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  1. 下諏訪町議会 2018-08-20
    平成30年 8月臨時会−08月20日-01号


    取得元: 下諏訪町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-02
    平成30年 8月臨時会−08月20日-01号平成30年 8月臨時会            平成30年8月下諏訪町議会臨時会会議録                                      (第1日) 議員の席次並びに出欠   1番 林   元 夫  出          8番 金 井 敬 子  出   2番 岩 村 清 司  出          9番 中 村 光 良  出   3番 小 池 忠 弘  出         10番 河 西   猛  出   4番 森   安 夫  出         11番 藤 森 スマエ  出   5番 青 木 利 子  出         12番 宮 坂   徹  出   6番 中 村 奎 司  出         13番  欠   員   7番 田 嶋   彰  出 出席議会事務局職員             出席総務課職員   議会事務局長   河 西 正 訓      庶務人事係長   永 田 陽 一   庶務議事係長   田 中 美 幸 説明のために出席した者   町長       青 木   悟      健康福祉課長   増 澤 功 生   副町長      山 田 英 明      産業振興課長   河 西 喜 広
      教育長      松 崎   泉      建設水道課長   小河原 武 美   総務課長     伊 藤 俊 幸      消防課長     北 澤 浩 司   税務課長     高 橋 なおみ      会計管理者会計課長                                  高 木 秀 幸   住民環境課長   増 澤 和 義      教育こども課長  本 山 祥 弘 本日の会議日程 平成30年8月20日(月)午前10時00分   1.本日の議員の出欠並びに会議成立宣告   1.開会に当たっての町長挨拶   1.会議録署名議員の指名   1.会期日程及び議案取り扱いの決定   1.合併協議会設置協議特別委員会設置等   1.議案の上程、説明、質疑   1.合併協議会設置に係る同一請求代表者による意見陳述   1.議案委員会付託   1.付託議案委員長審査報告、質疑、討論、採決   1.閉会に当たっての町長挨拶 本日の会議に付した事件   議事日程のとおり            開  会  午前10時00分 △<本日の議員の出欠並びに会議成立宣告> ○議長 大変御苦労さまでございます。ただいま定刻の午前10時でございます。ただいまから平成30年8月下諏訪町議会臨時会を開会いたします。  本日の議員の出欠を御報告いたします。ただいま出席している議員は12人であります。よって、本会議は成立いたしました。  本日は報道によるストロボ等を使用しての写真撮影を許可しますので、よろしくお願いいたします。  ただいまから会議を開きます。 △<開会に当たっての町長挨拶> ○議長 町長から招集の御挨拶があります。 ○議長 町長。 ◎町長 8月臨時会の招集をお願い申し上げましたところ、議員の皆様におかれましては、何かと御多用のところ全員の皆様の御出席を賜り、ここに開会できますことを厚く御礼申し上げます。  本臨時会で御審議をお願いいたします案件は1件です。議案の内容につきましては、後ほど提案説明をさせていただきますが、ここで概略を申し上げます。  議案第52号は、岡谷市・諏訪市・下諏訪町を関係市町村とする同一請求に基づく合併協議会設置請求書が6月29日に提出されたことから、合併協議会設置議案について町長意見を付して提出させていただくものであります。  よろしく御審議をいただきますようお願い申し上げ、開会に当たっての御挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 △<会議録署名議員の指名> ○議長 日程第1 本臨時会会期中における会議録署名議員議長から指名いたします。12番宮坂 徹議員、2番岩村清司議員、3番小池忠弘議員、以上の3議員にお願いいたします。 △<会期日程及び議案取り扱いの決定> ○議長 次に日程第2、第3 本臨時会会期日程及び議案取り扱いについて、議会運営委員長から御報告願います。金井敬子委員長、登壇の上、御報告願います。 ○議長 金井敬子委員長。 ◎議会運営委員長(金井) 大変御苦労さまです。議会運営委員会から御報告いたします。  本臨時会に当たり、去る8月15日午前9時から議会運営委員会を開催し、会期及び議事日程につきまして協議いたしましたので、その結果について御報告いたします。  会期は、8月20日月曜日、本日1日間といたしました。  議事日程につきましては、皆さんのお手元に御配付してあります議事日程表に示されているとおりであります。  議案の上程に先立ち、合併協議会設置協議特別委員会設置及び定数を議決し、委員の選任を下諏訪町議会委員会条例第5条第2項の規定により、議長の指名によって行います。  次に、議案第52号につきまして、議案の上程、説明、質疑を行い、続いて合併協議会設置請求代表者による意見陳述を行い、合併協議会設置協議特別委員会へ付託をお願いいたします。そこで本会議を一旦休憩し、直ちに合併協議会設置協議特別委員会を開き、議案の審査をお願いいたします。委員会が終了した時点で本会議を再開し、委員長から審査報告を願い、質疑、討論を経て採決を行い、8月臨時会の全日程を終了することにいたしました。  以上、議会運営委員会協議の結果について御報告いたしました。よろしくお願いいたします。 ○議長 ただいま議会運営委員長から御報告がありました会期日程及び議案取り扱いについて、御質疑のあります方は御発言願います。               (「なし」の声) ○議長 御質疑ありませんので、会期会期日程及び議案取り扱いにつきましては、ただいまの委員長報告どおり決定することに御異議ございませんか。              (「異議なし」の声) ○議長 異議ないものと認めます。よって、会期日程及び議案取り扱いにつきましては、ただいまの議会運営委員長の報告どおり決定いたしました。 △<合併協議会設置協議特別委員会設置等> ○議長 次に進みます。日程第4 合併協議会設置協議特別委員会設置及び定数についてを議題といたします。事務局長に朗読をさせます。 ○議長 事務局長。 ◎議会事務局長河西正) 日程第4 合併協議会設置協議特別委員会設置及び定数について  下諏訪町議会合併協議会設置協議特別委員会設置及び定数について、下諏訪町議会委員会条例(昭和36年下諏訪町条例第17号)第4条第1項及び同条第2項の規定により、下記のとおり定める。  平成30年8月20日                    記  1 名称及び定数     合併協議会設置協議特別委員会 (12人)  以上です。 ○議長 お諮りいたします。本案につきましては、12人の委員で構成する合併協議会設置協議特別委員会設置することとしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。 ○議長 小池忠弘議員。 ◆小池議員 ただいまの特別委員会設置につきましては、12人の構成ということであります。つまり12人ということであれば、議長も含めてという中身であります。したがって、私は、公平、中立であるべき議長特別委員会意見を申し上げるとか、あるいはアドバイスするとか、そういう点については当然、議長の権限として行われるわけでありますが、議案の審議に当たっては、いずれ議長から付託をされて、その付託された議案をさらに委員長報告をして、その上で質疑、採決というふうになるわけであります。議長中立性を欠くということで、私は議長を除く11名で構成というふうに主張したいというふうに思います。 ○議長 ただいま小池議員から委員会委員構成について動議が提出されました。本動議に賛成する方は挙手願います。               〔 賛成者挙手 〕 ○議長 賛成者が1名以上おりますので、この動議は成立いたしました。  これにより採決を行います。本動議のとおりに決定することに賛成の方は挙手願います。              〔 挙手少数 〕 ○議長 挙手少数であります。よって、本動議は否決されました。  合併協議会設置協議特別委員会の定数については、報告どおり決定したいと思います。 ○議長 次に進みます。日程第5 合併協議会設置協議特別委員会委員の選任についてを議題といたします。  お諮りいたします。特別委員会委員の選任については、下諏訪町議会委員会条例第5条第2項の規定により、特別委員会委員に林 元夫議員岩村清司議員小池忠弘議員、森 安夫議員青木利子議員中村奎司議員、田嶋 彰議員金井敬子議員中村光良議員、河西 猛議員藤森スマエ議員、宮坂 徹議員、以上の皆さんをそれぞれ指名いたします。これに御異議ございませんか。              (「異議なし」の声) ○議長 異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました皆さん合併協議会設置協議特別委員会委員に選任することに決しました。  ここで御報告いたします。下諏訪町議会委員会条例第6条第3項の規定により、合併協議会設置協議特別委員会の正副委員長が互選されておりますので御報告いたします。合併協議会設置協議特別委員会委員長に宮坂 徹議員、副委員長青木利子議員、以上のとおりであります。 △<議案の上程、説明、質疑> ○議長 次に進みます。日程第6 議案第52号 岡谷市・諏訪市・下諏訪合併協議会設置についてを議題といたします。提案者議案の説明を求めます。 ○議長 町長。 ◎町長 それでは、御説明を申し上げます。本議案は、市町村合併の特例に関する法律第5条第1項の規定に基づき、岡谷市、諏訪市、下諏訪町を関係市町とする同─請求による合併協議会設置請求が、本年6月29日に提出されたことから、地方自治法第252条の2の2第1項及び市町村合併の特例に関する法律第3条第1項の規定により、別紙のとおり規約を定め、岡谷市・諏訪市・下諏訪合併協議会設置することについて議会の議決をお願いするものでございます。  協議会設置規約につきましては、別紙のとおりであります。なお、本議案を付議するに当たっては、市町村合併の特例に関する法律第5条第6項の規定に基づき、意見を付すこととなっておりますので、町長としての意見を申し述べます。  議案第52号 岡谷市・諏訪市・下諏訪合併協議会設置については、市町村合併の特例に関する法律第5条第1項の規定に基づく住民の直接請求によるものであり、民意のーつとしては尊重をするものであります。  これまでの諏訪圏域での合併の経過を踏まえると、合併には住民への十分な情報の提供による理解と民意の高まりが不可欠であると考えます。  その上で、合併への機運が醸成されていくことこそが何より大切であるが、現状ではその状況に至ってはいないと認識している。諏訪圏域の将来を鑑みれば、6市町村という枠組みの中で将来構想が検討されるべきものと考える。  このたびの湖周2市1町という枠組みの中での議論が6市町村合併に結びついていくのか、現状では疑問を感じざるを得ない。  今後も6市町村という枠組みの中で広域連携を積み重ねながら、相互理解を深め、一致協力して十分な土壌づくりをしていくことが重要であると考える。  以上のことから、現時点では、合併協議会設置する時期には至っていないと判断する。  以上、御説明を申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長 これより質疑を行います。