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平成30年第 2回定例会-06月14日-02号

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  1. 松川村議会 2018-06-14
    平成30年第 2回定例会-06月14日-02号


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    平成30年第 2回定例会-06月14日-02号平成30年第 2回定例会           平成30年松川村議会第2回定例会会議録                                      〔第2号〕 ┌──────────┬───────────────────────────────┐ │招集年月日     │     平成30年 6月14日                │ ├──────────┼───────────────────────────────┤ │招集場所      │     松川村役場議場                    │ ├──────────┼───┬───────────────┬───┬───────┤ │開閉会日時     │開 議│平成30年6月14日 午前10時00分│議 長│平 林 寛 也│ │          ├───┼───────────────┼───┼───────┤ │及び宣告      │散 会│平成30年6月14日 午後4時07分│議 長│平 林 寛 也│ ├──────────┼───┼───────┬───┬───┼───┴───┬───┤ │応(不応)招議員及び │議席№│氏     名│出 欠│議席№│氏     名│出 欠│ │          ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤ │出席並びに欠席議員 │ 1 │平 林 寛 也│ ○ │ 7 │上 田 治 美│ ○ │ │          ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤ │出席11名 欠席1名 │ 2 │梨子田 長 生│ ○ │ 8 │平 林 幹 張│ ○ │ │          ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤ │   凡例     │ 3 │平 林   泉│ ○ │ 9 │茅 野 靖 昌│ ○ │
    │          ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤ │ ○…出席を示す  │ 4 │大和田 耕 一│ ○ │ 10 │矢 口 あかね│ ○ │ │ △…欠席を示す  ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤ │ ×…不応招を示す │ 5 │草 間 正 視│ ○ │ 11 │小 原 吉 幸│ ○ │ │ △公…公務欠席  ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤ │          │ 6 │勝 家   尊│ ○ │ 12 │太 田 繁 義│ × │ ├──────────┼───┴───┬───┴───┼───┴───┬───┴───┤ │会議録署名議員   │   4番   │大和田 耕 一│   5番   │草 間 正 視│ ├──────────┼───────┼───────┼───────┼───────┤ │職務のため出席した者│事務局長   │宮 澤 大 介│書記     │武 井 愛 美│ ├──────────┼───────┼───────┼───────┼───────┤ │          │村長     │平 林 明 人│建設水道課長 │太 田 健 一│ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │          │村長    │平 林 秀 夫│教育次長   │原   勇 一│ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │法第121条により説│教育長    │須 沢 和 彦│社会教育課長兼│古 畑 元 大│ │          │       │       │公民課長   │       │ │明のため出席した者の├───────┼───────┼───────┼───────┤ │          │総務課長   │白 沢 庄 市│総務課統括課長│中 村   彰│ │職・氏名      │       │       │補佐     │       │ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │   全員出席   │税務課長   │白 沢 庄 市│営農支援センタ│高 山 重 典│ │          │       │       │ー事務局長  │       │ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │          │住民課長   │宮 澤 政 洋│       │       │ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │          │福祉課長   │丸 山 正 芳│       │       │ │          ├───────┼───────┼───────┼───────┤ │          │経済課長   │丸 山   稿│       │       │ ├──────────┼───────┴───────┴───────┴───────┤ │議事日程      │            別紙のとおり             │ ├──────────┼───────────────────────────────┤ │会議に付した事件  │            別紙のとおり             │ ├──────────┼───────────────────────────────┤ │会議の経過     │            別紙のとおり             │ └──────────┴───────────────────────────────┘               本日の会議に付した事件 日程第1 一般質問   順位1 地方創生と総合戦略                   8番 平 林 幹 張       産業振興   順位2 防火防災対策                      2番 梨子田 長 生       中小企業の応援       子育て世帯・高齢世帯の応援   順位3 村を支える子ども達の育成               10番 矢 口 あかね       自治組合のあり方   順位4 松川村の安全安心について                6番 勝 家   尊       子育て支援について   順位5 村営住宅の管理、運営について              4番 大和田 耕 一       地域コミュニティーについて   順位6 福祉・子育てについて                  7番 上 田 治 美       防災について                                  午前10時00分 開議 ○議長(平林寛也君) おはようございます。  ただいまの出席議員数は11名です。  定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。  直ちに本日の会議を開きます。 △日程第1 一般質問 ○議長(平林寛也君) 日程第1 一般質問を行います。  順次、発言を許します。順位1番、8番平林幹張議員の質問事項、地方創生と総合戦略の質問を許します。平林議員。 ◆8番(平林幹張君) おはようございます。今期トップバッターということで、非常に緊張しておりますけども、よろしくお願いをいたします。  最初に、地方創生と総合戦略ということで、松川村、2010年をピークに人口減というところでありますが、これについて非常に取り組みを十分にやっていただいているというところであります。  今般、村長挨拶の中で、1万人特命係の実績報告等々いただいているところでありますが、各事業それぞれ行ってきた形の中で、中間総括というところで、どんな考え方なのかということでお伺いをしたいと思います。  27年、8年の事業については、中間事業報告ということでいただいておりますが、29年度かかわった部分、そして30年度に向けてという展開の中で、これまでの事業総括をお願いできればということでお願いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) おはようございます。議長にお願いをいたしますけれども、細部につきましては課長に答弁をさせますので、よろしくお願いいたします。  平林議員には、いつもこの時期、地方創生の関係で関心を持っていただいて質問をいただいております。感謝をしたいというように思います。  29年までは、30年の2月、前回の定例会の中でお話をさせていただいてありますが、今回、まだそんなに変わっておりません。細部につきましては総務課長に答弁をさせますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(平林寛也君) 総務課長。 ◎総務課長(白沢庄市君) 今、村長が申したとおりでございますが、昨年の8月に27、28の2年度の中間報告というか、中間検証させていただきました。  毎年、中間検証していくわけですが、29年度の事業につきましても、この後、それぞれ各課等で事業計画に基づいたシートが上がってございます。それをもとに8月の地域づくり推進委員会で検証してまいりたいというふうに思っております。  また、30年の事業についても、これ5年の計画でございますので、もともと5年ある計画の中で30年度実施する予定のもの、また新年度予算の中で、30年度予算の中で入ったものについて、着実にやっていきたいというふうに思っております。 ○議長(平林寛也君) 平林議員。 ◆8番(平林幹張君) よくわかるわけでありますが、いわば腰だめの中で2010年1万93人のピークから、29年3月では実数9,917名、それから30年の3月1日時点では9,819名という形で、約100名ぐらい。これがいろんな事業をしていただいている部分でもって、社人研の推移の統計もあるかと思いますけれど、それに対して一生懸命やっていただいている部分が、いかなる歯どめになっているかどうか。その辺をどうお考えになっているかというところを、お伺いをしたいかなと思うんですが。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 御存じのように、土地開発公社が宅地造成をし、そしてそれぞれ民間の皆さんも宅地造成をしていただいて、村は新たに45歳以下で松川村へ来てうちを建てて、土地を買って住んでくれる人には100万円を出そうと。また、中古住宅を買ってくれている人には70万を出そうということで、皆様の御理解をいただいております。  そんな中で一生懸命やっているわけでありますけれども、いかんせん、全国的に人口が減っております。社人研の出している9,500人という数字があるわけですけれども、これを絶対切らないように、今後努力をしていかなければいけない。  それから、1万人復活特命係では、これにつきましても一生懸命、人口をふやそうということで、それぞれの場所、都会で懇談会等に出まして、松川村を宣伝をしていただいておりますので、ある程度減るのは仕方がないような気がするけれども、減り方をできるだけ少なくして、頑張っていきたいというように思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(平林寛也君) 平林議員。 ◆8番(平林幹張君) ありがとうございました。その辺で、当然、村長おっしゃられたように、各事業、それぞれが必死でやっているということがわかりますし、それが本来何もやらなければ、かなり急降下をしていったという形だろうと思うんで、その辺の検証を含めて、29年度の検証ができた段階で、またお知らせをいただければということでお願いしたいと思います。  次に、何といっても、その事業の目玉であります推進資金の関係で、農産物、それから特産物輸出関係、それから今年度に当たっては外国人の誘致という形で掲げられておりまして、それぞれ28年度、それから9年度、事業が行われているわけであります。  そこで最初に、市場の中間報告、それから調査の報告をいただいているんですが、その内容について少しお伺いをしてまいりたいと思います。  初年度は市場調査ということで、29年度については、その調査に基づいた組織体であるとか、そういった編成であるとか、これについても総額でもって2,300万ほど拠出をされ、それぞれ事業を行っているわけでありますが、この辺の内容について、まずお伺いをしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 28年度、29年度、ともにアジア諸国及び取引先に関する調査が主な内容となっております。  29年度につきましては、4月に松川村の海外販路等推進協議会というものが設立されております。その協議会をもとに海外についての調査、そういったものを研究しながら、最後、詰めている状況でございます。  それから、29年度には、また新たに現地のほうへ行きまして、販売会等を試験的に行った状況でございます。 ○議長(平林寛也君) 平林議員。 ◆8番(平林幹張君) その中で、協議会に報告がされた輸出相手国、シンガポール、それから台湾という形でお示しがされたということで、それについての検討がなされたということで聞いておりますが、この関係を絞り込んだ要因と、それから我々だけではなくして、全国的に海外輸出というところに取り組んでいる、ほかの競合組織があるわけでありますが、絞り込んだ要因をまずお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 相手国に関しまして、28年度の調査結果、また29年度、もちろんそうなんですけども、まずシンガポールにつきましては、輸出規制がほとんどないという状況。それからあと国民1人当たりの平均所得が高い。それから、富裕層ほど健康志向が強く、オーガニックや日本の上質な食品を好む傾向があるという部分。それから、近隣国、マレーシア、インドネシア等、そういったところへの波及が見込めるということで、シンガポールのほうは選定をされております。  それから台湾、もう一国、台湾ですけど、日本食の需要が高く、日本食レストランも年々増加傾向にある状況であるということ。それから、日本酒に関しましては、流通が既に確立されておりまして、プロモーションを通して輸出量の拡大が図れるんではないかというような点。それから、鹿港鎮との友好都市関係があるという。以上のことから、この2国、2つの国というものを主に選定をしたところでございます。 ○議長(平林寛也君) 平林議員。 ◆8番(平林幹張君) その中で前段申し上げたように、競合するリスク、結局そういった内容であるとするならば、ほかの県も当然そういう形でやってくるんだろうということがあると思うんですが、その辺のリスクについてと、それから主力は東南アジアということでありますが、それだけではなく欧米諸国、あるいはヨーロッパ関係、そういったところを検討がなされたかどうか、そこら辺をお伺いいたしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。
    ◎経済課長(丸山稿君) ヨーロッパとか、そういうところということなんですが、今、その2カ国について主に事業を進めていきたいという部分で、あとの部分については、調査項目の中には、そういった部分の提案等がされる部分がありますけども、今協議会のほうで進めているのは、この2カ国に絞ってという形で考えております。 ○議長(平林寛也君) 平林議員。 ◆8番(平林幹張君) そこにおいて進められているフェアであるとか、それから商談会、現地視察等々からさまざまな課題、諸問題もあるかと思いますが、実質的な評価、フェアでの評価とか、あるいは商談会の見込み的な状況、そんなところを、それから現地視察で実際見てきた部分から得られたこと等々がございましたらお願いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 品目別の諸条件でありますけど、シンガポールにつきましては、検疫等の条件が緩いといいますか、そういった状況であります。  それから、台湾につきましては、特にリンゴが厳しい検疫がありまして、ハードルがすごく高いという部分であります。  そちらと、あと海外で松川村っていうブランドを売っていくっていう部分。また、それが松川村が長野県にあるんですが、長野県を売っていくというものなんですけども、海外に進出するときには日本の産物、要は日本のものだよという形になりますので、そういったことをパッケージ等を工夫することにより差別化を図っていかなければいけないと。それが実際向こうに行ってきて感じた部分でございますので、そういったところでございます。 ○議長(平林寛也君) 平林議員。 ◆8番(平林幹張君) 先の答えも言っていただいたんであれなんですが、飲料水については共通的な部分だろうと思いますが、米、それから今言われたリンゴについては、前からかなりいろんな部分で規制があったり、それから輸出についての問題等々は聞いておりますが、その辺の実態と、さらには日本酒、米にかかわっては、どうしても松川村としては酒米というところがあるかと思いますんで、それぞれ品目的な形の中で流通方法であるとか、あるいは形態、それからロット、先ほど言われた検疫、何といっても最終的には決済というところが一番重要になってこようかと思いますが、この辺についての課題であるとか、中身的な中で検討が加えられた内容についてお願いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) ことしの事業進める中で、まだ事業者が決定にはなっておりません。ただ協議会のほうで検討する中では、流通方法の形態やロット、検疫、先ほど言われました決済等について、今年度も商談を進めながらやっていきたいという部分。また、輸出相手先が決定した場合については、相手先と協議しながら、その中で村のものを、産物を出していきたいという状況であります。  それから、協議会の中で今回のことしの主力というか、方針みたいなものがありまして、そういった中では品目でいえば日本酒、日本酒はそういった部分で、既存の商店は出している状況がありますので、その輸出の増加を図っていきたい、いけたらいいんではないか。それからあと、それに伴いまして新規店舗への拡充、そういったことを力を入れていきたいんではないかと。  それから、リンゴにつきましては、協議会で進める中で、ロットを向こうへ輸出をしてやるというときに、いろいろな条件がありまして、中に腐ってしまうとか、時期的なものとかあるかと思うんですが、ことしの部分については、直接インターネットみたいなものを活用した中で販売促進ができればどうかというものを、具体的な施策の中で取り入れております。  あと米の関係、リンゴの輸出もそうなんですけども、今後の体制の検討ということで、商談会等を進めていく、バイヤーさんと話し合いをする中で、大体どのぐらい年間出せるのかとか、量の確保とか、どういった系列でいくかという、そういったところに非常に役場の職員等が行っても、そこで量の把握ができていない。そういったものをことしの中は、生産がどのくらいあって、どのくらい輸出できるとか、そういったものの調査をやっていかなければいけないというふうに考えております。  それから、せっかく鹿港鎮と中でもって、ロータリークラブ等の関係がありまして、そういった人のつてを最大限に協力を得て、もしできればアンテナショップ的なものも、今回そういったことも可能であればやっていきたいというような形で協議会は考えておりまして、その事業計画にのっとったところで業者決定して、今後進めていきたいという状況でございます。 ○議長(平林寛也君) 平林議員。 ◆8番(平林幹張君) 品目別、それぞれについて、まずはロット、量であったり、それから流通の方式によって大きく変わってくるかと思いますので、その辺の中身を十分に御検討いただければなと思います。  さらに、リンゴは相当厳しいということを聞いておりますが、加工したリンゴジュース等々、その辺については、どんなお考えなんでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 確かに厳しい検疫があって、シンガポール的に緩いというか、そういったことがありますので、県に昨年、職員を派遣いたしまして、出向して、いろいろその辺のノウハウ、また人脈等をつくってありますので、そういった中で実際、今お話にあるようなことで輸出、果物を1回送ってみたいというようなことは検討の中にあります。 ○議長(平林寛也君) 平林議員。 ◆8番(平林幹張君) ありがとうございました。本年度、実際部分として試験的にさまざまなものを行うというのは本年度の計画だろうなと思いますが、またその中で絞り込んで、またそういった試験的な形をやる中で、また得るものもあるかと思いますので、十分にそんな形で行っていただければなと思いますが、本年度施策に当たって、県あるいは農水省、それからジェトロ等々からの指導等々、そんな形があれば教えていただきたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) もちろん県のほうとは連携をとりながら、長野県の農産物等輸出事業者協議会に加盟をしておりますので、そういった中でもって県と調整をして、アドバイス等はいただいております。  それから、ジェトロの関係ですが、実際には検疫の関係とか、相手国の情報等、アドバイスをいただいて進めているところでございます。 ○議長(平林寛也君) 平林議員。 ◆8番(平林幹張君) ありがとうございます。それで、最終的には、先ほど少し課長の形もありましたが、日本の中でも松川村は鈴ひかりというような形、それぞれあるわけですが、今回はいずれにしても、Azuminoブランドにこだわって、3市町村の連携でもってやっていくんだという形で、当初からお伺いをしているんですが、その銘柄的な部分、日本酒に関しては、前回お聞きをして、松川村は大雪渓さん、それから池田町は福源さんで、安曇野市は何という酒造か忘れましたが、そういったことをやっていかれると思うんですが、統一性、要するにAzuminoブランドを売り出す、で売っていくということになると、各品目、それぞれが変わってくるかなと思うので、例えば日本酒については、そういった固有、銘柄的なところでやっていかれるのか。  それから米や、それからリンゴや、そういったものに、主食用米等々については、Azuminoブランドを主力に売っていかれるのか。そこら辺の区分け的なところは、どんなふうになっているのかというところでお伺いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) Azuminoという部分の3市町村で行っている事業については、日本酒を限定で行っております。その他の品目については、各市町村単位で独自に行っていくという状況でございます。 ○議長(平林寛也君) 平林議員。 ◆8番(平林幹張君) 調査項目の中で、調査した段階では、情報というのは共有するんだと。それで、今言われたように日本酒についてはAzuminoにこだわると、そういう区分けでよろしいわけですね。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) はい、そのとおりでございます。 ○議長(平林寛也君) 平林議員。 ◆8番(平林幹張君) わかりました。ともかくもこの事業を成功させて、この地域を売り出して、さらにここへ外国の方々も来ていただけるような体制づくりまでというのは、非常に長きにかかっていかなければならないなと思いますので、ここを十分に軌道に乗せるような形で、さらにお願いをしたいと思います。  次に、今年度の中での事業項目の中にありますが、そういうことで海外旅行者の誘致という形が、この3年目の事業の中に加わってきているということで、そういったものの輸出を契機に外国人を誘致していくんだという形があるかと思いますが、この辺についての事業の取り組みは、どのようになっておられるのかということで、お願いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) ことしの事業の中では、輸出商談会を通じて知名度の向上及び外国人旅行者、インバウンド向けの関係ですが、誘客を図るために今年度、プロモーションの動画というものを作成していきたいと考えております。  こちらのほうの作成ですけども、1分程度のものがネット上で検索すると流れるというショートバージョンのものと、3分から5分程度のものをロングバージョンという話をしていますが、長いものと短いものを作成しながら興味を持ってもらって、それを検索していただいて、それで松川村の魅力等を発信しながら、行ってみたいなとかって、そんなような形で興味を持ってもらって、こちらのほうへ来ていただきたいというような形で、動画を作成していく計画でございます。  この動画ができたところで、あとそれはインターネット上で流れるわけなんですが、フェアとか商談会、そういったときにDVDを持っていって、それを同じものを流しながら、松川村の魅力をさらに高めていくという、公開してやっていくというような計画でございます。  そちらのほうの現在の進行状況でありますが、実際公募型のプロポーザルを実施して、応募が11社ありまして、そちらを6月6日に審査会、協議会の中で審査会を行いまして、株式会社長野放送さんに決定しているところであります。  こちらについて、それで動画を流せて、興味を持ってもらって、こちらのほうへ、長野県、また安曇野、それで松川村に来ていただく。