イ.丸山魅力向上、予算額200万円でございます。丸山をわかりやすく、安全にまち歩きしていただける環境を整えるために、多言語化の案内板の設置や、老朽化した街路灯の撤去、集約に取り組むものでございます。  ウ.新大工歴史発掘、予算額50万円でございます。新大工町の歴史の中で伝えられてきましたルーツを日ごろから感じられるように、もみじの植栽を街路樹の中に行うものでございます。  なお、7ページの下段に財源内訳を記載しておりますので、あわせてご参照ください。  次に、8ページをお願いいたします。  長崎文化再生事業費補助金、予算額100万円でございます。  市民協働推進室が所管しております長崎市提案型協働事業におきまして、市民団体の名前になりますけれども、長崎町人町プロジェクトの皆さんが企画、提案された長崎文化を顕在化させる取り組みが審査会の審査の結果、採択されましたので、長崎市の協働を担当する課といたしまして、まちなか事業推進室が担当させていただき、市民団体との協働事業として実施するものでございます。  事業の具体的な内容といたしましては、絶滅が危惧される長崎文化につきまして紹介する冊子を制作するということと、長崎文化再生提案シンポジウムを開催することなどとなってございます。  (2)全体事業費と(3)協働の相手方につきましては記載のとおりでございます。  なお、9ページに財源の内訳を記載させていただいております。  私からの説明は以上でございます。 163 向山宗子委員長 これより質疑に入ります。 164 梅原和喜委員 まちなか再生推進費のところで、ちょっとトイレのことについてお伺いをいたします。  先ほど、支援費ということで5ページに(3)長崎おもてなしトイレ支援事業ということで100万円の予算が上がっていますけれども、例えば、長崎市内にもコンビニがございますよね。特にランタンフェスティバルがあったときには相当の中国人とか、外国の方が来られると思うんですよ。絶対数が足らないと思うんですね。それから、まちぶらプロジェクトの中でトイレの増設については計画あるようですけれども、コンビニに無料で借りられますので、たくさんの人が押しかけたと。トイレットペーパーはそこのコンビニの手出しになりますので、そのあたりの支援ということは今後考えられていらっしゃるのか、その点を教えてください。 165 飯田まちなか事業推進室長 トイレのご質問でございますが、おっしゃるとおり、私どもで把握している中で36軒ほど、中心部のまちなかのエリアの中にコンビニの店舗がございます。  我々といたしましては、こういったコンビニとの連携というものと、あとこういったコンビニ以外の店舗の方と連携する中で、長崎のおもてなしの心というのを表現したいと思っておりまして、まず、そういった中で開放していただく一つの取り組みとして、施設の整備に関する助成ということを、今、最初に取り組んでおります。  このほかにも市民団体との連携の事業の中で、実際にこういった整備をしなくても実際に開放していただいている店舗が5店舗ほどございまして、そういったところとも連携をいたしております。  今後につきましては、ご指摘のように、非常に観光船が入ったときに多くの方がお見えになって対応ができないというのは、コンビニもですけれども、店舗の中でもそういった問題が出てきておりますので、どういった形でやるほうが一番いいのかということを、そういった実際に対応していただいた店舗の方と、そういった外からの応援をいただいている市民団体の方等とご相談をしながら、対応については考えてまいりたいと思っています。 166 梅原和喜委員 先ほど室長の話の中で、まちなかエリアには36軒のコンビニがありますよということで、たくさんの方が来ると、やっぱりトイレ文化が違う国の方が来ると、やっぱりトイレも汚くなるでしょうし、お店の方はお客さんが来ると、トイレの掃除までには結構手間がかかるのでということで、あいた時間に、商売をしながら、いろんなものを販売しながら、トイレの掃除もしていらっしゃるのが多分コンビニの実情だと思いますので、そのあたり、今後、まちぶらプロジェクトをよりいいものにするためには、こういったコンビニのボランティア精神であったりとか、やっぱり長崎に来た人のお客様へのおもてなしっていう精神の中でなさっていることですので、ぜひ足を使っていただいていろんなヒアリングをしながら、ぜひ企業の皆さんのお知恵を拝借しながら、長崎市と一緒にこのトイレのおもてなし支援事業を推進していただきたいと思います。 167 橋本 剛委員 3つあります。  