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  1. 長崎市議会 2015-07-01
    2015-07-01 長崎市:平成27年建設水道委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前9時58分= 馬場尚之委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから建設水道委員会を開会いたします。  本日は、企画財政部所管事項調査から行います。  理事者の説明を求めます。 2 武田企画財政部長 それでは、所管事項調査といたしまして、「平成27年度国庫補助金の内示状況について」説明をいたします。  今議会の一般質問でもご指摘ございましたが、今年度は一部事業におきまして国庫補助金の内示状況がこれまでと比較いたしまして大幅に低い状況となっております。特に国土交通省が所管しております基幹的な社会資本整備やインフラ再構築のための社会資本総合整備事業におきまして、平成26年度の要望額に対する内示率は78.1%でございましたが、平成27年度は54.3%と大幅に低下をしております。こういったことから全庁的に事業実施への影響が避けられないことから、今回、各常任委員会で報告をさせていただくこととなったものでございます。  詳細につきましては、委員会提出資料に基づきまして、財政課長から説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 3 日向財政課長 それでは、提出資料に基づきまして説明いたします。  資料の1ページをお開きください。  (1)の内示状況でございますが、今年度は一部事業において国庫補助金の内示状況がこれまでと比較して大幅に低く、特に国土交通省が所管しております基幹的な社会資本整備やインフラ再構築のための社会資本整備総合交付金におきましては厳しい状況にございます。  資料の左下の表、当初予算と補助内示額の比較表をごらんください。これは平成27年度の当初予算額と内示に基づきます事業費の差を区分ごとに比較したものでございます。  網かけをしております1の社会資本整備総合交付金につきましては、当初予算では87億9,901万5,000円の事業費に対し、国県支出金を43億8,777万4,000円を見込んでおりましたが、国庫補助の内示の結果、事業費が55億7,792万3,000円、国県支出金は24億8,533万3,000円となっており、差し引きで32億2,109万2,000円の事業費減、国県支出金は19億244万1,000円の減となっており、一番右の予算に対する補助金の交付率は56.6%となっております。  その下の3の農林水産につきましても、交付率が69.0%と例年より低くなっておりますが、その他の事業につきましては、予算に対し一定の国庫補助金が措置される見込みとなっております。  資料の3ページをお開きください。  (4)社会資本総合整備事業内示状況でございますが、これは平成27年度と平成26年度における本市の社会資本総合整備事業の要望額と内示額を比較した表でございます。  社会資本総合整備事業は、平成22年度に個別の補助金が交付金に一括されたものでございますが、一番右の主な事業欄に記載しておりますとおり、道路や河川、下水道、公園の整備や斜面市街地整備事業区画整理事業、市街地再開発事業、市民病院建設公営住宅建設事業などのインフラ整備・再構築に関しまして、表の左から2番目の列に記載しております計画ごとに社会資本総合整備計画を策定し、それぞれの計画に対し、一括して交付金が交付されるものでございます。  全体の内示状況でございますが、平成26年度の列の内示率の一番下の段をごらんください。  平成26年度の社会資本総合整備事業の全体の内示率は78.1%でございましたが、その3つ左の列の平成27年度の内示率は全体で54.3%と大幅に低くなっております。  恐れ入りますが、資料の2ページにお戻りください。
     2ページには参考といたしまして、表を記載しておりますが、左上の1.国の状況の国一般会計歳出比較をごらんください。  これは平成27年度と平成26年度の国の一般会計予算の総額及び公共事業の額を比較したものでございますが、国庫補助金の原資となる下段の公共事業につきましては、平成27年度は前年度とほぼ同額が確保されております。  次に、その下の表、社会資本総合整備事業の予算総額でございますが、同交付金のうち防災・安全交付金分は124億円の増額となっているものの、社会資本整備総合交付金は60億円の減額となっており、トータルとしてはほぼ前年度並みの予算が確保されております。  右側の表の2.県内の状況をごらんください。  県内、これは長崎県及び県内市町分を合わせたものですが、防災・安全交付金分が27億800万円の減額となっているものの、社会資本整備総合交付金は1億2,500万円の増額となっております。  その下の表3.市の状況でございますが、平成27年度は平成26年度と比較して全体で5億3,500万円の減額となっておりますが、これは公営住宅建設事業費(大園団地)において2期工事の本体工事が完了したことにより、これに係る当初予算額が平成26年度の18億1,200万円から14億5,200万円減少し、3億6,000万円となったことが主な要因でございます。  恐れ入りますが、資料の1ページにお戻り願います。  左側の(2)内示減の要因でございますが、国土交通省の説明によりますと、社会資本総合整備事業については、ほぼ前年度並みの予算が確保されておりますが、全国的に要望額が増加傾向にあることから、全体的に内示率が減少しているとのことでございます。  そのような中、国は地方創生を踏まえ、都市・地域の競争力を強化する成長基盤の整備、「コンパクト+ネットワーク」の推進等に重点配分する方針とのことであり、都市機能の立地の適正化を図る計画の策定を進めようとしている自治体に優先的な配分が行われているような状況も見受けられます。  次に、資料の右上の(3)対応方針のア.平成27年度の対応をごらんください。  長崎市ではこのような内示状況を踏まえ、原則として、補助内示の範囲内で優先順位をつけ、事業を実施することとし、事業によっては規模の縮小や次年度以降に先送りするなどの調整を行うこととしております。  調整方針といたしましては、その下の四角囲みの部分でございますが、(1)のアの時限が限られている事業とイの実施が確実な民間事業に対する補助、例えば、被爆70周年事業の原爆資料館リニューアルや新市立病院建設事業、新大工町・浜町の市街地再開発事業などでございますが、そういった事業を優先する方針といたしております。  また、(2)でございますが、安全・安心の観点から緊急性が高い事業や政策的に優先度が高い事業、例えば、小中学校の大規模改造や漁港の整備事業でありますが、これらの事業であって補助事業内で調整できない場合には、他の有利な財源や既存の単独事業との調整を行うことといたしております。  次に、一番下の四角囲みをごらんください。  一番上の米印ですが、今回の内示減により事業費ベースで45億651万4,000円の事業に影響が出ておりましたが、その下の米印、先ほど説明いたしました上記(3)アの調整方針(2)に基づき調整を行いました結果、14億6,272万3,000円の事業を単独事業に切りかえて実施することとしており、最終的な影響額は事業費ベースで30億4,379万1,000円となる見込みでございます。  次に、2ページをお開きください。  イの今後の対応でございますが、国が示す「コンパクト+ネットワーク」の考え方に基づいた具体的な計画である立地適正化計画地域公共交通網形成計画などの策定に速やかに取りかかるとともに、あわせて地方創生を推進するに当たり、十分な財源を確保するよう、議会の皆様にもご協力をいただきながら、国に強く要望していく方針といたしております。  なお、4ページ以降には、事業ごとの内示状況及び対応方針を、また、7ページ以降には、そのうち本委員会所管分を記載しておりますので、ご参照をお願いいたします。  説明は以上でございます。よろしくご審議いただきますようお願いいたします。 4 馬場尚之委員長 ただいまの説明に対し、ご質問ございませんか。 5 吉原日出雄委員 マイナス23.8%、これは平成26年と平成27年の差ですけどね。これはやっぱり大きいですよね。国に対して強く要望するとおっしゃっていますけど、そこが一番弱いんじゃないかなって思いますね。長崎県のある市なんかは年初めに、市長、それから筆頭理事が長崎県選出の国会議員を回って、我が市は今度こういう事業をやりますので、協力をよろしくお願いしますというようなこともやられている市もあるんですよね。だから、そういうふうな要望がちょっと弱いような気がしますけど、どうでしょうか。 6 武田企画財政部長 今、吉原委員のご指摘ありましたように、確かに国への要望というのは非常に重要というふうに考えております。市長以下、いろんな機会を捉えまして要望活動を行っているわけでございますけど、それが他都市に比べて少し弱いんじゃないかというご指摘はしっかり受けとめながら、今後しっかりやっていきたいと思います。  要望活動につきましては、今、今議会で各常任委員会の中で国への要望事項ということで私たち理事者側からもお願いをしているわけでございますけど、その中に今回の補助の内示の状況を見ながら、そういったもの総額確保等につきまして、ご要望を議会のほうからもやっていただければ非常にありがたいということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 7 吉原日出雄委員 ただ単に要望するだけじゃ、やっぱり限界があるわけですよね。いい例えが、今回、原援協が行きますよね。あれはたまたま県選出の国会議員を頼って、厚生労働大臣と直接会えるようになったんですよね。だから、そういうふうにやっぱり県選出の国会議員を頼るとか、政権与党を頼るとかという努力は私はすべきだと思いますのが、どうですか、その考えについて。 8 武田企画財政部長 確かにご指摘のように、今の政権与党、それから、県選出の国会議員の皆様方、そういった方々にしっかり支援をいただくというのは非常に重要なことというふうに考えておりますので、そういったご指摘も踏まえながらやっていきたいと考えております。  以上でございます。 9 佐藤正洋委員 結果はわかりました。ただ、こういうことがいきなり来るんでしょうかね、普通は考えられんとですけどね。やっぱり情報不足じゃないんですか。考え方が甘かっじゃなかですか。  国の予算編成方針とかというのが示された上で、そしてまた、地方財政計画等も示されるわけですね。そういったところでは、こういう情報は全然なかったんですか。 10 日向財政課長 先ほどご説明しましたように、国の公共事業についてはほぼ前年並みが確保されていると。それと地方財政計画の中においても、公共事業費については、地方への影響はほとんどないというような状況でございましたが、今回、この内示状況を見たとき、私も初め見たとき、びっくりしたような感じだったんですが、もともと事業部局のほうからも前年度、昨年ですね、この補助に対しては事業計画を出す際には、そういった話はほとんどなかったということで、先ほど言いましたように、要因としては、他都市含めて非常に事業の要望が多いということで、そういったことを十分我々もきちんと情報収集に努めて今後は取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。 11 武田企画財政部長 若干補足させていただきます。  国の予算の状況、それから、地方財政計画等につきましては、当然ながら、情報はあるわけでございますけど、そういった総枠の話と別に、国全体の人口減少対策として、地方創生を大きく掲げて国が進めていく中で、いろんな説明会等でそういった国の、国はもう既に地方創生に係る総合戦略をつくっておりますけど、そういった中で国もいろんな目標を設定いたしております。そういった目標設定をして、その達成に向けて国がやっていくという方向性が示されている中で、そこら辺の国の方向性をいかに長崎が情報をキャッチして、それに沿いながら、しかも、長崎市の個性も生かしながら長崎市として取り組んでいくという、そういった意味では、議員ご指摘のように、少し情報収集といいますか、そういったものが不足していた感はあったかなというふうに反省をいたしております。  そういったことで、今後はそういった国の情報収集等をしっかり行いながら、そういった流れに乗りおくれないように、しっかり取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。 12 佐藤正洋委員 いろいろ部署ごとに陳情など、あるいはいろんな補助金申請などで行かれることがかなり多いわけですけどね。行政改革もあるわけでしょうけどね、もっと突っ込んで協議をしてくる機会を設けるべきですよ。早く帰ってくれば、それが行政改革ということで思うとられるところがありますけど、私はそうじゃないと思うんですよ。今、部長が言われたように、もっといろんな情報をつかむためには、1日早う帰ってきても何にならんわけですから、それよりも実際にこうした陳情や補助金の申請をする、そういうことをしっかり確保してくる、そういう姿勢が私は大事だと思うんですよ。ぜひそういうことも考えていただきたいと思います。  この2の内示減要因というのは書いてあるわけですけど、これは反対にとれば、こういうふうな計画の策定を進めようとしている自治体に優先的に配分されているようだということですけど、逆に言えば、こういう計画を長崎市は進めていないと、おくれとるということを書いとるわけですね。この間の議会でもそうでした。質問の中で。あってから対応する。もっと前に前に、先取り先取りで何で対応せんとかという質問があっておりましたけど、ここにもそのことを書いとるわけですね。こういう計画の策定がおくれとるから、減額されとると。進んだところには優先的に配分されたと。ですから、ここら辺はどういうふうに考えられますか。 13 武田企画財政部長 今回の内示減の要素につきましては、今、委員ご指摘のような、そういった国の方針に沿った取り組みが若干おくれているという部分があるのも当然事実でございます。  それと加えまして、公共事業費の枠がほぼ同額である中で要望額がふえているであるとか、トータルとしては公営住宅の建設事業費が大園住宅の2期工事が昨年度終わったというようなことで、トータルとしてはそういったほかにも減となる要素ございますけど、今、委員ご指摘のような要素もあることも事実でございますので、そこら辺は今後しっかりおくれないようにやっていきたいと。  その計画の策定につきましては、ほかの自治体も策定の時期としては余り変わらない時期の策定になるんじゃないかというふうに考えておりますけど、それについては国のほうから来年度の予算に向けての調査等もあっておりまして、既に長崎市も当然ながら手を挙げておりますので、そこら辺、おくれないようにしっかりやっていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 14 佐藤正洋委員 最後にしますけどね、やはりこうったことで市民に影響を大きく及ぼすようなことがないように、努力すべきですよ。こうして大型事業をどんどん言いよるわけですから、MICEにしても、市庁舎にしても、大型事業が控えておる。そういう中で、一方、こうした市民に直接関係のある事業についてはカットしていくと、こういう姿勢が私はあってはならないと思うんですよ。ですから、そこら辺も踏まえて、今後の対応をしっかりしていただきたいというふうに思いますけど、考えをお願いします。 15 武田企画財政部長 今、佐藤委員ご指摘のように、今回、補助の内示減があったそれぞれの個々の事業内容を見れば、道路事業であるとか、公園であるとか、市民生活に密着したような公共投資への影響もございますので、もともと長崎市におきましてはいろいろ大型事業も想定されておりますけど、こういった市民生活に密着した事業についても、一定額を確保しながら、市民生活へ影響ないようにやっていきたいという方針で臨んでおりますので、そういった影響がないように、今後しっかり取り組んでいきたいというふうに考えております。  以上でございます。 16 奥村修計委員 説明わかりましたけどね、これやはり市の取り組みが遅かったなという実感をいたします。これが、人口減少に対して真っ先に地方創生担当大臣を選任されましたよね。石破さんがなったわけですけれども、この段階から人口減少の対策として、社会資本の整備がまず大事だということで、努力する地方にはその計画を早く立てて国に出しなさいということが当初からわかっとったわけですね。でありますので、今もう結果的に遅いわけですけれども、これをいかに早くするかですよ。もうこの内示を今ここで論じてもいけません。この内示を参考として、長崎市がいかに地方再生の手順をしっかりと踏み込んでいくかということですよ。  この前の議会答弁では、平成27年度中にはという市長の答弁あっても、これではちょっと遅いと思うんよね。平成27年度といったら3月31日までですから、もうそうこうすると、これはもう完全に社会資本の整備については、もう本当に全国から剥ぎ取って、それをもとにしてこれを今度は地方創生を組み立てた地方に分割していくというとが基本なんですね。基本的な問題をぴしっと踏まえた上で、行政は迅速に対策を練っていかにゃいかんと。余り急ぎ過ぎて失敗してはいかんという懸念もありますけどね。それはやっぱりちゃんと積み立てていけば、よそは実際にもう出している地方もあるわけですからね。本当の話が。もう私が聞いた範囲では、もう十四、五の団体はもう出していると、地方が。となりますと、長崎市が平成27年度いっぱいにというふうな考え方では私は遅いと思います。ですから、十分にこの辺は緻密な計算をして、次の予算には完全に地方創生を生かせるような形を私はとるべきだと思いますのでね。ぜひ、これはもう本当に死に物狂いでやっていただかないと私はだめだと思いますので、市長部局並びに市の優秀な職員おるわけですから、全部協議しながら、市民のために早く立ち上げをして、国のほうに提出をしていただきたいというふうに思っております。  ですから、さっき言いましたように、年度内じゃなくて、もう遅くともことしの秋までには出せるように、私はしていただかないと財源がなくなってきて追いつかんのじゃないかなというふうに思いますので、私はそういう実感をしておりますから、ぜひこれは早急な対応が必要であるということを申し上げたいと思いますので、その決意のほどをよろしくお願いします。 17 武田企画財政部長 ただいまの奥村委員からのご指摘でございます。  この地方創生に向けての取り組みが、長崎市が今、長崎市版の総合戦略の策定、これは平成27年度中を目途に、今、作業を進めております。この地方創生に係ります地方版の総合戦略につきましては、確かに早くもうつくっているところもございますし、今年度の中ほどまでには策定をするというような見込みのところもございます。長崎市も、もともと今年度できるだけ早いうちに策定をしようということで当初考えとったわけでございますけど、この地方創生の動き進めていく中では、当然、行政だけでもできない部分もございますし、いろんな分野の方、今、いわゆる産学官金労言と言っておりますけど、こういったいろんな分野の方々のご意見もしっかりお伺いしながら、それから、今回、議会のほうでも特別委員会の設置もいただきましたけど、そういった議会のほうからのご意見もしっかり聞きながら、その過程を大事にしながら組み立てていきたいと。  この総合戦略の策定がなされるまでの間は、そしたら、そういった補助が使えないのかと、そういったことではございませんで、その個別の計画は計画として同時並行で早目に着手しながら、総合戦略につきましてはそういった策定の過程も大事にしながらやっていきたいと。ここら辺については、早目に策定した自治体につきましては、昨年の補正で国がつけました交付金の一部が前倒しで交付をされるということでございますけど、そういった財源だけを当てにして拙速につくるよりも、しっかりつくり込んだほうがいいんじゃないかと。  これは国のほうの地方創生の担当の方ともそういったお話もさせていただきながら、そういったしっかりしたつくり込みが大事なんだよというようなお声も聞いておりますので、そういった個別計画は個別計画として別途早期に進めながら、この総合戦略につきましてはしっかりつくり込みをしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 18 奥村修計委員 今、答弁いただきましたけれども、そこまではっきりわかっとるわけですからね。迅速な行動をとって的確に私は進めていっていただきたいということを強く要望をいたしておきます。 19 井上重久委員 平成27年度の国庫補助金の内示状況の説明を受けて、本当にびっくりしている状況です。  特に社会資本整備総合交付金、これが大幅に減額をされておると。そういう意味では、福祉、保健衛生関係、あるいは観光、文化財関係については、あるいは消防関係については、ほぼ国としては内示額が高い状況にあると。そういう意味では、国は今、地方創生の関係で総合戦略本部を設置し、地方にいわゆる地方創生の戦略を求めている状況にあります。そういう状況の中では、長崎市も第四次総合計画を立てて、それぞれの取り組みが進められてきておる中で、ちょうど国の方針が地方創生に重点方針というんですかな、重点化を図ってきたと。そこら辺は新聞報道等、あるいは国会の動きを見れば、理解はできるところですが、今回、国は、ここに記載されておるとおり、地方創生を踏まえ地域経済の活性化を推進する観点から、都市、地域の競争力を強化する成長基盤の整備、いわゆるコンパクトプラスネットワークの推進に重点配分をかけると。このことは、やはり国の方針を示してから、もう半年以上はかかっとると、もう過ぎとるというふうに考えております。そういう意味では、コンパクト、あるいはネットワークの推進等の事業の関係ですよ、長崎の取り組み、ここら辺にもやはり弱いところはあったんじゃないかなというふうに私は感じます。  観光、文化の分野については、この地域の活性化を図る、観光交流人口を拡大して、人を呼び込んで外貨を稼ぐ、この辺は長崎の強みは生かされているのではないかなというのを、この内示状況を見て判断いたしておるところです。  特に市民の、あるいは県民の防災・安全にかかわる分野が相当な1億5,821万円、斜面市街地整備事業の関係で、安全にかかわる関係がカットをされておる。あるいは今後、長崎の交流人口を拡大していく、社会資本整備インフラ整備の中での駅周辺、住宅、住みよいまちづくりの関係、これは7億5,999万1,000円。大幅な減少で、本当に今からの第四次総合計画も、このような状況じゃ大幅に見直さんばいかんというような危機感を感じております。しかしながら、国の方針としては地方創生に向けた活性化、いわゆる強みのある事業を提案すれば、補助金を出します、大きく出しますというようなことを言われています。結果的にはこういう状況になりましたので、ただやはりこの結果を踏まえて、先ほど平成27年度の対応方針、ここに記載のとおり、優先する事業を順位をつけて実施するということであります。ただ、やはり私たちの生活、安全に大きな影響がまさにここに来るわけですね。  あと、細かい分野については所管事項の中で方向性を聞いていきたいと思いますが、この減額に対する対応方針は、所管事項の中でも私たちも聞かんばいかんですばってん、これしっかりと説明をする必要がまずあるということを指摘しておきたいし、そして、このような関係で当初予算が大幅に実施時期がおくれていく、このこともやはり市民に対してはアピールというですかね、こういう状況だから計画が少しおくれるんだと、このような関係もしっかり私は説明する必要があると思います。  しかしながら、やはり当初予算で上げた予算について減額をされとる分野、これは一日も早く、一刻も早く長崎の強み、よさを、強いところをきちっと事業に組み込んで、国に対して要望、あるいは補正の中で財源を確保する必要があると思いますので、そこら辺は先ほど企画財政部長、しっかりつくり込みを行って対応していきたいというふうな見解も示されておりますので、そこら辺ひとつよろしくお願いを申し上げておきたいと思います。 20 武田企画財政部長 先ほど来、ご指摘、今、井上委員のご指摘もございます。