また、
学校図書館におきましても、
文部省の「
学校図書館五ケ年計画」を受けまして、
平成5年度から、
小・中学校の
図書購入費を大幅に増額してまいりました。
その結果、
平成5年度には
小・中学校とも
文部省標準の40%程度であった
達成率が、
平成11年度末には、
小学校66%、
中学校70%まで増加をいたしました。
今後も整備を継続し、
平成14年度末には、
小・中学校とも80%程度まで充足される見込みとなっております。
その他、
学校図書館教育充実のために、教職員の
研修会や
研究委託事業、
図書室の整備などにも積極的に取り組んでいるところであります。
このように本を読む機会については、年々
拡充整備に努めているところであります。
図書業務に従事する職員の研修と技量の向上の点でございますが、現在、各
公民館図書室には、
図書センター司書による各
図書室の
巡回指導、職員を対象とした
研修会を開催することにより、
公民館等図書室職員の知識の
向上等も図っているところであります。
また、
図書センター職員に対する研修といたしましては、
日本図書館協会及び
長崎県
公共図書館等協議会主催の
研修会にも毎年出席をし、
司書の
専門性を高めているところでもございます。
今後とも、
図書館サービスの充実のため、
図書業務従事職員の
資質向上に向けた
研修等に、努力を続けてまいりたいと考えております。
以上でございます。
4 吉原(孝)
委員長 これより、質疑を行います。
5
山本委員 図書館建設の問題は、市民あげて待望の施設でもありますし、一日も早い実現というのが望まれておると思うんですが、ただいま
教育長からは
新興善小学校跡地を中心にいたしまして、15名程度の
検討委員会を近く立ち上げるという形ですが、ここでは
専門家、
利用者代表という形が含まれているんですが、これについて
一般公募の
委員というのは考えておられるのか、どうなのか。すべて市長なり
教育長が任命する
委員だけで構成をするということになるのか、この点が一つ。
2つ目に、この
検討委員会はこれから役割や機能についての
協議をされると思うんですが、概ね、いつごろをめどに
一つ結審を考えておられるのか。結審が出てから、また
具体化までに
かなり数年経過をすると思いますので、その辺の大まかな計画についてもお示し願えればと思います。
以上です。
6
梁瀬教育長 1点目の
委員の
公募の件でございますけど、私
ども現時点で考えております15名の
委員のという意味では、
公募は今のところ考えておりません。
それと2点目、結論はいつかということでございますけど、この点につきましては、
建設予定地を
新興善小学校跡地と申しております。そのことから
平成15年度以降に、あそこの跡地が活用できるようになってまいります。それまでの間、今からしますと2年
半程度ございますけど、このことにつきましては
平成12、13年までにはということをこれまでも申しておりました。1年から1年半ぐらいの予定で、できたら結論をつけていきたいと、そのように考えているところでございます。
7
山本委員 そうしますと、実際、
平成15年度以降でないと具体的なあそこの
建設そのものについての
スタートはできないという形になってまいりますと、そこから今度は
建設の
スタートを切ってから完成までという期間はどの程度ぐらいを考えておられるのか。何かはるかかなたに
建設の問題があれされないように、できるだけ早くという点からすると、この点についてもう少し短縮できないのか、この点が一つ。
もう一つは、これだけ
市民的関心が高い
図書館建設で、県都においては最後の都市になっておる
図書館がない状況でありますし、この
国際文化都市にふさわしい
図書館建設というのは
市民待望の施設でもあろうかと思います。
そういう点からは、大いに
一般公募についても
公募をして、より多くの方々の意見を網羅をした形での
一つ方向性を出すというのが全市民のための
図書館でありますので、それにふさわしい
委員の
公募のあり方も当然考えていいのじゃなかろうかと。だから15名という定数にこだわることなく、その辺についても広く市民の意見を聞いて、よりよいものを
建設していくという点がふさわしいのではないかと思いますので、その点での検討はひとつぜひしてほしいと思うんですが、今一度その点についてご見解を賜りたいと思います。
8
梁瀬教育長 オープンの点でございますが、
平成15年度以降というのは、現在桜町
小学校が
建設中でございます。桜町
小学校の
子どもたちが、現在、
新興善小学校で
平成12年、13年、14年度ということで、こちらの校舎で学びます。ここが
平成15年4月開校になりますので、
子どもたちが帰る。したがって、
平成15年にあそこがあくという計算でございます。
そのことでいきますと、
平成15年にあきましたら早速、
埋蔵調査を
行い解体をしというので、およそ一年ぐらいかかるだろうという計算でございます。それと、
新興善小学校の跡地における
図書館の
建設につきましては
平成16年、17年度の2カ年を今のところ予定をしていると。
そうしますと、早くてと言いましょうか、
平成18年のはじめにはオープンできるようにという目標で努力をしているところでございます。
それと、
委員さんの
公募の件でございますけど、確かにそういうお考えも、私どももわからないわけではございませんけど、この15名の
委員さんの中には、広く市民の方の意見を取り入れたいということで、
専門家の方、
利用者代表の方、
地域代表の方、いろいろ
子どもたちを預かる団体の方々、こういったことで幅広く入っていただこうと、そういう考えもございます。そういったことでありますので、ご了解いただけたらと思います。
9
山本委員 建設に向けてはいろんな制約もあるので、これはより短縮をしていく方向で努力をしていただいて、一日も早いひとつ
建設に向けた方向を明らかにしていただきたいと思っております。
今の
委員の問題については、期間的にも
かなり検討する期間があるわけですし、私はそういう立場からはさらに多くの意見を、それは15名を公正に選ばれるとは思いますけども、やはり
市立図書館に対しての熱い期待がある中では、なかなか絞り込みというのは困難だろうと思うんですよ。そうすると、そういう方々についての一定の
公募性というものも考えていかなければ、そして、そのことが別に支障になるわけではないわけですし、より多くの方々の意見を聞きながらよりより
図書館が
建設されていくという形になってくるので、この点はぜひもう少し検討はできるのではなかろうかと思いますので、今一度この問題については明らかにしていただきたいと。
もう一つは、
陳情項目の中では
市立図書館と
県立図書館の問題も、
先ほどもちょっと述べられたわけですが、
県立図書館は
県立図書館としての役割と機能がありますし、
市立図書館は
市立図書館としての機能と役割があるわけですから、これは県との
協議も十分されておるんだろうと思うんですけども、もう少しその辺の中身について明らかにしていただきたいと。
そして、3点目に
学校図書館の問題については
長崎は本当に遅れていると思います。
司書の資格を持った
先生方はふえておるようですけども、専任ではないために、この
司書業務に専念できない、だから、休み時間その他で
中学校で
子どもたちが
利用したいときに
利用できる学校は1校しかないと、あとは全部鍵がかかって
子どもたちが
利用できないと。
こういう状況は、人の配置ができないからこういう状況にならざるを得ないと思いますし、私は蔵書をふやすことも、当然、
文部省の基準に照らして見ても、
かなり長崎市は低いので
率そのものも上げていかないといかんですけども、しかし、もっと今ある蔵書を、より効果的に活用できるような体制というのはもっと大事じゃないかと。
そして、
子どもたちが情緒豊かな
子どもたちを育てていくという点では授業だけでは補えない、こういう読書の機会を大いに奨励をするという立場から、私はやっぱり
専任司書の配置、そして、
学校図書館の充実という問題は、今、いろいろ少年非行問題が取りざたされているこういう時期だけに、私は一番力を尽くしていくべき点ではなかろうかと思うわけです。この点について、もう一度ご意見をいただきたいと思います。
10
並川学校教育部長 小・中学校の
図書室の開放について実態を申し上げますと、今、指摘されました
中休み、昼休み、
放課後につきましては、この資料は
教育委員会の方から差し上げたわけですけども、特に
