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  1. 長崎市議会 2010-10-15
    2010-10-15 長崎市:平成22年建設水道委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前10時35分= 富川忠孝委員長 出席委員半数以上であります。  ただいまから建設水道委員会を開会いたします。  きのうに引き続き、第96号議案「平成21年度長崎市一般会計歳入歳出決算」を議題といたします。  第8款土木費、第5項都市計画費の審査に入ります。  なお、第5項都市計画費の審査につきましては、所管部局が多岐にわたりますことから、まず、都市計画部及び道路公園部が所管します第1目及び第7目の説明、質疑を行い、理事者交代後、都市計画部が所管します第2目及び第3目の説明、質疑を行い、理事者交代。次に、上下水道局が所管します第4目の説明、質疑を行い、さらに、理事者交代後、道路公園部が所管します第5目及び第6目の説明、質疑と4回に分けて審査いたしたいと考えておりますが、よろしいでしょうか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 2 富川忠孝委員長 ご異議がないようですので、そのように進めさせていただきます。  それでは、第5項都市計画費のうち、都市計画部及び道路公園部が所管します第1目及び第7目の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 3 馬場都市計画部長 第8款土木費、第5項都市計画費のうち、第1目都市計画総務費と第7目県施行事業費負担金における都市計画部所管のものについてご説明をいたします。  白色の表紙の事項別明細書、これは266ページから269ページ、それから、274ページから275ページでございます。よろしゅうございますか。それから、青色の表紙の主要な施策の成果説明書は265ページから270ページでございます。それから、311ページから314ページでございます。それから、334ページから336ページでございます。次に、ピンク色の表紙の決算資料でございます。ピンク色の表紙の決算資料は106ページから109ページでございます。それから、黄色の表紙の審査意見書は63ページから65ページまでにそれぞれ記載をいたしております。  それでは、まず第8款土木費、第5項都市計画費、第1目都市計画総務費における都市計画部所管の主な取り組みの成果と関連事業の政策評価結果につきまして、ご説明をいたします。  青色の表紙の主要な施策の成果説明書の265ページをお開きいただきたいと思います。  主な取り組みといたしまして、まちなか再生の推進を掲げておりますが、これは、基本施策「活力と安らぎに満ちた都市空間の創造」、個別施策「魅力ある中心市街地の再生」に位置づけられているものでございます。  関連する主な事業といたしましては、まちなか再生推進費を記載しております。成果・課題・今後の方向性といたしましては、まちなか再生の行動に関する基本方針を策定し、市民参加型まちづくり推進事業等を実施しながら、市民との意見交換を行ったところでございますが、今後は、引き続き市民参加型のまちづくりを進めるとともに、取り組みの効果が具体的にあらわれるように、まちなか軸を中心に、景観などのまちの質を高める取り組みを進めることといたしております。  次に、266ページ、長崎駅周辺連続立体交差事業の促進でございますが、これは、基本施策「道路ネットワークの形成」、個別施策「放射環状型道路網市街地内幹線道路の整備」に位置づけられているものでございます。  関連する主な事業といたしまして、長崎駅周辺連続立体交差事業整備促進費を記載いたしております。成果・課題・今後の方向性といたしましては、長崎駅周辺連続立体交差事業促進協議会を運営し、要望活動等を行ったところであり、その結果、平成21年度に事業認可を得て、本格的に事業着手しているところでございます。  今後も引き続き、事業の早期完成に向けて効率的な要望活動等に取り組んでいくことといたしております。  次に、267ページ、公共交通サービスの向上と支援でございますが、これは、基本施策「公共交通の整備・充実と道路交通の円滑化」、個別施策「公共交通サービスの向上と支援」に位置づけられているものでございます。
     関連する主な事業といたしまして、公共交通空白地域対策費などの3事業を記載いたしております。成果・課題・今後の方向性といたしましては、乗合タクシーコミュニティバスの運行により、市民の日常生活やまちづくりの基盤となる公共交通サービスの向上と支援に取り組んだところでございますが、公共交通機関の利用が伸び悩んでおりまして、利用促進が課題であるとしているところでございます。  今後は、需要に見合う公共交通のあり方について検討していくとともに、だれもが利用しやすい公共交通機関を目指し、低床車両を導入する路線バス等運行事業者に対する支援を行っていくことといたしております。  次に、268ページの九州新幹線西九州ルート長崎ルート)の建設促進でございますが、これは、基本施策「公共交通の整備・充実と道路交通の円滑化」、個別施策「九州新幹線西九州ルート長崎ルート)の建設促進」に位置づけられているものでございます。  関連する主な事業といたしまして、長崎新幹線建設期成会負担金を記載いたしております。成果・課題・今後の方向性といたしましては、この九州新幹線西九州ルート長崎ルート)の建設促進につきましては、種々の要望活動や各種広報活動を行ったところでございますが、今後も引き続き、国等への働きかけを行うとともに、市民意識を醸成し、建設促進を図っていくことといたしております。  次に、269ページの魅力ある景観の形成でございますが、これは、基本施策「個性にあふれた景観の形成」、個別施策「景観に配慮したまちづくり」に位置づけられているものでございます。  関連する主な事業といたしましては、景観基本計画策定費都市景観対策費を記載いたしております。成果・課題・今後の方向性といたしましては、都市景観に対する意識の高揚を図るとともに、景観まちづくり地域団体等に対する支援等を行ってきたところでありますが、地域住民のまちづくりに対する積極的参画への誘導等が必要となっているところであり、今後は、景観基本計画や景観計画の施行に向けた取り組みと、住民主導による景観まちづくりを推進するための支援、啓発の充実を図っていくことといたしております。  次に、270ページの二輪車等駐車場の有料化でございますが、これは、基本施策「公共交通の整備・充実と道路交通の円滑化」、個別施策「駐車駐輪施設整備違法駐車車両への助言・啓発活動の推進」に位置づけられているものでございます。  関連する主な事業といたしまして、二輪車等駐車場整備事業費を記載しております。成果・課題・今後の方向性といたしましては、万才町二輪車等駐車場ほか2カ所の有料化に取り組むとともに、民間駐輪場の整備を促し、市中心部における路上駐輪の防止や駐輪場不足の解消を図ったところでございますが、駐輪場は依然として不足していることから、引き続き駐輪需要が高い市中心部の駐輪場の有料化を進めるとともに、民間による駐輪場整備を誘導し、路上駐輪の防止に努めていくことといたしております。  なお、以上の取り組みにつきましては、一部不十分なものもございますが、おおむね設定した目標を達成しており、今後とも積極的な事業の推進に努めてまいります。  次に、第5項都市計画費のうち、第1目都市計画総務費及び第7目県施行事業費負担金の決算につきましてご説明をいたします。  白色の表紙の事項別明細書266ページ及び274ページをお開きいただきたいと思います。  第1目都市計画総務費及び第7目県施行事業費負担金のうち、都市計画部所管のものの合計は、記載はございませんが、予算現額18億9,051万8,835円に対し、支出済額13億3,794万5,313円、翌年度繰越額4億7,675万1,290円で、不用額は7,582万2,232円となっております。  なお、決算の概要につきましては、都市計画課長からご説明をさせていただきます。  私からの説明は以上でございます。 4 原田都市計画課長 それでは、第5項都市計画費、第1目都市計画総務費と第7目県施行事業費負担金のうち、都市計画部所管のものの決算の概要について、青色表紙の主要な施策の成果説明書に沿ってご説明させていただきます。  成果説明書は311ページをお開きください。  まず、第1目都市計画総務費についてご説明いたします。  主な事業といたしましては、1.都市計画推進費におきまして、(1)まちなか再生推進費1,256万1,566円は、歴史や文化、都市機能が集中している古くからの市街地、いわゆるまちなかにおきまして、まちなか再生の行動に関する基本方針に基づき、地域特性を生かした長崎ならではまちなか再生を推進するため、まちなかの建物高さ等のあり方を考える市民シンポジウムや、市民とともに地域のまちづくりの取り組みについて考える市民参加型まちづくりの支援などを行ったものでございます。  次に、2.都市交通対策費の(1)地域公共交通総合連携計画策定費414万1,553円は、長崎市における公共交通の活性化に重点を置いた総合的な連携計画に基づき、琴海地区におけるデマンド交通の実証運行に係る経費などを支出したものでございます。  次に、312ページの中ほどの(4)駐車場事業特別会計繰出金3億2,737万6,530円は、一般会計から駐車場事業特別会計収支不足額などの補てんのため繰り出したものでございます。  なお、詳細につきましては、後ほどご審議いただく予定となっております駐車場事業特別会計の決算の中でご説明させていただきます。  次に、(5)路線バス運行対策費1,029万9,852円は、式見地区、香焼地区において実施している路線バスの維持に当たり、運行費の補助金を支出したものでございます。  次に、(6)離島航路維持対策費2,413万3,115円は、伊王島・高島航路が地域住民の生活に欠かせない移動手段となっていることや、離島地域の振興を図る上で必要であることから、国や県の補助制度に基づき、当該航路を維持するための支援を行ったものでございます。  次に、(8)公共交通空白地域対策費537万2,732円は、バスの空白地域での地域住民の利便性の向上や、高齢者の社会参加を促進するために運行しております乗合タクシーの赤字補てんに係る補助金などでございますが、丸善団地地区に係る平成21年度の運行収支は黒字であったため、この補助金の支出はございませんでした。  ちなみに、平成21年度は西北地区において乗合タクシーの本格運行を実施しております。  次に、(9)コミュニティバス運行費7,359万2,386円は、市民や観光客の利便性の向上と中心市街地の活性化を図るため、中心部を循環するルートで運行しているコミュニティバスらんらんや、合併した地域における住民の生活交通の確保を図るために運行しているコミュニティバス運行補助金などでございます。  次に、313ページの中ほどの3.新幹線対策費461万8,320円は、県及び県内の市や町、議会、商工会議所など249の団体で構成しております長崎新幹線建設期成会への負担金などでございます。  次に、4.路面電車軌道緑化モデル事業費負担金243万3,000円は、路面電車を運行している長崎電気軌道株式会社が、景観の向上と利用者への快適なサービスを目的とした軌道整備の一環として、モデル的に軌道敷で芝生舗装を行う事業に対し、長崎市が支援を行ったものでございます。  