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  1. 長崎市議会 2014-12-04
    2014-12-04 長崎市:平成26年建設水道委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前10時2分= 平野 剛委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから建設水道委員会を開会いたします。 〔審査日程について協議を行った結果、審査日 程(案)のとおりとし、第179号議案から第184 号議案までの6件、第186号議案から第189号議 案までの4件、第191議案及び第192号議案の2 件、第202号議案から第204号議案までの3件に ついては、質疑までを一括議題として審査する ことに決定した。〕 2 平野 剛委員長 それでは、議案審査に入ります。  まず、第142号議案「長崎市二輪車等駐車場条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 3 本田土木部長 それでは、第142号議案「長崎市二輪車等駐車場条例の一部を改正する条例」についてご説明いたします。  議案書は71ページ、72ページでございます。  72ページの理由の欄をごらんください。  これは市民の良好な生活環境を確保するため、新たに有料の二輪車等駐車場2カ所を設置するとともに、施設利用者利便性向上を図るため、駐車時間の区分及び駐車料金の見直しを行うこと、その他所要の整備に伴い、条例を改正しようとするものでございます。  議案の詳細につきましては、お手元にお配りしております委員会資料に基づきまして、土木企画課長がご説明いたしますので、よろしくお願いいたします。
     私からの説明は以上でございます。 4 松浦土木企画課長 それでは、第142号議案「長崎市二輪車等駐車場条例の一部を改正する条例」につきまして、土木部提出の委員会資料に基づきご説明いたします。  それでは、資料の1ページをお開きください。  まず、1の改正趣旨としましては、市民の良好な生活環境を確保するため、興善町及び新大工町に有料の二輪車等駐車場、いわゆる駐輪場を設置し、さらに、施設利用者利便性向上を図るため、駐車時間の区分及び駐車料金を改正しようとするものであります。  次に、2.改正内容でございますが、(1)新たに有料化する駐輪場として、興善町に18台、新大工町に28台を設置するものです。興善町は既設の駐輪場を改修し、有料化するもので、新大工町は新設となります。  次に、(2)通常の駐車料金に係る区分の見直しにつきましてご説明いたします。  改正内容としましては、1点目として、これまで短時間利用者であっても一律200円を支払う必要があったことから、利用者の利便性を高めるため、1時間までの短時間利用者を100円とする料金を新たに設定するものであります。  もう1点は、これまで1日単位の料金であったことから、夜間の利用者が午前0時を過ぎると2日分の料金となり、不公平感があったものを、駐車してから24時間ごとに次の料金がかかるように変更するものであります。  次に、(3)施行期日は、新たに有料化する2カ所の有料駐輪場の開設日に合わせ、平成27年2月1日と設定しております。ただし、字句の訂正に係る部分は公布の日を施行日としております。  (4)経過措置につきましては、施行日であります平成27年2月1日以前から継続して駐車していものについては、改正前の駐車料金を適用する旨、記載しております。  次に、2ページには興善町、3ページには新大工町の駐輪場の位置図を添付しておりますので、ご参照ください。  次に、4ページをお開きください。  現時点における駐輪場の一覧表を記載しております。有料の施設は10カ所で578台、無料の施設は10カ所で377台、有料、無料合わせて20カ所、955台の駐輪場がございます。  5ページには、現時点における駐輪場の位置図を掲載しております。4ページの表の駐輪場の番号と図中の番号を合わせております。有料の施設がピンク、無料の施設を黄色で着色しております。都心部で駐車需要の高い地区の駐輪場を有料化しております。中ほどにあります黄色の17番が今回有料化する興善町でございます。  資料6ページから13ページには、長崎市二輪車等駐車場の条例の新旧対照表を記載しております。改正する箇所を赤文字で記載しておりますので、ご参照ください。  説明は以上でございます。 5 平野 剛委員長 これより質疑に入ります。 6 井原東洋一委員 質疑ではありませんが、かねてから、ぜひこういう制度を設けてほしいと要望してきただけに、新しく制度化されたことについては、非常によかったなと思っております。ご苦労さんでした。 7 中村照夫委員 この2ページの興善町と新大工町なんですけれども、今まで無料だったところを有料化するということなんですね。今までの利用率は調べていますか。わかっていますか。 8 松浦土木企画課長 興善町と新大工町とございますが、新大工町のほうは新設でございまして、新たに今度つくる駐輪場でございます。興善町については、利用率というのをきちんとはかってはおりませんけれども、ほぼ満車状態でありまして、升以外のところにも一時的にはとめたりという状況も見られますので、適正に管理する上でも、今回、有料化することにしたものでございます。 9 中村照夫委員 新大工町は新設ということだけれども、今、こうして既に無料というか、つくっていなくても、とめていますたいね。そういう意味では、これを見ると、かなり使っているなという感じがするんですけれども、そういうのはどういうふうに把握しておられますか。 10 松浦土木企画課長 3ページの写真にございますけれども、これは言うなれば違法に道路の端のほうにとめられているという状況でございますので、新しく駐輪場をつくって、この写真でいいますと、このバイクの左側が溝になっておりまして、こちらのほうにふたをかけて、きちんとした駐輪場をつくって、適正にとめられるようにしようというのが今回の新設の理由でございます。 11 中村照夫委員 こういうのがふえるというのは非常にいいことだと思うんですね。そしてまた、今までの200円というのがね、やっぱりちょっととめても200円というのがどうしても車の感覚で比較すると、ちょっと高いなということで、そういう面では非常によくなっていると思うので、できるだけこういう場所があれば、ふやしていただいて、そしてまた、安い料金で迷惑駐車にならないような形の駐輪ができるように推進していただきたいということを希望いたします。  以上です。 12 板坂博之委員 課長、今ね、溝ぶたをかけるとか言われたけど、当然、改修をするわけですよね。この予算はどこで上がってくるんですか。 13 松浦土木企画課長 今年度の当初予算で計上しております。 14 板坂博之委員 今年度の当初予算で計上しとるんであれば、当初予算でこういうふうにしてつくりますと説明をしとるはずよね。それからメンバーがかわっておるとかな。〔発言する者あり〕私だけかわっておるけん、私だけ知らんやった。ほかの人たちは知っとったということかな。すみません。 15 平野 剛委員長 ほかにございませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見はございませんか。  それでは、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第142号議案「長崎市二輪車等駐車場条例の一部を改正する条例」について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 16 平野 剛委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第179号議案「公の施設の指定管理者の指定について」から第184号議案「公の施設の指定管理者の指定について」までの以上6件を一括議題といたします。  理事者の一括説明を求めます。 17 本田土木部長 議案書は145ページから155ページまででございます。  第179号議案から第184号議案までの「公の施設の指定管理者の指定について」、一括してご説明いたします。  市営駐車場につきましては、指定管理者による管理運営を行い、現在、2期目となりますが、この指定期間が今年度末をもって終了することから、来年度以降の各駐車場の指定管理者を指定するに当たり、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を経ようとするものでございます。  それでは、議案書の145ページをお開きください。  第179号議案は、長崎市桜町駐車場の指定管理者株式会社ビバホームを指定しようとするものでございます。  次に、147ページでございます。  第180号議案は、長崎市民会館地下駐車場指定管理者株式会社長崎ガードシステムを、次に、149ページ、第181号議案は、長崎市松が枝町駐車場及び長崎市松が枝町第2駐車場の指定管理者エヌ・ティファシリティーズ株式会社を、次に、151ページ、第182号議案は、長崎市平和公園駐車場指定管理者株式会社クリーン・マットを、次に、153ページ、第183号議案は、長崎市茂里町地下駐車場指定管理者株式会社城保安警備を、最後に、155ページ、第184号議案は、長崎市松山町駐車場の指定管理者長崎菱興サービス株式会社をそれぞれ指定しようとするものでございます。  指定期間につきましては、いずれも平成27年4月1日から平成32年3月31日までの5年間とするものでございます。  なお、指定管理者の候補者につきましては、公正かつ適正に選定するために、外部委員から成る長崎市土木部指定管理者候補者選定審査会を設置し、指定管理者の候補者の選定をお願いいたしました。そして、去る10月21日に同審査会からの審査結果の報告を受け、各議案記載のとおり、それぞれの指定管理者候補団体指定管理者に指定しようとするものでございます。  議案の詳細につきましては、お手元にお配りしております委員会資料に基づきまして、土木企画課長がご説明いたしますので、よろしくお願いいたします。  私からは以上でございます。 18 松浦土木企画課長 第179号議案から第184号議案までの「公の施設の指定管理者の指定について」の6議案につきまして、お手元にお配りしております資料に基づき、一括してご説明いたします。  それではまず、資料構成について、ご説明させていただきます。  第179号議案の桜町駐車場について、表紙の目次をごらんください。  番号1番の施設の概要から番号7番の資料3)までは、第179号議案から第184号議案までの各駐車場について共通の資料構成となっております。  それから、【参考】の4)から6)の資料につきましては、各駐車場ともほぼ同様の内容となっておりますので、第179号議案の桜町駐車場についてのみ参考資料として提出させていただいております。  なお、資料の枚数が少し多くなっておりますので、説明時間が多少長くなりますことをご了承いただきますようお願いいたします。  それでは、第179号議案の資料1ページをお開き願います。桜町駐車場でございます。  1の施設の概要につきましては、記載のとおりでございます。  2の指定管理者候補者の概要でございますが、(1)指定管理者候補者の名称は、株式会社ビバホームでございます。所在地、代表者、設立年月日、主な事業は、記載のとおりでございます。今回、新規に指定管理者の候補者となった団体でございます。  次に、3の指定の期間でございますが、平成27年4月1日から平成32年3月31日までの5カ年となっております。  次に、4の指定管理者候補者の選定方法及び選定理由でございます。  まず、(1)の応募の状況でございますが、3団体からの応募となっております。  次に、(2)の長崎市土木部指定管理者候補者選定審査会による審査の結果でございます。  桜町駐車場に係る審査報告書は資料4ページから8ページに、アの提案内容は資料9ページから12ページに掲載しております。  恐れ入りますが、資料の5ページをお開きください。  これは審査会会長から市長へ提出された桜町駐車場に係る審査結果の報告書でございます。  1の審査結果でございますが、応募された3団体の団体名称と選定順位でございます。  次に、2.選定審査会の構成でございますが、交通計画を専門とされている大学の先生、それから、バス及び観光に関係します団体の方各1名、それから、財務状況の判断ができる税理士及び中小企業診断士の方各1名の合計5名の委員で構成されております。  次に、3.審査の方法でございますが、応募団体から提出された申請書類及び応募資格の要件等を満たしているか市のほうで確認し、その後、選定審査会におきまして、事業計画等の内容をもとに書類審査並びに面接審査を行い、評価していただきました。  評価の結果、合計点数が最も高い団体を第1順位として選定し、以下、点数の高い順番で順位づけを行っております。  なお、審査に当たっては、公平性、公正性を確保するために、全てにおいて応募団体名を伏せて実施しております。  資料6ページをごらんください。  次に、審査の経緯でございますが、審査会は合計7回開催しております。各回の内容は記載のとおりでございますが、第1回、第2回の審査会におきまして、評価項目、配点、審査や面接の方法などを議論いただき、決定しております。その後、10月には応募された団体の書類審査、面接審査を行っていただき、最終の第7回に審査報告書を作成、決定していただいております。  次に、6の審査結果でございますが、第1順位の株式会社ビバホームにつきましては、サービス向上、事業の評価、改善において具体的な取り組みや創意工夫が見られる点が高く評価され、応募団体中、一番高い得点となっております。  なお、第2順位以下の団体の審査結果につきましては、報告書に記載のとおりでございます。  資料7ページをごらんください。  7.審査会総評でございます。  各団体とも桜町駐車場の現状、基本的考え方、対応等はよく理解されていましたが、第1順位となった団体は、今後の業務の充実が図られた事業計画の提案等、総合的に高い評価を受けております。  次に、資料8ページをごらんください。  採点結果でございますが、これは選定審査会の5名の委員の方がそれぞれ100点の持ち点で、評価項目ごとに評価を行っていただいた結果を集計したもので、500点満点でございます。  この評価の考え方につきましては、選定審査会の中で種々議論いただき、配点等内容を決定しております。  評価内容といたしましては、事業計画、基本事項、安定した経営能力、管理運営体制、価格の大きく5つの評価項目に分け、さらに、その詳細について12の項目に分けて評価しております。  選定審査会の委員の方には、この評価項目について、申請書類や面接時のヒアリングをもとに点数をつけていただきました。その結果が表の一番下に各団体の合計点として記載されており、1位が441点、2位が406点、3位が373点となっております。  次に、資料9ページをごらんください。A4の横開きの資料になります。  募集要項に基づき、桜町駐車場の管理運営等につきまして、申請団体の考え方や計画など、提案内容を事業計画書として提出いただいておりますが、この要約版を資料9ページから12ページに記載しております。  9ページの表につきましては、一番左に主な項目、それから、横に第1順位、第2順位、第3順位の順で要約した内容を記載しております。  9ページの主な項目としては、運営に関するサービス向上利用促進等の方策でございます。  次に、10ページをごらんください。  ここには、駐車場の管理運営方針個人情報保護などの内容について記載しております。  次に、11ページをごらんください。  ここには、施設の管理計画として、人員配置や研修計画などを記載しております。  次に、12ページをごらんください。  ここには、危機管理の取り組みや地域との連携などについて記載しております。一番下の項目には、各応募団体の5年分の提案額を記載しており、一番左の列に市で積算した提案額の上限額を記載しております。  なお、各応募団体とも上限額を超えた提案はされておりません。  恐れ入りますが、資料1ページにお戻りください。  4の(2)のイ、一番下でございます。管理運営体制でございますが、職員5名で、平日につきましては4名体制、休日につきましては2名体制のローテーション勤務を行う計画となっております。  次に、資料2ページをお開きください。  ウの提案金額でございますが、5年間の指定管理に係る委託費は合計7,877万円で、1年間の平均は1,575万4,000円となっております。この金額を表の右から2列目の平成26年度予算額1,613万円と比較しますと、年間37万6,000円の減となっております。  なお、今回のこの指定管理に係る委託費につきましては、後ほど審議いただきます第210号議案において債務負担行為の補正予算を計上させていただいております。  次に、(3)指定管理者候補団体承諾書につきましては、資料の13ページに掲載しておりますので、ご参照ください。  次に、5.市と指定管理者の協定書案でございますが、指定管理者の指定後に、指定管理者と本市において、管理業務における詳細な事項について協定を締結することとなっております。協定は指定期間中の包括的な事項を定めた基本協定と、単年度ごとに実施する内容についての具体的な事項を定めた年度協定を締結することになっております。
     基本協定書につきましては資料の14ページから37ページ、年度協定書は資料の38ページから39ページに、それぞれ掲載しておりますので、ご参照ください。  次に、6のその他でございますが、これはことし6月の本委員会の所管事項でもご説明させていただいたものですが、(1)の募集要項につきましては、公募に際して公表、配布したもので、資料の40ページから60ページに掲載しておりますので、ご参照いただきたいと思います。  また、(2)の利用台数の推移につきましては、記載のとおりでございます。  第179号議案、桜町駐車場については以上でございます。  続きまして、第180号議案、市民会館地下駐車場について、ご説明いたします。  資料1ページをお開きください。  1の施設の概要につきましては、記載のとおりでございます。  2の指定管理者候補者の概要でございますが、(1)指定管理者候補者の名称は、株式会社長崎ガードシステムでございます。所在地、代表者、設立年月日、主な事業は、記載のとおりでございます。現在、市民会館地下駐車場の指定管理を行っていただいている団体でございます。  3の指定期間は、先ほどと同様、5年間でございます。  次に、4の(1)応募の状況でございますが、1団体のみの応募となっております。  次に、(2)の選定審査会による審査の結果でございますが、市民会館地下駐車場に係る審査報告書を資料4ページから7ページに掲載しております。  資料の6ページをお開きください。  5の申請団体について、応募は1団体のみでございましたが、審査の結果については6の審査結果に記載のとおり、施設の設置目的をよく理解しており、サービス向上、業務改善の具体的な提案を行っている点と財政基盤が良好な点が評価され、選定されております。  採点結果については、資料7ページに記載のとおりでございますので、ご参照ください。  次に、提案内容につきましては、資料8ページから9ページの事業計画書(要約版)に記載のとおりでございますので、ご参照ください。  恐れ入りますが、資料の1ページにお戻りください。  次に、一番下の4のイ.管理運営体制でございますが、職員4名で、平日につきましては3名体制、休日につきましては2名体制のローテーション勤務を行う計画となっております。  資料の2ページをお開きください。  次に、ウの提案金額でございますが、5年間の指定管理に係る委託費は合計8,707万4,000円で、1年間の平均は1,741万5,000円となっております。この金額を右から2列目の平成26年度予算額1,669万4,000円と比較しますと、年間72万1,000円の増となっております。  以下、(3)指定管理者候補団体承諾書、5の市と指定管理者の協定書案、6.その他は、記載のとおりでございます。  第180号議案、市民会館地下駐車場については以上でございます。  続きまして、第181号議案の松が枝町駐車場、松が枝町第2駐車場について、ご説明いたします。  この2つの駐車場につきましては、ことし6月の所管事項にてご説明させていただきましたけれども、隣接する松が枝町駐車場と松が枝町第2駐車場について、1つのグループとしてまとめ、1団体に管理運営を行っていただくものでございます。  それでは、資料1ページをお開きください。  1.施設の概要につきましては、記載のとおりでございます。  次に、資料の2ページをお開きください。  2の指定管理者候補者の概要でございますが、指定管理者候補者の名称は、エヌ・ティファシリティーズ株式会社でございます。所在地、代表者、設立年月日、主な事業は、記載のとおりでございます。現在、松が枝町駐車場及び松が枝町第2駐車場の指定管理を行っていただいている団体でございます。  3の指定期間は、同様に5年間でございます。  4の(1)応募の状況でございますが、1団体のみの応募となっております。  次に、(2)の審査結果でございますが、審査報告書は資料5ページから8ページに掲載しております。  恐れ入りますが、7ページをごらんください。  6の審査結果は、記載のとおり、駐車場施設の立地に配慮した事業計画の提案とサービス向上、人員配置、危機管理の点が高く評価され、選定されております。  採点結果については、資料の8ページに記載のとおりでございますので、ご参照ください。  また、提案内容につきましては、資料9ページから11ページの事業計画書(要約版)に記載のとおりでございますので、ご参照ください。  恐れ入りますが、資料の2ページにお戻りください。  次に、4の(2)、イの管理運営体制でございますが、松が枝町駐車場及び松が枝町第2駐車場とも、おのおの職員5名で、両駐車場合わせて、平日につきましては5名から9名体制、休日につきましては9名体制のローテーション勤務を行う計画であり、繁忙期は職員が時間外勤務により対応する人員体制となっております。  次に、ウの提案金額でございますが、5年間の指定管理に係る委託費は、合計1億7,953万円で、1年間の平均は3,590万6,000円となっております。この金額を表の右から2列目の平成26年度予算額3,667万4,000円と比較しますと、76万8,000円の減となっております。  以下、(3)指定管理者候補団体承諾書、5.市と指定管理者の協定書案、6.その他は、記載のとおりでございます。  第181号議案、松が枝町駐車場、松が枝町第2駐車場については以上でございます。  続きまして、第182号議案、平和公園駐車場について、ご説明いたします。  資料の1ページをお開きください。  1の施設の概要につきましては、記載のとおりでございます。  