中学校の
中休みにつきましては15分間です。2校時目から3校時目です。職員にとっては休息の時間となっております。生徒にとっては
特別教室とかプールとかの移動の時間になりまして、この時間は実質あけましても生徒の
利用は実際は期待できません。
したがって、
中学校のほとんどは昼休み、
放課後は両方とも8割方はあけておると把握しておりますし、
子どもたちの
図書を
利用する、また
図書を借りるとかそういう時間帯については十分確保していると思っております。
以上です。
11
梁瀬教育長 委員の
公募の点でございますけど、この点につきましては
先ほども申し上げましたけど、
図書館の
建設構想につきましては、実は、
平成5年の7月にも
基本構想の
検討委員会というのを立ち上げております。その提言もいただいております。そのときも、
委員の方につきましては、幅広く入っていただいた
委員構成になっていたと、そういったこともあります。
それで、今回につきましては前回のことも踏まえながらご指摘のこともありますし、私どもとしても幅広い分野からご意見をいただくようにということで、特に人選についてもそういった意を用いて対応してまいりたいと考えております。
それと、
県立図書館との関係でございますけど、これは市の中で
企画部が中心に県との
協議を進めておりますけど、
図書館、
博物館、美術館につきましては、県・市との
すみ分けというのが、ずっとこれまでも言われてきたろうかと思います。そういった中で企画が中心になって話をしておりますが、
新興善小学校跡地の活用ということで市が提言を受けましたのは、あそこに
図書館、
博物館、それとコミュニティを中心とした
複合施設と、こういった提言があっております。
したがいまして、そのことで
博物館につきましてはご承知のとおり諏訪の
森構想が出てまいりまして、少し県との調整が出てきたと。そういった部門がありますので、そのことについては企画が中心にいろいろ、今、県との
協議をしております。そういった中で、
先ほど申しました
図書館の件につきましては、知事及び
長期総合計画の中で県が明らかにした項目がああいったことでございます。
そういったことでございますので、そのことにつきましても、県・市の中では今後調整がなされていくと。私どももそのことを踏まえまして、そことの県・市の整合を図る必要がございますので、そのことには
十分注意をしながら
検討協議会を進めていきたい。
したがいまして、この
検討協議会につきましてはあくまでも
市立図書館のあるべき姿と言いましょうか、今後どのような、いろんな規模、内容含めてということを中心に論議を続けていきますが、その中で県との関係についても
十分注意をしながら対応してまいりたい、このようなことでございます。
12
山本委員 わかりました。
先ほどの
一般公募の問題は、今後、ぜひ鋭意検討していただいて、よりよい市民の多くの意見を結集した形で、本当に市民に歓迎される
市立図書館が
建設されるように、これは強く要望をしておきたいと思っております。
学校図書館の問題については、これは
市立図書館ができるまでも待たずして、今すぐにでもできることでありますし、そして
子どもたちの問題が今非常に取りざたされている中で、私は非常に重要な問題だと思っております。先日も指摘しましたように、県内における周辺の
市町村でも専任の
司書を配置して、
学校図書館の充実をということでもう動き出しておる。今までは他県だけと思っておったら周辺の
市町村でもこういう実態が出てきている中で、
長崎が
市立図書館がないということが、やっぱり
図書行政全般の水準を低下させていると。その一環が
学校図書館にあらわれていると思うし、専任の
司書の配置をすみやかに行うとともに、やはり
子どもたちが
利用したいときに、いつでも
利用できるような
学校図書館にしておくべきだと思っております。
一つだけ意見を申し上げておきますと、本当に私も
保育所や幼稚園で
先生方が本を読み聞かせをされる、あのときの
子どもたちの目の輝き、本当にこの
子どもたちが
小学校に入るとそういう機会がなくなってしまうということで、一つは
想像力をつけていく、
創造性そのものを育む上でも一つ問題があるんではなかろうかと。
そういう点から各都市においては、
学校図書館の充実と
専任司書の配置ということについては、英断を下して取り組んでおられるのは、これからの時代を担う健全な
子どもたちを育てていくという点で、こういう分野に思い切った予算の配分は、当然やるべきだと思っておりますし、そういう点での一つ今後の積極的な、この陳情にも出されておるような形で、充実をされるように特に要請をしておきたいと。
私どもが調査した段階でも、
学校図書館の
利用と
公民館などの
図書の
利用の状況を1回調査したことがございましたけれども、
公民館図書が
利用が多いところは、やっぱり
学校図書館も
利用が多いと。それはなぜかと言ったら、学校には専任の
司書はいないけれど、
公民館にボランティアによるそういう
司書の先生がおられるということで、結果的には
学校図書の
利用も非常に高まってきておるということです。
司書の配置がいかに大事なのかということを、私どもも
長崎市内の実態から照らして見てもこのことが言えるわけですので、この点はぜひ
市立図書館の
建設と同時に、一つ大事な問題として今後検討していただきたいということを強く要望いたしまして、私の質問を終わります。
13
下条委員 一部、今、
山本委員さんから質問が多岐にわたってありましたので、ダブるところもあると思うんですが、観点を一部違えた形で質問をしてみたいと思います。
今、
スケジュールの件は前から明らかにされておりましたけれども、
平成15年までにはどうにもならないわけでありまして、その間の
準備期間というものが2、3年あるわけでありますから十分にいろんな角度で検討して、
県庁所在地の最後の
図書館ということの触れ込みでありますから、他の都市に負けないものができていくだろうと思いますし、また、それを期待して
スケジュールの件は、おきたいと思いますが。
今、
教育長の方から
新興善小学校跡地での
建設についてのお話の中で、諏訪の
森構想との兼ね合いもあったんでしょうけども、以前の
検討協議会では
図書館のみというものじゃなくて、今、お話があったような
博物館とか、あるいは他の多目的とか出ていたわけですが、今回の、間もなく年度中に立ち上げようとされるこの
委員会につきましては、どのような名称のもとに、いわゆるもう
図書館に絞った
委員会になっていくのか、あるいはまだ私たちとしては
新興善小学校の跡地というものが
図書館のみという明確なものは示されていないと私は理解をしているんですね。
ですから、そのままの状況でどのようなものに
利用するか、もちろん
図書館というものが中心になっていくだろうということはだれしも理解はしていると思うんです。そういうことでありますので、どのような形で
委員会というものを立ち上げようとされているのか、いわゆる、
教育委員会が諮問をされようとしているのかというものが、今の答弁の中でも十分に理解ができませんので、そこのところを示してほしいと思います。
それからもう一点の、いわゆる
長崎市立図書館がこれだけできなかったというのは、ある意味においては
県立図書館というものが市民
図書館的な役割も果たしていたと。そういうことで他の
文化施設を含めて
長崎市が非常に長年
文化施設が遅れていたということで、他の分野から先に手をつけられていったというものがあるんではないかと思うんです。
そういった意味でいきますと、今度、
長崎市立図書館というものができますと、今の
教育長の見解では、県の見解として
市立図書館の
建設後にその状況を見ながら、
県立図書館というものは考えていかれるようだみたいな見解を、今、述べていただいた気がするんですよ。
そうしますと、例えば、その
スケジュールでいきますと
長崎市も県庁もそうだったですね。他の都市から
かなりの陳情、分捕り合戦的なもので魚市跡地というのが、ほぼ決まっただろう、まだ決まっていないかもしれませんが決まっただろうと思うんですね。
あるいは、
野球場にしてもしかりでした。
県営野球場でもそうでした。そういった非常に陳情的な合戦が他都市と、特に
県央地区の都市との競合が出てくるわけでありますが、いよいよこの
長崎市立図書館が市民
図書館的なものができ上がって、しかもりっぱなものができるとします。そうすると諫早でありますとか、大村でありますとか県央の都市は、じゃ、