この社会資本整備総合交付金全体がこういうふうに大きく減になっているわけでございますけど、その減の要素というのは、先ほどからちょっとお話しいただいておりますような地方創生の関連のそういった取り組み、それも一つの要因ではございますけど、それ以外の、例えば、先ほど井上委員からご指摘ございました住宅関係の住まいづくり、まちづくり計画、これにつきましては、先ほどちょっと言いましたように、大園住宅の第2期工事が終わって、要望額自体も大きく減っておりますので、そういった要素も大きいんじゃないかなと。ですから、これ全体がそういった地方創生に乗っかってのどうこうということではございませんので、その点はぜひご理解いただきたいと思います。  それと、今、ご指摘いただきましたように、この社会資本総合整備事業そのものを捉えても、内示額がふえているものもあれば、減っているものもあるということで、減っている分については少し取り組みが弱いんじゃないかというようなご指摘もございました。  そういった中で、やはり長崎市が今から10年間、駅周辺も含めまして、いろんな大型事業を控えております。そういった中では、長崎自体が活性化していくためには、そういった大きな意味ではまちづくりも非常に重要になってまいりますので、そういった長崎市の今後個性を生かしたまちづくり、これはハード、ソフト両方含めて、そういったまちづくりをやっていくんだということで長崎市の方向性もしっかり打ち出しながら、こういった財源確保にも努めてやっていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 21 堤 勝彦委員 今回、減額ということで、今、先輩方もお話しされとったこともあるし、説明も受けました。56.6%ということで大変少なくなっておるんですが、同じ県内の他都市の状況なんかはわかっていらっしゃるんでしょうか。 22 日向財政課長 県内13市ございますけど、全体的に内示率については低いような状況でございまして、これは長崎市が要望に対し54.3%なんですが、それ以下の都市も何市かございます。ただ、一部の都市においては、先ほど言いましたように、こういったコンパクトシティーの考え方に基づく立地適正化計画の策定を進めようとしている自治体については優先的に配分をされているということから、一部そういった都市もあるということで、ただ、全体的には内示率については低いような状況になっております。  以上でございます。 23 武田企画財政部長 若干補足いたしますけど、県内の13市の要望に対する内示率でございますけど、長崎市が54.3%と、県内13市の平均では65.6%ということで、全体的には非常に厳しい状況はどこの都市もあるということでございます。  以上でございます。 24 堤 勝彦委員 県内13市、平均が約65%ということは、高いところはどんくらいあったものか、その市がどこか教えていただければと思いますし、まず、それをお答え願いたいと思います。 25 日向財政課長 内示率で申しますと、一番高いところは、県内でいきますと西海市で86.6%となっておりまして、ほかに南島原市が85.6%、その他大村市が85.2%というような状況になっております。  以上でございます。 26 堤 勝彦委員 やはり先ほど先輩がおっしゃった、やっぱり頑張ろうという気持ちが伝わるところには違ってくるんだろうなという感じがしております。その辺を含めまして、全国の中核市のパーセント、わかる何か資料があれば見たいと思っているんですが、用意はできますでしょうか。 27 日向財政課長 これは全体の中核市の率については非常に難しい部分ですけど、一応何市か照会をしている中で、一番影響がございます社会資本整備総合交付金事業の中のまちづくり交付金事業で申しますと、何市かありますけれども、一番高いところで89%、金沢市があります。これは立地適正化計画を進めようとしている自治体でございますけれども、一番低いところで39%という内示の自治体もございまして、こういったところから問い合わせもあっているというような状況でございます。都市については宮崎市になっております。  以上でございます。 28 堤 勝彦委員 そういう話を聞いたら、頑張っているところは頑張っているんだとわかりますし、あえて悪かところはあんまり言うてもらわんでもよかと思うんですけど、長崎市がいかにも多くもらっているように感じますのでですね。それよりも、どうしてやるんだという気持ちを出すほうがいいのかと思いますが、今のとは資料はよかですか。〔「大丈夫じゃなかですかね」と言う者あり〕わかりました。ぜひ皆さん全力挙げて取り組んでいただきたいと思います。 29 山崎 猛副委員長 すみません。今、これちょっと私初めてのことで、いろいろ見せてもらったんですけれども、今、皆さんが言われたように、それはもちろん理事者の皆さんもわかっていらっしゃると思うんですけれども、これ傾向を見たら、完全に明らかに観光とか、文化とか、老朽危険空き家とか、今、政府が言っているものに関しては、これ見るとほとんど100%で出ていますよね。  それから、長崎でいうと、これは我々の問題もあるのかもしれませんけれども、今、市が、MICEだなんだといってぐらぐらしているところの周りの駅の地区に関しては、ものすごい低い内示率になっていますよね。要するに、そういう不確実なものには出せないよという、これはっきりこの数字を見ると、政府がどういうものにお金を出して、どういうものにはお金を出さないという傾向が、これ見えると思うんですよね。  それから、先ほど委員の皆さんも言われたように、長崎にとっては斜面地というのがありますね。老朽危険空き家もありますし、これは防災のところも危険なところは出せるわけですから、やっぱり長崎がそうであるということを、長崎選出の国会議員の先生たちが一番その状況はわかっていらっしゃるわけですから、そういう方たちの力をかりながらいくと、そこはお金出るわけですから、一番わかっている人にそのことを強く言ってもらわないと、やっぱりわかってもらえないと思うんですね。だから、ただ言うだけではなく、どうやって言えば、少しでも届くかという方法をもう少し皆さんも考え、これは我々もそれに対して努力をしながら、一緒になって市のために頑張っていかなければいけないと思うんですね。  これ見たら、もう明らかに、多分皆さん私よりみんな頭いいわけですから、傾向はこれはっきりわかると思います。私、今、見ただけでも私でもちょっとある程度わかったので、そういう作戦をもう少し練って、ただ言えばいい、言えばいいというわけではなくて、どうやって言えばそれがなるかということを、もう少し提案もしていただきたいですし、我々も努力していかなければいけないんではないかなと思います。  これからそういう意見も出していただきたいと思います。よろしくお願いします。 30 日向財政課長 先ほど副委員長のほうから補助の内示の状況といいますか、傾向についてはそうじゃないかということでしたけど、やはりそういった特に防災・安全と社会資本と2つ大きく分かれるわけですけれども、特に防災・安全については道路ストックの整備、あるいは通学路整備、そういったところに重点的にやりますよと、あと社会資本でいいますと、これは先ほど部長が言いましたように、全部が全部じゃなくて、あくまで立地適正化、そういったところに寄与する部分については、内示をそこに優先的に配分をするという関係から、先ほどの駅周辺の区画整理事業についても影響を受けているんじゃないかということで我々も考えております。こちらについては、先ほども部長も言いましたように、行政内部としては地方創生に向けて速やかにこういった計画づくりに早急に取り組むということが重要でありまして、そういった国の傾向も十分把握しながら進めていくことと、またあわせて、要望についてもそういった状況も踏まえながら、きちんとした対応を図っていく必要がありますので、行政、それから、議会の皆さんと一緒にこの要望活動についてはお願いをしていきたいと考えております。  以上でございます。 31 馬場尚之委員長 ほかありませんか。  以上で企画財政部所管事項調査を終わります。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時41分=           =再開 午前10時49分= 32 馬場尚之委員長 委員会を再開いたします。 〔審査日程について協議した結果、審査の進捗 状況によっては、順次日程を繰り上げて審査す ることに決定した。〕 33 馬場尚之委員長 それでは、先日、吉原委員から資料請求があった件について追加資料が提出をされておりますので、よろしくお願いします。  次に、まちなか事業推進室の所管事項調査を行います。  理事者の説明を求めます。 34 池田建設局長 まず、所管事項調査に入る前に、昨日ご要望がございました件につきまして追加資料として提出いたしております各プロジェクトの推進体制について、ご説明をしたいと思います。  お手元に資料行き届いておりますでしょうか。  私が所管しております3つのプロジェクトでございますが、このプロジェクトにつきましては、内容に応じて体制が若干異なっておりますが、基本的には庁内の横断的調整を図りながら、スピーディーでかつ着実に推進できるような体制といたしております。  まず、1ページをお開きいただきたいと思いますが、まちぶらプロジェクトにつきましては、各部局の緊密な連携を図るため、市長を本部長とし、19部局室を部員とするまちなか再生推進本部を組織しまして、この推進本部によりプロジェクト内の調整を行っております。
     また、必要に応じまして、プロジェクトの内容ごとに必要な部局の課長級の職員を中心に具体的な検討を行っております。例えば、新大工町地区市街地再開発事業につきましては、まちなか事業推進室、まちづくり推進室、それから、商工部等々で構成しております。また、銅座川プロムナードにつきましては、同じくまちなか事業推進室とか、まちづくり推進室とか、土木企画課、そういうところで対応して、課題に対応しているところでございます。  それから、2ページをお開きいただきたいと思います。  都市再生プロジェクトにつきましては、中ほど表の上のほうですけれども、赤で表記しております都市再生調整会議、県、市と書いておりますが、この部分につきましては、県の副知事、それから、市の副市長、それから、県市の関係部局長で構成されます都市再生調整会議をもとに、都市再生のいろんな計画を練っておるところでございます。  下部の組織といたしましては、その下にございます整備計画検討会議、これは県と市の課長級の職員等が参加しておりますが、これによりまして、いろんな4つのエリアの整備計画を立てて、これに基づいて事業を図ろうということで考えておるところでございます。  なお、庁内組織といたしましては、私を筆頭に関係の部局長を入れた、下のほうに図がございますけれども、この図の構成によって、必要な部署を集めていろんな検討を行っているところでございます。  それから、最後になりますが、3ページをお開きいただきたいと思います。  出島表門橋架橋プロジェクトにつきましては、当初は架橋の前提となります中島川公園の用地交渉を私と用地課で対応しておりましたけれども、一定成果が出まして用地が全て買えたということで、現在は表門橋と中島川公園の設計等を行っておるところでございます。この設計等の組織につきましては、3ページに記載のとおり、出島表門橋及び周辺整備デザイン検討委員会、東京大学の篠原先生でございますが、先生等を中心に私が入りまして委員会を組織して検討を行っております。  なお、下部組織としましては、プロジェクトチームとして、私のほかに関係の部局が集まって協議を行っているところでございます。  なお、表門橋につきましては、出島のほうからの依頼工事として道路建設課が整備をすることになりますし、中島川公園につきましてはみどりの課が整備をすることになるというところでございます。  いずれにいたしましても、こういう組織で柔軟に対応し、スピーディーかつ着実な事業となるように、横断的な体制をとりながら積極的に進めてまいりますので、よろしくご理解のほどをお願いいたします。 35 吉原日出雄委員 ただいまの説明で納得はしませんが、理解はしたいと思います。  13のプロジェクトがありますよね。私、この中で、まちぶらプロジェクトだけは目に見える形で動いているという感じは受けるんですよ。ほかの12は全く見えない。それで、これはもう要望にとどめますけどね、資料の1ページで事務局にまちなか事業推進室てありますよね。私は上のほうは、それはいろいろたくさん仕事が忙しいから無理だと思いますけどね、事務局の所在だけは明確にしていただきたいと思います。例えば、これでいくと、まちなか事業推進室というのは、建設局イコールまちなか事業推進室になっていますよね。例えば、まちづくり推進室がこのプロジェクトの事務局ですというように、事務局の何か所在、責任体制をめり張りというか、きちんとこのプロジェクトの事務局はここですよということを私は明確にしたほうが、上のほうに言うても、いや、それはあそこの局です、あそこの部ですと、たらい回しされるだけでね、どこが一番の本拠地かというところを、私は、これは要望でいいですから、今後、事務局の体制をきちんと明確にしていただきたいという要望で終わりたいと思います。 36 池田建設局長 若干説明が足りませんでしたけれども、まちぶらプロジェクトにつきましては、まちなか事業推進室が主管課です。それから、都市再生プロジェクトにつきましては、まちづくり推進室が主管課です。それから、出島表門橋架橋プロジェクトにつきましては、従前、先ほどご説明しましたように、用地交渉段階では私と用地課がやっていたんですが、現在はもう、今、設計の段階に入っておりますので、これにつきましては出島復元整備室が主管課になります。  以上です。 37 馬場尚之委員長 それでは、引き続き所管事項の説明をお願いします。 38 池田建設局長 所管事項の説明に入ります前に、今回新たに出席いたしております課長級以上の職員を紹介させていただきます。        〔職員紹介〕 39 池田建設局長 それでは、建設局直轄の所属でございます、まちなか事業推進室の組織及び事務の内容の詳細につきまして、お手元に配付しております委員会資料に基づきまして、まちなか事業推進室長よりご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。  私からは以上でございます。 40 長瀬まちなか事業推進室長 それでは、建設局まちなか事業推進室が提出をさせていただいております資料によりまして、ご説明をさせていただきたいと思います。  本日の提出資料は、所管事項に関する資料というものが1つ、それと、冊子でまちぶらプロジェクトというものが1つ、それと、中心市街地活性化基本計画、これ昨年度策定した計画の提出というところにあろうかと思いますけれども、この159ページもの、A4のものですね、少し厚くなっておりますけれども、これがございますので、ご確認をお願いしたいと思います。お手元には行っとると思いますし、概要版がこっちの冊子の後段のほうにあって、あわせて説明しますので、概要版のほうがあれば大丈夫かなと思います。  それでは、提出をさせていただいております資料に基づきまして説明をさせていただきます。  それでは、1ページをお開きいただきたいと思います。  機構と事務分掌についてでございます。  建設局は、まちなか事業推進室と土木部、都市計画部、建築部の1室と3部の体制となっておりまして、まちなか事業推進室は、歴史的な文化や伝統に培われましたまちなかの魅力を向上させ、にぎわいを再生するまちぶらプロジェクトの推進及び総合調整を図るため、建設局の直属組織として設置をいたしたものでございます。  機構及び職員数といたしましては、室長以下合計7名で構成をしております。  次に、所管事務の現況等でございますけれども、(1)まちぶらプロジェクトに関することといたしまして、九州新幹線西九州ルートや長崎駅周辺の再整備、松が枝周辺での港湾機能の強化など、陸と海の玄関口の整備が進む中で、長崎の母屋でありますまちなかのにぎわい再生をさらに強力に進めようということで、平成24年12月にまちぶらプロジェクトを策定いたしまして、平成25年度から着手をいたしているものでございます。  まちなか事業推進室は、このまちぶらプロジェクトを各所管において確実に進めていくように進行管理を行いますとともに、事業の進捗状況に従いまして、必要に応じて修正、見直し、部局を横断して各所管と連携を図りながら、総合調整に努めているものでございます。  また、地域が主体となって進めるまちづくりとの連携を図りつつ、まちなみ整備への助成やまちなか賑わいづくり活動支援事業など、市民の支援など具体的な事業についても実施してまいりたいと考えておりまして、2の(1)のアからオの事務を行っているものでございます。  また、このプロジェクトは関係部局相互の緊密な連携を確保する必要がございますので、特に(2)といたしまして、先ほど局長が説明をさせていただきました長崎市まちなか再生推進本部、この事務を所掌しております。  また、(3)都市再生整備計画との調整に関すること、(4)社会資本整備総合交付金の活用に関することといたしまして、まちぶらプロジェクトの主要な財源の確保にも努めておりますまちなか地区における社会資本整備総合交付金の取りまとめを受け持ち、財源的にもまちぶらプロジェクトを強力に推進するということをいたしております。  それと、(5)中心市街地活性化基本計画の策定に関することも事務分掌といたしまして中心市街地の活性化に関する法律に基づき、国の財政的支援、法的支援を活用し、あわせてまちぶらプロジェクトの推進をさらに強力に後押しをしているというものでございます。  恐れ入りますけれども、2ページをお開きいただきたいと思います。  まちぶらプロジェクトの概要について説明をさせていただきたいと思います。  先ほどもちょっと説明をさせていただきましたとおり、目的といたしましては、これから10年で長崎のまちの形が大きく変わっていこうとしておりますけれども、この10年を大きな契機と捉えて、陸の玄関口である長崎駅周辺や海の玄関口である松が枝周辺と連携をさせながら、にぎわいの再生を図ろうというものが主な目的でございます。  (2)対象区域をイメージしております。新大工から浜町を経て、大浦に至るルートをまちなか軸と設定させていただいております。この軸を中心とした5つのエリアの展開とあわせて、それぞれのエリアにおいて個性や魅力の顕在化などを進めて、市民と一体となってハード、ソフト両面から整備を進めていこうとしております。  計画期間といたしましては、長崎駅周辺の整備が完了する10年後を見据えて、平成25年度から平成34年度までの10年間といたしております。  計画の構成といたしましては、各エリアが持つ特色を生かしながら、エリア個別の魅力を向上させるエリアの魅力づくりという観点が1つ。それと、もう1つは、各エリアの回遊性を高めるとともに、長崎駅周辺や松が枝周辺との連携を図りながらまちづくりを行う軸づくりという観点がもう1つ。それと、地域が多様な組織と連携を図りながらまちづくりに取り組む地域力によるまちづくり。以上3つの観点から計画をまとめさせていただいております。  次に、委員会資料3ページをお開きいただきたいと思います。  計画の進め方といたしましては、先ほど財政課のほうからも説明ございましたけれども、長崎市中心市街地活性化基本計画や都市再生整備計画、長崎市中央部・臨海地域まちなかエリア整備計画などに位置づけながら、財源の確保に努めるとともに、法令上の特例や税制上の優遇措置など、国の支援策の活用を市民と一体となって図ろうとしております。  この計画の一つの大きな特色といたしまして、(6)に書かせていただいておりますけれども、新たな取り組みや今後充実を図るべき事項につきましては、地域の方々やさまざまな方々との話し合いを重ねながら、必要に応じて随時加除修正を行いながら、計画自体が進化する計画として進めていきたいと考えております。  また、下のほうに5つのエリアとまちなか軸の概念図を示しておりますので、ご参照をいただきたいと思います。  それでは、本委員会初めての方もいらっしゃると思いますので、もう1冊配付させていただいております、まちぶらプロジェクト本体をお手元に取っていただければと思います。  堤委員の後ろのほうに鳥瞰図ということでイメージ図を描いてございますけれども、これもまちぶらプロジェクトの冊子、両方開いていただきますと、表紙と裏表紙がこの図になっておりますので、あわせて見ていただければと思います。  それでは、まちぶらプロジェクトをお開きいただきたいと思います。  1ページと2ページにつきましては、先ほど説明させていただいた委員会資料と同様でございます。  それでは、3ページ、4ページをお開きください。  先ほど3つの観点という計画構成を申し上げましたけれども、ここではエリアの魅力をどうつくっていきましょうかということを書かせていただいているページでございます。  3ページ、4ページで新大工エリアをどのようにしていこうかということを見開きで書かせていただいております。左上のほうにまちづくりの方針、商店街、市場を中心としたふだん着のまちですよ、これを進めていきましょうということで、じゃ、一体どのような取り組みを、どういう地点で行うのですかというのが、その下の段にあります平面図でございます。  中ほど下のほうに、長崎玉屋を中心といたしますエリアで再開発をやりましょう、その右側で新大工から経済学部の裏に至る道路の一部まだ狭いところがありますので、そこの拡幅をいたしましょうと、電停のバリアフリーをいたしましょうと、伊勢町の伊勢の宮神社の前の道路を拡幅しましょう、こういうような事業をもってまちづくりをしていきましょうと。  それと、下のほうと4ページの上のほうにかけて、どういう年度に、どういう事業を、どういう予算でやっていきますよというものをわかりやすく書いております。  それと、4ページの下のほうに、ここのまちが目指すイメージ図というものを写真で示させていただいております。  このエリアのそれぞれのまちづくりというのは、平成20年から平成21年にかけて市民の100人委員会とか、こういうもののワークショップを重ねながら、このテーマに行き着いて、どういうものをやっていったらいいよねというような市民の合意形成のもと、もう1つは、おととし、特別委員会でいただきました提案、こういうものを総合的な観点から取りまとめて、この計画に至っていて、ご審議をいただきながら、予算上、今きちんと進めさせていただいているというところでございます。  次に、5ページ、6ページを開いていただきたいと思います。  ここは中島川・寺町・丸山エリアにどういうことをやっていこうかというものを書いているところでございます。  テーマといたしまして、和のたたずまいとにぎわいの粋なまちをつくりましょう。代表的な取り組み事例といたしましては、町家の保全をしましょう、ここにはまだ三百数十棟の町家が優良な形でまだ残っていて、それはおくんちのバックグラウンドとしても非常に貴重な財産であろう、そういう財産を生かしながら、ここのまちの方向性をつくっていけば、それは長崎の特徴として間違いないまちづくりができていきますよね、こういうようなテーマのもとで6ページ下段にありますようなまちづくりのイメージで皆さんと一緒に頑張っているところでございます。  次に、7ページ、8ページをお開きいただきたいと思います。  ここは浜町・銅座エリアでございます。皆様もご承知のとおり、このエリアは西九州一帯を商圏とする繁華街でございまして、このまちづくりの方向性といたしましては、長崎文化を体感し、発信する中核市にふさわしいにぎわいの商店街のまちですよということで、再開発でありましたり、銅座川プロムナードでございましたり、こういうものを中心といった事業を進めながら、8ページ下段のイメージのようなまちづくりを進めているところでございます。  次に、9ページ、10ページをお開きいただきたいと思います。  ご承知のとおり、ここはランタンフェスティバルにも代表されるように、中国文化に触れ、食を楽しむまちとしての長らくの取り組みがございまして、ランタンフェスティバルも年々盛況になってきている。これにつきましては地元の方々の非常に熱い思い、これを背に受けて応援をいただいているわけですけれども、こういった方向性のもとで今後とも10ページの下のほうにありますような中華風味あふれるにぎわいのまちをつくっていきましょうということを目指しております。  次に、11ページ、12ページをお開きいただきたいと思います。  ここは東山手・南山手エリアでございます。