長崎市議会 1996-06-03
1996-06-03 長崎市:平成8年第2回定例会(1日目) 本文
会表彰規程によって
特別表彰をいたします。
平成8年5月28日
全国市議会議長会会長 嶋村勝夫
〔感謝状を朗読の上、記念品と一緒に贈呈〕(拍手)
5 ◯議長(
中野吉邦君)
表 彰 状
長崎市 中村七生 殿
あなたは
市議会議員として25年の長きにわたっ
て市政の発展に尽くされ、その功績は特に著しい
ものがありますので、第72回
定期総会にあたり本
会表彰規程によって
特別表彰をいたします。
平成8年5月28日
全国市議会議長会会長 嶋村勝夫
〔感謝状を朗読の上、記念品と一緒に贈呈〕(拍手)
6 ◯議長(
中野吉邦君) 以上で伝達を終わらせていただきます。
次に、「
ジュネーブ軍縮会議参加国への
核実験全面禁止条約早期締結要請の結果」について、市長から報告したい旨の申し出があっておりますので、この際、報告を求めることにいたします。
伊藤市長。
〔伊藤一長君登壇〕
7 ◯市長(伊藤一長君) このたび、
ジュネーブ軍縮会議に対し
核実験全面禁止の要請を行うため、5月18日から23日までスイスの
ジュネーブを訪問いたしましたので、その概要をご報告させていただきたいと思います。
ジュネーブ軍縮会議におきましては、昨年の第50回
国連総会で
核実験全面禁止条約を本年9月までに調印するよう求める旨の決議が採択されましたことを受け、本年6月末の妥結に向けての交渉が行われております。
このようなときに当たり、
ジュネーブ軍縮会議参加の主要国に対し、この条約があらゆる核実験を禁止する条約として早期に締結されるよう直接訴えるため、
広島市長とともに
ジュネーブを訪問した次第でございます。
5月20日と21日には、
核保有国5カ国及び
核疑惑国といわれるインド、パキスタン、
核実験禁止特別委員会の議長国でありますオランダの計8カ国の
軍縮大使と会見をし、
広島市長との連名の要請文を手渡しました。
各国大使とも原爆の被害のことはよく知っており、また、広島・長崎に来られたことのある大使もおり、今回の私どもの訪問に対し歓迎の意をあらわされました。特に、
議長国オランダの
軍縮大使は、この時期に広島・長崎両市長が
ジュネーブを訪問したことの意義は大きいと強調していただきました。8カ国の
軍縮大使は、若干の主張の違いはありましたが、6月末までに交渉をまとめたいとの強い意欲を持っており、交渉はまさに大詰めの段階を迎えているとの感触を得たわけであります。
しかしながら、私どもが強く望んでおります、あらゆる核実験の禁止につきましては、
シミュレーションによる実験が
禁止対象に含まれていないという
被爆都市として非常に残念な状況に立ち至っております。
さらに、私は、
軍縮会議の参加国37カ国のうち非同盟諸国21カ国で構成される会議にも、短時間でありましたが、
広島市長とともに出席をし、
被爆都市の立場を訴えてまいりました。また、
世界平和連帯都市市長会議の
理事都市などヨーロッパの6都市と
緊急会議を開催し、条約の
早期締結、
早期発効を求めるアピールを採択いたしました。
今回の
要請行動を通じて感じましたことは、最近の
核実験禁止を求める
国際世論の高まりが
条約締結の推進力となっていることであります。その一方で、
核保有国は核抑止の考えに固執しており、また、
核兵器開発につながる
シミュレーションによる実験を中止する考えのないことなど、
核保有国の大きな壁を感じました。
今回の条約が締結されることになれば
核兵器廃絶への大きな一歩になるものと思いますが、私は、今後とも被爆の実相を世界の人々に知らせるとともに、国連等の
国際機関や
世界平和連帯都市市長会議を通じて、
核兵器廃絶を求める
国際世論の喚起のため粘り強く努力していかなければならないと改めて痛感した次第でございます。
終わりに、今回の
ジュネーブ訪問につきまして、
議員皆様からいただきましたご理解に対しまして、心からなるお礼を申し上げまして、私の報告とさせていただきたいと思います。
ありがとうございました。=(降壇)=
8 ◯議長(
中野吉邦君) これより
議事日程第1号により本日の会議を開きます。
日程1
会期決定について
を議題といたします。
お諮りいたします。今定例会の会期は、本日から6月18日までの16日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
9 ◯議長(
中野吉邦君) ご異議ないと認めます。
よって、今定例会の会期は16日間と決定いたしました。
