ツイート シェア
  1. 長崎市議会 1998-10-26
    1998-10-26 長崎市:平成10年議会運営委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ◯下条委員長 ただいまから議会運営委員会開会します。  お手元に配布されている協議事項に従って進めさせていただきます。  1 社会福祉法人マルコ会に関する報告について 2 ◯下条委員長 社会福祉法人マルコ会に関する報告についてを議題とします。 3 ◯林福祉保健部長 社会福祉法人マルコ会に対する件について説明いたします。  社会福祉法人マルコ会に関しての100条委員会審査結果を踏まえまして告訴するようにとの要請にもかかわらず、今日まで告訴自体が遅れていることについては、まことに申しわけなくお詫び申し上げます。  これまでの経過、今後の予定について説明いたします。  これまでの弁護士警察等との協議の中で、社会福祉法人マルコ会の一連の不正を摘発、立件するためには、9年度、10年度の2カ年事業でまだ事業が完了していない竹内学園改築工事ではなく、既に事業が完了している7年度のザビエル学園増築工事と6年度の本尾保育園規模改修事業の件について告訴した方がよいとのアドバイスを受けたわけでございます。このザビエル学園増築工事等立件につきましては、県が工事費認定作業を行っている関係上、県と市で共同して告訴をしたい、県と歩調を合わせてやりたいと、そういう判断をいたしたわけでございます。  告訴の時期については、最終的な段階にきていると判断しておりまして、できるだけ早い時期に告訴できると考えております。  なお、10月23日(金)に県市合同厚生省との協議に上がりまして、一応の方向性等の了承を得たところでございます。  告訴については、以上でございます。  それから、100条委員会でその他の所管部局関係について逐次、指摘を受けました件につきましては、現在、各所管部局でそれぞれの対応を行っておりますが、それぞれの経過、結果等については、12月の所管委員会説明をさせていただきたいということでございます。 4 ◯下条委員長 ただいま社会福祉法人マルコ会に関する報告があったが、この件について何かありませんか。 5 ◯深堀委員(自由民主党) さきの議運委員長及び議長お願いし、その経過説明を聞いたが、一般市民に対して非常に見えない状況にある。昨日も浦上地区の2カ所で集会があったが、「議会は何をしているのか」と、あれだけ一生懸命努力をして、100条調査委員会を開いて努力をしていただいたが、結果として何もやらないのではないかということしか表に出てこないと、当然、相手側には時間を与えることにしかならないのではないかというのが一般市民の見方である。  行政としては、県との協議とか弁護士との協議ということであるが、部長の言葉としては要請を受けたということであるが、本会議決議事項として、市長に対して告訴すべきであるということで議決した問題である。一部市民からは、警察ではなくて直接検察庁にやる方法もあるのではないかということも言われている。  こういう状況の中で、ここに至っては厚生省、県との協議を踏まえて近いうちにしていくと言われるが、大樹会の問題にしてもしかりである。行政としての判断が甘いと思う。この辺について議長報告があったのか。時期的な問題、県との協議事項について詳しく示されていないので、本日の本会議で、議会決議をどうするのかということを緊急質問をしたい。 6 ◯中村(照)委員(新政21) 報告の件ですが、議運要請したのは、2カ月たっても野ざらしにされていることに対して、この臨時会説明をすべきではないかと要請したが、それに対する答えになっていない。現時点でのことを報告されたのであって、この前の議運の中で議会説明してくれということを申し入れたのに対しての回答になっていないと思う。 7 ◯下条委員長 委員長、正副議長に対して、先般の議運要請があったが、それを受けて理事者の方に相談しお願いをした。それは本会議での質問がある前に議運説明をしてほしいという要請をしたところである。経過を含めて、今日までの流れ、あるいはこれから行おうとしていることについて説明をしてほしいということで、今の説明に至ったことを理解してほしい。 8 ◯中村(照)委員 私たち議会の方では竹内学園審査をして、それについて問題ありと、告訴をすべきであるという要請をした。それに対して理事者は、8月の当初の時点から「告訴します」と言っておった。そして、その後の説明で「10月中にもします」というふうに言っておった。正式な会議の中では、竹内学園告訴できないという話は聞いていない。どこでどういうふうになったのか、ザビエル本尾保育園でやった方がいいだろうということと、議会指摘した竹内学園のことで告訴すると、これは問題が違う。