そんな形になると、今度宿泊先という部分が次、伴ってくるかと思います。  今回、村では民泊協議会とか、宿泊施設のほうへと外国人向けのお客さんを取り入れていただけるかと、そんなような協議、調査、いろいろなことをしながら、そういったものを体制を整えて、誘客に努めていきたいと、そんなような形で考えております。 ○議長(平林寛也君) 平林議員。 ◆8番(平林幹張君) 宿泊施設のない松川村において、そういう形でやっていかれるというのは難しい面もあるかと思いますが、その辺を十分に御検討いただいたり、そういったいろんな意味での発信をしていくということは、すごく大事なところかなと思いますので、引き続きそういう形で、総合的な見地の中で、ぜひそんな形でお願いしたいなと思います。  以上で1番、終わります。 ○議長(平林寛也君) これで、地方創生と総合戦略の質問を終わります。  続いて、質問事項、産業振興の質問を許します。平林議員。 ◆8番(平林幹張君) 毎回、産業振興について、それぞれの形でお伺いしているところでありますが、今回農業振興については、若干絞ってお願いをしたいと思います。  本年度から米の直接支払交付金がなくなったということで、生産調整に関しては目安値というところで示され、それに向かって農家は作付計画を立てているわけでありますけれども、再生協等々の中で、実質的な形の中で松川村、農家からまとめた作付計画を集計する中では、オーバーだということで聞いております。  これに関して、実際上の集計ができている中での実質的な数値と、それから松川村以外、管内、それから県の情報がありましたら、どんな状況なのかという形でお知らせをいただければと思います。 ○議長(平林寛也君) 営農支援センター事務局長。 ◎営農支援センター事務局長(高山重典君) では、村の再生協議会を所管しておりますので、私のほうから御回答させていただきます。  現在、再生協議会のほうで集計中ではありますが、村の主食用米の作付面積は約714ヘクタールの見込みとなっております。これにつきましては、県の農業再生協議会から示されております目安値に対しまして、約21ヘクタール超過している状況となっております。  要因につきましては、地域間調整といった取り組みがあるわけですが、こちらへの取り組みを見合わせているといったことが要因と考えられます。  なお、周辺の市町村の状況でありますけど、詳しい数値は把握しておりませんが、この近隣の市町村については、目安値を達成見込みと聞いております。 ○議長(平林寛也君) 平林議員。 ◆8番(平林幹張君) ありがとうございます。その中で今、支援センター長言われた地域間調整のかかわりで、再生協の中では村としては参画をしないということでありました。漠然と私も、漠然とわかるわけでありまして、賛成をさせていただいたんですが、実質的な形の中での試算というか、農家からの拠出額、実際上の生産単価というところで、これをとらないというシミュレーションというか、試算をなされていると思いますが、わかりやすく御説明いただければと思うんですが。 ○議長(平林寛也君) 営農支援センター事務局長。 ◎営農支援センター事務局長(高山重典君) 地域間調整の手続につきましては、地域再生協議会の一員であります農協さんが手続を担っております。ですので、単価等の算出につきましては、農協さんのほうからいただいております。  当村の再生協議会では、加工米への取り組みに対しまして、水田活用の直接支払交付金、これは国の制度になりますが、それに加えまして、地域の裁量で活用可能な産地交付金でさらに拡充している状況となっております。  これはいろいろ制度変わる中で、主食用米への偏重を食いとめる、加工用米の確保に向けた取り組みということで、再生協議会のほうで方針を立てております。  これらの交付金を加工用米の作付面積に応じて交付するわけですが、収穫量に換算しまして、農協さんより示されました取引の見込み金額に上乗せしますと、主食用米と加工用米の農家収入は、同一水準となる見込みとなっております。  ですので、個々の農家で販売方法と価格の違いはあるわけですが、農協への出荷を前提に考えますと、農家が拠出金を払うことによりまして、主食用米と加工用米の価格差が生じてしまうというような状況になることがあり得ると考えております。  ですので、30年産米につきましては、地域間調整への取り組みを見送っているといった状況になっております。  あと単価の関係になりますが、農協さんからの提示となっておりますので、当然取引の実態ですとか米価を取り巻く状況を勘案して算出しているというふうに理解をしております。  以上となります。 ○議長(平林寛也君) 平林議員。 ◆8番(平林幹張君) わかりました。先の部分で現況の本年度の在庫量であるとか、それからミニマムアクセスで入ってくる78万トン、それから日本自体が食べなくなっている、約8万トン近いものを勘案する中でも、それぞれの単価があると思いますが、本年度、きっちりした生産調整がされない中で、農家としてはそこら辺が実質的な形の中で心配なので、先ほど言われたように、地域間調整とらなくてもという形の答えとしては、松川村においては産地づくり交付金、それから経営安定所得対策の中でのカバーというところで、加工米という形でお聞きをしました。  それがうまくペイしていただければいいかなと思いますが、私が考えるに、ことしも天候がよければ豊作だろうということで、少し最終的な単価について、農家の所得というところでは、果たしてどうなのかなという不安があるところでありますんで、あえてここでお聞きをさせていただきました。  さらに、昨日の国会で、懸案のTPPについて国会の通過がなされました。世の中は北朝鮮かかわりでもって動いているわけですが、農家にとってはこっちのほうが大事というところもあったりなんかしているんですが、あわせてヨーロッパEUのかかわりのEPA、さらにRCEP問題、ここら少なくともTPP11については、当然、大小にかかわらず影響が出てこようかということで思うわけでありますが、その辺について、前回、特にこれが締結されても影響はないだろうということでありますが、農産物全体にかかわっては出てくることだろうと思うので、その辺についての影響はどのように考えておられるのかということでお伺いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 影響といたしましては、農水省で農業再生や農水産物の輸出1兆円を目指すということの中で、守るべきものは守っていくというような考え方でありますので、そういったことになるのかと思われます。 ○議長(平林寛也君) 平林議員。 ◆8番(平林幹張君) TPPに関しては、それぞれの批准をされて、承認された中身によって、国々それぞれが変わってくるというところがあるかと思いますんで、実質段階でまたそれなりの対応をとらなければいけないという場面があろうかなと、私としては思っているわけで、その辺については、これからもアンテナを高くして、その状況等々を把握する中で、取り組みをぜひお願いをしたいと思います。  それから、通告が先だったものですから、B級グルメに関してについて、全協の中で御説明いただくとは思わなかったもんで、通告が先になってしまってあれなんですが、そろそろ締め切りという時期になってきていますので、この状況についてお伺いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) B級グルメの関連は、全協の中でもお話しさせてもらっていますが、北アルプス山麓ブランドというものが、昨年で商品登録が100品を超えたということでありました。12年かかったわけなんですが、今年度はこれを記念した事業が盛りだくさん計画されておりまして、6月9日には100品記念達成式典ということで、村長初め農業委員会長、また議会の皆さん、議長等々参加した中で、そういった事業ももう既に始まっております。  その中の一つとしてB級グルメというものをやっていこうではないかと。その内容につきましては、大北5市町村で行うことなんですが、村の特産品というか、B級グルメ品を使った中でもってレシピをつくって、それを広く提供しながら進めていきたいというようなものです。  それが5月15日から6月22日までなんですが、村内在住者、または村内勤務者を対象に松川村の生産された、加工された北アルプス山麓ブランド認定品を1品以上使用したレシピの募集をかけているところでございます。  募集されたレシピを数点に絞りまして、村内の調理師に委託をしまして、実際に料理を開発していただいた。それを審査会にかけまして、1品に1点を決定していくという内容でございます。  この絞り出した1点につきましては、こちらのほうも東京で記者発表会というものが8月31日に実施される予定でございます。今、銀座NAGANOという部分であるんですが、場所等については今、県のほうで考えておりまして、そこで記者発表した中で、5市町村のものを発表していくと。  それを今度、5市町村は地元の飲食店でそういったものを提供、お客さんに提供していって、山麓ブランドというものをまた広く広げて、生産向上、そういったものにつなげていきたいという事業でございます。 ○議長(平林寛也君) 平林議員。 ◆8番(平林幹張君) ありがとうございました。出品者は今のところ、どのくらいに、22日、たしか締め切りですよね。どんな状況でしょうか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 実際に来ているのは1名、その方が3品出しております。それから昨日、月曜日かな、実際に応募用紙をとってきてもらって、聞いたところによると、何かハンバーガー的なものを考えて出したいという部分です。ただ応募用紙等はインターネットからも出せますので、うちのほう的にはまるっきりゼロではないと。  それから、そういったものを調査した中で、余り多過ぎるとまた悩みの種にはなるんですが、そういったことの中で考えて、ある商工会も通じてお話をさせてもらっていますし、今後22日が締め切りなんですけども、それに向けてどんどん来るんではないかというような見通しを立てております。 ○議長(平林寛也君) 平林議員。 ◆8番(平林幹張君) 特色ある農業の振興というところで、こういったブランド品を使ってぜひPRをし、少しでも上げていっていただく努力をされていることに対して、本当に感謝申し上げるわけでありますが、さらにこれがうまく成功するような形で、ぜひともまた取り組みをよろしくお願いをしたいと思います。  続いて、農業振興終わって、林業振興についてお伺いをしてまいりたいと思います。  今回の専決の中で、保全松林緊急整備事業が1,300万、1,400万近いものについては、一定の成果があったということでお伺いをしておりますし、また森林づくり交付金も約50万ぐらい使わずという形であるということで御報告を受けております。  さらには、村の村有林に対して、植樹かかわりでもって造成事業ということで行われているものについても、軽減がなされているというところでありまして、それを一定の成果、あるいは、ということで考える中では、松林、松くい対策は、それなりの成果があったんだろうなと思いますが、なおまた、従来行われてきております森林整備事業とは別に、今回さまざま問題があった県の森林づくり県民税、それからこの使途の見直しというところで、前回も少し申し上げたようなんですけれども、使途の使い方を変えてやっていけるというようなことも聞いております。  さらには、2024年から森林環境税を使って、森林整備をやっていくというところでありますが、これに関しては特に行政、地方公共団体、地方において、あるいは市町村において、森林整備計画を樹立した中でもって、その事業内容について申請を上げていく中でもって、受理をされるという形で事業がなされるということでお聞きをしております。  この辺について、まず松くいの効果はともかくとしても、これから村として、この事業をそれぞれ使って、さらに森林整備、里山づくり、それから特に2024年からは山自体が保水力を持った、水質にこだわった、あるいは自然災害に強いというところの事業を展開するという形が、国としても考えられているんだろうなと思われますので、その辺の取り組みについてお伺いをしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) まず、県の森林づくり県民税がどういうふうに使われて、大きく変わってきたかという部分につきましては、森林税を導入して、従来の施策では整備が進まなかった里山につきまして、所有者負担を軽減する方法で使っているというのが現状でございます。  それから、新たに31年から導入される森林環境譲与税というものがあるのと、それから平成36、2024年、森林環境税というものが国のほうで創設されたと。この創設の意味合いですけども、地球温暖化の防止、災害防止、国土保全、水源涵養など、その目的で森林の整備を進めていかなければ、国土や国民の命を守ることにつながらないということで、そういったものを大きく投入して整備をしていくという内容でございます。  これが来年の31年から始まるわけなんですけども、大きく変わる点でうちのほうで受けている部分は、森林所有者みずからが管理できない山がたくさん今もあるわけです。それのとき、今度、市町村がそれを委託を受けて実施をしていくことが可能であると。その辺が大きく変わるところであります。それが森林管理システムというシステムでありまして、それが施行されていくということです。
     ただ、国のそういった国民1人当たりから1,000円とか、そういったもので回収するものを使いますので、その辺を施策がどういうふうになったかという説明責任、そういったものが発生してくるという内容でございます。  今、どういったところで進んでいるかといいますと、こちらにつきましては、北アルプス地域振興局の林務課が中心となりましてやっているわけなんですが、大北地域での今ある現行の協議会というものを廃止していく方向で考えまして、新たに協議会を設立する方向で、今検討がされている状況でございます。  その内容ですけども、大北管内が足並みをそろえて、一体となった取り組みができるように、村としても協議会を通じまして、林務課の指導等をいただきながら、あと具体的なことがまだわからない状況ですけど、そういった中でもってしっかりした森林整備、管理等について計画を立てて、それに実施をしていきたいと、そういう形でございます。 ○議長(平林寛也君) 平林議員。 ◆8番(平林幹張君) ありがとうございました。9月と12月定例会の中で、それぞれ里山を守るというところでお話をさせていただいてきているんですが、いよいよ、そういったことでもって動いていただいて、また、そういった計画も樹立をされるということで、本当に非常にありがたいかと思います。  また、これにかかわっては、私ごとですが、私も森林組合の総代という立場でもってお話をさせていただいて、さまざまな事件等々を乗り越えて、何とか再生をしようというところで、森林事業かかわりで、村もそういった部分でもって協力をするよということで、先日の植樹祭の折には、事前整備は森林組合員がやっていただいたということをお聞きしております。  非常に村長の中でもって取り返せば、全く同じ扱いでもってやっていくんだという形で御回答いただいておりまして、それに対しても非常にありがたいなと思いますし、この事業を進めていく中で、先ほど個人所有者の特定とか位置図というところで、森林組合の中のGPSを使って境の、境界の特定だとか、そういったものにも森林組合としても、大北森林組合としても協力ができるということでお聞きをしております。  関連かかわりでもって、この事業、相当大きな事業になってくるかと思いますんで、もちろん村としての里山をしっかり守っていくというところと、それから地元の森林組合を活用することによって、この地域が再生していくというところでありますので、ぜひともそんな形でよろしくお願いしたいなと思います。  次に、これも前回申し上げておりましたけれども、本年度の林道にかかわる草刈り費用、予算としては30万というところでありますが、実質的な形の中で私、毎回、申し上げた北和田線について、私が見る限り、29年度においては不十分だったのかなと思います。  そこで、ことしの30万の草刈り費用の中身的には、どの範囲であるのかということで、内容を教えていただければなと思います。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 村内、林道の路肩を草刈りをしていく。予算的に30万ということなんで、本当は年2回とかってやれば一番きれいになっていく。もっと予算があればということなんですが、村内一円、中の林道を整備していくということでございます。  実施時期につきましては1回ということなんで、まことに申しわけないんですが、7月の後半から8月あたりに実施をして、そのころだと1回で済むと、例年どおりの実施になろうかと思いますが、そんな形でございます。 ○議長(平林寛也君) 平林議員。 ◆8番(平林幹張君) そういった中でもって、林道周辺だけでという形では、どうしても乗り切れないなと。前回申し上げた北和田線について、周辺の草刈りの範囲の中にある側溝であるとか、それからこれは建設課の係になるかわかりませんが、壁面であるとか、それから周辺、その道の上、上段の壁面の劣化、それから落石防止ネットが侵食されて埋まった状態であるとか、周辺の立ち木が入り込んでいるとか、周辺、落ち葉が非常にたまって、側溝もほとんど機能してないというような、北和田線については見受けられるんですが、その辺について地質的な、村内の道路等であれば、地区においての陳情という形もあるかと思いますが、なかなかこういった山林道路についての、そういったことはないかと思うんですが、北和田線について、実質的な形の中で検索をされて、それなりの優先順位もあるかと思いますが、その辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 北和田線に限らずなんですけども、北和田線に限っていいますと、現状ですと、職員が随時見回りを行うと。また、これは住民課のほうでやっているんですか。不法投棄監視員という方がいまして、そちらの方が3カ月に1度ほど、そちらのほうパトロールしていただいて状況等、異常があったときには、こちらのほうへ教えていただくと。それに対して対応していくという形になろうかと思います。  土砂や枯れ葉等の除去につきましては、うちのほうで計画をしているのは、7月にやっていこうという形で考えております。そういったものの中で細かいものでできるものについては、そういった形でやっていこうと思っています。  それから、壁面の劣化、またあと防止柵ですか、そちらのほうの対応につきましては、6月22日に県の職員と建設係、農政係とあわせて、土砂災害の危険箇所監視パトロールというのを実施される予定であります。その中にそこの部分を見ていただいて、県からの助言等を受けて、またいい補助等があれば、そういったものを整備する。そういったものをお聞きしながらやっていきたいと。  それで、多分大きい金額がかかるかと思いますので、そういったものについては実施計画、またはそういった計画を立てながら進めていこうかということで、とりあえず県の方に見ていただいて、対応策を練っていきたいというような形で考えております。 ○議長(平林寛也君) 平林議員。 ◆8番(平林幹張君) ぜひ、そういったことで計画の中に組み入れをしていただいて、あそこがきっちりとした形になるように、ぜひともお願いしたいと思いますし、またそれに当たって、実際ごらんをいただいて、検証していただいたことに対しては、本当に感謝申し上げたいと思います。  県の段階での判定の中で、またいただいた結果もお知らせをいただきたいと思いますし、それからそれにかかわっては相当な金額、あそこの北和田線については、本当に村単事業の中でも相当予算を費やしてやってあげていただいた道路だと自分も思っております。ですので、さらにそういったことで、ぜひとも十分な検証いただいて、予算化に結びつければと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上で終わらせていただきます。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) お願いをしたいと思います。  今、議員はB級グルメの話をしていただきました。どうなっている、どうなっているというように言われておりますけれども、ぜひ議会としてもこれ北アルプスの町村の中、大北の町村の中で競争になります。議会としましても、もう一週間ありますし、委員会が何回もあるようになっておりますので、2品くらいは出していただきたい。そして、村のほうも今しっかりと職員が考えておりますので、一体となって、大北の中で勝ち残っていきたいというふうに思います。ぜひお願いします。 ○議長(平林寛也君) これで、産業振興の質問を終わります。  以上で、8番平林幹張議員の質問を終わります。  ここで、11時10分まで休憩します。                                  午前10時54分 休憩                                  午前11時10分 再開 ○議長(平林寛也君) 再開します。  続いて、順位2番、2番梨子田長生議員の質問事項、防火防災対策の質問を許します。梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) それでは、2番ということで、よろしくお願いいたします。2期目の最初の質問になりますが、通告に従って進めてまいります。  その前にお時間いただきまして、私の主義主張だけ述べさせていただきます。  最初に述べさせて、過去にも述べさせていただきましたが、平和、文化、教育主義、そして現場主義、そして根底は人間主義であるということ、現場の声を村政に反映していきたいと、このように考えております。  それでは質問、特に防災の面でありますが、防火ということを重点的に、対策のことについてお伺いしたいと思っております。村も耐震の関係とか、いろいろ対策をしているわけでございますが、そのところを重点的に、防火のことについてお伺いしたいと思います。  今後、防火対策で何か村で考えていることがありましたら、お願いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 総務課統括課長補佐。 ◎総務課統括課長補佐(中村彰君) 今後といいますか、現状も含めてですけども、今、村の火災発生予防としましては、被害を最小限に抑えるため、消防力及び活動体制の整備に現在努めているというところであります。特に地域に密着した体制となっている消防団につきましては、村の防火防災のかなめということで、団員の強化を図ることはもちろん、整備、装備、そういったことが村全体の防火防災の向上に直結していくというふうに感じております。  また、地震に関する関係でございますが、家屋の倒壊、家具の転倒と、そういったことによってガス管や電気配線、そういったものが破損して、ストーブなどの暖房器具に可燃物が接触することによって火災が発生するということが非常に多いということで、それがまた大規模の火災に発展する可能性があるということがございます。  以前、防災のしおり等にもありましたけども、避難が必要となるときには、ブレーカーを切って、ガスの元栓を締めて避難するというところが、火災を未然に防ぐということでございます。  以上であります。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) 村の今整備、施設です、ほとんどが耐震をしっかりとやって、それで整備されているわけでございますが、防火の対策、内容、中身、どのようになっているかお伺いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 総務課統括課長補佐。 ◎総務課統括課長補佐(中村彰君) 村の施設です。これ消防法に定めてありますとおり、施設ごとに防火管理者を配置をしております。庁舎を初め22の施設がございますけども、消防設備点検委託をしまして、火災報知器、また消火器、散水の設備、防火シャッター等の点検を業者に委託をしているところでございます。  また、ありましたとおり、指定避難所がありますけども、その施設につきましては、本年度をもって耐震基準を全て満たしているというところになります。  以上です。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) 最近は村の中でもそうですが、新しい住宅が建って、耐震も進み、木造住宅が少なくなってきているって、そういうこともございますが、密集している地域、こっちの細野、緑町、こういう関係は非常に住宅が密集しているわけです。ここの住宅地に対する、こういう対策というのは、特に何かあるかどうかお願いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 総務課統括課長補佐。 ◎総務課統括課長補佐(中村彰君) 今おっしゃいました、村の住宅が密集している地域、国道より東側になりますか。木造のほうも家屋も多いということで、火災等になりますと、初期段階で確実に消火しないと拡大になっていくということで、そういったところが懸念されるところでございます。  初動期の対応というものが非常に重要になりますので、自主防災会につきましても、そういった体制の確認をしていただいて、村としましても、支援とまた育成のほうを進めてまいりたいというところでございます。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) そうした中で、御存じだと思いますが、消防主任はよく御存じでございましたが、感震ブレーカーというブレーカーがございまして、これはどういうことかといいますと、地震があって震度幾つ、震度5強、崩壊の危険がある強度です。こうした場合にこういうブレーカーが自動的に遮断するというものがございます。こうした、ちょっとこの前に、どういうものかということを消防主任、説明していただくとありがたいですが、お願いします。 ○議長(平林寛也君) 総務課統括課長補佐。 ◎総務課統括課長補佐(中村彰君) 私も詳しくということではなかったんですが、調べさせていただきました。