ここも洋館群を中心とする非常に歴史的にゆかりが深いまちで、日本を代表する洋風のまちでございます。世界遺産の取り組みにも象徴されるように、平成初めのころから伝統的建造物群の取り組みとか、景観の取り組み、皆さんの取り組みが非常に功を奏して世界遺産という物差しがやってきたときにも、世界遺産にもなろうかとするような市民力のあふれるまちでございます。そういう観点から、12ページ下のほうにありますように、異国情緒あふれる国際交流のまちをつくりたいと考えております。  それと、13ページ、14ページをお開きいただきたいと思います。  5つのエリアだけではなくて、駅とも連携しながら、五島町とも連携しながら、元船とも連携しながら、まちなか全体をにぎわいをつくっていきましょうということで、軸づくりといたしまして、主な取り組みを掲載いたしております。軸づくりの大きなものとしては、大黒町の道路整備でありましたり、岩原川の整備でございましたり、あとは案内サインをどうしようか、エリア全体のトイレの配置をどうしようか、バリアフリーも念頭に置きながら、どういうおもてなしのエリアをここ全体で醸し出していくのか、こういうものを掲載させていただいておるところでございます。  それと、15ページ、16ページをお開きいただきたいと思います。  これが3番目の観点でございます。これを市民と一緒になって、どのように紡いでいきましょうかという観点からまとめたところでございます。  ご承知のとおり、このエリアにおきましては、いろんな月にいろんなイベント、催事、長崎催事、お祭り、居留地まつり、郷くんち、こういうものも含めて、いろんな取り組みがありまして、それも実はまちづくりの一つになっているんだよというようなところです。そういう取り組みは、実は長崎らしいまちづくりなんだよというような認識のもとに、16ページの上のほうにまちぶらカレンダーと書かせていただいておりますけれども、ここの空白をいろんなイベントで埋めながら、長崎のまち全体で市民のにぎわいっていうものを醸し出していきたいというふうに考えているところでございます。  それと、17、18ページについては、まちぶらプロジェクトによっては、そういう頑張る市民を認定させていただいて応援しようということで、認定制度を持ってございます。そういう認定制度を頑張ってくださいますとともに、補助金を差し上げて、初動期を頑張ってくださいねということでそういう取り組み、2つの方向からやっているんですけれども、17、18ページについては初動期の活動を応援するためのまちなか賑わい活動支援事業の取り組みの一覧表。それと、19、20ページには、まちぶら認定制度による民間の取り組みを掲載させていただいているというところでございます。  なお、21ページと22ページについては、花のあるまちづくり、例えば、居留地ではバラを植えましょう、中島川エリアではアジサイで楽しみましょう、こういうのもまちづくりですねというような取り組み事例の一環を、それと、22ページには、こういう取り組みの結果、新しいさるくコースも生まれるんじゃなかろうかというような観点から掲載をいたしておりますので、時間のあるときにでもまた見ていただければというふうに考えているところでございます。  それでは、委員会資料の4ページにお戻りいただきたいと思います。  ここでは、去年作成をいたしました中心市街地活性化基本計画についてご説明をさせていただきたいと思います。  現在、まちぶらプロジェクトにおきましては、国土交通省所管の社会資本整備総合交付金を主な財源として、平成25年、平成26年度は運営をしてまいりました。こうした中で、国においては地方の経済活性化やまちづくりに関する新たな支援制度を創設するなど、年々、制度の充実化が図られている状況にございます。  中でも中心市街地の活性化については、国においても最重要課題として取り組まれておりまして、市町村が基本計画を策定し、内閣総理大臣が認定をすれば、中心市街地活性化の取り組みについては、公共事業に対する支援策に加え、民間投資を喚起するための補助制度や税制の優遇など、これまで国土交通省系の補助メニューだけでは賄い切れなかった支援策を、内閣府の取りまとめによりまして、経済産業省系の支援策とあわせて、さらに後押しをしようと、積極的な取り組みが国においても今なされているわけでございます。  そのため、こうした支援策を、公共事業はもちろんのこと、市民や中心市街地で活動に取り組む事業者の皆様にも活用していただいて、その効果を享受できる環境を整える趣旨から、昨年度、中心市街地活性化基本計画を策定し、3月27日に内閣総理大臣の認定をいただいたものでございます。  中心市街地活性化法の概要については、皆様もご承知かもしれませんけれども、中心市街地における都市機能の増進及び経済の活力を総合的かつ一体的に推進しようということで立法された制度でございます。  基本理念といたしましては、快適で魅力ある生活環境の形成、都市機能の集積、創造的な事業活動の促進を基本としながら、地域の関係者が主体的に取り組む、それに対して国が集中的に支援を行いますよということでございます。  あと中心市街地の要件といたしましては、記載のとおりでございますので、ごらんをいただきたいと思います。  それと、中心市街地活性化基本計画の策定の流れ、これについては昨年度策定をさせていただいておりまして、手続に基づいてさまざまな委員会の場、所管事項の場、こういうものの意見を賜りながらつくってきた経過がございますので、ご参照をいただきたいと思います。  それと、(3)中心市街地活性化協議会、これをつくりながら、そこの意見を反映させてつくりなさいよというような規定がございますので、こういうものを長崎商工会議所のほうに事務局を置いていただきながら、意見を聴取してつくりましたよということを掲載いたしております。  6ページをごらんいただければと思います。  簡単に協議経過を書いてございます。平成26年8月に設立をさせていただきまして、平成26年11月に答申をいただいて、認定をいただいた後、ことしの4月に第1回目の協議会の中で市街地の総理大臣の認定をいただきましたよというご報告と、今後の事業協力に対してお願いをしたというところでございます。  それと、(4)に中心市街地活性化基本計画の策定の前提として、長崎市都心部におけるまちづくりの計画体系がどうなっているのかということについて簡単に触れておきたいと思います。  先ほど局長のほうから、重点プロジェクトの中で都市再生プロジェクトというものがありました。副知事、副市長を筆頭とする会議の場で策定するものが都市再生計画でございまして、これが一番頂点にあります。それをどう個別具体的にエリアで展開するかというものをまとめましたものが、4エリアの整備計画ということで、松が枝周辺、長崎駅周辺、まちなか、中央、4つの地区で計画がございます。これを個別具体的に年次計画で進めていこうというものがまちぶらプロジェクトでございまして、これを見ながら市民の方は何年度にどういう事業がどういうふうなことでまちなかで行われる、プラスアルファ、これに駅の周辺の整備計画というものが合わさって、都市再生整備計画を強力に後押しをしていく。その中で計画は計画ものとして、その財政をどういうふうに手当てしていきますかというものが長崎市中心市街地活性化基本計画、こういうものを総合力で財政的にも強力に進めていこうというような趣旨でございます。  それと、7ページが、先ほどもちょっとご紹介をいたしましたけれども、じゃ、どういった手続で計画を策定し、認定を得ましたかというものを縦軸であらわしておりますので、後ほどご参照をしていただきたいと思います。  また、8ページには、長崎市中心市街地活性化協議会の委員名簿をつけておりますので、ごらんをいただきたいと思います。  それと、またまちぶらプロジェクトの冊子に戻っていただきたいと思いますけれども、23ページをお開きいただきたいと思います。  それでは、長崎市中心市街地活性化基本計画がどういったものなのかというものについて簡単に説明をさせていただきたいと思います。本編は別に配らせていただいております160ページものがありますけど、これも今までの委員会の中でも説明をさせていただいておりますので、今回は概要版ということで説明をさせていただきたいと思います。  中心市街地の活性化基本計画については、長崎市の概況をまず書かせていただいております。西九州最大の商業集積を誇るほか、観光資源の面では多彩な歴史に培われた風土を背景として、文化資源においても日本有数の集積を誇る重要な地区なので頑張っていきたいというものが背景にございます。  活性化に向けたテーマといたしましては、長崎特有の歴史と文化を生かした魅力と活力のあるまちづくりを目指していきましょう。計画期間については、本年4月から5年間の平成32年3月まででございます。  あと成果指標として幾つか定める必要がございますので、24ページの上のほうに長崎市がこの計画の成果を図るための成果指標として、まちなかのにぎわいの創出として、指標としては歩行者通行量、これをモニタリングしていきますよというのが第1点。  それと、商業がいかに活性化しているかをモニタリングするために、中心市街地における小売業の年間商品販売額数、これをモニタリングしていきますよ。  それと、その結果、交流人口がどのように拡大しましたかということをモニタリングするために、主要観光施設の入場者数をチェックしていこうというふうに考えています。  それと、中心市街地活性化基本計画の主な事業といたしまして、24ページの下のほうに書いてございますけれども、集客回遊によるにぎわいの創出を図るための主な事業として、交流拠点施設整備事業であったり、新市庁舎の建設事業、新市立病院の建設事業、岩原川周辺環境整備事業、こういうものが進捗したときに補助メニューにのるように準備行為として掲載をいたしております。  また、魅力と活力のある商業環境の形成といたしまして、新大工と浜町の両方の市街地再開発事業、こういうものと、商店街を応援するための商業人材サポート事業、まちなか商店街誘客事業、こういうものを補助対象としてくださいねということを掲載しております。  それと、歴史と文化による個性あるまちづくりの推進といたしまして、出島表門橋架橋整備事業、出島和蘭商館跡復元事業、唐人屋敷顕在化事業、こういうものを補助メニューとして想定をいたしております。  それと、25ページに5年間で取り組む個別事業、こういうものを全て位置図に落としてございますので、ご参照をいただきたいと思います。  少々長くなりましたけれども、説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 41 馬場尚之委員長 ただいまの説明に対し、質問ございませんか。 42 幸 大助委員 このパンフレットの各数字が、金額というか、書いてある、この単位というのは私が見つけ切らんのか、どこにも書いていないと思うんですけど。どこか書いてあるんですかね。一般の方が見て、例えば、2,000と書いてあると、これが200万円なのか、2,000円なのか、あるいはまたもう1つ上の桁なのか。その辺がちょっと気になります。  それと、あわせて14ページの真ん中下あたりに、縦横軸のところの一番下の段の無線LAN整備、主管課、観光推進課で、平成26年から平成27年まで、平成27年が整備で435万3,000円か、その4353と書いてありますよね。私、まちなかの出身なので、いつも思うんですが、Wi-Fiというか、外国人観光客はものすごく今もうそういうインターネット環境で、変なチラシとかなんとかよりは、もうそれでどんどん訪ねてきている現状があるんで、真っ先に私はWi-Fiを整備すっとが一番肝心だと思っているんですよね。ですから、そこの辺、ここに特別に予算を投じてでも真っ先にするべきじゃないかと思っとるんですけど、そこ2つあわせてよかったらお答えいただければと思います。
    43 長瀬まちなか事業推進室長 金額の単位の件について、ご指摘のとおり、ちょっと見当たらないので、それはおわびして、千円なんですけれども、おわびして訂正するとともに、必要な事項は至急書き加えたいと思います。  それと、Wi-Fi、無線LANについては、ご指摘のとおり、長崎市としても非常に大事であろうということで、県も挙げての取り組みをさせていただいております。今年度は文化観光部において、まず、市が現有をしております観光施設からWi-Fiの整備をしようということで予算いただいて、もう準備に入っております。  あと残された空間については、役割分担の中でどのように配置をしていったらいいのかというものも県と一緒に協議をしながら、全市域的に網羅できるような体制で、今、検討が進んでおりますので、よろしくご理解のほどいただきたいと思います。  以上でございます。 44 吉原日出雄委員 このまちぶらプロジェクトで3ページの新大工エリアですね、これは玉屋さんとの話というのが、きちんと協力する内容でちゃんとしっかりできているのかというのが1点と、次の銅座川プロムナード、次は銅座川、資料7ページですね。この資料によりますと、銅座川プロムナードが今年度までが補償調査になっていますよね。これは補償調査は今年度で完璧に終わるのか、そして、平成28年以降はどういう予定をされているのか、この2点をお尋ねしたいと思います。 45 長瀬まちなか事業推進室長 まず、お尋ね第1点の新大工町再開発事業につきましては、平成26年1月17日に準備組合を結成された後、今月の上旬に都市計画決定の告示をいただけるというような手続の状況で順調に推移をしております。  その中でもお尋ねの件については、参加者全員の準備組合への参加をいただいておりまして、全員同意の形で、今、進んでおりますので、非常にそういう意味では心強いのかなというふうに考えておりますし、〔「玉屋の社長とは直接きちんと話はしとっとよね」と言う者あり〕もちろん準備組合の副理事長にご就任をいただいて、積極的に引っ張っていただいて非常に感謝をいたしております。  それと、銅座川につきましては、皆様のご協力いただきまして、昨年、道路の都市計画決定をさせていただいた後、あわせて用地交渉であったり、建物調査をさせていただいております。ここに記載されているとおり、今年度その事業全ての取り組みが終わるようなことで、今、頑張って取り組んでいるところでございます。  以上です。 46 池田建設局長 若干補足させていただきたいと思いますが、7ページの上から2つ目に銅座川プロムナードございます。実線は予算をつけて実施したということです。都市計画決定の手続、平成24年、平成25年に入りまして、そのときからその後に用地の調査とか、補償費の関係の調査とかを行って、平成27年度まではこの予算で実行してきたと。この点線で書いてあるのは、今後まだはっきりお金は決まっていないんですけれども、まだ引き続き続きますよという印ですので、点線のところについては今後予算がつき次第、実線に変わっていくということでございます。  以上です。 47 井上重久委員 まちぶらプロジェクト、前年度も説明を受けて、立派な事業の方向性が示されて、10年間でばっちりやっていきましょうというようなことで、当然、この中身については、よう理解はできるんですよ。ただ、じゃ、これを目指すために金はどがんすっとかと。やっぱり行き着くところは金ですたいね。今後想定される10の大型事業については、大体941億円かかりますよということが示されております。まちぶらプロジェクトの、例えば、5つのエリアありますよね、5つのエリアにおいて、例えば、松が枝周辺なら松が枝周辺だけでもよかとばってん、そのエリアごとのここに書かれておる事業、これは実施されとる部分については調査費、あるいは事業推進費というのが記載をされております。それで、あと点線を読めば、スケジュール未定でアイテムだけの事業というようなことで、まずエリアごとの事業なり、エリアごとの総事業費がどのくらいかかって、このまちづくりを進めていくのかというお金の関係ですね。  それから、この関係で、例えば、17ページ、地域力によるまちづくり、いわゆるまちなか賑わいづくり活動支援事業、これもそれぞれ連携をとって予算がついとる部分、あるいは今からやらんばいかん部分、これはいわゆる税金がどれだけ投入されていくのか、自分たちのお金でつくるわけじゃないでしょうから、当然、補助事業があると思いますので、そこら辺の、これは事業数はこれを見ればわかります。お金がどのくらいかかるんだと。  それから、19、20ページの関係ですね。地域力によるまちづくり、まちぶらプロジェクト認定事業、これは認定事業、これだけ25項目認定されとっとばいねというのは理解できます。ただ、平成25年から実施をされとるばってん、やはりお金はどがんなっとやろうかいと。いわゆる先ほどの国の国庫補助金の内示状況の説明を聞けば、非常にすばらしいものはできとるばってん、実現性についてどうなのかなとちょっと不安を感じますので、そこら辺の説明をお願いいたします。 48 長瀬まちなか事業推進室長 まちぶらプロジェクトの事業費が幾らなのかという話でございます。  全体10年間の事業費としては、まだ大型事業なんかが確定していないのもございますので、総事業費というのは確定はしていないんですけれども、単年度単年度については予算主義のもとで説明をさせていただいております。  例えば、平成27年度当初予算で言いますと、まちぶらプロジェクト関連としては約16億円でございます。その中で40事業を動かせていただいております。そのうち国庫補助金が当たるのが13億円ということで試算をさせていただいております。  あとは単費であったり、起債であったり、こういうものを上手に充てながらやりくりをさせていただいているところなんですけれども、平成25年度は社会資本整備総合交付金ということ一本で、国土交通省系の財源一本でスタートをさせていただきましたけれども、ご指摘のとおり、補助金についてはいろんな角度から、方面から切り口を持って、いろんな省庁の補助金を準備して、必要なときに発動できるような環境を整えようという趣旨から、平成26年度は先ほど説明をさせていただいた中心市街地活性化基本計画、これを策定して補助にのれるような環境整備をさせていただくなど、財源の確保については不断の努力をさせていただいているというところがまず1点。  それと、地域力によるまちづくりについても、まちぶらプロジェクト認定制度というのは、市民がみずから取り組むまちなかのにぎわい再生に資する事業を、それもまちづくりなんですよ、まちづくりの方向性に合っているんですよというような位置づけを付与して、まちづくりを精神的に応援しようということで、これは直接事業費を差し上げるというような形じゃなくて、仲間なんだよというような認識のもとでやっていると。もちろん事業費によらない人的な支援、アドバイス、こういうものを精いっぱいさせていただきながら、ともに歩んでいるということが今の取り組みでございます。 49 池田建設局長 若干補足させていただきたいと思いますが、18ページちょっとお開きいただきたいと思うんですが、井上委員のほうからご指摘があったこの18の事業については、まちなか賑わいづくり支援事業ということで補助金を出しております。審査をいろいろ行いまして、例えば、十何件まちづくり活動としてこういうことをやりたいという要望がございまして、それを審査いたしまして、毎年4件程度採用いたしておりまして、その4件については市からの補助が80%、それから、地元のほうが20%出して、この事業をやっていくという形でございます。やっていった結果ですね、一部については認定を行ったものもございます。  それから、19、20ページでございますが、これに関しては、9番ですけれども、新大工町市街地再開発事業については、再開発事業に向けて動き出したということを認定したということでございまして、それ以外の部分については地元の方が先ほどの補助金もいただきながらとか、自主的にとかということで、予算的に費用はかからない事業ということでございます。  以上です。 50 井上重久委員 概要はわかりました。まちぶらプロジェクト、いわゆるエリアごとの事業件数、あるいはトータルとしての総事業費は要はまだ出ていないと、出していないというよりも、今、出しよる段階と。今後想定される大型事業については金額は決まらんけれども、10年間のうちには941億円かかりますと、大きな金額は、事業は出たと。今の説明は、これは平成26年度の予算で言うたとやったですかね。単年度。平成27年。〔「27です」と言う者あり〕いや、よかです。平成27年度の単年度予算で、事業が40件ある、いわゆるまちぶら関連が16億円ですよと。これは単純に10年間足していけば160億円ばってん、中身を見れば、今後想定される主な大型事業に入っとらん分野、金額の大きい分野、いわゆる銅座川の関係ですね、あれは相当な金額がかかると予測をされています。そういう意味では、持ち合わせはあるんだろうけれども、やはり単年度単年度では、今、非常に厳しいかなと。非常にいい事業策定はできとると。これをいかに実効性を持って推進するかがやっぱり一番、今、大事なところだろうなと。いわゆるこれで交流人口の拡大を図ろうと、平成26年、昨年は交流人口も過去最高の630万人を超す人が長崎に入ってきた。これは非常に上昇機運に乗っていきよるわけです。しかし、やはりそれを維持する、もっとふやすためには、先ほども補助金の関係で優先順位をつけてやると。すばらしい計画はありますけれども、いかに実行するかが大事かなということは私も痛切に感じとるわけです。  そういう意味では、本当にどこに的を絞って今行くんですかと。単年度単年度は、それはわかりますけれども、10年先の話はよかですばってん、中期的視点というのは私は大事だと思います。目標に対する事業をどこまでやっていくんだ。計画はすばらしいものがありますので、ここら辺をいかに実効ある事業、そして、まちが本当ににぎわう、これも一つの人口減少の歯どめ策になる分野ですからね。しっかりと対応していかんばいかんと思いますので、非常にすばらしい計画なんですが、いかに実行するかというところがちょっと見えにくい状況に今あるんじゃないかなと思います。  それから、中心市街地活性化基本計画、この基本計画を策定して認可をされれば、当然、国の支援の関係、これがやはり大きく従来の計画からすれば、お金の面も優遇される、幾らぐらい優遇されるとやったですかね、ちょっとどこかで聞いた記憶があるんですが、これを認定されることによって金額が何%上がるとか、どっかで聞いた記憶があるんですが、そこら辺わかっとれば教えてください。 51 長瀬まちなか事業推進室長 まず、1点目の長期財政見通しの中でこの事業がきちんと位置づけられて、選択と集中の中で実行されていて、より実効性のある計画にするべきというご指摘でございますけど、まさにそのとおりでございます。実際、今、ご紹介いたしました数字、平成27年度のものでございますけれども、これを積み上げるに当たっては、下作業として中長期財政計画の中に、きちんと位置づけた上でフィードバックされてきた数字でございます。ご指摘のとおり、まだ大型公共事業の中で確定していないものもございますけれども、そういうものも全部の中長期財政計画の中に位置づけて、個々の中にバックをさせてきていただいて、予算審議をお願いしているという状況でございますけれども、ご指摘のとおり、なかなか不透明な国の財政の状況もございますので、その辺をさらに傾注しながら、計画の推進、計画の策定に資してまいりたいと考えております。  それと、中活の支援策、これは国庫補助系、国土交通省系プラス経済産業省系の補助メニューでございます。直接的に大きな効果といたしましては、新大工とか浜町の再開発に対する補助メニューの中で、国の充当率が非常に厚くなるというものが直接的な効果かなというふうに思います。通常、国庫補助対象事業の3分の1ぐらいが民間のご負担になるというのが通常の再開発事業なんですけれども、中活をとることによって、国の手厚い支援が、率でいうと45%まで上がってくるんですね。45%を発動させるためには、県と市も45%おつき合いすることができますので、合わせると90%、地元の負担は10%、これ国庫補助対象事業ですけれども、それだけを見ても、大きな成果が民間の方にも与えられるのかなと。それと、制度上は大店舗に対する出店の手続、これの短縮が図れる、これも計画が1年前倒しになるというところの経済波及効果というのは実は非常に大きゅうございまして、こういうような支援策が得られるというような環境を整えたいということで、中活をとりましたというところでございます。  以上でございます。 52 堤 勝彦委員 まちなかプロジェクトで、あちこちトイレもきれいにしていただいておりまして、大変ありがたいと思いますし、利用者の方々から、助かったという声もよく聞いております。