2の指定管理者候補者の概要でございますが、指定管理者候補者の名称は、株式会社クリーン・マットでございます。所在地、代表者、設立年月日、主な事業は、記載のとおりでございます。今回、新規に指定管理者の候補者となった団体でございます。  3の指定期間は、同様に5年間でございます。  4の(1)応募状況でございますが、2団体からの応募となっております。  次に、(2)審査結果でございますが、審査報告書は資料4ページから8ページに掲載しております。  恐れ入りますが、5ページをごらんください。  1.審査の結果でございますが、応募された2団体の団体名称でございます。第1順位は株式会社クリーン・マットでございます。  資料の6ページをごらんください。  6の審査結果については、記載のとおり、新たな視点からの提案や積極的に取り組む姿勢などが高く評価されたことから、株式会社クリーン・マットが第1順位として選定されております。  採点結果については、資料8ページに記載のとおりでございますので、ご参照ください。  次に、提案内容につきましては、資料9ページから12ページの事業計画書(要約版)に記載のとおりでございますので、ご参照ください。  恐れ入りますが、資料の2ページにお戻りください。  次に、上から3行目のイ.管理運営体制でございますが、職員6名で、毎日4名体制のローテーション勤務を行う計画となっております。  次に、ウの提案金額でございますが、5年間の指定管理に係る委託費は、合計1億2,235万4,000円で、1年間の平均は2,447万1,000円となっております。この金額を平成26年度予算額2,742万5,000円と比較いたしますと、295万4,000円の減となっております。  以下、(3)指定管理者候補団体承諾書、5.市と指定管理者の協定書案、6.その他は、記載のとおりでございます。  第182号議案、平和公園駐車場については以上でございます。  続きまして、第183号議案、茂里町地下駐車場について、ご説明いたします。  資料の1ページをお開きください。  1の施設の概要につきましては、記載のとおりでございます。  2の指定管理者候補者の概要でございますが、指定管理者候補者の名称は、株式会社城保安警備でございます。所在地、代表者、設立年月日、主な事業は、記載のとおりでございます。今回、新規に指定管理者の候補者となった団体でございます。  3の指定期間は、同様に5年間でございます。  4の(1)応募の状況でございますが、1団体のみの応募となっております。  次に、(2)審査結果でございますが、審査報告書は資料4ページから7ページに掲載しております。  恐れ入りますが、資料の6ページをお開きください。  6の審査結果は、記載のとおり、安定的な財政基盤と実績、人員配置の項目が高く評価され、選定されております。  採点結果については、資料7ページに記載のとおりでございますので、ご参照ください。  また、提案内容につきましては、資料8ページから10ページの事業計画書(要約版)に記載のとおりでございますので、ご参照ください。  恐れ入ります。資料の2ページにお戻りください。  次に、一番上のイ.管理運営体制でございますが、職員7名で、毎日5名体制のローテーション勤務を行う計画となっております。  なお、隣接するブリックホール等のイベント開催時には駐車場の利用者が多くなるため、人員を増員して対応する計画となっております。  次に、ウの提案金額でございますが、5年間の指定管理に係る委託費は、合計1億6,403万8,000円で、1年間の平均は3,280万8,000円となっております。この金額を表の右から2列目の平成26年度予算額3,384万5,000円と比較しますと、103万7,000円の減となっております。  以下、(3)指定管理者候補団体承諾書、5.市と指定管理者の協定書案、6.その他は、記載のとおりでございます。  第183号議案、茂里町地下駐車場については以上でございます。  続きまして、第184号議案、松山町駐車場について、ご説明いたします。  資料の1ページをお開きください。  1の施設の概要につきましては、記載のとおりでございます。  2の指定管理者候補者の概要でございますが、指定管理者候補者の名称は、長崎菱興サービス株式会社でございます。所在地、代表者、設立年月日、主な事業は、記載のとおりでございます。現在、松山町駐車場の指定管理を行っていただいている団体でございます。  3の指定期間は、同様に5年間でございます。  4の(1)応募の状況でございますが、1団体のみの応募となっております。  次に、4の(2)審査の結果でございますが、審査報告書は資料4ページから7ページに掲載しております。  恐れ入りますが、資料の6ページをお開きください。  6の審査結果は、記載のとおり、駐車場管理運営実績を生かして、施設管理全般における現状把握と利便性向上を図る提案がなされ、管理を安定して行う人員配置や経費の縮減等、各項目で高い評価を受け、選定されております。  採点結果につきましては、資料7ページに記載のとおりでございますので、ご参照ください。  また、提案内容につきましては、資料8ページから10ページの事業計画書(要約版)に記載のとおりでございますので、ご参照ください。  恐れ入りますが、資料の1ページにお戻りください。  次に、一番下のイ.管理運営体制でございますが、職員8名で毎日4名体制のローテーション勤務を行う計画となっております。  資料の2ページをお開きください。  ウの提案金額でございますが、5年間の指定管理に係る委託費は、合計1億854万1,000円で、1年間の平均は2,170万8,000円となっております。この金額を右から2列目の平成26年度予算額2,138万7,000円と比較しますと、32万1,000円の増となっております。  以下、(3)指定管理者候補団体承諾書、5の市と指定管理者の協定書案、6.その他は、記載のとおりでございます。  第179号議案から第184号議案までの6議案につきましての説明は以上でございます。 19 平野 剛委員長 これより質疑に入ります。 20 吉村正寿委員 全体的に質問をしたいと思うんですけれども、まず最初に、この6議案のうち、第180号議案、第181号議案、第183号議案、第184号議案、それぞれの駐車場に応募している団体が1団体なんですね。競争がない状況があるということで、特に第180号と第184号については、金額についてもプラスということなんですね。金額は置いといても、なぜこういう競争がない状況なのかというのがちょっと釈然としないというかですね。どういう原因があって、それぞれ1者ずつなのかと。どこがどういうふうに悪くて、こういう状況になっているのかと。それとも、うまく調整がいったのかと。よくわかりませんが、そのあたりをどう分析されているのか、教えていただきたいと思います。 21 松浦土木企画課長 ご指摘のとおり、1団体しか応募していない駐車場が幾つかございます。ただ、現地の説明会にはそれぞれ幾つか参加された団体がございます。市民会館地下駐車場につきましては、現地説明会には2者来られております。それから、松が枝町駐車場につきましては、3者来られております。  最終的に応募の段階で1者しか来られていないということでございますが、この指定管理につきましては、ほかの施設も同時に公募がされておりますので、推測ですけれども、ほかと比較した中で最終的にはそちらのほうを選ばれたのかなと考えているところでございます。  以上でございます。 22 吉村正寿委員 システムとして、どこかの駐車場の指定管理に入ったら、ほかの駐車場の指定管理をすることはできないんですよね。では、その6つの指定管理に対して、全体で何者その説明会に来たのか教えていただけますか。 23 松浦土木企画課長 現地説明会ですけれども、これは幾つか重複している部分がございますけれども、全部で重複も含めて30者ございます。  以上でございます。 24 吉村正寿委員 重複を含めずに。というのが、1カ所したら、ほかのところをできないわけですから。要はその団体がグロスで幾つあったか。
    25 松浦土木企画課長 失礼しました。重複を除きますと、現地説明会には13者が参加され、9者の応募があったということでございます。 26 吉村正寿委員 指定管理の場合は、役所の皆さんがそれを直接管理運営するよりも、民間の創意工夫とか、あと民間の競争を導入することによって、皆さんからお預かりしている税金を少しでも安く、また、有効に使っていきましょうというのがそもそもの指定管理の考え方だと思うんですけれども、そのときに、果たして競争のない状態がここにあらわれているということは、指定管理自体が成功なのか失敗なのかということも含めて、ちょっと考えないといけないんじゃないかなと思います。  指定管理をすることによって、市が提示した金額よりも抑えられています。いろんな創意工夫があります。それはそれでいいと思うんですが、1者しか応募がなくて、前回よりも金額が上がっているというところが2カ所あるんですよね。競争がある中で金額が上がっていくという部分には、いろんな理由があるでしょう。ところが、競争がないところで金額が上がっていく。そもそも競争がないという部分が非常に不可解なんですね。結果として、そうなったということはあってもですよ。  ですから、もっと応募の方法を考えるとか、そういう部分にちょっと踏み込んでいかなくてはならないんじゃないかなと思うんですけれども、そのあたりは、この応募状況を見てですよ、これから先、どうしていこうかというお考えはあられますか。 27 松浦土木企画課長 今回の募集をするに当たりまして、やはり金額面につきましては、人件費等々が上がっておりますので、市の積算額としても多少上がっております。その中で応募をされているわけですけれども、やはり競争があっているところが金額を少し抑えてとられているという事実がございますので、今後、どういった形でこの指定管理をしていくのかということにつきましては、これは全庁的な問題ではないかと思いますので、総務部ともよく相談をしながら検討してまいりたいと思っております。  以上でございます。 28 吉村正寿委員 最後にしたいと思うんですが、第183号議案なんですけれども、ここも1者だけで、この場合は今の指定管理者がこの施設に応募もしていないし、ほかのところも応募はされていないですよね。ここについて、やっぱりそれだけ撤退をするということについての大きな理由があると思うんですが、この撤退される方の意見は結構大きいと思うんですよね。なぜそこを撤退しなければならなくなったかという部分というのは、これから先の指定管理のあり方を考える上でも大きなものだと思うんですけれども、このあたりのヒアリング等はなさっているんでしょうか。 29 松浦土木企画課長 直接的にはヒアリングはしておりませんが、やっぱり会社の事情等もありまして、今回、応募を断念されたということもあります。  それと、駐車場担当者のほうが少しそういう話を業者のほうにしたときに、やっぱり金額に対して経費がかかると。茂里町地下駐車場については特殊な機械を使用しておりますので、なかなか手間がかかる駐車場になっているというところも少しあるのかなと感じております。  ヒアリング自体は直接しておりませんけれども、今後のために少しそういったことも検討してまいりたいと思っております。  以上でございます。 30 板坂博之委員 まず、応募団体が少ない、そこの分析をよくやっていただくこと。  それと、今、第183号議案で話が出ましたけどね、これは500点満点で319点ですよ。1者であれば、もうこれで仕方ないということですか。例えば、危機管理体制は適切か、これは50点満点で34点ですよ。経営状況は50点満点で40点ですよ。ほかを見たら、経営状況は大体50点になっている。というのは、この会社は、どこか知りませんが、書いてあるけん、わかりますよね。内容はよくない。そして、一番大事な危機管理体制は適切かと、ここも点数が悪い。ほかを見たら、全部40点以上ですよ。これでも、やっぱりさせんといかんのですか。これは何かあなたたちは考えんと、事故でもあったら大変ですよ。  だから、400点以上じゃないとだめですとかね。やっぱり何か考えんとね、もうどこでもいい、とりあえず1者だけしか応募していないから、ここに決めざるを得ませんよと、それだけで市役所の行政の責任として、どこでもいいということになるじゃないですか。恐らくこれは大変な赤字やから、前のところは応募していないんですよ。そして、500点満点で400点切っているところが大分あるでしょう。市民会館地下駐車場もそうですかね。やっぱりこれはまずいですよ。何かほかに方法を考えんと。1者だけやけん、ここしかなかですよということにはならんと思いますがね。どう思われますか。 31 松浦土木企画課長 今、ご指摘があった茂里町地下駐車場につきましては、確かに点数が低くなっております。特に、価格点が150点満点で75点ということで、上限額のぎりぎりのところで落とされているというところで、点数がかなり低くなっています。  それから、第179号議案の57ページの一番上に(4)失格基準というのがございます。こちらをちょっと読み上げますと、アとして委託料の上限額を超えて提案がなされたとき、それから、イとして評価項目の大項目全てにおいて配点の50%未満となるとき、ウとして技術点の区分の合計点が配点の60%未満となるときというふうになっております。  先ほどの茂里町地下駐車場につきましても、この最低基準というのはクリアをしているわけですが、ご指摘のとおり、点数がちょっと低いということでございますので、今後、指定管理者と協定等を結ぶに当たりましては、そのあたりも踏まえて適正な管理ができるように協議をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 32 板坂博之委員 これだけ点数が悪かったら、これは協議じゃなくて、やっぱり指導ですよ。だから、この大項目の全てにおいて配点の50%未満となるときとか、こんな細かいこと書かずに、500点満点で何点以下はだめですよとか、ただ、そうなったら、あなたたちが困るでしょうからね。どこがやるのかということになるでしょうから。これだけ点数が低いところを指定管理者にしとるんですから、これは事故があったら大変ですよ。これは財務内容も悪いじゃないですか。ここだけ特に悪い。よく指導をしていかんとね、例えば、ここの会社が潰れたら、あとどうするんですか。そういうことも考えられるでしょう。  今後のこの点数の審査のやり方とか、そういうのも考えてやらんと、事故があったときに大変なことになりますから、注意してやってくださいよ。 33 筒井正興委員 今の茂里町地下駐車場のことなんですが、今、板坂委員からいろいろご指摘がありましたけど、私はある意味、点数が低くてもしようがないんじゃないかなと思っておるんです。というのは、もともと欠陥駐車場ですから。駐車場そのものが欠陥なんですよ。というのは、ご存じのように、機械式ですよね。機械式で非常に金がかかるし、人員体制もいろんな意味で非常に配置に苦労すると。それと、一番欠陥なのは、例えば、デパートとか、しょっちゅう人が入れかわるところだったら、あれでも私は構わないと思うんですよ。ところが、あそこはいろんなイベントをして一遍にぼっと出ていくと。出ていくのにスライド式のああいう駐車場ですから、長く待たされるような、そのシステム自体が欠陥なんですよ。それに対して応募するところはないと思いますよ。  だから、点数はどんどん低くなっていっても、これは私はしようがないんじゃないかと。要するにつくりかえるしかないということなんです。もしくは閉鎖するしかないと。もったいないですよ、あんなところは。もともとが自走式にしておれば何てことなかったんですけど、台数を稼ぐために、ああいうふうな無駄な金を投入したというのがそもそも欠陥。それは9月議会のときに板坂委員も指摘をされておったというところが実態ですので、これは私はしようがないかなと思っています。  そういう中で、桜町駐車場と市民会館地下駐車場、大体似たような駐車場ですけど、それぞれの駐車場自体にいろんな特色があって、桜町駐車場と市民会館地下駐車場はほぼ似たような入出庫時間ですよね。7時から22時まで。桜町駐車場の場合は7時から22時までで5名体制、市民会館地下駐車場の場合も同じ時間帯で5名体制ということなんですが、桜町駐車場の場合は、要するに市役所があいている時間のお客さんがほとんどなんですよ。それで、休日のときは2名体制になっていますけど、休日のときはほとんどここを使われていないんですよね。ところが、市民会館地下駐車場は同じ時間帯の中で同じ5名体制。それで、休日も2名体制になっています。ところが、通常は4名体制か。あそこは夜も休日も多いんですよね、あそこでいろんな催し物がありますから。そういったときに、5名体制であれば、夜間が1名体制になるんです。果たして夜間の1人というのは適正かどうか。だから、ここも点数が三百何点と。それは金額を下げるために5名体制としておるかもしれんですけど、それが果たして適切かどうか。よそはこれではとれませんよ。そうすると、どんどん点数が低くなっていく。  人数が少なければいいんだというんじゃなくして、やっぱり適正な配置をしていかんと、これは夜、駐車場に1人おってみんですか。トイレも何も行けんですから。飯も食われん。そうでしょう。晩飯食うとに、1人やったら、あっち行ったりこっち行ったりせんといかんわけですからね。まして駐車場も2層になっていますから、いろんな走り回ったりせんばいかん。それと、やっぱり誰が来るかわからん危険性もあります。そういったところを勘案してやっていかんと、同じ勤務時間の中で、それぞれの特色がある駐車場で、同じ人数だからいいんじゃないかということで、こういう指定管理者に任せるとなったら、やっぱり点数はどんどん低くなっていくと思うんですが、そういうところはどういうふうに考えていますか。 34 松浦土木企画課長 人員の配置については、やはり過去の実績等を踏まえながら、市として適正な配置はどうあるべきかというところで歩掛かり等を積算しておりますが、基本的には過去の管理運営体制を基本に考えているところでございます。  ただ、委員ご指摘のとおり、実際、夜間は1人体制というところもございますので、そういった点については、実態をよく調査した上で、どういう形が一番適正な配置になるのかというのは、今後、次の指定管理に向けて再度検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 35 筒井正興委員 だから、冒頭、吉村委員が指摘をされたみたいに、指定管理者そのものが、要するに経費が安くなるということと、民間のノウハウを生かしていろいろ新たなことをと言いますけど、やっぱりそういうところを無理なことで、とればいいんだと。変な言い方になるかもしれませんけど、例えば、自分のところがとって無理な体制にしとけば、それは会社は幾らかでも、例えば、そこに1,000万円なら1,000万円の委託料、その中から幾らかはねれば、それでもうかるわけですよ。現場で勤務をする人たちが苦労をしていて、それで文句を言えんようになってくるわけですから、そういったところをよく考えて、勤務体制が人数が少なければいいんだというふうなことでのこういう指定管理者というのは私はちょっと無理があるかなというふうに思います。  それともう1つは、今度、桜町駐車場が指定管理者がかわっていますよね。そういったときに、これは会社の問題ですから、しようがないと思うんですけど、今まで勤務しておった職員と同じ職員を雇うというふうなことが往々にして、ほかの指定管理者でもあるわけですね。これは駐車場に限ったことではなくて、駐車場が一番最初に出てきたもんですから指摘をするんですけど、そういったときに、会社はかわっても雇った場合ですよ。便利ですからね。最初は指定管理者になったところというのはいろんな意欲を持ってしても、職員が同じやったら、ほとんど変わらんとです。ずっとついておるわけじゃないですから。それと、古い職員ほど自分の思うとおりにしようとして内容が変わっていかないと。  そういったときに、私はここだけじゃなくて、いろんなところで言うんですけど、要するに指定管理者には定年制というのがないんですよね。便利な人を便利なように使う。だから、そういったところも含めて考えておかんと、古くなった人というのはどんどん自分の思うとおりにするだけ、また、会社のほうもその人が便利だから使うだけで、市民サービスには何にもならん。逆に悪いことをしておる人もおるんですよ、私は知っていますけど。だから、そういったところもよく考えながらやっていかんと、指定管理者というのは私はもともと反対ですから、そういったところがよく見えるから指摘をしているだけで、職員の定年制であるとか、そういったところもね、役所やったら定年制がありますからね。また公社のことを言うたら、いろいろ言われるかもしれませんけど、公社も市役所から退職をされた方が来て、その方を2年なり3年なりということで雇った。ところが、民間になったら、そういう歯どめがきかんようになっておる。そういったところも指摘しておきますから、よく考えとってください。  以上です。 36 井原東洋一委員 各委員の指摘などに重複することもありますけれども、複数応募で従来の指定管理をしておって受託できなかった業者の労働者の処遇ですね。それは新しくなられた指定管理のほうに、今のように異動していく人もおるかもわかりませんけれども、そういうことについては全く相手の業者の責任においてということになってしまっているのかどうかということですね。これはほかの全てのものにかかわるわけですけれども。  それから、茂里町地下駐車場には、いずれも指摘がありますように、機械式で非常に赤字、赤字というふうな形になっているということで、将来、自走式にするのか、あるいは廃止されるのか、多分、検討されていると思いますけれども、今回、アダチ産業が応募しなくて、城保安警備というのが受託されるようですけれども、メンテナンス上の機械式、当初のとアダチ産業というところと商社との関係とか、そこと城保安警備との関係は何かあるんですか。全く関係がないんですかね。そうすると、メンテナンス上、問題は生じないのかなということです。  それから、評価の配点に比べて非常に低いところについては、やはり何人かから指摘がありましたように、指導的な意見を付すべきだというふうに思います。  そして最後に、指定管理区域内での、いわゆる受託者の自主事業といいますか、そういうものの範囲があるのかどうか。例えば、自動販売機とか、何かそういう利益源というのがあるのかないのか、できるのかできないのか、そういうところも質問したいと思います。 37 松浦土木企画課長 まず1点目、現在の業者で雇われた方の処遇ということですけれども、これについては、それぞれの業者で雇われた方ということですので、市としては、そこら辺までタッチすることは難しいんじゃないかなというふうに思っております。  