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令和 元年第 2回定例会−06月18日-03号

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  1. 松川村議会 2019-06-18
    令和 元年第 2回定例会−06月18日-03号


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    令和 元年第 2回定例会−06月18日-03号令和 元年第 2回定例会            令和元年松川村議会第2回定例会会議録                                      〔第3号〕 ┌──────────┬───────────────────────────────┐ │招集年月日     │     令和元年6月18日                 │ ├──────────┼───────────────────────────────┤ │招集場所      │     松川村役場議場                   │ ├──────────┼───┬───────────────┬───┬───────┤ │開閉会日時     │開 議│令和元年 6月18日 午前10時02分│議 長│平 林 寛 也│ │          ├───┼───────────────┼───┼───────┤ │及び宣告      │散 会│令和元年 6月18日 午後 1時40分│議 長│平 林 寛 也│ ├──────────┼───┼───────┬───┬───┼───┴───┬───┤ │応(不応)招議員及び │議席d氏     名│出 欠│議席d氏     名│出 欠│ │          ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤ │出席並びに欠席議員 │ 1 │平 林 寛 也│ ○ │ 7 │上 田 治 美│ ○ │ │          ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤ │出席11名 欠席 0名 │ 2 │梨子田 長 生│ ○ │ 8 │平 林 幹 張│ ○ │ │          ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤ │   凡例     │ 3 │平 林   泉│ ○ │ 9 │茅 野 靖 昌│ ○ │
    │          ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤ │ ○…出席を示す  │ 4 │大和田 耕 一│ ○ │ 10 │矢 口 あかね│ ○ │ │ △…欠席を示す  ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤ │ ×…不応招を示す │ 5 │草 間 正 視│ ○ │ 11 │小 原 吉 幸│ ○ │ │ △公…公務欠席  ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤ │          │ 6 │勝 家   尊│ ○ │   │       │   │ ├──────────┼───┴───┬───┴───┼───┴───┬───┴───┤ │会議録署名議員   │   6番   │勝 家   尊│   7番   │上 田 治 美│ ├──────────┼───────┼───────┼───────┼───────┤ │職務のため出席した者│事務局長   │宮 澤 大 介│書記     │武 井 愛 美│ ├──────────┼───────┼───────┼───────┼───────┤ │          │村長     │平 林 明 人│建設水道課長 │太 田 健 一│ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │法第121条により説│副村長    │平 林 秀 夫│教育次長   │古 畑 元 大│ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │明のため出席した者の│教育長    │須 沢 和 彦│社会教育課長兼│榛 葉   晃│ │          │       │       │公民館長   │       │ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │職・氏名      │総務課長   │白 沢 庄 市│総務課統括課長│中 村   彰│ │          │       │       │補佐     │       │ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │   全員出席   │税務課長   │山 田   渡│営農支援センタ│高 山 重 典│ │          │       │       │ー事務局長  │       │ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │          │会計管理者兼会│池 上   茂│       │       │ │          │課長    │       │       │       │ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │          │住民課長   │宮 澤 政 洋│       │       │ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │          │福祉課長   │原   勇 一│       │       │ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │          │経済課長   │丸 山   稿│       │       │ ├──────────┼───────┴───────┴───────┴───────┤ │議事日程      │            別紙のとおり             │ ├──────────┼───────────────────────────────┤ │会議に付した事件  │            別紙のとおり             │ ├──────────┼───────────────────────────────┤ │会議の経過     │            別紙のとおり             │ └──────────┴───────────────────────────────┘               本日の会議に付した事件 日程第1 一般質問   順位7 産業振興について                    8番 平 林 幹 張       総合計画について   順位8 これからの農業施策について              11番 小 原 吉 幸       学校教育分野における後期五か年計画の成果   順位9 一人暮らし世帯の見守りについて             2番 梨子田 長 生       教育の現状       村長の政治方針                                  午前10時02分 開議 ○議長(平林寛也君) おはようございます。  ただいまの出席議員数は11名全員であります。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、昨日に引き続き一般質問です。 △日程第1 一般質問 ○議長(平林寛也君) 順次、発言を許します。  順位7番、8番平林幹張議員の質問事項、産業振興についての質問を許します。平林幹張議員。 ◆8番(平林幹張君) おはようございます。訓練放送の後ということで、非常に緊張しておりまして、できればああいう音を聞く機会がないことを本当に祈るばかりであります。災害は非常にいつ何どきあるかわからない中で、こうした訓練も必要かなということであります。  早速、前回は質問事項を残してしまいましたので、続けて時間の許す限りということで行っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  産業振興ということで、これは毎回やってきたことでありますが、特に林業振興、前回に引き続きというところでお願いをしたいと思います。5月の30日から6月7日まで、大町建設事務所から北和田線についてのそれぞれの立ち合いということで要請を受けまして、現地を見てまいりました。計画のいわゆる林道の整備というところ、待避所を含めて、それから林道のつけかえ、砂防堰堤の延長にかかわる、そうしたそれぞれの地権者の立ち合いというところで行ってきた際でありますが、前から何回か一般質問の中でお話をした林道の整備というところで、特に林道施設災害対策という事業を通して非常に整備をしていただいてありました。  峠まで、たまたま私の山がある関係があって、12月のころまではまきの排出をしていた部分がありましたけれども、それ以降行っていなかったものですから、行ってまいりました。非常に梅雨の時期を前にして、本当に路肩が、それから腐葉土、砂れきがたまったところを全てきれいにしていただいて、それからそれぞれ左岸の取り入れ口まで腐葉土も、それから土砂も全くない状態でありましたし、路肩ののり面もクマザサや、それからヨシをきれい刈っていただいて、それから覆いかぶさっている樹木もきれいに撤去をしていただいてありました。  何回かそういった話を申し上げてまいりましたけれども、この北和田線の整備にかかわって、砂防堰堤ができるまでの間ですけれども、多少の雨が降っても道が冠水をして舗装の下が掘れるというような、そんなことはないかなと。多少の雨が降っても、ゲリラ豪雨のように1時間に100ミリも降ればどうかとは思いますけれども、当面の間、非常にそういうことでやっていただいたことに対して、ただ単に質問をするだけではなくして、やっていただいたことに対しての評価ということで、本当に感謝を申し上げる次第であります。  あわせて、以後の形の中で、牛首から上ののり面、それから令和4年以降にまた計画的な予算措置をされておりますので、その辺についてお伺いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 今後の予定でございますけれども、本年度におきましては、今まで堆積していた土砂の撤去費を計上させていただきました。それはどういうことかといいますと、やはり近年長雨というかゲリラ豪雨的なものがあって、大変山からの土砂が入って、ある地区においては毎回雨が降るたび、そこのところに堆積がたまると。そこの関係を区長初め地権者の方々の御協力をいただく中で、そこへ沈砂池等を掘らせていただくというような工事を今実施しております。  また、馬羅尾のところについては、同じく堆積する土砂をためてありましたが、そちらもきれいに撤去して処分をしたというもの。それから北和田線においては、やはり堰堤、下のこべ沢が昨年度は地元のほうで2回ほど撤去をしていただきましたが、台風がくるたび大きい沈砂池が埋まってしまうということの中で、原因は山から来るものが、砂防の部分が機能していないということで、今現在工事をしているおります。  そういったことを踏まえまして、定期的な除去的なことは村が責任を持ってやらなければいけないということの中で、今後計画をしていきたいと。状況に応じてやっていきたいという考え方でございます。 ○議長(平林寛也君) 平林幹張議員。 ◆8番(平林幹張君) それにあわせて本当に美化をしていただいたおかげで、先日も言われましたけれども、監視員の皆さんが今まで不法投棄をしていた部分がどこかわからなかったということもありますが、あれだけきれいにしていただければ本当によかったということで、私のほうでもそんな話を聞いております。もちろん関連の地権者の皆さんはそういうことでありますが、そういうこともあわせてありましたので、お知らせをしておきます。  次に、松林健全化事業は他の同僚議員が話をされましたので割愛させていただきます。  次に森林環境税と、それから譲与税のかかわりでございますけれども、今回、森林経営管理基金ということで82万1,000円を積み立てするという形で決議がなされまして、これに対してやはり相当前から懸念をしておりましたように、人口比であったり、林業者の従事数であったり、対象面積であったりということで、金額は大きく望めないなということは前から言われていたことでありますが、先般いわゆるそういった財源不足を補うために、他の市町村あるいは都市に、いわゆる財源をお願いするというような形をお聞きしております。この関係の趣旨であるとか、やはり事業計画だとか誘導策だとか、その辺がしっかりしていないと、やはりそういったものも得られないのではないのかなという形がありますので、この点についてお伺いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 譲与税の活用事例として、こういったものがあります。