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  1. 長崎市議会 2009-02-10
    2009-02-10 長崎市:平成21年文教経済委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前10時25分= 西田実伸委員長 出席委員は半数以上であります。ただいまから文教経済委員会を開会いたします。  まず、審査日程(案)についてお諮りをいたします。議案審査などにつきましては、既にお配りしております日程(案)のとおりであります。以上の日程(案)のとおり審査することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 2 西田実伸委員長 ご異議ないと認めます。よって、審査日程(案)のとおり審査することに決定いたします。  それでは、議案審査に入ります。  第1号議案「平成20年度長崎市一般会計補正予算(第5号)」のうち、本委員会に付託された部分を議題といたします。  審査の方法については、原則として各項ごとに理事者から説明を受け、質疑を行った後、討論、採決に入りたいと考えています。  なお、第7款商工費第1項商工費は、商工部及び文化観光部の所管でございますが、所管部局ごとに分けて審査することにいたしたいと思います。  また、審査の順序については、審査日程(案)とともに配付しております「歳出審査早見表」のとおり進めたいと考えていますが、これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 3 西田実伸委員長 ご異議ないようですので、そのように進めさせていただきます。  それでは、第2款総務費第1項総務管理費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 4 樫山文化観光部長 議案の説明に入らせていただきます前に、昨日閉幕いたしました2009長崎ランタンフェスティバルにつきましては、おかげさまで期間中大きな事故もなく終了することができました。ありがとうございました。  肝心の集客数につきましては、もうご承知のとおり80万人ということで、日並びでありますとか天候でありますとか、そういったふうなこともありまして、昨年の91万人には及びませんでしたけれども、世界同時不況と言われている中、一定の成果はおさめることができたと思っております。  ここに、文教経済委員会の委員の皆様方初め市議会の皆様方のこれまでのご指導、ご協力に心より感謝申し上げまして、ご報告とさせていただきます。本当にありがとうございました。  それでは、第1号議案「平成20年度長崎市一般会計補正予算(第5号)」第2款総務費のうち、文化観光部の所管に係るものについてご説明をさせていただきます。  補正予算書の18、19ページをごらんください。  今回補正をお願いさせていただきますのは、第2款総務費第1項総務管理費第8目文化振興費の中の説明欄に記載させていただいておりますブリックホール設備整備事業費4,000万円でございまして、これは長崎市民の文化振興の拠点でありますブリックホールの機能を維持し、安定した稼働を図るため、ブリックホールの舞台設備等を改修させていただこうとするものでございます。
     なお、詳細につきましては、資料に基づきまして文化振興課長より説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 5 福田文化振興課長 第8目文化振興費につきまして、委員会資料によりご説明を申し上げます。  予算に関する説明書では、先ほども部長が申しました18ページ及び19ページでございます。  委員会提出資料の1ページをお開きいただきますでしょうか。  まず、1.概要でございます。国の2次補正に伴う地域活性化・生活対策臨時交付金を活用し、コミュニティ機能の再生策として、市民の地域文化振興の拠点であるブリックホールの機能を維持し、安定的な稼働を図るため、ブリックホール舞台設備等の改修を行うものでございます。  2.事業内容でございますが、舞台関係で2,000万円、舞台以外で2,000万円を計上しております。  内訳につきましては、2ページをお開きいただけますでしょうか。  まず、舞台関係でございますけれども、舞台機構の改修といたしまして1,650万円を計上しておりますが、これは右側の内容の欄に記載のとおり、舞台機構のつり物等用の減速機内に充てんをしてありますギア油の取りかえ、それから制御盤内直流電源装置の取りかえ、ワイヤーロープの一部の取りかえでございます。  次に、舞台音響機器改修として230万円を計上しておりますが、これは内容欄に記載のとおり、メーンスピーカーの改修、それからワイヤレスマイクの取りかえでございます。  次に、舞台照明設備等改修といたしまして120万円を計上しております。これは内容欄に記載のとおり、舞台照明卓の液晶表示装置の取りかえ、持ち込み照明器具等に電気を供給する器具の新設でございます。  次に、舞台以外でございますけれども、国際会議場映像システム更新といたしまして500万円を計上しておりますが、これは内容欄に記載のとおり、プロジェクター、映写装置でございますけれども、プロジェクターに送る信号を操作するパソコン・制御システムの更新でございます。  次に、空調関係改修として820万円を計上しておりますが、これは内容欄に記載のとおり、空調機の排気用インバーターの取りかえ、パッケージエアコン用の冷媒循環装置の取りかえでございます。  次に、中央監視システム用無停電装置等改修といたしまして680万円を計上しておりますが、これは内容欄に記載のとおり、無停電装置の取りかえ、それから冷却塔のファンモーター、軸受けの取りかえ、それからロビーでありますホワイエのロールカーテン電動巻き上げ機の取りかえでございます。  恐れ入りますが、資料の1ページにお戻りいただけますでしょうか。  3.事業費の内訳でございますが、事業費4,000万円のうち、2,809万9,000円が地域活性化・生活対策臨時交付金で、残りの1,190万1,000円が一般財源でございます。  次に、繰越明許費についてご説明いたします。  予算に関する説明書では58ページ及び59ページでございます。  それから、予算資料の1ページの下のほうに記載をしておりますけれども、単独事業のブリックホール設備整備事業費につきましては、当初予算に計上しておりました500万円を除き、今回計上しました4,000万円につきましては、それぞれの設備の改修に一定の時間がかかり、今年度執行することができないため、その全額を来年度に繰り越そうとするものでございます。  説明は以上でございます。 6 西田実伸委員長 これより質疑に入ります。 7 毎熊政直委員 今回のブリックホール設備整備事業費ですけれども、これは今説明があったように、臨時交付金を活用しと。これは大体もともと文化観光部としては、これだけの補修とか改修とか取りかえとか、こういうのはもともと何年度にやる予定でいたのか。それとも、こういう臨時交付金が出てきたもんだから、慌てて何か探して、この際かえておこうかということで、耐用年数を無視してこれにされたのか、そこら辺をちょっと教えてください。 8 福田文化振興課長 これらの事業につきましては、21年度以降の長期計画の中で順次やっていくようにいたしておりました。今回この臨時交付金制度によりまして、非常に有利な、通常であれば一財対応となるんですけれども、有利な財源が使えるということで、ブリックホールの機器を安定させるために今回計上をしております。  耐用年数につきましては、おおむねメーカー推奨が5年から10年というのがほとんどでありまして、ブリックホールもできて10年ということで、これを機に今後こういった改修が出てくるものを今回取り組もうということでございます。  以上でございます。 9 毎熊政直委員 21年度からする予定だったと。ちょこちょこと少しずつやっていく予定でしたということで、有利な交付金が出てきたものだから、この際それを活用させて一遍にやろうということですけど、これ耐用年数を5年から10年と言われましたけど、この舞台関係で舞台装置以外ということで、壁も10年したらおおむねはがれると、タイルも、ブリックホールは。このブリックホール自体も舞台関係も本当に10年ということで、もともと最初から設置するときから10年と、この舞台関係も、設備関係も、今回補修する分、最初から10年ぐらいの耐用年数しかないですよということでこの舞台装置もつけていたんですか、最初からわかっていて。 10 福田文化振興課長 機器に関しては、建物の耐用年数とはまた違いまして、そういう機械器具類に関しましては、やはり一定5年から10年という部分がございまして、他館につきましても10年から20年にかけてなかなか予算が状況を見ながらついているという部分がございます。アクロス福岡とかそういったところにつきましては、そういうギア油は5年とか、舞台ワイヤーロープは7年とかいう部分で早く取りかえるところもございますけれども、私どもも現場のほうと話をする中で、一定保守点検をする中で、やはり非常に舞台機構はワイヤーロープ等つり物が非常にバトン等あるということで、そこについて、もしそういう事故が起こったら非常に危険であるというもので、早目、早目にそういう点検、取りかえ等を行わねばならないということで一応中期計画のほうでもずっと上げてきたものでございます。  以上でございます。 11 西田実伸委員長 ほかにございませんか。  それでは、質疑を終結します。  次に、第7款商工費第1項商工費のうち、文化観光部所管部分の審査に入ります。 12 樫山文化観光部長 次に、第1号議案「平成20年度長崎市一般会計補正予算(第5号)」第7款商工費のうち、文化観光部の所管に係るものについてご説明をさせていただきます。  補正予算書の34ページ、35ページをお開きください。  第7款商工費第1項商工費第4目観光費の説明欄のところにございます観光イルミネーション事業費1,000万円、これが今回補正をお願いする分でございます。  内容といたしましては、冬場の長崎観光の集客力向上策として、出島・旧居留地地区における公園や公共施設を中心にLED、発光ダイオード照明を活用したイルミネーションを実施させていただこうとするものでございます。  詳細につきましては、提出させていただいております資料に基づきまして、さるく観光課長より説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 13 馬見塚さるく観光課長 第7款商工費第1項商工費第4目観光費の観光イルミネーション事業費につきまして、委員会提出資料の3ページをごらんください。ご説明いたします。  これは、江戸時代に出島で行われておりました阿蘭陀冬至を題材の一つに、出島からグラバー園がございます旧居留地にかけ、LED、発光ダイオードによるテーマ性があるイルミネーションを展開することで、長崎の個性を生かした12月初めから年末にかけての冬季の観光客の誘致及び地域の活性化を図るものです。  事業の内容としましては委託の形態をとりまして、業者によるトータルコーディネートのもと、装飾等の製作、それから設置、撤去、電気工事を行います。総事業費1,000万円、うち地域活性化・生活対策臨時交付金が702万5,000円でございます。  装飾エリアとしましては、出島から旧居留地地区一帯でございますが、資料の4.連携する周辺エリアにございますとおり、中心市街地の商店街等や教会におけるイルミネーション、こういったものと連携を図りながら、祈り、にぎわい、きらめきを統一したコンセプトとしてイメージを発信することで、市民から観光客の皆様まで幅広い方々に楽しんでいただきたいというふうに考えています。  なお、イメージの素案でございますが、資料の4ページのほうに記載しております。これはイメージということで、一応日程等も左肩のほうに12月1日から25日というふうな案ということですが、これはまだ確定したものではございません。これは、昨年のクリスマスシーズンに現在の状況の写真を撮ったものに合成してイメージをつくった、そういったものでございます。  繰越明許費につきましては、予算の説明書の60ページ及び61ページをごらんください。  以上でございます。 14 西田実伸委員長 これより質疑に入ります。 15 浦川基継委員 連携するエリアについてですけれども、今、括弧書きにされている浜んまち、夢彩都、アミュプラザ長崎、みらい長崎ココウォークなどと書いてあるんですけど、各商店街も何かしらそういった冬時期のイベントはしていると思うんですけど、そういったところで地域コミュニティの核とすれば、やはり商店街が中心にならないと全体の盛り上がりというか、と思うんですよね。そこで、例えば新大工とか住吉とか、そういった商店街に対するイルミネーションとかは今度は含まれていないんですか。 16 馬見塚さるく観光課長 この連携するエリアにつきましては、予算という意味での連携はございません。浜んまち、それからかもめ広場等も含めまして。予算化しておりますのは、あくまでも出島から旧居留地のエリアです。ここを新しい観光のスポットとするというのが1つなんですけれども、既存の商店街はそれぞれ独自にイルミネーションを展開されておりますので、こういったものとコンセプトを一緒に事前に協議をしながら、長崎全体の冬場のイメージを発信していきたいというふうなことでございます。当然、新大工のほう、住吉のほうもそういったコンセプトにのっていただけるようであれば、それもあわせて情報の発信は可能かというふうに考えております。  以上でございます。 17 浦川基継委員 そしたら、例えば、新大工とか住吉に対してそういった相談はもうされて、今回は乗らないということやったのですか。 18 馬見塚さるく観光課長 商店街につきましては、すべての商店街にまだお声かけをしている状況ではございません。まずは装飾をするエリア、それから教会等は非常に文化的な部分で難しい問題もありますので、事前に打ち合わせをしっかりさせていただいて同意をいただいて進めております。商店街につきましては、これは観光の視点と、あとは商工の振興の視点がございますので、商工のほうと連携して今からしっかり連携を組み立てていきたいというふうに、そのように考えています。 19 深堀ひろし委員 この事業は1年限りなんですかね。継続していく考えがあるのかどうか、お尋ねします。 20 馬見塚さるく観光課長 今の概算で見積もりをとっております。製作等がおおむねなんですが、約7割、設置・撤去が3割です。300万円前後だと思います。今のイメージでは、次年度以降はこの300万円程度予算化をさせていただければ継続することができるというふうに考えておりまして、一過性ではなくて、冬の長崎の一つの目玉というか、そういった形で継続していきたいというふうに考えております。 21 毎熊政直委員 今もちょっと出たんですけど、この長崎のまず夜景ということは今までずっとこの文教経済委員会でもいろいろお尋ねをしてきたんですけど、これも今回この臨時交付金を活用して、何かなかろうかということで慌ててこれを思いついたと。そして、来年以降は300万円ぐらい一般財源から組んでもらえば継続ができるでしょうということと思うんですけど、ここでトータルコーディネートのもとということであるならば、夜景もやっぱりもっとトータルでコーディネートをきちんとしてもらって、長崎の夜景はどういう形が一番いいのか、やっぱりそこまで先を見越して、これは一過性でこれだけ予算が国から交付されたものだから、これだけ、このエリアだけこういうことをやりましたでは、本当の長崎の夜景の魅力創出にはつながってこんと思うけど、トータルコーディネートのもと、この夜景ということについて今回少しそういう全体的な稲佐山からの眺望とか、逆に日昇館のほうから見た夜景とか、そういうものをコーディネートをそこまでやってみようという考えはないんですか。 22 樫山文化観光部長 夜景の魅力アップ、これについては宿泊にもつながる重要な施策であるということで、当委員会からもいろいろご指摘、ご指導をいただきながら、我々も20年度に予算をいただいて基本計画等策定に取り組まさせていただいているんですけれども、そういった中でいわゆる稲佐山山頂の魅力アップ、稲佐山から見た夜景の魅力アップというのは現在鋭意検討をさせていただいております。  また、今回お諮りさせていただいている分については、いわゆる稲佐山、あるいは鍋冠山とか、そういったふうな遠くから見た夜景というよりも、身近に親しむことができる部分の夜のそういったふうな魅力アップというふうなことで取り組みをさせていただこうと思っていますので、ぜひこれについては投資効果がしっかりあらわれるようにいろいろ工夫して進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 23 向山宗子委員 多分この写真をイメージ図を見させていただいたら、とってもすてきなものになると思うんですが、私はすごくすてきだなと思うんですけれども、1つちょっと質問させていただきたいんですが、結構、居留地エリアというのは出島からグラバー園、天主堂まで広いと思うんですね。