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令和 元年第 2回定例会−06月17日-02号

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  1. 松川村議会 2019-06-17
    令和 元年第 2回定例会−06月17日-02号


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    令和 元年第 2回定例会−06月17日-02号令和 元年第 2回定例会            令和元年松川村議会第2回定例会会議録                                      〔第2号〕 ┌──────────┬───────────────────────────────┐ │招集年月日     │     令和元年6月17日                 │ ├──────────┼───────────────────────────────┤ │招集場所      │     松川村役場議場                   │ ├──────────┼───┬───────────────┬───┬───────┤ │開閉会日時     │開 議│令和元年 6月17日 午前10時00分│議 長│平 林 寛 也│ │          ├───┼───────────────┼───┼───────┤ │及び宣告      │散 会│令和元年 6月17日 午後 4時23分│議 長│平 林 寛 也│ ├──────────┼───┼───────┬───┬───┼───┴───┬───┤ │応(不応)招議員及び │議席d氏     名│出 欠│議席d氏     名│出 欠│ │          ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤ │出席並びに欠席議員 │ 1 │平 林 寛 也│ ○ │ 7 │上 田 治 美│ ○ │ │          ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤ │出席11名 欠席 0名 │ 2 │梨子田 長 生│ ○ │ 8 │平 林 幹 張│ ○ │ │          ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤ │   凡例     │ 3 │平 林   泉│ ○ │ 9 │茅 野 靖 昌│ ○ │
    │          ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤ │ ○…出席を示す  │ 4 │大和田 耕 一│ ○ │ 10 │矢 口 あかね│ ○ │ │ △…欠席を示す  ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤ │ ×…不応招を示す │ 5 │草 間 正 視│ ○ │ 11 │小 原 吉 幸│ ○ │ │ △公…公務欠席  ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤ │          │ 6 │勝 家   尊│ ○ │   │       │   │ ├──────────┼───┴───┬───┴───┼───┴───┬───┴───┤ │会議録署名議員   │   6番   │勝 家   尊│   7番   │上 田 治 美│ ├──────────┼───────┼───────┼───────┼───────┤ │職務のため出席した者│事務局長   │宮 澤 大 介│書記     │武 井 愛 美│ ├──────────┼───────┼───────┼───────┼───────┤ │          │村長     │平 林 明 人│建設水道課長 │太 田 健 一│ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │法第121条により説│副村長    │平 林 秀 夫│教育次長   │古 畑 元 大│ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │明のため出席した者の│教育長    │須 沢 和 彦│社会教育課長兼│榛 葉   晃│ │          │       │       │公民館長   │       │ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │職・氏名      │総務課長   │白 沢 庄 市│総務課統括課長│中 村   彰│ │          │       │       │補佐     │       │ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │   全員出席   │税務課長   │山 田   渡│営農支援センタ│高 山 重 典│ │          │       │       │ー事務局長  │       │ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │          │会計管理者兼会│池 上   茂│       │       │ │          │課長    │       │       │       │ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │          │住民課長   │宮 澤 政 洋│       │       │ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │          │福祉課長   │原   勇 一│       │       │ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │          │経済課長   │丸 山   稿│       │       │ ├──────────┼───────┴───────┴───────┴───────┤ │議事日程      │            別紙のとおり             │ ├──────────┼───────────────────────────────┤ │会議に付した事件  │            別紙のとおり             │ ├──────────┼───────────────────────────────┤ │会議の経過     │            別紙のとおり             │ └──────────┴───────────────────────────────┘               本日の会議に付した事件 日程第1 一般質問   順位1 子どもの貧困対策                    7番 上 田 治 美   順位2 更に元気な松川村を                   6番 勝 家   尊   順位3 歴史的文化財の保存と育成                4番 大和田 耕 一       観光振興に対する姿勢   順位4 知らない間に、自分の住所に他人が転入した事例     10番 矢 口 あかね       子どもを取り巻く環境   順位5 今後の農業について                   9番 茅 野 靖 昌   順位6 松川村の教育全般について                3番 平 林   泉                                  午前10時00分 開議 ○議長(平林寛也君) おはようございます。  ただいまの出席議員数は11名全員です。  これより本日の会議を開きます。  直ちに本日の会議を開きます。 △日程第1 一般質問 ○議長(平林寛也君) 日程第1 一般質問を行います。順次、発言を許します。  順位1番、7番上田治美議員の質問事項、子どもの貧困対策の質問を許します。上田議員。 ◆7番(上田治美君) おはようございます。1番バッターですので、よろしくお願いいたします。  以前にもお尋ねをしたんですけれども、子どもの貧困対策ということで、その後の若干の推移も含めてお訪ねしたいと思います。  その前提となる問題としまして、生活保護についてお訪ねしたいと思います。長引く不況の中で経済格差が広まっておりますが、そういう中で貧困層が増加する傾向にあるわけですけれども、生活保護の果たしている役割がますます大きくなってきていると思います。国の社会保障削減政策を受けまして、保護を受ける世帯数は、必要とするにもかかわらず低い状態を続けております。  最近の村内の生活保護の世帯数、保護人員、保護率を教えてください。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) いつもと同じように細部につきましては課長に答弁をしてもらいますので、お願いいたします。  それでは、上田議員にお答えをしたいと思います。毎年4月1日現在で調査をしております。ですので、この4月のやつは平成31年ということでお答えをしたいと思いますが、30年より若干、世帯、人数、保護率等はふえておりますが、細部につきましては福祉課長のほうから答弁をさせます。 ○議長(平林寛也君) 福祉課長。 ◎福祉課長(原勇一君) それでは、お願いいたします。28年からの4年間でお答えいたします。28年度、生活保護世帯数25、保護人員30、保護率0.30%。29年度、生活保護世帯数25、保護人員28人、保護率0.28%。平成30年度、生活保護世帯数20、保護人員22、保護率0.22%。平成31年度、これは4月1日時点ですので、村長言いましたように31年度ということでお願いいたします。生活保護世帯数23、保護人数26、保護率0.27%。以上でございます。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) ありがとうございます。具体的な中身に入る前に、簡単ですので生活保護の制度についてちょっと説明をお願いしたいと思います。全国をたしか6つの地域に分けて、等級も分けていると思うんですけれども、松川村の場合はどの地域に入るのか。それから保護の内容です。日常生活に必要な生活扶助であるとか、葬祭の場合に必要な葬祭扶助など幾つかの項目があるわけですけれども、それぞれについて簡単ですので、生活保護とはこんなものだということについて教えてほしいと思います。 ○議長(平林寛也君) 福祉課長。 ◎福祉課長(原勇一君) それでは、生活保護でございますが、生活保護とは、生活に困っている人に健康で文化的な最低限度の生活を保障し、自分の力で生活できるようになるまで国が援助する制度ということでございます。  なお、区分につきましては、松川村は3級地の2という区分になります。議員さんおっしゃいましたように、1級地から3級地まで、さらにそれが2つずつに分かれて、全部で6つの区分ということで、そのうち3級地の2という区分に松川村はなります。  保護の種類につきましては、次の8つの扶助がございます。まず1つ目、生活扶助。これは衣食その他、日常生活にかかる費用でございます。2つ目、住宅扶助。これは家賃、地代や家屋補修にかかる費用でございます。3つ目が教育扶助。教育に必要な費用でございます。4つ目が介護扶助。介護等のサービスを受けるのに必要な費用でございます。5つ目が医療扶助。病気等の治療にかかる費用でございます。6つ目が出産扶助。出産にかかる費用でございます。7つ目が生業扶助。これは仕事をするための技能を身につけたり、就職するために必要な費用等でございます。8つ目が葬祭扶助。葬儀を行うための費用でございます。以上でございます。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) ありがとうございます。最近の動きなんですけれども、2018年から20年にかけまして、毎年10月に段階的に扶助費が引き下げられることになっております。これが全て実施されますと、予算規模で国と地方を合わせて210億円が削減される計画となっております。昨年10月から引き下げられておるわけですけれども、聞くところによりますと、今回の引き下げは都市部ほど引き下げ率が高いと聞いております。3級地の2でありますので、一番低いというところですので、近隣の市町村を聞いてみますと、10月の改正の段階で減額された人がある一方で、逆に増額になった人もあったようであります。松川村の場合、増額になった方、減った方、それぞれ何人ぐらいでありましょうか。 ○議長(平林寛也君) 福祉課長。 ◎福祉課長(原勇一君) 生活扶助の関係でございますが、改正前後の各1カ月で比較可能な世帯を比べますと、全部で15世帯ございまして、3世帯が減額、2世帯が同額、10世帯が増額となってございます。減額の幅でございますが、月額20円から489円、増額の幅は170円から3,440円となってございます。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) ありがとうございます。ふえた、減ったとあるわけですけれども、御存じのように生活保護の補助基準というものは、いろんな制度に直結しているわけです。例えば住民税の非課税限度額とか就学援助金、最低賃金、国保や介護保険の負担軽減、公営住宅の家賃の減免など、他の制度とも直結するわけでありますが、ふえた、減ったあるわけですけれども、松川村の場合に、その影響が実際にどのような形であらわれているのか、わかっておれば教えてください。 ○議長(平林寛也君) 福祉課長。 ◎福祉課長(原勇一君) 今回の平成30年の10月の生活保護基準の見直しによりまして、村内で影響が出たというケースはございません。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) ありがとうございます。一応、生活保護についてお尋ねしたわけですけれども、就学援助がされている人たちは、生活保護受給者であるとか、それに準ずる方ということでありますので、そういうことですから、事前に現状はどうなのかということをお尋ねしたわけです。  それで、昨年の6月議会で、県が29年の8月に行いました子どもと子育て家庭の生活実態調査についてお尋ねいたしました。その中で、親の生活事情で子供が教育を受ける内容に大きな影響があるということが明らかになったわけでありますが、私は県の調査と同じ調査内容は困難とは思いますが、村としてできるだけの調査をお願いいたしましたところ、村独自ではできないので県の調査結果を参考にしていきたいとのお答えでした。  また、県は、切れ目のない教育負担の軽減、就学援助金制度の改善など、さまざまな経済的負担の軽減、学習支援を市町村とともに行うと言っております。県の計画のあるなしにかかわらず必要なものは実施してきたし、今後は国・県の動向を注意していきたい。次期総合計画に必要事項を載せていきたいとのお答えでありました。  その後に切れ目のない支援をやっていくと、こういうことでありましたので、変化があったと思いますけれども、あれば教えてください。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) それでは、お答えいたします。その後の改善点でありますけれども、個人負担であった中学校の教科活動費の教材の一部を公費負担にいたしました。それから、御質問でした計画ですけれども、これは7次総合計画が始まりますので、6次総合計画で検証して改善していきたいと考えておりますのでお願いいたします。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) それでは、具体的にお尋ねしますけれども、最近の援助者数と準要保護受給者数をそれぞれお尋ねしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) それでは、28年度から29、30とお答えをさせていただきます。まず受給者数でございますけれども、平成28年度、小学校ですけれども、要保護が1名、準要保護が34名でございます。中学校が、要保護が1名、準要保護が26名。平成29年度でございます、小学校、要保護はおりませんでした。準要保護38名。中学校、要保護ございませんでした。準要保護25名でございます。平成30年度ですが、小学校、要保護おりませんでした。準要保護46名。中学校、要保護おりませんでした。準要保護22名でございます。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) ありがとうございます。受給者数については大きな変化が見られないわけでありますが、実際のところ援助を必要とする子供が支援制度を知らないということ、知らされていないということ、あるいは手続の仕方がわからないなど、いろいろな事情があって援助を受けていない子供がいるんではないかというふうに思うわけであります。村内での、援助を必要としながら受けていない子供がいるかどうかについて調査をお願いしたいと思うんですけれども、いかがなもんでしょうか。
    ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 要保護、準要保護の関係につきましては、学校を通じて保護者の皆さんに連絡をしておりまして、知らない方がいるというケースは、松川村に関してはないと思っておりますので、お願いいたします。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) 前回もお尋ねしましたように、該当者に学校のほうから親御さんのほうに書面を渡して、それについて回答を得ていると、こういうようなことですので、漏れはないとは思うんですけれども、その後やっぱり経済状況の変化が起こってきておりますので、十分やっぱり理解されない方も中にはおいでになるんではないかということがありますので、松川村は、今おっしゃったように、きちんと学校のほうで調査されているということでありますけれども、全国的に見ると、やっぱりそういう点でかなり抜けているというか、こぼれている部分があるように聞いております。ですから今後とも、やっぱり経済状況というのがよくなるかどうかということについては意見いろいろあるんですけれど、私はこれからも厳しい状況が続くと思いますので、そういう点についてしっかりやっぱり目配りをしていただきたいなと、こういうふうに思うわけであります。  それで、以前お伺いしたんですけれども、支給額は生活保護の1.2倍で計算をしているということでありました。現在も多分1.2倍ではないかと思うんですけれども、全国的に見ますと1.5倍に近づけるように努力している実態があるようで、そういうことですので、財政的に厳しいのはわかりますけれども、できるだけ1.5倍に広げるようにという声を聞くわけですので、検討していただくということはいかがなもんでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 議員さんおっしゃるように、現在は1.2でございます。1.5の関係につきましては子育て支援施策全体から総合的に検討してまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) 後からとちょっとダブるかもわかりませんけれども、本来義務教育というものは国の責任において全額賄うというのが本来なんですけれども、いろんな事情でそれが今崩れているわけです。それで、各地方自治体が一生懸命にそれに頑張って、1.2倍ということで今努力されて、ひどいところでは1.2倍以下のところもあるわけですので、そういう点で努力はされているわけですけれども、先ほどから何遍も言っていますように、経済状況を考えますと、さらなる上積みが必要ではないかということで、1.5倍を目指すというところがふえてきているようなんです。ですから、そういうことをやっぱり今後とも検討の中にしっかりと入れていただきたいなというふうにもお願いしておきたいと思います。  それで、具体的にお聞きしたいんですけれども、国は現在11項目の援助項目を示して、それの予算単価と国が負担する額ですね、そういうものを示しているわけですが、現在、松川村で行われている支給内容と金額について教えてください。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) それでは、お答えいたします。まず、村は国の項目から、国は11項目あるわけですけれども、その中の3項目を援助しております。また、国の項目にない項目についても給食費という形で給付をしておりますので、お願いをいたします。  現在の支給内容ございますけれども、11項目の中の3項目は学用品等、それから修学旅行費、新入学用品費でございます。学用品費等につきましては、小学校1年生から6年生までが1万1,520円、それから中学校1年から3年までですけれども、2万2,510円でございます。修学旅行費につきましては、小学6年生に3万円、中学校3年生に6万4,785円、これは昨年度の数字でございます。新入学用品費につきましては、小学1年生に5万600円、中学1年生に5万7,400円でございます。  それから、村独自で支給しております学校給食費でございますけれども、小学校1年から6年生までですが、3万2,800円、それから中学校1年生から3年生までに4万2,400円を支給しております。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) ありがとうございます。11項目の中で実施されている内容は今お聞きいたしました。その中で、実施されていない部分について、全く必要ではないという項目は恐らくないと思うんですけれども、余り該当しないかなという感じの部分もあるかもわからないんですけれども、漏れていることについて、それぞれ一つ一つ検討されたと思うんですが、その内容がもしあれば教えていただきたいんですが。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 就学援助を検討してきた、ちょっと考え方でお答えをさせていただきます。まず、就学援助費は何が必要で、どのくらいがいいのかということで、総合的に検討してきております。例えば松川村、先ほど言いましたように、国の項目にはありませんけれども、保護者負担が一番大きいと思われる給食費を独自で実費で支給しておりますし、またいろんな検討をしてきた経過の中で、新入学用品費につきましては入学に間に合うように支給時期を見直ししてきております。ですので、松川村は11項目中、保護者負担の大きいと判断した3項目と、11項目にはない1項目に支給をしているという経過できておりますので、御理解していただきたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) 例えばですけれども、別に揚げ足をとって言うわけじゃないんですけれども、給食費は努力されていただいているのはよくわかります。ただ、今、御父兄の方から言われておりますのは、給食費の完全支給と、こういうことを言われているわけで、そういう運動がやっぱりあちこちで起こっているわけです。全国的にも給食費は完全にという運動が起こっておりますので、最近1万円は増額されたということで、大変それは歓迎されているわけですけれども、なおやっぱりそういう状態の中で、全国的に見ましても完全給食ということが望まれておりますので、一層の努力が必要ではないかという感じはします。  それで、全部が全部というわけではありませんので、ぜひ考えていただきたい項目の1つとしてですね、例えばクラブ活動費なんですけれども、国が示している部分でいきますと、中学校の場合2万9,850円、かなり額が高いわけです。国のほうから1万4,925円の国庫補助があると、こういう状態になるわけですけれども、小学校の場合は2,730円ということで、あれですけれど、中学校の場合は2万9,850円というのは、これはやっぱりかなりきついと思うんです。ですから、ぜひこういうことは考えていただきたいなというふうに思います。  それから、卒業アルバムなんですけれども、小学校の場合は1万890円、中学の場合が8,710円で、そのうち約半額は国のほうで補助してくれると、こういうことになっているわけですけれども、中学校のクラブ活動費と卒業アルバムですね、これはちょっと考えていただきたいなと、こういうふうに特に思うわけですけれども、いかがなもんでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 教育長。 ◎教育長(須沢和彦君) 今の御質問でございます。村は今まで総合的に判断して、なるべく保護者の負担を減らしてくるという形で、これまでも取り組んできております。それから、今御指摘いただきましたクラブ活動費の中でも、特に今、吹奏楽部の生徒が最近非常に多いわけでございまして、それにつきましては数年前、以前からでありますが、やはり楽器をそれぞれ子供たちがそろえるのは大変ということで、村から多額のお金を投入して、高い楽器をそれぞれが購入しなくても活動できるような形で支援をしてきているというところがございます。  それから、卒業アルバムにつきましては、今度新しく加わった項目でございますが、これも総合的に検討する中で、必要であれば出すような形で検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) わかりました。卒業アルバムですね、これはやっぱり子供さんにとっては一生の思い出になるものでありますので、どうしてもやっぱりこれだけはやっていただきたいなというふうに思います。必要に応じてということでありますけれども、ぜひこれについて特段の努力をお願いしたいと思うんですけれども、いかがですか、改めて。 ○議長(平林寛也君) 教育長。 ◎教育長(須沢和彦君) 同じことになりますが、それぞれ保護者の方が学校徴収金という形の中で、たくさんのお金を納めなきゃいけないんですが、その中でやはりウエートの大きいものをなるべく手厚く支援していくという考え方は今までどおり基本にしまして、その上でほかの項目についても総合的に考えていきたいというふうに考えております。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) 僕個人もそうですし、自分の子供のことを考えてみましても、折に触れ、やっぱり修学旅行のアルバムというものを何かの拍子に見ると、こうだったんだな、ああだったんだなという、いろんなやっぱり話題にもなるし、楽しい思い出が出てくるわけです。ですからそういう点で、そんなに大きな額ではないと思いますので、半分国が補助してくれますので、考えていただきたいなと。  何でそんなことを言うかといいますとですね、義務教育は、先ほど言いましたように、本来、国が責任を持つべきなんです。ところが実際はですね、国は教育予算をどんどん削っていくということで、その部分についてやっぱり子供たちのためにどうしても必要だということで、それはもう自治体がやっぱりかぶってやっているわけで、それはもう大変、自治体にとって大きな負担になっているんです。村長さん初め、職員の皆さん、そういう点では大変苦労されていると思うんです。  ですから、そういう状態にありますので、もう1つは準要保護者への予算は、以前はやっぱり国が持っていたんですけれども、それがなくなっちゃって全額それが自治体の負担になったと、こういうことで、なおさらやっぱり自治体の置かれている状況というのは大変な状況にあると思うんです。  ですから、国に対してやっぱり少なくとも準要保護者の廃止されたものをもとに戻すとか、あるいはそういうことを含めて国の教育予算をもっとふやしてほしいということを、僕らは僕らなりに運動して国のほうにもいろんな形でやっているわけですけれども、行政としても、このことについては国にしっかりとやっぱりやっていくようにということを、声を大にして言ってほしいと思うんですけれども、村長いかがですか。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 要望は国のほうへ伝えてまいりたいというように思います。その前にですね、教育長に指示をしてありますけれども、小学校・中学校卒業式の日にPTAから学校へ記念品ということで必ず何か出しているんです。(同日「今現在、そのことについてはやめたそうであります。」の訂正あり)それは本当に必要なものならば村が買うんだからPTA会費に上乗せしないで、そういうところから倹約するように校長先生と話をしてほしいというように言ってございます。保育園はやめていただきました。なかなか、そういう今までの続きでもって、思いが強いようで、やめられないわけでありますけれども、そういうところからPTAの皆さんも少し自分の出すお金を削ってもらいたいというように私は思っております。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) ありがとうございます。よく教育長さんもお話を聞くわけですけれども、あちこちの会議に行っても、松川村の教員は独自にやっぱり加配を置いてやっているというようなことで、ほかのところから見ると松川村はいいなと、こういう話をよく言われるという話も聞いているわけです。ですから、村としては教育予算もやっぱりそれなりに一生懸命に努力もされて、先ほど村長おっしゃったようにPTA会費についての細かいことも含めて配慮されているということで、よくわかります。  ですから、そういう気持ちも含めてですね、やっぱり国に対して、我らはこんなに苦労しているんだから、国はもっとそういうことについて後押ししてくれということをですね、村長は副会長をされておるわけですので、そういうことも含めて、松川村だけじゃなしに県全体を挙げて、そういうことをしっかりと言っていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。  それから、次に病児・病後児保育についてお尋ねしたいと思うんですけれども、何回かの質問の中で、広域連合のほうでやっていくということで、それぞれ準備が進んでいると、こういう話を何回かお聞きしたんですけれども、現在の状況についてお尋ねしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 広域の会議の中でも平成31年度中に立ち上げたいというお話が、その後もございました。大町市に確認したところでございますけれども、大町総合病院での実施に向け現在調整中であるということでございます。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) そういうことは、この間からもお聞きはしているんですけれども、それ以降の具体的な進んだ状況はないということですか。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 細かいスケジュールをちょっとまだ流れてこないもんですから、そういう状況なんですが、以前お話しされたときより、まだそのときもはっきり具体的に今年度開始するというお話はなかったと思うんですけれども、それがもう今年度立ち上げるという形で進んできているということで御理解いただきたいと思いますけれども。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) 県内を見ましても、あちこち県も努力をしてやっておりまして、たしか大北が一番おくれているというようなことを聞いているわけですけれども、より一層具体的に31年度と、こういう年度も出てきておりますので、進めていただきたいなと思います。  それで、最近ある人からお話を聞いたんですけれども、あるお母さんがですね、事情があって子供を連れて松川に帰ってきたと。そして働いている。けれども、子供は病気になって、仕事を休むということもできないので、そういうところがあれば大変ありがたいと。こういうことで預かってほしいなと、こういうことなんですけれども。  そういう中で、話し合いの中で、前も言ったかもわかりませんけれども、例えば安曇野市とか松本、南のほうにお勤めの場合の方が、子供が病気になったからといって大町病院まで行って、それでまた勤めのほうまで行くというのは、これはかなり大きな負担になるということで、そうではなしに南のほうでそれができるようなことを考えてもらえないかと、こういうことで、前からあづみ病院にということも言っているわけですけれども、なかなか大変なようですけれども、そういう声もやっぱり最近も聞きましたので、何とかそういう点について努力するようにお願いしたいと思うんですけれども、いかがなものですか。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 先ほど言いましたように、いろいろ調整した中で、現在、大町病院のほうで調整中でございますので御理解をいただきたいと思います。なお、御存じかと思いますけれども、保護者が安曇野市に勤務しているお子さんは、安曇野日赤病院で病児・病後児保育の利用ができますし、松本市の場合も4つの施設で病児保育が利用できますので、そちらも御利用いただければと思います。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) それは私も、この間ちょっと調べて、そういうのがあるなと。松川村から働いて行っている場合は受け入れると、こういうことになっているわけですけれども、そういうお母さんについてですね、余り御存じないんですよね。もちろん御存じの方もいると思うんですけれども、保育所としましても、そういうお母さん方に対して、安曇野日赤の中にそういう保育室を設けて受け入れをしているんですよというようなことをやっぱり教えてあげるとですね、大分やっぱり心強いと思うんです。例えば安曇野日赤でしたら1日4人ですか、何かそういう形ですけれども、それでも預かってもらえるということは非常にやっぱり心強いと思うんです。  ですから、今はそういうことを知らないお母さん方は、どうしようか、どうしようかということになると思いますのでも、僕らもやっぱり何らかの形で、そういう制度があるよということはお知らせしていきたいと思うんですけれども、保育所の中でも子供さんが病気になって、どうしようかなと悩んでいるお母さん方を見たりしたら、そうすると安曇野市のほうでは、こういうふうに受け入れをやっていますよということで、その話を聞いたもので、ホームページで調べたら、ちゃんとやっぱりそういうこと、どういうふうな手続で受け入れをしてくれるかというのが、ちゃんと詳しく載っておりますので、そういうようなことも含めてやっぱり案内してあげると、お母さんは非常に助かるなという感じがしますので、ぜひお願いしたと思うんですけれども、改めてそういうこともやっていただけますでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) また保育園と関係機関を通じて周知して、そういったところがあるということもお知らせしていきたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) ありがとうございます。お母さん方、一生懸命やっぱり仕事のときにそういうことを悩んで、何らかのいい方法がないかということで、絶えず情報をつかんでいると思いますので、ぜひそういうことをよろしくお願いしたいと思います。  これできょうは、ちょっと早いですけれども、終わらせてもらいます。どうもありがとうございました。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 先ほどですね、小中学校に記念品という答弁をさせていただきました。ちょっと訂正をさせていただきます。今現在、そのことについてはやめたそうであります。私がちょっと知らなくて申しわけございませんでした。希望によって、こちらからお願いをして、それに応えていただいたということですので、訂正させていただきます。 ○議長(平林寛也君) これで、子どもの貧困対策の質問を終わります。  以上で、7番上田治美議員の質問を終わります。  ここで、10時55分まで休憩します。                                  午前10時36分 休憩                                  午前10時55分 再開 ○議長(平林寛也君) 再開します。  続いて、順位2番、6番勝家 尊議員の質問事項、更に元気な松川村をの質問を許します。勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) よろしくお願いをいたします。松くい虫対策についてお伺いをいたします。  最近、南神戸地籍になりますか、元とんぼ玉の周辺が大規模な伐採が行われまして、樹種転換がなされました。すっかり様子が変わりましたけれども、何やら少し寂しい感じはいたしますが、伐採適齢期を迎えた松であったり、それから地主の集約がしやすかったり、平たん地であることから適切な措置であったかなと、そんなふうに思うところであります。  松川村は急斜面の松林もあり、樹種転換のしにくい場所もあります。樹種転換とあわせて、伐倒薫蒸処理も進めていかなければいけないなと、こんなふうに思うところであります。また、松川村はやはりアカマツが似合うと、こんなふうにも思うところであります。  第7次の総合計画を作成するに当たり、このほど住民アンケートがなされました。松川村の森林を保全するために何が必要ですか。それの問いで、松くい虫対策の強化が必要であると答えた人は、なんと6.4%と少ない数字でありました。びっくりもしたところでありますが、私は松川村の山を東山のようにしたくないという、そんな観点から質問をさせていただきます。  まず、近年の処理量でありますけれども、27年度が870立米、28年度が1,119立米、29年度が932立米ということで、蔓延が落ちついたというふうに報告を受けておりますけれども、30年度、立米でわかりますか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 30年度につきましては、860立米でございます。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) わかりました。これからいっても少し落ちついたかなという感じはしますけれども、樹種転換された大きな面積がまず影響するんじゃないかと、こんなふうに私は思っておるところでございます。  落ちついたのか増加したのかで、判断で困ることがございます。報告は立米で受けておりますけれども、本数じゃないわけなんですね。立米と本数は一致しないということであります。要は太い松林が侵されますと立米はふえますし、細い木の松林になりますと立米は少なくて済むと、こういうことになると思います。委託業者には立米で支払いがされますけれども、蔓延の度合いとは関係がないと、そんなふうに考えております。  立米数を伺ったところなんですが、過年度の本数がわかりましたら、27年度からお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) じゃあ27年度からの処理数についてお答えをしたいと思います。27年度につきましては670本でございます。28年度が851本、29年度が659本、30年度につきましては579本ということでございます。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) わかりました。本数からいっても減っているんですけれども、さっき私申しましたとおり、南神戸の大分広い地籍が樹種転換されているということで、影響があるんじゃないかと、こんなふうに思っております。  枯損木の処理は、カミキリムシが羽化をする前、6月末までに処理をすることが望ましいわけなんですけれども、今年度はまだ手がつけられていないふうに見受けられるんですけれども、今年度の実施の計画、わかりましたら教えてください。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 今年の伐倒薫蒸処理の契約でございますが、5月に大北森林組合さんと契約を結んでおりますので、随時、被害木については処理をされていくというふうに思っております。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) 契約は済んだけれど、まだ手はついていないということですね。随時といいましても、どこまでが随時かちょっと理解に苦しんでいるところですけれども、おおよそは聞いていますか、いつまでにするか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 被害木の調査につきましては、監視員のほうで回っておりますので、その調査のデータに基づいて処理をされていくわけですが、これから2月の末までを工期として、適宜に処理木をしていくという状況になりますので、お願いをしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) できれば6月末までに一気にしていただければいいとは思うんですけれども、2月というと、もう既に羽化をしているときでございますので、その辺も今後、加味をお願いできればと、こんなふうに思います。  続いて質問です。高瀬川なり乳川の河川敷なり堤防なりに松が自生しておりますけれども、これらの場所の枯損木について3点お伺いをしたいと思いますが、まず目配り、見回り等は誰がするのか。管理者の県がするのか、それとも地元の自治体がするのかということであります。それから、枯損木の処理はどこでするのか、誰がするのか。そして、地元でするんでしたら、それに対する特別な許可が必要なのかどうか。3点をお伺いいたします。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 堤防や河川内の処理については建設事務所が行うようになります。うちのほうで把握している部分について、建設水道課と調整をしながら建設事務所に依頼をしているところでありますが、早急に実施をするという部分ではなくて、ある程度量がまとまった状況でやっていると。引き続き、うちのほうは河川内の処理については建設事務所にお願いしております。  それから、監視の部分やいろいろな部分ですが、村の監視員、先ほどから言っておりますが、村内全域を見渡しておりますので、そちらのほうから報告を受けて、建設事務所が行うべきものについては依頼をしているという状況で、村のほうで処理をしている関係はございません。また、処理費がかかるという部分がありますので、そういったことを加味しております。  許可の関係ですが、もちろん河川管理者が実施をするということなので、許可の部分については必要がないという状況でございます。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) わかりました。乳川の城山の麓、壇行橋から大和田大門橋にかけてですね、一部民有地も含みますけれども、20本を超す枯損木がございます。通常、枯損木については、発見をしましたら、テープなり何か巻かれて目印がつくんですけれども、それもないような状態でありますけれども、この辺の状況を村は把握しておられますか。
    ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 川久保地籍のあたりだと思うんですが、そちらについては村としても承知をしているところでございます。監視員が回ると、先ほど議員さん言われるように、ピンク色のテープが、松枯れを起こした木だという目印がありますので、そちらについて対応しているところであります。そんな形で、村としてもそこの部分、民有地ありますけれども、把握はしている状況でございます。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) 今のお話ですと、監視員が確認するとテープが巻かれるということなんですけれども、ここはテープを巻かれていないんですよね。それはなぜでしょうか。お伺いしていいですか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) そこの部分については、多分回ってテープが巻いてあるものもあろうかと思います。それで、うちのほうは今、監視員さんが巡視をして、一月ごと報告を受けるわけですが、そちらの関係の部分につきましては、あそこは林班図といって、森林のエリア内に入っておりますので、こちらのほうで処理はできる状況になっておりますので、今回の部分で多分昨年調べたものについては、これから処理をしていくというふうに思われますので、対応は村のほうでしていくという形になろうかと思います。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) 先ほど河川敷は県の管理だと、責任だというふうにお伺いをいたしましたけれども、県の予定、あの部分については何か予定聞いておりますか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 昨年から、県のほうについては依頼をして、お願いしております。ただ現実、今現在まだ処理がされていない状況ですので、引き続き建設水道課のほうと調整をしながら対応できるように依頼をしていきたいと思っております。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) 河川なり堤防の河川敷というのは、堤防ののり面の下までというふうに私は理解をしているんですけれども、それ以外の場所、民有地にも大分太い枯損木があるんですね。それを村は把握していますか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) そちらのほうについても把握はしております。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) あの部分については、枯れてから相当な時間が経過をしておるわけでございます。先ほど私が申しましたとおり、6月末までに伐採することが望ましいんですけれども、早急な催促をしてほしいと思いますし、村の管轄部分については早急な措置をお願いしたいと思うんですけれども、その辺についていかがでしょうか。催促できますか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 本年度の中でもって実施するように努めていきたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) よろしくお願いをしたいと思います。実施計画によりますと、松くい虫の被害を最小限に食いとめるため、被害木の迅速な処理を行う、枯損木の早期発見・早期処理に努めると、こういうふうに書いてございますけれども、被害木の発見、そして監視員さんからの報告、それから取りまとめ、委託業者への発注、処理までの過程をお伺いいたしますけれども、いつごろ報告を受けて、それからいつごろ入札をして、それから処理まで日数はどのぐらいかかるかと、こういうような面でございますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 監視員さんにつきましては、5月の1日から11月の30日を工期といたしまして、月1、こちらのほうに報告をいただいております。その報告書をもとに、今年でいったら処理業者の方が、それに基づいて実施をしていく状況になります。  うちのほうの業者が、先ほど言いました5月から2月末までの契約をしておりますので、その都度の部分で、エリアを決めてやっていくと。例えばの話、南の鼠穴で処理を2本やって、その次というと効率が悪くなるので、その周りを徐々にやって進んでくるというような形でございます。  ですから、基本的には年内に発見した被害木というものは年内に処理をしていきたいんですが、例で言いますと、先ほど言った鼠穴で6月に処理をして、それからその後に11月の末にもう1回、監視員が行ったら、またそこに新たなものが発生するという部分になれば、年度内に処理ができない部分もあろうかと思うんですが、基本、村の中では、特別な理由がない以外は年度内に処理をしていただくように努めているところでございます。  今言った特別な理由という部分でありますが、電線が走っていて、高所作業車、クレーンを持ってきてやらなきゃいけないとか、そういったものになると1本当たりの費用が20万、30万というものになりますので、そういったものについては、そこの本数というか、状況を見ながら翌年に回してそれをやるとか、そういった対応でもって年度内に処理ができない部分がございますので、そういうことで御理解をしていただければと思います。