特徴といいますか、どういったものかと申しますと、今議員おっしゃられたとおり、地震発生時に震度5とか強とかありますけども、設定以上、設定値以上の揺れを感知したときに、ブレーカーやコンセントの電気を自動的にとめると、そういった器具でございます。  調べますと4種類ほどタイプがございます。1つ目ですけども、分電タイプということで、これは分電盤に内蔵されたセンサーが揺れを感知して、ブレーカーを切って電気を遮断と。  同じく分電盤タイプの後づけ型、リレータイプと申しますか、これにつきましても外づけするタイプで、センサーが揺れを感知して、ブレーカーを切って電気を遮断と。これは工事が多分必要になってくるものであると考えます。  それと、コンセントタイプということで、コンセントに内蔵されましたセンサーが揺れを感知して、コンセントから電気を遮断。これは埋め込み型とタップ型というものがあります。  それと簡易タイプということで、これにつきましてはばねの作動がおもりの落下などによって電気を遮断すると。そういった補助的な器具になりますでしょうか。そういった4種類ということでございます。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) 詳しく説明していただきました。値段的には5万円、8万円から3,000円、4,000円と、こういういろいろ幅が広く、ちょっと高いものから安いものと、こういうようにあるわけでございますが、一般家庭の普及ということで、これしっかり調査しなきゃ、こういうことはわからないんですが、こういう家庭への普及というのはどうですか、どのように考えていらっしゃいますか。お願いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 総務課統括課長補佐。 ◎総務課統括課長補佐(中村彰君) 今おっしゃられた調査はしておりませんので、どれほど普及しているかということは把握はしておりませんが、新築で今後建てられる方とかもしいらっしゃれば、そういったところであらかじめ選択肢に置いていただければ、ふえていくのかなという考えはあります。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) 地震があったときに自動的に遮断すると。それでまた電気が復旧して通電したときに電気が通じて火災が発生すると、こういうことが多いようでございます。ですから、こういうことも村のほうとしても、希望者に対しては周知徹底して、こういうものがあるということをよく住民の皆さんにも御理解をいただいておいたほうがよろしいかななんて思うんですが、村長、いかがお考えになりますか。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) PR活動につきましては、広報等でしていけばいいと思いますけれども、その上に助成ということになりますと、協働の村づくり、そういうことの中で、自分の財産はまず自分で守ってもらいたい。自分の体も自分で守ってもらいたいということをいつも言っております。そんな中で、今のところ補助金については考えておりません。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) 先ほども申しましたように、価格が手ごろな状態になっていて、そんなに高いものじゃないと思うんで、そういう方は希望者があれば、これはなくてもいいんではないかなと思っていますが、金ありゃ全部やってもらっとくとありがたいですが、そういうことでお願いしたいと思います。皆さんにいろいろ知っていただくことが大事かなと、こういうふうに思っておりますので。  以上で質問を終わります。 ○議長(平林寛也君) これで、防火防災対策の質問を終わります。  続いて、質問事項、中小企業の応援の質問を許します。梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) それで、中小企業が元気になるように、しっかりと対応して、国の施策が出てきておりますが、村も今現在、対応中という、対応していただいている最中だと思います。商工会経由でしっかりと中小企業をバックアップしているような、そういうことでございます。この政策がちょっとわかりにくい点がございますので、しっかりと皆さんよく掌握したり、理解していただけるようにということで質問をしました。  順番どおり進めていきますが、村の今の景気の状況というのはいかが、どのように認識されているかお願いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 最近の現状でございます。商工会のほうを通じて確認しましたところ、製造業においては、事業所により格差はあるわけなんですけども、売り上げ、従業員とも増加傾向であるということ。それからあと設備投資も進んでいる状況であると。ただ人材の確保に苦慮しているというのも、実際あるということでございます。  それからあとサービス業においては、現状維持、横ばい状態ではないかと思います。  それからあと建設業、小売業については、売り上げは減少傾向にある状況だということを確認しております。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) 全体的には景気が上がっていると、いい状態になっている。業種によってはちょっと下がっていると、こういうことでございますが、これは特に製造業に主に関係することでございますが、生産性向上特措法、これについての詳しく教えていただければいいんですが、よろしくお願いします。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 生産性向上特措法というものですけども、今後3年間を集中投資期間と位置づけまして、中小企業の生産性革命の実現のため、市町村の認定を受けた中小企業の設備投資を支援していく事業であるということでございます。  設備投資について臨時・異例の措置として、地方税法において、償却資産に係る固定資産税の特例を講じていく内容でございます。  また、上記の認定を受けた中小企業者は各種補助金、こちらでいいますとものづくり・サービス補助金等において、国から優先選択の対象となっていくと。有利な補助金等が受けられると、そういった事業でございます。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) 中小企業としては非常に有利なこういう政策ではないかと思います。それを活用するに当たって、導入促進基本計画を策定して、そしてまた条例の制定も必要と、こういうことになりますが、その辺の説明、お願いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 議員さんおっしゃられるように、導入促進基本計画というものを村が策定しなければなりません。その策定したものを国に協議をして同意を得ていくという内容になります。  村としましては、今現在作成をしておりまして、7月末までに国のほうへ上げていく予定でございます。近隣の市町村も今、そういう状況がありまして、そういったものの中で、できるだけ計画の中に全ての企業が取り込めるような計画にしていきたいというふうに準備を進めているところでございます。  条例の制定という部分でございますけども、この6月議会の専決第1号において村の村税条例を提出させていただいたところでございますが、その中に固定資産税の特例率をゼロとする条例改正を行ったところであります。条例に改正については以上の部分でありまして、あとは村が計画を策定して、県のほうへ上げていくという状況でございます。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) 2分の1からゼロということで、松川村はゼロということでしていただくということですね。そうしますと今、固定資産税の対応になりますが、いいですか、どうなるって言われても困りますね。今、話しされたとおりですので、商工会を通して、今申し込みとか、そういうものをされているかと思います。どのくらいの中小企業が今申し込みされているかおわかりになれば、お願いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 今現在でこのものを使いたいという部分は、商工会に確認しているところは4社ということで聞いております。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) これ皆さん、わかってくればふえると思いますが、そんなことで、できるだけ中小企業の方に徹底して案内していただけるとありがたいなと思います。
     それに関係するんですが、このこともお願いしたいと思います。今、時給どこでも1,000円という働き改革の中で進めていることがあります。その中で、これは中小企業においても非常に負担になるかもしれませんが、こういった制度がございます。あるんですが、業務改善助成金という、こういう制度があるんですが、このことについてお願いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 業務改善助成金の関係でございますが、中小企業、小規模事業者の生産性向上を支援していくものでございます。事業場内の最低賃金の引き上げを図るための制度でなっておりまして、生産性向上のために設備投資やサービスの利用などを行い、一定額以上の引き上げを行った場合というのは、その設備投資にかかった費用の一部を助成していくという内容のものでございます。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) 以前からもこれあったわけですが、細かく区切られているようになったんですが、従業員数とか、そういうことにも関係するんですが、従来最大50万から100万円と、こういうふうに設備のときに支援が受けられると、こういうことでございます。  10円、20円といいましても、今正規労働者が大体全体の4割ぐらいを占めていると言われる。時給で働いている方が多いわけです。こういうときに10円、20円上がっても大きいわけです。  また次の質問がありますが、貧困ということもありまして、こういうことも経営者が決めることですが、こういうこともぜひ上げていただけると松川村もしっかり働くと、雇用を確保しまして、お給料も上げてもらえるようなことも考えていただけるとありがたいかなと。  でも景気が下がったときに、また負担になるかなということもあって、慎重に対応しなきゃいけないかと思うんですが、ぜひこういうことも含めてお願いをしたいなと思っております。  今、いろんな応援の方法が、応援の形ができてきていますが、同一労働同一賃金の施行ということにつきまして、働き方改革の中で、2020年より、中小企業は2021年なんですが、短時間労働者の雇用管理の改善に関する法律、こういうことが言われています。  これは先ほど申しましたように、非正規労働者の賃金を引き上げる。同じように労働している方と賃金と、働いている方の働き方と賃金を同一にしていくという、こういうことでございますので、ぜひこういうことも3年後には中小企業に、こういう政策が控えておりますので、ぜひこういうことも踏まえて、中小企業が元気になるように、松川村の企業が元気になるように、ぜひその点はお願いしたいと、このように思っております。お願いします。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) 議員さんおっしゃられるように、商工会のほうの活動の中では、会員事業者へ周知を図るため、郵便物の中にパンフレットを同封して、それを広く事業者、会員の皆さんに周知をしているところでございます。  また、企業相談も随時行っていて、手軽にそういった相談に応じながら、こうやってやったらいいよと、相談をやっているのが現状ですので、また商工会のほうと詰めながら、村でできる範囲の中でもって周知をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) ぜひ元気になるように、よろしくお願いしたいと思います。  以上で質問を終わります。 ○議長(平林寛也君) これで、中小企業の応援の質問を終わります。  続いて、質問事項、子育て世帯・高齢世帯の応援の質問を許します。梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) 子育て世帯と高齢者の世帯の応援ということで、新聞にも子育て世帯に対しまして長野県が調査した、こういう内容が載っておりました。  県の調査では、県内の子育て世帯の9.3%が困窮者、困窮家庭であることがわかったという内容が載っております。これは困窮世帯の定義がありますが、これはまた7番議員もこのことについて詳しく説明があろうかと思いますが、ここで概略だけ言っておきますが、子育て世帯の4分の1が過去1年間に明らかな生活困窮の状況に直面していたと。支援を必要とする家庭は相当数あると受けとめていると、こういうふうに県知事が言っておりますが、1割弱がこういう状態に陥っているということでございます。  長野県全体のことです。松川村としてはどういうふうに受けとめてらっしゃるか、お願いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(原勇一君) 困窮世帯の受けとめでございますが、受けとめ方は人それぞれかと思いますが、非常に大変な状況だと感じております。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) 多くの方に無作為で調査した結果も、新聞等でも報道されました。その中に今、教育次長のほうから大変だと、こういうような答弁いただいたわけですが、村として、このことについて何か方策とか施策とか対応とか方法がありましたら、どのようなことをするか、特になければ結構ですが、ありましたらお願いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(原勇一君) 村といたしまして、まず困窮世帯の把握自体が、現在、保育園行っている家庭につきましては、保育料の算定時の所得確認、あと就学援助につきまして、申請された家庭について判定基準で所得調査をしてございますが、これあくまでもそういうものの保育料の算定ですとか判定のものの調査でありまして、把握自体は行ってございません。  対応といたしまして、保育料につきまして、国が定める基準よりも大幅な減額をしてございます。これにつきましては近隣の市町村よりもかなり低い状況で保育料算出してございます。  あとこれ国も一緒でございますけど、就学援助をやってございまして、そちらのほうの支給をしてございます。あとは一般世帯も含めたものでございますけど、給食費の補助ですとか入学援助金、入学祝い金等のものを行ってございます。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) いろんな対応を今、村はしていただいているわけです。これ以上といっても、できる限りは今現状ではやっていただいていると、私はこういうふうに受けとめているんですが、引き続きお願いをこれはしたいと思います。  その中に貧困ということになりますと、母子家庭とかひとり親とか、こういうことが結構苦しんでいるという内容がいろいろ載ってくるわけでございますが、その中に寡婦制度というものが国にもございます。その制度、どういうものかというのを説明していただけるとありがたいですが、寡婦制度についてお願いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(原勇一君) まず、寡婦制度でございますけど、これ税金上の制度になりますが、まず寡婦控除の制度ができた背景でございますけど、戦争中でございますけど、夫を亡くした妻が生活しやすいようにということでつくられた制度とのことでございます。  寡婦控除の内容でございますが、夫と死別または離婚した後、婚姻をしていない場合に所得税で27万円、住民税で26万円が所得より控除されるものでございます。あと特定の寡婦につきましては、さきに申しました寡婦に該当する者で、合計所得金額が500万以下、なお、さらに扶養親族がいる場合、所得税で35万円、住民税で30万円の所得控除が適用されるというものでございます。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) 詳しく説明していただきました。当時のできた背景というのは、戦争がありまして、御主人亡くなっちゃって、そして生活に困らないようにと、こういう制度が設けられたと、そういうことでの発足だと思います。  ところが、今、そういうのじゃなくて、今、背景が、様子が変わってきたと思うんです。今では例えばDVがあったりとか、そういうことが背景にあって、ひとりでいなきゃいけないとか、そういうことでひとりになる方がいらっしゃると、こういうふうに言われています。  寡婦制度が、今そういうように説明していただきましたけども、松川村は、自治体によってはみなしと、そういう制度を設けたところもございますが、今、既婚者に対しての制度でございます。未婚だった場合には、どういう対応しているか。村はどういう対応しているかお願いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(原勇一君) では教育委員会の管轄する部分でお答えしたいと思います。  教育委員会では保育料と児童クラブの利用料がございますが、そちらについては現在、みなし寡婦控除というものは適用されてございません。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) 今、松川村の現状はそういうことでございますが、それに対するいろんな制度、カバーされている制度がそれにあると思いますが、福祉課のほうではいかがですか。いろんな制度があると思いますが、児童手当とか、そういうことはあると思うんですが、そういうことについては、どのような現状になっているか、お願いします。 ○議長(平林寛也君) 福祉課長。 ◎福祉課長(丸山正芳君) 福祉課関係では、児童扶養手当の関係がございますけれども、これについて国の制度でございます、ひとり親家庭などに支給される手当で、県が支給認定をする形になっております。  この関係でみなし寡婦控除の適用の関係でございますけれども、国では児童扶養手当制度の見直しがされまして、寡婦控除のみなし適用をこのたび実施することになりました。今回の改正では、みなし適用の対象者は扶養者、それから扶養義務者、これにつきましては、父母以外の3親等以内の同居されている方ということになっております。  これらの方に限定されるということで、未婚のひとり親に対しましては対象にならないということでございますが、ただこの制度改正に伴いまして、受給者全員に関係する改正といたしまして、児童扶養手当の全部支給の方の所得制限の限度額が引き上げられることになりました。  一例でございますが、扶養親族等の数が1人いる場合につきましては、収入ベースで130万円から160万円に限度額が30万円引き上げられるということで制度改正になり、本年8月から実施されるという運びになっておるということでございます。  以上です。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) 制度もいろいろと変わっていく、そういう対応しているということがよくわかりました。いろんな手当や何かは松川村色にやっていただいているので、その辺はよくわかっていますので、これ以上は、これで終わりたいと思います。  それで、これ最後になりますが、1年前の6月に、ちょうど村長、村と警察署と協定を結んでいただいた時期だと、1年になりますね。その時期だと思いますが、質問させていただいたことがあります。だんだんと免許の自主返納者が、テレビ見ていても、交通事故起こしちゃったとか、そういうことがありまして返納する方があります。これについての、その後、どのような対応をされているかということをお伺いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 住民課長。 ◎住民課長(宮澤政洋君) 先ほど議員申し上げましたが、免許証の自主返納者の対応につきまして、昨年の6月の定例会におきまして答弁いたしましたが、それ以後の進展はございません。  引き続き運転経歴証明書の提示によって、タクシー料金が1割引きになるサービスと、あと村社協で運行している生活密着型バスりんりん号を御活用いただきたいということで思います。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) 私も考えたんですが、余りそうやっても、この平たんな地域でなかなか村長がおっしゃるとおり、もっともだなと思ってはいるんですが、なかなかいい政策がないかななんて思っているんですが、一つだけ、こういうことも念頭に入れていただけるとありがたいがなと思っていますが、実は大北農協さんもこういう福祉活動というのがありまして、力入れているわけです。  30年度の事業計画、事業方針の中に、こういうことを書いてあるわけですが、住みなれた地域で安心して暮らせるよう、医療、介護の役割分担と連携をより一層推進し、本人の希望する場所での状態に応じた介護の実施や関係間の円滑な情報共有とそれを踏まえた対応に取り組みますと、こういう。2番目に、各介護サービスに求められる機能を強化するほか、在宅によるサービスのかなめとなるケアマネジメントの質の向上と公正中立性の確保や、今後とも増加することが見込まれる認知症の人への対応に取り組ますと、こういう福祉活動の内容が入っているわけでございます。  こういうことを考えると、ちょっと連携とれるところがないかなとは思うんですが、村長、いかがでございましょうか。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 議員おっしゃるように、いろいろ免許返納した人にお金を渡してやる、また、7番議員もよく前から質問をされているんですけれども、この平らなところで、そこまではできないと、今そういうように思っています。  ただ、車を持っていますと、ガソリン代、毎年の税金等かかるわけであります。それを考えたときに、果たしてそこまで全部出してやらなきゃいけないのかなというように思うところがあります。  そんな中で、まだ財源がそこまで伴わないという状況の中で、ぜひ、りんりん号とか、それからタクシーの1割を使っていただきたい、そういうふうに思っております。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) 補助的なことに、支援することに関しましては、なかなかそういう今のお答えのとおりであるかと思うんですが、足の確保ということで考えていただければ、お金を出しても、足の確保、なかなか今、核家族化ということもありまして、なかなかおじいちゃん、おばあちゃん乗せていくといっても、若い人は別に住んでいたりもするもんですから。そうかといって、近所の人に乗せてもらうということも、またなかなかしょっちゅうということになると、また気が引けるだろうと思います。  足の確保ということで、こんなことも一つ考えていただければ、お金の面では出しても、足を確保するという面でいかがかなと思っておりますが、村長、そんなことでよろしいでしょうか。お願いします。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 確かに足の確保は必要なんです。それは十二分にわかっております。ですので、りんりん号とか、それから1割補助、タクシーの1割マイナスのそういうのを使ってやっていただきたい。そうしないと、誰かにあの人乗せていってよということは、村かもなかなか難しいんですよね、特定の人には。  だから、ぜひ自分で話をしてもらって、どうしても頼んでほしいというようなことがございましたら、社会福祉協議会、それから福祉課のほうへでも話をしていただければ、またそれなりの対応は考えられるというように思います。よろしくお願いします。 ○議長(平林寛也君) 梨子田議員。 ◆2番(梨子田長生君) ぜひそういう声がたくさんになってきましたら、ぜひ検討していただきたいと、このように思います。  これで質問を終わります。 ○議長(平林寛也君) これで、子育て世帯・高齢世帯の応援の質問を終わります。  以上で、2番梨子田長生議員の質問を終わります。  ここで、1時5分まで休憩します。                                  午前11時49分 休憩                                  午後 1時05分 再開 ○議長(平林寛也君) 再開します。  続いて、順位3番、10番矢口あかね議員の質問事項、村を支える子供たちの育成の質問を許します。矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 午後1番になりましたので、元気よくまいります。よろしくお願いいたします。  2017年12月、学校の働き方改革で緊急対策を打ち出し、2018年2月7日に全国の教育委員会に通知で徹底を求めたと新聞にございました。長野県教育委員会の原山教育長はこのようにおっしゃっています。「教員の長時間勤務が結果的に教育の質を落とし、社会全体のマイナスになることを保護者も地域も認識してほしい。教育県と言われた長野県では、一歩先を行く包括的な改革が公立小中学校で動き出している」とあります。  時間外勤務の上限を定め、ICカードによる出退勤管理、部活動の見直し、授業の質を高めるのが狙いですが、定着には保護者や地域社会の協力が不可欠であるとのことです。先生方の心身の健康は子供たちの未来を左右するということです。  昨年度の時間外勤務の県の平均が64時間とありますが、ここ松川小中学校の現状はどうなっているかお聞きします。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(原勇一君) 毎年4月、5月で時間外勤務調査が行われておるわけでございますが、その最近の、直近の数字でお答えしたいと思います。  まず、松川小学校は1月当たりでございますけど60時間03分、松川中学校が1月当たり64時間15分でございます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 数字にはあらわれない持ち帰りの仕事もあると思われます。時間外勤務の数字目標があるのか、あるのであればどのくらいなのか。また、現在までに長時間労働や労働上のストレスによる先生方の長期休養、退職などは存在したのでしょうか。長時間労働の是正対策はどうなっているのかをお聞きします。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(原勇一君) 時間外勤務のこのぐらいしなさいとか、そういう指示はこちらから出してございません。学校の裁量でやっていただいています。  あと長時間労働が要因と思われる病休者ですとか、そういう職員は出てございません。退職者も出てございません。  是正対策でございますけど、小学校では勤務時間の管理ソフトを導入してございます。中学校ではタイムカードを導入して、自分でまずどのぐらい働いているかを確認できること、あと管理職が必要に応じて確認できるようにしてございます。  あと会議等につきましては、精選、どの会議が必要で、どの会議が必要でないか選びまして、回数の削減等をしてございます。会議等につきましては、事前に資料を配付いたしまして、当日はなるべく短時間に済ますようなことをしてございます。  定時退勤日を設けまして、特に中学校でございますけど、部活がない日を中心に、特に教頭が職員のほうに帰宅を促すということをしてございます。  退勤時間が遅い職員というのは固定されておりますので、そちらにつきましても教頭のほうが声かけをして、なるべく早く帰宅するように促してございます。  あと、これ外部に向けてでございますけど、校長、外部への出張の際に、会議の削減ですとか、調査ものの削減ですとか、事務仕事の削減を図るよう要望していくような状況でございます。  以上です。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 細かくお答えいただきました。今定例会初日に小中学校の職員向け健康管理医の予算が上程され、全会一致で議決されました件、教職員の方たちが健康で意欲的に働くことを目的とするとの説明がございました。これについて、国から指導や努力義務があったわけではないとも聞いています。子供たちのためにもとても意味のある事業の予算化であると思いました。