予算もあるので、オブジェをつくっていくのにそんなにたくさんということはできないと思うんですが、観光客が見えられて、ぽつんぽつんと点在して、そこまで行かないと、この天使が昇っているのは見られないとか、何かとってもせっかくお金をかけてやる割に分散をされてしまって何かすごく寂しいものになるということもありはしないかという疑問があったことと、それよりももっと、例えば、このイルミネーションのスポットを限定してというか、コンパクトにして、うわあというような、そこに行けば見られると。要するに夜ですから、夜なかなか天主堂のほうに行かれる方はそんなに多くないんじゃないかと私は個人的に思うんですが、そういう案とかというのは検討されましたでしょうか。 24 馬見塚さるく観光課長 エリアにつきましては、出島から居留地のエリア、途中、出島ワーフは既に民間ベースでイルミネーションされておりますし、美術館もイルミネーションされています。それから、AIGでありますとか、レストランがございますが、レストラン、運河沿いもそれぞれイルミネーションされています。大浦のほうは地元の皆様が既にイルミネーションされているところがありまして、そういったところを結ぶような形で一連のルート化ができればというふうに考えています。確かに大浦の天主堂の並びの商店街等は閉店時間も早いんですが、当然ああいったところにも呼びかけをしまして、これは事業費としては1,000万円なんですけれども、市だけではなくて、商店街とか個人で、グループでイルミネーションされている市民の方もたくさんいらっしゃいますので、そういった方々も巻き込んでというふうに考えています。1カ所でというふうなところも、例えば神戸のルミナリエとか、そういったこともあるんですが、長崎の場合は長崎の個性といいますか、そういった部分を生かすならば、やはり出島でありますとか、居留地でありますとか、そういった歴史をしっかり伝える、ただクリスマスシーズンのお祭りではなくて、長崎がどういった歴史を持っているのかと、そういった部分を踏まえてPRをしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 25 平野だいとし委員 すばらしい取り組みではあると思うんですけれども、さらに、これは個人的なというか、私の独断になるかもしれませんけれども、先ほど話があった夜景も絡むんですけれども、長崎というものをやっぱりイメージさせる、来た方にさらにイメージさせるような取り組みとして、神戸では何か震災の後に山肌にそういう忘れられないようにということでイルミネーションでいろんなシンボルをされているということで、私も見てきたんですけれども、そういうことで長崎の方が来て、長崎は平和ですから、そういったシンボル、長崎が平和というものをイメージさせるようなそういったものを山肌に何かイルミネーションでそういうことを、太陽電池でも何でも最近ありますので、環境に優しい方法でそういったことも、これは要望ですけれども、ぜひ今からの夜景は絶対函館に負けないだけの、こういう計画的にきちっと取り組んでいけば、函館以上のすばらしい夜景も創出できるんじゃないかと思いますので、ぜひそういうことも踏まえた上で今後、今回は限定的なものでしょうけれども、今後のビジョンとして考えていただきたい。これは意見にさせていただきたいと思います。何かありましたら、お願いしたいんですけど。 26 樫山文化観光部長 先ほど申し上げましたけれども、いわゆる夜型観光、夜景の魅力アップというのは生産性の高い宿泊につながる重要な施策でありますので、そのあたりは大きな重点目標ということでしっかり取り組んでまいりたいと思っております。  以上でございます。 27 重橋照久委員 発光ダイオードを活用されておやりになると。発光ダイオードというのは非常に耐久性がよくて、そして電気代も普通の電灯の10分の1ぐらいというらしいですね。そういったことになりますと、非常に時期もいいし、そしてまた、こういった新しい器具というか、こういうものを活用してのイメージアップを図るということは非常に大事なことでもあると思うんですね。  それで、特にクリスマス前後というような時期を選んでおられるようですが、これは過去、水辺の森の今の大型客船なんかが着くところ、松が枝埠頭、あそこに県が大きなモミの木を持ってきて何年間か続けたはずですね。そしたら、それを見に行くという人たちで、長崎から先は大渋滞をするような、そういうことが過去ありましたよね。今それはやっておりませんが、あれは県の事業としてやっておったと思うんですね。ですから、この際こういう動線をつくって、そして楽しみの場を創出するということであれば、あわせて県の観光課あたりと連携をとってまた復活をしていただいて、そして長崎市民も、また観光客も楽しめるようなそういうこともあればいいんではないかなと。そういったことで、よければ県との連携をとった中でのそういう演出というものを活用して、これは倍生きてくるんじゃないかというふうに思うんですね。ぜひそういったことで連携をとられて、そしてやっていただければなと思いますが、何かそういったことで可能性があれば、もしよかったらお答えをいただければと思います。 28 馬見塚さるく観光課長 今、県、市共同で松が枝の埠頭にCIQの設備を改築しております。そういった会議の中で県の担当の方には、長崎市はこういったことを今から考えておりますということで、建設の時点で将来的な部分で何か織り込めるところがあったらご協力をお願いしたいということで、ちょうど先般の会議でお願いをしたところでございました。  そういったところで松が枝の埠頭等も含めて、大きなモミの木ができるかどうかはちょっとわかりませんけれども、県としっかり連携をとっていきたいというふうに考えております。 29 重橋照久委員 モミの木は島原あたりから運んで持ってきよったわけですね。どうしてさたやみになったのかわからんけれども、しかしながら、こういった光による演出方法がありますので、決してモミの木を実際生木を切って持ってくるというんじゃなくて、そういった演出というのはできると思うんですよね。これをお伺いして、これは長崎の年末のイベントとしてこれをもっと発展していくような気配すら感じられるんですね。ランタンフェスティバルみたいな形で。だから、ことしやると、また来年、再来年ぜひ充実させてやってくれんかというような要望は必ず出てくるんじゃないかなというふうに思いますよね。そういったことで、大いに期待をしながら、そういう県との連携もとりながら発展させていただければなというふうに思います。これは要望です。 30 奥村修計委員 ほとんど意見が出ております。今回のは期間限定であって、こういうふうな形でやることもいいと思いますけれども、夜景というのは立体的に街並みから見る夜景、そしてまた稲佐山等々山上から見る夜景というのは平面的に見えますよね。やはりこの辺を考えていかなければいけない。先ほど毎熊委員からトータルコーディネートということを言いましたけど、やはり長崎市内の夜景がどうあるべきかということをやっていただきたいと。今回のランタンのときも相当の数の車が夜景を見に稲佐山に登っておりましたね。まさにそのとき、せっかく登った後になかなか長崎の夜景が、これは冬の12月でしょう。ランタンのときはランタンの夜景が見えるじゃないかというと、これは平面にしか見えませんので、余り印象的にはすばらしいというまではいかないんじゃないかと思いますので、それを生かすために今駐車場もつくっておられますので、駐車場40台ができても、もっともっと台数が駐車場足らないと思うんですよ。そういう意味で、やっぱり来た方々に満足していただけるような夜景のあり方、長崎に登ったら本当にすばらしいということを年間を通してポイント的に絶対この夜景をつくらなければいけない場所というのはあるんですよね。  極端に私が申し上げますと、長崎市内は星のマークの記章ですから、できれば稲佐山から見たときに、長崎市内は星の形状的な拠点をつくって夜景を動線で結ぶと、これは非常にロマンチックになると思うんですよ。そういう中にこういう冬の期間限定、あるいはランタン期間中の夜景、そして全体的なふだん行っても長崎に行ったらこれだけすばらしいものが見えるんだというやはり長崎の港を活用した、この斜面を活用した夜景のあり方、私は非常に夢があると思うんですよ。稲佐山に登って見たときに長崎のまちが拠点、拠点に星座のごとく拠点をつくって、それを結んでみたら星のマークになると、これ非常に長崎の一つの夜景の売り方になると思います。本当に皆さん方も一緒の考えだと思っておりますので、これはやはりそういうことを考えられて、そして今言うように期間、期間のすばらしい夜景も演出することは大切だと思いますので、今回は本当にランタン期間中に稲佐山に相当の客が乗用車で登ったということも聞いておりますので、改善はしておられますけれども、さらなる対応できる形と、やっぱり山上から見た長崎のまちを立体化できるような夜景もひとつ考えてほしいと。これは大きな夢でございましょうか、発想ですから、要望としておきますけど、そういう考えがもしあられるとするならば、ちょっとご意見があれば聞かせていただければと。 31 樫山文化観光部長 先ほども聞いていただきましたけれども、今年度予算をいただいてそういったふうな全体的な夜景の魅力アップも含めて基本的計画を策定させていただいておりますので、ぜひその中で具体的にあらわすことができるようにしっかり取り組んでいきたいと思います。  以上でございます。 32 堤 勝彦副委員長 動線をつなぐというこのイルミネーションは大変ありがたいなと私自身は思っております。こういったものは夢であったので本当にうれしいんですが、1つ期間のことについてお尋ねをいたします。12月1日から25日までということで4ページに書いてありますけど、かもめ広場とか浜んまちは11月ごろから多分点灯しているような気がするんですね。ですから、そういうのを踏まえて各地区の方と商店街の方ともうちょっと連携を密にして、期間を1日からと決めず、ちょっと前からでもどうかなと思うんですが、そういうところはいかがでしょうか。 33 馬見塚さるく観光課長 冒頭ご説明しましたこのイメージの素案のところは、今仮に12月1日から25日ということで表示させていただいております。この詳細については、各商店街の皆様とかいろんなところからのご意見をいただきながら詰めていきたいというふうに考えております。  1つの考え方としましては、今回実は長崎さるくの幕末編というのを11月30日までやるもので、その最終日に点灯式じゃございませんが、そのようなメモリアル的な部分を持ってくればというふうなことで考えておりまして、飾りつけ等は当然その前から少しずつ入っていくと思いますので、その期間の中でどの部分がイベント的な位置づけになるのかというふうな意味合いの部分とライトアップの実際のシーズンというのはまた変わってくるのかなということで、その辺は各商店街の皆さんのご意見などを踏まえながら、それからまた教会の皆様のご意見を踏まえながら、あと地域の皆さん、そういった中でしっかり決めていきたいというふうに考えています。 34 西田実伸委員長 ほかにございませんか。  質疑を終結します。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午前11時5分=           =再開 午前11時10分= 35 西田実伸委員長 委員会を再開します。  次に、第6款農林水産業費第1項農業費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 36 溝口水産農林部長 第1号議案「平成20年度長崎市一般会計補正予算(第5号)」のうち、第6款農林水産業費第1項農業費の補正予算、繰越明許費についてご説明申し上げます。  お手元の予算説明書28ページから29ページをお開きください。  第3目農業振興費において、有害鳥獣対策費として1,300万円を計上いたしております。これは、国の2次補正に伴う地域活性化・生活対策臨時交付金を活用して、イノシシなど有害鳥獣により増大している農作物、生活環境被害を防止するため、有害獣の侵入防止に最も効果的である忍び返し付きワイヤーメッシュ柵を設置するものでございます。  次に、有害鳥獣対策費の繰越明許費でございますが、予算説明書の60ページから61ページに記載をいたしております。  有害鳥獣対策費につきましては、補正予算の成立後、早急に事業に着手することといたしておりますが、年度内に事業が完了する見込みがないため、事業費1,300万円を全額繰り越すものでございます。  詳細につきましては、農業振興課長より説明させますので、よろしくお願いいたします。 37 中嶋農業振興課長 水産農林部から提出をさせていただいております委員会資料をごらんいただきたいと思います。  1ページをごらんいただきたいと思います。有害鳥獣対策費として1,300万円を計上しております。  1.概要でございますが、近年、有害獣であるイノシシなどによる作物の食害や掘り起こし、さらに一般家庭の庭などの生活域まで出没をするなど、生活環境被害が増大をしております。日常生活の上でも非常に危険を感じておられる方が多く、相談件数も増加しております。そのうち、特に被害が多い箇所にワイヤーメッシュ柵を山林と生活域の間に設置をいたしまして、被害防止を図るものでございます。  2.事業内容のうち、(3)事業箇所でございますが、岩屋山地区及び稲佐山地区が特に被害が多いため、これらの箇所を重点的に約3キロメートルに設置を予定しております。具体的な設置箇所につきましては、今後、地権者との協議を行いながら、最も有効な場所を選び設置をしたいと考えております。  なお、今回は生活環境被害の防止策でございますが、農作物の被害防止のため、今年度は茂木地区におきまして27キロメートルにわたるワイヤーメッシュ柵を設置いたしましたが、引き続き21年度も農作物の被害防止のためのワイヤーメッシュ柵の設置の予算を計上することとしております。今後は市内全域に普及を図るように考えております。  次に、繰越明許費でございます。部長のほうからも説明がありましたとおり、1,300万円全額の繰り越しをお願いするものでございますが、具体的な理由といたしましては、ワイヤーメッシュ柵の設置箇所について地権者の調査でありますとか協議などを行う必要がありますので、期間を要するためでございます。  2ページには、忍び返し付きワイヤーメッシュ柵の図面と、今回、茂木地区で設置をした柵の写真を掲載しております。  3ページに設置の予定位置図を記載しておりますが、この中で被害家屋と隣接する箇所をポイント的に選び出しまして、延べ3キロメートルの設置を行う予定としております。  説明は以上でございます。 38 西田実伸委員長 これより質疑に入ります。 39 野口三孝委員 要望だけにとどめさせていただきますけれども、でき得れば、これご案内のとおり緊急対策でありますので、債務負担行為、これやむを得ないと思うんですよね。時期的なこと、そして広範囲を考えれば。大変でしょうけれども、ここで箇所づけで稲佐地区も出させていただいてありがたく思うんですけれども、被害が非常に頻繁にあっておりますので、早急にぜひお願いをいたしておきたいと思います。よろしくどうぞ。 40 西田実伸委員長 ほかにございませんか。  質疑を終結します。  次に、第6款農林水産業費第2項林業費の審査に入ります。