それから、茂里町地下駐車場の管理につきましては、アダチ産業とは直接的にはメーカーは関係ありませんので、機械としては三菱の機械になっておりますので、今回、新しく城保安警備がとられても、そのメーカーといろんなメンテナンスの協議をされるということになります。  それから、自主事業ですけれども、先ほどご指摘がありました自動販売機もそうですけれども、車椅子を置いたりとか、傘を無料貸し出しをしたりとか、AEDを置いたりとか、いろいろとできるものがございますが、自主事業については基本的には自社の経費でやっていただくという部分が自主事業になります。それ以外について、維持管理上、必要な部分で提案があって、維持管理の範囲内でできる分については、市の維持管理の範囲の中でやることもできますが、基本的には自社提案の自主事業については自社の経費でやっていただくというふうなシステムになっています。  以上でございます。 38 井原東洋一委員 評価の配点に比べて非常に低いところについての指導というのは、どんなふうな仕組みでするんですか。 39 松浦土木企画課長 確かに評価をされて低い部分がございますけれども、これについては審査会でも指摘を受けている事項でございますので、今後、協定書を結んで契約に至るわけですが、その間に、やはりそういった指摘を踏まえて是正といいますか、指導といいますか、そういった形で業者とよく協議をしながら、適正な管理ができるように努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 40 林 広文委員 第182号議案の2ページですけれども、提案金額が今回、平成26年度の予算額と比べると約300万円ぐらい安くなっているということで、ここは2者の応募があって、きちんと審査がなされ、競争があってのことではないかなと思うんですけれども、今の分と比べると300万円安くなっているというのは、もちろん節減の努力をされてのことかなと思うんですけど、逆に言うと、余り下げ過ぎて、本当にきちんとした水準というのが担保されるのかなと。最低賃金のこともありますし、そういうところをきちんと見られた上で、この提案金額というのはどのように評価をされているのか、お聞かせください。 41 松浦土木企画課長 第182号議案の2ページです。全体で295万4,000円の削減ということですが、これについては、清掃費、それから電気使用料といったところを削減しておられます。クリーン・マットという会社ですが、清掃、ビル管理ですね、そういったところにたけた会社で、自社のほかの管理されている施設と作業員を共有するなどして、清掃費を削減しているということで提案書には書かれておりますので、そういった特徴を生かした削減方法をされているんじゃないかなと感じております。  以上でございます。 42 林 広文委員 わかりました。いずれにしても、いろんな競争が働いた結果、やはりサービスが下がってはいけないと思いますので、そういったところはきちんと目を配っていただくことも大事かなと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 43 中村照夫委員 先ほどから問題になっている1者しか応募がなくて、そしてまた、評価も低いところの対策なんですけれども、やっぱり4月から指定管理に入るわけですから、具体的にそういう業者に対しては、低いところを上げてもらうために具体的な指導というのは、せんといかんと思うんですよ。まだ時間があるわけですから、レベルアップをさせるようにしないと、1者しかなかったから、これはしようがないんだということでは済まされないので、特に管理をしていくわけだから、事故が起きたりする心配があるわけだから、早急にこの対策というのをどうするかというのをきちっとまとめてやっていただきたいと思います。  それから、この提案する会社が提案書の中で、これはほとんど従業員の賃金ですからね。この管理費の中で、それぞれ5名とか7名とか従業員を雇いますよね。どの程度の金額で雇い入れるのかと最低賃金の関係とかね。いわゆるそういう業務に対する平均的な賃金との関係とか、そういうのはやっぱり見ていかないと、勝手にその範囲の中でやっていいですよということにならないと思うので、そこら辺については、認めた業者に対する指導については、どういうふうにしているんですか。 44 松浦土木企画課長 実際に来年4月以降、受託をしていただくわけですが、毎年、全体としては年に2回モニタリングというのをやっております。適正に業務がなされているかというチェックですね。それ以外にも6駐車場の指定管理がございますが、年に三、四回程度協議会を開きまして、駐車場同士の情報交換とか、いろんな管理運営に係る問題点等の対策について協議をしております。そういった中で、この人件費等が適正になされているのかというところも含めて、チェックをしっかりしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 45 中村照夫委員 報告義務とか、そういうものの中で、労働条件、その会社がどんな形で賃金の支払いをやっていますというものはとっているんですか。 46 松浦土木企画課長 まず、年度当初にそれぞれの事業者から収支予算書というのを出していただきます。その中で、人件費が幾らとか、管理費が幾らとか、人員に対する日給とか、そういったところをきちんと提出させて、それがきちんと基準に合った適正な価格になっているかどうかというのは、市のほうでちゃんとチェックをするようにしております。  以上でございます。 47 中村照夫委員 それは内容的には労働保険の問題とか、賃金の支給額とか、そういう基準をクリアしているかということは、きちっとチェックできているということでいいんですか。 48 松浦土木企画課長 一例を申し上げますと、平成27年度収支予算書というのを出していただくわけですが、その中で、例えば、人件費については主任が月給幾らと、掛ける12カ月で年間幾らとか、あと保険料が3名分で幾らとか、こういったきちんとした計画書を出していただきますので、それについて市のほうでチェックをしていくという形になってこようかと思います。  以上でございます。 49 中村照夫委員 じゃ、そういう計画書と結果報告については市のほうできちっと把握をしているということでいいわけですね。わかりました。 50 吉村正寿委員 すみません、もう1点だけ聞かせてください。  第182号議案、平和公園駐車場のことですが、一般質問でも再三指摘をされていると思うんですけれども、平和公園の駐車場に、特に繁忙期にバスが入り切らずに周辺の道路にずらっと並ぶ状況で、大変な交通渋滞を巻き起こしていると。近くのどこかにバスをとめて、そこから歩かせられないかとか、いろんなアイデアも出ていたんですけれども、そういう状況がある中で、この第1順位のクリーン・マットの事業計画書の中には、特に、1の市営駐車場の運営についての(5)施設の現状に対する考え方及び将来の展望というところで、展望は、一旦駐車した後、公共交通機関を利用して市内観光を楽しんでいただける利便性の高い駐車場であることを広く告知しとあるんですね。一旦駐車されて、あとは公共交通機関で行かれると、本来だと、平和公園とか、そのあたりの施設を見たら出られますよね。要は回転率の問題ですよね。回転率が著しく低下することによって、本来、そこで本当は駐車できるはずのほかの車が駐車をする機会を失うということになりますね。そういうことによって、渋滞というのも起こりやすくなる。ということは、実際に起こっている地域の問題と提案されている内容に差がありますよね。  こういった部分を埋めていくのは、多分、行政からのいろんな情報だったり、業者が実際その施設をどれだけよくご存じでやっているかとか、いろんなところがあると思うんですが、ちょっとやっぱりこれも、近ごろ発生している問題とは少し乖離していますよね。そのあたりを今から埋めていかんといかんと思うんですが、業者ときちんとそういうふうなことについて話していただきたいと思うんですけど、そのあたりはどういうふうにお考えでしょうか。 51 松浦土木企画課長 ご指摘のとおり、特に平和公園の周辺では、最近、バスが駐車待ちをして非常に交通混雑を起こしているという実情はございます。提案者がそこらあたりまできちんと把握されているかどうかというのは、ちょっと疑問な点がございます。基本的には普通車についてはこういった形でいいとは思うんですが、やはりバスについては長時間とめられると回転率が悪くなるという実態がございますので、どちらかというと、乗降を中心とした運用をしていくべき施設であろうと私どもも思っておりますので、今後、指定管理者のほうとその辺をしっかりすり合わせをして、実際の運営に当たっていきたいと考えております。  以上でございます。 52 吉村正寿委員 平和公園駐車場は、タッパが高いですので、バスが入れますよね。ところが、松山町駐車場は低いですね。そもそもバスが入れないような状況になっている。そしたら、現状で、繁忙期だけではあるかもしれないけれども、バスがあふれているような状態を少しでも解消しようと思うならば、平和公園駐車場に乗用車をとめないということが一番の解決策ですよね。そこに乗用車をとめずに、乗用車はとにかく松山町駐車場に行ってくださいと。バスが入れるところにはバスをとにかく詰めていきましょうというような施策が考えられるわけですよね。ところが、そういったアイデアを市のほうが業者にあらかじめ出しておかないと、業者はとにかくそこに乗用車をとめて、パーク・アンド・ライドをやってもらうんだということでの事業計画を出されている。それが今度通ってしまいました。すると、幾ら市が渋滞対策のためにこういうことをやってくださいと言われたときに、さあ業者がのむでしょうかという話ですよね。だって、これでお金を決めているんですから。  こういった部分をもっと柔軟に対応できるように、本当に現状把握を市がやっているのかなと。あれだけ一般質問でも指摘されながら、また委員会でも指摘されながら、その改良点が見られない。今後5年間、これが続くんですかという話になるんですよね。これはやっぱり解決してほしいと思うんですよ。一番簡単に解決できるのは、とりあえず、とにかくあそこはバス専用にしてしまうことということだと思うんですよね。そのあたりのお考えを聞かせていただければと思うんですけれども。 53 松浦土木企画課長 ご指摘の点については、現在の指定管理の業者ともそういったバスの運用については臨機応変に対応していこうということでやっております。次期指定管理者についても、やはりその点はしっかりと状況を見ながら、より適切な誘導といいますか、配置をできるように、しっかりやっていきたいと思います。  以上でございます。 54 平野 剛委員長 ほかにございませんか。  なければ、私からも1点だけ質問させてください。 55 久 八寸志副委員長 それでは、これから司会進行をかわりたいと思います。よろしくお願いします。 56 平野 剛委員長 今のに補足して、私も再三指摘をしておるんですが、この平和公園駐車場で混んだ場合は、松山町駐車場のほうに誘導するというふうな対策をおっしゃっていたんですが、であるならば、これは松が枝の駐車場と同じように、何で平和公園駐車場と松山町駐車場と一体にして1つの指定管理者にしないのかなと。そのほうが何かスムーズにいくような気もしないでもないんですよ。指定管理者が違ったら、あちらのほうに行ってくださいというふうなことがスムーズにいくのかなと。そういったメリットもあるかと思うんですが、それを削ってまで分けたというところの考え方に関して、ちょっとご説明をお願いいたします。 57 松浦土木企画課長 ご提案のように、1つの管理者でやるという方法も1つございますけれども、今現在もしっかり管理者同士で集まる機会も設けておりますし、連携はしっかりとれていると思っております。  2つをなぜ一緒にしないのかというのは、1つは、いろんな業者が参加する機会をある程度数を多くするというのも1つかなと思いますので、絞ると、それだけ参加する業者が少なくなってしまいますので、そこら辺も少し踏まえた形で検討する必要があろうということが1点。  それと、松山町駐車場と平和公園駐車場は国道を挟んでいますので、一体管理をした場合も管理人がなかなか往来が難しいというところがございます。松が枝については非常に近くにありますので、管理人同士の連携というのが非常にやりやすいので、ここは今現在、一体管理ということにしておりますが、平和公園駐車場と松山町駐車場については、そういった事情があって、現時点ではまだ一体管理にはしていないということでございますけれども、しっかり連携をとって運営をしていくように今後努めたいと考えております。  以上でございます。 58 平野 剛委員長 このような形で5年間進むわけですから、その辺も含めて検証を今後の5年間でしていただいて、次の5年後に向けてはその辺もぜひ検討の一つとして要望をしておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  ほかございませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  1件ずつ討論、採決いたします。  まず、第179号議案「公の施設の指定管理者の指定について」の討論に入ります。何かご意見はございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第179号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 59 平野 剛委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第180号議案「公の施設の指定管理者の指定について」の討論に入ります。何かご意見はございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第180号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 60 平野 剛委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第181号議案「公の施設の指定管理者の指定について」の討論に入ります。何かご意見はございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第181号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 61 平野 剛委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
     次に、第182号議案「公の施設の指定管理者の指定について」の討論に入ります。何かご意見はございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第182号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 62 平野 剛委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第183号議案「公の施設の指定管理者の指定について」の討論に入ります。何かご意見はございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第183号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 63 平野 剛委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第184号議案「公の施設の指定管理者の指定について」の討論に入ります。何かご意見はございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第184号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 64 平野 剛委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時26分=           =再開 午前11時37分= 65 平野 剛委員長 委員会を再開いたします。  次に、第210号議案「平成26年度長崎市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 66 本田土木部長 第210号議案「平成26年度長崎市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)」についてご説明いたします。  補正予算の議案書の3ページをお開きください。  これは先ほど第179号議案から第184号議案までの「公の施設の指定管理者の指定について」でご審議をいただきました各市営駐車場の管理を指定管理者に行わせることに伴う管理委託費について、平成27年度から平成31年度までの債務負担行為の限度額の設定を行おうとするものでございます。  詳細につきましては、お手元にお配りしております委員会資料に基づきまして、土木企画課長がご説明いたしますので、よろしくお願いいたします。  私からは以上でございます。 67 松浦土木企画課長 第210号議案「平成26年度長崎市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)」について、お手元にお配りしております土木部提出の委員会資料に基づきご説明いたします。  それでは、資料の1ページをお開きください。  これは桜町駐車場に係る管理委託費7,877万円の債務負担行為をお願いしようとするものでございます。  2の(1)債務負担行為限度額の年度別内訳は、記載のとおりでございます。  また、2の(2)の限度額の積算内訳につきましては、表の一番右側の合計の欄が5年間の提案額でございます。上から人件費3,605万円、事務費710万円、管理費2,966万円、その他12万5,000円、記載のとおりでございます。  次に、資料の2ページをお開きください。  これは市民会館地下駐車場に係る管理委託費8,707万6,000円の債務負担行為をお願いしようとするものでございます。  内容は記載のとおりでございます。  次に、3ページでございます。  これは松が枝町駐車場及び松が枝町第2駐車場に係る管理委託費1億7,953万2,000円の債務負担行為をお願いしようとするものでございます。  内容は記載のとおりでございます。  次に、4ページをお開きください。  これは平和公園駐車場に係る管理委託費1億2,235万5,000円の債務負担行為をお願いしようとするものでございます。  内容は記載のとおりでございます。  次に、資料の5ページをごらんください。  これは茂里町地下駐車場に係る管理委託費1億6,404万円の債務負担行為をお願いしようとするものでございます。  内容は記載のとおりでございます。  最後に、資料6ページをお開きください。  これは松山町駐車場に係る管理委託費1億854万3,000円の債務負担行為をお願いしようとするものでございます。  内容は記載のとおりでございます。  説明は以上でございます。 68 平野 剛委員長 これより質疑に入ります。 69 中村照夫委員 桜町駐車場の1ページの人件費、年間721万円と書いてありますね。間違いないですかね。ということは、月60万円ですよね。そうすると、人件費はどうなるんですかね。配置は5人常時配置ですよね。毎月60万円の人件費ということになると、どうなりますか。5で割っても12万円しかないんだけど。 70 松浦土木企画課長 桜町駐車場の人件費でございますが、提案者からの内訳を申し上げますと、施設長が年間172万円、それから、副主任の方が年間144万円、監視員が年間239万円、それから臨時職員の方がその他いらっしゃいますけれども、そういった内訳になっております。  以上でございます。 71 中村照夫委員 この721万円というのは、ほかに比べても極端に低いけれども、それで最低賃金を超えているんですかね。どんなチェックがされていますか。これは労働保険とかも含めての話でしょう。さっきから質問しておったら、ちゃんとそこら辺はチェックしていますということだけれども、チェックして、これで通るんですか。 72 松浦土木企画課長 保険料等はまた別でございます。あくまで年間の給与ということで今申し上げたところでございますが、きちんとチェックをして、最低賃金等はクリアしているということでございます。  以上でございます。 73 中村照夫委員 チェックして、クリアしていると言うけれども、クリアしていると思えんけれども、どういうふうにクリアしているか、数字をちょっと示してください。 74 平野 剛委員長 暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時44分=           =再開 午前11時45分= 75 平野 剛委員長 委員会を再開いたします。  ただいま資料請求がございましたので、資料が出るまで質疑は一旦中断しまして、ほかの委員から何かご質問はございませんか。  暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時46分=           =再開 午前11時48分= 76 平野 剛委員長 委員会を再開いたします。  では、第210号議案を一時中断し、第185号議案「公の施設の指定管理者の指定について」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 77 本田土木部長 第185号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、ご説明いたします。  議案書は157ページでございます。  これは長崎市築町二輪車等駐車場に関するものでございます。  現在、この施設は長崎つきまち株式会社を指定管理者として指定し、管理を行っていただいております。その指定期間が平成26年度末をもって終了することとなりますが、引き続き平成27年度から平成31年度の5カ年につきましても、長崎つきまち株式会社を指定管理者として指定したいと考えておりますので、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を経ようとするものでございます。  議案の詳細につきましては、お手元にお配りしております委員会資料に基づきまして、土木企画課長がご説明いたしますので、よろしくお願いいたします。  私からは以上でございます。 78 松浦土木企画課長 第185号議案「公の施設の指定管理者の指定について」につきまして、委員会提出資料に基づきご説明いたします。  それでは、資料の1ページをお開きください。  まず、施設の概要を説明いたします。  (1)の施設の名称は、長崎市築町二輪車等駐車場でございます。  (2)主な施設内容としましては、アに記載のとおり、メルカつきまちの屋上に172台の駐輪場を設置しており、有料の駐輪場として平成10年に運用を開始しております。  イ.管理運営の概要は、記載のとおりです。  次に、2.指定管理者候補者の概要でございますが、(1)指定管理者候補者の名称は、長崎つきまち株式会社でございます。所在地、代表者、設立年月日、主な事業は、記載のとおりでございます。  次に、3.指定の期間でございますが、平成27年4月1日から平成32年3月31日までの5年間となっております。  2ページをお開きください。  位置図及び配置図を掲載しております。  次に、3ページをごらんください。  指定管理者候補者の選定方法及び選定理由でございます。  (1)の選定方法でございますが、非公募で行っております。  アの事業計画概要につきましては、5ページから7ページにかけまして、本施設の管理運営等に関し、候補者である長崎つきまち株式会社の考え方や計画などについて記載しておりますので、ご参照ください。  次に、イの管理運営体制は記載のとおりで、現在と同じ体制となっております。  次に、ウの指定管理に係る委託料でございますが、毎年度618万7,000円を見込んでおります。  なお、平成26年度予算額と比較しますと、年間で24万8,000円の増額となっております。これは人件費単価の増に伴うものでございます。  次に、エの指定管理者候補者の選定理由でございますが、本施設は、施設の構造上、また運営の効率性からも分割して管理することが非効率な施設であるため、非公募とし、引き続き長崎つきまち株式会社を指定管理者として指定したいと考えております。  具体的な理由としましては、1)としまして、本施設は、3ページの下の写真にありますとおり、メルカつきまち本体及び併設する立体駐車場と構造上一体となっており、メルカつきまちビルの所有者である長崎つきまち株式会社がこれら施設を一体的、総合的に管理を行うことで、効率的な管理運営がなされること。2)として、同社は、メルカつきまちビル内に事務所を有しており、危機管理への迅速な対応が可能であり、一体的な建物全体の安全管理の面からも効率的であること。3)として、これまでの実績により、利用者の要望や意見などに対し迅速な対応を行うなど、適正な施設の管理に努めていることなどが選定理由でございます。  次に、一番下の(2)指定管理者候補団体承諾書は8ページに添付しておりますので、ご参照ください。  次に、4ページをお開きください。  5.市と指定管理者の協定書案でございますが、基本協定書(案)につきましては資料の9ページから25ページに、年度協定書(案)については資料の26ページから27ページにそれぞれ記載しておりますので、ご参照ください。
