下諏訪町議会 > 2018-03-07 >
平成30年 3月定例会−03月07日-03号

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  1. 下諏訪町議会 2018-03-07
    平成30年 3月定例会−03月07日-03号


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    平成30年 3月定例会−03月07日-03号平成30年 3月定例会            平成30年3月下諏訪町議会定例会会議録                                    (第3日) 議員の席次並びに出欠   1番 林   元 夫  出          8番 金 井 敬 子  出   2番 岩 村 清 司  出          9番 中 村 光 良  出   3番 小 池 忠 弘  出         10番 河 西   猛  出   4番 森   安 夫  出         11番 藤 森 スマエ  出   5番 青 木 利 子  出         12番 宮 坂   徹  出   6番 中 村 奎 司  出         13番  欠   員   7番 田 嶋   彰  出 出席議会事務局職員             出席総務課職員   議会事務局長   河 西 正 訓      庶務人事係長   吉 池 泰 宜   庶務議事係長   樫 尾 光 洋 説明のために出席した者   町長       青 木   悟      健康福祉課長   増 澤 功 生   副町長      山 田 英 明      産業振興課長   河 西 喜 広
      教育長      松 崎   泉      建設水道課長   小河原 武 美   総務課長     伊 藤 俊 幸      消防課長     北 澤 浩 司   税務課長     高 橋 なおみ      会計管理者兼会計課長                                  高 木 秀 幸   住民環境課長   増 澤 和 義      教育こども課長  本 山 祥 弘 本日の会議日程 平成30年3月7日(水)午前9時00分   1.本日の議員の出欠並びに会議成立宣告   1.一般質問 本日の会議に付した事件   議事日程のとおり            開  議  午前 9時00分 △<本日の議員の出欠並びに会議成立宣告> ○議長 おはようございます。大変御苦労さまでございます。ただいま定刻の午前9時でございます。本日は平成30年3月下諏訪町議会定例会第3日目であります。  本日の議員の出欠を御報告いたします。ただいま出席している議員は12人であります。よって、本会議は成立いたしました。  本日は傍聴者2人によるストロボ等を使用しての写真撮影を許可しますので、よろしくお願いいたします。  ただいまから会議を開きます。  本日の日程は一般質問であります。一般質問は、本日と明日の2日間でありますので、御協力をお願いします。 △<一般質問> ○議長 それでは最初に、質問番号1番、質問事項 歴史と文化のまち下諏訪の博物館について、移住定住促進事業について、湖周の道路環境について、飼い猫のトラブルについて、議席11番、藤森スマエ議員、質問席にお着きください。 ○議長 藤森スマエ議員。 ◆藤森議員 おはようございます。今朝は昨日と打って変わって寒いという、本当に三寒四温かなと、気持ちもぴりっと引き締まってやりたいと思います。  質問番号1番、議席11番の藤森です。久々に1番くじを引き当てまして、とても爽やかな気持ちで登壇をいたしました。今回の一般質問が私と同じ思いの議員さんが大勢いまして、ダブる項目が幾つもあります。その際は特に違う視点、違う方向から、またぜひ深めていただきたく、よりその事業の期待が高まってくるという立場でやっていきたいと思います。  それでは、通告に従ってお願いをいたします。町長の施政方針には、予算編成に当たり公約に掲げた事業の着実な実施と地域への愛着を育み、住んでいることに誇りが持てる、小さくてもきらりと光る美しいまちの実施と、住民満足度100%を目指して頑張っていくというふうにあります。  今回は、私はこの中の観光の事業において、下諏訪にたくさんある博物館の満足度という点も含めて、「中山道と甲州街道が出会う大社といで湯の宿場まち」、この下諏訪のキャッチフレーズにさらに近づけ、その名前にふさわしい取り組みをしていってほしいという思いから、質問、提案をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  まず、現在改修工事が進められている儀象堂の名称を、今度、しもすわ今昔館に、それから埋蔵文化財センター星ヶ塔ミュージアムに、それから歴史民俗資料館宿場街道資料館に改め、宿場の風情や街道の歴史を学ぶ施設にしていくとともに、秋宮からのこの資料館を経て、しもすわ今昔館への歴史の小道としての導線整備をしていくという非常に夢のある方針が示され、秋宮からあの立町かいわいが歴史と文化を語るまちへと具体的に進んでいく姿が見えてきました。  そこでお聞きをいたします。まず、しもすわ今昔館、これの儀象堂の改装の内容と運営方針についてお願いをいたします。館内の1階、2階、3階の改修はどのように進められているでしょうか。それからもう一つ、この名前が今昔館ということですので、館内に入れば下諏訪の今と昔というふうにわかるような展示内容になっているのか。展示内容についてもあわせてお願いをいたします。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) お願いをいたします。館内の改装についてということでお話をさせていただきたいと思います。今昔館の館内につきましては、1階には入館料をいただかないフリーに御利用いただけるスペースを用意して、この中にはまち歩きを促すスタート地点の観光情報拠点として、町の観光資源、お勧めのまち歩きコースイベント情報などを発信するデジタルサイネージを備えるほか、各種観光パンフレットを取りそろえて観光情報を提供いたします。また、このフリーにお使いいただけるフロアには、新たに地域の皆様も活用いただける交流スペースを用意するとともに、体験メニューの一部についても、この場所で体験ができるように活用してまいりたいと考えております。さらに1階のフリースペースの中に物品販売のブースも配置をしまして、めぐりやすいフロアとなるようトイレへの導線も整備をしております。観光案内や入館手続のための受付コーナーはフリースペースに面して新たに配置をし直し、今昔館のスタッフが対応をいたします。1階の体験施設としては、以前事務室があった場所に時計づくりの体験工房を配置し、外から時計づくりをやっているところが観覧できるようにして、開放感がある体験工房に改装をしています。1階のリニューアルに当たり、照明はLEDに改装しまして、明るい雰囲気を演出するとともに、内壁には宿場町をイメージするような装飾を行い、統一したデザインの中でも変化が感じられるような内装をしています。  2階につきましては、有料のフロアとなりますが、従来のシアターと時計の歴史の展示に加えまして、下諏訪の歴史年表を配置して、旧石器・縄文から近代までの歴史の概要を紹介するスペースとしております。  3階には、好評をいただいております6時間コースの高度な時計づくり体験を集中して取り組んでいただける体験室を設けております。  外周りの外構につきましては、中庭にありました物見台を撤去しまして、星ヶ塔ミュージアム矢の根やへの通路を整備いたしまして、新たに屋外の体験スペースも設けるほか、中庭からも青塚古墳が望めるように、すっきりとしたオープンスペースとしております。また、町道立町通りに面した時計台も建物の象徴として模様がえを行いまして、夜間の点灯も可能にして、しもすわ今昔館おいでやのシンボルとなるよう改装をしています。  続きまして、今昔館の展示の内容ということでございますが、しもすわ今昔館おいでやの展示につきましては、1階においては下諏訪の観光情報を発信する写真や映像などを御用意しまして、入館料をいただかずに観光情報が収集できるように考えております。  2階の有料スペースにおきましては、2ブロックあるスペースの1ブロックについて、従来から時計の歴史にかかわる展示を残して、もう1ブロックにつきましては下諏訪町の旧石器時代、黒曜石の時代からの近代の精密工業の歴史までの概要を紹介いたします歴史年表を常設して設置をしてまいります。さらにスペースを有効に活用いたしまして、文化財部局と連携を図りながら、期間を限定した企画展示等の試みも行ってまいりたいと予定をしております。以上でございます。 ○議長 藤森スマエ議員。 ◆藤森議員 ありがとうございました。かなりのリニューアルの様子がわかってきたんですけれども、この体験については、ほとんどこの場合は時計づくりの体験なんでしょうか。交流スペースでも体験ができ、今までの事務所のところも、これは時計づくり、それから中庭も体験スペースがあるという、かなりの体験のことが出されていますので、その辺をもう一度お聞きしたいのと。展示物について、今昔館という昔のという点では年表もあり旧石器時代からというお知らせでしたけれども、特に私が今回提案したいのは、下諏訪の宿場町としての歴史をぜひ展示してほしいという提案をこれからしたいと思います。  下諏訪町は今年で下諏訪町になってから125年の歴史を刻んできましたが、下諏訪の歴史に下諏訪宿三井家古文書というものがあり、それに出会うことができました。それによりますと、文化13年、これは1816年です、に立町の三井家の初代が亡くなったという記録がそこにありまして、下諏訪の町史には、文化、文政、天保、安政の時代に、秋宮の鳥居前で三井家の屋号で雑貨商を営んでおり、その後、天保12年、これは1841年から明治初期まで、現在、立町の現在地に米屋という屋号ではたごを営んでいたということが明らかになりました。この下諏訪宿の関係でという点では、その古文書の中に3代の萬蔵さんという方が下諏訪の役をかなり年寄り役とかやっていたので、下諏訪宿関係の資料が三井家の土蔵に保管されているということが古文書でわかりました。  儀象堂が今回、しもすわ今昔館という名称、今と昔という点で名称変更することを契機に、今、課長がおっしゃったような年表から始まって、そういう工業関係、下諏訪の発展をやると同時に、下諏訪の本当に昔からある宿、下諏訪宿の関係の展示をぜひしてほしいかなというふうに思いました。  下諏訪には三井家のほかに、四ツ角に武井医院がありまして、現在はお二人ともお亡くなりになっていますので、どういう連絡方法があるかなということは別問題としても、武井家にはお蔵にお宝が大変あるんだというお話も聞いております。  この両家の歴史が下諏訪の歴史にもつながっていくんだというふうに思います。埋もれたままにしないで、ぜひとも掘り起こして、この今昔館になる契機に展示ができるようにお願いしてみてはいかがかと思いまして御提案いたしますが、いかがでしょうか。 ○議長 町長。 ◎町長 御提案をいただいた、非常に重く受けとめたいというように思います。当町には今御指摘の三井さん武井さん以外にもですね、古い歴史を持つ方たち、いっぱいいらっしゃるわけでありますから、そういった皆さん方の御協力をいただきながら展示を考えていくということは大変重要なことだというように思っております。常設展示といいますと、なかなか難しい点もあろうかと思いますので、先ほど課長からも若干触れさせていただきましたけれども、そういった企画イベントみたいな形でそういったものを紹介するということは、今後検討できるんではないかというように思っています。いずれにしても、多くの町民の皆さんからそういった御協力をいただきながら展示内容を充実したり、またそういった特別展を開催するといったことは当然考えられることだと思いますので、検討してまいりたいというふうに思います。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) 私のほうからは体験、どんな体験を考えているかという御質問をいただいております。今のところ、すぐに4月のリニューアルオープンから体験をいただけるような新たな体験メニューとして、黒曜石を使ったアクセサリーづくり、そういったことができないか、現在、材料、そういった部分で手配のほうができないか検討をしているといった状況でございます。  それから黒曜石、それから歴史に関連しましては、先ほどお話を申し上げた屋外での、建物の中でだけでなく屋外でも体験ができるような形でできないか検討をしているところでございます。以上です。 ○議長 藤森スマエ議員。 ◆藤森議員 ありがとうございました。昨日の議案質疑の中でも、入館料が今度600円という形で、3割増の入館者を見込むという話がありました。館内の展示についても、今、私も提起をしまして、町長のほうからもお答えがありまして、常設ではなくてもイベント的にという部分では、やはり、ああこんなものが下諏訪なんだ、下諏訪宿ってこうなんだという話の種になるように、うわさになるような、やっぱりそういう展示、宝物がいいかなというふうに思いますので、ぜひとも御検討いただいて進めていただければうれしいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、星ヶ塔ミュージアムについてです。しもすわ今昔館と一体で指定管理者として地域開発公社にお願いをするということになっておるわけですけれども、具体的な体制についてお知らせをお願いいたします。特に学芸員の人の配置はどのように考えているかを、まずお願いいたします。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) 私のほうから具体的な受け付け体制等についてお話をさせていただきたいと思います。受け付けの体制につきましては、しもすわ今昔館の施設全体を統括する館長が1名。それと星ヶ塔ミュージアムを含めまして今昔館の入り口で受け付けの案内、館内の案内・予約等の対応、そういったものに携わる職員が4名。4名がローテーションを組みながら当たりたいと考えております。このほかに業務員が1名、そして展示のメンテナンスに1名、合計7名の体制で対応をするように考えております。私からは以上です。 ○議長 町長。 ◎町長 この施設への学芸員の配置ということでありますが、確かに御指摘のように当町には学芸員の資格を持った職員が複数いることも事実でありますけれども、その学芸員の資格を持ちながら違う仕事でも大活躍をしてくれている部分がありますので、その学芸員をそこに集中するというのは、なかなか難しい状況であるということは御理解いただきたいと思います。この今昔館のところに学芸員の配置というのは、すぐには難しいとは思いますけれども、今回、博物館のほうに館長以外にもう1人学芸員を配置させていただこうと思っていますので、博物館との連携強化を図りながら、そういった能力を生かしながら対応してまいりたいと思っておりますので、ぜひ御理解いただきたいと思います。 ○議長 藤森スマエ議員。 ◆藤森議員 今、ミュージアムのほうの学芸員がいないという形になるというふうに理解をしたんですが、学芸員さんというのは専門的な知識もあり、非常に納得できるようなお話をしてくれる方だと思います。皆さんも多分御存じだと思いますが、長和町の黒曜石の館の学芸員さん、この前、議員全体で、多分、名前はちょっとわかりませんけれども、非常に迫力と情熱と知識をもう全部、皆さんにお知らせをしたいというような形で、私たちはお聞きをして、ああなるほど、なるほどというふうに思って、やっぱりあの館自身が非常に有効に使われているという気がしたんです。  ですので、黒曜石の館、今度ミュージアムに学芸員さんがなかなか配置ができないという部分、今、私も役場の職員さんの中には学芸員の資格を持った方たちが何人かいるんだけれども、専門的には配置ができないと、もうお答えをいただきましたけれども、やはり一つ一つの館、博物館にそういう専門的な方がいるといないでは、非常に来た方たちの受けとめが違うと思うんですけれども、その辺は後ほど赤彦のほうもやりますので、そことの関連になるかなと思いますけれども、ぜひ学芸員さんについては、しっかり位置づけていただきたいかなというのがありますので、それはちょっと後ほどといたしまして、特に入館者増に関する提案を一ついたしたいと思います。  今昔館の裏にありますので、ミュージアムが、なかなか場所がという、私もたまたまお正月、無料のときに家族全員で行ったんですが、ちょっとおくれて来た子たちが、どこだかわからないという話で、工事中もありましたけれども、というくらいに奥にあって認知度が非常に低いかなというのが残念に思っております。私は黒曜石そのものの歴史とか、それから成り立ちということは余り知らなくても、ああ下諏訪ってこういうものがあって、あそこに黒曜石の館があるんだということを宣伝することが、うんと必要かなと思って、観光客の目に触れるように黒曜石を、例えば秋宮からの動線からいきますと、ずっと宮街道を通って立町へぐっと入ってミュージアムへ行くんですが、そこに黒曜石が目につくように、触れられるように設置をしたらどうかと思うんです。ああ、黒曜石、これ何、これ何といって、自然に、自然ということはないけれども、こちらにミュージアムがありますよという、この動線としてぜひ黒曜石が目に触れる、さわれるということもぜひ考えてみたらどうかなと。星ヶ塔のミュージアムに行ったら、ああこういうこんな歴史があったんだというところにつながるかなと思いますので、そんな点で、以前にもそんな点ちょっと提案したことがありますけれども、今回はミュージアムという立派なものができましたので、黒曜石の目に触れる宣伝はいかがでしょうか。 ○議長 町長。 ◎町長 以前にもその御提案いただいたと思いますけれども、今御指摘のとおりに、なかなか黒曜石ミュージアムが余り知られていないという御指摘はもっともだと思います。今回いろんな改修工事ですとか、部分的にオープンしたりしたもんですから、余り大きなPRもしてこれなかったということもありますので、今回は一体的な今昔館として整備をして、その一部としてミュージアムの位置づけもさせていただきますので、より一層、下諏訪の黒曜石も含めて歴史をたどることができる施設としてPRをしていきたいと思っています。  また、外にそういった黒曜石を置いて動線をというお話ですけれども、やはり黒曜石だけじゃなくて風情を大切にしたまちづくりを考えなきゃいけないと思っています。やはり江戸宿場町の雰囲気というものを基本的なコンセプトにして、今、周りの周辺の整備をさせていただいておりますので、そこに余り違和感がないような形というものを考えなきゃいけないかなというように思っています。今度、民俗資料館の名前を変えて宿場街道資料館にするんですけれども、その動線というものも、この後、御質問あるかと思いますけれども、そういった部分も、そういう宿場町の雰囲気、風情というものを大切にしながら整備を進めていきたいと思っていますので、そういった全体的なイメージというものを大切にしながら町並みをつくっていくということが大切だなと思っていますので、そういったことを壊さない程度に黒曜石をどうPRできるか少し研究をしていきたいと思っています。そんな御理解はいただきたいと思っています。 ○議長 藤森スマエ議員。 ◆藤森議員 ぜひ、本当に全体が宿場町という形での具体化がどんどん進んでいますので、全部に並べるんじゃなくても、わっと一ところ、あ、これは何だというやり方もあると思いますので、ぜひ黒曜石については、せっかくのミュージアム、大勢の人が来られるような宣伝の仕方は考えていただきたいかなというふうに思います。  それでは、宿場街道資料館についてです。この資料館は今までのように民俗館と同じような展示になるのか。それと資料館の運営はどこが受け持つのか。まずお願いをいたします。 ○議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) お答えいたします。現在の歴史民俗資料館の展示でございますが、長い間、展示がえの手が入っていないのが実情です。ですので、この改称を契機に新年度は展示がえを行う計画を立てております。展示のテーマにつきましては、宿場に関すること、街道に関係して和宮のことだとか水戸浪士、それから赤報隊のことをメーンに考えております。特に今年は赤報隊事件から150年の節目に当たりますので、赤報隊関係の展示に力を入れていければと考えております。以上です。 ○議長 町長。 ◎町長 今までシルバーの方たちに管理をお願いしてまいりましたけれども、先ほど来、学芸員というようなお話もありますけれども、もう少し専門性を持った方ということでございまして、今、黒曜石のミュージアムのほうに来ていただいている小口さんをですね、民俗資料館のほうに配置をさせていただいて、より専門的に御説明をいただけるような形を考えてまいりたいと思っています。そしてまた、先ほども言いましたけれども、博物館のほうにも学芸員を配置しますので、そういったところと連携をしまして、先ほど課長が答弁させていただいたように、展示内容についても充実をしてまいりたいというように思っています。 ○議長 藤森スマエ議員。 ◆藤森議員 確かに展示がえがなくて、入っていっても、すっと出てくるというような状況があったかなというふうに思いますので、今回答がありましたように宿場街道、それから水戸浪士の問題、和宮の展示というような形がこれからなされるということと、専門性がある小口さんがという部分では御回答いただきましたが、一つ、今まで、今お答えがありましたようにシルバーの皆さんが当番でやっていただいたと思っています。私も何度かあそこの資料館へ訪れていますが、当番の方の違いですね、説明の仕方でかなり観光に訪れた方というのが、受けとめが違うというのは、もう目の当たりに見たんです。  当然、いらっしゃいませ、さあどうぞ奥を見ていってくださいというような案内をして、皆さんがただずっと見て帰るというのと、シルバーさんの中のMさんという方ですけれども、非常に展示物が少ない中でも、その展示物の10倍以上の話をしてくれるんです。例えば御柱の写真があれば、これはこうで何月にこれがあって、こうで、このときはこうだぞとか始まって、御神渡りの話から下諏訪宿の話、そうすると、来た観光客は非常に喜ぶんです。これだけの展示でこれだけの話をしてくれるんだという部分で。私、それがおもてなしだと思って、ずっと聞いていました。先ほどの長和町の学芸員さんの話ではありませんけれども、やはり情熱と迫力を持ってこの町を宣伝してくれるという人が、うんと必要なんです。  私、小口さんという方、余り存じ上げないもんですから、どのような、専門的な方ですので専門の説明はしてくださるかと思いますけれども、しゃべることがうんと得意だとか案内が得意だとかいろいろあると思うんですけれども、ぜひとも例えばMさんに。俺はもう首になったと言っていましたので、ならないかと思うんです。もう小口さんが決まるということになれば。でも、ああいう部分ですと、そういう非常におもてなしの心を持った人を、再雇用というか、またお願いできないかなということもずっと思いましたので、そんな点は無理でしょうか。 ○議長 町長。 ◎町長 なかなかこの一般質問の中で、その答弁というのは難しいとは思いますけれども、今、議員御指摘のとおりに、確かに情熱を持ってですね、いい説明をしていただける方がいるかいないかでもって施設というものは大きく変わる、このことは共有できると思います。ぜひそういった形で、訪れる皆さんにしっかりと情熱を持って、また喜ばれる説明、そしてまた、おもてなしの心を持って対応していただきたいと、そんなお願いもしていこうと思っています。これからもいろんな施設、例えばおんばしら館にしても、やっぱりああいって情熱を持って説明していただけると、より内容以上に評価が高くなってくるというのは、もう十分承知をしておりますので、そんな意識は持ちながら対応してまいりたいと思っています。 ○議長 藤森スマエ議員。 ◆藤森議員 ありがとうございました。ぜひよろしくお願いします。  資料館までの導線整備事業として、歴史のこみちというこのネーミング、とてもかわいくて私は好きです。歴史のこみちという町長の方針、これは何だ、いいなという部分で捉えたわけですけれども、この整備事業の具体的内容をお知らせください。 ○議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) お答えいたします。この歴史のこみちでございますが、秋宮を訪れる観光客の皆さんを風情ある立町通りやしもすわ今昔館へいざなう動線といたしまして、宿場街道資料館を整備するものであります。観光で訪れる皆さんの動きを見ますと、秋宮の周辺でまずお土産を購入する。続いて大社通りを散策するという動きがありまして、立町の通りへの流れが余りよくないような印象があります。そこで宿場街道資料館の秋宮側の入り口を起点といたしまして、ここからいにしえにタイムスリップするような空間をつくり出すことを目的にしております。  まず、庭から資料館の中に入っていただいて、立町の通りに出る動線をつくることを計画しました。具体的に申しますと、資料館の秋宮側の入り口付近の看板を整備させていただきたいと思います。歴史のこみちとしてわかりやすい看板にしたいなと思っております。庭に入ってからは左手に土蔵がありますが、この土蔵を活用するためにリノベーションを図りたいと思っています。外壁につきましては、かなり色が悪くなっていますので、再塗装をさせていただき、土蔵前の部分をコンクリートのたたき、打ちっ放しに変更をさせていただきたいと思います。土蔵の内部につきましては、現在、民俗資料などが収蔵されておりますので、それらを別の施設に移動させていただいて、クリーニングを施した後、照明を風情ある照明にかえて、休憩やイベントができるような場所にしていきたいなと思っております。資料館の庭につきましては、隣家との境の板塀が傷んでおりますので、全面の改修をしたいと考えております。庭につきましては、通路の部分がでこぼこになっている部分がありますので、それを解消するなど歩きやすくするための整備を行いまして、風情を損なわないように、あそこにある灯油タンクがごろ出しになっていますので、目隠しができるような造作をしたいと思います。資料館内部については、照明を風情ある電球色にかえたりする計画を持っております。通り庭につきましては、人の行き来がしやすいように壁面に展示してある資料の展示がえを考えているところです。  以上、申し上げたように、宿場街道資料館の歴史的な風情を生かして、歴史のこみちとして空間形成を行い、風情ある立町通りや今昔館への動線を整備したいと考えております。以上です。 ○議長 藤森スマエ議員。 ◆藤森議員 かなりリニューアルしてくれて、あの道から通って立町へという部分が非常に明らかになりました。この民俗資料館、それから宿場街道資料館ということで、秋宮からの動線もはっきりできて、立町のかいわいが非常に歴史・文化のまちとしてこれから発展をしていくというふうに思いますが、このエリアで活動してきたまちづくり協議会という組織があります。温泉をかけ流して温泉の風情を出したり、それからイベントのときには灯籠を飾ったり、屋号の看板をつくって宿場町の歴史を醸し出したりというような活動をしてきております。立町のまちづくり協議会、横町木の下のまちづくり協議会の皆さんが活動を始めて今年で11年になります。最初は補助事業として10年をめどに完結をしていこうという形で始まったのかなというふうに思いますけれども、現在11年に入りましたが、継続をしてという方向性が協議会の中にはなかなか位置づいていないというか、出されていないんじゃないかという御意見もいただきました。このエリアでまた、今おっしゃったように非常に歴史と文化を語るエリアになりますので、まちづくり協議会がどのようにかかわっていくのかもあわせて、これからのまちづくり協議会の方向についてお願いをいたします。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(小河原) お答えいたします。まちづくり協議会は、立町、横町木の下、湯田町が平成19年に、御田町が平成26年にそれぞれ発足しました。歴史的風致維持向上計画に記載されている下諏訪町下諏訪宿地区まちづくり要綱区域内にある立町・横町木の下・湯田町まちづくり協議会においては、下諏訪宿周辺地区の歴史的な町並みとその環境を保全し、ゆとりと潤いのある住環境整備のため、まちづくりを推進するため、まちづくり協定が締結されております。  この協定に締結された要綱、区域内の建築物等の整備に関する事項、建物等の維持管理に関する事項、地区施設の維持管理に関する事項について、主に活動を行っていただく中で、屋号看板や屋号棟の設置、修理などにより、趣のある町並み形成に大きく寄与いただいております。また、全ての協議会の皆様には、歴史的風致維持向上計画における事業への御助言や周辺道路への植栽、また三角八丁等、地域を盛り上げるイベントへも積極的に御参加をいただくなど、幅広く精力的な活動をいただいております。  議員御指摘のとおり、当初10年をめどに協議会の活動を行ってまいりましたが、これら地域のための活動が継続的に行われることがまちづくりにつながるという考えのもと、平成28年度にまちづくり協議会としての活動が続く限り、町としても活動への補助をさせていただくことを決定させていただきました。ただ、あくまでもまちづくり協議会は地域の皆様の自主的な活動であり、今後の継続については主役となる地域の皆様の御意向が最優先になると考えております。  現在の歴史的風致維持向上計画の計画期間が平成31年度までとなっていることから、今後の協議会のあり方、2期化計画について、関係する皆様の御意見を伺いながら進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長 藤森スマエ議員。 ◆藤森議員 ありがとうございました。次に、赤彦記念館に移りたいと思います。ここ数年、入館者がなかなかふえないというのが続いてきています。館として特別展をやったり、いろいろな対策はとってきていると思いますが、具体的な解決策という部分でなかなか方向性がないかなと思います。魅力ある企画とか、人を集めることのできる企画等、体制的に評価をしなきゃいけないのかなというふうに思うんですけれども、現在の博物館の体制はどのようになっているか。何人体制でやって、そこに学芸員は何人いて、職員さんは全部学芸員なのかも含めてお願いをいたします。 ○議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) お答えいたします。現在の博物館の体制でございますが、館長兼係長として1人。この者は学芸員の資格を持っております。それから、係として正規職員が2人。この2人も学芸員の資格を持っております。あと臨時さんがお二人。学芸員の資格はございません。以上の体制でございます。 ○議長 藤森スマエ議員。 ◆藤森議員 具体的に赤彦記念館を使って講座を開いた方のお話をお聞きいたしました。その感想をお聞きしましたところ、館として取り組む姿勢が弱いんじゃないかという指摘をこの方がしておりました。それは講座の事前の広報とか、新聞社や町の広報誌の掲載がとても遅かったり、なかったりしたこと。それから、当日の取り組みとして赤彦記念館の玄関に案内看板もなかった。それから、講座の本人は謝礼をもらうというつもりは全くないけれども、例えば外部のそれなりの人には謝礼を出すのがいいのではないかなとか。それから当日、10人くらいかなと思ったら40人も来て、30部用意したんだけれども、10部足りなくてコピーをお願いしたけれども、最初はできませんとお断りをされて、やあ困るといってコピーをしてもらったとか、いろいろ指摘がありました。  私は博物館という、ああいうふうに立派なものがあるのに、体制が弱いため、今聞きますと館長さん、職員2人、臨時2人という形で、常に仕事がないのかなという部分もありますけれども、体制の弱さや予算的なもので人が集まらないのか、催し物ができないのか、その辺の現実はいかがですか、お聞きします。 ○議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) 議員さん御指摘のとおり、入館者の減というのは、昨年の12月の議会等で一般質問で出されたり、一部報道もされた経過がございます。何とか館のほうでは入館者の減少を食いとめるという、回復を目指すことを目標に掲げてやってきたわけでございますが、伊東豊雄氏の建築による建物の曲線がよく見えるような工夫だとか、この冬にちなんだオオワシ、グルのミニ展示を行うだとか、一生懸命取り組んではきております。  たまたま今年は5年ぶりの御神渡りが出現したということで、博物館の前がそのスタートというか、でき上がりの初めでしたので、その状態を逃すことなく、拝観式の日には臨時開館をさせていただいたり、それから1週間くらいは無料開放させていただいたりとか、あわせてミニ御神渡りの展示を開催したりだとか、職員のほうで一生懸命手を尽くしてきておるところです。  無料開放の期間が6日間ありましたけれども、1,600人超という入館者を得ることができたりとか、成果は上げてはきていると思っております。このような多数の入館者を得たということは、御神渡りだとかに瞬時に対応してきて、臨機的に取り組んできた、そういったことが功を奏したのかなとも思っております。さまざまな変化に対応してニーズを読み取ることが集客につながるということも、職員の中では共通認識を持っているところであります。
