• 不信任(/)
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  1. 長崎市議会 2007-09-20
    2007-09-20 長崎市:平成19年議会運営委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午後0時30分= 野口達也委員長 ただいまから議会運営委員会を開会いたします。  まず、動議者である野口孝議員より説明をお願いいたします。 2 野口孝議員 動議を出させていただいて、このような形で議運を開催いただきましたことをまずもってお礼を申し上げます。  私が動議を出しました趣旨は、本会議場辞職勧告決議案が29対19という票数で議決されました。これについて、副議長のほうからコメントがありましたけれども、私はこのコメントを聞いて愕然といたしました。と言いますのは、市民及び支持者に対して陳謝言葉はあっておりますけれども議会を混乱させたことについて、私は議会に対して陳謝言葉があってしかるべきであったろうと。  そして、いま1つは、たしかコメント結び部分であったかと記憶をしておりますけれども結びであったか、初めであったかは別として、議決されたことに対して残念でなりませんと、まるで議決した議会をべっ視するがごとき発言がなされております。これは本人立場と、あるいはそれぞれのお考え立場表現はいろいろとあるかと思いますけれども、このような発言をお聞きしたときに、私は反省の色は全くなく、むしろけつをまくったと。表現が悪いけれどもけつをまくったというようにしか受け取れませんでした。  それで、今後、議会運営等いろいろ考えたときにも、私は議運皆様方議会運営の円滑な運び等について、議長、今後、どういうふうにこの問題について対応するのか。そして、先ほど私は議長室に呼ばれました折、申し添えておったのは、こういう重い議決がなされたにもかかわらず、一定議会ルールに基づいてのことでしょうけれども、副議長が自席にお着きになった。これは、私は本来、この議決を重く見るとするならば、本会議出席は遠慮すべきではないのかということも申し上げておりました。申し添えておきます。  そういったことで議運皆様方に大変なご迷惑をおかけいたしますけれども、今申し上げました気持ちでおりますので、議運として今後の議会等運営について、そしてまた今回の決議について、それをどう議会として受けとめるか協議をいただきたいということが私の動議趣旨でありますので、ご理解をいただきたいと思います。 3 野口達也委員長 ただいまの説明に対して、まず何か質問があれば受けたいと思いますが、ございませんか。 4 毎熊政直委員 会議規則上か、それとも他都市での先例、まず、長崎市議会始まって以来の初めてのことでございますので、長崎市議会としての会議規則等々には定めがないとは思いますけど、他都市先例なり、こういう辞職勧告決議をされた方が、その後の議会出席をされているのか。それでまた、そういうルール、例えば国会あたりでも問責決議案あたりを可決された対象の議員はその国会出席できないとか、そういうルールというものは他都市でも前例がないのかどうか、事務局にちょっとお尋ねをいたしたいと思います。委員長のほうで。 5 野口達也委員長 事務局、わかりますか。 6 宮田議事課長 今、毎熊委員おっしゃったように、長崎市議会会議規則では明確な規定は一切ございません。それで、実は国会とか全国市議会の状況がどうかということで、実はもう全国市議会議長会のほうの法制担当とよく連絡を取り合っておりますけど、見解を尋ねましたところ、この種の決議案、こういうものが可決された場合は、その後の議事には実態問題として当該議員は参与、参画、出席していないということで、それは何ら会議規則上の定めもないと、国会先例も具体的にはないということだったんですけれども、実態として離席するケースが多いのではないかという見解が述べられております。  きょう、たまたま議運を開いておりますけれども法制担当の方はそういうことにつきましては、今、野口議員から発言がありましたけれども議運でいろんなご意見がありますでしょうけれども、それを集約し、そのほうが望ましいという結論が出れば、その後、議長なりからそういう勧告、お勧めですね、該当議員に対しまして、そういう勧告をされるのが適当かというようなコメントがございました。 7 野口達也委員長 それでは、ただいまの野口孝議員動議に対して、各会派意見をお聞きしたいと思います。 8 鶴田誠二委員 まず、先ほど辞職勧告決議、29対19で、こういった決議がなされたということについては非常にやっぱり重大な問題であるという認識であります。そういう意味では、今回、冒頭、その取り扱いに対する動議が私ども会派のほうから出ておりました。改めて副議長がいわゆるこの決議に対するコメントというものが出されましたけれども、このコメント内容については、今、野口議員のほうから示されたような内容を率直に、やはり本当に言葉の中には重く受けとめるという表現はありましたけれども、その言葉の節々の中には、言葉はちょっと悪いかもわかりませんが、まさに開き直り的な、そういう感じがしました。  それともう1つは、いわゆるこの決議自体は法的に拘束力を持つと言いますか、そういうものがないということについては十分認識しているわけでありますけれども、ただ、きょうの森副議長発言の中にも、いわゆる公職選挙法には全く違反しないということを、きょうのコメントだけじゃなくて、これまでも再三述べられてきていると思います。