     次に、6.その他としまして、利用者の推移を掲載しておりますので、ご参照ください。  説明は以上でございます。 79 平野 剛委員長 それでは、質疑に入ります。 80 中村照夫委員 この利用状況はどんなですか。ここに最高172台置けるということになっているけれども、確かにこれは市場の周辺にバイクをあっちもこっちも置いているという状況をなくすためにつくったんだけれども、それがどういうふうに利用されていますか。そこら辺の実績を出してください。 81 松浦土木企画課長 平成26年度の1日当たり平均の利用台数としましては、大体100台から110台前後となっております。  以上でございます。 82 中村照夫委員 172台収容に100台入っているということですかね。これは入出庫1回を単位として利用するということは、1回に200円ということですよね。そうすると、出したり入れたりすると、200円、400円、600円というふうになるわけですね。そこら辺は、先ほど駐輪場の値下げをしましたたいね。その関係は、ここのは機械代がかかるから値下げはされていないのかもしれないけれども、ただ、この周辺にバイクを置かれたら、また困りますからね。  そういう面では、今の状況と200円ということでの利用の状況をよく整理して考えて、あいているんだったら、もう少し下げても入れてもらうという形にしたほうがいいと思うんだけれども、そういうことに対する判断はどういうふうに考えているんですか。 83 松浦土木企画課長 先ほどの条例のところで少しご説明しましたけれども、短時間料金ですね、100円以下の料金については、全ての駐輪場に適用するということにしておりまして、この築町についても、短時間料金を来年2月から導入しようということにしております。  以上でございます。 84 中村照夫委員 100円にしたら、どのくらいの増加ということになると見ていますか。  そのことと、築町市場周辺の違法駐輪の現状について、どういうふうに把握していますか。 85 松浦土木企画課長 すみません、築町周辺の違法駐輪については、ちょっと今データがございませんので、把握をしておりませんけれども、今現在、市内全域で駐輪場の不足というのが1日当たり大体900台というのがデータとしては出ております。  まだまだ需要があるというふうに私どもは見ておりますので、短時間利用をすることによって幾らか利用者が増になるのではないかというふうには考えておりますが、まだ数値的に幾らぐらいというのは出せていない状況にございます。  以上でございます。 86 井原東洋一委員 この委託料が年間600万円ぐらいというふうになっていますけれども、その中にエレベーターとかなんとかの再委託の分はどうなっていますか。業務委託契約はこの中に入っているんですか。別にこれはするんですか。 87 松浦土木企画課長 再委託の分ですね、業務委託の分は全て含んでおります。  以上でございます。 88 井原東洋一委員 そうすると、600万円の中で、23ページの3に書いてある二輪車エレベーター保守点検、料金システム、光熱水費、人件費、一般管理費、修繕費、こういう合計は金額が出ていませんけれども、この再委託分が相当入っているとすれば、メルカつきまちが実際に委託を受ける金額というのは相当少なくなるんじゃないですか。この再委託の内訳はどのくらいかかるんですか。 89 松浦土木企画課長 再委託の分で申し上げますと、エレベーターの保守点検が約80万円ですね。それから、料金システムの保守点検費が40万円、料金システムの維持管理費、これが52万円ですね。あと光熱水費、修繕費等ございますけれども、それらを含めて、物件費の小計としまして250万円ほどがメルカつきまち以外のところに経費がかかる分でございます。  以上でございます。 90 井原東洋一委員 この委託料の内訳の中には人件費も含まれていて、人件費を含めて250万円ですか。そうじゃないんでしょう。全体の年間の委託料の金額からそれを差し引くと、実質的にそれが人件費ということじゃないんですか。 91 松浦土木企画課長 618万円の内訳というところで申し上げますと、先ほど言いました物件費が全体で250万円です。それから、人件費が残りということになるんですけれども、これについても、警備、清掃等の人件費が約285万円、それから、事務的な経費、メルカつきまちが直営でやる部分が82万円ということでございます。  以上でございます。 92 井原東洋一委員 はい、わかりました。ここは、メルカつきまちビルの所有者である長崎つきまち株式会社で、これは長崎市は所有しとらんと。どうなっておるんですか、築町市場の配置とかなんとか、全部長崎市でしたような感じがしたんだけど。 93 松浦土木企画課長 メルカつきまちにつきましては、長崎つきまち株式会社の所有でございまして、長崎市は株主として入っているというところでございます。  以上でございます。 94 平野 剛委員長 ほかにございませんか。  質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見はございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第185号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 95 平野 剛委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 〔審査日程について協議した結果、5日審査予 定の第186号議案から第190号議案までについて、 日程を繰り上げ、本日審査を行うことに決定し た。〕 96 井原東洋一委員 審査日程についてご提案がありましたが、私からもぜひ取り上げていただきたいことがございます。それは、第217号議案はあすの予定になっておりますけれども、初めて直面する審査でありますので、書面ではいろいろ聞いておりますけれども、まず現地を視察したいなということです。  それから、当該用地の取得に当たっての用地担当部門の交渉経過、最新の鑑定評価書、取得及び利用目的の詳細、汚染度調査結果の費用負担の妥当性についての資料も出していただきたいと思っています。 97 平野 剛委員長 そのような資料を提出していただくことを委員会から求めたいと思います。  現地調査につきましては、日程等もありますので、午後の再開時に皆さんにお諮りするという形でよろしいでしょうか。〔「現地調査は午後にしたら。一括審査を繰り上げてするということじゃなくて、先に行っておったら」と言う者あり〕  今、急遽提案されましたので、その辺も含めまして、ちょっと日程調整をしてから、午後、再度お諮りさせていただければと思います。〔「資料請求は私もあるけれども、まだ審議に入っていないから。今のところでなんなんだけど、請求はあります」と言う者あり〕  暫時休憩いたします。           =休憩 午後0時4分=           =再開 午後0時59分= 98 平野 剛委員長 委員会を再開いたします。  現地調査を含む審査日程(案)につきましては、長崎市所有の土地ではないため、現在、所有者に理事者のほうから可能かどうかの打診をしていただいているところであります。回答が返ってきた後、お諮りしたいと思いますので、後ほどよろしくお願いいたします。  では、第210号議案「平成26年度長崎市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)」の審査を再開いたします。  資料請求されていた資料につきましては、お手元に配付されておるかと思います。  理事者の説明を求めます。 99 松浦土木企画課長 先ほどは大変失礼いたしました。  それでは、提出しております資料について、ご説明いたします。  これは桜町駐車場の収支予算書でございます。指定管理の候補者のほうから出された資料でございます。  一番上の人件費のところでございますが、人件費、諸経費となっております。内容等のところに、施設長、副主任、監視員のそれぞれの週の勤務時間、それから年間の勤務週を書いておりますが、その右の方ですね、こちらが月額の給料と年間の給与を書いております。これを割り戻しますと、一番右のほうに単価を書いておりますが、時間単価が施設長で894円、副主任で1,000円、監視員で753円となります。最低賃金は677円になっております。  説明は以上でございます。〔「はい、わかりました」と言う者あり〕 100 平野 剛委員長 ほかにございませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見はございませんか。  これより採決いたします。  第210号議案「平成26年度長崎市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)」について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 101 平野 剛委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後1時2分=           =再開 午後1時3分= 102 平野 剛委員長 委員会を再開いたします。  次に、第191号議案「公の施設の指定管理者の指定について」及び第192号議案「公の施設の指定管理者の指定について」の以上2件を一括議題といたします。  理事者の一括説明を求めます。 103 林建築部長 第191号議案及び第192号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、一括してご説明いたします。  議案書は、169ページから173ページでございます。  これらの2議案は、いずれも市営住宅及びこれに附属する駐車場などの共同施設の管理を行わせるため、指定管理者を指定するものでございます。  議案書169ページの第191号議案につきましては、市営住宅A地区の指定管理者に株式会社エルベックを、議案書171ページの第192号議案につきましては、市営住宅B地区の指定管理者に株式会社トラスティ建物管理・株式会社三山不動産共同企業体を、それぞれ指定しようとするものでございますが、この指定につきましては、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決をいただこうとするものでございます。  指定期間につきましては、平成27年4月1日から平成32年3月31日までの5カ年でございます。  指定管理者の候補者につきましては、外部委員から成る長崎市建築部指定管理者候補者選定審査会を設置し、選定を行いましたが、去る10月21日に審査結果の報告を受け、各議案記載の候補者を指定管理者に指定しようとするものでございます。  詳細につきましては、住宅課長よりご説明させていただきます。  私からは以上でございます。よろしくお願いいたします。 104 山口住宅課長 それでは、委員会提出資料に基づき説明させていただきます。  まず、第191号議案「公の施設の指定管理者の指定について(16市営住宅及び共同施設)」、A地区でございます。  資料の1ページをお開きください。  1.施設の概要でございます。  A地区につきましては、表記載の滑石住宅以下の16団地、89棟、2,987戸を管理するものでございます。  2.指定管理者候補者の概要でございますが、(1)名称は株式会社エルベック、(2)所在地、(3)代表者につきましては、記載のとおりでございます。  (4)会社の設立年月日は、平成12年12月12日でございます。  (5)主な事業といたしまして、マンションの管理業などを行っております。  なお、この株式会社エルベックは、現在、A地区の指定管理者でございます。  3.指定の期間は、平成27年4月1日から平成32年3月31日までの5年間となっております。  2ページをごらんください。  4.指定管理者の候補者の選定方法及び選定理由でございますが、今回の3期目に係る公募につきましては、6月の本委員会の所管事項調査において説明いたしましたとおり、A地区、B地区とも市内業者での募集を行っております。  (1)選定の経過、アの応募団体数につきましては、1団体でございました。  イ.提案の概要でございますが、(ア)提案内容といたしまして、事業計画書(要約)を別紙2として9ページから11ページに添付させていただいておりますので、ご参照ください。  (イ)管理運営体制ですが、人員は7名としており、内訳としましては、所長1名、受付・事務業務担当2名、巡回・収納業務担当2名、営繕業務担当2名となっております。  (ウ)提案金額でございますが、平成27年度から平成31年度までの5カ年の提案額を記載しております。5カ年の合計金額は5億5,265万4,000円となっており、この金額が指定管理に係る委託料となります。  なお、本委託料につきましては、第205号議案「平成26年度長崎市一般会計補正予算(第6号)」のうち、債務負担行為の補正を計上させていただいておりますので、後ほど審査をお願いいたします。  次に、ウ.指定管理者候補者選定審査会による審査、(ア)審査会の人数及び構成でございますが、記載のとおり、5名の委員の方に審査をお願いいたしました。
     (イ)審査の経過でございますが、選定審査会は3回開催をいたしており、それぞれの開催日、内容を記載しておりますので、ご参照ください。  (ウ)審査報告書の概要ですが、審査の結果、株式会社エルベックを第1順位に決定し、評価した点は記載のとおりでございます。  詳細につきましては、後ほど説明させていただきます。  3ページをお開きください。  エ.選定理由でございますが、1点目は、委託料の提案額が上限額を超えて提案がなされていないこと、2点目は、審査委員による採点集計結果において失格基準を満たしていないこと、3点目は、審査報告書における各項目において高評価の見解を得られたこと、以上の3点において株式会社エルベックを選定いたしました。  (2)指定管理者候補者承諾書ですが、別紙3として12ページに添付しております。  3ページの5.市と指定管理者の協定書案ですが、基本協定書案を別紙4として13ページから33ページに添付しており、その中で、建築部独自の案としまして、個人情報保護対策を重視するために個人情報取り扱い特記事項を32ページから33ページに加えております。また、年度協定案を別紙5として34ページから35ページに添付しております。  なお、参考として、A、B両地区共通の募集要項を36ページから84ページまでに添付しておりますので、あわせてご参照ください。  では、審査報告書の概要について、4ページからの別紙1の長崎市建築部指定管理者候補者選定審査会審査報告書に基づき説明いたします。  6ページをお開きください。  3の審査の方法ですが、応募者からの申請書に対し、応募資格等を満たしているか確認の上、事業計画書等の内容や面接に基づき評価を行いました。  審査に当たっては、各委員の評価を尊重しながら、各委員の意見の交換を行うとともに、専門性が高い分野の審査については、専門家の委員の説明の場を設けて各委員に認識を深めてもらうこととしました。  また、公平性及び公正性を確保するために、全ての審査において申請者名は伏せて実施しました。  7ページをお開きください。  中段の6.審査結果でございますが、8ページの表の左欄に記載のとおり、大項目ア.公的賃貸住宅についての認識と取組み、イ.安定した管理業務の運営、ウ.価格、エ.サービス水準の向上の4つの選考基準に基づき審査しております。  公的賃貸住宅についての認識と取組みについては、長崎県の不動産業界で初めてプライバシーマークを取得し、現在の情報セキュリティーマネジメントシステム(ISO27001)を取得している点や、個人情報保護対策として厳格なマネジメントを構築し、適切な取り扱いに万全を期している点が評価されました。安定した管理業務の運営については、財務体質も良好で安定感がある点や事故対応マニュアルを作成する点などが評価され、また、現指定管理者としての実績と経験を生かした安定的な管理運営ができる点が評価されました。サービス水準の向上については、独居老人対策や集会所を活用した地域コミュニケーション活動などの新しいサービスの向上を期待できる点が評価されました。全体として、実績に基づいた提案がなされており、信頼性があるとの評価を委員からなされました。  7.審査会総評につきましては、記載のとおりでございます。  8ページをごらんください。  採点結果表でございますが、この表は、経営状況の健全性、管理運営体制及びサービス水準の向上において配点の重点を置いて作成しているもので、4つの大項目の下の8つの項目について評価を行っていただいた結果を集計したものでございます。  選定審査会の5名の委員の方がそれぞれ100点の持ち点で、500点満点となっておりますが、採点結果につきましては363点であります。  なお、失格基準につきましては、各大項目の全てにおいて配点の50%未満であること及び表の下から2段目の技術点において配点の60%未満であることとなっていますが、いずれにも該当しておりません。  また、各項目の評価に対する提案内容につきましては、9ページから11ページまでの事業計画書に項目別に記載しておりますので、ご参照ください。  第191号議案の説明は以上でございます。  引き続きまして、第192号議案「公の施設の指定管理者の指定について(37市営住宅及び共同施設)」、B地区を説明させていただきますので、委員会提出資料をご用意ください。  ここからはA地区と同様の分については説明を割愛させていただきますので、ご了承ください。  資料1ページをお開きください。  施設の概要でございます。  B地区につきましては、表記載の日見大曲住宅以下の37団地、213棟、4,488戸を管理するものでございます。  2ページをごらんください。  2.指定管理者候補者の概要でございますが、(1)名称は株式会社トラスティ建物管理・株式会社三山不動産共同企業体、(2)所在地、(3)代表者につきましては、記載のとおりでございます。  (4)代表団体の設立年月日は、平成19年7月4日でございます。  (5)主な事業といたしまして、公共施設等及びホテル、ビルの清掃並びに保守管理の請負、ビル、マンション等不動産の総合管理などを行っております。  なお、共同企業体のうち、株式会社三山不動産は、現在のB地区指定管理者である共同企業体の構成員でございます。  4.指定管理者の候補者の選定方法及び選定理由の(1)選定の経過でございますが、ア.応募団体数は1団体でございました。  イ.提案の概要でございますが、(ア)提案内容として、事業計画書を別紙2として10ページから14ページに添付させていただいておりますので、ご参照ください。  (イ)管理運営体制ですが、人員は12名としており、内訳としまして、所長1名、所長補佐1名、巡回班2名、補修班3名、事務班3名、督促班2名となっております。  (ウ)提案金額でございますが、平成27年度から平成31年度までの5カ年の提案額を記載しております。  5年間の合計金額は10億6,925万円となっており、この金額が指定管理に係る委託料となります。  なお、本委託料につきましても、A地区と同様に、債務負担行為の補正を計上させていただいております。  3ページをお開きください。  ウ.指定管理者候補者選定審査会による審査の中段にございます(ウ)審査報告書の概要でございますが、審査の結果、株式会社トラスティ建物管理・株式会社三山不動産共同企業体を第1順位と決定し、評価した点は、記載のとおりでございます。  詳細につきましては、後ほど説明させていただきます。  エ.選定理由でございますが、記載のとおりでございまして、同共同企業体を選定いたしております。  (2)指定管理者候補者承諾書は、別紙3として15ページに添付しております。  4ページをお開きください。  5.市と指定管理者の協定書案ですが、基本協定書案を別紙4として16ページから38ページに添付しており、年度協定書案を別紙5として39ページから40ページに添付しております。  では、審査報告書の概要について、5ページからの別紙1の審査報告書に基づき説明いたします。  8ページをお開きください。  中段の6.審査結果でございますが、安定した管理業務の運営については、事業遂行上の財務体質は確保されている点や、共同企業体を組織しているが、構成団員の1社は公営施設の管理の実績があり、もう1社は指定管理者としての実績があることから、安定的な管理運営を期待できる点が評価されました。