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  1. 長崎市議会 2000-09-20
    2000-09-20 長崎市:平成12年文教経済委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 吉原(孝)委員長 出席委員は半数以上であります。ただいまから、文教経済委員会を開会いたします。  それでは請願第9号「図書館建設に関する陳情」を議題といたします。  本陳情につきましては、傍聴を認めることと決定しておりますので、傍聴人の入室のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時00分=        〔傍聴人の入室〕           =再開 午前10時01分= 2 吉原(孝)委員長 それでは、委員会を再開いたします。  この際、傍聴人の方に申し上げます。傍聴につきましては、質疑までといたしますので、よろしくお願い申し上げます。  それでは、理事者の説明を求めます。 3 梁瀬教育長 図書館建設に関する陳情につきまして、見解を申し述べたいと思います。  図書館建設検討委員会の件につきましては、本年度中に委員会を設置し、検討するための予算措置を講じております。新興善小学校跡地を前提に協議検討を行ってまいりたいと考えております。  なお、委員につきましては、専門家利用者代表等を含めた15名程度の方を予定し、近く検討委員会を発足することといたしております。  市立図書館県立図書館建設の件でございますが、県立図書館につきましては、既に本年5月31日に県知事が「当面は現状のままで存続をさせる」と定例記者会見で発表がされております。  また、8月31日に発表されました長崎長期総合計画の中では、「郷土資料専門図書の充実を図りながら、主として市町村図書館を支援する二次図書館としての機能を充実していくとともに、今後、長崎市の図書館建設後の利用状況等を勘案しながら、あるべき姿を展望し、その中で施設の再整備についても検討します。」と示されております。  いずれにしましても、市立図書館建設につきましては、図書館建設検討委員会で、その役割や機能等を十分検討していただき、市民に開かれ、新しい時代の要求にこたえ得る多様な機能を備えた市立図書館建設を積極的に推進してまいりたいと考えております。  図書サービスの充実の件でございますが、年々、図書購入費の増額に努めているところであります。  平成8年度の図書購入費は1,600万円でありましたが、平成12年度におきましては3,400万円と大幅に増額しております。  地域図書館、いわゆる市内の各公民館図書室及びふれあいセンター図書室等につきましては、現在23施設で稼動しております図書情報ネットワークシステムに、本年10月、新たに9施設を加え、市内の32施設とのオンライン接続が可能となります。  これにより、市内の図書館約44万冊が市内各地のどの図書室からもオンラインでの利用が可能となり、図書のより一層の有効活用が図れることとなります。  図書利用状況におきましても、平成9年度65万冊、10年度72万冊、11年度75万冊と、ここ3年におきましては増加傾向にございます。
     また、学校図書館におきましても、文部省の「学校図書館五ケ年計画」を受けまして、平成5年度から、小・中学校図書購入費を大幅に増額してまいりました。  その結果、平成5年度には小・中学校とも文部省標準の40%程度であった達成率が、平成11年度末には、小学校66%、中学校70%まで増加をいたしました。  今後も整備を継続し、平成14年度末には、小・中学校とも80%程度まで充足される見込みとなっております。  その他、学校図書館教育充実のために、教職員の研修会研究委託事業図書室の整備などにも積極的に取り組んでいるところであります。  このように本を読む機会については、年々拡充整備に努めているところであります。  図書業務に従事する職員の研修と技量の向上の点でございますが、現在、各公民館図書室には、図書センター司書による各図書室巡回指導、職員を対象とした研修会を開催することにより、公民館等図書室職員の知識の向上等も図っているところであります。  また、図書センター職員に対する研修といたしましては、日本図書館協会及び長崎公共図書館等協議会主催研修会にも毎年出席をし、司書専門性を高めているところでもございます。  今後とも、図書館サービスの充実のため、図書業務従事職員資質向上に向けた研修等に、努力を続けてまいりたいと考えております。  以上でございます。 4 吉原(孝)委員長 これより、質疑を行います。 5 山本委員 図書館建設の問題は、市民あげて待望の施設でもありますし、一日も早い実現というのが望まれておると思うんですが、ただいま教育長からは新興善小学校跡地を中心にいたしまして、15名程度の検討委員会を近く立ち上げるという形ですが、ここでは専門家利用者代表という形が含まれているんですが、これについて一般公募委員というのは考えておられるのか、どうなのか。すべて市長なり教育長が任命する委員だけで構成をするということになるのか、この点が一つ。  2つ目に、この検討委員会はこれから役割や機能についての協議をされると思うんですが、概ね、いつごろをめどに一つ結審を考えておられるのか。結審が出てから、また具体化までにかなり数年経過をすると思いますので、その辺の大まかな計画についてもお示し願えればと思います。  以上です。 6 梁瀬教育長 1点目の委員公募の件でございますけど、私ども現時点で考えております15名の委員のという意味では、公募は今のところ考えておりません。  それと2点目、結論はいつかということでございますけど、この点につきましては、建設予定地新興善小学校跡地と申しております。そのことから平成15年度以降に、あそこの跡地が活用できるようになってまいります。それまでの間、今からしますと2年半程度ございますけど、このことにつきましては平成12、13年までにはということをこれまでも申しておりました。1年から1年半ぐらいの予定で、できたら結論をつけていきたいと、そのように考えているところでございます。 7 山本委員 そうしますと、実際、平成15年度以降でないと具体的なあそこの建設そのものについてのスタートはできないという形になってまいりますと、そこから今度は建設スタートを切ってから完成までという期間はどの程度ぐらいを考えておられるのか。何かはるかかなたに建設の問題があれされないように、できるだけ早くという点からすると、この点についてもう少し短縮できないのか、この点が一つ。  もう一つは、これだけ市民的関心が高い図書館建設で、県都においては最後の都市になっておる図書館がない状況でありますし、この国際文化都市にふさわしい図書館建設というのは市民待望の施設でもあろうかと思います。  そういう点からは、大いに一般公募についても公募をして、より多くの方々の意見を網羅をした形での一つ方向性を出すというのが全市民のための図書館でありますので、それにふさわしい委員公募のあり方も当然考えていいのじゃなかろうかと。だから15名という定数にこだわることなく、その辺についても広く市民の意見を聞いて、よりよいものを建設していくという点がふさわしいのではないかと思いますので、その点での検討はひとつぜひしてほしいと思うんですが、今一度その点についてご見解を賜りたいと思います。 8 梁瀬教育長 オープンの点でございますが、平成15年度以降というのは、現在桜町小学校建設中でございます。桜町小学校子どもたちが、現在、新興善小学校平成12年、13年、14年度ということで、こちらの校舎で学びます。ここが平成15年4月開校になりますので、子どもたちが帰る。したがって、平成15年にあそこがあくという計算でございます。  そのことでいきますと、平成15年にあきましたら早速、埋蔵調査行い解体をしというので、およそ一年ぐらいかかるだろうという計算でございます。それと、新興善小学校の跡地における図書館建設につきましては平成16年、17年度の2カ年を今のところ予定をしていると。  そうしますと、早くてと言いましょうか、平成18年のはじめにはオープンできるようにという目標で努力をしているところでございます。  それと、委員さんの公募の件でございますけど、確かにそういうお考えも、私どももわからないわけではございませんけど、この15名の委員さんの中には、広く市民の方の意見を取り入れたいということで、専門家の方、利用者代表の方、地域代表の方、いろいろ子どもたちを預かる団体の方々、こういったことで幅広く入っていただこうと、そういう考えもございます。そういったことでありますので、ご了解いただけたらと思います。 