なお、会期中の日程につきましては、お手元に配付いたしました日程案のとおりご了承をお願いいたします。
次に
日程2
採択請願の処理の経過及び結果について
は、お手元に配付いたしております報告のとおりであります。
本件は、平成7年度中に採択され、
教育委員会に送付した請願の処理の経過及び結果について、
地方自治法の規定に基づき議長において請求し、報告されたものでありますので、同報告によってご了承をお願いいたします。
暫時休憩いたします。
=休憩 午前10時23分=
───────────
=再開 午前10時50分=
10 ◯議長(
中野吉邦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
この際、お諮りいたします。
副
議長下条文摩左君から、副議長の辞職願が提出されておりますので、「副議長の辞職について」を日程に追加し、直ちに議題とすることにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
11 ◯議長(
中野吉邦君) ご異議ないと認めます。
よって、「副議長の辞職について」を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
これより
副議長の辞職について
を議題といたします。
本件につきましては、
地方自治法第117条の規定により除斥の必要がありますが、ただいま議場に下
条文摩左君の出席があっておりませんので、ご了承をお願いいたします。
それでは、辞職願を書記に朗読させます。
議事課長。
〔
出田書記朗読〕
…………………………………………………………
辞 職 願
このたび、一身上の都合により副議長を辞職し
たいので、許可されるよう願い出ます。
平成8年6月3日
長崎市議会議長 中野吉邦 様
長崎市議会副議長 下
条文摩左
…………………………………………………………
12 ◯議長(
中野吉邦君) お諮りいたします。
下
条文摩左君の副議長の辞職を許可することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
13 ◯議長(
中野吉邦君) 起立多数であります。
よって、下
条文摩左君の副議長の辞職を許可することに決定いたしました。
下
条文摩左君の入場を求めます。
〔下
条文摩左君入場〕
14 ◯議長(
中野吉邦君) この際、お諮りいたします。
副議長の辞職に伴い、副議長が欠員となりますので、「
長崎市議会副
議長選挙について」を日程に追加し、これより選挙を行いたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
15 ◯議長(
中野吉邦君) ご異議ないと認めます。
よって
長崎市議会副
議長選挙について
を日程に追加し、これより直ちに選挙を行います。
議場の閉鎖を命じます。
(
議場閉鎖)
16 ◯議長(
中野吉邦君) ただいまの
出席議員は46名であります。
投票用紙を配布させます。
(
投票用紙配布)
17 ◯議長(
中野吉邦君)
投票用紙の
配布漏れはありませんか。
配布漏れなしと認めます。
投票箱を改めさせます。
(
投票箱点検)
18 ◯議長(
中野吉邦君) 異状なしと認めます。
念のため申し上げます。投票は
単記無記名であります。
投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、議席順に順次投票をお願いいたします。
(投 票)
19 ◯議長(
中野吉邦君)
投票漏れはありませんか。
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。
会議規則第31条第2項の規定により、立会人に大野泰雄君並びに
堀江ひとみさんを指名いたします。お2人の立ち会いをお願いいたします。
(
立会人登壇)
(開 票)
(開票終了)
(立会人降壇)
20 ◯議長(
中野吉邦君) 選挙の結果をご報告申し上げます。
投票総数46票
これは先ほどの
出席議員数に符合いたしております。そのうち
有効投票 45票
無効投票 1票
有効投票中 塩川 寛 君 39票
山本誠一 君 4票
中村すみ代さん 2票
以上のとおりであります。
この選挙の
法定得票数は12票であります。よって、塩川 寛君が副議長に当選されました。
議場の閉鎖を解きます。
(
議場開鎖)
21 ◯議長(
中野吉邦君) ただいま副議長に当選されました塩川 寛君が議場におられますので、本席から