姉妹都市とか友好都市を結んだ市町村におきましては、都市部の市町村が山村部の市町村の森林を活用した事業を行うことができるというような内容でございます。この場合に、事業を行う都市部の市町村の譲与税がそちらのほうで使われると、そういった中で参考事例等を見させていただきますと、要は子供たちがそこの部分へ行って森林作業を行うとか、そういったものについて、そちらの市町村の譲与税を使えると。学習とかそういった部分がありますので、そういったもので使えるということになります。  村の譲与税が少ないというのは、この間もお話ししたとおりでございます。こういった事例も参考にしながら、よりよい活用方法、またそういうことの研究を行いまして対応していきたいというふうに考えております。 ○議長(平林寛也君) 平林幹張議員。 ◆8番(平林幹張君) そういうことで、それこそやっぱりお金がしっかり確保できないと、なかなか事業展開というのも難しいかと思いますので、可能な限りそんな形で財源確保という形でお願いをしたいと思います。  森林環境税が本格稼働をするまでの間、譲与税はそういうことでありますが、今準備作業として、いわゆる林地台帳システムの整備と、それから地図原案データ作成ということで計画がなされておりますが、これとあわせて県の森林づくり県民税のかかわりが令和3年まで、使途変更がされた以後、松川村としてやっていけるものがあるのか。それから、あわせて将来的な形の中で森林税の本格稼働がなされたときにやる事業という形で、前段では事業自体がダブるわけにはいかないという形はお聞きをしておりますが、その辺の見通しと、それから取り組みについてお願いをしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 議員さんおっしゃられますように、森林環境譲与税と県の森林づくり県民税との重複というものはできません。そちらの部分につきましては、長野県の森林づくり県民税というものは地域ごとに行う、そういったものが活用の1つとして、それが3カ年間行われるというものになっておりますので、その辺は地区住民または所有者の集まりで、そこのところをどういうふうに整備していったほうがいいかというのは、各地区ごとで考えていただきたいと思っております。  ですから、森林環境税につきましては、誰も手がつけられないようなところを市町村がかわりに行う、または市町村から委託を受けて森林業者が行うという内容ですので、そこの部分については重複ができませんので、計画する中で相談に乗りながら研究をして対応していきたいというふうに考えております。 ○議長(平林寛也君) 平林幹張議員。 ◆8番(平林幹張君) この事業をうまく成功させるというのがなかなか厳しいことも、自分も承知しておりますし、また基本的な整備を十分に行う中で、いわゆる山林所有者、地権者を含めたところのそういった部分でさらに協議を進めていただいて、具体的な事業の取り組みを確実に進めていっていただきたいなということでお願いしたいと思います。  次に、農業振興ということでお願いしたいと思います。前回の段階では、なかなか政策計画取りまとめという、ちょうどそのまとめ中だったということでありますが、その結果が出てきたかと思います。  その中で、30年度は特に地域間調整は行わずという形で行われてきたのでありますが、本年度はどのような形であるかというところと、それから特に経営安定対策ということで、村の中では畜産農家も減少しておりますし、特にWCS、それから飼料米等々それぞれの見通しについて、実際状況はどんな形でしょうか。それから加工米についてもあわせてお願いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 営農支援センター事務局長。 ◎営農支援センター事務局長(高山重典君) では、現在の状況について御説明をさせていただきます。本年度の見込みでありますけれども、長野県全体の米の需要量、販売動向を見直す中で、当村へは面積に換算しますと昨年より21ヘクタール多い714ヘクタールが目安値として提示を受けております。  これに対しまして、現在村内の水稲の生産の実施計画書の取りまとめをしている最中でございますが、目安値に対して約2ヘクタール少ない712ヘクタールが食用米として生産される見通しとなっております。  このために地域間調整のほうには参加せずに、従来どおりの取り組みといった形になるかと思われます。  続きまして、WCS、飼料用米の関係ですが、近年、村内の畜産農家、減少傾向にはございます。ただ、減少はしておりますが、農家さんの意見等を伺う中では、村のWCS等の面積分は全部利用できるという状況になっております。  ただ、現在取りまとめている中では、WCSについては約1ヘクタール減少、飼料用米につきましては約3.5ヘクタール減少はしておりますが、それぞれ農家の判断によりまして加工米等への転換になっておりますので、御理解をいただければと思います。 ○議長(平林寛也君) 平林幹張議員。 ◆8番(平林幹張君) ありがとうございました。調整部分というのはなかなか難しいところあるかと思いますが、従来どおりそういう形でやっていかれるということでありますので、またそれに対してまた協力もしていかなければならないと思っております。  次に、各集落ごとに行われている人・農地プランで、地域農業マスタープランということで行われているわけでありますが、特に私の地元を見てみると、なかなかプランどおりというか、計画がなかなかうまく進んでいないという集落もあるかと思いますが。この実際部分として、担い手の育成であったり認定農業者の支援というところが重立った事業の中身になってこようかと思いますが、現段階で進められている中では非常に格差があるかと思いますが、その辺についてどうお考えなのか。それからまた特に私ども、うまくいっていない組織もあるわけでありますので、引き続きまたそういった御支援がいただけるかどうかというところでお伺いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。
    ◎経済課長(丸山稿君) 村内には11地区のプランがありますので、それぞれがプランを考えてやっているもので、一律こうしなければいけないというものではないかと思われます。ただ、そこに温度差というものがあったり、いろいろな地域ごとの考え方が発生していると思います。  村はそんなことを受けまして、今年の1月ですけれども、各プランの代表者、そこに農業委員会の委員さん、あと集落営農組合長、それに加えまして地域の担い手である認定農業者との話し合いの場を設けたところでございます。こういった場を設けてもらって、各地区ごとに必ず1回以上はそこについて話し合いとか、これからのいろいろな意向を話していただいて調整していって、そのプラン盛り込んでいっていただきたいというような内容でございます。  それから国のほうでも、この部分につきましては、5月の17日になるんですけれども、農地中間管理事業の推進に関する法律の一部を改正する法律が成立されてございます。この内容ですが、農業委員会の委員のさらなる推進を求める内容が盛り込まれているわけでございまして、内容といたしましては、農業委員がプランの協議に出席し、協議の円滑な実施のために必要な協力を行うと明確にうたわれました。このことを受けますと、やっぱり地域のプランについて関係者とともに、また農業委員会を含めながら進めていけば、そういった部分が解消されるのではないかということで、期待をしているところでございます。以上でございます。 ○議長(平林寛也君) 平林幹張議員。 ◆8番(平林幹張君) それぞれの地域の考え方があるというのはわかりますけれども、もちろんその中で一律にはならないというところがあるかと思いますが、特にそこがうまく稼働していないところについて、また引き続き御支援をいただければということでお願いしたいと思います。  次に、きのうも同僚議員から話がありましたので、海外輸出については具体的な成果と、それから実績については割愛をさせていただきますが、ただ4年度の計画の中で、いわゆる人的な誘致であるとか、それに対しての受け入れ体制だとか、それからインバウンド対応の人材確保であるとか、そういった部分が4年度の中で計画がなされておりまして、その辺についてはどのような進捗状況であるのかというところだけ教えていただきたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 今年度につきましては、そういった事業の計画が盛り込まれておるんですけれども、昨年に引き続きまして台湾への酒の輸出の部分の拡大事業、それからオーストラリアへの3蔵の合同のもの、それからきのうもお話しさせてもらいましたが、ラオスという新しい販路の開拓調査、相談に向けての取り組みを始めたところでありまして、そちらのほうに力を入れますけれども、きのうもお話しさせてもらった輸出向けの村内農業者または法人に対しての講習会、そういったところへ力を入れまして事業展開していきたいと。これにつきましては、やっぱり販路の拡大、そういった勉強をすることによって意識が変わってくると、そんなようなことも含めましてやっていきたいと。  インバウンドの対応の人材確保という部分でございますが、ちょっとそちらのほうにつきましても取り組み事項に入っておりますので、今後研究を進めて実施をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(平林寛也君) 平林幹張議員。 ◆8番(平林幹張君) ありがとうございました。海外輸出の事業の中で話をしていいのかちょっとわからないんですが、農産物の品質向上プロジェクトという事業も中にはあるかと思うんですが、きのうの話の中で、やはり国内の中でも産地間、特に海外に対しては、きのうの農業新聞にも出ておりましたけれども、主食用、いわゆる米に関して、もちろんいわゆる検疫とかそういった部分の問題はあるにしろ、村が取り組んだ酒米以外のお米について、やはりパック輸出、これが4割増という形できのうの農業新聞には報道がされておりました。  輸出分野において、やはりそこら辺の、当然コストがかかる話ですし、協議会等の中でそういったものの協議がなされたのかというところと、それからやはり品質向上という形の中でいくと、やはり品種改良であったり、そういったものをやっていかないと、国産でもそうですけれども、もうコシヒカリが一般からは飽きられているということで、種苗法の改正も当然ある中で、ほかの県からは新しい品種については入ってこないということがあるので、その辺についてどうお考えになるのか。それからまた実際として協議会の中でそういったことの検討はなされたのかどうなのか。そこら辺をお聞きしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 食用米の関係だと思いますけれども、協議会の中では当初4品目という中で、水と米とリンゴと酒ということで絞って調査結果に基づいてやっていこうという話でしたが、昨年度におきましては、より実績が上がるものということの中で、日本酒、リンゴというものに限定をしております。  それから主食用米につきましては、調査結果の中では、シンガポールや台湾等に行きますと、スーパーに並んでいる部分では価格競争に負けるという中で、富裕層が行くという日本食レストランとか、そういう固有のところで、限ったところで値段を落とさずに販売できるのであれば、それは1つの方法ではないかというふうに考えておりまして、今現在そのところはない状況です。ラオスに行った結果につきましても、やはり日本米は並んでおりますけれども、パッケージ的には安い物件でありますので、その辺のところの高級レストランとかホテル、そういったものの販路ができればそれは1つ考える手はずになるかと。  協議会の中では一応そんな統一見解のもと、今、日本酒とリンゴという部分で進めております。それから酒米という部分ですが、酒は前回、きのうもお話しさせてもらいましたが、松川村で生産した酒米、ここを大前提に出していきたいと。それでつくったお酒を販売することによって、逆にワインでいいますと、どこどこでとれたブドウというような形の中のお酒をつくって売り出していくという、そっちの方法のほうがより効果的ではないかというふうに考えていまして、そのように努めております。  ですから、今、主食用のお米につきましては、問い合わせ等があればその都度対応はしたいと思っておりますが、今のところそういうところと商談する機会はございませんので、あればそのときに調整しながら考えていきたいというふうに考えております。 ○議長(平林寛也君) 平林幹張議員。 ◆8番(平林幹張君) ありがとうございました。そういった研究も、それから実際部分として販売に関して経費的なコスト、それから対象者、それぞれが当初から厳しい部分があるという形も自分も承知をしておりました。結論としてそういった方向であるということでお聞きをしましたので、そういうことで。それに向けた部分と、引き続き継続をして、やはりこれが最終的な目標に達するような形で、ぜひこれからもお願いをしたいと思います。以上で1番を終わります。 ○議長(平林寛也君) これで、産業振興についての質問を終わります。  続いて、質問事項、総合計画についての質問を許します。平林幹張議員。 ◆8番(平林幹張君) 先日、第6次についてのそれぞれ検証と調査結果について私どもいただきました。