9 山本委員 建設に向けてはいろんな制約もあるので、これはより短縮をしていく方向で努力をしていただいて、一日も早いひとつ建設に向けた方向を明らかにしていただきたいと思っております。  今の委員の問題については、期間的にもかなり検討する期間があるわけですし、私はそういう立場からはさらに多くの意見を、それは15名を公正に選ばれるとは思いますけども、やはり市立図書館に対しての熱い期待がある中では、なかなか絞り込みというのは困難だろうと思うんですよ。そうすると、そういう方々についての一定の公募性というものも考えていかなければ、そして、そのことが別に支障になるわけではないわけですし、より多くの方々の意見を聞きながらよりより図書館建設されていくという形になってくるので、この点はぜひもう少し検討はできるのではなかろうかと思いますので、今一度この問題については明らかにしていただきたいと。  もう一つは、陳情項目の中では市立図書館県立図書館の問題も、先ほどもちょっと述べられたわけですが、県立図書館県立図書館としての役割と機能がありますし、市立図書館市立図書館としての機能と役割があるわけですから、これは県との協議も十分されておるんだろうと思うんですけども、もう少しその辺の中身について明らかにしていただきたいと。  そして、3点目に学校図書館の問題については長崎は本当に遅れていると思います。司書の資格を持った先生方はふえておるようですけども、専任ではないために、この司書業務に専念できない、だから、休み時間その他で中学校子どもたち利用したいときに利用できる学校は1校しかないと、あとは全部鍵がかかって子どもたち利用できないと。  こういう状況は、人の配置ができないからこういう状況にならざるを得ないと思いますし、私は蔵書をふやすことも、当然、文部省の基準に照らして見ても、かなり長崎市は低いので率そのものも上げていかないといかんですけども、しかし、もっと今ある蔵書を、より効果的に活用できるような体制というのはもっと大事じゃないかと。  そして、子どもたちが情緒豊かな子どもたちを育てていくという点では授業だけでは補えない、こういう読書の機会を大いに奨励をするという立場から、私はやっぱり専任司書の配置、そして、学校図書館の充実という問題は、今、いろいろ少年非行問題が取りざたされているこういう時期だけに、私は一番力を尽くしていくべき点ではなかろうかと思うわけです。この点について、もう一度ご意見をいただきたいと思います。 10 並川学校教育部長 小・中学校図書室の開放について実態を申し上げますと、今、指摘されました中休み、昼休み、放課後につきましては、この資料は教育委員会の方から差し上げたわけですけども、特に中学校中休みにつきましては15分間です。2校時目から3校時目です。職員にとっては休息の時間となっております。生徒にとっては特別教室とかプールとかの移動の時間になりまして、この時間は実質あけましても生徒の利用は実際は期待できません。  したがって、中学校のほとんどは昼休み、放課後は両方とも8割方はあけておると把握しておりますし、子どもたち図書利用する、また図書を借りるとかそういう時間帯については十分確保していると思っております。  以上です。 11 梁瀬教育長 委員公募の点でございますけど、この点につきましては先ほども申し上げましたけど、図書館建設構想につきましては、実は、平成5年の7月にも基本構想検討委員会というのを立ち上げております。その提言もいただいております。そのときも、委員の方につきましては、幅広く入っていただいた委員構成になっていたと、そういったこともあります。  それで、今回につきましては前回のことも踏まえながらご指摘のこともありますし、私どもとしても幅広い分野からご意見をいただくようにということで、特に人選についてもそういった意を用いて対応してまいりたいと考えております。  それと、県立図書館との関係でございますけど、これは市の中で企画部が中心に県との協議を進めておりますけど、図書館博物館、美術館につきましては、県・市とのすみ分けというのが、ずっとこれまでも言われてきたろうかと思います。そういった中で企画が中心になって話をしておりますが、新興善小学校跡地の活用ということで市が提言を受けましたのは、あそこに図書館博物館、それとコミュニティを中心とした複合施設と、こういった提言があっております。  したがいまして、そのことで博物館につきましてはご承知のとおり諏訪の森構想が出てまいりまして、少し県との調整が出てきたと。そういった部門がありますので、そのことについては企画が中心にいろいろ、今、県との協議をしております。そういった中で、先ほど申しました図書館の件につきましては、知事及び長期総合計画の中で県が明らかにした項目がああいったことでございます。  そういったことでございますので、そのことにつきましても、県・市の中では今後調整がなされていくと。私どももそのことを踏まえまして、そことの県・市の整合を図る必要がございますので、そのことには十分注意をしながら検討協議会を進めていきたい。  したがいまして、この検討協議会につきましてはあくまでも市立図書館のあるべき姿と言いましょうか、今後どのような、いろんな規模、内容含めてということを中心に論議を続けていきますが、その中で県との関係についても十分注意をしながら対応してまいりたい、このようなことでございます。 12 山本委員 わかりました。先ほど一般公募の問題は、今後、ぜひ鋭意検討していただいて、よりよい市民の多くの意見を結集した形で、本当に市民に歓迎される市立図書館建設されるように、これは強く要望をしておきたいと思っております。  学校図書館の問題については、これは市立図書館ができるまでも待たずして、今すぐにでもできることでありますし、そして子どもたちの問題が今非常に取りざたされている中で、私は非常に重要な問題だと思っております。先日も指摘しましたように、県内における周辺の市町村でも専任の司書を配置して、学校図書館の充実をということでもう動き出しておる。今までは他県だけと思っておったら周辺の市町村でもこういう実態が出てきている中で、長崎市立図書館がないということが、やっぱり図書行政全般の水準を低下させていると。その一環が学校図書館にあらわれていると思うし、専任の司書の配置をすみやかに行うとともに、やはり子どもたち利用したいときに、いつでも利用できるような学校図書館にしておくべきだと思っております。  一つだけ意見を申し上げておきますと、本当に私も保育所や幼稚園で先生方が本を読み聞かせをされる、あのときの子どもたちの目の輝き、本当にこの子どもたち小学校に入るとそういう機会がなくなってしまうということで、一つは想像力をつけていく、創造性そのものを育む上でも一つ問題があるんではなかろうかと。  そういう点から各都市においては、学校図書館の充実と専任司書の配置ということについては、英断を下して取り組んでおられるのは、これからの時代を担う健全な子どもたちを育てていくという点で、こういう分野に思い切った予算の配分は、当然やるべきだと思っておりますし、そういう点での一つ今後の積極的な、この陳情にも出されておるような形で、充実をされるように特に要請をしておきたいと。  私どもが調査した段階でも、学校図書館利用公民館などの図書利用の状況を1回調査したことがございましたけれども、公民館図書利用が多いところは、やっぱり学校図書館利用が多いと。それはなぜかと言ったら、学校には専任の司書はいないけれど、公民館にボランティアによるそういう司書の先生がおられるということで、結果的には学校図書利用も非常に高まってきておるということです。  司書の配置がいかに大事なのかということを、私どもも長崎市内の実態から照らして見てもこのことが言えるわけですので、この点はぜひ市立図書館建設と同時に、一つ大事な問題として今後検討していただきたいということを強く要望いたしまして、私の質問を終わります。 13 下条委員 一部、今、山本委員さんから質問が多岐にわたってありましたので、ダブるところもあると思うんですが、観点を一部違えた形で質問をしてみたいと思います。  今、スケジュールの件は前から明らかにされておりましたけれども、平成15年までにはどうにもならないわけでありまして、その間の準備期間というものが2、3年あるわけでありますから十分にいろんな角度で検討して、県庁所在地の最後の図書館ということの触れ込みでありますから、他の都市に負けないものができていくだろうと思いますし、また、それを期待してスケジュールの件は、おきたいと思いますが。  今、教育長の方から新興善小学校跡地での建設についてのお話の中で、諏訪の森構想との兼ね合いもあったんでしょうけども、以前の検討協議会では図書館のみというものじゃなくて、今、お話があったような博物館とか、あるいは他の多目的とか出ていたわけですが、今回の、間もなく年度中に立ち上げようとされるこの委員会につきましては、どのような名称のもとに、いわゆるもう図書館に絞った委員会になっていくのか、あるいはまだ私たちとしては新興善小学校の跡地というものが図書館のみという明確なものは示されていないと私は理解をしているんですね。  