本案につきまして質疑のあります方は御発言願います。 ○議長 青木利子議員。 ◆青木議員 それでは、質問させていただきます。まず意見書にある、合併には住民への十分な情報の提供による理解と民意の高まりが不可欠である、現状では至っていないとありますが、合併協議会の中で将来ビジョンを検討し、真摯な未来図が描けると考えますが、町は住民に、合併したとき、しなかったときについて情報を今までしてこなかったのではないかと私は考えますが、いかがでしょうか。  次に、議論が6市町村合併に結びつくのか疑問としていますが、議論をしていないのに疑問を感じざるを得ないといったことは、どういったことからか。  次に、6市町村枠組みの中で広域連携を積み重ねながら、土壌づくりが重要としていますが、どのような方法で具体的に土壌づくりをされているのかお聞きしたいと思います。  次に、合併協議会設置する時期に至っていないとありますが、本当に6市町村合併を視野に検討されているとするならば、どのような議論が今まであったのか、なぜ発表されないのかお聞きしたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 基本的にですね、6市町村、また2市1町といった合併協議については、議論はされてきておりません。そのことはぜひ御理解いただきたいと思いますが、平成16年の合併協議、全て6市町村、また2市1町の合併が頓挫をいたしました。その後、下諏訪町といたしましても、また他市町村につきましても、それぞれが自立を目指す、そういったまちづくりを進めてきたわけであります。  そういった中で、今、議員が御指摘のような合併に向けての住民への情報提供とか、そういうことがないのは当然でありまして、自立を目指そうとまちづくりをしてきたわけでありますから、その辺の御理解はいただきたいと思います。  そういった中での今回の合併請求につきましては、私としてはいささか拙速な進み方に戸惑いを覚えるほどでございまして、これから、先ほども意見書の中で申し上げましたけれども、6市町村がそれぞれの市町村理解を深めながら合併に向けての機運を高めていくと、そういう時期が来れば、そういうことが必要になってくるというように考えているということでございます。 ○議長 青木利子議員。 ◆青木議員 それでは、ちょっと私、16年度のときの任意合併協議会議員であったこともあって、そのころの資料をちょっと振り返りましたら、ちょっと長くなるんですけれども、資料が見つかって、どうしてもここでお聞きしたいことがあるんですけれども、その時期の町長報告というものがございます。  去る10月12日、諏訪市の合併協議会の離脱を受けて、下諏訪合併対策特別委員会において議会意見をお聞きした。町議会では、岡谷市と下諏訪町、2市町の合併については、1人が協議を進めるべきとの意見であり、委員長を除き他の15人の議員は白紙に戻すべきとの意見でありました。したがって、事実上、協議を進めることは困難であるという結果となりました。  これを受けて、同日、岡谷市長、そのときの市長と、今後の2市町の合併協議について意見交換をしました。岡谷市でも12日の午前の市議会特別委員会において意見を聞いた結果、推進、残念だが白紙に戻すこともやむを得ない、反対の意見が出され、総じて慎重論反対論が多かったと報告を受けました。両市町の議員からは、この合併の火を消さないでほしいという意見もあったことも確認しました。
     こういった状況を踏まえ、私と岡谷市長住民代表である議会意見は尊重すべきである、また、ここにきて諏訪市の離脱により2市町の合併協議住民へ説明、また今後の法定期間内における国・県への申請など、合併スケジュールを考えると時間的に困難である。今回は失敗を許されないといったことから、2市町の合併協議は非常に残念でありますが、断念せざるを得ないとの結論に達しました。しかしながら、この合併の火を消さないためにも、今後の合併について岡谷下諏訪検討課題としていくことを確認しました。  本日午後、第7回合併協議会下諏訪町で開催されますが、私と岡谷市長は席上、おのおの今後、合併協議会協議継続しない旨を発表する予定でありますとありますが、平成16年10月から今日に至るまで、岡谷市と下諏訪の間でどのような検討をされてきたのかお聞きしたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 多分、今の合併協議の最後の部分というのは、前任者の高橋前町長のコメントだと思いますが、私は具体的な引き継ぎは受けておりません。でありますから、岡谷市さんとの具体的な合併の議論というのは、してはきていないというように御承知おきをいただきたいと思います。 ○議長 ほかに御質疑ございませんでしょうか。 ○議長 岩村清司議員。 ◆岩村議員 今、町長意見の中で、合併協議会設置に関してはまだ時期尚早だという話ですけれども、合併協議会が本質的に今の時期で設置することが必要ないという、この本質のことをちょっとお聞きしたいと思います。要は、今、合併協議会設置するべきじゃないということですよね。 ○議長 その理由ということですか。 ◆岩村議員 そうです。 ○議長 町長。 ◎町長 それは意見書のとおりでございます。意見書以上のものはございません。 ○議長 岩村清司議員。 ◆岩村議員 意見書は、要は時期的なものとか民意のものとかいう話で、合併協議会設置そのものに関しての意見が入っていないということにおいて、そこのところをお聞きしたいと思っています。 ○議長 町長。 ◎町長 私としては意見書の中で合併協議会を今設置する時期ではないというように述べているつもりでございます。その大きな理由としては、やはり以前からこれはもう議員にも何度かいろいろな部分で答弁しておりますが、やはり私は諏訪は一つであるべき、6市町村の中で合併の、もし協議がされるとならば、やはり6市町村という枠組みの中で協議が進められるべきものだというように思っています。また、将来構想や将来ビジョンについても、やはり諏訪は一つという理念の中で検討されるべきものである。