それぞれ項目ごとになかなかしっかり見ても、数値的なものについてはほぼそういう形の理解はするんですが、文章に落とし込まれたものについての評価というところが非常に難しく、さらにアンケートの結果も当然そういったことでもって加味をされていると思われますが、やはり第6次総合計画の後期計画5カ年というところの実際部分としての重点的な課題の総括と、それから各分野においての計画目標等に対しての検証というところがあるかと思います。  きのう、いわゆる教育に関しては教育長のほうから十分に御説明をいただきました。それ以外のところで、やはり具体的な基本目標に対して具体的な施策の中で、ほぼ、いわゆる達成ができ、成果が得られたもの、それから未達成なんだけれども、第7次に向けて引き続き取り組みをしていきたいもの、それから後ほどお聞きをしますが、やはり7次に向けた重点課題として残したいもの、これをどのような形でもって総括なさったかということで、ポイント的なところだけ、数値的なものはわかりますので、ポイント的なところの総括をいただければということでお願いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 総務課長。 ◎総務課長(白沢庄市君) 議員おっしゃいましたように、先般、結果について、この計画は31年度、令和元年ということで変わっておりますが、3月末までの計画でございますので、実質1年を残しているわけですが、1年早い段階で今の中途といいますか、わかる範囲の中でのそれぞれの具体的施策ごとの評価検証をしたということの中で、見込みの部分もかなり含まれてございます。  今、議員もおっしゃいましたように、その中では今現在で目標が達成されているもの、また既に完了している事業、そして計画に沿って取り組んできましたが、国の施策やさまざまな理由によって目標に至らなかった事業とそれぞれございます。  やはり計画期間中に社会情勢の変化や方針転換、また先ほども言いましたような法や制度改正によって変わった部分もございますので、それが今ようやくこの5月の終わりである程度検証したと、それをもとにそれぞれ今後の課題であるとか、そういうものをやっておりますので、まだどれがどうだということではなくて、それぞれ各課ごとに全ての施策において取りまとめている段階ですので、まだこれからどうだというのは7次総合計画に生かしていく中では、具体的にはまだまとまっていないと。この後の計画に沿って、それぞれがさらに検証して各課ごとでどれを施策の重点にしていくかということをやっている段階ですので、御理解していただきたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 平林幹張議員。 ◆8番(平林幹張君) わかりました。何回見ても読んでも、なかなか理解ができないというところがあるかなと思いますので、特に7次に向けた形の中でお願いをしたいと思います。  期間途中に地方創生ということで、いわゆる人口ビジョンと、それから総合戦略マスタープランを作成し、その計画と付随して、特に人口対策についてはそんな形で取り上げをしていただいて、併用した事業が進められた、あるいは総合計画に沿った事業展開という形であったと思いますけれども、このいわゆる総合計画と、それから地方創生人口ビジョン、それから総合戦略とのいわゆる位置づけというか、そこら辺は当然、いわゆる地方創生事業自体の検証もなされるかと思いますので、その辺の関連についてお伺いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 総務課長。 ◎総務課長(白沢庄市君) 今また議員おっしゃられましたように、総合戦略については、今ちょうど各課にそれぞれ総合戦略のKPIというような形の目標達成の状況がわかるものがございますので、その取りまとめをお願いしているところでございます。その結果をもとに、またこの後どうしていくかということでございますが、総合戦略も5カ年という中で、総合計画と年度的には非常にリンクするわけでございます。総合計画は10年の中の後期5カ年、総合戦略は5カ年ということで、内閣府のほうでまち・ひと・しごと創生事業の地方創生で示されたということで、それに基づいて各市町村、都道府県もつくってくださいというような形でできたものでございますので、ただ、国のほうでは、これをこの後つくっていくかということが、まだ明確には示されてございません。国のほうでは、ようやくいろいろ進めたという話がありますが、県であるとか市町村にそれをつくっていこうというような話が、まだ明確には示されてございません。  ただ、先ほど話にもありましたように、総合戦略をつくるときには当然総合計画と相互連携という中で、事業というのはほとんど連携した中で同じものをさらに具体的に目標達成で見たものを示したものでございますので、この後、国の方向もございますが、村としましては、総合戦略をつくっていく中では、今度総合計画の中にそれを入れてつくっていけたらというような形、その中でまた人口ビジョンも含めて全般的な総合計画という形になればと。国のまだ正確な方向がわからない中では、今そのような形で進めていったらどうだというような形で考えているところでございます。 ○議長(平林寛也君) 平林幹張議員。 ◆8番(平林幹張君) そのことを7次についての中で質問しようと思いましたけれども、先にそういうお話をいただきました、ありがとうございます。  ただ、見通しとして国自体が地方創生の中で推進資金、いろんな方策で出ておりますが、それに対して、また目的とか事業用途を変えた形の中で取り組みがなされるかどうかという、その見通しについては、どんな状態かということをちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 総務課長。 ◎総務課長(白沢庄市君) 先ほども述べましたが、国はまち・ひと・しごと創生総合戦略ということで、地域を元気にしていこうという中で4つの目標がありました。1つは地域に仕事をつくり、安心して働けるように。2つ目は地域への新しい人の流れをつくること。3番目が若い世代の結婚、出産、子育ての希望をかなえること。4番目が時代に合った地域をつくり、安心な暮らしを守るために地域を連携するというような形の大きな基本目標ですが、やはりこれは私どもが思うに、まだしっかりできたというか地域がそうなったかというと、まだまだ地域、この目標が達成されたとも思えませんし、この後も地域においてはこれは絶対に必要なことだと思いますので、この4つの基本目標は基本的には変わらないのではないかなというふうに今の段階では思っているところでございます。 ○議長(平林寛也君) 平林幹張議員。 ◆8番(平林幹張君) あわせて、この6次の総括をする中で、先ほどから申し上げているように、7次に向けたそれぞれの取り組みがなされているということであるかと思います。当然国の方針、それから県の指針等々がある中で、松川村として第7次を樹立するに当たって、これは本当に村長にお聞きをしたいと思いますが、村長が考える理想の、このアルプスの楽園でありますが、松川村において、やはりこれから向こう10年間取り組まれる熱い思いと、それからこれに対しての考え方と、それから特に最低これだけは何とかやりたいんだという思いがございましたら、お伺いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) これだけはやり遂げたいと、そういう思いということでありますけれども、現在第6次の最終年度であります。それから第7次を今、係のほうで一生懸命つくっています。地域づくり推進委員会の皆様にもそんなお話をさせていただいております。  そういう中で、人口についてもですね、村長が何人と言っちゃうと困るというように係のほうから言われております。ですので、村長は黙っていてくれと、そういうように言われておりますし、私もそういうように思っております。ですので、最終的な原稿ができ上がったときに話をしながら直す、まだ地域づくりにかける前に自分の思いを伝えていきたいというように思いますので、今ここでの答弁は差し控えさせていただきます。 ○議長(平林寛也君) 平林幹張議員。 ◆8番(平林幹張君) おっしゃられるように、向こう10年を見渡すというところは非常に社会情勢等々を含め難しいところではありますし、それからやはり何というか、理想を持って進む形の中でいくと、掲げることも非常に難しいかとは思いますが、その中でやはり平林村政という形の中ではこの方向なんだという形を、県やそれから国の指導だけではなくして、松川村独自の松川らしいというものが。  というのは、いわゆる総合計画、ほかの市町村のやつも少し見せていただきました。字句は違いますけれども、大体どこにもあるようなパターンの言い回し、言い方になっております。ですので、やはり松川村はこうなんだというものの、何というかそういうものがなければ、やはり住民は松川の誇りという形ではいけないだろうと。やはりそういった部分の理想を10年先を見据えた形の中で、ぜひ捻出、樹立をしていただきたいなという思いから、そういう形で申し上げたところであります。そんなことで7次についてはぜひ中身の濃い、それから松川らしい、そんなものを樹立していただければということを思います。  その中でいきますと、時代の中ではやはり少子高齢化対策であるとか、地域医療の充実、介護・福祉、産業の活性化、さまざまな課題が山積をしております。国の方針なり県の指導も当然あるかと思いますけれども、特にその中でもって、ここは最低というか、先ほどからくどくなりますが、重要視をしていかなければならない松川村の考え方というものがありましたら教えていただきたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 最大の考え方は、松川村に災害が起きず、1万人を目指している人口を1万人にして、みんなが平和に暮らせたら、これが一番いいことなんですよ。いろいろいろいろ言ってもですね、この間、中央大学の何という先生だっけ、たまたま一緒になりましたけれども、議員の皆さん3人と、それから1人。最終的には何が何といっても、国が応援しないと何もできないと、そういうように言われました。ですが、それまではそれぞれの町村で頑張ってみようということであります。一番大きいのはやっぱり人口というように言っておりました。  そういうことでありますので、私も1万人復活特命係を一昨年つくってですね、今一生懸命担当に頑張っていただいておりますので、そういうことで私は先ほど言いましたように、この松川村に災害がなく平和で暮らせることが一番いいんじゃないかというふうに思います。  細かなことはですね、7次総合計画の中で示していきたいというように思います。お願いします。 ○議長(平林寛也君) 平林幹張議員。 ◆8番(平林幹張君) 簡単にお答えいただくという部分は難しいかと当然思いましたけれども、やはり村長の中でもって人口にかかわり、それから災害というところはお言葉の中にありましたので、あえてまたお聞きをしますが、最終的な行政としての財政面を考えた中でもって、ずっと6次の中では1万人という形でこだわってこられました。それから、やはりこの村の産業としては農業を基盤としてという形で、基幹ではなくして基盤だという形で考えていただきました。そのお考えは変わっておられませんか。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 変わっていません。農業も独自で考えていまして、国のやることに若干反対をしますと、上から徹底的にやられると、そういうことも経験をしております。ですが、松川村の村民のためにやれることは、私はやっていきたいという考え方ですので、御支援をお願いいたします。 ○議長(平林寛也君) 平林幹張議員。 ◆8番(平林幹張君) 力強い御答弁をいただきました。私どもはやれることは十分に応援をしていきたいと思いますし、松川村としての考え方ということで、先ほども少し申し上げましたけれども、村として最終的な品種改良までいけるような、そういう要請をしたり、産業としてやはり米が中心の松川村においては、そういったことも重要かなと思いますし、また行政段階でもってそれぞれの各機関へ陳情するというのも1つの方策かなと思いますので、またそれについては改めた提案をさせていただきたいなと思います。  7次の長期計画に対して、やはり人口、それから医療・介護・福祉の充実、何をとっても重要なことばかりでありますし、もちろん災害対策もそうであります。そんなことで村長が常に言われている松川村に住んでよかったなと思えるような将来展望、7次計画に期待をするということで私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(平林寛也君) これで、総合計画についての質問を終わります。  以上で、8番平林幹張議員の質問を終わります。  ここで11時まで休憩します。                                  午前10時45分 休憩                                  午前11時00分 再開 ○議長(平林寛也君) 再開します。  続いて、順位8番、11番小原吉幸議員の質問事項、これからの農業施策についての質問を許します。小原議員。 ◆11番(小原吉幸君) おはようございます。これより通告に従いまして、農業施策について質問をいたします。30年間にわたる平成の時代が幕をおろし、元号は令和と改められました。