ですから、そのままの状況でどのようなものに利用するか、もちろん図書館というものが中心になっていくだろうということはだれしも理解はしていると思うんです。そういうことでありますので、どのような形で委員会というものを立ち上げようとされているのか、いわゆる、教育委員会が諮問をされようとしているのかというものが、今の答弁の中でも十分に理解ができませんので、そこのところを示してほしいと思います。  それからもう一点の、いわゆる長崎市立図書館がこれだけできなかったというのは、ある意味においては県立図書館というものが市民図書館的な役割も果たしていたと。そういうことで他の文化施設を含めて長崎市が非常に長年文化施設が遅れていたということで、他の分野から先に手をつけられていったというものがあるんではないかと思うんです。  そういった意味でいきますと、今度、長崎市立図書館というものができますと、今の教育長の見解では、県の見解として市立図書館建設後にその状況を見ながら、県立図書館というものは考えていかれるようだみたいな見解を、今、述べていただいた気がするんですよ。  そうしますと、例えば、そのスケジュールでいきますと長崎市も県庁もそうだったですね。他の都市からかなりの陳情、分捕り合戦的なもので魚市跡地というのが、ほぼ決まっただろう、まだ決まっていないかもしれませんが決まっただろうと思うんですね。  あるいは、野球場にしてもしかりでした。県営野球場でもそうでした。そういった非常に陳情的な合戦が他都市と、特に県央地区の都市との競合が出てくるわけでありますが、いよいよこの長崎市立図書館が市民図書館的なものができ上がって、しかもりっぱなものができるとします。そうすると諫早でありますとか、大村でありますとか県央の都市は、じゃ、県立図書館をうちにくださいという形に、私はそういう陳情が出てくる可能性もあるというふうに見ざるを得ないんです。県庁でもそうでしたし、野球場でもそうだったわけですから。  そういったときには、私はむしろ諏訪の森構想というのが突如として新知事のもとに出てきました。そういったことで非常に、これも流動的だとしか私は見方をしていないんです。諏訪の森構想が、いわゆる長崎市の新興善小学校跡地と同じぐらいのスケジュールで確定をしていけば非常にいいなと思っていますけども、そういうことがあって、非常に流動的なこともありますので、博物館的なものは、あるいは県立図書館の一部の古文書なるものは、諏訪の森構想に入っていくというふうに理解はしておりますけども、そうなってくるといよいよ県立図書館というものが他都市に陳情的なもので、要するに長崎県下全体の公立の市、町立の図書館をバックアップする機能を果たすわけでありますから、そういったものでとられる可能性がありますので、何とか長崎市の新しい市立図書館建設する委員会とともに、県立図書館というものについても話し合いを十分に進めて、長崎市に存置ができるような形を同時並行でやるべきだと思いますが、まず、この2点についてお尋ねをしてみたいと思います。 14 梁瀬教育長 今度、立ち上げようとする委員会につきましては、私どもは図書館建設検討委員会というような名称を今のところ考えております。これは、あくまでも市立の図書館をどのような形で建設するかということを中心に協議をいただくということであります。  それと2点目の、確かに長崎が最後のと言いましょうか、市立図書館ということで、私どもも市民に開かれたすばらしい図書館を目指して検討していただくわけでございます。  そういった中で、先ほど県立図書館との関係の中で、見解と申し上げましたけど、これは実は市の見解ということではございませんで、県の方が県立図書館のあり方について主体的に整理をされるわけですので、その中で知事並びに県の構想の中でこういう発表がなされております、これは私ども、そのことは承知しております、という意味の見解でございますので、その点よろしくお願いしたいと思います。  それと、このことにつきましては、企画が中心に県と話をしておりますけれど、私ども教育委員会も、企画が県とする中で事前協議ということではいたしております。そういった中で、県立図書館市立図書館の役割というのも十分に協議をしたり、認識もいたしております。  そこで、先ほどの知事の表明の中でも当面は現在地で存続させるとか、県立図書館の役割を担う中で十分検討していくというような表明がなされております。これを踏まえるときに、長崎市としては、委員がおっしゃるようにその県立図書館が外に出て行ってもらったら大変なことだと思っております。そういったことでは企画にも、ぜひ、いずれにしても県立図書館というのは県都である長崎市にと、これは市としても恐らく一致した見解ではないかと思いますので、その辺はそういった認識で私どももおります。  よろしくお願いします。 15 下条委員 立ち上げられる名称が、図書館建設検討委員会というもので立ち上げていくということでありますので、私はそれはそれで構わないんですが、そうしますと教育委員会の内部、いわゆる市長等の見解も含めてですけども、じゃ、新興善小学校の跡地利用というものの全体計画はどのような中で、また生まれたり消されたりしていくんですか。  一定の整理をして、そして図書館というのに移っていくのか、あるいは同時並行でやりながら図書館図書館として検討委員会をつくっといてみてください、いわゆる、その当時でも博物館的なものになると複合施設なのかなという感じ、一つの建物として複合になるのかなと思っていたんです。  そうすると、どのような形で跡地利用検討協議会をつくった、そのものを含めた長崎市の今までの見解を、どこできちんと整理をしていくというのかというものがあると思うんです。  そこのところを同時並行でやっていくのか、そうしないと図書館も規模から含めていくと、敷地面積からスタートするのか、駐車場はどのくらいからスタートするのかという、どうしてもハコモノから最初私はスタートするのかなと思うんです。それから、中身についていくと思うんですよ。そこのところを私たちにもある程度わかるようにしといてもらわないと、市民の皆さん方からいろいろなお尋ねも含めて私たちもそうですけども、あるわけでありますから、平成12年度に立ち上げるということでありますから、もういつ立ち上げてもおかしくないわけでしょう、あしたでも立ち上げるかもしれないという状況になっているわけですから、その点をお知らせしてほしいと。  それからもう一点の、教育長も、今、お話がありましたように、じゃ、だからと言って、県立図書館がよそに行かれちゃ困るんだというお話もありました。そういうことで、行かないようにするためには、やはりお互いがある意味での補完的な分野を持つべきだと思うんです、お互いに役割というもののですね。  例えば、今、県立図書館というのは素人の私から思って、大きく言って3つぐらいの役割がある。一つは一般の市民図書館的なもの、広く開放していろんな形での学習機能をもたせるところ、もう一つは重要なと言いますか、専門分野の人が文献をどうしても見てみたい的なもの、そういった専門的なものがあると思うんです。もう一つは、非常に大きな役割を果たしているのが、旧鍋島藩との古文書がかなりのものがあります。私も、2、3度、書庫の方に入って見たことがあります。この古文書というものは新しい諏訪の森構想の中に取り込まれるにしても、あとの2、3個は残っているわけでありますけども、そういった点のどこかを県立図書館に、市立図書館としてはこれだけの100のものがほしいけども、90幾つぐらいでとめて、そこの分野を県立図書館におんぶするんだというものをつくっていく必要があるんではないかと。  そうしないというと、いわゆる県央地区が待ったをして、手を挙げて、かっさらわれるという可能性もあるんではないかなという感じがするものですから、同時並行でやっていくべきでないか。また、それぞれのすみ分けといいますか、持ち家をきちんとしていった中に、長崎市に2つあるんだという前提のものができ上がっていくんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうかと。 16 梁瀬教育長 第1点目のことでございますけど、確かに新興善小学校の跡地の活用ということでは提言を受けておりますのは、先ほど申しましたとおり図書館博物館複合施設。そこで、博物館が諏訪の森構想の中で、少し流動的になってきました。これは、県・市で詰めているわけですが、こっちに行く可能性がありますということ。  そうなりますと、私どもとすると、その提言を受けた方向で進んでおりましたけど、そうなるとだんだん建設の時期も迫ってくると。その辺の見極めが済んだ後に本当は立ち上げれば、一番はっきりしたわけでございましょうけど、例えば、ここはもう博物館は抜けますと。