     さて、ハード面の対策として、既にICカードの導入が行われていると、私も聞き取りで聞いております。PCによる自身での管理も期待できるということです。教材の準備、テストの採点を担うサポートスタッフの配置、こちらについてはいかがでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(原勇一君) 現在、そのようなスタッフの配置はございません。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 先生たちにお聞きする中でも、村は加配もあり、十分に人もそろっているということで、その必要がないので、必要ないということで配置してないというふうにお聞きしております。  現在、ICカードでの導入なんですけれども、出退勤管理ですが、中学校のみの導入と聞いておりますが、教頭先生にお聞きしたところ、これによって、本人が思っている以上に働いており、オーバーワークの自覚がないということがわかったと聞きました。  先生方は、教師としての責任感からか、つい長時間労働になりがちです。自分を客観視できるICカードの導入は大変画期的であります。今後、小学校のほうに導入というのはお考えでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(原勇一君) 現在の小学校では、パソコンソフトを利用しまして、パソコンの中に職員番号を入れまして、その職員番号を呼び出してボタンを押せば時間が記録されるというものを導入してございます。ですので、自分で時間を打つとかではなくて、そのようなソフト入れていますので、現在、そのソフトで対応していきたいということで学校とは話をしてございます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 多分ICカードだと、カードをかざせば入出がわかるということで、今おっしゃったPCでの管理は人が入れていかなければならない、そういう管理体制ということでよろしいですか。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(原勇一君) はい、そうです。人が入力するタイプでございます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 細かいようなんですけれども、ICカードの導入することによって、自分でも思っている以上に長い時間いたりするということを中学校の先生のほうからはお聞きしています。  もちろんこれも、小学校が必要であるという、そういう状況でなければ、わざわざ教育委員会のほうからこれを使いなさいと言う必要はないとは思いますが、客観的に先生たちが自分の労働管理の上で、とても画期的な、しかも、経費もそれほどかからないと聞いておりますので、こういう状況、もう少し様子を見て、必要があれば導入するというふうに聞いておきたいと思います。  さて、全国の状況を見ますと、未払いの給食費を担任の教師が、授業の合間や時間外に該当児童生徒の保護者に連絡をして集金をするという、本来の業務から外れている役割もあると、全国的にですけども聞いております。  現在、松川小中学校で、先生にそのような負担をかけていることがあるのでしょうか、お聞きします。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(原勇一君) 現在、松川小中学校では、口座引き落としによって給食費を納入していただいています。確かに口座振替できなかった場合もありますけど、その場合、催促の通知を出しまして、ほぼそれで集まるということで、先生による個別の徴収等は行っておりません。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 次に、長時間労働の大きな要因となっている部活動の指導についてお聞きします。  2013年、県教育委員会では、生徒の健全な心身の発達の観点から、1つ、平日に1日、土日に1日の休養を設定、2つ、平日の総活動時間は2時間程度、3つ目に、朝の運動、部活動の原則禁止を全国に先駆けて打ち出しております。  その後、松川中学校ではどのような状況かお聞きします。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(原勇一君) 松川中学校の状況でございますけど、現在、朝練習につきましては、7時35分から8時まででございますが、3年生が引退するまでの間、やらせていただいております。引退と同時に、原則なしとする状況です。  あと放課後でございますけど、16時20分から日没に合わせた時間ということで、現在、この時期は18時15分までの練習時間でございます。  あと水曜日は、ノー部活動デーとして休みでございます。テスト前3日間も休みになってございます。  休日につきましては、土日とございますが、どちらか1日のうち半日のみということでございます。ですので、土日2日あれば、半日だけ部活があるということで、1日と半は休みになります。  以上です。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 松川村は社会体育活動も熱心で、この活動は村外の子供たちも、小学生もいるわけですが、運動によっては場所を移動して練習に励んでいる者もあり、熱心な指導者のもと、大きな大会で優秀な成績をおさめている部もあります。  現在、中学校での部活動と社会体育活動とのすみ分けというのでしょうか、時間帯や指導の現状について伺います。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(原勇一君) 中学校の部活と社会体育でございますが、平日の練習につきましては、完全にすみ分けしてございます。先ほど言いました部活の終了までが学校の先生の指導、それ以降やる場合は社会体育のほうで練習ということで、完全にすみ分けしてございます。  ただ、休日の試合につきましては、どうしてもすみ分けではなく協力してやっているという状況でございます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 長時間働いて頑張る献身性を評価する感覚が教員にも保護者にも地域にもあり、それぞれの理解がないと改革は進みません。県教育委員会と県市町村教育委員会連絡協議会、また県PTA連合会は、昨年11月、教員の働き方改革で、保護者や県民の協力を求めるメッセージを発表しました。PTAも巻き込んで改革に取り組むのは画期的であると、信大教授も評価しています。  中でも、県内でモデルケースになっているのが、お隣の大町市です。部活動改革が頑張る先生のモチベーションを下げてはならないのですが、そもそも優先順位のトップは授業です。「PTAにかかわって、初めて先生方が夜8時ごろまで大勢残っている実態を知った。保護者にこの現状から知らせたい」と、大町市PTA連合会会長もおっしゃっています。  ICカードでの勤務管理を昨年から取り入れ、時間外勤務が45時間以下の学校がふえ、部活動改革では、大会の少ない冬期間は社会人コーチが指導するスポーツクラブ化しております。  また、先日の新聞報道にもあったように、大町市では、時間外の学校への緊急対応を留守番電話で行うとありました。これには少し驚きましたし、そうなると、緊急時、直接担任の先生に連絡が行くと思われ、これについては、特に担任の先生には休日に24時間対応が迫られるのかとも思われます。  聞き取りしてみなければわからないわけですが、学校を留守番電話対応にしなければならないほどの状況に迫られているのか、松川村の小中学校についてお聞きします。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(原勇一君) 松川村につきましては、現在、休日・夜間については、職員室に職員がいれば対応、いない場合は対応しないということでやってございます。長期休業中につきましては、日直がおりまして対応いたします。  あと小中学校につきましては、緊急時に担任に連絡が入る場合もありまして、管理職と連絡をとる中で対応をしてございます。  なお、聞いた中では、留守番電話対応までしなくても大丈夫だという話を聞いてございます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 次ですが、長野県は研究授業など、先生方の自己研さんが盛んで、学校の自由度も高く、信濃教育と呼ばれてきております。家庭に持ち帰って教材をつくるなど、信濃教育は自己犠牲で支えられてきたともいえ、働き方はその根底に触れる可能性があるとも言われています。  同時に、教師、保護者組織であるPTAでなく、これにコミュニティーを加えたPTCAにしていく必要があるとも指摘されています。  学校では、校長先生や教頭先生方、残業をいとわず働いてきた層ほど現状を肯定しがちです。ですが、熱血教師だけが働きやすい職場は、優秀な人材が集まらなくなり、多様な働き方ができる職場にしていくべきだと主張される方もいます。コミュニティー、地域を巻き込んだ学校の働き方改革、地域住民が参加するコミュニティ・スクールも増加しており、これからは地域創生も念頭に置いて学校の改革を進める必要があるとも言われています。  さて、既に導入されて随分とたつ放課後子どもプランなども、このコミュニティ・スクールに入るのでしょうか。コミュニティ・スクールとはどういうもので、村の現状がどうなのかお聞きします。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(原勇一君) 今議員おっしゃいましたPTCAでございますが、松川村では現在、そのPTCAという組織はございません。必要に応じて、地域の方の御理解、御協力をいただいているのが現状でございます。  なお、議員がおっしゃいましたコミュニティ・スクールでございますけど、地域の方の協力を得ながら学校運営をしていくものでございまして、昨年から立ち上がっているわけでございますが、現在、コーディネーターを中心に組織化を図っている段階でございます。これが組織化されて、なお地域の力を取り入れながら学校運営していきたいと考えてございます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 文科省の調べですが、コミュニティ・スクール制度を導入した公立の小中高が、この4月現在5,432校あるそうで、この制度の導入は、2017年の地方教育行政法の改正で、教育委員会の努力義務とされていたようですが、先ほどの5,432校、全体の14.7%だそうです。全ての県立高校でこれを導入した熊本県ですが、熊本地震の教訓を生かし、防災教育や学校を避難所にする場合の地域の協力体制を協議していると言っています。  次に、主権者教育についてお聞きします。  平成27年6月17日に公職選挙法等の一部を改正する法律が成立し、公布されました。この改正により、未来の日本のあり方を決める政治について、より多くの世代の声を反映するとともに、自身が多面的、多角的に考え、自分なりの考えをつくっていく力を育むことが重要となりました。  また、我が国の将来を担う子供たちに国家・社会の形成者としての意識を育むためには、子供たちの発達段階に応じた社会の範囲、家族や近所、小中学校での構成員の一人として、現実にある課題や争点について、みずからの問題として主体的に考えて判断するといった学習活動や具体的な実践、体験活動を、学校、家庭、地域において実施していくことが必要です。  政府は、この取り組みについて、主権者教育推進に関する検討チームを設置し、教員、高校生、保護者を含む地域の方々などの意見を踏まえ検討しています。  また、学校のみならず、教育委員会など、地方公共団体の関係部署が積極的な役割を果たすよう求められておりますが、これについて、村の考え方をお聞きします。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(原勇一君) 学校の学習につきましては、学習指導要領に基づいて行ってございまして、子供たちの発達段階に応じ、社会全体の多様な取り組みを実施できるようにしていくことが大切なことかと考えております。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) すみません、私のほうから大分言ってしまって、重なっている部分もあって遠慮されたかなと思いますが。次に、これまで実施しているこの取り組みについて、また、今後新たに実施を予定している取り組みについて、主権者教育ですが、これをお伺いします。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(原勇一君) まず、小学校でございますけど、小学校では6学年で、国や地方公共団体の政治について学びます。特にというわけじゃございませんが、4年生以上で児童会に参加してございまして、そこの中で実際に児童会選挙ということで投票を行います。  中学校につきましては、3学年で民主政治と政治参加の学習を行います。その社会・公民分野の中で模擬投票というものを行ってございます。  模擬投票につきましては、実際やっている内容を説明しますが、政党名を隠して、実際に掲げられたマニフェストを読んで、自分はこういう理由でこの政党を選んだとして投票するという授業でございます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 既に模擬投票なども行われているということで、私ども常にというか、日ごろ感じるのが、中学生による選挙の日程等の防災無線による周知、あれなんかも大分以前から行われている村独自の取り組みかなと感じております。  松川中学校は昨年度、70周年を迎えました。既にいろいろな主権者教育を実施していることがわかりましたし、子供たちに自分たちが社会の一員であり、主権者であるという自覚を持たせるためには、早い段階から、また発達段階に応じ取り組みを進める必要があります。  そして、将来、自分たちを育んでくれたこの地を、みずからの手でさらにつないでいこうとする村民となって帰ってきてもらうためにも、現在の村を知り、近隣の自治体を知り、みずからの家庭を顧み、社会の中で自立し、他者と連携、協働しながら、生き抜く力の地域の課題解決を社会の構成員の一員として、繰り返しますが、主体的に担う力を育む主権者教育を推進するために、先ほどありましたけれども、模擬選挙、模擬投票、模擬請願、政策討論会です、失礼しました、議会事務局の訪問、本会議傍聴、また模擬議会の開催など、こういった取り組みを小中学校のそれぞれの段階でぜひ引き続きというか、一歩踏み出して取り組んでいただけることを強く望んでおります。  簡単に実施できるものばかりではないと思いますが、現在深刻視されています地方議会議員のなり手不足においてもお考えいただければありがたいです。二元代表制である地方自治において、首長である村長と議会は両輪であると言われておりますが、残念ながら、特に平成の大合併後の地方議会において、現在、大変切迫した問題です。  小中学校でのこういう主権者教育の取り組みは、当然保護者が把握することになり、間接的ではありますが、子育て世代への周知においても有効であると考えます。小中学校での主権者教育を目的とする新たな取り組み、いかがでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(原勇一君) 新たな取り組みでございますが、なかなか時間を捻出することができないのが現在の学校の現状でございます。実際に時間がとれれば、議会の見聞きをしたりですとか、今議員がおっしゃいましたように見学等できればよいのですが、現在、授業時間ぎりぎりの中でやってございまして、なかなか学習内容の中でそういう時間を生み出せないのが現状でございます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 主権者教育の取り組みは、やり方次第で、将来、子供たちが故郷松川村に帰ってきて、後を継承するきっかけとなる貴重な体験になり得ます。未来の村長や行政の候補者、また議員候補を育てるという意味も持つ、ふるさと教育の一環とも言えなくはないのではないでしょうか。  広島への平和記念行事参加、ちひろ美術館でのボランティア活動、鹿港鎮中学生との国際交流事業や新聞を活用したNIE教育など、独自色のある、貴重で意味のある取り組みに加え、新たな試み、将来の子供たちのために、お忙しいとは存じますが、検討して開催していただきたく提案いたします。  子供たちの将来のためであれば、議会としても皆協力は惜しまないと思います。もしかすると、既に学校のほうでは主権者教育についての発案があるかもしれません。楽しみにしております。  さて、4月に開館した子ども未来センターかがやきは、以前から多くの村民の皆さんが要望され、企画立案し完成したものです。2階の子育てルームでは、小さなお子さんを連れた若いママ友達がお弁当を持参で来館しています。村外の親子も多いようです。放課後子どもプラン事業も取り組みから随分たちます。手厚い子育て世代や子供たちへの取り組みは、住民だけではなく、村外へも口コミでとどろいております。  また、この施設の管理者と言っていいのかわからないんですが、村長の指名により新たな教育長が就任されたばかりです。村長が目指す教育理念、子供に対する思い、また、このたびの教育委員会の新体制について、そして新教育長に託す思いをお聞きいたします。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 幾つもあって、折ったら言ってください。  私、就任当時、この議会の皆さんに、村長、教育長をやって中途でやめたと、そういう中で、自分の思いがあったら言えという中で言ったことがあります。そういう話の中から、松川村は日本一子供が幸せな村にしろと、そういうように言ってくれた議員がいました。私はその意見に賛成でありましたので、今議員が言われましたけれども、できるだけ子供にとって幸せな松川村にしようということで政策をしてまいりました。これは、議会の皆さんに協力をしていただかなければできないことでありますけれども、皆さんの協力を得まして、今までずっとずっと方針に変わりなく、子供のために、子供は松川村の宝だということを通してまいりました。  そんな中で、今回、教育長、若い須沢教育長を指名をいたしまして、議会の皆さんの同意をいただきました。私と一緒に、この松川村の子供たちのために力を尽くしてくれると、そういうことがひしひしと今までの仕事の中から感じられてきましたので、今回、若い教育長でありますけれども、一緒に仕事をしようということで、本人の同意も得ましたので、議会へ提案をさせていただきました。  そういうことの中で、これからますます子供たちのために一生懸命やっていきたいというように思っております。  以上です。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 村長からしっかり子供に対する思い、新教育長に対する思いをお聞きしました。  通告にはないんですが、新教育長から一言ございましたらお聞きします。 ○議長(平林寛也君) 教育長。 ◎教育長(須沢和彦君) 今村長から話のあったとおりでございますけども、自分、就任して2カ月がたったわけでございますけども、前から感じたのは、子供たちに対しての予算は十二分につけていただいているし、手厚くそれぞれ用意というか、配慮をしていただいているのは、もう皆さん御承知のとおりであってございます。  ただ、小中学校、それから高校を卒業して社会に出たら、社会の荒波にのまれて沈んでしまうような子供ではいけないと思います。ですから、その辺、生き抜いていく、先ほどから議員おっしゃっていること当然でございますけども、ぜひたくましい子供に育てていかなければならないなというふうに考えております。  村長、日ごろから「人づくりは村づくり、村づくりは人づくりだ」というお話を何度も私伺っております。確かにそのとおりだというふうに思っております。ぜひ過保護で、常に守られている中では伸び伸びとやれるけど、一歩外へ出たら萎縮してしまうような子供にならないような子育てをしてきたいなというふうに考えております。  以上です。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 子供たちの柔軟な頭と心に届くような、主権者教育にとどまらないふるさと教育、今おっしゃっていただいた、ここ松川村でできますよう、子供たちに大切なものが届きますよう、以上でこの質問を終わります。 ○議長(平林寛也君) これで、村を支える子供たちの育成の質問を終わります。