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) 大分細かくお答えをいただいて、先々までお答えをいただきまして、ちょっと重複するかもしれませんけれども、お許しをいただきたいと思いますが、何でこんな質問をしたかと申しますと、委託業者は入札時に発注された本数しか処理しないと思うんですよね。そして、処理をした立米の請求となるわけですけれども、取りまとめから、そして発注、処理をするまでの間に相当な時間がかかると思うんです。  ですから、その間に発生した新たな被害木は、その年度内に取り残されるんじゃないかと、私こんなふうな心配をするんですけれども、委託業者への発注方法について質問いたしますけれども、どこの場所に何本お願いしますと、こういうふうに発注すると思うんです。処理をする際に注文以外の新たな被害木が見つかったならば、それを含めて処理をしていただいてですね、出来高で請求をしていただければ、その年のその年度の処理残しは大分減るんじゃないかと、こんなふうに思うんですけれども、どのような発注システムになっておるか、その辺をお伺いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 業者の決定につきましては、例えば鼠穴で30本ですとかという発注形態ではございません。村内における松くいの伐倒薫蒸処理を1立米当たりの単価契約として結んでおりますので、先ほど議員さんおっしゃられた、心配している、例えば30本が60本になって、その30本分プラスをどうするのかという心配をしていると思うんですが、一応、立米計算で行っていますので、30本から60本にふえれば、その分まで処理をしていただくと。  ただ、処理本数が多くてできないという部分につきましては、そういうことも考えられるわけですが、今現在のところでいきますと、県に補助申請の内示をいただいた中の予算内で完了しているという状況ですので、そういった心配は今のところございません。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) わかりました。そういう形態だったら安心なんですけれども、さらに細かくといいますか、落としのないようにといいますか、先々見込んでそのような発注をお願いしたいと思います。  年間、山を見ておりますと、処理してすっかりきれいになったなという感覚がないんですよね。いつでも必ずどこかどこかにあるんですよね。ということは、処理をしたんだけれど、すぐにまた新たなものが発生したと、こういう解釈をしていいわけですね。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 今の点ですけれども、じゃあ例えばの話、ここのエリアを5本処理します。実際の形態をちょっとお話しさせてもらうと、そこの業者が周りをまた見渡して、テープがついていないけれども、松枯れを起こしているというものについては、そのときに処理をさせてもらってございます。それは先ほど言った立米の計算でやっているものですから、そこの写真をきちんと撮りまして処理をしていると。二度手間がないようにというような形で考えていただければいいと思います。ただし、先ほどお話ししたように、この時期に、6月にやったんだけれど、10月、11月のときに、また近くで被害木が出るというような形もありますので、そういった形で業者については周りをまた見ていただいて処理をしているというのが現状でございます。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) わかりました。そういうことでしたら安心ですけれども、早い話がイタチごっこみたいな雰囲気はあると思います。さらに細かくお願いしたいと思いますけれども、いずれにしても早いときの処理が結果的にはお金がかからないで済むんだと、こんなふうに私は思っておりますので、よろしくお願いをしたいと思っております。  実施計画によりますと、今後毎年1,530立米の処理を見込んでおるんですけれども、国庫補助なり衛生伐補助は出来高によるものですか、それとも前もって、このくらいの予定量でお願いしますという申請でしょうか。その辺をお伺いしたいと思いますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 実施計画の折には、その当時立てたときに一番やっぱり発生していたときだと思います。それが先ほど議員さんの中にもありました樹種転換をやったり、いろいろな部分で今回の補正の中でも、専決の中でもお話ししたとおり、当初大量に見込んでいたものが少なくなったというのが現状です。ですから、県の内示額に示されたもので予算の中でやっていくには、最終的に実績報告というものに基づきまして処理料を支払っていくと。また、県のほうにも補助申請をしていくと。そういった形になっております。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) わかりました。もともと1,530立米を見込んだ予算ですので、精いっぱい使っていただいてですね、70%から75%の補助率、よろしくお願いしたいと思います。  最近、川西地区の皆さんがですね、城山から北和田地区、それから滝の沢周辺、それから神源田の我が近所を見回して、いよいよこの辺もえらいことになるねと、こんなことを言ったという声も聞いております。  質問しますけれども、馬羅尾線から青崎線といいますか、林道馬羅尾線から村を南北に分けて、南北の違いを把握しておられますか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) こちらも業者のほうから処理した被害木を地図に落としてもらったのが、うちのほうではありますので、そちらのほうから言いますと、一応南北にその位置で分けるということであれば、村内全域に広がっていて、大体北と南、今もう50%50%くらい、どこの地域でも松枯れが発生している状況でございます。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) 今、50%50%、大分北にも広がったという解釈だと思うんですけれども、先ほど川久保地籍の話をいたしましたけれども、松川村に松くい虫が飛び込んだ時期、壇行橋の近くに2本だけだったんですよね。それが今や私が話したとおり、10年余りでですね、城山から滝の沢、北和田、そしてこちらから見えない北和田の沢まで大変な広がりを見せております。隣接する常盤の西山地区のお宮、八王子神社といいますか、そこにも飛び込みまして、社の立派な松が何本か枯れてございます。そしてまた、国営アルプス公園のほうにも広がりを見せております。  私は、松川村に初めて松くい虫が飛び込んだころ、松くい虫は安曇野市のほうから伝わってきたものだと。安曇野市の対応の遅さを恨んだりもしたものでございますけれども、大町の被害は松川村から移ってきたものだと大町の皆さんに恨まれないように、ぜひよろしくお願いをしたいと思うところでございます。  それから、私、平成27年だというふうに記憶しておりますけれども、寄って停まつかわ、それから松川中学校の庭の松、時期は少し違うかもしれませんけれども、川西の一本松等に樹幹注入をお願いして、実施していただきました。  注入した薬剤の種類によっても違うでしょうけれども、私の認識では5、6年というふうに認識をしております。薬効を調べて、残留を調べていただいてですね、さらに継続する予算をお願いしたいと思うところでございますけれども、いかがですか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 議員さんおっしゃられるように、中学校の松と道の駅の松ですね、それぞれ27年度事業の中で28年の3月に実施をしております。樹幹注入した薬剤なんですが、効用年数は5年ということになっておりますので、来年または再来年のそのときあたりが、もう期限が切れるというか効力が切れる時期になっておると思います。  樹幹注入した松を見ていただけるとおわかりのように、松枯れをまだ起こしておりませんので、そういった保護をしながら整備をしていくというのは非常に大事なものだと思っています。また、それを実施計画等に反映させながら対応のほうをしていきたいというふうに考えております。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) よろしくお願いをしたいと思います。まとめにですね、村長にお答えいただきたいと思うんですけれども、先ごろ庁議室でも伺ったところでございます。松川村から「松」をとったら「川村」になっちゃうんだと。その続きをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 「川村」にならないよう、「松川村」で努力したいと思います。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) よろしくどうぞお願いをいたします。松くい虫の関係は以上で終わりますが、続いてB級グルメの普及ということについてお伺いしたいと思います。  昨年の秋でしたか、北アルプスブランドの一環としまして、それぞれの自治体でB級グルメをつくろうという運動がございまして、松川は黒豆コロッケということで認定をされました。発案者は大変な御苦労があったと感じるものでございますけれども、それぞれの自治体でB級グルメをつくろうという目的を教えてくれませんか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 北アルプス山麓ブランドの認定品を利用したB級グルメをつくることによりまして、認定品のPRまたは浸透、それとあと市町村の魅力の再発見につなげて、地元とか来訪者の方々に愛される調理品として、地域活性化に寄与することを目的として各市町村で共同、それぞれやったわけでございます。うちのほうは8月3日に審査を行いまして、黒豆コロッケが決定したという状況でございます。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) 今お答えいただいた以外にも、やっぱり黒豆の栽培普及ということも入るんじゃないかと、こんなふうに思っておりますが、私もいただいたことがあるんですけれども、なかなかのお味だというふうに私は感じました。もちろん食品ですから、それぞれの好みもあろうかと思いますけれども、何よりも手軽さがあり、手に持って歩きながらでも食べられるということで、これから行われますふるさと祭りあたりでも、発売すれば結構いいんじゃないかなと、そんなことを思っているんですけれども。  せっかくの発案の商品ですけれども、これをもっと広く村民に知っていただいたりですね、地域の皆さんに知っていただいて、広く普及をできたらなと思うのでございますけれども、もちろん行政でつくるわけにもいきませんし、つくる特定の業者を応援するわけにもいきませんけれども、何か手助けする方策がありましたら、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) せっかくできたB級グルメですので、広く村民の方とか、また県外者、また観光客の方に知っていただきたいというふうに担当としても思っております。普及に関してですけれど、30年度は先ほど言いましたように8月3日に決定になったということもありまして、村や県の開催イベントでもって、村でいきますと収穫祭には振る舞いをさせていただいたと。それから、酒蔵祭りのイベント会場では販売をさせていただいて、そういったもので広く村民の方にまず知っていただくという機会をつくっております。  また県のほうも、あるときを捉えまして、村長とまいりました。東京のほうに行ったときにも、エージェントさんたちにB級グルメを振る舞ったりして、そういったことで知名度を上げていきたいというふうなことをやっております。本年につきましては、ふるさと祭りも今、計画をされている、各地区であると思うんですが、その中の一環として取扱店が出ていただければありがたいなと思っております。  それから、村のほうは販売促進、B級グルメを応援するという意味で、今年度の予算でもう既にのぼり旗、B級グルメ黒豆コロッケというのぼり旗をつくって、その取扱店につきましては2枚ずつ配布をして、そういったことで、のぼり旗を立ててくださいと。そんな店舗が何軒か出るように、うちのほうも商工会を通じまして努力しているところであります。  そんな形をやりながら、今、大北の5市町村を含めまして、北アルプス山麓農畜産物ブランド運営委員会というものがあるんですが、そちらのほうで普及についてスタンプラリーを実施していこうではないかというようなこともしていますので、そういった機会を捉えて広く周知していきたいというふうに考えております。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) わかりました。よろしくどうぞお願いしたいと思います。  続きまして、ちょっと細かい質問で恐縮でございますけれども、この定例会が終わりますと、いよいよ暑い夏を迎えるということになって、夏祭り、ふるさと祭りが近くなってくるわけでございますけれども、そんなことから質問いたします。  消えてしまった歌「安曇野よいとこ」ということでお願いしたいと思いますが、村制施行130年記念に村歌をつくろうという計画も多数の応募があり、順調に進んでおると聞いておるところでございます。また、たくさんの応募で審査員が苦労するんじゃないかという話も聞いておるところでございますけれども。  ふるさと祭りも今年で37回ですから、大分昔の話になりますけれども、当初、祭りに花を添えようということで、村で歌をつくりました。村と言っていいのかな、これ商工会も絡んでいましたので、ちょっとはっきりしないんですけれども、1つは今定番となりました「信濃松川ふるさと音頭」であります。この曲は村内の方の作詞でございまして、とても親しみのある曲なんですけれども、あわせてもう1曲ですね、軽快な曲をということで、「安曇野よいとこ」という曲がつくられました。サンバホイッスルの入りました軽快なサンバのリズムでありますが、ここが本会議場じゃなかったら歌って聞かせてもいいんですけれども、そうもいきませんので。  高瀬川の花火大会の折にですね、私も毎年行くんですけれども、河川敷に行くんですけれども、池田町と松川村の曲が同時に流されます。池田町の曲は「てるてる坊主」の歌と、それからサンバ調の曲が流れるんですね。そんな折にその曲を聞いておりますと、松川にだってサンバの曲があったのになという思いがして、何か悔しい思いがいたします。  「安曇野よいとこ」は、北安曇のすばらしいところを折り込んだ曲であります。「安曇野よいとこ、安曇野よいとこ」というふうに繰り返しが入るんですけれども、お盆の13日には外へ出た人も帰ってまいります。外部の人も訪れると思うんですけれども、1万人復活にはまさにタイムリーな曲じゃないかと、こんなふうに思うところから質問するところでございますが。  それからもう1つ曲がありまして、少し時期は後になったと思うんですけれども、「安曇節」をもっと広い若い世代に親しんでほしいという、こういう目的で、松川響岳太鼓とコラボしまして、「ロック安曇節」という曲がつくられたんですよ。これも軽快なロックですから、軽快なリズムなんですけれども、もちろん正調「安曇節」は正調で、これは結構なことだし、村の宝でもあるんですけれども、今申しました「安曇野よいとこ」なり「ロック安曇節」が現存いたしますか。あったとするならば、ちょっと聞いていただいて、その上で、これはどうもふさわしくないということになれば没でも結構なんですけれども、私はもう一度聞いて、みんなで親しめたらなと、こんなふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 今現在あるかということで、今言った「ロック安曇節」というのが多分、響岳太鼓とJのもんもん組というものがコラボしまして、新調「安曇節」の「安曇節レボリューション」という、そちらについてはうちのほうでCDというか、ありましたので聞いてみました。確かに波長のいいものなので、流していけるんではないかというふうに思っております。  もう1個の「安曇野よいとこ」というのは、今現在ちょっと調査をしておりまして、今現在どういった歌なのか私はちょっとわかりませんので、わかりましたらまたお知らせをしていきたいというふうに思っております。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) しばらくの期間、流れたんですよね。会場とかで流れたことがあるんですけれども、その後、行方不明ということでしょうか。またよろしくお願いをしたいと思います。  それから質問、移りますけれども、区長会のあり方についてということで質問させていただきますが、私たち議会は毎年、区長の皆さんと意見交換会などをする機会を設けております。区長さんは区民の皆さんの代表でもあり、区が抱えるさまざまな問題を持っていらっしゃいます。行政区再編の問題、それから自治組合の問題、雪かきなど生活にかかわる問題、それから村単ではかなわぬような大きな問題、自主防災等々、さまざまであります。  私たちの議会との懇談会の中で、そんな話を伺うんですけれども、執行権のない私たちは、やりますとか、こうしますとかという答えは出せないわけであります。ただ話を聞くだけでして、お互いに悶々とした何か消化不良みたいな感が残るものとなってしまいます。もちろん私たちとの話し合いは決して無駄ではないわけでありますけれども、ともに考えていかなければならない問題もございます。それと区長会は総務課と直結した機関でありますので、議会としては余り介入すべきではないという感も思っておるところでございます。  質問いたしますけれども、年に数回、区長会を開催されると思うんですけれども、その会議の内容をお知らせいただきたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 総務課長。 ◎総務課長(白沢庄市君) 現在、年6回開催してございます。その中で、まず最初にですね、区長さん2年ごとにかわるものですから、一番最初の4月については各担当、理事者を初め担当課長全員出ましてですね、各課でやる事業とか、そういうのを説明させていただきまして、これからよろしくお願いしますという形で始まりまして、あとはそれぞれ募金でありますとか、この後、先ほど言ったふるさと祭りでありますとか、村の行事、また冬になると除雪でありますとか、それぞれその折に触れて担当課からお願いすること、また報告したいことを区長会に出してやっているところでございます。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) 今お答えいただいたとおり、いわば事務連絡的な会だと思うんです。先ほど私が申し上げたような問題を、直接、担当課と打ち明けるような場が私は欲しいと思っているんですけれども、その辺のところを設ければどうかなと、こんなふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。  それから区長の皆さん、お勤めをしながらの方もいらっしゃるというふうに聞いておりますので、スケジュール的に無理のないような形の中で、そんな意見交換の場ができれば、日ごろ思っていることを打ち明けて少しでも心も晴れるだろうし、また改善もされていくんじゃないかと、こんなふうに思うんですけれども、いかがでございましょうか。 ○議長(平林寛也君) 総務課長。 ◎総務課長(白沢庄市君) 当然、区長会の折には、各区長の皆様からそれぞれ要望があった場合には聞いて、必要であれば担当課につないで、どのような形でやるかということは協議してございますし、区の中でもさまざまな部会がございます。例えば土木部会であれば道路の改良の要望だったり、除雪のときの相談であったりとか、それぞれの各部会もありまして、区の中でそれぞれ問題があった折に、その都度必要な部会で、各課がやっている部会のほうでも相談なり話は出てまいりますし、総体として区全体の中での要望があった場合には、やはり区長会で出てきますので、その折に触れて必要ならば担当課とも話し合って、総務が代表してお答えしたり、担当が出てきていただいてお話ししたりというような形の機会を設けてございますので、いいかなと思っていますが、まだそういう要望があるようでしたら、区長の皆さんとお話をもう1回聞いてですね、そういうことも御意見いただきましたが、どうでしょうかと、さらにもう1回聞く準備もございます。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) ぜひそんな形でお願いしたいと思いますけれども、私、区長の経験ないんですけれども、経験者にお伺いすると、ちょっと失礼な言い方ですけれど、事務連絡的な会に過ぎないというような言い方を伺ったもんですから、何か意見交換の場ができれば、あえてそのための場をつくっていただければですね、いろんな日ごろの悩みが区長さんから出るんじゃないかと、こんなふうに思って発言をさせていただきました。  私たち議会は、さきに議会基本条例を制定いたしまして、あわせて申し合わせ事項がございましたのを明文化しておりました。第96条で、議会は行政区からの請願等は一切扱わないというふうに定めてまいりましたけれども、これは今お話ありましたとおり、道路の問題、水路の問題、衛生の問題等々、混同しないようにということで、そういう面では行政とも直結されておりますので、混同しないようなということで96条を定めたところでございますけれども、このほど陳情・請願は誰にも与えられた権利であると、こういうような話もございまして、この項目を、96条を抹消いたしました。今後は区からの陳情・請願も受け付け、区と議会ともに歩みたいと、そんな機会もあろうかと、こんなふうに思っておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。  続きまして質問ですけれども、このごろとんでもない事件・事故が相次いでおりまして、きのうも刃物を持った人にお巡りさんが刺されたと、それから刃物を持って無差別に人を刺して、幼い子供が巻き込まれると、こんなような事件もございました。それから、歩道を歩いている子供の列に車が飛び込んだり、保育園児が歩道を歩いてお散歩しているところへ車が飛び込んだり、そんな痛ましい事故が相次いでおるところでございます。  私たちはささいなことからも子供たちを守らなきゃいけないだろうと、そんな観点から質問をさせていただきます。小学校の敷地なんですけれども、歩道側にですね、体育館のほぼ南外れのあたりになるんですけれども、1本の標識がございます。よく見ましたら、お兄ちゃんが幼いリボンをつけた妹と一緒に2人で歩いているという絵柄なんですけれど。学校の正門の前にも新しいのが1本、良い子の店の前にあるんです。同じ絵柄なんですけれども、新しいものは青地に白抜きのものなんです。今、私が申し上げたのは黄色地に黄色の絵なんですよね。しかも、それも大分色あせておりまして、言葉悪く言えば半世紀も前の雰囲気がするんですけれども、これはごらんいただいてですね、できれば新しいものと、先ほど私が申し上げましたとおり、子供を事故から守る面で新しいものと交換をしていただければと、こんなふうに思うところでございますけれども、いかがでございましょうか。質問いたします。