     理事者の説明を求めます。 41 溝口水産農林部長 第6款農林水産業費第2項林業費の補正予算、繰越明許費についてご説明申し上げます。  お手元の予算説明書30ページから31ページでございます。  第3目山林管理費において、市有林保護対策費として500万円を計上しております。これは、民家と市有林の隣接地において、台風等により発生した倒木、危険木を速やかに撤去して市民生活の安全を確保し、また森林病害虫などを早期に徹底的に駆除して森林を保全することを目的に実施するものでございます。  次に、市有林保護対策費の繰越明許費でございますが、予算説明書の60ページから61ページに記載しております。  市有林保護対策費につきましては、補正予算の成立後、早急に事業を実施することといたしておりますが、年度内の事業が完了する見込みがないため、事業費500万円を全額繰り越すものでございます。  詳細につきましては、農林整備課長に説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 42 原田農林整備課長 それでは、委員会資料に基づきましてご説明をさせていただきます。  資料は4ページでございます。市有林保護対策費500万円についてご説明いたします。  この事業は、市有林では、民地に隣接して、台風等により倒木のおそれがある危険木を年次的に撤去をしていっておるわけでございますが、今回、国の2次補正ということで、その事業を推進したいというふうに考えております。それともう一つ、松くい虫の駆除、これを行い、松林の保護を図るものでございます。  2の事業内容でございますが、支障木伐採につきましては、危険度が高い本河内地区、それから片淵、鳴滝地区及び小江原、春木、淵地区を約2,000平米程度の整備を行いたいと考えております。  それと、2番目の松くい虫の防除でございますが、場所としましては野母崎地区、それから市民の森などを松林の部分を行うというふうに考えております。  また、事業費は500万円でございますが、早期発注を考えております。しかし、年度内の執行がちょっと難しい部分がございますので、全額を繰り越そうということに考えております。  5ページがその位置図でございます。  説明は以上でございます。 43 西田実伸委員長 これより質疑に入ります。ありませんか。  1つだけ教えてください。  民家に隣接した倒木の関係ですが、これは民家の方々の自己申告になるんですか、それとも皆さんの調査の中での撤去になるんですか。 44 原田農林整備課長 2つあります。先ほど言ったように自己申告というか、危ないよということで見に来てくれというお電話相談があります。そして私どもが現場に行くというやり方、それから私どもがずっと現場を回る中で市有林の部分を管理する中で見つけ出す場合、いろいろございますけれども、一応両方とも対応はしていきます。  以上でございます。 45 西田実伸委員長 ございませんか。  それでは、質疑を終結します。  次に、第6款農林水産業費第3項水産業費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 46 溝口水産農林部長 第6款農林水産業費第3項水産業費の補正予算、繰越明許費についてご説明申し上げます。  お手元の予算説明書32ページから33ページでございます。  第1目水産業総務費において、【単独】旧水産振興会館施設整備事業費530万円を計上しております。これは旧水産振興会館、現長崎みなと会館の劣化した外壁の剥離、落下等を防ぐためにベランダ外壁タイルの部分改修を行うものでございます。  次に、第4目漁港建設費において、【単独】漁港施設小規模改良事業費2,000万円を計上いたしております。これは、戸石・野々串漁港において早急に整備が必要な小規模護岸改良工事などを実施するものでございます。  続いて、【単独】旧水産振興会館施設整備事業費並びに【単独】漁港施設小規模改良事業費の繰越明許費でございますが、予算説明書の60ページから61ページに記載いたしております。  両事業とも補正予算の成立後早急に事業の完了する見込みがないため、全額繰り越すものでございます。  詳細につきましては、担当課長より説明させますので、よろしくお願いいたします。 47 中路水産農林総務課長 まず、私のほうから、第1目水産業総務費についてご説明させていただきます。  委員会提出資料の6ページをお開きください。  第3項水産業費第1目水産業総務費でございますが、【単独】旧水産振興会館施設整備事業費として補正予算額530万円を計上しております。  まず、1の事業概要についてでございますが、これも同様に地域活性化・生活対策臨時交付金を活用し、旧水産振興会館の、現在は普通財産として市から貸し付けを行っておりまして、長崎みなと会館として宿泊施設等として営業がなされている施設でございます。劣化した外壁タイルの剥離、落下等を防止するための部分改修を行うもので、2の事業内容に記載のとおり、ベランダ外壁の手すり取り合い部の劣化したタイルを撤去し、モルタルを充てんするものでございます。  今回の事業は、市有施設の外壁タイルについて建築課において調査を行った結果、落下等の危険性があり、緊急度が高いと判断されましたので、臨時交付金を活用いたしまして外壁タイルの剥離、落下等を防ぐ安全確保のため、施設の所有者として必要最小限の補修を行おうとするものでございます。  次に、3の事業費の内訳といたしましては、事業費530万円のうち、臨時交付金が372万3,000円で、残る157万7,000円は一般財源となっております。  次に、4の施設の概要でございますが、所在地は丸尾町7番1号、地上4階建て、昭和45年8月に建設した建物で、平成15年6月末をもって水産振興会館としての用途を廃止いたしました。その後、普通財産として平成18年度から10年間の契約を締結し、年額700万円の貸付料で民間事業者へ貸し付けを行っております。  次に、資料の下のほうに記載をしておりますが、本事業については年度内に事業を完了する見込みがないため、予算現額の全額を繰越明許費として計上させていただいております。  次に、資料の7ページをお開きいただきたいと思います。  資料の上のほうに施設の位置図を、下のほうには現況写真を掲載しておりますので、ご参照いただきたいと思います。  私からの説明は以上でございます。 48 藤本水産振興課長 水産農林部提出資料の8ページをごらんください。  第4目漁港建設費の1【単独】漁港施設小規模改良事業費でございますが、この事業は、補助事業の要件に該当しない小規模の漁港整備事業等の事業費であり、漁港の整備や補修工事及び補助事業を目的とした事業の採択根拠となる基本計画業務委託の4件を実施しようとするものでございます。  最初の(1)戸石漁港、これは水産センターの横でございますけれども、護岸改良につきましては9ページの位置図をごらんください。  これは、牧島町の長崎市水産センター前面に位置する既設の護岸部分でございますが、この護岸の水たたき部分は車道としても利用しており、赤色で示しております幅員約4メートル、延長約200メートルが海水の影響による護岸裏の吸い出し現象により、至るところで路面が陥没しているため、車両や人の通行に支障があり、また管理上危険な状況でありますことから、水たたき部分を路盤の下側から改良する工事を実施するものでございます。700万円を計上させていただいております。  次に、順番は前後いたしますが、(3)戸石漁港、これは島の前地区でございますけれども、その基本計画策定でございますが、位置図は同じく9ページをごらんください。  先ほどご説明いたしました水産センターに隣接する地区の護岸でございますが、この地区は昭和46年に築造された既設の護岸で、近年、台風時の高潮や越波による護岸に隣接する背後家屋が被災しており、住民の安全を確保するため、早急な護岸整備が必要とされ、国庫補助事業の要望や採択を受けるために必要な費用対効果や基本計画の策定業務を委託するものであり、400万円を計上させていただいております。  次に、(2)野々串漁港係船護岸改良につきましては、10ページの位置図をごらんください。  野々串漁港は、野母崎地区で唯一の市管理漁港でございますが、図面左側に赤色で示しております施工箇所に隣接する臨港道路は一部が道路との併用護岸となっており、係船護岸としても利用されておりますが、道路面と海水面との落差が大きく漁獲物等の積みおろしや係船作業等が困難な状況でありますことから、護岸前面の道路面より約1メートル下がった位置に幅1メートル、延長67メートルの係船護岸を設置することにより漁業活動の円滑化を図るよう改良するものであり、500万円を計上させていただいております。  最後に、(4)野々串漁港基本計画策定につきましては、位置図は同じく10ページをごらんください。  図面中央部の漁港の入り口部分に位置します北防波堤、延長約80メートルと漁港の外側に位置します沖防波堤、延長60メートルは、高波により消波ブロックの沈下や老朽化等により、台風時には漁港内へ波が押し寄せ漁船の安全が確保できないことから、この防波堤の改良が必要とされ、国庫補助事業の要望や採択を受けるために必要な費用対効果や基本計画の策定業務を委託するものであり、400万円を計上させていただいております。  以上4件、事業費の合計は2,000万円でございます。  なお、これらの事業は年度内に完了しないため、当初予算の600万円を除く2,000万円全額の繰り越しといたしております。  説明は以上でございます。 49 西田実伸委員長 これより質疑に入ります。 50 鶴田誠二委員 1点だけちょっと教えていただきたいんですけれども、この水産振興会館ですね、現長崎みなと会館ですか、これは今回老朽化をしたことによっての改修工事として530万円という金額が計上されておりますけれども、これは当初貸し付けをするときの、この建物自体はかなり老朽化しておりますよね。それで、私の記憶の中では、これは貸し付けをするときに一定改修をして、その上に立って貸し付けをしてきたのかなというふうに思っているんですけれども、いわゆる10年間の契約期間ですが、例えば、今後改修がまた必要になってくるというふうになってくると、その都度その改修費用については長崎市のほうが支出するというような、そういう契約になっているんですか。 51 中路水産農林総務課長 今の修繕の費用負担の件でございますけれども、これは契約書上では、天災その他不可抗力、また法令改正により整備を要する場合を除き、それはすべて相手方の負担となっております。今回補正予算で計上している分につきましては、やはり市民の安全対策というふうなことで、市として所有者としての必要最低限の補正予算を計上させていただいております。  以上でございます。 52 鶴田誠二委員 そうすると、この工事をやる箇所自体が市民の安全といいますか、そういうものが脅かされるということの判断から今回改修するということになるんだろうと思いますけれども、どうなんですかね、その建物自体が例えば老朽化していって、市民の方々が建物の中を、いわゆる室内を使うというふうになったときに、そこに危険度があればまた同じような理由で改修するということになるんですか。もう少しその辺説明してください。  私の認識の中では、この貸付料、年額700万円というのは、かなり建物自体は老朽化してしまって、ほとんど使い物にならないといいますか、かなりひどい状態だったというふうに記憶しているんですけれども、そういう中で、一定の改修を図った上で、その中で貸付料を決めて貸し付けをしてきたというそういう経緯があるので、こういった一定の修繕については事業者のほうの責任といいますか、負担で行っていくという認識を持っていたんですけれども、先ほどの件についてはどうなんですかね。市民の安全性というところがどういうことを指して市民の安全性というふうに言われているのか。この場所自体にそんなに示されている写真のところでここは通行量はそんなにありますかね。ちょっとすみません、その辺。 53 中路水産農林総務課長 資料の7ページに施設の現況写真がございますけれども、今回補修を行おうとする部分は、ちょっと出っ張っておりますけれども、このベランダ部分の下のほうにちょっとタイルがございますけれども、そのタイルの落下を防止しようというふうなことで、それを剥離しようというものでございまして、このベランダの下のほうには駐車場もございますし、裏のほうにはレストランもございまして、一般市民の方も利用されておりますので、施設の宿泊所というよりも、この施設の駐車場とかレストランの利用者とか、そういった一般的な市民の安全を確保することで今回補正予算を計上させていただいております。 54 鶴田誠二委員 要望だけ申し上げておきたいと思いますね。やっぱり私先ほど言いましたような、ちょっと当初そういう認識を持っていたもんですから、そういうことで途中こういうことについては改修をやっぱり市の責任で行うよという今回のようなケースが今後もやっぱり生じてくるということもありますから、ある意味では一つの基準といいますか、完全にそこに当てはまらないかもわからないけれども、そういうものを設けていかないと、やっぱり今後いろんな問題を醸し出すんじゃないかなと思いますので、その辺はちょっと指摘をしておきたいと思います。 55 西田実伸委員長 ちょっといいですか、今の。今回タイルですよね。水産農林部だけじゃなくて、実はほかのところにもタイルの補修があるわけですね、ほかの所管にも。ということは、ブリックのタイルの剥離の関係で、建築課が再調査してからいろんなことが出たと思うんだが、それを一気にしましょうという1つの流れが市にあるんですかね。 56 中路水産農林総務課長 今回補正予算では、外壁改修についてはちょっと調べましたところ、7事業8施設が外壁の改修事業費が上がっております。今回やはり外壁タイルが落下して危険度が高いということで判断された施設を対象にしておりまして、ブリックホールにつきましては予算は計上されてないということでございます。 57 西田実伸委員長 ブリックじゃなくてほかの施設ですよ。ですから、ブリックがそういうことが発生したので調査をしたと。それに対して今回のいろんな予算に対して市として、その剥離の危ないタイルについて改修しようという一つの命令系統というか、そういう指示があるんですか。その中の一環かなどうかなと聞きたいんですが。 58 中路水産農林総務課長 今回、平成20年の10月から11月にかけまして、建築課のほうで市有施設についてすべて外壁タイルの状況を緊急調査を行っております。それに基づきまして緊急性が高いものについては今回は補正予算が計上されるということで伺っております。 59 西田実伸委員長 それが市民の安全性を保つためという位置づけでいいんですかね。 60 中路水産農林総務課長 そういうことになっております。 61 毎熊政直委員 これは水産農林部長じゃなくて本当は財政部長に聞かなくちゃならないことかもしれんけど、原課のほうの考え方としてお尋ねしますけど、今回国の臨時交付金を活用してと、これも交付金がほとんどで、水産農林部の今回の事業、これに基づく事業というのはおおむね一般財源から全部足しても1,000万円ちょっとというぐらいの事業費ですけど、これが繰り越していくということは、結局事業がこれだけ新たにふえるわけですね、21年度が。そうすると、予算もそれだけ1,000万円ぐらいは一般財源から繰り出すと。そうすると、21年度の予算、今度の3月議会で正式に議案として提出されるでしょうけど。ということは、もう全部足してほかの投資的経費がこの一般財源でこれだけ出した分でやっぱり予算が少しもともとの予定よりトータル的に減らそうとしているのか、それとも投資的経費はまだそのまま当初の交付金が出る前の考えでやっぱり一般財源のほうの投資的経費は減らさないように考えているのか。それともう一つは、これだけ事業がふえれば、そういう受ける原課の各部の人員体制、そういうものは当然、仕事量はふえてくるわけですので、そこら辺は来年21年度は仕事量も含めてどのような大体原課としては考えておられるのか、ちょっとそこら辺を教えてください。 62 溝口水産農林部長 仕事に対しての人間の量というのはいろんなはかりでもってはかるわけですので、多いか少ないかというのは、やるかやらないかの話になってくると思いますので、明確には答えられないと思いますけれども、現実、今回補正予算で上げた分については非常に、繰り越しをやりますけれども、急を要するという面も含まれております。特に一番最初の項目の有害鳥獣に関しましては、年間やはり150件ぐらいいろんな苦情が来ているわけです。佐世保では特に人身事故まで起こりまして、そういうことを考えますと、できるだけ早目にやりたい。ところが、そういうああいうふうな有害施設というのは農家の場合を対象としておりますので、基本的に農家が負担をし、そして市が負担をし、国が負担をしてやるんですけれども、一般住民が対象になってきますと、そういう負担の枠がとれないということで、一般の有害鳥獣対策の農水省のやつではできないというそういうジレンマもあるわけです。だから、今回はそういうのも入れさせていただいて早期にやりたいと。  タイルにつきましてもそういうことで、取れたタイルは飛散をするわけですので、どういう事故が起こるかわからないということも含めまして考えております。いろんなことはあると思いますけれども、今回の予算については当初の予算とは全く切り離した形で緊急を要するものとして受けとめております。  以上でございます。 63 西田実伸委員長 ほかにございませんか。  質疑を終結します。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午前11時39分=           =再開 午前11時45分= 64 西田実伸委員長 それでは、委員会を再開します。  次に、第10款教育費の審査に入りますが、第2項小学校費、第3項中学校費及び第4項高等学校費につきましては、学校施設の耐震化推進事業や改修、維持補修に要する事業であり、一括して説明を求め、一括して質疑を行いたいと思います。  それでは、第10款教育費第2項小学校費、第3項中学校費及び第4項高等学校費の審査に入ります。  理事者の一括説明を求めます。 65 馬場教育長 第1号議案「平成20年度長崎市一般会計補正予算(第5号)」について、議案書及びお手元に配付しております委員会資料をもとに説明させていただきます。  議案書の46ページをお願いいたします。  10款教育費の補正予算額は16億1,440万円の増額補正となっております。