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  1. 長崎市議会 2015-03-06
    2015-03-06 長崎市:平成27年環境経済委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前9時59分= 向山宗子委員長 出席委員は半数以上であります。ただいまから環境経済委員会を開会いたします。  毎熊委員より、都合により少しおくれる旨の連絡があっておりますので、ご了承をお願いいたします。  昨日に引き続き、第84号議案「平成27年度長崎市一般会計予算」のうち、本委員会に付託された部分を議題といたします。  第2款総務費第1項総務管理費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 2 尾上商工部長 それでは、第84号議案「平成27年度長崎市一般会計予算」、第2款総務費第1項総務管理費のうち、商工部の所管に係るものについてご説明をいたします。  予算説明書の116ページ及び117ページをごらんください。  第6目財産管理費でございますが、このうち、3.財産管理費の7.ながさき式見ハイツ維持補修費及び8.旧丹馬住宅解体費が商工部の所管でございます。  まず、7.ながさき式見ハイツ維持補修費486万8,000円でございます。  式見ハイツにつきましては、昭和54年建設後、30年以上経過しており、老朽化が進む中、来訪いただくお客様を初め、施設利用者の利便性に十分配慮した受け入れ環境を整備するため、必要な修繕を行おうとするものでございます。  主な修繕としましては、雨漏りがしているクリスタルホールの天井に係る防水補修や大浴場の外壁塗装の補修、また施設内の防火ダンパー、いわゆる火災発生エリアを隔離することを目的とした、自動で防火扉等を閉鎖する装置の取りかえなどでございます。  次に、8.旧丹馬住宅解体費8,230万8,000円でございます。  これは、香焼町の旧丹馬住宅について、客船建造支援の一環として三菱重工業株式会社長崎造船所に貸し付ける予定といたしておりましたところ、昨年7月に同社から作業工程の変更に伴い、必要な従業員数が減少したこと、さらに予想以上に丹馬住宅の老朽化が進んでおり、多額の改修経費がかかる見込みであること等を理由として、借用できない旨の申し出があったため、当初の予定どおり旧丹馬住宅を解体しようとするものでございます。  なお、この詳細につきましては、産業雇用政策課長よりご説明いたしますので、よろしくお願いいたします。  私から以上でございます。 3 濱口産業雇用政策課長 それでは、商工部提出の委員会資料に基づきましてご説明をいたします。  なお、第84号議案の商工部に係る委員会資料は3部ございます。そのうち、提出部局が商工部単独になっております資料をごらんください。  1ページをごらんください。旧丹馬住宅解体費8,230万8,000円でございます。この旧丹馬住宅は、香焼町に昭和46年3月に建築されました市営住宅で、築40年以上経過し、老朽化が進んでいたことから、同じ町内の本村地区に市営住宅を新たに建築し、昨年5月に住民の皆様方の移住が完了したところでございます。  本来でありますれば、市営住宅としての用途を廃止いたしまして、解体するところでしたが、大型客船建造支援の一環といたしまして、当該物件を三菱重工長崎造船所に貸し付けるため、住宅課から産業雇用政策課に所管がえを行うなど、所要の準備を進めてまいりました。しかしながら、昨年7月に三菱重工側から諸般の事情により、借り受けできない旨の申し出がございました。そのようなことから、当初の予定どおり、旧丹馬住宅を解体しようとするものでございます。
     2.事業内容でございますが、旧丹馬住宅を構成している住宅11棟、集会所1棟及びボンベ庫1庫を解体しようとするものでございます。建物の立地状況を勘案し、(1)から(3)に記載のとおり、工事を3つに分割して実施する予定としております。  3.事業効果でございますが、当該物件につきましては、老朽化に伴う建物の損壊、無人化による治安悪化等が懸念されますので、早期に解体を行い、近隣住民の安心安全を確保したいと考えております。  4.財源内訳でございますが、国庫支出金3,703万8,000円につきましては、社会資本整備総合交付金を充当するもので、事業費のおよそ45%となっております。  次に、2ページをお開きください。  上段のほうには、位置図を、香焼町の地図で旧丹馬住宅の位置をお示ししております。また、下段には、現況写真として旧丹馬住宅の外観及び屋内の現況写真をそれぞれ掲載しておりますので、ご参照ください。  商工部からの説明は以上でございます。 4 池田文化観光部長 それでは、第2款総務費第1項総務管理費のうち、文化観光部所管分についてご説明させていただきます。  まず、平成27年度長崎市一般会計の予算に関する説明書118ページから121ページに掲載いたしております第8目文化振興費についてでございます。  予算総額6億3,420万2,000円で、前年度当初予算額に比べますと、1億1,098万6,000円の増となっております。その主な要因は、長崎ブリックホール及びチトセピアホールの施設整備に係る事業費の増などによるものでございます。  次に、予算に関する説明書の120ページから121ページに掲載いたしております第9目国際化推進費でございます。  予算総額3,995万2,000円で、前年度当初予算額に比べますと、468万5,000円の増となっております。その主な要因は、セントポール市姉妹都市提携60周年記念事業費の増などによるものでございます。  文化観光部提出の委員会資料1ページから4ページをごらんいただきたいと思います。  長崎市第4次総合計画に基づく文化観光部の主な事業を掲載いたしております。  第2款総務費のうち、文化観光部所管の予算におきましては、3ページの上段、A5、国際性を豊かにします、その下のB3、平和な世界を創造します及び4ページのG4、文化芸術あふれる暮らしを創出しますという、3つの基本施策が該当いたします。  それでは、主な事業の詳細につきましては、予算に関する説明書及び提出しております委員会資料に基づきまして、文化振興課長及び国際課長のほうからご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 5 濱口文化振興課長 それでは、第8目文化振興費について、予算に関する説明書及び委員会資料に基づき、その主な事業をご説明いたします。  予算に関する説明書の118ページ及び119ページをお開きください。  予算に関する説明書の説明欄の1.自主文化事業費1,926万1,000円でございます。お手元の委員会資料は8ページ及び9ページをごらんください。  委員会資料1.概要に記載のとおり、市民が心豊かな暮らしを実現できるよう、音楽、演劇、美術などの芸術文化に身近に触れ、文化活動を楽しむ環境を創出しようと取り組んでいる文化事業に係る経費でございます。  2.事業内容の欄の(1)音楽の魅力発信事業費604万8,000円でございますが、これはプロの演奏家が学校やふれあいセンターなどに出向いて、観客の間近で演奏を行うアウトリーチコンサートのほか、アウトリーチコンサートに出演した演奏家が一堂に会するガラコンサートや、乳幼児と一緒に参加できる親子向けコンサートなどを開催し、音楽の魅力を広めようと取り組むものでございます。  次に、(2)市民参加型舞台公演等開催費546万2,000円でございますが、市民の舞台芸術に対する関心を高めるために、長崎市で観劇する機会がほとんどない質の高い小劇場タイプの演劇公演を開催するほか、演劇、ダンスへの興味関心を高めるための体験教室を開催しようとするものでございます。  このほか、美術作家を招き、市民と交流しながら公開制作を行う、広く市民に美術の楽しさを知っていただくための(3)長崎アートプロジェクト事業費208万3,000円、子ども向けの伝統文化体験教室を開催する(4)ワークショップ開催費60万円、市民音楽家の演奏の機会と、まちなかのにぎわいを創出する(5)まちなか音楽会開催費226万8,000円などを計上いたしております。  次に、委員会資料の3.財源内訳につきましては、記載のとおりでございます。  4.事業実施の必要性とその効果につきましては、第4次総合計画に掲げる文化芸術あふれる暮らしを創出するため、市民文化活動振興プランに基づき、普及、育成を中心とした自主文化事業に継続的に取り組み、市民が芸術文化に触れる機会の創出と自主的な芸術文化活動の活性化を図ることで、芸術文化がより市民の身近なものとなり、芸術文化あふれる暮らしが生み出され、豊かな心を育むまちづくりにつなげることができると考えております。  次に、予算に関する説明書の118ページ及び119ページでございます。説明欄は、2.文化振興推進費の7.文化のつどい2015開催費補助金200万円でございます。  委員会資料は10ページ及び11ページをごらんください。  特定非営利活動法人長崎国際文化協会が創立60周年を記念して行う、文化のつどい2015の開催費の一部を補助しようとするものでございます。  この企画は、長崎国際文化協会に加盟するさまざまな文化団体がブリックホールに一堂に会し、被爆70周年でもあることし、平和をテーマに日ごろの芸術文化活動の成果を発表しようとするもので、開催の時期といたしましては、9月11日から13日までの予定となっております。  財源といたしましては、3.財源内訳に記載のとおり、文化国際交流基金繰入金を充当することといたしております。  長崎国際文化協会は、市民文化の向上と文化団体の連絡協調を図ることを目的として設置されまして、88団体、約1万2,000人が加盟する団体でございます。本市の文化振興への貢献度も非常に高く評価しているところでございます。  また、ことしの3月末をもって公会堂が閉館することに伴い、当分の間、市民の文化活動の施設が不足する状況となることを勘案いたしますと、このように多くの市民が集い、日ごろの活動の成果を披露し、それをまた鑑賞することができる機会となる点におきましても、行政として支援すべきものと考えておるところでございます。  次に、予算に関する説明書の118ページ及び119ページの説明欄の3.文化施設管理運営費3億5,856万7,000円でございます。委員会資料は5ページをお開きください。  5ページの資料には、施設の運営状況一覧がございます。1番のブリックホール運営費から3の遠藤周作文学館運営費までが文化振興費に計上した文化振興課所管の施設でございます。施設の所在地や利用者数につきましては、資料記載のとおりでございます。なお、表の一番右側の備考欄に黒丸がついておりますものについては、指定管理による管理を行っております。  お手元の委員会資料ですが、12ページ及び13ページをお開きください。  ブリックホール運営費2億9,697万8,000円、チトセピアホール運営費3,576万7,000円、遠藤周作文学館運営費2,582万2,000円となっております。これは、1.概要に記載のとおり、各施設の管理運営に係る経費を計上しているものでございます。  ブリックホール及びチトセピアホールは、指定管理制度を導入しております。今回の指定管理の期間は、平成27年度から31年度までの5年間でございます。なお、遠藤周作文学館におきましては、企画展や文学講座等を実施するほか、収蔵資料の保存整備に要する費用等を計上いたしております。  以下、2.施設概要、3.財源内訳、4.事業実施の必要性とその効果、5.利用状況につきましては、資料に記載のとおりでございます。  次に、予算に関する説明書の120ページ及び121ページをお開きください。  説明欄の5.文化施設整備事業費2億3,000万円でございます。その内訳といたしましては、ブリックホールが1億6,500万円、チトセピアホールが6,500万円となっております。  お手元の委員会資料は14ページでございます。  概要といたしまして、私ども文化振興課が所管しております長崎ブリックホール及びチトセピアホールにおける施設の設備の経年劣化に伴う改修等を行うものでございます。  ブリックホールにおきましては、大ホールの照明の明るさを調整する調光卓の更新費用として1億785万2,000円、それから、舞台上のつり物の制御装置を更新し、舞台機構を維持補修するための費用として2,916万円等を行うものでございます。チトセピアホールにおきましては、舞台照明の調光盤設備の改修費用といたしまして6,500万円をそれぞれ計上いたしております。  なお、委員会資料の15ページ、16ページには各設備の現況写真等を掲載させていただいておりますので、ご参照ください。  私からの説明は以上でございます。  引き続き、第9目について、国際課長より説明いたしますので、よろしくお願いいたします。 6 柴原国際課長 それでは、引き続きまして、第9目国際化推進費につきまして、その主な事業をご説明いたします。  予算に関する説明書の120ページ及び121ページをお開きください。  まず、説明欄の1.国際化推進費2,904万3,000円のうち、3.国際交流推進費82万5,000円でございます。お手元の委員会資料17ページ及び18ページをごらんいただきたいと思います。  これは、市民、特に次世代を担う青少年が異文化理解を深め、自主的、主体的な国際交流への取り組みを行う契機として、外国の文化を学んだり体験したりすることができる国際理解講座や国際交流イベントを実施するものでございます。  次に、説明欄1の4.子どもゆめ体験費930万円でございます。お手元の委員会資料19ページ、20ページをごらんください。  概要は記載しておりますとおり、次世代を担う長崎の子どもたちを姉妹都市、市民友好都市等に派遣し、現地の人々との交流を通じて個性輝く世界都市としての人的ネットワークを拡大するとともに、文化、習慣などを肌で感じることにより、国際性を有する人材の育成を図ることを目的とするものでございます。  事業内容といたしましては、派遣都市は日本初の都市間提携であり、姉妹都市提携から60周年を迎えますアメリカ・セントポール市に派遣するものでございます。  次に、説明欄の1の5.国際交流員招致費1,437万7,000円でございます。お手元の委員会資料21ページをごらんください。  これは、総務省、外務省、文部科学省及び一般財団法人自治体国際化協会によります語学指導等を行う外国青年招致事業において招致される国際交流員を任用し、語学力と出身国についての知識や情報を生かして通訳、翻訳業務といった対外的業務を円滑に行うとともに、市民を対象とした国際理解講座などを行い、市民や職員の国際感覚を養い、長崎市の国際化の推進を図るものでございます。  現在、英国、韓国及び中国出身の国際交流員を招致しておりますが、引き続き積極的に市民の中に入っていくことで、異文化理解と国際交流を推進させることとしております。  次に、説明欄1の6.外国人住民支援費102万6,000円でございます。お手元の委員会資料22ページ及び23ページをごらんください。  事業概要に記載しておりますように、外国人住民の生活利便性を向上させるため、4カ国語版生活便利ブックなどによる行政情報の提供、外国人住民の支援をしている国際交流団体等との意見交換会の開催、長崎市国際ボランティアによる初級日本語講座のほか、外国人住民向けの法務相談などを行うこととしております。  次に、説明欄1の7.留学生支援・連携費154万8,000円でございます。お手元の委員会資料は24ページ、25ページをごらんください。  これは、留学生が在籍する学内はもちろんのこと、地域を含めた国際化を図るとともに、地域経済の活性化につなげるために産学官が一体となって設立した長崎留学生支援センターの活動を中心に、募集、生活、就職といった留学生の各種支援策に一元的に取り組み、留学生の増加を図るものでございます。  5.その他のところに記載しておりますように、この留学生支援センターにつきましては、文部科学省の留学生拠点整備事業の採択を受けまして、平成24年度の発足から3年間は同省の委託事業として運営してまいりましたが、平成27年度以降は自立的な運営が必要となりますことから、運営費1,200万円を産学官の関係団体、行政で申しますと、長崎県、長崎市、その他の市町といたしまして、大学が存在しております佐世保市、諫早市、長与町で負担する部分でございます。  次に、説明欄2.都市間交流推進費952万4,000円のうち、1.都市提携及び親善交流費314万6,000円でございます。お手元の委員会資料26ページ及び27ページをごらんください。  これは、姉妹都市、友好都市、それから市民友好都市やその候補地、国際交流に係る団体との交流を深め、都市間ネットワークの強化を図るものでございます。  平成27年度におきましては、在長崎中華人民共和国総領事館開設30周年を記念した長崎県の訪中団に参加し、北京などを訪問するとともに、友好都市提携から35周年を迎える福州市との間で相互に公式訪問団を派遣することにより、さらなる関係強化と交流促進につなげようとするものでございます。  次に、説明欄2の2.自治体職員協力交流費235万7,000円でございます。お手元の委員会資料28ページをごらんください。  これは、総務省と一般財団法人自治体国際化協会が実施している事業を活用しまして、海外の姉妹都市等の職員を受け入れ、長崎市が持つさまざまなノウハウや技術等を協力交流研修員に習得させるとともに、協力交流研修員が市民団体との交流や国際理解講座等を行い、長崎市の国際化施策等に関与してもらうことを通じまして本市の国際化を推進するものでございます。  平成27年度は、市民友好都市であります中国中山市から1名の受け入れを予定しております。  次に、説明欄2の4.セントポール市姉妹都市提携60周年記念事業費334万2,000円でございます。お手元の委員会資料29ページ及び30ページをごらください。  これは、日本初の都市提携でありますアメリカ・セントポール市との姉妹都市提携60周年を迎えることから、相互に公式訪問団を派遣しまして、さらなる関係強化と交流促進につなげるものでございます。  文化観光部からの説明は以上でございます。よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 7 古賀環境部長 それでは、第2款総務費第1項総務管理費のうち、環境部所管分にかかわるものについてご説明させていただきます。  平成27年度長崎市一般会計予算書は126ページから127ページでございます。  第14目街美しくする運動推進費のうち、127ページの説明欄2.環境美化推進費1,914万8,000円が環境部所管の予算でございます。前年度当初予算と比べまして、31万6,000円の減となっております。  なお、詳細につきましては、引き続き廃棄物対策課長から説明をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。 8 勝本廃棄物対策課長 それでは、第14目街を美しくする運動推進費の主な事業内容についてご説明いたします。  予算書127ページの説明欄の1.市民協働環境美化推進費292万4,000円でございますが、環境部提出の委員会資料によりご説明をいたします。  資料の1ページをごらんいただきたいと思います。これは、1.概要に記載しておりますように、環境美化に対する市民の意識の高揚を図り、市民と市が協働した地域活動を推進するものでございます。2.事業内容といたしましては、(1)市民協働環境美化推進事業、いわゆるアダプトプログラムとして道路、公園、河川、文化財などの公共空間を養子に、その公共空間を維持する活動を行う団体を里親に見立て、養子縁組を結び、市が里親の活動を支援するもの並びに(2)地域清掃支援事業として、団体や個人がボランティア清掃を実施する際の清掃用ごみ袋の支給、ごみ収集車の廃車などの支援を行うことに係る経費でございます。  なお、アダプトプログラム登録団体につきましては、平成27年1月末現在、142団体でございますが、これはホームページや広報紙による参加呼びかけを行った結果、平成26年度は1月末までに5団体が里親として登録していただいているところでございます。  次に、予算書127ページの説明欄の2.ポイ捨て等防止対策費455万4,000円でございますが、これはポイ捨て禁止及び屋外公共の場所における喫煙の制限を行うことにより、環境の美化及び快適な生活環境づくりを目的に、人通りの多い商店街や観光地など14地区をポイ捨て・喫煙禁止地区として指定し、巡回指導を行うとともに、広報、啓発活動などを実施するための経費でございます。  次に、予算書127ページの説明欄の3.街を美しくする運動推進協議会補助金1,167万円でございますが、これは、市民大清掃、緑化花いっぱい運動などの事業を行っております長崎市街を美しくする運動推進協議会への補助金でございます。  説明は以上でございます。 9 原田水産農林部長 それでは、第2款総務費第1項総務管理費のうち、水産農林部所管についてご説明いたします。  予算説明書は132ページから135ページまでとなっております。  132ページ、133ページをごらんください。表の一番下に記載しておりますが、第20目水族館費において、133ページの説明欄1の水族館管理運営費、1.長崎ペンギン水族館運営費9,647万7,000円を計上いたしております。これは長崎ペンギン水族館に係る運営費でございます。  詳細につきましては、委員会資料に基づき、水産農林政策課長より説明いたしますので、よろしくお願いいたします。 10 酒井水産農林政策課長 それでは、第20目水族館費についてご説明をいたします。  水産農林部提出の委員会資料をごらんください。1ページをお開きいただきたいと思います。  長崎ペンギン水族館運営費でございます。2の事業内容でございますが、ペンギン水族館につきましては、一般財団法人長崎ロープウェイ・水族館を指定管理者として管理運営を行っておりますが、引き続き、平成27年度から平成31年度までの5年間につきましても、同財団を指定管理者に指定する議案と債務負担行為の補正議案を、昨年の11月議会において議決をいただいたところでございます。平成27年度の入館者数見込み、目標でございますけれども、(3)に記載のとおり、22万9,287人としております。(4)の予算計上額は、9,647万7,000円でございます。内訳といたしましては、アの指定管理料8,100万3,000円については、水族館は観覧料や駐車場使用料などを指定管理者の収入とする利用料金制度を採用しておりますが、収入から支出を差し引いた額を市が委託料として指定管理者に支出するものでございます。  ページ中段の表に、管理運営に係る収支内訳を記載しております。  イのその他の市が負担する経費は1,547万4,000円となっております。その内訳でございますが、施設修繕料1,300万円で、大規模な修繕について市が直接執行する経費でございます。平成27年度は水槽ろ過ポンプなどの修繕を予定しております。また、監視カメラ録画用デッキの買いかえ等の備品購入費121万4,000円及び海浜部ごみよけネットの設置に係る委託料100万円などを計上しております。  2ページをお開きください。上段に入館者数の推移をグラフでお示ししております。  平成13年4月の水族館開館から現在までの推移を示しておりますが、開館時の平成13年度及びふれあいペンギンビーチがオープンした平成21年度を除きますと、ほぼ横ばい状態となっております。平成26年度の入館者数につきましては、記載のとおり、25年度よりも約1万人の減ということで、22万1,000人を見込んでおります。これは、平成26年度の天候不順、台風、また鳥インフルエンザの関係でイベントを中止したということなどの影響もあったのではないかと考えております。  今後、さらに施設の魅力づくり、営業の強化に励んで、集客増加に取り組んでまいりたいと思っております。  説明は以上でございます。 11 向山宗子委員長 これより質疑に入ります。 12 浦川基継委員 水族館費についてお尋ねしたいんですけど、職員の給与は上がっていますけど、職員の勤続年数というのはどういうふうな感じになっていますか。 13 今西水産農林政策課総務係長 勤続年数が今手元にございませんけど、職員の年齢でございますけれども、正規職員が今4名でして、35歳、29歳、28歳、25歳が正規職員でございます。あと嘱託職員とパート職員等々で、水族館の職員が全部で20名でございます。  以上でございます。 14 浦川基継委員 勤続年数はわからないということでしたけど、飼育員がすぐやめられるというか、所得の問題とか、待遇の問題とかもあると思いますけど、やっぱりこういった人がいないとうまくペンギンが健康にというか、よくわかりませんけど、その飼育職員というのは重要な人材と思いますので、しっかり待遇面とか、私も待遇面が悪いかどうかというのはわからないんですけど、やっぱり長く続けられるような環境整備というのを今後考えていただきたいと思いますので、しているかどうかわからないで言っていますけど、勤続年数が短いんであるなら、そういった問題もあるのかなと、ちょっと何かで聞いたことあるもんですから、そこの確認をしたかったんですけど。そこをしっかり取り組んでいただきたいと思います。  もう一つ、お尋ねしたいんですけど、昨年、ペンギンを購入するといって、全国で1番になりますよという中で、最終的に買えなかったと。その影響があったのか、なかったのか。 15 酒井水産農林政策課長 平成25年度からのイワトビペンギン、マカロニペンギン、小型ペンギンの数が減っているということで、これを維持したいということで、平成25年度から26年度、予算を計上させていただきました。結果的に、なかなか野生の個体の入手が困難だということで、また、国内外の水族館などにも当たったんですけど、なかなか買えないということで、その3種につきましては購入できなかったということになっております。