県立図書館をうちにくださいという形に、私はそういう陳情が出てくる
可能性もあるというふうに見ざるを得ないんです。県庁でもそうでしたし、
野球場でもそうだったわけですから。
そういったときには、私はむしろ諏訪の
森構想というのが突如として新知事のもとに出てきました。そういったことで非常に、これも流動的だとしか私は見方をしていないんです。諏訪の
森構想が、いわゆる
長崎市の
新興善小学校跡地と同じぐらいの
スケジュールで確定をしていけば非常にいいなと思っていますけども、そういうことがあって、非常に流動的なこともありますので、
博物館的なものは、あるいは
県立図書館の一部の古文書なるものは、諏訪の
森構想に入っていくというふうに理解はしておりますけども、そうなってくるといよいよ
県立図書館というものが他都市に陳情的なもので、要するに
長崎県下全体の公立の市、町立の
図書館をバックアップする機能を果たすわけでありますから、そういったものでとられる
可能性がありますので、何とか
長崎市の新しい
市立図書館を
建設する
委員会とともに、
県立図書館というものについても話し合いを十分に進めて、
長崎市に存置ができるような形を
同時並行でやるべきだと思いますが、まず、この2点についてお尋ねをしてみたいと思います。
14
梁瀬教育長 今度、立ち上げようとする
委員会につきましては、私どもは
図書館建設検討委員会というような名称を今のところ考えております。これは、あくまでも市立の
図書館をどのような形で
建設するかということを中心に
協議をいただくということであります。
それと2点目の、確かに
長崎が最後のと言いましょうか、
市立図書館ということで、私どもも市民に開かれたすばらしい
図書館を目指して検討していただくわけでございます。
そういった中で、
先ほど県立図書館との関係の中で、見解と申し上げましたけど、これは実は市の見解ということではございませんで、県の方が
県立図書館のあり方について主体的に整理をされるわけですので、その中で知事並びに県の構想の中でこういう発表がなされております、これは私ども、そのことは承知しております、という意味の見解でございますので、その点よろしくお願いしたいと思います。
それと、このことにつきましては、企画が中心に県と話をしておりますけれど、私ども
教育委員会も、企画が県とする中で事前
協議ということではいたしております。そういった中で、
県立図書館、
市立図書館の役割というのも十分に
協議をしたり、認識もいたしております。
そこで、
先ほどの知事の表明の中でも当面は現在地で存続させるとか、
県立図書館の役割を担う中で十分検討していくというような表明がなされております。これを踏まえるときに、
長崎市としては、
委員がおっしゃるようにその
県立図書館が外に出て行ってもらったら大変なことだと思っております。そういったことでは企画にも、ぜひ、いずれにしても
県立図書館というのは県都である
長崎市にと、これは市としても恐らく一致した見解ではないかと思いますので、その辺はそういった認識で私どももおります。
よろしくお願いします。
15
下条委員 立ち上げられる名称が、
図書館の
建設検討委員会というもので立ち上げていくということでありますので、私はそれはそれで構わないんですが、そうしますと
教育委員会の内部、いわゆる市長等の見解も含めてですけども、じゃ、
新興善小学校の跡地
利用というものの全体計画はどのような中で、また生まれたり消されたりしていくんですか。
一定の整理をして、そして
図書館というのに移っていくのか、あるいは
同時並行でやりながら
図書館は
図書館として
検討委員会をつくっといてみてください、いわゆる、その当時でも
博物館的なものになると
複合施設なのかなという感じ、一つの建物として複合になるのかなと思っていたんです。
そうすると、どのような形で跡地
利用検討協議会をつくった、そのものを含めた
長崎市の今までの見解を、どこできちんと整理をしていくというのかというものがあると思うんです。
そこのところを
同時並行でやっていくのか、そうしないと
図書館も規模から含めていくと、敷地面積から
スタートするのか、駐車場はどのくらいから
スタートするのかという、どうしてもハコモノから最初私は
スタートするのかなと思うんです。それから、中身についていくと思うんですよ。そこのところを私たちにもある程度わかるようにしといてもらわないと、市民の皆さん方からいろいろなお尋ねも含めて私たちもそうですけども、あるわけでありますから、
平成12年度に立ち上げるということでありますから、もういつ立ち上げてもおかしくないわけでしょう、あしたでも立ち上げるかもしれないという状況になっているわけですから、その点をお知らせしてほしいと。
それからもう一点の、
教育長も、今、お話がありましたように、じゃ、だからと言って、
県立図書館がよそに行かれちゃ困るんだというお話もありました。そういうことで、行かないようにするためには、やはりお互いがある意味での補完的な分野を持つべきだと思うんです、お互いに役割というもののですね。
例えば、今、
県立図書館というのは素人の私から思って、大きく言って3つぐらいの役割がある。一つは一般の市民
図書館的なもの、広く開放していろんな形での学習機能をもたせるところ、もう一つは重要なと言いますか、専門分野の人が文献をどうしても見てみたい的なもの、そういった専門的なものがあると思うんです。もう一つは、非常に大きな役割を果たしているのが、旧鍋島藩との古文書が
かなりのものがあります。私も、2、3度、書庫の方に入って見たことがあります。この古文書というものは新しい諏訪の
森構想の中に取り込まれるにしても、あとの2、3個は残っているわけでありますけども、そういった点のどこかを
県立図書館に、
市立図書館としてはこれだけの100のものがほしいけども、90幾つぐらいでとめて、そこの分野を
県立図書館におんぶするんだというものをつくっていく必要があるんではないかと。
そうしないというと、いわゆる
県央地区が待ったをして、手を挙げて、かっさらわれるという
可能性もあるんではないかなという感じがするものですから、
同時並行でやっていくべきでないか。また、それぞれの
すみ分けといいますか、持ち家をきちんとしていった中に、
長崎市に2つあるんだという前提のものができ上がっていくんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうかと。
16
梁瀬教育長 第1点目のことでございますけど、確かに
新興善小学校の跡地の活用ということでは提言を受けておりますのは、
先ほど申しましたとおり
図書館、
博物館、
複合施設。そこで、
博物館が諏訪の
森構想の中で、少し流動的になってきました。これは、県・市で詰めているわけですが、こっちに行く
可能性がありますということ。
そうなりますと、私どもとすると、その提言を受けた方向で進んでおりましたけど、そうなるとだんだん
建設の時期も迫ってくると。その辺の見極めが済んだ後に本当は立ち上げれば、一番はっきりしたわけでございましょうけど、例えば、ここはもう
博物館は抜けますと。そうでない時期で立ち上げるわけですので当然
委員さんがおっしゃるように
同時並行的でこっちを一方にらみながら、こちらもやっていく、そうすることが早く
図書館をつくるという意味では大切なことだと思います。
したがって、例えば、
博物館がこの地から抜ける抜けないは別にして、ただ規模のこととか、そのことは若干そのことで変更があろうかと思いますけど、その前にしかるべきどういった性格の
図書館をつくるかと、そういったことは早く取り組んでおったがいいだろうと、こういう考えですので、それは、そういった意味では
同時並行的にこちらの整理がなされたらここを修正しながらと、こういったことになろうかと思います。ご理解を賜りたいと思います。
それと、2点目の
県立図書館、
市立図書館の役割の点でございますけど、この点についても実は県・市の企画が主体に話をしておりますが、その中に、それぞれの県・市も所管の私どもも、
図書センターの方も下部組織の検討グループの中にも入ってございます。
その中で、認識はし合っておりますので、そういったことではこれも
同時並行となるわけでしょうが、県が主体的に、
県立図書館をどうするかというのを
先ほどの2つの提言を踏まえて近く、整理をされると思いますので、その辺の進み具合等にらみながら、実務的にはそのことは十分詰めていく必要はあると、このように考えております。