これは、国の2次補正に伴う地域活性化・生活対策臨時交付金事業として実施するものでございます。  まず、小学校費、中学校費及び高等学校費におきまして、耐震化推進事業費、整地工事費、諸工事費、校舎等維持補修費をそれぞれ計上いたしております。  また、公民館費におきましては公民館施設整備事業費、学校給食費におきましては学校給食用食器整備費、体育施設費におきましては野母崎体育館施設整備事業費を計上いたしております。  次に、議案書62ページをお開きください。  今回の補正は、国の2次補正に伴う緊急経済対策事業として実施しておりますけれども、年度内に事業が完了しないことから、それぞれの事業に係る繰越明許費を計上しようとするものでございます。  内容につきましては、所管の課長のほうからそれぞれご説明させていただきます。よろしくご審議のほどお願いいたします。 66 田中施設課長 それでは、施設課所管の補正予算の内容について、第2項小学校費、第3項中学校費、第4項高等学校費を一括してご説明いたします。  議案書は46ページから51ページでございます。  第10款教育費のうち、まず第2項小学校費につきましては、第3目学校維持補修費において、1.校舎等維持補修費として5,000万円、第4目学校建設費におきまして、1.耐震化推進事業費として6億1,300万円、2.整地工事費として5,000万円、3.諸工事費として9,400万円、合わせて8億700万円の増額補正をお願いしようとするものでございます。  議案書48ページ、49ページをご参照いただきたいと思います。  第3項中学校費につきましては、第3目学校維持補修費において、1.校舎等維持補修費として3,000万円、第4目学校建設費において、1.耐震化推進事業費として5億8,200万円、2.整地工事費として2,500万円、3.諸工事費として7,400万円、合わせて7億1,100万円の増額補正をお願いしようとするものでございます。  議案書50ページ、51ページをご参照いただきたいと思います。  第4項高等学校費につきましては、第3目学校維持補修費において、1.校舎等維持補修費として300万円、第4目学校建設費において、1.整地工事費として3,000万円、合わせて3,300万円の増額補正をお願いしようとするものでございます。  また、今回計上している補正予算につきましては、国の2次補正に伴います臨時交付金対策事業として実施いたしますが、年度内での事業完了が見込めないことから、それぞれ繰越明許費として計上しようとするものでございます。  繰越明許費補正につきましては、議案書62ページ、63ページの繰越明許費明細書をご参照いただきたいと思います。  それでは、お手元の委員会提出資料により、各事業の内容についてご説明いたします。委員会資料のご参照をお願いしたいと思います。
     資料1ページ、2ページをご参照いただきたいと思います。  まず、耐震化推進事業費についてでございますが、事業費は小学校、中学校合わせまして11億9,500万円でございます。学校施設の耐震化につきましては、平成19年度及び20年度の当初予算において耐震診断と実施設計及び一部補強工事の予算措置を行うとともに、昨年9月と11月議会におきまして補正予算をお願いいたしまして、昭和56年以前に建設された建物の耐震診断と実施設計並びに小中学校4校の屋内運動場の補強工事を前倒しで現在実施しているところでございます。  今回、平成20年度当初予算において耐震診断及び実施設計を行いました18校64棟のうち、小学校については、上長崎小学校ほか資料記載の4校の校舎及び三原小学校、西坂小学校の屋内運動場、体育館のことでございます、屋内運動場、合わせて7校26棟、中学校につきましては、大浦中学校ほか2校の校舎及び茂木中学校ほか2校の屋内運動場、合わせて6校24棟の耐震補強工事を実施しようとするものでございます。  事業費の内訳といたしましては、国の臨時交付金98万7,000円を充当いたしまして、ほかに国庫支出金4億1,420万円、地方債7億7,940万円、残り41万3,000円が一般財源でございます。  なお、20年度当初予算により実施した各学校の耐震診断結果を資料裏面の2ページに記載しておりますので、あわせてご参照いただきたいと思います。  表の中ほどで丸印をつけているものが今回の補正予算により補強工事を行おうとする建物でございます。  学校施設の耐震化につきましては、現在実施しております耐震診断の結果を踏まえまして、今後も議会のほうともご相談を行いながら、条件が整ったところから随時補強工事に着手いたしまして事業の推進に努めてまいりたいと考えております。  次に、資料3ページから4ページをご参照いただきたいと思います。  校舎等維持補修費、整地工事費及び諸工事費でございますが、国の2次補正に伴う臨時交付金を活用いたしまして、学校施設の環境整備を推進するための改修、修繕等を行おうとするものであり、事業費は小学校、中学校、高等学校合わせまして3億5,600万円でございます。  事業の内容については3ページの2.事業内容の表に記載しておりますので、ご参照いただきたいと思います。  まず、主な内容でございますが、小学校費につきましては、3目学校維持補修費のうち校舎等維持補修費として、学校施設の破損や不具合の発生などに対し緊急に対処するための各種修繕や、和式から洋式便器への切りかえのためのトイレ改修、4目学校建設費のうち整地工事費として西坂小学校ほか資料記載の2校の運動場の改修工事を、諸工事費として小江原小学校、蚊焼小学校の給水管改修工事、ほかに公共下水道切替工事、高圧受変電設備、これはキュービクルと申しますが、受変電設備の改修工事、また落雷に備えた誘導雷対策機器の設置工事などを実施しようとするものであり、事業費の計は1億9,400万円でございます。  中学校費につきましては、同じく3目学校維持補修費のうち校舎等維持補修費として各種修繕やトイレ改修、4目学校建設費のうち整地工事費として小江原中学校の運動場改修工事、諸工事費として渕中学校の電気設備改修工事や東長崎中学校、戸町中学校の体育倉庫改修工事などを実施しようとするものであり、事業費の計は1億2,900万円でございます。  高等学校費につきましては、3目学校維持補修費のうち校舎等維持補修費として各種修繕を行います。  4目学校建設費のうち、整地工事費としてソフトボール場の改修工事を実施しようとするものであり、事業費の計は3,300万円、小、中、高等学校の合計は3億5,600万円でございます。  事業費の内訳といたしましては、資料裏面の4ページに記載をいたしております。  3.事業費内訳の表に記載しておりますとおり、国の臨時交付金2億5,008万1,000円を充当いたしまして、残り1億591万9,000円が一般財源でございます。  なお、これらの事業は、すべて国の2次補正に伴います臨時交付金対象事業として実施を行いますが、年度内での事業完了が見込めないことから、耐震化推進事業費と合わせまして繰越明許費として計上しようとするものでございますが、緊急経済対策の趣旨を踏まえまして早期発注に努めてまいりたいと考えております。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 67 西田実伸委員長 これより一括質疑に入りますが、ちょっと議事進行でお諮りいたしますけれども、時間が今12時でございます。私としては、この第2項まで質疑を終わらせて、あと第6項からは昼からにしていきたいと思いますが、それでよろしいですか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 68 西田実伸委員長 よろしくお願いします。  それでは、一括質疑に入ります。ご意見がある方。 69 浦川基継委員 改築工事というか、耐震補強工事に関してですけれども、いろいろIs値の問題で調査した結果で工事されると思うんですけれども、やはり小学校施設になると、学校教育というか、小学校とかになると、やっぱり校舎の状況とかでプレハブを建てたりとかいろいろ計画されると思うんですけれども、やはり経費が余りかからないように、例えば、建築した後に移動できて解体するとか、そういったスケジュール的なものとか、また学童とかいろいろ児童がまだ入居できないという問題もありますので、そういった対策もできればあわせて改築されるところの対象のところがもし決まった場合は、そういうふうな学童施設とかもPTAとかいろいろと相談されまして、地域の要望も吸い上げていただけるような学校施設に利用していただきたいと思うんですけれども、そういったお考えはないのかお聞きしたいと思うんですけど。 70 田中施設課長 市議会のほうにもかねてからお願いいたしまして、昨年の9月補正、11月補正かということで耐震化のほうを最優先課題として私ども取り組んでおるところでございます。一日も早い耐震化の関連に向けて努力しておるところでございますが、まず工事を行うに当たっては、児童の安全性というのがまず最優先で考えるべきと思っております。それと、工事期間中の安全性の確保、それとか校舎もたくさん増築、改築を繰り返しておる部分がありますので、できるだけ安全性の高い校舎への移動とかそういったものを含めまして学校側と個別に協議をいたしたいと思っております。  また、施設内での例えば学童の放課後児童クラブ、学童保育の件につきましては、仮に学校のほうで余裕教室等使えるような教室がありましたら、そちらのほうも学校のほうと協議をいたしまして、学童保育が非常に不便であるということでしたら、余裕教室を使うような形で学校のほうとも個別に協議をしてみたいと思っております。当然、所管がこども部のほうになりますので、こども部、それと私ども、それと学校のほうと協議を行いまして、使えるような余裕教室がありましたら、そちらのほうで検討を進めたいと思っております。  以上でございます。 71 毎熊政直委員 校舎等維持補修費の件でちょっとお尋ねしますけど、これで3億5,600万円ですか、それで今回の事業内容を3ページに記載されておりますけど、これで各小中学校、高等学校、やっぱりいろんな学校から今まで要望がここが壊れているとか、ここを補修してくれとかいろんな要望がたくさん出てきていたと思うんですけど、今回のこの臨時交付金を活用することによって、今までそういう要望が各学校から出てきたのが今回のこの事業で全部網羅されているものか、それともまだ不足の部分があるものなのか、そこら辺はどのように把握されているかちょっと教えてください。 72 田中施設課長 議員がおっしゃいますとおり、今回補正予算をお願いしている各種修繕につきましては、学校からの従前からの修繕の要望のうち、いわゆる雨漏りとか外壁の亀裂など、緊急に対処する必要があると判断されるものについて実施するものでございます。長崎市内の学校はご承知のとおり老朽化している学校もございますので、今後も当然、同様の事例が発生することが十分に想定されるものでございます。したがいまして、各種修繕に係る予算につきましては、また平成21年度当初予算にご審議をいただく部分があろうかと思いますが、今回は学校のほうから要望が上がっているもののうち、緊急に補修等を行って、なおかつ緊急経済対策になじむような早期発注、早期完成が見込めるものを抽出したということでご理解いただければと思っております。  以上でございます。 73 平野だいとし委員 1点だけ確認させていただきたいんですけれども、耐震の診断の件ですけど、今回は平成20年度当初予算による耐震診断実施設計が完了した学校施設ということであるんですけれども、長崎市の中の何割ぐらいがまだ残っているのか、数値的にどのくらい進んでいるのか、いろいろ耐震をするためには設計、そういう耐震する人の不足とかマンパワーの問題もあるんじゃないかなと思うんですけれども、充足率がどのくらいなのか、ちょっとわかれば教えていただきたい。 74 田中施設課長 まず、一番わかりやすい数値は耐震化が完了しております耐震化率でご説明するのがわかりやすいと思いますが、平成20年度当初の耐震化率は32.2%ということで、すべての校舎のうち新しい校舎、耐震基準が昭和56年に改正されまして、改正後につくられた新しい校舎も含めまして耐震化率、耐震化が進んでおるものは32.2%でございます。現在、昭和56年以前に旧耐震基準により建設した校舎などの耐震診断と補強工事、これは昨年の9月議会で補正予算をお願いいたしまして、耐震診断と実施設計を行っておるところであります。これが2カ年にわたる事業でございまして、今年度の下半期に耐震診断、それと来年度の上半期に実施設計ということになろうかと思いますが、これでほとんどすべての学校施設のいわゆる耐震診断と実施設計は完了することになります。そして、20年度、今回の補正予算で補強工事をお願いしているものが仮に完成するといたしますと、21年度末、来年度末で現在の32.2%が41%程度の耐震化率になるのではないかと思っております。  以上でございます。 75 西田実伸委員長 ほかにございませんか。  質疑を終結します。  午前中の審議をここまでといたし、午後1時から本委員会場で再開いたします。           =休憩 午後0時3分=           =再開 午後0時59分= 76 西田実伸委員長 それでは、委員会を再開します。  午前中に引き続きまして、第1号議案「平成20年度長崎市一般会計補正予算(第5号)」のうち、本委員会に付託された分を議題といたします。  次に、第10款教育費第6項社会教育費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 77 濱脇中央公民館長 それでは、予算説明書の52ページから53ページ、第6項社会教育費第2目公民館費をお開きください。  公民館施設整備事業費でございますが、580万円の増額補正をするものでございます。  内容につきましては、お手元の委員会資料5ページから6ページをごらんください。  1.概要でございますが、これは、国の2次補正に伴う地域活性化・生活対策臨時交付金を活用いたしまして、琴海文化センターの劣化した外壁の剥離、落下等を防ぐため、タイル張りかえ等の外壁の部分改修を行うものでございます。なお、今回の改修は、昨年12月に建築課が行いました市有施設の外壁タイル緊急調査の結果に基づき実施するものでございます。  事業内容でございますが、琴海文化センターの東面のタイル劣化部の張りかえ等を行うものでございます。  事業費の内訳でございますが、事業費580万円、財源内訳といたしましては、地域活性化・生活対策臨時交付金を407万4,000円充当し、残り172万6,000円は一般財源でございます。  次に、予算説明書の62ページから63ページをごらんください。  委員会提出資料は5ページの下段、繰越明許費でございます。  この事業は、国の2次補正に伴う緊急経済対策事業として実施いたしますが、年度内に事業が完了しないことから、事業費580万円を繰越明許費として計上しようとするものでございます。財源内訳は、地域活性化・生活対策臨時交付金407万4,000円、一般財源172万6,000円でございます。  説明は以上でございます。 78 西田実伸委員長 これより質疑に入ります。 79 毎熊政直委員 これは、ブリックホールの関係からタイルの落下調査とか、それを全部やってから出てきた、それに当てはまった今回の財源活用でしょうけど、もう調査が終わって、これは発注がいつごろできるということはもう建築住宅部と協議して、大体めどはどれくらい立てておられるんですか。これはなるだけ早くせんと、万が一、落下したときはけが人が出る可能性もあるから、そこら辺をどうされているんですかね。 80 濱脇中央公民館長 建築住宅部のほうとは詳細な打ち合わせ等は行っておりませんけれども、いずれにいたしましても同事業の趣旨を理解いたしまして、早期になるべく早く発注をしたいというふうに考えております。  以上でございます。 81 西田実伸委員長 ほかにございませんか。  質疑を終結します。  次に、第10款教育費第7項保健体育費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 82 鳥巣健康教育課長 予算説明書の54ページから55ページ、第7項保健体育費第2目学校給食費をお開きください。  1.学校給食実施費、(1)学校給食用食器整備費で5,300万円の増額補正をするものでございます。  内容につきましては、お手元の委員会資料7ページをごらんください。  1.概要でございますが、これは、国の2次補正に伴う地域活性化・生活対策臨時交付金を活用いたしまして、小中学校の給食用食器等を整備しようとするものでございます。  2.事業内容でございますが、小中学校で使用している給食用食器等の中で、標準使用年数を経過し、今後、衛生面、安全面に問題が生じるおそれのある給食用食器等を更新するものでございます。  3.事業費内訳でございますが、事業費5,300万円、財源内訳といたしまして、地域活性化・生活対策臨時交付金を3,723万1,000円充当し、残り1,576万9,000円は一般財源でございます。  