    ○議長(平林寛也君) 建設水道課長。 ◎建設水道課長(太田健一君) 先ほど御質問ありました看板の件でございますが、確認しましたところ、道路管理者であります大町建設事務所が設置した警戒標識、これは「学校等あり」でございます。設置者のほうへ対応を要望してございますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) じゃあごらんいただいて、あれはもう大分古いものだということで認識いただいたわけですね。要望していただいたということで、よろしくお願いいたします。  あわせて教育委員会のほうにお願いしますけれども、それが新しくなりましたら、今わずかに植え込みで隠れているような状況がありますので、その辺も御留意いたけたらと、こんなふうに思っております。よろしくお願いしたいと思います。  以上で終わります。 ○議長(平林寛也君) これで、更に元気な松川村をの質問を終わります。  以上で、6番勝家 尊議員の質問を終わります。  ここで、1時5分まで休憩します。                                  午前11時35分 休憩                                  午後 1時05分 再開 ○議長(平林寛也君) 再開します。  続いて、順位3番、大和田耕一議員の質問前に皆様にお知らせをいたします。大和田議員より資料配付の要望がありましたので、これを許可してあります。  それでは、4番大和田耕一議員の質問事項、歴史的文化財の保存と育成の質問を許します。大和田議員。 ◆4番(大和田耕一君) 午後1番目となります。皆さんが眠くならないよう頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  先ごろ人事異動がありまして、教育次長も交代になった影響か、今回の一般質問は教育関連が多いように思います。私も次長を激励する意味で質問させていただきます。  松川村には太古の昔より人が住み、生活を育み、文化を育ててきた長い歴史があります。そのさまざまな歴史的な文化財の保存・活用について伺いたいと思います。  昭和52年に村の文化財保護条例が制定され、文化財審議会によって調査研究がなされ、平成16年に「松川村の文化財」として、この冊子が編さんされたと承知しております。その後、松川村収蔵庫が追加され、平成25年に再編され現在に至っています。ちなみにこの「松川村の文化財」は1冊1,000円ですので、議員の方でお持ちのない方がいらっしゃいましたら教育委員会までお願いいたします。  当時の村内には、相当な有識者の方々がおられたんだと思います。それらの先生方も今は御高齢になられたか、お亡くなりになってしまわれたか、その後の歴史的に貴重な文化財に対する調査研究の進捗がよくわかりません。平成24年には、松川村収蔵庫が登録有形文化財としての認定は受けているわけですが、そこでお尋ねします。平成16年以降の調査研究の進捗、記録などがありますでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) それではお答えいたします。調査研究という関係では、最近では昨年、村内の神社所有の絵馬について、村文化財として指定できるかどうかの調査を行いました。また平成20年度から昨年まで、安曇節の榛葉太生文書といいますが、その文書の解読、整理を行ったところでございます。 ○議長(平林寛也君) 大和田議員。 ◆4番(大和田耕一君) 続いてお尋ねしますが、文化財審議委員会はどのタイミングで何回開催されているでしょうか。また最近の審議会での検討課題などがありましたらお答えください。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 審議会は、教育委員会が文化財の指定、保存及び活用または指定の解除に必要な事項を調査するときに開催をしております。ですので、タイミングとしては必要なときに開催をする内容でございます。最近といいますか、開催した記録を見ますと5年前になりますが、平成27年度に1回開催をし、村内の指定文化財の所在場所の変更の2点について審議のため1回開催をしておりますので、最近については開催をしておりません。 ○議長(平林寛也君) 大和田議員。 ◆4番(大和田耕一君) 続いてお尋ねしますが、文化財保存に関する予算というものは毎年どのくらいを見込んでおられるのでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 年によって変動があるわけでございますけれども、直近の5年の決算の内容で平均しますと270万円くらいになります。ただ、少し内容を説明させていただきますと、保存等の工事がありますと大きくなる年がありました。ですので、工事のない年は保存と管理が主な内容の予算になりますので、そうすると約120万円くらいが平均の予算になるかと思います。 ○議長(平林寛也君) 大和田議員。 ◆4番(大和田耕一君) 大体120万円くらいということのようですが、それが多いか少ないかは私もちょっと判断しかねるんですが、直近の5カ年で見ると審議委員会が開催されたのは1回だけという答えでした。しかも今の答弁では、調査研究が活発に行われたというふうには思えません。調査したものの歴史的な文化財に関しては、実質手つかずというふうにうかがえます。  それでは、収蔵庫を除く歴史的な文化財を教育の場ではどの程度活用されているのでしょう。また、子供たちとふれあう機会はどの程度あるのでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) まず小学校では、6年生の歴史学習の一環として祖父が塚古墳や桜沢遺跡の見学を行っておりますし、3年生は地域学習として遠足や村内めぐりに出かけた際に神社等を訪ねております。また先ほどの関係で、昔の暮らしの学習では収蔵庫を見学しておりますし、安曇踊りの練習も小学校は行っております。これも文化の継承だというふうに考えております。  また中学校では、先ほど議員さんおっしゃった「松川村の文化財」をもとに、社会科の時間に縄文時代を学ぶ桜沢遺跡、有明山遺跡を、仏教伝来のときには弥勒菩薩を題材として勉強をしております。またちょっと今後の予定も学校に聞いたところ、するようでございまして、「松川村の文化財」を英訳して、鹿港鎮と中学との交流時に松川村の紹介に使っていきたいというふうに考えているそうでございます。 ○議長(平林寛也君) 大和田議員。 ◆4番(大和田耕一君) 引き続き子供と文化財とのふれあいの機会を豊富にしていただきたいと思います。これは大事なことなんですが、ある統計によりますと、小中学校で地元の歴史教育を積極的に取り入れたり、ふれあう機会の多かった子供たちは、そうでない子供たちに比べ大人になってからのUターン率が格別に違うそうです。いずれにしても、子供たちに自分たちが育つ村の歴史を教えるということは我々大人の責任でありますし、大切な郷土の歴史を絶やさないということを後世に伝えるという意味でも重要であると思います。  さて、先ごろ民間の有志の方々が神社の絵馬を見事に再生されました。それは見事としか言いようがないのですが、お聞きすると、地域づくり支援金と村からの補助金でなし得たそうです。ただ、お金だけの問題ではなく、それに費やした御苦労は並大抵ではなかったようです。さて、これは民間レベルでやることでしょうか。教育委員会や公的機関が主導してやるべきことではないでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 文化財保護の村の条例の中で、村の文化財の保護は村の責務でもありますが、村民の皆さんの責務ともうたってあります。今後も協働で協力しながら、保存及び活用が適正に行われるように努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(平林寛也君) 大和田議員。 ◆4番(大和田耕一君) 確かに今御答弁いただいたように、松川村文化財保護条例、これに掲げる目標にはですね、村は村民等との協働により文化財の保存及び活用が適切に行われるよう努めなければならないとうたっております。  それでは今後のことなんですが、その歴史的文化財をどのように活用していくのか。また具体的なビジョンがありましたらお聞かせください。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 引き続き保存や継承に重点を置いていきたいというふうには考えておりますが、村民の皆さんと協力して御意見を聞きながら、活用も考えていきたいと思っておるところでございます。  具体的な例を1つ挙げますと、収蔵庫でございますけれども、農具・民具の展示が完了いたしました。今後、一般公開や小中学校での昔の農業生活の教材として活用していきたいと考えております。また、先日の民泊のときも早速見学に御利用いただいておりますので、そういった活用をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(平林寛也君) 大和田議員。 ◆4番(大和田耕一君) 積極的に文化財の保護活用ということは考えていただきたいと思うんですが、昨今は教育という幅広いジャンルの中で、幼保の教育とか小中学校への設備投資とか人的投資に多くの費用が必要な時代になっています。それはここ近年見ても教育にかかる費用というのは非常に大きいわけですけれども、我々議員もですね、どうしてもその辺の目に見える現在進行形である教育現場の進捗にばかり関心が行きがちです。教育委員会の対応も大変だと思います。お察しします。  しかしながら、郷土の歴史教育、こういうものは決しておろそかにしてはいけないものだと思います。なぜなら今ある教育、それから私たちの日々の生活、それらは全てその歴史の上に成り立っているからです。村制130周年、さまざまなイベントの企画が予定されました。結構なことだと思います。村歌の制定がこれほどの反響を呼び起こすことは想像もしませんでした。驚きの効果が出ました。  しかしながら、何周年という節目はですね、そこに至る歴史を振り返り、その時々の出来事に思いをはせ、今私たちがここにあることに感謝をし、これからの未来に思いをはせる。村長も先日、マスコミのインタビューに同じように答えられておりましたが、これが本来の趣旨だと思います。映像によって歴史を振り返るという企画があるようですが、どうもお祝い事の企画ばかりが目立って本来の趣旨が寂しいのが残念でなりません。  単に松川村にも文化財があるんだとか、こんな立派な文化財の冊子をつくったんだとか、それで完結してしまうのではなくてですね、歴史的文化財の保存と活用、この分野について教育委員会の中でのウエートをもう少し重みを置いていただいて、持続可能なシステムというものを構築していただきたいと思います。  以上で文化財関連の質問を終わります。 ○議長(平林寛也君) これで、歴史的文化財の保存と育成の質問を終わります。  続いて、質問事項、観光振興に対する姿勢の質問を許します。大和田議員。 ◆4番(大和田耕一君) 私は議員になって以来、一貫して観光振興の必要性というものを訴えております。これからの松川村のあり方を考えたときにですね、いかに村外の人に訪れてもらうか、そういう村づくりがどうすればできるのかということが重要なポイントだと思います。  その意味で、村の観光への姿勢について伺いたいと思いますが、お手元にお配りした資料、まずこれを見てどんなふうに思われますでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 写真を見ますと最新情報を発信する上ではふさわしくないものだというふうに感じております。 ○議長(平林寛也君) 大和田議員。 ◆4番(大和田耕一君) そのとおりですね。説明をしますと、まず1番の写真は駅前、安曇節会館前に設置されています村内の観光案内看板です。5、6年前に廃業したハロー安曇野とんぼ玉美術館の案内が長い間掲示されたまま放置されていました。私は3月定例会でこの質問をするつもりでおりましたので、この1番の左側の写真は2月に私が撮影したものです。その後ですね、慌ててちょっと白く塗り潰したようなんで、それが右側の写真のようです。ですから、もちろん右側の写真はただ塗り潰しただけですので、トットちゃん広場とか、その後できた新しい施設は全く載ってもいません。  2番目の看板ですけれども、この左側の写真はこの道を上がっていって山麓線とぶつかったところにある標識看板です。いまだにハロー安曇野は営業中のようです。この右側の写真は馬羅尾に上がってくる道のところに設置されている看板です。これもかなり古いときの状況のようです。  それと3番ですが、これは見た方もいらっしゃると思います。松川駅のホームにある国指定文化財の弥勒半跏像の看板です。よそから訪れた人がですね、これらの看板を見て思うことはどんなことだろうなと思います。  私は松川村民の1人として非常に恥ずかしく思います。住んでいる私たち当人は余り気がつかないんですね。しかし、初めて松川駅におり立った方、観光客の方だろうと思うんですが、よくこの看板を見たり写真におさめておられます。我々もそうですが、普段自分たちの生活圏以外のところに旅行に行ったりとかしたときは、どうしても看板だとか案内板は見るわけですよね。そういう考えでいけば外から来た人は必ず見ているんです、この看板。せっかく大糸線の利用促進に活動されたり、松川駅を愛する会の皆さんが駅の掃除をして花壇にきれいに花を飾ってもですね、肝心の観光客を受け入れる体制がこれでは台なしだと思うんです。  ちょっと話が飛んで申しわけないんですが、先ごろ製作されたユーチューブで流れている村内PRのCD、このでき、すばらしいですね。私も感激しました。やはりプロの腕は違うなと思いました。これ見た人はやっぱり一度は松川村というところに行ってみたいなと思うでしょう。あのCDですね、もっと活用しませんか。例えば、この役場の庁舎ロビーでエンドレスで流すとか、それから駅の待合室やすずむし荘のロビー、それから寄って停。とにかく人が集まる場所で流す工夫というのはできませんでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 作成したプロモーションビデオの映像でございますけれども、今現在インターネットだけで流れている状況でございます。そのデータ的なものは、今後海外での商談とか、そういったものに持っていけるようにデータはこちらのほうで保有をしております。  先ほど提案ありましたように、すずむし荘と寄って停におきましては、Fun Spaceのほうと調整をしてできた4月の後半ですか、そういったものを常時流せるようにお願いしているところですが、今現在はまだ流れていない状況なので、早く流れるようにまたやっていきたいなと思っております。  それから、駅の待合所とか観光案内の部分等、いろいろあるかと思うんですけれども、役場庁舎という、そういった部分で村をPRできるように、これからも対応をしていきたいと思っておりますので、十分活用をしていきたいと思っております。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 痛いところを突かれました。この写真の1番、2番につきましては早急に直します。3番につきましては、これは村のものではありませんので、互助会の皆さんと話をしながらですね、どうするかを今後検討していきたいというように思います。以上です。 ○議長(平林寛也君) 大和田議員。 ◆4番(大和田耕一君) 今、村長から御返答をいただきました。CDのことをどんどん進めていただきたい。CDのできがすばらしいだけに、観光客の方が、そのCDを見て来られた方、この看板を見たときに真逆のイメージを受けるわけです。今の時代、そういうちぐはぐなことが、すぐおもしろがってですね、SNSとかそういうものに載せられちゃう。そうすると瞬く間に拡散して松川村のイメージというのはダウンしてしまいます。観光振興という意味では、これは基本中の基本だと思います。今、村長もおっしゃられたように、看板、これ設置者も所轄も違うと思いますが、見る人にとっては全て松川村の看板なんですね。今、村長からお答えをいただきましたので早急の対策をお願いしたいと思います。  さて、とかく観光開発とか観光振興というと、大規模資本の導入だとか乱開発ということを思い描いてしまうんですが、今、皆さん御存じのように、白馬村とか小谷村では通年リゾート化を目指した多額の観光資本が投入されています。外国資本による一流ホテルの参入もありました。乱開発だとか大規模資本といっても、残念ながら松川村にはそれほどの独自の資金もありませんし、業界大手が興味を示すというほどの魅力もないと思います。  そこで提案したいのがですね、今ある村の宝を再認識して観光資源にできないかということです。例えば1つとしては、先ほどお話しした村のPRCDの中でも非常に魅力的に映し出されていた歴史的文化財、これを整備して歴史探訪の観光コースを設定するとか、トレッキングコースでは一部取り入れているようですが、もっと充実したものにしたらどうかと思います。  2つ目にはですね、この村内では4カ所の城跡、城址があります。それぞれを再調査、整備してトレッキングコースにするとか、このうち1つは西山城址ですが、これはお隣の常盤の西山地区の方々が整備をされておられるようです。でも、あと残る3つ、村内に在住する城跡は、ちょっとこの文化財の中には地図まで出ているんですけれど、登り口も何も今はわからないというような見捨てられた状態になっているようです。これも我々村民は気がつかないんですけれども、都会の人にとっては非常に魅力的なものなんですね。有名な国宝松本城だとか姫路城だとか、そういうのもそれなりの観光資源として観光の人気はありますけれども、今非常に静かなブームは、こういう埋もれている城跡、そこからその当時の歴史を知ろうという。今、城だけに限らずですね、御存じの方もいると思いますけれど、若い女性の方に刀のブームが非常に今来ているんですね。そんなこともあるので、ぜひこれも考えていただきたいなと思います。  それとCDの中では細野駅、北細野駅の無人駅ですね、これが非常に哀愁っぽく映されているんです。これも都会の人にとっては、無人駅というのは独特の魅力があるようです。これを利用してですね、例えば松川駅からちひろ美術館と、それから神社、こういうものをめぐって、帰りの乗車駅を細野駅だとか北細野駅、それで乗り捨て可能な貸し自転車のサイクリングコースをつくるとか、これを進めていく。さらに今お話ししたような3つの提案の中にですね、インスタ映えのスポットとか、それからパワースポットとか、そういうものをこっちから仕掛けるわけです。  こんなのはみんな私の単なる思いつきなんですけれども、真剣に松川村の魅力を発信して村の存在感を打ち出そうとするならば、CDに負けない企画力とか実行力をお願いしたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 御提案をいただきありがとうございます。うちのほうでいろいろ今、2、3点ほどの提案がある中で、私たち村と指定管理をやっているFun Spaceとの間でこれからちょっと予定しているものを、若干ちょっとお話をまずさせていただきたいと思います。  こちらFun Spaceの提案なんですが、松川村のフォトロゲイニングというものなんですが、こちらをちょっと話をさせてもらいますと、地図をもとに時間内にチェックポイントを回りまして特典を集めるスポーツということでありまして、今人気が高いものになると。チェックポイントで撮影したものをポイント化していって、その得点を争うと、そういう競技だそうです。そういったものをFun Spaceのほうから提案をいただきまして、2020年度にすずむし荘を舞台に、全国のフォトロゲの愛好家を対象にインストラクターをつけて名所めぐりをやりたいという提案をいただいていますので、そちらについては非常におもしろいんではないかということで、村としても協力していきたいというふうに1点思っております。  それから今度村の関係と安曇野市と共同でやっているわけですが、シェアサイクル事業というものがありまして、こちらにつきましては安曇野市さんのほうで電動アシスト自転車を20台導入いたしまして、山麓線沿いの観光拠点数カ所と、JR駅等にサイクルポートという自転車を置く、貸したりする、そのポイントを設置しまして、周遊滞在型の観光の促進を図ることを目的に昨年から行っております。松川では、今現在はちひろ美術館がサイクルポートに認定をされておりまして、そこに行けば自転車があれば乗っていけますし、そこで返すこともできるということで、今年は4月の1日から11月の30日まで実施をしていく中であります。  そういった安曇野市の協力のもと、利用状況等結果を見ながら、さらなる観光資源というか、そういったものが有効に使えるように検討していきたいというふうに考えております。提案については参考にしながら開発、開拓をしていきたいというふうに考えています。 ○議長(平林寛也君) 大和田議員。 ◆4番(大和田耕一君) ぜひ関連する担当課も一緒になって盛り上げていただきたいと思います。  ちょっと話は変わっていきますが、松川村では農業を基盤として、その振興ということには長年の努力を積み重ねています。しかし、農業という枠組みの中だけで完結しようと思っても、なかなか難しいのが、もうここまでやってきた現実です。最近ではですね、農業プラスワンという考え方が広く叫ばれています。村でも農家民泊、それからリンゴの木オーナー制度などが行われているわけですが、それ以外に農業プラスワンというところで考えていることはありますでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 考えているということなんですが、今現在うちのほうで検討している部分がありまして、そちらは先ほどの質問の中にもありましたが、松川村の文化とかですね、あと伝説、あと民話等につきまして新たな観光資源に取り込めないかというものを、今、昨年度の後半からそういったものを模索しているところでありまして、決まれば実現化に向けて頑張っていきたいというふうに考えております。今の現状ではそんな状況ですのでお願いします。 ○議長(平林寛也君) 大和田議員。 ◆4番(大和田耕一君) ぜひ模索だけで終わらずに実行に移していただければと思います。  先ごろですね、新聞各紙で報道されましたけれども、村内で実施された農業プラス福祉の実践。これも農業プラスアルファの考え方です。村の農業法人と池田町の福祉法人による、いわゆる農福連携の米づくりということです。ここでつくられたはざかけ米は、民間の通販会社によって付加価値をつけて販売されるということです。いずれは畑作物にも取り組みたいということだそうです。  つまり農産品の質だとか収穫量だとか、こういうものは農業の枠組みの中で研究・努力していただくわけです。しかし、どうあがいても村の面積、ここから出てくる収穫量というのは、もう限界があるわけです。そうしたら今より収益を上げるには、やはり農業プラスアルファということによって付加価値をつけていくのが正当な考え方だろうと思います。  私がそれで提案したいのは農業プラス観光ということなんですが、むしろ農業と観光の融合と言ってもいいかもしれません。先ごろの新聞でもうリリースされてしまいましたので、最終日の追加議案を待たずに名前を挙げてしまいますが、今回村が取得予定のハロー安曇野跡地から、ちひろ美術館に至る山麓線沿いは最も適地だと思っています。元々農業交流ゾーンとされている地域です。ここにですね、観光農園、観光農場、観光牧場、観光果樹園、これら一帯の集積地が実現すれば、そこからおのずと宿泊施設などへの観光発展、それから農業交流ゾーンにつながる、さらにその上の森林の活用策などが見えてくるはずだと思います。そんな夢を、希望を、行政が主導して描いてほしい。  そこで村長にお伺いします。そんな意味も込めてですね、第7次総合計画における観光振興の重みというものをどの程度捉えていらっしゃるか。今までの第6次計画と同じレベルでお考えなのか、お聞かせください。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) いい提案をいただいておりますので、これからしっかりと考えなければいけませんけれども、観光農業ばかりが松川村の重みでありません。ですので、今までどおり前面に置いて考えていきたいというふうに思います。特に観光につきましては、まだ伸びる余地はあるかもしれません。ですが、松川村は観光だけでは生きていけないというように私は思っておりますので、その点をしっかり踏まえながら第7次総合計画の中で考えていきたいというように思います。 ○議長(平林寛也君) 大和田議員。 ◆4番(大和田耕一君) 今お答えいただきましたけれども、観光ばかりということではなくて農業と観光を融合させて、それで農産品に付加価値をつけて、今売っている価格よりも高く売れるということを考えましょうということなんですが、先ほど質問しました文化財の保存・育成、この課題にしても農業プラス観光の実践にしても、県や国の補助金、助成金というものをうまく活用してほしいと思っているわけですけれども、県の地域発元気づくり支援金の活用というのは可能なことでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 総務課長。 ◎総務課長(白沢庄市君) 元気づくり支援金の対象事業には、教育及び文化の振興に関する事業、特色ある観光地づくり、その他地域の元気を生み出す事業などのメニューがありますので、事業内容によっては補助金の対象になる可能性は十分あると思います。 ○議長(平林寛也君) 大和田議員。