以上でございます。
17 小林
委員 今、同僚の
委員からいろいろご提言、あるいは質疑があっておりますので、重複するかと思いますが、私はその前提として今の
県立図書館が、市民
図書館として役割を背負えていない部分について正してみたいと思います。
日本でも最後の
市立図書館になろうかということで、逆にその成果が期待をされるわけなんですが、現在のこの都市型の
図書館で、まず、昔の
図書館と違うところは開架率、これが多いところは70%以上いっています。それから視聴覚、これが
県立図書館には全くありません。今、先進都市の視察をしますと小さな分館においても視聴覚をもちろんそろえているわけですね。こういったことも最低の条件と思います。
それから、各
市立図書館においては、今、国会
図書館とのアクセスが全部なされています。そういった方面であるとか、パソコンによる市民の手による検索、これは
県立図書館でも、今、若干あっていますが、ああいった形でなく、もっと本格的なパソコンによる検索というのを各そろえています。そういったことも私は今後できる
図書館においては最低の条件ではないかと思います。
また、欲を言えば福岡市の
市立図書館においては、終日、
図書館に行って本当にいろんなことが楽しめるということがありますが、それは
長崎の地形的な制約、そういったことからも無理があろうとは思います。
ただ、今、諏訪の
森構想が起きてきまして、
市立図書館が再びどのようになるかという心配がされましたが、これは一応、
市立図書館を必ず
建設をすると。そういう強い決意で市は臨んでいると思いますので、若干、その辺は私も市民の一人としてほっとしているところでございますが、そういった都市型の、現代の
図書館として最低備えなければならない、これは検討懇話会ができる、できずにかかわらず、これまで
市立図書館について、各種情報
図書館とか経緯もずっとありましたので私は
教育委員会として、最低限このような
図書館は目指しているというものは当然あろうかと思います。
まず、そのことについてお尋ねしたいと思います。
18
梁瀬教育長 今、ご指摘の件は、どういった
図書館になるかと機能を含めてのご指摘だと思いますが、
先ほどちょっと申しましたが、
平成5年7月に
図書館建設基本構想というのを市としてはいただいております。その中でも今おっしゃるような、例えば、視聴覚のこと、情報コーナーのこと、パソコンだとかそういったことを含めて
かなり幅広く検討をいただいておりまして、その中で、私どもとしてもすばらしい提言を受けているというふうに認識をいたしております。
したがいまして、これまでも申してきたのは、このときの提言をいただいたことを参考にしながらと、議会でも答えさせていただいております。そこで、それから7、8年はたっておりますので、その後情報のこと、ITとかいろんな電子
図書館だとかこういった部分も今論議をされているような状況となりました。
したがいまして、そこは
検討協議会の中で十分専門的な方も入っていただきますし、その辺も踏まえて再度検討をしてすばらしい
図書館をつくっていこうと、こういった意気込みで、今、進めておりますので、そういったことで当然に論議がなされる部分ではなかろうかと思います。
よろしくお願いしたいと思います。
19 小林
委員 県立図書館と、
市立図書館の役割の分担ということは今は論議があっておりましたので、その点は重々視野に入れながら、
市立図書館の
建設は
平成15年に、今の
新興善小学校の跡があくということで、
平成18年の開館を目指して、一応、そのようなタイム
スケジュールで進むということでございますので、ぜひともその線を崩さないようにお願いしたいと思います。
気になる点は、
新興善小学校の跡地
利用について、市において何らかの重大な問題が起きたときには、
市立図書館の
建設というものについては一定変更があり得るというような条項があるわけです。
それについては、諏訪の
森構想におきましても乗り越えたんで、私はもうこれ以上、延ばすべきではない、また変更すべきではないということを根底に持っているわけなんですが、どのような場合が想定をされるのか、しかも
平成15年というある程度めどが立ってきた時点においても、なおかつ、そういう点が考慮されなければならないのか。
私は
市立図書館の位置づけが
長崎市においてこれはもう重大であると。例えば、ほかのことが起きてきても、それは別の土地を考えてでも、
市立図書館については、今回はここにきちんとやるべきだと重大な決意を持って臨めば、私は回避できることではないかと思いますが、あえてお尋ねしておきたいと思います。
20
梁瀬教育長 確かに、跡地活用の
協議の中で、客観的な状況の変化でという部分があります。したがいまして、
図書館、
博物館、コミュニティを中核とし、となっておりましたので、その点
博物館が
新興善小学校の跡からもしどこかの場所に移るということになると、そこは一つの変更ではないかなと思います。
したがいまして、そのことが今の中ではまだはっきりしておりませんので、その結果を待ってということになりますと
図書館の
建設が遅くなってはいけないと、そういった意味で
図書館につきましてはぜひ
新興善小学校の跡地と、私たちも思っておりまして、市の中でもいろいろ3役
協議の中でも、そのことについては
市立図書館を早く
新興善小学校跡でつくろうと、そのことについては一致をいたしておりますので、そういったことを前提に
検討協議会を進めていきたいと考えております。
以上でございます。
21 小林
委員 わかりました。じゃ、質問します。学校の
司書の件につきましては、今もるる問題が提示されましたけれども、学校
司書はやはり専任ですね、きちんと整備すべきです。実際学校現場では先生がいろんなことに忙殺されて、いろんな兼務をされているということで、実際に
子どもたちのためにしてあげたいと思ってもなかなかできないという現状があります。
これは
学校図書館法を引けば国と各地方の
教育委員会が配置を責任持ってするとなっていますので、これについてはやはり意を払って十分予算的な措置もさらに強めて、やっていくべきではないかと思いますが、どうでしょうか。
22
梁瀬教育長 学校図書館における
司書の問題でございますが、これは
専任司書を配置したいという意味では、私どもも全く
委員さん方と同じ考えでございます。したがいまして、このことにつきましては全国の都市
教育長協議会、どこの都市の
教育委員会もそのように思っております。
したがって、このことについてはここ数年強く国にも要望しておりますし、私ども
長崎県といたしましても、
市町村協議連だとか8市
教育長会でも、県教委に強くここ数年要望し続けております。
そこで、実は配置の問題でございます。私たちは、基本的には学校における職員の配置は国費及び県費の、一般的に県費負担教職員と言っておりますが、この中でぜひ実現してもらいたいと基本的な考えでございます。
したがってそのことについて、今、国の方も学級編成と教職員の配置のあり方と、こういったことを
文部省も研究いたしました。その中で今後は、国の裁量権を都道府県にある程度ゆだねるということになってまいりました。そこの中で職員の配置についても、40人学級の標準的な配置の基準は変えないが、その中で教職員を画一的な配置じゃなくて、都道府県が有効な基準をつくって
市町村教委に配置したらできると、このようになってまいりましたので、今後は特にその点につきましても、私どもも県教委にもさらに強く配置について、これも専任配置を考えておりますが、その中で、例えば正規職員の配置ができないときには、今後は非常勤職員も活用していいよというふうにもなってまいりました。
そうなると県がその基準をつくってまいりますので県教委に強く働きかける中の一つの大きな項目に
司書の専任配置というのもあろうかと思います。今後、強くそのことの実現について要望を続けてまいりたいと考えております。
以上でございます。
23 渡辺
委員 陳情人の
陳情項目の3番目に、現在の
地域図書館、
学校図書館は住民、
子どもたちに対して本を読む機会を減らし、読書の喜び、楽しみを伝える状況にありませんと、こういう3行の文言があるんですが、これに対して
教育委員会の見解をもう一回ピシッと求めます。
それと、今、貸し出した本が戻ってこない本の割合がどれくらいなのか、割合でいいですから。その傾向がふえているのか、減っているのか、そこんにきの傾向を教えていただきたいと思います。