私は、あくまでも公職選挙法で抵触するか否かについては、これまでの議論の中でも司法の場の中でゆだねる問題であって、それを森副議長みずからが雇った弁護士、あるいは相談をした弁護士であったにしてもね、それをも決定づけるようなことでずっと発言をされてきている。私はやっぱりこのことについてね、みずからがそういう決めつけをして、この問題について決着を図ろうという姿勢そのものについても非常に疑問を持っております。  そこで、森副議長に、この決議に対してどのような対処をするのかということについては、先ほども言いましたように法的拘束もないわけですから、それは道義的、あるいはそういう責任に基づいて判断していただきたいなと思いますが、ただ私は最高責任者である議長として、この決議に対してどのような判断をされて、そして今後、その該当者である森副議長に対していろんな指導等も含めてなされていくのかということについて、やはり私は明らかにすべきじゃないかと。やはり議会の、いわゆる29対19という、そういう1つの数でもって議決された内容でありますから、そこら辺についての見解をぜひお示しいただきたいなというふうに思います。  私はそれとあわせて、きょうのいわゆるコメントで、そのまま、わっといったとすると、少なくともやっぱり不信任というものが可決されたわけですから、今後の議会運営がこのままではスムーズにいかないんじゃないかという懸念を持っております。ですから、そういう意味では、この決議そのものを重く受けとめて、先ほど申し上げましたような、やはり1つ議長としての判断、あるいは指導、そういったものについての見解をぜひいただければというふうに思います。 9 小森あきと委員長 それぞれの見解があろうと思いますが、いわゆる辞職勧告決議がなされたという事実については重く受けとめられているという発言もあっております。したがいまして、この発言に沿った形で、今後努められるということでありますので、その点についてはやはり本人意思を尊重すべきであるというふうに思います。  また、今後の対応については、やはりこれは議会として、どうだこうだということよりも法律的にどうなのか、この辺の問題を整備していただいて、そちらの方向で整理をしていくということが私は適切だというふうに考えますので、議会でこの問題を今後の対応としてどうするのかということについては検討することは適切でないというふうに考えています。
    10 毎熊政直委員 私ども会派意見は、先ほどこの動議発議者である野口孝議員のほうから説明があったとおりで、全くの同趣旨でございます。  それと、やっぱり先ほども申し述べましたように、長崎市議会史上初めてのこのような重大な辞職勧告決議だったわけです。そういう事態を受けて、議長がどのように指導されているのか。そこを今回の事態を受けて、どのような指導をなさっているのか、また、今後の議会運営に関してどのようなお考えを持っておられるのか、そこをお尋ねいたしたいと思います。 11 麻生 隆委員 私どもは今回の一連の流れ、これは一市民からの公開質問状から始まりました。そういった形で本壇でもうちの村田代表が言ってもらいましたけど、議運の中でも一定参考人を呼んでやろうということで、これ以上論議できないという形で決着がつきましたけど、今回、本壇上でああいう形でなったことに対しては大変残念な思いはしておりますけど、あわせて副議長におかれましては議会に対するおわびといいますか、そういったものが逆に抜けておったということについての指摘は大きく受けとめながら、また、ご本人意思を尊重しながら、私は判断してまいりたいと思っております。  また、今後はこういうことの論議議会の中で行うべきではなくて、一定この議会考えはもう終わったんじゃないかと。別の形でちゃんと司法の場にゆだねて、そういった問題が本当かどうかということをきちっと確認するということに移っていくのじゃないかと思っておりますので、私は副議長意見を尊重したいと思っております。 12 中田 剛委員 我が党としても辞職勧告決議案には賛成をいたしました。その態度を明らかにしながら見解を申し上げたいと思うんですが、まず、一定議会ルールに基づいて議決がなされて、そして副議長から見解が述べられたと。ここまでは議会運営上、事実として運営されたわけですね。その上に立って、どうするかということが問題の1つの発端になっているというように思うんですね。そういう点で、これは私も見解が述べられるときに、少し感じたことですが、もし、舌足らずとして議会に対するおわびと言いますか、ご迷惑かけたと言いますか、いずれにしても議会論議に相当時間をとったことは間違いないわけで、そこにお礼を申し上げるというのは、これは一般的な常識的なことだろうと思うんですね。ただ、それがあったかなかったの問題というのは、これは舌足らずでなかったということであれば、ここでもいいし、舌足らずだったら舌足らずだったということを明確に述べて、気持の上で納得できれば、それで結論が出ることじゃないかというように思っています。  それから、いま1つ出された議会決議に対しては不本意だったということの意味だろうと思うんですが、これは見解として本人が述べられたことで、それを私たちがそういうものかというふうに受けとめられるか、あるいはひどいと受けとめるかは、それぞれ受けとめ方があると思います。