今後もその辺も続けていかれると思うんですね。  このまちなか軸、新大工から南山手まで、この軸でまちぶらプロジェクトですよね、実際歩いて回って皆さん楽しんでもらえればという願いもあるんでしょうけど、ゆっくり縦に歩いても1時間ぐらいかかりますよね。また戻って2時間。私は長崎市民はそれでいいかと思います。しかしながら、観光に来られたお客様が2時間かけて全部回るのかというのは、なかなか難しいところもあろうかと思っています。  ということは、どこに行こうかなと、ある程度いろんな情報を得て、さっき幸委員も言われたように、Wi-Fiで見てとか、あんな感じでどこに行こうと思って行かれるとか、最初からある情報を得て行くかと思うんですね。そのためには、やっぱり交通網とかが当然便利なほうがいいかと思うんですね。  その中で、例えば、駅が陸の玄関口、海が松が枝ですかね、駅が陸の玄関口で、松が枝埠頭が海の玄関口ということがあるんですけど、そこから移動をするに当たって、やはり駅から大浦地区、グラバー園とかに行くには、当然、電車、バスで来るんですが、出島から曲がりますよね、築町のほうへ。あそこを真っすぐできないかと、よく言われる言葉を聞いたかと思うんですけど、その辺ができないものかとか思いはあります。実際すぐできるものじゃないかもしれないんですけど。  その辺で、例えば、長崎バス、長崎電気軌道いらっしゃいまして、会社は違うんですが、そこで長崎バスといえば、スマートカードを通して乗りかえるときに少し割引がありますよね。このバス停だったらいいですよと、ここはいいですよみたいな感じで。そのバスと電車のコラボレーションというんですかね、そういうことの考えがないものかという感じを思っております。  また、電車が今120円なんですが、実際、今、乗りかえるところは築町なんですね。築町で乗りかえて、浜町方面とか駅方面で、これは大浦から来た場合言っているんですけど、乗りかえていくんですが、そこ以外の乗りかえ場所もあったがいいかと思うんですね。例えば、西浜町なんかでも同じようなつくりなので、今でもできそうな感じがします。また、公会堂前とかでも、そこから駅のほうに行けるとか、いろんなパターンがあっていいのかなと思いますが、それは長崎電気軌道がうんと言うかどうかわかりませんけど、そういう呼びかけというんですかね、その辺していただければという思いはあります。そこは120円が130円になるかもしれません。その辺わかりませんが、地区によってはそういうところが市内中あろうかと思うんですね。縦軸と横軸でつなぐところを考えれば、その辺も含めてお話をしてもらえないかなということがあります。  もう1つ、先ほど松が枝国際埠頭に船が着きました、もしくは駅のほうからお客様が来られました。松が枝付近ですね、大浦地区につきましては、それから大浦天主堂やグラバー邸とか、特に世界遺産になれば、もっとふえてくると思うんですけど、そこまで行くお客様が、結構な坂なんですね。観光船で来たお客様も結構お年を召した方もいらっしゃいまして、歩くのも大変やねという方もいらっしゃいます。国内のお客様もそうですね。おじいちゃま、おばあちゃまたちは大変ですということで、あの坂を上るのは大変なんですね。そこで、あの辺の近くの人の笑い話ですけど、動く歩道がこの辺もあればよかよねという話はあるんです。実際それは難しいんですから、じゃ、今、松が枝第1駐車場や第2駐車場なんかもう整備されていますよね。そこにちょっとしたタクシーベイっていうんですかね、タクシーの置き場、タクシー待ち場っていうんですかね、そこを置いてタクシーに協力してもらってグラバー園まで運んでもらうとかですね。四、五人乗れば1人当たり百何十円で運べますから。また、グラバー園にもタクシーベイを一、二台でいいからつくってもらう。そうすることによって、また、そのお客様たちが船のほうへ、また、下の電車、バスまで行けるということもできますので、その辺のお考えがないかということも思っております。ぜひそうしてもらいたいということで前々から思っているんですが、また、ついでに言わせてもらえば、鍋冠山でもそのタクシーベイからすぐ車で運んでもらう。わざわざロープウェイなんかつくらんでも行けますので、そういう考えがないものかをお聞かせ願えればと思っております。 53 長瀬まちなか事業推進室長 たくさんのご提案を本当にありがとうございます。  まちぶらプロジェクトで、さっきトイレの話をご紹介いただきました。それも議員からのご提案で、おもてなしのトイレの実施ができたり、非常に感謝をいたしているところです。  それと、実は公共交通ネットワーク、まちなかをどういうふうに効率的に結んだらいいだろうかというところは、実は既に都市再生調整会議の下に整備計画検討会議がございまして、そこに公共交通ネットワーク検討会というところに交通事業者の方も一緒になって、なかなか難しい問題もあるんですけれども、別に検討をさせていただいて、今のようなご指摘も検討課題として承知をいたしておりますので、私たちもその会議の中で積極的にご提案とお願いと、できるところは協力をしていきたい、そういうことで一体的に図ってまいりたいと思います。  それと、松が枝周辺エリアの坂の問題であったり、タクシーベイの話、実はタイミングとして、また松が枝国際観光埠頭、これの設計にまたいろいろ着手するというような県のタイミングもあります。その中で松が枝の駐車場の対策とかをあわせて検討課題に上げながら、なかなか今まで着手できなかった事案もあろうかと思いますけれども、その俎上に上げながら、少しでも実現できるように働きかけを積極的にやりたいと思っております。  以上でございます。 54 井上重久委員 後で、もう所管かどっかで言おうかなと思っとったんですが、せっかくまちぶらプロジェクトの関係ですから、一言申し上げておきたいなというふうに思います。  いわゆる陸の玄関口、海の玄関口。陸の玄関口については、今、長崎駅周辺の整備事業が、それぞれ事業として展開をされております。一番やはり海から来る部分ですね、この2ページの中にも書かれていますが、松が枝周辺です。このまちぶらプロジェクトと関連をしてくると、大きな部分は、早か話が、2バース化を図るという大きな方向性が示されております。特にご承知のように、昨年は78隻か79隻の客船が長崎港に入ってきた。平成27年は130隻を超える、いわゆる過去最高のクルーズ船が入る予定になっています。特に松が枝周辺の整備については、ハード面については今、基本的には整備をされています。今、言われた具体的なアイテムを堤委員は言いましたけれども、大きな方向性の中で、外国から来る船、客船が大きく期待ができる分野になると。そういう意味では、2バース化を含めて、土地の取得も地域周辺の方には大事な問題でございます。再生事業になるというふうに思います。  そういう意味で、県が中心になって事業の方向性は決めていくということは認識をいたしていますので、それは長崎市も県と十分に連携をとりながら、懇話会とか協議会の中に入っているとも承知をしております。そこが、一番入り口部分が重要なアイテムになりますので、ここら辺はやはり松が枝周辺の入り口の関係はきちんと市の考え方、県に申し入れをして、十分連携をとってやっていかんば、まちぶらにつながる前に、ああ、もう長崎は行かれんけん、やめたとならんごとですたい、やっぱり交流人口の拡大で一つの長崎の地域の活性化を図ろうとする分野は私も理解をしますので、そこら辺は十分連携をとって、今後まちぶらプロジェクトに生かしていただければということで、これは意見と要望にかえさせていただきます。 55 池田建設局長 松が枝の2バース化につきましては、今、大事なのは2バース化の背後地、若干埋め立てが行われますので、新たな土地が出てくるかと思います。その土地の使い方を堤委員も井上委員も、まちぶらにつながるような土地利用にしていただければということで、それについては県と市、十分協議をして進めるようにということでございます。  この件につきましては、都市再生とか各課の協議の中で十分詰めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上です。 56 久 八寸志委員 一言だけ。直接は関係がないかもしれないんですが、ごみの収集ですね。横断的に観光地、もしくはいろんな今から世界遺産の関係もあって、多分朝早く、今、回収をしていただいているんですよね。いずれかはこれをできれば夜中とか、目立たないときに回収できるような、観光地としてはごみが狭いかいわいの中に点在して見える、すごいイメージが悪いのではないかと。せっかくこれだけ整備をしていこうということであれば、そういった環境整備もしっかり見ていただければなと思います。  それともう1つは、バリアフリーの観点で、車椅子等がよく言われるんですけど、今から高齢化していく観光地でもありますので、ぜひともここら辺の対策も横断的にトイレとか、箇所箇所でやっていただいていますけど、例えば、車椅子がしっかり全部散策できる、もしくは商店街も中に入っていける状況とか、そういったところ、あともっと言えば、バリアフリーマップぐらい横断的なものがありますというようなものをお願いしたいなと。  以上でございます。 57 長瀬まちなか事業推進室長 1点目のごみの対策については、ご紹介のとおり、早朝収集に努めながら、よりよい品格のまちの風景を醸し出すようにしているところでございますけれども、さらに進めて、具体的に何かできないか、例えば、松が枝についてはごみステーションの色も地域の人と話し合いながら決めたりするような取り組みを通して、さらに推進してまいりたいと思います。  それと、バリアフリーについても、あわせてバリアフリー基本構想というものを推進していきながら、体系的にどういうふうに有機的に連携した動線がつくれるか、こういうものにも注力していきたいと思います。  以上でございます。 58 堤 勝彦委員 今、久委員からおっしゃいましたごみの件なんですけど、夜中が望ましいかなという思いはあります。ただ、それはもうそれがいいかと思うんですけど、今、月曜日に取ってもらっているんです、あの辺は。月・木なんです。これ燃えるごみですね。燃えるごみ、月・木なんですけど、お客様が多いのは月曜日が割と多いんですね。市内で月曜と火曜日と2つ分かれていますよね。月・木、火・金かな、分かれていますので、私は火・金に合わせたほうがよかとかなと思います。すみません、ご近所の人の話は全然聞いていないんですけど。そっちのほうが〔発言する者あり〕急に変わったらおかしくなるかもしれんとですけど、観光のお客様のことを考えたら、火・金のほうがよかとかなというイメージはあります。これは言いました、月曜日まで割とお客様は多いですので、その辺をちょっと研究していただければと思っております。要望です。 59 山崎 猛副委員長 まちを全体的に変えていくという方向性もわかりますし、よくお話をさせていただいているんでわかるんですけれども、全体的に、今、言われたところっていうのは、もともと中華街は中華街、和のところは和、丸山は和とか、もうもともとそういう私たちもイメージでいるところなんですけれども、そこを、じゃ、具体的に長崎の歴史を残しながらやるのか、もう新たにそういうイメージでまちをつくるのかというところの基本的な部分をお聞かせいただきたいと思います。 60 長瀬まちなか事業推進室長 非常に大事なご指摘でございます。私たちも、そこを一番腐心したところでございます。私たち、まちに入っていって、人の動き、活動、営みを見たときに、やっぱりこれは歴史に基づいた営みをされています。その代表的なものが、おくんちですよね。そういうものを考えたときに、行政としては保存と活用を考える中で、保存は得意なんだけれども、なかなか活用が難しいというところに問題点としてぶち当たるんですけれども、長崎市の場合には実はおくんちに代表されるような、ランタンフェスティバルに代表されるような、居留地まつりに代表されるような、そういう活動が先にあった。そういう気づきに至りました。  だから、そういう営み、こういうものの延長線上に長崎の姿を見出して、浜町はまた大きな商店街でございますので、新しい楽しみというものを付与しても構わないと思いますけれども、人の営みの先に長崎をどうつくり上げていくのか、そういう視点で頑張っていきたいというものを基本の理念にしておりますので、ご理解のほどよろしくお願いしたいと思います。 61 山崎 猛副委員長 ありがとうございます。まさしく私、これ私が考えることですけれども、例えば、浜町とかっていうのは、もう本当に新しいものに変わってもいい部分かなとも思うんですね。これに示されている中通りとか、ああいうところは逆にイメージで言うと鎌倉とか、ああいうまちづくりに近いまちづくりができるまちなのかなと、町家から言ってもですね。ただ、そのときに、今言われましたおくんちとかランタンとか、長崎にはそういうものすごい行事があるわけですね。それを私も携わっている関係上、一番そこで邪魔をしているのが電柱なんですね。電柱が全部地中化していくと、あそこはすごいきれいなまちになって、はっきり言って鎌倉とか電柱ないですからね。やっぱりそういうふうなことも参考にしながら、古いまちを残しながら、今ある新しいものはこうしていくという考え方も私は必要じゃないかと思いますね。  それから、さっき言われたような長崎らしい、別におくんちを宣伝するわけじゃないですけれども、そういうイベントを絡めてのまちづくりを考えていらっしゃるんで、そういうことに対してもそういうのが邪魔しているというようなことも少し考えながらのまちづくりっていうのは、もうやっぱり本当に100年に一回の多分私はまちづくりになると思っているんで、考えていただきたいと思います。  それから、この間、吉原委員も本壇で質問されたときに言われたんですけれども、長崎って、言葉は悪いんですけれども、全てに今まで中途半端なものが多かったと思うんですね。それで、今度されるときに、やっぱり一つのテーマとして、感動のあるまちづくりということをまず頭に置いてやってほしいと思うんですよ。それは吉原委員が何を言われたかというと、あぐりのところでアジサイを並べても、どこにでもあるよと、アジサイの山をつくらないといけないよというように、今、静岡とか浜松、テーマパークってあるんですけど、この間、テレビでもやっていましたけど、1人のおばあちゃんが始めたことで、もうただ花を見せるんですよ。しかし、そこに行った人が、私も画面で見て、行きたいなと家内と言ったんですけれども、その花を見るために全国から人が集まってくるんですよ。それだけでも人を集められる可能性があるわけですよね。  ですから、長崎にはそうやって古いものがある、これもこの間、ちょっとテレビで、長瀬室長にはお話ししたんですけれども、古いものを見せることだけが私も今まで歴史だと思っていたんですけれども、この間、これテレビであっていたんですけれども、外人が国宝級のものを改装する会社の社長になったんです、もう四十何歳ぐらいの人なんですけれども、そしたら、もう発想がやっぱり外人だから全然違って、その何百年も前の当時の色をつけ出したんですね。ただ本当に色がなくなった木のものに対して、昔の色をつけ出したんですね。そしたら、やっぱり若い人はただ古いものを見に行くんじゃなくて、それが何百年も前こうだったんだというものを実際見せてもらうと、すごい人が行くんですね。ですから、長崎も古くなっていっていいもの、軍艦島もそうですね、朽ちていく姿を見せるのがどうかっていう疑問にもなるんですけれども、そういうものと、復元していいもの、要するにどっちが感動するかっていう、この感動っていうのが私は一つの今からの観光のテーマだと思うんですね。そこに着目して、もう少し進化させていただきたいと思います。  それは要望で結構です。  それから、1つ、これはどうでもいいことなのかもしれませんけど、私、樺島町なんで、このまちぶらで樺島町もまちだと思ってたんですけど、樺島町沿線は全部外されているんですけれども、これも駅からのところはあるんですけれども、その辺も少し考えていただきたいなって思います。よろしくお願いします。 62 長瀬まちなか事業推進室長 1点目の感動については、まさにそのとおりで、物だけではなくて、そこに人の営みが見えたときに、花でもそうですけれども、きらっと光るものがあろうかと思いますので、そういう気持ちで頑張りたいと思います。  それと、樺島町についても、軸づくりの中にきちんと位置づけて取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 63 馬場尚之委員長 ほかありませんか。  それでは、以上でまちなか事業推進室の所管事項調査を終わります。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後0時3分=           =再開 午後0時59分= 64 馬場尚之委員長 委員会を再開いたします。 〔審査日程について協議した結果、2日審査予 定の都市計画部の所管事項調査を繰り上げて審 査することに決定した。〕 65 馬場尚之委員長 それでは、土木部の所管事項調査を行います。  理事者の説明を求めます。 66 本田土木部長 土木部の所管事項調査としまして、所管事務の現況及び平成26年度指定管理者制度の状況につきまして、土木部提出の委員会資料に基づき、土木総務課長と土木企画課長から説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。  私からは以上でございます。 67 赤崎土木総務課長 それでは、私のほうから、土木部提出の所管事項調査に関する資料に沿いまして説明させていただきます。  まず、1ページをお開きください。  機構及び職員数でございますが、平成27年度に道路建設課に車みち整備事業に取り組む車みち整備係を設け、5課17係、職員数155名となっております。  次に、2ページから3ページにかけては各課の分掌事務を記載しておりますので、ご参照ください。  次に、4ページをお開きください。  3の(1)市道・法定外公共物現況でございますが、上段の表の合計欄に記載しておりますが、市道路線数は、平成27年4月1日現在で6,317路線、実延長は約1,871キロメートルとなっております。  次に、5ページ、3-(2)道路事業の概要でございます。  まず、道路整備の基本的な考え方でございますが、長崎市の道路整備の考え方といたしまして、1点目は、広域幹線道路や幹線道路の整備促進を図る。2点目は、補助幹線道路については重点路線を中心に整備を行う。3点目は、生活道路については、通学路等の安全確保、狭隘箇所の拡幅などに重点を置いて整備を行う。4点目は、斜面市街地においては、車の入ることができない既存の市道を車みちとして整備を進める。5点目は、道路インフラの長寿命化対策を実施する。6点目は、無電柱化を推進し、防災性の向上と町並みの良好な景観形成を図る。  以上、6点を掲げております。  次に、2の道路整備施策の体系でございます。道路交通の円滑化を図り、安全・安心で快適な公共空間をつくるとともに、災害に強いまちづくりを進めるため、良好な道路ネットワークの形成、誰もが安全・快適に利用できる道路の整備、都市の防災機能向上の3つの施策を柱として主要事業等として記載しております各種事業に取り組んでいるところでございます。  6ページをお開きください。  27ページまで、3の主要事業の概要を記載しておりますので、その内容についてご説明いたします。  まず、(1)広域幹線道路の整備促進でございますが、高規格幹線道路、地域高規格道路などの整備促進を図るため、要望活動及び関係機関との相互調整を行っており、それぞれの路線について進捗状況を記載しております。  次に、(2)幹線道路等の整備促進でございますが、既存の国県道の幹線道路の改良などを図るため、要望活動、関係機関との相互調整を行っており、7ページにかけまして、それぞれの路線について進捗状況を記載しております。  次に、8ページでございます。  (3)道路整備に関する協議会の事務でございますが、記載の6つの協議会等の運営、事務を行っております。  次に、(4)の都市計画道路に関する計画・調整でございますが、長期未着手都市計画道路の見直しを行っております。  次に、9ページでございます。  都市計画道路長崎外環状線につきまして、今年度に入り、事業化に向けた動きがありましたので、ご説明いたします。  長崎県におきまして、事業費の縮減や整備効果など総合的な検討が進められた結果、これまで計画されていた、鹿尾ダムの西側を通るルートから東側を通るルートへ変更し、終点の国道499号との接続箇所を江川町の交差点に変更し、また、車線数についても、4車線から2車線へ見直すなど計画変更案の考え方が県より示され、5月16日、19日に、沿線の自治会との意見交換会が開催をされています。
     その後、都市計画変更に向けまして、6月27日、30日に説明会が開催をされました。  今後につきましても、都市計画の変更に必要な手続を順次進めていくこととされております。  次に、10ページをお開きください。  (5)都市計画街路事業でございます。  国庫補助事業と地方道路等整備事業を組み合わせまして、国県道の幹線道路を補完する補助幹線道路の整備を進めているもので、主要な整備路線を表に記載しておりますので、ご参照ください。  次に、(6)道路新設改良事業、道路建設課分でございますが、国庫補助事業と地方道路等整備事業、過疎対策事業等を活用しながら補助幹線道路等の整備を進めているもので、主要な整備路線を表に記載しております。  次に、11ページをごらんください。  これは、これまで当委員会におきましてご指摘を受けておりました事業期間の見直しについて整理をしております。  この表に記載しておりますように、道路整備につきましては、当初事業期間から完成年度が大きく延びているものがありますが、今回、現在までの進捗状況と今後の工事の計画、用地交渉の状況等を改めて精査をし、実情に即した事業期間に見直しを行っております。  今回、事業期間を見直したものとしましては、新地町稲田町線を初めとする5路線で、完了年度の見直し後の欄に記載のとおり、事業期間を2年から5年延長しております。  変更の主な理由といたしましては、用地交渉の難航でございますが、このほか、トンネルや橋梁などの大規模工事について、現場の状況などを加味した工程の見直しもあわせて行ったところでございます。  なお、12ページから19ページにかけましては、主要な整備路線の位置図を添付しておりますので、あわせてご参照ください。  次に、20ページをお開きください。  (8)道路新設改良事業、土木維持課分でございます。  国庫補助を活用し、道路の安全性、快適性の確保に取り組んでおります。  次に、(9)道路構造物等補強でございますが、長寿命化や災害防止の観点から、道路構造物等の点検や緊急性を勘案した補修、補強を実施し、災害に強い道路の整備とともに、国から義務づけられた橋梁、トンネルなどの道路構造物に対する定期点検を行っております。  次に、(10)地方道路等整備事業でございますが、緊急に整備を要する市道の新設及び改良を進めるとともに、道路パトロールの充実、住民との連携を図りながら破損箇所や危険箇所の早期改修、改善に努めております。  (11)道路リフレッシュ事業ですが、合併地域において、緊急性、安全性を勘案し、市道の改良を実施しております。  次に、(12)車みち整備事業でございます。  平成25年度から斜面市街地において、住民の居住環境の改善と防災性の向上を図るため、市と地域が一体となって、車が入ることができない既存の市道を車が入る車みちとして整備を進めているもので、斜面市街地内の市道22カ所、延長約3,000メートルを、平成27年度から平成30年度までの4カ年で整備を行うことにいたしております。  21ページには、車みち整備事業の整備計画として、1.基本方針から3の整備の優先度を記載しておりますので、ご参照ください。  次に、22ページをお開きください。  (13)生活道路環境改善としまして、地域の皆様方のご協力を得ながら常に道路を良好な状態に保つことを基本に整備を行っているもので、市道等の維持補修状況として、要望件数、実施件数、そして実施割合を記載しておりますので、ご参照ください。  次に、(14)街路灯整備事業でございます。  平成25年度から4カ年の予定で、地域住民が安全・安心で快適に暮らせるまちづくりの推進と省エネルギー化を図るため、既存の蛍光灯の街路灯3万5,800灯をLED街路灯へ転換するとともに、毎年300灯のLED灯を生活道路や通学路などに新設いたしております。  