異例の生前退位を御決断された上皇は御在位中、平和に心を配られ、太平洋戦争の激戦地でありました沖縄を初め太平洋の島々にまで足を運ばれ、慰霊の誠をささげられました。また、災害被災地にも上皇后と御同行で被災者を慰問されるなど、常に国民に思いを寄せるお姿に深く感銘を受けてまいりました。  新たな時代、令和元年を迎える中で、よい時代になることを願い、期待をしたい思いもありますが、国内では新しい時代を迎えた中で、一月もたたないうちに悲惨な事故や事件が頻発をしております。世界では大国の思惑が絡み合い、貿易や経済に暗い影を落としております。こういったさまざまな流れを見ていると、一方で大変心配な思いがよぎります。  村長にお伺いをいたします。新しい時代、令和元年に対する思い、考えをお伺いいたします。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) まず、上皇、上皇后に大変お疲れさまでしたというように申し上げたいというように思います。令和になったということで、テレビなどを見ておりますと、相当な騒ぎというと申しわけないですけれども、夜遅くまで皆さんが喜んで一杯やったりなんかしている姿が出されました。  私は平成から令和になったからといって、そんなにすぐ物事が変わるものではないというように思っております。今のように松川村が平和で静かな村で、災害のない村であってほしいということだけ願っております。以上です。 ○議長(平林寛也君) 小原議員。 ◆11番(小原吉幸君) 平成30年の年末には環太平洋連携協定(TPP)が、今年の2月にはEUとの経済連携協定(EPA)が発効し、その後関税の引き下げ、規制緩和の流れから、安いワインや乳製品、肉類、農産品が店頭に多く見られております。今後さらにアメリカ、中国との貿易交渉が進められることになっております。この交渉でアメリカはTPP協定以上の規制緩和、関税撤廃を求めるものと伝えられております。経済的視点のみを優先し、工業製品の輸出が若干よくなるといって国内農水産物の生産を犠牲にすることは許されないと考えます。  外圧により日本の農業が衰退をすることは、130年間農業を基盤産業として営々と発展をしてきた松川村にとって存続にかかわる重大問題であると考えます。政府は今まで大規模営農を目指し、株式会社などによる農業参加の促進を提起してまいりましたが、余りにも国内農業の実態がわかっていないと思います。アメリカやオーストラリアでは、松川村全体くらいの農地面積は3戸ほどの農家の経営であります。株式会社などは損益を重視し、利益が出ないと判断すれば直ちに撤退することは目に見えております。  政府はTPP、EPAによる影響に対して何らかの施策を講ずるとしておりますが、具体案はいまだ見えておりません。人類が生存をする上で食料が一番大切なことは言うまでもありません。政府は長年、食料自給率を向上させると明言してきましたが、いまだ40%にも達せず、先進国で最下位を低迷しております。松川村として、改めて食の安全性確保とともに食料自給率向上の重要性を認識し、さらなる施策、支援が必要と考えます。行政のお考えをお聞きいたします。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) TPPやEPAに関しては、これまで同様に国の動向に注視をして対応していきたいというふうにまず考えております。  村の施策ということの中で、食の安全性や自給率の必要性については認識をしているところでございます。村に地産地消推進対策協議会がございます。今後、積極的に活動を行いまして、村としても支援をしていきたいという考えであります。あくまでも生産者が食の安全を考えまして、よい農産物をつくって販売するという考えのもと、村としてできる限りの協力をしていきたいというような考え方でございます。 ○議長(平林寛也君) 小原議員。 ◆11番(小原吉幸君) どう見ても日本の農業は厳しい状況にあると思われます。重ねて申し上げますが、農業が衰退をすれば農村は疲弊し、松川村も重大な局面を迎えることとなります。こうした状況から脱し、すばらしい農村、松川村を存続させるためには、今までの惰性に流されることなく新たな覚悟をもって村長を先頭に全村を挙げて取り組まなければならないと考えます。  具体的には、国には食料自給率の低さの危険性を認識させ、国の重要課題として食料自給率の向上への取り組みを強く要請すべきだと考えます。国民そして消費者に対しては、安心・安全な農産物の提供を行政・生産者が一体となって取り組むことと考えます。  松川村としては、農業を大切にしているからこそ、恵まれた山林からの清らかな水を活用しての農産物が生産をされております。これらかけがえのない財産をさらに未来に向けて継続することを改めて明確にすべきだと思います。その上で地産地消の原点を見直し、生産者が生き生きと従事できる支援策を、そして消費者には安全・安心な食が安く手に入る便宜を考えるべきだと思います。行政の考えをお聞きいたします。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 先ほども申しましたが、21年度に村の地産地消推進対策協議会というものが設立されております。この目的でありますが、地産地消の推進を図るため、農産物の直売にかかわる団体等と連携・協力をいたしまして、地産地消の推進を図るという目的で設立されております。活動につきましては、先進市の直売所の視察や学校給食への農産物の供給、食育への取り組みを行うという内容でございます。  また、すずむし保護条例というものが平成24年に制定、施行されました。それを活用の1つとしまして、村基準に基づく認定制度に取り組んだところであります。それが25年度、翌年で行いました。こちらのほうの中では、GAP(良い農業の実践)という勉強会を行い、認定者65人でスタートしましたが、30年度の当初、認定制度の農家・団体は28件に減少している状況でございました。このことを受けまして、村でも31年2月19日に協議会を再稼働しまして、すずむし保護条例に基づき、環境に優しい農業、地産地消を推進すること、それから生産者と直売所が協力しましてGAPへの取り組みを進め、農業及び生産物の質、ブランド力、農業経営の向上を図ることを再確認したところでございます。  また、議案第19号の補正予算でもお認めをいただきましたが、地産地消推進対策協議会への補助金を活用しまして、農産物の輸出拡大や2020年の東京オリンピック開催を見据えての日本の農業情勢の変化とGAP実践の意義について見識を深めるため、GAP協会の方より講演会並びに実技指導等を含めた勉強会を、この8月の21、22日に開催する予定でございます。  こういった取り組みをしまして、生産者につきましては誇れる農産物を生産すると、それで消費者は安全で安心して手に入れる取り組みを村としても協力して実施をしていきたいと、継続していきたいという、そういう考え方でございます。 ○議長(平林寛也君) 小原議員。 ◆11番(小原吉幸君) さまざまな施策をよく理解いたしました。最後になりますが、平林村長は県町村会会長代行の重責を担っておられ、県下全体への目配りも大切だと思いますが、村民はこの重大な時期に当たり、平林村長ならば、国・県との間に見解の相違が生じても、松川村のために先頭に立って乗り切ってくれるものと期待をしております。村長の松川村農業の永続的な発展に対する熱い思いと決意をお伺いいたします。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 小原議員の何というんですか熱い心に感謝をしながら、松川村村民が今までどおり元気よくやっていけるように、また村民の皆さんの期待を裏切らないように、元気を出してやっていきたいというように思います。国には1回、先ほど同僚議員にも答弁いたしましたけれども、反対ののろしを上げておりますので、顔を見られると、おまえ反対したなというように言われておりますけれども、これに屈することなく、これからも村民のためになることをしっかりとやっていきたいというように思います。 ○議長(平林寛也君) 小原議員。 ◆11番(小原吉幸君) 私も微力ではありますが、お手伝いをする覚悟はできています。  以上で、農業施策についての質問を終わります。 ○議長(平林寛也君) これで、これからの農業施策についての質問を終わります。  続いて、質問事項、学校教育分野における後期五か年計画の成果の質問を許します。小原議員。 ◆11番(小原吉幸君) 平成22年にスタートした松川村第6次総合計画が最終年度を迎えております。後期5カ年基本計画に沿って、教育についてお伺いをいたします。  第4章、人を育み、生き生きと暮らせる村づくり、第1節、学校教育の充実の項から、今後に向けた課題、現状についてより、PDCA支援事業やCRTの調査結果を分析し、課題を明らかにしてカリキュラムの充実に努めていますとあります。  質問いたします。CRT学力検査は年何回行われておりますか。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。
    ◎教育次長(古畑元大君) 小中学校とも全学年で年1回実施をしております。 ○議長(平林寛也君) 小原議員。 ◆11番(小原吉幸君) 続いて質問いたします。CRT学力検査は個人の基礎学力の定着を検査するものであることは承知をしていますが、その上でCRTの調査結果を分析してどのような課題が多くありましたかお聞きをいたします。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 小中学校とも課題につきましては、科目、学年によって違いがありますので、どういったものが多かったということはちょっと一概には言えませんので、お願いをいたします。  1つ例えば例を挙げるとするならば、中学2年生は国語の手紙の書き方や文法、漢字といった基礎的な知識面や言語事項が全国平均を下回った傾向、結果というような分析が出ます。ただ、全体として知識の内容を踏まえた活用の部分はありますが、基礎となる知識面が弱い傾向でしたといような分析結果が出ておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(平林寛也君) 小原議員。 ◆11番(小原吉幸君) こういった分析結果を十分に生かして子供たちに教えていっていただきたいと思います。  次に、今後に向けた課題の項の中で、学びをつなぐため、情報の伝達や指導の一貫性・連続性を図る教育を進めることが重要となっていますとあります。教育の一貫性を考えるとき、現在の義務教育の教育体系である小学校6年、中学校3年の6・3制の見直しはいかがと考えます。現行の教育体系の6・3制の中で、中1ギャップと言われる問題が発生していると言われます。発生しやすいようなバックボーンにもなっております。  小学校から中学校にかわることで学習環境ががらりと変わり、授業内容もレベルアップをします。小学校では最上級生の6年生として、精神的にも非常に余裕を持った中で勉強にも遊びにも取り組んでいたものが、中学に入学と同時に1年生になってしまう。大きな希望を持った生徒もいれば不安を抱えて中学生生活をスタートする生徒もいるはずです。  こういった状況の中で、授業についていけず、結果不登校になったり問題行動を起こしたりする、自信を失ってしまい、その上にいじめなどが重なり、ひきこもりとなってしまう、こういった問題を解決する上でも小中一貫教育は有効であると考えます。  質問いたします。小中一貫教育の方法として、現行の義務教育6・3制を9年制とすることで、中1ギャップ問題等の解決を図り、教職員の総合交流を深めることで、生徒への理解、これが容易に正確に迅速にできるのではないかと考えますが、いかがですか。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 現状でちょっとお答えをいたしますけれども、今年から松川小中学校校長と教育委員会では、村校長会というものを月例で開催しておりまして、その中で小中一貫教育というお話も出てくるわけですけれども、村はあくまで1村1校であることを逆に強みとして、小中連携のあり方というもので話し合っているのが実情でございます。  ですので、松川村の小中一貫という考えよりは、小中連携という考えで進めているということでお願いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 小原議員。 ◆11番(小原吉幸君) 小中一貫教育についてですが、他町村と同様に松川村も少子化が確実に進んでおります。今年の小学校入学生徒数は79人、中学は76人でありました。いずれ少子化が進み70人以下の入学者数となったときには、小学校では1クラス35人として1学年で使用する教室は2教室となります。中学校も同様に1学年2教室となります。今後も少子化はさらに進むものと思われます。小中学校いずれかに9学年分の生徒を受け入れられるとするならば、施設一体型の小中一貫校として、より体系的な教育環境が整うのではないかと考えます。学校の跡地利用も有効活用が期待できると思います。教育長の見解をお伺いいたします。 ○議長(平林寛也君) 教育長。 ◎教育長(須沢和彦君) 先ほどから小中一貫校でのという今提案でございますが、次長も今答弁したところでありますが、確かに議員おっしゃるように、今、少子化はもちろん松川村も進んでおります。