これはもう以前からお話を申し上げているところでもございます。その思いは変わってきておりません。  それにもう一つ、議員が民意として捉えている今回の署名、これは一つの民意としては認めておりますけれども、合併を推進してほしいという大きないろいろな部分での要望や民意が盛り上がっているのかといえば、それほどに盛り上がってきているというように私自身は感じていないということでもございます。そういったことを意見書の中に述べているつもりであります。 ○議長 よろしいですか。 ○議長 岩村清司議員。 ◆岩村議員 今、町長の言われる6市町村が理想だという中で、現実的には茅野、富士見、原の住民の60%以上が賛成していないというような状況の中で、今後、町長が言われる6市町村合併に関してどのような取り組みで、どういう形の中で、いつ誰がどのようにやるか、ちょっとそこら辺をお聞きしたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 それは現実には、それを言う時期ではないと思うし、それを言える状況ではないということを御理解いただきたいと思います。合併というものは下諏訪だけの思いではなくて6市町村皆さんの民意が、そしてまた行政の首長たちの思いが一つになってこなければ、なかなかそれは進められないものだと思っています。そういった意味で、今、6市町村の中では、そういった合併の議論というものがなされていないわけでありますから、なかなかそういった状況の中でもって、これから合併を目指して今御指摘のようなことを述べろといっても難しい状況ではないかというように思います。ぜひ御理解をいただきたいと思います。 ○議長 ほかに御質疑ありませんでしょうか。               (「なし」の声) ○議長 以上をもちまして質疑を終結いたします。  ここでお諮りいたします。これより合併協議会設置に係る同一請求代表者による意見陳述を行います。準備をいたしますので、暫時休憩にしたいと思いますが、御異議ございませんか。              (「異議なし」の声) ○議長 異議ございませんので、暫時休憩といたします。ただいま午前10時23分でございます。再開は2分後の午前10時25分を予定いたします。暫時休憩といたします。            休  憩  午前10時23分            再  開  午前10時25分 ○議長 ただいま午前10時25分です。休憩前に引き続き本会議を再開いたします。 △<合併協議会設置に係る同一請求代表者による意見陳述>  次に進みます。日程第7 合併協議会設置に係る同一請求代表者への意見を述べる機会の付与についてを議題といたします。  市町村合併の特例に関する法律第5条第7項の規定に基づき、合併協議会設置に係る同一請求代表者から意見陳述を行いたい旨の申し出がありましたので、これを受理することに御異議ございませんか。              (「異議なし」の声) ○議長 異議なしと認めます。よって、同一請求代表者岩村清司さんによる意見陳述を行います。  岩村清司さんの入室を許可いたします。           〔岩村清司同一請求代表者 入室〕 ○議長 岩村清司さん、登壇の上、意見陳述を願います。 ◎同一請求代表者(岩村) 諏訪下諏訪町の合併協議設置に係る同一請求代表者岩村清司でございます。今回の合併協議会設置請求に関する請求の趣旨を述べさせていただきたいと思います。  諏訪圏域における合併取り組みは、昭和38年ごろから6市町村統合の機運が高まり、過去4回の取り組みを経て平成16年合併協議会が解散され、事実上頓挫してしまいました。現在、6市町村広域連合を形成し、広域消防介護保険などの事務を通じて、調和を図っています。  しかしながら、諏訪地方統計要覧を見てもわかるように、人口減少は1年ごとに10%以上減少するところもあり、少子高齢化が進んでいます。産業・観光の衰退も激しく、工業出荷額においても10年前に比べると20%から40%も減少しています。  各自治体財政指数である経常収支比率を見ても、3市では90%を超える率になっており、財政の硬直化は顕著になりました。おのおのの自治体では根本的な課題解決に対処できない状況になりつつあります。国では小規模自治体の個々の発展に見切りをつけて、広域行政区域での総合施設補助などを打ち出し、地方交付税小規模自治体を中心に減少しています。  その中にあって一昨年、商工会議所を中心に自治体合併を促す要望がなされました。しかしながら、自治体民意高揚が図れていないと合併消極的立場をとっています。特に茅野市は人口減少が少なく、産業における工業出荷額も余り落ち込んでおらず、観光客数消費額は増加し、合併には消極的だと言われています。  合併は6市町村でとの思いは強いのですが、現状の課題を精査し、問題共有を考えたとき、6市町村合併の道のりは遠いと考えられます。地域性問題点共通意識では、湖周の2市1町が最も近いことや、どの課題を捉えても2市1町は共有できると思っています。  そこでまず、2市1町が合併をして、前に進むことが必要だと考えました。合併後の住民生活環境がどう変わるか等、住民の立場に立ったさまざまな不安もあり、合併の是非を含めた合併意義を問う検討機関、すなわち合併協議会設置が不可欠であると考えます。平成16年でも湖周3市町は最後まで合併を模索していました。湖周3市町で運営するごみ処理施設が稼働し、すばらしい成果を上げています。  よって、我々はここに合併特例法にうたった住民発議制度に基づき、湖周3市町の合併協議会設置請求し、新しい未来のビジョンが描ける諏訪を実現すべく第一歩を踏み出すべきだと考えました。湖周3市町の合併が将来6市町村合併のもととなることを確信し、合併協議会設置請求の趣旨を説明させていただきました。議員の各位の賛同をお願いしたいと思います。 ○議長 以上で同一請求代表者による意見陳述を終わります。  同一請求者岩村清司さんの退席を求めます。