     現在ですけれども、御神渡りに関係して報道機関と共催で御神渡り報道写真展を臨時で企画して開催をしているところです。2月の入館者数というのは2,300人を超えまして、この数字というのは平成11年以降の月ごとの入館者数では最高の数になってきています。こういったタイミングを逃さない積極的な運営を今後も展開していこうということで頑張っておりますので、御理解いただきたいなと思います。以上です。 ○議長 藤森スマエ議員。 ◆藤森議員 2,300人というのはすごく多かったかなというふうに思っていますので。もう一つちょっと提案ですけれども、以前、赤彦記念館の博物館を利用して歌う会の人たちが練習とか発表会をして貸し出しをしていた経過もあります。諏訪湖を見ながら階段を利用してコンサートを開き、あのロケーションがとても人気があったかと思うわけですけれども、赤彦記念館、赤彦館という名前であるので、赤彦に関係ないものについては否定をされてしまいました。以前もその点をやりましたけれども、否定されてしまったわけですが、せっかくの施設の中で、あのロケーションが気に入って使いたいという人たちに貸し出しという部分では、現在特別何かなければ、やっていただければかなと思うんですが、その点はいかがでしょうか。 ○議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) お答えいたします。過去に利用を断られたということについては大変申しわけなく思いますけれども、博物館の事業といたしましては、企画展の内容にマッチしたものだとか、四季折々の諏訪湖の風景を楽しむといったような博物館ならではの意義を持たせた内容のコンサート等につきましては、積極的に企画をしながら取り組みたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。 ○議長 藤森スマエ議員。 ◆藤森議員 ぜひ風情を楽しむコンサートという形で、ぜひやる方たちにも、またそういうふうに言っておきたいと思います。  次に進みます。次に、移住定住促進事業についてですが、まず平成28年3月に作成した下諏訪町移住定住促進アクションプラン、どのような事業がどこまで進んでいるのかという点をお願いいたします。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) 移住定住アクションプランの進捗状況につきまして、御報告を申し上げます。移住定住促進アクションプランは、従来の移住政策を検証した上で、既に町に移住されている方が下諏訪町を選んだ理由や、現在の移住の動向など、こういったものの調査を行いまして、その結果に基づいて計画的に移住施策を推進することを目的に昨年度に策定したもので、平成31年度までの期間においてプランに位置づけた三つの戦略を中心に、移住定住促進施策を推進しているところです。  まず1点目の戦略。戦略1、接点創出から交流の拡大へという戦略におきましては、町を訪れる年間200万人に及び観光客を移住の予備軍として加え、観光などを起点とした接点の創出から交流の拡大につなげる事業の推進を位置づけています。本年度は5月に諏訪地域6市町村合同での首都圏における移住相談セミナー、9月に首都圏で町の単独イベントの開催と全国最大の移住イベントでございますふるさと回帰フェアへの出展、11月には秋の三角八丁を活用した移住体験ツアーの開催、12月からこの2月にかけまして旧労災リハビリテーション長野作業所、通称はホシスメバとしておりますが、こちらでのリノベーション体験ツアー等を実施して、町を訪れる方との接点を拡大するための事業を推進しております。このことにより延べ200人を超える方との接点を持つことができ、継続的なフォローを続ける中で下諏訪ファンの育成を図り、移住候補者の掘り起こしに努めているというところです。  次に、アクションプランの戦略2でございます。戦略2の下諏訪に目的地、居場所をつくるという戦略では、人と人のつながりを足がかりとして下諏訪を目的地として継続的に訪れる方をふやすため、移住交流拠点mee mee center Sumebaでの交流イベントの開催や地域おこし協力隊による移住相談の対応など、町を訪れる方を下諏訪ファンに変えていくための施策となります。2名の隊員によるSumebaでの対応が大変好評で、三角八丁や単独イベントも含め延べ2,000人が来訪され、中には複数回訪れる中で移住を決定される方や、Sumebaにおいて移住の足がかりとなるワークショップを開催する方など、地域内外の方の目的地としての認知度も高まってきているところだと考えております。また現在、供用に向けた工事等を進めております旧労災リハビリテーション長野作業所についても、モニターツアー参加者からは広大なスペースを生かした交流の場所として幾つかの活用提案もいただいており、準備段階から当事者意識を持ってかかわっていただける方がふえてきております。引き続き地域の方々を含めまして、かかわる方をふやしながら、目的地となる場所として充実できるよう、ソフト、ハード両面から整備を進めてまいりたいと計画をしております。  次、3点目。戦略の3の移住者が移住者を呼ぶという戦略は、移住経験者の方のネットワークや既に移住を受け入れている地域の方々に核になっていただいて、移住者の受け入れ環境の整備や移住支援のためのネットワークづくりを推進するという戦略になります。この地に移住した地域おこし協力隊の2名が中心となりまして、町内の移住支援者や不動産事業者を交えて、移住者間のネットワークを構築できるよう精力的に、また明るく元気に活動していただいております。今後は移住相談を行う際の案内の標準化、それと、それぞれの移住相談者ニーズに対応した案内プログラム、イノベーション体験プログラム、こういったものを通しまして、移住に協力いただける事業者の方や個人の方を巻き込み、町を訪れる移住候補者により深く地域を体感いただきながら、町に住む方の目線でそれぞれができることをやっていただきながら、自然な形の移住受け入れ体制ができるように図ってまいりたいと考えております。以上です。 ○議長 藤森スマエ議員。 ◆藤森議員 着々とプランに沿って進んでいるということですけれども、町長の施政方針の中でも下諏訪らしい暮らしの提案、実際に町の魅力が体感できるメニューの企画ということで、空き家を改修して実際にお試し移住が体験できるようにということが非常に効果があるかなと思っているんです。私も、ある旅館が廃業になって、温泉もあるし部屋もあるから、1カ月くらいお試しでうちへ泊まってもらってもというようなお話もいただいて、提案したこともあったりしますけれども、お試し移住については、29年度はどうだったのでしょうか。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) お試し移住体験につきましては、本年度において下諏訪への移住について考えていただく機会として、現地体験ツアーというものを7回開催いたしました。内容としましては、三角八丁にあわせて町の様子とか生活環境を体験いただくツアーを1回、それと星が丘のホシスメバのリノベーションツアーを5回、ホシスメバ利用活用検討のワークショップを含めました町なか体験ツアーを1回開催いたしまして、延べ45人の方に御参加をいただいています。この際に、今年度から制度化をいたしました移住お試し宿泊費補助金についても7件の方の御利用をいただいております。  こういったツアーの参加者の方からは、お試しで住める住居が欲しいといったような御意見もありましたが、現地体験ツアーに伴う移住お試し宿泊費補助金、これにつきましては町内の施設に宿泊する機会がこれによってふえるなど一定の成果が出てきているというふうに考えられますので、現在のところ、移住お試しで暮らしていただくような空き家物件のような有効なストックを持っていないという状況もございますので、当面はこの制度をうまく活用しながら周知を図ってまいりたいと考えております。 ○議長 藤森スマエ議員。 ◆藤森議員 済みません、時間がありません。地域おこし協力隊についてお願いをいたします。今年度、女性2名の地域おこし協力隊を採用して、さまざまな分野で活躍をされていると思います。すっかり下諏訪の人たちと溶け込んでいるわけです。その姿を見るにつけ、自分たちの協力隊の人たちのアイデアも出しながら活動が進んでいると思います。非常に頼もしく思っているところですが、実際に協力隊の2人の皆さんが下諏訪に住んでみて、実際に下諏訪に来て、印象とか感想とかをどのように持っているのか、課としてつかんでいればお知らせ願いたいのと、それから、その効果についての評価と、それから、ちょっと一緒にやります、来年度2名を追加して募集するということですので、今度の2名についてはどの分野での活躍を期待しているか。一緒にお願いいたします。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) まず地域おこし協力隊の2人の感想等といったところでございますが、大変表向きの、外向きの気持ちをよくお持ちの方々でございますので、そういう方々の議会の皆さんとお話をしていただく機会等をつくる、そんなようなことを考えておりますので、その際にまた意見交換等をいただければ、直接お話が聞けてよろしいのかなというふうに思います。  それと、地域おこし協力隊の効果についてということでございますが、お二人につきましては2名体制で活動していただいて、ここで9カ月を経過したところでございます。町の移住交流拠点mee mee center Sumebaにおける移住サポート業務の交流促進事業ですとか、フェイスブック等のSNSを活用した情報発信、こういったものに携わっていただいているわけでございます。  活動の実績としましては、交流促進事業では地域住民と来訪者をつなぎ自然な交流が生まれるよう御案内をしていただいております。これまでSumebaを訪れた方のみとのつながりだったものが、Sumebaを訪れた方を通じて、その知人や友人にまでつながりが広がっておりまして、移住定住促進アクションプランに挙げる、人と人が結ぶ、人と人が呼ぶといった流れを実感できるような状況があらわれてきているというふうに考えております。  また、移住交流拠点のmee mee center Sumebaという施設につきましては、近隣の住民の方を初め、県外の方にとっても目的地、ここへ行きたいといった認識が広まってきているというふうに感じているところでございます。  活動の実績、数字としましては、Sumebaの来訪者は1月末に延べ2,000人を超えたところです。また、SNSを活用した情報発信につきましては、Sumebaやイベントの情報のほか、下諏訪の生活情報など幅広く掲載しておりまして、Sumeba公式フェイスブックの「いいね!」の件数は約650件に達しているといった状況でございます。そのほか公式な視察の受け入れについては3件という実績でございます。さらに特徴的な点としましては、下諏訪町のお二人の活動をサポートしてくださるサポーター、私どもシモスワボンゴザとニックネームをつけて呼んでおりますが、このサポーターの方々につきましては県内外に約60人の方に手を挙げていただいており、広く認識をされてきているといったところでございます。  具体的な効果といった部分では、町内移住された方、そういった方を御報告申し上げたいと思いますが、この実績としましては、協力隊の着任以来、町内に移住された方は5人、その他に移住に向けて現在準備中だという方が3人、将来的に移住を検討されているという方が6人という実績でございまして、地域おこし協力隊の活動による移住の促進にかかわる効果が着実にあらわれてきているのかなといったところでございます。  それと3点目、来年度予算において観光分野でプラスで計上している地域おこし協力隊の方なんですが、この方につきましては現在、地域おこし協力隊で活躍いただいています綿引、小林の2名の隊員につきましては、人柄も能力も大変すぐれておりまして、地域の皆様にも歓迎をされて、しっかりと溶け込んで活動してもらっています。平成30年度におきましては、観光分野においてさらに2名の隊員を採用いたしまして、計4人の体制で地域おこしに当たっていただくよう考えています。以上でございます。 ○議長 藤森スマエ議員。 ◆藤森議員 ありがとうございました。済みません、あと二つやりたいので簡潔にお願いしたいんですが、町長の方針の中にも湖周サイクリングロード、この整備計画、これは具体的に広域化と思いますが、その全体の計画をお知らせ願いたいのと、下諏訪の諏訪湖周が非常に観光客を呼べる地域であるという点での活用について、まとめてお願いいたします。 ○議長 町長。 ◎町長 3分でやるというのは、なかなか至難なんです。今、県とも協力をさせていただいて、湖周、諏訪湖の活用プログラムというものが立てられています。当面はサイクリングロードをまずは充実させていこうということで、県の部分は事業に入っておりますし、今後また諏訪市、下諏訪町、岡谷市と協力をしながら、それぞれのところで予定をしている計画どおり、サイクリングロードの整備というものが進められているというように思っています。  また、当町では湖岸を利用してボートやカヌーを活用しての、そういった諏訪湖の活用も提案をさせていただいておりまして、かわまちづくり計画といった国からのものも、ここで採択が3月中には出ると思いますけれども、そうしますとより充実した形で諏訪湖の活用、またボートやカヌーによる、そういった活用も検討できるんではないかというように思っております。 ○議長 藤森スマエ議員。 ◆藤森議員 ありがとうございました。済みません、本当はもっと言っていただければいいんですが、最後の住民要望のところ、どうしてもやりたいと思います。飼い猫の問題なんですが、非常に町民の中にもトラブルがあって、私も被害者の1人なんですが、すごいふん公害があったり、猫ってネズミとかモグラとかをとって、途中でそこら辺へ放ってあるというような被害もあったりします。そういった点で、ぜひ高森町でやっているような飼い猫登録制度の検討、それから、ふえないような避妊の方法とか、その辺を町で検討していただきたいと思いますので、いかがでしょうか。 ○議長 住民環境課長。 ◎住民環境課長(増澤和) お答えをいたします。現在、当町では狂犬病予防法により飼い犬の登録制度を実施しておりますが、飼い猫の登録制度につきましては、当町では現在実施はしておりません。また、飼い猫の登録制度につきましては、県内の市町村の中で検討されていることは承知をしております。当町では現時点で猫の登録制度は導入しておりませんが、飼い猫と野良猫の判別など、導入については課題も多いものと感じております。他の自治体の導入方法など、今後、町としてどのようなことができるのか研究をしていきたいと考えております。また、町内では民間の方が猫に関するトラブルをなくすべく活動をされているとも聞いておりますので、あわせて情報をいただきながら研究をしていきたいと考えております。 ○議長 藤森スマエ議員。 ◆藤森議員 オーバーしてしまいました。ありがとうございました。以上で終わります。 ○議長 次に進みます。質問番号2番、質問事項 新年度の観光施策について、健康づくり応援ポイント事業について、認知症に対する施策について、議席12番、宮坂 徹議員、質問席にお着きください。 ○議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 質問番号2番、議席12番の宮坂 徹であります。新年度の施策を中心に質問をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。  初めに、新年度の観光施策についてでありますけれども、ただいま藤森議員より、るる質問があり、御答弁がなされたところでありますので、今、一生懸命メモをしながら、関連したことで御質問をさせていただこうと思うんですけれども、先ほどの御答弁の中で、しもすわ今昔館の運営体制と方針についてお尋ねがあって御答弁がなされたところですけれども、展示の構成というところで、1階はフリースペースで観光情報等を提供するようなスペースとして設けるというお考えが示されたわけですけれども、計画では、このしもすわ今昔館一帯、ここを観光の一つの起点としてというお考えをお持ちになられているというふうに理解をさせていただいているところですけれども、町内まち歩きというのをうたっているところもあって、ここを起点にして、ここから町内各所に御案内をというところになろうかというふうに思うんですけれども、このフリースペースの観光情報の提供の部分で、ここからまた町内へ散策という形で御案内をしていくんだろうと思うんですが、その具体的な御案内、モデルコースみたいなところというのを、どんなふうに誘導されるのか。その内容についてお聞きをいたします。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) 今昔館で御案内を申し上げます案内コースということでございますが、まち歩きの案内コースにつきましては、現在2コースの企画を組み立ててございます。これのコースにつきましては、今昔館の1階に設置をいたしましたディスプレーによりまして、映像や文字情報などの形でデジタルサイネージを提供しながらコース案内を申し上げていきたいというふうに考えてございます。  そのほかには今までどおりのパンフレットを置かせていただいたり、そういったことを考えてございますが、先ほどもお話を申し上げましたが、今昔館を起点にしていただいて、具体的なもう一歩踏み込んだ内容につきましては、宿場街道資料館をごらんください、その後、伏見屋邸に寄られたらいかがでしょうか、そういったような御案内の仕方になるのではないかというふうに考えております。以上です。 ○議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 下諏訪町はいろんな、この三角八丁一帯をとりましても、分野的にいろいろなコースが想定できると思います。春宮・秋宮間で下社の七不思議の五つが見られることでもありますし、文学にも色濃い今井邦子文学館、五味保義さん、アララギ関係の見られるところといいますか、関係する場所もあったりというところで、幾つも興味の対象を醸し出せると思うんです。そんな中で、このしもすわ今昔館で歴史年表等も含めて縄文から近代まで、ざっと下諏訪の様子を知っていただけるような展示になるというお話でありますので、ここで完結してしまっては大変もったいない話でありますので、今、二つのコース、御案内を用意するというお話でありますけれども、ぜひいろいろなモデルがあるという中では、ニーズに応じたといいますかということをプレゼンテーションすることが大変大事だろうと思うんです。  先ほどの質問の中で、運営の職員体制のお話が出ました。町長の御答弁の中では、ちょっと専門の学芸員をすぐ配置することは難しいというお話もあったわけですけれども、これからちょうど運営がスタートされるということでもありますので、これから少し先の検討の中で、専門の学芸員の資格を持った者をどうしても配置しろということではないですけれども、いろいろと調査、研究、それからお勉強もしていただいて、そんなことにも御案内ができる専門的な方を養成していくというような視点でも、ぜひ体制を整えていっていただきたいなというのが半分要望でありますけれども、そんなこともお話をさせていただきながらと思っております。  それと、従来、観光振興局が今現在の儀象堂内にあるわけですけれども、リニューアルされてのしもすわ今昔館という中では、観光振興局さんは引き続きここに置かれるのですか。 ○議長 町長。 ◎町長 今回、この施設を指定管理者として振興局にお願いするということになりますので、当然、3階になりますけれども、事務スペースを設けさせていただいて、引き続き観光振興とともに管理運営をしていただくという形になろうかと思います。 ○議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 わかりました。直接的に現場でかかわりをお持ちになられるということでございますね。  続きまして、運営の方針については、年間の入館者数は昨日の議案質疑の中でも出ましたし、先ほどもちょっとお話に触れたところがございますけれども、年間の入館者数の想定ということと、それからあと、しもすわ今昔館に誘客をする、特にターゲットとする客層はどの辺に置かれていて、そうした方々を御案内するために誘客のプロモーション活動というのはどんな形をお考えになられているのか、お聞きをいたします。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) 入館者数につきましては、昨日お話をさせていただいたとおりの目標で進めてまいりたいと思いますが、このほかにも例えば小中学校の見学ですとか、そういった折の無料でごらんいただくような機会も考えてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  御質問にありましたターゲットとする客層ということでございますが、これまでは時計づくり体験について旅行会社へ積極的にプロモーションを行ってきた結果、大変好評をいただいているという状況でございますので、引き続き営業に力を入れていきたいというふうに考えております。さらに黒曜石を用いた体験メニューなどを新規に展開いたしまして、家族連れや女性の旅行者も呼び込めるようにPRをしてまいりたいというふうに考えています。  プロモーションの方法といたしましては、学習旅行などの団体に対しましては、旅行会社などへ積極的に売り込んでまいりたいと考えております。個人の旅行者につきましては、旅行情報を入手する媒体が多種多様であるという傾向でありますので、旅行会社や観光事業者が今昔館の体験メニューやまち歩きメニューを旅行商品の企画にぜひ活用していただけるようプロモーションをするといったことのほかに、SNSなどのネットワークの活用により口コミなどの波及を図ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 このプロモーション的なお話については、後ほどもう1回触れさせていただきたいと思っております。  次に、宿場街道資料館導線整備事業、この内容につきましては、ほぼ藤森議員さんがお尋ねになられまして、お答えも出ておりますので、一つ要望的なお話だけさせていただければと思うんですが、今の現在の歴史民俗資料館宿場街道資料館、秋宮からの入り口として立町のほうのしもすわ今昔館のほうへ導入していく動線としては大変直線的でいいわけで、この方法、視点というのは大変おもしろいなと思ってお聞きをしているところなんですけれども、いかんせん通り庭も含めると狭いですよね。ある程度の方々があそこの通路を通って出たり入ったりという意味では、かなり出ていく入ってくるというところでの動線的にぶつかる可能性もこれからあるのではないかと。  資料館の管理・説明員として小口先生を配置されるという先ほどの御答弁であったわけですけれども、お一人ということの中では、その辺のコントロール等、資料館自体の御案内等のことでいくと、ちょっと大変になるようなことも想定されますので、そのルートを整備する形の中で、中山道と甲州道中が合流する元綿の湯の跡ですね、あそこに今現在は木曽路名所図会の中の宿場の中心の絵図が壁面にタイルとして張られていて、あそこは下諏訪宿を説明するのに大変いいところで、いい場所で、あのタイルも大変見やすいところがあるので、秋宮から合流点、そして立町へおりてくるという従来のルートに対しても、せっかくですので、あわせてうまく振り分けて御案内ができるような動線整備といいますかも、あわせてしていただけたらいいだろうなというふうにも思うもんですから、その点については、またひとつ導線整備事業の中でも、その後でも結構ですので御検討いただいて、整えていただけると、きっと人の動きももう少しスムーズになったり、ぶつからなくて済むんではないかなというふうにも思いますので、またひとつ要望としてお願いをしたいというふうに思います。  次に移らせていただきまして、観光振興推進事業についてでありますけれども、この観光振興推進につきましては、29年度、今年度の新規事業として観光振興計画策定事業というのがございましたけれども、30年度予算の中では廃止事業として予算がゼロ円になっているというところでございますけれども、まずこれが29年度だけでゼロ円になった経過、理由をお尋ねしたい。  それから、この事業で策定をしてこようと考えていたことを、じゃあ今後どのようにされていく予定なのか。これについてお尋ねをしたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 観光振興計画につきましては、5年前に多くの町民の皆さんにも御参加をいただきながら計画づくりをさせていただきました。5年たちまして、本年、見直しをかけさせていただいたことは事実であります。職員が中心になりまして、内容ある計画の原案ができているところではありますけれども、私としましては、できるだけ多くの町民の皆さんや地域の皆さんにもかかわっていただいて、計画を本当に実効性ある計画にしてまいりたいという思いがございまして、少し時間をいただきながら、そういった皆さんにもかかわっていただいて計画にしてまいりたいという思いでございますので、そんな御理解をいただきたいと思います。  ですから、原案を今のところお示しする機会がないんですけれども、そういった協議をさせていただいた上で、また議会にもお示しをしていきたいと思っていますし、より一層地域の皆さんに協力をいただけるような、そういった計画にしてまいりたいと思っております。よろしくお願いします。ですから、予算措置としては策定事業として29年度で、ある意味では内容が詰まっているということで、30年度に載せていないということでございますので、御理解をいただければと思います。今後、策定に当たり、民間の皆さんにも御協力をいただく中で、必要な経費が生じるようであれば、また対応させていただきますので、そんな御理解をいただければと思います。 ○議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 わかりました。一応の策定のことはされてきて、それをより多くの方のかかわりの中でというふうに考えていくということで理解をさせていただきました。そのことにつきましては、ちょうど1年前の3月定例会の中でも質問させていただいたところでありましたけれども、その中では観光の様相が変わってきた、インバウンドもふえてきたしということの中で、多方面の異業種の方々との連携ということもしながら一体的に観光をというお考えが示されたというふうに思っておるんですけれども、ここで1年かけられて、概要的に策定をされた部分については、そうした当然、商店街の商業はそうですけれども、お話の中では農業も含めたといういろんな方面での業種の方々との連携ということだろうというふうに思うし、その内容での御検討をされているだろうと思うんですけれども、町全体で本当に観光を受け入れる形をつくって整えていかれるということが大変大事なことにこれからなっていくんだろうなと思う中で、いろんな方々とのお話等については、今、経営者の方々も高齢化が進んでいたりとか、新たな方向性でバトンタッチをしていく跡継ぎの方々との関係もあろうかと思うんですけれども、そうしたところでの現在の経営の方々、それからその後の方々、そして新たに何かを起こされている方々も若い方でいらっしゃると思うんですけれども、そうしたところの視点というところで、これから詰められていくのかどうか。そこのところをもう一度お話をいただけますでしょうか。 ○議長 町長。 ◎町長 非常に大切な大事な視点だというように思います。今、ある意味では観光というのが観光業者だけのものではなくなってきている。町全体を見せる、そういった生活も含めてですね、見せるという、そういった観光になりつつあるということでありますから、当然、商業関係の皆さんや、また工業だって十分観光資源になるわけでありまして、そういった視点を大切にしながら、これからの観光施策、いわゆるこの下諏訪に来ていただく方たちに対するどういったPRが必要なのかということが検討されなければいけないかと思っています。そういった意味では多くの、観光業者のみならず商業の皆さんや工業の皆さん、そういった皆さんが一緒に検討に加わっていただく。それからまた世代交代も進んでいますから、そういった方から歴史的な部分を大事にする方だとか、いろいろな方にまた御意見をいただいてつくっていくという必要があろうかと思います。  もう一つの視点としては、やはりDMOというものが、当然、視野の中になければいけないというように思っています。それぞれの組織体がこれからどういった形で運営されていくのかというと、今までのような観光協会のあり方だとか、それぞれの組合のあり方だとかというものが、もう再編されなければ、もう一度考え直さなければいけない時代に来ているのは事実でありますから、そういった意味では各地で進んでいるDMOというものを視野に入れた計画づくりが必要だと思っています。  そのためには、やはり人づくりが、そこのDMOを中心的に担っていただく、そういった人づくりというのが大変重要かなというように思っていますので、まさに議員おっしゃるような、そういったいろいろな関係者の中からDMOを担っていっていただく、そういった人材の育成がこれから大変重要になってくるんではないかなというように思っているところであります。 ○議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 積極的な御答弁をいただきました。ありがとうございました。ぜひそうした意味で、しっかりと策定された計画が、各方面の方々の理解のもとに結束されて進展の方向に向かっていくことを期待したいというふうに思っております。  次に、ちょっと戻るような形ですけれども、観光振興の推進事業で、これは主な内容が観光振興局さんの活動的な部分になろうかと思うんですけれども、ここで施設もリニューアルされてということの中で、一部、前段で職員体制等のお話も出たわけですけれども、具体的なここで行われる事業、観光振興局さんが中心になられる事業の具体的なもの、一部はこんな体験もというお話がありましたけれども、改めてその内容についてお聞きをさせていただきたいと思います。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) 観光振興局におきます具体的な事業の内容ということでございますが、指定管理者としての体制につきましては、先ほど申し上げました7人の体制で業務に当たるわけなんですが、観光協会の業務と兼務で観光振興推進に係る業務も当たってもらうということとさせていただいております。  事業の内容、業務の内容につきましては、町の観光素材の掘り起こし、それから観光商品の開発、営業、販売、そして旅行業者等をターゲットとしました誘客宣伝を行っていただきます。また、インバウンドの受け入れ事業や三角八丁などの地域振興イベント、こういったものの企画運営も業務としているところです。  具体的には、観光商品の開発、営業販売については、着地型旅行商品として販売しております万治の食べ歩き、三湯めぐり、ベテランガイドの案内で行くおんばしら館よいさプラン、こういったものの販路の拡大や予約受け付け等を行っているところでございます。  誘客宣伝業務、これとしましては、首都圏で行われます旅行商品造成商談会における売り込みですとか、体験メニュー、時計づくり、オルゴールづくり、黒曜づくり、こういったものによる体験型学習旅行、このほかスポーツ合宿の受け入れ拡大のための営業、首都圏の旅行関係者と連携した旅行プランの造成、こういったものを行っているところです。  インバウンドの受け入れにつきましては、諏訪地方観光連盟が現在中心となって進めておりますインバウンド向け招聘事業、これにも参画をしてまいります。  以上のような内容で進めてまいりたいと考えております。 ○議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 多方面にわたる振興局の事業で、先ほどの町長の御答弁にも大きくかかわるところだろうとは思いますけれども、新しい体制の中で、より魅力的な部分をうまく発信していただくことをお願いしたり期待したいと思いますけれども、多分これにかかわるところになろうかと思うんですが、次の質問で、藤森議員さん、全てをお尋ねにならなかったところがありますので、お伺いをしたいと思うんですけれども、地域おこし協力隊の観光に対する委嘱というところの中で、お二人という御予定のお話が出ましたけれども、具体的にこのお二人にどのような観光にかかわる仕事をお願いするのか。また、その効果、期待というところはどの辺にあるのかをお聞きしたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 地域おこし協力隊につきましては、本年雇用しました小林さん、綿引さん、本当に期待以上、超える活躍をしてくれていて、非常にうれしく思っています。やはり外から来た方たちの目線というのは、非常に大切なことかなと。やはり下諏訪に住む方たちの思い入れというのも当然重要ではありますけれども、やはり外から見る目線というので、改めて下諏訪を見てもらうと、こんなことも魅力だよ、こんなところも魅力だよということを、かなり的確に指摘をしてくれているのは事実であります。  ですから、今回雇用させていただく外部からの協力隊員の皆さんにも、そういった外からの下諏訪の魅力というものを見ていただく、そんな視点で頑張っていただきたいと思っています。観光のほうに主に携わってもらいますけれども、細かくはまた課長から説明させますけれども、先ほど来、お話がありました下諏訪町をめぐるルートの新たな開発ですとか、そういったことも外から目線で考えると、また違ったルートが生まれてくるのかなというような期待感もありますので、ぜひ御活躍をいただければと思っています。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) 私からは具体的にどんなお仕事をお願いしていきたいかというお話をさせていただきたいと思います。新たに募集をします観光分野における地域おこし協力隊につきましては、2名の方を予定しているわけでございますが、この2名の方につきましては観光振興局に配置をいたしまして、観光振興を推進する業務に当たっていただきたいと考えております。  主な業務といたしましては、1点、個性あるまち歩きルートの開発によるまち歩き観光のさらなる推進。2点目としまして、観光素材としての地域資源の活用とさらなる磨き上げ。3点目としまして、メディアや旅行関係者への着地型旅行商品の提案。4点目としましては、産業間・地域間連携、こういったものを構築、そしてさらに強化をしていただくお仕事。5点目としまして、観光推進組織の構築や移住促進と連携をしました地域活性化の取り組み。こんなことなどをお願いしてまいりたいと思っております。  対外的な業務と地域内の業務、これを分担または協力して活動いただくというわけでございますが、既に活躍いただいている隊員2人ともストーリーを共有しながら密接に連携をして、4人体制で地域おこし、これに取り組めるよう支援をしてまいりたいというふうに考えております。  期待するところとしましては、地域おこし協力隊の皆さんには、外からの視点で町の宝である観光資源の磨き上げや、地域の皆さんに刺激を与えていただくなどのことを通じて、町民の皆さんが主体となった観光地づくり、こういったものの足がかりを築いていただきたいというふうに期待をしているところでございます。以上です。 ○議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 従来の移住定住の地域おこし協力隊のお二人の活動は、まさに目をみはるといいますか、いろいろな視点で本当にすばらしい活動をされていることは、私もよく理解をさせていただいたり、一緒にさせていただいたこともあったりする中で、すばらしいことだというふうに思っておりますので、そんな意味では、悪い意味ではなくて、やっぱり柳の下の2匹目のドジョウというのはありかなというふうにも理解をさせていただくところであります。  大いに期待をするところですけれども、下諏訪町の特性を生かした観光PRといいますかというところでは、当然、宿泊というのは限界があるので、宿泊に対する団体旅行さん、エージェントへのプロモーションは難しいところがあるんでしょうけれども、日帰り旅行といいますか寄っていただくという中で、町の滞在時間を長くしていただいてのことというのは大事なことでありますので、今の期待するところ、お願いするような内容の中で、対外的なことと地域の中での新たな発見というようなところに力を入れていただくというところですけれども、対外的な、いわゆるエージェントさん等へのアクセス、PR等というのは従来の形と少し、こういう方々、どのような方が採用されるか。  いわゆるそういうところの専門的な経験、情報、知識をお持ちになられている方なのかどうなのかまでは私もわかりませんけれども、新たにそういうところにかかわる方に活動していただくということであると、ある意味では従来のアクションとはちょっと視点を変えたアクションといいますかというところにもなっていく可能性もあるのかなというふうにも思ったりするんですけれども。一応3年間でございますよね、最長でお願いするのが。そうすると、新たな観光にかかわる協力隊の方々の活動ということが、3年で終結をしてしまうのはもったいないというか、継続性という意味からいくと、3年で終わりました、はい、新たなことをまた次にというわけには多分いきづらいし、いかないだろうと思うんです。  そんな意味で、この3年、まだ委嘱が決まってもいないのに、その先の話を申し上げるのもいかがかと思うんですが、でも、やっぱりこの事業というのが、特に観光事業は継続性というのが大事なことですし、時間もある程度かけていく中で誘客を定着させるという意味合いもあろうかと思いますので、事業の継続性の視点から、かかわっていただく方々に3年後、その後のかかわり方というのもイメージとしてお考えではないかと思うんですけれども、その点について1点お伺いをしたいと思います。 ○議長 町長。