1つは、このまちなみ整備助成金の助成区域っていうのは、今まで抜け落ちていたところについても広げていきたいということで非常にいい取り組みだと思うんですが、例えば、古町であるとか、一生懸命路面というか、舗装の整備とかをしていながらも、これだけ固まって町家があるエリアがこの中からちょっと離れています。そういったところも将来的に何らかの手だてでサポートできるような知恵が出していただけるとありがたいなと思います。その点が1点目です。  2つ目がちょっと大きな話ですが、このまちぶらプロジェクト自身がこの地域は恐らくインバウンドで海外から来る人たちの来たがるところだと思うので、ここの核になるので、観光サイドとしっかり連携をとっていただく形をぜひともとっていただきたいということ。  3つ目が、10ページですね、最後にあった長崎文化再生事業というところで、非常に掘り起こしていくという、長崎の失われつつある素材を掘り起こすという点で、将来の長崎のインバウンドの方々とかに出していける素材を今から残していくという点で非常にいい取り組みだと思いますが、こういう整理をしたものが何か学術的なものにとどまってしまわないような形で、これが現代の人たちがどのように楽しんで、このまちを楽しめるのかっていうのを目配りのきいたものになっていくようにお願いしたいと思います。  以上3点です。 168 飯田まちなか事業推進室長 まず、1点目のまちなみの助成のご質問でございます。  まちなみの助成につきましては、地域の活動を後押しするという意味でも、今回、少し区域の見直しをさせていただいておりますが、おかげさまで少しずつ地域の方々からは、少し町家の助成等が進んできて、まちの雰囲気が少し変わってきたということでご指摘もいただいておるところでございます。  そういったことも後押しにしながら、着実にまちなみの修景というものと、あわせて、あとそういったものでやはり最終的にはきちんと人々がそこでまちを楽しんでいただいたりとか、消費をしていただいたりとか、そういった方向に進んでいくように、きちんと皆さんと協力しながら進めてまいりたいというところです。  その中で2点目のご質問のインバウンドの観光の問題ございますけれども、こういったものを維持していくにしても、こういった経済とのかかわりは非常に大切でございますので、しっかりと観光サイドと連携をしながら、特にまちぶらプロジェクトにつきましては、建設局長を筆頭といたしまして実行体制をきちんと組んでおりますので、横との連携をとりながら、今後とも積極的に進めてまいりたいと思います。  3点目の長崎文化再生事業でございますけれども、この取り組みにつきましては、今、なくなりつつあるいろいろな文化であったりとか、作法であったりとか、そういったものをわかる方がおられる間にきちんと残しておきたいというような市民の皆様の発意で、今回一緒にやらせていただくわけですけれども、最終的にはそういったものをきちんと残す、若い世代に伝えるという意味で、小学校等々でそういったものを皆さんにお知らせするような機会もつくるようにやりたいということで団体の方とお話をしておりますし、周辺の商店街の皆様とは、できましたら、こういったものを一つのネタといたしまして新しいリノベーションの商品とか、そういった地域の活性化につながるような形でこの成果を使えないかということも踏まえまして、取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 169 吉原日出雄委員 22ページの地図がわかりやすいかと思いますけど、新大工エリアから東山手・南山手エリアまで、大体賑わいの造成もかなりできつつあるのかなって思うんですけど、ただ1点気になるのが、築町、江戸町、要するに築町の今メルカ築町ですね、あそこを私は交流拠点の何かの一翼を担うような箇所にすべきと思うんですよ。今のまんまじゃなくて。あそこに何か持ってきてですね。そうしたら、出島もできますのでね。これ見る限りにおいては、築町、江戸町が仲間はずれになっているみたいな感じを受けますのでね。メルカ築町の1階を何か交流拠点用施設として考えて、これも組み込めば、また、観光客の賑わいの増加もふえるのかなと思いますけど、どうでしょうか。