     ただし、今年度、所管事項でもご説明いたしますけれども、新たにヒゲペンギンが購入できるということでございますので、新たな魅力づくりができると思っています。この3種が入手できなかったことの影響ということでございますけれども、現に今、数が少ないですけれども、現在いるということで、このことにつきましては、今後維持することの心配で購入するということでございますので、展示上は特にまだマイナスがあったということは捉えておりません。ただ今後、維持ができない場合、将来、マイナスになる可能性はあると思われます。そういうことですので、この3種につきましては、引き続きアンテナを張って、購入できないか常に当たっていきたいと考えています。  以上です。 16 浦川基継委員 今のところ、まだ影響はあんまりなかったということですけど。実際は、こういった水族館にしても、いろんなアミューズメントにしても、こういったコンテンツの更新というか、常に打っていかないといけないんですよね。例えば、ハウステンボスでもそうですけど、いろんなイベントを季節ごとに打ったり、またリニューアルしたりということで、投資、また宣伝もしっかりしていきよっとですたいね。こういった分でするんであるならば、やはり更新はしていく、購入するならしっかり購入していかんばと思いますので、やっぱりコンテンツの適用を見ても、3年に一遍ぐらいな感じで、バーチャルリニューアルオープンした後は何もしなかったら、また言っていく可能性も高いですから、飽きさせない取り組み自体は、やはりこういった指定管理者から吸い上げて、それを事業化できるように、主な予算もしっかりとっていただいてやってもらいたいと思いますので、そういった意気込みがありましたら一言。 17 酒井水産農林政策課長 お手元資料の2ページに、中段に表がございまして、適用のところにそれぞれ平成16年度は海洋体験施設をオープンしたとか、平成21年度にはふれあいペンギンビーチをオープンしたとか、そういったことで努力してまいりましたけれども、23年度はバーチャルシアターのリニューアル以降、新たな魅力づくりというのが、これといったことができていなかったんですけれども、今回、新たに1種ペンギンが購入できたということで、そこへの魅力づくりができると考えています。  さらに、もう施設も14年目を迎えておりますので、また新たな施設面での魅力づくり、またソフト面でもいろいろアイデアが要るかと思います。そういった中で、先日、市の職員ではなかなかそういった計画、アイデアというのが出ないんですけれども、財団の水族館の職員、現場におられる方、やっぱりこうしたい、ああしたいという意見があろうかと思いますので、今回の予算のことは考えなくていい、本当にやりたいこと、したいことを挙げてくれということで、皆さんにアンケートをしたところ、いろいろ30を超える提案があっています。これを一つ一つチェックしながら、できるもの、できないもの、また予算の面も考えながら、短期、中期、長期計画に落とし込んで何とか魅力づくりをしたいと考えています。当然、またハード面のお金がかかる分があろうと思いますけれども、そのときはよろしくお願いしたいと思っています。  以上です。 18 五輪清隆委員 商工部から提案されました元船町倉庫の解体費の関係なんですけど、私も議会の中で早期解体すべきだということで主張しとったわけですけど、特に治安の問題、そしてまた景観の問題ということで、ようやく進むわけですけど、今現在、あそこの倉庫は消防車の格納庫になったりとか、そういう関係しているわけですけど、そこのあたり、今後どうなるのかというのと、解体後、どういう活用を計画しているのか、この点について質問します。  先ほどペンギンの関係、水族館の関係は浦川委員からありましたけど、確かに、あそこの現状を見たときに、今の館長がもともと飼育の課長をしよってから、その後継者が全然できていないんですよ。というのは、欠員が出たら採用するけど、中身は、私はよくわかりませんけど、給与の関係でかなり低いということをよく聞くわけですが、どうしても動物が好きで入ってきてでも、どうしても生活する上で厳しいから、長く勤めんで途中でやめたりとか、そういう人というのは佐世保の海きららとか、あっちに行ったりとかしているわけですけど、指定管理ですから、もう関係ないと言えば関係ないんでしょうけど、そこらあたり行政として、把握というのはしていますか。例えば、先ほど勤続何年勤めましたとか、そこら辺どうですかね。 19 向山宗子委員長 商工部の元船の倉庫からお願いします。〔「財産活用課が所管をしていますので、その部分は私どもの所管じゃないです」と言う者あり〕。  暫時休憩します。           =休憩 午前10時41分=           =再開 午前10時42分= 20 向山宗子委員長 委員会を再開します。 21 酒井水産農林政策課長 水族館の職員につきましては、先ほど年齢内訳をご説明したとおり、まだまだ若い職員でございます。開館から現在まで14年になりますけれども、その間、9名の方が自己都合で退職されたということを把握しております。  給与については、国家公務員の現業職に準じた扱いということで、年々ベースアップで給与は上がっていくというシステムで、海きららと遜色ない給与体系となっておりますけれども、しかし給与面だけじゃなくて、やっぱり働きがいがあるような職場にしていきたいと考えていますので、そういった形でいろいろ考えていきたいと思っています。  以上です。 22 五輪清隆委員 給与費の関係は、直接、指定管理の関係ですから言うことはできんですけど、昔、水族館といえば、幼稚園とか保育所とかそういう遠足で活用するような施設というイメージがあったわけですけど、そういう団体の利用の傾向というのはどうなんですか。当然子どもさんが少なくなっていますから、減少する傾向とかいろいろあると思いますけど、そういう団体利用はどうなんですかね。 23 今西水産農林政策課総務係長 今、五輪委員言われた分でのちょっと数字までは把握していないんですけど、水族館から聞いている話では、例えば、幼稚園であったりとか、保育園であったりとか、そういったところでの団体の利用はあっているということで聞いております。  以上でございます。 24 池田章子委員 1年前の多分予算のときも私伺ったと思うんですけれども、外国人住民支援費というここで、今の長崎の現状は日本語、英語、中国語、韓国語じゃ賄えないですよねと。ネパールの留学生は英語ができるけれども、ベトナムの留学生がすごくふえている中で、そこを考えてもらえませんかということを私質問したと思うんですね、要望もしたと思うんですが、全然反映されてないなと思うんですよ。その辺どんなお考えですか。 25 柴原国際課長 昨年、平成25年度の決算の審査におきまして池田委員からご指摘をいただいております。その後、私どもももちろんベトナムからの留学生がふえているという状況は認識しておりましたので、改めてその多くが在籍しております日本語学校を11月に訪問しまして、今後どういうふうになるのかということのお話をお伺いしました。今後もやはりベトナムの留学生を引き続き受け入れていくということを得ましたので、そういったごみ出しのチラシの作成について協力をいただけないかという話を今進めておるところなんですけれども、結果としてできておりませんことは非常にちょっとおくれていることは申しわけなく思っております。今後、ベトナム語でのごみ出しのチラシができるように早急に取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 26 池田章子委員 ごみ出しって、毎日のことですよね。実際その寮がある自治会の方が幾ら待っても行政が動いてくれないということで、自分たちでベトナム語の分別のちっちゃなポスターみたいなものをつくって、ごみ出しのときには毎日立つというんですよ。そういうことを市民が一生懸命頑張って、その方たちは責任ないんだけれども、やっぱり住民との間の中でごみ出しが余りにもひどいという苦情も多いという中で、自治会としてそれだけ頑張っているわけですよね。それに対して、決算からも半年ですか、何もしてないというのはちょっと、しかも今度予算にも反映されてないというのはいかがなものかと思うんですけれども、どうですか。 27 柴原国際課長 予算は伴わずにできるものと考えております。翻訳をしていただいて、数が350人くらいですので、それは市で印刷をして配付することができると思っておりますので、ここに計上する予算としては必要ないと思っておりますけれども、いずれにしましても、留学生の方を活用しながら翻訳をする、それからつくっていただく、できることが大事なんですけれども、やはりなぜそういう分別が必要なのかというのも理解していただいた上でつくっていただくことが大事だと思っておりますので、そういったものを設定しながら早急につくりたいと思っております。  いずれにしましても、取り組みがちょっとおくれたことにつきましては、学校とは数回話をしましたり、留学生にもお願いしたんですけれども、ちょっとできてないところがありましたことは反省すべき点だと思っておりますので、早急につくりたいと考えております。  よろしくお願いいたします。 28 池田章子委員 実際に、やはりまだ全然改善されてないと。そういうことであれば、全然長崎のまちは国際化を進めて地域の人たちと一緒に共生していくというのが実現できないじゃないですか。急いで取り組みをしていただきたいし、そのチラシを予算が伴わないでチラシをつくることができる。ただ、それを徹底させていくとか周知させていくとかいうのは、やはり相当な手間暇がかかると思うんですよ。そこを自治会に丸投げじゃなくて、ちゃんと行政でやるべきことはやっていただきたいし、早急な対応をお願いしたいと思います。  それから、子どもゆめ体験費のことも前もちょっとお尋ねしたことがあるんですが、私は、今度この中学生16人を事前、事後わずか5回の研修でアメリカ・セントポールに行かせて、本当に何の効果があるのかなというのが疑問なんですが、やはり効果があるという実感がおありなんですか。 29 柴原国際課長 確かに昨年の予算の審査のときにもご意見、ご指摘をいただいたんですけれども、やはり一つの客観的な評価としましては、保護者の方の意見というのは非常に大事かなと思っておりまして、やはり将来への夢とかを具体的に描くようになったとか、それとか外国人に対して、例えば、長崎に来られておる観光客の方に対しても積極的に話しかけて案内をするようになったでありますとか、この年齢の時期に、将来への夢を描く時期にこういった経験をするから非常に重要なことなんだというご意見もいただいております。  それから、1つ具体的に形に見えると申しますか、今、姉妹都市セントポールに高校2年生が交換留学で行っておりますけれども、これはこの子どもゆめ体験の経験者でありまして、この経験を通じて語学を学ぶこと、それから国際的な活動をすることの大事さというのが必要だということを認識した上でそういったことに取り組んでいるということもありますので、私どもとしましては、これを続けていきたいと思ってもおりますし、もう少し形が見えるように、今、1年後のアンケートしかとっておりませんけれども、例えば、3年後、大学への進学する時期とか進学後とか、そういったもののアンケートも協力をいただく中で成果が見えるようにしたいと考えております。  以上でございます。 30 池田章子委員 長期的に見るということも大事かもしれませんけど、私は、前も言ったように、中学生というのがどれだけの効果が出るかと、中学生の教員をしていた上では、この時期に外国に行くことがどれだけの影響力を持つのかなというのは、なかなか効果が図りづらいと思うんですよ。ですから、できれば長崎市に残って就職をするという若い人たち、それから長崎市、行政に勤める、それから長崎市内の民間企業でも勤める、そういう方たちにやはり国際化ということを考えてもらうという、そういう対象を少し年齢を上げて、直接、長崎市、民間に影響を及ぼせるような対象を絞ったほうが私はいいのではないかなと思いますので、意見として言っておきます。 31 川瀬隆文委員 文化観光部から出されておりますまちなか音楽会、開催されていらっしゃって、私は参加してないので内容がわからないので、ちょっと1点、音楽会ということですから、楽器を使ったクラシックみたいな限定という枠があるのかどうかというのをちょっとお伺いしたいなと思います。 32 濱口文化振興課長 まちなか音楽会のご質問でございます。特にジャンルについてはこだわっておりませんで、例えば、ことしですと、アコーディオンの奏者の方もいらっしゃいましたし、ポップス系のバンドもございましたし、バイオリン教室の子どもたちも出ていただいたりとか、あらゆるジャンルで一応募集をかけましてやっているという状況でございます。 33 川瀬隆文委員 ありがとうございます。  何でこれを聞いたかというと、先日、銅座のまちを活性化しようとして銅座の恋歌を歌われる方が長崎市長を表敬訪問されていました。そして、このまちなか音楽会がちょうど10月から11月、忘年会前ということで、銅座の活性化のために歌われている歌謡曲というジャンルになるみたいなんですけれども、その方がやはりこういうのを利用して銅座の活性化、ベルナード観光通りかもしれませんけれども、銅座のかいわいではあると思うので、そういう連携とか、公募ですから、その方が応募すればいいということなのかなと思ったもんですから、ちょっとお伺いしました。またいろいろお世話になると思いますけど、よろしくお願いします。 34 浦川基継委員 文化振興費のアートプロジェクト事業費ということでありましたけど、これまでまちなかとか離島でいろいろされたようですけれども、今後はまた招致されるんでしょうけど、こういったのはどういうふうな発展を目指しているんでしょうか。 35 濱口文化振興課長 長崎アートプロジェクトについてのお尋ねでございますが、委員おっしゃるとおり、この事業、合併地区等を中心に高島ですとか伊王島も含めてやっておって、中にはまちなかでもやはりお客様に多く触れていただくということで、まちの中心市街地でも実施したこともございます。  今後につきましては、やはり現代アートに身近に触れていただくチャンスというのを多くつくっていかなければならないと思っておりますので、今年度の予算につきましては、一応中心市街地で何かそういう現代アートを一緒に公開制作しながらやっていくことができないかと考えております。引き続き、なかなか現代アートについてジャンルがたくさんございますので、そういった部分はいろんなジャンルも捉えながら広がりを持たせるような形で今後展開していければと思っております。  以上です。 36 浦川基継委員 やっぱり広がりをつくっていって、市街地でしていくとか場所はどこでもいいと思うんですけれども、こういった文化創造都市というのを一般質問でも言っているんですけど、観光につなげていくような広がり、アートなんだけど、それが集客につながるというか、ここだけでするんじゃなくてやっぱり連携をしてもらいたいんですね。商工部とかと空き店舗を利用するとか、それを集客につなげるような拡大につなげていってほしいなと思いますので、これ要望にとどめたいと思います。  もう1点、ブリックホールとチトセピアの補修工事ということで上がっておりますけど、この工期はどれくらいかかるような形になっておりますか。 37 濱口文化振興課長 まず、ブリックホールにつきましては、照明卓の改修ということで、その照明卓そのものをオーダーメードでつくるような形になって、それを設置するような工事ということで、実際ホールの休館予定としては、1週間程度を見ております。  チトセピアホールの工事につきましては、ホールの休館予定は、これも1週間程度を見込んでおります。  以上でございます。 38 浦川基継委員 1週間ということで、多分予約が少ないときにという形か、ないときにというふうにするんでしょうけど、きのうもいろいろご意見がありましたけど、公会堂の廃止に伴って3施設が2施設になるから、もういっぱいいっぱいなんだって言いよるときに、こういった工事をするということ自体、文化芸術の施設を回していく上でするんであるならば、昨年しておくとかしないと、公会堂の廃止てもう決めているんでしょう。決まった時点で計画を立てていかないと、この1週間でまたさらに悪化するようじゃ困るんですたいね。だけん、そこら辺が私どうなのかなと思ったもんですから、やはりそこはせんばいけんとはせんばでしてもらっていいんですけど、本来ならそういった計画の中できちんと把握してすれば私は前倒ししてせんばやったとかなと思うんですたいね。この点はちょっと意見として申し添えておきます。  それと、子どもゆめ体験ですけれども、この事業に関しては、これからの子どもたちが育っていく上で大切な体験だと私は思っております。その中で他都市の事例を見ますと、やっぱりICTとかも活用しているんですね。それは何かといったらスカイプとかで受け入れ先とかとメールとかじゃなくて、直接スカイプの中で話をしたりして、事前にとか、その後の交流とかも含めていろんなICTを活用している部分もありますので、今後そういった発展というか、他都市との交流事業のやり方とか、今後の発展に期待したいと思いますので、そういった検討もよろしくお願いしたいと思います。 39 重橋照久委員 文化振興費の文化のつどい2015開催費補助金200万円については宛てがいぶちになるんですか。目的がおよそ決まったというような形の中で支出をしていくものか、そこのところを確認したいと思います。これは、会場はブリックホールを使うというようなことでありますですね。  昨日その利用者の代表というか、文化団体の方が来て随分と話をしておったけれども、ブリックホールは使いにくいという話をよく文化団体の人がしますよね。例えば、3階まで上ってまた下ると、また中を上ってまた下ってくると、いわゆる長い階段を上ったり下ったり、エスカレーターはついているけれども、使い勝手上なれればいいのかもしれんけれども、なれない人はどうしても、公会堂あたりを使ってきた人は違和感を感じられる部分があるんじゃなかろうかなと。トイレに行くにしても、一番下におった人が上ってまた出ていかにゃいかんとかなんとかそんなことを言っておった。現実的に、例えば2階の横からすっと抜ける、1階からすっと抜けるようなところが防災の面からもできるように私は設計はしてあると思うんだけれども、そこいらの周知徹底とか、もしそこいら不都合な状態であれば改造をして使い勝手のいいものにしていくということも必要じゃないかなと思うんですね。  特に、文化団体の皆さん方にこういう助成をしながらこういうイベントをするというときになりましたら、いろんな打ち合わせの機会もあると思うんだけれども、そういったときに施設の使い勝手でありますとか、構造面でありますとか、そういったことは打ち合わせの段階でよく聞いて、それを生かしていくということもしてやるべきじゃないかなと私は思うんですね。  聞くところによると、あそこのエスカレーターで下りよってとか、階段を歩いておって転倒したりとかして救急車で運ぶというケースが結構あるんだそうですよ。これはあそこのガードをしている人が、時たまありますよと。ご高齢の方は、やっぱり危なかとですよというようなことを言っておりました。こういうのは確実に把握する必要があると思いますね。  そういったことで、私が今質問したことに答えてください。 40 濱口文化振興課長 ご質問の1点目、この補助金の件でございますけれども、一応こういうことで国際文化協会で企画をなさった分について、先ほど委員もおっしゃっておられるように、いろんな団体の方が当然お使いになるということで、いろんな機会の創出という部分もありますので、しっかり長崎市も一緒にやっていくという意味で補助金を出すということでございます。  それから、ブリックホールの件でございますけれども、1階の扉等ございます。そこから抜けるとトイレ等もあるんですが、主催者の方にも一応そういう形でお伝えはしておるところですが、例えば、興行系の場合ですと、どうしても大きな階段を上ったところのホワイエのところで物品販売等をなさったりする場合もございまして、お客様をどうしてもそこから出したいということもあって、1階のその扉を使わずにするようなこともあると聞いております。この辺については、ホールの指定管理者とよく打ち合わせをしまして、お客様の誘導のときには、興行系の部分を除いて、ちゃんと使えるんだよというのを打ち合わせの段階でも教えていただくとか、そういった形を徹底してまいりたいと思っております。 41 重橋照久委員 今、私が言うたのは、宛てがいぶちかどうかということです。宛てがいぶちで200万円消化させるとかということ。宛てがいぶちてわかる。やりっ放し、それで向こうで勝手にそれを割り振りを決めて経費として使う、もしくは目的を持ってちゃんとあなたの団体は10万円、交通費助成とか、例えば、何か衣装代とか、そういった実績のものに使うのかどうか、そういったことをきちっと目的を決めて出しているんですかということを言っておる。  それと、先ほど言われたようなブリックホールの使い方においては、まさに人命優先じゃないですか。それと、利用者がいかに安全に例えば目的を達するために歩いていく経路の確保、これをきちっと使い勝手のいいように示し、もしくはわからないなら、物理的に機具を設置して、そして明示をしていつでも出たり入ったりと。きのう来た説明者なんかは、しょっちゅう使いよって、1階からはもう行けんでですねと、えらい困るとですよなんて。まさにブリックホールは欠陥施設みたいなことを言うじゃないですか。だから、そういうこともあるから改造したりとか、しっかりした表示板をするとか、そういったことをこの際するべきじゃないかということを指摘しているんですよ。それに対して、じゃ、今年検討して来年どうこうにぜひしたいと。利用者団体とも打ち合わせをしたいというような具体的な形であなたが説明できますかと。答弁できますか。お願いしますよ。 