今、県内の小学校の約3割が全校児童が120人いない学校であります。それから中学校については約2割が全校生徒60人いない学校であります。ということで、県の教育委員会としましても1学年どうしても20人くらいはいないとということをうたっておりますし、奨励しているというか、どうしても学年で複数のクラスが望ましいというふうに話をされております。  現在、松川小学校は特別支援のクラスまで入れますと小学校今22クラスございます。中学校は同じく特別支援のクラスを含めますと11クラスということで、今、小学校のほうでは、連携はもちろん重要でありますけれども、それは認識しております。今、小学校では3年生以上につきましては、算数については少人数学級ということで、さらにきめ細かく少ない人数で今、指導するように進めております。今、小学校は空き部屋、空き教室がない状況でございます。  今後の松川の子供たちの人数の推移でありますが、これから数年は70人台をキープできるということでありますが、今の4歳以下については60人台、少ないところについては60人をひょっとしたら割るような人数でありますが、この先7、8年は2クラスを維持できるということであります。  それで、先ほどから中1ギャップの辺も御心配をいただいているところでありますが、例えば中学校へ入学して環境が変わって、新しい環境のもとでリセットしてといいますか、気持ちも新たにということなのかわかりませんが、小学校ではちょっと学校へ行きづらかったような子供たちも、中学校へ来てから毎日休まずに来ているという子も複数いるというのは、これは実際の今実態でございます。  次長も申しましたが、1村1校のやっぱりメリットを活用する中で、今考えておりますのは、例えば今度教科化になります英語ですけれども、中学校の先生が小学校へ来て英語を教える。これはもうなるべく早くにちょっと始めたいと今思っていることでありますけれども。または小学校の先生が中学へ行って、今も行っておりますが、授業参観などをして、それぞれの子供たちの今持っている学力とか、そういうそれぞれのそういった特徴を早くつかむことで、例えば小学校であれば中学へ行けばこういうことをやっているので、ここまでのレベルを小学校では教えていきたいなとか、または中学校の先生が小学校へ行って教えることによって、これから上がってくる中学へ来る子供たちの特性とか特徴とか学力等もよくわかるということで、より連携が強まるのではないかなということで、今それぞれ、先ほど次長の話がありましたが、中学・小学校の校長と私の3人で毎月一度は最低そういった連携について、どう強化していくかという話し合いを今しているところであります。  ということで、物理的にもちょっと一貫校は難しいという中で、より連携を強めた取り組みを進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(平林寛也君) 小原議員。 ◆11番(小原吉幸君) わかりました。効果的な連携教育をお願いしたいと思います。  次に、今後に向けた課題の項に特別支援教育があります。特別支援教育の対象となる児童・生徒に合わせた教育環境を確立する必要があり、個別の指導計画に沿った指導方法の工夫改善と個々のニーズに応じた支援を行い、その能力や可能性を最大限に伸ばす支援体制の充実を進める必要がありますと書かれております。特別支援教育とは、特殊教育諸学校である盲学校、聾学校、養護学校が担ってきた障害児の教育が、対象児童・生徒数の増加、障害者の多様化・重複化に対応するために特別支援教育に転換をされたものであると認識しております。  特別支援教育は従来の障害児に加え、LD、学習障害、ADHD、注意欠陥多動性障害など、そして自閉症、発達障害など障害の多様化が進んでおります。今後に向けた課題の中に、特別支援教育の対象となる児童・生徒に合わせた教育環境を確立すると書かれております。障害を持つ児童・生徒の保護者の皆様にとっては、個々に合わせた教育環境を整備してもらうということは、何よりも安心して大切な子供に教育を受けさせられることだと考えます。  教育環境を確立するために行った具体的な改善施策についてお聞きをいたします。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) それでは、最近のちょっと事例で御説明をいたしますけれども、最近、南校舎の階段に、そういった対象児童の方の支援教室に移動が必要となるわけで、そのために手すりの設置をいたしました。また、支援教室ではパネルを利用して仕切りをつくって、子供の居場所をつくるなどの工夫を行っております。また、タブレットを使って視覚的に援助する工夫もしているところでございます。先ほどの手すりは南校舎のほうに小学校で設置をいたしました。 ○議長(平林寛也君) 小原議員。 ◆11番(小原吉幸君) わかりました。今後に向けた課題の項に、不登校や不適応の児童・生徒、いじめ問題などに対しては、早期発見・早期対応につながる効果的な取り組みが求められており、学校内外における相談・支援体制を継続することが必要ですとあります。発達障害とは、認知面、情緒面、行動面、運動面に発達の問題があり、日常生活に支障を来しており、社会適応のために支援が必要な状態の障害であると認識をしております。発達障害は発達上の障害であると同時に、発達を視野に入れて適切な環境をつくる必要がある障害でもあります。また、適切な環境をつくることで社会適応が可能になる障害でもあります。  この点からしますと、村の後期基本計画は的を射た対策計画であると評価をいたします。2004年に発達障害者支援法が成立をしたことは、今までただ単にしつけが悪い、わがままであるとの誤解と偏見の見方を、これは障害であると社会に認知をされたことは、障害児童にとっても保護者の皆様にとっても、また関係者の皆様にとっても正面から障害と向き合える勇気と覚悟と、法律ではありますが、背中を押してもらえるぬくもりを感じられたのではないかと思います。  発達障害者支援法が成立をしたことにより社会的な認知は得られましたが、その分、より障害者に寄り添ったきめ細かい支援が求められるようになることと思われます。現在行われている支援について、3点で結構です、具体的な支援内容をお聞きいたします。また、現在作成中ではありますが、第7次総合計画の中に目玉となるような障害者支援策のアイデアというものは浮かんでいますか。お聞きをいたします。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 先ほどお答えしたものも支援だと思いますけれども、ほかには補充教員として村費の加配の教員を配置しております。また、中学校ではタブレットやデジタルペーパーを設置し、視覚的支援を行っておりますし、3年生、2年生の普通教室には短焦点のプロジェクターを設置し、実体投影機を接続して実物や資料の拡大表示、パソコンを接続して学習カードのサンプル表示や発言の板書化などに活用して、視覚のほうを援助しております。  また同じく中学校なんですけれども、信州型ユニバーサルデザイン化リーダー拠点校として今年認められまして、重点研究の1つとして学校全体で特別支援教育についての研修を行っているところでございます。  今後の計画でございますけれども、教育指導要領の改訂になります。そういったところも見込みまして、先ほどから答弁でも答えておりますけれども、次期総合計画には第6次総合計画の課題を検証して、これから計画をしていきたいと思いますので、その中でそういったアイデアというものは生かしていきたいというふうに考えております。 ○議長(平林寛也君) 小原議員。 ◆11番(小原吉幸君) 今後に向けた課題の項に、確かな学力の保証は、教育委員会・小中学校に求められている大きな課題ですとあります。平成24年度より中学校の体育の授業で武道が必修化となりました。私の時代は高校生になって体育の授業で柔道を教えてもらいました。半年くらいはひたすら受け身を練習させられた覚えがあります。投げられたときにけがをしないように、全員が一定レベルの受け身ができるようになるまで徹底して受け身の練習をいたしました。  私は部活は野球をやっておりました。野球はアメリカから来たスポーツであります。一時期、「道」がつくスポーツにつきまして、自分たちがやっている野球とどこが違うのかと話し合いをしたことがありました。我々の結論は、柔道、剣道のように語尾に「道」がつくスポーツは、日本古来の伝統と格式の上に立って、最終的には人間としての精神をきわめていくスポーツじゃないかなと、こういう結論でありました。しかし、同時に精神まできわめられた人というのは何人いるのかなという話も出ておりました。  願わくば、武道が必修化をされたことで、武士の情けを持った生徒が大勢育ってくれたらうれしいなと思っております。武道の必修化によって子供たちの心身に具体的な変化は見受けられましたかお聞きをいたします。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 中学校では2年生が11月に剣道を履修しております。ただ、その前からの剣道の授業というものがございました。中学校にお聞きしたところ、対戦相手を尊重する態度は内面的に育っているそうでございます。また、技術的な面は見てとれますが、情操面などの変化はすぐにあらわれるところではないものですから、そういったところはちょっとまだわからないというお答えでございました。 ○議長(平林寛也君) 小原議員。 ◆11番(小原吉幸君) いい生徒が育っていくことを期待しております。  平成30年度から小学校が、令和元年から中学校が道徳を特別な教育として教科化をされております。指導については学習指導要領に沿って指導されることと思いますが、私の時代の道徳というのは、二宮金次郎の本を読んで親孝行をしなきゃいけない、勉強をしなきゃいけない、学校の帰りには薪を拾って帰らなきゃいけない、こんなことを教えてもらったような覚えがあります。  道徳を教科化して格上げをする理由として、文部科学省は今までの読み物道徳からもっと効果的な道徳教育とするために考え議論をする道徳とし、教え込む授業ではない、子供たち自身が道徳的な価値を考え議論する道徳へと変わること目指すとしております。  教科化をされた道徳の評価方法についてお聞きをいたします。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) こちらにつきましては、小中学校へちょっとお聞きをいたしまして、ちょっと現状も含めて御説明をいたします。小学校では学習状況や道徳性にかかわる成長を継続的に把握して指導に生かす、数値による評価は行わないこととなっておりますので、児童の記述や発言内容の蓄積から、多面的な物の見方や道徳的な価値観の深まりを捉えて評価をしているそうでございます。  中学校では現在、令和3年度の新学習指導要領完全実施に向けての移行期間なので、道徳の評価について研修を積んでいる最中であります。昨年度は総合的な学習の時間の評価欄に、道徳ではと書き加えたということでございます。完全実施以降も総合的学習の時間のような記述による評価記録となるということで、その内容は他者との比較ではなく、生徒一人一人の強い点や可能性などの多様な側面、進歩の様子などを把握し、学年や学期にわたる生徒の成長という視点を大切にするという絶対評価をするそうでございます。 ○議長(平林寛也君) 小原議員。 ◆11番(小原吉幸君) 点数によらない評価をするというのは、私の世代ではちょっと難しいのかな、大変なのかなという感じがいたします。ぜひ注意深く見詰めてやっていただきたいと思います。  続きまして、議会資料に将来人工知能やロボットなどによる代替可能性が高い100種の職業、代替可能性が低い100種の職業の紹介がありました。代替可能性が高い100種の職業には受付係、道路パトロール隊員、出荷配送係員、ボイラーオペレーターなどがありました。代替可能性が低い100種の職業として教育カウンセラー、美容師、社会福祉施設介護員、保育士などが紹介をされておりました。こういった情報を見てみますと、少子高齢化が進む日本にとって、いずれAIやロボットに雇用・仕事を奪われてしまうのかと心配になってしまいます。  10年ごとに行われる学習指導要領の改訂により、2020年度より小学校ではプログラミング教育が必修化をされます。  質問いたします。改訂される新しい学習指導要領に沿った教育をすると思いますが、プログラミング教育について具体的な指導方針があればお聞きをいたします。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) プログラミング教育でございますけれども、プログラムをつくったりするというものではございませんので、よろしくお願いをいたします。プログラミング教育は小学校で始まります。小学校の方針といたしましては、楽しく学ぶ、考え方を学ぶ、最先端を意識するの3点の国から表示されているものに沿いまして、算数、図形、理科、電気の性質などの各教科でプログラミング的思考を活用してまいりますという指導方針からの内容でやっていくということでございます。 ○議長(平林寛也君) 小原議員。 ◆11番(小原吉幸君) 続いて質問をいたします。プログラミング教育に使用されると思いますパソコン、タブレットなどの教材の準備の進捗状況、規模についてお聞きをいたします。