    ◆4番(大和田耕一君) それではですね、ちなみに今年度の地域発元気づくり支援金には、村から何件の申請がありましたか。 ○議長(平林寛也君) 総務課長。 ◎総務課長(白沢庄市君) 松川村の自治体としての申請はなく、松川村分としましては1件申請し、63万1,000円でございました。 ○議長(平林寛也君) 大和田議員。 ◆4番(大和田耕一君) 今年度の交付金の内容が既に発表されていますけれども、大北地域では全部で33事業に総額5,527万5,000円が交付されます。内訳としてはですね、大町市が11件で2,122万3,000円、池田町が10件で1,216万8,000円、白馬村が10件で1,434万3,000円、小谷村が3件で754万円。それに引きかえ松川村は1件、63万1,000円ということです。  村長はよく、松川村の衆は欲がないせいかとおっしゃいます。この結果はですね、そのレベルをはるかに下回っているとしか言いようがないと思うんですが、お聞きしたいと思います。この制度申請に当たっては、行政はどんな指導、誘導をされたのでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 総務課長。 ◎総務課長(白沢庄市君) 補助金制度の趣旨としましては、例年相談会などの開催などについて回覧文書で住民の皆さんに周知を図っているところでございます。また事前相談としては、庁舎に相談に来られた方には採択に向けての指導やアドバイスを行っているところでございます。  行政からの申請については、当初予算査定時に交付対象となる可能性がある事業を抽出し、採択に向けて申請をしますが、補助金ありきの申請ではなく事業ありきの申請となりますので、申請事業がない年度もあります。ちなみに昨年は鹿港の5周年記念とかですね、村の事業でも採択になったことがございますが、令和元年はないという状況でございます。 ○議長(平林寛也君) 大和田議員。 ◆4番(大和田耕一君) いずれにしましてもですね、今回の交付先も地域づくり団体とかNPOなど公共的な団体が28件、市町村行政そのものが5件という内容になっています。つまりですね、これら全てが行政そのものか行政レベルの指導で申請されたということだと思います。今、課長が事業ありきの補助金であると、補助金ありきの事業ではないというお話をしましたけれども、他市町村ではさまざまな事業を計画しているが、松川村は申請に値するような事業を計画していないと捉えられてもおかしくない、逆に言えば。私は以前から申し上げておりますけれども、あらゆる意味で待ちの姿勢ではだめだと。行政から積極的に村内、村外に飛び出していただいて、いろいろな仕掛けをしていただきたい。  最近ですね、先輩諸氏からこんなことを言われました。いつ役場に行っても職員が大勢いてパソコンに向かっているけれど、仕事のやり方が変わってきたのかなと。すぐに用事が足せるのはいいんだけれども、庁舎にばかりいて村の課題は見つけられるか。そのくせ村長はしょっちゅう留守しているみたいだねと言われました。  もちろん村長には重要な対外的業務がありますから、私はどんどんあちこち飛び回っていただいていいと思います。そして大きな成果を持ち帰っていただきたいと思っております。しかし、いかに村長が優秀といえども、村長の体は1つしかありませんので、物理的には限界というものがあると思います。ぜひですね、職員の皆さんが庁舎内にいなくても我々はサボっているとは思いません。ぜひ攻撃的な業務活動で、村民にとって有益となる結果を出していただけるということを期待して、私の質問を終わりたいと思います。 ○議長(平林寛也君) これで、観光振興に対する姿勢の質問を終わります。  以上で、4番大和田耕一議員の質問を終わります。  ここで、2時まで休憩いたします。                                  午後 1時45分 休憩                                  午後 2時00分 再開 ○議長(平林寛也君) 再開します。  続いて、順位4番、10番矢口あかね議員の質問事項、知らない間に、自分の住所に他人が転入した事例の質問を許します。矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 本日私がさせていただく質問は、住民生活を営む中、本人の知らぬ間に起こっていた珍しくて恐ろしい事例についてが1つと、子供を取り巻く環境が日々変化する中、改めて、ともすると見落としがちになる身近な安全面についての2つです。よろしくお願いいたします。  細野区に古くからお住まいの住民の方から連絡をいただきました。聞けば大町警察署から電話があり、お宅の自転車が放置されて見つかったとのこと。御本人は覚えがなく、調べてみると見ず知らずの自転車だったとのことです。その後、医療機関からの通知書が郵送され、我が家の住所でしたが、知らない宛名でした。立て続けに思い当たらないことが起き、役場住民課で調べることになりました。すると、その人物は確かにこの方の住所地に住民票を置いてありました。さらに、付近にある村公共施設浄水苑の外周を囲っているフェンスに、いつの間にか郵便受けが設置されており、宛名はやはり覚えのない法人名が記載され、錠前が取りつけられていました。外から見るときちんと郵便物が配達をされている様子でした。  以上、聞き取りをまとめてみましたが、幾分誤差もあると思いますが、このたびのことはどういうわけなのだろうか。まずは転入届がどのようになされるかをお聞きいたします。 ○議長(平林寛也君) 住民課長。 ◎住民課長(宮澤政洋君) 一般的な話をさせていただきますが、転入や転居等の住民異動届に関する手続につきましては、申請に基づきまして住民登録ができることになっております。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) まさか自分の住所に見知らぬ他人が居住していることになっているとは、御本人は考えもしていなかったと思います。何より、何が目的でどのようなことが起きるのか、不安で恐ろしかったと想像いたします。昨今は電話を媒体とした詐欺が多発しており、警察からの電話も当初は新たな詐欺かもと思われたかもしれません。今回のてんまつについて、想像できる目的も含め、改めて村の立場からお聞きいたします。 ○議長(平林寛也君) 住民課長。 ◎住民課長(宮澤政洋君) 個人的な案件につきましてはお答えできませんが、一般的には、先ほど申し上げましたが、住民異動届に関する手続につきましては申請に基づいて住民登録ができますので、この住所地で申請されれば住民登録がされるというふうに考えております。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 個人情報ということで、ルール違反をした者の個人情報が優先され、被害に遭われた住民の不安が棚に上げられてしまうというのはいかがでしょうか。加えて先ほど申し上げたように、公共施設に郵便受けを設置し郵便物を受け取っていたとのことですが、この状況を村や郵便局配達員は不審に思わなかったのでしょうか。お聞きいたします。 ○議長(平林寛也君) 建設水道課長。 ◎建設水道課長(太田健一君) まず郵便受けの件でございますけれども、期限を定めましてポストを撤去するよう記載した張り紙を行いましたが、撤去されませんでしたので本年5月に村で撤去してございます。なお郵便局側につきましては、私どもではわかりませんので直接お尋ねをいただきたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 幸い、このたびのことは実害はなかったと聞いております。それにしても、他人名義の郵便物や警察署からの連絡があるまで全く気づきようがなかった事例です。転入の際に住民課で防ぐのは難しいですか。お聞きします。 ○議長(平林寛也君) 住民課長。 ◎住民課長(宮澤政洋君) 居住実態の調査等を行うことにつきましては困難でございます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 村の職権で、一連の状況が不法であるという理由で住民票を消除することができるそうです。この消除後、該当者は住所不定となるそうですが、その後はどうなるのでしょうか。また住所不定の状態の住民は、住民と呼べるかどうかわかりませんが、どのくらい存在するのかお聞きします。 ○議長(平林寛也君) 住民課長。 ◎住民課長(宮澤政洋君) その件につきましては、本人の申し出による手続によりまして再度住民登録は可能ということになります。ただ、もし他市町村で住民登録がされたとしましても、その旨に関する通知もなく、こちらには通知がありませんので把握することができませんので、住所不定状況の方が現在どのくらい存在するということは不明でございます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 先ほどのお話に少し戻りますが、生活に困窮してやむにやまれずという村民であれば、場合によっては福祉の観点からのアプローチはされたのかどうなのかをお聞きいたします。 ○議長(平林寛也君) 福祉課長。 ◎福祉課長(原勇一君) 福祉の観点からのアプローチがどうだったかということでございますが、これも福祉課に限ってのことではございませんが、誰が相談に来たですとか、誰に対してアプローチをした等のことは個別の案件にかかわることですので、回答はいたしかねます。  ただ一般論としまして、そのような場合、相談を受けたりですとかアプローチすることはできます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) これも個人情報があるので、村としてははっきり答えられないということです。しかし、その声がけはされていたと聞いております。村としては、福祉面など想定される状況のフォローはしております。本人がそれを受け入れなかったということだそうです。  債権者から逃げる目的でこの方法を使う人もいると聞きましたが、対象にされた住民は大変不安です。状況を把握できてからも気持ちの悪いものです。そんなことになる前に何らか転入の段階でチェックする機能や機会はないのか、繰り返しになりますが、お聞きいたします。また、これについての住民課長の立場で結構ですが、仕事の上で不安を感じたことがないかもあわせてお聞きします。 ○議長(平林寛也君) 住民課長。 ◎住民課長(宮澤政洋君) 先ほども申し上げていますが、この件に関しましてはチェックする方法はございません。ただですね、先ほど議員が申し上げました事案については、例えば郵便物が知らない宛名で届くなど、そういうことなど何か不安となる事象が生じた場合につきましては関係機関ですね、例えば警察等に御相談いただきたいと思っております。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 少し話を変えてみます。村でも転入者に対して自治組合加入を呼びかけていますが、これはどのタイミングで、どの部署でされていますか。 ○議長(平林寛也君) 住民課長。 ◎住民課長(宮澤政洋君) 転入時につきましては、その時点で自治組合の加入の紙をお渡しはしております。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 転入の際に住民課で自治組合の加入もあわせてお伝えしているということでよろしいですか。 ◎住民課長(宮澤政洋君) そのとおりでございます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 松川村に転入してきた方たちや移住希望の方たちと話をしますと、転入者や移住者を地元の人たちは受け入れてくれるだろうかと心配している方が多くいらっしゃいます。転入してくる人に加入を呼びかけるだけでなく、受け入れ側である各区や自治組合も加入促進してはいかがでしょうか。また、既にされている区もあると思われます。自治組合加入促進と今回のような気持ちの悪い事例の防止を、うまくすれば同時にかなえられるのではないかと考えられますが、いかがでしょうか。お聞きします。 ○議長(平林寛也君) 総務課長。 ◎総務課長(白沢庄市君) 当然、先ほど住民課長が申しましたように、転入時では窓口が住民課ですので、お願いしているところでございます。ただ、それ以外の分については総務課が区長会の皆さんと一緒になりまして村のほうでもお願いしておりますし、区長会のほうでも皆さんお願いをしているという現状でございます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 今、総務課長にお答えいただきましたが、同時進行でこれをやることによって先ほど申し上げた事例のようなものが防げる、また自治組合の加入の促進について区長さんや役員さんは何とかしたいと思っていますが、情報が後々になってくるということを捕捉できるのかなと。もし今までやっていらっしゃらないのであれば、ぜひこういう形で2つのことを一緒にできる機会かなと思われますが、これについての検討はいただけますでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 総務課長。 ◎総務課長(白沢庄市君) 一般的な多くの事例で言いますと、転入された方が私どものほうで隣組長さんを紹介したり区長さんを紹介して、隣組に入りたいんですがとか、この区に入りたいんですがというような形で登録される方が一般的には多いということでございます。今みたいな事例というのは、まれではありますが、今のやり方だとなかなか難しさもあるので、この後また総務など関係部署で協議しながら検討してまいりたいというふうに思います。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) ぜひとも検討して、防ぐ方向と自治組合加入率を上げる方向とやっていければなと思いますので、よろしくお願いいたします。  最後の質問です。ふえ続ける空き家が各地で問題になっておりますが、このような物件は一目で空き家だとわかるものですが、空き家をターゲットにしました同様の事例が起きる懸念はないでしょうか。こうなると住まなくても郵便物は受け取ることができてしまいますし、近所に見とがめられなければ空き家に転入できてしまうような、住所的には、気がいたします。このような懸念について、お答えできる部分というのは限られてくるのかもしれませんが、当該住民の方は心配されております。あわせてお聞きします。 ○議長(平林寛也君) 住民課長。 ◎住民課長(宮澤政洋君) 先ほどからも申し上げていますが、チェックする方法がございません。ですので、空き家をターゲットとした同事例が発生する懸念があるかどうかというのも、発生する懸念がないとは言い切れません。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) このたびのことは非常に珍しい事例だったということを住民課でも聞いております。申し出があってからの住民課の対応は適切であったと思われます。今回、該当の住民の方が、できるだけ多くの住民がこういうことも起こり得るのだということを知っておいてほしいというお話でしたので、この一般質問で、ケースクローズではありましたが、改めて住民課にお聞きすることにいたしました。今後もみんなで情報を共有し、安心な暮らしを守っていきたいと思っております。  以上で1番の質問を終わります。 ○議長(平林寛也君) これで、知らない間に、自分の住所に他人が転入した事例の質問を終わります。  続いて、質問事項、子どもを取り巻く環境の質問を許します。矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 4月、東京の池袋で横断歩道を渡っていた母子が、87歳の高齢者が運転するにはねられました。突然妻と娘を亡くした夫の訴えに、誰もが重大かつ喫緊の社会問題と再認識しました。また、5月の8日に大津市の県道交差点で車同士が衝突し、散歩中に信号待ちをしていた保育園児16人が死傷した事故では、幼い命が奪われた事故現場に連日多くの人が訪れ、花を手向けている様子をニュース映像で目にしました。  皆様御存じのとおり、交通事故発生件数そのものは減少傾向ですが、高齢運転者による事故割合は年々増加しております。この状況に、小池百合子都知事は今月に入って新たなプロジェクトチームを設置したそうです。警視庁の統計では、高齢運転者の事故要因は脇見や考え事などによる発見のおくれが80%を超え、判断の誤りが10%、操作上の誤りが8%と続いております。  75歳以上の免許保有者は10年でほぼ倍増し、550万人を超えています。免許証の自主返納を促進させるためのインセンティブとして、タクシーの乗車料金割引や信用金庫の金利上乗せ、墓石工事代金の10%割引などメニューがそろっているそうです。さらに緊急対策として、アクセルとブレーキの踏み間違いによる急発進を防ぐなど、事故防止に効果的な装置の取りつけに対する新たな補助金の実施も検討されています。  さてお聞きしますが、村内におけるアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故事例は、この5年で何件発生していますか。 ○議長(平林寛也君) 住民課長。 ◎住民課長(宮澤政洋君) 大町警察署に問い合わせましたが、その関係は大北管内の状況になってしまいますので交通災害共済における事故連絡で調べてみました。平成26年度以降で2件ございました。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 私も大町警察署で確認しましたところ、大北では4件ですかね。そのうち村内では2件。今、課長おっしゃったように中信地域の交通災害共済、この見舞金が発生したアクセルとブレーキの踏み間違いが2件ございます。どのような状況の事故か御説明いただけますか。 ○議長(平林寛也君) 住民課長。 ◎住民課長(宮澤政洋君) 1件目につきましては、30代の女性でございます。自家用車で新聞配達中に車庫のシャッターとコンクリート壁にぶつかった事案でございまして、これは自損事故で本人がけがをしてございます。2件目につきましては60代の女性ですが、自家用車で一方通行を走行中に、駐車場から突然出てきた80代男性が運転していた自家用車にぶつけられた事案でございまして、これもけがをしております。これはいずれもアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故ということで把握をしてございます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) この交通災害共済は基本的に見舞金が発生するけが以上の場合のみでカウントされていますので、直接事故には至らなかった事例はぐんとふえることが予想されます。  次に、子供が巻き込まれた過去5年間の事故件数はどのくらいで、どのようなものでしたでしょうか。お聞きします。 ○議長(平林寛也君) 住民課長。 ◎住民課長(宮澤政洋君) 子供が巻き込まれた以外のもちょっと把握しておりますので、お知らせしたいと思いますが、15歳以下の子供がけがをした事案ということで、これも交通災害共済の事故通知で調べてみました。平成27年度から平成30年度まで5年間の関係ですが、11件ございました。  内訳としましては、自転車と車の出会い頭による衝突事故が3件、そのうち1件は入院されております。自転車の単独事故が1件、歩行中に車と接触した事故が1件、同乗中に衝突事故に遭ったのが6件という状況になっております。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 5月28日には、下校時に自転車に乗った中学生が道路に飛び出して車と接触するという事故がありました。村内の事案です。幸いにもけががなかったわけですが、この際、学校側は生徒に、自分たちの不注意で運転者が一方的に免許証の減点をされたり罰則を受けたりすることがあると注意したそうです。  また、翌日5月29日には小学2年生が下校途中に高校生の自転車と接触、転倒する事故が起きました。こちらもけがはなかったそうです。自転車は一旦とまったものの、そのまま走り去ったそうです。学校側は本人立ち会いのもと検証し、下校途中で友人宅へ行くため違う通学路を通っていて、横断する際、左右の確認を忘れていた。見通しのよい道路であったので、自転車も前方注意していれば避けることができた可能性が高かったとの報告をしました。  立て続けの事故です。ゴールデンウイークを終え、4月の緊張感がなくなってしまうころだったのかもしれません。小さな事故が続くと大きな事故になるとも言います。  次に、南北保育園、小学校、中学校における登園・通学路の危険箇所にはどのようなものがありますか。また、その課題をお聞かせください。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 具体的な内容については控えさせていただきますけれども、保育園、小学校、中学校とも危険箇所はございます。この把握の仕方ですけれども、村や教育委員会の調査、それから保育園、学校、PTA、区からの要望として上がってまいってきております。そういう状況でございます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。