42 濱口文化振興課長 失礼いたしました。  まず、1点目の文化の集いの件でございますが、補助金につきましては、先ほどおっしゃいました部分の各団体のいろんな運搬費等も含んで、それから各団体に出演していただく際の当然経費もかかってまいりますので、そういった部分にも充てながら、あとはそういう連絡調整の会議等も多数行われますので、そういう会議の費用等に充てていきたいと考えております。  それから、もう1点目のブリックホールの件でございますが、わかりにくい案内表示、経路の表示ということでございますが、現時点でもそういうご指摘もあった中で表示等は設置している部分もございますが、まだ足りない部分もあるかと思いますので、そのあたりはそういう団体のお声をよく聞いて、どうお示しをすれば改善ができるのかという部分を指定管理者とも一緒に協議を重ねて、改善できる部分はしっかり改善するということで取り組んでまいりたいと思います。 43 重橋照久委員 この文化団体とのこういった事業は、直接市がタッチしてイベントを開くというのは、これが年に1回ぐらいのイベントじゃないんでしょうかね。こういった時を捉えて、いろんな形で施設のあり方とかそういったことを説明をし、そしてまた理解を求め、そして、ちんぷんかんぷんな要請をしてこんような理解をさせておくべきだと思うんです。いい機会じゃないですか。そして、皆さんが本当に利便の用に供せるようなことにせんといかんじゃないですかね。  私は、そういうことを考えるならば、200万円ぐらいの補助金じゃ少なかとじゃないかと思いますよ。もっといろんな会合をしながら、打ち合わせをしながら、そしていろんなことを練り上げながら、こういった100に余るような団体を掌握しながらのこういうイベントをするわけですから、ぜひ金銭面でも予算面でもやっぱりある程度膨らまして、しっかりした形で喜んでいただきながら、そして市もあちらからの情報だとか確保しながら今後の文化行政の運営に生かしていくということをしていくべきだろうと、私はそういったことで要請をしたいと思いますし、この行事が9月11日でしょう。そうすると、それまであそこの管理運営会社等とも相談をしたりとかしながらやっぱりハードの面での設備改造と。そうべらぼうなことはできんだろうけれども、経路を指し示すとか、また1階の中から出てきたところで営業をしたりとかできるような形のちょっとしたものを置いて、ここはそういうことに利用できませんよとかそういったことじゃなくて、そういうことをきっちりして使い勝手のいいようにする、私は半年もあれば、その間でもできるじゃないですかと思うんですが、きっちりした形での結論を対応していただきたいと思いますが、決意のほどはいかがなもんでしょうかね。やろうという意志がありますかね。 44 濱口文化振興課長 おっしゃるとおり、文化団体の方からのご意見を聞くよい機会でもありますので、しっかりどういったところが使い勝手が悪いのかという部分は把握いたしまして、今年度対応できる分については修繕費等もございますので、その中で対応していきたいと思っております。  以上です。 45 浦川基継委員 これは要望になるかと思いますけど、国際交流員招致費ということで1,400万円上がっていると思いますけど、これは3名の方の国際交流員を招致するような形の費用と思いますけど、1人当たり大体450万円ぐらい、単純に割ればもっとあるんですけれども、こういった方々がこの1年間でキャリアを積んで、また、もし長崎市に採用されたりするときは、このキャリアを積んだ分、先ほども飼育員でも給与の面言いましたけど、やっぱりこういったキャリアを積んだ方をまた入れるならそれなりの位置づけというか、所得をしっかり考えてもらいたいなと思って、これはちょっと要望なんですけれども、もしこういった形で国際交流員を招致して、また長崎に残るとか、長崎で頑張りたいとかなった場合の対応を今後しっかり考えてもらいたいなと思って、一言だけ要望ですけど、よろしくお願いします。 46 柴原国際課長 この制度は大体3年くらいが一つの基準になっておりまして、最長5年間なんですけれども、この後は基本的にほとんど帰国をすると。日本での就職を希望するケースは非常に少なくなっておりまして、原則的には、ほとんどの場合が長崎市で引き続き雇用するということはないような現状となっております。  以上でございます。 47 山本信幸委員 まず、商工部の分で商工部資料の1ページ、旧丹馬住宅解体費ですが、解体した後どのような展開になるのか。更地になった後どこが管理して、払い下げというような形になっていくんでしょうけれども、その後どういった形になるか。これ老朽して近隣の治安悪化等に懸念ということだったんですが、更地にした後も非常にまた懸念されるんですけど、それはどうお考えですか。 48 濱口産業雇用政策課長 解体後の跡地については、当課では特に活用予定はないため、解体後は各所属に対し活用予定の有無について照会を行う予定にしております。もし活用予定が全くないといった場合には、財産活用課に引き継ぐこととなります。  以上でございます。 49 山本信幸委員 財産活用課に引き継いでいくということで、それはそれでいいんですけど、売却の方向というようなことになってくるんでしょうか。 50 濱口産業雇用政策課長 最終的には庁内での活用予定が見込めないというところになれば、売却という可能性もあると思います。  以上でございます。 51 山本信幸委員 次に、施設の運営状況一覧で文化観光部の資料の5ページですが、これでブリックホールの運営費でございます。これが平成24年度から26年度、利用者数がまず減ってきている。これは各施設、チトセピアホールも遠藤周作文学館も全て同じで利用者数が減ってきている中で、経費と使用料、差し引き減がずっと出てきております。このようなことを考えたときに、この施設利用者増を図るためにどのような考えをお持ちですか。 52 濱口文化振興課長 ホール型の施設と文学館という2つがございます。まず、遠藤周作文学館につきましては、確かに今年度の見込みにおきましても前年度より下回るというようになっておりますが、今後に向けては、遠藤周作文学館につきましては、教会群の世界遺産登録等も近まっております。その流れの中で、観光推進課とも連携しまして、例えば上手にさるくのコースを中に組み込んで学さるくという形で特化した形でやるとか、ことしの11月に遠藤周作原作の「沈黙」が映画化されます。世界的に有名なマーティン・スコセッシという監督が今ロケを台湾でやっているという情報が入っております。11月には全米公開という形で聞いております。その流れの中で、まだ確定ではございませんが、恐らく日本でもその映画が上映されるものではあると思っておりますので、うまくその辺のところの流れを捉えてしっかりタイアップか、何かできるかどうかよく考えて、日本での上映は恐らくその半年ぐらいおくれますので、翌年度という形になるとは思うんですが、その辺の情報をしっかりつかみながらやりたいと考えています。  それから、ことし長崎新聞社で瀬戸内寂聴展を開催するという情報を得ておりまして、瀬戸内寂聴さんと遠藤周作はすごく懇意にされていたということで、九州でも長崎だけで瀬戸内寂聴展、7月の中旬からあるんですが、行われるということですので、その中に遠藤周作を紹介するところをつくってもらうとか、あと私どもの学芸員をそのイベントに派遣してトークを行って遠藤周作も宣伝させていただくとか、いろんな機会を捉えて遠藤周作文学館のPRをやっていきたいと思っております。  あとそれから、ホールの運営の部分の利用者の減の分でございますけれども、この分に関しましては、しっかりホールに呼び込むための私どもの事業としては、いろんなアウトリーチで音楽の出前講座みたいな形でやっております。そのお客様をホールに呼び込むような努力もしないといけませんし、先ほどの質問にもありましたけれども、より使いやすいホールだと思っていただくための努力をしながら、ホールのお客様の増加に向けても指定管理者と協議をしながら、改善できるところは改善して、しっかりと入館者の増に向けてやっていきたいというふうに思っております。 53 山本信幸委員 答弁が非常に長かったんですが、私が聞きたかったのは、要は最後の部分で、非常に使い勝手が悪い中で、利用者の方が要はよそにまた帰っているといいますか、よその施設を使っていた方がブリックに来たのがまたよそに行ったりとか、そういう状況があるのではないかということを心配しているんです。  今回も修繕費が資料の14ページ、15ページで文化施設整備事業費ということで上がっていますが、これなんか通常の電気、15年たったからそれを直しますよとか、それいわゆる老朽化、いわゆる通常の維持管理に伴うものだけであって、ほかの利用面での不備に伴う修繕とか改修とか、そういう大型改修が何ら上がっていないと。これは公会堂の廃止条例が出されたときも、その代替え施設としてブリックを使うというようなときに非常に利用者についても、文化団体の方がそこを代替えで使うのであれば、そのお話をしっかりしていただいて、その施設として整備を行ってやってくださいよという話もしたと思うんですよね。そういうことであるならば、今回のこの整備事業費にも、例えばトイレの問題なんかも、ずっと昔から言われている話でありますし、しっかりと上げてくるべきではないかと思うんですが、その辺どのようにお考えなんですか。 54 濱口文化振興課長 今ご指摘をいただいている部分の改修につきましては、トイレの改修等につきましては、今年度におきましても大便器が和式ということでありますので、それを洋式に取りかえるのをやらせていただいています。新年度の予算については、この大型の施設整備費には上がっておりませんけれども、施設修繕料にことしもトイレの便器の洋式化ですとか練習室前のカーペットがたわんでおりますので、つまづいて危ないということなので、それを取りかえる修繕費用というものをブリックホールの運営費の中の施設修繕料ということで予算をとらせていただいておりまして、そういう予定も組んでおるところでございます。 55 山本信幸委員 その修繕料だけではなくて、要は代替えとして使うということをあれだけ言ったわけですよね。あの中で英断を下して本当に大変な思いで我々も公会堂廃止ということで、あそこは代替えがあるからということで英断を下したわけなんですよ。その話があったときに、あそこを代替えの施設として十分使えるからと、そういう話ができるからだということであるならば、しっかりとこの部分については予算をとって、話し合いをもう既に終わって対応をとるべきであったと思うし、その分についてまずいろんな意味で、予算があればもっと新たな意味でこれつけるべきじゃないんですか。その辺どうですかね、部長。 56 池田文化観光部長 今のご指摘の件でございます。確かにトイレとか使いにくいというお話も前々から聞いておりますし、市民文化団体の皆さんからもそういう声も上がっております。特に、きのう来られた市民劇場の皆さんは、広過ぎるということで舞台袖を何とかできないかということと、あと会場が大き過ぎるので、例えば、500人ぐらいだったらすごい閑散として非常に機運が盛り上がらないという話も聞いていますので、そういうことを今ちょっと我々の内部でもお話をさせていただいて、トイレについては大きな大改造を伴いますので、それも含めて、先ほど重橋委員からご指摘のあった、ちょうどことしが大きな節目の年で、文化団体が88団体集まるようなイベントでございます。半年の間にいろんなご意見を聞いて、どういうあり方がいいのかというのをしっかり検討したいと考えております。  以上でございます。 57 野口三孝委員 この予算からはちょっと外れますけれども、ブリックホール今いろいろとご意見が出ているわけですけど、今、重橋委員のおっしゃった、いわゆる88団体等のイベントがあると。もうあなた方もご案内のとおり、そして、きのう林先生もちょっとおっしゃっていたけれども、いわゆる下にポンプがついていますよね。あれは発覚した後は市も随分努力をしてモーターを据えている、その中にパッキンをかましたりなんだりしていろいろなことをやったんだけど、今はどうなんですか、完全に振動はとまっているの。 58 濱口文化振興課長 この前ちょうどポンプを動かす点検に立ち会うことがありましたので、その際にですが、やはりフル稼働をするという状況になりますと若干やっぱり音、振動というのはホールの中に来るという状況です。ただし、今までの運用の中で、雨が降った中でフル稼働をするような状況になっておりませんので、今まで興行、いろんなホールの公演を行っている中で特に影響があって、お客様からご苦情をいただいたというような状況、報告は受けておりません。 59 野口三孝委員 フル稼働をしてないんだから、フル稼働はしないということでしょうけど、それは言ってみれば国をだましているわけですよ。あれは6基つけたのかな。それで、表の川にあるポンプを廃止するということだったけど、今もなおそれも使っているわけでしょう。というのは、長崎市は国をペテンにかけたわけですよ。かつて私は、それは本会議でやったことあるけどさ。だから、そういった意味でブリックホール、本当に手抜きの欠陥工事。何年かして壁のタイルも落ちましたよね。用水路の上に建っている。振動はする。それを建てたときの市長が誰かは言わんけどもさ。  いわゆる何を言いたいかというのは、要するにMICEにしても何にしても、そういう方向からつくっていくからいいものはできないんですよ。だから、本当にあなた方が長崎の文化というものを考えるならば、ブリックホールにしても、どういう形で手を入れるか、目先のことだけやったってだめですよ。ぴしっと基本的な基礎的なことからやっていかんと。だから、そういった意味では公会堂をあなた方が廃止するというのは非常に残念であるんですけどね。  横方向に話が進み過ぎてもいけませんので、そういった意味では基本に立って、もう決定したことだから蒸し返してもどうにもならんのでしょうけれども、ブリックホールのトイレにしても何にしても改修等があるとするならば、基本に立ち返ってそういう方向で市民のための工事をするということでお願いをしたいと思います。 60 毎熊政直委員 今まさに皆さんがおっしゃったように、これは単純な文化振興費で上げてくるんじゃなくて、公会堂対策費というぐらいの名目をつけて上げてくるべきですよ。最低でも三、四年かかるでしょう。新たな公会堂ができるまでは。これはやっぱり公会堂対策費として、繰越明許費でもいいから上げてくるべきですよ。そして、先ほど出たようにブリックホールの500人規模で使えるような、遮音性のある天幕なりを途中でおろして500人でも使えるようなそういうも技術的なものをきちんと専門家にお尋ねをしてそういう対策費を上げてくるべきさ。だから、こんな文化振興費では議会としては認められんよ。やっぱり対策費としてきちっと上げてこんと。まだ今から対策調査費としてもまず上げてくるべきですよ。そして、少なくともことしのあと何カ月間の間、対策費を上げてきて、そしてそこでできること、できないことあるでしょうけど、最低限できることを上げて、そして次の6月補正でも対策費として上げてくるべきさ。これはこんな文化振興費を議会としても黙って、これは経年劣化に伴うあれじゃないですか。そうじゃなくて、やっぱり3年、4年、どうかしたら5年かかるかもしれんさね。その間の対策費として上げて、そういう議論はなかったんですか。 61 濱口文化振興課長 今ご指摘の部分でございますけれども、ブリックホール、大型の施設ということでございまして、確かに経年劣化の分の工事費を今回特に多目に予算も財政当局とも話をして、例年よりもかなり倍以上の予算をつけていただいて、やはり公会堂がなくなってブリックホールチトセピアホール、安定的に運営をしていかないといけないという中で、そういう設備の改善の部分につきましても、今まで予算不足でできていなかった部分をそういう意味も込めて今回、前倒し的に大きな予算をつけてやらせていただいている部分もございます。  先ほど言いました使い勝手のいいホールになるような方策等につきましては、我々でも今、指定管理者とともにどういう方法ができるのかという話し合いもやってはおりますけれども、最終的にはまだそういう幕の設置等についての結論は出ている状況ではございません。  今後、先ほども言いましたように利用者の皆様の声を確認する機会がございますので、そういった中で状況をしっかり確認しまして、何が求められているのかというものを把握していきたいと。それを予算の中で今後反映させていくという方向で取り組んでまいりたいと思っております。 62 毎熊政直委員 ことしはふやしましたよと、これは市民に中身が見えますか。今までは予算が足らなかったからて。何で足らなかった。あなたたちが要求しなかったんでしょう。何を重点に置いたんですか。平成27年3月末をもって公会堂を廃止する条例というのは可決されたでしょう。その時点で抜本的な対策を練っておかんといかんでしょう。ことしはそれをまさに予算化して、ここで説明するべきじゃないですか。通年よりふやしましたて。そのふやしましたということが市民に見えますか、文化団体に見えますか。それはやっぱりきちんと対策を練って、これが1カ月か2カ月間の公会堂の廃止で、その間、代替でブリックホールを使うという話じゃないでしょう。だから、チトセピアにしても市民会館も同じ、築町のメルカでも、そういう市が公営施設を持っているところを、文化芸術に使えるように全体をやっぱりもう一回はっきり精査して、なるだけ使えるように、だから、演劇でも肉声でもやれるとか何かそういうものをはっきり研究して、しばらくの間の代替施設としてここまで考えましたと、それを市民に説明するのがあなたたちの役目じゃないですか。廃止するならば特にですよ。もう廃止は決まっているんですから。そこを研究していなかったというのが、私はあなたたちの間違いと思うよ。どうなんですか、部長。 63 池田文化観光部長 ご指摘のとおり、公会堂対策ということだと思います。市民文化団体の皆さんには本当にご迷惑をおかけすることになります。それで、今、市民優先ということで予約を何とか前倒しをして、できるだけ文化団体と競合しないようにということで、今、何とか予約はうまくいっています。  ただ、きのうもお話がありましたように、市民劇場の皆さんにはちょっと舞台が大き過ぎるという、会場が広過ぎるとかいう、例えば、照明が多いからお金がかかり過ぎるというお話、これはいろんな事前に相談を受けながら照明を少し減らしながらとか、ホールスタッフと協議をしながらさせていただいております。  あとは国際会議場もここの上にございますので、ここを何とか劇場みたいにできないかとか、そういうことも含めて検討しなきゃいけないということで我々も考えております。ぜひ今回特に困っている皆さん、これを使う演出家といいますかね、それはブリックホールがすごいホールだということも言われています。  その辺も含めまして、特に小規模なそういう顔が見えるような市民劇場みたいなところに対する対応については、どういう方法があるのかをしっかり、今ご指摘もございましたので、ことししっかり話を聞いて、その手法についてもしっかり検討したいと考えておりますので、ご理解をいただければと思います。 64 毎熊政直委員 理解じゃなくて、今からでもこの後何日か議会がある中でも対策費は出すべきですよ。対策調査費、至らん調査をせんちゃ、こういう大事な調査をせんば。それは本当、今、議会としても私自身は申し述べたい。今議会にでも公会堂対策調査費は出すべきですよ。そして、そういういろんな角度からやっぱりブリックホールの機能から含めて、チトセピアも含めて、それを出さんとあなたたちは不親切ですよ。廃止は決まっているんだから。間に合うんですか、間に合わないんですか。 65 池田文化観光部長 やはりブリックホール運営懇話会もございますし、いろんな市民文化団体のご意見をしっかりまずは聞いて、できるだけ早急にそういう調査費を上げるなり検討するなりをしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 66 山本信幸委員 私はブリックホール自体にやはり人も呼び込む策も必要かと思います。それで、前レストランがあった跡、これは利用者の方があそこで休憩したり談話したりということでの話は聞いております。その後これをどうするかについては、たしか検討を進めることであったと理解をしておりますが、その話については、あれは今、出入り口が外からはとめられている状況でございますので、中からしか一通しかできません。その状況の中で、今後あれをどう使おうかと。あそこをフリースペースにして人が寄りやすいスペースにすると、また外からもあそこに入りやすいのかなということは考えられるのですが、そういう策をどのように考えていらっしゃるのか。また、検討の進捗状況はどういうところなんでしょうか。 67 濱口文化振興課長 今ご指摘の交流スペースとしても使っております元レストランの部分については、今のところフリースペースという形です。ご指摘の外から入れないという部分については、指定管理者との協議の中で、やはり1カ所で開館しているお客様のフリースペースとして使う運用をまずはさせていただきたいということでしたので、そういったことでさせていただいております。  その後どういう検討をしたかという部分については、私ども内部でも、1つの例ですけれども、いろいろ物を買ったりとかするところがないので、例えば、コンビニエンスストアはどうだろうかということで大手に相談をした件が2件ありますけれども、2件ともやはり近くのそういう商業施設等との関係もあるので、なかなかあの中でのそういう展開は難しいというようなお返事もいただいているところでございますので、もっとほかに気軽に何かお客様がぱっと目に飛び込んでくるような、これも1つの例ですけれども、例えば、スタジオ的にそういったものを使うことができないだろうかというようなことも出ておりますが、まだなかなか結論を出すことができないという状況でございます。