会議規則第32条第1項の規定により、当選の告知をいたします。
この際、当選人の登壇をお願いいたします。
〔塩川 寛君登壇〕
22 ◯塩川 寛君 貴重な時間をおかりいたしまして、副
議長就任のご
あいさつを一言申し上げたいと思います。
このたび、不肖私が、
議員皆様方のご推挙によりまして、第46代副議長の要職につかせていただきますことは、まことに身に余る光栄でありまして、衷心より深く感謝申し上げたいと思います。
地方分権の推進など
地方議会の役割がますます重要さを増す今日、副議長職の重責さを痛感いたしておりますが、幸い、
中野議長の卓越された人格と識見のもとで、私は議会が公正な、しかも円滑な推進を目指しまして、微力ながらも精いっぱい、誠心誠意取り組んでまいる所存であります。
また、
議員各位におかれましては、市民の負託に応えられる活動をされておられますが、私は、議会の内助の取り組みこそ私の使命だと認識をいたしております。そういう意味で、先輩並びに
同僚議員の皆様方の絶大なるご支援、ご指導とご鞭撻を心からお願い申し上げます。
なお、これまでその任に当たってこられました下条副議長のこれまでの積極的なご活動に心から敬意を表したいと思います。
市長並びに
関係理事者の皆さん、
議会事務局の皆さん、そして、
報道関係各位におかれましては、どうか前副議長同様、ご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、一言お礼のご
あいさつにかえさせていただきたいと思います。
大変お世話になりますが、どうか、よろしくお願いを申し上げます。=(降壇)=(拍手)
23 ◯議長(
中野吉邦君) この際、前副議長よりご
あいさつしたい旨の申し出があっておりますので、ご
あいさつを受けることにいたします。
〔下
条文摩左君登壇〕
24 ◯下
条文摩左君 皆様方の温かいご配慮をいただきまして、ご
あいさつの機会をお与えいただき、心から感謝を申し上げます。
昨年5月15日の臨時会におきまして、皆様方のご推挙により、被爆50周年の節目の年に副議長という大任を仰せつかり、議長の補佐役として議会運営に参画するなど貴重な体験を積ませていただきました。
この間、大過なく務めを果たすことができましたのも、ひとえに
中野議長様を初め先輩・
同僚議員並びに
伊藤市長様を初めとする理事者の方々及び報道関係の皆様方の温かいご協力とご指導のおかげであり、この場をおかりいたしまして、衷心よりお礼を申し上げる次第であります。
今後とも、議員の一員として市勢発展のために一層の努力をいたしたいと存じますので、変わりませぬご指導を心よりお願い申し上げ、簡単ではございますが、私の
あいさつとさせていただきます。
本当に、ありがとうございました。=(降壇)=(拍手)
25 ◯議長(
中野吉邦君) 暫時休憩いたします。
=休憩 午前11時10分=
───────────
=再開 午前11時41分=
26 ◯議長(
中野吉邦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
この際、お諮りいたします。
議員の所属会派の異動があっておりますので、「議席の変更について」を日程に追加し、直ちに議題とすることにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
27 ◯議長(
中野吉邦君) ご異議ないと認めます。
よって、「議席の変更について」を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
これより
議席の変更について
を議題といたします。
本件につきましては、議席の一部を変更いたしたいと思いますので、変更後の議席番号及び氏名を書記に朗読させます。
議事課長。
〔
出田書記朗読〕
8番 井原東洋一議員 21番 塩川 寛議員
25番 緒方 冨昭議員 26番 宮崎 敏夫議員
31番 下
条文摩左議員
28 ◯議長(
中野吉邦君) お諮りいたします。
ただいま朗読させましたとおり、議席の一部を変更することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
29 ◯議長(
中野吉邦君) ご異議ないと認めます。
よって、ただいま朗読させましたとおり議席の一部を変更することに決定いたしました。
この際、お諮りいたします。
経済活性化対策特別委員でありました塩川 寛君から、6月3日付をもって同委員を辞任したい旨の申し出があり、