次に、5.景観対策費2,455万4,024円は、(1)景観基本計画策定費、(2)都市景観対策費及び、314ページの(3)屋外広告物対策費に係るもので、景観基本計画案及び景観計画案の作成や誘導サインの設置、違反広告物の除去等に要した経費でございます。  次に、314ページの6.市制120周年記念「わがまちの自慢120選」事業費234万4,206円は、市民の方々から出していただき、認定された地域の自慢のガイドブックを作製したものでございます。  次に、8.ノンステップバス導入事業費補助金837万9,322円は、車両のバリアフリー化に向け、低床車両の導入促進のために、国の補助制度を活用して、バス事業者が行うノンステップバスの導入に対して県と協調して補助を行ったもので、平成21年度は〔「委員長、議事進行」と言う者あり〕 5 深堀義昭委員 理事者側の説明に全く勉強した余地が認められません。特別にその年度に変動があって決算をしたものについて、なおかつ言うならば、当初予算の折にもその話をしたはずです。突出したところだけの説明をお願いし、資料は配付をされておりますので、それに対しての質疑に対しての答弁を求めるような運営にしていただきたいと思いますが、お諮りをいただきたいと思います。 6 富川忠孝委員長 委員の皆さんにお諮りをいたしますけれども、事細かな説明じゃなく、簡素化したご説明でよろしいですか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 7 富川忠孝委員長 それでは、理事者の方にお願いをいたします。特別、新規事業とか、そういうことで発生したもの、また、もしくは説明を必ず必要とするもののみを詳しく説明していただき、あとは質疑の中で説明いただくということでお願いしたいと思います。 8 原田都市計画課長 申しわけございません。  それでは、引き続き説明をさせていただきます。  恐れ入りますけれども、334ページをお開きください。  次に、第7目の県施行事業費負担金についてご説明いたします。  ここの分については、決算額7億5,691万4,400円で、これは県が施行したものに対して、地元負担として支出したものでございます。支出内容としては、1から、336ページの7.長崎駅周辺連続立体交差事業まででございます。それぞれ内訳については表に記載しているとおりでございます。  次に、翌年度繰越額についてご説明いたします。  恐れ入りますが、488ページをお開きください。  表の下から5段目、二輪車等駐車場整備事業、これにつきましては、事業計画を見直したことにより、年度内に工事が完了しなかったため繰り越したものでございます。  次に、489ページ、土木費の下から6段目の街路県施行事業費負担金から、4段下の長崎駅周辺連続立体交差県施行事業費負担金までの計5件の県施行事業費負担におきまして、県の補償等において日時を要したことなどにより、年度内の完了ができなかったため、市の負担金を繰り越したものでございます。  次に、不用額についてご説明いたします。  恐れ入りますが、ピンク色の表紙の決算資料、106ページ及び107ページをお開きください。  第5項の都市計画費の第1目、第7目におきまして、都市計画部所管に係る分は、107ページの主な不用額の説明欄の中段以降に記載しております(1)から、次のページ、109ページの(9)までと、一番下の(20)の項目について不用額が生じております。  不用額の主な理由といたしましては、107ページの最下段(5)離島航路維持対策費において、当初予定より旅客収入の増や燃料と需用費の減により、補助対象経費が予定を下回ったことによる補助金の減でございます。  また、109ページの(7)コミュニティバス運行費において、運行経費が予定より下回ったことにより、補助金の減が生じたものでございます。  次に、予備費からの充当といたしましては、107ページに記載しておりますとおり、都市計画道路新地町稲田町線において、土地所有権確認請求事件に係る訴訟委託料着手金として21万円を充当しております。  次に、都市計画部所管負担金補助金の交付状況については、お手元のほうに都市計画部提出委員会資料として出しております。ご参照をお願いしたいと思います。  説明は以上でございます。 9 池田道路公園部長 第8款土木費、第5項都市計画費のうち、道路公園部所管分であります第1目都市計画総務費及び第7目県施行事業費負担金についてご説明いたします。  白い表紙の事項別明細書266ページから269ページ及び274ページから275ページ、青色の表紙の主要な施策の成果説明書314ページ及び337ページ、黄色の表紙の審査意見書64ページに記載しております。  まず、白い表紙の事項別明細書269ページをごらんいただきたいと思います。  第5項都市計画費、第1目都市計画総務費における道路公園部所管分につきましては、269ページの備考欄に記載しております9.指定管理者選考審査委員会費8万4,000円でございます。  次に、第7目県施行事業費負担金につきましては、275ページの備考欄の中ほどに記載しております8.公園事業費負担金315万9,000円でございます。これは、県が実施する野母崎地区権現山展望公園の改修に対しまして、地元負担金を支出したものでございます。  説明は以上でございます。 10 富川忠孝委員長 これより質疑に入ります。何かありませんか。質疑ありませんか。  それでは、質疑を終結します。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午前10時59分=           =再開 午前11時1分= 11 富川忠孝委員長 委員会を再開します。  次に、第5項都市計画費のうち、都市計画部が所管します第2目及び第3目の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 12 馬場都市計画部長 第8款土木費、第5項都市計画費のうち、第2目都市開発費と第3目街路事業費についてご説明をいたします。  白色の表紙の事項別明細書は268ページから271ページでございます。それから、青色の表紙の主要な施策の成果説明書は270ページから275ページ、それと、314ページから325ページまででございます。それから、ピンク色の表紙の決算資料は108ページ及び109ページでございます。それから、黄色の表紙の審査意見書は63ページから65ページまでにそれぞれ記載をいたしております。  それでは、まず第8款土木費、第5項都市計画費、第2目都市開発費と第3目街路事業費における都市計画部の主な取り組みの成果と関連事業の政策評価結果につきましてご説明いたします。  青色の表紙の主要な施策の成果説明書270ページをお開きいただきたいと思います。  270ページ下段の老朽危険空き家対策でございます。関連する主な事業といたしましては、老朽危険空き家対策費を記載いたしております。成果・課題・今後の方向性といたしましては、7件の老朽危険空き家の除却を行い、広場等に活用することで、地域住民の居住環境の改善に取り組んだところでありますが、今後は、寄附の不同意や跡地利用等の問題で、制度上対応できない老朽危険空き家について対策を検討していく必要があるというふうに考えております。  次に、271ページの斜面市街地の再生でございますが、関連する主な事業といたしまして、斜面市街地再生事業費、十善寺地区など3事業を記載いたしております。成果・課題・今後の方向性といたしましては、斜面市街地の道路などの生活基盤の整備や老朽建築物の除却等を行い、居住環境の改善等を図ったところでございますが、住民との合意形成などに時間を要しているものもございますので、今後とも事業進捗に努め、生活基盤整備に取り組んでいくことといたしております。  次に、272ページの唐人屋敷の顕在化でございますが、関連する主な事業といたしまして、唐人屋敷顕在化事業費を記載いたしております。成果・課題・今後の方向性といたしましては、富士市場跡地の市有地と民有地の整理が完了したため、今後は、その跡地利用計画を進めるとともに、館内・牟田口市場の再編などを進め、唐人屋敷のさらなる顕在化を図っていくことといたしております。  次に、同じく272ページ下段の長崎駅周辺の再整備でございますが、関連する主な事業といたしまして、長崎駅周辺土地区画整理事業費を記載いたしております。成果・課題・今後の方向性といたしましては、長崎駅周辺の低未利用地の解消等を図ることとして、事業認可を得て、本格的に長崎駅周辺土地区画整理事業に着手しているところでございますが、一方で、仮換地の指定等について、権利者との調整が課題となっていることから、今後は、事業の早期完了を目指し、権利者との調整を図りながら積極的に事業を推進していくことといたしております。  次に、273ページの東長崎地区土地区画整理でございますが、関連する主な事業といたしまして、東長崎都市改造事業費、平間・東地区などを記載いたしております。成果・課題・今後の方向性といたしましては、安全で良好な市街地環境の形成を目的として、平間・東地区の土地区画整理事業を実施いたしておりますが、事業認可期間での完成は困難であるとともに、土地価格の下落に伴い、事業採算性の確保も課題となっているため、事業計画の抜本的見直しを図る観点から、事業区域を縮小する方針で検討を進めることといたしております。  また、未着手の地区についても計画の廃止を検討することにしており、古賀地区等では区画整理の廃止に伴い、必要となる新たな道路整備計画を策定したところでございます。  最後に、274ページから275ページにかけての都市計画道路整備についてでございますが、関連する主な事業といたしまして、9月議会でもご審議いただきました小ヶ倉蛍茶屋線など4路線を記載いたしております。成果・課題・今後の方向性といたしましては、都市計画道路の整備を進めることによる生活道路としての利便性の向上等に取り組んだところでございますが、一部路線において事業の進捗がおくれているものがあり、今後は、引き続き関係機関との連携を図りながら、事業計画を見直し、事業進捗、早期完成を目指すことといたしております。  なお、以上の取り組みにつきましては、おおむね設定した目標を達成しており、今後とも積極的な事業の推進に努めてまいります。  次に、第5項都市計画費のうち、第2目都市開発費及び第3目街路事業費の決算につきましてご説明をさせていただきます。  白色の表紙の事項別明細書の268ページ及び270ページをお開きください。  第2目都市開発費及び第3目街路事業費の合計は、記載はございませんが、予算現額37億6,288万750円に対しまして、支出済額30億9,507万6,781円、翌年度繰越額6億1,911万6,060円で、不用額は4,868万7,909円となっております。  なお、決算の概要につきましては、都市計画課長からご説明をさせていただきます。  私からは以上でございます。 13 原田都市計画課長 それでは、第5項都市計画費、第2目都市開発費、第3目街路事業費の決算概要についてご説明いたします。  青色表紙の主要な施策の成果説明書の314ページ及び315ページをお開きください。  まず、第2目都市開発費についてご説明いたします。  315ページの一番上の2.