お疲れさまでした。           〔岩村清司同一請求代表者 退室〕 ○議長 ここでお諮りいたします。暫時休憩にしたいと思いますが、御異議ございませんか。              (「異議なし」の声) ○議長 御異議ございませんので、暫時休憩といたします。ただいま午前10時30分です。再開は2分後の午前10時32分を予定いたします。暫時休憩といたします。            休  憩  午前10時30分            再  開  午前10時32分 ○議長 ただいま午前10時32分です。休憩前に引き続き本会議を再開いたします。 △<議案委員会付託> ○議長 ただいま議題となっております議案第52号は、合併協議会設置協議特別委員会に付託いたします。  お諮りいたします。暫時休憩にしたいと思いますが、御異議ございませんか。              (「異議なし」の声) ○議長 御異議ございませんので、暫時休憩といたします。ただいま午前10時32分です。再開は合併協議会設置協議特別委員会終了後といたしますので、よろしくお願いいたします。なお、合併協議会設置協議特別委員会皆さんは、直ちに委員会を行いますので全員協議会室へ御参集ください。暫時休憩といたします。            休  憩  午前10時32分            再  開  午後 2時10分 ○議長 ただいま午後2時10分です。休憩前に引き続き本会議を再開いたします。 △<付託議案委員長審査報告、質疑、討論、採決> ○議長 それでは、休憩中に御審議をいただきました議案について、合併協議会設置協議特別委員会審査報告をお願いいたします。  宮坂 徹特別委員長、登壇の上、御報告願います。 ○議長 宮坂 徹委員長。 ◎合併協議会設置協議特別委員長(宮坂)   議案第52号 岡谷市・諏訪市・下諏訪合併協議会設置について  本特別委員会は、平成30年8月20日に付託された上記議案について審査した結果、否決としたから、会議規則第73条の規定により報告します。  まず質疑では、民意について。今回1,000人弱の署名は民意と考えるが、平成の大合併の折は全体での盛り上がりが強かった。今回はそれがあるか疑問。前回は行政、民間で何年もかけ検討されて情報提供をしたが、今回は何も提供がないまま署名による請求がなされた。総務省の見解は、国主導で進められた中でのことで、国の見解である。全国町村会での見解は必ずしもよくない。  6市町村の課題についてでは、平成の大合併不調以後、自立の道を歩んだ。財政基盤を安定させることに取り組み、問題はない。6市町村がそれなりの成果を出している。合併しても何ら変わらない。  合併のメリットについては、合併を否定するものではない。メリットはある。しかし、デメリットを検証し、情報を出す方向にしてほしい。前回は6市町村枠組みの中で議論し、湖周での話を進めたが、今回の情勢は前回とは全く違う。大きくなればそれなりの効果はあるが、町は町として、より細かな施策を進めている。福祉の切り捨てやコミュニティ形成の低下が起こらないようにしていかなければならない。  民意について、LCVの出口調査で、できるところからが55%であったことについては、首長としてその時期を、理解を得て対応していきたい。合併協議会設置が否決された場合、住民投票を行うかとの質問に対し、行うつもりはないとのことでした。  質疑の後、議員間討議の時間を設け、全議員よりそれぞれ発言のやりとりがありました。  討論では、人口問題では統計どおり少子高齢化が進み、下諏訪町は消滅都市のリストに入っており、現象が顕著である。工業出荷額は全体で激減している。地方交付税の動向は減少傾向にある。3市町の経常収支比率は90%を超えており、硬直化に向かっている。下諏訪町は土地開発公社の負の資産を解消し、健全化を達成した。しかし、未来ビジョンを創造できるかは難しい。6市町村合併が必要なら、前段階的発想の湖周2市1町の合併がなぜいけないのか。待つことのできる時間はあとわずかしかない。湖周3市町合併が成功すれば、6市町村合併も見えてくることから賛成。  人口減少は進むと試算されている。下諏訪の将来、10年後、20年後、さらにはその先に不安を覚える。将来を見据えたときに、パイを大きくしておくことは必要。大切なことは住民サービスの低下なく効率的な行政運営を行うこと。合併することで工業や観光などの産業振興等は、市町間の重複業務がなくなり効率化が図られる。これからは過去に投資したインフラの老朽等、多くの負の資産を抱えている。都市機能の再生や維持管理は大きなくくりの中で行うことが効果的であり、経済的であると考える。そうしたもろもろの観点から、長い将来を見据え、合併について今から協議することは必要なことと考える。できるところから進める。本意ではないが、6市町村一緒といっても、その先は見えてこない。今回の合併協議会設置は、そのプロセスなどについては必ずしも賛成できるものではないが、協議会を設置し議論を重ねることは賛成である立場から賛成。  合併について論議する際、一番に考えなければならないのは、当然、住民にとって有益なのか、そうでないのかである。多くの合併市町村において、合併の評価は大きく分かれている。特に行政側の評価と住民側の評価が必ずしも同じものとはならず、各種アンケートなどによれば、住民の反応として、合併して悪かった、合併しても住民サービスがよくなったと思わない、よいとも悪いとも言えないといった声が多く、合併してよかったという評価もあるが、総体的には合併に否定的評価がなされている。  政府は近年、これからの地方自治体は、どこでも行政サービスや公共施設が整っているフルセットの行政から脱却して、周辺自治体と補い合う集約化とネットワーク化を構築する新たな広域連携制度を広げようとしている。これは自治体住民からの平成の大合併への反発が多く、これ以上、市町村合併を推進するのは非現実的だとの判断から、その代替案として持ち出されたものとの見方もある。すなわち合併は失敗だったということを裏づけるものとも言えるのではないだろうか。  