そうでない時期で立ち上げるわけですので当然委員さんがおっしゃるように同時並行的でこっちを一方にらみながら、こちらもやっていく、そうすることが早く図書館をつくるという意味では大切なことだと思います。  したがって、例えば、博物館がこの地から抜ける抜けないは別にして、ただ規模のこととか、そのことは若干そのことで変更があろうかと思いますけど、その前にしかるべきどういった性格の図書館をつくるかと、そういったことは早く取り組んでおったがいいだろうと、こういう考えですので、それは、そういった意味では同時並行的にこちらの整理がなされたらここを修正しながらと、こういったことになろうかと思います。ご理解を賜りたいと思います。  それと、2点目の県立図書館市立図書館の役割の点でございますけど、この点についても実は県・市の企画が主体に話をしておりますが、その中に、それぞれの県・市も所管の私どもも、図書センターの方も下部組織の検討グループの中にも入ってございます。  その中で、認識はし合っておりますので、そういったことではこれも同時並行となるわけでしょうが、県が主体的に、県立図書館をどうするかというのを先ほどの2つの提言を踏まえて近く、整理をされると思いますので、その辺の進み具合等にらみながら、実務的にはそのことは十分詰めていく必要はあると、このように考えております。  以上でございます。 17 小林委員 今、同僚の委員からいろいろご提言、あるいは質疑があっておりますので、重複するかと思いますが、私はその前提として今の県立図書館が、市民図書館として役割を背負えていない部分について正してみたいと思います。  日本でも最後の市立図書館になろうかということで、逆にその成果が期待をされるわけなんですが、現在のこの都市型の図書館で、まず、昔の図書館と違うところは開架率、これが多いところは70%以上いっています。それから視聴覚、これが県立図書館には全くありません。今、先進都市の視察をしますと小さな分館においても視聴覚をもちろんそろえているわけですね。こういったことも最低の条件と思います。  それから、各市立図書館においては、今、国会図書館とのアクセスが全部なされています。そういった方面であるとか、パソコンによる市民の手による検索、これは県立図書館でも、今、若干あっていますが、ああいった形でなく、もっと本格的なパソコンによる検索というのを各そろえています。そういったことも私は今後できる図書館においては最低の条件ではないかと思います。  また、欲を言えば福岡市の市立図書館においては、終日、図書館に行って本当にいろんなことが楽しめるということがありますが、それは長崎の地形的な制約、そういったことからも無理があろうとは思います。  ただ、今、諏訪の森構想が起きてきまして、市立図書館が再びどのようになるかという心配がされましたが、これは一応、市立図書館を必ず建設をすると。そういう強い決意で市は臨んでいると思いますので、若干、その辺は私も市民の一人としてほっとしているところでございますが、そういった都市型の、現代の図書館として最低備えなければならない、これは検討懇話会ができる、できずにかかわらず、これまで市立図書館について、各種情報図書館とか経緯もずっとありましたので私は教育委員会として、最低限このような図書館は目指しているというものは当然あろうかと思います。  まず、そのことについてお尋ねしたいと思います。 18 梁瀬教育長 今、ご指摘の件は、どういった図書館になるかと機能を含めてのご指摘だと思いますが、先ほどちょっと申しましたが、平成5年7月に図書館建設基本構想というのを市としてはいただいております。その中でも今おっしゃるような、例えば、視聴覚のこと、情報コーナーのこと、パソコンだとかそういったことを含めてかなり幅広く検討をいただいておりまして、その中で、私どもとしてもすばらしい提言を受けているというふうに認識をいたしております。  したがいまして、これまでも申してきたのは、このときの提言をいただいたことを参考にしながらと、議会でも答えさせていただいております。そこで、それから7、8年はたっておりますので、その後情報のこと、ITとかいろんな電子図書館だとかこういった部分も今論議をされているような状況となりました。  したがいまして、そこは検討協議会の中で十分専門的な方も入っていただきますし、その辺も踏まえて再度検討をしてすばらしい図書館をつくっていこうと、こういった意気込みで、今、進めておりますので、そういったことで当然に論議がなされる部分ではなかろうかと思います。  よろしくお願いしたいと思います。 19 小林委員 県立図書館と、市立図書館の役割の分担ということは今は論議があっておりましたので、その点は重々視野に入れながら、市立図書館建設平成15年に、今の新興善小学校の跡があくということで、平成18年の開館を目指して、一応、そのようなタイムスケジュールで進むということでございますので、ぜひともその線を崩さないようにお願いしたいと思います。  気になる点は、新興善小学校の跡地利用について、市において何らかの重大な問題が起きたときには、市立図書館建設というものについては一定変更があり得るというような条項があるわけです。  それについては、諏訪の森構想におきましても乗り越えたんで、私はもうこれ以上、延ばすべきではない、また変更すべきではないということを根底に持っているわけなんですが、どのような場合が想定をされるのか、しかも平成15年というある程度めどが立ってきた時点においても、なおかつ、そういう点が考慮されなければならないのか。  私は市立図書館の位置づけが長崎市においてこれはもう重大であると。例えば、ほかのことが起きてきても、それは別の土地を考えてでも、市立図書館については、今回はここにきちんとやるべきだと重大な決意を持って臨めば、私は回避できることではないかと思いますが、あえてお尋ねしておきたいと思います。 20 梁瀬教育長 確かに、跡地活用の協議の中で、客観的な状況の変化でという部分があります。したがいまして、図書館博物館、コミュニティを中核とし、となっておりましたので、その点博物館新興善小学校の跡からもしどこかの場所に移るということになると、そこは一つの変更ではないかなと思います。  したがいまして、そのことが今の中ではまだはっきりしておりませんので、その結果を待ってということになりますと図書館建設が遅くなってはいけないと、そういった意味で図書館につきましてはぜひ新興善小学校の跡地と、私たちも思っておりまして、市の中でもいろいろ3役協議の中でも、そのことについては市立図書館を早く新興善小学校跡でつくろうと、そのことについては一致をいたしておりますので、そういったことを前提に検討協議会を進めていきたいと考えております。  以上でございます。 21 小林委員 わかりました。じゃ、質問します。学校の司書の件につきましては、今もるる問題が提示されましたけれども、学校司書はやはり専任ですね、きちんと整備すべきです。実際学校現場では先生がいろんなことに忙殺されて、いろんな兼務をされているということで、実際に子どもたちのためにしてあげたいと思ってもなかなかできないという現状があります。  これは学校図書館法を引けば国と各地方の教育委員会が配置を責任持ってするとなっていますので、これについてはやはり意を払って十分予算的な措置もさらに強めて、やっていくべきではないかと思いますが、どうでしょうか。 22 梁瀬教育長 学校図書館における司書の問題でございますが、これは専任司書を配置したいという意味では、私どもも全く委員さん方と同じ考えでございます。したがいまして、このことにつきましては全国の都市教育長協議会、どこの都市の教育委員会もそのように思っております。  したがって、このことについてはここ数年強く国にも要望しておりますし、私ども長崎県といたしましても、市町村協議連だとか8市教育長会でも、県教委に強くここ数年要望し続けております。  そこで、実は配置の問題でございます。私たちは、基本的には学校における職員の配置は国費及び県費の、一般的に県費負担教職員と言っておりますが、この中でぜひ実現してもらいたいと基本的な考えでございます。  したがってそのことについて、今、国の方も学級編成と教職員の配置のあり方と、こういったことを文部省も研究いたしました。その中で今後は、国の裁量権を都道府県にある程度ゆだねるということになってまいりました。そこの中で職員の配置についても、40人学級の標準的な配置の基準は変えないが、その中で教職員を画一的な配置じゃなくて、都道府県が有効な基準をつくって市町村教委に配置したらできると、このようになってまいりましたので、今後は特にその点につきましても、私どもも県教委にもさらに強く配置について、これも専任配置を考えておりますが、その中で、例えば正規職員の配置ができないときには、今後は非常勤職員も活用していいよというふうにもなってまいりました。  