老朽危険空き家対策費につきましては、特に整備の必要な既成市街地において、長年にわたって使用されず、適正に管理されていない老朽危険空き家の除却の事業でございますが、今年度は相談件数49件のうち、7件の除却を行ったところでございます。  次に、8.斜面市街地再生事業費6億6,552万3,040円は、(1)十善寺地区から、318ページの(8)立山地区までの計8地区におきまして、居住環境の改善と防災性の向上を図るために、生活道路の整備や用地買収、建物移転補償などを行ったものでございます。  次に、319ページ、11.長崎駅周辺土地区画整理事業費と、それから、中ほどにあります12.地域活力基盤創造交付金事業費、(2)長崎駅周辺土地区画整理事業費は、長崎駅周辺の土地区画整理事業の施行に係る換地設計や分筆登記などを行ったものでございます。  同じく、(1)東長崎都市改造事業費(平間・東地区)と、13.地方特定道路整備事業費、(1)東長崎都市改造事業費(平間・東地区)、それから、320ページの14.東長崎都市改造事業費については、平間・東地区におきまして、土地区画整理事業として現川線及び八郎川東川端線の都市計画道路や区画道路の改良工事、支障物件補償など、また、矢上地区におきましては、清算金の交付、補強工事などを行ったものでございます。  これらの事業の実施により、平間・東地区の平成21年度末現在の進捗率は、事業費ベースで25.1%となっております。  次に、321ページ中ほどからの第3目街路事業費についてご説明いたします。  まず、1.東長崎地区道路整備計画策定費は、松原・古賀・中里地区におきまして、土地区画整理事業の区域の廃止検討に合わせて、都市計画道路の変更を行うため、道路の予備設計委託を行ったものでございます。  次に、2.住宅市街地総合整備事業費は、住吉町高田郷線に係るものでございます。  322ページの3.まちづくり交付金事業費は、常磐町大浦元町線に係るものでございます。  また、4.地方道路交付金事業費は、(1)小ヶ倉蛍茶屋線及び(2)の新地町稲田町線の事業費でございます。  次に、323ページの5.地域活力基盤創造交付金事業費は、小ヶ倉蛍茶屋線及び新地町稲田町線に係る事業費でございます。  次に、6.地方特定道路整備事業費は、(1)住吉町高田郷線から、325ページの中ほどの(7)中通り線までの7路線に係る事業費でございます。  それぞれ路線の平成21年度末現在における事業費ベースでの進捗率といたしましては、住吉町高田郷線が約96%、小ケ倉蛍茶屋線が約96%、片淵町松ヶ枝町線が約85%、常磐町大浦元町線が約79%、道の尾線が100%、新地町稲田町線が約48%、中通り線が約68%となっております。  次に、翌年度繰越額についてご説明いたします。
     恐れ入りますが、488ページをお開きください。  表の一番下から4段目の十善寺地区斜面市街地再生事業から、489ページの小ヶ倉蛍茶屋線地方特定道路整備事業費までの街路事業におきまして、建物移転や用地交渉などに日時を要したことなどにより繰り越しております。  次に、不用額についてご説明いたします。  恐れ入りますが、ピンク色の表紙の決算資料の108ページ及び109ページをお開きください。  第5項都市計画費、第2目、第3目におきまして、都市計画部所管に係る分は、109ページの主な不用額の説明欄の中段以降の(10)から(19)までの項目において不用額が生じております。  その主な理由といたしましては、(12)唐人屋敷通りまちなみ整備助成金におきましては、補助金交付申請件数が予定を下回ったことなどにより助成金の減が生じたこと、それから、(19)まちづくり交付金事業費において、用地交渉が難航し、用地買収が予定を下回ったことにより、公有財産購入費の減が生じたことなどによるものでございます。  次に、予備費からの充当といたしましては、前のページ、107ページに記載しております公務中の車両事故に対する見舞金として3万5,000円を充当いたしております。  この事故につきましては、上下水道局所有の公用車の物損事故でございまして、これに対する保険料は、平成22年4月23日に上下水道局へ歳入として入っておることを確認しております。したがいまして、平成22年歳入ということになるものでございます。  説明は以上でございます。 14 富川忠孝委員長 これより質疑に入ります。 15 田中洋一委員 青色の成果説明書を中心に幾つか質問をしたいと思います。  まず、270ページの老朽危険空き家対策費、説明もあったように、目標値が10件に対して7件、先ほどの数字では40分の7ぐらいの数字が出たんですかね。いずれにしても、なかなか進まないという状況にあります。9月の予算審査の中でも、なぜ進まないかについての説明はいただいていますので、なぜ進まないかについてはそれなりに理解しているつもりなんですけれども、問題は、しかし、そうは言っても、非常に地域の人たちは困っているわけですね、老朽空き家は何とかしなきゃならんと。  そこで、進まない理由がわかっておるとすれば、さらに一歩進めて、どういう対策を打てばこの老朽空き家解消に向けた事業が進捗をするのか、今、検討をされている状況等について少し明らかにしていただきたいというふうに思います。  それから、同じく271ページのところに、斜面市街地再生事業費で十善寺地区と江平地区と稲佐・朝日地区について、いずれも事業の進捗がおくれているがという表現があるんですね。ただ、進捗率から見るとさほど大きなおくれ、例えば、十善寺地区は64.9%の目標値に対して64.0%ですから、そんな大きなおくれもないようですが、いずれにしても、事業が少しおくれているとすれば、その主な理由が何なのかについて明らかにしていただきたい。  同じく272ページの唐人屋敷顕在化事業費についても事業の進捗がおくれているというのが記載がされております。これは先ほど都市計画部長の説明で、一定の整理がついたので、これから進むという話みたいですが、それも含めて、唐人屋敷の事業についても進捗がおくれている理由について明らかにしておいていただきたいというふうに思います。  それから、小ヶ倉蛍茶屋線もここで出てきましたので、一言だけ。9月議会の予算審査なり、あるいはそれにかかわっての説明の中ではかなり詳しい資料が出されておりますけれども、この決算を見る限りは、私たちはそういうことがあっているとは理解できないような、私たちではなくて、私はこれでは理解できないんですが、これは日常からそんなことをやられても、結局、決算資料を見る限りではわからないということになりはしないかと、そんな心配が私はいたしております。  したがって、本来ならば、ここの部分については既に一度9月議会の予算審査の中で出された資料であったにしてもですね、やはり一度同じような形で、あるいはそうした資料を出して、一定の流用問題についての説明もなされるべきではないのかなというふうに思いますけれども、その点はいかがでしょうか。 16 中村まちづくり推進室主幹 まず、老朽危険空き家対策事業についてですけれども、先日もご説明しましたとおり、なかなか所有者からの寄附ということが受けられず進まない状況にあるのも事実でございますけれども、新聞報道でも、国土交通省から所有権はそのままで、除却に対する助成というふうな方針が打ち出されているというふうにお聞きしておりますので、そういう国の助成事業がどのように展開されるのかを見きわめながら、所有権を移してやっていく我々の事業と、所有権はそのままで除却に対する助成というふうな方向、二本立ての方向で取り組む必要があるかと考えております。  それから、斜面市街地再生事業についてでございますけれども、所有者の交渉のほうがなかなか困難な部分がありまして、移転後の生活の再建、それから補償額、そういうところでまだ合意に至っていない部分がございますので、今後も積極的に交渉に取り組んでいきたいと思っております。  それから、唐人屋敷顕在化事業につきましても、市場の再編等を検討しておりますけれども、これもまた土地所有者、建物の所有者、それから店子さん、いずれも高齢化しておりまして、その後、再建された場合での生活の設計、その辺も含めて協議を進めているところでございますので、さらに協議を進めて、一定方向性をまた検討しながら進めていきたいと思っております。  私からは以上でございます。 17 松田交通企画課長 田中委員からの資料を提出して流用の部分のところから説明をというふうなことでのお話がございましたけれども、その流用の部分について、資料を提出するような手続きをさせていただいてよろしいでしょうか。 18 富川忠孝委員長 ちょっと休憩をいたします。           =休憩 午前11時23分=           =再開 午前11時24分= 19 富川忠孝委員長 それでは、委員会を再開します。 20 田中洋一委員 それぞれ回答をいただきました。  まず最初に、資料の関係で、私は資料請求を今ここでしたわけではありません。既に委員会で出されていますから、その中身については一回、一度受けとめて、それぞれ理解しているつもりなんですが、やはり決算の審査をやっているときに、その状況がわかる資料があらかじめ出されておるべきじゃないのかなという思いがあったもんですから、一言付言しただけで、それを出せという思いはありません。それはその件でご理解いただきたいと思います。  それから、空き家対策ですね、これはもう本当に地域にとっては困った事例で、つい最近、私のほうにも相談のあった事例なんですけれども、例えば、長く置かれた空き家が、そこに毛虫がたまって迷惑しているとか、いろんなことがあると思うんですよ。これはやっぱりできるだけ早く処分をして、地域の人たちにとっても処分したいということはもうはっきりしているので、この対策は今、回答をいただきましたから、今のところはそんなことで国のほうも進めているということなんでしょうけれども、そこを一歩進めて、市としてさらに進められないかということは、絶えず検討して前に進めていただきたいという、これは現状ではこれ以上言えませんから、これは要望としてしておきたいというふうに思います。  それから、斜面地関係についても、今聞けばやっぱり土地の問題だと思うんですね。なかなかその言葉を文字として出すのも不適切というか、難しい。それを文字として出すことによって交渉がなかなか前に進まないという部分もあるかもしれませんけれども、記載しているのに、用地の取得が予定どおり進まずというのが、新地町稲田町線のところでそういう表記もあるんですよね。だから、そういうばらつきが、一方では用地交渉が進まないという表記をしながら、一方では進捗がおくれているという、それはなぜかといったら、用地交渉が進んでいないという、表現できないという判断があったのかもしれませんけれども、私どもにもわかるように、なぜかというのが、一方では、土地の用地交渉が進まないというのははっきりわかった。一方ではなぜかわからんで質問したら、用地交渉が進んでいないというのが今明らかになったということではなくて、そこは統一的な対応できちんとすれば、わざわざこんな質問はしなくてもいいんじゃないかと思いますから、ぜひこれからはそういうふうにしていただきたいというふうに思います。 21 向山宗子委員 老朽危険空き家対策の関連でちょっと質問をさせていただきます。  今、委員の質問に対して、除却に対する助成ということも国のほうで検討されているということだったんですが、今、一応長崎市ではこの老朽危険空き家対策は急傾斜地に限定して行われていると思うんですけれども、本当に今、少子・高齢化の時代、また、子どもたちは全部市外に出ていってというようなことで、今、限定をされている地域以外でも老朽危険空き家のことは本当に身近なというか、皆さんが困っていらっしゃる問題として広がってきていると感じます。