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 基本的に現在ある教材で整えていくように考えております。ただ、環境の整備というものは必要になってくるのかなということで、例えばネットにつながる速さなどの部分でございます。現状でございますけれども、小学校はパソコンが35台、タブレットが30台、iPadが10台、中学校はパソコンが35台、タブレットが35台でiPadが5台ということでございますのでお願いをいたします。 ○議長(平林寛也君) 小原議員。 ◆11番(小原吉幸君) これからの教育というのは、やっぱりパソコンが中心になっていくのかなと考えます。十分な教材の準備をしてあげてやってほしいと思います。  2011年度から学校指導要領の実施で小学校での外国語活動が始まりました。5・6年生を対象に週1時間程度の実施となりました。2020年度から実施をされる次期学習指導要領では、3・4年生を対象に外国語活動を早期化するとともに、5・6年生については教科化して週2時間に授業時間をふやすことになりました。さらに、文部科学省は次期学習指導要領の移行期間として、3・4年生は年間15こま、5・6年生は年間50こまの授業時間といたしました。英語教育に要する増加授業時間は、総合教育の時間を減らして充当することを認めると文部省は言っております。実際に新学習指導要領が実施をされるときには、5・6年生は週2時間70こまと、さらに時間数がふえるとされております。  教科化をされる英語学習の時間の確保のために総合学習の時間を充当してよいとの考え方には、私は違和感を覚えております。総合学習は後期基本計画の基本方針の項に、社会の変化の激しい時代の中で、一人一人の能力を学ぶ意欲を高め、個性や能力を伸ばす基礎的・基本的な知識や技能に加え、それを活用する力やコミュニケーション能力など、子供がみずからの未来を切り開いていくために必要な学ぶ力と発表する力(自己表現力)を育成しますと書いてあります。  質問いたします。英語の教科化によって削減をされる総合学習は、まさに後期基本計画においては重要な学習であろうと考えますが、いかがですか。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) これもちょっと現状を説明しながら御説明したいと思いますけれども、小中学校とも、英語の関係につきましては総合的な学習の時間を削除せず、指導要領の時間を確保しております。来年度の新学習指導要領完全実施に向けて、伸ばしたい資質・能力の伸長に向けて、小学校ではカリキュラムの見直しを進めているところでございます。  その中でも総合的な学習の時間での学びを中核に据えているところでございます。先ほどもちょっと説明をいたしましたけれども、次期計画には反映させていくところでございますけれども、あくまで学校運営にかかわる部分につきましては、学校運営計画に基づいて進めてまいりますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(平林寛也君) 小原議員。 ◆11番(小原吉幸君) 後期基本計画の今後に向けた課題の項に、認定こども園から小学校へと学びをつなぐため、情報の伝達や指導の一貫性・連続性を図る教育を進めることが重要となっていますと書かれております。2020年より実施される新教育指導要領では、3・4年生の外国語活動が早期化をされ、5・6年生では英語は教科化をされます。  私は5月の末に小学校と認定こども園、北保育園でありましたけれども、外国語活動を見学させていただきました。認定こども園のディヴ先生は教材を自分でつくり工夫をし、いろいろな動物などの人形を持ってきて、ゲームをしながら子供たちに教えておられました。ディヴ先生は日本在住25年になるそうです。そして、何よりも子供たちに英語を教えることが好きだと言っておられました。だから給料は安くてもしようがないと、とにかく自分が英語を教えることで子供たちの笑顔が見られることが何よりもうれしいんだと言っておられました。私のディヴ先生の授業についての感想ですが、私の幼稚園時代にこんな目の青い外国人の先生がいたら、私はもうちょっと英語が好きになっていたのかなと、そんな気もいたします。  一方、小学校のALT、外国語指導助手のサラ先生は、日本人の英語担当教師がいたこともありましたが、まさに助手、アシスタントとして静かに生徒たちにアドバイスをされておりました。ALTの2人の教え方が全く違っておりましたので、私は雇用条件か契約条件が2人全く違うのかなということを考えてしまいました。  質問をいたします。松川村のALTの契約雇用条件をお聞きいたします。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) それでは、外国語指導助手の契約の業務内容でお答えをしたいと思います。保育園でございますけれども、内容につきましては保育園に英語を使った遊びの指導、教材の作成、英語を使った遊びに関連する相談、英語を使った遊びに関連する教員研修の協力、自国文化の紹介と日本文化の理解、保育園行事の参加、保育園児との交流によるコミュニケーション力の向上、受託事業にかかわる通訳・翻訳等でございます。  小中学校の契約でございますけれども、英語指導及び英語担当教諭による授業の指導補助、教材・ワークシートの作成、英語発音補助、英語教材に関する相談、スピーチコンテストによる判定指導、職員に対する学習指導研修への協力、英語クラブ等のクラブ活動への参加・指導、地域住民との国際交流、国際ボランティア活動への参加、国際交流事業の企画・運営への協力、自国文化の紹介と日本文化の理解、学校行事への参加、児童・生徒との交流によるコミュニケーション力の向上、受託業務に係る通訳・翻訳等でございます。 ○議長(平林寛也君) 小原議員。 ◆11番(小原吉幸君) ALTの仕事は非常に多岐にわたっておりますが、給料は大丈夫なんですかね、今の状況で。ALTについて、ディヴ先生は教材も指導方法も学習時間の全てをコントロールされておりました。一方、サラ先生はまさにアシスタントとして参加をされておりました。  やがて世界はグローバル化され、貿易、経済、情報、人などが国の境を飛び越えて地球規模で展開されていくことになります。子供たちの将来に幾ばくかを望むならば、小さいことではありますが、私はALTの活用方法はディヴ先生のほうが有効かなと考えております。  2020年度からの新学習指導要領の実施について私には心配があります。英語が5・6年生で教科化をされたことで、経済的に余裕のある保護者の皆さんの中には子供の塾通いを考えられる人が出てくるのではないかなということであります。もちろん自分の子供の将来を真剣に考えられてのことですから、いいことではありますけれども、私自身は塾へ行った経験がありません。私の子供たちにも塾へ行く暇があるなら川へ行って魚でもとってこいと言って育てておりましたので、私と同じ考え方の保護者の方もいるのかなというふうには思っております。  小学生という本当に遊び盛りの育ち盛りのほんの子供のときから、教科化になった英語の習得のために塾へ行く子供と行かない子供では、当然のことながら英語に関する理解度・習熟度において差が出るものと考えます。子供たちの教育におけるさまざまな要因による格差が今問題視をされております。教育長の見解をお伺いいたします。 ○議長(平林寛也君) 教育長。 ◎教育長(須沢和彦君) 私も塾へ通わなかった1人であります。きのうの3番議員の質問の中でも少しお答えさせていただきましたが、今、議員がおっしゃるように来年度から5・6年生は英語が教科化になります。そんな中で去年と今年が移行期間でありました。松川村では移行期間の去年、最初の年から英語の専科を配置して取り組んできたところであります。今年度につきましても、5・6年の英語専科につきましては県のほうからつけていただいておりますが、3・4年につきましては通常の学校であれば、通常というか多くの学校がそれぞれ担任の先生が英語を今も教えているところでありますけれども、松川村は3・4年生に特別に専科の教員をつけて、その先生が教える中で、それぞれの担任の先生も一緒に教え方を学ぶということで今取り組んでいるところであります。  ただ、保育園につきましては、もう5年前からディヴ先生がそれぞれ英語活動をしていただいているわけであります。今、小学校1・2年生は少し英語が今入っておりませんので、教育の連続性とか一貫性・継続性の面からいくと、1・2年生も切れ間なく英語を学ぶというか、活動する機会を設けたいということで、今、英語の専科の先生は3・4年をやっていますが、できれば時数が少なくても1・2年にも英語を取り入れていきたいなということで、今学校のほうと検討を進めているところであります。  それから塾へ行く子、それから中には行けない子もいるということでございますが、小学校についても今後検討していく必要がありますが、中学におきましては、今、中学の学習の中でしっかりと理解ができない部分、またはさらに学びたいという子もいるんですが、村のほうで地域の教員のOBの方とか村外、遠くは松本のほうから教員のOBの方をお願いして、毎週水曜日に放課後学習教室という形で年に19回ほど、塾ではありませんが、放課後希望する生徒を募って、そういう学習も行っております。今年は中学3年生のうち約7割の生徒が自分から学びたいということで手を挙げて、つい先日からそれが始まっております。  それから、これももう以前から、10年くらい前からなんですが、教員のOBの方が週に5日、これは夜間でありますが、それから夏休みはほとんど毎日、さらに学びたい、これは先ほど言った子供の積極性というか、そういうやりたいという気持ちの子がいるようであればということで、年中を通して塾をやっていただいております。これ本当にこちらとしても頭が下がる思いでありますが、やはりそこにも参加している生徒がたくさんいるということで、これは中学校の例でありますが、小学校の英語についても今後状況を見る中で、さらに中学へ行くために、やはりここまでの力は小学校でつけておかなきゃいけないなということで、その辺を見きわめる中で、少し英語がわからない、または少しおくれていってしまっている子がいるようであれば、そういう子の学ぶ時間の確保も今後考えていきたいなというふうに思っております。 ○議長(平林寛也君) 小原議員。 ◆11番(小原吉幸君) 私の知り合いに英語の高校の先生をやった人がおりまして、今は退職をされておりますが、先生に話して、今幼稚園から英語を教わるんですよと、こういう話をしたら、英語を教わるのに大切なことは何だと思いますかという問いかけをされて、わかりませんと私は答えましたが、先生が言うには英語を習うにはまず国語を大切にしてほしいと言っておられました。国語における文章力、構成力、こういったものは英語教育にとっても、そういったものをきちんと勉強している子は非常に伸びるというふうに言っておられました。ぜひ参考にしていただきたいと思います。  私は以前、教育長とお話をする機会がありました。そのときに大変ぶしつけではありますが、教育長にどういった教育を子供たちにするおつもりですかとお聞きいたしました。教育長は間髪を入れずに、私は無菌培養室で育つような子供に育てたくはないと。自分の将来は自分の手で切り開いていくたくましさを身につけてほしいと言っておられました。間髪のないこの答えに、ぶれのない答えの中で、私は教育長が非常に覚悟と責任を持っているなと感じました。松川村にいい子供たちが大勢できるように期待をしております。頑張ってください。  以上で、教育についての質問を終わります。 ○議長(平林寛也君) これで、学校教育分野における後期五か年計画の成果の質問を終わります。  以上で、11番小原吉幸議員の質問を終わります。  ここで、1時5分まで休憩します。                                  午前11時54分 休憩                                  午後 1時05分 再開 ○議長(平林寛也君) 再開します。