    ◆10番(矢口あかね君) 恐らく通学路における歩道や横断歩道の設置、水路の状況などの要望が出されていることと推測します。  先日、議員仲間で保育園での英語の時間を見てまいりました際、南保育園の外周を歩いていましたら、園の正面道路の西側水路が思いのほか急流で幅が広く、ポールもフェンスも、無論グレーチングもない状態でした。歩道もありません。我々は戻って先生にその旨をお聞きしたところ、保育園に面する道路の水路で、お散歩のときや非常時など、どうしたものかと神経を使っているとの話でした。聞けば、東細野区の元区長であった同僚議員も同様の見解で、区としても要望しているとのことでした。  南保育園が新園舎になって既に9年ほど経過していると思われますが、教育委員会では認識されていますか。また、どのような見解でしょうか。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 議員さんのおっしゃった箇所につきましては、教育委員会としても認識をしております。また要望も来ておりまして、関係者に要望をしております。ただ、やはり要望先のほうから、ちょっと農地の関係している関係もございまして、設置は難しいという回答をいただいてきた経過でございます。ですので教育委員会の対応といたしましては、その水路に近づかないように、先生方の子供を連れていくときの誘導等して対応をしているところでございます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) あの道路は時々私も走行します。皆さん意外と車のスピードが出ていて驚きます。この先保育園あり徐行の案内板もありますが、先ほどのように操作ミスによる車の暴走も起こり得ます。  先生に伺うと、車で送迎されることが多い子供たちにとって、お散歩は、歩くことは子供の成育に欠かせないもので、南北保育園ともに重要なカリキュラムと言えるそうです。この水路脇を通る際、年長さんが年少さんの手をつないで車道側を歩き、水路側を年少さんが歩くそうです。万が一、子供がこの水路に落ちたらあっという間に流され、簡単には助け出せそうにないほど流れは急です。それでなくとも子供は水が大好きです。4頭身から5頭身の体に対して頭が重い子供がのぞき込むと、重みで水中に吸い込まれそうになります。南保育園に面した道路の水路です。  この危機管理について早急に対処していただくべきであると、その場にいた議員、また管轄エリアの議員は今回このことを緊急要件であると捉え、この場で村の答弁をいただきたいと思って、ここで質問させていただきます。お聞きします。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 先ほど言いましたように、水路につきましては反対側を歩くように、保育園のほうではマニュアルで歩くようにしております。ただ、どうしてもそちら側、反対側へ横断をしなければいけない場面があるわけですけれども、そのときにつきましては注意するようにということで行っているところでございます。ただ先ほど言いましたように、そうやって要望をしてあるところでございますけれども、ちょっと柵がつくれない場所ということでございますので御理解をいただきたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 次長は私に理解を求めるということは、危険でないと考えていらっしゃるということでよろしいですか。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 現状ではつけられないところでございますので、また再度要望等はしていきますけれども、現状ではそういうことで御理解をいただきたいということでございます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 該当の水路は高瀬川右岸土地改良区の管理です。先日、担当理事の方にも改めて同行し現地を確認していただいております。この状況に大変驚いておられました。早急に対処せねばとその場で言われました。  当然それなりの予算がかかることは承知しておりますが、子供の安全の問題です。いつ子供が落ちてもおかしくない状況です。何はさておき、南保育園前の約100メーター弱の間口の水路から何とかすべきと強く要請いたします。最終的には、南の北細野駅に続く十字路までの約450メートルの措置については、孝松館、ゆうあい館、ライフ松川、松香荘と福祉施設が連なるこの道路の喫緊の課題です。子供が落ちたら誰がどう責任をとるのか。せめて子供がよろけた際、体を受けとめる小さい低いポールのようなものが必要です。  危険も教えなければならないとはおっしゃいますが、お門違い。現地を見ればおわかりになると思います。ここで改めて建設水道課長にお聞きしたいと思います。以前から相談を受けていたあの現場を見て、小さな子供があの水路脇を通る姿を想像してのお立場での見解をお聞きします。 ○議長(平林寛也君) 建設水道課長。 ◎建設水道課長(太田健一君) 議員さんおっしゃいますとおり、大変危険な箇所だというふうに把握をしてございます。また平成24年に要望があったということで、村から1回、回答した経過を踏まえまして、現在まで柵の設置等はされておりません。ただ、南保育園をつくった当時から既にある水路でございます。保育園が先にできて水路が後ということではございませんので、その点を踏まえまして現在までそういう状況が続いているというように考えております。そうは言いましても危険な箇所ということは十分承知をしてございますので、今後安全対策等に係る部分、検討する機会は多々ありますので十分に検討してまいりたいと思っています。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 建設水道課長に御意見を伺いましたのは状況を共有したいからでありますが、南保育園は後からできたんだという今の御答弁は、ちょっと思ってもいなかった見解です。あの水路を子供がその脇を歩いても大丈夫だろうなどと、あの場で思う方はどなたもいらっしゃらないだろうと思っております。安全は第一です、最優先です。ましてや子供たち自身があの水路を何とかしてください村長と要望できるはずもありません。これについて村長、お聞かせください。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) それぞれ担当で右岸土地改良区へ要望したりですね、今、建設課長が検討しているという答弁をしておりますので、私はそれ以上の答弁はいたしません。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 村長はかねがね子供は村の宝、宝を水路に落とすわけにはいかないと私も思っておりますので、早急な対処をお願いいたします。  2番にまいります。以前、信濃松川駅付近で学生に声をかける不審者の事例が発生しました。駅付近には防犯カメラも設置されておりますが、ここのところの状況について、声がけ、つきまといが発生されていないかお聞きいたします。また子供たち、保護者などへの対策についてもお聞きします。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 不審者による声がけということでございますけれども、昨年中学校の女子生徒が自転車で下校する途中に自動車に後をつけられた事例がございました。付近のこどもを守る安心の家に助けを求め、被害はありませんでしたという事例がございます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 私も大町警察署に調べましたところ、過去の事例ですが、28年度2件、29年度3件、30年度4件、今年度は今のところないということで、4年間で計9件発生しております。ですが、これに続く事件性のあるものはないと。この後に続く重大事件には発展しなかったということを聞いております。  6月5日に起きた川崎市多摩区の20人殺傷事件を受け、子供がみずから犯罪から身を守る力を養うための取り組みに注目が高まっています。安全への感度を高め、助けを求めるなど危険回避のすべを学ぶ。この事件では、最初の襲撃から犯人が自殺するまで十数秒だったということで、この短い間に20人が襲われています。護身術を学ばせたり、授業で大声で威嚇する訓練や、ランドセルを背負ったままで素早く走る練習、また20メートル以上逃げれば犯人は諦めがちになるなど、傾向も習います。  いざというときに動くには、災害時同様、知識だけでなく訓練が必要です。村でも緊急時にかけ込む、先ほども次長おっしゃった安心の家がありますが、それぞれが再点検する必要もありそうです。例えば防犯ブザーの活用についてどうなっているかをお聞きします。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 小学校では入学時に防犯ブザーを寄贈していただいております。その利用につきましては、危険時の対応として防犯教室のときに指導をしておりまして、使い方等を指導して使うようにということで対策をとっております。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 防犯ブザーは8割以上の小学校で配布されているとネットではありますが、中学生についてはなかなか積極的には配布、活用されていないようです。保護者の中には積極的に持たせているケースもあり、各家庭でそれぞれ状況は違うようです。実際に鳴らしたことのある子供も少なく、電池切れなどのチェックも兼ね作動させることも大変重要です。この現在明確にされていないブザーの傾向についてなんですが、必要であれば統一し、通学時だけでなく放課後や塾への携行も実施してはと提案いたしますが、いかがでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 防犯ブザーにつきましては、先ほど言いましたように小学校だけの配布でございまして、中学校のほうには配布というものはございません。先ほど説明いたしましたように、こどもを守る安心の家への駆け込み等、これにつきましては小中とも指導をしておりますので、この防犯ブザーも使いながら、そういったほかの対応もあわせて指導して緊急時の対応とさせていただいておりますのでお願いいたします。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 次に、今年の2月、大阪府教育庁が小中学校における携帯電話の取扱いに関するガイドラインを発表しました。公立小中学校への携帯電話の持ち込みの一部解除ということで、使用可能なのは災害等の緊急時、携帯電話の適切使用の指導を行う場合、そして校長が認める場合ということです。大阪府の携帯電話に関する新たなガイドラインについての見解、いかがでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 私の見解でよろしいでしょうか。大阪府のガイドラインの設定というのは、私もちょっと見させていただきましたけれども、ざっくり言いますと登下校時の携帯を持って緊急時の対応はいいという内容でございます。大阪府のガイドラインでございますので、子供たちの置かれている環境が違いますし、松川村とは違うなという思いでございます。登校後の学校内での携帯電話の管理は逆に大変になるのではないかなという、ちょっと印象を受けているところでございます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 確かにこのガイドラインの続きを見ますと、持たせることによる後の処理も大変だと確かにありました。今、次長にお聞きしたところ、村内では防犯ブザーを小学生に持たせ、安心の家があるということで、ここまでの必要はないのではないかというふうに捉えさせていただいております。  3番目に移ります。昨年は命にかかわるほどの猛暑が観測され、避暑地として言われてきたここ信州でも、公立の学校にエアコンを設置するという状況になっております。小学生が村長に要望し、村長が早くからこの声に応え、国より先に設置を決断されたと認識しております。本会議場は冬寒くて夏暑いという厳しい状況に追い込まれておりますが、子は宝という村長の方針で国より先に導入されたエアコンの使用ルールについて伺います。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 保育園のほうもその前から入っておりますので、ちょっと保育園も含めて説明をさせていただきます。保育園でございますけれども、特に何度になったらというようなルールは決めておりませんが、園児の年齢やプール遊びの実施状況など保育の内容により、担任や園長先生の判断によってエアコンの利用を図っているところでございます。過度のエアコンの利用が逆に健康に悪影響を与えることも危惧されますので、これまで未満児保育や遊戯室等に設置されたエアコンの利用同様、園児の健康管理に注意をして利用してきているところでございます。小さい子供は体温調整機能が弱いため、冷やし過ぎないようにもしているというところでございます。  小中学校につきましては、これからの使用になるわけですけれども、室内の気温がおおむね28度以上となった場合に使用するということで行っているところでございます。ただし、これも湿度が高く体調を崩すような心配があるようであれば使用することも可とするように、その場その場の先生の御判断にお任せしているところでございます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 昨年の一般質問で、エアコンの導入を検討するなら中学生の制服を見直すことを提案いたしました。女子の制服ですが、体操着の上にワイシャツを着て、その上に白いベスト、首元はリボンという大変健康に影響があるかなと思われる状況でした。この夏、どのような状況になっているのか。エアコンをより効果的に使用するために、どう改善されたのかを伺います。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 制服ということでよろしいですね。このポロシャツの件につきましては数年前から検討しておりまして、やっとこの段に至ったという状況でございますので、お願いいたします。今年度から導入をいたしました。全学年希望者が購入をしておりまして、逆に1年生の女子は夏用のベストは購入しないでいいよということになっております。先ほど言ったように、エアコンや扇風機もございますので、これと一緒に上手に活用してこの夏を過ごしていくようにという状況でございます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 先日ポロシャツの中学生の様子を見て、すっきりしていて学生らしい紺色は、女子生徒にとってもいろいろな配慮がなされ、より勉学に専念できると思われます。  さて、年々気温が上昇し、陽気が極端になっている昨今ですが、ここ長野県でも、もはや他地域と比べても十分に暑く、児童・生徒にしてみれば夏季休暇を長くして効率的に学ぶべきなのかという議論もなされているようですが、現在この夏休みの長期化についてどのような状況か、また今後どうなりそうか、見通しも含めて伺います。 ○議長(平林寛也君) 教育長。 ◎教育長(須沢和彦君) 夏休みの今後の関係、それから現在も取り組んでいる内容もちょっと話させていただきたいと思います。背景には、長野県の特徴としまして特に登校日数が多いとか、それから短い夏休み、それから長い春休み、特に春休みは全国的に一番長いのが長野県であります。この辺もありまして、夏休み期間のあり方につきましては、年間計画におきます長期休業の設け方、それから学校行事の位置づけ等も総合的に検討する中で、特に授業日数の確保、この辺が一番難しい課題になるんですが、その辺にも配慮しながら、今後段階的に一定程度の延長の方向で進めていきたいというふうに考えております。  今年度につきましては昨年よりも2日長い、小学校につきましては29日、それから中学校につきましても昨年よりも2日長い27日ということでございまして、これは土日の入り方も曜日にもよって違ってくるわけなんですが、いきなり1週間延ばすということではなくて、今後も一定程度までは検討する中で進めていきたいというふうに考えております。  登校日数が多い背景のことを考えますと、学校行事とか、それから児童会とか生徒会の活動等もあるわけでございますので、いずれにしましても総合的に判断をして夏休みのあり方を考えていきたいというふうに考えております。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 学ぶ環境としては、学校のほうがエアコンの効いた教室で先生方による授業が最適であるとは思いますが、夏休みは傾向として長くなるとのこと、わかりました。  最後の項目として、SNSなどによる子供たちの安全についてを伺います。先週、中学校で学生と保護者を対象としたPTA主催の人権学習が開催され、私たちも聞かせていただきました。一番の被害内容は自画撮りと言われるもので、何らかの状況により自分で撮った自分の裸やそれに近い画像を見知らぬ他人に送信、あるいは誰かの画像をネット上にアップしてしまうことで起こる被害で、被害全体の5割が高校生、4割が中学生ということでした。また、同世代の同性などへのなりすましにより画像を送信させる事例も多く、ともに児童ポルノ禁止法に触れる行為です。無論子供たちはよくわからずに、うっかり、もしくは悩んだ末怖くなって送信してしまうということがわかりました。画像は必ずしも女子に限らず、男子の被害も同様にあるとのことでした。  さて、なかなか表には出てきにくいであろうこのようなSNSの被害状況と、それについての対策をお聞きします。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) それでは、まず小学校からでございますけれども、SNSによる被害というものはございません。ただ対策といたしましては、トラブル防止に向けスマホ・ケータイ安全教室を開催し、児童と保護者が一緒に学ぶ機会をつくっております。昨年は5・6年対象で行いまして、今年度は4年生まで範囲を広げる予定でございます。  続いて中学校でございますけれども、こちらもSNSによる被害はありません。対策としましては、NTTドコモを講師に参観日に保護者も一緒に参加いただき、正しいSNS利用講習会を実施したところでございまして、議員さんおっしゃった先週13日、議員の皆様全員も参加していただきまして、「インターネットの世界であなたは狙われています」と題しまして、県警のスクールサポーターとコミュニケーションズ・アイによる人権講演会として、生徒・保護者に受講をしていただいたところでございます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 小中ともに具体的な被害はないということですが、大変表に出てきにくい問題だと思いますので、引き続ききめ細やかに御配慮いただければと思います。  平成23年、大津市の中学2年生男子のいじめによる飛びおり事件が起きた夏以降、緊急的に取り決められました首長による新たな教育委員会が発足され数年経過いたします。あのときは夏休み中にもかかわらず、長野県知事と県教育長が異例の共同声明を述べられました。  その年の9月定例会でこの件について質問をさせていただきましたが、現在の校内でのいじめの状況と、以前から独自の方策として続いている生徒会活動でのいじめ対策について、現在の状況をお聞きします。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 生徒会ということで、中学校でよろしいでしょうか。中学校でございますけれども、いじめ認知件数という言葉を使わせていただきますが、平成30年度は13件でございます。独自の対策といたしましては、その前にこの内容につきましては人間関係のいざこざ等が原因になったもので、現在は全て解決済みでございます。  対策としましては、生徒会ではいじめ撲滅運動強調週間の特別推進週間を設定いたしまして、その際に全校集会で意見交換を実施しております。これは年2回行っているところでございます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 大津市の事件における第三者委員会の報告にはこうあります。「学校全体にいじめの存在が学校のマイナスイメージに繋がるとの意識があった」、「学校に対する社会的評価のためにいじめの認知に消極的になるということは学校の体面のために子どもの権利侵害を容認することを意味する」、「いじめを早期に発見し有効な対応をした学校、教員こそが積極的に評価されるべき」であると。  これ以来、いじめの認知に対する認識が社会的にも改められました。村では以前から学校や先生方などの専門家のほかに、子どもプランである放課後子ども教室での地域の先生、児童クラブの管理をしてくれている大人、すずの音内の図書館の司書の方々や「かがやき」など、子供たちの居場所はどの自治体の子供よりも多く、恵まれた環境にあります。リンリンセンターなど福祉課への電話相談も可能です。我慢せず助けを求めてほしいと思います。  最後の質問ですが、村における児童・生徒の不登校の状況が1つ。そして、それにかかわる機関や相談員さんたちなどの状況をお聞きするとともに、改めて新教育会議の長となっている村長、また教育長に就任されて丸1年以上が経過した須沢教育長に、子供の心と体の安全におけるそれぞれの見解をお聞きします。 ○議長(平林寛也君) 教育長。 ◎教育長(須沢和彦君) 今、不登校の御質問をいただいたわけなんですが、先ほど次長のほうで答えましたいじめの認知件数、年間というか昨年度13件という報告をさせていただきましたが、件数が多いというふうに捉えられていると思いますので、ちょっとその話だけさせていただきますが、いじめの今の認知につきましては、子供がからかわれたり悪口を言われただけで本人がいじめられたというふうに解釈した場合は、もういじめの認知件数というふうに捉えますので、13件というのがちょっと普通聞くと多く感じられたかもしれませんが、そういうことで13件ということで御理解をお願いします。  それから不登校の現状について、それから見解でございますが、それぞれ社会の変化に伴いまして、子供たちを取り巻く環境も急速に変わってきております。不登校の児童・生徒にかかわる要因でございますが、これにつきましても例えば学校における人間関係、それから学業の不振、家庭内での問題等さまざまであります。それぞれの児童・生徒が置かれている環境や、それから何に困っているのか、それから何に悩んでいるのか、そこも正確に判断しないと対処がずれてしまうということであります。  ということで、これは学校だけで、または担任だけでやることではなく、最もその子に適切と思われる対処法につきましては、関係機関はもとより、それから関係者で支援チームをつくりまして、保護者等も入れながら何回かそういった対策を立てているところでございます。それから、そのほかにもスクールカウンセラー、要はこれは臨床心理士の資格を持っている方が学校カウンセラーということで、松川中学校にもやはりそういった方がいらっしゃるというか、相談機関がありますので、スクールカウンセラー。  それからスクールソーシャルワーカー、これにつきましては今度は社会福祉士とか精神保健福祉士、こういった資格を持った方も相談に乗っていただきながら、それぞれの問題解決に取り組んでいるところであります。それぞれこういった相談に乗っていただく方につきましては、悩んでいる子供、それからその保護者、それぞれカウンセラーということで、心の悩みを打ち明けて聞いていただいたりして解決につなげていくというふうに今やっているところでございます。  これにつきましては今かなり丁寧に手厚くというか、細かく今やっているふうに、自分としては教育長を1年する中で現状を見てきているわけですが、まだまだ不登校の改善に至らないケースもありますので、引き続き細やかな配慮をしながら支援をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 教育長に就任していただいて1年ちょっと、教育長は今まで一般職でありましたけれども、3年という任期の中で理事者という立場でやっていただいております。これは法が変わりまして、そういうことになったわけであります。全面的に信頼をしている若い教育長を、皆さんの声をいただいて就任をしていただいております。月水金、朝4人でその日の打ち合わせをし、また1週間の打ち合わせをしております。そういう中で教育長からの報告を全面的に信用し、そしてまた信頼をしております教育長でありますので、間違いはないというように私は思って、教育長の方針に合わせております。以上です。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 多くの専門家が準備されているということで、細かい対策、フォローをお聞かせいただきましたが、(3)の不登校の現状についてお答えいただければと思いますが。お願いします。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) まず不登校の定義でございますけれども、これは年間30日以上の長期欠席者の中で、病気、経済的理由を除いた長期欠席者を不登校児童・生徒としております。  小学校と中学校とも不登校児童・生徒がおります。平成30年度不登校、小学校ですけれども、4人。それから中学校、平成30年度不登校は5人という状況で、対策につきましては先ほどの教育長の述べた内容で解決を図っております。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 今、単年度のお答えでしたが、傾向としては先ほどの専門家の方たちを用意した状況で功を奏しているのか、改善がされつつあるのか、それともいろいろな要因で横ばいなのか。そういったことがわかればお願いします。 ○議長(平林寛也君) 教育長。 ◎教育長(須沢和彦君) それぞれの年度で若干人数は変わっておりますが、例えばその学年でちょっと集中することもあります。今なんですが、それぞれ不登校の今の定義に当てはまる児童・生徒がいるわけなんですが、それぞれ担任は毎日のように本人と連絡はとれておりますので、家で引きこもりというか、全然連絡もとれない状態という子は1人もいません。  それから、不登校の定義の中には入らない児童・生徒であっても、例えば夕方または午後から若干学校へ来ていられるという子供たちもいます。たとえ1時間来ても、これは出席扱いにできるんですが、先ほど次長から言った人数については年間30日以上休んだ子供たちだということでありますが、それぞれ対応は今しておりますので、そんな状況であります。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 子供を取り巻く環境は昔とは異質になっており、それに伴う危険も我々には理解しがたいものがふえております。松川村で育った子供たちが、強く、たくましく、元気に、賢く生き抜いていけるよう、保護するばかりでなく厳しく温かい目で見守っていきたいと思います。  以上で、私の質問は終わります。ありがとうございました。