市民相談でも私も受けさせていただいているんですが、地域外、長崎市域全体になると大変なことはもう重々承知しているんですけれども、これから先、こういう問題がふえていくことであると思いますので、市としての区域外の検討というか、そういうことをどのようにお考えか、もしありましたらお願いいたします。 22 中村まちづくり推進室主幹 今、老朽危険空き家対策事業をやっている区域といいますのは、斜面地が多いんですけれども、特に整備の必要な既成市街地の1,070ヘクタール内でやっております。105町丁目になるんですけれども、まず、この特に整備が必要な既成市街地は密集度が高く、周りに与える影響が大きいということで、地区を限定してこの事業をやっておりますので、まずはこの限定された地区内で、ある程度の成果を出していきたいというのが今のところの市の方針でございます。 23 原田都市計画課長 今のお話の中で、都市計画部の所管としてはそういうふうな考え方なんですが、市全体で言うと建築住宅部との調整、ここらあたりがございますので、一緒になってこの危険家屋については対応していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 24 緒方冨昭委員 まず、小ヶ倉蛍茶屋線が出てきましたので、さきの議会で附帯決議がつけられました。この附帯決議を受けて、行政側としてどういう対応をされたのかですね。これは資料があれば、資料を午後からでも結構ですから出していただければと。口頭で今説明できる分があれば説明をいただきたい。 25 原田都市計画課長 今ご質問の中で、検証チームを今、理財部のほうを頭にしてやっております。これについては、さきの9月議会でも若干対策等を説明させていただいて、今、その中間報告まではさせていただいています。そこの中で、まだあと一、二回は検証チームの会議がございますので、そこの中で最終的な対策についてはさせていただきたいということで、今、決算委員会ではなくて、11月議会を目指して報告させていただきたいというふうに考えております。 26 緒方冨昭委員 ちょっとね、あんた的外れな答弁せんでくださいよ。附帯決議を受けた後、行政側としてどういう対応をしたのかて、何もしとらんとかて言いたかとですよ。ただ検証チームだけですか。何もしとらんのですか、逆に言うたら。 27 松田交通企画課長 附帯決議につきましては、強く要請する部分が3点ございました。その中の2番目としまして、工事の施工管理についてチェック体制の強化を図り、関係要領などの遵守、それから、適切な事務の手続きを再度認識し、その徹底を図ることというふうな文書がございます。今現在、交通企画課におきましては現場が幾らかございます。この部分について、きちっとそれを遂行していくような形で取り組んでいるところでございます。  さらに、適正な進行管理に向けてのいわゆる連絡、報・連・相ですね、連携とか情報の共有、そういったいわゆる組織としてきちっと事務の適正化が図られるような対策を早急に図ることというふうなことで附帯決議をいただいております。その部分については、職員再度認識しまして、職員、課全員で取り組んでいるところでございます。 28 緒方冨昭委員 私はその程度で附帯決議をつけた意味というか、附帯決議をつけても一緒なのかなという気が今の説明ではしておるんですよね。やっぱりその時々で、やっぱり予算の否決とか、そういうのをせんと、やっぱり行政の反省はいただけんのかなというふうな思いですよ。  何々やったんですか、担当者の処分とかですよ。例えば、部長の訓示とかですよ、副市長の訓示とかですよ。これは単なる都市計画部の問題じゃなくて、全庁的にそういう問題があるかもわからんということで検証チームを設けられたんでしょう。その報告が、その報告も遅いですよね、検証チームの報告も。それはまあ百歩譲ってね、今度の議会だということで、それは百歩譲りますけどね。  そのほかに発注のあり方の問題とかですよ、いろいろあったはずなんですよ。会議も何もされておらんのですか、本当に。だとしたら、非常に私は問題を感じますよ。予算執行のあり方とかね、やっぱり事業管理のあり方とか、そういうものについて、課段階、部段階、あるいは全庁的に、会議もされておらんとすれば、私はあんな附帯決議をつけた意味がないと。その時々で、きちんとした議会としての本来の対応をせんと、やっぱり反省はいただけんのかなという気がしとるんです。何もなかったんですか。 29 馬場都市計画部長 議会からのご指摘を受けまして、当然、課単位、係単位、それから部単位、それで一応やっておりますし、事業担当部局でもそういった会議を開いて周知徹底をしているというところでございます。  それから、検証チームの話でございます。前の議会で中間報告をさせていただいて、議会からもたくさんご意見をいただきました。そういったご意見と、それから、いわゆる事業担当部局、ほかの部局もございます。こういったところにも投げかけまして、意見をもらって、最終報告をまとめるということにしております。これにつきましては遅いというご指摘がございますけれども、きちっとした形でまとめて、理財部のほうでまとめて、11月議会には報告をしたいということでございますので、ご理解いただきたいというふうに思います。 30 緒方冨昭委員 例えば、受注業者がですよ、何かやらかしたときには処分が来るわけですね。指名停止という処分も来るでしょう。それをやっておるのは行政側なんですよ。やるほうは行政側なんですよね。そして、自分たちはあれだけのことをやらかしとって、何のおとがめもなしと。これは民間の会社だったら倒産しますよ、そんな経営感覚で仕事をしよったら。そういったところの認識というか、やっぱり私は反省が足らんのじゃないかと思うんですよ。この決算委員会の説明にしても、淡々と数字の説明をやって、問題点も何も言わんと。それはそれでいいでしょう、決算の説明ですから。  しかし、私は問題を感じていますよ。ものすごく問題を感じていますよ。そしたら、もうあとは全部検証チームに任せるということですか。それだったらね、私はね、その検証チームの所管である理財部ですか、その出席を求めますよ。 31 馬場都市計画部長 検証チームで今、いわゆるこういった事案が発生しないような対策ということでまとめていただいております。これはきちっとまとめまして、11月議会に報告させていただくということで進めております。  ただ、うちの内部、部、課、係、こういったものは、いわゆる附帯決議のご指摘も受けまして、すぐ対策をとって対応しているということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。  それから、職員の処分の問題につきましては、人事課等からいろんな聞き取り等あっております。最終的にどういう処分がなされるかということについては、まだ私としては認識をいたしておりません。 32 緒方冨昭委員 そしたら、もう少し質問しますけどね。例えばですよ、検証チームは検証チームとしてですよ、そしたら、どういうことをやったのか、資料を出してくださいよ。どういう会議をやって、どういうことを取りまとめたというのをね。わからんじゃないですか、説明もないしね。対策は立てましたと言いながらですよ。そんなら、具体的にどういうことを各所管でやられたのかね。検証チームにもうみんなげたを預けるつもりですか。これだけのことをやっておきながら、私は、あの前の議会だって、これは本来、あの予算を認めるということは勇気の要ることですよ。しかし、その後の混乱を最小限にとめるためには、やっぱりここで通しておかんばいかんというような気持ちが働いたから、ああいう対応しましたけれどもね。  そしたら、もう附帯決議は附帯決議といったような感覚で、「のど元過ぎれば熱さを忘れる」というふうな感覚では困る。ちゃんと資料を出しなさい。係、課、部、それから、全庁的にどう会議をやって、どういう対策を立てたのか。 33 馬場都市計画部長 検証チームにつきましては、先ほどからご答弁させていただいていますように、中間報告をさせていただいて、いろんな議会からのご指摘、いろんな所管からの意見も踏まえてまとめをしていると。これ以後も会議をするということになっておりますので、資料を出すとすれば、まだ中間、まさしく中間的なことになろうかと思います。そういう資料でよければ、それをつくらせていただいて、出させていただきたいというふうに思います。 34 富川忠孝委員長 暫時休憩します。           =休憩 午前11時40分=           =再開 午前11時45分= 35 富川忠孝委員長 委員会を再開します。 36 原田都市計画課長 緒方委員のご質問の、都市計画部におけるその対応のまとめを提出してほしいということでございます。1時までに提出させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 37 富川忠孝委員長 それでは、資料提出が13時、1時ということですので、1時まで休憩したいと思います。よろしくお願いいたします。           =休憩 午前11時45分=           =再開 午後1時3分= 38 富川忠孝委員長 それでは、委員会を再開します。  皆様のお手元に、先ほど緒方委員からの資料請求がありました、対応策についての資料が配付されておると思います。これについて理事者の説明を求めます。 39 馬場都市計画部長 資料の説明の前に、一言おわびを申し上げます。  小ヶ倉蛍茶屋線に係ります一連の不適切な事態が発生しましたことにつきましては、議会や市民の皆様に多大なご迷惑をおかけしまして、大変申しわけなく、深く反省しているところでございます。  議会からのご指摘を真摯に受けとめ、二度と同様の事例が発生しないように取り組みを進めているところでございます。資料につきましては、その取り組みの内容でございますので、担当の都市計画課長から説明をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 40 緒方冨昭委員 今、部長からおわびの言葉がありましたけれども、説明の折にそういうことを言うとけばですね、私はあえてこういうことを議論するつもりじゃなかったんですよ。  ただ、何事もなかったように、数字の説明だけするから、ちょっと田中委員からも指摘があったように、あんまりなことだと。この人たちは反省しとっとかなという疑念を持ったもんですから、指摘をしただけでね。私は資料要求しましたけれども、これについて、やりとりはしなくてもいいんですよ。ただ、今部長から言葉がありましたから、それで結構です。 41 富川忠孝委員長 それでは、都市計画部のうちの第2目及び第3目の質疑を続行します。  ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結します。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午後1時4分=           =再開 午後1時9分= 42 富川忠孝委員長 委員会を再開します。  次に、第5項都市計画費のうち、上下水道局が所管します第4目の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 43 荒巻業務部長 第8款土木費、第5項都市計画費、第4目公共下水道費の下水道事業会計繰出金についてご説明させていただきます。  