     続いて、順位9番、2番梨子田長生議員の質問事項、一人暮らし世帯の見守りについての質問を許します。梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) それでは、通告に従って順次進めていきますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。最後ですので頑張ってやりたいと思いますが、よろしくお願いします。  一人暮らしの見守りということでお伺いします。今後、安全・安心な高齢社会に向かって、ひとり暮らしの方の対応をどのようにしているかということを、対応をお願いしたい。そういうことでございますので、よろしくお願いします。  早速ですが、防災でいうひとり暮らしの方の支え合い、そういう感じじゃなくて、福祉面でのひとり暮らし、そういうことでお伺いしたいと思います。それでは早速ですが、今の現状をお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(平林寛也君) 福祉課長。 ◎福祉課長(原勇一君) ひとり暮らし世帯の高齢者の見守りについてでございますが、現在、民生児童委員さんによる定期的な訪問を実施しております。また、その中で特別に訪問の必要があると思われる方につきましては、村の地域包括支援センター職員による訪問を行っております。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) そうしますと民生委員の方がですね、小まめに連絡をとって、その人とコンタクトをとっていると、民生委員が主になってしていると、こういう解釈でよろしいわけですか。 ○議長(平林寛也君) 福祉課長。 ◎福祉課長(原勇一君) おっしゃるとおりです。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) そうしますと、民生委員がかかわっている方というのはですね、施設を利用していたりとか、社協等でもこういうかかわりがある方がほとんどかと思います。そうでなくて完全に1人で若い方がいらっしゃるかと思いますが、そういう方というのはどういうふうに考えていますか。その辺、ちょっとお願いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 福祉課長。 ◎福祉課長(原勇一君) まず村のほうで単身の高齢者世帯の支援台帳を作成してございます。その台帳をもとに民生児童委員さんに定期的に訪問をお願いしているものでございます。また、訪問のきっかけも大事ですので、きっかけとなる、一端となるように65歳以上の方につきましては、村で松香荘とすずむし荘で使える無料入浴券でございますが、配布してございまして、ひとり暮らしの方につきましては、安否確認の意味合いを含めて民生児童委員さんに直接訪問して渡していただいているということを行っております。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) わかりました。いろんな対応を考えてやっていただいていると。その人とのコンタクトをとれるようにしていただいていると、こういうことで今お伺いしました。  次の質問に、例えばひとり暮らしの人が急にぐあいが悪くなっちゃったとか、そういうことがありますね、1人だから。そういった場合に、どういうふうにその人と連絡をとり合えるかということがちょっと重要なんですが。そしてまた、その人が連絡をとりたいというときになかなかとれない、そういったとき親族とかそういうかかわりのある人がいらっしゃるわけですが、でも緊急の場合というのはすぐ運び込まれたりということがございます。そういうときに、医者のほうへ行った場合に、病院、医者、そちらのほうへ行ったときに、どういう処置をしていいかということがまたわかりにくいという、本人の意思を尊重できるものがあると非常にわかりやすいかなと思いますが。  ここで聞くのが、リビングウイルという言い方をしているんですが、事前指示書というのがあるわけです。こういった活用のことは御存じかと思いますが、どう思われるか、ちょっとお願いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 福祉課長。 ◎福祉課長(原勇一君) リビングウイル、終末期の医療のケア等につきましての意思表明書ということかと思いますが、御本人の生前の意思表示を明確に、それをしっかりと家族ですとかに伝えまして、思いを共存することが大切だと考えてございます。  ただ、今、議員さんおっしゃいましたように、ひとり暮らしの方の場合はしっかり文書等に残しておかないと、周りの方に伝えることもできないかと思いますので、そこはそういうものを残しておくことが必要かと思います。  あと活用につきましては、自分の人生をどう最後締めくくるかということも非常に大事なことかと思いますので、他人があれやれ、これやれ、こうしろと言えるものでもないかと思いますので、残された家族ですとか周りの方に御迷惑かからないように、しっかりと意思表示をしておくことが大事なことかと思います。  その上で、リビングウイルというものは意思表示の選択肢の手段の1つとして浸透していくことが非常に大事なことかと考えております。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) そう言っていただきまして、これからそういう方にもこういった、強制ではありませんけれども、進めていっていただきたいと、こういうふうに思います。  このリビングウイルのことにつきまして、ちょっと話をさせていただきますが、朝日新聞、読売新聞の世論調査があるわけでございますが、81%の人が無意味な延命治療は受けたくないと、こういうふうに答えているわけですね。一方で12%の人は延命治療を希望していると、こういうデータが出ております。したがって、医療側は患者の意思がわからない場合にはですね、勝手に医療を中止するわけにはいかず、たとえ無意味な延命治療であっても延々と続けるというのが今の現状でございます。本人の意思がわかっていれば、そこで延命治療をしない、そういうことでございます。  55歳以上の日本人の91%、延命のみを目的とした医療は行わず自然に任せてほしいと、こういうふうに願っているようでございます。これはあくまでもそういう調査の中で出てきている数字でございますので、10人に1人は延命したいという方もいらっしゃるが、ほとんどの方はしないでほしいということを希望しているようでございます。  もう一度リビングウイルということがどういうことかということを、もう1回御説明しておきますが、リビングウイルのもとは、英語のliving willです。livingは生きている、あるいは現生しているという意味であり、willは意思あるいは遺言のことになります。そして、living willと2つ続きますと、英語に関して世界で一番権威のあるとされているオクッスフォード英語辞典では、重病になり自分自身では判断できなくなった場合に、治療に関して自分の希望を述べておく書類と。特に、医師たちに治療を中止し死ぬに任せてくれるよう依頼する書類と、こういうふうに書かれていることでございます。  ですから、生前に急に病気になっちゃった、倒れちゃったというときには、もうわからないものですから、そういう方に関しては、強制ではないけれども、そういった事前指示書というものを書いておいていただければ、周りの人たちもいろいろと本人の意思尊重ということでできるのではないかと、こういうことでございますので、よろしくお願いしたいと思います。また進めていっていただきたいと、お願いしたいと思います。  次に進みますが、そのことは終わりまして、安否の支援のことについてお伺いしますが、今言ったように突然の病気とか事故とかあるわけでございます。そういった場合の安否の確認の支援といいますか、そういうものは村としてどんなものがあるか、またどういうことをやられているかということをお伺いしますが、よろしくお願いします。 ○議長(平林寛也君) 福祉課長。 ◎福祉課長(原勇一君) 先ほど申しましたように、まず村の地域包括支援センター職員による訪問がございます。そのほかでございますが、松川村の場合、郵便局、あとコープながのとも協定を結びまして協力をお願いしてございます。これにつきましては、例えば郵便局でしたら郵便物がたまっているか、そのような状況を見て異変を感じたら連絡をいただくというものでございます。  あと社会福祉協議会になりますけれど、こんにちはコール、緊急通報体制整備事業等をやられてございます。これは登録された方に、朝、昼、夕方、決まった時間に電話をかけていただいて、安否確認するというものでございます。  あと長野県によるしあわせ信州見守り活動ということで、こちら大町の郵便局ですとかコープ、あと新聞配達店等と県で、県下全域を対象に長野県のほうで実施している活動でございます。そういう体制がとられてございまして、また直接安否確認ではございませんが、認知症による徘回ですとか交通事故の遭遇の可能性がある高齢者につきましては、大町警察署と高齢者の安全支援に関する協定のほうを村で結んでございます。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) いろいろな取り組みをしていただいているということがよくわかりました。  自治体によっては、今言われたほかにもですね、ITと連動させたような、いまイルモとか、そういうものを導入しまして安否確認をしている。いろんなあらゆる手段が今あるようでございますので、そういうことを使って確認をしていただければよろしいかと思います。  最後にですね、高齢化社会に向けて、こういうことが多くなってくる可能性があります。このことについて、村長、どういうふうにお考えになっているかお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) それぞれ専門家、専門家でですね、やっていただいております。その対応を聞いて、村として一番いい方策をとっていきたいというように考えております。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) ありがとうございます。今後もよろしくお願いしたいと思います。  以上で1つ目は終わります。 ○議長(平林寛也君) これで、一人暮らし世帯の見守りについての質問を終わります。  続いて、質問事項、教育の現状の質問を許します。梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) 2番目の教育の現状についてお伺いします。教育面で3番議員ですね、また11番議員が教育面でお聞きをしております。ちょっと重複するところがあろうかと思いますが、最後になりますと、やはり重なっていくところが多くなります。その辺ちょっとよろしくお願いしたいと思います。  現状の教育方針、2020年より、先ほども言っていましたが変わります。関係の皆さんはこのことについてよく御存じだと思いますが、一般の方がどういう教育になっていくかということ、これはよくわからないと思いますので、この辺のところをちょっと、大まかなところをお聞きしますので、お答えいただけるとありがたいと思います。  まずですね、平成30年、30年間ゆとり教育と、こういう教育がされました。このゆとり教育とはどういう教育だったでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 一般的に言われていることでお答えしたいと思いますけれども、ゆとり教育でございますけれども、これは文部科学省が指定した正式な名称ではございませんが、詰め込み教育と言われる知識量の偏重型の教育方針を是正し、思考力を鍛える学習に重きを置いた経験重視型の教育方針をもって学習時間と内容を減らしてゆとりのある学校を目指し、1980年度、1992年度、2002年度から施行された学習指導要領に沿った教育のことで、考える力、生きる力、豊かな人間性を目指した教育であったというふうに言われております。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) そういうことで私も認識しておりますが、余り詰め込みをしないというような教育であったかと思います。その反面ですね、PISAショックという言葉がありますが、これはどんなことでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) これも一般的に言われていることでお答えをしたいと思いますけれども、PISAは、OECD加盟国向けに実施される、子供の知識、技能、問題解決力などをはかる調査のことであります。調査対象は、義務教育終了段階の15歳の生徒、日本では高校1年生になるわけですけれども、2000年から3年ごとに実施されているもので、内容は、読解力、数学的能力、科学的能力、問題解決能力の調査になります。  そして、日本はこの調査において、2003年、2006年と連続して多くの分野で順位を下げていたということで、これがPISAショックと呼ばれている内容になっております。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) ゆとり教育が生んだことになるんでしょうかね、それは。そういうことでしょうかね。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) というふうにも言われておるようです。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) そのようなことがありまして、そしてまたですね、今、総合学習ということが言われて、また進められております。この総合学習は教育に対してどのような影響を与えるか、お伺いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) まず、総合的な学習の時間というのが正しい呼び方になるわけですけれども、ちょっと成果で説明させていただきますけれども、これも一般的に言われている部分なんですが、総合的な学習の時間の取り組みが、知識・技能の定着と思考力・判断力・表現力の育成の両方につながっていると。それから、この取り組みが各教科における探究的な学習の根幹になっていると、先ほども出ましたそういった調査ですが、PISA調査の今度好成績につながったというふうに国際的には評価をされているという内容でございます。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) この総合学習によって成果がどんどん上がってきたと、こういうふうに言われていると思いますが、村の小中学校の現状は、どういうふうに具体的な取り組みをしているかお願いします。