長崎市議会委員会条例第12条の規定に基づき、議長において本日付をもって辞任を許可いたしました。
これに伴い、経済活性化対策特別委員会に欠員を生じましたので、「特別委員の補欠選任について」を日程に追加し、直ちに議題とすることにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
30 ◯議長(
中野吉邦君) ご異議ないと認めます。
よって、「特別委員の補欠選任について」を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
これより
特別委員の補欠選任について
を議題といたします。
本件については、
長崎市議会委員会条例第6条第1項の規定により、議長において指名いたします。
経済活性化対策特別委員に下
条文摩左君を指名いたします。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
31 ◯議長(
中野吉邦君) ご異議ないと認めます。
よって、ただいま指名いたしましたとおり、経済活性化対策特別委員に下
条文摩左君を補欠選任することに決定いたしました。
日程7
第44号議案 長崎市行政手続条例
から
日程24
第61号議案 工事の請負契約の締結について
まで、以上18件を一括議題といたします。
まず、総務委員会所管の議案について理事者の説明を求めます。内田総務部長。
32 ◯総務部長(内田進博君) 第44号議案「長崎市行政手続条例」についてご説明いたします。
行政運営における公正の確保と透明性の向上を図るため、平成6年10月1日に行政手続法が施行されましたが、この法律において、地方公共団体の条例及び規則に根拠を置く手続等につきましては、地方自治への配慮という観点から、その適用が除外されております。ただし、同法において、この適用除外とされた手続に関して、地方公共団体は必要な措置を講ずる旨の規定も同時に置かれているところでございます。
そこで、本市といたしましても、同法の趣旨に沿った形で本市が行う処分、行政指導及び届出に関する手続に関し、共通する事項を定めようとするものでございます。
なお、この条例の施行日は本年10月1日といたしております。
以上でございます。
33 ◯企画部長(峰 繁紀君)第45号議案及び第54号議案についてご説明いたします。
まず、第45号議案「長崎市電子計算組織の運営に係る個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例」でございます。
現在、本市におきましては、個人情報を保護すべき見地から、外部の電子計算組織と直結して処理をすることを禁止しておりますが、近年の情報処理技術及び通信技術の進展に伴い、さらなる市民サービスの質的向上等を図るため、市民福祉の向上その他公益上必要と認められる場合に限り、個人情報保護審議会の審議を経て、外部の電子計算組織と直結して個人情報の処理ができることとしようとするものでございます。
次に、第54号議案「中核市の指定に係る申出について」をご説明いたします。
住民に対して、より身近な行政サービスの提供ができるようにするために、平成6年6月の
地方自治法の一部改正により中核市制度が創設されたところでございます。
本市といたしましては、その指定要件を満たしていることから、平成9年4月からの中核市移行を目指して、これまで国・県と協議を行ってまいりましたが、去る5月14日に国から手続開始の承諾の連絡をいただきましたので、自治大臣に対して中核市の指定に係る申出を行おうとするものでございます。
以上でございます。
34 ◯消防局長(井上良彦君) 第52号議案「長崎市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例」についてご説明をいたします。
この条例は、災害対策基本法及び大規模地震対策特別措置法の一部が改正され、災害派遣を命ぜられた部隊等の自衛官の措置により、応急措置の業務に従事した者に対する損害の補償が整備されたこと、及び非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部が改正され、介護補償制度が新たに設けられたのと、遺族補償年金を受けることができる子等の年齢要件が緩和されたこと等に伴い、本市の消防団員等の公務災害補償制度においても同様の措置を講じようとするものでございます。
以上でございます。
35 ◯議長(
中野吉邦君) 次に、教育厚生委員会所管の議案について理事者の説明を求めます。五貫教育長。