次に、予算説明書の62ページから63ページをお開きください。  委員会提出資料は、7ページ下段の繰越明許費でございます。  この事業は、国の2次補正に伴う緊急経済対策事業として実施いたしますが、年度内に事業が完了しないことから、事業費5,300万円を繰越明許費として計上しようとするものでございます。財源内訳は、地域活性化・生活対策臨時交付金を3,723万1,000円、一般財源1,576万9,000円でございます。  第2目学校給食費の説明は以上でございます。 83 荒木スポーツ振興課長 内容についてご説明申し上げます。  予算説明書の54ページから55ページ、第7項保健体育費第4目体育施設費をお開きください。  1.野母崎体育館施設整備事業費でございますが、460万円の増額補正をするものでございます。  内容につきましては、お手元の委員会資料8ページから9ページをご参照ください。  まず、1の概要でございますが、国の2次補正に伴います地域活性化・生活対策臨時交付金を活用いたしまして、野母崎体育館の劣化した外壁タイル、この剥離、落下を防ぐため、外壁の改修工事を行い、利用者が安心して快適に利用できるよう施設を整備するものでございます。この改修は、昨年12月に建築課が行いました外壁タイルの緊急調査、この結果に基づいて落下の危険性があると判断されたものでございます。  2の事業内容でございますが、野母崎体育館の劣化した外壁のタイルの張りかえ、クラックの補修、これ裂け目でございますが、裂け目の補修、また、目地のシーリングの撤去、新設等を行うものでございます。  3の事業費の内訳でございますが、事業費460万円、財源内訳といたしまして地域活性化・生活対策臨時交付金、これを323万1,000円充当しまして、残り136万9,000円は一般財源でございます。  次に、予算説明書の62ページから63ページをお開きください。  委員会の提出資料のほうは、8ページの一番下の段に記載しておりますが、繰越明許費でございます。  この事業は、先ほど申し上げましたとおり、国の2次補正に伴う緊急経済対策事業として実施いたしますが、年度内に事業が完了しないことから、事業費460万円の全額を繰越明許費として計上しようとするものでございます。なお、工事の着工予定でございますが、現在の打ち合わせの段階では5月から7月、できるだけ早い時期にやろうかという形で協議を進めているところでございます。  説明は以上でございます。 84 西田実伸委員長 これより質疑に入ります。 85 向山宗子委員 1点だけちょっと教えていただきたいんですが、給食用の食器の購入の件ですが、この数は今使用している小中学校の食器の大体何パーセントぐらいに当たりますでしょうか。 86 鳥巣健康教育課長 全小中学校114校中、90校の学校での給食用食器の交換という形になっております。  以上でございます。 87 野口三孝委員 1点だけお伺いいたします。  これ債務負担行為にもなっておるけれども、念のために債務負担行為にしたのか。というのは、備品を購入するだけ、表現は別として、備品を購入するだけでしょう。極端な言い方をすれば、あすでも注文してできると僕は見るんだけれども、入札等をして購入するから、そういった事務手続きで延びると、来年度に繰り越す場合もあるということなのかどうか、あるいは来年度から使う食器だから、そう慌てる必要はないということなのか、そこを。 88 鳥巣健康教育課長 PEN食器の製造メーカーに問い合わせてみましたところ、全国各地から大量発注がかかっておりまして、なかなか、納期としては年度内の納品は難しいという状況でございます。この補正予算が通りまして、入札、発注という形になったとしても、納期はやはり1学期と、新年度の1学期という形になろうかと思います。となりますと、やはり繰越明許をせざるを得ないという状況でございます。  以上でございます。 89 野口三孝委員 わかりました。そうしますと、その業者というのはあれですか、給食の食器をつくっているところが全国で1カ所か2カ所か知らんけれども、数が少ないと、地元でもってこういうものを製造しているところがないということですか。 90 鳥巣健康教育課長 長崎市の給食用の食器はPEN食器、ポリエチレンナフタレートという食器を使っておりまして、その製造する業者というのは限られているという状況でございます。  以上でございます。 91 毎熊政直委員 ちょっとあれなんですけど、しつこいと思うんですけど、これは、安全で衛生的な学校給食を実施するためということで、残渣の残りにくい給食用食器等を購入すると。これは国の今回、臨時交付金がつかなければ新年度予算でこれは買うつもりやったんですか、それともたまたまついたからこれに充てたんですか、どっちですか。 92 鳥巣健康教育課長 予算要望をしておりましたけれども、なかなか要望がかなえられない状況でございまして、今回、こういうふうな交付金がついて有利な財源が獲得できたという形で、給食の食器の更新ができたという状況でございます。  以上でございます。 93 西田実伸委員長 鳥巣課長、あとの24校はどうなっておるですかね。すみません。 94 鳥巣健康教育課長 これは標準使用年数が大体5年から6年という形になりますので、あとの学校についてはまだそこに満たないという状況でございますので、22年度以降に順次更新していくというふうに考えております。  以上でございます。 95 西田実伸委員長 荒木課長、タイルの関係ですが、この体育館は平成6年に建てておりますけど、既に14年を経過しているんですが、同じタイルで工事がされるんですか。 96 荒木スポーツ振興課長 タイルの種類がそのままそっくりどうかはわかりません、今のところですね。今回、ここに限らず、スポーツ施設全部点検したわけですけれども、当然、外壁がタイルでないところもございました。  こちらのタイルでございますけれども、例えば、今この写真で見てもおわかりのとおり、どこがというふうなのが実際あるんですけれども、実際にプロの目で点検してもらったときに、どうしても浮きが生じているということです。それで、一部分的なものをするんであれば今のタイルになるでしょうし、全面となればそういった形になりますけれども、今のところ、仕様的なものとしては、大きく外観が変わらないような形でという形で考えておりますけれども。
    97 西田実伸委員長 そのときの体育館を建てたときの仕様があると思うんですが、大体書類としては10年以上は残していないという話を聞いたんですけれども、そしたら、そういう面での改築がうまくいくのかなということですが、その仕様書というのは今あるんですか。特に合併地区でございますし。 98 荒木スポーツ振興課長 すみません。一応、総やりかえという形で今お伺いしているところでございます。先ほどのは訂正させていただきます。以前の分については、その分の設計書が残っている、残っていないというのも、すみません、私のほうで把握しておりません、申しわけございません。 99 西田実伸委員長 総やりかえということは、全部やりかえということ、部分的じゃなくて。それでお金足ると。 100 小山スポーツ振興課管理係長 全部やりかえということにつきましては、建築課とまだ協議の段階でございまして、今調査した結果は全タイルの14%程度の範囲に浮きが生じていると。したがいまして、その14%をどうするかということで、今後工事をしていきたいというふうに考えております。その内容については、今後、また詳細については建築課と詰めていく予定でございます。  以上です。 101 西田実伸委員長 わかりました。しつこいようですが、仕様書の設計図書はわからんとですね、あるかなかかですね、10年過ぎたらですね。 102 小山スポーツ振興課管理係長 すみません、先ほど課長が答えたとおり、今のところ、仕様書について10年前の分は把握しておりません。 103 西田実伸委員長 ああ、それで見積もりを出したわけですね。わかりました。  ほかにございませんか。  質疑を終結します。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午後1時15分=           =再開 午後1時22分= 104 西田実伸委員長 それでは、委員会を再開します。  商工費の審査に入ります前に、商工部につきましては、この予算審議の後に報告したい旨が1件ございますので、あわせてよろしくお願いいたします。  第7款商工費第1項商工費のうち、商工部所管部分の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 105 川口商工部長 第1号議案「平成20年度長崎市一般会計補正予算(第5号)」のうち、商工部が所管いたします活き活き商い支援事業費補助金についてご説明を申し上げます。  補正予算説明書の34ページ及び35ページをお開きください。  第7款商工費でございます。活き活き商い支援事業費補助金として、総額1億2,500万円を補正予算でお願いしているものでございます。  この補助金は、定額給付金の給付に合わせて、市内の商工関係団体等が実施主体となって行います、プレミアム付き商品券の発行及び売り出しや抽選会などの催事に取り組む事業を支援しようとするもので、その経費に対して助成を行うものでございます。  この商工関係団体等の事業の実施を促すことで、市内での消費の喚起、拡大による地域商業の活性化のきっかけづくりにつなげようとするものであります。  なお、今回補正予算とさせていただきましたのは、定額給付金の給付時期に合わせた事業でありますので、事業の着手をなるべく早い段階で行っていただくために計上した次第でございます。  次に、同じく補正予算説明書の60ページ及び61ページをお開きください。  今回の事業費の1億2,500万円につきましては、国の2次補正に伴う緊急経済対策事業が年度内に完了しないため、事業費の全額を繰越明許費に計上させていただいております。  事業の詳細につきましては、提出しております委員会資料に基づきまして商業振興課長からご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 106 高比良商業振興課長 それでは、お手元に配付しております委員会資料に基づきましてご説明させていただきます。  委員会資料の1ページをお開きください。  事業名を活き活き商い支援事業費補助金、この補助金に係る予算額を今回補正予算として、総額で1億2,500万円計上させていただいております。  まず、1.概要についてでございますが、この事業は、定額給付金の給付時期に合わせまして、市内の消費喚起、拡大による地域商業の活性化を図るため、プレミアム付き商品券の発行や売り出し等を行う商工団体等に対しまして、その事業費を助成するものでございます。  次に、2.事業の必要性についてでございますが、恐れ入ります、委員会資料の4ページをお開きいただきたいと存じます。  まず、資料の一番上の枠をごらんいただきたいと思います。  今回の定額給付金の目的が、1)生活支援2)地域の経済対策の2つでございます。本市への給付予定額は、約69億2,920万円となっております。  次の枠をごらんください。  長崎市の小売業の現状についてでございますが、国が実施いたしました直近の商業統計におきまして、平成16年度と平成19年度の比較で、年間販売額がマイナス約13.2%となっております。また、昨年末に本市が実施いたしました商店街の売り上げ調査におきましても、約90%の商店街が前年度比で売り上げが20%未満減少したと回答されるなど、本市の景気低迷は、全国的な不況の影響もあり、深刻な状況となっております。  次に、中ほどの枠をごらんください。  本市といたしましては、地域商業の活性化のため、域内消費の拡大を促すことが大切であると考えております。これは、長崎市経済成長戦略の地域内の経済循環を促すという基本方針にも合致するものでございます。  次に、その下の枠をごらんください。  今回、事業として提案しておりますプレミアム付き商品券発行事業につきましては、既に多くの自治体が商工団体等と連携して取り組んでいるものであり、地域の消費拡大という視点におきましては、効果的な事業であると評価されております。  次に、一番下の枠をごらんください。  定額給付金の給付時期に合わせてプレミアム付き商品券を発行いたしますと、地域消費に即効的な効果が生まれますとともに、付加価値であるプレミアムをつけることで、消費者の購買意欲を喚起することにつながるものでございます。  例えば、10億円で10%のプレミアム付き商品券を発行すれば、10億円とプレミア分の1億円に加えまして、プラスアルファの効果も期待されることとなります。  また、プレミアム付き商品券発行事業に参加できない商店街や市場に対しまして、商店街等が売り出し、抽選会、企画イベント等を実施することができる事業を支援メニューとして用意することで、市域全体で定額給付金を消費していただく機運が高まるものと考えております。  恐れ入りますが、資料の1ページに戻っていただきたいと存じます。  次に、3.事業内容についてでございますが、(1)補助対象事業といたしまして1)プレミアム付き商品券発行と2)売り出し、抽選会等の催事を今回の対象事業とさせていただきました。この2つの事業は、定額給付金の給付に伴う消費拡大事業でございますので、2つとも補助金交付決定から2カ月以内の実施を条件とさせていただき、また、事業を広くご活用していただくため、1つの事業主体が両方の事業を申請できないこととしております。  次に、(2)対象事業概要についてご説明いたします。  まず、1)プレミアム付き商品券発行についてでございますが、補助率、限度額のプレミアム経費につきましては、プレミアム率10%までを負担することとし、補助の上限を1億円としております。次に、その他経費につきましては、補助対象経費の2分の1以内で、上限を1,000万円としております。補助対象経費及び補助対象者につきましては、それぞれ資料記載のとおりでございます。  次に、2)売り出し、抽選会等の催事についてでございますが、補助率を補助対象経費の2分の1以内、補助の上限を100万円としており、ある程度大きな事業で活用していただくため、補助の下限を20万円とさせていただいております。補助対象経費は、資料記載のとおりとなっております。  また、補助対象者といたしまして、商店街、市場と記載させていただいておりますが、この対象者につきましては、プレミアム付き商品券発行事業を行う実施主体に加盟していない商店街、市場や、実施主体に加盟しているが、プレミアム付き商品券の事業に参加しない商店街、市場を対象にすることとしております。  予算額内訳といたしましては、1)プレミアム付き商品券発行事業に係る予算を1億2,200万円、2)売り出し、抽選会等の催事に係るものを300万円とし、合計で1億2,500万円の予算額としております。  次に、4.事業費内訳についてでございますが、事業費の1億2,500万円のうち、財源内訳として8,781万円が地域活性化・生活対策臨時交付金を活用し、一般財源での負担を3,719万円としております。  次に、資料の2ページをお開きください。  5.事業、費用負担イメージについてでございますが、まず、プレミアム付き商品券とはどのようなものかをイメージしていただきたいと存じます。  例としまして、1,000円券11枚つづりの商品券、いわゆる額面にいたしますと、1万1,000円の券を1万円で発行するとした場合、図で示しておりますとおり、1,000円券10枚分が1万円の価値、これにプレミア分となります1,000円券をもう一枚つけ足して、セットで販売するのがプレミアム付き商品券でございます。  今回は1,000円券の11枚つづりを1セットとして販売した場合を想定いたしましたが、他都市の例によりましては、1枚の券を500円としたり、500円券と1,000円券を合わせて1セットとして販売しているケースもございます。  次に、費用負担のイメージについてご説明させていただきます。  例といたしまして、商品券発行額を1億円、プレミアム率が10%とした場合、プレミアム分経費が1,000万円、印刷費、広告宣伝費等の経費が400万円と想定すると、補助事業費総額が1億1,400万円となります。商品券の1億円分につきまして、補助対象経費から外させていただきます。  次に、今回の想定がプレミアム率が10%となりますので、1,000万円を市が負担し、その他経費が400万円ですので、2分の1の200万円を市が負担、残りの200万円が事業者負担となり、補助対象事業費総額が1,400万円、市の補助金額が合計で1,200万円ということになります。  次に、(2)売り出し、抽選会等の催事についてご説明いたします。  総額250万円の事業とした場合、景品等の経費50万円を補助対象外経費と想定いたしますと、補助対象事業費総額が200万円、市の補助額が対象経費の2分の1となりますので100万円、事業者負担が150万円ということになります。  次に、資料の3ページをごらんください。  6.