    ○議長(平林寛也君) これで、子どもを取り巻く環境の質問を終わります。  以上で、10番矢口あかね議員の質問を終わります。  ここで、3時15分まで休憩します。                                  午後 2時57分 休憩                                  午後 3時15分 再開 ○議長(平林寛也君) 再開します。  続いて、順位5番、9番茅野靖昌議員の質問事項、今後の農業についての質問を許します。茅野議員。 ◆9番(茅野靖昌君) 午後大分お疲れと思いますけれども、私も大分疲れてまいりまして、よろしくお願いいたします。  まず、海外販路のことでございますけれども、地方創生推進交付金事業、これの3市町村での農産物海外販路について4年目を迎え、輸出の試行というところに入っているかと思うわけでございますけれども、現在の状況はどのようになっておりますか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) その推進交付金の関係でありますけれども、3蔵でやっている事業でよろしいでしょうか。(9番「はい」の発言あり)  その関係ですが、平成30年度につきましては、シンガポール明治屋で長野フェアというものを行って、そこで3蔵合同のお酒を振る舞ったりして販売促進をしてきたものでございます。  それから、今回新たにオーストラリアという部分を新たな地として、3市町村、3蔵が合同プロモーションを実施いたしました。現在の状況ということですが、聞いたところによりますと、この4月にオーストラリアの現地飲食店へ各蔵さんの日本酒を60本ずつ輸出している状況でございます。 ○議長(平林寛也君) 茅野議員。 ◆9番(茅野靖昌君) いくらか取り組んでおられるということでございますので、これが本格的に輸出に取り組める時期は来年度かと思うわけでございますけれども、その時期と現時点での輸出が可能か。不可能ということはないと思いますけれども、可能性についてお伺いします。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 本格的という意味で来年度と今言われたんですが、村としましては、村の農産物や加工品が継続して輸出できるような形の中でもって努力していきたいというふうに考えております。  それから可能性ということですけれども、今回全部で180本送っていますので、そういう部分につきましては、可能性はあるのではないかというふうに思っております。 ○議長(平林寛也君) 茅野議員。 ◆9番(茅野靖昌君) 可能性があるということで非常に喜ばしいことでございますけれども、食用米については、とりあえず保留ということで、日本酒が主ということで理解しておりますけれども。  現在、シンガポール、オーストラリアのところと試験的に取引があるということでございましたけれども、それ以外の相手国というものについての調査研究等は行われておりますか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 3市町村の合同の部分のプロジェクトは、オーストラリアは30年度から始まっている状況でありまして、また新たなところの国を抽出しているとか、そういうことは今現在行っておりません。 ○議長(平林寛也君) 茅野議員。 ◆9番(茅野靖昌君) わかりました。またなるべく有利販売ができるような調査研究が行われればというふうには思っております。  3市町村での輸出の品目と出荷量、これがわかりますか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 日本酒の関係につきましては、先ほど言ったとおり、4月に60本ずつ送っているんですが、ちょっと安曇野市のほうのそのほかの情報については把握してございません。 池田町については、日本酒を送っているという状況で聞いております。  村につきましては、こちらのほうの推進交付金の中のものにつきましては、リンゴ、日本酒でございまして、日本酒につきましては、台湾のほうへ大雪渓さんのほうが送っておりまして、ちょっとその辺の実績を聞きますと、2017年の1年間で送った量が531リットルと聞いております。多分720ミリリットルに換算しますと738本ほどでございます。それが2019年の1年間では1,107リットル、換算しますと1,538本というふうにお聞きをしていますので、そんな形。  それからリンゴについては2.5トン、シンガポールに30年度実績として送っている状況でございます。以上になります。 ○議長(平林寛也君) 茅野議員。 ◆9番(茅野靖昌君) 台湾のほうの酒ということでございます。シンガポールもオーストラリアも60本ずつ行っていますので、これがまた年々ふえてくればというふうには期待しております。  今お答えの中でいただいちゃったのかな。松川村の農産物、これについて3市町村以外、松川村と聞こうと思ったんですけれども、リンゴと酒という認識でよろしいでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) そのとおりでございます。 ○議長(平林寛也君) 茅野議員。 ◆9番(茅野靖昌君) いろいろ検疫の問題もあったりして、食用米も難しいかというふうには思っておりますけれども、食用米もぜひ農業振興の中に入れていただいて、検討していただければというふうに思っております。  このほか海外販路については、3市町村ではなくて松川村単独で、独自で海外販路拡大の取り組みというものは考えておりますか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 今の質問の前に、ちょっと先ほどの中で農産物ということで、先ほどリンゴとあったんですが、日本酒については一応松川村の酒米を使用したものなので、その辺が村としてはお酒にかわって出ているということで理解していただきたいと思います。  村単独での海外販路の取り組みということでございますが、先月の5月にラオスへの販路について調査、商談の取り組みを始めたところでございます。こちらにつきましては、新たな地ということもありまして、先ほど来出ていますが、松川村で生産した酒米を使った日本酒という売り込みの仕方で考えております。今現在、酒蔵祭り等をしているところが6蔵ほどあるんですが、そちらのところで松川村産の酒米を使ったものを、要はそのお米を使ったお酒の売り込みという形で調査というものを初めてきているところでございます。 ○議長(平林寛也君) 茅野議員。 ◆9番(茅野靖昌君) 村産の酒米、非常に松川村は酒米も盛んに栽培されておりますので、非常にいいことかと思うわけでございますが、食用米も忘れないようにしていただければというふうに思っております。  この海外販路については非常に先ほども申しましたように、検疫とか原発による相手国の輸入制限とか、販売代金の決済は商社あたりがしてくれるとは思うんですけれども、そういう問題とか、ほかにもさまざまな問題があるというふうに思っております。村で対応ができる施策があればお聞かせください。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 今言われました輸出に取り組んでいる部分で検疫等の部分ですけれども、今、村が考えている国については、検疫とか原発事故による輸入制限というところはございません。  それから、販売代金の決済についてということですが、議員さんおっしゃられるように、生産者と仲介業者とのやりとりになるので、そちらのほうについては村がタッチするという部分ではないかというふうに思われます。  いろいろなことをちょっと聞いてみますと、やはり決済方法については前払い、要はお金をいただいてから、それから品物を送る、それが一番安全ではないかと。それが実績が上がってくることによって小切手みたいなものにかわるとか、それもやはり仲介業者と生産者の関係を築いていったものだと思いますので、そんな形でやっているというところであります。  村があくまでも対策という部分に売り込みの仕方は先ほど言ったように、海外に向けては松川村でつくった酒米を大々的にお酒にかえたものを買っていただくと。生産地の松川村でつくった安心したいい酒米がお酒になっていきますよという、そんな売り込みの仕方をして、そこについては十分バックアップをしていきたいというふうに考えております。 ○議長(平林寛也君) 茅野議員。 ◆9番(茅野靖昌君) 酒米を非常にメーンに置いてやっていくというふうに理解をいたしました。  輸出についてですけれども、農家個人、今までは全てJA等に販売しているのが通常でありました。輸出について、農家というものは経験がほとんどないというふうに思います。若干の人は経験があると思うが、ほとんどの人が経験がないというふうに考えております。  この場合、輸出に取り組んでいこうという意欲のある農家について、メリットとかデメリット、農家の知らないようなことがあればお聞かせください。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 今、農家の方々がほとんど経験ないということでありますので、先にメリット、デメリットの前に、村がそういう取り組みをどういうふうにやっているかという部分でお話をさせていただきたいと思います。  昨年度につきましては、村内農家、法人を対象とした輸出セミナーを開催したところでございます。こちらにつきましては、輸出における成功の秘訣とかですね、効果的なプロモーションの方法、商談の進め方などについて講習会を開催し、村内農家の方々が興味を持っていただきまして、18名の方に参加していただきました。  今後につきましても、こういったセミナーを開催することによりまして、少しでも生産者の方が輸出について関心を持っていただけるように取り組んでいきたいというふうにひとつ考えております。  それからメリットという部分ですが、こちらにつきましては、近い将来、日本国内の人口が減少してくるという部分につきまして、食糧需要の関係も減少してくるのではないかと、これは誰もが思うところでありますが、農業の基盤産業とする当村への影響は著しく大きくなってくるものと考えられます。  そういった中でもって、そのときに今から海外市場の販路を確立しておくということが安定した農産物の生産、それから供給を続けられるという部分がメリットになるのではないかというふうに考えております。  それからデメリットという部分では、国内とは違いますので、やはり輸送等のコストが大きくなるということ。あと、他の産地との価格競争等もありまして、国内価格より安価で取引される可能性が高いという部分。先日のラオスのときにも、先ほど食用米とあるんですが、かなり安く出回っておりますので、そういうところとの価格競争とか、あと日本酒についてもそういったものが非常に出てくると。そういうところがデメリットではないかというふうに考えております。 ○議長(平林寛也君) 茅野議員。 ◆9番(茅野靖昌君) お米については非常に、食用米については難しいんじゃないかということでございます。よくわかります。 けれども、富裕層というのはどこの国にも必ずあります。その富裕層をターゲットにできるような施策を進めていきたいんだけれども、農家自体ではなかなかどうしていいかわからない。そういうときに少しでも指針みたいなもので農家にアドバイスをいただければというふうに考えているところでございます。  それでは海外販路は終わりまして、この海外販路ということは、非常にこれでやめるとかじゃなくて大切なことですので、これはこれとして国内販路、こちらのほうにも力を入れていただきたいというふうに思うわけでございます。  ただ、人口の減少と言われると、本当に先行きが暗いことでございますけれども、差別化をするためにも、この産地競争に勝ち残っていかなければいけないと。そのために取り組むような施策があればお伺いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 営農支援センター事務局長。 ◎営農支援センター事務局長(高山重典君) では、私のほうからお答えをさせていただきます。全国規模で産地間競争に勝ち残るということは容易なことではございません。ただ、一方で重要な課題であるというふうに認識はしております。松川村は水稲の産地でありまして、水稲では高い評価を得ております。加工用米や酒米への支援によりまして、当村の特色を出していきたいと。  また、加工用・業務用野菜では、全国流通規模での契約栽培への取り組みを現在模索している最中でございます。また、一般の野菜などでは、野菜づくり教室などを開催することによりまして、地元野菜への関心づけ、また地産地消の拡大を図っているところであります。  これらの取り組みで産地間競争を勝ち残れるかといった疑問もあるわけですけれど、農家の経営の選択肢を広げ、各農家の経営安定、所得向上につながることを期待して行っていきたいと考えております。 ○議長(平林寛也君) 茅野議員。 ◆9番(茅野靖昌君) 産地間競争に勝ち残るのも非常に大変。農家が努力しなければ当然産地間競争には勝ち残ってはいかれないというふうには考えておりますけれども、少しでも村の手助けがあればというふうに考えております。  今、支援センター長が申しましたけれども、品質のよい農産物を生産されているところでありますけれども、宣伝が上手じゃないというのか、宣伝は下手なほうだろうというふうに思っております。ブランド化に向けて、村から助言等があればお聞きしたいと思いますけれども、よろしくお願いします。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 宣伝が上手ではないというふうなことなんですが、村単独での農産物のPRやブランド化には限界があるというふうに感じております。それはどうしたことだというと、生産者個々の思いなどが各農家で違うという部分がありますし、そういうことを考えますと、やはりJA等の集荷団体との連携が必要不可欠ではないかというふうに考えているところでございます。 ○議長(平林寛也君) 茅野議員。 ◆9番(茅野靖昌君) 今も農家個人でブランド化していくというのは非常に難しいし、村でもこうやれ、ああやれという方法もぱっと出てこないというようなことだろうと思いますけれども、例えば誘導していく方策、ブランド化に向けて誘導していく方策があればお聞きしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 営農支援センター事務局長。 ◎営農支援センター事務局長(高山重典君) 誘導の豊作になるかあれなんですが、水稲では御存じのように、村全体の取り組みとしましては、鈴ひかりの登録商標をして販売しておりますので、個人のブランドが難しい方は御利用をいただければとは思います。  その他の個々の取り組みにつきましては、それぞれの経営方針によるものになりますので、あえて誘導するような方策は現在考えておりません。  当然のことになりますが、それぞれの取り組みの中で課題等が生じた場合には、丁寧に相談等の対応をしていきたいと考えております。 ○議長(平林寛也君) 茅野議員。 ◆9番(茅野靖昌君) 村からの誘導等は非常に困難か、鈴ひかり。何でもそうですけれど、農産物全般において、村全体で売り出していこうというときには、品質が均等化しないとなかなか難しい側面があるというふうに思っております。前回よかったけれど、今回はちょっと何だこりゃと言われちゃうと、なかなかブランド化というところまでは立ち入れないと。  お米について消費の減少、1人当たりの消費する量は減ってきておりますし、人口も減少するし、それから輸入の拡大も追い打ちをかけているというような状態の中で、米余りの状態が続くと思っております。  ちひろ公園の農業体験館、ここでおにぎりづくりの体験が行われていると思うわけでございますけれども、米粉の利用についてはどのようになっておりますか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 体験交流館で30年度に実施した、米をまず利用した体験メニューについては、おにぎり体験、それからとんすけの巻きずしの体験、それからピザづくりの体験という3つメニューがございまして、米粉についてはピザづくり体験で利用ができるという状況でございます。 ○議長(平林寛也君) 茅野議員。 ◆9番(茅野靖昌君) おにぎりとか巻きずし、それも非常に大事ですけれども、ピザづくりについてでございますけれども、どの程度回数と言えばいいのか、つくる量と言えばいいのか、どの程度消費されているのかお聞きします。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) ピザづくり体験につきましては、1人1枚という形の中で予約制で行っております。30年度につきましては、11人に体験をしていただいたという状況でございます。 ○議長(平林寛也君) 茅野議員。 ◆9番(茅野靖昌君) 11人ということでございますので、それが多いのか少ないのかと言われても、ちょっと基準の材料を持ち合わせていませんので何とも言えませんけれども、まあまあということだろうと思います。  あと、農業に直接関係はないわけでございますけれども、ちょっと最後にジビエのほうへ入りたいと思います。先ほど同僚議員が農業プラスワンで農業と観光というような質問をされました。私も農業プラスワンは、農作物とジビエをコラボさせればどうかというふうに考えて、観光という面においては全く私は同感だと思っております。ジビエについては、処理する施設がなければならないわけでございますけれども、農産物とジビエ料理、これを結びつけて。  観光客を村内の住民との交流につなげ、松川村のよさを深く知っていただくと。交流人口ですね、これをふやしていくということは大切だろうというふうに考えております。この提案に対して、村としては応援していただけるのかどうか。まずそこからお聞きします。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) ここまでやったが、後この先一緒にやろうって、全て最初から応援しろ応援しろじゃだめですので、やっぱり自分たちでやってみながらここまでできた。後は一緒にやろうという、そういう要望を一緒にやっていきたいというように思います。応援はいたします。 ○議長(平林寛也君) 茅野議員。 ◆9番(茅野靖昌君) 非常に厳しい御指摘をいただきました。予算が非常になくて四苦八苦しているというのが実情でございまして、ここまでやろうという、そこまでができないのが現状でありまして、多少最初からわずかでも応援していただければ前へ進めるかなというところまで来てはおりますけれども、その一歩を踏み出すのがなかなか、もう本当にどう考えても苦しいかなというような状態であります。  野生鳥獣の処理の施設についてですけれども、これはもう非常に村に見合った小規模な施設で何というのかね、よそでやっているような大規模なものじゃなくても、小規模のものでもいいと思うわけです。
     小規模の施設を稼動させるためにはいろんな方法があると思うんですけれども、村のほうとしては、解体施設についてはどのような考えを持っておられますか。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) それこそ議員のほうが専門家でありますので、このくらいはどうだと、そういうやつを投げかけてもらわないとですね、こちらからこのくらいというのはちょっと難しいと思います。  先ほど同僚議員が施設について、ハロー安曇野、あそこが最終日に議案として提出をさせていただきますので、この間一緒に見ていただきました。ああいう中で議員どうか、ここら辺のところはどうかという話も若干しましたので、そこら辺のところで一緒に話をしていきたいと。  それから、先ほど同僚議員も言われましたけれど、あそこのところの利用方法は相当いいものがあるというふうに思うんです。だけれど、うまくやっていかないと、パアになっちゃいますので、しっかりと思案をして動きたいというように思います。議決をされた場合ね、そういうことで。 ○議長(平林寛也君) 茅野議員。 ◆9番(茅野靖昌君) 私としても思うところはあるわけでございますけれども、何といっても村の施設、村が所有するものについて、とやかく余り言えませんので、提案はまたおいおいしていくとして、村の所有になってから提案していくとして。小規模の施設というのは、狩猟者等はてんでに仲間で所有していると。ただ、村から委託された有害鳥獣駆除と、それから県から委託されている個体数調整については施設がないというのが現状で、個人でつくった施設等を利用してやっているわけですけれども、あくまでも個人で所有している施設という位置づけでございますので、その辺また私も肩身の狭い思いをして利用させていただいていると。  上のほうにも、林遊館の横にもあるわけですけれども、ちょっと若干水便が悪いというような状態でございますので、その辺を何とかしていきたいというのが私の考える、私も当事者でございますので、余り深く質問をしづらいものですから、この辺でジビエについては質問を終わりたいと思いますけれども、食肉の有効活用ということについては、また誰もが捨てたり埋没というのは非常に何というか、捕獲にされちゃった動物にしても悔いが残ると成仏できないというようなふうに私は考えますので、有効に利用していきたいということをお願いしながら、私の質問はこれで終わりたいと思います。 ○議長(平林寛也君) これで今後の農業についての質問を終わります。  以上で、9番茅野靖昌議員の質問を終わります。  続いて、順位6番、3番平林 泉議員の質問事項、松川村の教育全般についての質問を許します。平林 泉議員。 ◆3番(平林泉君) 本日、本当に最後になりました。3番平林 泉でございます。よろしくお願いいたします。きょうは大変気候的に涼しいいい天気でございます。今年も去年と同じあの暑さが来るんでしょうか。昨年は埼玉県の熊谷市で気温が41.1度、日本で最高の記録が発生しました。そして、2013年、徳島の四万十川で41度という記録を達成しています。昨年はですね、マスコミでも7月24日の報道によりますと、災害級の暑さという言葉が流行語になり、そしてそれが対象のトップテンに選ばれたという暑さでございました。  そんな中で、平林村長は昨年の12月、子供を大切に思い、小学校、中学、そして保育園にクーラー設置をしてですね、環境のいいところで育てたいという熱い思いのもとに議会に提案され、それを着々と進めさせていただいてですね、この2月に修正、そしてもう3月と5月の連休を利用して工事も完成し、先日たまたま授業参観で中学を訪問したときにはですね、校長先生と少しお話しさせていただいたら大変感謝しておりました。  このクーラーの取りつけは、まだ他市町村が手を挙げない中で1番に手を挙げてですね、やるという速攻性の速さにおいては非常に私も感銘しておりまして、大変うれしく思います。教育は大切だなということを改めて知ったわけでございます。本日は教育関係について御質問させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  平成30年、今年でほぼ終わります。わずか30年の間に学校では、ゆとり教育と言われた教育から、再度教育内容の充実という形に振り子が変わりました。平成依頼最も大きな改革実施した出来事と言えば、1番目は、学校が土曜日休みになって5日制になった。これによって非常に生活環境も変わり、それから他方、スポーツ、それから文化活動の活動ができるゆとり教育がされた。2点目は、学力調査で学習調査が進んで、授業の改善が行われた。3点目は、地方行政の改革によって責任が明確になったという、この30年であったかというふうに思います。  そして先日、新学習指導要領というものが今度新しく施行されるわけでございます。これは何を学ぶか、どのように学ぶか、何ができるようになるかという形で方向転換されております。大変なことだというふうに思っています。  松川村も、第6次総合計画の後期の中で教育というものの重要さを十分訴えておりまして、ここに基本方針に沿って具体的な政策が打ち出され、この5年間遂行されてまいりました。特に具体的にはですね、学ぶ力の育成、豊かな心の育成、3つ目、安全で安心、充実した教育環境の整備。そして4番目、特別支援教育の充実という形で遂行されてきたわけでございます。大変なお仕事で御苦労さまだというふうに心から思っております。  私はですね、この議員になってから、またいろんな、ここに住ませていただいた中でですね、2つほど感銘を受けているところがございます。それは、1つはまたこれもそうですけれども、よそが計画していなかった子ども未来センターかがやきをつくったということです。そして、保育園児から中学生、小学生、いろんな人が安心して遊び、安心して過ごせる場所をつくっていただいたと、非常に大きなことだとうれしく思っています。  もう1点は安心と安全の充実でございます。つい最近の新聞にもちらっと出ていましたけれども、体育館が壊れて壁が落ちてきたとか、体育館からものが落ちてきて危ないというような形の新聞取材も載っていました。その点、小学校、中学校の体育館はですね、大幅な工事をしてやられている。そして今申しましたように、中学、小学校、保育園とエアコンの設置をしていただいたと。