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  1. 長崎市議会 2000-06-15
    2000-06-15 長崎市:平成12年文教経済委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 吉原(孝)委員長 おはようございます。出席委員は半数以上であります。ただいまから、文教経済委員会を開会いたします。  まず、第60号議案「財産の取得について」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 2 高橋環境部長 本日はよろしくお願いいたします。議案の審査をいただきます前に、本日出席しております職員のうち、環境部の課長以上の職員の紹介を先にさせていただきます。        〔職員紹介〕 3 高橋環境部長 それでは第60号議案「財産の取得について」説明させていただきます。  ごみの収集運搬に使用しておりますパッカー車9台が老朽化したため、新たに購入しようとするものでございます。パッカー車は、「一般廃棄物処理基本計画」に支障を来たさないよう、7年使用をめどに年次計画で更新を行っております。今年度は計13台の購入について、当初予算計上いたしておりますが、発注から4カ月ほどかかることもございまして、車検が9月までに到来する9台を一括して購入しようとするものでございます。昨年11年までは車検の切れるたびごと競争入札で購入しておりましたが、委員会資料の1ページでございますが、3財産の取得及び議案上程の理由の欄に、下から3行目のなお書きで書いておりますように、11年度の包括外部監査におきまして、より競争入札の機能が働くようにとの指摘もありまして、12年度からこのように一括購入しようとするものでございます。  なお、詳細につきましては環境総務課長がご説明申し上げます。よろしくお願いいたします。 4 加藤環境総務課長 それでは、資料の中味についてご説明をさせていただきます。  提出しております資料に基づきまして説明させていただきます。お手元の第60号議案「財産の取得について」と表示しております資料をご参照ください。  まず、説明していただきます前に、誠に申しわけございませんけれども、資料の訂正をお願いをいたします。資料の2ページをお開きいただきたいと思います。  「4契約について」の中の「(2)契約」の部分でございますが、一行目の後半に「落札業者である」とございますが、この「落札業者」を「入札不調による随意契約業者」に訂正をお願いいたします。大変申しわけございませんでした。  それでは、説明に入らせていただきます。  資料の1ページ「更新パッカー車の概要」でございます。資料記載のとおり、環境部が現在保有しておりますパッカー車のうち、2トンダブルキャブ車7台、1.75トンダブルキャブ車2台の計9台を2.5トンダブルキャブ車に更新するものでございます。  「更新対象車両の現況」でございますが、更新する9台の平均走行距離は5月当初の調査で182,748キロメートル、月平均走行距離は2,262キロメートルでございます。したがいまして、購入車両の最初の納入期限は9月末でございますので、車両更新時における平均走行距離は19,400キロメートル程度になると考えております。  次に「財産の取得及び議案上程の理由」でございます。  資料にも記載してございますが、従来、パッカー車の購入は、中央、東長崎、北部の各車両係ごと納入場所別車種別等に分割して発注しておりました。これは、パッカー車は、トラック製造メーカーの工場で製作するわけではございませんで、資料の3ページをごらんください。ここに掲載しておりますのが、既存のトラックシャシーでございます。このシャシーに架装を加えて資料4ページにございますようなパッカー車ができ上がるということになります。  架装業者は全国で3社ございます。いずれかの架装業者パッカー車を受注したトラック製造メーカから、架装を請け負うわけでございます。  また、この架装は1台1台手作業で行いますので、台数が多い場合、従来は受注能力に限界があるのではないかという判断から、納入場所納入期限最大積載量車種別に分割して発注していたものでございます。  車種別にこれだけの台数を一括購入した実績はございませんが、より安く購入する手段としてその有利性を検証しようとするものでございます。先ほど、部長の方から申し上げましたとおり従来の分割発注によるパッカー車の購入につきましては、包括外部監査において先ほど部長が申し上げたような指摘を受けております。