    ◎町長 各地のそういった地域おこし協力隊の皆さんが3年の任期を終わられると、その地に残って移住者になって活躍されている場合もあります。また、もとのところに戻ってしまうと、いろんな例が今全国ではあるわけですけれども、当町の理想としているのは、ぜひそういった協力隊の皆さんが当町に定住していただいて、引き続き活躍ができるような、そんな土壌づくりを3年間の中でしていただきたい、そんな思いで活動を進めてくれているというように思っています。そんな視点がまず一つと。  それから事業を継続するためには、地域おこし協力隊が一個一個3年間で次のまたステップに変わってしまうというのは、議員御指摘のとおりに、これはおかしな話ですから、継続性を持たせていくためには、やはり毎年の採用が必要かなと思います。2名くらいの採用をしていきながら、事業が引き継がれていく形というのは当然検討していかなければいけないと思っています。移住定住につきましても、あの人たちが3年過ぎたらもう、これが促進されないのかということではなくて、やはり彼女たちは定住していきながら、いろんな部分でまた活躍をいただく、それに引き継ぐような形でまた来年以降、採用して、その事業を継いでいっていただく。そういった視点というのは大変重要なことだなと思っていますので、そういったものを大切にしながら今後も採用を考えていきたいと思っています。  また今、観光の専門性のというお話もありましたけれども、これから採用になるもんですから、どんな方が応募していただくか。今、全国でも取り合いなんですね、そういった人材を。もう各地で地域おこし協力隊、活用をということを考えていますから、どんな人材がこの下諏訪に来てくれるかということは非常に未知数なんですけれども、そういった資格を持って来ていただく方がもしいれば、それはすばらしいことだと思いますし、何よりも大切なことは、綿引さんや小林さんのように下諏訪を愛してくれている、こよなく下諏訪が大好きだというような視点がないと、なかなか仕事というのは前に進まない。このことがありますから、そういったものを大切にした方に、ぜひ来ていただければありがたいなというように思っています。 ○議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 大変ありがとうございます。町長のお気持ち、大変大事なことだし、それがあってこそつながっていくことになるんだろうなというふうにお伺いをいたしました。大変期待をしたいところでありますし、我々の立場としても協力できるところは大いに協力をさせていただきながら、方向性、進めていかれればなというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いをいたします。  まとめ的になりますけれども、先ほど町長の御答弁の中でもちょっと触れさせていただきました、失礼しました、その前に広域的な連携、この新しい組織になって仕組みになったということで、誘客宣伝の広域連携ということについて、先ほど一部触れてもいただきましたが、その点についてお聞きをしたいことと。  その広域につきまして、以前にも何回かお尋ねをしたりしているところがありますけれども、お話が出てくる中では、広域連携、一つ諏訪地方観光連盟の中でということでありますけれども、富士見町さん、原村さんはお隣の北杜市との観光圏的な連携をされている。また、茅野市さんは独自に来月の2日からですか、に立ち上げるということで、DMOも独自に立ち上げられるということがあったりするというところがあるわけですけれども、そんな意味では同じ諏訪地方観光連盟というところも温度差がかなりあるというふうに思っております。  確かに6市町村を売るためには、それぞれではなくて諏訪のブランドとして売ることは大変大切な視点だし、大事なところであるので、それを私自身も感じているところがあるので、これは全く否定するところではないんですけれども、実際に諏訪湖周辺にも多くの観光客が集まっている、また集めているところもあるので、そんな意味では、この魅力的な今あるマーケットに対して確実な果実を得るというところからも、湖周の2市1町の連携といいますかということが大切なところになるというふうに思っておりまして、湖周をめぐる観光連携ということに力を入れていただけないかなというふうに思うわけでございます。  そんな中で、昨年の3月の町長の御答弁では、6市町村が一つになって諏訪圏として広域で取り組む視点が大事だという御答弁をいただいたところでございますけれども、先ほどのちょっと町長もお触れになったDMO、2市1町でのDMO的なつながりということも視野に入れる中で、湖周の連携というところ、それぞれの6市町村もおありになるところの中ではありますけれども、身近なところでの2市1町の連携ということについて、再度お考えをお聞きできればと思いますが。 ○議長 町長。 ◎町長 諏訪市に事務所を置く諏訪広域観光連盟、諏訪市長さん中心にですね、今、DMO化に向けて諏訪の国というような発想でPR活動もしてくれております。また、DMO化についても検討していただいているところでありますので、当町もそれに積極的に参加する姿勢は堅持していきたいと思っています。  一方で、今御指摘のように2市1町という話では、先ほど藤森議員からも御指摘があった諏訪湖を生かした連携というのがありまして、これはまさに2市1町でサイクリングロードを県と一緒に進めていきましょう、それは観光招致として考えれば、2市1町のまさに連携が必要なことであろうかというように思っています。  ですから、あくまでも観光連盟としては諏訪全体を考えながら、一方でそういった部分的な諏訪湖の活用ですとか、また以前、宮坂議員さんにもお話ししていただいたアートリングの活動ですとか、そういったものをより充実させることによって、2市1町の連携も深まるんではないかと思っています。ただ、2市1町でDMOをつくりましょうという、今の段階ではなかなかそれを下諏訪から発信するというのは、ふさわしいことではないというように思っていますので、個々の事例の中から連携できる事業というものを積極的に推進していくといったことは必要ではないかというようには思っています。  DMO化につきましては、観光連盟ではなかなか難しいということになれば、下諏訪町だって独自に考えなきゃいけないことがあるかもしれません。ただ、それには、先ほども言いましたように人材、そういった思いを持った人が協力してそういった組織、体制をつくれるかどうか、これにかかっていると思いますので、同じ課題が観光連盟の中にもあるなと思っていますので、まずは人づくりかなと、そういったことに積極的にかかわっていただけるような人をどれだけ集められるかということが大きな課題ではないかなというように思っています。 ○議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 時々刻々と情勢も変化していく中で、柔軟な答えをいただいて、目的は一つであります。下諏訪町が、諏訪が、観光客がたくさん訪れて、活気づいていくということだろうと思いますので、ぜひその辺もいろんな視点で見きわめていただきながら、推進をいただければありがたいというふうに思います。  次に進ませていただきます。健康づくり応援ポイント事業についてでありますけれども、今年度、新規事業として実施された健康ポイント事業につきまして、その結果状況をお教えいただければと思います。 ○議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤功) 健康ポイント事業につきましては、特定健診やがん検診の受診率向上と生活習慣病の改善、健康づくりへの動機づけと定着化を図り、町民の健康保持及び増進を図るため、昨年6月1日から新規事業としてスタートいたしました。  保健センターで実施する健診などに来られた方にポイントカードを配布しながら事業概要をお知らせするとともに、周知の方法としましては、各種検診や健康講座などのポイント対象事業におけるPRのほかに、ロゴマークの作成、「クローズアップしもすわ」へ記事掲載、地区の公民館へのポスター掲示、新聞等でも取り上げていただきました。また、町のイベントに設置しました特定健診啓発ブースでも受診啓発とともに事業をPRしてきたところです。  こうした活動の中で、約4,000人の方にポイントカードを配布し、2月末現在では1,243人が特典と交換しています。内訳としましては、商連の商品券405人、クオカード838人となっています。また、この1,243人のうち6割の方が主となる特定健診の80ポイントにほかの検診や講座、自主的な取り組みによるポイントを加算して特典と交換できる100ポイントを獲得しています。  29年度の特定健診受診率が、前年より少しではありますが伸びており、今後も受診率アップにつながる事業として、また住民一人一人の健康づくりにつながる事業として進めていかれればと考えております。 ○議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 たしか記憶では38%くらいに受診率が伸びたということだったと思うんですけれども、まだ目標の45%には少し届かないところがあると。29年度の新規事業として健康ポイントを導入されたということでありますので、早急に、だからだめだとか、100%よかったとかということは結論的には言えないところだと思うんですけれども、当然、新年度でも健康ポイント事業を続けられるということだろうと思うんですが、ただいまの4,000人の中で1,243人がポイント交換をされたという実績を踏まえて、新年度に当たって、今年度やってきたことに加えられるような新たな内容はおありになるのか。また特に、いわゆるこれは全国的に言われているんですけれども、無関心層へのアプローチというところでは何かお考えが、新年度事業に向けてあるのかお聞きをしたいと思います。 ○議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤功) 新年度につきましても基本的には今年度同様の事業内容で、さらなる事業のPRをしていきたいと考えてはいます。各種検診の受診、健康・スポーツ関連の教室・講座への参加を中心にポイントを付与しているわけですが、新年度からは個人が独自に取り組む健康づくりへのポイント付与を厚くしたいと考えています。今年度は独自の取り組み枠に対して10ポイントの付与でしたが、新たに複数の取り組みがあった場合、それぞれに対してポイント付与を可能にし、例えば毎日体重測定をする、ラジオ体操をする、歯科医院で定期的にメンテナンスをするといったような取り組みがあり、そういった習慣になっていた場合、それぞれに10ポイントのポイントを付与して計30ポイントの獲得が可能にできればと考えています。  自主的な心がけによる習慣が健康増進につながり、さらには特典も獲得できるお得感が無関心層にも届くようPRをしていきたいと考えています。  周知方法としましては、従来どおりの「クローズアップしもすわ」、町ホームページへの掲載をするとともに、新年度はロゴマーク入りののぼり旗を作成して、多くの皆さんの目に触れられるさまざまな機会を捉えて活用していかれればと考えております。 ○議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 今お答えをいただいて、新年度も習慣的におやりになることについてもポイントを付与しましょうというような話をいただきました。私からも、これがより進んでつながっていく形になったらいいなというところの中で、私自身も100ポイントで交換をさせていただいたところがありますけれども、今後の事業について、より多くの町の方たちが御参加いただいて、いわゆる特定健診の受診率アップにもつながり、また健康にもつながるという意味で、ちょっとした御提案をさせていただこうと思っております。  従来のやり方ということに加えて、一つには年齢に応じた歩数の目標を設定して、それを達成するごとにポイントを付与するということ。それからまた、特定健診でBMIですとか体脂肪率などの結果の数値の改善ポイントというようなことで、それを定期的な健診を受けていただく中で改善ができたら、そこでポイントをというようなこと。それからまた、スポーツ団体、体協さんだとか、そういう方たちとのタイアップをしていただいて、そんな団体さんに出前講座的なものをちょっと計画いただく中で、複数の方とか小グループでスポーツに触れるというような機会をふやしていただいて、そうしたところへの参加だとかというところにもポイントを付与していただくとかという、そんなようなことだと、ちょうどスポーツに親しむ機会とか環境を整えることにもなって、生涯1町民1スポーツという町の方針推進、そこにもつながるんではないかなというような気がいたします。  それからまた、逆にいただいたポイントで交換をしたもの、商品券ですとかクオカードという、現在、二つのものだろうと思うんですけれども、地元の商店さん方ともう少し連携をいろいろ深めていただいて、各商店ごとで交換するものの何か魅力あるものとかですね、選択肢をふやすという形なんかも考えていただけたらどうだろうかというふうに思っております。健康づくり応援ポイント事業の推進拡充のために必要なことは、魅力あるインセンティブを用意すること。そして参加者に努力や結果がですね、見える化で継続できる、ああ、これまで達成できてポイントももらえて、よし、もうちょっと頑張って、もうちょっとポイントを重ねちゃおうかというようなところの必要性。  それからあと、事業を評価して分析していただいて、次につなげていくという事業課さんのほうでのそうした評価、分析ということも大事なことになっていくんだろうというふうに思っておりまして、そんなことを踏まえて、ICTによる健康プログラムというようなものを構築されるというふうにしていって、定着をし、また発展をしていくということが今後の健康応援ポイント、これ全国的にいろんなところで、市町でおやりになられているところだと思うんですけれども、うまくつなげていくことのために、そんな御提案をちょっとしたいんですけれども、ここで健康スポーツ都市宣言もされるというところでありますので、健康ポイント等ともうまく連携して、今でもスポーツと連携しているところはありますけれども、より緊密にされて進展をしていくというようなことを御提案し望むところですけれども、方向性について町長のお考えがお聞きできればと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 大変重要な視点だと思っています。そういったことが、今御提案をいただいたようなことが全て可能になれば、これはすばらしい制度になるかなというように思っています。ただ、今すぐに体制を整備したりとか、ICTを利用してということは難しい部分もありますので、徐々にではありますけれども、こういった事業を拡大、拡充していくということが必要だというように思っています。  そんな中で、今年は健康スポーツ都市宣言をさせていただくわけでありますから、ただのお題目でなくて、本当に町民の皆さんがスポーツに親しみ、生活習慣を見直し、食生活も見直しながら健康を維持していただく、そういったことにつながっていくような事業として発展をさせていきたいなという思いは強くございます。  そんな中で、運動指導士を今年1人、余分に、余分にというか、1人増強させていただきます。今まで1人で頑張ってきていただいていますけれども、多くの講座にいろんな方が御参加をいただいていますので、もう1人増強をさせていただく中で、より一層、町民の皆さんにいろんな場面で健康を意識していただけるような、そんな施策が組み立てられるんじゃないかというように思っています。  もう一つは、今進めています艇庫の改修とあわせての錬成の家の改修であります。その錬成の家につきましては、以前からお話をさせていただいているように、多くの町民の皆さんがスポーツに親しみながら、家族で来て自分の健康維持について、そこで検証ができるような施設に整備できればというように思っています。  そういった中で、先ほど御提案あった、やはり自分の体調を管理して少しでも改善をしたらポイントというようなことが、そういった場所で可能になれば理想かなというように思っています。これから二、三年かけての事業ではありますけれども、いずれにしても最終形にはそういったところまで持っていければうれしいなというように思っています。  そういった意味で、今回の健康ポイントは一つのきっかけづくりとしてスタートさせていただきましたので、議員御指摘のとおりに拡充を検討してまいりたいと思っています。よろしくお願いいたします。 ○議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 ぜひ健康、ここで本当に健康スポーツ都市宣言というところでありますので、名実ともに下諏訪町の町民の皆さんが元気で健康でスポーツに親しめるような町になっていけばいいと本当に思っています。よろしくお願いをいたします。  最後の質問をさせていただきます。これは内容をお伺いし、より皆さんに周知をぜひして、より周知をというような意味合いも込めての質問として組ませていただきました。認知症に対する施策についてということでございます。第7次の高齢者福祉計画の中で、特に認知症に対する事業の成果と課題ということでございます。実施事業の内容と、これが次へとつながっていく課題につきまして、認知症初期集中支援チームがされてきた活動、成果等をお聞かせいただければありがたいです。 ○議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤功) 第7次高齢者福祉計画の中では、介護保険法の改正に伴い、諏訪広域連合で策定されました第6期介護保険事業計画と整合性を図りながら策定されました。27年の法改正の中では、2025年の団塊の世代が75歳以上を迎えるに当たり、地域包括ケア体制の推進により住みなれた地域で安心して暮らし続けられることができるよう、医療、介護、住まい、生活支援、介護予防が切れ目なく提供される地域づくりの必要性が言われています。  第7次高齢者福祉計画の中では、全国的に認知症高齢者が増加していることを受け、当町でも認知症高齢者または認知症のリスクがある人への支援を充実させていく取り組みを行ってまいりました。認知症初期集中支援チームは、認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住みなれた地域のよい環境で暮らし続けられるために、認知症の人やその家族に早期にかかわり、早期診断、早期対応に向けた支援体制を構築するため、平成28年6月にサポート医の医師2人と包括支援センター職員2人によるチームを構成し、2カ月に1回チーム員会議を開催しているところです。  相談の実績としましては、28年度が利用者17人、相談延べ件数116件。29年度が、1月末現在で利用者16人、相談延べ件数185件となっています。比較的軽度の方の相談が多く、本人も物忘れの自覚を持ち、これ以上進んでしまったら困るといった内容が多い状況ではあります。相談者は家族からの相談が多く、軽度の状態で気づかれることが多い中、独居の方は重症化してからの相談になる傾向があります。  チームが介入したことにより、認定申請や介護福祉サービス利用につながるなど、介護負担の軽減になったケースもあります。また、認知症と診断されなかった場合でも、今後のつなぎ先として、医療機関、地域包括支援センターでの見守り対象として継続支援していくこととなります。  今後の対策としましては、運転免許証返納に関する相談も増加傾向にあり、民生委員あるいは在宅介護支援センターのシルバーネット訪問活動から早期に対応できるよう連携を図っていきたいと考えています。あわせて物忘れ相談会では、ゲーム感覚で認知症に関心を持ってもらうタッチパネル式プログラムを活用して開催をしています。28年度は100人、29年度は158人の方に参加していただいています。引き続き、健康生活展や介護予防説明会等、人の集まる場所において多くの方に気軽に体験していただければと思います。  今後のチーム員活動のあり方としましては、認知症になりたくないといった意識を持っている人が多い中、認知症にならないようにではなく、認知症になっても安心して地域で暮らしていけることを目標として、認知症と決めつけた対応や認知症を見つけることを目的とせず、適切な支援につなげられるよう対象者に寄り添った取り組みを進めたいと考えています。 ○議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 わかりました。7次で、この30年から第8次になるということであります。今、課題等のお話がありましたけれども、具体的に30年度の認知症初期集中支援チームの計画活動をお教えいただければと思います。 ○議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤功) 昨年、平成29年5月に成立しました地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律の中で、地域包括ケアシステムを深化・推進して、高齢者の自立支援と要介護状態の重度化防止、地域共生社会の実現を図るとともに、制度の持続可能性を確保することに配慮して、サービスを必要とする人に必要なサービスが提供されるようにすることが求められています。  その中で、認知症に対する施策としましては、町民の理解をさらに深め、地域における認知症高齢者の見守りや、認知症の早期発見・早期治療の取り組みを強化し、重度化を防ぐことで、認知症高齢者が住みなれた地域での生活を継続できる体制を整えていきます。  取り組みの一つとして、認知症への理解や知識等の周知の推進をするため、町職員に対する認知症サポーター養成講座を開催したいと思います。また、1人でも多くの方にサポーターとして見守っていただけるよう、各種団体や事業所等に啓発普及してまいります。また、若年性認知症の人が発症初期から適切な支援が受けられるように、認知症初期集中支援チームのかかわり方や、県で設置されました若年性認知症支援コーディネーターの活用もあわせて推進してまいりたいと考えています。 ○議長 宮坂 徹議員。 ◆宮坂議員 ありがとうございます。30年度での事業の計画もお聞きをしたところであります。実は昨年、議会の生活文教常任委員会の行政視察で、宇治市に行ってまいりました。宇治市は「認知症の人にやさしいまち・うじ」という日本で初めて認知症に対することの取り組みの宣言をした市でありまして、そこにおいて認知症の方々に対すること、高齢者福祉計画にのっとった計画等をるるお話を伺ってきたところで、自分自身も認識を深めてきたところでありましたので、今回質問を、特に認知症に特化してお尋ねをしたところであります。  身の回りにおいても、まだまだいろんな活動、特に今回取り上げさせていただいた認知症初期集中支援チームの皆さん方の活動については、至るところといいますか、目にすることが多い、新聞記事等も含めましてですね、さまざまな活動をされている。これは町のホームページのものを見させていただいても、活動を活発にされていることをよく理解するところなんですが、意外と私自身の身の回りの方々と触れている中でお話が出る、話題が割と出るんですけれども、意外と町がせっかくこんなことまでやってくれているのにというのが、意外と伝わっていないのが。  これは限度といいますか、100%ということは難しいところがあったりするわけですけれども、2025年、団塊の世代の皆さんが後期高齢者になっていくところでは、推計をしていくと5人に1人が認知症になるというような推定値すら出ていてですね、私自身も含めて周りの方々も、先ほどの課長の御答弁のように、認知症になりたくないという恐怖感といいますかというところがあるもんですから、こんな数字を見ますとですね、いずれは俺も認知症になるかもねというくらいなところの中で、認知症のことに対する見守り等もぜひ進めていただく中で、事業を推進いただければと思います。  以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長 ここでお諮りいたします。暫時休憩にしたいと思いますが、御異議ございませんか。              (「異議なし」の声) ○議長 御異議ございませんので、暫時休憩といたします。ただいま午前11時02分です。再開は午前11時15分を予定いたします。暫時休憩といたします。            休  憩  午前11時02分            再  開  午前11時15分 ○議長 ただいま午前11時15分です。休憩前に引き続き本会議を再開いたします。  それでは、質問番号3番、質問事項 新年度予算と施策について、介護保険制度の課題について、選挙における投票率の向上について、議席3番、小池忠弘議員、質問席にお着きください。 ○議長 小池忠弘議員。 ◆小池議員 質問番号3番、議席3番の小池忠弘でございます。質問の通告に従って質問させていただきたいというふうに思いますが、よろしくお願いをしたいと思います。  最初に、新年度予算と施策についてであります。新年度一般会計予算8億円という内容であります。これについては、どういう思いといいますか、観点で町長がこの予算づくりをしたかということについては、第7次総合計画や未来を創る総合戦略を基本として、地方創生をさらに推進するとともに、重点目標に、「安全に、健康で暮らし続けることができるまちづくり」、「安心して子どもを産み、育てることのできるまちづくり」、「安定的に働き続けることのできる地域、まちづくり」、「住んでいることに誇りが持てる住民主体・協働のまちづくり」を挙げて、公約に掲げた事業の着実な実施と住民満足度100%の実現を目指して、全職員が一丸となって積極的に取り組むよう指示をしたというお話であります。  内容的には今まで町長が公約で掲げたこと、そしてまた住民満足度100%という基本的な方針に沿ってということでありますけれども、それであと施政方針で幾つか触れております。ただ、この80億円というのは、かなり私はかなり高額なといいますか、従来の経過からすると、ここ一、二年の中ではかなり高い数値目標を掲げての予算案であります。これを含めまして、施政方針で触れた中身は、かなり細部にわたっておりますけれども、町長の新年度における予算編成、そしてまた予算内容の大きな特徴とか、町長の思いについて最初にお伺いをしたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 今回の30年度の予算編成につきましては、今、議員から御指摘のとおりに、計画的な事業執行と、それから住民の皆さんにより一層満足をしていただける住民満足度100%のまちづくりを目指すための公約実現、また住民満足度向上予算というような思いで予算編成を進めてまいりました。  80億円になったということは、昨年に比べて若干ふえておりますけれども、80億円を超えた予算はここ何年かあるわけでありまして、それは大型の建設事業、投資事業があれば、そういった予算になってくるというのは当然のことだというように思っています。今回は昨年なかった大型の建設事業、今年は体育館管理棟の整備ですとか、またデジタルサイネージ無線化等の大型のそういった建設事業がございますので、膨らんではおります。  しかしながら、できるだけ有利な交付金や補助金、また起債等を活用しながら、安定的な財源確保にも努めながら進めてきた予算であるというように自負しておりますので、そんな御理解をいただければありがたいと思います。 ○議長 小池忠弘議員。 ◆小池議員 幾つか期待をする事業だとか、新規事業や、あるいは拡充事業、見直し、そして廃止というふうな形で行われているわけですから、私、最初に財政の問題について少しお伺いをしたいと思います。財政の現状や見通しという点であります。特に最初に税収についてであります。  税収は地方税収入、あるいは町税の主要3税、この点についてお伺いをしたいわけでありますけれども、あわせて町の交付金、あるいは起債の問題、公債費の動向、この見通し等についてお伺いをしたいと思うんですが、最初に地方税収入については、地域の経済構造、特に産業構造や階級構造、生活水準の反映としてあらわれてくるというように思うんですけれども、新年度の町税収入では、個人町民税では4,000万円増ということであります。しかし、一方で法人町民税では前年度同額を見込んでいるわけであります。  施政方針でも、経済動向では緩やかな回復基調、これは国の基本的な見方でありますけれども、乱高下することはあるわけでありますけれども、そういう中で法人税、同じぐらいということであります。町の特徴というのがあるわけですけれども、しかし、景気がそういうふうに緩やかであれ回復していくということになると、企業活動が活発になり、そういうところからの税収の見込みというのを期待するわけであります。  法人町民税はもちろん、法人税も個人町民税も同じですけれども、前年度の所得にかかわる内容ですから、ストレートで見通しができないという部分はあるかというふうに思うんですけれども、今後、法人税がなぜ低迷をしているのか、その点について、アベノミクスでなかなか地方まではというのはありますけれども、個人町民税が伸びているというのは、もちろん町民がほかへ行って働いて収入を得て町へ落とすということですから、総体的に所得がある程度税収に影響するような伸びになっているということですが、その点での町税3税、固定資産税については評価額の下落というのがありますから、これは必然的に下がってしまうというのはわかるわけですが、その点について、税収の状況について最初にお伺いをしたいと思います。 ○議長 税務課長。 ◎税務課長(高橋) お答えいたします。まず個人町民税でございますが、年金改定によって、その他所得には若干の落ち込みが見られますが、29年度の春季平均賃上げが1.62%、平均4,000円の引き上げの影響もありましたり、29年度の決算見込みも当初を上回る見通しでありまして、引き続き給与所得者の所得額の伸びが期待できることから、29年度当初予算額を4,000万円上回る11億3,000万円を計上しております。  次に、法人税でございますが、諏訪地方の1月の経済概況速報によりますと、製造業では原材料や部品不足の業種があるものの、総体的には高水準の生産活動が続いているとされています。昨年10月に行った町内企業への聞き取り調査によりますと、業種により差はありますが、中には先行きに不安を感じている企業も見られます。法人町民税の税収を大きく左右する大手3社の29年度の決算見込み額が当初予算を下回る見込みとなっており、30年度につきましても大幅な伸びは期待できない状況でございます。  税収の伸びない要因としましては、特に大手3社が28年度中に予定納税された額が29年度の確定年税額より過大であったため、還付等により税額が大きく減少し、29年度当初予算を下回る見込みとなることが30年度予算にも影響したものです。若干厳しい見通しもありますが、町が企業支援を進めている中で上向き傾向であると感じますし、国の経済政策等への期待を込め、29年度当初予算計上額と同額の1億9,000万円とさせていただいたものでございます。以上です。 ○議長 小池忠弘議員。 ◆小池議員 下諏訪の法人税の特徴は大手3社の動向によってということでありますから、そういう大手の場合は為替のレートの変更といいますか変動等によって、それだけで大きく変動してしまうとかというのがあるわけですが、これは構造的な部分だろうと思うんですが、ぜひとも全体的な法人税が上がれるような施策、産業支援、費用対効果ということもありますけれども、一層、その点については御努力をいただきたいというふうに思います。  次に、新年度予算では総合運動管理施設の整備やデジタル化などの普通建設事業というものを予定しているわけであります。そういうことで、起債による借入額もふえてまいっているわけでありますが、年度末における起債残高の見込みや、あるいは今後の起債の主な予定、ピーク、これはどういう動向になっていくのかお伺いをしたいと思います。 ○議長 総務課長。 ◎総務課長(伊藤) お答えいたします。29年度末の起債の残高は、前年度比5,900万円の減となる96億円を見込んでおります。29年度の主な建設事業は、赤砂崎公園整備などの継続事業のほか、儀象堂整備など大型建設事業が少なかったことから、起債残高は減少いたしました。30年度におきましては、総合運動場管理施設整備事業、防災行政無線整備更新事業、保健センターの空調設備等改修事業、道路長寿命化事業など起債を充てることとし、前年度比3億1,020万円増となる9億2,100万円を計上したことから、30年度末の起債残高は1億3,200万円増の97億3,200万円を見込んでおります。  起債残高が増額する理由でございますが、有利な起債である緊急防災・減災事業債が32年度まで延長されたことから、後年度に予定していた保健センターの空調設備改修事業については事業を前倒しして実施するほか、公共施設等の適正管理推進に伴い財源措置された起債を活用して、総合運動場管理施設整備、道路長寿命化事業を実施することが主な要因でございます。  起債残高の今後の見込みということでございますが、健康スポーツゾーン構想に基づく新艇庫建設や総合文化センター改修などを予定していることから、ここ数年はピークが続くと見込んでおりますが、計画的に積み立てている目的基金を充当するなど適正な起債活用を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長 小池忠弘議員。 ◆小池議員 今お話がありましたように、町では有利な起債、特に交付税の措置のあるもの、起債に充当できるものとかあるわけでありますけれども、そういうものを活用して事業の推進を図っていくということになっているわけですが、起債はいずれにしても借入金であります。九十数億、100億円に近い起債の残高を持つようになっているわけでありますけれども、その点については、一つは、その中で交付税がどのぐらい措置がつくのか。今年度における内容と、それからあと、今まで借りている全体の中で、つまり97億、8億円の中で、交付税が明らかにつくという割合についてお伺いをしたいと思います。 ○議長 総務課長。 ◎総務課長(伊藤) お答えいたします。29年度末の一般会計における起債残高は96億円と見込んでおりますが、起債の償還に伴う公債費は7億7,700万円となっております。交付税措置については措置率に応じた額が普通交付税の基準財政需要額に参入された財源措置をされることでございますが、29年度の普通交付税に参入された一般会計分の交付税措置額は4億7,235万円でしたので、町の公債費7億7,700万円に対して交付税措置された比率は60.8%と高い比率となっており、有利な起債を活用して事業を進めてきた結果と分析しております。  30年度におきましては、新規起債となる9億2,100万円のうち交付税措置の見込み額は6億3,000万円ほどで、起債額の3分の2となる68%が財源措置されるなど、後年度を見据えながら大変有利となる財源を確保し事業を進めてまいりたいと考えております。 ○議長 小池忠弘議員。 ◆小池議員 有利な起債をやっても、かなりこれは借り入れで、今後長期的に返していかなきゃいけないということで、安定的な財政運営を求めるところでありますけれども、それとあわせて基金の運用についてお伺いをしたいというふうに思うんですが、町には基金、いわゆる町の保有している基金というのは18基金になるわけでありますけれども、財政調整基金が約10億円、それから公共施設整備基金5億円、こういうふうに大きい金額を抱えて、それはまたそれに適用されるような場合ということですが、新年度については財政調整基金を取り崩さずに80億円の予算が計上されたわけですが、特にその中で社会福祉基金が順次取り崩されていっているわけでありますが、これの活用ですね、今回は福祉タクシーに2,000万円ちょっとの繰り入れという内容であります。福祉タクシーを福祉基金から取り崩すのがいいのかどうかとか議論はあるかというふうに思うんですが、福祉に関係するのを財政出動として行うということでありますけれども、実際にこれは、例えば福祉タクシーだけをずっと取り崩していっちゃうと、福祉基金は枯渇しちゃうわけであります。  今日、福祉にかかわるさまざまな要望だとか、それからまた施策としてやらなければいけない課題、たくさん出てくるというふうに思うんですが、この点について、本来、一般会計の中から出せれればいいわけですけれども、その辺についての福祉基金の活用、これは前も私も言ったことがあったと思うんですけれども、この点についてやっぱりきちんとある程度精査しながら、計画的に、あるいは有効的に使うということが必要だろうというふうに思うんですが、その点についてお伺いをしたいと思います。