そうなると県がその基準をつくってまいりますので県教委に強く働きかける中の一つの大きな項目に司書の専任配置というのもあろうかと思います。今後、強くそのことの実現について要望を続けてまいりたいと考えております。  以上でございます。 23 渡辺委員 陳情人の陳情項目の3番目に、現在の地域図書館学校図書館は住民、子どもたちに対して本を読む機会を減らし、読書の喜び、楽しみを伝える状況にありませんと、こういう3行の文言があるんですが、これに対して教育委員会の見解をもう一回ピシッと求めます。  それと、今、貸し出した本が戻ってこない本の割合がどれくらいなのか、割合でいいですから。その傾向がふえているのか、減っているのか、そこんにきの傾向を教えていただきたいと思います。  それから、もう一点は古くなった本、要するに図書館に本をどんどん購入していっているわけでしょう。それで古くなった本の処分というんですか、それはどうされているんですか。それをお尋ねします。 24 梁瀬教育長 1点目のことからお答えしたいと思いますが、この3点目に、現在の地域図書館学校図書館は住民、子どもたちに対して本を読む機会を減らし、とこういう表現が陳情の中にあります。この点につきましては、私どもも、ここの真意といいますか、意味が少しつかみづらい点がございました。
     したがいまして、先ほどご答弁させていただいた中では、今まで私どもが取り組んで、こういった機会をふやす意味の取り組みをしてまいっておりますと、そういったことをここに対してお答えをさせていただきましたので、それでよろしゅうございましょうか。 25 飯谷図書センター所長 図書の回収の関係ですけども、私の方では毎月期限がきた方に大体600人程度の方に督促状を出して、期限がきてますよと、早くお返しくださいという形でやっております。  それと、場合によっては返ってこない方、本を紛失したとか、そういった方には同じ本を返してもらうか、もしその本が絶版という状態の場合は、それと同等のお値段とか内容のものの本を弁償してもらっている形をとっております。  それと、本の貸し出しがほとんど見込まれないとか、あるいは古くなったとか、落丁して修理がきかないような本については、市内の学校とか日吉青年の家とか公的な機関に「うちの方で廃本になった本があるけども、使うことはないでしょうか」ということで一遍お声をかけて、その中で選書した上で、なおかつそれでも要りませんというような状態のときは、城山のリサイクルの自治会の方に再生ごみとして出しております。  図書の返却率の数はとっておりませんが、大体、図書館の関係の本の一般的な公立図書館の傾向とすれば、2、3%の本がなくなっていくというんですか、返ってこないと、不明率ということがものの本に書いてあります。  私ども、図書センターの方ではそういう明確な数字を把握しておりません。 26 重橋委員 陳情人の方が、いろんな図書館とか、ふれあいセンターとか、公民館とか、そういったところの図書の管理とか、読書会でありますとか、その整備のためにご協力をいただいておると、そういう方々なのかなと私は思っておるんですが、過去にも何回か陳情等でお見えいただいたのかなというふうにも思っております。  そういう中で、こういう形でお見えいただくということは、私ども勉強のいい機会になりますけども、要は、こういった施設の中でそういう活動をされている方と、行政との接点ですね。一つもないんじゃないかという気がするんですよ、こういった陳情をしてこられるということは。そういう中で、もしよければ方針という、 もう粛々としていろんな図書館建設等については、行政としても検討しておられると、何ら隠すこともなくて、オープンにして進めていける事業ですよね、こういったことは。  そうすると、行政の中にあるいは教育委員会の中にそういうポジションがあるわけでしょうから、こういう活動をしておられる皆さん方の接点は間口を広げて、何かあったら聞きに来なさいよと、こういうことで今こう進めていますと、あなたたちのご苦労は何ですかと、私どもこうして対応しますとよというような、そういういわゆるサービスというかな、行政側からのサービスというのも必要じゃないかなと思うんです。  ですから、その辺のところはどういうふうになっているのか、お伺いしたいと思いますけども。 27 飯谷図書センター所長 特に、定期的なものは持っていませんが、私どもの事業の中で子ども文庫の活動をとおして、子ども会の定期総会とか、そういったものには一応参加して、そういった図書行政にもろもろの関係の要望のような形の意見は聞いておりますが、特に、私どもの図書センターの印刷機とか、そういったものをつくろう会の方々とか、定期刊行物というんですか、チラシとか、印刷の場合の場の提供としてやっております。  しかし、特に定期的な会合のような形のものはとっておりません。 28 梁瀬教育長 実は、今回の図書館をつくろう会の代表の浅井さんからの陳情でありますが、この点につきましては、ここ数年私ども行政に対する陳情をいただいておりました。そこの中でもいろんな指摘もいただいたし、早く図書館をつくってほしいという思いも私どもも十分承知もしておりました。そういった中での、今回議会の陳情と、私どもも実は急だったので、正直言って戸惑った部分もございました。  これまでの陳情の中でも、大体、図書館については数年、方針的にありましたのでそのこともご理解をいただいて推進していたんじゃなかろうかと、そして浅井代表さんにおかれましては確かに私ども市の図書行政に対していろんなご協力もたくさんいただいておったので、これまでも図書センターを中心にいろいろ歴代の所長等とも連携を図りながら、今、図書センターの所長が4月からだったので少しその部分の連携が余りなかったのかなと思いますが、そういった経過をたどっておりますのでよろしくお願いしたいと思います。 29 重橋委員 教育長はじめ、そういう形での努力というのは評価をいたします。  ただ、どうも市民の方々は役所に出向いて行くというと、何となく聞きづらい、行きづらい、話しづらいというのはありますわね。そういう中ですから、一つそういうので十分声をかけていただいて、これが思想心情的に非常に偏った団体で、非常に先鋭的なそういう方々であるならともかく、非常に協力をしていただくというような方であるならば、協力団体ということで、参考にいろんな話を聞くこともよかろうし、市の姿勢というものを説明することもよかろうし、協力要請をすることもよかろうし、そういった中でのふれあいを深めて、間口を広げてやっていただくように、これは要請でよかろうか、お願いいたします。 30 吉原(孝)委員長 それでは、質疑を終結いたしたいと思います。  要望等につきましては、取りまとめの中でお伺いしてまいりたいと思います。  それでは、これをもちまして質疑を終了いたします。  傍聴人におかれましてはご退席をお願いいたします。  暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時1分=        〔傍聴人の退席〕           =再開 午前11時8分= 31 吉原(孝)委員長 それでは、委員会を再開いたします。  陳情第9号につきましては、これまでの議論を踏まえまして、私ども正副委員長で要望文を作成いたしまして、行政の方に要請をいたしたいと思いますが、それでよございましょうか。  それでは、そのように取り扱わせていただきます。  理事者交代のため暫時休憩します。           =休憩 午前11時8分=           =再開 午前11時16分= 32 吉原(孝)委員長 委員会を再開します。  第83号議案「工事の請負契約の締結について」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 33 松藤建設管理部長 第83号議案の「工事の請負契約の締結について」をご説明いたします。  第83号議案は「長崎市深堀体育館改築(仮称)深堀地区老人デイサービスセンター新築主体工事」に係る請負契約を締結しようとするものであります。  契約の内容等につきましては契約課長から、その後、工事の内容の詳細につきましては、土木建築部の方から説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 34 浜脇契約課長 それでは、先に配付しております委員会資料に基づきまして、ご説明を申し上げます。  まず、1ページをごらん願います。  第83号議案は、工事名「長崎市深堀体育館改築(仮称)深堀地区老人デイサービスセンター新築主体工事」に係るものでござまして、契約金額は消費税込みで2億8,875万円、契約の相手方は、菱興・森美特定建設工事共同企業体でございます。