     今後とも引き続き、あのスペースを無駄にしないように、交流スペースをどうするのかという分については引き続き検討してまいりたいと思っております。 68 山本信幸委員 何でこの話をするかというと、まず入り口の階段のところが暗いということで街灯は一部つけていただいたんですが、それでもやはり角部についてはどうも設計上の関係で街灯が暗いんですね。また、これが先に行きますと、ちょうど店舗が全くなくなったので、あそこは道路照明しかないから、歩道部分は暗いんですね。そうするとどうしてもブリックホールのあの辺の入り口のレストラン付近の前のイメージは暗いんですよ。なので、そういうところも含めて人が寄りやすいような形をしていただいて明るくしていただくと。とにかく人が寄らないので、何か暗いというイメージがあるし、植栽も大きくなり過ぎて非常にやぶとまでは言いません、当然、整備されているわけですから。ただ、イメージがどうしても暗いところがございますので、そこを何らかの策をとっていただきたいと思います。 69 濱口文化振興課長 確かに大きな窓もございまして、確かに外からもよく見えるつくりになっておりますので、どう使っていくのか。それから、植栽の件につきましては、この分は状況を確認させていただいて対応させていただきたいと思いますが、そこの交流スペースの部分につきましては、今、委員からいただいたご意見も検討の中に加えながら今後しっかり引き続き協議をしていきたいと思っております。 70 池田章子委員 遠藤周作文学館の運営費が2,500万円出ているんですけど、きのうもWi-Fiのところで本当にここにつけたほうがいいんですかというお話の中で、「沈黙」の映画もできるからとおっしゃるんですが、私、割と近いのでよく行くんですけど、文学館の中の展示を見て、また来たいなという感じにはなかなかならないんですよね。確かに建物のロケーションと景色は抜群にすばらしいと思います。ただ、本当にこの運営費2,500万円かけてやっているわけですけど、あそこ入場料500円を出して入ってということが、それだけの価値がある展示になっているかなというのはずっと気になっているんですよね。今度映画ができればとおっしゃるけど、今の展示だったら映画ができても多分余り変わらないんじゃない、活性化できないんじゃないかと思うんですけど、その辺どんなお考えですか。 71 濱口文化振興課長 遠藤周作文学館の展示につきましては、今のところ2年に一度大型企画展という形で企画展をずっと繰り返しテーマを変えてやっているような状況で、平成26年度から27年度にかけては「遠藤周作と歴史小説」という形で展開をしております。その前は、テーマとしては「遠藤周作と長崎」ですとか、「遠藤周作と映画」ですとか、そういう根本の大きな展示の部分についてもですけれども、そういう企画展を打つことによって、また、それにちょうどフィットした企画展の内容に合う展示を新たに入れかえてやったりということで、内容がマンネリ化しないようにという努力はしているところではございますが、なかなか集客は減という状況が続いておりますので、先ほど申しましたように、いろんなチャンスを捉えて集客増を図っていきたいと思っております。 72 池田章子委員 私も遠藤周作、嫌いじゃないので、そういう目で見たりとかするんですけど、それでもやっぱりぴんとこないんですよね。平均して1日40人しか来てないような文学館ですよね。だから、きのうもWi-Fiをつける本当価値があるんですかというぐらいしかまだ来ていないという。あそこの活用を、もうちょっと工夫してもらえないのかなと。もちろん遺族の方からの寄附等々があって、それの展示ということでやっているんでしょうけど、なかなかああいういいロケーションにあって、ああいう文学館というのは少ないと思うんですよ。だから、もうちょっと工夫をすれば人に来てもらえるようになるんじゃないのかなと思うんですけど、工夫が足りないと私は思うんですよね。運営費これだけかけるんであれば、もうちょっと何とか努力をして、せっかく世界遺産で集まるわけですから、いろんなこれだけじゃなくてほかにも投資をするわけですから、もうちょっと工夫をしていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 73 池田文化観光部長 遠藤周作先生は、全国から本当にファンが多い作家でございまして、非常に著名な作家でもございます。東京に周作クラブみたいなのがございまして、毎年来ていただいてシンポジウムをやっていただいたり、企画展のときにはご挨拶をいただいたり、遠藤周作さんのいろんな話をしていただいたりしています。その中で企画が悪いというか、展示が悪いという話は我々も余り聞いたことがないんですよね。逆に、ある程度いいほうでちょっとお話を伺っています。でも、そういうご意見もあろうかと思います。  ただ、ことしは「沈黙」という企画展もやろうと思っていますし、信徒発見もございます。「女の一生」という遠藤周作さんの作品もございます。キリスト教関連遺産、今から恐らく私はかなり注目される地域になろうかと思います。ただ、それだけに頼るんじゃなくて、やはり近くにある道の駅とかその辺の出津文化村とか、ド・ロ様とか、大野教会とか、この辺をうまく合わせた形で連携しながら、そこでも世界遺産のお話をガイドをさせていただくとか、そういういろんな方法を考えながら、この遠藤周作文学館を盛り上げていきたいと考えております。  以上でございます。 74 野口三孝委員 遠藤周作文学館の話が出たので、私からも申し上げたいことがあるんですけれども、何年か前に遠藤先生の遺品、お預かりしている品物が、カビが生えて展示するような状況にないと。それで、今あそこは女性の方お一人かな。それで、手に負えないんですよというような状況だったんですけど、それは全部終わったのかどうか。いわゆるカビが生えたままぴしっと倉庫になおしたような形であれば、これは未亡人に対しても、向こうの三田関係の先生方に対しても大変失礼なことですから、そこは確認をしていただくことと、ご答弁を求めておきます。  それと、年とると昔の話しかしないとお叱りをいただくんだけれども、遠藤周作先生の文学館は一番初めというか、当時、外海と長崎市内、そして当時市長は文学が全くわからんような人だったんですけど、まだ大浦かいわいの洋館群が使用する目的がなくて空き部屋みたいになっていたんですよ。そのときに遠藤先生の関係者と時の市長に、遠藤先生の文学館に貸してくれということでお願いをした経緯があるんです。そのときにその市長は、遠藤さんば何すっとですかて、そがんとに貸してと、けんもほろろだった。しかし、考えてみると、「沈黙」の舞台である今の場所に、石碑もちょっと離れたところですけど、できた。それは一番最適なところに落ちついたということではあるけれども、いわゆる観光客ということになるのか、見ていただく方々のためには大浦にせめてそういうものがあるとすれば、もっと来る方は多いと思いますよ。それを今さら移すということはできないけど、そういった意味では、あなた方そういう過去の歴史を知らんと思うので、あえて申し上げて大事に本当に長崎の宝と思って守っていかなきゃ、だんだんだんだん右肩下がりになっていくから、その点は力を入れてもらいたいと思いますよ。三田ともよく相談をして、お願いしておきます。 75 池田文化観光部長 まず、1点目の展示の問題ですけれども、今3万点ぐらい寄託という形でお預かりをいたしておりまして、順次全てを今やっているわけじゃなくて、その企画展の中で整理をしながら、そして前の学芸員の方がやめられたから、おととし1人学芸員を入れまして、ことしまた学芸員を1名増員しまして、この整理をちょっと早目に整理するように、その辺は三田文学の皆様とも協議をしながらさせていただいております。  先ほど言いましたように非常にファンが多い先生でございます。遠藤周作先生の遺作といいますか、いろんな本を持っているところがありますけれども、遠藤周作という名前がついているのは、まさに長崎だけでございますし、まさにあそこは「沈黙」の原点の場所でございます。あそこを我々は、風景もあわせながら本当に大事に守っていきたいと考えております。  以上でございます。 76 濱口文化振興課長 先ほどのカビの件でございますけれども、カビの繁殖を防ぐための保存容器を作製しまして、約8,500冊分の保存容器が平成23年度の事業で終わっておりますので、そこら辺の対応は完了しているということです。  文学館につきましては、年に一度、そういう劣化を防ぐための燻蒸作業をやっておりますので、そういった部分ではケアをしているところでございます。 77 向山宗子委員長 すみません。私からいいでしょうか。 78 岩永敏博副委員長 委員長から質問があるようなので、副委員長の私のほうで進めさせていただきます。 79 向山宗子委員長 遠藤周作文学館について種々議論がありましたので、ちょっと一言だけ私からも聞かせていただきたいんです。  私も文学館の必要性をずっと訴えてきて、長崎市に唯一の文学館ですので、本当に大事に、もっと人が多く来ていただきたいと思うんですが、PRというのがなかなかできにくいと思うんです。私が他都市の文学館で目についたのは、それぞれ文学館同士でパンフレットをちゃんと目につく入り口とかに、要するに他都市の文学館の情報を掲示してあったんですね。例えば、九州の国立博物館なりそういうところに置かせていただくとか、そういうことはやっているんでしょうか。 80 本木文化振興課遠藤周作文学館長 各企画展の展示等につきましては、全国90のそういうふうな文学館があるんですけれども、その都度その資料を送付しましてPRをしていただくという形をとらせていただいております。 81 向山宗子委員長 わかりました。  そういう90のところに送らせていただいていると。ただ送っているだけではなくて、ちょっとお願いをするとか、また市内、ちょっと近場の九州あたりにはそれこそお電話1本なりしてお願いをするとか、そういう努力をお願いしたいと思います。 82 岩永敏博副委員長 いいですか。  進行を戻します。 83 向山宗子委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結します。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時57分=           =開会 午後0時59分= 84 向山宗子委員長 委員会を再開いたします。  次に、第6款農林水産業費第1項農業費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 85 原田水産農林部長 それでは、水産農林部及び農業委員会が所管する第6款農林水産業費第1項農業費についてご説明いたします。  予算説明書は212ページから219ページまでとなっております。  まず、212ページお開きください。  第1項農業費の予算総額26億5,951万円のうち、農業委員会所管分が3,258万6,000円を、水産農林部所管分は第1目農業委員会費及び第2目農業総務費の職員給与費などを除く20億2,149万円を計上しております。  詳細につきましては、農業委員会及び水産農林部提出の委員会資料に基づき、第1目は農業委員会事務長より、第2目以降は水産農林部の担当課長より、それぞれ説明いたしますので、よろしくお願いいたします。 86 荒木農業委員会事務長 第6款第1項第1目農業委員会費についてご説明申し上げます。  第84号議案「平成27年度長崎市一般会計予算」に関する説明書は、212ページから213ページでございます。  なお、委員会資料として農業委員会から、農業委員活動費に係る資料を提出させていただいておりますので、ご確認いただきますよう、よろしくお願いいたします。  それでは、農業委員会提出資料についてご説明いたします。  1ページをごらんください。  予算説明書は213ページの説明番号2番の1の農業委員活動費でございます。予算額は2,521万8,000円です。  1の概要ですが、農業委員会は市から独立した行政機関であり、農地法等に基づく農地の権利移動の許可等を行っております。  農業委員活動費は、農業委員に対する委員報酬等や活動経費であります。  依然として農業を取り巻く情勢は厳しく、農業者の高齢化、後継者不足、遊休農地の増加など、さまざまな問題を抱えております。  一昨年、今後10年間で農業・農村全体の所得を倍増させる戦略を策定、実行するため、安倍首相が本部長の農林水産業・地域の活力創造本部が設立され、農地集積による農業の構造改革の推進の方向性が示されました。それに伴いまして、今後10年間で、人・農地プランで地域の中心となる経営体など担い手の農地利用が全農地の8割を占める農業構造を実現するため、昨年、農地中間管理機構、いわゆる農地集積バンクが県に設置されました。農地集積バンクは、規模縮小など農地を貸したい農家(出し手)から、農地の有効利用のため、農業経営の効率化を進める担い手(受け手)への農地集積・集約化を進める農地の中間的受け皿となる組織であります。農地の集積・集約化を進めるためには、耕作者がどこの農地を耕作しているのか、参入希望者等が借り入れ可能な農地はどこかといった農地に関する情報などが地図上で見られるようにすることが重要であります。企業を含む意欲ある担い手の参入を促すため、全国農業会議所が運営する全国農地ナビがことしの4月からスタートいたします。農地の情報をインターネット上の地図で検索し、農地情報を確認できるようになります。農業委員会には、遊休農地に関する措置として、管内農地の利用状況調査の実施や、その結果に伴う所有者に対する意向調査の実施など、農地の効率的利用の確保のための業務が明確化されました。今後、精度の高い農地台帳の整備に努めてまいりたいと思っております。  2の事業内容ですが、(1)委員報酬等として2,302万円を計上しております。内訳は、アの農業委員36名への委員報酬が2,174万6,000円、イの費用弁償、これは農業委員が農業委員会の総会や小委員会会議等へ出席する際、自宅からの交通費等の実費として127万4,000円であります。  (2)の活動経費として219万8,000円を計上しております。アの農地の利用状況調査及び意向調査として105万8,000円を計上しております。財源は全額県支出金の補助であります。内容は、農地の利用状況調査及び所有者に対し、農地集積バンクへの農地の貸し付けの意向調査を行うための経費であります。  イのその他の活動諸費として114万円を計上しております。内容は、農業委員会総会の会場借上料や農業委員会の広報紙であるながさき農委だよりの発行費などであります。  3の財源内訳は、事業費2,521万8,000円のうち、県支出金が105万6,000円で、一般財源は2,416万円となっております。  なお、農業委員会の業務等については、参考資料といたしまして2ページから4ページにかけて掲載しておりますので、ご参照いただきますよう、よろしくお願いいたします。  説明は以上であります。  引き続き、水産農林政策課長から説明があります。 87 酒井水産農林政策課長 それでは、第1項農業費のうち水産農林部所管分についてご説明いたします。  私からは、予算額の増減及び水産農林部水産農林政策課が所管する主な事業についてご説明いたします。  予算説明書の212ページをお開きください。  第6款農林水産業費第1項農業費の予算額26億5,951万円のうち、第1目農業委員会費、第2目農業総務費の職員給与費、第3目の農業振興費の農業集落排水事業水洗化に係る補助金2件及び第4目土地改良費の繰出金を除いた水産農林部所管分は20億2,149万円で、前年度と比較いたしまして2億3,351万6,000円の増となっております。  次に、目ごとに予算額の増減等についてご説明いたします。  まず、第2目農業総務費でございますが、予算額3億1,918万1,000円のうち、職員給与費を除く予算額は362万1,000円でございます。前年度と比較いたしまして30万円の減となっております。  次に、第3目農業振興費でございますが、予算説明書は214ページから217ページまでとなっています。予算額19億3,540万円のうち、農業集落排水事業水洗化に係る補助金2件を除いた水産農林部所管分は19億3,428万5,000円で、前年度と比較いたしまして1億9,276万3,000円の増となっております。  この主な理由といたしましては、215ページの説明欄、一番右端の番号になりますが、中事業の1.農業振興対策費の7.特定法人農地貸付推進費734万5,000円の減や、下から7番目になりますが、中事業の3.ながさき地産地消推進費の1.ながさきの「食」推進費274万1,000円の減などはありますが、同じ215ページの上から11番目、中事業の1.農業振興対策費の10.青年就農給付金事業費825万円の増、217ページの上から4番目になりますけれども、中事業の4.農業金融対策費の8.農業振興資金預託金1億3,365万8,000円の増、下から12番目、中事業の7.【補助】農業振興施設整備事業費補助金の1.担い手農家支援施設3,956万2,000円の増、下から5番目になりますけれども、中事業の9.【単独】農業振興施設整備事業費補助金の1.担い手農家支援施設3,523万2,000円の増などによるものでございます。  次に、第4目土地改良費でございますが、予算説明書は216ページから219ページとなっております。  予算額3億6,067万8,000円のうち、生活排水事業特別会計繰出金を除いた水産農林部所管分は7,191万9,000円で、前年度と比較いたしまして4,105万2,000円の増となっております。  この主な理由といたしましては、217ページの下、説明欄、中事業の1.農道管理費の2.農道橋りょう長寿命化修繕計画策定費が新規事業として715万円の増、219ページの上から7番目、説明欄、中事業の5.【補助】農業用施設整備事業費の1.用水施設が2,000万円の増、次の6.【単独】農業用施設整備事業費の1.農道490万円の増及び3.用水施設639万4,000円の増などによるものでございます。  次に、第5目畜産業費でございますが、予算説明書は218ページ、219ページになります。  予算額は691万5,000円で、前年度と比較いたしまして1,000円の増となっております。  次に、同じ218ページ下段の第6目県施行事業費負担金でございますが、予算額は475万円で、前年度と同額となっております。  次に、債務負担行為についてご説明いたします。  予算説明書は340ページ、341ページになります。  340ページの下から3番目、農業近代化資金利子補給及びその下、農業活性化特別支援資金利子補給の2件が水産農林部の所管の農業費における平成27年度設定の債務負担行為で、それぞれ限度額、期間等を設定しております。  続きまして、水産農林政策課が所管いたします主な事業について、水産農林部が提出しております委員会資料でご説明させていただきます。  委員会資料の21ページをお開きください。  ながさき産品ブランド化リーディング事業費600万円でございます。  1.事業の概要でございますが、長崎ビワや長崎和牛・出島ばらいろなどは、全国トップ産地の成績をおさめるなど上昇機運にありながら、近年においては販売単価の低迷や生産経費の高騰により生産者の所得向上につながっていないのが現状でございます。  この事業は、流通販売実務経験のある民間事業者に委託をしまして、特にビワの優良品種であります、なつたよりを中心とした有利販売の確立のため、市場や販売店との具体的な取引、商談までを行い、販売価格の底上げを図り、生産者の経営安定につなげるものでございます。  2.事業内容につきましては、(3)取組み内容として、アからエのとおり、産品の差別化や販路の開拓、加工品の開発を、生産者代表、農協と連携し実施してまいります。  次に、資料の22ページをお開きください。  道の駅夕陽が丘そとめ運営費852万4,000円でございます。  道の駅夕陽が丘そとめは、平成18年4月1日にオープンし、地域特産品の販売や地域の情報発信機能を持つ施設として、指定管理者制度により運営しております。今回、更新時期を迎え、平成27年度から平成31年度までの5年間、グループ団体「農」と「食」の架け橋を指定管理者として指定し、その委託料等を計上しているものでございます。  なお、さきの11月議会において、指定管理者指定及び債務負担行為の補正について議決をいただいたところでございます。  2.事業でございますが、(2)指定の期間は平成27年4月1日から平成32年3月31日までの5年間で、(3)ア.指定管理料562万円、イ.県整備施設の管理経費などに290万4,000円を計上しております。  3.指定管理料の債務負担行為額は、5年間で2,330万円となっております。  道の駅の運営につきましては、現在の利用状況が大変厳しいものになっておりますが、今後、世界遺産登録関係で観光客等の増加が見込まれますので、次期指定管理者と連携をし、おもてなしの体制づくりを強化してまいります。  次に、委員会資料の28ページになります。  【単独】耐震化推進事業費琴海北部研修センターでございます。  1の概要でございますが、長崎市市有建築物耐震化実施計画に基づき、昭和56年5月の新耐震基準施行前に建てられた琴海北部研修センターの耐震診断を平成24年度に行いましたが、耐震強度が不足しているとの診断結果が出たことから、今回、耐震補強工事を行うものでございます。  2の(4)に記載のとおり、この建物は新耐震基準施行前の昭和56年2月に建築されております。(5)に記載のとおり、施設全体の耐震診断の結果、より強度が不足している体育館について、はりの撤去及び新設に係る耐震補強工事を行うこととしております。  3の事業費内訳でございますが、財源内訳に記載のとおり、2,520万円の事業費全額について、緊急防災・減災事業債を活用することとしております。  4に施設の概要を、29ページには施設の利用状況、写真、平面図を、30ページには施設の位置図を掲載しておりますので、ご参照ください。  次に、資料の39ページになります。  第5目畜産業費「長崎和牛・出島ばらいろ」ブランド強化費210万円でございます。  この事業は、平成24年の全国和牛能力共進会におきまして、長崎和牛・出島ばらいろの生産者を含む長崎県のチームが優秀な成績をおさめたことを契機といたしまして、平成25年度より生産者、農協、長崎市で構成する実行委員会で取り組んでおり、実行委員会への負担金を計上しているものでございます。  2.事業計画でございますが、さきの2年間の取り組みにより、知名度の向上や枝肉の販売価格の安定化が見られてきており、平成27年度におきましては2つの世界遺産登録関係により観光客の増加が見込まれるため、引き続き長崎市内の店舗での提供と有利な取引ができる首都圏をターゲットに、(2)事業内容のアからウに記載した3つの取り組みを柱として、地域ブランドの確立や販路開拓、情報発信を実施してまいります。  私からの説明は以上でございます。  引き続き、農業振興課長から説明させていただきます。 88 白石農業振興課長 資料5ページをお願いいたします。  人・農地プラン整備計画策定費(新規)1,000万円です。  今後の長崎市の農業・農村の振興を図るに当たり、農業者の担い手の育成や農地の有効活用などの課題を地域が一体となって解決していく必要がございます。このため、平成24年度から25年度にかけて、長崎市内を24集落に区分し、集落内で問題の抽出や課題の解決策などについて話し合いを行い、将来構想となる人・農地プランを策定いたしました。