    9 ◯池本議長 先ほど議会運営委員長が話をするように、一応、理事者を呼んで「議運説明ができるように」ということでの話し合いをさせていただいたが、かいつまんで話をすると、竹内学園のいろいろな問題については立件がしにくい、非常に動いているからつじつま合わせがなされることがあるので、実績が確定しているザビエル本尾保育園告訴をし、そうすることで竹内学園にも着手できるということで準備を進めたいということ。警察にも、そういう話をしてみたが、告訴はしたが立証ができなかったでは、議会指摘が何だったのかということになるため、どうしても立証可能な状況を確定するということ。そのためには、県とも協議し、先ほど報告があったように厚生省にも県と市が一緒に行って、こういうことで自分たち告訴をしたいということで報告を申し上げ、それについては数字もある程度確定した数字を出して、詐欺になるかどうかわからないが、そういうことでしたいと厚生省の了解をとってきたということを含めて、きょうの報告になったのではないかと思っている。 10 ◯小林委員(公明) 福祉保健部議会事務局にお尋ねしたい。  お互い弁護士要請をして、その結果、100条委員会では「こういう材料で告訴できる」という確証があって、今回、お互いが思い切ったと思うが、その辺を明確にお願いしたい。 11 ◯林福祉保健部長 おっしゃるように、当初100条委員会審査した竹内学園案件として告訴という準備を進めておりまして、これは弁護士との協議の中で、9年度、10年度の2カ年事業でありましたが、9年度については既遂、10年度は未遂という形でいけるのではないかということで準備を進めていた。ところが、まだ10年度事業が残っているから、そこら辺が非常に流動的で立証ができない部分が予想されるということで、7年度のいわゆる完全に完了しているザビエル学園の方を突破口にした方が立証がしやすいというアドバイスを受けてそういう形になったということであります。 12 ◯出田議事課長 当時、部長がおっしゃるように顧問弁護士の話では詐欺罪でいけると、9年度は詐欺罪既遂、10年度は未遂という判断をお伺いし、その点については100条委員会報告をいたしたわけであります。1回だけしか同行していないので、その後についてはよく承知をしていないところですが、確かに、当初は詐欺罪でいくべきだという見解でありました。 13 ◯小林委員 同じ弁護士見解が違ったということであるのか。 14 ◯三浦福祉保健部理事 より確実な線でやった方がいいのではないかと、警察弁護士で話をしながら、より確実なザビエルでいって、そのまま竹内学園も入れる。だから、そっちの方がいいということで安全な方法を選んだということです。 15 ◯中田(剛)委員日本共産党) 問題は、最終的に100条委員会結論が出されたのが8月24日、極端に言いますと、「もうできるだろう」「今月いっぱい」という形で、2カ月たっている経過がある。  確かに、判断としては竹内学園及びデイサービスセンター部分については、9年度分は詐欺罪既遂、10年度分は未遂になるだろうと、実績報告書が出ていないから、そういう状況が出てくるという話があって、しからばという形で既に実績報告等も出ているザビエル学園本尾保育園告訴した方が効果があるのではないか。それはそれとして理解できるが、もう少しという形でもってきたところが余りにも長過ぎる。今の段階では、最終段階に入っているということを言われているが、最終段階が何年続くかわからない。その辺をはっきり示してほしい。内容は理解しているが、今か今かということで待っているがなかなかそうならないところに問題があるので、その辺をきちっとしてほしい。 16 ◯三浦福祉保健部理事 最終段階ということで県とも相談しながら詰めをやってきております。