代表者は長崎市飽の浦町5番3号、西日本菱重興産株式会社、代表取締役、山崎義明、その他の構成員は長崎市梁川町20番12号、株式会社森美工務店、代表取締役、田口伸一でございます。完成期限は平成13年7月31日、契約の方法は公募型指名競争入札、入札年月日は平成12年8月11日、仮契約日は平成12年8月14日、入札回数は1回でございます。  指名業者及び入札結果は、2ページから3ページのとおりとなっております。2ページの5番、上滝・鉄川特定建設工事企業体が公告条件による指名取消となっておりますが、これは公告時に同日付け入札を行った総務委員会所管の「北消防署・コミュニティ消防センター新築主体工事」を落札した者を構成員とする共同企業体は、落札した時点で取り消すことといたしておりますので、指名取消といたしたものでございます。  なお、公募型指名競争入札の概要につきましては、4ページに記載いたしておりますので、ごらん願いたいと思います。  次に、共同企業体は長崎市特定建設工事共同企業体実施要綱に基づきまして、設計金額1億5,000万円以上の工事につきましては、共同企業体を適用することといたしており、本件工事につきましても、工事の規模からして構成員2者の共同企業体といたしております。構成員の出資比率でございますが、代表者が55%、その他の構成員は45%となっております。資格要件といたしましては、全構成員に本工事の設計業者と関連がある業者ではないこと、同種、同規模の施行実績を有することなどに加えまして、代表構成員が建築一式工事でA等級、総合数値が810点以上であることのほか、その他構成員には、建築一式工事がA等級の有資格業者であることといたしております。そのほか、代表構成員には建築一式工事に係る管理技術者を、その他構成員には国家資格を有する主任技術者をそれぞれ現場に専任で配置をすることといたしております。  以上の要件を付し、公告により募集を行った結果、20共同企業体より入札参加の申し込みがあったわけでございますが、そのうち3共同企業体、朝日・ケンコーJV、植野・豊JV、金子・松下JVの構成員の一方が、民事再生法に基づく再生手続き開始の申し立てを行ったため、信用状態の悪化等により工事の適正履行が懸念されることなどの理由から、この3共同企業体を第一指名委員会におきまして非指名といたしました。残る17共同企業体を指名とし、先ほど申し上げました指名取消の1共同企業体を除きまして、16共同企業体で入札を実施したところでございます。  なお、今回の入札につきましては失格者はございませんでした。  以上でございます。        〔図面による説明〕 35 光冨土木建築部理事 第83号議案について。  長崎市深堀体育館・(仮称)深堀地区老人デイサービスセンター主体工事について、前にはっております図面にて説明したいと思います。  お手元の委員会資料では5ページに配置図、6ページから8ページに平面図、9ページと10ページは各立面図を添付しております。  それでは、前の黒板にはっております図面にてご説明いたします。  配置図でございます。配置図で建築面積は1,043.92平方メートル、延べ面積は1,918.41平方メートルでございます。場所は、深堀町5丁目712番地でございます。主要地方道香焼江川線の深堀バス停より江川側約150メートル、深堀公園に隣接する現深堀体育館の敷地で敷地面積は1,662.73平方メートルでございます。  次に、1階平面図でございます。1階は青色の部分が体育館の部分で、玄関、左側に倉庫がございます。オレンジ色の部分が老人デイサービスセンター、緑色の部分が共用部分でございます。駐車場、玄関ホール、事務室、デイルーム、介護教室、厨房、浴室、便所などになっております。  2階平面図でございます。2階は体育館、ステージ、体育倉庫、シャワー室、便所、ヘルパーステーションなどになっております。  3階平面図でございます。3階はギャラリー、倉庫となっております。  上の方が西側立面図、これが隣地側の西側立面図です。そして、南側立面図、下の方です。南側立面図は山手側、深堀神社から見た立面図でございます。東側立面図、これは公園側から見た立面図でございます。北側立面図、下の方、これは県道側から見た立面図でございます。  以上でございます。 36 吉原(孝)委員長 これより、質疑に入ります何か、ご質問はありますか。 37 山本委員 2点お尋ねしたいと思いますが、委員会資料の4ページに公募型指名競争入札の概要という形で、今回もこの方向での資格要件でされたと思うんですが、自主的に結成された共同企業体であることということについては、何を基準に自主的に結成されたかどうかということは推しはかるんですか。ここを一つ教えていただきたいということ。  そして、IIIのところで2)長崎市内に本店を有すること、ということについてはいろいろ取りざたもされているわけですが、この点についての本店であるかどうかということの確認は、どういう形で把握をされておられるのか。  そして、今議会でも指名競争入札のあり方については、いろいろ問題点が指摘をされたわけですが、そういう上に立って、従来の指名競争入札に照らしてみて、公募型の指名競争入札という形に変わってきているわけですが、そうした議会の指摘を受けて、より公募型であってもより意を尽くしておられる問題はどういうところにあらわれてきておるのか、この点をお尋ねしておきたいと思います。  最後に、体育館とデイサービスという形での、いわば併設という形で、これは土地の有効利用という、他に施設がないということで本来なら切り離した方が一番いいんですけども、なかなか他に適地がなくて、こうせざるを得なかったと思うんです。しかし、一方は非常に静穏を、静かなところを求める施設、一方はいやが上でもそういう騒音を発する施設というものの抱き合わせにあって、これまでもいろいろ指摘があったところですが、最終的にどういうこの問題での配置によって、そういうものを最小限度に防ぐということは、どういうところに、どのような形で工夫が凝らされておるのかということについても教えていただければと思います。  以上です。 38 浜脇契約課長 まず、1点目でございますが、いわゆる自主結成の問題でございますけども、今回、私どもは建設業のAランク53社につきまして代表構成員、あるいはその他の構成員となるような形で、私どもが例えば、何十点以上は要するに代表者ですよ、何十点以下は構成員ですよとそういった形で取り決めをしたものではございません。いわゆるA等級のクラスの建設業者の方が、自主的にそれぞれの技術力を発揮していただくと、そういった意味で共同企業体を組んでいただくというふうにいたしております。  それから、以前は予備指名というのがあったわけでございますが、その辺のことにつきましては、いわゆる談合的なものになるとか、いろんな指摘がされましたので、私どもは現在、自主的な結成ということでお願いをいたしておるところでございます。  本店の確認の問題でございますが、これにつきまして、私どもは資格業者の審査申請の受け付けを行います。その際に、法人登記簿でありますとか場合によっては定款、そういったものでこれを確認するようにいたしております。  それから、公募型指名競争入札でございますが、これにつきましては現在私ども、例えば透明性、あるいは競争性、客観性にすぐれた入札制度だということを思っております。そういう観点から今回も公募型指名指名競争入札を採用したわけでございます。  以上でございます。 39 光冨土木建築部理事 騒音の問題でございますが、お手元の委員会資料6ページ、7ページに1階平面図と2階平面図をつけておりますが、音のする部分の体育館の下には駐車場でありまして、デイサービスセンターの方には体育館の音のする部分は設けておりません。それでもかなり音は出ないようにしているんですけども、万一のことを考えまして、私の方も、床下に防振ゴムをして、音が伝わらないようにしておりますが、かなり音は削減できるものと思っております。  以上でございます。 40 山本委員 指名競争入札のあり方について、いろいろと指摘もされておるわけですが、その点で、従来の指名競争に比べると公募型というのは、一歩、そういう形で進んだ形になっておるのかなと思うんですが、本来、地方自治法の上では一般競争入札が原則になってわけですよね。特殊なケースについての指名競争入札、または随意契約と。  しかし、本市の入札の経過を見て一般競争入札というのは皆無ですよね。これは法の建前を無視しているということにならないんですか。半分ぐらいは一般競争入札をやっているとか、こういう特殊な事情については、こういう特殊性があるので、指名競争入札にやったとかいうものが、本来、法の精神だろうと。指名と言ったって人が指名するわけですから、やっぱりそこで恣意が働くという形でいろんな問題が指摘されておるわけですから、法の精神にのっとった一般競争入札というのは、今後も全く考えておられないのか、これはあくまでも法は無視し続けるという形に結果的になろうかと思うんですが。  