    ○議長 町長。 ◎町長 この福祉基金、約2億円ほどでありますけれども、昨年まではなかなかそれを勝手に取り崩すことが難しい状況でありましたけれども、これを取り崩して使ってもいいよという形になりましたので、今、議員御指摘のような部分で、今後、福祉施策に使っていける基金となったというのは事実であります。予算では福祉タクシーに2,000万円というような形で予算措置をさせていただいておりますけれども、これは本年に限ったことではなくて、ここ二、三年そんな形でやらせていただきますが、決算の段階では基金を取り崩さないでできております。ですから、基金を減らさないで、一応、予算措置の中では基金を充当して予算を組みますけれども、決算では基金を取り崩さなくて済んでいるという状況もございますので、そんな御理解はいただきたいと思います。  今後につきましては、そういった状況でもございますので、この2億円をいかに福祉に有効活用していくか、これについては十分検討させていただきながら、有効な形でこの基金を使って福祉の充実を図ってまいりたいと考えております。 ○議長 小池忠弘議員。 ◆小池議員 その点、確かに使わなければということがありますけれども、財政のテクニックみたいなものになっているのかなというような思いがありますが、しかし、基金は積み立てるのが目的ではなくて、これは当初からかなり限定された使用目的があるというんですが、それがかなり広がったということは事実でありますから、有効に活用して町の福祉向上のためにということでお願いをしたいと思います。  それでは、あとは具体的な施策や事業内容の課題についてお伺いをしたいというふうに思います。町長の公約の一つである移動販売車の事業が、今回具体的な実現の方向が見えてまいりました。新年度の新事業として、遠隔地である6区や9区を中心にして、アンケートによるニーズの把握や、あるいはテスト販売をイオン諏訪店へ委託して行うというのが報告としてありました。  最初に、現時点でアンケートが終わったと思うんですけれども、どのような要望や、あるいは御意見等が町民から寄せられたのか。その点についてお伺いしたいと思います。 ○議長 住民環境課長。 ◎住民環境課長(増澤和) お答えをいたします。お買い物アンケートにつきましては、第6区、第9区を対象に実施をさせていただき、アンケートの締め切りを2月末とさせていただきました。3月2日現在で、対象世帯684に対し、388件、回収率56%と半分以上の御家庭から回答をいただいております。  現在集計をしておりますが、全部で六つの問いを設けさせていただいておりますけれども、最後の問い6の自由記述の欄では、今は車で買い物に行けるが、高齢になれば利用したい、また、移動販売があればありがたい、助かる、楽しみ、期待をしています、できるだけ安価で新鮮なもの、品質のよいものをお願いしたい、ほかの宅配を利用しているため今のところ必要性は感じない、また、重い商品は自宅まで運んでもらえるとありがたい、このような御意見をいただいているところでございます。以上でございます。 ○議長 小池忠弘議員。 ◆小池議員 比較的高い回収率で、関心度といいますか要望度の強さを感じるところでありますけれども、なかなか実際に行ってどうかという点については、まだまだ幾つか課題が残っているというふうに思います。  そこで、実際に町は委託販売といいますか委託でということであります。そのやり方どうなるかということでありますけれども、運営の仕方等々でありますが、大まかな点で基本的にはイオンさんとはどういう契約内容でやろうとしているのか。その辺について、あるいはまた、例えば移動販売車そのものはイオンさんに用意してもらうかとか、さまざまあると思うんですが、つまり委託契約の中身の大まかな点、わかりましたらお伺いしたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 今回、委託というような形をとらせていただいたのは、イオンさんとの協議を重ねる中でのことであります。ただ、どんな内容で契約していくかにつきましては、テスト販売等をさせていただいて、どのぐらいの売り上げがあるのか、2カ月間ということではありますけれども、そういったものを見てですね、どういった契約をしていくのか、それを詰めていかなければいけないと思っています。現時点では、例えば移動販売車用の車の購入費用ですとか、また回す人件費ですとか、そういったものをどう負担していくか。また、売り上げがどの程度あるのかという予測も加味しながらですね、その内容を詰めてまいりたいと思っています。  とりあえず今回は、テスト販売については町でもある程度の負担をしていくということで予算措置をさせていただいておりますが、本契約についてはまだまだこれから不確定な部分がありますので、そんな御理解をいただければと思います。 ○議長 小池忠弘議員。 ◆小池議員 順次そういう体制を整えてということになろうかと思いますけれども、いずれにしても買い物弱者への対応として非常に有効な、交通と同時に買い物、あるいはお医者に行くというあざみ号とのいろんな絡みで、そういう点では少しずつ遠隔地にも日が当たってきているのかなというふうな思いで、大変ありがたいというふうに思うんですけれども、あと全体的に全町への展開、テスト販売をして本格的な稼働といいますか、事業開始ということですけれども、今の町なか中心部以外、また大型店も非常に少ないわけで、線路下で一つと線路上で一つで、もう本当に買い物はそういうところへ集中をしていくというような状況で、小売店業者も非常に今大変な状況で、営業も厳しくなっているわけでありますけれども、全町への展開についての将来的なといいますか近い将来的な展望、どのような感じで考えておられるのか。 ○議長 町長。 ◎町長 基本的には遠隔地対応ということが基本ではあるかと思いますが、これからテスト販売の結果、また地域の要望等も踏まえて販売ルート等を決定していかなければいけないと思っています。一方で、地元の商店にえらい影響があるような形になっていくというのも、これも不本意なことでありますので、その辺も加味しながらですね、決定していかなければいけないことじゃないかというように思っています。いずれにしても、住民の皆さん方の要望をしっかりと把握しながら、本格稼働に向けて準備をしてまいりたいというように思っております。 ○議長 小池忠弘議員。 ◆小池議員 ぜひとも住民ニーズに沿うような形で展開をしてほしいというふうに思います。  次に、なんでも相談事業についてであります。新規事業としてなんでも相談事業、4月から始めるということで、住民に寄り添い、この事業が住民のよりどころになって、安心して住み続けられるまちづくりに寄与できればというふうに考えて、大変ありがたいというふうには思うんですけれども、一方で町民にとってはなかなか役場というのは敷居が高いという思いはこの間ずっとあるわけであります。それは町側の問題もあるでしょうし、また住民の側が町に対してという思いもさまざま混在をしているというふうに思います。相談者が気軽に相談できる有効な事業になるように力を注いでほしいというふうに思うんですが、そこで具体的な部分でありますが、相談にかかわる受け入れの体制はどのようにしていくのか。それから、町民の皆さんにそういう敷居が高いということを取っ払って、気軽に相談できるようなアプローチを町側がどのようにしていくのか。十分な配慮が必要だろうというふうに思います。  それから、さらに実際に相談はさまざまな相談が来て、相談で終わる場合もあるわけですが、相談をしたら解決をしていく方向になるわけです。いろんな、もちろん民生委員の皆さんだとか学校関係の皆さんだとか、それ以外のいろんな町の今のさまざまな支援事業等と連携が必要になろうかというふうに思うんですが、場合によれば費用負担も出てくる可能性があるんじゃないかなと。解決には大概、金で解決する問題もあるんでしょうけれども、それをお願いしても、はいわかりましたというわけにはいかない。あくまで相談をして、その悩みに沿いながら解決の方向を見出していくというふうに思うんですが、その辺の全体の体制。  それから、そういうことに起こるさまざまな課題について、今これから始めようとするところでありますけれども、住民の皆さんがよりそれになじんでいけれるような形をとっていただきたいというふうに思うんですが、この辺についてお伺いしたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 この事業につきましては、小池議員さんとの会話の中で生まれてきたような事業でございますので、本当に御指摘をいただいたことに感謝したいと思います。  御承知のとおり、私、前回の公約のときにですね、高齢者なんでも相談室というものをやらせていただきました。29年度、今御指摘のように、役場の中にはなかなか相談しにくい雰囲気があるから、出ていって相談を受け付けましょうと、そんなことで開催を各地区でやらせていただきましたけれども、実際にはそういった場所を持って、そういう時間を指定してやっても、なかなかそこにお越しをいただく方がいらっしゃらなかったというのも事実でございまして、そんなことも踏まえまして、今回こういった窓口をつくらせていただきました。  今御指摘のような全てを準備してですね、室として対応できればいいんですけれども、まだまだこれからどんな相談があり、どんな内容のものがあるのか、まだ未知数の部分もございますので、予算措置も含めて、今後また内容によっては検討していかなければいけないと思っています。とりあえずは直接、直通電話というものを整備させていただいて、今まで27−1111で電話交換がどこに回したらいいかよくわからなかったようなものを解決して、とりあえずは、とにかく住民の要望を聞くと、相談を受けると。それを室でもってちゃんと施策をして、それぞれの専門分野に回さなければいけない事項というのは当然あるわけですから、それぞれの課にちゃんとつないで、その課からちゃんと逆に御相談者に対して返事をするというような体制を考えたいというように思っています。  また当然、相談室だけで解決できるものではないものというのは数多くあると思いますから、そういったものはいろんな窓口に振り分けをちゃんとするということが必要だというように思っています。  そういった中で発生する諸所のものに対して、どういったものがあるか想定がなかなかできませんので、これからスタートさせていただく中で、体制、また予算等が必要になる部分があるのか、そういったことも十分やってみて検討させていただこうと思っています。とりあえずは気軽に相談していただける、それができるだけワンストップで、たらい回しということではなくてワンストップでお答えができるような形というものを構築していきたいと思っていますので、そんな御理解をいただければと思います。 ○議長 小池忠弘議員。 ◆小池議員 受け入れ体制の問題と、それからやっぱりかける側、主に訪問してなんでも相談ということもあるかもしれませんが、主として電話で気軽に御相談ができるというふうなことだと、かける側、御高齢の方だとか、主婦の方だとか、さまざまな範囲があるんですけれども、電話をそれぞれすぐにかけられるような、そういうちょっと体制がとれればありがたいと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長 町長。 ◎町長 何らかの形でですね、電話の周知を図ってまいりたいと思っています。例えば安心カードみたいなものが今年配布されますけれども、そういったところに直通電話の電話番号を入れるですとか、そういった高齢者の皆さんや地域の皆さんに直通電話の位置をしっかりと知っていただけるような工夫をしてまいりたいというようには思っております。 ○議長 小池忠弘議員。 ◆小池議員 これはもうぜひ成功させてといいますか、住民が安心して、そしてまた困ったときに相談のできる、そういう役場であり、そしてまたその体制がつくられることを期待しているところであります。  次に、子育てふれあいセンターであります。今、ぽけっとがあるわけですけれども、一昨年ですか、津金議員の質問にお答えをいただいて、線路下にというお話がありました。その後ちょっと途切れているような感じもあるわけですが、必要性が失われたということなのか相手方との関係なのか、ちょっと状況の報告をいただいていないんですけれども、ぜひという声は依然として強いだろうと思うし、ぽけっとの現況から見ても、そういうニーズはあるんだろうというふうに思うんですが、この辺についてのこれからの具体化、あるいは検討の経過等についてお伺いをしたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 線路下へのセンター設置も一つの公約でございましたので、という思いはあります。ただ、ちょっと相手先があるもんですから、これもまだ不確定な部分があって、申しわけなく思っております。ただ、今、ふれあいセンターぽけっとのほうがですね、大分未満児保育が充実してきましたので、利用者の方たちが未満児保育のほうに移行しているということで、ぽけっと、本来、未満児の皆さんが行くということが少なくなってきているという現状があります。ゼロ歳児とか、そういった方たちがふえてきているというようなこともありますので、その辺のニーズをしっかりと踏まえて検討しなければいけないかなというように思っています。  以前からぽけっとについては駐車場が少なくて、線路下からの方たちが行きづらいというような御指摘もありましたので、今回、入一さんの御協力もいただいて、5台分、駐車場をふやしていただいて、非常に好評をいただいているところもございます。そういったことも踏まえて、今のぽけっとのそういった充実も図りながら、今後どういったものが求められているのかも踏まえて、線路下については検討しなければいけないという状況ではないかというように思っております。 ○議長 小池忠弘議員。 ◆小池議員 確かにそういう状況の変化等も的確に捉えていただいて、それにしてもやはり下諏訪の場合は、よく区切るのは線路上と線路下であります。それぞれにバランスのとれた発展というか、そういう住みやすさというのはそれぞれちょっと違う傾向はあろうかと思うんですけれども、特に子育てについてはかなり若い人たち、線路下にもおいでになるわけでありますから、その点についてはぜひとも検討をいただいて、緩いそういう方向性が、また早くできるように期待をしているところであります。  次に、地域活動センターであります。下諏訪町地域活動センターについては、現在地に移転開設してからちょうど20年が経過をしたわけであります。お借りした建物を改修して、20年の賃貸契約によって運営してきています。御承知のように、本年9月でこの20年の契約期限が切れるわけであります。内容的にどうかという点についてもあろうかというふうに思うんですけれども、一つは、月額、当初50万円。平成22年から47万円になったということですから、今までにかかったのは1億2,000万円からちょっと引いて1億1,700万円ぐらいは家賃でかかってきたわけです。  当時はいろんな県の補助金だとか、さまざまな形で非常に期待をされた施設といいますか、そういうセンターであったわけでありますけれども、ここで一応切れるということですから、通常だと切れる前にどういうようにするかということでしょうけれども、考え方として今後どうするのか。もう既に賃貸契約が切れれば、そこで直ちにというわけにはいかないわけですから、新築してやるとか、あるいは町の公的な施設を再利用するとか、あるいは今の施設をさらに継続するとか、さまざまあるわけですが、多少ちょっと今の御時世に合わないような賃貸金ではないかという思いがあります。  相手方もあるわけですけれども、その点は十分配慮されるというふうには、しなければいけないわけでありますけれども、今後この点についてはどんな方向で進めようとしているのか。非常に大事な施設でもあります。それに、2階には独居老人で、低家賃でというのがありました。これはもうほとんど2階ということもあって、当初からちょっと懸念があったわけですが、それらを含めて今後の方向性についてお伺いをしたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 御指摘のとおり、地域活動センターにつきましては、30年度9月で契約が満了するわけでありますが、御承知のとおり地域活動センター利用者の皆さんには非常に喜ばれている施設でございますので、基本的には活動センターの事業は継続してまいりたいと思っています。一方で、今御指摘のとおりに、大変高い家賃ではないかという御指摘、ごもっともでございまして、今、課長にも相手方と交渉を続けていただいているところであります。  今後どういった結論になるかわかりませんけれども、基本的には継続して実施をしていけるような、そしてまた条件というものを見直して、納得できる金額といいますか家賃といいますか、そういったもので契約ができるよう努力をしてまいりたいと思っています。相手方のあることでございますので、その辺についてはしっかりとお話をさせていただいて、よりよい形を考えてまいりたいと思っていますので、そんな御理解をいただきたいと思います。 ○議長 小池忠弘議員。 ◆小池議員 いろんな方法があろうかというふうに思います。当面は、この時期まで来ているわけですから、直ちにというわけにはいかないだろうと思うんですが、やはり町民益といいますか、そういうことや、あるいは通所をされている皆さんの利便性、そしてまた要望等々をしっかりお聞きしながら、ぜひともそれについても対応をお願いしたいというふうに思います。特に家賃についても、やっぱり自分が納得できるような形をとっていかないと、公共施設だってまだ、例えば第八保育園であれ、今度のSumebaもあるわけですし、さまざまなまだ遊休資産があるわけであります。有効活用もあろうかというふうに思いますので、総合的な研究をしていただいて、よりよい方向をとっていただきたいというふうに思います。  次に、住民要望の実現ということで、私ども共産党もかなりの項目にわたる要望を出しました。これはお答えをいただいている部分が多くあります。真摯にお答えをいただいたということで、それらを一層強めていただきたいと思いますが、ここでちょっと2点ばかり、これはそれにかかわらない部分でありますけれども、町長のお考えをお伺いしたいのがあります。  一つは大変明るいニュースで、町長も開会挨拶で平昌オリンピックで高木菜那選手が史上初の金メダル二つということや、長谷川さんにしても、またウイリアムソンさん、この地から非常にオリンピック選手として出場して健闘されたという点では、誇りに思うところでありますし、またその栄誉もやっぱりたたえていくべきではないかなという声もあります。国民栄誉賞だとか県民栄誉賞だとか、それぞれの出身地だとか所属のところでもいろんな形の褒賞といいますか、そういう形もとられているわけですけれども、当町にとってはちょうど125周年でもありますし、さらにはスケートの発祥の地という点でも非常にゆかりのある、そしてまた町民に勇気と希望を与え感動を与えたということであります。それについては、いろんな方法があろうかというふうに思うんですが、町長、何かその点についてのお考えを持っておいででしょうか。 ○議長 町長。 ◎町長 まず、高木菜那選手が金メダルを二つもとってくれたということで、大変うれしいニュースをいただきまして、多くの町民の皆さんにも、今御指摘のとおり勇気と感動を与えてくれたんではないかと思います。地元の電産サンキョーさんがスケート部を存続してくれた、その結果だということでございますので、大変うれしくありがたく思っているところであります。地元というような位置づけの中で、町民の皆さんと祝いたいなというように思います。今御指摘のように、高木菜那選手だけじゃなくて、ウイリアムソン師円選手、また長谷川選手も、メダルこそなかったんですけれども、活躍をしてくれています。また、オリンピックには出られなかったけれども、国体に出て点数をとってくれた選手もいらっしゃいます。ですから、そういった選手が皆さん、シーズンオフになって、そろったところでパレード等を考えたいと思っています。  また、今御指摘のとおり、何か栄誉賞的なものをということでございます。ぜひとも6月30日の式典の中で、高木菜那選手への褒賞、またスケート部への感謝を込めた、そういった褒賞もですね、あわせて検討してまいりたいというように思っています。審査会等がございますので、そういったところに提案をさせていただいて検討いただいて、どういった形で褒賞するのがいいのか、何らかの形で褒賞を検討してまいりたいというように思っているところであります。 ○議長 小池忠弘議員。 ◆小池議員 本当にぜひともといいますか、私たちの誇りでもありますし、また町民に、まさに子供たちに感動も与え、高齢者が、私もちょっと施設にいたら、みんな目を皿のようにして活躍を見守って手をたたいていると、そういう状況であります。まさに町民にとって本当にうれしい一つのニュースであり、そしてまたこれからの希望への新たな出発点にもなるような中身でありますから、それについてもぜひ御配慮をいただいて、今言ったように、そういう形をとっていただければ大変ありがたいというふうに思います。  次に、新和田トンネルの無料化がここで前倒しになったということで、知事が料金の徴収期限を迎える、この新和田トンネルの有料道路について、21年夏ごろまでに一般道路化が可能だというふうに述べられて、一つ大きく住民要望といいますか、実ったというふうに思うところでありますけれども、その点については若干の無料化の経緯や具体的な中身、さらには今行われている割引券の販売状況等々で今の現況について。あとは、これは県のあれになりますが、ちょっと今後、管理体制がどうなっていくのかというふうなことや、さらに無料化のメリット、こういう点については総合的にお伺いをしておきたいというふうに思います。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(小河原) お答えいたします。私のほうから、まず具体的な内容について御説明したいと思います。2月23日付で報道発表のありました新和田トンネル有料道路の無料化につきましては、県会2月定例会の代表質問において知事からの答弁で明らかになりました。内容につきましては、県道路公社が管理する県内有料道路6線7区間のうち、国道254号御射山トンネルを2020年夏ごろに、国道142号新和田トンネルにつきましては、当初2025年の夏の予定でありましたが、4年前倒しして2021年夏ごろにそれぞれ無料化する方針とのことであります。  従来、県は2008年に改定した県出資外郭団体の改革基本方針により、無料化の前倒しは県出資金の返還がされず、維持管理費も県の負担になることから、県民全体のメリットにもならないことから、早期の全線無料化開放は行わないという方針とされてきましたが、今回無料化を前倒しする2路線は利用者が多く、計画的な修繕による維持費の抑制などで借入金の返済を進めてきたためとされております。  今回の無料化の方針に至る経過としましては、当町を含む県内各市町村からの強い要望を受ける中で、昨年9月の県会正副議長、各会派代表者との懇談会で知事が検討する旨を表明したことを受け、経済波及効果や県の財政負担などの観点で前倒しの可否を探ってきたものでございます。  次に、無料化後の管理についてでございますが、無料化に伴い道路の維持管理費は県が担うことになります。県では、今回無料化する2路線の維持や改修にかかる費用を年間数億円と想定しております。県が管理する道路の延長が伸びることで地方交付税の増額も見込まれますが、経費全体では負担増になるのではないかとの見解であります。県からは、無料化に伴い従来から県が管理する142号線との一体的な管理が可能になることから、道路修繕や除雪対策等にこれまでと同等の対策がとられると伺っております。以上でございます。 ○議長 住民環境課長。 ◎住民環境課長(増澤和) 私からは有料道路の割引通行券の販売状況についてお話をさせていただきます。平成28年度から実施をしております新和田トンネル有料道路時間帯割引通行券の販売事業につきましては、新和田トンネル有料道路を利用する方の負担を軽減することを目的とした事業で、有料道路の通常料金から県道路公社負担分の2割と県負担分の2割を差し引いた4割引きで、町が県道路公社から時間帯割引通行券を購入し、1割分を町で負担し、利用者からは通常料金の半額で購入をしていただいております。  平成28年度の実績になりますが、普通車の購入枚数は3,300枚で、販売枚数も同数の3,300枚。軽自動車の購入枚数が1,800枚で、販売枚数は1,646枚となっております。今後の時間帯割引券の販売につきましては、長野県及び県道路公社と情報の共有を図りながら、無料化となるまでは実施をしていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長 小池忠弘議員。 ◆小池議員 これは期待される経済効果といいますか、そういう点について、今までもちろん要望した中身については一般通行のやっぱり円滑な形。それと、やっぱり東信と南信を結ぶ非常に重要な幹線の中で、いわゆる工業を含めて生産活動の交流という問題。当町にとっては、また長和町とも30年来のおつき合いをさせていただいているわけですが、より一層そういう交流というのができるというふうに思うんですが、その辺についての町長のメリット、あるいは今後の経済効果等について、お考えがあれば伺いたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 東信地方がかなり佐久を中心にですね、大変活性化しているというお話もありますから、東信地方との交流が深まるということは非常に歓迎すべきことだと思います。今回のこういった無料化が、より一層そういった東信地域との交流が深まることにつながっていってくれたら、これはうれしいことだと思っています。また、長和町との交流もより一層深まっていくんではないかというように思っています。  また今回、割引券を発行していますと、割合と東信地方からお嫁に来ていたり、実家が向こうにあられる方がいて、そういった経済交流だけじゃなくてですね、生活交流ということで、通勤や通学だけじゃなくて、例えば介護のためにここへ通わなきゃいけないですとか、お墓参りをしたいとか、御実家へ帰るとか、そういった方たちが結構多いことが改めて確認ができました。そういった方たちにとっても今回の無料化は大きな大きな生活環境の改善につながっていくという部分もありますので、そういった意味では非常にありがたい県の方針、発表していただけたなというように思っています。一緒に要望活動していただいた皆さんにも感謝したいというように思います。 ○議長 小池忠弘議員。 ◆小池議員 本当に期待されるといいますか、私どももちょっと向こうへ行くのにちゅうちょする、そういうものが少し取っ払われて、その交流、そしてまた経済効果等々あるわけですが、今後それに伴う安全管理、体制、ぜひお願いをして、この質問を終わらせていただきたいと思います。  次に、介護保険制度の課題であります。特に制度改正がこのところずっと続いているわけですが、御承知のように介護保険制度が発足してから18年。3年に一度の見直しの中で、今期7期の計画年度を迎えたわけであります。ある意味では、たび重なる国の制度改正によって、実際には保険料、利用料の負担も著しく増加をいたしました。保険料、発足時の諏訪広域では2,447円から、この6期の段階では5,350円というふうに倍額になっているわけであります。あわせて利用料は10年前に食事や居住地を保険外として、全額今度は自己負担になりましたし、3年前からは要支援1・2の訪問介護や通所介護を市町村事業に移して、一定所得のある人は2割負担に引き上げられる、こういうふうな改正がたび重なってまいりました。介護サービスは縮小され、特養の入居は介護度3以上に基準がなったわけでありますし、施設入所は一層狭められてまいりました。さらに3年前の介護報酬改定2.27%の削減によって、介護事業者の経営難が相次いで深刻化しているところでもあります。  今年1月に長野県民医連(民主医療機関連合会)が発表した介護実態調査では、介護職員の平均賃金は一般労働者の平均額よりも約9万円低いという、そういう数字でありますし、そのため介護職員の離職や不足状態等、悪循環になっているのが実態ではないでしょうか。その中で、職員がやめたいという理由は、第1が賃金が安い、次に仕事が忙し過ぎる、そして体力が続かないなど、厳しい状況にあります。団塊の世代が、先ほど宮坂議員も触れましたけれども、75歳以上になる2025年から2030年ごろを視野に、介護職員の確保と事業所経営の安定に向けた対策が強く求められているというふうに思います。  そこで、これはなかなか国の制度との絡みでありますが、しかし、基本的には広域での介護体制、これをとっているわけでありますし、包括支援センターを中心として市町村でも力を入れなければならないというふうなことで、これから7次の高齢者福祉計画もあり、認知症対策等々あるわけでありますけれども、何よりも当面、介護事業所における介護職員の充足状況、これは深刻だというふうに思っております。その点についてはどのような認識をされているのか。  さらには介護職員の確保や離職防止に各事業所は大きな危機感を持っているわけでありますが、調査でも42%の事業所が人材不足にあって、受け入れベッドを縮小せざるを得ないというふうな状況になっています。この点では充足状況とあわせて、広域連合並びに町として介護職員の養成、確保、離職防止、この必要性や対策について具体的にもしとられる対策があれば、ぜひともそれはとっていただきたいというふうに思うんですが、この点についてお伺いをしたいというふうに思います。 ○議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤功) 介護人材につきましては、地域包括ケアシステムの構築の中で不可欠な社会資源である一方で、その不足が叫ばれるなど介護人材の確保は最重要の課題であると認識はしています。介護の仕事の魅力向上であるとか、介護人材確保に係る各種事業の活用促進、介護サービス事業者の適切な事業を促すための育成、指導や、事業所における積極的な取り組みを支援するための情報提供を行うとともに、地域の関係機関と連携を図りながら対応したいとは考えます。今後また、介護職員に係る賃金についての処遇改善加算等も予定されていると聞いています。そういった影響についても注視してまいりたいと思います。  町としましては、これまでも介護職員初任者研修受講支援事業としまして、受講料の一部を助成するといったことをしていますが、近年実績がないというのが現状です。また、先ほど御質問の中にもありましたが、広域の管内でも職員不足によって事業縮小の事業所がある一方で、管理職が介護業務に入って何とか業務を回しているという事業所があるとも聞いています。今後、事業所の運営推進会議などの際に、職員の状況等についても確認してまいりたいと思います。人材育成につきましては、これといった起爆剤となるようなちょっと支援が今のところないのが現状ではありますが、できるだけ事業所等の話を聞きながら町としても対応していきたいと思います。 ○議長 小池忠弘議員。 ◆小池議員 深刻な状況には変わりないわけであります。なかなか、例えば景気が好転をしてきて求人倍率が上がっていくと。上がれば上がるほど、そういう仕事につけない、つけないといいますか、つきたくなくなってしまうということも当然出てくるわけです。