それから、もう一点は古くなった本、要するに
図書館に本をどんどん購入していっているわけでしょう。それで古くなった本の処分というんですか、それはどうされているんですか。それをお尋ねします。
24
梁瀬教育長 1点目のことからお答えしたいと思いますが、この3点目に、現在の
地域図書館、
学校図書館は住民、
子どもたちに対して本を読む機会を減らし、とこういう表現が陳情の中にあります。この点につきましては、私どもも、ここの真意といいますか、意味が少しつかみづらい点がございました。
したがいまして、
先ほどご答弁させていただいた中では、今まで私どもが取り組んで、こういった機会をふやす意味の取り組みをしてまいっておりますと、そういったことをここに対してお答えをさせていただきましたので、それでよろしゅうございましょうか。
25 飯谷
図書センター所長
図書の回収の関係ですけども、私の方では毎月期限がきた方に大体600人程度の方に督促状を出して、期限がきてますよと、早くお返しくださいという形でやっております。
それと、場合によっては返ってこない方、本を紛失したとか、そういった方には同じ本を返してもらうか、もしその本が絶版という状態の場合は、それと同等のお値段とか内容のものの本を弁償してもらっている形をとっております。
それと、本の貸し出しがほとんど見込まれないとか、あるいは古くなったとか、落丁して修理がきかないような本については、市内の学校とか日吉青年の家とか公的な機関に「うちの方で廃本になった本があるけども、使うことはないでしょうか」ということで一遍お声をかけて、その中で選書した上で、なおかつそれでも要りませんというような状態のときは、城山のリサイクルの自治会の方に再生ごみとして出しております。
図書の返却率の数はとっておりませんが、大体、
図書館の関係の本の一般的な公立
図書館の傾向とすれば、2、3%の本がなくなっていくというんですか、返ってこないと、不明率ということがものの本に書いてあります。
私ども、
図書センターの方ではそういう明確な数字を把握しておりません。
26 重橋
委員 陳情人の方が、いろんな
図書館とか、ふれあいセンターとか、
公民館とか、そういったところの
図書の管理とか、読書会でありますとか、その整備のためにご協力をいただいておると、そういう方々なのかなと私は思っておるんですが、過去にも何回か陳情等でお見えいただいたのかなというふうにも思っております。
そういう中で、こういう形でお見えいただくということは、私ども勉強のいい機会になりますけども、要は、こういった施設の中でそういう活動をされている方と、行政との接点ですね。一つもないんじゃないかという気がするんですよ、こういった陳情をしてこられるということは。そういう中で、もしよければ方針という、 もう粛々としていろんな
図書館建設等については、行政としても検討しておられると、何ら隠すこともなくて、オープンにして進めていける事業ですよね、こういったことは。
そうすると、行政の中にあるいは
教育委員会の中にそういうポジションがあるわけでしょうから、こういう活動をしておられる皆さん方の接点は間口を広げて、何かあったら聞きに来なさいよと、こういうことで今こう進めていますと、あなたたちのご苦労は何ですかと、私どもこうして対応しますとよというような、そういういわゆるサービスというかな、行政側からのサービスというのも必要じゃないかなと思うんです。
ですから、その辺のところはどういうふうになっているのか、お伺いしたいと思いますけども。
27 飯谷
図書センター所長 特に、定期的なものは持っていませんが、私どもの事業の中で子ども文庫の活動をとおして、子ども会の定期総会とか、そういったものには一応参加して、そういった
図書行政にもろもろの関係の要望のような形の意見は聞いておりますが、特に、私どもの
図書センターの印刷機とか、そういったものをつくろう会の方々とか、定期刊行物というんですか、チラシとか、印刷の場合の場の提供としてやっております。
しかし、特に定期的な会合のような形のものはとっておりません。
28
梁瀬教育長 実は、今回の
図書館をつくろう会の代表の浅井さんからの陳情でありますが、この点につきましては、ここ数年私ども行政に対する陳情をいただいておりました。そこの中でもいろんな指摘もいただいたし、早く
図書館をつくってほしいという思いも私どもも十分承知もしておりました。そういった中での、今回議会の陳情と、私どもも実は急だったので、正直言って戸惑った部分もございました。
これまでの陳情の中でも、大体、
図書館については数年、方針的にありましたのでそのこともご理解をいただいて推進していたんじゃなかろうかと、そして浅井代表さんにおかれましては確かに私ども市の
図書行政に対していろんなご協力もたくさんいただいておったので、これまでも
図書センターを中心にいろいろ歴代の所長等とも連携を図りながら、今、
図書センターの所長が4月からだったので少しその部分の連携が余りなかったのかなと思いますが、そういった経過をたどっておりますのでよろしくお願いしたいと思います。
29 重橋
委員 教育長はじめ、そういう形での努力というのは評価をいたします。
ただ、どうも市民の方々は役所に出向いて行くというと、何となく聞きづらい、行きづらい、話しづらいというのはありますわね。そういう中ですから、一つそういうので十分声をかけていただいて、これが思想心情的に非常に偏った団体で、非常に先鋭的なそういう方々であるならともかく、非常に協力をしていただくというような方であるならば、協力団体ということで、参考にいろんな話を聞くこともよかろうし、市の姿勢というものを説明することもよかろうし、協力要請をすることもよかろうし、そういった中でのふれあいを深めて、間口を広げてやっていただくように、これは要請でよかろうか、お願いいたします。
30 吉原(孝)
委員長 それでは、質疑を終結いたしたいと思います。
要望等につきましては、取りまとめの中でお伺いしてまいりたいと思います。
それでは、これをもちまして質疑を終了いたします。
傍聴人におかれましてはご退席をお願いいたします。
暫時休憩いたします。
=休憩 午前11時1分=
〔
傍聴人の退席〕
=再開 午前11時8分=
31 吉原(孝)
委員長 それでは、
委員会を再開いたします。
陳情第9号につきましては、これまでの議論を踏まえまして、私ども正副
委員長で要望文を作成いたしまして、行政の方に要請をいたしたいと思いますが、それでよございましょうか。
それでは、そのように取り扱わせていただきます。
理事者交代のため暫時休憩します。
=休憩 午前11時8分=
=再開 午前11時16分=
32 吉原(孝)
委員長 委員会を再開します。
第83号議案「工事の請負契約の締結について」を議題といたします。
理事者の説明を求めます。
33 松藤
建設管理部長 第83号議案の「工事の請負契約の締結について」をご説明いたします。
第83号議案は「
長崎市深堀体育館改築(仮称)深堀地区老人デイサービスセンター新築主体工事」に係る請負契約を締結しようとするものであります。
契約の内容等につきましては契約課長から、その後、工事の内容の詳細につきましては、土木建築部の方から説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
34 浜脇契約課長 それでは、先に配付しております
委員会資料に基づきまして、ご説明を申し上げます。
まず、1ページをごらん願います。
第83号議案は、工事名「
長崎市深堀体育館改築(仮称)深堀地区老人デイサービスセンター新築主体工事」に係るものでござまして、契約金額は消費税込みで2億8,875万円、契約の相手方は、菱興・森美特定
建設工事共同企業体でございます。代表者は
長崎市飽の浦町5番3号、西日本菱重興産株式会社、代表取締役、山崎義明、その他の構成員は
長崎市梁川町20番12号、株式会社森美工務店、代表取締役、田口伸一でございます。完成期限は
平成13年7月31日、契約の方法は
公募型指名競争入札、入札年月日は
平成12年8月11日、仮契約日は
平成12年8月14日、入札回数は1回でございます。
指名業者及び入札結果は、2ページから3ページのとおりとなっております。2ページの5番、上滝・鉄川特定
建設工事企業体が公告条件による指名取消となっておりますが、これは公告時に同日付け入札を行った総務
委員会所管の「北消防署・コミュニティ消防センター新築主体工事」を落札した者を構成員とする共同企業体は、落札した時点で取り消すことといたしておりますので、指名取消といたしたものでございます。