基本的には、県のザビエルの方は金額がある程度出ておりますので、それに基づいて厚生省に対して確認をしております。県の方も今週いっぱいに県警と相談していきたいということであります。今までは金額の煮詰めで非常に難しかったが、今回は金額がある程度出ているから、最終的な詰めと思っていただいて結構ですので、そういうことでご理解をいただきたい。 17 ◯中田(剛)委員 県の方でも告訴できる数字が具体的に固まったというふうに判断していいのか。 18 ◯三浦福祉保健部理事 今の時点では概算といいますか、確実な金額は出ないと思いますが、それに近い状態で出している。これで警察弁護士と相談している状況であるので、早い時期に告訴できるのではないかと思っております。 19 ◯中田(剛)委員 確かに数年前のことですから、書類その他も残っていないこともあり、100%固まった数字はなかなか押さえることはできないと思う。それに近い数字というのは、告訴要件を満たすだけの数字はきちっと押さえることができれば時期的にはすぐなのかという判断に立つが、そういう数字が固まっているだろうとか、まだ検証を要する段階であればまだ伸びるのではないかと思わざるを得ない。要件としてきちっと固まったということであるのか。 20 ◯三浦福祉保健部理事 そういう判断をいただいて結構だと思います。金額的に今、警察も裏付けで動いておりますので、その金額でいけるのではないかという感じは持っております。 21 ◯山下委員刷新クラブ) いろいろ意見が出ているが、要は8月24日に100条委員会結論が出て今日まで期日が経過しているが、それまで放っていたわけではないでしょうから、これまでどういう経過できていたのか、よくわからない。議会として、告訴をしなさいという決議をした経過があるが、今ではある程度質問をしないと、こういうものが出てこない状況にあるから、皆さんがわかるように経過をきちんと説明をしていただきたい。今から、こういう格好でいつまでに告訴できるということで、早い時点ということは聞いたが、経過も含めて、大体いつまでに告訴できますという説明をしていただきたい。 22 ◯林福祉保健部長 先ほども申しましたように、大まかには、そういうことですが、23日に厚生省協議した事項の中には、そういった額の問題等も含まれておりますので、一応、県市合同厚生省との協議の中で、そういった一定方向性が見出せたということで、これに基づいて今週から県市双方とも関係機関と精力的に動いて、なるべく早い時期にということで、11月中旬をめどに何とか頑張りたいと思っております。 23 ◯下条委員長 突破口として、6年度、7年度分がよりベターという形で県と共同歩調で動きたいという説明があったが、100条委員会での最終結論は9年度、10年度の竹内学園デイサービスセンターで何とかいけるのではないかと、顧問弁護士等との相談の中で終結をして理事者の方にお願いをした経過がある。そういうことからして、9年度、10年度分は告訴段階では入れるのか。 24 ◯三浦福祉保健部理事 警察弁護士の話の段階では、一応、ザビエルで継続してそこで入りたい。その時点竹内学園金額を出すのは非常に時間がかかる状態でありますので、その資料も提出しながら、ザビエルを先にやって、そのまま竹内学園に入りたいという状況であります。竹内学園での告訴については時間的に少し遅れるのではないかと思いますので、警察としては、ザビエルに入って、そのまま竹内学園に入りたいということで資料提出をしております。 25 ◯下条委員長 100条委員会として、竹内学園については詐欺罪でいけるということでやったが、6年度、7年度のザビエルがよりベターという形で両方をということを言われているが、100条委員会が1カ月かけて徹底的に調査した、それが県の方が早まったということは、県に任せたのか。 26 ◯三浦福祉保健部理事 同時にやっております。 27 ◯下条委員長 10年度にまたがる工事かもしれないが、9年度は少なくともできるという判断があっているでしょう。 28 ◯深堀委員 調査権は9年度、10年度しか及ばない。告訴については、突破口として県の段階をやろうとしているが、そういうことになると、100条委員会は何だったのかということになる。同時提出以外何物でもない。 29 ◯下条委員長 そういうことであれば、県中心になっていきますよ。  