そういう点では、かなりのやっぱり厚い対応をしていかなければ崩壊をしてしまうという、いわゆる介護を受けたい人たちがそういう施設利用や通所利用ができなくなっていくと。つまり保険は取られるけれども、介護はない。こういう点では本当に住みなれたところで安心して住み続けられる体制というのは、国の今の制度のままではなかなか対応ができないということは、もう痛感をしているところは行政も同じではないかというふうに思います。そういう意味では小規模事業者等々、そういう事業者に対する、いわゆる何らかの援助も必要になろうかというふうに思うんですが、この点についてはいかがでしょうか。 ○議長 町長。 ◎町長 介護人材の不足というのは本当に大きな大きな課題だというように思います。国全体で考えていかなければいけないことではないかなというように思っています。今御指摘のとおりに、景気がよくなって介護人材のみならず産業界全体が今人材不足というような状況に陥っているわけでありますから、より一層そういった介護の人材を求めることが厳しい状況になってきているのも事実だというように思います。  その中で、先ほど課長の答弁にありましたように、介護職というものが非常にイメージが悪くてですね、安く働かされて非常にきつい仕事であるというようなイメージがずっとついてしまっているわけでありますから、それを何とか改善していく努力をしていかなければならないというように思っています。当町におけるハイム天白もですね、実は人材が非常に厳しい状況でありまして、なかなか募集しても来ていただけない。働き方の形というものをどう捉えていくかということは、これから非常に問われている状況かなというように思っています。  介護保険全体で考えなきゃいけないというのは、やっぱり介護をされる方の給与の問題でありまして、介護報酬がこうやって前回のときに下げられたという影響が、そういった各事業所に大きな大きな影響を与えていることも事実でありますから、これからそういった、今回は若干上げられていますけれども、そういったものがどういう影響になってくるかも含めてですね、検討をしていかなければいけないのかなというように思っています。なかなか自治体の中でどういったことができるかというのは難しい問題がありますけれども、広域連合の保険者としてどういったことができるか、また現場で対応を検討、研究していきたいというように思っております。 ○議長 小池忠弘議員。 ◆小池議員 確かにここで解決できる問題ではありません。しかし、その点については認識を強く持っていただいて、広域連合への働きかけや国への働きかけも必要だろうというふうに思いますし、何よりも下諏訪は高齢者、非常に多い、また団塊の世代を迎えてもさらに少し上昇をしていくわけでありますから、より一層のお力を注いでいただきたいということをお願いしたいと思います。  最後になりましたけれども、選挙における投票率の向上であります。一昨年の12月に私、この点の質問をさせていただきました。その後の検討結果、何らかの形でそういう対応ができるのか。特に投票へ行きたくても行けない体制への対応。それから、18歳以下に引き下げられてきた投票権、これが特に若い人たちの投票状況にも影響するわけですが、特に主権者教育、この2点について、既に質問してある内容でありますので、その点についてどのように検討されたのか。さらには主権者教育について、どのような対応をしていくのか。その2点について、大変時間が短いんですが、御答弁をいただきたいと思います。 ○議長 総務課長。 ◎総務課長(伊藤) 私のほうから以前の経過について御報告をさせていただきます。投票所の設置、あざみ号の検討につきましては、選挙委員会において定例の選挙管理委員会で検討させていただきました。  まず投票所につきましては、投票区の規模、公平性、増設の経費などの観点から総合的に判断しまして、昨今の人口の減少、また全国的に投票所は減少しているということから考えますと、新設等の判断は大変難しいということでございます。  それから、あざみ号の運行につきましても、前回、回答でも触れさせていただきましたが、一般的な乗り合いの許認可によって運行がなされていることから、投票に限っての臨時的な運行は、投票日当日に限っての経路の変更等は大変難しいということでございます。そういった中で、高齢化が進む中で、それぞれ6市町村の事務研究会においても移動支援については今現在検討させていただいております。公平性や費用対効果の観点から、多くの市町村は特別には実施はしていないというところでございますけれども、いずれにしましても投票率向上に向けて、より効果的な投票環境や投票機会を提供することは重要でございますので、そういった有権者のニーズを見きわめながら、また国の動向等にも注視しながら、さらに検討を進めていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長 教育長。 ◎教育長 時間がございません。端的に申し上げます。主権者教育に関しましては、本年当初、小口選挙管理委員長さんが町の校長会に来ていただいて、ぜひ小中学生にもいかがかというお話がございましたので、検討させていただいて、小学校では政治の単元、それから中学校では公民のところで実施させていただきました。この中で、町の選挙管理委員会の職員が講師となっていただいて、選挙についての学習をしてくださいました。全国共通のプレゼンの資料じゃなくて、町長さんや町会議員さんの顔写真を盛り込むなど町独自のそういった教材をつくっていただいてやったところ、子供たちから、18歳になったら投票所へ行きたいとか、それから、今までは興味なかったんだけれど、選挙って大事だということがわかったとか、それから、下諏訪をいい町にしたいと思ったので大人になったらぜひ投票したいとか、選挙では自分と同じ意見を持つ候補者に自分の考えで投票することが大事だと思ったなどという感想が聞かれました。  これまで高校における出前授業や模擬投票をしていたわけですが、これに対して今のような小中学校への主権者教育を今後引き続き行っていくことによって、学校の授業と関連づけることによって、より身近に政治や選挙に関心を持ってもらって、自分で考え判断、決定して投票する、そんな世代をふやしていけるように進めてまいりたいと、そんなふうに思っております。以上です。 ○議長 小池忠弘議員。 ◆小池議員 ありがとうございました。以上で私の質問を終わります。 ○議長 ここでお諮りいたします。暫時休憩にしたいと思いますが、御異議ございませんか。
                 (「異議なし」の声) ○議長 御異議ございませんので、暫時休憩といたします。ただいま午後0時17分であります。再開は午後1時30分を予定いたします。暫時休憩といたします。            休  憩  午後 0時17分            再  開  午後 1時30分 ○副議長 ただいま午後1時30分です。休憩前に引き続き本会議を再開いたします。  一般質問を続行いたしますが、議長が所用のため、かわって副議長が議長を務めさせていただきますので、御協力をお願いいたします。  それでは、質問番号4番、質問事項 新年度事業と予算について、湖北行政事務組合について、議席9番、中村光良議員、質問席にお着きください。 ○副議長 中村議員。 ◆中村[光]議員 質問番号4番、議席番号9番、中村光良です。  平成29年度最後の3月定例会が開会されました。年度末とあって、条例や規約の改正や変更が11件、専決処分や土地取得、町道路線の一部廃止、町有施設の指定管理者の指定など5件、29年度補正予算6件、新年度、平成30年度予算が10件と合計32議案が上程され、審査が始まろうとしています。  迎える平成30年度は明治26年に下諏訪村が下諏訪町へ改称してから、町制施行125周年の節目の年として、町は先人たちが築き上げてこられた伝統と町の歩みを振り返り、この町の未来に向けた飛躍の年となるように新たな決意で臨むとされています。平成30年度は、私たち議会は4年目、任期最後の年度を迎えます。私としましても、町長さん初め理事者の皆さんや職員の皆さんと力を合わせて推し進めてきた3年間を真摯に振り返りながら、さらに充実した町政を築いていくために努めてまいりたいと思っています。平成30年度予算施政方針のページを繰りながら、今まで自分が気持ちを込めて申し上げてきた施策を検証し、さらに充実させて町民の皆さんの負託にお応えしたいと考え、質問事項を通告してまいりました。  それでは、通告に沿って質問させていただきます。よろしくお願いします。まず、新年度事業と予算について。第1点、防災ネットワークしもすわについてお尋ねいたします。防災意識日本一を目指す下諏訪町では、既に100人を超える方が防災士の資格を取得されています。個人としての資格取得された皆さんが、これからはいよいよ組織として活動していただける意向を発信されていることは大変心強く、御期待申し上げています。  私が申し上げたい第1点は、防災士の皆さんが、区長経験者であったり消防団の幹部を歴任された皆さんであったり町の職員さんであったりと、地域の実情を熟知されている方々がほとんどであり、こうした方々がネットワークを構築していただける町民の防災意識の高揚に向け、これ以上ない最強の組織として他市町村からも注目されるモデルケースとなるのではないでしょうか。  全国各地で頻発する大型自然災害の甚大な被害を憂い、個人の資格として資格取得と仲間の拡大に努めてこられた方々と、チャレンジ事業採択でバックアップしてきた町の取り組みの成果が実り、組織化されるまでになりました。私も一般質問で取り上げた経過もあり、拡大や組織化を期待してきた1人です。防災ネットワークの発足の趣旨について御説明いただきたいと思いますが、よろしくお願いします。 ○副議長 総務課長。 ◎総務課長(伊藤) お答えいたします。防災ネットワークしもすわの発足の趣旨でございますが、地域防災力向上を目的として、平成27年度から平成29年度までの3年間、下諏訪力創造チャレンジ事業において防災士養成事業の申請があり、活用期間で86人の取得者が誕生し、個人での取得者を合わせると101人の防災士を町内に配置することができました。  防災士の集まりの中で、各地域の自主防災会のあり方や機能の再検討が必要である、大きな災害があり役場も被災すれば行政の職員もすぐには来てもらえない、自分たちで避難所を開設し運営していかなければならないなどの意見があり、自分たちの地域は自分たちで守るという熱意と自助・共助の観点から町内の防災士資格者で組織し、地域における防災・減災対策の推進を図ることを目的として、防災ネットワークしもすわを発足させたというふうにお聞きしております。以上です。 ○副議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 防災ネットワークということですから、ぜひ全町的な視野で検討されていることと勝手に想像していますが、運営を管理する事務局的な業務も大変だと思われます。構成員については防災士の方々だけなのか、ほかにどなたか事務的に携わるのか、その辺についてはいかがでしょうか。 ○副議長 総務課長。 ◎総務課長(伊藤) お答えいたします。防災ネットワークしもすわの準備会で作成した組織の要綱では、会員は町内に居住し防災士の資格取得者、区長または自主防災会会長の推薦をもって防災ネットワークしもすわの会長が認めた者としていることから、防災士資格取得者の組織になるというふうに認識しております。 ○副議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 新規の発足ということで、活動の詳細はこれから順次練り上げられていくのではないかと想像していますが、各地区の自主防災会の底上げや町民の防災意識高揚への啓蒙など期待されるところも大きいと理解しています。新年度での活動について、検討は進んでいるのでしょうか。活動内容について、お話しいただける事例があったらお願いしたいと思います。 ○副議長 総務課長。 ◎総務課長(伊藤) お答えいたします。防災ネットワークしもすわの主な活動内容としてお聞きしていることは、各区に支部を置きまして、各地域で開催する避難所運営訓練の実施、いわゆる巡回型訓練、町総合防災訓練や消防出初め式への参加・協力、実際の被災地を目で見て学ぶための災害被災地の視察研修、防災教育として小学校5年生が実施しているジュニアサバイバル教室への参加、また各地区で講師として防災講習会を開催し、災害備蓄品や非常持ち出し品などの紹介、また社協、民生児童福祉委員、赤十字奉仕団など他の団体との連携した事業を実施したいというふうにお聞きしております。以上です。 ○副議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 防災士の資格取得者が100人を超えた。これは私、個人的にも初期の予想を大いに上回る大変な成果だと言えると評価しています。チャレンジ事業の目安の3年を終わることになると思いますが、ネットワークの発足に際し、全町的な展開を見据えたとき、今後への考え方はいかがでしょうか。これからの構成員の人数とか、将来的な目標数とか、その辺の見解をお尋ねします。 ○副議長 総務課長。 ◎総務課長(伊藤) お答えいたします。現在、防災士の資格取得者は101人。区別に申しますと、1区が17人、2区が14人、3区が25人、4区が2人、5区が3人、6区が16人、7区が7人、8区が3人、9区が1人、10区が12人、社協が1人となっております。町内会別では現在53の町内会に配置しておりまして、3月末の設立総会を予定し、発足時には全ての防災士に加入していただくことでお声がけをしているというふうにお聞きしております。また、今後は防災ネットワークしもすわの皆さんや区長さん方にも御理解と御協力をいただく中で、全町内会へ資格取得者の拡充を図り、将来的には100町内会に1人の防災士の配置を目指したいというふうに聞いております。 ○副議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 ネットワークの発足に当たり、服装とか装備品などある程度の費用が必要になるかと考えています。事務的な費用も必要ではないでしょうか。今お話しいただいたように、出初め式であったり防災訓練であったり、ある程度ユニホームとかをつけられた皆さんが100人以上そろってくれたら、見応えのある式典とか訓練になるのかな、なんて大いに期待していますけれども、防災ネットワーク発足にかかわる新年度予算では、どれほどを見込んでいるのでしょうか。また、あわせて防災ネットワークについて町長の所見をお聞かせいただければと思っていますが、お願いします。 ○副議長 総務課長。 ◎総務課長(伊藤) お答えいたします。私のほうから予算についてお答えさせていただきます。新年度予算の防災ネットワークしもすわへの補助金につきましては、総額で189万7,000円を新年度の予算に計上させていただいております。主な内容としては、ヘルメット、帽子、メッシュ反射ベストなどの装備品として117万7,000円を、活動補助として12万円、防災士の資格取得補助金として20人分の60万円となっております。3月下旬に防災ネットワークしもすわの設立総会が予定されておりますので、予算をお認めいただいた後、新年度の早い段階で配備したいと考えております。以上でございます。 ○副議長 町長。 ◎町長 このたび民間の皆さんが主導的に動いていただいて、町内に101人の防災士が誕生したということ、大変うれしく思っています。また、そういった皆さんが防災ネットワークしもすわという形で組織化をしてくれて、これからも地域自主防災会の再編をにらんで活動をしていただけるということで、非常に心強く思っているところであります。  御承知のとおり、災害時には行政には限られた力しかないわけでありますから、地域の皆さんがそういった自助・共助という思いをしっかりと持っていただけるということは、防災意識日本一のまちづくりに大きな大きなプラスになってくるというように思っています。今後、先ほど課長から答弁ありましたように、自主的な活動をしっかりと支援しながら、組織の充実、またよりよい活動が展開されますように協力をしてまいりたいというように思っております。 ○副議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 ありがとうございました。町民の中の底辺のほうから盛り上がってきた大変期待できる組織だと思います。これからも温かく見守っていきたいというように思っています。  次に、あざみ号、スワンバスについてお尋ねいたします。  高齢者が運転する車の高速道路での逆走が原因の事故の続発や、やはり高齢者が運転する車が集団登下校する小学生の列に突っ込んで痛ましい結果を招いてしまう事故が続発しています。高齢者にとっても、国の宝と言われる子供さんたちにとっても、これ以上あってはならないことと考えるのは私だけではないでしょう。高齢者の皆さんも事故防止の意識が高まり、運転免許証の返納が加速しています。この流れに従い、高齢者の皆さんの生活を支える足としてのあざみ号やスワンバスの充実は避けて通れないことだと考えています。町ではこの点について時間をかけて慎重に検討を重ねていただき、路線と時刻表の見直しに取り組んで4月の改定に結びつけていただきました。あわせて乗車券の支給など利用者への支援も改善していただいています。高齢者の皆さんや交通弱者とされる皆さんに大いに活用されるよう期待しています。  高齢化が進むのに比例して、公共交通の充実への要望は年々高まる一方です。買い物や通院など日常生活に直結した切実な課題ではないでしょうか。過去にも何度か路線やダイヤについて検討や改定が繰り返されてきましたが、これでよしという形をつくり上げるのはなかなか至難な問題だと思えています。  お尋ねします。公共交通検討委員会の委員の構成はどのような方々だったのでしょうか。 ○副議長 住民環境課長。 ◎住民環境課長(増澤和) お答えをいたします。公共交通検討委員会の委員構成につきましては、公共交通検討委員会設置要綱第3条に地域公共交通の利用者、見識を有する者、その他町長が必要と認めた者のうちから10人以内で組織すると定められております。これに基づき、今回は特に市街地から比較的遠距離と思われる第5区、6区、7区、9区のあざみ号の利用者、学校や福祉施設に携わる方、また副町長にも参加いただき、10人で委員を構成し、オブザーバーとしてあざみ号を運行委託しておりますJRバス関東諏訪営業所にも御参加をいただきました。以上でございます。 ○副議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 今回の場合、検討委員会は何回ほど開かれたのかお尋ねいたします。 ○副議長 住民環境課長。 ◎住民環境課長(増澤和) お答えいたします。検討委員会につきましては、平成29年7月27日に委嘱書を交付させていただき、第1回目の検討委員会を開催いたしました。1回目の会議では現状説明と課題の洗い出しを行い、8月21日には町職員による乗降調査に委員の皆様も同行し、実際にバスに乗車し運行の実情把握と利用者の要望調査を行いました。8月28日の2回目の会議では課題の整理と重要課題の絞り込みを行い、最終的に10月4日の第3回目の会議で提言書を町に提出していただいております。以上でございます。 ○副議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 今お話しいただいたように、会合で検討していただいたということですが、検討委員会のほうに寄せられた要望等は件数でどのくらいあったのでしょうか。 ○副議長 住民環境課長。 ◎住民環境課長(増澤和) お答えいたします。あざみ号の要望につきましては、非常に多岐にわたり、特にバス停の場所や運行時間、ルートについてとなり、乗降調査での御意見を合わせますと約50件余りの御意見をいただきました。そのような中、提言ではさまざまな課題を全体的な見地から、乗降が少ない路線の統合、フリー乗降区間の拡充、利用者目線に立った時刻表、マイクロバスの車両更新の四つに集約をいただいております。以上でございます。 ○副議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 幅広くいろんな御意見、御要望をつぶさに検討していただいたと言えると思っています。それでは、改定案がまとまった時点でパブリックコメントの期間をとってあったと思いますが、パブリックコメントについてはどんな状況だったのでしょうか。 ○副議長 住民環境課長。 ◎住民環境課長(増澤和) お答えをいたします。この提言をベースに、JRバス関東にも御協力をいただきながら新ダイヤの策定を進め、並行して11月16日から12月15日までをパブリックコメント期間とし、町ホームページや窓口で御意見をいただきました。その結果、6件の御意見、御要望をいただき、主なものとしまして、所沢地区への乗り入れ、萩倉・星が丘線から線路下までのスムーズな運行等でありました。御要望の中の萩倉・星が丘線から線路下へのアクセスにはまだ改善の余地があることがわかり、できるだけ新ダイヤに反映をさせていただきました。以上でございます。 ○副議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 過日、全協等でも御説明いただきました。随分ルートについても、ダイヤについても細かく検討していただけたのかなというような評価をしているところですが、検討委員会の皆さんも担当課の皆さんも大変御苦労されたと理解しています。改定内容も小幅なものではないように見受けられます。せっかく御苦労され、まとめられた結果ですから、利用者である町民の皆さんに受け入れられて都合よく活用されるよう期待しています。そのためにも改定の内容を十分に御理解いただかなくてはならないと思います。最近、新聞報道でも取り上げていただきましたが、まだそれでは十分だとは思えません。路線と時刻表は4月改定の予定とされていますが、これからの周知の手段はどう見込まれているのでしょうか。 ○副議長 住民環境課長。 ◎住民環境課長(増澤和) お答えいたします。新ダイヤの周知につきましては、時刻表冊子のデザインを一新し、より見やすく、わかりやすく、持ち運びを意識したものといたしました。また、新時刻表冊子の配布とあわせ、新設、名称変更、廃止されたバス停の案内チラシを3月9日の金曜日に全戸配布をいたします。その他、町のホームページによる周知のほか、あざみ号車内や町内施設に新時刻表を置き、4月1日からスムーズなダイヤ移行ができるよう周知を図ってまいります。以上でございます。 ○副議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 ここのところ、約半月が大変重要かと思います。町民の皆さんにできるだけわかりやすく御理解いただけるよう、もう一苦労お願いしたいと思います。よろしくお願いします。  施政方針の中で、スワンバスについて、老朽化に伴い内回り線の車両を更新する旨が記載されていますが、この点について伺いたいと思います。スワンバスの車両更新とされていますが、この件の費用負担についてお伺いします。 ○副議長 住民環境課長。 ◎住民環境課長(増澤和) お答えいたします。スワンバスの車両更新に伴う負担金につきましては、老朽化に伴うもので、内回りの車両を予定しております。更新に伴う費用負担は湖周2市1町の年間走行距離数12万4,538キロにて案分をし、車両更新価格に対し、下諏訪町21.74%、岡谷市46.78%、諏訪市31.48%となり、これを費用負担割合としております。当町の負担金につきましては、当初予算にて496万円を計上させていただいております。以上でございます。 ○副議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 町民の皆さんの大切な命を預かりながら元気に活動していただくために、ぜひいい車両を採用して喜んでいただけるよう期待しています。  次に、保育アドバイザーについてお尋ねいたします。  下諏訪町の保育園は3園体制の発足以来、3園足並みをそろえるように安定的に運営されてきました。担当課の皆さんや保育士の皆さん、給食等に携わる皆さんの一体的な御尽力のたまものと受けとめています。未満児保育や一時保育についても力を入れていただいてきました。保育園担当保健師の配置や、新年度では新たに保育アドバイザーの配置をしていただけるとのことです。未就学の子供さんを持つ親御さんにとっても、通園する子供さんにとっても、町の保育園の形態は着実に進展しているのではないでしょうか。統廃合の検討段階からかかわり、六、七人の卒園写真があったことなどに心を痛め、統合推進の立場で議論に参加したころを思い出しながら、昨今の運動会や音楽会、にぎやかに盛り上がっている諸行事を見て、統合は成功裏に進展していると感じています。  新年度で配置していただける保育アドバイザーについて伺います。保育アドバイザーの役割についてお聞かせいただきたいと思います。 ○副議長 町長。 ◎町長 今、3園体制に対する評価をいただきました。本当にありがとうございます。おかげさまで7園を3園にするというようなことで、大きな園になってきたわけでありますけれども、それぞれいい園の形ができているのかなというように私もほっとしているところであります。  そんな中でですね、大きな園であるがために職員も大変苦労の多い部分もあろうかと思います。そして、ここにきて大変ベテランの保育園長を務められた方々が、ここで3人が退職されるという状況もございます。かなり保育園の先生方も若返りになるわけでありまして、そういった意味では保育アドバイザーというような方の存在、それが大きく必要な状況になってきているんではないかというように思っています。過去にも保育園長を経験していただいた方に保育アドバイザーとして引き続きいろんな面倒を見ていただいたという経過もありますけれども、今回もそんな形を考えています。  一応、さくら保育園に籍を置いていただいて、お一人の方にアドバイザーをお願いしようと思っています。さくら保育園のみならず、みずべ保育園、またとがわ保育園等、巡回していただいて、いろいろな保育士へのアドバイスのみならず、保護者の皆さんの相談相手にもなっていただけるような、そういった仕事をしていただこうというように思っています。また、せせらぎ園やぽけっとについても園と同じような形でありますから、そういったところへも巡回していただいて、そういった適切なアドバイスをしていただけるものと期待しているところであります。 ○副議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 子育て中の保護者の不安やいろんな相談に乗っていただけるほか、保育園担当保健師と連携し、健康や発育にも配慮した保育が期待できるとのことですから、保護者のみならず、苦労されている保育士の皆さんにとっても大変心強いことだと受けとめさせていただいています。この保育アドバイザーをお願いするための保有資格とかはどんな様子なんでしょうか。 ○副議長 町長。 ◎町長 先ほども言いましたけれども、特にアドバイザーの資格というのはないわけでありますけれども、保育園長を経験した方にお願いするということでありますから、そういった部分ではもう十分に熟知をされた方というような認識を持っていただければありがたいと思います。 ○副議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 ちょっと質問がダブって申しわけないかと思いますけれども、アドバイザーの方の人数、活動日数、活動時間等について、もう一度お話しいただけますか。 ○副議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) お答えいたします。新年度、配置を予定しておりますアドバイザーの人数でございますが、1人を予定しております。活動といいますか勤務につきましては、ほかの園長や保育士と同じように考えておりますので、基本的には平日の午前8時半から午後5時までとなっております。以上です。 ○副議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 新年度に設置する、このアドバイザーについての予算というのはどのぐらい見込まれているんでしょうか。 ○副議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) お答えをいたします。新年度におきましては、保育アドバイザーの賃金関係のみを計上させていただいております。以上です。 ○副議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 こちらの質問の仕方が的確じゃないのかも。一応、ここで終了される園長職、務められた先生が引き続き若手の御指導に当たっていただけるということでよろしいですか。ありがとうございました。  この保育園事業について改めて町長、保育園行政の思いとかお聞かせいただけますか。 ○副議長 町長。 ◎町長 安心して産み育てられる環境をつくっていくというのは大きな大きな町の仕事だというように思っています。そういった意味で、早期に保育園の体制について検討してきて、こういった形で3園体制ができて、よりよい保育環境の中で保育ができていること、これはありがたく思っています。おかげさまで保護者の方からも好評をいただいておりますし、未満児保育に対応することも今できておりますので、当町では待機児童といったような問題は今のところないわけでありますけれども、これからもより一層、保育の充実を図るとともに、今後予想されるであろう未満児のより一層の相談にもしっかりと対応してまいりたいというように思っています。  また、ふれあいセンターぽけっと、また、せせらぎ園につきましても、大変いい活動をしてくれておりまして、それぞれ子供たち一人一人に向き合った保育ができているものというように思っています。これからもそういった思いをしっかりと持って環境を整備してまいりたいというように思っております。 ○副議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 ありがとうございます。多分これから、この春、新しく保育園に子供さんを預ける親御さんにとっても大変安心できるいい環境にあるのかなと期待しています。今、町長からもお話があったように、子育てふれあいセンターぽけっとのほうについても、ちょっと触れさせていただきたいと思います。  子育てふれあいセンターぽけっとについても、開園以来、安定的に運営が展開されていると感じています。子供同士、親同士は言うに及ばず、親子と高齢者、高齢者同士などいろんなケースの計画が取り組まれており、いつも駐車場がいっぱいになっていることが多く、子供さんたちの元気な声も聞こえてくることが多いです。開園当初からのベテランの職員さんたちの御努力の蓄積の結果だと感じているところですが、未就園児をお持ちの親御さんたちにとって大変居心地のよい場所として、楽しく有意義に活用されているのではないでしょうか。  我が家でも開園当時から孫たちがお世話になっており、現在は3人目の孫が通っており、仲よしの友達ができて楽しんでいるようです。ぽけっとで仲よくなった友達と一緒に保育園に入園することもあり、保護者にとっても子供にとっても大変有意義な時間を経験させてもらっていると感謝しているところであります。ぽけっとの29年度の利用者数の状況はいかがでしたでしょうか。 ○副議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) お答えいたします。本年度、先月の2月末までの数字でございますが、大人が4,729人、子供が5,531人、高齢者の方が1,026人、ぽけったー等が548人、合計で1万1,834人となっておりまして、4,614組の親子が利用していただきました。以上です。 ○副議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 先生方の御苦労もあるかと思います。すばらしい数字だと思います。前に同じ諏訪地方の首長さんたちが関係者を連れて見学に来ているところを偶然御一緒になったことがありますけれども、下諏訪いいなと言うから、ぜひ同じものをつくってあげてくださいよというような話をした経過もあるんですが。私も孫と一緒にぽけっとを訪れることもありますが、いつも思うのは掲示板には常に行事の予定がいっぱい張り出されているということです。お年寄り同士の行事も含まれているようですが、行事の企画は年間おおむねどのぐらいあるのでしょうか。