長野県においても2011年末から翌年初めにかけて、長野県世論調査協会が合併にかかわる調査を実施しているが、地域差がかなりある結果ではあるが、集計トータルでは、合併してよかった23.6%、悪かった27.4%、何とも言えない、わからないが48.8%となっている。そして、合併住民サービスについて、住民負担の増加と役場の利用しにくさを挙げる人が4割を超えている。これらの調査結果や分析から、住民にとって合併は有益とは決して言えず、再び合併にかじを切ることが有効とはとても思えない。何より私の周りからは合併を求める声は聞こえてこない。以上のことから、岡谷市・諏訪市・下諏訪合併協議会設置について反対等の討論があり、採決の結果、賛成少数で否決されました。  以上、御報告いたします。 ○議長 次に進みます。議案第52号 岡谷市・諏訪市・下諏訪合併協議会設置についてを議題といたします。  これより合併協議会設置協議特別委員会委員長報告に対する質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。               (「なし」の声) ○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。 ○議長 岩村清司議員。 ◆岩村議員 賛成の立場で討論させていただきます。今回の合併協議会設置、私は…。 ○議長 委員長報告に対する反対討論。 ◆岩村議員 反対討論。済みません、ちょっと待ってください。 ○議長 岩村清司議員。 ◆岩村議員 失礼しました。委員長報告に関して反対ということで、合併協議会設置に関することが賛成ということで討論させていただきます。  諏訪市、岡谷市、下諏訪町は、個々独立したまま将来ビジョンを持つことができるでしょうか。前回の合併が頓挫してから14年、2市1町の人口は10%以上、工業製品出荷額は20%近く減少しました。今後20年でさらに30%の人口が減少推定されます。今が最後のチャンスだと思います。2市1町の合併、今こそ合併への道が途絶えてしまえば、全てが手おくれになって衰退していきます。速やかに合併協議会設置し、諏訪湖周の将来に向けた議論を始めなくてはなりません。最終的には全ての地域で住民投票などにより民意を確かめる必要はあります。しかし、何も始めないうちから挑戦と議論を否定することは重要課題の先送り、将来への責任を放棄した事なかれ主義です。将来の大きな夢を描き、それに向かい長野県第4位12万都市が誕生するチャンスです。  2市1町の明るい未来のために、それから、なぜ今2市1町の合併か、合併の必要性は2市1町のほとんどの皆さんが感じています。ところが、市長さんたちは全員6市町村合併について賛成としていますが、現実性のある3市町合併については枠組みがよくわからないと何もしていません。民意が今回挑戦すべき合併枠組みを示しています。14年前、6市町村合併から離脱した茅野、富士見、原での住民アンケート結果では、60%以上が反対でした。現在でもこの地域の民意は余り変わってはいないでしょう。6市町村合併の実現に向けた動きはなく、6市町村という理想だけがひとり歩きしています。今回の合併協議会設置請求は、将来の6市町村合併のために今まずは2市1町合併から着実にという、ごく自然に生まれた考えであり、署名活動により民意の高まりも立証されました。民意はまず2市1町の合併を望んでいます。私たちは署名活動を行い、法定必要数を大きく上回った署名を得て、つまり民意によって設置請求しました。首長たちの民意が感じられないという認識は誤りだと思います。法律で定められた署名数以上によることを、もう一度冷静に考えていただき、重く受けとめていただきたいと思います。  合併の必要性と効果に関しましては、人口減、少子社会を生き抜く自治体となるために、日本全体が非常に厳しい時代に突入しています。地域住民の暮らしを守るためには一定の規模と力のある基礎自治体がどうしても必要です。諏訪湖周の特色を生かした効率的で活力ある都市のために諏訪湖の周りが一つの市になれば、もっと快適に、しかも効果的にいろんな事業が展開できます。地方分権時代の個性で自立したまちづくりのために、より大きな枠組み住民パワーの結集や住民と行政の協働ができます。県下第4位の市が諏訪地域に生まれます。行財政改革の推進に関しましては、財政規模の拡大と行政組織の効率化により行政経費が節減できます。  以上、必要と効果をいろいろ述べさせていただき、賛成討論とさせていただきます。 ○議長 ほかに討論ございませんか。 ○議長 金井敬子議員。 ◆金井議員 委員長報告に賛成の立場で意見を述べたいと思います。  私は合併について議論する際、一番に考えなければならないことは、住民にとって合併が有益なのか、そうでないかではないかと考えております。その点では、平成の合併についての検証を十分に行う必要があるかと思います。平成の大合併は大変大規模に進められ、全国の市町村数は3,232が1,732、長野県では120が77に減少した経過があります。総務省が平成の大合併に一区切りをつける視点で、2010年に平成の合併についての評価、分析を公表しました。また、長野県におきましては2011年度末に長野県世論調査協会が合併にかかわる調査を実施しています。その結果については、先ほど委員長が報告の中で述べていただいたとおりであります。