しかし、その発言が述べられた以上、それをひるがえって訂正しなさいという権限というのはありませんしね、こういう意見が出たということで、あと森議長がどういうふうに考えられるか、その辺に態度をゆだねたいというように思います。  あと、3点目ですが、最終的にこのケースの場合、議席に出られるのか出られないのか、今、議事課長から先例、あるいは法的な考え方が1つの案として示されましたけれども、これもなかなか過去、前例がないだけに難しいことだと思います。しかし、その辺はきょう述べられた見解をもとにして森副議長が具体的な行動を起こすというのはこれからなんですから、その点については議長等とも相談されて、処理をしていくという形にされれば、私はそれでいいんじゃないかというように思います。  いずれにしても、そういう点を見解として述べたいと思うんですが、流れとして決議案議決をされ、本人がそれに対してコメントを出されたという時点から、あとどうするかということになりますとね、私は今主張したようなこと以外に方法としてはとれないんじゃないかと。議会運営の性格上ですね、そういうふうに思っています。だから、そういう点で我が党としては見解を申し上げたいというように思っているところです。 13 福島満徳議員 今、中田委員さんからもありました。私も率直に言って、副議長コメントには、やっぱり言葉足らずじゃなかったかなと感じております。ただし、いろんなご意見はあるかもしれませんが、否は否、反省反省として、そういうコメントを述べられましたから、その言葉を尊重して、あとは森副議長行動態度を見守るということにしか私はならないんじゃないかと、そういうふうに思います。 14 野口達也委員長 今、各会派のご意見をお聞きしました。その中で、今後、議長としてのどのような判断をされるのかというご質問もございました。もし、それに回答があれば、議長のほうから一言お願いします。 15 吉原 孝議長 私もきょう行われました議決について重く受けとめたいと思っておりますけれども、それと議会が今後スムーズに運営していくためにはどうしたらいいのかということについても、今後、副議長のお考えもお聞きしながら相談をしてまいりたいと思っております。  ただ、選挙という大きなハードルを越えて選ばれておりますので、その点もやはり尊重すべきじゃないかなと思っております。最終的には副議長個人の問題でもありますので、そのあたり、副議長からご相談があれば私も真剣にご相談に乗って、今後対応してまいりたいと、今のところそう思っております。 16 野口達也委員長 あと、なお副議長に対しては言葉足らずの面があったんじゃないかということもありましたけれども、副議長から何かございますか。 17 森 幸雄副議長 先ほど来、野口孝議員初め、何名かの方から、私が壇上においてのあいさつの中で、市議会を軽視したような話であったということで、私は本当に言葉足らずで申しわけなく思っております。本当に今回のことにつきまして、市議会議員皆様に対して大変ご迷惑をおかけしましたことをおわびあいさつもなく、申しわけありませんでした。心よりおわび申し上げます。  また、私はこれからも粛々と仕事に専念してまいりたいと思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 18 野口達也委員長 ただいま皆さんの意見の中から、議長の今後の判断指導をどうするのかというご意見もございました。それにおきましては、議長のほうから今後においては森副議長といろんな意味相談をしながら議会運営に努めていくという回答がございました。一応そういう形でこの会をおさめたいと思いますが、よろしいでしょうか。 19 福島満徳議員 午前中の本会議で私ども重橋議員関連質問ということで手を挙げたわけですが、途中でやむなくというような感じになったんですが、これは議会事務局お尋ねですが、関連質問というのは100%できないということなんですかね。 20 宮田議事課長 確かに重橋議員にご迷惑をおかけしましたんですけれども、実は昨日の議運で、きょうの第20号議案取り扱いについてご協議をいただきました。その中で、質疑、討論、記名投票、そういう取り決めをしたわけなんですけれども質疑につきましては、きのうの議運の場では通常の質疑ということで事前通告ということまで申し合わせていなかったものですから、きのう夕刻、正副委員長議長とで協議いたしまして、おくればせながら、その後、質疑をされた方にお願いをしまして、ぜひ通告をお願いしますということで通告制に準じる扱いをさせていただいたもんですから、あのような取り扱いになったんですけれども、きょうの場合には当然、昨日、私のほうで自民長崎人の会に確認いたしましたけれども、ないということだったものですから、そのように判断させていただきましたけれども、今後はその辺、適切に十分に意向をお伺いしたいというふうに考えておりますので、ご理解のほど、よろしくお願いします。 21 福島満徳議員 議事課長からの答弁で、よしとしたいんですが、やっぱりこういうことは大事なことですからね。ある意味では文書あたりできちんとしとかんと、後でやっぱりしこりが残りますから、ひとつよろしくお願いいたします。 22 野口達也委員長 それでは、これをもちまして議会運営委員会を閉会いたします。           =閉会 午後0時54分=  上記のとおり委員会会議録を調製し署名する。   平成19年12月5日   議会運営委員長    野口 達也 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...