    170 飯田まちなか事業推進室長 築町につきましては、よくちょっと図面上で区域から外れているんではないかとか、非常にちょっとわかりづらい点があって、本当に申しわけないと思っております。  ただ、地域の方とは私どもで一緒にまちの活性化に取り組みたいということでお話をさせていただいておりまして、昨年度から法務局の下のところが少しずつ家屋がなくなって整理をされておりますが、そういったところの取り組みであったりとか、賑町と築町、江戸町の連携という意味で、中央公園を活用した物販であったりとか、そういう何とか市であったりとか、そういったものを誘致しながら、築町のほうに人を回していこうとか、そういったものもご相談しながら、今、取り組みをさせていただいているところです。  ご指摘のように、あとメルカ築町の問題もございますので、そういったものも視野に入れながら、さらにどういった形が一番いいのかは検討してまいりたいと考えております。 171 吉原日出雄委員 やっぱりメルカ築町の1階は、例えば、長崎新鮮市とか、ビワの時期には茂木ビワ、そこで買えるとか、おいしい魚が買えるとか、そういう何かの仕掛けを私はあそこはすべきだと思います。今のままじゃ、もったいないしね。大体、市場が地下に行ったのがそもそもの間違いで。やっぱり昔の、京都で言ったら、何とか市場ってあるような、そういうのを創出されたらどうかなと思いますよ。要望にしておきます。 172 武次良治委員 2点ほどお尋ねします。  今、まちぶらプロジェクトを一通り眺めてみとって、東山手・南山手エリアが非常に何か寂しいなというような気がいたしております。特にグラバー住宅、この辺あたりがちょこちょこっと保存整備があるだけで、あとはまちなみという面に関してちょっと薄いのかなというような気がいたしております。もうほとんどでき上がったまちだからということなのかどうか、その辺わかりませんけれども。  ただ、この寺町のほうですね。中島川・寺町一帯、ここでは町家の保存形成みたいな感じで、いろいろ交通であったりとかについて助成をしているということで、実績もそれなりに上がってきているとは思います。これはもう評価したいなとは思うんですが、例えば、この東山手のほうに行けば、当然、異国情緒ということになってきます。そこで、しょっちゅうはないでしょうけれども、擁壁であるとか、こういうところにコンクリート製品でなくても自然石を使うとか、あるいは塀とかにはれんがを使うとか、あるいは自然石を使うとか、あるいは看板にしても、あんまりお店がないから、そんな看板もないでしょうけれども、1つだけあそこの十三番館のあたりに、実は蚊焼町の鍛冶屋がつくった看板があるんですよ。普通、べたってくっつけますけれども、立体的にこう出すわけですよね。それと、新大工にあります月光スタジオもそうなんです。ああいう形、一般的に南蛮ボードと言っとるんですが、そういう形なんかで看板なんかができていったりすれば、また、雰囲気がかなり違うのかなというような気がいたします。下はもうほとんどあの辺一帯は自然石が使われていますけれども、そういう今度立体的な部分についてもいろいろ視覚に訴えるような部分が形成されていけば、これも何十年というスパンで考えなきゃいけないんでしょうけれども、一緒に取り組んでいく必要があるんじゃないかなと思います。そのことについてのお考えをお聞かせいただきたいというのが1点。  もう1つは、先ほど梅原委員からもトイレの話が出ていましたけれども、きのうの新聞ずっと見とったら、朝日新聞ですね、やっぱり出ておりました。  こういう中で、この同じ東山手・南山手エリアの中なんですけれども、松が枝の第2駐車場がこの図面にも載っています。ところが、もう1つ、旧香港上海銀行の裏通りの松が枝駐車場ですね、何か聞くところによれば、あれが夜、閉鎖されるというような話を聞いたんです。その前にはコンビニがあって、そこなんかがもう非常に迷惑受けとるというような話も聞いたもんですから、もし、そういうふうに夜に閉鎖をしとるということであるならば、やはりこれは開放して、同じ第2駐車場のトイレだけでは足りていないと。特にクルーズ客船からおりてきて、旧香港上海銀行、グラバー園のほうに行くときなんか、一番の最短のコースでほとんどの人が通るわけですね、そこはね。ですから、もし、夜は閉鎖するというようなことなんかになれば、いろいろとまた、ただでさえ、今、トイレ騒動あっちこっちで起きとる中で、何でなんかなという気がしますので、その辺ご確認できたならば、開放の方向で取り組んでいただければなというように思うんですけれども、以上、2点お願いします。 173 飯田まちなか事業推進室長 まず、1点目の南山手・東山手のまちなみの修景の分で、路面等はできているんだけれども、その上の分が要るんではないかというご指摘でございます。  