    ○副議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) お答えいたします。こちらも2月末までの数字でございますが、下諏訪童謡・唱歌をうたう会の皆さんと歌ったり、体操、手遊びなどを楽しむ、うたのぽけっとが10回で80組の参加、ボランティアさんによる絵本の読み聞かせなどを行う、おはなしいっぱいが12回で83組の参加、ゼロ歳児を持つお母さん対象の0歳児ママ講座が13回で135組の参加、1歳・2歳・3歳児を持つお母さん対象のママ講座が12回で72組の参加、町の男性保育士による親子遊びの講習を行うパパ講座が1回で27組の参加、地域の文化や味を知ってもらう知恵袋講座が3回で30組の参加、身近な素材を使って季節に応じた製作活動をする、つくるよぺたぺたが4回で52組の参加、保育園児の保護者対象の子どもとの接し方講座が14回で17組の参加、初めてお母さんになった方を対象にしたベビープログラムが16回で136組の参加がございました。以上です。 ○副議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 ありがとうございました。こちらの実績もすばらしいものだと思います。多岐にわたっており、対象がそれぞれ丁寧に分析されていて、大変すばらしい内容だと思います。保育園入園前の子育てに頑張っておられる若いお母さんたちにとって、随分、心の負担が軽減される場でもあると感じています。ぽけったーと呼ばれるお年寄りの皆さんが自分たちも楽しみながら行事をサポートしていただいていることは、私もよく目にしているところです。  運営面は順調で、センターの設置の目的は十分に達成されていると思っていますが、全く不安がないわけではありません。乳幼児が楽しく過ごせる施設ですが、園庭に設置されている遊具や手すりは金属製が多く、真夏の太陽の下ではやけどしてしまうんではないかと、また真冬では手袋なしではさわれないんじゃないかと、そんな心配もしてしまいます。真夏、真冬など園庭の金属製遊具への心遣いが欲しいと思っていますが、この点についてはいかがかお話しいただけるでしょうか。 ○副議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) お答えいたします。確かに夏場につきましては、特に天気のいい日は、滑り台が高温になります、注意してくださいといったような張り紙を掲示しまして、職員が小まめに声をかけたり注意喚起をさせていただいてはおりますが、冬場におきましては、議員御指摘のとおり金属製でございますので、寒さへの対策につきましては今後の課題かと思っています。何かしらの対応をしていければと考えております。  年間を通しましては、雨上がりで遊具がぬれていたり汚れていたりしたときなどは、タオルで拭き取るなど天候に応じた対策をしておりまして、特に用務員さんが月に1回、遊具の安全点検を行っているところでございます。以上です。 ○副議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 ありがとうございました。何としても使っていただいている相手が幼い子供さんなんで、特に注意してあげることが大事かな、なんて思います。  もう1点、不安があります。開園当初には園庭も整備され、木や草花も植えられ、すばらしい園庭だと感じてきましたが、年月がたつとともに樹木や草の手入れが大変だなと思えてきました。夏場には毎朝のラジオ体操の会場にもなっています。伸びた草の上での体操は少し気の毒かななんて感じてしまいますし、雨上がりの朝など、なおさら場所選びが大変そうです。園庭の管理には男性の力がどうしても必要かと考えてしまいますが、この辺についてのお考えをお伺いします。 ○副議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) 中村光良議員には、ぽけっとの園庭の整備に御協力をいただきまして、改めてお礼を申し上げます。園庭の管理につきましては、職員や用務員さん、それらによる草刈りだとか樹木の剪定、落ち葉掃き等を行っているところです。  議員おっしゃる男性の力ということでございますが、確かにぽけっとの職員は女性だけですので、力仕事ですとか危険箇所の整備など、男性にお願いしたところもあります。そのような場合には、毎日、用務員さんがぽけっとや保育園を巡回しておりますので、用務員さんにやっていただいたり、人手が必要なようであれば、教育こども課の職員がぽけっとに出向いてお手伝いをしていくということで対応させていただいております。以上です。 ○副議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 とても手ごろな広さで、非常に子供たちも遊びやすい園庭だと思っています。ぜひ不安のないような手入れの努力も必要かななんて思います。またお世話になりますが、よろしくお願いします。  次に、新設されるマタニティマークについて触れさせていただきます。防災対策に端を発し、住民同士の助け合い、支え合いの機運が高まり、防災関連のみならず、高齢者、健康状態に不安を持つ方、認知症の方やその御家族など、いろんな角度から検討されてきました。私たちも避難者カード、ヘルプマーク、ヘルプカード、オレンジリング等々、一般質問の中でいろいろ提案させていただいてきました。支える側として、より有効性の高い活動にするためと、より迅速な支えの手を差し伸べることへの提案をしてきたところであります。  オレンジリングについては、12月議会できらめくまちグループとして質問させていただきました。町では既に採用されており、リングを所有されている方も多数おられることが示されておりましたが、日ごろの生活の中では目にすることが多いとは思えません。新年度でマタニティマークの採用を決めていただきました。いろんな角度から検討を重ねることは大切であると思いますが、助け合い、支え合いの目的からしては、実行することが第一だと考えています。今回の新たな取り組みに大いに期待をしています。マタニティマークの配布のタイミングについて、施政方針では母子手帳交付の際とされていますが、改めて配布の手順についてお話しいただきたいと思います。 ○副議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤功) 町では、妊娠届の受理及び母子健康手帳の交付を町保健センターで行っています。母子手帳交付の際には、その後の妊婦健診公費負担のための健診票の交付や、町の子育てガイドブックなど、妊娠、出産、育児に役立つサービスの紹介、資料等をお渡ししています。4月からは新たにマタニティキーホルダーを加えてお渡ししていく予定です。 ○副議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 新規に実施される事業です。何といっても妊婦の皆さんに趣旨が御理解いただけて、有効な施策として活用していただけることが大事なことではないでしょうか。取り組みへの意向はいかがですか。 ○副議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤功) これまで保健センターでは、マタニティマークの普及団体から無償配布されるステッカーを妊娠届の際に配布していましたが、マタニティキーホルダーはバッグなどの手荷物につけやすく、またつけかえも容易で、さまざまな場面で活用していただけると考えています。全国的にステッカーやキーホルダーなど啓発グッズの配布による普及が進んでいます。妊婦の皆さんが安心して妊娠期を過ごしていただけるよう、この事業をきっかけに、困っている人や支援が必要な方へ気を配ったり、周囲の理解が進めばと考えています。 ○副議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 この新しい事業がまた活発に活用されるよう期待しています。最近数年間の母子手帳の交付数の実情からして、今後とりあえずのマーク配布の数量的見込みについてお話しいただけますか。 ○副議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤功) ここ数年の母子手帳交付の実績ということで、平成24年度が137人、25年度135人、26年度115人、27年度157人、28年度125人、29年度は2月末時点で105人の状況です。新年度の配布枚数は、これを考慮して130人くらいを見込んでいます。なお今年度、母子手帳を交付した方で希望があればお配りできるよう多目に予算計上はしております。以上です。 ○副議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 高齢化対策としても有効な結果に結びつくよう期待しています。ちょっと一つ気になるのは、この事業で出産後のまだ体調が回復しない状況の方々への対応というのはいかがでしょうか。 ○副議長 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(増澤功) この事業におけるマタニティマークは、妊娠期であることを周囲の人に知ってもらうとともに、緊急時対応等に生かされるかと考えますが、産後の体調不良、体調不安などへの対応とまではなっていません。しかし、議員の言われる事例に対する対応としましては、以前、一般質問の中でありましたヘルプカード等が有効かと思われます。ヘルプカードにつきましては、義足や人工関節を使用している方、内部障がいや難病の方、精神障がい、知的障がいの方など、援助や配慮を必要としていることが外見ではわかりにくい人にとっては心強いツールであるとともに、周りの人たちにとっても、ふだんの気づきや配慮、また緊急時の素早い対応につながるものだと認識しています。  諏訪地域障がい福祉自立支援協議会では、平成30年度、ヘルプカード事業に取り組む準備を進めており、協議会員でもあります行政6市町村、また事業所等が連携して、必要な方に所持していただけるよう、周知、配布をしていく予定です。 ○副議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 ありがとうございます。町長にぜひお尋ねしたいんですが、助け合い、支え合いをひっくるめて、これからの町の姿勢等を、お考えをお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○副議長 町長。 ◎町長 今回、中村議員からの御提案もいただいて、マタニティマーク、また高齢者には安心カードといったものも配布をさせていただく事業も新年度事業として採用させていただきました。まさに今、議員御指摘のとおりに、こういったカードを持つ方に対して地域の皆さんがしっかりと理解をして、そういった支え合いや、そういった相手を思いやる心が育ってくれたらうれしいなというように思っています。いずれにしても、そういった意識が町民の中にないと、カードを持っていても、ただ持っているだけになってしまいますから、そういった啓蒙も含めてですね、町では支え合いのまちづくり、しっかりと町民の皆さんに理解していただくようにしてまいりたいと思っています。 ○副議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 ありがとうございました。町の中が、みんなが助けたいんだよと思ってくれているということを御本人たちが理解していただくことが大事なので、せっかくマーク持っていてもポケット入れたままじゃなくて、これやったほうが自分のためだな、自分が助けてもらえるんだなという空気を町の中につくっていければと期待しています。よろしくお願いします。  最後に、湖北行政事務組合に関してお尋ねします。施設改修計画についてですが、2月初旬に湖北行政事務組合議会の定例会が開かれました。平成30年度の一般会計、衛生センター会計、火葬場特別会計のそれぞれ予算が承認されました。予算審査とは別に、衛生センターに関連して設備に改修が必要な状況がある旨の話がありました。人口減少や下水道の推進で投入量は減ってきていますが、やめてしまえる話にはならない施設ではないでしょうか。改修について、今時点で説明できる範囲内で結構ですのでお聞かせいただければと思います。湖北行政事務組合の議員だけが知っておればいいという話ではないと考えていますので、今一般質問に取り上げさせていただきました。改修を必要とされる設備の状況と改修計画の内容について、現時点でお話しいただける範囲で結構ですのでお聞かせいただきたいと思います。 ○副議長 住民環境課長。 ◎住民環境課長(増澤和) お答えいたします。湖北衛生センターにつきましては、岡谷市、下諏訪町、辰野町の1市2町で構成した共同し尿処理施設となります。施設につきましては、平成3年3月に施設の全面改装を行いましたが、既に27年が経過した施設となっており、施設の老朽化が懸念されております。し尿投入量は、下水道の普及などにより緩やかな減少傾向ではありますが、圏域住民にとっては必要不可欠な施設となっております。  湖北衛生センターの改修計画につきましては、平成27年度から湖北行政事務組合の構成市町の職員で構成する検討部会を設け、将来的な施設のあり方を四つの検討案に絞り協議をいたしました。検討案の一つ目として、新施設の建設。二つ目として、一旦、し尿を湖北衛生センターに集め、そこで下水道放流基準まで希釈したものをそれぞれ構成市町の本管を使って放流するというもの。三つ目として、構成市町でそれぞれの希釈施設をつくり処理するというもの。四つ目としまして、既存施設の延命改修を行うというものであります。  この四つの案について、メリットとデメリット、また災害発生時の対応等を考慮して検討を行い、検討部会としては四つ目の既存施設の延命改修を行うということで組合の理事者会へ報告を行い了承を得て、さきの湖北行政事務組合議会で経過等を御報告させていただきました。以上でございます。 ○副議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 最後に、その計画等が正式に話が煮詰まって、皆さんに御報告いただけるのはいつごろになるのでしょうか。 ○副議長 住民環境課長。 ◎住民環境課長(増澤和) お答えいたします。現在、検討部会において施設の延命改修の詳細なスケジュールを協議しております。具体的な施設改修計画等、詳細につきましては、10月に予定をされております湖北行政事務組合議会の全員協議会にて報告できるよう現在調整をしております。以上でございます。 ○副議長 中村光良議員。 ◆中村[光]議員 ありがとうございました。できるだけ低コストで有効な対策がとられればと期待しています。  ありがとうございました。以上で私の質問を終わります。 ○副議長 次に進みます。質問番号5番、質問事項 スポーツ振興について、博物館の業務について、産業振興について、議席4番、森 安夫議員、質問席にお着きください。 ○副議長 森 安夫議員。 ◆森議員 質問番号5番、議席番号4番の森 安夫です。通告に沿って質問をさせていただきます。新年度の事業、予算に絡めて質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  最初に、スポーツに関することについて質問をお願いいたします。平昌オリンピックは私たちに多くの感動を与えてくれました。地元企業の日本電産サンキョーの高木菜那選手が2個の金メダルを獲得したことは下諏訪町の誇りでもありますし、多大な資金を投じてスポーツ振興・支援をいただいている企業様には心から感謝を申し上げるところであります。先ほど、パレードをやっていただけると、大変楽しみにしておりますし、125周年事業でもぜひ表彰、お礼の気持ちを伝えられたらいいのではないかというように思うわけであります。  下諏訪町はですね、現在、第2期スポーツのまちしもすわスポーツ推進計画を作成中でありまして、私もスポーツ推進審議会委員として策定に参加をさせていただきました。町制125周年の事業の中の一つに健康スポーツ都市宣言を予定しております。キャッチフレーズ的な「スポーツのまちしもすわ」からさらに発展させて健康スポーツ都市宣言とするわけですが、都市宣言をする真の狙いはどこにあるのかというところについてお伺いいたします。先ほど宮坂議員の質疑の中でも、若干、話がでましたけれども、もう一度、町長のほうから御説明をいただければ、お願いしたいと思います。 ○副議長 町長。 ◎町長 今、議員御指摘のとおりに、当町では昔からスポーツの町を自負する町でもございました。そんな中で、全国でも先駆けて平成25年にスポーツ推進計画を立てさせていただいて、5年目を迎えるわけであります。そんな中で、やはりスポーツを通して健康が維持され、そしてまた心身ともに健康な町民が多くいる町、そんな町を目指してまいりたいというように思います。こういった宣言を通してですね、多くの皆さんが自分自身の健康を意識していただいて、スポーツだけでなくて食生活や生活習慣というものを見直してもらったり、そしてまた生涯一スポーツというもの等を通して充実した生活が送れるような、そんなまちづくりを目指して、こういった宣言をしてまいりたいというように思っております。 ○副議長 森 安夫議員。 ◆森議員 6月30日に125周年の記念事業を行うわけですけれども、健康スポーツ都市宣言の記念事業の内容はどのようになるのか。また、健康スポーツ都市宣言に当たってですね、準備体制、どんなスケジュールでやられていくのかお伺いいたします。 ○副議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) お答えいたします。具体的なイベント等については、今後、検討していきますが、例えば下諏訪発祥のチャンスボールだとか、町民参加型のみんなが楽しめる内容を考えているところです。また、諏訪湖活用事業とも絡めたイベントが展開できればと思っております。  これからのステップでございますが、下諏訪町の人がいつまでも元気で健康でいられるよう、スポーツ都市を宣言した後に広く町民周知を図るために、チラシだとかポスター等の配布や、スポーツにかかわる事業を記念イベントや記念大会と位置づけて開催していく計画であります。以上です。 ○副議長 森 安夫議員。 ◆森議員 時期的には6月30日ということではなくて、別個にやられるということなんでしょうか。都市宣言ということになると、条例の制定かなんかも必要になってくると思うんですけれども、そういったことも含めてですね、どんなスケジュールになるのかお伺いをしたいというように思います。 ○副議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) お答えいたします。健康スポーツ都市宣言につきましては、当然、議会の議決をいただくものでございますので、6月30日の前のちょうど6月定例会において皆様にお諮りをすることになると思います。イベントですけれども、今考えているのは、6月30日は式典、これは企画のほうのあれになると思いますけれども、式典をやって、イベント自体はその後の7月とか8月以降の中で順次行っていくというような構想を持っております。以上です。 ○副議長 森 安夫議員。 ◆森議員 わかりました。ここ二、三年ですね、体育関係の予算、非常に厚く盛っていただきまして、過去に比べて多くの配慮をしていただいているわけであります。大型事業を加味しなければ順調に推移しているというように評価をしているところであります。健康スポーツゾーンへの投資、継続して実施いただいた体育器具、備品等の購入、更新、充実が図られてですね、大変ありがたく思っております。  アンケートなどではですね、スポーツをする人の人口というのは必ずしも改善がされていないわけでございますが、客観的数値としてあらわれているのが体育館の使用実績であります。体育館の使用料ですけれども、徴収額を見ますとですね、着実にふえているわけであります。体育館、総合運動場、屋内運動場、錬成の家、学校施設等を合わせた数値ですけれども、27年度が523万円、それから28年度が567万円、29年度、先日お伺いしましてお聞きしたところ、2月までで563万円ということで、もう既に11カ月で昨年と同じような数値になっている。これはもうまさしく体育館施設を利用してスポーツする人がふえている証拠だというように捉えております。  これも町の職員やシルバーの皆さんの管理だとかですね、そういうものが非常に行き届いて、使いやすい施設になっている努力のたまものだというように思いますし、やはりスポーツに対するニーズというのは、かなりあるんだなということを感じるわけであります。  30年度の新年度予算でも健康スポーツゾーンへの投資、継続して実施していただいている体育器具、備品の購入・更新費、それからオリンピック合宿誘致への取り組み、そして新年度の新規事業となる総合運動場の管理施設の改築事業等、大変ありがたく思っております。スポーツを愛し、スポーツの持つ力、その影響力、波及効果は大変大きいと考えている者として大変うれしく思うところであります。  スポーツは心身を鍛え、練習や試合などの活動を通して友達をつくり、友情を深めます。さらに余暇を充実させ、豊かで健康な生活を送ることにつながります。スポーツの持つ多面性、健康長寿、元気に長寿ですね、元気に長寿、大変望まれる姿であります。今後とも健康スポーツ宣言などにより、さらにスポーツのまちしもすわを発展させていただきたいというように思いますし、行政の努力をお願いするところであります。  30年度の体育関係予算についてですけれども、スポーツ振興の大切さを申し上げ続けている議員としては大変評価するところでありますが、内容についてお伺いいたします。体育館アリーナの改修というのがありますけれども、どんな内容になるのでしょうか。それから、総合運動場の内容、どんな施設、少し前お聞きしたような気もするんですけれども、もう一度、どんな施設になるのか。それから、諏訪湖活用推進事業、先ほどちょっと出ましたけれども、この事業についてもどんな内容になるのか解説をお願いしたいというように思います。 ○副議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) お答えをいたします。初めに、体育施設の整備事業の関係でございますが、体育館アリーナ改良工事でございます。現在の体育館のアリーナというのは、ソフトバレー兼用のバドミントンコートが4面ございます。この4面から6面に増設をさせていただくものであります。これによりまして、今まで2会場で行っておりましたソフトバレーの大会を下諏訪体育館へ集約することができますし、夏季合宿等で利用者の便宜を図ってまいりたいと思っています。あわせて弓道場の射場改修事業でございますが、これにつきましては競技規則等の改正がございまして、射場と控室の床の段差をなくす必要があるということがわかりましたので、競技環境を整備していくものです。こちらにつきましては、弓道ですので昇段試験等を下諏訪弓道場へ呼ぶことができるということで、大勢の方の出入りに期待をするところであります。  次の総合運動場管理施設改修事業の関係でございますが、こちらにつきましては、総合運動場内の老朽化した施設、山岳会館、テニスコートのクラブハウス、管理棟、陸上競技場のトイレを解体させていただきます。野球場の1塁側のトイレも古いので、これを撤去させていただきます。管理棟は改築をさせていただいて、1階はトイレ、管理事務室、2階には更衣室や競技の打ち合わせなどに利用できる分割して使用可能な多目的室を設けます。また、球場の3塁側、陸上競技場の入り口付近には、新しくトイレ棟を新築させていただきます。あと、工事に関係する外構等を整えさせていただくようになります。  それから次に、健康スポーツ施設整備事業でございますが、新年度は県事業によるスロープの整備を進めさせていただきます。あわせまして町側では、新艇庫建設に係る建築確認申請だとか、工事に支障が出る通信設備の架設工事を予定しております。県事業によります災害時の水上輸送拠点につきましては、諏訪湖かわまちづくり計画や諏訪湖水辺基本計画に基づきまして、大規模災害により陸路が使用できなくなった際に、湖上を緊急搬送路として人員や物資を輸送する船舶の拠点として護岸の整備を進めさせていただきます。以上が概略になります。  最後に、新しく予定しております諏訪湖活用推進事業について触れさせていただきます。この事業につきましては、諏訪湖を「エンジョイ」楽しむ、それから「ヘルスアップ」鍛える、健康づくり、「カムバック」、そういった3本柱のプロジェクトを計画しておりまして、各関係機関、それから民間団体と協働しながら観光振興を視野に入れました、具体的にはカヌー、ボートを取り入れた健康スポーツ教室だとか、体験プログラムの構築を支援してまいりたいと思っております。したがいまして、スポーツを通じて観光と融合させたスポーツツーリズムとヘルスツーリズムの推進を行うことで、活力あるまちづくりを目指していくものであります。以上です。 ○副議長 森 安夫議員。 ◆森議員 御丁寧な説明、ありがとうございました。東京オリンピック・パラリンピックの事前合宿誘致につきましては、施政方針の中で町長は、海外に赴いても交渉するんだという強い決意を述べられております。誘致実現に向けて引き続き御尽力くださるようお願いするところであります。また、ホストタウン事業推進では、オリンピアンを先生に中学生を対象にしたオリンピック教室を開くんだというお話を伺いました。具体的にはどのような内容を考えられておられるのかお知らせください。 ○副議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) お答えいたします。ホストタウン推進事業でございますが、下諏訪中学校の2年生を対象にしまして、オリンピック組織委員会からの派遣をいただきながら、オリンピアン、パラリンピアンによるスポーツ教室を実施することで、オリンピック精神だとか、その価値を身近に感じながらスポーツ文化を学び、国際理解を深める機会を提供しようとするものであります。  オリンピアン、パラリンピアンの派遣につきましては、JOC側で決定をするために、こちらからは何とも申し上げられませんが、今年度につきましては社中学校2年生を対象にしまして、スケートの三宮恵利子さんによる教室が実施されたところであります。以上です。 ○副議長 森 安夫議員。 ◆森議員 認識が悪くて申しわけないです。三宮さんが来て、事業、29年度から行われているという位置づけですか。済みません。申しわけないです。認識は新しい事業だと思っていました。とても楽しみにしたいと思います。  次に移ります。大きい2番目、博物館の管理などについてでございますけれども、別に議員同士で打ち合わせをしたわけではありませんけれども、多くの議員と重複をしてしまいました。以前、私も質問させていただいておりますし、また、ここ何回かの議会でですね、同僚議員も質問をしているところであります。それだけ課題があるのかなと、課題が見えているのかなということを思うわけであります。今日も藤森議員、宮坂議員も質問されましたが、重複は避けたいわけでありますけれども、多分に重複するとは思いますけれども、質問をさせていただきます。また、既に質問をしていただいてありますので、細かいところまで突っ込むかもしれませんけれども、御容赦をお願いしたいというように思います。  最初にですね、町の文化財についてお伺いします。さきの12月議会で私の質問に対して、ちょっとミスマッチがありまして、回答をいただけていないというように思っておりますので、改めて質問をさせていただきます。以前お願いしました指定文化財の調査についてであります。一昨年の6月議会で指定文化財の調査をお願いし、調査するとのお約束をいただき、一昨年の平成28年になりますけれども、12月議会で中間報告をしていただきました。平成28年の12月議会では、従来の文化財台帳の見直しを行う中で、台帳のデータベース化をしていただき、その中で66件中31件、教育こども課の職員だとか博物館の職員がタッグを組んで編成チームをつくり、現地調査をしたとの回答をいただきました。残りの35件につきましても、チームを組んで継続調査をするとのお答えをいただきましたが、さきの12月議会ですね、回答をいただけませんでしたので、ここで改めてどんな内容になったのか明快な回答をお願いいたします。 ○副議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) お答えをいたします。平成28年度の段階で、国・県・町指定文化財66件中、建造物、石造文化財、天然記念物など屋外に存在する文化財31件を現地調査しております。昨年12月上旬までに残りの35件のうち無形文化財4件を除くそのほかの有形文化財31件の調査が終了しております。いずれも動産的な有形文化財であり、所有、管理の内訳は宗教法人所有が18件、個人管理が7件、地区管理が6件でございます。通常は御開帳のとき以外は人目に触れることのない貴重な文化財も特別に拝見させていただくことができ、現状を確認させていただきましたし、防犯、防災の施設も整っておりまして、文化財について非常に良好な状態で保管されていることが確認できました。  一般には特別な場合以外、人目に触れられないものや写真におさめられないものについても、所有者の方の御協力をいただきながらデータベースに反映させることができました。議員に御提案いただき、貴重な文化財を後世に伝える作業に着手できましたことに対し、改めてお礼申し上げます。以上です。 ○副議長 森 安夫議員。 ◆森議員 こちらこそ大変御苦労いただいて調査していただいたことに感謝を申し上げたいと思います。やはりこうした文化財は博物館や教育委員会がですね、手のひらに乗せて管理することが大切だと思います。今回の調査、棚卸しでデータベース化ができたように思われますし、今後も文化財が健全な状態で保たれるようにしていかなければいけないと思います。次年度予算で町指定文化財の東山田行屋と春宮下馬橋の修繕工事の補助を行うことになっております。これも調査に基づく結果、成果だと考えていますが、そのほかにも修繕が必要なものとか、あるいは郊外にあるものなどの日常管理、充実の必要性とか見えてきた課題はあるでしょうか。ありましたらお知らせください。 ○副議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) お答えいたします。屋内に収蔵されておる文化財につきましては、環境の変化を受けにくいため、おおむね良好な状態で維持をされてきております。しかしながら、建造物や天然記念物につきましては環境の変化を受けやすいために、今後、小まめに状況を確認する必要があるかと感じております。また、天然記念物の樹木は成長を続けているため、伸びた枝など常に注意が必要です。今回の調査では、天然記念物の武居桜の枝が伸びて道路上を覆っていることだとか、電線の支障になっていることを確認しました。文化財専門委員会で、この保護措置について協議をしておるところでございます。以上です。 ○副議長 森 安夫議員。 ◆森議員 今、話の出ました東山田の行屋と春宮の下馬橋の修繕工事、どんな内容で、どんなスケジュールで予定されているのかお知らせください。 ○副議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) お答えいたします。東山田の行屋、それから春宮の下馬橋ともに所有者の方のほうからの修繕事業の申し入れがございました。これを受けまして、町条例に基づき新年度、補助金を交付する予定でございます。  それぞれの事業の概要でございますが、東山田行屋の修繕につきましては、東公社改修工事実行委員会が実施する事業であります。内容につきましては土台の取りかえや補強、外部柱の取りかえ、壁のつくり直しなど建物の傷んだ場所の修繕を実施するものであります。
     春宮下馬橋の修繕につきましては、傾いた柱の修繕や屋根の外に出ている風雨により傷んだ部分、踏み板の部分ですけれども、その部分の補修などを行う内容になっております。以上です。 ○副議長 森 安夫議員。 ◆森議員 ありがとうございました。今回やっていただいたわけですけれども、今後、文化財の現品調査というか棚卸しはどのようにされていくのかお伺いいたします。私は今後とも定期的な現物確認をお願いするところであります。今後も定期的にそうした現品確認はでき得るのでしょうか。また、その必要性について町はどのようにお考えなのかお伺いいたします。 ○副議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(本山) お答えいたします。議員御指摘のとおり、定期的な確認作業は必要であると思っております。屋内に収蔵している資料であっても、紙や木などの天然素材のものが多くありますので、将来的には劣化の心配もございます。現在、緊急に手当をするものはございませんが、5年に一度くらいのペースで現資料の確認作業を実施し、保存の手だてが必要なものについては保存処理等を実施していきたいと考えております。以上です。 ○副議長 森 安夫議員。 ◆森議員 ぜひ、5年に一度というお話をいただきましたけれども、これは確実にやってもらうためには、どこかにルールか何か、規則か何かに載せてもらうということだと思いますので、ぜひ御検討をお願いしたいというように思います。  次に移りますが、午前中と重複して恐縮でございます。さきの12月議会で同僚議員が諏訪湖博物館・赤彦記念館の入場者数について質問がされました。また、今朝の藤森議員の質問にもされたわけでありますけれども、25年前の開館当時は2万6,000人が入場されていたということであります。しかし、昨年は5,000人を切ったとのことでありました。過去の決算書から、諏訪湖博物館・赤彦記念館の入館料を見ますと、平成26年度決算では132万円、平成27年度決算では102万円、平成28年度では80万円であります。これは先ほども話をしましたが、総合運動場などに比べて非常に逆転してきているんだと思いますけれども、減ってきているということであります。  今朝の答弁の中で、新年度に向けてですね、既に幾つかの改善がなされ始めているようでございます。御神渡りと重なったことでですね、2月は過去最高の入場者ということでありますし、今もですね、御神渡りやグルの特別展示を開催されているなど努力をされているというように先ほどお伺いしました。  しかし、私も確認していないのでいけないんですが、新聞やなんかではですね、常設展示についても見直しがされているというような話がありましたけれども、既に25年間大きな展示の変更はなされていないわけであります。藤森議員や宮坂議員の質問からも課題と対策が整理されつつあるようですが、先ほどはですね、担当課長から見解をお伺いしましたので、今回、教育長、所見をお願いいたします。 ○副議長 教育長。 ◎教育長 博物館に関しまして、今、子供たちのそういういろんな意味で楽しみにしているというお話がありました。先日ですね、小学校3年生のお子さんたち、学年で博物館を訪れまして、館長さんから昔の道具であるとか、それから2階に行って御神渡りを見せていただいたりとか、そんなことがあって、子供たち全員一人一人の子供がお手紙を博物館長さん、それから学芸員の皆さんに向けて書いてあって、一人一人のものを読ませていただいたんですが、中でも昔の蒸気のアイロンがとても不思議だったとか、かぶとがあるのってすごいとか、要するに子供ながらに歴史の中ですごくロマンを感じたり学んだりしているという、その気持ちがうんとあらわれてきている。  先ほど議員さんおっしゃったような御神渡りですか、それを本当に目の当たりで見る中で自然の不思議さに触れたりとか、子供たちがぜひ館長さんたち頑張ってくださいみたいな、そんな話があったんですけれども、結局、館を訪れる方というのは年々やっぱり減ってきているという事実があるかもしれませんが、学校教育としても子供たちが地域のものを余り常に見てこなかった部分があって、やはり小さい子供からも学校として今あるそういった、これから新しくなっていくミュージアムもそうなんですけれども、町内の子、または町外の諏訪郡の子でも、こちらの博物館・赤彦記念館等を整備していく中で、下諏訪町を知っていきながら歴史を勉強していく。その中にやはりこれからの子供たちへの教育があるんじゃないか。そんなことを感じているので、やっぱり多くの皆さんに来ていただくこと、やっぱりいろんな今回の取り組みの中で広がっていくことは本当に予想されるわけですが、やっぱり子供たちも含めて諏訪湖博物館の存在というものや下諏訪町にあるものを大事にしていきたい。そんなふうな気持ちで私はおります。以上です。 ○副議長 森 安夫議員。 ◆森議員 子供たちへの活用ということで、大変いいことだと思いますし、今後とも続けていただきたいというように思うわけであります。  博物館の活性化に向けて、博物館に関してで結構ですけれども、博物館のマネジメント、赤彦館だけで結構ですけれども、ほかのことについてはまた後でお伺いしますので、マネジメントについて教育長は今後どのように考えられているのかお伺いしたいというように思います。 ○副議長 教育長。 ◎教育長 お答えします。現在の博物館でありますけれど、博物館の係と文化財の係を兼務している、そういった状態であります。業務量も多くて大変でありますが、文化財の保存と活用を一体的に推進できるメリットというものを持っていると思います。