長野市議会 2021-03-03 03月03日-02号
長沼地区に国と本市で、共同で進めております河川防災ステーションの建設予定地周辺の堤防基礎地盤につきましては、国の既存ボーリング調査のデータから、主に粘性土層で構成されており、この層は千曲川左岸において、決壊箇所周辺から上流の村山橋周辺まで広域に分布していることが確認されております。
長沼地区に国と本市で、共同で進めております河川防災ステーションの建設予定地周辺の堤防基礎地盤につきましては、国の既存ボーリング調査のデータから、主に粘性土層で構成されており、この層は千曲川左岸において、決壊箇所周辺から上流の村山橋周辺まで広域に分布していることが確認されております。
長沼地区におきましては、信濃川水系緊急治水対策プロジェクトにより、国が決壊箇所周辺の堤防について、のり面を含む3面をコンクリート被覆するとともに、今後、村山橋から立ヶ花橋までの左右両岸についても堤防強化の予定であり、河道掘削や遊水地の設置などを含めまして、今後の再度災害の防止・軽減に向けた治水対策が進められております。
長沼地区の決壊箇所周辺は、のり面全面をコンクリートで被覆するなど、安全度の向上が図られ、篠ノ井地区の越水箇所周辺については、堤防の原形復旧と、危機管理型ハード対策としての宅地側堤防のり尻のコンクリートによる補強が完了し、令和2年度末までには、川側の堤防のり面について、コンクリートブロックで被覆する工事が行われる予定とのことであります。
今回の台風被害では、長沼地区の千曲川堤防が決壊したことによる濁流の流入が、市北部地域の広範かつ甚大な浸水被害につながっておりまして、今後、決壊箇所周辺の堤防強化や水防活動の拠点となる防災拠点の設置が、これら地域全体の安全・安心につながることから、長沼地区の決壊箇所周辺を想定し、計画に記載しているものでございます。
今回の台風災害では、長沼地区の千曲川堤防決壊による濁流の流入が市北部地域の広範かつ甚大な浸水被害につながっており、今後、決壊箇所周辺の堤防強化や水防活動の拠点となる防災拠点の設置が、これら地域全体の安全・安心にもつながることから、長沼地区の決壊箇所周辺を想定し、復興計画素案に河川における防災拠点の整備を検討、として記載したものです。