     26年度は、24集落の人・農地プランのうち、人、農地、生産力などの客観的評価に基づき、先行的に取り組んでいく戦略モデル地区を4集落設定し、集落内で連携組織を結成する中、集落の課題の整理等を行っているところでございます。  平成27年度からは、集落の合意形成を十分に図りながら、生産基盤の整備、担い手の確保、農地集積など、人・農地プランの実現に向けた具体的な整備計画を策定するものです。  2の事業内容でございますが、戦略モデル地区として琴海、外海、茂木北部、茂木南部地区を設定しております。業務内容は、耕作状況や農業生産施設の状況などの集落現況調査、集落懇談会での課題抽出や方向性の検討、集落の意向を取りまとめた整備計画を策定し、今後の事業計画等を検討いたします。  6ページには事業展開スキーム、7ページには整備計画のイメージ図をお示ししております。例えば、7ページの左上は、琴海地域全体の概要図で、左下が琴海戸根地区の現況図です。農地面積18ヘクタール、耕作者60名がいらっしゃいますが、そのままの状態が続きますと、10年後には8割以上の方が70代の耕作者となり、営農を続けることが難しくなります。したがって、今のうちに40代、50代の農家7人の侍が中心となって担っていただく仕組みをみんなでつくろうとするものでございます。  現在の7人の農地480アールを860アールに拡大し、農業所得をふやそうと。そのためには、右下図に例示しておりますけれども、農地集積、法人化など6つのポイントを目標に農地利用を図ろうとするものでございます。  次に8ページ、中山間地域等直接支払推進費1,571万6,000円です。  中山間地域等直接支払は、平地との生産コストの格差を補填し、条件不利を是正するものであり、農業振興地域の農用地で面積や農地の傾斜など一定の要件を満たした農地が対象となります。  恐れ入りますが、10ページの日本型直接支払制度の概要をごらんください。  国におきまして施策の見直しが行われ、農業・農村が持つ多面的機能を維持するために、日本型直接支払制度が創設され、農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する法律が平成27年4月から施行されることになりました。  この制度では、中山間地域等直接支払推進費とあわせまして、後ほどご説明いたします多面的機能支払推進費が法律のもとで実施されることになります。  中山間地域等直接支払は、平成12年度から始まり、5年を1期として、現在は22年度から26年度までの第3期目でございます。  長崎市における実施集落は35集落となっており、27年度からは新しい法のもと、次の5年間の取り組みを開始します。交付金の使途につきましては、集落で実施される共同活動に要する費用と各個人配分となっております。  次に、11ページをお願いいたします。  有害鳥獣対策費5,529万円です。  長崎市の鳥獣被害防止対策につきましては、イノシシ等の侵入を防止するため、ワイヤーメッシュ柵等を設置します防護対策、被害地周辺のやぶ払いや野菜くずなどを放置しないすみ分け対策、有害鳥獣を捕獲する捕獲対策の3対策に努めています。  有害鳥獣による農作物の被害額は、平成24年度約8,100万円に対し、平成25年度は3,900万円と減少しておりますが、イノシシによる被害相談は依然として多く、引き続き対策の強化に努めてまいります。  2の事業内容の(1)ですが、これまで実施しているワイヤーメッシュ柵等の貸与資材の購入費です。  (2)は、猟友会等に委託しておりますイノシシやシカ等の頭数を減らすために実施する予察捕獲等の費用です。イノシシ250頭分、シカ70頭分を増頭捕獲する計画で予算計上させていただいております。  (3)は、平成26年度まで有害鳥獣対策モデル事業として実施しておりました被害相談等全般業務に係る専門業者への委託事業を、昨年11月に債務負担行為のご承認をいただきましたので、有害鳥獣対策費に組み替えて計上し、全国に先駆けて本格実施しようとするものです。  (4)は、長崎市有害鳥獣対策協議会への運営補助費です。昨年度との変更点といたしまして、市が直接実施していましたイノシシ等の捕獲報奨金及び網・わな猟免許取得助成金を協議会運営費に組み入れて実施することです。  これまで捕獲報奨金等につきましては、協議会が事業主体となる国の緊急捕獲等対策事業により、イノシシ、シカ1頭当たり8,000円を協議会で交付し、また市単独の報奨金1頭当たり3,000円を市が別途交付しておりましたが、交付対象者においては同様の申請書類や捕獲証拠写真等、それぞれに提出しなければならなかったため、一元化するものです。  網・わな猟免許取得助成金につきましても、国の事業により協議会が事業主体となる狩猟免許取得のための講習会受講料の半額を協議会で交付し、狩猟免許手数料の半額を市で交付していたものを協議会で一元化して交付するものです。  なお、捕獲報奨金の予算につきましては、地域ぐるみによる捕獲隊の捕獲実績が上がっており、平成26年度の200頭分を400頭分に増頭計画しております。  続きまして(5)は、家庭菜園を含む農業者等が個々で実施する防護対策の資材等について半額の助成を行うものです。  委託専門業者による対策のアドバイスにより自己防衛意識が高まっており、自己経費負担があっても防護対策を実施したいという方がふえている状況にあります。  次に13ページ、5.ながさき鳥獣被害防止総合対策事業についてご説明いたします。  この事業は、国の事業を活用し、3戸以上の農業者に対し、ワイヤーメッシュ柵の資材を100%支給し、受益者の農家が設置と維持管理を行う事業です。  昨年度まで、長崎市が事業主体となり予算化しておりましたが、事業採択のポイントを上げ、国の採択が有利になるよう協議会が事業主体となり実施するものです。27年度は、約70キロメートル、5,330万円の設置が要望され、計画しております。  14ページには、鳥獣被害から対処までのフロー図を、15ページには、地域ぐるみの捕獲隊が組織されている24チームのうち、有害捕獲許可を受けた18チームの捕獲実績を、また16ページには参考といたしまして、生活環境被害対策にかかわる相談から対応までのフロー図を掲載しております。  有害鳥獣対策につきましては、以前は行政任せの感がございましたけれども、今後は地域ぐるみで行政や専門家と連携し、粘り強く取り組んでいくことをさらに推し進めてまいります。  また、26年11月に庁内24課で組織しました有害鳥獣生活環境被害対策連絡会議と連携を強化し、今後とも対策の充実に努めてまいります。  次に17ページ、多面的機能支払推進費970万7,000円です。  これは、先ほどご説明いたしました中山間地域等直接支払費で、平成27年4月から農業の多面的機能の発揮の促進に関する法律のもとで実施されます。  実施内容は、地域で共同で行う多面的機能を支える活動に対して支援します。具体的には、農道の草刈りや水路の泥上げ、環境整備のための草花などの植栽であり、市内9活動組織となっております。18ページに活動組織の一覧を掲載しております。  次に19ページ、青年就農給付金事業費2,100万円です。  農業従事者の高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加等により、5年後、10年後の農業の展望が描けない集落、地域がふえている中、持続可能な力強い農業を実現するには、青年の新規就農者を増加させる必要がございます。  そのため、就農初期段階の経営が不安定な青年就農者に対し、青年の就農意欲の喚起と就農後の定着を図るため、1人当たり年間150万円の青年給付金を支給するものです。  なお、平成27年度は新たに6名の方を予定し、計14名の青年就農者に対し支給するものです。  次に、23ページをお願いいたします。  農業金融対策費15億7,177万7,000円です。  これは、農業者等が農協等金融機関から借り入れる農業経営の安定に資するために活用する制度資金の利息負担を軽減するため、利子補給を行うものです。  2の事業内容のうち、(4)、(5)の制度につきましては、台風被害、燃油高騰による生産経費増大、ビワ寒害被害などの緊急対策に係る利子補給補助金となっております。  また、事業内容(7)農業振興資金預託金15億6,465万8,000円につきましては、長崎市のブランドとして推進しております長崎和牛・出島ばらいろの肥育素牛の導入に要する資金等の原資を融資機関農協に預託し、協調融資を行うものです。  平成27年度当初予算が前年度予算より約1億3,400万円増額となっています。  これは、平成26年度の購入素牛の1,300頭について素牛単価が6万円ほど上がっており、また、増頭導入見込み素牛の260頭分の単価が1頭54万円程度に高どまりすることを見込んでおり、増額見込み額合計2億1,840万円の負担割合3分の2の相当分となっております。  次に25ページ、【補助】農業振興施設整備事業費補助金担い手農家支援施設5,291万2,000円です。  この事業は、農業者等が経営の安定や発展を図るために実施する生産規模の拡大、生産方式の改善及び効率的・省力的技術導入等の整備に係る経費につきまして、国の交付金事業の活用により支援を行うものです。  2の事業内容ですが、主な事業としまして、強い農業づくり交付金事業を活用し、花卉卸売市場整備に係る支援を行うものです。  整備する内容につきましては、競りシステム導入並びに市場内冷暖房設備導入が計画されております。  競りシステムの導入につきましては、タブレット等の端末機利用競りシステムが整備され、在宅競りによる競り参加者の利便性向上、地方市場の特色ある販売チャンスの拡大や新規雇用の開拓、作業ミス防止等、さらには業務の効率化、競り上げ方式による商品の単価向上等を図ることができるものと期待されております。  また、市場内冷暖房設備導入につきましては、卸売場内を適温に保つことで、荷受けした荷の傷み防止効果、出荷販売後の花もちの向上などにより、地方市場の信用度を確保し、有利な取引につなげようとするものでございます。  3の財源内訳は、県支出金4,679万5,000円、一般財源611万7,000円、事業主負担が7,693万3,000円でございます。  26ページに競りシステムのイメージ図を、27ページには冷暖房設備工事の内訳を記載しております。  次に31ページ、【単独】農業振興施設整備事業費補助金担い手農家支援施設5,868万2,000円です。  この事業は、国の補助事業要件を満たさない事業について、長崎県の補助事業及び長崎市単独の補助事業により支援を行うものです。  2の事業内容ですが、主な事業内容としまして、ビワハウスや花卉ハウスの新設事業、ビニールハウスの長期利用のための部材補強交換事業、品質向上等対策として実施する、ビワの昇温抑制資材、これは寒冷紗と言いますけれども、寒冷紗、ミカンのマルチ被覆事業やハウス省エネ設備導入事業などへ支援を計画しております。  27年度は、ビワと花のビニールハウス整備事業が新規に要望され、前年に比べて約3,300万円ほど拡大しております。  なお、32ページには主な事業内容の写真を掲載しておりますので、ご参照ください。  次に33ページ、【単独】農業振興施設整備事業費補助金長崎びわ産地再生施設355万7,000円でございます。  この事業は、ビワ優良品種なつたよりへの改植・補植を推進するとともに、作業を省力化できる高品質化資材導入の一部を支援し、ビワの継続的、安定的な高品質生産を促し、ブランド化を図ろうとするものでございます。  なお、事業内容(3)の2)のビワ高品質出荷のための非破壊糖度計の導入でございますが、写真のように、果実に測定器を当てて糖度をはかるものです。  これまでは、幾つか選び出したサンプリング果実をつぶして糖度を測定しておりましたが、この測定器の導入により、果実をつぶすことなく、短時間で糖度をはかることができます。これによりまして、例えば、より大玉で高糖度のなつたよりを差別化商品として販売戦略を創出し、さらなるブランド力の向上につなげてまいりたいと考えております。  次に35ページ、【単独】農業振興施設整備事業費補助金農業新規参入促進施設1,200万円です。  長崎市の農業の活性化を図るためには、農業に参入しやすい条件を整え、農業経営意欲の高い農業者や企業を掘り起こす必要がございます。  このため、平成19年度から、この事業を実施し、26年度までに個人20件、企業8件に対し支援を行い、約8ヘクタールの耕作放棄地が解消されました。  今後とも、生産基盤整備の補助、小規模土地基盤整備の補助を実施して、担い手の育成及び耕作放棄地の解消を図りたいと考えております。  平成27年度につきましては、琴海地区と三和地区におきまして、新たに農業に参入される個人3名に対し支援を行います。  36ページに、事業実施地区の一覧表と新規就農までのフロー図を掲載しておりますので、ご参照いただきたいと思います。  私からの説明は以上ですが、引き続き、農林整備課長からご説明させていただきます。 89 田畑農林整備課長 資料37ページをごらんいただきたいと思います。  農道橋りょう長寿命化修繕計画策定費715万円についてご説明いたします。  1.概要でございますが、今後、老朽化する橋梁の維持管理に対応するため、従来の事後的な修繕やかけかえから、予防的な修繕及び計画的なかけかえへの転換を図るとともに、橋梁の長寿命化並びに橋梁の修繕やかけかえに係る経費の縮減を図ることを目的といたしまして橋梁点検を行い、橋りょう長寿命化修繕計画を策定するものでございます。  2.事業内容といたしましては、農道の適正な維持管理のため橋梁点検を行うものでございますが、国の都合によりまして国庫補助事業の対象となります大規模な5橋につきましては、平成28年度に実施予定でございます。  このため、農道橋梁全31橋のうち、補助事業の対象とならない26橋について平成27年度に点検調査を実施し、大規模な5橋を取り込める形で橋りょう長寿命化修繕計画を策定するものでございます。  計画策定後は、橋梁ごとの点検時期や修繕内容、かけかえ時期などを計画的に実施することとなります。  3.財源内訳につきましては、全額、一般財源でございます。  38ページには農道の橋梁設置箇所を添付いたしておりますので、ご参照いただきたいと思います。  第1項農業費の説明は以上でございます。 90 向山宗子委員長 これより質疑に入ります。 91 重橋照久委員 農業委員会から、農地のことについて地権者の方に、市街化区域内の農地だけかなと思うんだけれども、手紙を出して、あなたの土地の利活用についてはどう考えておられますかというアンケート用紙を出しておられますよね。あれは、私は初めてもらったんだけれども、市街化区域であって、しかも非常に規模の小さい土地だったんだけれども、あれをもろうたときに、狭い土地なものだから、こんな土地をね、利活用については自分で好きなようにやるわいなと、雑草が生えたら草刈りぐらいするさなと、地域に迷惑かけんごとね。というような感覚でもってね、さて、どういう返事をしたものかなというような気持ちで今おります。  今、ここで提案されたので、おお、これはこういうことでやっているのかなとは、ある程度、何とか認識できたような感じがいたしますけれども、全市内的にこういう遊休農地と目されるような土地を調査した上で、その情報集約をして、これを、どういうふうな形の中で活用しておられるのか。  ただ、大型農地の中であれば機械化して、だっとやるような非常に生産にプラスになるような活用の仕方ができると思うんだけど、山間部のちまちました小さな農地についてはどうしても難しいんじゃなかろうかなと、特に小さい土地を持った人の活用についてはですね。そんなことを思っているんです。  そしてまた、いわゆる市民農園とかなんとか借りてしておるけれども、私は近ごろは様子はようわからんけど、100%借り手がおって、これを活用したいというのは大分少なくなっておるのじゃなかろうかな、近ごろはと思いますよ。場所によってかもしれんけれども。  そういった中で、特に改めてお伺いしますけど、そういう土地の利活用が有効になされるような施策というものにつながっていくのかどうか、そこんにきを確認しておきたいと思います。 92 荒木農業委員会事務長 ご質問があった調査分につきましては、今回、2月26日に、3月13日まで期限で、世帯数として3,722世帯送らせていただきました。その分は後ほど確認させていただきますけれども、地域は市街化調整区域で、市街化区域は除いております。  そして、農業委員会が提出した資料の4ページの一番下段のところに、表がありますけれども、今回調査した分が、A分類の、面積は544.2ヘクタール、筆数にしまして1万2,825筆になります。  このA分類とB分類と書いてありますが、この図の真ん中から上あたりに書いてありますけれども、A分類というのが再生利用が可能な荒廃農地、B分類というのが、これはいわゆる山になっている状況ということです。このB分類にはお送りしておりません。A分類というのは、つい最近まで耕されていたり、いわゆる耕していないんだけれども、管理されているという農地について、先ほど委員がおっしゃいましたように、広さは、ちょっと狭いところも含めて、周りの状況がちょっとわからないものですから、今後また活用できる、再生利用が可能な荒廃農地にお送りいたしまして、そして今後はどうされますか、1つは引き続き耕作をされますか、去年、農地集積バンクができましたから、そこにお貸しいただくことはできませんか、そういうアンケート形式じゃないんですけれども、そういう形で調査をしております。  それで、先ほど説明しましたけれども、農地集積バンクが、そういう規模が縮小したり、高齢化したりしている農家から、農地の有効利用のために、農業の経営の効率化を進める担い手に農地を集積・集約化して、それで農業の生産性を高めて、競争力を強化していく、そして担い手の農地集積・集約化を加速化して生産コストを削減していくということが、先ほど申しましたように、首相が本部長の農林水産業・地域の活力創造本部で農業の構造改革を行っていくということであります。  説明は以上です。 93 重橋照久委員 無償で貸し付けて、無償で借り上げをするということになるわけですか。そして、そういう希望者というのは、あなたたちが考えられるところでは多いのかね。本当に活用して、あなたたちがイメージするような成果につなげていけるようなことになるのかね。ただ、そういうことを国が言い始めたから、まあ、一応やっとこうかというようなことじゃないでしょうな。  前は農業委員会で、全部の農地を図面化して、データ化して、そして幾らでも、そういう用に供せられるように貸したりとか借りたりとかして有効活用できるように、そういうふうな取りまとめをしましたよね。データをまとめたじゃないですか。それとまた別な形なんですか。それを前の資料をもう一回確認のためやって、そして今からの農業振興に役立てようとしておられるんでしょうかね。そこのところ確認しておきます。 94 荒木農業委員会事務長 農地の利用状況調査というのが平成21年度から法律で義務づけられまして、現在、15万筆、管内農地はございますけれども、それを毎年実施しております。  この調査を、委員がおっしゃるように、私どもも地図で、この分類をしておりまして、これが4月から全国農業会議所が行います農地集積ナビで、所有者の個人名とかは出ませんけれども、地区の地図と地番が出まして、そこがどういう状況か、利用状況調査の結果とか意向確認の結果を、その農地集積ナビで見られるようになります。担い手、中には企業の方もいらっしゃるかもしれませんけど、農地の状況が全国で見られるようになります。  その中で、長崎市は斜面、樹園地が多いですけれども、北海道とか、ああいう平場の農地と比べて担い手への農地の集積がどういう違いがあるのかというところはちょっと今後検討していかないといけないと思いますけれども、まずは、つい最近まで耕されていた遊休農地は、全国農地ナビに出して、できるだけいろんな担い手の方に活用していただきたいと思っております。 95 重橋照久委員 それでは、有効活用されるような努力をしてください。  あわせて、有害鳥獣対策費5,500万円、これはもうこの数年、毎年毎年、どうにかせにゃいかんということで、随分工夫しながらやっていただいておると思いますけれども、なかなか、その実が上がらないというような状況ではなかろうかなと思っております。  それで、私は単純に言って、これはイノシシを殺すこと、駆除するということが一番有効な手段であろうかと思います。  そういった中で、11月15日から3月いっぱいですか、猟期の間だけ駆除するというような、そういったことでは対応できんのじゃないかと、その期間を超えてやるような手だてをしておられたような気もいたしますけれども、それを生ぬるいと。もうよければですね、狩猟のチームを組んだような方々おられる、期間的に、そういう組合をつくってやっておるよな。そういう狩猟家の皆さんたちもおられますでしょう。  これは、もう年間を通じてでも狩猟ができるような、駆除ができるような体制を整えても、私はいいんじゃなかろうかなと思う。法を超越したような、凌駕するような形の活動というのは、これだけの災害のマイナスを、いわゆる農業政策上、与えているわけだから、これは何とか、そういった手法をとってやらんといかんのじゃなかろうかと思うけれども、できんとですか。もうぜひ強力に、私はそういったことを、長崎方式をつくってでも講じていただきたいと思いますが。 96 白石農業振興課長 年間を通して捕獲ができないかということのご質問だったと思います。
     私、先ほど申しました予察というのが実はございまして、4月から10月までは、あらかじめ被害相談とか農業被害があるところについては、猟友会にお願いをして、どこどこ地区に、10頭ぐらいなら10頭とっていただけませんかというお願いをして、そういった計画をさせていただいています。そのほとんどがそういう形で、猟友会委託等がつきましたが、例えば、25年度の実績で言いますと、イノシシの捕獲で言いますと、1,500頭ほどございました。そのうち、そういった形でお願いしたのが約3分の2の1,083頭捕獲をしております。あと残りの猟期につきましては、これは11月15日から3月までですけれども、これは市民の方も含めて捕獲をしていただくというのが約430頭ほど。  したがいまして、委員おっしゃられたように、予察の時期に集中的に、ミカンの時期であるとかビワの時期であるとかをにらんで集中してお願いをしている実態でございます。  年間を通してできないかということも猟友会の皆さん方も、それから猟師の皆さん方も要望等は出ております。国にも、そういった要望等出ておりますけれども、まだそこまではいっておりません。ただ、長崎県では、本来ならば、もっと後からの分、後ろの分を1カ月ほど早めておりまして、猟期、それまでの期間が狩猟、捕獲ができるような制度に運用されております。  年間通してする場合については、今回の緊急捕獲対策事業で、別個、集中的にするということで、猟友会にも今、約400頭ほど、別途、緊急捕獲をしていただくということでお願いをしているという状況でございます。  以上でございます。 97 重橋照久委員 猟友会の協力を得ながらの施策を講じておられるということで、非常に前向きに取り組んでおられると思うんだけれども、イノシシ、シカの被害というのは、どこに行っても言われますよね。どんどんどんどん地域も拡大されておる。イノシシとシカのすみ分けは、昔はできよったけど、近ごろはもう、どっちもおると、どうにもこうにもならんというような状況があっておるじゃないですか。  私は、猟友会の皆さんに大変ご迷惑を、協力も得てきたと思うんだけれども、私は、この駆除についても、いわゆる企業化をして、そして年中通してやっていただくような体制をつくってもいいんじゃないかと、行政が主導してでもですね。そうすることによって、しっかりした形の中で、この対策が講じていけるんじゃないか。私は、もうそういった段階まで来ておると思うんですよ。私は、そういうことをぜひ要望したいと思いますけれども、そういうことに対して何が隘路になっているのか。これは考えようによっては絶対にできるんだよということを私は、もしよければ参考までに、あなたの考えでよか、言うていただければと思いますがね。 98 白石農業振興課長 資料の15ページをごらんいただきたいと思います。  私ども、それから県内も中心になりまして、地域ぐるみの捕獲隊というのを結成を今、皆さん方にお願いしております。これは先ほど申しましたモデル事業の中で、委託先から、まずは地域の方に説明会に行って、それからイノシシ、シカの生態の仕組み、あるいは特徴をお知らせしていただいて、そういう捕獲につきましては猟友会だけではなくして、地域でも捕獲できるという制度が全国的にできましたので、もともとは平成16年だったと思いますけれども、長崎市が特区で申請をして、こういった制度をやりましょうということで始めたのがスタートで、これがもう法律も何もなくて、そこら辺は解除されて、全国的に始まったという事業でございます。  今現在は21チームができております。また最近ふえておりますけれども。捕獲もだんだんと上手に、技術も向上させてきておられるようで、今現在でイノシシで101頭、シカで34頭。実は平戸でも、このチームが進んでおりまして、多い人は1人で100頭以上もとっていらっしゃるとかいうことで、それぞれ、やっぱり技術の問題が要るのかなと思いますので、それらについて、この前、1月の中旬だったと思いますけれども、研修会もさせていただいて、平戸のような先進地にみずから行って、技術を学ぶという姿勢も出てきております。  そういった形で、自分たちの地域、これは農業地帯だけに限らず、まちなかでも五、六カ所、もう既にできております。こういった取り組みを、やはりしていかないと、行政とか猟友会だけでは補えない部分がございますし、猟友会の方も高齢化が進んでおります。そういったこともあります。  そしてもう1つ、全国的な特徴としまして、例えば、猿とかいろいろありますけれども、群馬、千葉あたりでは警備会社が狩猟免許を取って、事業者として参画をしていくということも既に幾つか手を挙げていらっしゃいます。  私どもの今回の業務委託についても、市内58の物品登録業者の皆さん方に、こういった事業がありますということで、実はファクスで全部流しました。そして、ホームページにももちろん、農業新聞にも掲載させていただきました。ただ、こういったことをやっていることが全国どこもないんですよね。