次に、23ページでございますが、(15)私道整備助成事業でございます。  これは、既に生活道路として利用されている私道について、市道に認定するための整備に関して事業費の90%を助成金として交付いたしております。  次に、(16)交通安全施設整備事業といたしまして、交通事故の防止と交通環境の安全性の向上のため、歩道の新設改良、防護柵設置、区画線設置など、交通環境の改善を図っています。  次に、(17)無電柱化推進事業でございます。  安全かつ円滑な道路交通の確保、景観及び都市防災の向上等を図ることを目的に、国の定める無電柱化推進計画に基づき、観光地など優先度の高い路線より順次実施いたしております。今年度からは、今後策定されます第3期無電柱化推進計画に基づき、平成27年度から平成30年度にかけまして、籠町稲田町1号線の整備に取り組んでまいります。  次に、24ページをお開きください。  (18)自然災害防止事業でございますが、長崎市地域防災計画に道路危険予想箇所として位置づけられている市道416路線において、主に路線の法面の災害発生を未然に防止するための工事を実施しております。  次に、(19)駐車場・駐輪場の計画・管理でございますが、1)の市営駐車場につきましては7カ所、25ページ、2)の市営駐輪場につきましては12カ所の有料駐輪場と9カ所の無料駐輪場の管理をそれぞれ行っております。  なお、駐車場、駐輪場につきましては、今年度、長崎市駐車場整備計画の改訂を予定しております。  企画財政部から提出しておりました基本構想・基本計画等作成調書、別表2に掲載しておりますので、後ほどご参照ください。  次に、26ページをお開きください。  (20)土木技術職員研修事業でございますが、市民ニーズや社会情勢の変化に伴い多様化、高度化する業務や、本格的な維持管理の時代に対応するため、長崎大学等と連携して研修を充実させることにより、これからの土木行政を担う人材の育成を図ろうとするものでございます。  次に、(21)緊急輸送道路ネットワークでございます。  災害時における人員や物資の輸送を確保するため、長崎県の緊急輸送道路ネットワークと一体的に機能する長崎市の緊急輸送道路ネットワークの指定に向けた検討を行うものであります。  27ページには、参考といたしまして、長崎県が作成した長崎県の緊急輸送道路ネットワーク(長崎市域)を添付いたしております。  赤色の路線が1次緊急輸送道路を示しており、1次防災拠点である県庁と市役所、重要港湾を結ぶ路線です。緑色の路線が、2次緊急輸送道路を示しており、振興局、行政センター、警察、消防などの行政機関、災害医療機関、電力、ガス、通信などの公共機関などの2次防災拠点と1次緊急輸送道路を結ぶものとなっています。  次に、28ページをお開きください。29ページにかけて、河川・海岸事業の概要を記載いたしております。  中段2の河川・海岸整備の施策の体系でございますが、災害に強いまちづくりを進め、人と自然が共生する環境をつくるため、都市の防災機能向上を図り、自然と触れ合う場を創出するため、主要事業として、記載の4事業を進めているところでございます。  次、29ページでございますが、河川・都市下水路の整備のうち、主なものについてご説明いたします。  (1)の河川等整備事業のうち1)補助河川等整備事業でございますが、国庫補助事業を活用し、江川川及び大井手川の整備を進めております。  次に、(3)都市下水路整備事業のうち、2)岩原都市下水路の開渠化でございますが、昨年度に引き続き、下流側の大和商工協同組合との移転交渉を進めているところでございます。  次に、30ページをお開きください。  31ページにかけまして、(4)急傾斜地崩壊対策事業の概要を記載しております。  これは、崩壊の危険性がある急傾斜地とその周辺を区域指定し、崩壊防止工事を行うもので、下段に3として、急傾斜地崩壊危険区域の指定基準、事業の採択基準を記載しております。  次に、31ページでございますが、急傾斜地崩壊対策事業の過年度執行箇所数、市施行事業の概要を記載しておりますので、ご参照ください。  次に、6.土砂災害ハザードマップの整備でございます。  土砂災害ハザードマップには、土砂災害の発生のおそれのある特別警戒区域、警戒区域を地図で明らかにするとともに、土砂災害の知識や避難場所などの情報を記載しており、その整備は、土砂災害警戒区域等の、これまで指定済みの箇所については平成26年度で完了いたしております。  私からは以上でございます。 68 松浦土木企画課長 私のほうからは、平成26年度指定管理者制度の状況についてご説明したいと思います。  資料のほうをごらんいただきたいと思います。別冊になりますが、よろしいでしょうか。  総務局総務部、各所管部局提出というふうに表面に記載しております。  それでは、ご説明いたします。  指定管理者制度につきましては、導入した施設の管理が適正に行われているか、各所管所属において現地調査を含め、定期的にモニタリングを行うとともに、毎年度、指定管理者から提出される事業報告書などにより、収支の状況、人員の配置、施設の管理運営の状況などの確認を行っているところです。  資料の構成は、総括的な状況を取りまとめたものを、1.指定管理者の状況についてとし、各施設のモニタリング状況については、2.モニタリング状況についてとしております。  なお、2.モニタリング状況については建設水道委員会所管の64施設について作成しております。  まず、資料1ページをお開きください。  (1)指定管理者の状況ですが、この表には、左から施設の名称、指定管理者名と市内、準市内、市外業者の別、選考方法の公募、非公募の別及び所管課を記載しております。  平成26年度における指定管理者制度の導入施設は、1番の長崎市野母崎高浜海岸交流施設から資料3ページの135番市営住宅B地区までの135施設で、施設数は平成25年度と比較すると2施設増加しておりますが、1つは、1ページの1番、長崎市野母崎高浜海岸交流施設が平成26年7月15日から、もう1つは、2ページの58番の長崎市旧香港上海銀行長崎支店記念館が平成26年4月26日から指定管理者制度を導入したことによるものでございます。  また、資料3ページ、表の下に米印で記載しておりますが、平成27年3月31日で60番の長崎市公会堂を廃止し、平成27年4月1日から稲佐山公園及び長崎公園に指定管理者制度を導入したため、平成27年6月1日現在、制度導入施設は136施設となっています。  それでは、1ページに戻りまして、平成26年度の所管課について、1番の長崎市野母崎高浜海岸交流施設は地域振興課ですが、平成27年度からは野母崎行政センターに所管がえを行っております。  建設水道委員会所管の施設は、3ページ、72番長崎市桜町駐車場から135番市営住宅B地区まででございます。  次に、資料4ページから8ページまでは、指定管理者の職員状況としまして、施設ごとに職員の居住の状況と雇用形態別の職員数、人件費総額及び最低賃金について記載しており、4ページから5ページまでが公募施設、6ページから8ページまでが非公募施設でございます。  なお、長崎県の最低賃金は平成26年9月30日まで664円、平成26年10月1日から677円となっており、全ての施設で最低賃金以上となっております。  次に、資料9ページをごらんください。  (3)指定管理者の再委託状況ですが、ここには、平成26年度における指定管理者の業務の再委託状況について、委託、修繕の別に、市内、準市内、市外の業者別に、件数、金額及びその割合について記載しており、下段には参考として平成25年度の状況を記載しております。  次に、資料10ページから11ページをごらんください。  (4)市外(準市内)業者への再委託状況ですが、建設水道委員会所管施設の64施設の指定管理者の再委託について、委託と修繕に分けて、その業務内容、金額等について記載しております。  資料の12ページをごらんください。  1つ目の様式は、指定管理者制度のモニタリングの方法として総合的なチェックを行う指定管理者制度モニタリングチェックリストで、施設管理、人員配置、会計の3つの面からそれぞれ所管課において確認を行っています。  なお、この様式の評価欄につきましては、全て5段階での評価を行っておりましたが、昨年の指摘も踏まえまして、実施の有無等の端的な調査事項については、丸、またはバツの評価に一部見直しを行っております。  次に、13ページをごらんください。  この様式はモニタリング状況報告書で、利用者からの意見に対する対応状況、現地調査の実施状況、その他のモニタリングの状況、サービスの向上や利用者増加への取り組み状況、施設利用者の状況を記載し、最後に指定管理者に対する市の評価として総括コメントを記載しております。  以下同様に36ページまで、各施設のモニタリングの状況を記載しております。  各施設のモニタリング状況につきましては、各所管部局から説明させていただきますので、よろしくお願いします。  それでは、土木部所管の施設につきまして個別にモニタリング状況をご説明いたします。  資料は3ページにお戻りください。  土木部所管の施設は、72番から79番の長崎市桜町駐車場ほか6施設の市営駐車場と築町二輪車等駐車場の合計8施設でございます。  次に、資料5ページをお開きください。  指定管理者の職員の状況につきましては、23番から29番までが市営7駐車場で、同様に資料8ページの番号50番には築町二輪車等駐輪場を記載しております。  資料5ページの表に戻りまして、ここには左から、職員の居住地の状況や人員数の内訳、人件費の総額、最低賃金の状況を掲載しておりますので、ご参照ください。  次に、資料の10ページをお開きください。  指定管理者の市外及び準市内への再委託の状況について記載しております。  番号1番から20番までが土木部の所管分でございます。  主に、駐車場機器など業者が特定されるものにつきまして、市外、または準市内の業者へ再委託しているところでございます。  また、11ページには、修繕に係る再委託の状況を記載しております。  番号1番から23番までが土木部に係る分でございます。これらも主に、駐車場機器メーカー等業者が特定されるものとなっております。  次に、12ページをお開きください。  ここから25ページまでが土木部の所管の分で、駐車場ごとに、モニタリングチェックリストとモニタリング状況報告書が1ページずつございます。  13ページをごらんください。  桜町駐車場のモニタリング状況報告書でございます。  1は利用者からの意見に対する主な対応状況でございます。  2は現地調査等の実施状況で、市と各指定管理者と合同で年3回の運営協議会を開催し、利用状況や管理上の問題点など各駐車場間での情報を共有し、管理運営に反映させております。あわせて担当職員が随時駐車場に出向き、日誌等の確認や業務状況等を目視により確認しております。  3のその他のモニタリング状況については、利用状況や機器設備の状況、問題点などについて、毎月、報告書の提出を受けております。  また、4のサービスの向上や利用者増加への取り組み状況については接遇研修などを行っています。  14ページ以降も、同様に駐車場ごとに報告書を添付しておりますので、ご参照ください。
     駐車場の利用につきましては、外的要因に大きく影響されますが、各指定管理者は、アンケート結果の反映や接遇研修等を行い、利便性向上に努めているところでございます。  今後とも、周辺施設の動向や利用者の状況把握に努め、さらなる利便性向上、利用促進に努めてまいりたいと考えております。  説明は以上でございます。 69 馬場尚之委員長 ただいまの説明に対し、質問等ございませんか。 70 堤 勝彦委員 今の松が枝第2駐車場の件でちょっと聞きたいと思います。  トイレのにおいが気になるということがモニタリングで書いているんですが、トイレというのは新しくされたトイレかなと思っているんですが、そこはどうなのかということと、私は余り気にならんやったような気がしますが。  それと、有料の駐輪場ということで12カ所あります。この中に松が枝第2駐車場が入っていないようなんですが、ここはバイクのとめ場があったような気がしています。そして、バイクが入りづらいようなつくりになっていて、補装がきれいにされたものか、最近見ていなかったものですから、その辺を含め、駐輪場の件もお願いしたいと思います。 71 松浦土木企画課長 松が枝のトイレの件ですけれども、これは松が枝第1、第2、指定管理者としては同じ業者になっておりまして、第1のほうはちょっと古いトイレがございまして、そちらのほうがちょっとにおいがするということでございます。  それと、駐輪場につきましては、駐車場にも設置している部分がございます。例えば桜町駐車場にも駐輪場を設置しているんですが、そちらのほうは駐車場の中の駐輪場という位置づけをしておりますので、こちらの駐輪場のほうには記載をしていないということでございますので、こちら、25ページの資料でいきます市営の駐輪場というのは、単独の駐輪場ということで記載をさせていただいております。  それから、24ページの駐車場の1番、表の右のほうに、バス、普通車、二輪車ということで、各駐車場の台数をお入れさせていただいておりますので、ご参照いただければと思います。 72 堤 勝彦委員 大変失礼しました。27台ということですかね。これは、松が枝第2駐車場を私言っておりますが、地下かなと思うんですが、あそこは実際、バイクが入ると、どうですかね。実際、地下に下る道路がバイクで走りやすくないようなつくりになっているような気がしているんですね。タイルというんですか、あれを少しフラットにコンクリートか何かでつくってもらえれば、もうちょっと違ったのかなという感じはするんですが、その辺の計画がどうか、修繕等を考えられていないのかということもお聞かせ願えればと思っております。  あと、駐輪27台と書いていますけど、その稼働率というんですか、どんなものか教えてもらえればと思っております。 73 松浦土木企画課長 すみません、駐輪場の稼働率までは手元に資料がございませんので、また後ほどお調べしてご報告したいと思います。  それから、駐輪場についての、利用状況について、地下にした場合にトラブル等がないかということなんですが、今の指定管理者からのいろんな状況報告の中では特にそういった報告は上がっておりませんので、特に問題はないのかなと思っております。 74 堤 勝彦委員 私が少しあそこを見ていても、観光のお客様がツーリング、バイクはツーリングですかね、ツーリングで来られた方はわかります。特に観光シーズンにはバス置き場のところを少し開放されて置かれていて、あれはあれでいいと思うんですよね。あいたスペースを使われていいかと思っているんですが、あの辺で働いている方がいらっしゃいますよね。観光関係の方とかお土産屋さんとかホテルの方とか、その方々も当然自宅から通勤するんですが、観光地でご自分の会社にバイクもとめられんような会社がたくさんあって非常に困っておるようです。じゃ、どこにとめるかと、かなり遠かところにとめて歩いてくるというような感じでやっていますから、ここを少し地元で働く人向けにしたらどうかなと思う気持ちで言っているんですね。ですから、課長は多分入り口とかはどんがんなっとったかご存知ないですよね。私も、すみません、よう見ておらんやったんですけど、多分、タイルなんですよ。タイルはやっぱり雨にぬれると滑りますから、そこのところを少しお考えしていただけませんかということと、稼働率もその辺で回していけば、もうちょっと駐車場としても利益も出ろうかと思いますので、その辺を含めて今後ご検討をしてもらえればと思っております。見解があればお願いいたします。 75 松浦土木企画課長 私、先ほど地下の利用について、二輪車の駐輪場は地下も利用しているというふうなことで見解を述べましたけれども、あの地下は、第2のほうは地下は使っていないということで、私が間違った答弁をいたしましたので訂正させていただきます。駐輪場については2階部分を使っているということでございます。  それと、近隣の仕事で来られているような方が使われているというような状況も実際見られるということで、基本的には1回、長時間とめても200円ですので、ほかの駐輪場も大体通勤に使われている方が非常にたくさんおりまして、使われ方としては、通勤等で使われているという状況が非常に多いということで、ここは観光地で、こちらの場合はバイクで観光される方も使われているんですが、一定、通勤で使われている方もいらっしゃるということで、そういった方がいらっしゃれば、もう少しそういうPRをして、より利用率を上げるような努力をしていきたいと思います。  以上でございます。 76 堤 勝彦委員 はい、わかりました。  1つお願いというか、こうしてもらえればということがあるんですが、今通勤に使われている方は1日200円でお互いいいですよね、貸す側も借りる側もいいと思うんですけど、まちなかですね。例えばメルカつきまちとか買い物に来るお客さん、公会堂の裏とか、浜町に近いところとか、駅に近いところとか、そういう買い物で使われる方とかに、やっぱり1日200円とはどうかなと思うのが、通勤に来た方でもう占領されて買い物に来た方は使えないということがありますので、その辺は何回も今まで言っているんですが、改善されて、1時間50円だったり100円だったりとか、料金をそういうような小さな単位にして、1日とめたらちょっと高かよねというぐらいにしてもらわんと、買い物の客のことを考えてほしいということを要望しておきます。  以上です。 77 松浦土木企画課長 実は短時間駐車については、今、料金改定を行いまして、1時間まで100円という料金設定をして、買い物客も使いやすいような料金設定に見直しをしたところでございます。ただ、ご指摘の、長時間とめた場合の200円というのは現行のままですので、当然、長くとめられると買い物に来られた方がとめられなくなってしまうという状況も一部では見受けられるところではございますけれども、私どもとしては、総体的に駐輪場が足りていないというふうなデータもございますので、数をもう少しふやしていく必要があろうかというふうに思っておりますので、ここは民間とも連携を図りながら、駐輪場の総体的な量をふやしていこうというふうなことで考えているところでございます。  以上でございます。 78 井上重久委員 今、指定管理者の駐車場の関係が出ましたので、私も質問をさせていただきたいというふうに思います。  13ページの桜町駐車場、あるいは市民会館の地下の駐車場、これは全般的に前年度から比べたら減少をしておると。それから、松が枝の駐車場については利用率が上がっておると。それから、平和公園の関係については、266の減となっていますが、これは非常によか傾向と言うたらいかんですけれども、回転率、稼働率がいいんじゃないかなと判断をいたしています。それから、茂里町の地下の駐車場も横ばいということで、松山町は全体的に減少傾向と、これは地域地域によって違うなということで、コメントのところは読ませていただいております。  特に長崎の松が枝駐車場の関係、これは当然、平成26年度はクルーズ船の関係で大きくはこのような状態だったと思います。しかし、今、平成27年度、客船が相当入ってくるというような状況で、今の松が枝の駐車状況はどのような稼働がされているのかというのを、まずお聞きをしたいと思います。 79 松浦土木企画課長 松が枝駐車場については、昨年度から今、ご指摘のクルーズ船が前年度に比べて倍増ぐらいしておりまして、今年度も前年度に比べて倍増ぐらい、今の予定で130隻ぐらい来るということで、クルーズ船の入港に伴うバスへの需要というのはかなりふえているということで、総体的にバスの駐車場の需要がふえてきているという状況でございます。実際、特に中国系のクルーズ船が来たときには、一度に70台、80台というふうなバスが一気に来ますので、通常、予約とかはしていないんですけれども、午前中ある程度時間がわかる分については、そういったところのバスを予約で取り入れたりとかするような形で稼働率を上げるような取り組み、それから、周辺の交通に支障がないような取り組みをしながら利用促進に努めているような状況でございます。 80 井上重久委員 松が枝の駐車場、県営、あるいは個人所有の駐車場がございまして、特にクルーズ船が入ったときに一番ネックになるのが大型バスの停車場、あるいは駐車場、特にJR長崎駅西側の臨時駐車場も今の活用をされておりますけれども、やはり、クルーズ船が来るなと思ったときには、今、旧魚市跡の広いところに大型バスが待つ、いろんなところどころで待っておる、県の協力もいただいて、それぞれ今対応をされておるけれども、臨時的にはあそこら辺の大型バスの駐車場はあるけれども、恒久的対策が必要ではないかなという、今認識を持っています。  そういう意味では、恒久的な対策、そして、クルーズ船が来るのはわかっておりますので、その時間帯に応じてもっとやり方を工夫すれば、普通車の駐車場を大型に切りかえてやるとか、そういう検討は指定管理者もやっておりますけれども、長崎市としての大型バスの駐車場の考え方について、今どういう方向性で検討されておるのか、それを示していただければと思います。 81 松浦土木企画課長 大型バスの駐車場につきましては、今後2つの世界遺産登録の動きもございますので、県、バス協会、あるいはいろんな関係部局と関係者会議を持ちまして対策を検討しているところでございます。  その中で、今、市としては、駅裏の交流拠点用地を臨時駐車場として使用しているところですけれども、それ以外に県のほうでは、常盤の埋立地、緑地ですね、こちらのほうに、今、普通車の駐車場があって、それをクルーズ船のときはバスの駐車場に変えながら使っているところなんですけれども、さらに緑地の部分をまたバスの臨時駐車場ということで拡大をすることにしておりまして、もう間もなく新しい駐車場ができる予定でございます。  そういった対策を年次ごとに計画をしながら、計画的にバスの誘導をしていこうというふうなことで、今、県、市、協力をしながら対策を行っているところでございます。  以上でございます。 82 井上重久委員 ありがとうございました。この駐車場の関係についてはまた、世界遺産・観光客受入対策特別委員会がありますので、その中でまた質疑をしていきたいというふうに思います。  それから、所管事項調査の関係で教えていただきたい部分があります。  23ページの(15)、私道整備助成事業、所管は土木総務課でありますけれども、これは個人が所有する道路には90%の補助を出して整備をするというのがありまして、私も勉強不足で大変申しわけないんですが、こういう制度を知らなくて、今、要は対象事業費90%を交付してされるというのを初めて知ったところで、いや、しもうた、経験不足かなと思っていますけれども、この対象事業というのは、例えばどういう申請の仕方でそれを許可して事業認可をする、そういう手続の関係と少し件数を教えていただきたいと思います。わかればですね。 83 赤崎土木総務課長 私道整備事業でございますが、これは私道である生活道路ですね、いろいろ地域にはございますけれども、地元の方がどうしても自分たちでの維持管理がなかなか難しくなっているとか、そういうこともございまして我々のほうに相談があったときに、長崎市が市道にするにはいろんな基準があるんですけれども、その基準に合うように、少し側溝とかの整備をしていただいたり、また、土地がどうしても分筆をされていないという状況になっておりまして長崎市に寄附をいただくわけですけれども、その際にはどうしても測量をして分筆をするという必要がありますので、そういう費用につきまして、長崎市のほうは90%補助をしてそういう整備をしていただいた上で、長崎市のほうに寄附をいただいて市道にしていくという制度を持っております。相談は年に数件程度ですが、ございまして、今も赤迫のほうとか片淵のほうの事業をやっております。どうしても1年間で終わる事業にはならないものですから、やはり測量をするにも数年かかったりしますので、毎年ちょっとずつ地元のほうと話をしながら進めながらやっていっているという状況でございます。  以上でございます。 84 井上重久委員 はい、わかりました。  年に数件程度の申請があって、測量をしながら、改善、整備を図っておるということで理解をします。私道の整備の助成、当然、助成金いただいて長崎市道に認定をしていく、これは非常にいい取り組みだなと思いますし、そういう意味では、最近、長崎市が注目を集めておる車みちの整備事業も、市民にとっては非常に使いやすい、そして、早期完成が図れる取り組みが展開をされております。