平成21年度長崎市歳入歳出決算書は10ページ及び11ページの第5項都市計画費でございます。事項別明細書は270ページから271ページ、青色の主要な施策の成果説明書は325ページでございます。  また、上下水道局から委員会資料として1ページものの資料を提出させていただいておりますので、この資料でご説明をさせていただきます。  委員会資料のほうの1ページをお願いいたします。  それでは、下水道事業会計繰出金内訳表でございますが、国が定める繰出基準等により、一般会計から繰り出されたものでございます。  決算額は、まず表の上段の負担金といたしまして、小計1)に記載しておりますとおり31億3,749万4,882円、また、中段の補助金といたしまして、小計2)に記載しておりますとおり3億8,508万9,410円、さらに、下段の出資金として、4)に記載のとおり15億5,171万5,623円となっており、合計では、最下段に記載しておりますとおり50億7,429万9,915円でございまして、予算現額に比べ、1億6,019万5,085円の不用額となっております。  これは、負担金の欄の一番上、雨水処理負担金において対象となる経費が見込みを下回ったこと、同じく負担金の欄の下から3番目の企業債利子負担金が平成20年度の企業債借入利率が見込みを下回ったこと、また、補助金の欄の上から4番目の市町村合併に伴う収支補てん、また、出資金の欄の一番下の市町村合併に伴う出資金において、旧7町地区の経費が見込みを下回ったことなどによるものでございます。  説明は以上でございます。 44 富川忠孝委員長 これより質疑に入ります。何かありませんか。  それでは、質疑を終結します。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午後1時12分=           =再開 午後1時17分= 45 富川忠孝委員長 委員会を再開します。  次に、第5項都市計画費のうち、道路公園部が所管します第5目及び第6目の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 46 池田道路公園部長 第8款土木費、第5項都市計画費のうち、道路公園部所管分であります第5目都市下水路費及び第6目公園費についてご説明いたします。  白い表紙の事項別明細書270ページから275ページ、青色の表紙の主要な施策の成果説明書264ページ及び326ページから334ページ、ピンクの表紙の歳入歳出決算資料104ページから107ページ、黄色の表紙の審査意見書63ページから66ページに記載しております。  初めに、第8款土木費、第5項都市計画費における道路公園部の主な取り組みの成果と関連事業の政策評価結果につきまして、青色の主要な施策の成果説明書をもとにご説明させていただきます。  主要な施策の成果説明書264ページでございますが、主な取り組みといたしましては、安全安心で快適な公園整備を掲げております。これは、基本施策「自然環境の保全と緑化の推進」、個別施策「公園の整備」と位置づけられております。  公園は、多様な機能を有する都市の根幹的な施設であることから、利用者の年齢にかかわらず、すべての世代が安全安心で快適に利用できるよう公園整備を図っております。  主な事業といたしましては、表に記載のとおり、公園緑地事業費、稲佐山公園など3事業を記載しておりますが、3事業とも平成21年度に事業完了いたしております。今後とも事業の早期完成を目指して取り組んでまいりたいと考えております。  それでは、第5項都市計画費、第5目都市下水路費及び第6目公園費における決算についてご説明いたします。
     まず、白い表紙の事項別明細書の270ページ及び271ページの一番下のほうに記載しております第5目都市下水路費につきましては、予算現額7,580万円、支出済額4,704万3,830円、不用額2,875万6,170円でございます。  次に、第6目公園費につきましては、事業別明細書の272ページ、273ページをごらんいただきたいと思います。  予算現額24億6,000万5,000円、支出済額21億3,078万2,941円、翌年度繰越額2億9,375万5,900円、不用額3,546万6,159円でございます。  決算の概要につきましては、道路公園総務課長よりご説明いたしますので、よろしくお願いいたします。 47 大串道路公園総務課長 それでは、主な支出の内容につきまして、青色の主要な施策の成果説明書によりご説明いたします。  326ページをごらんいただきたいと存じます。  まず、第5目都市下水路費の主な内容といたしましては、3.河川等整備事業費、旧臨時河川等整備事業費といたしまして、表に記載のとおり、岩原都市下水路暗渠撤去に係る恵美須町市場の建物所有者や借家人に対する移転補償などを行うとともに、岩屋都市下水路の整備を実施いたしました。  続きまして、第6目公園費の主な内容でございますが、まず、1.公園維持管理費のうち、すみません。327ページの下のほうでございますが、(7)管理運営費につきましては、稲佐山公園の維持管理に係る経費並びに長崎東公園、長崎市総合運動公園及び野母崎総合運動公園の管理委託に要した経費でございます。  次に、329ページの中ほどでございますが、8.公園緑地事業費でございますが、(1)稲佐山公園につきまして、表に記載のとおり、公園園路や植栽の整備などを実施いたしております。  次に、330ページの9.まちづくり交付金事業費でございますが、出雲近隣公園の整備を行い、本年3月に完成いたしております。  次に、332ページ、13.近隣公園整備事業費につきましては、表に記載のとおり、風頭公園の整備工事として、擁壁工、排水工などを施工するとともに、便所新築工事などを行ったところでございます。  次に、333ページの中ほどでございますが、16.出島地区広場整備事業費につきましては、出島ワーフ横の広場を取得し、広場の舗装、植栽などの整備を行ったところでございます。  次に、翌年度繰越額につきましてご説明をいたします。  主要な施策の成果説明書489ページをお開きください。  489ページの中ほどでございますが、神の島公園地域活力基盤創造交付金事業から、2つ下の公衆便所整備事業までの3事業において、国の2次補正に伴う緊急経済対策事業及び国の追加内示に伴う事業が年度内に完了しないことなどによりまして、合計2億9,375万5,900円を翌年度に繰り越したものでございます。  次に、主な不用額につきましてご説明いたします。  ピンクの歳入歳出決算資料の104ページから107ページでございます。  第8款土木費、第5項都市計画費におきまして、主な不用額の説明欄に、道路公園部といたしまして、105ページの(1)から107ページの(12)までに記載いたしております。主なものといたしましては、105ページの(1)及び(2)のいずれも【単独】河川等整備事業費でございますが、岩原都市下水路の家屋補償の交渉が難航したことにより、家屋調査に係る委託料及び家屋の移転補償が予定を下回ったことなどによるものでございます。  説明は以上でございます。よろしくご審議いただきますようお願いいたします。 48 富川忠孝委員長 これより質疑に入ります。何かありませんか。  それでは、質疑を終結します。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午後1時24分=           =再開 午後1時26分= 49 富川忠孝委員長 委員会を再開します。  次に、第8款土木費、第6項住宅費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 50 御所建築住宅部長 それでは、第8款土木費、第6項住宅費についてご説明いたします。  白色の事項別明細書は274ページから277ページでございます。それから、青色の主要な施策の成果説明書は277ページ及び338ページから341ページでございます。それから、ピンク色の歳入歳出決算資料は110ページから111ページでございます。黄色の審査意見書は63ページから66ページにそれぞれ記載いたしております。  それでは、まず白色の事項別明細書274ページ、275ページをお開きください。  第8款土木費、第6項住宅費でございますが、予算現額14億8,004万4,040円に対しまして、支出済額13億1,381万222円、翌年度繰越額3,100万円、不用額1億3,523万3,818円のうち、建築住宅部所管といたしましては、予算現額13億325万5,040円に対しまして、支出済額11億3,779万8,647円で、翌年度繰越額3,100万円で、不用額1億3,445万6,393円となっております。  詳細につきましては、住宅課長からご説明させていただきます。  私からは以上でございます。 51 松尾住宅課長 それでは、青色の主要な施策の成果説明書をもとに、その主なものにつきましてご説明いたします。  277ページをお開きください。  主な取り組みの成果と関連事業の政策評価結果につきましてご説明いたします。  これは、公営住宅の整備といたしまして、老朽化した大園団地の建て替えを進め、公営住宅の居住環境の整備を図ろうとするものです。事業期間は平成19年度から平成30年度といたしており、平成21年度から3期に分けて鉄筋コンクリート造4階から10階建ての6棟500戸に建て替える計画であり、平成21年度は1期工事といたしまして、既存建物の解体工事等を行ったものでございます。現在の事業進捗率は事業費ベースで5.8%となっており、引き続き高齢者や子育て世帯などに対応した多様で良質な公営住宅の供給を図ってまいりたいと考えております。  恐れ入りますが、338ページをお開きください。  第1目住宅管理費でございます。1の市営住宅管理費5億3,696万4,896円は、(1)から(4)までに記載のとおりでございますが、(1)の維持補修費2億9,453万3,052円、これは施設の維持整備に係る修繕料及び工事費等でございます。この中のエ.維持補修工事費9,727万7,217円につきましては、339ページ上段のほうに記載しておりますとおり、給水設備改修工事等で施工したものでございます。  次に、(2)の管理委託費1億8,403万1,355円につきましては、平成18年4月から導入いたしました指定管理者制度により、旧長崎市内における市営住宅の諸修繕及び居住環境の維持等を行うための経費でございます。指定管理者の名称は、大成サービス株式会社でございます。  次に、(4)の管理事務費4,505万8,034円の主な内訳といたしましては、アの住宅管理人等に対する報酬1,532万9,830円でございます。  次に、イ.光熱水費873万4,571円でございますが、市営住宅等の駐車場の外灯の電気代が主なものでございます。  次に、ウ.市営住宅明渡し等法的措置に係る手数料等92万4,962円でございますが、表に記載しておりますとおり、平成21年度は市営住宅家賃滞納者に対し、明渡訴訟など41件の法的措置を行っており、これに要した経費でございます。  次に、340ページをお開きください。  3の借上公営住宅借上料7,667万5,200円でございます。平成13年度から戸町団地として42戸、松が枝団地として47戸を借り上げており、この借り上げに要した経費でございます。  次に、6の地上デジタル放送受信対策事業費4,646万8,800円でございます。