     また、13台のうち4台を別発注することにしましたのは、13台一括発注した場合の架装業者受注能力が懸念されたこととあわせまして、13台一括の場合、部分払い支払方法物品購入では実施しておりませんので、9月に9台納車しても11月に4台納車するまでは支払いができないため、納入業者資金負担が大きいのではないかということに加えまして、たまたま9台については2.5トンダブルキャブ車納入期限が9月末、4台は2トンダブルキャブ車納入期限が11月末となっており、納入期限が離れていたため9台と4台に分離をすることとしたものでございます。  次に、一括発注による経済効果でございますが、資料に各年度ごとの2.5トンダブルキャブ車購入台数、1台当たりの購入額平均額及び購入平均額を前年度または前々年度と比較した実績表を掲載しております。  各年度とも、前回の購入時よりも値上がりしているわけでございますが、単純に比較して、他の年度より10万円程度値上がりの幅が小さいように思われますが、10年度及び7年度は新基準の排ガス規制が実施されたため、規制適合車車両単価が値上げされております。そのほかに、先ほど申し上げました一括発注したため、業者が先に納入した車両の支払いを待たざるを得ないことなど、今後検討を要する問題もございます。  今回は9台を一括購入するわけでございますが、13台を一括して発注した場合、さらに安く購入も期待できるものと思われましたけれども、今回の入札結果でははっきりと経済効果が出ているとは言いがたい面もありますので、次年度以降も継続して実施することを含め、総合的に判断して経済的な備品購入に努めてまいりたいと考えております。  説明は、以上でございます。よろしく、ご審議くださいますようお願い申し上げます。 5 浜脇契約課長 環境総務課の方から私どもの方が依頼を受けまして、契約、入札を実施いたしておりますので、その経過等についてご説明を申し上げたいというふうに思います。  まず、契約の方法でございますが、これは資料の2ページに記載をいたしております。まず、市内業者のうち取り扱い可能な自動車販売会社5社の指名競争入札といたしております。  それから、入札日でございますけど平成12年5月9日でございます。それから、入札の回数でございますが、2回実施いたしましたがいずれとも予定価格を超過し、不調に終わっております。したがいまして、再度の入札に付し落札者がないときは契約規則第23条第1項第6号の規定では「随意契約による契約を行うことができる」としておりますので、最低価格社随意契約を行い、その結果、1台当たり税抜きで699万5,000円、9台の合計、税込みでございますが6,610万950円で、5月10日にいすゞ自動車九州株式会社を相手とした仮契約を締結したところでございます。  以上でございます。 6 吉原(孝)委員長 これより、質疑に入ります。 7 山口(寛)委員 おはようございます。この種のパッカー車は普通のガソリン車だろうと思っておるんですが、よそのいろいろな類似都市で1台ぐらいは太陽熱の公害のないパッカー車とかというのをちょっと見たことがあるんですが、そういう公害のない太陽熱あたりを使って走るあれはバッテリーを使って走るのかなと思っていますが、公害のない車、電気自動車、そういうのを購入する、そこあたりはまだできていないんですか、長崎が購入するような車種の中に。それだけ1点お伺いをいたします。 8 高橋環境部長 長崎には、まだそういうことがございませんで、研究してみたいというふうに思っております。  所沢市におきましてはそのようなものがあり、また、低公害車は春日部市があるということでございますので、このあたりを調査しまして、試験的にもできるかどうかっていうのは研究してみたいというふうに思います。 9 山口(寛)委員 全部そういう車にしなさいというんじゃなくて、1台ぐらいは試験的に入れて、これが公害のない車なんですよと。やっぱり民間あたりでそういう車を購入するということになれば、製造台数も少ないんだろうし、非常に民間で購入して、公害のない車をと言っても、なかなか購入ができんのじゃないかと。だから、1台ぐらいはモデル的にそういう車を導入して走らせて、これが、今、公害のない車なんですよと、そういう公害のない車ということで啓発運動というか、これは率先して行政が模範を示してやらんと、民間の業者も、儲かっておっても、そういう車は入れないと。一度そういう車を入れて、パッカー車あたりは方々にごみの収集に行くわけでしょうから、そうした場合に、民間の方の余裕のあるところは市が購入したんだからということで、そういう車がどんどんふえてくると、自然にやさしいまちづくりができるなというふうに思っておりますから、そこらあたりの検討もお願いできるのかなと、全部じゃなくて、13台もいくらも購入するわけですから、そのうちの1台ぐらいはモデル的に購入していただくといいんじゃないかというふうに思っておりますが。そこあたりの所見があれば賜りたい。 