これは非常によいというふうに判断をいたしておりますし、特に20ページ記載がされておるとおり、市道の22カ所、3,000メートルを平成30年までに完成をさせる、これは事業費は多分10億円だったと私は覚えているんですけれども、そういう投資をして、非常に市民生活、あるいは防災、あるいは救急の関係、介護の関係も非常に利便性が向上できますので、ここら辺を本当に、今まさにいろんな斜面地再生事業、きょうの、歯がゆかですばってん、補助金の内示の関係もあって減額をされています。そういう意味では、この車みち整備事業は是が非でも早目に、早急に完成を目指してほしいというふうに思っているところでございます。  それから、ここで斜面地再生事業の関係ですね、社会資本整備総合交付金、ここで大きくまちづくり推進室の関係で減額をされているようでございます。それぞれ8地区の中で今事業が展開されておりますが、重点施策の説明の中でも私は言いましたけれども、斜面地に住んでいる人たちは、もう何十年も経過をして、今もう早うどがんかならんとなと、どがんかしてくれよというのが、もう切実なる声でございます。そういう意味で、内示額の減額に対する復元も含めて、ここら辺は防災面からぜひ頑張っていただければと思いますので、一言意見として言わせていただきます。 85 本田土木部長 ただいまの斜面地再生事業の分につきましては、土木部の次に都市計画部の所管事項がありますけど、都市計画部所管になりますので、申しわけございませんが、よろしくお願いいたします。 86 井上重久委員 失礼しました。すみません、自分のほうがごっちゃになっておりました。  急傾斜地崩壊対策事業の関係で少しお尋ねをします。  基本的な考え方、平成15年調査時点では、危険箇所1,289カ所ということでここに記載がされていますし、対策事業の対象となる場所が1,017カ所、あとは多分、不採用というような意味だと思います。そこが1つと、それから平成15年、これはもう10年経過をしていますので、その後の調査はされたのか、されていないのか。これはプラスアルファになっておるのか、なっていないのか。当然、市の単独事業、あるいは県の補助事業を含めれば、ここに記載がされておりますが、年間に4つから7カ所、あるいは県でいけば10カ所を超える事業が展開をされて完成をしていると。非常に危険箇所に対する進捗度というのが相当な差があると思っていますけれども、今、そういう危険箇所の調査の関係はどのようになっているんですか。これがそのままの状態でいっているんですかね、そこを教えてください。 87 森尾土木維持課長 まず、急傾斜地崩壊対策事業の中の崩壊危険箇所1,289カ所、そのうち1,017カ所が事業の対象として整備を進めていますが、この差というのが、自然崖地というのが急傾斜地崩壊対策事業のまず対象となります。ですから、人工崖であればこれから外れていくというのが1つと、もう1つは、他の事業、例えば農林の事業とか、そういうような山の事業とか、そういうものは外れていきますので、そういうのは急傾斜地の崩壊対策事業にならない、引いたものが1,017カ所ということになります。  あと2点目の、平成15年以来、調査されているかということですが、平成15年に全体の調査が行われた後に、今、土砂法の関係で、土砂災害警戒区域、あるいは特別警戒区域ということで、再度、県のほうで今調査をかけております。その中では、今、4,000カ所を超えるような箇所が抽出されております。その中でも、先ほど言ったとおり、自然崖地というのがこの急傾斜地崩壊対策事業ですから、この事業に何カ所対象となるかというのはまだちょっと把握ができておりません。それは、毎年、今、調査が進みながら区域が広がっているという状況ですので、これは様子を見ながらやっていこうと思っております。  もう1つ、3点目、そして、なかなか進捗が進まないということがございます。この進捗が進まない中には、どうしても先日からずっと話があっている土地の問題とか、あるいは該当の方がなかなか見つからないとかいうことがございまして、そういうところで今いろんな見直しというのを進めておりますけれども、なかなかそれがついていっていないなということで、進捗の差が出ているんじゃないかなと思っています。  以上です。 88 井上重久委員 状況はわかりました。急傾斜地崩壊対策事業、これは事業の関係では進みにくい状況にあると。これはやっぱり私たちが住んでいるまちは危険箇所が多いんだというのは当然、今、住民も認識をしなければいけないし、特に特別警戒区域、警戒区域、土砂災害ハザードマップ、これが今着実に振興をして、それぞれの地区においては防災マップづくりも展開をされています。そういう意味では、事業として強制でできるところは限度があるもんですから、特別警戒区域、あるいは警戒区域、あなたのところはこういう状態なんですよと、これは地域の中でもそれぞれ徹底をしておるんですけれども、なかなか土砂災害ハザードマップは、自分が例えばアクセスして見るかといったら、普通見らんわけですよね。ここら辺が一番やっぱり地域住民の安全安心を守る上では、それぞれ特別警戒区域に入っておる地域の自治会の役員といいますか、消防団といいますか、地域を見守る人たちは苦慮しておるところでございます。そういう意味では、お金がかからない危険意識を高める運動といいますか、そういう周知活動も今後ともぜひ継続してやっていただければと思います。よろしくお願いを申し上げます。 89 森尾土木維持課長 先ほどのご指摘どおり、このソフト対策というのは今とても重要だと思っております。災害ハザードマップにつきましても、今指定されたところはほぼ全数つくられております。自治会を通したり、あるいは支所等に配布させていただいて、多くの方に見ていただけるような方法というのは今とっているところですが、なかなか本当に危ないところの方が見ていただいているかというのは私たちもちょっと難しいところがあって、そこについては防災のほうと防災マップづくりの中で、各地区ごとにお話をしながら、危ないところを皆さんに知っていただくということをまず言っていただくような、そういうような周知というのを今後も連携しながら進めていこうと思っております。  以上です。 90 佐藤正洋委員 数値をお尋ねしたいと思います。  きょう午前中の企画財政部の所管事項のときもちょっと話しましたけど、長崎市全体の予算がかなり厳しくなってくるということはもうわかっておるんですけど、そういう中で、この土木部の予算、この関係ですけれども、今後どんな想定をしておられるんですか。ふえるんですかね、減るんですかね、どっちのほうを考えておられますか。 91 赤崎土木総務課長 国庫補助につきましては午前中にもいろいろご説明したところでございますけれども、まず土木部の内示額の状況でございます。  実は、内示額といたしましては昨年より若干ふえているということで、額としては一定額をされておるんですけれども、要望額自体がふえていることもございまして、内示率というのは大きく落ちていると、そういう状況にございます。その要因としては、通学路の整備とか道路ストックの維持管理に重点配分をされまして、その他のものの内示率が低下したということが要因かと思っております。  そういう中で、どう対応していくかということで、やはり児童の安全性の確保を図るための通学路の整備であるとか、橋梁、トンネル等の安全確保にかかわるものにまずは優先的に取り組むということ。それから、各事業につきましては内容を調整し、また、土地取得特別会計とか、そういうものに活用できるものは活用しながら、全体の進捗に影響が出ないように対応していきたいと思っております。やはり今後も、来年これがすぐよくなるという形にはならないと思っておりますので、そういう対応をしながら、しっかりと整備を進めていきたいというふうに思っております。  以上です。 92 佐藤正洋委員 私も、土木部にとって予算確保もかなりいい方向にはいかんのじゃないかなと、財政からどんどん絞られてくると、こういうことになっていくんじゃないかなと思っておるわけですけど、あのときも言いましたけど、皆さん方の分野というのは、直接市民に関係のある道路、あるいは河川、そういった事業がほとんどなんですね、全部なんですね。特に生活道路、今お話がありましたけど、斜面地の車みちの問題とか、それから、合併地区にとってはまだまだ整備がなされていない、救急車、消防車が行けないような狭隘な道路とかあるわけですね。ですから、やはりそこは部長を初めに皆さん方が認識をしっかり持っていただいて、財政としっかり対応していただくと、そういう必要があると思うんですけど、どういう考えをお持ちでしょうか。 93 本田土木部長 ただいまの佐藤委員のご指摘でございますけれども、今回の補助事業についての内示の関係がございました。土木部としては、総体としては、大きく言えば、額としては前年度プラスアルファぐらいで一応確保をさせていただいていると。ただ、さっきも言ったように、率としては落ちてきていると。国の大きな流れの中でも、地方創生とか地域活性化とか、そういう方向に大きくかじが切られていくという中で、やっぱり今言われたように、土木部は生活に密着した、そういう大事な都市基盤を整備していく、そういう責務があるわけですね。そういった中で、補助事業だけじゃなくて、単独の起債事業であるとか、あるいは過疎対策事業であるとか、いろんな事業メニュー財源がありますので、特に生活に密着した生活道路の分については、補助というよりも単独費での対応という傾向が大きくありますので、そういったところについても、国に対しましては、要するに道路事業全体の、まず予算枠の確保を、これはもう議会のほうにも、常々一緒に行っていただいてお願いもしているところでございますけれども、今後も各路線の要望だけじゃなくて、道路事業予算全体の枠をまず確保してくださいと、それもあわせて今も行っておりますけれども、今後もそれを強く国のほうにも働きかけをしていきたいというふうにも思っておりますし、単独事業についても、やっぱり一定の生活に密着した道路、こういったものの予算の確保についても、財政とも協議しながら頑張っていきたいと思っております。  以上でございます。 94 佐藤正洋委員 ぜひ、まずは補助事業関係の確保をしていただいて、これが下がるということは一般財源が余計要るということですから、一班財源が余計要るということは単独事業が減るということですから、財政から見れば減らさざるを得んというようなことになってくると思うんですけれども、ぜひそこら辺は頑張っていただいて、特に、今話が部長からあったように、単独事業がほとんどもう地域の小さな道路、こういったものは維持補修を含めて全部単独事業がほとんどになってくるわけですね。もちろん、過疎債であるとか、いろんなそういった有利な財源を使っての整備をしていただくわけですけれども、どうしても維持補修的なものは後回しになってくると、こういうことになりがちですので、さっき言いましたように、救急車も行けないとか消防車が通れないとか、そういう地域もあるわけですから、そして、今、特に周辺部は高齢化率はどんどん進んでいっておるわけです。そして、これは買い物難民と言われておるようなことで、車も通らんようなところではどうにもならんわけですので、ぜひ単独の事業費の予算も確保していただきたいと、これ強くお願いしておきたいと思います。  それから、この資料にもあるんですけど、道路の改良率なんかも、合併地区、こう書いてありますけれども、旧市内と比べても、改良率なんかが全然まだ落ちておるわけですね、ここではっきりしておるわけですよ。ですから、それぞれ合併地区についても、いろんな基金等があるわけですから、一般財源でどうしてもできんというようなことであれば、そういった財源も使って早くこれを旧市内並みに持っていってもらわないと地域の方は納得できないと思うんですよ。ぜひ皆さん方の力を結集していただきたいと思いますけど、考え方をお願いいたします。 95 本田土木部長 ただいまのご指摘ですけれども、我々も同じように考えております。生活道路の整備というのは、地域の住民の方々に一番直結した大事な部分でございますので、当然、地域の住民の方のご協力もいただかないとできないという部分も多々ありますので、地域と一体になりながら生活環境の向上に向けて頑張っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 96 佐藤正洋委員 いろいろな要望をずっと私たちもしていくわけですけれども、皆さん方の気持ちもわからんじゃなかっですよね。やっぱりどこも同じようにやらにゃいかんとだからということで、例えば500万円なら500万円、1,000万円なら1,000万円ということでやっていけば、ずっとその差は縮まらんわけですね。改良率からすれば、この差は全然縮まらない、開くだけですよ。ですから、そういったことも含めてしっかり実情を把握していただいて、わかりやすく住民にとって、ああ、なるほどなというようなことがわかるような事業を進めていただきたいということを強く要望しておきたいと思います。お願いしておきます。 97 奥村修計委員 都市計画街路事業について質問をします。  今年の2月議会で要望しておりました銅座町松が枝町線の銅座工区につきまして予算が組んでありまして減額されておりますけれども、これが今年度から測量実施ができるということで上げてあることにつきましては大変ありがたいなと思っております。これは、先に銅座市場の問題も抱えておりますが、できるだけ私も早くしていただきたいということをお願いしておったわけでございますけれども、今回は減額をされておりますけれども、市場が退去されて、途中、道路が、やはり新地から、その道を通って浜町のほうの電車通りまで行けるということは、非常にあの辺の交通渋滞を緩和するわけでございますし、特に世界遺産が決定すれば多くのまた観光客も来るでしょうから、この辺は急いでいただきたいと思っております。現在、減額されておりますけれども、これが計画されておりますので、今後の見通しについてお尋ねしたいんですけど。 98 池田建設局長 現在、銅座市場様とは、今、私も入ってちょっと交渉をやっているところです。銅座市場に限らず周辺のところからも、買い取り請求といいましょうか、買い取ってほしいと、早く道路に協力するという声が幾つか上がっておりますので、そういうところの対応も含めまして、まず早期に完成できるように努力していきたいというふうに思っております。  以上です。 99 奥村修計委員 建設局長のほうから本当にやる気を感じる答弁をいただきましたので、これはもう信頼しておきたいと思いますから、ぜひまちの発展のために、まちの整備のためにも頑張っていただきたいということを要望しておきます。 100 久 八寸志委員 急傾斜地崩壊対策事業、先ほど井上委員からもお話があっていたんですけれども、1,017カ所整備を進めているということなんですけれども、この1,017のうち、基本的に明るい方向に行っているもの、もしくはもうかなり煮詰まってしまっているというのは、どんな感じなんでしょうか。 101 森尾土木維持課長 対象の箇所のうち煮詰まった箇所、うち、市のほうでは、急傾斜地崩壊対策事業自体が、住民の方からの要望を受けてやっているということですから、この全てを把握しているわけではございません。ただ、実際要望を受けてお話をする中では、土地の所有者がわからないというのは一番大きいんですけれども、それと、相続人が多過ぎてなかなか承諾をもらえないとか、そういうような土地の問題がやっぱり一番大きいですね。それについては、なかなかやっぱり進みづらいということはこれまででもありました。それ以前にも市の場合は負担金があるということで、負担金がなかなか難しいと。ですから、数年前から、これは県の要綱で補助金をもらいながら市の施工もやっているし、県の施工は国から補助金もらってやっているという性質上、県のほうと我々がよく連携しながら今作業を進めているというところです。中でも、平成25年には市の負担をちょっと見直しをしてわかりやすくする、あるいは負担を軽減するということも一つ行ってきましたし、それ以外に土地の所有者からの印鑑も、どうしても例えば50人、100人ぐらい相続人いる方もおられます。その場合は、半分承諾いただければ、もう受け付けて工事に入りましょうということで、県のほうもいろんな緩和措置をやられています。これについては、我々のほうからいろんな問題点を出した上で、それに対して県のほうもいろんな対策案を出していただいているということですから、言われておるとおり、なかなかうまく進んでいないところも、課題を出し合いながら、県と打ち合わせをしながら、それを解決に向けて知恵を出しながらやっていこうということで今進んでいるところです。  以上です。 102 久 八寸志委員 ぜひとも積極的にやっていただいて動かしていただければと思います。  そんな中で、先ほど言ったように、もう半分以上、地権者の方から了解がとれたら話が少しは進展したりとかいう中で実際やろうというときに、やっぱり土地の地籍の問題で区分けがよくまだできていないとかいうところで引っかかってしまって見積もりが出ないとか、そういうことも起こっているようなんですね。ですから、できればそういったときにやっていただいている地籍調査あたりを前倒しでやっていただく方向も一緒に進めてもらえたらなと、これはぜひもう要望としてさせてもらいたいと思います。  それと、やるだけやったんだけれども、なかなか先に進まない中で、もうかなり危ない状態になってしまっていると。もう1年も2年も経過しているんでですね。そのときに、やっぱり防護柵をぜひとも地元ではとりあえず緊急でつくれないだろうかとかいう意見も結構出てきています。もうきのうみたいな雨がばんばん降ったりとかした場合に、いつ崩れてもおかしくないとかいう状況の場合、やっぱりそういったことに対しての予算の組み方もある程度条件がそろって、こんだけやったけれども、もう先がなかなか見えないので、とりあえず人命を守るという意味合いで、側溝が崩れたらこんだけの被害が出るんじゃないかということに対してはぜひとも県とやり合っていただいて、崩落から命を守るということも検討してもらいたいと思います。  それと、この施工のあり方ですね、斜面の施工のあり方というのが、一応、コンクリートの吹きつけ、それからアンカーを打ったりとかしていただいているのもあるんですけれども、これ以外にでもいろいろと方法があるのではないかと思いますので、そこら辺の研究も、私もまだ勉強中でありますけれども、フォレストベンチ工法というのが結構今あちこちで話題になっておりまして、この急傾斜地を森化するというんですかね、森に戻すというような工法を使っているところも出てきておりますので、そういったところもできれば研究をお願いしたいと思います。  以上です。 103 森尾土木維持課長 急傾斜地崩壊対策事業の対策工法ですね、仮設の工法、今、提案がございましたが、これは県のほうとも急傾斜地崩壊対策事業という枠の中でしかやっぱり考えられないもんですから、そこの中でどういう工法ができるかというのは、今、知恵を出しているところです。ですから、100%はできないにしても、本当に危ないところを対策するような工法というのを提案できないかということも含めて今お話をさせてもらっていますので、今後また検討に向けていきたいと。  あと、新工法につきましても、今いろんな工法を提案されています。ただ、先ほどの木を使った分については、住民の方から反対を受けたりするということもございますので、工法の選定については慎重にしながら検討していきたいと思っています。  以上です。 104 馬場尚之委員長 ほかにありませんか。  以上で土木部の所管事項調査を終わります。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時10分=           =再開 午後2時20分= 105 馬場尚之委員長 委員会を再開いたします。  それでは次に、都市計画部の所管事項調査を行います。  理事者の説明を求めます。 106 吉田都市計画部長 都市計画部の所管事項調査につきまして、お手元にお配りしております委員会資料に基づき、都市計画課長、みどりの課長よりそれぞれご説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 107 中村都市計画課長 都市計画部が所管しております事務の概要につきまして、委員会提出資料に基づきご説明させていただきます。  資料の1ページをお開きください。本年4月1日現在の都市計画部の機構表でございます。  都市計画部は、都市計画課、みどりの課、長崎駅周辺整備室、まちづくり推進室、東長崎土地区画整理事務所の2課、2室、1事務所、16係となっており、職員数は昨年度の113人と比較しまして4人増の117人となっております。  次に、2ページから3ページまでにかけましては、所属ごとの組織規則上の分掌事務を記載いたしております。  なお、この詳細につきましては、4ページ以降に所管事務の現況等として記載しておりますので、これによりご説明させていただきます。  それでは、4ページをごらんください。まず、都市計画課でございます。  管理係は、都市計画に係る総合調整や管理、都市計画審議会の運営、住居表示の実施と町界町名の変更、臨時運行許可業務、5ページに移りまして、港湾施設の管理及び維持補修業務などを担当しております。  次に、計画係は、都市計画の基礎調査、用途地域、地区計画などの都市計画の決定、変更に関することなどを担当しております。  なお、都市計画マスタープランの改訂につきましては平成28年度の公表を予定していることから、今後、当委員会においてご意見をいただきたいと考えております。