これは平成23年7月24日をもってアナログテレビの放送が終了し、地上デジタルテレビ放送へ完全移行されることに伴い、現在の市営住宅における共聴アンテナを初めとする設備を地上デジタル放送対応とするための整備と、既設の市営住宅によって生じる電波障害を解消するため、対象者に対しケーブルテレビによる補償の実施に要した経費でございます。事業期間は平成22年度までとなっております。  次に、7の既設公営住宅改善事業費8,675万6,250円でございますが、表に記載していますとおり、外壁改修工事等を施工したものでございます。  次に、341ページをお開きください。  第2目住宅建設費でございます。1の公営住宅建設事業費の(1)大園団地3億2,841万2,152円でございますが、これは大園団地の第1期建て替え197戸分に伴う既存建物解体工事費、敷地造成工事費、主体工事費及び入居者移転補償金が主なものでございます。  次に、(2)の本町第1団地3,868万61円でございます。これは、本町第1団地B、E、G棟の3棟の解体工事費及び入居者移転補償金が主なものでございます。  次に、翌年度繰越額につきましてご説明いたします。  恐れ入りますが、489ページをごらんください。  表の事業名の欄、下から7番目の市営住宅施設整備事業費でございますが、これは国の1次補正に伴う緊急経済対策事業が年度内に完成しなかったため、3,100万円を繰り越したものでございます。  次に、不用額につきましてご説明いたします。  恐れ入りますが、ピンク色の歳入歳出決算資料の110ページ、111ページをお開きください。  第8款土木費、第6項住宅費の主な不用額の説明といたしまして、111ページの説明欄に(1)から(13)までの項目を記載いたしております。特に(12)に記載の不用額でございますが、これは、公営住宅建設事業費において、大園団地の解体工事に入札差金が生じたことなどによる工事請負費の減7,623万円、(13)に記載の不用額は、公営住宅建設事業において、大園団地の移転補償費が予定を下回ったことなどによる補償、補てん及び賠償金の減1,141万3,000円でございます。  次に、予備費からの充当といたしまして、同じページの右端の説明欄に記載しておりますように、市営住宅の児童遊園内で発生した事故に対する見舞金2万9,000円を充当いたしております。  なお、この費用に係る保険金は、昨年11月に支払いを受けているところでございます。  説明は以上でございます。 52 富川忠孝委員長 これより質疑に入ります。 53 深堀義昭委員 何か報告事項では落としているところがあるんじゃないですか、合併町。  どこを見ても高島の、あれだけ議論をしたのになぜ、何もしていないの。報告できないの。決算だよ。前年度何もしなかったんですか。項目の中にどこにも高島のことが出てこない。維持管理費であろうと何であろうと。高島の市営住宅には何も投資しなかったんですか。修繕も何もしなかったんですか。 54 松尾住宅課長 高島の維持補修費としまして、すみません。青色の表紙の338ページでございます。ここの(1)維持補修費というところがございます。ここの施設修繕料1億3,529万5,717円のうち、高島におきましては、743万9,995円の空き家修繕及び維持修繕を行っております。  それから、本町第1団地の建て替えに伴いましての解体工事、これは主要な施策の341ページでございます。本町第1団地の建物解体工事、これは居住環境の改善ということで、建物解体工事、建て替えに伴い行ったものでございます。  内容的には以上のようなものでございます。 55 深堀義昭委員 やはりこういう維持管理費も含めて解体が出ているのであれば、その地区の項目に上げるべきでしょう、決算として。どっかに入っているんですよということでは、その地区の団地の状態がどうなったのかわからないじゃないんですか。審査しにくいでしょう。  まだ言いたいことはありますけどね、もう少しきちんとやってくださいよ。 56 向山宗子委員 277ページの青色です。  快適な居住環境の形成のところで、大園団地におきまして、この建て替えにより、高齢者や子育て世帯に対応した、多様で良質な公営住宅の供給を図るということでありますけれども、たしかこの大園団地から就学前の児童を持っていらっしゃる子育て世帯の特別枠というのが適用されることに確かなっていると思うんですけれども、それに向けた、例えば、これにあるような住宅環境の特別な配慮とか、また、規模とかというのがもしわかっていたら教えていただければと思うのですが。 57 松尾住宅課長 まず、子育て世帯に対応してということで書いてありますけれども、これはソフト的なと申しますか、募集に際しまして、子育て世帯の配慮を行うということでございまして、中に保育所を併設しているとか、そういうふうなことはやっておりません。高齢者に対しましても、高齢化に対応した住宅ということで、手すり設置だとか、またぎやすいおふろの高さだとか、段差解消、それから、車いすでも通れる廊下幅、そういったことでの対応を行っているところでございます。  以上でございます。 58 向山宗子委員 了解しました。  その子育て世帯の規模はまだ未定ですか。 59 松尾住宅課長 子育て世帯の枠というものに関しましては、基本的には従前の入居者が再入居いたします。その残った数によってどれだけ確保できるかというところでの検討を今やっているところでございます。 60 富川忠孝委員長 よろしいですか。ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結します。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午後1時41分=           =再開 午後1時43分= 61 富川忠孝委員長 委員会を再開します。  次に、第9款消防費、第1項消防費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 62 池田道路公園部長 第9款消防費、第1項消防費についてご説明いたします。  白い表紙の事項別明細書280ページ、281ページをお開きください。  道路公園部所管分につきましては、280ページの中段に記載しております第5目水防費でございますが、予算現額は14万5,000円、支出済額8万2,130円で、不用額6万2,870円でございます。これは、水防本部設置運営費に係る消耗品を購入したものでございます。  説明は以上でございます。 63 富川忠孝委員長 これより質疑に入ります。  それでは、質疑を終結します。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午後1時44分=           =再開 午後1時45分= 64 富川忠孝委員長 委員会を再開します。  次に、第11款災害復旧費、第2項公共土木施設災害復旧費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 65 池田道路公園部長 第11款災害復旧費、第2項公共土木施設災害復旧費についてご説明いたします。  白い表紙の事項別明細書310ページから313ページをお開きください。  白い表紙の事項別明細書310ページの第2項公共土木施設災害復旧費、予算現額8,000万円でございます。その内訳は、312ページの上段の第1目道路橋りょう河川等災害復旧費、予算現額7,000万円、第2目都市計画施設災害復旧費、予算現額1,000万円でございますが、災害が発生しなかったことなどにより、全額不用といたしております。  説明は以上でございます。 66 富川忠孝委員長 これより質疑に入ります。  それでは、質疑を終結します。
     討論に入る前に、理事者の交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午後1時46分=           =再開 午後1時56分= 67 富川忠孝委員長 委員会を再開します。  次に、討論に入ります。何かご意見ありませんか。 68 津村国弘委員 ただいま議題となりました第96号議案「平成21年度長崎市一般会計歳入歳出決算」のうち、当委員会に付託されました決算について、反対の意見を申し上げます。  簡潔に申し上げたいと思いますが、第一に、上水道費のうち、南部広域水道企業団への繰出金の問題であります。もう既にご承知のように、この南部広域水道については、本明川ダムが検証ダムとなっております。直ちに企業団からの撤退を強く求めたいと思います。  この決算に上げられた、特に出資金1,280万円ですけれども、これは送水管の布設の工事であります。これまで全体の17.2%が施工済みでありますけれども、その間、約1億円の投資がなされているわけです。もし検証ダムがストップした場合に、この1億円というのは土に埋もれたままという形にもなるわけでありますので、やはり早くこの企業団から抜けることを求めたいと思います。  2つ目には、長崎新幹線を長崎駅まで導入するという前提で行われている長崎駅周辺土地区画整理事業、連続立体交差事業、新幹線対策費などは認められません。  3点目に、小ヶ倉蛍茶屋線について、会計年度独立の原則、地方自治法第208条に違反しており、認めることはできません。  以上、討論とします。 69 緒方冨昭委員 本議案に不認定の立場から意見を申し上げます。  まず、さきの議会でも議論になりました小ヶ倉蛍茶屋線の関係でありますけれども、これは一言で言えば、議会軽視も甚だしいということをまず指摘しておきたいと思います。  それから、予算の流用もさることながら、予算の流用については、これは街路事業の予算をもうほとんど小ヶ倉蛍茶屋線に流用しておるわけですけれども、そしたら、いったい何のための予算審議だったのかということで、今後の予算審議にも影響を与えんとも限らんような、私は重大な問題だというふうに思っております。  したがって、予算審議がそういった無駄な予算審議になったと。その原因をつくったのは当局であるというふうに指摘をしておきたいと思います。  それから、これは先ほども出されましたけれども、会計年度独立の原則から言えば、到底認めがたいということを指摘しておきたいと思います。  そのほか、まだたくさんありますけれども、例えば、いわゆる予算管理と事業管理、こういうものは全く不十分というよりも、なされていなかったということも、これは大きな反省をしていただきたいというふうに思っております。  そのほか、個々具体的にもありますけれども、例えば、道路公園部でも道路協会負担金とか、あるいはほかにも2つ、道路公園部で3つありましたけれども、いわゆるこの種の協会負担金というのがほかの部局にもあるとしたら、早急に見直しをしていただきたいと思います。  これは、決算資料も今まで出さずに、出てきたと思ったら、900万円集めて、300万円ぐらい執行して、600万円ぐらい次年度繰り越し、そして、そのプラス、スーパー定期預金までしておるというずさんな経理の状況が明らかになりましたけれども、この種の措置がされるということは、私ども議会も、いわゆる行政の監視機能として役割を果たしていなかったという反省は残りますけれども、こういうことが二度と生じないように、早急に是正措置を行っていただきたいと思いますし、もし予算が執行されてなかったら、予算の執行停止も含めてご検討をいただきたいというふうに思っております。  それから、公務中の交通災害が非常に多いと。