現在、このエリアについては洋館をいかに上手に活用していこうかというようなところで検討を進めているわけですけれども、そういった取り組みの中で歴史的風致維持向上計画を今年度、文化財課と一緒になって作成をするようにしておりますので、そういった中で今のご指摘等も踏まえながら、どういった形が一番いいのかというのは進めてまいりたいと思います。  それと、今年度の取り組みの中で、今、ご指摘いただきました駐車場のところのトイレにつきましては改修を予定いたしております。  あと開放の時間につきましては、すみません、ちょっと私のほうでよく把握をしておりませんでしたので、ご指摘も踏まえながら調整をしてみたいと思います。  以上でございます。 174 大石史生委員 まちなかプロジェクトをずっと見ていく中で、まちなか再生推進費で資料の1ページからずっといろんな補助金が出されていると思うんです。これを見ていると、例えば、5分の4を市が助成するとか、そういった画期的な支援だと思うんですけれども、このまちぶらプロジェクトに当たって、ここら辺にある小さい商店の魅力っていうのを引き出すっていうのは、ものすごく鍵だと思うんですね。これは何か検討会みたいなのが開かれて、それで指定された場所が補助金を受けているっていう内容になっているのかなと思うんですけれども、逆に、私、6月議会でも提案しましたけれども、企業、小さなお店が、私たちもこういう長崎市に賛同したいっていうことがあれば、住宅リフォーム補助みたいに、そういった形での補助金の新設っていう、商店リニューアル助成とか、そういった形のことがちょっと道として切り開けてくるんじゃないのかなって感じたんですけれども、それはいかがでしょうか。 175 飯田まちなか事業推進室長 このご指摘いただきました賑わいづくり活動支援事業につきましては、今までの補助制度につきましては、どちらかというと、自治会であったりとか、商店街であったりとかというような形での団体に対する支援ということでございましたけれども、この事業に関しましては、そういったものではなくて、個人の商店でもまちの魅力づくりにかかわられるというような趣旨で、まちぶらプロジェクトと同じような趣旨で取り組んでいただく場合については、審査の対象ということになってまいります。  あと実際にいろんなご相談というのは、私どもが持っています事業制度以外でも、民間の支援制度等もございますので、私どもにご相談をいただいた段階で、いいものについてはどういった形で実現できるのかということを一緒に考えて、実現に向けて取り組んでまいりたいと思っておりますので、こういった行政の制度も含めまして、あといろんな企業の支援制度であったりとかありますので、そういったものも含めて取り組んでまいりたいと思っております。 176 山本信幸委員 そしたら、質問させていただきます。  まず、プロジェクト全体の中でのお話がちょっといいかなと思っております。  例えば、新大工エリアでございます。新大工エリアを見たときに、商業振興の取り組みということでエリア設定がされております。長崎玉屋とか、新大工市場等については、このような形で再開発の計画を入れ、また、その前面側の天満市場についても計画がある。せっかく商業振興ということでこの区域設定をしているところであるならば、民間の、例えば、建物、建築物、ここら辺についても老朽化が進んどるところもございます。また、市の土地が散在しとるところもございます。言うならば、そういうのを誘導して、民間の建物自体も幾つかは誘導した形で再開発ができるところがないか、再開発にいかないまでも、市の土地を絡ませることによって、うまい具合に一つのちゃんとした開発に近いものですることができないか、そういうのはやはり商店街の再開発、ここに書いてある商業振興の取り組みを誘導して行うという意味でいくと、民間誘導っていうのもしっかりすべきではないかと思いますが、新しい形としてどうですか。 177 飯田まちなか事業推進室長 民間の方と一緒にやるということは、もうご指摘のとおりで、私どももそういうふうに取り組まないといけないと思っております。  特にこういった商店街の活性化につきましては、再開発事業のようにハードを取り組むということも大切なんですが、片側でやっぱりつくった後にどういった形でそこの施設が機能をしていって、まちの周りの方に貢献ができるのかというところもございますので、そういったソフトとハードを一緒に取り組める形で、今、種々ご指摘があった幾つかの公有地とか、民有地を上手に活用した取り組み等も、ご縁ができるところについては前向きに取り組んでまいりたいと考えております。 178 山本信幸委員 あと東山手・南山手の全体感ですけど、非常にこれも既存の事業をそのまま乗せているなという形があります。  