     公共交通係は、鉄道、バス、路面電車、タクシー、航路等の計画や調査を初め、公共交通空白地域対策、コミュニティバスの運行など、公共交通対策を担当いたしております。  6ページに、コミュニティバス等の運行経路図を添付しておりますので、後ほどご参照ください。  7ページをごらんください。  地籍調査係は、地籍調査業務のほか、国土利用計画法による土地取引の審査などに関する業務を担当いたしております。  8ページに、長崎市中心部地籍調査実施地区等概略図を添付しておりますので、後ほどご参照ください。  続きまして、9ページをごらんください。みどりの課でございます。  管理係は、公園の利用や占用の許可など公園の管理業務を担当いたしております。  次に、緑化推進係は、花のあるまちづくり事業、ながさきグリーンキャンペーン実施事業、みどりのまちづくり事業、ばらチャレンジ事業などを担当いたしております。  次に、10ページでございますが、維持係は、公園や緑地、公衆便所などの施設修理や除草などの維持管理業務を行っております。  建設係は、公園等の計画、整備、バリアフリー化などの事業を行っております。  なお、11ページに参考といたしまして、長崎市の公園及びトイレの状況及び市民一人当たりの都市公園面積について、また、12ページには同じく参考といたしまして、都市公園の種別説明について記載しておりますので、ご参照ください。  続きまして、13ページをお開きください。長崎駅周辺整備室でございます。  長崎駅周辺地区における長崎市の事業である土地区画整理事業の施行とともに、当事業と一体的な進捗を図るため、県の事業であるJR長崎本線連続立体交差事業や、国の事業である九州新幹線西九州ルートとの事業相互間の調整や事業促進などを図っております。  まず、13ページは、長崎駅周辺土地区画整理事業及び街路事業でございます。事業に係る調査、設計及び施工などを行っており、14ページに計画平面図を添付しておりますので、ご参照ください。  次に、15ページは、JR長崎本線連続立体交差事業でございます。施行に係る関係機関等との協議、調整などを行っており、16ページに位置図を添付しておりますので、ご参照ください。  次に、17ページは、九州新幹線西九州ルートの整備でございます。着実な整備に向けた要望活動や、新幹線建設工事に係る関係機関等との協議、調整などを行っており、18ページにルート概要・残土処分場候補地位置図を添付しておりますので、ご参照ください。  続きまして、19ページをお開きください。まちづくり推進室でございます。  総務計画班は、市街地再開発事業や都市再生総合整備事業などの市街地整備に関することなどを担当しております。  次に、景観広告班は、19ページ中段から20ページまでに記載いたしておりますように、本市の景観に係る総合的な施策の推進や、屋外広告物条例に基づく広告物の許可及びふれあい掲示板の運営などを担当しております。  次に、事業推進班は、21ページから22ページに記載いたしておりますように、十善寺地区を初めとする8地区において、主に生活道路整備を中心とする斜面市街地再生事業や、唐人屋敷顕在化事業及び老朽危険空き家対策事業などを担当しております。  23ページには、住宅市街地総合整備事業位置図を添付しておりますので、ご参照ください。  続きまして、24ページをお開きください。東長崎土地区画整理事務所でございます。  まず、24ページに記載しております平間・東地区土地区画整理事業ですが、平成28年度の概成を目指して、事業の推進に努めており、平成26年度末の事業進捗率は76%となっております。  2.直接施行実施の検討についてですが、これは地区内で交渉が難航している地権者については、今後も粘り強く交渉を続けてまいりますが、交渉の状況によっては、市みずからが支障物件の移設、除却を行う直接施行の実施も検討することとしております。  25ページには、東長崎平間・東地区設計図を添付しておりますので、ご参照ください。  続きまして、26ページをお開きください。  2.東長崎地区の土地区画整理事業及び都市計画道路の見直しについてのうち、1)土地区画整理事業の見直しについてですが、これは東長崎地区の土地区画整理事業施行区域748.8ヘクタールのうち、長崎市及び組合・個人が施行する251.9ヘクタールを除いた496.9ヘクタールについて、社会経済情勢の変化等により土地区画整理事業を廃止しようとするものです。  27ページには、東長崎地区土地区画整理事業の都市計画見直し計画図を添付しておりますのでご参照ください。  続きまして、28ページをお開きください。2)東長崎地区の都市計画道路の見直しについて記載しております。  東長崎地区の都市計画道路は、土地区画整理事業の見直しに合わせて見直そうとするもので、下段の表に見直し内容を記載しております。  29ページには、東長崎地区都市計画道路計画図を添付しておりますので、ご参照ください。  続きまして、30ページをお開きください。  3.東長崎地区都市基盤施設整備事業についてですが、これは東長崎土地区画整理事業の廃止予定区域において、基盤施設となる都市計画道路、生活道路などの整備を進めているものです。今年度、都市計画道路東長崎縦貫線及び現川地区生活道路の橋梁、設計業務などを行うこととしております。  続きまして、31ページをお開きください。4.離島航路(長崎─伊王島─高島)の現状についてご説明させていただきます。  (1)概要でございます。  長崎─伊王島─高島航路は、伊王島地区、高島地区の住民の日常生活を支える移動手段として、また観光振興など地域活性化を図る上で重要な役割を担っています。  本航路は、長崎汽船株式会社により運航されておりますが、現在の使用船舶であるコバルトクイーン1号、2号の2隻は、ともに昭和63年の進水から約27年経過し、船体及びエンジン等の設備全般の老朽化が進行しており、今後の安全で安定的な運航確保が問題となっております。  また、国庫補助航路として国、県、市の補助金により航路の維持が図られていますが、船舶の老朽化に伴う修繕費の増加や利用者の減少により年々補助金が増加している状況にあります。  このようなことから、航路事業者、地元代表者、行政などで構成する長崎県離島航路対策協議会長崎市域分科会において、運航費用等の削減と収益の増加を両輪とした航路改善方策について検討を行い、航路改善計画を策定いたしましたので、その概要と今後の方針等につきましてご説明いたします。  なお、文章中に記載しております注釈1の長崎県離島航路対策協議会長崎市域分科会につきましては、36ページに開催概要、委員構成を記載しておりますので、後ほどご参照ください。  次に、(2)主な経緯でございます。  平成元年に伊王島スポーツリゾートがオープンし、その後、平成6年にコバルトクイーン1号、平成8年にコバルトクイーン2号へ船舶更新されておりますが、この2隻につきましては昭和63年に進水した船舶であり、事業者である長崎汽船株式会社がグループ会社から購入したものです。  船舶規模は、2隻ともに旅客定員268名、総トン数180トンでございます。  平成11年に減便、ダイヤ改正などが行われており、長崎伊王島が13便から11便へ減便されております。  平成23年3月には伊王島大橋が開通し、これに伴い、航路の利用者が著しく減少したことから、平成24年3月に長崎県離島航路対策協議会長崎市域分科会で航路改善計画を策定し、平成24年10月に減便、ダイヤ改正が行われ、長崎-伊王島間が11便から9便へ、長崎-高島間が10便から9便へ減便されております。  本年3月には、コバルトクイーンが老朽化していることから、長崎県離島航路対策協議会長崎市域分科会で、さらなる改善方策として、代替建造などを含む航路改善計画を策定しております。  32ページをお開きください。(3)航路の現況についてのア.航路概要でございます。  左から順に、区間、距離、運賃、運航回数を記載しております。  次に、下段のグラフ、イ.旅客数及び補助金推移をごらんください。  旅客数を青の折れ線グラフで、補助金の額を棒グラフで示しています。  旅客数は、平成23年3月の伊王島大橋の開通により、平成22年度の約33万9,000人から平成24年度の約22万4,000人と大幅に減少し、その後も減少傾向にあります。これに伴い、補助金については毎年増加している状況でございます。  次に、33ページをごらんください。  (4)航路改善計画の概要についてのア.住民アンケート調査から見た航路の概況でございます。  矢印の青印が航路、オレンジ色の点線の矢印が陸路を示しています。  資料の下のほうには高島、中央左側に伊王島、その右に深堀周辺、上のほうが長崎市中心部となっています。  昨年9月に伊王島地区、高島地区にお住まいの全世帯へのアンケート調査を実施した結果、上段左側に記載のとおり、伊王島地区におきましては、住民の64%が週1回以上の割合で島外へ出ており、そのうち58%が航路を利用しております。  また、航路利用者の70%以上が学生や70歳以上の高齢者などの交通弱者であり、航路が伊王島大橋架橋後も重要な移動手段として定着していることがわかります。  しかしながら、中央、オレンジ色で囲んでいる部分に記載のとおり、伊王島地区の自動車保有者においては深堀周辺への移動が増加してきております。  次に、左側下段に記載のとおり、高島地区におきましては、住民の48%が週1回以上の割合で航路を利用して島外へ出ており、そのうち79%が長崎港へ移動、12%が伊王島港へ移動しており、伊王島大橋架橋後も中心部へ近い長崎港への移動が多いことがわかります。  次に、34ページをお開きください。イ.航路維持活性化に向けた課題整理でございます。  (ア)安全で安定的な運航体制の構築といたしまして、老朽船舶の更新による安全性、安定性の確保、船舶検査時や突発的な故障時などにおけるバックアップ体制の整備、(イ)修繕費、燃料費などの経営コストの削減といたしまして、省エネ船舶への代替建造による経営コスト削減、効率的な運航ルート、ダイヤの構築、(ウ)収入増加策の展開による経営改善といたしまして、世界遺産需要の取り込みによる収入増加、やすらぎ伊王島等の民間事業者とのタイアップによる収入増加など、これらが課題となっております。  課題解決に向けた取り組みの中心として、ウ.代替建造の船舶規模の検討を行っております。  まず、(ア)船体規模(総トン数)でございますが、伊王島-高島間は、しけの影響を非常に受けやすい航路であり、安全で安定的な運航を考慮し、現船と同程度の150トン規模の船体とすることとしております。  次に、(イ)旅客定員でございますが、旅客者は夏休み期間中の7月から8月が最も多く、年間の3割程度が集中しております。  1日当たりの運航便のうち、最大旅客者数を集計した結果、表のとおりであり、現船の旅客定員の268人を超える日が11日間ございましたけれども、このような場合は2隻で運航し対応しており、今後も定員を超える需要がある場合は2隻での対応となります。  このようなことから、平成25年度の実績をもとに、最大旅客者数に対応可能な日数が90%以上となる150名程度を旅客定員としております。  次に、35ページをごらんください。  (5)今後の方針でございます。  現在の長崎─伊王島─高島航路を確保、維持することを基本に、事業者において特に老朽化が激しいコバルトクイーン1号の代替建造を行う。船舶規模としては総トン数150トン程度、旅客定員150名程度とし、建造費用を含めた運航費の損失額を国、県、市の補助金で支援していく。  現在は2隻体制であるため、夏場の多客期や船舶検査時、故障時等の対応が確保されていますが、今後、新船導入後の需要動向を見きわめつつ、安全で安定的な運航を確保するため、他事業者からの用船(チャーター船)の条件整理や費用比較等の検討を進め、2隻体制の維持や1隻体制プラス安定的な用船体制の確保について課題整理を行う。  新船の就航に合わせて、需要に応じた適切な便数、ダイヤのあり方についても検討を進めることとしております。  最後に、(6)事業者による建造スケジュールでございます。  本年10月ごろまでには、事業所と造船所との船舶仕様等の打ち合わせ、12月ごろには建造請負契約締結が予定されており、来年1月ごろから平成29年3月ごろにかけて新船を建造し、平成29年4月ごろの就航を予定しております。  説明は以上でございます。 108 岩永みどりの課長 それでは、都市計画部所管の施設に係る指定管理者の状況等につきましてご説明させていただきます。  資料は、総務局総務部提出の委員会資料、平成26年度指定管理者制度の状況についてでございます。  都市計画部において指定管理者制度を導入している施設は、平成26年度につきましては、長崎市総合運動公園、長崎東公園、野母崎総合運動公園の3施設でございます。  それではまず、資料5ページをお開きください。指定管理者の職員の状況でございます。  5ページの番号30番に長崎市総合運動公園、31番に長崎東公園、それから8ページの51番に野母崎総合運動公園における職員の居住地の状況や人員数、人件費総額、最低賃金の状況を掲載しておりますので、ご参照ください。  次に、資料10ページをごらんください。指定管理者の市外及び準市内再委託の状況でございます。  番号21番から28番までが都市計画部に係る分でございます。  長崎市総合運動公園についてでございますが、陸上競技場の電光掲示板保守点検業務及びエレベーター保守点検業務について、それぞれ当該機器に精通しているメーカーに委託したことによるものでございます。  長崎東公園につきましては、出入り口部ドアの開閉システムや、東工場からの電気送電システム管理など機器に精通した業者が市内にいないことなどから、準市内業者や市外業者に再委託しております。  なお、野母崎総合運動公園につきましては、再委託につきまして、全て市内業者で対応しております。  次に、11ページをごらんください。市外及び準市内業者等への修繕の委託状況で、番号24番から27番までが都市計画部に係る分でございます。  長崎東公園についてでございますが、内容といたしましては、それぞれ当該機器に精通しているメーカーに修繕を委託したことによるものでございます。  なお、長崎市総合運動公園及び野母崎総合運動公園の修繕につきましては、全て市内業者で対応しております。  次に、26ページをごらんください。野母崎総合運動公園のモニタリングチェックリストでございます。  施設の管理運営等につきましては、おおむね良好な運営状況でございます。  次に、27ページにはモニタリング状況報告書を掲載しております。  2の現地調査等の実施状況でございますが、平成26年度は8月、11月、1月、3月と4回のモニタリングを実施しております。  モニタリングの実施方法でございますが、職員3名ほどが現地に赴き、総務部より示されている様式に基づきチェックを行っておりますが、公園においては、施設の維持管理に関する業務仕様書の内容に基づき、日報、月報、その他関係書類をチェックするとともに、現場を確認することによりモニタリングを実施しています。必要に応じて、その場で協議や指導もまた行っています。  次に、下段に記載しております施設利用の状況ですが、平成25年度と比較し、平成26年度は利用者が減少しております。これは平成25年度に比べ、軍艦島クルーズ船に乗船したり、また、実際に軍艦島に上陸した観光客が増加した反面、野母崎総合運動公園の軍艦島資料館へ足を運んだ観光客が減少したのではないかと考えています。  次に、28ページをごらんください。長崎市総合運動公園のモニタリングチェックリストでございます。  施設の管理運営等につきましては、おおむね良好な運営がなされています。  次に、29ページにはモニタリング状況報告書を掲載しております。  2の現地調査等の実施状況でございますが、平成26年度は8月、11月、1月、3月と4回モニタリングを行っております。  施設利用者の状況につきましては、平成25年度と比べて、平成26年度は利用者数が減少しておりますが、主な要因は、平成26年度の長崎がんばらんば国体の開催に当たり、メンテナンス等による制限があったため、年間利用者としては前年度より減少したものと考えられます。  なお、国体終了後は、全施設において利用者は前年度を上回っている状況でございます。  次に、30ページをごらんください。長崎東公園のモニタリングチェックリストでございます。
     施設の管理運営等につきましては、長崎東公園におきましても、おおむね良好な施設運営がなされています。  次に、31ページにはモニタリング状況報告書を掲載しております。  2の現地調査等の実施状況でございますが、8月、11月、1月、3月の4回モニタリングを実施しています。  施設の利用状況につきましては、前年度と比較して微増となっております。  説明は以上でございます。 109 馬場尚之委員長 ただいまの説明に対し、質問等はございませんか。 110 吉原日出雄委員 1点だけ質問させていただきます。  資料16ページ、17ページのJR長崎本線連続立体交差事業、これは今の進捗状況で、現在33%ということですけど、完成が平成32年ですよね。これは立岩橋、梁川橋、宝町、幸町、一遍に上がるんですか、それとも年度別に。というのは、やはり勾配がかなりありますからね。というのは、立岩橋と梁川橋はやっぱりどうしても車が混むんですよね、あそこは。特に梁川橋はココウォークの関係で、あそこで混んだとがココウォークの前まで来るわけですよね。あの混雑を解消するには、みんな早う上にならんかねということを思っているんですよ。だから、どういう工事で、今後の予定をわかる範囲でお答えいただきたいと思います。 111 谷口長崎駅周辺整備室長 連続立体交差事業につきましては、資料15ページのほうにも書いていますように、施工方法としましては、仮線方式という方法で今現在、施工を行っております。  この仮線方式と申しますのは、今の線路の国道側に、仮に列車が運行するための線路、いわゆる仮線と申しますが、それを敷設するための工事が今現在、浦上駅前後で進められておりますので、実際もう目にすることができるかと思います。  そういった仮線の工事をやっておりまして、順次、仮線に運行を切りかえていくわけなんですけれども、最終的に高架になるというのは、今、長崎県から聞いておりますのが平成30年度末に高架に切りかわると。そのときに4カ所の踏切が同時になくなると聞いております。  資料のほうに、事業期間が平成32年度と書いておりますけれども、こちらは高架に切りかわった後に、仮線を撤去して一部道路として整備したりとか、そういった残工事が残ってまいりますので、事業期間としては平成32年度ということでございます。  以上でございます。 112 吉原日出雄委員 ありがとうございます。要するに、法倫會館の裏とか、あの付近、横が広がっているのはそのためですよね。そこに、まず仮線が行って、浦上駅も行って、平成30年度末にはもう全てが高架になるということですね。はい、わかりました。ありがとうございます。 113 久 八寸志委員 コバルトクイーンの件でちょっとお尋ねなんですが、将来的には150名程度にしていこうという計画があるみたいなんですけれども、今の状態からいったら当然かなりの人数が今300名程度乗るから、がらがらで走っているのも当然だと思うんですけど、これは世界遺産の関係もあるので、動向をもうちょっと見守っていただきたいというのもございます。  それと、150名になったときに、できれば金額の見直しですね。やっぱり今、島内、島外、要するに行ったり来たりするのも、往復で約2,000円ぐらいかかっているというのは経済的にも非常に大きな負担になっておりますし、実際、観光客の方が長崎港から出て、それで島まで遊びに行ったとして、帰ってきて駐車場代もまたかかるとなったときは、もう5,000円ぐらい遊びに行くのに実際かかってしまうというのは、非常に大きな障害の一つになっているのではないかなと思います。  ですから、船が小さくなって、いろんな意味で中身の検討をしていただけるのであれば、そういった誘客においての適正な金額ですね、確かに費用対効果じゃないですけれども、今の金額でも目いっぱいのところで抑えていただいてはいると思うんですけど、本来の船を使うに当たっての適正な価格というか、そこら辺のところも、できれば社会実験的な感じで、このくらいの金額の設定だったらもっと乗っていただけるんじゃないかとか、誘客しやすいんじゃないかとか、あと、横断的にコバルトクイーンだけの、要するに船だけのあれじゃなくて、例えば駐車場の問題とかも含めて検討してもらいたいと思います。  それともう1つは、毎回思うのは、今から特に観光船としても頑張ってもらうのであれば、船の中身の宣伝効果というんですかね、アピールする、そういうものがちょっと寂しいかなと思います。地元でいろいろ企画しているポスターであったりとか、そういったことをいろいろ張ってはいただいてるんですが、なかなか、余り変わらない内容があるので、季節ごとに、やっぱりそこら辺もうちょっと、例えば今、電気自動車も入れてもらいましたけれども、そういったことのニュースとかを連動して入れるとか、世界遺産のことも、ポスターは張っていますけど、余りそういう雰囲気もないし、せっかくテレビがあるので、例えば世界遺産のビデオをあそこで流してみるとか、何かもうちょっとコバルトクイーンの活用というのを観光目線でも、今、売店も休みになっていますけど、しっかり取り組んでいただきたい。  それともう1つ、伊王島から釣りで渡るお客さんが実際、今ものすごくふえています。ですから、伊王島-高島間というのは、実は以前に比べたら、この間だけは乗るお客さんは以前以上にふえていると思います。ですから、例えば釣りパック的なものは、今は大波止からの分しかございませんけど、これを伊王島からでも使える釣りパックとか、そういう新商品の開発をしっかりやっていただいて、島内の、例えばいやしの湯と連動させて使うとか、やっぱり強みをしっかり見ていただいて、誘客のあり方をですね。例えば、釣りでいえば、オールシーズン、ほとんどお客さんが切れることなく来る状態、夏だけじゃなくて、これはどんどんまだ取り組める内容でございますので、ほかの施設との関連もしっかりつなげていただいて、それで取り組みをしていただければなと思いますので、よろしくお願いします。  できれば、これは船が150名なんですけど、200名前後ぐらいのがあるとありがたいかなと。ちょっと150名は少ないかなという気もしますけれども、そこら辺の検討もできればお願いいたします。何かご意見があればお願いします。 114 中村都市計画課長 まず、船舶の大きさなんですけれども、先ほどもご説明しましたように、年間の便数のうち乗れない分、つまり、この乗れない分というのは海水浴シーズンがメーンですけれども、これを勘案して9割以上が乗れるような便数としまして150人を設定しております。  これにつきましては、現在も乗れない分は2隻同時に運航しておりまして、いずれにしましても、今の状況の船であってもそういう状況は続くということで、150になっても、そのような体制をとれるようにしたいと思っております。  また、2隻体制にするか1隻体制にするかですけど、1隻体制になっても、用船、他の事業者からお借りして、そこに随行していくということも可能という検討の結果がありましたものですから、こういう検討をしているという状況でございます。  それから、船舶の宣伝効果でございますけれども、今後、世界遺産のことも進むと思われますので、よりPRできるように、これは事業者と観光部局のほうとも協議してまいりたいと思います。  料金につきましては、先ほど釣りパックの話がございましたけど、釣りパックのほか海水浴パックなども事業者と一緒に考えていって、それでパック料金にすることで割安感を持っていただいて、利用者にとって使い勝手がいいものになるということも考えられますので、今後、世界遺産などともタイアップしていきながら、そのような検討もしていきたいと思っております。  それから、駐車場の問題が、委員おっしゃられたように伊王島からの乗客がふえて、伊王島の駐車場があふれているというふうな状況も多々見受けられております。7月下旬の3連休のときに関係課で行って交通整理を含めて調査をやりたいと思っていまして、今後その対策についても関係課と協議をしていきたいというふうに考えております。  以上です。 115 吉原日出雄委員 この離島航路の件で、これは要するにコバルトクイーン1号、コバルトクイーン2号だけで、ほかの船もありますよね、ほかの船は該当しないんですか。例えば、もうはっきり言ってブラックダイヤモンドなんか行きよるわけでしょう、高島、伊王島。要するにこれは市の指定というか、これはコバルトクイーンだけですか。 116 中村都市計画課長 定期航路として運航しているのはコバルトクイーンで、ブラックダイヤモンド等は、予約制で観光船として高島に寄ったり、あと軍艦島上陸をしているという状況ですので、我々が補助金等で協議しておりますのは、この定期船のコバルトクイーンということになります。 117 吉原日出雄委員 ブラックダイヤモンドの前は船の名前は竹島丸やったかな。竹島丸では時間を決めて定期的にやっていましたよね。そのときも違っていたんですか。 118 中村都市計画課長 竹島丸につきましても時間は決めていましたけれども、定期航路というくくりの中での運航ではございませんでしたので、事業者のほうでやっていたというふうな状況です。 119 幸 大助委員 2つお聞きしたいことがありまして、1つは、私の地元が賑町なものですから中央公園の件ですが、くんちで公会堂前広場で毎年、前日と中日と奉納をやっているんですが、公会堂が解体の予定で、私が聞いた話では、そこの瓊の浦公園で、その代替地ということになっておるということを聞いておるんですが、きょう現在、それはもうそのままの計画で進んでいるんでしょうか。 120 岩永みどりの課長 そこのおくんちの場所として、地元と協議をいろいろするとか、今、都市経営室のほうでやっておりまして、みどりの課、都市計画部のほうでやっておりません。  ただ、私が聞いているところによれば、そこの瓊の浦公園のほうを有力として過去協議がなされているということを聞いています。 121 幸 大助委員 もう1つは、住まいのほうの滑石なんですが、滑石小を過ぎて左に曲がったら、右手に公園ができていまして、住民の方から呼ばれて現場を確認したんですが、川があって、土手の上にフェンスがあって公園があるんですけど、川の上のところにフェンスがあって、今度、公園側もフェンスがあって、幅1メートルぐらいの三角地帯がフェンスとフェンスで囲われて、中に入れない状態になっておるんですよね。そこに雑草がどんどん生えとって、地域の住民の方が草刈りするにも中に入れんから困っておるということで、それで土木維持課のほうに尋ねたら、河川は県の河川、公園は多分みどりの課でしょうということなんですが、あれは、例えば出入り口1カ所分、フェンスを開閉できるようにするとか、そういうことができないものか聞いてくれということを言われておるんですが、お願いします。 122 岩永みどりの課長 今おっしゃっているのは、北陽公園、大井手川の隣だと思うんですけど、公園区域のところにフェンスをしていまして、そこの横に河川があって、そこの間に2つのフェンスがある中で細長い土地があいているところに草が生えていると。そういうところの草を取るのに、今、地元の方もいろいろしていただいている中では、フェンスを出入りできるようにあけていくことはできます。そこは管理上の話になりますので。