これはやっぱりたびたび本会議でも議員のほうから指摘をされておりますけれども、これも環境部が中心だと思っておりましたら、ほかのところも非常に余りにも本当に運転の免許証を持っておるのかなと思われるぐらい交通事故が多いと。こんな交通事故の多い社会があったのかなということを改めて感じましたけれども、各部局においては絶対交通ルールを守って、交通事故がないように、これは道路交通法で決められた運転をしておけば、そんなここに出てくるようなこんな事故の多発というのはないはずですから。  そして、もう少しやっぱり公務上の事故といっても、やっぱりこれはもう少し運転者本人にも責任を持たせるようなことも検討いただきたいというふうに思います。  ほかにもたくさん指摘事項はあるんですけれども、余り多過ぎて忘れた嫌いもありますけれども、いずれにいたしましても、以上のことを付言して、不認定の意見といたします。 70 深堀義昭委員 第96号議案「平成21年度長崎市一般会計歳入歳出決算」、当委員会に付託をされた部分について、不認定の立場から意見を申し上げます。  審査をしております中で、悪いところばかりがあったわけではありません。都市公園等を含めて、維持管理については非常に神経を使って立会をしたり、また、適切に修理、保全というものをやっていることが非常に顕著にこのごろ見えてきたなというふうな感じがいたします。なぜかというと、やはりその地区に任せておった委託先の老人会とかなんとかがだんだん撤退をしていくという時期に、そういうものを保全していくというのは非常に難しい時代ですので、心から感謝をいたしているところでございます。  しかし、合併7町等を含めて、執行残を見る限りは仕事をしていない。これはどこの部署が仕事をしていないというふうに申し上げません。全体的に仕事をしていない。執行残が多過ぎる。先ほども緒方委員からも話がありましたが、予算の適切な要求、そして、その執行、お金が残るのが入札差金とかなんとかで残ったというのは、これある意味では仕方がないと思うんです。そうじゃなしに、実際の工事をしきらないで、指名にもかけていないという形で残っているとするならば、これは問題が起こってくる。  そして、合併7町については、ほとんどしなければならない仕事、常日ごろの維持の問題、これは部長聞いておってください、この問題だって、行政センターはやりきらないんですよ。センター長の権限が少ない、金額的に。そうすると、不平不満はその地区には固まっていくだろう。  それから、住宅の問題にしても、これだけたくさん住宅を抱えて、不要な住宅の撤去をやっていない。火災が起き、事件が起きたらどうするのかという一義的な人権の問題から含めて、適切な処理を早急にされるように強く要望いたします。  都市計画部の問題につきましては、先ほどお二人の委員のほうから反対の意見がありました。これは、ある意味で適切な指導をするべき副市長が2人もおりながら、一人は財政部上がり、一人は都市計画関係上がりの両副市長が、目が届かないというような言いわけをするような事件ではない。これは全庁的にその責務が問われるときが来るだろうと私は思います。そういう意味の中で、この決算について、まして、この決算の過程に入る前の平成21年、平成22年にかかわる事業費の中で、委員会に対しての適切な報告、後の財政的な措置、これがなされていないということを強く指摘して、不認定の意見といたします。 71 富川忠孝委員長 ほかにありませんか。  それでは、討論を終結します。  これより採決いたします。  賛成意見がございませんので、第96号議案「平成21年度長崎市一般会計歳入歳出決算」のうち、本委員会に付託された部分について、全会一致で不認定とすることにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 72 富川忠孝委員長 異議なしと認めます。  よって、本案は不認定とすべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午後2時8分=           =再開 午後2時10分= 73 富川忠孝委員長 委員会を再開します。  第99号議案「平成21年度長崎市土地取得特別会計歳入歳出決算」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 74 池田道路公園部長 第99号議案「平成21年度長崎市土地取得特別会計歳入歳出決算」についてご説明いたします。  白い表紙で厚目の冊子になっております事項別明細書は360ページから363ページでございます。青色の主要な施策の成果説明書は450ページから452ページ、黄色い表紙の審査意見書は93ページから94ページでございます。  それでは、白い表紙の事項別明細書の360ページから363ページをごらんいただきたいと思います。  決算総額は、歳入が10億8,901万9,614円で、前年度に比べ16.4%の減となっております。また、歳出は10億8,784万904円で、前年度に比べ9.2%の減となっております。  それでは、まず歳入についてご説明いたします。  事項別明細書の360ページ、361ページをお開きいただきたいと思います。  第1款財産収入、第1項財産運用収入、第1目財産貸付収入は、収入済額279万3,177円で、その主なものは、本会計で取得した土地を公共用地などに利用するまでの間、一時的に貸し付けた収入によるものでございます。  第2項財産売払収入、第1目不動産売払収入は、収入済額5億4,717万9,628円で、これは先行取得しておりました4,862.52平方メートルを19事業の事業用地及び代替地として売却したものでございます。  第2款諸収入、第1項雑入、第1目雑入は、収入済額3億6,840万1,311円で、その主なものは、土地開発基金からの借入金でございます。  第3款繰入金、第1項基金繰入金、第1目土地開発基金繰入金は、収入済額6,544万3,910円で、これは、本会計保有地を地権者に代替地として払い下げる場合、鑑定価格で売却することとしておりますが、その際に発生しました売却による差益損、差損額を土地開発基金から本会計に繰り入れたことによるものでございます。  第4款繰越金、第1項繰越金、第1目繰越金は、収入済額1億520万1,588円で、これは前年度に繰り越ししたものでございます。  以上が収入でございます。  続きまして、歳出についてご説明いたします。  事項別明細書の362ページ及び363ページをごらんいただきたいと思います。  第1款土地取得事業費、第1項土地取得事業費、第1目公共用地取得費は、支出済額4億7,328万268円となっております。  内訳につきましては、青色の表紙の主要な施策の成果説明書450ページから452ページをごらんいただきたいと思います。  451ページの中ほどに表に記載しておりますが、都市計画道路中通り線道路改良事業用地など、19事業に伴う事業用地及び代替地の先行取得に伴う諸費用でございます。  また、事項別明細書363ページでございますが、翌年度繰越額は117万8,710円となっております。これは、市道中川鳴滝3号線道路改良事業において、用地売買契約は締結したものの、移転に日時を要し、年度内に移転が完了しなかったことについて繰り越しを行ったものでございます。  続きまして、第2目土地開発基金積立金は、支出済額1,340万5,042円で、これは、本会計から生じた運用益金を同基金に積み立てたものでございます。  次に、第3目土地開発基金借入金償還金は、支出済額6億115万5,594円で、これは、同基金からの借入金に対する償還金でございます。  次に、不用額についてご説明いたします。  事項別明細書の363ページをごらんいただきたいと思います。  不用額欄に記載のとおり、12億6,637万1,974円となっております。これは、主に第1目公共用地取得費において、公共用地の先行取得が予定を下回ったことにより、7億3,464万8,610円、第3目土地開発基金借入金償還金において土地売却が予定を下回ったことにより、4億7,542万1,406円が不用額となったものでございます。  以上が平成21年度長崎市土地取得特別会計の決算内容でございます。よろしくご審議のほどお願いいたします。 75 富川忠孝委員長 これより質疑に入ります。  それでは、質疑を終結します。  次に、討論に入ります。何かご意見ありませんか。  それでは、討論を終結します。  これより採決いたします。  第99号議案「平成21年度長崎市土地取得特別会計歳入歳出決算」について、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 76 富川忠孝委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時16分=           =再開 午後2時18分= 77 富川忠孝委員長 委員会を再開します。  次に、第101号議案「平成21年度長崎市駐車場事業特別会計歳入歳出決算」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 78 馬場都市計画部長 第101号議案「平成21年度長崎市駐車場事業特別会計歳入歳出決算」について、その概要をご説明いたします。  白色の表紙の事項別明細書は372ページからでございます。それから、青色の表紙の主要な施策の成果説明書は455ページからでございます。それから、黄色の表紙の審査意見書は97ページからでございます。それぞれ記載をいたしております。  駐車場事業特別会計の決算総額は、歳入歳出ともに同額の6億9,077万1,382円となっております。前年度との比較では、歳入歳出ともに14.9%の減となっております。  それでは、まず歳入についてご説明いたします。  白色の表紙の事項別明細書372ページをお開きいただきたいと思います。  歳入の主な内容でございますが、第1款使用料及び手数料、第1項使用料、第1目駐車場使用料の収入済額は3億6,289万503円で、対前年度比0.9%の減、金額にして361万6,004円の減となっております。これは、主に桜町駐車場、市民会館地下駐車場、茂里町地下駐車場、松山町駐車場の駐車場使用料が減少したものでございます。  次に、第2款繰入金、第1項一般会計繰入金、第1目一般会計繰入金の収入済額3億2,737万6,530円は、駐車場の建設に伴います借入金に係る元利償還金のほか、本特別会計の収支不足分について一般会計から繰り入れたもので、対前年度比2.2%の減、金額にして742万2,775円の減となっております。  次に、第3款繰越金については、収入済額はございません。  次に、第4款諸収入、第1項雑入、第1目雑入の収入済額は50万4,349円でございますが、駐車場に設置しております自動販売機などの電気使用料が減少したことなどにより、対前年度比6.2%の減、金額にして3万3,594円の減となっております。  次に、歳出についてご説明いたします。  恐れ入りますが、374ページをお開きいただきたいと思います。  第1款駐車場費の支出済額が1億6,859万3,054円で、対前年度比3.6%の減、金額にして633万6,809円の減、不用額は643万7,946円となっております。この不用額の主なものといたしましては、駐車場管理費におきまして、小修繕、小さな修繕に係る管理委託費が当初の見込みを下回ったことなどによるものでございます。  次に、第2款公債費は、支出済額が5億2,217万8,328円で、これは駐車場の建設費に伴います借入金の元利償還金でございまして、対前年度比18%の減、金額にして1億1,433万5,560円の減となっております。  なお、決算内容の詳細につきましては、お手元に提出しております委員会資料に基づきまして、都市計画課長から簡潔にご説明をさせていただきます。 79 原田都市計画課長 それでは、お手元にお配りしております委員会資料に基づきご説明させていただきます。  1ページをお開きください。  これは、市営駐車場の概要を記載したものでございます。  1の市営駐車場の目的と役割や2の収容台数と管理運営につきましては記載のとおりでございまして、7つの駐車場の総収容台数は、バス、普通車及び二輪車を合わせて1,241台となっております。  なお、施設の管理につきましては、それぞれ指定管理者に運営を行っていただいているところでございます。  表の右から2列目の指定管理者欄には、左側に現在の指定管理者、そして右側には今回、決算に係る指定管理者名を記載させていただいております。