なお、
公募型指名競争入札の概要につきましては、4ページに記載いたしておりますので、ごらん願いたいと思います。
次に、共同企業体は
長崎市特定
建設工事共同企業体実施要綱に基づきまして、設計金額1億5,000万円以上の工事につきましては、共同企業体を適用することといたしており、本件工事につきましても、工事の規模からして構成員2者の共同企業体といたしております。構成員の出資比率でございますが、代表者が55%、その他の構成員は45%となっております。資格要件といたしましては、全構成員に本工事の設計業者と関連がある業者ではないこと、同種、同規模の施行実績を有することなどに加えまして、代表構成員が建築一式工事でA等級、総合数値が810点以上であることのほか、その他構成員には、建築一式工事がA等級の有資格業者であることといたしております。そのほか、代表構成員には建築一式工事に係る管理技術者を、その他構成員には国家資格を有する主任技術者をそれぞれ現場に専任で配置をすることといたしております。
以上の要件を付し、公告により募集を行った結果、20共同企業体より入札参加の申し込みがあったわけでございますが、そのうち3共同企業体、朝日・ケンコーJV、植野・豊JV、金子・松下JVの構成員の一方が、民事再生法に基づく再生手続き開始の申し立てを行ったため、信用状態の悪化等により工事の適正履行が懸念されることなどの理由から、この3共同企業体を第一指名
委員会におきまして非指名といたしました。残る17共同企業体を指名とし、
先ほど申し上げました指名取消の1共同企業体を除きまして、16共同企業体で入札を実施したところでございます。
なお、今回の入札につきましては失格者はございませんでした。
以上でございます。
〔図面による説明〕
35 光冨土木建築部理事 第83号議案について。
長崎市深堀体育館・(仮称)深堀地区老人デイサービスセンター主体工事について、前にはっております図面にて説明したいと思います。
お手元の
委員会資料では5ページに配置図、6ページから8ページに平面図、9ページと10ページは各立面図を添付しております。
それでは、前の黒板にはっております図面にてご説明いたします。
配置図でございます。配置図で建築面積は1,043.92平方メートル、延べ面積は1,918.41平方メートルでございます。場所は、深堀町5丁目712番地でございます。主要地方道香焼江川線の深堀バス停より江川側約150メートル、深堀公園に隣接する現深堀体育館の敷地で敷地面積は1,662.73平方メートルでございます。
次に、1階平面図でございます。1階は青色の部分が体育館の部分で、玄関、左側に倉庫がございます。オレンジ色の部分が老人デイサービスセンター、緑色の部分が共用部分でございます。駐車場、玄関ホール、事務室、デイルーム、介護教室、厨房、浴室、便所などになっております。
2階平面図でございます。2階は体育館、ステージ、体育倉庫、シャワー室、便所、ヘルパーステーションなどになっております。
3階平面図でございます。3階はギャラリー、倉庫となっております。
上の方が西側立面図、これが隣地側の西側立面図です。そして、南側立面図、下の方です。南側立面図は山手側、深堀神社から見た立面図でございます。東側立面図、これは公園側から見た立面図でございます。北側立面図、下の方、これは県道側から見た立面図でございます。
以上でございます。
36 吉原(孝)
委員長 これより、質疑に入ります何か、ご質問はありますか。
37
山本委員 2点お尋ねしたいと思いますが、
委員会資料の4ページに
公募型指名競争入札の概要という形で、今回もこの方向での資格要件でされたと思うんですが、自主的に結成された共同企業体であることということについては、何を基準に自主的に結成されたかどうかということは推しはかるんですか。ここを一つ教えていただきたいということ。
そして、IIIのところで2)
長崎市内に本店を有すること、ということについてはいろいろ取りざたもされているわけですが、この点についての本店であるかどうかということの確認は、どういう形で把握をされておられるのか。
そして、今議会でも指名競争入札のあり方については、いろいろ問題点が指摘をされたわけですが、そういう上に立って、従来の指名競争入札に照らしてみて、公募型の指名競争入札という形に変わってきているわけですが、そうした議会の指摘を受けて、より
公募型であってもより意を尽くしておられる問題はどういうところにあらわれてきておるのか、この点をお尋ねしておきたいと思います。
最後に、体育館とデイサービスという形での、いわば併設という形で、これは土地の有効
利用という、他に施設がないということで本来なら切り離した方が一番いいんですけども、なかなか他に適地がなくて、こうせざるを得なかったと思うんです。しかし、一方は非常に静穏を、静かなところを求める施設、一方はいやが上でもそういう騒音を発する施設というものの抱き合わせにあって、これまでもいろいろ指摘があったところですが、最終的にどういうこの問題での配置によって、そういうものを最小限度に防ぐということは、どういうところに、どのような形で工夫が凝らされておるのかということについても教えていただければと思います。
以上です。
38 浜脇契約課長 まず、1点目でございますが、いわゆる自主結成の問題でございますけども、今回、私どもは
建設業のAランク53社につきまして代表構成員、あるいはその他の構成員となるような形で、私どもが例えば、何十点以上は要するに代表者ですよ、何十点以下は構成員ですよとそういった形で取り決めをしたものではございません。いわゆるA等級のクラスの
建設業者の方が、自主的にそれぞれの技術力を発揮していただくと、そういった意味で共同企業体を組んでいただくというふうにいたしております。
それから、以前は予備指名というのがあったわけでございますが、その辺のことにつきましては、いわゆる談合的なものになるとか、いろんな指摘がされましたので、私どもは現在、自主的な結成ということでお願いをいたしておるところでございます。
本店の確認の問題でございますが、これにつきまして、私どもは資格業者の審査申請の受け付けを行います。その際に、法人登記簿でありますとか場合によっては定款、そういったものでこれを確認するようにいたしております。
それから、公募型指名競争入札でございますが、これにつきましては現在私ども、例えば透明性、あるいは競争性、客観性にすぐれた入札制度だということを思っております。そういう観点から今回も
公募型指名指名競争入札を採用したわけでございます。
以上でございます。
39 光冨土木建築部理事 騒音の問題でございますが、お手元の
委員会資料6ページ、7ページに1階平面図と2階平面図をつけておりますが、音のする部分の体育館の下には駐車場でありまして、デイサービスセンターの方には体育館の音のする部分は設けておりません。それでも
かなり音は出ないようにしているんですけども、万一のことを考えまして、私の方も、床下に防振ゴムをして、音が伝わらないようにしておりますが、
かなり音は削減できるものと思っております。
以上でございます。
40
山本委員 指名競争入札のあり方について、いろいろと指摘もされておるわけですが、その点で、従来の指名競争に比べると
公募型というのは、一歩、そういう形で進んだ形になっておるのかなと思うんですが、本来、地方自治法の上では一般競争入札が原則になってわけですよね。特殊なケースについての指名競争入札、または随意契約と。
しかし、本市の入札の経過を見て一般競争入札というのは皆無ですよね。これは法の建前を無視しているということにならないんですか。半分ぐらいは一般競争入札をやっているとか、こういう特殊な事情については、こういう特殊性があるので、指名競争入札にやったとかいうものが、本来、法の精神だろうと。指名と言ったって人が指名するわけですから、やっぱりそこで恣意が働くという形でいろんな問題が指摘されておるわけですから、法の精神にのっとった一般競争入札というのは、今後も全く考えておられないのか、これはあくまでも法は無視し続けるという形に結果的になろうかと思うんですが。
しかし他都市においては、そういう方法も今
かなりのところで取り組みが進められているという状況は、いろんな形をやったけれども、やはり、談合の防止ですね、また市が介入するという問題を排除できないということで、結果的に透明性の一番高いのはやっぱり法に基づいた一般競争制度だということで、そういう形で踏み込んでおられる都市がふえてきておると思うわけです。