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) ちょっと時間の部分で答えさせていただきますけれども、小学校では年間70時間、それから3年から6年生がこれを行っております。これは現在、コミュニティ・スクールとも連携をしているわけでございます。  中学校では年間1学年50時間、2・3学年で70時間を行っているという内容でございまして、違う議員さんのときにもお答えをしたんですけれども、ほかの時間を削減せずにこれを行っているという状況でございます。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) わかりました。とにかくこの総合学習を取り入れたということで、いい成果を生んでいると、こういうふうに解釈してよろしいわけですね。  次に行きますが、今年度から困窮者向け学習支援というものが強化されているわけでございます。以前からこういうことはされているわけでございますが、この強化された内容ということにつきまして、よろしいでしょうか。御説明できますか。よろしくお願いします。 ○議長(平林寛也君) 福祉課長。 ◎福祉課長(原勇一君) こちらにつきましては、生活困窮者等の自立を促進するため、生活困窮者自立支援法等の一部を改正し、平成31年4月から施行されたものでございまして、子供の学習支援事業の強化が目的でございます。  この制度は、生活困窮世帯の子供等を取り巻く主な課題といたしまして、1つ目が学習面、2つ目が生活面、3つ目が親の養育に対し総合的に対応するものでございます。具体的には、高校の中退を防止する取り組みですとか、学習の習慣づけ、生活習慣、育成環境の改善等を支援していくという内容のものでございます。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) 子供さんたちが困っていた場合に支援をすると、そういう取り組みでございます。  ちょっとちなみにですね、参考までにこのことをちょっとお話ししておきますが、以前にはこういうことを言っている方がいらっしゃるわけです。階級社会、皆さん松川村というのは裕福な村ですので、余りこういうことが気にならない村だとは思います。でも、一般的にはですね、階級社会、経済大国にもかかわらず日本の相対的貧困率、これ15.7%。つまり6人に1人が貧困にあえいでいる。貧困率とは、収入から税金や社会保険料を引いた可処分所得が全国民の中央値の半分に満たない割合のこと。日本においては245万円、これは2015年のデータですが、の半分、つまり可処分所得が年間122万円未満しかない人を相対的貧困と、こういうふうに定義づけているようでございます。  前には3階級に分かれていた所得層がですね、今は5段階になっています。こういうふうに言われているわけでございます。昭和までの日本の社会というのは、資本家階級、中間階級、労働者階級、こういう3つに分かれて分類されていた。ところが、今現在はですね、資本家階級、新中間階級、正規労働者、旧中間階級、そして最後にアンダークラスと呼ばれているクラスができたようでございます。  何を言いたいかというと、つまりこういうクラスの方がですね、アンダークラスとはどういうクラスを言うかというと、非正規雇用ですね、それと奥さんがパートといった場合にこういうクラスに入っちゃうわけですね。退職金もない、その日と時給で働くと、こういうような状況ですと、所得が上がらない。こういう方の子供さんが今言ったように困窮者向け学習支援が必要と、こういうことでございます。松川村は余りこういうことがないようですが、でも、こういうことの場合のためにちょっとお話をさせていただいたわけでございます。  貧困についてはですね、7番議員も子供の貧困についてのこともお話をしていただいていますが、こういうことも踏まえてですね、子供さんが貧困の連鎖があっても、やりたい教育を諦めないように支援していただけるように、いろんな形をとってしていっていただきたいと、こういうふうに思うわけでございますが、最後に村長いかがですか。こういうふうに私、話をさせていただきましたが、こういうことについてあれば、しっかりと支援をしていっていただきたいと思いますが、お願いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 村はしっかり支援をしていると私は思っております。要、準、一応教育委員会のほうからですね、全て調査をしていただいて、それに対する支援もしております。できるだけのことはしているつもりでありますが、特にこれはしていないじゃないかというものがあったら教えていただきたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) しっかりと今後も継続して取り組んでいただきたい、こういうふうに思います。よろしくお願いします。以上で2番を終わります。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員、5番目の質問がまだかと思うんですが、いかがでしょうか。 ◆2番(梨子田長生君) 5番目の質問は先ほど同僚議員のほうからされておりますので言わなかったんですけれども、お願いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) それでは、これで教育の現状の質問を終わります。  続いて、質問事項、村長の政治方針の質問を許します。梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) 3番目の最後の質問になります。令和元年、令和、平成、余りこだわる必要はないんですが、時はそのまま流れていますので、ただ区切りができただけというふうに思いますが、令和元年、新たな課題があります。今までも述べていましたが、村長にお伺いするんですが、これも重複することが入っておりますけれども、新たな方針とか抱負がありましたらお願いをしたいと、こういうことでございます。よろしくお願いします。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 先ほど申し上げましたけれども、令和になったからといって、今、議員もおっしゃいました、特に変わるものではありません。平成と変わりません。ただ、新たな方針ということになりますと、第6次総合計画が本年度で終わります。第7次総合計画が来年から入っておりますので、抱負は第7次総合計画をつくって、それに基づいてやっていきたいというふうに考えております。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) 今後ともしっかりと取り組んでいただくと、お願いしたいと思います。  次に行きますが、村のインパクトあるキャッチフレーズということで、ここが大事なところなんですが、男性長寿日本一というインパクトが非常に大きくて、誰が聞いてもわかる松川村のPRの文句があったわけですが、それが解消されてから、松川村、冊子に載せても強烈なインパクトのある、これだというものが今はちょっと見当たらないように私は思うんですが、ちょっと村長にお伺いする前に、新しい顔ぶれがお二人ほど今回からおりますので、ちょっとどんなアイデアを持っていらっしゃるかお伺いしたいと思うんですが、よろしいですか。まず税務課長、いかがですか。 ○議長(平林寛也君) 税務課長。 ◎税務課長(山田渡君) ありがとうございます。インパクトあるキャッチフレーズというわけではございませんけれども、村民憲章にも載ってございますけれども、こちらの松川村の歴史、文化、自然というのは、先代から受け継がれた大切な資産でございます。そして、時代は移り変わりますけれども、絶えずそこに住んでいる人々が、小さいお子さんから高齢の皆さんまで、村長も申しましたけれども、皆さんが幸せに暮らしていける松川村であるということが大切だと思います。  それで、こちらのほうの松川村、安曇野の最後の地と言われている大切な地でございます。そういうことを含めまして、気のきいたパンチのあるものではございませんけれども、これからもみんなでつくる安曇野松川ということで、私はこういうようなことをキャッチフレーズでどうかなと思いましてつくりました。 ○議長(平林寛也君) 社会教育課長。 ◎社会教育課長兼公民館長(榛葉晃君) それでは、私なりの個人的な考えでつくりましたので、ちょっと聞いていただきたいと思います。ありふれたことにインパクトという、議員さんおっしゃった、ちょっとかけ離れているかと思いまして、2つつくっています。  1つはですね、緑あふれる自然と親しみ、子供の笑顔があふれる松川村と。またもう1つ、インパクトのあるということで、私、方言を入れてみましたので、まめったくいきましょ松川村ということで、私の個人的テーマとさせていただきました。よろしくお願いします。
    ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) なかなかいいですね。方言ってやっぱり大事ですよね。議員の中でもちょっと方言をしっかりと勉強しようじゃないかなという話もありまして、なかなか親しみがあっていいかと思いますが、一般的な方に通じるかどうかが問題ですが、その辺がありますが。  私、個人的にはですね、人に言わせて自分が言わないといけないですが、自分もちょっと言わせていただいて、お願いしたいと思いますが、私が考えるんだったらば、芸術・文化のすずむしの里、松川村なんて、こういうふうに。  何かしんとしましたが、例えばの話ですが、こういうような感じが冊子に載ってインパクトがあって、今、議員が、皆さん海外販路とかですね、世界に向けて今やっています。だから、いろんな面におきましてですね、矛先もう世界に向けたようなインパクトあるキャッチフレーズでもいいのかなという、そういうこともあります。  村長はいかがお考えになりますか。この辺よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 今3人からお聞きをしましたけれども、全ていいと思います。私は、第6次がですね、緑豊かな自然と暮らし、心やすらぎ魅力あふれる村というように書かれております。これだと自然のたくさんあるところは、みんなこうなるというように思います。  私は、じきに100年にもなる安曇節というのをどうしても入れたい。だから安曇節のふるさと、さらなる協働の村を目指して、サブタイトルに、明るく、楽しく、元気よくと、こういうのがいいかなというように思っていますけれども、これはまた後で職員の皆さんのいいタイトルが出てくると思いますので、参考にまたみんなと一緒に研究をして、これぞ松川村というのを入れていきたいというように思います。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) よそと比べる必要はないもんで、松川村の個性というか独自性を出していただいてですね、そこで周りにPRする、そういうものをつくっていただければと思いますが、そんなことでよろしくお願いしたいと思います。  お二人の方ありがとうございました、どうも。いいキャッチフレーズを聞かせていただきました。ありがとうございました。  最後になります。ここのところはですね、これから、ただ抱負といいましても今までどおり言われたことになってしまうと思うんですが、今年度はまた大きな節目が年度末に控えているかと思います。そのことについて村長にお伺いしたいと思うんですが、年度末、また松川のために一生懸命働いていただけるかどうかお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。今ここでちょっと話するとまずいなというときは、お話しできる範囲で結構でございますので、よろしくお願いします。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 年度末というか中間、10月のことを言われているというように思うんですけれども、そういうことですよね。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) 年度末ということになると、今年の末ということですね、3月まで。2月、3月。そうすると、そこにちょっと大きな節目があるかと思います。そのことについて、いかがですか。よろしくお願いします。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 私、小学校のときに教えていただいた丸山昭平という先生がいるんです。まず健康、第2、第3がなくて、第4が健康。それで行きたいというように思っております。以上です。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) 私がお聞きしたところによれば、血管年齢が50代ということで非常に若い。まだまだ頑張っていただけるかと思います。今後のこともよろしくお願いしたいと思います。  では、3番目の質問終わります。以上で終わります。 ○議長(平林寛也君) これで、村長の政治方針の質問を終わります。  以上で、2番梨子田長生議員の質問を終わります。  これで、本日の日程は全て終了しました。  これにて散会します。大変御苦労さまでした。                                  午後 1時40分 散会...