ただ、子どもたち等の話もありまして、日ごろは施錠しておくというようなことで、例えば門扉等の中で必要なときはあけて、用が終わったら施錠して勝手に入らないようにするということは可能だと思います。そこの土地については公園の土地ではございませんので、また、草取り等の話になって、また私どものほうも県とお話ししまして、地元の方がいいような形の手法を考えていきたいと思います。  以上でございます。 123 幸 大助委員 滑石小を過ぎてすぐ左に曲がったところなんですけど、その公園ですかね。〔発言する者あり〕わかりました。じゃ、確認しておきます。 124 奥村修計委員 唐人屋敷の顕在化ですけど、これはもう私、ずっと言い続けなかなか。当初は平成28年までにできるという話やったんですけれども、今度の予算を見ますと一部は次年度に繰り越しということで。ただ、問題は土神堂の前の館内市場ですよ。これをどうするかということでずっともめているようですけれども、3年ぐらい前は簡単に市場の買収もできるというような話をしておったようですけれども、現在はどうなんですかね。これがあるために都市計画道路もとまっている。この辺についてちょっと、所感だけで結構ですから。 125 向井まちづくり推進室長 土神堂の前に市場が幾つかございまして、そちらのほうにはこれまでもいろいろ話をさせていただいておりますが、まだ合意ができているといった状況ではございません。  今後、市場の跡地の整備、公園整備というような構想も持っておりますので、その実現に向けて頑張って協議をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 126 奥村修計委員 今の答弁を聞いておりますと、同じことばかり聞いているんです。今まで顕在化では、誘導門をつくり、都市計画道路も十善会病院のところまできれいにできた。ただ、電柱がまだ残っていますが。  それで、やはりこの一番ネックになるのが館内市場なんですね。これはもうずっと前からこんな話が出ているんですよ。だから、公園をどうするかということで昨年度までかかりましたよね。やっと歴史公園ということで認可をいただいたということは聞いていますけれども、そうなれば、これは早く買収計画を立てにゃいかんですね。まだ用地課でも話はしていないですよね。これがおくれる原因なんですよ。  やはり事業を進めると決めた以上は、的確に一軒一軒でも潰していくと。潰していくという言葉は余りよくないから、一軒一軒解決していくというふうにしないと、たしか館内市場と裏の牟田口市場はみんな売ることには賛成なんですよね。そうでしょう。裏のほうの牟田口市場とか、陳さんのところとか全部賛成しておるわけですから、もうそういう方向からどんどん片づけていかないと、ずっと表だけ残して、裏は賛成しとるけれども、表が反対だとなれば、ずっと永遠につながってくるんですよ。やはり事業の進展が見られないということですから、もう合意に達することはどんどん買っていくと。そうしないと、いつまでたってもこの事業は進まないと思いますよ。裏をもっと言いますと、元来この唐人屋敷顕在化の中で、中国風の街並みを少し残そうということでありますから、大門もできたわけですね。でありますから、将来的にいきますと、唐人屋敷の門をあそこに持っていかにゃいかんということは、たびたびの伊藤市長、本島市長からの流れですけれども、伊藤市長は特にその管理できる場所さえできれば移転交渉をやろうということにしているんですね。平成20年ですけれども、唐人屋敷門がかなり古くなったので、組みかえをやりましたよね。そのときに、本来ならば解体して、それを持っていって保管しとけば簡単にできることを、文化庁に言って補助金もらってつくったものだから、これがなかなか簡単にできなくなったというのが現実なんですよ。  そこまで絵を描きながら今日まで進んでいないということは、いかに事業主体である長崎市が的確にこの計画を進めていなかったということになるわけですね、そうでしょう。ですから、過去のことを言っても仕方ありませんけれども、早く進むためには、事業計画をすぐつくられて、そして、賛成するところはどんどん買っていくと。そして、見える姿をですね、出てくれば、残った民家も、館内市場も全部反対じゃないわけですから、1軒だけ反対でしょう。だから、簡単じゃないですか。手前からどんどんやっていけばいいわけですから、館内市場を残して、裏のほうから買収計画を進めていくということも大切じゃないかと私は思っております。  でありますので、これまでも聞き飽きるほど同じ答弁を聞いておりますので、私も本当長いこと議員をさせていただいておりますが、非常に進捗しない、外観的には大門ができましたので、少しは評価もできていますけれども、ぜひこれは計画を立てられて、行政として進むべき道を邁進してもらいたいということはですね、ぜひもうこれは片江理事もおりますので、ひとつよろしくお願いしますよ。局長、頼みますよ。要望しておきます。 127 堤 勝彦委員 16ページです。すみません、本当勉強不足で、教えてください。  長崎式見港線ですかね。この道路がありまして、駅のほうから法倫會館のほうを道路が上っていきますよね、この道は。そことこの立体交差はどんななる、上を行くんですか、下を行くんでしょうか。何か素人感覚じゃ、道路にぶつかりそうな気がするんですが。  竹岩橋踏切の後ですね、道路が今こう上がっていますよね、線路の上を道路がくぐっているというか、線路がくぐっているんですけど、そこのところは実際、今後、立体交差ですけれども、どのように動きがなるのかですね。 128 谷口長崎駅周辺整備室長 16ページの位置図をごらんください。  堤委員からご質問がございました竹岩橋踏切と表示しているところから左側のほうに行く分でございますが、これは、すみません、図面の表示がちょっと紛らわしい部分でございまして、この分は道路の下を来るということになります。ちょっと表現がわかりづらいといいますか、誤解を招くような図面となっておりまして申しわけございませんでした。 129 堤 勝彦委員 そうですよね、道路の下を行くんですよね。いや、赤の絵が上だったから、いや、上ば行くてどう考えても上り切れんごた気がしたりしとったもんですから。何かちょうどぶつかりそうな気がしとったものですからですね。すみません、もう素人が言うとりますが、よかったら次からは、色を薄うするとかしてもらえれば、こういう問題は起きないと思いますので、よろしくお願いいたします。 130 井上重久委員 先ほど所管で間違いましたので、ここで改めて質問します。  まず、斜面市街地再生事業の関係ですね。社会資本整備総合交付金の内示を受けて、事業費に対する内示額が示されております。全てがこの8地区とも事業費が減額をされておるということで、それぞれ理由が工事延長、あるいは用地費の理由が実施方針の中で記載がされていますので、ここら辺の状況を、端的に結構ですから、まず教えてください。  それから、長崎市総合運動公園の整備計画について、お伺いをしておきたいと思います。まず2点。 131 向井まちづくり推進室長 斜面市街地の道路整備の分で、要望した額に満たない内示だったというところでございます。  委員おっしゃるように、対応といたしましては、例えば土地の取得を当該年度補助で実施するという予定のものを、土地取得特別会計のほうで取得していただいて、その分は補助を減らすといったような対応が1つございます。  もう1つは、整備延長を若干短くして、補助の内示をいただいた範囲内で施工するといったようなことで、内示額に合わせた本年度の事業を、できるだけ工事自体の進捗はおくらせないようにといった内容で対応をしているという現状でございます。  以上です。 132 岩永みどりの課長 長崎市総合運動公園の整備計画はどうなっているのかというご質問でございます。  現在、新幹線残土を活用して、総合運動公園の2期といいますか、今現在あるところの奥手の谷のほうに土を入れるようなことを、地元自治会、小江小浦地区の方と協議しているというような状況でございます。  今後スムーズに計画が進みまして、土地残土を入れることができて、一定の広場ができた段階で、また今後その整備について検討していきたいと考えております。  以上でございます。 133 井上重久委員 斜面市街地再生事業の関係は、土地取得、整備延長、いわゆる整備計画を短くしてやろうという考え方も示されておりますが、斜面市街地再生事業については、地区地区によって事情がそれぞれ違うことは私も承知いたしておりますので、そういう意味では、ここ何十年も予算の次年度繰り越しが結構あるんですよね。  そういう意味では、もう金額はこれで結構ですので、やはり次年度に繰り越さない、短くというのかな、それも結構なんですが、次年度に繰り越さないように、ぜひ事業年度、いわゆる整備の完成を、延長を実現してほしいということを、まず要望しておきます。  それから、長崎市総合運動公園の関係ですね。一般質問の中でも同僚議員が質問をして、計画はされていないというようなことも答弁がされておりました。  しかしながら、九州新幹線トンネルの残土を長崎市の市有地に埋め立てるという計画がされています。これはですね、じゃ、長崎市として総合運動公園を今後どういう姿に持っていくんだ。2期工事もまだなかったんですけれども、そういう国の税金を使って整備ができるわけなんですから、そこの運動公園は今後、将来どうしていくんだというのを都市計画の中でしっかりと私は検討すべきだと思っています。  そういうのを含めて、当然、残土の関係は地元の皆さんと十分協議をしていただいてやることはもちろんですが、これは三原3丁目、現川、総合運動公園、田中町、こういう4つの地域に、国のお金で残土を置いて整備ができる状況です。これは市が持ち出す金じゃないわけですから。今、総合運動公園の話をしましたけれども、この4地区についても、できる部分、できない部分もあろうかというふうに思いますので、そこら辺は都市計画の中でどう進めていくのかというのは、これは早急に検討すべき課題だというふうに私は思いますので、そこら辺の見解をまずお聞きします。 134 谷口長崎駅周辺整備室長 新幹線のトンネル工事に伴いまして、市内4カ所にトンネルがございまして、そこから約140万立方メートルの残土が発生します。  この残土というのは、ある意味、貴重な資源であるということから、その残土を活用して土地を造成していこうという考え方のもとに、17ページの資料にも記載をしておりますけれども、三原3丁目、現川町、長崎市総合運動公園、田中町卸団地横、この4カ所を候補地として抽出し、今、残土の埋め立てを行っているところと、今現在計画しているところがございます。  三原3丁目につきましては、もう既に埋め立てが終わりまして、こちらのほうは約五、六千平方メートルの平地ができ上がっておりますが、こちらの土地の所有が道路敷ということで、道路建設課の所管になっておりますので、ここは今後、具体的にどうすると使い方がまだ決まっておりませんけれども、当然、道路事業の代替地等も含めた中で、これから土地利用というのは検討がなされていくと思っております。  現川につきましては、今現在、残土を搬入しておりまして、こちらは終わった暁には公園として整備をしていくということで計画しております。  総合運動公園につきましては、先ほど申しましたように、周辺自治会の皆様方と今、協議、調整中でございますが、協議が調いまして残土の搬入が完成した暁には、2ヘクタール弱ぐらいの平地ができますので、そちらのほうも何か有効活用、当然、公園の一部ということで、臨時駐車場等も含めた中でいろいろ活用を検討してまいりたいと思っております。  田中町につきましては、ことしの2月議会の当初予算で企業誘致用地ということで、用地買収費の予算も計上させていただいておりますので、こちらのほうは企業誘致ということで進めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 135 井上重久委員 ありがとうございました。  長崎市総合運動公園、いわゆる1期工事が終わって2期工事が全然計画されていないと。この新幹線建設残土の、要は、埋め立ての整備の中で今後早急に検討をしていただいて、長崎の総合運動公園は将来こうあるべきなんだというぐらいのスタイル、イメージをぜひつくっていただきたいと私は要望しておきます。  それから、先ほど伊王島-高島航路のお話が出ました。これは観光面もいろいろあろうかと考えますが、私は、まず基本ベースというのは国道の延長線上という認識を持っています。やはり日常生活を支える移動手段、これは最低限の動向ということで、今まさにそれぞれの分科会の中で検討された中身の説明を受けました。  そういう意味では、平成27年、建造の請負契約をやって、どうしていこうかという検討がされておりますし、平成29年4月から竣工予定というようなことでございます。  ここまでは、1つ船をつくるという結論が出たわけですよね。そしたら、じゃ2隻目はどうするんだと。冒頭申しましたように、私は2隻目建造の検討に着手すべきという考え方です。それは、やはり国道建造の延長線上の基本的な生活移動手段という考え方に立てばですね。そういう意味では、平成29年4月ごろ、新船1隻プラス用船体制の確保及び2隻目建造の検討という書き方がされています。ここら辺の結論の時期をどの程度にするのかと。逆算していけば当然、分科会を平成26年から平成27年にかけて検討されて、今回の計画が出されておりますので、逆算すれば、どこら辺で結論を出していくのかと。今後、当然、分科会の開催もしなければいけないと思いますので、そこら辺の考え方についてお伺いをしておきます。 136 中村都市計画課長 今、井上委員おっしゃいましたように、この伊王島-高島航路につきましては、単に観光航路じゃなくて生活航路として日々通勤に使われているという現状もございます。  そういった中で、新たな要素といたしまして世界遺産というものも加わってまいります。まずは老朽化が著しい、先ほども言いましたように、コバルトクイーン1号を建造改築いたしまして、その後の動向によりまして、用船の可能性がある業者、今、打ち合わせをさせていただいておりますけど、これが世界遺産の絡みで今言っているような動向になるかどうかということも一定ありますので、その辺も踏まえた上で、なるべく早くに2隻目、コバルトクイーン2号はまだ何とかもっている状況なんですけれども、2隻目体制につきましても地元の利用者とか事業者を含めまして検討してまいりたいと思っております。  以上です。 137 井上重久委員 十分検討をしていただきたいと思いますし、結論の時期については明確な見解が示されませんでしたが、新しい船の竣工に合わせて、先ほども久委員のほうからいろんな提案がされておりました。やはり生活移動手段が必要なんですね。これは国、県、市が補助を出して生活航路は守らんばいかんというふうな、まず基本ベースにあります。  そういう意味では、適切な便数、ダイヤのあり方の検討は、私はそれはそれで検討すべき課題かなというふうに思います。ただ、今、世界遺産の話もされました。この運航航路については、例えば世界遺産のクルーズの関係も、やはり航路の発着という規制があるわけですよね。船はどこからどこまで、よその港に着いたら、ここの桟橋に着いたらいけないとか、航路の規制、航路発着の規制ですよね。あるいは運航上のいろんな規制があろうかと思います。新しい船をつくって付加価値をつけるならば、つけて利用者をどんどんふやしていく。そういう意味では、航路の弾力的運用だって、私は研究課題、検討課題の一つに入れていいんじゃないかなと思っているんですが、そこら辺の考え方はお持ちですか。 138 中村都市計画課長 今、検討しておりますコバルトクイーンの新船の建造につきましては、あくまで生活航路ということで、国、県からの補助をいただいて検討を進めているという状況でございますので、例えばそれを活用して観光事業にということにつきましては、また別の考え方になるかと思いますので、現状はそういう状況でございます。  以上です。 139 井上重久委員 言いよる意味が多分お互いに理解、私は言いよる意味はわかっているんですけど、規制の弾力的運用でもっと需要を上げたほうがいいんじゃないかなというのも検討されたがいいんじゃないかなという提言なんですが、そこら辺の規制の見直しとか、弾力的な運用、発着場所の関係ですよ。当然そういうのは多分検討はされていないと思っているんですけれども。やっぱり国、県、市も補助金を出してやるものだから、もっと利便性の向上を図って、あるいは観光船でもよかですよ。伊王島、高島に行ったばってん、野母崎に行ってでも、池島に行ってでも来れるような、そういう研究をしてくださいという意味ですから。よろしくお願いします。何か見解あればよろしく。 140 中村都市計画課長 現在、運航している9便につきましては、これは1隻でいくといっぱいいっぱいの余裕がないような状況でございますので、今、意見がありましたような需要などの検討もいたしまして、弾力的な運用ができるのかどうかを含めまして検討してまいりたいと思います。  以上です。 141 山崎 猛副委員長 前、レクチャーをしたときに、私お尋ねしたんですけど、その回答がなかったので、お尋ねしますけれども、あのときも言ったんですけど、私は船を持っていないので、車でしかわからないんですけど、船が27年たっているということで、これがどれぐらい古いのかどうなのかというのがわからないのでということをお聞きしたら、大体船は9年ですと。そしたら、その3倍もう使っているじゃないかという話でですね。どこかで、経済的なことと言ったらあれですけれども、車で言えば27年前の車に乗っているよりも、今、買いかえたほうが、多分ガソリン代も安いと思うんですね。そういうふうなところの何か分岐点を、よかったらこの場で言ってもらえたらいいんですけどというお話を多分、私はしていたつもりだったんですけれども、そういうのは。  それから、それがさっき委員たちが言われたような、やっぱり船ですから、車みたいに道でとまったというんだったらまだしも、船が沈没したら危ないから、できるだけ使おうという考え方は成り立っていかないと思うんですね、船になったら。しかも、それが生活の道路の延長線とした生活の船だとしたら、やっぱりそこはもう少し、ぎりぎりまで、できるだけというのはなかなかいい考え方だと思いますけれども、やっぱりどこかで安全なうちに切りかえるという、その境の線を出してみてくださいと私はお願いしていたつもりだったんですけれども、いかがでしょうか。 142 中村都市計画課長 先ほど山崎副委員長が言われました9年というのは、減価償却する上での事業者に対する補助の考え方が9年ということで、軽合金の船ということで9年で計算しております。事業者にお聞きしましたところ、この軽合金の船で大体一般的には20年ぐらいもつのが普通だということだそうです。  今この船舶、27年たっているんですけれども、年々、修理費もかかってきているということで、もうエンジンのほうも余り調子がよくないということで、いつ壊れるかもわからないという状況なので、早急に建造するということで、今回こういう話をさせていただいているんですけれども。  今言われました費用分岐点の話なんですけれども、これについては、もう20年たっていますので、費用分岐点の話じゃなくて、船の耐久性の関係から、今そういう状況を鑑みて、変える時期だということで、今回ここに踏み切ったという状況でございます。 143 山崎 猛副委員長 ですから、別にそれが悪いということじゃなくて、それであれば、もう2隻あるんだから計画が立てられるんじゃないかなと思うんですね。もうそろそろエンジンの危のうなったけん変えましょうとかという行き当たりばったりじゃなくて、もう大体計画ができるんじゃないかなというお話をしているので、これからよろしくお願いします。  それと同じように、あそこ、かきどまりのことをお話ししましたけれども、これも私は、長崎は行き当たりばったりだと常々言ってきたんですけれども、今度、皆さんスポーツ振興議員連盟に入っていらっしゃるからあれですけれども、ラグビーの誘致をするというときに、もうラグビーのワールドカップなんて何年も前からわかっていて、誘致をするということがわかっていたら、例えば大分が、ワールドカップが来るときに、まずグラウンドをつくって、次のときこういうグラウンドをつくって、それで誘致をしましょうと、もう着々とグラウンドをつくって準備をしてきているんですね。私、ラグビーの関係者の仲間がいっぱいいるんですけど、大体おまえたち、手ば挙げたけど、どこででくっとやと言うたですよ。本気で言うたとやと言うぐらい、やっぱり長崎って、何か手ば挙げたけんいきなり、じゃ、グラウンドつくりましょうとか、何かもう本当に行き当たりばったりだと思うんですよ。本当にしようという気があるならば、誘致しようという気があるならば、やっぱりわかっているわけだから、段階を経て、まちをしっかりつくってこないとだめだと思いますね。  これは池田局長にもずっと言っていますけれども、今からのまちづくりもそうで、100年たった後にもいいと言われる、感動のあるまちづくりをするためにも、やっぱり今がいいというだけじゃなくて、我々が死んだ後もいいまちづくりをつくるという、もうこれは長崎市の基本理念として、何かもう行き当たりばったりじゃなくて、先を見て、戻してきて、一つ一つ積み重ねていくというような考え方で全てをやっていただきたいと、これは要望します。  それから、その一つとして9ページのばらチャレンジ事業というのがあるんですけど、これがどういうものか、ちょっとお聞かせいただけますか。
    144 岩永みどりの課長 これは、東山手、南山手のほうにバラを植栽するという事業なんですけど、観光客や市民の方がバラを楽しみながら道を歩き、そういうことで地元の活性化を行おうとするもので、基本的に維持管理等は地元の方等に極力やっていただくということで、バラの講習会を年4回開いて、バラの手入れ等の講習会を行っている事業です。平成25年から平成29年までの5カ年間の計画でこの事業をやっております。  以上でございます。 145 山崎 猛副委員長 ありがとうございます。  私が知らないだけなのかもしれませんけれども、これもさっきまちづくりでお話ししたように、何か今、バラといったら、やっぱりハウステンボスに見に行こうと思うぐらい、やっぱりそういうふうに、何かちょっとするんではなくて、もうバラと言ったらグラバー園に今の季節に行ったらすごかとよというような、何かするなら本当に人が感動して人を呼べるような事業をしないと、私はお金をこんなに、無駄だと思うんですよね、何かちょこちょこしてもですよ。ですから、これも初めとして、5年後にはそういうふうになるとか、何かそういうふうな位置づけでやっていただきたいと思います。 146 池田建設局長 夢と希望を与えるような植栽とか、いろんなまちづくりとかいうのは一つあると思うんですが、このばらチャレンジは、私どもが、まちぶらプロジェクトの一環としてやっているのは、市民と協働してまちをきれいにしようという一環として、ばらチャレンジをやっていまして、このばらチャレンジは、結局自分の庭にバラを植えることによって、お客様が来られたときに、観光客が来られたときに、ああ、きれいだなと。それを市民と一体となってやろうということでチャレンジしています。  例えば、中通りのほうではアジサイをやろうということで、アジサイの勉強会もやって、自分の家にはアジサイを植えていただこうと。これは市民協働型でやっておりますので、言われるように、夢と感動を与えるような植栽とか、あるいは花を植えるとか、そういう部分はありますが、こういうのもちょっとあるということでご理解いただきたいと思います。 147 山崎 猛副委員長 すみません、私が本当に勉強不足なのかもしれませんけれども、そういうことであれば、長崎全体が、今、堤委員も言われましたけれども、樺島町は何とかの花とか、何か長崎に行ったらどこでも花があるよねという、長崎全体をそういうふうにすれば、やっぱり長崎に来た人は感動するんじゃないでしょうか。ですから、そういうことを言っているんですよね。それは市民を巻き込むのは大いに結構だと思うんですけれども、そういうふうな観点でお願いしたいと思います。 148 馬場尚之委員長 ほかありませんか。  それでは、以上で都市計画部の所管事項調査を終わります。  以上で本日の委員会を散会いたします。  次回は、あす午前10時より当委員会室で開催をいたします。           =散会 午後3時35分=  上記のとおり委員会会議録を調製し署名する。  平成27年8月10日  建設水道委員長    馬場 尚之 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...