町の歴史の遺産であるとか文化遺産を活用推進していくための中心的役割、トータルマネジメントを担う者として一体誰が動くのかといったときには、やはり知識とか技術を持った博物館に主体的に活動してもらうのが適任であると考えています。したがいまして、博物館を今後とも町の歴史的遺産、文化遺産の保存・活用推進の原動力として位置づけ、運営に当たってまいりたいと考えております。以上です。 ○副議長 森 安夫議員。 ◆森議員 こうした施設はですね、ぜひいつもにぎわっていたほうがいいことではないかというように思うわけであります。今、マネジメントについてお話をいただきました。教育長のおっしゃるとおりだと思うわけであります。その体制をどうやってつくってあげるかということが大事だというように思うわけであります。それは理事者初めですね、ぜひ本当にそういうことならば、そういう体制をつくっていかなければいけないなということを思うわけであります。  諏訪湖博物館は諏訪湖の名を冠した唯一の博物館であります。埋蔵文化財センターも開館したこともありますので、諏訪湖に特化したですね、漁具の展示に加え、諏訪湖に関する地形や地質、諏訪湖にまつわる歴史等の展示をしたらと私は思います。それから、分館であります歴史民俗資料館ですね、宿場街道資料館につきましても、新年度の事業の中で名前が変わりましたし、先ほど説明いただきましたようにリニューアル工事もされます。小口先生が御担当されてですね、水戸浪士、和宮や赤報隊の展示などをしていただけるということをお伺いしました。大変すばらしいことだと思いますし、ぜひお願いしたいということであります。今後ともですね、そういった施設に関して十年一日のごとくにならないように、ぜひ常にですね、御検討いただきたいということを要望したいというように思います。  今、教育長のほうから博物館の業務は非常に多岐にわたっているというお話を伺いました。一つには諏訪湖博物館・赤彦記念館、それから歴史民俗資料館、今条例改正では宿場街道資料館ですか、それから今井邦子文学館、伏見屋邸の管理運営、こういった業務があります。二つ目には、学芸に関する博物館の展示や所有物の整理、保存、貸し出し、そういった業務があります。そういったことにかかわる講座や学習体験ということもあろうかと思います。三つ目は文化財の指定であります。それから、四つ目は文化財だとかですね、埋蔵文化財の保存に関することであります。大変多岐にわたるわけでありまして、所管の施設も多いわけであります。また、埋蔵文化財センターが立ち上がりました。さらに今年はですね、町制125周年事業で全国歴史の道会議が、これは行われるんだと思いますけれども、行われるというように聞いているところであります。  先ほどの質問の中で、博物館の人員配置について説明がなされました。町長の答弁の中で、学芸員を増員していただけるということをお伺いいたしまして、先ほどの教育長の答弁ともあわせてですね、大変ありがたく思うわけであります。多岐にわたる業務をこなすにはですね、いずれにしても現在のマンパワーでは、私は客観的に見て余りにも不足ではないか、力不足ではないかということを感じております。30年度予算、今お話ししましたように400万円乗せてですね、増額して嘱託員やなんかの雇用をするということであります。  ですが、過去を見ますとですね、せっかく育った学芸員が転籍してしまったとか、そういうこともあるわけです。ですから、ぜひ大事にというか、うまく人員配置をしていただくこと、今日、午前中に宮坂議員が提案されました内部の人材育成、時間がかかりますけれども、そういう人を育てていくとかですね、そういうこともしていただきたいですし、どういう理由で学芸員がほかの部署に行っているか知りませんけれども、もし適正配置で戻るような可能性があるならばですね、戻って、そういった総合的な見直しをしていただかなければいけない時期に来ているのではないかということを感じるわけであります。ぜひ新たに雇用する学芸員もですね、もちろん技量にもよりますけれども、できるだけ優秀な人に来ていただいて、嘱託なんて言わないで正規職員としてですね、雇用していただいて、力を存分に発揮していただきたいというように感じるところであります。  そこで、もう一度お伺いしますけれども、拡大する業務に対しまして、博物館、先ほど言った四つの業務ですね、全体のトータルマネジメント、もう一度どうするのかということをお伺いしたいと思います。貴重な文化財の管理等も含めてですね、どうやっていくんだということをお伺いしたいと思います。今年度の予算の中にそうしたものがどういう形で盛り込まれているのかということをあわせてお伺いしたいというように思います。 ○副議長 町長。 ◎町長 博物館の使命というのは下諏訪にある文化財、歴史というものをしっかりと保存、活用しながら、まず一つには町民の皆さんが自分の町に誇りを持てる、そういったまちづくりにつながるものだと思っています。もう一つは、当町は観光地でもありますから、多くの観光客をお迎えして下諏訪のすばらしさを感じ取っていただく、そういった面があろうかと思います。そういった意味では、博物館の事業というのが観光事業と密接につながっている、そういった特色があろうかというように思います。そういった中では、博物館の職員だけでなくて、またそういった資格を持った学芸員という方たちだけじゃなくて、観光事業を担う皆さんもそういった見識を深めていただいて説明できる、そういったことが必要になってこようかと思います。  そういったものをトータルに考えて、下諏訪の文化や歴史、そしてまたそういったものを共有しながら、町民の皆さんを含め、またお越しをいただく皆さん方にしっかりとアピールができる、そういう体制づくりが必要だと思っています。そういった意味で、先ほどからお話しさせていただいているとおり、博物館のみならず観光施設としての職員も一緒になって、より連携を深めながら充実、強化を図ってまいりたいと思います。 ○副議長 森 安夫議員。 ◆森議員 ありがとうございました。最後にしたいことを答えられてしまいましたけれども、私も話の中で確かに落としました。これは職員だけでなくて町民だとか協議会の委員さんとかもいるわけでありますから、あるいは町民のボランティアだとかですね、そういうものの総力、あるいは学校やなんかもあると思います。総力で管理だとか、管理というか盛り上げていくと、そうしたことも通して町民に博物館の存在というものを十分理解していただくということは、非常に大切なことだと思います。そういう点でちょっと質問の中で落としてしまいましたけれども、私もそんなことを感じます。  さらに、先ほど言いましたように藤森議員がみんな質問しちゃったので、ちょっと突っ込みますけれども、伏見屋邸ですけれども、あそこは博物館としての展示はないわけであります。シルバーの皆さんが頑張っていただいてですね、観光客の皆さんや地域住民の皆さんの休憩所やサロンとして使われているわけであります。先ほどの中で、博物館の業務が非常に多岐にわたって多忙になればですね、こういった業務は産業振興課に移すなどして切り離したらどうかというようなことも考えられるわけであります。そうすることによって、博物館業務の軽減化も図ることができるんじゃないかと。そんなに大きな内容ではないかと思いますけれども、そうすることでさらに伏見屋邸そのものも活性化していくということが思われます。  それから、先ほど話のありました儀象堂、しもすわ今昔館と埋蔵文化財センターの関係なども含めてですね、業務分担といいますか、分掌の見直しが必要なのではないでしょうかということを思います。観光とあわせてという話を今、町長からお答えをいただいちゃったもんですから、そこの部分は避けますけれども、今後とも歴史と文化の薫り高い町下諏訪を誰もが認めるまちづくりをお願いするところであります。もう一度、最後に町長の御所見をお願いいたします。 ○副議長 町長。 ◎町長 今、伏見屋邸のことについてお話がありましたので、伏見屋邸を今管理していただいているシルバーの皆さん、非常に誇りに思って仕事に当たっていただいております。御承知のとおり、あれが国の有形文化財として指定をされたということもございまして、博物館の一つの所なんだよということに、ある意味では非常に大きな文化財を私たちは守って、そしてそれを観光客の皆さん、訪れる皆さんに伝えているんだよという自負心を持ってやっていただいておりますので、そこは非常に思いを大切にしたいと思っています。共有ができていると思っています。そこでのおもてなしというのはすばらしいわけでありますから、そういった多くの皆さん方、先ほども申し上げましたけれども、学芸員という資格がなくても町に思いを持っている皆さんがしっかり説明していただくと、すばらしい案内もできますし、思いが伝わる施設ではないかというように思っています。今後につきましても、そういった地域の皆さんの御協力もいただきながら、文化財、それから下諏訪の歴史や文化というものを伝える、そういったまちづくりをさらに進めてまいりたいというように思っています。  先ほど来、多くの皆さんから学芸員の大切さということを十分言われておりますけれども、十分承知はしております。できればそういった学芸員に、星ヶ塔遺跡だって、まだまだもうちょっと採掘してみたいというような思いがある学芸員だっているわけですから、ただ、そういった職員をそこに当てはめて、そこだけの仕事をというほどの町に余裕がないことも事実でありますから、いろんな職務に当たっていただいています。ただ、歴史や文化を伝えるための学芸員の大切さということは十分承知しておりますので、その職員が全てその仕事に当たるということは役場の機構上難しいことはありますけれども、採用についてはそういった人材の発掘も含めてですね、今後検討してまいりたいと思っておりますので、そんな御理解をいただければありがたいというように思います。 ○副議長 森 安夫議員。 ◆森議員 すぐというわけにはいかないと思いますけれども、ぜひ長い目で見ていただいて、いろいろな対策、措置をお願いしたいというように思うわけであります。  次に大きな3番目、工業を中心にした産業振興についてお伺いいたします。  世界経済の回復や底がたい国内外の需要で、大手の製造業の好況をバックボーンに県内や諏訪の中小企業にもですね、経済効果が波及しているというように私は思っております。自動車産業も好調ですし、EV化に向けての技術開発投資も拡大しております。また、海外での海外向けの半導体装置も活況ですし、人手不足に伴う省力化機器やAI、IoT絡みでの産業ロボット事業の繁忙などきわめているようであります。  下諏訪町も好況のようでありまして、これも今議会に補正予算が計上されました。補助金748万円が計上されてですね、設備投資が進んでいる。好況な背景だろうというように理解をしているところであります。下諏訪町の商工業の元気が戻りつつある証拠であればいいわけですけれども、最近の町内の製造業を中心にした商工業の現状、また今議会の補正予算の内容、中身ですね、どんな申請があって、どんな中身だったのかと。748万円の内容についてお知らせください。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) お答えいたします。まず商工業の現状ということで、まず製造業の景況について御報告をさせていただきたいと思います。ものづくり支援センターが行っております1月の景況調査では、町内事業所40社を対象に調査が行われ、売り上げ状況、DI、これにつきましては6カ月連続で30%を超えて、35.0%の調査結果が得られておりまして、好景気が続いているというふうに判断されると思います。製造業につきましては総体的に好調が維持されていると言われていますが、商工業全般を見ますと有効求人倍率は引き続き1.5倍という高水準で推移をしておりますが、この冬場の野菜の高騰など身近な商品の値上がりで家計は圧迫されており、個人消費は若干伸び悩んでいる。また、下諏訪町におきましては御神渡りの出現等の経済効果もあったわけですが、ごく一部の業種、一部の事業所を除いては余り大きな経済的な効果の波及があったように見えていないといったような状況であるというふうに思っております。  それと、補正予算の内訳でございます。この3月定例会において補正をお願いしています商工費ものづくり支援センター費の交付金748万円の予算に内訳につきましては、ものづくり支援センターが実施しています補助事業について、製造業の好景気により設備投資等の需要が高まったために実績が増加したことによります不足する748万円を補正させていただくものです。内容としましては、新規に製品開発を行う際に経費の一部を補助する製品開発補助金の増、金額的には200万円。それと受注増に伴う設備の増強や新分野進出のために積極的に設備投資をする事業者が増加したということによります補助事業、設備投資補助500万円が主なものになります。このほかに素材メーカーの品質偽装等の影響によります工業製品等の測定料に対する補助の増、この金額が測定料補助として25万円。あと展示会などの出展者数の増加、出展に対する補助でございますが、これが23万円といった内訳になっております。以上です。 ○副議長 森 安夫議員。 ◆森議員 国のものづくり補助金ですね、もの補助と言われているものですけれども、多分、平成24年からですか、の補正予算から中小企業が取り組む革新的なサービスや試作品開発にかかる経費を補助しているわけであります。下諏訪町における過去の申請状況、採択状況などを、おわかりになりましたらお知らせください。あわせて小規模持続化補助金につきましても、申請状況、採択状況など実績について、おわかりになりましたらお知らせください。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) お答え申し上げます。ものづくり補助金のもの補助、正確に言いますと、ものづくり・商業・サービス経営力向上支援補助金でございますが、この通称もの補助の町内企業の過去3年間の実績につきましては、平成26年度補正におきましては採択数が6件、交付金額が1億4,000万円、平成27年度補正では採択数が5件、交付金額が5,000万円、平成28年度補正では採択数がゼロ件、交付金額もゼロ円となっております。  続きまして、小規模持続化補助金の実績ですが、これにつきましては小規模事業者が商工会議所と経営計画を作成しまして、販路開拓等の取り組みを支援するというものでございますが、下諏訪町の過去3年間の実績は、平成26年度補正では採択数30件、交付金額1,470万円、平成27年度補正では採択数12件、交付金額約547万円、平成28年度補正では採択数12件、交付金額は約523万円となっております。  なお、今年、平成29年度補正のもの補助につきましては、先月の2月28日から公募が開始されまして、締め切りが4月27日までとされておりますが、これにつきましては中小企業のロボット導入など生産性の大幅な向上を図る中小企業の設備投資を支援するものとなりますが、ここの町内の見込みにつきまして商工会議所や金融機関等に聞き取りをしましたところ、町内の企業は6件ほど申請がある見込みであるというふうにお答えをいただいております。また、小規模事業持続化補助金についても引き続き手を挙げてくださるところがあるようにお伺いをしております。以上です。 ○副議長 森 安夫議員。 ◆森議員 29年度のもの補助を6件申請中ということでありますので、ぜひサポートしていただいて、企業がですね、採択されるような援助をお願いしたいというように思います。  経済産業省は30年度の予算で設備投資にかかわる新たな固定資産税の特例を設け、中小企業制度の活性化に取り組もうとしております。我が国のものづくりは安定的に推移し、大変繁忙でありますが、他の国に比べて生産性が向上していないことが指摘されております。国内の中でも特に中小企業は大企業に比べて労働生産性や賃上げ率に格差が出ております。設備年齢につきましても設備投資がおくれている現状であります。  こうした現状を踏まえて、中小企業の革新的生産性向上を実現するために、臨時、異例の措置として建物を除く償却資産にかかわる固定資産税の特例措置が検討されております。これは中小企業が設備投資を行った場合、固定資産税の特例税率はですね、市町村が導入促進基本計画というのを策定してもらわないといけないんですね。それによって、ゼロ%から2分の1の範囲で条例で定めることになっております。期間は3年であります。国の臨時措置法に基づき、国が策定する導入促進計画に沿って市町村が導入促進計画の策定をするわけでありますけれども、中小企業はその基本計画に基づき、先端設備等、投資計画を作成し、市町村に申請をします。  これはこれでいいんですけれども、そのことがですね、29年度以降のもの補助についてですね、採択をする際にも大きな加点になるわけです。これ加点といいますか、もっといけば、これがないと、もの補助はどうもおりないんじゃないかというようなことも危惧されるわけであります。そうしたことからもですね、既に新聞報道で近隣市町村の話も聞いておりますけれども、下諏訪町もぜひこの特例措置に沿ったことをお願いしたいというように思うわけであります。町内の設備投資の活性化が図れてですね、各企業の生産性が向上して、結果として事業業績が上がることを期待するわけであります。現状で既に検討されているというように伺っておりますけれども、現在の動きについてお知らせください。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) それでは、私のほうから制度の内容と、あとスケジュールについて若干お話をさせていただきたいと思います。議員のおっしゃるとおり、大企業と中小企業の賃上げ率とか設備年齢の差の是正、こういったことを目的としました革新的事業活動による生産性の向上の実現のための臨時措置法、これは仮称でございますが、国におきましてはこれを閣議決定いたしまして、国のほうでは6月の施行を目指しているといったようにお聞きをしています。  この法案につきましては、国が示します導入促進指針、これに基づきまして市町村が導入促進基本計画を策定して、中小企業等が作成した先端設備等導入計画、これを認定するということにより、中小企業が行う設備投資に対して3年間に限り固定資産の課税標準をゼロから2分の1の範囲内で、市町村が条例で定める割合により適用することができるという制度でございます。これに加えまして、議員のおっしゃるとおり、この制度を導入して固定資産の課税標準をゼロとした市町村の域内にある中小企業は、国のものづくりサービス補助金などの補助金について優先採択されたり加点がされたりするということとされております。  中小企業の設備は、機材が専門化し耐用年数も延びているということもあり、大企業に比べまして設備年齢が高く、町内の企業においても設備の老朽化は例外ではなく、旧式でも汎用機械の信頼性は魅力ではありますが、技術者不足、そういったものに対応するため生産性の高い設備への更新を促進することは喫緊の課題でもあります。この集中投資期間中における中小企業の生産性革命を実現するため、新規に取得された設備、償却資産の固定資産税の特例措置として3年間の課税標準の減免を行うことは、中小企業の振興のために有効な対策であるというふうに考えているところです。  今後のスケジュールにつきましては、国の法律の成立公布が6月ということでございますので、町におきましては法の公布を受けまして、その後、国が発出します指針に沿って導入促進基本計画の策定に着手をし、事業者が策定して提出いただきます先端設備等導入計画を認定するための手続に入ってまいりたいというふうに考えております。私からは以上です。 ○副議長 町長。 ◎町長 既に課長が全てスケジュールまで言っていますので、当町でもゼロにしてまいりたいと思っておりますので、スケジュールに沿って粛々と対応してまいりたいと思っています。 ○副議長 森 安夫議員。 ◆森議員 ありがとうございます。先日の全協でも融資枠の拡大の規則変更とかですね、町は中小企業に対していろいろな支援をしていただいているわけであります。タイミングのよい対応をお願いしていただけるということで、大変ありがたく思うところであります。  時間なくなっちゃったから、農業と林業はやめてですね、せっかく今、固定資産税の話が出たので、今回の予算措置の中で、税法の改正に伴う固定資産税をゼロにするとですね、どんな影響が町に出るのかお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。予算の中でどのように、もう盛り込まれていると思うもんですから。 ○副議長 税務課長。 ◎税務課長(高橋) お答えいたします。まだ予算のほうには、今審議中ということでございますので、30年度予算には盛り込んでおりませんが、現在、28年度の税制改正で行われております認定経営力向上計画に基づき、中小企業が取得する一定の機械装置にかかる固定資産税の軽減措置というものが2分の1で行われております。それが30年度につきましては、13社で約330万円ほどの軽減額となっております。今後、新しい措置法に基づいて認定を受けた設備投資がどのくらいの規模、予想ちょっと難しいところでございますが、同程度の設備投資がされたと仮定しまして、軽減額をゼロということにいたしますと、このほぼ倍である四、五百万円くらいの税収の減というふうに見込まれます。これの75%は地方交付税で措置がされるという予定でございますので、それほどの減収ではないのかなというふうに考えております。以上でございます。 ○副議長 森 安夫議員。 ◆森議員 ありがとうございました。大した額じゃないということで、それ以上に企業の業績が上がってですね、企業が元気になればいいんじゃないかというように思いますので、よろしくお願いします。  時間になってしまいました。また残してしまいましたけれども、以上で終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 ○副議長 ここでお諮りをいたします。暫時休憩にしたいと思いますが、御異議ございませんか。              (「異議なし」の声) ○副議長 御異議ございませんので、暫時休憩といたします。ただいま午後3時24分でございます。再開は午後3時45分を予定いたします。            休  憩  午後 3時24分            再  開  午後 3時45分 ○議長 ただいま午後3時45分です。休憩前に引き続き本会議を再開いたします。  それでは、質問番号6番、質問事項 道路行政について、町営施設の現状と今後について、ガバメントクラウドファンディングについて、議席6番、中村奎司議員、質問席にお着きください。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 質問番号6番、議席番号6番、中村奎司でございます。本日の6番目ということで、簡潔にやれというようなまなざしと声が前から後ろから届いておりますので、できるだけ御希望に沿うように進めたいと思っております。  それでは、通告に従い順次質問をさせていただきます。最初に、国道20号バイパスのアクセス道路についてであります。アクセスの構想が出てきたということは、バイパス工事の進捗も順調に進んできた、あるいは加速してきたのかなという気がいたしますが、まずはその進行状況についてお伺いいたします。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(小河原) お答えいたします。バイパスの進捗状況でございますが、現在、区間を四つに分けまして、142号線から星が丘の社ケ丘星が丘通り線、あと岡谷側の湖北トンネル出口から鋳物師沢まで、また鋳物師沢から142号まで、それから、142号のタッチ部分と四つの区間に分けて事業を進めているわけですけれども、第1番目の区間につきましては、ほぼ用地買収が完了しているということを伺っております。2番目の区間につきましては、用地買収がほぼ完了して、現在工事に着手しており、トンネル工事に伴う進入路の築造工事の基盤整備を現在行っているところでございます。3番目の区間の鋳物師沢から社ケ丘星が丘通り線につきましては、現在、境界立ち会いが終了しまして、用地買収に向けた調書の整理等を行っているところでございます。バイパスの進捗状況については以上でございます。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 先日、アクセス道路として赤砂東山田線計画が提示されました。今まで都市計画路線として示されていたループを描きながらバイパスに接続するという案が変更され、一部高架橋で馬蹄形状にカーブしながら接続するということであります。今まで住民にループ状アクセスの可能性について問われても実現性は低いだろうが、都市計画としては残ってきているというふうな曖昧な返事しかできなかったわけでありますが、ここで改めて具体的論議が始まっていく、そのように認識をしております。そこでまず、変更に至った経過についてお伺いいたします。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(小河原) お答えいたします。下諏訪岡谷バイパスへのアクセスとなる都市計画道路赤砂東山田線は、平成2年に都市計画決定されております。その後、下諏訪岡谷バイパス第2工区が平成4年度に事業化され、平成10年に工事着手、平成16年には暫定2車線での供用が開始され、湖北トンネル、木落し坂トンネルも同時供用開始されております。  当町の区間となる第1工区は、先行している第2工区に続き、用地測量、設計などが進められてきましたが、具体的な詳細設計を詰めていく段階で、次の理由によりアクセス道路となる都市計画道路赤砂東山田線の線形を変更する必要が出てまいりました。  1点目としては、アクセスの取りつけ位置の問題でございます。現在の計画でバイパス本線とアクセス道路を取りつけた場合、接続位置から西側に位置するトンネルとの距離が近く、交安委員会との協議でも危険性が指摘されております。  2点目としては、現在の計画であるループ構造による整備については、安全確保の観点、事業費抑制の観点、周辺住民の皆様への影響の観点で大きな問題があることが指摘されております。このようなことから、平成25年12月には第7区対策委員会の皆様への説明会の中で、国とアクセス道路の接続箇所について協議していく中で、ルートを再検討し整備したいという説明を行った経過もございます。  このような経過を踏まえ、現在の計画であるループ構造によるバイパス本線への接続を、先日御提示させていただいた北小学校の上をカーブでタッチさせる線形へ変更させていただきたく、説明をさせていただいたところでございます。以上でございます。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 ループなど安全確保上に問題があるということであります。安全確保はいろいろとあるんでしょうけれども、馬蹄形で距離が短くするとなると、かえって勾配度がということでの安全性が問題なのかというふうに考えるわけでありますけれども、その面についてはいかがでしょうか。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(小河原) 道路の安全面ということでございますけれども、今月末に業務発注いたします概略設計、測量、その中で道路構造を検討していくことになりますけれども、道路構造令にのっとった安全な基準でのルートを決定していきたいと考えております。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 過日の説明では、交通量の推計を見直したことで、町道東山田西山田線からバイパスに至るまでの道路幅が16メーターから12メーターに変更されました。妥当な判断かと思いますが、その町道から国道に向かう道路は依然16メーター幅を想定しております。この区間だけ交通量が多いとも思えないわけでありますが、その理由をお聞きします。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(小河原) お答えいたします。先日の説明会においては、東山田の東山田西山田線からループ構造の部分についての変更について御説明をさせていただきました。今回発注する概略設計の業務の中では、国道20号からバイパスにタッチするまでの区間について調査、概略設計をさせていただくことになっております。その中で、そこの部分の幅員についても検討していくこととしております。なお、国道20号への交差部につきましては、右折レーン等の設置もございますので、交差部については16メートルの構造としたいと現段階では考えているところでございます。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 このアクセス道路の変更によりまして、新たに道路の対象となった皆さんへの説明はもちろんでありますけれども、今まで路線上にあるということで家の改築もできなかった人も何人かいらっしゃるはずであります。古い話になりますけれども、私が最初に議会に出たとき、ある方に、都市計画上に家があるので直したくても直せない、あるいは引っ越したくても引っ越せない、町はどうなっているんだ、そんな質問をされたことがございました。それで今回は住民にも、あるいは路線、新たな該当者にも丁寧な説明をされると聞いておりますけれども、外れた方により丁寧な説明が必要かと思いますが、どのようなふうにやり方を考えていらっしゃるでしょうか。 ○議長 建設水道課長。
    ◎建設水道課長(小河原) 現在の段階では、今回の線形改良でどの程度の方々がどのくらいの影響を受けるかはわかっておりません。今後行う予定の測量や必要な用地等が確定したところでわかってまいります。今回の線形変更により、これまでの都市計画法による制約が外れる方も出てくると思われます。長年の心情はお察しいたしますが、大きな意味でのまちづくりと都市計画道路の現状を、将来を見据えながら実情に合わせるということに御理解をいただきたいと思っております。  なお、都市計画道路の廃止、変更による補償については、事業化になるまでは都市計画法53条により木造2階建て等の建築は可能であることから全国的な事例はなく、複数の訴訟においても公共の福祉のための受忍の限度内という司法判断がされており、難しいと考えられます。しかしながら、住民の皆様に寄り添った行政が町の基本姿勢ですので、きちんとした理解をいただけるよう説明責任を果たしてまいりたいと考えております。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 法的な見解というのは理解するところであります。そうは言っても住民としての感情から何からいろいろあるわけでありますから、法律でそうだからあっさりと切るというわけには、なかなかいかないだろうなということで、きちんと丁寧な説明をし、最終的にはしようがないねというところまできちんとお願いしたいということであります。  今までの都市計画どおりであったとしても、新しく決められた中で、最近新しく建てられたうちが何軒かあります。特に決定とは言わないものの、その想定で追っていきますと、若い人がつくった家が多い。新しいうちでは当然といえば当然なんですけれども、多い。前もってそういう話はしたということはあるんでしょうけれども、その辺が本当に大丈夫なのか。つくって5年、10年で都市計画があるからのけろと言われても、なかなかつらいことかと思うんですが、その辺についてはいかがお考えでしょうか。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(小河原) お答えいたします。現在の都市計画道路上に建築されている建物につきましては、都市計画法の53条によりまして都市計画事業の際には御協力をいただくということで、文書を出していただいて建築がされております。しかしながら、事業に当たりましては、やはり説明責任を果たして、事業に理解をしていただいて事業を進めていきたいと考えております。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 ぜひよく住民に寄り添ったという言い方をされます。寄り添った対応をお願いしたいなということであります。  今回のこのアクセスの計画でいきますと、7区、8区で多くの道路と交差したり、あるいは並行して走るような形になっていくのかなというふうに見ております。それぞれ幅員の狭い道でありますけれども、おのおのの生活道路であります。どのような接続方法を考えているのかお知らせ願います。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(小河原) お答えいたします。現在の生活道路との接続につきましては、本年度3月末に発注する測量設計業務の中で検討を行ってまいります。当然、現在お住まいの住民の皆様や利用される方々の利便性を重視し、最大限の配慮を行い業務を進めてまいりたいと考えております。また、最終的な設計に至る前には地域の皆様との意見交換を行い、合意形成を図りながら進めていきたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 7区の北部分、バイパスに接続する近くの部分でありますけれども、一部高架橋になるというふうに伺っております。それがどんな形になっていくのか、住民としては大変関心を持ち、また不安になっております。不安の余り、土手ができて区が二つになったら困るねとか、あるいは土の壁ができたら、アクセスの北側の上はもう大変だねとか、そんなふうな臆測も含めての話が出ておりまして、不安をあおっているという形であります。どんな形に考えていらっしゃるのか。まだ絵はできていないということかもしれませんけれども、イメージ的にこんな形になるんじゃないかというレベルでも結構ですので、ちょっとどんなふうに考えていらっしゃるのかお知らせください。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(小河原) 構造等ということでございますけれども、現在これから発注する業務の中で、橋梁にするだとか、あと盛り土をするとか、そういったことを検討していくことになるわけでございますけれども、当然、環境であるとか周辺住宅への影響等も考えながら設計を進めていきたいと考えております。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 どんなイメージになるかということをお伺いしたわけであります。なかなか見えないことによって不安があります、不安ですよと。そうするともう要らないねみたいな話になっては困る。そこら辺の不安をあおらないように、できるだけ早くこんな形だよみたいなイメージの説明ができればいいと思いますけれども、改めてどんなイメージですかと伺います。