36 ◯教育長(五貫 淳君) 第47号議案及び第48号議案についてご説明いたします。
まず、第47号議案「長崎市体育館条例の一部を改正する条例」につきましては、公共施設案内・予約システムの導入に伴い、深堀体育館の利用時間の区分を見直すとともに、その利用時間の区分に係る使用料を定めたいのと、その他所要の整備をしようとするものであります。
なお、公共施設案内・予約システムといいますのは、市民が体育館、テニスコート等の体育施設を利用しようとするに当たって、市役所の窓口に出向くことなく、電話やファックス、または市内の公共施設等に設置する端末機などから直接、施設の予約等ができるシステムでございまして、本年10月1日から稼働する予定となっております。
次に、第48号議案「長崎市民水泳プール条例の一部を改正する条例」につきましては、松山町地内で建て替え中の市民総合プールが近く完成することに伴い、その使用料等を定める必要があるのと、その他所要の整備をしようとするものでございます。
以上でございます。
37 ◯
財政部長(
有地英朗君) 第55号議案「土地の取得について」ご説明いたします。
この議案は、南小学校及び南中学校の運動場及びプールの用地として、議案記載の土地1万577.67平方メートルを長崎市土地開発公社から取得しようとするものでございます。
以上でございます。
38 ◯建築部長(諸岡克重君) 第62号議案「工事の請負契約の締結について」をご説明いたします。
この議案は、大浦町地内における梅香崎中学校武道場新築・プール改築主体工事に係るもので、工事の概要は、鉄筋コンクリート造2階建て、建築面積796.50平方メートル、延べ面積667.33平方メートルで、主な施設といたしましては、武道場1、25メートル7コースのプール1を施行しようとするものでございます。
以上でございます。
39 ◯議長(
中野吉邦君) 次に、環境経済委員会所管の議案について理事者の説明を求めます。山口保健環境部長。
40 ◯保健環境部長(山口勝康君) 第46号議案「長崎市手数料条例の一部を改正する条例」についてでございますが、長崎県との均衡を勘案いたしまして、興行場営業許可手数料を改定しようとするものでございます。
改正の内容につきましては、議案記載のとおりでございます。
以上でございます。
41 ◯水産農林部長(久原俊之君) 第49号議案、第50号議案及び第53号議案についてご説明いたします。
まず、第49号議案「長崎市さくらの里条例の一部を改正する条例」でございますが、これは公共施設案内・予約システムの導入に伴い、さくらの里の大芝生広場及び庭球場の利用時間の区分を見直すとともに、その利用時間の区分に係る使用料を定めたいのと、その他所要の整備をしようとするものであります。
次に、第50号議案「長崎市式見運動施設条例の一部を改正する条例」でございますが、これは公共施設案内・予約システムの導入に伴い、式見運動施設の庭球場及びソフトボール場の利用時間の区分を見直すとともに、その利用時間の区分に係る使用料を定めたいのと、その他所要の整備をしようとするものであります。
次に、第53号議案「長崎市立牧場条例を廃止する条例」でございます。
昭和45年に設置した長崎市立式見牧場は、乳用牛・肉用牛の飼育形態の変化などに伴い利用者が激減いたしましたため、昭和60年からその供用を休止しておりましたが、牧場の維持管理を引き受けていた社団法人長崎市畜産公社が平成7年11月に解散いたしましたことなどを勘案し、この牧場を廃止することに伴い、長崎市立牧場条例を廃止したいので、この条例案を提出するものであります。
以上でございます。
42 ◯議長(
中野吉邦君) 次に、建設水道委員会所管の議案について理事者の説明を求めます。坂本都市計画部長。
43 ◯都市計画部長(坂本昭雄君) 第51号議案「長崎市都市公園条例の一部を改正する条例」についてご説明いたします。
改正の第1点は、柿泊町地内に近く完成する庭球場を有料公園施設とし、その名称を「長崎市総合運動公園かきどまり庭球場」とするほか、使用料等を定めようとするものです。
第2点は、公共施設案内・予約システムの導入に伴い、有料公園施設である立山市民運動場及び長崎市営ソフトボール場、その他5施設について利用時間の区分を見直すとともに、その利用時間の区分に係る使用料を定めようとするものです。第3点は、長崎東公園コミュニティプール利用する者の利便性を勘案し、利用実態に合わせ利用時間の区分を見直すとともに、その利用時間の区分に係る使用料を定めようとするものです。