     加えて、全国町村会は2008年に平成の合併をめぐる実態と評価に触れています。この中で全国町村会は、合併によるプラス効果として財政支出の削減、職員の能力向上を挙げる一方、マイナス効果として行政と住民相互の連帯の弱まり、財政計画との乖離、周辺部の衰退を挙げ、市町村合併に向かわせたのは主に財政問題であり、国や府県の強力な指導であったとし、国の合併推進の問題点を指摘しています。そして、その上で、今後の市町村の課題を挙げているところであります。  私はこれらの各種調査結果や分析から、合併住民にとって決して有効とは言えず、再び合併にかじをとることが有効とは思えません。2004年、諏訪地方の合併が頓挫して以降、当町におきましても自立の道を着実に歩んでいるところであります。合併すればそれぞれの市町村が抱える課題がクリアされるというのは、あり得ることではありません。たとえ小さな自治体であっても身の丈に合った財政をしっかりと確保し、最も身近な住民サービスの提供の充実こそを町民は求めているのではないでしょうか。  以上の理由により、私は岡谷市・諏訪市・下諏訪合併協議会設置に反対する委員長の報告に賛成をしたいと思います。 ○議長 ほかに討論ございませんか。 ○議長 青木利子議員。 ◆青木議員 委員長報告に対して反対の立場で討論させていただきます。  私は署名活動の中で直接お一人お一人の町民の皆さん合併協議会についてお話ししたことから、ほとんどの皆さん合併に関して、この10年間何も動きがなかったことを不安に感じておりました。協議会でさまざまなことを話して、新しい町について考えたい、そういう思いが伝わってきました。何も動きがなかったことを不安に感じて、私もおります。今回、合併協議会設置して新しい自治体を町民の皆さんと議論でき、新しい都市をつくることはできると思っておりました。そして、まずは関係地域の皆さんがテーブルについて心を開き本音で語れる合併協議会設置し、議論をする必要があると考えています。そして、10年後、20年後の未来ビジョンをみんなと一緒に磨きたいと考えておりました。今回の委員長報告で、合併協議会設置に対して否決されたことに対して反対いたします。ぜひ今後のことを考えていきたいと思いながら討論といたします。 ○議長 ほかに討論ございませんか。 ○議長 河西 猛議員。 ◆河西議員 それでは、委員長報告に賛成の討論をさせていただきます。  諏訪地域は縄文時代からの歴史的価値の高い産物、山、森、湖、温泉など、さまざまな自然環境と快適な移住環境に恵まれています。私たちはこれらを破壊することなく保全し、独特の風土、文化を大切にして次の世代へ引き継いでいく責任があります。諏訪圏域は地形的な一体性、地理的な近接性から、住民意識に素朴な連帯感、共通感情があり、これまでの経済、歴史、文化、生活など、あらゆる面で共通性を保ち、一体的な日常生活圏、経済圏が形成されています。同一性は一段と深くなり、土地利用、産業振興、福祉医療、環境問題など共通の重要課題への対応については、6市町村が一体となった広域的な取り組みの必要性が一段と高まっています。当面、行政統合が展望できない現在、これらの共通政策に関してはどのように精査し、財政的に裏づけて推進するか真剣に取り組まなければならない時代です。  以上、歴史的にも諏訪は一つの考えのもと、2市1町の今回の合併協議会設置については、委員長報告どおりに賛成いたします。 ○議長 ほかに討論ございませんか。 ○議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 それでは、賛成、反対の順序に沿いかねますけれども、今回の委員長報告に対して賛成の立場から議論を述べさせていただきます。なお、私が申し上げるのは、下諏訪町議会きらめくまちグループの重ね重ねの議論の末の総意であります。  まず今回の合併協議問題点について。前回の合併協議が頓挫したことを振り返り、経過や要因を十分に検証された上での請求なのか疑問が払拭できない。要求が議会に付されるのに垣根を無くす会の役員に議員が多数名を連ねる、それはよいとしても、いかにも手前みその手法ではないか。垣根を無くす会役員の中で前回の協議を経験した議員合併の過程やステップを忘れてしまったのでしょうか。会合の中で意見具申はされたのでしょうか。協議の実務を担う行政側に何ら受け入れ体制ができていない状況です。同一請求が提示され、3議会が急遽学習会を行っているのが実情です。町長議会への提案説明には、請求があったからとしか述べようがありません。署名依頼した住民への趣旨説明は十分したのか疑問が残ります。これは、意見広告が新聞広告に出たのは8月11日、12日でした。選管での審査で削除された人の率が非常に高い。署名活動に携わった人や署名を依頼する際にルール説明は十分にされていたのでしょうか。  次に、3市町の枠組みの決定について。6市町村での協議への努力は考えなかったのだろうか。3市町を設定の根拠が不明瞭。どういう経過で決まったのだろうか。合併の口火を切ったのは商工会議所だ。茅野市をどうしてしまったのでしょうか。岳麓3市町村を切り捨てた根拠はどこにあるのだろうか。3市町合併が成立したとしても、全ての行政業務において6市町村での関連対応措置、いわゆる事務処理ですね、が必要で、御協力いただかなくてはなりません。その面からも岳麓3市町村への配慮、儀礼は殊に重要だと考えます。  次に、垣根を無くす会の役員会の方針の新聞記事に触れます。8月4日付長野日報の記事は、法定協の設置にそぐわない。一つ、3市町の合併が前提ではなく、二つ、合併ありきではなく、この2行の文章は最も問題の文章です。法定協設置の意味が理解されていないと思います。署名市民に御理解いただいたのでしょうか。協議を扱う行政担当と全く連絡がとれていない。連携がとれていない。実際に法定協をつかさどっていただくのは市町村長である。協議の実務を担う行政側に何ら受け入れ体制ができていない。協議にかかる人的・財政的負担をどう考えているのか。将来6市町村を考えるとのことだが、また同じ負担を繰り返すのか。  次に、市民新聞、長野日報の垣根を無くす会の意見広告です。現在の低くて薄い行政間の垣根を、高くて厚い垣根にする行為だと考えられる。将来6市町村を目指すのなら、最初から6市町村で取り組むべきだ。前回の協議が頓挫した要因を垣根を無くす会こそ認識すべきではないか。50分の1、2%の物差しを振り上げて民意とするのは乱暴ではないか。署名人数が有権者の何%に当たるのか分析されたのでしょうか。一般論的な必要性と効果ではなく、具体的なメリット、デメリットを示すべきだ。地域コミュニティを語るなら合併は逆方向ではないでしょうか。  