まだ意見が出されていますが、本会議が10時開会になっているので、次の議題に移りたい。  2 正誤表の配布について   ・平成9年度決算に係る主要な施策の成果説明書   ・平成9年度長崎市歳入歳出決算事項別明細書   ・平成9年度一般会計歳入歳出決算資料   ※ 別紙資料に基づいて、それぞれ所管部長から説明があり、これを了承した。     なお、委員長から、前回も正誤表が出された経過があることから、今後、資料等の作成に当    たっては十分注意していただきたい旨の指摘があった。 30 ◯下条委員長 引き続き、社会福祉法人マルコ会に関する報告についてを議題とします。 31 ◯林福祉保健部長 社会福祉法人マルコ会告訴でございますが、これについては、先ほど説明しましたように、告訴のための諸案件ということで、既に工事が完了している7年度のザビエル学園突破口にして、これを主要案件ということで告訴したい。これについては、県が確定金額を出しているので、これと同時歩調でということで考えております。  竹内学園の分についても同時告訴ができないかという質問でございますが、今のところ、これについての最終被害額が出ておりませんので、今日までできなかったということです。ですから、はっきりした被害額が出ているザビエル学園突破口にして、当然、関連して捜査は行えるものと思いますけれども、私どもは9年度、10年度の竹内学園被害額が確定した段階で、場合によっては追っ掛けて告訴もあり得ると考えております。社会福祉法人マルコ会告訴するという中で、案件が幾つもありますので、そういう考え方に立っているというところであります。 32 ◯中村(照)委員 部長の今の話は全く理解できないし、納得できません。私どもは9年度分を審査し、それについて告訴しなさいということで理事者の方に要請をした。「それでします」ということであったからこそ、100条委員会終結をした。それでできないということを勝手に方向づけをされても困る。できないならば、「できませんからどうしますか」ということを議会に持ってくるべきであり、その後に結論を出すべきである。議会に持ってこない前に方向づけをするのはおかしい。 33 ◯林福祉保健部長 できないと言っているわけではありません。同時告訴の時期に、今の時点立証が非常に難しいということで、既に完了し、被害額が確定しているザビエル学園の方を突破口にしたいということを申し上げているわけであります。 34 ◯下条委員長 本会議開会時間が迫っているので一たん休憩し、議案上程後、議案審査のため建設水道委員会開会されるので、その間に議運を再開したいと思う。  暫時休憩します。                                 休憩 午前9時58分                                 再開 午前10時21分 35 ◯下条委員長 議運を再開します。  建設水道委員会審査時間は、およそ30分程度ではないかとの委員長判断であるので、その点を念頭に置いて議事進行のほどをよろしくお願いしたい。  先ほど理事者の方から一定見解が示されたが、委員から納得できないとの発言があったので、それ以上の見解があれば求めたいと思う。 36 ◯三浦福祉保健部理事 先ほどザビエル竹内学園について話がありましたが、訴状では100条委員会の結果を重んじて竹内学園の文面も入れておりますが、メーンはザビエル学園分について書いております。継続して、今の時点では警察と連絡を取りながら資料を提出しております。 37 ◯下条委員長 各委員意見を求めます。 38 ◯深堀委員 2カ年事業だから年度途中で固まっていないということでやれない。そのために6、7年度事業の県のザビエル突破口としてやるということになると、100条委員会結論は何だったのかということに一定なるのではないか。同時に、あれだけの情報公開をしていったのはつぶされていく、証拠隠滅されていくこともあり得る。竹内学園の責任者である竹内操治さんは、一定のものを100条委員会の中で認めて証言をし、それに基づいて委員会一定結論を出している。その時点では3億幾らの金額資料の中にあったと思うが、それできちっと一定結論を出して、理事者側も「これならよい」ということで100条委員会終結し、本会議にかけて議決して市長に要請をした。