サービス水準の向上については、ハザードマップの配布、高齢単身世帯への見守り・メッセージカードの活用、空き家の巡回点検など各方面にわたり詳細な提案がなされている点やサービス向上案に具体性がある点が評価されました。全体として、熱意と意欲が感じられ、また、数多くのサービス案が提案されている点や共同企業体の双方でそれぞれの管理の実績があることなどが委員から評価されました。  7.審査会総評につきましては、記載のとおりでございます。  9ページをごらんください。  採点結果表でございますが、採点結果につきましては335点であります。  なお、失格基準についてはいずれも該当しておりません。  また、各項目の評価に対する提案内容につきましては、10ページから14ページまでの事業計画書に項目別に記載しておりますので、ご参照ください。  資料の説明は以上でございますが、今回の募集におきましては、先ほどご説明いたしましたとおり、応募資格をA地区、B地区とも市内業者のみと変更いたしました。これにつきましては、ことし2月と6月の本委員会でも説明させていただいているところでございます。  両地区とも市内業者であることを応募資格とした理由につきましては、市全体の方針として市内業者を原則としていること、また、事前に行いました共同住宅の管理を行っている市内業者に対する調査において、回答のあった14者中7者からA地区、またはB地区のどちらかに参加したいという意向が示されたことにより、この条件での公募が可能と判断したためでございます。  8月に募集開始した後、実施いたしました応募者説明会も4者が参加し、参加の意思があったものの申し込み期限に間に合わなかった業者も1者あったことから、複数の応募者があるものと考えておりましたが、9月末の応募締め切りの際に、A地区、B地区とも1者ずつの応募でございました。  なお、応募者が少なかったことを検証するため、指定管理者候補者の選定後に、当初は参加の意思を示されていたものの応募されなかった企業に協力を得まして、聞き取り調査を行いました。その結果、思うような共同企業体が組めなかった、市営住宅のノウハウが少なく不安があったなど、各企業がさまざまな理由により応募を断念されたことから、市営住宅の管理業務は企業にとって対応が厳しいものと理解されたのではないかと考えております。  説明は以上でございます。ご審議よろしくお願いいたします。 105 平野 剛委員長 これより質疑に入ります。 106 吉村正寿委員 駐車場もそうだったんですけどね、応募団体がどちらも1団体ずつと。2月議会のときも6月議会のときも、十分に対応できる市内業者があるんだという調査の結果、そのようにしたはずなのに、後からの調査では、いやいや、それが十分ではなかったとか、心配があったとか、何か変ですよね。最初からそんがん話ばすればよかわけでしょう。いや、したことなかけんがわからんとですよとか、一緒に組める人たちが足らないんですよとか、そういう話はわかり切ったことだと思うんですけどね。その決定後の調査のほうが、ある意味、2月でも6月でもわかっとったじゃないかと思うんですけどね。その辺どうなんですかね。 107 山口住宅課長 今ほど説明でも申しましたとおり、応募資格を市内業者とすることを決定する前の聞き取り調査とか、あとは説明会の中で、我々はやはり複数の応募者の方が来られると考えておりました。  指定管理者の選考については、公平性、透明性とともに、競争性を確保するために公募としているわけでございますが、参加者、応募者が多いほど競争性が高いと、もちろん考えられることでもございますけれども、1者であっても競争性がないとは言えないと考えております。  私どもの判断が甘かったということは否めない事実として考えているところでございます。  以上でございます。 108 吉村正寿委員 心配だから応募できなかったというのは、やっぱり一番は金額じゃないかと思うんですね。それともう1つは、組める共同企業体の構成メンバーがいなかった。本当にこの金額で5年間やっていけるかどうかというのを判断したときに、やっていけるというのがどちらにもそれぞれ1者ずつだったということを考えたときに、ほかの業者は、同じようなことをやりながらも、この金額じゃできんという話なんじゃないですか。どうなんですかね。  本当だったら、もうちょっと市が、こういうことがあっていいのかどうかわからんけれども、業者の利益の部分をもう少しフレキシブルに見てあげることによって、今、仮にぎりぎりの算定をしたときに、100万円かかるところを、ぎりぎりじゃ、やっぱりリスクに対する備えは何もできないわけですから、そこにプラス幾らかの経費を見てあげて、じゃ、110万円にしましょうとか、そうした場合は、もしかすると2者、3者という参入があって、その中で自分たちのできる経営努力をする中から、もしかしたら100万円以下になる可能性はあるし、その辺はそれぞれの競争でしょうけど、だから、そういうことすらもできないようながちがちの金額の設定になっているんじゃないかと。健全な競争がはなからできないような、そういう設定になっているんじゃないかというふうなことも心配するんですよね。  前回との差を見ると、A地区でいえば4億6,266万円が今回5億5,265万4,000円に大きく上がっているんですよ。B地区を見てみると、業者がかわっていますよね。構成員は一緒で、頭のほうだけは違うのか。ここのお金が10億1,700万円から10億6,900万円、これも上がっているのは上がっているけれども、上がる率が随分違いますよね。ほとんど管理等は一緒だと思うんですけどね。どういうふうにしてこのように大きな違いが出てくるのかなというふうに思うんですが、そのあたりはいかがでしょうか。 109 山口住宅課長 まず、ご質問の上がり方の差があるというようなご質問ですけれども、今回、2期目から3期目の上限額、増ということになりました中で、A、B地区ともに人件費の単価とか、それから、多少のプラスした新たな業務というのが、例えば、消火器の設置だとか、簡易水道の点検だとか、そこら辺がございます。あとは消費税アップによる増というのもございます。  ただ、A地区だけ上がっておるというところがありますのが、大園建て替え工事のエレベーター保守点検等の設備管理費の増であるとか、これについての新たな業務の割合の代表的なものがチトセピアの設備管理業務委託、これは今まで直でやっていたものが委託するということに変わっております。そこら辺について増額がございまして、A地区のほうが上がっておるということになりますので、人件費そのものについては両地区とも同率程度の上がりということを確認しております。  もう1点、初めにおっしゃいましたぎりぎりで積算をやっているから参加者が少ないんではないかというお話。この件につきましては、市全体での単価、それから積算方法にのっとって我々も積算しております。指定管理者全般に確かに言えることとはなりますけれども、ちょっとこういう言い方はあれですけど、我々の上限額に対して業者が自分たちで試算をされて、提案額ということを頑張ってお出し願ったというところで、我々としては、先ほど上昇しておる部分ももちろん加味されての話ですけれども、経営に支障はないものと判断をしております。  以上でございます。 110 吉村正寿委員 いろいろ付随する設備の点検とか、そういったものを入れたんだというようなお話なんですよね、上がり方がですね。それを4億6,000万円から5億5,000万円ですから、9,000万円、それだけ入れたということですよね。9,000万円ですよね。前回の資料がついていますよね。じゃ、その9,000万円の内訳は出ますか。どういったものを新たに付随して、そのお金がどれくらいあるんだというのはわかりますか。さっきエレベーターが幾らとか、消火器が幾らとか、チトセピアの管理が幾らとか、こういったものの積み上げが9,000万円になりましたというのがわかれば、それでいいんですけど。 111 山口住宅課長 主なものとしましては、大園の分でございます。大園の分のエレベーターにつきましてが約2,000万円ございます。それから、大園の2期が今回、約300万円で消防設備的なものが入っております。あと、実際1期のころになかった分というのがございまして、その分が約100万円ぐらいございます。あとは平成24年に連結送水管のテスト等で約100万円ほどございます。ここら辺で、大体2,000万円ぐらい大園だけでもなるんですけれども、今の9,000万円とおっしゃった分は、我々の上限額の積算については2期目が4億6,300万円、3期目が5億6,000万円ということで、約20.9%の増になっておる状態でございますけれども。  あと、チトセピアの管理委託につきましては、約360万円ほどの5年間になりますので、約1,800万円ほどになっております。  以上でございます。 112 吉村正寿委員 ちゃんと先生方がしっかり審査会で見ておられるんでしょうから、そこにいろんな疑念を挟み込むつもりは毛頭ないんですけどね、それにしても金額の上がり方等が、なかなか自分たちが指定管理をするときの効果を検証するに当たって非常にわかりにくいような格好になっていると思うんですよ。  このB地区のほうはこれで、ああ、なるほどと、なかなかわかりやすいですよね。業者がかわったにしても、戸数が一緒ならば大体似たような金額になるというのは。逆に、今、物価が上がっている中で、このくらいの上昇で抑えているのかなという部分はあるんですが、片や戸数が違うとにえらい上がっとんねと。そこはやっぱり私たちとしてはチェックせざるを得ないところだと思うんですよね。こういうふうなわかりにくいというか、出すものが変われば金額も変わってくるというのはよくわかるんですけれども、そのあたりを、今のような説明ではなくて、もっとうまく、これとこれとこれが乗っているので、こういうふうになりましたというようなことをきちんと説明していただける、それくらいの丁寧さがあっていいのかなと思いますので、以降はどうかよろしくお願いします。  先ほども言ったように、本当に安過ぎるんじゃないかと。本当にこれで大丈夫かねと。途中でそれこそ、皆さんMICEのことばっかり気にして、MICEの業者が赤字で逃げたらどんがんするとかと、そういうことを言われていますよね。それと同じように、これは住民の生活と直結しているわけですから、急に誰も管理のおらんごとなったばいといったら、これは大ごとですよね。そのあたりをしっかりと見られて、ぜひ住民サービスの向上のために努めていただければと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 113 中村照夫委員 これだけ長崎に仕事がないというところに、10億円からの管理費がもらえるのに参加しないということは、どんな考えても人をそろえきらんということなんでしょうね。  先ほども、じゃ、人件費をどういうふうに提案しているのかと聞いたら、桜町駐車場でも、施設長と責任者でも年間186万円、責任者で894円の賃金しかもらわんということは、市役所職員の賃金から比べると、とてもじゃないけれども、会社というのはパートの職員で運営するということなんでしょう。だから、それで来る人がいないということですよね。指定管理者をして民間企業に利益が入るようにということで、企業の活性化を図るためにしたことが手を挙げるところもないと。会社としてはほかの仕事のほうがまだましということですよね。こういう状況ということについては、じゃ、どうするかというのをやっぱり考えんといかんのじゃないでしょうかね。  そういった意味では、共同企業体というふうに言ってみたって、組むところがいないということであれば、じゃ、組むところがなかったら1者だけではだめなのか。そういう募集のあり方等について、人件費の問題も含めて、もう少し考え直さないと、今後、きちっとした管理をしてくれるところになっていかんのじゃないですか。そこら辺は今後どうするんですか。1者でもあれば、500点満点で335点であっても受けさせんといかんということになってくると、競争にはならんのだから。5年後はどうしますか。やり方はこのままでいくんですか。そこら辺はどう考えますか。 114 林建築部長 今回、先ほど申しましたように、市内に限定したというようなこともございます。そういったことから、1者、1者になったのも1つはあるかなと思いますけれども、原則としては、やはり市内でできるならば、当然、市内ということで考えていきたいと思いますが、この5年間の間に、今回、新しく来年から指定管理者になられる方々のモニタリングもいたしますし、実際の支障がないような形で私たちも指導したいと思いますけれども、今後もヒアリングですとか、そういったことは続けながら、次回はさらに検討を続けたいと思いますけど、今の段階で、5年後のというのはちょっと差し控えたいと思いますが、市内の業者の状況もよく見ながら、そして、指定管理者の運営の状況を見ながら検討すべきと思います。  以上でございます。 115 中村照夫委員 いや、市内業者に限ってもらうのはいいんですよ。よその会社に利益を投げることはないんだから、市内に頑張ってもらわんといかんという、それはいいんですよ。  だから、そういう面で、事後に参加できなかった会社からいろんな意見があったという割には、余りいろんな意見を出されなかったので、そこら辺はどういうふうに把握しているのか、もう少し出してもらえますか。 116 山口住宅課長 ほかの業者からどういう意見があったかと。先ほど2点しかお話ししませんでしたけれども、基本的には、やはり人員の都合がつかなかったとか、金額が折り合わなかったとかいうようなところもございました。  ただ、その中に、先ほどちょっと言いました、これは初めからもちろんわかっていたことではございます。公募をやる中で、例えば、A地区の業者が応募されるだろうから、自分は意思はあるけれども、競争をしても初めから負けるというのはちょっとあれですけど、ちょっとどうかなというようなところで控えたというような話もございました。ですから、参加したいというご意思はあると思うんですけれども、こういう公募の原則でのやり方のもと、そういう部分はどうしても出てくるのかなというところで考えておるところでございます。  以上でございます。 117 中村照夫委員 他社と組まんといかんということについては、1つの企業体がよその企業と組まんと仕事ができないということについては、その会社と今までのいろんな経験とかで積み重ねがあればできるんだろうけれども、利益のこととか、いろいろ考えれば、ほかの会社と組むというのはなかなか簡単なことじゃないと思うんだけれども、そういうのはどうなんですか。 118 山口住宅課長 共同企業体のほうにつきましては、我々としましては、もちろん1社でもオーケーで、エルベックは1社でやっておるというところです。  共同企業体にしましたのは、少しでも門戸を広げるというような意味で共同企業体もというようなことで考えて、今回、共同企業体でも、1社でもということでしていただきました。  その中で、やはりおっしゃるとおり、共同企業体の話をするにしても、お互い業者というのも当然時間もかかることですし、調整にもそういう期間を持つ必要があるということで、今回の公募期間とか、そこら辺もよく考えた上で、今現在、長かった、短かったという判断は、ちょっと今のところはあれですけれども、考えていかないといけないんじゃないかと考えております。  以上でございます。 119 吉村正寿委員 先ほど業者が大変きつくなって、やめる可能性も出てくるんじゃないですかというようなこともあったんですが、第32条の委託料の変更というところに物価のスライド条項がありますよね。物価水準の大幅な変動その他指定管理業務に係る経費の積算に影響を及ぼす変更があった場合には、市のほうから相手方に対して書面にて委託料の変更を申し出ることができますよというのがありますよね。ただ、これは数値ですとか、そういったことは全く入っていないですよね。ただ、条項としてこういうのがあるということで、じゃ、当初の物価が何%アップしたときにはこういう条項が入ってくるのかとかですね。この前、大園団地はありましたよね。だから、そういうようなところはどういうふうになっているのか、ちょっと教えていただきたいと思いますが。 120 山口住宅課長 今のところ、何%云々というのは確かにはっきりはしておりませんけれども、今回の大園団地等の例もございますけれども、基本的に大きな物価スライド、そういう人件費等に関して大きな変動が出てきたというときに、国単位でそういうふうな指導がございまして動くような部分がございますので、もちろん長崎の状況も見らんといけないという分はございますけれども、基本的には国からの通達とか、そこら辺によって判断していくことになろうかと思っております。  以上でございます。 121 林 広文委員 A地区、B地区共通でちょっとお聞きをしたいんですけれども、エルベックについては今度で2期目になると思います。そして、B地区のほうでは今回の業者も一部参画をされるということで、一定の経験をされていると思います。  それで、提案の中身を見させていただくと、自主事業等も提案をされているようですけれども、やはり今回、手を挙げて事業者として過去の経験を踏まえて新しい提案ですね、これまで経験をされて、こういう部分はこういうふうに改善をして、今期についてはこういうところをやりますとか、そういう新しい提案というのは、A地区、B地区それぞれ何かあったんでしょうか。
    122 山口住宅課長 今回、業者が継続されている部分がございまして、新しい提案というのが、それでもA地区、B地区出てきている状態です。第191号議案の分、11ページのほうにお示ししておりますけれども、新たなサービスの提供ということで、独居老人対策等に関して下線部がございます。ここら辺が新しいサービスということで、B地区に関しましては、B地区の資料のほうの13ページにございます。これは先ほど評価項目の中で多種多彩な新しいサービスというようなことで、かなりな記載がございますけれども、この中に土砂災害等のハザードマップを配布して周知するだとか、認知症サポーターを確保していろいろ相談に乗るだとかいうようなところが入ってございます。  以上でございます。 123 林 広文委員 わかりました。やっぱり価格の面でいうと、ほとんど上限額いっぱいの提案ということで、その辺ではメリットが出にくい業務なのかなというふうに思います。そういった意味では、それぞれ経験を積んでいらっしゃると思いますので、こういったサービスをしっかり充実させていく。今までに行政ができなかったこと、そして、指定管理者だからこそできる部分というのをしっかり伸ばすような、そういった取り組みもお願いをしたいなと思います。  それと、モニタリングもまたされると思うんですけど、モニタリングの体制はどのように今考えていらっしゃいますか。 124 山口住宅課長 モニタリングに関しましては、実は年に数回行っております。それにつきましても、少なくとも月に1回というように強化しまして、あと、A地区、B地区との会議というのを月に1回必ず行っております。その内容につきましても、時間的にも考えまして、充実させて改善していこうかと考えているところでございます。  以上でございます。 125 林 広文委員 モニタリングについては、全ての指定管理についても共通だと思うんですけれども、この中で、例えば、抜き打ちのモニタリングというのはやっていらっしゃるんでしょうか。 126 山口住宅課長 実は今年度、モニタリングの体制につきましては検討をさせていただきまして、数回抜き打ちでモニタリング、現地といいましても、すぐ近くにございます。現地に入っての確認というのをさせていただきましたところでございます。  以上です。 127 林 広文委員 最後にいたしますけれども、やはりモニタリングの精度を高めていく。やはり予告なしに行ったときに、きちんとできているかどうかというのが大事じゃないかなと思うんですね。いろんな指定管理については、ほかの議会の中でも、モニタリングの結果表示というのをいただきますけれども、本当にモニタリングがきちんとできているのかなというところが非常に疑問に感じたもんですから、そうやってモニタリングの精度を高めて、しっかりやっていただきたいと思います。  以上です。 128 平野 剛委員長 ほかにございませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  1件ずつ討論、採決いたします。  まず、第191号議案「公の施設の指定管理者の指定について」の討論に入ります。何かご意見はございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第191号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 129 平野 剛委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第192号議案「公の施設の指定管理者の指定について」の討論に入ります。何かご意見はございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第192号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 130 平野 剛委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後1時49分=           =再開 午後2時4分= 131 平野 剛委員長 委員会を再開いたします。  次に、第186号議案「公の施設の指定管理者の指定について」から第189号議案「公の施設の指定管理者の指定について」までの4件を一括議題といたします。  理事者の一括説明を求めます。 132 藤本都市計画部長 第186号議案から第189号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、ご説明いたします。  議案書は159ページから165ページでございます。  最初に、159ページをお開きください。  第186号議案は、稲佐山公園の指定管理者として、株式会社大和総業を指定しようとするものであり、161ページの第187号議案は、長崎東公園の指定管理者として、株式会社西日本ビルサービス、163ページの第188号議案は、長崎市総合運動公園の指定管理者として、株式会社長崎消毒社、165ページの第189号議案は、長崎公園の指定管理者として、株式会社松田久花園をそれぞれ指定しようとするものでございます。  これらの議案につきましては、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決をいただこうとするものでございます。  稲佐山公園及び長崎公園につきましては、平成27年度から指定管理者制度を導入すること、長崎東公園及び長崎市総合運動公園につきましては、今年度で指定期間が満了することに伴い公募を行い、稲佐山公園及び長崎公園については、それぞれ3団体、長崎東公園及び長崎市総合運動公園につきましては、それぞれ2団体からの応募がございました。  