10 高橋環境部長 山口議員さんのご意見は確かに環境保全課の所管としましても、これからの環境政策としては大事なことだと思っております。ありがたいご提言だというふうに思っております。  しかし、デモンストレーション的に1台か2台ということになりますと、後の実際的な車の本当に実際稼動ができるのかどうか、後の燃料補給なりメンテなりということも含めて検討してまいりたいと。確かにありがたいご意見だと思っておりますが、デモンストレーション的に購入することも含めまして検討してみたいと思っています。 11 山口(寛)委員 おととい、私も一般質問をやったんですが、川越市あたりがこれはパッカー車ではございませんけど、もうやっぱりそういう公害のない車ということで20台ぐらい持っているんです。  それから、非常に面白いなと思ったのはあそこは平坦地だからでしょうけれども、いろいろ、連絡用その他の自転車にちょっとモーターのついたような、これは太陽光発電で自分のうちの屋上につけているソーラーシステムで充電しながら連絡用その他は使うということで、これは自転車あたりを20台くらい用意してあるということで、他市がパッカー車だけじゃなくて、いろんな面で公害のない車を購入しようじゃないかと努力しておるわけですから、そこあたりも含めて、今後いろいろよその部局に移られたときも含めて、公害のない車を導入していただくとありがたいなと思っております。要望にかえておきます。 12 金子廃棄物対策課長 パッカー車の件については先ほど部長が話したんですが、不法投棄をパトロールする車を2台所有しているんですが、それにつきまして、今、1台は電気自動車で収集しています。実際は、さほどガソリン車とかわりはないということなんですが、やはり単価の面とかそういったことには開きがございますので、今後ともそういった低公害車電気自動車とかにつきましては検討してまいりたいと思っております。  以上でございます。 13 小林委員 今、山口議員の方から環境に目を向けた上で、パッカー車あるいはほかの車両にもということで電気自動車の提言があると思うんですが、実は私も川崎市、横浜市等に先進視察に行きまして電気自動車大変勉強をさせていただきました。今、金子課長の方からお話がありましたように、現時点で、一つはコストが高くかかると、もう一つはこのパッカー車の方では、電気自動車を使用している例があるんですが、馬力がちょっと電気では負荷が大きくて弱いということも若干あったような記憶が私もあります。  環境という点で、今度、本会議で私どもの森委員の方からもエコオイル、これの方の提言があったわけなんですが、既に実施稼動してやっているところが当然あるわけですし、しかもこれが広がりを見せていると。メリットを申し上げれば、これまで捨てるべき方にお金をかけていた分が生成によって全く新しいエネルギーとして生きると、しかも、現在のパッカー車エンジン、車体をそのまま使えると、何も車両の方の改良はいらないと、したがって、初期の投資は若干かかりますけど、コストをよく吟味していただいて、ぜひともこれは前向きに検討していただきたいと思うんです。  ついては、部長さんが行っていただけたら一番いいんですけど、課長さんなんかでも、とにかく先進視察をぜひとも行っていただきたいと思うんですが、それについてのご所見をお聞かせいただきたいと思います。 14 高橋環境部長 本会議の中でも、確かにエコオイルのことがございましたし、その中でも先進地の事例が示されましたので、研究してまいりたいと申し上げましたが、私もある部分は本当にいいことだなと、長所もあるし実施段階に入っているということもありますものですから、今、学校給食から出るのは5万キロリットル、私のパッカー車の年間に合わせますと10台分ということで、そのあたりの収集ということも必要でありますと、検討することがありますと申し上げましたが、私も実際の都市を見てみたいというふうに思っております。  以上でございます。 15 中田(勝)委員 もともとからずっと言われていることなんですけど、今回13台新車を購入するわけなんですけども、13台廃車されると思うんです、その分。この廃車されたものは今回どうするんですか。くず鉄にされるのか、どういうふうにするのか、それについてお聞きしておきたいと思います。 16 高橋環境部長 私の方で必要な部品を取るものは取りまして、残りは鉄くずでございます。 17 中田(勝)委員 今、この環境事業に対する会社というのはものすごくふえてきているわけです、いろんな面で。いろんな方面から、廃車されたものを払い下げてもらえればいいんだがなという声も多いんですよ。だから私はそういう部品は部品で新しく買ってよくて、廃車するものは長崎県内、長崎市の業者だけじゃなくて県内業者わかっているわけですから、そういうところで廃車するのが要るかどうか聞いて、13台なら13台の中で売れないものもあると思うんですよ。