プレミアム付き商品券発行事業の予算額積算についてご説明いたします。  (1)商品券の想定発行額についてでございますが、定額給付金の給付予定が約69億2,920万円となっており、これに内閣府による定額給付金が消費に回る想定割合の4割を掛けますと、消費想定額が約27億7,168万円と予想されます。このうち、少なくともおおむね3分の1の額を長崎市内の消費に取り込みたいと考えまして、約10億円のプレミアム付き商品券の発行が必要であると考えたところでございます。  次に、(2)商品券発行にかかる補助金予算額積算についてでございます。  資料左側の表をごらんください。  プレミアム付き商品券発行事業を市内4商工会、市商店街連合会、市商連のことでございますが、などが行うことを想定して積算しております。  まず、4商工会の分についてでございますが、1商工会当たり2,000万円の発行を予定し、2,000万円掛けるの4事業者で8,000万円、10億円の商品券を発行する団体を1事業者と想定し10億円、合計で商品券発行の想定総額を10億8,000万円としております。この想定額の10%のプレミアム分が1億800万円となりますので、商品券発行想定額面は合計で11億8,800万円となります。  次に、資料右側の表をごらんください。補助金予算額についてでございます。  4事業者のプレミアム分が合計で800万円、1事業者のプレミアム分が1億円となり、合計で1億800万円となります。  次に、その他経費の分についてでございますが、1事業者当たり100万円と想定し、4事業者分で合計400万円となります。  次に、10億円発行の1事業者のその他経費が1,000万円となりますので、その他経費の合計が1,400万円となります。したがいまして、プレミアム分経費の負担額とその他経費の負担額を合計いたしますと、プレミアム付き商品券発行に係る補助金予算額が1億2,200万円となります。  最後に、参考資料といたしまして、資料5ページにプレミアム付き商品券発行事業イメージフロー図(案)をつけております。それと、資料6ページにプレミアム付き商品券発行事業スケジュール(案)を掲載しておりますので、ご参照いただきたいと存じます。  以上で私からの説明は終わらせていただきたいと存じます。 107 西田実伸委員長 これより質疑に入ります。 108 鶴田誠二委員 幾つか質問させていただきたいと思いますが、1つは、確認も含めてですけれども、いわゆる商品券の発行開始が5月、それから有効期間が6カ月間ということでスケジュールのフロー図としてありますが、この商品券を活用していく場合において、1つは、利用店舗の募集の期間を約1カ月半程度置いておりますけれども、大体予測としては、この募集店舗というのはどのくらいの店舗が応募されてくるというふうに予測されておりますか。 109 高比良商業振興課長 今からの募集ということになると思いますが、まず基本的に考えておりますのが、市の商店街連合会、市商連の場合が、加盟店舗が1,870店舗というふうなことで聞いております。それと、商工会は業種がたくさんあるんですが、4商工会で合わせて1,597店舗ということで聞いております。これに、私どもとしては加盟していない店舗につきましても、門戸を広げて取扱店舗にしていただきたいということでお願いしていますので、合計4,000から5,000ぐらいの店舗が出てくるのではないかということで考えております。  以上でございます。 110 鶴田誠二委員 店舗数は理解をしました、数についてはね。また、扱いそのものについて、例えば、大きい店舗についてはそれなりの効果といいますか、そういうものが見込まれるんじゃないかということで、やるんじゃないかなと思いますけれども、ちょっと小さい、今4,000店舗というふうに言われておりますけれども、小さいお店あたりは、そんなにこの事業について、参画するということについては余りあり得ないんじゃないかなというふうに思うんですが、例えば、この事業に参加をしないそういった小さい店舗については、この券をですよ、券というか、その商品をね、そういう小さい店舗、いわゆるこの事業に参加していない、そういう店舗からも買えるんですか。やっぱり最初、そこは登録しておかないと、そういった小さいお店からは使えないということになるんですかね、その商品券。 111 高比良商業振興課長 利用できる店舗につきましては、まず登録をしていただいてと。それぞれ各実施団体のほうで登録をしていただいて、利用店舗を決めていただくと。それで、登録をされていない店舗については、この商品券が使えないという形になろうかと思います。  以上でございます。 112 鶴田誠二委員 ちょっとよくわからないんですが、登録をすればその店舗については、いわゆる先ほど言われた4,000店舗については、登録をすると結局使えるということなんですけれども、いわゆる登録をしないと、この事業そのものに最初から、いわゆる商品券をつくる作業だとか、そういうものについては参加ができるんですか、できないんですか、ちょっとその辺は。意味わかりますかね。結局、お店、この事業に参加をすると、事業に参加をしたいということで、この商品券そのものについては、そこのいわゆる店舗がつくるわけでしょう。どこがこれをまずつくるんですか、すみません。 113 高比良商業振興課長 1ページ目のところの下から、対象事業概要のところを見ていただければと思います。私どものほうとしましては、この商品券につきましては、商工関係団体というところにですね、例えば、商工会であったり、市商連であったり、そういったところに印刷等も含めて、このプレミアムの券をまとめて印刷をしていただいて発行していただくということをイメージしているものでございます。 114 鶴田誠二委員 そこで、私がちょっと危惧をしているのは、今ここに書いてある補助対象者、その商店街連合会等以外、加盟していない、いわゆる小さい店舗についてもと先ほどおっしゃられたもんで、こういったところについては、扱いについてはどのようになるんですか。 115 高比良商業振興課長 先ほどもちょっと軽く触れさせていただいたと思うんですが、この商工会とか市商連に加盟していない店舗についても、門戸を広げていただくということでお願いをしていきたいということで、基本的には加盟されている店舗が中心になろうかと思いますが、加盟していない店舗についても、参加したいという店舗については、一定門戸を広げていただきたいということで、取扱店舗にはできるような形の対応を協議していきたいということで考えています。 116 鶴田誠二委員 せっかく一般財源、4,000万円近く投入してやるわけですから、それなりのやっぱり効果を求めてやらなければならないというふうに思うんですよ。そういう中で、私がちょっと懸念しているのは、いわゆるこういった団体以外のそういった店舗について、今回この制度、この事業そのものが、そこに余りメリットがないといいますか、そういうふうになってはならないというふうに、そういう危惧をしているもんですから、今ちょっとそういう質問をさせていただきました。ぜひその辺については、十分に配慮してやっていただきたいなというふうに思うわけですが。  それと、もう1点ちょっとお尋ねします。  これは1万1,000円の商品券、500円券は5,500円になるんですかね、10枚券。なった場合に、この券自体については、通常一般的に出回っている商品券なんかの扱いでよく出てくるのが、いわゆるおつりなんかの問題が出てくるんですけれども、こういうことについてはどのようになるんですか。 117 高比良商業振興課長 私どもの考え方としましては、おつりにつきましては出さないという方向でですね。というのは、1つは、消費を喚起するという意味で、たくさんのものを買っていただくという意味で、おつりは出さない方向で協議をしていきたいということで考えております。  以上でございます。 118 鶴田誠二委員 今もちょっと話に出ているんですが、いわゆる商工会議所を中心にして消費を促すということから、ぜひ取り組みたいというお話があって、そこからですね、長崎市もせっかくそういった定額給付金なるものがそこにあるわけですから、それを本当に活用したいということから始まるということなんですが、やっぱり長崎市が主体的に、この事業についてはこうやって進めるという一つの考え方を持たないと、私はね、今先ほど言った商品券の問題についても、ある意味では金券ですよね、金券ですよ。そして、その一部は長崎市が負担するんですよ。税、お金なんです。そういうことになってきて、おつりは出さないというふうになったときに、私は新たな問題がそこの中に醸し出されるんじゃないかなというふうに思いますよ。私はね、その辺は協議するとかという話じゃなくて、その辺の考え方について、もう少し明確に出していただきたいというふうに思いますが。  今までも、例えば商品券を使うときに、もし金券の商品券を使うときには、おつりが返ってくるということを前提にしてやっぱり使いますよね、商品券の場合にはね。結局、おつりが出ないというふうになってくると、それが実際効果として、1万1,000円なら1万1,000円の効果がなくてというような問題が発生するんじゃないかなというふうに思いますけれどもね。私はその辺はもう少し考慮すべきじゃないかなというふうに思いますけれども、いかがですかね。 119 高比良商業振興課長 私どもが先ほど申し上げましたのは、私どもの考え方としては、やはり消費を拡大すると、今回の事業で消費を拡大するという意味合いから、おつりについては出さないという方向で考えていきたいと思います。  それと、もし工夫をするとすれば、500円券というのがございますので、そういったものをあわせて発行するという方法もあるのではないかと考えておりますので、私どもはそういうふうな考え、今回の事業については消費を拡大していただくという意味から、そういうふうなことで考えているところでございます。  以上です。 120 鶴田誠二委員 あと1点だけね、最後にしますけれども、いわゆる使用期間は6カ月間でしょう。それまでに消費しなかった場合には、その分については金銭で返金するということになるんですか。 121 高比良商業振興課長 6カ月以内に使用がされない場合には基本的に無効ということで、その券は使えなくなるということで考えております。 122 向山宗子委員 今、鶴田委員のほうからおつりが出ないというお話がありましたけど、主婦の立場から申し上げれば、普通の例えばJCBの券だとか、1万円を出して1万円をいただくような場合の商品券だったらおつりは出るんです。ところが、浜屋だとかいろんなところが、積み立てとしてプレミアムをつけた商品券ってありますよね。例えば、1万円こつこつ積み立てて1万1,000円もらう、10万円積み立てて11万円もらう。そういう場合は、ほぼおつりは出ません。私は今まで使ってきて、それは妥当だと思います。  それと、税金を使って、それをプラスして消費を喚起するというような意味であるとするならば、自分がそういうものをプラスさせてもらって使おうという方がこれを購入するわけですから、それもあらかじめ6カ月という規定をわかっていて、かえたい人はかえるだろうし、それは嫌だという人はかえないだろうしということから考えれば、期間を限定した消費という意味からしたら、そういうことなんじゃないかなというふうに思いますが。 123 中西敦信委員 今さっき課長が消費拡大を強めると、特に市内で使ってほしいというふうなことで言われたんですけれども、4ページのところにあるプラスアルファ、地域内消費が担保できると。プラスアルファというのは、どういう意味ですかね。  先行事例、いろいろあるということだったですけど、平成11年のときの地域振興券は32%ということで書いていますけど、プラスアルファと言われたら相当大きいのかなというふうな受けとめをするんですけれども、その点、商工部としてどれぐらいあるのか、計算されていたらお示ししていただきたいと思います。
    124 高比良商業振興課長 10億円プラス1億円、そのプラスアルファといたしましては、1つは、それに伴ういろんな、当然、商品券の印刷があったり、そして、それに対するアルバイト等を雇ったりとか、そういったものもございます。  それと、もう1つは、地域振興券のときにもそういうふうなそれぞれ商店街での独自の取り組み、例えば、商品券を持ってきて、それでお買い物をしていただいたときには、例えば、1品サービスをいたしますよとか、粗品を進呈しますよとか、そういったいろんな取り組みが出てくるということで、私どもは、その10億円のプレミアム商品券をきっかけに、さらに、できれば69億円ぐらいの消費につなげていっていただければということを考えているものでございます。 125 中西敦信委員 この資料に示されているように、長崎市が行った調査、約9割の商店街が売り上げが減っているということで、だから、こういう定額給付金にプレミアムをつけて発行するという中で、売り上げが減っているというお店が少しでも減るとか、そういうふうな目に見える効果というものをプラスアルファ、せっかくこういう事業をするんですから、やはり長崎市の事務として行うわけですから、その点、もっと明確に示していただきたいというふうに思います。  一回こっきりの定額給付金で、こういう売り上げが減っていると。9割の商店街、お店が売り上げ減っているというのは本当に深刻だというふうに思うんですけれども、こういう政策が果たしてどれだけ有効だと、長崎市が確信を持って事業の必要性というものを認識して進められているのか、この点、もう一度示していただきたいと思います。 126 高比良商業振興課長 定額給付金の場合は、現在、国のほうで考えられている給付方法といたしましては、一応、原則口座に振り込まれると。そして、口座の振り込みができない場合には、現金等の支給をされるというふうなことで聞いております。  私どもが一番危惧しておりますのが、口座に振り込まれて、預金通帳にそのままお金が眠ってしまっているという状態が、やはり一番消費につながらないんではないかということで考えておりまして、それを何とか消費につなげる、そういうシステムと申しますか、そういう動きにつながるための施策として、今回のプレミアム付き商品券をご提案させていただいておるところでございます。  以上でございます。 127 浦川基継委員 長崎市の商業施策の方向性、資料の4ページに「地域内の経済循環を促す」と書いてあるんですけれども、これは、例えば、プレミアム商品券で半年間して、その後、どのような循環型商業、経済を形成されるような形で考えられてあるんですかね。 128 高比良商業振興課長 先ほどもちょっと定額給付金のところでもお話をさせていただきましたが、定額給付金がそのまま口座に振り込まれますと、そのお金がですね、例えば、福岡に行って買い物をしてこよう。例えば、どこかに旅行してお金を使おうとか、そういったものにできれば使わずに、長崎市内の商店で物を買っていただくというふうな形で、そのこと自体が、お金が市内で確実に回っていただきたいという、消費をしていただきたいという意味で、「地域内の経済循環を促す」ということでございます。  以上でございます。 129 浦川基継委員 その循環型社会ができ上がるのか、ちょっと疑問なんですけれども。まず、この発行について、市民の方でしょうけど、上限、例えば1人10万円までいいのか、100万円までいいのか、そこら辺がちょっとわからないんですけれども。 130 高比良商業振興課長 当然これを、例えば、100万円分買って10万円お得というようなことは、私どもは考えておりませんので、一定の利用制限、枚数制限はかけていきたいと。  これが、他都市の場合で申し上げまして申しわけないですけど、例えば、5万円分を限度とか、そして7万円分を限度とか、そういった限度を設けさせていただいておりますので、私どもも限度をですね、購入限度については設けさせていただきたいということで考えております。  以上でございます。 131 西田実伸委員長 ちょっと待ってくださいよ。プレミアム券をこうして交付税を出して出しておるでしょう。今の言い方なんて、他都市を見るから何とかと、長崎市の考え方はなかとですか、そしたら。ちゃんと言わんですか。 132 高比良商業振興課長 申しわけございません。長崎市の考え方としても、当然、限度を設けたいということで考えております。  以上でございます。 133 西田実伸委員長 正副委員長で打ち合わせとっとやっけん、それも言わんですか、ちゃんと。あいまいな答えはだめ。 134 浦川基継委員 他都市で見れば、例えば、2万円までとかいろいろ書いてありましたけん、見はしましたけど。長崎でそういうふうに決まっていなかったものですから、そういった、要するに損する、得するというですね。発行にしても、全市民を対象にしても統計で10億ぐらいだろうということやったですけど。でも、先ほど言うたごと、定額給付金のとを全部循環させたいというとと矛盾する点があるんじゃないかなというふうにちょっと思うんですけど。  あと、このプレミアム商品券の発行開始から終了、その後、精算期間2カ月とありますけど、この間のお金の流れですたいね。