狩猟免許を持たれて、こういうインストラクターまで、コンサルタントもできるという会社は今のところ、多分、全国探して、ここだけしかないと思います。そういった業務で少しずつ、ほかの市町にも、県にも、こういったやり方を広げていきたいなという、そういう狙いがありまして、新聞等の全国版にも載せていただいて、こういったことを地域で、それが県外にも広げていこうという取り組みを進めていると。  まずは地域の皆さん方が一緒になってやりましょうと、その人たちが学びながら、ここの中で、私が免許を持っていれば、皆さん方は免許を持たなくても捕獲活動ができますので、そういったことを広げていこうということで今取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 99 重橋照久委員 もう終わりにしますが、今、電気柵を設置してやったりとか、ネットを持っていって設置してもろうたりしながら、結構なお金を使っているんじゃなかろうかなと思います。こういった直接駆除できるような方々に今度は、例えば、猟犬も必要だし、猟犬も育てていかんばいかん、えさ代、やらにゃいかん、訓練費もやらんばいかん、そういう面での助成方をしたりとか、犬を育てる場所、訓練の場所をつくってやったりとか、そういうところは私は十分できるんじゃなかろうかと思いますよね。  ぜひ、助成措置を、また別な角度で考えていただいて、そして長崎方式は、相当に前向きで、先進的であるような感じがいたしますので、この感覚でもって、ぜひ全国に先駆けての、こういった駆除の先進都市というような形で対応していっていただければなと強く要望しておきたいと思います。 100 野口三孝委員 資料の23ページ、ここに各資金の事項名等出ておりますけれども、これは私が全くの素人だから、ピント外れになるのかなと思いますけれども、いわゆる農業に関する資金の場合、ほとんど農協ですよね。ここにも書かれているけどね。というのは、これは国から、そういう縛りがあって、地方自治体としても農協を使うのか、あるいは逆に、農家の方々がほとんど農協を使っているから、こういう形になるのか。というのは、市中銀行というかな、そういったところが、いわゆる農業従事者に対する貸付制度というのか、そういう商品がないということで、こうなっておるのか。  国では今、農協改革と騒がれているけれども、あれもこういうところまでは踏み込んでいないし、組織の上のほうしか、いじっていないけれども、ここはどうなんでしょうか。 101 白石農業振興課長 例えば、農業近代化資金利子補給制度補助金、これは農林中央金庫などが大もとになってする仕組みであります。また、次の農業経営基盤強化資金等は、これにつきましては日本政策金融公庫資金、こういったところで、有利なところの政策的な公庫を経由してお金を調達する仕組みでございまして、そこと農協と農林中央金融公庫とかが連携をしてやっていると。  市中銀行がそれをできるかどうか、ちょっと私、承知しておりませんので、例えば、市中銀行と金融公庫とが連携して可能なのかどうか、またお聞きをしてから、お返事させていただきたいと思います。 102 浦川基継委員 ちょっとお尋ねしたいですけれども、ブランド化を推進するということで、21ページには、なつたより、出島ばらいろということで書いてありますけれども、長崎市が今進めるブランド化していくという戦略的に選んでいる農産物というのは、どのようなものがあるんでしょうか。 103 酒井水産農林政策課長 私どもの食の推進係のほうでは、前、夢市場運動ということで、四十数人、生産者から流通、販売、また旅館とかホテルとか、またマスコミ等々を含めて、そういった夢市場運動を進めて、地産地消を進めてまいったんですけれども、その後、もう具体的に成果をつくっていこうということで、重点品目を絞り込んでブランド化して売っていこうという中で、今現在しているのが出島ばらいろと、なつたよりと、あと水産業ですね、豊富な魚種がございますので、私どもとして、この3つをやっております。  ただ、農業振興、水産振興でも、それぞれまた地域ごとにいろんな産品がございますので、それも含めてPRもしていますけれども、今のところ私どもとしては3つを、3本の柱と、3本の矢ということで重点的にやっておりますけれども、さらに次第に広げていきたいと思っています。  以上です。 104 浦川基継委員 3本柱で集中してやるんでしょうけれども、ある程度、ブランド化はあれとしても、ビワ農家というのは、選果場とかあって、ある程度、流通というか、生産者とそういった選別するような形の日雇いというわけじゃないけど、そういったふうにする人たち、そしてまた物流ということで、結構、分業されているんですよね。生産者は生産者として、農産物の生産に集中できるんですたいね。それで、それまでして選果場に持っていけば、あとは、その手数料は取られますけど、そういうふうにすることによって生産者の所得も上がるし、労働が時間的に短くなったりすっとですたいね。  それで、私が言いたいのは、今、イチゴなんですけど、品種を常に変えて、今、ゆめのかといって、ちょっと大玉のやつで品種改良されたとをことし、去年からか、出していますけど、長崎自体はイチゴ自体が最初に伝わったストーリーもあるんですたいね。オランダからですかね、伝わったというストーリーもあるイチゴを、やっぱりもっとやっていくべきだろうと思いますし、大体20ヘクタール、770トンの出荷量と聞いておりますけど、今、イチゴ農家の問題というのが、生産をして、自分たちで選果して、それで持っていく、これをしているもんですけんが、もう12月、1月ぐらいからずっと寝ずにせんばでけんごとなっとですたいね。とれたり、とれんやったりすると時期がずれることはありますけど。  本来なら、ブランド化でしていくとじゃないにしても、そういった長崎として770トンの出荷量がある、そういった農産物は、やっぱりある程度線引きして、ある程度の量のとれるところでは、生産者は生産に集中できる、そしたら耕作面積も2割から3割ふえるという分析が出ているんですよね。他都市を見ると、やっぱり総合的な選果場を整備して、やはり、そういった負担を少なくして、所得を上げさせて、さらにはそういった選果場の雇用まで確保するというような、総合的な戦略もしよるところもあっとですたいね。  他都市の実績もそうですけど、こういったブランド化、またそれをふやすというならば、やっぱり、ある程度、今、長崎で農産物の出荷量、生産量が多い部分のところを幾つかピックアップして、行政主体でそういった選果場を整備してもらいたいて、私は思うんですけど、そういった戦略についてはどう考えていらっしゃるんですか。 105 白石農業振興課長 今言われた部分は、まさしく、長崎市の場合、特にビワ、それからおっしゃられた長崎イチゴ、それから花ですね、それからアスパラガス等々が、幾つかまだございます。  イチゴにつきましては、約8億円ぐらいの販売高だったと記憶していますけれども、おっしゃられるように、イチゴの自動選果機、これができているのが熊本の八代、玉名方面です。出荷量も長崎としたら、もちろん格段に違います。そこの中では、つい最近です、自動選果機がですね。イチゴは、本当に傷みやすいんですけれども、あるメーカーとタイアップして開発をされて、ただ、ものすごく莫大なお金がかかっております。  長崎でも、実はビワとイチゴとセットにしたものが開発できないかということで、国のプロジェクト事業に手を挙げました、県でですね。しかし、残念ながら、まだ長崎ビワと特定されたところということもあって、ちょっとオミットされたんですけれども。  狙いとしては、イチゴもできるんで、もし、ビワの選果機まで可能であれば、これは十分活用できるチャンスがあるので、そこら辺をぜひ進めたいなと思っております。  これについては、自己負担、受益者負担が伴います。そこまでの部分が農協、あるいは受益者がご負担できるかということも次の問題として出てくると。とりあえず、そういった試験的なものができないかということで、国に手を挙げたんですけれども、今回、ちょっとできなかったということでですね。  言われたように、そういったものについては、やっぱり集中して、長崎は特に施設栽培等が主力になっていきますから、言われたビワとか花とか、そういったものについては主体的に、やはり取り組む必要があるだろうと認識していますので、そういったことも含めて、さらに進めてまいりたいと考えております。  以上です。 106 浦川基継委員 今後に期待はしたいと思いますけど、今、農業を背負っているのは70代の人たちなんですよね。それで、今もう本当、やめたいという、要するに、お父さんがするからついていきよっとけどというような感じの人たちばかりで、正直もう疲れているんですよ。その中で、もう24時間せんばいけんときが一、二カ月続いていくということ自体も、やっぱり70代という人たちがもうやめてしまったら、先ほどの農地集積でもそうですけど、50代、60代の人たちを、やっぱりつかまんばいけんとですけんが、そういった負担がかかるとが見えておる中でしていくというとが、もうかるけどきついというとがあるから、きつくないけど、やればもうかるんだよというようなシステムをつくってほしいと思いますから、そういった負担は確かにかかると思いますけど、所得は、他都市の分析というか、農業大学とかが選果場に対する分析をしていました。1割程度負担というか、費用を払うけど、その分、耕作面積が2割、3割ふえて、さらに所得が4割、5割ふえましたという計算の論文も出ていたんですよ。  だから、やっぱりそういったとを考えれば、今、農業所得にしても、認定農業者で400万円以上を目指そうという中でしているなら、それをすることで格段に変わっていくと思うんですよね。  今の状況を見ますと、やっぱり、主要10人ぐらいで長崎の8割ぐらいを担っているような状態になっているんじゃないかなと思うんだけれども、もっと全体としてすそ野を広げる、そういった出荷量をふやすとなれば、もっと強い長崎市の農業になっていくと思いますので、近代化にしても、選果場にしてもですけど、しっかり頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 107 毎熊政直委員 農業者が高齢化する中で、政策として青年就農者、担い手農家は、どこがどう違うんですか。 108 白石農業振興課長 担い手は、跡取りさんも、後継者もそうです。言われたように、新規就農者も、その中の担い手、担い手の中に入ってしまうということでご理解いただいて結構だと思います。〔発言する者あり〕担い手の中に後継ぎの方もいらっしゃる。新しく、例えば、建設業の方が農業に入ってくる、新規に入ってくる、これも農業の担い手と捉えて結構です。 109 毎熊政直委員 青年就農者も、担い手も、トータルすれば一緒だと。ということで、この青年就農給付金と担い手農家の施設整備支援、その中身、ルール、お金はまた違うとやろう。そこはどうくくっとっと。 110 白石農業振興課長 19ページ、例えば、青年就農給付金といった場合に、ここに書いてあるように、45歳未満であるということがまず第一義にあります。そして、独立で自営可能である、これは青年就農給付金の対象者でございます。担い手といった場合、このほかにも、45歳超えても、例えば、60歳、定年してから就農される方、これらも入りますけど、これは青年就農給付金の対象にならないということです。  そのほかにも、確かに、融資とかについてもそうなんですけれども、そういった方についても、青年就農者の方は利子がないとか、そういった有利な制度も、差は出てきております。 111 毎熊政直委員 わからんような、わかったようなところで、もう理解しておきます。  それと、ブランド化のリーディング、要するにマーケティングでしょうけど、この予算が出ているけど、根本を考えんばいかんちゃなかと。  この出島ばらいろ、これはよその人が聞けば、お菓子の名前やろうかと、カステラやろうかと思うよね。私も東京あたり行って、山手線乗ったときに、駅に「宮崎牛」と、肉を焼いている5掛け3ぐらいの大きな電光掲示板がぼんと出ていたり、当然、全国的ないろんな松阪牛を筆頭に、やっぱり肉をすぐ連想できる。長崎和牛て、最初は入っとかんば、わからんよ、これ。お菓子と思うよ。もうそろそろ本気で、これを売り出すのであれば、牛肉とわかる名前にせんと、これだけでもう大分、知名度が広がるのにね、マイナスと思うよ。どういうあれで、この出島ばらいろと名前をつけたか、よう知らんけどさ。たまたま、和牛コンテストか何か長崎であったときに賞をいただいたから、こういう名前をつけたんだろうけどさ。本気で、この肉を売り出そうと思うなら、やっぱり、そこら辺のネーミングからシンプルに考えたらどうね。そこら辺の協議は全く今までせんやった。 112 白石農業振興課長 長崎和牛・出島ばらいろといいますのは、生産者の方が商標登録されておられます。〔「生産者が」と言う者あり〕はい。たしか平成6年だったと思います。  長崎和牛がつくられる前に、長崎の、特に三重地区の方々ですけれども、その方たちが生産されるときに自分たちのルールと栽培技術をきちんと確立されて、そのことでもって長崎和牛・出島ばらいろということで商標登録をされました。これが始まりでございます。  今おっしゃられたように、平成24年に和牛オリンピックで内閣総理大臣賞をいただいたということもあって、県全体では長崎和牛で売り出しをしようということで、すみ分けをしております。  ただ、平戸牛とか雲仙牛とか、長崎県内にもさまざま、自分たちのネーミングを出されるところも結構ございます。そういうところでありますけれども、やっぱり生産者の思いと、長崎和牛・出島ばらいろが今の生産者の方は、そういう走りをつくったという自負心を持っていらっしゃいますし、商標登録もきちんとされておりますから、そこは思いは大事にしながらも、しかし、おっしゃられるように、やっぱり和牛、長崎和牛というのがやっぱりわかるようにしないと、なかなか難しいという側面も、批判もあちこちでお聞きしていますので、そこら辺は生産者の方とも、実行委員会をつくっていますので、お話しをしながら、そういったご意見もありますということも承って、情報発信に努めてまいりたいと思います。  でも、こういったやり方をしているおかげで、福岡でも、一昨年は佐賀牛が、実は隣で売っていて、向こうが高く売っていたんですけれども、売れていたんですよ。でも、長崎和牛・出島ばらいろと出すことによって、今度は長崎和牛・出島ばらいろのほうが結果的には、高く売れているとかですね。徐々に徐々に浸透してきております。  焼き肉店も徐々に徐々に広げておりますし、まだまだ不十分な点はありますけれども、そういう形で一緒になって取り組んでまいりたいと考えております。 113 酒井水産農林政策課長 ここで、出島ばらいろのネーミングの理由をちょっと説明させていただきますけれども、この出島ばらいろというのは赤肉と脂肪のバランスが非常にいいということで、この色がバラの色に似ているということと、牛自体がばらの部分が多くとれるということで出島ばらいろと。このばらというのは2つの意味があります。  また、出島というのは、やっぱり牛肉が入ってきた歴史的なものがありますから、出島ばらいろということで、やっぱり差別化の意味で、こういうネーミングをつけたということでございますので、よろしくお願いします。 114 毎熊政直委員 経緯はわかりました。  出島ばらいろを商標登録されたところしか、長崎には和牛を生産する農家はいらっしゃらないということかな。 115 白石農業振興課長 全ての方が出島ばらいろということではございません。二十数戸あるうちの半分ぐらい、現在、8農家しかいらっしゃいません。  しかし、県内で照らし合わせたとき、全体的に見たときに、長崎和牛・出島ばらいろは約1,500頭ほど出していますので、そんなに低い数字じゃございませんで、逆に、よそと比べると長崎和牛・出島ばらいろというのが、ちょっと資料を持ち合わせておりませんけれども、結構多かったというふうに。  言われたように、ほかの出島ばらいろの8戸以外の方も長崎牛としてつくっていらっしゃるところもいらっしゃいます。県内にも、雲仙牛とか壱岐牛とか、そういったものとは別に、長崎牛としてつくっていらっしゃる方も、もちろんいらっしゃいます。 116 毎熊政直委員 その8戸以外の方は、別に自分たちは、そういうマーケティングのリサーチも何もせんでも、自分たちでちゃんと売れるよと。出島ばらいろじゃないからね。これは出島ばらいろの8戸分が対象でしょうけど。ほかの方は、自分たちで販路拡大はされているわけ。 117 白石農業振興課長 牛も豚もそうなんですけれども、ほとんどが佐世保の加工所を経由して全国に発信をされていると。主に福岡の方が買いつけに来たり、長崎のほうも幾つか買いつけされたりということで、誰でも一応参加はできるようになっております。  ただ、長崎和牛・出島ばらいろと商標を使える方は、そういう登録された業者、そして統一基準でつくられている、飼料を使っている業者さんしか表示ができないということになっております。 118 毎熊政直委員 結局、和牛の全国大会で賞をもらったのは出島ばらいろだけだから、ほかの和牛農家が出されたところは賞はあいにくもらえなかったから、出島ばらいろしか市としてバックアップはできないという今状況かね。 119 白石農業振興課長 ちょっと、きちんと確認させていただきますが、長崎和牛というのが全国大会で、平成24年の和牛オリンピックで優勝されたと。長崎和牛が、そのものがそうです。長崎和牛の中に、長崎和牛・出島ばらいろをつくられた渡部さんという方がその中の一人に参画をされて、二十数月かかって肥育牛にされた、その方が入っているということで理解をしていただきたいと思います。  あくまでも長崎和牛というのが日本一をとったというもので、その長崎和牛・出島ばらいろがとったということでは全部には紹介しておりませんので、ぜひ、そういうことでよろしくお願いします。あくまでも、長崎で売り出すときには、つくっていらっしゃる8農家の方がつくられた分についてしか長崎和牛・出島ばらいろは使えないということでございます。 120 山本信幸委員 第6款第1項の3の有害鳥獣対策費の中で、(3)のモデル事業からの組み替えということで2,600万円ついているわけですが、この分が資料の16ページの8の生活環境被害についてというフロー図の中に入ってくるのだと思います。  1つ目が、ワイヤメッシュ貸与申請の中のタイプで、一番下の「専門業者(あぐりの丘)へ連絡し、ワイヤメッシュを受け取りに行く」ということでございますが、この分について質問等も、るる、うちの会派の人間がさせていただきましたが、いわゆる一般家庭では、なかなか軽トラ程度でしかないとワイヤメッシュが積むことができなくて、実際現実にあったのが、じゃ、どうやって持っていくかといったときに、もうリースしかないといって、リース会社に軽トラを借りに行ったんですけれども、これがまた軽トラがいっぱいで借りられなくて、そんなら4トン車はなかかと言うたんですけど、4トン車もないということで、結局、車両も借りられなくて、動きがとれない。そして、知っている方に言ったら、いや、荷物ば積んどるけん、結局だめだということで、箱ボックスで行くと、今度は入らなくてですね。結局、積まれなかったということがございました。  それで、そういう軽トラなんか、もし貸し出しができないかということですね。よく、ほかの民間のスーパーなど行くと、貸し出しまでして、買って持ってこられるんですけど、そうじゃなかったら、特別そういうところには協議に応じて持ってきていただけるとか、そういうところは協議次第だとか、いわゆる高齢者が多い地域で、一生懸命、皆さんが何とかしようと自分たちでしているところについては、少し手をおかし、支援をいただけないかと思うのですが、その辺はどうでしょうか。 121 白石農業振興課長 直接、委員から私も相談を受けた一人でございます。  そのときも、あいていれば、あれば何とかできたんですけれども、そして、たまたま人員もいなかったということもございまして、ぜひ自分たちでとりに行ってくださいと。通常は自分たちで引き取ってくださいというのが原則です。今までも、ほとんどの方がそういうご相談ありますけれども、自治会の誰かの方、お知り合いの方にとりに行っていただいてというのが原則にしております。  ただ、言われたように、高齢者の方もいらっしゃって、自治会になかなか相談もできないという方も中にはお聞きします。  例えばなんですけれども、連合自治会単位で、私も東長崎地区に住んでおりますけれども、橘地区安全パトロール隊とか、いろいろ結成しておりますけれども、そちらでは、宝くじのコミュニティ助成事業を使った軽トラ購入をしております。そういった形で軽トラを買って、古紙回収がもう子どもさんがいないところがいらっしゃいますので、私もその一員になっているんですけれども、その人たちと一緒になって古紙回収をしながら、浄財に充てていて、ガソリン代に充てているとか、そういった形をやられております。  ぜひ、PTA、あるいはPTAの方も協力していただきますし、中には建設業とか商業、さまざまないらっしゃいますし、幅広い人脈が連合自治会等にはいらっしゃいますので、そういった仕組みづくりができないかということも働きかけとか呼びかけとか、そういったことも必要ではないのかなと思っております。  私どもの農業振興課あるいは水産農林部でトラックを用意して、できるというまでには、なかなか難しい側面がありますので、全庁的にそういった仕組みをつくるかしないと難しい面があるのかなと。言われた趣旨は重々わかっておりますので、そういった自治組織でやる仕組みと、あるいは庁内全域で一手にやるという2つの方法が思いつきますけれども、そういったこともあわせて、ご意見として承っていただければと思います。  以上です。 122 山本信幸委員 自治組織のほうは、それも一つのご意見として我々も考えていきたいし、努力もしたいと思っております。  全庁的にも、そちらのほうで何かもしできるようであれば、その分についてはしっかりとご相談いただければと思います。  あと1つ、専門業者協議会等での捕獲の部分で、基本的には防護対策、地域ぐるみの捕獲体制の構築を検討する緊急対応の必要がある場合には実施するということで、緊急の場合は、その協議会等で行くということを書いてありますが、例えば、地域で緊急に、淵中学校の実は裏にイノシシが出たというのが、お昼だったんですが、周り、どうもしいえんというようなときがございました。また、路上で猿が出たというようなときがあって、動きがとれなくなって、対応できなかったというようなときがございます。  こういうときは、いわゆる専門業者協議会等での捕獲ということになってくるのでしょうか。 123 白石農業振興課長 まず、おっしゃられたように、第一報は農業振興課か相談センターにいくようになります。あるいは、警察に直接電話がある場合もございます。  そのときには、私どもであったりとか相談センターから、実は8地区に区分をして、60名の猟友会の方々を登録させていただいております。近くの方、あるいはどうしてもすぐに緊急に対応しなければならない場合、近くの方にまず電話連絡をして、すぐ行っていただけませんかとお願いするようにしています。  ただ、そういった隊員の方も仕事をしながらやっていらっしゃいますので、すぐに行けるということにはなかなかならない場合があります。その場合も、できるだけ相談センターの職員の方が直接行っていただいてやっていただくと。場合によっては私どもも、もちろん行きますし。  言われたように、困るのが猿なんですよね。猿は、行ったときにはもうおりません。その猿の被害、三原地区で子どもさんがちょっとひっかかれたとかいう事件もありましたけれども、そういった猿の被害が、今は大きなものになっておりませんけれども、群れをつくると大変な被害になりますので、そうならないように、地域で追い払うということを、子どもさんと女性の方を特に目掛けて猿は来るそうです。そこら辺、わかっているそうなんですね。