応募があった団体については、学識経験者などから成る長崎市都市計画部指定管理者候補者選定審査会を設置し、当該審査会において書類審査及び面接審査を行い、10月20日に審査結果の報告を受けております。  本議案は、4公園について、それぞれの審査結果に基づき、第1順位の団体を指定管理者に指定しようとするものでございます。  詳細につきましては、みどりの課長よりご説明いたします。  私からの説明は以上でございます。 133 岩永みどりの課長 それでは、お手元にお配りしています都市計画部提出資料に基づきご説明させていただきます。  なお、資料の枚数が非常に多くなっており、説明時間が多少長くなりますことをお許しいただきますようお願い申し上げます。  第186号議案「公の施設の指定管理者の指定について(稲佐山公園)」の資料1ページをごらんください。  1ページから6ページまでは、6月の委員会にもご提出いたしました稲佐山公園の施設の概要等を掲載しておりますので、ご参照をお願いします。  次に、7ページをごらんください。  2.指定管理者候補者の概要でございますが、稲佐山公園の指定管理者候補者は、株式会社大和総業といたしております。  同社は、本社が長崎市若葉町にあり、主な事業といたしましては、建築物の清掃、ネズミ昆虫等の防除、貯水槽の清掃、空気環境の測定、建物及び施設等の電気冷暖房の保守管理を行っております。  指定の期間は、3.指定の期間に記載のとおり、平成27年4月1日から平成32年3月31日までの5年間といたしております。  4.指定管理者候補者の選定方法及び選定理由の(1)選定の経過についてでございますが、ア.応募団体数に記載していますとおり、稲佐山公園においては3団体からの応募がございました。  次に、イ.提案の概要につきましては、それぞれの団体の提案の概要を9ページから12ページの申請団体提案一覧表に記載させていただいていますので、ご参照をお願いします。  (ウ)の提案金額につきましては、候補者である株式会社大和総業の提案金額を記載いたしております。5年間の合計で、2億9,902万1,000円となっております。  なお、6月議会においてご審議いただきましたが、次期指定期間からは施設の使用料を直接、指定管理者の収入とすることができる利用料金制を導入することとしております。  また、委託料につきましては、第205号議案「平成26年度長崎市一般会計補正予算(第6号)」のうち、債務負担行為の補正として計上させていただいており、後ほどご審議をお願いすることとなっています。  次に、(エ)には、本市が設定しました5年分の委託料の上限額3億2,531万7,000円を記載しております。  次に、ウ.指定管理者候補者選定審査会による審査についてご説明いたします。  選定審査会は合計4回開催しており、委員の構成や各回の内容は記載のとおりでございます。第1回、第2回において、評価項目、配点、審査や面接の方法を決定し、4公園の現場の視察を行いました。その後、関係書類を各委員に審査いただき、第3回、第4回の選定審査会において面接審査及び採点を行った結果、指定管理者の候補順位が決定したものでございます。  8ページの(ウ)審査報告書の概要の欄には、選定審査会における評価を記載しております。稲佐山公園の観光を含めた役割の捉え方や、市民サービスの向上への課題の捉え方と方針などにおいて、高い評価を受けております。  また、各候補者の評価及び採点結果につきましては、13ページから16ページの長崎市都市計画部指定管理者候補者選定審査会審査報告書に掲載しております。  このうち、16ページの採点結果につきましてご説明いたします。  上段の配点の枠についてですが、各委員の持ち点は100点満点としております。5人の委員の評価の合計は、満点の場合、最下段の合計得点500点となります。  500点の内訳についてですが、評価項目のうち、1の事業計画、2の基本事項、3の安定した経営能力、4の管理運営体制を技術点とし、各委員の持ち点を70点、満点の場合、技術点合計は350点となっております。  価格点については、各委員の持ち点は30点、満点の場合は150点となります。  技術点の評価方法については、各評価項目ごとに5段階の判断基準に従って採点を行っていただきました。  価格点については、提示された価格と市の積算価格の割合をもとにした計算方式を用いて、市において採点を行っています。  なお、長崎市の支払う委託料の上限を超えて提案がなされた場合、評価項目の全てにおいて配点の50%未満となる場合、技術点の合計点数が配点の60%未満となる場合のいずれかに該当する場合は失格となりますが、本件の場合、株式会社長南につきましては、技術点の合計が208点となっており、技術点の配点合計350点の60%である210点を下回っておりますので、失格となっております。  恐れ入りますが、8ページにお戻りください。  エ.選定理由でございます。ここには選定審査会により第1順位に選定された上記候補者を指定管理者候補者として選定した理由を記載しております。  (2)の指定管理者候補者承諾書につきましては、株式会社大和総業から提出されました承諾書の写しを17ページに記載しております。  次に、5.市と指定管理者の協定書案につきましては、18ページから119ページにかけて、稲佐山公園の公園の管理に係る基本協定書(案)及び年度協定書(案)を、また、6.その他につきましては、120ページから139ページにかけて、稲佐山公園指定管理者募集要項を添付しておりますので、それぞれご参照をいただきたいと思います。  続きまして、第187号議案「公の施設の指定管理者の指定について(長崎東公園)」についてご説明します。  資料1ページをごらんください。  1ページから3ページまでは、6月の委員会にもご提出いたしました長崎東公園の施設の概要等を掲載しておりますので、ご参照ください。  次に、4ページをごらんください。  2.指定管理者候補者の概要でございますが、長崎東公園の指定管理者候補者は、株式会社西日本ビルサービスといたしております。  同社は、本社が長崎市魚の町にあり、主な事業といたしましては、建築工事業、土木工事業、駐車場の管理業務、ビルクリーニング業、建築物の環境衛生管理を行っております。  指定の期間は、3.指定の期間に記載のとおり、平成27年4月1日から平成32年3月31日までの5年間といたしております。  4.指定管理者候補者の選定方法及び選定理由の(1)選定の経過についてでございますが、ア.応募団体数に記載しておりますとおり、長崎東公園においては2団体からの応募がございました。  次に、イ.提案の概要につきましては、それぞれの団体の提案の概要を、6ページから15ページの申請団体提案一覧表に記載させていただいておりますので、ご参照をお願いします。  (ウ)の提案金額につきましては、候補者である株式会社西日本ビルサービスの提案金額を記載しております。5年間の合計で4億2,713万円となっております。  なお、長崎東公園におきましても、利用料金制を導入することとしております。  (エ)には、本市が設定しました5年分の委託料の上限額4億7,918万9,000円を記載しております。  4ページをお願いします。  ウ.指定管理者候補者選定審査会による審査についてでございますが、(ア)審査会の人数及び構成、(イ)審査経過につきましては、第186号議案「公の施設の指定管理者の指定について(稲佐山公園)」において説明させていただいたものと同様でございますので、省略させていただきます。  5ページ、(ウ)審査報告書の概要の欄には、選定審査会における評価を記載しております。  事業目的に合った事業計画やサービスの向上など、全ての項目において高い評価を受けております。  なお、各候補者の評価及び採点結果につきましては、16ページから19ページの長崎市都市計画部指定管理者候補者選定審査会審査報告書に掲載しております。  次に、同じく5ページのエ.選定理由には、選定審査会により第1順位に選定された上記候補者を指定管理者候補者として選定した理由を記載しております。  (2)の指定管理者候補者承諾書につきましては、株式会社西日本ビルサービスから提出されました承諾書の写しを20ページに掲載しております。  次に、5.市と指定管理者の協定書案につきましては、21ページから92ページにかけて、長崎東公園の管理に係る基本協定書(案)及び年度協定書(案)を、また、6.その他につきましては、93ページから113ページにかけて、長崎東公園指定管理者募集要項を添付しておりますので、あわせてご参照をお願いいたします。  続きまして、第188号議案「公の施設の指定管理者の指定について(長崎市総合運動公園)」についてご説明します。  資料の1ページをお願いします。  1ページから3ページまでは、6月の委員会にもご提出しました長崎市総合運動公園の施設の概要等を掲載しておりますので、ご参照をお願いします。  4ページをごらんください。  2.指定管理者候補者の概要でございますが、長崎市総合運動公園の指定管理者候補者は、株式会社長崎消毒社といたしております。  同社は、本社が長崎市清水町にあり、主な事業といたしましては、建物総合維持管理及び環境衛生管理業務、空気環境測定業務及び水質検査業務、建築物等設備管理業務、建築物等清掃、貯水槽清掃、建築物等補修工事業務業を行っております。  指定の期間は、3.指定の期間に記載のとおり、平成27年4月1日から平成32年3月31日までの5年間といたしております。
     4.指定管理者候補者の選定方法及び選定理由の(1)選定の経過についてでございますが、アの応募団体数に記載していますとおり、長崎市総合運動公園においては2団体からの応募がございました。  次に、イ.提案の概要につきましては、それぞれの団体の提案の概要を、6ページから12ページの申請団体提案一覧表に記載させていただいております。  (ウ)の提案金額につきましては、候補者である株式会社長崎消毒社の提案金額を記載しております。5年間の合計で4億1,001万5,000円となっております。  なお、長崎市総合運動公園におきましても、利用料金制を導入することとしております。  (エ)には本市が設定しました5年分の委託料の上限額4億8,317万4,000円を記載しております。  次に、ウ.指定管理者候補者選定審査会による審査についてでございますが、(ア)審査会の人数及び構成、(イ)審査経過につきましては、先ほどご説明した第186号議案「公の施設の指定管理者の指定について(稲佐山公園)」において説明させていただいたものと同様でございますので、省略いたします。  5ページの(ウ)審査報告書の概要の欄には、選定審査会における評価を記載しております。事業目的に合った事業計画やサービスの向上など、全ての項目において高い評価を受けております。  なお、各候補者の評価及び採点結果につきましては、13ページから16ページの長崎市都市計画部指定管理者候補者選定審査会審査報告書に掲載しておりますので、ご参照をお願いいたします。  次に、同じく5ページのエ.選定理由には、選定審査会により第1順位に選定された上記候補者を指定管理者候補者として選定した理由を記載しております。  (2)の指定管理者候補者承諾書につきましては、株式会社長崎消毒社から提出されました承諾書の写しを17ページに掲載しております。  次に、5.市と指定管理者の協定書案につきましては、18ページから109ページにかけて、長崎市総合運動公園の管理に係る基本協定書(案)及び年度協定書(案)を、また、6.その他につきましては、110ページから129ページにかけて、長崎市総合運動公園指定管理者募集要項を添付しておりますので、あわせてご参照をお願いいたします。  続きまして、第189号議案「公の施設の指定管理者の指定について(長崎公園)」についてご説明いたします。  資料の1ページをごらんください。  1ページから3ページまでは、6月の委員会にも提出いたしました長崎公園の施設の概要等を掲載しておりますので、ご参照をお願いします。  次に、4ページをごらんください。  2.指定管理者候補者の概要でございますが、長崎公園の指定管理者候補者は、株式会社松田久花園といたしております。  同社は、本社が長崎市畝刈町にあり、主な事業といたしましては、造園設計及び施工、採石業、土木工事業を行っております。  指定の期間は、3.指定の期間に記載のとおり、平成27年4月1日から平成32年3月31日までの5年間といたしております。  4.指定管理者候補者の選定方法及び選定理由の(1)選定の経過についてでございますが、ア.応募団体数に記載しておりますとおり、長崎公園においては3団体からの応募がございました。  次に、イ.提案の概要につきましては、それぞれの団体の提案の概要を、6ページから10ページの申請団体提案一覧表に記載させていただいております。  ウの提案金額につきましては、候補者である株式会社松田久花園の提案金額を記載しております。5年間の合計で1億1,529万6,000円となっております。  (エ)には、本市が設定しました5年分の委託料の上限額1億2,811万9,000円を記載しております。  次に、ウ.指定管理者候補者選定審査会による審査についてでございますが、(ア)審査会の人数及び構成、(イ)の審査経過につきましては、第186号議案「公の施設の指定管理者の指定について(稲佐山公園)」において説明させていただいたものと同様でございますので、省略させていただきます。  5ページの(ウ)審査報告書の概要の欄には、選定審査会における評価を記載しております。  長崎公園の性格を把握し、ゾーン別の分析と計画がよくまとめられている点などが高い評価を受けております。  なお、各候補者の評価及び採点結果につきましては、11ページから14ページの長崎市都市計画部指定管理者候補者選定審査会審査報告書に掲載しておりますので、ご参照をお願いします。  14ページの採点結果をごらんいただきたいと思います。  3つの候補者のうち、株式会社ファーストスターにつきましては、技術点の合計点数が、配点の60%未満のため失格となっております。  恐れ入りますが、5ページにお戻りいただきたいと思います。  エ.選定理由には、選定審査会により、第1順位に選定された上記候補者を指定管理者候補者として選定した理由を記載しております。  (2)の指定管理者候補者承諾書につきましては、株式会社松田久花園から提出されました承諾書の写しを15ページに掲載しております。  次に、5.市と指定管理者の協定書案につきましては、16ページから55ページにかけて、長崎公園の管理に係る基本協定書(案)及び年度協定書(案)を、また、6.その他につきましては、56ページから75ページにかけて、長崎公園指定管理者募集要項を添付しておりますので、あわせてご参照をお願いします。  説明は以上でございます。よろしくご審議をお願いいたします。 134 平野 剛委員長 これより質疑に入ります。 135 中村照夫委員 前の議会でも指摘したんですけれども、第189号議案の長崎公園、この指定管理、長崎公園と立山と所管外の体育施設等、隣接してあるわけですよね。特にこの体育施設の諏訪体育館と長崎公園は、もっと一体的にやっていいんじゃないかという感じもしますし、中心地の公園にしては利用も少ない、動物舎もほとんど利用者もいないしですね。そして、神社会館の上のところについても、余りぱっとしなくて、お客さんもいないという、そんな感じですよ、この長崎公園というのはね。この緑が中心地にしてはかなりあるし、もう少し人が集まれるようなものにすれば、もう少しいい公園になるんじゃないかと思うんだけれども、そういう面で、何か取り残されているような感じがするんですけどね。この公園はどんなしようというふうに考えているんですかね。 136 岩永みどりの課長 長崎公園をどういう公園にするのかというご質問なんですけど、確かに今委員おっしゃったような、もっと人が集まってもいいような場所であって、緑も多い場所で、平日の昼間等、ちょっと人がまばらであんまりいらっしゃらないというのが現状でございます。  また、動物につきましても、過去にはクマとかいたんですけれども、今はもういないというようなところで、おりも3つほどあいているスペースがございます。今回、指定管理の選定をするに当たって、特に動物をどう今後活用していくのかということを非常に私ども考えてしたんですけど、今のところは近所の幼稚園が週に2回ほどですね、餌やり体験で来ていらっしゃっているというところが1つあります。そこにはまたいろいろなフォローをしながら、もっと子どもたちが集まって餌やり体験であったり、動物と触れ合う場所にしたい。小さな鶏とかウサギとか、昔は家庭にいたような動物もいますので、そういう動物との身近な触れ合いの場ということを私どもはまず考えて活性化を図っていきたいと。  もう1つ、今委員おっしゃった緑がたくさんある中で、まだそれを活用し切っていないという点については、今回、松田久花園というのが樹木医の資格も持っていて、今回の指定管理の選定の中で、樹木の管理をもっとしっかりしたいというようなご意見もいただいています。  丸馬場とか、池のゾーンとか、あるいは動物舎のゾーンと、もっとそういう公園ゾーニングをやって、そこの場にふさわしい樹木の管理、あと、薄暗いところについてはもっと明るくしていくと。園路にかぶさった木なども切って、きちっとしていくと。あと、バリアフリーができるところはどんどんバリアフリーをして、高齢者とお客様ももっと来やすくしたいと、そういうようなご提案をいただいています。それについては私どもできるところは全てそういう整備をしながら、市民の方を極力、ここの公園にも呼び込んで、もうちょっと活気あるスペース、公園にしたいと考えております。  以上でございます。 137 藤本都市計画部長 長崎公園については、日本で最初の都市公園というので明治6年にその指定をされたということもございますので、昔からの部分は私も以前、公園課におったとき調べたんですけれども、博覧会等いろんな部分をやられておったというのもございまして、いろんな記念碑があったり、また、記念植樹された記念樹もあるというふうな分もございますので、そういう部分を生かして、皆さんに訪れていただきたいというふうに思っております。  それと、6月議会で委員からの質問がございました。長崎公園のすぐ近くの諏訪体育館、それから立山公園についても一体的にどうかというふうな話もございましたので、これは次回の宿題ということで十分検討して、やはり一体的な、まさに諏訪公園は隣、それも真ん中に位置する分でございますので、そこは十分検討していきたいというふうに思っております。  以上でございます。 138 中村照夫委員 ぜひここはもっと整備してほしいんだけど、この体育施設の裏のところ、この噴水の池の上のほうだからね。ここら辺について、ここから先は入らないでくださいという表示が今もまだとれていませんよね。そういうふうにね、やっぱり整備がおくれているんですよ。それは計画がまとまらんからだと思うんだけどね。ぜひここはね、松田久花園が入ってくれるのを機会に、日本庭園として、もっとお客さんも入れるようなところに整備をしてくださいよ。そういった意味では中心市街地でもあるしね、私はもっと手を入れればいいものになると思います。  ただ、私この上のところのマンションにおって、しょっちゅうここは見ているんだけれども、通るのにも不便だし、やっぱりほとんど人が使っていない。丸馬場を使っているのは朝から高齢者が10人足らず、6時半から体操をやっていますよ。そのぐらい。  動物園なんていうのは5時の閉まりますというアナウンスのときに人が入っていることはない。何しろ人が利用しようという感じになるようなものじゃないんですよ。  この池なんかは非常にいいんですよね。ですから、この造園業が管理してくれるのを幸いに、ぜひ市の基本的なプランをもっと考えて出してもらって、そういう造園にもう少し力を入れて、人が楽しめるようなところにぜひしていただきたいと思いますので、これからの5年間の中での大きな課題にして、ぜひ整備をして、立入禁止のところが早く立ち入れるようにぜひやってください。 139 井原東洋一委員 同様なものですけれども、諏訪神社も長崎の氏神様という形で、どこが境界か私は知りませんけれども、やっぱり一体感がありますし、あそこには今言われたようにいろんな歴史的な樹木も碑もあります。東京の日比谷公園の鶴の噴水とどっちが古いのかと言われ、これが一番古いと言われている噴水もあります。やっぱり後楽園とか栗林公園とか偕楽園とか兼六園とか歴史的な公園は、きちっと整備してあるじゃないですか。あれに負けないぐらいあそこは立派なものだと思うんですけど、観光客がもっと押し寄せるようになぜできないのかなと。MICEよりもこっちが先じゃないかなと思っているんだけどね、整備については鋭意頑張ってくださいよ。 140 林 広文委員 第186号議案なんですけれども、稲佐山公園については、今回、指定管理者制度を新規導入されます。そして、利用料金制を導入というところなんですけれども、まず初めて今回指定管理をされるということで、これまでは直営でされてきた分で、今回、指定管理者を選定するに当たって、新しい視点というか、事業者からこういう新しい提案がありましたという部分で、いわゆる指定管理者を導入したことによって、こういうメリットがありましたというところをまず教えてください。 141 岩永みどりの課長 大和総業の提案の中身を申し上げますと、まず、サービスの向上というところで、遊具や介助用品の貸し出しであるとか、あるいはケータリングサービスを行いたいというような提案をいただいています。  あと、これは施設の遊具の点検、修理、あるいは不適切な人への対応とか、いろいろたくさんある中で、特に現在、長崎市が行っていない部分について申し上げますと、そういうことを一定提案してきていると。  そのほかに利用促進のために、イベント情報の流し方について、チラシの作成と配布とか、あるいはホームページを独自に立ち上げて、フリーダイヤルをそこに載せて、いろいろな情報を得てから、それに対応してサービスを向上させたいというような提案をいただいております。  そのほかに、現在、稲佐山公園においても、管理をきちっと私どもしているつもりではあるんですけど、要は稲佐山公園の顕在化とか、社会的価値の向上とか、健全性を高めるとか、管理運営をもっと工夫したいとかいうようなところで、全体的な計画書をつくられています。それ一つ一ついろいろ長くはなるんですけど、ただ、一番際立っていたのは先ほどのケータリングであるとか、遊具の貸し出しであるとかいうことが特に顕著に見られました。  以上でございます。 142 林 広文委員 わかりました。今、この各3者、1つは失格となっていますけれども、内容を見ますと、それぞれ特徴はあるんですけれども、やはり稲佐山公園となると、三大夜景ですね、夜景との観点でやっぱりしっかりここは新しい指定管理者になって、どういうふうな取り組みをしていくのかという部分が、私は大事じゃないかなと思うんですけど、この辺については何か提案等はあったんでしょうか。 