しかし他都市においては、そういう方法も今かなりのところで取り組みが進められているという状況は、いろんな形をやったけれども、やはり、談合の防止ですね、また市が介入するという問題を排除できないということで、結果的に透明性の一番高いのはやっぱり法に基づいた一般競争制度だということで、そういう形で踏み込んでおられる都市がふえてきておると思うわけです。  そういう状況の中での本市での、今後の方向はどういうふうに検討されているのかということについて、明らかにしていただきたいと思います。 41 浜脇契約課長 一般競争入札についてでございますけども、確かにメリット的なものはあるんですが、ただデメリットとしていわゆる不良不適格の業者、そういったふうな業者の参入というのが考えられるということが一つの要素でございます。  そういう意味で私どもは先ほど申しましたように指名競争の利点といいますか、そういったものを有してかつ透明性、そういったのを持っている公募型指名競争入札制度を採用しているということでございます。  それから、一般指名競争入札につきましては、私ども、現在、設計金額25億円以上ということで設定をいたしております。そのような意味で一般競争入札が少ないということが言えるんじゃないかと思っております。  それからもう1点、この25億円以上につきましては現在WTO、世界貿易機関というのがございますけど、そういったふうな国際協定の中で、いわゆる日本の市場がもっと海外の建設業者に、開放しなさいと、そういったふうな中で25億円以上というのが、現在、設定をされているわけでございます。したがいまして、本市もそれにならったところでございます。 42 山本委員 議会でも、再三指摘がされておるという状況に照らしてみて、やはり指名ということには限界があるのだなということを私たちも感じるわけですが、一般競争入札にした場合にいわばそういう点での非常にまずい結果が招いたというような事例が他都市の中にあるんですか。  現在、全国的に都市で一般競争入札をしている都市がどれくらいふえてきているのか、その辺の実態がもし把握されておれば、お示し願いたいと。  そして、そこでやはり問題点が多いということになっているのかどうか、その点最後に質問しておきたいと思います。 43 浜脇契約課長 現在、他都市の状況はそこまで調査しておりませんが、ただ、先ほど申し上げましたように、一般競争入札のデメリットというのが多分にあるわけでございまして、そういう意味からして、私どもは先ほど申し上げたような一般競争入札は現在のところ制度としてはございますが、適用されていないということでございます。  委員ご指摘の点につきましては、私ども、早速、他の都市の調査を実施したいと思いますのでよろしくお願いいたします。 44 高比良委員 駐車場の件でお尋ねします。図面で見ると全体で19台とめられるかなと思っておりますが、そのうち2台は専用で障害者マークがついておりますが。共用部分ですが、デイサービスと体育館利用者で、何か利用については区分けはしますか。例えば、スポーツの行事等でワーッと来た場合に、ここだけはデイサービスが専用しているところよとか、管理面ではどのようにされようとしているのかお尋ねします。 45 宮津スポーツ振興課長 駐車場の件につきましては、19台確保いたしております。ただ利用形態といたしましては、基本的にデイサービスは送迎をいたすわけです。各人が車で来るということはまず考えられないと。ですから基本的には、この駐車場につきましては、体育館利用者の駐車と、こういう考え方でいきたいと思っておりますけれども、その辺のことにつきましては福祉の方とよく協議をしながら進めてまいりたいと考えております。 46 高比良委員 わかりましたけど、送迎を中心とすると言っても、家族が連れてくる場合もあるかと思います。そして、待っていてまた連れて帰ると。そういう場合には利用できるようにしているんですか。 47 宮津スポーツ振興課長 もう1点、利用形態につきまして、基本的に利用の時間帯が体育館につきましては夜間が多ございます、実際利用頻度といたしましては。平日なんか特に。デイサービスは全部平日でございます。日曜日は基本的にはないという形でございますので、その辺がうまい具合な形でかみ合っていくのじゃないかなという考えを持っております。 48 前田副委員長 1点だけお尋ねします。知識が浅いんで考え方をお示しいただきたいんですけど、当初20社企業体が参加されていて、3社第一指名委員会の中で再生法に基づいてその施工能力等に不安があるということで、今回は見送られたということでお聞きしておりますけど、その再生法の法律自体は参加されるのは全く支障がないんですよね。  そうした中で私が素人ながら思うには、そういうことで外されて、できませんとなったと、そうすると今後民間等で頑張って会社の再生に向けていただかなきゃいけないんでしょうけど、市の方の行政の方の公共の物件で、そういう外し方をする方で、じゃ民間をするときに、施主にしても下請け業者にしても、そういうことで外されているところからとなると、ますますもって民間での受注等の活動が難しくなるんじゃないかなと思ってきております。  今後、こういうことが余りない方がいいんでしょうけど、こういう会社がどんどん出てきた場合の対応の仕方というか、今回は間もないということで見送られたのか、それとも今後については立ち直ってきたら、またいいですよということになるのか、そういう基本的な考え方というのをお示しいただきたいなと思います。 49 浜脇契約課長 今回の申し込みの中の、いわゆる非指名とした3共同企業体でございますけども、民事再生法に基づきまして民事再生手続きの申し立てを行ったと。その段階では非常に経営が破綻をしているということもございましたので、やはり適正な工事の履行を確保するという見地からしてはやはり指名できないであろうということでいたしました。  じゃ、今後はこれらの企業はどういったことになるんでしょうかということでございますが、そのうちの2つの企業が現在、裁判所の方から民事再生の手続きの開始決定を受けております。そういたしますと今後は長崎県の方に、いわゆる経営事項の審査というのを行います。それを受けた形で私どもの方に、有資格業者の資格審査の申請がなされます。そこで私どもは審査をいたしまして再認定を行うということになるわけでございます。  その段階でもってその他のいわゆる資格を有する登録業者と同じようなことになるわけでございますが、ただ、今後この企業につきましては再生計画案を作成したり、あるいは債権者の方にいろんな形で同意を得て再生に向かっていくわけでございますが、しかしながら、もしそれが認められなかった場合は、いわゆる破産ということになりますので、そういった意味では私どもは慎重にこの指名については対処していかなければならないと思っております。  したがいまして県、あるいは顧問弁護士の方と十分、協議、あるいはご指導をいただきながら対処してまいりたいと考えております。 50 吉原(孝)委員長 それでは、質疑を終結し、討論に入ります。  ご意見は、ありませんか。  討論を終結します。  これより採決をいたします。  第83号議案「工事の請負契約の締結」については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」という者あり〕  ご異議ないと認めます。
     よって、本案は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時40分=           =再開 午前11時41分= 51 吉原(孝)委員長 委員会を再開します。  第80号議案「財産の取得について」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 52 浜田理財理事 第80号議案「財産の取得について」その概要をご説明申し上げます。  この議案は、財団法人長崎市学校建設公社が、平成10年度に建設した川平小学校の鉄筋コンクリート造校舎のうち、増築した2階及び3階部分214平方メートルの施設を取得しようとするものでございます。  その内容は、2階部分が図書室、3階部分がコンピュータ室であり、いずれも特別教室でございます。所在地は長崎市川平町108番地でございます。  なお、詳細につきましては、お手元にお配りいたしております議案の資料に基づき、教育委員会よりご説明申し上げます。  以上でございます。 53 橋本施設課長 それでは、教育委員会の方で補足説明をさせていただきます。  第80号議案、財産の取得につきましては、国庫補助の内定に伴う学校の施設の取得でございます。  お手元の資料1ページをお開きください。