そういったことも地域の方にお知らせをして、集団で行動して、集団で追い払うということを自治会を通じてお知らせしていきたいと考えております。 124 山本信幸委員 この分で最後なんですが、有害鳥獣の部分で箱わな貸与というのがございます。いつも言われるんですが、箱わな貸与を受けて、なかなか入らないというような状況であります。  箱わな貸与、いわゆる今ここで農業振興課から有害捕獲許可決定があって、箱わな貸与決定ということでございますが、その捕獲状況ですね、貸与されて実際に何頭かいけていると、それとも箱わな貸与されたところで、これも要領があるんだというようなことがございますか。 125 白石農業振興課長 これも全く技術が要ります。けもの道が来たところにかけても、かかりません。けもの道から、ちょっと外れたところ、誰も見えないところにかけるというのが原則です。  それで、わなを仕掛けたら、箱わなにかかって、安心するまで、すぐには仕掛けが作動しないようにしていること、安心するように、警戒心が解けるようにしていく、これがわな師の一番上手な方の指導です。  そういったことをしないと、すぐにはとれません。よく苦情がありますけれども、そういったことを1週間して、それでも、えさを食べていなかったら、違うところにかけてくださいということを指導されております。  とれた実績は、実は15ページにも記載をしていますけれども、昨年は少なくて、そうでもなかったんですけれども、最近は技術が少しずつ習得されつつあります。数も、まだ、イノシシとシカ、101頭と34頭ですけれども、隣の諫早では200頭ぐらいとっていらっしゃるし、平戸では約1,000頭ぐらいとっていらっしゃいます。1人で100頭以上もとっていらっしゃる方もいらっしゃいまして、早く技術が習得できるよう、そういう研修会をしたいと考えております。  以上でございます。 126 山本信幸委員 それは箱わななんですかね。囲いわなじゃなくて。囲いわなと聞いたんですが。 127 白石農業振興課長 箱わなです。囲いわなは、6カ所ほど、茂木の方面と平山地区を中心に囲いわなでしているところございますけれども、ほとんどが箱わなです。私どもが許可しているのは箱わなです。  以上です。 128 山本信幸委員 続きまして、資料の37ページ、農道橋りょう長寿命化修繕計画策定費でございますが、これは単独でやっていくということは非常にいいことだなと思ったんですけど、例えば、道路の部分のほかに構造物ございます。普通の道路構造物であれば道路ストックの分を今やっているところでございますけど、今後、農道についても道路ストックの部分で、今これは橋梁だけですけど、ほかの構造物についても順次行っていく、また予算化されていくのか、その辺をお聞きします。 129 田畑農林整備課長 実は、農道、林道もそうでございますが、橋梁というのは、莫大な費用が更新をするときにかかるわけでございます。このため、まずは橋梁についての維持管理、あるいはかけかえに対しての費用の縮減等を目的として、今回策定をしようとするものでございますが、今おっしゃいましたように、農道、林道も同じですが、路線としてのアセットマネジメントと申しますか、そういった観点から計画をつくりたいと思っております。  土木部では、既に市道は先んじて、そういったもので取り組んでおりますので、それに準じた形で長崎市内の生活道路もございますので、そういった形で路線としても計画的にできるように取り組んでまいりたいと思っております。  以上でございます。 130 山本信幸委員 ということは、予算的には来年度以降、そういうとも考えて予算計上していくと、いわゆる計画的なものが道路ストックがいつぐらいから入ってくるというのがわからないものですから、災害のいつも予算が上がってくるのは、橋梁よりも、そういう道路ストック部分の崩壊、崩落等が上がってきているものですから、その部分で早急にすべきことだと思っているんですけど、その辺はどういう計画なんでしょうか。 131 田畑農林整備課長 今ご指摘のとおり、長崎は地形的なものもございまして、法面の崩壊であるとか、そういったことが危惧される路線が数多くございます。
     これにつきましては、これまでも自然災害防止等ということで個別に対応させていただいておりますが、今回、路線ごとにそういった危険箇所も含めてやりたいと思っております。  ただ、調査費につきましては、今回単独でございますが、国の制度、補助事業なんかも活用してやりたいと思っておりますので、そういった部分については各路線をつくるときに、我々職員である程度見た中で、必要に応じて計画的にできるように、計画の中に盛り込んでいきたいと考えております。  以上でございます。 132 向山宗子委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結します。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時35分=           =再開 午後2時45分= 133 向山宗子委員長 委員会を再開いたします。  次に、第6款農林水産業費第2項林業費の審査に入ります。  なお、理事者より公共建築物等木質化推進事業費に係る追加資料の提出があっております。お手元に配付いたしておりますので、ご確認をお願いいたします。  それでは、理事者の説明を求めます。 134 原田水産農林部長 それでは、第6款第2項林業費についてご説明いたします。  予算説明書は220ページから227ページまでとなっております。  第2項林業費の予算総額3億1,302万7,000円のうち、第1目林業総務費の職員給与費を除く2億5,879万6,000円を水産農林部所管分として計上いたしております。  詳細につきましては、委員会資料に基づき、担当課長より説明いたしますので、よろしくお願いいたします。 135 酒井水産農林政策課長 それでは、第2項林業費についてご説明いたします。  私からは、予算額の増減及び水産農林政策課が所管する主な事業についてご説明いたします。  予算説明書の220ページをお開きください。  第2項林業費の予算額3億1,302万7,000円のうち、第1目林業総務費の職員給与費を除く予算額は2億5,879万6,000円で、前年度と比較いたしまして、8万8,000円の増となっております。  次に、目ごとに予算額の増減等についてご説明いたします。  まず、第1目林業総務費でございますが、予算額5,607万5,000円のうち、職員給与費を除く予算額は184万4,000円でございます。前年度と比較いたしまして、7万6,000円の増となっております。  次に、第2目林業振興費でございますが、予算説明書は220ページから223ページまでとなっております。  予算額は2,351万2,000円で、前年度と比較いたしまして、448万9,000円の増となっております。  この主な理由といたしましては、221ページの説明欄、中事業の1.林業振興対策費の2.公共建築物等木質化推進事業費が新規事業として150万円の皆増及び5.長崎県林業公社貸付金について、これまで補正予算において計上していたものを、平成27年度から当初予算に計上することから、428万2,000円の皆増となったものでございます。  次に、第3目山林管理費でございますが、予算説明書は222ページ、223ページでございます。  予算額は4,239万5,000円で、前年度と比較いたしまして、974万2,000円の増となっております。  この主な理由といたしましては、223ページの説明欄、中事業の2.【補助】山林整備事業費の1.公有林960万円の増などによるものでございます。  次に、同じ222ページの第4目林道管理費でございますが、予算額は466万3,000円で、前年度と比較いたしまして、16万3,000円の増となっております。  次に、第5目林道建設費でございますが、予算説明書は222ページから225ページまでとなっております。  予算額は4,400万円で、前年度と比較いたしまして、600万円の減となっております。  この理由といたしましては、223ページ下段の説明欄、中事業の2.【単独】林業用施設整備事業費の1.林道1,400万円の増はありますが、1.【単独】森林基幹道整備事業費の1.西彼杵半島線2,000万円の減によるものでございます。  次に、第6目市民ふれあいの森費でございますが、予算説明書は224ページ、225ページでございます。  予算額は2,212万1,000円で、前年度と比較いたしまして、320万9,000円の減となっております。  この理由といたしましては、225ページの説明欄、中事業の1.施設管理運営費の2.体験の森運営費319万5,000円の減によるものでございます。  次に、下段の第7目いこいの里費でございますが、予算額は1億2,026万1,000円で、前年度と比較いたしまして、517万3,000円の減となっております。  この理由といたしましては、225ページの1.施設管理運営費の1.あぐりの丘運営費の減などによるものでございます。  続きまして、委員会資料をごらんください。  水産農林政策課が所管する主な事業についてご説明させていただきます。  水産農林部が提出しています委員会資料の54ページをお願いします。  体験の森運営費でございます。  1の概要ですが、市民が親しみ、憩い、自然を体験する場の提供をするため、平成6年に整備された本施設の管理運営を行うものでございます。  2の事業内容でございますが、体験の森につきましては、指定管理者制度による管理運営を行っております。引き続き、平成27年度から31年度までの5年間についても、株式会社シンコーを指定管理者に指定する議案と債務負担行為の補正議案を昨年の11月議会において議決をいただいたところでございます。  (3)の予算計上額1,982万円となっております。内訳といたしましては、アの指定管理料1,944万円については、施設使用料などの収入から人件費や物件費の支出を差し引いた額を委託料として指定管理者に支出するものでございます。  イのその他の経費として、38万円を計上しております。  55ページには、利用状況を記載しておりますので、ご参照ください。  私からの説明は以上でございます。  引き続き、農林整備課長からご説明させていただきます。 136 田畑農林整備課長 恐れ入ります、資料40ページにお戻りいただきたいと思います。  まず、間伐材活用促進費519万6,000円についてご説明いたします。  この事業は、市有林の森林施業等で発生をいたします間伐材の有効活用及び地域材利用促進を図るために、間伐材加工所で、ばんこ椅子やフラワーポットなどを作成し、長崎市の施設や自治会等に提供・貸し出しを行うほか、一般市民等への販売を行うものでございます。  41ページに加工所の状況や公共施設への活用事例を添付いたしておりますので、ご参照いただきたいと思います。  続きまして、42ページをごらんいただきたいと思います。  公共建築物等木質化推進事業費150万円についてご説明いたします。これは新規事業でございます。  この事業は、教育委員会が実施した学校図書館環境整備に関する調査に基づき、要望がございました木製品を長崎県のながさき森林環境税事業を活用して、市有林の間伐材で製作し、年次計画で整備するものでございます。  昨年10月に長崎市公共建築物等木材利用促進方針を策定し、森林の適正な整備及び保全を図るため、建築物等の木材利用を促進することとしておりまして、特に学校等におきましては、市有林の間伐材等を活用し、積極的に木造化、木質化を推進することといたしております。  このため、長崎市立の小中学校図書館について、木のぬくもりがあり、親しみやすく改修し、そのことで森林の適正な整備及び保全を図るため、教育委員会と協議・調整を行いまして、水産農林部から予算を計上させていただいております。  事業内容といたしましては、平成27年度に基本となる3点セットを製作し、要望があった56校に配付するものでございます。  追加資料を提出させていただいております。ごらんいただきたいと思います。  平成24年度に伊良林小学校で実施をいたしました学校図書館の木質化の例でございます。  写真の上から絵本架、すのこ掲示板、玄関看板でございまして、木材のよさを感じていただけるような仕上がりになってございます。  資料42ページにお戻りいただきたいと思います。  事業費150万円の財源内訳といたしまして、県費2分の1、市費2分の1で、それぞれ75万円ずつとなります。  42ページには、事業の模式図と製作する3点セットの写真、44ページには、森林環境税の概要を添付いたしておりますので、ご参照いただきたいと思っております。  続きまして、45ページ、長崎県林業公社貸付金428万2,000円についてご説明をいたします。  この事業は、長崎県内の森林所有者と分収造林契約を締結し造林事業を行う公益社団法人長崎県林業公社に対して、事業の円滑な運営及び本市における造林事業の促進を図る目的で資金を貸し付けるものでございます。  事業内容といたしましては、平成27年度に林業公社が長崎市管内で行う造林事業費総額から国庫等の補助金及び木材販売収入などの公社資金を差し引いた残額を、県と市が9対1の割合で貸し付けを行うものでございます。  財源内訳につきましては、長崎市の林業公社への貸付金は428万2,000円で、財源は一般財源となります。  本市の負担金の内訳でございますが、平成27年度に林業公社が実施する間伐や作業路などの整備事業費8,978万3,000円から、国庫等の補助金4,273万7,000円及び林業公社資金422万4,000円を差し引いた残額4,282万2,000円の1割、428万2,000円を長崎市が負担することになっております。残り9割は県が貸し付けることになっております。  続きまして、貸し付けの条件でございますが、貸付利率は無利子で、償還期限は60年以内となっております。平成27年2月末現在における累積貸付金残額は2億6,071万5,000円となっております。この事業につきましては、例年、補正をお願いいたしておりましたが、林業公社と協議・調整を行い、今年度より当初予算で計上させていただいております。  続きまして、46ページをごらんいただきたいと思います。  【単独】林業振興対策事業費補助金林業用機械導入139万7,000円についてご説明をいたします。  この事業は、厳しい林業経営の振興策の一つとして、長崎南部森林組合が国の補助事業で導入をいたします高性能林業機械の費用の一部を、当森林組合の管轄区域であります長崎市を含めた4市2町で助成するもので、継続事業でございます。  平成27年度は、事業費1,400万円で林業機械1台の購入を計画しており、負担内訳といたしましては、国が630万円、4市2町384万7,000円、森林組合が385万3,000円で、長崎市の負担額は139万7,000円となっております。  47ページに導入機械の写真を添付いたしておりますので、ご参照いただきたいと思います。  続きまして、48ページ、【補助】山林整備事業費公有林3,540万円についてご説明いたします。  この事業は、農林整備課が所管しております直営林約1,300ヘクタールを、森林資源の有効活用と森林が有する水源の涵養や土砂の流出防備等公益的機能の充実を図るため、杉、ヒノキ等の人工林を主に整備するものでございます。  事業内容は、間伐、防火線等の手入れ、路網整備等であります。  49ページに実施箇所の位置、事業量を図示しておりますので、ご参照いただきたいと思います。  続きまして、50ページをごらんいただきたいと思います。  林道橋りょう長寿命化修繕計画策定費40万円についてご説明いたします。  これにつきましては、先ほどの農道橋りょう長寿命化修繕計画と同じ趣旨で、今回、策定をするものでございますが、平成25年度に国の補助を受けまして橋梁点検を行っております。このため、平成27年度につきましては、橋りょう長寿命化修繕計画を農道と一緒に一体として策定をしようとするものでございます。  平成25年度に実施しました点検におきまして、6橋点検を行ってございますが、緊急に対策が必要な橋梁はございませんでした。しかし、今後、予防的な修繕を実施することによる長寿命化、計画的なかけかえによるライフサイクルコストの縮減を図るために、今回、長寿命化修繕計画を策定しようとするものでございます。  51ページには、林道の橋梁設置箇所を図示しておりますので、ご参照いただきたいと思います。  次に、52ページ、森林基幹道整備事業費西彼杵半島線2,000万円についてご説明をいたします。  西彼杵半島線は、長崎市と西海市を結ぶ森林基幹道、いわゆる広域林道でございまして、西彼杵半島地域の林産業の振興並びに地域の活性化、生活環境の改善を図るものでございます。  工事施工は長崎県が行っておりまして、工事費に対する長崎市の負担はございません。しかし、長崎市施行分の用地買収費等は、長崎市の負担となるわけでございます。  なお、昨年の大雨によりまして、施工区間で法面の崩壊が発生しておりますので、ルートや事業内容の見直しが行われております。  全体計画でございますが、総延長40.5キロメートルについて、平成7年度から事業を実施しておりまして、平成27年度が最終年度となっております。残る長崎市域分1.6キロメートルの完成に向けて、長崎県とともに鋭意努力をしていきたいと考えております。  平成27年度の整備計画といたしましては、用地測量登記、用地買収費、立木補償等でございます。  53ページの位置図に事業予定箇所を図示しておりますので、ご参照いただきたいと思います。  続きまして、56ページ、あぐりの丘運営費1億2,026万1,000円についてご説明をいたします。  いこいの里は、市民参加でつくる、人と自然のつながりを思い出し体感する場及び食育教育をコンセプトに、市民が交流、体験及び遊びを通じて自然と触れ合うことができる施設として、年間約29万人の来園者に親しまれております。  近年は、ふれあい動物広場やちびっこ広場、親水広場などの整備に取り組んできたこともございまして、来園者が最低だった平成20年度の約14万5,000人から、2倍の約29万人まで増加をいたしております。  また、施設整備などハード面につきましては、一定整備が完了したことから、平成25年度から市民協働型の運営方式への移行など、ソフト面の充実を図ることで、さらに多くの市民に来園していただくよう取り組んでおります。  あわせて、現在、直営業務の多くを民間に委託することや、維持管理が容易な花木への変更を進めることなどにより、平成26年度から職員を3名に半減しており、引き続き効率的な維持管理に努めていきたいと考えております。  事業内容といたしましては、施設の維持管理や運営に係るもので、記載のとおり(1)委託料及び嘱託職員等の人件費などの(2)その他の経費でございます。  57ページには、財源内訳と、いこいの里全体図、58ページから59ページにかけましては、来園者数のグラフ、運営状況の写真を添付しておりますので。ご参照いただきたいと思います。  次に、60ページをごらんいただきたいと思います。  平成25年度から取り組んでおります市民協働型運営モデル事業の取り組みについてご説明をいたします。
     平成25年度は、活動団体の募集に始まりまして、市民がみずからワークショップによる検討を重ねた結果、新たに6つの活動プログラムが生まれ、社会実験のあぐりの丘でやってみようの実施や、あぐりの丘を活用するための企画書活動プランを策定いたしました。  平成26年度は、ワークショップやあぐりの丘でやってみようの継続とともに、活動プランに20団体が132日間の体験プログラムを実施した結果、延べ約3,000人の市民参加が得られております。  また、参加団体等の活動を活発化させ、将来にわたり継続して活動できる人材育成のため、あぐりの学校を開講いたしました。  このように、市民みずからがあぐりの丘の活用について積極的に取り組んでおり、活動の輪も順調に広がっておりますので、平成27年度も引き続き新たな活動プログラムに取り組むとともに、活動団体をふやし、運営組織を育成するなどの組織づくりや情報発信の仕組みづくりなどを行うなど、環境づくりを行うことで、市民協働型の新たな仕組みづくりを進めていくことといたしております。  61ページには、新しい市民参画の枠組みを、62ページには、あぐりの学校の仕組みを、63ページには、平成26年度の取り組み状況の写真を添付いたしておりますので、ご参照いただきたいと思います。  以上でございます。 137 白石農業振興課長 先ほど、野口委員のご質問で、23ページの農業金融対策費のことで、市中銀行も可能かということで、回答が来ましたのでお答えさせていただきます。  一番上の近代化資金については、市中銀行も可能であるということです。  2番目の経営基盤強化資金については、公庫からの転貸し等で銀行や農協も可能であるということです。  (3)の活性化資金につきましては、これは無利子で農協営農指導と連携して融資をされるという仕組みなんで、これは農協のみということになっております。  先ほど、回答が漏れていましたので、お答えさせていただきます。  以上でございます。 138 向山宗子委員長 これより質疑に入ります。 139 重橋照久委員 あぐりの丘の運営費についてお伺いをいたしますけれども、過去、法人に委託をしておったりとか、NPO法人に随分お手伝いをいただいたりなんかしながら、ここは運営しとったごたったですけれども、今、この事業内容、委託料、(ア)から(カ)までありますけど、その他も(カ)まで、これはどういう形で委託をしているんですか。  受託される方というのは、どういう人がやっているんでしょうか。中身を教えてください。 140 田畑農林整備課長 あぐりの丘の運営費の委託料についてご説明をいたします。  ここに委託料として、(ア)から(カ)まで書いてございますが、これにつきましては、市の職員が設計をまずいたしまして、それぞれの専門業者に必要な時期にその部分を発注しておるという形になります。  したがいまして、例えば、園内の除草であるとか花壇、花畑の維持管理につきましては、造園業者に、この区間について維持管理、除草を個別に出す。例えば、春と秋に花を植えてくださいといったような形で出します。  それから、(オ)のイベントであれば、春と秋に多くの市民の方、来園者がございますので、そこで楽しんでいただけるようなイベントをということで、イベント会社に個別に契約をさせていただいているということでございます。  したがいまして、(ア)から(カ)につきましては、必要な時期に必要な専門の業者に個別に委託をしているというのが実情でございます。  以上でございます。 141 重橋照久委員 そういたしましたら、基本的にいうと、役所の職員、そして、嘱託職員、何名編成でやっているのか知りませんが、教えてください。  そして、この方たちのいわゆる人件費というのは、職員ですから公金で賄われていると、そして、要は1億2,000万円でそれらの運営については全て賄いをしているというようなことでよろしいんでしょうか。あと、ほかはもう出ていませんか。 142 田畑農林整備課長 職員が3名でございます。それから、嘱託につきましては、動物のお世話であるとか、あるいは除草関係とか、園内の管理のために、8名でございます。  資料56ページにも、(2)その他の経費の(ア)人件費嘱託8名ということで記載をさせていただいております。  よろしくお願いをいたします。 143 原田水産農林部長 補足説明をさせていただきます。  正規職員3名の分は、この1億2,000万円の中には入っていないと、あとの人件費については、この中で賄っているという状況でございます。  以上でございます。 144 重橋照久委員 今、あそこは入場料その他、みんな無料でやっているんですよね。そうすると、あそこで前は物品販売なんかやっておりましたけれども、それはそれで地域の人にお任せをして、それが、例えば、市に、もしくは、あぐりの丘の何らかの形の中に繰り入れされていると、利益があって繰り入れされておるとか、そういったことは一切ないわけですよね、現状はね。 