非常にすばらしい、先取りした企画ではなかったかなというふうに思っています。  それで、須沢教育長に第6次総合計画の教育関係に至るまでに、現在の成果と感想をお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(平林寛也君) 教育長。 ◎教育長(須沢和彦君) 今、議員が細かくもうおっしゃられましたので、私のほうからもまたちょっと重複する部分があるかと思いますが、6次基本計画の中の後期5年の成果というか、これまでやってきた内容をちょっと振り返ってみたいと思います。  前教育長の西澤教育長、それから太田教育委員長が先頭に立って旗振りをする中で、それぞれ村当局からの財政的な支援をいただく中でいろいろな課題に取り組んできたことであります。それぞれ基本計画にうたっております今内容は議員おっしゃられましたけれども、例えば学力につきましては、小中学校につきまして学習指導方法、こういったものを先生たちがよく研究する中で、それから生徒たちも特に学ぶ意欲、こういったものが高まってきておりまして、総合的に学力の底上げが図れてきたのでないかなというふうに思います。  それから教育環境につきましては、先ほどおっしゃられたとおり、子供たちが安心して、それから主体的にみずから学び過ごせる、そういうことができる居場所として、子ども未来センターかがやき、これもオープンさせていただきました。  それから、これも先ほど出ましたが、酷暑の中でも安心して学べるような、保小中の全教室へのエアコン設置、これもこの5年間で実施がかなったところであります。  それから、支援が必要な子供たち、この子供たちが最近全国的にも少しふえてきているわけではありますけれども、他町村以上に村費で加配の教員配置を行うなど、特別支援には特に力を今も入れているところでございます。  それからもう1つ、地域で子供たちを育てていく環境、これは松川村はもう前から既に取り組んでいることでありますけれども、ここへ来ましてそういったことをともに検討していく、地域の方と一緒に検討していく組織体制として、コミュニティスクールの学校運営委員会を昨年度立ち上げたということでございます。  今また私が申しましたことは、それぞれ基本計画の中の具体的な政策に盛り込んであった取り組みの目標でありますけれども、おおむねもう8割以上、10割に近いところまでそれぞれこの5年間でやることができたのかなというふうに私は感じております。 ○議長(平林寛也君) 平林 泉議員。 ◆3番(平林泉君) これもですね、やっぱり強いリーダーシップのおかげだというふうに感じております。  そこでですね、今後の課題というか、そういうことは何か1つぐらいありますか。 ○議長(平林寛也君) 教育長。 ◎教育長(須沢和彦君) 今後というか来年度から小学校につきましては、新学習指導要領が完全実施、それから中学校は1年おくれて再来年度から完全実施という中で、それぞれ今まで取り組んできた学習の進め方と少し変わってきているところがあります。小学校については英語、それからプログラミングとかということで、これから子供たちが予想不可能な時代、今まで起こらなかったことが起こってくる時代を生きていかなきゃいけないということで、その中で、いかにして子供たちがその場面に出くわしたときに対応して生きていける力を身につけるかということが、これから大事だというふうに思っています。課題というか、これからの学習のあり方を総合的にやっぱり考えていかなきゃいけないなということは、前からもそうですが、特に今感じていることであります。 ○議長(平林寛也君) 平林 泉議員。 ◆3番(平林泉君) ありがとうございました。今、教育長がおっしゃったような形が非常に大切になるのではないかな。それとともにインターネット環境もですね、このトラブルもこれからも出てくるのではないか、いろんな心配は数多くあるというふうに思います。  それでですね、やっぱり教育につきましては短期的じゃなくてですね、やはり中期計画を添える必要があるのではないかな。これからの先を読んで、今、教育長がおっしゃったような、いろいろの変化に伴った教育体制をどうやって立て直していくかということが非常に大切になるんじゃないかと思います。  もちろん松川村だけでやれる問題ではありません。国も、それから県各位も緻密な計画、関係を持ちながら、垣根を超えて努力していただき、村民のための計画を立案し成功していただきたいというふうに思っています。  私は一例でございますが、少し変わった提案をしてみたいというふうに思っています。それはですね、御存じのように地球温暖化によってますます気温が上がって、それから野外での小学校、保育園、中学の水泳授業が大変困難になるのではないか。また、一部のところではもうやめなくちゃいけないじゃないかというような形でささやかれております。  私は1つ、垣根を超えた温泉プールの建設の検討はいかがかということを提案させていただきたいと思います。利点といたしましては、天候に左右されず、授業が計画的に遂行できる。清潔で広くて、生徒にも積極的に喜ばれる。それとですね、個々で管理した水の管理が非常になくなると。トータルでは大幅コストの削減ができるんじゃないか。そして、使わないときには一般の人にも公開したり、それから福祉にも利用できるのではないかというふうに思います。  欠点といたしましてはですね、価格が莫大な価格になってしまうだろう。これについては、村単独で考えるのではなく、大町、池田、松川あたりの松川にそういうのをつくっていて、地域広角で考えていただくようなことができないかなというふうに考えています。そういうことによって、使わないときには福祉の関係に使っていただいて、水泳教室、地域の皆さんの健康増進という形に使っていただければいいのではないかなというふうに思っています。  高齢化を迎えた村民のためにもですね、新たな切り口として、このような形で検討していただくだけでも1つの提案ではないかなと思って提案させていただきたいと思います。今すぐやれということではありませんけれども、今後教育の場合は10年、20年先を読むとですね、今後の人口減少を見据えて、そういうことも検討していただくのも1つの手ではないかなというふうに思います。  2点目にですね、今後先ほどの同僚議員からもいろいろ質問されたり、またいろいろと対策をお聞きしておりますけれども、交通事故、災害、インターネット防止策、非常に千差万別でございます。私も今年初めて孫を毎日送るんですけれども、新聞紙上の事故、災害など見ているとですね、非常に家族の気持ちはつらいものだと思います。特に大津の問題、先ほども指摘されましたけれども、大津の問題についてはですね、とまっているところに、その信号機のところに突っ込んだ。これはガードレールかポールか何かあったら避けられたんじゃないかなというようなことも思うわけでございます。  ぜひ、一度ちょっと重複するところもありますけれども、村内の歩道、通学路について安全の確認をしていただけないかなというふうに思います。これについては、ぜひ遂行してもらいたいと思います  それと、現在青パトのボランティア活動をやっており、また96カ所での子ども安心の家、これはPTAも、いろんな方も協力してやっていただいています。ボランティアの方も協力してもらっています。ですけれども、いつまでもボランティアに頼るということも非常に厳しいものじゃないかな。ボランティアの人も日中の暑いときから朝早いとき、なかなか協力体制がつかめないという中では、やはりこれからは村費で多少は青パトあたりを充実させていただけないかなというふうに思っています。  それから、一応、文部科学省のほうからも29年12月26日におきまして、学校を補う補助金、公立という形の中ですね、青パトの補助もするよという形で1億3,000万ほどの国のほうからもう予算も取ってあるそうでございます。その辺につきましてですね、コミュニティスクールという形で村のほうはやっておるかと思いますけれども、もう一度その確認をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) すみません、いろいろ御提案いただきましてありがとうございます。御提案の内容につきましては、また今後に生かしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  その中でもちょっと青パトの件につきましては、また社協のほうも協力してやっていただいておりますといますか、そちらのほうでやっておりますので、また相談しながら進めてまいりたいと思いますので、お願いしたいと思います。  それとコミュニティスクールの関係でございますけれども、これはのコミュニティスクールの現状をお答えすればよろしいでしょうか。(3番「はい」の発言あり)  コミュニティスクールでございますけれども、こちらにつきましては、松川村学校運営委員会と申しますけれども、これはの地域住民の方、これは学校活動を支援いただいている団体の代表者にお願いをしてしております。それから小中学校長、コーディネーター、それと保護者などをお願いして、現在13名の委員さんをお願いしているところでございます。これは保護者、地域住民に小中学校運営に参画いただき、支援を受けたり、またどんな子供に育ててほしいかなどの意見を届くなどして、連携を強めていく目的で行っているところで、先日も1回目の会議を行ったところでございます。  コミュニティスクールにつきましては、学校の運営のお手伝いといいますか、そういう部分での会でございまして、子供の安全というところともちょっと違う部分でございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 平林 泉議員。 ◆3番(平林泉君) ありがとうございました。  では、次に移らせていただきます。幼児虐待撲滅についてお聞きしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 教育長。 ◎教育長(須沢和彦君) その前に先ほど御提案いただいた温水プールの件と通学路の安全確認の話につきまして、ちょっと私のほうからお答えさせていただきます。  温水プールの建設につきましては、現段階では考えておりません。将来的にどうなるかわかりませんけれど、財政規模もございますし、広域でやるということになっても、なかなか難しい問題かなというふうに考えております。  それから、通学路の安全確保につきましては、毎年度年度当初にこの辺は確認しているところでございます。直近では、昨年地震のときに大阪のほうでブロック塀等が倒れて、痛ましい事故が小学校の女子児童が亡くなるということがあったんですが、あのときもそうでございますが、この辺につきましては、関係機関とも一緒に現地を見る中でそれぞれ順次対応しているところでございますので、その2点については私のほうから今お答えをさせていただきました。お願いします。 ○議長(平林寛也君) 平林 泉議員。 ◆3番(平林泉君) ありがとうございました。私もすぐやれということではないんですけれども、ぜひ命にかかわることだけはしっかりキープしながら、守っていただきたいなというふうに思います。  それでは、次の質問に移らせていただきます。幼児虐待の撲滅についてお聞きさせていただきます。最近ですね、親などの虐待により子供のとうとい命が失われるという報道が数多く、非常に心が痛み寂しい気持ちになっております。また、これがニュース、話題になっております。  親の言い分は理解できますけれども、暴力を振るうということは誰にも許された問題ではありません。幼児虐待で死亡する子供が後を絶たず、幼児相談所対応件数が過去最高を記録しているというふうに聞いております。幼児虐待ですが、死亡する子供が後を絶たず幼児相談所対応件数が過去最高を記録していると聞いております。  保育園とか小学校ではですね、非常に早く見つけることができ、その役割は大きいというふうに思っています。保育士さんは毎日子供と接し行動しております。時間も長いです。ですから、そういう見つける機会が非常に多くなるというふうに思います。子供たちの動作、自然な動き、あざとか傷などの形もですね、一番見つけやすいのではないかなというふうに思っています。  虐待をなくすにはですね、やはりすごく早く見つけて、その対応をいかにするかが大事な問題だというふうに考えます。現在、松川村にはマニュアルみたいなものがある程度あると思うんですけれども、できる範囲で結構ですので、そのマニュアルがありましたら御説明いただきたいというふうに思います。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 幼児虐待ということでございますので、教育委員会としてちょっと保育園の関係でお答えさせていただきます。保育園では特に報告マニュアルというものを作成しておりませんが、保育士は子供たちの健康状況、身体状況等を常に気にかけておりますので、虐待の兆候などが見受けられれば早急に園長先生に報告し、園長先生から教育委員会児童虐待の担当課である福祉課、児童相談所へ連絡することとしております。また、朝食の摂取状況の把握などにも努めて、育児放棄による虐待の発見にも努めているところでございます。  保育士は園児と接する時間が長いとともに保護者とも接する機会が多いことから、保護者の相談相手になれるよう日々努めております。虐待の予防の折り合いも担っていると考えております。  なお、実情といいますか、ここ数年そういった身体的虐待の兆候が見られるというような事例はございませんので、報告申し上げます。 ○議長(平林寛也君) 平林 泉議員。 ◆3番(平林泉君) 子供だけじゃなくてですね、小学校、それから中学校、つい最近の千葉県の事件におきましては、これはもう皆さん十分何回も報道されて、新聞で読まれておると思うんですけれども、やはりわかっていてもですね、親の暴力がつよくて、あるところに連絡しなかったり、それから警察もコミュニケーションがもう1つ進んでいなかったようにですね、逆にまた札幌では、警察から言われているのに、指導委員のほうでしっかりそれを指導しなかったという形で、どこかで少し狂ってきてしまった形で悲惨な形の事故になっておることでございます。  それでですね、ちょっとお聞きしたいんですけれども、長野県の虐待の平均値が、24年が1,016件、それから25年が1,358、26年が1,638、27年1,760、28年1,900という形で、4年間で約倍くらいになっているんですけれども、1,000人が1,900人になっている。  全国的には6万人から12万人くらいという形で非常に報告されておるんですけれども、松川村は、28年、29年、30年、この相談件数は何件くらいあったんでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 福祉課長。 ◎福祉課長(原勇一君) では、虐待の関係は福祉課で所管してございますので、こちらでお答えいたします。まず先ほど保育園のマニュアルというような話もございましたが、まず児童虐待につきましては、児童福祉法の中で児童虐待を受けたと思われる児童を発見した場合、全ての国民に通告の義務が定められているということでございますので、マニュアルどうこうでなくても定められた義務ということで御理解をお願いしたいと思います。  松川村の関係でございますが、今申しましたように児童相談所への通告となりますので、その後、村と連携して対応に当たります。その件数でございますが、28年度が1件、29年度が2件、30年度が1件となっております。 ○議長(平林寛也君) 平林 泉議員。 ◆3番(平林泉君) 一応、私は長野県の長野県中央育児相談室の育児教育応接室というところへ電話で確認をしたら、大体松川村からは、5、10、15という形で報告が上がっているというふうにお聞きしたんですけれども、これはあれですか、ちょっと捉え方が違うんですか。  多分この中には家庭の養育費の低下というのも虐待というふうに捉えているのかもしれませんけれども、その辺は、この1、2、1という中身の内容は簡単に言えばどういうことですか。もし差し支えない程度でいいですけれども。 ○議長(平林寛也君) 福祉課長。 ◎福祉課長(原勇一君) 通報の内容につきましては、ちょっとお答えいたしかねるということでお願いします。 ○議長(平林寛也君) 平林 泉議員。 ◆3番(平林泉君) そう言われるというふうに思っています。ぜひですね、守るところは守り、しっかり攻めるところというか、守っていただかなきゃいけないところはしっかり守っていただいてですね、要は子供を大切にするという意識を再度確認していただきたいなというふうに思っています。  私は東松川なんですけれども、東松川においても現在地域の行動という形で、子ども育成会はどの地域にもあると思うんですけれども、年4回子供の参加をいただきですね、そのときに父兄、それから我々というか区の役員も一緒になって、地域の子供たちを見守り育てるという形の住民意識も非常に上がってきております。ぜひこの辺も踏まえて頑張っていきたいと思うんですけれど、教育長、この虐待の問題についてはいかがなものでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 教育長。 ◎教育長(須沢和彦君) 虐待の問題につきましては、特に子供の育て方がわからないとかなどの不安から、やっぱり虐待につながるケースが多いというふうに認識しております。児童相談など早い段階から気軽に、自分で考え込まないで相談できるような体制づくりに引き続き取り組んでいきたいと思います。  それから、今度は子供がSOSを発信する、サインを見逃すことなく、早くにその子の支援体制をしっかりとつくっていきたいなというふうに考えております。そのためには担当の福祉課との協力、連携はもちろんのことでありますが、児童相談所や警察への通報、連絡につきましても、これまでどおりためらうことなく、もう空振りでもいいので、そういった連絡をきちっと通報するということは、これまでどおり行っていきたいというふうに思っております。  いずれにしても、いろんな機関と連携を密にして、幼児・児童の虐待防止に取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○議長(平林寛也君) 平林 泉議員。 ◆3番(平林泉君) ぜひよろしくお願いします。  それでは、次の項目に移らせていただきます。職員の負担軽減についてお聞きしたいと思います。平成12年度12.5倍、小学校の教員採用試験、平成29年度は3.5倍という形で、非常に先生になる人たちの応募が少なくなってきています。  学校教育をさらに充実、発展させるために、教師の魅力を高めるために、非常に人材が大切ではないかというふうに思います。20年ぶりに教育改定が改正されると、先生の時間が非常にいろんな形で、英語がふえ、教科書の増大によりですね、中学生の64時間プラスを考えると非常に大変なことになるんじゃないかなというふうに思っています。  それでですね、ひとつ直近でいいんですけれども、昨年同僚議員が1カ月の松川小学校の平均時間が60時間3分、中学校が64時間15分という答弁をちょうど6月の議会でされました。1年たった現在の松川村の残業時間、勤務時間オーバーについての数字がわかったら教えてください。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(古畑元大君) 直近ということで、今年の5月でございますけれども、小学校が53.16時間、中学校が48.34時間でございます。 ○議長(平林寛也君) 平林 泉議員。 ◆3番(平林泉君) ありがとうございました。相当いい方向性に流れているなというふうに判断いたします。参考までに県のほうは、小学校が57.25、中学が63.18、これが県の数字でございます。  学校における働き方改革の中で、いろいろと緊急的に対処しなくちゃいけない問題がたくさんあると思うんですけれども、特に部活の問題、それから担任の先生が英語、理科、家庭科、体育、英語を全て教えるということは非常に厳しい、大変ではないかなというふうに思います。特に化学の実験においても、英語においてもですね、やはり今後はスクールサポートスタッフを設けていただかなければいけないのではないかなというふうに思われます。国のほうも現在いろいろとそういう政策も打たれておりましてですね、先ほど説明ありましたスクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーについてですね、約61億円くらいの予算を取ってあるそうでございます。ぜひこういう形のものを使っていただいて、現在の先生方の少しでも教育に対するサポートができればいいのではないかなというふうに考えております。  先生たちの精神的なフォローもですね、体力的にも精神的にも非常に熱心にやればやるほど大切であるというふうに考えておりますので、その辺のところはぜひ使えるものは使っていただいて、いただけるものはいただいてですね、人数を確保していただくような方向性に来年度からの中に組み込んでいただければうれしく思います。ぜひよろしく御検討のほどお願いしておきます。よろしくお願いします。  それでは最後になりますけれども、学校学習指導について、新学習指導についてお伺いします。いよいよ学校教育を通してよりよい社会をつくるという目標に学校と社会が共同して、それぞれの学校における必要な内容をどのように学びとり、資格、能力を身につけることを明確にしながら、社会の連携と共同による実験を図っていくものでございます。  先日、保育園も小学校も英語を勉強させてまいりました。保育園の年少組と英語の勉強を楽しく受けさせていただきました。非常にディヴ先生の進め方がすばらしくて感動しました。保育園から英語に親しみ、小学校5年生の教室も英語で進められており驚きました。覚えるだけではなく、これからは実践的な形の教育もなされているんだなということで、私たちとは相当違うということを感銘を受けてきました。
     そこでですね、小学校では5年生から聞く、話す意外に読む、書くを入れるという形の中で、覚えることが非常に多くなり、それから教育が非常に大変になってくると思います。そこで、中学校の英語のアシスタントというか、そういう人たちをふやしていただいて、やるという計画は現在考えておりますか。そこをお聞きしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 教育長。 ◎教育長(須沢和彦君) 今、中学のほうの英語の話をお聞きされたので、そちらのことをお答えします。現在、以前からそうですが、中学校にはALTを1名配置しておりまして、そのほかにも英語の専科の教師が何人もいます。ある程度少人数の中で英語も学ぶことができていますし、それから今のALTも配置しているということで、その辺はある程度充実した英語ができているのかなというふうに考えておりますが、やはりALTが外国人でありまして、中学校の英語なんかはやはり文法関係もしっかりと教えられないといけない部分がありますので、そのALTについては毎年見直しというか検討は行っております。そういう力のあるALTであれば、どうしても外国人でなくても、日本人でもいいのかなということも検討しております。  そんな中で、少しでもこういった国際化時代でありますし、特に中学校2年生は自主的に台湾の鹿港のほうへ学びに行きたいという子がたくさんいますので、ぜひそういったところも、そういった舞台を自分の勉強してきた英語の力を発揮する舞台でありますので、そこでしっかりと力をつけられるような教員の配置についても検討してきたいと思っています ○議長(平林寛也君) 平林 泉議員。 ◆3番(平林泉君) ありがとうございます。本当に今私が言おうとしたことを全部言っていただいたような次第でございましてですね、本当にこれからはぜひアメリカでも、イギリスでもいろんなところへ出かける機会を、それからましてや我々の友好関係である姉妹都市への参加という形で、国際的に話すことがこれからはより大切になるのではないかなというふうに、先ほどの教育長の説明を伺いまして安心しました。ぜひこれからは国際的な形で活躍できる英語の授業の推進をしていただきたいというふうに思います。  以上をもちまして、教育関係全般についての質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(平林寛也君) これで、松川村の教育全般についての質問を終わります。  以上で、3番平林 泉議員の質問を終わります。  これで本日の日程は全て終了しました。  これにて散会します。大変御苦労さまでした。                                  午後 4時23分 散会...