そういう状況の中での本市での、今後の方向はどういうふうに検討されているのかということについて、明らかにしていただきたいと思います。
41 浜脇契約課長 一般競争入札についてでございますけども、確かにメリット的なものはあるんですが、ただデメリットとしていわゆる不良不適格の業者、そういったふうな業者の参入というのが考えられるということが一つの要素でございます。
そういう意味で私どもは
先ほど申しましたように指名競争の利点といいますか、そういったものを有してかつ透明性、そういったのを持っている
公募型指名競争入札制度を採用しているということでございます。
それから、一般指名競争入札につきましては、私ども、現在、設計金額25億円以上ということで設定をいたしております。そのような意味で一般競争入札が少ないということが言えるんじゃないかと思っております。
それからもう1点、この25億円以上につきましては現在WTO、世界貿易機関というのがございますけど、そういったふうな国際協定の中で、いわゆる日本の市場がもっと海外の
建設業者に、開放しなさいと、そういったふうな中で25億円以上というのが、現在、設定をされているわけでございます。したがいまして、本市もそれにならったところでございます。
42
山本委員 議会でも、再三指摘がされておるという状況に照らしてみて、やはり指名ということには限界があるのだなということを私たちも感じるわけですが、一般競争入札にした場合にいわばそういう点での非常にまずい結果が招いたというような事例が他都市の中にあるんですか。
現在、全国的に都市で一般競争入札をしている都市がどれくらいふえてきているのか、その辺の実態がもし把握されておれば、お示し願いたいと。
そして、そこでやはり問題点が多いということになっているのかどうか、その点最後に質問しておきたいと思います。
43 浜脇契約課長 現在、他都市の状況はそこまで調査しておりませんが、ただ、
先ほど申し上げましたように、一般競争入札のデメリットというのが多分にあるわけでございまして、そういう意味からして、私どもは
先ほど申し上げたような一般競争入札は現在のところ制度としてはございますが、適用されていないということでございます。
委員ご指摘の点につきましては、私ども、早速、他の都市の調査を実施したいと思いますのでよろしくお願いいたします。
44 高比良
委員 駐車場の件でお尋ねします。図面で見ると全体で19台とめられるかなと思っておりますが、そのうち2台は専用で障害者マークがついておりますが。共用部分ですが、デイサービスと体育館
利用者で、何か
利用については区分けはしますか。例えば、スポーツの行事等でワーッと来た場合に、ここだけはデイサービスが専用しているところよとか、管理面ではどのようにされようとしているのかお尋ねします。
45 宮津スポーツ振興課長 駐車場の件につきましては、19台確保いたしております。ただ
利用形態といたしましては、基本的にデイサービスは送迎をいたすわけです。各人が車で来るということはまず考えられないと。ですから基本的には、この駐車場につきましては、体育館
利用者の駐車と、こういう考え方でいきたいと思っておりますけれども、その辺のことにつきましては福祉の方とよく
協議をしながら進めてまいりたいと考えております。
46 高比良
委員 わかりましたけど、送迎を中心とすると言っても、家族が連れてくる場合もあるかと思います。そして、待っていてまた連れて帰ると。そういう場合には
利用できるようにしているんですか。
47 宮津スポーツ振興課長 もう1点、
利用形態につきまして、基本的に
利用の時間帯が体育館につきましては夜間が多ございます、実際
利用頻度といたしましては。平日なんか特に。デイサービスは全部平日でございます。日曜日は基本的にはないという形でございますので、その辺がうまい具合な形でかみ合っていくのじゃないかなという考えを持っております。
48 前田副
委員長 1点だけお尋ねします。知識が浅いんで考え方をお示しいただきたいんですけど、当初20社企業体が参加されていて、3社第一指名
委員会の中で再生法に基づいてその施工能力等に不安があるということで、今回は見送られたということでお聞きしておりますけど、その再生法の法律自体は参加されるのは全く支障がないんですよね。
そうした中で私が素人ながら思うには、そういうことで外されて、できませんとなったと、そうすると今後民間等で頑張って会社の再生に向けていただかなきゃいけないんでしょうけど、市の方の行政の方の公共の物件で、そういう外し方をする方で、じゃ民間をするときに、施主にしても下請け業者にしても、そういうことで外されているところからとなると、ますますもって民間での受注等の活動が難しくなるんじゃないかなと思ってきております。
今後、こういうことが余りない方がいいんでしょうけど、こういう会社がどんどん出てきた場合の対応の仕方というか、今回は間もないということで見送られたのか、それとも今後については立ち直ってきたら、またいいですよということになるのか、そういう基本的な考え方というのをお示しいただきたいなと思います。
49 浜脇契約課長 今回の申し込みの中の、いわゆる非指名とした3共同企業体でございますけども、民事再生法に基づきまして民事再生手続きの申し立てを行ったと。その段階では非常に経営が破綻をしているということもございましたので、やはり適正な工事の履行を確保するという見地からしてはやはり指名できないであろうということでいたしました。
じゃ、今後はこれらの企業はどういったことになるんでしょうかということでございますが、そのうちの2つの企業が現在、裁判所の方から民事再生の手続きの開始決定を受けております。そういたしますと今後は
長崎県の方に、いわゆる経営事項の審査というのを行います。それを受けた形で私どもの方に、有資格業者の資格審査の申請がなされます。そこで私どもは審査をいたしまして再認定を行うということになるわけでございます。
その段階でもってその他のいわゆる資格を有する登録業者と同じようなことになるわけでございますが、ただ、今後この企業につきましては再生計画案を作成したり、あるいは債権者の方にいろんな形で同意を得て再生に向かっていくわけでございますが、しかしながら、もしそれが認められなかった場合は、いわゆる破産ということになりますので、そういった意味では私どもは慎重にこの指名については対処していかなければならないと思っております。
したがいまして県、あるいは顧問弁護士の方と十分、
協議、あるいはご指導をいただきながら対処してまいりたいと考えております。
50 吉原(孝)
委員長 それでは、質疑を終結し、討論に入ります。
ご意見は、ありませんか。
討論を終結します。
これより採決をいたします。
第83号議案「工事の請負契約の締結」については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」という者あり〕
ご異議ないと認めます。
よって、本案は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
理事者交代のため、暫時休憩いたします。
=休憩 午前11時40分=
=再開 午前11時41分=
51 吉原(孝)
委員長 委員会を再開します。
第80号議案「財産の取得について」を議題といたします。
理事者の説明を求めます。
52 浜田理財理事 第80号議案「財産の取得について」その概要をご説明申し上げます。
この議案は、財団法人
長崎市学校
建設公社が、
平成10年度に
建設した川平
小学校の鉄筋コンクリート造校舎のうち、増築した2階及び3階部分214平方メートルの施設を取得しようとするものでございます。
その内容は、2階部分が
図書室、3階部分がコンピュータ室であり、いずれも
特別教室でございます。所在地は
長崎市川平町108番地でございます。
なお、詳細につきましては、お手元にお配りいたしております議案の資料に基づき、
教育委員会よりご説明申し上げます。
以上でございます。
53 橋本施設課長 それでは、
教育委員会の方で補足説明をさせていただきます。
第80号議案、財産の取得につきましては、国庫補助の内定に伴う学校の施設の取得でございます。
お手元の資料1ページをお開きください。取得しようとする財産は色を塗って表示しております。
川平
小学校の校舎でございますが、