     次に、2ページをお開きください。  平成21年度の収支決算の状況についてご説明いたします。  この表は、駐車場事業の収支について、平成20年度と平成21年度の決算を並べて記載しております。  歳入のうち、使用料といたしましては、駐車場使用料が3億6,206万735円、それと、自動販売機などの設置に係る土地使用料などでございます。  駐車場使用料につきましては、対前年比0.98%の減となっております。この減の主な理由といたしましては、観光地周辺の駐車場においては、さるく効果や高速道路の料金の引き下げなどに伴いまして増収となりました一方、その他の駐車場におきましては、周辺施設の利用者が減少していることなどにより、前年度を下回る結果となったものでございます。  次に、その他のうち、繰入金ルール分についてでございますが、これは、駐車場建設に係る起債の元利償還に充てるため、表の欄外に注意書きしております算定方式に基づき、一般会計からルール分として繰り入れたものでございます。  平成21年度は平和公園及び茂里町地下駐車場の各駐車場に係る繰り入れ対象の起債償還利子が減少したことに伴い、前年度と比較して減少をいたしております。  次に、市債借換分でございますが、これは、茂里町地下駐車場建設において、平成20年度に借りかえをしたものでございまして、平成21年度は行っておりませんので、皆減ということになっております。  以上により、赤字補てん分を除く歳入の合計は、表の中ほどの合計(A)のところに記載しておりますが、4億6,215万4,427円で、対前年度比1億2,661万1,631円の減、率にして21.5%の減となっております。  ちなみに、平成20年度の先ほどの市債を除いた収支では、対前年度比としては3.55%の減ということになります。  次に、歳出についてご説明いたします。  駐車場管理委託費は、対前年度比、率にしまして1.58%の増となっております。これは、7つの駐車場の指定管理者への駐車場管理委託費において、特に小修繕に係る委託料が前年度の決算額を上回ったことによるものでございます。  次に、事務費でございますが、対前年度比133万9,280円の減、率にして2.85%の減となっております。これは、需用費において光熱水費の縮減がなされたこと、また、公課費において支払消費税も減になったことなどによるものでございます。  次に、公債費でございます。これは、平和公園駐車場や茂里町地下駐車場などの建設に要した起債の元利償還金でございます。5億2,217万8,328円を支出しており、対前年度比としては1億1,433万5,564円の減となっております。内訳としましては、元金の通常償還分が対前年度比3.13%の増となっております。この主な理由といたしましては、平和公園駐車場に係る償還元金の増によるものでございます。  次に、利子につきましては1億466円で、対前年度比、率にいたしまして14.91%の減となっております。この減の主な理由といたしましては、これも平和公園駐車場に係る償還利子が減少したことによるものでございます。  なお、起債の償還状況につきましては、後ほど6ページでご説明させていただきます。  歳出の合計といたしまして、表の下から3段目の合計(B)に記載していますとおり、6億9,077万1,382円で、対前年度比、率にいたしまして14.87%の減となっております。  以上により、歳入(A)と歳出(B)を比較いたしますと、収支不足が2億2,861万6,955円となりますが、これは全額一般会計からの赤字補てん分の繰入金で措置をいたしております。  したがいまして、一般会計からの繰入金の総額といたしましては、歳入の欄の上から5段目に記載しております繰入金ルール分と、表の最下段に記載しております赤字補てん分、合わせて3億2,737万6,530円ということになります。  ちなみに、対前年度比としまして、率としましては2.22%の減ということになっております。  次に、資料の3ページをお開きください。  これは、2ページの駐車場事業収支決算を駐車場別に記載したものでございます。表の下から2段目の歳入と歳出の差額(A-B)をごらんいただきたいと思います。この表の駐車場としましては、市民会館地下及び松が枝町の2つの駐車場については、公債費の負担を含めましても、歳入が歳出を上回っている状況でございます。あとはご参照をお願いしたいと思います。  次に、4ページでございます。  4ページが駐車場管理委託費を各駐車場別に比較したものでございます。これも駐車場ごとの主な増減理由を記載しておりますので、ご参照をお願いしたいと思います。  次に、5ページでございます。  これは、過去3年間の駐車場の利用状況の推移を記載したものでございます。ご参照ください。  次に、6ページでございます。  これは元利償還の調書でございまして、表を塗りつぶしているところが平成21年度償還分でございます。元金としまして、23億9,733万66円でございます。利子につきましての未償還利子としましては2億5,752万7,015円でございます。それと、償還終了年度としましては、全体で平成35年を予定しております。  次に、7ページでございます。  これは起債償還と単年度収支の状況でございまして、これでいきますと、平成27年には、今の状況でいきますと、黒字に転換をするということで考えております。  それから、8ページは7つの駐車場の概要を記載しております。ご参照ください。  説明は以上でございます。 80 富川忠孝委員長 これより質疑に入ります。 81 津村国弘委員 お尋ねしますが、実はことしの6月の議会に職員の状況、人件費総額、最低時給というのの資料が提出をされました。その中で、7つの駐車場で正規の雇用が14、嘱託または臨時が24、その他が10というふうになっていますが、嘱託または臨時、その他、この職員については、福利厚生というのはどういうふうになっているんでしょうか。 82 宮崎都市計画課総務係長 ただいまご質問がございました福利厚生についてでございますが、法的な福利厚生、いわゆる厚生年金ですとか、雇用保険ですとか、そういったものは法律等の規定に基づいて、それぞれの事業者のほうで適切に対処がされているというふうに考えております。  それから、それ以外のものにつきましては、これはそれぞれの事業者のほうでいろんな制度等を持たれているというふうに考えておりますので、その詳細まではちょっと把握はしておりません。  説明は以上でございます。 83 津村国弘委員 最低時給というのもあるんですね。650円から928円までの間で駐車場ごとに違っています。長崎県の最低の時間給というのは11月から642円ということになりますが、この最低時給という点について、やはり市民の暮らしの向上という面から見ても、これが指定管理者任せというふうになっているのか、一定、最低この程度は考えてほしいというような市の指導といいますか、そういう申し入れといいますか、そういうものがなされているんですか。全く指定管理者の自由裁量ということなんでしょうか。 84 原田都市計画課長 考え方としましては、法律に基づいた雇用体制をとっているわけでございますので、そこで発生する部分で、それが例えば最低賃金を下回るとか、そういう話になるとこれはおかしい話で、私どものほうも指導していかなければいけないと。今のところはそういうことはございませんので、やっぱり事業者主体で考えております。  以上でございます。 85 富川忠孝委員長 よろしいですか。ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結します。  次に、討論に入ります。何かご意見ありませんか。 86 津村国弘委員 第101号議案「平成21年度長崎市駐車場事業特別会計歳入歳出決算」について、反対の意見を申し上げます。  この駐車場の予算のときも反対をしたんですけれども、一番危惧されるのが、やはりこの駐車場の指定管理者によって福利厚生だとか、あるいは賃金の水準だとか、こういうものがやはり心配であったわけですね。そういう点は今質疑の中で明らかになりましたけれども、嘱託とか臨時職員については、詳細にどうなっているのかつかめていない。それから、給与については、この最低賃金が守られておれば、これはそれで了とするというようなことでありました。私はそこが一つ心配なんですね。ですから、うちの会派から一般質問などでも公的契約をきちっとしたほうがいいんじゃないかと。今のこの日本の不況というのは内需が非常に悪いわけで、特に長崎県は県民所得というのはもう一番最下位というような状況が続いているわけですから、そういう点では、やはりこの指定管理者制度より直営で行ってね、やっぱり働く人たちのきちんとした権利と給与を守っていくという立場に立っていただきたいということを申し上げて、反対討論とします。 87 深堀義昭委員 賛成の立場でご意見を申し上げたいと思いますが、一定の観光行政等々について民間の力の導入、また、管理の問題等について積極的な知恵、また、能力というのを活用しようという形で指定管理にいたしました。市の職員の定数減等々も含めた形の中で、決算を見ますと黒字に向かう年数も決まってきたようでございます。今、反対討論にありました形のものは一切ないということの了解点に立ちながら、指定管理業者のほうにはそのようなことがないことを確認していただきたいことを要望を付して、この決算を認定をすることに賛成いたしたいと思います。 88 富川忠孝委員長 ほかにありませんか。  それでは、討論を終結します。  これより採決いたします。  ご異議がありますので、挙手により採決いたします。  第101号議案「平成21年度長崎市駐車場事業特別会計歳入歳出決算」について、原案のとおり認定することに賛成の委員の挙手を求めます。        〔賛成者挙手〕 89 富川忠孝委員長 賛成多数であります。  よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。  以上で本委員会の審査はすべて終了いたしました。これをもちまして、建設水道委員会を閉会いたします。           =閉会 午後2時39分=  上記のとおり委員会会議録を調製し署名する。  平成23年1月12日  建設水道委員長    富川 忠孝 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...