145 田畑農林整備課長 資料57ページをごらんいただきたいと思います。  財源内訳でございます。一般財源がほとんどでございますが、その他として、料理体験教室受講料等が432万9,000円ということで収入があるといった形になってございます。  それぞれの体験プログラムということで、いろんな体験をしていただいて楽しんでいただく、そして、農業に親しんでいただく、自然を感じていただくといったものを開催しておりますので、そういった中で必要な分については、その一部を参加者に負担をしていただいているという状況でございます。  以上でございます。 146 重橋照久委員 もう終わりにしますけれども、前、NPO法人等というような形の中で、茶畑をつくってみたりとか除草してみたりとか、遊歩道というか、整備をしてみたりとか、そういう方がかかわっておられたじゃないですか。ああいう方々というのは、あそこの場所に対して非常に知識が深いと思いますよね。そういう方々というのは、園内の除草とか花壇、花畑、こういう事業に参画をしておられるんですか。 147 田畑農林整備課長 説明が不足しておりまして申しわけございません。  今のように、過去から、いこいの里あぐりの丘にかかわっていただいているということで、委託料の、例えば(ウ)の中に今おっしゃいました里山の管理等をしていただいている分も中に含んでございます。  今後は、その部分につきまして、市民協働の中で、例えば、花壇につきましては、市民の活動される方が、ここの花壇は自分たちが1年通して管理していいよといったようなこともございますので、徐々にその市民の皆様のお力をかりて、この委託費あたりを削減していこうということで、今、進めているということでございます。  以上でございます。 148 浦川基継委員 関連でちょっとお聞きしますけれども、まず、あぐりの丘は、数年前に指定管理者を募集して、2年連続でだめやったんですけれども、今後の可能性としては、先ほどもちょろっと言ったかと思いますけど、指定管理者に任せるような形は、もう考えていないんでしょうか。 149 田畑農林整備課長 平成18年に既に、いこいの里あぐりの丘につきましては、指定管理を前提として、条例改正をさせていただいておりまして、今、未施行条例という形で現在まで至っております。  当時、ここの指定管理を受けていただける企業、団体といいますか、ちょっと任せられるには至らない、まだそういう状況じゃないんじゃないかといったことで、当分の間、直営でやるといったことで、現在まで至っておるということでございます。  もちろん、指定管理につきましては、長崎市におきましても、多くの施設が移行しまして、課題もあろうかと思いますが、効果を十分に検証できる域にございます。  現在、私どもが思っておりますのは、資料の61ページをごらんいただきたいと思います。  この61ページの上に現状といたしまして、法令管理、維持管理、運営と書いてございます。今後につきましては、法令管理は長崎市が必要だろうと、そして、維持管理、運営につきまして、市民協働でいろいろな管理関係をお願いできないかと思っておりますが、その下にございます維持管理の長崎市と書いてある部分、特に浄化槽とか店舗設備、そういったものにつきましては、指定管理にお任せをすることがいいんではないかといった考えもございまして、その移行につきまして、現在、検討を行っておるということでございます。  ただし、この上の市民協働を推進するような指定管理ができるかどうかということもございますし、この市民協働の枠組みといいますか、それがきちっとある程度できた段階で、そちらのほうに一括してできるかということで、現在、検討を進めておるというところでございます。  以上でございます。 150 浦川基継委員 指定管理を模索しているような状態というのは、大体わかったんですけれども、60ページにも書いてあるごと、市民参加型の運営方式の構築に実績のある専門のコンサルタントに業務委託て書いてあっですたいね。もう既に指定管理者になるような体制のごたっ気になるんですけど、市民参画て書いてあるけど、実際はコンサルタント会社にさせて、そこに市民を呼びこむという形なんですか。  市民がみずからこういったことをしますか、運営協議会の中に入ってかはわかりませんけど、ちょっとよくわからないんですけど、コンサルタントが主体的にしていくなら、もう既に指定管理者のような気がするんですけどね。どのように考えればいいんですか。 151 田畑農林整備課長 まず、この市民参加型の運営方式の構築に実績がある専門のコンサルタントと申しますのは、この市民活動を盛んにさせる、あるいはもう既に長崎市内でいろんな市民活動をされている団体、市民の方がいらっしゃいますので、それぞれの方を結びつけて、そして、いこいの里あぐりの丘でどういうことができるかと、そういったつながりを重視すると、そして、新たな、化学反応とまではいいませんが、新しいものをそこでやっていこうと、そういったことを専門とする業者でございます。  先ほど運営協議会の話もちょっとお話出ましたけれども、できれば、市民活動をされる方の意向を十分に反映させた形で、いこいの里あぐりの丘を活用できるような運営方式、今、想定しておりますのは、市民団体の代表、それから学識、それから市も入ります。仮に指定管理であれば指定管理者が入った中で運営協議会なるものを設置して、その施設の運営をやっていこうといった形で進められないかということで動いているわけでございます。  一方、指定管理につきましては、施設を全て一定期間お任せをするということになりますので、特に浄化槽とか設備につきましては専門会社、ハードとしての指定があるんでしょうけれども、そこでの運営につきましては、それが両方ともうまくやっていただけるような企業、会社がございましたらお願いできるんでございましょうが、その市民協働のほうが、まだもう少し、ちょっと時間がかかりそうなもんですから、その時期については、もう少しお時間をいただけたらというふうに思っております。  以上でございます。 152 浦川基継委員 平成18年からすれば、もう10年たっているような状態ですたいね。時間はたっぷりあったと思うんですけど、その中でいろいろなものを試しながらしているというのは、何となくわかるんですけど、例えば、市民団体を結びつけるとかなんかいうとなら、特に長崎の場合、ランタナとかいうのがあって、そこに集中して、そこで連携するとか、説明はあったけど、実際は、またこういったのでコンサルタントに頼んで協働をするとかなんとかいえば、そのランタナて市民協働の中心じゃなかったんですかね。そういったところとは連携したと。 153 田畑農林整備課長 今ご指摘のとおり、市民協働の長崎市の所管というのはランタナ、市民協働推進室ということでなってございます。もちろん、これにかかわるときには、そちらとも協議をしまして、今、動いている団体に声をかけさせていただいております。  ただ、一応、あそこで活動されるというのが、ある意味、一定のNPO団体であるとか、それに準じる登録をしたというのがメーンになりますので、今回、いこいの里あぐりの丘で活動していただく団体につきましては、それをさらに広く呼びかける必要がございましたので、ランタナをまずきっかけとして、そこから、かかわりのある人たちをどんどんふやしていっているですから、市民協働でランタナにかかわっていない方も、もう既にこちらにはかかわっていただいている方と一緒に市民の輪を広げているといった状況でございます。  1つの例といたしまして、オリーブを植えていただいている団体もあるんですけれども、アウトドアといいますか、そういう敷地を使った、例えば、農業であるとか、そういったところにも積極的にかかわっていただいているといった意味で、ちょっとランタナの活動とは競合するところもありますが、さらに別の活動に今なってきているというところでございます。  以上でございます。 154 浦川基継委員 未施行条例でしよるけん、あんまり方向性が今のとではよくわからなかったんだけど、しかし、このあぐりの丘をどうするというのは、もう早急に決めて方向性を出していって実行しないといけないと思うんですよね。一般質問でも相当お金がかかっているという中で、指摘もあったと思いますので、今後に期待してみたいと思いますので、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。 155 毎熊政直委員 関連しますけど、これ、考え方変えれば。こんなとってつけた、あっちもこっちも市民協働て、そんなね。市民協働ということは、要するにボランティアでいろいろ除草作業とか管理作業やってくださいということでしょう。  それよりも、これだけのお金を、1億2,000万円かける。失業対策事業でやらんですか。失業対策事業をもう復活させんですか。失業対策事業で市の職員が何名かて、あと、要するに生活保護世帯でも、まだ働ける人を呼びかけて、ここで失業対策事業でこれやればいいじゃない。そうすれば二重の効果があるじゃないですか。それをやっぱり市全体で考えるべきですよ。もう清掃、除草、草花の育成等々はできるでしょう、そんな専門的な技術はなくても、水かけとかですよ。  これは、生活保護をしよる福祉部と話をして、長崎市が、失業対策事業といえばあれだろうけど、何か名称を変えて、そういう抜本的な考え方を変えて、そうすれば、一石二鳥になるじゃないですか、生活保護費が少しでも減れば。そういう考えで全体的な協議をするようにしてください。皆さん、縦割りだけしか考えんからね、そういう話を進められますか。 156 田畑農林整備課長 今までもそうでございますが、これまで畑なんかを持っておりますので、小さな保育園とか幼稚園あたり、それから福祉関係で障害者であるとかいった形に畑を使っていただいて、そして収穫のときにそこで楽しんでいただくと、そういった連携はこれまでもやっております。そういった意味では、全庁的に関連のある部局とも連携をとりながらやっているところでございます。今、委員ご指摘がございましたのも、一つ大きな特効薬といいますか、抜本的な対策になろうかとは思います。  今、私どもが思っておりますのは、やはり楽しみながらやっていただくと、来ていただくというのをやはり目指しております。  それで、今回の部分につきまして、ボランティアというわけではなくて、逆にそこで、今回、花の話ですが、例えば、山で木を切ったり、竹を必要ないものをとります。それで何か製作したものを逆に売って、それをまた活動費に充てるということで、その市民活動が継続的にできるような仕組みができないかというのもあわせてやっているということでございます。  目的は多分一緒かなとは思いますけれども、現在、そういった状況でさせていただいております。  以上でございます。 157 原田水産農林部長 今まで協議をする中で、その指定管理という部分でございますけれども、私どもとしましては、この市民協働、いろいろな活動プログラムをつくって、自分たちのプログラムを市民の人にさせたいと、そういう活動をされる方を、このあぐりの丘の部分でも、活動の場として提供をしたいというのは、これはもう大分前から話はあっていたわけでございます。  ただ、それを認識できる指定管理者を見つけきれるのかというのがあるわけでございます。例えば、施設を維持管理する指定管理者というのは、幾らでも公募すればできると思うんですけれども、こういう市民協働というちょっと特殊な部分というのは、非常に活動を認識した上で指定管理をできるというのが、なかなか見つけきれるのが難しいだろうということで、今、課長が言ったように、いろいろな運営協議会をつくったらどうかとか、そういうものを今模索をしているところでございます。  それから、先ほど言った生活保護者とか福祉関係と農業というのは、非常にマッチングしやすい部分はございますので、この部分については、別にこのあぐりだけではなくて、農業という部分でも関係があると思うので、そこらあたりは十分、関係課と協議をさせていただこうと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。 158 池田章子委員 障害者の福祉農園じゃなくて、ここにその障害を持った方々が働いていらっしゃると思うんですけど、それは委託料の委託先として働いていらっしゃるの、それとも人件費で出ているんですか。 159 田畑農林整備課長 市が直接雇用をさせていただいているわけではございませんけれども、あぐりの丘のにぎわいを創出するためにお店がございます。お弁当、水筒持ち込みの施設でございますけれども、多くの方がご来園いただきますので、そこでちょっとした飲み物、食べ物、あるいはいろんなアクセサリー、いろんなものを販売しているということで、お店が8つほどございます。そのうちの1つに、そういった障害のあられる方が、勤務されている施設がございます。  以上でございます。 160 池田章子委員 そのあぐりの丘で働いている関係、あぐりの丘に近いからということで、今度、光風台にまたグループホームをつくろうかという話が出ている。伺ったところ、その動物の世話云々とちょっと聞いたんですけど、そこはないんですか。 161 村本農林整備課いこいの里管理センター所長 動物の世話といいますのが、先ほど課長も言いましたが、お店の中の1つに南高愛隣会がワークあぐりという名称でポニー種を2頭入れておりまして、当時から引き馬であったり乗馬というようなことで、障害のある方と連携をして、平日につきましては、近隣の施設の障害の方が受けられて、ホースセラピーでありますとか、そういう取り組みをなされております。土日、祝日におきましては、一般来園者のお客様に対しては、今度、乗れますよということで、それの提供をしておるということで、すみません、ちょっと足りませんでしたが、一応2種類ございます。  以上でございます。 162 池田章子委員 そしたら、要するにここの事業内容とは、もう全く別個と考えていいわけですね。わかりました。  ただ、そういう障害を持った人たちの働く場といいますか、活動の場というのを、いわゆる福祉農園とかだけではなくて、そういう働く場の提供としても、できるのであれば、ぜひ活用の道も考えていくべきだろうとは思うので、ぜひよろしくお願いいたします。 163 山本信幸委員 お尋ねします。  まず、資料の40ページの間伐材活用促進費519万6,000円ですが、これは個数かなんかを掛け合わせて、大体どのくらいつくりますよということでの予算組みの仕方なんですかね。  中途半端な数字が出てきているので、何か見積もり関係があるのかなと思っているんですが、実績が下にありますけど、この実績に応じた予算の組み方をされているのか、それとも、それからまたふやそうと思って考えていらっしゃるのか、その辺をご説明いただけますか。 164 田畑農林整備課長 間伐材活用促進費につきましては、その間伐材加工所に製作指導専門員という方を配置しまして、そして、それを手助けする方ということで、直営で製作をしているという状況にございます。  その材料につきましては、市有林から切り出した間伐材を活用しているということでございますので、製作個数というのには限りはあろうかと思いますが、市の施設、あるいは自治会などのある程度の要望に即した形で、できるだけ合わせる形で現場で対応をしていると、そういったことでございます。  以上でございます。 165 山本信幸委員 私が聞いたのは、予算組みの仕方をどういう形しているのかと聞いたんですよ。  だから、例えば、これを進めるというのであれば、もっと予算をつけんばやろうし、この販売費、よく見ると加工品の販売収入等がその他のところに書いてございますので、収入要件に応じて一般財源の支払い額が変わってくるわけですよね。こういう予算額の組み方であるならば、これを進めるというのであれば、もっとふやさんばやろうしというような考えなんですよ。  だから、そこを、いや、今の製作の限界がこの数字なんですよということなのか、政策として、この数字なんですよということなのかということを聞いているんです。 166 田畑農林整備課長 説明が不足いたしておりまして申しわけございません。  間伐材の活用推進費につきましては、まず、内訳としましては、間伐材の指導員の給与、木工作業所員の賃金、一般消耗品、間伐材の搬出等に係る委託料、そういったものを含めての予算組みになってございます。  これにつきましては、もともと限られたスペース、機材等、専門員、その他、加工の職員の数等を考えますと、頑張ってはいただいているんですが、それ以上になかなかするというのは難しいかと思います。  その42ページ、今回、新規事業として公共建築物等木質化推進事業というのを計上させていただいております。これにつきましては、平成26年度は間伐材活用促進費の中でやっておったものを、公共建築物等の木質化をさらに推進するという形で、分割特化させた形で新規事業という形にさせていただいております。  ですから、そういった意味では、ある意味、今の実績といいますか、かなりぎりぎりかなという気はしております。  以上でございます。 167 山本信幸委員 今、まさにそこなんですよね。実は、次のページ、42ページの公共建築物等木質化推進事業費なんですが、これが補助率、県が2分の1ということで、いわゆる県の金額によっての裏負担で予算が決まっているものなのか、これ、要はもっと増額して早期にやるべきじゃないかというのが頭にあるんですよ。  間伐材の分をそっちに持っていったのならば、逆にここの部分をふやして、手前の事業を減らすとか、当初がそうであるならばですよ、その辺を考慮して、この県の負担金額、県の補助が75万円しかないんだというものなのか、裏負担によって75万円が決められたのか、この辺、答えてもらえますか。 168 田畑農林整備課長 公共建築物等木質化推進事業における県の負担でございますが、これは1事業につきましては100万円が限度になってございます。ですから、満額はいただいておりませんけれども、今回、要望がございました長崎市立の小中学校にそういった木製品を提供するといったことで、この事業費を積み上げましたら150万円という事業費が積み上がったといったことで、これで県に申請をさせていただきたいといったものでございます。  以上でございます。 169 山本信幸委員 それなら、要望をとればもっと出てくると思うんですよ。逆に満額が100万円ならば、100万円つけて裏負担をとるように、これは強く要望させていただきます。  それと、これは予算書しかないのですが、予算書の223ページに、山林管理費の中で、市有林維持管理費が699万5,000円ということで出ております。昨今、さっきのイノシシの話も先ほどしたんですが、市有林の管理で、いわゆる市有林と住宅境のところの法面が非常に崩落が生じているんですね。崩落があったときに、従前であれば、そこが水路、または単なる法面で、住宅への被害はなかったんですが、昨今、どうしても住宅の擁壁等が押し迫っている関係の中で、市有林の荒れた状態、斜面地の法面が崩落すると、それで災害が起きているんですね。また、そこに車等がございましたら、車等にかぶったりとかしとるわけですよ。それを維持管理費でどうにかしてくれろというと、予算がないという話が出てまいります。  この市有林の維持管理費についても、そういう状況がある中では、やはりしっかりと取っていただいて、そういうところのパトロールも当然やっていただかないと、補助分の整備費は今上がっておりますが、維持管理費についても、これはまた中途半端な699万5,000円という取り方をしておりますが、そういうところも取れるところは取って、しっかりやっていただかないと、今からは荒れた市有林の管理自体も非常に問題になって、これ、民事裁判等にもつながりかねないので、そこのにきも考慮していただきたいと思うんですが、どう思われますか。
    170 田畑農林整備課長 市有林の適正な維持管理につきましては、今、委員ご指摘のとおり、推進すべきものと思っております。  1つは、厳しい長崎市の財政状況の中で維持管理費というのは、なかなか予算の獲得が厳しいという状況にございます。  今回の市有林維持管理費の内訳でございますが、山林監視員という方がいらっしゃいまして、山林を監視していただく方、その方の活動費の報酬、それから、松くい虫の防除、それの委託料、それから、支障木、隣接民家に支障、屋根とかにかかわる支障木を伐採する費用、それから、不法投棄とか、やはり市有林ございます。そういったそれの処理費用、そうったものを今回積み上げて計上させていただいております。  今おっしゃいましたように、この部分につきましては、なかなか単費ではつきにくいものですから、県のながさき森林環境税あたりで、そういった部分の活用ができないかということで、県とも協議を行っております。  市有林につきましては、当然、市が管理をするべきものだけれども、個人有林と一体となって整備をするようなことであれば、その環境税なんかも活用できるんではないかといったような県の一定の方針といいますか、考え方が示されておりますので、やはり有利な財源、そういったものを活用しながら、今おっしゃられたように、適正な市有林の管理、特に民地と隣接したところの適正な管理に努めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 171 向山宗子委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結します。  次に、第11款災害復旧費第1項農林水産施設災害復旧費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 172 酒井水産農林政策課長 それでは、第11款災害復旧費第1項農林水産施設災害復旧費についてご説明いたします。  予算説明書は324ページ、325ページになります。  予算額は7,600万円で、前年度と比較いたしまして、4,400万円の増となっております。  この主な理由といたしましては、第1目農業用施設災害復旧費において、325ページの説明欄、中事業の1.【補助】農業用施設災害復旧費の1.現年度災害分1,000万円の増及び第2目林業施設災害復旧費において、説明欄、中事業の1.【補助】林業施設災害復旧費の1.現年度災害分1,000万円の増、中事業の2.【単独】林業施設災害復旧費の1.現年度災害分2,400万円の増によるものでございます。  近年、集中豪雨とか台風などの災害が多く発生している状況でございます。今後とも災害が発生した際には、復旧作業に迅速に対応してまいりたいと思っています。  説明は以上です。 173 向山宗子委員長 これより質疑に入ります。 174 浦川基継委員 農業の災害復旧費についてなんですけど、最近は家の裏とかが耕作放棄地になっとったりして、よく壊れるときがあるんですたいね。そのときに、農業ばしとったら出るていうとはわかってはおっとですけど、その所有者がおればまたいいですけど、いない部分も、誰かわからないとか、どこに行ったかわからないとか、相続であったりしますけんが、何か対策がないのか、そういった自分の家の裏の、自己所有ならまだしも他人の所有の部分の、そういった対策を前もってできるとか、できないとか、何かございますか。  今後はそういった問題もございますので、そういう問題も考慮した上で考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 175 向山宗子委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結します。  これをもちまして、本日の委員会を散会いたします。           =散会 午後3時44分=  上記のとおり委員会会議録を調製し署名する。  平成27年4月28日  環境経済委員長    向山 宗子 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...