特に浪の平小学校跡地の活用は一体どの程度進んだのかとかですね。また、昨今、海洋気象台の住宅なんかが昨年、市のほうはもう使わないということで昨年来からもう決まったというようなことを聞いております。しかしながら、全体感としては、そこに残っている。いろんな規制があるから、それでいいだろうと。そういうわけではなくて、せっかくこういう計画があるならば、そこにやはりまちづくりだけに任せるのではなくて、まちなかがしっかり入って誘導しないと、なかなか進まないのではないかと思いますが、いかがお考えですか。 179 飯田まちなか事業推進室長 東山手・南山手エリアにつきましては、私どもも手をこまねいているわけではなくて、ここについても取り組みはしております。  1つは、どちらかというと、ハード系が先行してここはできていったというところがありますので、ソフト的な取り組みを中心に、今、実施をしておりますが、ご指摘がありましたように、大型の公共空地といいますかね、公共が所有している土地であったり、これは市に限らずですね、国とかも所有している土地も、今後の動きの中で出てきておりますので、先ほどもちょっとご説明しましたが、歴史的風致維持向上計画というものを作成する中で、そういったところにも頭を回しながら、具体的にどうするかということについては、少しもう一度、終わったからということではなくて、どういう形で今から活性化するかというところについてはきちんと整理をしてまいりたいと考えております。 180 山本信幸委員 ぜひそこを入っていかないと、もう何か今まで、もう何年かとまっている話ですね。新しい公共財産が残ってきて、その活用も残ると。それがそのまま残っていくのかという部分となると、新しい価値の中で進めていただきたい。特にまちなかなんか考えるのでは、誰かが誘導して、また、引っ張っていく必要があるということであれば、やはりまちなかがそこを引っ張っていただきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。  それと、それに関連して、まちなか再生推進費の中のまちなみ整備助成金なんですけど、これも要は指定区域が、先ほど東山手のほう、また、南山手のほうもそうなんですけど、やはり区域指定を今4カ所ぐらい分けてしている中で、そういう建物について、じゃ、東山手、南山手も残る視点がないのかという部分がございます。民間建物でもそういうふうに今残っているものもありますし、したいと思っても、エリア外だというのがございます。単に普通の建築指導課のリフォームとか、耐震だけの補助ではなくて、そういったもので残った施設も建物もありますから、そういう分については、これは助成区域を考えるべきではないか、今、拡大は寺町側のほうに拡大しているみたいですけど、そういう意味で助成区域も少しまた考えるべきではないかと思いますが、いかがですか。 181 飯田まちなか事業推進室長 すみません、私どもの周知が不足しておりまして、南山手・東山手エリアにつきましては、制度内容はほぼこの町家の助成と近うございますけれども、伝統的建造物群保存地区のエリアの中で文化財課が所管する中でそういった助成制度を設けております。これについては周知が少し行き届いていなくて、そういった制度があるということも皆さん方にきちんとご周知できていない部分がございますので、ちょっと文化財課ともそういったところは連携しまして、再度そういった制度があってぜひご活用いただけるように周知をしてまいりたいと考えてございます。 182 山本信幸委員 やはりそこは進めていただきたい。まちづくり事業やさまざまな事業をやっている中で、古い財産的になるような建物が除却、解体されているところがございます。そこについてはやはり今おっしゃられたものができないのかと。これ横の連携も含めてしっかり周知を図られていただきたい。そうしないと、意味がまた薄れていくのではないかと考えますので、局長、ぜひその分進めていただきたいと思いますが。 183 向山宗子委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  本日の審査はここまでとし、本日の委員会を散会いたします。           =散会 午後3時54分=  上記のとおり委員会会議録を調製し署名する。  平成28年5月20日  建設水道委員長    向山 宗子 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...