これは買って使いましょう、これは古いからもう使えない、そういう区分けもできるし、残ったものから部品を取って、できるだけしていいんじゃないかと思うんですけど。  というのは、皆さんもそうでしょう、車を持っていらっしゃる方は、買いかえる時は必ず下取りさせるでしょう、みんな。だから私は、今だけじゃなくもともとずっと言われてきた問題なんです。その都度検討するというようなことも出てきておったんですけども、やはりそういう前向きにやっていくのが、これから必要じゃないかと思うんですけど、その辺の部長の考え方をお聞きしておきたいと思います。 18 高橋環境部長 その件につきましては、随分前から中田先生がおっしゃいましたように議論があったと承知しておるんですが、先ほど申し上げましたように走行距離が19万キロメートル程度にあるということで、これははるかに乗用車の私どもが通常10万キロメートルも走ればというような感じがありますが、それをはるかに超えていると。  なおかつパッカーを回すときに、押し込むものですからエンジンはほとんどつけているというような状況で、走行距離以上に、エンジン部分にしても相当のダメージを受けているというように聞いております。  したがいまして、これをまた下取りに出した方がいいんじゃなかろうかというようなご議論も当然あるわけでございますが、なかなかそのあたりの検討につきましても、そういうものが仮に民間に使うことができるとすれば、私どももむしろ使うと、使っていいんじゃないかというご議論も実はございます。私どもの判断としましてはそのあたりが7年19万キロメートル、しかも相当なダメージを受けているということも勘案しますと、大体、もう限界にきているものではなかろうかという判断をしているところでございます。 19 中田(勝)委員 確かに、10何万キロメートルと言われますけども、今の車というのは20万、30万キロメートル走ったって十分使えるいい車なんですよ。だから、それをあなたたち自身で判断するんじゃなくて、一回公売にかけて、業者がそれを見て買うか買わないかによっての判断も一つの材料になるんじゃないかと思います。だから、悪ければみんな買わないでしょうし、その辺は今後考えていく必要があると思います。その辺もう一回検討をしてみていただきたいと思います。 20 高比良委員 今、更新の基準が走行距離等で判断されておりますが、押し込み式ごみ圧縮装置というのはそれ以上に私はかなり老朽化は激しいんじゃないかなと思っているんです、走るよりは。これは日ごろメンテナンスされて使っているものか、この寿命がどれくらいなのかというのは今のところ走行距離でしていますが、圧縮機はそれ以上に老朽化し、途中でかえたりして、完全に使えるものもあるんじゃないかと思うんです。そういうのが先ほど話されました部品の使えるところというのは、そっちの方かなと思っておりますが、それの関係を教えてください。 21 平田車両センター所長 パッカー車といいますと、ごみをホッパーの方に詰め込みまして、そして回転して押し込むわけです。だからその部分が、約6年、7年ぐらいからひどく亀裂等があっているわけです。そういうのを修理してなお現在も使っておるわけです。それで、大体7年ぐらいでほとんど寿命だと、そのように思っております。 22 高比良委員 よく理解できなかったんですが、走行距離で約7年19万キロメートルで大体かえますよね。その前に大体、圧縮機はがたがきとるけど何とか車の耐用年数までいろいろメンテナンスで使っているということですか。 23 平田車両センター所長 はい、そうです。 24 渡辺委員 契約の関係で、2回とも不調に終わったということですが、いすゞのほかに後の2社のメーカーの名前を教えてください。 25 浜脇契約課長 今回の指名競争の業者でございますけども、5社ございました。まず、長崎マツダ長崎北営業所長崎三菱ふそう自動車販売長崎トヨタ自動車いすゞ自動車九州(株)、長崎日野自動車の5社でございます。2回目の入札でございますが、参加しましたのは長崎三菱ふそういすゞ自動車九州(株)でございます。 26 渡辺委員 今、長崎市には84台パッカー車があるんですか。そしたら、全国的にこのパッカー車の台数というのは、かなりの量になると思うんですが、これは専門的につくっているメーカーはないんですか、全国的に。長崎市だけで84台だったら、県下で300台か400台ぐらいあるんじゃないでしょうか。そしたら、全国的にいったらかなりの量になると思うんですけど、やっぱり専門的なメーカーがあるんじゃないかと思うものですからちょっとお尋ねしたいんですが。 27 高橋環境部長 パッカー車そのものをつくっている会社があるんじゃないかとまさしくそう思ったんですが、この契約の案件を見ての勉強なんですが、実はないそうなんです。