その他所要の整備をするものであります。
以上でございます。
44 ◯土木部長(佐藤忠孝君) 第57号議案及び第58号議案についてご説明いたします。
まず、第57号議案「公有水面埋立てに係る埋立地の用途の変更に関する意見について」でありますが、この議案は、長崎県が申請しております公有水面埋立てに係る埋立地の用途の変更に関して、長崎県知事から意見を求められたもので、支障がない旨の意見を述べようとするものであります。
議案の概要でございますが、平成元年5月2日長崎県から出願され、免許を受けて埋め立てを実施しております元船地区及び常盤・出島地区における埋立地にかかわるものでございます。
その主な内容は、元船地区において、業務関連施設用地を商業施設用地に、また、常盤・出島地区においては、国際交流施設用地を宿泊施設用地及び交流施設用地に、それぞれ用途を変更しようとするものでございます。
なお、詳細につきましては、お手元の議案記載のとおりでございます。
次に、第58号議案「有料駐車場の料金変更に関する同意について」でございますが、この議案は、周辺駐車場との均衡等を勘案し、松が枝町駐車場の料金を変更することについて、当該駐車場の設置者である長崎県道路公社から道路整備特別措置法第7条の18第1項の規定に基づき同意を求められたので、議会の議決を経て同意しようとするものでございます。
なお、料金、実施時期など詳細につきましては、お手元の議案記載のとおりでございます。
以上でございます。
45 ◯下水道部長(池田正則君) 第59号議案から第61号議案までの「工事の請負契約の締結について」をご説明いたします。
まず、第59号議案は、古賀町及び松原町地内における東部1号幹線シールド工事(二次覆工)に係るもので、内径1,350ミリメートル、延長1,161メートルを施工しようとするものであります。
次に、第60号議案及び第61号議案は、いずれも茂里町地内における中部茂里町第2雨水排水ポンプ場の建設工事に係るものであります。
第60号議案は、電気設備工事に係るもので、受変電設備、自家発電機設備、運転操作設備、計装設備及び監視制御設備各一式を施工しようとするものであります。
第61号議案は、機械設備工事に係るもので、沈砂池設備、主ポンプ設備、脱臭設備及びゲート設備各一式を施工しようとするものであります。
以上でございます。
46 ◯議長(
中野吉邦君) これより質疑を行います。45番。
47 ◯45番(柴田 朴君) ただいま提案されました第54号議案「中核市の指定に係る申出について」2、3質問をしたいと思います。
我が党は、国会においても、この
地方分権推進法に賛成をしてまいりました。それは
地方分権がこれまでの国の強い統制下にある地方自治体を憲法の精神に沿って本来の姿に取り戻していくことであり、地方自治の自主性、自立性を高めることを基本に国から地方への権限移譲、機関委任事務の整理合理化、地方財源の充実拡充などを行うというふうにされているからであります。また、このとき一緒に可決をされました
地方自治法の一部改正については、我が党としては、広域連合が地方自治体の空洞化、そういったものにつながるとして反対をしております。
こういう経過を踏まえて、昨年から移行が始まったわけでありますが、最近の中央における
地方分権推進委員会の議論などを見るとき、機関委任事務を将来どうしていくのか、それに伴う国と地方の財源配分をどうするのか、いろいろと議論がされているところであります。例えば、この際、機関委任事務も廃止をして地方に任せるべきである、したがって、財源もその立場から見直しをすべきである。こういうふうな一方の議論があることに対して、もう一方では、機関委任事務の廃止は賛成だが、財源の見直しに対しては、国が240兆円も借金をしているのだから、それを十分考慮に入れた財源の配分をすべきではないかと、こういう意見等が今、交差しているところであります。
結局、国の借金を考慮に入れた配分ということになると、「仕事は地方に移すけれども、財源はそうはいきませんよ」と、こういうふうなことになりかねないと本員は考えます。
今日、中核市の指定を受ける側の各都市が、本当に心から中核市への移行を喜べない、あるいは不安が非常にいっぱいある、こういうのも私はその辺に原因があると思います。ここに働く職員の皆さん方も、そういった意味では、不安の方が大きいと訴えているのが実情であります。それは、今後の委任事務のあり方、財源の将来のあり方がいま一つ見えてこないと、こういうところに大きな原因があると思っております。