     続いて、質問事項、自治組合のあり方の質問を許します。矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) ことしの初め、1月から2月にかけて、2年目の任期を間もなく終えるというころの各行政区の区長の皆様に聞き取りをさせていただきました。その聞き取りをもとにした、元区長の皆さんの御苦労や改善の余地について、また、各区での課題と将来の懸念などについて質問いたします。  平成30年度の新行政区役員が出そろい、17区の面々が広報にも掲載されておりました。区長を初め全9つの役があり、2年間、このメンバーに各行政区の事業が託されてまいります。  この役員を経験していただく意義と、これによる将来の効果について、考えられることはどのようなことがございますでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 総務課長。 ◎総務課長(白沢庄市君) 役員を経験していただいて、それぞれ思われたこととか、感じられたことは違うと思いますが、私どもが思うのは、区を知っていただいたり、区民の皆さんの気持ちを知っていただいたり、また、区長会とか、ふるさと祭りに参加した中で、村の事業や村の全体の区も知っていただいたので、この後また一区民として、また住民として、協働の村づくりに御貢献いただけるのではないかというふうに思っております。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) このたびの新議会議員の新たな顔ぶれ3名は、皆さん元区長経験者です。区長に抜擢されるまでにほかの役員もされ、村の組織体制や事業に明るい状態で出馬されました。恐らく各区の大きな応援と要望を背負ってのことと想像します。  次に、以前から行政区によっては待ったなしの懸案事項である、自治組合未加入世帯の増加についてをお聞きします。  特に細野区では、村外からの移住者がもともと多いところであるゆえんからか、居住し始めてまだ1代目の世帯も多く、組合加入の利点より、まだ旧態依然とした活動が濃く残っている隣組にうっとうしさを感じて脱退したり、これまで元気に活動してきたが、夫が先立ち、子供たちも遠方で働いているため、今後の活動や役員を受けて活動することに対する不安から隣組を抜けるといった状況が聞かれます。高齢化し、ひとり暮らしになったら、むしろ組合を抜けることのリスクのほうが高いわけですが、本人はできないことに対する申しわけなさでいっぱいです。  私ごとを少しお話しますと、生前の父の話ですが、その昔、水道を引くにも隣組が一致団結してお金を集め、材料を工面し、穴を掘り、管を埋設するという、今では考えられないような工事を素人が皆でしたと聞きました。隣組に加入していなければできない普請であると教えられました。隣組に加入することは、生きていく上で必須事項であったというわけです。  そのため、その結束力は強く、私どもの隣組では、冠婚葬祭は無論、花見会や新年会、今月は農休みという、稲作が手作業だったころの田植え後の休暇として、温泉と食事を楽しみ、労をねぎらい合うという習慣が現在でも存在します。  お聞きいたします。時代とともに変化してきている自治組合の加入者減少について、村の見解はどうでしょうか。加入のメリット、未加入のデメリットについてお聞きします。 ○議長(平林寛也君) 総務課長。 ◎総務課長(白沢庄市君) 村としましては、なるべく多くの方に自治組合に入っていただきたいというふうに思っていますし、そのための村の規則もございます。ただ、現状では、今議員言われましたように、高齢等によって脱退される方もいるというふうにお聞きしております。そういう中で、大半の区では、そういう方たちに区の役員を免除するなどして、お互いの助け合う中で自治組合に残っていただくような形の区で運営されている区もございます。  そういう中で、メリット、デメリットでございますが、メリットとしては、お互い先ほど言ったような、議員がおっしゃられたようなこと、当然松川村でありまして、お互い助け合いながら、世代ごとでコミュニティーの基盤をつくっていただいて、道普請する普請も何でもそうなんですけれど、そういうことで助け合いながら、いざというときに本当に協力して助け合えるようなことが非常にメリットであるというふうに思っています。  デメリットは、先ほども言われましたように、いろいろ個人の見解あるんですけど、そういう煩わしさがあるというような部分があるのかもしれませんが、そのデメリットよりもメリットのほうが大きいということで、ぜひ入っていただきたいなというふうに思っています。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 元区長さんたちのヒアリングの回答を少しお伝えいたします。  重なることもありますが、メリットについて、安否確認や防災時に大事である。皆顔見知りで、運営もスムーズにできる。開発の申請が来ても、以前から開発委員が存在するので不安がない。イベント参加と慰労会を通じ、区民とコミュニケーションをとることができる。災害時、わかり合い、助け合える関係を構築することができる。高齢になり、ひとり暮らしになると余計に必要である。文書配付や集金もしやすい。区長を通して村の状況を区民に知らせることができる。文書配付や回覧時に生活が見え、見守り効果もあり、その情報は民生委員へつなげているという意見のほかに、村民としての務めである。新規分譲で来た移住者とは考え方が180度違うという、メリット、デメリットの問題ではないのだという御意見もありました。  また、デメリットの回答ですが、役員の負担が大きい。役員選出が大変である。定年が延長され、なり手が高齢化し、資料作成などのPC操作が困難である。任期中に療養が必要になるケースがある。予算がぎりぎりである。自身も東京から戻った身、移住者や若者には煩わしいことが多いのはよくわかる。区費が高いなどの意見がある一方、デメリットはない。考え方なのではないかと答えてくれた元区長さんも5人おいででした。  デメリットの回答にもありました役員の選考については、大変なところも多かったようです。中には、回り順になっていて、スムーズに決まった区もありますが、ヒアリングをした1月から2月の上旬の時点での選考状況は、区によってかなり開きがありました。いわゆる一本釣り方法で選考している区ほど難航しているようでした。  この選考方法について、村が示す解決策にはどのようなものがありますでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 総務課長。 ◎総務課長(白沢庄市君) 解決策というのは特段ないというふうに思います。ただ、今言われましたように、それぞれの区で、それぞれの区の今までの成り立ちとか、役員の経験した皆さん、そういう人たちが一番区を理解しているものですから、区の中で話し合っていただいて、その区にふさわしい形で役員を選んでいただきたいというふうに思っています。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) それでは、次に移ります。  中には、区長になるとつき合いがふえ、出費も多いと嘆く方もおいででした。今年度、意識的に女性を登用し、選考に成功している区と、気持ちはあっても、思うように登用できず、出てほしいが受けてもらえない、難しいとの声も多く聞かれました。  3年前の一般質問で、男女共同参画について、女性のクオーター制を導入しないかと村長にお聞きしましたが、今回、役員の選考にクオーター制を導入することについて、元区長の皆さんにお聞きしました。  まず、クオーター制とは、国民構成を反映した政治が行われるよう、国会や地方議会議員候補者などの政治家や国・地方自治体の審議会、公的機関の委員の人数を制度として割り当てることです。また、社会に残る男女の性差別による弊害を解消していくために、積極的に格差を是正し、政策決定の場の男女の比率に偏りがないようにする仕組みのことです。  民主主義の先進国である北欧を初め、ヨーロッパから導入が進んできましたが、経済、教育、健康、政治における日本のジェンダーギャップ指数、略してGGI数値は、142カ国中104位と大きく出おくれています。  例えばこの松川村で、大きく9つある役員のうちの3割を女性にしてみる。どの役に女性をという部分は各区の自由に配分してもらいます。ヒアリングする限り、女性役員の必要性については皆さん異論ありませんでした。  ただ、草刈りや重労働があり、女性では難しい役もあるが、これについては外部委託もありかといった声もありましたし、家族の協力が必要で、ハードルが高い。既に登用されているが、よくなっているのであれば導入に賛成である。入り口から分けるのはナンセンスであるなどの消極的な御意見はあるものの、多くは、そろそろそういう時期か。積極的にやるべき。環境整備としては賛成である。やってくべきではないか。ある程度男女を混在させるのがうまくいくコツである。努力は必要。環境づくりのきっかけになるか。全体でやるなら進めてほしいといった前向きな回答が6割強でした。  クオーター制の導入、各区から配分された女性役員がふえれば、自分自身も順にそういうものと受けとめられるのではないかと考えます。尻込みしている女性たちに、そろそろやらねばならないとたすきを渡していただきたいと思います。検討して、区の大きな課題の改善策に乗り出しませんか。無論、村は強制する立場ではないことは承知しております。あくまでも方向づけを示すという立場で、役員のクオーター制、いかがでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 私、この仕事につかせていただいたときに、男女共同参画40%ということで出させていただきました。30%を超えてまいりましたけれども、今ちょっとどのくらいか、公民館長に話してもらえばいいわけですけれども。  議会の皆さん、自分たちのことを考えてみてください。私、一番多かったのが12分の4でして、12分の3になりました、今回12分の1になっております。だから、それが、どうしてそうなったかということもある程度考えてもらわないと、クオーター制導入導入ばかりでは、私はだめなような気がします。それぞれ40%、共同参画の中でやってほしいということは今もって言っておりますので、ぜひこれからも努力をしてまいりたいというように思います。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 今の村長のお言葉ですが、むしろこういう環境づくりが必要なので、再度ここでクオーター制、行政区の役員のクオーター制をあえてお願いしております。もう危機感を感じております。この本会議場に女性、傍聴者を除きまして2人です。ここは、今答弁いただきますが、どちら側も切実に考えていただかなければならない部分です。村長、ほかにございましたらお願いします。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 先ほども言われましたけれども、区の皆さんの考え方なんです。女性の皆さんが思い切って手挙げていただかないと、こちらからあの役やれ、この役やれと言うわけにいかないんです。ですので、区の中でぜひ考えていただきたい。  前の私どもの緑町の区長は、女性をどうしても出せということの中で、ある程度強制的に女性にお願いをしに行きました。そういうときもありました。ですが、今はそれもまたいけないんじゃないかということの中で、一緒にやっていく人に手を挙げていただくということでやっておりますので、それぞれ各区にお任せをしていきたいというように思います。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) しつこいようですが、環境整備ということで頭の隅に置いていただければと思います。  次に、皆さんからの課題をお知らせいたします。  山間部に位置する区の元区長さんは、この区では、豪雨時に木が川を塞いだり、芦間の土砂の堆積などの心配があり、役員がパトロールし、災害時支援台帳を作成、これはこの区独自のものであるとのこと。また、イノシシや猿による農作物への被害もある。山麓線の歩道の延長や細野では有害図書の存在があり、ふれあい会や元気会はボランティアも高齢し、維持が困難、行政の下請のようになってしまっている。人口減少問題。小さな区では、区長や役員の仕事がふえ、イベントも多く、つらい。高齢者が守られ過ぎでは。区の再編が必要か。自治振興費がもう少しあれば役員に回せるなど、2年間の思いが次々と出てくるようでした。  村への要望などは既に把握されているとは思いますが、これらについてはどのようにお答えになりますか。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) この間の区長会で、行政区の予算等について若干問題が出ました。協働の村づくりということの中で、1,645万でしたかね、ずっと議会の皆さんの御理解を得てやっているのは。今回、ずっと引き上げてないので、これについては検討をさせていただきますと。ただ、上げるとは言っておりません。検討させていただきますということで、区長の了解を得ました。  そんな中で、お金があれば何でもできるんですけれども、行政の下請になってりゃしないかというように言われても、確かにあるかもしれません。ですが、村は自立の村づくりということの中で、協働の村づくりということでもって、村民の皆さんに御理解をしてきていただいておりますので、できるだけ自分たちでできることはしていただきたい。こちらでどうしてもやらなければいけないことについてはやってまいります。そういうことできょうのお答えとさせていただきます。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 振興費については十分お考えいただける、上げるとは言ってないと村長おっしゃっていましたけども、お考えいただきたいと思います。  自治組合を抜けても何のデメリットもないなどと言われている状況です。区の役員さんは本当にせつない思いをされています。特に長い間組合活動をされてきた世帯がここへきて抜けていく例があり、これまでのつき合いは一体何だったのかと、人間不信になる役員さんもいらっしゃいます。  まずは、イベントや会合など、役員の負担をできる限り減らしていく努力も必要かと、役員の就任のハードルを下げることが有効と考えます。女性がもっと役員という形で自治組合活動に参加していくと、別の効果ももたらされるというのは、私の勝手な期待でしょうか。少子高齢化に即した自治組合の活動を村も協働の精神で助言していくべきときなのではないでしょうか。  (6)の最後の問いですが、同僚議員に託しまして、自治組合のあり方について、私の質問を終わります。ありがとうございました。お願いします。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 村から、ああいうようにしろ、こういうようにしろということじゃなくて、自治組合の役員につきましては、ぜひ自分の自治組合の中で選考していただきたい。松川村として女性を何割出せとか、いろいろ言いません。だから、それは私が共同参画の中で40%の女性をということで最初に申し上げておりますので、そういう中で御理解をいただきたいというように思います。  それから、行政区費については、十二分にということは一言も言っておりませんので、そういう意見があったので、前向きに検討したいということでお答えをしておきたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 矢口議員。 ◆10番(矢口あかね君) 区長からの懸案事項で、わざわざここでおっしゃっていただいたというふうに解釈したいと思います。ありがとうございました。  以上です。 ○議長(平林寛也君) これで、自治組合のあり方の質問を終わります。  以上で、10番矢口あかね議員の質問を終わります。  続いて、順位4番、6番勝家 尊議員の質問事項、松川村の安全安心についての質問を許します。勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) よろしくお願いをいたします。  今回は、安全安心という観点で質問をさせていただきます。  まず、村内の防犯灯でありますけれども、在部と言えば失礼に当たるかもしれませんけれども、役場を中心にした外部のほうから、遠いところから順繰りに順次LED化をされているというふうに感じております。  この緑町、またこの周辺も残りわずかか、もう終わったんじゃないかと、こんなふうに認識をしておるところでございますけども、街路灯管理委員会が管理をいたします、国道を中心にした121本の街路灯も、平成26年に県の補助、また村の支援をいただきましてLED化をされておりまして、安い料金で明るくなったところでございます。  残りは、イベント通りと駅前のわずかではないかというふうに感じておりますが、そうすると約15本くらいだというふうに見受けますけれども、これも実施計画を見ますと、31年度に計画され、172万円が見積計上されておるところでございます。この柱が、特にイベント通りの柱なんですけども、傘の部分に大分さびが目立ちまして、今の段階ですと、さびを落として塗装をかければいいんですけども、このさびが進行いたしますと、傘が自体がだめになると、こういうおそれがございます。  質問いたしますけども、実施計画では172万円を見込んでおりますけども、本数の割に見積もりが高いように感じますので、塗装工事も含んでおられるのか。実施計画によりますと、LEDの交換のみというふうに書かれておりますけれども、計画がないとするならば、予算計上を提案をしたいと思います。  また、あわせて伺いたいんですけども、あの器具はすんなりとLEDの球がはまらない器具だというふうにも聞いておるところでございますけども、その辺のところをお伺いをいたします。 ○議長(平林寛也君) 経済課長。 ◎経済課長(丸山稿君) イベント通りについては経済課のほうで管轄しておりますので、私のほうから答えていきたいと思います。  議員さんおっしゃられるように、31年度にLED化をやるように計画をしています。170万3,000円ですか。それで、19基、全部であろうかと思うんです。  その中に、器具自体というか、あの母体2つあると思うんですが、あの2つ自体をもうそっくり変える方法でやりたいと思っております。特殊な器具に当てはまるいいものがあればということの中で、見積もり等を今調整かけておりまして、そういった形でなれば、さびた部分については私たちも見ておりますけども、全てなくなるという状況で整備をしていきたいと、そういう形で考えております。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) わかりました。そうすれば172万円も納得いきます。来年はなるべく早い時期に、31年度はやっていただいて、明るいもとでふるさと祭りができればなと、こんなふうに思っておるところでございます。  次に、消防の関係でお尋ねをいたします。  消防団の皆さんには、日ごろ、私たちの生命、財産を守る活動をされていることに対しまして、感謝を申し上げるところでございます。本当に御苦労さまでございます。  また、正月の出初め式、春の入退団式、それから日曜日に行われますポンプ操法大会等を拝見しますと、団員の皆さんのきびきびした態度に、いつも気持ちのよい思いをさせていただいておるところでございます。  さて、昨年の暮れでしたけれども、川西で民家火災が発生をいたしました。これまことに不可解な火災だということで、恐らくいまだに原因は究明されてないんじゃないかということと思いますけれども、民家火災としてカウントされてしまいました。  幸いにも、地元にお住まいの消防団のOBの方による消火活動で大事に至らずに済んだところでございます。その折の話ですけども、近くの消火栓からホースをつないでの放水されたようでございますけども、そのホースが、人の表現によりますと、ナイアガラの滝のようだったと、こんなふうに聞いております。ホースから噴き出した水が、さながら滝のように見えたと、こういうことだろうと思いますけども。幸い用は足りたんですけども、余り好ましくない事例だと思います。恐らく大分古いホースで、多分劣化が進んでいたんではないかと、こんなふうに思うところでございます。  また、もう一点ですけども、近年、鉄の値段が高騰したときがございまして、屋外にある消防用器具の格納箱から、消防用のホースの先につける筒先、これが盗まれるという被害が相次いでありました。筒先はしんちゅうでできておりますので、鉄よりも高値で売れるんじゃないかと、こんなふうに思うんですけども。  つい最近、1日の新聞報道によりますと、佐久市や小諸市で190本が盗難に遭ったということでありました。また、二、三日過ぎた後、東御市といいましたかね、三十何本がとられたという報道が続いたところでございます。  質問しますけれども、消火栓の脇に備えられております格納箱の中のホース、それから筒先、消火栓の開閉器具等、数量、また、前にもお話したとおり、ホースの質等の点検はどのようにされておるのかお伺いをいたします。 ○議長(平林寛也君) 総務課統括課長補佐。 ◎総務課統括課長補佐(中村彰君) 点検の関係でまずございますが、議員さんおっしゃられた川西の関係につきましては、不徳のいたすところであります。  この関係につきましては、消防団にお願いをしまして、各分団の管轄にある消火栓と防火水槽の点検を年1回してもらっております。それに合わせまして格納箱の状況、外見と中を確認をして、必要に応じて買いかえるなどを対応をしているという状況でございます。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) そのとおりだと思っておりまして、ことしは5月の6日に恐らく多分されたと思っております。私たちが5月の連休で浮かれとるさなか、消防団の皆さん、農作業も忙しい中、点検の作業をされておりました。御苦労さまでございました。  ふたをあけてみますと、点検日が確かに書いてございまして、年に2度の日も書いてございますので、年に2度もされておるのかなと、こんなふうにも感じたところでございます。  定期的には点検をされておるんですけども、ホースにつきましては、通水をして点検するわけいかないわけでございまして、目線による点検だと思っております。これ仕方ないことだと思っておりますけども、格納箱は鉄でできておりますので、夏場には相当の高温になるなど、思わぬ劣化が進んでいたものだと、こんなふうに考えるところでございます。  質問しますけども、ホースの更新は台帳によって、このホースはいつに入れたものだとか、台帳によって登録の古い順に入れかえをしておるのか、それとも見た目の古い順なのか、ホースの更新はどのようにされているのかお尋ねをいたします。 ○議長(平林寛也君) 総務課統括課長補佐。 ◎総務課統括課長補佐(中村彰君) その前に、年2回というのは、議員さんの地元の5分団につきましては、5月6日に実施をしていて、春と秋やっていただいているところでございます。ほかの分団につきましては、7月末までには報告を上げろということになっております。  それで、ホースの関係でございますが、台帳というような話ありますが、ホースに限らず、ほかの備品、装備類につきましても、こういうことがございましたので、あらかじめ団のほうに最終確認をしまして、それぞれ何が幾つかあるかというようなことを今徹底をさせているところでございますので、しばらくお待ちいただきたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) ホースの更新につきましては、実施計画を見ますと、30年度には計画なしと、31年度に32本を更新すると、このようになっております。1年置きに更新するとあるわけですけれども、1年にすると16本と、こういうことになりますが、村内に消火栓は現時点で353基ございますから、一回り更新するのには22年かかると、こういう計算なろうかと思います。  また、1つの格納箱には3本のホースが入っておりますので、全部が更新されるまでには66年かかると、こういう計算になるわけでございますけども、これ永遠の継続事業だと、こんなふうに思っておりますし、臨機応変になろうかと思いますけども。  質問しますけども、新しいホース、また古いホース混在をしておりますけども、今の村の現状とホースの更新の考え方、改めてお伺いしたいと思います。
    ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) いざというときに使えないような物が入っているということは一番いけないことです。使えるように、どんなに長くかかるなんて、今言われたように66年もかかっていたら何の価値もないので、できるだけ早く消防団の皆さんに一斉点検をしていただいて、足りない物は今年度中に買うように予算を計上させていただきますので、議員の皆さんぜひ御理解をいただいて、賛成をいただきますようお願いいたします。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) 急に私、こんな質問をさせていただいたのに、心強いお答えをいただきまして、本当にありがとうございます。  次に、消火栓の設置状況でありますけれども、消火栓の設置基準は80メートルだというふうに私、認識をしておるところでございますけども、これは直線にして80なのか、それとも道なりにはかって80なのか、それをお伺いしたいと思いますけども。水田であっても、稲刈った後は80メートルすぐそこなんですけども、田んぼに水が張られますと、曲がってはからなくちゃいけないんですけども、これはぴったり80とか、70とかってわけにはいかないと思いますけども、基本的な考え方お伺いをしたいと思います。  また、近年は、人口は、先ほど来お話が出ておりますとおり減少はしておりますけれども、民間業者の宅造などございまして、家庭自体はふえているというふうに認識しておりますが、消火栓の設置に問題はないのか、それから計画があるのか、その辺もお伺いいたします。 ○議長(平林寛也君) 総務課統括課長補佐。 ◎総務課統括課長補佐(中村彰君) 消火栓の設置基準でございますけども、今議員さんおっしゃられた、開発事業における設置基準を設けております。これにつきましては、消火栓を中心として、半径80メートルの円で覆える場所に必要数を設置するというものでございます。  それで、今の状況でございますが、消火栓で全村を覆っていくということは難しい地域もございますので、当然昔からある家屋もたくさんございます。そういったことを踏まえますと、カバーできない箇所については自然水利などで対応していきたいと考えております。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) 私自体があやふやであったもんですから、今お伺いしたんですけども、半径80メートルという数字を伺いましたが、直線なのか、曲がっていくのか、これぴったりとかにはいかないと思いますけども、基本的な考えを伺いたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 総務課統括課長補佐。 ◎総務課統括課長補佐(中村彰君) 直線で半径を描いてという意味です。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) コンパスだということですね。そうすると、たるんだりなんかすると、大分距離が延びちゃうというケースもあるということなんですが、基本的にはそういうことだと、こういうことですね。わかりました。  それでは、続いてポンプ車の運転資格についてお伺いをしたいと思います。  ことしの正月、分団の皆さんのお世話になりまして、子ども会育成事業の恒例の三九郎が行われまして、残った火を始末をしながら、分団の方々といろんな話を伺う機会がございました。私自体、消防団の経験がないもんですから、基本的な質問も出るかと思いますけども、よろしくお願いをしたいと思いますが。  まず、ポンプ車の運転資格についてですけども、29年の3月に道路交通法が改正をされまして、新たに準中型免許というのが設けられました。私も知らなかったんですけども。この制度のメリットは、運転が経験がなくても、18歳から準中型免許が取得できるというものであります。それまでは、普通免許を取って、2年間の経験をもって中型免許が受けられるというものでした。  デメリットしましては、29年3月までに普通免許を持っていれば、車両総重量が5トンまで運転できたものが、新制度では、普通自動車免許では車両総重量が3トン半までしか運転ができないと、こういうことになったわけでございます。  質問しますけども、村が所有する、3台お持ちだと思いますけども、ポンプ車の総重量はそれぞれ何トンでしょうか。総重量とは、車両の重量、それから最大積載量を加えたものが総重量という考え方でお願いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 総務課統括課長補佐。 ◎総務課統括課長補佐(中村彰君) お答えします。  おっしゃられるとおり3台、ポンプ車を所有しておりまして、1台目が4.36トン、それと次が4.6トン、そして4.82トンということでございます。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) ぎりぎり5トンに満たないということでございますけども。