その時点で足りなかったら、なぜ「足りませんよ」と拒否をしないのか。2カ月も3カ月も証拠隠滅をする時間帯すら与え、情報も回避して、6、7年度分だけを突破口としてやると、100条委員会が調査した本来の問題点については、いつになるかわからない。今の状況からいくと、少なくとも出納閉鎖を行う6月以降じゃないと、この問題は扱いきれないのではないか。今の工事の進捗状況から、どこできちんと事業費を精算してくるのか。 39 ◯林福祉保健部長 竹内学園の分については、現在、確定のための作業をずっと続けているが、今のめどでは1月いっぱいには確定できる予定でおります。 40 ◯深堀委員 1月いっぱいになる根拠を示してほしい。補助金を支払ってしまった段階でそれが確定するのか。変更その他を伴ってきて、最終の出納閉鎖の6月1日まで確定しないのか聞いている。 41 ◯林福祉保健部長 1月いっぱいと申し上げたのは、竹内学園工事費の認定額でございます。 42 ◯下条委員長 1月で確定するんですか。 43 ◯林福祉保健部長 めどとしては、それぐらいです。 44 ◯深堀委員 出納閉鎖まで向こうも権利があるのではないか。どういう流れの中で1月なのか。今の工事は大体終わっているわけでしょう。それを3カ月かかって何をするのか。 45 ◯三浦福祉保健部理事 基本的には材料その他をチェックしております。各施設で仕入れた材料を適切に使っているのか、それを調べるのに12月までかかる。それによって金額が幾ら支払われているのか。竹内学園はこれだけの金額でしたということは言っていないので、その辺のチェックをやっております。 46 ◯深堀委員 業者がすれば2週間ぐらいで済むのに、チェックするのに3カ月も4カ月もかかるはずはない。 47 ◯下条委員長 社会福祉法人から、竹内学園デイサービスセンターに2カ年で幾らつぎ込みましたという報告が上がってくるのはいつになるのか。 48 ◯林福祉保健部長 実績報告については3月末です。 49 ◯山下委員 9年度、10年度分を同時に告訴するのかしないのか、現状で告訴できるのか、結果は別にして、告訴をして結果は警察が決めるから、果して今の時点でそれができるのか、できないのか聞くことができない。折角するならば、こういう結論がほしいので時間がかかりますとか、入り口論議ですが、整理して、中身をどうこう言ってもどうにもならない。100条委員会が求めるような結論にするためには、こういうことをちゃんとした方がいい。 50 ◯高比良副委員長 100条委員会では結論を出して、そういうふうにしようということになった。警察と話したら、この種のことで警察みずから反発している。警察は何か躊躇している気がする。これだけの証拠がそろって、9年度分は既遂ですからできると思うが、なぜ警察が受け取らないのか、よくわからない。警察が証拠不十分で突き返すのかどうか。 51 ◯三浦福祉保健部理事 当初、そういうことで警察に行って説明し、弁護士とも話をしながらやっていたが、基本的には、地方公共団体が出して不起訴になるおそれがあるものより、より確実なものということでザビエルになった。9月25日、県知事と市が歩調を合わせて告訴に踏み切りたいと、案件ザビエルだったから、あれは中核市になる前で県の案件だったので、それも含めて市も被害を被っているので、詐欺罪になるということで相談しながら、県警とも相談をしながらやって、高比良議員が言うとおり出していいが、それはきちっとした起訴ができる状況をそろえて出さなければいけないということで、これだけ長くなったのは事実であります。  金額もある程度出ているので、それを先にやって、最終的には竹内学園も含めてやっていくという流れで今やっている。11月中旬までは一応できるのではないかという判断でやっている。 52 ◯山下委員 現時点では、竹内学園の場合は不起訴の可能性が強いということで時間をかけているということですか。 53 ◯三浦福祉保健部理事 強いというよりも、警察自体がより確実なものをした方がいいと、それをある程度踏まえて警察も集中的にやりたいという考え方を持っている。そこである程度確定して、そのまま入っていきたい。竹内学園の場合は、そこまで非常に難しい状況にあるということで言っております。 54 ◯高比良副委員長 警察の方で調べてくれということではだめなのか。 