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(小河原) 現在考えているイメージとしましては、そこの部分を盛り土構造にすることによって、北側、バイパス側になりますけれども、そちらの現在お住まいの方々へ、当然壁ができたような状況になって住環境にも影響してくると考えられますので、現段階では橋梁で本構造を考えております。しかしながら、設計を進めていく中で、最終こういう形だよということではなくて、その設計を進める中でも協議はさせていただきながら行っていきたいと考えております。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 現時点ではそんな形かなと思います。私も住民に説明を求められたら、そんなことで含みを持たせながら説明をしたいなというふうに思っております。  7区といたしましても、このバイパスのアクセス計画を基本的には支持していこうというふうに決議しておりますけれども、今後の進め方、日程的なスケジュール等について御説明ください。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(小河原) 今後の進め方でございますが、ここで発注する概略設計の業務を経まして、それが10月ころには固まってくるのではないかと考えられます。その後、住民の皆様への説明会を開催し、都市計画の変更手続に入っていきたいと考えております。都市計画の変更手続につきましては、変更計画の縦覧、あと住民の皆様の意見聴取、公聴会等を開催し、最終的に都市計画審議会を経て変更ルートの決定となっていくことになります。以上でございます。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 それでは、少し質問を進めてまいります。このアクセス道路が具体化する前に、4年ほど前ですか、砥川改修の一環として砥川と福沢川の合流部の交差形状が論議されました。砥川改修に伴う砥川西線と福沢川通り線の交差形状の検討ということでしょうか。第7案まで作成し、最終合意に至っている経過があります。そのときはバイパスのアクセスの関連について論議はなかったように記憶しておりますけれども、今回、バイパス案とアクセス案とは一部重なっており、改めて整合が必要なのかというふうに思っております。基本的な考え方をお聞きします。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(小河原) お答えいたします。砥川の河川改修における福沢川合流部につきましては、平成20年度から福沢川に架橋されている町道砥川西線の橋のつけかえについて、第7区対策委員会の皆様と協議を進めており、第7案までお示ししていただいております。平成27年度からは福沢川合流部と都市計画道路の重なりについて県と協議を進めているところでございます。また、現在進めております西大路口の町道東山田東町線の拡幅は、今後の主要交通が下諏訪岡谷バイパスのアクセス道路である都市計画道路赤砂東山田線となることを見越し、整備を進めているところでございます。先ほども答弁させていただきましたが、バイパスへのアクセス道路でもある都市計画道路赤砂東山田線は、本年度測量設計に入れる状況になりましたので、その中で福沢川合流部の具体的な設計協議もあわせて行うことで、砥川の河川改修を行っていただいている県とも調整を行っているところでございます。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 現在、砥川左岸の工事が始まっております。左岸は余りいじらずに右岸で50分の1確率の対策をしていくというふうに理解しておりましたけれども、これは今回のアクセスの関係というものはあるのでしょうか。ちょっと外れますけれども、工事の内容とともに説明いただきます。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(小河原) 砥川左岸の現在工事している区間でございますが、砥川の河川改修計画によりまして護岸の整備を行っているものでございます。福沢川周辺の砥川の河川改修につきましては、50分の1確率で右岸側へ引堤をして整備していくということで、右岸側につきましては用地買収等を進めているところでございますけれども、先に左岸側の護岸を整備していくと、それから引き続き右岸側へ移っていくという計画で、その中で福沢川の合流部、当然、赤砂東山田線へのタッチの部分についてもまた今後、現在進めている協議の中できちんと設計を詰めて事業を行っていくことになります。以上でございます。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 この改修工事は平成32年には改修を完了させるという計画だったと思っております。住民の安心・安全という面では大変重要な治水事業であります。しかし、これがバイパスの関連でおくれるとかいうことになると、住民としては大変悩ましいことになるわけでありますけれども、これは予定どおり進めていくということでよろしいんでしょうか。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(小河原) お答えいたします。砥川の河川改修につきましても、赤砂東山田線が影響することのないように、現在、県とも協議を進めております。残る区間についても、32年までに治水安全度50分の1が確保できるように事業を進めていただくように、県へお願いしているところでございます。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 ちょっと安心をしたところであります。町道東山田東町線の改修工事は、砥川改修と西大路口の右折路線の新設、20号線の一部拡幅、歩道施設と同期化した事業だというふうに認識をしております。この3年ほど町の最優先道路として進められているのを大変感謝するところであります。今年度予算にも盛られておりますので、いよいよ最終コーナーかと思っておりますが、状況をお伺いいたします。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(小河原) お答えいたします。国道20号西大路口交差点改良事業は、国で行っております国道20号下諏訪町富士見橋歩道整備事業と、町が事業主体となっている町道東山田東町線西大路口交差点改良事業とをタイミングを合わせて行っている事業でございます。このうち町が行っている町道東山田東町線西大路口交差点改良事業の状況につきましては、平成26年度に国とともに事業説明会を開催し、周辺住民の皆様に御理解をいただいております。平成27年度には測量などの調査を実施し、その後は随時、用地取得を進めているところでございます。平成30年2月末現在で町事業に関する用地取得は6件中4件が完了しており、残りは2件となっておりますが、そのうち1件は今月中に契約を予定しておりますので、平成29年度末では残り1件の方となる見込みでございます。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 土地買収があと1件ということであります。あの道路は私も日常的に利用しておりまして、狭い中で子供たちも通学したりする道路になっております。通らなきゃいいんじゃないかという話は別として、車のほうもやはりスピードを落としながら進んでいく。子供たちも狭い中、現在はパイプで遮られて区分けされておりますけれども、その中を慌てて走ったり、いろんなことをしながら通行しているというふうな状況であります。あと1件ということでありますけれども、現在買収してある用地も含めて、そういう子供たちの通学の安全・安心のために進めるということはできないのでしょうか。 ○議長 町長。 ◎町長 議員御指摘のとおりにですね、早期に交差点改良、歩道整備等を進めなければいけないという思いが強くございます。残り1件の方の理解をいただくべく、今、職員も大変な努力をしてくれているところでありますけれども、あわせて国の歩道整備事業もしっかり進めていただいて、できるところから安全確保ができないか、こんなことについても国・県とも協議をさせていただいているところであります。できるだけ早期にですね、そんな子供たちの通学路にもなっているところでありますから、また雨水排水対策も計画をさせていただいておりますので、この事業が早期に進められるように理解いただくべく、その残り1件の方への対応とともにですね、あわせて改良工事が進むように協議をしてまいりたいというように思っております。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 若干くどくなります。残り1件の方も早く応じていただけるようにやっていただくとともに、現在既に買収してあって空き地になっているのがございます。それをうまく利用して通学の子供たちがもうちょっと安心して歩けるような、そういう道に、よしんば残り1件がおくれたとしても、前もってそういう子供たちのための安全策をとることができないかというふうにお聞きしますので、お答えください。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(小河原) お答えいたします。子供たちの安全対策ということも含めまして、あそこに電柱があるもんですから、その電柱の移転が国のほうの事業の用地買収が進まないと移転できないというような状況にもなっておりますが、子供が歩く部分にガードパイプ等で歩行者確保をしながら通学できるような状況ができないかといったことも検討はしてまいりたいと考えております。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 電柱も特に自動車の通行には邪魔なんですけれども、それはちょっと置きまして、ぜひ子供たちの通学スペースだけは早目に確保していただきたいというふうに改めてお願いしたいと思います。  さて、今度の事業計画におきまして、都市計画マスタープランの作成が示されております。都市計画はインフラ整備から始まるわけであり、古いプラン自体にも20号バイパスは示されております。しかし、その実現性の期待値が低く、またバイパスを前提とした都市計画論議も低調であったかというふうに推測するところであります。  しかし、時は過ぎ、岡谷下諏訪バイパスは着工され、予算の多寡で工事は左右されるものの、着実に進行しております。そこで、都市計画マスタープランの作成であります。10年後、20年後の下諏訪町をどのように描くのか、どのように変えていくのか、それを町長にお伺いしたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 具体的な進め方につきましては、後ほどまた課長から説明させていただきますけれども、今回、平成15年以来ですね、十何年かぶりで町のマスタープランの見直しということになりました。バイパスもおかげさまでかなりいい形で進捗をしてきておりまして、また都市計画道路の見直し等を図っていかなければいけないということでありますから、きちんとした形でマスタープランを作成して、地域住民の皆さんの理解、協力もいただきながら、新たな道路整備というものをしっかりと進めなければいけないというように思っています。  また、観光客の皆さんの動向というのも注視をしなければいけない状況でございます。そういった意味でも、このマスタープランというのは大変重要な、これからの下諏訪のまちづくりにとっては重要なことだと思っていますので、しっかりと着実に進めてまいりたいというように思っています。詳細については課長からお答えさせていただきます。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(小河原) 私からは、新年度事業として予定しております、自然、歴史、生活、文化、産業などの特性を踏まえながら、町民の身近な生活感を反映して描くまちづくりの将来ビジョンとなる都市計画マスタープランの見直し業務について御説明させていただきます。  平成15年度に策定された町マスタープランは、町総合計画に即したまちづくりの上位計画として、その役割であるまちづくりの基本方針と機能となる地域の将来像を示してきましたが、現在の社会的な課題となっている超高齢化社会の到来や少子化に伴う人口減少が顕著になるなど、地域を取り巻く環境も大きく変化しております。また、平成16年3月の策定から13年が経過し、目標年次である平成32年が近づいていることや、平成27年度に策定した第7次町総合計画との整合性にも配慮する必要もあることから、新年度でマスタープランの見直しを行うものでございます。  見直しに当たっては、第7次町総合計画及び関連計画において、まちづくり方針となっております人口減少対策、超高齢化社会への対応、地方創生等の課題対策を踏まえるとともに、東日本大震災や熊本地震など大規模な自然災害等に対する災害に強いまちづくりへの対応、景観法や町民ニーズの高まりなど、まちづくりの基本的な方針等を加味した見直しを行い、今後の当町のまちづくりに資する上位計画として都市計画マスタープランの改定を行うこととしております。以上でございます。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 このマスタープランというのは非常に町の将来を左右する計画かというふうに思っております。インフラ整備から始まって、その整備による町の産業も当然変わってくるはずであります。観光も変わってくるはずであります。今までは、そうは言ってもまだまだバイパスもアクセスも考えていなかったと思うんですけれども、それが実際になったときに住民の生活はどういうふうに変わってくるのか。高齢化社会もございます。少子化の社会もあります。そんなのを常時入れながら、しっかりとしたマスタープランをつくっていただきたいということであります。もちろんそれは改めて言うまでもなく、お考えのことと思います。  ここに今、私の手元にある「目標とするまちの将来構造」、非常に見にくい図面になっておりまして、何か読み解くのに苦労するような内容でありますけれども、住民の皆さんがこれを見て、おお、やはり下諏訪に住んでいてよかったな、そんなまちづくりプランを期待するところであります。  次に、町営施設の運営状況について伺います。朝からも町営施設につきましてはいろいろ話が出ておりまして、それだけ皆さんの関心が深いということであります。私も重なっているところはできるだけ避けて、また違う切り口により、特に運営状況により、その施設の有効性を問うような、そんなことを伺ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  最初に、おんばしら館よいさについてであります。開館3年目を迎えるおんばしら館は、開所年は御柱年であったためか順調に入館者をふやし、期待以上の成果だったかと思います。しかしながら、昨年の入館者は大幅に減少し、町民の評価も結構厳しく、そもそも建築の意義を問うような声もあります。  そこでまず入館者の人数推移、26年、28年は実績、29年度は3月までの見込みということで御報告ください。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) おんばしら館の入館者数の実績について御報告をさせていただきます。28年度の有料で入館をいただいた人の数でございますが、2万1,684人。体験をいただきました人数が7,808人という数字になっております。29年度におきましては、現在のところ見込みの数字でございますが、入館者数1万5,500人、前年度比としますと6,100人の減。体験をされた方は6,300人程度と見込まれまして、前年度と比べまして1,500人くらい減少になるかというふうに今見込んでいるところでございます。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 今年の2月は御神渡りがあり、その恩恵で万治の石仏にも大変大勢の方が見えたということであります。そこでやっているボランティアの方のお話では、観察時間80時間、80時間の間は数えたということでありますけれども、観察時間80時間のうちに5,000人を超える方が万治の石仏へ見えたということであります。そのうちどのくらいの方がおんばしら館に来たのか大変興味深いところであります。2月のおんばしら館の入館者数をお願いいたします。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) 申しわけございません。2月の正確な数字、まだ算出をしてございませんので御報告できないところでございますが、やはりおっしゃったとおり御神渡りの効果で入館者の方がとてもふえた状況ということで、急遽スタッフを増員して対応したというようなことがございまして、具体的に御神渡りに行ったから何人ふえたというのはちょっと数字を持っていなくて申しわけないですが、御好評をいただいたという状況でございます。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 当然、御神渡りでふえたということはカウントできないということはわかって、ただそれだけ、ちょっと本当に数字があればよかったわけでありますけれども、もっとも先ほど1万5,500人と言ったんだから、2月も大体想定はしたんじゃないですか。1月までの数字は新聞にも出ていました。その数字に2月、3月を足したんじゃないんですか、1万5,500人というのは。ちょっとそこを確認してください。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) 2月の見込み数で1万5,500人を算出しております。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 済みません、言い方が悪かったです。29年度は1万5,500人というお話でした。1月までは既に実績として報告されております。この3月までで1万5,500人ということでありますので、2月は幾ら幾ら、3月は幾ら想定ということでやったのではないかという質問なんですが。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) 想定につきましては、とりあえず大変申しわけないんですが、想定でございますが、実は2月は御神渡りの効果のほかに団体の方が300人弱程度の入館がございまして、ちょっとその辺の部分で見込みが、済みません違ってくるかもしれないので、済みません、正確な数字でなくて申しわけないですが、そういうことでお願いをしたいと思います。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 わかりました。済みません。2月は大分ふえたということでありますけれども、基本的には先ほどの数字のとおり低迷しているかなという気がいたします。その原因につきましては、いろんな論議がされておりますけれども、当事者としてはどのような分析をされているんでしょうか。 ○議長 町長。 ◎町長 つくった責任者としてですね、考えを述べなきゃいけないと思いますが、当初、昨年は1万8,000人を目標にしていましたが、それを上回る方に御来場いただきました。これは想定以上の結果だというように思っています。また本年が、今、想定では1万5,000人から1万6,000人くらいのものになると思っておりますけれども、大体想定の以内だろうというように思っています。それほど、議員御指摘のほど低迷という状況ではないというようには思っています。  できるだけ、こういった開館から日にちがたつと、だんだん入館者が少なくなっていくということは往々にしてあることではありますけれども、今、先ほど課長も若干答弁申し上げましたけれども、ツアーの団体客が少しずつ入ってきているということや、そしてまた何よりもおんばしら館へ行った皆さんの感想は、非常に満足度が高い施設であるということは言えるんではないかというように思っています。それは施設の内容もありますけれども、しっかりと説明をしてくれるということが非常に好意的に捉えていただきまして、施設に来ていただいた方にとっては非常に評価が高い施設だというように自負しておりますので、今後はより一層PRに努めながら、そのよさを発揮できるような形を考えてまいりたいというように思っておりますので、ぜひ御理解をいただければと思います。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 満足度が高いというお話がありました。御柱の木落しの模擬体験であります。これは本館の目玉商品というふうに認識しております。来館者、先ほど数字いただきました、4割くらいですか、町長の今おっしゃった満足度が高いというのは何かアンケートか何かでそういう答えが返ってきたということでしょうか。 ○議長 町長。 ◎町長 実は観光客からの町長への手紙もそういった内容の手紙をいただいておりますし、アンケートとまでは言えなくても、そういった皆さんの声を集計しておりますので、そんなことがよく言われております。非常に熱意を込めた案内がよかったというような感想はいただいておりますので、それを披露させていただいたということであります。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 入館料300円は高いんじゃないかという話もあったり、体験のほうはむしろ高くてもいいんじゃないか、いろんな話もございます。ちょっと支払うお金と満足度という点では、まだ若干、私の聞いている辺では町長の報告とギャップがあるのかなという気がしております。町のいろんな見直しを進めておるところでありますので、また何かの折にはその辺も含めて、最終的には観光客がふえたほうがいい、収入が上がったほうがいいわけでありますので、そんな検討をしていただけたらと思います。  おんばしら館がもう一つ人気が盛り上がってこないのは、伏見屋邸のように飲食を伴う一休みをするところがないとか、あるいはおもてなしがないというふうな言い方もあります。また、あるいは物販がないとか、そんなことのようであります。住民の要望もありますけれども、そんなことをしながら、おんばしら館をもっと盛り上げるということはできないのでしょうか。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) 議員のおっしゃられるとおり、伏見屋邸におきますおもてなしが大変好評をいただいているというところは、私どものほうも聞き及んでいるところでございますし、産業振興課の職員もそこの場にスタッフの一員として体験もしたりしているところでございます。おんばしら館よいさにおきましても、住民の方からそのようなサービス、おもてなしといったようなことをしていただける、そんなような御提案がありましたら、ぜひ前向きに御相談に応じて実現ができる方向を考えさせていただきたいと思います。以上です。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 それでは、もう一つ、おんばしら館につきまして、もう1点だけお聞きいたします。来客者が期待したほどではないという中で、やはり先ほど動線の話が別件でも出ております。このおんばしら館につきましても、駐車場、春宮、万治の石仏、そしておんばしら館、駐車場と、そんな動線を描き、こういうふうに歩いてほしいよというふうに提示といいますか出したわけでありますけれども、それがなかなか観光客の思いとは合っていないんじゃないか。看板が少ないよとか、あるいは気がつかないよ、トイレの看板もなかなか見えないよみたいな話があります。そんな動線を含めて観光客をおんばしら館に引き込む作戦をお聞きしたいと思います。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) 春宮を経由しましておんばしら館をお訪ねいただく動線ということにつきましては、かねてからの課題でもあるという捉え方をして対応してきております。29年度におきましては、箇所箇所に手づくりで看板を出させていただいたり、看板といいましてもごく簡単なものですが、ポスター的なものを出させていただいたりといったような対応をしておりますが、やはり根本的な対策ということは今後考えていかなければいけないというふうに考えております。この辺のところにつきましては、諏訪大社の春宮さんのほうとも相談、御協議を始めておりますので、だんだんに解決をしていきたいというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 ぜひスピードを上げて対応をお願いしたいというふうに思います。ほかに何件か通告いたしましてお聞きする予定であったんですが、ちょっと時間が迫っておりますので、恐縮でありますけれども、ここでクラウドファンディングのほうに進めさせていただきます。
     ガバメントクラウドファンディング、実はこのことをお聞きしようと思った翌日の、一般質問を通告した翌日に、ある新聞からの取材があったということで報道されました。新聞報道とかぶっちゃったということで、若干、私はめげておりますけれども、切り口を変えて質問させていただきます。  ガバメントクラウドファンディングは、いわゆるクラウドファンディングの中で地方自治体が募集するもので、クラウドファンディングとふるさと納税を組み合わせた、目的設定、募集期間限定のふるさと納税ということであります。ふるさと納税が返礼品の多さを競い、何かと話題となる中で、一つの可能性を秘めた資金集め方法かと思っております。  そこでまず、当町が取り組んでいるガバメントクラウドファンディングの概要についてお伺いいたします。 ○議長 税務課長。 ◎税務課長(高橋) お答え申し上げます。現在、町では八島湿原の木道修繕事業をクラウドファンディング型ふるさと納税により行っております。1月18日より寄附受け付けを開始しまして、目標額70万円に対しまして、今日現在で40件、59万6,000円という多くの御寄附を賜っておりまして、達成率が85.14%となっております。内訳としましては、インターネットからの御寄附が29件、39万6,000円。税務課の窓口での御寄附が11件、20万円となっております。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 このふるさと納税ということであります。当町にふるさと納税がありまして、観光ですとか産業ですとか教育、いろいろあります。わざわざこのクラウドファンディングという手法を使って、八島高原の木道づくりをやったという点の経緯についてお伺いいたします。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) クラウドファンディングを八島の木道の補修に用いた経緯ということにつきましては、八島高原につきましては多くの観光客の皆さんにおいでをいただいておりますが、実は入場料ですとか入館料みたいなことで、そこを訪れている方に御負担を申し上げて運営しているといった形ではないといったこともございまして、そのための補修のための資材については、御功労のある方のお気持ちをいただいて修繕を行ったらどうかということで、この手法を取り上げさせていただいたという経過でございます。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 今回70万円ということでありますけれども、この30年度分の木道修理というのは県の費用、そこでは351万円ですか、ありまして、わずかといえばわずかな金額かなというふうに思いますけれども、そこら辺の設定はどのような考え方でやったんでしょうか。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(河西喜) お答え申し上げます。長野県の自然環境整備支援事業補助金、これにつきましても、平成30年においても活用をさせていただきまして、木道の改築に充てていきたいというふうに考えております。この県の補助金を充てて整備を予定している箇所につきましては、八島の木道に入っていく園地からすぐ入って八島に至るところの、30年度におきましては湿原に向かって下がっていく階段の部分、この部分について建設業者によりまして工事請負という形で改修工事を計画しているというところでございます。この階段部分以外の湿原周辺の木道につきましては、特に傷みの激しい危険な箇所、こういったところを優先して、本年度においてクラウドファンディングにより調達をいたしました資材を使って、4月の雪解けにすぐの対応を考えているわけですが、職員等により補修、修繕の作業を行いたいというふうに考えております。以上です。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 先ほど税務課長のお話で、サイトを使って募集する金額と、それから町へ直接持ち込まれるという御説明がありました。町のホームページでは、説明を見たところ新着情報とかトピックスとか募集とかという面には、何もこの面は出てこないわけでありますけれども、これはどうやってPR、町として選んだ、サイトではなくて、町としてどんなPR方法をされているのかお伺いします。 ○議長 税務課長。 ◎税務課長(高橋) お答えいたします。現在、町の公式のホームページ内にエフバイジーというサイト、今利用しているサイトでございますが、そちらへのリンクを張って誘導するような形をとっております。また、新聞掲載等によりましても、インターネットを利用する環境にない方などに対しまして、なるべく多くの方に周知をできる機会を持ちたいというふうに考えてやっております。以上です。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 今、エフバイジーというサイトの名前が出てまいりました。いろいろこういうサイト、やっているようでありますけれども、当町がこのエフバイジーを選んで、そしてこれをやろうとしているといった、これを選んだメリットといいますか、理由が何なのかお知らせください。 ○議長 税務課長。 ◎税務課長(高橋) エフバイジーというインターネットサイトでございますが、こちらにお願いした経過、選考の理由ですが、こちらのほうは固定費というものがなくて、手数料として実際に寄附された額の15%プラス消費税という設定になっております。一方、広報としてほかに比較しましたふるさとチョイスというサイトでございますが、こちらは固定費というのが10万8,000円かかることになっておりまして、こちらは、10万8,000円は寄附が集まらなくても支払い義務が発生するということで、エフバイジーさんのほうにつきましては、仮に10万円の寄附でしたら1万6,200円で済むということになりますが、固定費がある場合に、10万円しか寄附が集まらなくても合計で11万8,800円という支払いが発生し、赤字になってしまうということもございます。  また、エフバイジーに選考先、決め手としましては、クラウドファンディングの場合に、いかにプロジェクトに共感してもらえるようなストーリー性の高い文章ですとか写真というものが不可欠ということなんですが、エフバイジーの場合はクラウドファンディングが専門の分野で、地域と仕組みに精通をしており、プロのカメラマンやライターの方にコンテンツを作成してもらえるということで、職員にノウハウがなくても訴求力の高いコンテンツができ上がるということ、そういうことで寄附者の共感を得やすいということから、当町としては初めての試みでありましたので、費用面、それから作成面の両面を考えてエフバイジーを選びました。以上でございます。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 このガバメントクラウドファンディングについては、いろいろお聞きしています。なかなかおもしろい手法であり、今後いろんなまちづくりに展開できそうだと期待するところであります。既にこれを第1弾とすれば、第2弾とか、そういう企画をされていることがあるのかどうなのか含め、今後の進め方について町長にお伺いいたします。 ○議長 町長。 ◎町長 今回、クラウドファンディングというのを職員のほうで検討してくれて、こういったふるさと納税の手法を取り入れてくれたことに対しては、非常に前向きな行動だったというように思っています。今回、先ほど産業振興課長から答えましたけれども、県の補助金をもらっても、それは秋に交付決定になるもんですから、なかなか春先の木道整備ができなかった。そんなこともありまして導入をさせていただいて、70万円の御寄附をいただいて、春先、シーズンが始まる前に木道の整備をしようという思いでやらせていただいた事業でありますけれども、今後もそういった目的を明確にお示しをすることで、共感、共鳴をいただいて寄附をいただけるような、そんな仕組みでございますので、まだ具体的にこれはというようなことは申せませんけれども、できるだけそれぞれの課にそういった思いを共有して御寄附をいただけるような事業については、これを活用していこうと、そんな指示をしておりますので、今後もそういった活用を目指してまいりたいというように思っております。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 最後の最後になります。過日、星が丘のホシスメバのリノベーションツアーが行われました。参加する方、私はなかなか理解しがたいところでありますが、実際に若い人たちが集まってくる、そしてまたその経験に満足されて帰ったということでありました。  そこで、このリノベーションツアーとクラウドファンディングを一つの事業として資金を集め、若者を集め、まちづくり事業を積極的に展開したらどうかと、その手法が大きな手法じゃないかというふうな気がするところであります。再度、町長にお伺いして質問を閉じたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 ホシスメバの事業につきましては、国の支援金等も活用させていただいて進めさせていただいている事業であります。多くの皆さんが来ていただいて作業を進めていただいておりまして、非常にいい事業だなというように思っています。御指摘のような部分も参考にさせていただきながら、今後どういった事業展開、今後図っていくかということも踏まえて、また検討していきたいというように思います。ただ、補助金をもらっている事業でありますから、それと重ねてできるかどうか、その辺等はちょっと慎重に考えなければいけない事業かなとは思っております。 ○議長 中村奎司議員。 ◆中村[奎]議員 以上で終了いたします。ありがとうございました。 ○議長 以上をもちまして、本日の日程に定められた一般質問は終了いたしました。本日は一般質問6問目まで終了することができました。明日の一般質問は2日目となりますが、午前10時の開会とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  ただいま午後4時45分でございます。本日はこれにて散会といたします。大変御苦労さまでした。            散  会  午後 4時45分...