そうしますと、29年3月以降受けられた免許では、このポンプ車は運転ができないと、こういうことになるわけです。  平成19年以前に普通免許を取得した者は、免許証の表記が勝手に中型8トンということになっております。私もこれあれしながら、改めて自分の免許証を見たんですけども、8トンというふうに書いてございました。皆さんも恐らくふだんは見ないと思いますけども、勝手に8トンまでいいと、こういうふうになっております。8トンまで必要ないんですけども。  それから、平成29年3月以前に普通免許を持っていれば、次の更新では準中型5トンという表記になるわけです。なるそうであります。29年3月以降の普通免許では、3トン半までしか運転できないというふうに推移をしてまいりました。普通免許では運転できる範囲が狭くなってきたと、こういうことであります。  一般の方と言うと少し語弊があるかもしれませんけども、特にトラック業にかかわらない方は、ふだんは普通免許があれば日常生活何ら支障がないわけでありまして、それからまたあわせて、近年はオートマチック車が主流でありますので、オートマ限定で免許を取得される方も少なくないと思っております。積載車やポンプ車はもちろんマニュアル車だと思っておりますので、これから入団される方は、積載車もポンプ車も運転できないケースがふえてくるんではないかと心配をされるところでございます。  さて、いざ火災発生というときには、それぞれ積載車のもとへ、またポンプ車のもとへ団員の皆さん駆けつけるわけですけども、ポンプ車は4人そろわないと出動ができないというふうに聞きました。今後は、若い団員の皆さんが4人そろっても出動できないというケースも、極端な場合としてはあり得るということだと思っております。  質問しますけども、現状、そういう面で、運転資格者が少なくて困るとか、その現状と、また、今後についての考え方をお伺いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 総務課統括課長補佐。 ◎総務課統括課長補佐(中村彰君) 有資格者の関係でございます。今、団長、副団長入れまして200名でございます。毎年、団が編成されるときに、免許等の調査をしております。その中で、5名の団員がオートマチック限定だということでありまして、議員さんおっしゃられる道路交通法の改正後、免許とった、普通免許取得した団員はいないということで、この件に関しては当分の間、問題はないのかなという認識でございます。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) わかりました。29年以降、免許を取得した方の団員はいないということなんですけども、これからだんだん募集していく中には、先ほど来私申しておるとおり、運転資格のない団員がふえるんではないかと、これは事実だと思っております。今現在では深刻な状況ではないというふうに受けとめましたけども、今後、年を追うごとに有資格者が少なくなると思っておりますが、若い人が入団しても、運転資格の面で、古い人がいつまでも退団できないというケースがあり得ると、こんなことを懸念する声も聞かれたところでございます。  現在のところ、新入団員を募るのに大変な苦労をしていると思いますけども、そこへもってきて、準中型免許を取って入団してくれなんて、とても言えない状況であろうと思います。質問しますけども、普通免許からポンプ車が運転できる準中型免許まで格上げといいますか、するのにいかほど費用がかかるか、わかっていれば教えてほしいと思います。 ○議長(平林寛也君) 総務課統括課長補佐。 ◎総務課統括課長補佐(中村彰君) 普通免許を持っていて、準中型を取得するということでございます。教習所によって若干の差はあろうかと思いますが、マニュアルで申しますと4時間の講習で7万4,500円、それと、オートマチックで8時間の講習で10万4,500円ということでございます。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) はい、わかりました。さっき言いましたとおり、正月お話したとき、18万とか、20万近くというようなお話聞いたもんですから、これは大変なことだなと、こんなふうに思ったところでございますが。いずれにしても、7万5,000円から10万何ぼですか、かかるわけでございますが、普通免許しか持たない若い団員さんに、消防団のためにその費用を自腹で持ってくれと、とても言えないんじゃないかと、こんなふうに思うわけです。無理にお願いしますと、入団する方がいなくなってしまんじゃないかと、こんなふうに危惧するところでございますけども。  それからまた、33年以降は250ccのバイクを導入するとも実施計画にございますけども、このバイクの免許を持っている方も、これからはだんだん少なくなってくるんじゃないかと、こんなふうに思っております。我々の若いころは、バイクは田んぼの水見に行くにもありましたし、自転車のかわりに乗っていたんですけども、これからは、バイクをお持ちの若い人なんて、そんなにいないんじゃないかと思うんですけども、このバイク導入についても、こんなのが問題起きるんではないかと思っております。  質問しますけども、30年度の予算は、さきの議会で全額お認めをしたところでございますが、2款総務費1項19節に負補交とございますけども、そこに免許取得交付金8万2,000円ということがございました。これもお認めしたところでございます。  これは、現在運転を専門にされている方の予備にという説明でございましたけども、このような補助金なり、交付金なりは、今後、今私が今までずっと申していましたとおり、消防団のために計画的に計上していく必要があるんじゃないかと、こんなふうに思うところでございますけども、どのようにお考えか、村長のほうがいいかな、お伺いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) おっしゃっていることは全てもっともだというように思いますけれども、先ほども申し上げましたように、使えないホースが入っている状況の中で、そちらのほうへ先お金を使っていきたい。そういうことの中で、今免許を持っている人が195名いるということでありますので、当分の間、大丈夫じゃないかというように思いますので、それが、このホース等が終わったら、また新たに考えさせていただきたいというように思います。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) そのとおりだと思っています。これ書きながら、私、これ言うタイミングがえらい早過ぎたなというふうに思っておりますけども、いずれこの時期が来ると思っておりますので、計画的にこんなこともお考えをいただきたいと、こんなふうに思っております。  私、この通告を出してから、つい最近、村民の方から提言がございました。これも防火に関することだったもんですから、先ほど来、同僚議員が防火のこともお話もございました。私もきょう、安全安心についてのテーマですので、1つ追加で質問をさせていただきたいということで、議長の許可いただけておりますので、追加質問をさせていただきたいと思います。  いつの時代でしたか、6年、もうちょっと前かね、家庭用の煙感知器といいますか、住宅用火災報知器というのが正確でしょうか、消防法の改正で、一般家庭でもこの装置をつけなければいけないということになった、こんな時期があったと思います。行政でも、これに対しまして補助金も出しておりました。そして、設置には消防団員の方が協力をしていただいたと、こんなこともございます。これいつのことだったか、おわかりになりますか。 ○議長(平林寛也君) 総務課統括課長補佐。 ◎総務課統括課長補佐(中村彰君) 補助金の関係ですと、村で平成21年度に国の地域活性化・経済危機対策臨時交付金というものを活用しまして、住宅用火災報知器設置要綱、補助要綱というものに基づきまして、警報器の設置促進に取り組んでいるというところでございます。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) といいますと、もう既に7年が経過したと、こんなふうに思うところでございますけども、この家庭用火災報知器は電池が内蔵されておりまして作動するものなんですけども、今お答えのとおり、7年前のことですので、ぼちぼち燃料や電池切れの時期が来ているんじゃないかと、こんなふうに思っています。  多くの家庭では、1度設置をしますと、このことをすっかり忘れておるんではないかと思いますし、しかも、高い天井につけておることですので、すっかり忘れておる気がしているんじゃないかと、こんなふうに思うんですが。せっかく設置をしてあるのに、電池切れで火災が防げなかったと、こういうことがあってはいけないと、このように私思うところでございますし、このことを村の方から提言をいただいたところでございますが、そのことを村民に周知をしてほしいと思っていますね。7年もたったから、もう電池をかえてください。  そして、お伺いしたんですけども、電池も近くのお店へ行ったら売りになかって、取り寄せたという話もありますけども、周知をしてほしいのと、どんなふうにお考えかということと、電池の件でお伺いをしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 総務課統括課長補佐。 ◎総務課統括課長補佐(中村彰君) 電池式のもののことだと思いますけども、電池の寿命が近づきますと、電池切れの警報が鳴ると。そのときに交換を行っていただきたいと思います。  機器ですとか、メーカーによってさまざまで、電池の種類があるということです。専用のリチウム電池または9ボルトの角型電池といいますか、積層電池といいますか、そういったものにつきましては、量販店ですとか、村でも専用の電化センター、また電気屋さんありますので、そちらのほうで御購入ができると思います。  それで、周知の関係でございますが、そういった電池の交換も含めまして、機器の交換というものもおおむね10年ということを目安ということになっております。一番早い人で、この法律といいますか、新築住宅が18年から義務化になっておりますので、10年以上経過している方ももしかすればおいでになろうかと思います。そういったことも含めまして、定期的に作動の確認をしていただくのと、電子部品ですので劣化があるということが考えられますので、そういった交換も含めて広報等でお知らせをしていきたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) ぜひ皆さんに広報をしていただきたいと、こんなふうに思っています。  以上で1番終わります。 ○議長(平林寛也君) これで、松川村の安全安心についての質問を終わります。  続いて、質問事項、子育て支援についての質問を許します。勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) 子ども未来センターかがやきについて、利用状況についてお伺いをしたいと思いますけども、多くの期待を集めてオープンした子ども未来センターかがやきですけども、2カ月が経過をいたしました。2カ月を経過した中で、おおよその利用状況をお伺いしたいと思っております。また、感想もお伺いしたいと思っておりますけども。  私の感じましたところ、先ほど同僚議員が、2階の乳児室には、本当にお弁当持ちで、小さいお子さんがくつろいでいらっしゃった、親子さんがくつろいでいらっしゃったという言葉がございましたけれども、私特にお伺いしたいのは、1階の学習室ですね。これの利用状況をお伺いしたいと思うんですけども。  各テーブルごとに電源が入っておりまして、電子機器持ち込んでも勉強ができるような体制は整っているんですけども、今まで、すずの音ホールのほうのまめってぇるーむでお子さんが勉強されている姿が目につきました。申し込みなしの会議しようと思っても、子供さんが勉強していますと、こちらのほう遠慮したというケースもあるんですけども、そちらで使っていた皆さんが1階の学習室へ移って勉強されると一番いいんですけども、その辺のところを、利用状況、そして感想等をお伺いしたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(原勇一君) オープン2カ月の利用状況でございますけど、かがやき全体では、平均で1日100人程度の利用がございます。議員おっしゃいました1階の学習室、みんなの広場でございますけど、こちらにつきましては、小学生に大変好評をいただいておりまして、宿題をしたり、読書をしたりと、多くの児童に利用いただいております。特に時間帯でございますが、3時から5時の間が非常に混み合ってございます。どうしても学校が終わってからということで、午前中はほとんど利用はない状況でございます。  その後、5時で小学生退館となりまして、中学生ですとか、高校生、最初のうち、中学生、高校生利用少なかったわけでございますけど、最近、少しずつではございますけどふえてきてございます。特に高校生につきましては、1階のわんぱく広場のところに大きな鏡があるんですけど、そちらのほうでダンスの練習をする姿、あとバドミントンですとかする姿が最近見られるようになってきました。  2階のおひさま広場につきましては、1日大体15組から20組、人数言いますと30名から40名、1日ゆっくりと過ごしていただく保護者と小さな子供たちがおります。  現在のところ、順調にスタートができたかと思っております。引き続き、いい施設ですので、有意義に使っていただきまして、子供たちの笑顔の絶えない施設としていきたいと思っております。 ○議長(平林寛也君) 勝家議員。 ◆6番(勝家尊君) はい、わかりました。将来、こんな建物、まだまだ小さ過ぎたんじゃないかなという、うれしい悩みが出るほど、皆さんに御利用いただけたらなと、こんなふうに思っております。  以上で質問を全て終わります。 ○議長(平林寛也君) これで、子育て支援についての質問を終わります。  以上で、6番勝家 尊議員の質問を終わります。  ここで、2時40分まで休憩します。                                  午後 2時25分 休憩                                  午後 2時40分 再開 ○議長(平林寛也君) 再開します。  一般質問を続けますけれども、質問前に皆様にお知らせします。  大和田議員より資料配付の要望がありましたので、これを許可しました。  それでは、順位5番、4番大和田耕一議員の質問事項、村営住宅の管理、運営についての質問を許します。大和田議員。 ◆4番(大和田耕一君) 4番大和田耕一です。質問に先立ちまして一言御挨拶をさせていただきます。  私、3月の村会議員選挙におきまして初当選をさせていただきました。無投票当選という非常に残念な結果ではありましたが、村民の代弁者として、また、議員代表制の一翼を担う一人として、今後の議員活動に切磋琢磨する覚悟でおります。  今回、一般質問に関しまして、新人議員のトップを務めるわけですが、あくまでも松川村の主役は村民であるということを念頭に置きまして、松川村の繁栄と村民の幸福のため、行政に対しては是々非々の姿勢で取り組んでまいる決意でおります。  それでは、通告に従いまして質問をいたします。  最初に、村営住宅の管理、運営について質問をいたします。  村営住宅の近年の入居率状況、また、現在の入居資格別の比率を伺います。 ○議長(平林寛也君) 建設水道課長。 ◎建設水道課長(太田健一君) 村営住宅の関係でございますが、現在、36戸を管理してございます。入居率につきましては、平成28年度、29年度、30年度ともに100%でございます。  また、入居資格別の比率でございますけども、所得要件というように捉える方が8%、福祉要件というように捉える方が33%、一般者等ということで59%でございます。 ○議長(平林寛也君) 大和田議員。 ◆4番(大和田耕一君) 村営住宅建設後30年になろうとしているわけですが、入居率は、民間のアパートを上回って、公営たる役目を十分に果たしていると思います。  また、村営住宅という性質上、低所得者の方、中所得者の方、障害のある方など、さまざまな事情のある方、つまり何らかの手助けが必要な方が多く入居されているということです。  では、その担当部署がなぜ建設水道課なのでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 建設水道課長。 ◎建設水道課長(太田健一君) 公営住宅につきましては、公営住宅法がございます。これによりまして、国土交通大臣の指導監督が規定されておる、そういうこともございまして、建設水道課が所管をしてございます。  また、建設時の補助金の担当課でもあったということで、現在まで建設水道課のほうで所管をしてございます。 ○議長(平林寛也君) 大和田議員。
    ◆4番(大和田耕一君) 確かにどこの市町村も担当部署は建設課と、そういう自治体が多いわけですが、今おっしゃられたように、国土交通省の管轄であるとか、それから建設時に担当したからとか、補助金、助成金の関係で建設課なんだというお話だと思います。  村営住宅というのは本来建物というハード面だけではなくて、運営のソフト面を考えたときに、福祉課なり住民課なりの範疇がふさわしいと思いますが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 今のところ、建設課で管理をしていただいておりますけれども、福祉課、住民課がする理由、必要がないというように私は思っております。建設課で十二分な管理をしていただいておりますので、当分の間、このままで行きたいというように考えます。 ○議長(平林寛也君) 大和田議員。 ◆4番(大和田耕一君) 今、村長にお答えいただきましたけれども、村営とか、それに準ずる施設というのは、村内にさまざまあるわけですけれども、村営住宅というのは、単に一時的に利用する施設とは違いまして、そこに人が住んでいる場所、人が生活している場所ということです。しかも、村営住宅というのは、何らかの手助けが必要な方ということで、その辺をもう少し深くお考えいただければなと思います。  もう少し管理、運営面をお聞きしますが、松川村営住宅設置及び管理に関する条例というのがあります。これの第4条2には、「安全、衛生、美観等を考慮し、かつ、入居者にとって利用しやすいものとなるように整備すること」とあります。これの見回り等頻度の管理状況をお願いいたします。  また、本年度は外壁改修工事として、管理費を別にして1,800万の予算が計上されておるわけですけれども、環境衛生目的というものの予算というのはどうなっていますでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 建設水道課長。 ◎建設水道課長(太田健一君) まず、見回り頻度等の管理状況でございます。家賃徴収、それから給水停止処分、こういったもので訪れる場面が非常にございます。あと、設備点検や建物修繕、または住民の皆様からの御要望や苦情等の解決のために出向きまして、見回り等をそのついでに行っております。頻度にしますと、二月に1回程度ということで現在はございます。  また、環境衛生整備予算でございますけれども、現在、環境整備というふうに捉えられるものは、剪定業務の30万円ということでございます。 ○議長(平林寛也君) 大和田議員。 ◆4番(大和田耕一君) 巡回といいますか、巡視のほうは2カ月に1回なさっているというお話です。また、環境整備費ということで剪定作業の30万というお話を今お聞きしました。これらが環境衛生費用ということなんでしょうが、衛生美化といいますかね、環境美化といいますか、これに対する予算というものは全くないようです。  先ほど言いましたように、村営住宅設置及び管理に関する条例、松川村営住宅等の整備基準を定める規則というものがあります。環境衛生という管理については、決して現状、今、いい状態ではないと思います。私は緑町中区の区長を務めさせていただいた関係で、年に何度か村住を訪問する機会がありました。秋には共有部分や階段の踊り場で枯れ葉が吹きだまっている、冬は、入り口が北向きだもんですから、エントランス部分が凍ってしまって、私も何度か滑りそうになったんですが、春には鳥のふんがひどい状況です。  それで、先ほど議長のほうから許可をいただきました資料を皆さんのお手元にお配りしてあるんですが、写真3枚、載せていただきました。これは5月24日現在の居住者の方の玄関前、それから階段の手すり、ここにごらんのような鳥のふんが非常にひどい状態であります。  それから、3枚目の写真ですけれども、これは1階の共有部分なんですが、ここにごみとかほこりが吹きだまりになっているような状態です。  実は、私、3月に伺ったときと、この5月24日に伺ったとき、2カ月の間に何ら変わっておりません。住民の方々は防鳥ネット、何かの対策がしてほしいんだけどという声がありました。これに対して早急な対応は可能でしょうか。 ○議長(平林寛也君) 建設水道課長。 ◎建設水道課長(太田健一君) 今、防鳥ネットというお話をいただいております。その前に、村営住宅は平成26年から外壁の改修工事、断熱の件も含めまして行っております。その後、平成28年から鳥よけのために、鳥剣山というものを喚起口のダクトまたは街灯などに設置をして、鳥対策はとってきております。  そうは申し上げましても、手が届かないところは、住民の方は非常に無理な部分もございます。防鳥ネット等につきましては、外壁改修工事、あわせて今後検討してまいりたいというふうに思っています。 ○議長(平林寛也君) 大和田議員。 ◆4番(大和田耕一君) ぜひ改修工事のときに防鳥ネットも御検討いただければと思います。  次に、福祉面での管理、運営についてお伺いいたします。  先ほど来、述べておりますように、村住というのはさまざまな手助けが必要な方がお住まいです。居住者の生活状況、それから要望、それの聞き取りとかはどのような実施をされていますでしょうか。また、それについての対応もお答えください。 ○議長(平林寛也君) 建設水道課長。 ◎建設水道課長(太田健一君) まず、訪問と聞き取り実施についてでございますが、一部の該当者でございますが、滞納整理や給水停止処分で定期的に訪問をしてございます。その場面では行政に対する要望など言いにくい部分もあると思いますけれども、定期的にそういった方には訪問しておる。  それから、2階と3階のお宅でございますけれども、消防設備の点検で年2回、訪問してございます。そのほかは、個々に連絡をいただきました場合に訪問等をしてございます。  それから、毎年7月でございますけれども、収入と入居者の調査がございまして、このときには原則役場のほうへ来庁いただいております。このときは直接入居者の方とお話しする機会が全員ございますので、いろんな要望をお聞きする場面がございます。  またそれから、ブロック長さんが中におりまして、大変な御苦労をいただいているわけでございます。全体的な要望や個々の内容を役場のほうへお伝えをいただいております。  それから、対応でございますけれども、やはり以前から室内のカビ対策と、ハト・ツバメの対策というものが一番、皆さんから寄せられている大きなものでございました。室内のカビ対策につきましては、断熱改修とあわせて平成26年度から改修工事に取り組んでおります。また、ハト・ツバメの対策は、先ほど申し上げましたとおり、28年から鳥よけの剣山の設置を行っているところでございます。  そのほか、いろんな要望等で改善しなきゃいけない部分がございますので、そういった場合におきましては、必要に応じて全戸に文書配布、また個別に相談、指導、改善が必要な入居者には直接伺ってお話をしているというような対応でございます。  以上でございます。 ○議長(平林寛也君) 大和田議員。 ◆4番(大和田耕一君) その環境美化については、十分理解をしたつもりでおります。早急な手配をお願いしたいと思います。  実は、先ほどの写真、お配りした写真ですね、一番上の写真なんですが、これ見ると、多分、自分の玄関前ぐらいは自分で掃除すればと、そう思われる方もおられると思うんですが、ここに住んでおられる方、80歳前後の高齢の方で、ひとり暮らしの方です。しかも、足が不自由でつえをついておられる。日々の掃除がままならないだろうなと思います。先ほど、2カ月に1回は巡回されているようですが、こういう状況というのは把握されておられますか。 ○議長(平林寛也君) 建設水道課長。 ◎建設水道課長(太田健一君) 把握をしてございますが、入居者の方には、とにかく玄関先や共有スペースについては、なるべく皆さんでお掃除のほうをお願いしたいというのがこちらの切実な希望でございます。  また、これは公営住宅法や条例または民法等にも記載がされておりまして、適正な維持管理の義務を負うことに入居者の方はなっております。足の非常に不自由な方で御不便というお話を今お聞きいたしましたので、福祉の手が必要であろうかどうかというところが、ちょっと私には今判断ができませんので、この件につきましては、高齢者の方に直接お話を聞きたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 大和田議員。 ◆4番(大和田耕一君) 先ほど、村長のお答えの中にも、今のところは建設水道課の担当でというお話だったと思います。ただ、こういう現状もあるということも知っていただきたいなと思います。もちろん、公営住宅法云々というのはあるとは思いますし、私もそれは知っております。ただ、先ほどのように、手が届かないという居住者の方もおられるわけですね。それで、自助努力だけじゃなくて共助というのがあるわけですけども、さすがに周りの方たちも見るに見かねて、足が悪くて3階まで上りおりしているという状況を見て、1階のほうに移してもらいたいということを以前、役場のほうにお願いしたそうです。そのときの答えが、改めて応募をしてもらわないとという答えだったそうです。  先ほど来、何度も言いますが、松川村営住宅設置及び管理に関する条例には、公募の例外というのもあります。その第6条8には、村営住宅の入居者が相互に入れかわることが双方の利益となることとあります。つまり入居者同士で入れかわれば、改めて応募に申し込まなくてもいいと、そうすれば、つえをついた足の不自由なお年寄りが毎日3階まで手すりにすがって階段を上りおりしなくても済むわけです。  