平成10年度に
長崎市学校
建設公社において、建てかえ施行したものを買収しようとするものでございます。鉄筋コンクリート造3階建てで、校舎の右側の2階部分に
図書室、3階部分にコンピュータ室を設けております。買収予定金額は6,423万9,000円でございます。
なお、買収予算につきましては、今年度当初予算に計上済みでございます。
以上、よろしくご審議いただきますようお願いいたします。
54 吉原(孝)
委員長 これより、質疑に入ります。
55 渡辺
委員 もう少し、この平面図だけでは中身ば審議するにも、どんなになっているかわけくちゃわからんですよ、これは。今、鉄筋造りの3階建てと言ったでしょう。2階に
図書室、3階にコンピュータ室、1階はどんなになっているんですか。
56 橋本施設課長 1階は保健室でございます。
57
下条委員 今の渡辺
委員さんの質疑に対しての関連でありますけども、説明の中に2階に
図書室、3階にコンピュータ室が
平成10年に建てかえられましたと言いましたよ、説明が。建てかえじゃないでしょう、だからもとの現況がどうあって、そしてこの上に2階、3階がのったんだという増築ですという説明がないと、今言う図面を求めるんですよ。ないと言うとこちらはぜんぜんわからないです。しかも建てかえられましたという表現をしたんですよ。そこのところ説明をしなおしてください。
58 橋本施設課長 今、建てかえ施行というのが、
長崎市学校
建設公社において建てかえ施行したものをということでございます。
59
下条委員 皆さん方が専門用語で増築することを建てかえと言うのかどうかですね。その定義から教えてもらいたいです。私たちは、これは1階はあったんですね。2階、3階は将来、増築するのかなということで鉄筋を伸ばしてたんです。そこに僕は増築したと思うんですよ。それが、建てかえという表現をするのかどうか、その定義から教えてください。そうしないと私は理解できません。
60 中嶋管理部長 大変失礼いたしました。建てかえという言葉は適当ではございません。これは学校
建設公社に
建設してもらうように依頼をいたしまして、学校
建設公社がつくったものでございまして、当然、所有権も学校
建設公社がございます。
それで、今回うちの方が買収して市の財産にするものでございまして、言葉としては、学校
建設公社がつくったものを
長崎市が購入しようとするものでございます。
61
梁瀬教育長 どうも失礼いたしました。
下条委員さんがおっしゃるとおりに増築でございます。あけておりました、そこに
図書室とコンピュータ室をつくったということで、そういった意味では増築でございます。
62 渡辺
委員 この位置図はわかるんですけど、例えば、
図書室を一辺がこれくらいの広さで、本棚をここんにきに置いて、読むところをこう置くとか、もう少し詳しか資料があってしかるべきと僕は思うんですよ。コンピュータ室はここに使って、コンピュータを何台ぐらい置くためにこれくらいのスペースが必要になりますとか、余りにもこれで6,423万9,000円買いますと。余りにも僕は雑な、資料の細部によってとありますが、細部になってないと思いますので、もう少し例えば、コンピュータを何台置くためにこれくらいの広さが要ったために、こんなにしていますとか、何かもう少しわかるように説明してください。これは一部しかわからんもん。
63 中嶋管理部長 たびたび申しわけございません。すぐ、こういう資料がございますので、建物がわかるようなものがございますので、すぐ回します。
64
梁瀬教育長 申しわけございません。これまで、財産取得について、位置図だけにしておいたという分があって、これは大変ご指摘のとおりだと思いますので、今後は資料もそろえて提出するようにします、申しわけございませんでした。
65 吉原(孝)
委員長 今の
教育長の答弁を了といたしますので。
ほかに、ご質疑ありませんか。
66 渡辺
委員 これは
平成10年度に増築が完成しているんですか。
平成10年度に工事に着工したんですか。完成がいつなんですか。ここを教えてください。
67 橋本施設課長
平成10年度に完成でございます。
68 渡辺
委員 平成10年度に完成して、じゃ、なぜ
平成12年度に取得するんですか。
69
梁瀬教育長 学校
建設公社で
建設をいたしまして、
平成10年度にでき上がりました。そして
平成11年、12年度は公社から借用しまして、教室は使っております。
平成12年度に買い取るというのは
文部省の補助との関係がございまして、基本的には3年以内に買い取るとなってございます。2年経過ですが、補助がつきましたので買い取りをしたいと、そういったことでございます。
70
山本委員 コンピュータ室を新たに設けられるということで、わかったわけですが、じゃ、これまで
図書室はどこにあったんですか、なかったんですか。
71 橋本施設課長
図書室は1階廊下部分に本箱を置いて、整備しておりました。
72
山本委員 この学校に行ったときに、廊下に
図書棚がそのままにあって、ちょっとこれでは大変だなと。学校側でも校長先生も言っておられましたし、そういう点でこの施設が新たにできると、つくったということはよく理解できますし、これは遅きに失したくらいだなと思っております。
あわせて、こういう状況の、たまたま川平
小学校だけしか私は見ていないんですが、廊下を
図書室がわりに使っているところはほかにはないんですか。ここだけだったんですか。
73 橋本施設課長 現在、
図書室がない学校というのが橘小、それから大山分校、現川分校でございまして、橘
小学校についてはオープンスペースを
利用して、
図書の整備をしております。大山と現川分校だけが現在ございません。
74 小林
委員 コンピュータなんですけども、この写真で見る限りでは3台になっていますが、台数はこれだけなのか。どんな配置になっているのか。
それから、こういったコンピュータの機種については5年間のリースになっているんですか。お尋ねします。
75 橋本施設課長 現在の台数につきましては5台でございます。13年度に合計で22台の整備の予定でございます。
76 森田総務課長
委員さんのご質問のとおり、コンピュータはリースでございまして、一応、
平成13年度に切れるということで、リースの買いかえをまた予定しております。
77 吉原(孝)
委員長 それでは質疑を終結し、討論に入ります。
ご意見はありませんか。
それでは、討論を終結します。
これより採決をいたします。
第80号議案「財産の取得について」は、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」という声あり〕
ご異議ないと認めます。
よって、本案は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
理事者交代のため、暫時休憩いたします。
=休憩 午前11時55分=
=再開 午前11時57分=
〔
教育委員会の所管事項調査として、
長崎市立
神
小学校統廃合計画進捗状況及び
長崎市「平和
に関する教育の基本三原則」
検討協議会につい
て調査を行った。〕
=休憩 午後0時42分=
=再開 午後0時45分=
78 吉原(孝)
委員長 委員会を再開します。
〔閉会中の決算審査の日程について
協議を行っ
た結果、10月30、31日の2日間と決定した。〕
79 吉原(孝)
委員長 以上で本
委員会の審査はすべて終了いたしました。
これをもちまして、
文教経済委員会を閉会いたします。
=閉会 午後0時47分=
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議 議 第 45 号
平成12年10月3日
長崎市
教育委員会委員長
吉田 良尚 様
長崎市議会
文教経済
委員長 吉原 孝
図書館建設に関する要望について
文教経済委員会においては、陳情第9号「図
書館
建設に関する陳情」の審査を9月20日に行
いました。その結果、本
委員会として次のとお
り要望します。
1 新
市立図書館建設に向け、各界各層の意見
が反映されるような
検討委員会を早急に設置
するとともに、現在の
県立図書館が存置され
るよう役割分担を考慮しながら、
長崎県と十
分に
協議し、市民が気軽に
利用できる多様な
機能を備えた新しい
図書館の
建設を積極的に
推進すること。
2 学校への
司書教諭の配置を促進するなど学
校
図書館の機能強化を図るとともに、各公民
館等の
地域図書館のサービスの充実に努める
こと。