次に、下諏訪町に関連して。吸収合併なのか、新設、これは対等の意味です、新設合併なのか想定がない。人口5万人の2市に2万人の下諏訪町がどうかかわり会えるのだろうか。一般会計予算200億円超の2市に80億円の町がどう融合できるのか。例えば水道料金、市町村道の維持補修費用と公共施設などです。合併後、下諏訪をつかさどるのは副市長なのか、部長なのか、課長なのか。下諏訪町民はどこの役所に行けばいいのか。下諏訪から出られる議員は何人くらいになるのだろうか。  こんなような疑問が山積みされているので、最後に、近い将来、筋道を尽くして6市町村での合併議論が盛り上がることを期待しながら、委員長報告に賛成の討論とします。以上です。 ○議長 ほかに討論ございませんか。 ○議長 森 安夫議員。 ◆森議員 委員長報告に反対の立場で討論をさせていただきます。特別委員会での討論と多少というか、多くダブりますけれども、よろしくお願いいたしたいと思います。  2万6,000人いた下諏訪町の人口は2万人を切り、さらに人口減少が進むと試算されています。私は下諏訪町の将来、10年後、20年後、さらにはその先に不安を覚えます。将来を見据えたとき、パイを大きくしておくことは必要なのではないでしょうか。大切なことは住民サービスの低下なく効率的な行政運営を行うことです。合併することで工業や観光などの産業振興等は、市町間の重複業務がなくなり効率化が図れます。  また、公共施設につきましても、市町村ごとでは限られた規模の施設しかできません。東洋バルブの跡地などの活用についても諏訪市だけに任せるのではなく、周辺市町村が一体となって取り組むことが大切だと考えます。  さらに今多くの自治体は都市機能が成熟してきました。しかし、これからは過去に投資したインフラの老朽化、多くの負の資産を抱えています。都市機能の再生や維持管理は大きなくくりの中で行うことが効率的であり経済的であると考えます。そうしたもろもろの観点から、長い将来を見据え、合併について今から協議することは必要なことと考えます。  町長意見書どおり6市町村合併が理想でありますが、過去の経過や合併協議の経過を考えたときに、八ヶ岳山麓、特に富士見町、原村は6市町村合併の意思はありませんでしたし、現在もそのことには変わりはありません。諏訪地方は諏訪大社上社・下社から歴史的に異なる地域性を創出し、微妙な部分で相入れないものがあるのかもしれません。できるところから進める、本意ではありませんが、6市町村一緒と申されても、その先が見えません。  今回の合併協議会設置は、そのプロセスなどについては必ずしも賛成できるものではありませんが、協議会を設置して議論を重ねることには賛成であります。この合併協議合併に対する議論が高まり、さらに首長の皆様の合併に向けての考え方が一つになることを期待いたします。  私の所属している諏訪市町村で構成している諏訪陸上競技協会は今年70周年を迎えます。記念式典、祝賀会を開催いたしますけれども、陸上競技は70年前から諏訪は一つなのであります。多くの同様の団体や組織があります。諏訪は一つに向け、第一歩になることを期待いたします。よって、委員長報告に対する反対討論とさせていただきます。 ○議長 ほかに討論ございませんか。               (「なし」の声) ○議長 以上をもちまして討論を終結いたします。  これより採決を行います。本案に対する委員長報告は否決であります。本案を合併協議会設置協議特別委員会委員長の報告どおり決定することに賛成の方は挙手願います。               〔 挙手多数 〕 ○議長 挙手多数。よって、本案は否決いたしました。 ○議長 以上をもちまして、本日の日程に定められた議事は終了いたしました。 △<閉会に当たっての町長挨拶> ○議長 ここで町長から御挨拶があります。 ○議長 町長。 ◎町長 8月臨時会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  本臨時会は、岡谷市・諏訪市・下諏訪合併協議会設置議案がございましたが、慎重に御審議をいただき、まことにありがとうございました。本日のこの議決を民意と受けとめ、尊重してまいりたいと思います。このたびの合併協議会という枠組みだけでなく、諏訪地域の今後のあり方を議論するということは大変重要なことだと思います。議員各位には6市町村議員の皆様の意識の共有に努めていただき、今後も議論を深めていただければ幸いでございます。行政といたしましても、さらに行政改革に努めながら、広域的見地に立って広域行政の推進をしてまいる所存でございます。  さて、今年の夏は連日の記録的な猛暑に加え、平成30年7月集中豪雨や相次ぐ台風の影響によりまして、全国各地で甚大な被害が発生をしております。被災された方々には心からお悔やみ、お見舞いを申し上げる次第でございます。  こうした中、当町におきましては10年ぶりの御頭郷を務めたお舟祭りや大相撲諏訪湖場所など数多くのイベントが開催され、大変多くの方々が御来町いただき、熱気あふれる夏となりました。  まだまだ暑い日が続きますが、議員の皆様におかれましては健康に十分御留意をいただき、町政発展のためにますます御活躍されることを御祈念申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長 以上をもちまして、平成30年8月下諏訪町議会臨時会会期中に定められました日程の全てを終了いたしました。  ただいま午後2時42分でございます。これをもちまして平成30年8月下諏訪町議会臨時会を閉会といたします。大変御苦労さまでございました。            閉  会  午後 2時42分  平成30年8月20日          下諏訪町議会議長    林   元 夫          署名議員        宮 坂   徹          署名議員        岩 村 清 司          署名議員        小 池 忠 弘...