要は、このような状況をいち早く把握して迅速に対応、改善することが福祉行政だと思います。健康長寿を目指す松川村にとって必要なことだと思いますが、ちなみに村長にお伺いします。この村住へは最近いつごろ視察をされましたでしょうか、また、このような村住の現状をどのようにお考えでしょうか、お答えください。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 最初に言ったことがちょっとわからないので、もう1回、言ってください。 ◆4番(大和田耕一君) 直近、村長はいつごろこの村住を見たことがありますかということなんですが。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 私は3月に行ってみました。直近はそういうことです。どのように感じたかということは、やっぱり言われたとおり、散らかっているところがございます。でも、自分のうちと考えてもらわないといけないです。自分のうちの玄関はやっぱり住んでいる人がある程度きれいにしようという考え方じゃないと、みんなよその人がやってくれるという考え方では、私は困るというように思います。 ○議長(平林寛也君) 大和田議員。 ◆4番(大和田耕一君) 村長のお答え、3月に行かれたということで、その現状も把握されているようですが、先ほど来、自分の家は自分で管理してくださいということですけれども、やはり村住という性格上、いろいろなわけのあり方がいらっしゃる、その辺も御理解をいただきたいなと思うんですが。別に、村長がいつ村住を見たかって責めているわけではありませんので、村長のスケジュールを拝見していると、内外にとても忙しくて、かなり過密なスケジュールをこなされていることは理解できます。  ほかの村内施設というのは、さまざまな行事や会合があって、人々の目に触れる場所です。ただ、村営住宅のような施設は、ともすると日陰になってしまう、谷間に埋もれてしまう、そういう施設だと思います。村長に限らず管理職の方々、それから我々議員諸氏も、ぜひ関心を持って目を向けていただきたいなと思います。  以上で、村住の管理、運営についての質問は終わります。 ○議長(平林寛也君) これで、村営住宅の管理、運営についての質問を終わります。  続いて、質問事項、地域コミュニティーについての質問を許します。大和田議員。 ◆4番(大和田耕一君) 先ほど、同僚議員のほうからもいろいろ質問がありましたが、地域コミュニティーが今抱えている問題というのは非常にさまざまなものがあると思うんですが、その辺についてお伺いしたいと思います。  今後、人口というのはますます減少していく。村長の挨拶にもありましたように、いろいろな手を打っているけれども、やはり減少を完全に抑えるということは無理だという中で、高齢化も待ったなしで進んでいます。それによって、地域のコミュニティーは本当にさまざまな問題を抱えて、その課題というのは年々深刻になっていっています。行政として、そのような課題をどの程度把握されているか、お答えください。 ○議長(平林寛也君) 総務課長。 ◎総務課長(白沢庄市君) 先ほど10番議員の質問の中にもございましたが、やはり地域の役員のなり手の方の不足であったり、地区の役員の業務の負担増、そして行事への参加者の減少や自治組合の未加入者の増加、それに伴うやはり地区内での不公平感、そしてまた、それらを含めた中で、先ほどもありましたが、高齢者がいる中で、高齢者世帯で単身になった折に、やはり自治組合等の役員をやれない中で抜けていくというようなことがあって、先ほども答えましたが、区の中の大半でそういう部分で組合の役員等は免除しているようなこともございますが、そのような中で、さまざまなライフスタイルの変化によって、さまざまな問題があるというふうに思っております。 ○議長(平林寛也君) 大和田議員。 ◆4番(大和田耕一君) 今お答えいただきましたように、さまざまな問題を抱えています。高齢化が進んで役員のなり手がないとか、行事への参加者が減ってきたとか、自治組合に加入しない人がふえてきた、これには経済的な負担が多いとか、それから役が回ってきて煩わしいとか、そういうさまざまな問題があるわけですけれども、このまま手を打たずにいると、いずれは都会のように、隣にどんな人が住んでいるのかわからないというような、殺伐としたような状況が見え隠れします。  それではどうしたらいいのかと。まずはいろんな意味で負担を減らすことが大事だと思うんですが、そこでお聞きします。行政区ごとの年間事業予算を教えてください。 ○議長(平林寛也君) 総務課長。 ◎総務課長(白沢庄市君) これは各区の総会の折の資料から出した数字です。まず、細野区が380万円、鼠穴区128万1,820円、神戸区174万3,169円、板取区313万7,883円、川西区270万円、中部区211万7,775円、北部区166万4,320円、東部区221万8,279円、緑町区209万6,000円、西原区162万4,128円、南神戸区104万5,710円、緑町中区320万円、東細野区500万1,420円、三軒家区386万252円、東松川区355万4,735円、東松川南区341万8,622円、北細野区311万4円でございます。 ○議長(平林寛也君) 大和田議員。 ◆4番(大和田耕一君) ありがとうございました。  今お聞きしまして、最高額が東細野区の500万1,420円、一番少ないところが南神戸区の104万5,710円ということで、かなりな格差が生じるわけですけれども、なぜこんなに格差があるんでしょうかね。単純に返答いただくと、人口数が違うからと、戸数が違うから、だから仕方がないという答えが返ってくると思うんですが、この財政的な問題をまず解消しないと、各戸から徴収する金額、いわゆる一般区費が、これにもすごいばらつきが出ると思うんですね。  お答えいただくまでもなく、ちょっとこちらのほうで調べましたけれども、一般区費の最も少ない区が3,000円、これは緑町中区です。最も多い区は1万円、これが神戸区、北部区、西原区です。各戸から徴収する一般区費でもこんなに大きな差があるわけです。なぜかと申しますと、自治振興費の算定基準というのも人口割、戸数割が基準になっているわけですね。人口も戸数も少ない行政区というのは、自治振興費であがなえない部分というのは区費を増額して徴収せざるを得なくなるわけです。  ぜひ、この辺を考えていただきたいなと思うんですが、いわゆる自治振興費の算定基準というのをですね。例えば人口割とか戸数割よりも、均等割の部分をふやしてとか、それから、極端な例を言うと、面積割みたいなものを取り入れるとか、その行政区が実施した事業に見合って事業割で配分するとか、思い切った改革をしないと、この格差は是正してこないだろうなと思います。もちろん、人口の多いところはそれなりに予算が多いのはわかります。ただ、余りにも差があり過ぎて、これで同じ事業をしなさいというのは、非常に負担が多いと思うんですね。  先ほど同僚議員からも話がありましたけど、自治振興費の総額を変える必要はないと思うんですね。その配分、交付基準を変えていただけないかと思うんですが、ぜひこの辺は行政区の自助努力、いわゆる区費を徴収して、それで賄えない部分、不足する部分を配分してやると。配分してやると言うと、言い方が悪いかもしれませんけど。それを配分するというスタンス、考え方ですね、これに切りかえていただけないでしょうか。ぜひこれはお考えいただければと思います。  それから、次に、お金のことじゃなくて、事業負担ですね。全ての区に一律に同じ事業を、こういう行事をやりましょうじゃないか、というようなところの改善の余地というのはないでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 均等割も、御存じのように、ちゃんとやっているんです。それをふやすと、人口の少ない、戸の少ないところへたくさん行く。それでもよかったらいいですけれども。簡単に、今までずっとこの予算の組み方でやってきたのを、わかりました、じゃ、均等割を80%にして、残り20%を事業割にしますとか、そういうわけにいきませんので、提案は提案として考えさせていただきます。  なお、事業等につきましては、それぞれ館長、それから館長が一番いいかな、答えていただきますので、お願いします。 ○議長(平林寛也君) 社会教育課長。 ◎社会教育課長兼公民館長(古畑元大君) 事業を一番お願いするのは公民館、社会教育課だと思いますので、お答えいたします。  ルールの中でお願いをして、改正していきたいというふうに基本的に考えておりまして、例えばことしの球技大会もお願いしたわけですけれども、こういったものも、ルール上、分館と分館が一緒になってチーム編成できるということになっておりましたので、こういったことで事業負担は一律なんですが、そういったことで改正して、参加をしていただいて、楽しんでいただければというふうに考えておりました。  ただ、ことしは役員の切りかえの年でありましたので、前年度踏襲のチーム編成で参加してきていただいたということになってしまったかなということがありますので、来年はまたそういったところは徹底してまいりたいと思います。  また、村民運動会等もこれからあるわけですけれども、毎年出ていただいた方、やっていただいた方は、御苦労ではあるんですけれども、満足といいますか、楽しんでいただいているわけですので、これは引き続き歴史もありますし続けてやっていきたいというふうに考えております。そういった毎年の反省は出していただいておりますので、そういったものをいただいて、ルールや種目を見直しながら、村民の皆さんが参加しやすいように、これからも実施していきたいというふうに考えております。 ○議長(平林寛也君) 大和田議員。 ◆4番(大和田耕一君) 今お聞きしたとおり、コミュニティーレベルでは既にいろんな工夫をしてきています。この行事、この事業については、2つの行政区が合同で参加しようとか。ですから、今、村民運動会の話も出ましたけれども、村民運動会をやめろとは言いません。ただ、村民運動会に参加する区が17区である必要はないわけですね。ですから、ぜひ合同でやろうよというようなことが起きてきていいと思います。  それと、民間レベルといいますか、ナイターソフトなんかはもう既に人員不足で、北部と、今、緑町中区が一緒にチームを組んでいる。そういうことがもう既に起きてきています。行政区によっては、もう隣組の再編、隣組8軒あるんだけど、その中で年寄りのひとり暮らしが5軒あって、動けるのは3軒しかないんだよと、そうすると、毎年何か役員やっていなきゃいけないよというようなところがあちこちに出てきています。そういうところを再編しようと思って努力している行政区もあります。  こういう状況であるということを行政のほうは的確に把握をしていただいて、もちろん行政が命令してやるわけにはいきませんので、これは、ぜひ調整役を積極的に努めていただきたいなと思うんです。  村長にもお伺いしたいんですけど、先ほど、同僚議員からも託されました質問ですが、今後、合区、それから分区を含めた行政区再編というのをお考えでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 今のところ考えておりません。というのは、細野と東細野と北細野、それから板取と三軒家、緑町が4区に分かれました。そういう状況の中で、分かれるところは分かれてきたんです。合区してくれということでお願いをしたけれども、俺は一緒になるのは嫌だと、このまんまでいいという考え方の人が多いわけであります。今ここでこの問題を持ち出しても、また今までどおりというようになりますので、もうしばらく状況を見たほうがいいというように私は判断をしております。  以上です。 ○議長(平林寛也君) 大和田議員。 ◆4番(大和田耕一君) 今、村長のお答えの中で、今は考えるときではないということのようですが、現に合区を望んでおられる区もあるようです。最終的には、いつの時点か、合区、分区というのは必ず考えなきゃいけないことだと思うんですが、もちろん地図上で、定規で線を引っ張って、ここからというわけにもいきませんし、それから単純に人口を分数で割ってというわけにもいきません。なぜかといえば、そこに住んでいる人たちの心情があるからですね。そういう思い入れを尊重しながら、今から検討チームを立ち上げるようなことをして、先、5年後になるか、10年後になるか、わかりませんけれども、もう既に計画的に住民の意識調査、アンケートをしたり、そういうことをぜひ取り組んでいっていただきたいなと思います。もう既にコミュニティーのどこかで破綻がいつ起きてもおかしくないような状況に来ているんじゃないかなと私は思っております。  私は初めての質問で、時間の配分が全然わかりませんけれども、以上で質問を終わりたいと思いますけれども、村営住宅の担当部署、それから自治振興費の分配の考え方、いずれも上の官庁の考え方そのままではなく、しかも他市町村の右に倣えではなく、松川方式、松川バージョンという発想で、ぜひ取り組んでいただけたらと思います。それをお願いして、質問を終わります。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 上の考え方で松川村の行政をしているところは、私は少ないというように思います。今、行政区の合区を真剣に考えている人たちがいるじゃないかというお話を聞いておりますけれども、合区という話をすると、それはすごい騒ぎになるんです。だから、今はする時期ではないと、今、5年、10年先のことを考えてというふうに言われておりますので、これはまたそういうことで村にも委員会がございますので、そこへ諮っていきたいというように思います。 ○議長(平林寛也君) よろしいですか。 ◆4番(大和田耕一君) 終わります。 ○議長(平林寛也君) これで、地域コミュニティーについての質問を終わります。  以上で4番、大和田耕一君議員の質問を終わります。  続いて、一般質問を続けますけれども、質問前に皆様にお知らせをいたします。  上田議員より資料配付の要望がありましたので、これを許可しました。  それでは、順位6番、7番上田治美議員の質問事項、福祉・子育てについての質問を許します。上田議員。 ◆7番(上田治美君) 最後になりました。お疲れさまですが、よろしくお願いいたします。  質問に入る前に、質問通告書、福祉のところに要介護1・2と記入をしました。大変失礼しました。要支援1・2でありますので、訂正するようにお願いしたいと思います。  それでは、介護保険について質問したいと思います。
     介護認定者399人のうち、要支援1・2の方が121名、この方たちが利用している訪問型と通所型サービスが新しく新設されました総合事業で運営されることになり、1年間、経過をいたしました。介護認定者を受け入れている事業所は、訪問介護で10事業所、通所介護で20事業所、それの約8割が新サービスに参加をする意向、これは当時のことです。B型については、地域包括支援センターが中心となって、ボランティア等の体制づくり行い実施するということでありました。そして、このボランティア等の体制づくりを行うということで、広域連合が行う講習会に80名の方が参加をしていると聞いております。事業所への支払い単価が訪問型のA型が約8割、通所型が約9割の単価設定で行うということでした。そして、B型サービスでは、ボランティアやNPOなど住民主体で行うと。  それについて、29年度中に広域連合でサービスなどの運営について実施計画を定める計画であるということで、そういうことで新しい事業が始まって1年たったわけでありますが、この1年間で該当する方たちが新事業に移行しておりますので、この段階での一定の総括が必要ではないかとも考えるわけです。これは広域連合がもちろんやるべき総括ではあると思うんですけれども、村としてもやっぱり一定のそういう総括といいますか、まとめが必要ではないかというふうに考えております。それは、総括する場合は、利用者さんから見た場合あるいは事業所から見た場合、そして行政から見た場合、それぞれの視点で総括する必要があると思うんですけれども、総括はされておられるでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 福祉課長。 ◎福祉課長(丸山正芳君) この事業につきましては今も継続しておりまして、特に総括まではしておりませんが、1年間の事業の実施状況を申し上げていきたいと思いますけれども。この総合事業では、先ほどお話のあったとおり、要支援の方が利用しております訪問型と通所型サービスが総合事業に移行されまして、従来のサービスに加え、身体介護を伴わない方への新たなサービスなど、利用者のサービス利用の選択肢がふえ、サービスを必要とする方により適したサービス利用が可能になったところでございます。  この総合事業のサービス利用につきましては、ほかのサービスの関係もそうですけれども、要支援の方の更新時や新規の方全員と村の包括支援センター職員がそれぞれ面談する中で、その方の身体状況等を見る中で、その方に必要なサービス提供ができるように1年間支援してまいりました。サービス利用者の皆さんから、特にサービス改善等の、その後、要望等は聞いておりませんので、利用者の方もスムーズに総合事業の受け入れができたものと考えております。  それから、新たなサービスには、地域の皆さんが実施主体となるB型サービスというものがございますけれども、これにつきましては、東松川区の有志の皆さん、この皆さんにつきましては、平成28年度に広域連合が実施いたしました介護人材養成講座の修了者が中心となられておりますが、B型の通所サービスの事業所を今月から開所したところでございます。  次に、サービス提供をする事業所の関係でございますけれども、広域連合では、この総合事業が始まる前に事業説明会と意見交換会を行いまして、事業所の要望を受ける中でサービス提供基準の作成等に反映させるなど、事業所に理解をいただきながら単価設定をしてきた経過もあり、大きな混乱もなくスムーズに総合事業の受け入れができ、現在、村内の事業所では、新たなサービスとなりました通所型サービスA型を7事業所、それから訪問型サービスA型を2つの事業所で運営がされているところでございます。  また、この総合事業では、村がこれまで他の市町村に先駆けて実施してきました介護予防事業が大きな柱の一つとなっております。村としましては、これまで同様、健康寿命を延ばす介護保険予防事業に力を入れるとともに、この総合事業が目的といたします、高齢者が住みなれた地域で自立した日常生活を続けることができるよう支援することの実現に向けまして、この総合事業をより活用した取り組みを今後も進めてまいりたいと考えております。  以上ですが、よろしくお願いします。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) わかりました。  それではちょっと順番を変えますけれども、新たに認定された方はどれぐらいおいでになるんでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 福祉課長。 ◎福祉課長(丸山正芳君) 平成29年度に、要支援の方でございますが、1・2の方を合わせまして30名でございます。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) 新たに30名の方ということで、昨年までの分と合わせて、いろいろやっていっていると、こういうことなんですが、今現在、ボランティアなんかでやっていくということで体制づくりをされているということで、その中の一つとして、村で行っております、ふれあいネット会議というのがあるわけで、そういう方たちが支えの上で重要な役割をこれから果たしていくと思うんですけども、これから人数もふえてくると思うんですけども、そういう点では十分でしょうか、それとも何かもっとほかの方法というか、お考えはあるんでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 福祉課長。 ◎福祉課長(丸山正芳君) 議員申し上げました、ふれあいネット会議でございますけれども、この関係につきましては、昨年6月に発足しました松川村高齢者地域支え合い体制整備協議体ということで、愛称がふれあいネット会議ということでつけたわけでございますけれども、その委員の皆さんが現在中心となりまして地域の支え合い体制づくりを進めておるところでございます。その会議の中でもやはり出てきているのは、地域で高齢者を支えていくためにはボランティアなどの確保が大きな課題というようなことになっております。  特に、その活動の中の一端としまして、地区のふれあい会に出向いて、それぞれ、その参加した皆さんに身近な中で支え合いができるかどうかということで、支え合い体験ゲームというような、カードを使ったゲーム等を行いながら、その地域の皆さんの助け合い機運を高めて、それを地域の中に進めていきたいということで、このふれあいネット会議の中でも、そのような体制の中でボランティア等の育成についても考えておるところでございます。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) これは通告の中には入れてないんですけれども、先日、委員会で認知症についての学習会を行いました。その中でいわゆる重度といいますかね、大変な方は介護保険のほうで面倒を見ていただくと、専門家の方のサポートをいただくと、こういうことですけれども、そうでない、まだ軽度の方たちについて、それをこれ以上進行しないようにというようなことでのやっぱり見回りというものが必要になってくるということを学習したわけですけれども。このふれあいネットの方たちはそういう形でやっているんですけれども、認知症ということについて見ると、やっぱりもう少し専門的な部分というのが必要になってくると思います。これから認知症になっていくという方がふえてくる可能性が大変大きいものですので、そういう点での計画といいますか、見通しはいかがなものですか。 ○議長(平林寛也君) 福祉課長。 ◎福祉課長(丸山正芳君) さっき議員さん申し上げたとおり、これからは認知症の関係の対策というものが非常に必要になってくる形でございます。村の包括支援センターでも認知症サポーター養成講座というものを現在行っており、先ほどのお話のとおり、議員の皆さんにも今月の12日の日に行わさせていただきましたけれども、それぞれ地区に呼びかけをしまして、地区の中でそのような呼びかけをして、その講座等を開催している実績もございますので、本年についてもそれぞれの地区で開催を計画しておりますし、また議員さんの中からもいろいろな情報がいただければ、そちらのほうに出向いて行ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) そういうことで、私もこの間ちょっと冗談で言っていたんですけど、免許証の更新でテストを受けまして冷や冷やしておりましたので、やがてはそういう方になってくる可能性もありますので、私自身の気持ちから言いましても、そういう学習する場を持っていくようにして、できるだけそういうふうにならないように、なったとしても、なるスピードを少しでもおくらせるようにやっていきたいなと。先日、課長さんにお願いしたら、いくらでも行くよと、こういうお話をいただいておりますので、議員としてもそういう機会をこれから一生懸命頑張っていきたいなと思います。  それから、最後にお尋ねしたいんですけども、松川村では恐らくないと思うんですけれども、この介護事業が始まったときに大手がかなり進出をしましてやっているわけなんですけれども、話を聞いてみますと、採算のとれない部分から大手のほうがどんどん撤退していっているというようなことがありまして、それと、もう一つは、事業所さん自身も、働いている方たちの処遇の改善がなかなか進まないと、それと仕事がきついということで、募集をかけても人がなかなか集まらないと、こういうことで経営も厳しいし、運営もなかなか厳しいと。そこへもってきて、仮に大手のほうがそういう形で儲からない部分から手を引くということになると、やっぱり地元の事業所さんにお願いしないといかんし、ボランティアでやらんといかんと、こういうことになってくるわけですけども、そういうような情報というか、何かつかんでおりますでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 福祉課長。 ◎福祉課長(丸山正芳君) その大手の撤退等でございますけれども、介護保険の関係では北アルプス広域連合が関係しておりますので、広域連合のほうにも問い合わせてみましたけれども、部分的なサービスを含め、その撤退というような話は現在聞いていないということで回答を受けてございます。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) わかりました。  次に、子供の貧困についてお願いしたいと思います。  先ほど議長からおっしゃったように、資料をお渡ししておりますので、これをちょっと見ながら聞いていただきたいと思います。  先日、長野県で、去年の8月ですか、子ども子育て家庭の生活実態調査というのが行われたということを聞きまして、ネットで調べてみますと、物すごい項目で、かなり詳しく、非常に生々しく、なおかつ深刻な状態がそこにあるということで、それを中心に、中心というか、参考にしながら村民の皆さんの声とか、私たちが村議選のときにアンケートをいただいて、その中に出されておりましたような意見も踏まえて、お尋ねしたいと思うんですけれども、ちょっと専門的なことがありますので、一々説明するのがあれですので、これを見ていただきたいというふうに思います。  それで、1つ目、資料の真ん中あたりの下なんですけども、生活困難度の取り扱いについてという項目があります。3つ項目がありまして、低所得者層とはどういうことなんだ、それから家計の逼迫度はどうなんだ、子供の体験や所有物の欠如はどうなんだ、それぞれの該当する項目が幾つあれば一般家庭であったり、周辺家庭であったり、困窮家庭であったりということが説明をされております。裏面に低所得者層の分類は、分類Ⅰ、それから順番にあるわけですけれども、この左のほうの分類のⅠ、Ⅱに該当する方がいわゆる低所得者層と。それから、3番目の子供の体験や所有物の要素の15項目ということで、この15項目の中で欠けているものが3つ以上あったという場合、こういう方たちを分類の中に入れまして、先ほど言いましたように困窮家庭とか周辺家庭とか、そういう形になっておりますので、出てくる言葉はこういうことであるんだということを知っておいていただければありがたいなと、こういうことで資料を配らせていただきました。  