商店が売った場合、まず、プレミアム商品券を購入する方はどこにお金を納めて、そのお金をもらうためには6カ月間というか、8カ月になるんですかね、わかりませんけど、その商店側ですけど、市民の方が購入されて、その使った商品券ですけど、それを換金するのは、これは11月以降になるとなれば、それだけ立てかえんばいけんですから、そこら辺をちょっとはっきり教えてもらいたいんですけど。 135 西田実伸委員長 高比良課長、ようっと言わんと、最後のフローを見てくださいという不親切な説明から始まっておるですけん、少しですよ、大事な交付金ですから、どうしてどうなるかを説明してください。 136 高比良商業振興課長 すみません、5ページを見ていただければと思います。  一番上に、長崎市が実施主体に補助金というのが載っていますが、先ほど浦川委員のご質問があった部分につきましては、この実施主体の右横に購入者というところがございます。  お金の流れでございますが、購入者が、例えば1万円の商品券を買っていただくとすると、この購入者から実施主体のほうに1万円が行くということでございますね。それと、この購入者がその1万1,000円の商品券をお手元に持たれるということで、矢印の今度は下のほうを見ていただければと思います。ここで商品と商品券を引きかえて、加盟しているお店で買い物をされるという形になります。そして、今度は加盟した店舗のほうは、斜めの線がございますが、この実施主体のほうに商品券とお金の請求をしていただくと。そして、この実施主体のほうは長崎市の補助金とプレミアム分を足して、例えば、1万円の商品券であれば、そのプレミアム分を足して、一番下の取扱金融機関のほうに、個々の口座に振り込みを依頼すると。そして、この取扱金融機関のほうから加盟店のほうにお金が振り込まれるという流れでございます。  そういうことでございますが、先ほど浦川委員の、最終的に6カ月たたないと振り込みができないのかということは、そういうことは私ども考えておりませんで、例えば、月締めとか、そういったもので締めていただいて、そのまとまった分を請求していただくということで、この8カ月とか、そういうスパンで支払いが滞るということは今のところ考えていないところでございます。  以上です。 137 浦川基継委員 わかりました。売り掛けのような感じで順繰り回っていくということですね。  それと、根本的な部分ですけど、このプレミアム付き商品券ですけれども、例えば、これは商工会全部とかの共通なんですか。それと、金券の印刷で先ほどもありましたけれども、勝手に多く発行するとか、そういったとの管理とかはどのように考えていらっしゃるんですかね。 138 高比良商業振興課長 1つは、浦川委員の質問の中で、偽造防止というところもご質問の中にあるんではないかと思います。もちろん偽造防止については、透かし、お金にありますが、透かしを入れていただいたり、それとか、コピーをするとコピー無効とかいう印刷形式、それとホログラムという、ちょっとなかなか印刷ができないような印刷がございます。そういったもので一定偽造防止については、その実施主体のほうでお願いをしていきたいと思います。  それと、長崎市内でどれくらいの商品券が出るのかというご質問だと思いますが、1つは、この実施主体がですね、私どもが先ほど申し上げましたように4商工会のエリアがございます。今のところ考えておりますのは、この4商工会ごとに商品券が発行されるということと、もう1つは、市商連ということで市の商店街連合会、旧市の部分ですね、そういったところは市商連等で発行していただくということで考えております。  そして、もう1つは、事業の実施の確認ということについては配布枚数とか、例えば、通し番号とかをつけさせていただいたりしまして、間違いなく補助の金額等の精査をいたしまして、私どもは精算等に入りたいと、確認をしていきたいということで考えております。  以上でございます。 139 浦川基継委員 発行はわかったんですけど、私が思うには、商工会というか、市商連ですか、よくわかりませんけど、1商工会のとのプレミアム商品券を購入して、それで、商工会の範囲をわからず買うという間違いはないんですかね。その商工会でしか使えないんでしょう。 140 高比良商業振興課長 長崎市内には4商工会地域というのがございます。1つは東長崎商工会、長崎南商工会、そして琴海商工会、そして三重商工会という形になりますので、当然、そこの商工会で、そこのエリアでしか使えないというような表示をさせていただくということになろうかと思います。  以上でございます。 141 浦川基継委員 商工会の人たちはわかると思うんですけど、市民の方は逆にプレミアム商品券を買えばどこでも使えるんだと、加盟店ならと思って、Aという商工会とBという商工会の近くに住んでおったらちょっと混同するんじゃないかというふうに思うですたいね。だけん、このプレミアム商品券自体、ちょっと何ともですね、私が思うには、例えば、地域通貨と言われる取り組みとか、全体で券をつくって、それをずっと交換しながらとか、ずっと永遠に使えるような取り組みをしよっとですたいね。  先ほど聞いたように、ホログラムで何とかといって、その券を、要するに貨幣価値というのは、千円札なら千円札の技術の結晶で千円という価値が保たれているですたいね。そのホログラムを使って確かに価値は上がっていくとかもしれんですけど、一回で終わるためにそれだけいろいろお金をかけるより、逆に先ほど言うたように循環型の方向性を示していきたいのであるならば、もっとエコに関連したエコマネーとか、例えば、地域通貨でもそうでしょうけど、電子マネーに変えるとかですね。そしたら、ずっと、例えば、そういったICリーダーとか、購入するときの補助とか、逆にそっち側のほうにいったほうが地域としてずっと循環して、その次もその次も使えるんじゃないかなと思うんですよね。なぜ今回、他都市でちょろちょろっと出たプレミアム商品券にしたのかというとが理解できないんですけど。 142 高比良商業振興課長 今回のプレミアム付き商品券の発想と申し上げますのが、定額給付金の給付をされるということがもともとの発端でございまして、これを早い時期で消費をしていただくという意味で、期限も一定短い期間にさせていただいて、使っていただきたいということで、こういう事業を提案させていただいているものでございます。  以上です。 143 野口三孝委員 基本的なことをまず第1点。  今、浦川委員なりで出ているんだけれども、この商品券そのものは市のあなた方の発想なんですか、商工会の発想なんですか。これがまず第1点。 144 高比良商業振興課長 長崎市の発想でございます。こういう定額給付金をもとに、そういう商店街の取り組みができればというようなことで考えてきたものでございます。 145 野口三孝委員 わかりました。その場合に、商工会もよくのったなと思うけれども、いわゆる長崎市全体を見た場合に、合併町、旧町、この場合に東長崎とか、あるいは三重とか南部のほう、比較的僕は成績がよくなると思うんです。まだ地域という考え方というかな、そういう意識が高いからね。ただ、旧市の場合は、僕は全くそれはないと思う。  そうした場合に、浦川委員とやりとりはあったけれども、万が一、商品券が全く売れなかったと、どういう販売方法をとるか僕は知りませんけどね。商工会に買いに行くのか、各商店、加盟している商店が窓口に置いておくのか、現金で買いに来た場合は、こういう制度がありますよということで、そこでも交換をするのかね。それはまだ出ていないからわからんけどもさ。そこもわかっておるならば教えてほしいけどね。  そういったことで、宣伝不足と。まだ質問もあるんでしょうけれども、そういった場合に、印刷そのものは商工会が持つわけでしょう、2分の1。そうすると、商工会全体として赤字を食らうことも絶対出てくるのよ。そうした場合に、その補てんをしてくれというのが僕はまた出てくると思う。そういったところまで話は詰めていて、そういうことは一切、後でまた補正を組んでそれを補ってやると。そういうことはあるのかないのか、そこははっきり初めからしておいてもらわんと。  それと、もうついでに最後にします。  こういうあれは、今、券のことについて地域的なあれで質問がありましたけど、僕は必ず詐欺が出ると思う。例えば、私がつくってさ、先に何人か使って全市内回る。地域券ですと、1,000円もうかりますよと、そういうことでしょう。だから、そういった意味で、私は市が発想しておるとすれば、その宣伝は徹底的にやっておかんと、市民が迷惑を受けるんだから。これが商工会の発想なら、ここまで僕は言わんけどさ。その点、何点か質問しましたので、お願いしておきます。 146 高比良商業振興課長 先ほどの偽造防止の際にもお話ししましたが、今、野口委員からご指摘の件につきましては、そういうことがないような形で十分実施主体とも話をしていきたいと。〔「答弁なっとらんやっか、十分にて」と言う者あり〕そういうふうなことがないようにしていきたいということで考えています。  そして、売り場の問題でございますが、1つは、私どもが考えておりますのが、例えば、実施主体の事務所であったり、そして、もう1つは浜屋というか、浜町でいつもおくんちの売り出しとかをやっておられますような、そういった一定場所を決めさせていただいて、場所と日にちを決めさせてもらって一斉に販売をさせていただくという、その地域も場所も中心部であれば、例えば、中心部と北部とか、そういったいろんな場所も考えさせていただきながら、市民の方が買いやすい場所で販売をしていきたいということで考えています。  それと、商品券が完売しない場合はどうするのかということでございますが、基本的に印刷費とかそういったものの経費がかかるということでございますが、私どもは追加にそれを補正でという考え方は今のところ考えてはおりません。そういうことがないように広報周知、市民の方にそういうものをやっていきたいということで考えているところでございます。 147 毎熊政直委員 今、各委員からの質疑、やりとりを聞いていたら、ぱっと思いついて、今からまさに中身は考えますよというように聞こえたんだけど、まず1点目が、例えば、東長崎商工会で発行した分は東長崎商店街だけでしか使えないものかどうか。  それで、仮にそれも市全体で発行する、商店街全体でね。それともそこでも使えると。ただ、東長崎で売ったものだからと、通し番号あたりでそういうのがわかるように。そうせんと、限られてくれば、確かに地元で使いましょうということでいいんだけど、ただ、しかし、やっぱりどうしても通勤の途中、そこで券で買いたいんだと、行き帰りに買いたいんだということもあるし、だから、そういう共通使用できるようにするものか、それで利用者の理解が得られるかどうか。  それともう1つは、極端に言えば、東長崎商工会で発行しました。ジャスコは商工会に入っていないから、ジャスコではこれは使えませんよとか、エレナでは使えませんよとか、マルキョウでは使えませんよというふうになったら、それはものすごく市民から見ても不便な商品券になる。そこら辺を今度理解を求めて、そこでも使えるようにしたら、今度は商工会が反対すると、意味がないということを言い出すかもしれない。これは浜の町商店街でやるにしても、どこででも一緒ですよ。  例えば、浦上商店街はないだろうから、あそこら辺の人たちもココウォークで使えますよと、夢彩都でも使えますよというふうにすれば、今度僕は商工会関係が全部反対すると思うですよ。しかし、市民から見たら、そこで使えん商品券なんていうのは全く魅力がない。極端に言えば、あれですよ、コンビニエンスストアだって使えますよというふうになれば、若者だってそういう商品券を買い求める可能性があるわけですよ。ところが、商工会がそれじゃ反対すると。  だから、そこら辺をきちんと詰めてしないと、このプレミアム商品券そのものが、よその事例にのっとって、一応長崎市でも取り組みましたと。しかし、結果は惨たんたるものでしたと。さっき野口委員から話が出たように、全く券が残ってしまう、半年たったら思うようにそれぞれ売り場で売れませんでしたというようなことになりかねない。だから、そこら辺の今の幾つかの課題をきちんと整理してから、事業主体者側ときちんと整理をしてからこの商品券の中身を決めないと、これはまた場当たり的にこんなしよったら大変なことになるけど、そういう懸念、危惧というものは今現時点考えておられないんですか、商工部は。 148 高比良商業振興課長 今、毎熊委員の東長崎商工会で言いますと、当然、東長崎商工会で発行されるものについては、その商工会エリアで使っていただくということで考えています。  それと、もう1つ大型店、ジャスコの話ですが、東長崎の商工会に入っておられるという〔発言する者あり〕例えば、基本的に入っておられるところについては、会員でございますので、それについては使用できるということで考えております。 149 毎熊政直委員 だから、さっきあなたは商工会とかに所属していないところも使えるように、そういうふうに周知徹底を図りますよと言ったわけですよね、さっき説明の中で。だから、エレナとかマルキョウとか、そういうところも入ってくださいと。ココウォークだっていいじゃないですか、夢彩都だっていいじゃないですか、入ってくださいということをお願いに行くとした場合、事業主体である商工会から反対が来ないかどうか、そこら辺の協議はしたんですかということを僕はまずお尋ねしたいんですよ。 150 高比良商業振興課長 先ほど大型店につきましては、1つは、会員に入っている部分については、まず利用できるというふうな形で、要望をされたらできる。ただ、もう1つ、私どもが広く門戸を広げてというふうなことにつきましては、大型店の利用については、一定の制限がやっぱりできるものというふうな形で考えております。会員さん以外の、例えばそこの商工会とか、そういったところに協力していない大型店については、ちょっと私どもの今の考え方としては、取り扱い等についてはできないというふうな形で考えているところです。 151 川口商工部長 これは確かに私ら市からの発想でございますが、決して他都市がやっているから長崎市もというようなことではございません。私らも当初申し上げましたように、地域商業の停滞をどこかで支えていこうと。そして、この事業をやることによって、また次に商店街の皆さんとか地域の皆さん方が次に行くきっかけを与えればというような考え方でこの事業の組み立てを真摯に検討してまいった次第でございます。  そこで、いろんな業種業態の方がいらっしゃいます。大型店をどうするとかとか、それから個店、ちょっと離れたところに店舗が1つ小さいのがあるじゃないかというところでございますが、基本的に商工会とか市商連に加盟しているところについては、当然、登録をして、自分はやりたいよということが想定されますので、そういうのはきちんとやっていただく。そして、会員外のところについては、その店舗が今回に限って参加をしたいということであれば、地域に根差した商業という意味で広がりがあって、なおかつ市民の方が利便性をいただけるということであれば、広く、門戸を閉ざして会員以外は絶対だめですよと、そういうふうなことはやめるということで、各実施主体になる予定の団体等々と今協議をしている。そして、それを当然ご了解いただいた上で、この実施をやっていけるというふうに考えている次第でございます。  以上です。 152 毎熊政直委員 今、部長の話で、まさにまだそこら辺の詰めの段階だということでしょうけど、ただ、今度事業主体はそう自分たちのところに限って使うようにと、それは当然ですよ、そう思うんですよ。しかし、逆に今度は買うほうの魅力から言えば、そんな限られたところでしか使えないと、限られた店しかだめだと。  例えば、商工会の中には自動車修理工場とか、印刷屋さんとか、いろいろいるわけですよ。普通、小売りとかなんとかで関係ないところが。そういうところは全く商工会の中でもメリットがないわけですよ。そうした場合に、今度は買うほうから見れば、購買をしようと、購買意欲があるから買うわけですよね、そのプレミアム商品券を。買うほうが、あそこでは使えない、ここでは使えないと言われたら、それこそ詐欺に遭ったと。よく説明しておかんと、使えんような券を買わせられたと。それこそ行政センターあたりでわんわんわんわん言うもんやから、つき合いで買うたとばってん、これはあそこで使えん、ここでは使えんというふうことをよく周知徹底しておかんと、それはなかなか難しいことになると思うけんさ。  そしたら、魅力はさっきあるように、この定額給付金のときだけでもそういう商工会に仲間に入ってくださいと、期間限定で。いいじゃないですか、大型店舗だって。それでもいいかどうか、地元の商工会とか商店街の理解が得られれば。そこら辺をきちんと調整をして、付加価値を上げんば全く売れなくなると思いますよ。そういうふうなお考えですか。 153 川口商工部長 今、毎熊委員おっしゃったように、このときに加盟していないところについては、これを機会に入っていくとか、それから今後一緒になってやっていくような、そういうふうな地域商業がだんだんと肉厚になってきていただければいいと思います。  