取得しようとする財産は色を塗って表示しております。  川平小学校の校舎でございますが、平成10年度に長崎市学校建設公社において、建てかえ施行したものを買収しようとするものでございます。鉄筋コンクリート造3階建てで、校舎の右側の2階部分に図書室、3階部分にコンピュータ室を設けております。買収予定金額は6,423万9,000円でございます。  なお、買収予算につきましては、今年度当初予算に計上済みでございます。  以上、よろしくご審議いただきますようお願いいたします。 54 吉原(孝)委員長 これより、質疑に入ります。 55 渡辺委員 もう少し、この平面図だけでは中身ば審議するにも、どんなになっているかわけくちゃわからんですよ、これは。今、鉄筋造りの3階建てと言ったでしょう。2階に図書室、3階にコンピュータ室、1階はどんなになっているんですか。 56 橋本施設課長 1階は保健室でございます。 57 下条委員 今の渡辺委員さんの質疑に対しての関連でありますけども、説明の中に2階に図書室、3階にコンピュータ室が平成10年に建てかえられましたと言いましたよ、説明が。建てかえじゃないでしょう、だからもとの現況がどうあって、そしてこの上に2階、3階がのったんだという増築ですという説明がないと、今言う図面を求めるんですよ。ないと言うとこちらはぜんぜんわからないです。しかも建てかえられましたという表現をしたんですよ。そこのところ説明をしなおしてください。 58 橋本施設課長 今、建てかえ施行というのが、長崎市学校建設公社において建てかえ施行したものをということでございます。 59 下条委員 皆さん方が専門用語で増築することを建てかえと言うのかどうかですね。その定義から教えてもらいたいです。私たちは、これは1階はあったんですね。2階、3階は将来、増築するのかなということで鉄筋を伸ばしてたんです。そこに僕は増築したと思うんですよ。それが、建てかえという表現をするのかどうか、その定義から教えてください。そうしないと私は理解できません。 60 中嶋管理部長 大変失礼いたしました。建てかえという言葉は適当ではございません。これは学校建設公社に建設してもらうように依頼をいたしまして、学校建設公社がつくったものでございまして、当然、所有権も学校建設公社がございます。  それで、今回うちの方が買収して市の財産にするものでございまして、言葉としては、学校建設公社がつくったものを長崎市が購入しようとするものでございます。 61 梁瀬教育長 どうも失礼いたしました。下条委員さんがおっしゃるとおりに増築でございます。あけておりました、そこに図書室とコンピュータ室をつくったということで、そういった意味では増築でございます。 62 渡辺委員 この位置図はわかるんですけど、例えば、図書室を一辺がこれくらいの広さで、本棚をここんにきに置いて、読むところをこう置くとか、もう少し詳しか資料があってしかるべきと僕は思うんですよ。コンピュータ室はここに使って、コンピュータを何台ぐらい置くためにこれくらいのスペースが必要になりますとか、余りにもこれで6,423万9,000円買いますと。余りにも僕は雑な、資料の細部によってとありますが、細部になってないと思いますので、もう少し例えば、コンピュータを何台置くためにこれくらいの広さが要ったために、こんなにしていますとか、何かもう少しわかるように説明してください。これは一部しかわからんもん。 63 中嶋管理部長 たびたび申しわけございません。すぐ、こういう資料がございますので、建物がわかるようなものがございますので、すぐ回します。 64 梁瀬教育長 申しわけございません。これまで、財産取得について、位置図だけにしておいたという分があって、これは大変ご指摘のとおりだと思いますので、今後は資料もそろえて提出するようにします、申しわけございませんでした。 65 吉原(孝)委員長 今の教育長の答弁を了といたしますので。  ほかに、ご質疑ありませんか。 66 渡辺委員 これは平成10年度に増築が完成しているんですか。平成10年度に工事に着工したんですか。完成がいつなんですか。ここを教えてください。 67 橋本施設課長 平成10年度に完成でございます。 68 渡辺委員 平成10年度に完成して、じゃ、なぜ平成12年度に取得するんですか。 69 梁瀬教育長 学校建設公社で建設をいたしまして、平成10年度にでき上がりました。そして平成11年、12年度は公社から借用しまして、教室は使っております。平成12年度に買い取るというのは文部省の補助との関係がございまして、基本的には3年以内に買い取るとなってございます。2年経過ですが、補助がつきましたので買い取りをしたいと、そういったことでございます。 70 山本委員 コンピュータ室を新たに設けられるということで、わかったわけですが、じゃ、これまで図書室はどこにあったんですか、なかったんですか。 71 橋本施設課長 図書室は1階廊下部分に本箱を置いて、整備しておりました。 72 山本委員 この学校に行ったときに、廊下に図書棚がそのままにあって、ちょっとこれでは大変だなと。学校側でも校長先生も言っておられましたし、そういう点でこの施設が新たにできると、つくったということはよく理解できますし、これは遅きに失したくらいだなと思っております。  あわせて、こういう状況の、たまたま川平小学校だけしか私は見ていないんですが、廊下を図書室がわりに使っているところはほかにはないんですか。ここだけだったんですか。 73 橋本施設課長 現在、図書室がない学校というのが橘小、それから大山分校、現川分校でございまして、橘小学校についてはオープンスペースを利用して、図書の整備をしております。大山と現川分校だけが現在ございません。 74 小林委員 コンピュータなんですけども、この写真で見る限りでは3台になっていますが、台数はこれだけなのか。どんな配置になっているのか。  それから、こういったコンピュータの機種については5年間のリースになっているんですか。お尋ねします。 75 橋本施設課長 現在の台数につきましては5台でございます。13年度に合計で22台の整備の予定でございます。 76 森田総務課長 委員さんのご質問のとおり、コンピュータはリースでございまして、一応、平成13年度に切れるということで、リースの買いかえをまた予定しております。 77 吉原(孝)委員長 それでは質疑を終結し、討論に入ります。  ご意見はありませんか。  それでは、討論を終結します。  これより採決をいたします。  第80号議案「財産の取得について」は、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」という声あり〕  ご異議ないと認めます。  よって、本案は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時55分=           =再開 午前11時57分= 〔教育委員会の所管事項調査として、長崎市立 神小学校統廃合計画進捗状況及び長崎市「平和 に関する教育の基本三原則」検討協議会につい て調査を行った。〕           =休憩 午後0時42分=           =再開 午後0時45分= 78 吉原(孝)委員長 委員会を再開します。 〔閉会中の決算審査の日程について協議を行っ た結果、10月30、31日の2日間と決定した。〕 79 吉原(孝)委員長 以上で本委員会の審査はすべて終了いたしました。  これをもちまして、文教経済委員会を閉会いたします。           =閉会 午後0時47分= ─────────────────────             議 議 第 45 号             平成12年10月3日 長崎教育委員会委員長    吉田 良尚  様          長崎市議会          文教経済委員長 吉原 孝    図書館建設に関する要望について  文教経済委員会においては、陳情第9号「図 書館建設に関する陳情」の審査を9月20日に行 いました。その結果、本委員会として次のとお り要望します。 1 新市立図書館建設に向け、各界各層の意見  が反映されるような検討委員会を早急に設置  するとともに、現在の県立図書館が存置され  るよう役割分担を考慮しながら、長崎県と十  分に協議し、市民が気軽に利用できる多様な  機能を備えた新しい図書館建設を積極的に  推進すること。 2 学校への司書教諭の配置を促進するなど学  校図書館の機能強化を図るとともに、各公民  館等の地域図書館のサービスの充実に努める  こと。
    ─────────────────────  上記のとおり委員会会議録を調製し署名する。  平成12年11月14日  文教経済委員長    吉原  孝 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...