143 岩永みどりの課長 三大夜景のPRは当然ホームページ等で、市のほうも宣伝していますけど、大和総業もいろいろな形でPRしたいというような話があって、あと多分まだ経験とか、あるいは研究が情報的にもちょっと不足しているのかもしれませんけど、さらに中に入り込んだような提案はまだお受けしておりません。  ただ、稲佐山公園については、今委員おっしゃったように、非常に重要な長崎市の観光の場であって、長崎市の一つのシンボル的なところでもありますので、当然、指定管理に移しましても、私どもはそういう中であっても中に入り込んで、観光面であったり、あるいは公園の管理面であったりで中継ぎをしながら、あるいは直接対応しながら、稲佐山公園の三大夜景の一つとしての活性化をさらに進めていきたいとは思っています。  以上でございます。 144 林 広文委員 稲佐山公園については、今回、新規導入でありますので、文化観光部ともしっかり連携をされて、やっていただきたいというふうに思います。  そしてもう1つ、利用料金制度の導入なんですけれども、利用料金については稲佐山公園と、あと東公園ですかね、利用料金が導入されていますけれども、その利用料金の年間の見込み。それと、この委託料の関係はどのようになっているのかを教えていただきたいと思います。 145 岩永みどりの課長 大和総業が提案した利用料金の金額は1,376万円ほどでございます。あと全体の金額が7,356万円ほど大和総業は提案しておられます。7,356万円から1,376万円ほど差し引いた5,980万円ほどが今回の単年度での委託料というふうに、平均したらそのようになっています。  ただ、今回、ここに上げておりますのは5年間分ですので、これを5倍した数が契約の金額とはなるんですけど。単年度で申し上げればそういう金額です。 146 林 広文委員 そしたら、あと東公園の利用料金も教えてください。  それと、すみません、もう1つ細かいところで申しわけないんですけれども、稲佐山公園の資料で、7ページに、提案金額が各年度ありますが、かなり変動がありますね。特に平成30年度には5,600万円ということで、少し金額が変動をしていますけど、この辺の理由もあわせて教えてください。 147 岩永みどりの課長 長崎東公園の利用料金の提案は、単年度で2,225万円ほどです。全体の経費が単年度で1億767万円ほどになっております。  それと、2点目、7ページの各年度の提案金額の差というところなんですけど、ここはシャトルバスの関係の料金になります。ロープウェイのほうが耐震化工事を行いますので、その間、どうしてもロープウェイが使えなくて、マイカー利用者がふえると。そういう中で、中腹駐車場から展望所までのシャトルバスの増便を行う分をこちらに入れ込んでいると、そういう理由で委託料がもともとからこの平成27年度については多くこちらのほうで仕様書を書いていますので、向こうの提案もそれに合わせた形で多くなっているということでございます。  以上でございます。 148 林 広文委員 確認なんですけど、シャトルバスの運行がこの年から始まるということですか。すみません、ちょっと詳しくお願いします。 149 岩永みどりの課長 ロープウェイの耐震化工事が平成27年度から始まるということで、ロープウェイがとまってしまったら、マイカーでやっぱり稲佐山のほうにいらっしゃる方が多くなります。その対応として、稲佐山の中腹駐車場から展望所までのシャトルバスの増便を行うと。それに係る経費がどうしてもやっぱりふえてきているということでございます。  以上でございます。 150 筒井正興委員 総合運動公園と東公園の関係なんですが、今の林委員の中で、利用料金制と委託料の関係を質問されました。  そういう中で、ちょっと申しわけないんですが、基本的なことを聞くんですが、その利用料が入った場合には、市のほうにはちゃんと報告はあっているんですかね。 151 岩永みどりの課長 利用料金については、きちっと毎月ですね、市のほうに報告するように協定書で定めます。  もう1つ、今、予約システムのほうで予約されていますので、全て金額等は市のほうにもわかるようになっています。  以上でございます。 152 筒井正興委員 そういう中で、その利用料金と委託料の関係性が出てくるんでしょうけど、私は単純に人員配置を見てみたんですよ。そうすると、総合運動公園が、常勤が13人、東公園も常勤13人というふうになっているんですよね。いろんな名前をつけて常勤を雇っているんですけどね。人数がこんなに必要なのかなと。東公園はプールと体育館、総合運動公園は総合事務所とテニスコート、両方とも窓口は2カ所なんですよ。それをローテーションで朝から夜までした場合には通常3人、もしくは4人でできるんですね。それが2カ所とすると8人、それに責任者を置けば9人から10人で運営できるというところを13名くらいで雇っているものですから、果たして委託料がこれで適正なのかどうかというところが私はちょっと疑問に思っているんですけど、人件費がぴしっと出とらんし、これをどういうふうに割っていくかというのはわかりませんけど、そういったところが適正なのかどうかというのは、ちゃんと市のほうではじいてやっておられるんでしょうけど、私はどうも人数が気になるんですよね。そこのところはどういうふうに考えていますか。後でいいですから、その資料があったら、ほかの人が要らんやったら私にだけ下さい。 153 岩永みどりの課長 例えば、総合運動公園でちょっとお話ししますと、長崎市は9名ということで積算しております。そのほかに委託等、例えば、草取り業務とかいろいろありますけど、そこで各業者によって、そういう委託できる業務もその中に自分たちでするよといって常勤で対応、積算している部分もありますので、ちょっとよく調べないと、そこは人数の割り振りが私も今言えないんですけど。 154 筒井正興委員 だからね、例えば、総合運動公園を見ると、総勢が34名になっておるわけですね。それは今、課長が言われるように、その中には清掃作業員であるとか、除草作業員であるとかが入っておるわけですよね。それは通常、パートとかなんとかですから、これは別として除いても、13名の常勤職員というふうに10ページに載っているもんですから、常勤職員がそんなに必要なのかなと思っているわけなんです。  大変申しわけないんですけど、多分、公社でしよったときは9名から10名でやっておったんじゃないかなというふうに思うんですけど、常勤が13名と載っておるもんですから疑問に思って質問をしたわけです。その資料があったら後で下さい。 155 井原東洋一委員 ロープウェイは、私は年中動いているのかなと思っていましたら、この間、横浜から来たお客さんが、きょうはロープウェイ休みと言っていましたけれども、工事をしたのかどうか知りませんが、そのロープウェイをリニューアルするときに随分出しましたよね。今度は耐震化工事後に駅舎を建てかえるんでしょう、また休みますよね。そういうのは調整して、できるだけ休みの期間を短くするようにできないもんですかね。この前やっとあれがリニューアルして乗客もふえたといって非常に喜んでおったんですが、またロープウェイそのものが本当は動かせるんだけれども、休まんといかんわけでしょう。そういうのを一緒にして、休むのを短縮できるようにならないのかということです。これは文化観光部に係るので、ここで質問してもどうにもなりませんね。「東公園の利用料の問題ですけど。前から言っているようにごく特別の人たちだけ無料にしているという、これはほかに例がないところですから、もう10年以上もなるんだから、やっぱりそこら辺はもう対象人員も少なくなってきているし、地域も少なくなってきているわけで、見直しをしなければ、合併町から来た人たちも全部、いろんな面でそれまでの既得権益を放棄させられてきているわけですから、そことのバランスを考えたときに、やっぱりあそこの使用料とか利用料とかというものについては、相応の見返り施設もありますし、やっぱり時間を区切って交渉したほうがいいんじゃないですかね。そうせんと市民の公平性を欠きますよ。 156 岩永みどりの課長 先ほどのロープウェイの件につきましては、所管の文化観光部になりますけど、私としては極力短くするようなことで文化観光部も今頑張っているということで、ちょっと話は聞いているところでございます。  東公園の利用料のお話につきましては、平成30年度までということで地元と協定がなされております。したがいまして、それ以降のことについては今後の対応として、所管の環境部等とも話をしていきたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 157 平野 剛委員長 ほかございませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  1件ずつ討論、採決いたします。  まず、第186号議案「公の施設の指定管理者の指定について」の討論に入ります。何かご意見はございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第186号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 158 平野 剛委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第187号議案「公の施設の指定管理者の指定について」の討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第187号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 159 平野 剛委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第188号議案「公の施設の指定管理者の指定について」の討論に入ります。何かご意見はございませんか。
     討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第188号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 160 平野 剛委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第189号議案「公の施設の指定管理者の指定について」の討論に入ります。何かご意見はございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第189号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 161 平野 剛委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時57分=           =再開 午後3時7分= 162 平野 剛委員長 委員会を再開いたします。  午前中に井原委員より提案がありました現地調査の件について、お諮りしたいと思います。  ただ、先方のほうにはまだちょっと状況確認ができていない状況ではあります。  現地調査をあす行うということに対して、ご意見はございませんか。 163 林 広文委員 現地調査の件ですけれども、本会議の一般質問においても、さまざまなことがありました。各議員が一般質問で、この土地に関していろんな質問をされておりますので、私は現地調査をしたいというふうに思います。  もし土地に入ることができないということであれば、公道、歩道からでも見て、理事者の説明が受けられるなら受けたいと思います。  以上です。 164 中村照夫委員 尾上町の土壌汚染調査というのはこの前もやっているんですね。それで、平成26年10月に調査報告が出ていますよね。この調査報告書も資料請求したいと思います。  また、平成26年6月に市民病院の土壌汚染調査もしましたね。結局汚染が出て、5億5,000万円の補正を組んだわけですよね。そのときの汚染調査報告書も資料請求をしたいし、汚染が出たにもかかわらず、その報告書の中では問題点が指摘されておるんだけれども、再調査しなくていいという環境部の回答で、2次調査はやっていないんですよね。こういう面についても、何で2次調査をしなかったのか。市民病院とこちらの尾上町との調査のあり方について問題があると思います。ぜひ現地は見ておきたいと思うわけです。私は賛成いたします。  それと、さっき言ったように土壌汚染調査の報告書の提出を求めるということと、それから、JRとの覚書も資料請求したいと思います。  以上です。 165 平野 剛委員長 ちなみに、中に入れる、入れないというところの線引きについてはどのようにお考えですか。〔「中に入れんことのあるもんかい」と言う者あり〕  林委員は、中に入れる、入れないかかわらず、外からでもというような。 166 中村照夫委員 それはできるだけね、ここは車両基地だったので、JRの説明を受けるほうがベストだと思うけれども、どっちにしても重要な土地なので、ぜひ見ておきたいと思います。 167 筒井正興委員 私は図面でも示されておるし、行ったから土壌汚染がどうのこうのというのがわかるわけでもないし、土壌汚染というのは資料でわかることですから、場所もわかっておるし、ふだん通っておるから、そんなに見る必要もないんじゃないかなと私個人は思います。 168 奥村修計委員 またあそこの土地は、現在地はありますけど、区画整理をしておりますし、境界立ち会いもまだはっきりわかっとらんとやないかと思うんですがね。今から整理案が出ているわけですから。ですから、現状を見るとしたら、余り見なくてもいいんじゃないかなと私は思いますけどね。はっきりわかっていないものはね。どう思いますか。 169 井原東洋一委員 68億円の買い物をするのに、現地も知らんでね、図面だけでできるていうのはね、私はそんなことは想像できませんよ。どんな買い物するんだってみんな見るじゃないですか、現地はさ。〔「現地は知っとるて」と言う者あり〕知っている人はよかばってん、知らない人がいる。〔「知っておるというのは我々が言ったことであって」と言う者あり〕だから全体で制約しないでも、行きたい人はやっぱり行けるようにしてもらいたいということです。 170 平野 剛委員長 暫時休憩いたします。           =休憩 午後3時12分=           =再開 午後3時12分= 171 平野 剛委員長 委員会を再開いたします。  では、あす午前中に現地調査に伺うという予定で先方のほうに打診を行いますので、またその返事につきましては、皆さんのほうにお返しして、状況によりましてはまた再検討というふうな形でよろしいですかね。〔発言する者あり〕  暫時休憩いたします。           =休憩 午後3時13分=           =再開 午後3時14分= 172 平野 剛委員長 委員会を再開いたします。  次に、第190号議案「公の施設の指定管理者の指定について」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 173 藤本都市計画部長 第190号議案「公の施設の指定管理者の指定について」ご説明いたします。  議案書は167ページでございます。  野母崎総合運動公園につきましては、平成18年4月1日より指定管理者制度を導入いたしておりますが、制度を導入以来、2期にわたり、長崎市野母崎振興公社を非公募で指定しております。今年度で指定期間が満了することから、引き続き1年間、同公社を指定管理者として指定しようとするものでございます。  本議案につきましては、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決をいただこうとするものでございます。  詳細につきましては、みどりの課長からご説明させていただきます。私からは以上でございます。 174 岩永みどりの課長 それでは、第190号議案「公の施設の指定管理者の指定について(野母崎総合運動公園)」につきまして、お手元に配付しております建設局都市計画部提出資料に基づきご説明させていただきます。  資料の1ページから3ページまでは、6月の委員会にも提出いたしました野母崎総合運動公園の施設の概要を掲載しておりますので、ご参照をお願いいたします。  4ページをお願いします。  2の指定管理者候補者の概要についてでございますが、野母崎総合運動公園の指定管理者として、引き続き一般財団法人長崎市野母崎振興公社を指定しようとするものでございます。  同公社の主な事業といたしましては、野母崎総合運動公園管理運営事業、長崎県亜熱帯植物園管理運営業務、のもざき物産センター事業、一般廃棄物収集運搬業務、野母崎海の健康村管理運営業務となっております。  指定の期間は、平成27年4月1日から平成28年3月31日までの1年間といたしております。  選定理由でございますが、野母崎総合運動公園につきましては、平成18年4月1日の指定管理者制度導入以来、2期にわたり同公社を非公募で指定しております。この間、野母崎地区の振興、地元雇用の受け皿として大きな役割を果たしてきた一方、厳しい経営状況や多額の累積債務の状況などを総合的に判断し、平成27年度までの1年間、指定管理期間を継続しようとするものでございます。  また、指定管理に係る提案金額は1年間で2,197万9,000円で、事業計画書につきましては5ページから11ページに記載しております。  なお、指定管理者候補者承諾書及び基本協定書、年度協定書につきましては12ページから73ページに添付しております。ご参照をお願いいたします。  説明は以上でございます。よろしくご審議をお願いいたします。 175 平野 剛委員長 これより質疑に入ります。 176 中村照夫委員 ほかの施設は5年間でしょう。ここは地元にしてもらうわけだけれども、1年間ということで区切っているというのには、やっぱり大きな問題があるからこそ、そういうことになっているんだと思うんで、そこら辺をもう少しきちっと説明をしてもらわないと、普通の会社が受けるんじゃないんだから、地元が受けるんだから、そこはもう少し説明してくださいよ。 177 岩永みどりの課長 今配付しております4ページの4.指定管理者候補者の選定理由及び管理の(1)選定理由のところに、ちょっと詳しくお書きしています。  上から4行目は、私が申し上げた地元雇用の受け皿として大きな役割を果たしてきたこと、しかしながら経営状況が厳しく、平成25年度決算は単年度黒字を達成しておりますが、まだ平成25年度末の累積債務は1億800万円となっている状況と。  そういう中で、平成26年4月1日から一般財団法人となっていますが、これを2期連続して純資産が300万円未満となった場合は解散せざるを得ないというところが、一般財団法人の法律上あるというところで、解散とならないためには、少なくともこの債務を解消するということが前提としてあります。  したがいまして、このあたりにつきましては、今後、市として総合的に判断するものと思われますが、解散をしないということが不明確な現時点では、平成27年までの1年間だけをせざるを得ないということでございます。  説明は以上でございます。 178 中村照夫委員 わからないけれども、こういうふうに経営が成り立たないような状況だから、5年間もするわけにはいかんということなんですね。  そうすると、もしこれが今年度でうまくいかんかったら、再度新たに来年度から違う形のものでやっていくということになるわけですよね。そこら辺については、地元のほうの意向とか、ことし1年になったことによって、そいじゃ来年度はどういうふうにやっていこうかという、そういう方向性というのは地元にあるんですか。もう来年は無理だなという形のものになっているんですか。そこら辺をもう少し説明してもらえませんか。 179 岩永みどりの課長 現状では、野母崎振興公社も頑張って今後ともできる限り改善をしながらいきたいという意気込みで、ずっと続けたいということでおっしゃっています。  私どもとしましても、公園も今うまく管理していただいていますし、地元の振興、観光、雇用も全ていろいろしていただいている中で、極力そのあたりについてはお互い協力し合っていきたいとは考えております。  おっしゃったように、万一の場合は絶対ないとは言えないですけど、雇用の関係については、万一そうなっても、他の指定管理者も入ってくる可能性はないとは言えませんけど、そのときは当然雇用も続けていただくようなお願いは当然私どもはしていきます。しかしながら、やはり今の体制を極力まだ頑張っていただけている中では、やはり我々もお互い協力し合っていきたいということは変わっていません。  以上でございます。 180 板坂博之委員 みどりの課長ね、うまいこと言いよるけど、平成27年度末までに長崎市からの借入金1億2,000万円を返さんとどうしようもないんですよ。そうでしょう。誰が考えてもできるはずないじゃないですか。意気込みだけあって1億2,000万円返しきっとね。いや、無理でしょうが。だから1年間にしたわけでしょうが。次の手を考えんと、例えば、次は南商工会とか、地元にああいうところあるじゃないですか。そういうことを考えとかんとさ、意気込みはありますからね、続けてやっていただくようにとか、うまいこと言いよるが、一般財団法人というのは、平成27年度末までに返さんと解散をせざるを得んわけでしょう。だから、誰が考えたっちゃ、これは1年間で終わりですよ、次の手を考えとかんと。まだここにやってもらうて、できるはずないじゃないですか。解散せんといかんのやっけん。そういうことでしょう。 181 藤本都市計画部長 こういう負債の分を、借入金を返さんといかんという時期が平成27年度末ということでございます。その分については市の内部でも今後どうしていくかということを全庁的にまた協議を進めていくんですけれども、次の手というのはもちろん、どうしていくかというのもあわせて、市の内部では協議していこうというふうに思っております。  以上でございます。 182 平野 剛委員長 ほかございませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見はございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第190号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 183 平野 剛委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 〔審査日程について協議した結果、5日審査予 定の第202号議案から第204号議案までについて、 日程を繰り上げ、本日審査を行うことに決定し た。〕 184 平野 剛委員長 暫時休憩いたします。           =休憩 午後3時28分=           =再開 午後3時35分= 185 平野 剛委員長 委員会を再開いたします。  次に、第202号議案「長崎県南部広域水道企業団の解散に関する協議について」から、第204号議案「長崎県南部広域水道企業団の規約の変更に関する協議について」までの、以上3件を一括議題といたします。  理事者の一括説明を求めます。 186 野田上下水道局長 第202号議案「長崎県南部広域水道企業団の解散に関する協議について」、第203号議案「長崎県南部広域水道企業団の解散に伴う財産処分に関する協議について」、第204号議案「長崎県南部広域水道企業団の規約の変更に関する協議について」、以上3件の議案でございますが、議案のご説明の前に、まず、長崎県南部広域水道企業団が解散に至った経緯につきまして、概略ご説明させていただきます。  平成12年8月に設立した長崎県南部広域水道企業団につきましては、これまで総事業費18億7,631万4,000円をもって、延長約10キロメートルの送水管を諫早市と長与町に厚生労働省所管の国庫補助事業として布設してまいりました。  しかしながら、平成24年度に実施した事業再評価時点において、人口減少傾向と節水機器の普及など社会情勢の変化に伴い、想定していた以上に給水量の減少が進み、将来的にも一層の減少が見込まれたこと、水源となる本明川ダムの完成予定時期が当初の予定から10年先に延びることになったことなどから、昨年5月、構成団体4市町による協議の結果、事業中止を決断し、その旨ご報告させていただいたところでございます。  その後、企業団は、早期解散に向け、厚生労働省などと協議を重ねてきたところでございますが、布設済みの送水管については、諫早市と長与町に譲渡し、それぞれの水道事業で有効活用することで国庫補助金の返還を免除していただくことになりました。