そこで、市長にお尋ねします。
本市の場合も、今回は、国からの権限移譲は全くないわけですが、県からは、民生関係を中心に保健衛生あるいは環境、都市計画などの事務権限が項目にして925項目、県単独事業で28項目中16項目となっているわけであります。これに見合う人の配置は約8名、財源については、移行に伴い約6億3,000万円の増額を必要とするわけですが、その中の約3億8,000万円は国庫支出金で支出をされるとしても、あとの残りの3億円近くは結局、市の一般財源から負担をしなければならない。こういうふうに企画部の説明はされております。しかし、これだけの仕事に対して、これだけの人と金でやれるのか、市当局もこれはなかなか断言できないと、こういうふうな説明の過程での話でありました。
したがって、市長としては、実際に仕事をやってみて、これでは市民のサービス向上にならない、人の配置も不十分だと判断した場合には、積極的に改善をしていく姿勢を持っておられるのかどうか。その点が第1点です。
2点目は、一方で市長は、行政改革を進めていくことを表明されておりますが、これはあくまでも市民サービスを後退させないと、職員の労働条件を守っていくという視点から考えなければならないと思いますが、その点についての市長の考え方もお尋ねをしておきたいと思います。
3点目としては、県から市への権限移譲の中で都市計画などの許認可があります。市長としても7.23災害の教訓を受けとめて二度とかかる災害を繰り返さないために、開発行為の許認可を市民の安全を守るという立場から検討していくことが大事だと思うが、この点について、どのように考えておられるか。
4点目としては、県から市へ大幅な事務事業が移譲されるわけですが、職員の不安をなくして本当にやる気を起こさせていく、そのためには、労使の今後の根気強い交渉に期待をしたいと思いますが、ひとつ十分に話し合いをやって進めるべきだと思うが、市長の所見をお尋ねしておきたいと思います。
48 ◯助役(江口圭介君) お答えいたします。
地方分権の中で、この移譲の問題、これは特に今ご質問がありました財源問題でございますが、第1次に指定されました都市の中でも若干の疑義があるようでございますが、今のところ私どもは、これについては保障があるものというふうに考えております。
それと、もう一つ職員の問題でございますが、今のところご案内のとおり8名ということでございます。これにつきましては、我々としては、既存の事務も今、行革大綱というものをつくりつつありまして、そういうこととの絡みで職員の問題は考えていかなければならないというふうに考えております。
もちろん、職員の不安を解消するためには組合との交渉は当然でございますが、我々といたしましては、中核市の指定に向けて今まで運動もやってきておりますし、こういう意味では都市のステータス、そういう問題も含めまして、我々としては慎重に対応はいたしますけれども、この指定についての議会の同意をぜひお願いしたいというふうに考えております。
以上でございます。
49 ◯議長(
中野吉邦君) 質疑を終結します。
日程7第44号議案「長崎市行政手続条例」から日程10第54号議案「中核市の指定に係る申出について」まで、以上4件は一括して総務委員会に付託いたします。
次に、日程11第47号議案「長崎市体育館条例の一部を改正する条例」から日程14第62号議案「工事の請負契約の締結について」まで、以上4件は一括して教育厚生委員会に付託いたします。
次に、日程15第46号議案「長崎市手数料条例の一部を改正する条例」から日程18第53号議案「長崎市立牧場条例を廃止する条例」まで、以上4件は一括して環境経済委員会に付託いたします。
次に、日程19第51号議案「長崎市都市公園条例の一部を改正する条例」から日程24第61号議案「工事の請負契約の締結について」まで、以上6件は一括して建設水道委員会に付託いたします。
以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。次回の本会議は6月6日午前10時から開き市政一般質問を行います。
本日は、これをもって散会いたします。
=散会 午後0時8分=
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上記のとおり会議録を調製し署名する。
平成8年8月13日
議 長 中 野 吉 邦
署名議員 中 村 照 夫
署名議員 江 口 健
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