それで、この子ども子育て家庭の生活実態調査ということですけれども、これは県内50市町村に在住する子供本人とその保護者、1万2,000世帯を対象に、98項目の調査を行って、約30%の家庭から有効回答が得られたということであります。大北地域から、ちょっと正確な数字はあれですけども、2%弱の割合で大北地域の家庭からもアンケート調査をしていただいているということで、たしか松川村はその中に入ってなかったと思うんですけれども、いずれにしましても、そういう形で1万2,000世帯から調査したということで、今言いましたように、世帯の可処分所得、家計の状態、子供の経験・所有物の欠如、そういうものを判断して、困窮家庭、周辺家庭、一般家庭というふうに分類をしたと、こういうことであります。  それで、こういうような調査をしたのは長野県では初めてのようであります。一般家庭は全体の中で59.9%、周辺家庭が15.2%、困窮家庭が9.3%、合わせて24.5%が生活困難家庭ということで、この生活困難家庭、困窮家庭を中心ですけども、見た場合に、深刻な実態が調査の中で明らかになっているわけですけども。多分ごらんになったと思うんですけども、もしごらんになっていたら、感想というか、ごらんになった印象をちょっとお聞きしておきたいと思うんですけれども、いかがですか。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 資料を今説明されたけど、どの資料だかわからなくて、すみません。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) 長野県のホームページで全文載っておりますので、行政のほうで多分情報が入っているもんで、もしかしてごらんになったかなと思って、もしごらんになっておれば感想をお聞きしたいと、こういうことですので。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) 議員から配付された資料のどこにあるかと思って一生懸命見ていたんですけれども、ないので、ちょっとその資料は見ておりません。申しわけございませんけど、また見てから、どこかの場でお話をさせていただきたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) まことに失礼な言い方ですけれども、今後のあれに非常に役立つ資料ですので、ぜひホームページで、県のほうのホームページに載っておりますので、ごらんになっていただきたいと思います。  それで、その中のごくごく一部を紹介したいと思いますが、全体の87.7%が毎年新しい洋服や靴を買うが、困窮家庭では買っているのが59.9%、1年間全く買えないという方が34.1%になっています。それから、教育費で負担の多いものとして、制服、靴、かばんなど学校指定用品が28.6%、学級費、教材費など学校徴収費18.9%、給食費、弁当代と部活動の費用、それぞれが13.5%、こういう数字が出ております。  それから、これは非常に驚いたんですけれども、困窮家庭の36.2%の家庭が子供さんが病気になったときに医療機関に受診をさせなかったと、こういう回答も載っております。  それから、これは後からもお聞きしますけれども、子供の将来を考えると大学に行かせたいが、家庭が困難であるということ、子供も進学を望んでいるが、子供本人が家の経済状況を見て辞退をしているとか、それから学力などの悩みで教育相談など、どこでどういうふうにしたらいいのかというような深刻な回答がたくさん寄せられております。  こういう調査を今見ていただいてないと、こういうことなんですけども、ぜひこれを見ていただきながら、村として、これと同じとまではいかないかもわかりませんけども、同様の調査を、項目も見ていただきながら、やってみるという考えはございませんか。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(原勇一君) 県のほうで非常にこれだけのボリュームのある調査をしてございます。村独自でなかなかここまでのことはできませんので、今のところ予定はありませんが、県の調査結果を参考にさせていただきまして、また村民の声を聞く中で、いろいろ施策に生かせていきたいと考えております。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) ぜひ、これをやるのは確かに大変だと思いますので、大変重要な資料でありますので参考にしていただいて、今後の施策にぜひ生かしていただきたいと思います。  それで、県は、この生活実態調査に基づきまして、2018年から22年度を計画期間としまして、子ども・若者支援総合計画というものをつくっております。これもホームページに載っておりますので、ごらんになっていると思うんですけども、非常に多岐にわたっておりますが、質問の関係で、ごく一部だけちょっと紹介をします。  生活実態調査では、生活困窮家庭は、一般家庭に比べさまざまな課題があり、子供の就学費用に対する負担感が高いとしております。県は、市町村とともに経済的負担の軽減、学習支援を行うと計画をしております。具体的には、切れ目のない教育費負担の軽減、就学援助金制度の改善、学用品等のリユースの促進、高等学校授業料等軽減、高等教育機関奨学金の充実などを挙げております。  これもすぐということじゃないですけれども、村の総合計画で豊かな子供たちを育てるという意味におきまして、この県の計画を参考にしながら総合計画をもう少し具体化というか、細分化するというか、そういうふうにぜひお願いしたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(原勇一君) 県の計画のある、なしにかかわらず、必要な施策は今までも実施してきてございます。今後も国・県の動向を注視する中で、松川村でその施策を実施していくことに変わりはございません。  なお、次期総合計画がございますが、そちらのほうには当然必要な事項は載せていく予定でございます。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) ぜひよろしくお願いします。先ほど言いましたように、長野県始まって以来、非常に細かい膨大な科学的な調査を行っておりますので、今までのあれと違った形でやっぱりぜひ使っていただきたいと思います。  そういうことで具体的にお尋ねしたいんですけども、まず小中学生の制服とかランドセルとか、そういったものについてなんですけども、学校指定用品を負担に感じる家庭が県の調査で先ほど紹介しました28.6%となっております。小中学校の入学時の制服、ランドセルあるいはかばんなどの準備に必要なものは大変、特に中学生の場合は高くなると聞いておりますけれども、それぞれ、そういう内容について幾らぐらいの金額になるもんでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(原勇一君) まず、小学校のランドセルでございますが、これにつきましては非常に価格の幅が大きいものでございますが、大体、人気の商品は5万円から6万円のようでございます。中学生の制服等につきましては、入学準備の関係でございますが、制服のサイズですとか、そろえるものにもよりますが、大体6万円から9万円程度、入学準備品がかかります。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) 村民の皆さんから、先ほど言いましたように、アンケートもお願いして、あるいは個別にもお聞きしているんですけれども、そういう中で、制服があると家族は助かると、中学入学時の制服が高額であるので、少し補助してくれないかと、制服は必要で、仕方がないと思うけれども、先ほどおっしゃったように、中学入学では10万ぐらいかかって、ちょっと高いのではないか、どうしても必要なものと思いますので、無料か補助金を支給すべき、なるべくお金がかからないようにしてほしい。これは意見ですので、すぐどうのこうのと言っているわけじゃないですが、そういう声が寄せられております。  それで、これはぜひ考えていただきたいと思うんですが、意見の中で、再利用できるものは有効に使ってほしい、リサイクルできるものをやりやすい方法で共有するようにできないかということです。リサイクルして使えるものを安価で必要な人に利用していただく取り組みというのが各地で今始まっております。  調べてみますと、これは一つの例ですけれども、足利市で、足利市の制服リサイクルバンクというのがありまして、資源の有効利用と、ものを大切にする精神から、卒業や成長で着られなくなった学生服などを、譲っていただける方と譲ってほしい方の橋渡しの場として、中学・高校制服、運動着、ランドセル、かばんなどを無償で提供していただいて、譲ってほしい方にはクリーニング代などで支払ってもらうと、こういうリサイクルバンクというものがされていると、こういうことが最近の例としてあります。この足利市は、こういう取り組みが評価されて大臣から表彰をされていると、こういうことであります。  入学準備金の費用について高いので補助を求める意見、リサイクルしてほしい、いろいろ今意見を紹介しました。お母さん同士で相談をしながら、既に交換をされているという方は村内でも聞くわけですけれども、なかなか気を使うということであります。そこで、村としてそういう橋渡しを考えてもらえないかということで提案されていますのが、かがやきを窓口として松川村としてリサイクルに取り組むというようなことは考えられませんか。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(原勇一君) まず、入学時の費用でございますが、今年度から入学祝金のほうも支給させていただいてございます。それとあと、リサイクルの関係につきましては、現在、松川村社会福祉協議会がゆうあい館の中でリサイクルショップ玉手箱として、保育園の園児服ですとか、小学校の運動着、中学校の制服を含め、一般の衣類もそうでございますが、衣類のリサイクルを行ってございます。議員がおっしゃられますように、保護者同士のネットワークの中で譲ったり譲られたりということがありまして、現在、社会福祉協議会の玉手箱には提供が非常に少なく、特に制服等はないようでございます。ですので、今あるこのようなものを最大限に利用していただいて、リサイクルしていただければと思います。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) 玉手箱の話は、僕、今初めて聞いたんですけれども、希望者は結構あると思うんです。特に、中学生の制服についてはかなり高額ということであると思いますので、かがやきでするのがいいかどうかは別にしましても、玉手箱でそういうのをやっているということであれば、そういうのをもっと広報していただいて、そして、やっぱり使えるものは、高額であります中学生の制服なんかのリサイクルなんかをやっていくのに、もっと広報していただいて、有効利用できるようにというふうに思うんですけれども、もう少しそういうのを、余り利用する人が少ないということのようですけれども、聞いてみますと、逆にそういう場が欲しいという声もありますので、そういう点では、もう少し取り組みを強めるということでやっていただきたいと思うんですけれども、改めていかがなもんでしょうか。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(原勇一君) こういうものがあるということで広報の周知に努めたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) ぜひよろしくお願いします。  この間、私の家庭でも、中学生の制服をリサイクルで使ってくれと、うちの母ちゃんが預かってきましたです。ですけども、どこでどういうふうに使っていいかわからないということで、まだ預かったままになっておるんですけれども、やっぱりそういう家庭というのは結構あると思いますので、それはやっぱりきれいにクリーニングしてやれば結構使えるものですから、くどいようですけども、そういうこともぜひお願いしたいと思います。  それから、次に高校生の通学費支援についてお願いしたいんですけども、何回か質問して、ちょっとそれは無理と、こういうことなんですけれども、実際問題としまして、今、各地でそういう取り組みが強まってきております。  これ一つの事例を紹介したいと思いますが、先日、飯綱町で「住民とともに地域課題を解決する議会へ」という研修会が行われ、参加してきました。その中で松本市議会が、高校生から出された、「高校生や高齢者など交通弱者に配慮した、公共交通の充実を求める請願」というのが高校生から出されて、29年3月議会で全会一致で採択されたと、こういう経験がそこで紹介をされました。  詳しく聞いてみますと、アルピコ交通の上高地線が、JR大糸線やJR篠ノ井線に比べると、1.8倍から2.1倍、高いということで、運賃補助を受けられるようにしてくれないかと、こういう制度であります。これが全会一致で、高校生自身が考えて、高校生自身が議場で発表するというか、要請をする、それを議会の中で議員さんから質問を聞いて、子供さんがまた答えて、そういう議論の中で全会一致でやったと、こういうことなんです。  いろいろあるんですけれども、先ほど言いましたように、高校に通う人たちに対する援助をなぜくどく言いますかというわけなんですけれども、生活実態調査でも、本来は大学へ行きたいと、親も行かせたいし自分も行きたいと、けれども事情で諦めている子供が実際に多いと、こういう実情が示されておりますので、そういう意味で、せめて、大学に行くことを子供たちが諦めてという実情の中で、せめて高校だけは出たいと、こういう気持ちでいるわけですが、残念ながら高校が松川村にはございませんので、どうしても電車で通学したりとか、自転車とか、そういう状況になるわけです。  先ほど、教育次長、お話がありましたように、高校を出て、社会に出て、立派な成人に育っていくと、そういうために、少なくともやっぱり高校まではぜひ出していきたいと、こういうことで考えていただきたいと思うんです。  その子たちの実情を生活実態調査で見ますと、高校生、結構皆さんアルバイトをされているわけです。アルバイトで稼いだ給料を一般家庭の子供たちは83.6%が自分で使っているんです。困窮家庭の子供は給料の一部を家庭の生活のために、34.8%が家庭のために使っている。そして、4.3%の方は稼いだ給料全てを家庭に入れているというんです、高校生がね。  ですから、そういう子供は確かに人数は少ないです。就学援助を受けている中学生は20人ちょっとですかね。ですから、そんなに多い数字ではないんですけれども、中学生までは就学援助をいただけます。ところが、出て、高校に行きますと、もうそれはいただけませんので、どうしてもやっぱり家庭がそれを持たざるを得ないと。ところが、高校に行って一生懸命勉強したい、勉強するために、一生懸命やるための費用を稼ぐためにアルバイトをしても、それは自分で本を買うんじゃなしに、家庭のために入れるというようなことが現実にあるわけですので、ぜひそういうことで、これはいろんな意見もあるし、「そんなむちゃ」というあれも出るかもわかりません。不公平との声があるかもわかりませんけども、せめて、そういう人たちに対して何らかの支援が必要ではないかというふうに思っておりますので、ぜひ考えていただきたいなと、こういうふうに思います。  その生活実態調査の中で、子供の年齢に合った本がないという家庭が23.7%もあるんですよね。子供たちが年齢に応じた本を読みたくても本がないと、こういう実情の中で、せめて高校だけは出たいということで頑張って行っている子供たちに、ぜひ支援をお願いしたいということなんですが。くどいようであれですけども、今すぐでなくったとしても、考えるということで村長さんどうですか。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) この問題、何回も上田議員から聞かされております。そういう中で、今、松本市のお話を聞きましたけれども、松川村は全てJR大糸線で通学をされておりますので、松本と状況が違うというように思います。そういう中で、私は今のところ高校生の通学に対する助成は考えておりません。何回もこの件につきましては申し上げておりますけれども、今のところ、そういう状況であります。何回も言いますけれども、打ち出の小づちがあったら全額出してやりたいです。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) 答えはわかっておりますけれども、(笑声)先ほど言いましたように、今の状況というのはそういう状況に来ていると、しかも松川村は子供が宝と、こういうことで、その人たちが社会に出たときに立派な青年になるように、わずかな人ですから、そういう人にわずかのあれですので、その打ち出が大きいか、小さいかは別としましても、そこのところはやっぱり考えていただきたいなと。それは義務教育でないから、そんなものはいいじゃないかという意見もそりゃありますよ。ありますけれども、どうしてもやっぱりそういう状態にあるんだというのが調査の中ではっきりしてきていますので。  ですから、先ほど言いましたように、就学援助をいただいていた方で高校に進学された方が20人のうち何人高校に進学されているかは、それはわかりませんけれども、少なくともそういう家庭の方が高校を立派に卒業して、立派な社会人になって松川村で将来貢献できるようにするためにね、今の答えはもうこれであれですけれども、ぜひ心の中にとめていただきたいと、そういう人たちの声をぜひ聞いていただきたいと、こういうふうに思います。  それで、この項目の最後ですけれども──最後というか、次ですけれども、病児・病後保育について、これまでも何回も質問してきました。広域で検討しているという答弁でありました。ところが、2日付の大糸タイムスを見ますと、大町病院を活用して病児保育、市が大北の枠組みで検討と報じております。内容を見ますと、大町病院の病床数削減で、大町病院内にスペースが確保できる見通しができるため、調整をしていると、こういうふうに報道されております。  確かに大町の定例議会が終わりまして、病床削減が通っているようで、そういうことの裏づけであると思うんですけれども、詳しい内容がわかっておりましたら教えていただけませんか。 ○議長(平林寛也君) 教育次長。 ◎教育次長(原勇一君) 今、議員さんがおっしゃいました報道等を受けまして、北アルプス広域連合広域連携課題別専門部会というのがございまして、そちらの事務局に確認いたしました。確かに大町病院の病床削減の条例改正が提出されておりまして、それが可決されたということで、大町市のほうで引き続き調整を図っておりますが、病院側からは病児・病後児保育の実施に向けて前向きな意向があるという感触をつかんでいるようでございます。今後、実施に向けて、さらに広域連携の中で要請等を進めていきたいと考えております。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) 全県下の中でも病児保育していないところって、ほんのわずかになってきているんですよね。ですから、この近辺では大北だけなんです。これは本当にチャンスですので、村長もやっぱり広域のほうにしっかりと強力に言っていただいて、そういうことが起これば逃さないという形で、ぜひ取り組んでいただきたいと思うんですけども、いかがですか。 ○議長(平林寛也君) 村長。 ◎村長(平林明人君) これは広域で話を決めていかなければいけないので、毎月、正副連合長会がございますので、その中で話をしていきたいというように思います。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) ぜひよろしくお願いします。話を聞くと、安曇野とか松本のほうに通う方が多いもんで、わざわざ大町病院まで行って、またこっちに行くのも大変だということで、あづみ病院と、こういう声はあるんですよね。けれども、そんなことを言うたって、大北でできれば、それはそれなりにやっぱりありがたいわけですので、ぜひこれは絶好のチャンスとして生かしていただいて、早期に実現するようにお願いしたいと思います。
     これで1番は終わります。 ○議長(平林寛也君) これで、福祉・子育てについての質問を終わります。  続いて、質問事項、防災についての質問を許します。上田議員。 ◆7番(上田治美君) 御存じのように、5月12日に大町の美麻千見を震源とするマグニチュード5.2の地震がありまして、美麻で震度5弱、松川村で震度3という地震がございました。25日には栄村で震度5強の地震も起こっております。この地震については、この間起こりました神城地震と同じパターンだと言われております。糸静線が活発化していると言われて久しいわけですけれども、今後、地震に対する対策を強めることが大切だと思います。  それに加えて、もう既に梅雨入りをして、入った途端になかなか雨は降らないと、こういうこともあるわけですけれども、大方の気象予報を見ておりますと、ことしの夏は気温が高くって降雨量が多いと、こういうふうに言われております。こういう特徴としまして、去年もそうでしたけども、局地的な豪雨が多く発生する年になるんではないかと、こういう予想もされておるわけです。  松川村の豪雨災害、若干ありました。あの程度で済んだから、いいか、悪いかということでは、あの程度と言うたら怒られますけれども、ああいう災害が出たということで、それ以上の豪雨災害が出れば、もっと大きな災害の出る可能性も出てくるわけですけども、そういう点で、今、砂防ダムの建設が進んでいるわけですけども、進捗状況はお聞きになっているでしょうか。ちょっとこれは質問の中に入れてないんですけれども。 ○議長(平林寛也君) 建設水道課長。 ◎建設水道課長(太田健一君) 現在のところ、新しい情報を伺っていることはございません。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) 工事がされているということであるわけですけど、要するに聞きたいのは、ことしもまた防災訓練があるわけですけども、そういうようなことをいろいろ想定をしまして、ここ2年間、より実践的な防災訓練のほうにずっと近づいてきているわけですけれども、そういう教訓を踏まえまして、より実践的な防災訓練を考えられていると僕は勝手に想像しているわけですけども、ことしの訓練の計画、決まっておりましたら紹介していただけませんか。 ○議長(平林寛也君) 総務課統括課長補佐。 ◎総務課統括課長補佐(中村彰君) 本年度の訓練、8月26日、日曜日に実施する予定でございます。議員さんおっしゃられた、非常に雨ですとか局地的なゲリラ豪雨というのが発生しておりますが、本年度におきましても、大地震の対策とした訓練を想定しております。糸静構造線を震源としまして、それを想定した訓練ということで、例年実施しております自主防災組織ごとに誘導訓練、また安否訓練、情報訓練、また伝達訓練等を行っていただきたいと。その後、また区が独自に計画する訓練があれば、そちらのほうも実施をしていただきたいと思っております。  また、今、現在、依頼中ではございますが、日本防災士機構のほうへ出前講座というものを依頼中でございます。詳細はまだ決定しておりませんが、区の代表者、また役場職員を対象としまして、身近でできる防災対策、それと地域の自主防災活動としまして、防災に関する知識と実践力を身につけ、地域のリーダーとして活躍いただきたいと、そういった意味も込めまして、今、依頼中でございます。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) 去年の防災訓練の中の感想というか、要望というか、僕は東松川ですけど、東松川でやって、小学校で避難所開設の訓練をやるというときに、その案内がですね、別に区長さんを責めているわけじゃないんですけど、案内が、出られる方は行ってくださいと、こういうような、ちょっと正確な表現じゃない、そういう感じなんですよね。ですから、皆さんやっぱりこれは大事だから行きましょうというような形でね、もっと多くの方がそういうところに参加するような広報をぜひお願いして、場所的に何だとなったら、もっと広い場所を考えてもらってもいいわけですし、僕自身もあのとき行って、いろんな、何回か備蓄用品についてどうだという話をお聞きしました。しかし、行ってみたら、ああいうテントがばーっとあったりね、簡易トイレがあったりとかいうようなものが備蓄されているというようなことを僕自身恥ずかしながら初めて知りました。  ですから、そういうようなものも村の人たちに広く見てもらうということが非常にやっぱり大事だと思うんですよ。ですから、重立った人はできるだけ行ってくださいじゃなしに、こういう訓練やります、こういうものがありますというようなことをもっとやっぱり広く広報して、全村民が行くわけじゃないですけど、そういうことに広く広報して、そういうものが徐々に全村民に広がるようにぜひお願いしたいと思うんですけども、そういうようにぜひということをお願いして、終わりたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 上田議員、今のお答え、答弁いただきますか。 ◆7番(上田治美君) はい、お願いします。 ○議長(平林寛也君) 総務課統括課長補佐。 ◎総務課統括課長補佐(中村彰君) 昨年の広報の仕方が少しまずかったかなと思いますけども、やはり地域のリーダーの方がまず率先に立ってということを思いまして、そのような広報をさせていただきましたが、本年度につきましては、なるべく多くの皆さんにできるような方法をとって、方策を検討してまいりたいと思います。 ○議長(平林寛也君) 上田議員。 ◆7番(上田治美君) 終わります。ありがとうございました。 ○議長(平林寛也君) これで、防災についての質問を終わります。  以上で7番、上田治美議員の質問を終わります。  これで本日の日程は全て終了しました。  これにて散会します。大変御苦労さまでした。                                  午後 4時07分 散会...