パッカー車に仕立て上げる架装車もこれは3ページに土台、シャシーだけつくりまして、4ページにでき上がった図を載せておりますが、架装するのは全国に3社しかないそうです。ですから、パッカー車そのものをつくっているメーカーはないということでございます。 28 山本委員 お疲れさまです。資料1ページの上の表で更新パッカー車の概要という形で、更新対象車両は2トンシャシーと、今回新たに購入しようとするのは3トンシャシーと大型化しておるわけですが、長崎市が道路が狭隘という中で、この大型化を選定をされた理由というんですか、大型を大型にはわかるんですけど、中型を大型にというか、2トン車を3トン車にされた主な理由を説明していただければと思います。 29 加藤環境総務課長 2トンシャシーと3トンシャシーというのは、それほど大きさ的には、長さ、幅ということになりますがそれほど変わらないということでございますけど、やはりホイルベースの長さが少し違いますので、確かに議員がご指摘になったように狭い道に入っていく場合は当然2トンシャシーの方がいいということでございますけども、2.5トン車にかえました理由は2.5トン車が一番収集の中で、現在のところ積み込む量、それから入る収集の経路等を考えますと、一番、効率がいいというような判断で2.5トンシャシーにかえていこうということで今回ご提案しておりますけれども、もちろん2トンシャシーが不要ということはございませんで、2トンシャシーも必要な収集場所がございますので、全体的に残していくということでございます。  以上でございます。 30 山本委員 そうしますと、今の全車両の保有台数の中での割合というのは3トンシャシーと2トンシャシーとした場合にどういう割合になっているのかということと、今後は2.5トンのダブルキャブに切りかえていくと、そんな基本方針みたいなのが確立をされておるのかどうかというのが一つです。  もう一つは、ここに平成11年度の包括外部監査において、指名競争入札が機能していないということを、疑わせる事例として指摘をされておるわけですが、従来はそうしますと結果的にはそうした架装メーカーが限定されていることもあって、随意契約的な取り扱いが大半だったということの指摘なんでしょうか。この監査の指摘をどういうふうに受けとめたらいいのかということの2点。  それに基づいたこういう形で、議会でパッカー車の問題について審議をするのも初めてのケースでもありますので、そういうふうに切りかえられた契機になった点について説明していただければと思います。 31 加藤環境総務課長 2トンシャシーと3トンシャシーの割合ということでお答えをいたします。現在、2トンシャシーは33台保有しております。3トンシャシーが51台所有をするという形になります。  今後は主力としては3トン車シャシーの方に主力を置いて、もちろん先ほど申しあげましたように、狭隘な道がございますので、2トンシャシーしか入らないところがございますので、そういったところには残していくという方針でおります。 32 浜脇契約課長 契約につきましては、私どもの方が担当課の方で依頼を受けまして入札をいたしております。以前の入札の執行方法でございますけども、いわゆる分割発注というのが前提にございましたので、私どもは、それぞれの車につきまして一括ではなくて、要するに分割をして指名を行ったというところでございます。そういたしますと、これは10年の指摘事項でございますけども、4回の入札におきまして異なる業者がそれぞれこれを落札をしたというところで、外部監査といたしましては、中では自由な競争が働かなかったのではないかという指摘があっております。  したがいまして、私どもは今回のこの外部監査の指摘を受けまして、一括発注、そしてより経済性を求めるということで行ったわけでございます。  以上でございます。 33 山本委員 そうしますと、もう一つは先ほど、環境対策の問題が出されましたが、東京都が清掃車のこういう分野から、一番台数も多いので低公害車に切りかえていくという方針が確立をされたようですけども、そういう点でこれは今後の環境基本計画とのかかわりあいも出てくるかなと思うわけですが、そういうものを加味した部分での検討、一番切りかえの対象になる車両と公用車においては住民の各地域の隅々まで入っていくという点から一番最初にこうした低公害車への切りかえと、先ほど言われたような形の車両に一遍にいかないにしても、順次段階的にでも、少しでも公害を出さない車へのという形のものは、今回の検討ではまだ間に合わなかったんですか。そうであるならば、次回の購入からは全国的な推移も見ながら導入していくという形になっていくのかなと思うんですけども、ちょっとその辺の基本的な考え方もあわせてお願いをしておきたい。  