それから、市民に対する利便性の供与でございますが、とにかく徹底的に広報をして、これの使いやすさといいますか、そういう点も明確にしていって、ご利用をいただきたいと存じております。  以上です。 154 重橋照久委員 せんだって佐世保市で、全国ネットのテレビで佐世保市がプレミアム券の発行を計画していると。それを見まして、全国に先駆けてうまいことやったなと、おもしろいなと思いながらテレビで見ておったんですよ。長崎市でおやりになるということですから、ああ、ちょっとまねしたかなと思っておった。  それはどこの事例を参考にしてでも、活性化につながっていくというような施策であるならば、僕は大いに積極的に採用していかんといかんのだけれども、先ほどからの論議を聞いておれば、各商店街とか、地域に4カ所も5カ所もあるというような、そういうふうな中での独自の商品券を発行していくわけなんだけれども、わざわざそこに出向いて、1万円出して1万1,000円のを買うて、そして限定された商域の中で、交換域というか、その中で買うていくと。そこまで煩雑なことをするかなと、1,000円ぐらいのことであればですね。  それで、おつりのやれ、何か面倒くさいこと、500円券か1,000円券で細分化した中でそれをお渡しするというならば、使い勝手がいいからそれはいいんだけど。確かに、ただでもらう1万2,000円、2万円ですよね。それは大いに喜んで使うてくれんかと、それで使いたいというような形で、市民の気持ちがそういう方向に向いていってくれればいいんだけれども、非常に煩雑な手続きをせんといかんということになれば、なかなか具体化が難しいのかなという気がするね。  そうすれば、例えば、長崎市が支所とか行政センター等を使って、長崎市全域で買い物ができると、共通認識を持っていただきたいということでね。もしうちでは使いたくありませんなら、拒否する張り紙でもしてね。共通認識を持ってもらって、長崎市内どこでも買えるんだというような認識を持ってもらうように長崎市が仕向けて、長崎市が一律の商品券を発行してやるとするならば、非常にトラブルが少なくていいんじゃないかなという感じです。  各商店街なんか、平常時であっても1万円で1万1,000円買えますよと、券を発行しようと思えば簡単にできるわけですよね。例えば、浜の町商店街で、ぜひ浜の町に寄ったらここに寄ってください、ここで1万円出したら1万1,000円の商品券をやりますよと。これをここの商域の中で使っていただけるならば1,000円もうかるでしょうがなんていう方法は、それはいつでもとれるんじゃないでしょうかね。ですから、これがきっかけになって、そういうシステムをとって地域活性化のために、商域の活性化のためにアイデアを出しながらやっていくというのは、それがきっかけになるかもしれんね、おもしろい機会になるかもしれんのだけれども。  今度の件については、やっぱり長崎市が一律の商品券を発行して、そして取りまとめを行うと、金融機関とも相談してね。そして、各商店街で、例えば、100枚集まれば、100枚を持って金融機関に行ったら100万円になるという形で、そこで換金ができると、そして喜んでもらうというようなことになるんじゃないかなという感じがするね。  例えば、これを地域で1カ所でやると、1万1,000円ですると1,000円もうかるやろうと、1,000円は長崎市からもらえるやろうということになるね。そこで、商品の値段をちょっとばかり上げてやろうかいということになれば、下手したら15%、20%もうけになるじゃないですかね。そんなことだって、どうせただでもろうたお金じゃもんというようなことになりはせんのかなという感じがして、競争しながらうちのほうでぜひ使ってくださいということをするためには、やっぱり長崎市が一律印刷して発行して、手間がかかるけれども交換をしてやって、そして長崎市全域で使うてくださいといったほうが、僕はシンプルでわかりやすくて、後の問題がトラブルは少なくていいんじゃないかなというふうに思うんですが、どげんですかね。 155 高比良商業振興課長 今の重橋委員の意見でございますが、私もあくまでも今回の事業の考え方としましては、そういう定額給付金を何とか消費につなげていく取り組みをする商店街を支援していこうというような視点で今回の事業を考えたものでございまして、長崎市がこれに合わせて商品券をつくってというような形じゃなくて、そういう商店街の取り組みに期待をして、この事業を提案させていただいているものでございます。 156 重橋照久委員 そういう意識を持っておやりになるというのは確かにいいかもしれん。しかし、本当に、普通、定額給付金をもらったら現金が一番よかとさ、何しろ。そういうペーパーよりもね。そしたら、即1万円持ってあそこにね、おつりの心配もなし何もなしで、とっとことっとこ買えるわけさ。わざわざそれば金券に変えて、1,000円もうかるけんて。しかし、そこでさ、先ほど言うたように、若干上乗せした金額で価格をつけておれば、そう大した利益にもならんさ。そげんことだって商人というのは考えるですよ。  ですから、僕はそんなにまでね、その商域の人が、例えば、浜の町商店街の人がこの券を是が非でもやりたいと、取り組みたいと。10億円でも15億円でも私たちのところで印刷して売って売りまくって、そして1割アップで買うてもらうごと、そしてどんどん使ってもらうごと、それを今度は3枚買うてもらう、5枚まで買えるなら5,000円のもうけじゃないかと。そういうふうなことでの意識というのがそこまで伸びていくのかなと、発展するのかなと。お客さんがそこまで意識を持っていけるかなというふうに思うんですよ。  だから、また話を蒸し返すようだけれども、私はどうせなら長崎市が一律で券を配ってやって、そして長崎市内でどんどん使うてくださいと。下手したら長崎市が、お金ば5万円持ってくれば5枚と交換してよかですよ、5万5,000円とかえてやりますばいと、まとめてということだってできるかもしれん。 157 川口商工部長 私らといたしましては、地域それぞれいろんな商店街があって特色を持たれていろいろやっておられるので、その商店街でその地域のお客様を何とか囲い込んで、地域に根差した商業として頑張っていただきたいというのが一番の望みで、そして、これを次のステップへ自分たちの力で持っていこうというような、そういう商店街、商業の力というのを何とか生み出したいということでございます。  また、今度は市民のお客様の件でございますが、例えば、1万円やったら1万1,000円でございますが、非常に価格に敏感になっているというのがこのごろの購買のパターンでございますので、そういうところではお得感が出てくる。また、さらにそれぞれの商店街においては、自分たちでこれにプラスして事業を生んでいこうとか、そういう機運も生まれてきているところでございますので、ぜひこれを商店街自体、市商連と、そういう商業の皆様方の主体となった事業として何とかそれを支えていきたい、このように考えているところでございます。  以上です。 158 重橋照久委員 もう最後にしますけれども、それは皆さん方の商工部でお考えされたことだろうから、一生懸命、それは商店街の皆さん方と商工会の皆さん方と相談をされて、時間もあることだから、十分練り上げて実施をしていただきたいと。  券が売れんかったらそれだけ出さんでもいいわけですけん、長崎市は。十何億か何か、1億円やったっけ、例えば1億円拠出せんでもいいわけですたい、売れんやったら。我々の期待に関して商工会あたりもあんまり乗ってこんやったばい、ちょっと残念やったねということで決着がつくですたい。まあ、いいじゃないですか。発展するように一生懸命頑張ってください。 159 奥村修計委員 各委員からいろいろと論議が出ていますけれども、どうも商工部の考え方について、我々もなかなかマッチできないところがあります。  今言うように、各商店街の活性化を図るならば、当然ながら、その地域、地域で分けてしまうことが大体間違いなんですよ。そうでしょう。今は不便さが生じますよ。だから、重橋委員が皆さんに言っているように、共通券であればどこでも買えるわけですね。市内でどこでもいいわけでしょう。  今回だって、給付額から計算して10億円しか見ていないでしょう。10億円売れると仮定しての感じでしょう、書いてあるのがね。そうでしょう。10億円ぐらいしか消費でけんやろうという仮定をここに書いてあるわけですよ。そうであればね、1億2,000万円の補助を市が出すんだったら、その商店街の4事業所、市商連、ここにもっと話をして地域の商店街が繁栄するような金の使い方、印刷もせんでもいいような格好で、要らん金がかかるわけですから。これをやっぱり、1億2,000万円の金を逆に有効活用するならば、商店街の、要するに1割上げなくても、1割マイナスにしてでも、2割マイナスにしてでも、安くいい商品を売っていくというやり方のほうが、逆に給付金が活用されるほうに流れます。僕は、皆さんが言った逆転の発想で言っているんですよ。  プレミアム付きの券をつくって地域を限定するよりも、1億2,000万円の金をこの事業主体になる方々に集めて、住吉商店街ではこういうことをやりましょう、東長崎はこうしてやりましょうと1つのプランを立てていただいて、それに補助金をやって、逆に言ったら、安売りをすればもっと売れますよ、はっきり言うと。逆の言い方ですよ。本当に消費をさせようと思ったら、これを逆に使ったら、何もよそがプレミアム券を出しているから一緒にしましょうじゃなくて、活性化につながるのは、生きた金の使い方やったらそのほうがよっぽどましですよ、限定するぐらいだったら。限定しなくて、どうしてもこのプレミアムを発行するならば、ぜひ市内一律使えるように、どこの商店街でも使って、長崎市の商店街じゃないですか。そしたら、10億円どころか、もっと私は消費拡大になると思いますよ。これだったら、例えばプレミアム券を買わんでもいいじゃないですか。はっきり申し上げたら、お金だけもらって自由勝手に使ったほうがいいんですよ、市内で、限定されずに。  ですから、あんまり規制をかけ過ぎたらいかん。僕は規制をかけずに、素直に給付金が出たならば長崎市内でどこでもいいですからどんどん消費してくださいよという形をしなければ、これは逆に混乱しますよ、各商店街からも苦情が出てきますよ。だから、これはもっと商店街とよく話をして、事業主体とよく話をして、どうしたが一番いいのか。各事業主体にも責任を持たせる気持ちで、発想を聞いた上でこれは実施しなければ、行政主導型でこれをやったら絶対成功しないと私は思います。皆さんの意見もそうだと思うんですよね、聞いておりますと。やはりこれはもっと再考を要する必要性があるんじゃないかと、このプレミアム券については。というふうに私は考えます。これは私の考えですから、いろいろ考えはあると思いますけれども、どうしてもこれは私も納得できないという、このプレミアム券についてはね。私はそう思います。どうぞ、ご意見をいただければ。 160 高比良商業振興課長 私は何度でも申し上げたいと思うんですが、その地域でやっぱりお金を落としていただきたいと。市全域でつくることも利便性としてはあると思うんですが、例えば、商工会エリアとしてお金をおろすシステムというか、そういったものをやはり考えていきたいということで、商工会の要望としてもそういう要望がございましたので、私どもはこういう提案をさせていただいた。  それと、割引をという話もあるんですが、割引の、これも商店街とも話をさせていただいたんですが、例えば、10%の割引ではなかなかお客さんが来ないと。10%、20%、そういうプレミアがつけば買うということも、そういう話もございまして、今回、私どもはこういう、何とか定額給付金を消費につなげる、そういう取り組みとして、これを私どもは提案をさせていただいているという状況でございます。 161 西田実伸委員長 暫時休憩します。           =休憩 午後2時40分=           =再開 午後2時53分= 162 西田実伸委員長 委員会を再開します。  先ほどからプレミアム券の発行につきましての論議で、委員側と、そして行政のほうでかみ合わない点がございましたが、総括的に委員会の質問に対しましてどう考えられているのか、ご意見を伺いたいと思いますが。 163 川口商工部長 今、各委員の皆様方からプレミアム商品券の発行の形態、あり方について、さまざまなご意見をいただきました。そこで、私らといたしましては、プレミアム商品券につきましては、現在のところ10億円を発行額として、1億円という限度を設けまして、地域の商店街等々への支援を行いたいというふうに考えています。そして、その発行のあり方、やり方をどういうふうにしていくのか、市民の利便性、参加する店舗の皆様方の利便性を考えて、今現在、協議を行っている商工会、市商連の皆様方と協議をした上で、より利便性が確保するような内容で、発行を商店街、市商連等々に協議をしていきたいというふうに考えています。  以上です。〔「はい、わかりました」と言う者あり〕 164 西田実伸委員長 よろしいですか、今の答弁で。〔「はい」と言う者あり〕  ほかにありませんか。
     それでは、質疑を終結します。 〔商工部より企業立地奨励金(土地取得奨励金) の交付について報告を受けた。〕 165 西田実伸委員長 暫時休憩します。           =休憩 午後3時7分=           =再開 午後3時26分= 166 西田実伸委員長 委員会を再開します。  これより第1号議案「平成20年度長崎市一般会計補正予算(第5号)」のうち、本委員会へ付託された部分に対する討論に入ります。  ご意見ございませんか。 167 浦川基継委員 ただいま議題になりました第1号議案「平成20年度長崎市一般会計補正予算(第5号)」につきまして、市民クラブを代表しまして賛成の立場で意見を述べさせていただきます。  活き活き商い支援事業費補助金につきまして、プレミアム商品券の発行については、発行の方法や利用方法など市民が困惑する可能性、また詐欺の可能性とか考えられるため、実施に当たっては事業主体である商工団体と十分調整し、実施していただくことを要望して賛成の討論といたします。 168 毎熊政直委員 第1号議案「平成20年度長崎市一般会計補正予算(第5号)」に賛成の立場で意見を申し述べさせていただきます。  まず、今回のこの補正予算は、国の緊急経済対策というものを大きく受けての事業でございます。ただ、きょう市長の議案説明の中にもありましたように、14カ月予算といたしますというような言い方もされてはおりましたが、しかし、この緊急経済対策ということは一日も早く、できれば一部時間がかかる部分はあるかもしれませんけど、21年度上半期でもうやり上げてしまうんだという各部の強い意思を持って事業に取り組んでいただきたい、そしてまた、事業及び施行ができるように、そして長崎市の経済の少しでも刺激策になるように事業を進めていただきたいことを要望しておきます。  それともう1点、商工部のプレミアム付き商品券発行に関しましては、先ほどいろいろ質疑が出ましたように、もう一度、市民、消費者から見て魅力のある商品券になるよう、各事業主体である商工会とか商店街とも再度深く話を煮詰めて、市民の立場からも、消費者の立場からの意見もよく吸い上げて、この商品券の発行ということを詰めていただきたいことを強く要望いたしまして、自民明政クラブの賛成意見といたします。 169 平野だいとし委員 公明党会派を代表いたしまして討論をいたします。  第1号議案「平成20年度長崎市一般会計補正予算(第5号)」については、賛成の立場から意見を申し上げます。  活き活き商い支援事業費補助金につきましては、プレミアム商品券発行についてですけれども、発行のやり方については、今回いろいろ意見が出た中で、やはり市民の方々の利便性とか、それからまた事業者の方々の考え方、そういったこともしっかり聞いていただいて、できれば全市内の共通的な、そういう発行の仕方等々も、その中の一例として考えていただいて、最終的にベターな方向で決定をしていただきたいと。今回は緊急的な生活支援ということですので、しっかり早急にできるように努力をしていただきたいということをして賛成といたします。 170 西田実伸委員長 ほかにございませんか。  討論を終結します。  これより採決いたします。  第1号議案「平成20年度長崎市一般会計補正予算(第5号)」のうち、本委員会へ付託された部分については原案のとおり可決することに異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 171 西田実伸委員長 ご異議ないと認めます。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  これをもちまして、本日の委員会を閉会いたします。           =閉会 午後3時30分=  上記のとおり委員会会議録を調製し署名する。  平成21年5月12日  文教経済委員長    西田 実伸 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...