     また、企業債の繰上償還については、送水管の譲渡を考慮し各団体で負担すること、解散後の事務については、諫早市が行うことなど4市町の事前協議が調ったため、本議会に平成27年3月31日をもって、企業団を解散するための議案を付議することとしたところでございます。  それでは、議案の内容についてご説明させていただきます。  議案書は209ページから220ページでございます。  今回の議案は、209ページの第202号議案が平成27年3月31日をもって、長崎県南部広域水道企業団を解散することを、211ページの第203号議案が解散に伴う財産処分として、布設済みの送水管を諫早市と長与町に帰属させることを、215ページの第204号議案が解散後の事務を諫早市が継承する旨、企業団規約を変更することを、それぞれ本市と諫早市、長与町、時津町間で協議する必要がありますので、地方自治法第290条の規定により議会の議決を経ようとするものでございます。  今回の長崎県南部広域水道企業団の解散に当たりましては、この3件の議案のほかにも、後ほど企画財政部のほうから一般会計補正予算として、企業債の一括繰上償還に係る繰出金と、出資債の一括繰上償還に係る公債費の増について、増額の補正予算をお願いしているところでございます。  南部広域水道事業につきましては、長崎市の長年の厳しい水事情から受水の必要があると判断の上、企業団に参画し、その時々において適切な判断を行ってきたものと考えておりますが、結果として、一部、無駄な投資が生じてしまったことは重く受けとめなければならないと考えております。  上下水道局といたしましては、今後とも社会情勢を見極めながら適時適切な事業経営に努めてまいりたいと考えております。  それでは、引き続きまして、議案3件の詳細につきまして上下水道局提出の委員会資料に基づき、事業管理課長からご説明させていただきます。  私からは以上でございます。 187 都々木事業管理課長 それでは、第202号議案から第204号議案について、上下水道局作成の委員会資料に基づき、ご説明申し上げます。  説明の順序でございますが、まず、企業団の解散について、これまでの経過などの詳細をご説明申し上げて、その後、今回の議案の内容についてご説明したいと考えております。  それでは、資料の1ページをお開き願います。  まず、1.長崎県南部広域水道企業団について、(1)概要でございます。この企業団ですが、長崎県が策定しました長崎県南部広域的水道整備計画に基づき、諫早市に建設予定の本明川ダムを水源として、長崎市、諫早市、長与町、時津町の4つの市町で水道用水供給事業を行う一部事務組合でございます。  次に、(2)の経過でございます。  平成12年8月に設立されました企業団ですが、平成14年4月に事業に着手いたしまして、平成19年度の第1回事業再評価を経て、国土交通省の本明川ダム検証に伴い事業を一時休止する平成21年度まで、4)で示しております表に記載しておりますとおり、厚生労働省の補助事業として、諫早市内に7,422.7メートル、長与町内に2,538.2メートルの合計9,960.9メートルの送水管を布設してまいりました。  送水管の布設状況の図ですが、資料の7ページに地図を添付しておりますので、ごらんください。  赤のラインが布設済みの区間、青のラインが未施工の区間となっております。諫早市内においては、図面の中央にあります旧多良見町ののぞみ公園付近からJR大草駅の付近まで、長与町においては図面で言うと左側の長与町役場付近、それぞれ送水管を布設済みとしております。  資料1ページにお戻りください。  先ほどの経過の説明のところですけれども、5)で示しております平成24年度のところでございますが、この時点で実施いたしました第2回目の事業再評価において、表に記載しておりますとおり、長崎市の開発水量がゼロ、諫早市の開発水量が平成19年度の9,600トンから平成24年度の4,800トンへ半減というふうになりました。事業の継続が困難になったということで、平成25年5月に4つの市町による協議の結果、事業を中止し、企業団を早期に解散することを決断し、昨年6月、建設水道委員会でその旨のご報告を申し上げたところでございます。  次に、資料の2ページをお開き願います。  2.厚生労働省への報告等についてでございます。  この事業ですが、厚生労働省の国庫補助を受けておりましたので、事業の中止に伴いまして、既に補助金として受領済みの総額3億1,805万7,000円、これは長崎市分に直しますと、受水割で1億181万円になりますが、この国庫補助金の返還を免除していただくために、事業再評価を適切に行うとともに、布設済みの送水管につきましても、継続して活用する財産処分を行う必要がございました。  (1)の事業再評価でございます。平成25年11月22日付で企業団のほうから厚生労働省へ報告をしておりました事業中止という対応方針については、厚生労働省の確認を経まして、平成26年9月、その内容が公表されたところでございます。  次に、(2)の財産処分でございますが、平成26年9月26日付で企業団のほうから厚生労働省へ、補助金によって布設した送水管については、布設箇所である諫早市と長与町に帰属させること、それから、帰属を受けた諫早市と長与町は水道事業で10年以上継続して活用することといったことを内容とします財産処分申請書を提出しておりました。これにつきましては、ことし10月30日付で承認の通知がありまして、(3)のところで記載しておりますように、結論としまして国庫補助金の返還は免除ということになりました。  次に、3.企業団の事業費と負担金及び出資金の取り扱いについてでございます。  まず、企業団のこれまでの事業費でございますが、収入といたしましてアの表に記載しておりますように、国庫補助金3億1,805万7,000円、企業債3億3,140万円、市町出資金3億1,805万7,000円、市町負担金など9億880万円で、総額18億7,631万4,000円でございました。  次に、支出でございますが、イの表に記載しておりますとおり、送水管を布設するために用いました創設事業費が9億6,000万円、それから人件費などの運営費に用いました一般管理費等が8億2,535万円、それから企業債の元金の支払いに3,941万2,000円、企業債の利子の支払いに5,155万2,000円、総額18億7,631万4,000円でございました。  資料3ページをごらん願います。  2)の長崎市に関係する負担金及び出資金の取り扱いについてでございます。  企業団を解散しまして、財産処分を行うに当たり、4市町で協議を重ねてまいりましたが、表に記載しておりますように、出資金、負担金、それぞれ支払い残額が生じております。  まず、負担金でございますが、4市町全体の負担金、この表の2列目に記載しております12億4,020万円、このうち米印で書いております2億9,198万9,000円が、これは残額でございまして、解散に伴って企業団が一括繰上償還をしなければならない企業債の償還額となります。  この負担金残額の2億9,198万9,000円のうち、長崎市の負担金の残額ですが、出資比率で案分をいたしますと、5列目に記載しております9,346万6,000円ということになります。諫早市、長与町が譲渡を受けます送水管の適正額を考慮いたしまして、それから企業団の現金預金の残を充当することによりまして、先ほどの9,346万6,000円が4,190万円に減額をするということになりました。  それから、これに、6列目のところに記載しておりますが、一般会計が出資金の財源として発行しております出資債、これの一括繰上償還額8,032万6,000円と合わせまして合計1億2,222万6,000円の残額が生じることとなっておりまして、この当該額を一般会計補正予算として、別途計上のご相談を申し上げているところでございます。  次に、4.合意書の締結についてでございます。  合意書の案文につきましては、資料の8ページから9ページに添付しておりますが、ここでは、その概要についてご説明を申し上げたいと思います。  まず、(1)の目的でございますが、構成団体、それから県の担当部局の間で、企業団の解散に当たりまして、調整した結果を集約するものとして、長崎市長、諫早市長、長与町長、時津町長に加えて長崎県知事の間で締結をしようとするものでございます。  (2)の主な内容でございますが、まず、1.企業団解散日につきましては平成27年3月31日としております。  次に、2.企業団所有の企業債の償還につきましては、企業団の解散までに一括償還をするということといたしております。  なお、借入先でございます財務省、それから地方公共団体金融機構と協議をいたしました結果、借り入れた起債の利子の相当額に当てはまりますが、補償金というものが、これは免除をしていただくということになっております。  それから、3.企業団所有の企業債償還に係る負担でございますが、出資比率による負担を基本といたしまして、企業団が布設した送水管の譲渡方法を考慮して算出するということといたしております。  具体的に申し上げますと、先ほど資料3ページの上段の2)負担金及び出資金の取り扱いについてでご説明申し上げましたとおり、長崎市の場合、出資比率で案分した負担金であれば9,346万6,000円となるところですが、ただいまの企業団が布設した送水管の譲渡方法などを考慮した結果、4,190万円に減額されるということでございます。  次に、資料の4ページをお開き願います。  4.企業団が布設した送水管の譲渡先でございますけれども、この表に記載しておりますとおり諫早市、それから長与町に譲渡をするということにいたしております。  次に、5.事務の承継でございますが、企業団解散後の事務につきましては、諫早市が承継することといたしております。  次に、6.企業団解散後の連携でございますが、1つ目、決算作成事務については、4市町の職員により行いまして、事務承継の自治体である諫早市が最終的な調整をいたすということとしております。  それから、4つの市町は、企業団の解散の後も、お互いの水道事業における水の安定供給、水源確保策などについて、相互の協力をすること。  それから3番目としまして、企業団解散後の事務処理や4つの市町において協議の必要が生じた場合などにお互い連携協力し問題解決を図るための水道連絡協議会を設置すること。  それから4番目として、長崎県は、この水道連絡協議会に対しまして助言などを行うこと、こういったことを記載しております。  最後に、7でございますけれども、この合意書に定めのない事項、あるいは合意書の締結時に想定していなかったような場合が生じたときには、4市町の協議によりましてこれを定めるということといたしております。  次に、資料の5ページをごらん願います。  5.企業団設立前の長崎市の先行投資についてでございますが、まず1番目、新日見トンネル内の送水管でございます。この送水管ですが、長崎県南部広域的水道整備計画に基づきまして、長崎市が平成6年度に日見バイパスの建設工事が行われた際にその並行工事として、総事業費2億3,510万円で、口径700ミリの送水管を新日見トンネル内に延長1,076メートル布設をしているものでございます。  それから、2番目のダム調査費負担金でございますが、長崎県と長崎市が長崎県南部広域水道事業の水源確保などを目的としまして、平成2年度及び5年度から9年度にかけまして実施をした調査でございまして、長崎市は事業費7,500万円のうちの合計1,500万円を負担しておるところでございます。  3番目に将来の活用でございますが、資料10ページに新日見トンネル内の送水管の活用計画の図面を添付いたしております。あわせてごらん願えればと思いますが、この送水管につきましては、将来的に、図面の左下にございます本河内浄水場を廃止し、図面の右上にあります東長崎浄水場へ統合するという計画を想定しております。その場合に、本河内浄水場で浄水しておりました西山ダム、本河内の低部ダム及び本河内の高部ダムの源水、これを東長崎浄水場のほうへ導水するための管として活用することを考えておるところでございます。  それから、資料6ページをお開き願います。  6.企業団解散に伴う議案についてということで書いております。  まず1番目、第202号議案「長崎県南部広域水道企業団の解散に関する協議について」でございます。平成27年3月31日をもちまして企業団を解散することについて、諫早市、長与町、時津町と協議をしようとするものでございます。  2番目、第203号議案「長崎県南部広域水道企業団の解散に伴う財産処分に関する協議について」でございますが、企業団の解散に伴いまして、財産処分について諫早市、長与町、時津町と協議の上で定めようとするものでございます。  それから3番目、第204号議案「長崎県南部広域水道企業団の規約の変更に関する協議について」でございますが、企業団の規約の中に「企業団が解散したときは、企業団の事務は諫早市が承継する。」という1条を加えることについて、さっきの1市2町と協議をしようとするものでございます。  なお、3ページの2)負担金及び出資金の取り扱いについてでご説明申し上げました負担金の残額であります4,190万円と、それから出資債の一括繰上償還額8,032万6,000円、この合計1億2,222万6,000円につきましては、別途、一般会計補正予算を計上しております。  説明は以上でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 188 平野 剛委員長 これより質疑に入ります。 189 井原東洋一委員 何か当たり前のように淡々と説明をされますけれども、莫大な損害をこれは被っているということについて、担当部門として反省の色はないんですか。  この前は、早目に撤退したからそれだけはよかったと局長は言いましたけれども、この問題については、平成12年の設立の当初から水受給計画が甘いんじゃないかと、だから、この事業は不要なものだというふうに私は素人ながら指摘をしておりました。  その後、大村市が脱退するでしょう、轟ダムも要らんようになる、村松ダムも要らんようになる、長崎市の水事業はずっと過大見込みばっかりですよ。今、どこか計画していると同じですよ。常に撤退を主張してきたけれども、ダムの見込みができないままに、どんどんどんどんパイプを埋めてきた。9キロも埋めてきたでしょう。それは、あと幾らか今利用するとおっしゃっていますけれども、いつ利用するかわかりませんが、こういうのが行政の過大見込みと言うんですよ。全く議会の指摘にも耳を貸さない。ようやく民主党政権ができて中断しただけじゃないですか。そして、何年かたって今廃止。あちこち言われましたけれども、どれとどれとどれが長崎市が損失を被ったんですか。これは誰も恐らく責任とらないでしょう。前任者のしてきたことを継続的にやってきて、結局、結果がこうなったわけですけど、誰も責任とらない。こんなのは全部、市民が責任とるんじゃないですか。  だから、長崎市が最終的に負わなければならない金額はどれとどれとどれですか。それを明らかにしてください。 190 都々木事業管理課長 この計画、長期に及ぶ事業でございまして、その時々の判断は適切に行ってきたものとは思っておりますが、結果として、委員ご指摘のとおり事業の中止に至ったということにつきましては、私どものほうも今後の教訓にすべき部分が多々あるかというふうには受けとめておるところでございます。  今おっしゃられました、長崎市が今後支出をするといいますか、今責任を負う額ということでございますが、〔発言をする者あり〕これまでの費用も含めた総額でございますけれども、合計額で申し上げますと、4億6,500万円程度の数字になるところでございます。  内訳を申し上げますと、これまで負担金として支出をしてきた額、これがおよそ2億6,500万円、それから、今回もう既に企業債として企業団のほうからこれは起債を起こしておりますが、この企業債を引き受けなければならないものとして、長崎市の割り当てというふうになるものがおよそ9,300万円、それから出資債として、これは出資金として払っておるものでございますけれども、その元金、利子などにつきまして、これが9,297万8,000円、こうしたものを合計いたしまして4億6,500万円程度の数字になるところでございます。 191 野田上下水道局長 資料の3ページのほうに支払い済み額というのが2億9,200万円ございます。残額が1億7,300万円ということで、その合計が先ほど都々木が申し上げた4億6,000万円ということになるんですが、諫早市と長与町が適正額で引き受けた分を調整した後が1億2,200万円になりますので、2億2,200万円と1億2,200万円、合計の約4億1,000万円が負担金と出資金で長崎市が負担した額ということになります。別途、ダム調査費の負担金1,500万円も、結果的には長崎市の負担になったということでございます。  これまでの経緯の中で、今回のこの南部広域水道事業の拡張事業というのは、長崎市の水資源の拡張事業の中では7回目の第4次ということで、明治33年から相当の回数、拡張を続けてくる中でも水資源がずっと不足してきたという状況の中で、今回の南部広域も参加をしていたわけでございますが、水量の動向から見ますと平成18年から19年ぐらいがピークになっておりまして、その後に急激な水需要の減少が実際に生じているという中で、今回の結果になったわけでございますが、先ほど申し上げましたように、やはり結果としては重く受けとめて、今後の教訓にしないといけないというふうに思いますし、現実に平成19年には水位が40%台になって、非常に渇水の危機的状況も、平成19年の第1回目の再評価の時点ではそういう水不足の生じる可能性が非常に高かったというような、そういう状況もございまして、第1回の評価の中では、やはり改めて水の事業が必要だという判断をいたしておりましたが、今回の2回目の評価、平成24年度の評価の中では、かなりの水の減少があったという中で、事業の完成が10年先になったということもあわせまして、今回事業を中止するという決断をさせていただいたところでございます。  以上でございます。 192 井原東洋一委員 死人に鞭打つようなことを言っても仕方ないんですけどね。やっぱり、その時々はまあよかったんだと、結果的にはそうなったんだというようなことではやっぱり済まない、こういう過大見込み、過大投資ということについて、やっぱりこれは今後とも、もちろんそれはどういうことが起こるかわかりませんから、それは船を借り切って運んだこともありますしね、あると思います。しかし、万全をということで、余りにも過大な見込みをし過ぎる、もちろんこれは50万人という給水人口という縛りがありましたから、なかなか長崎市も抜け出したくとも抜け出せないというふうなことも客観的事情としてあったと思いますけれども、せっかく布設したものについて有効活用が図られるように、ぜひこれはそういうふうにしていただきたいものだと思っています。ある意味ではご苦労でした。これは本当に大変でした。 193 平野 剛委員長 ほかにございませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  1件ずつ討論、採決いたします。  まず、第202号議案「長崎県南部広域水道企業団の解散に関する協議について」の討論に入ります。何かご意見はございませんか。  それでは、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第202号議案「長崎県南部広域水道企業団の解散に関する協議について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 194 平野 剛委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第203号議案「長崎県南部広域水道企業団の解散に伴う財産処分に関する協議について」の討論に入ります。何かご意見はございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第203号議案「長崎県南部広域水道企業団の解散に伴う財産処分に関する協議について」原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 195 平野 剛委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第204号議案「長崎県南部広域水道企業団の規約の変更に関する協議について」の討論に入ります。何かご意見はございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第204号議案「長崎県南部広域水道企業団の規約の変更に関する協議について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 196 平野 剛委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  これをもちまして本日の委員会を散会いたします。           =散会 午後4時5分=
     上記のとおり委員会会議録を調製し署名する。  平成27年1月22日  建設水道委員長    平野 剛 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...