とりわけ、長崎駅前の大気汚染が九州の中でも福岡の天神町に次いで2番目に大気汚染がひどいところだという状況が示されておる中だけに、行政側としてそういうものについて正面から取り組んでいくという姿勢を、もう迫られておると思いますのでそういう問題との関連でちょっと考え方を示していただければと思います。 34 高橋環境部長 今回の買いかえ時には間に合いませんでしたが、次回の買いかえ時にそのあたりの検討もしてみたいと思います。次回と言ってもすぐに4台がくるわけですから、それに間に合うかどうかということもありますが、いずれにしても早い機会に考えたいと思います。  買いかえ時のことでございますが、現在の実際使っている車、東京都の事例もありしたが、小林先生も言われましたエコオイルの問題とか、それが現行の車にフィルタをつけるとかということでもありますし、これは本会議のときもありましたが、完全燃焼をすることによって、すすとか二酸化炭素とかが減るとかというような新しい技術も入ってきているというようなこともありまして、そのあたりの、現行車の車に対しても、そういう対策がとれないかどうかということも含めて検討をさせていただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 35 前田副委員長 1点だけ、検討していただきたいなと思うんですけど、せっかくまとめて買うんですから、今後、啓発という意味から提案なんですけど、この架台に乗る部分のデザインというのを例えば小学校とか、中学校に公募をかけるとか、そうした中でどんな形で上がってくるのかわかりませんけど、側面しかできないのかなと見ていたんですけど、何かそういうのがあってもいいんじゃないのかなと。環境学習が必要という中で身近に感じる部分に落とし込む作業が必要だと思うんです。そういう意味から、僕はそんな難しいことじゃないと思うんですけど、各学校でいろんなアイデアを出すとか、中学校の美術クラブにデザインを任せるとか、そういう感じの車が走ったら、結構、イメージ的にもいいのかなと思いますし、それが環境学習のどこかに関心を持つというところにつながればなということがありますので、1台、1台というのは大変でしょうから、まとめて発注するときにそういうことができないのかなというのも検討していただきたいなと思います。 36 金子廃棄物対策課長 委員のご指摘の点は、私ども認識いたしておりましたんで、今年は電車の全面に、昨年度あき缶回収キャンペーンで応募したポスターの一番優秀作品を全面に上げようと思っているんです。だから、今後パッカー車についてもぜひそういったことを検討してもらいたいと思っております。 37 吉原(孝)委員長 ほかに、ありませんか。  それでは、質疑を終結し、討論に入ります。  ご意見はありませんか。  討論を終結します。  これより、採決いたします。  第60号議案「財産の取得について」は、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う声あり〕 38 吉原(孝)委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  それでは、理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時45分=           =再開 午前10時53分= 〔環境部の所管事項調査として、所管事務の現 況等、長崎衛生公社改善検討委員会、三方山産 業廃棄物処分場パイロットプラント(水処理施 設)、東工場施設整備計画及び長崎市環境基本 計画について調査を行った。〕           =休憩 午後0時0分=           =再開 午後1時0分= 〔商工部の所管事項調査として、所管事務の現 況等、斜面市街地移送機器研究開発事業及び大 規模小売店舗立地法の概要について調査を行っ た。〕           =休憩 午後1時18分=           =再開 午後1時21分= 〔観光部の所管事項調査として、所管事務の現 況等について調査を行った。〕           =休憩 午後1時54分=           =再開 午後2時1分= 〔陳情について協議を行った結果、陳情は、正 副委員長と関係理事者で実施し、陳情項目は「教 職員配置等の適正配置」及び「新日中漁業協定 発効に伴う水産振興策等の実施」とし、要望書 の案文については、正副委員長に一任すること
    で決定した。〕 39 吉原(孝)委員長 以上で本委員会の審査はすべて終了いたしました。  これをもちまして、文教経済委員会を閉会いたします。           =閉会 午後2時2分=  上記のとおり委員会会議録を調製し署名する。  平成12年8月11日  文教経済委員長    吉原  孝 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...