55 ◯三浦福祉保健部理事 告訴状を置いてくればいいということを言われますが、最終的には起訴させなければならないということがありますので、より確実なものでいきたい。 56 ◯高比良副委員長 9年度分は既遂ではないか。 57 ◯三浦福祉保健部理事 チェック、確認をしなければいけない。 58 ◯中村(照)委員 相手の報告自体が正であるとは考えられないので精査している。本当にそれだけかかったのかということを調べるのであれば、そんなに時間はかからない。 59 ◯小林委員 告訴しても不起訴になるかもわからないということを心配しているけれども弁護士と相談をして9年度分は既遂、10年度分は未遂とはっきり結論が出て、100条委員会終結をした。  もう一つは、100条委員会資料の領収書、納品書のコピーの中で、今回の正規に発注した工事以外の我々がわからない駐車場が出来上がっている。鋼材を駐車場分と明記した部分が何枚もある。これは歴然とした証拠であり、違法性がある。そういうことを福祉保健部は知っておりながら、言葉を何であいまいにするのか、わからない。 60 ◯林福祉保健部長 社会福祉法人マルコ会の一連の不正を摘発するための案件としては、竹内学園ザビエル学園本尾保育園があるけれども、9年度、10年度分では非常に難しい部分がありますので、より確実な線を選ぶとすれば、既に7年度に工事が終わってすべてが出てきている、しかもそれについては市も被害を被っていることがはっきりしている事件を突破口にして一連の捜査をお願いするというふうにした方が一番確実だと弁護士アドバイスを受けながら今の形にもってきております。  ですから、当然告訴の中には、100条委員会審査をしていただいた竹内学園のいろいろな不正事実等についても、私どもはちゃんと警察の方にも報告をいたしておりますので、捜査の中ではそういうことが行われていくというふうに考えております。 61 ◯中田(剛)委員 これまでの経過から、本尾保育園とかザビエル学園を先に警察は捜査に乗り出して、当然、竹内学園も手がついていくと、これは手法の問題ですから構わない。ただ、竹内学園デイサービスセンターをどう位置づけるかという関係でいくと、論議の中でも明らかになったように、入札を行った経緯から具体的な報告書を出す段階、それまで含めてすべて捏造されたものがやられてきている。補助金だって不正受給されてきている。このケースの場合、実績報告書を出すと当然、相殺という形が出てくる。詐欺罪告訴ということになると、幾ら被害に遭ったのかということも適切にしなければいけないということはわかるし、竹内学園も明らかに詐欺罪立証できると思う。位置づけとしては、竹内学園も入れているということではなくして、デイサービスセンターとザビエル学園を同格として扱っていいのではないかと思っている。 62 ◯林福祉保健部長 ただいまの件については、弁護士と相談をさせていただきたいと思います。 63 ◯三浦福祉保健部理事 弁護士からはザビエル告訴した方がいいということであったので、今までの委員会での意見を含めて、さらに弁護士と相談をして後ほど報告をしたいということであります。そういうことで少し時間をいただきたいと思います。 64 ◯下条委員長 再度、弁護士と相談をしたいということですので、暫時休憩します。                                   休憩 午前10時51分                                   再開 午前11時26分 65 ◯下条委員長 委員会を再開します。 66 ◯林福祉保健部長 結論として申し上げます。ご指摘のとおり、ザビエル学園竹内学園本尾保育園、これを同時に案件として告訴したいということでございます。これについては、また弁護士とそういう方向で詰めていきたいと思います。 67 ◯下条委員長 その時期(11月中旬)については、先ほどの答弁で理解しておってほしい。 68 ◯林福祉保健部長 それについて努力をいたしたいと思います。 69 ◯下条委員長 以上で議会運営委員会を閉会します。  本会議は、11時40分から再開します。                                          以 上 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...